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☆戦場のヴァルキュリア★新作要望スレ
うたわれるもの 二人の白皇 ネタバレスレ
歴代FE主人公が兄弟だったら 68章
   ウ ォ ロ ー
ファイアーエムブレム 烈火の剣について語ろう 46章
うたわれるもの総合 part191
うたわれるもの総合 part203
剣<槍<斧<剣<槍<斧……
ラングリッサーWを語るスレ Scenario.3
FEで設定的に一番強いのは
12 :
 ★個人的には現在の年齢は以下と思っています★ 
年長組:シグルド30? エリンシア25 アイク24 クロム22、
年中組:エフラム、エイリーク、エリウッド、ヘクトル(高三) リン(高一)
年少組:マルス、アルム、セリカ(中三) セリス、リーフ(中二) ロイ(中一)
 …兄弟家…
ミカヤ   「まず、出生についてね。私達の両親はどこにいるかわからないわ。でも、意思疎通というか…会話ぐらいはできたの」
ブラッド  「普通なら一緒に暮らしているはずでしょう…(孤児である俺には基準がわからんが) 」
ミカヤ   「私も<ダッキュン>歳だから一人立ちしているからよ」
ブラッド  「ならミカヤさんも家庭を築いてもいいのでは…?」
ミカヤ   「諸事情があってね、私は結婚しなかったの…それで一人で寂しいから、兄弟が欲しいなって両親に頼んだわ」
ブラッド  (漆黒、緑風、ぺ様が恋人候補として微妙というのはどうでもいいな…)
ミカヤ   「それで両親にお願いした一年後のある日、私の家に飛竜便が来たんだけど…」
 ………
ピンポーン、家のチャイムが鳴り、玄関を開ける。
シハラム  「毎度、飛竜便です…着払いお願いします。生物ですのでお早めに…」
宅配業者から渡されたのはバスケットの中で寝ている赤子と手紙だった。
『ミカヤの願い通り、弟だ。これで寂しくないだろう…、長男だからしっかり育てるように。ちなみに、名前はシグルドだ』
 ………
ブラッド  「何ですか…それ?ありえないでしょう、赤ん坊が飛竜便で送られてくるなんて…」
ミカヤ   「しかも、着払いよ!親なら元払いするでしょ!確かに家族が欲しいって頼んだのは私の方だけど!」
ブラッド  「怒るところはそこなんですか…」
ミカヤ   「そこから私の育児生活が始まったのよ…、それで数年後に突然エリンシアが送られてきたの…」
『ミカヤ元気にしてるか?弟だけじゃ寂しいと思ってな、妹も用意した。お淑やかに育てるように!』
ミカヤ   「例の如く、手紙付き、着払い。しかもどこから送ったてきたのかわからないけど、バカ高かったわ…。
       シグルドの時はそんなに高くなかったのに…」
シグルド  「エリンシアが着いた時ことは私も覚えているぞ、妹ができてとても喜んだものだ」
ブラッド  「飛竜便はどうでもいいんですか…」
シグルド  「ああ…子供の頃だったからな、そんなこと考えられなかったな」
ミカヤ   「一年後に、アイク。その二年後にクロムが同様に送られてきたわ。そこまでは良かったんだけどね…」
エリンシア 「確かにそうですわ…、クロムちゃんが送られてきた数年後が大変だったわ…」
ブラッド  「大変だと言うのは…?つまり順番で行くとエフラムということですか?」
ミカヤ   「ま、そういうわけね…その時の年齢をいったん整理してみましょ」
ブラッド  「誰に向かって言っているんですか?」
ミカヤ   「画面の向こうのみなさんに決まってるじゃない、より分かり易くするための処置よ」
ブラッド  「そうですか…」
 ★エフラム達が送らてきた年(約18年前)★
シグルド12?(小〜中学生) エリンシア7(小学生) アイク6(〜小学生) クロム4(〜園児)
シグルド  「エフラム達が送られてきたときは、私が丁度グランベル中学にあがった年のことだった…
       いや〜懐かしい。こうしてみると、私は年中組とは一回り違うんだな…」
アイク   「俺も小学生になっていた頃か…兄さんも言っていたが以外と歳が離れていたんだな。
       シグルド兄さんのお古のランドセルを背負って通っていたことを覚えているな…」
シグルド  「そういえば、そうだったか…」
ミカヤ   「ホント、アイクが新品をねだる子じゃなくて助かったわ…」
クロム   (まあ、そのおかげで俺は新品を買って貰ったんだけどな。
       それにしても、あの当時は末っ子だったし姉さん達たちを一人占めできたていた…
       できることならばあの頃に戻りたいものだ…)
アイク   「別に俺は破れてなかったら、何でも良かったしな…」
エリンシア 「ホントに懐かしいですわ、クロムちゃんはミカヤ姉様が送り迎えをしてくれて、
       私がアイクと一緒に学校に通っていたわ…」
アイク   「ああ…」

13 :
エリンシア 「その時のアイクは今と違ってKINNIKUがついていなくて可愛いらしかったわ…」
ブラッド  「入学したての小学生が筋骨隆々だったら怖いと思いますが…」
エリンシア 「でも、こんなに立派に成長して…お姉ちゃんとっても嬉しいわ…」
ミカヤ   「そうよね〜、これで浮いた話が出てくれたらいいんだけどね」
アイク   「浮いた話?スマブラでなら何度か体験したことあるが…」
ミカヤ   「違うわよ、異性との恋の話よ」
アイク   「鯉の話?滝を登るが如く其の道を極めんとすることか?それだったら少なからずあるのだが…」
ブラッド  (そうではなくて…俺もそんな話はないんだが…)
ミカヤ   「まあ…いいわ、話を変えるけど、ブラッドは童貞?」
ブラッド  「な、な、な…なんでそんなこと聞くんですか!!」
ミカヤ   「自分の家以外の男子の恋愛事情も聞いておきたいのよ!ね、みんな」
マルス   「そうですね、僕たちの家庭の情報を漏らしているんだし、
       対等な立場であるなら君の情報も教えるべきだと、僕も思うね」
ミカヤ   「で、本当のところはどうなの?ローラを襲っちゃったの?」
ブラッド  「なんでそこでローラの名前が出てくるんですか!」
セリカ   「あーもう!あの邪教の手先のことはどうでもいいけど!
       寝たか寝てないかどっちなの?それだけのことでしょう、はっきりしなさい!」
ブラッド  「(なんという理不尽!だが!)…俺には黙秘権がある!」
ミカヤ   「じゃあ、こちらは実力行使で行かせてもらおうかしら?アイクお願い!」
ブラッド  「(またこのパターンですか!?)…言えばいいんでしょ」
リーフ   「ブラッドさん、ドンマイ!」
ブラッド  「ど、童貞です…」
マルス   「面白くない返答ですね、でも仮に襲ったら、ケダモノ→エフラムということになっていましたけど…」
ブラッド  「どっちにしても俺のプライドは崩壊していたってことか…」
アイク   「童貞の何が悪いんだ?罪ではないだろう? 」
ミカヤ   「将来が不安なのよ」
マルス   「しかし、恥ですよ。アイク兄さん、一応聞きますが子供はどうやって出来るかご存知ですか?」
アイク   「ああ、隣接していたらできのだろう。一定値を超えると結婚が成立するんだったか…」
マルス   「…アイク兄さんにしてはゴールに近い答えでしょう…」
ブラッド  (それでいいのか…?)
マルス   「では子供はどこから生まれてくるのですか?」
リーフ   「それ、ここで聞くの!?」
アイク   「竜が運んでくるか、クロムの娘のように未来からやって来る。諸説はあるが、いずれも子供が自らやってくるんだろう?」
ブラッド  (まあ、幼き頃があれじゃ信じ込むのは無理ないですが…自分がどうやって来たのかは考えたことないんですか?)
マルス   「………」
アイク   「違うのか?なら本当のことを教えてくれ、博識のお前なら知っているはずだ」
マルス   「!?これは一般常識ですから、それにクロム兄さんの方が詳しいですし…」
クロム   「何で俺に振るんだ!問われているのはお前だろ!」
アイク   「マルス、俺みたいな学びが無い者に噛み砕いて説明するには、聡明で口が上手いお前の方が適していると思うのだが」
リン    「そうね、いっつも人を小馬鹿にする言い方するしね、私もその弁答聞いてみたいわ?」
エリウッド 「リンディス、女の子がそういう発言するのははしたないよ…」
ヘクトル  「別にいいんじゃね?俺もマルスがなんていうか興味あるしな…」
セリス   「僕も…興味ある!」
リーフ   「そうだね、マルス兄さんならよりリアルな表現してくれそうだし…」
アルム   「僕も聞きたいな…」
セリカ   「私もよ、アルム。参考にさせてもらいたいわ…」
シグルド  「私も参考に……………とみせかけてKINSINは許さんぞ、アルムとセリカ!」
エイリーク 「この流れ…私も聞いてみたいと言った方がいいのですか?」
マルス    (よりによってみんな揃って)
アイク   「どうした、お前程の男が知らないはずないだろ?」
エリンシア 「マルスちゃん?答えないとブッ飛ばしますわよ?」
ロイ    「僕はまだ習ってないから聞いてみたいな…ね!マルス兄さん!」
マルス   (この状況、プレジデントが不祥事の責任を追及されているようだ…)
 ピンポーン!

14 :
セシリア  「ロイくん♪子供の生まれ方について知りたいの?なら先生が…教えてあ・げ・る♪続きはロイ君の部屋でしましょうね♪
       (…ロイの家に盗聴器を仕掛けた甲斐があったわね)」
一同    「………ふ…不審者!」 
マルス   (神は僕を見捨てていなかったようだね!魔乳軍将万歳!)
ロイ    「セシリア先生、何でウチにいるんですか!」
リーフ   「先生!是非僕にもレッスンお願いします!!(僕はこの機会を夢見て生きていたのだ!)」
セシリア  「これはロイ君だけの個人授業なの、悪いけどあなたには興味ないから…」
リン    「自分が何言ってるか分かってますか?仮にも聖職者ですよ!(せっかくマルスが狼狽する姿を拝めると思ったのに!)」
セシリア  「え?もう勤務時間外だし、これは私的。家族には言えない思春期の不満を解決してあげようと思っただけよ♪
       さ、早く部屋に案内してロイ君♪」
一同    (性犯罪者だ…)
マルス   「…か、確保!性犯罪者を確保だ!」
セシリア  「この魔導軍将といわれる私が性犯罪者だなんて!続きは明日学校でね、ロイ君♪」
ブラッド  「に…逃げた!とにかく、警察に通報を!」
クロム   「俺は警察官だ!」
エイリーク 「ならクロム兄さんお願いします、早くあの巨…いえ性犯罪者を捕まえて連行してください!」
クロム   「わかった…(しかしあの先生胸が大きかったな!俺もレッスン受けたいのだが…)」
セリカ   「何しまりの無い顔してるのクロムッツリ兄さん、胸ばかりみてたし変な想像してたでしょ!」
クロム   「そ、そんなことないぞ!」
リーフ   「捕まえて、裏取引であんなことやこんなことするんでしょ!兄さんが警察官になった理由はこれしかない!」
リン    「サイテーね、クロム兄さん。見損なったわ…」
クロム   「ち、ちがう、決して俺は邪まな理由で警察官になったわけではないぞ!」
マルス   「どうでもいいですけど追いかけないんですか?彼女ならもう逃げましたよ…まあアイク兄さんが追いかけて行きましたけど…」
エイリーク 「何たる失態ですか、クロム兄上。それでルキナさんに父親面するなんて愚の骨頂、身の程を弁えよ…です」
ヘクトル  「いくらなんでも言い過ぎじゃねえのか?」
ミカヤ   「(ルネスの王女)エイリークは、血も涙もない残酷な人と言われていたし」
マルス   「まあこのスレでは、主に巨乳を崇拝する輩限定ですけどね」
 ………
セシリア  「(なんとか撒いたよう…追手が来た?なら先手必勝…)受けなさい!我が浄罪の焔 エルファイアー!」
アイク   「炎の魔法か!ならば、ぬぅん!」
セリス   (すごい、剣の振りだけで炎を掻き消した!…なぜか僕もついて来たけど…)
セシリア  「さすがロイのお兄さん…しかし止まりなさい!
       それ以上前に進んだら、あなたは…死にます」
アイク   「どうして俺の前に立った?」
 ………
ブラッド  「あのー、結局なんの話をしていたんだ?それにこのペンとノートは?」
エリウッド 「エフラムもとい兄弟家の歴史についての講習です。というかまだエフラムが家にやって来ていないですけどね」
ブラッド  「ミカヤさん、エフラムが送られてくる話はいいんですかー?あれ…聞いてない」
ロイ    「すみません、ウチは恋愛の話になると脱線したり第三者が介入してくるんです」
ブラッド  「…君は末っ子なのにしっかりしているんだね
       (さっきの人みたいなのか?しかしその引きがねを今回引いたのは君なんだけどな) 」
 ………
ミカヤ   「話が脱線してしまったけど…続きはどこからだった?」
ブラッド  「エフラムが送られてくる所からです」
ミカヤ   「そうだったわね、クロムが送られてきた数年後のことよ…
       ご丁寧にも今度は飛竜便が小隊を成してやって来たのよ!」
ブラッド  「というのは…」
エリンシア 「一つの竜に一人ずつ運んできたことになります」
ミカヤ   「送ってくるならまとめればいいのに…まったくおかげで4人分の料金を払うことになったんだから!」
ブラッド  「それは赤子のことを思っての配慮でしょう…(そもそも飛竜便で送って来ること自体が問題か)」
アイク   「しかし、4人でやってくるのは壮観だったな。あれ以降見たことがないな」

15 :
マルス   「早かったですね、アイク兄さん」
セリス   「アイク兄さん凄いんだよ、一撃でやっつけたんだから!」
アイク   「そのせいで子供の生まれ方について聞くことが出来なかったな…」
ブラッド  「(即行に話が逸れている…戻さないと)…なんで急に4人なんですか?今までは一人ずつだったのに…」
ミカヤ   「そうよ、そこが問題なのよ!何でいきなり4人!?どうやって面倒見ればいいのよ!まったく!」
エリンシア 「姉様落ち着いて下さい」
シグルド  「あの時の姉さんは嬉しさより怒りの方が勝っていたしな」
ミカヤ   「4人の赤子の面倒は大変だったわ…シグルドはもう手のかからない年齢だけど、エリンシア以下はまだ幼かったし…」
エリンシア 「それを機に私が家事を中心にするようになったのは…少しでも姉様の負担を減らしてあげたかったから」
ミカヤ   「そう言えばそうよね…家事をやってくれてホント助かったわ、アイクがクロムの相手をしてくれたり、
       シグルドにも色々手伝ってもらったし…みんなありがとね!
       それからエフラム達が来て、私は両親に文句を言ったわ!
       その2年後、反省したみたいでリン一人だけが送られてきたの…」
ブラッド  (弟妹が増えることはいいみたいなんですね)
 
 ★リンが送られてきた年(約16年前)★
シグルド14?(中学生) エリンシア9(小学生) アイク8(小学生) クロム6(〜小学生)
エフラム、エイリーク、エリウッド、ヘクトル2
クロム   「俺が小学生にあがった頃だったな…(でもその時には姉さん達は弟たちの面倒で忙しくてかまってくれなかった)」
ミカヤ   「私の要望を聞いてくれたのはいいんだけどね、その一年後に…」
ブラッド  「というと…まさか?複数送られて来た!?」
ミカヤ   「違うわ…初めはマルス一人だけ、その翌月にアルム、またその翌々月にセリカが来たの!
       短期間に三人も送って来たのよ!結局同時と変わらないし!絶対人の話聞いてないだろって思ったわ…」
エリンシア 「その次の年にセリスちゃんが送られてきました…」
シグルド  「リーフは宅配業者の不手際で途中落っこちてしまったらしいが…」
ミカヤ   「数日後に家に送られてきたわ…その翌年にロイが送られて来たわ…」
ブラッド  「リンからロイまで4年間で7人子供が送られてきたことになりますね…
       どういう原理なんですか?もしかして異父、異母兄弟ですか?」
シグルド  「異父、異母兄妹…だと!?うががががーーーーー」
ミカヤ   「だめよ、ブラッドその言葉はシグルドの禁句ワードの2,3なんだから!」
セリカ   「ちなみに1番はKINSINね」
エリンシア 「ブラッドさん、私たちは実の兄弟ですわ…といっても確証はないんですが」
ブラッド  「そうですか…」
ミカヤ   「末っ子のロイが送られてきて、これで現兄弟家のメンバーが揃ったわけ、整理してみると…」
 
 ★ロイが送られてきた年(約13年前)★
シグルド17?(高校生) エリンシア12(中〜小学生) アイク11(小学生) クロム9(小学生)
エフラム、エイリーク、エリウッド、ヘクトル5 リン3
マルス、アルム、セリカ2  セリス、リーフ1 ロイ0
エリンシア 「こうして見ると、マルスちゃん以下とは10歳以上違うし、ロイちゃんにいたっては私と一回り違うわね」
ロイ    「ほんとだね」
シグルド  「私も受験勉強と弟たちの面倒の両立をしていたぞ」
マルス   「確かグランベル大高校−大学はエスカレーター式でしょう?」
シグルド  「当時はそうじゃなかったんだ…」
ミカヤ   「そうよね…よく頑張ったわシグルド…」
 ………
ブラッド  「…しかし小学生に上がらない弟妹達が10人もいるんじゃ生活大変だったんじゃないんですか?」
ミカヤ   「そうね、この頃が一番苦しい時だったわ…さすがの私も体が一つしかないし。
       両親に相談と試みたけど、急に音信不通になってしまったの」
ブラッド  「今もですか?(もしかして死んだとか…?)」
ミカヤ   「そうよ…いい加減な親だから、多分どこかにしぶとく生きているんじゃない?」
       それで、育児に手が回らなくなって、私は苦肉の策を立てたのよ」
ブラッド  「その策とは?」
ミカヤ   「子供留学よ…」

16 :
ミカヤ   「簡単に言うと年中組と年少組は3〜5歳の間に一度裕福な家庭に送ったのよ。大体期間的には3〜6ヶ月を順番にね…」
ブラッド  「成るほど…それなら育児の負担を軽減になりますね、期間の調節が難しいですね…」
ミカヤ   「そうね、お世話になった家を紹介するわ」
 ★子供留学でお世話になったお宅(敬称略)★
エフラム  …ヴィガルド エリウッド…エルバート ヘクトル …ウーゼル
エイリーク …同上    リン   …ハウゼン  マルス  …コーネリアス
アルム   …マイセン  セリカ  …ノーマ   セリス  …バイロン
リーフ   …ドリアス  ロイ   …ウーゼル
ブラッド  「つまり、エフラムは幼少期、一時的にヴィガルド宅で暮らしていたことになるんですね」
エイリーク 「私も兄上と一緒にお世話になったことを覚えています」
ミカヤ   「そこはエイリークに任せるわ」
エイリーク 「わかりました、では当時の思い出をお話しましょう…」
 …ブタ箱…
俺が物心ついた時には、姉2人兄3人、それからエイリークを含め弟妹が数人いたことを覚えている。
4歳の時だろうかエリウッドが家からいなくなった、姉上に聞けば“お勉強とお友達を作りに行った” と答えた。
当時の俺には身売りにでも出されたと思っていた。エリウッドが戻って来た事を知っていればこうは思わなかっただろう。
3ヶ月後にはヘクトルがいなくなった。そして3ヶ月後には俺の番が回って来たが、一人ではなくエイリークと一緒だった。
家族と離れ離れになるのは寂しいし、怖い、ARTERIAL FEARだ。それはエイリークも感じていることだろう。
だから、兄の俺が気丈に振る舞い安心させたい、どんなことがあっても妹は守ると心の中で誓いこの家を出た。
飛竜便で送られた先は、ある大きな屋敷でここが俺達を引き受け先だった。
知らない家でのエイリークとの生活、最初に家の当主の息子らしい人物を紹介された。偶然にも俺とエイリークと同じ年だった。
そいつは部屋に閉じこもりがちで、人見知りする人間だったらしく、ひどく緊張しながら挨拶をしてきた。
「こ、こ、こんにちは、初めまして……ぼ、ぼくリオンっていうんだ…エフラムくん、エイリークさん。これからよ、よろしくね…」
おどおどしていたが、言葉使いはどこか大人びていた。エイリークは笑顔で返したが、俺は歯切れが悪い返事をしたと思う。
俺のとった反応に周りの大人は、実家と別の所での生活に不安がっている思い、特には気にしなかった。
 …兄弟家…
エイリーク 「私達はヴィガルド氏の家でお世話になりました。そこでリオンと出会いました。
       今では二人は親友ですが、当初はあまり良くありませんでした」
マルス   「初対面からやけに友好的で、信用しすぎだと親友通り半身になっちゃいますよね、クロム兄さん!」
クロム   「く…人が気にしていることを!」
エイリーク 「リオンはもともと、部屋で勉強することが好きな子で、暇さえあれば本を読みふけていましたし。
       遊ぼうと誘っても部屋から出て来ることはあまりなかったです。
       兄上は屋敷のあちこちを探検するのに夢中で、残った私は音楽など嗜んでいました」
セリカ   「おかしいわね、兄さんだったら姉さんとずっと一緒にいると思ったのに…」
 …ブタ箱…
屋敷に来てから数日後、俺はリオンと遊ぶこともなく、エイリークの傍にいるわけでもなく、屋敷を歩き回っていた。
これには理由がある。エイリークを連れてここから出ようと脱出経路を探っていたからだ。
ここでの生活は悪くはない。寧ろ前よりいいくらいだ。だが、心のどこかで不安を感じているからだ。
まだ掌で数えられる年の俺にとって屋敷の庭は地平線まで続く大きさと感じた。
それでも、ここから出る方法を見つけだすため走りまわった。
時には日が暮れて左右が分からなくなり立ち往生した。その時は馬に乗り髭をはやした壮年の男に助けられた。
「大人でも歩くには骨が折れる距離を歩いたものだ」
檄を飛ばされると思ったが褒めの言葉を貰った。
その後、男が乗って来た馬に乗せられて屋敷に戻る途中で、ここまで来た理由を問われた。
俺は正直に答えた。

17 :
男は俺の答えから心情を察し、俺とエイリークがこの屋敷にいる理由を教えてくれた。
この時身売りされたわけではないと知った。
だが、屋敷の探索は止めなかった、探索自体の行為は興味があったからだ。
そしてある部屋に辿りついた。
開けてみるとその部屋には本がぎっしり並んでいた。部屋の主が気付き声をかけてきた。
「だれ…勝手に入って来るのは?僕は忙しいんだ」
リオンだった。最初の挨拶のとはうって変ってはっきりきた口調だった。
特に関わりたくはなかったが、返答が気に障ったせいか、本なんて読んでいて楽しいかと嫌味を込めて聞いてみた。
「僕はこうしている時間が一番楽しいんだ」
つまらないヤツと感じ、これ以上関わっても面白くないと判断し部屋を出ることにした。
その後も、食事時や催し事以外は顔を合わす機会はなかった。
 …兄弟家…
エリウッド 「リオン君は何を読んでたんだい?同年代として興味あるな…」
エイリーク 「読んでいたというよりは大学受験用の赤本を解いていました」
エリウッド 「賢いとは思っていたけどこんなに早くから手をつけていたんだ…」
ヘクトル  「赤本ってなんだ?奥義の書の一種か?」
マルス   「脳筋には無縁の話ですよ、まあ僕も今センターぐらいは解いてますけど」
エイリーク 「私も、赤本を使っていますけど、リオンのすごさがわかります…
       リオンはその甲斐あって小学校に入学する前に大学に入り、卒業後もそのまま研究を続け現在に至っています」
ブラッド  「しかし、それで仲良くなったことが不思議だな…接点が無さすぎだ」
エリウッド 「エフラムとリオン君は正反対だからね…」
エイリーク 「それはあの時のことでしょうか…」
 …ブタ箱…
リオンとは全く遊ばなかった日々が続いたある日のことだ。
リオン、エイリークと一緒に乗馬を嗜んでいるときだった。
大人の騎手の後ろに同乗していたが、つまらなくなり手綱を強引に引っ張った。
すると馬は急に暴れ出し、俺は振り落とされた。落ちた場所が悪く、俺は打撲と裂傷を負った。
まったく子供の頃は後先考えないものだと恥ずかしく思う。俺が痛みに悶える中、リオンが近づいて来た。
あまり良いとは言えない俺たちの関係だ、俺の馬鹿な行いを嘲弄しに来たと思ったが意外な行動に出た。
俺を近くにある庭園に連れて行き、水で傷口を洗い、布でふき取った。
そしてリオンはどこかから黄色い花を摘んで来て、擦り潰した。
出来た粘り気を残した液体を傷口に塗った。
後から聞いたがリオンは薬草にも興味があって、個人的に育てていたらしい。
またこの花は傷の痛みに良く効くそうだ。
俺はリオンの優しさを知った、そして“ありがとう”と言うと、リオンは笑顔を見せた。
当時のリオンは俺と仲良くしたかったが、なかなか踏み出せずにいたらしい。
部屋にいる時は邪魔され気を損ねあんな態度をとったようだ。
 …兄弟家…
ブラッド  「以外と素直だな」
ヘクトル  「あの今の頑固一徹からすると考えられないな」
ミカヤ   「まあ、幼少期だからね、人は変わるものよ」
セリカ   「だけど変わるといっても、どうしてあんなシスコンになっちゃったの!」
リン    「ついでにロリコンにクラスチェンジしてるし」
クロム   (そういえば、ロリコンを更生させる計画が発案されたな…)
 …ブタ箱…
和解し合った後、俺はリオンと遊ぶようになった。といってもリオンの勉強の邪魔にならない程度だが…
俺はリオンの事を少しでも理解したいと思い、本を読んでみた。
そこに意味不明な呪文が羅列しているだけだった。まあ小学校にも上がっていない子供に分かるはずがないが…
今でこそ一部はサインコサインタンジェントぐらいは分かる。
今思うとこのことが完全にトラウマになって本を読むことや、勉強することが苦手になったに違いない。
これが無かったら俺もエイリークのように賢くて、ヘクトルが赤点とっているのを笑えただろう。
気にしても仕方ないな…過ぎたことだ。
それから別れがやって来た。また会おうと言葉を交わし、俺とエイリークは兄弟家に戻った。
その後、俺はリオンを何かと頼りしている。

18 :
それから、高校に入るときぐらいだったか、リオンはエイリークを誘いジャハナに向かった。
リオンを疑っているわけではないが、エイリークが心配で同行することにした。
着いた先は乾燥した土地にある街道の脇で、そこに以前に見たことのあったものが視界に入った。
俺が怪我をした時にリオンが摘んで来てくれた花だ。
その花は複数の蕾をもたない一輪の黄色い可憐な花。
具体的なイメージとしては花びら全部で12枚、外側に六枚が星形を描くように開き、その内側同じ形状の花びらが開いている。
分かりにくかったら『刹那 花』でググれば出ると思う。
この花は乾燥した土地でしか自生しない貴重な花で、傷に良く効くそうだ。
リオンの家にあったのは自分だけの薬草園を施し、苦労して環境を整え、栽培を試みていたからだ。
俺はこんな不毛の地でも花が咲き、生きていること。そして、誰かのためになるとこに感動した。
あの時の花だなと呟くと、リオンとエイリークは微笑んだ。
そうだ、厳しい環境でも生きている、それでいて誰かのために生きているんだ。
俺はその花を摘んで帰り、部屋で飾って即行枯らせた苦い記憶がある。
 …兄弟家…
マルス   「エフラム兄さん、親友に対してもガード堅すぎ…寛容すぎなクロム兄さんと大違いだね」
リーフ   「すぐ枯らすあたり、脳筋らしいね…」
アルム   「その黄色い花って、もしかして僕の畑の一角を借りて育てている花のこと?」
エイリーク 「そうです、アルムには手伝ってもらいましたね」
アルム   「環境的に難しかったな、条件揃えるの大変だったよ。でもどうして育てようと思ったの?」
エイリーク 「兄上が持ち帰るほど気に入った花ですから、是が非でもと思いまして…」
マルス   「エフラム兄さんが気に入る…実用的な点で納得いきますね」
アルム   「僕はエイリーク姉さんがその花が好きか傷薬の代わりとして家計の負担を減らすためと思ったけど、
       そんなことがあったのか…」
エイリーク 「勿論、私もその花が好きですよ。リオンから詳しい育て方を聞いたのですが、私ではとても無理でした。
       アルムがいてくれて助かりました、ありがとうございます」
セリカ   「ねえアルム、その花なんて言うの?」
アルム   「え〜と、なんだったけ…」
エイリーク 「“リフ”、和名は利府です。」
一同    「!!!」
 …ブタ箱…
そう言えばあの花の名前なんて言うのだったか…?また今度リオンにでも聞いてみよう…
牢屋の中で俺が過去を振り返っていた時、こちらに近づいてくる物音がした…足音からして3人か?
「ほら早く入れ、」
「私は無実よ!離しなさい!」
「教師が教え子に手を出すとわ…こうして見ると美人なのに残念だ」
「出していません、未遂です」
「ま、どっちにしても性犯罪者だけどな…」
やり取りの後、緑髪の女性は俺の向かいの牢屋に入れられた。しばらく経って、向こうから話しかけてきた。
「あなた少女を守ることに使命を燃やすエフラムでしょ、冤罪同士仲良くしましょ」
俺は一緒にするなと叫んだ。
 つづく…
>>1  スレ立て、乙です。
>>7  兄弟家勢揃い、壮観ですね!
>>8 偶然にもこちらも兄弟家の来歴をネタにしてました。マルス視点とは…思いつかなかった…
セシリアさん登場させたのはいいのですが、原作何歳なんでしょうか?

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