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歴代主人公が兄弟だったらPart99


1 :2019/05/28 〜 最終レス :2020/05/08
『歴代主人公が兄弟だったら』は
アムロ以下の兄弟達(映像化作品限定)の生活全般を書いてみるネタスレです。

基本ルールは以下の通り
1. 原作にある程度則ったキャラ設定、他の作品を崩さない作品推奨
 (あくまでも推奨。これに反すると思った作品でも作品叩きは厳禁)
2. サブキャラなどの設定、諸々は過去スレ倉庫の作品を参考のこと。
 (ただし、設定は固定ではなく書く人間が好きに弄って可。パラレル進行などの抜け道もOK)
3. 自分がウザイと感じた作品でも叩きは禁止。煽りにはスルーを推奨。

次スレは970を踏んだ人が立てて下さい。
立てられない場合は代理をお願いしてください。

過去スレ倉庫(規制回避のため、SAKURAを小文字に変えてください)
http://coronatus.SAKURA.ne.jp/GX-P/g_brothers/index.html

ガンダム兄弟スレまとめ@wiki
http://www54.atwiki.jp/gundamfamily/pages/1.html
(職人希望の人は先ず、過去スレにあるネタ群を読んだあとでネタを書くことを推奨)

【避難所】歴代主人公が兄弟だったら.5【議論所】
http://axiz.fcpo.net/test/read.cgi/axiz/1395032697/
(長くなりそうな議論はこちらに)

避難所のさらに避難所(隔離部屋)
http://axiz.fcpo.net/discuss/
(ネタ・SS等に対する文句・苦情の類はこちら

前スレ:
歴代主人公が兄弟だったらPart98 [無断転載禁止]©2ch.sc
https://medaka.2ch.sc/test/read.cgi/x3/1537100662/

2 :
長男アムロ・レイ(29) 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
兄弟家の大黒柱。父親代わりとして個性派揃いの兄弟達をまとめながら、
ペットロボット『ハロ』やモビルシチズンを製作した(株)ラー・カイラムの幹部として
ブライトたちと忙しい日々を送っている。交友関係は幅広く、機械弄りが趣味。

長女セレーネ・マクグリフ(28) 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
深宇宙探査開発機構『DSSD』所属のAI関連技術者。AI研究、
開発に夢中になりすぎて私生活はだらしない面が目立つ。
そのことで兄弟達から色んな意味で心配されているが、
「着たきりスズメ」だけは何とか直ったようだ。

次男シロー・アマダ(24) 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
兄弟と町の平和を守る使命に燃える熱血漢の刑事だが、時折熱暴走して
手がつけられなくなる困った一面も持ち併せる。アイナを巡って彼女の
兄であるギニアスとの熾烈な攻防が日々繰り広げられているとか。

三男オリヴァー・マイ(23) 機動戦士ガンダム MS IGLOO
不良品量産電機会社ヨーツンヘイム社に勤務する技術者だが、製作した物はやたらと空中分解する。
真面目かつ冷静沈着な性格で、趣味は報告書風の非常にくどい観察記録をつけること。
同僚のモニクには憎からず思われているようだが、天然フラグクラッシャーなので何の進展も無い。

四男ドモン・カッシュ(20) 機動武闘伝Gガンダム
東方不敗マスターアジアの弟子で、格闘技大会で広く名を知られた
ガンダムファイター。無骨で不器用、常識も無ければ協調性も低いが、
時折まともな正論を言うことがある。幼馴染のレインに滅法弱い。

五男コウ・ウラキ(19) 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
お坊ちゃん気質の強い性格で、ニンジンが嫌いなMSオタク。大学で
ラグビー部に所属しているはずなのだが、あまり話題に上がらない。
シーマ姐さんことシーマ・ガラハウ(年上)の猛アタックに若干脅え気味。

六男アセム・アスノ(18) 機動戦士ガンダムAGE
比較的常識人の筈だがツッコミに回ることは少ない、キオの暴走に頭を悩ませるスーパーパイロット。
同じ真面目人間のシーブックとは年が近いこともあり仲がいい。
そのリア充っぷりは親友であるゼハートを壁殴りへと誘う。宇宙海賊キャプテン・アッシュ説がある

                                                  ダン!ダン!ダンッ! >

3 :
七男カミーユ・ビダン(17) 機動戦士Zガンダム
短気で喧嘩っ早く女たらしだが、何故かモテる。女の名前をつけられた
ことに対するコンプレックスから男の証明を手にしようとホモ・アビス、
プチMS、空手に手を出し、現在ハンバーガーショップのバイト店員。

八男シーブック・アノー(17) 機動戦士ガンダムF91
個性派揃いの兄弟達の中では比較的にまともで、地味なツッコミ役を自認。
「なんとぉーっ」と叫ぶ癖がある。「怪盗キンケドゥ」との同一人物説があったが、
本人はGFのセシリーとカロッゾ親子のパン屋でのアルバイトと趣味のエアグライダーに励む至って普通の好青年。

九男ロラン・セアック(17) ∀ガンダム
兄弟一家最後の良心であり、主夫。中性的な顔立ちと声から、本人の
預かり知らぬところで人気者となっている。穏やかで争いごとを嫌うが、
怒らせたら兄弟一恐ろしい実力者。本人曰く「女装は趣味じゃないです」

十男ベルリ・ゼナム(17)ガンダム Gのレコンギスタ
登山が趣味の天才少年。「なんじゃとて」は口癖となるにはちょっと早いかもしれない。
ヒロインは元カレに奪われ気味で、ドモンやセカイには登山という名の修行に強制連行される等
ちょっと(?)幸が薄い。キャピタル・テリトリィのウィルミットを筆頭に、おばちゃんやおばあちゃんによく好かれる


十一男キラ・ヤマト(16) 機動戦士ガンダムSEED
コンピュータに精通しており昔は盗撮サイト経営、現在はクライン・ カンパニーのバイトプログラマ。
ラクス達との平穏な生活を望むも、相手はアイドルなのでデートも一苦労。おまけにフレイがつけ狙っていたり。
朝食では御大将ことギンガナムに踏み荒らされ、シンの朝食を踏み荒らしている。

4 :
十二男シン・アスカ(16) 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
黙っていればいい奴だが喧嘩っ早く、特にキラとの相性は最悪でたびたび大喧嘩になる。
またボケには黙っていられず、バイト先の銭湯「サテリコン」の珍客たちへのツッコミを強いられている。
不思議系少女のステラと、ご近所のマユを絶対守ると心に誓う。ルナ?大切な友達だろ?

十三男刹那・F・セイエイ(16) 機動戦士ガンダム00
自らをガンダムと称する寡黙で無愛想な少年。価値観と思考の多くがガンダムで占められており、 長兄・アムロを「真のガンダム」と呼んで敬愛する姿は16歳という実年齢より幼く見える。
マリナへの思いは果たして恋愛感情なのか。年齢がトランザムする。

十四男バナージ・リンクス(16) 機動戦士ガンダムUC
数少ない常識人(のはず)。年長者に可愛がられるたち。
長期にわたる屋根裏生活から一転、現在は多数の女性にフラグを立ててしまい、デッドオアアライブな毎日を過ごしている。オードリーの家族は強敵ですね!
愛機のユニコーンは呼ぶと来る。

十五男ヒイロ・ユイ(15) 新機動戦記ガンダムW
無口で無愛想、その思考回路は奇々怪々。任務と称された依頼を断れない厄介な性格持ちで、 更に何かと失敗したり追い詰められたりすると自爆する一触即発ぶりに周囲は戦々恐々。
リリーナ・ドーリアンにぞっこん。リリーナの料理はごっくん。(胃が)死ぬほど痛いぞ……

十六男ガロード・ラン(15) 機動新世紀ガンダムX
行動力溢れるやんちゃ者。金もうけの話に目が無く、それで懲りずによく騒ぎを起こす。
ニュータイプに若干の劣等感を見せることがあるが、基本的にはいつもポジティブ。
恋愛面はティファ一筋で、手を握っただけで真っ赤になるほど初心。

十七男ジュドー・アーシタ(14) 機動戦士ガンダムZZ
ガロードと並ぶムードメーカーでもあり、トラブルメーカー。放課後、仲間とジャンク屋をしている。
何事にも前向きな性格で、いろんな方面で結構モテるようだが恋愛にはまだ興味がない様子。
担任のハマーン先生がいろんな意味で苦手で毎日逃げ回っている。

5 :
十八男フリット・アスノ(14) 機動戦士ガンダムAGE
ガンダムを救世主と呼んで憚らない、思いこんだら一直線な少年。
同じくガンダムの信奉者である刹那には目をかけられているが、マリナを巡って対立することも。
その性格と過激な言動からか友達が少ないのを兄弟からも心配されている。偶に年齢が三段式に変化する。

十九男セカイ・カミキ(14)ガンダムビルドファイターズトライ
武術とガンプラ、両方に入れ込む熱い心の持ち主。次元覇王流なる流派に入門している。
ドモンによく懐いていて、一緒に修行することもある。
複数人の女性に好意を持たれているが、当人は恋愛についてはまだ興味が薄いようだ。
彼は行く先々でこの女性たちに鉢合わせることが多い。行動がまるで筒抜けのようだが、真相は不明

二十男セイ・イオリ(14)ガンダムビルドファイターズ
基本的に常識はわきまえてるが、ガンダムシリーズについて語りだすと止まらない。ガンプラ作りに一所懸命、その腕前は天下一品。ただし何でもドムに積み込む癖がある。
ポストシンのツッコミになれるか。
やや鈍い面もあるが委員長とは両思い。レイジは相棒、それとも……?

二十一男ウッソ・エヴィン(13) 機動戦士Vガンダム
年上の女の人に良く好かれよく弄り回される、羨ましいのか可哀相なのか心中複雑な年頃の少年。さらに年下のシャクティにも振り回される。
見かけによらず生活力は高く、家庭菜園を営んだりもしている。

二十二男キオ・アスノ(13) 機動戦士ガンダムAGE
フリットの勇気とアセムの優しさを受け継いだ男の子……のはずが首狩りの修羅と化す。
アノン兄妹やイゼルカント、アセム&ロマリーと老若男女から愛されるも、首への執着はそれ以上。
首狩りのエキスパートであるファラ先生や、不殺ダルマ製造器であるキラとも仲が良い。

二十三男アルフレッド・イズルハ(11) 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
素直で誰とでも仲良くなれる無邪気な少年。兄弟一家では少数派のザク好きだが、
他の兄弟達がガンダム乗り揃いであることから何度か喧嘩し、騒動になったことも。
お隣のクリスやバーニィと仲が良いが、他のジオン系の大人の受けもいい。

二十四男シュウト(10) SDガンダムフォース
キャプテンと仲良しの元気一杯な兄弟最年少。アル同様誰とでも仲が良いが、
他人からの好意には鈍感で、ラクロアのリリ姫の好意にも気づいてない。
好物はご近所のセーラちゃんとお隣のクリスが作ってくれるケーキ。

6 :
劉備ガンダム SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors
三璃紗の北部、幽州の楼桑村出身の若きサムライ。翔の国の国主でもあるらしいが、
いつの頃からかガンダム家の押し入れに住み着いた。天井裏には曹操が、床下には孫権が住み着いてるとか。
「ガラッ」の擬音と共にどんな場所でも現れる。
ええぃ、ガンダム家の押し入れは化け物か!

キャプテン・ガンダム SDガンダムフォース
ラー・カイラム社で開発されたモビルシチズン。家事雑用に用心棒と何でもこなし、
ありとあらゆる事象の確率を算出することもできる。ロランをつけ狙う変態対策に
アムロがテストの名目で連れて来たが、一家の中にキャプテン自身を狙う者もいる…。
キャプテン「ガンダム兄弟スレが100スレ目に到達できる可能性は99%だ」
シュウト「99スレ目だけに?」
アムロ「そこは100%と言い切ってほしいな」


・年齢不詳組

イオ・フレミング(推定二十代半ば〜) 機動戦士ガンダム サンダーボルト
縛られることを嫌い、自由を愛する性格……が行き過ぎてほとんど無職ヒモニート状態。
一応本職はジャズドラマー兼海賊放送のラジオDJのハズなのだが。
全てが正反対のダリルとは顔を合わせれば殺し合う宿命。

三日月・オーガス(推定十代後半〜) 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
普段はおおらかで家族想いな性格だが、いろんな意味でヤるときはヤる男。
鉄華団を立ち上げた兄弟分のオルガとは血よりも固い鉄の絆で結ばれているが
その眼力とプレッシャーは彼の胃に日々多大なストレスを与え続けている。

7 :
---------------------------------------------------------------------------------
↑ココまでテンプレ

↓ココから悪フザケ

?女 アルレット・アルマージュ・ガンダム(機動戦士ガンダム TwilightAxiz)
ネオジオン社勤務。見た目は若いが、その年齢はアムロと同等かそれ以上と噂される謎多き美女。
シャアは憧れの人。センスやネタの引き出しが何かと古いが、実年齢について探ってはいけない

(義理の?)三女? リタ・ベルナル(機動戦士ガンダムNT)
ヨナの愛機に取り込まれた元人間。ヨナとの関係は恋人?それともただのアッシーくん?
本体はMSだが、スペアボディとかそんな感じの手段で自由に行動しているらしい

次男 ヨナ・バシュタ・ガンダム(機動戦士ガンダムNT)
愛機(に取り込まれた女性)に出番を喰われ気味な痩せっぽちの次男。もっと出番を!

アルレット「せっかくだから新参の私たちの紹介も作ってみたんだけど、こんな感じでどうかしら」
ヨナ「自分の部分以外が適当すぎでしょ! こんなの没です没!」

8 :
      /:::/:::::::::::::::::::::::::::::::/ l::::/l!:::::::::ヽ::::、::::`ヽ::::ヽ
    /:::/::::::::::::、:::::::::::::::::ィ-‐l/‐ l::::l::::::::::::::ヽ:::ヾ、::::::l
   ,':/:/::::l::lレl/ 、::::::::::〃ィ‐r--、l/'|:::::::::::::::/ハヘ:ヽ::::|
    l::l::!::::i::!:lr‐-、ヽ:::::::|!/ l イo:lj. l:::::::ノ::/‐- 、リノ::::!
   l,:l:ト、:l:lレ!,ィrッ、 \l   ゝ‐'"´ l:::/〃( ヽヽ!::::::::l後の鹿目まどかのオヤジである橘コーポレーション社長、橘あすか様が>>8get!!
    |トl:l::l:|::l〈 lノbj             レ'´   〉ノ/j::::l:::リ 橘あすかは神!橘あすかは社長!生命を操る>>8つの宝玉!
    |! ヽリl:::l -イ               し /::::l::/    エタニティエイトは縦横無尽変幻自在絶対無敵!!
      ヽトl|  ヽ             r-イ´:::::/´
       l ヽ  、--一''''''´        /  |〃/
           \                    !::/
           ヽ.             |/
               ヽ      _,,. -'',. -‐┴┐
             `ーァr‐'ニ-‐''´        |
                〈 l´              |
>>1立浪    あなたのアルターは横に回られたら即死ですね(プ
>>2来夏月   それがあなた理想の女性達ですか?マニアックな好みですね(^^;
>>3クーガー  最速?下半身もですか?(プゲラッチョ
>>4瓜核    西瓜でそんなに太るなんて油でも飲んでるんですかね(藁
>>5君島    童貞のまま死亡ですか?寂しい人生でしたね(プゲラ
>6シェリス  ググっても出てくるのはエロばっかwwww
>7無常    おまえはキャストの時点で末路が見えてんだよ(シェルプッゲラ
>9カズマ   どんなに吼えても>801本は受けオンリーwww
>10劉鳳    ダブル主人公?OP>2番少なかったですね(プゲラッチョ
>11-1002  キャミィ様桐生水守様由詫かなみ様
        すいません調子こいてました許してくださいおながいします

9 :
保守ってしなくてもいいもん?
GBDも兄弟入りして欲しいけどネタが浮かばない…

10 :
即死はもうないんじゃなかったっけ?

兄弟入りに関しては、こればっかりは設定だけ出しても無理な話だからな
誰かがネタを書かないと

マーク「つまり俺達が急に兄弟入りする可能性も」
アサギ「まだ0%じゃないってことですね!」
ハル「なんかドラフト会議が始まる度に電話かかってくるんじゃないかってソワソワするファンみたいな心理だね」

11 :

前スレは1000持たないかと思ったけど、杞憂だったか

12 :
無事に前スレは1000いったか……
トレーズ「では今回もエレガントに行こうか、レディ
ところで999に出てきた彼は誰かわかるかな?」
レディ「さぁ?私もわかりません」

13 :
ラッキースケベ的に保守

14 :
「監獄でパリ症候群(笑)」さん?

15 :
>>1
オーティス「99スレと言うことでコイツの出番増やさねば」っF99レコードブレイカー
ミューラ「そのためにはネタを出さないといけませんね」

16 :
>>1

祝え、全ガンダム作品の力を受け継ぎ
時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者
その名もガンダム兄弟スレ 記念すべき100スレ目を目前とした
99スレ目生誕の瞬間である!


>>10
今さらだが、アサギ達はガンダム家の分家という訳には
行かないんだろうか?

17 :
乙です
今年中に100スレ行けるかな?

18 :
アサギ「ひょんなこと(ロランが全裸になってリタがパンケーキを作った)から若返っちゃったアムロさんとシャアさん
さらにマイさんの珍発明のせいで分裂!? そのままいつものノリでケンカを始めちゃったからもう大変!町は大パニックに!
単純計算で規模も被害も通常の3倍!赤い彗星だけに! なんつって!アサギなんつって! その上偽軍団は加勢に現れるし町の回りにはラスボス級のマシンが出現するしどうなっちゃうの!?
なんとかしてよ、ガンダム兄弟!!」


ハル「なにやってんの?」
アサギ「いやあ、99スレだし私も兄弟入りを目指して爪痕残そうかなあって。あ、次のあらすじはハルがやっていいよ?」
ハル「やんないよ!?」

19 :
まとめwikiとか、前にあったまとめサイトとか読むと
尻切れトンボのネタが結構あるんだよね……

20 :
レッドドワーフ号懐かしい

21 :
日登町北区
イオ・フレミング【アトラスガンダム】 VS A.Rチップ&C.Aチップ【ガンダムF901号機・2号機】

イオ「クソ! なんてセッションかましてきやがる!」

 A.RチップとC.Aチップの駆る二機のガンダムF90は、AIらしい的確な動きでアトラスを追い詰める。

イオ「ビームライフルは弾切れ、シールドも壊れかけ、レールガンは残り2発、味方が来る気配もなし……最高だなオイ!」
A.Rチップ「中々粘るね生身の僕の無職の弟は」
C.Aチップ「確かにやるものだオリジナルの私のライバルのヒモの弟は」
イオ「ややこしいんだよ呼び方! あと俺は無職でもヒモでもねえ、自由人だ!」

 アトラスガンダムはサブマシンガンを乱射。
 二機が避けたことで空いた隙間を強引に通り抜け、奥にあった貯水ダムへと逃げ込む。

C.Aチップ「あ、逃げた」
イオ「逃げてねえよ! 戦略的撤退だバーカ! 悔しけりゃ追ってこい!」

 アトラスガンダムはガンダムタイプでは珍しい水陸両用機だ。
 ガンダム兄弟は勿論、日登町内でも水中でアトラスを捉えられる機体はそういない。

イオ「(とはいえどうすっかな。このままやり過ごす? いやいや、ダサすぎんだろ)」

 イオは水中で今後の方針をぼんやり考えていた。

イオ「(じゃあ対岸からこっそり回り込んで、あいつらの背後をとってリベンジ……うん?)」

 そのとき、アトラスのモニターに表示されたアラート音。
 熱源が二つ、アトラスに迫ってくる。

イオ「! やっべえ!」

 イオは振り向きざまにアトラスのレールガンを発射した。
 水中ではレールガンは使えない代わりに、
 放電時に発せられる電磁パルスが一種のバリアとなる。
 すぐに眼前で実体弾が爆発した。

A.Rチップ「あれ、防がれた。完全に不意を突いたと思ったのに」
C.Aチップ「彼はニュータイプか?」
イオ「ああ!? 野生の勘だバーカ!」

 軽口を叩きながらもイオは内心焦っていた。
 ガンダムタイプなら水の中までは追ってこれない。
 その思い込みが裏目に出た。
 目の前には、ガンダムが二機。F90だ。

A.Rチップ「だって追ってこいって言われたしね」
C.Aチップ「悪いが水中は君の独壇場ではない」

22 :
 ガンダムF90はミッションパックによって様々な戦場に対応可能だ。
 しかも換装は容易で、戦場でも装備を付け替えられる。
 現在の兵装はMタイプ。水中戦に特化したパックだ。

イオ「(逃げたつもりが逆に追い込まれちまった……!)」
A.Rチップ「どうする? ここまでにする?」
C.Aチップ「降伏するなら見逃してやってもいいぞ」
イオ「降伏だぁ? するわけねえだろ!」

 アトラスはシールドをサブレッグに挟み込み、代わりにビームサーベルを抜いた。
 そして二刀流でF90に切りかかる。
 その姿は完全に破れかぶれだ。

C.Aチップ「追い詰められてヤケになったか」
A.Rチップ「情けないヤツ!」

 二機のF90はそれを軽々と回避する。
 だがトドメを刺そうと振り返った時、そこにアトラスガンダムの姿は無かった。

A.Rチップ「消えた!?」
C.Aチップ「いや、上だ! ビームサーベルを推力に上昇している!」

 アトラスは両手に持ったビームサーベルを同時使用し、
 推力とすることで水中からの脱出を図っていた。
 破れかぶれに見えた攻撃も、真意を悟られないための「フリ」であった。

A.Rチップ「やるね、イオ・フレミング」
C.Aチップ「ただの無職ヒモ男ではないということか」

 ダムから脱出したアトラスは、推力をサブレッグに切り替え、そのまま山を越える。
 いくらミッションパックの換装が用意とはいえ、また地上用の装備に切り替えるには時間がかかるはずだ。
 その間に少しでも距離を稼がなくては。

イオ「だからそれじゃジリ貧だろ! って…うおっ!」
ダリル「見つけたぞ……ガンダム!」
イオ「てめえ……!」

 そこへ地上からの突然の砲撃。
 現れたのはサイコザク。ダリル・ローレンツだ。
 
ダリル「町が朝から騒がしいと思ってたら、やっぱりお前の仕業か。なら、ここで倒す!」
イオ「マジかよこのタイミングで……!」

23 :
A.Rチップ「やっと追いついたよイオ。って……アレ?」
C.Aチップ「どうやら取り込み中のようだな」
ダリル「うおおおお!」
イオ「ちいいいっ!」

 ミッションパックを換装し、追ってきた二機のガンダムF90。
 ところがアトラスガンダムは、まったく別のMSと戦っていた。
 「リユース・サイコ・デバイス」を搭載した、赤い高機動型ザクU――通称『サイコ・ザク』。
 義肢のパイロットにしか操縦できないそのMSは、
 超重装備に全く似つかわしくない運動性でアトラスガンダムを追い詰める。

イオ「ああクソッたれ! あいつらまで来やがった!」
A.Rチップ「どうしたの? なんで全然別のMSと戦ってるの?」
C.Aチップ「飛び入り参加は聞いてないぞ」
イオ「うるせえな! コイツとはコイツとで、また因縁があんだよ!」
ダリル「よそ見しているヒマがあるのか、ガンダム!」
A.Rチップ「大変だね。加勢しようか?」
イオ「黙ってろ! さっさとコイツ倒したら…チッ、危ね! 次はおまえらだ! そこで待ってろ!」
 
 サイコ・ザクは万全のアトラスガンダムでも勝率は五分五分。
 ましてF90との戦いで消耗したアトラスガンダムでは絶対に不利。
 撃墜されるのも時間の問題だった。

イオ「(さすがの俺もこれはちょっとヤバいな……!)」

 だがイオが覚悟を決めたその時だった。突然、サイコ・ザクが攻撃を止めた。

イオ「おいおい? どういうつもりだ。まさか土壇場になって仏心でも出たのか?」
ダリル「あの二機のガンダムタイプ……」
イオ「F90か。アイツらがどうした」
ダリル「お前、随分ボロボロだと思ってたら奴らとやりあってたのか?」
イオ「ああ? そうだよ! お前も知ってんだろ、今のこの町の騒動! その原因がアイツらだ!」
ダリル「そうだったのか」

 ダリルは全ての得心がいったかのように頷いた。
 サイコ・ザクはアトラスガンダムをターゲットから外し、
 代わりにビームバズーカの砲門を二機のF90に向ける。

A.Rチップ「あれ? ひょっとして」
C.Aチップ「我々と戦う気か? サイコ・ザクのパイロット」
ダリル「ダリル・ローレンツだ」
イオ「てめえ……どういうつもりだ!」
ダリル「勘違いするなよイオ・フレミング。別にお前と馴れ合う気はない。ただ優先順位を考えただけだ」
イオ「優先順位だと?」
ダリル「そうだ。町にはカーラも、リビングデッド課のみんなも、俺の大切な人たちが沢山いる。なら、みんなを危険な目に遭わせるコイツらは俺の敵だ!」
C.Aチップ「おやおや、そう来たか」
ダリル「聞け、イオ・フレミング。一回だけだ。一回だけ力を貸してやる。コイツらを倒し、町の騒動を収める。それまでの間だ」
イオ「へっ……一回だけ、ねえ。まあそれも悪くねえかな」

 イオも小さく笑った。
 そして、二機のガンダムF90に対峙するかのように、サイコ・ザクとアトラスガンダムが並び立つ。

A.Rチップ「え? まさかのライバル同士の共闘?」
C.Aチップ「孫○空とベ○ータかな?」
イオ「うるせえよ。まあ、という訳なんで、悪いが仕切り直させてもらうぜAIども。ジャズが聞こえたら……」
ダリル「俺たちが来た合図だ!!」

イオ・フレミング【アトラスガンダム】&ダリル・ローレンツ【サイコ・ザク】
VS
A.Rチップ&C.Aチップ【ガンダムF90 1号機・2号機】開戦――!

24 :
そうきたか
ならこちらはカミーユ達を書かせてもらうぜ!

カミーユ「ならジュドー手を貸してくれ」
ガロード「俺もいるっての」
ジュドー「じゃ、弾幕頼むわ」
クワトロ「くっ、結局追いつかれたか!」
ガロード「このビームの弾幕、避けてみろよ」
カミーユ「みんな、力を借りるぞ、フォウ、ロザミィ、ファア!!」ウェーブライダー特攻
ジュドー√ピキーン「任された!」
カミーユ「オォ〜ォオォ!」
クワトロ「クッ百式が動かん!?気迫負けか」
ジュドー「バーカ、俺が羽交い締めしているからだ」
クワトロ「こんな、デカ物に気付かなかっとは…」
カミーユ「ここから居なくなれ、大尉!」ズブッ

クワトロは倒れた

ジャマイカン「まだまだ続くのである」

25 :
C.Aチップ「気をつけろ! 彼らはかなりやるパイロットだぞ!」
A.Rチップ「わかってる。AIらしく、落ち着いていこう」
イオ「来やがったな。おい、俺らはどうするよ」
ダリル「まずは俺が前衛に出る。お前は後ろから援護しろ!」
イオ「わかったよ。いきなりやられんじゃねえぞ?」
ダリル「貴様じゃあるまいし!」

 迫りくるF90に対し、サイコ・ザクは豊富な武装で弾幕を張りながら突撃を仕掛ける。
 その背後では、アトラスガンダムがレールガンを構え、狙撃態勢に入っていた。

C.Aチップ「なるほど、そういう手でくるか」
A.Rチップ「サイコ・ザクの動きに翻弄されてはレールガンで仕留められる。かといってレールガンに意識を持っていかれては」
C.Aチップ「サイコ・ザクに接近戦に持ち込まれるという訳だな」

 義肢を通じて、パイロットの思考をダイレクトに機体に伝えるサイコザク。
 そのMS離れした運動性は、A.RチップたちAIにも充分以上に脅威だった。

A.Rチップ「ならば僕がサイコ・ザクを抑える。その間に」
C.Aチップ「私が回り込んで、アトラスガンダムを叩く!」
A.Rチップ「そうだ。連携で行こう!」

イオ「おい、あいつらこっちの狙いに気づいたみたいだぞ」
ダリル「気づかれるのは織り込み済みだ。このまま仕掛ける!」

 サイコ・ザクがさらに加速。
 ヒートホークがF90一号機のビームサーベルと切り結ぶ。

A.Rチップ「ちい! 予測より速い!
ダリル「今だ! 撃て、ガンダム!」
C.Aチップ「まずい!」
イオ「遅えよ! まずは一機、落とさせてもらうぜ」

 アトラスガンダムがF90一号機をターゲティングする。
 そして、レールガンが一号機に向けて発射……

イオ「……と見せかけて、R! ダリル・ローレンツ!」
C.Aチップ「……は?」

26 :
 アトラスガンダムのレールガンはF90一号機ではなく、
 味方のはずのサイコ・ザクの背中に向けて発射されていた。
 それをダリルは紙一重のタイミングで回避する。

イオ「ちいっ! 外したか!!」
ダリル「何をするんだイオ! ……と見せかけて、今だ! 落ちろガンダム!」

 ダリルは焦ることなくスイッチを押した。
 あらかじめトラップとして仕掛けておいたシュツルムファウストがアトラスガンダムを襲う。
 
イオ「おっと危ねえ!」
ダリル「ちっ、外したか」
C.Aチップ「い、いやいやいやいや! 何やってんの君たち!?」
A.Rチップ「さっきまで共闘してたじゃんナメ○ク星のベジ○タみたいな感じで! なんで急にお互いの命狙ってんの?!」
イオ「さっきのは演技だ」
ダリル「芝居です」
A.Rチップ「はあっ!?」
イオ「あいつを完全にお前らに集中させて、ガラ空きになった背中を狙ったんだがまさか避けられるとは」
ダリル「当然だ。貴様こそ油断したところをトラップで狙ったのに、よくも回避したな」
イオ「たりめーだ。俺様の野生の勘をなめるなよ」
A.Rチップ「え、つまり君たち。共闘したフリをして、実はお互いの命を狙ってたワケ?」
イオ「そうだよ(即答」
ダリル「そうだ(即答」
C.Aチップ「理解不能理解不能理解不能」
A.Rチップ「いやだってダリル君なんて『優先順位を考えただけだ』なんて如何にもライバルが言いそうなセリフ言ってたのに!」
ダリル「考えましたよ、ちゃんと優先順位。その結果、やっぱりこいつ(イオ)をRのが先かなあ…って」
イオ「俺もこいつ(ダリル)が『力を貸すぜ(キリッ』なんて言った瞬間、あ、これこいつをR絶好の機会じゃね? って思ったよね」
ダリル「『力を貸すぜ(キリッ』なんてやってない!」
イオ「やってました〜バカ面ぶら下げてやってました〜! オラもう一回やってみろ『力を貸すぜ(キリッ』って!」
ダリル「貴様!」
イオ「お、やるか?」
イオ・ダリル「「今度こそ殺してやる!!」」

 あっけにとられるA.RチップとC.Aチップをよそ目に、
 アトラスガンダムとサイコ・ザクは再び戦闘を開始する!

C.Aチップ「理解不能理解不能理解不能」
A.Rチップ「しっかりして! 混乱してる場合じゃないよ流れ弾が……うわっ!」

 サイコ・ザクが発射したジャイアント・バズを
 アトラスガンダムはF90一号機を盾にして防ぐ!

27 :
C.Aチップ「なんて酷いことを……これがガンダムパイロットのやることか!」
ダリル「邪魔だ! どけ!!」

 さらにF90二号機を踏み台に、サイコ・ザクが攻勢を仕掛ける。
 アトラスは盾にしていた一号機をサイコ・ザクの方へ蹴り飛ばし、背後からバーニアを狙ってライフルを乱射する。
 推進剤に引火し、バーニアが爆発! サイコ・ザクが炎に包まれる!

ダリル「こんなもので!」
イオ「いい加減Rぇぇぇぇぇぇ!!」

A.Rチップ「あ、この二人もう完全に僕らのこと目に入ってないね」
C.Aチップ「完全に障害物か弾避け程度にしか思ってないな」

 そして数分後……

キラ「あ、反応があったよ。ガンダムF90が二機」
ヨナ「完全に破壊されてるな」
キオ「うう〜首も完全に壊れちゃってるよ」
A.Rチップ「た、助かった……」
C.Aチップ「人間コワイ理解デキナイ……」
キラ「なんかA.Rチップたち救難信号出してるんだけど」
ヨナ「よほど酷い目に遭ったって感じだな」
キオ「さっきまでココ、イオ兄ちゃんがいたみたい。今は別の機体と戦闘しながら移動してるけど」
ヨナ「うん、まああいつならほっといてOKだろ。とりあえずA.Rチップたち回収して、別の兄弟を探しに行こう」

日登町北区での戦闘結果

A.Rチップ……アトラスガンダムとサイコ・ザクの戦闘に巻き込まれ機体大破

C.Aチップ……機体を大破させられたうえ、トラウマを植え付けられる

イオ「Rえええええええええ!!」
ダリル「落ちろガンダァァァァァァム!!」

イオとダリル……現在も殺しあいながら日登町内を暴走中

28 :
乙!こんな状況でも殺しあう運命か…

29 :
駄目だこいつら、早く何とかしねーと

30 :
コイツら被害増やしてねぇ?

31 :
前スレ>>975から>>991の間の出来事ということで脳内補完よろしく

日登町中心部

カミーユ・ビダン【コロニーカラテ】 VS エドワウ・マス【テキサスコロニー仕込みのケンカ殺法】

カミーユ「お前は生きていてはいけないんだ!」(馬乗り)
エドワウ「それは自己紹介かな?」(馬乗り)

 絶賛、殴り合い中。しばらくお待ちください。

バナージ「ああ、もうやめろって二人とも! 今はそんなことしてる暇じゃないだろ!」
ジュドー「ただいまー、キャスバルたち連れて来たよって、まだケンカしてるのこの人ら」
マリナ「あらあら」
呂布トールギス「元気があってよいことではないか」
バナージ「誰か止めてくださいよ! こうなったら俺がビスト神拳で……」

カトック「ゴラア!」ゲンコツ
カミーユ「痛っ!」
ランバ・ラル「止めんか二人とも!」
エドワウ「ランバ?」
キャスバル「あ、ランバさんだ」
ランバ・ラル「おお、まさか本当に若返っていらっしゃるとは。しかも二人も」
カミーユ「何をするんですかカトック先生!」
カトック「そりゃあこっちの台詞だ。周りの状況も見ずに暴れやがって。ガロードとそっくりだなそういうところ!」

 気づくと周囲には日登町の住人たちが集まってきていた。

ロアビィ「やれやれ。ガンダム兄弟のケンカには慣れてたつもりだけど、今日は一段とヒドイねこりゃ」
ラスタル「誰もケガは無いな?」
ジュンコ「いたらこっちにおいで。手当てするよ」
セルゲイ「ミンチになるのは肉だけで充分だからなハッハッハ」
ジュリエッタ「寒いです……」
ソーマ「寒くない! 大佐はユーモアのセンスも抜群だ!」
鉄仮面「腹が減った者はわが店のパンを配るぞ!」
キース「あ、そうやってちゃっかり宣伝する気か、負けないぞ!」
デマー「やめろおおお離せええええ! まだシミ抜きが終わってないんだあああ!」
ダントン「馬鹿、死ぬよりはマシだろ!」
ウルフ「すまねえな、ウチの大将連れてきてもらって」
ムウ「よし、全員無事だな?」
ステラ「ネオ、ここステラだけ」
ムウ「男はどうでもいいんだよ男は。勝手にどうにかするだろ」

32 :
ジュドー「商店街のみんなか」
アムロ(オリジン)「まだ人がこんなに残ってたんですね」
セルゲイ「先ほどまでこの辺りは戦闘が一番激しかったからな。警察も手出しできなかったのだ」
ソーマ「警察官ならここにいますけどね」
ジュリエッタ「パトロールさぼってパチンコ打ってたんですよね」
アリー「なんのことでしょう? わたしはゲイリー・ビアッジという外回り中のサラリーマンですが(眼鏡クイッ」
マリア「シャクティは大丈夫かしら……」
クロノクル「シャクティならケンカが始まって早々に町の外へ逃走したみたいです。さっきメールが来ました」
バナージ「マリーダさんもいたんですね」
マリーダ「夕飯の買い物に来たところを巻き込まれてな。姫さまはご無事だろうか」
バナージ「きっと無事ですよ。しかし、こんなに沢山の人たち、よく誰も巻き込まれてミンチにならずに済みましたね」
マリーダ「ああ、『彼ら』に助けてもらったんだ」
ジュドー「『彼ら』って?」

赤い彗星のひと「わたしだ」
カミーユ「あんた、偽シャア軍団の」
赤い彗星のひと「邪悪なわたしが迷惑をかけたな」
D.O.M.E.「ちなみに僕もいるよ」
セルゲイ「彼が孤立して困っていた我々を、安全なところまで導いてくれたのだ」
カミーユ「あんた、大尉に加勢してケンカに加わってたんじゃないのか?」
赤い彗星のひと「だからといって困っている人を見過ごしてはおけないのでね」
D.O.M.E.「さすが生前の僕のライバルの良心」
赤い彗星のひと「それに、この戦いには何か邪悪な意思のようなものが……」
バナージ「邪悪な意思?」
赤い彗星のひと「いや、止めておこう。私の推測で混乱を招きたくはない。今はまだな」
ジュドー「それよりどうする? 俺らエドワウさんたちだけを救出に来たつもりだったじゃん」
バナージ「帰りはユニコーンを呼ぶつもりだったけど、こんなには運べないな……」
ランバ・ラル「外に救助を求めようにも、連絡がつかん」
カトック「それに、まだ建物の中に隠れてる連中がいるかもしれんぜ。そいつらも放ってはおけん」
赤い彗星のひと「なら、それは我々に任せてもらおう」
D.O.M.E.「おいで、Gビット」

 D.O.M.E.が念じると、辺りには次々とGビットが集まってくる。

ロアビィ「なるほど、こいつで俺たちを町の外まで運ぼうって寸法ね」
赤い彗星のひと「私も負けていられないな。……ハアッ!」

33 :
 赤い彗星のひとの身体から光が放たれる。
 そして光は、その場にいた選ばれし乙女たちに宿り、彼女らを魔法少女に変身させた!

赤い彗星のひと「魔法の皇女、ブラスターマリナ!」
マリナ(フリフリミニスカ)「まあ、久しぶり」
キャスバル「久しぶりって、マリナさんて魔法少女やってたんですか!?」
呂布トールギス「魂……!!」

赤い彗星のひと「魔法の超兵、ブラスターマリー!」
ソーマ(フリフリミニスカ)「わたしはソーマ・ピーリスだ!!」
ジュリエッタ「…………」
ラスタル「お、どうしたジュリエッタ」
ジュリエッタ「べ、別にうらやましいなんて思ってませんからね!?」

赤い彗星のひと「魔法のクローン、ブラスターマリーダ!」
マリーダ(フリフリミニスカの上、プルたちと同じ年まで若返り)「く、これは中々恥ずかしいものだな」
ジュドー「ああっ! マリーダさんが幼女になったことでバナージ兄が野獣の目に!」
バナージ「なってない!」

赤い彗星のひと「魔法の女王、ブラスターマリア!」
マリア(フリフリミニスカ)「これも人々の安らぎのためならば……」
クロノクル「姉さん……」

赤い彗星のひと「魔法の傭兵、ブラスターアリー!」
アリー(フリフリミニスカ)「始めようぜ、魔法少女同士による、トンでもねえ戦争って奴を!」
アムロ(オリジン)「(失神)」
エドワウ「しっかりしろアムロくん!」

赤い彗星のひと「さあ行くがいい、選ばれし乙女たちよ! その力で人々を救って」
カミーユ「ちょっと待てぇ!!」
D.O.M.E.「なんだい突然大声を出して」
カミーユ「いや、どう見ても一人おかしいだろ!」
ブラスターマリナ「え、どこかおかしいですか?」
ブラスターマリーダ「やはり私にはこんな可愛い衣裳、似合っていないということか」
バナージ「いやいやいや! すごくかわいいですよマリーダさん!」
ブラスターマリア「となるとやっぱり私ね。こんな年増が魔法少女だなんて」
ブラスターアリー「おいテメー、言葉に気をつけろよ。魔法少女は傷つきやすいんだぞ」
カミーユ「いやアンタだよアンタ!」
ブラスターマリー「ブラスターアリーのどこかおかしいか?」
ブラスターマリナ「フリフリのスカートに可愛いドレス、髪飾り……どこも変じゃないと思いますけど」
カミーユ「生足! すね毛がボーボーに生えた生足! あとヒゲぇぇぇ!!」
赤い彗星のひと「わたしの選んだ乙女たちに文句があるのかな、カミーユ」
カミーユ「そもそもオッサンだろこの人!」
ジュドー「じゃ、プロの方判定お願いしまーす」
セルゲイ「全員乙女だ(断言」
アンドレイ「全員乙女だ(即答」
D.O.M.E.「乙女鑑定のプロによるお墨付きでたね」
赤い彗星のひと「では仕切り直して、行くがいい、汚れない乙女たちよ! 町の人々を救うのだ!」
ブラスター隊「「「「「ハイ!!」」」」」

カミーユ「なんだよコレ……俺がおかしいのか?」
カトック「人生には多少不条理でも受け入れなきゃならんことがある。死んだ女房の口癖だ」
ランバ・ラル「この町であまり細かいことを気にしすぎると、精神崩壊するぞ少年」
ジュドー「俺はそれでも全然いいけどね」
バナージ「コラッ!」

34 :
>>19
なんならパラレル扱いで続き書いても良いんだぜ?

半端に打ち切るよりはパラレルでもいいからきちんと終わらせた方が気分いいしね

35 :
俺も反応がいまいちだったとか忙しくて間が空きすぎたとかで打ち切ったネタ結構あるわ

まあ人によるとは思うが、しょせん匿名掲示板のネタスレなんだし、続き書きたかったら書けばいいんじゃないか

現在進行形で投下してるネタならともかく、一月二月間が空いたネタはもう好きにしてくれていいと個人的には思ってる

36 :
あとネタを書く人間からすると、昔書いたネタを拾ってもらえるのは単純に嬉しかったり

偶然かもしれんけど、アルレットが加入した辺りの長編で、「ウルフとデマーの洗濯屋でバイトしてるアセム」ってネタが拾われたのは嬉しかった

当時は反応もよくなかったし、ネタを書いた俺自身すっかり忘れてただけに

37 :
>>36
反応薄かったのは、俺も含め納得したからだと…

オールガンダムvs.大ジオン+α

???「そろそろ私のアルティメットの出番のようだ」

ストーカー「彼はキョウジなのでしょうか?波乱に満ちた今回の騒動…一体、どうなるのでしょう」

ストーカー「では皆さんご一緒に!ガンダムファイト!レディ!ゴーォオォ!!!」

38 :
日登町郊外 ガンダム兄弟家

キャプテン「こちらキャプテンガンダム。ヨナ、シロー、応答せよ」
アル「やっぱりダメ?」
キャプテン「ああ。先ほどの最後の交信以来、ヨナたちともシローとも連絡が取れない」
シュウト「なんかあったのかなあ。テレビじゃ町の周囲に怪物が現れたー! って特集組んでるし」

 幸い、町の周囲に現れた怪物的MSたちは、未だ目立った動きを見せていない。
 だが、一度動き出せば町に壊滅的な被害をもたらすことは明確だった。

キャプテン「こういう時、いつもならアムロが率先して騒動の解決に動くのだが」
シュウト「そのアムロ兄ちゃんが暴れてるんだもんなあ」
アル「シャアさんもね」
劉備「なら、さっさとこの騒動を解決して、あの怪物どもも追っ払おうぜ」
アル「あ、劉備いたんだ」
劉備「いたわ最初から!」
シュウト「ごめんごめん、全然出番なかったからてっきり三璃紗に帰ったんだって」
劉備「ガーン!!」
キャプテン「元気を出せ、劉備。我々は我々で出来ることをすればいい」
劉備「うう、くそ。絶対近いうちに目立ってやる!」
シュウト「それはともかく、マイ兄ちゃんたちは何か進展あったのかな?」

 その頃、格納庫では、マイ・フリット・ウッソの三人が、撃墜したガンダムの調査を行っていた。
 コウが目撃した、『理性を失ったかのように暴れるアムロ』の原因を探るためである。

フリット「ううん、調べたけどガンダムには何の細工もされてないな」
ウッソ「そうなんですか」
フリット「うん、完全に普通のガンダムだよ。これで性能的には上回るはずのデンドロビウムを追い詰めたんだからやっぱりアムロ兄さんはすごいや」
ウッソ「なに感心してるんですか。それで、マイ兄さんは何かわかりました?」

 ウッソが振り返ると、マイは顕微鏡で何やら熱心に覗き込んでいる。
 やがて、彼はゆっくりと顔を上げた。

マイ「うん、まあね。多分原因はわかったよ」
ウッソ「本当ですか!」
フリット「それって、アムロ兄さんの身体の方に何か細工をされたってこと?」
マイ「正確には、兄さんが着ていたパイロットスーツだね」

 マイが見ていたのは、コウによって先ほど撃墜され、ウッソが回収して連れてきた
 『一年戦争時のアムロ・レイ』、そのパイロットスーツの破片であった。

39 :
マイ「分析したところ、この破片の繊維から薬品の成分が検出されたよ。普通の洗濯や製造工程ではまず使われることの無い成分だ」
ウッソ「その薬品のせいでアムロ兄さんは暴走したってことですか?」
マイ「僕はそう見ているよ」
フリット「具体的にどんな効果があるの? その薬」
マイ「うん、この薬品は人間の脳神経に作用して、理性の働きを弱めるんだ。代わりに交感神経を刺激し、闘争本能を高める」
ウッソ「つまりどういうことですか?」
マイ「簡単に言えば、周りが目に入らなくなるほど戦いに集中してしまうってことだよ。簡易的なバーサーカーシステムみたいなものだね。アレに比べれば効果はずっと低いけど」
フリット「じゃあひょっとして、こんなに皆に迷惑かけてるのに、アムロ兄さんとシャアさんが今もケンカを全然止めないのは」
マイ「うん、他のアムロ兄さんやシャアさんたちのパイスーにも、同じ薬品が仕込まれている可能性が高いと思う」

 マイは冷静にそう結論付けた。
 
フリット「でもマイ兄さん、この短時間でよくこんな薬品の正体がわかったね」
マイ「ああ、それは勿論わかるよ。だってこれ、僕が作ったヤツだから」
フリット「……は?」
ウッソ「……へ?」
マイ「ほら、覚えてるかなヅダエールって洗剤」

 ヅダエール。その単語に聞き、ウッソの脳裏に悪夢のような記憶が蘇る。

ウッソ「それってあれですよね。服に着いた汚れどころか服ごと空中分解して、人を全裸にするバイオハザードを起こしたヤツ」
フリット「おまけに理性に作用して、みんな全裸のナチュラルハイにするんだっけか」
マイ「そうそうそれそれ。いやあ懐かしいなあ」
ウッソ「懐かしいナア、じゃないですよ! なんでそんな化学兵器がこんなところにあるんですか!」
マイ「それが不思議なんだよ。事故のあと、ヅダエールは厳重に封印してネオジオン社に送ったんだ。だからこんなところにあるはずがないのに」
フリット「誰かがネオジオン社のラボからこっそり持ち出して、兄さんたちのパイスーに仕込んだってこと?」
ウッソ「一体誰が、何のために……?」
 
 三人は、顔を見合わせた。

40 :
いつもいつも乙です。
過去のネタも拾ってくれてるのが個人的にすごく嬉しい

41 :
>一体誰が、何のために
流石に、Gジェネ社じゃないよなぁ?と思いたい

42 :
今日は老後の日だそうで

キオ「とんとんお肩を叩きましょ〜」
ジジット「うんうん、やはり肩叩きはキオにやってもらうに限るのお…ほれ、お駄賃じゃ」
キオ「やったあ」

ガロード「Q,上記の光景には一つ間違っているところがあります。どこでしょうか」
ジュドー「A,二人は祖父と孫ではなく、兄と弟である。一歳差の」
ガロード「正解」
ウッソ「フリット兄さん、僕のことはあんな風に甘やかしてくれないのに…」
キラ「単純に可愛いげがないんじゃない?」

43 :
日登町東区
刹那・F・セイエイ【ダブルオーライザー】 VS リボンズ・アルマーク【リボーンズガンダム】

 薙ぎ払われたGNソードVがリボーンズガンダムの両足を破壊した。
 リボーンズガンダムは残ったスラスターを吹かし、離脱を図ろうとしたが
 背面のビルにぶつかり、そのままズルズルと崩れ落ちる。
 
刹那「終わりだ、リボンズ・アルマーク」

 ダブルオーライザーはGNビームサーベルを抜き、倒れたリボーンズガンダムに突きつけた。
 勝利したとはいえ、こちらもリボーンズガンダムに負けずボロボロだ。
 特にオーライザー部の損傷がひどく、トランザム、ひいてはトランザムバーストの使用はあと一回が限度と推測された。

リボンズ「ここまで、か」
刹那「そうだ。アムロ兄さんを分裂させ、この戦いを扇動した黒幕。貴様さえ倒せばこの戦いも……」
リボンズ「君には可哀そうだけど、この騒動はまだまだ続くよ」
刹那「なに?」
リボンズ「なぜなら僕は黒幕じゃない。確かにヅダソールを使って未来の僕を分裂させたのは僕。偽アムロ軍団を呼び出したのも僕だ」

 リボンズは小さく唇を歪めて嗤った。

リボンズ「だけどそれは全て頼まれてやったことさ。この騒動の、本当の黒幕にね」
刹那「なんだと……誰だ、それは!?」
リボンズ「フル・フロンタル」
刹那「フル・フロンタル……全裸シャアだと!?」
リボンズ「そうだ。彼こそが、この騒動を計画した張本人なんだよ」

 フル・フロンタル。通称全裸。見た目も全裸。
 常に一糸まとわぬ姿で奇行を繰り返す、道化のようなあの男が、この戦いを計画したというのか。
 刹那は信じらぬ思いで天を仰いだ。

リボンズ「正確には、彼と、彼の『協力者』の二人だね。僕はフロンタルから計画の一端を聞き、面白そうだから乗ったのさ」
刹那「ヤツは、フロンタルはどこだ! 『協力者』とは何者だ!」
リボンズ「彼なら多分、日登町のどこかにはいるんじゃないかな。用心深い男だからね、まだ表舞台には出てきていないはずさ」

 そう言ってリボンズはせせら笑った。

リボンズ「協力者に関しては僕は知らないな。ただ、フロンタルの口ぶりからすると、いつもの偽シャア軍団の仲間は誰も彼の計画を知らされていなかったようだけど」
刹那「ガンダム……!」
 
 刹那は苦々し気に吐き捨てた。
 真相を知った以上、ここにいるのはもはや時間の無駄だった。

リボンズ「おや、どこへ行くんだい?」
刹那「決まっている。今貴様から聞いたことを他の兄弟に知らせる。フロンタルを見つけ出し、こんな戦いは一刻も早く止めなくては!」
リボンズ「そうか。でもそううまくはいかないんじゃないかな」
刹那「どういう意味だ」
リボンズ「だって、君と僕の戦闘が終わるのを、今か今かとずっと待っていた男が、すぐ近くにいるんだからね」

 その瞬間、ダブルオーライザーのモニターにアラートが表示された。MSの反応だ。
 ここからそう遠くないところに出現したその機体は、通常の3倍の速さでこちらに迫ってくる!

刹那「これは……この反応は……シャア・アズナブル!?」
「HAHAHA! そう、私だよ刹那!」

 モニター一杯に表示される豊満な肉体。
 そしてなにより印象的なケツアゴ。
 それはまさしく、『実写版シャア・アズナブル』その人であった。

リボンズ「どうして僕がこうベラベラ喋ったか判るかい? なぜなら君はここで敗北するからだ。偽シャア軍団の中でも、最強の実力を誇る彼にね!」

44 :
オールアムロvs.オールシャアvs.ガンダム兄弟+α


ストーカー「とうとう明かされた謎の一端、しかし、戦いは続きます」
ストーカー「さ〜て、皆さんご一緒に!ガンダムファイト!レディゴーォオォ!!」

45 :
ハマーン「良くやったな、みんな」
カミーユ「見てたのか!」
ジュドー「ハマーン先生、お願いがあんだけど」
ハマーン「急に猫撫で声を出すな!」
ジュドー「カミーユ兄に聞いたんだけど魔法少女になれるんだって?」
ガロード「ハハン、何となく聞いた情報が役に立つ時ってことね」
ハマーン「カミーユ、恨むぞ。で、なんだ」
ジュドー「マリーダが魔法少女になっちまった。援護を頼む!」
ハマーン「その程度か…良かろう」

46 :
元は些細なネタだったのにどんどん規模が大きくなっていく…w
こういうのもネタスレの醍醐味だよなぁとしみじみ思う

47 :
イオ「クソ暑い! なんだよこの暑さ!」
ウッソ「まだ五月のはずなんですけどねー…」
イオ「てめえ、弟の分際で団扇なんか持ちやがって。お兄様に寄越しやがれ!」
ウッソ「あ、ドロボー!」
キラ「やめてよね…こんな猛暑の中、暑苦しいシンの相手なんかさせないでよ…」
シン「だったら飯を返せっての…!」
カミーユ「うるさいぞお前ら、少し静かにできないのか」

アルレット「暑さでみんな気が立ってるわね…初めてだわ、こんな暑さ」
アムロ「まったくだ…」
セレーネ「ロラーン、クーラー付けましょーよー」
ロラン「駄目です」
セレーネ「なんで」
ロラン「クーラーはお金がかかります」
セレーネ「お金って…熱中症で倒れたら余計にお金かかるじゃないの…」
ロラン「その時は病院に担ぎ込まれてください。頑張って値切ります」
アムロ「お前、いくらなんでもそこまで…」
ロラン「これ、ここ数か月の支出表です」
アムロ「………なんか、どんどん増えてないか?」
ロラン「そうなんです。なぜか知りませんが、右肩上がりにぐんと増えてるんですよ。誰かがこっそり二、三人養ってるんじゃないかってくらい」
アムロ「そんなバカな」
ロラン「僕も頑張ってやりくりしてるんですよ。でも、どうにもならないことだってあることも理解してください」
アムロ「わ、わかったから請求書の束を押し付けるな…」
ロラン「MS関係の維持費も急激に上がってるし…一体なにがあったんでしょうか…」



アルレット「さー。一体なんなんでしょうねー(棒)」
ヨナ「僕には見当もつかないよー(棒)」
リタ「(スペアボディや本体MSの常時稼働ってやっぱりお金かかるのかしら…)」

48 :
電気代に関しては待機中のホワイトドールを発電機にしちゃえばかなり節約できそう
買い物とかも他の乗り物で行くより安上がりになるだろうし∀はロランにピッタリのMSだな

49 :
ヨナは華奢な割に肉体労働で稼いでるイメージ

ヨナ「身を削るほど働いても全然暮らしは楽にならないな」
リタ「ヨナ、ならわたしの装甲削ってお金に変えられないかな」
アルレット「リタちゃん身を削るって、そのままの意味じゃないからね?」

50 :
>>16
亀レスだけど、普通にアリだと思うよ
前にもいくつかそういうネタあったし

でもその設定を採用するかは作る人の自由だから、強制するのはNGだけど

51 :
 日登町のどこか。
 周りには誰もいない、暗い闇の中。
 フル・フロンタルはシナンジュのコクピットにいた。
 その姿はいつもと異なり、ノーマルスーツに身を包んでいる。

フロンタル「……ああ、そうだ。どうやらリボンズは敗北したようだよ」

 彼は誰かと交信していた。
 相手の声は小さく、会話の内容は聞き取れない。
 だがフロンタルの話しぶりから察するに、随分親しい相手のようだった。

フロンタル「そうだな。彼もあとは傍観者に回るつもりだろう。ならばそろそろ、我々も次のフェーズに移らなくては」

 フロンタルはモニターに表示されたデータを見た。
 日登町全域に仕掛けた通信障害が解除されるまで、あと30分弱。
 彼と、彼の『協力者』にとっては十分すぎる時間だ。

フロンタル「では、そちらは任せた。……ああ、そうだな。君も、ガンダム兄弟によろしく言っておいてくれたまえ」」

 そういって通信を切った。
 別のモニターには、現在日登町で発生している戦闘の映像が流れている。
 その一つに、空中で激しくぶつかり合うデスティニーガンダムとレジェンドガンダムの姿があった。

52 :
日登町 銭湯サテリコン周辺

シン・アスカ【デスティニーガンダム】 VS レイ・ザ・バレル【レジェンドガンダム】

 二人の戦闘は熾烈を極めていた。
 親友同士、何度となく摸擬戦も行ってきたため、
 お互いの戦闘のクセはよくわかっている。
 だからこの戦いは長引く――レイはそう予想していた。

シン「うおああああああ!」
レイ「またドラグーンを落とされた。押されているのか、俺が……!」

 だがしかし、ここに来て状況はシン優勢へと徐々に傾いてきていた。
 すでに10基のドラグーンのうち、6基までが失われている。
 
レイ「やはり摸擬戦と実戦は違うな。シンは、実戦の中でこそ力を開花させる男だということか」

 レイの背後では、複座型に改装したシートにデュランダルが乗っている。
 彼は先ほどから誰かと連絡を取り合っているようだ。
 会話の内容はわからないが、随分親しげな様子だ。
 
デュランダル「……わかった。ああ、君の方もよろしくいっておいてくれたまえ」
レイ「ギル。俺はどうやらここまでのようです」
デュランダル「そうか」
レイ「向こうのビルの上で下ろします」

 レイは残った6基のドラグーンを全て展開し、オールレンジ攻撃を仕掛けた。
 
シン「こんなもの!」

 デスティニーガンダムが対処に回っている間に、
 レイは機体をビルにつけ、デュランダルを下ろした。

デュランダル「ありがとう。巻き込んですまなかった」
レイ「いえ、俺の方こそワガママに巻き込んでしまいました」
デュランダル「ならばお互い様だな」

 そういうと二人は少しだけ笑いあった。
 やがて、全てのドラグーンを撃墜したデスティニーガンダムが二人の方へ迫ってくる。

レイ「もう行ってください」
デュランダル「彼と決着をつけるのだな?」
レイ「はい」
デュランダル「くれぐれも、身体には気を付けて」
レイ「はい」

シン「レイ……」
レイ「シン……決着をつけよう」

53 :
銭湯サテリコン近くの路上

ルナマリア「やめて! わたしのために争わないで!!」
ルイス「あ、でた」
ネーナ「女の子が一度は言ってみたいセリフTOP10に入るヤツね」
カテジナ「あの言ってやったぜって感じの顔、ムカつくわ」

シン「レエエェェェェーーーーーーーイ!!」
レイ「シン……来い!!」

セシリー「こっち見向きもしないわね」
クーデリア「二人だけの世界に入ってますね」
ルー「一応これ、ルナマリアを巡っての争いって話じゃなかったっけ?」
ファ「完全に蚊帳の外に追いやられてるねルナ」
ルナマリア「ム、と、遠いから聞こえてないだけだもん! やーめーて! わーたーしーのたーめーに、あーらーそーわ(ry」
ザコ「健気な努力ザコ」

 そんな路上の騒ぎとは裏腹に、二人の戦いは決着が近かった。
 突き出されたビームジャベリンを回避し、デスティニーガンダムはパルマフィオキーナで
 レジェンドガンダムの右腕を破壊する。

レイ「くっ!」
シン「終わりだ、レイ!」

 右背部のアロンダイトを抜き、デスティニーガンダムはレジェンドガンダムの肩口に切りつけた。
 そしてそのまま大剣を振り下ろし、左肩から先を切断する。
 
パーラ「決着、ついたのか?」
ザコ「そのようザコ」

 レジェンドガンダムはサテリコン近くの路上へと落ちた。
 その後を追うように、デスティニーガンダムもまた地上へ舞い降りる。

レイ「お前の勝ちだ、シン」
シン「レイ……!」
 
 吹っ切れたような表情で微笑むレイ。
 対照的にシンはどこか苛立っているように見えた。

ルー「あ、いたいた」
セシリー「決着、ちゃんとついたみたいね」
ルナマリア「やめて! わたしのために争わないで!!」
シン「ごめん! ちょっと黙っててくれるかな」
ルナマリア「あ、す、スンマセンした……」
シン「レイ、教えてくれよ。どうして俺たちが戦わなきゃならなかったんだ?」
レイ「フ……言っただろ? 俺はルナが好きだからって」
シン「そんな嘘はもういいよ」
ルナマリア「ファッ!?」
レイ「やはりお前にはお見通しだったか」
シン「当たり前だろ! そんな一秒でバレるような嘘をつきやがって!」
ルナマリア「」
ネーナ「あ、やっぱウソだったか〜」
クーデリア「そうだったんですか!?」
ルイス「短いモテ期だったねルナ」
レイ「なら、どうして俺と戦ってくれたんだ? 嘘とわかっていながら」
シン「なにか大事な理由があると思ったんだよ。嘘をついてまで俺と戦いたい理由が。なあ、もういいだろ? 聞かせてくれよ理由を」

 レイは観念したかのように息を吐いた。
 そして周りに聞こえないようクローズ回線にすると、ゆっくりと理由を話し始めた。

54 :
レイ「別に大した理由はない。ただ、単純にお前と戦ってみたかったんだ」
シン「だから! なんで!」
レイ「それが俺の、死ぬまでにやっておきたいことリストの一番上だったからだよ」
シン「なっ……!」
レイ「俺はクローンだ。そのせいで寿命があまり長くない。お前も知っての通りな」

 レイの告白に、シンは一瞬言葉を失った。
 この話を聞いたのは、実は初めてではない。
 その時も、淡々と話すレイの姿に、ひどくショックを受けたことをシンは覚えていた。

シン「で、でも! それはデュランダル議長たちが治療薬を作ってるって、必ず治るって……!」
レイ「そうだ。でも、ひょっとしたら治療薬の完成に俺の寿命が間に合わないかもしれない」

 だから、とレイはいった。

レイ「だから俺はバケットリストをまとめてるんだ。何事にも、備えは必要だろ?」

 バケットリストとは死ぬまでにやっておきたい事をまとめたものだ。
 
レイ「俺は一度、お前と本気で戦ってみたかった。だからこの機会に相乗りさせてもらった。お前には迷惑だったろうけどな」
シン「迷惑なんて、そんなこと!」
レイ「ありがとう。俺と戦ってくれて」

 笑顔で礼を述べる彼に、シンは何も返す言葉がなかった。

ルナマリア「ね〜え! なに二人で喋ってるのよ! わたしも混ぜなさいよ!」

 その沈黙を破ったのはルナマリアの気の抜けた声だった。
 
ファ「やめなさいよ。たまには男の子ふたりきりで話したいことだってあるでしょうに」
パーラ「男二人が密室で二人きり……なにも起きないはずがなく」
クーデリア「ああ! こういうのシン×レイというんでしたっけ? それともレイ×シン?」
カテジナ「クーデリアさん、あんたまたロマリー辺りにおかしなこと吹き込まれたわね」
クーデリア「え、わたし変なこと言いました!?」

 あまりにも変わらない、外の様子に二人は思わず笑いあった。

シン「とにかく、一度ここから離れよう。アムロ兄貴たちのケンカもまだ続いてるみたいだし」

 シンはコクピットから手を伸ばし、レイを引き上げた。

シン「そういえばデュランダル議長はなんでここに来たんだ? 今はいないみたいだけど」
レイ「そうだ。ギルからお前に伝言があったんだ」
シン「伝言って?」
レイ「今すぐ家に戻れ。フル・フロンタルの手の者たちがお前の家を襲撃しようとしている」  


日登町 ガンダム兄弟家近辺

アンジェロ「準備はいいか。これより、フロンタル様の計画における最大の障壁、ガンダム兄弟を排除する!」

55 :
気になるぅ支援!

シャクティ「ロマリーさんはアセゼハ派ですか?ゼハアセ派ですか?」
ロマリー「うーんどちらもそれなりにエモいのよね。作家さん次第と言ってもいいかもしれないわ」
シャクティ「カプ論とは無縁なんですね…見習いたいその姿勢」
ティファ「(ロマリーさんはアセムさんの彼女だったんじゃ…ガロードのお兄さんも大変なのね)」

56 :
支援追加ぁ!



…ただ無粋を承知で言うと、アンジェロは「フロンタル様」とは言わないと思うぞ。基本は「大佐」だろう

避難所向けの話題かもしれんが、数多くの職人たちに聞きたい。
過去に「シリーズ全部観てるわけじゃないし、今後も観るつもりはない」と断言する方が何人がいたが、作品によく知らないシリーズのキャラをどうしても出さなければならない場合、そのキャラらしい台詞(上述の呼び方なども含む)をどうやって作ろうとしてますか?

57 :
>>56
基本、勢いでやってる。一回それで失敗したけど、それはそれで良い経験になった

「このネタではこういう口調」「たまたまそういう気分だっただけ」って強引に解釈してもいいし
何なら自分でWikiに修正版をのせても良い

ググればセリフや感想とかも出てくるご時世だから、どうしても心配なら調べてもいいかも

長文失礼しました

58 :
オッス携帯から投下してるんだけど(ガラケな)そりゃその場ののりって大事だと思うよ

59 :
ストーカー「さて皆さん、黒幕も一応デュランダルて゛あった様子。ガンダムファイトはまだまだ終わりを見せません!彼自身は気付いていませんので、ほぉって置いて、さあ皆さんなさんご一緒に、!!ガンダムファイト!レディゴーォオォ!!!」

60 :
>>56
完全に気付かなかった。指摘どうもです


日登町 ガンダム兄弟家 地下格納庫

アルレット「できたわ! 押すとアムロが元に戻るスイッチ『大リーグボール3号くん』よ!」
セレーネ「さっそくコウが倒したアムロ兄さん(一年戦争)で実験しましょ!」ポチッ
アムロ(一年戦争)「あ、ああ」
アルレット「お、痙攣してきたわね」
セレーネ「戻るかな戻るかな?」
アムロ(一年戦争)「明子姉さん!!(白目」

バタン!

アルレット「はい『大リーグボール3号くん』は失敗、と」カキカキ
セレーネ「あ〜あ、泡ふいて倒れちゃった」
アルレット「科学に失敗はつきものよ。次いってみよー!」
セレーネ「おー!」

シュウト「ねえ、アルレットお姉ちゃんたちがやってるのって完全に人体実けn」
キャプテン「アルレットたちはアムロを元に戻すため、懸命に働いている」
マイ「完全にマッドサイエンティストの目になってるよねお姉ちゃんたち」
ウッソ「実験が成功するまでにアムロ兄さんの身体が持つといいですね……」

ガラッ
劉備「大変だ! 数ブロック先にMSの一団が現れたぞ」
フリット「MSの一団? そんなのこの町じゃ珍しくないでしょ」
劉備「それが今さっき通信で宣戦布告してきたんだよ。

アンジェロ『降伏しない場合、反撃の意思ありとみなし殲滅する』

って」

61 :
アルレット「アラ、思ったよりガチな宣戦布告じゃない」
セレーネ「アンジェロって確か、フル・フロンタルの部下みたいなヤツでしょ? それがなんでウチを狙う訳?」
ウッソ「どこかで恨みでも買ったんですかね?」
アルレット「意外と敵が多いからね〜ウチの兄弟」
マイ「しかし殲滅とは物騒な物言いですね」
フリット「そうだよ殲滅していいのはヴェイガンだけだよ」
シュウト「うん、多分そういうところが敵を作る原因じゃないかな?」
リタ「ともかく、放ってはおけないよ」
フリット「仕方ないなあ。なら僕が行ってくるよ」
リタ「フリット一人で? 大丈夫なの?」
ウッソ「だったら僕も一緒に行きますよフリット兄さん」
フリット「え? ウッソが?」

 フリットはあからさまに迷惑そうな目でウッソを見た。

フリット「キオならともかく、ウッソなら来なくていいよ。僕一人で」
ウッソ「ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!! 」
 
 ショックを受けるウッソを見て、アルレットたちは慌ててフリットを物陰へ連れていく。

セレーネ「ちょっとフリット! 今のはダメよ!」
アルレット「見なさいウッソを。思いっきり膝抱えて体育座りしてるじゃない!」

ウッソ「どうせ僕なんて……」
リタ「よしよし、元気だして」

アルレット「そもそもなんであんなこと言ったの」
フリット「え、だって目的がわからないうちから二人で行っても相手を刺激するだけでしょ」
マイ「ふむふむ」
フリット「それにキオは戦い方も素直でわかりやすいけど、ウッソの戦い方ってトリッキーだから連携取りづらいんだよね」
セレーネ「まあ確かに」
フリット「あと、僕スパローで出るつもりだから、攪乱するのも逃げるのも、一人の方がやりやすいし」
マイ「なんだ、ちゃんとした理由があるんじゃないか」
セレーネ「ていうかいつもいつも言葉が足りないのよフリットって」
アルレット「だから友達が少ないのね」
フリット「ガ━━━━━━(゚д゚lll)━━━━━━ン 」
セレーネ「ともかくアンタ、ウッソにもちゃんと構ってあげなさい。お兄ちゃんでしょ」
アルレット「そうそう。キオばっかり可愛がってないで」
フリット「え〜」
セレーネ「ほら向こう行ってウッソを誘ってきなさいな」
アルレット「道中でジュースでもおごってあげなさいよ。お小遣いあげるから」

フリット「ウッソ」
ウッソ「……なんですかフリット兄さん」
フリット「さっきは……その、悪かったよ誤解を与えるようなこといって。よかったら僕と敵を殲滅に行く?」
ウッソ「……そこまで言うなら、べつに、行ってあげてもいいですけど」
リタ「よかったね、ウッソ」

 あからさまに面倒そうなフリットと、どことなく嬉しそうなウッソ。
 二人は連れ立って、それぞれの愛機で格納庫から出撃していった。

62 :
アルレット「さて、アンジェロはあの二人に任せておけば大丈夫でしょ。私たちは実験を続けましょうか」
リタ「…………」
マイ「おや、どうしましたリタ義姉さん」
リタ「うん。なんだかイヤな予感がするなって」
マイ「嫌な予感、ですか」
キャプテン「ニュータイプの未来視というものか?」
リタ「そこまでハッキリしたビジョンじゃないけど。なんだかもっと悪いことが起こりそうな」
マイ「確かに、ヅダエールといい今度の騒動は不審な部分が多い。備えをしておくに越したことはないか」

 そういうとマイは階段を降りていった。
 兄弟たちのMSは普段、地下一階の格納庫に収められているが、
 マイのビグ・ラングやアルレットのアハヴァ・アジール、
 キラのミーティアなど大型機はより深い、別の専用格納庫に収められている。

キャプテン「どうするのだ、マイ?」
マイ「ビグ・ラングをラボ・ユニットに換装する。何があっても実験の続きが出来るように」
キャプテン「了解した。私が手伝えることはあるか?」
マイ「アルレット姉さんのアハヴァ・アジールにMS用コンテナを接続してくれ。カミーユたちのガンダムを積むんだ」
キャプテン「了解した」

セレーネ「あら? マイは?」
劉備「キャプテンと下でなにかやってたぞ」
セレーネ「そっか」

 その時、セレーネはあることに気づいた。
 格納庫から地上に出るハッチ、それが開きっぱなしになっているのだ。
 いつもは出撃した後は自動で閉まるようになっているのだが。

セレーネ「変ね。壊れたのかしら」
アルレット「フリットたちが出撃するときに引っ掛けちゃったんじゃない? 結構うっかり八兵衛だからあの二人」
セレーネ「そうかしら」
アルレット「そうそう。ハッチは後で二人に直させるとして、私たちは実験の続き続き」

 首を傾げながらも、セレーネたちは格納庫からラボへと帰っていく。

63 :
アル「あれ? ウチにあんなMSあったっけ」
シュウト「どのMS?」
アル「ほらあれ」

 アルが指差したのは、格納庫の隅に立つ、明るい灰色をしたMSだった。

シュウト「ほんとだ、見たことないね。アナハイム製のMSっぽいけど……?」

 その時、カメラアイが光り、謎のMS――シナンジュ・スタインが動き出した。

セレーネ「何? どうしたの!?」
マイ「大変だよセレーネお姉ちゃん!」
シュウト「家の格納庫に知らないMSが……それが突然動き出して!」

ゾルタン「フンフーンフフーン……ここがガンダム兄弟の格納庫か。なかなか壮観じゃないか」

 シナンジュ・スタインのコクピットに座る義眼の男。
 ゾルタン・アッカネンは鼻歌交じりにそう評した。

セレーネ「なに、あいつ……!?」

 シナンジュ・スタインは格納庫を見回すと、隣接するラボにいるアルレットたちの姿を見とめた。
 そして、おもむろにビームライフルを構える。

セレーネ「まさか、嘘でしょ!?」
リタ「いけない!!」
ゾルタン「撃っちゃうんだなぁこれが!!」

 愕然とするセレーネたちを他所に、
 シナンジュ・スタインはビームライフルの引き金をひいた。
 激しい閃光が、格納庫の壁や残されていた兄弟のMSを引き裂いていった。

64 :
 激しい揺れが地下深層部の格納庫を襲った。照明が切れ、すぐに非常電源に切り替わる。
 ビグ・ラングの換装作業を進めていたマイは、何事かと上を見上げた。

マイ「どうした、何があったんだ!?」
キャプテン「状況を確認中……いけない、謎のMSが格納庫に侵入。暴れている!」
マイ「なんだって? どうして気づかなかったんだ」
キャプテン「それが、センサー類がすべて無効化されている。一体いつの間に……!」
マイ「姉さんたちはどうした!」

ガンダム兄弟家 地下格納庫(地下一階)

 アルレットが目を開けた時、ラボは無事だった。
 爆風で多少服は汚れていたが、身体はケガ一つない。

アルレット「どういうこと? わたしたち、あのMSに撃たれたんじゃ」
シュウト「リタお姉ちゃんだよ!」
アル「リタお姉ちゃんが僕らを守ってくれたんだ!」

 見ると、ラボの前には金色のMSがアルレットたちを守るように立っていた。
 ユニコーンガンダム3号機『フェネクス』。
 シナンジュ・スタインによる射撃の瞬間、射線に飛び込み、自らをアルレットたちの盾としたのだ。

ゾルタン「金色のガンダム? 生体反応なし、無人機か?」
アルレット「リタ! 大丈夫なの!!」

 アルレットはラボの窓から身を乗り出して叫んだ。
 声に呼応するようにフェネクスは小さく頷く。
 確かにフェネクスには誰も乗ってはない。
 代わりにリタ・ベルナル――ヨナにとって最も大切な少女――の魂が取り込まれているのだ。

リタ「あいつはわたしが引き受けるよ。その間に、みんなは下に行って! マイが待ってるから」

 再び地下深層部の格納庫

キャプテン「アルレットたちの無事を確認。現在、こちらへ向かっている」
マイ「リタ義姉さんの悪い予感が当たってしまったか。キャプテン、作業の進行具合は?」
キャプテン「Zガンダム、ZZガンダム、ユニコーンガンダム、ガンダムのコンテナへの積み込み完了」
マイ「上にあった他のMSの回収は絶望的か。できれば予備の弾薬なんかも持っていきたかったけれど」

ガラッ!

劉備「ついたぞ!」
アル「マイ兄ちゃん!」
シュウト「キャプテン!」
キャプテン「アル! シュウト!」
アルレット「ふう、死ぬかと思ったぜ」
劉備「失神してたアムロ(一年戦争)も連れて来たぞ」
マイ「よかった、誰も怪我無くて……セレーネ姉さんは?」
アルレット「忘れ物があるって個人用のラボに」
マイ「そうですか。心配ですがセレーネ姉さんなら大丈夫でしょう。それよりアルレット姉さん」
アルレット「わかってる。ここから脱出するのね?」
マイ「はい。コンテナ接続後、アハヴァ・アジールを起動させてください」

65 :
 マイの指示でアルレットは手際よくマシンの起動準備を進める。
 いつもは何かとポンコツな印象のアルレットだが、エンジニアとしての腕は一級品だ。
 その間に、キャプテンガンダムはマイとシュウトをビグ・ラングに乗せる。

アルレット「できたわ。準備OKよ」
マイ「こちらも出来ました。ハッチを開けます!」

 大型機専用の通路に、ビグ・ラングとアハヴァ・アジールが並んだ。
 
マイ「セレーネ姉さんはまだか……! ハッ!?」

 いつの間に先回りされたのか、通路にはシナンジュ・スタインの姿があった。

ゾルタン「逃げようってのか? それは無しだろォ!?」

アル「そんな! リタお姉ちゃんは?」
シュウト「まさかやられちゃったの?」
マイ「まずい! このままでは狙い撃ちされる……!」
ゾルタン「今度こそ避けるなよ? これ以上家を壊されたくなけりゃあさあ!」

 マイが撃墜を覚悟した、その時。
 
「いっけえええええ!!」

 ビグ・ラングの背後から二対のシールド・ファンネルが飛び出し、シナンジュ・スタインを襲う! 
 
ゾルタン「うおおおおお!?」

 シールド・ファンネルはそのまま、シナンジュ・スタインを通路の外へと押し出した。

リタ「今だよマイ! 脱出して!」

 リタに促されるまま、マイはビグ・ラングを発信させた。
 続いてアルレットのアハヴァ・アジール。
 フェネクスはアハヴァ・アジールのコンテナにつかまり、ともに格納庫を脱出した。

アル「リタお姉ちゃん!」
シュウト「よかった、無事だったんだね」
リタ「うん。実は戦闘中、落ちてきた建材に挟まれて動けなくなっちゃって。セレーネに助けてもらったの」
シュウト「セレーネお姉ちゃんが?」
セレーネ「そ。この子の力でスパスパッと輪切りにね」

 フェネクスの背後には、もう一機のガンダムの姿があった。
 背中に装着された、巨大なリング状の装置が特徴的な機体。
 セレーネの愛機、スターゲイザーだ。
 本来、宇宙の探査活動を目的とした機体だが、
 背中のヴォワチュール・リュミエールから発生する光輪は物理的な破壊力をもつ。

劉備「忘れ物があるっていってたのは、これのことか」
セレーネ「これって言い方はよして。この子にはちゃんと意思があるんだから」

 セレーネは口を尖らせた。
 スターゲイザーには、作成中の自立型AIが搭載されている。
 その研究のために、この機体は格納庫ではなく個人のラボに置かれていた。
 そのおかげで、ゾルタンによる先ほどの破壊を免れたのだ。

66 :
マイ「助かりました。リタ義姉さん、セレーネ姉さん」
セレーネ「いいのよ。それで、これからどうする?」
マイ「とりあえずカミーユたちと合流します。キャスバルくんたちを迎えに行くついでに、ガンダムも届けなきゃいけませんし」
アルレット「そうね。それがいいと思う」

 眼下では、小さな爆発が起こっていた。
 先ほどの戦闘の火が、地上にあるガンダム兄弟の家まで引火したらしい。

アル「あ〜あ、僕たちの家がミンチより酷いことに」
シュウト「うん、兄ちゃんたちのケンカで壊れるのは日常茶飯事だけど、こんなに酷いのは珍しいよね」
キャプテン「大丈夫だ。すぐに元に戻せる。協力して、また立て直そう」
劉備「そのためにも、さっさとアムロたちのケンカを終わらせないと……あっ!」

 劉備が声をあげた。視線の先には、炎の中に立つシナンジュ・スタインの姿。
 シナンジュ・スタインもまた、空を行くビグ・ラングを見つけたらしい。
 スラスターを吹かしまっすぐに向かってくる!

劉備「やばい! おおい、このMSって武装ないのか? 迎え撃たないと!」
マイ「すまない。今のビグ・ラングは研究用のラボ・ユニットに換装してるから武装はほぼないんだ」
アルレット「ならお姉ちゃんが……」
セレーネ「やめときなさいよ、アルレット姉さん操縦クソ下手なんだから」
アルレット「ひどいわセレーネ。ぐっすん、涙が出ちゃう。女の子だもん」
劉備「落ち込み方もイチイチ古いな、アルレットは」
リタ「なら、またわたしが行くよ。今度こそ、あいつをおさえる!」

 だが、動こうとしたフェネクスを片手でスターゲイザーが制した。

セレーネ「ダメよ。リタちゃんにはアムロ兄さんたちを元に戻す装置作りって仕事があるでしょ」
リタ「でも、このままじゃ」
セレーネ「大丈夫。ここは、私とスターゲイザーに任せておきなさいな」

 そういうと、セレーネは機体を空中に躍らせた。
 スターゲイザーは、MSとは思えぬ軽やかな動きでシナンジュ・スタインへと飛ぶ。

セレーネ「キャプテン、劉備! アルとシュウトのこと守ってあげてね」
キャプテン「セレーネ!」

 マイは一瞬逡巡した。
 果たして、セレーネ一人をここに残していいものか。
 しかしすぐに覚悟を決めると、スターゲイザーを置いて空域を離れる。
 セレーネはその様子を確認し、満足そうに微笑むとシナンジュ・スタインに向かって啖呵を切った。

セレーネ「さあ来なさい。私とスタゲちゃんがアンタの相手よ!」
ゾルタン「……おい、なんだよそのガンダム。よく見たらロクな武装が無いじゃねえか。試験機か、実験機か?」
セレーネ「この子は宇宙探査用の実験機よ。なにか問題ある?」
ゾルタン「大アリだろ。なんだ、せっかく人が勢い込んでやってきてみたら、相手をするのは素人の乗る実験機だ?」

 ゾルタンの口調が、徐々にヒートアップしていく。

ゾルタン「それとも、失敗作相手には二流のガンダムで充分だとでも? 誰が失敗作だ、誰が出来損ないだ!」
セレーネ「なに、こいつ……ヤバイ!?」

 唐突に激昂したゾルタン。そのプレッシャーに、セレーネの額から汗が一粒、流れ落ちた。

セレーネ・マクグリフ【スターゲイザー】
VS
ゾルタン・アッカネン【シナンジュ・スタイン】開戦――!

67 :
読み直してたらアルとマイを逆に書き間違えてるとこを何ヵ所か発見…

もし読んでる人がいたら脳内補完しといてください

68 :
乙! セレーネやマイの戦闘描写は珍しいね。いつも楽しみにしてます!



キラ「でも労いの言葉と先の展開の邪魔にならないような当たり障りのない感想を言うだけのレスは嫌なんだ!」
ウッソ「だからって無理やり喋ることはないんじゃないですか?」
マイ「並行世界投射機シャインヅダーク、好評のようで何よりです」
アムロ「だから、色々と大丈夫なのかソレは…」
マイ「たまにヅッダー艦隊に勧誘されるのがちょっと面倒ですね」
カミーユ「やっぱりダメな奴じゃないですか!」
マイ「カミーユくんは…最近ちょっと辛辣な気がするな…」

ヨナ「(ゾルタン…よかったな、大きな出番がもらえて…)それにひきかえ俺は…」
コウ「本音と建前が逆になってるよ兄さん」
ベルリ「しかもまたスパイラル入ってる…」
セレーネ「こういう時の処理はだいたい兄さんと同じよ。右斜め45度を目安に思いっきりガツンと」
アセム「いやいや昭和の家電じゃないんだから…」
リタ(フェネクスボディ)「よし、やってみます!」
コウ「待って死んじゃう死んじゃう」

69 :
>>65
ではこちらも物語を紡ごう

オールアムロvs.シャア軍団vs.ガンダム兄弟+α

ナレーション(永井一郎)「この時、アムロとシャアはケンカを止めていた」

シャア「シロッコ、礼の

70 :
ナレーション(永井一郎)「だが、この戦いのさなか…一つの光明が見えようとしていた…」

オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟+α

シャア「シロッコ、礼を言おう、正直助かった」
アムロ「ああ、カミーユに聞かされて偏見を持っていた、すまない。ありがとう」

71 :
>>69
一瞬、小説版アムロの最期かと……

72 :
日登町東区
刹那・F・セイエイ【ダブルオーライザー】 VS シャア・アズナブル(実写)【シャア専用ザクII】

 戦況は一方的だった。
 実写シャアの駆るザクIIの縦横無尽な動きに、刹那は翻弄されていた。
 それは連戦による消耗もあったが、何より実写シャアの実力によるところが大きい。

刹那「速い……! この動き、いつものシャア・アズナブルを凌駕する!」
実写シャア「当然だ! 私は一年戦争時のシャア・アズナブル。つまり、赤い彗星と謳われた全盛期のシャアなのだから!」

 実写シャアはそう高らかに宣言した。
 確かに、リボンズの「実写シャアこそ偽シャア軍団最強」という発言は嘘ではなかったと今なら頷ける。

実写シャア「その上他のシャアにはない、このボディ! この鍛え上げられた肉体があってこそ、高速戦闘のGにも耐えることが出来る!」

 コクピットで、彼は誇らしげにその豊満な肉体を揺らした。
 その身を包むのはお馴染みの赤いジオン軍服。
 彼もまた、フル・フロンタルによって服に『ヅダエール』を仕込まれている。
 ある種熱狂的ともいえる異常なテンションの高さは、その薬品のためだ。

刹那「くっ! どいてくれ! 俺は兄弟のところへ戻らなければならない!」
実写シャア「そうはいかん。せっかくガンダム兄弟と戦える好機を得たのだ。悪魔と呼ばれたその力、存分に味わわせてもらおうか!」

 ヅダエールの影響は理性を失わせるだけではない。
 実写シャアは気づいていないが、既に服の一部が空中分解され、
 丸い腹部がタヌキのようにぽっこりと出ている。
 いずれ服すべてが空中分解して全裸になるのも時間の問題だった。

実写シャア「どうした刹那・F・セイエイ。リボンズを倒した純粋種のイノベイターもそんなものかね!」

 そんなこととは露知らず、実写シャアはいい気になって戦闘を続けている。
 このままでは仮面をつけた全裸のオッサン(デブ)という、世にもおぞましい光景が現実のものとなってしまう!

刹那「そんなこと……俺がさせるか!」

 ダブルオーライザーはGNドライブを前方に展開、圧縮したGN粒子でザクを吹き飛ばした。

実写シャア「ちいい!」

 だがすぐに態勢を立て直し、通常の3倍の速さでこちらへと迫ってくる。
 刹那は決断を迫られた。

刹那「こうなれば、もはやトランザムを使うしか状況を打開する手は……!」

 遂にトランザムを起動しようとした、その時だった。

「待ちな、ブラザー」

73 :
 突如、戦場に割って入ってきたのは一機のガンダムだった。
 白の黒のシンプルな配色の機体。
 少なくとも、刹那の知る兄弟たちのガンダムではない。

刹那「誰だ……?」
マーク「俺はマーク・カラン。刹那、助けに来たぞ」

 やけに立体的な顔立ちをしたその男――マーク・カランはそう告げた。

刹那「すまない、この戦いは俺たち兄弟の問題だ。関係ない人間を巻き込むわけには……」
マーク「関係ないだって? HAHAHA何を言っているんだ刹那。俺たちはブラザーじゃないか」
刹那「何?」
マーク「そうか、お前は知らないんだな刹那。実は俺とお前たちは血の繋がった実のブラザー、兄弟なんだよ!」
刹那「な、なんだって!?」
マーク「今までちょっとした事情で家を離れていたけどな。町の危機を聞きつけて帰ってきたのさ」
刹那「そうだったのか。知らなかったとはいえすまなかった、マーク・カラン。いや、マーク兄さん!」
マーク「マーク兄さん……!」ジーン

 その言葉を、マークは感動をともにじっくりと噛み締めた。

マーク「と、ともかくお前は大切な用があるんだろう? あいつは俺に任せて、お前は先に行け!」
刹那「しかし、実写シャアは強敵だ。マーク兄さん一人では」
マーク「なめるなよ。俺だってセツルメントのエースだった男だ。いいから行け!」
刹那「わかった……マーク兄さんもどうか無事で」
マーク「ああ、他のブラザーによろしくな」

 ダブルオーライザーはマークのGセイバーと入れ替わるように戦場を離脱した。
 残ったマークに、実写シャアは呆れたように声をかける。

実写シャア「まったく、どういうつもりだ? 刹那の純真さに付けこんで、実の兄弟だなんて大ボラふいて」
マーク「NO! 初めはウソ扱いでも、こうして既成事実化していけば、それはいずれ万人が認める真実になる」

 マークは不敵に笑った。

マーク「そうして俺は、今度こそガンダム兄弟の一員となるのさ!」
実写シャア「HAHAHAHA! マーク、君はまだそんな野望を抱いていたのか。大人しく兄弟落選組で傷を舐めあっていればいいものを!」
マーク「それより俺はテンプレに『マーク・カラン』の名前が載るところが見みたい!」
実写シャア「マーク、君はどうしてそう諦めが悪いんだマァァァァク!!」

マーク・カラン(実写)【Gセイバー】 VS シャア・アズナブル(実写)【シャア専用ザクII】

日登町で最も3次元な戦いが幕を開ける――!!

※なお、二人の戦いはあまりにも3次元過ぎたため、2次元の文章では到底表現しきれませんでした。
 そのため、今回は戦いの詳細は省略させていただきます。
 各自、プラモでブンドドするなどして脳内補完をがんばってください。

74 :
「そんなこと……俺がさせるか!」
からの3次元でクッソ笑ったわ

75 :
>>73
舞台刹那「しかし舞台版の俺ならば三次元の戦闘にも介入できる!!」

まあ舞台版は観てないからネタは書けないワケだけども

76 :
マイも3Dっちゃ3Dなんだよな

77 :
>>75
セイ「やめようよ、対抗して伝説の着ぐるみショー版シャア少佐や着ぐるみショー版クワトロ大尉が出てきたら大変だよ」
カミーユ「それ以上よくない」

78 :
アルレット「そんなこといったらアムロとコウだって実写版が」
アムロ「あれは若井おさむってモノマネ芸人だろ!」
コウ「僕に至ってはベジ○タのモノマネしてるだけの人だし」
イオ「1回聞いてみたいよな、R藤本のコウモノマネ」

79 :
JRAとのコラボ記念?
ttps://umabi.jp/gundam-jra/

ウィンズ日登(場外馬券売り場)

刹那(二期ver)「タカラヅカ記念・・・コレが馬券か」っ馬券

オルガ「ん?あれはミカの兄弟だよな?確かもう少し小さかったはずだが」っ競馬紙

80 :
馬と言えばシャアだろ
テキサスコロニー(1st)やロンデニオン(逆シャア)で馬に乗って登場してるし

81 :
馬だったら風雲再起がいるじゃ無いか

82 :
ブライト「ホワイトベース(ペガサス級)だ」(ドヤ)

アル「木馬」
アルレット「木馬」
アムロ「うちのジオン派はこう言うんだよなあ」

83 :
バナージ「だったら俺のユニコーンだって」
アセム「一角獣=角の生えたタダの馬って認識なら話に混ざってもいいんじゃない?」

84 :
+α篇


シロッコは黙って立っている
ここは日登町の名所の一つ、ジュピトリス・タワーであった

ここでシロッコは口を開く
シロッコ「私もこの町を愛する一人のつもりでね…」

「君たちが言ったとうり、パイロットスーツの解析もしている。そろそろ終わっても良いと思うが…」
シャア「それにしても良いタイミングだった」
アムロ「ああ、改めて礼を言うよ。パプティマス・シロッコ社長」
シロッコ「NTの勘ってことで。敬語も無用に願いたい、みな社長だろ?」

その時電話がなる

シロッコ「私だ。ああ、分かった。持って来てくれ」
向き直り
シロッコ「君たちの読み、どうやら当たったようだ」
アムロ、シャア「そうか!」

85 :
スーパーガンダム大戦+α篇

コンコン
???「社長、入ります」
シロッコ「入りたまえ」
シャア「聞き覚えのある声」
レコア「件の資料が揃いました。目を通して頂けますか?」
シャア「レコア・ロンド!君か!?」

86 :
日登町西区

 マイ達一行が炎上するガンダム家から脱出を図っていた頃、
 フリットとウッソもまた、ガンダム家襲撃を宣言したアンジェロたちを追っていた。

フリット「くそう、どこへ行ったデシルめ!」
ウッソ「え、ちょっと待ってちょっと待って。↑で僕たちアンジェロを追ってることになってるんですけど。これ誤字ですか?」
フリット「え、だってちょっと戦っただけで早々に逃げていったじゃないアイツら」
ウッソ「そうですよね。で、フリット兄さんが『きっとこれは陽動だ』って見抜いて、家に帰ろうって話になったんですよね」
フリット「うん」
ウッソ「それがどうしてデシルを追ってるんですか、僕ら?」
フリット「それは帰る途中でたまたまデシルと鉢合わせして」

デシル『あ? おいおいガンダム家の天才()とスペシャル()が兄弟で仲良くおでかけですかwwww』

フリット「って煽ってきたから頭にきて」
ウッソ「あれはムカつきましたね」
フリット「だからさっきヴェイガンの前線基地を潰して、そこから逃げだしたデシルを今ミンチにしようと追ってるんじゃないか」
ウッソ「ああ、そうでしたそうでした……って、目的が変わってきてますよフリット兄さん!?」
フリット「え? 僕の目的はヴェイガン殲滅からずっと変わってないけど?」
ウッソ「それはそうですけど! 今はそういう流れじゃないでしょ、アムロ兄さんたちのケンカを止めないと……」
フリット「いいかいウッソ。この世の問題の9割はヴェイガンを殲滅すれば解決するんだよ(グルグル目」
ウッソ「そう思ってるのはフリット兄さんだけですよ!?」

 そうこうしているうちに二人は日登町の西区まで来ていた。
 アンジェロはもちろん、デシルの姿もどこにもない。

フリット「あ〜もう! ウッソのツッコミがうるさいから見失っちゃったよ」
ウッソ「僕のせいじゃないですよ! そもそもどうするんですか家からこんな離れたとこに来ちゃって!」
フリット「(無視)ここは西区か。ヨナ兄さんたちやドモン兄さんたちと合流できればいいけど」
ウッソ「無視しないでくださいよ! まったく、だから友達が少ないんですよフリット兄さんは」
フリット「は? それ今関係ないよね?」
ウッソ「友達が少ないから人の気持ちもわからなくて、一人で暴走しちゃうんでしょ!」
フリット「別に暴走していないし。それに友達だってちゃんといるし」

 フリットは口を尖らせた。

ウッソ「誰ですか。名前を挙げてみてくださいよ!」
フリット「え!? ええと、グルーデックさんでしょ、エミリーと……あとキオとか」
ウッソ「キオは身内だからノーカンでしょ!」
フリット「キオはいつも『すごいや兄ちゃん!』って褒めてくれるし、可愛いんだよね。誰かと違って」
ウッソ「なんなんだよ! 僕に言いたいことがあるならちゃんと目を見て言ったらいいでしょ!」
フリット「別に。盗撮魔に言うことなんて何もないね。あ、違うか。盗撮魔じゃなくてストーカーか、カテジナさんの」
ウッソ「人の黒歴史を掘り返すのはやめてくださいよ!」
フリット「先に攻撃してきたのはウッソだろ!」

 徐々にヒートアップしていく二人。
 あわやケンカ勃発か……と思われた矢先だった。

「何をやっているんだお前たちは」

 呆れたような声で誰かが話しかけてきた。
 二人が振り返ってみると、そこに立っていたのはシャープな体型をした濃紺のガンダムだった。

87 :
フリット「なんですか、あなたは?」
ウッソ「あ、僕覚えてますよ。以前、ウチにバナージ兄さんを殺しに来た人ですよね」
フリット「なにその物騒な用事!?」
ウッソ「確か名前がロリコンスレイヤー……」
ヴィダール「ヴィダールだ」

 中世の騎士のような仮面をつけた男――ヴィダールはそう答えた。

フリット「で、そのヴィダールさんが僕らに何の用ですか?」
ウッソ「僕らアムロ兄さんと偽軍団たちのケンカを止めるので忙しいんですけど」
ヴィダール「わかっている。用があるのはコイツだろ」

 ヴィダールはコクピットの裏にあるシステムを指した。
 そこには人間の脳をパーツとして使用したインターフェース、
 『阿頼耶識システムtype-E』が収められている。
 そして、現在使われている脳とは、他でもない。
 偽アムロ軍団の一員、アマクサだった。

アマクサ「zzzzzzzzzzz…………」
ヴィダール「もっとも、今は眠っているがな」
ウッソ「何があったんですか?」

 ヴィダールの話によれば、この戦いには元々ヴィダールとアマクサ、二人で参加していたという。
 しかし戦闘中、阿頼耶識システムtype-Eを発動した途端、
 アマクサが急に好戦的になり凶暴化したというのだ。
 
ヴィダール「明らかに様子がおかしかったからな。俺の方で強制的にシステムを切断させてもらった」
フリット「アムロ兄さん(一年戦争)と同じだ」
ウッソ「やっぱりこれも『ヅダエール』の作用なんですかね」
ヴィダール「やはり何か仕込まれていたか」

 ヴィダールは仮面の下で納得したように頷いた。

88 :
ヴィダール「一体だれの仕業だ? 心当たりはあるのか?」
ウッソ「それは僕らも知りたいですよ」
フリット「やっぱりヴェイガンの仕業だよ! あいつらきっとこの騒動に乗じて日登町を制圧しようと……!」
ヴィダール「となればやはりアイツ……マクギリスの仕業か。くそっ、あのロリコンめ今度こそこの手で息の根を……!」
ウッソ「あ、この二人実は同じタイプの人だった」

 そこへ再び上空から声がかかる。

ガロード「お〜い! ウッソ、フリット!」
ベルリ「よかった、合流できた」
ヴィダール「知り合いか?」
フリット「二人とも僕らの兄弟ですよ」

 二体のMS、ガンダムDXとG-セルフは3人の近くへ着陸した。

ウッソ「ガロード兄さん! ベルリ兄さん! どうしてここへ?」
ベルリ「ドモン兄さんたちと一緒に戦ってたら、西区に突然巨大MAが現れてさ。動く気配は今のとこ無いんだけど状況がわからなくて」
フリット「デストロイガンダムとサイコガンダムだっけ」
ベルリ「あと、ビーナス・グロゥブのユグドラシルもいたよ。ともかく情報が欲しくて一旦家に戻ろうと思ったんだけど」
ガロード「その途中で俺と会ったんだよな」
フリット「ガロード兄さんは?」
ガロード「それがティファがイヤな予感がするっていうから」
ウッソ「ティファさんも一緒なんですね」
ヴィダール「それで、イヤな予感とは?」
ティファ「……もうすぐ、動きます」
ヴィダール「動く? 何がだ?」
ティファ「巨大な『本能』が。……そして、取り返しのつかないことが起こる」
ベリル「おっかないなあ。何よ、取り返しのつかないことって」

 その時、空気がビリビリと張り詰め、とてつもないプレッシャーが町の四方から放たれた。
 ニュータイプとXラウンダー、特殊な才能をもつ二人はそれを鋭敏に感じ取る。

ウッソ「これは……」
フリット「まずい!」
ティファ「……来ます」

89 :
 まず動いたのは南方からだった。

日登町南区 山間部

デビルガンダムヘッド「キシャー!」
ミリアリア「あ〜もうちょっとガンダムヘッドに顔を寄せてもらっていいですか?」
チナパパ「お、こうかな?」
ミリアリア「はい、いいですね。……じゃ、もう一枚撮りま〜す」

 ミリアリアがシャッターを切る横で、助手としてついてきていたフレイは不満の声をあげた。

フレイ「ちょっと、何よこの仕事!」
ミリアリア「何って『週刊 日登町グルメ』のグラビア撮影だけど」
フレイ「こんなゲテモノとおじさんの写真で誰が喜ぶのよ!」
ミリアリア「いやいや、意外とコアなファンがいるんだって」
チナパパ「カメラマンさん、次はこんなポーズでどうかな?」
ミリアリア「お〜いいですね〜。すいません生放送終わっておつかれのところ」
チナパパ「いいんだよ。少しでも多くの人にガンダムヘッドの魅力を知ってほしいからね。……うん?」

 奇妙なことが起こった。
 辺り一面から顔を覗かせていたガンダムヘッド。
 それが突然、全て地面に引っ込んでいってしまったのだ。

ミリアリア「あ〜! せっかくの被写体が〜!」

 次に聞こえた、耳障りな咆哮。
 少しして、森の奥から大量の野生動物や野良モビルシチズンが一斉に逃げてくる!

フレイ「な、なによこれ!」
ミリアリア「見て! 向こうの方! 山の中腹から出てきたアレって」
チナパパ「そんな……地中深く眠っているはずのデビルガンダムが動き出すなんて!」

 山から出現したのはデビルガンダムだった。
 呼応するように、巨大なガンダムヘッドが、近くにいた動物たちに無差別に襲い掛かる。
 それはミリアリアたちも例外ではなかった。

「イヤアアアアアアアアァー!!」

 放たれた何本もの触手が、肉体を縛り上げ、宙に吊り上げる!

「や、やめてええ! 服の中に入ってこないでェェェ……!」

 だが懇願も虚しく、デビルガンダムの触手は服を引き裂き、
 柔肌を容赦なく責め立てる!
 その度に苦し気な喘ぎ声が森に響き渡った。

90 :
フレイ「あいたた……動物にひっかけられて転んじゃったわ。ミリアリアは?」
ミリアリア「私も無事よ。それより、おじさんが!」

 二人が見た先には、デビルガンダムの触手に容赦なく縛り上げられるチナパパの姿があった。

フレイ「お、おじさんがエロ同人でよくある感じで触手に襲われてる!」
チナパパ「や、やめろぅ! あン、わ、わたしには愛する妻と子供たちが!!」
ミリアリア「大丈夫ですか〜!(カメラを連写しながら)」
フレイ「ちょっとアンタ。なに呑気に写真なんか撮ってるのよ!」
ミリアリア「え? せっかくだからこの写真を『季刊 日登町ハードコア』に投稿しようかと」
フレイ「助けるのが先でしょ人として!!」
ミリアリア「特ダネをゲットするのが先よカメラマンとして!」

 言い争う二人。そこへ触手にエグめの縛られ方をされているチナパパが叫んだ。

チナパパ「わ、わたしのことは構わない! そ、それより君たちは逃げるんだ!」
フレイ「でも!」

 助けるべきか逃げるべきか。
 だが悩んでいる間に、デビルガンダムがまた咆哮をあげた。
 そしてチナパパを掴んだまま、再び地中へと潜っていく。

チナパパ「あ〜〜〜れ〜〜〜〜!!」
フレイ「お、おじさ〜〜〜ん!」
ミリアリア「ああ! 待って! まだベストショットが撮れてないのに!」
フレイ「うん、こんな時になんだけど、ちょっとアンタとの友達付き合いを考え直すときが来たようね」

 潜行したデビルガンダムは、そのまま地中を進み真っ直ぐに日登町へと向かう――!


日登町警察署

ミケル「た、大変です、隊長!」

 町から避難してきた住民たちを誘導していた08小隊のところへ、血相を変えたミケルが飛び込んできた。

シロー「どうした」
ミケル「み、南区の山でデビルガンダムが動き出しました」
サンダース「遂に来たか」
カレン「覚悟はしてたけどね」
ミケル「それだけじゃありません! デビルガンダムに連動するみたいに、北・東・西のMA、MSも動き出しました!」
シロー「なんだって!」
ミケル「全機、まっすぐに日登町を目指してます。このままじゃ、町が壊滅しますよ!!」

91 :
日登町東区 ソロモン幼稚園

ゼナ「あなた! 警察から連絡があって、MAと大量の無人小型機がこちらに向かってるって」
ドズル「ええい! 園内にはまだ子供たちが大勢残っているというのに! だが、やらせはせん。やらせはせんぞおお!!」
デラーズ「我々も身命を賭してこの園を守るのだ!」
ガトー「御意!」

 ドズル園長はマシンガンを片手に町の外を睨みつけた。
 遠くで土ぼこりを上げながら迫ってくるのは、
 白く巨大な鳥型のMAハシュマルと、その随伴機の群れ……!
 

日登町北区

 ガンダム・バルバトスとガイアギアαの前でシドは威嚇するように巨大な翼を広げた。
 デビルガンダムとハシュマルが動き出したことが影響しているのは明白だった。

三日月「こいつ……!」
アフランシ「ダメだ、ガンダム兄弟! ここでは町に被害が出る」

 戦闘態勢を立て直す三日月に、アフランシが声をかける。

三日月「……アンタもさっきまで街中で暴れてなかったっけ?」
アフランシ「そ、それは戦闘で気分が昂ってしまっただけで」
三日月「じゃ、なんで急に大人しくなったの?」
アフランシ「そ、それは昂り過ぎてちょっとオナn……気分を変えようとパイロットスーツを脱いだら急に頭がすっきりして」

 コクピットの中で全裸になったアフランシは、しどろもどろにそう答えた。

三日月「まあいいや。それで、どうするの?」
アフランシ「共闘しよう! まずはこいつを、町から引き離すんだ!」


日登町西区

 最後に動いたのは、西区に現れた巨大MAたちだった。
 彼らはその巨体を揺らしながら、ゆっくりと前進する。
 その一歩ごとに、地面が震えた。

ジョルジュ「いけませんね。やはりこちらの呼びかけに応じるつもりはないようです」
チボデー「Shit! なんなんだヤツらは!」
ドモン「今は奴らの正体を考えている余裕はない! なんとしてもここで食い止めるぞ!」
東方不敗「よいか! 奴らを一歩たりとも町に入れるでないぞ、若きシャッフル同盟よ!」

 日登町の混乱は、次の領域へ――!

92 :
>>86
親友のディケ忘れてやんなよ……

93 :
アリーサとアセムの初対面が軍だったことを考えると親友というには微妙かなって

ウッソ「どっちみちフリット兄さんの友達?ってオジサンばっかですよね」
アセム「いるよな。同年代と仲良くなれなくて年上の大人とばっか付き合うヤツ」

94 :
日登町 銭湯サテリコン周辺

フラン『……ガー日のぼ……辺で巨大Mが確認……れました。 ピガーのお住みの方はガガみやかガギ……避難を……』
パーラ「ああもう全然電波入んねえな!」
シン「MSの通信機器も長距離になると全然だし、やっぱりどっかで妨害されてるのかな」

 サテリコンの小さな待合室にシンたちは集まっていた。
 テレビは電波状況が悪化し、映らなくなって久しい。
 ラジオも断片的なワードが時折入ってくるばかりだ。

ルナマリア「なんか町の外でデビルガンダムとかが暴れてる、ってのはわかったけど」
ザコ「だから今日はこんなに客が少なかったんザコね。よかったザコ、てっきりみんなウチの銭湯に飽きたのかと思ったザコ」

 そこへ、レイが心配そうにシンへ声をかけた。

レイ「……いいのか、シン。こんなところで油を売っていて」
シン「いいのかって? ああ、フロンタルが家を襲う計画を立ててるってヤツか」
レイ「戦いを仕掛けた俺が言えた義理でないことはわかってる。だが、もし俺たちに遠慮しているつもりなら……」

 言いかけたレイの言葉を、シンは首を振って否定した。
 
シン「大丈夫だよ。家にはマイ兄さんやフリット、ウッソたちもいるし。きっと上手いこと凌いだはずさ」
レイ「しかし」
シン「それに今は一刻も早くこの事態を解決して、レイや、ここにいる皆を守りたいんだ」
レイ「シン……」

ルイス「……そんな親友を潤んだ瞳で見つめるレイ」
ネーナ「いつしか二人の距離は縮まり、顔と顔、唇と唇が……」
カテジナ「あんたたちもシャクティとロマリーみたいなこと言ってるんじゃないわよ」
セシリー「…………」
ファ「どうしたのセシリー? ぼーっとして?」
ルー「きっとお家のことが心配なんでしょ」
セシリー「え? あ、うん。そうね。心配だわ。きっとお父様なら大丈夫だと思うけど」

 もちろん彼女が父・鉄仮面ことカロッゾ・ロナを心配していたのは嘘ではない。
 しかしセシリーが今考えていたのは他でもない、恋人シーブック・アノーのことだった。

セシリー「(きっとシーブックも今ごろどこかで戦ってるのよね……でも、それは『どっち』の彼としてかしら)」

 セシリー・フェアチャイルドに『ベラ・ロナ』としての顔があるように、
 シーブック・アノーにも、もう一つの顔――宇宙海賊『キンケドゥ・ナウ』――という顔がある。
 クラスメイトたちは勿論、ガンダム兄弟さえ限られた一部の人間しか知らない秘密だ。

セシリー「(もし『キンケドゥ』が戦ってるのなら……私は、こんなところでぼんやりしていていいのかしら)」

 セシリーが物思いにふけっていたその時だった。

赤い彗星のひと『前方の銭湯に生体反応確認。ゆけ、魔法少女よ!』

 赤い彗星のひとの指示で、フリフリのドレスを着た魔法少女がサテリコンに突入してくる!
 少女は魔法の力で瓦礫をあっという間に片づけると、キレのある動きでポーズを決めた。

パーラ「な、なんだあ!?」
マリーダ(フリフリミニスカ)「魔法のクローン、ブラスターマリーダ参上! 大丈夫か、助けに来た……げ」
ルー「え、マリーダさん?」
ファ「プルじゃなくて?」
ルナマリア「ていうか何その格好、コスプレ?」
クーデリア「かわいい……!」
マリーダ「な、なぜここにこいつらが……!」

95 :
 顔見知りの女子高生ズに痴態を目撃され、真っ赤になるブラスターマリーダ。
 そこへ、Gビットの手に乗ってバナージもやってきた。

バナージ「マリーダさん! 一人で先に行かないでくださいよ」
シン「バナージ!」
バナージ「あ、やっぱりシンもいたか。表にデスティニーがあったから、そうじゃないかと思ったけど」

 彼らは赤い彗星のひとの指示で、逃げ遅れた人々の救助にあたっていたのだ。
 シンはバナージと合流し、
 お互いにこれまで起こった出来事を聞いて、情報を共有した。

シン「じゃあとりあえず当初の目的だったエドワウたちの回収は成功したんだな?」
バナージ「ああ。やっぱりカミーユとはひと悶着あったけどね。今はランバ・ラルさんの指示でウチの学校へ避難してるはずだよ」
シン「なら、ここにいるみんなもどこかへ避難させないとな。ここからだと一番近いのは、シロー兄さんのいる警察署かな」
バナージ「わかった。俺とマリーダさんでみんなを運ぶから、シンはその護衛を……」

グラハム「警察署か。それは良い選択とは言えないな」

 二人の会話に割って入り、待ったをかけた男。
 それは誰であろう、日登町警察署の警視正にしてサテリコンの主、グラハム・エーカーだった。
 グラハムは腰にタオル一枚を巻いた姿で腕組みしながら仁王立ちし、その背後では、マリーダが恥ずかしそうに立っている。

シン「アンタ! 一体いつここに!?」
グラハム「何を隠そう、初めからずっとここにいたぞ少年!」
シン「マジで!?」
ザコ「あ、警視正はここに毎日あさイチで来ているザコ。あまりに日常的な出来事だったから、完全に存在を忘れていたザコ」
パーラ「まあ、確かにいつでもいるから完全に景色と同化してるところはあるよな、このオッサン」
グラハム「そしてサウナでくつろいでいたところ、君たちの戦闘で男湯が半壊して出られなくなっていたという訳だ!」
マリーダ「気配がすると思って男湯を覗いてみたら、この男がサウナの中で全裸でスクワットしていた……!(赤面)」
グラハム「ハッハッハ。おかげでいい精神修養になった!」

 上気した身体から大量の湯気を立ち上らせつつ、グラハムは豪快に笑った。

バナージ「それで、グラハムさん。避難先として警察署がダメってどうしてなんですか?」
グラハム「うむ、それはだな」

 グラハムは壁に貼ってあった日登町の地図を外し、指で位置関係を指し示す。

グラハム「デビルガンダムは南区、ハシュマルは西区からそれぞれ日登町へ向かってきているのだったな?」
レイ「ああ、ラジオの情報ではそういうことらしい」
グラハム「だが、ここで注意しなければならないのは、ハシュマルの習性だ。奴はそもそも、何のため日登町へ来た?」
ルナマリア「あ! それさっきテレビでやってた!」
ルー「確か、モビルアーマーはデビルガンダムを餌にするって言ってたわね」
グラハム「そう。つまりデビルガンダムとハシュマル、二体はいずれ進路を変え、お互いに生き残りをかけて戦いを始めるはずだ」
シン「なんだ、お互いに潰しあってくれるならいいことじゃないか」
グラハム「話は最後まで聞くことだな、少年。南区のDGと西区のMA。現在の二体の位置をここと仮定する」

 グラハムは地図に赤ペンで二つ、南区と西区に○をつけた。
 
グラハム「そしてこの二つの○を線でつなぐ。この線状こそ、まさに二体の怪物の戦場となる!」
パーラ「なにさらっと寒いこと言ってんだオッサン」
グラハム「では、改めて見てみたまえ。この線上には何がある」
バナージ「何って……あっ!」
シン「日登町警察署……!」
グラハム「そうだ。これより先、日登町警察署はまさしく修羅の戦場となるぞ!」 

96 :
日登町警察署

 グラハムの懸念は実際当たっていた。
 警察署内は現在、騒然とした空気に包まれていた。
 それはシロー率いる08小隊も例外ではない。

サンダース「隊長! 西より迫るプルーマの一団を目視で確認!」
エレドア「こっちもだ! 南からデビルガンダムヘッドが地中を来てるぞ!」
シロー「総員配置につけ! 絶対に敵を警察署内に入れるなよ!」

 デビルガンダムとハシュマル、恐るべき二大脅威が日登町警察署に向かっていた。
 いや、正確に言えば、進路上にたまたま警察署があった、と言うべきなのだろう。
 
カレン「他の連中はまだ戻ってこないのかい!」
ミケル「無理ですよ。通信もできないんですから!」
シロー「住民を救助に行かせたのが仇になった?……いや、そんなこと考えるなシロー!」

 現在、署を守る警官は通常の3分の一。その数でデビルガンダムたちに立ち向かわなくてはならない。
 通常ならば一度署を放棄して態勢を立て直すのがセオリーだ。
 だが、現在のシロー達にそれを選択することはできない。
 できない理由があった。

警察署内
マリーメイア「まさか社会科見学に来た先でこんなことに巻き込まれるなんて」
アルミリア「うう、お願い助けに来てマッキー」
プル「ね〜おなかすいちゃった。お菓子余ってないプルツー?」
プルツー「こんなときも平常運行だな姉さんは……」
ミネバ「うむ。この状況、まさに『きみは生き延びることができるか?』というヤツだな!」
ナトーラ「み、みなさん落ち着いて! こ、こ、こういう時こそれれれれれ冷静になって」
ナタル「まずはナトーラ先生が落ち着きましょう! 気持ちはわかりますが!」

 ロビーには職場見学に来たミネバたちの姿があった。
 いや、小学生たちだけではない。
 署内には、先ほどまでの騒動で避難してきた住民たちが大勢いた。
 彼らはみな、不安そうに外を見つめている。
 その傍では、いざという時の白兵戦に備えた警察官たちが、緊張した面持ちで立っていた。

ギャバン「貴様がここの最後の守りだ。命に代えても人々を守れよ!」
リディ「了解。……くそ、バンシィを持ってきていれば」
ユウ「…………」
リディ「嘆いても仕方のないことだろうって? 確かにそうだけど!」

 署を放棄するには、ここにいる全住民を安全に避難させなくてはならない。
 だが、今の警察の人数でそれは不可能だった。
 上ではハロ長官が、ラー・カイラム社やネオ・ジオン社に艦を回してもらえるよう必死に根回しをしているが、
 この混乱した状況ではそれも確実な手段ではない。

 現在、シローたちに残された手段は一つ。
 籠城したままで、デビルガンダムとハシュマルを迎え撃ち、
 なんとしても警察署とそこにいる人々を守る。
 それだけだった。

サンダース「射程圏内にプルーマ侵入!」
エレドア「数キロ先! デビルガンダムヘッドが顔を出しやがった!」
シロー「攻撃開始! 銃身が焼き付くまで……撃ち続けろ!!」

97 :
>>90
チナやユウマよりチナパパの出番が多いネタスレなんてここくらいだろうな
今さらだけど

98 :
>>96
リディの機体なんだろうな。バンシィ以外なら候補としてリゼル(ディフェンサーb)、デルタプラス、バイアラン・カスタム2号機があるけど

99 :
デルタプラスじゃね

100 :
アムロ軍団&シャア軍団の長編ネタ見てます。お疲れさまです。
私もネタ職人で、ガンダムファイターが拳と拳で語るように
ネタにはネタで返したいので感想書くのは珍しいですが。

長編ネタは書くのが大変で時間もかかると思いますが最後まで書いてほしいです。
個人的にはフレイとミリアリアの取材ネタが長編ネタにあったのが嬉しいです。
一時フレイとミリアリアの取材ネタを狂ったように書いていたことがあったので。

前述のとおり感想はあまり書きませんがネタ見てますので
長編ネタの作者さんはお身体に気をつけて書いてください。
健康がネタを書く資本でもあるので。
長文ですが失礼しました。


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