TOP カテ一覧 スレ一覧 100〜終まで 2ch元 削除依頼
世論誘導工作・金融支配【田布施システム】茶番対立
経済学の質問総合スレ
SNS人生直滑降ムラカミ
捏造、不正論文 総合スレ(経済学 経済政策)
☆経済成長は可能か?妄信?
経済数学・数理経済学
消費税増税後、税収が増えた国なんて今まであるの?
経済学の質問に答えるスレpart893

金持ちになる方法教えれ

【現代古典派経済学】塩沢由典【複雑系経済学】


1 :2019/01/09 〜 最終レス :2019/12/24
語れ

2 :
稀に見るマジモンの天才だと思う

3 :
塩沢については長く所属していた大阪市立大学のスレッドに詳しい。

-->大阪市立大学・経済学部:ライバルは関西大学か
https://lavender.2ch.sc/test/read.cgi/economics/1287730001/

たとえば、次の書き込み

330名無しさん@お腹いっぱい。2015/04/07(火) 11:22:32.90ID:pr4eMgF3

少し前まで市大の経済学部にいた塩沢由典<数学出で複雑系経済学を専攻と自称>が、
経済学部を改革しようとして中途半端に失敗。

創造都市研究科を悪い置き土産にして、定年後には東京の私学に天下りした。

彼の京大理学部時代などのコネで、若手や准教授を経済学部教員に押し込んだのは
世俗的である(笑

市大の経済学部教員は、こうして
 
旧来のマルクス主義経済学や労働経済学や非理論的なスタッフが主体だが、
文部科学省や世間の批判を受けて、近代経済学部系の人も他大学から入れている。
一部、塩沢のコネで教員になった現実経済に興味ない数理系の若干名教員と、
文学部・社会学部系の経済知識の乏しいデータ整理系の人が数人。

という素晴らしい状態になっている(w



他にもあるんで、サーチよろしくwwwwwwwwww

4 :
転形問題に関して、浅田彰が『逃走論』で推奨するのが
「転形手続きの数学的構造 」( 塩沢由典/basic数学1979年1月44〜49頁)。


https://lh3.googleusercontent.com/-nef6slxrDRo/WLjUsVFKKQI/AAAAAAABLi0/TOjuFNHbcWc/s640/blogger-image-1901895852.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-PtrZqTMF_Kk/WLjUuj4JBQI/AAAAAAABLi4/W9yN52nt9gw/s640/blogger-image-1784306829.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-YTR6zWfwv5E/WLjW5XNL3pI/AAAAAAABLjE/o9uq7Yg4OFY/s1600/blogger-image-1173764253.jpg

https://lh3.googleusercontent.com/-YTR6zWfwv5E/WLjW5XNL3pI/AAAAAAABLjE/o9uq7Yg4OFY/s1600/blogger-image-1173764253.jpg

https://lh3.googleusercontent.com/-5OWuEkM4Q00/WLjYSx7kzAI/AAAAAAABLjU/zGOeE1U27rA/s1600/blogger-image--903427105.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-QLF2kteKlkE/WLjYQrQcNTI/AAAAAAABLjQ/man8lskmV1s/s1600/blogger-image--1465898460.jpg


5 :
転形問題に関して、浅田彰が『逃走論』で推奨するのが
「転形手続きの数学的構造 」( 塩沢由典/basic数学1979年1月44〜49頁)。


https://lh3.googleusercontent.com/-nef6slxrDRo/WLjUsVFKKQI/AAAAAAABLi0/TOjuFNHbcWc/s1600/blogger-image-1901895852.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-PtrZqTMF_Kk/WLjUuj4JBQI/AAAAAAABLi4/W9yN52nt9gw/s1600/blogger-image-1784306829.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-YTR6zWfwv5E/WLjW5XNL3pI/AAAAAAABLjE/o9uq7Yg4OFY/s1600/blogger-image-1173764253.jpg

https://lh3.googleusercontent.com/-YTR6zWfwv5E/WLjW5XNL3pI/AAAAAAABLjE/o9uq7Yg4OFY/s1600/blogger-image-1173764253.jpg

https://lh3.googleusercontent.com/-5OWuEkM4Q00/WLjYSx7kzAI/AAAAAAABLjU/zGOeE1U27rA/s1600/blogger-image--903427105.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-QLF2kteKlkE/WLjYQrQcNTI/AAAAAAABLjQ/man8lskmV1s/s1600/blogger-image--1465898460.jpg


6 :
>>4>>5
タプル対、比、複比から負の数
複式簿記とグロタンディーク構成KOコホモロジー、実保存量

の方に興味がある

7 :
長く何のまともな成果もあげず税金で京大経済研究所に巣食っていた浅田なんて意味ない。
そういえば、塩沢も一時期、京大経済研究所に所属してから市大にきたようだねw。

8 :
以下の話題になったABC予想の解法はグロタンディークに基づく。

ABC予想を証明したと報道された数学者の望月新一氏は、自身のHPでその理論( 宇宙際Teichmuller理論、
Inter-universal Teichmuller Theory)を説明する際に、谷山浩子「そっくりハウス」のアニメ(制作:
山田塔子)を使っていた。
https://i.imgur.com/aqzlzL4.gif
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~motizuki/research-japanese.html

「IUTeich理論って何?」...「そっくりアニメ」による解説
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~motizuki/sokkuri-hausu-link-japanese.pdf


https://video.twimg.com/ext_tw_video/1068148419133239296/pu/vid/640x480/FKZAEa43LzAEZrgd.mp4

9 :
↑ 塩沢との関係は? ただの荒らしか、税金無駄使い学派の書き込み

10 :
自己紹介乙

11 :
無限ループ、乙

または 終了

12 :
塩沢由典は、馬鹿で穀潰しとして終了した。

13 :
なんでそんなに塩沢さんを憎んでるの?

14 :
本当になんで12は塩沢氏を憎んでいるのでしょうか。

15 :
まあ、>>1 や >>2の勘違い君を諭すためでしょ。 
本人は現場知らないのに中小企業問題に口を出す悪癖あるしな。
結局、経済思想家レベルでしかない。

16 :
記事の内容が古すぎるでしょう。ここ数年の成果は、すごいらしい。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokusaikeizai/advpub/0/advpub_kk2018.03.s/_article/-char/ja

17 :
>>12
>>13
>>14

前に研究会で塩沢のコメントを聞いたことがある。
完全に論破していて、報告者はなにも反論できなかった。
そういう手合いが逆恨みしているんじゃないの。

学者なら、学者らしく、理論で反論ればいいのに、それは
無理と悟っているの゛だろう。

18 :
特定宗派のメンバーしか議論に入っていないんだから、
誰も反論しないだけ。君、アホかね

19 :
Sageさんは、どういう意味で「賢者」なの。
「なにも知らないことを知っている」
「なにも分からないことを知っている」
という意味でしょうね。
よく自己認識ができている。

20 :
『リカード貿易問題の最終的解決』読めば次元が違う天才だってすぐ分かるだろ

21 :
教祖様のご託宣は、いつも正しい。

22 :
>>18
>>21

>>16 の論文は、近経もマル経も入っている日本国際経済学会
の共通論題報告のまとめ。

正統派の貿易論の4世代がどこに問題があって、塩沢がそれを
どう克服したか説明して。Sageにそれができるとは到底思えない。

23 :
国際経済学者なんてすごいじゃん。

24 :
sageくんは人格攻撃ばかりしてないで塩沢先生の研究内容への建設的な批判もしてみなよ
あ、出来ないかwただせっかく習った新古典派を批判されてイライラしてるだけの思い上がった無能学部生だもんねw

25 :
無能学部生sageくん「ぼくちんがせっかく習って一生懸命テスト勉強もした新古典派を馬鹿にすりゅな!(プルプル」

ってところかwクッソワロタwwwwwwwwww

26 :
sageくん、君みたいに人格攻撃ばかりする輩には同じように人格攻撃が返ってくるんですよ
それが嫌なら真摯な態度を取ろうね、わかったかガキ

27 :
塩沢信者イライラで草

28 :
優秀な人は嫉妬されるからアンチも多い

29 :
>>23

分かっているとおもうが、国際経済学を研究している学者という意味で、
国際的な「経済学者」という意味ではない。

30 :
経済学サークル内で凄い凄いって褒め合っている光景は
外側から見ると「カルト信者と教祖の馴れ合いにしか見えない」ということなんです。
これは経済学に限った話ではありませんけれども。

歴史的にはイギリスの産業革命を端にして安価な綿織物の輸出が
インドの工業に大きな影響を与え、失業者の増加と大量の死人を出したという経緯があり
これが当然の結果として排外主義や貿易への懐疑となるのですが
完全な鎖国というものが経済面で見ても必ずしも望ましいものではないということを示すために
リカードの比較優位説というものが存在するわけです。
従ってリカードの比較優位説は簡単な掛け算しか使っていないというのは
その理論の示すところに対しては大きな反論ともならないわけですし、
反対にいくら多数国多数財を扱えるようにしたりと貿易理論を精緻化させても
意味の無いお遊びとしか評する他ありません。

塩沢さんが個人で研究をする分には全く構わないわけですが周りが持ち上げるのも
経済学畑の人達は視野狭窄の集まりであるという対外的なメッセージにしかなりません。
スティグリッツさんのように外国資本が途上国の「国の内部」の経済にどのような影響を与えてきたか?
といった視点で見るほうが本質的ですね。

最後に学問たるものは全ての人の為に存在するのであり
アカデミズムの住民の専有物ではありません。
学部生がどうのこうのと言っている恥知らずはさっさと筆を折って学問を辞めたほうがいい。

31 :
まあ、思想史をどう評価してるかという「歴史的資料整理」みたいなもので
個人の趣味に近い。
経済活動の現実と関係ない。昔の話です。
アダムスミスの著作の再評価みたいなものw

32 :
>>30

「経済学サークル内で褒め合っている」というのは、
経済学の内部事情を知らない証拠。主流派と異端派
のあいだで、いまものすごい主導権争いが起きている。
この30年以上、経済学は新しい古典派(New classical
School) と新ケインズ派(New Keynesian School)に席巻
されていたが、最近はだんだん異端派が力を増している。

33 :
思想の小競り合いw 文系の悪習ww

34 :
経済学者や政治哲学者の思想は、それが正しい場合にも間違っている場合にも、一般に考えられ
ているよりもはるかに強力である。事実、世界を支配するものはそれ以外にないのである。どのよ
うな知的影響とも無縁であるとみずから信じている実際家たちも、過去のある経済学者の奴隷で
あるのが普通である。権力の座にあって天声を聞くと称する狂人たちも、数年前のある三文学者か
ら彼らの気違いじみた考えを引き出しているのである。

35 :
>>32
私は塩沢さんの話をしていました。
「稀にみる天才」だとか「研究会で完全に論破して相手は何も言えなかった」だとか
「論文を読めば次元が違う天才だとすぐにわかる」だとかについてです。
(塩沢さんご本人が教祖になろうとしているとまで主張するつもりはありません)

自分が何を言っているのかちゃんと考えたほうがいいですよ。

真面目にやってる人からしたら、そもそも主流派・異端派って何?って言われますから。
正しさを追求する学術の中で正反対の意見がコロコロ出てくること自体が
経済学が胡散臭い宗教と言われる理由なんです。
あなたが発言しているレスの内容自体が経済学の集団が信用に値しないという証拠になっています。

36 :
真面目に議論しようとうのに賛成する。

経済学の板なのに、塩沢個人に関する毀誉褒貶が多すぎた。
スレッドの表題から、現代古典派経済学、複雑系経済学、
塩沢理論に即して議論しよう。

37 :
【30日、東海村で放射能漏れ事故】 鼻から出血ツイート多いな、こんな症状出てもまだ気がつかないのか
http://rosie.2ch.sc/test/read.cgi/liveplus/1549162998/l50

この影響で死んでる人も大勢いるはずだ、その責任者は安倍晋三。

38 :
まじめに議論すめのには賛成だが、 >>35 の「真面目にやってる人」って、
どういう意味?主流派や異端派の経済学について真剣に考えるのも
をまじめにやることだと思う。

ただ主流の考えを受け入れてモデルの改良に精出すのが「まじめ」とは
言えない。自分たちの学問について真剣に考えれば「懐疑する」ことも
当然必要だ。

39 :
日本学術会議の<参照基準>で経済学に火がついて、複数の学会が協力して
『経済学と経済教育の未来』(桜井書店、2015)という本がでた。その中に
塩沢も「競合するパラダイムという視点」という章を書いている。

経済学の歴史は「競合するパラダイム」の対抗の歴史だという視点は昔から
あるが、塩沢はここで、まだ決まっいない真理というものがあることを教える
のも高等教育機関の役割の一つと、ちょっと面白い議論をしている。

40 :
国際価値論と国際価値連鎖、なにか関係ある?

41 :
俺、そんな難しい質問をしたのか。

42 :
それほどでもないが、一寸メンドイ。一日待て。

43 :
なるべく初心者向けに解説する。

国際価値連鎖は、Global Value Chainの訳語。クローバル・バリュー・チェーンという場合もある。
総合報告としては以下がある。他にも多数の文献がある。

ユベール・エスカット、猪俣哲史編『東アジアの貿易構造と国際価値連鎖 モノの貿易から
「価値」の貿易へ』アジア経済研究所、2011年

これは古本では1万円もするが、英語ならWEBから只でダウンロードできる。
https://www.ide.go.jp/library/English/Press/pdf/20110606_news.pdf

この8章が「中間財貿易」で、

-中間財が世界商品取引の大半を占めている。
-ヨーロッパとアジアが中間財貿易を先導している。
-中国・米国・日本の間に3極構造がある。
-アジア経済で取引される中間生産物は一層複雑化している。

等と指摘している。

国際価値論との関係だが、>>16 が紹介している論文の「5.新しい国際価値論の優位点II
(投入財貿易)」に説明がある。

従来の貿易理論には、驚くことに、この中間財貿易(投入財貿易ともいう)の理論がなかった。
WTOなど国際5機関共同の
Global Value Chain Report Development 2017
https://www.wto.org/english/res_e/booksp_e/gvcs_report_2017.pdf
の1章では、Inomata(先の猪俣と同一人物)は、国際価値連鎖パラダイムは「新新新貿易理論」
かとし、それは起原のことなる多様な理論の総合としている(pp.15-17)。

塩沢はその理由を国際貿易論に中間財貿易の一般理論がなかったためとし、新しい国際価
値論は、国際価値連鎖の貿易理論たる資格を備えていると主張している。

これまでアウトソーシング(outsourcing)やフラグメンテーション(fragmentation)の出現要因に関
する理論はあったが、どういう国際分業が成立するかについて、中間財を含めた理論(国際分
業パタンの形成理論)がなかったのは事実であり、塩沢の主張は間違いとは言えない。

44 :
ありがとうございます。感覚は掴めました。

45 :
個人の規範で昔のことをアレコレいうだけで生活できる穀つぶし塩沢と
その門下生にも困ったね。

46 :
>>45

ある理論が中間財貿易を主題化できるかどうかは、理論の構造によるのであって、
個人的な規範では全くない。たとえば、HO理論は、完成財の貿易のみを想定した
モデル。中間財を扱えないのは論理的な帰結。

47 :
>完成財の貿易のみを想定したモデル
 こういうのを「規範」と言います。

48 :
>>45 と >>47 は同一人物なのか、そうでないのか。

「完成財の貿易のみを想定したモデル」というのは、HO理論であって、塩沢と対立するもの。
それを「規範」と考えるなら

どったにしても、45 は、批判対象を間違えているし、 47 は貿易論の中でHO理論と塩沢理論との区別も
付かないことを自白している。

49 :
>>45
>>47

議論の中身に入り込むことはできないが、なにか文句を言いたい
奴だろう。こういうのは、無視する以外にない。

50 :
そうしよう。ちょっかいは無視して、以下に、俺の勝手な解釈で >>43 の解説を補足しておく。

>>43 では塩沢国際価値論が国際価値連鎖を説明する一般理論であることを説明した
(塩沢は、塩沢国際価値論といった名称を嫌っており、特に区別する必要のある場合、
新しい国際価値論 New theory of international values を用いている)。 しかし、これは
近年、国際価値連鎖が重要となった事情を説明するものではない。

従って、問題は、何故、近年、国際価値連鎖が重要になったかである。その前提条件は
幾つもあり、>>43 の Global Value Chain Development Report 2017
[タイトルを間違えていた。許せ] の前書きの一つを書いているPol Antr&#224;s (ハーバード大
教授で国際貿易の理論・政策の大物)は、その理由として情報通信革命、地域的貿易協定
の進展、ベルリンの壁を挙げている。

これらはグロバライゼーションの背景だが、重要な条件が抜けている。輸送費の逓減と
(たとえば中国とアメリカ間の)大きな賃金格差である。猪俣が指摘するように、国際価値
連鎖の諸研究は、格好よく言えば学際的だが、悪く言えば寄集め。その理由は、塩沢が
指摘するように、貿易理論が国際価値連鎖の最も重要な現象(中間財貿易)の理論を持
たなかったことによる。

勿論、部分的な理論がなかった訳ではない。その一つとして猪俣が挙げているのが、
Jones and Kierzkowski (1990) "The Role of Services in Production and International
Trade: A Theoretical Framework." In The Political Economy of International Trade,
edited by R. Jones and A. Krueger, 31&#8211;48. Oxford, U.K.: Basil Blackwell。
[ただし、原著を読むまでもなく、猪俣のサーベイ論文で十分(Fig. 1.5)]

サービスリンク・コストによる説明だ。塩沢も、このような説明を否定する訳ではないと思う。
ただ、この理論は生産量に依存して特化パタン(国外にアウトソースするかどうか)が決まる。
これでは国際価値論と結合することはできない。塩沢が代わりに提案しているのが、
Shiozawa (2017) "The new theory of international values: An overview"
In Shiozawa et al. (Eds.) A New Construction of Ricardian Theory of International Values,
Singapore: Springer
の13節 Fig. 3 だ。日本語で書かれたものには、この図はない(と思う)。これはサービスリンク
理論の固定費部分を無視したものとも言えるが、優れたところは収穫一定部分による説明
であるため、企業がもつさまざまな生産技術のオプションとして、フラグメンテーションやアウ
トソーシングを扱えるところにある。

サービスリンクで国際価値連鎖の出現は一応は説明できるが、塩沢が既存理論に欠けて
いるというのは、そのようにして多様化した生産技術の体系の内、どれが競争的な生産技術
として現実化するかの論理だ。既存の理論には、そうした技術選択の理論が存在しない。

貿易パタンの発現を技術選択として捉えようというのは、塩沢の当初からの問題意識だ。
貿易論に関する最初の論文は「国際貿易と技術選択」がタイトルとなっている
(塩沢(1985)「国際貿易と技術選択/国際価値論によせてI」『経済学雑誌』85巻6号、pp.44-61.)。

51 :
思想史なんですよ、塩沢の本分はw

52 :
どんだけ塩沢に恨みあんだよ

53 :
注文していたGereffi の Global Value Chains and Develpment / Redefining
the Contours of 21st Century Capitalism 2018 がやっと来た。第1章をよみだしたが
なかなか面白い。

54 :
>>51
>>52

「本分」をどう解釈するかにもよるが、「思想史」としてもいい線に行っているとしたら、
これは大変な誉めことばじゃないの。先行研究のモデルをちょっとだけ改変して、
一般化できたと喜んでいる大部分の経済学者よりだいぶいい。

ただ 51 は、どういう意味で「思想史が本分」と言ったのか。それは説明してもらいたい。

55 :
信者は塩沢にすがって良いことあるんですかw

宗教だから検証できず、言いたい放題が可能なんです。

56 :
「思想史」かどうかの問題をもう少し考えてみた。
経済学の現状をどう考えているかによって
「思想史」の評価が変わってくると思う。

この30年(ないし40年)のマクロ経済学については、クルーグマンや
吉川洋の批判が有名だが、去年ノーベル経済学賞をもらった
ポール・ローマーも2016年のCommons Memorial Lectureで
  The Trouble With Macroeconomics
という講演をして物議を醸した。そのAbstractの出だしは
In the last three decades, the methods and conclusions of macroeconomics
have deteriorated to the point that much of the work in this area no
longer qualifies as scientific research.
だった。批判の内容に違いはあるが、言っていることはクルーグマンや吉川と同じだ。

ローマーの講演に対する反響はもちろん賛否両論だったが、クルーグマンやローマー
の考えを真に受けるなら、つまり経済学を真面目に考えるなら、経済学の研究は
30年程度の視野で考えなければならないと言うことになる。

そんなことをすればもちろん >>51 はそんな議論は思想史だと言うだろう。しかし、
経済学の現状は「思想史」を必要としているほどの大きな転換点に来ているということ
だろう。

自分の経済学がどこに位置するか考えることもなく、ただぼんやり経済学をやっていると、
チコちゃんに叱られますよ。(おやじギャグ、すまん)

57 :
どの分野でも30年という視野は必要かも知れないな。

昨日書いたGereffiの新著だが、これは簡単に言えば、
論文集でGereffiがこの25年間に書いた14本の論文
(共著を含む)をバインドした上に、第1章として、
Global Value Chains(国際価値連鎖)という領域の
研究史を語っている。

なにしろGereffiはGVC論の第一人Ger者というか、
その分野そのものを立ち上げた人物だから、分野の
研究史イコール個人史にもなっている。第1章には、
Gereffiがどういう遍歴を経てGVCにたどり着いた
かが中心となっている。

詳しく書く訳にはいかないが、話は彼が大学院生
として研究していた1970年代から始まっている。
当時の開発論=経済発展論には、@近代化論、
A従属理論、B世界システム論の3つがあったが、
GerffiはAとBの双方に影響を受けたという。
最初はAから始って、その後Bではウォーラー
ステインともかなり濃厚な接触があったようだ。
その頃の彼のテーマはGlobal Commodity Chain
だったが、イギリスのサセックス大学と共同研究
などを切っ掛けとしてしだいにGCCから離れ、
Global Value Chainというテーマわ打ち立てた
ようだ。

論文集としては最近25年だが、やはりその前史
があって、GVCがでてきている。一つの大きな
テーマを建てたのだから当然と言えば当然だが、
こういう全体像は俺のように実証をやろうとして
いるものにとつても必要だと思っている。

58 :
ジェレフィの国際価値連鎖論については、慶応湘南の琴坂将広さんも、高く買っているね。
実践の経営に使える経済学だと評価している。もっとも彼は Global Value Chain を
「世界的な価値連鎖」と訳しているようだ。

琴阪将広『領域を超える経営学』ダイヤモンド社、2014.

59 :
「経済学の現状打破に数学はどう関係するか」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/peq/46/3/46_KJ00009409306/_pdf
の中で、塩沢は研究には、インクリメンタルとブレークスルーとがあると
している。大半は市川惇信の『ブレークスルーのために』の紹介だが、たし
かに経済学にも当てはまるところがある。

市川は、ブレークスルーを生み出すための(必要)条件として

@広い分野について現在の体系の限界を含めて見
通しをもっている。

A他の分野の研究者と互いの分野の意見情報交換
ができる。

B意見情報交換により拡がった世界の中で,解決
したときに大きな意義をもつ新しい問題を設定で
きる。

の三つを挙げている。一人でこの三条件をすべて満たすのは大変だが、そう
いう心がけが必要で、それがないと大きな研究は生まれない。

日本の経済学者にミミッチイものが多いのは、最初からインクリメンタルを目指
してしまうからだろう。

上の論文はマル経の学会の機関誌『経済理論』(2009.10)に載せられたものだが、
塩沢は経済理論学会の会員ではない筈だから、特集テーマに合わせた依頼原稿
と思う。

内容は、主流派経済学の批判(現状分析)が主で、マル経については僅かしか触れて
いないが、皮肉に取ればマル経に対する痛烈な批判とも読める。マル経の学者の
多くは政府批判・社会批判に一生懸命だが、経済学研究としては文献解釈が殆ど
で、革新的な研究に乏しい。ジェレフィが従属理論と世界システム論から出発した
というなら、日本でいえばマル経出身と言えるだろうが、日本のマル経はジェレフィ
のような研究者を生み出していない。

インクリメンタルな研究に終始しているのは、近経・マル経を問わず、日本の経済
学の問題点だろう。じゃあ、お前はどうかと言われると苦しいが、一寸の魂とでも
言うしかない。

60 :
「経済学の現状打破に数学はどう関係するか」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/peq/46/3/46_KJ00009409306/_pdf
の中で、塩沢は研究には、インクリメンタルとブレークスルーとがあると
している。大半は市川惇信の『ブレークスルーのために』の紹介だが、たし
かに経済学にも当てはまるところがある。

市川は、ブレークスルーを生み出すための(必要)条件として

@広い分野について現在の体系の限界を含めて見
通しをもっている。

A他の分野の研究者と互いの分野の意見情報交換
ができる。

B意見情報交換により拡がった世界の中で,解決
したときに大きな意義をもつ新しい問題を設定で
きる。

の三つを挙げている。一人でこの三条件をすべて満たすのは大変だが、そう
いう心がけが必要で、それがないと大きな研究は生まれない。

日本の経済学者にミミッチイものが多いのは、最初からインクリメンタルを目指
してしまうからだろう。

上の論文はマル経の学会の機関誌『経済理論』(2009.10)に載せられたものだが、
塩沢は経済理論学会の会員ではない筈だから、特集テーマに合わせた依頼原稿
と思う。

内容は、主流派経済学の批判(現状分析)が主で、マル経については僅かしか触れて
いないが、皮肉に取ればマル経に対する痛烈な批判とも読める。マル経の学者の
多くは政府批判・社会批判に一生懸命だが、経済学研究としては文献解釈が殆ど
で、革新的な研究に乏しい。ジェレフィが従属理論と世界システム論から出発した
というなら、日本でいえばマル経出身と言えるだろうが、日本のマル経はジェレフィ
のような研究者を生み出していない。

インクリメンタルな研究に終始しているのは、近経・マル経を問わず、日本の経済
学の問題点だろう。じゃあ、お前はどうかと言われると苦しいが、一寸の魂とでも
言うしかない。

61 :
これは良い論文だと俺も思うが、塩沢はひとつミスをしている。

ローマーの初出で "D.ローマー" と書かれているが、後で内生的成長論に触れているように、
これは去年ノーベル賞をとった "P.ローマー" の間違いだろう。

他に有名なローマーがいなければよいが、『上級マクロ経済学』の著者が
D.ローマーだから、読者が勘ちがいしかねない。

62 :
 
人殺しの殺人鬼の池田大作の創価の公明が政治活動

キチガイの集まりのいやがらせキチガイ集団の創価の公明が政治活動

創価学校・創価大学・キチガイ養成学校の創価の公明が政治活動

63 :
最後の講義「物理学者 村山斉」 [NHK BS1]2月20日(水) 午後9:00〜9:50 .

面白かった。経済学でも、ああいうわくわくした研究が出てきてほしい。

64 :
主流派の貿易理論には、中間財貿易の理論がないという点だけれど、
蓬田守先生の『垂直的国際分業の理論』(三菱経済研究所)では、本の題名
どおり垂直的貿易、つまり中間財と完成財の貿易が研究されている。

塩沢先生は、なぜ主流派の貿易理論には、中間財貿易の理論がない
というのだろう。誰か解説して。

65 :
『垂直的国際分業の理論』は院生時代に読んだことがある。いくつか疑問点を感じたが、
正確には思い出せない。

折角の機会だから、この際、もう一度読んでみよう。ただ図書館で本を借出さなければ
ならないし、今は超忙しいから、数日は掛かる。

66 :
>>59

市川惇信さんは、去年、亡くなった。
http://blog.livedoor.jp/hisatake1/archives/52456532.html

67 :
市川さんが亡くなったのは本当に残念。日本には、技術や学問でブレーク・
スルーを目指す人が少なすぎる。理系ではまだいいが、経済学でブレーク・
スルーを目指している人がどれだけいるだろう。

いろいろ考えると、意図して成功した人は、ほとんどいない。あえていえば
青木昌彦ぐらいか。青木さんは、紆余曲折はあったとしても、少なくとも最初
から新古典派を乗り越える気概もっていたし、比較制度分析という明確な目標
を立て、それにある程度成功した。

宇野弘蔵は、マルクス経済学の中では大きなブレーク・スルーだったと思う
が、意図したものではない。こういうスタイルのブレーク・スルーがあることは
認めるが、現状を変える方策としては、あまり役立ちそうもない。

日本人経済学者で重要な人としては、他に森嶋通夫がいた。しかし、彼の
業績を眺めてみると、継承・発展とか、再解釈といった側面が強い。基本的
にはインクリメンタルだ。

今、日本人としてノーベル経済学賞候補としてもっとも期待されている清滝
信弘にしても、小さなショックが大きな影響を与えるといった発想自体がニュー
ケインジアンの中に埋没している証拠だろう。(だからといって彼がノーベル賞
を取れないと言っているのではない。それとブレーク・スルーとは別のことだ。)

こういう比較でいうと、塩沢などはかなりいい線をっていると言うべきだろう。
最終的にどこまで成功するか見ものだが、国際価値論はやはり大きなプレー
ク・スルーに違いない。

68 :
検証する考えが元から無しの連中の言葉遊び
まあ、経済学の大半がそうだがww 特にここはその傾向強い。

69 :
デフレ下でケインズ並みに解決策の理論化でも成し遂げるのが出ても来なかった

70 :
>>68
「検証第一」と考えて検証しているつもりが、実はトンでもだった。

>>56 に出てるローマーの論文を読め。

71 :
リーマンショツクの真っただ中にThe state of macro is good.と書いて
恥をかいたのはだれだったけ。

これはその時のAbstract
For a long while after the explosion of macroeconomics in the
1970s, the field looked like a battlefield. Over time, however, mainly
because facts do not go away, a largely shared vision both of
fluctuations and of methodology has emerged. Not everything is
fine. Like all revolutions, this one has come with the destruction of
some knowledge, and it suffers from extremism and herding. None
of this is deadly, however. The state of macro is good.

Olivier Balanchard The State of Macro
Annual Review of Economics, 2009, vol. 1, issue 1, 209-228

72 :
Macroの連中は、計測することしか頭にない。十数個もの変数のあるregressionをせいぜい数
十の観測データに当てはめて、ああだこうだ言っているが、ある物理学者に言わせれば、十
数個もの変数があれば、ほとんどどんなregressionもfitさせることができるから無意味だそう
だ。

Paul Romer の The Trouble With Macroeconomics で言っていることも、結局は同じことだろう。
Calibrationなどを精密に行なえば行なうほど、やっていることが無意味になるのにそのことに
気づいていない。計量経済学が発達して、高度な技法を使っているようだが、そういうことを
すればするほどmeasurement without theoryになっている。

73 :
>>60 に紹介されている論文、俺も読んでみた。

この論文は数学よりもほんとはブレークスルーが主題だとおもう。塩沢は「現状打破」という言
葉を使っているが、現状打破ではこの論文のもつ広がりが分からない。それだけ損をしている。

現在の経済学にとっての問題としては、

「ブレークスルーが可能になるためには,研究者には「現在の体系の限界」が見えている必要
がある」

という市川の指摘だろう。今のMacroは研究方法が定型化していまっている。Blanchardが言う
ように、1970年代以降、a largely shared vision both of fluctuations and of methodology has
emerged となっている。Blanchardはこれが良いことのように書いているが、50年近くやってきて
The state of macro is goodとは言えない現状があるとすれば、a largely shared vision つまり
「現在の体系の限界」を考えるべき時期なのだが、主流経済学に大きな動きが見られないの
は、これが見えていない人が多いのだろう。

もっとも、じゃあお前に見えるのかと言われると弱いが。

74 :
専門は物理だが、複雑系がらみで、このスレ覗いてみた。問題関心はあんがい似ている。
特に市川さんの「ブレークスルー」の話は、まさに現代物理学の模索の中心ある。

物理では、湯川さん、朝永さんをはじめとして多数のノーベル賞を出したが、そういうところ
だからこそ、独創的・創造的な研究・仕事が求められている。その方策の一つが広い視点
の大切さだろう。こういう話は物理にも当然ある。

宇宙背景放射といえば、現代宇宙論のきっかけを作った観測で、その発見はベルに勤めて
いたPenzias とWilson の二人が1964年に行ったことになっている。ところが、その数年まえに
類似の観測データ名古屋大学の研究者たちによってよって得られていた。それが宇宙背景
放射の発見につながらなかったのは、それが宇宙論的な意義をもつものであることに想像
が及ばなかったからだ。

しかし、宇宙背景放射という考えは、すでに1951年にG. Gamowが広い読者を想定した解説書
『宇宙の創造』の中に書いていたことだった。したがって、もし名古屋の研究者が『宇宙の創造』
を読んでいたら、現代宇宙論は日本から始まったかもしれないのだ。

この話は桜井邦朋『自然科学とは何か』に書かれている話たが、桜井さんは日本の研究者
の視野の狭さが、この残念な事態を招いたとしている。

このスレに批判的な投稿を読むと、いま主流とされているものが将来もそうだと考えている
ようだが、これも桜井さんによれば、「何が正統な研究分野なのか」という考えは「幻想なのだ」
そうだ。

すのスレをざっと読んだ感想は、経済学はまだまだ輸入学問だという印象だ。自分たちが
新しい地平を切り開こうとする意気込みが感じられない。複雑系経済学は、本来そういうも
のだと思うが。

75 :
『不思議の国のトムキンス』とか『1、2、3、...、無限大』とか、好きだったな。図書館に行ってよく
読んでいた。

『宇宙の創造』は読んだ記憶がないが、調べてみると日本語でも白楊社から1952年と1959年の
2回出ている。物理をやるような人間ならみんな読んでいても不思議のない本なのに、惜しかっ
たな。

76 :
>>69

経済学がなんでもできるという観念がすでに思い込みなんだ。
政府や中央銀行がもっている調整手段はわずかなものでしか
ないが、マクロ経済学者たちはそれらわずかの手段で経済の
健全さを保てると思い込んでいる。

そんな根拠がどこにあるんだ。ケインズ政策だって、多くの国に
スタグフレーションを引き起こし権威が失墜した。

経済学と医学を比較てしてみると俺の言っていることがわかる
だろう。医学は数千年の歴史をもつが、経済学はせいぜい数百
年のもの(アダム・スミスから数えれば250年)。その医学が科学に
なったのは、感染症を除けば分子生物学が発展してからに過ぎ
ない。

経済学はまだまだ科学とはいえない。塩沢の言っているように、
経済学はまだ天動説の時代だと思ったほうがよい。

77 :
77



【飛び降りて償え】 経営と雇用を狂わす投機家ども
https://medaka.2ch.sc/test/read.cgi/market/1549605782/l50

78 :
>>75

お前は文転組みか。

79 :
>>75
>>78

もともと数学を含めて理系科目に苦手意識を持っているやつは、経済学なんかしない
方がいい。そういう輩はすぐ歴史や学説史に逃げていまう。

80 :
>>75 のようなセンスは、経済学においても益々必要になると思う。

塩沢は数学出身で、物理学は詳しくないと思うが、数学だけでは
なかなか経済の複雑な現象に迫れないと思っているのではないか。

複雑系は、数学と物理学(広い意味で化学を含む)の両者ないしその
交流から生まれたが、数学だけだと「カオスが出てきた」で満足し
てしまう(西村某大先生のように)。

2016年のA Guided Tour of the Backside of Aent-Based Simulation
という論文(Realistic Simulation of Financial Marketsの第1章)
には、数学的方法の限界が詳細に議論されている。

塩沢によれば、数学は科学の三つの研究方法の最初の理論(theoria)
=論理的思考の現代的形態で、その起原はギリシャ時代にある。こ
れに対し、実験はもっと新しい方法で、科学的研究方法の第二に当
たる。しかし、それでも分析しにくい現象や領域がたくさんあり、
20世紀後半以降、第三の科学的研究法としての計算/シミュレーショ
ンが出てきた。塩沢の考えでは、経済学はこれら三つをすべて動員
して研究しなければならない対象だというのだ。

実際、こういう感覚は、物理学(化学だけでなく、生物や宇宙物理)
では普通のものだが、主流の経済学はまだまだ簡単なマクロ方程式
と計測で行けると思っている。というより、むしろこれ以外に方法
がないと思って、そうしているのだろう。

81 :
散逸構造 dissipative structure は、塩沢先生の古くからのキーワードだと思う。

たしか『近代経済学の反省』にも出ていたし、1990年代の終わごろ
京阪奈プラザというところで開かれたプリゴジン・セミナーでも
Economy as a dissipative structure
という報告をしている。

これは塩沢先生のHome pageのとごかに載っているはずだ。

最近では、ジェイン・ジェイコブズの生誕100周年の『環』記念号への寄稿論文にも
散逸構造が議論されていた。

82 :
散逸構造の概念は、塩沢体系において重要だね。定常的だけど、均衡(平衡)ではない
という考えの原イメージを作った。

83 :
塩沢は、こうして行き止まり、経済思想史や思弁系雑談に逃げて
なんか研究してるフリをやってるだけ。
それを一部の信者は祭り上げてる図式。オウムの信者に似てるw

84 :
>>83

分かりもしないのに、分かった振りをするやつが、また出てきた。

Shiozawa, Y. (2017) The New Theory of International Values: An Overview. In Shiozawa, Oka,
and Tabuchi (eds.) A New Construction of Ricardian Theory of International Values..Singapore,
Springer.

を読んでから言え。と言っても、どうせお前には分からないろうが。 なにも知らないで、20年前
なら通用しだだろう話を繰りかえすんじゃねーよ。

ただの「思弁系雑談」だとお前が思っている間に、塩沢はちゃんと研究していたんだ。その成果
が新しい国際価値論だ。

85 :
新型のマルクス経済学をやりたいんだね、塩沢は。。。。
文学部史学科でやってほしいね。

86 :
価値論と言われても思弁系雑談としか

87 :
「価値論」と聞いてマルクスか哲学しか想像できないのが知識の貧困だし、塩沢の主張を
なにも読んでいない証拠だ。

塩沢の国際価値論は v = (w1, ... , wM; p1, ... , pN) という形で書けるベクトルのことをいう。
この中で、w1, ... , wM は第1国、... 、第M国の賃金率、p1, ... , pN は第1財、... 、第N財の
(国際)価格を示している。もちろん、こういうように書けるためには、輸送費と(国際間の)取
引費用が0 だとか、いくつかの条件を前提にしている。そうでない場合は、もっと複雑な
価格体系を考える必要がある。

昔、日本のマルクス派が国際価値論争を長い間繰り返したが、結局、なにも出なかった。
そういう反省の上に立っていることは確かだが、学説史でも、倫理学でもなく、まさに現代
世界経済における価格理論を展開しているのだ。そうでなければGVCsの分析枠組になる
訳がない。

88 :
信者君へ
実際のデータを入れて論考しないとなw

89 :
実際にデータを入れてもcalibrationじゃ仕方ないだろう。

>>56 に出ているPaul Romerの論文を読め。実証しているつもりが
まったくそうなっていないということを、ノーベル賞をもらうような
主流派経済学者がKしている。

90 :
仕方ないと言われても、せめてそれぐらいはやってくれないとお話にならないんだが

91 :
この価値論の定義関数が明示されてない。

92 :
計量しても結果が荒唐無稽では無いより悪い。

たとえば、有名なEaton and Kortum (2002) Technology, Gepgraphy, and Trade
は、貿易論では結構有名というか、一時期は日本の院生も注目していたものだが、
中間財が途絶したときの効果の推定(反史実的推定)をやっている。

結果は、日本の場合、0.25パーセントの縮小で済むというのだが、日本人なら
だれが考えてもおかしいだろう。

もし日本で原材料や中間財が途絶するなら、経済規模が五分の一になっても
不思議じゃない。 昭和初期なら日本には石炭もあったが、今はそれもない。
それが0.3だか0.25%の減少で済むなんて、どういう経済感覚をしているんだ。

93 :
【世界教師】 私はマ@トレーヤ、投機家は人様の生活費を掛金にするな、ニートを増やした元凶はお前だ
https://rosie.2ch.sc/test/read.cgi/liveplus/1552122718/l50

94 :
Eaton and Kortum (2002) については、塩沢がかなり憤慨していることは確かだ。

『国際経済』に掲載された「リカード国際価値諭の現代的意義とその可能性」では
省略されているが、前年の学会での共通論題へのフルペーパ

「リカード新解釈と生産・貿易のネットワーク理論」
https://www.jsie.jp/Annual_Meeting/2017f_Nihon_Univ/pdf/paper/pl-2p.pdf

では、わざさわざ
「第6節. 付録 Eaton and Kortum (2002)は、リカード・モデルか」
を設けて、>>92 と同じ議論をしている。

もっとも一番重要なことは、非現実的な結果を出したことではなく、

「国が同じならば、投入されるべき中間財の構成まで全産業で同一と想定されている。
さらに、投入される中間財の束自体が全産業で同一とされている。」

という仮定にあるらしい。これでは、投入財が貿易される一般理論とは到底いえない
ばかりか、リカード・モデルを騙るものだという気持ちがあるのだろう。

塩沢は触れていないが、問題はデータと接合しようとするために、理論構造までも変えて
しまっている点だろう。理論は、「代数的説明」であることが多く、その場合、各変数に
具体的な数値が入っているわけではない。どういう数値が入ろうと、そこに共通する
論理を示すことが理論だから、数値を入れるために理論を歪めてしまうとは本末
転倒なのだか、現在の主流からはそうした初歩的な観念も消えてしまっている。

95 :
データを軽視するのは、
主観モデルの基本ですなw
検証は考えず、思弁あそび。

96 :
塩沢だと数字もないのでそういう評価も出来ないってのがみんなが言ってること

97 :
1983年にノーベル経済学章をもらった Gerard Debreu の授賞理由は、

For having incorporated new analytical methods into economic theory and for his rigorous
reformulation of the theory of general equilibrium

というものだが、一般均衡の厳密な再定式化を行なった Existence of an equilibrium for
a competitive economy (Kenneth J. Arrowと共著) には、君等のいうデータも統計数値も
使われていない。数式の中で使われている数値は1と0、それに1/2だけだ。

Debreuの主な論文はMathematical Economicsという本に収められている。上のものを含
む20本が収められているが、データも数値も使われていない。

で、諸君は、Arrow や Debreu は「思弁あそび」だとか「評価もできない」と言うのか。
まさに理論というものが分からない典型だね。

98 :
一般均衡論は、空論として知られています。

また、ノーベル経済学賞は銀行協会賞の1つです。

99 :
21世紀も20年経とうとする時代に一般均衡の精緻化を高く評価しろと言われてもな…w
よっぽどリテラチャーに貢献してないと、思弁遊びと言われても仕方がないよ

仮に今ここが一般均衡の存在証明もない世界で、そこにアロードブリュー出てくれば評価されるかもしれんが、ひょっとすると案外それでもなお評価されないかもしれないよ
素朴なワルラスマーシャルの世界で需要曲線供給曲線の推定してる方が評価が高いかもしれん

100 :
>>98
>>99

お二人とも能天気ですね。エコノメばかりやっているのでしょう。

一般均衡理論はたしかに古いけれど、いまのDSGEは、Arrow-Debreuの一般均衡理論が
あるから成立していることをご存じないというか、考えたこともないのでは。

DSGEは、ほとんどが一財モデルで、財の存在時刻の違いだけで多数財となっている。
それが均衡するとか収束するとかいうのが一応の現実性をもつと考えられているのは
Arrow-Debreuの一般均衡理論があってのこと。そういう背景も知らずに、理論なき
計測だけやっているのでは。


>>98 はなにをもって空論でないと言うのかな。DSGEに反対、あるいは空論だというなら
話を変えるが、DSGE はDynamic Stochastic General Equilibrium の略称であるくらいは
知っているのでは。

101 :
一般均衡論の定式化には
問題を解きやすくするために、非現実的な前提を置いて、
それで解が証明された、って言うだけです。
だから空論なんですよ。
定式化が現実的なら実際のデータで検証する意味あるが、
無いから無駄なんですw

102 :
とりま収束するとかはアロードブリュー関係ないな

103 :
そのレベルでリテラチャーに貢献出来るならいいんじゃない

104 :
とりあえず核融合炉としての太陽が急に出力急変しないことが確認できるだけでも地球生態系的とそのうえで成り立つ農業経済システムとそれを含む人類文明活動にとっては安堵できるだろ。

将来的にはニュートリノでダイソン球の真ん中の核融合炉を測定制御する技術が確立するだろうから積極的に太陽系文明の管理主体として最適制御をエコ-エコに跨って駆使することが視野にあってしかるべき。


地球外貿易収支以前の惑星熱収支太陽系熱収支のビッグサイエンスだな。

105 :
>>101

一般均衡理論が非現実的な前提をおいているから空論だというなら、その主張の論理的帰結
をちゃんと考えてくれ。

塩沢は、主流派経済学がArrow & Debreu 流の一般均衡理論に基礎を置いていることに反対
し、それに代わる基礎理論を構築しようとしているのだ。経済学の大きな文脈が分かっていな
いのでは。一般均衡を空論だと非難するなら、塩沢の構想を支持しなければならない。

106 :
>>102

もちろん、Arrow & Debreu では「均衡への収束」は証明されていない。ただ、均衡の存在が証
明されているだけ。経済状態が均衡から離れているとき、「均衡への収束」を示すことは一般
に「安定性の証明」と言うが、これは新古典派のミクロ理論によっては、まだ証明されていない。
そればかりか、Arrow & Debreu (1954) のような一般的な定式では、証明できないことまで分
かっている。それが Sonnenschein-Mantel-Debreu の定理の意義の一つだ。だから、均衡は
あるが、経済がそこに向うことは証明できていないし、主張もできない。均衡が安定であって
ほしいと思っているだけだ。

これは一般均衡理論あるいは新古典派ミクロ経済学にとって致命的な問題だが、主流派ミク
ロも、DSGEを用いるような主流派マクロも、そうした困難はないことにしよう、忘れようとして
いる。

SMD定理の意義のもう一つは、均衡解の一義性が得られないことだが、これは安定性の問
題ほど本質的な問題ではない。

107 :
>>103 そのレベルでリテラチャーに貢献出来るならいいんじゃない

「そのレベル」というのが曖昧だし、どう「貢献出来る」と考えたのかも曖昧だが、塩沢は Arrow &
Debreu (1954) の精密化をやろうとしているのではない。その反対だ。上に書いたように、塩沢
は、主流派経済学がArrow & Debreu 流の一般均衡理論に基礎を置いていることに反対し、そ
れに代わる基礎理論を構築しようとしているのだ。

108 :
塩沢は対案も出せず、古い諸説の思想的意義をアレコレ言うだけ。
彼は思想家・歴史家であり、理論家でも実務派でもない。

ミクロの主流派経済学自体が科学的なつくりじゃなく、
前提に問題が多すぎる規範上の砂上の楼閣で作られ、
「結局、個々の経済行為は放置するの良い」(経済理論なんて要らん)との惨状も
成り立つw

雑談:
 土木系経済学では応用一般均衡分析というキワモノで御用学を
 作ろうとしたが、アホらしいと無視されて、京都系学者などが
 細々と続けている。

109 :
>>106
要は>>100の文章は修正が必要なわけやね

110 :
>>109

修正ではあるが、新古典派のみなさんが抱いている誤解を正しただけだ。致命的な欠陥
があるが、その欠陥を「忘れれば」、DSGEはArrow-Debreu流の一般均衡理論を前提に
しているということ。 >>100 の趣旨をより正確に解説しただけ。

これでも >>102 >>109 さんはDSGEがまともな科学と思いたいわけ?

DSGEは、上のように理論的に破綻しているし、計量の実態としてもPaul Romerに批判さ
れたように、研究しているフリをしているだけ。

111 :
>>108 は、一般均衡理論、主流派経済学、塩沢理論の異同 (どこが異なり、どこが
基本的に一致しているか) を理解もせずに、ただ非難していただけ。

どうせ知らない・分からないなら、もうすこし素直に勉強してみようと思ったらどう?

きちんと質問すれば、丁寧に教えてやるよ。

112 :
勉強より研究したら

113 :
塩沢が対案だせず、歴史的感想に終始してるのは事実であり、
それを信者は認めたくないんだろう。塩沢に就職斡旋してもらったのかい?ww

114 :
【911、311】 46分、旅客機激突、46分、大津波発生
https://lavender.2ch.sc/test/read.cgi/airline/1552206681/l50

115 :
僕は塩沢先生の考えに興味があって、ときどき覗くだけだが、
最近は前よりかなり本格的な議論があるようだ。

僕の専門は、経済学より計算科学で、いまは人工市場に興味をもっている。
塩沢先生の関心は広すぎて、常人にはなかなかカバーできないと思う。
だから、それぞれ自分の専門に近いところで塩沢先生がどういうことを
やり、やろうとしているのか分かる範囲で解説してみたらどうだろう。

116 :
ということで、僕の専門というか関心の範囲の事情をすこし解説しておく。

人工市場の研究は、もちろん欧米やアジアにもあるが、日本に限って言うと
二つの動きがある。ひとつは、東大の和泉潔先生が始められたもので、
もうちょっと古いが『人工市場』(2003)という本がある。もうひとつは、
U-MARTで、これは経済学者と工学者(情報工学)の共同で始まったものだ。

和泉先生の人工市場は、ほとんど独力で始められたもので、3年間の新聞を
読んで、どういう記事が株価に影響したかというようなところから研究を
始められている。

U-MARTは、おもに東工大と京大の先生方によるものだが、研究のアイデア
を最初にだしたのが塩沢先生で、U-MARTという名前の名づけ親でもあるそうだ。

U-MARTの一番の特徴は、ABS (Agent-Based Simulation) だが、人間も参加
できる形になっていることだ。こういうシミュレーションは世界でもU-MART
だけだ。こういう形でのシミュレーション研究を考えられたのは、シミュレ
ーションをどう本格的な経済の研究ツールとして生かしていくかという、塩沢先生
固有の考えがあったからだと思う。

詳しいことは省くが、U-MART関連だけでも、雑誌論文以外に、以下の4冊の
単行本がある。

(1) 『進行市場で学ぶマーケットメカニズム(U-MART)経済学編』(2006)
(2) 『進行市場で学ぶマーケットメカニズム(U-MART)工学編』(2009)
(3) Artificial Market Experiments with the U-MART (2008)
(4) Realistic Simulation of Financial Markets (2016)

(1)(3)(4)には塩沢先生の寄稿された章があるが、(4)の巻頭に置かれている
A Guided Tour of the Backside of Agent-Based Simulation
という論文では、経済という複雑な対象を研究するには19世紀のような概念的
研究(文学的研究)や20世紀の数学的研究だけでは不十分で、ABS はそれら
二つを補完する重要な研究装置になるだろうと言われている。

さらに一般にいうと計算(Simulation)は、理論と実験(計測)に次ぐ第三の
科学的研究方法だとされていて、これは工学方面の人たちにもかなり支持
を得ている。

117 :
まあ、U-MARTは塩沢が長くいた市大では
ほぼ衰亡してきてるように、彼が技術的基盤を作ったわけではない。
進化経済学会は新マルクス経済系の人が多いため、批判中心で
中身が進展しないわw

118 :
>>112 「勉強より研究したら」

お二人の仲を裂くようで悪いが、

>>101 >>108 >>113 >>117 と読んでくれば、 >>101 以下さんに研究する能力が
ないことは明らかでしょう。せいぜい勉強してもらう以外にない。それも怪しいかも。

119 :
塩沢批判に敏感だw

120 :
つーか、>>101 >>108 >>113 >>117 て、結局、大阪市大にうらみがあるだけの雑音氏だった。
最後のレスで馬脚を現したね。こういうのは無視する以外にない。

121 :
>>16
中間財が入っている独占的競争モデルなんて
あるよね。そういうのをやりたければやればいいのに。
スラッファの貿易論ならリン・マインウェアリング
?だったかな?のものが入らないとおかしい。
リンさんてオーストラリアのおばあさんだよね。
昔ならいざ知らず今だと貿易論にスラッファの入る余地はないよ。
まず、利潤率が外からしか決めれないということ自体
問題。それがどう説明できるのかの説明がないとだめ。

122 :
青木昌彦が第一の起業、第二の起業という風に言っていたように、新しい
プロジェクトを作ってそれに賭けてたみたいなことをしてたようだけど、
塩沢さんは研究所にいたときにお世話になったせいかそういう影響を受けてる
かもしれないね。だから都市経済の大学院を作ったり、複雑系と言い始めたり、
進化経済学会と言い始めたりしたんだろう。

123 :
>>105
一般均衡理論は空論じゃないよ。
それ普通に経済学で使われてますよ。
さらに拡張されてファイナンスにも
使われてますよ。
そういう一般均衡理論に対する代替物
なんて作れませんよ。定式化が問題で、
どう定式化するかが難しかったと
アローは書いてたな。

124 :
塩沢さんはこんなところでなぜか批判されてたのか。
驚いた。
別に批判されるほどのことはしてないと思う。
塩沢さんのスラッファの勉強についての唯一といえる貢献が
数理経済学の基礎
あの本はいいね。アマゾンでアブラハムフロイスべレビ売ってたけど
買わなかった。今更スラッファもなかろう

125 :
>>94
イートンコルツムって
ちゃんと定式化するのが難しくて
ルーカスと誰かの共著が別の雑誌に
載ってるやつじゃなかったでしたっけ?
確かこれについて解説みたいな論文書いてるの、
あったと思う。勉強不足だな。自分

126 :
塩沢さんってちゃんとした大きな業績を作れた人だと思うけど、
そういうことをしなかったような気がする。
人の性格というものなんだろうな。
じゃあ自分はというと、何にもしてないな。

127 :
塩沢さんは固定資本の論文なんかを外国の雑誌に載せれるように頑張るべき
だったんだよね。いろんな論文が出てるけど、塩沢さんの論文は悪くないと
思う。踏ん張らなかったのかもしれないね。でもそんなことずーーっと昔の
話でどうでもいいことなんだね。スラッファなんて研究テーマとしてやってる
人なんてゼロに近いんだから。

128 :
一般均衡論は、経済事象は相互関連してるという概念として認められるだけ。
定式化が空論だから、理論として空論なんだよ。検証もされていないし役に立たない。

経済思想史みたいな文学部的論及をやってると
△も▼に見えるってこと。

129 :
>>115 >>116 だが、なぜか急に投稿が増えたみたい。

U-MARTはそれ自体できちんとした提案で、「対案」などいうより
もっと独創的なものだとおもう。

専門が情報系なので東工大と京大をあげたが、そのほかにも筑波大学、
千葉工業大学、防衛大学、大阪府立大学などの先生方が関係している。

経済系では中央大学、京都大学、大阪市立大学、近畿大学などの先生が
参加している。

こういう大きな研究プロジェクトは、どの大学でという感覚はない。普通に
ネットワークでやっている。、成果も世界に誇っていいものと思う。

130 :
U-MARTはプロトタイプの1つだよ。
研究センターあたりだと、どこでもキャッチアップできる。

131 :
>>121

Mainwaring, L. (1974) A Neo-Ricardian analysis of international trade, Kyklos 27(3): 537-553.

のことか。それなら Ian Steedman (ed.) Fundamental Issues in Trade Theory, 1979 の第9章
にも再録されている。

しかし、塩沢の成果と Steedam (1979) とを同一視しているってことが、なにも理解していない
ことを露呈してしまっている。塩沢は Steedman たちいわゆるNeo-Ricardiansの貿易論の限
界を突破すべく長年研究して新しい理論を提出したんだ。その違いが分かっていなくて、どう
せ塩沢はスラッファだから、Steedam (1979)の域を出ていないと推定したんだろう。

まずは、
 塩沢由典(2014)『リカード貿易問題の最終解決』第3章

 Shiozawa (2017) The new theory of international values: An overview. In Shiozawa et al
(Eds.) A New Cosntruction of Ricardian Theory of International Values.
を読め。

塩沢は、SteedmanやMetcalfe がHOS理論批判に貢献したことや別の分野への貢献は評価
するが、貿易論についてはむしろ批判している。塩沢(2014)第4章8.3節を見ろ。

132 :
>>121 Mainwaring 1979以前
>>124 数理経済学の基礎 1981年
>>127 塩沢さんの固定資本の論文 一体いつの論文?

持ち出す話題が古過ぎない?80年代までの研究しか追
いかけていないのだとしたら、話だけでなく人間も古
い? おっと失礼。気持ちは若いのですよね。頑張って
キャッチアップして我々の議論に加わってください。

133 :
塩沢のはわりと新しめなのに、それ以外のが急に古いのを引いてくるから気味が悪いってのはあるな

134 :
塩沢さん、乙
プレーンな経済のディスカッションペーパーですよ
経済研究所にいた頃の。覚えてるでしょ?
二財モデルで十分ですよ。簡単になるし。
それで自分の書いた本のモデルの簡単なのを書いて雑誌に載せようとすればいいですよ

135 :
>>128
スラッファも空論
役に立たない
となる。
一般均衡理論は違う
否定する文句を出したがるのも性格か?

136 :
話題になりたいなら雑誌に載せろ

137 :
【イエール、スタンフォード、UCLA】 アメリカーンで、富裕層、有名人、不正入学が発覚、50人が起訴
https://rosie.2ch.sc/test/read.cgi/liveplus/1552444770/l50

138 :
>>134

132 だが、なにか誤解してない? 「経済研究所にいたころ」といえば、塩沢が京大の経済研究所
にいて、大阪市立大学に移る前だから、1970年代か1983年以前。俺はまだ生まれていないよ。

そういう古い話をするときは、ちゃんとreferenceを付けてください。

139 :
投稿にはIDがついています。同一人物が文体を変えたり、話題を変えたりして投稿
してもバレバレです。なぜそんなことをしたがるのかな。多重人格者でないとしたら
自分の立場を多数意見に見せたいため?

140 :
関西経済学ほしいんだけど高すぎだろ
概要教えてくれ

141 :
このスレの混乱状況をみると、少し整理する必要がありそうだ。

このスレは[現代古典派経済学]塩沢由典[複雑系経済学]という表題だが、それは塩沢を誉
めたり貶したりすることが目的ではないだろう(そういう人物が複数いるが)。では何が目標に
なりうるか。それは21世紀の今日、経済学の現状をどう見るか、どう改革していくか、ではな
いか。その観点抜きに、塩沢の過去を議論しても何も出てこない。塩沢がいろいろ提案して
きたのも、1970年以降の経済学の現況に疑問を感じ、それを立て直すことを目指したのだ
と思う。俺が塩沢に注目するのはその点だ。

それがどのくらい実現したかというと、もちろんごく僅かでしかない。塩沢が中央大学定年の
直前に出した塩沢・有賀編『経済学を再建する』(中央大学出版部)は、共同研究の成果だが、
正直「再建」からはほど遠い。しかし、もしこのスレで議論する価値が何かあるとすれば、現
在の主流派経済学の問題点を見極め、経済学再建の方向を探ることではないか。

この観点に立つとき、議論の混乱のもととなる、経済学の一般情勢に関する認識の遅れにつ
いて整理しておきたい。日本では近経・マル経という対立が長く確立してきた結果、いまだに
経済学を近経・マル経の対立で捉える傾向がある。俺のような若い世代でも、そう考えるやつ
が少なからずいる。しかし、21世紀の経済学は、そうした対立を軸に回っている訳ではない。
また、一部の視野狭窄な人が考えるように、主流派マクロ(およびその支援勢力としてのミクロ
と計量)で十分ということもない。

21世紀の経済学は、少なくとも3つの立場を区別しなければならないだろう。
(1)主流経済学正統派(mainstream orthodox)
(2)主流経済学異論派(mainsream dissident)
(3)異端派経済学(heterodox economics)

この名前にはいろいろ考えられるだろうが、名前はともかく現在の経済学では、上の3つの立
場をきちんと区別しないと議論が空転する。

142 :
上で異端派と訳されているHeterodoxは、hereticsという意味の異端派ではなく、この概念の
提唱者の一人のFredric S. Leeの定義によれば、正統派経済学の基礎に疑問をもつ諸学派
の総称であり、「多元派」とでも言うべき意味に使われている。異論派のdissidentは、反対派
というほどの意味。良く「反体制派」などと訳されるが、現在の経済体制へ反対という意味で
はない。

この3つのうち、(1)は経済学は現在のままで十分だし、その状態はよい(The state of economics
is good)と考える人たちで、「主流派」「正統派」と呼ばれるように勢力的には圧倒的多数派を
占めている。そればかりでなく、アメリカの大学制度の中では、そこから食み出すような異論派
は、専門雑誌への論文発表も大学教員のポストも、ほとんど不可能な状況になっている。そう
いう事情に無頓着な人間がアメリカに行って学位を取ってくると必然的に主流派保守派となる
わけで、日本でもこの手の経済学者が増えている。ただし、主流経済学正統派マクロも一枚岩
ではなく、大きくは新しい古典派(New Classical)とニューケインジアン(NK)に分かれている。

これに対して、経済学の現状に問題を感じているのが異論派と異端派だ。異端派はマルクス
経済学のほか、ポストケインジアン(PK)、オーストリアン、進化経済学などに分かれており、
PKはさらにファンダメンタリスト、カレツキー派、ミンスキー派、スラッファ派などに分かれて
いる。

3つのうち、俺が一番注目しているのは、(2)の主流派の中の異論派だ。この中には、かつて
は主流派経済学の中で活躍、それをリードしてきてノーベル経済学賞をもらったような人が
何人もいる。その典型がアローとスティグリッツだ。ポール・ローマーも最近はその中に入っ
たようだ。クルーグマンを異論派に数える人もいるが、最近はむしろ正統派に近いと見る人
もいる。もともとから異論派に属すると思われる人もいる。ハーバート・サイモンとか、ダニエ
ル・カーネマン、ロバート・シラーなどだ。2008年の世界的金融危機で経済学への危機意
識が再発したが、そういう危機意識をもつ人たちは当然ながら異論派になっている。青木
昌彦も、この異論派の一人と見ることができる。

異論派と異端派の境界は難しいが、異端派は最初から彼らの依拠する経済学体系を持っ
ている。しかし、PKに典型的に見るように、彼らは方法論的にはいろいろいうが、具体的な
理論構築能力では主流派に大分劣ることは否めない。塩沢は、異端派の一人だが、既存
の学派に満足せず、新しい体系を模索しつつある点で、異論派の中の理論的保守派とは
際立った違いを見せている。ただし、こうした違いは日本の中で目立つだけで、世界的に
見れば新理論構築の模索は幅広く行なわれていると思われる。それらがあまり我々の眼
に届かないことが問題だろう。

一般均衡が空論か否かが議論になっているが、その支持派が多数派であることは確かだ。
しかし、学問は多数決で決めるものではなく、その議論の説得力ではないだろうか。その意
味で、>>123 の「それ普通に経済学で使われてますよ。」というのは、論点すり替えに過ぎな
い。「普通に使われている経済学」が問題になっているのだから。

143 :
ビックリする位何が言いたいのか整理されてないけど…

144 :
その通りと思うが、具体的にとなると、かなりハードルが高い。

145 :
思想史の連中は
論理と感想が混じった「適当な記述」で通用するせいだww

146 :
>>141>>142を読んで、勉強しろよな
と思った。
すげー上から目線。どれだけ経済学の範囲が広くて、しかも難しいか知らないくせに

147 :
そもそも今の経済学全般を論じるのに塩沢のやってることがどう関係してくるというのか
塩沢が今の経済学の流行のどこにコミットしているというのか

148 :
だから>>141は塩沢という言葉を使いたいだけじゃないのか?
塩沢愛なんて君くらいしか持っていないんじゃないの?
変な執着はやめるべき

149 :
下手な文章の特徴として、「しかし」のような逆接を使いすぎっていうのがある。
おたくの文章にはその傾向がみられる。
妙に読みにくいのはそれが原因かもね。

150 :
整理魔氏が書いているのは、経済学の現在の勢力地図のようなものだ。
ただ現在をマッピングしているだけでなく、将来を展望しつつまとめている。
こんな地図は、ちゃんとした経済学者になろうとするものなら、なんらかの
形でもっていなければならないものだ。

「なにが言いたいのか」分からないとか「塩沢のやってることがどう関係し
てくるというのか」などと言っているのは、塩沢経済学の到達点も目指す
ところも理解せずに、批判だけしている証拠だろう。

経済学の現状をなんとか変えようと考えたことのないやつ、経済学にも創
造性が必要だと思ったことのないやつには分からない。

先端と称する論文を読んで、ちょこっと一般化して研究だなんと思っている
んだろう。経済学の現状は、そうしたちょこまか主義ではどうにもならない
ところに来ていることをうまく示している。せいぜい3流の経済学者になれ
るだけだ。

151 :
ワイらにはよく分からんってことが、理解できたってことみたいならなにより

152 :
>塩沢経済学の到達点も目指すところも理解せずに
なんでそんなに塩沢フリークなの?

>経済学の現状をなんとか変えようと考えたことのないやつ、経済学にも創
>造性が必要だと思ったことのない
あれで創造的?世の中変わるの?何か新しいもの出したの?

>先端と称する論文を読んで、ちょこっと一般化して研究だなんと思っている
>んだろう。
先端がどれくらい刺激的で創造的か知らないだけだろ

>せいぜい3流の経済学者になれ
>るだけだ。
わかったわかった。塩沢は1流といいたいんだろうな

153 :
結局塩沢由典って何をした人なの?

154 :
いっぱい御本を書いた

155 :
>>154
どんな 御本を書いたの?

156 :
人生って、あっけないものかもね。
知らないうちに経ってしまって、
終わりが近づいていたりする。
ジェットコースターで運ばれていたんだな
なんて思うんだよ。
塩沢さんっていう人も昔いたなあ。
なになにさんっていう人もいたなあ、だけど
もうお亡くなりになってしまったんだっけなあ。
さみしいなあ、なんて感じなんだ。

157 :
人生が終わるときに、書いた本がたくさん宝石のように手元に
あると賑やかでいいね。一つ一つを手に取るごとに、それを書いた頃の
事が記憶に蘇ってくるに違いないからね。

158 :
>>155
関西経済論

159 :
そうか。関西の経済について詳しい人なのか。
だからあの大阪市大の都市関連の大学院を作ったんですね。

160 :
詳しいかどうかは知らない
ケントギルバートが儒教についての本を書いたところで儒教に詳しいわけではないように、本を書けばそれについて詳しいというロジックが成り立ったことはない

161 :
>>160
そうなんですか?知識を入れるには
アウトプットをするのが一番だ、とも
聞いたのですが。
確かにそんなところで反論をするつもりは
ないです。

関西経済論ですか。塩沢先生のご専門の数学を使った経済学とは
方向性が違うようですが

162 :
>>153
数理経済学の基礎を書いて、
日本において、スラッファの数学解説と
自分自身のその理論の発展を示した人だと思う。
数理経済学の基礎はいい本だったよ。
日本におけるアブラハムフロイスべレビ
みたいな人なんだろうと思う。

163 :
痛々しい

164 :
何がどのように痛々しいと?

165 :
本ならAmazonで塩沢由典と入れて引いてみろ。すぐ10冊ぐらいは見つかる。
そんな簡単なこともしないで、塩沢について語ろうとするな。

>>152 先端がどれくらい刺激的で創造的か知らないだけだろ

お前が本当に知っているなら、こんなところで管を巻いていないだろう。

166 :
あいたたたた

167 :
>こんなところで管を巻いていないだろう。
いや、興味深いので来てますが

168 :
もしかしてryoくん来てる?

169 :
>>162 日本におけるアブラハムフロイスべレビ

Gilbert Abraham-Frois and Edmond Berrebi. Theory of Value, Prices and Accumulation:
A mathematical integration of Marx, von Neumann and Sraffa,
translated by M. P. Kregel-Javaux, Cambridge University Press, 1979

のことか。ずいぶん古い本を引き合いに出したな。表題からしか内容を推測するしかないが、
>>124 162 推奨の『数理経済学の基礎』(1981)とは比較可能かも知れないが、それ以降の
塩沢の研究とはほんど関係なさそうだね。


二人の著者の最新の論文をGoogle Scholarで探してみたが、
Gilbert Abraham-Frois and Edmond Berrebi. ”Bliss”, Pontryagin and C.E.S. 2001.
http://growthconf.ec.unipi.it/papers/AbrahamFrois.PDF
しか見つからなかった。

これはNew Keynesianの立場のもので、節操のなさが伺われる。数学が使えればなんでも
いいという感じ。塩沢とは相容れない。

170 :
Abraham-Frois and Berrebi. (2001) ”Bliss”, Pontryagin and C.E.S. をもう少し詳しく読んで
みた。Ramsey モデルには、上に書いたよりはもう少し批判的なようだ。訂正する。

171 :
>>156 >>157

そんな寂しいこと言わないで。70年代・80年代の塩沢先生を知っているなら、その当時
からの経済学の流れもよく知っているでしょう。当時の人達がどう考えていて、現実には
どう展開してきたかなど、我々の知らないことも沢山あるはずです。塩沢先生の最近の
研究を当時の目からもういちど位置づけるとどう見えるかなど、面白いかもしれない。

172 :
塩沢が一つでも経済分析の方法を発明したことがあったか?
あるとしてもそれは現実の経済分析に使えるようなものか?
塩沢が叩かれる理由はそこにあると思うぞ

173 :
叩くというより…その辺のおっちゃんの床屋談義を聞かせれてるようで疲れてくるというか
最先端だ改革だと言われても日本語文献で出してくるのが内向き過ぎるというか、発信媒体のチョイスが…

174 :
>>172

これだから、無知は怖い。自分の書いたことがbackfireすることになんの危険も感じていない。

172が知っている筈もないし、分かる筈もないだろうが、
Shiozawa, Y. (2015) International trade theory and exotic algebra, Evolutionary and
Institutional Economics Review 12(1): 177-212.
は、subtropical algebra (亜熱帯代数)という新しい数学を使えば、古典的貿易理論
(リカード理論の一般化)が綺麗に整理できることを示した論文。リカード理論の背後
にsubtropical algebraという数学的構造が隠れていたことを塩沢は発見したんだ。
これは有名な話で最近のtropical algebraの解説論文には大概紹介されている。

新しい数学分野の意義など172に分かる筈もないだろうが、これこそ新しい分析方法
の発見なんだ。そんなことをした経済学者が他にいたなんて、von Neumann などの
少数例を除いて聞いたことがない。

主流派の分析方法なんて言ったって、ほとんどは既存の数学や統計学の借り物だ。

175 :
新しい数学と言われても別に塩沢が作ったわけでもなく
まぁ落ち着け

176 :
大きな意味では新しい数学ではないが、tropical algebraとsubtropical algebraと名前が違う
ようにsubtropical algebra に固有の適用範囲があることを発見したのだから、塩沢の発見
(発明?)に違いない。

ちなみに、tropical algebraは + の代わりに max, ・ の代わりに+を用いるという代数(半環)
だが、subtropical algebraは+ の代わりに max, ・ の代わりに×を用いる代数をいう。こうい
代数の上に一種の幾何学(tropical geometry)が構築できるのだそうだ。その詳しいことま
では、おれも知らん。古典的な代数幾何学の骨格を明らかにする意義があるらしい。

177 :
>>174
そういう話には関心を持てないな

178 :
叩くつもりで叩いてみたら、ほこりでなくて光が出た
という感じかな。

けなしたりくさしたり叩いたりしても意味がないと思うが、
>>172 のような人がいると、塩沢ってバカなだけの学者じゃないことが
だんだん分かってきた。その意味じゃ、172 はいい仕事をしているかも。

179 :
知りたいのは経済分析の方法じゃろ?
どう分析をするのかに関心があるのでは?

180 :
塩沢はその数学の易しい解説を書けばいいのに

181 :
というよりは、それを使って何が出来るのか
そもそもそれが出来るようになることの旨味がどこなのか

その辺のプレゼンがうまけりゃ後は勝手にフォロワーが増えてくる

182 :
アラン・クルーガー(Alan Krueger)が3月16日死んだ。58歳だった。死因は自殺。

クリントン政権の労働省チーフ・エコノミスト、オバマ政権の経済諮問委員会委
員長なども務めたが、専門はミクロ計量経済学だった。彼の最も有名な論文の
一つは、デービド・カード(David Card)との共著論文(Minimum Wages and
Employment: A Case Study of the Fast-Food Industry in New Jersey and
Pennsylvania. American Economic Review 84(4): 772-793. 1994)。二人はこの中
で、最低賃金の引上げは、非熟練労働の雇用量を縮小させるとは限らないこと
を計量的に示した。論文は、論議を呼び起こしたが、カードはEconometricaの共
同編集長を務めた人物であり、彼らの調査結果自体は多くが認めざるを得なか
った。

訃報の中で英 The Economist 誌は、クルーガーに「静かな革命家」という賛辞を
送った(The Times March 19th, 2019 Free exchange: Alan Krueger, natural talent
/ A quiet revolutionary of economics died on March 16th)。実際、労働経済学の
分野において、クルーガーは革命家だった。新古典派経済学の原理によれば、
賃金率の引上げは雇用量を縮小させる。これは、ケインズが古典派の第一公準
(『一般理論』第2章)と呼んだものに当たる。この学説は、現在も当然のこととして
多くの経済学者ばかりか、多くの勤労者達にも受け入れられている。ケインズが
言ったように、われわれは過去の経済学の奴隷なのだ( >>34 に引用がある)。

カードとクルーガーは、こうした新古典派=主流経済学の基本原理の一つに反証
を突きつけたが、多くの経済学者は日ごろ計量・計測が重要だと主張しながら、自
分達に都合の悪い事実は無視してきた。

革命家を自認したケインズは、第二公準を否定しても、第一公準は受容した。しか
し、資本と労働を投入すると生産物が出てくるという新古典派生産関数自体に問題
がある。これは古くから議論されてきており、日本では根岸隆先生が批判されている
(『ケインズ経済学のミクロ理論』1980)。しかし、その批判が経済学の再構築に十分
生かされているかというと大きな疑問がある。塩沢先生が古典派価値論から経済学
を再構築しようと主張されているのには、こうした根本問題が絡んでいる。

183 :
Tropical geometry は、日本の数学では トロピカル幾何学とか
トロピカル幾何と言うようだね。

184 :
Card&Kruegerが無視されてるはさすがに草
御本が好きならNeumark&Wascheぐらいは読むといいよ

185 :
>>184

自分ではなにも考えられずに、権威にだけ頼っているのでしょ。あはれ。

186 :
>>185
有名な論文と言っておきながら無視されてるとか
少し考えれば頭悪いこと言ってることに気づくわな

187 :
アラン・クルーガーが亡くなっていたのか
ふーんと思った。

塩沢のくだりはどうでもいいけど

188 :
俺経済学部生だけど塩沢って人聞いたことねーわ
この人なんなの?

189 :
ちょっと前の高橋洋一ライク

190 :
David Neumark and William Wascher (2008) Minimum Wges. MIT Press.
を出してくることで、反論になっていると考えているところが甘い。

>>182 では、Card and Krueger (1994)は「論議を呼び起こしたが」と書いている。
「自分達に都合の悪い事実は無視してきた。」というのは、Card and Krueger (1994)
やその後の実証研究を無視したという次元の問題ではない。そこで説明しているよ
うに、「新古典派の原理」=ケインズのいう「古典派の第一公準」の妥当性が問われ
ている。

Neumark and Wascher (2008)がやっていることは、昔(1940年代)、Machlup と Lester
の間で行なわれた論争を蒸し返すものだが、限界原理の妥当性にまで考えが及ん
でいない。

古典派の第一公準は、強い要請だから、もしそれがなりたつような環境に経済があ
るなら、「賃金の引上げ=>雇用の減少」という事態がかならず起こると主張している。
この主張は、ただ一つの反例があれば原理は破れる。

Card and KruegerとNeumark and Wascherが反対の実証結果を出したからと言って、
勝負はお相子ではない。「賃金の引上げ=>雇用の増大」という事態があれば、限界
理論はその事態を説明しなければならない。限界生産性=賃金率という公式の修
正が必要となる。それが出来ない訳ではないが、そうすると別のところに不都合が
生ずる。そこでいろいろ強弁して、新古典派経済学があたかも整合的な学問である
かに振舞っているが、現実はぼろぼろなのだ。

計量ばかりやっていると、こういう理論問題=パラダイムを問うような問題に頭が
働くなる。多くの実例があるから良く分かるが、それで済む訳ではない。

簡単な解決策は有効需要の原理を用いることである。雇用量は、賃金率の高さ
よりも、当該産業の有効需要により強く関係している。したがって、賃金と雇用の
間に一定の関係がなくてもよい。近年のまとめでも、賃金率の多少の上下は、雇
用量にほとんど影響しないとされている。

Cf. Dale Belman and Paul J. Wolfson (2014) What Does the Minimum Wage Do?
Chapter 2.

191 :
またはぐらかし太郎か

192 :
>>190
多少上げても雇用量はほとんど影響ないが、しっかり上げたら雇用量に影響がありそうなのが今の韓国の事例なんでは?

人を多少殴っても死ぬわけではないが、暴力が人の生き死に影響しないとは言ってないのと同じこと

193 :
p 進タイヒミュラー理論の証明は正しかったんですか?

194 :
はぐらかしでもなんでもない。Neumark and Wascher (2008)に対するJournal of Industrial
Relations, 2009 におけるMark Woodenの書評(これは著者たちに非常に好意的な書評)を
]見ても、冒頭の2文で次のように指摘している。

Within the field of labour economics perhaps no question has been the subject of more
controversy than the employment effects of minimum wages. This controversy dates
back to the debate between George Stigler and Richard Lester that took place in the
pages of the American Economic Review in 1946 and 1947.

賃金の限界生産性理論(marginal [revenue] productivity theory of wages)は、この時代
から問題があったのに、それをだましだまし使ってきたというのが実情だ。限界理論の
破綻は、色々なところに現れるが、普通の経済学者はそこに共通の根があることを見抜
くことががきない。

塩沢の考えが参考になるのはこうした場面だ。なぜなら、均衡理論とその通俗的バージ
ョンである限界理論に対し、もっとも厳しい批判者として存在してきたからだ。

賃金と雇用の関係も、主流経済学では限界生産性で考えられている。労働市場は、通常
の製品市場とはまったく違うから、労働経済学者という専門ができて、労働の問題をさま
ざまに議論することは仕方ないが、そのために労働市場の外の要因で決まることを無視
して、労働市場内でのみ考えやすい。そこで「賃金率を与えれば、雇用量が定まる」ある
いは「賃金率と雇用量には一対一の関数関係にある」といった関係があると信じて、かつ
ては賃金を挙げれば雇用が減少すると素朴に考えてきた。最低賃金は、法律(州法や連
邦法)で決められるから、その影響がどう出るかについて多数の研究が行なわれた。Card
and Kruegerのnatural experimentsはその一部。ここには政治が係るから、政治的対立が
生じやすい。経済学にとっての真の問題が隠されやすい。「はぐらかし」などと感じる自分
の至らなさを反省すべきなのだ。

195 :
>>194 の「塩沢の考え」を短くまとめたものが見つかったので紹介しておく。

現代古典派の基本主張

否定的主張
@「需要関数」・「供給関数」の否認
A「最適化」ないし「主体均衡」の否認

これらは
B限界理論の無効性
C均衡理論の無効性
を含意する。

積極的主張
@価格と数量の第一次的独立
A生産・販売の主要な制約としての需要
B上乗せ価格の一般性
C需要の変化要因としての所得水準の重要性
D経済発展にしめるる収穫逓増の重要性

箇条書き部分は正確に転記した。原文では、項目間に少し説明が入っている。

出所: 「現代古典派の経済学」 塩沢(2002)『マルクスの遺産』第9章。
原文は『経済セミナー』1985年5月号。

196 :
【新元号は分合″がベスト】 10月から大恐慌、解決策は『分ち合い』と、世堺教師マiトレーヤの助言
https://rosie.2ch.sc/test/read.cgi/liveplus/1553220386/l50

197 :
>>194
Card&Krueger自体が限界収益=限界費用の枠組みで説明してるのに、なんでそれを踏まえないの?

198 :
塩沢と、その門下(信者)が経済思想史の枠を超えないことが
よく分かるスレッドだ。
また、経済学が科学になれない人社系の規範論だとよく分かる。

199 :
そもそも塩沢に関心ない

200 :
>>197

Card & Kruegerは一つの事実を発見したのであり、その発見をどう解釈するかとは
別のこと。理論は、いくつもの事実、多様な側面の諸事実の総合としてある。

この場合、重要なことは

    限界生産性=賃金   (1)

という公式には、すでに多くのアノマリ(違反事実)が知られており、一つの事実
の発見者であるCard & Kruegerの解釈は問題ではない。

(1)は、労働市場における公式だが、より一般的には

限界収益=限界費用   (2)

という形をもつ。しかし、この公式自体も、多くのアノマリの蓄積を無視して
あたかも真実であるかに信じられているものだ。経済学は、こういう基礎の
基礎から組立て直さなければならない。

たぶん此処で現代古典派経済学に文句を言い続けている諸君は、新古典派=
主流派の多くの公式(たとえば、(2)は1930年代のもの)を盲目的に受け入れてい
るだけで、それに不都合な諸事実について知らず、さらにそれらが意図的に隠さ
れていることすら知らないのだ。

主流派の内部でのみ純粋培養されてきた人には、自分とはすこし別の考え方を
知る必要があるだろう。もちろん、文句を言いたいだけの諸君にそんな気がない
ことは初めから分かっている。すこしだけでも、自分の考えに疑問を持っている
人にしか伝わらないだろうが、まずは

塩沢由典『複雑系経済学入門』生産性出版、1997。

を読んでみてはどうか。読まずに文句だけいうやつは暇人だとして無視
する以外にない。しかし、ここに書かれていることに反論できるなら、この
スレにふさわしい人物として十分議論に値するだろう。まあ、そういう人物
が出てくる可能性は極めて小さいことは確かだが。

201 :
>>200
だから何故踏まえないの?

202 :
トロピカル幾何なんてすでにメカニズムデザインで使われてるんだけどな
当然世界的にもこちらの方が有名

203 :
>>202
トロピカル幾何でググったけど、そんな論文、1本しかヒットしなかった。

204 :
>>195
ツマンネ。
1.需要と供給は普通の市場にあるもんだし。
需要と供給なしでどうやって株価や為替レートを
説明できるいうねん

2.個別主体の最適化もなしか?マルクスみたいに
固定係数でも考えるんやろ。意味ないわ。
3.微分できるいうてするんは便利やからや
便利なものを捨ててややこしいことするんやったら
やったらええんや。
4.やから需要と供給なしにどうやって価格と
数量を決めるねんいうてるんや
積極的1.スラッファの応用か?
2.そやから収穫不変でも仮定して、生産量は
需要で決めるいう産業連関表やろ
3. ええわ。別にマークアップの率も変化するやろし
4.やから所得が需要を決めるんやろ
5.ちょっと前に収穫逓増が流行っとったからな。
なんか別に新しいこと言うとるか言うと
何も言う取らへんやん。つまんな

205 :
>>198
経済思想史にも色々あるんと違うかな?
なんか生産は独立に価格を決めて
需要が生産量を決めるんや言う学説史は
おもろない学説史のような気がする

206 :
>>191
はぐらかし次郎かもしれん

207 :
>>195

需要と需要関数、供給と供給関数の区別もできずに、経済学を語っているの?

208 :
"Tropical Geometry and Mechanism Design"の著者はRobert Alexander Crowellと
Ngoc Mai Tranの二人だが、Ngoc Mai Tran (ボン大学)がJosephine Yu (ジョージア
工科大)と主催した
Hausdorff School: Economics and Tropical Geometry
https://www.hcm.uni-bonn.de/events/eventpages/hausdorff-school/wwwhcmuni-bonndehsfasim/economics-geometry-2016/
には、離散凸解析の室田一雄先生と共に塩沢先生も参加されている。

209 :
>>203
だからどうした

210 :
中身までは理解できないが、Michael Joswig の
The Cayley Trick for Tropical Hypersurfaces With a View Toward Ricardian Economics
https://arxiv.org/pdf/1606.09165.pdf
はHausdorff School: Economics and Tropical Geometryの成果論文の一つで、塩沢先生
の「国際貿易のリカード理論」の解説論文らしい。超抽象的でなにも分からないが。

211 :
だからどうした

212 :
だーかーらー
トロピカル幾何はもうすでにメカニズムデザインで応用されてるんだってば
もちろんこっちの方が圧倒的に有名

213 :
結局経済分析にはなんの役にも立たないのか

214 :
>>202 >>212

ご自分で発見されたわけではないでしょ。そう自慢されることでもないかも。

215 :
誰も自慢してない

216 :
そんなに居丈高に否定されなくても。虎の威を借りる狐だぐらいは分かって
います。

217 :
虎って塩沢が!?草

218 :
>>215 のことです。というと、>>202 >>212 かも。

「虎の威」の虎とは、メカニズムデザインであり、その背後にあると
思っている主流派経済学でしょう。それくらい分からないと。

狐は、自分で取れないブドウは酸っぱいと思いたいのです。

219 :
本気で意図が分からないみたいで草

220 :
元院生

>>65 だが、大部御不沙汰してしまった。2月末に、もうそろそろ教務事項も終りだし、
すこし余裕が出来ると思っていたが、あに計らんや。3月もなんだかだと忙しく、
もう4月10日になってしまった。このままだと、授業は始まるし、閑になどなりそうもない。
蓬田守弘の『垂直的国際分業の理論』(2006)は図書館から借出してあるから、もう一度
ざっと眺めてみただけの解説を書いておく。

この本は、院生時代に垂直的分業の貿易論に関する知識を手っ取りばやく仕入れて
おこうと読んだもので、もう10年以上になる。読んだ当時は、この本はまだ新しく、最新
のにおいがしたが、読み直してみると、結構あらが目立つ。もともとあった欠陥に違い
ないが、当時はそれを見抜くだけの力が俺になかったということだろう。

221 :
蓬田守弘『垂直的国際分業の理論』は、本文80数ページの小さな本。全5章からなるが、
導入の第1章と経済的厚生を論じた第4章、第5章を除くと、垂直的分業の理論としては、
第2章「垂直的分業の背景」、第3章「垂直的産業内貿易」が中核である。ところが、後で
説明するが、第2章と第3章とは、統一的な理論ではなく、相互に排他的な仮定をおいて
議論されている。簡単にいえば、第2章と第3章とは繋がりがないというか、矛盾している。

蓬田はこの本の元になった研究でRochesterのRonald Jonesのもとで博士号をもらってい
るから、当時としては「最先端」の研究だったのだろうが、今からおもうと、ある特殊な状況
を研究したに過ぎない。

222 :
第2章は、簡単に言えば Jones and Kierzkowski (1990, 2001)の解説である(最後に少しだけ
政策含意らしきものに触れてはいる)。ほとんど同じ時期に、Jonesには Globalization and
the Theory of Input Trade (2000)が出ていて、『垂直的国際分業の理論』の本とほぼ同時に
読んだ。技術的には、Jones and Kierzkowski (1990, 2001) とほぼ同じだが、Jones (2000)の
方は、表題にGlobalizationが付いているだけ、グローバル経済化の全体像を掴みたいとい
う意欲にあふれている感じで、一生懸命読んだ。もっ正確にいうと、Jones (2000)の技術面
を簡単に知るために蓬田(2006)を読んだということだったような気がする。

これらは、フラグメンテーションと呼ばれる事態の理論的説明である。フラグメンテーション
とは、一時期、一つの工場に統括されていた工程が、二つに分かれて、その一部が主とし
て途上国に移転する現象をいう。Jones and Kierzkowski (1990)や蓬田(2006)は、フラグメン
テーションをサービスリンク費用の低廉化によって説明する。工程間の調整費用(サービス・
リンク費用の主たるもの)が高いうちは、工程は分割できないが、インターネットや輸送費の
低廉化によって、工程の一部を途上国に移転することが可能になった、というのである。
その際、重要な仮定がサービスリンク費用には規模の経済性(あるいは収穫逓増)がある
ということだ。つまり、サービスリンク費用は、固定費+比例費とからなり、生産数量がある
一定量を超えないと工程分割は起こらない。このことを数式やグラフを使って説明している
が、要は生産が損益分岐点を超えないと儲からないというのと同じ論理である。固定費と
国内生産・外国生産のにおける比例費の違いにより、一国内一貫生産、工程分割(フラグ
メンテーション)、外国生産の三つの場合が生ずる。

223 :
上の説明に間違いはないが、これが垂直的貿易やましてグローバル化を推進している
過程かというと、実証家としての俺には、ちょっと単純化しすぎていませんかと思いたく
なる。

蓬田は、工程間分業を生産ブロック1と2とに分けるが、その基本的前提は、

(1) 生産プロック1 では  c1 < c*1

(2) 生産ブロック2 では  c2 > c*2

だという(蓬田 2006, pp.8-9)。

これが成り立たなければ、サービスリンク費用の低廉化そのものが意味を失う。ところ
が蓬田には、この(1)と(2)がなぜ普遍的に成立するのか、その説明がほとんどない。

第1章や第3章などを読むと、蓬田は労働集約度の違いがこうした事態を惹き起すと
考えているらしい。しかし、Jones and Kierzkowski (1990, 2001)は、修正・付加された
(augmented)リカード理論ではあって、労働集約的・資本集約的という概念とは直接は
結びつかない理論である。そうすると、フラクメンテーションあるいは垂直的国際分業の
拡大の本当の理由が蓬田(2006)第2章では説明できていないということになる。

実を言うと、この点までは、院生時代に読んだときには分かっていなかった。工程間
分業はこう説明できるのかと、素直に感心していた。

224 :
第3章は、Davis (1998) Heckscher-Ohlin-Ricardo approach. Journal of International
Economics. 39: 201-226 に基づく垂直的分業の理論的分析である。これは基本は2国
2要素、3財のHOSモデルだが、第3財は、第1財の投入に使われる中間財であり、
その生産効率が自国と外国では異なり、蓬田の想定では自国が外国より生産性が
高い(A>1)という想定のモデルである。

これで一応は、自国のみで中間財を生産し、それを自国と外国の双方で第1財の
生産に用いられるという状況を作り出すことができる。ただし、一般の場合の分析
は難しいので、図3.1にあるような要素価格均等化集合の中でのみ分析している。
これは標準的なHOS理論でも有名な「要素価格均等化定理」のなりたつ領域という
ことだが、定理の表題が示す通り、その中では要素価格(すなわち労働の価格=賃
金と資本の価格=資本利子)とが等しい。

>>223 で、第2章と第3章とは、統一的な理論ではなく、相互に排他的な仮定を置い
ていると書いたのには、この点が関係している。

225 :
産業内貿易は、Krugmanが説明して有名だが、これは(差別化された)同一製品を生産する
複数企業が存在して収穫逓増のある場合に起こるというのだが、各企業の生産関数は同
一と想定されている。つまり、基本的には先進国同士(あるいは途上国同士)の間の産業内・
水平貿易の理論である。蓬田が分析しようというのは、産業内・水平貿易だが、もしこの貿
易がほとんど同じ水準の先進国同士のものだとすると、>>223 に書いた(1)と(2)が同時に成立
するような事態は、珍しくないかも知れないが、少なくともかなり偶然的なもので、それが垂
直的貿易を強力に拡大するようなものとはとても思えない。

226 :
>>224 に 

>>223 で、第2章と第3章とは、統一的な理論ではなく」 

と書いたが、>>221 の間違いだった。訂正しておく。

227 :
世界の貿易を見渡してみれば分かるように、垂直的貿易(あるいはフラグメンテーション)は、
先進国と途上国(たとえば、米国と中国)の間で行なわれている。この基本的な要因は、米
国と中国とでその賃金率に大きな格差があることだが、蓬田の説明(例えば第1章)には、
「垂直的国際分業への関心が高まった背景にはもう一つの要因がある。それは、先進諸
国とりわけアメリカ国内での賃金格差の拡大である」(pp.2-3)とあるが、2国間の賃金格差
の問題には一言も触れられていない。

この点を問い詰められれば、蓬田は、それは資本・労働の賦存比率に依存して決まると
答えるだろう。理由は示されていないが、蓬田も

「衣類や靴の産業では、アメリカ国内でデザインされた製品が労働の豊富な途上国で
生産され、完成品は再びアメリカをはじめ他の先進国に輸出されている」(p.3)

と指摘している。

しかし、この例は、蓬田の第3章の設定とは合致しない。資本労働比率が違っていても、
少なくとも二国が要素価格均等化集合にあるがきり、資本も労働の同じ価格(つまり利潤
率と賃金率)をもっている。

要するに、蓬田(2006)は、世界経済に進行する国際貿易、とくに中間財貿易拡大の基本
的要因を捉えていない。

228 :
連投制限に引っかかってしまい、投稿を完成できなかった。以下は、昨日の続き。

229 :
これは追加的な感想だが、第2章は、簡単にいえば、リカード理論でかつ収穫逓増の場合
である。これは、新古典派の完全競争理論の枠から外れている。この点にも、蓬田は一切
注意していない。貿易理論家は、リカード理論とHOS理論、あるいはその後の「新貿易理論」
「新々貿易理論」を、そのときそのときの都合で使い分けるということを平気でやっているが、
それら諸理論の間に理論的統一のないことに全く無頓着である。

多様な観点と考えているのだろうが、それが統一的な理論のないことの裏面であることを
わきまえるべきだろう。実証では、多様な観点は必要だし、望ましいともいえるが、それで
論文の全体の統一が崩れては、やはり失敗と言わざるを得ない。

230 :
最後に、塩沢(2018)「リカード国際価値論の現代的意義と可能性」『国際経済』69巻、pp.41-61
と日本国際経済学会のリカード原理200周年を記念した共通論題セッションへの報告論文 塩
沢(2017) (こちらの方が大分詳しい) の主張と、蓬田(2006)とを比べておこう。塩沢(2017, 2018)
には、蓬田(2006)時代には、まだあまり注目されていなかった「新々貿易理論」への批判も入っ
ている。蓬田(2006)にそうした言及がないのは当然だが、問題は、蓬田(2006)や Jones and
Kierzkowski (1990, 2001) あるいは Davis (1998) を含む新古典派の貿易理論が現代のグロ-
バル化する経済の十分な説明理論足りえているかどうか、ということだ。

塩沢は、新古典派貿易理論の4つの世代(教科書的リカード理論、HOS理論、新貿易理論、
新々貿易理論)やJones and Kierzkowski (1990, 2001)がその説明となっていないと指摘し
ている。これの点は、指摘が基本的に正しいと言わざるを得ない。

まず、教科書的リカード理論、HOS理論、新貿易理論は、仮定によって中間財貿易を排除し
た理論だし、新々貿易理論は、基本的に一国開放経済を扱っている。Jones and
Kierzkowski (1990, 2001)や蓬田(2006)は、特定の特化パタンを決めた上で、貿易がありうる
ことを説明しているだけだ。従って、中間財貿易の一般理論とは到底言えない。
それに比べると、塩沢の「新しい国際価値論」は、任意数の国と財があり、投入財・最終財と
いう区別を仮定することなく、各国の生産技術の係数のあり方(と一般には輸送費用)によって、
どの国がどの財を生産するのか決まってくる構成になっている。理論の一般性も論理の緻密
さも格段に違う。

231 :
塩沢理論のもう一つの特徴は、各国の賃金率(実質賃金率)がモデル内部で決まってくると
いう点だ。HOS理論が要素価格均等化集合に焦点を当てているとの正反対だが、世界経
済において先進国・途上国の間に大きな経済格差・賃金格差があることは常識以前の話
だ。

日本国際経済学会のリカード原理200周年記念の共通論題セッションには俺もいて、塩沢
たちの講演も聞いたが、すぐには理解できなかったが、よく考えてみれば、塩沢の主張の
方がずっとまともだ。俺は、実証分析が基本だから、理論の優劣はどうでも良いが、今のと
ころ主流派貿易論は完全に出し抜かれたと思う。問題は、塩沢の国際価値論が、普通の
貿易理論と違って、線形代数や凸集合といったちょっと変った数学を勉強しなおさなけれ
ばならない点だろう。なかなか時間が取れないが、正則な国際価値の定義に必要なグラ
フ理論は、俺も時間をとって勉強しようと思っている。実証をやるにも、これくらいの理論は
消化すべきだろうと思っている。

232 :
こんなtoy modelで思弁的に論じるだけだから、思想史屋と言われ、
現実とかけ離れるわけや

233 :
Global Value Chains は、国際経済では今もっともホットな話題だ。

同志社大学の岡本由美子教授は、『世界経済評論IMPACT』の解説
「グローバル・バリュー・チェーン(GVCs)革命の持つ意味」(2017.05.22)
の冒頭に次のように述べている。

「GVCsについては,すでに1990年代から,サセックス大学の開発学研
究所を中心に,政治経済学的視点,経済地理学的な視点,地域研究
的な視点等々,多角的に研究が行われてきた。近年,ようやく,国際経
済学や開発経済学といった応用経済学の中でもGVCsが中心課題とし
て取り上げられるようになってきた。

2013年に世界貿易機構(World Trade Organization:WTO),経済協力開
発機構(Organization for Economic Co-operation and Development:OECD),
及び,国連貿易開発会議(United Nations Conference on Trade and
Development:UNCTAD)が相次いで,GVCs関連の報告書を発行したのも,
その流れを汲むものといえよう。また,2016年度は,世界銀行もどのように
GVCsが持続可能な開発につながるのか,という視点で報告書を発行して
いる。」

234 :
岡本さんの解説には出てこないが、2017年からWTOやIDEなどの共同で

Golbal Value Chain Devolpment Report

が隔年で出るようになった。

235 :
GVC は流行語になりすぎいている感もある。あまり内容と関係ないのに GVC と関連付ける
といった研究もある。たとえば以下などは、単に世界産業連関表を使っているだけなのに
GVCを謳い文句にしている。ここでは、世界貿易の構造が大きく変ったことの代名詞として
GVCを使っている。

Meng Bo, Peters Glen, and Wang Zhi (2018) Tracing CO2 emissions in global value chains.
Energy Economics 73: 24-42.

236 :
岡本の『世界経済評論IMPACT』の解説は、次の論文のダイジェスト版のようだ。

岡本由美子(2018)「グローバル・バリュー・チェーン革命の功罪/―アフリカの持続可能な
開発は可能か?」『同志社政策科学研究』19(2): 57-69.
https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/25986/019019020007.pdf

もっともこちらの方が新しいから、この論文を準備する段階での概要と言った方が正確だ
ろう。

237 :
前記論文の2.1では、国際経済学がこれまでGVC革命にどのような貢献をしてきたか
(してこなかったか)について解説している。岡本は貿易論の専門家ではないので、そ
の解説は非常に正確とは言えないが、問題の所在は大きく掴んでいる。

2.1.1でリカルド、ヘクシャー=オーリンの伝統的な比較優位論、2.2.2で新貿易論と新々
貿易論とについて概説したあと、2.2.3で

「1990 年代以降、情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)の
発達によって、新しい貿易理論でも十分に説明がつかない、GVC 時代が到来した。」

とまとめている。主流派貿易論では、GVC革命(Baldwin)には対応できていないという
のだ。岡本は、こうした中で、Jones教授は「国境を越えた工程分業や中間財貿易の
興隆に早くから着目」してきたが、Baldwin (2016)の理解に従って「貿易理論の主流派
を形成するにいたらなかった」と解説している。これはあまり正確な理解とは言えない
が、主流派貿易論がGVC革命に対応できていなことだけは、ほぼ正確に捉えている。

238 :
↑ まあ思想史というか塩沢文献レビューをずっとやってる人は
  「信者のまま、自殺も近い」かなw 

239 :
塩沢さんといえば複雑系経済学入門だが

240 :
元院生さま

>>64 です。詳しい丁寧な回答、ありがとうございます。
すべてとはいえませんが、感じは掴めました。

241 :
>>239

塩沢先生の経済学を複雑系経済学だけで理解しようというのは無謀。『複雑系経済学』は
1997年出版でもう20年になる。

おととしの進化経済学会の学会賞受賞記念講演で聴いたが、塩沢先生は、自分の経済学
の全体像を@現代古典派価値論、A複雑系経済学、B進化経済学の3本柱で考えている。
これを正三角形の頂点におくと、@とAが底辺にあって、Bは上の頂点にあるという。その
真意はよく分からないが、すくなくともこの3つを総合して考えようとしているらしい。

このスレは誰が立てたか知らないが、よくできていると思う。

242 :
>このスレは誰が立てたか知らないが、よくできていると思う。

ふーーーーーん(棒読み)

243 :
英語版wikiの比較優位か自由貿易の項目で塩沢めっちゃ推すのがいたとき
ノートでShiozawa?who?って返されたのは笑った

244 :
塩沢って海外では無名なのか?あんまり引用されてない?

245 :
sraffa関係の論文だって塩沢さんは英語で載せてないかも?
(英語が昔は不得意だったかもしれない。ディスカッションペーパーは
英語だったけど)

今のリカードモデルの論文についてはリファレンスがあまり良くないかも。

246 :
>>231
元院生さん
今は何をされてるんですか?
大学の先生?

247 :
Shiozawa, Y. (2017) The new theory of international values: An overview. In Shiozawa,Oka, and Tabuchi (Eds.)
New Construction of Ricardian Theory of International Values, 2017
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XYFHVWS/

Industrial Competitiveness and Design Evolution Editors: Fujimoto, Takahiro, Ikuine, Fumihiko (Eds.)2018
Chapter:The Nature of International Competition Among Firms (Shiozawa and Fujimoto)
https://www.springer.com/gp/book/9784431551447
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G2TRN63/

評価されるとしたらこれからだろう
共著者の藤本隆宏の方が注目されやすいかも知れないが

248 :
参考
藤本隆宏
The fractal Keynesian stimulus by CSR ― fellows RFIEA
http://fellows.rfiea.fr/dossier/la-responsabilite-sociale-des-entreprises-en-question/article/une-relance-keynesienne-par-la?language=en
現場指向企業と製品・工程イノベーション
─ PXNWモデルによる予備的分析 ─ 藤本 隆宏
http://www.e.u-tokyo.ac.jp/fservice/ronshu/backnumber/index.html

249 :
>>244 塩沢って海外では無名なのか?あんまり引用されてない?

海外の評価よりも、日本国内の評価の方が問題だろう。

画期的成果だったのに、日本の国際経済学(とくにミクロ)は、少数
の例外を除き、完全に無視。

自分が理解できないのを隠したいのか、これまでの蓄積を否定さ
れたくないのか、自分では新説を評価できないと自認しているのか、
紹介も、まともな反論も出さずにいる。

250 :
君が引用したらええんや

251 :
>>249
じゃあお前が塩沢を引用して論文書け

252 :
藤本たかひろという人有名やな

253 :
>>244 塩沢って海外では無名なのか?

海外で評価されたら、手のひらを反すみたいに急にちやほやする。
見苦しいね。自分に判断能力がないことを自白している。

254 :
だから君が引用したらええんや

255 :
複雑系経済学入門読んだけど経済学にカオス理論を応用して数式展開してるような論文は無いの?

256 :
ぱっと言われて西村和雄

257 :
オーストラリア出身のスティーブ・キーンはカオス理論を経済分析に取り入れている。
キーンは2008年の金融危機を予言↓した12人の経済学者の中の一人

Steve Keen. “The Lily and the Pond.” 2006. Interview reported by the Evans Foundations.
https://evatt.org.au/news/lily-pond.html
Debtwatch May 2007: Booming on Borrowed Money 2007/4/30
http://www.debtdeflation.com/blogs/2007/04/30/debtwatch-may-2005-booming-on-borrowed-money/

参考
高田 太久吉 誰が 経済危機を 予想したのか (迂回リンク)
https://twitter.com/tiikituukahana/status/1122985771755905025?s=21

DSGEが使うのが7つの変数、49のパラメータに対し、
キーンが使うのは3つの変数、9のパラメータだ。
それでもDSGEより複雑な現象を説明できるという(邦訳『次なる金融危機』↓41頁)。
https://www.amazon.co.jp/dp/4000612670

キーン邦訳では簡単な説明しかなされていないが…。

以下が関連論考。

Keen, S.: Finance and economic breakdown: modeling Minsky’s “Financial Instability Hypothesis” . J
https://keenomics.s3.amazonaws.com/debtdeflation_media/papers/Keen1995FinanceEconomicBreakdown_JPKE_OCRed.pdf
Ananalysis of the Keen model for credit expansion, asset price bubbles and financial fragility M. R. Grasselli &#183; B. Costa Lima 2011
https://ms.mcmaster.ca/~grasselli/GrasselliCostaLima_MAFE_online.pdf

キーンはミンスキーの影響を受けており、ミンスキーの不安定性の認識を数値化した。
ミンスキーの考え方が数値的な分析の根本にある。
(deleted an unsolicited ad)

258 :
ありがとう!

259 :
>>256 西村和雄の複雑系は、おなじ複雑系でもまったく別物。

複雑系といいながら、経済主体の目的最大化と均衡は、経済学
が分析手段を失わないために必要と弁護している。

マクロ経済動学では、カオスが生まれるようにパラメータ
を調節している。経済という対象を研究したいのではなく、
カオスを作って自慢したいのだろうか。

260 :
>>257 DSGEが使うのが7つの変数、49のパラメータに対し、
キーンが使うのは3つの変数、9のパラメータだ。

7つの変数をフィットさせるのに49個ものパラメータを使えば、
フィットして当たり前。

これと同じことを、昔の天文学が行なっていた。導円の上に
周天円を置くのは、パラメータを二つ増やすことにあたるが、
トレミーの体系の末期には、この周天円が増えて、6つの惑星
を記述するのに70個近い周天円を使っていたらしい。

経済学は「現代の天動説」になっていると、塩沢先生も言っている。

261 :
ちなみにキーン・モデルの3変数は、
雇用率(Employnent)、
産出[=GDP]に占める賃金の割合(Wage Share)、
民間負債の対GDP比率(Bank Share[=主流派が軽視したミンスキー的認識])だ。
(それぞれx,y,z)
https://1.bp.blogspot.com/-NLlQQ_eW3Tg/XMic2hZsPPI/AAAAAAABiWo/DDDFVbBMCq8fhRh308EzVFJR2ABiW2txwCLcBGAs/s1600/IMG_4653.PNG

262 :
サンタフェで複雑系経済学(complexity economics)を主導していたBrian
Arthurは、今世紀に入ってからは技術に関する考察を深めている。その成
果がThe Nature of Technology(日本語訳がある)。

1979年11月5日に書いたというAn Historical Footnote が Complexity and
the Economy Oxford University Press 2015 に再録されている(Amazonな
ら公開ページかも)。それによると、Arthurは、すでにそのころから技術に関
し深い関心をもっていたようだ。

263 :
Historical Footnote を引くなら、次の対比でしょう。経済学を
新と旧とにわけている。Strange attractorも入っているが、その
イメージは西村のものとは根底的に違う。

Old
Essentially deterministic, forecastable

Based on 19th-century physics
(equilibrium, stability, deterministic dynamics)

New
Non-deterministic. Unforecastable because of
fluctuations and strange attractors (and suchlike)

Based on biology (structure, pattern, self-organization, life cycle)

264 :
学説史とか思想史と言っていれば批判になると思っていた
一つ覚えのやつ、ついに退散したようだね。まったく的外
な雑音だったから、このスレもすこし高尚になったね。

265 :
こんな本が出ている。
高くて、買いたくても買えない。

https://www.amazon.com/gp/product/1848442564?ref=em_1p_0_im&ref_=pe_2313350_408639400

266 :
まあ、塩沢の信者が妄信した書き込みをトーンダウンしたか、
もう飽きたかだろう。 塩沢は経済思想屋だし、信者も同様。
現実の経済活動に興味なく、そもそも現実を分析できる枠組みがない。

267 :
>>265
https://www.elgaronline.com/view/9781848442566.xml
https://www.e-elgar.com/shop/eep/preview/book/isbn/9780857930378/

Handbook on the Economic Complexity of Technological Change
Cristiano Antonelli
https://www.amazon.co.jp/Handbook-Economic-Complexity-Technological-Change/dp/0857930923/

268 :
>>267

ありがとう。ソフトカバーで6千円台なら、なんとか買えないこともないか。

269 :
>>267 「塩沢の信者」を騙っている「学説史とか思想史と言っていれば批判になると思ってい
た一つ覚えのやつ」(>>264)、まだうろうろしていたんだね。

>>232 で、「こんなtoy modelで思弁的に論じるだけだから、思想史屋と言われ、現実とかけ離
れるわけや」と自慢げに言っていたのに、すぐあとにGVCsの話が次々と出て、それが時代の
先端を行く議題だと分かって赤恥をかいた。しばらくおとなしくしていたが、またまた同じキー
ワードで登場するなんて、ほんとに分かっていないやつだね。

270 :
時代の先端故のリファレンスの少なさだからな
ツッコミはなしだぜ、約束だぜ

271 :
《ここで極めて重要になってくるのが、複雑システムの分析から得られる洞察なのだ。
単純なモデルによって、複雑システムの振る舞いのほとんどが説明できる。というのは、
その複雑性は、その構成要素が相互作用することから生ずるからだ。個々の要素自体の特定
の行動のためではない(*)。だから、可能なもっとも単純な関係でも、変化するシステム
(ダイナミック・システム)の核心の性質を呈することができるのだ。それが経済そのものに
他ならない。》(キーン『次なる金融危機』40頁)

参考:

Goldenfeld, N. & Kadanoff, L. P. (1999) Simple Lessons from Complexity. Science, 284, 87&#8211;9.
https://jfi.uchicago.edu/~leop/SciencePapers/simplelessons.pdf
http://guava.physics.uiuc.edu/~nigel/articles/complexity.html

複雑系とは、変化を伴う構造を示す高度に構造化された系のことである (N. Goldenfeld and Kadanoff)


https://2.bp.blogspot.com/-ZClnfhOnQZw/XNnBX1kpHWI/AAAAAAABi6Q/241gis_t3noKjmScdx1KubTJtBvgj8y9wCLcBGAs/s1600/IMG_6496.JPG
図1 格子気体の更新アルゴリズムにおける三段階 トップパネルとミドルパネルの間で、各パーティクルは
矢印の方向に移動して、最も近い隣接サイトに到着します。 次に、サイト上の総運動量がゼロになるたび
に粒子は「衝突」します。 これらの衝突は、中央パネルと底部パネルの間で起こります。
(機械翻訳)

272 :
塩沢の国際貿易理論ってすごそうなのにあまり評価されてないね(特に海外では)
なんでなん?二番煎じなの?それともあまり価値がないの?

273 :
オモチャのモデルで、しかも過去の話

274 :
http://www.u-mart.org/html/contents/what/whatu-mart.html

275 :
塩沢の貿易理論の解説:
http://www.bookmetrix.com/detail/chapter/8ee09273-b0b0-4745-bf2d-b74a5b42b096

この予稿が
https://arxiv.org/pdf/1606.09165.pdf
にある。(arXivは数学論文の速報サイト)

この第6節は塩沢によるtropical combinatoricsを用いたリカード貿易理論の解説に
なっている。McKenzie-Minabe diagram (Shiozawa 2015 §9)がmixed subdivisionの
Calyley trick であるという説明もある。(p.18)

276 :
あーかいぶは別に数学だけじゃないけどな
経済学の論文も当然ある
ま、普通はSSRNにのせるべきだとはおもうけど

277 :
Social Science Research Network 1994~
https://www.elsevier.com/ja-jp/solutions/ssrn
SSRNについて
SSRNはオープンアクセスのオンライン前刷りコミュニティで、主要な学術団体や政府機関に貴重な
サービスを提供しています。SSRNは主に経済学、法学、コーポレートガバナンス、人文科学などの
社会科学を専門としていましたが、他の科学分野も対象とするようになりました。学者に対して、
初期の研究を掲載し、理論や発見についてコラボレーションし、査読前にアイディアに対して評価を
受けられる機会を提供しています。

SSRNは博士号過程履修者、教授、機関職員が、学術ジャーナルに出版する前に、初期段階の研究を
掲載する開始地点として役に立ちます。

SSRNは、初期の学術研究のオンラインデータベースを提供しています。このデータベースは恒久的で
検索可能なオンラインライブラリであり、世界中でいつでも利用可能です。著者が簡単に研究論文と
抄録を掲載できるようにしています。大学教授と研究者はSSRNデータライブラリを閲覧することが
でき、自分の論文を無料でアップロードすることができます。ほとんどの論文はSSRNから無料で
ダウンロードできます。

ぜひSSRNにご参加ください!
オンラインプロセスに従って作業中の論文を提出することができます。あなたの明日の研究を今日、
提出できます。
https://www.ssrn.com/index.cfm/en/

278 :
arXiv(アーカイヴ、archiveと同じ発音)は、物理学、数学、計算機科学、量的生物学、
計量ファイナンス、統計学の、プレプリント(英語版)を含む様々な論文が保存・公開され
ているウェブサイトである。論文のアップロード(投稿)、ダウンロード(閲覧)ともに
無料で、論文はPDF形式である。1991年にスタートして、プレプリント・サーバーの
先駆けとなったウェブサイトである。大文字の X をギリシャ文字のカイ(Χ)にかけて
archive と読ませている。

https://arxiv.org/

Front for the arXiv
http://front.math.ucdavis.edu/

279 :
https://i.imgur.com/jW34oth.jpg

280 :
親が持つアパート経営で脛かじりしてる無職の関本幼児w

281 :
数字と言語を扱いし者たちに捧ぐ
http://menu.2ch.sc/bbsmenu.html

282 :
気と波を扱いし者たちに捧ぐ
https://i.imgur.com/PolwbLo.jpg

283 :
>>275
素朴な疑問なんだがこんな数学でぐちゃぐちゃになった「貿易理論」が現実の役に立つのか?
少なくとも現実の精巧な近似なんだよな??

284 :
>>283
塩沢モデルでの理論値と実測値との差を検証してみる必要があるね

285 :
https://i.imgur.com/I6Zm7fN.jpg

286 :
>283

数学だけではないぞ。こういう見方が出来ているかな。
お前は、数学が嫌いなだけだろう。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784905261940

287 :
『経済学のパラレルワールド』(2019年11月15日、新評論)
http://www.shinhyoron.co.jp/978-4-7948-1140-0.html
第6章「異端派貿易論の最前線」pp.219-247
は、塩沢国際価値論の学部学生向け解説。 >>283 の「こんな数学でぐちゃぐちゃになった「貿易理論」」という感覚の間違いが良くわかる。

288 :
>>286

第2論文の「生産性、技術変化、実質賃金」のことだな。WEB上では読め
なかったが雑誌は図書室にあったので読んだ。

最後の「VII 国際競争と実質賃金」は、大きな問題提起。おれも考えて
みたい。 >>283 も読んでみたら。「現実の精巧な近似」というより、
これまでの理論の盲点を突いたと言ったほうがいい。

289 :
>>287 これは良く分かる。

290 :2019/12/24
https://youtu.be/PfS-5Ho6q8c

何故経済学は低学歴に馬鹿にされるのか
【経済政策】安倍政策と麻生政策の理論的相違
デフレ経済を維持してきた日銀白川の罪は重い
竹中平蔵
消費税増税=核ミサイルのボタンを押すのと同じ
基本は自由主義経済だ
経済学の名言、ジョークを集めるスレ
〓慶應義塾大学経済学部・経済研究科〓4
捏造、不正論文 総合スレ(経済学 経済政策)
【経済政策】安倍政策と麻生政策の理論的相違
--------------------
ボクは死にましぇんあなたが好きだから
Nikon D3シリーズ総合 Part8 【D3/D3s/D3X】
天理教のエルシーサイエンス株式会社
【スノーボード選手】総合 vol.3
【野党】党首ら、料亭会食を中止 批判意識しホテルに変更
【芸能】やっぱり“クズ”!蛭子能収、「ファンが大喝采」バス旅トンデモ言動の一部始終
【悲報】山本太郎さんだけ、あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」に沈黙 [425021696]
厄介25
【ファクトチェック・ニッポン 】メディアは国のトップ発言の垂れ流しを終わりにするべき
【パルテナの鏡】ナチュレ様は自然カワイイ
☆実況TBSニュースバードPart516 2018/5/23
【芸能】木梨憲武、秋元康氏とのタッグ再び!? 古市憲寿氏を交えた異色3ショットにファン「いよいよ発動?」「楽しみすぎる」
CIB102★千葉県茨城県鉄道障害情報
【雑草軍団】 明治大学グリフィンズ
柔らかい月の光に包まれて…1
【鯵】アジングを楽しむ part69【ルアー】ワッチョイ有
2019年セ・リーグ戦力分析スレ(笑)
テクノ卒業したらトランスだよな
東京チカラめし
イギリス総合
TOP カテ一覧 スレ一覧 100〜終まで 2ch元 削除依頼