少名彦という謎の神について

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1 ：2019/07/11 ～最終レス：2020/03/12: 教えて
2 ：: オオムナチが島根　少名彦が隠岐という説もある
3 ：: 兄弟らしいよ
4 ：: 古代出雲王国時代(今(令和元年)から2679年前～約７００弱の間)、
王国は主王/オオナモチと副王/スクナヒコの二人の王により共同統治されていました。

東出雲(松江/大庭)を本拠とする富(トビ)王家(向王家とも、また、神魂家、出雲臣家等とも)
と、
西出雲の神門郡/出雲市周辺を本拠とした神門臣王家が並立して、

二王家の歴代当主がオオナモチとスクナヒコを持ち回りで就任していました。
、、、先代のオオナモチが崩御した後、両王家の次の当主の年長者がオオナモチに年少の当主がスクナヒコに就任する習わし(「出雲八重書き」=法律、しきたり、命令)

スクナヒコは若様、若殿様。位のニュアンスです。

職掌は多岐に渡り、軍事、警察、外交(言向け)、交易、等、統治の実務全般と言って差し支え内容だったようです。
5 ：: ふむ
6 ：: >>4
いわゆる、大国主は歴代出雲王(オオナモチ)の事で、
とりわけ第８代オオナモチで西出雲の神門臣王家当主の八千戈さまを指す事が多く、

事代主神やスクナヒコナ神、大物主神は同じく第８代スクナヒコで東出雲の富王家当主の八重波津身さまを指します。

お二方共に渡来人(秦国人)のテロにより拉致誘拐～幽閉殺害(餓死)させられました。
(首魁は徐福。実行主犯は徐福の忠実な配下のホヒと子のヒナドリ=現出雲国造(元出雲王家が建てた出雲大社を横領した輩)の始祖)

八重波津身さまが幽閉殺害された現場が粟島の志都の洞窟。
スクナヒコナを粟島神と言う謂われがスクナヒコ(副王)の八重波津身さまが粟島で亡くなったことにあります。
7 ：: ほほー
8 ：: 語ろう
9 ：: >>8
>>8
出雲王国のスクナヒコ(副王)の職掌は多岐に渡り、
軍事警察権を総覧なさり、外交、渉外、交易を管掌なさる。
実質的な王国の統治権を管掌なさっていたようです？

殊に、豪族との外交で威圧、威力に頼まず、
話し合いにより言向けなさった事から言代主(ことしろぬし)等とも。

10 ：: ふむ
11 ：: 別天津神は別の宇宙にいる神、別の宇宙の宇宙人

スクナヒコナは別天津神の子

小人の宇宙人だよ
12 ：: 後の宿禰さんでしょう
13 ：: 語ろう
14 ：: 河俣家副王格の師木津日子。大倭建国軍事クーデターに際し、
琅邪に居て難を逃れる。その後に、大倭天皇イザナギの義子と成り、
諜報組織としての琅邪機関を立上げる。師木津日子玉出見こと
ニギハヤヒと、その嫁イザナミを敵対的に監視していたのだ。
中国文化を身に付けていたので、墨は入れずスッピン。大倭外務大臣格。
白山マンダラの右上段の白服の人物。
ククリヒメことトビハヤヒメが白山大権現で、その婚約者。
イザナギ暗殺に始まる山王内戦にて、山王の嫁のイリネに暗殺された。
このイリネが女王卑弥呼なのだ。
15 ：: 【孝元記】此天皇、娶穗積臣等之祖内色許男命、妹・内色許賣命、生御子、
大毘古命、次少名日子建猪心命、次若倭根子日子大毘毘命。三柱。

スクナヒコが登場する箇所はここだけ。アトミックな大倭秘密皇族。
内色許男命が日嗣ヒコクニクルで、その名を取ったヒコクニクル天皇ニギハヤヒの閨閥記事。
ヒコクニクル天皇は白山マンダラ左下の泰澄で、大男。肩に派手な入墨をしていたので、孝霊記では日子刺肩別。
内色許賣命はイザナミ。ニギハヤヒから求愛され、嫁に直った女ヤクザ。大倭建国軍事クーデターの主謀者にして出資者。
白山マンダラ中央の大柄な尼僧で、全身に蛇の入墨を入れた大女。イザナミの初子が倭建イタイで、その後は子供が産まれなかった。
夫ニギハヤヒの為に天皇と交渉して、天皇の嫁であった、姉と妹を加えて４Ｐ。結果めでたく、ニギハヤヒの御子が出来た。
姉天照の子が大毘古。妹月読の子が大毘毘。御子二人は、同時期に出生。ニギハヤヒ、イザナミともに
スクナヒコとは無縁。その存在すら知らなかった。
列挙順は死亡順。山王内戦のプロセスで、大毘古、スクナヒコ、大毘毘、共に落命。女王卑弥呼による暗殺が隠し記事。

【景行記】此天皇、娶吉備臣等之祖若建吉備津日子之女・名針間之伊那毘能大郎女、生御子、
櫛角別王、次大碓命、次小碓命・亦名倭男具那命、次倭根子命、次神櫛王。五柱。

こちらは、神沼河耳天皇側からの皇族認定記事。列挙順は認定順。伊那毘能大郎女が正后の天照。若建吉備津日子が父君のスガヒコで、
大倭建国前に死去したので命無し。孝霊記の若建吉備津日子命は命有で、スガヒコの家、苅羽井家の家長と成った、
大倭第二代天皇のニギハヤヒ。櫛角別王がタギシミミ、神櫛王がキスミミ。「櫛」が生母たるモモソを示す。
大碓命が倭建イタイで、小碓命がミマキイリヒコで親子。山ノ民降誘工作において父子が競合しながら皇族認定。
倭根子命が大毘毘命と同体。大倭第四世代出生ラッシュ期に、皇族認定権を持つ天皇の元に多額の上納金が集まり、
その金を預かる銀行役として、スクナヒコの琅邪機関が立ち上がった事情がわかる。山王イマスは隠されており、
その出生時期が、大碓・小碓の皇族認定時期と同時期であり、イマスと同年同月生まれの片割れ、イリネの出生時期も判明。
女王卑弥呼は２１４年に生まれているのだ。
16 ：: 【景行記】又妾之子、豐戸別王、次沼代郎女。
又妾之子、沼名木郎女、次香余理比賣命、次若木之入日子王、次吉備之兄日子王、次高木比賣命、次弟比賣命。

こちらが、山王内戦終結後の、女王卑弥呼による粛清記事。後段の「妾」が、女王卑弥呼。
弟比賣命は弟橘比賣命でハエイロド。山王内戦での降将ハエイロドは華南の山越軍将軍として配置され、
呉将陸遜の攻囲攻撃を受け水上へ撤収。トンキン湾を航海中に入水自殺している。女王卑弥呼による敗戦の総括を恐れたのだ。
高木比賣命は、姉のハエイロネで天照。「高木」はトールレディの意味。山王イマスの開化天皇即位に際し、
后の地位に滑り込もうと画策したので、粛清されている。神事殺人されたのだ。
吉備之兄日子王はイサセリビコ。北九州から出雲に左遷され、憤死している。多島一家出身の武将で、
白山マンダラの上段左の人物。白山大権現トビハヤヒメの義兄で養育者だったのだ。
若木之入日子王はタケミカツチで、トビハヤヒメの双子の兄。「若木」で男女の双子を示す。この人も山王内戦での降将。
黄劉二年戦役において呉軍が済州島に襲来した際、要所の御諸山の死守を指令され、戦死している。
御諸山がハンナ山と女王卑弥呼が居た葛城女王宮を繋ぐ剣所だったのだ。
香余理比賣命がモモソで、元祖ヒミカ共立女王。凶暴な低脳児だったので、搬送する時は檻の御輿で運ばれた。
だから「香余理」なのだ。黄劉二年戦役において、呉軍先遣隊の火炎攻撃の中に放置され、戦焼死させられている。
沼名木郎女が初代建内スクネで、タケトヨハズラワケ。男根を持った両性具有の女子。呉軍撃退の軍略を占う為、
神事殺人されたのだ。前段の「妾」が、元祖ヒミカ共立女王で、トヨとイロの双子の生母。豐戸別王は沼名木郎女と同体。
沼代郎女がタケトヨハズラワケの双子の姉のイロで、イススキヨリヒメ。亦の名が息長水依比賣で、後の高佐士野女王。
両者の「沼」は大津波による水害を示す。タケトヨハズラワケの違法神事殺人が神を怒らせ、大津波があったのだ。
結果的に、葛城女王宮陥落寸前であった呉軍は撤収行動に移り、女王卑弥呼は反撃して逆転勝利している。
女王卑弥呼は強運女子なのだ。タケトヨハズラワケの亦の名が「虚空津比賣命」で大津波を示す。
17 ：: 【孝元記】此建内宿禰之子、併九。男七、女二。
波多八代宿禰者・・・、次許勢小柄宿禰者・・・、次蘇賀石河宿禰者・・・、
次平群都久宿禰者・・・、次木角宿禰者・・・、次久米能摩伊刀比賣・・・

別途の観点からの、女王卑弥呼による粛清記事。
波多八代宿禰は初代天皇、神沼河耳天皇でイザナギ。許勢小柄宿禰は大毘古でイナル。
蘇賀石河宿禰は第二代天皇、師木津日子玉手見天皇でイト。通称がニギハヤヒ。平群都久宿禰は狗奴国王イサセリビコでイナセ。
角宿禰は投馬国王タギシミミ。久米能摩伊刀比賣は元祖ヒミカ共立女王でタギシミミ生母。

倭人伝の卑弥狗呼は成務天皇で、狗奴国王イナセの名を継承。崇神天皇も、女王卑弥呼を裏切った後は、イナセの名を継承。
大毘古イナルが稲荷神の原義にて、イナルの上官が公孫淵。この女王卑弥呼の宿敵、公孫淵がイナルを継承している。
「生尾土雲八十建、在其室待伊那流。」なのである。「其室」が大連湾に臨む南山で、公孫淵の本拠地。
稲荷神は本来は軍神で騎兵神なのである。もう一人の、女王卑弥呼の宿敵、呉将陸遜は火炎攻撃が得意の「相武國造」で、
意外にも三国志有名武将が古事記に複数登場している。

女王卑弥呼は多島系、苅羽井系を総粛清した後で、中国文化圏内に参入し、魏朝武官等に華南訛りの流暢な中国語で、
「其国本亦男子為王住七八十年」と多島天皇譜を侮蔑的に語り、「共立一女子為王名曰卑弥呼」と元祖ヒミカの事を
他人事のように語っていたのだ。苅羽井系の数少ない生残りが、イザナミとキスミミで、イザナミが男子一人で陸相。
キスミミが男弟で海相。あくまで軍事国家なのである。女王卑弥呼は更に垂根系で体制を固め、
空位となった狗奴国王に義子の崇神天皇を封土し、投馬国王に次男イザサを封土している。
二代目タギシミミ・イザサが、倭人伝では「都市牛利」として表音表記。
18 ：: 【神武記】故爾、邇藝速日命參赴、白於天神御子「聞天神御子天降坐、故追參降來。」即獻天津瑞以仕奉也。
故、邇藝速日命、娶登美毘古之妹・登美夜毘賣生子、宇摩志麻遲命。
故、如此言向平和荒夫琉神等、退撥不伏人等而、坐畝火之白檮原宮、治天下也。

「聞天神御子天降坐、故追參降來」＋「獻天津瑞以仕奉」が多島流天皇即位文言。
宇摩志麻遲命が大毘毘で日嗣御子。日嗣御子ウマシマジ大毘毘を神に奉げてニギハヤヒは多島流代七代天皇に即位。
と云うのは少し過去の話しで、ここでは、登美毘古が山王イマス。登美夜毘賣が片割れのイリネで女王卑弥呼。命無しの蛮族。
大毘毘の母堂は月読ハエイロドなので、日嗣御子ウマシマジ大毘毘が山王軍に降伏し、山王軍首領夫婦を親としたのだ。
この一年後に、スッピンの山王イマスが、神武天皇として即位することになる。「白」はスッピンの標識。

【天孫降臨】爾天兒屋命・布刀玉命・天宇受賣命・伊斯許理度賣命・玉祖命、併五伴緖矣支加而天降也。
於是、副賜其遠岐斯八尺勾珠・鏡・及草那藝劒・亦常世思金神・手力男神・天石門別神而、詔者
「此之鏡者、專爲我御魂而、如拜吾前、伊都岐奉。次思金神者、取持前事爲政。」

天兒屋命が投馬国王タギシミミ、布刀玉命がミマキイリヒコ、で元祖ヒミカの次男と長男。
天宇受賣命がイリネ、伊斯許理度賣命がサルオケツでイマス生母。イマスは隠されているが、この場に来ている。
玉祖命が元祖ヒミカで、攻める山王軍の切札。守る側は、八尺勾珠が日嗣御子ウマシマジ大毘毘、鏡がトビハヤヒメ、
草那藝劒が大毘毘生母の月読ハエイロド、亦常世思金神がサメマでトビハヤヒメの旦那。手力男神がニギハヤヒ天皇。
天石門別神が狗奴国王イサセリビコ。山王内戦の最終局面は済州島攻防戦で、参戦者が記載されている。
イサセリビコ、サメマ、トビハヤヒメが緒戦で敵前逃亡して、大倭天皇軍は簡単に降伏。天照もいたはずだが、
追放した妹イザナミが自分を殺しに来た、と怯えてシェルターに籠っていたのだ。イリネが探して、引き出し、
講和条件を詰めたのだ。結局、天照の嫡女・元祖ヒミカが共立女王に建てられる。「常世」は赤道直下の標識で、
前段の思金神はボルネオ出身のサメマ。後段の思金神がイリネで、新政権の財務大臣実権者と成ったのだ。
19 ：: 【倭人伝247】其八年、太守王欣到官、倭女王卑彌呼、與、狗奴國男王卑彌弓呼、素不和。
遺倭載・斯烏越等詣郡、説相攻撃状。遣塞曹掾史張政等、因齎詔書、黄鐘、拜假、難升米、爲檄告諭之。
卑彌呼以死。大作冢、徑百餘歩、蚌葬者奴碑百餘人。更立男王、國中不服、更相誅殺、當時殺千餘人。

邪馬壱國と狗奴國との戦争は御井津講和にて、245年に終結し、女王卑弥呼は直後に崩御。
三年の喪を秘匿する遺令とともに、三女チチツへの女王位継承が遺言されたのだ。
狗奴國男王卑彌弓呼を捕虜兼夫にして狗奴國財産権を回収した嫡女ワチツが済州島に凱旋し、
夫であるサボビコこと済州島防衛長官イザノと組んで、チチツを国外追放し、更に皇籍剥奪したのだ。
【崇神記】「千千都久和」である。「久和」は「鍬」で、人民労働者のシンボル。転じて、皇籍剥奪を示す。
チチツは嫡男・稲依別を連れて、豊浦へ逃亡し、次姉アタツを頼る。アタツは難升米の嫁で、江華島軍閥の姉御。
江華島に迎えられたチチツは、アタツの指令で、魏朝に済州島攻撃を認可申請しに行く。
倭載はイサイだが、イタイの表音表記。初代倭建の御名。斯烏越はシオエツだが、千那荏名津の表音表記。
倭建イタイの母堂イザナミの建国者君主号。倭載が稲依別で、短期に打倒されし「男王」。
斯烏越等がチチツで、亦の名が倭建記の「娶近淡海之安國造之祖、意富多牟和氣之女・布多遲比賣」なのだ。
「意富多牟和氣」はムキムキガールの意味で、女王卑弥呼を示す。三女チチツも同系統のムキムキガール。
彼等は、邪馬壱國王家正嫡であることを主張し、併せて女王卑弥呼崩御を魏朝に暴露。
対する済州島政権は、女王卑弥呼の国葬を挙行。嫡女ワチツが正統後継者であることをアピールしたのだ。
アタツがバックアップした魏朝公認女王候補チチツは、ワチツと激突。これがサボビコ・サボビメの乱なのだ。
ワチツは闘死し、チチツは重傷を負って暫く後で死亡。アタツが漁夫の利を獲て、邪馬壱國実権者と成る。
ワチツは円陣防御の意味。アタツは総攻撃の意味。チチツは流血戦の意味。国母イザナミが名付け親。
女王卑弥呼の三人の女子は、与えられた名にふさわしい、生き死にをしたのだ。
20 ：: 【倭建記】自其入幸、悉言向荒夫琉蝦夷等、亦平和山河荒神等而、還上幸時、到足柄之坂本、於食御粮處、
其坂神、化白鹿而來立。爾即以其咋遺之蒜片端、待打者、中其目乃打殺也。故、登立其坂、三歎詔云
「阿豆麻波夜。」故、號其國謂阿豆麻也。

倭建記第三幕は、二代目倭建が死に臨んで見た夢、と云う演出構成。東国を彷徨う倭建イマスが、
自分が婚ひした女子と夢の中で再会するのだ。「白鹿」が女王卑弥呼に産ませた三女チチツ。
「鹿」は引き締まった肢体のシンボル。女王卑弥呼は早い段階で、三女チチツを後継女王に決めており、
入墨することは赦さず、チチツはスッピンなのだ。だから「白」。ちなみに嫡女ワチツは派手に朱墨を入れた、
戦闘女子ニシキトベである。次女アタツも、姉のワチツの薦めで墨を入れている。ともかく稲依別の父君が倭建イマスである。
従って、稲依別は父子婚の子である。大倭建国において、父子婚を厳罰とする法令を出したのがイザナミで、
イザナミ自身が父子婚により、倭建イタイを産んでいる。イザナミは、父子婚に際し、父イカイを殺しているのだ。
大倭皇族の中で、父子婚により産まれた子は、元祖ヒミカ共立女王、倭建イタイ、倭載稲依別の三人だけである。
父イカイを殺したイザナミは、家長スガヒコにより勘当され、「父子婚をすると、こういうボケ女が生まれるんだ！」
と妹モモソを指差して捨て台詞を残し、家を出たのである。この「ボケ女」の発語が「ヒミカ」なのである。
「ヒミカ」は「女の中の女」を示す名跡として立ち上がり、「男の中の男」を示すスメラミコトに対置される。
スメラミコトと堂々タイマン張って勝つことが「ヒミカ」要件なのだ。「ヒミカ」は二人しかおらず、
モモソとミマツだけである。モモソは多島一家五代目・タジマモリこと日子八井耳天皇を殺している。
ミマツこと女王卑弥呼は、多島一家六代目・タジマヒタカこと神沼河耳天皇イザナミを殺している。
「阿豆麻」は通説通り「吾妻」で正しく、父子婚のターゲットとした自分の娘の意味。倭建イマスは、
女王卑弥呼の指令により、三女チチツと父子婚をしたのだ。チチツと稲依別天皇の母子婚の子が、
ホムヤワケ、ホムダワケの双子にて、チチツと稲依別天皇の法統は、應神朝に継承される。
仲哀天皇こと、帶中日子天皇は稲依別天皇である。帶中津日子天皇は別体で、女王壹与アザミツの嫡女イルカ。
21 ：: 【孝安記】大倭帶日子國押人命、坐葛城室之秋津嶋宮、治天下也。此天皇、娶姪忍鹿比賣命、生御子、
大吉備諸進命、次大倭根子日子賦斗邇命。二柱。故、大倭根子日子賦斗邇命者、治天下也。

チチツ・ネタを最後に一つ。孝安天皇こと大倭帶日子國押人命がチチツである。姪忍鹿比賣が女王壹与アザミツで、
次姉アタツと難升米の嫡女。アザミツは生まれて直ぐ、女王卑弥呼に引取られ、ニシキトベ・ワチツの養女と成る。
ワチツの家は武門の家で、女でも墨を入れて野戦将軍と成るのだ。これを嫌がったアザミツは、忍者を志願して、
女王卑弥呼の手元で修行することになる。コーチ役が６歳年上のチチツ。女王卑弥呼に指令されたチチツは、
「オレと寝ると、弱いお前も強くなれる！」と云って、アザミツを性具で犯したのだ。開化記の日子國意祁都の方は、
本物の両性具有者イザナミで、魏朝武官等も女子認定できず「男子一人」と表現。とにかく、同性婚では子供が出来ず、
古事記特有の子無リセットが作動し、時点が大倭建国直前まで巻き戻る。女王壹与は女王引退後「タジマモリ」を名乗る。
即ち、多島一家五代目・日子八井耳天皇なのだ。その舎弟頭が「大吉備諸進命」イザナギであり、
若頭が「大倭根子日子賦斗邇命」で特殊嫡男・日嗣御子なのだ。日子八井耳天皇の不慮の死に際し、万世一系の掟により、
イザナギが特殊嫡男の名を継承し、大倭根子日子賦斗邇天皇として即位するのだ。孝霊天皇である。神沼河耳天皇と同体。
日嗣御子はイザナミの異母兄ウズヒコである。イザナミの異父姉カニメが、イザナギの正后となる。河俣毘賣こと天照である。
多島一家を受入れたイザナミが、イザナギと家を合わせ、大倭建国赤色軍事クーデターが敢行される。
済州島南部の荒河淵の崖上に、天照カニメが振る赤色軍旗が翻り、その前面に布陣したのが、師木津日子玉手見命こと、
ニギハヤヒである。天照を直衛したのがイサセリビコ。イザナギ、イザナミ、大久米、ハエイロドは、敵を荒河淵へ追込む機動部隊。
後方の沙本丹田に布陣していたサメマがニギハヤヒの窮地を救援し、倭建イタイ、サルオケツに操縦されたヒミカが乱入して戦況逆転。
敵兵が糞尿を垂流す殲滅戦に移行し、ヒミカの胎の子に、建国戦争の勝利を記念してイザナギが与えた御名が、
「水撒き」を示す、ミマキなのである。
22 ：: 【倭人伝】正始元年、太守弓遵遺建中校尉梯儁等、奉詔書印綬詣倭國、拜假倭王、并齎詔賜金帛、
錦剣刀鏡采物。倭王因使上表答謝詔恩。
其四年、倭王復遺使大夫伊聲耆・掖邪狗等八人、上獻生口、倭錦、絳青、兼緜衣、帛布、丹木拊短弓矢。
掖邪狗等壹拜率善中郎將印綬。

ここでの「倭王」は「倭女王」とは別体で、女王卑弥呼の夫のイマス。黄龍二年戦役にてイマスが配置されていた台北が
呉軍の攻撃する対象となり、以後イマスは消息不明だったのが、240年に女王卑弥呼の元へ復帰したのだ。
高佐士野女王イロに成務天皇こと卑彌弓呼を孕ませたのはイマスであり、放浪期の事績。236高佐士野戦役でのイロ闘死から
240狗奴國男王卑彌弓呼即位まで、イマスが狗奴國王代行をやっていたのだ。用済みとなって、生地が無くなり復帰したのだ。
243の伊聲耆・掖邪狗は、ミマキ天皇イナミと、日嗣御子イクメビコのセット派遣。本物のイクメビコは女王卑弥呼嫡男だが、
242に呉軍の討伐を受けて死亡。華南で山越王をやっていたのだ。日嗣御子がRば天皇も殉死しなければならない掟があり、
それを回避する為の偽装工作。魏朝にイクメビコの生存を公式認定してもらう、と云う手の込んだ工作なのだ。
日嗣御子イクメビコを演じたのがイザノ。イナミとイザノは兄弟にて、イザノの方が兄である。彼等の生母が倭比賣馬氏。
中国式学識が有るイザノが印象的に演技して、官位と印綬をもらうことに成功する。ミマキ天皇延命工作は女王卑弥呼の裁量。
「伊聲耆」はイセカと読み、倭比賣の名である。倭比賣の墓があるのが伊勢なのだ。一役買った倭王イマス自身も、
日嗣ミマキのほうが先に、黄龍二年戦役において戦死しており、殉死責務があるのだ。こちらは魏朝と国交する以前の事なので、
隠蔽されたのだ。倭建記に「參入伊勢大御神宮、拜神朝廷、即白其姨倭比賣命者」とあるのは、イセカが長江曾都毘古嫡妻で、
イマスが長江曾都毘養子という関係にて「姨倭比賣」なのだ。イマスとイセカは婚約したようである。この時、イセカは６歳位。
だから、倭建記にイセカが登場するのだ。イマスが未だ赤子で、片割れイリネもチワン族の村に居た216年頃の婚約である。
23 ：: 【倭建記】爾天皇、亦頻詔倭建命「言向和平東方十二道之荒夫琉神・及摩都樓波奴人等。」
而、副吉備臣等之祖、名御鋤友耳建日子而遣之時、給比比羅木之八尋矛。
故受命罷行之時、參入伊勢大御神宮、拜神朝廷、即白其姨倭比賣命者・・・

リアル神武東征の発動点。天皇は、神沼河耳天皇イザナギで、父イタイを死に追いやった、この天皇を打倒することを、
イマスは嫁のイリネに煽られ、軍事行動を開始するのは、イマスとイリネが結婚した直後の時期221年である。
イマス生母サルオケツと祖母イザナミも従軍。イザナミにとっては約定を破ったイザナギに対する報復戦である。
イザナミの山ノ民時代の組織名が「イヌ」。イリネは空中殺法を使う暗殺者アシナダカである。つまり「キジ」。
桃太郎イマスが、サル、キジ、イヌを率いて、東方海洋王朝の鬼天皇を退治する、と云う構図が出来る。
「御鋤友」の「御」は御眞津比賣命の「御」。「鋤」は人民労働者。「鋤友」で人民労働者解放事業者、つまり革命家。
「耳」は暴力団首領の意味で、イリネは実際は土匪稼業をやり始めたのだ。「御眞津」は「水の妖精・R汁異常噴出女子」
という意味の法命であり、サタニックな女子ロック歌手の芸名の如きモノ。メンシェビキ的「楽しい革命」のノリだったのだ。
イザナミは「ミマツ」を済州島語の「偵察」の意味に理解し、イリネが産んだ曽孫や玄孫に軍事命を付けるゴッドマザーとなる。
ともかく、御眞津比賣命ことイリネは華南・貴州で勢力を膨張させ、山越軍を編成して、イーリンの戦いに介入する。
戦争に弱い劉備が、終盤まで圧倒的優勢だったのは、イリネが蛮族・土匪を集結させて、劉備に味方したからなのだ。
兵站をかき集め、最前線に集積し、飢えた土匪連中を引寄せたのである。蜀正規軍三万五千に対し、蛮族兵五万である。
相当な戦争手腕なのだ。自分を疎外して、陸遜と手打ちした劉備を、イリネは赦さず、白帝城にて暗殺したのである。
陸遜が生涯の敵と認定した、9to5の女王、ヒミカ・ミマツ・イリネ・アシナダカは、少女時代から札付きの国際犯罪者だったのだ。
24 ：: 【神武記】於是亦、高木大神之命以覺白之「天神御子、自此於奧方莫使入幸。荒神甚多。
今、自天遣八咫烏、故其八咫烏引道、從其立後應幸行。」故隨其教覺、從其八咫烏之後幸行者、
到吉野河之河尻時、作筌有取魚人。爾天神御子、問「汝者誰也。」答曰「僕者國神、名謂贄持之子。」此者阿陀之鵜飼之祖

「天神御子」は大毘古イナルで、ニギハヤヒ天皇の日嗣御子、大毘毘ウマシマジではない。なぜなら、神武天皇ことイマスは、
ナカツスメラギ・イナル・イマスを名乗って山王内戦終結後に開化天皇に即位するから。理由は単純に、大毘毘は弱く、
大毘古は滅茶苦茶に強かったからだ。弱い人物の名を奪っても無意味なのだ。「八咫烏」はサメマが率いる大倭憲兵隊で、
山王内戦の前線に偵察兵団として投入されたのだ。大毘古は公孫淵直臣にて、山王軍討伐の将軍に抜擢。朝鮮半島北部を
機動するイザナミとイリネを執念深く追撃している。「葦原中國」は楽浪郡、帯方郡の直轄領を示す地理用語なのだ。
山王軍は葦原中國の、ほぼ全域を機動して闘っている。「贄持之子」は「ヤオ族族長の養女」の意味でイリネ。
「吉野河之河尻」は蕭河最上流部のヤオ族の村。チワン族女子イリネは、幼女期に、交易関係のあるヤオ族族長に売られたのだ。
大人の女になればヤオ族族長の妾となる、という前提での性交奴隷だったのだ。ヤオ族の村では、川魚を取るのは、子供達の仕事。
一番小さな体のイリネが、他の子供達より段違いに多くの魚を取っていた。呉将呂蒙の要請で、この村に資源探索に来ていた、
軍事ブローカーが長江曾都毘古。長江はイリネの運動神経と動的視力に目を付け、高値で買取り養女としたのだ。
暗殺者として育てる目的である。神武記は、死に臨んだイリネが、自分が殺した人々を夢に見る、と云う演出構成。
だから、脈絡が支離滅裂でＯＫ。「天照大神・高木神二柱神」が大倭女王と天皇のコンビであり、「高木大神」は別体にて、
巨漢だったニギハヤヒ天皇よりも、大きく、かつ、偉い人ということになる。この高木大神が蜀帝劉備玄徳なのだ。
女王卑弥呼は、劉備を殺しているのだ。
25 ：: 【安寧記】此天皇、娶河俣毘賣之兄、縣主波延之女・阿久斗比賣、生御子、常根津日子伊呂泥命
次大倭日子鋤友命、次師木津日子命。此天皇之御子等、併三柱之中、大倭日子鋤友命者、治天下也。
次師木津日子命之子、二王坐、一子孫者伊賀須知之稻置、那婆理之稻置、三野之稻置之祖
一子、和知都美命者、坐淡道之御井宮、故此王有二女、兄名蠅伊呂泥・亦名意富夜麻登久邇阿禮比賣命、弟名蠅伊呂杼也。

ニギハヤヒ天皇の嫁が阿久斗比賣イザナミ。イザナミ父君は波延ことイカイで山王家家祖。河俣毘賣こと天照の実兄。
阿久斗比賣はスガヒコに勘当された際の呼称。妹モモソはイザナミと顔を合わすと「アクトトトトトト！」と吠えていた。
だから「夜麻登登母母曾毘賣命」なのだ。常根津日子伊呂泥命はイザナミが義子認定した上で神事殺人した建豐波豆羅和氣で
モモソの末子。初代の建内宿禰。双子の姉がイススキヨリヒメ・イロである。大倭日子鋤友命はイザナミ実子の山ノ神イタイで山王家嫡流。
師木津日子命は多島一家五代目の日子八井耳。亦の名がタジマモリ。タジマモリを継承した女王壹与アザミツの嫡女がイルカで、
アザミツの義子が垂仁天皇日嗣ホムツワケ。ホムツワケはイガを名乗っており、元祖イガこと難升米の子、香坂王・忍熊王が、
甲賀・伊賀の忍者の家祖。イルカは神王と成り、元祖神王が狗奴國男王卑彌弓呼こと成務天皇で、垂仁天皇と同体。
垂仁天皇ことヒコタタスの養女兼嫡妻がヒバスで女王卑弥呼嫡女ワチツこと「和知都美命」。淡道之御井宮は沿海州ハンカ湖南端。
そこで狗奴國が降伏したのだ。日子八井耳が済州島に居たのは二日程度だが、手当たり次第、女を犯す性格で、
男日照の天照こと「意富夜麻登久邇阿禮比賣」と婚ひ、宿泊費を徴収しに来た女ヤクザ弟苅羽田刀辨こと「蠅伊呂杼」とも、
婚ひしている。モモソが焼餅を焼き、日子八井耳を殺したのだ。この事件に総体的に責任があったのは苅羽田刀辨イザナミであり、
生死に全体責任を持つという意味で、師木津日子命こと日子八井耳は、イザナミの義子に該当する。
綏靖記、安寧記、懿徳記、孝昭記、孝安記、は大倭五帝記にて、万世一系の要である日嗣御子の存在は、隠される。
日嗣御子が登場するのは五帝記アンカー孝安記末尾の「大倭根子日子賦斗邇命」だけである。
26 ：: 【倭建記】於是天皇、聞看定三野國造之祖大根王之女・名兄比賣・弟比賣二孃子其容姿麗美而、
遣其御子大碓命以喚上。故其所遣大碓命、勿召上而、即己自婚其二孃子、更求他女人、詐名其孃女而貢上。
於是天皇、知其他女、恒令經長眼、亦勿婚而惚也。故其大碓命、娶兄比賣、生子、押黑之兄日子王。此者三野之宇泥須和氣之祖
亦娶弟比賣、生子、押黑弟日子王。此者牟宜都君等之祖

「三野國造之祖大根王」が苅羽井家家祖のスガヒコ。兄比賣・弟比賣は嫡妻メヒと嫡女カニメ。カニメが天照である。
メヒは【應神記】「當摩之咩斐」にて、狗奴國王系譜を意味する景行天皇の國母に相当。大碓命が初代倭建イタイ。
イタイは苅羽井家下僕となり、名を反転して「イイタ」を名乗る。モモソのお気に入りの下僕だったが、天照からは憎まれ、
夜な夜な逆Rされていたのだ。天照は生母メヒも連れて来たのだ。この時期のスガヒコは引退して苅羽田刀辨イザナミ
こと孫のエナツに家督を譲り、寝てばかりいたようである。女達がやりたい放題だったのだ。押黑之兄日子王は、
メヒの水子にて、出産に失敗して死去。メヒの財産権が多島天皇に引継がれる。押黑弟日子王は天照の水子にて、
流産したが、母体は無事だったのだ。倭建イタイの人生の最後に、天照がリベンジ・Rする。
天照の産んだイタイの双子が、タケミカツチとタケミナカタである。R後に天照がイタイを八つ裂きにして殺したのだ。
天照の倫理では、奴婢の逃亡は死罪だからだ。建前的には、苅羽井家は多島一家と家を合わせたので、苅羽井家女子は、
多島天皇の后ということになる。ともかく、山ノ神イタイが率いる山ノ民は、景行天皇イザナギと抗争ばかりしていたが、
一面で交渉関係も有り、山ノ民は好んでイザナギに美女を献上していたのだ。美女達は全て暗殺者である。
ある時「八河江」を名乗る初潮前の中国人美少女が献上されたのであるが、イザナギは相手にしなかった。
この八河江が、後年の女王卑弥呼だったのだ。これが女王卑弥呼とイザナギの初見であり、女の中の女と、男の中の男の、
因縁の始まりだったのだ。女王卑弥呼は、自分を性的に無視する男子には、著しく不寛容なのである。この因縁が、
イザナギ打倒の山王内戦へと発展して行くのである。このプラグナンシーな記事にも、女王卑弥呼が隠されているのだ。
27 ：: 【倭建記】又一妻之子、息長田別王。・・・
次息長田別王之子、杙俣長日子王。此王之子、飯野眞黑比賣命、次息長眞若中比賣、次弟比賣。三柱
【應神記】又娶咋俣長日子王之女・息長眞若中比賣、生御子、若沼毛二俣王。

「一妻」が倭比賣イセカ、息長田別王が崇神天皇イナミ。杙俣長日子王がホムツワケで、應神記「若沼毛二俣王」と同体。
咋俣長日子王は山王イマスで、その嫡女がワチツで「息長眞若中比賣」。イナミとワチツの子がホムツワケなのだ。
「此王」は同名別体への転換詞にて、天照カニメの末女が「飯野眞黑比賣命」ことトビハヤヒメ。
山王イマスの嫡女が「息長眞若中比賣」ことワチツ。難升米イガの嫡女が「弟比賣」こと女王壹与アザミツ。と云う解読になる。
従って「杙俣長日子王」ことホムツワケの御名は、カニメ・イガ・イマスとなる。
ホムツワケがイガを名乗るのは、斗賀野の戦い以降にて、滅ぼされた香坂王イト、忍熊王イガ、イタイ・イマスの
名が奪われ再配分されたのだ。つまり、女王壹与アザミツの治世後期に、大倭財産権が再整理されたのである。
女王壹与嫡女イルカがイザサ・イト・イルカなのだ。権力基盤たる日嗣ホムツワケがカニメ・イガ・イマスなのだ。
女王壹与自身は三代目倭建イロであり、イタイ・イロなのだ。ホムツワケには運用能力は無く、女王壹与が運用代行。
大倭財産権は、カニメ、イト、イガ、イタイ、イマス、イザサ、イロ、イルカ、の八名跡に分割されていたことが判る。
帶中津日子天皇の法脈は、天照の子、ニギハヤヒの子、難升米の子、倭建の子、山王の子、都市牛利の子、壹与の子、イルカとなる。
女王卑弥呼治世期の、イカイの子、イザナミの子、イザナギの子、イタイの子、イシゴリの子、イマスの子、イリネの子、
と云う山王法脈は、後退しているのである。息長はイキナガと読み、不死身最強戦士の意味にて、
「男の中の男」スメラミコトに対置される。開化天皇イマス消息不明期(230～240)に、天皇制は停止させられ、
崇神天皇がイキナガとして、天皇財産の運用を代行したのである。「息長田別王」が初代イキナガなのだ。
28 ：: 【孝霊記】大倭根子日子賦斗邇命、坐黑田廬戸宮、治天下也。此天皇、娶十市縣主之祖、大目之女・名細比賣命、
生御子、大倭根子日子國玖琉命。一柱。又娶春日之千千速眞若比賣、生御子、千千速比賣命。又娶意富夜麻登玖邇阿禮比賣命、
生御子、夜麻登登母母曾毘賣命、次日子刺肩別命、次比古伊佐勢理毘古命・亦名大吉備津日子命、次倭飛羽矢若屋比賣。
又娶其阿禮比賣命之弟・蠅伊呂杼、生御子、日子寤間命、次若日子建吉備津日子命。二柱。・・・
大吉備津日子命、與、若建吉備津日子命、二柱相副而、於針間氷河之前、居忌瓮而、針間爲道口、以言向和吉備國也。

大倭根子日子賦斗邇命がイザナギ。大目が苅羽井家家祖スガヒコ。大倭根子日子國玖琉命がウズヒコで、特殊嫡男・日嗣御子。
千千速比賣命が苅羽田刀辨イザナミで、「千千速」はイラチの質。春日之千千速眞若比賣は命無で、大倭建国前に死んだメヒ。
意富夜麻登玖邇阿禮比賣命が天照で、細比賣命と同体。背は高かったがスリムだったのだ。バレーボール女子の体型。
夜麻登登母母曾毘賣命が元祖ヒミカ共立女王。この時点で既に先代日子八井耳天皇を殺しており、特級最強女子にて、天皇正后の嫡女認定。
モモソは豚を連れて、三輪山からハンナ山へ避難し、山ノ民の保護下に入る。日子刺肩別命は二ギハヤヒ。比古伊佐勢理毘古命がイサセリビコ。
彼等は擬似血縁。実子の倭飛羽矢若屋比賣が生まれるのはイザナギ即位から九年後。父は倭建イタイ。山ノ民首領。
蠅伊呂杼が天皇准后。日子寤間命はボルネオ出身の若衆。若日子建吉備津日子命が大久米で、ニューギニア出身の若衆。
イサセリビコ、サメマ、大久米、チチハヤが平若衆で、他が幹部待遇。しかし、若衆末席チチハヤことイザナミが、
イザナギ天皇に倍する財産権を保有するという特異な組織序列。若建吉備津日子命は二ギハヤヒで、大倭建国後に、
狗邪韓國を興して帯方郡軍事を下請。大吉備津日子命ことイサセリビコは、同じく、狗奴國を興して楽浪郡軍事を下請。
針間氷河が漢江源流部にて、針間氷河之前が冬季五輪が有った平昌周辺。そこに楽浪・帯方の軍事境界標識が在ったのだ。
「忌瓮」は軍事境界を示すポールにて、宗教施設としての鳥居の原型である。崇神記の丸邇坂「忌瓮」は逆鳥居で、
反神的な公開性交・悪魔崇拝を示す。女王卑弥呼イリネと夫イマスの性行為、すなわち鬼道である。
29 ：: 【神代記】故、天若日子之妻・下照比賣之哭聲、與風響到天。於是在天、天若日子之父・天津國玉神、及其妻子聞而、降來哭悲、
・・・此時、阿遲志貴高日子根神、到而、弔天若日子之喪時、自天降到天若日子之父、亦其妻、皆哭云
「我子者不死有祁理。」「我君者不死坐祁理。」云、取懸手足而哭悲也。其過所以者、此二柱神之容姿、甚能相似、故是以過也。

天若日子は稲依別、下照比賣はチチツ。天津國玉神はチチツ長兄の日嗣活目ビコで、稲依別の体裁的父君。
阿遲志貴高日子根神が山王イマスで、稲依別の実父。チチツの実父でもあるので、父子婚で出来た子が稲依別。
イマスと稲依別は瓜二つだったのだ。【開化記】「神大根王・亦名八瓜入日子王」が稲依別。直前の「水之穗眞若王」は、
日嗣御子ホムダワケ。稲依別とチチツの母子婚で出来た子。直後の「水穗五百依比賣」がチチツ自身にて、五百依は夫不明の意味。
二字違いの「阿遲鋤高日子根神」がイマス父君の山ノ神イタイ。初代倭建イタイと絡む、下光比賣が女王卑弥呼イリネ。
チチツも亦、イリネと瓜二つだったのだ。ある種の影武者で、仮面をつけると、見分けがつかなかったのだ。
スガヒコの苅羽井家は、養子、養女を取る資産が無かったので、近親婚の嵐。アンカーが狗奴國男王卑彌弓。
チチツ絡みの一連の近親婚は、女王卑弥呼の指令で遂行されており、医学的な探究心で行われたようである。
女王卑弥呼は自分を越える最強女子を創造したかったのだ。イリネ末子イサクは、帝王切開で生まれている。亦の名が室毘古王。
これも医学的な探究心で施術されたのだ。結果的に女王卑弥呼は死亡。イサクは無事で、女王卑弥呼は微笑ながら死んだのだ。
そのデスマスクにおいて、スマイルクイーンだったのだ。イサクが洛陽裏天皇家家祖にて、その子孫が太朝臣安萬侶である。

30 ：: 【神代記】亦娶八嶋牟遲能神之女・鳥耳神、生子、鳥鳴海神。此神、娶日名照額田毘道男伊許知邇神生子、國忍富神。
此神、娶葦那陀迦神亦名・八河江比賣、生子、速甕之多氣佐波夜遲奴美神。此神、娶天之甕主神之女・前玉比賣、生子、甕主日子神。

八嶋牟遲能神はアジア最強戦士の意味にて不死身のモジリ。「イキナガ」の淵源たる初代倭建イタイ。
その末子・鳥耳神がトビハヤヒメで、鳥鳴海神は実子のオホタタネコ。神号が住吉中筒男。父君はサメマである。
「鳴海」は海将の標識。日名照額田毘道男伊許知邇神は女であっても、女子認定されなかった両性具有男子一人イザナミ。
國忍富神がイマス。「忍」は忍者標識にて、イマスは済州島・山ノ民プリンス。娶葦那陀迦神が片割れイリネで、
娶葦那陀迦は暗殺者コードネーム。中国人淑女に化ける時の変名が「八河江(バホーチャン)」。荊州南部出身のチワン族。
速甕之多氣佐波夜遲奴美神が女王卑弥呼コピーのチチツでイマスとの三女。
黄龍二年戦役当時、チチツはイリネの胎に居たので「流血白兵戦女子」チチツなのだ。つまり、チチツは翌231生まれである。
前玉比賣はチチツが同姓愛したアザミツで女王壹与。天之甕主神が父君の難升米。神王・ナカツスメラギ・イガである。
甕主日子神が帶中津日子天皇イルカで、父君は不明。イマスとの「忌瓮」セックスに失敗して離縁され、イマス部下の山賊達に、
乱婚されて出来た子がイルカ。やっかいなのは「前玉」の意味で、建振熊アザミツは、伊佐比宿禰ことイマスを殺した後、
イマスの男性器を切り裂いているのだ。離縁された報復では無いのだ。目的は倭王イマスが保有する金印である。
31 ：: 【神代記】故、其大年神、娶神活須毘神之女、伊怒比賣、生子、大國御魂神、次韓神、次曾富理神、次白日神、次聖神。五神。
又娶香用比賣、生子、大香山戸臣神、次御年神。二柱。又娶天知迦流美豆比賣、生子、奧津日子神、次奧津比賣命、亦名、大戸比賣神、
此者諸人以拜竈神者也、次大山上咋神、亦名、山末之大主神、此神者、坐近淡海國之日枝山、亦坐葛野之松尾、用鳴鏑神者也、

大年神は、214生で266まで長生したイマス。神活須毘神は初代天皇神沼河耳天皇イザナギ。伊怒比賣は相方のイザナミ。
「伊怒」はイヌと読みイザナミの山ノ民組織名。徐福の家である、漢「委奴」國を打倒せし、大倭建国者「千那荏名津」。
大國御魂神はサメマ。韓神はニギハヤヒ。曾富理神がイサセリビコ。白日神が北九州育ちのトビハヤヒメ。
聖神が日嗣ヒコクニクル。孝霊記の閨閥記事の焼き直し。香用比賣が元祖ヒミカ共立女王。「檻」の御輿で搬送されたのだ。
日嗣ヒコクニクルとの子が二人居て、大香山戸臣神こと元祖タギシミミ投馬國王。御年神ことキスミミ倭人伝男弟。
天知迦流美豆比賣が天照で「美豆」は「玖邇阿禮」と同義で淫乱女子。奧津日子神がイマス。奧津比賣命が片割れイリネ。
「奧津」は彼等が敵前上陸した済州島西南部の小港。「大戸比賣」は文字通りガバガバヒメ。「竈神」は料理の達人の認定で、
女王卑弥呼は料理が大の得意だったのだ。倭人伝の給食記事が保証。大山上咋神が嫡男活目毘古で、イーリンの戦いで陣中出産。
「鳴鏑」は華南山岳部族全般の標準装備の生活武器にて、華南虎を撃退するのに有効だったのだ。
32 ：: 【神代記】爾思金神及八百萬神、議白之「天菩比神、是可遣。」故、遣天菩比神者、乃媚附大國主神、至于三年、不復奏。
・・・「天若日子、久不復奏。又遣曷神以問天若日子之淹留所由。」於是諸神及思金神、
答白「可遣雉名鳴女」時、詔之「汝、行問天若日子状者、汝所以使葦原中國者、言趣和其國之荒振神等之者也、
何至于八年不復奏。」故爾鳴女、自天降到、居天若日子之門湯津楓上而、言委曲如天神之詔命。
爾天佐具賣、聞此鳥言而、語天若日子言「此鳥者、其鳴音甚惡。故、可射殺。」

邪馬壱國皇族消息不明事件がここでの主題。思金神がイザナミ。大倭建国直後にイザナギがイザナミの功績に報恩し、建国者名跡
「千那荏名津」と、大倭財務大臣職「思金」を与えたのだ。天菩比神が女王壹与アザミツ。イザナミが登場する理由は、
イザナミ闘死の直後に、アザミツが誕生するからなのだ。大國主神はイザナギで、狗奴國王としては第六代に位置付けされる。
つまり多島天皇系譜が、そのまま狗奴國王系譜に連続するのだ。大國主が狗奴國シンボルにて、アザミツの逃亡先が、
狗奴國だったことが判明。「雉」は飛べない鳥の意味で、イリネやチチツの体術が五輪体操メダリスト級であったのに対し、
アザミツの体術は、戦隊モノのスタントウーマンのレベルだったのだ。役立たず「雉」アザミツは、女王卑弥呼の虐めに耐えかねて、
狗奴國に逃亡したのだ。「鳴女」は「山代之幣羅坂」に立ちて、下手糞に歌を歌った「服腰裳少女」でアザミツと同体。
「服腰」は女王卑弥呼が現役忍者時代に着用していたハイレグ競泳水着タイプの忍者着衣。もう一人の逃亡者が、
「天若日子」瓜二つ父君のイマス。黄龍二年戦役にてイマスが居た台北を呉軍が攻撃しイマスは消息不明となる。これ幸いと
鬼嫁イリネから逃げたのである。イマスの逃亡先も狗奴國だったのだ。逃亡期間はイマスが230～240で「三年」＋「八年」で
合計11年。アザミツが240～247で「八年」。「天佐具賣」は「天探女」で、偵察女子「ミマツ」こと女王卑弥呼イリネである。
33 ：: 【垂仁記】又娶其大國之淵之女・弟苅羽田刀辨、生御子、石衝別王、次石衝毘賣命・亦名布多遲能伊理毘賣命。二柱。
・・・次布多遲能伊理毘賣命者、爲倭建命之后。

大國之淵が淸日子嫡妻の當摩之咩斐で、苅羽井家家祖。白山垂迹曼荼羅の「月」として可視化されている。
弟苅羽田刀辨は苅羽田刀辨イザナミの妹、蠅伊呂杼で、蠅伊呂泥こと天照にとっても妹の月読。
石衝別王が、【孝霊記】でハエイロドと擬似血縁した大久米。大久米は大熊ことイザナミと同年で、ハエイロドより四歳年上。
ハエイロドこと弟橘比賣命が入水自Rるのは228年。この事件を以って、大久米はイマス政権と手を切り、狗奴國を興す。
大久米の本拠地は朝鮮半島東北部であり、白山垂迹曼荼羅の「白山」そのものが大久米である。白山は白頭山なのだ。
大久米が神官「狗古智卑狗」として仕切る狗奴國は、公孫淵の別働隊として、活発に軍事行動を行う。
女王卑弥呼の天敵と成ったのだ。「石衝別王」と云うのは、岩を貫く位に激しい刺突技を使う剣士だったのだ。
狗奴國に亡命したアザミツを天之菩卑・大久米は保護し「布多遲」の名を与える。義妹・天菩比と成ったのだ。
フタヂはレスビアンの意味で、この女子が白山垂迹曼荼羅では第四段右の小柄な女官である。
フタヂが倭建イマスの后と為っていたのは僅かな期間であり、離縁・輪姦されて孕んだ子を産む。子を生むのが嫌で、
自分の腹に石をぶつけて、流産させようとしたのだ。だから「石衝毘賣命」なのだ。イマスに連れられて台湾へ行き、
崇神天皇イセカに引渡されたのだ。女王卑弥呼がミマキ天皇の裏切りを嘆く、怪しげな歌を、イマスの前で歌ったからである。
イセカはフタヂを処罰せず保護する。フタヂが子を産んだ場所は、倭人伝の不彌國で、台東周辺である。
祖母たる女王卑弥呼イリネを始め、生母アタツ、大久米、山王イマス、崇神天皇イセカ、等、大物全員が、フタヂことアザミツを、
全く役に立たない戦力外女子として扱っている。これがリアルな神功皇后・女王壹与なのだ。
34 ：: 【垂仁記】又娶其氷羽州比賣命之弟・沼羽田之入毘賣命、生御子、沼帶別命、次伊賀帶日子命。二柱。
又娶其沼羽田之入日賣命之弟・阿邪美能伊理毘賣命生御子、伊許婆夜和氣命、次阿邪美都比賣命。二柱。

氷羽州比賣命が垂仁天皇正后のワチツ。沼羽田之入毘賣命がアタツ。沼帶別命が香坂王。伊賀帶日子命が忍熊王。
彼等の父君が難升米。沼羽田之入日賣命は「沼羽田之入毘賣命」と一字違いで別体にて、再びワチツ。
阿邪美能伊理毘賣命が再びアタツ。伊許婆夜和氣命は品夜和氣命でチチツの遺児を保護して養子にしたのだ。
阿邪美都比賣命はアタツの嫡女。ホムヤワケ、ホムダワケは双子で245生れ。この年に女王卑弥呼ミマツも、
イサクを産んでいる。246にはワチツがホムツワケを出産。父君は崇神天皇イセカ。アタツは247に香坂王を産み、
248に忍熊王を産んだのだ。この女王卑弥呼崩御期の出生ラッシュで生まれたのは全て男子。遅れて、アザミツが、
249にイルカを産む。イルカは女子である。しかも父不明。アザミツは出産面でも、他の大倭女子に遅れをとっている。
だから見得を張ってイルカを男子と主張したのだ。戦力外女子でも、男子を産めば、閨閥形成に注力しているアタツにとって、
役に立つ。アタツはアザミツを済州島に呼び戻したのである。イルカが女子であることがバレて処罰されることを恐れた
アザミツは、済州島に戻るや、生母アタツを殺してしまうのである。難升米は老い、崇神天皇と都市牛利は独立王朝建設に
邁進しており不干渉。他の皇族は子供ばかりである。アザミツは棚ボタで、邪馬壱國の全権力を掌中に握ることになる。
これが「復立卑彌呼宗女壹與年十三爲王、國中遂定」なのだ。書紀では、アタツが田油津媛でゴキブリヒメ。難升米が夏羽。
「卑彌呼宗女壹與」は狗奴國側政治用語にて「ヒミカとイロ」を殺した偽ヒミカ淫乱鬼道女子、と云う女王卑弥呼への中傷。
35 ：: 【垂仁記】故到於出雲、拜訖大神、還上之時、肥河之中、作黑巣橋、仕奉假宮而坐。
爾出雲國造之祖名岐比佐都美、餝青葉山而立其河下、將獻大御食之時、其御子詔言「是於河下、如青葉山者、見山非山。
若坐出雲之石祠之曾宮、葦原色許男大神以伊都玖之祝大廷乎」問賜也。

葦原色許男がニギハヤヒで、そのイ音王族名が「伊都」である。「大御食」と来れば女王卑弥呼である。
岐比佐都美が女王卑弥呼の体制内通称だったのだ。ニギハヤヒ天皇イトが、神沼河耳天皇イザナギのように男の中の男として、
女王卑弥呼とタイマン張れば、すっきりしたのだが、中途半端な山王内戦終結講和をしたので、シコリが残っているのである。
そのシコリを解く霊的装置が出雲大社なのだ。四十年前、秀吉妹の実名を巡り、ＮＨＫ絡みで、大物脚本家と、
実力派女流歴史小説家との間で、著作権審判事件が起きている。なにかのまちがいで霊的高圧電流に感電してしまったから、
そういう事件が起きたのである。岐比佐都美が女王卑弥呼であり「出雲國造」でもあるのだ。
「出雲」は雲南であり、イーリンの戦いの後、女王卑弥呼は雲南を軍事支配しているのだ。
諸葛亮の雲南出兵は、女王卑弥呼が率いる山越軍を、討伐する戦争だったのである。進んで蜀軍に味方した、
雲南既得権益階級武装勢力も多く居たのである。女王卑弥呼の山越軍が、どういう性格の軍隊であったかが、判るのである。
36 ：: 【神代記】故爾詔天宇受賣命「此立御前所仕奉、猿田毘古大神者、專所顯申之汝、送奉。亦其神御名者、汝負仕奉。」
是以、猿女君等、負其猿田毘古之男神名而、女呼猿女君之事是也。

猿田毘古大神はここだけの表記でアトミック。【神武記】「高木大神」と同じ筆法にて、猿田毘古こと倭王イマスよりも、
大きく偉い人と云うことになる。この「猿田毘古大神」が邪馬壱國討伐作戦としての黄龍二年戦役を発動した人物。即ち、
呉帝孫権なのだ。「其神御名者、汝負仕奉」は景初二年金印「親魏倭王」を示し、「親魏」は即ち「反呉」であり、
「女王卑弥呼よ。呉帝孫権をやっつけろ！」の意味になる。天宇受賣命が女王卑弥呼なのである。
呉将陸遜が作戦立案し呉帝孫権が発動裁可した黄龍二年戦役以前から、女王卑弥呼と呉朝とは、不倶戴天の関係なのだ。
「倭載・斯烏越」子母のように魏朝に激励されたり、「壹與」のように張政に空気を入れられたり、することは、
女王卑弥呼においては有り得なかったのだ。自ら作戦し、呉朝に対して、ありったけの悪意で、破壊工作を展開している。
建御雷神は天照末子ヒコユムスミで、山王内戦において帯方郡武将として力戦し、山王イマスに重傷を負わせた人物だが、
女王卑弥呼は、この人物を赦し、華南での軍事作戦に投入している。亦の名が「建沼河別」である。
そもそも女王卑弥呼は、華南チワン族なのである。有名な赤壁ノ戦いは、戦術面を軽視し、華北と華南の打通と云う、
戦略的原理性が前面に出て失敗した魏朝の作戦なのだ。赤壁ノ戦いに始まる一連の華南での反呉武装闘争において、
女王卑弥呼の父母は戦死し、女王卑弥呼ウサは、ヤオ族の村に養女に出され「贄持之子」と成ったのだ。
女王卑弥呼の反呉は、筋金入りなのである。
37 ：: 【神代記】於是送猿田毘古神而還到、乃悉追聚鰭廣物・鰭狹物以問言「汝者天神御子仕奉耶。」之時、諸魚皆「仕奉。」
白之中、海鼠不白。爾天宇受賣命、謂海鼠云「此口乎、不答之口。」而、以紐小刀拆其口、故、於今海鼠口拆也。
是以、御世嶋之速贄獻之時、給猿女君等也。

猿田毘古神こと倭王イマスの死因は、通説通りに、水死なのだ。イマスを水死に追込んだのは女王壹與アザミツである。
倭王イマスは金印保有者である。金印確保の為、水中探索が徹底して行われたのだ。元来、大倭海軍は、東南アジアや、
オセアニアの、海賊や海洋部族をかき集めて編成されており、高い潜水能力を誇っていたのだ。大倭海軍には、
「潜水兵」と云う兵科が有ったのだ。女王壹與アザミツは、潜水兵を総動員して、水中探索したのだ。
女王卑弥呼イリネは潜水と水中戦闘が得意で、イリネの手元で訓練を受けたアザミツにも潜水能力が有る。
アザミツは自ら潜水して、水中探索の指揮を取ったのだ。「海鼠(ナマコ)」は山王イマスの男根のシンボライズ。
アザミツは「紐小刀」で、イマスの男根を切断し、切り裂いたのだ。果たして、金印がそこに在ったのだ。
女王壹與はホムヤワケを刺客として西の洛陽にへ送出し、自らは全軍を動員して正反対の東の日本列島に來軍している。
２６６年晋朝朝貢は、香坂・忍熊討伐とリンクした、謀略的軍事作戦なのである。忍熊保護下のイマス金印確保が第一目的。
第二目的は、ホムヤワケを使った、洛陽裏天皇イサクの殺害と、裏天皇組織の破壊なのだ。イサクはイマス末子だが、
こちらは邪馬壱國機密内務文書を保有していたことが、攻撃の理由なのだ。倭王イマスは五十歳過ぎまで長生した大年神。
琵琶湖以東では、白髭神としても、祀られる。
38 ：: 【垂仁記】爾所遣御伴王等、聞歡見喜而、御子者坐檳榔之長穗宮而、貢上驛使。爾其御子、一宿婚肥長比賣。
故、竊伺其美人者、蛇也、即見畏遁逃。爾其肥長比賣患、光海原、自船追來。故、益見畏以自山多和、
引越御船、逃上行也。於是覆奏言「因拜大神、大御子物詔、故參上來。」
故、天皇歡喜、即返菟上王、令造神宮。

一宿婚肥長比賣はワチツ三女ウタゴリ。ウタゴリは属性名にて、大倭軍歌「物部之我夫子」を好んで歌っていたからだ。
「物部之我夫子」は千那荏名津ことイザナミが作詞作曲で、大倭建国戦争を勝利に導いたイザナギ天皇を嘉した、
赤色革命歌である。イザナミは意外な処でアーチストなのである。ウタゴリはイザナミと同系の巨漢戦闘女子にて、
本命はアキ。姉はヒキとアスで、狗奴國との戦争で戦死している。ヒキ＋波＋アスがヒバスで、垂仁天皇正后名跡。
「波」は佐波遲の波で、ワチツの亦の名が佐波遲。父君の山王イマスがワチツに与えた名が佐波遲なのだ。
アキは狗奴國戦争の生残りである。イザナミと同じく全身に蛇の入墨をしていたのだ。アザミツとは同年の生まれで、乳姉妹。
アキの方が姉である。アザミツはワチツの養女だったのだ。アキの実父で、アザミツの養父が、サボビコことイザノなのだ。
アザミツが生母アタツを殺した時、難升米は背後に、崇神天皇と都市牛利が居る、と錯覚して一目散に逃げ、
大将軍アキが葛城女王宮を軍事制圧して、アザミツの奪権が成立。「アザミツ！よくやった！オレ達の父母の仇を、
取ってくれたんだ！オレがお前を女王にしてやるぜ！だが、ちと高くつくぜ！」と云う感じで、アキは協力したのである。
「菟上王」がホムヤワケ。「菟」はウサと読み、二代目ウサことチチツの乳をしゃぶった、との意味。チチツと稲依別の子。
このホムヤワケも、アザミツを義姉としてよく懐いたのだ。アザミツは奇跡的な位、ツイていたのである。
39 ：: 【神代記】茲大神、初作須賀宮之時、自其地雲立騰、爾作御歌、其歌曰、・・・
於是喚其足名椎神、告言「汝者、任我宮之首。」且負名號稻田宮主須賀之八耳神。故、其櫛名田比賣以、久美度邇起而、
所生神名、謂八嶋士奴美神。又娶大山津見神之女、名神大市比賣、生子、大年神、次宇迦之御魂神。二柱。

日向こと黄泉の国の建国記事。山越軍は雲南から西進し、インパール一帯を占領。初めて安定した軍事支配領域を確立した。
足名椎神すなわち稻田宮主須賀之八耳神が山王家家祖イカイ。櫛名田比賣が二祖イザナギ。八嶋士奴美神が三祖イタイ。
大山津見神がイカイ父君のスガヒコ。神大市比賣がハエイロド。「大市」は済州島の師木津で、交易都市として繁栄。
師木津で悪名高かった女ヤクザが弟苅羽田刀辨ハエイロド。大年神が山王イマスでイリネの旦那。山王内戦終結後に、
ハエイロドを妾にして若建を孕ましている。宇迦之御魂神がサメマで、孝霊記擬似血縁での義子。サメマはイマスと手を切って、
分離独立して第九代狗奴國王。ところが第十代狗奴國王はイリネから逃亡したイマス自身で、読者を騙すテクニックが駆使。
女王卑弥呼がインパールで建てた君主号が「岐比佐都美」。「岐比」が実兄の名にして国号。「岐比を補佐する良き妹」の意味。
次男都市牛利が生まれるや、女王卑弥呼は、難升米を都市牛利の義父とし、岐比を難升米に譲渡したのだ。
司馬懿から公孫氏軍閥覆滅の指令が来たのだ。山越軍は東進し、雲南、貴州、華南を荒らす。Ｕターンして労農紅軍長征と、
似た径路で、関中に進出。司馬懿と合流。北上し五原から内モンゴルを経て、蒙満回廊へ進出。公孫氏軍と交戦開始。
北上してハルピンにて公孫淵を吊出して撃破しようとしたが逆に撃破され、方針変更し陸と海から敵後背のソウルを雷撃する。
葦原中國戦争は上古の朝鮮戦争なのである。金日成とマッカーサーとが使った戦術を、女王卑弥呼も使ったのだ。
40 ：: 【神代記】故、其先所生之神、多紀理毘賣命者、坐胸形之奧津宮。次市寸嶋比賣命者、坐胸形之中津宮。
次田寸津比賣命者、坐胸形之邊津宮。此三柱神者、胸形君等之以伊都久三前大神者也。
故、此後所生五柱子之中、天菩比命之子、建比良鳥命此出雲國造・无邪志國造・上菟上國造・下菟上國造・

出雲國造で古事記を検索すると、ここに辿り着く。ここでは、女王国の系譜が書かれている。
多紀理毘賣命がイザナミ。「多紀理」は「多斬り」にて、大量破壊兵器女子。天照の女王国の建国者。
天照の嫡女たる、市寸嶋比賣命が元祖ヒミカ共立女王最強女子。田寸津比賣命は子のイススキヨリヒメ・イロで、
田寸津がフンナム。その後背がハムフンで高佐士野。天菩比命は女王壹與アザミツで、その嫡女が、
建比良鳥命こと帶中津日子天皇イルカ。女王国のアンカー。女王卑弥呼は登場しないが、「出雲國造」が、
女王卑弥呼が建てた出雲インパール女王国の後継であることを示す。「无邪志國造」にて、魏志倭人伝の女王国である、
と御丁寧に標識を建ててくれている。「菟」はウサで、女王卑弥呼の標識。
倭人伝執筆当時の女王がイルカなのだ。「中津」はブルネイ湾の標識であり、イルカの女王国は、
ボルネオ島北部に在ったことが判明する。イザナミが建て、天照・元祖ヒミカが継承せし、女島こと済州島女王国の法統と、
女王卑弥呼が建てた出雲インパール女王国の法統とが、帶中津日子天皇イルカにて、最終的に全て合流するのである。
女王卑弥呼が居たのは、中国大陸や朝鮮半島に近く、政治軍事的相互作用し易い、済州島である。魏朝との玄関口が江華島。
魏朝側帯方郡窓口が開城。帯方郡本拠は沙里院。楽浪郡本拠は安州。安州→沙里院→開城→江華島→済州島のラインにて、
正系情報伝達経路が確立されており、極めて近間だったのだ。別系で、女王卑弥呼は琅邪に謀略機関を設営しており、
司馬懿軍閥と共有。軍事謀略情報伝達は、更に、短距離伝送だったのだ。
41 ：: 【神代記】故、號其伊邪那美神命、謂黄泉津大神。亦云、以其追斯伎斯、號道敷大神。
亦所塞其黄泉坂之石者、號道反大神、亦謂塞坐黄泉戸大神。故、其所謂黄泉比良坂者、今謂出雲國之伊賦夜坂也。

出雲インパール女王国の軍事体制が示される。道反大神、黄泉戸大神が女王卑弥呼で「出雲國」女王。
その帝都「黄泉坂」がインパール。「黄泉比良坂」が帝国陸軍が激戦したコヒマ分水嶺。
「道敷」がミチヤで、雲南との中継拠点。道敷大神、泉津大神ことイザナミはミチヤを後方拠点として、
雲南への侵攻を、繰り返していたのだ。蜀正規軍が大挙雲南出兵しても、山越軍跳梁に対する、根本解決は出来なかったのだ。
倭建記「淡海之柴野入杵之女・柴野比賣」は女王卑弥呼次女アタツで、インパール生まれ(224)。「柴野入杵」が崇神天皇イセカで、
アタツが崇神天皇の養女兼許婚者に配置されたのである。「柴野」はアッサム地方で、この当時、五歳前後で、
少年武将だった崇神天皇は、女王卑弥呼と共にアッサム地方を切り取り、アッサム王に君臨していたのである。
「入杵」は「頼もしい親父」の意味。崇神天皇は少年時代早くも、帝王の資質を発揮していたのだ。
女王卑弥呼旦那の山王イマスがあくまで家長で、嫡男活目毘古(222生)と共に、アラカン地方を統治していたのだ。
義長子イザノはナーガ王に封土され、こちらは女王卑弥呼嫡女ワチツ(223生)が、養女兼許婚者に配置されたのである。
イザノとワチツの結婚は成就し、三女子(ヒキ、アス、アキ)が出来ている。女王卑弥呼は大倭天皇イザナギを誘出して暗Rる。
そして都市牛利イザサが生まれ(226)、司馬懿からの長征指令が来たのだ。ベトナム王に封土され、イザナミと共働して、
雲南侵攻していた難升米がインパールに呼出され、インパール皇帝と成る。皇太子が都市牛利イザサである。
女王卑弥呼は、残りのファミリーを連れて、２２６年日向から東征を開始するのだ。
42 ：: 【神代記】故爾伊邪那岐命詔之「愛我那邇妹命乎」謂「易子之一木乎」乃匍匐御枕方、匍匐御足方而哭時、
於御涙所成神、坐香山之畝尾木本、名泣澤女神。故、其所神避之伊邪那美神者、葬出雲國與伯伎國堺比婆之山也。

伊邪那岐命が神沼河耳天皇フト二。泣澤女神は「澤」が「佐波」で佐波遲比賣ワチツ。亦の名が沙本毘賣命。
「出雲國造」は重大千万なる鍵語だが「出雲國」は、それを霍乱するフレアにて、特に意味無し。
「伯伎國」は倭人伝・旁國の「已百支國」のモジリで、そこが伊邪那美神が闘死したハムフン高佐士野なのだ。
つまり倭人伝・旁國二十一ヶ國は、ハムフン周辺から、豆満江河口部に到る、朝鮮半島東北部なのである。
晋朝が直接統治するにはコスト高で、海洋王朝の邪馬壱國に、統治と収税を委任していた領域なのである。
「南有狗奴國」は自動的に、北九州を示す。北九州が「狗奴國」の中心地なのである。
この段は、倭人伝の地理記事を、読解く上で、重要な鍵となる。さて、この次段には、重大千万では済まされない位に、
重大な事が書かれている。さすがに筆者も、それを書く霊的認可を受けていないので、書かない。
43 ：: 【神代記】於是、到氣多之前時、裸菟伏也、爾八十神謂其菟云「汝將爲者、浴此海鹽、當風吹而、伏高山尾上。」
故其菟、從八十神之教而伏、爾其鹽隨乾、其身皮悉風見吹拆、故痛苦泣伏者、最後之來大穴牟遲神、見其菟言「何由、汝泣伏。」

「菟」はウサで、女王卑弥呼幼名。「裸菟」は女王卑弥呼の幼女ヌードで、エロイ話に成る。
大穴牟遲神が初代天皇神沼河耳天皇。女王卑弥呼がまだ、「八河江」を名乗る美少女暗殺者であったころ、
神沼河耳天皇に、山ノ民経由で献上されたことがあるのだ。ストイックな天皇は無視し、屈辱を与えられた八河江は、
天皇暗殺を企てることになる。「氣多」は「キタ」で、淮河北河の河口部。済州島にぶつかって分流する黒潮は、
黄海を左周りに海流し、淮河北河の河口部の沖合い、すなわち「氣多之前」で東行。再び元の黒潮に合流する。
つまり、済州島から琅邪へ行くには、半島寄りに北上した後に西行。琅邪から済州島へ戻るには、氣多之前まで南下してから東行。
と云う航路となる。天皇を狙う八河江は、琅邪湾内に潜水して待受け、来訪した天皇が帰る軍艦の底に張り付いて、湾外へ出航。
途中で軍艦に穴を開け、沈没させようとしたのだ。だが、発見されて失敗し、艦隊に海上で包囲され、糞尿と残飯とが、
たっぷり詰った土器による爆雷攻撃を受けて重傷を負ったのだ。黄海は水深が適度に浅く、上古から鮫が繁殖するエリアである。
鮫による噛付攻撃も大量に受けている。奇跡的に「氣多」の浜辺に打ち上げられ、生還出来たのである。顔も体も傷だらけである。
以後、女王卑弥呼は美少女暗殺者を卒業し、人民解放事業に邁進することになるのだ。神沼河耳天皇の側では、この事件を
「琅邪沖海戦にて競泳水着悪魔女子を撃沈！」と喧伝していたのだ。神沼河耳天皇と女王卑弥呼の最初の激突であり、同時に、
女王卑弥呼の人生の転機となる重大事件だったのである。
44 ：: 【神代記】故、其菟白大穴牟遲神「此八十神者、必不得八上比賣。雖負袋、汝命獲之。」於是八上比賣、答八十神言
「吾者、不聞汝等之言。將嫁大穴牟遲神。」・・・故、其八上比賣者、如先期、美刀阿多波志都。
故、其八上比賣者、雖率來、畏其嫡妻須世理毘賣而、其所生子者、刺挾木俣而返、故名其子云木俣神、亦名謂御井神也。

大穴牟遲神が神沼河耳天皇。須世理毘賣が正后の天照。八上比賣が倭比賣イセカ。イセカは女王卑弥呼・八河江と同じく、
長江曾都毘古が荊州に設営した長江機関の女子工作員。背が高く美形だったので長江曾都毘古嫡妻となり、二子を産む。
長男がイザノで「木俣神」。次男が崇神天皇で「御井神」。イザノは女王卑弥呼嫡女ワチツと結婚し「岐比」家の宮家として、
武門の家を建てる。だから「木俣神」。崇神天皇は御井津で狗奴國を降伏させたので「御井神」。八上比賣ことイセカと、
神沼河耳天皇とは、性的関係はおろか、面識すら無かったのだ。イザナギと路線対立して皇籍剥奪され、
琅邪にて衰弱死させられる予定だったのがイザナミ。イセカが身代わりとなって衰弱死したのだ。イセカの遺骸は琅邪から、
神沼河耳天皇の天領である尾張の高蔵寺へ搬送され、伊勢に葬られたのである。死後にイザナギ天皇の偉大なる相方「倭比賣」に、
見事に昇格したのである。この八上比賣イセカの亦の名が「青沼馬沼押比賣」。青海生れ蘭州育ちのチャン族女子。
中国八大河の源流地帯である甘粛出身。だから「八上」なのだ。長江機関での組織名は「馬氏」。菟こと女王卑弥呼・八河江が、
八上比賣は必ず天皇の后になる、と予言しているのは、八河江自身がイザナミ・イセカのスリ替え工作を担当したからなのだ。
長江機関女子工作員・八河江であった幼女時代から、女王卑弥呼はエゲツなかったのだ。
45 ：: 【神代記】速甕之多氣佐波夜遲奴美神。此神、娶天之甕主神之女・前玉比賣、生子、甕主日子神。
此神、娶淤加美神之女・比那良志毘賣、生子、多比理岐志麻流美神。此神、娶比比羅木之其花麻豆美神之女・活玉前玉比賣神、
生子、美呂浪神。此神、娶敷山主神之女・青沼馬沼押比賣、生子、布忍富鳥鳴海神。

速甕之多氣佐波夜遲奴美神が女王卑弥呼三女チチツ。前玉比賣が難升米の子アザミツ。甕主日子神が帶中津日子命イルカ。
と云うのは以前に書いたが、今回は古事記特有の記述法を紹介。「此王」は同名別体への転換詞であるが、
「此神」は拡張型にて、同名別体or不特定別体への転換詞。要するに別体なら誰でもＯＫだが、該当可能な同名別体が居れば、
そちらが優先される。と云う広義同名別体転換詞なのだ。イルカの父君は不明なのだ。チチツとアザミツとの同性婚的配置は、
「此神」転換作用を隠す騙し絵テクニック。記述法の上では、同性婚であろうが無かろうが、夫婦関係の必然性は無い。
淤加美神がメヒ。比那良志毘賣は女らしい女の意味で、その真逆の、女ヤクザだったハエイロド。多比理岐志麻流美神には
「宇摩志麻遲」こと大毘毘が隠れているが、大毘毘ではなく、トンキン湾で入水自殺したハエイロドの胎の中に居た若建。
其花麻豆美神は、大毘毘許約者・美形幼女の木花之佐久夜毘賣のモジリで騙し絵。その真逆の、労働者淫乱女子の天照。
その子、活玉前玉比賣は元祖ヒミカ共立女王で、「活玉」は長髪に夫ヒコクニクルから貰った青玉を、
鈴生りに付けていたから。低能児だったのだ。「前玉」はそれを盗もうとする盗賊の股間を潰して殺していたから。凶暴なのだ。
美呂浪神は初代建内スクネの虚空津ヒメ。父君は日嗣ミマキイリヒコ。神事殺人の結果、大津波が有ったのだ。
それで呉軍が退却したと云う救世主女子。此神は、不特定別体で、青沼馬沼押比賣イセカ馬氏を犯した男は不明。
敷山主神は養父兼旦那の長江曾都毘古。布忍富鳥鳴海神が崇神天皇。崇神天皇の父君は不明なのだ。
問題は「敷山」で、長江曾都毘古がそこへ神沼河耳天皇を誘き出し、女王卑弥呼八河江が天皇暗殺。
長江曾都毘古は地下資源探索のエキスパートでもあるのだ。筆者は地下資源が豊富な海南島の五指山系と推定している。
46 ：: 【神代記】布忍富鳥鳴海神。此神、娶若盡女神、生子、天日腹大科度美神。此神、娶天狹霧神之女・遠津待根神、
生子、遠津山岬多良斯神。

布忍富鳥鳴海神が崇神天皇イセカ・イマス・ミマキイリヒコ。此神は同名別体のイタイ・イマス。「イマス」が同名。
パパ・イタイ・イマスが山王イマスで、イタイ・イマス・ジュニアは稲依別。ここでは稲依別。
若盡女は父子婚、母子婚の両方をやった女子で、女王卑弥呼三女チチツ。天日腹大科度美神は稲依別とチチツの子、
ホムダワケなのだ。應神朝の法祖となる日嗣御子。歴史的大名跡なので「天日腹」「大科度美」。
此神は同名別体に近似するホムヤワケ。ホムダワケの双子の兄。天狹霧神は狗奴國男王卑彌弓で成務天皇。
「狹霧」がウラジオストック。その方面に退却して邪馬壱國に抗戦していたのだ。成務天皇は御井津講和にて、
垂仁天皇に直ることになる。遠津待根神は大久米妹として狗奴國皇族に認定されていた女王壹與アザミツ。
垂仁天皇として、女王壹與アザミツを、后あるいは養女としたわけでは無い。
あくまで成務天皇臣下・布多遲能伊理毘賣としての擬似血縁。
「待根」は女子側からのプロポーズの意味。遠津山岬多良斯神が洛陽裏天皇イサク室毘古。
女王壹與が義子認定ＡＮＤプロポーズして油断させ、ホムヤワケが２６６朝貢にて暗殺したのだ。
ホムヤワケと女王壹與アザミツとは、セックスレスな夫婦、要するに愛のある君臣で、この暗殺事件では共謀。
「生死に責任を持つ」と云う究極の意味にて、イサクに対して「生子」が動詞作用している。
47 ：: 【神代記】此速秋津日子・速秋津比賣、二神、因河海、持別而生神名、沫那藝神、次沫那美神、次頬那藝神、次頬那美神、
次天之水分神、次國之水分神、次天之久比奢母智神、次國之久比奢母智神。・・・次生風神・名志那都比古神、
次生木神・名久久能智神、次生山神・名大山上津見神、次生野神・名鹿屋野比賣神、亦名謂野椎神。・・・

魏志倭人伝に登場する全人物が、一人を除き、この段に総出演。速秋津比賣が女王卑弥呼・岐比佐都美。対外的女王号は
「ヒミカ・ミマツ・イリネ・アシナダカ」だが体制内では、インパール女王期と同じ「岐比佐都美」君主号で呼ばれていたのだ。
速秋津日子は、女王卑弥呼の愛しき兄「岐比」の名を継承せし、難升米。沫那藝神が倭載で稲依別。沫那美神が実母の斯烏越。
女王卑弥呼三女チチツ。頬那藝神が２４３年の掖邪狗でイザノ。頬那美神が伊聲耆で崇神天皇。天之水分神は狗奴國男王卑彌弓。
正体は成務天皇。御井津講和後は垂仁天皇。國之水分神が、垂仁正后ヒバスことワチツ。女王卑弥呼嫡女。
「當時殺千餘人」の主体であり、戦闘女子二シキトベが炸裂。天之久比奢母智神が、元祖ヒミカ共立女王。
息子のタギシミミ名跡を取りし、二代目タギシミミが倭人伝の都市牛利で、國之久比奢母智神。女王卑弥呼次男イザサ。
名志那都比古神は２６６晋朝最初朝貢の「率善中郎將掖邪狗」であり、偉大なる刺客ホムツワケ。稲依別の子である。
久久能智神が狗奴國神権指導者「狗古智卑狗」で大久米。大山上津見神が倭王イマス。女王卑弥呼の旦那・開化大帝。
鹿屋野比賣神が女王壹與アザミツ。野椎神が倭人伝執筆当時の女王国の主君で、帶中津日子命イルカ。最後の女王である。
登場しない唯一人が「男子一人」で、本段国産み主体の、伊邪那美命である。この段は、実に粋な演出構成にて書かれている。
48 ：: 【神代記】既生國竟、更生神。故、生神名、大事忍男神、次生石土毘古神、次生石巣比賣神、
次生大戸日別神、次生天之吹上男神、次生大屋毘古神、次生風木津別之忍男神、次生海神、名大綿津見神、
次生水戸神、名速秋津日子神、次妹速秋津比賣神。

石土毘古神は垂仁記の石衝別王で大久目、石巣比賣神はその擬似血縁での親のハエイロド。
天之吹上男神は精液異常噴出男子なのでミマキ。大戸日別神が生母の元祖ヒミカ共立女王。大屋毘古神は父君イタイ。
大綿津見神は日嗣ヒコクニクルなので、バランス的に、大事忍男神がニギハヤヒ。風木津別之忍男神がイサセリビコ。
「水戸神」は帯方郡開城軍区に瀬戸を挟んで対面する江華島。そこを本拠とする速秋津日子神が難升米ナカツスメラギ・キヒ。
速秋津比賣神は岐比佐都美こと女王卑弥呼。ミマキは大倭建国戦争にヒミカの胎の中で参戦しているので、大倭建国が、
主題に見えるが、総大将のイザナギや囮総大将の天照、遊撃隊のサメマが居らず天晴を欠く。この段は、倭人伝的国産み。
ニギハヤヒが帯方郡武官として実効支配したのが、長山串一帯で倭人伝の韓国。大久目が楽浪郡武官として開拓したのが、
朝鮮半島東北部で、倭人伝の旁國。イサセリビコが縄張りとした北九州が倭人伝の狗奴國。難升米が本拠地としたのが、
倭人伝の狗邪韓國。山ノ民首領ファミリーが既得権益主張した済州島が、倭人伝の對海國。日嗣ヒコクニクルの海軍が、
支配した西南諸島が、倭人伝の一大國。ハエイロドに与えられた仕事は台湾島征服だったのだ。イザナミも参戦して、
大量に軍資を投入するが、台湾島北端部の橋頭堡を確保するのが精一杯。イザナギがやめさせようとするがイザナミはあきらめず、
路線対立がエスカレーション、イザナミ追放となるのだ。この台湾島に、倭人伝の末廬國、伊都國、奴國、不彌國が
在ったのだ。この段には無い、倭人伝の投馬國はフィリピン、邪馬壹國はボルネオ北部で、女王壹與治世後期に領土確立。
49 ：: 【神代記】次生神名、鳥之石楠船神、亦名謂天鳥船。次生大宜都比賣神。
次生火之夜藝速男神、亦名謂火之炫毘古神、亦名謂火之迦具土神。因生此子、美蕃登、見炙而病臥在。
多具理邇、生神名、金山毘古神、次金山毘賣神。次於屎成神名、波邇夜須毘古神、次波邇夜須毘賣神。
次於尿成神名、彌都波能賣神、次和久産巣日神、此神之子、謂豐宇氣毘賣神。
故、伊邪那美神者、因生火神、遂神避坐也。

鳥之石楠船神は天照末子ヒコユムスミで建御雷之男。黄龍二年戦役230にて女王卑弥呼の盾となり御諸山にて呉軍を迎撃し戦死。
天鳥船はオホタタネコことナカツスメラギ・イザホで、邪馬壹國唯一神の御名を背負った神将軍。236高佐士野で戦死。
火之夜藝速男神は倭人伝「率善中郎將掖邪狗」ホムヤワケで266歴史的刺客。火之炫毘古神は「天火明命」大毘古イナル。
大宜都比賣神は元祖ヒミカ共立女王。邇夜須毘古神は元祖ヒミカの息子たる、ミマキ、タギシミミ、キスミミの集合神。
波邇夜須毘賣神は初代建内宿禰たる虚空津比賣で、元祖ヒミカ末女・建布都。豐宇氣毘賣神はイススキヨリヒメ・イロで、
元祖ヒミカの子・豐布都。和久産巣日神はチチツ「クワ」で女王卑弥呼三女。ホムヤワケの母堂。彌都波能賣神は、
女王壹與アザミツで女王卑弥呼の孫。彌都波能賣神、和久産巣日神、豐宇氣毘賣神、は「息長帶」三女神である。
金山毘古神が女王卑弥呼嫡男イサチ。金山毘賣神が女王卑弥呼嫡女ワチツ。これら二神は女王卑弥呼がイーリンの戦いで陣中出産。
山越軍が実効支配していた貴州一帯が地下資源豊富な「金山」。国産み主体の伊邪那美神自身も236高佐士野で戦死。
火之迦具土神は、唯一、戦死闘死していない女王卑弥呼で、本段の隠れた主体。倭王イマスが開化天皇即位した229以後の、
戦死闘死者、即ち女王卑弥呼が発動ないし引寄した戦争での死者が本段にて列挙。これらの神神は女王卑弥呼も含め、原則、
祀ってはならないのである。9to5の女王卑弥呼が戦争の火神、女ヒトラー偵察女子だったからである。
50 ：: 【應神記】故更還泊多遲摩國、即留其國而、娶多遲摩之俣尾之女・名前津見、生子、多遲摩母呂須玖。
此之子、多遲摩斐泥、此之子、多遲摩比那良岐、此之子、多遲麻毛理、次多遲摩比多訶、次淸日子。三柱。
此淸日子、娶當摩之咩斐、生子、酢鹿之諸男、次妹菅竈由良度美。故、上云多遲摩比多訶、娶其姪・由良度美、
生子、葛城之高額比賣命。此者息長帶比賣命之御祖

倭人伝「其國本亦以男子爲王住七八十年」の意味する多島天皇系譜が記載。多遲摩之俣尾が多島一家初代。
前津見がヤリテの姉御で、子が母呂須玖。このモロスクが「天之日矛」を名乗る獰猛な若頭。モロスクはマタオに殉死し、
舎弟頭の男が擬似血縁にてモロスクの名を取り、多島二代目母呂須玖と成る。多島天皇万世一系継承の始まりである。
天皇はヤクザの首領位だったのだ。彼等が団結と報復の象徴として建てた神が、スレタイの天之御中主神こと、
イザホワケスメラミコトである。三代目斐泥、四代目比那良岐、と続き、五代目毛理の渡世名が日子八井耳。
日子八井耳の若頭が神沼河耳で、苅羽田刀辨イザナミと家を合わせる談合をした人物。神沼河耳は日子八井耳に殉死。
舎弟頭の神八井耳が跡目を取り、神沼河耳の名を奪って、多遲摩六代目比多訶こと神沼河耳天皇に即位する。
即位神事は淸日子の家である立穴式住居で行われ、正后としたのが、菅竈由良度美こと天照。擬似血縁の嫡女が、
元祖ヒミカこと葛城之高額比賣命。共立女王である。ヒミカ宗女イロが息長帶比賣命で、高佐士野女王イススキヨリヒメ。
酢鹿之諸男がハエことイカイで山王家家祖。山王家四祖イマスの嫁が女王卑弥呼イリネ。女王卑弥呼はオホタタネコと結婚し、
イザホワケスメラミコトを名乗らせる。神妻制を確立したのだ。結婚式はフンナム沖にて、大倭海軍巨大戦艦「紀伊」艦上の、
二本マストを利用した公開性交として挙式された。これが女王卑弥呼の鬼道なのだ。オホタタネコは直後に高佐士野で戦死。
51 ：: 【應神記】品陀和氣命、坐輕嶋之明宮、治天下也。

女王卑弥呼三女チチツと稲依別天皇の御子「品陀和氣命」の大名跡を奪い、邪馬壹國が再始動。唯一神イザホワケスメラミコトと、
万世一系天皇制も復活したのである。「輕嶋之明宮」が東淀川区の大隈神社で、應神朝の出発点は東淀川区・摂津市を縄張とする、
川筋ヤクザ。應神天皇一族は、済州島から渡来したヤクザである。應神朝における政治闘争は、皇位継承闘争と云うよりは、
「日嗣御子の殉死逃れ」なのである。イマス天皇やイセカ天皇が日嗣御子への「殉死逃れ」をした邪馬壹國とは真逆なのだ。
應神天皇は日嗣御子ではない庶子に、勅令にて日嗣御子指定したが失敗。日嗣御子は即位神事以後、変更できないのである。
仁德天皇は日嗣御子にイザホワケスメラミコトを名乗らせる神事工作を完成させて崩御するが、失敗。跡目の履中天皇は、
軍権剥奪はおろか、食料や水、防寒具や寝具の供出すら、人民から拒絶されて衰弱死。「日嗣御子の殉死逃れ」こと殉死破りを、
やってのけた最初で最後の天皇が、大長谷若建命こと雄略天皇である。雄略陵は狭山藩織田家飛び地に在り、幕末に狭山藩が、
御陵整備の不良を咎められたと記録される。新撰組が狭山藩を恐喝したのである。新撰組文学師範の武田が、古事記伝あたりを、
読んで恐喝ネタを見つけたのである。武田は大男スキンヘッド入墨ヤクザ剣客であり、古事記伝を読む姿は絵になっている。
新撰組は、雄略天皇のノリで、人を斬っていたのだ。
52 ：: 【垂仁記】又娶旦波比古多多須美知宇斯王之女・氷羽州比賣命、生御子、印色之入日子命、次大帶日子淤斯呂和氣命、
次大中津日子命、次倭比賣命、次若木入日子命。五柱。
故、上云若建王、
【倭建記】娶飯野眞黑比賣、生子、須賣伊呂大中日子王。・・・娶庶妹銀王、生子、大名方王、次大中比賣命。二柱。
故、此之大中比賣命者、香坂王・忍熊王之御祖也。
【仲哀記】此天皇、娶大江王之女・大中津比賣命、生御子、香坂王、忍熊王。二柱。

古事記の「中」は至高の形容。「大中」だと真逆に「期待外れ」を意味する。大中津日子命がサメマ。神沼河耳天皇側近武将で、
済州島防衛責任者に任命されていたが、山王軍上陸時に嫁のトビハヤヒメを連れて敵前逃亡。「期待外れ」武将だったのだ。
「中津」は別途にボルネオ島の標識。サメマはボルネオ島出身なのだ。須賣伊呂大中日子王がサメマとトビハヤヒメの子、
オホタタネコである。オホタタネコは直ぐに戦死してしまい、女王卑弥呼が建てた神妻制は、わずか一日で崩壊する。
女王卑弥呼的には「期待外れ」の夫だったのだ。大中比賣命が女王卑弥呼次女アタツで、銀王が嫡女ワチツで、アタツの姉。
ワチツは敵からニシキトベと恐れられる猛将で、武門の家を建てる。アタツの方は「期待外れ」で財産権や武権の分与は無く、
姉ワチツの養女扱いだったのだ。アタツが頭角を現すのは難升米の嫁に収まってからである。香坂王、忍熊王の実母。
大中津比賣命が女王壹與アザミツで、女王になるまでは「期待外れ」戦力外女子。女王即位後、弟、香坂王忍熊王の養母となり、
後に討伐して死を与えている。「生御子」は「生死に責任を持つ」と云う動詞。「生」よりも「死」の側に重心がある。
「中津」がボルネオ島を軍事制圧した実績を示す。嫡女がボルネオ島女王の、帶「中津」日子命イルカである。
「大名方」も「大中」の類語にて、大名方王は、垂神天皇日嗣ホムツワケ。女王壹與は動く貯金箱として利用していたのだ。
53 ：: 【神代記】又娶大山津見神之女、名神大市比賣、生子、大年神、次宇迦之御魂神。二柱。
兄八嶋士奴美神、娶大山津見神之女・名木花知流比賣、生子、布波能母遲久奴須奴神。此神、娶淤迦美神之女・名日河比賣、生子、
深淵之水夜禮花神。此神、娶天之都度閇知泥神、生子、淤美豆奴神。此神、娶布怒豆怒神之女・名布帝耳神、生子、天之冬衣神。

大山津見神が山王イタイ・イマス。神大市比賣が后となったハエイロド。実子は若建だが、孝霊記擬似血縁での義子が、
宇迦之御魂神サメマ。もう一人の大年神が大久目で大年神。大久目が大年神である理由は、大年神イタイ・イマスを、
継承した崇神天皇イセカ・イマス・ミマキイリヒコと、名前交換して、神事自殺しているから。違法神事であるが、
これにより、崇神天皇は日嗣御子・活目毘古への殉死責務が消滅したのである。八嶋士奴美神が山ノ神イタイを継承した、
山王イタイ・イマス。大山津見神も山王イタイ・イマスで、木花知流比賣が三女チチツ。父子婚で出来た子が、
布波能母遲久奴須奴神で、稲依別イタイ・イマス。山ノ神イタイが、淤迦美神メヒの嫡女である、日河比賣カニメに、
産ませた初子が、深淵之水夜禮花神で、押黑弟日子王。此神はワイルドカードにてミマキ。山王イタイ・イマスの異母兄。
天之都度閇知泥神が元祖ヒミカ。淤美豆奴神がイススキヨリヒメ・イロ。此神はワイルドカードにて山王イタイ・イマス。
ここからは「布」の世界へ進行。布怒豆怒神が再び凶暴最強女子元祖ヒミカ。子の布帝耳神が再びイススキヨリヒメ・イロ。
天之冬衣神が狗奴國男王卑彌弓呼こと成務天皇。「冬衣」は沿海州にて邪馬壹國に降伏したから。「耳」は暴力団首領の意味で、
高佐士野女王イススキヨリヒメことイロは、超ド級怪物女子。この準最強女子名跡を女王号として継承したのが女王壹與アザミツ。
七福神の布袋は、布帝耳神イロなのだ。太安萬侶をイロを「豐布都」規定し、祀ってはならない邪神指定している。
つまり「布」は、高佐士野女王國國号。「布都」が帝都高佐士野ハムフン。「布帝」が高佐士野女王イロ。高佐士野で戦死した、
男弟キスミミが比古布都押之信命。布國vs岐比國の決戦が高佐士野戦役。初代皇后を祀る五十鈴神社が少ないのは、これが理由。
54 ：: >>12
宿祢/スクネ。
は、徐福(ホアカリを自称)が出雲王国でヤラカシタ？クーデターが失敗して母国(秦)ににげかえり、
秦の始皇帝を舌先三寸で再度、詐欺して三千人の童男童女やあらゆる職工技能者、家族一族らと共に二度目の渡来を果たし、
徐福はニギハヤヒを自称し、
佐賀の吉野ヶ里に定住化して勢力を拡大して

やがて国を建てて、秦国人が築いた国。との自負から「築秦国」と号しました。
これが後に筑紫国に変化。
彼らがいわゆる物部氏/族。
で、宿祢/スクネは物部王家の重臣の称号。
55 ：: 川すくね
56 ：: 【神代記】於是詔之「此地者、向韓國眞來通、笠紗之御前而、朝日之直刺國、夕日之日照國也。故、此地甚吉地。」
詔而、於底津石根宮柱布斗斯理、於高天原氷椽多迦斯理而坐也。

天照の済州島女王國を乗取った女王卑弥呼は、台湾島を制圧し、台北に倭王イマスを配置。「畝火之白檮原宮」である。
一連の遠征を完成した、女王卑弥呼の王朝は輪を閉じ、自己完結した世界として確立される。韓國は生尾土雲八十建こと、
宿敵公孫淵が居る大連。笠紗之御前は中国大陸東方突出部の上海であり、すぐ近くに呉都建業が在り、呉都に潜入して、
暗躍した暗殺者アシナダカが幼女期女王卑弥呼のコードネーム。云うまでもなく、大連、上海、台北は、同一緯度。
「朝日之直刺國夕日之日照國」は、直交する東西軸を示し「底津石根宮柱」は女王卑弥呼が出生した五嶺山脈一帯。
「高天原氷椽」は紀伊沙津美として君臨した日向インパール。インパール、五嶺、台北も、同一緯度ならぬ同一経度なのだ。
上海の真西がイーリン、白帝であり、222年に悪魔女子ミマツが炸裂した戦場。つまり、この段は女王卑弥呼曼荼羅なのだ。
この神武即位は229年2月11日。呉帝孫権即位の年でもある。この同期性が、神武天皇こと猿田毘古神・倭王イマスと、
猿田毘古大神・呉帝孫権とが対向する構図。其の三年前の226年2月11日、女王卑弥呼は神沼河耳天皇イザナギを暗殺し、
男の中の男である多島天皇を超克した「女の中の女」ヒミカを確立し、夫倭王イマスと日向から神武東征を開始したのだ。
台北での神武即位において、紀伊國ことインパール帝国山越軍事王朝と、大倭こと済州島海洋王朝とは、軍事的に結節し、
この情勢を危険視した猿田毘古大神こと呉帝孫権は、蛮族討伐の準備を始める。呉帝孫権が黄龍二年戦役を発動する、
必然的理由が、女王卑弥呼曼荼羅の裏側には隠されている。
57 ：: 【神代記】故、日子穗穗手見命者、坐高千穗宮、伍佰捌拾歳。御陵者、即在其高千穗山之西也。

日子穗穗手見命と豐玉毘賣命の夫婦は、初見では、豊布都神・津波神・虚空津比賣命こと建豐波豆羅和氣・初代建内宿禰と、
建布都神・イススキヨリヒメ・イロと思われる。建豐波豆羅和氣ことトヨは両性具有であり、イロとは双子だったので、
夫婦の意義が成立するからだ。しかし騙し絵で、正しくは、豐玉毘賣命はイロの名跡を取りし女王壹與アザミツであり、
日子穗穗手見命は、そのプラトニックな愛人であったホムヤワケなのだ。夫婦神の物語に間延びしたモワット感が漂うのは、
女王壹與期の邪馬壹國においては、魏朝からの軍事投資が、女王卑弥呼期と比べて、大きく劣化しているからなのだ。
265司馬炎皇帝即位と共に、晋朝謀略機関内部で、旧司馬懿派と司馬炎直属派との間で、暗闘が始まったのだ。
それに乗ずる形で、女王壹與は、刺客ホムヤワケを洛陽に送込むのだ。表向き朝貢名義だが、裏天皇イサクをRためである。
垂仁天皇「掖邪狗」影武者のホムヤワケは晋朝特殊部隊を率いて更に西進する。クチャを過ぎ、カシュガルを経て、
シュグナン回廊を南進、ワハン回廊を西進、連雲堡西方シャルハッド盆地からバロギル峠を越え、ヤルフーン河を渡り、
ダルコット分水嶺を越えたのだ。旧司馬懿派が帰属する国際組織の根拠地は、カラコルム山脈西方のギルギットにあったのだ。
日子穗穗手見は、元祖ダルコット越の多遲摩毛理なのだ。多遲摩毛理は多島天皇五代目・日子八井耳の組織名。
「穗穗」がヒマラヤとカラコルムの連接山脈を示す。律勃討伐の高句麗系唐将だった高仙芝は、ホムヤワケの血を引くのである。
足利将軍分家の高師直も同様なのだ。「高」が足利将軍家の隠し姓だったのだ。
足利政権は女王卑弥呼三女チチツの次男、ホムヤワケ・日子穗穗手見を遠祖とする武闘派王朝だったのだ。
58 ：: 【神代記】是天津日高日子波限建鵜葺草葺不合命、娶其姨・玉依毘賣命、生御子名、五瀬命、
次稻氷命、次御毛沼命、次若御毛沼命、亦名豐御毛沼命、亦名神倭伊波禮毘古命。四柱。
故、御毛沼命者、跳波穗渡坐于常世國、稻氷命者、爲妣國而入坐海原也。

玉依毘賣命が元祖ヒミカ。鵜葺草葺不合命は元祖ヒミカを嫡妻とした倭建イタイ。「鵜葺草葺」は豚小屋の屋根で、
倭建イタイは労働者階級出身なのだ。イタイの亦の名が「大倭日子鋤友命」で「鋤」は労働者階級の標識。
元祖ヒミカの下僕として可愛がられていたが、苅羽井家主婦のカニメやメヒには苛められる奴婢だったのだ。
イタイと元祖ヒミカの子がミマキで、イマスの異母兄である。ミマキが「五瀬」を名乗った形跡は無く、別人となる。
五瀬ことイツセは、元は初代天皇イザナギの日嗣御子の御名であり、皇位継承した第二代天皇ニギハヤヒの御名が、
ナカツスメラギ・ヒコ・イツセなのだ。ニギハヤヒ謀殺後は、義子のヒコユムスミが、この名を継承している。
ヒコユムスミ戦死後は封印された御名となり、女王壹與の御代に復活して、ホムヤワケに与えられたのだ。
従ってイツセは、直前の高千穗山将校「日子穗穗手見命」と同体となり、話が繋がるのである。其父君の稲依別天皇が稻氷命。
御毛沼命は日嗣御子ホムダワケ。「若」御毛沼命は彼等の母たる近親婚女子チチツ。豐御毛沼命は其母の女王卑弥呼ミマツ。
ミマツ自身は貧乳だが、暗殺者アシナダカに変身する時は、防具の胸パッドを装着するので爆乳となる。だから「豐」が付く。
そして神倭伊波禮毘古命は、其夫イマスとなる。神武天皇は開化天皇と同体であり、神武東征は女王卑弥呼ファミリーが主体。
【神武記】は女王卑弥呼が死に臨んで見た夢、と云う演出構成にて、物語の詳細設定は支離滅裂なのであるが、
女王卑弥呼と倭王イマスが日向ことインパールから、眷属を引連れて、東征を開始したのは真実である。
59 ：: 【神代記】天地初發之時、於高天原成神名、天之御中主神次高御産巣日神、次神産巣日神。此三柱神者、並獨神成坐而、隱身也。
次、國稚如浮脂而、久羅下那州多陀用幣流之時、如葦牙、因萌騰之物而成神名、宇摩志阿斯訶備比古遲神、次天之常立神。

高御産巣日神が苅羽田刀辨イザナミで神の御伴人の筆頭に認定。神産巣日神が初代天皇イザナギで、苅羽井家の入婿。
嫁が苅羽井家主婦のカニメこと天照で、イザナミの異父姉。宇摩志阿斯訶備比古遲神がアシナダカの名を生涯使い続けた、
女王卑弥呼ミマツで、苅羽井家男系傍流である山王家の入嫁。天之常立神が其の後継者の女王壹與で、山王の嫁であり、
苅羽井家純粋血脈のアンカーたる垂仁大帝の保護者。天之御中主神が邪馬壹國唯一神のイザホワケ・スメラミコト。
古事記冒頭の此段で、太安萬侶は、日本国法王として、日本神道の基幹設計を作っているのだ。所謂、神代絵の構図である。
合わせて、邪馬壹國の四大指導者が認定されている。「高天原」はベトナム一帯で、イザナギやニギハヤヒはベトナム出身。
密林ヤクザ多島一家発祥の地がベトナムなのだ。イザナミはベトナムから済州島に流れて来た傭兵、清日子の孫で、
ベトナム系済州島人だったのだ。だから、彼等は家を合せ、赤色軍事クーデターを遂行し、奇跡的に成功させることが出来たのだ。
少女期の女王卑弥呼はベトナムを軍事制圧し、トンキン湾と、ベンガル湾を打通する山越王朝「紀伊」を建設している。
治世後期に南遷した女王壹與もベトナムを実効支配。女王壹與の功績は、複数に割れた邪馬壹國法統を再統合したことに有るのだ。
神代絵が表現しているのは、天之御中主神の源郷たるベトナムなのである。大日本帝国が遂行した「仏印進駐」は、
神事的に大きな意義があったのである。ベトナム戦争が、当時の日本の若者にとって他人事でなかったのも、
そこに霊的必然性が、存在したからなのである。邪馬壹國は「高天原」に淵源する、ベトナミィな王朝だったのだ。
60 ：: 【神代記】於是大國主神、愁而告「吾獨何能得作此國、孰神與吾能相作此國耶。」是時有光海依來之神、其神言
「能治我前者、吾能共與相作成。若不然者、國難成。」爾大國主神曰「然者、治奉之状奈何。」
答言「吾者、伊都岐奉于倭之青垣東山上。」此者、坐御諸山上神也。
故、其大年神、・・・

大國主神が初代天皇イザナギ。御諸山上神が女王卑弥呼ミマツである。邪馬壹國の四大指導者の内、高度な政治頭脳を持った、
指導者として、イザナギと女王卑弥呼の二人を選別しているのである。「倭之青垣」は済州島のハンナ山。
「御諸山」はハンナ山系一ツ尾根の東峰たる急峻な山である。ハンナ山最高峰と葛城女王宮を繋ぐ要所だったのだ。
黄龍二年戦役において建御雷之男神こと比古由牟須美命が、御諸山で戦死。以後、御諸山は戦士墓域となり、邪馬壹國最精鋭の、
近衛兵団が常駐する処となったのだ。多くの古事記学者が御諸山を三輪山に当てて、三輪山神・大物主と大國主との邂逅と、
捉えるが誤りで、三輪山はハンナ山系西尾根の端点を成す山である。次段に登場する大年神と大國主との邂逅と見なす学者も居るが、
これもファウルで、大年神は女王卑弥呼の旦那のイマスである。御諸山上神は、あくまで女王卑弥呼なのである。
大年神イマスが、鬼嫁イリネこと女王卑弥呼ミマツと、同じ墓に入りたいと願い出るはずなど、無いのである。
この段は考古学的に重要であり、女王卑弥呼が倭人伝に記録される径百歩の大墓から、御諸山戦士墓域に改葬された事実を、
示しているのである。入替りに、沙本の径百歩の大墓に入ったのが、大年神イマスの御子たる垂仁天皇なのである。
崇神天皇の霊的指導により、女王壹與が一連の霊的事業を遂行したのである。改葬時期は垂仁天皇が謀殺された255年頃である。
61 ：: 【崇神記】即以意富多多泥古命、爲神主而、於御諸山、拜祭意富美和之大神前。又仰伊迦賀色許男命、作天之八十毘羅訶也。

御諸山関連記事の極め付けが此処である。意富多多泥古命は住吉中筒男にて、女王卑弥呼の最後の旦那。
女王卑弥呼鬼道セックスの相手だった意富多多泥古と、男子一人イザナミ、男弟キスミミは、高佐士野戦争で、
高佐士野女王イススキヨリヒメ・イロと闘って戦死。敵女王イロと、布都國王サメマも闘死している。サメマは意富多多泥古父君。
敵に八つ裂きにされたイザナミ、キスミミの遺骸回収は断念され、意富多多泥古と、布都國女王イロの遺骸は回収されたのだ。
布都國女王イロの邪馬壹國への連れ戻しが、戦争目的だったのだ。イロの遺骸は日本海上で水葬。だから息長水依比賣なのだ。
そして意富多多泥古は御諸山戦士墓域に葬られたのだ。建御雷之男神と住吉中筒男は、女王卑弥呼の死後の夫なのである。
意富美和之大神は、高佐士野戦争を発動した女王卑弥呼である。「大神」号が付く人物は限定されるのだ。
この段は太安萬侶的に、現在進行形の神事設計なのである。御諸山を大和の三輪山に当てた張本人は、太安萬侶自身なのだ。
多くの古事記学者は、この誘導に従って誤読しているだけなのだ。女王卑弥呼は直接祀ってはならない邪神にて、代替的に、
其の夫、意富多多泥古を、其の祖父たる「伊迦賀色許男命」こと初代倭建イタイと習合して、三輪山大物主を作ったのである。
「大物主」は文字通り巨根男の意味である。巨根神は、ガバガバヒメだった女王卑弥呼の裏返された象徴なのである。
62 ：: 【神武記】然更求爲大后之美人時、大久米命曰「此間有媛女、是謂神御子。其所以謂神御子者、
三嶋湟咋之女・名勢夜陀多良比賣、其容姿麗美。故、美和之大物主神見感而、其美人爲大便之時、化丹塗矢、
自其爲大便之溝流下、突其美人之富登。爾其美人驚而、立走伊須須岐伎、
乃將來其矢、置於床邊、忽成麗壯夫、即娶其美人、生子、名謂富登多多良伊須須岐比賣命、・・・故、是以謂神御子也。」

建布都神イロ生誕の記事である。イロは山王イマスと婚ひ、垂仁天皇を産んでいる。女王卑弥呼を疎外した山王正后、
つまり神武正后たる、イススキヨリヒメなのである。山王イマスが死に臨んで見た夢と云う演出構成の倭建記では「白猪」
として登場する。同じく「白鹿」として登場するのが、女王卑弥呼三女チチツ。奇妙に両者共に「息長帶比賣」。
勢夜陀多良比賣は元祖ヒミカ共立女王。「勢夜陀」は伊勢外宮のシンボライズ。元祖ヒミカが豊受大神なのである。
美和之大物主神が元祖ヒミカ嫡男のミマキ。三輪山物語にて倭建イタイ大物主が、孕ませた子である。
元祖ヒミカとミマキの、母子婚の子がイロとトヨの双子なのだ。トヨは初代建内宿禰で、津波神・虚空津比賣である。
元祖ヒミカは大倭建国直後に、三嶋湟咋イザナギから嫡女認定を受け、ハンナ山一帯を所領として、与えられている。
ヒミカ夫の倭建イタイが山ノ民首領であり、其の既得権益を保護したのである。その後、イザナギは、
大金を山ノ民に支払い、ヒミカを手元に引取り、日嗣御子正后として、南部九州に送出している。実際に大金を立替えたのは、
ヒミカ姉のイザナミであり、山ノ民降誘工作、しいて云えば切崩が、始まったのである。元祖ヒミカとイタイの嫡子に、
大倭建国戦争勝利を記念する「ミマキ」の名が与えられたのも、この時期である。要は山ノ神親子を分断する切崩なのだ。
結婚を仕切る神、イザナギこと大國主神の山ノ民切崩工作は、その後、エスカレーションして行き、イタイ生母イザナミが、
国外追放され、山ノ民への武力討伐が発動されるのが220年。この直前に女王卑弥呼は六歳児生娘としてイザナギに献上され、
「氣多之前裸菟」事件と成る。崖淵の山ノ民サイドが、最強美少女暗殺者をイザナギの性交奴隷として送込む画策だったのだ。
中国大陸へ逃げた山ノ民残党がサルオケツとその子イマスであり、菟とイマスは結婚して、イザナギ打倒を誓うことになる。
63 ：: 【神代記】此大山津見神・野椎神二神、因山野、持別而生神名、天之狹土神、次國之狹土神、
次天之狹霧神、次國之狹霧神、次天之闇戸神、次國之闇戸神、次大戸惑子神、次大戸惑女神。

前段では、倭人伝に出演した邪馬壹國オールスターが並べられていたが、本段では趣旨が変わり、謀略筋の話題と成る。
天之狹霧神は、狗奴國男王卑彌弓・成務天皇・天狹霧神とは別体にて、「霧」の意味が相違。ここは「夜と霧」の方の霧で、
琅邪機関首領の少名日子建猪心命。琅邪機関はイザナギが設営。國之狹霧神は女王卑彌呼末男イサクで、女王卑彌呼が
設営した洛陽機関の首領と成る。天之闇戸神は長江曾都毘古嫡妻の倭比賣イセカ。長江が蘭州まで出張してスカウトした
わけでは無く、上位機関から目付役として、送込まれて来た工作員女子。女王卑彌呼の先輩筋である。「闇」は闇組織。
國之闇戸神は女王卑彌呼次女アタツで、軍事的には無能だったアタツを上位機関との連絡役として活用していたのだ。
天之狹土神は女王卑彌呼嫡男のイサチ。山越王黄乱であり呉朝への軍事的破壊工作の責任者。國之狹土神は戦死したイサチを
後継したイホキで、山越王陳比。倭王イマスが邪馬壹國へ復帰した時、連れて来たイススキヨリヒメの長男で、女王卑彌呼は
山越軍事組織に配属したのだ。大戸惑子神はイススキヨリヒメ・イロで、高佐士野女王。高佐士野戦争には、公孫淵軍閥の
軍事顧問も参戦しており、結果的に公孫淵は魏朝から公的討伐を受け、遼東国際戦争と成る。「惑子」は狭井川人民収容所から
盗まれ狗奴國に売り飛ばされたから。大戸惑女神はトビハヤヒメ。「惑女」は山王軍済州島上陸時に夫サメマと夜逃げしたから。
トビハヤヒメはその後、連れ戻され、元祖ヒミカに撲殺される。この事件が、狗奴國分離独立の契機と成ったのだ。
64 ：: 【神代記】故、其大年神、娶神活須毘神之女、伊怒比賣、生子・・・、次庭津日神、次阿須波神、次波比岐神、
次香山戸臣神、次羽山戸神、次庭高津日神、次大土神、亦名、土之御祖神。・・・
羽山戸神、娶大氣都比賣自氣神、生子、若山咋神、次若年神、次妹若沙那賣神、次彌豆麻岐神、
次夏高津日神、亦名、夏之賣神、次秋毘賣神、次久久年神、次久久紀若室葛根神。

大年神イマス目線での邪馬壹國。庭津日神が義長子イザノ沙本毘古。阿須波神は其次女アス、波比岐神は長女ヒキ。
母が佐波遲で三人合わせて「ヒバス」。垂仁天皇正后名跡。香山戸臣神がイマス次男都市牛利イザサ。羽山戸神が其義父の
崇神天皇イセカ。興味深いことに「山戸」が海軍の標識として使われている。イザサもイセカも海将である。
庭高津日神は崇神天皇がワチツに産ませたホムツワケで、垂仁天皇日嗣御子。「庭津」が済州島で「高津」が江華島。
両島の軍閥衝突が沙本毘古の乱。ホムツワケは済州島軍閥から江華島軍閥へ引渡されたのだ。
女王卑彌呼が発動した高佐士野戦争の総司令が崇神天皇で、闘死した高佐士野女王イロが大氣都比賣自氣神。若山咋神が、
其長男イホキ山越王陳比、若年神が次男垂仁天皇。「年」は「年寄」の標識。二十歳越で「年」が付く。妹若沙那賣神が、
垂仁正后ヒバスこと佐波遲ワチツ。彌豆麻岐神が長姉ワチツと女王位を争った「息長帶比賣」チチツ。夏高津日神亦名夏之賣神が、
チチツを後援した次姉アタツ。「夏」は「夏羽」こと難升米の標識。秋毘賣神はアキが本命のウタゴリ。久久紀若室葛根神が、
イマス・コピーの稲依別で此段のアンカー。久久年神は二十歳過まで長生した其長男ホムヤワケ。残る大土神亦名土之御祖神が、
山王イマス末男イサクである。古事記一般論的に「土」は「土匪」の標識で華南山越軍を示すが、ここは中国風「土徳」にて
中国中央・中原の中心都市・洛陽を示す。大土神は洛陽裏天皇イサクなのだ。土之御祖は「土御門」と同義にて、安倍清明は
裏天皇イサクの土王家に養子入りして再建したのだ。その見返りに清明が何を得たのかは、読者の想像に任せる。
65 ：: 【垂仁記】次倭比賣命者、拜祭伊勢大神宮也。
【崇神記】妹豐鋤比賣命者、拜祭伊勢大神之宮也。
【倭建記】故受命罷行之時、參入伊勢大御神宮、拜神朝廷、即白其姨倭比賣命者「天皇既所以思吾死乎・・・」
【開化記】此曙立王者、伊勢之品遲部君、伊勢之佐那造之祖。

倭比賣命はイザナミの身代りとなって琅邪機関の監獄で衰弱死させられた女子。死亡時期は221年で、一騎当千の破壊兵器、
イザナミを確保するために、女王卑彌呼が遂行した謀略工作である。倭比賣イセカが、最初に祀られた伊勢大神なのである。
豐鋤比賣はトビハヤヒメで、国外逃亡した罪により、元祖ヒミカ共立女王の下僕として労働改造される政治処分を受け、
228年、元祖ヒミカにより撲殺された。その時点で、母たる天照は存命しており、月読ハエイロドも華南で暴れている。
現在の伊勢祭神である天照、豊受、月読よりも、先に死んでいるのだ。政治処分を裁量したのは女王卑彌呼である。
倭建イマスの義父が長江曾都毘古であり、其嫡妻が倭比賣イセカなのだ。だから「姨」。倭建記の問答は冥界問答なのである。
曙立王が女王壹與であり、伊勢に霊域を確立する事業を遂行したのである。255年の沙本霊域整理の代替措置だったのだ。
天照、元祖ヒミカ、月読、トビハヤ等の苅羽井系女子皇族だけでなく、垂根系の沙本毘古イザノ、沙本毘賣ワチツの遺骸も、
伊勢に来たのだ。倭比賣と長江曾都毘古との嫡男であるイザノが、必然的に伊勢霊域の霊主と成る。女王卑彌呼の治世にて、
一貫して済州島CIA長官たる沙本毘古を務めたイザノは、伊勢に東遷した沙本霊域においても「沙本毘古」であり続けるのだ。
伊雑宮が主張した、伊勢大神男神論には、一定以上の根拠があったのである。
66 ：: 【神武記】凡此神倭伊波禮毘古天皇御年、壹佰參拾漆歳。御陵在畝火山之北方白檮尾上也。
【景行記】此大帶日子天皇之御年、壹佰參拾漆歳。御陵在山邊之道上也。
【開化記】天皇御年、陸拾參歳。御陵在伊邪河之坂上也。

「壹佰參拾漆歳」が同齢であり、神武天皇と景行天皇とは同体にて、倭王こと開化大帝・山王イマスである。
古事記の年齢表記は基本デタラメである。なぜなら、入墨が示す社会責任年齢が表記されているからだ。
此処は例外で、スッピン天皇だった山王イマス、および、その他の大倭スッピン皇族の実年齢の合計値なのだ。
押黑之兄日子王(212---212:1)、押黑弟日子王(212---212:1)、若建王(228---228:1)、建内宿禰(228---230:3)、
伊理泥王(214---245:32)、若帶日子命(236---255:20)、富登多多良伊須須岐比賣命(228---236:9)、千千都久和(231---247:17)、
日子坐王(214---266:53)、の合計が137歳で「壹佰參拾漆歳」なのだ。山王イマスの実年齢(53)に、倭建イタイ(208-227:10)を、
加えると63歳となり「陸拾參歳」なのだ。倭王の名乗りが、イタイ・イマスなのだ。伊理泥王が女王卑弥呼。
若帶日子命が狗奴國男王卑彌弓で成務天皇。千千都久和が女王卑弥呼三女で孝安天皇。富登多多良伊須須岐比賣命が、
布都國女王イロである。裏返せば、苅羽田刀辨イザナミや、弟苅羽田刀辨ハエイロド月読、飯野眞黑比賣命トビハヤヒメ、
ニシキトベ沙本毘賣ワチツ、其三女子、ヒキ・アス・アキ、等、野戦将軍系女子は云うまでも無く、イマス生母・意祁都比賣命、
當摩之咩斐、由良度美・天照、葛城之高額比賣命こと元祖ヒミカ共立女王、の苅羽井豚飼い女子、木花之佐久夜毘賣アタツ、
女王壹與アザミツ多遲摩毛理、帶中津日子命イルカ、等、紀伊こと神王家嫡流女子も、しっかりと墨を入れた女子だったのだ。
67 ：: 【神代記】雖然、久美度邇、興而生子、水蛭子、此子者入葦船而流去。次生淡嶋、是亦不入子之例。・・・
如此言竟而御合生子、淡道之穗之狹別嶋。次生伊豫之二名嶋、此嶋者、身一而有面四、毎面有名、
故、伊豫國謂、愛上比賣也、讚岐國謂、飯依比古、粟國謂、大宜都比賣、土左國謂、建依別。

「粟國」大宜都比賣がハムフンに建てられた布都國女王イロ。「讚岐國」飯依比古が元祖ヒミカ共立女王嫡男ミマキで、
釜山一角に封土された馬韓王。「伊豫國」愛上比賣が江華島生の女王壹與アザミツ。残る「土左國」建依別が、
建御雷之男神ヒコユムスミで、北朝鮮平壌の平野部「葦原中國」に南北して立地する帯方郡・楽浪郡に、大倭から派遣され、
大毘古と共に、山王軍討伐の為に力戦した武将。つまり「伊豫之二名嶋」は、朝鮮半島そのものなのだ。
自動的に、「淡道之穗之狹別嶋」は、イザナミ・イザナギが大倭を建国し、山王内戦後は女王卑弥呼が君臨した済州島となる。
相事象的に「淡嶋」はセイロン島であり、セイロン島に南北に立てた鏡面にて、済州島と対称する地点が地中海東岸部のツロで、
そこが「水蛭子」なのだ。「水蛭子」はストレートにツロの王「ヒラムの子」なのである。
この段は、女王卑弥呼ミマツが「ヒラムの子」を名乗る闇組織に、帰属していたことを示している。
女王卑弥呼自身が名乗った「御眞津」という法名は「偵察」と同音だが、別途に「ヒラムの子」としての組織名なのだ。
「御眞津」は「水の妖精・R汁異常噴出・悪魔女子」と云う悪魔名だったのだ。
68 ：: 【神代記】然後、還坐之時、生吉備兒嶋、亦名謂建日方別。次生小豆嶋、亦名謂大野手上比賣。
次生大嶋、亦名謂大多麻上流別。次生女嶋、亦名謂天一根。次生知訶嶋、亦名謂天之忍男。
次生兩兒嶋、亦名謂天兩屋。

邪馬壹國内部の権力闘争と閨閥関係を知っていると、難解な國生記事も読解けるのだ。
吉備兒嶋は海南島。大吉備諸進命こと初代天皇イザナギは、女王卑弥呼の謀略にて、この島に誘出され、暗殺されたのだ。
建日方別は「タジマヒタカ」のモジリにて、多島天皇六代目にして、大倭初代天皇の神沼河耳天皇なのだ。
女王卑弥呼は「男の中の男」と堂々と闘って勝ち、「女の中の女」であるヒミカの位を確立したのだ。
タイマン勝負どころでは無く、一万の屈強の兵隊を引連れた剣豪天皇イザナギに、女王卑弥呼は勝ったのだ。
大野手上比賣が元祖ヒミカで、小豆嶋は屋久島。神沼河耳天皇暗殺により、日嗣御子ヒコクニクルが殉死して、
大倭天皇の代替りとなる。ヒコクニクル未亡人と成った元祖ヒミカは屋久島に隔離され、放し飼いにされて、
苅羽井豚こと済州島黒豚を飼っていたのだ。大多麻上流別はトビハヤヒメが佐土原で産んだオホタタネコ住吉中筒男。
黄龍二年戦役後、女王卑弥呼は可愛く無い養子だったオホタタネコを皇籍剥奪して、鹿児島の海軍スクールへ送出している。
大嶋が九州なのだ。女嶋こと天一根は、イザナミが軍事クーデターを興して姉カニメを女王にし、女王卑弥呼が制圧して、
元祖ヒミカを共立女王に取立てた「女の島」済州島で、再登場。知訶嶋は再び朝鮮半島。天之忍男は天忍穗耳ニギハヤヒ。
ニギハヤヒはイザナミを嫁にして、朝鮮半島西部に大倭植民地を開拓したのだ。國生ラストの兩兒嶋こと天兩屋が日本の本州。
本州西端の豊浦の地で、女王卑弥呼コピー、二代目宇沙こと三女チチツが、ホムヤワケとホムダワケの双子を出産したのだ。
69 ：: 【神代記】次生伊伎嶋、亦名謂天比登都柱。次生津嶋、亦名謂天之狹手依比賣。次生佐度嶋。
次生大倭豐秋津嶋、亦名謂天御虚空豐秋津根別。故、因此八嶋先所生、謂大八嶋國。

伊伎嶋がニューギニア。天比登都柱の「都」は狗奴國標識にて、狗古智卑狗こと大久米。ニューギニアの山岳系狩猟民族出身の、
多島一家組員だったのだ。本命は「菩卑(ホヒ)」。津嶋がボルネオ。天之狹手依比賣は倭人伝女王國主君、帶中津日子命イルカ。
「津」はブルネイ湾を示す。そこに大倭海軍の基地があったのだ。「狹手」はフィリピン・ルソン島のピコール半島であり、
そこでイルカ軍が都市牛利イザサ軍を殲滅して、イルカが紀伊國嫡流を奪い、「岐比佐都美」を名乗ることになる。
大倭豐秋津嶋はオーストラリア大陸。天御虚空豐秋津根別は、虚空津比賣命こと初代建内宿禰で津波神。元祖ヒミカ末女トヨ。
黄龍二年戦役において筋違い神事で殺され、唯一神・天之御中主神がお怒りになり、大津波があって結果的に、
済州島攻略寸前だった呉軍が撤収し、邪馬壹國は滅亡を免れている。云わば、救世主なのだ。
この救世主・津波神・建内宿禰を、太安萬侶は日本国法王権限にて、オーストラリア大王に霊的封土しているのだ。
佐度嶋はインドネシア主要部のスマトラ、ジャワ。ここに縁のある大倭皇族は特に居らず「亦名謂」が書かれていない。
ただし、オーストラリア大陸北部も含め、邪馬壹國のレッキとした実効支配領域だったのだ。
筆法自体が国家形態の裏返しにて、派遣会社内部で、特定顧客企業を、其処に派遣している派遣社員チームリーダー○△の、
名前を使い「○△君の会社」と呼ぶような筆法であり、邪馬壹國がマトモな国家形態では無かったことを示している。
実態は「大八嶋國」こと、中国大陸南部、東南アジアに生育した、略奪型暴力組織の複合体だったのだ。
70 ：: 【倭建記】又娶吉備臣建日子之妹・大吉備建比賣、生御子、建貝兒王。一柱。
又娶山代之玖玖麻毛理比賣、生御子、足鏡別王。一柱。又一妻之子、息長田別王。

吉備臣建日子は「命」無にて、苅羽井家始祖四人衆・春日四神の中で最も早く死んだイカイこと酢鹿之諸男。山王家家祖。
娘イザナミを溺愛する変態パパで、鬱陶しくなったイザナミが付けた仇名が「ハエ」。近親婚の嵐である苅羽井家ルールでは、
実父に娘の初夜権があったようで、初潮を得たイザナミはイカイと婚ひ、イキすぎてイカイを足技で絞め殺している。
山王家一祖二祖は変態親子なのだ。大吉備建比賣は実妹のカニメ天照にて、山王家三祖・山ノ神初代倭建イタイは死の間際に、
天照に逆Rされ、出来た子が建貝兒王こと建御雷之男神ヒコユムスミ。双子の妹が足鏡別王こと建御名方神トビハヤヒメ。
山代之玖玖麻毛理比賣はカニメ天照と同体にて「玖玖麻毛理比賣」は陰毛ジャングル女子の意味。
「一妻」は長江曾都毘古嫡妻の倭比賣イセカで、二代目倭建・山王イマスとは婚約関係にあったのだ。長江はイマスを養子縁組し、
後継者認定した上で、山ノ神イタイに軍資金を援助して、大物主大國主抗争を煽っていたのだ。息長田別王はイセカの次男で、
崇神天皇。山王イマス消息不明期に、多島天皇制は中絶し、代替的に別途の最強戦士「息長」に軍権を統合するシステムへと、
移行したのだ。崇神天皇が初代息長なのだ。息長(イキナガ)は初代倭建イタイを示す職責にて、不死身最強戦士の意味。
「田別」は「眞若」と同義にて、重大神事違反の標識。御井津講和が重大神事違反に該当するのだ。崇神天皇の亦の名が
「大筒木眞若王」である。女王卑彌呼は主人筋の目障りな美形女子、倭比賣イセカをイザナミの身代りに衰弱死させ、
大量破壊兵器女子イザナミを部下として確保。合わせてイセカの二男子を自分の義子とし、イマスも奪い取って夫にしたのだ。
そして長江曾都毘古を詰めて、長江機関からの自立を勝取って祝儀金をせしめ取り、人民解放を大義とする土匪業を始めたのだ。
女王卑彌呼は少女期からヤリ手女子だったのだ。
71 ：: 【神代記】故、大國主神、坐出雲之御大之御前時、自波穗、乘天之羅摩船而、内剥鵝皮剥爲衣服、有歸來神。
爾雖問其名不答、且雖問所從之諸神、皆白不知。爾多邇具久白言、「此者、久延毘古必知之。」・・・
「此者、實我子也。於子之中、自我手俣久岐斯子也。故、與汝葦原色許男命、爲兄弟而、作堅其國。」
故自爾、大穴牟遲與少名毘古那、二柱神相並、作堅此國。然後者、其少名毘古那神者、度于常世國也。
故顯白其少名毘古那神、所謂久延毘古者、於今者山田之曾富騰者也、此神者、足雖不行、盡知天下之事神也。

「出雲之御大之御前時」がアラカン山脈西麓のベンガル湾沿岸部。女王卑彌呼が殺した大國主神こと神沼河耳天皇が、
其処に葬られている、と云う物語の設定である。「天之羅摩船」は喪船。「内剥鵝皮剥爲衣服」は蛮族風の喪服。
女王卑彌呼が伊勢山田で暗殺した少名毘古の遺骸が、其処に海路搬送されて来たと云う展開。多邇具久が後年の難升米。
久延毘古が後年の都市牛利イザサ。インパール皇帝と皇太子のコンビ。葦原色許男ニギハヤヒ、大穴牟遲イサセリビコが、
共に存命中と云うことで、228年と時点が特定される。女王卑彌呼が大倭を奪権した直後の時期で、女王卑彌呼は体制構築と、
朝鮮半島での公孫淵との戦争を同時並行で遂行しており、とても忙しかったのだ。難升米が少名毘古を知らなかったのは、
長江機関員出身ではなかったからだ。長江機関の上位機関が少名毘古の琅邪機関であり、長江機関員ならば琅邪機関首領の
少名毘古を知っているはずなのだ。難升米は、女王卑彌呼が山越人民軍を組織した時期に加盟した土匪の首領なのである。
女王卑彌呼同族のチワン族出身の残忍な性格の男で、お気に入りの愛人となり、インパール皇帝位を譲位されたのである。
久延毘古こと都市牛利イザサは当時二歳であり、少名毘古を知っているはずが無いのであるが、何故か知っているのは不思議。
「山田之曾富騰」は274年に女王壹與に射殺される49歳時点の建波爾安王イザサであり、自力で歩けない位に衰えていたのだ。
72 ：: 「久延(クエン)」はベトナム人に多く有る「グエン」に近く、名付親の養父・難升米はベトナム出身のチワン族なのだ。
華南に流れて土匪業をやり、女王卑彌呼の山越軍の傘下に加わったのだ。崇神天皇の死後、女王壹與は都市牛利グエン
と同盟を結び、実弟の香坂王・忍熊王を滅ぼしている。晩年の都市牛利はルソン王だったのだ。香坂王が死んだ「斗賀野」は、
台湾島の平野部となり、台中が該当する。「斗賀野」の河である「都賀川」は大甲渓なのだ。香坂王の御名がイトであり、
台中が倭人伝の伊都國なのだ。女王壹與嫡女イルカが、其の名を奪って伊都國女王に即位している。「伊登志和氣王」である。
女王壹與は都市牛利の投馬國海軍に支援されて台南に上陸し、南から北へ攻めている。従って、伊佐比宿禰こと山王イマスが、
介護者である忍熊王と伴に滅んだのは台北ということになる。そこが「天之八衢」なのだ。神武即位「白檮原宮」も同所。
山王イマスこと猿田毘古神が海難死した「阿邪訶」も台北の海と云うことになる。忍熊王の御名イガは、ホムツワケが継承。
イタイ・イマスの「イタイ」は女王壹與が継承し、三代目倭建となる。女装倭建は女王壹與なのである。斗賀野戦争の時点は、
266年。刺客ホムヤワケを洛陽に派遣する工作と、同時進行した軍事作戦だったのだ。香坂王イトの子孫が甲賀忍者。
忍熊王イガの子孫が伊賀忍者である。神名は、香坂王が樋速日神、忍熊王が甕速日神である。
女王卑彌呼実兄「キヒ」を継承した難升米こと多邇具久(ダニグク)の子孫が、應神朝を仕切ることになる。
73 ：: 女王卑彌呼が海南島に初代天皇イザナギを誘出し、暗殺したのが226年2月。この日が永遠の祝日たる2月11日なのだ。
インパールに帰還し、次男・都市牛利を出産したのが226年6月。女王卑彌呼は臨月近づく妊婦としてイザナギと闘ったのだ。
父たる山王イマスが都市牛利に与えた名が「伊奢沙」である。226年9月には、女王卑彌呼はインパール皇帝位を、
ダニグクに譲位し、次男・伊奢沙を皇太子として残し、夫イマスと神武東征を開始する。皇帝ダニグクが養子にして後継者の、
女王卑彌呼次男・伊奢沙に付けたチワン族名が「グエン」なのだ。この時期、最も声望の有ったチワン族戦士が、
蜀将・魏延文長なのだ。魏延のチワン族名が「グエン」であった可能性が非常に高いのである。魏延は劉表の招撫に応じ、
チワン族精鋭部隊を率いて臣下と成った蛮族武将なのだ。211年劉備入蜀に従い、蜀軍最高幹部の一人となった武将である。
出身地は荊州とのみ伝わり、荊州チワン族出身の女王卑彌呼、あるいはベトナムチワン族出身の難升米ダニグクと、
血縁関係があった可能性もあるのだ。都市牛利・伊奢沙の本命「グエン」は、この魏延に由来していたのである。
74 ：: 【神代記】到坐竺紫日向之橘小門之阿波岐原而、禊祓也。故、於投棄御杖所成神名、衝立船戸神。
次於投棄御帶所成神名、道之長乳齒神。次於投棄御蓑所成神名、時量師神。
次於投棄御衣所成神名、和豆良比能宇斯能神。次於投棄御褌所成神名、道俣神。次於投棄御冠所成神名、飽咋之宇斯能神。
次於投棄左御手之手纒所成神名、奧疎神。次奧津那藝佐毘古神。次奧津甲斐辨羅神。
次於投棄右御手之手纒所成神名、邊疎神。次邊津那藝佐毘古神。次邊津甲斐辨羅神。

「橘小門」は、トンキン湾で入水自殺した「弟橘比賣命」に係り、トンキン湾と南シナ海を結ぶ雷州海峡を示す。
「竺紫日向」は「日向」ことインパールの対極に位置する、中国南部の山越軍実効支配領域全般を示す。
「阿波岐原」は雷州半島南端部である。女王卑彌呼により海南島にて暗殺された初代天皇イザナギの神霊が、
此地に来て禊祓し、自分を殺した政治集団を分析しているのだ。衝立船戸神の「衝立」は「月経」にて、生殖能力が強靭だった、
女王卑彌呼を示す。道之長乳齒神は其の臣下筆頭のイザナミ。時量師神は大年神の言換えで、女王卑彌呼の旦那、山王イマス。
奧疎神が嫡男の活目毘古・伊沙知。奧津那藝佐毘古神は義子の崇神天皇イセカ。奧津甲斐辨羅神は崇神天皇の最初の婚約者で
あった次女アタツ。邊疎神が義長子のイザノ。邊津那藝佐毘古神が次男の伊奢沙・グエン。後年の倭人伝・都市牛利である。
邊津甲斐辨羅神はイザノの嫁となる嫡女ワチツ。女王卑彌呼の子供達が並べられている。「甲斐」は貴州を示し、
嫡女ワチツは貴州で生まれ、次女アタツは貴州で受胎している。此の姉妹は年子なのである。
道俣神が義兄のインパール皇帝ダニグク。後年の倭人伝・難升米である。土匪の首領上がりだが、中国大陸No4の人物なのだ。
「和豆良比能宇斯能神」は「宇斯能」が軍馬を示し「司馬」の暗称。「豆」が司馬懿の「懿」の一部にて、晋宣帝・司馬懿。
「和豆良比」は「患ひ」にて、魏高祖・曹丕を毒殺した事実を暗示している。「飽咋之宇斯能神」の「飽」が「昭」であり。
晋太祖文帝・司馬昭である。司馬懿、司馬昭、等が女王卑彌呼の破壊的活動のケツ持ちだったのだ。
イザナギ神霊の分析では女王卑彌呼以外に大した人物は居らず、イザナギが建てた大倭を超克できるような集団では無かったのだ。
75 ：: 少名毘古の遺骸が流れ着く先の「出雲之御大之御前時」が、イザナギ天皇が暗殺された海南島五指山の真西、インパールの
コヒマ分水嶺の真南、アラカン山脈南端部の山代がベンガル湾に接する、ミャンマー・ラカイン州ラムリー島が在る湾部である。
上古の海軍基地であり、現在でもミャンマー海軍の基地が在る。女王卑彌呼はイザナギ暗殺後に、この地を制圧し自前の印度洋海軍
を確立して、東征に旅立つ。インパール皇帝ダニグクの養嗣子・インパール皇太子イザサ・グエンを此地の王に封土したのだ。
此処がイザナギ霊域と云うのは物語り上の仮構であるが、別途に宗教施設が在ったのである。「水蛭子」ツロを端点として、
「淡嶋」セイロン島重心を成すタラガラ山で折り返し「淡道之穗之狹別嶋」済州島に至る女王卑彌呼的霊線の真上に在るのだ。
イザサ・グエンが少名毘古を知っていたのは、此の筋の法王位を生まれながらに約束されていたことを意味する。イザサの
印度洋海軍がマラッカ海峡を越えて、済州島に行く為には、大倭海軍との友好関係が必要なのだ。女王卑彌呼が大倭海軍の
首領兄弟と仲良くし彼等の母堂を女王共立した必然的事情も理解できる。女王卑彌呼はタギシミミを愛人とし、キスミミを弟と
する。イセカこと後の崇神天皇をキスミミ義子として縁組して海将に転出させている。更にはイザサ・グエンを崇神天皇イセカ
の養子としてタギシミミ名跡「都市牛利」を名乗らせる。女王卑彌呼は、陸将皇族は建沼河別ヒコユムスミを除き悉く粛清したが、
正反対に海将と海軍を優遇しているのだ。印度洋と太平洋を結ぶ海軍の確立が目的だったのだ。黄泉津大神がラムリー王グエン
なのだ。その意義は、セイロン島に本拠を持つ「ヒラムの子」組織からの霊的指令経路の中継者としての法王なのだ。
76 ：: 「大神」号を抽出して整理してみた。伊邪那岐大神、出雲大神、葦原色許男大神、葛城之一言主大神、が巨大な海洋王朝を建国し、
女王卑彌呼にプレゼンツした初代天皇イザナギ。伊都久三前大神、伊豆志之八前大神、伊奢沙和氣大神、御食津大神、
が女王壹與嫡女のブルネイ女王、帶中津日子天皇イルカ。黄泉津大神、氣比大神、が女王卑彌呼次男の都市牛利グエン。
綿津見大神、墨江之三前大神、墨江大神、が意富那毘こと難升米ダニグク。「水蛭子」組織の超大物だったのだ。
黄泉戸大神、意富美和之大神、が意富那毘之妹・葛城之高千那毘賣こと女王卑彌呼ミマツ。彼等が悪魔の兄妹だったのだ。
天照大神、伊勢大神、が長江曾都毘古嫡妻イセカで、崇神天皇生母。道反大神、が女王卑彌呼三女チチツで、意富加牟豆美命。
道敷大神、が黄泉國前衛拠点ミチナに封土され、女王卑彌呼神武東征の先鋒を務めたイザナミ。大物主大神、がイザナミ息子の、
初代倭建山ノ神イタイで大倭天皇イザナギに対し反帝闘争をやり抜いた人物。猿田毘古大神、が主旨違い大神の呉帝孫権。
高木大神、が同じく主旨違い大神の蜀帝劉備。十一柱の大神の内、イザナギ、孫権、劉備を除く八柱が「水蛭子」組織の、
最高幹部連で、孫権や劉備が小物扱いされている。伊勢内外宮の神である、天照大御神や元祖ヒミカ共立女王は、
「大神」認定されていないのだ。別途に、政治的に偉大であった、崇神天皇や女王壹與も「大神」認定されていないのだ。
興味深い事に、女王卑彌呼の片割れ、倭王こと山王イマスも「大神」認定から外されている。単なるセックスマシーンだったのだ。
あくまで黄泉國目線で、霊的ランキングされた「大神」なのだ。邪馬壹國の真の策源地は、黄泉國こと日向國インパールよりも、
更に洛陽から遠い、ラムリー島「出雲之御大」だったのだ。「水蛭子」組織が、中国王朝を喰い物にしていたのだ。
77 ：: 【孝元記】娶穗積臣等之祖内色許男命、妹・内色許賣命、生御子、大毘古命、次少名日子建猪心命、次若倭根子日子大毘毘命。
三柱。又娶内色許男命之女・伊迦賀色許賣命、生御子、比古布都押之信命。又娶河内青玉之女・名波邇夜須毘賣、生御子、
建波邇夜須毘古命。・・・比古布都押之信命、娶尾張連等之祖、意富那毘之妹・葛城之高千那毘賣生子、味師内宿禰。
此者山代内臣之祖也。又娶木國造之祖、宇豆比古之妹・山下影日賣、生子、建内宿禰。

孝元天皇こと日子國玖琉天皇が大倭第二代天皇で、初代天皇の日嗣御子ヒコクニクルの御名を継承して即位したニギハヤヒ。
ニギハヤヒの磐船は黄海艦隊旗艦。日嗣ヒコクニクルが初代投馬國王で大倭海軍建軍者。この段の主題は大倭海軍史なのだ。
内色許男が男子一人イザナミ。内色許賣が女王卑彌呼。この二女子は海将ではないが、海軍建設に強く関与した人物。
女王卑彌呼が殺した陸将が大毘古と大毘毘。満州で公孫淵の騎将として女王卑彌呼に敵対して来たのが大毘古。旦那のイマスが
大毘古の名跡を取り、大倭天皇と手打ちしている。少名日子の「建猪心」はスッピンだが心は大倭皇族の意味で、海軍を除けば
大倭の軍事的中核は「猪」で象徴される山岳歩兵だったのだ。伊迦賀色許賣が元祖ヒミカ共立女王で、比古布都押之信が
海軍陸戦隊の猛将キスミミで女王卑彌呼男弟。河内青玉が日嗣ヒコクニクルで、建波邇夜須毘古が初代タギシミミ。
意富那毘が難升米で、養嗣子グエンを印度洋海軍を率いる海将に育てている。グエンはタギシミミの名跡を取り倭人伝都市牛利。
最終的に印度洋海軍と大倭海軍とは合流するのだ。葛城之高千那毘賣が再び女王卑彌呼。味師内宿禰が崇神天皇イセカ。
母堂たる倭比賣イセカの長江機関でのコードネームが「馬氏」なのだ。崇神天皇イセカは、山王内戦終結後に海将に転出し、
キスミミの義子と成っている。「山代内臣」がインパール帝国を建国したメンバーの意味で、難升米と都市牛利を残置して、
このメンバーがそのまま神武東征に参軍している。木國造が宇豆比古こと投馬國開基の日嗣ヒコクニクルで再登場。
山下影日賣が再び元祖ヒミカ共立女王。建内宿禰が津波神となった建豐波豆羅和氣で、実父は比古伊那許士別ことミマキ。
海将では無く、満二歳で神事殺人された女子だが、津波神オーストラリア大王と云う事で、大倭海軍史に特別出演している。
78 ：: 【倭建記】自其入幸、悉言向荒夫琉蝦夷等、亦平和山河荒神等而、還上幸時、到足柄之坂本、於食御粮處、
其坂神、化白鹿而來立。爾即以其咋遺之蒜片端、待打者、中其目乃打殺也。故、登立其坂、三歎詔云「阿豆麻波夜。」
故、號其國謂阿豆麻也。即自其國越出甲斐、坐酒折宮之時、歌曰、・・・
爾其御火燒之老人、續御歌以歌曰、・・・是以譽其老人、即給東國造也。

山越人民軍首領・二代目倭建・山王イマスが夢の中で彷徨。足柄が井崗山。上古より土匪が跳梁する山岳地帯だったのだ。
「足柄之坂本」は井崗山系が五嶺山脈と接続する五嶺鞍部。山王イマスが実人生にて此処で出会うのは、女王壹與と成る前の、
布多遲能伊理毘賣であるが、夢の中で出会うのは「白鹿」たる三女チチツ。山王イマスが稲依別を産ませた実子である。
父子婚厳禁の大倭法令に従い、山王イマスはチチツを撃ちR。甲斐は貴州。酒折宮は遵義。イーリン戦当時の山越軍後方拠点。
此処で出会う「御火燒之老人」東國造は、女王壹與即位後は消息不明の男、夏羽こと難升米ダニグクである。
「東(トン)」と云うのが難升米の土匪首領としての通称。父子婚「阿豆麻」に「東」を掛ける、太安萬侶の言葉芸が秀逸。
女王卑彌呼の山越人民軍に加盟する以前の難升米ダニグクは、井崗山を拠点として暴れていた土匪首領「東(トン)」だったのだ。
難升米が上古の毛沢東で、女王卑彌呼が上古の女ヒトラー。女王卑彌呼が遂行したインパールからの神武東征の経路は、
毛沢東が率いる労農紅軍の長征の経路と酷似しており、一旦、華南に出て南昌周辺で宿敵呉軍と交戦し、Ｕターンして、
五嶺山脈を西行、貴州から雲南へ退却して226年の冬を越し、227年春、雲南北西部から、成都の西方を擦り抜けて北伐。
追撃して来た元祖グエンこと蜀将魏延とは、チワン族同志で性行為して懐柔。蘭州と隴西一帯の蜀朝領土を荒らして、六盤山にて、
魏将司馬懿の軍隊と合流したのだ。其の後は、北上して五原、大同から内蒙古を通過し、蒙満回廊を突破して赤峰に雪崩れ込み、
公孫淵軍と交戦したのである。かつての美少女暗殺者「素菟」ではなく、軍事指導者としての女王卑彌呼が極東に姿を現したのだ。
79 ：: 【倭建記】故還下坐之、到玉倉部之淸泉、以息坐之時、御心稍寤、故號其淸泉、謂居寤淸泉也。
自其處發、到當藝野上之時、詔者「吾心恒念、自虚翔行。然今吾足不得歩、成當藝當藝斯玖。」
故號其地謂當藝也。自其地、差少幸行、因甚疲衝、御杖稍歩、故號其地謂杖衝坂也。到坐尾津前一松之許、・・・
自其地幸、到三重村之時、亦詔之「吾足、如三重勾而甚疲。」故、號其地謂三重。自其幸行而、到能煩野之時、思國以歌曰、・・・

倭王イマスが夢の中で、魂の終活をしているのだ。玉倉部は台湾島玉山の東麓。「玉」が日嗣御子の象徴で、義子日嗣大毘毘が、
玉山で女王卑彌呼に殺されている。當藝野は台東で、黄龍二年戦役にて生母サルオケツが戦死した地点である。
尾津前一松が台湾島南端部。三重が高雄。能煩野が台南で、此処でイマスは女王壹與の攻撃を受けている。イマスと台湾島は、
縁が深いのだ。219晩秋に女王卑彌呼が済州島に来て、220春に大倭クリルタイが開催され、イザナミが失脚させられている。
イザナミがやっていた台湾島征服事業の後始末をしたのが長江曾都毘古で、長江はイマスを連れて済州島から台湾島へ移動。
長江の終戦処理は半年以上かかり、その間、長江養子のイマスは、婚約者の長江養女イセカと結婚し、新婚生活を台湾島で過ごす。
長江機関女子工作員の女王卑彌呼が、性的無視の屈辱にてイザナギ天皇を逆恨みし「稻羽之素菟」事件を独断専行で起こすのは、
長江不在の此の期間である。琅邪沖で、天皇の船を海中から襲撃した天皇暗殺未遂事件である。女王卑彌呼は少女期から、
進んで無茶な任務をこなす、ミッション・インポシブルな女子工作員だったのだ。この時期がイマスとイセカにとっても、
人生の分かれ目であり、荊州に長江が戻った時、イセカはイザナミ身代りとして琅邪に送出され、イザナミ確保と同時に、
イマスは女王卑彌呼と結婚し、女王卑彌呼は長江曾都毘古から自立して、山越人民軍を組織し人民解放事業を始めることになる。
これが221年初頭で、イマスは片割れ女王卑彌呼に引きずられ、劇的人生を始める。勢力拡大した山越軍はイーリン戦に介入する。
80 ：: 【懿徳記】大倭日子鋤友命、坐輕之境岡宮、治天下也。此天皇、娶師木縣主之祖賦登麻和訶比賣命・亦名飯日比賣命、
生御子、御眞津日子訶惠志泥命、次多藝志比古命。二柱。故、御眞津日子訶惠志泥命者、治天下也。
次當藝志比古命者、血沼之別、多遲麻之竹別、葦井之稻置之祖。

五帝記第三段懿徳記では、大倭天皇では無かった初代倭建イタイが登場。「鋤友」は人民解放の意味。師木縣主が苅羽井家。
「祖賦登麻和訶比賣命・亦名飯日比賣命」が苅羽井家嫡女の元祖ヒミカ。イタイはヒミカの下僕として豚飼労務者をやっていたのだ。
「御眞津日子訶惠志泥命」は「御眞木入日子印惠命」に似るが、別体にて、ミマキの異母弟のイマス。女王卑弥呼の旦那である。
生母が山ノ民初代首領のサルオケツ。二代目首領イタイとの間の子で、山ノ民プリンスだったのだ。イタイが大倭天皇イザナギに
敵対し続けたのは、既得権益主張もあるが、生母イザナミがイザナギと対等の共同建国者であり、ケツ持ちしていたからだ。
別途に大倭建国軍事クーデターの舞台回をした長江曾都毘古も、イタイをケツ持ちしていた。長江は「水蛭子」組織だが、
イザナミの方は、山ノ民闘争の時期には、未だ「水蛭子」組織に加盟していない。多藝志比古が元祖ヒミカと、
日嗣ヒコクニクルとの子タギシミミで、ヒコクニクルが天皇に殉死した後は、大倭海軍首領となる。一字違いの當藝志比古が、
倭人伝の都市牛利で、タギシミミ名跡を継承し、タギシ・グエンを名乗ったのだ。都市牛利は其の表音表記である。
血沼は都市牛利が女王壹與に射殺されたフィリピン。多遲麻は大倭海軍の縄張りであったポリネシア一帯。葦井の「葦」は、
「水蛭子・葦船」の「葦」で、宇摩志阿斯訶備比古遲神こと葦那陀迦、即ち女王卑彌呼が建てたインパール・アラカン一帯の、
「水蛭子」王朝を示す。五帝記は、此の段にて変調して、イザナギが建てた神ノ國・大倭から「水蛭子」世界へと向かうのだ。
81 ：: 【孝昭記】御眞津日子訶惠志泥命、坐葛城掖上宮、治天下也。此天皇、娶尾張連之祖奥津余曾之妹・名余曾多本毘賣命、
生御子、天押帶日子命、次大倭帶日子國押人命。二柱。故、弟帶日子國忍人命者、治天下也。
兄天押帶日子命者、春日臣、大宅臣、粟田臣、小野臣、柿本臣、壹比韋臣、大坂臣、阿那臣、多紀臣、羽栗臣、
知多臣、牟邪臣、都怒山臣、伊勢飯高君、壹師君、近淡海國造之祖也

御眞津日子訶惠志泥が山王イマス。尾張は華南、貴州、雲南、北ビルマ、一帯を示す。奥津余曾が難升米ダニグク。
余曾多本毘賣が義妹の女王卑彌呼である。「余曾」は中国文化圏外の意味で、印度洋文化圏のインパール帝国を示す。
大倭帶日子國押人は女王卑彌呼三女チチツで、女王卑彌呼自身が指名した後継者。帶日子國忍人が女王壹與で、実質的後継者。
「天押帶日子」が難解で、イマスが産ませた男子、イサチ、イザサ、イサク、稲依別、狗奴國男王卑彌弓こと垂仁天皇の何れか。
イザサこと都市牛利タギシ・グエンは、前段で「當藝志比古」として登場しているので除かれ、「押」は強い武将の標識なので、
イサク、稲依別、垂仁天皇が除かれ、嫡男イサチとなる。ところが別途に、平穏無事では無い出産も「押」が示す処であり、
景行記の「押別命」がイサクである、帝王切開で生まれたのだ。イサクが敗者復活して、イサチ、イサク、の何れか、となる。
イサクが太安萬侶の御先祖なので、此処では有望なのである。結論的には、イサチこと活目毘古の反皇帝的責務を継承したのが、
土之御祖神こと洛陽裏天皇イサクなのだ。「土」は、あくまで土匪の標識なのだ。活目毘古イサチが、山越王・黄乱なのだ。
「近淡海」が荊州の洞庭湖で「近淡海國造」は湖南王。湖南は上古より土匪の勢力が強かった一帯で、女王卑彌呼の原郷なのだ。
82 ：: 【倭建記】故爾到相武國之時、其國造詐白「於此野中有大沼。住是沼中之神、甚道速振神也。」於是、看行其神、入坐其野。
爾其國造、火著其野。故知見欺而、解開其姨倭比賣命之所給蓑口而見者、火打有其裏。於是、先以其御刀苅撥草、
以其火打而打出火、著向火而燒退、還出、皆切滅其國造等、即著火燒。故、於今謂燒遣也。

「大沼」が前述の荊州洞庭湖。「沼中之」「甚道速振神」が倭建イマス后の女王卑彌呼。揚子江ワニがタムロする洞庭湖中を、
潜水具を着けて、ワニよりも速く泳いで破壊的軍事作戦をやっていたのだ。「相武國之」「國造」が呉将陸遜で女王卑彌呼宿敵。
「姨倭比賣」がイマスの元彼女のイセカ。「其御刀苅撥草」がイマスが富士浅間Ｗ婚をやったハエイロド。山王内戦の降将である、
ハエイロドは山越人民軍の東部方面総司令として華南東部に配置されていたのだ。「火打而打出火」は呉軍が得意とする火炎攻撃。
「燒遣(シャオ・チィエン)」の「燒」は「蕭(シャオ)」と同音にて「蕭河」を示す。神武記の「吉野河之河尻」である。
呉将陸遜は、迂回軍を蕭河のラインに展開して阻止線を張り、ハエイロドの東部山越軍を孤立させ、退路を絶つ作戦に出たのだ。
山王イマスが、建御雷之男神ヒコユムスミを連れて、呉軍の阻止戦を突破し、ハエイロドの軍隊を救出したのだ。
後年の山越王、活目毘古イサチが未だ七歳で有った頃の話である。この時期の活目毘古イサチは、女王卑彌呼と共に朝鮮半島で、
公孫淵軍と闘っていたのだ。女王卑彌呼の邪馬壹國が確立された直後の時期で、華南と朝鮮半島で両面作戦を遂行していたのだ。
この時期の山王イマスは、軍事的前線で活動していたのだ。ハエイロドは、この後、出産の為、本國済州島に帰還する途上で、
トンキン湾上で入水自殺している。女王卑彌呼による敗戦の総括を恐れたのだ。ハエイロドの死の責任は海軍の軍艦の操船ミスと
みなされ、海軍首領タギシミミが責任を取らされている。「建波邇夜須毘古」の「夜」は、大倭皇族の死に責任ある者の意味。
83 ：: 【神代記】而、初於中瀬墮迦豆伎而滌時、所成坐神名、八十禍津日神、次大禍津日神、
此二神者、所到其穢繁國之時、因汚垢而所成神之者也。次爲直其禍而所成神名、神直毘神、次大直毘神、次伊豆能賣神。
次於水底滌時、所成神名、底津綿上津見神、次底筒之男命。於中滌時、所成神名、中津綿上津見神、次中筒之男命。
於水上滌時、所成神名、上津綿上津見神、次上筒之男命。此三柱綿津見神者、阿曇連等之祖神以伊都久神也。
故、阿曇連等者、其綿津見神之子、宇都志日金拆命之子孫也。其底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命三柱神者、墨江之三前大神也。

神直毘がハエイロド。「直毘」は本居宣長流に「素直な心の持主」。大直毘がトビハヤヒメで、実際に巨体だったのだ。
この二人は「悪魔の赤子・御眞津」を名乗った女王卑彌呼の悪魔的思想性を全く理解できない、素直な心の持主だったのだ。
「伊豆」が「厳」で、伊豆能賣は厳島大明神として祀られる元祖ヒミカ共立女王。八十禍津日神が女王卑彌呼御眞津。
大禍津日神が男子一人イザナミ。底津綿上津見が元祖タギシミミで、底筒之男がイザノ。女王卑彌呼直下の邪馬壹國CIA長官。
中津綿上津見が都市牛利イザサで、中筒之男命がオホタタネコ。女王卑彌呼と結婚式を挙げることになる、トビハヤヒメの遺児。
上津綿上津見がタギシミミ舎弟の男弟キスミミで、上筒之男が崇神天皇イセカ。崇神天皇は男弟キスミミの義子だったのだ。
「宇都志日金拆」は「都」＋(「志」＝「市」)＋(「宇」＋「志」＝「牛」)＋(「金拆」＝「金属製工具」＝「利器」＝「利」)
で都市牛利ことタギシ・グエン・イザサ。阿曇連が大倭海軍閥で、墨江之三前大神が海軍最高幹部連の義父たる難升米ダニグク。
イザナギ暗殺に始まる、山王内戦を制した女王卑彌呼が確立した、海洋王朝２２８年体制の主要メンバーが語られているのだ。
84 ：: 【神代記】於是伊邪那岐命、見畏而逃還之時、其妹伊邪那美命言「令見辱吾。」即遣豫母都志許賣、令追、
爾伊邪那岐命、取黑御絹投棄、乃生蒲子。是択食之間、逃行、猶追、亦刺其右御美豆良之、湯津津間櫛引闕而投棄、乃生笋。
是拔食之間、逃行。且後者、於其八雷神、副千五百之黄泉軍、令追。爾拔所御佩之十拳劒而、於後手布伎都都、逃來、猶追、
到黄泉比良坂之坂本時、取在其坂本桃子三箇待撃者、悉逃迯也。爾伊邪那岐命、告其桃子・・・告、賜名號、意富加牟豆美命。

ラムリー島・出雲の霊的監獄から伊邪那岐神霊が脱出し、ヒマラヤ方面へ遁走する、と云う神霊譚である。
豫母都志許賣が崇神天皇母堂のイセカ。「黑御絹」「蒲子」が崇神天皇。「湯津津間櫛」「笋」がイザノ。
彼等の生母がイセカなのだ。伊邪那岐が彼等の魂の救済を約束したので、黄泉津醜女イセカは追撃を止める。
八雷神はミマツ、ワチツ、アタツ、チチツ、ヒキ、アス、アキ、アザミツの八人で、女王卑彌呼が名乗った「御眞津」を
「偵察」の意味に理解した伊邪那美が、御眞津が産んだ孫や曽孫に、同系の軍事命を名付けたのだ。夫々、偵察、円陣防御、
総攻撃、流血白兵戦、劣勢、優勢、拮抗、暗殺、の意味である。アザミツの出生直前に伊邪那美は高佐士野で戦死している。
八雷神女子連は伊邪那岐との性行為を求めて、追いかけて来るのだ。「男の中の男」伊邪那岐は死んでもモテルのだ。
黄泉比良坂が帝国陸軍が激戦したコヒマ分水嶺。桃子三箇は近親婚で出来た子で、稲依別、ホムヤワケ、ホムダワケ、である。
彼等の母堂が、意富加牟豆美こと女王卑彌呼三女チチツなのだ。近親婚厳禁の伊邪那美法令を持出すと、八雷神が追撃を止める、
と云うオチなのだ。重要なポイントは、ホムヤワケ、ホムダワケ双子の出生地・豊浦の位置であり、建前上は、本州西端の彦島
だが、豊浦＝邪馬壹國印度洋鎮守府たるラムリー島周辺であった可能性が高いのである。
85 ：: 【垂仁記】又隨其后之白、喚上美知能宇斯王之女等、比婆須比賣命・次弟比賣命・次歌凝比賣命・次圓野比賣命、併四柱。
然、留比婆須比賣命・弟比賣命二柱而、其弟王二柱者、因甚凶醜、返送本土。於是、圓野比賣慚言
「同兄弟之中、以姿醜被還之事、聞於隣里、是甚慚。」而、到山代國之相樂時、取懸樹枝而欲死、
故號其地謂懸木、今云相樂。又到弟國之時、遂墮峻淵而死、故號其地謂墮國、今云弟國也。

女王壹與の死亡記事である。美知能宇斯王が狗奴國男王卑彌弓こと垂仁天皇。比婆須比賣が守勢女子ヒキ。
弟比賣が攻勢女子アス。歌凝比賣が拮抗女子アキである。圓野比賣が、アキの乳姉妹の暗殺女子アザミツで、女王壹與。
垂仁正后・佐波遲比賣ことワチツが、ヒキ、アス、アキの実母だが、アザミツにとっても養母だったのだ。
「返送本土」の意味は、ヒキとアスは狗奴國との戦争で狗奴國に攻込んで闘死したが、アキは生還したと云う、生死境界の意味。
アザミツは真逆に狗奴國に亡命し生残っている。山代國之相樂はジャワ島西部のスラバヤ。「墮國」「弟國」がジャカルタである。
女王壹與の新邪馬壹國・南シナ海王朝と、女王卑彌呼の旧邪馬壹國・印度洋マラヤ王朝との境界の中立地帯が、ジャワ島西部で、
其処で女王壹與が拉致され、ジャカルタにて処刑された、と云う王朝境界での重大政治事件の記事なのだ。
女王壹與を殺したのは、女王壹與の父母が帰属していた「水蛭子」組織である。女王壹與は常に、垂仁天皇日嗣御子ホムツワケを
連れて行動していたので、動く貯金箱だったホムツワケも、ジャワ島で殺されているのだ。
86 ：: 【垂仁記】故、率遊其御子之状者、在於尾張之相津、二俣榲作二俣小舟而持上來、以浮倭之市師池・輕池、率遊其御子。
然、是御子、八拳鬚至于心前、眞事登波受。故、今聞高往鵠之音、始爲阿藝登比。
爾遣山邊之大劑、令取其鳥。故是人追尋其鵠、自木國到針間國、亦追越稻羽國、即到旦波國、多遲麻國、追廻東方、
到近淡海國、乃越三野國、自尾張國傳以追科野國、遂追到高志國而、於和那美之水門張網、取其鳥而持上獻。
故、號其水門謂和那美之水門也。亦見其鳥者、於思物言而、如思爾勿言事。

尾張之相津が魏呉攻防の地、樊城。「二俣」は女王壹與が遂行した二俣外交。倭之市師池・輕池は上海に近い太湖で、
女王壹與とホムツワケとが、呉朝に国賓として招かれ、其処で遊んだ事があるのだ。「鵠」が女王壹與のシンボライズ。
女王卑彌呼が生きていた時代では役立たず女子だったが、女王卑彌呼崩御後は、政治指導者として驚異的な伸び代を示したのだ。
「山邊之大劑」が女王卑彌呼宦官だった男で、女王卑彌呼崩御後は、洛陽裏天皇イサクの執事をしていた人物。日本書記の
塩土老翁である。この男が「水蛭子」組織から、女王壹與暗殺を引受けたのだ。木國が北朝鮮で、楽浪郡・帯方郡の直領。
針間國が南朝鮮で、大倭が統治委任されていた領域。稻羽國が淮河河口部の江蘇省の領域。旦波國が台湾島。多遲麻國が
フィリピン群島。近淡海國が荊州で「淡海」は洞庭湖、「近」は女王卑彌呼の実家の近く、と云う意味。三野國が雲南、四川、
漢中、の三大盆地。科野國が関中盆地で「科」は秦朝、秦朝勃興の地。高志國がベトナムで、ベトナム首都ハノイの真南が、
スンダ海峡で「和那美之水門」。女王壹與の神霊が「鵠」となって東アジア広域上空を彷徨い、改めて、死亡地点に
舞戻って来たのだ。このスンダ海峡「佐度」を押さえる、印度洋マラヤ王朝「日向」の軍都で、女王壹與は殺されたのだ。
「今聞高往鵠之音、始爲阿藝登比」は目の前で、保護者の女王壹與が殺された時の、ホムツワケの無音発語行為である。
87 ：: 【仲哀記】其大后息長帶日賣命者、當時歸神。故、天皇坐筑紫之訶志比宮、將撃熊曾國之時、天皇控御琴而、建内宿禰大臣居於沙庭、
請神之命。於是、大后歸神、言教覺詔者「西方有國。金銀爲本、目之炎耀、種種珍寶、多在其國。吾今歸賜其國。」
爾天皇答白「登高地、見西方者、不見國土、唯有大海。」謂爲詐神而、押退御琴不控、默坐。

此処が、邪馬壹國政治記事の最終段である。「大后息長帶日賣命」は死んだ女王壹與の影武者。建内宿禰大臣が、殺した側の、
「山邊之大劑」こと塩土老翁である。塩土自身が女王卑彌呼の影武者を務めて来た其筋の人物であり、影武者道のプロなのだ。
「天皇」がブルネイ女王・帶中津日子天皇イルカ。塩土は影武者を使って、イルカを操り、スラバヤ・マラヤ軍に合流させて、
フィリピン・マニラへ北上。更に軍勢を召集して、台湾島に上陸する。「筑紫之訶志比宮」は台中。倭人伝の伊都國である。
「熊曾國」が華南一帯。「西方有國。金銀爲本、目之炎耀、種種珍寶、・・・」云々は、イルカに対する対呉戦争の強制である。
女王壹與とイルカに、鎮魂帰神の趣味が有る事は事前に調べ上げており、演出を加えて、イルカを心服させ、「水蛭子」組織に
加盟させたのである。時は278年で、呉朝覆滅の国際工作は完成しており、郭馬等、チワン族武将の取込み工作も完成している。
軍勢を更に膨らませたイルカの軍隊は、279年年明けと伴に、福建へ雪崩れ込み、同時挙兵的に、郭馬が広州大乱を引起すのである。
雲南・貴州からは、山越軍が華南に雪崩れ込み、秋には、晋朝正規軍三十万が対呉戦争に参戦、呉朝は滅亡するのである。
88 ：: 【垂仁記】故到於出雲、拜訖大神、還上之時、肥河之中、作黑巣橋、仕奉假宮而坐。爾出雲國造之祖名岐比佐都美、
餝青葉山而立其河下、將獻大御食之時、其御子詔言「是於河下、如青葉山者、見山非山。若坐出雲之石祠之曾宮、
葦原色許男大神以伊都玖之祝大廷乎」問賜也。
爾所遣御伴王等、聞歡見喜而、御子者坐檳榔之長穗宮而、貢上驛使。爾其御子、一宿婚肥長比賣。故、竊伺其美人者、蛇也、
即見畏遁逃。爾其肥長比賣患、光海原、自船追來。故、益見畏以自山多和、引越御船、逃上行也。於是覆奏言
「因拜大神、大御子物詔、故參上來。」故、天皇歡喜、即返菟上王、令造神宮。於是天皇、因其御子、
定鳥取部・鳥甘部・品遲部・大湯坐・若湯坐。

出演者は全て死者で、死んだホムツワケが、黄泉國女王卑彌呼の手料理を食べて、しゃべれるように成る、と云う怪奇譚。
「出雲國造之祖名岐比佐都美」が女王卑彌呼。「出雲之石祠之曾宮」がラムリー島周辺。葦原色許男大神が伊邪那岐。
「檳榔」がマライ半島。「長穗宮」がKL(クアラ・ルンプール)。「一宿婚肥長比賣」がウタゴリことアキ。
「山多和」がKra地峡。菟上王がホムヤワケ。「天皇」は垂仁天皇。「鳥取部」がスマトラ。「鳥甘部」がジャワ。
「品遲部」がマライ半島先端部。「大湯坐」がミナス周辺。「若湯坐」がパレンバン周辺。「湯」は油田である。
黄泉國女王卑彌呼は、ホムツワケをマライ王に霊的封土し、孫娘のアキを后に配当したのである。品遲部の首都、長穗宮ことKLにて、
神無月の出雲國特別会議が、開催されるのだ。会議の名義人が伊邪那岐とホムツワケで、議長が垂仁天皇なのだ。
会議の経緯を、インパールに居る黄泉國女王卑彌呼に報告する連絡役がホムヤワケなのだ。
会議の目的は、霊界においても女王卑彌呼を嫌って失踪中の、女王壹與の捜索である。
89 ：: 【仲哀記】故、備如教覺、整軍雙船、度幸之時、海原之魚、不問大小、悉負御船而渡。爾順風大起、御船從浪。
故其御船之波瀾、押騰新羅之國、既到半國。於是、其國王畏惶奏言「自今以後、隨天皇命而、爲御馬甘、毎年雙船、
不乾船腹、不乾棹挧、共與天地、無退仕奉。」故是、以新羅國者、定御馬甘、百濟國者、定渡屯家。
爾以其御杖、衝立新羅國主之門、即以墨江大神之荒御魂、爲國守神而祭鎭、還渡也。

呉朝覆滅の段である。「新羅國」は福建省で「百濟國」は浙江省。福建省と浙江省とを合わせた領域は、南北朝鮮と同一面積、
類似形状であり、アモイと杭州の距離は、釜山と新義州の距離に等しいのだ。此処は後漢書の筆法になっている。
邪馬壹國軍は、福建一帯に敵前上陸して、山岳に上がり制圧。北進して浙江一帯を占領し、杭州を陥としたのである。
山越軍ゲリラ部隊が事前に潜伏しており、道案内したのだ。貴州から乱入した山越軍主力は、湖南、江西を制圧して武漢を陥とし、
晋軍は樊城から南進して、江陵一帯を制圧したのだ。華南では、チワン族将軍・郭馬が好き放題に暴れている。
「新羅國主」が呉帝・孫晧。蛮族軍に殺されるのを嫌って、自ら長江を渡り、晋朝に投降したのだ。
墨江大神がインパール皇帝・難升米ダニグクで「墨江大神之荒御魂」は、女王卑彌呼の宿願と云う意味。反呉人民解放闘争が、
政治指導者としての女王卑彌呼の出発点なのだ。女王卑彌呼が、生前やり残した仕事が、崩御後３５年にして、成就したのである。
90 ：: 【神代記】故後、木花之佐久夜毘賣、參出白「妾妊身、今臨産時。是天神之御子、私不可産。故、請。」・・・
故、其火盛燒時、所生之子名、火照命、此者隼人阿多君之祖。次生子名、火須勢理命。次生子御名、火遠理命、
亦名、天津日高日子穗穗手見命。三柱。

邇邇藝能命こと大毘毘と、木花之佐久夜毘賣ことアタツは婚約しても、性行為は無く、子無しである。婚約時点では、アタツの方が、
幼かったのだ。従って、子無しリセットが作動し、265年晋朝開基の時点にジャンプする。火須勢理命が、晋武帝司馬炎。
火照命が、其の父君の晋太祖司馬昭である。「照」は「昭」と同音なのだ。此の親子の水面下での暗闘は激しく、双方の系列の
謀略機関が激しく闘争していたのだ。司馬昭サイドの有力な国際謀略機関が、イサクが率いる洛陽裏天皇組織なのだ。火遠理命が、
裏天皇イサクであり、司馬一門扱い。亦の名が「天津日高之御子虚空津日高」で、山王イマスの末子である。太安萬侶の御先祖
なので「生子御名」と特別に「御」が付いている。天津日高日子穗穗手見命が、稲依別の子、ホムヤワケである。
「天津日高」が、山王イタイ・イマスと稲依別イタイ・イマスの同名別体で、レアケース。ホムヤワケがイサクを暗殺した男で、
266年の「率善中郎將掖邪狗」なのだ。此の次段で展開される、謀略機関暗闘物語で登場する人物を特定して置くと、
「赤海鯛魚」が稲依別。「一尋和邇」がホムヤワケ。「豐玉毘賣」が女王壹與。「佐比持神」が塞曹掾史張政。
「綿津見大神」が都市牛利タギシ・グエン・イザサ。「鹽椎神」がイサクの執事で、元女王卑彌呼宦官。
大筋は、イサクが司馬昭に圧力を掛けられ、女王壹與を洛陽に誘き出しての暗殺を画策するが、女王壹與は逆にホムヤワケを
刺客として洛陽に送出し、イサクを殺させたのだ。結局の処、イモを引いたのが、女王壹與。「火照命、此者隼人阿多君之祖」は、
洛陽で騒動を起こした責任を取らされ、女王壹與が九州島を、司馬昭に献上して、ワビ入れした事実を示す。
91 ：: 【垂仁記】於是、天皇患賜而、御寢之時、覺于御夢曰「修理我宮如天皇之御舍者、御子必眞事登波牟。」
如此覺時、布斗摩邇邇占相而求何神之心、爾祟、出雲大神之御心。故、其御子令拜其大神宮將遣之時、令副誰人者吉、
爾曙立王食ト。故、科曙立王令宇氣比白「因拜此大神、誠有驗者、住是鷺巣池之樹鷺乎、宇氣比落。」
如此詔之時、宇氣比其鷺墮地死、又詔之「宇氣比活爾。」者、更活。
又在甜白檮之前葉廣熊白檮、令宇氣比枯、亦令宇氣比生。爾名賜曙立王、謂倭者師木登美豐朝倉曙立王。
即曙立王・菟上王二王、副其御子遣時、自那良戸、遇跛盲、自大坂戸、亦遇跛盲、
唯木戸是掖月之吉戸ト而出行之時、毎到坐地定品遲部也。

天皇は冥界王と成った垂仁天皇。御子は日嗣御子ホムツワケ。出雲大神がラムリー島に霊的監禁されている伊邪那岐。
曙立王が女王壹與アザミツ。ジャカルタ周辺で暗殺された、ホムツワケと女王壹與が、黄泉國に召喚されると云う冥界物語。
菟上王がホムヤワケで、黄泉國からの出迎えの使者なのだ。「那良戸」がスンダ海峡。「大坂戸」がロンボク海峡。
「掖月之吉戸」がマラッカ海峡。ジャワ海とインド洋を繋ぐ三海峡である。「品遲部」がマレーシア・インドネシア一帯を示す。
「宇氣比活」「宇氣比生」は死者に影武者が建てられた事を示し、曙立王こと女王壹與と、葉廣熊白檮こと帶中津日子天イルカ
に影武者が建てられたのだ。女王壹與の影武者は台中での鎮魂帰神演出で直ぐに殺され、イルカの影武者は287年頃まで
生かされる。倭人伝の女王國の主君は、イルカの影武者なのである。「葉廣熊白檮」の「白」は、イルカがスッピンであった
事を示す。男子として育てられた女子で、鎮魂帰神が趣味の内向的性格だったのだ。「倭者師木登美豐朝倉曙立王」は
亡国女王としての、女王壹與アザミツへの諡号である。女王壹與神霊は、女王卑彌呼と再会する事を嫌って、生前の事績同等に
冥界を逃亡するのである。女王壹與アザミツおよびイルカの神王家・家紋が菊紋であり、どこぞの國の皇家家紋となっている。
悪魔女子・女王卑彌呼を封印するには、絶大な霊的効果がある紋章だからだ。
92 ：: 神武記】故、天神御子、問獲其横刀之所由、高倉下答曰「己夢云、天照大神・高木神二柱神之命以、召建御雷神而詔
『葦原中國者、伊多玖佐夜藝帝阿理那理、我御子等、不平坐良志。其葦原中國者、專汝所言向之國、故汝建御雷神可降。』
爾答曰『僕雖不降、專有平其國之横刀、可降是刀。此刀名、云佐士布都神、亦名云甕布都神、亦名云布都御魂。
此刀者、坐石上神宮也。降此刀状者、穿高倉下之倉頂、自其墮入。故、阿佐米余玖、汝取持、獻天神御子。』
故、如夢教而、旦見己倉者、信有横刀。故、以是横刀而獻耳。」於是亦、高木大神之命以覺白之
「天神御子、自此於奧方莫使入幸。荒神甚多。今、自天遣八咫烏、故其八咫烏引道、從其立後應幸行。」

悪魔女子・女王卑彌呼の真骨頂である殺人事績が示されている。天神御子が大毘古で、北朝鮮の江界で一騎打ちして殺している。
高倉下が大倭初代天皇伊邪那岐で、海南島で暗殺。遺骸の脳天を噛み破り、脳漿をすすったのである。建御雷神はヒコユムスミ
を示すが騙し絵で、遼東太守公孫晃。葦原中國が楽浪郡・帯方郡であり、其の開拓者が公孫晃なのだ。大連・南山に侵入した
女王卑彌呼は公孫晃を暗殺、そして葦原中國大乱が始まったのだ。八咫烏がヒコサメマ。サメマの主君にして兄貴分が
大倭第二代天皇ニギハヤヒで、高木神。此処も騙し絵で、高木大神は高木神とは別体で、蜀帝劉備玄徳。イーリンの戦いに
介入した女王卑彌呼は、劉備軍を絶対優勢に導くが、自分を疎外して陸遜と和睦した劉備を赦さず、白帝にて暗殺したのだ。
時系列は、劉備暗殺が222年夏。伊邪那岐暗殺が226年2月11日。公孫晃暗殺が227年初夏。大毘古殺害が227年秋。
女王卑彌呼への報復の系譜が以下。「佐士布都」は高佐士野こと布都國女王イススキヨリヒメ・イロ。「甕布都」が
イロの名跡を取り、女王卑彌呼を嫌い抜いた女王壹與アザミツ。「甕」が神王家家祖・難升米の標識。アザミツは難升米の嫡女。
「布都御魂」が狗古智卑狗こと大久米で、崇神天皇イセカを、女王卑彌呼の邪馬壹國から離脱させた神ノ使徒である。
女王卑彌呼が、ミマキイリヒコこと崇神天皇イセカの裏切りを嘆く辞世ノ歌が「美麻紀伊理毘古波夜」の歌なのだ。
93 ：: 【垂仁記】次倭比賣命者、拜祭伊勢大神宮也。次伊許婆夜和氣王者、沙本穴太部之別祖也。
次阿邪美都比賣命者、嫁稻瀬毘古王。次落別王者、小月之山君、三川之衣君之祖也。
次五十日帶日子王者、春日山君、高志池君、春日部君之祖。次伊登志和氣王者、因無子而、爲子代定伊登部。
次石衝別王者、羽咋君、三尾君之祖。次布多遲能伊理毘賣命者、爲倭建命之后。

石衝別王狗古智卑狗こと大久米で、羽咋君は沿海州。三尾君は朝鮮半島東北部。伊勢大神が倭比賣イセカで、「伊勢」は
ベンガル湾を示す。伊許婆夜和氣王がホムヤワケで、沙本穴太部は済州島にある、倭人伝女王卑彌呼径百歩の大塚である。
ホムヤワケが女王卑彌呼の冥界における愛人なのだ。阿邪美都比賣が女王壹與で、稻瀬毘古王が崇神天皇イセカ。女王即位前に
崇神天皇の養女となり、女王即位後は崇神天皇と外交婚している。布多遲能伊理毘賣も女王壹與で、「倭建命」は
二代目倭建の山王イマスではなく、三代目倭建の稲依別。女王壹與は、死後に稲依別の嫁に配当されたのだ。
五十日帶日子王がホムツワケで、春日山君はスマトラ島。高志池君がトバ湖。春日部君がジャワ島。
死後のホムツワケがマライ・スンダ王なのだ。伊登志和氣王が「伊登志別王」と二字違いにて、帶中津日子天イルカの影武者。
影武者イルカの墓があるのは、倭人伝伊都國で台中。本物のイルカの墓があるのは、伊登部ことマニラなのだ。
死後のイルカが、フィリピン・ボルネオ王なのだ。落別王が火遠理命こと洛陽裏天皇イサクで、「三川」が洛陽の標識。
「小月」は小月氏の本拠地である青海で、「水蛭子」組織の中国総本部が、小月氏の部落内に在ったのだ。イサクが
「水蛭子」組織の洛陽支部長である。倭比賣イセカも、青海出身の「水蛭子」組織幹部である。月氏末裔のクシャナ朝は、
邪馬壹國の時代には衰退期に有り、「水蛭子」組織に浸透されていたのだ。山の王朝クシャナ朝と、海の王朝邪馬壹國は
輪を成し、中国大陸を包囲しているのだ。この霊的構造は、現在も継続している。「倭者師木登美豐朝倉曙立王」こと女王壹與の
墓がバングラディッシュに有り、其処が、霊的包囲の輪の結節点なのだ。「朝倉」が西ベンガルを示す。
94 ：: 【仲哀記】故、建内宿禰命、率其太子、爲將禊而、經歴淡海及若狹國之時、於高志前之角鹿、造假宮而坐。
爾坐其地伊奢沙和氣大神之命、見於夜夢云「以吾名、欲易御子之御名。」爾言掃白之「恐、隨命易奉。」亦其神詔
「明日之旦、應幸於濱。獻易名之幣。」故其旦幸行于濱之時、毀鼻入鹿魚、既依一浦。於是御子、令白于神云
「於我給御食之魚。」故亦稱其御名、號御食津大神、故於今謂氣比大神也。亦其入鹿魚之鼻血臭、故號其浦謂血浦、今謂都奴賀也。

建内宿禰命がホムヤワケ。「太子」が帶中津日子天イルカ。ホムヤワケが死神として、死んだイルカを「水蛭子」組織大本営へ
導くと云う冥界物語。「淡海」がカスピ海。「若狹國」は「若」が双子の意味で、双子の大河である、チグリス・ユーフラテス
に挟まれるメソポタミア。「水蛭子」組織大本営は、其の中心都市バグダードに有るのだ。高志前之角鹿がアラビア半島の
ホルムズ岬。伊奢沙和氣大神がイルカに攻め滅ぼされた都市牛利こと、タギシ・グエン・イザサである。実際に都市牛利が
率いる印度洋海軍の基地がホルムズ岬にあったのだ。都市牛利とイルカの和解、ならびに名前交換が成立し、
御食津大神、氣比大神が帶中津日子天イルカの神号として与えられる。。冥界のマニラ王イルカは黄泉國に加盟したのである。
都奴賀は、実際に都市牛利が滅ぼされた、フィリピンのピコール半島で、血浦がフィリピンの内海である。
バグダードは、洛陽裏天皇イサク神霊が、霊的封土されている地点で、イサクに大神号は付かず、大神を超越する唯一神である、
天之御中主神に同体化する。太安萬侶は御先祖イサクに、それとは気付かれないように、最高神格をちゃっかり与えているのだ。
95 ：: 【開化記】次日子坐王、娶山代之荏名津比賣・亦名苅幡戸辨、生子、大俣王、次小俣王、次志夫美宿禰王。三柱。
又娶春日建國勝戸賣之女・名沙本之大闇見戸賣、生子、沙本毘古王、次袁邪本王、次沙本毘賣命・亦名佐波遲比賣。
此沙本毘賣命者、爲伊久米天皇之后。次室毘古王。四柱。・・・故、兄大俣王之子、曙立王、次菟上王。二柱。此曙立王者、
伊勢之品遲部君、伊勢之佐那造之祖。菟上王者、比賣陀君之祖。次小俣王者、當麻勾君之祖。次志夫美宿禰王者、佐佐君之祖也。
次沙本毘古王者、日下部連、甲斐國造之祖。次袁邪本王者、葛野之別、近淡海蚊野之別祖也。・・・

日子坐が山王イタイ・イマス。山代之荏名津比賣が伊邪那美で、その名跡を継承した苅幡戸辨が、倭人伝・斯烏越ことチチツ。
大俣王が稲依別イタイ・イマス。チチツとの母子婚で出来たのが、小俣王ホムダワケ、と志夫美宿禰王ホムヤワケ。
春日建國勝戸賣が元祖ヒミカ共立女王。沙本之大闇見戸賣が女王卑彌呼。沙本毘古王が女王卑彌呼嫡男イサチで活目毘古・黄乱。
袁邪本王が義長子イザノで垂仁記「沙本毘古王」。243年からは、荊州で戦死した日嗣御子・活目毘古イサチに成りすましたのだ。
沙本毘賣、佐波遲比賣がワチツでニシキトベ。イザノこと伊久米天皇の后である。菟上王は志夫美宿禰王と同体でホムヤワケ。
曙立王が女王壹與アザミツで、冥界における稲依別の配偶者。「伊勢」がベンガル湾で、伊勢之品遲部はバングラディッシュ。
伊勢之佐那造が西ベンガル。死んだ女王壹與が霊的封土されているのだ。「比賣陀君」「佐佐君」が女王卑彌呼の標識。
女王卑彌呼幼名が「沙々」なのだ。女王壹與の生前愛人だったホムヤワケが、冥界での女王卑彌呼の愛人なのだ。ある種の略奪婚。
「日下部」がアラカン山脈で、女王卑彌呼が神武東征直前に遂行した戦役が、アラカン制圧戦。五歳児イサチが其処で初陣。
甲斐國がイサチが出生した「金山」こと貴州一帯。女王卑彌呼が221年秋に、イーリン戦の期間に陣中出産。葛野が青海で、
イザノの母堂・倭比賣イセカの出身地。近淡海蚊野がイセカがイザノを産んだ地点で、荊州洞庭湖南面、湘江上流部・藍山の麓。
長江機関地下基地が其処に在った。女王卑彌呼が育った「吉野河之河尻」ヤオ族の村は直近くで藍山を越えた蕭河の谷筋である。
96 ：: 【垂仁記】次大中津日子命者、山邊之別、三枝之別、稻木之別、阿太之別、尾張國之三野別、吉備之石无別、許呂母之別、
高巣鹿之別、飛鳥君、牟禮之別等祖也

大中津日子命がサメマで、第十代狗奴國男王である。狗古智卑狗が兄弟分の大久米で「神ノ使徒」として國を仕切ったのだ。
軍事的最前線で活動したのがサメマの方で、女王卑彌呼の好敵手である。山邊之別がボルネオ南部の山岳地帯で、サメマの出身地。
女王卑彌呼宦官「山邊之大劑」こと塩土老翁も同一領域が出身地である。三枝之別が多島一家が軍事作戦を展開したセレベス島。
稻木之別が済州島で、大倭建國戦争で目覚しい活躍を示し、神沼河耳天皇こと伊邪那岐から済州島防衛長官に任命されている。
「沙本毘古王」は半固有名詞で、済州島防衛長官の意味なのだ。初代の「沙本毘古王」がサメマである。
阿太之別が台北で、黄龍二年戦役における呉軍の台北制圧戦の道案内をしたのが、狗奴國男王サメマなのだ。
尾張國之三野別が雲南で、其処でも蜀軍の雲南制圧戦の道案内をしたのだ。サメマが武装偵察エキスパート「先遣八咫烏」である。
狗奴國サイドでは、邪馬壹國の権力構造を正しく分析出来ておらず、済州島はフロントで、雲南に邪馬壹國根拠地が在る、
と誤認識していたのだ。吉備之石无別が平壌、許呂母之別がソウルで、山王内戦の激戦地。山王軍を追撃する公孫淵の宿将、
大毘古・大毘毘の鎮圧軍の武装偵察隊長を勤めたのがサメマである。高巣鹿之別が江界で、大毘古イナルが戦死した地。
山王軍の女王卑彌呼が反撃したのだ。飛鳥君は大毘毘が負傷して戦線離脱したケマ高原。山王軍の伊邪那美が逆撃して来たのだ。
牟禮之別はサメマ自身が闘死した高佐士野ことハムフンである。此の段は、闘将サメマの人生曼荼羅なのだ。
97 ：: 【神武記】故、其日子八井命者、茨田連、手嶋連之祖。神八井耳命者、意富臣、小子部連、坂合部連、火君、大分君、阿蘇君、
筑紫三家連、雀部臣、雀部造、小長谷造、都祁直、伊余國造、科野國造、道奧石城國造、常道仲國造、長狹國造、伊勢船木直、
尾張丹羽臣、嶋田臣等之祖也。神沼河耳命者、治天下也。

日子八井命が多島一家五代目天皇の多遲麻毛理。神沼河耳命が日嗣御子で、その名を継承した神八井耳が、多島一家六代目天皇
に即位したのが神沼河耳天皇・多遲摩比多訶である。剣名が伊邪那岐、悪名が「高倉下」。顔と全身に鷹の入墨をしていたのだ。
茨田連がハノイで。日子八井の出身地。手嶋が海南島で、神八井耳こと神沼河耳天皇の死地。意富臣が女王卑彌呼が居た済州島。
「意富」が女王卑彌呼自身が建てた家姓。小子部連が江華島。坂合部連が高佐士野ことハムフン。火君は火炎攻撃の相武國造
こと陸遜で、陸遜が建都した武昌。後に武漢に発展する。大分君は其の主君、孫権の帝都である建業。阿蘇君は「アホ」の
モジリで、蜀漢の帝都である成都。筑紫三家連は大連、上海、台北の南北ライン。「筑紫」は中国大陸東辺部の意味である。
雀部臣がジャカルタで、雀部造がスラバヤ。「雀部」はスンダ列島を示す。つまりインドネシア。小長谷造が洛陽。
都祁直がブルネイで帶中津日子天皇イルカの都。伊余國造が女王壹與の都したマニラ。科野國造が蘭州で倭比賣イセカの出身地。
道奧石城國造が北ビルマのミチナ。常道仲國造が女王卑彌呼が最初に建てた帝國であるインパール。長狹國造がホムツワケが
霊的封土されているクアラ・ルンプール。伊勢船木直がミャンマー海軍の基地が在るラムリー島。「伊勢」がベンガル湾。
尾張丹羽臣が荊州洞庭湖で、「尾張」は荊州を含む華南一帯。嶋田臣がセイロン島である。済州島とセイロン島とを結ぶ線分を
東西裏返しに折り返すと「ツロ」を示す。此の段の大倭曼荼羅は「水蛭子」組織の主要拠点を示しているのだ。
98 ：: 【神代記】故、所避追而、降出雲國之肥上河上・名鳥髮地。此時箸從其河流下、於是須佐之男命、以爲人有其河上而、
尋覓上往者、老夫與老女二人在而、童女置中而泣、爾問賜之「汝等者誰。」故其老夫答言
「僕者國神、大山上津見神之子焉、僕名謂足上名椎、妻名謂手上名椎、女名謂櫛名田比賣。」亦問「汝哭由者何。」
答白言「我之女者、自本在八稚女。是高志之八俣遠呂智。毎年來喫、今其可來時、故泣。・・・
爾速須佐之男命、拔其所御佩之十拳劒、切散其蛇者、肥河變血而流。故、切其中尾時、御刀之刄毀、爾思怪以御刀之前、
刺割而見者、在都牟刈之大刀、故取此大刀、思異物而、白上於天照大御神也。是者草那藝之大刀也。

「都牟刈之大刀」＋「草那藝之大刀」で倭人伝「五尺刀二口」を示す。「出雲國之肥上河上」がイラワジ河最上流部。
「鳥髮」がフーコン峡谷。女王卑彌呼が建てたインパール帝国の端緒期には、印度洋への海洋進出は出来ておらず、
あくまで山越軍事政権だったのだ。櫛名田比賣が伊邪那美で、「大山上津見神」ことスガヒコが名付けた本命が「荏名津」。
女王卑彌呼は伊邪那美をミチナに封土して雲南王に任じ、雲南侵攻をやらせる。伊邪那美の山越雲南軍の根拠地が雲南西北部の
「鳥髮」ことフーコン峡谷だったのだ。友軍の「高志之八俣遠呂智」が山越ベトナム軍で、その首領が「速須佐之男命」こと
難升米ダニグクである。インパール帝国端緒期において、女王卑彌呼義兄・難升米ダニグクと義祖母・伊邪那美とは結婚し、
東西から共働して雲南侵攻をやっていたのだ。「八稚女」が苅羽井家のメヒ、カニメ、エナツ、元祖ヒミカ、ハエイロド、
トビハヤ、イロ、トヨ、の八女子。「八俣遠呂智」譚の時点が223年。其の13年後の高佐士野戦役にて、イロとエナツが相撃し、
苅羽井家は滅ぶのだ。高佐士野戦役が公孫淵討伐の遼東国際戦争を引起し、結果的に「親魏倭王」「金印紫綬」「五尺刀二口」
と成り、女王卑彌呼「ヒミカ・ミマツ・イリネ」の専制と、難升米の神王位「ナカツスメラギ・キイ・イガ」が確立されるのだ。
99 ：: 【神武記】到吉野河之河尻時、作筌有取魚人。爾天神御子、問「汝者誰也。」
答曰「僕者國神、名謂贄持之子。」此者阿陀之鵜飼之祖。

女王卑彌呼が世に出る瞬間の描写。「天神御子」は公孫淵の尖兵たる大毘古であるが、夢の中で錯綜しており、実際にやって
来たのは、長江曾都毘古。「阿陀」は藍山。「鵜飼」は元祖ヒミカ「猪甘」の対極。「吉野河之河尻」が蕭河最上流部。
「贄持」がヤオ族族長。長江は自らの根拠地に程近い、ヤオ族の村に、資源探索の目的で来訪したのだ。
「作筌有取魚人」は河魚を獲る仕事で、ヤオ族の村では子供達の仕事だったのだ。
並外れた運動神経と動的視力を持つ女王卑彌呼は、他の子供達よりも、はるかに多くの魚を獲っていたのだ。
これに目を付けた長江曾都毘古が、暗殺者・女子工作員として育成するべく、女王卑彌呼をスカウトすることになる。
「國神」はチワン族の抽象化で、父母を喪ったチワン族女子・宇沙こと女王卑彌呼は、ヤオ族族長の将来の愛妾たる養女として、
金で、売り飛ばされていたのである。これが「贄持之子」の意味である。
此段の描写は、イエス・キリストのペテロ兄弟のオルガナイズが、意識されており、
「天神御子」長江曾都毘古は、「贄持」ことヤオ族族長から大金で買い取った「贄持之子」女王卑彌呼に、こう言ったのである。
「私に付いて来なさい。あなたを、人間を獲る漁師にして上げよう！」
100 ：: 【神武記】從其地幸行者、生尾人、自井出來、其井有光。爾問「汝誰也。」
答曰「僕者國神、名謂井氷鹿。」此者吉野首等祖也。

國神が女王卑彌呼の軍事組織・山越人民軍であり、井氷鹿が人民軍将軍の伊邪那美なのだ。吉野首がフーコン峡谷根拠地の
山越人民軍・雲南兵団。雲南東部の蜀漢領域への侵攻を繰り返した最強兵団である。生尾人は男根付き女子の意味で
伊邪那美が両性具有者であった事を示す。倭人伝「男子一人」なのだ。井有光は伊邪那美が嫡男倭載を出産した時の状況で、
苅羽井家を勘当された伊邪那美は、ハンナ山の岩窟で倭載を出産したルンペン・プロレタリアート「石押分」だったのだ。
直ぐに山ノ民に捕捉され、倭載を差し出して山ノ民に加盟し、其処から分流して愚連隊を興し、アウトローの道に邁進する。
倭載の名は、女王卑彌呼の旦那・山王イマスが継承する。井氷鹿は「猪甘」のモジリであり、伊邪那美父君・イカイ転じて
「伊賀」の名は、女王卑彌呼の義兄・難升米ダニグクが継承し「紀伊・伊賀」を名乗る。紀伊の方が女王卑彌呼実兄の名である。
難升米の生年は、倭載(イタイ)と同年の207年であることが推定される。女王卑彌呼よりも七歳年上である。
「石押分之子」イタイと女王卑彌呼とは、不発だった伊邪那岐暗殺の企画において共働し、一面識が在った程度なのであるが、
山ノ神イタイの存在は、女王卑彌呼の閨閥の要と成り、伊邪那岐暗殺と大倭奪権の大義名分を、女王卑彌呼に与えるのである。

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