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SSのネタを書くから誰か書いてくれないか


1 :2019/11/21 〜 最終レス :2020/01/02
主人公は梨子
ある日ダイヤから紅葉狩りに行きませんか?と言われ山奥に紅葉を見に行くがその日から周囲で不可思議な事が起こり始める

2 :
GWが終わった直後なのに紅葉している

3 :
なんや心霊系にしたいんか?それとも精神おかしい系にしたいんか?どっちや?

4 :
>>2
いや、本当は11月に書きたかったんだけどね
逢田さんネタでもいいんだけど

5 :
>>3
心霊系かな
女が当主の代の黒澤家はヤベー儀式に手を染めないといけないとかなんとかで

6 :
適当に考えてた感じだと本編の男が基本的出ない描写を逆手に取って内浦は昔から漁村、農村でありながら男日照りに悩まされる土地って設定なのよ

7 :
そこまで考えていたのなら君自分で書けるよ!!
あとは勇気を持って一歩を踏み出すだけだよ!

8 :
ところが土地一帯を納める黒澤家は割と女系の家庭
そこで黒澤の当主は男を産ませるためにヤベー儀式に手を染めだす
それが赤ちゃんの手にも例えられる紅葉の葉を他所者にうんぬんかんぬんして、一人の女を生贄に次代の黒澤は確実に男児が産まれる呪いのようなモノを生み出す的な

9 :
>>7
いや、文章力ないのもなんだけどなんか面倒くさくてさ

10 :
文章力なくても書けるのがssのいいとこじゃん

11 :
女に生まれたダイヤさんは責任感から梨子を標的に儀式を始めるも、仲間故の葛藤or伝承が不十分(これはどっちでも良い)
不完全な儀式で終わってしまったゆえに梨子にも対抗の余地は残っており、霊障的な何かに立ち向かいながら自分に振りかかった災いの真相を解き明かす

的なストーリーです

12 :
たこやき!君ならできる!!さあ書くんだ!!

13 :
>>10
いや、なんだ面倒くさくて
>>12
1ミリでも面白そうと思ったなら書いてくれ

14 :
いま手元にある怪談と民俗学の本読んで話を膨らませてるからちょっと待ってね

今は無理でも気が向いたらスレ建てて書くかも

15 :
>>14
おお、本格的ね頼んだわ

16 :
もう一つは特定の主人公は居ないけど、内浦で人が死んでしまう類の都市伝説の様な噂話が急に立ちだす
しまいにはメンバーまでも神隠しにあったり実際に死んでいき…ってお話

17 :
こっちは精神イカれた人間の話なんだけど中盤までは本当に呪いかのように話が進んでいく
当然自分にそんな描写力はない
さっきのレスで主人公いないって書いたけど軸は鞠莉だわ

18 :
ちょうど手に取った本、山怪実話大全ってのに黒沢小僧って言う怪談話載ってたわw

紅葉の話の男子が生まれない理由を土地神や山神からの祟りって解釈してるってちょっと変えてもいい?

19 :
>>18
その辺はお好きになさって

20 :
完走したの見つけたらちゃんと原作主張しろよ

21 :
地の文ありの方がいい?なしの方がいい?

22 :
>>20
見かけたらネタ使ってくれてありがとうくらいは言うかな
その人がオリジナル主張してるなら引っ込んどくけど

23 :
>>21
任せるよ
どう読んでもらいたいかにもよるだろうから

24 :
一本目のネタここで書かせていただきます。


ネタ集めしたり、ほかのss書いたりするのでしばらく間を空けてしまうかもしれません。

25 :
>>24
楽しみにしてるよ

26 :
っていうか
ここまで展開縛られたら書く気せんわ

1の段階だけならちょっとやろうかと思った

27 :
>>26
適当に変えてくれてもいいよ
縛るつもりはないからお好きに

28 :
2つ目の話で当然浦の星でも噂話は蔓延するんだけど、鞠莉が理事長として生徒達の不安を鎮めるため奔走
徐々に神隠しの様なオカルト現象から明確な殺意が見え隠れするように
最初は動物や見知らぬ人がターゲットだったのか段々自らの近しい人になっていってると気付いた鞠莉は…的な

29 :
これも結局噂話を回せるほど影響力あるのは黒澤家でダイヤさんは小さい頃に親友を半ば取られて怨みの芽が出て黒澤に問答無用で商売初める小原を怨み、母校の廃校が決定で周囲を巻き込み鞠莉の抹殺実行って話なんだけど
なんで黒幕ダイヤさんにしちゃうんだろうね
ダイヤさん好きなんだけど

30 :
て言うか地域表示よく変わるから原案て主張するの無意味な気がしてきたわ

31 :
食べ過ぎてお寺のボットン便所溢れるほど出した花丸がみんなの家にトイレ借りにいくSSください

32 :
>>31
浦安をお勧めします

33 :
人に頼るな
叩かれても貫け!

34 :
文章書くのって推敲も含めるとアホみたいに時間食うからなあ
余程いいネタじゃないの他人のアイデアを書く気はしないわ

35 :
ネタ練ってるからもうちょっと待ってほしい

36 :
>>33
書きたいって言うよりこういう話読みたいから誰か書いてって感じ
>>34
まあごもっともで
>>35
昨日の人かな気長に待ってるよ

ていうか地域表示変わってなきゃいいけど

37 :
地域表示がしうまいかららかっせいになってしまった!!

38 :
どれどれ……

39 :
たこやきから変わってるかな

40 :
面白そうだ

41 :
・・・未だ内浦が、小さな村であったころの話。小さな漁村といえど、伊豆方面と富士方面から来る、人の往来が激しかった。
秋も深まってきたあるころ、一人の老婆がこの漁村を訪れた。
老婆の身なりはみすぼらしく、においもひどい。ゆく先々で水やら食糧やらを求める。どうやらこの老婆は宿を探しているらしい。
しかし、住民は老婆を気味悪がり、家には上げなかった。最終的に老婆は長者の屋敷へと向かう。
この長者はたいそう気が短い男で、敷地内に老婆が来るのを嫌がり、老婆を見た瞬間、ひっ捕らえ、むち打ちにし、木に縛り付けてしまった。
翌日、長者が老婆の様子を見に行くと老婆がいない。
すると空から、「我は、孔雀明王の化身であった。現世へと出向き、どのようなものか見回ったが、お主らの悪行しかと見届けた。我は、衆生と利益をつかさどる。お主らに罰を与えよう」と聞こえてきた。

以降、長者の家は傾き、この漁村では男が生まれにくくなり、さびれてしまった時期があったそうな・・・・・・・


沼津市編纂民俗宇治拾遺より一部抜粋

42 :
________
______
___
「・・・番号札3番でお待ちの黒澤さん、診察室へどうぞ」

「・・・どうですか調子は?」

「エコー取りますね・・・ちょっとひんやりしますよ・・・・」

「この前より、だいぶ良くなってます・・・」

「・・・このまま安静にしてればなくなるでしょう」

「お薬の量、少なめにしときますね・・・」

「・・・それではお大事に・・・」


_________
_____
__

43 :
最近、変なものを見るんです。
ふとした瞬間の、視界の端とか、そんな時に・・・

グロテスクなものではないです。ただ、挙動がおかしかったり、身体のパーツがずれている動物とか、あるはずのないものがそこにあったり・・・・

もっと具体的にですか?
うーん・・・あっ、証明写真機ってわかりますか?あれって、表にサンプルのポスターだったり、液晶画面があるじゃないですか。

それは液晶画面のタイプだってんですけど、私が通りかかった瞬間、画面がゆがんで、サンプルの顔が、急に真っ黒に塗りつぶされたんです。

えっ・・・まぁ確率的にはあるかもしれないって?

それはその通りですけど・・・でもおかしいんです。

その、見えてるのが・・・私だけみたいなので・・・

怪異とかは信じたくないので、一応相談にと病院を紹介してもらったんです。

はぁ、特に異常はないんですね・・・

ありがとうございました・・・

44 :
急に長文とかみねーからなんかあるならスレたててやれ

45 :
>>43
これ1個目のネタなの?

46 :
続くのかな

47 :


48 :
保守

49 :
保守

50 :
梨子「私、知らない間につかれてるのかな?」

梨子「んーっ!何か気分転換できる物ないかな?」

梨子「そういえば、この病院の裏の小山、ダイヤさんに誘われたところだったな・・・」

梨子「あの時、ダイヤさん珍しく集合場所に遅れてきたんだっけ・・・」

スタスタスタ・・・・


-山の中腹-

梨子「もう、紅葉なんて枯れてると思ったけど、まだ見ごろなのね。綺麗」

梨子「あれ?こんなところにお堂なんてあったんだ」

梨子「怪奇現象が治るようにお祈りしましょ」

チャリーン パンパン


ふと、梨子は目線を上にあげた。その屋根裏に、びっしりと札が張られていた。

梨子「ひっ!?」

一瞬たじろいだが、よく目を凝らしてみると、安産祈願の文字が見える。

梨子「地域的な信仰か何かかしら?もう、驚かせないでよ・・・」

梨子「えーっと今何時?わわっ!?もうバスの時間!乗り遅れちゃう!!」


タッタッタッタッ

「まって〜乗ります〜」

51 :
梨子「バスを乗り過ごして酷い目にあったわ」

梨子「ご飯もお風呂も済ませたことだし、もう寝ましょ」


ニャァ...ニャア...ニャア....


梨子「...?子猫かしら?音の方向的にこっちにいるのかな?」

梨子「でもここ、押入れだし...まさか、入り混んでいるとかないわよね...?」スーッ



鳴き声「...」


梨子「あら、逃げちゃったかしら?まあいいわ。寝ましょ」


_____________
_________
______

52 :
_____
_______
__________

梨子「んー」パチッ

梨子(目冷めちゃった。どうしよう)

梨子(とりあえず時間確認しよ)

時計の針は4時近くを指していた。まだ日は上がらず、豆電球の薄暗い、頼りない光がゆらゆらと揺れている。



....ニア...ニア...ニア...

梨子(またさっきの猫かしら)

梨子(さっきと違っていろんな所から聞こえて切る。押入れから脱出できたのかな?)

梨子(あれ?そもそもなんで猫が家の中にいるの?)



ギャァ...ギャァ...ギャァ


梨子(さっきより声が大きくなってる...)

梨子(本当に一匹だけ...?何匹もいるように聞こえる...でもそんな事ってありえない...!)

53 :
続き来てたか

54 :
続き来てたんか

55 :
期待

56 :
保守

57 :
保守

58 :
スレ立てたたこやきだけど応援してるよ

59 :
ガサガサ

ふすまを漁る音がする。

ガタガガタ・・・オギャァ・・・オギャァ・・・・

ガタガタガタガタ・・ヒタヒタ

何かが床を這っている

梨子「(襖から脱出したのかしら?早く出てってほしいわ)」

ズリ、ズリ、ズリ、

床をするような音が聞こえる。


梨子「(足が悪いのかしら?かわいそうね。それよりも早く出てってほしいわ)」

梨子「(ってこっちに近づいてきてるじゃない・・・)」

梨子「(もうちょっとこっちに来たら、捕まえて外に出してあげよう)」

ギャァ・・・ギャァ・・・


梨子「(だいぶこっちまで近づいてきたわね・・・)」すくっ

梨子「クスクス・・・こっちおいで・・・」

オギャァ・・・オギャァ・・・

もそもそとした黒い物体が暗闇の中、梨子に近づいてくる。

60 :
ムニュ

梨子「捕まえた!結構おっきいわね・・・今外に出してあげるからね」

ギャァ!ギャァ!ギャァ!

鳴き声は勢いを増してゆく。



梨子「ちょっと待ってね、今、電気つけて準備するから」パチッ




梨子「きゃああああああああ!!!!!!」

梨子は思わず手を離した。猫だと思った物体は、頭が異様に大きく、体がやせ細った不気味な物体だった。

「おぎゃぁ!おぎゃぁ!」

手を放して、床にたたきつけられてなおも鳴き声は響く。

ドタドタドタ

「梨子!!どうした!?」

梨子「お父さん!!さっき、ここに!ここに!!」

梨子「人間の赤ちゃんみたいなのが!!」

梨子父「きっと悪い夢でも見たんだな・・・ココアでも淹れてあげるからリビングに来なさい」

梨子「・・・・」

梨子「・・・うん」

梨子「(あれは絶対見間違いじゃない。だって感触もあったし)」スタスタ

梨子「(どうしよう・・・もう自分の部屋じゃ寝られない・・・)」

61 :
父「ほら、ココアが出来上がったぞ」

父「冷めないうちに飲みなさい」

梨子「ありがとう。いただきます。」ごくごく

父「ところでどんな夢を見たんだ?」

梨子「・・・・」

梨子「・・・家の中に猫がいて、だんだん近づいてきたの」

父「それで?猫がってさっき言ってたな」

梨子「猫だと思って、外に出してあげようとして、捕まえたら、猫じゃなかった」

梨子「人間の赤ちゃんみたいだった。頭が大きくて、体がやせてた」

父「その赤ちゃんはどんなだった?」

梨子「・・・一瞬だったからよく覚えてないの」

父「オギャアオギャアって鳴いてた?赤黒かった?鳴くたびに大きくなったり、小さくなったりしてた?ちょうどこのティッシュぐらいの大きさだったでしょ。あれってね、栄養失調の赤ちゃんがそうなるんだよ!
骨が浮き出てたでしょ!!!!あははははっははははっははは!!!!!」

梨子「ひっ・・・!」

父親が言い終わると同時に口の中がムズムズする。

梨子「うっ・・・!けほっつけほっつ!」

梨子「いやあああああ」

ぼとぼとと口の中から蛆が垂れる。渡されたココアに目をくべると、もぞもぞとうごめく蛆の山が出来上がっていた。

62 :
父「あははははははははは!!!!」

梨子「来ないで!来ないで!」

壁際に追い込まれ強く目をつむった。






リリリリリリリリ

梨子「パチッ」

梨子「夢?」

冷や汗が背中を伝う。心臓もバクバクと、聞こえるぐらいに音を立て、不規則な動悸を刻む。

梨子「夢でよかった・・・」

梨子「早くしないと学校に遅れちゃう。シャキッとしないと・・・」



梨子「おはよう〜」

梨子母「梨子!コップ使ったら使いっぱなしにしないの!お母さんだって、いつもやってあげるわけじゃないんだからね!」

梨子「えっ?私使ってないよ・・・?お父さんじゃないの?」

母「お父さんは昨日出張でかえって来ないって言ってたじゃない!言い訳はよして」


昨日の夢のことがフラッシュバックする

梨子「(うっ・・・!)」

胃に何も入っていないので、粘度の薄い唾がだらだらと湧き出てきた。

梨子「・・・っ」

母「どうしたの?調子悪いの・・・?今日休む?」

梨子「大丈夫、大丈夫だから気にしないで。あと、今日、私、朝食要らないから」

母「そ、そう、でも具合悪かったらちゃんと言いなさいよ・・・」

63 :
中川菜々ちゃんの子宮を俺の大好きでいっぱいにしてあげたい

64 :
保守

65 :
怖い

66 :
梨子「(昨日のはきっと悪い夢・・・)」

梨子「(コップを出しっぱなしにして、そのまま寝てしまったのよ・・・)」

千歌「梨子ちゃんおはよう〜!」

梨子「千歌ちゃんおはよう・・」

千歌「元気ないね?どうしたの?」

梨子「なんでもないわ。大丈夫よ」

千歌「昨日の夜、真夜中に大声で叫んでたよね?キャーって」

梨子「・・・っ!!」ビクッ

梨子「ちょっと、変な、夢を見ただけ、それだけよ。気にしないで・・・」

千歌「でも、何か来ないでって言ってたよね」バスプシュー

梨子「ほ、ほら、バス来たわよ。乗りましょ!」


曜「二人ともおはヨーソロー!」

千歌「おはヨーソロー!」

梨子「おはよう・・・」ニコ

千歌「もう梨子ちゃんったら乗り悪いな〜」

梨子「あはは、そうかな」


二人は学校までにつく間、ぺちゃくちゃと他愛もないおしゃべりをしていた。私は、昨日のことがあって、軽く相槌を打つことしかできなかった。

67 :
しばらく車窓を眺める。いつもと変わらない風景がそこにもあった。

バス「赤信号です。しばらく止まります」プシュー

砂浜と堤防が奥に見える。

梨子「(あれ、あんなところに人がいる、珍しい。)」

顔は、黒塗りにされたかのようにうまく見えない。人影は体をぐにゃぐにゃさせたかと思うと、服を着たまま海へ歩いて行った。

梨子「こんな寒い時期なのに、変な人もいるのね」

千歌「ん?梨子ちゃんどうしたの?」

梨子「ちょっと、海に入ってく人が見えたの・・・ヒッ」

梨子「(一瞬千歌ちゃんの顔が黒塗りに見えたような気がする・・・ほんと、どうしちゃったのよ、私・・・)」

曜「二人とも、もうすぐ学校に着くよ。準備しなきゃ」

梨子「・・うん」

梨子「(定期券、定期券・・・)」ゴソゴソ

梨子「(あれ?定期どこやったかしら?触ってないから家に忘れてきたわけでもないし・・・)」

梨子「(ああ、あった!)」

梨子「(ん?これは?この前紅葉を見に行った時、ダイヤさんからもらった赤いお守り・・・)」

梨子「(変なことがなくなりますように・・・)」

バス「次止まります」ピンポーン

68 :
◆◆◆◆


教師「えー、閉塞的な場所や実験では、マウスの染色体に異常が出る場合があります。これらは・・・」

梨子「カキカキ」

千歌・曜「ウトウト」

梨子「(あ、ルーズリーフ切れちゃった)」

梨子「(机の中に予備あったかな)」ゴソゴソ

ムニュっと、得体の知れない感覚が手先を襲う。

梨子「(なんかしら?)」

机の中を覗く。机の中の何者かとパチッと目が合った。

梨子「〜〜〜〜!!!!」

梨子「きゃあああああああ!!!」

千歌・曜「ビク!?」

教師「!!桜内さん!どうしました!?」

もう一度机を覗く。そこには何もいなかった。

梨子「・・・」

梨子「なんでもないです・・・虫が居ました・・・」

梨子「すみません、気分悪いので保健室行ってきます・・・」

教師「・・・ええ、お大事に・・・」

69 :
〜保健室〜

梨子「失礼します・・・」

梨子「先生は留守みたいね。名前だけ書いて、ベットで休ませてもらおう」

梨子「(横になったらだんだん眠くなってきた。昨日あんな夢見たから、よく眠れなかったのかな)」ウオウト

梨子「スヤァ・・」






パタパタ

梨子「ん?なんの音・・?」

梨子「(先生、帰ってきたのかな?)」

梨子「二年の桜内です!気分が悪いので、ベット使わせてもらってます!」

「・・・・」シーン

梨子「先生じゃなかったのかしら?恥ずかしい事、したかも」

「きゃっつ!きゃっつ!」

「まて〜」

「あはははは」

梨子「子供・・・?」ゾクッ

声のする方、廊下を見る。
そこには、確かに小学生ぐらいの子供が走りまわっていた。

少し古めかしい恰好をしている。

70 :
「おーい待て待て!」

梨子「どうなってるの・・?」

梨子「ここ、どこ・・・?」

目覚めたその先に見えたのは、コンクリートつくりの校舎ではなく、木造造りの小さな校舎であった。


サイレン「ウーーーーーーーーー  ウーーーーーーーー」

「わわっつ!!逃げろ!!」

子供たちは、蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げていく。しばらくすると、遠くで爆発音がした。

梨子「!?」

梨子「何なの?何なの!?」

だんだんと爆発音は近づいてくる。梨子は、その場でうずくまることしかできなかった。



「ドッカーン」「バラバラ」「ドン、ドン、」「タタタタタタタ」「パン、パン」


梨子「やめてっつ!やめってってばぁ」

「怖いよぉ・・」

「苦しいよぉ・・・お父さん、おかぁさん・・・」


梨子「これは夢、これは夢、これは夢、これは夢・・・」
「ドッカーン」

大きな爆弾が近くで炸裂した。その音の大きさに、鼓膜が破れそうになる。

「ぎゃあああああ」

「痛い!いたい!」

「うううう・・・」

梨子「やめてってばぁ!これは夢なんだから!!!」



「そこにいるのは誰ずら?どうしてこんな所にいるずら?」

71 :
読んでるぞ

72 :
保守

73 :
保守

74 :
「そんなところに潜ってるのは、誰ですか?」

梨子「花丸、ちゃん・・・?」

花丸「何だ、梨子さんか。どうして用具入れに頭なんか突っ込んでるの?」

梨子「いやっ、その、これは・・・」

爆発で倒壊した瓦礫は消えていた。気づくと、元のコンクリート造りの校舎に戻ってる。

梨子「・・・なんでもないわ。虫が出たのよ。それだけよ」

花丸「大丈夫?なんか苦しそうだったけど・・・?」

梨子「ええ、大丈夫よ。花丸ちゃんはどうしてここに?」

花丸「用務室に用があって。箒壊れちゃったから時に来たの」

梨子「・・・花丸ちゃん、今何時?」

花丸「ええっと・・・今は掃除の時間だけど・・・」

梨子「まずいわね・・・」

梨子「(大体5時間ぐらい過ぎてる。先生と千歌ちゃんたちにどうやって言い訳しよう・・・)」

花丸「あの、どうかしたずら?」

梨子「なんでもないわ」ニコ

花丸「(梨子さん、無理に笑ってる・・・)」

花丸「あのっ!もし困ったことがあったら、なんでも言ってほしいずら!オラが相談に乗るから・・・」

梨子「・・・急にどうしたの?でも、ありがとう」ニコ

75 :
梨子「(あれからいろいろと、説明は大変だった)」

梨子「(でも、保険の先生が寝ている姿を目撃していたらしくて、どうにかなった)」

梨子「(途中で抜け出して、なかなか帰ってこなかったら、千歌ちゃんと曜ちゃんはすごく心配してた。申し訳ないわ・・)」

梨子「大事をとって、練習を休むことになったけど、家に帰りたくない・・」トボトボ

学校の前の坂を下り、バス停へと向かう。その先に見覚えのある姿が見えた。

梨子「あれ?あれってダイヤさんじゃ?」

遠目で眺めているうちに、別方向行きのバスが到着した。そのバスにダイヤは乗り込む。

梨子「(最近ダイヤさんは練習を休むことが多い。どうしてだろう、理由は隠してるみたい)」

梨子「(ルビィちゃんもダイヤさんが休んで何をしてるか知らないって言ってた。そういえば、休むようになったのって、いつからだっけ・・・?)」

トボトボと、いろいろな考え事をしているうちにバス停に着く。遠くから、自分の乗るバスが近づいてきているのが見えた。

バス「プワァン」プシュー

梨子「・・・」

梨子「(本当は家に帰りたくないから乗りたくないんだけなぁ・・)」

梨子「(でも、これ逃したら、一時間後だし・・)」

76 :
梨子「結局乗っちゃった・・・」

いつものように車窓を眺める。
両親は、日が明るいうちは留守にしているので、それまで帰りたくなかった。
しかし無情にも、目的地はどんどん近づく。

梨子「はぁ・・・」

バス「次止まります」ピンポーン

梨子「定期定期っと!」

その時、何かが下に落ちた。朝方見つけた赤いお守り。

梨子「お守りなんて、本当に意味あるのかしら?」

なんとなく、お守りを触ってみる。木の枝か何かが入ってるのだろうか、少し硬く、ぐにゃっと曲がった感触が布越しに伝わる。

梨子「変なのがなくなりますように・・・」

再度お守りに祈りを重ねる。ほどなく、家の近くのバス停に到着した。

77 :
保守

78 :
しばらく、家の中に入れず、砂浜や桟橋のあたりをぐるぐるしていた。

梨子「どうしてあんな夢を2度も見たんだろう・・」

梨子「あれは本当に夢だったの?」

梨子「夢とうつつの境界が分からない。これも怪異なの?」

梨子「どうして私ばっかり、私ばっかりこんな目に合わないといけないの?」

梨子「本当に、私はどうなっちゃったの・・・」グスン

空は赤身色を帯び、日は傾き始めていた。ふと、時計を確認する。母親が帰ってくるまで、あともう少し。

梨子「(だんだん寒くなってきたし、入りたくないけど家に帰らなきゃ)」

梨子「大丈夫、全部、見間違いと夢。ちょっと疲れてるだけだから・・・」

おぼつかない足取りで帰路に就く。いくら言葉で奮い立たせようとも、胸の中は不安と焦燥でいっぱいだった。

79 :
しばらく、家の中に入れず、砂浜や桟橋のあたりをぐるぐるしていた。

梨子「どうしてあんな夢を2度も見たんだろう・・」

梨子「あれは本当に夢だったの?」

梨子「夢とうつつの境界が分からない。これも怪異なの?」

梨子「どうして私ばっかり、私ばっかりこんな目に合わないといけないの?」

梨子「本当に、私はどうなっちゃったの・・・」グスン

空は赤身色を帯び、日は傾き始めていた。ふと、時計を確認する。母親が帰ってくるまで、あともう少し。

梨子「(だんだん寒くなってきたし、入りたくないけど家に帰らなきゃ)」

梨子「大丈夫、全部、見間違いと夢。ちょっと疲れてるだけだから・・・」

おぼつかない足取りで帰路に就く。いくら言葉で奮い立たせようとも、胸の中は不安と焦燥でいっぱいだった。

80 :
梨子「ただいま〜」

「・・・・」

梨子「誰もいないよね・・」

梨子「(自分の部屋に戻りたくない・・・何かいたら嫌だし・・・)」

梨子「(お母さんが帰ってくるまでリビングに居よう・・・)」

梨子「喉が渇いたし、何か飲もうかしら?」

昨日のコップが真っ先に視界に入る。

梨子「・・・っ」

梨子「別のにしよう・・・」

棚から紅茶を取り出した。お湯を沸かし、静かにコップに湯を注ぐ。

梨子「テレビでも見ようかしら」ピッ


TV「・・続きまして、女性の病気、子宮筋腫の話ですが・・・」

TV「子宮全摘が昔は一般的でした。しかし、今は腹腔鏡やピル投与などいろいろあります」

TV「若いうちに発症となると手術や、小さいものだと投薬治療が中心となります」

TV「初期症状には、生理不順、おりものの量が多い、生理痛がひどいなどがあります・・・」

梨子「ふーん、こんな病気もあるのね・・・」

梨子「大変そう・・」ピッ

TV「・・次のニュースです。今年も豊穣と多産を祝うお祭りが・・・」

梨子「・・・」ウトウト

梨子「少し横になろう・・」

梨子「・・・」スヤスヤ

81 :
夢を見ていた。


先月、ダイヤさんと一緒に、紅葉を見に行った時の夢だった。
自分とダイヤさんが話す姿が見える。私は私を見ていた。とても不思議な気持ちになる。


ダイヤ「すみません、遅くなりました」

梨子「いえ、大丈夫ですよ。私も今来たところなので。ダイヤさんが遅刻なんて珍しいですね」ニコ

ダイヤ「ええ、ここに来る前に用事がありまして、それで手間取ってしまって。遅れてしまって申し訳ございません」

梨子「そんな謝ることじゃないですよ、それよりも紅葉狩りしましょ」

ダイヤ「そうですわね。この山、普段は私の親戚が管理していますの。私有地ですが、きれいな紅葉をみんなに見てほしいということで、遊歩道の整理や休憩所がありますのよ」

梨子「へぇ〜そうなんですか、私、こういうところ来るの、初めてなのでわくわくします!」

ダイヤ「遊歩道の奥まで行くと、小さな滝があります。ほら、ここまで来る途中に小川がありましたでしょ。そこに繋がってますの」

ダイヤ「もし道に迷っても、小川を下ってくれば戻ってこられます」

ダイヤ「さあ、行きましょう・・」


ダイヤさんに連れられて山中に入る。林道は多くの針葉樹に覆われ、紅葉こそしていなかったものの、心地よく吹く風、小鳥のさえずり、遠くから聞こえる水の音、そのすべてに心が洗われる。

82 :
しばらく歩くと、開けた場所に出た。

四方の紅葉が、あたり一面を深紅に染め上げていた。
少し肌寒い風が山々を吹き抜けるたびに、紅葉は、はらりと散ってゆく。
散った紅葉は淀みのない小川へと着水し、さら、さら、さらと一瞥もくれずに流れていく。


梨子「綺麗・・・・」

ダイヤ「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 から紅に 水くくるとは・・・」

梨子「それって、在原業平の有名な句ですよね!たしかそれも、紅葉の美しさを読んだ歌でしたよね」

梨子「こんな美しい景色を見ていると、歌人の気持ちがわかるような気がします」

ダイヤ「龍田川のように、流れは緩やかではありませんが、それでもこの美しさには心打たれるものがありますわね」ニコ

梨子「(ドキッ・・・)」

梨子「その、質問、なんですけど、どうして私を誘ってくれたんですか?」

ダイヤ「・・ふふっ、秘密ですわ。でも、強いて言えば梨子さんが美しいからでしょうか?」

梨子「・・・///そんな冗談はよしてください・・・///」

ダイヤ「事実を言ったまでです。梨子さんはもっと自分に自信を持ってください・・・」


しばらく談笑を楽しんでいたと思う。私は私とダイヤさんを遠くから眺めていた。
とても不思議な夢。記憶を繰り返しているだけのよくある夢。あの時まではそうだった。

83 :
しばらく歩くと、開けた場所に出た。

四方の紅葉が、あたり一面を深紅に染め上げていた。
少し肌寒い風が山々を吹き抜けるたびに、紅葉は、はらりと散ってゆく。
散った紅葉は淀みのない小川へと着水し、さら、さら、さらと一瞥もくれずに流れていく。


梨子「綺麗・・・・」

ダイヤ「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 から紅に 水くくるとは・・・」

梨子「それって、在原業平の有名な句ですよね!たしかそれも、紅葉の美しさを読んだ歌でしたよね」

梨子「こんな美しい景色を見ていると、歌人の気持ちがわかるような気がします」

ダイヤ「龍田川のように、流れは緩やかではありませんが、それでもこの美しさには心打たれるものがありますわね」ニコ

梨子「(ドキッ・・・)」

梨子「その、質問、なんですけど、どうして私を誘ってくれたんですか?」

ダイヤ「・・ふふっ、秘密ですわ。でも、強いて言えば梨子さんが美しいからでしょうか?」

梨子「・・・///そんな冗談はよしてください・・・///」

ダイヤ「事実を言ったまでです。梨子さんはもっと自分に自信を持ってください・・・」


しばらく談笑を楽しんでいたと思う。私は私とダイヤさんを遠くから眺めていた。
とても不思議な夢。記憶を繰り返しているだけのよくある夢。あの時まではそうだった。

84 :
鮒寿司に変わったけどスレ立てたたこやきだよ
応援してる

85 :
ダイヤ「・・・風吹きて ちりに帰りぬ 秋の葉よ 悪しき前には 人も同じか」

梨子「???」






ズズッ・・ズズズズッ・・ブツン

アナログテレビや古いゲーム機を起動したときのように画面が揺らぐ。

ダイヤ「梨子さん、山頂を目指しませんか?ここから大体15分ぐらい歩けばつきます。ここよりとても景色がいいんですの。一緒に行きませんか?」

梨子「ええ、いいですよ。一緒に行きましょう!」

86 :
保守

87 :
ダイヤさん……

88 :
ダイヤ「ああ、そうだ忘れていましたわ!この山に小さな神社がありますの。その神社のお守りをたくさんもらいまして、一つ梨子さんにも分けて差し上げますわ」

そう言って、ダイヤさんは赤いお守りを私に渡した。

梨子「ありがとうございます。」

ダイヤ「健康祈願のお守りだそうですわよ・・・」

ここまでは、覚えている記憶そのままだった。



山頂を目指すため、しばらくダイヤさんの後をついていく。
一歩、また一歩と足を踏み出すにつれ、記憶にヒビが入るように、揺らぎはひどくなっていった。

ダイヤ「はぁ、はぁ、」

梨子「大丈夫ですか?もう少し行った先に小さな東屋が見えます。そこで休憩しませんか?」

ダイヤ「いえ、お気になさらず。大丈夫ですから・・・」

梨子「無理しないでください、休みましょ、ね?」

ダイヤ「いえ!もうすぐですから!大丈夫なんですってば!」

梨子「!!」

ダイヤ「すみません・・・声を荒らげててしまいました。ゆっくり歩いて向かいましょう」

梨子「・・・はい」

梨子「(どうしたんだろう・・・)」

ダイヤ「はぁ、はぁ・・・」

89 :
梨子「(そういえば、3カ月ぐらい前から、ダイヤさんは月に4,5回練習を見学する・・・)」

梨子「(曜日と連続で休むから、生理重いのかなと思ってたけど)」

梨子「(この前、練習中に倒れそうになってた。大丈夫なのかな?)」

梨子「(本人に聞いても、おなか痛いとしか言わないし、)」

梨子「(練習見学してても、冷や汗かいてるのが分かるほど顔色悪いし、)」

梨子「(みんなに心配をかけたくないのはわかるけど、それでも自分の体を最優先してほしい・・・)」


もやもやとした気持ちを抱えながら歩く。しかし、いくら歩いても山頂に着く気配がない。

梨子「ダイヤさん、本当に道、こっちであってますか・・・?」

ダイヤ「でも看板はこちらを指していましたよ?たぶんこちらであっていると思うのですが」

そのままスマホを取り出す。電波がつながる範囲であったようで、地図アプリが自分たちの居場所を示した。
どうやら、目的の山の山頂ではなく、隣の山の山頂へ続く小径へと迷い込んでしまったらしい。

90 :
梨子「どうしましょう?このまま引き返しますか?」

ダイヤ「・・・・」

ダイヤ「引き返しましょう。地図によれば、この近くに滝つぼと、そこに繋がる小径があるみたいです。たぶんこちらですわ」

ダイヤさんは、けもの道をスタスタと下っていく。何も迷いなく、まるで初めからこの山のすべてを知っていたように。

梨子「あ、待ってください」

雑草など気にも留めないようで、スタスタと下っていく。先ほどまで疲れていたダイヤさんはそこにはいなかった。

画面の揺らぎがひどくなっていく。私の記憶が正しければ、この後、滝つぼとその周囲の紅葉を見学し、写真に収めた。紅葉の大きな老木が印象に残っている。そし梨子「どうしましょう?このまま引き返しますか?」

ダイヤ「・・・・」

ダイヤ「引き返しましょう。地図によれば、この近くに滝つぼと、そこに繋がる小径があるみたいです。たぶんこちらですわ」

ダイヤさんは、けもの道をスタスタと下っていく。何も迷いなく、まるで初めからこの山のすべてを知っていたように。

梨子「あ、待ってください」

雑草など気にも留めないようで、スタスタと下っていく。先ほどまで疲れていたダイヤさんはそこにはいなかった。



ザザザザ・・・ズズズズッ・・・・

画面の揺らぎがひどくなっていく。

私の記憶が正しければ、この後、滝つぼとその周囲の紅葉を見学し、写真に収め下山したはずだ。
ひときわ大きな紅葉の老木があったことを覚えている。
そしてダイヤさんと一緒にバスに乗って家へ帰ったはずだった。

91 :
投稿ミスが多いorz
これも怪異だったりするのかな...?

92 :
>>90訂正

梨子「どうしましょう?このまま引き返しますか?」

ダイヤ「・・・・」

ダイヤ「引き返しましょう。地図によれば、この近くに滝つぼと、そこに繋がる小径があるみたいです。たぶんこちらですわ」

ダイヤさんは、けもの道をスタスタと下っていく。何も迷いなく、まるで初めからこの山のすべてを知っていたように。

梨子「あ、待ってください」

雑草など気にも留めないようで、スタスタと下っていく。先ほどまで疲れていたダイヤさんはそこにはいなかった。

画面の揺らぎがひどくなっていく。私の記憶が正しければ、この後、滝つぼとその周囲の紅葉を見学し、写真に収め下山したはずだ。
ひときわ大きい紅葉の老木が印象に残っている。

そしてダイヤさんと一緒に帰路に就いた、はずだった。

93 :
保守

94 :
記憶では、もっと緩やかな斜面を下って行ったはずだ。しかし、この夢の中では、目で見てわかるほど、地形が変わっていた。
崖のように斜面の勾配がきつい。所々、岩が顔を出している。
ダイヤさんはその岩に足をかけ、飛ぶように下っていった。

梨子「まって・・・待ってください」

その声は届かない。

ズズズッ・・・ゾゾ・・・

画面のヒビは増々ひどくなっていく。


梨子「まって・・・あっ・・・」ズルッ

ぬかるみを踏み抜くも、何とか近くの木に手をかけ、滑るのを免れた。


ふと、前を見る。

梨子「・・・・・」


その景色に一瞬息をのむ。

奥に小さな滝と控えめな滝つぼが見える。その横の岩盤に紅葉の老木が威厳を湛えながら佇んでいた。周囲の針葉樹が一層紅葉の色を際立たせる。

95 :
梨子「こんなところがあったなんて・・・」

梨子「ダイヤさん・・・?・・・いない?」

梨子「ダイヤさん!どこにいるんですか?」

ふと、老木の影に、人の気配がした。

梨子「そんなところに隠れて、私を驚かす気ですか?」

梨子「髪の毛見えてますよ」スタスタ

老木の生えている岩盤に歩み寄る。どうやらこの老木は、岩盤と岩盤の隙間に根をはって生きているようだ。そのため、表面には根がうねる様に這いつくばり、少し歩きづらい。

老木の前に立つ。足場が不安定なため、木に手をついて後ろを確認する。

梨子「そんなところに隠れてないで・・・・」

梨子「・・・・居ない?」ドン!!

96 :
誰かが私の背中を押した。わずかな力であったが、私の足は揺らめき、地を這う根に躓き、バランスを崩してゆく。

梨子「わわっ!!」

何かにつかまろうと手を伸ばすも虚空を切る。
そのまま後ろに倒れ、滝つぼへと落ちていった。

滝つぼに落ちるまでの刹那、人影を目視する。

梨子「ダイヤ・・・さん?」

秋風に棚引く黒髪は、間違いなくダイヤさんのものだった。


ザアアアアアア・・・・ブツン・・・

画面が完全に真っ黒になる。暗闇に取り残されたように、私はこの空間に取り残されてしまった。

97 :
応援している

98 :
怖い…

99 :
夢の中だというのに、意味不明な事柄が展開されず、そのまま闇の中に取り残されていた。

梨子「・・・・」



梨子「・・・」


そのまま暗闇の中に立ち尽くしていた。
何分経っただろうか。何も起こらない。夢を見ているはずなのに。


自分自身が悪夢を見ていることを自覚する。

夢から覚醒することを願い続けて、それでもなお目覚めずにいた。


ぴと・・・ぱしゃ・・・

目の前に何かが落ちた。

100 :
梨子「・・・なにこれ、冷たい・・・水・・・?」

一滴、また一滴と水は落ちてくる。

天を見上げるが、そこには暗闇が支配するのみである。

梨子「・・・・」

落ちてくる水滴を凝視する。そのうち、周囲の景色が変わっていることに気がついた。

梨子「どこここ?洞窟・・・?」

洞窟の奥から明かりが漏れる。その明かりに、虫のように引き寄せられてしまった。


梨子「どうしてこんなところに蝋燭があるのかしら?

蝋燭の奥に子供ぐらいの立像があることに気が付いた。
揺らめく蝋燭の光でうまく見えない。

梨子「仏像?こんな形の仏像なんてあるんだ」

梨子「立っているけど、顔がよく見えない。象?なのかな?」

梨子「剣とかいろいろ持ってるし・・・なにこれ?」


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