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1 :2014/02/12 〜 最終レス :2014/10/21
キャプテン森崎は、高橋陽一氏作のサッカー漫画「キャプテン翼」の二次創作です。
大空翼に代わって主人公になった森崎有三を読者の投票によって操作していき、
他のキャラクター達と交流を深めながらサッカー選手として大成するのが目的の
読者参加型企画です。いわゆるゲームブックを想像して頂ければ分かり易いかも。
基本は毎回出る選択肢の中から読者が投票によってどれかひとつを選ぶ事によって
森崎の各数値が上下したり結果が分岐し、その結果によって森崎が活躍したり
しなかったりして物語が進んでいく…といった展開です。例えば敵にシュートを撃たれたら、
森崎の能力値+ある程度のランダム要素によってゴールを守れたり守れなかったりします。
投票や判定では2ch式(注:似ているだけで2chとは別サーバー)の掲示板で
ID付の投票書き込みを行ったりスクリプトでカードやダイスを引いてもらったりします。
過去スレのログはこちらのまとめページで見られます↓
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html
ミス指摘、質問以外の雑談は下のURLの雑談スレでお願いします。
本スレでも更新毎に30レス程度までの反応レスなら問題無しとしています。
尚、30レスを超え雑談スレへの誘導が始まったら速やかに誘導に従って下さい。それがルールです。
http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1391137269/
2ちゃんねるとは別の場所の板なので、ブラウザによっては外部板登録が必要です。
なんらかの理由で雑談スレが落ちている時は、本スレでも遠慮なく雑談をどうぞ。

2 :
【前スレまでの簡単なあらすじ】
第一回フランス国際Jrユース大会でMVPとなった若き日本サッカー界の星、森崎有三!
サッカー王国ブラジルに留学した彼はリオカップ、ジャパンカップ、ワールドユースアジア予選と言った
数多の激戦を経てワールドユースに全日本ユースのキャプテンと正GKとして殴りこんだ!
予選グループを勝ち点7の1位で突破した彼らは準々決勝でオランダユースに3−0で快勝し、
準決勝の難敵イタリアユースをも延長含む120分間の死闘の末に2−1で破り決勝進出!
そして今、彼らの前でもう一つの決勝の椅子を争いドイツとブラジルが戦っている。
後半38分ブラジルが3−2でリードした今、ドイツが最後の総攻撃を仕掛けんとしている…
…こんな感じで話は進んでいます。
☆ ☆ ☆ 重要! 読むまたは書き込む前に必ず読んで下さい。 ☆ ☆ ☆
☆本スレへの書き込みは「更新された内容への反応レス」「ミス指摘」「GMへの質問」のみとして、
それ以外の話題は雑談スレでお願いします。また、更新後30レスを越えたら再び更新が為されるまで
雑談スレを使って下さい。これらは更新の文の間隔が開きすぎ読みづらくなるのを防ぐ為のルールです。
☆選手の強さ談義は、厳禁。各選手の様々な能力は筆者の独断と偏見(適当)で決めています。
特にゲーム版キャラの場合シリーズによって強さがガラリと変わるので開き直ってかなりアレンジを
施しましたが、あまり深く考えないでください。繰り返しますが、あくまで「if」の物語ですので。
☆ゲームバランスについてもあまり深く考えすぎないで下さい。辛党と甘党両方を満足させるのは
難しいですし、マスクドデータも多い分GM側にしか分からない部分もあります。
「無理ゲーになったら話が進まない」ので、それを根拠に無理ゲーにはなっていないと思って下さい。
☆森崎も含め、この物語に登場するキャラクターは皆どこかしか変な所があり原作とはほぼ別人に
なってしまった者も珍しくありません。登場人物全般に奇人変人悪人が多く、善人や常識人は
どちらかと言えば少数派です。一癖も二癖もあるキャラクター達が時には熱血に、時にはシリアスに、
時にはおバカに、時には和やかに絡み合う物語ですので「自分のキャプテン翼を汚されたくない」と
思う方にはお勧めできません。ご参加の際はそれを念頭に上でお読み下さい。
☆今までの流れが掴めない、と言う人は下記のまとめWikiにある過去スレをご参照下さい。
http://www32.atwiki.jp/morosaki/pages/11.html
全部読み返すのは時間がかかるので、雑談スレで他の読者に分からない部分を聞くのもアリです。
『用語・方針など』
【ガッツ】
RPGでいうところの体力(HP)みたいなもの。なんらかの行動を取る毎に増減し、又試合中は
1分経過する毎に5回復します。 300以下になると全ての行動に(−1)のペナルティがかかります。
200以下で(−2)、100以下で(−3)、0以下で(−5)とペナルティは激しくなっていきます。
限界値は999ですが、体力自慢でもせいぜい900位です。ドライブシュートなどの必殺技は
通常の行動よりも多くのガッツを消費し、ガッツが足りない時は使用できません。

3 :
【各種能力値】
MAXは100。MINは0。ドリブル、シュート、タックル、セーブなど各種行動に関わる
能力値です。 どんな数値がどれ位凄いのかは以下の様なイメージを持って下さい。
ウィイレ(Winning Eleven)を想像すると分かりやすいかも?
   0〜5: サッカー経験無しの小学生
  5〜10: 経験有りもしくは運動神経が良い小学生
 10〜15: 上手な小学生・運動神経が良い中学生
 16〜20: 小学生全国レベル・経験有りの中学生
 21〜30: 中学生県大会レベル
 31〜40: 中学生全国レベル・普通の高校生
 41〜50: 中学生世界レベル・高校生県大会レベル
 51〜60: 中学生世界屈指・高校生全国レベル
 61〜70: 高校生世界レベル・J1選手レベル
 71〜80: 高校生世界屈指・海外リーグレベル・日本代表レベル?
 81〜90: 海外トップリーグレベル
91〜100: 世界屈指レベル
尚、各能力値は次の様な状況で使われます。
ドリブル:文字通り、ドリブル突破に使われます。これが高ければドリブラーを名乗れます。
パス:サッカーの基本中の基本、パスをする時に使います。ワンツーリターンも同様です。
シュート:地上から、空中から、FKから。ありとあらゆるシュートでこの数値が肝となります。
タックル:相手ドリブラーからボールを奪う力です。スライディングタックルとは限りません。
パスカット:相手のパスをカットする能力です。そのまんまです。特筆すべき事はありません。
ブロック:これが高いと強力なシュートも止め易くなります。体を張ってもらいます。
せりあい:トラップやクリアなどそれぞれの頻度は低いけど多彩な状況で
     用いられる能力値です。キーパーの場合はとびだす、そなえるにも使われます。
セーブ力:キーパー専用の能力値です。これが無いとシュートを止められません。
【チーム内支持率】
チーム内で森崎がどれだけ支持されているかの数値です。MAXは100でMINは0です。
基本的に低い時は上がり易く下がり難く、高い時はその逆です。支持率が高い程味方に
信頼され指示に従ってもらえますが、逆に低いと指示を出しても無視されたりします。
尚、必ずしも各選手の支持率の合計値を足すと100になるというわけではありません。
例えば翼も森崎も支持する、とかいうメンバーもいる場合翼の支持率が70で森崎の支持率が50、
とかいう状況もあるという事です(※関連項目→【派閥】)。
【派閥】
チーム内支持率に関連します。 レギュラー選手を含む、森崎以外のサッカー選手はそれぞれ自分の
目標とする選手や、個人的に崇拝する選手などの「派閥」に属します。来生の様な特殊なケースも
居ます(例・石崎→翼派閥 滝→森崎派閥 来生→若林派閥と見せかけて来生派閥 など)。
チーム内支持率は、選手本人の活躍で上がりますが 同じ派閥に属する選手が活躍した場合も
若干派閥の主にプラスされることがあります(例・石崎が活躍すると、翼の支持率がちょっと上がる)。
個人プレイで支持率を稼ぐのは効率がいいですが自分の派閥に属する選手をサポートしたり、
プライベートな時間で派閥に属する人間を増やしたりする事も支持率上昇の肝となってきます。

4 :
【必殺技・特殊能力】
森崎や、その他の選手も練習や試合の過程で、必殺技や特殊能力を覚えることがあります。
必ずしも「必殺」ではありませんが、試合の展開に影響する事もあります。一定の確率で発動する
技と能動的に発動できる技の2種類があり、通常行動よりガッツを多く消費する技もあります。
【サッカーのルールに関して】
キャプテン翼のサッカーは格闘技であり、ボール越しなら相手を殺しても許されます。
同じく袖まくり、スカイラブハリケーン、三角跳びなど現実のサッカーのルールでは反則な行為も
キャプテン翼ではなんら問題無しなので、その様に処理します。それ以外では基本的に
現実のサッカーのルール通りに処理します(例外があれば随時説明します)。
【カードの強弱及びJOKERの扱い】
カードの強弱はダイヤ>ハート>スペード>クラブとしており、数字はそのまま13〜1として
様々な判定に使われます。JOKERは特に注釈が無い場合はダイヤの15扱いです。
カードと6面ダイス2個が同時に使われている判定ではダイスの数値が能力値に加算され、
カードはマーク毎の必殺技発動判定などに使われます。JOKERが出た場合はダイスの数値が12になります。
【必殺作戦】
松山の「なだれ攻撃」や三杉の「ファストブレイク」など一部の選手たちはいわゆる必殺作戦を
持っています。これらを発動させると、ガッツ消費率増加等の代償と共に
チーム全員パス力+1等のボーナスを得られます。敵も必殺作戦を使ってくる事があります。
『数値判定に関わる細かいルール色々』
☆11か12の出目、もしくはJOKERによる成長☆
森崎を除く味方選手は判定のダイスで11以上を出す度にその行動に応じたフラグを獲得し、
もう一回同じ行動で11以上を出すとフラグを回収し行動に応じたスキルや必殺技を習得します。
カードでJOKERが出た場合はダイスが6ゾロに変えられ更に一発でその行動に応じたスキルや必殺技を習得できます。
ただし、この成長が行われるのは攻撃側は≧2以上で勝った場合のみ、守備側は最低でも
こぼれ玉に出来た場合のみです。そうでない場合は成長しません。
また、特定の分野に置ける成長限界に達した選手はこの方法では成長しない事があります。
☆フリーキック補正☆
フリーキック、もしくはフリーキック同様のノーマークでゆっくり狙いを定めて蹴れる状況では
キッカーのシュート力とパス力に+2されます。
☆人数補正☆
守備側の選手たちは判定に参加した人数に応じてプラスの補正を受け有利になります。
具体的には2人か3人で+1、4人〜6人で+2、7人以上で+3です。
キーパーのセービングのみ例外でDFが何人居ても補正はつきません(飛び出しならつきます)。
☆マークについて☆
タックル能力を用いる時間稼ぎの行動です。必殺タックルも発動します。
成功してもボールは奪えませんが、敵の前進を邪魔する事が出来ます。
☆スルーについて☆
シュートを撃つと見せかけてボールに触れない行動です。素のシュート力に+3した状態で
判定が行われ、成功するとキーパーの体勢を崩したりゴールを空っぽに出来たりします。
ただし、成功してもボールが敵選手に渡ったりフィールドの外に出てしまう事もあります。

5 :
☆反則の発生率☆
基本的には、攻撃側と守備側両方が判定時にクラブを引いた時に反則が発生します。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
ただしこれはドリブル対タックルやトラップ対クリアと言った接触プレイの時に限られ、
非接触プレイでは反則が発生しない物とします。
浮き球争いなど一部の状況では両側が反則を犯す事もあり、その場合はどちら側も反則を取られません。
その他特殊な状況で上記の限りではない時、発生率が増減する時などはその都度追記します。
☆コンディション別の各状況に置けるケガ発生率☆
攻撃側、守備側共にカードの数字やマーク、結果、状態次第では怪我をする事があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必
無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする
☆吹っ飛び係数について☆
パワー系の技には相手を吹き飛ばす効果がついている物があります。これを吹っ飛ばし属性と言い、
数値判定の時に技毎に設定された係数以上の差をつけられて敗北した選手は吹っ飛ばされて
しまいます。吹っ飛ばされた選手はガッツを50消費し、更に低確率で怪我をします。
☆反則の発生率☆
基本的には、攻撃側と守備側両方が判定時にクラブを引いた時に反則が発生します。
この時反則を犯すのはカードの数値が低かった方です(同数の場合は守備側になります)。
ただしこれはドリブル対タックルやトラップ対クリアと言った接触プレイの時に限られ、
非接触プレイでは反則が発生しない物とします。
浮き球争いなど一部の状況では両側が反則を犯す事もあり、その場合はどちら側も反則を取られません。
その他特殊な状況で上記の限りではない時、発生率が増減する時などはその都度追記します。
☆コンディション別の各状況に置けるケガ発生率☆
攻撃側、守備側共にカードの数字やマーク、結果、状態次第では怪我をする事があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ケガの深度 非接触 接触 反則受 シュート 接触 反則受
                       吹飛  吹飛  吹飛
万全の状態  無   無   中    小    中   大
なおりかけ    無   小   中    中    中   大
軽傷治療済  小   中   中    中    大   大
軽傷未治療  中   中   大    大    大   危
重症治療済  中   大   大    大    危   必
重症未治療  大   危   必    必    必   必
プレイ不能   必   必   必    必    必   必
無=怪我は発生しない 小=クラブの4か9か13
中=クラブの偶数     大=クラブ
危=クラブかスペード  必=必ずケガをする
☆吹っ飛び係数について☆
パワー系の技には相手を吹き飛ばす効果がついている物があります。これを吹っ飛ばし属性と言い、
数値判定の時に技毎に設定された係数以上の差をつけられて敗北した選手は吹っ飛ばされて
しまいます。吹っ飛ばされた選手はガッツを50消費し、更に低確率で怪我をします。

6 :
【メインキャラの現在の能力値(森崎以外はマスクドデータ(展開次第で調べられます))】
【森崎 有三】
☆最大ガッツ:835
☆状態:問題無し
☆全日本ユースチーム内支持率:74
ドリブル:76
  パス:75
シュート:75
タックル:66
パスカット:64
ブロック:64
せりあい:76
セーブ力:76
高い球補正:+2
低い球補正:+2
☆必殺技・特殊能力
がんばりダイビング(セーブ力+8)150消費
がんばりセービング・改(セーブ力+10)200消費
真・がんばりセービング(セーブ力+12)250消費
するどいキャッチング(1/4でセーブ力+3)経験値0/10
するどいパンチング(1/2でセーブ力+3)
三角飛び出し(飛び出し力+4)150消費
やや華麗なドリブル(1/4でドリブル力+2)
頭脳的なドリブル(1/4でドリブル力+3)
ヒールリフト(1/4でドリブル力+4)
ジャイロパス(パス力+2)60消費
マリグナントツイン(低シュート力+4、吹っ飛び係数5、要翼)150×2消費
リバーシブルボレー(低シュート力+5)200消費
超モリサキモード(発動中ガッツ消費1.5倍で全行動+2)
スキル・飛び出し+2
スキル・一対一+3
スキル・限界突破(疲労ペナ完全無効(ガッツ不足な技は使用不可))

【大空 翼】
☆状態:問題無し
☆全日本ユースチーム内支持率:58
【若林 源三】
☆状態:問題無し
☆全日本ユースチーム内支持率:33
【日向 小次郎】
☆状態:問題無し
☆全日本ユースチーム内支持率:46

7 :
-------------------------------------------
☆現在のキャプテン候補に対する各選手感情値☆
名前 || 森崎 || 大空 || 若林 || 日向
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
政夫 || − 2 || + 4 || + 1 || − 2
和夫 || − 2 || + 4 || + 1 || − 2
新田 || − 4 || + 2 || + 1 || + 1
来生 || − 2 || + 3 || + 5 || − 1
  滝 || + 5 || + 2 || + 5 || − 1
  岬 || + 3 || + 5 || + 2 || + 3
三杉 || + 5 || + 2 || + 2 || + 1
松山 || + 1 || + 5 || + 2 || ± 0
山森 || + 5 || + 4 || + 2 || ± 0
井沢 || + 2 || − 1 || + 5 || − 1
  葵 || + 4 || + 5 || + 2 || + 1
次藤 || + 5 || + 4 || + 3 || + 2
早田 || + 5 || + 5 || + 3 || + 1
中里 || + 5 || + 3 || + 1 || + 3
石崎 || − 3 || + 5 || + 3 || ± 0
高杉 || − 4 || + 4 || + 5 || − 1
赤井 || + 4 || + 3 || + 1 || + 1
中山 || + 5 || + 4 || + 3 || ± 0
若島 || + 1 || + 1 || + 2 || + 5
−− ++ −− ++ −− ++ −− ++ −−
総合 || 3 3 || 6 4 || 4 9 ||  1 0
-------------------------------------------
−5〜+5まであります。+5で全面的支持、−5で明確な敵意と言う状態です。
【主な人物相関図・森崎関連】
・森崎→(大嫌い)→翼
・森崎←(友情)→中山・次藤
・森崎→(侮り)→新田
・森崎→(魂の兄弟)←早田
・森崎→(覗き仲間)←中里
・森崎→(同盟?)←三杉
・森崎→(ナンパ野郎)→ネイ
・森崎→(ガイキチ)→カルロス
・森崎→(鰻の強敵)→ザガロ
・森崎→(気持ち悪い)→ディウセウ
・森崎→(自分の同類)←アルシオン
・若林→(R)→森崎
・翼→(嫉妬・憎悪)→森崎
・石崎→(侮蔑)←森崎
・滝→(信頼)→森崎
・反町→(尊敬)→森崎・翼
・日向→(敵視)→森崎
・立花兄弟→(危ない奴)→森崎
・新田→(憎悪)→森崎
・佐野→(恩義)→森崎
・沢田→(恐怖)→森崎
・葵→(憧れ)→森崎
・山森→(尊敬)→森崎・早田
・陽子→(????)→森崎
・シュナイダー→(ライバル)←森崎
・トニーニョ→(不信)→森崎
・カルロス→(トモダチ)→森崎
・ザガロ→(串刺しにしてやる!)→森崎
・オルヘス→(恩義)→森崎
・ブンナーク→(敵意)→森崎
・韓国ユース→(変態!)→森崎
・オワイラン→(強敵)→森崎

8 :
【主な人物相関図・森崎以外その1】
・翼→(利用価値はある)←日向
・翼→(旧友)←ストラット
・若林→(手下)→来生・滝・井沢・高杉
・若林→(友情)←翼
・岬・石崎→(親友)←翼
・岬→(カモ)→ピエール
・岬→(親友)←松山
・岬→(君僕の実の妹なんだよ!?)→美子
・岬←(二股野郎)←南葛高の選手達とマネージャー達
・美子→(岬様ァ〜ん♪)→岬
・美子→(恋敵)←あずみ
・井沢→(嫉妬・嫌悪)→翼
・井沢→(劣等感)→山森・三杉
・来生・滝・井沢・高杉→(???)→若林
・南葛の一部選手達→(ホモ疑惑)→翼・石崎
・日向→(疑惑)→岬
・中山→(誓い)←オワイラン
・中山→(ライバル)←アルシオン
・三杉→(強いライバル心)←翼
・三杉→(特殊な関係)←弥生
・三杉→(嫌い)→日向
・三杉→(敬意)→次藤
・三杉→(紙一重)→来生
・三杉→(師弟)←新田
・松山→(友情)←翼
・松山→(ホモ疑惑)→石崎
【主な人物相関図・森崎以外その2】
・次藤→(嫌な奴)→日向
・次藤→(羨望)→早田
・佐野→(卑怯者)→日向
・反町→(恐怖)→日向
・反町→(友情?)←早田
・中里→(おぞましい)→ピエール
・中里→(恐るべし大陸系忍者!)→シェスター
・新田→(負けてたまるか)→来生
・新田・山森→(ライバル)→葵
・葵→(崇拝)→翼
・葵→(トモダチ)→ヘルナンデス・新田・山森
・シュナイダー・カルツ→(軽蔑)→若林
・ピエール→(イイヒト)→岬
・ディアス→(このパクリ野朗!)←来生
・ディアス→(恨み)→イタリア
・ヘルナンデス・ジェンティーレ→(恨み)→全日本
・シェスター→(ニンジャ!)→中里・立花兄弟
・マーガス→(借り)→若島津
・ネイ→(汚物)→ジェトーリオ
・ネイ→(からかうと面白い)→ストラット
・ダ・シルバ→(逆恨み)→ネイ
・ストラット→(R)→ネイ
・ミハエル→(マイダーリン!)→三杉
・ミハエル←(変態!)←全日本

9 :
【主な登場人物(公式のフルネームが存在しない外国人キャラは適当に名付けています)】
☆☆☆この世界では日本語が世界共通語です。その方が話が作り易いし、原作でも言語の壁はかなり曖昧なので。☆☆☆
【全日本ユースの選手達(背番号)】
森崎 有三(1)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→パルメイラスユース→パルメイラス→全日本ユース
配置:GK、ごくまれにフィールダー
特徴:瞬発力を活かしたセービング、一対一と飛び出しの強さ、GKの常識を覆すドリブル能力
性格:参加者の選択次第。目的の為には手段を選ばない、勝てば官軍を地で行く男。
概要:小学生時代から中学生時代まで日本一に輝き続けたGK。第一回フランス国際Jrユース
   大会ではキャプテンとして全日本Jrユースを優勝に導き大会MVPに選ばれた上に
   ブラジルの名門クラブパルメイラスにスカウトされた。
大空 翼(10)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→サンパウロFCユース→サンパウロFC→全日本ユース
配置:MFかFW
特徴:数多の大技、オールマイティな攻撃力、一流の守備力
性格:自他共に認めるサッカー馬鹿。無自覚に傲慢だが、裏を返せば自分に厳しいタイプ。
概要:長きに渡る森崎のチームメイトにして怨敵。二人の関係は憎悪と信頼が入り混じった複雑な物。
   日本のエースだが原作とは比べられない程挫折や失態が多く、恋人と喧嘩別れしたりプロ昇格後
   壮絶なスランプになったりと散々苦労してきたが、それらを乗り越え一皮剥けた男になった。
若林 源三(22)
所属:南葛SC→HSVJrユース→全日本Jrユース→HSVユース→HSV→全日本ユース
配置:GK
特徴:鉄壁のセービング、一対一勝負での絶対の自信と平常心、接触プレイでの強さ
性格:意地の塊の様な男。と言っても現実を認識できない愚か者ではない。
概要:負傷を切っ掛けに森崎に日本一のGKの座を奪われ、更に留学に行った西ドイツでは
   チームに馴染めず結局全日本Jrユースの第2GKに成り下がってしまった不遇の男。
   ジャパンカップで翼には勝ったが森崎には負けた為正GKとキャプテンの座は未だ遠い。
日向 小次郎(9)
所属:明和FC→東邦学園中等部→全日本Jrユース→東邦学園高等部→全日本ユース
配置:FW
特徴:暴力的なまでのパワープレイ、ズバ抜けた決定力、接触プレイでの強さ、限界まで疲れない体
性格:弱肉強食を体現する暴君。過去の事故のせいで実は無自覚の隠れM。
概要:学生にして株式会社・ヒューガーの代表取締役。森崎の前に何度も立ち塞がった
   怪物ストライカーで、日本の高校サッカーをその無敵ぶりで支配し続けた。
   その後ぶつかった世界の壁も自力で乗り越え、自慢のシュート力で世界を狙っている。
中山 政男(8)
所属:南葛SC→大友中→南葛高校→全日本ユース
配置:MFかDF
特徴:攻守共に基礎に忠実な高レベルの技術、状況に合わせられる数多の技
性格:チャレンジ精神豊富な勇敢な好青年。この物語では貴重な人格者。
概要:幾度の怪我や挫折に悩まされ続けながらもサッカーを諦めなかった隠れ名選手。
   長い間過去の栄光を取り戻そうとしてもがき続けていたが、それが叶わなかった事が
   逆にキッカケとなり新たな力を得始めた。そのポテンシャルは未だ底知れず。
岬 太郎(11)
所属:南葛SC→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:MF
特徴:計算高いゲームメイクとパスカット技術、誰とでも合わせられる協調性、神すら欺く演技力
性格:天使の笑顔と八方美人的な態度の下に徹底した利己主義を潜ませている。
概要:翼のパートナーで、誰からも好かれる善人…を演じる希代の詐欺師。表向きは誰にも
   優しく接しながら常に他者の利用価値を計算し続け、何時か日本サッカーのビジネス面を
   支配しようと企んでいる。立ち回りの上手さで本人にも周囲にも利益をもたらすタイプ。

10 :
松山 光(12)
所属:ふらの小→ふらの中→全日本Jrユース→ふらの高校→全日本ユース
配置:MFだがDFも出来る
特徴:粘り強い守備力、そつの無い万能性、地を這うロングシュート
性格:誠実だが騙されやすい。一度受けた恨みは絶対忘れない。ネーミングセンスが独特。
概要:自分の故郷をこよなく愛する道産子。いわゆる天才ではないが存在感のある努力家。
   全日本ユース主力陣では貴重な常識人だがまっすぐ過ぎるが故逆に他者と衝突しがち。
   選手としては大技こそないものの頼れるボランチであり、センターバックもこなせる。
三杉 淳(14)
所属:武蔵FC→武蔵中→全日本Jrユース→武蔵大付属高校→全日本ユース
配置:MFだがFWも出来る
特徴:攻守両方における天才的なテクニック、戦術的頭脳
性格:冷静沈着で歯に衣を着せない。女の子を言葉責めするのが趣味のサディストでもある。
概要:翼を凌ぐ才能を生まれつきの心臓病で活かせない選手。しかし高校3年間をリハビリに
   費やし心臓病を完治させ、更に森崎と取引して自分の才能開花まで目論んだ。
   その甲斐あって世界トップクラスの実力を持っており、全日本に欠かせない存在と言える。
葵 新伍(20)
所属:中原FC→中原中→インテルJrユース→インテルユース→全日本ユース
配置:MFだがFWも出来る
特徴:スピーディなドリブル突破、底無しのスタミナ、がむしゃらなブロッキング
性格:子供っぽく直情的。明るく前向きだがしばしばKYだったりウザがられたりと良い事は少ない。
概要:中学時代はチームメイトに恵まれず埋もれていたが、単身でイタリアに渡り
   無茶を重ねた挙句名門クラブ・インテルに運良く入団出来たドリブラー。
   攻撃力不足のインテルの少年部でエースになり、”太陽王子”の異名を得ている。
次藤 洋(5)
所属:比良戸中→全日本Jrユース→国見学院→全日本ユース
配置:DF
特徴:巨体を活かしたパワーディフェンス、計略能力、スピードとテクニックの欠如
性格:豪快にして勇敢な九州男児。意外にも頭は良いが、標準語が話せないのがコンプレックス。
概要:強い者を倒したいと言う理由で中学からサッカーを始めた巨漢。経験が浅い為テクニックは
   無い上、体格故スピードも無いが強大なパワーと身長が売りのセンターバック。
   元はケンカの延長上で始めたサッカーだったが今は真剣に取り組んでいる。
早田 誠(7)
所属:東一中→全日本Jrユース→立波高校→全日本ユース
配置:DF
特徴:抜群のボール奪取力、鋭いカーブをかけたパスとシュート
性格:血気盛んでちゃっかりとしている。自分で料理が出来る程度のグルメ。
概要:漫才の時だけ関西弁になる関西人。サイドバックとリベロの両方をこなせる。
   カミソリタックルでボールを奪う技術はワールドクラスだが、それ以外は世界レベルでは
   平凡なのが悩みの種。その弱点を苦労して乗り越えつつはあるが…?
赤井 止也(23)
所属:前田中央高校→サンプドリアFCユース→全日本ユース
配置:DFかMF
特徴:タックル・パスカット・ブロック全てに秀でた守備、ドがつく程下手な攻撃
性格:無謀で突っ走りがち。その割に妙に小心者な所もある。
概要:攻撃の下手さ故に名門校で落ちぶれていた所を特別コーチにやってきた
   イタリア人の激励を信じてセリエAに突撃した冒険野郎。守備面では
   ほぼ全ての状況で活躍が期待できるが攻撃はDFとしても無残な凸凹な選手。

11 :
若島津 健(21)
所属:明和FC→東邦学園中等部→全日本Jrユース→東邦学園高等部→全日本ユース
配置:GKからDFに転向
特徴:機械で増幅した身体能力、三角跳びを始めとする空手技の数々、反側的なクリアの強さ
性格:倫理観よりも”力”を信じる男。基本的には冷静だが熱い心を持っている。
概要:跡継ぎ争いに嫌気が差し、サッカーに転向した元空手家。小学生時代から日向に絶対の
   忠誠を誓い、改造手術まで受けた。Jrユース大会後、日向と共に東邦学園高等部に進学。
   しかしGKとして世界は狙えない事を実感し、自ら志願してDFにコンバートした。
立花 政夫(2)・和夫(3)
所属:花輪SS→花輪中→全日本Jrユース→秋田商工→全日本ユース
配置:FW、ただしMFやDFとしても使われる
特徴:変幻自在のコンビプレイ、様々な空中技、二人揃わないと技の殆どが使えない
性格:何をするのも二人一緒なお調子者。極端に興奮すると猿言語で放す。
概要:アクロバティックな空中技とコンビプレイを得意とする双子の兄弟。彼らのプレイを初めて
   見た者は100%の確率で度肝を抜かれる。Jrユース大会後は秋田商工に進学。
   二人揃わないと技の大半が使えないが、一応一人でも出来る事はある。
中里 正人(4)
所属:南葛中→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:DFだがMFとしても使われる
特徴:俊足を活かしたオーバーラップ、高いボールキープ力、忍術を活用したディフェンス
性格:上下関係に気を使う。下調べを怠り判断を誤る事が多い。むっつりスケベ。
概要:足が凄く速い忍者(一部の者しか彼の素性は知らない)。緩やかな滅亡の道を歩む
   里を救う為、スポーツ忍者として資金源になる事を目指している。趣味は風呂覗き。
   Jrユース時代は抜群の存在感を誇ったが、そこから殆ど伸びていないのが玉に瑕。
山森 正吾(13)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:MFだがFWも出来る
特徴:豊富な運動量、精度が非常に高いパス、豊富な空中技
性格:素直かつ誠実で向上心に満ち溢れている優等生。全日本ユースの年下組のリーダー格。
概要:新田と共に南葛SCで全国を制し、南葛中で芽を出した森崎達の一年下の後輩。
   Jrユース大会後は南葛中キャプテンになりV4を達成。その経験あってか基本的には温厚だが
   時には厳しく冷静な事を言う事もある。とある女性にストーキングされている。
新田 瞬(18)
所属:南葛SC→大友中→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:FW
特徴:速さと巧さを兼ね揃えたドリブル、スピードに依存したシュート
性格:大胆不敵な野心家。ただし思い通りに行かないと割と簡単に落ち込んでしまう。
概要:森崎達より一つ下の年代のストライカー。秘めた才能はあると目されているが、
   Jrユース大会でそれが開花する事は無かった。しかし高校生になってようやく
   才能が開花し、今や別人となりつつある。山森とは南葛SC時代からの縁。
井沢 守(15)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:MF
特徴:優れたジャンプ力、来生と滝との連携
性格:劣等感と嫉妬を努力に変換出来る負けず嫌い。
概要:翼他への劣等感をバネに一花咲かせようと奮闘し続ける南葛のイケメンMF。
   小学生時代からの幼馴染、来生と滝と多くの連携技を持つ。

12 :
滝 一(17)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:FW
特徴:右サイドアタックによるドリブル突破とセンタリング、井沢と来生との連携
性格:極めて常識的な普通人。来生へのツッコミ役。
概要:右サイドアタックからのセンタリングのみを武器にする南葛の職人ウィング。
   小学生時代からの幼馴染、井沢と来生と多くの連携技を持つ。
来生 哲兵(16)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:FW
特徴:後先考えないドリブル突破、高低両方で打てるダイレクトシュート、滝と井沢との連携
性格:何があっても自信を失わないKY。お世辞にも頭は良くない。
概要:全日本JrユースNo.2FWまで上り詰めた南葛のお調子者ストライカー。
   小学生時代からの幼馴染、滝と井沢と多くの連携技を持つ。
高杉 真吾(6)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:DF
特徴:大柄な体を活かしたディフェンス、飛距離が長いスローイン
性格:自称策略家だが実際の行動力は低い。小悪党じみた言動もしばしば。
概要:森崎の下に下る事を良しとせず、旗色が悪くなっても反抗し続ける南葛のスイーパー。
   来生、滝、井沢とは小学生時代からの幼馴染だがポジションが違う為連携技は持たない。
石崎 了(25)
所属:南葛SC→南葛中→全日本Jrユース→南葛高校→全日本ユース
配置:DF
特徴:根性任せの開き直ったディフェンス
性格:誰にも頭を下げないある意味孤高の男。何気に女好きだが勿論モテない。
概要:翼との付き合いが誰よりも長い南葛のDF。森崎と翼が対立するに連れ彼も自然に
   翼側につき、森崎を憎む様になっていった。高杉と良くつるんでいるが仲は良くない。

13 :
【ブラジルユースの選手達】
カルロス・サンターナ
所属:フラメンゴユース→フラメンゴ→ブラジルユース
配置:FW
特徴:豪華な大技の数々、圧倒的な攻撃力、一流の守備力
性格:スポーツマンシップを尊ぶ優等生。サッカーボールに話しかける癖がある。
概要:ブラジル全国に名声を轟かせる名選手。その余りにもズバ抜けた強さに
   ”サッカーサイボーグ”とまで評される。人格面でも評判が良いブラジルユースのキャプテンだが、
   常に持ち歩く”アーサー”と名付けたボールと会話を始めると周りが沈黙に包まれる。
エウゾ・ゲルティス
所属:インテルJrユース→ACミランJrユース→ACミランユース→ACミラン→ブラジルユース
配置:GK
特徴:超人的なセーブ力、隙の無い守備、コンピューターの様な計算速度
性格:冷静沈着を通り越して機械的。数字を好み、金銭にも五月蝿い。
概要:”キーパーマシン”の異名で呼ばれるGK。少年の頃からわざわざセリエAに
   殴りこみ、イタリア人GK達を押し退け正GKの地位を勝ち取る事で腕を磨いてきた。
   常に脳内で色々な数字やデータを浮かべているのが密かな趣味。
リカルド・サンタマリア
所属:フラメンゴユース→フラメンゴ→ブラジルユース
配置:MF
特徴:卓越した指揮能力、極めて丁寧なゲームメイク、高い守備意識
性格:頭脳明晰だが内面に熱い闘志を持つ。溜まっているストレスも相当な物。
概要:フラメンゴ所属のMFでゲームメイクが非常に上手い。
   性格は絵に描いた様な常識人で、ボールに話しかける癖があるカルロスと
   嫌われ者のジェトーリオに挟まれている為常に胃痛に悩まされている。
ディエゴ・デ・オリヴェイラ・セウジーニョ(ディウセウ)
所属:サントスユース→サントス→ブラジルユース
配置:DF
特徴:超人的なパワーと意外な程のスピードとテクニックを活かしたディフェンスとオーバーラップ
性格:陽気で友好的な田舎者。ザガロの尻拭いは最早職人芸。ピンクが大好き。
概要:サントスユースのキャプテンを務めていた大柄なスイーパー。その守備力は
   ブラジル屈指であり、ブラジルユースでも守備の要。更に攻撃参加も上手い。
   かわいいからと言う理由で自分の髪をピンクに染めているので外見はかなり気持ち悪い。
ファビオ・デルネイ・フロレンシオ(ネイ)
所属:パルメイラスユース→パルメイラス→ブラジルユース
配置:MFかFW
特徴:相手の死角に潜り込むドリブル、高い攻撃技術、トニーニョとのコンビプレイ
性格:常にマイペースで善意と悪意両方を笑顔で振りまく。自他共に認める女好き。
概要:小柄な体格を逆手に取ったスピードスターとテクニシャン両方を兼ねるMF兼FW。
   ウィングとMF全般が勤められる。絵に描いた様な優男であり、女性ファンが多い。
   トニーニョとは幼馴染であり、二人のコンビプレイは定評がある。
アントニオ・コンセイソン(トニーニョ)
所属:パルメイラスユース→パルメイラス→ブラジルユース
配置:MF
特徴:ここ一番でのドライブシュート、巧みなゲームメイク、空中戦の強さ、ネイとのコンビプレイ
性格:冷静沈着なデータマン。糞真面目だが他者が馬鹿騒ぎをしていても咎めたりはしない。
概要:攻撃全般と空中戦に自信があるMF。得意技はドライブシュート。
   試合中も含めて常にデータを集め、更新していく事に余念が無い頭脳派の選手。
   ネイとは幼馴染であり、二人のコンビプレイは定評がある。

14 :
ジョゼ・トゥーリオ(ジェトーリオ)
所属:フラメンゴユース→フラメンゴ→ブラジルユース
配置:DFかMF
特徴:MF顔負けの攻撃力、反則を混ぜた巧みなディフェンス
性格:常に陽気で友好的な態度を貫く。自ら望んで嫌われている変人。
概要:フラメンゴ所属のDFであり、DFとは思えない程攻撃力があるが
   それに飽き足らず審判にバレない程度の反則を使って守備の要にまでなってしまう。
   ネイに壮絶に嫌われているが、本人はそれが嬉しくて堪らない。
マルシオ・パッソス・ザガロ
所属:サントスユース→サントス→ブラジルユース
配置:FW
特徴:パワーとテクニックを両立させたドリブル、強烈なミドルシュート
性格:鰻。傲慢で挑発好き。鰻。冷静さに欠ける。鰻。頭は悪くない。鰻。
概要:”ディフェンス殺し”のあだ名を持つサントスのエースにして問題児。
   典型的なワンマンストライカーだが、実力は本物で世界トップクラスと言える。
   何故か鰻について日本人よりも詳しく、プロ顔負けのうな重が作れる。
ワグネル・ソアレス・アマラウ
所属:サンパウロFCユース→サンパウロFC→ブラジルユース
配置:DF
特徴:安定して高いディフェンス力、高い浮き球に対する強さ
性格:短気で頭に血が上りやすい。ただし、サバサバしていて冷めるのも速い。
概要:サンパウロFC所属のブラジル屈指の名ディフェンダー。
   特に高い浮き球に強い事からサンパウロのコンドルと言う異名がある。
   ドトールとは幼馴染の関係の凸凹コンビ。
マグノ・ヴィエイラ・デ・オリヴェイラ(ドトール)
所属:サンパウロFCユース→サンパウロFC→ブラジルユース
配置:DF
特徴:鋭いタックル、低い浮き球に対する強さ
性格:常に冷静であろうと心がける。アマラウの抑え役をしている内にこうなったらしい。
概要:サンパウロFC所属のブラジル屈指のボールゲッター。
   タックルと低い浮き球を得意とする為サンパウロのコブラと呼ばれる。
   アマラウとは幼馴染の関係の凸凹コンビ。
マウリシオ・セザール・レイス・ペレイラ
所属:サンパウロFCユース→サンパウロFC→ブラジルユース
配置:MF
特徴:テクニックを生かしたドリブル突破、意外な程の得点能力
性格:素直さと強気が同居した自信家。調子に乗りやすいとも言う。
概要:カルロス達より1年下ながらブラジルユースに抜擢されたサンパウロの逸材MF。
   体格は小さいが抜群のテクニックで華麗な技を繰り出す。
ジョゼ・パウロ・リベリオ
所属:コリンチャンスユース→サントスユース→サントス→ブラジルユース
配置:MF
特徴:攻守両面に置いてそつの無い能力、バナナシュート
性格:へんじがない。ただのリベリオのようだ…
概要:コリンチャンスからサントスに移籍したMF。
クラウディオ・メオン
所属:グレミオユース→グレミオ→ブラジルユース
配置:GK
特徴:安定したセービングと飛び出し能力
性格:自信過剰な男。一度自信が崩されると取り乱してしまう脆さも。
概要:グレミオ所属のGK。リオカップ開催前は大会ナンバー1GKと評されていた。
   実際にかなりの実力者なのは間違いないが、世界トップクラスとは言えない。

15 :
アルツール・アンチネス・コインブラ
所属:ブラジルユース
配置:MF
特徴:ブラジルユーススタメンクラスをコケに出来る程の総合力
性格:無愛想な男でニコリともしない。頂点や最強と言った概念に魅力を感じない。
概要:突如監督直々にブラジルユースに召集され、10番を与えられた謎の男。
   世界最高クラスの猛者揃いのブラジルユースメンバーを圧倒出来る程の実力?
   ロベルトとカルロスにだけは極僅かに心を許している節もあるが、本当に極僅か。

【選手以外の人々】
見上 辰夫
全日本ユースの監督。元若林の専属コーチだが若林を贔屓したりはしない厳格な指導者。
昔は日本代表のゴールキーパーだった。よく片桐と悪巧みをしており、賀茂とも長い付き合い。
いわゆる”悪い大人”だが日本サッカーを発展させる為の努力は惜しまない。
片桐 宗正
日本サッカー協会の強化本部部長。昔は日本代表のストライカーだったが目の負傷で若く引退した。
グラサンがトレードマークのヘビースモーカー。頭が良いのか悪いのかはっきりしない人。
妹との仲は良好だが、特にシスコンと言う訳ではなくむしろ有能な部下みたいに扱っている。
賀茂 港
日本サッカー協会の関係者だが、具体的に何をしているかは不明。本人曰く主に情報収集をやっている。
陽子と行動を共にしている事が多いからボディガードかも?昔は日本代表のDFでキャプテンだった。
ちなみに指導者としては選手を次々と潰してしまう論外級。しかし本人はそれを認めたがらない。
吉良 耕三
サッカー指導者A級ライセンス保持者の飲んだくれ。日向、若島津、沢田の師匠であり
そのサッカー哲学はかなり過激な物の、作戦立案能力や指導力は割と高い。
ロベルト・本郷
ご存知翼の師匠にしてブラジルユースの監督。指導者としてはしょっぱいスタートを切ったが、
翼との再会をきっかけにハッタリと口車で凡将ぶりを良い意味での放任主義に偽装する術を会得した。
その後は選手達が勝手に結果を出してくれる様になったので実績だけ見れば名将と言える。
ただし色々と変態的な思考を持つ隠れ露出狂でもあるので迂闊に近づくのは危険。
井出 保
葵の同級生。サッカー選手としては話にならないが、データ収集及び解析能力は優れている。
日夜試合のビデオ研究に余念が無いが、その傍らでAVコレクションもする不届き者。
片桐 陽子
日本サッカー協会の若き役員で、ブラジルで研修しつつ森崎と翼のサポートをしていた。
実は良い所のお嬢さんで、将来政略結婚させられるかも知れない。小食だが酒は大量に飲む。
大胆で行動力があり、人懐っこい性格。この物語のヒロインと言えなくもない気がしない訳でもない。
中沢 早苗
南葛のサッカー部のマネージャー。一応原作通り翼と恋仲になっており、
原作以上に影が薄かった…のは過去の話で、スランプに陥った翼に拒絶され見るも無残な目に…
青葉 弥生
三杉のガールフレンド…と言う事になっている。実態は掌の上で転がされる事に幸せを感じてしまっている子猫。
彼女の出番が多いと原作の少年漫画としての世界観が壊されてしまうのである意味危険人物。
早川 あずみ
岬のフランスでの同級生にして金儲けのパートナー。強気で男勝りな性格。
高校を卒業してから日本に来たが、すれ違いで岬に二股男と言うレッテルを貼ってしまった。
山岡 美子
岬の父違いの妹。しかし本人はそれを知らず、テレビで見た岬に惚れ込んだ挙句
南葛に押しかけ幸運と周囲の誤解を活かしてちゃっかり岬の彼女と言う事になってしまった。

16 :
塩田 琴音
オリキャラ。念写や占いなどが出来る山森のストーカー。その正体は>>2だとか>>2の妹だとか言われていた為
本編には登場していないものの>>2の分身キャラとして姉まで出来てしまった。
サッカーの知識はいまいち不十分だが、山森LOVEの為に南葛高校に就職までした困った女。
マリー・シュナイダー
ドイツのカール・ハインツ・シュナイダーの妹。イタリアのジノ・ヘルナンデスと文通している。
怪しいおにいさんについていっちゃ駄目ですよ。おねいさんとの約束です。等と言っていた事もあったが、
彼女ももうティーンエイジャーの筈なのである程度自由にさせるべき。むしろ妹離れ出来ない兄貴が問題。

17 :
運命の10分間。それに挑む為に配置につくドイツユースの選手達の表情は
激しい嵐を予兆させる静かだが気迫に満ちた物だった。
ドイツメンバー「(やってやる、やってやるぞ…)」「(この程度で俺達に勝てる物か!)」
ブラジルメンバー「(くそっ、ここまで来て…)」「(悪あがきで奇跡は起こさせない!)」
ルディ「(ここに来て雨…ならばまだ希望はある!ウォッシャードライブを撃てればあるいは…!)」
ロベルト「(雨?そういやドイツには雨が得意な奴が居たっけ。まあ何とかなるだろ)」
観客「おい、ドイツの連中まだまだやる気だぞ…」「そりゃ、まだ1点差だから諦めはしないだろ」
「諦めない所じゃないぞ、凄い闘志を滾らせてるぜ」「後10分ぐらいか…?滅茶苦茶長く感じそうだぜ」
「気を付けて守れよーっ!」「ここまで来てまた同点なんて見たくねーぞ!」「落ち着いてやれーっ!」
全日本メンバー「どうなる…?」「ドイツが追いつくか…」「ブラジルが耐え切るか…」「マジで分からねェ…」
この頃になると観客も逆転ゴールが決して有り得ない可能性ではない事に気付き、
折角の逆転弾がふいにされるかも知れないと言う緊張感で唾を飲み込んでいた。
大丈夫、我らがブラジルユースならこのまま逃げ切ってくれる筈と言う期待感と
ドイツユースは底力がある事で有名なのだから嫌な予感がすると言う恐怖感が入り混じり、
息が詰まりそうな独特の雰囲気によってスタジアムが満たされていく。
放送「ボールがセンターサークルに戻されました。ブラジルが得点した為当然ドイツの
キックオフから始まるのです。劇的な逆転ゴールに酔いしれる時間は短かった!
ゲルマンサッカーは伝統的に土壇場でのスタミナと逆境での精神力で知られており、
このドイツユースも追い詰められた時こそ真の牙を剥くと言われています!
果たして彼らの底力と我らがブラジルの底力、どちらが上なのか…」
ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!
放送「それを決める為の笛の音が、今高々と鳴りましたーーーーーっ!!」

18 :
カルツ「行くぞォサッカー王国!今のワシは超マジじゃあ!!」
ダダダダッ!!
ドイツの先陣を切ったのはカルツだった。見るからに集中力が滾る表情で突き進むその姿はまるで小さな戦鬼の様だった。
カルロス「こっちだって最初っから本気だ!」
カルツ「どけっ!今のワシに近寄るんじゃねェ!!」
ズザザーーッ!
ドゴァアッ!
カルロス「ぐわーーーっ!?」
トニーニョ「なんの!」
ネイ「カルロスを抜いたからっていい気になるなよ!」
ズシャシャーッ!
ズシャシャーッ!
そこに果敢に挑んだカルロスだったが、今のカルツ相手に単独では
明らかに分の悪い勝負でありいともあっさりと吹き飛ばされてしまう。
だが続くトニーニョとネイは自分たちならば、と自信を持って同時に挑みかかった。
カルツ「ぐっ、こ…このォ!」
ガチィイイッ…
バーーーン!
ネイ・トニーニョ『なにィ!?』

19 :
放送「まずはカルツくんが突撃してきた!カルロスくん止められな〜い!
しかし次なる刺客のトニーニョくんとネイくんがツインタックルでこぼした…ああっとしかし!」
この二人のツインタックル相手だと流石のカルツもボールキープはし損ねたが、それでも
勢いで勝っていたのかボールを前方にはじく事に成功した。
ポブルセン「遅ェんだよ、グズグズすんな!」
放送「これをフォローしたのはポブルセンくんだ!ドイツの中央突破は継続している!」
そしてカルツの前に居るのはポブルセンである。
サンタマリア「これ以上貴様にやらせるかーっ!」
ズザザーッ!
ポブルセン「頭デッカチの雑魚は引っ込んでやがれ!」
ダカダカッドガアアッ!
サンタマリア「ぎゃあああっ!」
ディウセウ「サンタマリア!くそっ、やったなー!」
ゲルティス「対シュート態勢を整えろ」
放送「そしてポブルセンくんも突っ込んできた!サンタマリアくん止められません!
本当に怪我をしているのでしょうかこの選手は!?早速ドイツにシュートチャンスが生まれてしまったァ!」
ポブルセンはサンタマリアをあっさりと弾き飛ばし、自分の望むシュートレンジに易々と進入した。
シュナイダーとカペロマンにある程度マークを割かねばならないブラジルは
彼を事前に止める事は難しく、マーダーショットを撃たせて止める態勢の構築を余儀なくされる。

20 :
観客「わーっ、ヤバい!」「止めろ!止めるんだ!」「大丈夫だ、ディウセウとゲルティスが居る!」
シュナイダー「今だ、撃てポブルセン!」
ポブルセン「うるせェ俺に指図すんな!Rぇええブラジルゥウウウウ!!」
グワアアアアアアアアアアアアアッ!!
バッギュゥウウウウウウウウウオオオオオオッ!!
ディウセウ「うぉおおおおおおっ!!」
ドグァアアアアッ…!
ディウセウ「う…あーーっ!ダメだーっ!」
ドサッ!
ヒュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
ゲルティス「シュートコース算出終了…ハァアア!!」
バッ!
バシィイイイイイイイイイイイイイッ!!
バーーーーン!
ここでもディウセウとゲルティスは協力して立ちはだかり守ったが、
ポブルセンの気迫が威力を増していたのかキャッチし損ねたボールが大きく跳ね返された。
ブラジルメンバー「ルーズボール!」「早く確保…ああっ!?」
フライハイト「天は言っている…ここで俺に撃てと!」
そしてブラジルにとっては不運な事に、このボールに一番近い位置に居たのはオーバーラップしていたフライハイトだった。

21 :
ここからの数分間は非常に慌ただしく、そしてとてつもなく長く感じられる物だった。
放送「ポブルセンくんのマーダーショット!ディウセウくん止められない!しかしゲルティスくん
なんとか大きく弾き返しました!…がっ!?よりによってフライハイトくんがこのこぼれ球に詰めようとしているーっ!!」
中山「ここでフライハイトが撃ったら…決まる!」
次藤「ディウセウはまだ倒れちょるばい!」
早田「いや、待て!ドトールも駆けつけているぞ!」
ダダダダッ!
ドトール「撃たせはしない…!」
雨天時にしか撃てないフライハイトの大技、ウォッシャードライブ。その脅威はブラジルユースもよく研究しており、
ディウセウが起き上がれずゲルティスも万全の体勢ではないこの瞬間に撃たれては命取りになる事は百も承知だった。
ズシャシャーッ!
故にいち早くフライハイトのマークにつけたドトールはたった一人でも彼を止めようと必死だった。
ここで決められてしまっては今までの努力が全てフイになるのだからその気迫はただ事ではない。
フライハイト「良いタックルだ。だが雨を味方につけた俺を止めるには足りない!」
シュパパパパァ…!
ビュゥッ!
ドトール「くっ…(ダメか!最早ゲルティスを信じるしかない!)」
しかし今のフライハイトを1対1で止める事は難しく、彼は然程時間を稼げずに振り切られてしまった。
ドトールに出来たのはゲルティスが体勢を整えるのに必要な数秒間を稼ぐだけだった。

22 :
フライハイト「今こそ雨の力を借りる時だ!水よ!風よ!ドイツに勝利を〜〜〜っ!!」
グワァアアアアアアアアアアアアアアッ!!
放送「ドトールくんタックルに行く…しかしかわされた!そしてフライハイトくんが足を振り上げたァアア!!」
ゲルティス「(ウォッシャードライブ…雨による摩擦と下方向へのベクトルを
計算し尽くし落下力に上乗せした強化版ドライブシュート)」
バッギュルゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!
直後に放たれたフライハイトのウォッシャードライブ。
放送「撃ったァアアアアアアアアアアアアアア!!フライハイトくんのウォッシャードライブ!」
ドイツメンバー「いけェエエエエエ!!」「決まれーーーっ!」
ブラジルメンバー「ゲ、ゲルティス!」「なんとかしてくれー!!」
ゲルティス「(このシュートのデータは日本戦から取ってある。コース予測…成功!)」
バッ!バシィイイイイッ!!
ズルッ…ポンポンポン…
フライハイト「な、なにィイイ!?」
ゲルティス「(…!?雨のせいでグリップ難度が上がっている!)」
ピィイイイッ!
これはゲルティスはキャッチは出来なかったものの、ゴールバーの上に弾く事には成功した。
無論、ドイツ相手にコーナーキックを与えるのは命拾いではなく次なるピンチである。

23 :
観客「や、やったァ!弾いた!」「コーナーか…命拾いしたぜ」「バカ野郎!何が命拾いだ!」
「忘れたのか、ドイツにはコーナーキックのスペシャリストが居るんだぞ!」「げっ!ヤバい!?」
ルディ「(くっ、ウォッシャードライブも防がれたか!だがコーナーなら…!)」
ロベルト「(あれ?あれ?なんかヤバい?滅茶苦茶撃たれまくってるぞ?)」
放送「ゲルティスくん弾いたァ!ボールはゴールバーを超えた!コーナーキックです!
通常なら命拾いした、と一息つける所ですがドイツユース相手にはそうはならない!それは…」
ダダダッ!
カペロマン「来たな!とうとう俺の本領発揮だぜ!」
放送「ドイツにはこの人、テオドール・カペロマンくんが居るからです!
サイドからのスナイパーたる彼はコーナーキックをもっとも得意とし、
彼のトレードマークのサイドワインダーはコーナーキックから真価を発揮するのです!
試合は間もなく約3分間と表示されたロスタイムに突入しようとしています!
ブラジル、耐えきれるか!?怒涛のシュートラッシュを凌ぎきれるのか〜っ!!」
ブラジルメンバー「くそっ!」「配置を急げ!」「こんな土壇場でやられて堪るか!」
この試合初めてコーナーキックと言う大チャンスをドイツに与えてしまったブラジルは
大急ぎでサイドワインダーに備えようとしていたが、その際守備の要である
ディウセウは同じく守護神たるゲルティスの傍に駆け寄り小声で問いていた。
ディウセウ「ゲルティス。おめえ、まだやれるか?」
ディウセウには分かっていた。ドイツの高火力の嵐に晒され続けた自分もゲルティスも限界が近く、
間もなく動きが鈍り出す事を。その瞬間をドイツに突かれたら失点してしまうであろう事を。
ゲルティス「(体力残量確認…完了)」

24 :
スッ。
ゲルティスは口では答えず指を2本上げただけだった。それで十分だった。
ディウセウ「(後2回だけか…)分かった!後1回、オラが何とかする!」
ピィイイッ!
放送「ロスタイム突入と同時にコーナーキック!カペロマンくんが走り…サイドワインダーだァ!」
グワァアアアアアアアアアアアアッ!!
カペロマン「唸れェ!サイドワインダー!!」
ブワッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
ギュインギュインギュインギュイン!!
マウリシオ「くそーっ!」
ジェトーリオ「だああっ!なんでこんなに曲がるのさ!」
ディウセウ「でえじょうぶだ!オラに…任せろーっ!」
バッ!
ブゴワァアアアアアアアアアッ!!
カペロマン「くっ!悪あがきしやがって!」
ディウセウ「ふぐ…(ダメだ、トラップできねえ…!)」
バーン!

25 :
放送「ふ、防いだ!ディウセウくんがまたしてもファインプレイ!…あああっ!?」
ディウセウは残り少ない体力と気力を注ぎ込み、顔面ブロックでサイドワインダーを弾いてみせた。
だが彼の献身的なディフェンスを嘲笑うかの様にボールはブラジルにとって一番嫌な場所に転がって行った。
ダダダッ!                             ダダダッ!
ブラジルメンバー「こ、今度はどこ…げえっ!?」「なんでそっちなんだよーーっ!?」
シュナイダー「決めるぞフライハイト!」
フライハイト「任せろシュナイダー!」
シュナイダーとフライハイトの二人の前である。
カルロス「(くっ…だが、もうネオファイヤーを撃てるとは…いや違う!あの二人には!)」
グワアアアアアッ!                      グワアアアアアッ!
放送「し、しかしこぼれ球はシュナイダーくんとフライハイトくんの前へーーーっ!天はブラジルを見離したのか!?」
アマラウ「ええい、今度はこれかよ!ディウセウ…はダウンか。俺がやるしかない!」
ゲルティス「(ファイヤードライブの確率95%。シュートコース算出…)」
シュナイダー「 F I R E ! ! 」         フライハイト「 D R I V E ! 」
バギュゥゥルゥウウウウウウウウウウウッ!!!!
ドイツに残された最後の大技が、ディウセウと言う盾を失ったゲルティスに襲い掛かった。
ゲルティス「(失点の確率…52.1%)」

26 :
ブワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
放送「出た〜〜〜っ!!ファイヤードライブだーーーーっ!!!」
ファイヤーショットとドライブシュートの力が同時に加わったファイヤードライブ。
それはファイヤーショットの強さと速さ、ドライブシュートの上昇からの急降下、
そしてツインシュートらしく幾重もの分裂を兼ね揃えた驚異のシュートである。
ドガアアアッ!
アマラウ「ぐわああああっ!!」
ドトール「アマラウーッ!」
ディウセウの代わりを果たすべく勇敢に飛び込んだアマラウだったが
彼には残酷な程に荷が重すぎ、何の役にも立たずにあっさり宙を舞う羽目になった。
この運命の瞬間を最も長く感じたのは誰だったか。
それはこのドイツの切り札をたった一人で止めなくてはいけないゲルティスだった。
ゲルティス「………」
機械の様に冷徹な表情に、集中力と緊迫感による感情が籠もっていく。
超高速で急降下してくるボールの雲を見据える瞳の中で、一つの決意が芽生える。
ゲルティス「(キャッチと反応の両立は至難の業。ドイツユースの体力、気力の
残量を考慮すれば警戒すべきシュートはこれが最後…)
0.01秒単位の判断が問われる世界で彼は決断した。キャッチはしなくていい、ゴールに入れさせなければそれでいいと。

27 :
ゲルティス「ハァアアアアッ!!」
バッ!
それは、彼らしくない不恰好なセービングだった。
黒髪、黒肌、そしてユニフォームも黒が基調の彼がまるで幻影の様に素早く動き、
何時の間にかキャッチに成功している為ダークイリュージョンと名付けられたセービングの素早さは発揮していたが
横っ飛びで飛びつくのではなくサイドステップした位置から前に向かってのジャンプ。
割り出したシュートコースに伸びている筈の両腕も左右に広く開かれていた。
森崎「(あれは…!)」
森崎にはすぐその狙いが分かった。ボールの分裂の見切りが必要になるキャッチを完全に諦め、それよりも
予測したシュートコースにいち早く陣取り可能な限り己の体で覆い尽くし、全身の何処かに当たればいいと言う行動。
ボグォオオオオオッ!!
ゲルティス「グァッ…!」
そしてボールはゲルティスの胸にぶち当たった。
腹ならばまだ体をくの字に曲げて衝撃を逃がす事が出来るが、胸は曲げられない。
衝撃を逃がしたかったら後ろに倒れ、ゴールを許すしかない。
ゲルティス「………!」
ズズッ…
だがゲルティスは倒れなかった。胸に走る激痛と息を吐き出させられる苦しみに耐え、
震える足をスパイクで地面に突き刺し、筋肉を総動員してなぎ倒される事を拒否した。

28 :
バァアアアアアアアアアアアアーーン!
ズサッ…
彼の努力は報われた。勢いよくボールを跳ね上げる事に成功するその瞬間に初めて彼は自分が膝をつく事を許した。
彼の顔は負担と疲労で汗の洪水となっていたが、その瞳は勝利を確信して光っていた。
シュナイダー「な…なにィ!?」
フライハイト「そ…そんなァ…」
ズサッ…ドサッ…
そして彼の判断通り、ドイツはもう限界だった。体力をほぼ使い果たしたシュナイダーは膝をつき、
彼以上に疲労していたフライハイトは尻もちをついてしまった。
ドイツメンバー「ば、馬鹿な!?」「ウソだろ…」「なんで、なんで…」
ミューラー「くそっ!」
ダダダダッ!
ここまでやったのに、最後の大技まで出したのに決まらないのか?もうこれ以上は…
そんな気持ちがシュナイダーとフライハイトのみならず、ドイツユースのほぼ全般に広がる。
元々は心が折れそうな所を雨と言うハプニングで持ち直した士気であり、
既に限界を超えて戦っていた所に二人の主力選手の切り札が防がれたショックは大きすぎた。
だがそんなドイツにも例外は居た。
ポブルセン「ウォラァアアアアアアアアアアアア!!」
バッ!

29 :
ドイツメンバー『ぽ、ポブルセン!?』
ブラジルメンバー「くそっ、まだかよ!?」「いい加減にしろーっ!」
ポブルセンはこぼれ球に反応した。怪我を押した上での激戦で彼の疲労はシュナイダー達と比べても
遜色がない程だったが、みなぎる負の感情が足の痙攣も破裂しそうな心肺も無視させていた。
また彼だけはエースのシュートが防がれたショックを感じず、むしろざまを見ろとすら思い、己の手柄のチャンスと見なした。
味方を信じると言う概念がなく極めて自己中心的な彼の性格が皮肉にもドイツに息を吹き返させようとしていたのだ。
シュナイダー「………!」
それは未だ立つ事が出来ないシュナイダーも同様であり、なんとか立ち上がらねばと言う
焦りに支配されていた彼の頭を冷やし、周りを観察する余裕を与えた。
そして彼は見た。
サイドワインダーを顔面で防いだ為にグロッギーになって立ち上がれないディウセウの姿を。
大量の汗をしたたらせ、ガクガク震える膝を必死に叱咤しているゲルティスの姿を。
最早この二人に頼れなくなった為とにかくボールの確保しか考えられない他のブラジル選手達の姿を。
シュナイダー「押し込め!ブラジルはボロボロだ!」
ドイツメンバー『!!!』
シュナイダー「俺たち以上にだ!誰でもいい、押し込めーーーっ!!」
ブラジルメンバー『!!!』
シュナイダーはストライカーとして自分が決めるのではなく、キャプテンとして誰でもいいから決めろと檄を飛ばした。
カルロス「くっ…シュナイダーめ…!」
それはこぼれ球に追いつこうと走り回りながらも運悪くプレイに絡めないでいるカルロスが最もやって欲しくない事だった。

30 :
まとめに使っているatwikiで悪意のある改竄騒動が起こっているので
atwikiやその運営会社のサービスにはアクセスしない方が良いようです

31 :
:

32 :
放送「ふ、防いだーーーっ!!ファイヤードライブをゲルティスくんがなんとかセーブ!
これで今度こそ命拾い…ではないっ!?ポブルセンくんがねじこみに…」
ポブルセン「ァアアアアアアアアアアアアア!!」
バッ!
そんなシュナイダーの激がポブルセンには聞こえたか、聞こえなかったか?
どちらにしても彼の意思には影響がなかった事は間違いない。
彼は足の痛みも焼け付く様に重く苦しい息も全て無視しボールに向かって
足を伸ばし、強引で不恰好なボレーシュートを撃とうとした。
ドトール「くぉっ!」
バッ!
ボコォン!
ポブルセン「キサマァアア!」
しかしこの時はドトールの必死のクリアがかろうじて割って入る事に成功し、ボールをこぼす事に成功した。
ただしそれにホッとしている暇はブラジルには与えられない。両チーム共最後の執念でボールに詰め寄ろうとしていたからである。
カペロマン「うおおおっ!」
グワアアアアッ!
バッゴォオオオオオオ!!
放送「ポブルセンくんのボレーシュート…はドトールくんが阻止!しかしカペロマンくんが走る!」

33 :
そしてこの一刻千金の場面でいち早くこぼれ球にかけこみ足を振り上げたのはカペロマンだった。
最早サイドに居る意味などないと割り切り、最後の力でPA内から強引にサイドワインダーを放ったのだった。
ギュイギュイ…!
ゲルティス「………!!」
そんな近距離から放たれたそのシュートは普段の派手な横揺れもカーブも鳴りを潜め、
純粋な威力もカペロマンの体力切れで落ちていたが、同じく体力が尽きそうになっていた上に
ファイヤードライブのセーブ直後で体勢を整えきれていなかった今のゲルティスには十分な脅威だった。
ゲルティス「ハァアアアア…!」
バッ!
バシィイイイッ!
ガコォオオオン…
カペロマン「嘘だろ!?」
それでもゲルティスは咄嗟に飛びつき、ボールを下から掬い上げて
ゴールバーに跳ね返させる事に成功した。だがその代償は彼に残された全てだった。
バゴォオンッ!!
ゲルティス「ッ!!」
ドサッ…
なりふり構わぬセービングの結果額からゴールポストに衝突してしまった彼は
体力の限界の上に頭部への衝撃で意識を朦朧とさせ、力なく崩れ落ちてしまった。
ゲルティスは最早まともなセーブは出来ないのは誰の目にも明らかだった。

34 :
放送「サイドワインダー!ゲルティスくんこれも弾き…あああっ!?」
マーガス「もらったぁああああ!!」
バッ!
そして高い浮き球には当然それを得意とするマーガスが飛びつく。
普段は威力のなさ故に彼自身が得点を狙う事はほとんど無いが、
ディウセウとゲルティス両方がダウンしている現状では難なく決められる。
アマラウ「やらねえよぉおおおお!!」
バッ!
ガコッガココッ!!
マーガス・アマラウ『ぐあっ!』
ポーーーーーン!
ここでブラジルの命綱となったのはアマラウだった。
マーガスと同じく高い浮き球に一目散に飛びついた彼は互角の衝突を演じ、
幸運にもルーズボールをペナルティエリアの外に向ける事に成功した。
放送「マーガスくん、とアマラウくんが激突!こぼれ球は…ペナルティエリアの外へーーーっ!!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
あまりのハイペースに置いて行かれそうになっていた実況と具体的に喋る前に
騒ぐ事しか出来なかった観客が喜びに沸き立つ。とうとうピンチを脱出できそうだと。

35 :
シュナイダー「!!!」
それは未だ立ち上がれていないシュナイダーにとっては悪夢の光景だった。
シュナイダー「(そんな…あれだけ撃ったのに決まらないのか…!?
ブラジルの守備陣を完全に粉砕したのに、後たった一発でいいのに、
その最後の一発を撃てる前に試合が終わってしまう………!!)
彼の体感時間が極めて遅くなり、周囲の現状を一瞬で理解させてくれる。
彼の高い集中力と観察力がなせる業だが、この時ばかりは拷問にしかならなかった。
何処に希望を探そうとしても、絶望ばかり見えてくるからだ。
シュナイダー「(フライハイトは…立ってはいるが、もう走れていない…歩いているだけだ…
ポブルセンは…本人は疲労を自覚していなくても、体の動きそのものはまるでスローモーションだ…
カペロマンは…ここも変わらない、痙攣した足で走ろうとしても到底間に合わない…
そもそもこの3人はもうマトモなシュートは撃てない…マーガスは!?あいつならまだ余力が…
ダメだ…!アマラウともつれて倒れ込んでいる!間に合わない、間に合わない、間に合わない!!)」
ブラジルの守備陣は完全に粉砕された。だがドイツにも最早攻撃陣が残っていなかった。
その現実が時間切れの敗北と言う悪夢を刻一刻とシュナイダーの眼前に近づける。
それでも尚諦めず、諦められず、シュナイダーはボールの行方に視線を戻したがそこにも絶望しかなかった。
ズシャシャシャーッ!
ガガッゴッガッ!
バシィーーーーーーーーーン!!
カルツ「(ああっ…!すまんシュナイダー、すまん皆…!)」
シュナイダー「(ダメ…なのか…?)」
こぼれ球をフォローしたカルツは、ネイ、トニーニョ、サンタマリアの3人に囲まれ、突破を阻まれ、
ボールを更に後方に向けて高く跳ね上げられていた。最早カルツの突進すらなくなったのだ。

36 :
シュナイダー「!!!?」
だが更にボールの行方を目で追った時、シュナイダーはまるで予想していなかった物を見た。
ジェトーリオ「ふーっ!やーっとこれで終わりっと」
今度のこぼれ球に一番近かったブラジルユースの選手はジェトーリオ。上空から落ちてくるボールを
見上げるその表情は安堵と歓喜に満ちていた。やっとこれで終わる、やっとこれで勝てるのだと。
カルロス「ジェトーリオ!まだだ、前を見ろーーーっ!!」
ジェトーリオ「へ?」
ミューラー「ウォオオオオオオオオオオオ!!!」
バッ!バッ!
だがまだ終わりではなかった。ジェトーリオがそれに気付いた時には遅すぎた。
ジェトーリオ「えっうそっちょっと待ってちょっと待ってぇえええええ!!?」
バコォオオン!ドゴオッ!
ジェトーリオ「ぐべああっ!」
カルロス「くっ!くそォ!」
グルッ!ダダダッ!
ミューラー「シュナイダー!立ちやがれ、この愚図野郎!立ってゴールを決めろォオオ!!」
シュナイダーが見た物。それはオーバーラップしていたミューラーが自分の頭上に向けてボールをヘディングで跳ね返した所だった。

37 :
最後の選択肢から半年以上……完全に2個人の創作スレになってるねぇ

38 :
試合の合間だししょうがないだろ

39 :
選択が絡まないNPC戦だもの

40 :
それをここまで長く描写する必要あるのかとは思う
ブラジルが勝つことが決まってる出来レースなのに

41 :
見開きで皇帝無残 ブラジル勝利でいいな

42 :
原作の不自然な空白を全力で補完する姿勢は普通に二次創作者の鑑だと思う

43 :
これで60万円も儲けたよ。
http://manta.blog.jp/archives/2441450.html

44 :
放送「あああああっ!!?ぼ、ボールが…ハイボールが、再びブラジルゴール前へぇええええ!!!」
観客「なんだとォーーーーッ!!?」「笛、笛はどうした!」「もうタイムアップだろ!」
「シュナイダーは倒れてい「そのまま座ってろ立つ「ゲルティス立てよ!」ウセウはもうダメか!?」
「クリア出来る奴が誰も「いやーーーーー!!」たれる撃たれるーっ!!」「神様助けて!」
絶対絶命。あれほど苦労して奪ったリードが最後の最後で不意にされてしまう悲劇。
実況も観客も遠慮なく悲鳴を上げに上げたが、それらはシュナイダーには殆ど聞こえなかった。
シュナイダー「(この高さ…ヘディングでは届かない、オーバーヘッドキックではなくては…なのに!)」
今の彼の意識を占めていたのは彼の上空に向かってくるボール、そして。
シュナイダー「(…くそっ…足が、足がっ!)」
いくら気力を振り絞っても悲鳴ばかり上げる己の体だった。
シュナイダー「(動け、俺の足!もっと速くだ!)」
このまま彼が蹴らずに見送ったらこのボールはわずかにゴールポストの横を逸れていくだろう。
シュナイダー「(19年間共に走り続けて来たじゃないか!こういう時の為に!世界を獲る為に!)」
故にどうしても立ち上がらなければならない。彼が立って、跳んで、蹴らなければ全てが終わりなのだ。
シュナイダー「(後1回だけ!後1回だけでいいんだ!それで休ませてやるから!)」
なのに彼の足は彼の叱咤に応えてくれない。立ち上がりつつは居る。だがそれが遅い。
これでも間に合うのか?もう絶対に間に合わないのではないか…
諦めたい。もう休みたい。
この試合何度も脳裏を掠めた思いが彼の闘志をいよいよ消そうとする。

45 :
シュナイダー「(…よし…ジャンプ、出来る!)」
彼の闘志は消えなかった。蝋燭の様に儚くはなっていたが、それでも苦難の荒波にかき消される事はなかった。
シュナイダー「(膝を曲げて…跳ぶんだ)」
バッ!
彼は諦めなかった。間に合わないかも知れない、と言う思いを焼き尽くした。
そんな事を考えている暇があったら動け、と言う彼らしい実にシンプルなロジックで。
シュナイダー「(体を回せ。足を振れ)」
グワッ…
それはオーバーヘッドキックと言うにはあまりに弱く穏やか過ぎた。
ただ形だけそうなっているだけで、これをシュートと言い張るのはストライカーの名折れになるだろう。
それでもいい。ただコースを少し変え、ボールをゴールの枠に誘導すればそれでいい。
それで十分だと分かっていたシュナイダーは正確に動きタイミングと打点を合わせる事に集中した。
ジワッ…
シュナイダー「(ぐっ…目が…!気にするな、もう関係ない!)」
間の悪い事に汗が目に流れ込みシュナイダーは目を瞑る事を余儀なくされたが、
それでも彼は構う事なく足を振り続けた。どうせもう見えようが見えまいが関係ない。
シュナイダー「(まだかっ…ボールを、蹴った感触は…まだか…!?)」
永遠に感じられる暗闇の刹那、シュナイダーは最後まで不安と戦い続けた。
結局間に合わなかったかも知れない。ひょっとしたら早過ぎたかも知れない。
飛び上がる地点を間違えたかも知れない。無数の不安が彼を苦しめ続ける。

46 :
そしてそれが終わった時、シュナイダーは確かに感じた。
ガスゥウウウウッ!
シュナイダー「!!!」
それは確かにボールを蹴った感触だった。思ったよりも重く強く感じたそれは
間違いなくボールの芯を捕らえているのが彼には分かった。これなら狙い通りに飛ぶと。
シュナイダー「(やった!…あ、あれ…)」
だが彼にはそれ以外の事は分からなかった。暗闇の中で何も見えず、極度の集中の弊害で何も聞こえず、
そして限界を超えた疲労の代償か今や触感すらなくしていた。
シュナイダー「(こ、これは…俺は、気絶しようとしている…?)」
体感時間ではそろそろ地面に落ちていて良い筈。なのに何時までも何処までも
落ち続けていく感覚が終わらない。彼の意識は自分が気を失おうとしている事を認識した。
シュナイダー「(………ダメだっ!!)」
シュナイダーはこれにも抗った。
シュナイダー「(まだ延長戦があるんだ!俺のゴールで獲得した延長戦!
俺はその延長戦を制し、決勝戦に進み、日本を倒し…世界を獲るんだ!!)」
彼は最後の最後まで諦めなかった。戦い続けた。
シュナイダー「(俺は…俺はまだ戦える!戦うぞっ!)」
不安と絶望の闇を払い続けた彼の炎は同点ゴールで勢いを取り戻し、無意識の海すら蒸発させた。
誰にも知られる事のない、彼自身良く覚えていないであろう孤独な戦いに勝った。

47 :
ガバッ!
シュナイダー「俺は…俺は、まだ…!」
カルツ「シュナイダーちゃん…」
彼が意識を失いかけていたのはほんの数秒間だった。
最初に彼が見たのは涙を流すカルツの顔だった。
シュナイダー「(どうしたカルツ…嬉し泣きだなんて、案外涙もろい奴だな)げほっ、げほっ」
シュナイダーはカルツに声をかけようとしたが出てくるのは咳だけだった。
同点ゴールくらいで喜ぶな、まだ試合はこれからだと言おうとしたが肺と喉と口が言う事を聞かなかった。
フライハイト「シュナイダー…大丈夫か…」
シュナイダー「(くそ、喋れん…ん?フライハイト、お前もか…?)」
ドサッ…
シュナイダー「(ポブルセン?なんだ、何故倒れる…)」
彼が何かおかしいと気づいたのはフライハイトも涙を浮かべ、更にポブルセンが白目を剥いて倒れるのを見てからだった。
ドイツメンバー「シュナイダー…」「すまん…」「俺たちが、何か出来ていれば…」
シュナイダー「(なんだ…何故謝るんだ。なんで皆泣いているんだ?)」
ブラジルメンバー「ヒャッハー!やったぜ!」「キツかったー!」「終わった終わった。ふぅ」
ウワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

48 :
シュナイダー「(なんだ!?何故だ…何故ブラジルが喜んでいるんだ!?)」
間も無く彼は気付いた。過酷な現実に。だがそれを受け入れられなかった。
それでも首は本能的に動いてしまう。受け入れ難い現実を確認する為に。



ブラジル 3−2 ドイツ



電光掲示板には確かにこう書かれていた。
シュナイダー「………」
いくら見ていてもそれが変わる事はなかった。時計も試合終了を示していた。

49 :
徐々に記憶が蘇ってくる。力のない自分が蹴ったにしてはあまりに蹴り応えの
あり過ぎたボール。あれは軽くボールを蹴った感触ではなかった。
そう、あれは。
ザッ。
カルロス「大丈夫か?」
シュナイダー「…ああ、大丈夫だ。そして…お前だな?」
カルロス「ん?…ああ。かろうじて間に合った」
シュナイダー「そうか………」
あれは誰かのクリアに押し負けた感触だった。
シュナイダーとカルロスはオーバーヘッドキックでぶつかり合い、カルロスに押し負けたのだ。
今更の様に思い出す。ミューラーがボールを跳ね返した瞬間、カルロスも走り出していたのを。
シュナイダー「……………俺達は、負けたのか」
この瞬間シュナイダーは戦うのを止め、諦めた。涙は出てこなかった。

50 :
と言う訳で、やっとブラジル対ドイツが終わりました。
WY編連載時から17年…ついに「こうあるべきだろう」と言う展開全てをつぎ込む事が出来ました。
次はとうとうブラジル戦です。コインブラ抜きでも十分にラスボスを張れる実力に加え、
まさかの2点差をつけられても逆転出来る主人公チームの様な強さも併せ持つ、
間違いなくキャプ森シリーズ最強の敵との対戦となります。乞うご期待!

51 :
ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイ!!
放送「しっ…試合終了〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!ここでこの死闘にホイッスル!
最後は両チームのキャプテン同士のオーバーヘッドのぶつかりあいをカルロスくんが制し、
最後まで逆転ゴールを守りきる事に成功しました!3−2、3−2です!
絶望の2点差を見事大逆転し、最後の猛攻撃を耐えきった我らがブラジルユースの大勝利です!!!」
ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
観客「やった!」「勝った!」「俺達が勝ったんだ!」「ブラジルユース最高!」「ヒヤヒヤさせやがって!」
「心臓飛び出るかと思った…」「ちょっと苦戦し過ぎたぞ!次はもうちょっと丁寧にやれ!」
「カルロスよくやったー!」「お前こそセレソンのキャプテンに相応しい!」「ザガロ!もう1点くらい取っとけ!」
「よく守り切ったディウセウ!」「ゲルティスは大丈夫なのか!?」「怪我人出ていないだろーな…」
ドイツサポーター「そ、そんなァ…」「ど、どうしてだよ!」「あれだけ頑張ったのに…」「後ほんのちょっと…だった…」
ドイツの最後の猛攻撃を耐えきり、最後はキャプテン同士のぶつかり合いを制して守り切った。
この劇的な勝ち方に観客のテンションは天を突き喉も枯れよとばかりに大歓声を爆発させる。
圧倒的少数派のドイツサポーターがさめざめと泣いて嘆いても最早当人達にしか聞こえない程に。
そして全日本ユースの面々は戦慄の余り誰も口を開けないでいた。
石崎「………ぷはあっ!こ、腰が抜けるかと思った…」
皮きりになったのは詰まった息を吐き出した石崎の発言だった。
若林「ドイツが…負けた。あれ程の力を見せつけ、隠していた切り札まで使ったのに…負けた」
赤井「マジッすか…最後の攻めは決まると思ったのに、絶対延長だと思ったのに」
中里「あれを凌ぎきるとは…ブラジルユース、恐るべし!」

52 :
早田「畜生、なんだってんだ。俺達が散々苦労して引き分けたドイツに勝っちまいやがって」
次藤「しかもその勝ち方が曲者ばい。2点リードば引っくり返すとは…」
葵「あの時もう殆どドイツの勝ちじゃないかって思ったのに、信じられないですよ!」
岬「特筆すべきはあの時、殆ど焦りも怯えも見せなかった事だよ」
松山「精神力が半端ないじゃないか…あの観客の悲鳴でもペースを崩す事がなかったんだから」
三杉「確固たるゲームプランがあったお蔭でもあるが、それを信じ続けたのも凄いな」
中山「実力だけじゃない。知力も精神力もズバ抜けている…穴が殆ど見当たらない」
日向「しかもあのシュートラッシュ戦法は、森崎に対しても効果的だぞ」
翼「強いのは分かり切っていた。でも、ここまでだなんて…流石ブラジルとしか言い様がない」
森崎「(ちっ、どいつもこいつもビビリやがって。こういう時はなんと言うべきだ?)」
A 「怯えてんじゃねえ。俺達だってここまで勝ち上がってきたんだ!」激を飛ばす。
B 「だが、ブラジルにも弱点はある!そこを突けば勝てる!」ブラジルの弱点を言う(更に分岐)。
C 「攻撃、守備、スタミナ、戦術、メンタル。全てにおいて超一流だな」素直に褒める。
D 「上等じゃねえか。最強の敵を倒さないと最強とは認めてもらえないだろ」武者震いする。
E 「………ぐがっ。ん?終わったのか?で、どっちが勝った?」寝ていたフリをする。
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/20 01:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  10  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

53 :
>B 「だが、ブラジルにも弱点はある!そこを突けば勝てる!」ブラジルの弱点を言う(更に分岐)。
全日本メンバー「な、なんだって!」「それは一体?」「(また何か変な事言うんじゃないだろうな…)」
チームメイト達が口々にブラジルの強さを認めていた矢先、森崎はブラジルにも弱点があると主張した。
彼を知る彼らが皆彼らしいと納得する言動であり、同時に今度は何を言い出すのか期待と不安を込めて注目した。
名案、奇策、迷走全てが入り混じった森崎の実績を鑑みた彼らの嘘偽りなき感情である。
翼「森崎。その弱点はなんだ?」
森崎「それは…」
A 「シューターは質より量な事だ。警戒すべきストライカーがカルロスしか居ない!」
B 「ポストプレイもダイレクトシュートも殆どしない事だ。地上戦に専念出来る!」
C 「絶対的なゲームメイカーが居ない事だ。船頭多くして船山に上る、の状態だ!」
D 「チーム全体がパスカットを苦手とする事だ。パスメインで戦うのが攻略の肝だ!」
E 「ブロッカーがディウセウしか居ない事だ。奴を削り倒せば得点しやすくなる!」
F 「ゲルティスの体力が尽きやすい事だ。奴を削り切ってしまえば俺達の勝ちだ!」
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/21 00:00:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
   その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

54 :
>D 「チーム全体がパスカットを苦手とする事だ。パスメインで戦うのが攻略の肝だ!」
ざわっ…
森崎の指摘にチームメイト達はどよめきながらも反論はしなかった。
こういうタイミングこそチャンスだと弁えている森崎は更に口火を切る。
森崎「俺はブラジルユースのスタメンクラスは全員良く知っている。奴らはどいつもこいつも
組織的にパスカットを狙うよりも俺が俺がでボールを奪いに行く方を得意としているんだ。
だからパスでペースを握られるとそれを遮断するのを苦手としている。ここが突くべき穴だ!」
翼「…彼らは別に組織プレイを軽視している訳でも出来ない訳でもないけど、
ただ単に個人技でゴリ押しした方が効率が良いからね。そのゴリ押しにこちらも個人技で
ぶつかり合うよりは、パスワークで対抗した方が戦い易くなるのは確かだろう」
ややあって頷き同意したのは、森崎同様ブラジルを良く知る翼だった。
犬猿の仲の二人があえて同意した事でチーム内にも肯定的な空気が広がっていく。
三杉「弱点と言える程大きな穴ではないけど、パスメインで戦うべきなのは間違いないね」
中山「攻め易くなるだけじゃない。ドイツがやった様にペース配分も出来る」
岬「シュートラッシュを食らわない為にも、遅攻を心がけていくのが良さそうだね」
松山「個人技で負けているならチームワークで補う。うん、当然だな!」
葵「流石です、森崎さん!」

55 :
森崎「(ケチをつけてくる奴も居るが、一応は説き伏せられたな。これでいいだろう。
全く、ビビリ共が多いチームだとキャプテンも大変だぜ)」

*森崎チーム内支持率:74→75

キャプテンシーを発揮できたと満足した森崎だったが、ふと眼下のフィールドの様子が目に入る。
そこでは泣き濡れたドイツユースの選手達がブラジルユースの選手達とユニフォームを交換している所だった。
森崎「(結局ドイツとの再戦は無くなったか…おーおー派手に泣いてやがる。ん?)」
ポブルセンやミューラーなど非社交的な者達はその輪に混じろうとしていなかったが、
シュナイダーもまた自分のユニフォームを脱いでいなかった。
カルロスが自分のユニフォームを差し出していたが、何か話した後結局それを着直していた。
森崎「(シュナイダー………)」
シュナイダー「(モリサキ…すまない。約束は果たせなかった…マリー、お兄ちゃん、また負けちゃったよ…)」
自分に“世界の強さ”を始めて実感させた男が、自分以外の者に敗れて戦場を去る。
その光景は筆舌に尽くし難い複雑な感情を森崎の胸に呼び起した。

56 :
カルロス「(そういう事か。ならば俺を恨んでくれ、シュナイダー。モリサキの首も俺が貰い受ける)」
シュナイダーとは対極的に今日の勝者であるカルロスはこの時勝利の喜びに打ち震えていた。
ドイツに勝ち決勝戦への切符を手にしたのも当然嬉しいが、人知れず彼はもう一つの勝利も味わっていた。
カルロス「(…そして…)」
コインブラ「……………」
それはベンチで静かに驚愕に固まっていたコインブラに対する勝利だった。
カルロス「(見たかコインブラ。勝ってみせたぞ!)」
コインブラ「………バカな」
カルロス「(これがセレソンの強さだ。これが俺達の強さだ。お前にも分かっただろう。
俺達が何の為に戦い、何を勝ち得たかを!俺は今日、ドイツだけでなくお前にも勝ってみせたぞ!)」
カルロス・サンターナ。ズバ抜けた強さを持つ通称“サッカーサイボーグ”。
実力だけでなく人格面でも定評がある彼は今、自分を圧倒した者に一泡吹かせ自信と誇りまで手にしていた。
全日本ユースが居るスタンドを見上げる彼はブラジルサッカー代表のキャプテンらしい力強い存在感に満ちていた。
カルロス「(さあ次は日本だ。モリサキ、ツバサ。今度は負けんぞ!)」
翼「(凄い気迫を感じる…そうだ、カルロスに取って俺は怨敵でもあるんだ)」
森崎「(リオカップの借りを返すって訳か?ケッ、返り討ちにしてやるぜ!)」

57 :
〜大会23日目〜
ブラジルとドイツの激闘の翌日、ブラジル国内は嵐の前の静けさと言うには既に些か騒がしかった。
大苦戦したものの無事決勝戦へコマを進め国民の期待に応えたブラジルユースへの応援の熱は高まるばかりで
早くも優勝の祝勝会を開く者、自分が戦う訳でもないのに全日本ユースの戦力分析を行う者、
決勝戦の展望を予想する者、勝った場合と負けた場合両方で世界のサッカーのあり方への影響を考察する者…
明後日に控えた決勝戦の待ち方は多岐に及んだが、ブラジル国民のほぼ全てがブラジルの勝利を願っていたのは間違いない。
では日本はブラジル国民にどう見られていたかと言うと、これまた十人十色だった。
所詮はアジアのチームが度重なる幸運で勝ち上がってきただけと豪語する者が居れば、
ドイツと引き分けた事を根拠にブラジルの方が戦力的に上だと主張する者も居り、
両チーム共奇しくも得点22失点3で勝ち上がっている為互角だと評価する者も居て、
果てには少数派ながら周りの顰蹙を浴びながら日本の方が有利だと分析する者まで居た。
いずれにせよかつてない程ブラジル、そして世界から注目される事となった日本サッカー。
日本国内では「流石にブラジルは無理だろう」派と「ここまで来たら優勝だ」派に二分され、
サッカーファンは勿論そうでない国民もマスコミも盛大に騒いでいたが
地球の反対側のブラジルまで応援に行ける者は流石に殆どいない。
〜同日の日本、成田空港〜
骨皮「はーい、点呼終了!それでは皆さん、一時解散としますが飛行機出発予定時間の1時間前には戻ってきてくださいね!」
その数少ない応援団は陽子と事前にやり取りをしており、日本が決勝戦に勝ち進んだ場合のみ
割安で買えるチケットを手配していた骨皮率いる数十人の集団だった。
その大部分は全日本ユースの選手達の元チームメイトや家族である。
南葛関係者達「いやー、本当に決勝戦まで行っちゃうなんてなあ」「ここまで来たんだ、ブラジルにだってきっと勝ち目がある」
「うう〜、なんか俺まで緊張してきちゃうよ…」「気持ちは分かるけど、私達は応援に専念するのが一番よ」

58 :
〜同日のブラジル、リオ州、全日本ユース宿舎〜
周囲が如何に騒いでいようとも、当事者達にはあまり関係ない。アウェーの立場なら尚の事である。
この日、全日本ユース宿舎では森崎が見上に会議室に呼び出されていた。そこに居るのは見上、井出、そして森崎だけだった。
森崎「お呼びですか、監督」
見上「うむ。既に用件は分かっているだろう?」
森崎「ええ、思えば長い付き合いですからね」
見上「結構だ。では井出、まずはブラジルユースの分析結果を見せろ」
井出「はい!」
言うまでもなく彼らの議題は決勝戦とその相手、ブラジルユースについて。
まずは敵戦力を正確に把握する為に井出が分析結果をホワイトボードに書き連ねていく。

ザガロ
突破力:B 得点力:A ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:A
自分で持ち込むか、パスを受けるタイプのストライカー。撃たせる前に止めるのが一番。
サンタマリア
突破力:A 得点力:B ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:B
個性派集団を鮮やかに使いこなす司令塔。CKは自分で撃って来る事もあるので注意。
カルロス
突破力:A 得点力:S ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:A
自軍が一旦ボールを持てばどんな攻め方も出来るFW。これと言った対策を練る事が出来ない。

59 :
トニーニョ
突破力:A 得点力:A ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:B
ネイとの連携が攻防両面で厄介極まりなく、またサンタマリアの代わりに司令塔になる事もある。
ネイ
突破力:S 得点力:B ボールカット:A ゴール前:C スタミナ:B
トニーニョと連携してくるファンタジスタ。一旦ボールを持たせたら取り返すのが非常に辛い。
マウリシオ
突破力:B 得点力:A ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:B
伏兵的にシュートを撃って来る存在。守備力は大した事が無いのが救い。
ディウセウ
突破力:B 得点力:A ボールカット:A ゴール前:S スタミナ:A
ゴール前で穴の無い巨大な壁と化すばかりか、奪ったボールを自力で前線まで運ぶ事まで出来る。
アマラウ
突破力:C 得点力:D ボールカット:A ゴール前:A スタミナ:B
高い球に凄まじく強い跳ね返し屋。地上ではディウセウには劣るものの、それでも油断はならない。
ドトール
突破力:C 得点力:D ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:B
低い球に強いだけでなく、凄く鋭いタックルまで武器とする。対抗するには凄腕のドリブラーが必要。
ジェトーリオ
突破力:A 得点力:B ボールカット:A ゴール前:B スタミナ:B
MF顔負けの攻撃力もさる事ながら、巧妙な反則ディフェンスが恐ろしい。接触は全力で避けるべき。
ゲルティス
セーブ力:S 一対一:A 飛び出し:A
超強力なシュートでさえキャッチしてしまう。出来れば一対一を挑みたい所。

60 :
見上「………さて。この分析を見てどう思う?」
森崎「そうですね…」
A 「総合的な戦力で見れば、俺達を上回っていると思いますね」
B 「いくらブラジルっつっても、誰もが何でも出来るって訳じゃないですね」
C 「殆どの連中が見慣れた顔ですね。今更特に思う事はありません」
D 「俺達全日本ユースの方が強い!そう断言できますよ俺は」
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61 :
>B 「いくらブラジルっつっても、誰もが何でも出来るって訳じゃないですね」
見上「…お前らしい感想だな。どんな強敵が相手でも、すぐに攻略法を考え始めるか」
森崎「だって、強いのは元から分かり切ってますから。
じゃあどこが弱い?って考えた方が時間を無駄にしないで済むでしょう?」
見上「その考え方は監督向きかも知れんな」
森崎「(これは褒められている…んだろうか?相変わらず分かり難いぜ)」
今までにない程高評価ばかりの分析結果を見せられた森崎だったが、最初に彼が注目したのは
如何にブラジルと言えども誰もがオールマイティーではなく、穴が存在する事だった。
それは勝ちに行くのが当然であり、その為の方法をさっさと考えるべきと言う彼らしさの表れである。
彼の返答に対し見上は特に表情を変えず、次の話題に移った。
見上「お前の言う通り、ブラジルユースの選手達でも出来る事と出来ない事がある。
明後日の試合ではそれにどう対抗するかが勝敗の分かれ目となるだろう。
だが一つ、ブラジルの選手達の殆どが出来る事でお前を大いに悩ませる事がある」
森崎「ん?殆どが出来て、俺を悩ませる………ああ。シュートですか」
見上「そうだ。ミューラーを疲弊させられたあの圧倒的な数の暴力。あれはお前に対しても有効だ。
以前より改善されたとは言え、スタミナがお前の弱点である事は変わりないのだからな。
私の見積もりでは、お前の体力は65分前後で底を尽くと予想している」
森崎「…じゃあ、前半か後半は若林に任せてフルタイム出場は諦めろとか言うんですか?」
井出「(あっちゃ〜、やっぱり森崎さん嫌がってるんだな。なんとかフィールダーとしておだてれば…?)」

62 :
次の話題は対ブラジル戦で間違いなく懸念事項となるであろうブラジルのシュートラッシュの事だった。
森崎の弱点がスタミナである事は最早有名であり、ブラジルユースの面々も去年のリオカップの時点で
それを突こうとしてきている。森崎もミューラーと同じ目に会わされたら似た末路を下るのは間違いない。
故に第二GKの若林の起用が現実的な選択肢として浮き上がってくるのだが、当然森崎としては面白くない。
井出もそれは予期しておりどう説得したものかと頭を悩ませていたが、彼の心配は杞憂に終わった。
見上「いや、お前はケガでもしない限りはフルタイム出場させる」
森崎「えっ?」
見上「途中でスタミナ切れした際は若林を投入するが、それはお前にフィールダーとして体力回復の
時間を与える為だ。今のお前なら息切れしていてもボールを預け捌かせる事なら出来るだろう。
後半の局面ならそれだけでも有り難い場面が十分起こり得る。そして延長戦以降に持ち込めれば
ブラジルの消耗次第ではあるがお前のGK復帰も視野に入れておく」
森崎「そりゃまた…俺にとっちゃ有り難いですが、なんでですかね?」
見上は最初から森崎をフルタイム出場させるつもりであり、スタメンGKも森崎のつもりだった。
若林の起用法もまるで森崎の当て馬と言われかねない使い方であり、何故ここまでするのかと森崎も訝しむ。
見上「理由は二つ…私のお前に対する二つの評価だ。一つ目はお前のセービングはペース配分を度外視すれば
この世代で世界一と評価している。例えば…そうだな、恐らく今大会最強のシュートであろう
ストラットのオムニゾーンシュートをどれ位の確率で防げるか統計を取ってみればお前が一番高い
セーブ率を出すだろう。ゲルティスよりも、ミューラーよりも、ヘルナンデスよりも、そして若林よりもな。
無論そんな統計を実際に取るのは不可能だから、あくまでも私のシミュレーションによる評価だがな。
よって出来るだけ長い時間お前をGKとして活用するのが勝利に繋がると見ているのだ」
森崎「はあ…(珍しく随分高評価してくるじゃないか)それでは二つ目の評価は?」

63 :
見上「二つ目は…お前の指揮能力、そして勝負運だ。お前はここまでキャプテンとして、正GKとして
日本に数々の勝利をもたらしてきた実績がある。この問題児集団をまとめる一番の問題児としてな」
森崎「…最後の一言のせいで全然褒められている気がしないんですが!?」
見上「とんでもない、嘘偽り無き賞賛だぞ。現にお前は私が現役時代どうやっても想像すら出来なかった
高みに辿り着いているのだ。世界一を争う舞台と言う高みにな。それを為し得たのはお前のガムシャラさ、
そしてお前が周囲に広めた実力主義と競争精神の賜物だ。そんなギスギスした世界の中でも
このチームはある種の絆と信頼で一つとなっている。不愉快でも醜くとも歪でも、それは強固な物となった。
森崎、お前はこの先も多くの敵を作り恨みを買い続けるだろう。だがそれでいい。それがお前の覇道だ。
今更打算無しの礼儀を身に着けたり野心が萎んだ大人になったお前など見たくはない」
森崎「………本っ当にコメントに困る褒め方を………」
井出「(こ、これって説得?なんだな?で、でも森崎さんは案外満更でもない…?)」
見上の思惑の原因は森崎に対する高評価だった。それも善し悪しをざっくばらんに言い放つ評価の仕方である。
歯に衣を着せない言い方に森崎のこめかみはひきつったが、今までの自分を的確に言い表されている自覚もあり
怒るメリットを見いだせず、やがてため息をついて受け流したが次の話題で更に大きく驚かされる。
森崎「はあ〜、分かりましたよ。で、俺がスタメンGKとして、残りはどうするんですか?」
見上「それだが、一つ提案がある。既に井出や片桐くんとも話し合って決めた案だ」
森崎「ん?なんです?」
見上「この試合のフォーメーションとスタメン決定は、お前に託そうと思う。やってみるか?」
森崎「えっ!?」

64 :
見上は何と森崎に自由にフィールダー達を選ばせる事を提案してきた。
今まで基本は見上が決め、森崎の希望や意見もある程度は取り入れると言う形でチームを運営してきた彼の
突然の提案に流石の森崎も目を白黒させたが、見上は構わずに続けた。
見上「先程も言った通り、お前の指揮能力と勝負運は高く評価している。ならばこの大一番、
お前の好きにやらせて納得の行く形で戦わせてやる事がお前の、そしてチームの力を
引き出すだろうと判断した。無論対外的には私が決めた事になるがな」
森崎「…いいんですか?本当に」
見上「構わん。無論強制するつもりもない。ただでさえ正GKでありキャプテンという重圧があるのだ、
この上監督業まで代行したくないと言うのなら全く構わん。それなら何時も通り私が決めていこう。
別に私は未知の大舞台のプレッシャーに負けた訳でも監督としての責任を放棄したい訳でもない。
ただこの案がよりチームを強くするかも知れんと思ったから、試してみたいだけだからな」
井出「(森崎さんは自分が成り上がる為にだけど、本当にチームとチームメイトを見ているんだな。
既に名監督の片鱗は見せているし…プレッシャーがかかるとむしろ強くなるタイプだと思うんだな)」
森崎「(こりゃあ予想外の話が来たな…どうするか…)」
今までに一度もなかった編成権の譲渡。この提案を森崎は数秒間の考慮の後…
A 「いいですよ。俺の好き勝手にやらせてもらいましょう」承った。
B 「流石にいくらなんでもそりゃダメですよ」断った。
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65 :
>A 「いいですよ。俺の好き勝手にやらせてもらいましょう」承った。
森崎は提案を受け入れた。そこにあったのは野心か、愉悦か、それとも別の何かか。
ひょっとしたら森崎本人にも分からなかったかも知れない。
見上「…そうか。なら最後に一応付け加えておくぞ。万が一滝をCBに起用するだの
高杉をCFWにするなどと馬鹿な事を言い出したら即刻でこの提案を無かった事にするし、
どう考えても有り得んだろうと言う箇所が部分的に存在したら私が修正を加える」
森崎「分かっていますよ」
井出「それじゃ、この名前つき磁石とマグネットボードで納得がいく様に弄って欲しいんだな!」
森崎「おう…なんかオモチャみたいだなこれ」
井出「実際にオモチャみたいな物だけど、コンピュータでも使わない限りこれが一番便利なんだな」
こうして森崎は監督の立場に立たされ、選手達の名前テープが貼りつけられた磁石を
サッカーフィールドを模したマグネットボードの上で動かし始めた。
森崎「(う〜ん…戦力的には中山、日向、翼はまず外せないか…?他にもどんなフォーメーションでも
こいつはスタメン確定って言うのは…いや待てよ、選手よりも先にフォーメーションを決めるべきか?)」
A まずはフォーメーションを決めて、それから選手とそのポジションを選ぼう。
B 選手とそのポジションを選んでいけば、フォーメーションなんか自然に決まるな。
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66 :
>B 選手とそのポジションを選んでいけば、フォーメーションなんか自然に決まるな。
森崎「(よし、選手とポジションから選んでいくか。まずは誰にするかな…)」
決定済選手:
森崎GK
残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
翼 岬 三杉 松山 山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林
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67 :
>MF 翼
森崎「(まあまずは確実に翼をMFにするか。シャクだがあいつは絶対に外せない奴の一人だしな…次は…)」
決定済選手:
MF 翼 
GK 森崎
残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
岬 三杉 松山 山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
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68 :
>MF 三杉
森崎「(三杉もMFで使うのが王道だな。わざわざFWやDFで使う理由もないだろう。次は…)」
決定済選手:
MF 翼 三杉
GK 森崎
残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
岬 三杉 松山 山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 22:00:00☆ から投票期間を設けます。
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        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

69 :
>MF 岬
森崎「(MFをどんどん決めちまうか。パス要員として必須な岬もMFだ。次は…)」
決定済選手:
MF 翼 三杉 岬
GK 森崎
残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
松山 山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 22:40:00☆ から投票期間を設けます。
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        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

70 :
>MF 松山
森崎「(松山もMFっと。これでMF4人だな。次は…)」
決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山
GK 森崎
残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
次藤 早田 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 23:00:00☆ から投票期間を設けます。
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        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

71 :
>DF 早田
森崎「(早田をDFに入れておかなきゃな。次は…)」
決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山
DF 早田
GK 森崎
残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
次藤 中里 石崎 高杉 赤井 中山
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/29 23:40:00☆ から投票期間を設けます。
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72 :
>MF 中山
森崎「(中山は今回はMFで使うか。中盤を厚くしよう。次は…)」
決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田
GK 森崎
残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
次藤 中里 石崎 高杉 赤井
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
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     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

73 :
>DF 次藤
森崎「(次藤もDFに入れとく。シュートブロックしてもらわないとな。次は…)」
決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田 次藤
GK 森崎
残った選手:
日向 政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
中里 石崎 高杉 赤井
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/30 00:20:00☆ から投票期間を設けます。
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74 :
>DF 日向
森崎「(よし、ここだ!ここで奇策を使うんだ!日向をDFにする!次は…)」
決定済選手:
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田 次藤 日向
GK 森崎
残った選手:
政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢 葵
中里 石崎 高杉 赤井
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/3/30 00:35:00☆ から投票期間を設けます。
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        最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。
     サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。
         尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。

75 :
>FW 葵
森崎「(そしてFWに葵だ。あいつの一対一が武器になるだろう。最後の一人は…)」
決定済選手:
FW 葵
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田 次藤 日向
GK 森崎
残った選手:
政夫 和夫 新田 来生 滝
山森 井沢
中里 石崎 高杉 赤井
若島津 若林
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
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76 :
>DF 中里
森崎「(最後の一人は…無難にDFで中里だな。こいつのスピードが生きる場面がありそうだ)」

決定済選手:
FW 葵
MF 翼 三杉 岬 松山 中山
DF 早田 次藤 日向 中里
GK 森崎

森崎は選んだ順に名前つき磁石をフィールドを模したマグネットボードに貼っていった。
MFを最初に4人選んでいた時点では見上と井出は特に何の反応も見せず見守っていたが、
中山をMF起用した時点で訝しげな表情が浮かぶ。一体何時FWを、特に日向を選ぶのかと。
そしていざ日向がFWではなくDFの位置に選ばれた時見上は目を大きく見開き、
井出は叫び声を口から漏らしそうになっていった。そのままの表情で最後に中里をDFに
選んだ森崎がマグネットボード上の配置を最終調整するのを見て、見上がやっと声を出す。
見上「4−5−1…それも葵のワントップで、日向がDFだと?」
井出「え、えーと、これだと日向さんはリベロ扱いになるんだな?」
森崎「まーな。攻撃参加もしてくれなきゃいけないからな」
見上「…奴が納得するかどうかは別問題として、このフォーメーションの狙いを知りたいな」

77 :
森崎「はい。このフォーメーションの狙いはずばり…」
A 「1点勝負です」
B 「遅攻連発です」
C 「敵の混乱です」
D 「膠着誘発です」
E 「大量得点です」
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78 :
>B 「遅攻連発です」
井出「遅攻ですか?確かにシンゴ一人でカウンターは難しいから、ウチは遅攻するしかないですが…」
森崎「いや、違う。ウチだけじゃない。ブラジルにも遅攻を強いる」
井出「えっ!?」
見上「つまり、日向をDFとして使う事でこちらのボール奪取率を上げつつ、こっちも人数をかけて
ゆっくり攻め、例えこちらの攻撃が防がれても向こう陣内の奥深くで仕切り直しになるのが狙いか」
森崎「そうです。葵と日向はその為の相互利用の囮です。葵はジェトーリオとドトール以外なら
逃げ続けるのは難しくないし、葵にマークを集めてくるのならMF達、そして日向が動きやすくなります。
向こうも日向を野放しにはしないで警戒してくるでしょう。そうなると思い切って葵から
ボールを奪いに行く事も難しくなる。結果、奴らは戦線を戻されるまどろっこしいディフェンスを強いられる」
井出「た、確かに…でもその分向こうの守りも厚くなって、点を奪い難くなるんじゃ…あっ!」
森崎「お前が分析したんだからお前が気付けよ。さっき言っただろ、ブラジルだからと言って
全員が何でも出来る訳じゃないって。ブラジルのゴール前で厄介なフィールダーは断トツで
ディウセウで、次点でアマラウとカルロスだ。ディウセウとアマラウはどうせ何時も守りに
居るんだから考える必要がない。カルロスが守りに気を取られるならそれはそれで有り難いんだ」
見上「だが、それなら向こうはこっちのMFが上がった隙に速攻を仕掛けてくるかも知れんぞ」
森崎「問題ありません。向こうの速攻要員はネイとトニーニョ。あいつらがゴールデンコンビで
上がってきたら簡単に裏を取られるでしょうけど、あいつらが俺からゴールを奪えるとしたら
ブースターシュートしかないですがあれは技の性質上トニーニョがネイよりも先の位置に
つかないといけない。つまり速攻の直後には使えない。あいつらの速攻はそんなに怖くないんですよ」

79 :
見上「速攻を仕掛けてくるのはその二人とは限るまい。カルロスやザガロが突っ込んできたらどうする気だ?
ザガロは元々守備参加に戻らん見込みが高いし、カルロスも開き直って攻撃に専念するかも知れん。
人数をかけて攻めると言う事は、相手に凌ぎきられたら反撃のチャンスを与える事なのだぞ」
森崎「そこは攻撃陣がシュートで攻撃を終える事と、それが失敗した時はDF達の奮闘に期待ですね」
見上「なんだそれは。リスクの甘受ではないか」
森崎「相手はブラジルですよ?ワールドユースの決勝戦ですよ?リスク無しに勝てる訳無いじゃないですか。
リスクを分散し過ぎてチャンスまで霧散させるよりは、予測できるリスクと引き換えに攻めるべきです」
見上「……………」
森崎は持ち前の弁論術と気の強さで自分の意図をこんこんと説き見上を納得させようとした。
そして見上はしばし沈黙した後…
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★見上、ご乱心の最後のチャンス→(!card)★
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JOKER→見上「ええい、もうお前ら若造には任せておけん!ワシがワントップFWとして出る!」とうとうご乱心!
クラブ以外→見上「日向が納得しなかった場合はお前が説得するのだぞ」ため息と共に了承してくれた。
クラブ→見上「いくらなんでも博打要素が大きすぎる。日向はFW、ツートップだ」却下され修正された…

80 :
★見上、ご乱心の最後のチャンス→( ダイヤ7 )★
クラブ以外→見上「日向が納得しなかった場合はお前が説得するのだぞ」ため息と共に了承してくれた。
-----------------------------------------------------------------------------
森崎「はいはい。大丈夫ですよ、アイツは挑発で乗せやすいですから」
見上「そうである事を願おう。さて、次は具体的な配置の仕方を見せてもらおうか」
森崎「そうですね…」

全日本ユース 4−5−1
−−J−− J葵
−−−−−
−−I−− I翼
G−−−F G三杉 F岬
−E−D− E中山 D松山
B−H−A B早田 H日向 A中里
−−C−− C次藤
−−@−− @森崎

森崎「こうです。ドリブルもワンツーも出来て攻撃の起点になりやすいネイとトニーニョの居るサイドに
タックルもパスカットも出来る三杉と中山を割り当てます。逆サイドはマウリシオは正直怖くない。
サンタマリアのブーメランパスはありますが、そこは中里と岬に担当させます。
FW達のドリブル突破は松山と早田に加え、日向を暴れまわらせて牽制していきます。
次藤はシュートブロック専念ですね。日向のカウンターシュートは一回あればラッキー、程度です」

81 :
見上「守備は分かった。では攻撃は?」
森崎「攻撃のメインとなるのは葵と翼です。葵が前線で敵をひきつけつつ、やばくなったら翼に戻す感じで。
この二人が時間と距離を稼ぎ、残りの攻撃陣を上がらせて人数を揃えてからゴールを狙う。
ポイントは葵と翼は両方とも一対一からのゴールを狙いやすい事です。この為ブラジルはどちらか
一方をマークし過ぎる事は出来ないし、DFラインも上げにくくなるでしょう。
しかも日向が上がってくる事を警戒する為に向こうのMF達は奴の相手をしなくてはいけない。
このフォーメーションならブラジルは相当守り難さを感じてくれます。以上です」
森崎は具体的な配置を示し、それぞれの役割と攻守に置ける目標を説明した。
見上はそれを聞いてしばらく吟味した後、メモをいくつか取ってから頷いた。
見上「いいだろう。ではブラジル戦はこれでスタートする。くれぐれも私がお前に
決定を託した事は他言無用だぞ。もしあったらこのスタメンとフォーメーションは完全に無かった事にする」
森崎「はい、わざわざ漏らしたりしませんよ(勘のいい奴は気付くかも知れないが、そりゃ知ったこっちゃないな)」
見上「では戻れ。ここからは私の仕事だ」
森崎「はい。失礼します」
こうして結局森崎の案は全て無修正で通った。部屋を出る際の彼の機嫌が良かったのは言うまでもない。
彼が去った後の見上と井出はそうではなく、見上はまたため息をつき、井出は不安気に立ち竦んでいた。
見上「全く。奴が常識的なフォーメーションを組む筈はないと思ったが、まさか日向をDFとはな…」
井出「連携なんか他の選手にやらせればいい、って考えなんでしょうね。ツボに填まれば確かに強くなるでしょうけど、
普通のチームだと日向さんをFW以外で使うにしても精々MFなんだな。ドイツのポブルセンみたいな使い方なら…」

82 :
見上「それだけでは足りんと考えたのだろう。だがもう決定は下された。後はここまで日本を勝たせ続けてきた
あいつの強さを、あいつの作り上げたチームを信じるしかあるまい…全く、このチームの監督をしていると胃が痛くて敵わん」
井出「…でも、なんだか勝てそうな気もしてくるんだな。森崎さんならきっとやってくれるって」
見上「…ああ。そう思う。戦力的にはブラジルが一段上だと思うが、不思議と勝てそうな気がする。監督が言って良いセリフではないがな」
森崎の破天荒さを改めて知り、二人は心労が絶えなかったがそれでも
何とかなるのではないかと言う一種の楽観を味わう余裕はあった。
見上「………フゥ」
井出「………あの。やっぱりあれは言っておいた方が…」
もう一つ、森崎には言わなかった懸念事項がある為その楽観は長くは続かなかったが。
見上「コインブラの事だろう?駄目だ」
井出「で、でも!もし分析通りの実力だったら…!」
見上「だからこそだ。お前の分析は信頼している。あの限られた資料で行った分析でも当たっているかも知れん…
だが、当たっていたら結論は“全てが凄すぎるので対策など練れない”になってしまう。
勿論逆に当たっていなかったら不正確な情報を与えるのは害にしかならない。だから教える訳にはいかんのだ」
井出「………結局、出てこないんでしょうかね。あの選手は」
見上「ドイツ戦であれだけ追い詰められても出てこなかった。つまり何らかの事情で使いたくても使えない、
もしくは使いたくないのだ。ならばそれが決勝までのたった3日間で解決出来るとは思えん。
試合前のウォーミングアップには参加しているのだから、怪我と言う線も無さそうだしな」

83 :
ブラジルユースの10番、アルツール・アンチネス・コインブラ。
謎に包まれた彼の実力を見上達は南米のストリートサッカーのビデオで知っていた。
限定的で信憑性に疑問符がつく資料に基づいた井出の分析結果はこうなっていた。

コインブラ
突破力:A 得点力:S ボールカット:S ゴール前:A スタミナ:S
ほぼ全ての分野に置いて世界で一、二を争える。対抗出来るのは一流の上に超がつく選手だけ。

井出「もっと資料があれば…ああっもう、なんでこの人は公式戦に出ていないんだな!」
見上「それを悔やんでも仕方があるまい。探偵の真似事が出来る賀茂ですら大した資料は
みつけられなかったのだ。奴は試合に出てこない…それを前提で戦うしかないのだ」
井出「でも、もし…もし、出てきたら?」
見上「………先程も言った。データが正しくなければ対策は練れない。
正しかった場合は…出来る限り避けて戦うしかない。それ位しか出来る事がないのだ」
見上はコインブラの事を選手達に伝えなかった。
そうした方が良いと判断した。
それが吉と出るか凶と出るかは二日後に判明する。

84 :
〜大会24日目、エスタジオ・ド・マラカナン〜
翌日、遂に決勝戦まで後1日となった。
こういう大会に置いて3位決定戦と言う物は盛り上がり難い物である。
準決勝で敗退しモチベーションが低下したチーム同士の戦いであり、しかも大本命の決勝戦が翌日に迫っているのでは致し方ない。
サッカー王国ブラジルと言えど、この日は収容数の多いマラカナンスタジアム満員とは行かなかった。
それでもドイツユースとイタリアユースは戦わなくてはいけない。
例え勝っても決勝戦には行けないのが分かり切っていても、連日の激戦で疲れ切っていても、
ちゃんとプロらしく真面目に戦えると言う事を証明しなくてはならないからだ。
だがこの2チームの対決は見逃した事を惜しまれる様な内容にはならなかった。

ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!
放送「試合終了!結果は4−1。ドイツ、大差でイタリアを下し3位の称号を手に入れました!」
観客「あー、やっぱりこうなったか」「そりゃあドイツが勝つよなあ」「正直見に来なくても良かったな」
ストラット「…く、くそっ…!」
アルシオン「…割り切るぞ。悔しがるのは後でいい、まずはクールダウンだ」
ジェンティーレとランピオンを欠いた上に120分間の死闘で消耗がより激しかったイタリアがドイツに勝つのはかなり難しい。
事前にそう予想されており、そして何の面白味もなくその予想通りにドイツが大差で勝ったからである。

85 :
放送「ジェンティーレくんとランピオンくんと言う主力二人をレッドカードで欠いたイタリアユース!
アルシオンくんのキープ力で粘り、ストラットくんの一発で少ないチャンスをモノにしようとしましたが
それだけで負けてくれる程ドイツユースは甘い相手ではなかった!シュナイダーくんが2点、
ポブルセンくんが1点、カペロマンくんも1点奪い自慢の攻撃力を見せつけてくれました。
イタリアはアルシオンくんのスルーパスからストラットくんがかろうじて1点決めただけに終わりました。
日本戦で感動的な立ちはだかりを見せてくれたヘルナンデスくんも今回は上手く行かず大炎上。
だからと言って彼を責めるのは酷と言う物でしょうし、これで彼の価値が落ちる事もないでしょう」
シュナイダー「無様…と言いたい所だが、今の燃え尽きたお前では仕方ないな」
ヘルナンデス「厳しい事で有名なお前に慰められるとはな…あんまり嬉しくないな」
シュナイダー「お前への慰めではない。俺自身への戒めだ。
不利な状態の相手に勝った事で実力者を見下していては、自惚れと油断に繋がる」
ヘルナンデス「そういう事か。納得が行ったよ」
当然両チームともその事情は把握しており、勝ったドイツは驕る事なく、負けたイタリアも腐る事はなかった。
お互いにある程度面識がある為試合後の交流もあり、特にジュニアユース時代からの付き合いである
シュナイダーとヘルナンデスはキャプテン同士らしく厳かに話し合っていた。
シュナイダー「お互い先は長いんだ。次はもっと面白い舞台で本調子で出会おう」
ヘルナンデス「ああ、個人的にも頻繁に会う事になりそうだしね」
シュナイダー「ん?流石にブンデスリーガとセリエAではそう頻繁に会う機会はないと思うが…
代表試合とヨーロピアンカップとUEFAカップを除けば後はフレンドリーマッチしかチャンスはないだろう?
それともお前はブンデスリーガに移籍してくるつもりなのか?俺は当分バイエルンでやるつもりだぞ」

86 :
ヘルナンデス「いや、俺もしばらくはインテルに居るつもりだよ。だがマリーにミラノに来てもらうんだから、
これからは家族ぐるみの付き合いになるだろう?よろしく頼むよ、お義兄さん♪」
シュナイダー「……………あ゛?」
ただし、ヘルナンデスの爆弾発言でその場は台無しになった。
ヘルナンデス「あれっ、君はまだ聞かされていなかったのかい?
もう了承の手紙をもらっているし、親も承諾してくれたって書いてあったんだけど…」
シュナイダー「………そうか。時折マリーがイタリア旅行に行っていたり、
イタリアの友人がドイツに来ているから遊ぶと言っていたのは…貴様か…キサマかぁ…」
ヘルナンデス「(あれ、これ、俺ヤバい?)」

シュナイダー「キサマかぁああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」
ヘルナンデス「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!?」

その後シュナイダーは数分後味方に取り押さえられるまで逃げるヘルナンデスを追い掛け回したが、
観客も実況も特に興味を示さなかった為スキャンダルにならなかったのは幸運だった言えるだろう。

マリー「…お兄ちゃん…何やっているの…!」
ただしドイツに中継していたテレビカメラはシュナイダーにスポットライトを当てようとその映像を拾っていた為、
ドイツでテレビ観戦していたマリーが青筋を立てていたのは不運だったと言えるだろう。

87 :
*シュナイダーのヘルナンデスに対する感情が「R」になりました。
*ヘルナンデスのシュナイダーに対する感情が「鬼い様」になりました。

大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ):
12ゴール シュナイダー
11ゴール ストラット
10ゴール カルロス
9ゴール 日向
8ゴール ディアス
7ゴール ザガロ
5ゴール カペロマン、火野、ビクトリーノ
4ゴール ポブルセン、翼、森崎、ランピオン、カマーチョ
3ゴール ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ
2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉
1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、
     カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ

大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ):
7アシスト アルシオン
5アシスト サンタマリア
4アシスト 岬
3アシスト カルツ、カルロス、マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、
2アシスト フライハイト、カペロマン、バンビーノ、ピエール、王、森崎、トニーニョ
1アシスト カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、
      シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ

88 :
〜大会24日目、全日本ユース宿舎〜
日本はドイツとイタリアの三位決定戦を観戦せず、後にスコアを知るだけであった。
目の前の決勝戦に集中しろと言う見上監督の方針であり、それに異論を挟む者も居なかった。
全日本ユースはもっぱら自分達の作戦会議で忙しかった。
井出「…以上がブラジルユースの予想スタメンと分析結果なんだな」
どよっ…
会議はまずブラジルユースの分析結果から始まり、選手達のどよめきに応えられた。
強いのは分かり切っていたが、今まで見た事がない程の高評価にうんざりせずには居られなかったのだ。
見上「言うまでもなく、とてつもなく強い。ドイツを破った実績からして、今までで最強と言って良いだろう。
パスが比較的有効、ゲルティスは一対一とスタミナに少しだけ不安あり、特大の切り札を持つのはカルロスのみ…
などとつけいる隙が無い訳ではないが、その程度の不安要素では到底楽観出来る訳がない。
特に優れた突破力と火力を兼ね揃えた選手が何人も居るのは非常に危険だし、
ゴール前の守備も一通り出来る人材が揃っている為様々な攻め方を駆使しなければ崩せないだろう。
更に贅沢なタレントを使いまわせる癖に全選手が豊富なスタミナを持っている上、
ドイツ戦で見せた通り戦術面もメンタルも強い。持久戦になったらこっちが不利になるだろう」
翼「(流石ブラジル…これが、俺が憧れつづけたサッカー王国の堂々たる強さだ)」
日向「(ビビッている奴らが何人か居るな…足を引っ張らなきゃいいが)」
若林「(客観的に言って、ブラジルの方が強いと認めざるを得ないな…)」

89 :
見上「だが、強敵とは勝てる可能性がある相手の事だ。絶対に倒せない相手は強敵とは言わない。
お前たちもここまで勝ち上がってきたのだ、世界一を争う資格は十二分にある…
だが今更こんな事は言うまでもないだろう。具体的な作戦の話に移ろう」
見上はブラジルの強さを再確認させた上でフォーメーションとスタメンの発表に移った。
それ自体は当然の事で何の驚きも起きなかったが、いざフォーメーションが発表されるとどよめきが走った。
日向「!」

−−−−− 
−−J−− J葵
−−−−−
G−I−F G三杉 I翼 F岬
−E−D− E中山 D松山
B−H−A B早田 H日向 A中里
−−C−− C次藤
−−@−− @森崎

赤井「え、えええっ!?日向さんがDFですかぁ!?」
若島津「な、な…監督、本気ですか!」
山森「この大舞台でこんな奇策を…!?」
混乱した者達が早速声を上げる中、肝心の日向は…

90 :
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★日向の反応→(!card)★
と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。
JOKER→日向「ああ、監督も同じ事を考えていたんですね」なんと自分から提案する気だった!!
ダイヤ→日向「良いですよ。合理的だ、やりましょう」意外にも合意した。
ハート→日向「…勝つ為なら仕方がないですね」渋々納得した。
スペード→日向「監督、俺がDFとして動けると思ってるのか?」やはり納得しなかった!
クラブ→日向「森崎…てめえ、何考えてやがんだ…!」バレました☆

91 :
★日向の反応→( ダイヤK )★
ダイヤ→日向「良いですよ。合理的だ、やりましょう」意外にも合意した。
-----------------------------------------------------------------------------
見上「!?」
森崎「なぬ!」
翼「!」
若島津「日向さん!?」
渋々と受け入れるのならともかく、まさか日向があっさり合意するとは誰も思っていなかった。
出来れば森崎に頼らず自分で説得したかった見上も口を挟むタイミングを見計らっていた森崎も
予想外の反応に面喰ってしまった。それを見越して日向は更に続ける。
日向「俺をあえてこんなに後ろに配置するのはドリブラーが豊富なブラジル相手の嫌がらせ。
そしてタックルに優れたディフェンダーが俺をマークしにくくする為でしょう?」
見上「…その通りだ。今まで通りお前をFWに配置しているとジェトーリオやドトールに
止められる危険性が高い。それなら後ろの方でボール狩りをやりつつ撃ち易くすると言う作戦だ」
日向「ですよね。では、それで行きましょう。便宜上はリベロ扱い。連携は他の奴任せですよね?」
見上「うむ…急造DFのお前に連携は求めていない。己の判断で相手を困らせればいい。
そういう訳だ。中山、松山、早田、次藤、中里。フォーメーションのバランスはお前たちで取れ」
中山「は、はい(最初から合わせるのを放棄するのか…仕方ないな)」
松山「はい…(日向にチームワークを期待するだけ無駄だっていうのは分かるけど…)」
早田「はい(日向の奴はタックルは上手いからな。俺もやりやすくなるって割り切るか)」
次藤「はい(作戦上は妥当じゃけん、精々馬車馬ばし走ってもらうばい)」
中里「はい(拙者側にドリブラーが来ても対処しやすくなる。有り難き事也)」

92 :
日向は自分をDFで起用すると言う奇策の狙いを端的に解説してみせ、その場の主導権を握った。
無論日向が遊撃する分計算し辛くなり守備陣の負担は増えるのだが、
それぞれの思惑はどうあれ文句を言う者は居なかったのは日向の立ち振る舞いの影響もあっただろう。
三杉「(やはり彼はその凶暴性が暴発しない限りは極めて合理的で知的な人間だな)」
岬「(自分が納得さえすれば、勝つ為には何でもすると言う言葉に嘘はないんだよね)」
山森「(俺は驚いて意味が分からなかったのに…人格は酷いが、頭は流石だな)」
赤井「(この人…こええ。この若さで大企業の社長なんかやってられるのが良く分かった)」
若島津「(これがこの人の強さか…俺はまだまだ甘いのかも知れない)」
事実、日向の今回の言動に感心した者は少なくなかった。
翼「(…日向くんはプロ向きの性格と言えるかもな。協調性の無さが大きなリスクだけど)」
若林「(こいつがプロとして大成できるかどうかは合うチームをみつけられるかにかかっているだろうな)」
過去のキャプテン候補達ですら評価を改める程だった。
森崎「(な、なんか日向の株が上がっている雰囲気だ…!いや、今更こいつにキャプテンの座を
脅かされる事なんてないだろうからどうでもいいが…クソッ、なんかムカつく!)」
森崎は内心歯ぎしりしていた。

93 :
.

*日向チーム内支持率:46→48

94 :
見上「三杉、お前がこちらのサイドに配置された理由はタックルとパスカット両方に優れるからだ。
勿論相手をするのはネイとトニーニョだ。ドリブルとパス、もしくは連続ワンツー。何をされても中山と
連携して防げ。そして攻撃参加もしてもらう。もし葵や翼がボールを保ちきれない時はお前の出番だ。
後は…今更言うまでもない事だろうが、ペース配分には気をつけろ。この試合、延長戦も大いに有り得るぞ」
三杉「はい(このサイドを通されたらすぐに撃たれかねない。責任重大だが、やり甲斐のあるポジションだ)」
見上「岬、お前は守備ではサンタマリアのパスを阻害し攻撃ではブーメランパスとブーメランシュートを
使い分ける事が求められる。お前のサイドにはジェトーリオが居るのだから愚直にドリブルで突っ込む事は出来ない。
だがパスでかわし続ければしびれを切らして他者のマークに行くだろう。そこでシュートチャンスがある。
だが無理には狙うな、フリーになれる絶好機を待つんだ。ただ闇雲に撃つだけではブラジルには通じんぞ」
岬「はい(ジェトーリオが離れてもマウリシオやアマラウが来るだろうなあ。だけどそこがあれのチャンスかも)」
見上「中山、お前は今回ボランチとして使う。今回のお前は中盤の守りがメインとなる。三杉同様相手をするのは
ネイとトニーニョだ。この二人は速攻も時間稼ぎも自力での得点も出来るし、ツインタックルでボールも奪える。
更にカルロスもマッチアップの機会が増えるだろう。奴らを自由にさせるな。ハイレベルなシューターが豊富なブラジルは
通常のチーム以上に撃たせる前に止める事が重要となるのだ。ドイツの二の舞を踏むな」
中山「はい(大丈夫だ、やれる!ブラジルは確かに猛者揃いだが、俺は既に世界最高の攻撃的MFを知っている!)」

95 :
見上「松山、お前がやる事は何時もと変わらん。攻守のつなぎ役だ。お前は向こうのツートップ、
カルロスとザガロを相手する事が多くなるだろう。奴らに好き放題に撃たせていたら勝てる物も勝てん。
責任を持って奴らを止めろ。そしてボールを奪ったら奪い返される前に適切な場所に逃がすんだ。
お前の周囲には翼、岬、中山、中里とボール運びに長けた4人が居る。その時々で適切な者に逃がせ」
松山「はい!(とうとうここまで来た!道産子魂を世界中にみせつけ、故郷に錦を飾るんだ!見ていてくれ、皆!)」
見上「次藤、お前はいつも以上に忙しくなるだろう。元々ミドルシュート要員が多いチームが
これだけ中盤の守りを厚くされたら焦れてシュートを強引に撃ってくる事が予想される。
そういうシュートを食い止めるのがお前の仕事だ。正に体を張ってもらう事になるが、やってみせろ。
展開によってはお前は試合終盤まで体力が続かんかも知れん。早すぎる段階で燃え尽きない様注意しろ」
次藤「はい(流石ワールドユース決勝戦、ごつかシューターがごーぎ居るのう。うんにゃー、楽しみばい)」
見上「早田、中盤が抜かれてしまった場合はお前が撃たれる前の最後の頼みの綱となる。
特にカルロスを相手にする機会がかなり多くなるだろう。あいつは世界のトップ10に入れるドリブラーだ。
だがお前もボールを奪う事にかけては世界のトップ10に入る筈だ。自信と誇りを持って立ち向かえ。
いざボールを奪い返した後は逆サイドの中里をメインに手薄な場所にパスだ。タックル直後のマークにも気をつけろ」
早田「はい(ドリブラー共が選り取り見取り…へへっ、この早田誠がどれ程優れたDFなのか証明させてもらうぜ)」

96 :
見上「中里、お前はサンタマリアのスルーパスを警戒しつつ基本はバックアップ役だ。
こぼれ球のフォローだけでなく奪われそうなボールの緊急避難先として出番が多くなるだろう。
ただしお前のサイドにはジェトーリオが居る為自力でオーバーラップを仕掛けるのは危険だ。
基本はチーム全体が遅攻で行く事を忘れずに、こちらのボールキープ率の向上に貢献するのがお前の役割だ」
中里「はい(いよいよスポーツ忍者として大成の道が見えてきたナリ。この天下分け目の合戦、大金星を獲ってみせる!)」
見上「…改めて言うまでもないが、スタメンに選ばれなかった者も常に臨戦態勢で居ろ。この試合、延長戦も大いに有り得る。
スタメンだけで最後まで戦おうとするのはまず無理だろう。各自ウォーミングアップを怠るな」
全日本メンバー『はい!!』
見上「最後に森崎。分かっているだろうが、お前が体力切れを起こす事も有り得る。
だからと言ってペース配分に拘り過ぎて失点を重ねては元も子も無い。その塩梅はお前が何時も苦しんできた事だし、
これから先もサッカーをしている限りつきまとうだろう。私から言える事はただ一つ…」
森崎「………」
見上「勝て。お前は勝つ為なら何でもやってここまで来た。勝って、己を証明してみせろ」
森崎「はい(この監督の基準だと、これでも素直に褒めてるんだろなあ。この狸親父め)」

97 :
見上「さて、森崎。話すべき事は全て話した。明日のミーティングではもう話す事はない。
だから明日まで待つ必要はない。キャプテンとして言っておきたい事を今の内に言っておけ」
森崎「(おっと、このタイミングでか。明日言おうと思っていたんだが…)」
全日本メンバー『……………』
森崎「(まあいいか、今言っちまおう)」
A 「よし、いこう、いこうぜ、みんな!」無難に号令をかけるだけにする。
B 「皆、ここまで良く戦ってきた。後もう一度だけ力を貸してくれ」謙虚にチームメイトを褒める。
C 「俺達が世界一になるのは当たり前だ。何故なら俺達が世界で一番強いからだ!」強気でブチ上げる。
D 「ま、そんなに固くなるなよ。どいつもこいつもリオカップで倒した連中ばかりだ」あえて相手を侮る。
E 「全日本ユース出撃!花見の準備をせよ!」笑いを取りに行く。
F 「世界サッカーの伝統を凌辱するぞ!」凌辱発言! 
      http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて
            ☆2014/4/19 00:30:00☆ から投票期間を設けます。
    そこから  15  票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は
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98 :
>C 「俺達が世界一になるのは当たり前だ。何故なら俺達が世界で一番強いからだ!」強気でブチ上げる。
森崎「いいか皆。俺達は明日、勝つ。そして世界一になる」
全日本メンバー『………』
森崎「俺達以外の奴らはどんなに強くても二番目にしかなれない。同じ時代に俺達が居た不運を呪ってもらう。
それが世界一になると言う事だ。日本サッカーは弱い?もうそんなのは過去の話だ。
これからは日本はサッカーが強いのが常識になるんだ。俺達がそういう世界に作り変えたんだ。
もう一度言う。俺達が世界一になるのは当たり前だ。何故なら俺達が世界で一番強いからだ!それを証明しに行くぞ!」
全日本メンバー『ぉおおおおおおおおおおおおおおっ!!!』
見上「(うむ、これでいい。この不遜さこそが森崎の強さだ)」
森崎は自他共に彼らしいと認める強気で傲慢な態度を貫き通した。
彼はこの態度で力を得、勝ち上がり、頂点を掴み取ってきた。
それが最強のサッカー王国、ブラジルにまで通用する物だと誰もが信じていた。

来生「(え?え?え?決勝戦なのに出番なし…?こ、これじゃこのスーパースターが埋もれちゃうじゃないか…
ち、違うんだこれは厚生の罠なんだ俺は填められたんだ…僕が、一番上手くストライカーを…)」
一人だけ、別の事を考えて呆然としていた者も居たが。

*来生がとうとう「スキル・何があっても自信を喪失しない」を喪失しました。

99 :
〜同日同時刻、ブラジルユース宿舎〜
ロベルト「…では、以上でミーティングは終了だ。解散!(やっぱりコインブラは出せそうにないか〜…
本人が出たいって言ってこないし、他の皆も認めそうにないし…だ、大丈夫だよな…?)」
同じ頃、ブラジルユースもミーティングを終えていた。何時も通りロベルトはスタメンを発表した後は
具体的な作戦は選手任せで、何時も通りコインブラは最後尾に座ったまま一言も会話に参加する事はなかった。
だが今回は何時もと違う事があった。ロベルトがポーカーフェイスを崩さない内に立ち去り、
コインブラも誰とも関わらずに立ち去るのは何時もの事だったが、他の選手達22人はまだ解散せず
部屋に残りカルロスに視線を集めていた。カルロスもそれを予期していたのか、咳払いをしてからゆっくりと口を開いた。
カルロス「皆、言いたい事は分かっている。コインブラの事だろう?」
サンタマリア「…ああ、そうだ。結局あいつをどうするかを解決しないままここまで来てしまった」
ザガロ「フン、今日はなんとなく居心地が悪そうなツラしてやがったな」
マウリシオ「結局の所何がしたいんスかね?」
カルロス「…あいつの心理は今となってはどうでもいい。ハッキリしている事はただ一つ、
あいつが明日のスタメンに名を連ねていない事だけだ。そしてハッキリさせないといけない事もただ一つ…」
ネイ「監督があいつを途中出場させてきたらどうするか、だろ?」
ディウセウ「オラはどうすっかもう決めてるけど、おめえの考えも聞いておきたいな」
ブラジルユースの決勝戦前の最大の懸念事項。アルツール・アンチネス・コインブラの存在。
もし彼が使われる事になったら、どうするのか?カルロスはその時こう答えたと言う。
カルロス「…俺はプロサッカー選手だ。プロらしくするさ」

100 :
それだけは失っちゃいかんだろ来生w
もしかしたら一流になれる可能性が0になっちまうぞw


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