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ルビィ「片割れのジュエル」 2スレ目


1 :2020/01/03 〜 最終レス :2020/03/21
「3! 2! 1! せーのっ!」

パン! パン! パパンッ!!

「あけましておめでとーっ!!! そして」

「誕生日おめでとう! お姉ちゃん!」

「おめでとうダイヤ!」

「ダイヤちゃんおめでとう!!」

「みんな、ありがとう!」

「えへへ!これ見てお姉ちゃん!私ねマルちゃんと二人で──」


………

……

2 :
ダイヤ「………ん」パチ

「あ、起きてしまいましたか」

ダイヤ「……いつから?」

「今帰ってきたばかりですよ」

ダイヤ「…起こしてくれても良かったのに、手伝いくらいさせてください」

「たまにはいいでしょう、それに随分気持ちよさそうに眠っていたので」

3 :
ダイヤ「……」

「いい夢見れました?」

ダイヤ「……そうですわね」

ダイヤ「多分、私が今も望んでいたものなんじゃないかと」

ダイヤ「そんな気がしました」

4 :
「……」

ダイヤ「……今年はどうなんでしょうね」

「冬溶けの時期なんですよ、今は」

ダイヤ「だといいのですけど」

ダイヤ「……二年目、になるんですよね」

「あの子の話ですか?」

ダイヤ「ええ、切っても切り離せない話ですから」

ダイヤ「どちらにとっても…ね」

5 :
待ってた

6 :
──内浦

浦の星女学院


「─以上が各部活動の報告書になります」

鞠莉「はーいお疲れ様生徒会長」

梨子「その呼び方はやめて欲しいんですけど」

鞠莉「あらごめんなさい、なんか懐かしくなって」

梨子「……まあ、別にいいんですけど」

鞠莉「それより梨子のほうこそ、そろそろ敬語やめたりしないの?」

梨子「無理です、理事長ですよ? 先生ですよ?」

鞠莉「お堅いわねー真面目ちゃん。だから推薦したっていうのもあるんだけど」

7 :
鞠莉「でも本当よく引き受けてくれたわよね」

梨子「色々思うところがあったので、それに……」

鞠莉「それに?」

梨子「…やっぱり何でもないです」

鞠莉「ふーん、怪しいわねぇ」

8 :
梨子「と、とにかく! これで今日の私の仕事は終わりですから! 失礼します!」

鞠莉「あ、じゃあ私も」

梨子「今日は理事長の仕事に専念するんでしょう!? 忘れたんですか!」

鞠莉「冗談よ冗談、みんなによろしくねーチャオー♪」ヒラヒラ

梨子「全くもう…」

9 :
バタン


鞠莉「……」フーム

鞠莉「さてさて……来たぞ学年ど真ん中」

鞠莉「いよいよシーズン2の始まりねえ…」

鞠莉「これからこの環境がどう変わっていくのか、またはずっと変わらないまま同じものが繰り返されるのか」

鞠莉「全員が気になるこの節目、一体どうなるのかしらね…」

鞠莉「ランクバトルは」

梨子「今はルビィちゃんたちの話でしょ!!? 剣盾のことは置いてくださいよ!」バンッ

鞠莉「そんなに言われなくてもちゃんと森の奥にくちたけんとたては……」

梨子「ああもう! いいから早く仕事に入りなさい!」

10 :
ワーギャー


曜「今日もいいように遊ばれてるね梨子ちゃん」

千歌「鞠莉ちゃんも鞠莉ちゃんで好きだからなーああいうの」

千歌「ま、それが息抜きになるなら別にいい気はするけど」

曜「両立って大変だからね」

曜「梨子ちゃんもそれ分かってるから、付き合ってるのかな」

千歌「半分本気の感じもするけどね」

曜「まあ確かに」

11 :
ガチャ


梨子「はぁーっ……」

千歌「お、戻ってきたお疲れー」

梨子「うん、本当に疲れた」

曜「これから練習だけど大丈夫?」

梨子「大丈夫だよ、いつものことだから」

梨子「気にしてくれてありがとう。曜ちゃん」ニコ

曜「……一応お水は取っといた方がいいと思うよ」

12 :
梨子「そうする、じゃあ行きましょうか」

スタスタ

千歌「……なんというか」ジーッ

曜「…なに」

千歌「この光景も見慣れてきましたなあ」

曜「だってさぁ……不意にくるんだもん」

13 :
千歌「いい加減慣れたら?」

曜「それが出来たら苦労しないってば…」

千歌「はー生徒会長からのギャップってやつですか」

千歌「もー梨子ちゃんのことになると駄目っダメだね曜ちゃんは」

曜「返す言葉もありません」

14 :
千歌「ああそうだ梨子ちゃんといえばさー」

曜「うん」

千歌「生徒会長になってから声大きくなったと思わない?」

曜「うーんどうだろう、言われてみればだけど」

「二人とも何やってるのー、早く部室に行くわよー!」

千歌「ほらね」

曜「あはは……確かにそうかも」

15 :


花丸「あっ来た。梨子さんお疲れさまずら」ペラ

梨子「ううん、ごめんね遅れちゃって……ルビィちゃんと善子ちゃんは?」

花丸「ランニング、もうすぐ帰ってくるはずだよ」

千歌「そっか、じゃあ戻ってきたら少し時間置いてそれから練習かな」

曜「だね……っと噂をすれば」

善子「あれ、もしかしてもう終わってた?」

曜「ううん、さっき来たところだよ」

16 :
ルビィ「梨子さんお疲れさま」

梨子「ルビィちゃんもね、タオル使う?」

ルビィ「うん、ありがとう」

善子「今日も練習よね?」

千歌「そだよ、今日のメニューはねー……」

17 :
花丸「……ふう」パタン


拝啓、アオちゃんへ

今は四月の中頃、マルたちは高校二年生になりました。

もうすでに廃校が確定しているこの学校、どうやらマルたちの代が最後のようで

新しく入ってきた一年生は一人もいませんでした。

それが少しだけ寂しかったりしたんだけど

何とか前を向いて毎日を過ごせていると思います。

18 :
スクールアイドル部のほうも、去年よりだいぶ雰囲気はよくなって

みんなの口数も増えてきたような感じがします。

ただ、それは前の三年生─果南さんとダイヤさんがここからいなくなったからっていうのも理由にあって

正直手放しには喜べない、複雑な気分です。

そんな中鞠莉さんだけは残って理事長を続行、その上なんとスクールアイドル部の顧問にまでなってしまいました

本人が言うには「この学校においての決定権は全て私にあるから問題nothing!」だそうで

ここまで来るともはや暴君だとマルは思います。心強いけど

でも仕事とか、大丈夫なのかなあ……?

19 :
Aqoursのリーダーは前と変わらずに千歌ちゃんが

副リーダー的な立ち位置は曜ちゃんがやっています。

梨子さんは鞠莉さんからの推薦で生徒会長に就任。

今はスクールアイドルと両立しながらで傍から見ていても忙しそうです。

どうして梨子さんが引き受けたのか、それは分からないけど

鞠莉さんとのやり取りは満更でもなさそうで

なんかそういうところもダイヤさんに似てきたなあと思う今日この頃です。

20 :
ルビィちゃんはいつも通り自分に課した目標を淡々とこなしていく毎日を送っているけど

最近は他愛のない会話もしてくれるようになって、ホッとしています。

それでもまだまだ遠いけど

なんとかマルと善子ちゃんの二人で歩み寄っていけたらいいなあって。

「花丸」

何かきっかけさえあればいいんだけど、ルビィちゃんが気になるような、惹きつけられるような何かが……

「花丸ってば!」

21 :
花丸「え?」

善子「あんたいつまでそこでボーっとしてるのよ」

善子「もう練習始まってるわよ」

花丸「わわっご、ごめん! すぐ行くずら!」

22 :
とにかく、今のマルたちはそんな日々を過ごしています。

まだそれぞれ抱えているものは色々あるけど

なんだかんだで充実した学生生活を送っているので

どうか心配せずにマルたちを見守っていてください。

また何かあったら教えるね。


─貴女の国木田花丸より

23 :
「…………」

「はい、というわけで」

サファイア「二年生編、始まります!」ブイッ

サファイア「あ、これマルちゃんたちには内緒でね! ここ謎空間ってことで!」

サファイア「そこのところ、よろしくお願いしますっ!!」

24 :
前スレ

ルビィ「片割れのジュエル」
https://fate.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1564633163/

25 :
とりあえず今回はここまでです

皆さん明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

26 :
あけおめ待ってたよ

27 :
キター!
待ってました

28 :
来てた!

29 :
ついに始まったか...!

30 :
保守

31 :
2年生編来てたか!うれしい

32 :
待ってた!
続けてくれてありがとう!楽しみにしてる!

33 :
明日更新します

34 :
待機

35 :
保守

36 :



曜「はいそこまで! 梨子ちゃん音楽止めて!」

カチッ

曜「フウーッ…みんなお疲れさま! どうだったかな」

善子「どうも何も、かなりしんどかったんだけど…」

花丸「マルも……」

千歌「でも凄いよ! 今の楽曲メドレー形式でやったダンス練習」

千歌「みんな全曲ミスなしで踊れてたじゃん!!」

梨子「前やったときは疲労で振り付けを間違えたり、タイミングが遅れたりしてたからね、自分のことなんだけど……」

37 :
曜「それだけ体に染みついてきたってことなんだよ!」

千歌「継続は力なりってやつだね!」

曜「そうそう!」

ルビィ「……」フゥ

梨子「ルビィちゃんも大丈夫? お水いる?」

ルビィ「うん、ありがとう梨子さん」

38 :
花丸「そういえば今も普通に話せるくらいには」

善子「息は整ってるわね、確かに」

千歌「うん! 花丸ちゃんも善子ちゃんもかなり良くなってきてるよ!」

曜「うんうん! これなら次のラブライブ結構いけるかも!」

ルビィ「……」

ルビィ「あの」

千歌「ん? どしたのルビィちゃん」

ルビィ「それは、多分無理なんじゃないかな」

39 :
─理事長室


鞠莉「……」カキカキ

鞠莉「……はぁ、少し休憩にしましょ」

鞠莉「さてさて、窓の外から見る景色はーっと」

鞠莉「おー今日も元気にやってるわねー運動部の皆さんは」

鞠莉「千歌っち達は今、ストレッチでもやってるのかしら」

40 :
鞠莉「…………」

鞠莉(去年と比べれば、地力は着々とついてきてる……チームワークにまだちょーっとだけ問題があるけど)

鞠莉(それさえ除けば実力的には十分、通用するとは思う)

鞠莉(贔屓目なしに見てもね、ただ……)

鞠莉「今のAqoursには決定的に足りないものがあるのよねえ……」ハァー

鞠莉「ルビィはもしかしたら、気付いてるかもだけど」

41 :
善子「……経験?」

ルビィ「うん」

善子「前の三年生が抜けて6人体制になったとか、そういう話じゃなくて?」

ルビィ「それもあるけど、ルビィたちにはライブの経験値が全く無いの」

千歌「ふーむ経験ですか」

曜「えっ、でもライブならそれなりにやってきたし、PVだって」

千歌「いやいや曜ちゃん、それはどうかな?」

42 :
曜「なんで?」

千歌「だってアレ結局身内の集まりじゃん、来る人達も私たちの知ってる人ばっかりだし、やり慣れてるっていうか」

千歌「自分たちのホームって感じしない?」

曜「それは、確かにあるかも」

花丸「じゃあ、PVのほうは?」

善子「PVはそれ以前の問題じゃない? まず土台が違うし」

花丸「というと?」

43 :
善子「何回も撮りなおして上手くいったものをまた編集してネットに上げるPVと」

善子「生の一発勝負でやるライブじゃ感覚も違ってくるって話」

善子「前者は納得いくまでやり直せるけど、こっちはそうもいかないからね」

善子「どっちもやったことあるから、あんたも何となく分かるでしょ?」

花丸「うん、でも善子ちゃん詳しいんだね」

善子「前に生放送配信で大恥かいたことあったから。ま、今話してる経験ってやつ?」

花丸「あーご愁傷様」

善子「そんな軽く流すように言うんじゃないわよ」

44 :
梨子「つまり、話をまとめると」

花丸「初めての会場や知らない人たちの前でライブをやったことが全然ないから」

花丸「それが経験の無さに繋がるってこと?」

ルビィ「うん」

曜「なるほどねえ、でも他所って言っても」

千歌「難しいところだよね、それはさ」

45 :
千歌「私達なーんにも当てがないんだもん」

曜「ねー」

千歌「観光客が来てくれたらいいけどそもそも内浦なんて何もないからそんな人集まらないしー!!」ウガー

曜「どうせアニメやドラマ効果でやってきたとしても一時的なもので口コミとか移住とか期待出来ないしー!!」

善子「そこ二人ネガティブキャンペーンやめなさい」

千歌「違うよ! せめて何々スタジオジャパンとか! そーゆーのあれば良かったのにって話だよ!」

曜「分かる! 私も気軽にオリンピックの会場とか行きたかった!」

花丸「煩悩が漏れ出ているずら……」

ルビィ「あと話が脱線しているような…」

梨子「…………」

46 :
期待

47 :
梨子「──という話が昨日あったんですけど」

鞠莉「ふーん、そんなことがねえ。ちなみに最初に言ったのは誰?」

梨子「ルビィちゃんです」

鞠莉「あーやっぱり」

梨子「分かってたんですか」

鞠莉「薄々は。今でもそういうのに一番詳しいのはあの子だし」

48 :
梨子「鞠莉さんはそのことで何か考えてたんですか?」

鞠莉「前から検討はしていたんだけど、結構行き詰ってるのが現状ね」

梨子「原因は?」

鞠莉「えーそれ聞いちゃう? 言いにくいことなんだけど」

梨子「構いません」

鞠莉「…去年の東京のライブ大会0票とラブライブの一次予選敗退、からの活動休止」

梨子「!」

鞠莉「これが今になってかなり効いてきてる」

49 :
鞠莉「強豪とか、古くからある学校は、昔からの関係性や強くなるために必要なこととして」

鞠莉「縁のある他校と合同練習や合宿を行ったりするんだけど」

鞠莉「その他の学校とご縁を結ぶ機会が得られなかったのよ、うちは」

鞠莉「それが何でかって言ったら、さっき言った」

梨子「振るわない実績、ですか」

鞠莉「まあ、そういうことになるわね」

50 :
鞠莉「結果を出せてないから声なんて勿論かからない」

鞠莉「そうじゃなくてもやる気や情熱、つまるところスクールアイドルに本気であれば」

鞠莉「同志が目を付けてくれてっていうチャンスはあったかもしれないけど」

梨子「…Aqoursは活動を自粛」

鞠莉「That's right おかげでそっち方面も望み薄」

鞠莉「私が留学した際の休止も含めて二回、事情を知らない人たちからすれば」

鞠莉「何かあるたびに活動をやめる不真面目なグループだと思われてもおかしくない」

鞠莉「ぶっちゃけそれも間違ってないし」

51 :
梨子「……ごめんなさい」

鞠莉「責めてるわけじゃないわよ、それにさっきも言ったでしょ留学した件も含めてだって」

鞠莉「つまり原因の一端は私にもあるわけ、というか戦犯挙げようと思ったらキリがないわよ」

鞠莉「誰かしらやらかしているんだから、そうなってる以上これはAqours全体の問題なの」

鞠莉「分かったら切り替えなさい」

梨子「はい」

鞠莉「ん、それでよし」

52 :
梨子「でも実際のところどうすればいいんでしょう?」

鞠莉「他に考えられる線は一応、知り合いの知り合い紹介パターンかしらね」

梨子「? 自分たちの知り合いから他学校の関係者と縁のある人を紹介してもらうってことですか?」

鞠莉「ええ、そんな感じ」

鞠莉「でもここではそれもキツイのよねえ」

梨子「どうして?」

鞠莉「村社会気味っていうのもあってか、そういった余所との繋がりが薄いのよ」

梨子「ああそっか、そうですよね」

53 :
鞠莉「顔見知りなら千歌っちや曜がたっくさん抱えてるとは思うけどねー」ハァ

梨子「じゃあ、部活のOBとかは?」

鞠莉「ん?」

梨子「ほら部活動をしていた人たちなら、まだ他校と関わっている可能性があると思うんですけど」

鞠莉「確かに、でも最近卒業した人たちの中でそんな子は」

鞠莉「いなかった……ような……」

鞠莉「…………ん?」

54 :
梨子「あの、何か心当たりでも「それだーーーーーーーーー!!!!」

梨子「なっ……んですかいきなり大声出して!!」

鞠莉「何で今まで気付かなかったのよもう! あー灯台下暗し!!」

梨子「ちょっ、勝手に話を進めないで教えてくださいよ!」

鞠莉「と来れば…即行動以外の選択肢無し!!」

55 :
鞠莉「ちょっと出てくるわ! 後お願い!」

梨子「だからっ人の話聞いて!」

鞠莉「梨子!」

梨子「なんですか!」

鞠莉「グッジョブ!」ビシッ


バタン


梨子「……なんなのもう〜っ…!」

56 :
─それから二週間後


千歌「よーし今日の練習はここまで!」

曜「みんなお疲れさまー!」

善子「ルビィ、今日は残って練習でしょ」

ルビィ「え、うん」

善子「付き合うわよ、花丸はどうするの?」

花丸「ごめん、今日は先に帰るね」

善子「ん、分かっ……」

「ちょっと待ったああああああああ!!」

鞠莉「全員! まだ帰らない! 集合っ!!」

57 :
千歌「おー鞠莉ちゃん久しぶり! 最近全然見ないからどうしたのかと思ったよー!」

鞠莉「千歌っちおひさ〜♪ 下準備に少し手間取ってね」

曜「下準備って?」

鞠莉「それは後のお楽しみ、そんなことよりも」

鞠莉「えー! 来週からゴールデンウィークに入るわけだけど千歌っち!」

千歌「はい!」

鞠莉「Aqoursの活動予定は!?」

58 :
千歌「んー、一応いつも通りの練習組んで、余った時間で衣装とか撮影とか」

鞠莉「そう、何もないのね!」

善子「話聞いてた?」

鞠莉「そんな何の予定もないあなた達にいいニュースを持ってきたわ!」

善子「ねえ顧問」

鞠莉「というわけで! みんなもちろん行くわよね!」

梨子「話の持っていき方が強引すぎる……というか」

花丸「えーと、行くってどこに?」

鞠莉「ズバリ! 北海道!!」

59 :
善子「はあ? 何でまたそんな北の果てまでわざわざ……」

鞠莉「去年のラブライブ優勝者、鹿角聖良と鹿角理亞」

ルビィ「──っ!」

鞠莉「その鹿角理亞がしっかりと引き継いだ新生Saint Snowのライブに」

鞠莉「なんと私たち招待されましたー!」

「招待ぃ!?」

鞠莉「そ、ご招待♪」

60 :
鞠莉「しかもそれだけじゃないわよ」

花丸「まだあるの!?」

鞠莉「あなた達にはそこでライブを披露してもらうから」

曜「私たちも!?」

鞠莉「そういう条件なのよ」

梨子(鞠莉さん、心当たりあったんだ)

梨子(でもSaint Snowの知り合いって……ううん、まさかね)

61 :
鞠莉「どうどう!? ちゃんと顧問っぽいことしてるでしょ!」

梨子「いや、してますけども」

曜「えっどんな手使ったの…?」

鞠莉「そんな窺わなくても正規ルートよ正規ルート」

鞠莉「ちょーっとツテを使っただけで」

花丸「すごく怪しいずら…」

62 :
ルビィ「けど……行きたいです」

ルビィ「私、行ってみたい」

千歌「…私も見てみたい、ライブ」

千歌「それにやってみたい、そこで!」

花丸・梨子「ルビィちゃん…」

曜「千歌ちゃんも…」

千歌「だってこんなチャンス滅多にないでしょ!」

ルビィ「大会以外で優勝チームのライブが見られるなんて機会、そうそうないから」

千歌・ルビィ「それを逃すなんてもったいない!!(です)」

63 :
ポン

ルビィ「! 善子ちゃん」

善子「いいじゃない、向こうももうそんなに寒くはないでしょ」フッ

善子「行くわ、私も」

鞠莉「他のみんなは?」

「……」

鞠莉「……決まりね」ニッ

64 :
鞠莉「じゃあリーダー! ビシッとよろしく!」

千歌「よおーし! 行くぞ北の大地ーーーーー!!」

千歌「そこで私たちは! えーっと……」

千歌「…とにかく行くぞーーーーー!!」

「おぉーーーー!!」

善子「勢い任せ感がありありと出てるわね」

曜「でもこの感じ、ちょっと久しぶりかも」

花丸「うん、確かに」

65 :
善子「楽しみね、北海道」

ルビィ「うん」

ルビィ「……あのね善子ちゃん」

善子「なに」

ルビィ「その、さっきはありがとう」

善子「ばか、そんなことで一々言ってたらキリないわよ」

善子(それに、当たり前でしょ…ルビィは気付いてないかもしれないけど)

善子(貴女からやりたいなんて言葉を聞くの、久しぶりだったんだから)

66 :
善子「気負いすぎないで軽く受け止めるくらいでいいのよ」

ルビィ「…そうかもね」クス

善子「!」

善子(作り笑い、じゃないわよね。今の)

ルビィ「どうしたの?」

善子「ううん……なんでも」

67 :
ワイノワイノ


鞠莉「Ohいいわねえ、いつもよりすこーしだけ、賑わっていて」

梨子「……」

鞠莉「あら、どうしたのかしら梨子」

梨子「鞠莉さんもしかして、こうなること見越してたんじゃ」

鞠莉「まさか、そんなわけないでしょ」

68 :
鞠莉「ただ、やれることはやっておかないとね」

梨子「ここにいるなら、ですか」

鞠莉「そゆこと、さあこれからまた忙しくなるわよ生徒会長さん♪」

梨子「……望むところですよ先生」ニヤ

鞠莉「梨子、あなた悪そうな顔出来たのね」

梨子「ほっといてください」

69 :
─東京


ピロンッ


果南「ん、鞠莉からラインだ……お?」

ダイヤ「どうかしましたか、何か変な文章でもきましたか?」

果南「いや、来週Aqoursが北海道に行くって」

ダイヤ「北海道って、あの人は何を考えてるんですか」

果南「なんでもSaint Snowのライブ見に行くとか」

ダイヤ「それは…大丈夫なんでしょうか?」

果南「どうだろう、そこは難しいところだけど」

「でも面白そうじゃないですか?」

70 :
果南「面白そうって、そちらさんの妹も絡んでるんだよ?」

聖良「フフッだからこそですよ」

聖良「あの子にもいい刺激になると思いますし」

ダイヤ(ああ成程、あのとき鞠莉さんからかかってきた電話の意図がようやく分かりましたわ)

ダイヤ(しかし……)

果南「上手い方向に転べばいいんだけどね」

聖良「心配ありませんよ、人を見る目がありますから理亞には」

聖良「彼女たちが真剣ならあの子もそれに応えるはずです」ズズ

71 :
果南「はいはいその節はどうもお世話になりました」

聖良「いえいえこちらこそ」

果南「案外図太いよね聖良は」

聖良「果南さんほどではないですけどね」

ダイヤ「……」

果南「どしたのダイヤ」

ダイヤ「いえ最初の頃より随分仲良くなったなと思いまして」

72 :
果南「まあ、そうなのかな」

聖良「そうなんじゃないですか?……あ、これ飲みます?」

ダイヤ「…いただきますわ」

ダイヤ「……ふぅー」ズズ

ダイヤ(北海道、ね)

73 :
ダイヤ(ルビィは大丈夫かしら)

聖良「やっぱり心配ですよね」コソッ

ダイヤ「!」

聖良「手回ししておきながら言うのもアレですけど」

聖良「いくつになっても、妹だもの」

ダイヤ「……ええ」クスッ

74 :
現在の人物相関図。

https://i.imgur.com/DtiINTH.jpg

75 :
今日はここまでです

76 :
あそこからどうやってつるむようになったのか

77 :
保守

78 :
数日後…


キーンコーンカーンコーン


千歌「終わったー!」

「明日から五連休だねー!」

「何して遊ぼうか?」

「私はねー! 家でテレビ三昧!」

梨子「みんな盛り上がってるわね」

曜「ゴールデンウィークなんて大体そんなもんだと思うよ」

79 :
「千歌ー! 千歌たちは予定空いてる? 一緒に映画とか行かない?」

千歌「ごめん! 私達もう埋まってて行けないんだよー!」パンッ

「そっかー残念…」

「ねえ、何するの?」

千歌「旅行に行くんだ!」

梨子「違うでしょ」

80 :
千歌「えーちょっとくらいいいじゃん」

梨子「駄目です」

千歌「ちょっとのちょっとも?」

梨子「ちょっとのちょっとも、リーダーがそんなのだと示しがつかないよ?」

千歌「う〜…曜ちゃ〜ん」

曜「ま、まあまあ。それは着いてからまた考えればいいじゃん、ね?」

81 :
千歌「はーい分かったよ」

梨子「全く、曜ちゃんは千歌ちゃんに甘いんだから」

曜「あ、あはは…」

「よく分からないけど、なんか楽しそうだね」

千歌「うん! 今から行くんだと思うと楽しみでしょうがないよ!!」

梨子(千歌ちゃん、そんなに行きたいんだ)

曜(やっぱり…ただ単純にスクールアイドルが好きなんだよね千歌ちゃんは)

曜(初めて自分が夢中になれるものを見つけて、だから)

千歌「何てったって今年は旅館の手伝いをしなくていいんだからね!!」ニカッ

千歌「くぅーっ! 自由って素晴らしいー!!」

曜・梨子(あ、そっちね……)

82 :
善子「ふう、やっと放課後ね。今日はなんか長かったような気がしたわ」

ルビィ「そうかな」

善子「何よ、ずっとそわそわしてたくせに」

ルビィ「そんなことないけど」

善子「あるわよ」

ルビィ「ない」

善子「ある」

花丸「別にどっちでもいいような」

善子・ルビィ「よくない」ズイッ

花丸「あ、そうですか」ヒキ

83 :
花丸「で、でも放課後すぐ飛行機に乗って北海道へ行くなんてちょっと不思議な感じだよね」

善子「なんで?」

花丸「だって修学旅行とかでも普通は朝からだし」

善子「ああ、そういうことね」

ルビィ「理亞さんのライブはGW一日目からだから今日までに向こうへ着く必要があるの」

善子「……」

ルビィ「なに?」

善子「いや、別に」

善子「さ、私たちも早く行きましょ。もうみんな集まってるかもしれないし」

ルビィ「? うん」

84 :
──


鞠莉「はーい全員集まったわね、じゃあ予定通り今から空港行くわよー」

鞠莉「到着は夜の7時くらい、その後は明日に備えてホテルですぐ…」

千歌「……」ジーッ

鞠莉「……9時までなら自由行動でいいわよ」ハァ

千歌「やったー!」

善子「流石は末っ子ね」

曜「ははっ私もそう思うよ」

85 :
保守

86 :
保守

87 :
千歌「いやー飛行機なんて久々に乗ったよー、もう何年前かな?」

鞠莉「千歌っち、機内では静かにね」

千歌「はーい」

花丸「……」ホワー

善子「窓からの景色ってそんなに珍しいものだったかしら」

花丸「マル、飛行機に乗るの初めてだから」

善子「ああ、そういえばそうだったわね」

88 :
善子「ルビィはどうなの?」

ルビィ「私も乗ったことないよ」

善子「ふーん、そう」

ルビィ「うん」ペラッ

花丸(うーん、平常運転……)

89 :
曜「梨子ちゃんはどうなの?」

梨子「え?」

曜「ほら、東京からこっちに来たときとかさ」

梨子「ううん、私たち新幹線で来たから飛行機には」

曜「あ、そうなんだ」

梨子「……」

曜「梨子ちゃん大丈夫? 気分でも悪い?」

梨子「大丈夫、ただちょっと、眠たくて……」ウトウト

90 :
梨子「」コテン

曜「ちょ、梨子ちゃん?」

梨子「……」スゥースゥー

曜「寝ちゃった、疲れてたのかな」ポンポン

曜(っていうか、顔近い……うわ、睫毛長いし髪サラサラだし)

鞠莉(ここのところ忙しかったものね、梨子はまだ会長になって間もないし)

鞠莉(色々溜まってたのかしらね、まあそれよりも……)

千歌「おお、あそこから青春のムードが!」

鞠莉「千歌っち駄目よ騒がしくしたら、ちゃんと大人しく見ていないと」ニヤニヤ

千歌「はいはーい了解」ニヤニヤ

クスクス  カワイイー

曜(なにこの生殺し状態)

梨子「……うぅん…」スヤ

91 :
三年生卒業後の設定と展開ワクワクするね

92 :
保守

93 :
保守

94 :
明日更新します

95 :
お待ちしてます

96 :
─札幌


千歌「着いたー!」

鞠莉「とりあえずホテルにチェックインして、荷物を置きましょう」

鞠莉「あとは時間まで各自自由でいいから」

千歌「はーい」

梨子「曜ちゃんごめんね、なんか迷惑かけちゃったみたいで」

曜「いや、私は大丈夫だから! 気にしなくていいよホントに!」

梨子「うーん、じゃあお詫びっていうのもなんだけど。今日は曜ちゃんに付き合うことにしようかな」

梨子「どこでもいいよ制服でもアミューズメントでも」

曜「本当!? えっと、じゃあまずはね……」

97 :
花丸「千歌ちゃん、あれってもしかしてテレビ塔かな?」ユビサシ

千歌「おお! 生で見るの初めて!」

千歌「テレビ塔から見る景色って夜だと凄い綺麗なんだよね!?」

千歌「よーし花丸ちゃん、あそこ行こうか!」グイ

花丸「え、ちょっと……ずらぁーーー!!」

鞠莉「ちょっとあなた達ー! 時間のことちゃんと分かって……って、はあ」

鞠莉「善子」

善子「ん?」

鞠莉「お目付け役、GO 延長は一時間までなら良しとします」

善子「了解、全く甘いわね鞠莉も」スタスタ

98 :
鞠莉「ふぅー、さてと」

鞠莉「貴女はどうするの? ルビィ」

鞠莉「私と温泉で裸の付き合いでもする? なーんて」

ルビィ「いいですよ」

鞠莉「いいの!?」

ルビィ「汗かいてたし、それに」

ルビィ「梨子さんだけじゃなくて鞠莉さんも疲れてるでしょ」

鞠莉「!」

ルビィ「だからこういう時くらい、少しはゆっくりしてもいいんじゃないかなって」

鞠莉「……よく見てるのね、ルビィって」

鞠莉(まあ、だからこそ追い詰められて…今こうなってるわけだけど)ジッ

99 :
ルビィ「あの、どうしたんですか?」

鞠莉「どうもしてないわよ、私は」

ルビィ「?」

鞠莉「ただルビィが可愛すぎるってだけよ!」ガバッ

ルビィ「わわっ」ムギュ

鞠莉「さー行きましょ行きましょ! 北海道といえば温泉!」

鞠莉「ちゃんといいとこ取ってるんだから! レッツRelaxー!」

ルビィ「鞠莉ふぁん、抱きつきながら連れてかないでくだふぁい……」

100 :



カポーン


ルビィ「なんか、空いてますね」

鞠莉「この時間帯なら夕食をとってる人もいるだろうし、何より今日は平日だから」

鞠莉「お客さん自体そんなにいないんじゃないかしら、明日からは混むだろうけど」

ルビィ「ラッキーってこと?」

鞠莉「そゆこと善は急げってやつね……あっつ」チャプ

鞠莉「ああでもいい……生き返る気分だわ〜……」

ルビィ(もうだらしない顔になってる…)


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1レスごとに絵里ちゃんがかしこくなっていくスレ
すわわとエッチしたい
ルビィちゃんのヘアヌード写真集にありがちなこと
虹ヶ咲の新しい3曲製作決定!!!!!!
結局ラ板のやつらにはともりるの言葉が一切届かなかったようだね
浦女生、死ぬほど面白い
毎日「果南ちゃんの体ってえっちずらね」という差出人不明の人物から謎の連絡が届くようになってしまった果南ちゃん
ラブライブサンシャインの真の主人公、ルビィちゃんだった
あなた「何度目の朝だろう?」
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