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【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part74【変な女】


1 :2014/12/01 〜 最終レス :2020/03/14
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             / /' /)ハ:. :i| ´ W `  ノ′  芹示_.:|rマ: :.乂
               / / ///.:ハ小 i ィ芹心      Vrソ .:.:.|) ソ: : i : ヽ
              ノ ム' /: /.: : : : :i }从 Vrソ         i: : : |f´: /:从 ハ}
             / マ 〉{ i.:ハ」_: : : :|i : : ヽ    '  , 、_ムイ :八ノイ ノ'  '
         / マ 〉 ゝ ´ ..イiY从: : :ト、:...   `    >‐彡イ
           /  ( イ   イ         \{ ヾ^ ≧  イ  ト(
       rく<     <            `ヽ ィr<!   ィ^',、
       |:∧ ` ーく_        ....‐…―ァ:.::ハ  ハ斥  /i::ヽ
       | : ::≧=圻7        /i ::::::::::::::/:::: |: :',∧:.:.:.:ハ//|:::::‘,`::.....
       |::::::::::::::::::/       / :l ::::::::::::/::::::::|: :ハ 〉:.〈   ': :! : :::i:::::::::::`::.、
       | : :::::::::::/    /::::::::::::::::::::/:::::::::::|: : ',l:.:.:.:レ: : : ::::::::::|:::::::::::::::::ハ
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・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part73【変な女】
http://peace.2ch.sc/test/read.cgi/bookall/1392380146/
・佐々木とくっくっ避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8130/
・佐々木とくっくっ避難所(携帯用)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/movie/8130/
・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで ttp://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss
Part11以降  ttp://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/
・涼宮ハルヒシリーズに登場するキャラクター、佐々木を愛でるスレです
 佐々木 = 例の変な女
 自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで週二回、塾に行く間柄
 キョンとは学校内でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
 キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
 古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
 恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに!?
・次スレは>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
 このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ
・このスレは基本sage進行だ、間違えてageるならまだしも
 意図的にageるような行為は慎んでくれたまえ。

2 :
・リンクを貼るときは直リンは禁止してくれると僕も助かるよ。
・スレタイは佐々木とくっつくではないのであしからず。
・荒らし、それに反応する人への対応は無視するのが一番と昔から決まっているんだ。
・キャラクターを貶めるような書き込みは、荒らし行為なので謹んでくれ。
・どうしてもそういった発言がしたい時は、専用のスレッドを立てて、そこで行うといい。
・妙な書き込みが多数あるときは、書き込み日時の右にあるIDを確認すれば、
同一人物による荒らしかどうかの判断の基準にできるだろう。
・次スレは立候補した人が責任を持って立ててくれたまえ。
 ただし、無理な場合はその所信表明を行い、次なる立候補者を集うべきだね。
・次スレへの誘導リンクが貼られるまでは今まで通り書き込みは控えるのが最良の手立てと僕は思う。
(現地人たちに一つ教えてやる。
 スレッドの最大許容量は512kbだ。ところが、500kbを超えた時点で書き込み不可能になる。
 容量が490kbあたりを超えたら、せいぜい急いで、次スレ移行の作業を開始することだな。)
あと、SS保管庫の中の人からこんなコメントをいただいている。
判断はみんなに任せるよ。くれぐれもこれで争うことの無いようにしてくれたまえ。
201    wiki [ sage ]  2007/08/26(日) 09:33:29 ID:lc10YmQU
 どーもwikiの中の人です。
 タイトルにSSってつける件ですが、個人的にはなくても無問題です。
 SSかどうかはみればわかるし。
 今までどおりでOK。
 それよりも、SSにはタイトル(名前欄でも文中でも)と長編なら通し番号をつけてもらえるとありがたいです。
 あと、未完成ならそれがわかるようにしてもらえるとなおよし。

3 :
*ノベルキャラ板(旧文芸キャラ板)への移転についての議論の際の注意。
自治スレの方に、
各スレ内で話し合って決めてください。自治スレに持ち込まないでください。
と釘を刺されていますので、あちら様へこれ以上のご迷惑をかけないよう、お願いいたします

4 :
*重要なお知らせ*
メール欄空にしてスレ立て書き込みをしてしまったため、スレタイには、デフォルトの[転載禁止]が表示されています
このことはスレ立て人の本位では無いことを、まず強調しておきます
また、この[転載禁止]表示は、2ちゃんねる運営の許容範囲を逸脱したまとめサイトへの転載を禁ずるという意思表明であり、
今まで通りのスレ住人によるスレ保管庫への保管、そしてマナーを守った上での引用を妨げるものではないと解釈しております
なので、ご自分の書き込みを、当スレ保管庫にまとめて欲し く な い 方は、ご面倒ですが、
その旨を表明するか、メール欄に[sagete]を入力した上で、書き込んで下さるとありがたいです

5 :
>>1
乙!

6 :
>>1乙!
そして佐々木さん大吉を!!

7 :
早いもんで12月ですよ佐々木さん

8 :
油断してたらあっという間に年末ですよ

9 :
頑張らなきゃですね佐々木さん

10 :
大吉の確率は

11 :
負けてられない

12 :
なっと

13 :
そろそろ

14 :
大吉…

15 :
もう一声

16 :
こんにちは。
佐々木メイン(多分)のSSを書いたので、まとめの方に投下します。
宜しくお願いします。

17 :
>>16
読んできたよ乙ー

……避難所では偉そうなこと書いててごめんね(´・ω・`)
しっかり真面目に読んだ結果だから許して

18 :
*驚愕のあのシーン。ハルヒでなく何故か拘束されているのはキョン
藤原とやらは、俺を拘束し叫んだ。
「さぁ、能力を移譲しろ!」
…あのな、ハルヒを人質に取って言うセリフだと思うぞそれは。ついでに谷口。お前いつの間にこのいけ好かない男の仲間に成り下がったんだ?朝倉も。
俺の視線に気付いたらしいパピヨングラスをかけた谷口が、俺に向かい叫ぶ…。
「フラグ建築士の能力を移譲するんだ、キョン!それさえあれば、俺達はモテモテに…!」
…すまん。何が言いたいのかさっぱり分からん。朝倉、日本語に直してくれ。下でドン引きしているハルヒでも、佐々木でもいい。佐々木が俺に向かい叫んだ。
「キョン!」
おお、助け船を出してくれるのか。渡りに船というやつだぞ、佐々木。
「フラクラを移譲する、と言うんだ!」
佐々木の言葉にハルヒが手を取り叫ぶ。
「そうよ、キョン!フラクラを移譲するのよ!」
フラクラ?何だそれは。朝倉を見るが、朝倉も分からない、と首を振る。
「フラグ…旗よね?取り敢えず旗を壊す事を移譲すれば良いのかしら?」
「どうでも良いが、やるなら手短に頼む。いい加減にこのゴルゴダの丘のキリストの状態から解放されたい。」
脱兎の如く、藤原と谷口が逃げる。が、あっさりと古泉に捕まり朝倉に引き渡された。朝倉は面倒くさそうに溜息を吐くと…俺に手をかざす。
光が三人を包み…俺は漸く解放された。
「古泉くんは、死亡フラグ?それを壊す能力を得たみたい。」
「それはそれは。」
古泉は俺のロープを谷口、藤原に巻き付ける。
「谷口くんは、恋愛フラグを壊す能力を…」
「おいいいいいいいい!」
「そこの未来人は、再登場フラグを壊す能力を得たみたいね。」
「なん…だと?!う、うわわ!き、虚無空間か!だ、誰か…!み、みくる姉さーん!」
…藤原とやらは、そう叫ぶと消えていった…。朝比奈さん(大)も、説明をする前に消えた藤原とやらにドン引きだ。
一体何なんだ?全く。状況を飲み込めぬ中、ハルヒ、佐々木の目が輝く…。
「フラクラ返上って事は、今からフラクラは無くなるという事よね…佐々木さん…」
「そうよね、涼宮さん…」
…お、おい。目が血走っていて、最高に怖いんだが?
「さぁ、キョン!フラクラ返上の時よ!ここまで立てたフラグを消化していくのよ!」
「キョン、僕に立てまくったフラグ、最早回収の時だ!」
「私という個体も、私という個体に貴方が築いたフラグの回収を望んでいる。」
ドヤ顔で立ち塞がる三人…って長門。いつの間にそこにいる?すまん。お前らが何を言いたいのかさっぱりだ。
首を捻る朝倉に、古泉が声をかける。
「おや、どうしました?朝倉さん。」
「…んー…どうもキョンくんのフラグ関連のものって、本人固有のものみたい。」
「と言いますと?」
「移譲は出来てもまた蘇る、って事?『幻想殺し(イマジンブレーカー)』ならぬ『旗殺し(フラグブレーカー)』かしら?」
その数刹那の後…朝倉が役立たずと長門に〆られ、ヌカ喜びをさせてくれた、とハルヒと佐々木からまで〆られたのは、また別の話だ。
『ふらくら時間〜♪』
END
おまけ。
「あれ?未来人がいないのです。何か二度と会いたくないのは気のせいなのですかね?」
「ーー虚無ーー」
「どうしてこうなったー!みくる姉さぁぁぁぁぁん!」
終われ。

19 :
ポンジーいじめと聞いてw
主不在のきょっこ団なれど、傍迷惑ぶりは変わりませんね;^_^A
ナンバリングは確か13だったはずなので、ポンジーを悲惨な役回りにしてみましたw

20 :
>>18 いいですね〜藤原ネタ。藤原は残念な方がより輝いていますね。

21 :
  またSSが投稿できない状態です。どうなっているんでしょうか?

22 :
>>18
乙(´ω`)乙
相変わらず和みまする
これからはフラグクラッシュが再生するまでに回収させるスピード勝負になりそうですね……1回ごとに委譲対象(生贄)が必要ですがw
>>21
普通のレスは大丈夫だとしたら、分量や改行が多いとか?詳しいことはわからないですねー

23 :
ここの掲示板ってタブーワードありましたっけ?
あとは・・一行字数が多すぎるくらいかな

24 :
ここ最近洒落ならん寒さですね佐々木さん

25 :
SS速報に佐々木さん
佐々木「サボテンの花言葉を知ってるかい?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417959759/

26 :
サンタ伝説を信奉しなくなったのは、いつの日の事か…。
とっぷりと曇った冬の夕暮れ。寒風吹き荒ぶ公園。そして目の前にいるのは我が親友。
「安く手に入って良かったねぇ。」
現在クリスマス。イブの主役を飾ったであろうケーキとシャンメリーは、見るも無残な捨値価格で売りに出されていた。
世の中需要と供給、一瞬でもスターダムにいた事を誇るべきかも知れんな、こいつらは。俺は佐々木が持って来たそれを、テーブルの上に広げる。佐々木は上機嫌に紙コップを用意し…。
「侘しくなるのは何故だ?」
「そうかい?僕としては身の丈に合ったクリスマスだと思うが。」
ニコニコしながら佐々木はシャンメリーを注ぐ。せめてもう少し世間並みというものをだな。俺の思考を読んだらしい佐々木は、溜息と共に言った。
「キミね。世間並みという事は、迎合に過ぎないんだよ。身の丈に合わぬ贅沢など、我々学生の本懐ではあるまい。」
ティファニーのアクセサリーや、グッチの財布、エルメスのバッグなど分不相応であり、学生のうちはお金で苦労し発想を磨くべきだ、と佐々木は言う。
その何れも持たぬ我々は、こうして公園にいるのではないかね。
寒風吹き荒ぶ中、ベンチに座るのは俺達だけだ。
すっかり冷めたケンタッキー。そして身も凍るようなシャンメリー。主役を飾るかつてのスター。
佐々木は俺の横に来ると、身を寄せた。…もう好きにしてくれ。
「…触れ合うと暖かいものだね。」
「ああ。そうかい。さっさと食っちまおう。風邪を引いては本末転倒も良い所だ。」
「くっくっ。」
紙コップの乾杯をし、シャンメリーに口をつけた俺に、佐々木は小さく言った…
『つれない事を言いながらも、鼓動は正直だねぇ。性差を感じて頂けて何よりだよ。』
「…寒いから、暖まる為に鼓動が早いのかも知れんぞ?」
顔に火照りを感じながら言った、せめてもの強がり。佐々木は面白そうにくっくっ、と笑いながら再び身を寄せてきた。
…シャンメリーって、微量のアルコールもあったんだっけな…。それでテンション上がったのかも知れねぇ…。お互いに。
酒の上の不埒だ。と開き直り、帰りにコートの裾の中に佐々木を入れたら、今度は佐々木が茹で蛸になったのはまた別の話だ。
END

27 :
未来からの資金が途絶え、橘と共にケーキの売り子をする事になった。
糊口をしのぐ事は出来る位の額を手にし、僕は久々に公園の屋台のたこ焼きを食べるべく公園に向かう。
世間はクリスマスらしいな。僕には関係のない事だが。
橘は機関の男達との打ち上げ。そこにはみくる姉さんもいるらしいが目的を達成していない以上、会っても辛くなるだけだ。
…何?機関の男が怖い?そんな理由ではない。
寒風吹き荒ぶ中、僕は目的を達成すべく公園へ向かう。
公園には色鮮やかなパンジーが並び、この冬の寒さにも関わらず花を咲き誇らせている。
可憐な花々に癒されつつ、僕はたこ焼き屋に向かったわけだが…
現地人のコートの裾に包まれた茹で蛸がいた。
現地人のブレザーの胸の位置が膨らんでいる…。恐らくは茹で蛸が身を寄せているのだろう。
こ、こんな事は規定事項に無い…!
反射的に身を隠し、去って行く現地人と茹で蛸の後ろ姿を見送る…。
い、今から所謂お楽しみというものか…!
たこ焼きを買い、僕は晴れない気持ちのまま天を見上げた。
乱れている!橘も機関の男達と打ち上げと称し、乱れた一夜を過ごすのか!
未来も乱れている奴は乱れているが…ん?待て。確か打ち上げにはみくる姉さんが…!
「今日は皆さんと一緒に(パーティーを)やれて楽しかったのです!」
「たまにはこうして皆で楽しむのもいいわよね!古泉くんに(金銭的な)負担かけちゃったし、今度は古泉くんに(慰労的な意味で)サービスしようか。」
「…楽しかった。」
「キョンくん、参加出来ずに残念でしたよねぇ。」
「補習だから仕方無いわよ。不参加そのままは可哀想だし、同じく不参加だった佐々木さんにキョンを頼んだし、キョンはキョンで佐々木さんと楽しいクリスマスを…」
「乱交か!乱交なのかーッ!」
「「「きゃああああああああああああああ!!!」」」
「ユニーク。」
…機関の男に締め上げられ…「涼宮さんがそんな乱れた事を望むわけがないでしょう。彼女の倫理基準については御存知のはずです。拗らせるにも程があります。最も僕も未だ来ずですが。」と諭されるように言われたのは、また別の話だ…。
END

28 :
思わぬ反撃に真っ赤になる佐々木さんかわいいGJ
でもって恐らく薄暗い中、後ろ姿で佐々木さんの様子を察する藤パン何者!?

29 :
>去って行く現地人と茹で蛸の後ろ姿を見送る…。
はっはっは!どこへ行こうというのかねええええええええ!

30 :
スケートで安定して滑る原理を頭では理解しているものの体がついていかない佐々木さん

31 :
博多華丸大吉、円熟と言っても良い芸でしたよ佐々木さん

32 :
久々に会った親友と、SOS団皆と喫茶店で話す。俺達、平凡な高校と違い進学校はやはり違うのだろう、と思い、離れていた一年間について聞いてみる事にした。
佐々木は優雅にコーヒーを啜りながら言った。
「入学してから、非常に大変だったね。入学後にいきなり殺し合い生活だから。」
…はい?俺の隣に何故か居るハルヒもまた、目を丸くしている…。ドン引きしているハルヒというのもまた珍しいな…
「黒幕を突き止めるまで、半数以上が死んでしまった。皆、良い人達だったよ…」
佐々木が首を振る。
…すまん。お前が何を言っているのか、皆目見当もつかん。
「皆、超高校級の才能や能力の持ち主ばかりだったが、やはり所詮は僕も含めて高校生だった、という事さ。黒幕にいいようにやられ、最後には黒幕自身が自らの命を絶つという最低の結末だったよ。」
長門が俺の手を引き、耳打ちした。
「…彼女の言葉に嘘はない…。表沙汰になっていないだけで、全て本当…」
…なんてこった。
「佐々木さん、だっけ?その超高校級の集まりで、あなたは何が超高校級だったの?」
興味を引かれたらしいハルヒが、佐々木に身を乗り出す。
佐々木は優雅にコーヒーの香りを楽しみつつ…少し赤い頬をしながら答えた。
「超高校級の……フラグクラッシュ被害者……」
辺りが静まり返る。その被害とやらが見当つかんが、黒幕は絶望しただろうな。頭が切れるとはいえ、ほぼ一般人に一杯喰わされたのだから…。
ん?ハルヒ、長門…何故そんな冷たい目で俺を見る?古泉も何故そんな同情しきった目で佐々木を…
「今現在も、また被害を被っているのが超高校級の所以なんですね…」
朝比奈さんが佐々木の頭を撫でる。…そして全員が一様に俺の方を何故向く!?
おや?何か一体のぬいぐるみが…。片方が白く、片方が黒いぬいぐるみだが…
「うぷぷぷぷ。探したよ、超高校級の才能の持ち主。君、ウチの高校に転校してこないかい?」
「モノクマ?」
佐々木があからさまに警戒をする。
「生きていたのか…!キョンには手を出させないよ!」
モノクマとやらは、佐々木を無視し、俺に言った。
「超高校級のフラグクラッシャーとして、是非!」
次の瞬間…爆笑が響き渡る。長門まで笑い過ぎて涙目になる位のものだ。
俺がその申し出を断り、モノクマとやらを踏み潰したのは、当然の話だ。
END

33 :
ダンガンロンパみたいな推理物を書きたい気持ちはあれど、長門無双になりそうですw
未来の結末を知る者として、後半からみくる無双も面白そうですがw
佐々木さん、キョンがダンガンロンパ系に出演だと、誰かが言っていたように早めの退場か盛り上がりの退場か…どちらにせよ、優秀なストーリーテーラー扱いでしょうね。
ハルヒも似た扱いか、または補正バリバリか…。古泉は途中退場確実でしょうがw
稀代のギャグメーカーとして、きょこたん辺りがいても面白そうですねw

34 :
おつおつ
佐々木さんが立てる生存フラグをギャグ補整で尽く破壊していくきょこたんとな

35 :
みくる(大)黒幕か、藤原黒幕か、くーちゃん黒幕か…
みくるなら、死人が出ないように配慮するでしょうが、藤原は未必の故意がありそうで怖いですねw
くーちゃんだと、皆殺しENDしか浮かばないし…きょこたんだと、正直過ぎて黒幕に向かない。
古泉辺りが裏で糸を引いても、良心の呵責に負けてキョンに重大なヒントを渡しそうですし…

36 :
ぱちーん、と。
人体が出すにしてはずいぶんと通りの良い音が響いて、どうやら口論が終わったようです。
隣のクラスから聞こえる声に耳をそばだてていたクラスメイト一同、やれやれとため息をついて帰宅の支度を始めました。
きっと私も同じ顔をしていることでしょう。
盗み聞きはよくないですけど、盗むまでもなくああも大声で叫ばれては仕方がありません。
私も人並みには、……ええ、思春期の女子中学生並には、人の色恋沙汰には興味があるのです。
「佐々木よ、何があったんだ?」
丁度トイレから帰ってきた我が親友が涼しい顔で尋ねてきました。
とぼけた表情に安堵していいのか、少し憎らしく思ってしまえばいいのか、わかりません。
「犬も食わない話さ。隣のクラスの野球部部長殿のカップルを知っているかい?」
「マネージャーとのカップリングという爆発して欲しいあの組み合わせか」
ふむ。キョンも人並みには嫉妬という感情があるのだろうでしょうか。
「爆発したよ。ついさっきね」
「ザマア見ろと言いたいところだが、どっちも蹴り飛ばしたいくらいベタ惚れじゃなかったか?」
「なかなか根深い問題だったようだよ。発端は彼の視線について彼女が文句を言ったことだ」
「あのマネージャーを相手にして、視線が向く先は決まってるだろう」
無遠慮に冷徹な事実を告げる親友がなかなか憎らしいです。
そう、彼女は同性の目から見ても、大変胸部の発育が先行した子でした。
「ボクが相手でなかったらセクハラで訴えられることは覚悟しておきたまえ、キョン。
 だが不本意ながらそれは事実だ。
 そして、大変不幸ながら、ね」
「胸だけでなく他のところを見ろとでも言ったか?」
自分のことでないとどうして彼の洞察力は素晴らしいのでしょうか。まったく。
「そうだよ。
 彼女が先のデートで精一杯着飾ってきたというのに、彼はほとんど服も靴も見てくれなかったとのことだ」
普段の身の回りの品を見る限り彼女のセンスはとても良いのです。
私服でのデートに彼女は精一杯努力したことでしょう。
それが報われなかったことが、人ごとながら憐れではあります。
「これを問いつめた彼女に対する彼の返答が酷くてね」
「どんなだ?」
「……俺はお前の服よりも中身の身体の方が好きなんだ、とのたまった」
「正直だな」
「性的なことに限って言えば正直は必ずしも美徳ではないよ。
 その報いがホームランとでも評したくなる平手打ちだ」
「酷いな」
「酷いね」
「いや、彼女の対応がだ」
彼の予想外の言葉に、私は首をかしげます。
その理由に思い至って、私はちょっと頭の筋が切れそうになりました。
「男子中学生として、君は彼の肩を持つ気かい?」
「おいこら佐々木、なんか殺気めいたものが出ていないか……」
「気のせいだよ。それよりも僕の質問に答えてくれないかな」
「肩を持つというか、あいつはそんなに悪いことを言ったか?」
「そうかい。男子中学生としてその嗜好その主義は正義だと言いたいんだね」
そうですか。男の子はそんなに大きい胸がいいのですか。
あんなもの、人体を構成する脂肪の集中点の一つに過ぎないというのに。
「待て待て待て待て!怖い!怖いから!
 違うだろ、アイツはいいことを言ったじゃないか」
「服よりも、胸がいいと言ったのに?」
「そうだ。俺は彼女が怒った理由の方が理解できんぞ。
 服なんぞただの外面、いくらでも取り替えが利くし他人でも真似できる程度の要素だろうが。
 そんなものよりも、彼女自身の身体がいいと言ったんだろうが。
 それは、服を褒めるよりも彼女を正当に評価しているじゃないか」
思わず、目を瞬かせてしまいました。
こういうのを、その発想はなかった、というのでしょうか。
男性側から見るとなるほどそういう風に見ることも出来るのでしょう。
「ふむ……、君の理性的な意見はよくわかった。
 では同年代の女子中学生としての弁護側意見を言わせてもらおうか」
「おう、拝聴しようじゃないか」

37 :
「君は、女子の服を替えが利くもの、真似できるものと評したがそれは女子側の現実知らずというものだ。
 自分をいかに綺麗に見せるか、自分が男と並んで如何様に見えるか、これらを自ら蓄積して研ぎ澄ました美的感覚に従って設定するのだ。
 従って、服とは外側にありながら、実は肉体よりも内面、精神と経験に依拠するものとなる。
 肉体的特徴など生まれながらに決定されて本人の努力ではどうにも改善しようがないが、服や髪型などは己の努力で積み重ねることができる。
 言ってみれば彼の言動は、彼女の努力や意識を丸ごと否定したも同じなのだよ」
「ほおお」
思わず熱く語ってしまった私に、キョンが感心するのをどう評価したものでしょう。
胸に偏見を持つ者も嫌いですが、そんな者を嫌う私自身を、私自身が好きではないのです。
でも、キョンには、その範疇に入っていて欲しくなかったのです。
まったく理性的ではない理由で。
「となると、お前も自分を評価されるときは、服を評価される方がいいのか?」
そんな私を知ってか知らずか、キョンがとんでもないストレートを投げてきました。
正気を保つのに苦労するほどの目眩を覚えました。
少なくとも、私はまるで自信の無いこの胸を世辞で褒められるくらいならば、まだしも服を褒められる方がいいと思っています。
でも私は自分の服のセンスに自信があるわけではないのです。
一人の男性のために精一杯のお洒落ができる彼女のようなセンスが羨ましいと思うくらいには。
せいぜい、私が自分に自信が持てるものといったら、読み漁ってきた読書歴くらいのものでしょうか。
色気がないにもほどがあって、この場では自己嫌悪を増すだけでした。
「……僕が何かを期待したからといって、君にそれを強制するつもりはないよ。
 君に世辞を言われてもかえって不本意だというものだ。
 率直に聞こう。君は僕をどう評価するつもりだい」
精一杯の強がりで挑戦的に言ってしまってから途方もなく後悔しました。
これでは、私のどこが好き、などと尋ねているようなものではないですか。
恋人になれない彼に尋ねていい質問ではありません。
「そうだな……」
それなのに彼は顎に手をやって大真面目な思案顔になって私の身体を見つめて来ました。
彼の視線をここまで絡みつくように感じたのは初めてです。
普段なら冗談めかしてセクハラだよと非難できる胸への視線を遮る口実がありません。
その視線が嫌なのではありません。
でも、でも、あまりにも恥ずかしいのです。
その場から逃げ出したくなる足を踏みとどまらせるのがやっとでした。
言い出したのは私です。止めることはできません。
いつの間にか他の生徒たちは部活へ行ったり下校したりしてしまったのか、教室には私たち二人の他には誰もいません。
もし……そんなことは万が一にも無いと思い込みたいですが……制服の中の私の貧相な身体をキョンが好きだと言ったら、私たちはどうなってしまうのでしょうか。
おそらくは一分にも満たない、でも私には永劫の執行猶予にも似た時間が流れた後、
「姿勢だな」
ぽつり、と、意外な単語がキョンの口から出ました。
「え?」
思わず、私は尋ね返していた。
「誰に対しても決して見下さず、力が足りないからといって卑屈にならない。
 教師のような年上でも、うちの妹のような年下でもまっすぐに正対する。
 その精神的態度を裏付ける、物理的な姿勢。
 そのお前が、なぜか自分のスタイルにだけは卑屈になるようだが、
 ……その、なんだ。つまりだな。
 お前のその姿勢は間違いなく美しいから卑屈にならなくていいぞ」

38 :
稲妻に打たれたような衝撃でした。
それが痛みではなく途方も無い歓喜であったと、一瞬遅れて私は気づきました。
さすがに言った言葉が気障の部類に属する自覚はあるのか、彼がちょっと恥ずかしげに明後日の方向を向いているのですが、
それはなおさら、彼の言葉が嘘偽りないことを示していました。
「……ありがとう……」
その一言に、万感の想いを込めながら、私は泣き出しそうになるのを、そして、
彼の胸に飛び込みたくなるのを、必死でこらえました。
そんなことをしたら、精一杯の誠意で答えてくれた彼の友誼を無駄にしてしまいます。
なんとか鼓動を鎮め、呼吸を落ち着かせて、いつもの私を取り戻してから、ようやく言葉を紡ぎます。
「その言葉、大変光栄だよ。親友。
 君の誠意あるアドバイスに従おう。
 僕は以後、肉体的な特徴で卑屈になることはないことを、君の賞賛に背くことがないことを、この場で誓おう」
「何をまた大げさな……」
いつもの冗談だと思ったのでしょうね。
その誤解をあえて解こうとは思いません。
でも、この誓いを私は決して忘れません。
貴方の言葉に救われた私の、それが、果たすべき誠意だと思うのです。

後に、私が朝比奈さんや涼宮さんといった輝かしい人々とぶつかることになったとき、私を支えてくれたのがその言葉だと、貴方は気づいていなかったでしょう。
貴方の横に立つときに、その言葉に背くことがないように、そうあれと願って生きていきました。
その願いが叶ってからも、その時から、共に歩みだした時も。


「お前は、変わらないでいてくれたな」
ずいぶんと、ええ、ずいぶんと長い時が経った後で、不意に貴方はそんなことを言いました。
「お前のその姿勢が、俺はずっと好きだった」
痛みを取り除く薬物の影響で少し夢現なのでしょう、横たわる貴方はどこか遠くを眺めている瞳でそう言ってくれました。
「ああそうか、俺は、そんなことを言ったか」
ええ、そんな私を支えてくれたのは、あの時の貴方の言葉なのですよ。
「お前の側にいられて、いい人生だった」
ずるいですよ。
貴方の側にいて、世界全てを天秤に掛けながら、世界全てよりも素晴らしい日々を過ごさせてもらったというのに、そんな言葉を告げるなんて。
でも、私はあのときの誓いに背くことなく生きてこられたようです。
あともう少し。
私は、あともう少し、その誓いを果たし続けて、その言葉に応えながら、最期まで生きることを、約束しますよ。


39 :
>>36-38
乙〜。
佐々木さんの脳内語りは非情に難しいと思うのです。

40 :
うをああ凄いよキョンの評も締め方も
佐々木さんならずとも稲妻に打たれたような衝撃ですGJ!

41 :
>>39
ありがとうございます〜
佐々木さんの脳内述懐をどう書くかは、すっげえ難しいですよね。
いっそセリフと同じ口調の方が楽だとは思いますが、女の子らしさを出したいときは
やはり一人称「私」で書きたいです
>>40
絶賛いただき恐縮です。
キョンってみくるさんを絶賛すること以外は
妙なくらいに人の外観や姿に頓着してないと思い、
そんな彼が褒めるならば、ということでふっと出てきた批評でした。
納得していただける答えをお見せできたようで幸いです。

42 :
今朝の室温0゚c
帰宅時 1゚c
近年に無い寒さなのですよ佐々木さん
>>41
>キョンってみくるさんを絶賛すること以外は
>妙なくらいに人の外観や姿に頓着してない
だからこそキョンは心まで操作されてる疑いが晴らせないんだよね…

43 :
カルチエ・ラタンの迷い子達〜キョンと佐々木とハルヒと古泉〜その10

「それじゃ講義が終わったら、いつものように学生食堂で」
 「了解」
 今日の講義は、私とキョンが理系教養1a,涼宮さんと古泉君が2aで、講義室は別々になる。
 講師の正面の位置より少し左側に寄った、前から5番目の席(一番見やすく、講師の視界より
微妙にずれた位置)に、キョンと並んで座り、前回の講義のノ-トを広げ、内容を確認し合う。
 ICレコーダ-を用意して置き、現在テキストとして使用している「合成素定に関する基礎」
という本も開き、準備完了だ。
 後、5分ほどで講義が始まるというとき、キョンの携帯の音が鳴り響く。
 「マナ-モ-ドを忘れていた」
 そういいながら、キョンは電話の主と話すために、講義室を出た。
 
 「佐々木さん」
 後ろの席から、私に声を掛けてきたのは、私達と同じく化学を希望している学生で、この前、
私にテニス同好会を見学に行かないかと誘った、田代さんと同じ寮生の、山川さんだった。
 「前から思っていたんだけど、――君と佐々木さん達は付き合っているの?」
 キョンの本名が彼女の口から出た時、久しぶりにその名前を聞いて、一瞬戸惑ってしまったが
、彼女が言わんとすることを理解して、私は首を横に振った。
 「ちがうわ。――君(この名前を私の口から言うのも本当に久しぶりの事だ)と私は中学時代か
らの親友なの。高校は別だったけど、大学は同じになったの。付き合っているとかそういう関係じ
ゃないわよ」
 「え、そうなの?すごく仲がよさそうだし、いつも一緒にいるから、てっきり付き合っているも
のだと・・・・・・結構そう思っている人は多いわよ」
 いつも一緒にいるのは涼宮さんではないかと私は思ったけど、よく考えれば、ここ(K大)では
、私とキョンは同じ希望課程を選択しているために、わずかではあるが、私といる時間の方が長い。
 「地元も一緒だし、昔馴染みだから話しやすいし、それに共通の友人がいるから、確かに一緒に
行動する時間は多いわね。でも、さっきも言った様に、親友関係で、付き合っているわけじゃないわ」
 ”それに――”
 彼には付き合っている彼女がいる、と言おうとしたとき、キョンが戻って来て、講師も講義室に入
ってきたので、山川さんとの会話はそこで終了となった。
 ------------------------------------------------------------------------------------------
 「キョン、講義が始まる前の、さっきの電話は何だったんだい?」
 講義の終了後、私は講義室を出るとき、キョンに尋ねた。
 「長東からの電話だった。伯父さんの所へ行く用事が土曜日にできたから、今日の夕方のYショップの
バイトの時間と変わってくれ、てさ」
 長東由希さんはキョンと同じアパ-トに住む専門学校に通うバイト仲間で、実家は有名な料理旅館だそう
で、キョンの料理が上達したのは、彼女がバイトを通じて、キョンに色々と料理を教えてくれたからだそうだ。
 彼女の伯父さんというのが、これまた慈照寺(銀閣寺)近くで有名な料理屋を営んでいる人で、彼女が料理の
才覚があるのもむべなるかな、という気もする。
 この前、キョンの部屋にお邪魔した時、ちょうど会うことができ、皆で自己紹介をしたのだけど、かなり気さ
くな感じで、私も涼宮さんも古泉君も、長東さんには好印象を持った。
 「ん?そうだとすると、キョン、君は今日の講義が終了した後は、時間があくという事かい?」
 「ああ。まあ、土曜日は何も予定をいれていなかったからよかったんだが、さて、今日は何しようか・・・・・・ハ
ルヒの奴は、テニス同好会だしな。古泉も付き合わされているし・・・・・・古泉にいつかお礼をしなきゃいかんな」
 キョンは少し困った様な顔をしていた。
 古泉君も別に無理やり涼宮さんにつき合わされているわけではない(それは古泉君がキョンに言っていた)の
だけど、高校時代からの様子を聞くと、キョンも古泉君も、涼宮さんにはかなり振り回されたそうで、それゆえに
、キョンは古泉君の事を気にかけているのだ。
 
 「キョン。古泉君には今度君が何か食事でもごちそうすればいいと思うけど、今日の夕方時間が空いたのなら、
買い物に付き合ってくれないか。さっきの講師の講義を受けて気付いたのだけど、今使っているテキストの基にな
る本を手に入れようと考えたんだ。後々で役に立つと思うんだけど」

44 :
K大から少し離れたところにあるこの通りは、古書や古美術を扱う店が立ち並んでいる。
 観光客相手の商売、というだけではなく、地元の大学や好事家、歴史マニア、あるいは旦那衆の客も多いこの辺り
に並ぶ店の営業時間はそんなに長いものではない。
 聞くところによれば、夕刻の6時には古美術を扱う店の多くは閉めてしまうらしい。
 佐々木と入った古書店は、学術書専門の古書店で、ウチの大学や、他のトップクラスの教授、あるいは海外の専門
家たちが書いた学術書を格安で扱う店だった。
 少し初老の店主は、古都で商売する人間らしく、着物姿だったが、どことなくその風貌は学者の様にも見える。
 その店主が鎮座する店内に並べられている書籍は、人間が学び、発展させてきた知性の記録でもある。
 最新の研究はインタ-ネットで公開されているのも多いが、基礎となる学術研究はむしろ書籍で調べた方がいいこと
がある(これは日本では書籍及び資料の電子化が諸外国に比べ進んでいないという現状もある)。
 棚をいくつか見廻していたが、すぐに佐々木は目的の本を見つけたようだ。
 「あったよ。キョン」
 「早いな。もう見つけたのか?」
 「ああ。この本は大学の図書館にも置いてあるけど、あれは二冊しか置いてないし、借り出すのも不可能なんでね。ただK大
の出版物として出されたものだから、多分この店にあるんじゃないかと思っていたけど、大正解だ」
 「ん?K大の教授が書いたものだったのか?」
 「そうだよ。今習っている合成素定の考えの基礎になった研究に関して解説された物なんだよ。化学を学ぶ上でも応用でき
るすぐれものさ」
 そういう佐々木の顔は、どことなく満足げに見えた。
 元値の4分の一という、超お買得の値段で、二冊(佐々木と俺の分)手に入れた後、俺達は店を出た。
 途中で後ろを振り向くと、初老の店主はもう店じまいというように、表に出てきて、看板を中にしまいこんでいた。
 ---------------------------------------------------------------------------------------
 
 「そこでゆっくりしていてくれ。今からご飯を造るから」
 何度も皆でお邪魔しているキョンの部屋。
 いつもはここに涼宮さんと古泉君が加わっているけど、今日は私一人。
 古書店で目的の物を買った後、キョンと一緒にご飯を食べようと思っていたら、キョンが自分の部屋で一緒に食べないか、
と誘ってきたので、私はその通りにすることにした。
 いつもと違い、私とキョンの二人だけなので、見慣れた部屋が少し違ったものに感じられる。
 こまめに掃除しているという部屋は良く整頓されている。
 台所の方から、夕ご飯を準備する音が聞こえてくる。
 先程購入した本を開いて読んで待っていると、エプロンをつけたままのキョンが、出来た料理をお盆に載せて、いつも皆で食事する
時に使うテ-ブルの上に、料理を並べた。
 「へえ、季節感が良く出た料理だね」
 「ああ。グリンピースの豆ごはん、新じゃがと京筍のひき肉炒め、春若芽と薄あげの味噌汁。ひじきと蒟蒻と乾燥根菜の煮物。春か
ら夏に移り変る時期のおかずだそうだ」
 おそらくキョンのバイト仲間の長東さんにならったのだろう。
 「本当に美味しそうだ。早速いただこうかな」
 キョンと向かい合っていただきますと手を合わせ、キョンが作ってくれた、料理に箸をつけた。
 「うん、美味しい。いい味だね」
 「良かった。作ったかいがあるというものだ」
 「キョンの料理はとてもおいしいよ。涼宮さんや古泉君もいつも褒めているしね。最近は君の家で食事するのは、皆楽しみにしているからね」
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

45 :
 美味しい料理を、キョンが作ってくれた料理を二人だけで食べる。
 それだけで、私は満たされた気持ちになる。
 中学時代、彼の背中を見ながら、彼の自転車に乗せてもらったあの時間。
 自覚無き淡い思い出。終わってしまった彼と私の繋がり。
 今、再びこの場所で、あの頃と同じような、心地よい時間を過ごしている。
 
 涼宮さん。
 私の親友、そしてキョンの彼女。
 心地よい感情の裏に、つねに付きまとう、彼女への複雑な思い。
 キョンの親友としての私。キョンの彼女としての涼宮さん。
 
 ”運命の相手、ね。果たしてどうなんだろうね”
 黄金週間(ゴールデンウィーク)に帰省した時に会った、国木田君の言葉が不意に蘇ってくる。
 国木田君はかなり含みのある言い方をしていた。それは私の複雑な思いに気付いていたのかもしれない。そしてあんな発言をしたのではないだろうか。
 昔なら笑って済ませたかもしれない。
 ”でも今の私は・・・・・・”
  ”迷える羊”
 そんな言葉が私の頭に浮かんだ。
 

46 :
>>32,33 >>36〜38 乙乙です。やっと書き込めるようになりました。
皆さんの作品をいつも楽しく読ませていただいています。

47 :
支援
キョンてば家事面の経験値爆上げですな
将来的に佐々木さん劣等感抱いたりしないか心配だw
でもって復帰おめでと

48 :
カルチエ・ラタンの迷い子達〜キョンと佐々木とハルヒと古泉〜その11

古都も梅雨入りした六月。
 弱い雨が朝から降り続いている。梅雨らしいと言えば梅雨らしいが、洗濯物がすっきり乾かないのは、少々不満である。(まあ、乾燥機にかければいいのだが、電気代が跳ね上がる)
 去年よりはましだ、というのはおじさんの言で、去年は集中豪雨的に雨が降り、観光地も水害で被害を受けたのは記憶に新しい。それに比べると、今年は弱い雨が降り続く日が多いの
で、そこまで警戒しなくてもいいという事だった。
 「温暖化とかによる地球環境の変化が降りかかっているのかね」
 「そうだね。原因はいろいろあるだろうけど、ただその解決策の切り札として、僕らが今学んでいる化学変換や触媒技術が使えるだろうね」
 K大と三井化学の共同研究の一つに、二酸化炭素を触媒を用いて燃料に変える研究があるが、この前の教養講座の時にそれを教授から聞かされ、俺と佐々木は大いに興味を持った。
 化学という学問は、学べば学ぶほど面白く、無限の可能性を秘めているという事が、K大で学んでいると良くわかる。
 「キョン、お昼は何を食べようか」
 大学もバイトも休みの、雨降る休日、俺のアパ-トに、佐々木が来ていた。
 朝から来て、講義のまとめと復習をしていたのだが、すべて片付けると時計の針は、正午前三〇分を指し示していた。
 「そうだな。夕食はハルヒの所で食べるからな・・・・・・作ってもいいが、どこか食べに行くか。夕方まで時間もあるしな」
 今日、ハルヒと古泉は、テニスの練習試合で、他の大学に出かけている。同好会のくせに、あまりにも強いペアの存在が
話題になり、有名なスポ-ツ強豪大学のテニス部と親善試合を行うために出かけたのだ。
 ”雨の日でも試合ができる室内競技場があるんだって。スポ-ツ強豪校は違うわね”
 応援に行こうか?といったが、練習試合だからいいわよ、とハルヒは断ってきた。
 ”その代わり、今日の夕方、皆であたしのマンションに集合よ。夕食を一緒に食べるわよ”

49 :
ミゼットUに乗り、雨の勢いが弱くなってきた街中に、佐々木と出かけることにした。
 もう少しすると、雨は止むかもしれない。空を見上げると、雨雲が移動しているのが見える。
 街中にも、傘を差した地元の人や観光客の姿が結構見受けられる。
 「雨で少ないかもと思ったけど、意外に多いかもね、お客さん」
 今俺達が向かっているのは、佐々木が入居している寮の学生から教えてもらった、地元の人が利用している、昔からある洋食屋で、値段も手ごろで、味も量も良いと評判のお店だった。
 大通りから二本ほど入った、少し細い道路を(この車だから余裕があるが)走り、寮生から教えてもらった目印である、煉瓦の装飾タイルの郵便局の所で右に曲がると、そこが目的の店だった。
 幸い空いていた駐車場に車を止め、店の中に入ると、お客さんは多かったが、俺達二人分の席は空いていた。
 窓際のその席に店員に案内され、俺と佐々木はその席に腰かける。
 外を見ると、雨が止んでいて、傘を差していた人たちが空を見上げて、傘を折り畳んでいた。
 「晴れてくれればいいんだがな」
 「確か天気予報では明日は天気が回復するとかいっていた気がするんだけど、当たったみたいだね」
 少し湿った空気にうんざりしていたので、それはそれでうれしいものである。
 
 休日だがランチがあるらしく、店員が持ってきたメニュ-を見ながら、俺と佐々木はしばらく思案した後、俺が牛カツとコロッケ、佐々木がハンバ-グランチを頼んだ。
 料理が運ばれてくる間、たわいのない会話を交わしていたが、そんなに待たずに料理が俺達の前に並べられた。
 「君のメニュ-も美味しそうだね。少し分けてくれないか。僕のハンバ-グも分けるから」
 「遠慮なくどうぞ。コロッケも食べていいぞ」
 そういいながら、俺達はお互いの物を切り分けてそれぞれの皿に載せた。
 「どちらも美味しいね」
 「寮生もいい店教えてくれたな」
 そうやって食事をしていたのだが、ふと気づくと店内の客の何人かが、佐々木と俺の方を見ては、ため息をついたり、声を潜めて何事か話していることに気付いた。
 ”佐々木に見とれているようだな”
 古泉も言っていたが、佐々木はハルヒと並ぶ超がつく美人である。大学生になって、大人っぽくなり、ハルヒと共に美人度がさらに増しているのだ。そりゃ人目も引くはずである。
 当の佐々木は、そんな視線を気に掛けることもなく、俺と話しながら食事を続けた。

50 :
食事の後、佐々木の提案で、俺達は雨が上がった古都の街並みを散策することにした。
 今、俺達はこの町に住んでいるが、K大学で学ぶために来ている、所謂余所者であり、観光客とも地元民とも違う、ある意味中途半端な存在である。
 まだ大学生になって、さほど時間が経っているわけではないが、何となく俺は、卒業後はこの街に住むことはないのでは、という気はしている。それは俺だけではなく、佐々木も感じているらしい。
 「せっかく住んでいるんだし、学生時代の記念にいろいろ回るのもいいと思うよ。これだけ身近に観光スポットがある街も珍しいからね」
 
 俺達と同じように食事を終えた後と思しき観光客が行きかう、清水寺の子安堂に通じる坂道、所謂産寧坂(さんねいざか、三年坂ともいう)の古い街並みが軒を連ねる坂道を二人で並んで歩く。
 土産物が並ぶ店内を眺めていると、人目を引く細工物や数々の京都名物、定番のお土産物が目につき、思わず購入しようか、という気持ちになる。
 どうやら佐々木も同じようで、清水焼のお店の前で足を止め、店頭に飾られていた、兎と桜の絵が描かれたマグカップに見入っていた。
 値段を見てみると、一つ千円と、やけに格安だった。店主と思しき人間に尋ねると、季節商品で時期が外れたからという事だった。
 俺はそれを佐々木に買ってやることにした。
 --------------------------------------------------------------------------------------
 
 清水寺周辺を散策し、自分のアパ-トに戻ろうとしたとき、ちょうどハルヒから連絡が入り、今、古泉と戻ってきたという事だった。
 「ご飯の準備するから、キョン、あんたも佐々木さんを連れてすぐ来なさいよ」
 その言葉に従い、俺達はハルヒのマンションに直行することにした。
 マンションの地下駐車場に車を止め、携帯を鳴らしてしばらくすると、ハルヒと古泉が駐車場に降りてきた。
 「お疲れさん。親善試合、どうだった?」
 「もちろん全勝よ。まあ親善試合だから、そこまで向こうも真剣じゃなかったんじゃないの?」
 古泉の方を見ると、苦笑いを浮かべている。どうやら、今回も相手方はハルヒ達にコテンパンにやられたようだ。
 ”全くこいつらときたら・・・・・・”
 規格外はハルヒだけでなく、古泉にも当てはまるのかもしれない。
 古泉のアクセラに乗り換えて、俺達四人は、夕食の買い物に出かけることにした。

51 :
 「で、夕食はハルヒ手作りのハンバ-グ、というわけか?」
 ひき肉と玉ねぎ、それと香辛料と豆腐を買い込んでいるのを見た時、何となく予想はしていたが、見事に今日の昼、俺と佐々木(おもに佐々木)が食べたものと重なる夕食となった。
 「まあ、キョン。確かにハンバ-グだが、昼に食べたものとは違うわけだし、涼宮さんの手作りなわけだ。また違った美味しさが味わえる」
 「そうよ。まずは食べてみてからよ」
 佐々木が納得しているならそれでもいいか、と思い、手を合わせて俺達四人はハルヒの手作りハンバ-グに箸を付けた。
 「美味しい。さすが涼宮さんね。とても優しい味がする」
 「あたしの愛情がたっぷりこもっているからね。どんどん食べてね」
 佐々木の言葉に、ハルヒは得意げな顔をして胸を張っていた。

52 :
支援
今回はどうにもお腹が減る話だ
……ちょっと早いが炊飯器に活躍してもらおう

53 :
冬至という言葉に引き摺られ南瓜じゃなく冬瓜を買ってきてしまった妹ちゃんを、キョンと一緒に慰めながら料理を手伝う佐々木さん

54 :
今夜は留守の佐々木さんち

55 :
カルチエ・ラタンの迷い子達〜キョンと佐々木とハルヒと古泉〜その12
 
 7月の始めに、気象庁は去年より一週間ほど早い、古都の梅雨明けを宣言した。
 去年のような集中豪雨による災害も起こらず、去年の災害の事も記憶に新しい地元の人達は、胸を
なでおろしていた。
 と同時に、7月に入り、日本三大祭りの一つにして、古都最大のイベント、一月も続く祇園祭りが
幕を開け、街中に、地元の人々のどこか落ち着いた、それでいてその裏にあふれるような熱気が籠った
高揚感が立ち込めていた。
 それに伴い、古都を訪れる観光客も、当然の如く増えて行った。
 「最近、一段と観光客の数が増えてきたよね」
 「あたしのお店も府外のお客さんが増えてきたわ。さらに忙しくなってきたのよ」
 ハルヒがバイトする『嵐山瑞兆』のみならず、長東の実家の料理旅館や親戚の料理店もお客が多いらしく、
俺がバイトするおじさんお居酒屋もお客さんが増えていた。
 「うちのお店は完全に地元民のお店なんだがな」
 「今、観光に来る人の間では、観光客相手のお店だけではなく、地元民御用達のお店で地元の方々が食べら
れているものを味わうというのが一つの流れになっているようです。ネットの発達でそういう情報もすぐに
広まる時代ですし。貴方のお店もサイトに掲載されていましたよ」
 そういって、古泉はそのサイトを表示してくれた。
 「平均数値が☆5つのうちの3.58か。案外いい感じだな」
 「実はうちの親戚がお邪魔させてもらいましてね。貴方の作った料理を食べたそうです。生麩田楽の木の芽
味噌焼きとか言っていましたが、大変気に入ったそうですよ。さりげなく京都らしさが感じられると」
 この前、長東に習ったものを俺流にアレンジしたやつで、結構評判がいい肴である。
 「今度僕も食べてみたいですね」
 「なら、お前が勉強しに来たとき、作ってやるよ」
-------------------------------------------------------------------------------------------
  高校と大学の最大の違いは、夏期休暇、所謂夏休みの日程なのだが、K大では、7月後半から8月3日まで
が(一部学部により違う箇所あり)試験期間であり、8月6日から9月いっぱいまで休暇となる。
 7月に入ると同時に、俺達四人は試験のための復習と勉学に力を入れていた。
 四人で集まり、皆で討議したり、問題を解いたり、論文を組み立てたりするのだが、その会場となる場所は、
俺の部屋だった。
 バイトの関係で必ずしも四人が揃うわけではないが(ついでに書けば、ハルヒと古泉のテニス同
好会は、試験前という事で、活動休止中である)、ここ最近は誰かが俺の部屋にいる状態で、泊まり込む事す
らある(一応佐々木は寮生だが、門限を過ぎて帰れないときは、寮の管理人に連絡を入れればよい。外泊が禁
じられているわけではない)。
 それに伴い、最近は俺の部屋に他の人間の荷物が増えてきており、洗面台には四人分の歯ブラシとコップ、
風呂場にはそれぞれのコスメ用品、食器も増え、ハルヒにいたっては簡易箪笥まで持ち込み、佐々木と共に三
日は泊まりこめる着替えを入れ(古泉も俺の箪笥の空きスぺ-スに着替えを入れている)、ベットをハルヒと佐
々木が使用する時は、俺と古泉は寝袋、布団というありさまだ。
 そんなに皆、自分の住処から離れているわけではないが、何故か帰らず泊まり込むのはどういう事だ?と俺は
首をひねるのだが、
 「いや、貴方の部屋は居心地がいいんですよ。各自の部屋で一人でいてもつまらない感じがありますので。
それなら僕等四人でいた方が勉強も進むし、楽しいわけで、皆がここに集まるのは当然です」
 古泉のさわやかスマイル月の説明を聞いていると、何となくそんなものかな、と思ったりするのだが、まあ
この四人でいると楽しいのは俺も同じなので、この状況をずるずると受け入れてしまっていた。

56 :
支援
さすがに女性陣下着類はその都度持参だよね
狙って置いとくという手もあるが

57 :
>>56 もちろん勝負下着はおいています・・・・・・かな?
 古泉「すいません。それは僕のです」

58 :
カルチエ・ラタンの迷い子達〜キョンと佐々木とハルヒと古泉〜その13
「息抜きに行くわよ!」
 試験を一週間後に控え、4人での合同勉強に打ち込んでいた休日の昼前。
 涼宮さんの一言で、私とキョンと涼宮さんと古泉君は、ちょうどこの日、祭りの見どころの一つである
前祭山鉾巡行が行われている,京の大通りへと出かけた。
 根詰めて勉強していたので、涼宮さんの気分転換の提案はちょうどいいタイミングだったと思う。勉強
は嫌いではないが、続けてやるとさすがに疲れる。
 午前9時から行われる前祭山鉾巡行を見るため、すでに大勢の観光客が街にあふれている。
 「これは、予想以上だな」
 京都名物、盆地の暑さもものとせず、祭りの熱気を共に味わおうとする人々の波に、私達も飲み込まれて
行く。
 -----------------------------------------------------------------------------------------------
 祇園祭。
 世界でも例を見ないほど長い期間続く祭り。千年以上も前より受け継がれるこの祭りの始まりは、実は「恐れ」
がその起源にある。
 華やかに見えるこの歴史の都は、度々自然災害や疫病に襲われ、多くの死者が出た。
 祇園祭は八坂神社の祭礼行事だけど、その八坂神社の祭神は牛頭天王。
 さまざまな説があるが、おそらくは平安初期、度々流行した疫病をつかさどる神であり、その神による災厄を
沈めるための祭りが祇園祭なのである。
 これと似た祭りは台湾の王爺信仰があげられるが、神々は幸せをもたらすだけではなく、災厄を運んでくる恐
ろしい存在でもあった。
 神々の災厄の力の前に、薬もワクチンもない時代、人々はなすすべもなく、無力な存在であり、祈るしか方法
はなかった。
 祭りの裏側に潜む、恐れの感情。人々は災厄を免れた喜びと恐怖が一体となり、一種の高揚感による入神状態
(変性意識状態、いわゆるトランス状態)となり、祭りに熱狂する。踊狂現象といわれるものの正体がこれだ
(踊狂現象を日本独自の物という人間がいるが、これは全く出鱈目の勉強不足であり、キリスト再降臨の時が来
ると言われた中世欧州においても度々見られた現象である)。
 祭りの熱狂の渦が、私達に迫ってくる。千年の時の間、人々に受け継がれた祭りの”気”が私達を包み込む。
 ---------------------------------------------------------------------------------------------------
 ”!”
 気が付くと、キョンや涼宮さん、古泉君の姿が見えない。
 ”みんな・・・・・・”
 人々の歓声が辺りに響く中、私の意識がまるで周囲から切り離されたような気分に陥る。
 昔、これに似た感覚を一度経験したことがある。
 私の名前が生まれた時の名字から”佐々木”の名前と変わった日。
 家を出て行った父の、私の方へ背中越しに顔を見せた父の姿を見送った、あの日、しばらく立ちすくんでいた玄関
出、私は今と同じような感覚に襲われた。
 ”キョン!”
 心の中でその名前を呼んで、思わず手を伸ばした。
 

59 :
「佐々木」
 自分の名前を呼ぶ声に、はっとして我に返る。
 目の前にキョンの姿があった。
 「キョン」
 「大丈夫か?佐々木。何かぼうっとしていたぞ」
 「ああ。すまない。祭りの雰囲気にのみ込まれていたようだよ」
 「お前もか。俺ものみ込まれていて、気付いたら誰もいなくて、皆ばらばらになっているしな。
佐々木が近くにいたからよかったよ。多分ハルヒと古泉も近くにいるはずだ」
 キョンは安堵したような表情を浮かべた。
 「とりあえず、佐々木。俺の傍から離れるなよ。この人ごみの中じゃ、離れると捜すのも大変だから」
 「そうさせてもらうよ。そうだ、キョン。はぐれないように、君の腕をつかんでいてもいいかい?」
 「ああ。かまわないぞ」
 「それじゃそうさせてもらうよ」
 そういって、私はキョンの腕をつかんだ。

60 :
支援
たまに見る赤熱した炭の上を歩く儀式の人達も似たような精神状態なんかな>トランス状態

61 :
キョンと二年参りの予定が悪天候のためお流れになりそうでしょんぼりな佐々木さん

62 :
 特に大ヒットの歌謡曲があったわけでもないし、雪の女王は佐々木と一緒に見に行ったし、妖怪という歳でもない。
 結論。紅白歌合戦を最後まで見るまでもない。
 音楽業界の低迷を感じながらそろそろチャンネルを変えようかと思っていたときのことだ。
 佐々木から二年参りの誘いが来たとき、そんなわけでさして未練もなく俺はテレビの前から立ち上がった。
 そろそろ動きの鈍くなってきたシャミセンと戯れていたはずの妹も何故か一緒に動きが鈍くなってきているので、肩に毛布を掛けてやる。
 お前な、小学生の頃と変わらんのはどうかと思うぞ。
 ぼやきながらおふくろに一声掛けて出かける。
 誰と出かけるかは説明するまでもないので特に詮索もされない。
 この家で過ごす年末も今年限りだと思っていたのだが、おふくろとしては特に感慨も無いらしい。
 どうせ予定の新居が近くだからと思ってやがるな。
 事実だが。
 一足先に神社に着いたので、スマートフォンを取り出してしばし敵陣からポータルを取り返す作業に勤しんでいると、ほどなくして佐々木が来た。
「やあ、待たせたようだね」
「いいや、いま来たところさ」
「ポータルが染まり始めた時間はなかなか早かったようだけどね」
 まったく、どこにいてもやっていることがわかる時代というのは不便なものだ。ろくろく嘘も付けない。
 佐々木の右手を掴んでコートの左ポケットに押し込み、さっさと本殿に向かうことにする。
「照れ隠しならもう少し上手くやりたまえよ、くっくっ」
 やかましい、バレてることまで承知の上だ。
 ざわめきの中に遠く除夜の鐘が聞こえる中、とりあえずの目的を達成する。
 祈るべきことはいろいろあるんだろうが、家内安全、でいいだろう。
 来年は祈願が増えている可能性があるが。
 二礼二拍一礼を終えて横を見ると、佐々木が神妙な顔で拝礼していた。
「神が神に祈る、というのも不思議なものだな」
「……おや、懐かしい話題で来たね」
 瞑目していた瞳を開けて、佐々木が挑戦的というか悪戯そうな顔で笑った。
 甘酒をすすりながら緋毛氈の上で身体を寄せ合い、大量の参拝者の中でこっそりと不可思議な話に興じることにする。
「神、といっても定義が複雑すぎてね。日本の神と西洋のGodは違うという話はしたかな」
「多神教と一神教の話くらいは理解しているさ」
「だとしたら話は早いさ。情報統合思念体くらいになればそれこそ神にも等しいと呼ばれる存在かもしれないが、真なる創造主としてのGodとはやはり別物だ。
 そして、僕も涼宮さんも、部分的なクリエイターではあったけど、宇宙そのものの設計に関わったわけではない」
「閉鎖空間の創造では足りんか」
「それもこの世界をベースにした改変コピーにすぎないからね。クォークとレプトンとして僕らが読んでいる素粒子から創造した原初の設計者の功績をそのまま真似しただけのことだよ」
「結論から言えば、お前も多神教の神の一部でしかなかったということか」
「そのくらいに見下してもらえると有り難いね。旦那様に崇拝される家庭というのはあまり健全ではないし、個人的にも遠慮したい」
「そんなものでいいのか」
「そんなものでいいのだよ。もはや僕は神ではないし、なりたくもない。今しがた祈ってきたこの神社の祭神たちははるかな昔の人間だったはずだが、彼らも果たしてどこまでその環境を喜んでいるものかね」
「おい、初詣のご利益が型なしになるぞ」
「いいのだよ。君が祈ってくれることが僕には重要なのだから。ところで、先走って安産祈願などしなかっただろうね」
「来年はしてやるからな。覚悟しろ」
「ああ、楽しみにしているよ。僕は、人間でよかった」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
うん、しょんぼり佐々木さんがかわいそうで書けなかったんだ。許せ。

63 :
乙乙なのです
作中時間から10年までは経ってないかな?紆余曲折を乗り越えた(であろう)二人の未来に幸多からんことを
最初寝ぼけ眼に廃神が魔神に見えてどんな話なのかとびくっとしたのは内緒w

64 :
カップ蕎麦を咀嚼し、飲み込む。
こんなありふれた年の瀬。
コタツに向かい合い、どてらを着る程に心を許した関係。
本日は生憎の天気模様で、二年参りには行けず。
そんな私に、彼は言った。
「別に毎年晴れるわけでもあるまいし。」
彼が気を使う言葉を言う時。その大半は、私の顔が歪んでいる時だ。
やはり気落ちは付き物なのか。ポーカーフェイスには自信があったのだが…。
「お前は表情でなく、態度に出る。」
「そうかい。それは知らなかったよ。」
慇懃無礼な態度で照れ隠し。
そんな私も、貴方は気付いているのかしら。
除夜の鐘が響く中。
伝えたい事は山とあるけど。
「…どうした?寒いのか?」
「そうだね。キミの近くにいれば寒くはないと思うよ。」
「あぁ。シャミセンが膝の上にいるからな。」
「……。」
こうして貴方と過ごす、なんでもない年の瀬。
「…ん?電話?橘さん?え?二年参りに行って涼宮さん達に出くわした?」
「あ?橘、一体何を…」
「で、未来人が拷問されて、私がキョンの家にいると喋った?え?ちょ…」
「お、おい!俺の携帯の着信履歴が、ハルヒと長門で埋め尽くされ…!」
ふらくら時間〜♪
END

65 :
佐々木さんのしょんぼりという事でw
また来年も宜しくお願いします*\(^o^)/*

66 :
しみじみとした雰囲気がオチでワラタww乙乙
今年もたくさんSSありがとうございました、来年も良い年でありますように
良いお年を!

67 :
ああ、見事にぶち壊しに……ww
常連の皆様、今年も一年ありがとうございました。
来年も引き続き素敵なSSを読ませて下さい。

68 :
あけましておめでとうございます
佐々木さんにハルヒちゃんで出番ありますように今年こそ声が付きますように

69 :
お年玉

70 :
お正月。せめて松の内位、ゆっくりしていたいものであるが、やはり平穏とは程遠いのが我が定めのようだ。
新年会と称した、俺の財布にダメージのみを与える集まりがあり、禁酒を誓ったはずの蟒蛇は地に伏し…地獄絵図と化した我が家で、異様な位に陽気なのは、我が親友。
脳細胞がアルコールで焼き切れたのか、壁に向かい日頃の愚痴を溢す古泉に、その愚痴をシャミセンに向かい同意を求める橘。
轟沈した朝比奈さんを介抱しようとする、スケベ心全開の藤原を長門と周防が「ここは全年齢対象」と言い叩き伏せ…
「ん?キミのグラスは空いているようだが?」
と、半分酔い潰れている俺に親友は絡んできた。うむ。酒臭い。
「しかし、酔うとこうなるんだな…ハルヒのアホの癖の悪さは知っているが…。」
「ほぉう?キミは涼宮さんとアルコールを摂取した事があるのかね?」
…失言だったな。佐々木は睨めつけるような目で俺を見ると、幸せそうに眠りこけるハルヒを見た。
寒いのか、ハルヒは仰向けに倒れた朝比奈さんの元に這っていくと…
おもむろに特盛りに顔を沈めた。
「んにゃぁぁああ!」
…すまん。ここからは略すぜ。
驚いた朝比奈さんが、唐突な腹部の圧迫に…その、アレだ。お食事中の方はすまん。
汚れまくった二人を、長門と周防が連れ出す…。
古泉は壁に寄りかかり、ダウン。橘は尻を突き上げた格好でダウンし、シャミセンが頭を肉球で叩いている。
古泉。頼むからその位置から動くな。もしも横に倒れたら、橘の尻に顔を臥せるという悲劇が待っている。
そうなればフォローの言葉が思いつかん。
今日は橘はスカートでない事だけが最低限の救いだ。
「…キョン。下世話だが、どうなるか興味はあるね。」
佐々木はそう言うと、しげしげと橘の尻を見る。
「ほら、見てごらん。橘さんは今日は下着のラインが出ないようにTバックのようだよ。」
「見れるか!」
佐々木がくっくっ、と含み笑いをする。
「紳士だねぇ。リビドーに任せるお年頃ではないのかい?」
「酔っ払いは寝ろ!」
俺は乱雑に佐々木に毛布を掛ける。
佐々木は俺の手を引き…
「そうだね。大人はもう寝る時間だ。」
…と、身体を引き寄せた。

71 :
「おい!俺は酔っ払いの相手なんてする気はないぞ!」
「くっくっくっくっ。そういったところで身体は…む?」
佐々木は、下を向く。
「…いかん。僕とした事が。」
漸く止まってくれたか、親友よ。さあ早く寝ろ。俺はゆっくり身を起こすが…
「キミの体調を考慮に入れてなかったよ。」
と、ある一部を見詰めながら言った。
…アルコールで不能になる奴もいるという話だが、俺はそのクチのようだ。
だが、知りたくない話だ。俺は佐々木のつむじにチョップを食らわす。
「酷いじゃないか!キミがアルコールによる一時的な性的不能で、欲求不満だからといって、僕に対する攻撃的気勢に走らないで頂きたい!」
「誰が欲求不満だと言ったーッ!」
佐々木は、よろり、と後ろに手をやる。
「という事は…他で満たしているのかい?!」
「満たせるか!冒頭で長門と周防が言っただろうが、ここは全年齢対象だとーッ!対象年齢を引き上げんな!ただでさえ際どいセリフや言い回しが多いんだぞ!」
きょとん、と佐々木は目を丸くすると…そそくさと俺の胸に来た。
「…分かった。止む無くだが我慢しよう。憤懣遣る方無いが、致し方無い…。是非も無し。」
…くどいぞ、親友。
「…代わりの提案をしよう。キミが僕に『愛している』と言えば、僕は大人しく床につこう。」
…お前は何を言っているんだ?
暫し躊躇していると、佐々木の目に涙が浮かぶ…。
「…オーケー。分かった。言ったら寝ろ。」
言葉一つで地獄から解放されるのならば安いものだ。…それに、酔った上の不埒だ!これは!
佐々木の目が輝く。何度も深呼吸をし、その言葉を小声で言ったその時…
…お約束の如く、親友は安らかな眠りについていた。
佐々木を横に寝せ、自己嫌悪にドップリと浸っていると、情報操作で汚れを綺麗にしたハルヒ達が戻ってきた。
「…佐々木◯◯を敵性と判定。」
長門が小さく呟いていたが、何の事かさっぱりだ。
狂乱の末に飲み会は終わりを迎えようとしていたが…俺はもう一人の馬鹿の事を忘れていた。その馬鹿は、極上の笑顔で皆に叫ぶ…。
「現地人が佐々木を襲ったぞ!」
…いや、襲われかけたのは俺だ!
そこからは理解出来るよな?わざとのように説明を遅らせた長門が止めに入るまで、俺はハルヒ達に叩きのめされ…
「…すまない。涼宮さんとお酒を飲んだまでは覚えているんだが…。キョン、本当の事を教えてくれないかい?」
という親友の言葉に、本当の事が言える訳もなく、途方に暮れた事が全てだよ!
『ふらくら時間〜♪』
「お前は二度と酒を飲むな!」
END

72 :
未成年の飲酒いくない。
久々にエロ攻め佐々木が書きたくなったので、キョンには悲惨な役回りをして貰いましたw

73 :
うわあ、フラグとは別のものが折れたああ!?w
しかし、その言葉を口にしたときには既に寝ていたのか、
それとも聞いて安心して寝たのかね、佐々木さん。

これがギリギリだとすると私が今書いてるのは完全にアウトなので
おとなしく18禁板に上げることにしよう。

74 :
ワラタGJ!
阿鼻叫喚の地獄絵図……と感じるのはキョンだけというのがまた悲劇にして喜劇w
そういえば古泉は結局セーフだったのだろうか
>>73
その際は誘導お願いします〜

75 :
ようやく正月前の体重に戻った佐々木さん

76 :
ハーメルンで佐々木ss書いた見て欲しい
ttp://novel.syosetu.org/39326/
「佐々木ルート」「佐々木ルートあふたー」

77 :
カルチエ・ラタンの迷い子達〜キョンと佐々木とハルヒと古泉〜その13


 祇園の祭りが終わり、夏期試験も終えた八月の初旬。
 大学は長い夏期休暇に入ったが、俺達四人はすぐには地元には帰らなかった。それぞれバイトや課題の為に京都に残っていたのである。
 研究やクラブ活動の為に大学に来ている生徒も多く、一部を除いて、大学は少なくはない数の生徒を見ることができた。
 とはいうものの、講義がない分は時間があるわけで、通常よりも気分的にはのんびりしたものである。

 「おはようございます」
 いささか眠そうだが、さわやかスマイルは忘れずに起きてきたのは古泉だった。
 昨日、例の如く、バイトを終えたハルヒと佐々木、古泉が遊びに来て我が部屋に宿泊したのである。
 夜少し遅かったので、俺が目を覚ました時間(八時半)には誰も目を覚まさず、俺は先に起きて朝食の準備を始めた。
 「手伝いましょうか?」
 古泉の申し出に、
 「じゃあ、すまないが桃を切っておいてくれないか」
 そう頼むと、古泉は包丁を取り、昨日俺がおじさんからもらった、大きい白桃を切り始めた。
 ハムエッグを造り、コ-ヒ-を入れ、並行して古泉がパンを焼いていると、出来上がりに合わせたように、ハルヒと佐々木が起きてきた。
 「おはよう」
 「おはよう、キョン」
 本当に寝起きという様な表情で起きてきたハルヒと佐々木は、朝食が並べられた席に腰かける。
 「いただきます」
 四人で手を合わせ、食べ始める風景は,もはやわが部屋の定番である。

 ――――――――――――――――――――――――――――------------

 食事の後片付けは、ハルヒと佐々木がやってくれた。
 「つくってもらって後片付けまでやらせるのはいくらなんでも礼儀に反すると思うからね」
 佐々木はそう言ったが、ハルヒの奴は、昔付き合う前(すなわち高校時代)は平気でそれに類することをやっていた。付き合うようになって
からは、そういう行為はしなくなったのだが。
 「ところでいつ皆さんは地元に戻られますか?」
 ハルヒと佐々木の様子を眺めていると、古泉にそう尋ねられた。
 「そうだな……バイトの関係もあるし、一応16日以降だろうな。盆の時期は別に家で集まって何かする予定はないからな。混雑は避けたいし」
 「あたしもそれぐらいかしら。嵐山瑞兆のバイトが15日までは入っているから。佐々木さんもそうよね?」
 「ええ。家庭教師のアルバイトが14日までは入っているから、私もそれ以降ね」
 「そうなると、僕の方もそれぐらいにしましょうかね」
 古泉はアルバイトはしていない。古泉の言によると、今ハルヒと古泉が住んでいるマンションの管理(親父さんの持ち物の一つだそうだ)を手伝っ
て(管理人は別にいる)いるが、それがバイトらしいといえばバイトらしい。ただ、こいつはデイトレ-ダ【株取引】もしているので、そちらからの収入も
ある(高校在学中に始めていた。古泉の愛車である」アクセラもその利益で購入したものである)。
 「17日に皆さんと一緒に帰りましょうか?もちろん僕が運転させてもらいますよ」
 「それはありがたいんだが・・・・・・いいのか?黄金週間(ゴ-ルデンウイーク)の時もハルヒが世話になったし、いつもお前に頼りっぱなしだから、気の毒だ」
 「いいんですよ。僕の方こそ、こちらに来て貴方に、今もですが、こうしてお世話になっているわけですから」
 「すまない。俺のミゼットUじゃ、4人は無理だしな」
 「よければ僕のアクセラをお貸ししましょうか?」
 以前古泉に借りたことはあったが、
 「いや、いいよ。運転に自身はあるけど、万が一の時はコトだしな。お前に頼るとするよ」
 俺の言葉を聞いて、古泉はさわやかスマイルで大きくうなずいた。

78 :
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
たくさんのSS,楽しみにしています。
>>76 早速読んできます。

79 :
まとめwikiってアダルト禁止なんですね。当然か・・

80 :
大先輩にあたるVIPのハルヒスレまとめはカテゴリ分けされた上での掲載だったけど、ルールが違うのか変わったのか
にしても最近鯖落ちばっかだね(´・ω・`)

81 :
エロパロ板の谷川流先生総合スレッドに佐々木さんSSを投下しました。
「今流行の異世界とやらに行ってみた」
というタイトルで、キョンと佐々木さんが異世界に行って
佐々木さんがひどい目にあいます。
それでも構わないという方向けのニッチなものになってしまいました。

82 :
書き込めるかな?読んで来た乙乙
言うほどエロは無かったけどやっぱりあそこじゃなきゃダメなんかね
仮に佐々木さんが世界改変の力を行使したとしても、物理法則は変わらない派なのであの世界にはさほど違和感無かったです

83 :
>>82
ありがとうございます。
もう少し削ったらこちらでもよかったかもしれませんが突っ走りすぎました。
人体がそのまま活動できる時点で、当該世界におけるクォークとレプトンから構成される物理法則も元素は同じ、
なんてことまで佐々木さんに喋ってもらうつもりでしたが、
話が脱線しすぎるので書けませんでした。
でも、確かに改変したからといって重力法則とか電磁気学の法則とか変わらないんですよねえ、ハルヒも。
そうなると、宇宙法則から編み出した創造神ではない、という推論にいきつくわけでして。

84 :
昔はVIPとかでも読めたのに…

85 :
>>83
そこはまた解釈が分かれるところですね
ハルヒの場合は「変わったことに気付かない」派でもあるので
教科書どころか宇宙開闢からこっち情報全て書き変わってるのならどう足掻いても変化把握できませんし

86 :
ハルヒのベース世界はひそかに阪神の暗黒時代が
「なかったことに」改変されている世界な気がする

87 :
親父に球場連れてってもらった年は下位だったから嫌な思い出として残ってたりして
佐々木さん転校も時期的にその頃?

88 :
書いてみた。
プロ野球。今シーズン、我が地元の檻は何位かよりも、フランチャイズがお隣りにある球団の方が人気という何たるちあなこの状況。
ダメ虎だの揶揄されても、何だかんだファンがいる時点で十二分に愛されているというわけかね?
牛にしても頑張っているのにな。
庶民の足たる電鉄会社が球団を持っていたにも関わらず、うち一つは九州に移転。我が兵庫よりも大阪のほうが高校でも野球人気は高い。
これで北海道に移転した球団のファンだった、あの理屈好きは何と答える事やら。
体育の授業。持ち回りでピッチャーをやり、佐々木直伝のイーファスボールで谷口を仕留めた後、国木田は俺に声をかけてきた。
因みに佐々木直伝のイーファスボールについてだが…佐々木は所謂運痴であり、山なりのボールしか放れない事を伝えておく。つまりはそういう事だ。俺もあまり変わらん。
「ねぇ、キョン。今年は阪神のV9越えに期待がかかるよね。」
あぁ…ダメ虎の逆V9か?同じく千葉のダメ球団と逆日本シリーズでもやろうというのかね。
「エース藪も好調、川尻、メイ、船木の先発4本柱。どれも楽しみだよね!」
船木?奴は評判倒れの役立たずだった気が…。混乱する俺に、谷口が声をかけてくる。
「新庄、グリーンウェル、大豊の重爆クリーンナップに、坪井、今岡の成長…今年も盤石だよな!」
…おかしい。グリーンウェルは神のお告げで帰国して、今は遊園地で観覧車に乗りながら過ごしているはず…!時系列が合わない…!
そんな中、ハルヒが俺に飛び付く。
「球界ナンバーワンキャッチャーの木戸と、セカンドの和田と、今牛若丸の久慈!最高よね!」
…あ、頭がおかしくなりそうだ…。痛む頭を抑えつつ、適当に相槌を返すと俺は授業を抜け出して団室に向かい、パソコンを立ち上げた。
検索結果。
阪神、V9ロード驀進中。
そこが俺の限界だった。

89 :
気が付くと、俺は公園のベンチに倒れ、佐々木の膝枕の上であった。
後に古泉に聞くと、唐突にハルヒの肩を掴み
「時系列に合わん!グリーンウェルは自打球で骨折して神のお告げだと言い、無理矢理建て替えさせたマンションを放置し、三億を持っていったクソ外人だし、久慈と大豊は同じチームになった事などない!」
と、懇々と語り…ダメ虎主義の朝倉、谷口、何故かそこにいた藤原、更には橘にまで制裁を受け、ズタボロにされて公園に転がっていたのだという。
佐々木が俺を発見した時…
ご丁寧にトランクスを半分脱がされて、頭の近くには丁寧に畳まれたブレザー一式が置いてあったそうだ。
…今はブレザーを着ている。佐々木が着せたというが…
…心なしか佐々木の頬が赤い。
「…まぁ、触っていると少しね。いやかなりね。単なる生理現象だ。僕は何も気にしてないよ、親友。」
口唇のあたりが湿っているが、一体何が何やら。兎に角、いまの話題はダメ虎だ。
「…成る程。確かに僕達が知る歴史からしても、荒唐無稽だね。」
佐々木はさっきから何枚もガムを噛んでいる。そんなに噛んだら腹下すぞ。
「まぁ…野球ファンとしては歯痒い結果だが、結果として野球人気が高まっているのはねぇ。見たまえ。」
…そこには、世紀末状態のような光景が広まっていた。
兎対虎…各地で小競り合い…最早何処かの国のフーリガンの集まりだ。
「まぁ、僕としては、アドバイス出来るのはただ一つ。この世紀末状態を止めてくれる事だよ。公の立場が無くなる。」
…やはりこいつも筋金入りの野球ファンか。
俺は佐々木に礼を言うと、学校へと走った。佐々木は穏やかに頷くと、赤い顔をして口唇に指をやり目を閉じた。…何なんだ?一体?
…公園の前。俺を迎えたのは…
仁王の如く立ちはだかるハルヒであった。
「心配して見に来てみたら、佐々木さんの膝枕とキス?良い身分ねぇ…?!」
「さ、佐々木とキスなんぞしとらんぞ!」
ハルヒの背後からドス黒いオーラが漂う…。だ、誰か…!
「待てぇ!暴力は良くない!あと、事実を捻じ曲げるのも良くない!」
それが俺の覚える限り、最後のセリフだったはずだ。

90 :
…翌日。
「昨日は大変な御活躍だったそうで。」
嫌味の眩しい古泉。
「お陰様で寝不足ですよ。幸い今回はどうにかなったから良かったようなものの…」
くどくどと説教を受ける。
そんな中、長門は口を開いた。
「世界の一部は改変された。」
古泉が青くなり、長門に問うと…虎の記録が元に戻り、一試合だけ改変されたという。それは単に記録の問題であり、あまり影響もない些末な改変だったようだ。
記録を古泉と見てみると…そこには。
…正史より、ほんの少しだけ頑張った阪神の結果がついていた。
「恐らく、涼宮ハルヒは観戦に行った試合の結果のみを覆した。」
「んっふ…。楽しい思い出にしたかった、という事ですかね。」
…まぁそれでも大した改変だが。
学校ではハルヒが机に突っ伏していた。
席に座ると、下敷きを下に敷いて突っ伏しているようだ。
そこには恐らく、ハルヒにとってのヒーローの下敷きなのだろう。俺は苦笑すると、今年の兎が何位になるかを考え、背伸びをした。
神様も応援しているぜ。なぁ。
永遠の背番号3。
『代打の神様』八木。
…なお、昨日言い出した佐々木とのキス話は、夢でなく現実として捉えられており、団活時に吊るし上げに遭ったのは、また別の話だ。
「覚えていない事は、カウントにならんという事ではないのか?」
「アンタ、エンドレスエイトに喧嘩売ってんの?!」
「…ユニーク。」
END

91 :
1001、ヤニキ加入後のFA阪神より、ダメ虎のほうが愛着ありました。
ハルヒ=虎でしたので、ダメ虎時代をベースに書きましたが、本当はベイスで話を作りたかったのですよ…
因みに。
グリーンウェル→95年引退
大豊→97年阪神に加入
久慈→97年中日へ移籍
です。

92 :
乙乙
そして大豊さんの早すぎる逝去に涙……
あの10・8の四番で、その年のエース昌さんはまだ現役だというに……
ひーやんと新庄が「俺たち失策王争ってマースw 清原さん、三振王争いも負けへんでww」
とかやってた時代があったなあ。
いくらなんでも笑ってる場合か、と思いながら笑ってたが

93 :
ハルヒちゃんを思わせるカオスっぷり乙乙ww
どうせもう殴られたのだし、せっかくだから記憶に残るキスを佐々木さんにせがんでも許されると思うぞキョン

94 :
乙です。いつも楽しいSSありがとうございます。

95 :
このスレッド、時々おかしくなりますよね。今見ている状態では投稿した
作品が消えています。どうなっているのでしょうか?

96 :
>>90
覚えているか覚えていないか、それが問題だ。
……うん、問題だ。特にハルヒ作品全般ではなあ。
大阪人のわい、東の某球団みたいなFA阪神なんぞみとうなかったわい。
>>95
失礼ながら、お姉さまか御弟君ですか?
2ch.scではなく ○. sc の方に連載が書き込まれてる形跡があったもので。

97 :
>>96 はい、そうです。2chと○. sc と二つあるんですか?とりあえず
そちらをみてみます。教えていただきありがとうございました。

98 :
カルチエ・ラタンの迷い子達〜キョンと佐々木とハルヒと古泉〜その14

 祇園の祭りが終わり、夏期試験も終えた八月の初旬。
 大学は長い夏期休暇に入ったが、俺達四人はすぐには地元には帰らなかった。それぞれバイトや課題の為に京都に残っていたのである。
 研究やクラブ活動の為に大学に来ている生徒も多く、一部を除いて、大学は少なくはない数の生徒を見ることができた。
 とはいうものの、講義がない分は時間があるわけで、通常よりも気分的にはのんびりしたものである。
 「おはようございます」
 いささか眠そうだが、さわやかスマイルは忘れずに起きてきたのは古泉だった。
 昨日、例の如く、バイトを終えたハルヒと佐々木、古泉が遊びに来て我が部屋に宿泊したのである。
 夜少し遅かったので、俺が目を覚ました時間(八時半)には誰も目を覚まさず、俺は先に起きて朝食の準備を始めた。
 「手伝いましょうか?」
 古泉の申し出に、
 「じゃあ、すまないが桃を切っておいてくれないか」
 そう頼むと、古泉は包丁を取り、昨日俺がおじさんからもらった、大きい白桃を切り始めた。
 ハムエッグを造り、コ-ヒ-を入れ、並行して古泉がパンを焼いていると、出来上がりに合わせたように、ハルヒと佐々木が起きてきた。
 「おはよう」
 「おはよう、キョン」
 本当に寝起きという様な表情で起きてきたハルヒと佐々木は、朝食が並べられた席に腰かける。
 「いただきます」
 四人で手を合わせ、食べ始める風景は,もはやわが部屋の定番である。
 ――――――――――――――――――――――――――――------------
 食事の後片付けは、ハルヒと佐々木がやってくれた。
 「つくってもらって後片付けまでやらせるのはいくらなんでも礼儀に反すると思うからね」
 佐々木はそう言ったが、ハルヒの奴は、昔付き合う前(すなわち高校時代)は平気でそれに類することをやっていた。付き合うようになって
からは、そういう行為はしなくなったのだが。
 「ところでいつ皆さんは地元に戻られますか?」
 ハルヒと佐々木の様子を眺めていると、古泉にそう尋ねられた。
 「そうだな……バイトの関係もあるし、一応16日以降だろうな。盆の時期は別に家で集まって何かする予定はないからな。混雑は避けたいし」
 「あたしもそれぐらいかしら。嵐山瑞兆のバイトが15日までは入っているから。佐々木さんもそうよね?」
 「ええ。家庭教師のアルバイトが14日までは入っているから、私もそれ以降ね」
 「そうなると、僕の方もそれぐらいにしましょうかね」
 古泉はアルバイトはしていない。古泉の言によると、今ハルヒと古泉が住んでいるマンションの管理(親父さんの持ち物の一つだそうだ)を手伝っ
て(管理人は別にいる)いるが、それがバイトらしいといえばバイトらしい。ただ、こいつはデイトレ-ダ【株取引】もしているので、そちらからの収入も
ある(高校在学中に始めていた。古泉の愛車である」アクセラもその利益で購入したものである)。
 「17日に皆さんと一緒に帰りましょうか?もちろん僕が運転させてもらいますよ」
 「それはありがたいんだが・・・・・・いいのか?黄金週間(ゴ-ルデンウイーク)の時もハルヒが世話になったし、いつもお前に頼りっぱなしだから、気の毒だ」
 「いいんですよ。僕の方こそ、こちらに来て貴方に、今もですが、こうしてお世話になっているわけですから」
 「すまない。俺のミゼットUじゃ、4人は無理だしな」
 「よければ僕のアクセラをお貸ししましょうか?」
 以前古泉に借りたことはあったが、
 「いや、いいよ。運転に自身はあるけど、万が一の時はコトだしな。お前に頼るとするよ」
 俺の言葉を聞いて、古泉はさわやかスマイルで大きくうなずいた。

99 :
「そういえば、ハルヒ。テニス同好会は合宿とかしないのか?」
 K大は体育会系サ-クルの活動も盛んで、この休暇中に夏期合宿とかと称し、体力強化に努めているサ-クルも多い。
 「うちはあくまでも同好会だから、そんなものは行ないわよ。あくまでも楽しみでやっているの。セミプロ化して
いる大学の体育会系サ-クルじゃないんだから」
 まあ確かにある意味において、大学の体育会系サ-クルは、箱根駅伝や大学野球の例を見てもわかるように、大学の
広告塔の役割を果たしており、本来のアマチュアという大学スポ−ツの性格から少し離れているのが現状だ。
 「だけど、その同好会に大学のテニスサ−クルがやられているからな。他の大学の連中、気が気じゃないんじゃないか」
 京都にある大学のテニスサ−クルとも試合をよく行っているが、ハルヒ・古泉ペアに勝てたところはまだ現れていない。
 「涼宮さんと古泉君のペアに挑戦したいと思っているサ−クルも多いんじゃないかな」
 「最近はあんまり申し込みはありませんね。最初の頃は割合多かったのですが、今ではほとんどないですね。ただ、再戦
の申し込みは案外ありますよ」
 「自分達を鍛えるにはいい相手だと思われてるんだろうな」
 -------------------------------------------------------------------------------------
 皆がそれぞれ自分のすみかに戻った後、夜の居酒屋バイトまで時間があったので、俺は時間をつぶすため、出かけることにした。
 最近、俺が気に入っているのが、京都にある大学に併設されている博物館や、美術館、図書館などの施設を回ることだ。
 俺達が通うK大の博物館は、一般人でも入場料(400円)を払えば、K大が保有する膨大な研究資料・展示物を見ることができ
る。その量は半端ではなく、一日で見れるものではなく、しかも定期的に入れ替えがある為、訪ねるたびに新たな楽しみがある。し
かもK大の博物館は、レストランや喫茶店も備えており、かなり長い時間滞在できるような仕組みになっているのだ。
 聞くところによれば、この点で京都の各大学は連携しており、展示物の貸し出しや情報交換を行っていて(講師と学生によるボラ
ンティア)、各大学の施設を巡る観光コ−スまであるというから驚きだ。
 今日、俺はK大の博物館ではなく、京都工芸様式大学に併設してある工芸資料館に来ていた。
 昨晩、佐々木から教えてもらったのだが、現在ここで「画家による広告美術の展覧会」という催しが開かれていて、ロ−トレック
やモ−ザンといった洋画家や東郷青児や北野恒富といった日本の画家によって製作されたポスタ−の展示が行われているという事だった。
 ”京都工芸様式大学の歴代の講師達が収集してきたもので、かなり貴重なものばかりだそうだよ。美術の時間で習った画家たちのポス
タ−というのは案外残っていなくて、広告という事で、一段価値が下がって見られることがあるそうだよ。ただ、そういうのも含めて、僕
は画家の価値というものを評価すべきと考えているからね。今回の展示はいいものだと思うよ”
 京都に来てから、俺は(多分佐々木やK大出学んでいることの影響だと思うが)多くの事を見てみたい、多くの事を学びたいという欲求
が強くなってきた。佐々木の話を聞いて、それを見てみたいという気持ちになったのである。
 装飾タイルに彩られた立派な建物の入り口にある受付で200円を払い、中に入る。
 夏休みのせいか、一般人やこの学校の生徒に混じり、中学か高校生ぐらいの見学者の姿も見受けられ、そこそこお客さんがいた。
 美術の時間に習った画家たちが請け負った、広告という仕事の中で、彼らの美意識がどんな絵を描いたのか、そこら辺の心のひだが見えて
くる。一つ言えることは、力量のある画家たちは、広告でも自らの美意識と宣伝という目的を果たすための様式を見事に融合させているとい
う事であり、俺は思わずうなった。

100 :
 
 「――キョン?」
 自分を呼ぶ、聞きなれた声を聴いて、おもわず振り向くと、そこにいたのは、数時間前まで俺の部屋にいた佐々木だった。
 佐々木は一人ではなく、連れがいた。中学生か高校生と思しき女の子だった。
 「ここに来ていたのかい」
 「昨日話をお前から聞いてから行ってみようという気になったんでな。バイトまで時間があるし。お前、帰ってからすぐに来たのか?」
 「うん。実は、今日、この子とこの展示会を見に行く約束をしていたんでね。紹介するよ。家庭教師として教えている立花さんだ」
 一瞬、その名前に、高校生の時のあの「橘」を思い出したが、佐々木が教えているというその女の子は、ツインテ−ルではなく、ロングヘア−だった。
 
 「初めまして。立花香織といいます。貴方が先生がいつも話されているキョンさんですね」
 初対面の女の子は、にこやかに俺のあだ名を言った。


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