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近鉄楽天バファローズスレ Part10


1 :2018/05/17 〜 最終レス :2018/05/27
がんばれ がんばれ 楽天!
がんばれ がんばれ 楽天!
楽天バファローズ 楽天バファローズ
今こそ 戦え 楽天 楽天バファローズ
楽天バファローズ 楽天バファローズ
勝利を この手に 楽天 楽天バファローズ
勝つぞ 勝つぞバファローズ
がんばれ がんばれ 楽天!
がんばれ がんばれ 楽天!
白銀の夢から 醒める花 杜の都に 燃ゆる風
三日月背負いし 少年よ 今こそ馬上に よみがえれ
竜飛崎から 磐梯山
羽ばたけ命 ある限り
楽天バファローズ 楽天バファローズ
世界へ とどろけ 楽天 楽天バファローズ
楽天バファローズ 楽天バファローズ
明日を照らせ 楽天 楽天バファローズ
勝つぞ 勝つぞバファローズ

前スレ
近鉄バファローズスレ Part9
http://rio2016.2ch.sc/test/read.cgi/meikyu/1497332885/ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)


2 :
わしほー

3 :
今日も勝った☆

4 :
明日は勝つぞ!楽天!!ガンバレ ガンバレ楽天!!!
大阪近鉄楽天バファローズよガンバ!!!!

5 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

6 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

7 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

8 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

9 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

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大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

15 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

16 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

17 :
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18 :
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19 :
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20 :
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21 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

22 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

23 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

24 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

25 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

26 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

27 :
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30 :
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大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

32 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

33 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

34 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

35 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

36 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

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大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

42 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

43 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

44 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

45 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

46 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

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大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

52 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

53 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

54 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

55 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

56 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

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大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

62 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

63 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

64 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

65 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

66 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

67 :
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68 :
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69 :
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70 :
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71 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

72 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

73 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

74 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

75 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

76 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

77 :
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78 :
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大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

82 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

83 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

84 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

85 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

86 :
.

87 :
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88 :
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89 :
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90 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

91 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

92 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

93 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

94 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

95 :
大谷翔平が順調に活躍の場を広げている。
怪我に見舞われず、この調子で進んでいけば新人王はまず堅いと見るが、気になる部分が少しだけある。
といっても、本人の問題よりも環境の問題が大きい。具体的に述べてみよう。
話はやや旧聞に属するが、2週間ほど前の対ツインズ戦(5月12日)で奇妙な光景が見られた。
3対3の同点で迎えた11回裏、エンジェルスは2死三塁の勝ち越し機を得て、打席にアルバート・プーホルスを迎えた。
三塁走者はマイク・トラウト。プーホルスのあとは、アンドレルトン・シモンズ、ジェフリー・マルテと右打者がつづく。
ツインズの投手は右投げのトレヴァー・ヒルデンバーガー。大谷以外に怖い左打者がいない。
ここで、ツインズのポール・モリター監督は、迷うことなくプーホルスの敬遠を指示した。
つづくシモンズも敬遠して2死満塁。打席のマルテは、3人のなかで最も楽な相手だ。
大谷はベンチで待機中。
大谷は、翌13日の先発登板が決まっていた。
これまでの通例だと、登板前日の大谷はゲームに出てこない。
モリター監督は、大谷が出てこないことを明らかに見越していた。
そもそも今季のエンジェルスは、左打者が弱い。
コール・カルフーンは低打率にあえいでいるし、
ルイス・バルブエナの数字もけっして自慢できたものではない。
言いかえれば、大谷以外に怖い左打者はいない。
その大谷が代打に送られることはなかった。
そのまま打席に立ったマルテは弱々しい投ゴロに討ち取られ、万事休す。
ツインズは12回表に2点を奪ってエンジェルスを突き放した。
大谷のファンはさぞかし歯がゆい思いをしたことだろうが、
マイク・ソーシア監督も頭が痛かったにちがいない。
サヨナラの好機に大谷を送り込みたいのはやまやまだが、
そのことで大器のリズムを狂わせては元も子もない。
そもそも、アメリカ野球には「目先の利益を求めすぎる」という批判が昔からついてまわる。
ソーシア自身、その愚を犯すことだけはなんとしても避けたいと考えているにちがいない。
ただ、宝の持ち腐れという状態がつづけば、フラストレーションはつのる一方だ.....
ここまで大谷は、中6日のペースを守って先発登板してきた。
この調子で行くと、次回登板は5月27日の対ヤンキース戦(ロード)になるはずだったが、
ソーシア監督は1日ずらして、28日の対タイガース戦(ロード)での先発を予告した。
この「スライド」によって、7月8日(ホーム)と15日(ロード)に予定されていた
対ドジャース戦(交流戦)での大谷の登板は、回避されることになった。
27日の対ヤンキース戦といい、7月の対ドジャース戦といい、
観客としては楽しみを奪われたような気がしないでもない。
となると、オールスター(7月17日。ワシントンDC)前の交流戦登板は、
6月18日の対ダイヤモンドバックス戦(ホーム)に限られてきそうだ。
ソーシア監督は、大谷のナ・リーグ球場での交流戦登板、
ひいては投手・大谷を打席に繰り返し送り込む負担を、なるべく避けているのだろうか。
大谷を大事に使いたいという意味では、この「スライド」は合理的といえなくもない。
6月以降の対戦予定相手を見ると、ロイヤルズが2試合とマリナーズが3試合。
マリナーズはすでに1度抑えているし、
勝率3割台に呻吟する今季のロイヤルズは、そんなに怖い相手ではない。
しかも、7月10日の対マリナーズ戦に投げれば、
17日のオールスターまでにはちょうど1週間の休みも取れる。
というわけで、大谷の投打にわたる八面六臂の活躍ぶりを見られるのは、
シーズン終盤、ポストシーズン進出争いが激化してからと見るのが妥当かもしれない。
それにしても残念なのは、27日の対ヤンキース戦登板回避だ。
田中将大との投げ合いにも興味はあったが、私がもっと期待していたのは、
売り出し中の新人二塁手グレイバー・トーレスとの対決だった。
トーレスは、ベネズエラ出身の21歳。今年の4月22日に大リーグにデビューして以来、
大谷をしのぐ打撃成績を残している。
とくに5月21日、24歳近く年長のバートロ・コロン
(コロンが大リーグにデビューしたとき、トーレスは生後3ヶ月だった)から
2本の本塁打を連発したシーンは圧巻だった。
大谷の新人王を阻むとすれば、ア・リーグではこの選手しか思いつかない。
そんなトーレスを相手に、大谷はどんな投球を見せるのか。
一方のトーレスは、どれほど激しく闘志を燃やして大谷に挑んでくるのか。
興趣は尽きなかったが、楽しみは先に取っておこう。
順調に伸びれば、今後の両者には長期にわたる勝負が待っているはずだ。
見る側も焦らず、彼らのライバル関係に注目していこうではないか。

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