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熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ


1 :2010/12/18 〜 最終レス :2020/04/25
熱帯は野生生物の宝庫という事になっているが、
そこに住んだ事のある日本人の在外邦人曰く「日本の山の方が色々いるって思ったけど?」
と、その実態はちょっと行ったくらいでは簡単に掴めない
それで、もっと詳細な場所に絞って観測したらどうなっているのか?という、
まあそんな情報を積み上げていくスレも、板が更地になって3ヶ月したし、
そろそろあってもいいかなということで立ててみます

2 :
先進国に運ばれてくる観賞用植物や鳥やら虫やらは確かに綺麗だし形も様々だし何千種類もあるし
でも現地でちょっと藪に入っていろんな物がすぐ見つかるか?というと難しい
日本や、せめて台湾なら大体こんな所で良いだろうという土地勘で取れるのに

3 :
熱帯雨林では種数の割りに個体密度がかなり低いと一般に言われている。

4 :
カミキリなんかだと、日本なら20〜25mmしかない種類に近縁の種類で35〜40mmのが
都市部でもアパートに飛んで来たりしてやっぱり多いなあと感心させられる

5 :
逆に鳥の大型種という点だと微妙
熱帯各地では大きな鳥であるコウノトリ類が、日本より数多くいるんだが
日本はタンチョウとオオハクチョウとオオワシとイヌワシがいるから大きいのは駒が揃っている
アフリカならオオノガンとかアフリカハゲコウとかダチョウとかいる
でも東南アジアは鳥に関しては、色こそ綺麗なものの何故かあまり大型種や特殊な科がいない
フィリピンイーグルはあまりにも数が少な過ぎる

6 :
河口域の水辺の有機物は温帯よりずっと多いんだから
そこに集まる大型の鳥がいてもいいのだが、
温帯でもシギ、チドリのニッチだし
せいぜいスーダン南部の湿原地帯でハシビロコウになるのが精一杯なのかなあ
有機物を食うカニなら沢山いるんだが

7 :
種数が多いのに個体数密度が小さいのなら
保全区域をやたらと広げないといけないって面倒な話に

8 :
マングローブ林も熱帯雨林も生物生産性は高いのだが、
周辺の緩衝移行地帯も含めて全て保全しないければ
その形態を留めていられないほどとてもデリケートなものと聞いた。

9 :
熱帯林 なら保全できるなw
サバンナ林なんて雑木林みたいなもんだ
人家近くだと二次林になって薪炭採取や果実や茸やハチミツなど森の恵みを取る
場所になってしまっている
それでも、年雨量400mm未満で低木でも生えにくい乾燥熱帯になってくると厳しいな
ハシラサボテン乱立では樹冠面積が1/10にもならないから熱帯林の定義からも外れるし
熱帯雨林の地域にパラゴムノキやアカシアマンギウムを植えて利用し易い樹木園にするのは難しくないんだが
それだと生物多様性の観点でダメ、という訳でややこしくなる
正直な話、CO2吸収だけ問題にするのであれば早成樹の方が良いのだがw
せめて下層植生だけでも、そういった樹木園の一部に回廊状に張り巡らせたら少しは改善に繋がる
しかしその分だけ作業効率は落ちる

10 :
CO2蓄積のみを目指して
サボテン、バオバブ、多肉トウダイグサ、多肉ガガイモ、多肉キョウチクトウ、カナボウノキ、フォクィエリアFouquieria
だらけの乾燥林というのはどうか
下草はサイザルアサとリュウゼツランとアロエ

11 :
元々が乾燥地域ならそれも一つの案かも知れないが

12 :
多肉ブドウ科樹木というのもあったな
アロエ科なら10mくらいの木本もある

13 :
東南アジアでは外来樹種のアメリカハナモツヤクノキを
地元のシロスジカミキリ属の大型種(日本の1.3倍)の幼虫が穿孔しまくり
そしてその脱出口にまた在来の色んな生物が住み着いて面白い事に

14 :
ナンヨウアブラギリ、いわゆるジャトロファも乾燥地でよく育つが
被れ易い
これが経済学的に有意なのかどうかしばしば議論というより罵倒合戦になる

15 :
おまえら乾燥地植物の見本園でも作る気かよw

16 :
乾燥熱帯でもスコールの時間当たり雨量は凄いから
下層植生がまばらな多肉植物だけでは土壌流出を抑えられない
ストロベリーグァバは世界の熱帯で有害雑草になっている
藪だから土壌被覆くらいには役立つのかと思ったら
案外葉の位置がスカスカで、土壌がどんどん流れてしまう

17 :
保全林と称して
下草がリュウゼツランだらけだったら盗伐を試みる輩は命がけだな

18 :
湿潤地域で下層植生が豊かな雑木林ばかりにすると
今度は下草が枯れたのに土が乗る状況が繰り返される
それで綺麗に分解して黒土になればいいが、熱帯だと分解され尽くすか
されない場合はあまりにも多湿のため泥炭になる
これに野火が入ると手が付けられん
しかし何らかの方法で、土壌流出を抑えないといけない
高木の葉だけではとても足りない

19 :
>>16ストロベリーグァバはあれで果実がミニトマトみたいにどんどん実ってくれるなら有用なんだろうが
果実数も、その大きさも小さいのが欠点だよな

20 :
比較的乾燥に強くて長持ちする果実としてタマリンド最強?
但し甘い果実のは少なくてどれも酸っぱいw

21 :
有用植物ばっかし植えても保全の意味は無いな。

22 :
鳥が種子散布したくなる植物を植えるべき

23 :
砂漠化した地域を緑化するのは試みられてるが、
まだ森林に戻す技術とかは確立されていないのかな?

24 :
>>23 5〜10年前に、日本の森林関係の研究者が
その辺の技術を体系化しようと総合的に研究する予算が出ている

25 :
なるだけ在来の早成樹を植林しよう
地域コミュニティーがその森林をどう利用するかも考えて、有用樹種を一定数植えよう
鳥が種子散布しやすいような樹種や、虫媒花で蜂蜜が多く取れる樹種をせめて選ぶようにしよう
でも、最終的には材木として収益を上げやすい樹種も一定数は植えたい
このようにして、1つの林分を同一樹種で一気に植え尽くすのではなく、何種も植えれば
少しは親自然である森林になる
でも、ムチャクチャ手間が掛かるw
鳥が種子散布に関わる事で、他の種子も散布するので林内の構成種が増え、50年後wくらいに
多様性の高い森になり、野生生物保全にも一役買って、択伐で収益も得られる森になれば、と目論む訳だが
そんな気の長い話に付き合える国も住民も少ない
外来の早成樹に頼ったら、ユーカリで山火事になるのはともかく
アカシアマンギウムの林まで、根からアレロパシー物質を出しているのか
再生林を切って次の苗を植えたら物凄く成長が悪かった、なんて話もある
土壌の養分としては、植樹1回目と2回目で差が無かったという

26 :
293 名前:異邦人さん[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 23:08:48 ID:WzL71o6V
昆虫好きでも図鑑で見知っていた虫が実際に飛んでいると感動したりびびったり
以前滞在した時飛ぶの速くて模様の分からなかった大き目のクリーム色のチョウが
ツマベニチョウだとwebで知識を得て
いざ見つけてじっくり観察して羽先の朱色が見えたときは感激
チョウに関しては以前よりずっと短い滞在期間なのに以前見かけなかった種類を5種類も見付けられた
ちょっとした繁みの潅木の枝に、図鑑で見たのと同じ種類の虫の群集が
これなんか自分は面白かったが、常人だったらキモくて逃げ出すレベル
何かロウみたいなの一杯ふき出してるタイプの虫だしw
日本にも同じタイプの虫がいるが体長で倍サイズ面積で3.5倍(ちょっと細い)
マンゴーの太い枯れ枝にでっかい虫の食い痕を剥がれた樹皮の下にみつけた
幅2cmくらいでカミキリか大きなタマムシの幼虫の食い痕か
中にその幼虫が食った糞が詰まってるからこの仲間だと素人判断。断面は極度に横広だからクワガタでもない
でも木を削って幼虫掘り出しても飼える保証ないし
何より大枝ごとへし折れたら現地の人に袋叩きに合うので断念
近くには面白い形のカミキリムシもいて、灯かりに飛んできていたがこれとはサイズが違う
帰化してしまったサボテンすら生えてる乾燥地域で乾季だったのに色々といるもんだなあ

27 :
果樹を人家近くに植え、一番成長の良さそうなところに材が高く売れるマホガニーなどを植える
全体としては早成樹を植える。出来れば在来種にする
これが一番手っ取り早いw
地面の傾斜を考えて、ある程度畝みたいなものを作り、特に苗木の周りに土手みたいなのを作って
土壌が引っ掛かるようにする
ギンネムみたいにあまり大きくもならず、葉などは有毒で、土壌保全にも今ひとつという種類はちょっと控えたい
だが、ギンネムは高温で蒸らせばタンパク質豊富な飼料になるので、家畜も飼い、また加熱施設もあるのなら
ある程度は欲しい。
その家畜糞を再び苗木がある程度育つように、肥料に出来る
ギンネムは生で食べ過ぎると皮膚炎などを起こすので注意!
乾季が1月を含む地域なら、その年の降雨量を記録し、年間雨量100mmを超えてきたら植樹していい、なんて指標も
400~600mmの雨量の地域ではある
場所によっては、ラトソル上で固結した部分をダイナマイト(!)で吹っ飛ばして大穴を開けて
そこに粉粉になったラテライトと腐葉土などを大量に入れ、木を植えているw
木が成長すると、周りの硬い部分も根が押し広げ隙間に根を伸ばし、地表にも木が落とした葉により有機物の層が
僅かでも形成されてくる
このような早成樹の林に、周辺にいる小動物を考えて、彼らが身を隠したり小さな果実を食べたり出来るような
潅木を列状に植え、コリドーとして機能するようにする
だが、その生物がその程度の幅の潅木の藪をコリドーに出来るのか?などを調べておく必要がある

28 :
早成樹をパルプ原料などのため収穫して利益を得られたら
次はもっと成長に時間も掛かる樹種や野生動物の好む樹種も増やして、
と計画すべきなのだが、国有林ですらなるだけ利益を得たい訳で
次も早成樹を植えるか、あるいは一転して全部マホガニーやチークという暴挙に出る

29 :
余裕があるなら、早成樹の一部を立ち枯れで放置したり
倒した材木のうち芯腐れしているのを見つけて、これをそのまま残しておくと
それが十分朽ちてきた頃に、その上についた別種の種子が発芽して
その腐った木質の上で若木の根を伸ばしていく、なんて事もあるんだがなあ

30 :
熱帯の都市部だと、シロチョウ科で一番数多く見かけるのがカザリシロチョウ属の数種だったりするのだが
つまり街路樹や庭木がどこもかしこもヤドリギだらけという事だ
ヤドリギに寄生されると樹木の枝先は枯れ、樹木の幹の成長には悪いわけで本来は枝打ちして駆除したいが、
ヤドリギは果実が鳥の餌になる。人間が食べても美味しい種類だってある
そして鳥が排泄した糞が他の樹木についてまた増えていく
鳥が呼び込まれる事で、他種の樹木の種を排泄する可能性だって高まる
枝打ちにより、幹の節の無い良い樹木が出来るわけだが
多様性まで考慮すると、一筋縄では行かない事になる
一定面積辺り何本くらいかまでなら、将来の多様性を高めるためヤドリギの寄生はむしろ歓迎なんて計算も出来るのではないか

31 :
http://www.faunaaustralia.com.au/aboutus/plantation.htm
Koala Feed Tree Species List
Feed ( Main tree species frequently eaten)
Scientific Name Common Name Planted Food Type
Eucalyptus acaciiformis Wattle-leaved Peppermint  Browse
Eucalyptus amplifolia Cabbage gum            Browse
Eucalyptus baxteri Brown Stringybark          Browse
Eucalyptus bicostata Victorian Blue Gum u       Feed
Eucalyptus blakelyi Blakely's Red Gum         Browse
Eucalyptus bosistoana Coast Grey-box          Browse
Eucalyptus botryoides Southern Mahogany/ Bangalay Browse
Eucalyptus bridgesiana But-But, Apple Box       Browse
Eucalyptus camaldulensis River Red-gum u       Feed
Eucalyptus cambageanna Coowarra Box/ Dawson Gum/ Dawson River Blackbutt Browse
Eucalyptus camphora Mountain Swamp-gum/ Broad-leaved Sallee Browse
Eucalyptus cephalocarpa Mealy Stringybark        Browse
Eucalyptus cinerea Argyle Apple/ Mealy Stringybark u Browse
Eucalyptus citriodora Lemon-scented Gum         Browse
Eucalyptus coolabah Coolibah                 Browse
Eucalyptus creba Narrow-leafed Red Ironbark       Browse
Eucalyptus cypellocarpa Mountain Grey-gum        Browse
Eucalyptus dalrympleana Mountain Gum           Browse
Eucalyptus dives Broad-leaved Peppermint         Browse
Eucalyptus drepanophylla Queensland Grey Ironbark    Browse
Eucalyptus fibrosa Broad-leaved Red Ironbark        Browse
Eucalyptus globulus Tasmanian Blue-gum/ Southern Blue-gum u Feed
Eucalyptus goniocalyx Long-leaf Box/ Bundy           Feed
Eucalyptus grandis Flooded Gum                  Browse
Eucalyptus haemastoma Scribbly Gum / Sclerophylla     Browse
Eucalyptus largiflorens Black Box Browse
Eucalyptus leucoxylon Yellow Gum Feed
Eucalyptus macrorhyncha Red Stringybark Browse

32 :
http://www.faunaaustralia.com.au/aboutus/plantation.htm
Koala Feed Tree Species List
Feed ( Main tree species frequently eaten)
Scientific Name Common Name Planted Food Type
Eucalyptus maculata Spotted Gum Browse
Eucalyptus melliodora Yellow Box u                            Browse
Eucalyptus microcarpa Grey Box u                             Browse
Eucalyptus microcorys Tallowood                             Feed
Eucalyptus moluccana Grey Box                             Browse
Eucalyptus muellerana Yellow Stringybark                       Browse
Eucalyptus nicholii Narrow-leaveded Black Peppermint/ Willow Peppermint u Browse
Eucalyptus obliqua Messmate Stringybark u                       Browse
Eucalyptus orgadophilia Mountain Coolibah                       Browse
Eucalyptus ovata Swamp Gum u Feed
Eucalyptus pauciflora Snow Gum u                             Browse
Eucalyptus pilularis Blackbutt                                Feed
Eucalyptus polyanthemos Red Box                             Browse
Eucalyptus populnea Poplar Box/ Bimble Box                      Browse
Eucalyptus propinqua Small Fruited Grey Gum                      Feed
Eucalyptus pryoriana Gippsland Manna Gum                       Browse
Eucalyptus punctata Grey Gum Feed
Eucalyptus racemosa Scribbly Gum / sclerophylla                   Browse
Eucalyptus radiata Narrow-leaved Peppermint                      Browse
Eucalyptus resinifera Red Mahogany    Browse
Eucalyptus robusta Swamp Mahogany u  Browse
Eucalyptus rubida Candlebark Browse

33 :
Eucalyptus salgina Sydney Blue Gum u                           Feed
Eucalyptus scoparia Wallangarra White Gum u                      Browse
Eucalyptus tereticornis Gippsland Red Gum                       Feed
Eucalyptus tessellaris Carbeen/ Moreton Bay Ash                   Browse
Eucalyptus thozetiana Mountain Yapungah                        Browse
Eucalyptus umbra Broad-leaved White Mahogany                    Browse
Eucalyptus viminalis Manna Gum u                              Feed
Eucalyptus willisii Shinning Peppermint u                          Browse
u は、植栽されている、の意味との事
Eucalyptus camaldulensis 
Eucalyptus globulus
Eucalyptus robusta
E. salgina
は熱帯の造林樹種としてもかなり頻繁に使われている
Eucalyptus obliqua
は、涼しいところに多く、樹高80mを超えるとの事

34 :
ユーカリ植えても水を吸いすぎて土地全体が乾き
アレロパシーで在来植生も生えず
精油が多くて山火事も起こしやすくて
基本的に不味い植物だから在来生物の繁殖の場にもならず
と散々な言われ様
いっそ、オーストラリアからコアラ買ってきて似た気候の熱帯でユーカリ共々増殖させ、
これは外来種なので捕獲も販売もOK!(キリッ と毛皮売りまくりの方向でw
但し、コアラが食べるユーカリの種類って上記のように限られているし
それで熱帯の造林樹種になるものってもっと限定されているよなあ
100歩譲ってコアラ毛皮産業を保護団体愛護団体がOKしたとしても、実現への道は険しい

35 :
暖帯地域の葉の厚い照葉樹を大量に植えて
やや乾燥したサバナでも乾季ですら暗い森くらい出来ないのかなあと
考えた事もあるが
実際、出来ないんだよなあw
乾燥常緑林だって1400mmくらい年間で必要になる

36 :
【海外】 サイ激減
http://raicho.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1293468100/

37 :
National Geographic News
December 27 - 28, 2010
(1)岩を“吸う”ナマズ、未知の大メコン
 大メコン圏で発見されたオレオグラニス(Oreoglanis)属のナマズ。世界自然保護基金
(WWF)の報告書に新種と記載された、同地域の26魚種の1つである。
 タイ全土の岩が多い急流に生息し、大きく鋭い歯と切れ込みの入った下唇が特徴。
大きなヒレがあるユニークな体形は“吸盤”のような効果を生み、豪雨で水量が増す時期は
川底の硬い岩に張りついてやり過ごす。現地では「岩を吸う魚」の名で通っている。
▽画像  http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/greater-mekong-new-species-fish_30624_big.jpg
Photograph courtesy Neil Furey/WWF International
(2)牙のないヘビ、未知の大メコン
 ベトナム南部のラムドン省で発見された牙のない新属新種のヘビ(学名:Coluberoelaps
nguyenvansangi)。細身の体は両側が紺青色で、背骨に沿って細いラインが入っている。
小型で地中に生息するタイプのヘビだが、近縁種に見られるような牙や毒を持たないという。
 2009年に大メコン圏で発見された爬虫類10種のうちの1つで、ミミズ、ヘビ、小型の
トカゲ、両生類、魚などを捕食すると考えられている。
▽画像  http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/greater-mekong-new-species-snake_30627_big.jpg
Photograph courtesy Nikolai Orlov/WWF International

38 :
(3)頭がはげたヒヨドリ、未知の大メコン
 ほとんど丸坊主の「頭や顔がはげたヒヨドリ(bare-faced bulbul)」。アジア大陸で
頭部に羽毛のない鳴き鳥はこの種だけだ。
 ラオスにある険しい石灰岩の山の側面に広がる森で発見され、Pycnonotus hualon
という学名を得た。短く連続する、口笛のような乾いた鳴き声が特徴的だ。この
“ハゲヒヨドリ”の生息域はラオスの国内法で自然保護区域に指定されている。絶滅の
危機にさらされている大メコン圏で発見された多くの新種とは対照的だ。
▽画像  http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/greater-mekong-new-species-bald-bird_30622_big.jpg
Photograph courtesy Iain Woxvold via WWF
(4)コオロギガエル、未知の大メコン
 ベトナム南中部クアンナム省の落ち葉の陰で発見された新種のコオロギガエル(学名:
Leptolalax applebyi)。まだら模様とコオロギのような鳴き声が特徴だ。これまでに採集
された標本はごく少数で、すべて高地の森林を流れる岩だらけの小川の上流で見つかって
いる。
 大メコン圏では次々と新種が発見されているが、一方で人知れず消えてしまう種もあると
専門家らは懸念している。最近の悲劇的な例では、局所絶滅した可能性が高いジャワサイや、
激減の一途をたどる野生のトラなどがある。
▽画像  http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/greater-mekong-new-species-frog_30625_big.jpg
Photograph courtesy Jodi Rowley via WWF
▽記事引用元  ナショナルジオグラフィック ニュース
(「未知の大メコン」シリーズ6つの記事のうち、下記4つを合わせました)
(1)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010122702&expand#title
(2)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010122703&expand#title
(3)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010122801&expand#title
(4)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010122802&expand#title

39 :
ラムドン省は丘陵地帯で年間雨量2000mmのダラットを擁する
クアンナム省は低地ですら年間雨量2500mm、しかも乾季が弱いダナン特別市の南に隣接する
低地がサバンナ性でも丘陵地が多雨林という環境であれば
丘陵ごとに独自の種類が分布して、全体として多様性の高い地域になる

40 :
>>36
サイの角の闇取引の活発化により、南アフリカではハイテクを駆使した密猟が横行しており、サイを絶滅から
救うための活動を脅かしている。
 世界のサイの個体数は推定2万5000頭だが、うち70%以上が南アフリカに生息している。
 アフリカでは、19〜20世紀に狩猟により激減したクロサイとシロサイの個体数を回復するため、国立公園
を設置したり取締りを強化するなどの保護活動が行われてきた。これが功を奏し、一時期は絶滅したと考え
られていたミナミシロサイが現在は1万7500頭まで回復。クロサイも4200頭にまで回復した。
 だが現在、南アフリカのサイは絶滅の危険にさらされている。世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)
によると、今年密猟されたサイは316頭で、昨年の122頭から大幅に増加した。およそ1日に1頭が密猟されている計算だ。
■密猟が増加した理由
 WWFの担当者は、密猟急増の背景には「高度に組織化された犯罪組織」の存在があると指摘する。密猟
は夜間行われるが、暗視装置や麻酔銃のほか、ヘリコプターやサイレンサー(消音装置)も使用されているという。
 また、サイの角は、ワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species、CITES)の
もとで取引が禁止されているにもかかわらず、アジアでは伝統薬としての需要が依然として高く、密猟横行の要因と
なっている。中国ではサイの角の粉末が解熱剤として珍重されており、1本7万ドル(約580万円)で取引されることもある。
 ベトナムでは最近、サイの角の粉末を服用するとがんが治るという迷信が広まっており、昨今の経済成長とも相まって、
サイの密猟を後押ししているとの報告もある。
 南ア政府は10月、密猟取締りのための野生動物犯罪捜査班を立ち上げた。公園側も、サイの角をあらかじめ切り
取るなどの対策を行っている。
 だが、ある野生動物保護活動家は、「南アフリカでの取締り強化は、密猟者をほかの地域に移動させているだけかもしれない」と危惧(きぐ)している。
ソース、写真 孤児院のサイ
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2780710/6609453

41 :
かなり前にこの板で「北海道に転勤したがセミもいない、カブトムシもいない、内地でいつも見慣れていた虫がいなくて本当につまらない
本当に寂しい」と書いている人がいた
日本で北海道、あるいは北日本or高山帯でしか見られない昆虫なんていくらでもいるので、それをさっさと覚えて
その採集に専念すれば、という考えもあるだろうが、その切り替えのための知識集めだって容易ではない
とにかくそうやって覚えた後は、ちょっとした林でも雪融け水で湿潤で、特に小川の傍などでは6〜8月半ばには数多くの昆虫が見られる
もちろん本州より小型種だったり地味だったりするものが多いが、イタヤハマキチョッキリがキラキラとしていたり
ごく稀にはエゾアオタマムシなんて途方も無い美麗種もいる
ジャコウカミキリなんて熱帯に多いアオカミキリ類なのに日本では北海道だけに分布するし、地上にはオオルリオサムシがいる
北海道東部産のミヤマカラスアゲハの春型の♀は、世界で最も美しいカラスアゲハ類の1つだと海外のマニアにも有名だ
また、殆どどこの立ち枯れの広葉樹朽木(根際直径10cm以上)でも地中部には大量のミヤマクワガタ幼虫がいる
地面の湿度が保たれ易いから、理想的な生育場所になってしまう
北国では種数が少ない分、発生数は嵌ると桁違いに多くなる
それでも、本州に比べて色んな種類で大きさが小さめ、何か北国仕様で地味だったり毛深い感じだったりで
何か消化不良になってくる、そんな感想を持つ人もいる

42 :
 世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、来年の干支(えと)にちなんで、「幻のウサギ」と呼ばれるスマトラウサギがすむインドネシア・スマトラ島の森を再生させるプロジェクトに取り組む。
 同島は世界で最も早いスピードで森が減り続けている場所の一つとされる。
 計画では、一般からの寄付金をもとに、開発によって荒れ地となった場所で植林を進めるほか、違法な伐採を防ぐパトロール活動も行う。
 スマトラウサギは、体に独特の黒い縞(しま)模様があり、体長40センチほど。
 スマトラ島だけに生息する固有種のウサギで、標本は世界で十数体しかない。
 夜行性で、植物の茎や葉を食べて暮らしている。
 国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定しているが、人前になかなか姿を現さず、個体数や繁殖生態などはよく分かっていない。
 森の中で暮らす様子も、極めてまれにしか撮影されていない。
 WWFは「スマトラ島では1985年から2007年の間に、製紙原料を得るための伐採や農地への転換などにより、少なくとも48%の森林が失われた。
 国立公園内でも違法な森林伐採が行われ、スマトラウサギの生息を脅かしている」と指摘している。
 スマトラ島の森林を保全することは、スマトラウサギだけでなく、絶滅の危機にあるスマトラサイやスマトラトラといった希少動物の保護にもつながるという。
 開拓されて荒れた土地に植える樹木は、同島の在来種を複数種選び、2011年11月から植え付けを始める計画だ。
 1本の木を植え、植樹後5年間にわたって見回りを行うための経費は千円程度。東京ドーム約8個分に相当する計約40ヘクタール分の植林を行うことを目標にしている。(山本智之)
ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/science/update/1228/TKY201012280226.html

43 :
植えるだけでなく、若木が成長するまでの間に樹間でアグロフォレストリーをやりたいね
…農薬撒いたりして、却って多様性破壊になるかも知れん

44 :
ベトナム料理で人気のトカゲが実は新種だったと判明した。
しかもすべての個体がメスで、オスとの交尾を必要とせず単為生殖するという。
ただしそれほど珍しい存在ではなく、トカゲ全種のうち約1%は単為生殖により繁殖できる。
メスが自発的に排卵し、遺伝情報がまったく同じ子を産むという。
カリフォルニア州リバーサイドにあるラ・シエラ大学の爬虫両生類学者で調査活動にも参加したL・リー・グリスマー氏は、「ベトナムでは
ごく普通の食材だ。南部のメコン・デルタ地帯のレストランでメニューに載っている。われわれも店内で出会った」と話す。
ベトナム科学技術アカデミーのゴー・ヴァン・トリ氏はある日、バリア・ブンタウ省のレストランで売られている生きたトカゲを目にした。
みんな奇妙なほどよく似ているので気になり、知人だったグリスマー氏と、その息子でアメリカ、カンザス大学の爬虫両生類学博士課程に
在籍するジェシー・グリスマー氏に画像を送ってみたという。
グリスマー父子は、メスのみの単性種ではないかと考えた。一見して雌雄で体色がまったく異なる
バタフライアガマ属のようだったが、画像ではオスがどこにもいなかったからだ。
そこで親子はホー・チ・ミン市へ飛び、生きたトカゲを“電話予約”してレストランへ向かったが、待っていたのは失望だったという。
「オートバイで8時間もかかったのに、酒に酔った店主が予約を忘れてすべて調理してしまい、1匹も残っていなかった」とリー・グリスマー氏は
振り返る。同氏は他のプロジェクトでナショナル ジオグラフィック協会研究・探検委員会(CRE)から資金提供を受けたこともある。
運良く同じトカゲを提供するレストランが見つかり、地元の小学生も捕獲を手伝ってくれたため、最終的に約70匹が集まった。
グリスマー親子が調査したところ、すべてがメスと判明したという。
新発見のトカゲは腕部に並んだ大きな鱗と趾下薄板(しかはくばん:足の裏にある大型の鱗板)が特徴的で、新種と判断する材料となっている。

45 :
どうやら2つの近縁種を父と母に持つハイブリッド種である可能性が高い。2つの異なる生息環境の移行帯で起こる現象であり、例えば
新種トカゲが生息するビンチャウ・フックブー自然保護区は低木林と海岸砂丘の間に位置している。「このような場所では、
2つの異なる環境に生息する種が出会ってハイブリッドが生まれることがある」とグリスマー氏は説明する。
母親から受け継がれる「ミトコンドリアDNA」の遺伝情報を検査した結果、母方は「Leiolepis guttata」種
と判明した。父方はまだ確認できていない。
グリスマー氏によると、新発見のハイブリッド種は野生の個体数が激減しているわけではないが、絶滅する可能性があるという。
ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館の名誉館長で爬虫両生類学者のチャールズ・コール氏は、「ハイブリッド種は絶えやすいという説もある。
代を重ねても遺伝的多様性が生まれないからだ」と第三者の立場で指摘する。「種の長期的な存続には、遺伝的多様性が欠かせない」。
ソース:ナショナルジオグラフィックス  http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20101110001&expand&source=gnews
画像:http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/cloning-lizard-eaten_28416_big.jpg

46 :
>>41
69 名前::||‐ 〜 さん 投稿日:2006/08/23(水) 23:20:20 ID:hbt4Sx/Z
タイ人ハーフのカマキリ嫌いが来てたので、
野性生物板の「糞北海道にセミいねえ」云々と似たようなネタで
タイやラオスの昆虫相何ざ所詮はサバンナばっかで日本の四国以南や沖縄とほとんど変わんねえ。
熱帯の昆虫といってもむしろ日本より小さいのばっかり。南のマレーシアやインドネシアや
海洋に面したフィリピンに比べても全種地味なのばっかりでモンキアゲハもナガサキアゲハも
日本より小さい位でルリモンアゲハとか言っても所詮カラスアゲハより小さく南のカルナルリモンより
青い部分狭くて、シロチョウもツマベニチョウだって沖縄産より小さくて街中はベニモンシロチョウばっかりで
カブトムシも普通に見かけるのはサイカブトとヒメカブトだけで日本のカブトより小さくて角短くて貧弱で、
ゴホンヅノは北部か西部まで行って見つかるくらいでこれも喧嘩しなくて拍子抜けで
アトラスは採集禁止地域しかいなくて、クワガタもバンコク周辺じゃ
どう頑張ってもネブトしかいなくてラオスのグランディスは珍しくても100mm越えの種は
ギラファが時々越えるくらいでそれも保護種で、後はエレガンスツヤクワもマレーシアのフェモラリスよりチビで
タマムシとか一応何種もいるけど日本のヤマトタマムシより綺麗なのなんか1種もいなくて
カミキリは日本ならミヤマカミキリやシロスジカミキリみたいな大物がパッと手に入るのに
これも相当な山奥まで行って大顎ばっかデカいオオキバノコギリカミキリとかしかいなくて
トンボもオオギンヤンマくらいしか目だって大きいのはいなくてあとはショウジョウトンボと
ウスバキトンボとベッコウチョウトンボとコシアキトンボで日本と殆ど変わらないし

47 :
69 名前::||‐ 〜 さん 投稿日:2006/08/23(水) 23:20:20 ID:hbt4Sx/Z 続き
セミはバンコクは洪水で全然いなくて山いっても普通種はむしろ日本のアブラゼミより小さくて
テイオウゼミもタイ産はマレーシアのより小柄で、
このスレのカマキリや直翅目も日本の普通種みたいなのと殆ど変わらない奴が大半で
カマキリだってオオカマのせいぜい1割増くらいにしかならなくて、ランカマったって
所詮は東南アジアの広分布種で、スズメバチなんか日本のオオスズメバチと同じのがチェンマイ辺りに
いるくらいで後はキイロスズメバチ未満のキオビスズメバチしかいなくて、アリは家の中までどんどん
入ってくるけどこれもオオズアリ程度でツムギアリくらいがちょっと目立つくらいで、水生昆虫も
タイワンタガメは大きくても前足が小さめで他の水生昆虫も日本の図鑑で事足りそうなのばっかりで、
所詮1年の半分がカラカラ乾季で日本の夏と冬枯れの悪いとこ合わせた程度の昆虫群じゃねえか
オレはRをグランディスオオクワに、キンタマをマルモラヒゲナガカミキリに、乳首を
エンマゴミムシに噛み切られるだろうw

48 :
>カミキリは日本ならミヤマカミキリやシロスジカミキリみたいな大物がパッと手に入るのに
これも相当な山奥まで行って大顎ばっかデカいオオキバノコギリカミキリとかしかいなくて
シロスジカミキリ属の大型種なら複数種、大都市部でも時々見られる
65mmオーバーのがっしりした種類などがいる

49 :
>トンボもオオギンヤンマくらいしか目だって大きいのはいなくて
海野氏が赤いヤンマを撮影していたな
奥本大三郎氏が網で採集成功
但し物凄く速く飛んでいて、まぐれで取れたとしか言えない状況だったらしい

50 :
>>49ヤマトンボに近縁の種類で、かなり大きくなるものもいる
世界最大の開長の不均翅亜目の種類であるトゲオヤンマも、よく言われるスラウェシだけでなくベトナムにもいる

51 :
52 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/14(土) 10:30:24 ID:???
タイは長らく北部が採集地として名高かったが
それゆえ準熱帯とでもいうべき昆虫が多く採集されていた。
また東南アジアは、古くから昆虫コレクションを愛でる伝統のある
ヨーロッパから遠くて採集人もあまりおらず、
いたとしても旧植民地国に集中し、独立を保ったタイでは
オープンフィールドの昆虫、特にチョウしか採集されない
状態が続いていた。
1980年代に故小山氏らの尽力で、タイの昆虫相だって
バカにした物ではないと分かってきた。
パリーやゲストロなどテナガコガネを割に頻繁に入手できたり
アカガネオオテナガカナブンなどが見つかったり
南部の一部の孤立丘陵地にモセリオウゴンオニがいるのが分かったりなど。
それでも、タイのチョウの総数は800種。日本の1.4倍の面積で、
日本のチョウが270種ほどだから、面積辺りだと倍ちょっと。
熱帯の多雨・多湿地域では面積辺りで日本の種数の5倍になる
地域だってあるわけで、それに比べたら極度に多いとは言えない。

52 :
53 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/15(日) 19:55:34 ID:???
南部で、ミャンマー国境寄りの山地の西斜面に
熱帯雨林系の昆虫が多いところがある。
ミャンマー領の地域は世界有数の多雨地域で
実質熱帯雨林気候だが(雨の降らない季節はちょっとあるが)
このおこぼれみたいな地域がところどころにある。
しかしこの雨を降らせ切った空気が流れるシャム湾側は乾燥してしまう
シャム湾を挟んで東部の海岸、カンボジア側にまた多雨地域がある。
しかしここにいるのは、モウホットツヤの原名亜種とかクジャクアゲハの独自亜種とか。
クジャクアゲハは日本のカラスアゲハと実質同一種ともされるが、最南端の
この地域ではルリモンアゲハより青紋が目立ち広い。ある意味、
暖地性の昆虫が二次的に熱帯雨林風になったとも言える
あと中部のカオヤイにニグリトゥスフタマタ。ここはタイ低地の湿地の水分を
たっぷり受けて雨が多い。同じような場所として、ラオス南部のボロベン高原がある
かつての昆虫図鑑で、東南アジアはひっくるめて東洋区扱いだった。
しかし今森・海野・松香・山口共著の「世界のチョウ」で
タイなどインドシナや、インド、スリランカ、ネパール、中国南部、台湾などは
「照葉樹林帯で日本のチョウのルーツ」と再定義されてしまった。
海野はその後出版した「大昆虫記」では、この地域にフィリピンまで含めている。
確かにベンゲットアゲハ、ルソンカラスアゲハなど日本ルートの昆虫も多いが。
しかしウォーレス線の加減次第ではここはオーストラリア区になることすらある。
なお、ウォーレス線は台湾蘭嶼まで伸ばす事もある。
ダラダラとサバナ性の低地が続く地域では、「どうせオープンフィールドのチョウしかいないし
台湾とかと同じ区分でいいや」という分け方になってしまうのか
このような地域では、確かに沖縄や九州南部と基本的な昆虫相は同じとも言える

53 :
54 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/17(火) 02:28:29 ID:???
>暖地性の昆虫が二次的に熱帯雨林風になった
逆に最南部に、暖帯〜亜熱帯のチョウであるワモンチョウ属の
最大種ゴドフレイワモンがいる。
マレー半島やスマトラ島も、ボルネオ好きに言わせれば
「どちらかと言えば大陸系要素が多い」らしい
しかしボルネオやジャワは、幾分原始的なのか
マレー半島やスマトラ産の昆虫よりやや小柄だったり
地味だったりする種群が目に付く
55 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:50:36 ID:???
フィリピンは島の東西で雨量差が大きい。
南部のミンダナオでも西部は雨が少ない。逆に東部の山地帯は多い
アポ山も、山のどちらから登るかで採集品がまるで違うのだという
なおパラワン島では北部や中部はあまり昆虫がいない、などという。
パラワン島は一応「全土が森林に覆われている」筈なのだが
フィリピンのように森林開発が進んでしまったところも、
オープンフィールドばかりなので昆虫マニアに言わせれば
「日本のチョウのルーツの暖帯〜亜熱帯地域に格下げ」という扱いになってしまう。
海野がフィリピンをそんな扱いにしたのは、森林破壊の酷さからだろうか。
酷い森林破壊で、東南アジア全土がそんな扱いになったら終わりであろう

54 :
64 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/04/09(水) 08:50:51 ID:???
>>55フィリピンは日本の8割の面積で800種のチョウがいる
島嶼で独立種が多く、また全般に多雨で自然環境が恵まれているから大目になる
56 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 15:53:50 ID:???
今森は「世界昆虫記」でマレー半島を
大陸系の方に分けてしまっている
東南アジア、南アジア全体で見ると、鳥類に関しては
「特産の科がいない」のだという。その点では多様性を欠く。
ただ、鳥の分類だとフィリピンがオセアニア・太平洋諸島側に
分類されてしまう
57 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/11/05(日) 15:30:10 ID:???
鳥類は移動力が大きい。それでアジア大陸部には
まともなファウナの境界が出来にくい(ヒマラヤが壁になる種が多いがツル類に突破されたり)
ウォレス線とウェーバー線の間をウォーラセアなどと呼ぶが、
鳥に関してはウェーバー線で分けることが多いものの、
場合によっては東洋区全てを、全北区とオセアニア区の
移行領域と見なしても良いかも知れない。
東南アジアで発行された鳥の書籍を見ても、日本とそれほど差が無く
そんな中にひょっこりサイチョウやタイヨウチョウが混じっている感じ
まあ各種渡り鳥の中継地である日本の鳥の種類が多すぎるのも一因だろうか
58 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/11/11(土) 14:56:03 ID:???
タイで発行された鳥類図鑑を見ると
東部は「ドライディプテロカルプ」の疎林だという。
フタバガキ科の乾燥林だと
西部のミャンマー国境沿いに常緑林が広がっている

55 :
65 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/05/08(木) 21:51:26 ID:???
東洋区で最も美しいチョウはアカエリトリバネアゲハである
という命題に対し、自信を持って反論する事も出来ないが
素直に認めることも出来ないと困ってしまう人が多いようだw
形がガみたいで嫌だとw
かといって、東洋区に限定される地域だと
アキリデスはせいぜいルリモンアゲハやオビクジャクアゲハまで、
タテハにも金属光沢ギラギラの美麗種はおらず(意外にもコノハチョウの表面が結構美しいw)
シジミチョウはさすがに綺麗な種が多いが如何せん小柄
66 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 14:07:23 ID:???
スラウェシのチョウは470種。日本の面積の半分強で
この種数だが、これも極度に多いとは言えない
面積が増えたところで、外部と種数を共有できる面積は
外周長さをチョウの行動範囲の数倍程度で被覆した長さ程度にしか増えない
だから台湾の例を出して、全東南アジアが日本と面積比で5倍の種数が無いとダメと考えるのは極端だw
また、中にいくつも山地があるとそこで固有種や遺存種が出て多様になるが
どこにいってもずっと単調に森林だけ続くのでは種数も増えない
もっともアマゾンなどでは、一部地域にしか生えない樹種というのもあり
それを食草とする昆虫がそこだけにいたりする。
河川傍で水が土壌を洗って白砂地帯になったところが孤立し、そこだけ固有の植物があったりする

56 :
67 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 14:31:32 ID:???
ボルネオ島で採取された体長30センチを超えるナナフシが、「世界最長の昆虫」として
認定された、と科学者たちが10月16日(米国時間)に発表した。
この標本は、発見者であるマレーシアの博物学者、Datuk Chan Chew Lun氏の寄贈により、
英国の自然史博物館で現在展示されている。
足を含めたこの標本の全長は約56.7センチ、体長は約35.7センチで、これまで世界最長記録
となっていたナナフシよりも体長が約2.9センチ長い。
世界記録を樹立したものを含め、この種のナナフシはこれまでに3匹しか発見されていない。
発見場所はいずれもボルネオ島だ。
この種は、発見者である博物学者の名前にちなんで、「Chanの巨大な枝」を意味する
『Phobaeticus chani』と命名されている。
自然史博物館のウェブサイトでは、世界最高記録の標本を解説する動画を公開している。
自然史博物館の「世界最長の昆虫を公開」を参照した。
ソース引用元:Yahoo!ニュース((p)tp://headlines.yahoo.co.jp/hl)
(p)://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000000-wvn-sci
(p)://ca.c.yimg.jp/news/20081020140026/img.news.yahoo.co.jp/images/20081020/wvn/20081020-00000000-wvn-sci-thum-000.jpg

57 :
68 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 14:41:40 ID:???
アフリカのケンタウルスオオトビナナフシ、マダガスカルのマダガスカルオオトビナナフシ
ニューギニアのオオトビナナフシなどはどれも30cm級と喧伝されたが実際には
足を含めて30cmだったというw胴体だけだと26cm、尾毛を除くと23cmに留まる
Phobaeticus属のナナフシはボルネオとマレー半島にでしか現在までは見つかっていないのだろうか
同じスンダランドのスマトラでの情報が分からない
ジャワだと、Cyphocrania属の20cmの種が限界となる。しかしオーストラリアの
ニューサウスウェールズでも、23cmのhttp://www.brisbaneinsects.com/brisbane_hoppers/Titan.htm
が見つかっている
>>50〜51が熱帯サバンナの大陸南部アジアをボロクソに書いているが、大型ナナフシなら
タイでも分布している。しかし中国にいるかどうかは分からない。台湾や沖縄には
20cmはおらず、沖縄でも体長15cmまで
氷河期後に森林が拡大してから日の浅いアフリカで、飛翔能力のあるトビナナフシに
大型種がいるのに対して、全力で体長増大に注力できる翅のないナナフシの大型種が
氷河期にも森林だったマレーシアにいる、というのは更に考察が可能であろう

58 :
69 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/12/23(火) 12:51:11 ID:???
<巨大グモやピンクのヤスデ メコン川流域に大量の新種生物>
2008.12.17 Web posted at: 18:20 JST Updated - CNN
(CNN) 東南アジアのメコン川流域で、1100万年前に絶滅したと思われていたネズミや
脚を広げると体長30センチにもなるクモなど、新種の生物が大量に見つかった。
WWFがこのほど発表した報告書で明らかにした。
WWFは1997年から2007年にかけてベトナム、ミャンマーなど6カ国にまたがる
メコン川流域を調査して1068種の生物を発見。内訳は植物519種、魚類279種、
カエル88種、クモ88種、トカゲ46種、ヘビ22種、哺乳類15種、鳥類4種、カメ4種、
サンショウウオ2種、ヒキガエル1種となっている。
絶滅したと思われていたイワネズミの一種は、調査チームが訪れていた飲食店の
近くで発見。タイのカオヤイ国立公園では鮮やかな緑色をした毒ヘビの一種が飲食店の
屋根をはっていたほか、体内にシアン化合物を持つピンク色のヤスデなど、調査チームの
科学者たちが見たこともないような生物も多数見つかったという。
メコン川流域は森林開発やダム建設などによる自然破壊が進み、内戦や自然災害の
被害に見舞われることも多い。また、希少な生物を食材として使っている飲食店もある
といい、WWFはこの地域の森林と生物保護を各国の政府に働き掛けている。
記事引用元:CNN.co.jp(http://www.cnn.co.jp/
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812170028.html
(※下記はヘビとヤスデの画像へのリンクです。苦手な方はご注意ください)
鮮やかな緑色をした毒ヘビの一種
http://www.cnn.co.jp/science/images/CNN200812170026.jpg
メコン川流域で見つかったピンク色のヤスデ
http://www.cnn.co.jp/science/images/CNN200812170027.jpg

59 :
http://www.adb.org/Documents/Environment/CAM/siee-second-power.pdf
pdf上の5ページ目では
Annual reported rainfall for Kampot is
2,148 millimeters (mm,) while Sihanoukville receives an average of 3,397 mm.
タイのラヨーンの低地の雨量が2000mmギリギリ(1700mm説も)、
やや高い丘陵地で3000mm、
チャンタブリでは低地でも2700mm、
トラートのチャーン島で3200mm
カンボジア領内の沿岸部では2000〜3400mm(5000mm近く降る所も一応あるという)
カンボジア内陸部は基本的にサバナで、東部平地では500mmなんて所もあるが
最高峰アオラル山は高所で3000mmの雨量を観測している
しかし海岸に丘陵のないベトナム南部メコンデルタでは1800mmで乾季も強くなってしまう
ベトナム南部で海風の影響がある高原地帯だとバオロックなどは3800mmの雨量があるが
海岸寄りでも山に挟まれた乾燥地だと600mmにまで減る
このように山地に残存する常緑多雨林がインドシナの生物層をナメられないものにしている

60 :
www.guidetothailand.com/thailand-weather/thailand-rainfall-map.php
タイ全土はここ
日本語別サイトよりラヨーンがぐっと少ないがラヨーンは普通こっちの値を使う
ラヨーン県内でかなり差がある
1340mm前後というのはウタパオ空港辺りの値に近い
県のちょうど中央の沿岸部のサメット島は更に少ないとされている
トラートが偉い事になってるw
南東部国境が凄い。半島部のラヨーンと互角
また、トラートのチャーン島の700mほどの山の中腹でも、年間5500〜6500mmの猛烈な雨が降る事もあるらしい
(別情報では3500mmほど)

61 :
77 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/04/23(金) 20:45:29 ID:???
ラオスも少々
ラオスはグランディスのいるシェンクアンも含め大半の地域が1000〜1500mmの雨量しかなく
サバナとか温暖冬季少雨気候
しかし東北タイで最も雨が多いのはメコン川沿いのナコンパノム県でここだけ1ヶ月に500mも雨が降ったりして
2000mmの年間雨量になるが、この対岸のターケークではさらに雨が多く2500mmになる。もっともかなり冷え込むため
温暖冬季少雨気候になってしまう可能性もあるw
ラオス南部でタイに接するチャンパサック県Champasakのボロベン高原はもっと多雨で3000mmにすら達する
_______________________________________________________
ラオス全土だと年間平均雨量は1770mmと、日本よりも多いくらいだという
それでメコン川流域やタイ国境側が1000〜1500mm地域続出という事は
ベトナム国境側の山岳地の雨量がよほど多いのだろうと判断できる
別の図を見ても、ラオス〜ベトナム国境沿いにAm気候が存在しており、南西モンスーンを受けるタイ側は多くないように見える

62 :
79 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 20:30:12 ID:???
ベトナム全土の平均の年間雨量が1910mm
ラオス全土の平均の年間雨量が1770mm
タイ全土だとこれが1350mmにまで減る(平均の取り方によって随分変わる。Σ各県庁所在地の年間雨量×県の面積/国土面積だとこのくらいだが
(1/74)Σ各県庁所在地の年間雨量 だと1650mmに増えるという)
80 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/05/14(金) 02:01:37 ID:???
日本の引退した団塊世代の昆虫マニアが多数ベトナムにロングステイし
現地のチョウの細かい差異を種レベルで分け出しているのだが、
ベトナム南部のあまり広くもない山地だけで400種になったとか
全土だと1200種行くんじゃ?とか言われている
__________________________________
ラオスでも、近年チョウの種数がかつての400種程度から700種程度と、1.7倍以上いたと報告されるようになった
国土面積あたりで比較したら、日本の5倍以上というのが普通な地域も確かにあるわけだ

63 :
81 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/05/16(日) 03:09:22 ID:???
ラオスの稲作に関する資料を見ると
雨が多いのは南部ボロベン高原のチャンパサック県部の一部と
意外にもビエンチャン県とルアンプラバン県の県境あたり?の山地
共に3200mm以上も降る
また中部のカムムアン県も雨が多い。
その南、サバナケート県で再び減り、もっと南のサラワン、チャンパサック、アッタプーが多い
全般に北部は乾燥し、南部ほど雨量が多い
しかし
・メコン川側で大きな都市のあるところは、殆どどこでも雨は1000〜1700mmくらい
・国土全体でメコン川寄りでかなりの山奥にかなり広く2500mmオーバーの地域がある
・ベトナム国境側は1400mm以下も少ないが2200mm以上もあまり無い
・上記の県でも、都市が出来るところはうまい具合に山の谷間にあって豪雨が降らない地域が選ばれている
・ベトナム国境側の中部以南は台風の影響を受ける事も珍しくなく、時々1ヶ月800mm以上降る年もある
ラオスについてある人は乾燥した禿山で焼畑で虫などいなかったと言い
ある人は逆にチョウが無茶苦茶に多かったという。
ラオスこそ、サバンナアジアと山地多雨林アジアのモザイク構造を楽しめる国であると考え直すべきだ
82 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/05/17(月) 02:48:39 ID:???
rice in laos http://books.google.co.jp/books?id=k3bLVNvzWcQC
http://cantho.cool.ne.jp/mekong/geo/meteo.html
メコンデルタの気候
メコンデルタだとメコン川沿いで最も雨が少なく、タイランド湾寄りや北東のホーチミン市寄りで雨が増える

64 :
85 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/05(土) 10:45:58 ID:???
http://www.rikitikitavi-kampot.com/General.html
カンポットと称しつつ雨量だけプノンペンのデータが紛れ込んでいるサイト、
と思ったら、合計したら1980mm程度だったw
沿岸部にあるがベトナムに近いカンポットの年間雨量は2100mmくらいとの事
プノンペンは1300mm台
(別サイトでは1900mmで、しかも乾季の雨量が10mmのためAwに)
>>83トラートは3000〜4000mm程度の雨量とされているが
トラートはカンボジア国境に近いほど多雨
市街地は3000mm台で、細くなっている所にあるクロンヤイが4700mm
だがカンボジア領内でどこで極大になるのかは不明(シアヌークビルは3400mm程度らしい?)
87 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 18:15:31 ID:???
whc.unesco.org/archive/advisory_body_evaluation/591.pdf
ウタイターニー県のHuai Kha Khaeng
山地の年間雨量は東部で1700mm
西部では2000〜2400mmにも達する
乾燥した西部内陸でもゴム栽培などが可能な地域の1つ
88 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 18:18:48 ID:???
http://en.wikipedia.org/wiki/Thungyai_Naresuan_Wildlife_Sanctuary
ここはタークとカンチャナブリに跨る

65 :
85 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/05(土) 10:45:58 ID:???
http://www.rikitikitavi-kampot.com/General.html
カンポットと称しつつ雨量だけプノンペンのデータが紛れ込んでいるサイト、
と思ったら、合計したら1980mm程度だったw
沿岸部にあるがベトナムに近いカンポットの年間雨量は2100mmくらいとの事
プノンペンは1300mm台
(別サイトでは1900mmで、しかも乾季の雨量が10mmのためAwに)
>>83トラートは3000〜4000mm程度の雨量とされているが
トラートはカンボジア国境に近いほど多雨
市街地は3000mm台で、細くなっている所にあるクロンヤイが4700mm
だがカンボジア領内でどこで極大になるのかは不明(シアヌークビルは3400mm程度らしい?)
______________________________________________
カンポットはドリアン産地として知られている
ドリアンはAm気候の果樹の典型みたいな扱いであり、タイでは高温多雨地帯の果樹で
マレーシアでは乾季が僅かにある北西部が名産地になる

66 :
89 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/24(木) 04:00:14 ID:???
www.jopp.or.jp/jigyo/report/cambodiareport.pdf
カンボジアの雨量が資料終わり近くにある
ココンとシアヌークビルがずば抜けて多い
カンポットが2000mmオーバーだったりそうでなかったりするのは
この図を見る限り、3000mmの雨量の地域の隣がすぐ1400mmになってしまう
急激な変化のせいだろう
東部も全体的に多雨(2000mmオーバー)なのだが、乾季が5ヶ月も続くから
別の指標でこの地域はサバナになってしまう
ラタナキリなどは確かにそんなに樹高は高くない
月雨量60mm未満を乾季とするなら、プノンペンでは2〜3ヶ月しか乾季が無い事になる
しかし年間雨量が全体として少ない
一方、東部では5ヶ月もこれが続くから2000mm降っても熱帯雨林には十分でない場合もある
3000mmないと厳しい
アンコールワットはジャングルにあった、なんて書物に書いてある
しかし実際にはサバンナが雨季に水田になるような場所で、所々に湿地林がある程度だ
そして西部、タイ国境側ほど乾燥が厳しい
山を越えると一気に多雨になるが

67 :
90 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/07/14(水) 04:32:58 ID:???
www.karnataka.com/profile/rainfall.html
インドのカルナータカ州のシモガ区には
年間雨量8000mmを超えるところがある
これは全熱帯気候のアジアでは最多雨であろう
ここからどんどん北上してグジャラート州のギール森林まで行くと
雨量は800mmを割る
そんな雨量でも、何とか森林が保持されているのが不思議だが
ギール森林は海岸線まで最も近いところで20kmと案外海にも近い
91 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/08/17(火) 18:22:36 ID:???
インドの最南端カンニヤークマリは雨量1700mm
しかしインド西部の多雨地の1/3程度という事になる
乾季も案外厳しい
年に2回ほど雨が多い月があるのが特徴
ここから北西に行くと雨がどんどん多くなる。雨季は夏になる
北東に行くと、雨は減っていき、雨季は11月くらいになる
___________________________________________________________________________________________________
インドライオンで知られるギール森林は年間雨量こそ700mm台で
タンザニアのサバンナより少ないくらいなのだが、草食動物の個体数があまり多くないから
樹木も残っていて、確かに雑木林程度の森は残っているように見える

68 :
92 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/08/19(木) 19:08:51 ID:???
Khao Ang Ru Nai Wildlife Sanctuary
Chonburi provinceetc.
http://www.birdlife.org/datazone/sites/index.html?action=SitHTMDetails.asp&sid=15113&m=0
The site experiences high rainfall, receiving the brunt of the south-west monsoon off the Gulf of Thailand, and supports high levels of plant diversity.
I can't find how much precipitation it is there.
93 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/08/22(日) 11:05:46 ID:???
上記のところは年雨量1700mm台だから低山地にしては大目
ラオスのパクソンPaksongはボロベン高原にあり3200mmだが最寒月に18℃を割る。野菜とコーヒーの産地
ラオスは全般に雨が多く、1900mmくらいのところが南半分のあちこちにある
サワンナケートだけ少雨で本当にサバナになる
___________________________________________________________________________________________________
http://www.treetopasia.com/thailand-holiday/bangkok/
タイのチョンブリー県のカオケーオ山(カオキァオ?)で樹木間に渡したケーブルをスライドするスリリングなアトラクションをやっているが
チョンブリーは低地は1100〜1300mmの雨量なのに、ちょっと標高が上がると1700mm程度になる
そして、フタバガキ科の樹木が低地では30mにしかならないのだが、Am気候の平均樹冠高の40mを超えて50mに達する場合すらあるという
ここで使われている木は、いずれも樹高50m近いフタバガキ科の樹種だという
もっとも、ボルネオのように60mオーバーになる木はさすがに無いが
Huai Kha Khaengなどにも、樹高50mのフタバガキ科の樹木があるという
川の傍などで予想外に大きくなってしまう場合もある。そしてそんな木に樹洞があれば、多くの生物の住処となるわけだ

69 :
www.biotec.or.th/brt/index.php/download/doc_download/87-01
物凄い急斜面の先に、内陸インドシナ国家最多雨地域?があった
内陸といっても、隣国に非常に近い訳でw
乾季は雨量こそ少ないが霧が発生し、雨季になると容赦ない豪雨で隣国の隣接地域同様になる
そして、雨季の豪雨期には、最高気温30℃を超える事も無くなってしまう
といっても、チャーン島などの山腹がそれ以上というのでまだまだ未知の多雨地があるだろう
同じ県内で首都に一番近い地域は、この1/5の雨量で極めて乾燥している

70 :
よく名が挙がるようになったサンクラブリは2300mmで、乾季の1ヶ月が2mmの雨量などという話ゆえギリギリでサバナくらい
その南の郡は1100mmの所もあれば、上記のような物凄いところもある訳で
Huai Kha Khaengを挟んだ県から隣国に行くと、ミャンマーのカレン州となる
カレン族の独立運動もあり危険地域だ
乾季は5〜6ヶ月も続くが年間雨量4000mmで、Allotopusもいる
タイなら北部に属する緯度なのにミャンマーとしては南東部に属するw
ミャンマーの山塊を抜ける所が数箇所あり、上記の地域もそうなのだが
そのちょっと南にもそんな所があるという
http://www.thaiwisdomcenter.com/index.php?lay=show&ac=article&Id=445980&Ntype=8
8ヶ月の雨季がある、とされる所だが、その割には乾燥している
本当の山の切れ目はもうちょっと北
これらの地域はダム開発から国境問題から人権問題から資源問題から資源輸送路まで絡んでいて手を出せない
とりあえず麓の某寺院で修行して、頭を休めてから志を新たにすべし
言葉が通じるのは有難い

71 :
北西県ターク産のゴホンヅノカブトをkimioiとして出してある例が
近年、土産物屋でも妙に胸角の外側の2本が横に広がって長いものが多い
そして、同じ標本箱に当国にいない筈のフォルスターフタマタが入っている
そもそもkimioiは、逆に外側2本が短くて内側2本が長かった筈だが
幾つかの資料で出てくる山は、山道すら存在しないため歩くしかないという
地元民が山に入って集めてきている
そして、現地の文字でしか検索できないようになってしまったとさえ言われている

72 :
タークはプエラリア・ミリフィカの産地?

73 :
山路氏はメーソートからカレン州ミャワディ入り
まあきな臭い所だw

74 :
>>72-73そして両女史が

75 :
>>72日本のクズも同じプエラリア属だが
最近これらの国にも分布するフェモラータモモブトオオハムシが帰化して食害し問題になっている
現地でプエラリア・ミリフィカをモモブトハムシ類が食うのかは分からないが

76 :
Danaus sita tira 全土
Danaus sita tytia 南東部、1個体
Danaus sita ethologa 南部、稀
アサギマダラだけでも3亜種の記録がある

77 :
熱帯雨林でも一部の月だけに雨量が集中し年間で2500mm以上の雨が降り
なおかつ乾季と呼べる、殆ど雨の降らない月も数ヶ月あるところでは
植生を一度破壊すると、再生がかなり難しい
まず早成樹を植え、雨季の豪雨を少しでも防ぐ木陰にしてやる必要がある
出来れば葉の大きな木が良い。また、高くなり過ぎる木はその目的を考えても好ましくない。
樹高10mまで位がいいか
といっても、これでギンネムばかりを植えてしまうと只の藪になってしまうw
オオバギとかOmalanthus属(インドネシアでtutupと呼ばれる)のようなトウダイグサ科の樹種も良いか
特にオオバギは、若木の時に中空の茎にアリを住まわせ、根元にアリが持ち込む生物遺体などの養分を蓄える
このようなもの以外だと、大きな葉を付ける果樹を人里近くに欲しい
これらがある程度育ったら、薪炭として切り出すのも一定数は認められるし、一部は等高線に沿って寝かせるように倒して
土壌流出を少しでも防ぐ。そして、本来植えたい極相林の樹種を植える
もっと雨が多くて斜面も急なら、ある程度育った早成樹を丸太にして杭のように垂直に地面に打ち込んで
数年後にそれが朽ちたところに植樹する、なんて方法になってしまう
一方年雨量1000mm程度のところでは、あっという間に乾季落葉樹が明るい林を形成してしまいそれっきり、という感じであったw
このような地域では雑木林以上には樹冠密度は上がらない

78 :
Am気候で広範囲に伐採されてしまった場合
伐採の中心地から植樹しようとしても肥えた土壌も無く
乾季の日射で土壌も固まっているから確かに難しい
ダイナマイトで穴を開けてそこに腐植土と吹っ飛ばしたラトソル片を混ぜて入れ
植樹する場合もあるが、これではコストが掛かり過ぎる
特に超多雨のAmでこれをやると、雨季には植えたところがそのまま水溜りになって根を腐らせてしまう
土を盛り上げて中央を窪ませてそこに腐植土と吹っ飛ばしたラトソル片を混ぜて入れて樹木を植え
溜まり過ぎた水が抜けるように斜面上側から水がある程度あふれるようにする、なんて方法も一応あるが更に面倒になる
(C型に盛り上げるなど)
それでも、とにかく果実をつける早成樹はいち早く植えたい
シナノキ科のナンヨウザクラも、鳥が多く集まる樹種なので良いだろう(砂糖だらけの紅茶で煮詰めたサクランボのような
甘く僅かに渋い実をつける)
木が育ってきたら、そこにクワ科イチジク属のいわゆる絞め殺し植物を植樹してやり
もとの木を枯らさせ、更に周辺の硬い土壌の隙間も根が押し割って伸びるような状況を作ってやる
絞め殺し植物もイチジク属だから果実を付け、多くの鳥が集まる

79 :
シナノキ科ナンヨウザクラが先駆で
後からベンガルボダイジュ、あるいはトンポー
日本ならシナノキを菩提樹の代用として植栽している

80 :
Charles Choi
for National Geographic News
January 11, 2011
ベトナム奥地のジャングルで2008年に発見されたアマガエルの新種が、“空飛ぶ吸血鬼ガエル”であることが最新の研究でわかった。
 ラコフォルス・バンピルス(Rhacophorus vampyrus)と名付けられた新種のカエルは体長約5センチで、ベトナム南部の
雲霧林にのみ生息し、水かきのある手足を広げて木から木へとグライダーのように飛び移りながら生活している。
 R・バンピルスの親は、オタマジャクシが川や沼の中で捕食者の餌食になるのを防ぐため、木の幹にできた水たまりに卵を産みつける。
「彼らが地上に降りる理由が見当たらない」と、シドニーにあるオーストラリア博物館の両生類生物学者ジョディ・ローリー氏は話す。
 だが、“吸血鬼”という名前は空を飛ぶことにちなんでいるのではない。2010年にオタマジャクシに確認された奇妙な形の“牙”こそ、
この恐ろしい名前の由来だ。「顕微鏡を通して初めてこの牙を見たときは思わず声をあげてしまったよ」とローリー氏は語る。
同氏の研究は、ナショナル ジオグラフィック協会の支援プログラム「保護トラスト」の資金援助を受けている。
 オタマジャクシは通常、口ばしに似た口器を持つが、R・バンピルスの幼生は、口の下側から1対の黒く硬い釣り針状の牙が突き出している。
このような牙を持つオタマジャクシが発見されたのは初めてのことだ。

81 :
 この牙を何のために使っているかは明らかになっていない。樹上の水たまりに卵を産みつけるカエルの多くが未受精卵を食糧としてオタマジャクシに与えるが、
オタマジャクシが卵を切り開いて食べる際にこの2本の牙が役立つのかもしれないと、ローリー氏は考えている。
 今回の“空飛ぶ吸血鬼カエル”の研究は「Zootaxa」誌オンライン版で2010年12月21日に公開された。
▽記事引用元  ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110111004&expand#title
▽画像  ベトナムで発見された“空飛ぶ吸血鬼カエル”、ラコフォルス・バンピルス。
右下はオタマジャクシの口元にのぞく黒い牙。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/vampire-flying-frog_31019_big.jpg
Photographs courtesy Jodi Rowley, Australian Museum

82 :
日本-ベトナムの便が格安だとそっちにアマチュアが多く行く
エアアジアが日本便運行開始で「やっぱりインドシナの昆虫はマレーシアに比べ地味で見劣りするなあ」

83 :
http://www.world-wildlife-adventures.com/directory/cambodia/wildlife-park.asp?sanctuary=Peam+Krasop+Wildlife+Sanctuary&state=Koh+Kong+Province
Peam Krasop Wildlife Sanctuary
Wild Life:Irawaddy Dolphin, Humpback Dolphin, Shark, Water Bird, Wader, Tern, Gull, Nordmann痴 Greenshank, Broad-billed Sandipper,
Bar-tailed Godwit, Mongolian Sandplover, Greenshank and Grey Plover
Adventure:Bird Watching, Wildlife Viewing, Fishing, Walking/Hiking, Canoeing and Camping
Where is Peam Krasop Wildlife Sanctuary:Region:Located on the Cambodian coast, near the border with Thailand.
Climate & Weather conditions: Temp: 28 c to 30 c Rainfall: 2,900 cm
Altitude:Sea Level m
http://www.treeseedfa.org/doc/GeneEcologicalZonation/4DescriptionofEcological.pdf
他にも内陸部に、乾季は長いが3000mmを超える雨量の地域がカンボジアにはあちこちにある
もちろん低地の乾燥も激しいのだが

84 :
ハイチの森に希少カエル、約20年ぶりに発見
2011.01.14 Fri posted at: 12:00 JST
(CNN) 1年前の大地震から復興の途上にあるハイチで、
20年以上も目撃されていなかった希少なカエル6種が見つかった。
両生類保護の専門家ロビン・ムーア氏を隊長とする調査団は、
ハイチ南部の森林で約1週間かけて樹木や川、茂みなどを探し、
ハイチに生息するカエル49種のうち半数以上を発見した。
このうち、硬貨よりも小さなカエルや、作曲家「モーツァルト」の名が付いた
口笛のような声で鳴くカエル、腹話術のような鳴き声で居所を隠して獲物をだます
カエルなど6種は約20年ぶりの発見となった。
調査をスポンサーした自然保護団体のコンサベーション・インターナショナルによれば、
人口の増大と環境破壊でハイチの原生林はごくわずかしか残っていない。
しかし今回の調査で、さらに多くの種が生息しているとの期待が持てることが分かったという。
ムーア氏は「失われた6種がこの国の片隅で見つかったことは、
人間から多大な圧力を受けながらもハイチの自然が生き延びていることを私たちに教えてくれる」と述べ、
国全体の復興計画の一環として野生生物の保護にも取り組む必要があると訴えている。
ttp://www.cnn.co.jp/fringe/30001502.html

85 :
中米コスタリカを公式訪問した秋篠宮ご夫妻は30日(日本時間31日)、
首都サンホセ発の航空機で同国を離れ、経由地の米ニューヨークに
到着された。2月1日、成田着の便で帰国する。
随行員によると、ご夫妻はエコツアーの観光地として有名なコスタリカの
モンテベルデ生物保護区を29日に散策した際、緑や赤の鮮やかな羽を
持ち「幻の鳥」「世界一美しい鳥」と呼ばれるケツァールに遭遇した。
尾が長く、中米の山岳地帯に生息する貴重な種。木に止まったり、
羽ばたいたりする様子をカメラに収めたという。(共同)
[ 2011年1月31日 11:30 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/31/kiji/K20110131000157760.html
・ケツァール - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AB
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/70/Quetzal01.jpg
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5d/133quetzal.JPG

86 :
ジャマイカは南岸の首都キングストンは平均気温だと熱帯だが、最高気温が案外30℃を超え難かったりもして
亜熱帯、ということになっている。そして乾燥し、800mm台の年間雨量でサボテンが多い
レゲエはこんな地で育まれている
一方、島の北斜面だと年間雨量5000mm、というのはあちこちの資料にあるのだが
コーヒー産地のブルーマウンテンの北斜面だと、最大で7800mmに達するとwikiにある
国際的に保護されている西半球最大面積のアゲハチョウであるホメルスアゲハはこんな地で育つ、
と考えがちだが、ホメルスアゲハは300mくらいの標高にいるというからそこまで多くないか(多分雨量2500〜3500mmクラス)
南北アメリカ大陸とその属島では一番多い方になるかなあ
コロンビアのキブドーが7000mmだがそれを超える数値だ
但し、キブドーは標高70m程度との事ゆえ、そのもうちょっと上の方だと更に多くなる可能性もある
またギアナ高地も10000mm超えと言うが具体的な数値例はまだ見ていない
キブドーの真の凄さは、一番雨が少なくても1ヶ月500mmという全く手を抜かない雨量にある

87 :
ジャマイカ凄いな…
なんという極端な気候

88 :
 アリの頭部から柄を生やす新種の昆虫寄生菌(学名:Ophiocordyceps
camponoti-balzani)。ブラジルの熱帯雨林で発見された。元々はタイワンアリタケ
(学名:Ophiocordyceps unilateralis)と同種と考えられていたが、実際には4つの
異なる種に分類できることがわかった。専門家によると、これらの菌類はアリに
寄生しその意思を操るという。
 感染したアリは脳を支配され、いわばゾンビと化す。菌類の成長と胞子の拡散に
適した場所まで移動し、そこで絶命する。
 調査チームを率いるアメリカ、ペンシルバニア州立大学の昆虫学者デイビッド・
ヒューズ氏によると、4種の菌類はいずれもブラジルの大西洋沿岸地域に広がる
熱帯雨林に生息する。しかし、その環境は気候変動や森林破壊の影響で急速に
変化しているという。
 ヒューズ氏らは、菌類がアリの体外へ成長する様子がそれぞれ異なる点に着目
し、新種を発見するに至った。「寄生に最も適したアリの種類も別々なのではないか」
と同氏は推測している。
「未確認の昆虫寄生菌が何千種も世界中の熱帯雨林に潜んでいるに違いない。
生息環境が危機的状況にある今、未確認種の採取に全力を挙げる必要があるだろう」。
今回の研究結果は、「PLoS ONE」誌に3月2日付けで掲載されている。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011030401&expand#title
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/zombie-fungus-infects-insects-mind-control-ant-infected_32848_big.jpg

89 :
怖いねぇ〜

90 :
(´・ω・`)

91 :
ベトナム当局が「アジアのユニコーン」とも呼ばれる希少生物「サオラ」の保護に乗り出した。
世界自然保護基金(WWF)は地元クアンナム省の森林保護局と協力して、サオラ自然保護区の指定を発表した。
サオラは体高約90センチ、体重約100キロ。並んで生えた2本の角は長さ50センチにも達する。
1992年に発見され、99年以降は目撃情報がなかったが、昨年ラオスで1頭が捕獲された。
しかしこの1頭を含め、これまでに捕獲された数頭はすべて短期間で死に、現在飼育されているサオラは1頭もいない。

92 :
野生のサオラはベトナムとラオスの国境沿いのアンナン山脈に数百頭が生息しているとみられる。
WWFなどはこの地域を保護区に指定して、ベトナム東部とラオスの国立公園西部を結ぶ
「生物多様性回廊」をつくりだすことを目指す。
保護区はWWFの森林保護官やレンジャーが巡回し、野生のイノシシやシカを捕らえるため仕掛けられた
わなにサオラがかかっていないかどうか見回る。角を取る目的でサオラが狙われることもあるという。

93 :
幻の動物と呼ばれるサオラは、中国の伝説の一角獣、麒麟(キリン)のモデルになったという説もある。
ただしサオラが中国に生息しているかどうかは分かっていない。
サオラ(写真提供:世界自然保護基金)
ttp://www.cnn.co.jp/images/cnn/2011/04/14/11/57/34/t1larg.saola.wwf.jpg
cnn.co.jp
ttp://www.cnn.co.jp/world/30002447.html

94 :
名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 18:11:30.91 ID:KoUWVuQo
タイの南部域としては割合に北にあるサムロイヨート国立公園
地域内には長い乾季やマングローブ伐採による塩地化などにより
高さ3m以上の樹木が殆ど生えず、トゲトゲが5cmのアカシアやミズオジギソウや
アカザ科やハマミズナ科の塩湿地性の草本や、帰化植物のウチワサボテンだけ、なんて所もある
特に海岸近くに平行に発達する低いが東西に薄い丘陵の、陸側に隣接した平原が乾燥する
だが、その丘の海側には、熱帯雨林とまでは行かないが樹高30mで林内が年中薄暗いくらいで
樹種もフタバガキ科やクワ科イチジク属など、なんてところもある
ここはタイの他地域なら乾季になる時期も雨量は少ないが湿度だけ高く夜間にしばしば霧が発生して、森林に維持されてしまう所もあるのだという
夏季の南西モンスーンはミャンマー側の山に遮られあまり期待できず、それらが逆風になり始める11月にむしろ雨が多くなる

95 :
この近くで平野の都市だと年間雨量は1100mm程度と少ない筈なのだが、このような丘陵傍での精細な雨量や月別降雨は不明
プラチュアプキリカン県は南北に300kmもあり、南部ではほぼAm気候になってしまう
県全体で乾季も湿度が保持されるのか、公園外で人家近くの日当たりの良い草地に転がるココヤシの朽ちた直径50cmの根株でサイカブトムシ幼虫を
比較的簡単に発見できた(手と簡単な木の棒だけで崩せた)
タイの他地域で乾季の強い地域だと、乾季にこのような虫の幼虫を、日の当たるところの朽木で発見するなんて
非常に難しいのだが
乾燥のため枯れ木も地面も硬くなり、簡単には掘れなくなってしまう

96 :
世界の珍種
National Geographic News
April 21, 2011
光るクジャクベラ
 2006年にインドネシアで発見されたクジャクベラの新種(Paracheilinus nursalim)。
色鮮やかな求愛行動で知られ、オスは“ネオン”のような光を発してメスの気を引く。
 交尾後も産卵場所から離れないオスは、父親として卵を守る。幼魚の世話をする
律儀者もいるという。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/20-species-rainbow-fish_34637_big.jpg
Photograph by Gerald Allen, courtesy Conservation International
ピノキオガエル
 アメガエル属の新種、通称「ピノキオガエル」(学名未定)。2008年、
コンサベーション・インターナショナル(CI)がインドネシア、ニューギニア島の
フォジャ山脈で実施した短期調査プログラム(RAP)のキャンプ地で、米袋の上に
ひょっこり姿を現した。人間の食事を“調査”しに来たのだろうか。
 オスの長い鼻は鳴く時に上を向くが、いつもはダランと垂れ下がっている。何に
役立っているのか研究中だが、解明には至っていない。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/20-species-foja-frog_34631_big.jpg
Photograph by Tim Laman, courtesy Conservation International

97 :
重量級のクモ
 脚を広げると約30センチ、体重は約170グラム。南米のガイアナに生息するルブロン
オオツチグモ、別名ゴライアスバードイーター(Goliath birdeater、学名:Theraphosa
blondi)は、ヘビー級の世界チャンピオンだ。
 南米の熱帯雨林に暮らし、“バードイーター”という名前に似合わず、小さな無脊椎
動物を主食としている。ただし、トカゲや毒ヘビなど体の大きい相手にも立ち向かう
ことが知られている。
 牙に仕込んだ毒はそれほど強くないが、噛まれるとかなりの怪我は避けられない。
さらにトゲのような細かい刺激毛で全身を包み、危険を察知すると後脚で自らの腹部
を蹴る。周囲に乱れ飛んだ刺激毛は、敵をひるませるに十分な武器となる。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/20-species-goliath-bird-eating-spider_34633_big.jpg
Photograph by Piotr Naskrecki, courtesy Conservation International
▽記事引用元  ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042104&expand#title
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042102&expand#title
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042103&expand#title

98 :
マレーシアでマレー半島の西岸方面で最北端のぺルリス州は
北に行くほど乾季が激しいとされるマレー半島の中で、マレーシア国内ではそれを象徴するかのように
雨が少なく、年間1600mmほどしか降らない
しかも乾季は1ヶ月35mmで、Awという事になる。乾季の晴天を利用して稲作が盛ん
だがその南のアロールスターも、タイ側で北にあるサトゥーンも年間雨量は2200mm程度になる
ペルリスだけ雨が少ないのは、州の西端でタイ国境にある標高500mほどの山のせいだという。
この山で逆に年間雨量が600mm上の2800mmになっているかどうかは分からないが
一方その近隣の道路を北に進んでタイに入るとry

99 :
ふむ

100 :
100

101 :
熱帯だと強い南西季節風を受ける地形で
南西側が海や広い湿地(200km以上)に面していて
標高400mもあれば十分に多雨地帯になるみたいだな
というか日本でも標高300mくらいの低山地で海に面しているだけで
平地の1.5〜2倍の雨量なんて地域は幾らでもある
冬に雨量が増える日本海側ですらそうだ

102 :
目と脚がない新種の爬虫類、カンボジアで発見
2011年05月13日 18:32 発信地:カンボジア
【5月13日 AFP】国際環境保護団体ファウナ・フローラ・インターナショナル
(Fauna and Flora International、FFI)は12日、カンボジアで2009年に発見された
ヘビに似た爬虫類について、新種のトカゲ亜目だと確認され、
「dibamus dalaiensis」と命名したと発表した。
FFIとカンボジア環境省との共同調査で新種を発見した地元動物学者Neang Thy氏によると、
カンボジア南西部の山地で見つかったこの小型の爬虫類は、目が見えず、
メスには四肢が全くない。オスにはごく短い四肢があるが、使用することはまずないという。
同様の種はアジア各地で生息が確認されているが、カンボジアで発見されたのは初めてで、
1年以上かけて確認した結果、新種だと分かったという。
発見したNeang Thy氏は「最初はメクラヘビだと思った」と語っている。
FFIによると、カンボジア人の学者が新種を発見したのは今回が初めてという。(c)AFP
_____________
▽記事引用元AFPBBNews
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2799652/7204222
▽関連
Fauna and Flora International
Cambodian scientist discovers new species of blind and legless lizard
http://www.fauna-flora.org/news/cambodian-scientist-discovers-new-species-of-blind-and-legless-lizard/
http://www.fauna-flora.org/wp-content/uploads/Legless-lizard-from-Samkos1-560x240.jpg

103 :
test

104 :


105 :
絶滅寸前のテナガザル、ベトナム北部で455匹の集団を発見
2011.07.19 Tue posted at: 11:59 JST
(CNN) 絶滅寸前とされるキタホオジロテナガザルの集団が、ベトナム北部のプーマット国立公園で見つかった。
455匹が130の群れに分かれて生息しているという。
自然保護団体コンサベーション・インターナショナル(CI)によると、この集団はベトナム国内に生息するキタホオジロテナガザルの3分の2を占める。
存続可能な規模の集団は、世界中でほかに例がない。
CIのチームは、毎朝響きわたる独特の鳴き声からキタホオジロテナガザルとその生息数を特定した。
ラッセル・ミッターマイヤー会長によれば、世界のテナガザルは25種類すべてが
絶滅の危険に直面しているが、その中でもキタホオジロテナガザルは特に深刻。
最後の避難場所として保護地区を設けることが非常に重要だと、同会長は強調する。
一帯は高地に広がる密林だが、それを分断する道路の開発計画が進んでいる。
道路開通の結果、外部から狩猟の手が伸びやすくなることも懸念される。
チーム責任者は「プーマット国立公園を直接保護しなければ、近い将来、
ベトナムからキタホオジロテナガザルは消えてしまう可能性が高い」と話している。
────────────────────
▽記事引用元 CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/fringe/30003420.html
(画像)
オス(写真左)と子どもを連れたメス
http://www.cnn.co.jp/images/cnn/2011/07/19/11/54/26/gibbon01.jpg
オスのキタホオジロテナガザル
http://www.cnn.co.jp/images/cnn/2011/07/19/11/54/53/gibbon02.jpg
オスの毛づくろいをするメス(写真左)。
http://www.cnn.co.jp/images/cnn/2011/07/19/12/04/55/gibbon04.jpg
生息地の密林を横切って道路が建設されれば、生存がさらに脅かされる
http://www.cnn.co.jp/images/cnn/2011/07/19/11/56/35/gibbon04.jpg

106 :
☆コウモリを引き寄せる特殊な葉☆
[2011/07/29]
コウモリが授粉を媒介するキューバ原産のある植物の葉は、超音波を反射する特殊な形状であることが
最近の研究で明らかになった。
鮮やかな色彩で昆虫をおびき寄せ、授粉に利用する植物は多く知られているが、超音波を利用する葉が発見されたのは今回が初めて。
コウモリが授粉を媒介する植物は数百種あるが、目的の植物を見つけるいろいろなパターンについても研究が進められている。
中南米に生息するパラスシタナガコウモリを使った実験では、模造葉で隠したボウル状の物体を
効率的に発見できることが判明した。
その後、研究メンバーの1人であるドイツ、ウルム大学のラルフ・ジーモン氏が、キューバ原産の植物マルクグラビア・エベニア
(Marcgravia evenia)の写真を眺めていると、花の上に生えている皿型の葉が目にとまった。
ジーモン氏は、この形はコウモリの超音波を反射するに違いないと直感した。
同じく研究メンバーでイギリス、ブリストル大学に所属するマーク・ホルダレイド(Marc Holdereid)氏は、
「このときは、コウモリがマルクグラビア・エベニアの授粉を媒介していることすら知らなかった」と話す。
◆皿型の葉がコウモリの目標物に
その後、2種類の給餌器で比較実験を行ってコウモリの反応を検証してみた。マルクグラビア・エベニアの
皿型の葉を取り付ければ、約半分の時間で給餌器を見つけ出すことが判明。ちなみに一般的な形状の葉では、
6%しか短縮されなかった。
研究チームはさらに、コウモリの発した超音波が反射する様子をシミュレーションし、反射波の強度と方向についても調査。
付近を飛ぶコウモリは、ほぼすべての方向、同じ強度で反射波を感知していることがわかった。
ジーモン氏によると、野生のマルクグラビア・エベニアは個体数が比較的少なく分布もまばらなため、
生き残るためには遠くのコウモリも引き寄せる能力が欠かせないという。「コウモリは移動範囲が広いので、
遠く離れた場所にも花粉を運ぶことができる」。

107 :
◆マルクグラビア・エベニアの葉は効果的な標識
中南米には、花の内側に超音波を反射する特殊な構造を持つマルクグラビア・ホルトニ
(Marcgravia holtonii)も自生している。
だがホルダレイド氏は、「今回の仕組みはより高度だ」と説明する。「ホルトニが反射する超音波は
ごく限られた範囲にしか伝播しない。コウモリがすでに花の位置を知っている必要がある。エベニアの場合は、
遠くにいるコウモリにも見つけてもらえる」。
授粉を媒介する動物に音波の反射によって自らの所在を伝える植物は、この2種以外にはほとんど研究されていないという。
「全容解明に向けた研究は始まったばかりだ。音波を介して動物とやりとりする植物はもっとあるに違いない」。
今回の研究結果は、7月29日発行の「Science」誌に掲載されている。
▽ソース:ナショナルジオグラフィック
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110729001&expand#title
▽画像:キューバ原産の植物マルクグラビア・エベニア(Marcgravia evenia)。皿型の葉が超音波の反射に重要な役割を果たす。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/plant-cups-echo-bats_37964_big.jpg

108 :
ほう

109 :
東南アジアの人が日本に働きに来て「日本のセミって大きいですねえ」と
そちらの国にテイオウゼミでも何でもいるじゃんかとw

110 :
低地にはツクツクボウシを一回り大きくした程度の種類しかいなかった
鳴き声も単調
ボルネオなら低地でもクロテイオウゼミがいるらしいが

111 :
漢字と数字と英語は苦手です。
あと、5行以上書かれても読めません。

112 :
マテバシイは葉が大きくて密生するため下草が生えない
これなら下も湿った状態で保たれそうだが、下草が無いのでむしろ土壌流出が激しい
一方、落葉樹林だと乾燥してしまう
熱帯だと、モモタマナの多いところで葉がある時期はマテバシイの林と似た状況になるかも知れない
葉が大きくて下が日陰になって湿りやすいが地面が裸地になってしまう樹種と
下に草が生えるが乾燥しがちな落葉樹を、交互に植えたらどうなるか?
あるいは10本ずつまとめて植えて、これが市松模様状に並んでいたら?
まあ、下の湿りが保たれる地域と、土壌が下草に引っ掛かる地域がパッチ状に並んだ森林を作りたいのだ
そのために、それぞれの性質がある樹種がどの位まとまって生えるのが一番良いか?を検証したいが
実際の植生の観察によっても、またシミュレーションによっても、物凄く難しい問題になるであろう

113 :
http://www.projects-abroad.jp/destinations/ghana/
ガーナでボランティアしながら旅行と観光
活気に満ちたカラフルなガーナでの生活は不思議な世界へとあなたを導きます。ガーナ文化の中心となるのがなんといっても音楽!
アクラのような大きな町であればライブバンドの生演奏に出くわせたりもします。
観光場所もいっぱいあるのがガーナです。奴隷フォートを見に行ったり、カクム熱帯雨林自然保護区で一晩過ごしたり、
ボエベング猿ビレッジの野生猿に餌をやったり、モールナショナルパークで象ウオッチングをしたり。
チャレンジ精神がさらに旺盛であればティムブクトゥまでの旅にチャレンジしてください。
画像を見る限り、超出木もある密度の高い熱帯雨林だよな

114 :
ガーナは国土の森林がほぼ破壊されたなんて書いてある本もあるが
保護区にはちゃんと森が残っているんじゃん
それも低地林
そもそもガーナの首都アクラは年間雨量750mmの乾燥サバンナだ
上のカクム熱帯雨林自然保護区はそこから西へ100kmほど行った所にあり、決して遠くない
特に斜面で降水量を受けやすい地形という訳でもないのにこんな森が残っている
寒流が湧き上がる沿岸部からほんの奥地に行くとAm気候で、またちょっと内陸でAw、という構成なのかも知れない

115 :
(CNN) 世界自然保護基金(WWF)は、ベトナムに生息していた希少なジャワサイの最後の個体が
密猟で殺され、同国のジャワサイは絶滅に追い込まれたと発表した。これでこのサイの生息地は、
世界の中でインドネシア・ジャワ島の国立公園1カ所を残すのみとなった。
WWFによると、ベトナムでは密猟が横行し、絶滅危惧種の個体数維持が難しい状況が続いてきた。
アジアに生息するサイの多くは密猟が原因で絶滅の瀬戸際に追い込まれている。一部地域ではサイ
の角を砕いて飲むと腸チフスやがんに効くと信じられているが、科学的な裏付けはないという。
WWFはベトナムに対し、残る絶滅危惧種のトラやゾウを救うため、保護策を講じることが何よりも
重要だと促した。
残された生息地ジャワ島のジャワサイは50頭を切っているといい、密猟取り締まりのパトロールを
強化するなど、絶滅を食い止めるための対策を講じる予定だという。
ソース:CNN 2011.10.26 Wed posted at: 10:38 JST
http://www.cnn.co.jp/fringe/30004385.html
写真提供:WORLD WILDLIFE FUND
http://www.cnn.co.jp/images/cnn/2011/10/26/10/38/18/t1larg.rhino.skeleton.wwf.jpg
http://www.cnn.co.jp/images/cnn/2011/10/26/10/38/40/c1main.rhino.wwf.jpg

116 :
ヒマラヤ山脈にあるブータンの奥地で78年前に発見され、その後、一切の報告がなく
「幻のチョウ」と呼ばれてきた大アゲハを、日本の研究者で作る調査隊が現地で確認
しました。
調査にはNHKの取材班も同行し、世界で初めてテレビカメラでこのチョウが空を舞う
姿を捉えることに成功しました。
このチョウは「ブータンシボリアゲハ」で、大人の手のひらほどの大きさがあり、羽に
鮮やかな深紅の模様と3つの尾を持つのが特徴です。78年前の1933年にヒマラヤ
山脈にあるブータン東部の谷で発見され、その年と翌年に採集された5匹の標本が
イギリスの大英自然史博物館に保管されているだけで、その後、一切の報告がなく、
世界の研究者の間で「幻のチョウ」と呼ばれてきました。このチョウによく似た大アゲ
ハを2年前、ブータン政府の森林保護官が見つけたという情報がごく限られた研究者
に伝わり、日本蝶類学会が半年間の交渉の末、ブータン政府から特別許可を得て、
ことし8月、初めて現地調査を行いました。その結果、78年前に発見された場所と
ほぼ同じ標高2200メートルの山岳地帯の森の中で、ブータンシボリアゲハを確認しました。
調査にはNHKの取材班も同行し、世界で初めてテレビカメラで幻の蝶・ブータン
シボリアゲハが空を舞う姿を捉えることに成功しました。ブータンシボリアゲハは、
こずえの間を優雅に舞ったり、グライダーのように滑空したり、森の中を自由に飛
び回っていました。調査に参加した東京大学総合研究博物館の矢後勝也特任助教は
「世界の蝶の中でも最大の謎とされてきただけに発見したときは興奮した。
ブータン政府と協力して生態の解明に努め、アゲハチョウの進化の過程に迫りたい」と話しています。
▽記事引用元 : NHKニュース 10月27日 18時48分
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111027/t10013559911000.html
*リンク先に動画あります。
東京大学総合研究博物館 研究者 矢後 勝也
 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/people/faculty_yago.html

117 :
ブータンは低標高地は乾季の強い亜熱帯気候だが、標高2000mくらいだと
冬は最高気温は10℃を超えるものの最低気温は連日氷点下になる
最高気温は夏場で25℃以上。
更に東部の谷間だと異常に湿度が高かったりするが、年間雨量4000mmなんて事にはならないらしい
南のナガ丘陵だと世界最多雨地域もあるのだが
そんな気候ゆえ「ブータンシボリアゲハは日本に持ってきたら帰化してしまうんじゃないか?」なんて声すらある
NHKの番組では、彼らがいるのは確かに山奥だったが、人里近い里山のようなところで
山の中に所々、伐採されて明るくなった所もある状態
そこでウマノスズクサが伸び、ブータンシボリアゲハのものと思われる卵があった(一部の人が、シボリアゲハ他種より卵が小さい!と語っている)
現地の人は木を伐採するとき、萌芽更新しやすいように、胸高くらいで切っていた
こんな気配りによってここの自然が守られているのだ
アオタテハモドキとヒマラヤコヒオドシが同居する地域、というだけで、この地域の異常性が分かる
そして足りない熱帯要素として、タイスアゲハ族のチョウがキシタアゲハの替わりに
林冠近くを飛びまわるニッチに入ってしまった

118 :
ニューカレドニアは西岸の低地が年間雨量1100mmの乾燥地で
東岸低地が2000mm、中央の山地の東斜面が3000mmオーバーなんだとか
首都の人の住む地域が乾燥しているので「この島はオーストラリアに近いのでその影響でやや乾燥している」なんて記述も多いが
どちらの海岸かによって雨量が倍になる地域だった
なお、ニューカレドニア本島の南にあるイルデパン島では、全島が雨量2000mm前後で、初心者にも簡単にチョウなどを見つけられるらしい

119 :
この前亡くなった北杜夫氏は生前に太平洋各地を旅行した時網を持って行ったが
タヒチでもハナアブくらいしか採集できず、どこでも大したものは捕まえられなかった
但しイルデパン島でだけは、チョウを捕まえてから三角紙に収めるのが間に合わないほどチョウがたくさんいたという
だがニューカレドニア本島では相変わらず虫は多くなく、中心都市ヌーメアは西岸でここも乾季明けくらい(実際には雨量は少なくない時期)だが
周囲は夏枯れのような茶色っぽい葉ばかりで、そこからサン・ルイという所に行ったら小雨が降っていて虫がいなかった、との話
この雨の後で多分発生しただろうが、地図で見るとここも西岸でヌーメアから10kmも離れていないし高木も少ない山々が続く
山を越えて東岸に行くRP3という道路が当時あったかどうかは分からない
だが50〜80kmほど東へ山を超えて行けば、昆虫のもっと多い地域に行けたのであろう
太平洋の真ん中の虫が供給されず種分化もしていない地域で虫がいないと嘆き、
やっとゴンドワナ由来の島に来ても、サバンナ地域だったり乾季明けだったりで失敗する、
これは、熱帯の昆虫に憧れて南の島に行ったものの「これなら日本の方がよっぽど多いじゃん!」になってしまう典型パターンだった訳だ

120 :
∞メコン川流域で昨年200超える新種発見=環境保護団体
【ビエンチャン12日ロイター時事】環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)は12日、拡大メ
コン圏(メコン川流域のカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、それに中国雲南省を含む
地域)で2010年に200を超える新種が発見されたことを明らかにした。その中には色鮮やかな
ヤモリ、ガーキン(ピクルスに利用される小さなキュウリ)のように見える魚、米国のロック歌手エ
ビス・プレスリーのようなヘアスタイルのサルなどが含まれている。
 WWFは、この地域の生物多様性は驚異的で昨年1年間で200以上、つまりほぼ2日に新種
1種が見つかったと指摘した上で、この豊かさを維持するためには地域協力と意思決定が重要
だと述べた。
 WWFは今年、ベトナムのジャワサイが密猟により絶滅の危機に直面していることを明らかにし、
地域の野生生物が危険にさらされていることが浮き彫りになった。
 WWFの拡大メコン圏保護責任者スチュアート・チャップマン氏は、「2010年に発見された新種
は科学分野では目新しい生物だが、多くは既に食卓に上る運命にあり、生息地の減少と絶滅の
危機に直面する中で生存に苦戦している」と訴えた。
 報告書「ワイルド・メコン」に挙げられた208種の新種の中には、鮮やかなオレンジ色の脚、黄色
の首、青灰色の胴体を持つヤモリがおり、胴体の側面は鮮やかなオレンジ色で、黄色い線が入っ
ている。ベトナム南部の島で見つかった。
 また、白黒の上向きの鼻を持ち、プレスリーのようなヘアスタイルをしたサルがミャンマーの山岳
地帯カチン州で見つかった。地元の人々によると、このサルは雨の日には上向きの鼻に水が入ら
ないようにしているかのように、頭を両膝の間に抱えている様子が見受けられるという。

121 :
 そのほかには、自己複製によって繁殖するため、繁殖にオスを必要としないトカゲ、ガーキンの
ような外観の魚、それに5種の食虫植物が挙げられている。この植物の中には、ネズミや鳥さえも
おびき寄せて消化してしまうものもある。
 チャップマン氏は「拡大メコン圏の政府は、生物多様性の保護が負担だという考えをやめ、長期
的な安定を確実にするための投資だと認識する必要がある」と指摘した。その上で「政府が生物
多様性の保護と維持に投資しなければ、この地域の豊かな生物多様性は失われる。生物多様性
は、地球が環境の変化に直面する中で、長期的な安定を確実にする基盤となるものだ」と語った。
[時事通信社]
(2011/12/13-12:13)
ソース:時事ドットコム 2011/12/13-12:13
http://www.jiji.com/jc/rt?k=2011121300404r
画像
http://www.jiji.com/news/rt/photos/20111213nk02r_p.jpg
関連記事:WWF
New species discovered every two days in the Mekong
http://wwf.panda.org/wwf_news/?202743
画像:大メコン圏で発見された幻覚作用があるヤモリ「Cnemaspis psychedelica」
http://assets.panda.org/img/cnemaspis_psychedelica___l__lee_grismer_1_414711.jpg
画像:小鳥
http://assets.panda.org/img/phylloscopus_calciatilis___ulf_johansson_swedish_museum_of_natural_history_414714.jpg
動画:Wild Mekong: New species in 2010
http://vimeo.com/wwf/wildmekong

122 :
ブラジルのサンパウロ州にブラジル最大都市のサンパウロがあってここは標高760mと南回帰線あたりの緯度のせいもあり冬にちょっと冷え込む温帯
そして乾季は乾くし総雨量も1500mm未満
リオデジャネイロの方は沿岸にあり熱帯だがサバナ
だがサンパウロから南に60km沿岸部に行ったサントス港だけは熱帯雨林だ
年間雨量2000mmオーバーで乾季も無く、一番寒い月でも平均20度は越える
間には600〜1000mの山地が挟まっていて、トンネルも出来ている
この山地の海岸側の斜面だと雨量も多いのだろう
リオ付近でも山地は熱帯雨林との事だが、冬の気温が低いから
600mも登ったら18度以下になって温帯になってしまう

123 :
http://www.jopp.or.jp/research_project/pdf/110711h22_myammer.pdf
ミャンマー各地の雨量データ

124 :
>>123ミャンマーはちょっと海寄りだと物凄く雨量が多いなあw
タニンダーリ〜モン州でタイとの国境沿いの地域に注目すると
カンチャナブリーに隣接する辺りからインド洋に出た地域が物凄く雨量が多いが
これがタイに近付くとどんどん雨量が減り、タイ側では1300mm未満になってしまう
タークのメーソート〜ミャワディー辺りは雨量がそんなに多くなく
もう少し南、タイの国土が凹んでいるあたりから雨量が急増する
この辺はカレン州の南半分に接していて、カレン州にも年間雨量4000mmオーバーの地域があるという
ラチャブリーに接する辺りは雨量が少なめで、ペチャブリーに接する辺りは一転して雨量が増える
その南、プラチュアプキーリーカンの一番細い所に接する辺りもまた雨量が極めて少ない、というかタイとほぼ同じ気候だなw
その南からまた1700mmくらいになると
最南部のコータウンの雨量が物凄く多いという話だが、この図を見る限りはそれが分からないね
この図がどこまで正しいかも分からん
ミャンマーのタニンダーリやモン州の旅行記も近年は増えているが、どこも高木だらけという訳ではない
それぞれの場所と、この地図を比較していったらもうちょっと面白いかな

125 :
>>116-117妙な話に、なってしまったものだ・・・・・・・・・・

126 :
そうですね……

127 :
http://en.wikipedia.org/wiki/D%C3%A2mrei_Mountains
カンボジアのカルダモン山脈でも最もベトナムに近い地域であるエレファント山脈では
5000mmくらいの雨量が降る
大きな町のカンポットから10kmほど離れた、フランス植民地時代にカジノのあるリゾートもあった
Phnom Bokorもそんな位置にあり、標高が山頂でも1000mほどであるが霧に覆われ、山の斜面は熱帯雨林に覆われている
プイヨード氏が、早期から各種大型甲虫に関する記載を出来たのはこんな環境がフランス領インドシナにあったからなのかと納得する
Bokorと、ジャワのBogorとは特に関係ないが紛らわしい(宗教関係で同語源?)
Bogorは年間雨量3800mmでしかも乾季というものが存在しない地域だが、Bokorは乾季はあるもののその時期でも霧に覆われ湿度が保たれる
だが、Bokorには滝があるのだが乾季には水が無くなるとの事

128 :
ポウ

129 :
>>124>カンチャナブリーに隣接する辺りからインド洋に出た地域が物凄く雨量が多いが
その辺は今投資が集まっている

130 :
パラゴムノキは高温多雨の地域でないと大きくは育たず、従ってサバナ気候に属する地域では栽培されない、というのが定説であった
実際、年間雨量が2000mmであっても、乾季が3ヶ月ほどあると、従来の品種では乾季に葉を落としてしまう
だが近年、耐乾性の強い品種が誕生した。
従来のものより葉が分厚く、葉の裏に生える毛が従来のものより長く、乾燥に耐えられるのだ
これは年間雨量1000mm、乾季が6ヶ月という地域でも、土壌の塩分が多過ぎなどの地域でもなければ
問題なく育つ。乾季でも、在来樹種の3割ほどが殆ど葉を落としているのに、パラゴムとマンゴーとベンガルボダイジュとタマリンドは
全くびくともしない
パラゴムは50cmほどの苗を植えた後、5年ほど、高さ5mもならないうちからラテックスが収穫可能になる
だが乾季には収穫量が大幅に減ってしまう
植栽後に30年くらいになると樹液の量が減り、これは軽軟な材として利用する。軽いとは言っても、
学習机や簡易な本棚であれば問題なく使える
植栽後に10年も過ぎると、林内は昼も暗いほどであり、蒸発量も少なくなる
だがそれゆえに他の植生を一切許さない樹種である。下草が無いので、土壌流出が懸念される
雨緑樹林の地域では本来は乾季には明るくなり、それを生かして繁茂する低木も多いのだが
それらが一切育たない。生物多様性の観点からもこれでは戴けない
この耐乾性パラゴムは、焼畑などで樹木が失われた土地に植えて、とりあえず樹林地にしてしまえる樹木としては
山火事を起こすユーカリに比べると遥かに優れている。ただしあまりにも成長が早いため、他の植生を一切シャットダウンしてしまうのだけが
問題なのだ
もしこの耐乾パラゴムを使って多様性もある森林を回復させたかったら、5×5の25本を綺麗に正方形に植え、10年経ったら真ん中の1本を伐採して
そこに乾燥フタバガキ樹種を植えるか、鳥の好きな果樹をつける樹種、たとえばナンヨウザクラなどを植え、
更に10年経ったら中心近くの樹木8本のうち4本を切り、そこにベンガルボダイジュを植えて、徐々に残ったゴムノキを絞め殺させてもっと明るい林にして
鳥による糞散布も使って自然林に近付け、残存するパラゴムから樹液を採ったり、材木として利用する、という事になるか
だが、傾斜地ならもっと根を深く張る樹種が良い

131 :
パラゴムの植林地で中が暗いほどに成長した地域では、乾季の終わり近くで外気温35℃の時でも
そのパラゴム植林地ではずっとひんやりとしていた
むしろ在来植生の落葉樹林の方が暑いくらいであった
このひんやり具合を、全体の本数のうち何本に1本切っても維持できるか?あるいは1本だけ落葉樹に置き換えても維持できるか?
と考えて、その置き換え可能な本数分だけ別の樹種に徐々に置き換える、と考えていくことになる

132 :
某島の空港のある地点の年間雨量が2300mm、でもここは空港のためもあり多くの樹木が切り払われている
潮風が吹き付ける海近くの平地で乾いた感じ
ここから島の中部に行くと、その山の斜面は40mクラスのフタバガキ科+パラゴムノキが生えている
パラゴムノキは旧来の品種で、2000mmクラスの雨量があっても葉を落とすようなものだが、山中で湿度が高いところでは
乾季でも葉を落としていない
また木が大きくなり過ぎ(樹高25m、胸高直径30〜50cm)でラテックス量が減って作業されず放置されているので、
下層植生も10〜15mになってジャングルに戻りつつあるw
あるいは下層植生に、何故か巨大なクワズイモ類ばかりが生えている所もあった
そして南端の岬では、乾燥+潮風のため、再び樹木が殆ど無くてパルミラヤシくらいしか目立つ樹木は生えていなかった
一方雨量2/3の同国首都では、耐乾品種のパラゴムノキが緑化樹として植えられているところもあった次第
将来は新聞記者に「首都の空港はジャングルに覆われ」とか書かれて、乾季の弱い地域か?とか勘違いする人が増えるのであろう

133 :
顔に葉のような突起が密集するカグラコウモリの新種がベトナムで確認された。
 新種「グリフィンズ・リーフノーズド・バット(Griffin's leaf-nosed bat、学名:Hipposideros griffini)」
は2008年、チュー・モン・レイ国立公園(Chu Mom Ray National Park)で発見。首都ハノイにあるベトナム
科学技術アカデミーのブ・ディン・トン(Vu Dinh Thong)氏によれば、既知のグレート・リーフノーズド・バット
(Great leaf-nosed bat)と間違えるほどよく似ていたという。
 しかし、同氏のチームは新種の可能性があると考え、網で何匹か捕獲。コウモリたちはおとなしく、
簡単に確保できた。
 ブ・ディン氏は、「体の大きさは近いが、グレート・リーフノーズド・バットなどは捕まると怒りを
あらわにする」と電子メールでコメントしている。「一方、グリフィンズ・リーフノーズド・バットはかなり
穏やかな性格のようだ」。
 ただし、別の厄介な生き物との戦いが待っていた。雨期のチュー・モン・レイ国立公園は、信じられないほどの
数のヒルに占拠されるという。「コウモリをわなに掛けようとしている間、ヒルが猛烈に襲ってきた」
と同氏は振り返る。「幸い、何とか乗り切れたが」。
◆まだ謎は多い
 ブ・ディン氏らは捕獲したコウモリが出す音波の周波数を記録し、数匹から組織も採取した。周波数は
グレート・リーフノーズド・バットとは異なり、新種の可能性を示唆。遺伝子分析の結果は、
ブ・ディン氏の予感通りだった。
「このコウモリの詳細はほとんどわかっていない」と同氏は話す。ほかのカグラコウモリと同様、鼻にある
葉のような奇妙な突起で、反響定位(エコロケーション)の精度を上げているようだ。反響定位とは、
音波を発してエサなどの物体からの反響を受信する方法である。

134 :
 グリフィンズ・リーフノーズド・バットは2つの国立公園でしか確認されていない。ただし、今後の調査で
新たな生息地が見つかるかもしれないとブ・ディン氏は考えている。
「今回の発見は、ベトナムに極めて多様なコウモリが生息しており、一部はいまだ発見されていない
可能性を示している」。
 研究の詳細は「Journal of Mammalogy」誌で発表された。
Photograph courtesy Vu Dinh Thong
▽画像 新種のカグラコウモリは、鼻の突起で反響定位の精度を上げている可能性がある。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/new-leaf-nosed-bat-discovered-vietnam_49228_big.jpg
▽記事引用元 National Geographic News(February 27, 2012)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120227001&expand
▽Journal of Mammalogy
「A new species of Hipposideros (Chiroptera: Hipposideridae) from Vietnam」
http://www.asmjournals.org/doi/abs/10.1644/11-MAMM-A-073.1
Chu Mom Ray National Park
http://en.wikipedia.org/wiki/Chu_Mom_Ray_National_Park
この国立公園があるKon Tum省は、隣がラオスとカンボジアの国境くらいの位置
同じ緯度の沿岸部はクイニョンだから乾燥地だが、国立公園のある山奥だと記事通りのヒルだらけの多湿地となる
コントゥムの省都でもまだかなり乾燥している

135 :
タイ南部からバンコクへと飛行機で乾季に北上する時は
スラータニー県のカオソック国立公園のダム湖周辺までがジャングルで
それより北東は一気に乾燥林、という感じに見えた
だが飛行機の右側座席からしか見ていない
つまり、南西季節風の影響を受ける斜面の側は良く見えるのだが
反対に北東季節風の影響を受ける斜面は見えなかった
その斜面を見ていない限り、熱帯雨林はスラーターニーのカオソックより南だけなんて
安易な判断はできない

136 :
>>10>>17耐乾パラゴムノキ園の樹木が若いうちは地面の光量がたっぷりあるから
樹間にパイナップルを植えている
パイナップルは、葉先が鋭くて南米の原産地では毒付き吹き矢の先端に使われた程である
また原種やかつての品種は葉の周り全体に棘があり、リュウゼツランと実質同じだった
パラゴムノキを植えて8年後に樹冠が鬱閉するともう何も植えられなくなってしまうがw

137 :
グーグルマップに従えば
東斜面は2〜4月にも青々しているね

138 :
モア、ドードー、リョコウバトなど、数多くの動物が絶滅していますが、
生き残った個体がいて再発見されるのは、さかなクンが関わったクニマスの
事例のようにわずかです。
そんな貴重な事例の1つが、オーストラリアの孤島、ボールズ・ピラミッドでの
ロードハウナナフシ再発見です。
オーストラリアの本土から東に600km離れたところにロード・ハウ島があります。
このあたりの島々にはサンゴ礁や海水の浸食によってできた険しい山があり、
独特の生態系もあることからユネスコ世界遺産(自然遺産)「ロード・ハウ島群」
として登録されています。
20世紀初頭まで、ロード・ハウ島には「ロードハウナナフシ」という、体長が12cm
ぐらいある巨大なナナフシが生息していました。ヨーロッパからの来訪者が驚いて
「木のロブスター」と呼んだこの虫を、地元の漁師は釣りエサとしても使用していました。
1918年、イギリスの補給船Makamboがロード・ハウ島近海で座礁。1人の乗客が溺れ、
その他の乗客は船が直るまでの9日間をロード・ハウ島で過ごしました。このとき、
船にいたクマネズミが島に上陸、ナナフシはよいエサとして捕食され、1920年には
もはや見かけることはなくなってしまいました。1960年代になって、ロード・ハウ島の
南東にあるボールズ・ピラミッドへとロッククライミングに出かけた一団がありました。
ボールズ・ピラミッドはGoogleマップで見ても大きな影が南側にできているほど険しい島で、
まるで岩山の先端が海の上に付き出しているかのような形をしています。
クライマーたちは絶滅したはずのロードハウナナフシの死骸、それも最近死んだものが
転がっているのを見つけました。しかし、ナナフシは夜行性ということもあって、夜にこんな
険しい島に虫探しに来ようという物好きはおらず、長らく生きた個体は見つかりませんでした。
オーストラリアの科学者、David Priddel氏とNicholas Carlile氏が2人のアシスタントとともに
ボールズ・ピラミッドを訪れたのは2001年早くのこと。海から島を見上げた彼らは、ナナフシが
生息できそうな植物群が点在しているのを確認し、島に上陸しました。上陸自体にも非常に
難航し、のちにCarlile氏は「泳いだ方が早かったと思うけれど、たくさんのサメがいたからね」
と振り返っています。

139 :
500フィート(約150m)にわたって垂直な崖をのぼった彼らが見つけたのはコオロギでした。
特別なものを何も発見できなかった彼らは仕方がなく崖を下ってきましたが、その途中で
フトモモ科のMelaleucaという植物が生えているのを見つけ、その真下に巨大な昆虫が最近
したフンを発見しました。これがどこから来たのかと興味を持った科学者たちは、夜間の
観察を決行。ついに、巨大な黒光りする昆虫を見つけました。
彼らが見つけたナナフシは合計で24匹。最初にこの光景を見たとき、Carlile氏は「まるで、
昆虫が世界を支配するジュラ紀に戻ったみたいだった」と感じたそうです。のちに、これらは
Dryococelus australis(ロードハウナナフシ)だと確認されました。この翌日、そして2年後と
調査を重ねた結果、これらはもはやボールズ・ピラミッドにしか生息していないということが
確認されました。いったいどうやってロードハウナナフシが海を渡ってボールズ・ピラミッドへと
移り住んだのか、鳥が運んだのか、漁師が運んだのか、なんらかの植物に乗っていたのかは
特定に至っていません。
オーストラリア政府はロードハウナナフシの保護を決定。2003年2月に2組のつがいを捕獲し、
1組はナナフシに詳しいシドニーの昆虫ブリーダーに、1組はメルボルン動物園に運ばれました。
昆虫ブリーダーに渡された2匹は2週間ほどで死んでしまったものの、メルボルン動物園に
渡された「アダム」と「イブ」はPatrick Honan氏による賢明の努力によって産卵に成功。
2008年には700匹のナナフシと1万1376個の卵にまで増やすことができました。
今後、このロードハウナナフシをロード・ハウ島へ戻すかどうかは決まっていませんが、もし戻す
のであれば天敵であるネズミの徹底的な駆除と、島の人々の協力が必要となってきます。
絶滅を食い止めてめでたしめでたし、ではなく、ここから先、元の環境へ戻すにはどうするのか、
戻したときに再び絶滅しないように何をしていくのか、まだまだ課題は尽きません。
http://gigazine.net/news/20120307-balls-pyramid-dryococelus-australis/
http://gigazine.jp/img/2012/03/07/balls-pyramid-dryococelus-australis/01.jpg
こちらはロードハウナナフシが孵化する様子を撮影したムービー。
http://vimeo.com/14413689

140 :
 植物の種類が豊富な場所といえば、まず熱帯雨林が思い浮かぶ。ところが、ごく小さな面積に限った場合、
草原の方が植物の種類が多いことがわかった。
 最新研究は、多様な植物生態系に関する世界中の調査結果を網羅した上で、「50平方メートル未満の範囲なら、
植物種が最も多いのは草原」と結論付けている。
 研究チームの一員でアメリカにあるノースカロライナ大学チャペルヒル校の植物生態学者ロバート・ピート氏は、
「植物相が豊かな場所イコール熱帯雨林という考えは、面積を限定しなければ間違っていない」と話す。
「ところが、先行研究とデータベースを詳しく分析したところ、草原の多様性について驚くべき事実が判明した。
ある程度は予想されていたが、熱帯雨林を超えるレベルだとは思わなかった」。
 しかも、あまり肥沃でない刈り取られた牧草地などの方が多くの種類に恵まれていることも明らかになった。
◆植物が多様な草原
 ピート氏の研究チームは、入手可能な生物目録をすべて集めてデータを分析し、面積あたりの植物多様性を算出した。
 単位面積が大きい場合には、やはり熱帯雨林の豊かさが突出している。例えば、1ヘクタール(1万平方メートル)
あたりの世界記録はエクアドルの熱帯雨林で、942種の植物が確認されている。100平方メートル部門では、
コスタリカの熱帯雨林が233種でトップだった。
 熱帯雨林の場合、林冠(森の上層)の高さが林床(地表面)から50メートル以上に達する場合が多く、
この空間でさまざまな生物が育まれる。

141 :
 しかし、維管束植物の生物多様性に関する限り、高さは重要ではない。維管束植物には、シダ類やヒカゲノカズラ、
顕花植物、針葉樹などさまざまなタイプが含まれる。
(本文>>2以降に続く)
▽画像 ルーマニアのクルージュ・ナポカ近郊にある草原。0.1平方メートルの範囲に生息する植物種の数が世界で最も多い。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/world-record-plant-species-grassland_50308_big.jpg
▽記事引用元 
National Geographic News(March 21, 2012)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120321002&expand#title
▽Journal of Vegetation Science
「Plant species richness: the world records」
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1654-1103.2012.01400.x/abstract
◆ヨーロッパやアルゼンチンの草原が勝利
 維管束植物に着目すると、東ヨーロッパやアルゼンチンの草原が最上位に君臨する。
 チェコの草原では、49平方メートルの範囲に131種が生息しており、世界最高記録となった。1平方メートル
部門では、89種が生息するアルゼンチンの草原に座を譲る。0.1平方メートルに限定すると、ルーマニアの
草原の43種が1番となった。
「多くの種類がこんな小さな範囲に詰め込まれているとは驚きだ」とピート氏は語る。「草原の草が刈り取られると、
光を求める競争が始まるらしい。さらに、低い成長率と肥沃でない土壌という条件が組み合わさって、
多数の植物種が小さな範囲に密集するのだろう」。
 なお、十分に肥料が施された芝地は植物多様性のホットスポットにはならないという。豊かな栄養分を
わずかな植物種が独占し、ほかの種を締め出すからだ。

142 :
◆謎に満ちた草原の植物多様性
 熱帯雨林と草原という2種類の生態系だけがなぜ優れた植物多様性を誇るのか。今回の発見により、新たな
研究活動が刺激されるだろう。
 研究チームでは、さまざまな地域や生態系を対象に、平均的な植物種の数を把握する包括的な調査を進める
予定だという。「われわれが発見した傾向は、どの地域でも当てはまるのではないだろうか」とピート氏は
述べている。
 研究の詳細は、「Journal of Vegetation Science」誌オンライン版に3月16日付けで掲載された。
Photograph courtesy Jurgen Dengler
(以上本文引用ここまで)

143 :
http://en.wikipedia.org/wiki/Thiruvananthapuram
インド南西部ケララ州南端近い、ティルヴアナンタプラム(トリバンドラム)市の月ごと及び年間雨量
22.7
24.4
40.4
117.4
230.4
320.8
226.8
138.1
174.6
281.7
184.5
65.9
年間1,827.7 (mm)
wikiにある通りのAwとAmの境界近いAm気候
定義上の乾季も3ヶ月だけだ
雨の多過ぎる月も無く、乾季も20mm程度の雨が降る、つまり月に2回くらいは雨が降るか
インドの低地としては一番安定している方の気候だろう

144 :
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/54880/1/KJ00000132363.pdf
1963-64年の知見
原文の47ページにタイのパラゴムについて述べられている
当時はカンボジアのゴム園が世界一と言われていたらしいが、その後ポルポトの時代を経て今はどんな品種を植えているのだろうか?
そしてタイでパラゴムを栽培しやすいマレー半島のチュンポンや南東部のチャンタブリでなく、マレー半島のもっと北や、ラヨーンでゴム栽培を始めたことについて
適地で無いから将来性は無いだろう、と書かれている
だがその後、耐乾品種が出回ったことで状況が大きく変わってしまったのだ
今では東北タイのあちこちにゴム園が出来ている
2000年から急増を始めていて、石油価格の上昇、自動車需要の増大に伴うタイヤ需要の増大などにより天然ゴムもどんどん価格が上がった
1980年代半ばにはアブラヤシの方が収益性が高いので、マレー半島多雨地ではパラゴムを切ってアブラヤシを植える動きが盛んであった
だがゴムの値上がりにより、再びゴムを植える例が増えているという
一方で、
・アブラヤシの油も足りないので、マレー半島ではやっぱり収益性の高いアブラヤシへの転換を続ける
・最新のパラゴム耐乾品種は東北タイにも耐えるが、アブラヤシは耐えられない。だから東北タイではパラゴムノキを植える
という動きも見られる
ただ、去年のタイの洪水による自動車生産の落ち込みが、タイの天然ゴム生産そのものに降り掛かってしまったという
更にギリシャ危機による世界的な不況の影響で天然ゴムの価格が最盛期の半分に落ちてしまい、このパラゴムブームも
どうなるか分からない、という
なお、1年半前までは、どうやっても天然ゴムが足りない状況が2014年までは続く、と予想されていたとの事
また、アブラヤシが足りないとはいっても、チャオプラヤー下流域でココヤシを植えまくった時期が10年ほど前にあり
ココヤシの油は大量に生産される訳で、それでどこまで代替出来るか?も分からんな

145 :
インドネシアのスラウェシ島で、ある新種のスズメバチが発見された。しかしこのスズメバチ、
そんじょそこらのスズメバチとはわけが違う。体がはちゃめちゃに大きいのだ。その大きさなんと6.35センチ!
http://news.searchina.ne.jp/2012/0326/national_0326_211.jpg
これを発見したのは、カリフォルニア大学デービス校で昆虫学を研究しているリン・キムシー教授。彼女は
今回のスズメバチの大きさと凶暴性を見て、「まるでスズメバチ界のコモドドラゴンだ」と話している。
またこのスズメバチのあごは異常に大きく、オスの場合、開くと前脚より長くなるという。ここまであごが
大きい理由としては、敵から巣を守るため、そして交尾中にメスを抑えるためだと考えられている。
ちなみにキムシー教授は、インドネシアの国章となっている神鳥にちなんで、このスズメバチを「ガルーダ」と名づけるつもりらしい。
身の毛もよだつような恐ろしい見た目を持つ今回の巨大モンスターバチ。このスズメバチの生態は、スラウェシ島の南西部に生息していると
いうことぐらいしか分かっておらず、これからさらなる研究が進められることだろう。一体どんな発見がなされるのか、楽しみなような、楽しみじゃないような……。
(文=田代大一朗)
参照元:Daily Mail(英文)
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2119343/King-Wasps-Indonesia-Two-half-inch-monster-jaws-longer-legs.html
サーチナ 2012/03/27 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0326&f=national_0326_211.shtml
参考画像 ▼あごが前脚より長く、キムシー教授は「どうしたらこれで歩けるのかが不明」と話している
http://sociorocketnews.files.wordpress.com/2012/03/giang-wasp2.jpg
▼こんなのと遭遇したら、悲鳴も出ないくらいビビってしまうだろう
http://sociorocketnews.files.wordpress.com/2012/03/giant-wasp3.jpg
______________________________________
だが2.5inchと原文にあるが、実際には2.5cmだったという
まあ面白い大顎の、ベッコウバチ類であるのは事実だ

146 :
∞山火事と開発でインドネシアのオランウータンが危機に
【ジャカルタ28日ロイター時事】環境保護団体などが28日、明らかにしたところによると、インドネシア・
スマトラ島の北部では、山火事とパーム油生産のためのプランテーション開発でオランウータンが生息
地を奪われており、今後数週間で約200頭が死ぬ恐れがある。
 これらのオランウータンは、スマトラ島北端のアチェ州のラワ・トリパと呼ばれる森林・泥炭地に住んで
いるもので、同島全体では約6600頭が生息している。環境保護団体「トリパを守る同盟」によると、アチェ
州のジャングルの3分の2以上はパーム油生産のために開発されている。
 パーム油はアブラヤシの実で作る植物油で、食用油やバイオディーゼル、ビスケット、石けんなどの
原料として使われている。インドネシアは世界一のパーム油生産・輸出国だ。
 「トリパを守る同盟」のメンバー、グラハム・アッシャーさんは、衛星画像では先週からトリパで山火事
が続いており、これが続けば、残された森林に追いやられているオランウータンが全て死んでしまう恐れ
があると指摘した。アッシャーさんは「乾燥状態がさらに続けば−その公算が大きいのだが−森林とその
中にいるオランウータンやマレーグマ、トラなど全ての生き物が数週間のうちに永遠に失われる可能性
が高い」と語った。
 森林破壊は、スマトラトラやジャワサイなどの動物にとって脅威であると同時に二酸化炭素(CO2)の
排出増加にもつながる。バリトラとジャワトラは過去70年間に消滅した。
 インドネシアでは昨年、新規プランテーション開発の認可を2年間凍結する措置が取られたが、環境
保護団体「ワルヒ」によると、アチェ州では実施から数日で違反行為が見られたという。同州での最後の
認可は前州知事がカリスタ・アラム社に昨年8月に与えたもので、ワルヒはこれが無効だとして前知事
を相手取って裁判を起こした。評決は来週出る予定だ。[時事通信社](2012/03/29-10:56)

ソース:時事ドットコム 2012/03/29-10:56
http://www.jiji.com/jc/rt?k=2012032900261r
画像:
http://www.jiji.com/news/rt/photos/20120329nk01r_t.jpg

147 :
Bach Ma National Park
ベトナムのフエの内陸方面にある
低地ですら3000mmの雨量のフエの山岳地域
http://www.vietnamspirittravel.com/guide/bach_ma_national_park_vietnam.htm
8000mmというのは東南アジアでこれまで知られている限りでは最多かなあ
だが山岳の多雨地域ではどこでもこの程度の雨量が期待できる

148 :
カンボジア密林で新種のヘビ、深紅色のうろこに白黒の輪
2012年07月18日 08:58 発信地:プノンペン/カンボジア
【7月18日 AFP】カンボジアの熱帯雨林でこのほど、
鮮やかな紅色のうろこに白黒の輪状模様のついた新種のヘビが発見された。
国際環境保護団体フォーナ・フローラ・インターナショナル(Fauna and Flora International、FFI)が
16日発表したところによると、「カンボジアン・ククリ(Cambodian Kukri)」と命名されたこの新種は、
野生生物の生息地が失われつつある南西部カルダモン山脈(Cardamom Mountains)で見つかった。
卵に穴を空けるため弧状に発達した後牙がネパールの短刀「ククリ」の形に似ているため
「ククリヘビ」と呼ばれる仲間の一種だという。
発見者の1人の爬虫(はちゅう)類学者、ニアン・タイ(Neang Thy)氏は、
「ククリの大半は地味な色をしているが、この新種は深紅色に白黒の輪があり、美しい」と話している。(c)AFP
_____________
▽記事引用元 AFPBBNews
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2889806/9258611
▽関連リンク
*Fauna and Flora International
Scarlet snake discovered in Cambodia
http://www.fauna-flora.org/news/scarlet-snake-discovered-in-cambodia/
http://www.fauna-flora.org/wp-content/uploads/The-Cambodian-Kukri.jpg

149 :
カルダモン山脈は今まで先進国の研究者が入れなかったカンボジアだが
実は旅行しやすい、というわけで今は新種発見のホットスポットだなあ
カンボジアで最多雨地域で熱帯雨林が広がっているからとにかく森に入る
どっかのサイトで、ここで何種類植物を見つけられたか分からん、と書いていた人もいたな
マレーシアより多様性が高いという

150 :
チョンブリーの山からアンルーナイ〜カオチャマオ〜チャンタブリー〜カルダモン山脈〜エレファント山脈〜カンポート〜フーコック島まで
ベトナムのバンメトート、ダラット、バオロクあたりは別のレンジなのかな

151 :
前:白夜φ ★[] 投稿日:2012/08/24(金) 00:37:06.78 ID:???
<フィリピンでフクロウの新種10種を発見、鳴き声が決め手>
2012年08月23日 19:05 発信地:マニラ/フィリピン
【8月20日 AFP】フィリピンでフクロウの新種10種が見つかった。
フィリピン生物多様性保護プログラム(Philippines Biodiversity Conservation Programme)の
Lisa Paguntalanフィールドディレクターによると10種のうち8種は別の種の亜種と考えられていたもので、
残る2種は全くの新種。
米ミシガン州立大学(Michigan State University)の鳥類学者と野鳥観察家、
国際環境NGOバードライフ・インターナショナル(BirdLife International)などが、
博物館所蔵の剥製や高精細写真、鳴き声の録音を分析して新種であることを確認した。
外見はほとんど変わらず、鳴き声の違いが判断の決め手だったという。
調査ではフクロウの鳴き声を捉える最新の録音システムが活用された。
いずれの種も小さな孤立した島や森のごく限られた場所にしか生息していないため絶滅の危険にさらされている恐れがあるという。
研究には10年かかり、各団体間の調整を経て発表された。(c)AFP
______________
▽記事引用元 AFPBBNews
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2896047/9381880
▽関連
Michigan State University
Two new owls discovered in the Philippines
http://news.msu.edu/story/11142/
http://news.msu.edu/media/photo/2012/08/a441065f-5af6-48c9-831e-90a8916fb2ce.jpg

152 :
>>63最近また別の資料があった
「地球の歩き方」だがw
北部はやや雨量大目、アンナン山脈のベトナム側は全般としてはむしろ雨量は少ない
南部はチャンパーサックもアッタプーも雨が多く2500〜3000mm、となっている
夏の季節風が完全シャットアウトの盆地に入ってしまうと、アンナン山脈側は乾燥してしまうと
だがもっとベトナム寄りだとやっぱり湿潤気候だったなんて説明も某サイトで読んでいる

153 :
コンゴで新種のサル発見、大きな目と黄金色の毛が特徴
2012.09.13 Thu posted at 11:46 JST
ケニア・ナイロビ(CNN) 米国の研究チームがアフリカのコンゴ(旧ザイール)で新種のサルを発見したとして、
12日の米科学誌プロスワンに論文を発表した。サルの新種は過去28年で2種類しか確認されていないという。
見つかったのはコンゴ中部ロマミ盆地の森林に生息するオナガザルの一種で、大きな目とピンク色の顔、
ふさふさした黄金色の毛を持つ。
体型や大きさは東部に生息するフクロウのような顔のオナガザル「フクロウグエノン」に似ているが、外見に大きな違いがあるという。
発見のきっかけは、コンゴの森林を調べていた調査団が、
近隣の集落で見たことのないサルが民家につながれているのを見つけたことだった。
森で母ザルがハンターに殺された子ザルを、地元の少女が引き取り、ペットとして飼っていたという。
少女の父親によれば、このサルは地元の人たちの間で「レスラ」と呼ばれ、ハンターにはよく知られた存在だという。
研究チームは鳴き声の録音や組織採集、生態観察などの現地調査と並行して、
遺伝学、人類学的な検証や、頭がい骨の形状の比較などを実施し、3年がかりの研究を経て新種と断定した。
レスラが生息している森林はこれまでほとんど学術調査の対象になったことがなく、今後も科学的に重要な発見が期待できるという。
しかし伐採や狩猟によって原生林が脅かされているのが現状で、研究チームはレスラを象徴として、
この地域の森林保護を訴えていきたい意向だ。
CNN
http://www.cnn.co.jp/fringe/35021707.html

154 :
>>86最近、コロンビア太平洋岸で新たに、12000mmの年間雨量の地域が見つかったらしい
どちらかと言うとコロンビアでも北寄りとの話
年平均気温、乾季が無い事、なども含めて考えると、これが多分最高クラスの熱帯雨林気候だろうな
この辺はどこも新種の宝庫で、生えている植物の2/3がいまだ学会に報告されていない、などという
もっともサトイモ科の着生植物ばっかりだがw
更にゲリラの活動地域なので、下手に入ったら誘拐され、殺される可能性の方が高い

155 :
青いキノコ、ボルネオ島で大量の新種
October 9, 2012
 新種と見られるイッポンシメジ属のキノコ。ボルネオ島、マレーシア領北部のキナバル山の標高
約2000メートル地点で、詳細な調査を目的として採取された。
 2週間に及ぶ生物多様性調査では、約300種の菌類を収集。うち100ほどは新種と考えられている。
調査チームによると、今回得られたDNAサンプルをはじめとする各種データから、キナバル山に
生息する菌類の大まかな数が初めて判明するという。
▽ナショナルジオグラフィック
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012100905&expand#title
英語原文
http://news.nationalgeographic.com/news/2012/10/pictures/121005-borneo-new-species-bugs-animals-science-environment/#/new-species-dna-barcoding-borneo-blue-mushroom_59927_600x450.jpg
▽画像
http://images.nationalgeographic.com/wpf/media-live/photos/000/599/cache/new-species-dna-barcoding-borneo-blue-mushroom_59927_600x450.jpg

156 :
>>147wikiにベトナム中部海岸地帯の都市の雨量グラフが大量に掲載されているようだ

157 :
ベトナム中部最北の都市ヴィン
http://en.wikipedia.org/wiki/Vinh
やや冬雨型。イネの生育期が乾季気味、収穫期が雨季というか土砂降り
乾季というか18℃ギリギリで、まあ冬だな
ゲアン省は「夏暑く冬寒く、台風も来る。ベトナムで最も気候が厳しい」などと称される地域だとの事
昆虫マニアならゴクリと唾を飲みそうな、上手く乾季の少雨を低温で打ち消しているような気候に見えるかも知れんが
ここで暮らすのは大変だ

158 :
http://en.wikipedia.org/wiki/%C4%90%E1%BB%93ng_H%E1%BB%9Bi
ドンホイも同じような気候だが冬に1.5℃くらい暖かい
雨量は1300〜4000mmとあるが、この地域は台風が来ないと旱魃になるか
http://en.wikipedia.org/wiki/Hu%E1%BA%BF
フエは年間雨量3000mm前後、この辺だと1月まで強い雨が続く
一応熱帯雨林ということになるが、冬季は20℃ギリギリ、乾季?は60mmの雨量で、底冷えもするとの事で
亜熱帯寄り、という事になるか
http://en.wikipedia.org/wiki/Da_Nang
南に隣接するダナンは冬でも最高25℃ちかくとさわやかな暑さになる
雨量は減って熱帯モンスーンに戻るが雨林は一応成立するレベル
フエとダナンの間の峠で、雲が切れ、寒さが和らぎ乾燥する、などという
http://en.wikipedia.org/wiki/Quang_Ngai
その南のクアンガイ
完全に東向きの海岸だからか、雨量がもうちょっと平均化する

159 :
http://en.wikipedia.org/wiki/Qui_Nhon
クイニョンまで来るとサバンナ気候という事になる
年間1700mmにまで減り、乾季もそこそこ厳しい
http://en.wikipedia.org/wiki/Nha_Trang
ニャチャンでは年間1300mm台、乾季が実質8ヶ月という乾燥気候になってしまう
だがこの辺までは台風に影響される
その南のファンランでは、年間雨量600mm台のところもある
その南ではメコンデルタになるが、ホーチミン市の1800mmというのはメコンデルタでは最も多いくらいで、
川の中央に近づくほど少雨になる
そしてもっと南下してカマウ半島になって、2000mmに戻る

160 :
ベトナム中部はその山奥にサオラがいるので面白い
世界遺産のあるホイアンのデータも
http://stw-vietnam.com/area/hoian.html
乾季そのものは3ヶ月と短いのだが、準乾季というべき100mm程度かそれ未満の月も合わせると8ヶ月
これが中部ベトナムの標準で、またそれゆえに一度森林が無くなると回復が難しい
そして北半球の夏に当たる時期がずっと、この雨が少なめの時期に当たっている

161 :
気候変動でアラビカ種コーヒーが絶滅?
Amanda Fiegl   
for National Geographic News  
November 9, 2012
世界中の人々が愛飲するコーヒーは、1日に16億杯が消費されている。しかし、イギリスの王立植物園キューガーデンが
このほど発表した研究結果によると、一番飲まれている野生のアラビカ種が2080年までに絶滅する恐れがあるという。
気候変動が原因だ。
野生種に限った話なので深刻な状況とは思えないかもしれないが、市場に出回るコーヒー豆はその野生種を基にした
栽培種から収穫されている。野生種が絶滅すると、栽培種も遺伝子的な面からさまざまな脅威に弱くなる危険性がある。
その結果、やがては私たちの口に入るコーヒーの品質が低下し、価格が上昇するかもしれない。
「元来アラビカ種は病気や害虫に弱く、生産性の面で問題が多い。生産者は、常に野生種を利用して遺伝的多様性を維持している」と、
キューガーデンによる今回の調査プロジェクトを主導したアーロン・デイビス(Aaron Davis)氏は話す。
栽培種のコーヒーは、大きく分けてアラビカ種(野生種の「Coffea arabica」由来)と、
ロブスタ種(「Coffea canephora」由来)の2種に限られる。
しかし、コーヒーの木を15年間調査してきたデイビス氏によると野生種は125以上あり、しかも未確認の種がさらにあるという。
「調査し始めて最初に驚いたのはその点だ。非常に重要度の高い作物だが、いまだに全種の解明には至っていない。
そして、そうした野生種の中に有効な遺伝子を持つ種がある」。

162 :
▽記事引用元 National Geographic
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121109003&expand#title
▽関連 
PLOS ONE
The Impact of Climate Change on Indigenous Arabica Coffee (Coffea arabica): Predicting Future Trends and Identifying Priorities
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0047981
◆アラビカ種の危機
国際コーヒー機関によると、アラビカ種は世界の生産量の7割を占めており、コーヒー産業の中核を成しているという。
しかし、その大部分の先祖は17〜18世紀にエチオピアで採取されたごく少数の原木に溯る。
遺伝子プールが狭く(遺伝子の多様性が低く)、「それがひ弱さにつながっている」とデイビス氏は指摘する。
今回の研究では、フィールド調査とコンピューター・モデリングを組み合わせ、さまざまな気候条件下で、
野生のアラビカ種にどのような影響が出るかシミュレートされた。
栽培種の原産地でアフリカ最大のコーヒー生産地エチオピアと、南スーダンの一部の地域に焦点が当てられている。
その結果は「非常に深刻」なものだった。最良の気候条件下でも、2080年までにアラビカ種に適した生育地の66%が消失。
最悪の条件下に至っては、ほぼ全滅する恐れがあるという。
しかもこの想定には気候変動だけが条件として取り入れられており、森林破壊は考慮されていない。

163 :
デイビス氏のチームは4月、南スーダンのボマ高原(Boma Plateau)を訪れた。
当初はコーヒー生産の可能性を探るための調査だったが、深刻な野生アラビカ種の状況に気付いたという。
「現地の森林を調査してから、救済措置を探る方に目的が変わった」と同氏は言う。
研究では、ボマ・プラトーの標本をできるだけ早く種子バンクに保管する必要性を提唱している。2020年までに絶滅するおそれがあるためだ。
アメリカ、ミズーリ植物園の植物学者ピーター・レイブン(Peter Raven)氏は今回の研究には関係していないが、
「アラビカ種は通常、熱帯地域の高地の植生で生育する。既に生態系の中で危機的な状況に追い込まれているため、
気温が上昇すると行き場を失ってしまう」と話す。
国連開発計画(UNDP)がまとめたレポートによると、アラビカ種コーヒー生産世界第3位のエチオピアでは、1960年以降、
年間平均気温が1.3度上昇しているという。
「生育に適した気温の幅はごく狭く、野生種も栽培種も気候変動には弱い」とデイビス氏は語る。
「アラビカ種が気候変動の進行に脅かされていることは、単純なシミュレーションでもすぐにわかる。
このまま放っておけば、やがてはコーヒー生産に悪影響が出るのは間違いない」。
今回の研究結果は、「PLOS ONE」誌に11月7日付けで掲載されている。

164 :
ボマ高原について調べたが、スーダンは内戦が激しかったのであまりデータは無い
だがエチオピアに近い部分に関してはデータがあるらしく、そこでは年間雨量1300〜1800mmとある
物凄い多雨地帯というわけではない。だが、アフリカとしては十分すぎる雨量だ
コーヒーベルトと昆虫の多い地域が重なっているのは興味深い
かつては自然破壊の代表のようだったプランテーション農業も、近年では有機栽培作物が
高値で扱われるなどで親自然な作業や構造へと向かっている部分も多い

165 :
http://www.youtube.com/watch?v=HJ5PtfxfizU
Moringaつまりワサノビキとかキャベツノキと呼ばれる熱帯の有用樹種
アブラナ科に近縁で、樹木になり乾燥に強く、野菜として葉を食べることが出来、
またビタミンやミネラル豊富、カラシ成分で滋養にも良い
植物図鑑で知っていたが、注目されているなあ
乾燥にもかなり強い植物だからサバナ気候向け
葉が野菜になる有用植物だから材を過剰伐採する人もいないし、土地を裸地にしないで済む
現地では青汁のようにして生薬として使ったりしている
ワサビノキの成分で水を浄化、細菌を殺し鹸濁物を沈下させるともあるね
いい事ずくめだがあくまでもビジネスwww
モリンガという音の響きが良いんだよなあ
アフリカっぽくて
実際にはインド原産とあったがw
モリンガはあくまでもラテン語の属名だ
だが、アフリカの陽気なハーブ「モリンガ」青汁登場!
滋養に良くて健康に!とかの売り文句で日本でも使えるかいな?って訳だw

166 :
http://www.afpbb.com/article/economy/2909278/9738400
ゾウのふんから集めた超高級コーヒー豆、タイのホテルが発売
【10月26日 AFP】香りの強いコーヒーが好きなら、次の旅行先にタイはうってつけの場所かも──。タイの高級ホテルチェーンが、
ゾウのふんから集めたコーヒー豆の販売を始めたからだ。
「ブラック・アイボリー(Black Ivory)」と名付けられた新ブレンドは、ゾウが消化して排せつしたコーヒー豆を使用しており、
なめらかな口当たりと強い香りが特徴とされている。
 販売元のアナンタラ・ホテルズ(Anantara Hotels)が「自然なプロセスで洗練された」と形容するこのブレンド。
値段はなんと1キロ当たり1100ドル(約8万8000円)、カップ2杯分が約50ドル(約4000円)で、世界最高級ブレンドの1つだ。
 アナンタラは25日、AFPに送った声明で次のように説明している。「研究の結果、コーヒーに含まれるたんぱく質がゾウの消化酵素により
分解されることが分かっています。たんぱく質はコーヒーの苦味の主な原因の1つとされているので、これが減ることにより苦味がほとんどなくなります」
 ゾウの体から排出されたコーヒー豆は、ゾウ使いによってふんの中から回収され、日干しされる。製造場所はアナンタラが
タイ北部に持つゾウ保護センターで、ここには30頭のゾウがゾウ使いとその家族と共に暮らしているという。
 コーヒー市場では近年、「ブラック・アイボリー」のほかにも高級ブレンドが登場している。フィリピンやベトナム、インドネシアに
生息する樹上性哺乳類ジャコウネコのふんから集められるコーヒー豆も、同価格帯で販売されている。ジャコウネココーヒーは
米ニューヨーク(New York)のあるコーヒー店では1キロ748ドル(約6万円)で売られている。(c)AFP/Sebastian Smith
シベットコーヒーより高値とは強気だなあ!
熱帯のコーヒー産地は雨量が一定レベルある地域だ
他方で、もっと売れる産品が良いとコーヒー栽培を諦める人たちも多い
ゾウやウマのように、反芻せずに盲腸の微生物が発酵させる生物である事が大事だな

167 :
他に果実食の良い動物はいないかなあ?
南米ならテンの仲間のタイラというのが有望かな
アライグマの仲間のコーヒーも良さそうだが、あいつら手が器用だから
果肉を指先で摺り剥がしたりしそうだな
バクあたりも良いかなあ
サルは手が器用過ぎるかな
アフリカにはアフリカゾウがいるが、アフリカ人はゾウを飼い慣らす文化を持っていない
インド人のゾウ使いに言わせれば「アジアゾウより易しいぞ?」との事だが、一般的には
より強暴だとされている
ゾウでもう1つ考えたくなるのは、ゾウにコーヒーの収穫まで任せられるか?という事だ
枝葉もみんな食ってしまうだろうし、コーヒーの実は同時にみんな熟すわけじゃないし
深い茂みの枝の中にまとめて実ってる感じだからゾウの鼻先じゃつまみ切れんぞと
否定されそうだが
また排泄されたゾウ糞から掘り出すわけだが、折角粉々にした糞を放置したら勿体無い
糞にワラや赤土を混ぜて1年放置してからコーヒー農園に施肥したいね

168 :
パンダがコーヒー豆食ってくれたらベストなんだがなあwww
あいつらは消化管に留める時間が短過ぎるのが欠点だ
ブランド価値だとこれがベスト
ウマも消化管に留める時間が短いね
青草を食ったら、葉緑素が残った状態で長さ2cm以上の繊維だけで出来た糞が出て来る始末
表面に消化酵素の影響を受けた薄膜すら無い

169 :
年間雨量だけで言えばインド洋のレユニオン島もなかなか多く、低地の東海岸で3000mm台、
その山岳地で6250mmとかに達する
ただしレユニオン島はサイクロンが来るかどうか雨量が全く違う
なおこの島は絶滅したソリエールはともかく、昆虫でも飛べない生物がいたりしてなかなか面白い

170 :
レユニオンドードー だったすまん
ゾウガメもいたらしい

171 :
ホーチミン市近郊で新種のトビガエルを発見
2013/01/22 12:34 JST配信
(C)AFP, Nguoi Lao Dong
http://www.viet-jo.com/home/magick_img.php/130120083959.jpg
http://www.viet-jo.com/home/magick_img.php/130120083959_2.jpg
 オーストラリアの研究者が、ホーチミン市近郊の平地林で、新種のトビガエルを発見した。
15日付グオイラオドン紙(電子版)などが報じた。
 発見したのは、シドニー市にあるオーストラリア博物館の両生類生物学者
ジョディ・ローリー氏。ホーチミン市近郊をハイキング中に、大きな緑色のカエルが切り株に
座っているのを見つけ、調べてみると新種のトビガエルと判明した。ローリー氏はこの新種の
カエルに母の名ヘレンにちなんで「ヘレントビガエル」(英名:Helen’s flying frog、
学名:Rhacophorus helenae)と命名した。
 トビガエルは木から木へと飛び移り、滑空するのに適応して進化した水かきがついているのが
特徴。ヘレントビガエルは体長9センチほどで、80種類ほどいるトビガエルの中でも良く飛ぶ
部類だという。
 現在研究者たちは、絶滅の脅威がないか生息地の環境を調査しているが、平地林は人間が
簡単に立ち入ることができるため、伐採や開発の対象とされやすく、既に危機的な状況に
あるという。ヘレントビガエルは現在東南部のビントゥアン省とドンナイ省での平地林のみで
生息が確認されている。
ソース
http://www.viet-jo.com/news/social/130120084332.html

172 :
>>147>>156-160
ハイヴァン峠 の雨量が知りたいね
標高は470m程度だから物凄くは多くは無いだろうが、
3000mmのフエのさらに斜面だから5000mm近くになりそうだなあ

173 :
>>172
ダナン近郊のバーナー高原bana hillsで1400m、雨量2500mm
ただし標高1000m付近は更に雲が多くいつも雨が降っている、とある
Back Maに関しては、山頂で7900mm以上とはっきり明記されるようになった

174 :
>>60のデータが観光地ばっかりになっている
一方で
http://www.tmd.go.th/en/province_stat.php?StationNumber=48421
ここは見方に慣れると面白い
トンパープン郡なんて初めて見たぞ

175 :
スラタニーって気象台があるのはちょっとだけ海に突き出したところで多雨
一方で都市は雨量が少なく乾季が激しい
サムイ島は雨量が多過ぎない程度
プーケットも空港周辺より、一見乾いている筈のプーケット市内の方が多雨、など
ソンクラーもソンクラー市やハジャイの大学構内は雨量が2000mmオーバーだが
何故か空港は非常に乾いている
多分その南のダンノックも乾燥しているのだろう
ちょっと丘があってその陰になったり風上になったりで雨量が倍以上違う事もある
これが熱帯の気候の厳しさか

176 :
ハジャイ大学とハジャイ空港の間は10km未満しか離れておらず、その間に山などがある訳でもないのだがなあ

177 :
ガーナのクマシ
http://worldweather.wmo.int/151/c00922.htm
年間雨量1400mm、最少雨月15mmというのは確かに湿潤サバンナだが
60mm未満を乾季とするなら、2ヶ月しか乾季がない
そんな気候なのでちょっと頑張ればカカオ栽培が可能というわけだ
海岸から160kmも内陸だが、この辺りには上手く雨が降る
ガーナ国内ではこのような地域を熱帯雨林地域と称しているようで、
そういった地域で昔からカカオ栽培がされていたと考えるべきか
アクラだけ見てこんな700mm台でどうやってカカオを?と考えてはいけない

178 :
ベトナム中部の昆虫相は2005年くらいからクワガタマニアが手を出して発見が相次いだ模様

179 :
http://homepage2.nifty.com/fukuyo-web/cmb/cmb-climate.html
カンボジアの気候
シェムリアップとシハヌークビルをグラフ内で混同しているのは愛嬌としてw、
まあラタナキリとコッコンとシハヌークビルで年間雨量が多い
コッコンはこのグラフの限りでは3800mmクラス、シハヌークビルは3100mmクラス、というところか
これとは別に、タイ東部チャンタブリーからのパイリンのグラフも見つけたが2700mmクラス
近年国境周辺という事で、また山地が近く注目したい地域だが
まだ安全面でちょっとどうか?

180 :
タイの昆虫の産地を見ると
ドイ・プイというのがよく出てくるが
ドイ・ステープ、ドイ・インタノン、ドイ・チェンダオの3つは観光本や昆虫本でよく出てくるが
ドイ・プイってどこだ?って、行った事の無い人は思ってしまう
http://www.thaismile.jp/FotoGallary/ThaiPics/ThaiPhoto_Chiangmai_MeoTribalVillage.html
ドイ・ステープの1つ奥の山、などと紹介されたこともあるが、
一番ぶっちゃけて言えば、モン族に会える観光村って訳ですw
ドイ・ステープは標高1000mクラス、ドイ・プイは1600mクラス
年間雨量は2000mm程度
麓ののチェンマイ市の1.6倍にも達する
ただしこの山にはクワガタはあまりいないかも?と言われた事がある
でもテナガコガネが多いとの事だが、外国人が採集したら逮捕だな

181 :
ミャンマーのチャイティーヨー・パゴダは今にも落ちそうな岩の上にあるので有名だが
場所はヤンゴンから直線距離150km、曲がって180km、トラックに揺られて5時間と決して遠くは無いものの
モン州の北端あたりにある
本当に山際だ
このロケーションだがやや湾内だから雨量はどうか?と思ったら
http://www.travelmyanmarasia.com/index.php/destination-2/places-with-cultural-value-and-ecotourism/kyaikhtiyo
Area - 38606 acres.
Climate - Warm and humid
Annual rainfall - 145 inches
Average temperature 28 0C
Type of forest - Tropical rainforest .
ミャンマーの多雨林でマレー半島の影響のある地域をを知る入門場所として結構良いのではないかなあ?
エーヤワディー管区の山はそれらとは区切られているので影響が弱いだろうね

182 :
http://www.amazon.co.jp/dp/4797416807
ミャンマー動物紀行 大西信吾 著
ここに「ミャンマー北部の冬季に冷え込む地域では、乾季の水分の失われ方が少ないため
フタバガキ科の常緑の大木が茂る森になっている」と興味深い事が書かれている
確か雲南のシーサンパンナも同じ条件だったな
一方、北緯25度もあるので、ココヤシは生えないという

183 :
その本を見たら
いわゆる常緑熱帯雨林はミャンマーでは4500mmくらいないと分布しない、みたいな書かれ方をしているなあ
ミャンマーは乾季が6ヶ月と長いところが多いから、雨の量だけで喜んでいたら季節林でしたって
事になる
カレン州のパアン周辺も雨量4000mmだが、林冠は鬱閉していないタイプの森林だという
また、海に面している山の西斜面ばかり見てしまうが、東斜面がむしろ重要だと書いてある
朝の気温が低く霧が発生している時間に日差しが照らして乾季に地面の乾燥が抑えられるのが東斜面で、
こういう所は午後は日陰になって蒸発が抑えられる
西斜面は、霧の無い暑い時間帯に日光が当たって乾いてしまう、との事
海はほぼ西向き?と思えるミャンマーだが、ごく一部の地域で少しでも北東季節風に湿度を与えうるところでは
冬季にも急にまとまった雨が降るらしい

184 :
>>182冬季に雨が降る日もあり湿度が失われないのはカチン州とかサガイン州だという
ベトナム中部やタイ南部のように、1月になった方がむしろ雨の量が増える、とかとは違うらしい

185 :
ビルマの竪琴の舞台のモデルとなったムドン収容所は、
モウラミャインの更に南30kmにある
小説や映画にも、雨季に酷い雨が降りっぱなしの描写がある

186 :
ミャンマー南部ダウェーの年間降水量は約5,000ミリ。これは東京やバンコクの3倍に相当する。
しかも降雨のほとんどが6〜8月に集中するためか、市中心部の市場には至る所に傘が売られていた。
日中でも1時間ぐらいの間に、土砂降りの通り雨が2度ほど駆け抜ける。あっというまに去っていくと今度は強烈な日差しが戻る。
傘は雨だけでなく日差しよけでも大活躍。この時期のダウェーの市民に、傘は必携品の一つだ。
ダウェーを含むミャンマー南部の海岸で6〜8月に雨が多いのはタイとの国境にある山脈に南西季節風の雨雲がぶつかるためだ。
国境を越えてタイ側に入ると快晴。似たような経験はやはり国境に山脈があり多雨のラオスからベトナム中部高原へ抜ける時にも経験した。
キャベツなどラオス産高原野菜がタイでは増えているが、今後はミャンマー産も、物流の発達でお目見えすることだろう。
http://news.nna.jp/free/news/20130701thb001A.html

187 :
>>86ジャマイカの低地で雨が多い熱帯雨林気候なのは
島の北東海岸に面した地域、例えばポート・アントニオなどである
北なら何でも良いかと北西岸に行ってモンテゴベイだと
乾季はキングストンよりやや湿度が高いものの地面を湿らせ切るに至らず
雨季は毎月100〜150mmと熱帯としては少ない、という具合なので注意

188 :
http://www.currentresults.com/Weather/Jamaica/annual-average-temperature-rainfall.php
Rainfall
Average total precipitation in a year Days Place Inches Millimetres
93 Kingston        32.0 813
113 Montego Bay 43.7 1110
? Morant Point 121.3 3082
? Port Antonio 64.3 1634
142 Cinchona Gardens 91.9 2335

189 :
Average total precipitation in a year Days Place Inches Millimetres
93                         Kingston  32.0    813
113                        Montego Bay 43.7  1110
?                          Morant Point 121.3  3082
?                          Port Antonio  64.3  1634
142                      Cinchona Gardens 91.9  2335
Cinchona Gardensの場所
http://www.limetreefarm.com/our-location.shtml
ブルーマウンテン中腹のむしろ南斜面だなあ
http://en.wikipedia.org/wiki/Morant_Point
ジャマイカのまさに東端
ポートアントニオについて、年間雨量1000mmと書いた資料も多く
ただその中で1ヶ月300mmオーバーがあり、乾季もあるが月に20〜30mm程度雨が降って
またジャマイカは冬季に28℃程度までしか気温が上がらず、蒸発がある程度抑えられて
森林性になる?みたいな書き方であった
一方、この資料では年間で1600mmオーバーになっている
ポートアントニオの乾季は、3ヶ月間だけ30mm前後が続いて、何故か80mmオーバーの月が来て
もう1ヶ月30mm程度、というものであるらしく
こういう場合は乾季は実質3ヶ月って事に近くなる
といっても作物栽培や苗木の植え付けなんかには障害になるが
1600mm台で乾季にも30mm程度、なら、そこそこの森林になるだろうなあと
まあポートアントニオの画像を見たらかなり森林の密度は高いかなと

190 :
http://www.guidetocaribbeanvacations.com/jamaica/JohnCrowHikes.htm
The wettest part of Jamaica is the John Crow Mountains,
which absorb the full brunt of the moisture-laden air coming off the Caribbean.
This region reportedly receives as much as 300 inches of rain annually.
The name John Crow is the local term for the turkey vulture (buzzard),
the bald, red-headed scavengers that often make their nests in cliff hollows and on ledges.
ヒメコンドル山脈、あるいはジョンクロウ山脈
年間雨量7500mmオーバー
ブルーマウンテンよりこっちの方が多かったか
しかも標高は1100mまでで、あまり気温も下がらん
http://en.wikipedia.org/wiki/Papilio_homerus
ホメルスアゲハ情報
ブルーマウンテン、ジョンクローマウンテンにはまだいるだろうけど多くなく、
西部のコクピットカントリーに50頭だけ!
http://www.cockpitcountry.com/Rainfall.html
The highest rainfall totals in the Cockpit Country occur in the central core, which receives 250-380cm annually.
Rainfall diminishes along the periphery to 175-250cm.
ジャマイカ西部でもなかなか雨量の多い地域はある
ここは標高も低め
http://en.wikipedia.org/wiki/Cockpit_Country
現地の動画はみんなレゲエ風味www

191 :
プロ市民(国籍不問w)ガチ推しの飛翔体キムチ太郎当選で未来はピカドン明るいね
http://www.hoshusokuhou.com/archives/29932855.html

192 :
【8月16日 AFP】(写真追加)テディベアとアライグマを掛け合わせたような見た目の新種の小動物を、
南米アンデス山脈の高地で発見したと、米スミソニアン協会国立自然史博物館
(Smithsonian Institution National Museum of Natural History)のチームが15日、 国際動物学誌ズーキーズ(ZooKeys)に発表した。
西半球で肉食哺乳類の新種が見つかったのは35年ぶりという。
 膝の上に乗るサイズのこの小動物は、研究チームによると実は長年各地の動物園や博物館で展示され、
エクアドルやコロンビアの森林にも生息していたものの、やや大型のアライグマ科の動物「オリンゴ」と同一種だと
勘違いされていた。しかし、オリンゴとは繁殖行動を一切せず、何かがおかしいとみて研究を進めた結果、
アライグマや中南米産の小動物キンカジュー、オリンゴと同じアライグマ科の最小の種だと判明したという。
「オリンギト」(小さなオリンゴの意)と呼ばれるこの新種動物には、「Bassaricyon neblina」との学名が付けられた。
大きな丸い目と小さなかぎ爪を持ち、枝を伝って木から木へと飛び移ることができるオリンギトは、主に果実を餌としているが、
昆虫も食べるという。体重は約1キログラム。夜行性で、木の上で生活することを好み、1回の出産で1匹の子しか産まないという。
 研究チームは約10年かけ、博物館にあるオリンギトの標本が採取された場所が、オリンゴの生息地よりも高
い海抜1500〜2700メートルの高地だったことを突き止めた。DNA分析でも、オリンギトとオリンゴが別の種だとの結果が得られた。
 オリンギトは、オリンゴよりも体が小さく、頭部と歯の形状も異なる。また、オレンジがかった茶色の体毛は
オリンゴより長く、密集して生えている。
 研究チームは、野性のオリンギトが今も生息しているかどうか確かめるために南米を訪れ、西アンデス山系の
雲がかった高地の森に多数のオリンギトを発見した。

193 :
 ただ、研究チームによるとオリンギトの従来の生息地は、既に42%が農地か住宅地として開発されてしまっているという。
研究チームのクリストファー・ヘルゲン(Kristofer Helgen)氏は、「アンデスの高地森林帯は危機に瀕した生物が数多く暮らす
唯一無二の世界だ。オリンギトが大使となって、エクアドルとコロンビアの高地森林帯に世界が関心を持つようになればうれしい」
と話している。(c)AFP/Kerry SHERIDAN
▽画像 米スミソニアン協会(SmithsonianInstitution)が公開した新種のアライグマ科の小動物オリンギトの写真(撮影日不明)。
(c)AFP/MarkGurneyforSmithsonianviaGettyImages
http://img.afpbb.com/i-img/image_for_msafari.php?article_id=11197602&mode=normal_detail&.jpg
他の写真は記事引用元をご覧ください。
▽記事引用元 AFPBB News( 2013年08月16日 11:05)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2962040/11197602

▽ZooKeys
「Taxonomic revision of the olingos (Bassaricyon), with description of a new species, the Olinguito」
http://www.pensoft.net/journals/zookeys/article/5827/abstract/taxonomic-revision-of-the-olingos-bassaricyon-with-description-of-a-new-species-the-olinguito

194 :
絶滅危機のトキ、カンボジアで新たな生息地を確認 WWF
2013年08月21日 12:00 発信地:プノンペン/カンボジア
【8月21日 AFP】絶滅の危機にあるオニアカアシトキ(学名:Thaumatibis gigantea)の巣が、
カンボジア北東部のこれまで生息が確認されていなかった場所で見つかり、野生生物保護活動家らは種の生き残りに期待を膨らませている。
羽毛のない頭部と長いくちばしが特徴のオニアカアシトキは、生息地の減少と密猟により絶滅の危機に追いやられている。
野性のオニアカアシトキの生息数は約345匹にとどまり、その9割がカンボジアで確認されている。
世界自然保護基金(World Wildlife Fund for Nature、WWF)の声明によると、カンボジア・ストゥントレン(Stung Treng)州の
メコン川流域の生物多様性に富む森林地帯で7月、地元の農民がオニアカアシトキの巣を発見した。
その後、WWFの調査チームが現地調査を行い、巣の中で卵2つを温めるオニアカアシトキの成鳥を確認している。
WWFとともに地域の鳥の巣保護プロジェクトを運営している現地森林当局のある当局者は、
「メコン川流域でのオニアカアシトキの巣の発見は、種の生き残りに希望をもたらすため、非常に大きな意味を持つ」と話す。
オニアカアシトキは1994年、国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)のレッドリストに「近絶滅種(CR)」として登録された。
生息地はカンボジア、ラオス、ベトナムに限られている。(c)AFP
__________
▽記事引用元 AFPBBNews 2013年08月21日12:00配信記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2963115/11221715
もともとこの鳥はインドシナ半島に広く分布していたが、今では殆どカンボジアしかいない
体長105cmにもなる巨大なトキ、というか、アオサギよりでかいなw
日本のトキは76cmで体重が1.4〜最大2kgにもなるというが、単純計算だ4kgオーバー?本当かよ
流域の国の農薬使用量が増えているから、そんな重い鳥だと卵が割れるのも仕方ないのかなあ

195 :
日陰を求めて飛び跳ねるガの幼虫、ベトナムに生息
2013年08月21日 10:27 発信地:パリ/フランス
【8月21日 AFP】ベトナムに生息するガの一種の幼虫は、木の葉を巻いて作った「乗り物」を飛び跳ねさせるというユニークな方法で
日陰に移動するというカナダの研究チームの論文が21日、英国王立協会(British Royal Society)の
専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に掲載された。
ガの一種「Calindoea trifascialis」の幼虫は、卵からかえって2週間ほどすると体の周りに木の葉でミノムシのみのの
ようなものを作って地面に落ち、飛び跳ねて移動し始めるという。
カナダ・ロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum)のキム・ハンフリーズ(Kim Humphreys)氏によると、
飛び跳ねる頻度は1秒に1回ほどで、1回のジャンプで移動する距離は4分の3センチほど。
通常は3日間ほど主に日中に移動を続け、約2週間後に羽化する。
幼虫にとって太陽光による乾燥は地上の天敵であるアリより大きな脅威だとみられるため、日陰を求めるためにこのような生態を獲得したのだと研究チームは考えている。
幼虫がこのような曲芸をする昆虫はほかにも存在するが、「乗り物」を自ら作ってそれを独創的な方法で動かす点で、このガは珍しいという。
また、他の昆虫はランダムに移動するのに対し、このガは特定の方向に移動することができる。
■飛び跳ねる幼虫の動画へのリンクはこちら
http://youtu.be/wOXrS1G7Ako http://youtu.be/uqQUFjF51Lg
(c)AFP
___________
▽記事引用元 AFPBBNews 2013年08月21日10:27配信記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2963113/11225944
▽関連リンク
・Biology Letters
Not looking where you are leaping: a novel method of oriented travel in the caterpillar Calindoea trifascialis (Moore) (Lepidoptera: Thyrididae)
http://rsbl.royalsocietypublishing.org/content/9/5/20130397.abstract
・Royal Ontario Museum
Discovery of jumping behaviour in a caterpillar, Calindoea trifascialis, in Vietnam
http://www.rom.on.ca/en/blog/discovery-of-jumping-behaviour-in-a-caterpillar-calindoea-trifascialis-in-vietnam

196 :
これってベトナムのどこなのかなあとリンク先を
http://www.rom.on.ca/en/blog/discovery-of-jumping-behaviour-in-a-caterpillar-calindoea-trifascialis-in-vietnam
This caterpillar lives in the hot, dry open forests of southern Vietnam and feeds on the leaves of dipterocarp trees.
南ベトナムの乾燥林のフタバガキ科の森としか書いてないw
ベトナムは全体的に南の方が乾燥する傾向にあるのは分かるが
科学+ではアリより乾燥が怖いと書いているがまあシアンを含んでいて有毒なのか
それでアリも食わないと

197 :
http://en.wikipedia.org/wiki/%C4%90%E1%BB%93ng_Nai_Province
ホーチミンのすぐ東のドンナイ省
Climate
??ng Nai lies in the monsoon tropical zone and is affected by the north-east and south-west monsoon.
It is also put under the influence of Pacific Ocean tropic atmosphere between April and October.
Climate is cloven in two distinct seasons. The rainy season lasts from March or April to November and
the dry season from December to March or April of the following year. Average temperature goes between 23.9-29.0C,
much lower than standard level of the tropical regions (26-30C). Its rainfall is quite high with 1,500 - 2,700mm.
On average, the weather is sunny for 4 - 9.5 hours a day and does not exceed 11.5 hours per day, even on the
hottest and sunniest days. Total rainy days within a year are between 120?170 days (standard level of tropical
region is 150?160 days) with total rainfall of some 1,500 - 2,750mm. The average humidity is around 80 - 82% and h
umidity in the dry season is 10 - 12% lower than that of the rainy season. The humidity is inconsiderably differential among the areas.
??ng Nai Province's weather with regular sunshine, rain and high humidity equally found in the localities
facilitates agricultural production and development of industry and cultural and tourism activities.
ここにトリアン湖??というダム湖がある
ベトナムからはコーカサスオオカブトも発見済み

198 :
http://www.afpbb.com/articles/-/3003248
絶滅危惧種サオラ、ベトナムで15年ぶりに撮影 WWF
【11月14日 AFP】2本の角を持つ絶滅危惧種の動物、サオラ(Saola)がベトナムで15年ぶりに見つかり、
この動物の復活の希望が高まった。自然保護活動家らが13日発表した。
?サオラはレイヨウに似た動物で、捕獲が極端に難しいため「アジアの一角獣」と呼ばれることもある。
世界自然保護基金(WWF)とベトナム政府がベトナム中央部のアンナン山脈(Annamite Mountains)に仕掛けていたカメラが、9月にその姿を捉えた。
?WWFベトナムのバン・ゴク・ティン(Van Ngoc Thinh)カントリー・ディレクターは、「私たちのチームが最初に
写真を見た時は目を疑った。サオラは東南アジアの自然保護活動家にとっては貴重なものであり、大変な興奮だった」と語った。
?サオラは1992年に発見されたばかりの動物で、先がとがった2本の角がある。角の長さは50センチメートルにも達する。
?野生のサオラが確認されたのは、ラオスでカメラに捉えられた1999年以来のこと。ダン・ディン・グエン(Dang Dinh Nguyen)
クアンナム省森林保護局(Quang Nam Forest Protection Department)次長によると、サオラがベトナムで前回確認されたのは1998年だった。
?自然保護活動家らは、野生のサオラは数十頭〜数百頭しか生息していないとみている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%A0%E7%9C%81
海岸が北向きなら年間雨量1800mmオーバーで乾季が弱く
クイニョンのある東向きのビンディン省から1660mmと減ってくるわけだ

199 :
http://www.worldweatheronline.com/Bang-Saphan-Noi-weather-averages/Prachuap-Khiri-Khan/TH.aspx
プラチュアップキーリーカン県のバーンサパンノイ
年間雨量1760mm、2月のみ乾季で月間雨量40mmとまさに首の皮1枚でAm気候
-averages を地名-weather の後で付けると年間データが出る
こういうサイトってもう10年くらいサービスやってるから合計雨量とか独自集計しちゃえるねw
http://www.worldweatheronline.com/Bang-Saphan-Yai-weather-averages/Prachuap-Khiri-Khan/TH.aspx
ところが僅かに北のバーンサパンヤイは年間雨量1170mm程度とプラツヤップキーリーカン県全土とほぼ同じ雨量しか
観測されていない
乾季は20mmの雨
http://www.worldweatheronline.com/Prachuap-Khiri-Khan-weather-averages/Prachuap-Khiri-Khan/TH.aspx
と思ったら、県庁所在地と同じ雨量データで誤魔化してあるようであったwww
タップサケーなんかも同じデータだなあ
そのうち細かいデータが出来ればいいんだが

200 :
あちこちで調べたが、どうも複数個所のデータをまとめて使いまわしている感じだなあ
カンボジアでカンポットが2200mmとか、コッコンで4000mmとか出て来たが
シアヌークヴィルも2200mmでもうちょっと多いだろ?って感じだった

201 :
で、ミャンマーを調べたらあちこちでデータがメッチャクチャになっていた

202 :
マレーシアはそこそこ良いがラオスがめちゃめちゃだ
ベトナムもあんまり正確ではないな
やっぱり雨量データって難しいなあ
このサイトなんて毎時間の雨量を表示してるんだし
この足し算でどうにかなるでしょ!って思うんだが
そういうデータベースと連動してる訳ではないみたいだな

203 :
タイ国ペッチャプリー県ゲーンクラチャン国立公園のパーラウー滝周辺
http://www.stickmanbangkok.com/ReadersSubmissions2012/reader7433.htm
Even though it was officially the dry season, I could see there was still regular rainfall in the area;
there was lush, green vegetation crowding both sides of the road.
低地はタイでも一番雨が少ないくらいの地域なんだが、標高が上がると微妙に地形の関係で
乾季にも雨季にも湿度を保持できるくらいの雨量になる
しかし以前集めた情報だと年間雨量では1500mmくらいという話だったが、低地より毎月1.5倍多いという事なのかどうか?

204 :
バリ島の観光地ブドゥグルの気候
http://en.climate-data.org/location/199435/
本当に涼しい。イチゴの産地
年間平均気温18.5℃、年間雨量2261mmだが
乾季相当の月が4〜5ヶ月くらいある

205 :
http://www.malaeng.com/blog/?p=5785
We have recently discovered that the largest male found from
Khao Khieo, Chon Buri, the new champion , the longest body in Thailand, with its body length of about 123 mm.
飼育品の方が14ヶ月かけてこのサイズなのは世話の仕方によるものかどうかはまた別としてだ、
Khao Khieo, Chon Buriってhttp://peakery.com/khao-khieo-4/
山頂ですら700m程度の山。Khao Khiaoと書く場合もあるがタイ文字をどうアルファベットにするかなんて自由
どんどん飛行して拡散し30km圏内に適度な湿度の低山地があればどんどん生息域を広げるのであろう
しかしこの山に関しては生息地が10km^2未満だなw
この地域は低地だとガチガチのサバンナでとてもこんな虫は生息不能である

206 :
チョンブリーのカオキァオは動物園があったり50mの木々に渡したケーブルに安全ベルトとフックをつけて
空中をスリリングに移動する「フライトオブギボン」が楽しめるアトラクションなどがある

207 :
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003182.pdf
野生生物とはあまり関係ないがミャンマーのダウェー開発の事業可能性を
パシフィックコンサルタント社が調査した結果
国境からの地形なんかは出てる
年間雨量とか森林とかは分からん
それにしても物凄い計画だねw
第二の泰緬鉄道なんていう人もいるけどそれ以上だよ
しかし、線路のゲージ幅も違う、ミャンマー側は舗装もまだで傾斜は物凄いでどうすんだ
昔はチョンブリーやラヨーンだって貧しかったけどレムチャバンやマプタプートの開発で
14年で収入が4倍近くになった例なんかが載ってるね
ダウェーでも同じような社会の大変化が起こるだろうと
一方で、タイでは製鉄所の高炉が環境アセスに引っかかって作れないので
自動車産業を主力とするタイとしては隣国に是非とも製鉄施設が欲しいというのも述べられている
5000mmの雨量も構わず、製鉄所を作ってタイに鉄道輸送したい訳か
タイ側は「ここは日本経済にとっても生命線」とまで説明しているが、とりあえず日本側は
現時点ではティラワ工業団地までしか大規模には支援していない
2015年が転換点になると報告書にも述べられている

208 :
ラオス南部のベトナム国境側の雨量など
http://jma-net.go.jp/sat/data/web/aomsuc-2/Session5/5-5_SPathoummady.pdf
pdf上の29ページに1998〜2010のデータ
パクセーは1900mmと有名だがサラワンとアッタプーのデータも分かる
2000mm=71mm
saravann
51+96+101+75+87+71+75+81+71+78+56+81+50
/13 で2217mm
attapeu
48+75+78+93+85+95+67+90+96+79+69+78+41
/13 で2333mm
しかし乾季もどうせ5ヶ月くらいあって熱帯雨林にはならないような地域なのだろう
更に台風の外れ年だと雨量が6割に激減する
でも南に隣接するカンボジアのラタナキリと同じ気候では?といわれると弱いなw

209 :
http://doewrea.site40.net/document/Attapeu%20profile%20-%20Eng.pdf
pdf上で19ページ書類上で13ページにアッタプーの月ごとの雨量が記されているが
5ヶ月間の乾季がある
チャンパーサックの気候
http://en.climate-data.org/location/30204/
パクソンの気候
http://en.climate-data.org/location/50872/
アッタプーの気候
http://en.climate-data.org/location/1365/
このサイト面白いな

210 :
http://en.climate-data.org/location/758379/
カオチャマオ低地 1759mm
http://en.climate-data.org/location/716703/
クレーン郡 1836mm
僅かに乾季が厳しいが3ヶ月ほど。

211 :
http://en.climate-data.org/location/498237/
The climate is tropical in Bang Saphan Yai. In most months of the year, there is significant rainfall
in Bang Saphan Yai. There is only a short dry season and it is not very effective. According to Koppen and
Geiger climate is classified as Am. The average annual temperature in Bang Saphan Yai is 27 °C.
About 1859 mm of precipitation falls annually.
一番雨が少なくても50mm近くで年間1860mmじゃあ余裕でAmになってしまう
ただし最多雨月263mmと極度の多雨でもない
12月は60mm未満でもう乾季になる
noiの方は12月もまだ雨季だろうな
http://en.climate-data.org/location/53321/ Ban Pak Nam Chumphon 熱帯雨林気候w
http://en.climate-data.org/location/46443/
たった4mmの雨量差でAfとAmを分ける意義があるのか?
この地峡地域は季節風次第でどうにでもなるという訳だ
クラ地峡というが本家のクラブリは南西季節風が強い
http://en.climate-data.org/location/498229/
プラチュアプをもっと北に行ってホワイヤーン
この地名は多いぞw
1462mmで一番乾燥しても12月の35mmとこっちはAs気候寄り
http://en.climate-data.org/location/53315/
タップサケー。年間1586mmで12月に39mmと本当にギリギリギリギリのAm気候。248mmの雨量も本当に絶妙
もっと北に行くと1100mmとかになってしまい完全に乾燥するのだが
まあこの間辺りで、サバンナが熱帯雨林に変わる、という事になるのか?

212 :
http://en.wikipedia.org/wiki/Si_Sakhon_District
ナラティワート内陸のシーサコン郡
http://en.climate-data.org/location/54691/
タイでは最も最少雨量で余裕のある熱帯雨林気候
65mm「も」雨が降る
ヤラーですら1ヶ月は60mm未満の雨量の月がある

213 :
http://en.climate-data.org/location/54700/
と思ったら、ベートンで2月が76mmの最少雨量月だった
山だから全般に涼しい
http://en.climate-data.org/location/30281/
トンパープンの年間雨量2657mmって書いてあるがトンパープンも東西に広いんだよなあ
http://en.climate-data.org/location/717774/
サイヨーク1828mmというがここも広いし地形で雨量が変わるんだよ
サンクラブリーの僅かに西のフワイマライ村が2500mm
http://en.climate-data.org/location/511857/
ここって舗装道路が無くて車で行けなくなったって所だっけ
http://en.climate-data.org/location/217590/
普通にサンクラブリもあった
http://en.climate-data.org/location/659828/
ティライパーという所は2000mmとある
http://www.ourweb.info/01/photos/thailand/036/index3.shtml
まあ冒険も大変だよ

214 :
http://www.youtube.com/watch?v=n_eII27AuwE
Ban Sanepong
http://en.climate-data.org/location/659903/
同じ作者かね
北のターク〜ミャンマーを見よう
http://en.climate-data.org/location/3725/
メーソット1540mm
http://en.climate-data.org/location/51232/
ミャワディー1771mm

215 :
http://en.climate-data.org/location/30065/ トラート3200mm
http://en.climate-data.org/location/216392/ ハートレーク4000mm
http://en.climate-data.org/location/36818/ クロンヤイ4400mm
http://en.climate-data.org/location/36123/ コッコン4000mm
一部で4600mm説とかあるけどその辺はまた後でw

216 :
http://en.climate-data.org/location/826175/
チョンブリー県内陸平地のコチャン郡で1500mmか
http://en.climate-data.org/location/3184/
シアヌークビルのデータをやっと見つけたが3500mm
http://en.climate-data.org/location/26390/
このサイトはカンポットを2366mmと書き
http://en.climate-data.org/location/26389/
ケップを2188mmと書いているが、
まあ15〜20%水増しの傾向があるな
一方でミャンマーの多雨地はなかなか5000mmになっていなかったりw
http://en.climate-data.org/location/800071/
Cham Ka Beiは1900mmでAw気候
http://en.wikipedia.org/wiki/Kampong_Trach_District
こんな海沿いで1800mmで、
http://en.climate-data.org/location/549468/
Aw扱い
カンボジアは内陸に行くとあっという間に雨量が減るので
海沿いに変化を見るしかない
そうなるとベトナム方面へと動かないと、
AmとAwの境界を見つけることは出来ない
http://en.climate-data.org/location/26388/
Pra Moyはトラートの細い部分から内陸へと行きカンボジア側らしいが
年間雨量2200mm。周囲には1600mの山などもある
カンボジアのポーサット州西部
http://en.climate-data.org/location/826314/
チャンタブリ内陸のソイダオ低地部は1600mm

217 :
http://en.climate-data.org/location/54690/
Su-ngai Padi
国境のスンガイコーロクの北隣のスンガイパディは西に1000mの山があるため
最少雨量の2月にも78mmの雨が降り、年間でも2660mmの雨が降る
タイでケッペンの定義するAf気候を探すのは本当に大変だが、南部に数箇所あるのは分かった
しかし微々たるものだし、周辺画像を調べても別に50mの木々が生い茂ってるわけでもなく
普通にちょっと乾き気味の普通のタイだw

218 :
カンボジア、ラオス、ミャンマーにはその定義での熱帯雨林気候は存在しないんだろうな
ベトナムではフエがそれに当たる
http://en.climate-data.org/location/36968/
このC?u ??nh キューディン?どうも漢字だと九鼎と書くようだ
はフエ市内の阮朝王宮にある、大きな鼎が並ぶ施設だな
フエも色々あってもっと乾燥の厳しい所もある

219 :
http://en.climate-data.org/location/35246/
ハノイの南のナムディンなニンビンの更に南の沿岸部が
一応熱帯雨林か
C?m Xuyen
http://en.climate-data.org/location/35524/
ヴィンのちょっと南
この周辺にも熱帯雨林らしい所がある
南の300mの山のお陰かね

220 :
http://en.climate-data.org/location/35284/
ドン・レ?のあるTuyen Hoa Districtも熱帯雨林という事になる
この辺は6月に暑いのか
涼しい季節に比べて年較差で10℃と熱帯にしては差が大きい

221 :
http://en.climate-data.org/location/35885/
ここはハティン省らしい
まあ熱帯気候ギリギリの北端あたりに、最少雨量月でも60〜80mmの地域があちこちにあるわけだ

222 :
http://www.agoda.com/ja-jp/the-natural-garden-resort/hotel/chanthaburi-th.html?dsrch=1&cki=040214
&cko=050214&asq=RB2yhAmutiJF9YKJvWeVbVxrPmy5c63%2fmxba1IdlsW%2fcbr01
Ej3zcjmpskQrbFqOWIrfIfye3Ewo8i4x0wG6MItTT9z5Tzqg4EH7qC4YtFKG0A91Sp1rfd21AD%2fvUigtg9nMR8MJN9tFIhq9kVtlpg%3d%3d

223 :
The Natural Garden Resort Khao Soi Dao
ポンナムロン郡
http://en.climate-data.org/location/498055/
低地は山影であり決して年間雨量がずば抜けて多いわけではない

224 :
ナマケモノとガ、切っても切れない共生関係 研究で判明
2014年01月23日 21:54 発信地:パリ/フランス
【1月23日 AFP】ものぐさの度が過ぎて、自分の毛に生えるコケを食べ、まともに動くのは週一度の排泄の時だけ──。
そんな動物はナマケモノしかいない。
そのの生態を詳細にわたって観察し、名前負けしない見事な「怠けっぷり」を明らかした調査結果が、
英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で発表された。
生物学者らの研究チームが行った調査によると、ミツユビナマケモノは、被毛に寄生するする蛾(ガ)と協力することで怠けるの奥義を極めたという。
熱帯雨林の樹上で主に樹木の葉を食べて暮らすナマケモノは、週に1度だけ、排便のために木から地上に降りる。
この際、ナマケモノは肉食動物にとっての格好の餌食となりやすく、非常に高いリスクが伴う。
だが研究者らは、ナマケモノが地面に降りて排便する際、このガが宿主の糞に卵を産み付けていることに気が付いた。
幼虫は糞の中で孵化し、成虫になった後で再び樹上のナマケモノの被毛へと向かう。
ナマケモノに寄生するガは被毛内の窒素量を増やし、また少量ながら排便もする。
これらが肥料の役目を果たし、被毛の小さな刻みにたまった雨水に藻が繁殖する。
そしてこの藻は、普段は樹木の葉しか食べないナマケモノにとって貴重な栄養源になるという。
発表された研究論文は、「この共生関係はナマケモノの生態の根幹をなす要素であり、
そのおかげでナマケモノがより怠けるようになったのかもしれない」と述べている。(c)AFP
____________
▽記事引用元 AFPBBNews 2014年01月23日 21:54配信記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3007096
▽関連リンク
Proceedings of the Royal Society B
A syndrome of mutualism reinforces the lifestyle of a sloth
http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/281/1778/20133006.abstract

225 :
蛍光放つ魚類、180種以上=熱帯サンゴ礁などで米博物館発見
熱帯のサンゴ礁などに生息する180種以上の魚類が緑や赤、オレンジの蛍光を放つことを発見したと、
米自然史博物館などの研究チームが9日、米科学誌プロスワンに発表した。
仲間を識別したり、天敵から身を隠したりするのに使っているとみられ、蛍光を放つ魚類は予想以上に多いという。
 
蛍光を発する海の動物はこれまで、主にクラゲやイソギンチャク、サンゴが知られていた。
下村脩博士がオワンクラゲから発見した緑色蛍光たんぱく質は遺伝子研究に幅広く使われ、ノーベル化学賞受賞につながった。
しかし、魚類はあまり知られておらず、理化学研究所が昨年、ニホンウナギから緑色蛍光たんぱく質を見つけたと発表し、世界的な反響を呼んだ。
 
研究チームは2011年から昨年にかけ、大西洋のバハマ諸島やカリブ海のケイマン諸島、南太平洋のソロモン諸島で調査。
カメラによる撮影法を工夫し、カサゴ類やニザダイ類、トラザメ類、エイ類など50科105属の180種以上が蛍光を放つことを確認した。
今後、医学や生物学の研究に役立つ新たな蛍光たんぱく質が見つかると期待される。(2014/01/09-14:50)
_____________
▽記事引用元 時事ドットコム 2014/01/09-14:50配信記事
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014010900525
緑色の蛍光を放つトラザメ類、エイ類、赤い蛍光のカサゴ類など。
米自然史博物館チームは180種以上の魚類が蛍光を放つことを発見した(米プロスワン誌提供)
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/0140109at30_p.jpg
▽関連リンク
PLOS ONE
Published: January 08, 2014 DOI: 10.1371/journal.pone.0083259
The Covert World of Fish Biofluorescence: A Phylogenetically Widespread and Phenotypically Variable Phenomenon
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0083259

226 :
南米のアルゼンチンで、川に水遊びにきていた人たちが突然、肉食魚の
群れに襲われ、子どもを含む70人以上が手足をかまれたり、指をかみ
ちぎられたりする被害に遭いました。
アルゼンチン中部のパラナ川で25日、夏の暑さをしのごうと水遊びを
楽しんでいた市民が突然現れたピラニアのような肉食魚の群れに手や足などを
次々とかまれました。
けが人は70人以上に上り、このうち、7歳の女の子がかまれた手の指を
切断するなど、指を失った子どもも複数いるということです。
人を襲ったのはピラニアの仲間の「パロメタ」と呼ばれる、どう猛で鋭い
歯を持った肉食魚だとみられています。
地元の人は当時の状況について「川のあちらこちらで被害が出た。かまれた
人たちは数センチに及ぶ深い傷を負っていた」と話しています。
この川では、これまでにも人が肉食魚にかみつかれることが何度かあった
ものの、これほどの規模で襲われた例はないということです。
現場は首都ブエノスアイレスから北西におよそ300キロ離れた都市
ロサリオにある市民に人気の川遊びの場所で、当時、数千人がクリスマスの
休暇を利用して遊びに訪れていたということです。
肉食魚に70人以上が襲われる 南米 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131227/k10014153051000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131227/K10041530511_1312270750_1312270754_01.jpg
パロメタはhttp://trouttimes.exp.jp/Trouttimes%20Main/others/argentine/palometa.htm Pygocentrus palometa
Palometa Brava、ちょっとカワイイ名前の響きではありますが、その素性は世界最大のピラニア。白く輝く歯がステキです。
しかしスペイン語で調べると
どうも日本で言えば〜ダイと名付けられるような縦に薄い魚の多くを、パロメタと呼んでいるらしい

227 :
ブラジルの野生生物保護当局は27日、大西洋熱帯雨林「大西洋岸森林」に生息する
ジャガーの絶滅が差し迫っているとする研究を発表した。
研究者たちによると、ジャガーの個体数の減少は、縮みゆく熱帯雨林自体にとっても脅威だという。
捕食動物保護の研究機関Cenapがまとめた報告書によると、大西洋沿岸森林の
ジャガーの成体数は過去15年間で80%減少し、250頭になった恐れがある。
さらに生殖年齢にある成体数はその5分の1に過ぎないという。
■熱帯雨林の9割が開発で消失
マタ・アトランティカとの別名をもつこの熱帯雨林には多彩な動植物が生息し、
とりわけ固有種の宝庫となっている。
かつては国土の15%に当たる120万平方キロ以上の面積を持ち、アマゾンの
熱帯雨林の25%を占めていたが、乱伐や牧場開発、都市化の進行の結果、
ここ数世紀の間に90%以上もの面積が消失した。
ブラジルの環境NGO「SOSマタ・アトランティカ基金」によると、現在の面積は
わずか2万8600平方キロほどだという。
ジャガーにとっては生息地の減少によって、エサの探索と狩りの双方に悪影響を被る。
生物学者のペドロ・ガレッティ氏は一例として、ジャガーが家畜の牛を捕食した場合、
農場労働者たちはジャガーをRことをためらわないというケースを、
地元紙「フォリャ・ジ・サンパウロ」紙に語っている。
Cenapのディレクター、ロナウド・モラト氏は、この地域の食物連鎖の頂点に立つ
ジャガーの減少が、多様性を誇る熱帯雨林の生態系にとって明らかな脅威だと警告している。
Cenapは来週から、残存するジャガーを観測衛星で追跡する新プロジェクトに乗り出す。
http://www.afpbb.com/articles/-/3007407 
ブラジル大西洋岸の森林にまだジャガーが残っていたなんて奇跡だな

228 :
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140325-00000001-natiogeog-sctch&pos=3
ナナフシは白亜紀から植物に擬態
 最初の鳥が飛び始めるのとほぼ同じころ、ナナフシは植物に変装することを覚えていたらしい。
顕花植物の出現以前、およそ1億2千万年前から、ナナフシは植物の葉に扮していたという研究結果が発表された。
 モンゴルで発見された化石は、小枝を真似るナナフシの最も初期の事例を表している。
ナナフシ目は現在、3000種以上が記載されており、ナナフシをペットとする愛好家もいる。
“古代の黒筋ナナフシ”を意味するクレトファスモミマ・メラノグラマ(Cretophasmomima melanogramma)と
学名が付けられたナナフシの化石の発見は、北京にある首都師範大学のマオミン・ワン(Maomin Wang)氏が率いるチームによって報告された。
「われわれの祖先は、1億2千万年も前から、既に枝や葉を擬態した昆虫によって騙されていた」と、
この研究の共著者でパリ、ソルボンヌ大学のオリビエ・ベソー(Olivier Bethoux)氏は語る。「この発見により、
顕花植物の出現以前から、ナナフシを含む様々な昆虫による植物擬態が行われてきたことが明らかとなった」。
◆新しい葉
 恐竜の時代、視覚的に昆虫を捕食する初期の鳥類や哺乳類の到来は、進化の過程で急速に植物擬態と
いう術を昆虫に与えたとベソー氏は述べる。
「この発見は、初期の昆虫と植物の共進化に関するより興味深い証拠である」と、研究には参加していない
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の古生物学者サム・ヘッズ(Sam Heads)氏は語る。昆虫は化石記録に
良い状態で保存されていないことが多いため、今回の新しい標本は特に研究者たちを喜ばせるだろうと同氏は付け加えた。
 古代のナナフシは、尾から触角の先端まで約7センチあった。その3つの化石(メス1匹とオス2匹)は、モンゴルの
化石発掘現場で見つかった。しかし、今回の研究者たちが実際に発見したのは、フランスと中国で長い
間調査されないまま保管されていたコレクションの中だった。
 ナナフシの化石には、どれも羽に沿って平行した黒い線が走っている。その線は、ナナフシが誕生した
中国とモンゴルにまたがる熱河生物群(Jehol biota)で化石となったイチョウの葉に似ている。

229 :
◆隠れ上手
 顕花植物が最初に広く多様化し、樹皮や枝を急速に成長させた1億年前の“大被子植物分化
(great angiosperm radiation)”と呼ばれる時期に、ナナフシは植物を擬態するようになったと研究者たちは考えてきた。
 ほかのナナフシの近縁種は、さらに古い地層から発掘されたが、「どれも植物擬態能力を
表すような特徴を示していない」と、ベソー氏は述べる。
 しかし、今回のようなナナフシに関する発見はまだどこかに隠れている可能性があると、
イリノイ大学の州自然史調査所で昆虫キュレーターを務めるクリス・ディートリッヒ(Chris Dietrich)氏は話す。
 化石昆虫の専門家が少ないため、「論文に記載されたものを含め多くの化石は、
だれかに調査されるまで数十年も博物館の中で待ち続けている」という。
 研究結果は、「PLOS ONE」誌オンライン版に3月19日付で発表された。
Dan Vergano, National Geographic News

230 :
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140325-00000003-natiogeog-sctch
キノカワカマキリの新種、19種発見
 中米から南米に生息する動きの非常に素早いカマキリが、新たに19種見つかったとする研究結果が発表された。
 今回、科学誌「ZooKeys」に研究成果を発表したクリーブランド自然史博物館の無脊椎動物学キュレーター、
ギャビン・スベンソン(Gavin Svenson)氏は、「キノカワカマキリは頭の細いゴキブリにそっくりだ」と言う。
 新たに発見された種のうちいくつかには、ユニークな学名が与えられた。例えばLiturgusa algoreiは、元副大統領で
環境活動家のアル・ゴア氏に敬意を払って命名された。Liturgusa krattorumは、アメリカのテレビで人気の2つの
子ども向け動物番組で司会者を務めるマーティン&クリス・クラット(Martin and Chris Kratt)氏にちなむ。また、
スベンソン氏は2種のキノカワカマキリに、娘達の名前であるテッサとゾーイを使っている。
 これまでに知られていたキノカワカマキリはわずか10種で、この新しい研究によってキノカワカマキリの生物多様性は一挙に3倍近くに高まったことになる。
「この論文はこれから長きに渡り、キノカワカマキリに関する権威ある研究となるだろう」と、ノースカロライナ自然科学博物館で
調査・採集を担当する副館長、ジェイソン・クライアン(Jason Cryan)氏は述べる。クライアン氏は研究には参加していない。
◆すばやい、隠れたハンター
 スベンソン氏は、北米、南米及びヨーロッパの博物館が所有する500点以上のキノカワカマキリ標本を調査し、中南米の8つの国で採集を行った。
 キノカワカマキリのほとんどは、樹皮や地衣類に隠蔽擬態する。木の幹や枝の上で生活し、そこから下を見下ろして小さい昆虫を捕まえる。
 カマキリは獲物をひっそりと待ち伏せして捕らえると考えられがちだが、スベンソン氏によると、キノカワカマキリは活発に獲物を探し
追いかけて捕獲する。「キノカワカマキリはとても素早い」と同氏は言う。
 擬態が巧みで動きが速いため、キノカワカマキリを捕まえるのは難しい。スベンソン氏は、長くて曲がった棒を使って木の幹の裏を叩くという方法を考え出した。

231 :
「カマキリがいることにこちらが気づくより先に、カマキリの方がこちらに気づいて、木の裏側へサッと入り込んで
しまうことがほとんど。棒で木の裏側を叩けばカマキリは木のまわりを回って前へ出て来るので、そこを網で囲い込むか、手の平を被せて捕まえる」。
また、夜、暗闇の中でカマキリの目に眩しいスポットライトを当て、カマキリの目を一瞬眩ませて捕まえる方法も取ったという。
◆予測できない運命
 今回の論文に記載された種の多くには標本がわずかしかなく、50年から100年前に採集されたもので、採集場所の中には現在、
農地や都市になっている場所もある。
 キノカワカマキリの中に絶滅の危機に瀕した種、またはすでに絶滅した種がいるのかどうかはわかっていない。
今回の研究でこの不思議な生き物についてより多くのことが明らかになればよいとスベンソン氏は語っている。

232 :
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140404004
トゲだらけの新種アマガエル、ベトナム
April 8, 2014
 ベトナムの人里離れた山岳地帯で、ピンクと黄色の体表一面がするどい突起で覆われた新種のカエルが発見された。
 東南アジアに生息する両生類の研究が専門のジョディ・ローリー(Jodi Rowley)氏と彼女の同僚達は、
こん なトゲだらけのカエルは見たことがないと口を揃えて言う。
 なぜなら、体表がトゲで覆われたこの新種のアマガエル(学名:Gracixalus lumarius)、
生息地がベトナム 中部のゴクリン山とその周辺の標高1800メートル以上の山に限られるためだ。
「木を注意して見ると、必ずと言っていいほどこのカエルがいた。どうやら、この辺りの山頂にだけ生息してい るようだ。
ベトナム中部の山岳地帯は、ほかでは見られない両生類が多く生息することで知られている」と、シ ドニーにあるオーストラリア博物館の生物学者、ローリー氏は話す。
◆タフな愛
 ローリー氏らのチームは、世界中で最も多様な両生類の生息地として知られるベトナムの山岳地帯を定期的に 訪れ、
調査を行っている。2013年には、ホー・チ・ミン市近郊に生息する、ピラピラした前足を持つ新種のヘレ ントビガエル(学名:Rhacophorus helenae)を発見した。
 ベトナム中部の山岳地帯には、両生類を探すのに適しているとは到底思えないような地形が広がっている。
険 しくゴツゴツとした山が連なり、カエルが生息できるような水場もほとんど見当たらない。しかし、
ローリー氏 らのチームは、ベトナムの山に生息するカエルが水の溜まった小さな木のうろを住処にしていることを突きとめ ていた。
 ローリー氏が体長5センチほどのトゲだらけのアマガエルを見つけたのも、やはりそういった木のうろの1つだ った。

233 :
 このカエルの最大の特徴は、オスの背中から頭部をくまなく覆っているトゲ状の突起だ。「触ると、紙やすり のように
ざらざらしている」とローリー氏は話す。ローリー氏らのチームは、ナショナル ジオグラフィック研 究・探査委員会(CRE)から
資金提供を受けてこの研究を行っている。突起は人間の爪やサイの角にも含まれる ケラチンというタンパク質でできている。
 このカエルの生態系と自然史についてはまだほとんど分かっていない。しかし、突起は繁殖期に大きくなる
ことから、メスがオスを探す際の目印になっているのではないかとローリー氏は考えている。
◆不透明な未来
 しかし、カエルの未来をおびやかす数々の脅威の前では、このような感動的な愛も無力なようだ。
 東南アジアは世界で最も急速に森林破壊が進んでいる地域だ。このカエルの生息地はいくつかの山に限られ、
また山頂では気候の急速な変動も危惧されていることから、生息地の消失と気候変動の影響は深刻なものになる だろう。
「今回、新種のカエルの存在が明らかになった。このカエルが今後も確実に生き延びられることを願っている」 とローリー氏は語っている。
 今回の研究結果は、「Zootaxa」誌オンライン版に4月2日付けで発表された。
新種のアマガエル
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/spiked-frog-Gracixalus-lumarius-01_600x450.jpg

234 :
ttp://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303709304579530422013277080.html
2014年 4月 29日 09:18 JST 世界の資源は枯渇せず―有限説はエコロジストの杞憂
 人間が世界の資源を「使い尽くしている」とか、石油が「枯渇しつつある」とか、汚染に対応する大気の能力が
「限界に達している」とか、これ以上人口が増えれば土地の食糧生産能力に「余力がなくなる」という言葉を
何度聞いたことがあるだろう。こうした言葉が出てくるのは、金属や石油、きれいな空気、土地といった資源は有限であり、
人間が消費することで資源を使い尽くす恐れがあるという前提があるからだ。
 世界自然保護基金(WWF)インターナショナルのジム・リープ事務局長は「私たちは地球が持続的に生産できる
量より資源を50%多く消費している。方向転換を図らない限り、この数字は急速に増えるだろう。2030年には
地球が2つあっても足りなくなる」と話す。
 しかし、人類の歴史には奇妙な特徴がある。それは、人間がそのような限界を何度もぶちやぶってきたというものだ。
結局のところ、サウジアラビアの石油相がかつて言ったように、石器時代は石がなくなったから終わったわけではない。
生態学者はこれを「ニッチ構築」と呼ぶ。ニッチ構築とは、人間(実は人間以外の一部の動物もそうなのだが)は何らかの
方法で自分たちの生息環境の生産性を高め、新たな機会を作り出すことを指す。農業はその典型だ。私たちは自然の
恵みに頼ることをやめる代わりに、さらに大きな恵みを人工的に作り出した。
 これと同じ現象を経済学者はイノベーションと呼んでいる。経済学者が生態学者の何にいら立っているかと言えば、
生態学者が限界が静的なものであることを前提に物を考えるからだ。鯨油が枯渇し始めたころ石油が発見されたことや、
農場の収穫高が横ばいになったときに化学肥料が登場したこと、ガラス繊維が発明されると銅の需要が落ち込んだことを
生態学者は理解できないようだ。
 生態学者も同じように経済学者に不満を感じている。経済学者は成長に限界があるという現実に向き合わなくても済むように
「市場」や「価格」という迷信のような魔法を信じている、と生態学者は感じている。生態学者の会議で拍手喝采を浴びたければ、
経済学者を侮辱する冗談を言えばいい。

235 :
 私は生態学者と経済学者という2つの部族に囲まれて生きてきた。大学では7年間、さまざまな形態の生態学を学び、
その後8年間にわたって英経済誌「エコノミスト」で働いた。私が生態学者だったころ(車に反原発のステッカーを
貼ってはいたが、政治的な意味ではなく、学術的な意味での生態学者だった)、「環境収容能力」、つまり成長に
限界があるという考え方を固く信じていた。今では、人間は少ない資源で多くを成し遂げる方法を考え出せるという見方に傾いている。
 この不一致こそ、多くの政治問題の本質である。そもそもの考え方がかみ合っていないのだから、人々は環境政策を
めぐって対立するのだ。例えば、気候変動について議論すると、悲観主義者は急速な温暖化を招かずに余分な二酸化炭素
(CO2)に対応しようとしても大気の能力に限界がある、と考える。それゆえ、経済が成長し続ければ、排出量も継続的に増加して、
最終的には危険な水準にまで温暖化が進む。だが、楽観主義者は経済成長が技術の変化をもたらし、低炭素エネルギーが
利用されるようになる、と考える。そうなれば、地球温暖化は多くの被害をもたらす前に安定する。
 例えば、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は産業革命前との比較で2100年までに気温が摂氏で3.7〜4.8度
上昇すると予想しているが、この予想は、技術がほとんど進歩しない、50年間続いた人口増加率の低下がとまる、
人口1人当たりの所得の増加率は(たった)3倍、経済のエネルギー効率はあまり改善しない、という想定に基づいている。
これは注目に値する。つまり、2100年の世界は今とほとんど変わらないものの、人口が大幅に増えて、今以上に石炭と石油を
燃やした結果、温室効果ガスの排出量が増加する、と想定していることになる。これに対して、ほとんどの経済学者は2100年までに、
所得が5〜10倍増加する、技術が飛躍的に進歩する、人口増加がとまる、と予想している。
人口が減るため、必要とする炭素は今よりはるかに少なくなるとみていることになる。

236 :
 1679年、オランダの偉大な顕微鏡学者アントニー・ファン・レーウェンフックは地球が収容できる人数を
134億人と推定したが、ほとんどの人口統計学者は世界の人口がそこまで増えることはないと考えている。
その後、10億人から1000億人までさまざまな数字が挙がっているが、意見はまとまりそうにない。
 経済学者によると、私たち人間は肥料を使い、機械化を進め、殺虫剤を噴霧し、かんがい設備を整備した結果、
1エーカー(約4000平方メートル)当たりの土地の生産性は上昇し続けている。今後、イノベーションが起きれば、
上限はさらに引き上げられるはずだ。ロックRー大学のジェス・オーズベル氏は一定量の食糧生産に必要な
土地の広さは全世界でこの50年間で65%縮小したという。
生態学者はこうしたイノベーションが石油やガスといった再生不能な資源や、帯水層のように補充が利用に
追いつかない再生可能資源に依存していると主張する。だから、今の収穫高を維持することはできないし、
ましてや向上させるなんて不可能だ。
 生態学者のカール・サフィーナ氏は出版したばかりの「The View from Lazy Point(レイジーポイントからの眺め)」
の中に、全ての人間が米国人と同じ生活水準で暮らしたら、地球が2つ半以上必要になると書いている。米国人の
消費水準を基準にした場合、今ある農地だけでは25億人以上分の食糧を生産できないからという。生態学の創始者の
1人と言われるハーバード大学名誉教授のE・O・ウィルソン氏は人類全てが菜食主義者になれば、
100億人を養うに十分な食糧の生産が可能と計算した。
 経済学者の反論はこうだ。世界の大部分、特にアフリカには肥料や近代的な農業技術が行き渡っていないのだから、
農地の生産性が今以上に向上しないと考えるのは合理的ではない。ロックRー大学のオーズベル氏は同僚のイッド・
ワーニック、ポール・ワゴナー両と共に驚くべき結論に達した。人口が増加して、世界がますます豊かになり、肉などの高級品の
需要が増えることを大目に見る一方で、将来における世界の食糧生産の改善率を厳しく見積もっても、50年に必要となる
農地は00年から減少することがわかったのである(食糧を生産できる農地でこれ以上バイオ燃料を育てなければ、の話だが)。

237 :
 しかし、収穫高が増えるかどうかは資源次第であることは間違いない。まず水について考えてみよう。水は世界各地で
食糧生産の制約になっている。1960年代と70年代に算出された2000年までの水の需要の予測は過大に見積もられていた
ことがわかった。実際に使われた水の量は30年前に専門家が予想した量の半分に過ぎなかった。
 新しいかんがい技術が開発され、水が効率的に使われるようになったことが最大の理由である。イスラエルやキプロスなど
一部の国では、「細流かんがい」という技術を採用することでかんがいに必要な水の量を減らすことができた。さらに太陽電池を
活用して世界中で海水の脱塩を行えば、人口が真水の制約を受けることなくなるだろう。
 1972年にローマクラブ(強い影響力を持つ世界的なシンクタンク)が出版したベストセラー「Limits to Growth(邦訳:成長の限界)」
によると、今の世界はさまざまな金属や燃料、鉱物、空間を使い尽くし、あらゆる意味で限界を迎えていたはずだった。なぜそう
ならなかったのだろう。一言でいえば、技術のおかげである。採掘技術が向上し、資源を無駄なく使えるようになった。資源が不足して
価格が上昇すれば、安価な材料で代用できる。コンピューターのコネクターのメッキに使用される金は40年前と比べると100倍も
薄くなっている。自動車や建物に使われる鉄の量も減り続けている。
 約10年前までは、天然ガスはあと数十年で枯渇し、その後まもなく石油もなくなるというのは妥当な予想だった。もしそんなことが
起きれば、農業の収穫高は急減し、世界は食糧生産のために残る熱帯雨林を耕すか、飢え死にするかという難題に直面することになる。
 しかし、水圧破砕(フラッキング)技術とシェール革命のおかげで、石油とガスの生産のピークは先送りされた。石油もガスもいつかは
枯渇するが、それはアイルランドの港から西に向かってボートで漕ぎ出せばいつかは大西洋の終わりに到達すると意味と変わらない。
ニューファンドランド島にたどり着く前に漕ぐのをやめる可能性が高いように、おそらく、私たちは石油やガスが枯渇する前に
化石燃料に代わる安価な燃料を発見するだろう。
 経済学者であり金属のディーラーでもあるティム・ウォーストール氏はテルルの例を挙げている。

238 :
テルルは一部の太陽光パネルに主要材料として使われている。テルルは地中に含まれる最も希少な元素の1つで、
原子が10億個あればその中にテルルは1つしかないという希少さだ。テルルはすぐに枯渇してしまうのだろうか。
ウォーストール氏は推定で1億2000万トンのテルルが存在する、100万年分の供給量があるとみている。テルルは
銅スライムと呼ばれる、銅鉱石を精錬したときのカスに濃縮されており、それだけでも抽出には今後長い時間がかかる。
将来的には、古い太陽光パネルから部品を取り出して新しい製品を作るときにテルルもリサイクルされるようになるだろう。
 今度はリンの例を考えてみよう。リンは農業用の肥料に欠かせない元素で、南太平洋のナウル島などにあるリンの含有量が
豊富な鉱床はほぼ掘り尽くされている。ということは、世界からリンがなくなってしまうのだろうか。いや、そうではない。
リンの含有量の低い鉱床は豊富にあるし、どうしてもリンを手に入れたければ、河口の泥の中など何世紀もかけて
地中に蓄えられたさまざまなリンの原子がある。それを濃縮すればいいだけだ。
 1972年、スタンフォード大学の生態学者ポール・エーリック氏がIPATという単純な公式を考案した。IPAT は人間の
影響(Impact)が人口(Population)と豊かさ(Affluence)と技術(Technology)を掛け合わせたものに等しいことを示している。
つまり、人口が増えれば増えるほど、人間が豊かになればなるほど、人間が多くの技術を手に入れるほど、
地球のダメージは大きくなる、ということだ。
 IPATは生態学の聖書ともいえる地位を確立し、多くの生態学者が今でも支持している。しかし、その後の40年間、
IPATに都合のいいことばかりが起きたわけではない。人々が豊かになり、新たな技術が発明されると、地球に対する
人間の影響は増大するどころか減少したからだ。新しい技術を手にした豊かな人々は自然林からまきや野生動物の肉を
手に入れたりしない。その代りに、電気を使い、農場で育てられたニワトリを食べている。そのために必要な土地は
自然林よりはるかに少ない。2006年にオーズベル氏が計算したところ、国民1人当たりの国内総生産(GDP)が
4600ドル(約47万円)を超えている国では面積で見ても密度の点でも森林は減っていない。

239 :
 ハイチでは森林の98%が伐採されている。衛星写真で見ると、隣国のドミニカ共和国が青々とした森林に
覆われているのに対して、ハイチの国土は文字通り茶色い。その原因はハイチの貧しさにある。ハイチは貧しさから
家庭用エネルギーとしても産業用エネルギーにも木炭に依存せざるを得ないが、ドミニカ共和国は化石燃料を
使うことができる。特に調理用としてプロパンガスに補助金を出し、森林の伐採を防いでいる。
 生態学者と経済学者の対立の一端は「消費」という言葉の使い方にある。生態学者にとって消費とは
「資源を使い尽くす行為」を意味するが、経済学者にとっては「一般の人々による財・サービスの購入」である
(この2つの定義はオックスフォード英語辞典からとったものだ)。
 それにしても、一般の人々が水やテルルやリンでできた製品を購入すると、これらの資源はどのような意味で
「使い尽くされる」ことになるのだろうか。水やテルルやリンはまだ製品そのもののや環境の中に存在している。
水は下水道を通って環境に戻り、再度利用可能になる。リンは堆肥を通じてリサイクルされる。テルルは太陽光パネルに
使われているが、これもリサイクル可能だ。経済学者のトーマス・ソーウェル氏は1980年の著書
「Knowledge and Decisions(知識と決定)」にこう書いている。「私たちはおおざっぱに『生産』と言うが、人間は物質を
作り出すわけでも消滅させるわけでもない。ただ物質の形を変えているだけだ」
 イノベーション――生態学者にとってはニッチ構築――が生産性を向上させていることを考えると、人間が地球という惑星の
銀行に開いた口座の残高は既にマイナスで、米国人と同じ生活水準で100億人が暮らすには少なくとももう1つ地球が
必要になるという主張を生態学者はどう説明するのだろう。
 グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)という団体による試算を見れば、はっきりする。GFNはカリフォルニア州
オークランド在住のマーティス・ワッカーナーゲル氏が創設したシンクタンクで、70を超える国際環境団体に支持されている。
GFNは食糧増産のために化石燃料を燃やした結果発生したCO2は植林によって将来的に吸収され、相殺されることを前提に
している。

240 :
広く利用されている指標「エコロジカル・フットプリント」は人間が必要とする土地の54%が炭素の吸収に
回されることを想定している。
 では、植林がCO2を吸収する唯一の方法ではないとしたらどうだろう。植えた木に水や肥料を与えた結果、
木がぐんぐん成長してそれほど多くの木が必要でなくなったとしたらどうなるだろう。米国のように発電に
石炭の代わりにガスを使ってCO2の排出量を削減した場合はどうか。CO2排出量のある程度の増加を
大目に見た場合はどうなるのか(それによって作物の収穫高は適度に増加する)。生態学的にみれば
口座の残高は貸越だが、こうした要因を考慮すれば貸越残高は大きく減って、残高はプラスになる。
 オーストリアのクラーゲンフルト大学のヘルムート・ハバール氏は経済学を真摯に受け止める、珍しいタイプの
生態学者だ。ハバール氏によると、仲間の生態学者は「人間が純一次生産に占める割合(HANPP)」を生態学的な
成長の限界を示す指標として利用している。HANPPとは人間や家畜が食べたり成長を妨げたりしている植物の割合を
指すものだ。一部の生態学者は既に、人間が地球上の植物の半分上を消費していると主張し始めていた。
 いくつかの理由からその主張は間違っているとハバール氏は言う。まず、人間が純一次生産に占める割合は
まだ非常に低い。ハバール氏の推計によると、人間や家畜が食べる割合は約14.2%で、ヤギや建物によって成長が
妨げられている割合は9.6%である。第2に、多くの場合、経済が成長しても利用される生物の量は増加しない。
工業化が進み、収穫高が増えると、HANPPは通常、低下する。耕作地が増えるのはなく、農業の集約化が起きるからだ。
 最後の理由として、人間の活動によって自然の生態系に置かれた植物の生産量が増加していることが挙げられる。
作物が吸い上げた肥料は野生の鳥や動物によって森や川の中に運ばれ、森や川ではその肥料のおかげで
野生の植物の収穫高も増加する(時にはそれが過剰に作用して、藻が大発生したりする)。ナイル川河口の三角州などでは、
土地の多くが人間のための食糧生産に使われているが、野生の生態系の生産性は人間の介入がなかったころよりも今のほうが高い。

241 :
地球環境のために何かをするとすれば、生態学者と経済学者を集めて会議を開きたい。私は単純な問いを投げ掛けて、
答えが見つかるまで部屋から出ては行けないと言い渡すのだ。
 彼らに答えてもらいたいのは「イノベーションを使って環境を改善するどうしたらいいか」である。
______________________________________________________________________
生物の実態を見ない偏狭な経済学オンリーでもダメ
一方で、経済発展が化石燃料採掘消費と生態系での生産者からの収奪のみであるとする偏狭な生態学オンリーでもダメ
> 2006年にオーズベル氏が計算したところ、国民1人当たりの国内総生産(GDP)が
4600ドル(約47万円)を超えている国では面積で見ても密度の点でも森林は減っていない。
国民を教育する余裕があれば、植林とかし始めるものね!
オープンスペースに植えられた樹木は急速に成長する
たとえそれが人工林だ二次林だ生物多様性を欠くと罵倒されようと、確かに森だ
いや、ちょっと待てよ?
自然林の中で一番多様性が高いのは、確かにマクロに見れば原生林だが
ミクロに見ればその原生林に開いたオープンスペースというか、木の倒れたギャップ部分だよな?
一方で、十分に何層にも生い茂った植生が過度の蒸発を防ぎ、一方で豪雨が地面を直接叩いて侵食するのを
防いでくれるのも事実だ
そして保たれた湿気が流れてくるからギャップにも湿度があって多様性が高い。広すぎるギャップというか
ただの草原+低木林では多様性が低い
じゃあ、どのくらいの広さならいいの?
その大きさだけ樹木を切ってそこだけ作物を植えるとかはどうよ?
メッシュ切ってインチキ拡散方程式で湿度保持程度を調べて、伐採可能な面積の上限でも決める?
これだって技術の向上ですよw

242 :
逆立ちで交尾する新種のカエル、インド James Owen, May 26, 2014
 インド西部で風変わりな交尾様式を持つ新種のカエルが発見された。
交尾の儀式をするクンバラナイトフロッグのメス(左)とオス。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/Amplected-pair-of-Kumbara-Night-Frog_600x450.jpg
 西ガーツ山脈の湿林で発見されたクンバラナイトフロッグ(Nyctibatrachus kumbara)は、逆立ちをしながら交尾して
木の枝などに卵を産み付け、産んだ卵に泥を塗り付けて保護する。このような行動を取るカエルが見つかったのは世界で初めてだという。
「Zootaxa」誌に5月16日付で発表された研究によると、名前の「クンバラ」という言葉は、
この新種のカエルが生息するインド西部ウッタラ・カンナダ地方の言語で「陶芸家」を意味する。
 バンガロールにあるインド科学研究所の両生類研究者で今回の論文著者の一人、コタンビル・バスデバ・
グルラジャ(Kotambylu Vasudeva Gururaja)氏によると、クンバラナイトフロッグのオスとメスは、出会うと
後脚で立ち上がり、川面の上にある枝や植物、岩などの卵を産みつける場所に触れる。 そして、交尾中に
メスはオスを背中に乗せたまま逆立ちをし、卵を産み始める。研究チームはこの夜行性のカエルを2006年に
最初に発見し、観察や映像記録を行っている。
◆アクロバットのような交尾
 オスは卵を受精させるとメスから飛び降りるが、メスは逆立ちをしたまま、長ければ20分もの間、卵を産み続ける。
 グルラジャ氏によると、このカエルが後脚で立つのは卵を産む場所を示すためではないかと研究チームは考えているが、
確かなことはわからない。また、メスがオスの体の大きさを確認するためであるかもしれない。
「メスはオスの体長を確認しているのではないかと考えられる。オスはメスが卵を産む直前に精子を放出するので、
オスの体が小さいと、空中に産みつけられた卵に精子がうまくかからない可能性がある」。
 メスが体の小さなオスとは交尾をしないことがあるのも、同じ理由からかもしれないと同氏は述べた。

243 :
◆両生類の陶芸家
 メスが多くて7つの卵を産んだ後にオスは、これまでカエルについては報告されたことのない方法で育児を行う。
「オスは前脚で泥をすくい、後脚で立って卵を泥で覆う。人間のように指を使って作業をする」とグルラジャ氏は説明する。
 まるで陶芸家の作業のようなこの泥塗りには25分ほどかかり、川床から卵へと40〜50回、繰り返し手を動かすこともあるという。
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(May 26, 2014)
逆立ちで交尾する新種のカエル、インド
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140526005
原論文:Zootaxa
Kotambylu Vasudeva Gururaja, K.P. Dinesh, H. Priti & G. Ravikanth
Mud-packing frog: A novel breeding behaviour and parental care in a stream
dwelling new species of Nyctibatrachus (Amphibia, Anura, Nyctibatrachidae)
http://www.mapress.com/zootaxa/2014/f/z03796p061f.pdf (PDF)
 卵は枝にしっかりとくっつき、人間が手で取ろうとしても簡単には剥がれない。
 クンバラナイトフロッグが川面の上に卵を産み、それを泥で覆うのは、淡水カニなど、カエルを含めたあらゆるものを
食べる水生捕食者から卵を守るためだと研究チームは考えている。
 また、泥をかけるのは、卵を乾燥から防ぐためかもしれない。卵からは一週間ほどでオタマジャクシが孵り、下の川面に落ちる。

244 :
Uttara Kannada 
ゴアの南か
カルナータカ州
Uttara Kannada, also known as North Kanara or North Canara, is a Konkan district in the Indian state of Karnataka.
It is bordered by the state of Goa and Belgaum District to the north, Dharwad District and Haveri District to the east,
Shimoga District and Udupi District to the south and the Arabian Sea to the west.
The city of Karwar is the administrative headquarters of the district.
http://en.wikipedia.org/wiki/Uttara_Kannada
所によって年間雨量5000mmとか書いてあるね
シモガ区とも接するのか

245 :
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140529005
金属ドリルで果実に穴をあける寄生バチ
 寄生性のイチジクコバチのメスは卵を産みつけるため、まだ熟していない硬いイチジクの表面に穴をあけなくてはならない。
幸運なことに、彼女には生まれつき強力な工具が備わっている。新しい研究によると、それは人間の髪の毛よりも細く、
先端に亜鉛が付いたドリルの刃先のような付属器官であることが明らかになった。
 穴あけ工具として「硬いのに巧みに動くというのは本来非常に難しい挑戦だが、この構造を見ると実に見事である」と、
研究のリーダーでインド、バンガロールにあるインド科学研究所の機械工学者、ナムラタ・グンディア(Namrata Gundiah)氏は語った。
 同氏は、亜鉛がハチのドリルの刃先を硬くしているという事実を今回初めて証明した。
◆硬い先端
 グンディア氏は以前から、寄生バチが産卵管と呼ばれる腹の終端にある長い構造を使って、
若いイチジクに卵を産みつけることを知っていた。
 だが、一体何がイチジクに穴をあけられるほど産卵管を硬くしているのか、同氏と大学院生のラクシュミナス・
クンダナティ(Lakshminath Kundanati)氏は疑問を持つようになった。
 また、寄生バチ(Apocrypta westwoodi grandi)の産卵管の先端が、やわらかいイチジクの花に卵を産みつける
花粉媒介性のハチ(Ceratosolen fusciceps)と構造的に異なっているかどうかについても知りたかった。
 そこで、彼らは電子顕微鏡を使って、産卵管の先端を高解像度で調べてみた。
 寄生バチの産卵管の先端には、硬い果実に穴をあけるのに役立つ歯に似たギザギザのドリルの刃先のようなものが見えた。
一方、花粉媒介性のハチの先端は、スプーンのような形をしていた。
 また電子顕微鏡とX線検出器を用い、産卵管の先端に亜鉛のX線シグネチャを特定した。「亜鉛は常に一貫して先端にだけ確認され、
他のどこにも見当たらなかった」とグンディア氏は説明した。
 さらに同氏は、原子間力顕微鏡と呼ばれる道具を使って亜鉛が豊富な先端の硬さを計算し、それが歯科医院で使用される
アクリルセメントとほぼ同じ硬さであることを発見した。

246 :
◆自然からのインスピレーション
 たとえ亜鉛で硬くなった先端があったとしても、長い産卵管はあまりに細いので、研究者らは一体どのようにして
それが折れることなくイチジクに穴をあけることができるのか疑問に思った。
 グンディア氏とクンダナティ氏は、ハチがイチジクに穴をあけている様子を撮影し、産卵管が折れることなく曲がりくねって
いることに気が付いた。その構造に掛かる座屈圧力を計算してみると、「曲がった時に折れることはなく、それが非常に精巧な作りの
デザインである」ことをグンディア氏は知った。
 イギリス、ロンドン自然史博物館のシニア・キュレーター、ギャビン・ブロード(Gavin Broad)氏は、「この研究が明かした
最も新奇な発見は、産卵管に掛かる座屈圧力の計算に関係している」と電子メールで語った。
「これは、長い産卵管にとって重要な特徴である。物体の中で異なる方向に動くことができ、硬い箇所を突き通す際には
圧力を伝えるといった2つの事柄を為すために、産卵管は柔軟でなければならない」。
 ハチのドリルの刃先は、より精巧な超小型の穴あけ工具や針、そして最も侵襲性の低い外科手術に役立つ探り針などを
開発する際のインスピレーションになるだろうとグンディア氏は期待している。
 研究結果は、「Journal of Experimental Biology」誌に5月28日付で発表された。
Photograph by Lakshminath Kundanati

247 :
メコン川流域で発見の新種動植物367種、WWFが発表
2014年06月06日 21:13 発信地:ハノイ/ベトナム
【6月6日 AFP】世界自然保護基金(WWF)は、東南アジア・メコン川(Mekong River)流域の大メコン圏(Greater Mekong)で2012年〜13年に見つかった動植物367種を最新の報告書で発表した。
リストには背中の曲がったコウモリや巨大ムササビなどが含まれている。
タイ、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、ラオスの5か国に中国南西の雲南(Yunnan)省を加えた大メコン圏で新たに確認された
367種の大半は植物だが、魚類24種、両性類21種、爬虫(はちゅう)類28種、鳥類1種、哺乳類3種も見つかっている。
国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産に登録されているベトナムのハロン湾(Ha Long Bay)に近いカットバ(Cat Ba)国立公園では、脊柱が湾曲したコウモリが見つかった。
ほかにも、「スカイダイブ」するヤモリや虹色のトカゲ、頭部に怪傑ゾロ(Zorro)の黒いマスクのような模様があるミズヘビ、口の脇に付生殖器がある小型魚類などが見つかっている。
▲引用ここまで 全文は引用元でご覧ください-----------
▼記事引用元 AFPBBNews 2014年06月06日 21:13配信記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3017019?pid=13822376
▼関連リンク
WWF
New species discoveries in the Greater Mekong
http://wwf.panda.org/wwf_news/?222513/New-species-discoveries-in-the-Greater-Mekong

248 :
超高音の摩擦音を出す昆虫が南アメリカで発見された
https://entomologytoday.files.wordpress.com/2014/06/supersonus.jpg
キリギリスは音響コミュニケーションをすることで知られている。繁殖のためにオスは
翅を擦り合わせて音を作り、遠くのメスを誘引する。
リンカーン大学、ストラックライド大学、トロント大学の科学者たちはコロンビアと
エクアドルの雨林からキリギリス類の1新属と3新種を見つけ出した。それらの昆虫は
自然界で知られている中で最も高い周波数の呼び鳴き音を作り出すことが分かった。
オスの鳴き声は150 kHzに達する。ほとんどのキリギリス類が使う鳴き声の周波数は
5 kHzから30 kHzまでの間だ。通常のヒトの可聴域はおよそ20 kHzが限界だ。これを
理由に、新属はSupersonus(スペルソヌス)と名づけられた。
「遠くのメスを呼ぶために、オスのキリギリスは『摩擦音』による鳴き声を作る。それは
片方の翅(ヤスリ器)をもう片方の翅にある『歯』の列に対して擦りつけて出される」と
リンカーン大学のフェルナンド・モンテレグレ=Z(Fernando Montealegre-Z)博士は
話した。「ヤスリ器の隣には振動するドラムがあり、それがスピーカーのように働く。
Supersonusの種では前翅とドラムは異常に小さくなっていて、それでも超音波のとても
大きな音を出せる」
「我々は最新技術を組み合わせて、Supersonusが音を出すために右翅で『密閉箱』を
作ることを発見した」と彼は話した。「人間が作る拡声器もこのシステムを使って音を
出している。大きなスピーカーは低周波を出すが、小さなスピーカーは高周波を発する。
だから、これらの翅が縮小したのは高周波の呼び鳴き音へのチューニングが理由だ」
この昆虫は翅を縮小させたために飛翔する能力を失っている。そのため極端に高周波の
超音波への適応は、コウモリなどの捕食者を避けるのに役立っていると考えられている。
コウモリは獲物の動きをエコロケーションを使って検知できるが、キリギリスやカエル
などの動物の鳴き声を盗み聞きして検知することもできる。

249 :
雨林のキリギリス類は鳴くのに
費やす時間を減らし、コウモリによる超音波のエコロケーション音を検知できる耳を進化
させてコウモリを避けることを学んだ。ある種のコウモリは150 kHzを検知できるが、
これらのキリギリス類は極端に高周波の超音波で鳴くことによって、その声は距離と
ともにすぐに減衰し、飛行中のコウモリが聞くのを難しくしていると考えられている。
「これらの昆虫は大きな超音波の鳴き声を作り、聞くことができる」とストラックライド
大学のジェイムズ・ウィンドミル(James Windmill)博士は話した。「自然界のシステムが
これを実現している方法を理解すれば超音波工学にインスピレーションを得られるだろう」
3つの新種はSupersonus aequoreus、Supersonus piercei、Supersonus undulusと命名された。
ソース:EtymologyToday(June 6, 2014)
Supersonus Stridulators Discovered in South America
http://entomologytoday.org/2014/06/06/supersonic-stridulators-discovered-in-south-america/
原論文:PLoS One
Fabio A. Sarria-S, Glenn K. Morris, James F. C. Windmill, Joseph Jackson, Fernando Montealegre-Z
Shrinking Wings for Ultrasonic Pitch Production: Hyperintense Ultra-Short-Wavelength
Calls in a New Genus of Neotropical Katydids (Orthoptera: Tettigoniidae)
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0098708
プレスリリース:University of Lincoln(6th June 2014)
Newly discovered insect 'Supersonus' hits animal kingdom's highest-pitch love call
http://www.lincoln.ac.uk/news/2014/06/904.asp

250 :
「絶滅した」オオミミコウモリはかくれんぼをしていただけだった
Lauren Hitchings, 15:45 05 June 2014
http://www.newscientist.com/data/images/ns/cms/dn25680/dn25680-1_1200.jpg
オオミミコウモリは身を隠して正体を明かさないことにかけてはバットマンより上手だ。
この太平洋のコウモリは120年間身を潜めていたが、ついに再び姿を現し、すでに絶滅
したと考えていた科学者たちを驚かせた。
クイーンズランド大学農学食糧学部(オーストラリア)の学生たちはパプアニューギニア、
アバウ沿岸地区の野外調査で稀少なコウモリの一種を捕まえた。捕獲後、そのコウモリは
研究者のルーク・ルン(Luke Leung)によってニューギニアオオミミコウモリ(Pharotis
imogene)と同定された。この種は最初で唯一の標本が1890年に発見されて以来、報告が
なかった。「この種は絶滅したと推定されていた」とルンは話した。
公式には、このコウモリはIUCNレッドリストに「絶滅寸前、絶滅した可能性あり」と
リストされていた。
ニューギニアオオミミコウモリは大きな耳と、鼻孔の後ろに位置する鼻葉(この構造は
エコロケーションに役立っていると考えられている)によって他の土着コウモリと区別
できる。不幸にも、パプアニューギニアのコウモリ動物相についての生態学的知識は不足
していて、種の保存が難しくなっている。このオオミミコウモリの個体群の分布が、発見
された南東部の半島中心なのか、それとももっと広範囲なのか確認するには、さらなる
研究が必要だろう。

251 :
パプアニューギニアは生物多様性のホットスポットとして知られている。ルンによると、
毎年多数の新種が発見されるので生物多様性がますます大きいことが分かってきているが、
同時に多くの種が絶滅の危機にあるという。コウモリを発見したチームは、この秘密主義の
種の本当の保全状態を評価するために直接の野外調査を行うべきだとしている。
ソース:NewScientist(05 June 2014)
'Extinct' big-eared bat was just playing hide-and-seek
http://www.newscientist.com/article/dn25680-extinct-bigeared-bat-was-just-playing-hideandseek.html
プレスリリース:University of Queensland(4 June 2014)
‘Extinct’ bat rediscovered after 120 years in the wilderness
http://www.uq.edu.au/news/article/2014/06/extinct%E2%80%99-bat-rediscovered-after-120-years-wilderness

252 :
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%AA%E3%82%B3%E5%B3%B6
赤道ギニアのビオコ島
南部で年間雨量10920mmと書いてある
熱帯気候で年間平均気温25℃オーバーの地域では最も年間雨量が多い地域の1つだろう
アフリカは南米や東南アジアより雨がどうしても少ないのだが、
ここだけは低標高地に限れば、世界の他の熱帯地域より雨が多い事になる
ただしコロンビアの太平洋岸の低山地に12000mmの地域があり、
熱帯、という括りで低山地が許されるとしたら、これより雨の多い地域はそれなりにあると思われる
もちろん年間平均気温25℃には達しないと思われるが

253 :
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140619006
魚を食べるクモ、少なくとも18種
Katie Langin,
National Geographic News
June 19, 2014
小さな魚の暮らしも楽ではないようだ。水中で天敵に狙われるかと思えば、人間が釣り針で罠にかけようとする。
時には空中から敵が襲いかかる。「魚釣りグモ」とも呼ばれる魚を食べるクモは、南極を除くすべての大陸に生息する。
特に、フロリダの湿地帯のような温暖で酸欠気味の水場に広く分布する。酸素が豊富な水面近くに集まる魚を狙えるからだ。
 記載済みのクモは既に4万種を超えているが、そのうち少なくとも18種が魚を捕食すると確認された。
その中にはアメリカのシックス・スポテッド・フィッシングスパイダー(six-spotted fishing spider、学名Dolomedes triton)、
インドのポンド・ウルフ・スパイダー(pond wolf spider、学名Pardosa peudoannulata)、そしてヨーロッパのグレート・ラフト・
スパイダー(great raft spider、学名Dolomedes plantarius)が含まれる(学名のDolomedesは、ハシリグモ属を示す)。
 今回の研究はスイス、バーゼル大学のマーチン・ニッRー(Martin Nyffeler)氏とオーストラリア、アルバニーに
ある西オーストラリア大学のブラッドレー・ピュージー(Bradley Pusey)氏によって報告された。2人の生物学者は、魚を
食べるクモに関する文献やインターネット上の掲載を調査した。89の記録が見つかり、そのうち半分が未だに科学論文として
発表されていなかった。両者はそれらの記録を基に、クモが魚を食べるという異様な行動の全容を把握した。
◆捕食の手順
 魚釣りグモは、池や沼地などの淡水域に生息し、巣を作る代わりに足を使って狩りをする。中には泳いだり、
潜ったり、水面を歩くクモもいる。
 半水生のクモは、「後ろ脚を石や植物にしっかりと固定して、前脚は水面に置く」と、著者らは記す。そして獲物が来るのを
待ち構える。水面に立つかすかな波や前脚に触れるあらゆる刺激が攻撃の合図となる。

254 :
 動くものならほとんど何でも捉えようとする。多くの場合、水中に落ちた昆虫が彼らのエサとなる。だが、時おり魚のような大きな動物を意図的に攻撃する。
 獲物を捉えると、力強い鋏角(きょうかく)を使って神経系を麻痺させる神経毒を体内に注入する。
 そして魚の息が絶えると、死体を乾いた陸地へ運び、簡単に食べられるように体の組織を液化する化学物質を注ぎ込む。
◆大物の捕獲
 動物界では、捕食者の体の大きさは通常、捉えようとする獲物より大きく、平均で42倍ある。だが、魚食性クモモの中には獲物より体が小さいものがいる。
 例えば7グラムある大きいクモが、30グラムの魚を捕まえることができると著者らは推測する。
 このような特大サイズの食べ物は、メスが卵を作る過程で、あるいは昆虫を十分捕獲できない場合とても重要になる。
PHOTOGRAPH BY INGO ARNDT. NATURE PICTURE LIBRARY/CORBIS

255 :
ニホンウナギやW杯マスコットのアルマジロ、絶滅危惧種に指定
2014年06月12日 19:33 発信地:ジュネーブ/スイス
ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で、サッカーボールと並ぶミツオビアルマジロ(2012年9月18日撮影)。
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/1024x/img_1fb79f343d2f4e450ddc927f4c5d6f07202759.jpg
【6月12日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の公式マスコットのモチーフと
なった同国固有種であるミツオビアルマジロが絶滅の危機に直面していると、国際自然保護
連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)が12日、警告した。
?IUCNによると、過去10年で、ブラジル国内にあるミツオビアルマジロの生息地である
乾燥した低木地帯が半分にまで縮小したことにより、ミツオビアルマジロの個体数は
3分の1以上減少した。
?IUCNはミツオビアルマジロを絶滅危惧種に指定。他にも、キツネザルの多くの種が
絶滅の危機にあると発表した。
?また、ニホンウナギも絶滅危惧種に加えられた。生息地の減少や乱獲、移動の阻害、
汚染、海流の変化などが原因という。(c)AFP/Jonathan FOWLER
ソース:AFPBB(2014年06月12日 19:33)
ニホンウナギやW杯マスコットのアルマジロ、絶滅危惧種に指定
http://www.afpbb.com/articles/-/3017557

256 :
http://hope.2ch.sc/plants/
植物板 が出来た!!!
正直な話動物学で生態学なんて全分野のうちの1割くらいw
でも植物は未だにプラントハンターがアカデミー領域にいたり
植生調査が学問として重要だったりするね
熱帯亜熱帯植物、というスレを向こうに立てて殴りこむ?w

257 :
「吸血鬼」リスは世界でもっともフワフワした尾を持つ
Erik Stokstad, 30 June 2014 5:00 pm
ボルネオのフサミミクサビオリスの尾は、その体サイズと比べて他のどんな哺乳類よりもボリュームがある。
http://news.sciencemag.org/sites/default/files/styles/thumb_article_l/public/sn-squirrel.jpg
稀少なフサミミクサビオリス(Rheithrosciurus macrotis)を見たことがある科学者は少ない。それは
ボルネオ高地の森林に隠れているが妙ちくりんな動物だ。その体の大きさは多くの樹上棲リスの2倍ぐらいで、
血の味を好むという伝説がある。いま、動作制御されたカメラによってもう一つの奇妙な事実が明らかになった。
この全長35センチメートルの齧歯類はその体サイズに比べて、あらゆる哺乳類の中でもっともフサフサした尾を持つ。
「この種は本当にとても異様だ」とピープル・アンド・ネイチャー・コンサルティング・
インターナショナル(ジャカルタ)のエリック・メイジャード(Erik Meijaard)は話した。
メイジャードと彼の妻でリモートセンシングの市民科学者のロナ・デニス(Rona Dennis)は、共同研究者たちとともに
フサミミクサビオリスの写真コレクションを集めた。写真はすべて動作感知型のカメラで撮られたものだ。彼らの15歳の娘で
ブリティッシュ・インターナショナル・スクール(ジャカルタ)の学生の、エミリー・メイ・メイジャード(Emily
Mae Meijaard)が写真を分析し、さまざまな個体の尾と体の大きさを測定した。
フサミミクサビオリスの豪華な尾は体部の容積より30%も大きかったと、家族は今月の「Teprobanica」誌に報告している。
「このリスは何でも極端だ」と、スミソニアン国立自然史博物館の哺乳類学者、メリッサ・ホーキンズ(Melissa Hawkins)は話した。
彼女はその耳もとくに毛深いことを指摘した。フサミミクサビオリスの尾にいちばん近い相対サイズの尾を持つ動物でも、その
尾は体部と同じぐらいの容積しかない。たとえば、木登りのための把握力がある尾を持つフクロシマリス、尾を方向舵として使うオブト
フクロモモンガ、樹上での曲芸的運動中に尾でバランスを取るカコミスルなどだ。

258 :
フサミミクサビオリスがこれだけ大きな尾を必要とする理由は明らかになっていない。
だが、エミリー・メイと共著者たちは、上下運動する毛皮の塊がウンピョウなどの捕食者を惑わせているか、
それらに攻撃されたときに掴まれるのを防いでいると考えている。ホーキンズもその考えが妥当だと考えている。
ホーキンズによると、彼女のフィールドクルーがボルネオでこのリスを見たとき、最初はもっと大きな動物だと思ったという。
フサミミクサビオリスは主に巨大なドングリを食べていると考えられているが、地元の伝説ではこの動物は
獰猛になることもあるという。狩猟者によると、このリスは低い枝の上に止まり、シカの上に跳び乗り、その頸の
静脈を切り裂き、死体から内臓を引きずり出すという。「とても空想的な話だ」とノースカロライナ自然科学博物館(レイリー)の
動物学者、ロナルド・ケイズ(Roland Kays)は懐疑的に話した。「そのフワフワの尾よりもさらにフワフワした話だ」
いずれにせよ、エミリー・メイの写真の焦点はおぞましくないものに変わっている。彼女はセイランの求愛行動の調査を始めている。
ソース:Latest News - sciencemag.org(30 June 2014)
'Vampire' squirrel has world's fluffiest tail
http://news.sciencemag.org/plants-animals/2014/06/vampire-squirrel-has-worlds-fluffiest-tail
原論文:Taprobanica
Emily Mae Meijaard, Rona Anne Dennis and Erik Meijaard.
Tall Tales of a Tropical Squirrel.
http://www.sljol.info/index.php/TAPRO/article/view/7059/5438

259 :
コークワーイ サラ'イ'
ロールア サラ'イー'
トートン(旗) サラ'アー'
ロールア
ロールア単独でしばしばnになるのは周知の通り
で、jungleandforestという麗文のsceneだ
場所も低地なのにと言われてたが、周囲もやっぱり600m台なんだなあ

260 :
http://www.vietnaminsect.com/2014/07/chalcosoma-causasus-from-south-center.html
Chalcosoma causasus (Fabricius, 1801) from South Center of Vietnam
Chalcosoma causasus is one of large size species of Dynastinae (Scarabaeidae family) beetles that found from Vietnam.
The species is closed to Chalcosoma atlas and very similar in shape but there is a small spine (horn) on the middle large horn from the head of beelte.
Same to other beetles of Dynastinae, Chalcosoma causasus has also large form and small form in males,
they have been found from Dak Nong Province, South Center of Vietnam. The species is more rarer than its related species Chalcosoma atlas.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%B3%E7%9C%81
ダクノン省(ベトナム語:T?nh ??k Nongあるいは??c Nong, 漢字:省得農)は、ベトナムの省(地方自治体)の一つ。
省都はザーギア(英語版)(ベトナム語: Thanh ph? Gia Ngh?a, 漢字:市社嘉義)。
中部高原に位置し、北はカンボジア(モンドルキリ州)に、東はダクラク省に、南はラムドン省に、西はビンフオック省に接している。

261 :
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010062501
ジャイロイド構造が生むチョウの羽色
National Geographic News
June 25, 2010
 緑とオレンジのツートーンカラーが映えるアゲハチョウの羽根の鱗粉。まるで爬虫類のウロコのようだが、
マエモンジャコウアゲハ(学名:Parides sesostris、英名:Emerald-patched Cattleheart butterfly)の電子顕微鏡写真だ。
 マエモンジャコウアゲハの羽の鮮やかな緑色は、以前から鱗粉内部の複雑な結晶構造から生まれると知られていた。
このジャイロイド構造は、光を特定方向に屈折させる性質がある。
しかし鱗粉のジャイロイドは直径わずか数百ナノメートルと極小サイズで、不鮮明な2次元画像が限界だった。
 今回、電子顕微鏡とX線装置を組み合わせて、「複雑な3次元構造の観察に初めて成功した」と、
研究共著者であるイェール大学の生物学者ビノドクマール・サラナザン(Vinodkumar Saranathan)氏は述べる。
 研究成果は、「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌6月22日号に掲載されている。
Image courtesy Vinod Saranathan

262 :
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140805002
チョウの翅の色、数世代で急速に進化
Christine Dell'Amore,
National Geographic News
August 5, 2014
 アフリカ原産の茶色いチョウを交配すると、わずか6カ月から1年の間に翅が紫色に変化することが、研究チームによって証明された。
 チョウの翅は環境の変化に敏感で、色が環境によって変化することは知られているが、その仕組みについてまだ解明されていない。
「このように速く進化するとは、実に驚くべき結果だ」と、イェール大学の物理学者で研究の共著者ホイ・カオ(Hui Cao)氏は語る。
◆本来の色
 研究チームは、実験室で寿命2カ月ほどのジャノメチョウの一種、ビシクラス・アニナナ(Bicyclus anynana)を交配した。
交配前、顕微鏡を使って紫の波長をよく反射する個体が選ばれている。
 進化を真似て数回にわたって交配が繰り返され、ついに紫色の翅を持つチョウが誕生するに至った。
 顕微鏡でその翅を観察すると、鱗粉が紫の波長を反射するように特定の厚みに変化していたことがわかった。
 次にチームは、このB・アニナナと紫色の翅を自然に進化させた同属の遠類2種を比べることにした。観察の結果、
実験室でも自然界と同じような進化のメカニズムが働いていることが明らかになった。つまり、3種とも同じ厚みの鱗粉を持っていたのだ。

263 :
◆異なる色のチョウ
 動物が体の色を変化させるには、2通りの方法がある。1つは色素自体の変化で、これには相当のエネルギーを要する。
もう1つは、翅や光を反射する部位の構成を微妙に調整する方法である。
 今回の実験では、翅自体を変化させることで、チョウは比較的楽な方法を選んだ。「そうすることで、より速くかつ容易に
環境の変化に順応することができるのだろう」とカオ氏は説明する。
 コーネル大学の昆虫学名誉教授マーク・スクライバー(Mark Scriber)氏は、「この論文は、色に関わる下部構造の進化が
色素よりも速く行われることを見事に証明するものだ」と話している。
 フロリダ自然史博物館でチョウを専門にするアンドレイ・ソラコフ(Andrei Sourakov)氏は、「虹色に輝く色彩はチョウにとって
重要な特徴であり、今回の研究はその理解に大きく貢献するだろう。同じ結果を生むために、自然はいくつかの方法を持っている」と語る。
◆翅がカラフルな理由
 チョウが色鮮やかな翅を持つ理由は、チョウ同士のコミュニケーションと外敵から身を守ることに関係するだろう。
 スクライバー氏によると、多くの昆虫が棲む環境では、オスとメスが互いを識別しあうのに特定の色が役立っているようだ。
 またカオ氏は、茶色い翅を持つチョウの多くは森に生息し、背景と一体になりやすいと説明する。一方、紫色のチョウは
開けた場所に生息し、ぎらぎらと光るその翅で外敵を撹乱する。
 将来的に、この研究の成果が、色を迅速かつ効率良く切り替える電子書籍リーダーなどの電子機器の開発に
役立つかもしれないとカオ氏は期待している。
 研究結果は、8月4日付で「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌に掲載された。
Photographs courtesy of Antonia Monteiro

264 :
ペルーに生息するヤドクガエル科の一種は、同じ地域に暮らす別の種に驚くほど細部まで擬態する。
それにより新しい種へと分化しつつあることを、研究者らが突き止めた。
発表論文によれば、擬態によって個体群が別々の種に分かれることが示唆されるのは
脊椎動物ではマネシヤド クガエル(Ranitomeya imitator)が初めてであり、
動物全体でも分かっている中でたった2例目だという。もう一つは、やはり南米に生息する
ドクチョウ属(Heliconius)の集団だ。
地理的に離れているマネシヤドクガエルの個体群は、それぞれ別のカエルに擬態しているため、
見た目が大き く異なる。ペルー北中部にいるマネシヤドクガエルの2集団は、
個性的なバリアビリスヤドクガエル(R. variabilis)とズアカヤドクガエル(R. fantastica)に擬態しており、
鮮やかな色彩で身を覆っている。
これはミュラー擬態として知られる現象だ。有毒または不快な味の複数の種が、
捕食者への警告信号として、よく似た派手な色彩を取り入れる。マネシヤドクガエルの
一方の形態は「しま模様(striped)」と呼ばれ、黒と 黄色のしま模様の体に、
まだらの青緑色の脚という、バリアビリスヤドクガエル(R. variabilis)そっくりの見た目になっている。
もう一方の形態は「バラデロ(Varadero)」と呼ばれる。オレンジ色の頭に黒い斑点、青い脚はズアカヤドクガエルそのものだ。
◆同じタイプの相手を求める
研究チームが行った野生のマネシヤドクガエルの観察によると、このカエルが別々の種へと
分かれつつある兆候が交尾行動の際に認められたという。どちらの形態のマネシヤドクガエルも、
自分と同じ擬態をしている相手を好んだのだ。

265 :
研究者らは実験で、求愛行動を示しているオスに二形態のメス各1匹を近づけて
選べるようにし、オスとそれぞ れのメスとの求愛の時間を記録。どちらを好むのかを測定した。
研究の共著者で、米国ノースカロライナ州グリーンビル、イーストカロライナ大学の
進化生物学者カイル・サ マーズ(Kyle Summers)氏は、「我々はこれを、
“種分化”の兆しと考えている」と語った。種分化とは、新た な種が形成されるプロセスを意味する。
「もっとも、これが分化の始まりだったと確認されるのは数千年後にな るだろうが」。
異なる擬態をとるマネシヤドクガエルが自分と同じ擬態集団から交尾相手を選ぶという事実は、
「過去に擬態 パターンが違う相手と交配したために、何らかのよくない結果を招いたことを示唆する」
とサマーズ氏。同氏は ナショナル ジオグラフィック協会研究・探検委員会から資金援助を受けている。
おそらく「誤った交配で生まれた子孫は、適応能力が低い、捕食されやすいといった難点があるのだろう」 と、
サマーズ氏は推測した。「相手選びを誤ると危険が生じそうな場合に限り、こうした選好を発達させたと思われる」。
研究チームはそれに加えて、マネシヤドクガエルの高い擬態能力も遺伝的分離を後押ししていると考えている。
二形態のマネシヤドクガエルは、形態を見分けるのに互いの精巧な模様を視覚で判別で きるからだ。
サマーズ氏はこれまで、仲間の研究者らとともにヤドクガエルの視覚について研究を重ねており、
「ヤドクガ エル科の種は、色パターンの違いを極めて正確に見分けられるとの確信に至っている」という。

266 :
◆決め手は色なのか
ハーバード大学の進化生物学者で今回の研究には関わっていないジェームズ・マレット(James Mallet)氏は、
「エクアドルおよびペルー東部でみられるドクチョウ属のチョウでも、よく似た現象が起こっている」と関心を寄せた。
同氏は、ヤドクガエルの一部で色パターンが交尾の判断に影響を及ぼすことが知られているとしながらも、
今回発表された研究では「交尾相手の選択が色に基づくというデータが示されていない」と指摘した。
マレット氏は、異なる二形態のカエルが「鳴き声など、何か別のシグナルを使っている可能性もある」とみている。
今回の研究成果は、「Nature Communication」誌に8月27日付で掲載された。
【参考画像】=http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/new-poison-dart-frog-peru-summers-twomey-2-s2048x1365-p-600x399_600x450.jpg
【National Geographic News】=http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141003003

267 :
インド、スリランカで新種のカエル7種
James Owen
for National Geographic News
November 5, 2014
ゴールデンバックフロッグ(アカガエル科ハイララナ属のカエル)の新種7種がスリランカとインドで発見された。
研究者によれば、都会の雑踏の真ん中で暮らしている種もあるという。
研究チームがアーバン・ゴールデンバックフロッグ(Hylarana urbis)を捕獲したのは、人口230万人を抱えるインド南部の都市コーチだ。
工場、ホテル、企業が並ぶコンクリートジャングルに囲まれ、水草に覆われた湖がそのカエルのすみかだった。
調査を率いたデリー大学の両生類研究者サティアバマ・ダス・ビジュ(Sathyabhama Das Biju)氏によると、
この変わった新種は池や植物の生い茂った運河などにすみ、今のところ都市部の2カ所でしか生息が確認されていないという。
これまで、奇抜な紫色のカエルなど多くの種をインドで発見してきたビジュ氏は、
「だからといってアーバン・ゴールデンバックフロッグが都市生活に適しているわけではない」と注意を促した。
「これらのカエルが都会に順応して生きているとは言えない。おそらく、できていないと思われる」。
むしろ、このカエルはコーチの都市開発が始まる前から生息していたのかもしれない。
そして見た目とは裏腹に、「都市化によって生存が危機に瀕している可能性がある」。
----------- 引用ここまで 全文は記事引用元をご覧ください -------------
▽記事引用元
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141105002
National Geographic(http://www.nationalgeographic.co.jp/)November 5, 2014配信記事
▽関連リンク
Contributions to Zoology
DNA barcoding, phylogeny and systematics of Golden-backed frogs (Hylarana, Ranidae)
of the Western Ghats-Sri Lanka biodiversity hotspot, with the description of seven new species
http://www.contributionstozoology.nl/cgi/t/text/text-idx?c=ctz;sid=d087cdaeba4610db8b90bdfe80bfd586;rgn=main;idno=m8304a04;view=text

268 :
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141105002
インド、スリランカで新種のカエル7種
James Owen for National Geographic News November 5, 2014
 ゴールデンバックフロッグ(アカガエル科ハイララナ属のカエル)の新種7種がスリランカとインドで発見された。
研究者によれば、都会の雑踏の真ん中で暮らしている種もあるという。
 研究チームがアーバン・ゴールデンバックフロッグ(Hylarana urbis)を捕獲したのは、人口230万人を抱える
インド南部の都市コーチだ。工場、ホテル、企業が並ぶコンクリートジャングルに囲まれ、水草に覆われた湖がそのカエルのすみかだった。
 調査を率いたデリー大学の両生類研究者サティアバマ・ダス・ビジュ(Sathyabhama Das Biju)氏によると、
この変わった新種は池や植物の生い茂った運河などにすみ、今のところ都市部の2カ所でしか生息が確認されていないという。
 これまで、奇抜な紫色のカエルなど多くの種をインドで発見してきたビジュ氏は、「だからといってアーバン・ゴールデン
バックフロッグが都市生活に適しているわけではない」と注意を促した。
「これらのカエルが都会に順応して生きているとは言えない。おそらく、できていないと思われる」。
 むしろ、このカエルはコーチの都市開発が始まる前から生息していたのかもしれない。そして見た目とは裏腹に、
「都市化によって生存が危機に瀕している可能性がある」。
◆忘れられていたカエルたち
 今回の発見は、インドの西ガーツ山脈およびスリランカ全島のゴールデンバックフロッグを10年にわたって調査した成果だ。
インド西岸を縦に走る同山脈には、生物が豊富に生息している。
 この調査結果により、生息域がアフリカからオーストラリアにまで広がるゴールデンバックフロッグには、従来考えられていたよりも
ずっと多くの種がいる可能性が示された。
 研究ではゴールデンバックフロッグの身体的・遺伝的特徴を分析。その結果、西ガーツ山脈とスリランカの個体群は過去の研究者により
誤って1種にまとめられており、そのうちインドの6種、スリランカの1種が実際には新種であることが分かった。これにより、
ゴールデンバックフロッグの既知の種は84種から91種に増えることになる。

269 :
 これまで誤って判別されていたのは、ゴールデンバックフロッグは少なくとも見かけ上はよく似ているからだ。
しかしビジュ氏は、「たとえそうだとしても、研究者がこれらのカエルを見分けるのはそこまで難しくない」と話す。
「注意不足で混同されていたのではないか」とビジュ氏は指摘した。
 例えばスリランカのブロンズフロッグ(Hylarana temporalis)は、目の後ろにある皮膚の隆起で他種と容易に
区別できるとビジュ氏は話す。同氏の研究チームでは、手足の指先の形、水かきの大きさも手掛かりにして
西ガーツ山脈の新種と区別した。これらの新種は、長いことブロンズフロッグと誤認されたままだったのだ。
◆大きな収穫
 今回報告された新種の中には、インドとスリランカでこれまでに確認されているゴールデンバックフロッグのうち最大の種も含まれている。
 ラージ・ゴールデンバックフロッグ、学名をHylarana magnaと命名されたこの種は、体長9.2センチにもなる。
ゴールデンバックフロッグの大半は成体でも体長4センチを超えることはない。
 しかしビジュ氏らの研究チームは、多くのゴールデンバックフロッグが「大きな危機に瀕した生息地に、
やっとのことでしがみついている」と懸念する。都会に暮らすアーバン・ゴールデンバックフロッグもその一つだ。
 ビジュ氏は発表の中で、「現在の絶滅ペースが続けば、多くのカエルが永遠に姿を消してしまうかもしれない」と警告した。
 今回の研究成果は、「Contributions to Zoology」誌に10月29日付で掲載された。
Photograph by SD Biju / Systematics Lab

270 :
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141114001
ハイトーンボイスのカエル、名はオジー
Carrie Arnold for National Geographic News November 14, 2014
 ブラジルのアマゾン熱帯雨林で、コウモリのような鋭い鳴き声を上げる新種のアマガエルが発見された。
「鳴き声を聞いた瞬間、新種だとわかった。あんな鳴き声はそれまで聞いたことがなかった」と、ブラジルのパラエンセ・
エミリオ・ゴエルディ博物館(Museu Paraense Emilio Goeldi)の博士研究員で発見者の一人、ペドロ・ペロソ(Pedro Peloso)氏は語る。
 ペロソ氏のチームは2009年、アマゾン熱帯雨林の自然保護区の一つであるパウ・ロサ国立植物園(Floresta Nacional
de Pau-Rosa)で、生物多様性の調査中に2センチほどの両生類を発見した。
 チームは数カ月に及ぶフィールドワークの間に、細長い四肢の指を持ち、オレンジがかった茶色をしたこの不思議な
両生類21個体を発見した。
 オスは、ほぼ透明な皮膚でできた非常に大きな鳴嚢を持ち、これが膨らんで高音のチーチーという風変わりな鳴き声を生み出す。
一般に、アマガエルのオスは大きな鳴き声で離れた場所の樹上にいるメスとコミュニケーションを取ることが知られているが、
コウモリのような鳴き声を発するカエルが見つかったのは今回が初めてという。
 ペロソ氏によると、捕獲したこのカエルを実験室に持ち帰り、「コウモリのような鳴き声だねと皆で話し続けているうちに、
オジー・オズボーンとブラック・サバスのファンだという話になった」そうだ。
 イギリスのロックバンド、ブラック・サバスの1981年のコンサートでボーカルのオジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は、ファンの一人が
ステージにコウモリの死骸を投げ込んだところ、おもちゃと思ってその頭を噛みちぎったことがある。ペロソ氏はこのコウモリのような
鳴き声のカエルをオジー・オズボーンに因んでDendropsophus ozzyiと命名し、11月6日付けの「Zootaxa」誌に発表した。

271 :
◆発見は難しい
2009年のフィールドワークの間、ペロソ氏のチームはボートでアマゾン川を移動し、ハンモックで野宿し、発見したものはすべて収拾した。
 収拾テクニックは原始的で、持っていたのはビニール袋一枚、 懐中電灯一本、それに捕獲した生物の鳴き声を録音するための
デジタルレコーダーだけだったという。
 しかし、この作戦が功を成した。ペロソ氏はブラジルの国土に含まれるアマゾン熱帯雨林の三つの異なる地域でこの新種のカエルを発見した。
 これらの地域は互いにとても離れているため、移動は困難だ。同氏はこのカエルはアマゾンに広範囲に生息しており、
すぐに絶滅する恐れはないだろうと見ている。
 個体数が多いにも関わらず、これまで発見されて来なかったのには理由があると同氏は説明する。
「新種を見つけるには、正しいときに正しい場所にいることが大事だ。条件が揃っていないと、発見は難しい」。
 しかし、アマゾン熱帯雨林の比較的よく研究されている地域でこの新種が発見されたことは、この地域の生物多様性が非常に高いことを
さらに強調するものだと、ピッツバーグのカーネギー自然史博物館で補助学芸員を勤めるホセ・パディアル(Jose Padial)氏は
述べている。同氏は今回の研究には関わっていない。
「今回の研究は非常に綿密に行われたもので、アマゾン熱帯雨林について我々が知っていることがいかに少ないかを示している」と同氏は付け加えた。
Photograph by Pedro Peloso

272 :
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%AC%E5%B1%B1%E5%A1%8A%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%85%AC%E5%9C%92
マハレ山塊国立公園
地形・気候
マハレ山塊は、タンガニーカ湖東岸の最大の突出部に位置し、標高2460メートルの最高峰ンクングェ山をはじめとした
多くのピークが北西から南東に伸びている。山塊の北西側は年間1500mmから2300mmの降雨があり、
標高1800m以上の高地に山地林、湖岸から1500mまでは中緯度半落葉樹林を発達させている。山塊の東側は乾燥しており、
ブラキステギア疎開林に被われている。鳥類相の研究から、この土地はウガンダ?ブルンディの森林地帯と関係が深いとされている。
京大のチンパンジー研究で有名な地域だ
タンザニアはケニアよりも更に乾燥している地域が多いのだが、ここだけは年間雨量が多い
こういう場所は往々にしてコーヒー農園になりかねないのだが、まあ森林が維持されていると
ブラキステギア、はマメ科の属だとの事

273 :
Yahoo!ニュース - コノハチョウ擬態の謎、解明か (ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000001-natiogeog-sctch

 コノハチョウ属の仲間には、デッド・リーフ(オークリーフ)・バタフライと呼ばれる枯葉そっくりのチョウがいる。葉脈からカビの模様にいたるまで、
その完璧に枯葉を模した翅がどのように進化したかは、これまで熱い論争の的だった。
 1800年代、博物学者のアルフレッド・ラッセル・ウォレスは東南アジアでコノハチョウを採集し、チョウがお腹を空かせた鳥から身を守るため徐
々に葉っぱを真似るようになったと説明するダーウィンの自然選択説をさらに前進させた。
 その一方で、別の進化論を提唱する科学者らも現れた。例えば1940年代には、米国の遺伝学者リチャード・ゴールドシュミット(Richard
Goldschmidt)が、翅の擬態は中間的な変化のない突然変異によって現れたとする、「有望な怪物」と呼ばれる説を提唱した。
 そして今回、日本人研究者らが少なくとも4段階の中間的な形状を経てコノハチョウが枯葉模様を進化させたとする新たな説を発表した。
「枯葉擬態の漸進的な進化を裏付ける初めての証拠を提供するため」、時間と共に微妙に変化していく翅の裏面にある模様を図化したと、研究
の共著者である独立行政法人農業生物資源研究所の鈴木誉保(たかお)氏は電子メールで語った。
 ダーウィンの進化論から枯葉擬態を説明する現代の科学者は、ようやく自らの説を証明する手段を得たと同氏は話している。
◆徐々に? それとも突然に?
 一方、鈴木氏と同僚らが用いた解析方法があまりに新しいため、ダーウィンの正当性を証明したとは言い難いと、英国リバプール大学総合生
物研究所のマイク・スピード(Mike Speed)氏は述べている。
「極めて専門的かつ特殊な手法のため、内容を把握し確信を得るには時間が必要だ」と、研究には参加していないスピード氏は言う。
 一般的に、擬態が進化するには遺伝子レベルで大きな変化あるいは突然変異が起こると推測され、「これらの形質が永い世代を経て少しず
つ進化していくという説明に人々は概ね懐疑的だ」と同氏は付け加えた。

274 :
◆擬態の解明
 とはいえ、“マスカレード(変装)”擬態と呼ばれるタイプの擬態は例外だとスピード氏は述べる。
 デッド・リーフ・バタフライの場合、もし祖先種が既にある程度の擬態を得ていたとするなら、「漸進的に進化するのはそう難しくない」。
「この研究の大きな価値の1つは、これまであまり研究されてこなかった変装擬態に着目したことだ。注目に値するにもかかわらず、ほかのタイ
プの擬態に比べ注目度は低かった」。
 最新の研究で使用された模様のマッピング法は、コノハチョウ以外の翅を持つ昆虫がどのように別の生物を真似るようになったかを明らかに
するだろうと共著者の鈴木氏は述べている。
 実際、同氏はその手法を苔や樹皮に扮するガやチョウにも既に応用している。鈴木氏らの研究によって、昆虫界の変装名人のさらなる解明
が進みそうだ。
 今回の研究結果は、「BMC Evolutionary Biology」誌に11月25日付けで掲載された。

コノハチョウの1種、インディアン・リーフ・バタフライ(Indian leaf butterfly、学名:Kallima paralekta)が枯葉に擬態する (Photograph by Stephen
Dalton/Minden Pictures/Corbis)
http://amd.c.yimg.jp/im_siggNri9.flZOouL8LJVy_5zTQ---x450-y338-q90/amd/20141212-00000001-natiogeog-000-0-view.jpg
12 名前:名無しのひみつ@転載は禁止[] 投稿日:2014/12/13(土) 14:16:27.04 ID:sgZn7xe3 [1/2]
>>4
まだ読んでないけど鈴木氏の論文見つけた。
http://www.biomedcentral.com/content/pdf/s12862-014-0229-5.pdf

275 :
 インドネシアの熱帯雨林の奥地で、卵ではなくオタマジャクシを産む新種のカエルを世界で初めて確認したとの
研究論文が、12月31日に米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」で発表された。
 アジアに生息する「牙を持つカエル」に分類されるこのカエル(学名:Limnonectes larvaepartus)は、
インドネシア出身の科学者ジョコ・イスカンダル(Djoko Iskandar)氏によって10年前に初めて発見された。
 科学者らは長年、この特異なカエルがオタマジャクシを産んでいる可能性が高いと考えてきたが、交接や
出産の様子が直接観察されたことはこれまでなかった。
 だが、米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)などの研究チームは最近、
このカエルの繁殖行動に関する新たな証拠を発見した。同大の爬虫類学者、ジム・マクガイア(Jim McGuire)氏は
ある夜、インドネシア北部スラウェシ島(Sulawesi Island)の熱帯雨林を探索中に、雄とみられる1匹のカエルを
つかまえた。だがこのカエルは実際には雌で、生まれたばかりのオタマジャクシを十数匹連れていることが分かった。
 マクガイア氏は「世界中に生息する6000種以上のカエルのほぼ全ては、抱接(ほうせつ、カエルの交接時の抱擁)
で雄が雌に抱きつき、雌から卵が放出されている最中に雄が精子を放出する体外受精を行っている」と説明する。
「この新種のカエルは、体内受精を進化させた10種か12種しかいないカエルの仲間で、その中でも、子ガエルや
受精卵ではなく、オタマジャクシを産む唯一の種だ」
 子孫を生み出すことに関しては、カエルの世界にはこの他にも特異な行動様式が数多く存在する。アフリカに生息し、
体内受精を行う一部の種のカエルは、オタマジャクシの段階を経ない子ガエルを産むことが知られている。
 カリフォルニア大バークレー校の声明によると、他にも「卵を背中にある袋に入れて運ぶものや、オタマジャクシを
鳴嚢(めいのう、鳴き袋)や口の中で育てるもの、背中のくぼみにオタマジャクシを入れて運ぶもの」などがいる。
また、すでに絶滅したものの、雌が自らの受精卵をのみ込み、胃の中で育てて口から子ガエルを産むことで
知られていたカエルも2種存在したという。(c)AFP

276 :
<画像>
卵ではなくオタマジャクシを産むことが確認された新種のカエル(学名:Limnonectes larvaepartus)の雄(左)と雌。
米カリフォルニア大学バークレー校ジム・マクガイア氏提供(2014年12月31日提供)。(c)AFP/Jim McGuire
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/1024x/img_653d602e530660a3e6d0a666a225b489251798.jpg
<参照>
PLOS ONE: A Novel Reproductive Mode in Frogs: A New Species of Fanged Frog with Internal Fertilization and Birth of Tadpoles
ttp://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0115884
<記事掲載元>
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3035518

277 :
動物園で飼育のメダカ、新種でした インドネシアで採取
朝日新聞DIGITAL 2015年1月6日01時56分配信記事
ttp://www.asahi.com/articles/ASH155DSLH15OIPE010.html
東山動植物園(名古屋市千種区)は5日、インドネシア・スラウェシ島で採集し、飼育していたメダカが新種と判明したと発表した。
6日から公開する。
新種のメダカは体長約3センチ、尾びれの上下がオレンジ色で縁取られているのが特徴。
スラウェシ島のティウ湖で生息していたことから、「ティウメダカ」と名付けられた。
同園によると、世界で生息が確認されているメダカでは36番目の種になるという。
同園は、メダカの研究に力を入れており、2008年、インドネシアの大学の研究者らと協力して、ティウ湖でメダカ126匹を採集。
同園に持ち帰り、繁殖に成功した。
その後、琉球大の熱帯生物圏研究センター(沖縄県)と共同で研究した結果、体の特徴などから新種と判明した。
昨年12月には米国の科学雑誌に研究論文が掲載され、世界的にも認められた。
同園では、ティウメダカを含む27種のメダカを飼育している。
-----
▽関連リンク
東山動植物園
新種メダカ(ティウメダカ)発見! 明日(1/6)より公開します。
ttp://www.higashiyama.city.nagoya.jp/topics/index.php?g_no=ZOO00346

278 :
 カンボジア南西部にあるカルダモン山脈(Cardamom Mountains)で発見された両性類が、新種のアシナシイモリと確認された。
この生物は灰褐色で足がなく、巨大なミミズもしくはヘビに似ており、学名で「Ichthyophis cardamomensis」と名付けられた。
新種は体長が最長1.5メートルにも及び、地元ではよくヘビと間違われていた。
&#8195;国際環境保護団体フォーナ・フローラ・インターナショナル(Fauna and Flora International、FFI)によると、
同山脈一帯は生息地の消失の危機に瀕しているという。(c)AFP
<画像>
カンボジア・ポーサット州で発見され、最近新種と分かったアシナシイモリ(2010年9月12日撮影)。(c)AFP/Fauna and Flora International
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/6/1024x/img_16c5c626127048cd91dde34beb2bad69267558.jpg
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/1024x/img_0810421cd6cb4998acdfca99e4186bda352119.jpg
<参照>
New legless amphibian discovered in Cambodia | Fauna & Flora International
ttp://www.fauna-flora.org/news/new-legless-amphibian-discovered-in-cambodia/
<記事掲載元>
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3036745

279 :
掲載日:2015年2月6日
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3038917

 英国の植物学者チームは5日、カンボジアの山岳地帯で新種のランを発見したと発表した。発表は、英ロンドン
(London)のキュー王立植物園(Royal Botanical Gardens, Kew)で同日より開催予定の大規模なラン特別展示に
先立ち行われた。

&#8195;新種のランは、2013年に行われた探索中にカンボジア南西部カルダモン山脈(Cardamom Mountains)で採集され、
ロンドンに持ち帰られたものだ。

&#8195;だがチームは、昨年12月にキュー植物園の温室の一つで花が咲くまで、それが新種であることに気が付かなかったという。

&#8195;花はえび茶色の筒状花で、長さは1センチほど。ランの多くその繊細な美しさで知られているのに対し、この花は
それ以上に特徴的な外観をしていた。

&#8195;新種ランを発見した遠征チームの一員であるアンドレ・シュイットマン(Andre Schuiteman)氏は「他のランと異なる点は、
花びらに大きなイボが複数あるところだ」と説明する。

&#8195;まだ命名されていないこの新種のランは、ポルパクス(Porpax)属に分類される。

&#8195;5日から開催されるキュー植物園のラン特別展示の準備が進む中で発表されたこの新発見のランだが、同展示会には
出展されないという。(c)AFP

<画像>
カンボジアの山岳地帯で発見の新種のラン(2015年2月5日提供)。(c)AFP/ROYAL BOTANIC GARDENS KEW/ANDRE SCHUITEMAN
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/1024x/img_9173377f2cb0afef1553e4a1191f0285210413.jpg

<参照>
Orchids | Kew
ttp://www.kew.org/visit-kew-gardens/whats-on/orchids

280 :
掲載日:2015年2月13日
http://www.zaikei.co.jp/article/20150213/235512.html

 森林総合研究所は12日、熱帯雨林では樹高が高いほど樹木の葉の光合成能力が増加することを発見したと発表した。
研究成果は、熱帯での炭素固定能解明に大きく役立つものだという。

 温帯での研究から、樹高の高い樹木は葉まで水を吸い上げることが難しいため、樹高がある程度以上高くなると
光合成能力が低下することがわかっていた。

 しかし、マレーシアの熱帯雨林で100種以上の樹種について、樹高 1mの小さい樹木から50mを超える巨大な樹木まで
葉の光合成能力を、高さ85mの林冠観察クレーンを建設して測定したところ、樹高が高くなると光合成能力が増加し、
大きな樹木ほど炭素をたくさん固定できることが分かったという。

 これは、雨が多い熱帯雨林では根から水を十分に吸い上げられるので、日光がよくあたる林冠部で効率よく光合成を
行えるためと考えられるという。

 将来、熱帯雨林地域では干ばつの頻発や気温の上昇が危惧されている。もし将来、干ばつが頻発すると、多くの樹木が
絶滅し、大規模な森林や生物多様性の劣化が起こる危険がある。一方、測定した樹木の中には節水型の樹種も見られた
ことから、今後、同研究所では、さらに樹種ごとの特徴も詳しく解析し、干ばつなど気候変動の影響評価を目指すとしている。
(町田光)

281 :
<画像>
森林総合研究所が調査を行ったランビルヒルズ国立公園の熱帯雨林(森林総合研究所の発表資料より)
ttp://www.zaikei.co.jp/files/general/2015021314330300big.jpg

林冠観察用クレーンのゴンドラに乗り、地上から約40mの高さで測定している(森林総合研究所の発表資料より)
ttp://www.zaikei.co.jp/files/general/2015021314342430big.jpg

樹高と光合成能力の関係を示す図。矢印のように、樹種に関係なく樹高が高くなると光合成速度が直線的に上昇する
(森林総合研究所の発表資料より)
ttp://www.zaikei.co.jp/files/general/2015021314360830big.jpg

<参照>
森林総合研究所/熱帯雨林の葉の光合成能力は樹木の高さで決まる―世界で初めて統一的に解明―
ttp://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2015/20150212/index.html

Height-related changes in leaf photosynthetic traits in diverse Bornean tropical rain forest trees - Springer
ttp://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00442-014-3126-0

282 :
ttp://nationalgeographic.jp/nng/article/20150312/438950/
車並みの超巨大淡水エイを捕獲、世界記録か
幅2.4メートル、体長4.3メートル、しかも妊娠中 2015.03.13

 タイのメコン川で調査をしている科学者が「巨大な」発見をした。淡水魚の世界記録レベルの巨大淡水エイが
捕獲されたのだ。場所はバンコクから1時間ほどにあるアンパワーという地区の水深20メートル地点である。

 計量を手伝ったチュラロンコーン大学の教授で獣医師のナンタリカ・チャンスー氏によれば、そのエイ
(学名:Himantura polylepis または H. chaophraya)は、幅2.4メートル、体長4.3メートル、体重は318キロから
363キロと推定された。体重が推定値なのは「あまりに大きく、そして、扱いにくかったため、傷つけずに計量
できなかった」せいだとナショナル ジオグラフィックのフェローでネバダ大学教授のゼブ・ホーガン氏はいう。
「どこをどう見ても巨大でした。ほかの巨大淡水エイと比べても、間違いなくトップランクです」

 実は、ホーガン氏は以前にもこのエイと出会っていた。2009年、ナンタリカ氏との共同プロジェクトでいちど捕まえ、
タグ(標識)を打って放流していたのだ。

 ナンタリカ氏が超音波検査を行ったところ、彼女は2匹の胎児を身ごもっていた(エイの多くは卵胎生)。
2009年にも彼女はやはり妊娠していた。「つまり、ここは生育場のようです」とホーガン氏。

 2009年のとき、彼女は幅2メートル、長さは4メートル58センチだった。「何かのアクシデントで
尾が短くなったのかもしれません」とナンタリカ氏。オスにつけられたような噛み跡もあった。

 2度の捕獲により、科学者は巨大エイの成長速度のデータを手に入れたことになる。ほかのほとんどの魚と同じように、
十分なエサがあればエイは生きている限り成長を続ける。寿命がどのぐらいかはわからないものの、
その大きさからこのエイは35から40歳だろうと見られている。

283 :
世界記録の可能性

 世界最大の淡水魚を調べる自身のプロジェクトで、ホーガン氏は淡水魚の世界記録を
ずっと追いかけている。本種の記録はこれまで314キロとされていた。非公式には500から600キロという話もある。

 ギネスブックではメコンオオナマズが最大と認定されている。メコンオオナマズもタイに生息し、
およそ300キロにもなる「世界最大の淡水魚」とこれまで言われてきた。ギネス世界記録北米オフィスの
アンソニー・ヨディス氏は、今回のエイが新記録になるかどうかについては、正式に申請されない限りコメントしないという。

 ホーガン氏とナンタリカ氏が成長と移動を追えるように、エイにはタグとマイクロチップがつけられ、
リリースされた。その間、魚体を傷めず、また、ストレスも極力減らすために、特別なネットが
用いられた。おかげでエイはおおむね大人しかったようだ。

 巨大淡水エイにはエイのなかでも35センチを超える最大のトゲを持ち、猛毒がある。
敵から身を守るためにトゲを使い、しばしば致命傷を与えるが、人を傷つけることは極めて稀だ。

絶滅の恐れも

 ホーガン氏とナンタリカ氏の尽力もあり、巨大淡水エイは国際自然保護連合(IUCN)で絶滅危惧種に指定
されている。「保護する法律がないので、彼らは急速に減っています」とナンタリカ氏はいう。

 メコンオオナマズを含む同じ地区の巨大魚がおかれた状況はもっと悪い。あっさり漁獲されてしまうからだ。
一方、淡水エイはとても巨大で強く、専用ではない漁具はたやすく壊してしまう。そして、食材として
あまり人気がないので、漁業からのプレッシャーは高くはない。

 しかしながら、汚染、油の流出、生息地を分断するダムなどがエイを脅かしている。

 ホーガン氏いわく、「この生きものがキャッチ・アンド・リリースしても生き延びることが証明されましたし、
何より妊娠していたのはグッドニュースです」
文=By Brian Clark Howard, National Geographic

284 :
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/031800001/
ペットとして人気の吸血鬼カニ、新種と判明 2015.03.19
 鮮やかな黄色い目を持つことからその名が付いたとされる淡水性のカニ「バンパイアクラブ」。以前から
ペットとして人気を博しているこのカニの仲間には、どこで採取されたのかがあやふやなものも存在していた。

 ところがこのほど東南アジアで実施された調査によって、特に需要の大きい2種が新種であることが判明、
学名Geosesarma dennerleとGeosesarma hagenと名付けられた。これらのカニは、インドネシア・ジャワ島の
それぞれ別の渓谷から発見された。

「今回のカニはある意味特殊なケースです。10年も前からペット市場に出回っていましたが、
どこから来た種なのかがわかっていなかったのです」と、ドイツのアクアリスト(水槽での生物飼育の専門家)
であるクリスツィアン・ルカウプ氏は語る。彼は、1月に学術誌『Raffles Bulletin of Zoology』に
今回の新種について記載した論文の共同執筆者である。

 G. dennerle(上の写真)は体が濃い紫色で、背中にクリーム色の斑が入っている。もう一方のG. hagenは、
人目を引く鮮やかなオレンジ色をした殻とハサミを持つ(下の写真)。ギラリと光る目と派手な体色を見れば、
このカニが人気なのもうなずける。

「東南アジアをはじめ世界中の水生生物ディーラーは、顧客が色鮮やかな生き物を欲しがることを
よくわかっています」と、記載論文の共同執筆者であるドイツ、レーゲンスブルク大学動物学研究所の
クリストフ・シューバルト氏は言う。「現地のディーラーたちが、学者がまだ調査をしていない場所で
採集を始めると、突如として、未記載の生き物の市場ができてしまうのです」

285 :
バンパイアを探して

 ルカウプは、アクアリウム市場で培った人脈を駆使して、バンパイアクラブがいる場所を知って
いそうな人物を探し出した。「偽の情報もたくさんありました。カニを捕っている側にしてみれば、
他の人間に入って来て欲しくはないのでしょう」
 ルカウプはこれまでにエビをはじめ、ペットとして売られている淡水性甲殻類の生息地を何度も
突き止めてきた経験を持っており、今回も見事にジャワ島中央部で目当てのカニを探し当てた。
 インドネシアにはまだ名前の付いてないバンパイアクラブがたくさんいるだろうとシューバルトは
言う。淡水性のカニは生涯海に出ず、同じ場所に留まる傾向にある。そのため、インドネシアの
島々にはたいてい、独自のバンパイアクラブが生息している。

 またバンパイアクラブは水陸両生であり、これも彼らが鮮やかな体色を進化させた一因と
考えられている。陸上では「水中に比べて視覚によるコミュニケーションがたいへん重要になってきます」

限られた生息地、乱獲の危険

 新種であることが判明した2種のバンパイアクラブはおそらく、それぞれがひとつの川の流域だけに
生息しているため、乱獲の犠牲になる可能性が高い。「地元の人々は、生活のためにカニを
捕まえています。彼らはただ捕れるものを捕って、どんどん輸出してしまうのです」とシューバルトは言う。

 ルカウプは、人気が過熱して天然のバンパイアクラブが捕り尽くされることがないよう、この先、商業的に
繁殖が行われるようになって欲しいと語る。熱心な愛好家の中にはカニの繁殖を行う者もいるが、
バンパイアクラブの大半はインドネシアから輸入されてくるものだ。

 バンパイアクラブのような、ペットとして売られている珍しい水生生物の保護に関しては、
今のところこれといった解決策がないのが現状だ。

286 :
掲載日:2015年3月23日
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032000008/

枝の上で身を寄せ合う新種のティティモンキーの群れ。アマゾンの熱帯雨林で撮影。(Photograph by Adriano Gambarini)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032000008/ph_thumb.jpg

 2011年、ブラジル南部のマトグロッソ州で動物を探していたジュリオ・ダルポンテ氏は、赤みがかったオレンジ色の
尻尾を持つサルに気が付いた。同氏には、尻尾の色は「炎のよう」に映った。

 ダルポンテ氏はブラジル新熱帯肉食動物保護研究所の研究者だ。このサルに興味をもった彼と研究チームは、
その後数回にわたってアマゾンの熱帯雨林を訪れ、ひたいには縞状の薄い灰色の毛、ほほには赤茶色の毛が生える、
このサルをさらに観察した。

 そしてチームは、このサルが南米一帯で30種以上が確認されている樹上性の小型サル「ティティ」属の新種である
ことを突きとめた。

 ブラジルの学術誌『Papeis Avulsos de Zoologia』に発表された研究によれば、この新種のティティ(Callicebus miltoni)は、
ブラジル人霊長類学者のミルトン・ティアゴ・デ・メロにちなんで「ミルトンズ・ティティモンキー(Milton's titi monkey)」
と名付けられた(「ファイアーテイルド・ティティモンキー(fire-tailed titi monkey)」と呼ばれることもある)。

 ダルポンテ氏は、ブラジルのアマゾンで新種のサルを発見できたことに驚いたと話している。というのも、この地域は、
1913年から14年にかけて、米国の大統領セオドア・ルーズベルトが共同で率いたことでも知られる「ルーズベルト・ロンドン
科学探検隊」が調査を行った地域だからだ。 「ミルトンズ・ティティモンキーの存在を確認するまでに1世紀かかりました」
とダルポンテ氏は述べた。

 ほかのティティモンキーと同様、ミルトンズ・ティティモンキーも一夫一婦制で、つがいと2、3頭の子ザルという家族で暮らす。

287 :
 果実を主食とする体重1.5キロほどのこのサルは、多くの時間を互いの毛繕いに費やし、時々枝の上に並んで座っては
親しみをこめて尻尾を絡ませ合う。「このような行動は、家族の絆やつがいの結び付きを深めるのに役立っているのでしょう」
と、ダルポンテ氏は言う。

 ミルトンズ・ティティモンキーは警戒心が強い。警戒すると、その場から姿を消して、林冠の葉の覆い茂った場所に
身を潜めてしまう。そんなときでも、ダルポンテ氏と研究チームはサルの音に耳を澄ませたり、動物界では最も複雑と
いわれる発声を録音を再生したりすることで、ミルトンズ・ティティモンキーを見つけ出せるようになったという。

 ミルトンズ・ティティモンキーは、ルーズベルト川とアリプアナン川に挟まれた低地雨林のごく限られた地域に生息する。

 泳ぎが下手なためか、あるいは山地を越えることができないため、ミルトンズ・ティティモンキーはこの地域に留まっているのだ。

 ただ問題もある。「河川によって森は分断され孤立しているため、森林火災のような人間による生態系のかく乱の影響を
受けやすい」と、ダルポンテ氏は懸念する。

 生息地のおよそ57%が保護区、あるいは先住民の土地として保護されているものの、残りの生息地では森林伐採や開発が
ありふれた光景となっているのが実状だ。

 ダルポンテ氏によると、もう一つの心配は、ブラジル政府が水力発電用ダムの建設とアマゾンに道路網を張りめぐらせる
計画を立てていること。

 ミルトンズ・ティティモンキーが絶滅の危機に瀕していると言うには時期尚早だが、決して安心はできないと同氏は付け加えた。

<参照>
Pro-Carn&#237;voros
ttp://www.procarnivoros.org.br/en/

Pap&#233;is Avulsos de Zoologia (S&#227;o Paulo) - New species of titi monkey, genus Callicebus Thomas, 1903 (Primates, Pitheciidae), from Southern Amazonia, Brazil
ttp://www.scielo.br/scielo.php?pid=S0031-10492014003200001&script=sci_arttext

288 :
掲載日:2015年3月25日
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032400013/

ブラジルの熱帯雨林で撮影されたアルビノのバク。(PHOTOGRAPH BY LUCIANO CANDISANI)
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032400013/ph_thumb.jpg

 ブラジル南東部にある熱帯雨林で地元の人々に目撃され、伝説になっていた白いバクの撮影に、
ナショナル ジオグラフィック誌に寄稿する写真家ルシアーノ・カンディザーニが成功した。

 ブタにも似た出で立ちのバクの体は、通常、こげ茶色をしている。「白いバクが出没する」という噂に興味をそそられた
カンディザーニは、この幻の動物を写真に収めたいと考えた。

 2014年5月、目撃情報のあるヴォトランチン保護区に入り、暗闇の中、夜行性のバクが姿を現すのを待った。
バクは数多くやってくるものの、白いバクは一向に現れない。彼はあきらめず、今度はカメラトラップを設置した。
動物がカメラの前を通ると、自動的にシャッターがおりる仕組みだ。

「ある晩、撮った写真を確認していたら、白いバクが目に飛び込んできたんです。胸が高鳴りました」とカンディザーニは
振り返る。アルビノのアメリカバク(学名:Tapirus terrestris)が野生下で撮影されたのは、これが初めてだ。

289 :
バクの受難

 アルビノの動物は、自然に起こる遺伝子の突然変異によって色素が欠如し、毛は白く、眼は赤みを帯びたピンク色となる。

 アルビノのバクは、生息地である南米の熱帯雨林でもめったに見られない。体長1.8メートル、体重200キロ以上にもなる
バクは、ブラジル最大の陸生哺乳類だ。警戒心が強く、群れを形成しない草食動物のバクは、ゾウに似た柔らかい鼻を
もつことでも知られ、この鼻で高い枝の葉や果実をつかむことができる。また、長い鼻は泳ぐときにシュノーケルとしても
役立つ。泳ぎがうまく、涼んだり外敵から逃れたりするために水の中に入る習性がある。

 だが、バクも狩猟や森林伐採といった脅威にさらされている。東南アジアのマレーバクを含め、現生する4種はどれも
個体数が減少している。

 珍しい動物を撮影できて幸運だったとカンディザーニ。アルビノのバクを撮影してから、彼は同じエリアに
カメラトラップをさらに設置し、他にも、ヤブイヌなどめったにお目にかかれない南米の動物の撮影に成功している。
「ブラジル大西洋岸の森林は危機にありますが、まだまだ科学に驚きをもたらす可能性を秘めています」と
カンディザーニは付け加えた。

<参照>
Tapirus terrestris (Brazilian Tapir, Lowland Tapir, South American Tapir)
ttp://www.iucnredlist.org/details/21474/0

Luciano Candisani Photography - Luciano Candisani Fotografia
ttp://www.lucianocandisani.com/

290 :
トゲ肌からツル肌に早変わりする新種カエルを発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032700020/

ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032700020/ph_thumb.jpg
変身前:ツルツル肌状態のパンクロッカーガエル(Photographs by Lucas Bustamante, The Zoological Journal of the Linnean Society)
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032700020/01.jpg
変身後:わずか数分でトゲトゲ肌に(Photographs by Juan M. Guayasamin, The Zoological Journal of the Linnean Society)

 南米エクアドルの熱帯雨林の奥深くで、体の形を劇的に変化させられる不思議なカエルが見つかった。エクアドルと米国の研究者が3月24日付「Zoological Journal of the Linnean Society」誌に
発表、学名をPristimantis mutabilis(変わりやすいアマガエルといった意)と名付けた。

 著者の一人である両生類研究者キャサリン・クリナック氏は、2009年のある夜、体をたくさんのトゲに覆われたビー玉ほどの大きさのカエルを見つけた。新種と思って持ち帰ると、それは滑らかで
ぬるぬるした肌の動物に変わっていた。「間違えて別のカエルを持ち帰ったと思い、自分に腹を立てました」とクリナック氏は振り返る。

 ところが、それは別のカエルではなかった。カエルの居心地をよくするため容器に苔を敷き詰めようとすると、徐々に再びトゲが現れてきたのだ。そのとんがった体形から、彼女はこのカエルを「パンクロッカー」
と呼ぶことにした。

 カエルが新種で、かつ肌の質感を変えられる初めての脊椎動物であることを証明するため、クリナック氏らはデータの収集に何年もの歳月を費やした。

291 :
苔にカムフラージュ?

 パンクロッカーガエルが、どのようにしてわずかな時間でトゲトゲ肌になるのか、またトゲが何でできているのかはまだ解明されていない。研究者らは、肌の質感を変えることが一種のカムフラージュ的な
役割を果たしているのではないかと推察している。例えば、トゲトゲ肌であれば苔に覆われた環境にうまく溶け込めるかもしれない。

 クリナック氏らは、このカエルの近縁種であるソベテス・ロバーフロッグ(学名:Pristimantis sobetes)も体の形を変えられることを発見した。このカエルは犬のような鳴き声を発するので、あと
ベーシストさえ見つかれば、パンクロックバンドが完成するかもしれない。

文=Carrie Arnold/訳=益永依子

292 :
掲載日:2015年4月9日
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040800038/

写真は新種アルトタンボ・ウッドリザード(学名:Enyalioides altotambo)。最初の個体が見つかった
エクアドルの村「アルトタンボ」にちなんで名前がつけられた。(Photograph by Pablo J. Venegas)
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/040800038/ph_thumb.jpg

 ペルーとエクアドルで、モリイグアナの新種が3種発見された。

 エクアドルの政情不安のため、新種と判明するまでに10年近くもかかってしまったが、3種はそれぞれ
アルトタンボ・ウッドリザード(学名:Enyalioides altotambo、アルトタンボは地名)、ラフスケールド・ウッドリザード
(学名:E. anisolepis)、ロスチャイルズ・ウッドリザード(学名:E. sophiarothschildae)と名づけられた。

 神話に出てくる竜のミニチュア版のようなモリイグアナは、南米の森林に生息するトカゲの中では大型で
カラフルな色をしており、科学者らによれば、この新たな発見には大いに注目すべきだという。
(参考記事:「ベトナムの鮮やかなトカゲ、新種と判明」http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7409/

 4月6日付けの「ZooKeys」誌に掲載された論文によれば、Enyalioides属のモリイグアナは全部で15種となった。
これは2006年のほぼ倍で、過去10年間における、爬虫類の新種発見のペースとしては最も速い。

 首都キトにあるエクアドルカトリック大学のQCAZ動物学博物館で爬虫類を担当する学芸員で、今回の研究チームを
率いたオマー・トレス・カルバハル氏は、「私はラッキーです。モリイグアナの知識が増えれば増えるほど、新しかったり、
変わっていたりする特徴に気付きやすくなるんです」と言う。他にも多くのモリイグアナを発見してきた
トレス・カルバハル氏は、米国立スミソニアン協会自然史博物館の共同研究者でもある。

293 :
変わった色のトカゲ

 科学者らがアルトタンボ・ウッドリザードを最初に発見したのは2005年11月、エクアドル北部の村アルトタンボだった。
明るい緑と黒のなめらかな鱗を持ち、体長は約13センチ。1881年に発見された近縁種(E. oshaughnessyi)に外見が
よく似ていた。

 しかし、研究室にそれを持ち帰ってみると、ひとつ大きな違いに気づいた。新種のトカゲは茶色の目をして、
瞳孔の周りが金色の輪で縁取られていた。E. oshaughnessyi の目は真っ赤である。

 また、鱗もE. oshaughnessyi よりもなめらかだった。

 サンプルが1体だけでは新種を発見したとは言い切れない。そこで、研究者らは次の個体が発見されるまで待ったが、
それから5年もかかってしまった。最初の個体が発見された場所はエクアドルの中でも危険な地域とされており、
実地調査が困難だったためだ。

「この手のトカゲは普通は数多くいるものですが、捜しに行けなかったために、新たな個体を見つけられなかったのです。
単に、調査に行くには危険すぎると判断したせいでした」と、トレス・カルバハル氏は説明する。

294 :
新種が次々に

 2014年、エクアドルとペルーの国境付近を調査していた研究者が、喉の部分が白いモリイグアナの集団を発見した。

 白い喉に尖った鱗、体中に散らばる黒い斑点。これらの特徴を併せ持った種は、どの近縁種とも異なっていた。

 新種と判明した時の気持ちを、トレス・カルバハル氏は次のように説明している。「このような特徴の組み合わせは、
今まで見た事がありませんでした。何か新しい種が目の前にいるのだと、ほぼ一瞬にして悟り、気持ちが高ぶりました」

 ペルー、リマにある鳥類学・生物多様性センターの分類学者パブロ・ベネガス氏は、喉の白いトカゲを見て、
ペルー北部で2003年と2008年に発見された種と同じものではないかと気づいた。ベネガス氏はエクアドルの
博物館の相談役でもある。

 DNA検査の結果、2003年、2008年、2014年の個体が全て同じ種である事が証明され、E. anisolepis と名づけられた。

 さらに、多国籍研究チームがベネガス氏の収集した他のトカゲを調べているうちに、第3の新種を発見し、
E. sophiarothschildae と学名をつけた。

 こちらも喉が白く、黒と青緑色の鱗を持っている。

 しかし、話はこれで終わりではない。トレス・カルバハル氏は、エクアドル南部とペルー北部には他にも多くの
未知のトカゲが生息しているはずだと見ている。

<参照>
Three new species of woodlizards (Hoplocercinae, Enyalioides) from northwestern South America
ttp://zookeys.pensoft.net/articles.php?id=5032

295 :
半透明のかわいい新種カエル、コスタリカで発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042300065/


ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042300065/ph_thumb.jpg?__scale=w:1190,h:793&_sh=0c503f08e0
ダイアンズ・ベアハーテッド・グラスフロッグ。論文の筆頭著者ブライアン・クビッキ氏の母の名にちなんで命名された。(Photograph by Brian Kubicki, Costa Rican Amphibian Research Center)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042300065/01.jpg?__scale=w:768,h:791&_sh=0640240d80
新たに発見されたカエルの腹部が半透明である理由は、まだ解明されていない。(Photograph by Brian Kubicki, Costa Rican Amphibian Research Center)


 美しいライムグリーンの体を持つ半透明のグラスフロッグ(glass flog、アマガエルモドキ科)の新種が、コスタリカで発見された。飛び出た白い眼球といい横長の黒い瞳といい、『セサミストリート』の
人気キャラクター、歌好きカエルのカーミットにそっくりとインターネットで話題を呼んでいる。

Newly discovered frog is a Kermit look-a-like. #StopEverything #StillNewStuffInTheWorld http://t.co/8qZuTYoO3G pic.twitter.com/2e0gt5sIIf
&#8212; KariAnn Ramadorai (@KariAnnWrites) 2015, 4月 20

 だが、こちらのカエルは歌は得意ではない。その代わり、昆虫に似た口笛のような長い鳴き声を上げる。このほど発表された論文によれば、それゆえに研究者たちは長らくカエルの声だと気付かなかった
のかもしれないという。なにしろ、コスタリカでグラスフロッグの新種が見つかるのは1973年以来のことなのだ。

 ダイアンズ・ベアハーテッド・グラスフロッグ(Diane's Bare-hearted glass frog、学名:Hyalinobatrachium dianae)と命名された新種は体長2.5センチ。2月19日付け学術誌「Zootaxa」に掲載された。

296 :
シースルーのお腹

 グラスフロッグと総称されるアマガエルモドキ科のカエルは、中南米の熱帯雨林に分布する。近くに小川のある高い樹冠にすみ、繁殖の時期になると地面に下りてくる。

 腹部が半透明で内臓が透けて見えることから、グラスフロッグと名付けられた。だが、色素沈着がない理由は専門家の間でも分かっていない。一方、緑色の色彩は周囲に溶け込むのに役立っている。
グラスフロッグは夜行性で、日中は葉の裏側に隠れて過ごすからだ。

 新種のカエルは確かにカーミットを思わせるが、かわいいキャラクターとは違い、厳しい競争の中で生き抜いている。コロンビア、アンデス大学の両生類学者で今回の発見には関わっていない
アンドリュー・クロフォード氏によれば、オスのグラスフロッグは縄張り意識が非常に強く、他のオスが縄張りに侵入してくると激しい戦いになるという。

カエルに迫る危機

 今回新たに見つかった種は、コスタリカ東部の標高400〜800メートルの山林に生息する。同国のカエルを研究する生物学者で、今回の発見には関わっていないナショナル ジオグラフィックの
支援研究者スティーブン・ホイットフィールド氏によれば、両生類にとって最適な生息地だという。

 同時に、致死的な影響を与えるカエルツボカビが最も多い標高でもある。「両生類の皮膚を侵すカエルツボカビが原因で、1980年代以降、コスタリカを含む世界中でいくつもの種のカエルが姿を
消しています」とホイットフィールド氏は言う。

 こうした困難を思うと、「生きたカーミット」の発見はますます貴重だ。ホイットフィールド氏はこうコメントした。「新種を見つけたという知らせには実に心が躍ります。多くの種が失われた可能性がある
状況では、なおのことです」

文=Ralph Martins/訳=高野夏美

297 :
掲載日:2015年4月22日
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042100059/

コンゴ共和国の国立公園で初めて撮影されたブービエアカコロブスの親子。同種は、絶滅危惧IA類に指定されている。
(PHOTOGRAPH BY LIEVEN DEVREESE AND GA&#203;L ELIE GNONDO GOBOLO)
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042100059/ph_thumb.jpg

 ブービエアカコロブス(学名:Piliocolobus bouvieri)と呼ばれるサルが、初めて写真に収められた。

 1970年代に最後に目撃されてから見かけた者がいないため絶滅が心配されていたが、2015年2月、
リーヴェン・デヴレーゼ氏とガル・エリー・グノンド・ゴボロ氏の2人の研究者がこのサルを発見、写真に収めた。
発見場所はアフリカ中部、コンゴ共和国のントコウ-ピコウンダ国立公園。2013年に野生生物保護学会の支援で
設立された、約4570平方kmの公園だ。

 母子の姿が写っているこの写真により、珍しいこのサルが現存することが科学的に確認された。ブービエアカコロブスは
1887年の文献に初めて記載されるが、情報がきわめて少なく、絶滅危惧IA類に分類されている。

|地元住民は知っていた

 一方で、デヴレーゼ氏によると、このサルの存在は地元住民にはよく知られていたと言う。彼は今回の
調査のためにクラウドファンディングによって資金を調達、地元のガイドと一緒にこのサルを探索するのに
ベストな地域を見つけた。「地元の人たちがこのサルを知っているのは最初から明らかでした。科学者が
何十年も見つけられなかった理由は、単純に誰も探していなかったから。なので、ブービエアカコロブス探索に
失敗はしたくありませんでした」

298 :
 これまでも探索を熱望する声はあったが、コンゴの地形は沼や川が多く、非常に入り組んでいるため、
調査が困難だった。「あのエリアはアクセスが難しく、川を経由してしか入れません。それに、あそこで
活動しているNGOはひとつも知りません」

|サルをいかに守っていくか

 カナダのマギル大学でナショナル ジオグラフィックの支援を受けて人類学を研究する博士研究員の
ヴァレリー・ショーフ氏は、「絶滅したと考えられていた種がそうではなかったことを証明する写真を見ると、
いつも勇気づけられます」と述べている。

 ブービエアカコロブスが生息する複雑な地形は、このサルを人の脅威から守る一方で、科学者にとって研究が
困難という意味で、諸刃の剣であるとショーフ氏は言う。「ブービエアカコロブスが好むと考えられる川や沼地の
せいで、科学者による調査が難しくなっています。その一方で、この生息環境のおかげで、野生動物を狩猟したり、
木を伐採して森林資源を奪おうとする人間の営みが食い止められているのです」とショーフ氏。

 デヴレーゼ氏は、この写真によって、資金不足に陥っている同種の生息する公園に、必要な支援が集まることを
望んでいる。「この発見によって、同公園に注目が集まることを期待します。どこかの国際NGOがコンゴの
公園スタッフと一緒に取り組んでくれるといいのですが」

<参照>
Bouvier’s Red Colobus Monkey Rediscovered in Congo, Photographed for First Time | Biology | Sci-News.com
ttp://www.sci-news.com/biology/science-bouviers-red-colobus-monkey-piliocolobus-bouvieri-02709.html

299 :
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Pennant%27s_colobus
コンゴ共和国の方か
この辺はあまり年間雨量も多くない雨緑樹林地域だな

300 :
土着マラリアと劣悪な住居

一般的に、土着マラリアが流行する地域では、住民は劣悪な住居に住んでいる。 実際、明治34年(1901年)に土着マラリアが流行していた
北海道深川村(現在の深川市)では、7 - 8月、屯田兵の兵屋内で、容易に50 - 60匹のハマダラカを捕獲できた。つまり屯田兵の兵屋は、
50 - 60匹のハマダラカが屋内に侵入するような劣悪な住居だった。なお、そのハマダラカは、20 - 30匹に1匹の割合でマラリア原虫に感染
していた(軍医学校教官陸軍一等軍医ドクトル、都築甚之助・陸軍二等軍医、大町文興調査)。
また、2008年2月半ば、ケニア西部にあるビクトリア湖畔のスバ県の土着マラリアが流行する地域(高地ではない)の伝統的な作りの住居
(土壁。6畳ほどの民家に、夫婦2人と子供5人が生活している)に白いシーツを敷き詰め、屋内に殺虫剤を吹きかけると、10分間で100匹以上
のハマダラカの死骸を採取できた(長崎大学ケニアプロジェクト調査)。つまり、この地域の伝統的な作りの住居は100匹以上のハマダラカ
が屋内に侵入するような劣悪な住居である。 なお、2007年、国立感染症研究所ウイルス第一部部長倉根一朗は、マラリアの流行には、特に
住宅構造が関係すること、現在の日本の住宅構造を考えると、毎晩、多数の蚊に刺される可能性はほとんど考えられないこと、今の日本の
インフラストラクチャーを考えれば、自然災害などが重なってインフラストラクチャーが崩れるなどの変化が起きない限り、仮に地球温暖化が
進んだとしてもマラリアが流行するとは思えないということを主張した。

301 :
【動画】人の声で触角を伸ばすイモムシが見つかる | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/043000077/
ttps://www.youtube.com/embed/RoxA1Xy7k5k

 ペルーのアマゾン奥深くで、きわめて珍しい行動を見せるイモムシが見つかった。見た目は木の枝のような姿で、
周囲の森林に同化しようと必死の様子だが、おかしなのはその4本の長い
触角だ。くるりと丸まり、危険を察知するや否や、すぐにでも飛び出させられるよう待ち構えている。

 と、そこへ突如人間たちが現われた。彼らの発する声が作りだす空気の振動を感じ取り、
イモムシはとっさに防御用の武器を繰り出す。4本の触角がびっくり箱のようにボヨ〜ン! と飛び出し、
四方へ向かって伸びると、またくるりと元に収まった。

「とにかく変てこな光景でした」と語るのは、イモムシを発見したエコツーリズム会社
「レインフォレスト・エクスペディションズ」の昆虫学者アーロン・ポメランツ氏だ。イモムシは、ペルー南東部にある
タンボパタ研究センター付近にある1本の木の、地上30メートル付近で見つかった。

 ポメランズ氏がキャノピータワー(樹上の動物や鳥を観察するためにジャングルに
建てられた背の高いタワー)を上ってきた仲間に声をかけたとたん、イモムシの触角が飛び出したという。

 あまりの珍しさに、動画を撮影した。恐らく、触角が飛び出す瞬間を撮影したものとしては世界初だろう。

「イモムシがこのような行動をとるのは、見たことがありません」ドレクセル大学自然科学アカデミーの
コレクションマネージャーであるジェイソン・ワイントラウブ氏は、動画を見て感想を述べた。

302 :
仮説の証明

 昆虫学者らは、このイモムシがシャクガ科Nematocampa属の一種だろうと見ている。
シャクガは南北アメリカ大陸に広く分布する蛾で、その幼虫は特異な突起物を持つイモムシとして知られている。

 しかし、この虫の正体を特定するには、成虫になるまで育てるか、DNA配列を
調べるしかないと、フロリダ自然史博物館のコレクションマネージャー、アンディー・ウォーレン氏は言う。 

「幼虫の段階ではまだ何のガなのか分かりませんが、北米に生息するシャクガの一種
(学名:Nematocampa resistaria)の幼虫にとても良く似ているようです」と、ウォーレン氏。

 では、奇妙な触角の動きの謎は? 恐らく、敵から身を守るためではないかと
科学者らは推測する。しかし、それがどうやって捕食動物や寄生虫を追い払うのか、
また敵とは何なのかは不明だ。

「興味深い防御行動ですね」。シャクガ科を専門とするワイントラウブ氏はそう付け加えた。
「確かに、身を守るためだとは思うのですが、これによってどんな捕食動物や寄生虫を追い払うことが
できるのか、見当も付きません」

 ひとつ考えられるのは、触角の先端部分が白くなっていることから、相手の注意を自分の体から
逸らせる事ができるのではないかと、フロリダ自然史博物館の収集担当者、アンドレイ・
ソウラコフ氏は説明する。似たような行動を、ソウラコフ氏はシジミチョウの成虫で見たことがある。

 ソウラコフ氏をはじめ専門家らは、触角の先端にある産毛が空気の振動を感じ取り、近寄ってくる
危険を察知するのではないかと考えている。イモムシの似たような突起を観察したことのある
ソウラコフ氏は、このように説明した。

「ペルーのこの動画から、イモムシが音を『聞く』ことができるという仮説が証明されたと
言えるでしょう。恐らく、触角に備わっている感覚器官を使っているのだと思います」

文=Nadia Drake/訳=ルーバー荒井ハンナ

303 :
体長1センチの新種カエル、7種を発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061100141/

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最近、ブラジルで発見された超小型カエルの1種(Photograph by Luiz Fernando Ribeiro, CC BY SA)

 ブラジルの熱帯雨林で、体長1センチほどの小さなカエルの新種7種が発見された。先週、ブラジルのパラナ連邦大学教授マルシオ・パイ氏が、オンライン学術誌「PeerJ」に発表した。
 見つかった新種はいずれもコガネガエル属(Brachycephalus)の仲間。体がごく小さく、鮮やかな色をしていることで知られる。目立つ色で、皮膚に猛毒を持つことを敵に警告しているようだ。
(参考記事:「最小の脊椎動物、7.7ミリのカエル」)
 コガネガエルの大半の種は、ブラジルの雲霧林のごく限られた山の頂上付近でしか発見されていない。 これらの種は、谷に遮られて生息域を広げられず、それぞれの種が互いに隔離され、
孤立して生息している。

コガネガエルが21種から28種に

 今回論文を発表したパイ氏のチームは、新種のカエルを探すため、ブラジル南部のパラナ州およびサンタ・カタリーナ州の雲霧林で複数回の野外調査を実施した。
 コガネガエルが最初に見つかったのは1824年だが、大半の種は過去15年の間に発見されている。生息地がアクセスの困難な奥地にあることも理由の一つだ。「野外調査をするには、通常、
2時間から8時間かけて険しい山道を登り、また同じ時間をかけて戻ってこなくてはいけません」
 調査の結果、チームはすでに知られていたコガネガエル科の21種に、新たに7種を加えることに成功した。今回見つかった新種は、体の色と皮膚の質感がそれぞれ異なるが、 体の形や大きさ、
あまり高く跳ばないといった特徴は、他のコガネガエルと似ているとパイ氏は説明する。
 今後さらに多くの新種が発見できるのではとパイ氏は期待しつつも、同時にこれら新種の将来を心配している。

304 :
 これらのカエルの生息域は、雲霧林の限られた山頂のみ。 雲霧林は気候変動の影響を受けやすいほか、マツの植林や牛の飼育の目的で森林開拓の手が及ぶ可能性もある。「環境保護の
ためだけでなく、ここに高い生物多様性が生じた理由を理解するためにも、この地域の保全が不可欠です」

 チームは現在、州および国の環境保護機関とともに、大西洋側熱帯雨林のこの地域を自然保護区に指定するよう働きかけている。 (参考記事:「かわいい!カーミットそっくりの新種カエル」)

文=Mary Bates/訳=キーツマン智香

305 :
生物のバイオーム区分の熱帯多雨林、雨緑樹林と
地理のケッペン気候区分のAf、Amを比較すると面白い

306 :
ケッペン
熱帯 最寒月平均気温18℃以上
Af 最少雨月降水量60mm以上 年間720mmでもAf
Am 横軸で年間雨量2500mmをとる。縦軸に最少雨月60mmをとる
y=-(6/250)x +60を描き、その下ならAw、上だが最少雨月60mm未満ならAf

Aw 上記の条件、かつ年間雨量750mm以上、せめて500mm以上
(より詳しくは乾燥限界の計算を覚える必要が)あればAw、
なければステップ気候BSの、高温のBShとなる

バイオーム区分(吉良による)
熱帯多雨林 年間雨量2000mm以上(出来れば2300mm以上)で平均気温25℃以上
亜熱帯多雨林 年間雨量2000mm以上平均気温20℃以上
雨緑樹林 年間雨量1000〜2000mm、平均気温20℃以上
サバンナ 年間雨量300〜1000mm、平均気温20℃以上

ケッペンはあっちこっちに基準が飛ぶから大変だ
吉良のバイオーム区分は年間雨量と平均気温だけで分類できるので易しい

が、実は月降水量60mm以下の月を乾季としてそれが何ヶ月続くか?で
熱帯多雨林と雨緑樹林を厳密に分けようとしたりなどの苦労のあとがあるw

ケッペンの条件だとイースター島あたりはAfということになるが
吉良だと雨緑樹林?いやサバンナ?という事になる
そして現在は草原の相観を持つが元はチリサケヤシの森林だった、という事になる

307 :
タイのナコーンパノム、ラオスのターケークやパクセー
あるいはミャンマー沿岸部の大半
あるいはインドのムンバイ
これらの乾季が5〜7ヶ月も続くのに年間雨量2000〜2300mmの地域を
熱帯多雨林としてしまうのは明らかに無理がある
現地に乾季に行くと畑や草地はバリバリに乾燥して地割れが起きているが
何故か40mクラスの樹木がある所には点在する、という様相になる

で、20m程度の樹木、高木、亜高木、低木もそこそこに残っている所に限り
雨季には熱帯雨林っぽいかも?って感じになって、
乾季には亜高木と低木だけ葉が残って高木と超出木は葉が落ち、
冬の雑木林を巨大化したような景観になる

これが乾季が3ヶ月未満だと、高木クラスでも葉が残っていてもうちょっと
常緑林として成立している感じになるんだが

まあ、年間雨量だけで分類したら無理が出ちゃうよなあ
当然の事だ

308 :
>>207
日本もダウェー開発に参加したな
それどころかクラ運河計画がいよいよ大きくなってきた

タイ〜ミャンマー間が比較的安定してきて、
近年ではターク県のメーソートからカレン州のパアン経由で
モウラミャインまで行きましたなんて旅行記すら出て来た始末w

で、確かにメーソート付近は乾燥していて
次にパアンに着いたら確かに高木が多目の森林になっているなあと>>183

但しモウラミャインまで行くと低地で開発され切ってて目立つ熱帯雨林はない模様

309 :
絶滅種のカエルを13年ぶりに再発見、エクアドル | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/090200242/
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エクアドル、クエンカの山林に生息していることが判明したヤセヒキガエルの仲間(Atelopus bomolochos)。(Photograph by Alejandro Arteaga, Tropical Herping)

 2002年に目撃されたのを最後に絶滅したと見られていたヤセヒキガエル属の1種(学名:Atelopus bomolochos)が、
南米エクアドル、クエンカ近郊の森で生きていることがわかり、関係者を喜ばせている。
 しかも驚くべきことに、新たに見つかった集団には、彼らの絶滅の原因とされていたツボカビの兆候が
見られないという。(参考記事:「「カエルの楽園」で致死的なカエルツボカビを発見」)

 再発見の意味は重い。なぜなら、このカエルは一帯に蔓延しているツボカビに、中南米で初めて感染が確認された種だからだ。
 オレンジ色とオリーブグリーンの体色を持つカエルに大きな打撃を与えたツボカビは、その他さまざまな要因と相まって、
過去25年の間に両生類の数を激減させ、いくつもの種を絶滅の淵に追い込んできた。(参考記事:「地球のいのち 両生類の危機」)

「ヤセヒキガエル属のカエルは、いわばドードーやフクロオオカミと同じような存在です」。エクアドルの首都キトにある
インドアメリカン大学の生物多様性・気候変動調査センター所長、フアン・マヌエル・グアヤサミン氏はそう語る。
(参考記事:「ドードー、絶滅種再生の可能性」)

「過去には、彼らが数多く生息していた時期もあったことがわかっています」
 ヤセヒキガエル属はその後減少した。「このカエルの目撃情報がもたらされることもときにはありましたが、いつも勘違いばかりでした。ただし今回は違います」

310 :
絶滅の判断基準

 国際自然保護連合(IUCN)によると、ある種が絶滅したと規定されるのは、既知の、あるいは見込みのありそうな生息地で
徹底的な調査を行った後、「最後の個体が死んだということに対して、根拠のある疑義を提示できないとき」だという。
「このカエルは昼行性で、鮮やかな体色を持ち、かつてはごく当たり前に見られる種でした。彼らが突如として姿を消したことには、
専門家だけでなく地元の人々も気づいていました」とグアヤサミン氏は言う。
 2002年以降、姿を消したこのカエルを絶滅種と判断した原因は、「ですから、調査不足というわけではありません」

再発見された例
 絶滅したと見られていたカエルが再発見された例は過去にもある。

 たとえば2014年にはコスタリカで「サウス・パシフィック・ストリームサイド・フロッグ(South Pacific streamside frog、
学名:Craugastor Taurus)」の集団が2つ見つかっている。この国では近年、絶滅危惧種の再発見が相次いでいる。
 また2010年には、原産地で局所的に生き残っているかもしれないと研究者らが予想した100種について、
世界規模で両生類の継続調査を行った結果、15種が再発見され、新種も2種見つかった。(参考記事:「「絶滅両生類再発見」の状況」)

 その中には、絶滅種とされていたアフリカのカエルや、姿を消していたメキシコのサンショウウオ、20年間
目撃情報のなかったハイチの6種の両生類などが含まれる。

311 :
油断は禁物

 もちろん、今回再び見つかったカエルがツボカビに感染していないからといって、この先の生存が保証されたわけではない。
 このカエルの生態についてはまだ詳しいことがわかっていない。はっきりしているのは繁殖させるのが容易ではないことくらいだ。
「彼らは繁殖活動にはなかなか積極的になってくれないのです」とグアヤサミン氏は言う。

「彼らは川の中で抱接(メスがオスを背中に乗せる交尾の体勢)を1カ月以上続けます。その間、オスは何も口にしません」
 メスは数百個の卵を産むが、卵は捕食者に狙われやすく、たとえば外来種のマスはひとかたまりになった卵をまる飲みしてしまう。

 中南米に生きる両生類にとって、ツボカビの他にも大きな問題となっているのが生息地の破壊だ。専門家は、とりわけアブラヤシの
プランテーションの急速な拡大と気候変動を懸念している。

 姿を消した種が再発見されたのは希望が持てるニュースだが、彼らが本当に絶滅してしまうのを防ぐのは、多大な困難をともなう仕事だ。
(参考記事:「 絶滅回避へ動き、パナマの超小型カエル」)
「いちばん難しい部分はこれからです。まずは発見した集団を確実に生き延びさせていくためには何をしたらいいのかを解明しなければなりません」
 そのためには大学、政府、調査機関の相互協力や、資金調達はもちろんのこと、この国の天然資源を活用しつつ、
野生生物とも共存する方法を模索し続けていくことが不可欠だ。
 これは容易なことではないが、グアヤサミン氏は言う。「種が再発見されるたびに、我々は物事をもう一度正しくやり直すチャンスをもらっているのです」

このカエルの再発見には、環境保護団体「Tropical Herping」を含め、クエンカのアマル動物園、インドアメリカン大学など
たくさんのグループが関わりました。最初に再発見を報告したのはエクアドル環境省とクエンカにあるアスアイ大学の科学者たちです。
文=Jennifer S. Holland/訳=北村京子

312 :
「くしゃみザル」や「歩く」魚など、新種生物211種をヒマラヤで発見 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3062369
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【10月6日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF)は、ヒマラヤ山脈(Himalayas)東部の地域でここ数年、雨が降るとくしゃみをするサルや「歩く」魚など、新種の生物211種が
発見されたとする報告書を発表した。

 WWFは、ブータンからインド北東部、ネパール、ミャンマー北部、チベット南部に至る地域で科学者らが発見した野生生物に関する調査をまとめた。生態学的に影響を受けやすいこの地域が
直面している脅威について認識を高めることが目的。

 この200以上の種には、WWFが青色の「walking snakehead fish(歩くスネークヘッドフィッシュ)」と称する、大気中で呼吸し、地上で4日間生存でき、湿った地面の上を最長400メートル、
滑るように移動することができるという魚などが含まれている。

 ミャンマー北部の森林では2010年、上を向いた短い鼻を持ち、耳とあごが白いほかは、全身がほぼ黒い毛で覆われているサルが発見された。雨が降って鼻に水が入るとくしゃみがとまらなくなるので、
雨の日には、鼻に水が入らないように膝の間に頭を入れていることが多いという。

 2009年から2013年の間に発見された新種は、ランを含む植物133種、魚類26種、両生類10種、無脊椎動物39種、爬(はちゅう)類と鳥類、哺乳類がそれぞれ1種の計211種。

 報告書の中でWWFは、人口増加や森林破壊、過放牧、密猟、採鉱、水力発電開発など、生物が直面する一連の脅威について警告している。(c)AFP

313 :
「ブタ鼻」の新種ネズミ、インドネシアで発見 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3062403


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【10月7日 AFP】インドネシアで調査を行っていた研究チームが、「ブタバナラット」と呼ばれる新種のげっ歯動物を発見した。名は体を表すこの生物の特徴は、科学者らが初めて目にするものだという。

 インドネシア、オーストラリア、米国の科学者からなる研究チームが、インドネシア中部スラウェシ(Sulawesi)島北部の人里離れた山岳森林地帯を地元村民らの案内で探索し、発見した。

 調査に参加した豪メルボルン(Melbourne)のビクトリア博物館(Museum Victoria)が6日に発表した声明によると、このネズミ(学名:Hyorhinomys stuempkei)は、大きくて平たいピンク色の鼻、
非常に大きな耳、小さな口、長い前歯などを持っており、鼻孔がブタのように前方を向いている。こうした特徴は「これまで科学的に確認されたことがない」という。写真では、通常のラット程度の
大きさに見える。

 同博物館のケビン・ロウ(Kevin Rowe)氏は「森に分け入って、これまで科学的に記録されたことのない、どの種とも明らかに異なる新種の哺乳類をいまだに発見できるとは驚きだ」と話した。
この哺乳動物は肉食で、ミミズやカブトムシの幼虫などを餌にしている可能性が高い。(c)AFP

314 :
世界最小のカタツムリを発見、大きさ1ミリ未満 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/100600276/


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世界最小のカタツムリ、Angustopila dominikaeとマッチ棒の頭。(PHOTOGRAPH BY DR. BARNA PALL-GERGELY AND NIKOLETT SZPISJAK)
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Angustopila dominikaeは殻の高さが0.86ミリという驚異の小ささ。(PHOTOGRAPH BY DR. BARNA PALL-GERGELY)
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今回発見された新種の一つ、Angustopila subelevataの殻の高さは0.83&#12316;0.91ミリ。(PHOTOGRAPH BY DR. BARNA PALL-GERGELY)


 大きさが1ミリにも満たない極小のカタツムリは、肉眼ではさぞかし見つけにくいに違いない。

 アマチュアの貝収集家で、ハンガリー人のアンドラーシュ・フニャディ氏はしかし、中国南部の広西チワン族自治区まで調査に赴き、その難題に挑んだ。

 フニャディ氏は、狙いを石灰石の多い土に絞っていた。小さなカタツムリは、石灰石に含まれる炭酸カルシウムを使って殻を形成するからだ。彼は5袋分の土を採取し、カタツムリの分類を専門とする
友人のバルナ・パル=ゲルゲイ氏の元へ届けた。

 極小のカタツムリを求めて土を丹念に調べていたパル=ゲルゲイ氏を待っていたのは、特大の発見だった。新種で、しかも世界最小のカタツムリが7種見つかったのだ。(参考記事:「体長1センチの
新種カエル、7種を発見」)

315 :
「目にした瞬間、これは新種だと思いました。具体的な種がなんであれ、中国でこうしたカタツムリが見つかったという話は聞いたことがなかったからです」とパル=ゲルゲイ氏は言う。新種発見についての
論文は9月28日、学術誌「ZooKeys」に掲載された。

 新たに発見されたカタツムリはどれも非常に小さく、そのうち10個の個体は針の穴にも収まるほどであった。最小の種は殻の高さがわずか0.86ミリという驚異の小ささで、パル=ゲルゲイ氏の
妻ドミニカさんにちなんでAngustopila dominikaeと名付けられた。


極小カタツムリは謎が多い

 極小の巻き貝は世界中に生息しており、熱帯地方のサンゴ礁の隙間など海で多く見つかるが、カタツムリのように陸地の岩や洞窟で藻類や菌類を食べて暮らしている陸生の巻き貝もいる。
しかし大きめの巻き貝に比べると、こうした小さな巻き貝については、研究があまり進んでいない。(参考記事:「カタツムリの「恋の矢」が相手の寿命短縮、東北大」)

 素人目には、7種のカタツムリの殻はほとんど同じように見える。しかし専門家にとってその違いは明らかで、殻の長さ、幅、巻きの数、開口部の形状はもちろんのこと、軟らかい体を捕食者から
守るために備わっている歯の数、形状、大きさなど、さまざまな違いがあるという。

 また極小カタツムリは遠くまで移動することができないため、一見うり二つに見える2匹のカタツムリがそれぞれ離れた場所で見つかった場合、それらは別種である可能性が高い。

 極小カタツムリは「石灰岩の山一つ分程度の非常に狭いエリアで暮らしているのです」とパル=ゲルゲイ氏は言う。

316 :
生きた個体の発見も必要

 スイス・ベルンにある自然史博物館の巻き貝専門家、アイク・ノイベルト氏は、今回の論文は綿密な調査のもとに書かれていると評価している。

 ノイベルト氏によると、パル=ゲルゲイ氏らが発見・調査したのは殻のみだが、こうした研究においては、これは一般的な手法だという。(参考記事:「“絶滅”の陸貝を再発見、セーシェル」)

 とはいえ、このカタツムリについてさらに詳しく知るためには、生きた個体を見つけることが肝要であり、その重要性はパル=ゲルゲイ氏も認識している。

 ノイベルト氏は、7種の新種が発見されたことは重要だが、意外なことではなかったと語る。「普通の人が目を向けないような場所も、生命に満ちあふれているのです」

317 :
>>308
「地球の歩き方」のミャンマーでもダウェーやパアンについて書かれるようになった
この地域の自然についてのレポも増えるだろう
でも、あんまり熱帯雨林っぽくないんだよな
鬱蒼とした樹林じゃなくて、物凄く高いのがあってその下がガラガラw
乾季にはそのやたら高いのが全部葉を落としちゃうし
これが乾季5ヶ月で4000〜5000mmの雨量の地域って事だ

318 :
新種の有毒ヒキガエル3種、ブラジルで発見
AFPBBNews 2015年12月03日 11:31 発信地:ガルバ/ブラジル
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3068922
【12月3日 AFP】ブラジルの科学者チームは2日、同国南部の大西洋熱帯雨林「大西洋岸森林(Atlantic forest)」で、毒を持つヒキガエルの新種3種を発見したと発表した。
しかし、新種生物の「インキュベーター(孵卵器)」の異名を取る同森林地域は、縮小が速いペースで進行している。
体長が1センチ〜2.5センチまでの小型ヒキガエル3種は、サンタカタリナ(Santa Catarina)州に位置する生物多様性の重要なエリアと考えられている山岳・森林渓谷地帯で発見された。
新種の同定を支援したブラジル・パラナ連邦大学(Federal University of Parana)の研究者、マルコス・ボーンシャイン(Marcos Bornschein)氏は
「今回の発見の大きな重要性は、この森林が生物種の発生のためのインキュベーターとして機能していることだ」と語り、
森林が「生物学的過程の地図作製、保存、理解などのために非常に重要な実験室」として機能していると説明した。
大西洋岸森林はかつて、ブラジルの海岸線の大半を覆っていたが、現在はその8%しか残っていない。
同国の人口2億400万人の大半は、海岸地域に居住している。
今回発見されたヒキガエルは、体色が暗褐色で赤色の模様があり、体全体にいぼ状の突起がある。
アリやダニなどを常食とし、消化過程で皮膚内に生成される化学物質は、主にヘビなどの捕食動物に毒性作用を及ぼす可能性がある。

319 :
この毒性について、「人間にとって危険な生物ではない」とボーンシャイン氏は指摘する。
「現地調査中にカエルに触れた後、指先にしびれを感じた研究者もいたが、それ以上のことは何も起きなかった」
新種ヒキガエル3種は全てクロヒキガエル属に分類される。
発見に関する研究論文は、米科学誌「プロスワン(PLoS ONE)」に掲載された。
(引用ここまで 全文は引用元参照)引用ここまで 全文は引用元参照)
▽関連リンク
PLOS ONE
Published: December 2, 2015
DOI: 10.1371/journal.pone.0142791
Three New Species of Phytotelm-Breeding Melanophryniscus from the Atlantic Rainforest of Southern Brazil (Anura: Bufonidae)
ttp://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0142791
サンタカタリーナだから亜熱帯だな
冬は涼しい。ただしブラジルの中緯度地域に比べて冬の雨量がずっと多い

320 :
>>317
最近ではつべ動画でもこの地域の旅行記が見られるようになった
だが、最近戦闘があって一時的に閉鎖されたらしい

321 :
 しかし、そんなディコウ氏でさえ、生きたGauromydas属のハエに遭遇したことはない。「めったに見ることができないため、
その生態はほとんどわかっていません」。ディコウ氏は今回の研究に参加していない。(参考記事:「古代の昆虫、巨大化の謎に新説」)
「このハエは本当に希少」であること、成体は「1年のうち非常に短い期間しか活動しない」ことはわかっているという。
 羽を手に入れた成体は世界最大のハチとして知られるオオベッコウバチとよく似ている。大きな体だけでなく、高く、素早く飛ぶところも共通点だ。
 この特徴は捕食者を追い払うのに役立っているが、もしかしたら昆虫学者まで追い払っているのかもしれない。
 この巨大バエは無害だが、「こんなハチに刺されるのはごめんだと思ってしまうでしょうね」とディコウ氏は話す。
手掛かりはハキリアリの巣
 ムシヒキアブモドキ科のハエについて少しでも知識が得られたのは、ある研究者が1940年代、ブラジル南東部で
G. herosの繁殖地を発見したおかげだ。
 ハエたちはハキリアリの巣の近くで交尾し、巣の中に産卵していた。巣の中では甲虫の幼虫がアリの排泄物を食べており、
その幼虫は丸々太ったハエの幼虫たちの餌食になったそうだ。(参考記事:「アリが「公衆トイレ」を持つと判明」)
 成体になると、「花の蜜を吸うようになると考えています。口器が発達しており、花に止まる姿を目撃されているためです」とカラウ氏は説明する。
 カラウ氏によれば、今回発見した標本も複数のラベルに、リュウゼツランの蜜でおびき寄せたと書かれているため、G. herosと同じ習性を持つ可能性があるという。

322 :
世界最大級のハエの新種、2種を同時に発見
博物館に眠っていた、極めて珍しい南米の“まぼろしの巨バエ”
2015.12.16
地球最大のハエに挑戦者が現れた。古い博物館の棚でほこりをかぶっていた2つの種だ。
体は指の長さくらいあり、羽を広げた幅は手首から指先まで及ぶ。世界記録を保持するムシヒキアブモドキ科のGauromydas heros(G. heros)に見劣りしないほど巨大だ。
ブラジル、フランス、コスタリカの博物館に眠っていた14の標本から G. mateus、G. papaveroiという2つの種が発見された。標本は古いもので1930年代までさかのぼる。
研究を率いたブラジル、サンパウロ大学動物学博物館のジュリア・カラウ氏によれば、知られている限り、2つの新種の手掛かりはこの標本のみだという。
いずれの標本も体長4.3センチ、翼幅9センチ以下で、G. herosの最大の個体には及ばない。
しかし、ほかの博物館や中南米の生息地でさらに個体が見つかれば、G. herosのライバルであることが証明されるかもしれないと、カラウ氏は考えている。
「G. herosの体長は32〜70ミリと幅があります。新たに発見された2つの種も、大きさはばらばらかもしれません」。この研究結果は11月26日付で科学誌「Zootaxa」誌に発表された。
“まぼろしの巨バエ”
14の標本にはアルゼンチン、ブラジルまたはコスタリカで捕獲されたことを示すラベルが付いているが、子孫を突き止め、捕まえるのは難しいだろう。
G. mateusとG. papaveroiの生態は全くわかっておらず、同じGauromydas属の既知の種でさえ信じられないほどとらえどころがないと、カラウ氏は説明する。
米国ワシントンにあるスミソニアン協会国立自然史博物館の昆虫学者トーステン・ディコウ氏は、この巨大なGauromydas属を含むムシヒキアブモドキ科の専門家として世界的に知られる。

323 :
G. mateusとG. papaveroiが地球最大のハエの称号を手にするかどうかは、いずれはっきりするだろう。
しかし、重量級のチャンピオンになる見込みは低そうだ。(参考記事:「キリギリス、世界最大の睾丸の持ち主」)
ティンバー・フライとも呼ばれるパントフタルムス科(Pantophthalmidae)のハエは「体こそ短いですが、ずんぐりしているため、もっと重いかもしれません」とディコウ氏は話す。
いずれにせよ、これらのハエにはめったに遭遇できない。大きなハエたたきを用意する必要はなさそうだ。

324 :
謎多きヘビの新種3種を同時に発見、南米 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/122400374/
 アンデス山脈北部、人里離れた熱帯雨林の奥深くで、きわめて希少な新種のヘビが3種発見された。
 そのわずか数週間前には、エクアドル南西部で別の研究チームがやはり新種のヘビを発見したばかりである。これら4種はいずれも
「フィッシング・スネーク」と呼ばれる南米固有のSynophis 属の新種であり、黒っぽい背中に明るい色の腹が特徴。人に姿を見せることはほとんどなく、
これまでに知られているのも4種のみで、今回の発見で種の数が一気に倍増した。
 フィッシングという名前にもかかわらず、エサの捕り方や普段の様子はほとんど知られていない。(参考記事:「猛毒ヘビ「デスアダー」の新種を発見、豪州」)
「魚を捕るわけでもないのに、なぜフィッシング・スネークと呼ばれるようになったのかは、定かではありません」。エクアドルカトリック大学の生物学者で、
3種のヘビを発見した研究チームのリーダー、オマー・トレス・カルバハル氏は言う。この発見は、12月16日付けの科学誌「ZooKeys」誌に発表された。
(参考記事:「レアな繁殖法をもつヒキガエル3種を同時に発見」)
 断片的な証拠から、小型のトカゲを捕食し、土の中の巣に身を潜める習性があると考えられる。めったに姿を見せないのはそのせいかもしれない。
生殖器で種を判別
 トレス・カルバハル氏と研究チームは、未確認のフィッシング・スネークを探すため、布製の「ヘビ袋」と捕獲棒を素手で持ち、アンデスの森林を数週間かき分け、数匹のヘビを捕らえた。
 肝臓と筋肉から抽出したDNAを調べたところ、既知のどのフィッシング・スネークとも一致せず、新種であることが示唆された。さらに確証を得るため、オスの生殖器を詳しく調べた。
 オスのヘビには、2本1対の半陰茎と呼ばれる生殖器が備わっている。普段は体の中に収められているが、交尾の際にはこれが体液を含んで肥大し、体の外へ出てくる。1回の交尾で
使える半陰茎は1本だけ。2本あるのは、交尾の直後にもう1度機会が訪れたときなどへの備えである。(参考記事:「男性生殖器に関する5つの研究」)
 ヘビの種類によって半陰茎の特徴が異なるため、同じ種かどうか判別できる。

325 :
 案の定、新種と思われるヘビの半陰茎を調べてみたところ、全て異なる形状をしており、また既知の4種の Synophis 属とも一致しなかった。そこで、新たに発見されたヘビをそれぞれ、
Synophis bogerti 、Synophis zamora 、Synophis insulomontanus と名付けた。
 ほとんど姿を見せず、そのうち半分は発見されたばかりという Synophis 属の保全状況を評価することは難しい。
 彼らのすみかであるアンデスの雲霧林の生態系は極めて多様だが、農業や石油探査のせいで生息地の消失が進み、最も脅威にさらされている地域でもある。(参考記事:
「体長1センチの新種カエル、7種を発見」)
さらなる新種発見に期待
 この周辺には他にも、未知の爬虫類が多く生息している可能性があり、今回の発見は氷山の一角かもしれない。
 最近では、ペルーとエクアドルの同じ雲霧林で8種のモリイグアナの新種が発見され、こちらも一挙に種の数が倍増した。トレス・カルバハル氏も、その発見に一部貢献している。
(参考記事:「カラフルなモリイグアナの新種3種を南米で発見」)
 ここは生物多様性のホットスポットであり、「エクアドルで確認されている454種の爬虫類のうち、43種が21世紀に入ってから見つかっている」ことから考えても、まだ明かされていない
秘密が眠っているはずであると、トレス・カルバハル氏は言う。
「私たちの周囲に一体どれくらいの種が存在しているのかを明らかにするだけでも、新しい世代の分類学者が大量に必要です」

326 :
ttp://www.wideopenspaces.com/world-record-arapaima-caught-fly-pics/
ttp://www.wtsp.com/story/news/local/florida/2015/08/10/fly-fisherman-scores-a-giant-record/31398695/
World Record Arapaima Caught on the Fly [PICS]
The world record arapaima was recently caught in Guyana by a fly fisherman.
The world record arapaima was recently landed by an angler fishing the South American waters of Guyana. Catching a record-sized
fish is the dream of many an angler. State records are broken quite often, but world records tend to stand for longer.
The monster sized fish tipped the scales at 416 pounds. The kicker is that the angler, Richard Hart, landed the beast on fly tackle!
Amazing is the only way to describe the all-tackle world-record 415-pound, 8-ounce arapaima measuring more than
13 feet in length taken on fly gear in the jungles of Guyana by angler Richard Hart of Orlando.
ttps://www.igfa.org/About/International-Committee-Newsletter---2nd-Quarter-2015.aspx
Pirarucu All-Tackle 420 lb 0 oz Rewa River 14-Feb-15 Richard Hart
(Arapaima gigas) 190.51 kg Guyana (Capt. Larry Jones)
いやー、
この30年くらい、ピラルクーはそんなに大きくないぞ、アマゾンの人の大法螺だよ!!!って聞かされていた身としては
嬉しいニュース、って事になるのかな?w
東南アジアでは3m300kgのメコンオオナマズや同じく300kgくらいのパーカーホーが確実に見つかってるのに
アマゾンではピラルクーもピライーバもどうも大物が実際には見つからん、って言われてたが、
やっと全長部門で、東南アジアにしっかりと差を付けた!
とはいっても、重さ部門ではまだまだとw
東南アジアではピラルクーがあちこちで帰化してるんだよなあ
そして向こうの国の各地で巨大魚がいる!と騒ぎになったりしてるw
そのうち東南アジアでも4mが見つかるかもなあ

327 :
>>317
最近ではメーソート〜ミャワディーからパアンに行くだけでなく、
カンチャナブリーのプーナムロン国境から、未舗装の道を100kmも走ってから舗装道路を100kmくらい走って
ようやくダウェーに着いた!なんて旅行記を上げる人もぼちぼち出て来ているね
でもどちらも、高さ40mの超出木があります!ってのは少ない
パアンに行く途中だとまだいくつかはあるんだが、
ダウェーに行く途中に関してはそういう画像は全く無いなあ

328 :
絶滅したカエルを140年ぶりに再発見、卵で子育て | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/012200006/
 木の中で繁殖し、自ら産んだ卵でオタマジャクシを育てる奇妙なカエルがおよそ140年ぶりにインドの北東部で再発見された。
 このカエルが最後に記録されたのは1870年で、絶滅したと考えられていたが、2007年に開始した3年にわたる調査で科学者らが発見した。
(参考記事:「カーミットにそっくりな新種カエルを発見、コスタリカ」)
 19世紀に、体長およそ5cmのこのカエルをインドのダージリン地方で初めて発見したのは英国の動物学者トーマス・ジェルドン氏だ。
氏は Polypedates jerdonii と命名したが、今回の調査のリーダーを務めるインド、デリー大学の生物学者サティアバマ・ダス・ビジュ氏らの研究により、まったく新しい属であることが判明。
新たに Frankixalus jerdonii と名付けられ、1月20日付の科学誌「PLOS ONE」で発表された。(参考記事:「絶滅種のカエルを13年ぶりに再発見、エクアドル」)
 科学者らは竹の中や木のうろに隠れているカエルを観察した。彼らはそこで驚くべき芸当をやってのける。
 メスは木のうろの内側に卵を産み付ける。そこには水が溜まっており、オタマジャクシが孵化すると水の中に落ちる。
メスはその場所で、オタマジャクシが小さなカエルになるまで自ら産んだ無精卵を食べさせるのだ。
なお、他のカエルのオタマジャクシの食料はたいてい植物性である。(参考記事:「レアな繁殖法をもつヒキガエル3種を同時に発見」)
 同論文の共著者であるベルギー、ブリュッセル自由大学両生類進化研究所のイネス・ファン・ボクラール氏は、このカエルのDNA、奇妙な繁殖行動、そして生体構造は、
「カエルの進化の過程におけるごく初期での枝分かれを示している」と言う。

329 :
集団で子育て?
 研究チームは、メガラヤ州の東カシ丘陵地区で、最大19個のカエルの卵が入ったオタマジャクシを発見した。「彼らが母親の卵のみを食べていることは明らかです」とビジュ氏は言う。
 氏は、メスが木のうろに戻ってはオタマジャクシの胃を卵で満タンにしているのではないかと考えている。(参考記事:「モテないオスにもチャンスあり、カエル研究で判明」)
 エサを産み落とすところは観測できなかったが、1度に1つずつ産卵できる風変わりなチューブ状の組織がメスの生殖器から伸びているとビジュ氏は記している。
「メスが営巣地に残っている可能性もあります。オタマジャクシと同じ水の中に隠れていたメスを、私たちは過去の研究で見つけています」
 複数のメスが使ううろもあったことから、子どもに食事を提供し続ける負担を分かち合うカエルのコミュニティの存在も考えられるという。

神出鬼没のカエル
 米ハーバード大学比較動物学博物館で爬虫両生類を担当する学芸員、ジェームズ・ハンケン氏は、Eメールで次のように述べている。
「F. jerdonii の卵を食べさせる子育てはカエルでは非常にレアです。とはいえ、このような繁殖方法は少なくとも2度、別々に進化して出現しています。
新世界の熱帯に住む、非常に遠縁のカエルでも起こっています」。ハンケン氏は、同研究チームには参加していない。
 このカエルが長い間発見されなかったのは、同種がもはやジェルドン氏が発見した場所には生息しておらず、
現在生息している場所はあまり生物学調査が進んでいないためではないかとビジュ氏は考えている。(参考記事:「新種の“踊るカエル”14種、インド」)
 実際、同研究チームは、インド北東部の中国との国境付近で、2つめの未確認種を見つけた。このカエルも同様に、新しいFrankixalus属の仲間かもしれない。
「アジアの特にこのあたりは調査がほとんど進んでいません。さらなる新種が見つかっても、何ら驚きではありません」とハンケン氏は述べた。
 子どもの朝食のために卵を産むようなカエルは他にもいるのだろうか。今後の成り行きを見守ろう。

330 :
パプアニューギニアで淡水ガメの新種発見 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3077261
【2月17日 AFP】南太平洋のパプアニューギニアで、淡水ガメの新種が発見された。ニューギニア(New Guinea)島の地質学的形成過程に最初から立ち会ってきた種に属すという。
 分類学の国際学術誌「Zootaxa」に最近掲載された論文よると、発見されたのは、ニューギニア島全体でみられる3種の遠縁種のうちの、学名「Elseya rhodini」と名付けられたカメの新種。
 16日、論文の主著者である豪キャンベラ大学(University of Canberra)のアーサー・ジョージズ(Arthur Georges)氏は「3種は1700~1900万年前の共通の祖先から進化した。
その時期は非常に重要で、驚くことにこのカメたちは一緒に、ニューギニア島の地質発達過程をすべて見てきたことになる」と語った。
同氏によれば、新種は「非常に可愛らしいカメ」で、赤みがかった色が特徴だという。(c)AFP

331 :
黄色の眉の新種カエル発見 コロンビア (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160309-00000034-jij_afp-sctch
【AFP=時事】南米コロンビアのオリエンタル山脈(East Andes)で、黄色い眉を持つ陸生カエルの新種が発見された。研究チームが8日、発表した。
 環境省と共同でこの研究に取り組んでいるフンボルト研究所(Instituto Humboldt)によると「Pristimantis macrummendozai」と名付けられた新種は、
同国中部ボヤカ(Boyaca)州の街アルカブコ(Arcabuco)の北方に位置する高山生態系パラモのイグアケ・メルチャン(Iguaque Merchan)で見つかった。
 同研究所のアンドレス・アコスタ(Andres Acosta)氏は、この発見によって「コロンビアは世界で5番目に生物多様性が豊かな国となった」と語った。
 研究チームによれば、このカエルの皮膚には湿度を保つためのひだがあり、また体は暗い色をしているため山岳地帯の岩地に身を隠しやすい。
他の生物と異なり、この新種のカエルはパラモの湿度の高い場所で繁殖し、地中に産卵する。
前足は面ファスナーのようになっており、交尾中に雄が雌の体をしっかりつかめるようになっているという。
 フンボルト研究所によれば、チンガサ(Chingaza)、サントゥルバン(Santurban)、アルモルサデロ(Almorzadero)、クンディナマルカ(Cundinamarca)など
16のパロモが存在するオリエンタル山脈では、今回の発見により、高高度に生息するカエルは10種となった。
【翻訳編集】 AFPBB News
ttp://www.afp.com/en/news/frog-yellow-eyebrows-discovered-colombia

332 :
Ulmus mexicana
世界最大のニレ科樹木
84mに達する
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Ulmus_mexicana
レグナンスユーカリを除けば、
コオムパッシア・エクセルサと並ぶ(あるいはそれを超える)世界最高樹高の広葉樹か?
でもメキシコ中部〜パナマにかけての年間雨量2〜4mもある山地帯にしか生えないんじゃ林業樹種としても期待しにくいなあ
成長が早いなら、平地にあえて点滴灌漑でもした所に植えて日陰を作らせるか?
ミャンマー多雨地帯辺りで誰か植林しないかと思うが、在来種植えてくださいって言われるだけかな

333 :
さまざまな生息地がみんな違っていてしかも互いに「ほどほど」に繋がっていることが 自然のバランスを保つカギ 
理工学部 近藤 倫生 教授らが世界で初めて解明|龍谷大学(りゅうこくだいがく)
ttp://www.ryukoku.ac.jp/news/detail.php?id=7966
龍谷大学理工学部の 近藤 倫生 教授と島根大学生物資源科学部の 舞木 昭彦 准教授は、多種からなる生態系のバランスを保つために、
生物の棲む生息地はどのような特徴を備えているべきかを世界で初めて理論的に突き止めました。この研究によると、
@たくさんの生息地があってそれらの環境がみな異なっていること、Aこれらの生息地が互いにつながっていて生物が行き来できること、
Bしかし生息地間の行き来が生物にとって容易すぎないこと、これら3つのの条件がそろわないと、多様な生物からなる生態系は
自ずと不安定になって壊れてしまう可能性があることが理論的に示されました。本研究成果は、日本時間の2016年4月13日午後18時
(英国時間午前10時)発行の英国科学誌「Scientific Reports」に掲載されます。
自然界では、多種多様な生物たちが他の生物を食べるなど互いに関係しあいながら、共存しています。そこでは、一種類の生物だけが
他を圧倒してしまったりすることなく、「自然のバランス」が保たれているように見えます。しかし、これは少なくとも理論的には「あたりまえのこと」
ではありませんでした。1972年、理論生態学の権威ロバート・メイ博士は、単純な数理モデル(注1)に基づいて、「生物の種類が増えるほど、
そして、生物間の関わり合いが複雑になるほど、生態系は不安定になり維持されにくくなる」とする理論予測を発表しました。
しかし、現実には極めて複雑な生態系が維持されており、メイ博士の理論予測に反しているように見えます。これは「生物多様性のパラドクス」と
呼ばれています。それから半世紀ものあいだ、この理論と現実の矛盾(パラドクス)は解消されず、自然界で生物多様性が維持される仕組みは、
未解決のまま残された大きな謎でした。

334 :
本研究グループは、従来の研究では見逃されてきた「生息地の複雑性」を考慮に入れた数理モデル(注1)を世界にさきがけて開発・解析しました。
これにより、「多様な生息地が存在し、かつそれらの間を多様な生物がほどほどに行き来できる」ということがあれば、メイ博士の理論予測を
逆転させられる(複雑な生態系ほど安定化する)ことを理論的につきとめました。これは、裏を返せば、人間活動によって生息地の数が少なくなったり、
同じような均質な環境ばかりになったり、生息地の間の行き来が生物にとって困難になると、生物それ自体に人間が手をくださなくとも、
それだけで自然のバランスは崩れて、生物多様性が失われてしまう危険性を示唆しています。
(以下略)

335 :
【5月6日 AFP】中国南部で発見されたナナフシが、世界最長の昆虫として認定された。
国営メディアが5日、伝えた。
国営新華社(Xinhua)通信が、同国西部の昆虫博物館の話として伝えたところによると、
中国南部・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)で2年前に発見された、
体長62.4センチのナナフシは、これまでに知られている全80万7625種の昆虫の中で最長だという。
これまで最長とされていた昆虫は、2008年にマレーシアで発見された全長56.7センチのナナフシだった。
このナナフシは現在、英ロンドン(London)の自然史博物館(Natural History Museum)に展示されている。
新たに見つかったナナフシは、体長50センチほどで、胴回りが人差し指ほどの大きな昆虫がいるとの情報を
入手した科学者が、6年に及ぶ捜索の末にようやく発見・捕獲に成功したのだという。

336 :
新華社通信は、「2014年8月16日の夜、広西の柳州(Liuzhou)にある標高1200メートルの山で昆虫採集をしている時、遠くに黒い影が現れた。それはまるで木の枝のように見えた」
「近づくと、体と同じくらいの長さの脚を持つ巨大な昆虫だと分かり、仰天した」と、この科学者の言葉を伝えた。
ナナフシは、発見者を称えて「フリーガニストリア・チャイネンシス・ツァオ(Phryganistria chinensis Zhao)」と命名された。また、この昆虫に関する研究論文が間もなく発表される予定だという。
新華社通信によると、ナナフシは、これまでに3000種以上が見つかっているという。(c)AFP
マレーシア産の巨大ナナフシ。英ロンドンの動物園で(2004年8月12日撮影、資料写真)。
(c)AFP/ALESSANDRO ABBONIZIO
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/7/1/500x400/img_718330760926d79c0b27184a67796bf1116261.jpg
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/3/7/500x400/img_3795f753ec58d2e1d07faa9b617d1162227460.jpg
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3086154

337 :
銀色の新種ヘビ発見、絶滅の恐れも、バハマ無人島 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/053000192/
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/053000192/ph_thumb.jpg
 バハマ諸島南部の無人島を調査していた科学者が、金属のような光沢のあるヘビが木を登っていくのを見つけた。調査チームのメンバーである
生物学者のR・グレアム・レイノルズ氏は、「全員で見ていましたが、ふつうのヘビと違っていることがすぐに分かりました」と言う。
 チームの一員で、カリブ海地域に生息するボア科のヘビの専門家アルベルト・プエンテ・ロロン氏も、これまで知られている
どのボアとも違っていると思ったと言う。(参考記事:「【動画】猛毒ヘビのもつれあう奇妙な格闘を撮影」)
 そこで、研究チームは同じようなボアを探すことにした。新たに4匹見つけたところで、彼らはコンセプション島の浜辺で眠りについた。
しかし、ヘビの1日は終わってはいなかった。(参考記事:「謎多きヘビの新種3種を同時に発見、南米」)
「朝の3時半頃、顔の上を何かが這っていくのを感じ、目が覚めました」と現在米国ノースカロライナ大学アッシュビル校に所属しているレイノルズ氏は言う。
這っていたのは森から出てきた銀色のボアだった。これで同じボアを6匹確認できたことになる。そのサンプルを研究室に持ち帰り、
DNA分析を行ったところ、やはり新種であることが明らかになった。
 科学者たちはこのヘビをコンセプション・バンク・シルバーボア(学名:Chilabothrus argentum)と名付けた。体が銀色だったのと、
最初に見つけた場所がコンセプション島にある銀葉のヤシの木の上だったことにちなんでいる。この研究結果は科学誌『Breviora』の5月号に発表された。
 ヘビの保護活動を行っている「チーム・スネイク・パナマ」のジュリー・レイ会長は、「バハマ諸島の多くの場所で、爬虫類や両生類について
既にさまざまな調査が行われていることを思えば、今回の発見には大きな意味があります」と言う。(参考記事:「【動画】「ニセのクモ」で鳥をだまして食べるヘビ」)

338 :
なにかあればたちまち絶滅
 バハマ諸島にはほかに3種のボアがいるが、いずれも黒い斑点や縞模様がはっきりとしている。新発見のシルバーボアは色が薄いだけでなく、
樹上に住み、主に鳥を食べている点でも、他のボアとは違っている。
「この新種のへビは、バハマ諸島の他の島とまったくつながりのない島群でのみ見つかりました」とレイノルズ氏。「私たちが知るかぎり、
このヘビはコンセプション・アイランド・バンクにしか生息していません」
「バンク」とは石灰岩堆のことで、コンセプション島といくつかの小さな島はコンセプション・アイランド・バンク(単にコンセプション・バンクとも)という
大きなまとまりの一部として海の上に顔を出している。(参考記事:「ヘビの木登りは「安全第一」」)
 研究チームは、シルバーボアは地球上のごく狭い地域にしか生息しておらず、個体数は1000匹未満だろうと見積もっている。そのため、なにかあれば
このヘビはたちまち絶滅してしまうおそれがある。レイノルズ氏らは、国際自然保護連合(IUCN)がシルバーボアを絶滅危惧種の中でも
特に危険が迫っている近絶滅種(critically endangered)に指定するべきだと考えている。
野猫と野犬を遠ざける
 シルバーボアにとって幸いなことに、コンセプション・アイランド・バンクにあるすべての島々は国の保護区になっており、訪れる人はあまりいない。
レイノルズ氏らは、国立公園を管理するバハマ・ナショナル・トラストと協力して、種の保護戦略を練っている。
 シルバーボアは、集団を一掃しかねない自然災害や、ペット業者による密猟、野生化したネコといった脅威にさらされている。コンセプション島にも
野生化したネコがいる。こういったネコは、バハマ諸島のほかの場所でボアを捕食していることが知られているのだ。(参考記事:「ネコは野生動物の深刻な脅威」)
 レイ氏は、シルバーボアは保護区に棲んでいるが、それでも野猫や野犬に襲われる危険はあるという。
「島内にいるイヌを減らし、活動範囲を制限するために、あらゆる努力をするべきです」とレイ氏。「さらに、この自然保護区から野猫を排除することが重要です。
ネコは、もともとこの地域にはいなかったのですから」(参考記事:「車にひかれたヘビ、実は新種だった、キルギス高地」)

339 :
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160615-00000034-jij_afp-sctch
ttp://amd.c.yimg.jp/im_sigg8N7sWYn_7X_pib8I1iPMzw---x507-y900-q90/amd/20160615-00000034-jij_afp-000-2-view.jpg
【AFP=時事】インド西部に生息するカエルの一種、ボンベイナイトフロッグ(学名:Nyctibatrachus humayuni)は、両生類7000種の中で
他に類を見ない交尾姿勢(体位)を好むとの研究結果が14日、発表された。これまで確認されているカエルの交尾姿勢としては7例目となるという。
「背面またぎ」と命名されたこの新たな交尾姿勢は、それがどんなによじれて曲芸的なものであろうとも、精子と卵子を受精させるための方法にたどり着く性選択の進化の事例研究の一つだ。
 インド・デリー大学(University of Delhi)のサティアバマ・ダス・ビジュ(Sathyabhama Das Biju)教授率いる研究チームは、研究対象のこの小型カエルの
交尾現場を確認するために、インド西部マハラシュトラ(Maharashtra)州ハンバーリ(Humbarli)村近くの密林で40日間、夜間の張り込みを行なった。
 前後の文脈からボンベイナイトフロッグの風変わりな行動についての説明文だけを抜き出すと、
それはまるで、1970年代の性愛指南書「カーマスートラ(Kamasutra)」からの抜粋のようだ。
 論文では「雄は、雌には抱きつかずに、葉や枝、木をつかんだり、その上に前脚をついたりして、雌の背中の上にまたがる」と交尾が始まる際の状況が描写されている。
 雌は、2匹がいる葉の上に卵を放出して受精に備えるが、ここからの行動は、一般的な交尾とはかなり様相が異なる。
 研究チームは、科学誌「PeerJ」に発表した研究論文の中で「雄は、雌の背中の上に射精する。
精子はその後、雌の背中から後ろ脚を伝って流れ落ち、卵に到達。受精となる」と説明している。
 この間、ボンベイナイトフロッグの雄と雌の間には数ミリの隙間が保たれ、ほとんどの場合、お互いに決して触れ合うことはない──
強いて言うならカエル版「タントラセックス」のようなものだろう。

340 :
この儀式的な交尾の最終段階で、雄は慎重に脇へ退き、頬を膨らませて卵に覆いかぶさる。
これは、未来のカエルたちをヘビから守るための行動かもしれない。研究チームによると、カエルの卵をヘビが食べることも今回初めて確認されたという。
ヘビに食べられることを免れた卵は、最終的に葉から落ちて、下を流れる小川でオタマジャクシになる。
ビジュ氏は声明を発表し、「他に類を見ない繁殖行動」であることを指摘しながら、「これは、無尾目両生類の進化生態学と
習性を理解する上で基礎となる発見だ」とカエルの学術的な分類名を用いて述べた。
しかし、ボンベイナイトフロッグの独自性は、これだけではなかった。
通常、交尾相手を引き寄せるために鳴くのは雄だが、この種では雌も、こうした鳴き声を発する。これが進化の上でどのような目的を
果たす可能性があるかについては、まだ科学的に解明されていない。【翻訳編集】 AFPBB News

341 :
新種のラン発見、比ミンダナオ島のゲリラ地帯 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3091762
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/3/500x400/img_f35cbb3bfe12f3816e2191e88b53781569218.jpg

【6月25日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島の山岳地帯で、5種類の新種のランが発見された。自然保護活動家らが24日、明らかにした。この地帯は反政府勢力が活動しており、違法採取から守られているという。
 専門家のミゲル・デービッド・デレオン(Miguel David de Leon)氏によると、この5種は、この山岳地帯にのみ生息し、200年間発見されなかった種だという。
 フィリピンでは、地元住民らによる野生のランの違法採取が横行している他、許可なく輸出や路上販売するために、一部の地域では不法栽培・収穫が行われている。
 ミンダナオはアジアでも最も長く反政府活動が続いている地域で、そこを拠点としている毛沢東主義(Maoist)のゲリラは、農村や山岳の村々の貧しい人々から支持を得ている。(c)AFP

342 :
天然ゴムのドラフトゲノムを解読 | 理化学研究所
ttp://www.riken.jp/pr/press/2016/20160624_1/
天然ゴムのドラフトゲノムを解読 | 60秒でわかるプレスリリース | 理化学研究所
ttp://www.riken.jp/pr/press/2016/20160624_1/digest/
自動車や航空機などのタイヤの原料として、交通社会を支える天然ゴム。天然ゴムを産み出すパラゴムノキは、現在、
90%以上が東南アジアで栽培されていますが、原産地はブラジルのアマゾン川流域のジャングルです。
ナイフでパラゴムノキの幹の皮を削ると、牛乳のような白い液体が出てきます。少し匂いがありベトベトしていて
“ラテックス”と呼ばれています(図参照)。このラテックスを固めると天然ゴムができます。
加工しやすく、摩耗やショックを吸収するというゴム本来の優れた特性がある天然ゴムの需要は、産業の発展に伴い年々高まっています。
ゲノム情報を解読することができれば、より科学的、効率的にパラゴムノキを育てることができます。
また、ラテックスが作られるメカニズムが分かれば、よりよい特性を持つ天然ゴムを作ることが可能になります。

343 :
今回、理研の科学者を中心とした国際共同研究チームは、東南アジアで広く用いられているPRIM600という系統の
パラゴムノキでゲノム解読を行いました。解読には二つの手法を組み合わせることにより、予想されるゲノムの大きさの
155倍の情報量で解読を行いました。その結果、1.55Gb(ギガ塩基対、Gは10億)のドラフトゲノム配列を得ることに成功しました。
次に、アノテーションと呼ばれる、ゲノム配列から遺伝子としての転写が推測される領域を導き出す操作を行ったところ、
約84,000個の遺伝子が予測されました。これは、全体の93.7%以上の遺伝子情報を網羅しています。
続いて、遺伝子の転写開始部位を正確に決めることで、葉や茎に比べてラテックスは、天然ゴム関連の遺伝子が100倍以上
発現していること、各組織で転写開始部位が変化する可能性を見出しました。さらに、ラテックス中のラバーパーティクル
(球状の小分子)に含まれるタンパク質の遺伝子が、ゲノム上で同じ転写方向に並んだ遺伝子クラスタを形成していることを発見しました。
病害抵抗性の遺伝子も、ゲノム上に遺伝子クラスタを形成していました。
これらのゲノム情報は、天然ゴムの生産性や特性の改良に重要であるとともに、天然ゴム育種の科学的基盤になります。

344 :
・ゴム生産の量を増やす
・シス結合のゴムとトランス結合のガッタパーチャとの比率を変える
・耐乾性を増やす
・耐寒性を増やす
・成長速度を早める
・材の強度を増して、老木になった後に硬い木として高く売れるようにする
・根に根瘤菌や菌根菌を共生させ易くする
・同じトウダイグサ科でもラテックスが大量に取れるようにする
特にアカメガシワなど温帯の樹種や、砂漠でも育つアブラギリなどでも
ラテックスが取れるようにするなど
・種子が大量に取れるようにする。トウダイグサ科の多くは種子から燃料となる油も取れている
本気でパラゴムノキを改良したらこんくらい幾らでもやるべき事があるよw

345 :
耐塩性も入れるか
内陸なのに塩分析出の土地でも生えるようにしたいしw
オオバギにラテックスを多くさせる遺伝子を導入して、
貧栄養の土地でもアリと共生して各種無機塩類を運んできてくれますというのも考えられる
パラゴムプランテーションでもう1つ改革するとしたら、労働をAIにより自動化、機械化できないか?という事だな
近年東南アジアでは低賃金なのに夜明け前の辛い労働になるゴム採取の作業に就く人が
経済発展のため減ってしまった
それで、あの溝を掘る機構を自動的にこなせる、つまり既に彫った溝の下に溝を掘れる、
あるいは溝が下に行き過ぎたら新しい溝を上に彫る、というアルゴリズムを作れればいいんだが、
難しいかなあ?
一方で、機械が全てやってくれると人間の身長より遥かに高い所から取ったりも出来るなあ
これでタイヤが安くなるか
だが、中国の経済成長がやや鈍った、というだけでゴム価格が4割に落ちたわけで
今ですらインドシナ半島はゴム園だらけになってるのに、将来はゴム余りするかも知れんなあ

346 :
世界初、水中を泳ぐオオムカデを発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062800238/
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 水の中に入れば恐ろしいムカデに襲われずに済むと思ったら、大間違いだ。そこには泳ぎが得意な巨大ムカデがいるかもしれない。
 世界で初めて水陸両生のムカデが新種として記載され、2016年5月、その詳細が学術誌『ZooKeys』に掲載された。新種のムカデはオオムカデ属の一種で、最大で体長20センチほどになる。
 一般的なムカデと同じく、彼らも肉食で毒をもっている。生息域は東南アジアに限られているとみられる。(参考記事:「最多750本足のヤスデ、米国で再発見」)
新婚旅行で発見
 英国ロンドン自然史博物館の昆虫学者、ジョージ・ベッカローニ氏は2001年、新婚旅行でタイを訪れた。そして熱心な昆虫学者の例に漏れず、彼も現地で昆虫を探し回った。
「世界中どこへ行っても、決まって小川沿いにある石をひっくり返してみるのですが、このムカデを見つけたのも、やはりそうした石の下でした。
体が非常に大きくて脚が長く、緑がかった黒という不気味な体色をしていました」とベッカローニ氏は話す。
 ベッカローニ氏が石を持ち上げたとき、隠れていたムカデは森の中ではなく、川の中へと逃げ去った。流れに沿って川底を走ると、石の下に身を隠した。
 ベッカローニ氏はなんとかそのムカデを捕まえ、水を張った大型の容器に移した。するとムカデはすぐに底まで潜り、ウナギのように体をくねらせながら力強く泳いだという。
容器から取り出すと、その体からは水が抜けて、ムカデは完全に乾いた状態になった。
 ベッカローニ氏はこれを標本としてロンドン自然史博物館へ持ち帰り、専門家に意見を求めた。しかしこのときは、懐疑的な反応しか得られなかった。
オオムカデはそれまで乾いた場所でしか見つかっておらず、水陸両生のムカデの存在も知られていなかったからだ。そうした事情から、この標本は博物館のコレクションの中に長い間埋もれて過ごすことになった。

347 :
晴れて「新種」に
一方、ベッカローニ氏と同じ博物館に勤務するグレゴリー・エッジコム氏は、タイにいる教え子のワルット・シリウット氏と共に、あるムカデを新種として記載しようとしていた。
二人はラオスにある滝の周辺で標本を2点採集し、DNA分析によってこれが新種であることを確認した。ムカデの学名はScolopendra cataracta(スコロペンドラ・カタラクタ)と定められた。カタラクタはラテン語で「滝」を意味する。
ベッカローニ氏が以前タイで採集した水陸両生のムカデのことをエッジコム氏に話したところ、この標本もスコロペンドラ・カタラクタであることが二人によって確認された。
スコロペンドラ・カタラクタの標本は、これまでに4点しか見つかっていない。ラオスで採集された2点、ベッカローニ氏がタイの川で見つけた個体、
そして4点目は、1928年にベトナムで採集されてロンドン自然史博物館に収蔵されていた個体で、それまで誤って一般的な種として分類されていた。
ベッカローニ氏は、今回の新種が他のムカデとは異なる生態的地位をうまく利用しているのだろうと考えている。
「他のオオムカデは陸上で獲物を捕まえます。この新種はきっと夜間に水に入り、水生あるいは水陸両生の無脊椎動物を狩っているのでしょう」
他のムカデ類と同様、スコロペンドラ・カタラクタも毒をもつ。かまれてみたいという人はいないだろうが、たとえかまれたとしても、おそらく死ぬことはないだろう。ただし、猛烈な痛みは覚悟した方がいい。
「大型のオオムカデにかまれれば、かなり痛いはずです。毒液を注入する“牙”は、人間の肌に突き刺さるほど強いですから」とエッジコム氏は言う。

348 :
今回の新種ぐらい大きい近縁のムカデにかまれて、指や足先に毒を注入された場合、腕や脚全体に焼けつくような痛みが広がることもある。痛みは数日間続くが、長く引きずるような影響はないそうだ。
水陸両生のムカデなど、悪夢のような存在だと思う人もいるだろう。夜にひと泳ぎしたいと思っても、川には巨大なムカデが潜んでいるかもしれないのだから。
しかしベッカローニ氏やエッジコム氏のような学者にとって、こうした新発見は、私たちがまだまだ知らない自然の驚異がたくさんあることの証しだ。(参考記事:「初の水陸両生の昆虫、ハワイで発見」)
ベッカローニ氏は言う。「熱帯の川での調査は通常、昼間に行われますが、夜には昼とはまったく種類の異なる、水陸両生の興味深い生物群が見られるのではないでしょうか。
こうした川の動物相を詳しく調べ、闇の中で実際に何が起きているのかを見てみたいものです」

349 :
新種“眠れる美女”カエルを発見、ペルー | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/a/082900052/
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 ペルー中央部のアンデス山脈の麓に、変わった色の小さなカエルがひっそりと暮らしていた。2014年11月のある夜、ペルーにある鳥類学・生物多様性センターの
生物学者ヘルマン・チャベス氏は、ティンゴ・マリア国立公園の森の中で、それまで聞いたことのないような生き物の鳴き声を耳にした。声の主を探すと、
木の上に体長2.5cmほどの小さな茶色いカエルがいた。一見、どこにでもいそうなこのカエルは、おとぎ話のカエルのように秘密を隠し持っていた。
「腹側を見るために裏返したら、脚の付け根が鮮やかな赤だったので、とてもびっくりしました」とチャベス氏。
 カエルの体色は実に多様で、属によって股の部分の色もさまざまだ。近縁種のカエルには、脚の付け根、もも、すねに黄色や茶色やオレンジ色の斑点があるものがいる。
けれどもこれほど鮮やかな、しかも赤い色をしたカエルは見たことがなかった。(参考記事:「半透明のかわいい新種カエル、コスタリカで発見」)
「この色がどんな役割を果たしているのかはまだ分かりませんが、まずは、このカエルに名前をつけることにしました」と、共同発見者である米国、南イリノイ大学の
アレッサンドロ・カテナッツィ氏は言う。(参考記事:「【動画】カエルの交尾に「7番目の体位」発見」)
 チャベス氏とカテナッツィ氏は2年に渡ってこのカエルを分析し、未知の新種であることを確認。科学誌「ZooKeys」に論文を発表した。学名は、
「眠れる美女アマガエル」という意味のPristimantis pulchridormientesに決まった。このカエルが見つかった山脈が、女性が体を横たえて
眠っている姿に似ているとして、地元の人々に「眠れる美女」という名前で呼ばれているからだ。

350 :
紛争地から安息の地へ
 熱帯産のPristimantis属のカエルは、ペルーだけで実に131種が生息しており、驚くほど多様性に富んでいるが、研究は進んでいなかった。
 米オハイオノーザン大学の生物学者キャサリン・クリナック氏は今回の研究には関与していないが、「野外調査で初めてPristimantis属の
カエルを見せられたとき、なぜこのカエルを研究している人がいないのか尋ねました。するとある大学院生に『小さな茶色いカエルに魅了される人は
そういないからでしょう』と言われたのです」と回想する。「信じられない答えでした。彼らはただの小さな茶色いカエルではないのです。注意深く見ないと、
そのすばらしさに気がつかないかもしれませんが」(参考記事:「体長1センチの新種カエル、7種を発見」)
 著名な両生類学者のウィリアム・デュエルマン氏やジョン・リンチ氏らの先駆的な研究に触発され、科学者たちは今では、Pristimantis属のカエルが
非常に興味深い生物であることをよく知っている。最近では万華鏡のように色とりどりの種類が見つかり、なかには絞り染めのTシャツを着ているような
模様のものもいる。さらに、以前クリナック氏が他の研究者と共同で発見したものは、なめらかな肌からトゲトゲした肌へ、一瞬にして形を変えられる。
既知の脊椎動物の中で、そんな芸当ができるものはこのカエルだけだ。(参考記事:「トゲ肌からツル肌に早変わりする新種カエルを発見」)
 2014年に行った野外調査の成果は、新種のPristimantisを発見できたことだけではなかった。ティンゴ・マリアは1965年に設立されたペルー最古の
国立公園だが、生物調査が実施されたのは、これが初めてだったのだ。
 これほど長い間調査が行われなかった理由のひとつは、この公園は鳥やコウモリが棲む洞窟として名高い「ラ・クエバ・デ・ラス・レチュサス(フクロウの洞窟)」と
「眠れる美女」の山脈を保全するために設立されたもので、生物多様性を保護するためのものではなかったからだ。

351 :
 それに加え、広さ48平方キロメートルのこの保全区域は、最近まで野外調査を実施できるほど安全な場所ではなかった。1980年代には、ティンゴ・マリアの周辺では
コカインの密売が広く行われていたほか、周囲の谷ではペルー政府軍と極左武装組織センデロ・ルミノソが死闘を繰り広げていた。今ではかなり安全になり、
2015年に公園でコカが栽培された形跡はない。「今は安心して調査を行えます」とチャベス氏は言う。
カエルを救い、地球を救う
 カタナッチ氏とチャベス氏は、今回の発見を通じて、これまで知られていなかったティンゴ・マリアの生物多様性に注目が集まり、科学研究にとっての
重要性が知れわたることで、この地域を保護する動きが高まることを期待している。「概して、保護地域で科学研究が数多く行われるほど、保護体制も万全に
なっていきます」とカタナッチ氏。「科学研究に敬意が払われ、それによって公園の価値が高まるのです」
 科学者たちは、世界的な両生類ペットブームによる乱獲や、猛威をふるうツボカビ症、石油産業や鉱業の発展による森林伐採などにより、ティンゴ・マリア国立公園内
だけでなく、この地域全体のカエルたちが危機にさらされていると警告する。(参考記事:「「カエルの楽園」で致死的なカエルツボカビを発見」)
「カエルを救い、ひいては私たち人類を救うために変えなければならないことはたくさんあります」とクリナック氏。「両生類は、人類が環境を害していると訴えています。
私たちは彼らの声に耳を傾ける必要があるのです」(参考記事:「絶滅寸前のカエルを火山から救え! エクアドル」)

352 :
新種の寄生生物、学名はオバマ米大統領にちなんで命名 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160911-00000025-jij_afp-sctch
【AFP=時事】マレーシアでカメに寄生する新種の扁形動物が発見され、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領にちなんで学名は
「バラクトレマ・オバマイ(Baracktrema obamai)」と命名された。論文が8日、発表された。
 この扁形動物は新種というだけでなく新属でもあるという。「寄生虫学ジャーナル(Journal of Parasitology)」に掲載された論文は、
「カメに寄生する生物にこうした命名がされたのは21年ぶりだ」と述べている。
 新種を発見したのは、インディアナ( Indiana.)州のセント・メリーズ大学(Saint Mary's College)を最近退職した、
カメの寄生生物の専門家トーマス・プラット(Thomas Platt)氏。
 プラット氏は、この新種が「移動するのに驚くほどの障害に直面し、成長と繁殖のため宿主の免疫系と闘わなければならない」点を踏まえ、
オバマ氏にちなんで学名をつけることを思いついたという。また、家系調査をした際、自身の家族とオバマ大統領の家族が
共通の先祖に由来することを知ったことからも影響を受けたという。
 プラット氏は「義父や博士課程の指導教官、友人の学者など、尊敬する人々の名前を取ってたくさんの種を命名してきた」と話し、
さらに「こうした驚くべき生物を研究する分類学者がいる限り、バラクトレマ・オバマイの名は残るだろう」と付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News

353 :
高分子吸収剤はモノマーだと危険なものでもポリマーなら緑化でもおむつでも大丈夫なんだよなあ
逆に使い古しのおむつでバリ島の緑化を行っている団体も出来た

354 :
ttp://www.meitokasei.co.jp/green/waterworks.html
農園芸専用の保水剤で水やりの手間を省く吸水性樹脂!
ウオーターワークス
WaterWorks
水不足などの環境ストレスが高い場所での樹木の移植に最適です
水を75%節約し、散水、吸水作業を大幅に省力化します
生分解性があるだけでなく樹脂と根の親和性が高く、根が直接、樹脂から 水を吸い上げます
ウオーターワークスとは?
ウオーターワークスは世界40カ国以上で最も多く使用されている緑化・農業・園芸専用の吸水性樹脂の保水剤で
植え替えの際に土の中に入れて使用をします。日本でも公共工事の防風林の移植だけで既に沖縄をはじめ西日本で
既に累計で200万本以上に使用されています。国土交通省、各地の自治体、森林組合の工事に実績があります。
ヒートアイランド化対策の決め手になります。植物の水不足の心配はもうありません。ガーデニングと緑化の強い味方です。
根との強い親和性があります。さらに生分解性もあります。 移植後のショックを緩和して生存率を向上させ、20−40%の成長促進をします。

355 :
ウオーターワークスをご使用になるメリットは?
1.水を75%節約し、散水、給水作業を大幅に省力化する保水剤です。屋上緑化など水不足になりやすい場所の緑化に最適です。
2.肥料効率を向上させて(25−50%コストを削減)塩類濃度障害を防止します。
3.成長を20−40%促進します。
4.樹脂と根との親和性は極めて強く根が樹脂から直接、水分を吸い上げます。
5.水枯れ、根腐れを防止します。塩基置換容量などの土壌改良をします。
6.発芽率、移植後の生存率を向上させます。
7.耐久性が強く5年間は土中で有効で、生分解性もあります。
8.熱、ケミカルに強く米国ではシイタケ栽培の菌床に使用。
例えば以下のような用途があります。
1.芝地:ゴルフ場、競技場、公園
2.園芸:植木鉢、プランター、花壇、壁面緑化、屋上緑化
3.緑化工事:緑化工事:植生工事、植栽工事、防災林、ビオトープ
4.農業:ハウス栽培、育苗床、種子コーティング

356 :
ウオーターワークスの物性
外観白色顆粒状
pH7.0
比重0.8
粒径0.8mm±0.2mm
吸水倍率自重の500倍
成分アニオン系アクリルポリマー
自分が懸念してたアクリルポリマーでも大丈夫だったのか
50cmのちょっと大きな苗木でも6gのウォーターワークス添加でOK

357 :
ttp://www.chemicalmuseum.jp/professional/report/9/index.html
紙おむつの歴史を変えた高吸水性ポリマー(SAP) 
主流はポリアクリル酸ナトリウム系
 架橋構造を持つポリマーの研究は1950年ごろから始まっていましたが、1974年に米国でトウモロコシ由来のデンプン系グラフト重合による
SAPが発表されてから、世界各社で開発が盛んになりました。グラフト重合あるいはカルボキシメチル化によるデンプン系およびセルロース系、
ポリアクリル酸塩系・ポリビニルアルコール系・ポリアクリルアミド系・ポリオキシエチレン系などの合成ポリマー系と、
様々な組成や合成法が研究されましたが、今、性能とコストの両面で最適とされるのがポリアクリル酸ナトリウム系です。
 ポリアクリル酸ナトリウム系SAPは、アクリル酸を部分中和させ、架橋性モノマーと共重合させることで得られます。中和にあたっては、
使用時に皮膚にやさしいpHを保てる範囲で行います。 工業的には、モノマー水溶液を重合して得られたゲルを細分化する水溶液重合法が主流です。
上にもアニオン系、つまり陰イオンを帯びている奴と書いてあったから
ナトリウムとイオン結合する奴でいいんだよなあ
つまり紙おむつの奴で問題なし!!!

358 :
ttp://tenbou.nies.go.jp/science/institute/region/journal/JELA_3601051_2011.pdf
ttps://www.jstage.jst.go.jp/article/lca/8/1/8_37/_pdf
ttps://www.google.com/patents/WO2014007105A1?cl=ja
紙おむつのリサイクル
セルロースも吸収剤も取り出す!殺菌もする!!!
色々調べたが、どうも紙おむつ1つで10g以上はアニオン系アクリルポリマーが含まれているようだなあ
そしてこれが逆戻り現象を起こす、つまり一回吸った水が何故かちょっと蒸れた感じで出てくると
というわけで、使い捨て紙おむつで植林!という一部団体の方法もまんざらでもないって事なのかなあ??と
問題は、現地では紙おむつなどの吸収剤を買う金も無くて、あるいはおむつなどは纏め買いもできなくて
10枚入りのうち3枚だけ買っていく(遠くへの外出用などでだろう)家庭も少なくない事だ

359 :
ttp://www.nanyodoshoten.com/newpage551.html
20年近く前に出版された「コレクションシリーズ・アキリデス」という本
この中にオビクジャクアゲハの分布図があったが
ミャンマー側の分布が物凄く北まで到達していた
ヤンゴンのすぐ東?というくらい
で、ヤンゴンの東にシッタン川という川があるがそこの山に
有名観光地のゴールデンロックがあるチャイティーヨがあるが
そのもっと北まで分布しているくらいなんだよなあ
オビクジャクアゲハは本来は熱帯雨林の年中高温多雨の地域に分布するチョウなんだが
いくら雨が多い(3500mmオーバーらしい)とはいえ乾季が5〜6ヶ月も続くチャイティーヨまで
生息していたとは!
マレー半島の定義というのが時々話題になる
ある人は半島が最も細くなるクラ地峡より南だという
別の人はタイランド湾の北端と同じ緯度が分断線だという
だが昆虫にとっては、ミャンマー南東部の沿岸山地の更に延長した
年間雨量の多い所まで全てが、熱帯雨林系の生物が住み得る所だった、という事になる
ただしタイ側ではペチャブリーのパラ・ウー滝周辺がオビクジャクの最北端になる
(カンチャナブリーかタークのどこかでオビクジャクがいたら面白いが、タークは逆にとんでもなく黒っぽくなった
クジャクアゲハというのがいる始末)
あとミャンマーにはアカエリトリバネはいると記された文献もあるが、?とか書かれているのが大半
間のプーケットにもクラビーにもナコンシータマラートにもカオソットにもいないんだから
まずいないのだろう
ナコンシータマラートだとむしろ北方系であるゲストロテナガの最南端個体群がいたりする

360 :
チョコレート危機、この植物が救う? カカオ豆の代替に (CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160905-35088544-cnn-int
(CNN) カカオ豆の減少による世界のチョコレート危機は、アムラタマゴノキという植物で救えるかもしれない――。そんな研究結果が
このほど科学誌に発表された。「アムラタマゴノキは真の潜在的可能性が理解されていない『シンデレラ』種の1つ」と研究者は指摘している。
専門家によると、世界のカカオ豆の生産量は気候変動や不作など複数の要因により、ここ数年で減少傾向にある。その一方で需要は増大し続けている。
カカオ生産者はさらに、子どもを働かせたり十分な賃金を払わないといった労働搾取の批判にもさらされてきた。
しかし研究チームによれば、アムラタマゴノキのバターはカカオ豆からつくるココアバターに成分や特徴が近く、チョコレートの原料の代替として
利用できる可能性があることが分かったという。
さらに、こうした植物を活用すれば自然保護の取り組みにも役立つ可能性も指摘している。
「アムラタマゴノキのような果物は、地方に住む人にとっての大切な食料や医療や収入源でありながら、森林破壊によって減少しつつある」と英バンガー大学の
研究者は指摘。「市場価値の高い商品の加工を通じて十分に活用されていない商品の価値が高まれば、こうした種の保全に向けた機運が生まれ、代替収入源の確保や貧困対策の助けになる」と解説している。

361 :
コガネモンビンだのタヒチモンビンだのといった種類が知られるウルシ科のタマゴノキの仲間だが
何故かオトギリソウ科にもタマゴノキと呼ばれる植物があって混乱しやすい
で、この仲間は甘さはあまり無くて酸味が強い
マンゴーっぽいと言われることもあるが、そこまで熟れさせずに未熟なものを漬物などで食べる事も多い
タイではマコークと呼ばれるアムラタマゴノキは、漬物的な調理法で食べられる
そしてバンコクの事を現地名ではクルンテープ・マハナコンryという長い正式名称を略してクルンテープと呼ぶが
バンコックとは本来はバーンマコーク、つまりアムラタマゴノキ村、という意味なのだという
バンコクのチャオップラヤー川より西側のトンブリーの一部がバーンマコークと呼ばれていて、アムラタマゴノキが
運河沿いに生えていたとされている
それを西洋人が誤解してこの大きな町全てがバンコックだと思ってしまった、との事
タマゴノキの仲間は乾季のある雨緑樹林に適応していて植林も容易
二次林にも数多く生えている
それの種から取れる油脂がカカオバター代用になるのであれば願ったり叶ったりである
もちろん未熟果を従来通り漬物にしても良い
カカオノキなどは年間雨量2000mmで乾季が無いのが理想とか贅沢な環境を要求し
しかも若木の時はもっと大きな木の日陰にしないと枯れるなど厄介だ
それなら、かんかん照りでも成長するアムラタマゴノキの方が確かに便利だ
しかしカフェインもテオブロミンもないので味は期待できず、もっぱらカカオバターと同等程度の融点を持つ
油脂だけが期待できる、というところか

362 :
タマゴノキ属Spondiasの近縁とされるのが日本でも九州南部に自生する
チャンチンモドキ(Choerospondias属)
果肉は同様に酸味があるが何故か果肉が種子に粘りついて食べにくいなどとされている
ウルシ科はピスタチオやカシューナッツなども含めて種子に油脂を含むものが多い
ハゼノキは油脂を採るために植えられていた
マンゴーの種子からも油脂が採られている
チャンチンモドキは生育も早いのでバイオマス林業で期待されているが
種子からカカオバター類似の油が取れるなら更に重要度を増すか?
テオブロミンを含まないとしても、ホワイトチョコとしてなら使えるし
それこそマンゴー果汁などを加えたホワイトチョコ風菓子にできる
チャンチンモドキは中国南部やインドシナ半島北部くらいまで分布するとの事
だがここまで南下したらタマゴノキを植えた方がいいかもなw

363 :
junoleon.exblog.jp/15821763
チャーン島って最高標高800m
年間雨量は低地で2700mmとされるが高標高地だと6500mmだったなあ
こんなもんがいるわけだ!但し国立公園ですw
あと現地で保護の第2分類区分らしいですな。法を守ろう
雑誌ではここにいると嬉しいと書かれた個体群である

364 :
ttps://books.google.co.jp/books?id=90BgNrt0CPkC&pg=PA32&lpg=PA32&dq=kanchanaburi+godfrey&source=bl&ots=
0b-2RsJAG_&sig=CvVUVOSrOx1NEDbBm_alUo1bmcQ&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwjKzNH48ZPQAhWDTbw
KHSN3B9oQ6AEIPzAF#v=onepage&q=kanchanaburi%20godfrey&f=false
33ページにゴッドフレイのタークやカンチャナブリーでの分布が載っている
ミャンマーだとダウェイの北の河口から4つに枝分かれした入り江があるくらいの緯度
しかもクロン川の東岸
で、画像を調べたら只のトンパープンの町であったw
別のサイトで「ゴッドフレイやホコモンやムラサキやハイイロといったワモンチョウ属4種ともいる土地」
というのが書いてあったが、これもトンパープンだったかなあ?
そしてゴッドフレイはこの土地で餌にしているのは川沿いだけに生えるタケだったか

365 :
ttp://www.phasmatodea.com/web/guest/records
ナナフシの長さランキングだと
Phobaeticus属が上位を占めるがの種類でマレーシア&シンガポールの
serratipesが7番目なのか
タイやマレーシアにいるmagnusという種類が3番目。タイでもチェンマイなど北までいる
ベトナムのPhryganistria属だが、中国産のPhryganistria chinensisという種類が脚込みで62cmとニュースになったが
その後の続報は無い
だが
ttp://www.japantimes.co.jp/wp-content/uploads/2016/05/f-chinabug-a-20160506.jpg
こいつ、尾毛が5cmくらいあるんじゃんorz
Phobaeticusは尾毛が殆ど無いので実質的に体長だけで35cm以上になるからなあ
とはいっても、ハサミムシの鋏だって尾毛が特殊化したものだ
これを加えた場合と加えない場合を分けて、各種の大きさだけでなく特徴や性質から魅力を語り合えれば十分かなあとw

366 :
>>359
オビクジャクはカンチャナブリーでも一応はいる
これもトンパープンかサンクラブリーみたいだが

367 :
バイオ工学による天然ゴムの試験管内合成に成功 ?天然ゴムの安定供給や新たな分子構造の天然ゴムの開発に貢献?
東北大学大学院工学研究科の高橋征司准教授、山下哲助教(注1)、中山亨教授(バイオ工学専攻応用生命化学講座)らは、住友ゴム工業株式会社、埼玉大学との共同研究により、天然ゴムの生合成に必要なタンパク質を発見し、それらを再構成する手法を開発しました。
これにより、天然ゴムに匹敵する分子量のポリイソプレンを試験管内で合成することに成功しました。
この研究成果により、長年にわたり未解明であった天然ゴム生合成メカニズムの全解明や、天然ゴム高生産植物の育種、代替生物でのゴム生産など、多様な分野での貢献が期待されます。
 
この共同研究の成果は、10月28日付で生命科学・生物医学分野のオープンアクセス誌であるeLifeに掲載されました。
(注1)現所属:金沢大学理工研究域物質化学系(准教授)
パラゴムノキの天然ゴム生合成マシナリ
ttps://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20161116_02.jpg

368 :
▽引用元:東北大学 2016年11月16日
詳細(プレスリリース本文)
ttps://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20161116_02web.pdf

369 :
370

370 :
アリ強いよアリ
https://www.youtube.com/watch?v=Wymt7Lavlsc

371 :
https://youtu.be/8fPmkq1CkCU
https://youtu.be/PR6r40GbIfk

372 :
ttps://www.myanmar-news.asia/files/100/508147912f08e18377d21cb1f16c640a.png
映画『スターウォーズ』ファンの科学者が命名
中国南西部とミャンマー北部との国境にまたがるGaoligong山脈の森林で、新種のフーロックテナガザル(hoolock gibbon)が発見され、1月10日付の学術誌『米国霊長類学ジャーナル(American Journal of Primatology)』で発表された。
新種のフーロックテナガザルを発見したのは、中国の中山大学(ちゅうざんだいがく:Sun Yat-sen University)のファン・ペンファイ(Fan Pengfei)氏が率いる研究チームで、ロンドン動物学会(Zoological Society of London)の科学者も含まれている。
新種のフーロックテナガザルは、発見した科学者が映画『スターウォーズ』のファンであったため、「スカイウォーカー」と命名されたという。
同映画でルーク・スカイウォーカー役を演じたマーク・ハミル(Mark Hamill)氏はこのニュースを受け、「ジャングル・ジェダイ」発見の喜びをツイートしている。
「スカイウォーカー」が発見された森林では、これまでにも2種類のフーロックテナガザルが生息していることが確認されている。
これら2種類のフーロックテナガザルはミャンマーのチンドウィン川(Chindwin River)で西と東に地理的に隔離され、それぞれ「ニシフーロックテナガザル」と「ヒガシフーロックテナガザル」として区別されていた。
しかし、研究者らはエーヤワディー川(Irawaddy River)とNマイ・カー川(Nmai Hka River)の東に生息する集団が第3の種ではないかと信じていたという。
そこで研究者らは野生の個体や博物館の標本を調べ、遺伝的に異なることを立証した。
実際には、毛色パターンおよび歯の形態が異なる。
中国に生息する「スカイウォーカー」は約200匹で、ミャンマーに生息する個体数は不明となっており、発見と同時に絶滅の危機に瀕している。
ソース元:ミャンマーニュース
ttps://www.myanmar-news.asia/news_bxdAVvLIcQ.html

373 :
373

374 :
375

375 :
キューバには熱帯雨林気候はない、というのが話題になる事がある
元はといえば昔の図鑑でキューバをヘラクレスオオカブトの産地と記していたのが
今ではいないという説の方が多くなりそもそもキューバはサトウキビの産地でどこも乾燥してないか?という話であった
首都ハバナは乾季でも40mmくらいの雨量はあるが1200mmの年間雨量でサバナになっている
しかし年間雨量及び最乾月雨量の両面で見るとキューバの平地としては多い方か
ttps://en.climate-data.org/location/26612/
Baracoaという所。北海岸の斜面だな
年間雨量2700oで最乾月雨量70mm

376 :
>>86
ジャマイカは北側斜面だけでなく南側斜面でも特に西端や東端に近い所で
いくつか年間雨量の多いところがある
ttps://www.youtube.com/watch?v=MrHxhQPOO2c
ジャマイカの山地の湿潤林が分かりやすいMVを見つけた
Jimmy Cliff - I Can See Clearly Now
有名曲ですな

377 :
2017年05月31日 16時48分
お腹の中がまる見えの透明カエル(Jaime Culebras ,Ross Maynard)
 クラゲやオキアミなど、海の中では透明な体を持つ生物の存在が知られているが、南米大陸のエクアドルでこのほど、
心臓の動きがはっきり見える皮膚が透明の新種のカエルが見つかった。
 このカエルを発見したのは、首都キトにあるサンフランシスコ大学の生物学者ホアン・グアヤサミン教授。
 アンデス山脈東側に位置するアマゾン川上流の熱帯雨林でフィールドワーク中、卵の孵化を見守るオスガエルを発見。このカエルは、
木の葉の裏に産み付けられた卵が孵化して、おたまじゃくしが川面に落ちてくるまでそばにいて、外敵から卵を守っていたという。
 大きさは2センチ前後と日本のアマガエルくらいで、背中側は青リンゴ色をしている。ひっくり返すと腹側の皮膚は透明で、心臓自体が白く、赤い血液が流れていないというからオドロキだ。
      ===== 後略 =====
全文は下記URLで
 ttp://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/0/20430.html

378 :
ttp://www.photomacrography.net/forum/viewtopic.php?t=25043&sid=161c4a9c31c374fee949ae7dcf841c5d
マレーシアで地元のマドボタル近縁種Lamprigera spの幼虫が外来種のアフリカマイマイを捕食する画像複数
2014年に撮影されていたのか

379 :
ttp://krishikosh.egranth.ac.in/bitstream/1/5810004196/1/Th10914.pdf
サンヨウマドボタルがアフリカマイマイを捕食するので個体数コントロールが出来るか調査した論文
PDFビューア上で95〜96ページにアフリカマイマイの個体数密度とサンヨウマドボタルの個体数密度とを色々変えて
捕食率を調べてある

380 :
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Shorea_smithiana
Shorea smithiana
フタバガキ科はとしては樹高が高い82.3m
熱帯林で背の高い木はなかなか育たないなあ
水分子が活性化して道管壁との水素結合が外れるからだって説もあったか

381 :
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Pseudomeges_marmoratus
最大クラスのフトカミキリであるマルモラヒゲナガカミキリ
It feeds on Quercus griffithii.
クェルクス・グリフィティとは何ぞやと
ttp://oaks.of.the.world.free.fr/quercus_griffithii.htm
Range India, S.W. China, Laos, Vietnam, Myanmar, Sikkim, North Thailand, Buthan, Tibet; 1000 m to 3200 m;
Growth habit usually 4-8 m, but reaches 15-20 m;
ブナ科のアジア南部の種類で個別の情報って本当に貴重なんだよなあ
別の情報だと落葉樹だとある

382 :
奇妙な新種カエルを発見、ブタ鼻で地中暮らし
オタマジャクシは激流で岩に吸いつき生活、希少なインドハナガエルの仲間
2017.08.29

インドの西ガーツ山脈で、珍しいカエルの新種が見つかった。光沢のあるうす茶色の皮膚、淡い青色で縁取られた目、そして、ブタのようなとがった鼻を持つ。
 
科学者たちはこの新種をブパティ・インドハナガエル(Nasikabatrachus bhupathi)と名付けた。尊敬を集めた爬虫両生類学者であり、2014年に
西ガーツ山脈で命を落とした研究仲間、スブラマニアム・ブパティ博士に敬意を表した命名だ。新種として記載した論文は、
学術誌「Alytes」の最新号に発表された。(参考記事:「【動画】超ミニ新種カエル7種を発見、鳴き声も」)
 
新たに仲間入りした両生類は奇妙な姿に見えるかもしれないが、風変わりな解剖学的構造の1つ1つが、気の遠くなるような
年月をかけた進化の結果だ。小さな目、長い鼻、硬いシャベルを先端に付けたような短い足のおかげで、一生のほとんどを地中で過ごせる。
 
実のところ、このカエルは物を食べるときさえも地上に出てこない。米国自然史博物館の爬虫両生類学者で、
この新種を記述した論文の共著者、エリザベス・プレンディニ氏によると、溝がついた長い舌で土の中のアリやシロアリを吸い込むという。
--- 引用ここまで 全文は引用元参照 ---

▽引用元:National Geographic 日本版 2017.08.29
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/082800325/
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/082800325/?P=2

新発見のブパティ・インドハナガエルは、成体になってからほとんどの期間を地中で過ごす。一方、オタマジャクシは滝の裏側で岩に吸い付いて4カ月間生きる。(PHOTOGRAPH BY JEGATH JANANI)
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/082800325/ph_thumb.jpg
とがった鼻、小さな目、ずんぐりした四肢。いずれの特徴も、一生の大半にわたる地下生活への適応に役立っている。(PHOTOGRAPH BY JEGATH JANANI)
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/082800325/02.jpg

383 :
NHK教育を見て53565倍賢くジャガー(c)2ch.sc
http://nhk2.2ch.sc/test/read.cgi/liveetv/1505552320/

384 :
ttp://www2m.biglobe.ne.jp/~ZenTech/world/infomation/kion/thailand.htm
このサイトは定期的にデータが変わる訳で

ttp://www2m.biglobe.ne.jp/~ZenTech/world/kion/Thailand/NakhonSiThammarat.htm
ナコンシータマラートが熱帯雨林になりました
おめでとうございます

といっても、2月に物凄い洪水がたまたま発生して平均値が上がっただけのように思う(去年とかも2月くらいに雨が多かった)
だが最近、タイ南部で1月過ぎにも雨量が多いという状況が南シナ海側だけでなく
インド洋側ですら発生する事がある

どうも熱帯性低気圧が以前より多く発生し、基本は乾季なのに
気まぐれに豪雨をもたらしてしまう模様

385 :
初の手がかりは毛皮だった。

 生物学者のフラビア・ミランダ氏がヒメアリクイを研究していたとき、
「アマゾンと大西洋岸森林では、生息するアリクイの色が違うことに気づき始めました」という。

 当時知られていたのはヒメアリクイ(Cyclopes didactylus)という1種だけだった。
しかし彼女は、謎のベールに包まれたこの樹上で暮らす動物は2種に分けられるのかもしれないと疑い始めた。

 ブラジルのミナス・ジェライス連邦大学に所属するミランダ氏は、同僚とともにヒメアリクイの研究を10年以上続けている。
その間に、ブラジルや南米スリナムで10回の実地調査を行ったほか、複数の自然史博物館からサンプルを集めた。

 チームは最終的に、野生のヒメアリクイ33匹のDNAサンプルと、博物館で保管されていた約280の標本の解剖学的情報を収集できた。

 ミランダ氏の最初の直観は正しかった。
詳しく調べたところ、色が違うヒメアリクイが異なる種だっただけでなく
、さらに、少なくとも7種に分けられることが明らかになった。
この研究結果は12月11日付けの学術誌「Zoological Journal of the Linnean Society」に発表された。

ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/121300485/02.jpg?__scale=w:500,h:333&_sh=0910320e90

386 :
「詳しい研究がほとんど行われてこなかったごくありふれた動物に、はじめて最新技術を駆使して調査すると、
驚くべき結果が得られることがあります。今回の結果はその好例です。
今後の研究で、この美しい動物たちの中から見逃されていた種が見つかっても、さほど驚くことではないでしょう」。
オーストラリア、アデレード大学で哺乳類について研究しているクリストファー・ヘルゲン氏はそう述べる。

ミランダ氏がこの謎に満ちた哺乳類の研究をしようと思い立ったのは、2005年のこと。
きっかけは、大西洋岸熱帯雨林の北東部にまだヒメアリクイが生息しているかどうかすら、
科学者たちがまだ確証を得ていないと知ったことだった。

画像:これまでヒメアリクイは1種とされてきたが、少なくとも7種いることが明らかになった。
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/121300485/ph_thumb.jpg?__scale=w:500,h:333&_sh=0960b0d702
画像:野生のヒメアリクイから血液サンプルを採取する研究者たち。
今回の研究では、合計33匹の野生の個体からDNAサンプルを収集した。

387 :
【12月19日 AFP】
世界自然保護基金(WWF)は19日、
東南アジアのメコン(Mekong)川流域で昨年発見されたベトナムのワニトカゲや地元市場で売られていたタイのカメなど、
動植物115種が新種と確認されたと発表した。

 チベット高原から南シナ海(South China Sea)へとメコン川が蛇行するタイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムなど東南アジア諸国は、
世界有数の生物多様性を誇り、同域で発見された新種生物が毎年多数発表されている。

 WWFによると、昨年にも長期にわたる調査期間を経て、両生類11種、魚類2種、爬虫(はちゅう)類11種、植物88種、
哺乳類3種の計115種が新種と認められたという。

 これには顔が蹄鉄(ていてつ)の形をしたコウモリや、タイ北東部の市場で売られているのを研究者らが見つけたという、
カタツムリを食べるカメなどが含まれている。

 またベトナム南部の常緑樹林原産のワニトカゲは、既に2003年に発見されていたものの、
何年もかかってようやく在来種の別の亜種と認定されたという。(c)AFP

画像一覧
ベトナムで発見された新種のワニトカゲ
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/a/0/700x460/img_a093da79cdc7c2d7923a013cb06d71f2189331.jpg
ベトナムで発見された新種のモグラ
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/1/700x460/img_11148c16e2e3212a97e8d4f3c363f144172509.jpg
タイ北部ウドンタニ県の市場で発見された新種のカメ
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/2/6/700x460/img_262a4c2f4a5bec0b062829e4da75fb31216324.jpg
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/c/c/700x460/img_cc405ccfe519bf660c6fae320fbb519c155269.jpg
ベトナムの森林で発見された新種のカエル
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/700x460/img_f449aa727baf4a58b95861d7e407d337250225.jpg

AFP
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3155973

388 :
ペッチャブリー県北部の山地のGuangzhou Waterfall
山奥の滝の周りに水上マーケットがある妙な市場か
他にもちょっと面白いものが見られるかどうか?

389 :
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Lojing
ロジンハイランド
州は別だがマレーシアの有名なキャメロンハイランドの東隣とされる
ラフレシア・アーノルディと世界一の花の大きさを争うラフレシア・ケリーで
これまでで2番目とされる、111pの個体はロジンハイランドで得られた

なおタイのカオソック国立公園では50pしかないものも時々見つかっている状況w
弱いながらも乾季があるためだが、その乾季に咲いた花が乾いたものを
タイの一部では民間薬として使っている
こういう使い方は一年中雨量の多いマレーシア半島部やスマトラでは、枯れると即腐ってしまうので難しい

390 :
_CI4Fs3CJB4
オスのドルーリーオオアゲハに発信機を付けて飛ばした!!!

メスで同じことが出来たらなあ
でもメスなんて捕まえるだけでもほぼ不可能
これはリベリアなのか
山の中腹は湿った森でも山頂は乾いてるから乾季かな

ITと環境学、野生生物学がより一体化した時、自然保護は次のフェイズに移行するのかどうか
社会学と政治のおもちゃになってる現状は打破したいね

391 :
知り合いから教えてもらった副業情報ドットコム
暇な人は見てみるといいかもしれません
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』

A4PR8

392 :
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3161389?pid=19786470
タイの「建設王」、ヒョウを密猟した疑いで逮捕
2018年2月6日 23:09 発信地:バンコク/タイ

【2月6日 AFP】タイの警察当局は6日、同国で建設王の異名を取るプレムチャイ・カンナスート(Premchai Karnasuta)容疑者ら4人が、
野生動物保護区で密猟を行った疑いで逮捕されたと発表した。

 プレムチャイ容疑者は首都バンコクを拠点とするイタリアンタイ・デベロップメント(Italian-Thai Development)の社長。同社はバンコクの
スワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi International Airport)や高架鉄道スカイトレイン(Skytrain)など、大規模な建設事業に関わっていた。

 保護区の管理当局は4日、西部カンチャナブリ(Kanchanaburi)県のトゥンヤイ・ナレースワン(Thungyai Naresuan)野生生物保護区で4人を拘束し、
ライフル銃3丁と銃弾143発、狩猟道具その他を押収。また、プレムチャイ容疑者が警官に囲まれながらテントの前に座り、
動物の皮やクロヒョウなどの死骸、スコープ付きの狩猟用ライフルを一緒に撮影した写真を公開した。

 国立公園当局は6日、声明で「4人は違法狩猟、保護動物の死骸の違法所持の容疑で訴追された」と発表した。(c)AFP

イタリアンタイ・デベロップメントってダウェー開発にも関わってたよなあ
タイの金持ちは何でこういう19世紀の娯楽みたいなのを大規模にやり出すんだと

彼らが銃を好むのは知っている

393 :
>>94
ttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26921023
Complex processing of prickly pear cactus (Opuntia sp.) by free-ranging long-tailed macaques: preliminary analysis for hierarchical organisation.

Complex food-processing techniques by gorillas, chimpanzees, and orangutans have allowed comparisons of complex hierarchical cognition
between great apes and humans. Here, we analyse preliminary observations of free-ranging long-tailed macaques (Macaca fascicularis) (n = 3)
in Thailand processing Opuntia sp. cactus fruits. From our observations, we suggest that there is potential to extend the analyses
of hierarchical cognition to Old World monkeys. We found that the macaques used six behavioural sequences to obtain Opuntia fruits,
remove irritant hairs from the skin of the fruits, and break open, and consume the fruits, each a unique combination of 17 action elements.
Removing irritant hairs involved abrading fruits on a sand or rock substrate, and washing fruit in water. The behavioural sequences
that macaques use to process Opuntia potentially show features of hierarchical organisation described in the leaf-processing behaviours of great apes.

Our observations highlight the need for closer study of complex food-processing behaviour in monkeys to better understand the organisational capacities involved.

KEYWORDS:
Hierarchically organised behaviour; Khao Sam Roi Yot National Park; Macaca fascicularis; Thailand

サムロイヨート国立公園でウチワサボテンの果実をカニクイザルが食べるための下処理か
実をとってきて、砂や石に擦り付けて果実表面のトゲを除き、洗い、割って食べる

これって幸島のイモを海水で洗うサルどころじゃねえくらいの凄い行動だな
研究したのはシンガポールの学者か

394 :
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/4483/
バイオ燃料生産と森林保護を両立
2011.06.23
 インドネシアで樹木からバイオ燃料を生成するプロジェクトが進んでいる。主導するのは、熱帯雨林の研究者ウィリー・スミッツ氏。インドネシアで
熱心な環境保護活動に取り組む人物として知られ、30年以上、東南アジアの島々で生態系の研究に取り組んできた同氏の洞察力が産んだプロジェクトだ。
同氏は、ある植物を利用すればバイオ燃料の生成に加えて環境保護にもつながり、同時に地元住民の食料確保にも役立つと訴えている。
それはサトウヤシだ。 
スミッツ氏は「タパジー(Tapergie)」という会社を自ら設立、サトウヤシの収穫および加工システムを独自に開発した。詳しく調査した専門家も、
二酸化炭素の排出量増加にはつながらないと太鼓判を押している。「ヤシの樹液は水と糖が主成分。必要なのは雨と日光と二酸化炭素だけで済む」とスミッツ氏は語る。

 スミッツ氏がナショナル ジオグラフィックの資金援助を受けて立ち上げたこのプロジェクトは、持続可能燃料の新たな供給源を生み出すと同時に、
この地域が陥っている貧困と環境破壊の悪循環を解消する可能性も秘めている。

◆バイオ燃料が森林を脅かす

 タパジー社のサトウヤシ加工施設はインドネシアの北スラウェシ州トモホンに建設され、2010年に操業を開始。さらにスミッツ氏は、
近隣の島々で「ビレッジハブ(Village Hubs)」という小規模施設を運営する計画だ。どちらも、熱帯雨林の破壊につながるアブラヤシを
原料としたバイオ燃料生産とはまったく異なる方式で運営される。

 ここ10年間、東南アジアでは、アブラヤシの果肉や種子を原料とするヤシ油への需要が急激に高まっている。背景には、ヨーロッパ諸国が
石油燃料からバイオ燃料への転換を模索し始めた事情がある。二酸化炭素排出量を削減するために打ち出した政策で、遠いアジアがツケを払わされる
事態を生んでいる。アブラヤシの単作を拡大するため、広大な熱帯雨林が伐採され、泥炭地が焼き払われたからだ。熱帯雨林の破壊に伴う大気中の
二酸化炭素量増加により、インドネシアはエネルギーの大量消費国である中国やアメリカに次ぐ世界有数の温室効果ガス排出国になってしまった。

395 :
 オランダ出身のスミッツ氏は、第2の故郷インドネシアでアブラヤシを原料とするバイオ燃料が大量生産され、
さまざまな弊害を生み出していると世界中に警鐘を鳴らしている。

◆「最も優れた樹木」

 一方、サトウヤシは森林保護につながる利点を数多く備えているとスミッツ氏は説明する。まず地中深くに根を張るため、ほぼ垂直に切り立った
急斜面でも栽培可能で、土地の浸食を防いでくれる。また、水分をあまり必要としないサトウヤシは干ばつに強く、森林火災も起こりにくい。火山島で栽培するには
重要な特性である。さらに害虫や疫病に対しても抵抗力があり、肥料はまったく必要としない。それどころか、サトウヤシが育つ森林は土壌が肥えるという。

 過去数十年間、すっかり破壊されてしまったインドネシアの熱帯雨林再生のカギとして、スミッツ氏がサトウヤシに目を付けたのも十分に納得できる。

 アメリカ、コロラド州スノーマスにあるロッキーマウンテン研究所で所長兼主任研究員を務めるエネルギー専門家エイモリー・ロビンス氏は次のように語る。
「サトウヤシはアブラヤシとは対極的な存在だ。これほど優れた樹木には出会ったことがない」。ロビンス氏はスミッツ氏のアイデアを耳にして以来、
プロジェクトを積極的に後押ししている。

 スミッツ氏によると、特殊な構造のサトウヤシの葉は、一年中生え変わるため光合成の効率が極めて高い。バイオ燃料の原料として世界中で使用されている
他の植物に比べて、エタノールの生産効率が非常に良いのだという。同氏の方法によれば、1ヘクタールあたり年間19トンのエタノールを生成できる。
アメリカ農務省が公表した最新の資料では、アメリカ国内のトウモロコシの場合、1ヘクタールあたり年間3.3トンに過ぎない。またアメリカ環境保護庁の分析では、
ブラジルのサトウキビは1ヘクタールあたり年間4.5トン。サトウヤシの持つ能力は驚愕に値することが分かるだろう。

 ただサトウヤシにも問題点はある。雑多な植物が繁茂する森林で最もよく育つサトウヤシは、トウモロコシやサトウキビ、アブラヤシなどと違い、
農地一面に整然と植え付ける単作には向いていない。

396 :
 また、栽培にも手間が掛かる。最適な成長のためには、雄花を付けた花柄(かへい)から1日2回必ず樹液を採取しなければならない。しかも、
1本ごとに花柄の先端から薄層を切り取るという熟練した技術が要求される。種子に貯えられるべきエネルギーを一部“搾取”して、サトウヤシの寿命を
延ばすための作業だ。採取した樹液は直ちにしかるべき環境下で保存しなければ、発酵が制御不能になる。スミッツ氏によると、樹液採取の機械化は不可能だという。

 ロッキーマウンテン研究所のロビンス氏は次のように述べる。「アブラヤシから油を採取する場合に比べると、5〜20倍の労働力が必要となる。
能率的な単一栽培が最善だと考えている人々からすれば、不経済きわまりないだろう。だがスミッツ氏は、これこそが人々の暮らしを助けることになると考えた」。
 スミッツ氏が建設を計画しているのが、小規模なサトウヤシ加工施設「ビレッジハブ」のネットワークである。労働集約型で機動性が高いビレッジハブは、
周辺各地域にインフラや重要な経済機会を提供できるという。

◆森林保護と一体化した生産

 トモホンの工場では持続可能エネルギーの導入にも配慮し、稼働に必要なエネルギー源として地熱(州のエネルギー会社から購入した廃熱)が利用されている。
従来は、膨大な量の樹木を伐採しそれを燃料にしてヤシの樹液を煮詰めるなど、環境をまったく無視した方法でヤシ糖を製造していた。しかし、工場の稼働を
きっかけにクリーンエネルギーへの転換が始まっている。サトウヤシから生成されたバイオ燃料は、バイクやカート、小型の機械や発電機などのほか、
特殊な料理用コンロにも燃料として使用されている。

 シンガポールやボルネオ島では過去にも、繊維や砂糖を製造するためにサトウヤシを栽培する試みが行われたが、
いずれも失敗に終わった。だがスミッツ氏は勝算があると見ている。

 サトウヤシは大きな可能性を秘めているが、それは生産活動と環境保護とが一体となって初めて実現されるとスミッツ氏は言う。ロビンス氏も、
「2つの要素は、スミッツ氏のシステムの中で不可分の関係にある。土地や森林そのものを保護するうえで不可欠だと思う」と語っている。

 スミッツ氏は、稼働が始まるビレッジハブの成果を2012年に公表する予定である。

397 :
「ドローンによる樹液収穫」

これが出来たらヤシやパラゴムノキでぼろ儲けだが当面は難しいだろうw

398 :
ttps://gigazine.net/news/20180313-coffee-and-biodiversity/
2018年03月13日 07時00分00秒
コーヒーは周囲の生物多様性に良い影響を与えているという研究報告

多くの人が愛飲するコーヒーが果たして体にいいものかどうかは諸説分かれるところではありますが、コーヒーが環境に与える
影響もまた研究されている部分です。コーヒーの栽培は生態系に悪い影響を与えてはおらず、むしろ生物多様性にいい影響を
与えているという報告が、「鳥類と豆類:インドの西ガーツ山脈におけるアラビカ種・ロブスタ種農林での鳥類の豊富さと固有性の
比較」という以下の論文で、科学電子ジャーナルScientific Reportsにおいて発表されました。

そもそもがアフリカ原産であるコーヒーノキは、商品作物として熱帯地方を中心に世界各地で栽培されています。ほとんどの地域では
コーヒーが人間によって外部から持ち込まれているため、コーヒーの栽培が周辺の環境にどんな影響を与えるのかがこれまで懸念されてきました。

また、コーヒーの需要が世界的に高まり価格が上昇するにつれて、コーヒー農園が多く作られますが、農園は基本的に森林を切り開いて作ります。
さらに、農薬もたくさん使われることで、周辺の生態系を破壊してしまうのではないかと指摘されていました。特にそれまでの研究では、
病気に強く栽培がより容易なロブスタ種の拡大で、周辺の環境にもより多くの悪影響が与えられているという声もあったとのこと。

世界第6位のコーヒー産出国であるインドの西ガーツ山脈周辺では古来よりアラビカ種とロブスタ種の2品種のコーヒーが栽培されています。
また、西ガーツ山脈周辺では、開けた土地でコーヒーの木を1本ずつ大きく育たせる南米の栽培方法とは異なり、
大きな樹木の下に群生させるようにして日陰でコーヒーを栽培するという手法を採る農家が多いといわれています。

399 :
インドでは、1950年から2015年までロブスタ種の栽培面積は840%、アラビカ栽培面積は327%増加したとのことですが、西ガーツ山脈付近では
森を完全に切り開かず、農薬をあまり使わない栽培が行われているため、他の地域と比べてもコーヒー農園が周辺の森林に与える
悪影響はかなり少ないことが分かっています。

そこで、西ガーツ山脈付近のコーヒー農園周辺に生息する鳥類を調査したところ、インコやハトなど周辺地域の固有種を204種も確認できたとのこと。
また、アラビカ種とロブスタ種の農園を比較しても、生息している鳥類の種類に大きな差は見られないということが分かりました。また、ロブスタ種を
栽培する農家の19%が、アラビカ種を栽培する農家の75%が農薬を使用していることが確認できましたが、農薬の使用が農園の周辺に生息する
鳥類の多様性に大きな影響を与えていた様子は見られなかったそうです。

400 :
このことから、コーヒーの生育そのものが周辺の生態系に悪影響を与えるとは言いがたく、また、コーヒーの品種によって周辺の生物多様性に
与える影響が変化することはほとんどないといえます。西ガーツ山脈周辺のように森林への影響が少ない栽培方法であれば、コーヒーの豆を
餌とするような鳥が集まることで、むしろ豊かな生態系が形成されていることが分かりました。

ただし、この研究は鳥類に限ったものであり、他のハ虫類・虫・哺乳類に対してどのような影響があるかは報告されていません。生態学者の
James MacDonald氏は、インドにおける今回の研究報告はコーヒー農家にとっては前向きなニュースではあるが、生物多様性を維持しながら
コーヒーを栽培するためには、西ガーツ山脈で見られるような「素朴なコーヒー栽培方法」を優先的に行わなければならないと指摘しています。

401 :
【4月21日 AFP】
生物多様性の宝庫ボルネオ(Borneo)島北部に位置するブルネイ領のジャングルで、
外敵との戦いでコロニーを守るために「自爆」して粘着性の毒液をまき散らす働きアリが見つかった。
オーストリア・ウィーン工科大学(Vienna Technical University)の
イリーナ・ドルジニナ(Irina Druzhinina)氏率いる調査チームが20日、発表した。

 オーストリア、タイ、ブルネイの研究者から成る調査チームによると、
「自爆アリ」「爆弾アリ」として知られる群れの存在は既に知られているが、
今回の調査の過程で複数の種を特定することができたという。

 アリの学名は「Colobopsis explodens」。国際動物学誌ズーキーズ(ZooKeys)に掲載された研究論文によると、
このアリは他の昆虫に脅かされると、外殻を破裂させることができる。自らは死ぬが、
分泌腺から黄色の毒液を噴出し、外敵を道連れにしたり撃退したりすることができるという。

 調査チームの一員でオーストリア・ウィーン自然史博物館(Vienna Natural History Museum)の研究者
アリス・ラシニー(Alice Laciny)氏によると、
このアリは体を収縮させることによって圧力をため込んで自分の外殻を破裂させ、毒性の分泌物を噴出する。

 ラシニー氏はAFPの取材に対し、こうした現象は「自然界でも極めてまれ」で、
このような方法で自らを犠牲にするのはアリやハチのようなほんの一握りの「社会性昆虫」にしかみられないと語り、
「コロニーは超個体(社会的集団)のようなもので、
個体はそれぞれ特別な役割を持つ体の細胞のような役割を果たしている」と説明した。(c)AFP

画像:ブルネイで撮影された自爆アリ(奥)。
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/d/700x460/img_1d530fbdf2b06928277d7dde34edcf0188726.jpg

AFP
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3171951

402 :
■小走りに半円描いて求愛。飾り羽を反り返り胸膨らませてダンス

 「極楽鳥」として知られるフウチョウ科の鳥の一種、カタカケフウチョウの求愛はかなり変わっている。
オスが首のまわりの漆黒の飾り羽をいっぱいに広げると、鮮やかな青色をした胸元の飾り羽と、
青い目のような模様が現れる。そして求愛のダンスが始まる。
メスのまわりで小走りで半円を描き、求愛が受け入れられるまで踊り続けるのだ。

 これまでカタカケフウチョウは、43種のフウチョウ科のなかで1種しかいないと考えられていた。
しかし、鳥類学者のエドウィン・スコールズ氏と写真家のティム・レイマン氏は、
「フォーゲルコップカタカケフウチョウ」を新種とする論文を科学誌『PeerJ』に発表した。

 野外調査と博物館の標本の分析から、フォーゲルコップカタカケフウチョウが、
これまで知られていたカタカケフウチョウ(今はオオカタカケフウチョウと呼ばれる)とは遺伝的に異なるという結論が導き出された。

 新種につけられた「フォーゲルコップ」という名前は、ドイツ語で「鳥の頭」の意味。
これは、この鳥が発見されたインドネシア領ニューギニア島のドベライ半島が、
地図で見ると鳥の頭のような形をしていて、かつてはドイツの植民地だったことに由来する。

■独特な鳴き声と求愛ダンス

 オオカタカケフウチョウと同じく、フォーゲルコップも「地上で最も黒い」とされる漆黒の羽毛をもつ。
これは羽毛の表面の特殊な微細構造が、光をほぼ100パーセント吸収するからだ。
どちらの鳥も、オスがメスに求愛するときには、鮮やかな青い模様が浮かびあがる。
その様は、まるでマンガに登場するキャラクターのようにも見える。

 オオカタカケフウチョウとの違いは、求愛ダンスにも見られる。
オオカタカケフウチョウはピョンピョン跳びはねるが、フォーゲルコップは左右に半円を描くように小走りする。
米コーネル大学鳥類学研究所のスコールズ氏は、
「滑らかな床の上に置いたゼンマイ式のおもちゃのように動くのです」と説明する。

 鳴き声も違う。オオカタカケフウチョウがギャーギャー鳴くのに対し、フォーゲルコップの鳴き声は愛らしいものだ。

403 :
 スコールズ氏とナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラーであるレイマン氏が
フォーゲルコップの変わった鳴き声に初めて気づいたのは2009年のことだった。
その鳴き声は「私たちが親しんできたカタカケフウチョウの鳴き声とはまったく違っていたのです」とスコールズ氏は振り返る。

 2016年、別の研究チームが博物館にあるカタカケフウチョウの標本を調べ、遺伝的な違いを見つける。
この発見は異なる種が存在することを示唆するものでもり、二人の確信は強まった。

 スコールズ氏とレイマン氏は、さらに証拠を見つけるために野外調査を始めた。
研究チームは森の中のベースキャンプに何カ月も留まって観察を続け、
オオカタカケフウチョウとフォーゲルコップカタカケフウチョウの身体的な違いを記録した。
例えば、フォーゲルコップが飾り羽を広げたときの形はオオカタカケフウチョウとは違うことが判明した。
「はっきりとした違いが、決め手になりました」とスコールズ氏は語る。

■鳥の楽園に踏み入る人

 ニューギニア奥地の森林は、まだ開発が及んでいないことから、生物多様性に富んでいる。
新種の極楽鳥がさらに発見されるのではないかと研究チームの期待は高まっている。

 スコールズ氏によると、この10年で、極楽鳥観察は「夢のバードウォッチング」として注目され、
「責任あるエコツーリズム」も解禁された。

 スコールズ氏は、極楽鳥のすむ地域が、これからも今のまま残されることを願っている。
「以前は、森で人を見かけるのは5年に一度くらい。しかも、たいてい怖いもの知らずのバックパッカーでした。
でも、今はグループで人々がやって来ては、野鳥観察に夢中になっています」。
2人は今後もニューギニアで極楽鳥の研究を続ける予定だ。
「ティムと私の仕事は長期戦ですから」とスコールズ氏は付け加えた。

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/042000180/

404 :
インドネシアでジャコウネコが選ぶコーヒーは有名だが
南米版
ttps://elcarbon.jp/animal/370/
ttps://www.keikoharada.com/blog/2016/09/cafe-misha-coati-mistura.html
2016/09/06 投稿者: Keiko
ハナグマのフンから作るコーヒー豆 Cafe Misha
でも昨日のTV Peruでなんと、ペルーの“オトシモノ系”コーヒーが紹介されていたのだ!その名もCafe Misha (カフェ・ミーシャ)。その創造主はcoati (コアティ)、すなわちハナグマだ。

カフェ・ミーシャの故郷は、ペルー中央部フニン州のチャンチャマヨ郡。ここはペルー有数のコーヒー生産地である。以前ポスソ旅行の途中で立ち寄ったことがあるが、
真っ赤に熟れたコーヒーの果実が農園を染めるようすはなかなかのものだった。

チャンチャマヨのハナグマたちは、コーヒーの果実が大好物!しっかり熟れた食べごろの果実だけを選んで食べる。フルーツや野菜も食べるが、
これらが胃の中でコーヒー豆にさまざまな風味を加えるそうだ。彼らのオトシモノから生まれたソレは、米国では1キロ当たりおよそ1400ドルで販売される。
たった一杯のカプチーノに75ドルも払う客がいるなんて信じられないよ〜!

腹で適度に消化されるから良いだろうって説ゆえゾウに食わせたコーヒーとか出来たが
こっちは「頭も良くて手のある程度器用な動物が種ごと食うから良い」説か
ハナグマならアライグマの上位互換だからなあ

チャンチャマヨ群
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Chanchamayo_Province
アンデス東斜面の麓
どっかにペルー第2の湖フニン湖の巨大カエルの話もあったがフニン湖もこの郡だな
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Chanchamayo,_Junin
ペルーのジャングルほど蒸し暑くなく、ペルーの乾燥高原ほど冷涼乾燥ではない
なるほどw
郡の中心都市ラ・マルセード
ttps://en.climate-data.org/location/28557/
平均気温23℃年間雨量1800mm最小雨量70mmのケッペンで熱帯雨林、バイオームなら亜熱帯多雨林と雨緑樹林の中間
いい所だね

405 :
■生き物が異なる種との間に雑種を産み始めるのは、しばしば環境変化のしるしであるという。
このサルたちにいったい何が起こったのか

タンザニアのゴンベ国立公園に生息するサルのなかには、自分と種類が違うサルとでも交尾する者がいる。
アカオザル(上の写真)とブルーモンキー(下の写真)の間に、雑種が産まれていることがわかったのだ。

フロリダ・アトランティック大学(FAU)のケイト・ドワイラー教授(人類学)は144匹のサルの糞便を集め、DNAを分析した。
約15%がアカオザルとブルーモンキーの雑種だった。
さらに母方からのみ受け継がれるミトコンドリアDNAを調べたところ、すべてのサルが、アカオザルのメスのDNAを受け継いでいた。

霊長類に関する国際学術誌「International Journal of Primatology」に発表された研究のかなで、
ドワイラーは「種を越えた交尾が頻繁に行われている」と結論づけた。「アカオザルとブルーモンキーが交尾し、
生まれた雑種はどちらのサルとも交尾する」

雑種の形成には諸説あり、いつ、そしてなぜ動物が異なる種と交尾をするのか推測することは難しい。

環境の変化によって同種の相手を見つけにくなり、他の種の動物と交尾する可能性が高まることはある。
だがドワイラーが調査した雑種化したサルの場合は、同じ種の相手に不自由していなかった。

■異なる外見もお構いなし

場合によっては、異種との交尾によって、環境変化に適した子孫が産まれることもある。

406 :
たとえば、ハイイログマとホッキョクグマの雑種であるグロラークマは、
氷のない環境で暮らすハイイログマの特徴をいくつか持つが、同時にホッキョクグマ並みに大きく、毛色が薄い。
コヨーテとハイイロオオカミの雑種であるコイウルフも、両方の特徴を併せ持っている。

通常、動物は同じ種の動物と交尾する。異なる種と交尾をすると、繁殖に失敗する場合もあるからだ。
だからアカオザルやブルーモンキーのようなサルは、交尾相手を間違えないよう種によって特徴のある顔立ちをしていると思われてきた。

ところがこの2つの種は、繁殖力のある子孫を産むことができる上、外見の違いも気にしていない。

このサルたちの間で「乱交」が始まったのは、数百年前とも数千年前ともいう。
「異種間の交尾はしばしば、環境が変化するときに起こる。この先何が起こるのか興味深い」と、ドワイラーは言う。

関連ソース画像
ゴンベ国立公園で研究対象となったアカオザルとブルーモンキーの雑種「ジミー」
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2018/04/webs180425-monkey-thumb-720xauto.jpg
アカオザル(ウガンダ)
Red-Tailed_Monkey%2C_Uganda_%2815587657375%29.jpg
ブルーモンキー(ケニア)
Blue_monkey_%28Cercopithecus_mitis_stuhlmanni%29_pair.jpg

ニューズウィーク日本版
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-10046.php

407 :
南太平洋に浮かぶニューギニアで、鮮やかなライムグリーン色の血液が流れるトカゲが見つかった!
なんと人間の致死量の40倍に相当する胆汁が含まれているのだという。

 今月16日に米科学誌『サイエンス・アドバンシズ』に掲載された論文によると、
米ルイジアナ州立大学生物科学科のザカリー・ロドリゲス研究員らのチームは、
ニューギニア古来のトカゲ「プラジノハエマ(Prasinohaema)」に着目。

 調査チームは、ニューギニアの低地に生息する51種類のトカゲ計119匹を捕まえて調査した。
このうち新種を含む6種類27匹は緑色の血液を持つトカゲで、残りの45種類92匹は通常の赤い血液だった。

遺伝子解析の結果、緑色の血液のトカゲには、4つの遺伝的系統があり、赤い血を持つ共通の祖先から進化を4回経て、
現在の体になった可能性があることがわかった。

 ギリシャ語で「緑の血液」を意味する「プラジノハエマ」の血液には、肝臓の細胞で作られる胆汁が高濃度で含まれている。
この胆汁の色素が抗酸化物質として、病気の予防に役立っているのではないかと指摘する研究者もいるが、
実際にどのような機能を持っているかはいまだ解明されていない。

  血液検査で肝機能の項目に登場する「ビリルビン(単位mg/dl)」をご存知だろうか?
役目を終えた赤血球から出されたビリルビンは、肝臓で処理されて胆汁に排出される成分で、
数値が高いと皮膚が黄色くなる黄疸の原因になることで知られている。

 しかし、これまでの研究でビリルビンがマラリアの原因の寄生虫をR毒があることも明らかになっていることから、
ロドリゲスさんは、トカゲの緑の血液にも、有効な物質が含まれている可能性があるとして、
引き続き研究を続けていくと話している。

画像:ニューギニアに生息する血の色が緑のトカゲ(Chris Austin/LSU)
ttp://www.hazardlab.jp/contents/post_info/2/4/8/24811/180516172305_1_900x600.jpg
関連動画
The Mystery of Lime-Green Lizard Blood ttps://youtu.be/EV3uxYTS3p4

ハザードラボ
ttp://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/4/24811.html

408 :
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/061300257/
原因不明、アフリカの古木バオバブに迫る危機
樹齢数千年というアフリカの巨木バオバブが次々と枯れている。原因は不明だ。
2018.06.13

 南アフリカのリンポポ州にある巨大でたくましいバオバブの木。樹齢数千年と言われる幹には洞(ウロ)ができていた。
その空間は巨大で、周囲は45メートル。洞の内部にパブまで作られていた。

「サンランド・バオバブ」と呼ばれるこのパブは、20年間観光客にも人気で、木の中でお酒が酌み交わされた。ところが、
2016年8月、洞を支える巨大な壁(樹幹の一部)の1つが枯れて壊れ、その8カ月後には別の壁と次々枯れて壊れていった。
今では洞を支える壁は半分になってしまっている。

 サンランドの木が枯れたのは、洞の中に人が入り込んだためと思う人は多いだろう、でも、実際は違う。同様のことが、
アフリカ全土のバオバブの木で起きているからだ。科学者グループが2018年6月11日に学術誌「Nature Plants」に発表した
内容によれば、アフリカでは、この12年間で、特に大きく古いバオバブの木が次々に枯れているという。

409 :
 サンランドの木がたどった運命は、愛すべき変わった風貌のバオバブの将来を暗示しているのかもしれない。
バオバブが枯れた原因はまだわかっていないが、科学者たちは気候変動が原因ではないかと考えている。

 研究の共著者であるルーマニア、バベス・ボヨイ大学のアドリアン・パトラット氏は、「1000年から2000年の樹齢でも
バオバブは元気で、見るたびに驚きます。でも、数年後に、その木が枯れて倒れてしまうかもしれないというのはもっと驚くべきことです」と話している。

「統計的に考えれば、こんな短期間で、ここまで多くの古いバオバブが同時に自然に枯れることなど、ありえません」

410 :
バオバブが枯れていく

 バオバブの特徴は太い幹とまばらな枝だ。まるで木が逆さに植えられているようにも見えるほどだ。円状に樹幹が増えていくという成長の仕方から、
内部に大きな空洞ができることが知られている。空洞は、人が入れるほど大きくなることがある。

 バオバブは種子植物としては最古の部類に入り、9つの種がある。さまざまな名前で呼ばれ、伝承や伝説にも数多く登場する。
アフリカからアラビア、オーストラリアに分布し、乾燥した落葉樹林、砂漠、サバンナでは貴重な存在だ。(参考記事:「監獄の木」の異名をもつオーストラリアのバオバブ)

 パトラット氏は、2000年代初めからバオバブの研究を始め、ここ15年間の大半を費やして、特に大きく古い60本以上の木を特定し、
放射年代測定によって樹齢を計測した。というのも、セコイアやオークなどの木とは違い、バオバブは年輪から樹齢を判断できないからだ。
成長とともに年輪は消え、また古いバオバブほど内部に巨大な空洞ができているため、従来の方法で樹齢を調べるのが難しいのだ。

411 :
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/061300257/?P=2
 パトラット氏が注目したのは、Adansonia digitataという学名を持つアフリカのバオバブだ。
この種は、アフリカ大陸や近隣の島々のほぼ全域に分布している。

 パトラット氏によると、アフリカでは、特に大きく古いバオバブは南部に集中している。しかし、2005年以降、
最古級の13本のうち8本が、そして最大級の樹高のバオバブ6本のうち5本が、部分的に枯れたり、枯死したりした。しかも、
この中には、パブとして使われた「サンランド・バオバブ」をはじめ、ジンバブエの「パンケ」という聖なるバオバブ、
「グルートブーム」と呼ばれるナミビアの大木、ボツワナにある「チャップマンのバオバブ」といった、世界的に知られるバオバブが含まれている。

 研究データの母集団は小さいとはいえ、憂慮すべき兆候であることに変わりはない。「バオバブは人間の何世代にもわたるほど
長生きするのが普通です。この状況が続けば、私たちのほうがバオバブよりも長生きしてしまいそうです」とパトラット氏は話す。

412 :
タンザニアのダルエスサラーム大学の植物学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるヘンリー・ナダンガラシ氏も、
この発見に衝撃を受けた1人だ。ナダンガラシ氏は、「バオバブに問題など起きはしないと安心しきっていました」と述べている。

原因は気候変動か

 パトラット氏のグループは、木が枯れる原因は病気ではなく、気候変動による温暖化と乾燥化の影響ではないかと考えている。
巨木として知られるバオバブばかりでなく、ほかのバオバブの木が枯れるペースが上がっていることもわかっている。
アフリカの中でも、温暖化が進んでいる地域では特にそれが顕著なのだ。

 もちろん、気候変動とバオバブの大量枯死を結びつけるのは早計で、さらなる調査は必要だろう。ただ、学術誌「Biological Conservation」で
発表された別の研究で「絶滅の危機に瀕したマダガスカルの3種のバオバブのうち、2種が気候変動による被害を受けている」と
結論していることを看過すべきではない。

413 :
 地球の温暖化で降雨量の変動が激しくなることで、バオバブの生育地は限られていくだろう。マダガスカル政府は、
今後の生育地としてふさわしい保護地域を決めきれずにいる。(参考記事:「新種のキツネザル、まんまる目玉でリスより小さい」)

 中米コスタリカの熱帯雲霧林でも植物が被害を受けている。メキシコ国立生態学研究所の森林生態学者で、同じくナショナル
ジオグラフィックのエクスプローラーであるタリン・トレド・アセベス氏は、これも温暖化による可能性が高いと言う。(参考記事:本誌2015年6月号「消える北米の森」)

「残念ですが、バオバブの研究からわかったことは、驚くべきことではありません」とトレド・アセベス氏は話す。「アフリカ南部で起きている、
古いバオバブの大量枯死の理由はわかりません」

 トレド・アセベス氏は、研究の対象となったバオバブの数が少ないことを指摘し、非常に考えにくいことだが、
古い個体の自然枯死である可能性もゼロではないとも述べている。

414 :
しかし、アセベス氏は続ける。「バオバブは、2000年以上生きるのが普通です。研究者は特に古い個体に注目していますが、
この短い期間で70%以上が枯れたということに、注目すべきです」。つまり、短期間に多くのバオバブが枯れていることを見れば、
やはり自然枯死とは考えにくいということだ。

「2005年から2017年まで、ほんの12年です。バオバブの長い寿命を考えれば、自然枯死と片付けることはできません」

415 :
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/070900303/
動物
コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明
独特の尾で音をかく乱、錯覚めぐる進化の重要性を示唆
2018.07.10
アフリカ原産のヤママユガ、アフリカオナガミズアオ(Argema mimosae)が巨大な緑色の「翼」を広げると、卓球のラケットほどの大きさになる。
見た目が美しいだけでなく、腹をすかせたコウモリにとって、このガは大きな翅の間にジューシーで栄養たっぷりの体をもつ貴重なご馳走だ。

 アフリカオナガミズアオの後翅からは、独特な形の一対の長い尾(尾状突起)が垂れ下がっている。いかにも捕まえやすそうに見えるかもしれないが、
すぐれた反響定位(エコーロケーション)の能力をもつコウモリがこのガをねらうと、たいてい捕まえ損なってしまう。いったい何が起こっているのだろうか。
(参考記事:「珍しい肉食コウモリ、大きな爪で獲物捕らえる」)

 7月4日付けの科学誌「Science Advnces」に発表された研究によると、この尾は獲物を探すコウモリの反響定位の音波をそらすのに役立っているという。

「ガは1頭なのに、コウモリは2つの的をねらっているように見えました」と米ボイシ州立大学の感覚生態学者で、今回の論文の筆頭著者であるジュリエット・ルービン氏は言う。

 それがどう有利に働くのか? コウモリの攻撃が、急所である体の中心部からそれるのだ。

 ルービン氏らはこの仕組みを確認するため、オオクビワコウモリ(Eptesicus fuscus)とさまざまな大きさや形の尾状突起をもつ各種のガで実験を行った。
一部のガについては、人工的に尾状突起を短くしたり長くしたりした。その結果、非常に面白い傾向が明らかになった。

「後翅と尾状突起が長くなるほど、ガはコウモリから逃げのびやすくなるのです」とルービン氏は言う。なお、ルービン氏はナショナル
ジオグラフィック協会の支援を受けている。

416 :
生死を分けるほどの効果

 尾状突起が数センチ長くなったぐらいでは、たいした恩恵はないように思えるかもしれない。実際、ガがコウモリから逃れるための巧妙な適応には、
ほかにもいろいろある。例えば、ハチノスツヅリガ(Galleria mellonella)は、近づいてくるコウモリの声を聞き取れる高感度の聴覚を進化させた。また、
ボルネオ島のスズメガは生殖器を振動させて超音波を出し、天敵であるコウモリのレーダーを妨害できる。(参考記事:「小さな“声”で獲物に近づくコウモリ」)

しかし、ガの尾状突起が作り出す錯覚には、生死を分けるほどの効果があるのかもしれない。

ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/070900303/?P=2
尾状突起をそのまま残したアフリカオナガミズアオは、コウモリの攻撃を73%も逃げ延びられた。しかし、ガの尾状突起の一部を切除したところ、
攻撃を約45%しかかわせなくなった。さらに、尾状突起を完全に切除すると、飛翔能力には影響がないように見えたにもかかわらず、攻撃を逃れられたのは34%だった。

 興味深いのは、尾状突起はガを完全に見失わせるものではなく、コウモリの攻撃が後翅や尾状突起に向かうように、錯覚を起こさせている点だ。
(参考記事:「【動画】「ニセのクモ」で鳥をだまして食べるヘビ」)

「コウモリが尾状突起を足でつかんで引き裂くことはめったにありませんでした」とルービン氏は言う。「たとえそうなっても、ガは首尾よく逃げられるようです」

忘れてはならないのは、このガが非常に大きいことです、とルービン氏。

ハグルマヤママユの仲間(Loepa megacore)。捕食者から逃れるために、ソナーを妨害する振動から目玉のような模様まで、
ガはさまざまな防御戦略を編み出してきた。(PHOTOGRAPH COURTESY UNIVERSITY OF FLORIDA)

417 :
永遠に続く「軍拡競争」

 研究チームは、ガとコウモリの戦いを撮影するだけでなく、ヤママユガ科の詳細な系統樹も作成した。その結果、コウモリを欺くヤママユガの尾状突起は、
1つの共通の祖先から生じたものではなく、複数回にわたり別々に進化してきたことがわかった。このことは、捕食者であるコウモリの存在が、
ガの尾状突起を独特な形に向かわせたと同時に、錯覚をめぐる進化がこれまで考えられてきた以上に重要である可能性を示している。
(参考記事:「【動画】双頭のヘビに擬態するイモムシ、瞬きも」)

「私がいちばん驚いたのは、コウモリの反響定位を欺くさまざまな戦略があり、各種のガがその似たような戦略を独自に編み出したように思われることです」
と米ウェイクフォレスト大学でコウモリの反響定位を研究する生物学者のアーロン・コーコラン氏は言う。

 コーコラン氏は、この研究のもう1つの知見にも注目している。コウモリは数カ月間、毎晩、長い尾状突起をもつガを追いかけていたのに、一向に狩りが上達しなかったのだ。

「コウモリが反響定位によって上手に世界を知覚していることを明らかにするのに、科学者たちは数十年を費やしてきました」と氏は言う。「今回の研究で、
コウモリたちが十分な時間を与えられたにもかかわらずガを捕まえる技術が上達しなかったという事実は、この盲点がコウモリの知覚に
生まれつき組み込まれていることを意味します」

 もちろん、ヤママユガは、ある日突然、進化の軍拡競争に勝利したわけではない。

 ガはコウモリのソナーを確実に欺く方法を見つけたのかもしれないが、コウモリが今後、ソナーより視覚に重きをおくように進化することもありえる。
その場合、ガの長く複雑な形の尾状突起は長所から短所に変わるかもしれない。

 それが進化の美しさであり、怖さでもある。試合に勝ったと思った途端、ルールが変更になり、今日の勝者が明日のご馳走になるかもしれないのだ。

418 :
CNN) フィンランド・トゥルク大学の研究チームは12日までに、巨大な針を持つ新種のハチを発見したと発表した。
写真では、一見普通のハチの胴体から針が突き出ているのが見える。

トゥルク大学の生物多様性部門に所属する教授によれば、発見された新種はクリストピュガ属の寄生バチの一種。
ペルーで回収したサンプル群に含まれていた。

クリストピュガ属の針は刺すためだけでなく、ふ化の際の宿主となるクモを動けなくしてR目的でも使われる。
針でクモを自らの網に包み込んだ上で、体内に卵を産みつける。

同教授はクリストピュガ属の産卵管について、宿主のクモに毒を注入する目的や、
クモの網を閉じ合わせる「フェルト針」としても使用されると指摘。新種が巨大な針を持っている理由に関しては、
仮説として、樹木の表面の穴などに差し込んで宿主のクモに届かせる一種の「バール」の役割も果たしているのではないかと推測する。

この種の行動を取る寄生バチは数多くいるが、新種はその針の大きさと太さで異彩を放っている。

同教授によれば、寄生バチの針が長いのは普通だが、先端が非常に太いのはまれ。
今回の新種が通常の人間の大きさだと仮定すると、身長の50%以上を針が占める計算になるという。

ttps://www.cnn.co.jp/storage/2018/07/12/0e4fd8f51d83b0852cd3af11827a30f2/t/768/432/d/wasp-stinger-discovery.jpg

CNN
ttps://www.cnn.co.jp/fringe/35122383.html

419 :
>>417
>コウモリが今後、ソナーより視覚に重きをおくように進化することもありえる

いや、そりゃちょっとねえだろw

少なくともココウモリ類は、そっちの進化に意味を見いだせないで5000万年近く経ってるし。
視覚では夜行性のヨタカなどの鳥に対し不利だからこそ、彼等は聴覚にかけることで、新たな生態地位を得た。
聴覚はガの対抗手段を差し引いてもお釣りがくるほどメリットがあるわけだ。

420 :
記事に従うと、オヒキヤママユだのオナガミズアオだのの尾はコウモリへの対抗策として出来た、なんて書いてあるが

ガと呼ばれる生き物の4〜5割くらいが、尾がヒラヒラした翅を持つようになったらコウモリも超音波と耳だけでなく
目もある程度使うように選択され始めるかも知れんが
むしろ尾なんて削ぎ落した、どころか前翅よりずっと小さな後翅の種類が殆どだからなあ

周年、大量にマダガスカルオナガヤママユばかりが発生する森林とかだったらそんなコウモリが出来るかも知れんが
でも、そもそもヤママユガ科って飛ぶの下手だよなあ

421 :
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3186341
希少な「タケネズミ」、マチュピチュの竹林で10年ぶり確認 初撮影
2018年8月17日 16:09 発信地:リマ/ペルー [ ペルー ボリビア 中南米 ]
南米ペルーのマチュピチュ遺跡周辺で、10年ぶりに確認された「タケネズミ」と呼ばれるげっ歯動物。ペルー国立自然保護区
管理事務局提供(2018年8月3日撮影、16日公開)。(c)AFP PHOTO-SERNANP

【8月17日 AFP】南米ペルーのマチュピチュ(Machu Picchu)遺跡周辺で、「タケネズミ」として知られる希少なげっ歯動物が
10年ぶりに確認され、このたび初めて写真撮影に成功した。

 ペルー国立自然保護区管理事務局(SERNANP)によると、保護区に囲まれたインカ帝国の城塞都市マチュピチュの竹林で、
警備員が「Dactylomis peruanus」という学名のげっ歯動物を発見した。マチュピチュでは、2008年を最後に目撃例が途絶えていた。

 ペルー当局によると、この「タケネズミ」は亜熱帯または熱帯雨林気候の地域に生息している。ボリビア北部のアンデス
(Andes)山脈中腹でも目撃例がある。ペルーでは極めて希少なために、その存在はほとんど知られていない。(c)AFP

普通のタケネズミは
ポケットゴファーに似たがんじょうなつくりの原始的な齧歯(げつし)類で,ネズミ科,タケネズミ亜科に属する。
中国中・南部からアッサム,マレー半島,スマトラにチュウゴクタケネズミRhizomys sinensisなど3種が分布する。体長23〜48cm,尾長5〜20cm,体重1〜4kg。

全然別物だw
図鑑だとアフリカデバネズミの近くに載ってたな

422 :
ミャンマーの旧称マルタバン、現モッタマー市
タンルウィン川の北岸にあり、対岸がモウラミャイン

そしてミャンマーのタンルウィン川やシッタン川の流れ込むこの部分を
マルタバン湾と呼んできた
ポルトガルなどがここに拠点を作ったりもした

で、昆虫だとメンガタカブト、つまりTrichogomphus martabaniの種小名にその名が残っている
メンガタカブトって今までの図鑑でも何となく分布がミャンマー寄りであるような書かれ方をしてるんだよなあ

423 :
ttps://www.cnn.co.jp/world/35125335.html
映画に登場の「青い鳥」、野生種の絶滅を確認 ブラジル原産
2018.09.10 Mon posted at 11:03 JST

(CNN) 米20世紀フォックスの映画「リオ(邦題:ブルー 初めての空へ)」で有名になったブラジル原産の青い鳥、
アオコンゴウインコ。映画の主人公「ブルー」は、自分たちの種を絶滅から救おうと、米国からブラジルを目指す旅に出る。

しかし保護団体のバードライフ・インターナショナルはこのほどまとめた報告書で、野生のアオコンゴウインコの絶滅を確認したと発表した。

同団体はアオコンゴウインコを含む8種の鳥類について、絶滅を確認または絶滅した疑いがあるとした。うち半分はブラジルに
生息する。主な原因として、森林伐採による生息地の喪失を挙げている。

報告書では、大陸に生息する種の絶滅のペースが、初めて島に生息する種の絶滅のペースを上回ったとも指摘した。

報告書をまとめた同団体の専門家は、「これまでの数世紀の間に絶滅した鳥類の90%は、島に生息する種だった」「だが、
増大する絶滅の波が大陸を覆いつつあることが、我々の調査で確認された。原因は主に、持続不可能な農業や伐採によって
生息地が失われたり破壊されたりしたことにある」と解説する。

映画が公開されたのは2011年。主人公のインコのブルーは、米ミネソタ州で飼育されていたが、最後に残った野生のメスと出会って
自分たちの種を救おうと、飼い主と一緒に旅に出る。

しかし映画は既に手遅れだった。調査の結果、最後のメスは2000年に死んでいたと思われることが分かったという。

ただし全ての希望がなくなったわけではない。報告書によると、野生の種は絶滅したが、飼育されているアオコンゴウインコはまだ60〜80羽が存在している。

424 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/100100424/
動物
眠っている鳥の涙を飲む蛾を発見、世界で3例目
わざわざ鳥の目から水分を補給するのはなぜか?
2018.10.01

 ブラジル、アマゾンのジャングルで、眠っている鳥の涙を飲む「ガ」が見つかった。同国では初めての報告で、世界的に見ても、これが3例目だ。

 ガやほかの動物の涙を飲む姿は、これまでにもたびたび目撃されてきた。これは、必須栄養素である塩分を得るためだと考えられている。
塩分は植物の蜜には含まれておらず、他の場所では見つけるのが難しいからだ。(参考記事:「ワニの涙をすするチョウとハチ」)

 鳥の涙も、同じ理由で狙われたのかもしれない。しかし、今回目撃された地域では、近くの川が毎年はんらんし、多くの塩分が土壌から
水に溶け出している。つまり、塩分は簡単に手に入る。このため、9月17日付けで学術誌「エコロジー」にこの発見を発表した、
ブラジル、マナウスにある国立アマゾン研究所の生物学者レアンドロ・モラエス氏は困惑している。

「こうした環境にありながら、なぜこれらのガは鳥の涙を飲んで塩分を補給しているのか、非常に興味深い問題です」と同氏は話す。

めずらしい光景

 モラエス氏は、夜中に両生類や爬虫類を探している時に、鳥の涙を飲むガを発見した。アマゾン、ソリモンエス川沿いの森の中で、ヤガ科に属するガ、G
orgone macareaが、クロアゴアリドリの首にとまっているのを見つけたのだ。眠っている鳥に出くわすことさえ珍しいと同氏は言う。

「しかし、一番驚いたのは、ガが鳥の目の中に口吻を差し込んでいることに気づいた時でした」

 ガは、口の一部である長い管状の口吻を、ストローのように使って液体を吸う。以前マダガスカルで発見された、鳥の涙を飲む別のガの口吻には、
涙を飲む際に体を固定するのに役立つと思われる突起があるが、これがアマゾンで見つかったガの口吻にもあるかどうかは、まだわかっていない。
しかし、口吻は十分に長く、鳥が目を覚まさないよう、かなり離れた所からでも涙を飲める。(参考記事:「授粉にまつわる植物と動物の驚異の生態」)

425 :
 通常は、ガがこの「ストロー」を使って動物から何かを吸うことはない。涙を飲むガが新たに発見された地域の熱帯雨林では、
チョウやガが川のはんらんで浸水した土壌の近くに集まり、口吻を使って塩分を含んだ水をすする。

 しかし、水が引くと、塩分を含んだ水も他の場所へ流れてしまい、昆虫は塩分補給に困ってしまう。「ある時期にある地域で塩分の
供給源が不足することにより、ガは鳥の涙から塩分を得ようとするのかもしれません」とモラエス氏は話す。

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/100100424/?P=2
 あるいは、ガは別の種類の栄養を求めているのかもしれない。タンパク質だ。通常、ガは植物の蜜からタンパク質を摂取しているが、
涙にはアルブミンとグロブリンという2種類のタンパク質が含まれているため、これを吸うことで、サプリメントのように栄養を補っている
可能性がある。タンパク質の摂取量が増えると、より長く飛べるようになり、繁殖能力が向上し、寿命が延びると考えられる。

「脊椎動物の体液は、主要な代替タンパク質源です」と同氏は言う。たとえば吸血ガは、動物や人間の血をえさとする。

涙を飲まれた鳥に危険はないのか?

 ガが涙を飲む目的が何であれ、涙を飲まれた鳥に影響があるのかどうかは、解明する必要がある。ガは鳥の睡眠中を狙っており、
鳥が不快感を示さないことから、涙を飲まれても気にしていないと考えられる。
「通常、眠っている鳥は、危険を感じるとすぐに目を覚まして逃げ出します」とモラエス氏。

 しかし、涙を飲む行為自体が、鳥に危険をもたらす可能性はある。涙を飲むガは、ウシやスイギュウなどの家畜の目をつつく際に、
目の病気を媒介している疑いがある。(参考記事:「目から寄生虫が次々と、14匹を摘出、初の感染例」)

426 :
 涙を飲む昆虫は、ガだけではない。昨年、スリランカで涙を飲むハリナシミツバチを初めて報告した米カンザス大学のマイケル・エンゲル氏によると、
さまざまな昆虫が涙を飲む、新たな報告例が増えているという。

 しかしながら、世界最大の熱帯雨林で、約1300種の鳥や推定250万種にも及ぶ昆虫など、信じられないほど多様な動物が生息する
アマゾンのジャングルでの目撃報告は、めったにない。

 涙を飲む行動のほとんどが、アフリカ、アジア、マダガスカルの熱帯地域で目撃されている。「涙を飲む行動は多様であると考えるべきですが、
今はまだほとんど知られていません。今回の発見により、その興味深い行動の生物地理学的な範囲が広がりました」とエンゲル氏は話す。

 モラエス氏はアマゾンでのフィールドワークを続け、自分の周囲を注意深く観察するつもりだ。「今回の報告は、アマゾンに生息する
2種の動物が関わっている一例に過ぎませんが、このおかげで、他にも何千もの未知の生態学的な関係が存在することに、思いをはせるようになりました」

427 :
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/40601.php
世界で昆虫が急速に減少していることがわかった──プエルトリコで約40年間で60分の1に
2018年10月23日(火)11時02分
松岡由希子

世界中で昆虫が減少している Ines Carrara-iStock

<プエルトリコの熱帯雨林の節足動物が約40年間で60分の1に減少し、ドイツでは27年間で76%減少していることがわかった>
プエルトリコの熱帯雨林で、60分の1に減少

カリブ海に浮かぶプエルトリコの熱帯雨林で、1970年代半ば以降、気温が2度上昇し、昆虫やヤスデ、ワラジムシなどの節足動物のバイオマス
(生物量)が1970年半ばに比べて60分の1に減少していることが明らかとなった。

米レンセラー工科大学のブラッドフォード・リスター博士は、1976年と1977年、プエルトリコ北東部のルキリョ熱帯雨林で、粘着テープと捕虫網を使って節足動物を採集し、
そのバイオマスを測定していた。そして、2013年と2014年にも同様の採集と測定を実施し、1976年および1977年の測定データと比較した結果を、科学誌「米国科学アカデミー紀要」で公開した。
変温動物は気候温暖化に弱い

この研究論文によると、2013年1月にルキリョ熱帯雨林の地表や林冠で粘着テープを使って採取された節足動物のバイオマスは、1976年7月に比べて60分の1に減少し、
地上の捕虫網で採取した節足動物のバイオマスも8分の1に減った。節足動物の減少に伴って、これらを食料とするトカゲ、カエル、鳥類も減少していることが確認されている。

熱帯雨林で生息する節足動物などの変温動物は、1年中、安定的な気温に順応していることから、気候温暖化に弱いとみられている。リスター博士を中心とする研究チームは、
1976年から2013年までの間に平均の最高気温が2度上昇している点にも注目し、気温の上昇に伴って節足動物が明らかに減少していることも突きとめた。

428 :
エルニーニョ現象が熱帯雨林の節足動物に影響している面もあるものの、研究チームでは「節足動物の減少をもたらしている主たる要因は気候温暖化である」と
結論づけたうえで「節足動物の減少によって、熱帯雨林の食物網を破壊するおそれがある」と指摘している。
欧州でも急速に昆虫が減少している

欧州でも、昆虫の数が急速に減少している。蘭ラドバウド大学のキャスパー・ホールマン博士らの研究チームが2017年10月に発表した研究論文によると、
ドイツの自然環境保全地域63カ所で飛翔性昆虫が1989年から2016年までに27年間で76%減少した。

リスター博士の研究成果は、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「地球全体の気温が2度上昇すると地球環境にとって深刻な脅威となる」との
見解を裏付けるものでもあり、プエルトリコの熱帯雨林から私たちに向けられた"警告"として重く受け止めるべきかもしれない。

429 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/102600241/
アフリカでワニの新種が見つかる、80年ぶり
800万年前にできた火山に分断され、別々の進化を遂げていた
2018.10.26
アフリカの中央部で、新種のワニが発見された。ワニの新種が正式に記載されるのは、じつに80数年ぶりのことだ。(参考記事:「イヌ属で150年ぶりの新種見つかる」)

 カメルーンからタンザニアにかけての広大な場所に生息するこのワニは、Mecistops leptorhynchusと名付けられ、10月24日付けの学術誌「Zootaxa」に論文が掲載された。

 この種はこれまで、西アフリカに生息するアフリカクチナガワニ(学名:Mecistops cataphractus)と同じ種だと考えられてきた。アフリカクチナガワニの学名が変更
されることはない見込みだ。今回の新種記載によって、現在、近絶滅種(critically endangered)に分類されているアフリカクチナガワニの生息数はさらに減少することになる。

 論文の筆頭著者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもある米フロリダ国際大学のマット・シャーリー氏は、現在のアフリカクチナガワニの野生での
生息数をわずか500匹と推定している。(参考記事:「凶暴なナイルワニが侵入、ルート不明、米フロリダ」)
800万年以上前に分断されていた

 シャーリー氏によれば、アフリカクチナガワニのウロコは大きくて重く、皮膚も固いが、新種M. leptorhynchusの外見の印象はより柔らかくなめらかだ。
また、アフリカクチナガワニの頭部には骨が隆起している部分があるが、M. leptorhynchusにはそれがない。

 だが、何より大きな違いは遺伝子にある。論文によると、2つの種の遺伝子が分かれたのは800万年以上前、現在のカメルーンにあたる場所に
火山群ができたころだ。火山活動によってこの一帯の往来を妨げる山ができ、それ以来遺伝子の交流が途絶えることとなった。

 こうして地理的に隔てられたことで2種はそれぞれ独自の進化を遂げた。現在では、特定の重要な遺伝子の塩基対が5%以上も異なっているという。

430 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/102600241/?P=2
失われていたタイプ標本

 近年、ワニの分類を見直す動きはほかにもある。たとえば、米国自然史博物館のジョージ・アマート氏は、コビトワニは1種ではなく3つの種に
分かれることを示しているし、シャーリー氏とアマート氏のグループは、ナイルワニに2つの異なる種が存在することを見つけた。

 しかし、シャーリー氏によると、正式な記載と命名の手続きが行われたのは、1935年以降でM. leptorhynchusが初めてだ。米アイオワ大学や
米フロリダ大学の助けを借り、世界中の博物館のたくさんの標本を選別するという作業も行われた。シャーリー氏自身も、アフリカ14カ国を
巡る徹底的な現地調査を実施した。

 この作業は大変だった。西アフリカの種M. cataphractusについて、公式にこの種を定義する「タイプ標本」がどこにもなかったからだ。
責任はナチスにある。シャーリー氏によると、第二次世界大戦中、ドイツ軍の爆撃機が英ロンドン自然史博物館を攻撃した際、このワニのタイプ標本が
破壊されたらしいという。そのため、新しい標本を指定せざるをえなかった。さらに、M. leptorhynchusのタイプ標本が、種を判別しづらい
若い個体であるということも、作業を困難にした。(参考記事:「世界を変えた航空戦「バトル・オブ・ブリテン」」)

431 :
西アフリカの種は絶滅寸前

 今回の研究は、既存種と新種のどちらのワニの保護活動にもつながるはずだが、特に対応が急がれるのが西アフリカのアフリカクチナガワニだ。
シャーリー氏らは、コートジボワール政府やガーナ政府、そしてさまざまなNGOと協力し、アフリカクチナガワニを飼育して野生に帰す活動を行っている。
もっとも大規模な取り組みが行われているコートジボワールの動物園では、現在30匹以上のワニが飼育されている。

 生息地の喪失や密猟は、両方の種に影響を及ぼしている。残されたアフリカクチナガワニは少なく、とても見つけづらい。シャーリー氏は、
「何カ月も何年も」かけてこのワニを探してきたが、最終的にDNAのサンプルを採取できたのは、わずか15匹から20匹だった。
(参考記事:「ワニを殺してワニを守る、矛盾抱えるワニ猟に密着」)

 状況は今までになく切迫している。シャーリー氏は、「絶滅の危機はすぐそこまで迫っています。いつ消えてしまっても不思議ではないのです」と
話している。(参考記事:「世界最大のオアシス、国境を隔てた水源を守れるか」)

432 :
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11313.php
獲物の頭部を収集するコレクター・アントの謎

Ants in Florida Collect Skulls to Decorate Their Nests
2018年11月19日(月)18時30分
ハナ・オズボーン

フロリダアリの巣にはなぜアギトアリの頭がたくさんあるのか60年以上謎だった Starvingphotographer-REUTERS

<60年間謎だったフロリダ州のアリの不思議な「風習」の謎が一部だが解けた>

米フロリダ州に生息するヤマアリの一種に、科学者の注目が集まっている。このアリはもともと、種類の違うアリを殺した後、切断した頭部で巣を飾り付ける、
という謎の「風習」で知られてきた。今回新たに、そのヤマアリが攻撃時に化学物質を分泌して獲物に偽装(化学擬態)し、毒性の蟻酸をかけてRことが明らかになった。

「フロリダアリ」という名のこのアリは、60年以上前から科学者らの研究対象になってきた。生息地は米南東部に限られ、フロリダ州全域および
アラバマ州とジョージア州の一部で見られる。

フロリダアリの発見後すぐ、科学者たちはその巣が大顎を持つアギトアリの頭部で一杯になっていることに気が付いた。アギトアリは、恐ろしい捕食者として
知られるアリなのにもかかわらずだ。そのため当初は、アギトアリが使わなくなった巣にフロリダアリが引っ越したせいではないかと考えられた。

フロリダアリはアギトアリに特化した捕食者ではないか、という仮説もあった。

国際社会性昆虫学会の機関紙「Insectes Sociaux」に11月16日に掲載された論文で、米ノースカロライナ州立大学のアドリアン・スミス准教授は、
フロリダアリがアギトアリを攻撃する際に何が起きるのかを観察。その結果、フロリダアリはアギトアリと同じ化学物質を分泌して化学擬態することを発見した。
獲物の身体を覆うロウと同じロウを作ってまとうのだ。

433 :
カメラが、次に何が起きるかを記録していた。フロリダアリはアギトアリに毒性の蟻酸をかけて動けなくした後、死骸を巣穴に引きずり込み、切断した。
死体を運んで頭部を切断

「この行動で、フロリダアリの巣の中に多くのアギトアリの頭部があったことの説明がつく。60年以上ぶりだ」と、論文にはある。

この2種類のアリの進化関係や、フロリダアリが頭部を飾る行動でどんなメリットを得られるかを理解するためには、今後さらなる研究が必要だとスミスは言う。
「今、フロリダアリは我々が知る中で最も化学的に興味深いアリだ」と彼は言った。「これまでは死んだアリの頭部を集める不気味なアリの一種、
くらいにしか見られていなかった。それが今や、化学擬態の進化を理解するためのモデル生物になるかもしれない」

その日まで「フロリダ州のへんな生き物リストに加えておこう」、とスミスは言った。

434 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/120300527/
昼に活動するコウモリを発見、夜行性の謎を解く?
「コウモリは鳥に追われて夜行性になった」説を支持
2018.12.04

 東南アジア、マレー半島の東30キロの沖合に浮かぶティオマン島は、熱帯雨林に覆われた小さな島。陸上を歩くナマズや空を飛ぶヒヨケザルなど、
たくさんの珍しい動物が暮らしているが、つい最近も奇妙な行動をする動物が見つかった。昼間に狩りをするコウモリだ。(参考記事:「“空飛ぶサル”は2種だけではなかった ヒヨケザル」)

 世界を見渡すと、ほぼすべてのコウモリが夜に狩りをする。ところがティオマン島では、数匹のブライスキクガシラコウモリが真昼に昆虫を追いかけて飛ぶ姿が、
連日観察されたのだ。

「とりわけ興味深い、ありえない行動です」と、2018年2月、学術誌「Mammalia」にこのコウモリの昼間の狩りについての論文を発表した、
米ジョージ・メイソン大学の大学院生マーカス・チュア氏は言う。

 昼間に活動するコウモリが見つかったのは、これが初めてではない。ほかにも昼行性コウモリについて3つの例が報告されているが、いずれもコウモリたちが
暮らすのは“島”だ。この共通点を、科学者は見逃さなかった。それどころか、進化における大いなる謎を解く手がかりととらえた。
なぜコウモリは夜行性になったのかという謎だ。(参考記事:「コウモリやナマケモノはなぜ逆さまでも平気なのか」)
鳥に追われて夜行性に?

 地球上に生息するコウモリは、およそ1400種。果物や花の蜜、虫、そしてときにカエルを食べるが、ほぼ例外なく夜間に狩りをする。

 40年以上前から提唱されている一つの仮説は、「コウモリは鳥に追われて夜行性になった」というもの。ツバメのように、コウモリと同じ獲物(昆虫など)を
食べる鳥たちに追いやられる、あるいはタカやハヤブサなど、コウモリを捕食する鳥に追いやられることで、コウモリが今日の姿に進化した5400万年前には、
すでに夜行性になっていたとする仮説だ。

435 :
もう一つ、「コウモリが熱に弱いため夜行性になった」とする説もある。黒くて薄い翼が太陽光線を吸収しやすく、昼間に外にいると高温に
なり過ぎる恐れがあるというものだ。

英アバディーン大学の動物学者ジョン・スピークマン氏は、約30年前にコウモリの夜行性に関する研究を始めた。同氏はこれらの仮説を検証するため、
コウモリの天敵がいない、コウモリと獲物が競合する動物がいない、あるいはその両方がいない島を探した。

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/120300527/?P=2
 そして、ポルトガルの西の沖にあるサン・ミゲル島を研究場所に選んだ。この島には昆虫を食べるコウモリ、アゾレスヤマコウモリが生息し、昼間に飛ぶ姿が
よく見られることが知られていた。また、同島には競合したり天敵となる鳥がほとんどいないので、最初に調査する場所に適していると思われた。

「コウモリが夜行性である理由を理解しようとするには、昼行性のコウモリを観察して、何をしているのか、何が起こっているのかを知る必要があると考えたのです」
とスピークマン氏は話す。同氏の研究チームはサン・ミゲル島を訪れるとすぐに、日中に飛んでいるコウモリを実際に見つけたと言う。
(参考記事:「【動画】雪の中で冬眠するコウモリ、初報告、日本」)

「例外」が仮説を支える

それぞれの仮説は、ほかのいくつかの島々でも検証された。
1995年、スピークマン氏は高温説を検証するために、学生をサモアに派遣、気温が上昇する日中に活動する固有種サモアオオコウモリを調査した。

サモアオオコウモリが果物を食べに現れる時間と島の1年間の気象の変化を比較したところ、サモアオオコウモリは、最も暑い時間を必ず避けていたが、
日射しのある中でも現れることが頻繁にあったとスピークマン氏は言う。このことから、コウモリが高温を避けて夜行性になったという仮説は正しくない可能性が考えられた。

一方、捕食者か競合者、またはその両方がいない場合、コウモリは昼間に活動することができる。これは、昆虫を食べるコウモリにとって特に理想的なケースだ。昆虫は、日中の方が100倍近くも多いからだ。

「これがまさに、いくつかの島で起きている状況です」とこの研究に後から加わったイタリア、フェデリコ2世ナポリ大学の動物生態学者ダニロ・ルッソ氏は話す。

436 :
2009年?2010年、同氏の研究チームはガボンのすぐ西に浮かぶサントメ島を訪れた。同島に生息するノアックカグラコウモリの活動を記録することが目的だ。
この島には肉食の鳥がいないため、コウモリが日中に現れるのではないかと考えられたからだ。予想通り、ノアックカグラコウモリは決まって午前9時から午後3時か4時ごろまで狩りをすることがわかった。

「昼行性のコウモリという例外が、コウモリは敵を避けて夜行性になったとする仮説を支持しているのです」とルッソ氏は言う。(参考記事:「メキシコ肉食コウモリの飛翔 撮影の真相」)

次々と見つかる手がかり

 コウモリが夜行性になった原因は捕食関係にあるらしいという点には、それぞれの科学者は同意している。

 しかし、今回の論文については、慎重な姿勢を崩していない。昼行性のコウモリが生息している島であっても、その島にすむ別のコウモリは夜行性の場合もある。また、
昼行性のコウモリのサンプル数がわずかしかないことを考慮すると、確信を持って何かを言うことは難しい、とスピークマン氏は話す。

 それでも、ティオマン島での発見のように、コウモリの夜行性に関する謎を解き明かす新たな手がかりは、次々と見つかっている。チュア氏は語る。
「今回の発見が示しているのは、コウモリの適応力は、私たちが考えていたよりもはるかに高い、ということだと思います」

437 :
WWF=世界自然保護基金は、東南アジアを流れるメコン川の流域で、去年1年間に157種もの動植物が新種と確認されたと発表しました。映画の登場人物の
名前をとって「スカイウォーカー」と名付けられたサルなど、ユニークな名前が付けられた生き物もあります。

WWFは生物多様性の宝庫として知られるメコン川の流域で毎年、生態調査を行っていて、このほど、去年1年間の調査結果を発表しました。

それによりますと、新種と確認された157種の内訳は、植物が91種、は虫類が26種、魚類が23種、両生類が14種、ほ乳類が3種となっています。

このうちミャンマーで見つかったテナガザルは、新種と確認されるまでに10年ほどかかったことから、映画「スターウォーズ」の登場人物の修行の日々や
苦難になぞらえて「スカイウォーカー・フーロックテナガザル」と名付けられました。

このほか、金髪が特徴のコウモリは、アメリカの芸能人の名前をとって「ランス・バス・コウモリ」と呼ばれています。

メコン川流域で確認された新種の生き物は、調査が始まった1997年からこれまでに2600種を超えた一方、急激な経済成長に伴う開発で環境破壊が
深刻化しているため、WWFは「多くの未知の種が発見されないまま絶滅するおそれがある」としてより徹底した保護を訴えています。

ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20181216/K10011748711_1812160045_1812160501_01_02.jpg

NHKニュース
ttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20181216/k10011748711000.html

438 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/121400552/
絶滅と思われたカエルを再発見、13年ぶり、南米
オタマジャクシにならず、母の袋の中で卵が孵化、エクアドル
2018.12.17
 10年以上目撃されていなかった謎めいたカエル、ツノフクロアマガエル(Gastrotheca cornuta)がエクアドルの森に現れ、生物学者たちを喜ばせている。

 このカエルの外見は独特だ。金色の目をしていて、その上には角のような皮膚の突起がある。夜行性で木の上にすんでいるが、なんといっても、
カンガルーに似た奇妙な子育てを行うことで知られている。卵は母親の背中にある袋の中で孵化し、オタマジャクシではなく、親と同じ形をした
子ガエルになって出てくるのだ。(参考記事:「一挙紹介、子どもを背負う動物たち」)

 カエルが見つかったのは、エクアドル西部にあるチョコ地域の、コタカチ・カヤパス生態系保護区に隣接する人里離れた場所だ。
そこを調査していた環境保護団体「トロピカル・ハーピング」の生物学者たちは、正体不明のカエルの鳴き声を耳にして、
懐中電灯をヤシの木に向けた。(参考記事:「カタツムリを「吸う」新種ヘビ5種を発見、南米」)

 鳴き声の正体がツノフクロアマガエルであることは、光る目からわかった。そこに居合わせた生物学者の一人、セバスチャン・ディ・ドメニコ氏は、
「興奮のあまり、飛び跳ねてしまいました」と言う。彼らは、袋の中に子どもがいるメスを含めて4匹のツノフクロアマガエルを集めることができた。
つまり、いまや希少となってしまったが、健全な森には、一定の個体数のツノフクロアマガエルがしっかりと生息している可能性があるのだ。

 エクアドルは、多様な両生類の宝庫として知られている。同国内には少なくとも589種類の両生類が生息し(新種も毎年発見されている)、
そのうち45%は固有種、すなわちエクアドルだけに生息する種類だ。(参考記事:「トゲ肌からツル肌に早変わりする新種カエルを発見」)

439 :
森林減少率は南米第1位

 だが、彼らは危険にさらされている。国連食糧農業機関(FAO)によると、エクアドルの森林減少率は南米第1位で、森林が毎年
約2%ずつ消失している(南部では3%近い)。さらに、エクアドルは中南米第2位のパーム油輸出国で、アブラヤシやカカオ、
バナナのプランテーション、道路建設、農業、鉱業などの企業活動も拡大している。(参考記事:「アフリカの小国ガボンで
探る新しいパーム油生産」)

「絶滅したと思われていたツノフクロアマガエルのような希少なカエルが見つかったことは驚きであり、希望がもてます」とルイス・コロマ氏は話す。
コロマ氏は、エクアドルの首都キトを拠点とする両生類の研究保護団体「セントロ・ハンバトゥ」を率いている。同氏によると、
エクアドルにいる他の少なくとも5種類のフクロアマガエルの仲間は、ここ30年以上目撃されていない。(参考記事:「新種のカエルを発見、
オタマジャクシにならず」)

「気候変動や致命的な病原体であるツボカビなどは、比較的新しい深刻な脅威です。生息地の喪失という従来からの脅威も続いています。
ツノフクロアマガエルは、その両方を生き延びたのです」とコロマ氏は言う。ただし、今後も生き延びられるとはとても言えない、とも付け加える。
(参考記事:「「カエルの楽園」で致死的なカエルツボカビを発見」)

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/121400552/?P=2
エクアドルの自然保護事情

 エクアドルの自然保護制度は比較的強力だ。名目上、国土の少なくとも20%は伐採や開発ができない地域に指定されている。しかし、
取り締まりが緩い場合もあり、国立公園の中でさえ伐採が急速に進んでいると指摘する保護活動家もいる。チョコ地域で活動している
いくつかの団体は、それに対抗するため、保護区域のすぐ外側にある土地を購入したり、伐採された場所に植樹したりする活動を行っている。
その費用をまかなうために、エコツアーも開催している。「トロピカル・ハーピング」はそのひとつだ。

440 :
一度に購入できる土地は限られているため、完璧な解決策とは言えない。しかし、「ひとまず緩衝地帯を設けて開発を防ぐというのは、
効果的な方法です」と話すのは、これまでにツノフクロアマガエルの当面の生息地を含む200平方キロメートル余りの土地を
購入している「ホコトコ基金」の代表、マーティン・シェーファー氏だ。寄付は誰でも行うことができる。200ドルで約4000平方メートルの
土地を購入でき、基金も同額を拠出する。

もちろん、地元の土地所有者全員がカエルの絶滅や森林の消失を気にかけているとは限らない。「生き残るために必要なことだけを
する人もいます。それは、森林を伐採する会社に土地を売ることなのかもしれません」とディ・ドメニコ氏は言う。しかし、自然保護活動に
協力してくれる人もいるという。「地元の人々が自然保護活動に参加すると、アイデンティティやつながりを感じ、動物たちのことを
気にし始めてくれるのです。私はその様子を直接見てきました」

同氏がこの地域でエコツアーを開催するときは、「何も壊さず、もっとよい方法で、生物多様性には人々に益をもたらす価値があります」
というメッセージを伝えようとしているという。

アマゾンにも匹敵する生物多様性

 正式にはトゥンベス・チョコ・マグダレナ生態地域と呼ばれる一帯は、東側はアンデス山脈に接し、北はコロンビアを抜けてパナマまで、
南はペルー北西部までのびている。ツノフクロアマガエルの生息地はその一部で、エクアドルでもっとも手つかずの低地雨林が残されており、
ジャガーなどの貴重な最上位捕食者も生息する場所だ。しかし、ここは世界でも特に危険にさらされている場所の一つでもある。
「チョコの生物多様性はアマゾンにも匹敵するほどです。しかし、ほとんど調査は行われておらず、急速に消滅しつつあります」と
ディ・ドメニコ氏は言う。(参考記事:「世界はアマゾンを救えるか、はびこる闇と負の連鎖」)

 だからこそ、この地域を優先的に保護すべきだと主張する生物学者もいる。前出のマーティン・シェーファー氏は訴える。

「この珍しいカエルもそうですが、チョコの野生生物を救えるときは今しかありません」

441 :

14.9416667,98.6438889,3a,75y,90t/data=!3m8!1e2!3m6!1sAF1QipPpn3hjk-JEChtPXlOcuNcUP2zrnoOj
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1d98.664894!2d14.932808!3m4!1s0x30e68346d5de383f:0x102b9d4b5e01b1c4!8m2!3d14.9416667!4d98.6438889

トンパプーン県はタイとしては年間雨量が多い、でもやっぱりサバンナって言われがち
でも、こんな湿地があったりすると思いも掛けんものがいるって事か

442 :
ニューギニアの首都ポートモレスビーとその周辺は年間雨量が少ない
ニューギニア南東部は首都の対岸に行くと年間雨量が2.5〜5倍になるが

でも対岸まで行かなくても、同じ海岸でも標高800mまで上がれば
ttps://ceb.wikipedia.org/wiki/Varirata_National_Park
Varirata National Park
平均気温21℃、年間雨量2449o、最少雨月雨量72mmとまあ亜熱帯多雨林
自分はケッペンと吉良バイオームをごっちゃにしてあるいは切り替えながら見るのが好きかな

乾燥気味だと思ってた所の傍でも山があればいきなりこうなる場合もある訳か

でもニューカレドニアなんて西海岸は山に登っても最後まで乾燥してるらしいので、この方法が
100%うまく行くわけではない

443 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021300101/
スローロリスのかわいい顔 怖い意味があった
愛らしい顔が印象的なスローロリス。ほかの動物に違うメッセージを送っている
2019.02.14
 テディベアのような目、ボタンのような鼻、レッサーパンダとナマケモノを合わせたような顔――ジャワスローロリスは、その愛らしさは一ニを
争うと言ってもいい動物だ。ところが、人間の目にはかわいらしく映っても、ほかの動物は、スローロリスの顔を危険を警告する信号として
受け取っている可能性がある、という。 (参考記事:「【動画】絶滅危惧のスローロリス、ペットから森へ」)

 スローロリスは東南アジアに生息する小型のサルで、霊長類で唯一毒を持つ。毒は唾液に含まれており、ひじの内側にも毒腺をもつ。
(参考記事:「新種スローロリスを発見、ボルネオ」)

「唾液とひじの2つの毒を混ぜると、毒性はさらに強くなります」と英オックスフォード・ブルックス大学の保護生物学者、アナ・ネカレス氏と話す。

 恐ろしい武器を持つ一方で、スローロリスは体が小さく動きも遅い(スローロリスのスローは「遅い」からついた)。これがスローロリスの戦略だ。
自分が危険な存在であることを、他の動物に知らせることができれば、争いに巻き込まれることはないからだ。

「こうした戦略をもつ動物は多いです。たいてい、自分の強さや優位性を示すために色を使います」とネカリス氏は言う。

 こうした色を「警戒色」という。警戒色をもつことで知られる動物は多様だ。スカンクやアナグマなどの哺乳類、鮮やかな色をしたヤドクガエルも
そうだ。意外なところではテントウムシも毒をもつ。 (参考記事:「色覚のない敵に「派手さで警告」は通用するか?」)

若い個体ほど目立つ顔

 ネカリス氏らが先日、学術誌『Toxins』(2019年2月5日付)に発表した論文によると、8年かけて200体以上のスローロリスを「キャッチ・アンド
・リリース方式」で調査した結果、ジャワスローロリスの顔の模様が警戒色の基準に合うことが判明したという。

 スローロリスの顔を見てみよう。顔の模様は、一番危険な部位である口に注意を引き寄せるようになっている。

444 :
これはイヌワシ、ニシキヘビ、オオトカゲ、オランウータンといった、スローロリスの捕食者の視覚に高い効果を発揮する。この発見が
私たちに教えているのは、ほかの動物たちには当たり前の話に過ぎないということだ。

 ネカリス氏はスローロリスを「愛らしく、小さな、ふわふわとした『死の毛玉』」と表現した。

 ネカリス氏らは、研究を通じて、スローロリスの別の特徴も見つけた。若い個体は年長の個体よりも攻撃的だというのだ。

 25年間スローロリスを研究してきたネカリス氏は、長年スローロリスの年齢による行動の違いを感じていた。2歳以上の成体は
一般に捕獲しても暴れない。しかし、若い個体(1?2歳)は注意が必要だ。

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021300101/?P=2
「若い個体は、私たちをR気で向かってきます。見た目以上に力は強いですし、叫び声を上げる個体もいます。口の中に、毒のある唾液も
しっかりため込んでいます」とネカリス氏。
 若い個体が激しく抵抗すると身体測定すら、ままならないという。

 ネカリス氏ら研究者は8年かけてスローロリスの攻撃性のレベルを記録。若い個体には「魔の二歳児(日本で言うイヤイヤ期)」とでも
呼ぶべき時期があることを発見した。しかも興味深いことに、若い個体のほうが、顔の模様のコントラストが強い傾向が見られるというのだ。
(参考記事:「【動画】攻撃的な犬はホルモンに違い、改善に光」)

 このことは、スローロリスの顔の模様は外敵に対する警告以外に、別の目的があることを示している。

 例えば、ジャワスローロリスは、オスとメスがつがいで暮らし、森の中でサッカー場ほどの広さのなわばりをつくる(残念ながら、
インドネシアのジャワ島は、農業や開拓で森が減っており、今以上の数のスローロリスが住める余地は残されていない)。
一組のつがいは、同じ縄張りで最長8年間暮らす。つまり、若いスローロリスは自分のなわばりを持つためにライバルと闘わなければならない。
(参考記事:「コモドドラゴンの生息地が広がらない意外な理由」)

「若い個体はけがが多いです。肉が壊死するほどひどい傷も時々見られます」

445 :
ネカリス氏は、若いスローロリスは自分のなわばりを勝ち取り、なわばりを守り続けることが重要だったので、スローロリスは進化の過程で
自分の毒と強さを顔の模様で周囲に知らせることにしたのではないかと、考えている。

ライバルとの争いにも模様ですごむ

 米カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の進化行動生態学者、テッド・スタンコウィッチ氏は、スカンクからジャイアントパンダまで、
多くの動物の警戒信号を研究してきた。スタンコウィッチ氏によると、警戒信号は通常、捕食者に対してしか使われないという。
(参考記事:「SNSに惑わされるな、飼うとヤバい動物10種」)

「スローロリスが、自身の毒を捕食者だけでなく同種の成体に対しても活用しているとすれば、非常に珍しい例です。警戒信号をうまく利用した妙案と言えるでしょう」

 スタンコウィッチ氏は、ネカリス氏らの研究に関して「興味深く信頼性も高い」としながらも、もう少し踏み込んでスローロリスの毒性も計測し、
若い個体が攻撃的で顔の模様のコントラストが強いのと同じように、毒も若い個体のほうが強いのかを確かめればもっと良かったと述べている。

 スローロリスは年をとるにつれ警戒信号が変化する。警戒信号を使うほかの動物たちには、そうした現象は見られないからだ。
「スカンクは生まれたときから白い縞の毛皮で、一生、その模様のままです。ほかの肉食動物も同じだと思います」とスタンコウィッチ氏は言う。

 体が小さい、捕獲されやすい、なわばりを求めて動き回るために攻撃されやすいなど、若いスローロリスは成体と比べると、
自身が持つ毒と攻撃性を周囲にアピールする理由がたくさんあるという可能性もある。

 「生物の進化とは、例外なく複雑なものなのです」ネカリス氏は結んだ。

446 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021200099/
ブラジルでカマキリを続々発見、おそらく新種
立派な角をもつカマキリも、「カマキリ・プロジェクト」の成果
2019.02.17
 南米ブラジルの沿岸部に広がる森林で、新種と見られるカマキリが次々に見つかっている。この地域の森は、20世紀のあいだにおよそ
90%が失われてしまったが、十分な調査が行われておらず、世界屈指の生物多様性を誇ると考えられている。

 調査しているのは非営利団体「Projeto Mantis(カマキリ・プロジェクト)」の研究者グループ。ナショナル ジオグラフィックの支援を受け、
この森を複数回にわたって調査、発見された新種と見られるカマキリは5?7種に上る。
 特に印象的なのは、頭に角のような不思議な突起をもつカマキリ。2017年のクリスマス直前、リオデジャネイロの北東にある
グアピアス生態系保護地域で見つかった。チームを率いていたレオナルド・ランナ氏によると、夜間に明るい照明で虫をおびき出したとき、
光沢のある赤い脚と見事な一本の角を持つ手のひら大のカマキリが現れたという。(参考記事:「花に擬態したカマキリの
雌雄が似てない理由を解明」)

「あまりに立派な姿だったので、とても驚きました」とランナ氏は言う。これはZoolea属のカマキリだが、新種である可能性が高いという。
よく似た角をもつカマキリは、これまでもいくつかの種が確認されているが、まだ知られていない新種もたくさんあると見られている。
チームは新種かどうかを突き止める考えだが、それには時間をかけて博物館の標本と丹念に比較する作業が必要だ。

角は何のため?

 カマキリの頭に立派な角がついている理由ははっきりしないが、擬態のためではないかと考えられている。ランナ氏は、「シルエットを
ごまかすため」である可能性があるという。つまり、捕食者の目に入っても、獲物の頭ではなく、木の芽などの(食べられない)別のものに
見せているのかもしれない。(参考記事:「ギャラリー:姿を隠す動物たち 写真43点」)

 カマキリは身を隠すのがとてもうまい。ランナ氏らは、狙いを定めてカマキリを探すため、狭い範囲を明るく照らせる懐中電灯をもって
夜の森を歩き回っている。(参考記事:「魚を食べるカマキリを発見、科学者も驚く視覚」)

447 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021200099/?P=2
 研究者グループは、リオデジャネイロ近郊でも新種のカマキリを収集した。このカマキリについての論文は、ペルーのサン・イグナシオ・
デ・ロヨラ大学に在籍するカマキリ専門家、フリオ・リベラ氏が中心となって執筆を進めている。リベラ氏は「Projeto Mantis」のチームとも
連携して研究や調査を行っている。

 このカマキリもかなり大型で、頭の上に複数のこぶがついており、それが集まって小さな角のように見える。Vates属の新種と見られ、
今まで主にアマゾンの熱帯雨林に生息すると考えられていた。現在、チームはこの新種の種名について検討している。

「こんな大きな昆虫がこれまで気づかれることなく生息していたなんて、とても信じられません」とリベラ氏は話す。

 新たに見つかったカマキリたちのなかで特に目立つ一種は、リオデジャネイロの西にあるかなり標高の高い草地で見つかった。ランナ氏によれば、
「風の中で優雅に触角を動かしていた」という。赤とオレンジの色が特徴的なこの大型カマキリは、Coptopteryx属のカマキリに似ている。ただ、
この属のカマキリは近隣の国の乾燥した低地で見つかることが多いので、こちらも新種である可能性が高そうだ。
(参考記事:「実はすごい、知られざるカマキリの秘密」)

 なお、研究のためにカマキリを殺している研究者もいるが、ランナ氏のグループは違うという。生きたまま放すか、飼育するか、死んでから
採取するかのいずれかにしている。

 リベラ氏によると、カマキリは生態系の大事な一員であるのはもちろんだが、同時にカリスマ性をもっていると言う。大きな目、獲物を狙う
独特なポーズ、そして華麗な一撃を加える前肢を持つカマキリは、人々の心をとらえて放さない。

「カマキリは、私たちの目を昆虫の世界に向けてくれます」とリベラ氏は言う。「そして、たくさんのことを教えてくれるのです」(参考記事:「カマキリは人生の師匠」)
文=DOUGLAS MAIN/写真=LEONARDO LANNA/訳=鈴木和博

448 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021900112/
角もつタランチュラ アフリカで新種で発見
背中に大きく柔らかい角状の突起をもつ新種の大型クモがアンゴラで見つかった
2019.02.19
 アフリカ南西部に位置し、オカバンゴ川でも知られるアンゴラ共和国。この国の南東部で昆虫学者のジョン・ミジリー氏は
フィールド調査をしていた。調査中に捕獲し容器に入れたタランチュラを、夕方キャンプに戻って詳しく見ると、ミジリー氏は驚いた。
(参考記事:「世界最大のオアシス、国境を隔てた水源を守れるか」)
 パチパチと燃える焚き火の明かりに照らされた奇妙な形のタランチュラは、背中の真ん中に、大きくて少し柔らかい角状の突起があったからだ。

 ミジリー氏は南アフリカのクワズール・ナタール博物館に所属しているが、クモは専門外だ。そこで、タランチュラを撮影し、
共同研究者である南アフリカのプレトリア大学のイアン・エンゲルブレヒト氏に写真を送り見てもらった。
「イアンからは、フォトショップで加工した写真だろうという返事が来ました」とミジリー氏は笑う。

 次の夜もミジリー氏は調査に出かけ、背に大きな角状の突起があるタランチュラを再び見つけた。

「新種だと確信しましたよ。見つけた生物が早い段階で新種だとわかるケースは、そうはありません」と語る。(参考記事:「タランチュラの新種
7種を発見、過去最高の標高で」)

 ミジリー氏らのチームは、新種のタランチュラを「驚きをもたらすもの」という意味のラテン語からCeratogyrus attonitiferと名付け、
2019年2月6日付けの学術誌『African Invertebrates』で研究結果を発表した。

 アンゴラでは、26年間も内戦が続いた。内戦は2002年に終結したものの、アンゴラにどんな生物が分布しているかのかはわかっていないことが多い。
(参考記事:「没後20年、写真が語る故ダイアナ妃の生涯」)

クモを釣る?

 2015年、ナショナル ジオグラフィック協会と科学者からなる国際チームは、「オカバンゴ原生自然プロジェクト」を立ち上げた。

449 :
このプロジェクトの目的は、重要でありながら正しく評価されていない地域の調査と保護活動だ。今回、新種のタランチュラを発見したミジリー氏も、
アンゴラ中部・東部の種を調査するために、プロジェクトが派遣した専門家の一人だ。

「まるで魚を釣るようでした」とミジリー氏は話す。「クモの力は強くて、草をしっかり握っていないと持って行かれてしまいそうでした」

 背中に大きな角状の部位があることから、このタランチュラはすぐにCeratogyrus属の仲間に分類された。この属のクモの多くは、
似たような突起物を背にもつ。ただ、これまで見つかっているクモの「角」は、これよりずっと小さくて硬い。発見されたC. attonitiferの角は、腹部と同じくらい長く、柔らかいのが特徴だ。

 背中の「角」が何に使われているのかを含め、C. attonitiferの生態を知るには今後の研究を待たなくなてはならない。いまわかっていることは、
C. attonitiferが昼間は巣穴の底で眠り、夜になると穴の入口で昆虫などの獲物を待ち構えて襲う、夜行性の待ち伏せ型捕食動物であるということだ
(毒液を使って獲物を殺し、栄養たっぷりの昆虫の体液をすすっているのだろう)。
生息地の変化には弱い種

 ミジリー氏は、野営地の周りの300平方メートルほどの場所で10個の穴を発見した。これは捕食動物としては高い密度だ。しかし、
この種はアンゴラの1つの湖の周囲でしか見つかっていない。

450 :
「バブーンスパイダーは、住む場所の好みがとてもうるさい」のだと説明するのは、英ハーパー・アダムス大学の生態昆虫学者ヘザー・キャンベル氏だ
(同氏はこの研究には参加していない)。「バブーンスパイダー」とは、アフリカに生息するタランチュラの亜科の総称だ。
「決まった砂にしか巣穴を作らない種や、特定の岩に沿ってしか巣穴を作らない種など、生息地の条件が決まっているものがいます」
(参考記事:「【動画】野生タランチュラの命がけの劇的交尾」)

 生息地の生態系が破壊された場合、このようなクモは簡単にほかの場所に移り住むことができない。バブーンスパイダーは、
寿命が長いが繁殖率が低いため、今回見つかった新種は絶滅の危険性が高い「危急種」に分類された。
(参考記事:「世界の昆虫種の40%が減少、数十年で絶滅の可能性」)

 生物多様性の基礎研究は、オカバンゴの秘密を解き明かす上で大きな役割を果たす。「出かけるたびに、
素晴らしい、驚くような新しい発見があります」と、キャンベル氏も言う。

451 :
1981年を最後に生存が確認されていなかった大型のハチが、インドネシア・北マルク諸島で発見された。「Megachile pluto」は成人の親指ほどの
大きさをもつオオハキリバチの一種で、調査隊は人間がほとんど訪れない島でメスを1匹発見し、撮影に成功した。

イギリスの博物学者、アルフレッド・ラッセル・ウォレスが1858年に発見し、「ウォレスの巨大蜂」とも呼ばれる。
https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/11F65/production/_105737537_giant_bee_v2_640-nc.png
https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/5ADF/production/_105736232_cbolt_giant_bee_sample.jpg

今年1月に調査隊がこのハチをあらためて発見しようと、インドネシアにおけるウォレスの足跡をたどり、探検旅行を再現した。

自然史カメラマンのクレイ・ボルト氏が、生きている巨大ハチの写真と動画を最初に撮影した。

「もう存在しないと思い込んでいたこの『空飛ぶブルドッグ』のような昆虫を目にして、息を呑んだ。本物の証拠が自然の中で、自分たちの目の前にいるなんて」とボルト氏は喜んだ。

「本物の固体がいかに美しくて大きいか実際に目にして、自分の頭のそばを通り過ぎていく時に巨大な羽根がぶーんと音を立てるの聞いた。素晴らしかった」

北マルク諸島でこのメスが発見されたことで、この地域の森林には希少な昆虫がまだ生息しているのではないかと期待が高まった。

452 :
「Megachile pluto」の売買を取り締まる法的規制は今のところ存在しない。

調査に参加したプリンストン大学の昆虫学者でハチ専門家のイーライ・ワイマン氏は、今回の発見が、ハチの生態の理解向上へ
向けた研究へとつながり、絶滅を阻止するための取り組みに寄与することを期待すると話した。

今回の調査は、米自然保護団体「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション(GWC)」が支援して実現した。GWCは数々の
「失われた種」を再発見しようと、世界的な調査事業を立ち上げた。

「このハチを自然保護のシンボルとして世界的に有名にする方が、ただ静かに収集して忘れ去られていくより、種の未来は明るいと確信している」とGWCの広報担当、ロビン・ムーア氏は話した。

GWCは今年1月にも、南米ボリヴィアでオス1頭しか残っていないと思われていた希少なカエルの固体を複数発見したと発表している。

■ウォレスの巨大蜂 (Megachile pluto)

・推定の翼幅6センチで世界最大のハチ
・メスはシロアリ塚に巣を作る。大きなアゴで集めた樹脂で巣を固め、外敵から守る
・生息には低地林の樹脂や木の幹に作られたシロアリの巣を必要とする
・ウォレスは、生物の進化論をチャールズ・ダーウィンと共に構築した。巨大なハチについては「黒い大きなスズメバチのような昆虫で、クワガタのような巨大なあごをもっている」と説明していた。

https://www.bbc.com/japanese/47327283

453 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030800150/
透明カエルの新種発見 エクアドル金鉱候補地で
地下資源の利権に翻弄される限られた生息地。希少な種の保護を阻む背景に汚職も
2019.03.08
 南米エクアドル、アンデス山脈のふもとの丘陵地帯を流れる小川のほとりで、美しい新種のアマガエルモドキが発見された。
この成果は、2019年2月26日付けの学術誌「PeerJ」で発表された。 (参考記事:「熱帯雨林の新種:グラスフロッグ」)

 アマガエルモドキは、皮膚が半透明で内臓が透けて見えるカエルだ。一生のほとんどを樹上で過ごすが、繁殖時は水辺に下りる。
今回見つかった新種のアマガエルモドキも半透明の体をしているが、背中に黄色の斑点が多数あり指には水かきがないという、
ほかの仲間と比べて珍しい特徴があった。 (参考記事:「緑色の骨を持つ半透明のカエル、ペルー」)

 この新種は、生息地のマンドゥリアク川保護区にちなんで、マンドゥリアクアマガエルモドキ(Nymphargus manduriacu)と
名付けられた。標高1200メートル近辺を流れる川の渓谷の狭い地域にだけ生息し、オスはかん高い鳴き声で交尾相手を探す。

 生息地は、民間の自然保護区の中にあるが、採掘権も認められており鉱山開発が進んでいる。今回の論文によると、
金や銅の鉱脈探査の影響で、マンドゥリアクアマガエルモドキはすでに絶滅の危機に瀕しているという。

 現在、エクアドルでは鉱山開発が「激増」している、と論文の筆頭著者であるサンフランシスコ・デ・キト大学の研究者
フアン・マヌエル・グアヤサミン・エルネスト氏は述べる。アンデス山脈には多くの固有種と未記載種が生息するが、
このカエルも開発による生息地の破壊の脅威にさらされている種の1つと言える。

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030800150/?P=2
保護地なのになぜ守れない?

 エクアドルでは、金などの地下資源の権利を政府から取得できる制度がある。この制度では、自分が所有していない
土地に対して採掘権を取得できる。もちろん、法律では、土地の所有者や地域社会と協議することが義務付けられている。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)


454 :
 新種のカエルが見つかった地域は、エコミンガ財団という保護団体が所有している。しかし、エクアドル政府は、何の協議もせずに、
オーストラリアに拠点を置く世界最大の鉱業会社BHPの子会社であるセロ・ケブラドに採掘権を売却したのだ
(BHPにコメントを求めたが、返答はなかった)。

 環境や人権を専門とするエクアドルの弁護士エステバン・ファルコーニ氏は、開発を進める会社を相手取った訴訟に発展する
可能性があると話す。しかし、訴訟しても勝ち目があるかは不明だ。というのも、「エクアドルでは、石油の開発により経済を
てこ入れする思惑が外れたこともあり、近年鉱業を推進しようとしている」(米オレゴン大学の生態学者ルー・バンデグリフト氏)からだ。
現在のエクアドルでは、法廷は行政の影響を大きく受ける傾向にある。

 エクアドルでは、隣国のコロンビアやペルーに見られる大規模な鉱業プロジェクトは行われてこなかった。そうした中で、
開発が進む背景には汚職の問題がある。その代表がホルヘ・グラス元副大統領だ。グラス元副大統領は、ブラジルの
建設会社から1350万ドルの賄賂を受け取ったとして、2017年12月、懲役6年の判決を受けている。

 鉱山採掘は、アマゾン川流域の国々の自然に「壊滅的な影響」を及ぼしてきた過去がある。ただ、エクアドルの憲法には、
自然に対する不可侵の権利が謳われており、他国のようにはならないと考えられてきた。それだけに「自然保護活動家は、
最近の政府の鉱業推進政策を警戒している」とバンデグリフト氏は話す。

455 :
発見をカエル保護の大きな声に

 研究者は、発見したアマガエルモドキの新種を国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで、個体数が極めて減少している
「近絶滅種」に指定するよう提言している。 (参考記事:「絶滅と思われたカエルを再発見、13年ぶり、南米」)

 自然保護団体は、今回の件を、鉱業の影響でエクアドルの希少動物が大きな危機に直面していることを示す象徴だと考えている。

 エクアドルには600種近くの両生類が生息すると言われる。「そのうちの20%以上は、まだ分類学な記載がない『未記載種』のままだ」と、
エクアドルのジャムバツ両生類研究保護センターの所長ルイス・コロマ氏は言う。なお同氏は、今回の論文の研究チームの一員ではない。
(参考記事:「半透明のかわいい新種カエル、コスタリカで発見」)

 コロマ氏は続ける。「今回の研究は、この新種とその他の絶滅の危機に瀕する両生類を、鉱山開発から守る大きな抗議の声なのです」

文=DOUGLAS MAIN/訳=牧野建志

456 :
【温暖化】沖縄以南に生息する熱帯性種リュウキュウナガウニを和歌山で発見 京大[03/22]
http://egg.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1553319980/

457 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/032900193/
新種の極小カエルを発見 ホチキスの針サイズ
学名は「ミニ・マム」その脳は針の上に載るほど、マダガスカル
2019.03.29
 「とても小さい」ことを表す英単語をいくつ知っているだろう? 思い浮かぶのは「ミニチュア」(小型)、「ミニスキュール」
(微小)、「ミニマム」(最小)あたりだろうか。(参考記事:「新種のカエル3種を発見、ブドウ粒大」)

 これらの言葉は、アフリカ東岸沖のマダガスカル島で見つかった新種の極小カエル3種を説明にもなるが、学名でもある。
(参考記事:「世界最小の爬虫類、新種ミニカメレオン」)

 カエル3種に、それぞれ「Mini mum」「Mini ature」「Mini scule」と名付けたドイツ、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの
進化生物学者マーク・シェルツ氏、これら3種とほかに2種の極小カエルの新種に関する論文を2019年3月27日付けで学術誌
「PLoS ONE」に発表した。『Mini』は、新しくできた属名だ。

「これらのカエルの脳は、針の上に乗るほどの大きさです。人間と同じ臓器をすべて持っているのに、親指の爪の4分の1ほどの
大きさしかないのは、驚異的なことです」とシェルツ氏。

 今回発見された中でも最小の「ミニ・マム(Mini mum)」の体長は、8〜10ミリほど、紙用の標準的なホチキスの針ほどの大きさだ。
最大の種である「ミニ・チュア(Mini ature)」でも14.9ミリ、マイクロSDカードほどの長さしかない。ちなみに現在、世界最小のカエルは、
体長およそ7.7ミリ、イエバエほどの大きさで、世界最小の脊椎動物でもある。(参考記事:「最小の脊椎動物、7.7ミリのカエル」)

ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/032900193/?P=2
 これら3種のカエルは、それぞれマダガスカルの一部にしか生息しない。特にミニ・マムの生息域は極めて限られており、個体数も
把握されている。このため、論文の著者は、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「近絶滅種」に指定するよう求めている。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)


458 :
ウィットに富んだ学名には功罪も

 見つかった新種は、マダガスカルヒメアマガエル亜科の仲間。このグループのカエルはどれも小さく、今回の発見で
合計108種になった。マダガスカルでは毎年、平均10種が新種として記載されている。

 シェルツ氏の研究チームは、2014年に研究を始めて以来、40種以上を発見してきた。もちろん新種の発見は、決して
易しいことではない。小さなカエルはマダガスカル南東部にある隔絶された森の落ち葉や、北部山岳地帯のうっそうと
した草の茂みに暮らす。カエルを見つけること自体が難しいのだ。

 また、そもそも外見がよく似るカエルの形態的な違いを特定することは、通常の大きさであっても難しい。それが極小の
カエルともなれば、なおさらである。そこで今回の研究では、遺伝子を解析したり、マイクロCTスキャンでカエルの歯や骨の
わずかな違いなどを明らかにすることで、それぞれが独立した種であることを確かめた。(参考記事:「魚類スキャン計画が
スタート、約3万種完遂目指す」)

 これらの小さなカエルは、アリやシロアリ、トビムシといった小さな生物を獲物にするなど、ほとんど競争相手がいない
生物学的なニッチ(生物が利用する環境の要因)を活用するために、わざわざ体を小さくする方向へと進化してきた可能性が高い。
(参考記事:「274種の新種発見、韓国:トビムシ」)

 米ハーバード大学の進化生物学者で、南米の小型両生類が専門のジム・ハンケン氏は、今回の論文では、骨や歯、タンパク質の
分子構造などの優れた分析結果を示して、これらの小さなカエルが新しい属を新設するに足る理由があることを記していると説明する。

459 :
 ただ一方で同氏は、今回の学名の付け方は「混乱を招きかねない」と懸念する。というのも、新たな属がつくられると、すでに
知られている生物が新たな科に再分類されたり、属名がすでに別の生物に使われているなどして分類に混乱を招くことがあるからだ。

 その好例が南米に生息するエディプスサラマンダー(Oedipina complex)だ。この両生類は、当初フロイトによる精神分析の概念
『エディプス・コンプレックス』と同名の「Oedipus complex」(近縁種はOedipus rex)と命名された。しかし、その後、別の属との
重複を避けて、Oedipinaに属名が変更されたという経緯がある。

「機知に富む学名を付けても、後でその生物をより詳しく調べた結果、学名を変更しなくてはならなくなることがあるのです」と
ハンケン氏は話す。

 今回発見した3種の極小カエルに「ミニ・マム」「ミニ・チュア」「ミニ・スキュール」という学名を付けたシェルツ氏は、一般の人たちの
興味を引くために選んだものだと主張する。「科学の多くは、そっけないのです。科学を身近にするためにも、こうした命名が
あってもいいと私は考えています」

460 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/040700212/
紫色の巨大なリスに遭遇した、なぜ紫?
インスタグラムで写真が話題、インド
2019.04.09
 インド南部で出会った動物に、アマチュア写真家のカウシック・ビジャヤン氏は衝撃を受けた。濃い赤紫色をした巨大なげっ歯類が、
木の枝から枝へ飛び移っていたのだ。

 ビジャヤン氏は、体重1.8キロほどもありそうなこのげっ歯類の写真をインスタグラムに投稿。すると、ネット上でたちまち話題になった。
写真はケーララ州で撮影されたものだが、このリスが本物だと信じようとしない人もいた。何しろ、黒、クリーム色、そして濃い
赤紫色の鮮やかな体色をしていたのだから。しかし、インドオオリス(Ratufa indica)は実在の動物だ。マラバルオオリスとも呼ばれている。(参考記事:「セクシーポーズをきめるリス 愉快な写真の秘密」)

「まさにこういう姿です。見事な写真です!」と、米アリゾナ大学の保全生物学者で『Squirrels of the World(世界のリス、
未邦訳)』の著者の1人でもあるジョン・コプロウスキー氏は賞賛する。

「哺乳類としては、最も紫に近い色です」とコプロウスキー氏。

 一方、米マイアミ大学進化生物学者のダナ・クレンペルズ氏は、インスタグラムの写真は加工してある可能性を指摘している。
「フォトショップで少し修整した可能性があります。色の自然な彩度を上げる機能がありますから」

アジアに暮らす巨大リスたち

 こうした大型のリスは、インドオオリスのほかにも3種いる。いずれもアジアに暮らし、米国のトウブハイイロリスと比べて2〜3倍の体重がある。

「このグループの4種は、大型で鮮やかな体色をしていて、熱帯の大きな果実を木の上で食べる習性があります。非常に興味を引かれますね」と
コプロウスキー氏は話す。(参考記事:「2018年 思わず笑ってしまう野生動物の写真17点」)

 クリームオオリス(Ratufa affinis)はタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア原産で、普通は茶色か黄褐色をしている。ほぼ白黒2色の
クロオオリス(Ratufa bicolor)も同様の地域で見ることができ、中国にも生息する。そしてシモフリオオリス(Ratufa macroura)は、
スリランカとインド南部に生息している。概ね黒と灰色で、濃淡はさまざまだ。

461 :
ttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/040700212/?P=2
「この4種はよく目撃される、ありふれた動物ですが、どれも個体数は減少していると考えられています」と、コプロウスキー氏は話す。

 紫色の巨体だという以外にも、インドオオリスには、他のリスにほとんど見られない特徴があると指摘するのは、米カーネギー
自然史博物館の哺乳類担当学芸員、ジョン・ワイブル氏だ。

 インドオオリスは、木の実や種子を地中に埋めるのではなく、高い木のこずえに食べ物の貯蔵場所を作るのだという。

インドオオリスはなぜ紫色なのか?

 近縁のグループの中でさえ、インドオオリスの強烈な色は目立つ。どういう進化の作用で、こんなに目を引く毛の色になったのか、
疑問に思わずにはいられない。(参考記事:「ギャラリー:地球の奇跡!目を疑うほど色彩豊かな動物たち 写真42点」)

 というのも、インドオオリスがすむ森は、シシオザル、ヒョウ、カンムリワシといった天敵のすみかでもあるからだ。これらはいずれも、
樹上で暮らすげっ歯類を狩って食べることが知られている。(参考記事:「【動画】ヒョウとハイエナが仲良く食事?」)

「確かなことは誰にもわかりませんが」とコプロウスキー氏は話した。「インドオオリスの紫の模様は、何らかのカムフラージュの役割を
果たしている可能性があります」。彼らが生息する広葉樹林には「日光がまだらに当たる部分と暗い陰の部分とのモザイク模様」ができ、
それがインドオオリスの模様に似ているからだという。(参考記事:「恐竜にカムフラージュ模様見つかる、アライグマ風」)

 つまり、インスタグラムで私たちを楽しませてくれる派手な姿は、腹を空かせた敵が近づいてきた時、姿を隠すのに
役立っているのかもしれない。だとすれば、「いいね!」を押すに値する、巧みな戦略だ。

462 :
ttps://www.afpbb.com/articles/-/3222912
希少なカメ、ロイヤル・タートル20匹を川へ、繁殖に期待 カンボジア
2019年4月27日 18:22 発信地:ボントラック/カンボジア [ カンボジア アジア・オセアニア ]

【4月27日 AFP】カンボジアで26日、希少な淡水ガメ、ロイヤル・タートル20匹が国内の川に放流された。ロイヤル・タートルは、
密猟や違法な川砂の浚渫(しゅんせつ)などでかつては絶滅の危機に直面していた。

 正式にはバタグル・アフィニス(Batagur affinis)に分類されるロイヤル・タートルは、捕獲や川砂の浚渫により、繁殖地である岸が
破壊されたことで絶滅の危機にひんし、カンボジア国内では2000年に絶滅したとみられていた。しかしその後、巣が発見されて保護活動が始められた。

 この日は、仏教徒の僧侶らがお経を唱え、儀式用の花束がささげられる中、20匹のカメが同国の南西部
シアヌークビル(Preah Sihanouk)州を流れるスレアンベル(Sre Ambel)川に放流された。

 自然保護団体は、ロイヤル・タートルの新たな繁殖に期待を寄せている。(c)AFP

463 :
ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/10-58.php
2年越しの調査で絶滅危惧種ジャワヒョウ10頭確認 インドネシア、保護政策が課題に
2019年5月6日(月)19時30分 大塚智彦(PanAsiaNews)
<絶滅したと思われていた野生動物でも、熱帯のジャングルに身を潜めて生き延びていたものもいる。だが、彼らが危機に瀕していることに変わりはない>
インドネシアのジャワ島にだけ生息する絶滅危惧種のジャワヒョウが、自然保護団体がジャングルに設置した隠しカメラによって10頭確認された。

インドネシアでは同じく絶滅危惧種のジャワサイの死骸が3月21日に西ジャワで発見され、残る個体数が67頭に減少しているなど、森林開発、
違法伐採、密猟などで野生動物が絶滅の危機に瀕していることが問題になっており、国を挙げての保護対策が急務となっている。

自然保護団体「コンサベーション・インターナショナル(CI)」インドネシア支部と「西ジャワ自然資源保全センター(BBKSDA)」などによる合同チームは
西ジャワ州グントゥールのパパンダヤン保護林でジャングル内に隠しカメラを仕掛けて調査を行った。その結果、10頭のジャワヒョウ(オス3頭、メス7頭)の
生息を確認した、と地元紙「ジャカルタポスト」が5月4日に報じた。

CIとBBKSDAは2016?18年の2年間、ジャングルに60個のカメラを設置して午前6時から2時間、午後10時から2時間撮影し、記録を続けた。

その結果を詳細に分析した結果、83点の画像の中から10頭のジャワヒョウの存在が確認されたという。CIインドネシアのアントン・アリオ氏は発表された
声明の中で「画像の分析から各個体のサイズ、雄雌の判別、ヒョウ柄の模様のパターンを記録することができた」と成果を強調した。

さらにアントン氏はジャワヒョウの生息が観測された地域には「ジャワギボン、ジャワ灰色リーフモンキー、ジャワスローロリス」などの希少種も生息しており、
貴重な動物の宝庫であると指摘。そうした希少動物の生息環境が「違法な森林伐採により脅かされている」と環境破壊に警告を発している。

ジャワスローロリスは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで近い将来に野生種が絶滅する危惧がある「近絶滅種」に指定されている。

464 :
ジャワトラはすでに絶滅

インドネシアのジャワ島には固有の動物が確認されており、かつては同じ大型の食肉目ネコ科であるジャワトラも生息が確認されていたが、
1976年の目撃情報を最後に生存が確認されておらず1980年代に絶滅したといわれている。

ところが2017年、ジャワ島西部バンテン州にあるウジュン・クロン国立公園内で職員が撮影した動画に生きているジャワトラらしき動物が写っていた。
同国立公園にはジャワヒョウも生息していることから「絶滅したとみられているジャワトラか、個体数が激減しているジャワヒョウか」とニュースになったが、
映像からはどちらなのかは断定できずに調査が続けられたが、確定的なことは現在もわかっていない。

このほかに約100年前に絶滅したとされる動物にジャワゾウがある。最近、ボルネオ島のボルネオコビトゾウがそのジャワゾウの子孫ではないかとの
研究結果が世界動物基金(WWF)によって報告されている。

ttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/10-58_2.php
2017年には4頭の生息が確認されたジャワヒョウ

インドネシア森林環境省は2017年2月に西ジャワ州スカブミ南方のチケプ野生動物保護区で今回と同様、ジャングル内の隠しカメラによる調査で
4頭のジャワヒョウの生息を確認したと発表したことがある。

当時のAFPの報道によると、寄せられた足跡と糞の情報に基づいて2016年7月から8月にかけての28日間、隠しカメラで撮影したところ、
「黄色に黒い斑点模様のジャワヒョウ3頭」と「真っ黒なジャワヒョウ1頭」を確認したという。

また周辺などで発見した足跡や木に残された爪痕などの詳細な分析調査から、さらに別に8頭のジャワヒョウが同保護区に生息している可能性が高いことも分かったという。

同地区は不法伐採などでジャワヒョウ絶滅も予想されていただっただけに、この個体生息確認は朗報となった。CIインドネシアなどの分析では
ジャワヒョウの野生種の生息数はジャワ島全体で約500頭とみられ、その大半はジャワ島西部の森林地帯にいる可能性が高いという。

465 :
このようにジャワ島では固有の野生動物が絶滅の危機に瀕していたり、あるいはすでに絶滅している例が多くある。

「動物より人が優先」で、動物保護や自然環境保全などが後回しあるいは忘れられることも多いインドネシアだが、「一度絶滅した動物は二度と戻らない」
ことを肝に銘じて、自然・環境問題についての対策を少しでも政治主導で上げる努力をジョコ・ウィドド大統領に期待したい。

466 :
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/シュンドルボン
シュンドルボン(英語:The Sundarbans、 ベンガル語:????????、 ヒンディー語:???????)はバングラデシュ・クルナ管区南部にまたがり、
インドに接して広がるマングローブの群生地帯。バングラデシュ側はそのほとんどの地域が政府によって保護されており、
1997年には国際連合教育科学文化機関の世界遺産(自然遺産)に登録された。シュンドルボンはベンガル語で
「美しい森」を意味する。ヒンディー語ではスンダルバンと呼ばれる。スンダルバンス国立公園も同様の保護区である。

バングラデシュ政府がシュンドルボン内に火力発電所の建設を進めており、ユネスコ(世界遺産センター)と国際自然保護連合(IUCN)が
警告を発しているが、バングラデシュ政府は意に介しておらず、世界遺産委員会は危機遺産指定や登録の抹消を示唆している[1]。

ttps://www.afpbb.com/articles/-/3230300
バングラデシュで撲殺されたオオカミ、80年ぶりに確認された希少種だった
2019年6月17日 12:54 発信地:ダッカ/バングラデシュ [ バングラデシュ アジア・オセアニア ]

【6月17日 AFP】バングラデシュで家畜を襲い住民に撲殺されたオオカミが、国内で80年ぶりに確認された希少種インドオオカミだった
ことが分かった。国際自然保護連合(IUCN)が16日、明らかにした。

【おすすめ記事】3万2000年前のオオカミの頭部、ロシアの永久凍土で発見

 インドオオカミが殺されたのはバングラデシュとインドにまたがる世界最大のマングローブ林が広がる自然保護区シュンドルボン
(Sundarbans)近郊の町。IUCNによると、バングラデシュで最後にインドオオカミが確認されたのは1949年だという。

 地元当局者もAFPに対し、「画像から殺されたのがインドオオカミであることを確認した」と認めた。同当局者によるとインドオオカミは
飼育されているものも含めてインド国内に3000頭ほど生息しているが、バングラデシュ北部および北西部では1940年代に姿を消したという。

 バングラデシュではシマハイエナやバラシンガジカ、ブラックバックといった野生動物が過去数十年で姿を消している。(c)AFP

467 :
ttp://www.phuketnaturetours.com/Pages/index.php
プーケットの動物たち

468 :
>>467のアンフリサスキシタアゲハの前翅が紫がかっているのが気になった

かつては「ミランダキシタアゲハのボルネオ産のオスは前翅が紫色で
ムラサキキシタアゲハとも呼ばれる。多量に流通している大型のスマトラ亜種は
紫色にならない」なんて書いてあったり
あるいはリーデリーキシタアゲハ(タニンバルキシタアゲハ)が前翅が紫色と呼ばれたり

個人的に、クサビモンキシタアゲハの前翅に何故か紫色の強く輝く鱗粉があるのを
見た事があったり(何かのはずみでついちゃったのか)

このアンフリサスは本物だなあ
素晴らしい
プーケットなんて観光地でも、場所によってはいると

469 :
ttps://www.mdpi.com/1424-8220/19/9/2136/htm
ゴムの木から樹液を採取する自走式マシンの研究

これは天然ゴム価格を大幅に下げるかも?しかし
同時に大量の失業者を生み出すかなあ

470 :
・アマゾン生息の鳥、世界一大きな鳴き声を記録 求愛行動で

動画:ttps://youtu.be/FYcIU0igMjc

【10月22日 AFP】南米アマゾン(Amazon)北部の山岳地帯に生息するスズドリがこのほど、同じくアマゾンに生息する
ムジカザリドリの記録を抜き、世界で最も鳴き声が大きい鳥に認定された。

 スズドリの雄は、耳をつんざくような鳴き声を発して雌に求愛行動をする。その鳴き声は
クラクションに似ていて、音量はくい打ち機と同じ騒音レベルに達している。

 今回、鳴き声の録音に成功したのは、米マサチューセッツ大学アマースト校(University of Massachusetts Amherst)の
生物学者ジェフ・ポドス(Jeff Podos)氏とブラジル国立アマゾン研究所(INPA)のマリオ・コーンハフト
(Mario Cohn-Haft)氏の研究チームで、論文は米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に21日、発表された。

 研究チームは、雄のスズドリの鳴き声があまりに大きいため、なぜ雌は聴力を損なわずに至近距離で
聞くことができるのか疑問に思ったという。

 スズドリはハトほどの大きさで、体重は約250グラムと小型だ。雄の羽毛は白色で、くちばしから白い斑点で
飾られた黒色の肉垂(にくすい)が垂れ下がっている。一方、雌の体は緑色で黒いしま模様があり、肉垂はない。

 ポドス氏はAFPに対し、幸運にも雄と雌が同じ木の枝に止まって、鳴き声を発している場面に遭遇したと
語った。「雄は雌に顔を向けずに最初の音を発した。その後、雄は足を大きく広げながら、
まるで芝居のように劇的にくるりと振り返ったため、肉垂が激しく揺れた」

471 :
 さらに雄は、雌がいるまさにその場所に向かって2声目を発したが、
雌はその求愛行動を受け入れず、4メートルほど後方に飛んだという。

 なぜ雌が、それほど近い場所で自発的に、最大113デシベルもする雄の鳴き声に身をさらすのかは
明らかになっていない。113デシベルとは、人間が痛いと感じる閾値(いきち)を上回っており、
大音量のロックコンサートや60メートル先で離陸出力に達したターボプロペラ機の音に匹敵する。

 ポドス氏は「雌は聴覚を傷つける恐れがあるものの、雄を近くで評価しようとしているのかもしれない」と述べた。

 さらに研究チームは、スズドリの鳴き声の音量が大きくなるほど、発声が短くなることも発見した。空気の流れを
制御し、音を発生させるスズドリの呼吸器系能力に限界があることから、このようなトレードオフが起こるという
仮説を研究チームは立てている。

 このことは、性淘汰(とうた)、つまり繁殖に有利な特性の選択を通じて、スズドリがどれほどの
大声を出せるようになるまで進化するのかということについて解剖学的限界を設置すると考えられるという。

2019年10月22日 15:39 えーえふぴー
3250736

472 :
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191112-00000004-jij_afp-sctch

【エーエフピー=時事】絶滅寸前と考えられていた小型のシカに似たマメジカの希少種が、ベトナム北西部の
ジャングルの中で約30年ぶりに発見された。11日の英科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション
(Nature Ecology and Evolution)」に論文が掲載された。

 背から横腹にかけての銀色の毛が特徴的なマメジカの一種(学名:Tragulus Versicolor)が初めて記録に
登場するのは1910年。ベトナム・ホーチミン(Ho Chi Minh)の北東約450キロにあるニャチャン(Nha Trang)近辺で
発見された数頭の個体を基に記録が取られた。1990年以降は確認された目撃例がなく、専門家の間では、
狩猟によってほぼ絶滅しているのではないかと思われていた。

 しかし、ベトナム人生物学者のアン・グエン(An Nguyen)氏は長年、このマメジカの一種がまだどこかに
生息している可能性があるのではないかと考えていた。グエン氏は、独ライプニッツ野生動物研究所
(Leibniz Institute for Zoo and Wildlife Research)の博士課程学生で、米野生生物保護団体
「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション(Global Wildlife Conservation)」と活動している。

 グエン氏は、地元の村民に会いに行き、目撃証言を精査。いくつかの証言から、特徴がこの種に
間違いないと思われたため、近隣の森林生息地に動体検知カメラを30台以上設置した。

「結果は驚くべきものだった。カメラトラップ(赤外線センサーなどで野生動物の動きを感知するカメラ)を
チェックして、横腹が銀色のマメジカの画像を目にしたときは大興奮した」と、グエン氏は述べている。

 だが、研究チームは「今回この種が比較的容易に見つかったからといって、絶滅の危機に直面して
いないわけではない」と注意を促している。

 東南アジアの森林は人口増と開発による非常に大きな圧力を受けており、「そのために先手を打って
(保護に)取り組む必要がある」と、研究チームは続けている。【翻訳編集】

473 :
>>366
Chalcosomaの大きい方が「サイヨーク国立公園」で見つかっていると今年の情報で出ているが
国立公園全体だと基本的に乾燥が激しく、標高が800mを超える所なんて殆ど無いのになあ??
かなり有望な地域らしい

474 :
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191124-00000023-jij_afp-sctch
マレーシア最後のスマトラサイが死ぬ、世界で残り80頭未満
11/24(日) 15:53配信
【AFP=時事】マレーシアの野生動物保護局は24日、同国に生存するスマトラサイの最後の一頭が死んだと発表した。
 サバ(Sabah)州野生動物保護局の担当者によると、死んだのは25歳の雌の「イマン(Iman)」。死因はがんだった。
担当者は「スマトラサイのマレーシアでの絶滅が、今や確認されたことになると思う」と述べた。

 今年5月には、マレーシア最後の雄のスマトラサイ「タム(Tam)」が死んでいた。イマンとタムは、
ボルネオ(Borneo)島に位置するサバ州の野生動物保護区で暮らしていた。

 世界自然保護基金(WWF)によると、かつてインド東部からマレーシア全域に至るまで広く分布していたスマトラサイは
絶滅の危機にひんしており、現在の生息数は80頭を下回っている。
野生下ではインドネシアに少数の個体が残るのみとなっている。【翻訳編集】 AFPBB News

475 :
Namtok Pha Charoen National Park
ttps://en.wikipedia.org/wiki/Namtok_Pha_Charoen_National_Park
年間雨量1500〜2000mm

ttps://blog.goo.ne.jp/rakthai2013/e/94d2b9d51e773820b24accd482c7a479?fm=entry_awc
2300mmとか3000mmとか。情報が割れるのは相変わらず

ティーロースーの滝は行き付くまでに大変な山を越えないといけないけど
パーチャルーンの滝の方が行き易い

476 :
ttps://www.cnn.co.jp/fringe/35147577.html
過去最大級の「怪物花」ラフレシア発見 インドネシアの森
2020.01.04 Sat posted at 13:45 JST

(CNN) ラフレシアは、他の植物に寄生する特性や耐え難い悪臭から「モンスターフラワー(怪物の花)」と
呼ばれることが多いが、インドネシアの野生生物当局者が発見したラフレシアは、
すべてのラフレシアの中で最も「怪物的」かもしれない。

インドネシアの西スマトラ州にある自然資源・保全センターによると、西スマトラの森で最近咲いた
ラフレシアは直径が4フィート(約122センチ)近くあり、記録に残っている世界最大の花の可能性があるという。

CNNインドネシアによると、不思議なことに、この花が咲いていたのは2017年に発見され
当時最大だったラフレシアが咲いていたのと同じ場所で、しかも同じ植物に寄生していた。
しかし、今回発見された花は幅が約10センチ長いという。

ラフレシアは寄生植物で、根や葉はなく、寄生している植物から水や栄養を吸収して生きている。
ラフレシアが姿を見せるのは、寄主植物の上に花を咲かせた時だけだ。

花の開口部から腐った肉のような悪臭を放つことから「死体の花」と呼ばれることもある。
しかし、その悪臭が虫を引き寄せ、それらの虫が運ぶ花粉で受粉する。

しかし、ラフレシアの寿命は非常に短く、花は開花から約1週間で枯れてしまう。
今回発見された世界最大の花も余命はわずかだ。

477 :
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000032-jij_afp-sctch
時事】ボリビア・アンデス山脈東部に生息する珍種のカエルがこのほど、18年ぶりに発見された。調査チームがAFPに明らかにした。
このアマガエルモドキ科のカエルは、腹部が透明なことから「ガラスガエル」の愛称で親しまれている。
腹部からは、心臓と消化管の一部が確認できる。
 調査チームは今月8日、同国第4の都市コチャバンバ(Cochabamba)東方に位置するカラスコ国立公園
(Carrasco National Park)で、カエル3匹を発見。園内で進行中の水力発電事業で生息を脅かされている、
爬虫(はちゅう)類や両生類の保護活動中だったという。
 ガラスガエルの体長はわずか19〜24ミリ、重さはわずか70〜80グラム。ボリビア西部のラパス(La Paz)、
中部のコチャバンバ、東部のサンタクルス(Santa Cruz)、南東部のチュキサカ(Chuquisaca)などに生息している。
 調査チームは発見したカエルについて、「胸元は白色だ。オスの鳴嚢(めいのう、
鳴き声を共鳴させる器官)と骨は濃い緑色だ」と説明した。
 3匹のガラスガエルは、アルシド・ドルビニ自然史博物館(Museo de Historia Natural Alcide d'Orbigny)
のカイラ両生類保全センターで管理され、専門家らが保護戦略の一環として繁殖を試みる。【翻訳編集】

478 :
(CNN) インドで発見された新種の毒ヘビが、人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの登場人物にちなんで
「スリザリン」と命名された。インドの研究チームがこのほど学会誌に発表した。
スリザリンはハブの仲間の新種で、ハリー・ポッターの小説に登場するホグワーツ魔法学校の創設者の1人、
サラザール・スリザリンに由来する。小説の世界では強大な力を持つ魔法使いとされ、
ホグワーツの4つの寮のうち1つにその名前が付いている。
魔法使いのスリザリンはヘビと話ができるとされ、ヘビはスリザリン寮のシンボルでもある。
そこで研究チームは新種のヘビに「Trimeresurus salazar」の学名を付けた。一般名は「サラザールのマムシ」と呼ばれる。
マムシの仲間は東アジアと東南アジアの一帯に生息する。スリザリン種は、オスの頭の側面の赤みがかった縞模様に特徴がある。
ttps://felix-f.com/wp-content/uploads/2019/03/hphoiatcrs1_2_1200x1200-400x400.jpg
ttps://www.cnn.co.jp/fringe/35152775.html

479 :
アリは非常に多くの個体が集団を作って生きる昆虫であり、大きすぎる餌を分割してそれぞれの個体が少しずつ運んだり、
複数の個体が協力して大きな餌を運んだりするなどの協力行動を取ることが知られています。また、
いくつかのアリは自分たちの体で他の個体が渡る橋を作ったり、負傷したアリを安全な場所まで運ぶ救命行為をしたりといった、
社会的な行動を取る昆虫です。そんなアリの中には、なんと「自分の体を爆発させる」という奇妙な行動を取る種類が存在し、
この「爆発するアリ」の新種が発見されたと発表されています。
多くの生物が自分の遺伝子を残そうと利己的な行動を取りがちなのに対し、アリは自分が所属するコロニーを
維持するために利他的な行動を取ることで知られています。そして、ボルネオ・タイ・マレーシアなど東南アジアの
国々に生息するジバクアリと呼ばれる種類のアリは、外敵が巣に近づくなどの脅威に対して「自分の体を爆発させる」
という自己犠牲的行為に及ぶことがあります。
ジバクアリは腹部を収縮させることにより腸壁を破裂させ、爆発の衝撃で内部の分泌腺から毒性のある粘着液を放出し、
外敵を道連れにして撃退します。自爆すれば確実に自分が死んでしまうのですが、
コロニー全体からすれば利益をもたらす行為ということになります。
「体が爆発するアリ」の存在は100年以上前から西洋の科学者によって認識されており、
20世紀前半には複数のジバクアリの種類が確認されています。ところが、1935年以降は新種のジバクアリに
関する証拠が確認されない時期が続き、80年近くにわたって新しいジバクアリが発見されることはありませんでした。
そんな中、ウィーン自然史博物館やウィーン工科大学を中心とした学際的な研究チームが、
ボルネア・タイ・マレーシアのジャングルに派遣され、新種のジバクアリを発見したと発表しました。

480 :2020/04/25
国際動物学誌ZooKeysに掲載された論文によれば、研究チームは新たに15種類のジバクアリを発見し、
中でもColobopsis explodensという新種はジバクアリのモデル種として将来の研究に役立つだろうとしています。
また、ジバクアリの中には自分の体を爆発させる機能を持つ働きアリの他に、「ドアキーパー」の役割を持つ
アリが存在することも判明したとのこと。「ドアキーパー」の働きアリは、外敵が襲来した時には巣の入り口に陣取って、
特殊な形状をした頭で巣穴をふさぐことで、外敵が巣穴に侵入することを防ぐそうです。
研究者たちはジバクアリの食生活についても調査を行い、ジバクアリが藻類やコケ、死んだ昆虫、
果物、魚などを食べるとわかりました。ジバクアリについては研究者が働きアリに近づきすぎると爆発してしまい、
研究が困難な側面もあるものの、今後も調査を重ねて不可思議な生態を解明すると研究チームは述べています。
ぎがじん/news/20180423-new-species-of-exploding-ants/

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