TOP カテ一覧 スレ一覧 100〜終まで 2ch元 削除依頼
魔界戦記ディスガイアシリーズ総合 
【PS3】ディスガイア ディメンション2 羅刹☆35
うたわれるもの総合 part240
ファイアーエムブレム 暁の女神 第221章
ファイアーエムブレム 烈火の剣について語ろう 42章
ファイアーエムブレムのネタキャラといえば
歴代FE主人公が兄弟だったら 58章
「グローランサー」T〜Y+PSP版を語るスレ
【xbox360】戦場のヴァルキュリア3
ファイアーエムブレムについて語ろう! 第210章

歴代FE主人公が兄弟だったら 54章


1 :2015/04/23 〜 最終レス :2020/03/02
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://kanae.2ch.sc/test/read.cgi/gamesrpg/1414330251/

旧保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

新保管庫
http://wikiwiki.jp/fe-brothers/

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/

2 :
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【クロム】
周りに振り回されがちな常識人で、他者との絆を大事にする姉想いな男。実は結構なムッツリスケべ。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。

3 :
ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、      歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆         他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T !  ゝ      …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~

               ・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。

ゝ~"~<      -;    ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉     //    つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//      ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆         ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T !  ゝ        「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~            「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
                試しに書いてみてはいかが?
              
               ・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
                スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい

ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T !  ゝ
i_/、」 ~~

・新作発売時は未クリアの住人へのネタバレに配慮してネタバレ禁止期間を置くものとします。
 ネタバレ禁止期間は新作発売日から一ヶ月間とします。
 発売前の事前公開分の情報を使ってネタを書くのはOKですが、新キャラを直接出すのは禁止です。
 後は各自の判断に任せますが、グレーだと思ったら投稿を控えるようお願いします 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


4 :
>>1乙です。ところで駅はどこですか?(・ω・)

5 :


6 :
ネタふり、兄弟家で特にエフラム兄さんがElonaをやったらどうなるんだろう?

とりあえずわかることは、少女のターナ、妹のエイリーク、妹猫のサラ、ドラゴンのミルラあたりでパーティーを組み、ランキス、ホーリーランスを手に入れるのを目標とするかな。なおリトルシスターを地道に助けているので結構強くなる。
エフラム


リーフは遺跡荒らしと、交易中心の悪人プレイ
ただしジェノパよりも演奏中心。その目的は当然おねえさんと気持ちいいこと。

リーフ「だけど気持ちいいことやお姉さんと結婚しようとすると必ず邪魔が入るんだよ〜この人でなし〜」


他にもネタがあったらヨロシク。

7 :
やっと帰ってこれた…
保守代わりに投下

〜 注意 〜

・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
 従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
 それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
 地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
 あくまでも基本一国の中の話です。

長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください


52章>>87の続きです

8 :
肉の焦げる香りがする。
鮮やかに火の粉が散る。うんっ、とっても綺麗だ!
煌びやかに舞い散る有様は幼い心に万華鏡を初めて覗いた時の感動を思い出させた。
真紅の粉雪がひらひらひらひら……床板から幾度も意のままに噴き出し義兄を幾度も蹂躙する。
幼い心の持ち主が何もかもを意のままにできるとしたらそこに残るものはなんであろうか。
邪気無き傲慢、悪意無き残酷だろう。
「か……はっ……」
烈火陣の炎に身を焦がされ続け体から煙を噴きながらライナスは膝をついた。
「あれれ、もうお終い?つまんないなぁ」
あどけない笑顔が曇る。
虫の脚をもいで遊んでいたらいつの間にか動かなくなった…
そんな心持ちなのだろう。
ライナスは悔しさに歯噛みをした。
あらゆる事象が守護者にとって都合のよい陸絶陣……
すでにその四つまでを破られてはいたがそれを知る由の無いライナスにとっては無力感が募るばかりだ。
幾重にも噴き出す獄炎の世界で目の前の義妹は命を刈り取りに歩み寄る。
せめて一太刀…その思いとともに動かない体に鞭打って大太刀を握る手に力を込めた刹那―――――
妖気の風が大太刀を弾き飛ばした。
「ジャファルの言った通りだっ、罠に掛かった獲物は軛を噛み千切ろうとして最後までもがくって!見直したよ。うん、今のちょっとだけ面白かった!」
ニノの妖術はライナスの最後の抵抗まで打ち砕き踏みにじった。
それは気力すら根こそぎ薙ぎ倒すかのようであり、もはや抗う術は無し。
「じゃあね、兄ちゃん。兄ちゃんの首を引っこ抜いて帰ったら母さん喜んでくれるかな?…さよならだよ」
印を組んだ掌の上に妖気が集まっていく。
止めは陣の炎ではなく自らの術で刺すつもりなのだろう……
ああ…意識が遠のいていく…
兄貴…すまねぇ………

9 :
「罠に頼るは尋常の立ち合いではないね。主命ついでに助太刀といこうか」
若々しい声が響いたその瞬間。
真紅の鎧に双角の兜を被った若武者が剽悍そのものと言った風に飛び込んできた。
炎に彩られた紅い紅い陣の中でそれはまさしく烈火の化身めいて見えた。
「………誰? 私のおもちゃを取ろうって言うのかな?」
不機嫌そのものと言った風にニノは眉を顰める。
どこまでも生のまま、表情や心を隠すということをしない。否、できない。

「オスティアが臣、ロイ。ウーゼル様の城を返してもらおう」
抜き放った刃は鋭く輝く。
「ムダだよ。そこの虫ケラが焦げ目だらけになって床に転がってるの見てないの?」
ニノは鼻で笑ってのけた。同じように烈火陣で焼き尽くしてやるだけの事だ。
いや、むしろよかったかもしれない。ソーニャへの土産が増えるのだから。
「母さんをこれ以上待たせちゃいけないよね?
 遊ばないですぐに楽にしたげるよ…燃えちゃえ!」
その意志に応じたかのように床板が火を噴く。
地に足をつけなければならない人の身である以上避ける術は無し。
真紅の鎧が、中の人間が、もろともに火の中で燃え崩れていくだろう。
その有様を思い浮かべ胸を高鳴らせてニノは眼前に聳え立つ火柱を見つめ―――――――


炎の中で平然と屹立する若武者を見出して愕然とした。
「え…え………っ!?」
狼狽する少女に目もくれず、
真紅の旋風の中、よって立つ武者は炎の中に一本の太刀が姿を見せるのを見出す。
それは……父祖が主君より賜いし太刀。
エルバートがウーゼルより賜いし結果の太刀デュランダル。
彼の死後ネルガルの手に落ちていたものは…烈火陣の礎石として埋められていたのだ。
火の神の力をよりますために。

「これでわかったろう。この城の真の主がネルガルなどではない事が。己の物にしたつもりだったろうが、
 デュランダルはオスティアの臣フェレの証、この刃もまたこの城を取り戻さんがために拙者の手に蘇った!」
亡き義父エルバート、そして亡き兄エリウッドの魂とともに。
「…ば、バカ言わないでよ!? 炎は烈火陣の力、この私の力!炎よ!炎よ!」
幾度も烈火陣が火を噴きロイを焼き尽くさんとする。
だがそれは無為な事。炎の刃を焼く術を炎が持つはずはない。
「ふんっ!」
ロイの刃が炎をなぐ。
さらに踏み込む……彼の刃は正確にニノの首を狙った。
その筈だった………

10 :
真紅の飛沫が烈火陣の世界に舞う。
崩れ落ちた者は間諜の少年。
「じゃふぁ……ル?」
なぜ、なぜ、彼がここに?
闇の中でマシューの命を狩りとっていたはずの…………
「多くは…語れない……傀儡…俺たちは………」
何を言っている?
自分たちはネルガル様に選ばれた精鋭。
あんな操り人形の駒の筈がない……
「に…げ……ろ………」

言われなくたって…それしか方法は無いだろう。負けた。負けた。二度までも!
ヘクトル…そしてロイ…どうしてもどうあっても殺さずにはいられない……が…
それよりもなによりもジャファルの言葉が心を乱す。
転移の符とともにニノは姿を消す。
一瞬…わずかに…非情のうちにも後ろ髪を引かれながら。
事切れる少年をわずかに見やると憎々しげにロイを睨みつけながら。

「……うっとおしい結界も…これで」
ロイが呟く。
城の周囲を覆っていた陣が消えていく。
事情はわからないが、もう一つの陣を守護していた者はここに駆けつけそして死んだ。
いまや六つすべてが破れたのだ。

城の本丸は裸同然。
すべてウーゼルの手に帰すべき時が来た。
「大将首…あの天守閣にあり……ヘクトルに先を越させはせんさ!」
若者らしい功名心と剽悍さを持って青年ロイは天守閣を睨み据える。
その前に彼は瀕死のライナスの手当をしてやらねばならなかった。



続く

侍エムブレム戦国伝 断罪編 

〜 ミカヤの章 混戦乱戦惑乱虚偽 〜

11 :
おお、久しぶりの戦国エンブレムだ。
復帰おめでとうございます!

12 :
乙です!

前スレに今までのパロネタのひとつに封神演義挙げられてたけどこの陣のことかな?

13 :
流れ切ってすいませんが
ロイ「一時間以内にレスがなかったならウォルト達(ウォルト・レイ・ルゥ・チャド)と一緒に
遊びに行く。もしあったらロードキラー(5章166参照)をもったならず者100人に逝ってくる。」

14 :
>>13
エリウッド「!?…えっと、ロイは何をしようとしているんだ…?
とにかく、一時間は経ってるから無事に、ただ友達と遊びに行ったんだよ…な。
……ロードキラー…すごく不穏な響きだな…、心配だよ。胃が痛い……」

15 :
 1/8

51章<<271の続きになります。
いつものように電波な話となっております。
今回の趣向は筋肉ネタですので興が乗らん!という方はスルーしてください。

16 :
 2/8
 TMR(of ephraim) 10 アバンタイトル &#160;

兄弟家次女のエリンシア、この話では現在25歳の家政婦のような立場の女性。
緑色の髪を頭の後ろで盛り上げたヘヤースタイルで、 均整のとれた容姿、
かつ女性特有の丸みも帯びた体つきをしていた。
普段の服装は特攻服のような戦衣装を纏った暁時とは違い、派手さのないドレスを着た蒼炎時をしている。 &#160;

事の始まりは数日前、第一回でエフラム更生計画が発案される以前まで遡る。
エリンシアは自室でとある雑誌を読み耽ていた時だ、目に止まる記事を発見。
それは体型占い、体型の違いによって性格を分類する性格診断という内容で、
彼女は血眼になりながら一言一句脳裏に焼き付ける… &#160;

エリンシア  「KINNIKUが逞しい体型でいえば、ビッグ型、どっしり型、ガッチリ型が私の領域…
        まったく面白い記事を発見しましたわ。そうだ、ウチの家族で試してみましょ♪」 &#160;

と意気揚々となった彼女は思いつきで記事の内容と弟達の体型の分類と体格、成長後の推測を試みる。
そして机の引き出しからある物を取り出したのは、 密かに隠し撮りしていた兄弟家男児の(上半身)裸の写真集。
彼女すればこれは想い出のアルバム。
実は彼女、下の弟達が逞しく成長して行く様子を収集、管理、分析して行くのが
生き甲斐となっているKINSIN臭を漂わせるちょっと変わった性癖のお姉さんなのだ。
秘蔵のアルバムをKINNIKU♪KINNIKU♪と鼻歌交じりで開け、
男児の真新しい写真と記事を照らし合わせ始めるのだった… &#160;

 ……… &#160;

 『ビッグ型』  
体全体が大柄or背丈が平均的でも横幅があり、恰幅のよい人に分けられる。
共通して言えるのは貫録がある大柄な人と言う印象で、大きい顔で顎がしっかりしている輪郭を持つ。
 ≪兄弟家該当者…ヘクトル≫
エリなんたら’s EYEからすれば推定体格(戦闘)値は15のこと。 &#160;

 『どっしり型』
肩幅が広くて胸板が厚い筋骨隆々とした体型で、手足が大きい。角張った顔をしていて肌が浅黒い。
 ≪兄弟家該当者…アイク≫
→16(蒼炎10、暁12だが兄弟家ではヘクトルより大きいイメージより)。 &#160;

 『肥満型』
全体的に丸みを感じさせるくらい太っていて、汗っかき。丸顔で赤ら顔、団子鼻で首が短い。
該当者なし(未来のヘクトルが妥当か?) &#160;

 『ガッチリ型』
肩がガッチリしていて筋肉、全体的に逞しい。下半身よりも上半身がやや発達していて、
逆三角形を連想させる体型。えらが張って気が強そうな顔つきをしている。
 ≪兄弟家該当者…クロム、アルム≫
クロム →12(これくらいが妥当か?)、
アルム → 8(年齢を考慮、12ほどまで成長しそう) &#160;

 『ノッポ型』 スラッとしていて背が高い。上品な顔立ちで、面長な人が多い。
 ≪兄弟家該当者…シグルド≫
→11(身長を考慮すれば。※GBAのパラディンの体格基礎値:11)  &#160;

 『ボクサー型』
引き締まった筋肉のスマートで精悍な体付き。卵形の輪郭に近いが、
頬ラインが直線的小麦肌の人が多く、整った濃い顔の造りをしている。 &#160; &#160;
 ≪兄弟家該当者…エフラム≫
→9(聖魔CC後10から鎧を差し引きした数値)

17 :
 3/8
 『痩せ型』
痩せていて、貧弱な印象を受ける体つき。顔も細く、肌が白くて物静かな雰囲気。
 ≪兄弟家該当者…エリウッド≫
→7(烈火CC前準拠、封印の11は基礎値によるものだと考えられる) &#160;

 『複雑型』
一貫した体型に傾向が見られない。強いて言えば痩せている傾向。
猫背で、肌のつやが良くなく、体の動きがどこかぎこちない。
 ≪兄弟家該当者…リーフ≫
→5(トラキア準拠。但し、夜中→朝にかけては3に減少) &#160;

 『小太り型』
割と小柄で、身長の割に座高が高い。筋肉の上に少し脂肪がついて、ずんぐりむっくりとした体型。
 ≪兄弟家該当者…該当者なし≫ &#160;

 『バランス型』
中肉中背のバランスがとれた体型で、健康的で爽やかな印象を受ける。
卵形の輪郭に均整のとれた顔で、にこやかな表情をしている時が多い。
 ≪兄弟家該当者…ロイ、マルス≫
ロイ  →4(成長期前より、封印CC後の8までは成長すると期待)
マルス →(NO DATA)

&#160; ↓ここからはおまけとして女性が対象の体型 &#160;  

 『子供型』
小柄な体型で丸顔。童顔で、目がクリっとしている。
該当者…ミカヤ &#160;  

 『ぽっちゃり型』
ぽっちゃりしている体型で、顔の輪郭が丸みを帯びた卵形。
女性的な雰囲気の人で、 おっとりした感じの顔立ちをしている。
該当者…リnじゃなく、兄弟家にはいないようだ &#160;

 『スレンダー型』
流線形にしなやかな肢体で、スレンダーな体つき。色白で、あごが少しとしている輪郭。
ミステリアスな雰囲気のする端正な顔立ち。
該当者…エイリーク、セリカ、セリス &#160;

 『骨太型』
スリムな人に多いが、実際の体重よりもそれ程痩せて見えない。
骨太でしっかりしている印象を受ける。鼻筋の通ったハッキリとした顔立ち。
該当者…リン? &#160;

 ……… &#160;

エリンシア  「といった感じかしら。年少組には最低でも体格を9までは成長して欲しいですわね…
        今が成長期ですし、大きくなってもらうために明日からはご飯の量を増やしましょ。
        じゃあ、次は…紋章町で素晴らしいKINNIKUをお持ちの方に移りましょうか。
        楽しみですわ…うふふふふ」 &#160;

と笑みを浮かべつつ、兄弟だけでは飽き足らずマルスを介して手に入れた極秘資料、
紋章町屈指の体格を持つ人物の詳細と写真が記載されたデータ。
それらを閲覧し、分析し始めるエリンシアだった。

18 :
 4/8
 《ファイアーエムブレム原作の体格値データ》
※ラグズは化身前のもの。下級職はCC後の数値。  
一般兵や章ボスは含めると多すぎるので除外。  
独断と偏見で抜擢しています。 &amp;#160;

20 マードック、ヘクトル(封印)、レイドリック   
19 ゴメス
18 ファード、バース、ガルザス、ゴート、モゥディ
17 ゼフィール、ダグラス、ガント、カイネギス、ジフカ、デギンハンザー(推定)
16 ギリアム、オズイン、ボールス、ダルシン、ヒックス、スクリミル、ロアーツ、
   ドズラ、ガルシア、ホークアイ、ドルガス、ゴンザレス、マーティ
15 ゼーベイア、ワレス、ルドベック、ファーガス、ダーレン、ブレンダン、デュッセル
   ダグダ、バアトル(烈火)、ワード、ラインハルト
14 バアトル(封印)、ロット、ライナス、アシュナード、ムワリム、ティバーン、ケンプフ
13 ガレット、ジスト、ソーンバルケ、ノイス、漆黒、ガトリー、ケセルダ
12 アイク、ボーレ、キサ、オリヴァー、ブラッド、ハール、パーシバル
11 ジョフレ、パラディン多数  &amp;#160;

並べては見たものの、エリンシアはこのデータから憤りを感じた。
ゴリラグズといってもおかしくないアイクがたったの体格12、
そして愛しのバアトル様が14しかないのだ。
それに比べて公式絵を見る限りかなり貧弱な体のレイドリックが体格20とは納得いかない。
これはロプトの剣を盗られないようにする仕様であるのでゲームの上の都合でこうなった経緯があるのだが…
ともあれエリンシアはこれらの不可解な点からとある推測をする。

GBA作品とトラキアの体格値はいわば見かけの大きさ、正確な筋肉量ではなく鎧を含めた外観。
つまり蒼炎、暁の“重量”に相当するのではないのかと。
ならば自分が今比べようとしている正味の体格値、KINNIKU量を見極めるため、
データに補正をかけ、筋肉量による体格の相対評価を導き出そうとした。

彼女が…いや投稿者が勝手に取った手順は以下のとおりである。
まず基準をGBAとする。ならトラキアはほぼ同等。
しかしテリウス勢はラグズを考慮しれば若干(+1〜2)の補正をかける必要がある。
また強奪ゲームで名高いトラキアでは敵ボスの体格値を意図的に高めに設定しているのだろう。
よって下方修正する必要だ。トラキアの攻略本を取り出し、各種データを収集した結果から、
ドライはダグダ死亡時にその屍から作り出した十二魔将の一人ということと、 “ダグダ 15”
“ドライ 18”の彼を初期値から変化量は“3”でありことから トラキアの敵は−3と下方修正することに。
但しサイアス、セイラムは4、イリオス6と寝返りキャラの体格値はそのままとなっている。
その事を考慮し、ガルザスだけは修正しななかった。

19 :
 5/8
&#160; 次に見かけの体格(鎧の嵩増し)の補正について。ここでもまた独自の考えを出す。 &#160;

バロン    … −3 外伝のイメージからアーマーよりも重量がありそう。
アーマー系  … −2 アーマー特攻に該当するのは此処で。
騎士系    … −1 盾を持った歩兵(勇者、槍闘士)なども此処で。 &#160;

 以上を踏まえた上で得られたのが… &#160;

 ……… &#160; &#160;

 《エリンシアのファイアーエムブレムKINNIKU(戦闘値)番付》 &#160;

20 ゴート、モゥディ
19 カイネギス、ジフカ、デギンハンザー(推定)
18 マードック、ヘクトル(封印)、ガルザス、スクリミル、
16 ゴメス、ファード、バース、ゼフィール、ドズラ、ガルシア、
   ホークアイ、ドルガス、ゴンザレス、マーティ、ムワリム
15 ガント、ダグラス、ファーガス、ブレンダン、ダグダ、バアトル(烈火)、
   ワード、アシュナード、ティバーン、ボールス
14 ギリアム、オズイン、ボールス、ダルシン、ヒックス、ロアーツ、ルドベック、レイドリック
   バアトル(封印)、ロット、ライナス、ディーク、ソーンバルケ、ノイス、ガトリー、デユッセル
13 ゼーベイア、ワレス、ダーレン、漆黒、ガレット、ジスト、ケセルダ、キサ、
   オリヴァー、ボーレ、ハール
12 ブラッド
11 ラインハルト、パーシバル、ジョフレ

10 デフォルトのパラディン
※アイク(暁)は13ぐらいとなるが、この話では16と捏造。 &#160;  

20 :
 6/8
 《エリンシアのKINNIKU評価》
20
ゴート   :さすが化身時黒竜王を凌ぐ重量81、全体的に引き締まったガッチリ型ですわ。
モゥディ  :何といっても丸太のように太く逞しい上腕二等筋の獣牙族によく見られるビッグ型ね。
19
カイネギス :獅子王様もビッグ型ね。恰幅も広くすごく逞しいです。
ジフカ   :獅子王の影なので体格もそれ相応で立派ですわね。
黒竜王   :この方は原作は化身して登場するので、詳しい数値は分かりません…これくらいはあるでしょう。
18
マードック :ビッグ型で覇者の剣では地面を叩いて衝撃波を出したり、剣を握り潰すほどの怪力ですわ。
ヘクトル  :リリーナちゃんが喜びそうな典型的な肥満型ね。貫録は申し分無いのだけど…
ガルザス  :ビッグ型かしら?マスターアクスをぶん投げる姿はとても勇ましいですわ。
スクリミル :叔父上様には劣りますが、それでもベオクとは一線を置くKINNIKUを持っていますわね。
ファード  :えーと原作ではエフラムちゃんの父にあたるのだったら、何故遺伝しなかったのでしょうか…
バース   :ビッグ型ね。全体的に大きいし恰幅があるし、それに応じたKINNIKUも素敵ね。
16
ゴメス   :山賊の親分さんね、全身絵がないから判断しにくいわね。
ドズラ   :この方は横幅が広いビッグ型ね、腕のKINNIKUに目を張るのもがありますわ。
ガルシア  :どっしり型でしょうか…一児の父でもその剛腕は御健在ですね(力の初期値はスルーで)。
ホークアイ :公式絵を見る限り17あってもおかしくないわね、後で修正しておきましょ♪
ドルガス  :ビッグ型で決まりね。ああ…タンクトップから透けて見えるKINNIKUに惹かれますわ。
ゴンザレス :リリーナちゃんのぺッ…でなくお気に入りの子ね。そのKINNIKUはとても美しいわよ。
マーティ  :大の男が愛した男だけあって良い男ですわ。公式絵はスマートなのが残念ね。
ムワリム  :体は大きいけど引き締まってるのよね…もっとKINNIKUがあれば言うこと無いのに。

21 :
 7/8 &#160;
15
ゼフィール :回転で鍛えた全身のKINNIKUは嘘をつきませんわね。どっしり型かしら?
ガント   :私としては後期の緻密な絵柄よりも初期段階の濃い顔立ちのほうが萌えるわね。
ダグラス  :大軍将様もいい体格ですね。今度私の料理でも食べてももらいましょうか
ファーガス :老齢にも関わらずにとても逞しいですわ、ステータスも伊達ではありませんし。
ブレンダン :どっしり型の黒い牙の首領さんね。親子揃っていい身体してますわ。
ダグダ   :私と同好の殿方ですわ、是非とも一度お会いして語り合いものですね。
バアトル  :来ました私のエンジェル、バアトル様!烈火の時は私の理想のどっしり型の体型ですわ。
ワード   :バアトル様と似たどっしり型ですわ。弟属性?だったらウチに来ても良くてよ。
アシュナード:ラジャイオンさんをもっと鍛えて欲しいですわね。
ティバーン :鷹王様ね、飛翔に支障がでないようにKINNIKUを付けてらっしゃいますね。
ボールス  :横に広いビッグ型で鎧から肉がはみだしていますわ。でもリリーナちゃんはそれがいいらしいけど…
14
ギリアム  :上半身は引き締め、下半身がどっしりした殿方ですわ、こういう体型もなかなか…
オズイン  :この方はガッチリ型ね。上半身は見事な逆三角形になってるし、下半身もガッチリね。
ダルシン  :足腰が細いのが気になりますが、どっしりしてるのでいいでしょう。
ヒックス  :足が長くてスマートですがちゃんと逆三角形ができたガッチリ型ですわね
ロアーツ  :よくいますわよね無駄に大きい体格の割に小心者の人間が。
ルドベック :この男がアイクよりKINNIKUを持っているのは許せませんわ!!
レイドリック:公式絵なんてもやしだわ。詐欺はブッ飛ばして差し上げますわ!
バアトル  :封印時、烈火に比べて全体は引き締められてますが、上腕二等筋だけは進化してますわ。
ロット   :相方さんに比べて引き締まったガッチリ型ですわね。
ライナス  :クロムちゃんに似たガッチリ型ですわね。でも大柄な体格値があるといった印象ですか。
ディーク  :ボクサー型に該当するのかしら。身長がある分それだけ体格が大きいといった感じね。
ソーンバルケ:三雄の末裔は伊達ではありませんね。
ノイス   :ガッチリ型でKINNIKUは厚いですが、とても落ち着いた殿方ですね。
ガトリー  :頭は軽いようですが体はどっしりしているのが皮肉ですね。
デユッセル :エフラムちゃんの槍の師匠ね。立派な殿方が周りにいるのにね…なんででしょう。
13
ゼーベイア :どっしり型がしっくり来て良い殿方ですわ。
ワレス   :鎧の中は兵種強化マニュアルで絞り込んだ肉体になっていると思いますわ。
ダーレン  :またいましわ、木偶の坊で丁度いいサンドバックが。
漆黒    :私の空間認識能力(透視)を駆使すれば、中の人はガッチリ型でしょう。
ガレット  :布が透けて上半身のKINNIKUが丸わかりです。私得なのでそのままでいいですわ。
ジスト   :胸筋もあり、引き締まった腹筋が創り出す逆三角形がとても美しいですわね。
ケセルダ  :ガッチリ型ね。でも将軍クラスなのにステータスが残念だわ。
キサ    :そっちの気があるオカマさんですけど、KINNIKUはすごいです。
オリヴァー :あの容姿でこの体格というのは如何に酒樽体型なのがよくわかりますわ。
ボーレ   :良く見ると胸筋の盛り上がり方凄いですわ。三年間豆腐を食べ続けたおかげね。
ハール   :運び屋なので余計なKINNIKUをつけるわけにはいかないのでボクサー体型でしょう。

22 :
 8/8 &#160;
12
ブラッド  :ソルジャーの意地が見えますわ。エフラムちゃんもこのくらいになって欲しいわ…
11
ラインハルト:敵補正と身ぐるみはけばシグルド兄上と同じく縦に長いノッポ型ね。
パーシバル :騎士軍将様はビジュアル的にこれ以上KINNIKUを付けられると困るのですか?
ジョフレ  :体型はガッチリ型でいいけど…強いて言えばバアトル様と同じ14は欲しいものですわ。

 ……… &#160;

一通りの評価を終えたエリンシアは、こんな楽しいことを一人占めするのはもったいない。
是非とも同好の志であるリリーナ達と意見交換するべきだと、
直ぐさまにお茶会の予定を立てるのだが期日の決定に悩まされる。
その時だ向こう一カ月の番組表に十日ばかり後にとある番組が放送されることを思い出す。
なら丁度良い機会、共に視聴しようではないかと、その日を予定日にするのだった。
後は周りの都合次第なのだが、連絡するなり事は上手く運ばれ無事に開催日が決定する。
準備が整い後は当日を迎えるだけ。
しかしこの間、エフラムが捕まる事態が生じる。
エリンシアの頭の中では中止が懸念されたが、 よくよく考えて見ればこのお茶会には何ら影響しない、
よって予定通り行われることにする。 &#160;

 ……… &#160;

というわけで本編Aパートに続きます… &#160;


謝罪…至るところに&♯160と出ているのは恐らく半角スペースが化けたものだと思います。

23 :
リリーナ「姉様のリスト…以前見せてもらいましたが実にエレガントなのよね。けど私的にはちょっと足りないものもあるのよね」
ウェンディ「はぁ…また始まっ…こほんこほんこほん。なんでしょうか?」
リリーナ「女性のKINNIKUが足りない!殿方の物とはまた違った締まりっぷりと柔らかさも兼ね備えて美しいのよ。さ、さ、ウェンディ。ちょっとその袖捲り上げて」
ウェンディ「あうああ…ふぅ…ちょっとだけですよ」

24 :
 1/10
 TMR(of ephraim) 10【Aパート】 >>15-22
数日後、時としてブラッド達が漆黒カフェでお茶をしている頃(9話)にあたる。
兄弟家の居間ではエリンシアが前日に声をかけた同志達と意見交換をしているのだった。

 ………

 TMR(of ephraim) 10【Training of Muscle Reinforcement (of ephraim)】

 【Aパート】

 ※兄弟家 居間※

エリンシア 「でねー、私としてはクロムちゃん以下の弟ちゃん達に
       全員にもっとKINNIKUをつけて欲しいのよ」
デジェル  「そうですね。クロムさんは及第点ですが、それ以下はもっと鎧を着こなす身体に
       なって欲しいです。同じ兄弟ならアイク殿やヘクトル殿のようになれるはずです!」
リリーナ  「KINNIKUも言わずもがなですがZEINIKUも良いものですわよ、お姉様方。
       贅肉の中に筋肉を隠すことは慎まく、自己主張をせずとても紳士的ですわ」
デジェル  「確かに、肉をつけることは衝撃を緩和できるわね。斬撃は鎧で受け止められるけど、
       打撃の衝撃は鎧では完全に抑えることができないし…
       相手を食い止める、絶対に倒れてはいけない兵種であるアーマーには一理あるわね」
エリンシア 「KINNIKUを作るにはまず肉をつけることから始めないといけないと言いますし」
リリーナ  「わかってくれました、お姉様達!」

兄弟家の居間で三人の淑女と少女が話をしていた。内容は察しの通りKINNIKU。
彼女達は紋章町屈指のKINNIKUフェチ、逞しい男性をこよなく愛する者達であり、
嗜好は違えど同志として姉妹の契りを交わし、今こうして親睦を深めるために集まっているというわけだ。

ではここでKINNIKUのTO・RI・KOになっている彼女達の素姓を紹介しておこう。

25 :
 2/10
まず長女のエリンシア。
ご存知兄弟家次女にして家事万能の主婦であり容姿端麗のお姉様。
怒ると慈悲無限ループでブッ飛ばすほどの腕っ節を持つ。
彼女の好みの男性はどっしり型、ガッチリ型、ビッグ型と筋骨隆々がタイプである。
理想の男性はバアトル様(既婚者)とやや危ない道に進もうとしている。

次女のデジェル。
髪の色はころころ変わるがデフォルトは黒のショートヘヤーで、スポーティーな印象が強い。
鍛練が趣味の脳筋であり、女だから見くびられることに癇癪を起こす。
一見青春を謳歌していない女子に見えるがエリ姉から借りた本(KINNIKU本)を、
息遣いを荒くし鼻血を垂らしながら読んでいる乙女の一面を持っている。
そんな次女は長女同様にどっしり型、ガッチリ型、ビッグ型を好む。
ただ厳密に言えば鎧フェチであり重厚な鎧の似合う、つまり鎧を着こなすことができる異性が理想像だ。
重い鎧を纏うのには並々ならぬ筋肉が必要であるので結果的に逞しい男性が好みというわけである。
ちなみにヘクトルが最も鎧が似合う人物らしく、幾度か語り合いを持ちかけたがその都度断わられている。

最後は三女のリリーナ嬢。
名家であるオスティアの令嬢でありロイのガールフレンドの一人。
生家の使用人は紋章町にも名を馳せるほどのガチムチ集団、黒いスーツとサングラスが良く似合う方々だ。
彼女は肥満型、ビッグ型、どっしり型、とりわけZEINIKUを好み、
脂肪から成るぷっくらとした肉の感触が最高級の絹の肌触りとも例える程の独特な価値観を有するのだった。
理解し難いとと思われるが、暑苦しい面子に囲まれている家系で生まれ育った彼女の性癖は、
筋肉こそ美しいという度を越し贅肉に隠された筋肉、つまり内なる美、見えない美を称賛する上級者でもある。
その三女のお気に入りは兄弟家のヘクトルであり、密かにロイもその部類に入れようと画策中…だそうだ。

三人は居間の机を囲んで座る。エリンシアはとある封筒からある物を取り出し机の上に並べるのは、
兄弟家男子の魔符…ではなく最初に登場した上半身を晒したグラビアのブロマイドだった。
どうしてこのような物があるのか?というのは“家族だから”ということにして欲しい。
それでも聞こうとするのであれば彼女にブッ飛ばされるからである。

彼女達は写真を一枚ずつ評価…KINNIKUの見定めを始める。
その姿は、もはや普通の男性からすれば一線を引く光景でしかないが、
彼女達はそのようなことをお構いなしと事を進めて行くのであった。

 ………

26 :
 3/10
最初に選び出された写真の中に収められている人物。
服は脱げどティルフィングとリターンリングだけは何があっても離そうとしない
長身青髪の成人男性、そう兄弟家長男ことシグルドである。

エリンシア  「えーと、まずはシグルド兄上…この二つだけは絶対常備していますわ」
デジェル   「全体的に見れば長身故にスマートですが、KINNIKUも多少付いてるのがわかります」
リリーナ   「フィギアスケートの選手、社交ダンスをしている人のようなKINNIKUね。
        ちょっとお腹のあたりがビール腹になりかけているのが良いポイントだわ!」
エリンシア  「そうね…最近ストレスが多いせいかお酒の量が増えているわ。控えてもらわないとね…」
リリーナ   「その必要はありませんわ!このままでビール腹になるようにお願いしますお姉様!」

次に選ばれたのは二枚の写真。
濃い青の短髪でモスグリーンのバンダナ、神剣ラグネルを携えた人間。同一人物であると思われるのだが、
一人は真っ直ぐな眼が印象的なベオクある好青年であり鍛練を重ねた筋肉を持っていた。
もう一人は悟りを開いた求道者と誰もの目に止まる筋骨隆々のラグズの好漢とビフォアーアフターし、
両者が握るラグネルが相対的に小さく見える。
そうこれは次男のアイクである。
写真の前者は数年前の蒼炎時、後者は現在の暁時の体型と思ってもらえれば…
なぜこのように変貌したかといえば、アイクは高校卒業後にしばらく修行に出ていた。
数年後に大天空の極意と共に帰宅した時にはこの姿であった。
まあ筋肉フェチのエリンシアは大歓喜したのはいうまでもない。

デジェル   「お次はアイク殿ですね。前者もやや物足りない部分がありますが、後者は申し分にありません。
        やはり男性はこれくらい逞しくなければ女性は魅了できないわ。
        ホント、最近の男子はモヤシで軟弱過ぎて困るわ!」
エリンシア  「そうですわね、デジェルちゃん。この大胸筋、上腕二等筋、そして割れに割れた腹筋!
        これにときめかない女の子は女性失格ですわね!この胸板で抱かれて眠りたい…」
リリーナ   「お姉様方、鼻血が出し過ぎですわ!ティッシュをお早く…」
エリンシア  「ありがとう、リリーナちゃん。出した鉄分はレバーで補わないとね!」
デジェル   「そうそう、この苦みがまた癖になる味です…」
リリーナ   「それとお飲み物として、家から赤ワインをお持ちしましたわ。ご一緒にどうぞ」
エリンシア  「とても美味しいわ。それにレバーとの相性がとても良いわね」
リリーナ   「ありがとうございます。ささ…デジェルお姉さまもどうぞ」
デジェル   「(未成年だけどいいのだろうか。私はこの時代の人間ではないから…
        年が分からないからいいか)…じゃあ、お言葉に甘えて頂くわ」

ちなみに机の上に置かれていたものとは紅茶の代わりに赤ワイン、茶菓子の代わりにレバー。
至福の時によって失われた血を補うようにエリンシアはそれらを口にする。
いろいろツッコミが満載だが敢えてスルーし、次に進むとしよう。

27 :
 4/10
三枚目が選び出される。
髪は紺、あるいは藍、短髪であるがアイクとは異なり、前髪は目元まで伸びる。
また耳の後ろから後頭部にかけて撥ねが生じ、右腕には聖痕が刻まれ好青年が写し出されていた。
だがこの人物、挙動不審…いや多少驚いた表情で顔を赤くし、恥辱の悲鳴を上げているように感じられる。
本人は大真面目だがラッキースケベをする側、される側と両方やらかすことからついた仇名はクロムッツリ。
兄弟家で最も顔芸、リアクションが豊富な三男のクロムである。

エリンシア  「クロムちゃんね、さすがにアフターのアイクには劣るけど…
        このKINNIKU堪らないわ」
デジェル   「決して理想ではないけど私としては男たるものこれぐらいが最低ラインだと思うわ。
        これ以下の男は畜生も同然ね」
リリーナ   「お姉さまったら…でも何で挙動不審なのかでしょうか?」
エリンシア  「たぶん隠し撮りに気がついて、それ相応の反応を示したんだわ」
デジェル   「しかし、写真から感じ取られるのは着替えを覗かれた女子が“キャー”と言っているみたい。
        せっかくの好青年が台無しね、幻滅だわ。 男たるものもっと毅然に振舞わなければ…」
リリーナ   「そんなこと言っていいのですか、仮にもお姉様の弟で友達のお父さんなのに…」

KINNIKUは好評であるが別の部分でダメだしをされるクロムであった。
その次出されたのは真紅の髪で青い眼、額に黄金色のサークレットをはめた王子様オーラを放つ青年。
だがこの写真、他と異なり短パンだけはいた姿で全身が晒されていた。
この人物は女性よりも細い体型。KINNIKUとは無縁の裸体と言ったところか。
ともあれ彼女たちが漏らした感想とは…

リリーナ   「エリウッドお兄様ね、相変わらずお肉が全くなくて萌えませんわ!
        お姉様、ちゃんと食事を取ってらっしゃるのですか?」
エリンシア  「ええ、一応食べてるけど…エリウッドちゃんは食が細いのもさながら、
        肉がつきにくい体質だし、よく胃を痛めてリバースも頻繁にあるの。
        リンちゃんよりも細いですわ…ごめんなさい今の事は聞かなかったことにして頂戴」
リリーナ   「わかってますわ。ですけど細い細いといっても…栄養失調での線が細いわけではなく、
        このKINNIKUの付き方は…」
デジェル   「ランナーね。遅筋…持久力を関与する白いKINNIKUが発達しているんだわ。
        彼の体型はアスリートには向いているけど剣を握るにはあまり適していない…」
エリンシア  「私達が欲しているのは逞しさを創る赤いKINNIKU…そう速筋だわ」
リリーナ   「お姉様方、KINNIKUの原料となる脂肪もお忘れになられてはいけませんわ!」

一家で最もガリガリだと思われていたエリウッドであるが、多少なりとも筋肉を有していた。
ただそれが見た目に反映さない自分たちが望むKINNIKUではないというのが彼女達の見解のようだ。

エリウッドの番が終わり、次に行こうとしたところにデジェルが待ったをかける。

28 :
 5/10
デジェル   「実は…私はこんなものを用意してきました」
リリーナ   「なんですかそれは?まさかおじ様の」
デジェル   「そうよ。約20年後の未来におけるエリウッド殿の写真。しかも今回の趣向と同じく裸体よ!」
エリンシア  「デジェルちゃんいい仕事だわ!それでこそ契りを交わした姉妹ね!」

未来のエリウッド…要するに封印時の彼である。顔は痩せこけ色も悪いのに対し、体は今よりも逞しかった。

リリーナ   「何で今より逞しくなっているんですか?お姉さま!」
デジェル   「聞きたいですか?あまり褒められた理由ではないので私の口から言いたくはないのですが…」
エリンシア  「構いませんわ、私の家族です。知る権利があるのですから」

エリンシアの決意は固い。
加えて姉妹の契りを交わした中であるのなら話すのが道理だとデジェルは真実を語り始めた。
事は今から数年後、エリウッドは兄弟家の中で早期に婚約した。その人物は遠まわしにぼかされる。
当然その朗報はミカヤの耳に入り、 エリウッドとその婚約者に早く子供を作れと姑のように急かしたのだった。
幼い頃から母親代わりで自分を育ててくれた実姉の願いにエリウッドは戸惑いながらも応えようとした。
だが一つ問題が生じる。エリウッドの体力は1ラウンドでTKOなのである。
畑があっても種を捲かなければ実りはない。
よって種の数を増やす為、体力を増強するためにエリウッドは ボディリングを使用した。
すると万事解決。
子供も授かり目出度し、目出度し…という物語であった。
(烈火:ロードナイト 体格9、封印:パラディン 体格11
 パラディンの体格の基礎値が11ということは内緒ということで)

リリーナ   「成程、自分は恋愛する暇がありません…とか言っている割にやることはやる人なのね」
デジェル   「まあ、使命感が強い人は世継ぎを作ることも使命として割り切るから、
        きっかけさえ与えれば後は流れるように事が進むわ…」
エリンシア  「いずれにせよ、エリウッドちゃんは結婚…誰とするのが大いに不安だけど、
        KINNIKUが増したという結末には意義はありませんわ!」

エリウッドの嫁に疑問だが、 KINNIKUが増えているという点からすれば満場一致で彼女らに不満はない。

デジェル   「次は遂にこの方ですね。私の理想、鎧が最も似合う殿方…」
リリーナ   「一番にぷっくら膨らんだ腹に目が行ってしまうヘクトルお兄様!」

と次女三女が歓喜した写真の中の人物とは濃い青、群青の髪を後方になびかし、額に見事なM字をつくる男。
巨漢であり厚手鎧を纏いつつも鈍足とは言わせない兄弟家の斧使いヘクトルであった。
とここまでは好印象だがこの写真の彼は上半身を晒し、締まりない腹を披露するといった失態を冒している。

リリーナ   「遂にヘクトルお兄様の番ね、やっぱりこのお腹が何度見ても美しい…萌えですわ!」
デジェル   「出来ればヘクトル殿だけは裸ではなく鎧を着た写真にして欲しかった…」
エリンシア  「まあまあ…ヘクトルちゃんも筋肉がついてるけど、それ以上にお肉がついているのよね…」
リリーナ   「だがそれがいいですわ!大福を例すれば、この中身の餡がKINNIKU、それを包み込む
        求肥がZINIKUなのです。この二つの織成すハーモニーありませんか!」

29 :
 6/10
と三女は長女が予め茶うけとして用意していた大福に手を伸ばすなり、
姉妹達にこれでもかと活目させつつ自分の嗜好を熱く語る。
そして手にした大福をなんと一口で平らげる芸を見せた。
当然少女の口には大き過ぎる。だが、それは愛…意地と言わんばかりに悪戦苦闘しながらも完食。
その雄姿は上の姉妹達は目が釘付けするほどで、食べきった後の第一声と共に鼻血を流し出す…

リリーナ   「エクスタシー! ああ…鼻血が止まらないわ…」
エリンシア  「そ…そうね。とりあえず鼻血を拭きましょうか…リリーナちゃん?」
リリーナ   「…はい。ところでデジェルお姉さま!エリウッド兄様があるならヘクトルお兄様のも…」
デジェル   「もちろんあるわよ。これが未来のヘクトル殿よ」

と言って次女が取り出した写真に写っていたのは生え際が後退し、
口から顎にかけて髭を生やしたヘクトル。現在より一回りは大きくなったように見える。
その腹は著しく成長し、相撲取りと言っても遜色ない体型であった。

リリーナ   「萌え萌え〜蝶萌え萌え〜ですわ!お姉さまこれを私に譲ってください!」
デジェル   「ええ、いいわよ(ここまで行くと私の趣向から外れてるから…)」
エリンシア  「それにしてもリリーナちゃんってこんな人だったかしら…」
デジェル   「人間、興奮すれば誰でもああなるものですよ…お姉さまもあのような感じでKINNIKUと」
エリンシア  「あら、何か言いました。デジェルちゃん?」
デジェル   「いえ…何も。で…では…次に行きましょう!」

次はエフラム。
一見エリウッドのように細身に見えるが筋肉はそれなりにある。
職業柄、減量を科せられるボクサーや軍人に就く人間の体型といったところか。
この体型になった経緯はBパート以降で…

エリンシア  「次は…エフラムちゃんね!エリウッドちゃんほどでもないけど細いわね…」
デジェル   「筋肉を付けながら無駄な贅肉を極限まで減らしている。体脂肪も確実に一桁だわ」
リリーナ   「体脂肪一桁!?
        萌えが…萌えがないです…
        ケダモノよ!ケダモノ!人類の敵!
        脂肪がなければ人は生きられないんですよ!」
エリンシア  「そこまで言わなくても…私としてもKINNIKUを増やしてほしいのが本音だけど…」
デジェル   「エフラム殿の場合は本人も侘び寂び、貧しいことが美しいという独特の美学を持っていますし…」
リリーナ   「貧しい=貧乳こそが美しい、愛してる。だからロリコンなんですね、お姉さま!」
デジェル   「成程、そう言うことだったんですか…」
エリンシア  「だったら後生のためにも尚更KINNIKUをつける必要があるわね…」

三女の持論に妙に納得する次女、ロリコンの言葉が出るなり不安を隠せない長女であった。
さて次は順番的にマルスのはずであるが…それらしき人物の写真が見当たらない。

エリンシア  「あれ…マルスちゃんのだけ無くなっている、確かに用意していたはずなのに…」
デジェル   「着衣からでもそれほどいいKINNIKUをもってなさそうだし…」
リリーナ   「ZEINIKUもありませんし、次行きましょ次!」
エリンシア  「じゃあ、アルムちゃんね。はいっと」

30 :
 7/10
マルスを飛ばして選ばれたのは、緑色で真ん中分け、 手ぬぐいで汗を拭きながらしっかりカメラ目線の少年。
アルム。
少年だがその体つきは年相応にしては実にマッシブ、洗練されて作られたエフラムの体型と対照的であった。

エリンシア  「アルムちゃん年少組では一番逞して将来有望の弟ちゃんなのよ」
デジェル   「確かに…私の仲間達と比べものにならないほどいい身体だわ。それにこのKINNIKUの
        付き方はトレーニングで鍛えた体つきではないわね」
リリーナ   「どういうことですか、KINNIKUは鍛えるものではないのですか、デジェルお姉さま?」
デジェル   「確かにそうね。だけど特訓やトレーニングは意図的に効率良くその部分だけ鍛えるもの。
        でも彼の体の作りはひたすら肉体労働をこなすことで得た結晶。
        良く働く男の体よ。規則的に動かさない故、
        筋肉が複雑に織り成すことで丈夫で嵩のあるKINNIKUを創り出すのよ」
エリンシア  「アルムちゃんは毎日野良仕事を欠かさず行っていますからね、納得いきますわ」
リリーナ   「KINNIKUとは奥が深いのですね…次に行きましょう」

えーと、次は順番的にセリスなのだが…

エリンシア  「次はセリスちゃーんを飛ばしてリーフちゃん!」
リリーナ   「お…お姉様!この人大丈夫なんですか、エリウッドお兄様より酷く痩せ細っていますわ!」
デジェル   「頬はこけずり、肋骨は浮き出て…栄養失調で死にかけじゃないですか!」

セリスを飛ばして選ばれたのは、茶色の髪で骨と皮、水分不足で干からびミイラのようなリーフの写真だった。
その人外とも言える姿に下の姉妹達は驚愕しSAN値を減らす。
一方長女は見慣れているようで平然とし、

エリンシア  「ごめんなさい、これはリーフちゃんの朝一番だったわ…平常はこっちなの」

と気分を害してしまった姉妹達に侘びを入れもう一枚の写真を見せる。
その中に写真の中の人物は、先程のミイラと同一人物だった。
ただ大きく異なるのは普通の人間より貧相な体、もやしっ子であるが健康に害さない程度に肉がついた。
当然この変貌に不可思議に感じた姉妹達は長女にその真相を追及する。

デジェル   「これ…本当に同一人物?人智を超えた存在ね」
リリーナ   「普通の人間なら有り得ないわ…さすが葉っぱと言ったところかしら。でもどうしてこんなに激変しちゃうんですか?」
エリンシア  「うーんとね、夜な夜な激しいトレーニングをしているって言えばいいのかしら?」

その問いに長女は困惑する。本当の事を言えば年頃の少女達には刺激が強い行為、自家発電だからだ。
よって遠まわしに説明して納得してもらおうとしたのだが…

デジェル   「死地を彷徨う激しい鍛練…それも一夜という短時間。興味あるわね。
        この貧弱に出来るのなら、絶対に私も出来るに違いない!」 &#160;

脳筋の次女は訓練という言葉を耳にするなり、目を輝かせさらにその内容を問い詰める。
どうやら長女は墓穴を掘ったようだ。

31 :
 8/10
エリンシア  「デジェルちゃん、これは男の子用だから女の子はしてはダメなの…」
デジェル   「では一度見学するだけでもよろしいですか…」
エリンシア  「それもダメ、これはリーフちゃんの秘密の特訓だから決して見てはいけないのよ…」
デジェル   「そうなんですか…残念だわ」
エリンシア  「さっさ…次に行きましょ♪」

一体何の特訓だろうか、まあリーフの行動からして察しは付くことだが、敢えて書かない。
いや書いたらまずい。それはさておき。
とうとう最後の一枚、エリウッドと同じ真紅の髪で青い眼。
額に金色の刺繍がされた蒼いバンダナをはめた少年、末弟のロイだった。
彼はまだ成長期に入ったばかりであるので顕著な肉体変化はされていない。
痩せてもいず、太ってもいず、とりわけ筋肉がついているわけでもない、所謂普通型にあるのだった。

リリーナ   「ロイね、うーん前とあまり変わっていないような…」
デジェル   「前って…なんか怪しいわね」
リリーナ   「勘違いしないでください、お姉さま!ただ学校のプールの授業の時に見ただけですわ」
エリンシア  「ロイちゃんは成長期ですし、これから次第ですわ」
デジェル   「そうね、これからに期待しましょ!」
リリーナ   「ちゃんと毎日ご飯三杯は欠かさずお願いします!それと脂たっぷりのおかずもです!」
デジェル   「それじゃあ、ブクブクに太るでしょ!」
リリーナ   「私はそうなって欲しいんです!」
エリンシア  「まあまあ、KINNIKUをつけるにしても、まずは肉を付けてもらわないとね」

 ………

兄弟家のKINNIKU評論会が一通り終わる頃にはとある番組の放送時間が迫っていた。
それはエリンシアが デジェルとリリーナに是非とも見て貰いたいものであり、
急いでテレビの電源を入れてチャンネルを合わせる。
その慌てぶりに下の姉妹達は目をキョトンとさせ一体何が始まるのだろうかと首を傾げる。

リリーナ   「お姉様、一体どうしたのですか?」
エリンシア  「ちょっとね、あなた達と一緒に見たい番組があるのよ。もうちょっとしたら始まるわ」
デジェル   「…わかりました。ですがそれはどんな番組なのですか?」
エリンシア  「それはね、見てのお楽しみよ?活目して見なさい!」

時刻は四時半を迎え、同時に今のテレビから新たな番組が放送させる。
その内容とは…

[プロジェクトFE 〜挑戦者たち〜]
※元ネタはN○Kのドキュメンタリー番組の“プロジェクトX”。以下ウィキペディアを引用すれば、産業、
 文化等のさまざまな分野において、製品開発プロジェクトなどが直面した難問をどのようにして克服し成功に
 至ったのかを紹介するドキュメントである。リーダーとそれに従い支えた多くの人々による挑戦と努力、  
 その成果の紹介がテーマとなっている。

32 :
 9/10
エリンシア 「皆にこれを見てもらいたいこともあって今日は集まってもらったのよ」
リリーナ  「プロジェクト…FE?」
デジェル  「なんですかこの番組は?と言っても私は普段テレビを見ないですけど…」
エリンシア 「見ていたらTO・RI・KOになること間違いないわ!」

タイトルからしてドラマやアニメ、ニュース、はたまたスポーツ中継にも当てはまらない。
なぜこんな番組を?と長女の意図が全く読めず、困惑する下の姉妹達。
だが長女も何かしら思惑があって見せるのだろう。
それに姉妹の契りを交わした関係である自分はここは黙って従うが道理。
と長女に言われるがままに画面に焦点を当てれば、丁度オープニングの曲が流れ始めていた。

 XXX

レヴィン  『風の中のセティ(すばる)…』
モウディ  『砂の中のソーンバルケ(銀河)…』

みんな何処へ行った 見送られることもなく…


ミシェイル 『少年(草原の)のペガサス…』
セイン   『街角の臍淑女(ヴィーナス)…』

みんな何処へ行った 見守られることもなく…

歌が終わるなり画面がスタジオらしい場所に切り替わる。
そこには対話するように椅子が二台用意され、背景も 灰色単色のみとお茶らけた要素がまったく感じられなかった。
スタジオのセットが一望できるよう、遠方仕様に カメラは映していた。
そこから読み取れる情報は片方に司会と思われる女性が座り、もう一席は空席のままだった。
おそらくこの席にはプロジェクトリーダーと目される人物が座るのだろう。
またこの時、画面下にテロップで“この番組は再放送です”と流れつつ、
同時に女性がアップで映るように カメラはフォーカスを合わさせた。
すると女性はカメラに目線を当てながら淡々と語りを入れ始めて行く。

『皆さんこんにちは。プロジェクトFE〜挑戦者たち〜、進行はこの私、ドロシーがお送りさせて頂きます。
 さて、今週のテーマは“ブードキャンプを創った漢たち”となっております。
 これは昨今子供から大人までブームになっているエクセサイズです。
 ダイエットや筋肉増強の訓練と言うのは 己の限界に挑む過酷な所業です。
 ですがなぜそれがあらゆる世代に受け入れられるのか?
 本日はその秘密と迫ってバアトルブードキャンプの誕生のエピソードに思います』

司会者が導入部分を言い終えれば、画面はテーマに沿って編集された映像に切り替わる。
数分間続いた後、画面は再びスタジオに戻るなり司会者が話始めるのだった。

『本日はこのブードキャンプの創始者のバアトルさんをゲストとしてスタジオに呼びしております。
 バアトルさんどうぞ…』

掛け声の後。
画面の端、スタジオの隅にある扉からバアトルが姿を現す。
そして画面中央で歩みを止め、一礼と挨拶をした後に椅子に座るのだった。

 XXX

33 :
10/10
エリンシア 「バアトル様がお出でになられたわ♪」
リリーナ  「相変わらずお姉様の一番はこの殿方なのですね」
デジェル  「しかし、先程の編集された映像にはなぜかエフラム殿が映っていたのは気のせいでしょうか?」
リリーナ  「確かに映っていましたわ!もしかしてあの方も関係しているのですか?」
エリンシア 「ふふふ…それは続きを見れば謎が解けるわ」
デジェル  「先程からそればかりじゃないですか…」

 ………

兄弟家KINNIKUフェチで知られるエリンシア。
これほどまでにバアトルに熱狂するのか?
7年前のその人物との邂逅、他兄弟の知らないエリンシアの過去に深く関わりがある。
そして僅かいや大きくエフラムが関与しているのだった…

 Bパートに続きます

 ………

以前におススメおっさんキャラはいないかと尋ねて、ご返答を参考にさせて頂きまたが、 大変遅くなり申し訳ありません。
Bパートはテリウス勢が酷い有様になるのでご注意を…

&#160;

34 :
三人ともとても生き生きしているのう
同じ趣味の仲間っていいもんだ…

35 :
>>23
戸惑いながらシャツをたくし上げるウェンディの腹筋を恍惚の表情でペロるリリーナ様が浮かんだんだがどうしよう?

36 :
どうしよう?とな?
それでネタを描けばいいんじゃないかな

37 :
毎夜の自家発電が姉にバレていると知ったら葉っぱはどうするんだろう…

38 :
上の方の姉から見たらエフラムとサラの付き合い(意味深)を把握してるくらいだから
その程度のことは気にしなくていいのにとか思ってそう

39 :
ティルフィング継承の日

シグルドは30過ぎて童貞なので魔導士にクラスチェンジした
ティルフィング装備できなくなった
装備できないけど愛着があるのでそのまま持っていた
40過ぎて賢者になった
50過ぎたら大賢者になるのだろうか
諦めの境地に達したシグルドはティルフィングをセリスに譲った

…このスレでティルフィングはほとんどシグルドが持ってるけどセリスに譲る日が来たとしたらこんな感じなのだろう…

40 :
祝ファイアーエムブレム25周年&私の好きなゲームの一つであるエストポリス伝記2発売20周年という事で合作パロディを書かせていただきました。
長編SS初挑戦となります。文才もセンスも皆無ですが生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。
この作品を読む前に以下の点に御注意下さいませ。


・↑でも書かれている通り、合作パロディ作品となります。
『エストポリス伝記2』の原作ネタを多数取り込んでいます。
無理矢理パロディ化させている故にごじつけがましいオリジナル設定、展開を盛り込んでしまう事が多々あります。
原作が大好きな方や原作をネタにした二次創作で汚されたくない!という方はスルー推進です。

・この作品の舞台は、このスレでメインとして描かれている紋章町とは異なるカオス過ぎるオリジナル設定です。

・兄弟家のキャラ達は最初、自分達が兄弟である事を(一部を除いて)知らない設定とさせています。

・兄弟家16人全員をメインにする予定です…が、登場頻度の多い少ないの差があったり、不遇な扱いがあったりがどうしても生じてしまう事は御了承ください。

・最新作Ifネタ解禁に合わせてIfのキャラもいずれ出す予定…です。


NGは「炎の紋章と英雄達の伝説」です。
以上の設定でも読んでやるという方はどうかお付き合い下さいませ。

41 :
【本編を御閲覧なさる前に、この章においての主要キャラの簡単な解説を。
あくまでこのお話においてのキャラ付けになりますので、予めご了承ください】

[シグルド]
ユグドラル大陸、シアルフィ地区に住む中年の男。父母は同居しておらず、唯一の肉親である自らの息子といっていい程年の離れた弟セリスを何より大切にしている。
産まれた頃より、ユグドラル伝承にある『ダーナ砦の奇跡』において神より聖剣ティルフィングを授かったという聖騎士バルドの聖痕がその身に刻まれており、※1
また誰に教わるでもなく剣の才があった事等から、将来の為にと騎士道を忘れず幼き頃より剣の鍛錬を欠かさなかった。

※1
補足説明:『聖戦の系譜』第4章の村を訪問した際の老人の台詞「聖戦士の直系の血を継ぐものは幼少期に体の何処かに聖なるしるしが表れる」設定より。
原作においてはバルド直系であるシグルドセリス親子の聖戦士の印については特に触れられていませんが、このお話では直系として印がその身に刻まれているものとしています。

[セリス]
ユグドラル大陸、シアルフィ地区にて兄シグルドと共に住んでいる。少年とも少女ともとれる中性的な風貌をしている。
幼い頃に両親が行方知れずとなって以来、年の離れた父と言っても過言ではない兄シグルドを実の父のように慕っている。
兄と同じく、バルドのしるしが刻まれている。が、本来穏やかな気質である為に戦いや争い事に積極的でないようだ。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

「はっ、てやぁぁぁっ!」

ユグドラル大陸にある一地区、グランベル国シアルフィ地区の海岸沿いで沈みゆく夕陽を背に剣の打ち合う金属の音が幾度となく響き渡る。
剣を取る少年…いや少女か、蒼く澄み渡る夏空のような蒼い髪が、燃えるような夕陽の朱に染まっていく。

がむしゃらに振るう剣を受け止めるは、少年と同じ夏空を思わす蒼髪の中年男。

幾度と少年の気迫に若干押されつつも何度か剣が打ち合った後、男は強い力で少年の持つ剣を切り上げた。

「あっ…」

少年が狼狽する間もなく、切り上げられた剣は、虚しく砂浜に深々と突き立てられた。

「…勝負あったな」

男がそっと告げる。
剣を手放してしまっては試合は続行出来ない。
自身の敗北を認めて、少年はきょとんと顔を落とした。

「……負けちゃった…。やっぱりシグルド兄さんは強いなぁ…」

悔しいのか思わずがくりと肩を落とす少年に、兄でありまた剣の師でもある男は微笑みかける。

「そんなに気を落とすなよ、剣は何も実力だけが勝敗を決める訳じゃない」
「そうなのかも知れないけれど…」

…パカッ。
表情が曇る少年の耳に、軽快な蹄の音が響く。

「そういえば今日はエーディン達が夕食の支度をしてくれているのだったな。うっかりしていたよ。さあ、早く帰って美味しいものでも食べて気を紛らわそう!」
「あ!兄さん、待ってよぅっ!」

愛馬である白銀の毛並みが美しい白馬に跨がり、疾走する兄と、そんな兄の後ろ姿をただひたすらに追う弟。

兄の名は、シグルド。
弟の名は、セリス。

こんな一見何処にでもいそうな仲の良い親子のような、年の離れた兄弟。
その二人が後に世界の命運を賭けた戦いに身を投じる事になるなど、この時は誰一人思わなかったのである。

42 :
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

エーディン「シグルド様にセリスちゃん、遅いですわね…」
ラナ「…セリス様はか弱い殿方です…。ラナは心配ですわ」

シグルドとセリスの暮らす小さな家の居間では、テーブルの上に並べられた色とりどりの夕食を片目に、シグルド、セリス兄弟の幼なじみである近隣の地区ユングヴィ区長の娘エーディンとラナ姉妹。
彼女は先程から落ち着きなく右往左往している。

オイフェ「エーディン様にラナ様、お気持ちは分かりますけど少し落ち着いて下さい。シグルド様とセリス様は間もなくお戻りになられますよ」

そんな彼女達を気遣ってか、栗毛の少年オイフェが諭す。
彼は祖父スサール亡き以来身寄りのない所謂孤児の出で、そんな彼を哀れんだシグルドが血の繋がりのないもう一人の弟としてセリス同様に可愛がっていたのだ。

「…ただいま」

程なくして、木製の扉が勢い良く開いた。
扉を開けた人物の姿を見て、エーディンとラナは安堵に満ちた表情を浮かべる。
エーディン「シグルド様…」
ラナ「セリス様…」

シグルド「いらっしゃい、エーディンにラナ。せっかく美味しい料理を用意して貰ったのに、遅くなってすまなかったな」
エーディン「そ、そんな…いいのです。シグルド様達とご一緒出来るなら、私達はそれで…。さ、さぁラナ」
ラナ「は、はい!さあ、シグルド様にセリス様。どうかこちらにお掛けになって、疲れを癒やして下さい!」
セリス「…わぁ、この料理はラナ達が用意してくれたの!?」
ラナ「え、ええ…。お口に合えば良いのですけれど…」
セリス「一生懸命作ってくれたんだもの!きっと美味しいよ、ありがとう!」
ラナ「セリス様…」

美味しい料理は勿論だが、気の知れた者との食事は何よりも楽しい。
5人で過ごす夕食時は、あっという間に過ぎてゆく。

オイフェ「あの、シグルド様。エーディン様やラナ様をお招きになられるなら、先に僕に仰っておいてくだされば…」
シグルド「ん?」

お二人の邪魔をせずにすんだかも知れないのに…。
義兄弟達と異性とのひとときを気遣い、オイフェは尻すぼみがちになる。

シグルド「どうしてだ?お前も私やセリスにとっては大切な兄弟なんだよ?私達の邪魔になど、考えた事もない」
オイフェ「あの、そうではなくて…」
シグルド「?」

義兄は強く優しく頼りになるが、時にこういった関係に疎いのがたまにキズだとオイフェは改めて思う。

「シグルド様…」

そんな彼を見かねてか否か、エーディンが彼の名を呼ぶ。

エーディン「……少し、外へ。大切なお話があります…」
シグルド「?…なんだい?」

何の疑問もなく、彼女の後に続き居間を後にするシグルド。

ラナ「エーディン姉様…いよいよなのね…」

そんな二人の様子を、うっとりと夢見心地で眺めるラナ。

セリス「いよいよって、何が?…ねぇ、ラナ。一体何が始まるの?」
ラナ「…もう、セリス様ったら…分かってらっしゃるのに…」
セリス「??」

43 :
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

すっかり日も長くなった新緑の季節。
太陽は既に遥か地平線の彼方に沈み、夜に染まって行く雲一つない空には瞬く星が輝き始めている。

「…明日も、きっといい天気だろうな」

相も変わらずそんな脳天気な言葉を告げるシグルドに、エーディンは多少やきもきしながら静かに告げる。

「あの、シグルド様。……あの時私が言った事は…考えていただけましたか…?」
「あの時…?ああ、2、3月前にきみが言っていた私達兄弟のこれからについてか…」

私の事はともかく、弟達の為になるならば…シグルドは深く考え込む。

「シグルド様には弟のセリスちゃんに、オイフェ君。育ち盛りの男の子が二人もいるんですもの。いっそ兄弟三人でユングヴィ区で定住して頂いて……その」
「ん?」
「……シグルド様はいつか、私と共にユングヴィで…」

顔を赤らめながら告げるエーディンに、シグルドはかすかに微笑みながらそれに応じる。

「ユングヴィ、か。確かにきみの生まれ育った街は住み良い街だと思うよ。だが、区長の娘であるきみに何から何まで世話になるという訳にはいかないさ。
そんな事をしたら、行方の知れない両親や姉上に笑われてしまうよ…」

シグルドの表情が一瞬曇る。何時までも過去に縛られるという訳ではないが、優しかった実の父母、そして姉の事を忘れた事は一度たりとてないのだ。

「姉上…、ミカヤ義姉様の事ですね?」

ミカヤ。自分とセリス程年の離れた姉は、シグルドにとって実の母のような人だった。

「ああ、今から二十年以上も昔の事さ。あの頃は、私も物心つくくらいの年頃だったから朧気な記憶しかないのだが……私の実の母上のように可愛がってくれた人だった。
その姉上も、セリノスという彼の地での虐殺事件に巻き込まれ、行方知らずだと…」

セリノス…ユグドラルにはないその地名に、最早探す術はない。が、シグルドは心の片隅で頑なに信じていた。

「だが、私にはどうしても姉上は今もどこかで生きていらっしゃる気がしてならないんだ。
もともと時々ふらっと姿を眩ますような人だったし、姉上には、巫女としての能力の他に生来不思議な…未来を見通す預言者のような力が備わっていた。…いつの日か、セリスがオイフェを立派に育て終えたら…その時は…」
「そう、そうですわね。今のシグルド様にはセリスちゃんやオイフェ君の成長が何より大切なんですものね。私ったらシグルド様の苦労も知らずについ……」
「苦労、か。それはキミもお互い様だろう?」
「え…」
「キミにも、ラナちゃんとレスター君と…年の離れた弟妹達がいるじゃないか。それに幼い時生き別れになった、ブリギッドの事も…」

幼い頃、アグストリアの北方に聳え立つというブラギの塔に巡礼に行った際に小船に乗ったまま嵐に遭い行方不明となっているエーディンの双子の姉、ユングヴィの後継者ブリギッド。
エーディンもまた、行方知らずとなった姉の帰還を信じ続けているのだ。

「ええ、このユングヴィを継げる者は聖戦士ウルの直系の者であるという証を持つ姉様ただ一人…。私も、お父様も、ラナ達も…姉様の事を忘れた事は片時だってありませんもの」
「共に、行方知らずとなっている姉を持つ弟妹として無事を祈ろう」
「そうですね…」

二人が顔を見合わせた時、夜空に一筋の赤い光が駆け抜けていった。
闇に染まりつつある大地を血のように染めていくその様に、シグルドは何ともいえぬ不安すら感じた。

「シグルド様、どうかなさいましたか…?」
「…いや、なんでもない…」

この胸騒ぎは単なる思い過ごし。
疲れているだけなのだろう、とこの日は早くに床に入った。
しかし、この時シグルドが感じた単なる思い過ごしだったはずの胸騒ぎは、後に意外な展開を迎えることとなる……。


つづく……

44 :
みんな連休はどっか遠出に行ってるんだな…
ネタを投下するなら今がチャンスか


ミカヤ「自然の緑…鶯の緑…
今日も平和ねぇ」
セリス「笹だんごが美味しいねー」


リン「誰がサバ読みが特技の太ももオババですって!?」
マルス「アダダダダッ!その関節ワザキツい、キツいですって!」

ミカヤ「草原の緑…若草の緑…
今日も平和ねぇ」
セリス「緑茶が美味しいねー」

サザ「ミカヤは俺が守るんよ!」つペシュカド
しっこく「身の程をわきまえよ。」つエタルド
クロム「姉さんッ!…そうはさせるか!」つファルシオン

ミカヤ「吹き抜ける緑色の風…
今日も平和ねぇ」
セリス「よもぎ餅が美味しいねー」


エリンシア「お姉様にセリスちゃん、抹茶ティラミスと紅茶の準備が出来ましたわ。どうぞお召し上がりになられて…」

アイク「ぬぅんっ!」
リーフ「この人でなしーっ!!」

エリンシア「まぁ!…アイク、家の中でラグネルを振り回さないようにとあれほど言いましたのに!…反省しない子はぶっ飛ばして差し上げますわっ!」

ミカヤ「鮮やかな新緑…
今日も平和ねぇ」
セリス「抹茶ティラミス美味しいねー」


ロイ「ちょ、所々どう考えても平和な状況じゃないよ!?」
マルス「…慣れって怖いね」

そして今日も兄弟家は壊れる。

45 :
連休か…連休の過ごし方は…こんな感じだろうか

ミカヤ、もともと気が向いた日にしか占い仕事に行かない隠居、連休も平日も大して変わらん
シグルド、当然の如く休日出勤、KINNSINN退治にかまけて滞らせた仕事をやっつけなあかん、ディアドラ?アルヴィスとどっか旅行に行っちゃいました
エリンシア、連休中はスポーツの興行が増える、プロレスやボクシングを見に行ってハァハァしてる。闘技場のある紋章町ではこの種の文化は活発そう
アイク、修行一択
クロム、ルフレ♀を誘ってどっか旅行に、あわよくば指輪渡して求婚して既成事実まで進んでシグルドの先を越しルキナも安心などと企むがラッキースケベトラブルに留まる
エリウッド、入院一択
ヘクトル、食っちゃ寝食っちゃ寝の不精っぷり、髭も剃らない、休みの日は午前中いっぱい寝てそう
エフラム、幼女たちを引率して遠足に行く、エフラムの認識では遠足だがサラやミルラたちの認識ではデートみたいな感覚
エイリーク、部活動に勤しむ、女学園ではエイリーク目当ての後輩が増えそう
リン、彼氏作るチャンスとばかりにナンパ待ち、または逆ナンかけようとめかしこんで街へ繰り出し空回りを繰り返して凹む
マルス、意外とのんびりした休暇を楽しんでいそう、シーダとタリス島にでも行くかも知れない
アルム、作物や牛を相手にする農家に休日など存在しない、下記の二人に振り回されて尻に敷かれる
セリカ、布教に勤しむはずが畑のアルムに近寄るジャンヌを追っ払う休日に早変わり
リーフ、妖しいアイテムやゴミアイテムを拾ったり追剥ぎしたりして金に換える、そしてすぐに失うが立ち直りは早い、お姉さんナンパもするが全てフラれて凹む、でもすぐに立ち直る
ロイ、宿題やって友達と遊んでのもっともふつうな日々を過ごす、宿題サボらんあたりは良い子

46 :
クロムは何者かに祟られた
装備品のファルシオンが手から取れなくなった。いつの間にか呪いの装備になっている。
右手は塞がりずっと握ったまま、風呂でもトイレでも夜寝る時もそのままだった。これは不便だ。
呪いといえばこの人である。
サーリャに解決してもらおうとクロムは相談に行った。
その時サーリャの胸をガン見してたのは秘密だ。
「調べる…そのために被害者の一部が必要よ。これ、ちょーだい」
サーリャはクロムの髪の毛を抜いた。

その晩。胸に釘を打たれてるような痛みを感じた。こらかなわん。


〜 どっかの木陰 〜

サーリャ「ふふふふふ…私のクロム♀とフラグ立てまくったりクロム♂と半身半身いってべたべたしてる間男は死ぬべき…」
カーンカーンカーン 藁人形

…なんかサーリャはクロムを思いっきり嫌ってそう

47 :
三分で分かるエフラムという男
セシリア←「杖なのにイラナイツだと?クズだな。どうしようも無い」
マリア←「杖なのにイラナイツだと?それは運用が悪いのだ。自分の失策をキャラのせいにするな」

48 :
>>47
クロム「そもそもおっぱいを戦場に出して怪我でもしたらどうするんだ!二軍で大事に保護するのが正しい!戦場にはどうでもいい野郎共でも放り出し…けほけほけほん…お、俺はただ紳士として淑女を守るべしという精神であってやましいことはなにも…」

49 :
>>47
リーフ「チッチッチ、セシリアさんを杖レベルでしか語れないなんて兄さんもまだまだだな。
綺麗なおねいさんから勉強に戦いの作法から手取り足取り何から何まで教えて貰えるからこそ最高なんじゃないか!セシリアさんと二人だけであんな事やこんな事…ブババ……くそぅ、ロイがうらやましすぎて悔しいっ…!」

50 :
>>49
サラ「兄様は教えられたい方じゃないわ。教えてあげたい側なのよ」
マリア「でも…杖は知らないよね?槍は使えないし私たち」
ユミナ「勉強もさっぱりそうよね。私たちの方が逆に教える事になりそう」

エフラム「あ…あのな…小学生の勉強くらいならいくらなんでも…」

サラ「できる?」
エフラム「得意とはいわんが…」
ユミナ「グルニア王女として学年首席なんだけど」
マリア「私もミネルバ姉様に厳しく教えられたなぁ」
サラ「だから兄様が教えられる事は…そう、恋の手ほどき…さ、いい…よ?」
マリア「わ…なにこの子おませさん」
ユミナ「ちょっ…何言って…っ////」
エフラム「あのな…からかうのもほどほどにな。そうしないと…」

ゲイル「逮捕する!」
エフラム「こうなるからな」

マリア「行っちゃったねーなんだったのかしら…」
ユミナ「……そうね……」
サラ(このまま押してロリコンの評判広げればますます大人の女性は寄ってこなくなるわ)

51 :
ここまで親しくなったエフラムとサラは二人きりのとき何をしてるんですかね(すっとぼけ)

52 :
サラ「スキンシップしながらイチャイチャしたり、一緒にお風呂入ったり、一緒に寝たり、ハグしてもらいながらキスしたり…あとは秘密」
エフラム「だからそういうことを公言するなと何度(ry」

53 :
>>52
>そういうことを公言するな
ベルン署「否定はしていないようなので署までご同行願おうか」

54 :
シグルド「ディアドラとイチャイチャしたい…」
リーフ「おねいさんとイチャイチャしたい…」
リン「イケメンとイチャイチャしたい…」

クロム(な…なんだこの滲み出る欲求不満の喪オーラは…お、俺は…なんだかんだいってもルフレとイチャイチャ…できてるよな。うん。あいつらの側じゃないよな)

55 :
>>54
ミカヤ「いい雰囲気になった所でKINSHIN討伐しに行くのはやめなさい…」

エリンシア「いい加減年上の女性に執着するのは諦めなさい…」

マルス「理想と現実ってのがよく分かってないんですよ。姉さんには今すぐにでもイチャイチャ出来る方がいるじゃないですか。ほら、フロリーナさんとかヘザーさ(ry」

ジェイガン「マルス様…死んでしまうとは情けない…」


クロム「(俺は…一応ボディタッチとかしてるし…裸を見せ合う異性の仲だし…ソレニソレニ)」

ロイ「そう言うの、どんぐりの背比べっていうんだよクロム兄さん…。え?僕?…僕はまだそう言うの気にする年じゃないし…!」

56 :
しかしリンの場合行き遅れになったり悪い男に騙されそうになったら、マルスが全力でラスやケントをあてがう為に動きそうだ。
一応信用は出来る相手だから

57 :
リンよりも今現在進行形で結婚の遅れてるシグルドの方が厳しいしなんとかしてやらなあかんのでは
歳の近い友達たちはもう結婚して子供までおるんよ
寝取られ属性にはやはり勝てぬのか

58 :
ユンヌ「どいつもこいつもウジウジ喪オーラ出してるのが駄目なのよ!!
    リア充ライフゲットしたいならガツガツ壁ドンの一つでもしてみろっつーの!!!」

シグルド→画的には様になるわね。ただそこでポエムはやめなさい

アイク→最強の壁ドンね、色んな意味で。ドキドキが恋なのか生命の危機なのか判別不能よ

クロム→なんかオロオロしてるし壁から手が滑って胸鷲掴みラキスケしてるしクソね

エリウッド→何骨折してんのよ

ヘクトル→得意分野みたいね。相手がいつのまにかビラクにすり変わってて残念ね

エフラム→ベルン署がこちらに向かってるわ

マルス→ソフト壁ドンとかなんかイラつくわ。まああんたは姉に顔面ドンでもされてなさい

アルム→地味ドンね。セリカ気付かずにしゃがんで靴ひも直しててワロタ

リーフ→いつも四人娘に包囲されてるからドンする壁なかったわね

ロイ→壁トンって感じかしら、純朴でなかなかかわいいわね。対して壁際争奪戦する女子共醜いわね

セリス→あんたはされる側よ

59 :
ユンヌに喪組への突っ込みをさせるつもりが
いつの間にか男子壁ドンシュミレーションになってたでござる

60 :
>>58
ユンヌ視点とはいろいろダメな人大杉内。

61 :
アルムにワロタw

62 :
エリ様のスペランカーにもワロタ

63 :
ここのクロムは壁ドン似合いそうだけどね。
更にイケメンな態度と台詞での告白もプラスで。
ただしヒロインからされとる側だけどね。

64 :
遅くなってしまいましたが、子供の日ネタ、第2段。
今回は年中組が子供になるおはなし。



早朝、やはりアイクは庭で一人自主練に励んでいた。

アイク「ぬぅぅんっ!」

そして、御約束というべきかこの日も物置小屋の扉を粉砕してしまった。
まぁ、兄弟家では日常茶飯事である。
だが、そこは工務店に勤める彼。
すぐさま修理をしようと破損した物置小屋に近寄ろうとした。その時…


「うわっやべっ!みつかった!」
小屋の中から小太り体型の少年が飛び出してきた。
アイク「おい、待て!」
「まてといわれてまつヤツがいるかよ!」
駆け寄ってきたアイクに背を向け、逃げ出そうとする少年。
慣れたように兄弟家の塀をよじ登り、からくも逃げ切ったように思えたが……

「……ふーっ、なんであんなゴリラみたいなおとこがオレんちにいんだよ…。マジでしぬかとおもったぜ…」
アイク「…残念だが、そうはいかん」
「ぐおっ!」

先手を読んで回り込んでいたアイクに、少年はいともたやすく取り押さえられてしまった。

「ち、ちくしょう!はなせ、はなせってんだよぉぉ!」
アイク「…お前、この家にはなんの用だ。親や家族はいないのか?」
「オヤジも、かーちゃんも、どこにいるかよくわかんねーよ!」
アイク「では、お前は一人なのか?」
「ひとりなんかじゃねえ!あねきがふたり、あにきがさんにん、おとうとがごにん、いもうとがふたり、
それからおないどしのきょうだいがさんにんいらぁ!」
アイク「……」

アイクは考えた。
これだけ大人数の兄弟構成に、両親がいないとなると紋章町で思い当たるのはこの兄弟家くらいだ。

アイク「…お前、ちょっとこい」
「な、なにしやがんだよ!…はなせ、はなせってんだ!」
アイク「ミカヤ姉さん、いるか?」
腕を掴まれてもがく少年をアイクは半ば強引に引っ張ってゆく。


ミカヤ「朝から騒がしい…。一体何が……。…!」
少年の姿を見て、ミカヤは目を丸くする。その姿はほんの十数年前に毎日のように見ていた弟そのものだったからだ。
「いてえっ、いてえって!」
ミカヤ「あなた、ヘクトルっ!?ヘクトルなのね!?」
「……ミカヤのあねき!?…あねき、だれなんだよこのゴリラみたいなヤローは!あねきのこいびとか?」
ミカヤ「もう、恋人だなんて…。彼はね、あなたのお兄ちゃんの未来の姿なのよ」
ヘクトル「あにきの?…ウソだろ?シグルドのあにきも、アイクのあにきも、クロムのあにきも……こんなゴリラみたいなカッコしてねーぜ?」
ミカヤ「こら!ゴリラゴリラ言っちゃダメでしょ!」
ヘクトル「だってゴリラにしかみえねーだろ!」
アイク「……別に俺は構わんが、仮にコイツがヘクトルだとしたら……」
嫌な予感がミカヤの頭の中を駆け巡る。

65 :
ミカヤ「ええ。そうね、とにかく一度我が家を一回りしてみましょう…」
ヘクトル「おいっ、まだオレをつれてくきなのかよ!これからオレは『とーぎじょー』に…!」
ミカヤ「…ヘクトルが大好きなチョコパフェ買ってあげるから、一緒に来てくれる?」
先程まで膨れていたヘクトル少年の顔がぱぁっと明るくなる。大食漢かつ食い意地が張っているのは今も昔も変わらず、のようだ。
ヘクトル「おうっ!」
アイク「流石姉さん、手慣れているな」
ミカヤ「ふふ、まぁね。ヘクトルったら今も昔も食いしん坊でねぇ…。でも、一緒にファミリーレストランに行ってチョコパフェが食べられなくなったのはちょっぴりさみしくはあるかな…くすん」
ヘクトル「…あねき〜はやくいこ〜ぜ〜!」


何故か子供の姿になったヘクトルを連れて、ミカヤとアイクは兄弟家を見て回る事にした。
すると間もなく、居間の方からビシンバシンとまるで鞭打つかのようなけたたましい音が響いてきた。
すぐさまヘクトルをアイクに預け、ミカヤが単身居間に向かうと……


「おうまさんごっこ〜!!おうまさんごっこであそんで〜っ!!」
シグルド「どこの子だか分からないが、それはお兄さんのベルトだから返してくれないかな?」


馬の手綱の如くベルトを掴んで離さない緑髪の少女……というのも長い髪を一つに束ねているから少女らしく見えるものの、ドタバタと少々乱暴にダダをこねる様といい男の子が好みそうなヒーロー物のTシャツといい、雰囲気は完全に男の子のそれであった。

「『ゆーぼくみん』のひとはおとなになったらおうまさんにのるんだもん!リンもゆーぼくみんさんになりたいもん、おうまさんにのるれんしゅうするの〜!」
シグルド「…そうか、お嬢ちゃんはサカの草原から来たんだね。実はおじさんの妹もリンという名前なんだ。遊牧民にはリンって名前は多いのかな、ははは。
……ふぅ、それにしてもエフラム…。KINSHINでないだけマシといえまたこんな小さな女の子を連れてくるとは…さてとベルン署迷子センターの電話番号は……と」
ミカヤ「ちょっと待ってシグルド!その子は間違いなく我が家の妹のリンよ!」
シグルド「姉上?…それは一体どういう……」
「ミカヤのおねえちゃん?…ミカヤのおねえちゃんでしょ!?」
リンと思わしき女の子はミカヤを一目見るなりなんの躊躇いもなく彼女の胸元に飛び込んできた。
ミカヤ「ええ、そうよ。シグルドのベルトで遊んだりして…おてんばも度が過ぎるわよ、もう…」
「…ミカヤおねえちゃん?…なにいってるの?……このおじさん、リンのしってるシグルドにいちゃんじゃないよ?」
ミカヤ「そう……ねぇ、リン。あなたの本当のお名前をこのお兄さんに話してみてくれるかな?」
「え?…それはダメ。だって、リンのホントのおなまえはだいすきなかぞくやたいせつなひとのほかにははなしちゃダメって、おねえちゃんいったじゃない!」
ミカヤ「このお兄さんはね、リンにとっても…お姉ちゃんにとっても大切な人なの。だから教えてあげて。ね?」
ミカヤに急かされ、若干戸惑いながらも女の子は答えた。


「わたし、リン。…おともだちみんなは、わたしのことリンってよぶの。…でも、ホントのおなまえはリンディス。むつかしいおなまえだけど、リンはこのおなまえがすき。リンがちいさいころとおくにいっちゃったおとーさんとおかーさんがくれたホントのなまえだから、すき」


シグルド「リンディスだって?じゃあお前は…!」
リン「なんでおじちゃんはリンのなまえしってるの?」
ミカヤ「リンの知ってるお兄ちゃんとは少し違うけど、この人もシグルドお兄ちゃんだからよ」
シグルド「……一体何がどうなってるんだ?…そう言えば、前にも兄弟が子供帰り現象を起こす今と似た状況に陥った事があるような……?
あの時は確か……ロイの部屋で赤髪の赤ん坊を抱いたエリウッドを見掛けたのが事の発端で……」


「あの…ミカヤ姉さんにシグルド兄さん…ちょっといいかな?」
そこへやって来たのは、赤髪の少年、兄弟家の末っ子ロイだった。
その腕には、彼と同じ赤髪の幼児が抱き抱えられている。
ロイ「この子、エリウッド兄さんの部屋にいたんだけど…すごく体重が軽くて、なんだかぐったりしてるんだ。一体どうしたらいいかな…?」
ミカヤ「!…エリウッド!?ああ、エリウッドなのね!?」
慌ただしくロイに駆け寄るミカヤ。
「ミカヤねえさ…げほっごほごほ…」
ロイ「えっ!?この子がエリウッド兄さん!?…そんな、まさか…」
ミカヤ「そのまさかよ…」

66 :
「うわぁぁん、わぁぁん!」
「おい、デブ!よくもいもうとをなかしてくれたな!」
「なんだとっ!そもそもテメーがんなだいじなモンをものおきにかくしたのがわりーんだよ!」
今度は階段付近から怒鳴るような声が聞こえてきた。
クロム「…お前たち、やめないか!物置に忘れ物があるなら俺が取ってきてやる。訓練用の槍と斧を振り回すのはやめるんだ!」
「やめられるか!いもうとをなかすヤツなんてオレはゆるさない!」
クロムの必死の仲裁も、二人には届かない。ドタバタと駆け回り、訓練用の槍と斧を振り回し、危うく襖に穴を空けられる寸前でスリープの杖を持ってきたエリンシアによって事なきを得た。
エリンシア「…アイクが急いできてくれというし、騒がしいし、何事かと思いきや…こんなに小さな子が三人も我が家を尋ねてくるなんてどういう事なのかしら…」
アイク「待たせたなクロム。流石に子供にラグネルを振るう訳にはいかん、スリープをかけてもらったぞ」
クロム「すまん、アイク兄さん。助かった」
「あにうえっ!あにうえーっ!」
人形のようにパタリと突然動かなくなってしまった兄を見て、女の子は火がついたように泣き出してしまった。
「…おねえさん……あにうえはごぶじですよね…?」
エリンシア「大丈夫、スリープは眠りの呪文だからしばらくすれば、すぐ目覚めるわ。……それよりあなた、お名前は?」
エイリーク「エイリークと、もうします…」
エリンシア「エイリーク…ちゃん…?そんな、まさか…」
アイク「姉さんが言う限り、コイツはヘクトルで間違いないらしい。だとすると…」
エイリーク「ヘクトルあにうえを…ごぞんじなのですか」
アイク「ああ。お前たちには信じられんだろうが、俺の弟だからな」
エイリーク「?」
クロム「この二人は、両方共お前の兄か?」
エイリーク「は、はい…。こちらはヘクトルあにうえで…もうひとりはエフラムあにうえ…。わたしの、ふたごのあになんです…」

ミカヤ「…やっぱりね…」
クロム「姉さん。やっぱりとはどういう事なんだ?」
ミカヤ「とにかく、みんなを連れて居間に来て頂戴」
エイリーク「ミカヤ…あねうえ?…あねうえ、ですね?このかたたちは…いったい…」
ミカヤ「エイリーク…。あなたも驚いちゃうわよね。でも大丈夫、ここにいるみんなも同じ気持ちよ。あなたも、お姉ちゃんと一緒に来てくれるかしら」
エイリーク「は、はい…」


(兄弟家・居間)
ミカヤ「みんな、集まってくれたみたいね。一旦召集をかけた所、どうも我が家の年中組が子供になっちゃったみたいなの!」
クロム「年中組…となると、エリウッド、ヘクトル、エフラム、エイリーク、リンの5人…?
ん?…この構図、何処かで見覚えがあるような……?」
ミカヤ「ええ、そうね。一度、年少組が子供になっちゃった(詳しくは51章の149レスから始まるネタを参照してね☆)事があったわね」
セリカ「え…なにそれこわい…」
アイク「あの時は訓練中にリーフの部屋を吹き飛ばしてしまって、何故か子供の姿になって部屋で泣いていたリーフを見かけたのが始まりだったな」
リーフ「この人でなしーっ!!」
アイク「…叫んでたぞ、実際」
リーフ「…知ってた…」

エリンシア「あの時のみんなときたら、リンちゃんにべったりなマルスちゃんといい、
二人で結婚式ごっこするアルムちゃんセリカちゃんといい、
シグルド兄様にべったりなセリスちゃんといい、
私やお姉様にべったりなリーフちゃんといい、
エリウッドちゃんをパパと呼んでべったりなロイちゃんといい、とっても可愛らしかったんですのよ」

年少組一行「え゛…!?」

ロイ「…姉さん、もう一度詳しく教えて貰えるかな?」
エリンシア「あ、そっか。あの日、子供になっちゃった年少組の子達には記憶がないんですのね。うふふ…ええ。いいですわよ、
せっかくだから一人ずつ話す事にしましょう。まずはマルスちゃんからね」

67 :
アイク「マルスは一言でいうならリンしか見えてない状態だったな」
マルス「!」
クロム「ヘクトルやエフラムがリンの隣に並ぶ度に敵意剥き出しにしていたな」
マルス「え、あ…それは、そのっ…!」
ミカヤ「挙げ句の果てに『リンねえちゃん、だいすきっ!』だものね。お姉ちゃんなつかしくってウルウルしちゃった」
マルス「…うわぁぁぁあ!」
シグルド「KINSHINは許さんぞー!」
クロム「マルスの奴、耳まで真っ赤にしてるぞ…」
ミカヤ「素直じゃないわね、まったく」

エリンシア「次はアルムちゃんとセリカちゃんね」
シグルド「KINSHINは許さんぞー!」
リーフ「OK、シグルド兄さんの台詞で大体は分かったよ」
アイク「お前達は昔も今も差して変わらず…だったな」
クロム「二人で結婚式はいつにしようだの語り合っていてな…(何も子供なんだしそんなに早まらんでもとは思ったが)」
アルム「ああ、セリカ…。僕達の愛は十年以上紡がれていたんだね」
セリカ「アルム…絶対離しちゃいやよ」
シグルド「KINSHINは(ry」
ミカヤ「カオスな流れになってきたとこで、次行きましょ次」

エリンシア「次はセリスちゃんね」
クロム「シグルド兄さんべったりだったな。なんかこう、父親とむすm…ゲフン!息子の姿を見ているようで微笑ましかったぞ」
シグルド「セリスにも、あんな幼気な頃があったんだよなぁ。こんなに立派に育って、兄さんは嬉しいよ…」
セリス「え…ぁ…ぅ…なんだか恥ずかしいなぁ…//」
マルス「まぁ原作的に考えてもそんな感じだろうね」
ロイ「メタ自重。所でエフラム兄さんはやっぱり…」
クロム「ああ、セリス+幼j(ryだからな。考えるまでもなく」
セリス「…それ以上聞きたくないよ…」

エリンシア「じゃあ次はリーフちゃ…」
マルス「さっき聞きました」
リーフ「ちょ、分かっててすっ飛ばそうとしないでよ!他の話題はないの!?」
ミカヤ「そうねぇ…」
アイク「俺は、剣を持ったゴリラさんと呼ばれたな」
マルス「……」
リーフ「……」
ロイ「……」
アイク「…なんだ?」
マルス「いや、あの…返す言葉にすごく困るなって」

エリンシア「最後はロイちゃんね」
ミカヤ「ロイちゃんは赤ちゃんになっちゃったのよね〜。ほっぺはぷにぷに、一生懸命ハイハイする姿がとっても可愛らしかったわ♪」
ロイ「…う、うん…(セリス兄さんじゃないけど…こういうのってやっぱり恥ずかしいなぁ)」
エリンシア「エリウッドちゃんをパパ、リンちゃんをママって呼んで抱っこをせがんでたのよね〜」
ロイ「え」
ミカヤ「そうそう。マルスとでリンを引っ張り合いになっちゃってね、結局三人で添い寝してようやく収拾ついたんだけどね…」
ロイ「……」
マルス「…モウシニタイ…」
リーフ「ああ!マルス兄さんが一気に顔面蒼白状態に!」
セリス「でも、でも、原作的にエリウッド兄さんとリン姉さんが両親になる可能性はある、よね?」
シグルド「(このスレ的に)KINSHIN夫婦漫才は許さんぞー!」


一旦区切り。もう少し続きます。

68 :
シグルド「…と、いうわけでKINSHIN対策会議を開催します」
ジャンヌ「…何が、と、いうわけなのかはよくわかりませんがKINSHINはいけませんね。そうですね」
シグルド「まったくその通り。兄妹でベタベタとか兄さん許しませんよ!」
ジャンヌ「アルム君もあれで押しが弱いですからねー。押せば落ちると思って押しまくって意識させてますがセリカさんの抵抗も強くて」
シグルド「兄さん的にはセリカにも他の相手が見つかればなーと思うのだけど。誰か紹介してやってくれないか?」
ジャンヌ「…聖戦子世代組なら交友ありますから紹介できますけど…セリカさん、付き合うにはちょっと重いんですよ。宗教家ですし。そんな人とも付き合えるアルム君は地味だけど懐の広い人です。地味だけど」
シグルド(さりげに惚気てないだろうか……十代の子たちが青春を謳歌してるのに私の青春はまだ始まってすらいない…涙が…)
ジャンヌ「…義兄さん?なんで目の幅の涙を垂れ流してるんですか?」
シグルド「いや、ちょっと…こ、こほん」
リン「ちょぉーっと待ったああぁーっ!その話乗ったぁっ!ぐ、偶然ねっ!私もたまたま予定が開いてたからセリカの姉として同行してあげてもいいわ!特別よ!」
ジャンヌ「うわぁっびっくりした!?」
シグルド「り、リン!?」
リン「か、勘違いしないでほしいんだけど別に合コンに興味あるとかじゃなくて、セリカに近寄る男子がまともな奴らなのか姉として見極めないといけない的な、けふんけふん」
ジャンヌ(誰か紹介する…って話がいつの間にか合コンまで拡大されてる)
リン「せ、聖戦子世代組よね?えーと、えーと、それなら…私の好みのタイプは…」
ジャンヌ「混ざる気満々じゃないですか……うちの兄さんは顔だけはイケメンですよ。実力は残念ですが」
リン「ちょっとくらいの欠点はよし。え、ええとええと、欠点くらいあったほうが可愛いし?」
シグルド「合コンか…懐かしいな。私の学生のころも…ん、あれ…?そんな集まりに参加した記憶が…無い?」
リン「恥ずかしいポエムで場の空気凍らせるから敬遠されてたんじゃ…」
シグルド「そんな馬鹿な!?君にキスできない運命なんて〜〜、は名言のはず!?」
ジャンヌ「すみません…それ真顔で言われたら正直引きます…」
リン「アルム達のKINSINN会議や私の合コンよりも兄さんの喪の対策の方が重要な気もしてきたわ」
ジャンヌ「寝取られ不可避ですからねえ…」
シグルド「しまいには泣くよ!?」

69 :
しばらく前の続き的な感じ。殆どのキャラが腐ってる+もちろんキャラ崩壊(常識人ポジな人は特に)。若干百合あり。ロリコンじゃないターナとか腐った人達が無理ならスルーで。

こんにちは。フレリアコーポレーションのターナです。創作活動にハマってある程度経ってるけどネタ切れってやっぱりあるのよねぇ…。
「あーあーあーッ!!」
いいネタが思い浮かばなーいっ!エフラム×お兄様にジストさん×お兄様、セリス君×ユリウス君とかいくつかのネタは書いてるけどストーリーに悩んじゃうわ。カプの幅は色々と多いけど…。
「どうされましたか、ターナ様?」
「シレーネ!ネタが思い浮かばないのよ…」
彼女はシレーネ。私のお姉さんの様な存在であり、アシスタントをしてくれてる人である。正直お兄様よりも遥かに頼りになるし、こんな人を姉に持ってるヴァネッサが羨ましい。
「ここのところ缶詰め状態でしたしね。時には外に出てみる事も良いと思いますよ」
「外出かぁ…。何か発見もあるかもしれないし良いかも」
行き詰まったらとにかく外に出てみるって人も少なくはないし。
「せっかくだしシレーネも行きましょうよ。私1人だけっていうのもどうかと思うし」
「ターナ様。留守番がいませんので私が残るしかないのですよ。それにストーリー構成の補助も中々良い感じに進んでますし」
むー。シレーネは真面目だけど…無理してるって感じじゃないわね。それに捗ってるとこを無理に連れ出す訳にはいかない。
「分かったわ。でも休みもしっかり取ってね、シレーネ」
「体調管理くらいはしっかりしてるつもりですよ」
ま、シレーネに限ってそういう心配は無駄だろうけどね。
「さて、鞄に財布に携帯電話。準備オッケー。行ってきまーす」
外に出てみたら何か良いネタが見つかるかもしれないしね。仲良い男の子いないかなー?

70 :
「なかなか取れないなぁ」
あ、セリス君だ。UFOキャッチャーをやってるみたいね。何を狙ってるのかしら?
「お前がゲームセンターにいるなんて珍しいなセリス」
ヘクトル君まで来ちゃった!こ、これはまさか!
「あっヘクトル兄さん!」
「何が取りたいんだ?言ってみろ」
「あのクマさんのぬいぐるみが欲しいんだけど中々取れなくて…」
「成る程な。俺に任せとけ」
セリス君に良いところを見せたいヘクトル君…。ヘクトル×セリスもアリね!
「ヘクトル兄さん、500円入れちゃって良いの?」
「それで良いんだよ。考えるのはアームを当てる場所と獲物の位置だ。それから考えるのは掴んだりすることじゃなくて穴まで動かす事だ。コツを掴めば色々取れるぜ?」
へぇ…。エイリークやラーチェルと行く事があるかもしれないし覚えておこう。
あ、それから手慣れていない人は店員さんとのやり取りも必要みたいよ。
「本当に取れちゃった!凄いや」
「やり込んでたからな。そしてもう1つお前にプレゼントだ!」
「クマさんだけじゃなくてもウサギさんもくれるの!?嬉しいな!」
「時間に余裕あるなら回らねえか?」
「うん!」
兄弟同士のゲーセンデートキター!外に出た甲斐があったわ!たくさんのネタが思い浮かんでくるわ!
「腐った気配!?さっきから誰だ!」
ヤバっ!ちゃんと隠れてないと。ホモ関連大っ嫌いな人だし見つかったら面倒事は確定ね。
「どうしたの?」
「いや、気のせいだったみてえだ」
ふー、危なかった…。見失わないように追わないと。
「アレス達が言ってたゲームだ。意外と近くにあったんだなぁ。僕にもできるかな?」
「俺たちの間でも流行ってるし操作も難しくはないぞ。なんなら操作一式教えるぜ」
「うん!」
思った以上に仲良いわね〜。ここにユリウス君が入って嫉妬したりモヤモヤした感情を持ったりして別の時にセリス君に…うへへ…。

71 :
「ハァハァ…。前から分かっていたジャンルですがとても良いです…」
「へっ、ティニーちゃん!?」
「貴女も同じ目的の様ですね、ターナさん」
「もちろんよ。こんな最高なネタが転がってるのよ?見ないわけには行かないわ!」
「貴女も中々の腐女子になりましたね。良い傾向です」
いやいや、貴女達に比べたらまだまだよ。だってまだ10〜20部しか売れない島サークルだもん…。もっと頑張らなきゃ。
「こんな感じで良いの?」
「おう。良い感じだ!これでクリアーだな!」
「ピザめ、セリスをこんな所に連れ込むとは…!ビラク殿」
「ありがとう、エフラム君」
エフラムとビラクさんが話してる。まさか2人は…そういう関係!?だとしたら大歓迎なんだけど!
「やったー!」
「基本はできたな。対戦はもっと面白いぜ。相手はコンピューターじゃなくて人げ…ゲッ!」
「へっきゅーん!俺とデートしようZE!」
「すまねぇセリス!今日はここまでだ!!」
「あ、ヘクトル兄さん!
…しょうがないな。1人でやろっと」
ビラクさんまで乱入するなんて…。嬉しい事に兄弟家はネタが尽きないわね。
「待ってくれよへっきゅーん!」
「頼むから来んなぁぁぁぁぁぁ!!」
そして相変わらずの全力鬼ごっこである。これもこれで面白いわね。
リンさんもヘザーさんとしょっちゅう全力鬼ごっこしてるけど。
「セリス!恐らくあのデブに影響されてこんな所に入ったんだろうがお前にはまだこんな所は早い」
セリス君って本当に好かれてるわね。エフラムがヘクトル君に嫉妬して追い払って…これはもしかすると第2のゲーセンデートってパターンかしら?
「うるさいなぁ!いつもいつも!!」
「セリス…!?」
「ヘクトル兄さんはぬいぐるみを取ってくれただけじゃなくてその後も僕に付き合って来てくれたんだよ!?なのにあんな事するなんて酷いよ!」
「だが俺は…」
「もう良いよ!僕に必要以上に関わらないで!」
「セ、セリス…」
…あの子も怒るのね。エフラムは…脱け殻状態ね。人を呪わば穴二つって言うけど兄弟家の人達だと特に当てはまるかも。ロイ君にマルス君も案外そうだったりするみたいだし。
それにしてもエフラム→セリス、ヘクトル×セリス←エフラムも良いわね。
「嫌がるセリス様をエフラムさんが襲う…いや、ユリウス様からセリス様を奪って『ゴメンねユリウス』な展開も…!ntrも捨て難いです!」
「過激ね…」
流石腐リージ家の次期貴腐人。その腐りっぷりは並大抵ではない。自分がまだまだだということを改めて自覚させられる。
「じゃあ私はここで失礼します。漲ってきましたあぁぁぁ!!」

72 :
行っちゃった…。私はもう少し回ってみようかな。もっとネタが思い浮かびそう。
「やぁ、ターナ君」
「昼とはいえ1人で繁華街を歩くのは感心せんな」
「あ、セティさんにアリオーンさん」
セティさんとアリオーンさんは同人業界ではライバル同士だがプライベートではそれなりに仲が良かったりする。島では2人ともそこそこ強い。
ちなみに2人ともblのみではなく百合も書いたりするんだとか。
「いえいえ、ネタ探しの為ですし大丈夫ですよ。夕方には帰りますから」
お兄様はともかくお父様には心配かけたくないし。
「実は私もネタ探しに来ててな。そしたらセティがいて君がいた」
「セティさんもネタ探しに?」
「いや、私は少し家電屋を見にね。今日は夕方から少し用が入るかもしれないんだ」
用事ってなんだろ。やっぱりレヴィンさんが何もしないから仕事増えてるのかな?だとしたら少し気の毒だなぁ。
「心配そうな顔をしてるけど思っているような事じゃないさ」
「レヴィンさんじゃないんですか?最近フュリーさんやシルヴィアさんと繁華街を遊んでるのを見たからてっきり」
「いや、言ったところでもう無駄だからね。もちろんお仕置きはキッチリとしているがな」
「セティ、何を企んでいるのだ」
「いや、何も。ところでターナ君。ネタに困っているなら夕方以降時間や興味があれば来て欲しい。後輩へのサービスだ」
「は、はぁ…」
なんか怪しそうなチケット渡されちゃったけど折角だし行ってみよっかな。
「どんな事をするんですか?」
「本来シレジア社員のみの特典だ。アリオーン達はもちろんティニー達にも内密にな」
「分かりました」
「?」
不思議そうな顔をしているアリオーンさん。まあ普通ね。急にコソコソするんだもん。
「まあいい、私はそろそろ帰るぞ。執筆に移りたいんでな」
「あぁ、ご苦労だったな」
「お疲れ様でした。あ、私もそろそろ帰ります。夕方に会いましょう」
「あぁ、また会おう」
19時まで後2時間。ネタを少しまとめてみようかな。

73 :
「ターナ!」
「ラーチェル!」
「ターナ、執筆活動の最中ですのね?貴女の作品は個人的に好きですから出来上がったら真っ先に伝えて欲しいのですけど」
いやぁ、嬉しいなー。友達贔屓があるだろうけど褒めてくれるのは。私のやる気もでるよ。
「私なんてまだまだよ。でも見てくれるのは素直に嬉しいな。駄作なら駄作って言っていいのよ?」
「何を言いますの?面白くない作品は面白くないと私は言います。貴女の作品は面白いのですから自信を持ってくださいな!」
「ありがと。それからこれ」
「読んでくださったのですね!」
ラーチェルから貰った百合作品を渡す。私はblの方が好きだけど百合も中々深いわね。
今思ったけどエイリークってやっぱり美人よね。ラーチェルも可愛いし…。もしかして私って新世界に入りかけてる?でもあの2人となら割といいかな?
特にエイリークはお兄様に渡すくらいなら私が嫁にするって決めてるし。
「ふふ、貴女なら何時でも歓迎しますわよ」
「そうね…頼もうかな?正直貴女とエイリークの2人なら良いしね」
「おいでませ。待ってますわ」
「それから執筆活動の件だけど…」
「貴女とエイリークの事はちゃんと考えてますわ。しっかりと今からこの先も段取りしていきます」
「ありがとうラーチェル!」
「ふふふ、どういたしまして。面白い作品を待ってますわ!」
「じゃあね!」
そろそろ良い時間ね。シレジア社に行きますか。怪しいチケットは何を意味するのか…。

74 :
さてシレジアに着いたけど人多いなー!怪しいチケットの正体が気になってきたわ。
「…」
あれ、キシュナさん?なんでこんな所にいるんだろう?ネルガルさん何やってんのよ…。モルフの面倒くらいちゃんと見なさいって。
「ターナさん!来るかもって話は聴いてたけど久しぶりね!」
「ミーシャさん!調子はどうですか?」
ミーシャさんはセティさんのアシスタントをしており、もちろん結構な腐女子である。そしてホークさんもまた腐兄である。
詳しくは分からないけど何かを機にしてシレジアとトラキアは一気に腐女子と腐兄が増えたのよね…。まあ私もいつの間にかこうして腐ったワケですがね。
「まあまあね。セティ様ったらアリオーンさんに対抗心凄く燃やしてて」
「相変わらずですね。アリオーンさんとセティさんって同人業界じゃ本当に良いライバルですしね」
「本当に。アシスタントの私とシグルーンも苦笑いするくらい。
あ、そろそろ始まるみたいだから楽しんでいってね」
「???」
「お楽しみだけど私達も偶には見返りを貰っても良いって事はハッキリと言えるわ」
「静粛に!シレジアの腐兄に腐女子、そしてゲストの諸君!今日は貴重な時間をこのイベントに使ってくれた事を感謝する!」
セティさん、なんだかんだで演説とか上手いな。さすがは実質的なシレジア社の社長と言ったところか。
「わが社に腐女子に腐兄が増えた以上、週休2日に慰安旅行等の福祉以外にもこういうものも良いと思ってこんなショーを用意した!ホーク!」
「こちらが今回のイベントだ!美青年がガチムチな連中と折檻部屋に…。悪くないシチュエーションだと私個人は思っている!」
ムッハー!拘束されたレヴィンさんが折檻部屋でガチムチと絡む展開キター!
キシュナさんがいたのは逃げ場を本当になくす為ってことね!今日は最高の日だわ!!
「異論・反対があるものは挙手しなさい!今なら止めれるわ!」
『『あるワケないじゃない!もっとやれー!なんなら掘っても良いわよ!早くしてくれ!最高のネタが書けそうなんだよ!これといった恩も全くないし遠慮なくお願いします!』』
もちろん異論があるワケなし。恐るべしシレジア社員。名目上だけとはいえ社長なのに容赦なしですか…。ていうかどれだけ会社で人望ないのよ…
まあ私自身としてこの展開は嬉しいんだけど。この折檻部屋でのおしくらまんじゅうは私達の最高の思い出になった。また来れるかなぁ…。

75 :
翌日
「ターナさん」
「あら、ティニーちゃん」
「執筆活動は捗ってますか?」
「それなりにね。昨日は本当に最高だったわ!」
「ヘクトルさんに嫉妬するエフラムさん…。中々良いネタが書けそうですしね。そういえば私達以外で理解者はおられますか?」
「そうね〜。ラーチェル以外は…あんまりいないかなぁ」
自分が腐ってるなんて中々言い出せないもん。
「なら新しい腐兄や腐女子を増やしましょう。案外引き込めるかもしれませんよ」
腐女子や腐兄を増やすなら今度マリカやクーガー辺りも誘ってみようかな。2人とも良い人だし。
「それからもう1つ疑問ですが昨日…何かありましたね?」
「いやぁ、特に何も無かったわよ?」
今回は秘密のコトだしねぇ…。
「いいえ!絶対に何かありました!
とても素晴らしい事だった筈なのに…ズルいです!」
腐リージの腐女子の勘は凄い…。まさかこんな事にまで勘付くとは。
まあ、それは置いといて。次回のコミケと仲間探しに備えて頑張りましょうか!
マリカ・クーガー「「何だか分からないけど寒気が…!」」


この腐った人達でまた書くかも。

76 :
趣味に入れ込めるってほんま幸せな事…
腐リージ家のみなさんも腐ったーなさんもいきいきしてる

77 :
ヒーニアス「こう言うと何だがエフラムは庇護対象に自分の理想を押しつけてるような感覚が有る」
リオン「反面自分が関わる部分はひたすら寛容だけどね。
良くも悪くも自分の正しさを疑わない部分がちょっと悪く出てると言うか」
ヒーニアス「しかも庇護対象の大半がそれを疑問に思わないから改善もされないからな」

78 :
北風と太陽という物語があってだな…

セリスのように反発するとますますかまいたくなるのだろう

逆に、ませてるという一面に置いてはエフラム的に幼女の理想から微妙にずれたサラ様は構ってくる相手を弄り倒して振り回している

79 :
エフラム→普段超過保護。何か間違いを起こした時は叱れない。むしろ相手を叱る。
うん、将来娘出来たら確実にモンペコースだわ。

80 :
超絶過保護の対象であるセリス&エイリークが超絶良い子ちゃんだからそういう面が見えてこないだけでは

サラ様とかはけっこう叱られてるしそんな事もあるまい

幼女や妹にやんちゃな子や不良入った子がいるならその辺ももっと見えてくる気がする

81 :
なんだかんだいってエフラムは面倒見のいいやつだからね
(過保護の面もあるのだけど)



流れを変えて
もし兄弟家の武器が剣や魔法ではなく格闘技だったら―
(※一部架空流派+ネタもあり)

ミカヤ:サバット
シグルド:極限流空手
エリンシア:太極拳
アイク:結城流八極拳
クロム:草薙流古武術
エリウッド:合気柔術
ヘクトル:パンクラチオン
エフラム:鉄拳衆特殊部隊格闘術
エイリーク:システマ
リンディス:バーリトゥード
マルス:霧幻天神流忍術天神門
アルム:カポエイラ
セリカ:カポエイラ
リーフ:コマンドサンポ
ロイ:ジークンドー

82 :
マルスがリンに「リン姉さんは形象拳じゃないんですかw」
とか言ってサブミッションされる姿が幻視されるw

83 :
実際FEキャラに格闘技ってどれくらい普及してるんだろう?
丸腰対策に魔道系でも最低限嗜んでるくらいなのか。
武器が有るから完全趣味ってくらいなのか

84 :
体系化された技術なんて作中まったく出てこないから割合原始的な格闘をするくらいじゃないか?
殴る蹴る頭突き投げる締める噛みつくとか

…リンがルトガーを噛み付きで仕留めた戦国のワンシーンを思い出した
…見様によっては首筋キスにも見えるが…

85 :
リーフ「僕達って武器が無くなったり壊れたりしたら問答無用助けてエイリーク姉さん!になる訳だけどさ」
ロイ「気持ちは分かるけど、なんで寄りによって喩えがヒーニアスさんなのさ」
リーフ「分かりやすいかな、と思って」
マルス「でも、実際どうなんだろうね。僕達って上がり安さに違いこそあれどレベルアップやクラスチェンジする毎に力のステータスが上昇していく訳だし」
ロイ「メタ自重。でも確かに武器に頼らなくてもアイク兄さんの鉄拳とか、ヘクトル兄さんの突っ張りとか転んで倒れ込んでくる時とか、充分過ぎる破壊力だよね。現によく家の壁とか破壊してるし。まぁ勿論一番はクロム兄さんだけど」
リーフ「…他にもKINSHINの気配を察した時のシグルド兄さんとか、武器の代わりに間違えて鉈や鍬を持ってきた時のアルム兄さんとか挙げたらキリがないね」
マルス「君達、忘れちゃいないかい?我が家には武器に頼らずとも生来の爪や牙を持つ野生児がいる事を」
リーフ「……うん、知ってた。でも本人の前でその言葉出すと、すごく怒るじゃない?」
マルス「最近じゃ熟女の如くそのなまめかしい太ももで紋章町中のありとあらゆる美男子を誘惑しては首筋から生き血を啜る事を生き甲斐にしてるんだとか…」
??「……そう、まるでドラキュラ伯爵みたいね。でも言っておくと本来ドラキュラの弱点の十字架もニンニクも彼女には効果がないわよ?」
リーフ「だってさ、マルス兄さん。思ったより強敵みたいだよ」
マルス「ははは、甘いなリーフ。彼女は…剣歩兵分類なんだ。ソードキラーさえ持っていればまず襲われる事はないよ」
リーフ「なるほど。流石はマルス兄さん」


その後、マルスとリーフの姿を見た者はいない。
室内には血痕一滴すら見当たらず、事件は時効を待たずして永遠のミステリーとして語り継がれるのである…。

86 :
>>85
> 事件は時効を待たずして永遠のミステリーとして語り継がれるのである
カムイがこっちの世界に来たら謎を解いてくれそう。
「謎はすべて解けた!」

87 :
カムイならもういるぞ

バルボ「いつからお前探偵になったんだ?」
カムイ「じっちゃんの名にかけて!」

セリカ「何してるのかしらあの二人」

88 :
>>85
アルム「武器が、壊れる…?」
セリカ「…不思議な事もあるものねぇ…私達の武器は壊れた事なんてないわ…」
アイク「何故だかは知らんが、ラグネルはどんなに乱暴な扱い方をしても壊れんな」
エリンシア「そうそう、私のアミーテも4回攻撃がついつい癖になっちゃうけどどれほど振るっても刃がかけた事すらありませんのよ」
クロム「そう考えると俺やルキナの持つファルシオンも…。武器節約が取得出来ないのに確かにおかしいな…」

リーフ「もうやだこの別次元の人たち…」
マルス「でもifだと壊れない武器がデフォらしいね。神器や専用装備にもその効果が適用されるかは不明だけど」

シグルド「ふはは!つまりKINSHIN討伐にティルフィングの耐久面での心配をしなくていい訳だ!」
エイリーク「では、ハマーンの使用回数や修理費用が多少浮く訳ですね」
ロイ「(使用回数無限…なら僕もアイク兄さんみたいに強く…!)」
ヘクトル「基本ラスト限定とはいえ耐久無限ってのはやっぱ気分良く戦えるよな!」
エフラム「うむ(俺の場合は武器の性能はともかくクラス上限の方をなんとかしてほしいが…)」

エリウッド「(永遠とあのデブ剣を振り回す事になる訳か…。うっ…!胃が!)」
リン「(上に同じく…)」
リーフ「(……そんなことより僕にも自分だけの専用神器を…)」

89 :
リーフ「何言ってるのさ皆。壊れた武器はタダで無限に使える素晴らしい武器じゃないか。修理なんかに予算使うくらいなら貯金しようよ」


…紋章聖戦トラキアでは武器壊れても壊れた武器で戦える。
弱いが。

90 :
葉っぱは仮に神器持っててもケチって使わず終盤まで鉄や鋼の剣で戦い、
エンディングで貴重武器が未使用でゴロゴロ輸送隊の肥やしになってそう

91 :
ミカヤ「地味に私の気にしてること。最強武器は汚いおっさん(ルカン)のお下がりな上、
    専用装備でもないから汚いおっさんその2(オリヴァー様)でも使えるということ
    さらに汚いおっさんその3のパチモン魔法(バルオーラ)に汚されてる感あるところ」

ユンヌ「あんたはセイニーが強すぎたのよ…」

92 :
封印の剣が強すぎて逆に最後まで育てられないロイも武器による不遇と言えるだろうか?

93 :
ロイの場合最後まで育てられないというより最後まで育てる必要が無いという面の方が大きいような気もする
クラスチェンジ超遅い都合上、中盤ぜんぜん戦わせなくなるしその間に他に主力が固まるから、クラスチェンジしても今さらいらん子状態
…イドゥン退治はイドゥン弱いから別に育てなくてもかまわんし

94 :
ロイ「そういう意味ではCC出来なくても最後まで育てて貰えるマルス兄さんの方が僕より恵まれてるかもね。CC出来なくても」
リーフ「あと意識して育て無くても幾つかは上限に達するエフラム兄さんもね。
上限低いからだけど」

95 :
クロム「あのなお前ら。恵まれてる恵まれてないとか言うが…弱い奴や恵まれてない奴が根性と工夫で強い奴倒すから燃えるのと違うか?
     強い奴が強い武器使って戦ったら勝って当たり前だ。一つも面白くないだろうが。CCできない、CC超遅い、上限微妙、全部必要な要素だろ。すべてにおいて恵まれたチートユニットで作戦も何も無く無双して勝って、それって面白いか?」

96 :
ユニットとしての兄弟家組の足りない点とか弱点、不遇点ならこんな感じか?

ミカヤ 普通に弱い、特に紙装甲と素早さの低さが致命的
シグルド 騎兵特攻、取り立てて穴らしい穴は見当たらず終始活躍できる、あえてあげればティルフィング修理するころにはストーリーが終わるので使う機会が少ない
エリンシア 弓、強キャラと油断してガンガン進めていくとボウガン系であっさりやられたりする
アイク 魔防に穴あり、スリープでよく眠らされる
クロム 取り立てて穴らしい穴は無いがスナイパーにするとファルシオン使えなくなって助けてエイリーク状態が楽しめる
エリウッド 騎兵特攻、デブ剣重すぎ、弱くはないが強くもなかった可もなく不可もない程度の能力って印象
ヘクトル アーマーキラー
エフラム 上限が微妙、騎兵特攻
エイリーク 取り立てて無いかも、騎兵特攻
リン 紙装甲に加えてけっこう非力
マルス CCできない、下級職から鍛え上げた連中に比べどうしても見劣りする
アルム 魔坊が低い上に固定ステータスなので成長する事もない、妖術師相手はきつい
セリカ 強い魔法打つとあっという間にHP無くなる
セリス 弱くはないが特に強くもない、初期メンバーのスカサハラクチェが強すぎるので見事に陰に隠れて目立たない
リーフ 聖戦はともかくトラキアではあんまり強く無い、マリータやアスベル、セティらエースの陰に隠れる
ロイ CC遅い、中盤は経験値もったいなくてお荷物状態

97 :
【速報】マルスとアイク、FEifに出演
ttp://www.nintendo.co.jp/3ds/bfwj/system/index.html#amiibo

マルス「アミーボで登場だから僕達本人、と言うわけじゃ無いと思うけどね」
アイク 「そうだな。だが、俺達本人でもそうでなくてもやることは一つだ」
マルス「アイク兄さんは相変わらずですねぇ」

ルキナ「お父様!お父様の分も頑張りますね!!」
クロム 「ああ、頼む。ルフレ、ルキナを頼むぞ」
ルフレ 「分かっているよクロム。でもクロム差し置いて出演って、何だか申し訳ない気分になるなぁ…」
クロム 「俺が不甲斐無かっただけだ。気にするな」

ロイ  「アミーボと関係無いけど、公開された動画を見るとセレナさんっぽい人がいるけど…本人?」
リーフ「一応ルーナって言う名前だから人違いっぽいけど…どうなんだろ?」
ロイ  「とにかく今後の情報待ちだね」


覚醒の時と違って専用モデルとモーションがあるみたいだから良い感じだ。問題はamibo持ってない事だがw

98 :
エリンシア「ブバアァァァァ!!!」
リーフ「ブバアァァァァ!!!」
ロイ「どうしたの二人とも!?」
エリンシア「まさかこんな…ハレンチな…ハァハァ…(ボタボタ)…私どうしたら…(ボタボタ)…」
リーフ「でもどうせ女子は水着かバスタオル巻きなんでしょ…(ボタボタ)…そっちはいいよね…(ボタボタ)」
エリンシア「ふふ…でも想像の余地がなくなるのも寂しいものね…(ボタボタ)」
リーフ「まあね…その点じゃこっちも悪くないけどね…(ボタボタ)」
ロイ「鼻血垂らしながら二人とも一体何言ってるんだよ!」
クロム「俺が説明しよう」
ロイ「なぜか前かがみになってるクロム兄さん!」
クロム「温泉システムだ!詳しくは公式の最新動画を見てくれ!」
ロイ「丸投げの解説乙!!」
クロム「ふっ、発売前からこれではカムイのスケベキャラは確定的だな…これできっと」
リーフ「別に兄さんのラッキースケベキャラが消えるわけじゃないからね」
ロイ「カムイ姉さん(仮)もいるわけだから…まさかのHENTAI女子増加の懸念が…」

99 :
加入すると決まったわけでもないんだからさすがに少々フライングじゃありませんかね

100 :
公式にカムイが主人公って紹介されとるで、if公式更新されて新情報目白押しだからまだ見てない人はチェックするといいぞ


100〜のスレッドの続きを読む
うたわれるもの総合 Part197
バハムートラグーン2がPS3で発売
【PS4版専用】魔界戦記ディスガイア5 part44
【避難所へ】うたわれるもの総合 Part196
peercastのFE配信者について語るスレ 三章
ヴォルテールを必死で出撃させるスレ
ブリガンダイングランドエディション32節
ラ・ピュセル 光の聖女伝説 6周目
FEシリーズで一番好きな兵種は?
うたわれるもの不満愚痴スレ
--------------------
【朗報】新サクラ大戦Amazonランキング速攻1位奪取!!!!!!!!!
正直学校なんて関係ない
実質加齢臭172
消費税増税にご理解とご協力をお願いします
なんでも質問していいスレ62 【テンプレ読んでね】
雑談 フッ化ポリアポトキシン
【上野樹里 】藤森慎吾の噂★6【向井玉木ー! 】
今日食べたインスタントラーメン
【L2】N鯖専用スレ 11鯖目【和PvP鯖】
関西のマラソン大会&ロードレース総合スレ 22km
【ブルドック化】高世愛桂美パート5【修正不可】
 【精神安定】   鼻呼吸 2  【空気浄化】
意外性を秘めたブログの紹介
ハゲと言うのは事象を表現したもので差別用語でもなんでもないから、撤回も謝罪も必要ない
劇場版 響け!ユーフォニアム総合♪100
【パヨク犯罪】他県のナンバー狩り犯人=陰湿パヨク
香取神道流
【パチンコ】LED看板のCG制作【スロット】
あんたらの人生一言で言い表してみてよ
★イヨはカナダでそだねーと言ったダス。
TOP カテ一覧 スレ一覧 100〜終まで 2ch元 削除依頼