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おいでませ、花の長安


1 :2011/05/01 〜 最終レス :2020/02/15
ここは中国史なりきりスレです
時代は盛唐。安史の乱に至る前の、全盛期の玄宗時代です。
舞台は都・長安。
この時代設定・舞台設定以外は自由で、史実と仮想を混ぜて大丈夫です。

2 :
楊国忠「今やわが権威は絶対、皇帝陛下の信もそう簡単には揺らぐまい」
------「だが安禄山、あの男は食えん。奴にはいずれ宮中から退場してもらおうか」
------「哥舒翰、あ奴も同罪じゃ。じゃが今は気長に待つときじゃな」

3 :
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4 :
長安の崇賢坊に居を構える白瑞香は科挙の挙士(受験生)だった…

5 :
朱日昊「楊国忠と安禄山はともに陛下の寵を我が物としようと競っておるようだな。」
闖忠弘「はい。両人とも卑しい出自ゆえ掴みかけた権力を手放すのが惜しい様子。」
      「日昊様、せっかく江南の閑職から解放され長安に戻ってこれたのです。」
      「ハマグリの楊国忠とシギの安禄山が争っている今こそ日昊様の好機かと…。」
朱日昊「忠弘、誰が聞き耳を立てているかわからん。滅多なことは申すでないぞ。」
      「だがその言には余も同意する。朱家の主として余は位人臣を極めねばなるまい。」

6 :
科挙の最終試験、省試は毎年の正月に行われる。挙子と呼ばれる受験生は、この難関を突破するために
小さい頃から寝る暇も惜しんでひたすら勉強…
親の期待や世間の目に押し潰されそうになりながら、過酷な生と戦うのだ
及第の資格を得られるのは、受験者の中でもひと握り
多くは長安に「過夏」して来年の受験に備えることになる
挙子が躍起になるのは、机の上の学業だけではない
政府高官に自作の詩文を売り込む「行簡」や、他の挙子との議論…
及第を迎えるまで、彼らに安息の時は訪れない
その中で、長安出身の白瑞香は一人悠長としていた
元々、他人を押しのけてまで自分が上り詰めようという性格ではないのだ
それでも瑞香は才子として知られ、受験すれば主席及第は確実とみられていた
(結論から言えば、彼は初の受験で主席及第するものの、官途に就くことはなかったのだが)
彼の父親が彼のために与えた崇賢坊の別邸は「牡丹花王府」として巷間によく知られている
「牡丹花王府」の庭は良い牡丹を作ることで有名で、朝廷高官すら花を観覧するために足繁く訪れる
その牡丹は好事家が万金を積んでも売られることがなく、
ごくたまに無料で一株進呈される他は、決して門外に出ることがなかった
その一株をめぐって、五万銭以上の額が動くこともざらであった

7 :
赤松コ贊「楊国忠殿、いつでも力になりますぞ」

8 :
>>6
喬大聖「ほっほっほ、そこのお兄さん。うん、そうじゃ君のことじゃぞ。」
      「儂はとある大人の下で働いておってな。主に有為の青年をその大人に推挙する仕事をしておる。」
      「今まで様々な若者をこの両目で見てきたが、君はなかなか見所がありそうじゃ。」
      「良かったら少しばかり儂と話してみないかね?」

9 :
>>8
ヤ、これは大人、お恥ずかしい… 僕に見所があるなんて、恐縮ですよ!
一応挙子ですから、少しぐらい、胸に期すものはありますが…
それではどうです、この近くに僕の住まいがあるんですが、
いらっしゃいませんか?
新豊の酒と魏の杏などお出しできますよ。
ささ、どうぞこちらに…

10 :
>>9
喬大聖「ほう!君は挙子なのか。」
      「道理で才気が全身から発せられておるわけじゃ。」
      「…おお、すまんのう。東市の飯店で儂が奢ってやろうと思っておったのじゃが。」
      「では少しばかり邪魔をさせてもらうぞ。」
      「おっと、申し遅れたの。」
      「儂の名は喬大聖、礼部侍郎の朱日昊様の下で働いておる。」
      「君が挙子であったことは知らなかったことにしておいてくれんかね?」
(喬大聖は白瑞香の自宅を訪ねた)

11 :
【宮中】
>>7
楊国忠「うむ、頼りにしておるぞ。いずれ権力はすべてワシに集中しよう」
------「ワシを中心とする政権が樹立された時にはお主を高官にとりたててやろう」
------「今は待て。下手に動けば首を絞めることになろう。」
------「ワシとも宮中ではなるべく会わん方がいい。安禄山めが不信感を持つだろうからな」
------「今日、お主とワシは会わなかった。そういうことにしておいてくれ。用があればワシの執務室で聞こう」
------「あそこはワシの息のかかった者ばかりじゃからな」

12 :
【宮廷】
辛睦元「楊国忠様、ご機嫌麗しゅうございます」
------「私は辛睦元と申します。町で商売をさせていただいております」
楊国忠「おお、先日の宮廷で開かれた宴席で会ったかのう?お前が酒を手配したと聞いている」
------「あの酒はうまかった、次の宴会でも是非用意してもらいたい」
辛睦元「お気に召していただけたようで光栄です。あれは先日の交易で西方から仕入れたものでございます」
------「あのですね、本日はお話があってまいりました」
楊国忠「なんじゃ?」
辛睦元「はい、私の愚息・辛崔煕のことでございます。恥ずかしながら、あれはどうも勉学に興味をしめさず、遊び呆けてばかりいるのです」
------「そのくせ役人になりたいと申し、登用試験を受けると言われましてね」
------「そこでですが、私の子を合格としていただけませんかね?」
------「ここで落ちるようなことがあれば親として面目が立たんのです」
------「もちろんタダでとは申しません、これをお受け取りください(金を渡す)」
------「合格させていただいた暁にはこの倍以上の謝礼をお約束いたしましょう。なにとぞ、お願い致します」
楊国忠「ハハハハハ!あい分かった、後はワシに任せるがよい。何も心配はいらんよ」
辛睦元「ありがとうございまする。ではこれにて失敬。」

13 :
>>11
赤松コ贊「もう二品官をいただいてますので、位はいりません。ほしいのは交易の権益でございます。」
--------「西方の品々ならば、わが吐蕃は天竺へ通じる道をおさえております」
--------「ただ、唐古拉山を越えるのは大変苦しく、蜀地への道路を建設したく存じます」

14 :
>>10
困ってしまいます、大人。僕は人に褒められるとすぐに照れてしまって
だらしない顔になってしまうんですから。
褒められるのも肩が凝ります。
みんな大袈裟なんですよ。僕なんか、まだまだだって言うのに。
ヤ、すみません。大人のお心遣いを無碍にするようなことを…
機会があれば、次はご馳走してくださいませ。
僕も申し遅れました。白瑞香と申します。むさ苦しい所ですが、おくつろぎくださいませ。
あちらの沈香亭で、お酒をお出し致します。
「良辰美日」の佳き日に、喬閣下をお迎えできますこと、なんと喜ばしいことでしょうか。
しかし、喬閣下は朱礼部侍郎の…
あはは、科挙を主催する礼部のお役人と、挙子の僕が席を共にしたとあっては
確かにマズいですね。
では、我々はただ市井で意気投合しただけ、ということに…

15 :
>>13
楊国忠「それだけでよいのか?よし、任せるがよい」
------「今後は各方との交易で新たな文化を持ち込み、国のさらなる発展を目指さねばな」
------「必要な資金を言えば望み通り与えよう。その道は交易に限らず別も面でも利用できそうじゃのう」
------「まあ、気長に計画を詰めていくがよい」

16 :
暫く待つと、丫環(女中)が白磁の杯と酒瓶、盆に載った杏を携えてくる。
とくとくとく… 静かに杯を満たす酒は、春に若い蕾が花開くようにふわりと芳香を放つ。
「ささ、どうぞ。」
にこりと笑って酒を勧める瑞香。
「飄颻として志意を放にし、千秋 長えに斯くの若くならんことを。」

17 :
「さて、南詔王の閤羅鳳も仲間にひきいれるとするか。。。」

18 :
閤羅鳳「吐蕃王は、また茘枝がほしいのか? いくらでもやるぞ」

19 :
>>14
喬大聖「ほっほっほ、今後科挙に及第したならばまずはその癖を改めねばの。」
      「宮中は恐ろしい場所じゃ、たとえ嬉しくとも悲しい顔をし、怒りを覚えても楽しそうに振る舞わねばならん。」
      「いやいや、そのように怖がらんでも大丈夫じゃ。誰もがすぐに馴れる。特に若者ならばのう。」
      「うむうむ。東市には江南の珍品をふんだんに使った料理を出す飯店があっての。」
      「儂ら朱家の者は江南出身ゆえよく食べに行くのだが、今度君のことも招待するように日昊様にお願いしてみよう。」
      「おお、ここが白君の邸宅か…。うん?もしやここはかの有名な牡丹花王府ではないかね?」
      「白家といえば長安でも一、二を争う名士。ほっほっほ、君を一目見た時に儂の体を走ったあの感覚は間違いではなかったわけじゃ。」
      「うむ、そうしてくれるとありがたいのう。」
      「先ほども申した通り宮中は恐ろしい。日昊様の失脚を願っている者も多いゆえな…。」
      「ではお邪魔するぞ。…おお、なんと美しい庭園よ。日昊様にも是非お見せしたいものじゃ。」
(喬大聖は牡丹花王府の庭園に驚嘆している)

20 :
【長安 城門前】
門番兵「ですから、あなた方をこれ以上先へ入れるわけにはまいりません」
------「他の役所を通してからにしてください」
民「なんじゃと!その役所から門前払いを食らったからここに来たんじゃ!」
民2「そうじゃ!お前のような小役人に用はない!大臣を出せ」
門番兵「はあ・・・しばらくお待ちください」
(暫くして)
門番兵「杜乾運様、民十名ほどが陳情に来ておりますが…」
杜乾運「面倒じゃな。どうせ税を徴収し過ぎたからその不満でも言いに来たんだろう」
------「そんなことをわざわざ楊国忠殿に報告してはいられん。この杜乾運が会うと伝えろ」
------「それから衛兵を数名集めろ。農民どもは闇討ちしてしまえ」
門番兵「承知しました」
(門へ)
門番兵「お待たせいたした。杜乾運様がお会いなさるそうだ。私についてくるように」
(移動中)
衛兵隊長「来よったな。一人残らず斬り伏せろ」
(数刻後)
衛兵隊長「死体は町はずれの枯れた井戸にでも放り込んでおけ。その上から土や瓦礫をかけておくんだぞ」

21 :
>>16
喬大聖「ほっほっほ、匂いだけで酔ってしまいそうな酒じゃわい。」
      「詩仙・李白様ならばあっという間に飲み干して詩を詠まれるのだろうがのう。」
      「儂には美味すぎる酒じゃ。」
(ちびちびと供された美酒を飲む喬大聖)
喬大聖「白君や。儂は杏の味もわからぬほどに酔うてしもうたわい。」
      「済まぬが永興坊の朱家邸宅まで人を呼びに行ってはくれんかのう?」
(喬大聖は酔いつぶれてしまった)

22 :
>>19-20
勉強になります。先程胸に期すものがあると申しましたが、それは今の政事に疑問を持ってのこと。
縁故人事(>>12)に、吐蕃から蜀への道路建設(>>13>>15)…
さらにすでに逼迫した均田制を、重税(>>20)によって決定的に葬りさろうとしている失政…
それを糺すことができなければ汚吏と言わざるを得ず、そんなものになるぐらいなら
官途になど就かないほうがマシ…
そのためには、感情を押し隠すことも必要なのでしょう。
ありがとうございます。
この庭の牡丹を、長安の方々がみんな愛でてくださって、嬉しいのです。
中には毎日訪ね、日がな眺める花痴(花マニア)もいます。
お話に出た李白様もよくいらっしゃいます。
喬大人、牡丹がお気に召したならいつでもお出でくださいませ。
礼部侍郎さまもご一緒に。
…おっと、お休みになったか。お前達、悪いんだけれど大人を寝室までお連れしてさしあげなさい。
お目覚めになったときのためにお水を用意して。
朱家には、僕が行ってくるから。

23 :
>>21
【永興坊 朱家邸】
崇賢坊と永興坊とは些か距離を隔てている。厩に行って馬に乗り、北上して皇城まで出て、
城壁伝いに進んで永興坊まで辿り着くと、ひと運動したという気になる。
下馬して汗を拭い、人に場所を訊ねて礼部侍郎の邸にたどり着いた。
----------
(門衛に一礼し)
崇賢坊の白瑞香と申します。先程、御家人の喬大聖様にお訪ね頂きました。
喬閣下は、したたかにお酔いになりまして、人をお呼びして欲しいとのことで、参りました。
閣下は今、寝殿でお休みになっています。

24 :
赤松コ贊「閤羅鳳の部下は、ぜったい麗江城で積荷をちょろまかしておるはず」
--------「ここは何としても、綿陽まで牛が通れる道をつくらねば、南詔のピン撥ねが続くのだ」

25 :
「天竺までは人食い虎がでる道をいかねばならぬ
 じゃが吐蕃の雪豹もやっかいよのう」

26 :
>>22
喬大聖「…ふむ。いかんのう、歳を取ると耳が遠くなってかなわん。」
      「白君、せっかく何かを語ってくれたのに済まんのう。どうにも歳を取ると体が言うことをきかんでの。」
      「これで医術の一つでも覚えておればどうにかできるのやもしれんが、あいにく儂はその力を持ち合わせてはおらん。」
      「いやはや、力と才が無くては自分の体すら思い通りにはならんとは。」
      「まこと現し世とは難しいものじゃて。」
      「…逆に力と才があれば何でも思い通りになる、とも言えるがのう。」
      「ほっほっほ、李白様までお訪ねになるほどの邸宅に上がれるとは役得、役得。」
      「今日この日があるのも日昊様が食客集めを趣味とされておるおかげじゃ。」
      「日昊様は蘭を好まれておるのじゃが、この牡丹花王府を訪ねられればきっと花の趣味が変わるじゃろう。」
(寝室に運ばれた喬大聖は枕に顔を埋めながらニヤリと笑う)
喬大聖「奇貨居くべし、とはまさにこのことじゃ。」
      「あれほどの逸材は他人の手垢が付く前に日昊様の物とせねばなるまいて。」
      「あとは忠弘殿が儂の意に気付いてくれるかじゃが…。」

27 :
>>23
門衛「喬大聖様が自宅で酔いつぶれていると若者が申しておりますがいかがしましょう?」
闖忠弘「喬翁が?…あの御仁は家中一の酒豪のはずですが…。」
朱日昊「…知らせに来たのは若者と言ったな?」
門衛「はい、まだ年若いですが何だか頭の良さそうな若者です。」
朱日昊「…よし、余が大聖を迎えに行こう。」
闖忠弘「日昊様がご自身で、ですか?」
      「確かに喬翁は朱家の柱石ともいえる重臣ですが…。」
朱日昊「大聖も気にかかるが、知らせに来た若者にも興味がある。」
      「その若者をここに通しなさい。それから茶の用意を。」
門衛「喬大聖様を迎えに行く前にご主人様はお主と話がしたいそうだ。」
    「ご主人様は皇帝陛下から礼部侍郎を任されている大人だ、粗相の無いようにな!」
(門衛は白瑞香を門内に招き入れた)

28 :
>>26-27
れ、礼部侍郎さまが僕とですか? 承知しました、それでは、お邪魔いたします…
(…うわ、広い庭だなあ…)
(そういえば…)
 『今日この日があるのも日昊様が食客集めを趣味とされておるおかげじゃ。』
(こんなに広い庭なら、きっと大勢の食客を抱えても充分容れられるんだ)
ス…
《邸内に入り、朱日昊と対面すると拱手の礼を取って》
白瑞香でございます。喬閣下のことで参上した次第ですが、お招きくださって恐縮です。
ヤ、何の手土産もございませんが…
それにしても、すみません。お酒をあまりお召しにならないと知っていれば
お茶をお出ししたのですが……
折角お楽しみになっていたのに、僕の酒が原因で具合を悪くしてしまわれたら…
そう思うと申し訳ない次第です。

29 :
>>12
─辛睦元が退室すると、そっと楊国忠の側に寄り
楊尚書、そのような約束をしてしまって宜しいのですか?
楊尚書といえど、科挙絡みの事は礼部と相談して決めねばなりますまい…
まあ、礼部など脅せば良いと言ってしまえば、それまでですが

30 :
>>29
【宮中】
楊国忠「心配には及ばんよ。礼部など金で抱きこめばよい」
------「前金があれとなると相当の金を寄こすはずだ。その端くれでもやれば十分従わせることができよう」
------「それだけで礼部の給与の数カ月分に相当するであろうからな」
------「今この国はすべて金で回っている。それはワシに限ったことではない」
------「地方などは都よりひどい有様だ。下級役人の大半は同じように不正に登用されたもの」
------「上の役人も力ある豪族どもが金で一族を位につけて操っておるのだからな」

31 :
>>30
(楊大人… 楊国忠…)
あの事件以来、聞く度に落ち着かない気分にさせられる名だ。初めてその名を意識した… イヤ、させられたのは
先年の正月のことだった。
……
「やあ、おはようございます」
客来は慣れっこになっていた。過日、たった一本の牡丹が開いてから僅かの間に評判が広まり、
今では牡丹花王府とまで呼ばれて、庭一面を彩る牡丹畑を一目見たいという声が絶えなくなったのだ。
牡丹を見る人の目が好きだ。売り物ではないというのに、力を入れて高額のお金を積んでまで
譲って欲しいという方には困ってしまうけれど。
その朝も、普段通りのお客さんだと思った。官人風のその男の態度を見るまでは。
「やあ今日は。ここだね、牡丹花王府というのは。イヤア聞きしに勝る見事な咲きぶりだ。
儂も些か花には凝っているが、これ程の上玉は山中にも市井にも見たことがない。楊大人もさぞお喜びになろう…」
男は張委と名乗った。話を聞けば要するに、我が家の牡丹で楊国忠に媚びを売る腹積もりらしかった。
楊国忠といえば宮中に並ぶ者のない権臣。その歓心を買おうとする者は数知れず、
山と積み上げられた贈答品の前では並の品など埋もれてしまう。
それ故この自称花痴は我が家に目を付け、牡丹花王府の特上品でござい、とやってみせる積もりなのだろう。
「張委さん、悪いがこの牡丹は売り物じゃないんです。どんなにお金を積まれたって駄目なんです」
張委はむっとしたようだった。
「こんなに沢山あるのを、少し分けてもらうだけだろう。一株に五万銭出すと言っておるのだぞ?
ははあ、儂を花の事を知らん男と舐めているな。心配ご無用、あんたの牡丹は責任持って丁寧に扱ってやる。
楊大人は花がお好きだ。特に貴種の花はな。ここの牡丹も大人のような方に愛でられ喜ぶであろう」
「どんなにお願いされても駄目なんです」
「何故だ」
「駄目なものは駄目なんです」
「わからん奴だな。また来るぞ!」

32 :
それから、張委は頻繁に顔を見せるようになった。根気よく粘れば無理が通ると思ったらしい。
それでも断っていると、張委は顔を真っ赤にして怒鳴った。
「儂を愚弄しておるのか! 先日、あの貧乏花痴の暁にタダで一株くれてやったのを知っておるぞ!
あの男が良くて、何故儂が駄目なのだ!」
「暁生は、花を愛するという事をご存知でした」
「儂とて花を愛しておる」
「イイエ… 張委さんが花を愛しておられるようには思えません。花を愛するという、その名を愛しておられるに
過ぎないのでは?」
「小僧、この儂に対して…… 軽率な口を後悔する事になるぞ!」
困った事になった。張委は富豪で、その人脈を使えば僕を罪に落として庭を手に入れることも出来る筈だ。
僕は構わないが、牡丹が無碍に扱われるのが辛い。
ところが、そこに救いの手が差し伸べられた。
頻繁に訪れ、皇帝陛下の覚えもめでたき大詩人・李白様の一言だった。
「何だ張委ってのは。くずれ饅頭が宙に浮かんだような顔しやがッて。全体、その体に付いてる物は何なんだい。
足があるんだから、お前ぇの足で歩いて見に来いッてんだ。大騒ぎして人を煩わせるんじゃねぇや」
さすが李白様。くずれ饅頭が宙に浮かんだ、なんて並の人間に思いつく喩えじゃない。
何だか分からないがいつも我が家の庭を酒場にして、月や影や牡丹と歌い狂ってるだけのことはある。
……
我が家はもと通り平穏になった。しかしそれからというもの、楊国忠という名前は僕の心の中に
一抹の染みを作ったのだ……

33 :
あらあら、困ったわねぇ・・・
楊さんも安さんもあたしの大切なお友達なのに、
どうして二人は仲良くしてくれないのかしら?
二人とも今の境遇じゃ満足できないの?
でもごめんね、皇帝陛下の次は楊さんでも安さんでもなくあたしなの
いくら大切なお友達でもこれだけは譲れないわ
それでも上を目指すなら・・・
悲しいけれど、お別れするしかないわね・・・

34 :
>>33
ヒソ、ヒソ、ヒソ…
「おい聞いたか、宦官の高力士様がこの間、李白様の靴を脱がさせられたらしいぞ」
「マジ?」
「いい気味だw 高力士様は陛下の御寵愛を良い事に、やりたい放題だからな」
「でもあの高力士様をアゴで使えるなんて、流石李白様」
「俺達に出来ない事を平然とやってくれるぜ!」
「そこに痺れる! あこがれるゥ!」
ヒソ、ヒソ、ヒソ、ヒソ…
(高力士の不名誉な噂が広がっているようです)

35 :
【宮廷】
従者「楊中書令、宮中でこのようなう噂が…(>>34)」
楊国忠「捨て置け。アレは近いうちに弾劾せねばならんが、まだ早い」
------「尻尾を出したら一気に釣り上げてくれるわ。場合によっては禄山一派との一時連携も視野に入れる。」
------「奴は禄山以上にたちが悪いからな」
従者「中書令、まもなく陛下の御前での定期評定となります。ご準備を」
楊国忠「分かっておる。また禄山の下郎がワシに噛みついてくるのは目に見えておる。どこか遠方に飛ばされてしまえばよいのに」
------「毎回評定の度にワシの提言だけに文句を言うなど悪意があるとしか思えん」
------「陛下の御前で無様な争いは避けたいものじゃのう」
(暫くして)
【帝の間】
楊国忠「(禄山も哥舒翰ももう来ておったのか。来て早々睨まれるのももう慣れた。じゃが、いずれ一泡吹かせてくれるわ)」
------「いや陛下お元気そうでなによりにございます。今日もよき日和にて。(席に座る)」
文官「皆様方お揃いでございますな。それでは評定を始めまする。議論がつつがなく進みますようお願い致しまする。
----「ご意見のある方は順にお立ち上がり下さいませ。
(皇帝の御前での評定が始まりました)

36 :
オホン では私めが
今年もまた省試の季節が近づいてきました
全国から挙人が上京する時期です
長安は彼等を相手とする商売が活発化する他
彼等を狙った犯罪が激増し治安が悪くなる時期でもあります
何せ挙人は地方の坊ちゃんですからなあ
今まで勉強しかしてこず世間知らずな上に、心配した親に大金を持たされているのです
ここにいる官吏お歴々の中にも覚えのある方はいると思いますがね
騙されるのは騙される方が悪いと言ってしまえばそれまでですが
取り締まりを厳格にせねば法が廃ります
数ヶ月後に備え、今から市中警備のことを考えておく必要があります
また、省試の知貢挙(試験官)は規定通り礼部侍郎の朱日昊殿という事になりますな

37 :
>>34
キィーッ!
せっかくあの屈辱を忘れて生きようとしていたというのに!
李白、その名を思い出すだけでも忌々しいわ!
少しばかり詩が上手いだけの下郎の分際で!
・・・はぁ、はぁ
あらいけない、あたしとしたことが取り乱してしまいましたわ
感情を露わにするのは美容に良くないことでしたわね
でも、あの男を何とかしないことにはまたこんな気持ちになってしまう日も来ることでしょう・・・
何か、何かあの男を陥れる方法はないかしら?
うふふ、あの男の詩を読めば何か掴めるかもしれないわね・・・
本当は一字たりとも目にしたくはないけれど、ここは我慢ね

38 :
【帝の間】
文官2「まったくでございますな。警備兵の大幅な増員も考えねばなりますまい」
楊国忠「ならばワシの配下である杜乾運に兵を与え警備にあたらせてはいかがか?許可をくださればすぐにでも準備にかかりますぞ」
------「皇帝陛下、なにとぞご許可を」
哥舒翰「待たれい。なにゆえ楊国忠殿の部下をそのような職務につけるのでしょうか?納得がいきませぬ」
------「楊国忠殿は内政に専念なされませ。それがしはこの任には安禄山殿が適役と思いますが」
楊国忠「(ほうら、やはり絡んできよったわ)哥舒翰殿、何が不満なのでしょう?別に私自身が指揮をとると申して居るのではありません」
------「私の部下が動くのですから私自身の職務に支障は出ますまい。それとも、この任務を私の管轄に置かれることに何か問題でもおありですかな?」

39 :
哥舒翰「(大ありじゃ。この嘘吐き爺めが。裏では己が実権を握るつもりじゃろうて)」
------「あなたがそこまで熱心に語っておられましたから。それほどまでにこだわる理由…何を企んでおいでか?」
------「さては何か不正など起こしそのもみ消しに…」
楊国忠「なんとぬかしよるかこの下郎が!貴様なんぞ今すぐにでも解任動議を出してくれるわ!」
文官「双方お引きさがりを。ここは帝の御前です。楊国忠殿の案と哥舒翰殿の案、陛下に裁定していただきましょう」
「コンマが偶数→楊国忠の案(警備について具体案を詰める)コンマが奇数→哥舒翰の案(警備について具体案を詰める)コンマが00→どちらも不採用(議題を転換する)」

40 :
A「おお、西域とのコネがある安禄山が有力ななれば、
 河西回廊を、吐蕃がうろちょろする今のありようはなくなるだろう」
B「河西回廊から追い出された吐蕃は、蜀地方へ活路を見出し
 楊一族と結ぶであろうか?」
A「吐蕃と楊一族が、ともに自爆してくれれば、ソクドは安泰だ」

41 :
「廻乞は、ソグド軍閥につくのかのう。
 高昌国が消滅してからというものの、廻乞が唐に帰順するのか
 突厥につくのか、ソクドにつくのかようわからぬ。」

42 :
>>38-39
双方落ち着け!冷静になれ!
考えてもみられい、長安市中に刀剣をギラつかせた衛兵がワラワラ居たらどうなるか!
市民は落ち着いて外出も出来ず、経済の流通もストップするだろう
また、衛兵を配備して防げるのはせいぜい窃盗や喧嘩騒動ぐらいのもの
周到な犯罪とはいかに官が規制しようと、その網を潜ってひそやかに行われるものでござる
それでは解決になりませぬ
長安市民は、長安市民によって取り締まられるべし
裏社会の闇は裏社会によって制するべし
官ではなく、長安市民の名望高き名士に治安維持を要請する策を提示します
しからば兵を配する資金も浮きまする

43 :
>>37
驃騎大将軍閣下、お仕事お疲れでしょう
ただ今お茶をお持ち致しました
お召し上がりくださいませ
…おや、李翰林供奉の詩をお読みでしたか
あ奴の閣下への侮辱、私も苦々しく思っておりますが……
閣下はなぜよりにもよってあんな奴の詩をお読みに…?

44 :
【帝の間】
文官「私も同意見でございます。市民に自治を担当させることで彼らの意識も高まりましょう」
楊国忠「(これ以上陛下の前で争うわけにもいくまい。これならば禄山派も我らも納得しよう)」
------「(ワシの手の内に置けぬのは残念だがな)ワシも賛同いたしますぞ」
哥舒翰「(安禄山と小声で会話中)私も賛成でございます。」
------「(まさか禄山殿がこの策を受け入れるとは。私なら徹底抗戦してやったのに)」

文官「その他の諸卿、異論のある方はいらっしゃいますかな?…それではこの策を採用いたします」
----「では有力者らへの理解を求めねばなりませぬが、その任に就かれる方を裁定いたしましょう」

45 :
楊国忠「これは発案者である翰林博士以外に適任者はおりますまい。彼なら十分な説明ができましょう」
------「もっとも、私のような嫌われ者が行ってもただ罵倒され帰ってくるようですからねww」
哥舒翰「私もそれがよいかと。まあ我々のような高官が出向いてはかえって強要しているように見られてしまうかもしれませんがね」
------「市民らにも働いた分に見合う褒章を与えるのがよいでしょう。それは食料だろうと金だろうと構いませぬ」
文官「いかがですかな翰林博士(>>42)」
(翰林博士に有力者らの説得を打診しました)

46 :
長安の有力者といえば、やはり白氏でしょうか・・・

47 :
>>44-45
成る程、「言いだしっ屁」の法則という訳ですな?
ううむ、一つ疑問を感じるのだが宜しいですかな
先程、楊国忠殿と哥舒翰殿は我こそが長安の警備をと自薦なさいましたな
ところが有力者の説得となると途端に手を引き私に任されるという
名士に任せるとはいえ、その折衝が治安維持のための大切な仕事である事に変わりはありませぬ
邪推なのですが、ご両人は民間人に頭を下げるのが嫌で消極的になっておられるのでは?
私は策を献じたに過ぎません
この任には先程治安維持に素晴らしき熱意と関心を示されたご両人があたるのが
最善の結果を生むと信じております

48 :
(訂正です)
(楊国忠殿は配下の杜乾運を、哥舒翰殿は安禄山を推薦したのでしたね)
(三行目は「先程、楊国忠殿と哥舒翰殿は積極的に長安の警備に取り掛かろうとなさいましたな」と訂正します)

49 :
>>45
(人望の高い民間の名士に取り締まらせる…か)
(つまりこの任に就く者は長安の顔役との繋がりを得る訳だ)
(それすなわち長安に於ける足元の地盤を強固に出来るという事)
(ならば私は…)
進言致します
その任、高力士驃騎大将軍こそ適任ではないでしょうか
高大将軍は寛大で慈愛に満ちたお人柄、顔役との渡り合いも
大将軍であれば間違いありますまい
(楊国忠、安禄山を抑えるにも民心を惹き付けていればやりやすい)
(我ら宦官の権勢のためにはそれが最適よ…)

50 :
>>43
あら、あなた気が利くわね
細やかな心遣いのできる人はきっと出世できるわよ?
ふぅ・・・とても美味しいお茶ね、是非楊貴妃様にもお勧めしてあげなさい?
うふふ、あたしも本当はこんなもの読みたくもないんだけどねぇ・・・
李白は同じ詩人でも理性的な杜甫と違って感情のままに生き詩を作ると聞いたことがあるわ
そんな無思慮な男の詩なら何か筆禍に繋がる文言もありそうじゃなくて?
それを探しているところなのよ
あなたこれから用事はあるの?
特に無いなら手伝ってくれないかしら?

51 :
>>50
…くすくす、大将軍ったら
出世に目のない私をおだてるのが上手でございますね?
それにさすが、宮廷闘争の何たるかをわかっていらっしゃるようで
李白は一斗の酒を呑むと百の詩を作るとか言いますが、皮肉ですねえ
その詩が命取りになるなんて
手も空いていますし、そういう事なら喜んでお手伝いしますね?
さてと、これが李白の詩集ですか
私は最近の詩からあたってみましょう
「月下独酌」
花に囲まれ一壷の酒  (花間一壷酒)
共に酌むべき相手もないが  (独酌無相親)
ちょいと付き合え、お月さんよ  (挙杯邀明月)
影も合わせりゃ、三人だ  (対影成三人)
月は飲まずにすまし顔  (月既不解飲)
影もひそひそしてやがる  (影徒随我身)
それでもいいや、お前らと  (暫伴月将影)
春の夜長を楽しもうじゃないか  (行楽須及春)
俺が歌えば月は歩き  (我歌月徘徊)
俺が踊れば影も舞う  (我舞影零乱)
夜は短し、醒めての友も  (醒時同交歓)
酔えば散り散りバラバラだ  (酔后各分散)
ともあれ長く付き合おう  (永結無情遊)
銀河の彼方で再会するために  (相期獏雲漢)
…ううん、酒の詩はあまり参考にはなりませんねえ
陛下は李白が酔ってベロベロになるのがお好きみたいだし…
では次はどうしよう…

52 :
>>47-48
【帝の間】
楊国忠「(ワシが行けば話がこじれてしまうと言うのに…ワシの嫌われぶりを知らぬからあのようなことが言えるのじゃ)」
------「民たちに頭を下げるのは造作もないことだ。彼らがいなければ我らも食っていけんからな」
哥舒翰「(小声で)いかがいたします?禄山殿。…はい、分かり申した」
------「いえいえ、私めはそのようなことは思っておりませんよ。ただ、発案者と比べれば我らでは説明下手になるのではないか、と言うことです」
------「我らが行ってもよろしいのですよ?」
文官「ん?内常侍殿、何かご意見ですかな?(>>49)」
----「…とのことでございますが、皆様いかがでしょうか。意見のある方は順に前へ。」
楊国忠「(よりによって高力士か。あの者がなぜに驃騎大将軍に任じられたのか不思議でならぬ)」
------「お言葉を返すようじゃが高力士殿の役職は将軍、民政は専門外ではありませんかな?」
------「内政は我らの仕事、それをわざわざ委託する必要もありますまい」
哥舒翰「それは高力士殿ご本人の意思ですかな?ならば直接この場に呼び本人が申されるのがよろしいのでは?」
------「どのように市民らとの折衝を進めていくのか、じっくりとお聞きしたいものですなぁ」
------「したがって高力士殿の本議会への喚問を求めまする。お断りなさるのでしたらお引き取りなさるよう」
(哥舒翰が高力士への御前会議での喚問を求めました)

53 :
議論スレと避難所が立ったようだ
おいでませ、花の長安 市街地
http://jbbs.livedoor.jp/study/11313/

54 :
お役所、どうかわしらの話を聞いてくだせえ

55 :
>>54
(フン、また農民か。土臭さが移るわ)
何だ、我々は忙しい
上の方となれば尚更の事だ
下手な事であれば即刻引き取ってもらうぞ!

56 :
お偉いさんに聞いてもらうまでここで座り込んでやりますぞ!

57 :
《朱家訪問とは別のある日ってことで、お願いします。
朱日昊さんが来たら、この流れと>>26-28の続きを並行して進めたいです》
>>56
《平康坊に用のあった白瑞香は、皇城の前で農民の陳情に行き会い…》
あれって…。最近、よく見るようになったよな。陳情の件数が増えてるのは明らかに施政に問題があるのに、
朝廷は本当に何の見直しもしていないのかな?…悪い噂だけど、陳情へ行った人がそのまま帰ってこなかったって
話も聞くし…。役人のあの様子だと、ちゃんと話が上に伝わるのか疑わしいよ。
このまま見て見ぬ振りするの、後味悪いなあ…
……
やあ、こんにちは。何か困ったことでもあるんですか。それなら、ここで座ってたって仕方ないですよ。
よかったら僕が宰相大人に会わせて差し上げます。ええ、本当です。明日のお昼時、崇賢坊の白家に来てください。
崇賢坊は、安化門を入って六つめ左手の坊です。人に聞けば、白家の場所はすぐにわかります。
いいですね、遅れてはいけません。明日のお昼時ですよ!
>>55
やあ、お役人さん。お勤めご苦労さまです。いつもお世話になっている身、一市民としての気持ちです。
どうぞお受け取りください。
《袖の下で金子の入った袋を手渡し》
ところで、お役人さんにちょっと頼みがあるんです。楊宰相に言伝をお願いします。
「牡丹花王府の牡丹が今年は格別に咲きがよく、ぜひ宰相大人にご覧いただきたい。
ついては明日の閉廷後など、崇賢坊をお訪ねください」と。

58 :
>>57
ほう、貴様が有名な牡丹花王府の主か
ん…これは感心、感心
これからもその心遣いを忘れてはならんぞ?
貴様ら民衆が平穏に暮らせるのは我等官吏あっての事だからな(グフフ)
では間違いなく楊中書令にお伝えしておく
用が済んだら立ち去るのだ
>>52
〜〜との事です
中書令、いかがしますか?

59 :
>>58
【帝の間】
楊国忠「(ちっ、帝の御前での最高会議だと言うのに。じゃがここで拒絶すれば陛下は良い顔をなさらんであろうな…)」
------「分かった。陛下、民が私に会いたいと申しております。申し訳ありませぬが私は失礼いたします」
------「私の代わりと申してはなんですが続きの議論は杜乾運に代行させましょう。」
(数刻後)
【執務室】
楊国忠「…ということでワシの代わりを頼む。余計なことを口走らんようにな」
------「(しかしこやつが禄山の知恵袋・哥舒翰とやり合えるとは思えんがな)」
杜乾運「そ、それがしがでございますか!?それも帝の御前で?」
------「(とんでもない仕事が回ってきてしまった。しくじれば首が飛ぶ…)」
------「わ、わかり申した。それでは行って参ります」
楊国忠「どれ、今回参った民とやらをここまで連れてこい。話を聞いてやろう」
【再び帝の間】
杜乾運「それがしは杜乾運と申します。楊中書の代わりとして参りました」
------「(あれが哥舒翰…そしてその隣が安禄山…とても口で勝てる相手とは思えん…)」
(杜乾運が楊国忠の代行として出席しました)

60 :
>>59
え、楊丞相が今すぐ僕にお会いくださるんですか? 不満かって? とんでもない!
むしろその逆ですよ。すぐにお会いできるなんて思わなかったものだから。ありがとうございます。
《瑞香が謝すと、用を済ませた官吏は踵を返して立ち去ってしまう。入城の許諾を得た瑞香は丹鳳門をくぐった》
…大きい…… これが大明宮・含元殿。進士及第して必ずとは思っていたけど、
こんなに早く入ることになるなんて。楊国忠の特命がなきゃ有り得なかっただろうな。
中書省は含元殿の北西側の筈。…どの角度から見ても、やっぱり大きい。
…と、含元殿に目を奪われてる間に着いちゃった。
【中書令 執務室】
楊丞相、労アラン─ 《拱手して作法に則り礼を取る》
いや、お忙しい所をすみません。興慶宮で最高会議の中途だったなんて。
間が悪かったとはいえ、刑に値する不作法だと思っております……
《床に伏し、静かに地に額を付ける。楊国忠の表情は伺えないが、背中に受ける視線から
彼の機嫌を読み取ろうと感覚を鋭敏にし、やがて言葉を続ける》
崇賢坊にある拙宅には、牡丹苑がございます。今年は咲きぶりもよく、ぜひ丞相にご覧いただきたくて
ご招待に参りました。言伝を頼んだのですが、丞相がお会いくださるとのことで、こうして参った次第です。
付いては、明日の昼頃、閉廷とともにお迎えにあがりたいのですが……

61 :
>>60
【執務室】
楊国忠「この度のことは不問とする。多少の心配はあるが構わんよ」
------「(杜乾運では確かに力不足だ。だが奴は決して危ない橋を渡らず堅実に少しずつ進んでいく。悪いようにはならんじゃろ)」
------「牡丹か。うむ、気分直しにはよいかもしれんな。あの会議に出ると精神的にまいってしまうわい」
------「是非行かせてもらおうかのう」
------「ところで、民の陳情とは何か?ワシも会議を抜けてきた手前帝に報告をせねばならんのじゃ」
------「税の話か?それとも食料だろうか?」

62 :
>>61
安心致しました。今後は、くれぐれも迷惑にならぬよう努めようと思います。
また、明日のこと、快くお出でくださってありがとうございます。
少しでも丞相の慰みとなるよう、家人一同心を尽くします。
…! 丞相、あの農民のことをご存知でしたか。(無頓着かと思えば、中々目敏いんですねえ)
僕も嘆願の内容は知らないのです。実はあの農民のことを丞相がご存知とは思いませんでした。
明日、拙宅で丞相と彼らとを不意に引き合わせる積もりだったのです。
(正式の陳情が機能してるか疑わしいからそうした、何て言えないよな)…丞相をたばかるようなことをして
申し訳ございません。

63 :
>>62
【執務室】
楊国忠「ハッハッハ。楽しみにしとるよ。あの会議に出ると頭痛がしてのう」
------「ああ、あと数名従者がつくだろう。ワシを殺したいものなど升で測るほどおるからのう」
------「(それはそうであろう。先日杜乾運から来ておった民を始末したと聞かされたからな)」
------「何度か役人から報告は聞いておるよ。執務が忙しくて相手にしている暇がなくてな」
------「たまには聞いてやろうというわけじゃ。ならば明日聞かせてもらおう」
------「謝る必要はない。他に何か申したいことはあるか?」

64 :
スレタイで大久保長安のスレかと思って来たら長安違いだった。

65 :
我々が高力士様を説得いたしましょう

66 :
(内常侍と李白の詩を調査している高力士のもとへ急使が駆けつけた)
あら、今日はあたしの部屋に来たがる人が多いのね?
それにしてもそんなに息せき切ってどうしたの?
随分急いできたみたいだけど、あなた汗臭いわね・・・
えっ?御前会議への参加のために急ぎ参内しろですって?
ごめんなさい>>51さん、あたしはこれから御前会議に出席しなくてはならないの
あたしの代わりに調査を続けておいてくれないかしら?

67 :
【帝の間】
文官「それでは高力士殿が参られるまで次の審議に移らせていただきます」
----「昨今は遊牧民族らによる国境侵犯が後を絶ちません。今だ突破を許してはおりませんが、我が方の死者もじわじわと増加を続けております」
----「奴らへの対策につきまして楊暄殿より提案があるとのことでございます」
楊暄「ではそれに関し提案いたそう。奴らが得意としておるのは軍馬を使った騎兵隊だ」
----「これまでは我らも騎兵で迎撃をしてきたが騎兵では奴らが有利だ」
----「そこでだ、精鋭兵に盾を持たせ、もう片方の手には槍か矛を持たせた新たな隊を編成したく思う」
----「それらを密集させ横に隊列を組むことにより高い守備力と殺傷力を発揮するだろう」
----「それを何列も作り前の兵が討たれたら後ろの兵が前に出る。これで騎兵を潰していくのです」
----「これは古典的な戦法ゆえ破る方法は知られているだろう。だが、知恵の低い異民族には効果絶大かと」
杜乾運「(楊中書の子・楊暄…彼は兵法書を読み過ぎて応用力がないようじゃな。)」
------「異論あり。相手が遊牧民とはいえ破られる可能性がないとは限らん。その場合に備えるまでが我らの任務ではないか」
------「奴らに優秀な司令官がついておったら大敗してしまうぞ」
楊暄「それがしは何度も奴らと戦っておる。そのような司令官がいたのであれば砦などすでに陥とされておるわ」
----「なんら心配はいらん。全てそれがしにお任せあれ」
文官「ではこの度も陛下にご裁定いただきましょう」
(コンマが偶数→楊暄の案をそのまま受け入れる コンマが奇数→杜乾運の進言に基づき対策を審議)

68 :
>>66
ククク…
それは恐らく私が大将軍をかくかくしかじかについて推薦した件で
お呼びがかかったのでしょう
それでは後の事は私にお任せになり、行ってらっしゃいませ

69 :
>>63
頭痛が止まない…、御前会議はそこまで疲れるものなのですか…
尚更、明日は心身を休めていただかないと。
僕には、丞相の深遠なお考えは分かりません。ただ、丞相は僕に礼を以て対してくださいました。
礼を以て対する相手には、礼を以て報いたいと思います。
最後に発言をお許しくださるなら、努めてひけらかさないようにしていた僕自身の考えをお話しします。
…《すぅ、と一呼吸、眦を上げて楊国忠の視線を直視し》
宮中に哲学あり。僕は宮中を一個の人間に喩えて考えます。その人間の「脳漿」が、御前会議です。
参画する官吏が「思考」です。
それぞれの役所は「手足」で、所属する官吏が「神経」です。
「心」「気」「魂」「魄」「精神」などに相当するのが、皇帝陛下です。
子を宿す「子宮」にあたるべきものが、後宮です。
人は「身体」と「気」の均衡が安定していれば健康ですが、崩れると病になります。
病になると「精神」が体から出て行きます。出て行けば、死にます。
「身体」と「気」の均衡が崩れたと感じたら、その時点で対策を講じるのが「脳漿」であり、
「脳漿」を働かせるのが「思考」です。
つまり宮中を生き永らさせるもRも、要は丞相閣下、貴方なのです。
これが僕が最後に言い置くことです。それでは、明日、お待ちしています……。

70 :
>>64
これはいらっしゃいませ。
長安違いでも、何かの縁かもしれません。
参加してみませんか?

71 :
>>69
【執務室】
楊国忠「ハッハッハ。今日は良い話を聞かせてもらった」
------「明日も楽しみに待っておるよ。では再見」
(白瑞香退出後)
楊国忠「…ワシは絶対的権力があればよい。朝廷などワシの手の内で動いているにすぎん」
------「哥舒翰ら禄山派を一掃すれば我が派が議会を制し思いのままに操る」
------「後世のワシへの評価は決してよくはなかろうなあ」
------「まあ、死後の話などワシの知ったことではないがな、ハハハハハハハ!」

72 :
【帝の間】
文官「裁定が下されました。楊暄殿の提案を可決するとしましょう」
楊暄「ありがたき幸せ。陛下の期待を裏切らぬよう全力であたります」
杜乾運「(ちっ。あの男は失敗せんと分からんようだな。いずれ苦い思いをすることとなろう)」
------「陛下の御決定では仕方ありません。どうぞ議論をお続けになってくださいませ」
文官「それではこのまま部隊の規模等を審議いたします。楊暄殿はどうお考えでしょうか」
楊暄「500名程度で構わんだろう。奴らも大軍で攻めてくることはめったにないからのう」
----「それだけいれば十分すぎるくらいだ」
杜乾運「(これは特に反対する理由もないな。)」
------「それがしも賛成いたします。」
文官「それでは今後楊暄殿には新たな部隊の編成を行っていただきます」
楊暄「ははっ。(杜乾運よ、貴様は父の側近だということを忘れるな。我が一族のために働けばよいのだ)」

73 :
── 興慶宮、勤政務本楼 最高御前会議 玄宗皇帝の玉座の傍らで ──
ついに時が来た。世界が裂けるのを見る時だ。 ああ!! 見下ろす事しか出来ない最高会議、
俺が少しでも舵を回すことが出来れば良いのに。…だが、俺はその横でじっと立っていなければならない。
両腕を縛られたまま!!
そうだ、両腕を縛られたままだ。言葉が文人の手足で経国の奥義だというなら、俺は言葉を奪われ
身体の自由を奪われたも同じだ!!
俺は、腹の底から湧き上がって止まらない言葉を経国に使いたいと願わなかったことはなかった。
それが、破滅がどれ程進行しているかを知りながら、何もできないでただ見ているだけとは
悲惨なことこの上ない!!
唐朝に差す影… その影はどんどん長くなっている。
なのに、人々は目も見えず、耳も聞こえないまま 笛の音に合わせて黄金の牛の周りを回っているだけ。
歌い女の歌は冷たく、甲高くなる。悪魔の輪が迫っている。
なのに、人々は信じたいものを信じるだけ。どうして皆じっとしていることができるのだ!?
…陛下。翰林供奉の役職を新設し、傍らに侍ることを許してくれた陛下。陛下の恩愛を思えば苦しい…
貴方が俺を詩才のみしか評価されないこと、政事から浮漂した詩句を梨園で歌うことしか出来ぬのを
怨んでさえしまう、それが堪らなく苦しい。
こうして居ても、眼下の楊国忠父子、杜乾運、安禄山、哥舒翰… 奴らが羨ましい。羨ましくて仕方ない。
天よ、耳あらばこの李太白の心の、張り裂けんばかりの悲鳴を聞け!!
今にも崑崙山を打ち砕き、天を破裂させんばかりの激昂を感じるが良い!!!
うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!
《宮中に敵多く、中書省への就職を阻まれた詩人・李白。玄宗に詩才を寵愛され、
皮肉にもその為に経国の志を断たれた李白。彼の心中の悲鳴を、誰一人聞くことはなかった》

(どうにも白瑞香に感情移入しにくいので、李白に切り替えます)

74 :
>>全員
………………
…………
…………………………。
(…へへッ、へへへへ……)
(心の中で叫んだらいっそ腹が据わって来やがった)
(ああ、くだらねえくだらねえ)
(鬱憤を体ん中に溜め込んで捏ね繰り回す位なら、いっそ後先考えず外に出しちまった方が良しってもんだな)
…おい、楊暄、杜乾運。安禄山に哥舒翰… それに今来た高力士。
まとめて聞いとけよ。手前らまさか、延々クソの役にも立たねえお喋りを続けて朝議だなんて思ってねえよな?
手前らにゃ一度聞いときてえ事があった。聞こう聞こうと思って、余りにもくだらねえから聞かずにいたんだが。
…それでも、天下の宰相のつもりかよ?
いいか手前ら、省試を前に治安が悪くなるから取り締まる。遊牧民が国境を侵犯するから対策を練る。
素敵な事だ。実に素敵だ。出来る事なら悠長にそんなお喋りをしていたい。
だがな、それが今話し合うべき最優先の議題かよ?
権勢を弄び天下を恣にする奸臣を追っ払い、政事を糺す… 開元以来の唐の朝廷の気風だったものはどうなる?
玩具に飽きた童のように捨て去るのか!
然れば随末の戦乱を収束し天道を糺した建国の英傑、あまた将兵の死はただの犬死だ。
英霊と讃えられるべき彼らの魂は道端の雑草として踏み躙られ唾を吐きかけられてしまう。
そんな事を許容するのは死んでも嫌だね。俺は!!!
手前らは一体「此処」をどこのどんな場所だか判っているのかよ?
此処は大唐の最高会議だぞ! 即座に宮中の虚礼を廃し、ありとあらゆる不正と不正を働く官吏を
追放する大粛正が議論されてしかるべき筈だ!! 治安維持に西方の国境警備? 何を今更!!!
二十年程言うのが遅いぞ!!!!!!!!

75 :
>>70
詳しく無いのでね。

76 :
>>74
【帝の間】
(ざわつきが起こる)
文官「陛下の御前です。お静かに願います」
哥舒翰「控えろ!誰も貴様の発言を許してはいない」
------「確かにそれも大事かもしれん。だが今は目の前にある問題を解決せねばならんのだ」
楊暄「一介の文官が口をはさむでないわ。お前に戦争の何が分かる」
----「これ以上戦死者を増やさんためにも武装強化の議論が必要なのじゃ」
杜乾運「はあ、李白殿、貴殿の申したいことはよく分かった」
------「ならばどのように進めるか、具体案を出すべきではないかな?」
------「ただ騒ぎたてるだけならば誰でもできることじゃ。それがないと言うのならお引き取り願おう」

77 :
>>74
(あらあら・・・)
(参内して早速あなたの顔を見ることになるなんて・・・)
(下郎風情が、少しばかり陛下の寵愛を受けただけでここまで増長する卑しさ・・・)
(うふふ、案外あなたのことは簡単に壊せそうね?)
あら李白さん、少し酔ってらっしゃるんではなくて?
帝国の重臣のお歴々に対してその物言い、いくら酒が入っているとはいえ御前会議には相応しくないわ
酔いを覚ましてらっしゃったほうがよろしいんじゃなくて?
>>76
ねぇ、皆さん?
李白さんは昨夜の酒がまだ抜けきっていないみたいだわ
国事を決める御前会議にほろ酔い気分で参加されるのは良くないと思うの
李白さんには早退してお家で休んでもらったほうがいいと思うんだけど、どうかしら?
(高力士は李白の退席を提案します)

78 :
>>76-77
下郎がほざくんじゃねえ!! 手前らが!? 手前らが大唐の重臣!? 御前会議に連なる公卿だと!?
ゲァァーーッハッハッハッハッハッ………
舐めるなよ権力の走狗が!!
誰も俺の発言を許していない!?
俺が御前会議に相応しくないだと!?
だったら手前らが日夜明け暮れてる「権力遊び」を、一体どこの誰が保障してるんだ!?
権力の蜜の味はそんなに甘いかよ!? 指二本分の距離まで迫る国家の危機も感知出来ない位!?
会議の秩序!? 官職の序列!? そんなものを気にしている場合か!!!
それが唾棄すべき「宮中の虚礼」だと言ってるんだよ俺は!!!
ふん… 良いだろう! よく聞いておけ、杜乾運!!
お前達権臣は只今を以て残らず免職!! 直ちにこれまでの汚職の裁判を開始する!!
判決は… 有罪だ!! 有罪、有罪、有罪、有罪、有罪!!!!!!
今ならばまだ間に合う!! 直ちに能力に依った適材適所の人事を復活させれば、
大唐は世界の中央で燦然と輝く大帝国たる地位を永久に保持することができるのだ!!
出て行けだと!? 今ここで、俺に退室しろだと!?
何様のつもりだ、高力士!! 手前は一体どこの誰に物を言っているんだ!?
俺が酒の大杯を抱えて今此処で飲み干していれば良かったか!?
俺は大唐の「酒中仙」だぞ!? この国の有りとあらゆる場所で酒を呑む権利を
皇帝陛下に保障されていることを知らないか!! 貴様風情が!! 思い上がった口を利くな!!!
俺を退室させられるのは、陛下だけだ!!
(コンマが奇数→玄宗は李白の出席を許す コンマが偶数→李白の退室を命じる)

79 :
オRセッ!オRセッ!
チャチャドゥチャー!チャチャドゥチャー!チャチャチャドゥーチャチャチャ!
チャチャドゥチャー!チャチャドゥチャー!チャチャチャドゥーチャ!
ゲイゲイ!シーズゥーンデイグナイテッド!
フォスィノーキルェウィナット!ヨロヌィー!デッス!
ゲイゲイ!キル!ノー!オー!ノー!ツルァウィコッツ!
ミーンナット!ソールドアウト!ヘイトナゲット!チャットエイン!
ダッド!イーズィーナットコットン!コットンバッドジャン!ツイートアワランナウェイ!
ハッシュリードダスト!ノーヨット!
ハントダッドニート!ホラー!ツイートメナスタイトカーズ!イエー!
ソーシット!アランウド!アズキットシット!メイクテイク!
オRセッ!オRセッ!
ウィーマストグッド!ゲイゲイ!
ココロマン!オールクラクション!
アワーズニードインディア!ロックユー!
アリガトー!アリガトー!
クォート!ノー!シーユー!ウン!キャン!ゲイゲイ!
ココロマン!オールクラクション!
マッド!スーングッド!ニードアンドアザー!

80 :
>>75
そう堅苦しく考えることはねえよ!
もし興味があったら、知識なんか後からついてくるんだからな。
参加、待ってるぜ!

81 :
(李白… おまえは宮中を完全に敵に回した)
(例え今退室を命じられなかったとしても、お前は巨大な官吏の連合体によって必ずや辛酸を舐める事となろう)

82 :
>>78
(増長した下郎とはなんと醜いものなのでしょう・・・)
(でも、あなたは絶対にやってはいけないことをやってしまいましたね・・・)
(楊さんに安さん、哥さんだってそう・・・)
(みんな陛下の寵愛を一身に集めることに躍起になっているのよ)
(それにもかかわらずまるで陛下は自分の物であるかのようなあの物言い・・・)
(あなたはこの場にいるすべての人間に宣戦布告したのよ)
(うふふ、もうあなたの詩と睨めっこする必要も無さそうね)
(あたしが手を下さずともあなたはもうおしまいよ・・・)
陛下がお許しになられた以上、あたしは李白さんが御前会議に参加することにとやかく申しませんわ
でもね李白さん、あたしたちはみんな等しく陛下の臣としてこの場に集っているの
同じ陛下の臣として、あたしたちはお互いを尊敬しあうべきだと思うわ
御前会議を円滑に進めるためにも、重臣の皆々様に先ほどの無礼を詫びたほうが宜しいんじゃなくて?

83 :
>>78
【帝の間】
哥舒翰「(馬鹿め、陛下の申したいのは居てもよいから黙っていろという意味じゃろうて)」
------「あまり我らを馬鹿にせん方がいいぞ。勝手にしゃべられても邪魔なだけだ」
楊暄「やはり貴殿は酔っておるのでは?酒を飲むなとは言わんが御前での会議前に飲むのはいかがなものか」
----「いくら陛下が許されたとはいえ陛下への冒涜ととられても仕方ありませんぞ」
杜乾運「あなたが自分を退室させられるのは陛下だけだと申したように、我ら陛下に任じられた官吏を罷免できるのも陛下だけであります」
------「それでも我らを罷免すると申されるのなら反逆罪として死罪になりますよ」

84 :
>>82-83
あんたら、そんなに自分の立場が誇らしいのかい… まア、そりゃそうかも知れねえなあ。
官吏になるのも大変だったんだろ? 官吏になってからも、この会議で発言できるようになるまでにゃ
相当な苦労してきたんだろ?
だから俺の言葉に「殺してやる」って程の憎しみを込めて報いるのも無理はねえ。
だがな。だったらどうして!! そんな気力を隠してたならどうして!!
それを大唐百年の歴史の間に溜まった膿を取り除くのに向けねえんだ!!!
こんな頭なら幾らでも下げてやらあ!!
ドカッ… 《李白は無造作に床に胡坐をかき、ぐっと頭を下げて床に付ける》
何で…、何で己の利権を侵さない範囲でしか動けねえんだ!!
何で己の体面を傷付けねえ範囲内でしか行動しようとしねえんだよ!!!
それじゃあ駄目なんだよ!!
この最高会議からも青雲の匂いがしてこねえんだよ!!!
俺は、悔しくて仕様がねえんだよ!!!!!!

85 :
>>84
(呆れ果てた男だ…)
(貴様に散々罵倒されながらも貴様にも群臣方にも最大限に気を遣われた高力士殿の配慮を顧みず)
(高官の皆々様のお怒り顔を見ても尚好き勝手に放言するとは…)
(本当は今すぐ貴様をつまみ出したい所だが、ここで食ってかかっては陛下と高力士殿の面目を潰してしまう)
…ゴホン
李白殿、もう宜しいでしょう
色々お考えもあると思いますがこれ以上時を浪費する訳にも行きますまい
そろそろ本題に戻りませんか?
議題は西方の国境警備について。依存はありませんな?

86 :
>>85
あんたら、本当に。本当に俺が喋るのが気に食わないみてえだな。ふん、言うに事欠いて「時を浪費」とはねえ……。
俺にゃ分かる。こんな放漫政治はいつまでも続かねえ。それをこんなに強く言ってるのに、誰も耳を傾けないで
俺の酔言って事にしちまいやがる。
さっきの内容なんざおっぽり出されて、あんたらの興味は「場に相応しい言動を取ること」にばっか向けられてる。
それじゃ、どうあっても俺の出る幕はねえんだな?
…だったら、いいや。会議を邪魔して悪かったな。話を続けてくれや。
《李白は軽い眩暈を感じていた。虚を衝かれた、と思った》
《黒く渦巻く群臣の怨嗟が、政堂を満たして異端者を飲み込もうとしている》
《己の足元にまで深い奈落が迫っているようだ……そうとさえ思った》
《奈落の極みは暗澹とした闇の底》
《そこから体の芯まで凍えるような風が吹き上げている》
(…必死に進言するの、疲れちまったなあ。でも口に出してみて良かった)
(言わなきゃ、こんな吹っ切れた気分にはならなかっただろうな)
(さっきの昂ぶりが嘘みてえに心が冷えていく)
(怒りもねえ、悲しみもねえ、悔しさもなけりゃ惆悵もねえ)
(ある意味、解放とか悟りってのに近いかもな)
(さて、そうとなれば俺が此処に居る意味はねえが、せっかく此処にいても良いって陛下が言ってくだすったんだ)
(座って寝てるとするかい)
《李白、胡坐をかいたままで目を閉じ、会議の中途で眠り始める》

87 :
件の御前会議とはまた別のある日。時は琥珀から蒼玉に変わった、夜の長安。
後世から何月何日と窺い知る事は出来ず、史書に記されることすら無かった出来事。
それでも、これは確かに有った事象……
── 長安、李白邸宅 ──
李白の住まい、その在処は重要ではない。或いは雲の海のようなとでも形容すべき、混沌の長安のある一角に
李白が居を構えていた。それで充分なのだ。
まだ日暮れから間もなく、空の天蓋は宝石のような青色をしている。
その中にぽつ、ぽつと微かに星が顔を覗かせる。
李白の居はぽわ、ぽわと浮かぶ灯火、この地上の星宿の光の中に眠っている。
空の端で、一筋の星が流れた。流星の銀色の光が李白の邸内に入る。その光に従い、邸の中を覗き見る事にしよう。
おや。李白は独りで書斎にいるようだ。無造作に腰を下ろして頭を掻いている。
息を潜めて様子を伺おう。この夜と一つに溶け合って、消えてしまおう。何しろ私のような侵入者は
観客の皆様を李白の書斎に案内する以上に存在の意義はないのだから。
ここからは私の説明を通してではなく、生の李白の姿をご覧になるがいい。
それでは……

88 :

………………
…………
…………………………。
李白は時が止まったようにじっと壁の方を見つめていたが、やがて書斎を出て中庭へ渡り、空を見上げた。
辺りはしんと静まり返り、風が梢を揺らす声だけが聞こえる。
空の星で一際明るく輝くのは太白金星だ。自然、目が吸い寄せられてしまう。
李白の字は太白。李白の生母が夢に太白金星を見て彼を懐妊したからだという。
誰も知らぬことだが、それも確かにあった出来事だった。
この時から数えて、数十年前。

─ 周の久視二年、天上界 ─
この日、天界では祝賀の宴が催されていた。天の紫微宮の瓦は鮮やかな朱色に、壁は真白に塗られ、
扉の奥からは何重奏にもなる管弦の音と歌声、天人達の歓声が漏れ出でている。
百官一同が天帝に祝辞を述べたのも過去の事となり、今や上から下まで数え切れない仙酒の杯を空けていた。
酒はいくら飲んでも尽きず、宴の夜が明ける事がない。
天の文人は千篇の詩を詠み、楽人はそれに合わせて千曲の楽を奏でた。
天帝は顔を熟れた棗のように朱くして、愉快そうに哄笑している。
そこへさらに歓心を買おうと進言するものがあった。
「陛下、銀河の畔は今時分目を奪われる美しさだとか。皆様相具してお出でになられては?」
天帝、喜んでこれを受け入れる。帝の青蓋の車を先頭に、数百台の車が飛ぶように銀河へ駆ける。
月の光はどこまでも澄んで清らかで、それを映す銀河の水面はきらきらと輝いている。
銀河の畔には蘭が被い、蓮の花は周囲の緑の池に咲きこぼれている。
水に潜む魚が清らかなしぶきを踊らせ、羽根の綺麗な鳥が高い枝に鳴いている。
ふと風が朱塗りの車輪を押し、軽やかな車は風の意のままに走る。
天帝はこの風景をいたく気に入り、ここに宴の座を設けて、さらに千の詩と千の曲とを成させしめた。

89 :
天の百官の中で、もはや酩酊していない者はなく、皆が皆陽気に歌い騒いでいる。
中でもしたたかに酔って朗々と歌っているのが、太白金星だった。
太白金星は天帝の第一の寵臣で、背はすらりと高く、飄然として鶴のような佇まい。
髪も鬚も真っ白で、その中に浮かぶ二つの目は深く、眩く輝いている。
詩を作しても歌を歌っても、琴や笛を奏でても天界随一という才子であった。
この太白金星が天帝に奏上した。
「陛下のために、老爺《わたくし》があの月を取ってご覧に入れます」
天帝は喜び、百官も皆やんやと囃す。太白金星、意気揚々と銀河に舟を浮かべるが、
さっと手を水に入れた途端、酔って足もと覚束ず、水に飲まれて天から地へと落ちてしまった。
「ううむ、これは失態、どうしたものか」
嘆いてももう後の祭り。太白金星は天を見上げたままどこまでも落ち、やがて地上のある家の、
深閨にまで落ちてしまった。
その弾みで寝ていた女の腹に入ってしまい、女は後に李白と名付けられる男子を孕むことになる。
太白金星もすぐに天の遣いに探し出され天上に復帰し、事なきを得たということだ。

90 :
李白が誕生したのは長安元年。聖神皇帝(武則天)の王朝きらびやかに栄えていた時分である。
生家は西域と呼ばれる場所にあり、様々な異国の文物を携えた商人の往来は
幼年期の李白に大きな影響を与えた。
また彼の家は遠祖を西涼の太祖武昭王・李ロとし、現在は商家を営んでいるとあって裕福で、
広く様々な文化芸術に触れることが出来た。
李白は常に生来持った深く、眩い目を期待に輝かせ、周囲のありとあらゆる事物に関心を示した。
誰にでも人見知りせず話しかけ、一度質問された大人は彼の好奇心から解放されるのに骨を折った。
そうした西域での暮らしはすぐに終わり、李一家は李白が五歳の頃には西蜀に移住している。
十五年が過ぎた。王朝は周から唐へと復していたが、李白には関わりのないことであった。
李白はすらりと高い背と、飄然とした鶴のような佇まい、そして相変わらず輝く目を持った
青年に成長していた。
青蓮郷の李郎といえば、何日も家に籠もって「明堂の賦」を書き上げたかと思えば
突然町へ出てならず者と剣を交える、そうかと思えば山へ上って道士になるための修行に励み、
州の長史と文を交わす仲にもなる…… そんな変わり者として知られるようになった。
李白の毎日は輝かしい喜びに溢れていた。周囲の全てのものが新しく、これらをもっともっと、
全て自身の体の内に取り込んでしまいたいと願ってやまなかった。
「あの山へ行こう」
李白は突如思いつき、弁当と手ぬぐい、文房具だけを持って峨眉山へ登った。
汗を垂らし、木陰で休みながら弁当を食べれば、小鳥が寄ってきて李白の手から餌をついばんでいく。
その様子を詩に詠み、紙に書き留めまた山を登っていった。
山頂に到達した頃には、もう夜になっていた。

91 :
ぞくっ…… 山頂の李白は身震いする。この時に見た月は、今までに見た月光など及びも付かないぐらい
強く、冷たい銀色の光を放っていた。その光の広がる峨眉山の山頂。
光の真ん中に立つ自分は、魂の奥底まで照らし出され、それを全て月の下にさらけ出しているような
錯覚さえ覚える程だった。
牀前看月光
疑是地上霜
後に作られる高名な「静夜思」の月のイメージは、この時の強烈なインパクト故に形成されたものかもしれない。
首筋に汗が流れる。それを拭おうにも、全身の毛が総立ちして動くことができない。
月は李白の魂を掴んで放さなかった。
李白が再び動きを取り戻したのは、夜が明けて月が隠れた後のことだった。
山を下りた李白は、それまで奪われた言葉を取り戻したがごとく、奔流が堰を切って流れるがごとく、
一気に文章を書き殴った。
何かに取り憑かれたようだった。最早体は自分のものではなく、何かもっと大きなものにさせられているように
ひたすら書いた。
李白は思った。世界は広く果てしない。俺の知らないことが、あの月のように想像も及ばぬ驚異が
まだまだ沢山ある。それを残らずこの眼で確かめてみたい。
旅に出よう。
旅には準備が要る。五年間はこの蜀で準備をしよう。
そして五年後、必ず出発しよう。
そうしてこの誓い通り、李白は二十五歳にして蜀を出て、長江を東に下ることになるのだった。

92 :

………………
…………
…………………………。
金星を眺めて、長い思索。幼年期から実り多い青年期までを、そして自らの転機となった
峨眉山のあの月のことを思い返す。
今の自分は宮中で小さく押し込められているが、その実、心はこうして千里の彼方に、
時間の束縛も、空間の束縛も受けずに遊び戯れている。
……
ワッハハハハハハハハッ… ハァーーーッハッハッハッハッハ!!!!!!
楽しい。この世は楽しいぞ!!
さあ、李白、何を落ち込んでるんだ!!
今夜も酒を飲むぞ!! 空の星と、月と、俺の影と一緒に、酒を呑むぞ!!!
ああーーーっ、このまま星になりてえーーーーーっっっ!!!

93 :
峨眉山麓に面白い人がきておるなぁ
笛で、誘ってやろう〜

94 :
>>93
全く、此処は面白ぇ山だ!! 昨夜の月の後にゃ、このどこかから届く笛。
此処に居ると退屈しねえやな。
ああーーっっっ、良いねえ!! ひそかな音が風に乗って山々に広がっていく感じ。
しかもこの奏法は漢族のものとは毛色が違うぜ。
おうい、どこにいるんだよう。
今そっちに行くからな、ちゃんと待ってろよ!!
《笛の声を辿る李白。ぴぃぃぃいいいいっっ……時折、音色に応えるように長嘯(くちぶえ)を吹く》
《笛と口笛は重なり合い、鸞鳳の鳴き声のように峨眉山に響き渡る》
…いよう、見っけたぜ。俺を笛で誘ったのは、あんただろ?
良い場所だな。此処、好きなのか?
そんじゃまあ、
…飲もうや、兄弟!!

95 :
吐蕃王が、蜀の蕃族を使って道路拡張事業をしておるが
報酬をケチっているので、そのうち同盟罷業をするのであろうか・・・南無南無

96 :
>>86
【帝の間】
哥舒翰「ふう・・・ようやくおさまったか。(この男は口だけならば次代を牽引するに値するかもしれぬ)」
------「(だが、この国の仕組みを理解しておらんようだな。改革よりもこの現状をいかに良い方向へ持ってゆくか、それが重要なのだ)」
楊暄「(帝の御前でこのようなことになるなど真に異例だ。父がいたらどうなっていたのであろう)」
杜乾運「(恐ろしい男じゃ。とても私にあのような真似は出来ない)」
------「(それがしはあくまで守勢を貫こう)」
文官「それでは議論を再開いたします。哥舒翰殿の要請通り高力士殿が参られました」
----「哥舒翰殿、発言を」
哥舒翰「高力士殿、そちらにおられる内常侍殿が町の警備に関して市民らへの協力要請の任に当たるものとして貴殿を推薦してきました。(>>49)」
------「これについて質問いたそう。これは高力士殿がご自身の意思で売り込んだと受け取ってよろしいか?」
------「また、もしそうなのであればどのような計画なのか、それに要する時間はいかほどか、それぞれお答え願いましょう」
(哥舒翰が高力士に質問をしました)

97 :
【執務室】
楊国忠「今から会議へ戻ってもよいが…この度は杜乾運に任せてみるのもよかろう」
------「今のうちに書類を片付けてしまおうか」
文官「楊中書、失礼いたします」
楊国忠「ん?どうしたね」
文官「はい、それがです。御前会議にて李白様が大臣のお歴々の前で暴言を吐いた上檄を飛ばす有様で…」
----「現在は落ち着きを取り戻しております」
楊国忠「それは真か!?…あの李白のことだ、酒を飲んで出席したのだろう。それで思っていたことを全て吐露した」
------「あの男は夢を見すぎておるな…。ここは金と権威が物を言う国だ。いつか己の発言で身を滅ぼすことになるぞ」
------「じゃが面白い。帝や群臣らの前で啖呵を切るなど正気の沙汰ではないぞ。是非話を聞いてみたいものだ」
------「近々西方より良い酒が届くじゃろう。奴をワシの屋敷に招いてやろう」

98 :
>>96-97
【楊国忠の屋敷・楊国忠帰邸時】
おかえりなさいませ。今日も公務でお疲れの事でしょう
さ、着替えの用意も整っております
ところで今日商人の宋家から連絡がありまして、西方の酒は後三日の内には届くとのこと
楽しみにございますなあ
…ほう、その時あの李白殿をお招きになる?
成る程、性行はともかくあの男の詩は天下が注目する所
彼が宴を詩に詠んだらこの屋敷の名声も高まるでしょうな
あの扱いにくい男を安易に殺さず当家の利益に繋がるよう仕向けるとはさすが旦那様でございます

99 :
>>98
楊国忠「おうおう、思っておったより早く来るものじゃな。そう急がずともよいのに」
------「あの葡萄酒はなかなか巷には出回らなくてな。わざわざ取り寄せねばならん」
------「李白に関してはまだ誘いの言葉もかけてはおらんからのう。ワシのような権力の犬とは酒を飲みたくないなどと申すかも知れんぞ」
------「この度の一件でワシは奴に興味がわいた。これまではただ詩作りしか能のない奴だと思っておったがな」
------「詩人が天下や司法を語る、なんとも面白いではないか」

100 :
>>99
ほっほっほ… 旦那様は李白殿に興味を持たれましたか
平凡な者なら彼の態度を見ただけで嫌悪感を抱くか狂人と見做すかでしょう
それを面白いと感ずる所が旦那様の非凡な資質でございます
そうですな。古来中華は文字を使えぬ者が政治を執るのを許しませんでした
天下一の詩人なら尚更政治について思う事があるのかもしれませぬ
しかし某はどれだけ願っても李白殿に政治は無理と考えます
それは李白殿の詩を見ても分かります
彼の詩は自由で雄大で見事です
しかし現実を捉えておりません
細やかに現実の社会情勢を映し民衆を憐れむ詩こそ官僚に求められるものです
感覚そのものが現実から飛躍している男…
どんな言葉を聞かせるのでしょうな…


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