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「朝香さんってさ…」「うん?」


1 :2020/01/12 〜 最終レス :2020/03/21
注意書き
※果林の過去妄想
※オリキャラ
※オチなしのぶつ切り

いいよって人はどうぞ

2 :
・第一印象

「朝香さんってさ」

「うん?」

「めっちゃ落ち着いてるっていうか大人びてるっていうか」

「うん」

「こう…ね? あたしらと同い年とはちょっと思えない雰囲気あったけどさ…」

─────
───


『…それじゃあ、これから1年間を一緒に過ごすクラスメイトなわけだし、一人ずつ軽く自己紹介してみよっか』

果林『……』ピク

『出席番号1番の朝香さんから、お願い』

果林『はい。…はじめまして。朝香果林と言います。ええと、1年間よろひくお願いしみゃふ…』ペコリ

『……』

果林『……///』フルフル

『…あっ、み、みんな拍手!じゃあ次は2番の…』


───
─────

「噛んでたね」

「それもお手本みたいにね」

3 :
・部活

「朝香さんってさ…」

「うん?」

「部活とかどうすんのかな」

「部活…まぁ運動部? 背も高いし」

「あーじゃあバスケとかバレーとか… ねぇ、ちょっとアレ見て。もしかしてさ」

「朝香さん…? すごい勧誘されてるけど…なんか嫌そう…っぽい?」

「…行く?」

「…うん」

4 :
・休日

「朝香さんってさ…」

「うん?」

「結構律儀なとこあるよね、真面目っていうかさ」

「『この前のお礼をさせて欲しいの』…だったっけ?」

「うわ似てない」

「……」

「いやいや冗談だって。こないだの、お節介じゃなくて良かったよね」

「…まぁ、確かに」

「あの日バイトの面接があったんだっけ? どこ受けたんだろ」

「それは… ん、朝香さん道迷ったから助けてって」

「じゃあ、迎えにいったげよっか。朝香さんもまだこの辺詳しく…ってあれ? あんたいつの間に連絡先聞いたの?」

「…いいでしょ、別にいつでも」

「…いいけど。じゃ折角だし、今日はあたしらでこの辺の遊び方も教えてやりますか」

「うん」

5 :
・招待

「あさ…じゃない、か、果林ってさ…」

「……」

「……」 

「…ふふ、恥ずかしがってる」

「わ、笑うなっ」

「本人がいないと朝香さん呼びになるって知ったら、果林ちゃん悲しむよ?」

「だから言い直したじゃんか… で、果林のバイト先ってこの辺でしょ」

「うん。駅前のコーヒーショップだから…というかあれじゃない?」

「なんか…果林ってよく人に集られてるよね」

「うん…」

6 :
「ほんとに来て良かったの、果林?」

果林「大丈夫よ。まだ空いてる時間帯だし、オーナーにも許可は貰ってあるわ」

「果林ちゃん、さっきの中学生ぐらいの娘たちに写真撮られてたのは?」

果林「あれは…び、美人店員…///がお盆でコーヒー運んでる写真が趣味でほしいとかなんとか…」モニョモニョ

「自分で言って照れるなって」

果林「い、いいじゃない…!///」

「…たぶん、そのうちインスタに上げられたりすると思うから、お店に貼り紙とか注意書きとかしてもらった方がいいと思うよ」

果林「うーん、あの娘たちも趣味って言ってたしそこまでは… まぁ、お店に迷惑がかかるならやめさせなきゃね」

7 :
果林「…さて、二人ともご注文は? 私が招待したんだから、コーヒー一杯ともう一品はサービスするわよ」

「お、太っ腹じゃーん あたしはどうしよっかな〜」

「わたしは…モーニングセット。コーヒーはこのオリジナルブレンドでお願い」

果林「モーニング、オリジナル…と そっちは?」

「じゃあ、このおすすめのサンドイッチと、あたしもオリジナルブレンド」

果林「サンドイッチね、了解。二人とも、ミルクと砂糖は?」

「あたしはブラック。一セットでいいよ」

「……」コクン

果林「わかったわ。しばらく待ってて頂戴ね」

「…あ、果林ちゃん」

果林「え?」クルリ

8 :
「制服、似合ってるよ」

「あとであたしらとも写真ね」

果林「……。もう、そっちは追加料金よ?」クス

「なんでだよ」

「そこは身内にこそ優しくするべき」

果林「冗談よ。…ありがと」

「……」

「……」 

「果林ってさ…」

「うん?」

「やっぱ、なんていうか…綺麗なんだな…」

「最近見慣れちゃってたけど、そうだね…」

9 :
・あたしと果林

「果林ってさ…」

果林「…何?」

「何でも出来ますよー苦手なものありませんよーみたいなアレなのにさ、」

果林「いや、そんなつもりは…」

「案外残念だよね。勉強できなかったり方向音痴だったり…」

果林「ざ、残念ってあなたね… いいのよ、私はファッション関連を学びにここに来たんだからその他は真剣にやらなくても」

「まぁ確かにそっちはめっちゃできてるけどさ…せめて英語くらいはさ」

果林「だからあなたに教えて貰ってるんでしょ? 代わりに選択科目の方は私が教えるから」

「いや次のテスト中間だから選択ないでしょ。そっちは期末までないから今いいって」

果林「…え?」

「……」

果林「ちょ、ちょっと待って頂戴? あれ? 今回共通だけ?」パラパラ

「やっぱあんたって残念だな…」

果林「うるさいっ! あーもうどうしよう…」

10 :
・わたしと果林ちゃん

「果林ちゃんって…」

果林「どうかしら? 結構できてるでしょ? 流石に満点とまではいかなくても私なりには…」

「思ってた以上に勉強ダメなんだね…」

果林「…あら?」

「これだと追試待ったなしだよ」

果林「そんな…!?」

「うーん、英語はあっちに任せるとして…数学は中学からまだそんな進んでないし…問題は地理と…古文漢文もまずいか、なら…」

果林「…待って! ぶつぶつ言ってないで助けて!」ガシッ

「分担でやれば…って、え ちょっと、果林ちゃん…!?」

果林「確か今回のテストだけは親に通知いくのよね!? 追試ってバレたら私地元に帰されちゃう…」

「い、いやそんな留年大学生みたいな話… ていうか、さっきから近…!」

果林「お願いなの、頼らせて?」ギュ

「な、ぁ…!///」

11 :
「わ、わかったから…とりあえず手、放して…///」

果林「あ、ご、ごめんなさい! 強く握っちゃってた? 痕になってない?」

「も、もういいからっ …ほら、とりあえず印つけたとこ答え見て直してて わたしはお茶淹れてくるから」

果林「あ、じゃあ手伝ってくれるのね! ありがとう、やってみるわ!」

「うん、頑張って…」ガチャ

バタン

<よし、やるわよ…覚悟しなさい問3!

「ふぅ…」

「…果林ちゃんは、ああいうこと全然平気なのかな」

「……」

「また今度、あの子にも聞いてみよう」

12 :
・ともだち

「果林ってさ…」

「うん?」

果林「…え? 私に振ったんじゃないの今?」

「あー、いや違う違う。果林は勉強してて。あたしらの話題ってもっぱら果林のことだからさ、よくこうやって話してんのよ」

「うん、勉強に集中して」

果林「いや…私の前で私の話するの…?」

「いーから。…そんで果林ってさ、あたしら以外に付き合いあんのかな」

果林「ちょっと」

「どうだろ…? あんまり聞かないね」

「そうなんだよね。クラスでも朝香さん呼びが大半だし」

果林「うっ…」

「うーん…背も高いし、美形だけどクールって感じだし、ちょっと怯んじゃうのはわかるかな」

果林「…ふふ、ありがとう」

「美形ってワードだけで調子乗んな」

13 :
「…わたしたちも最初はちょっと敬遠というか、そんなに絡みには行かなかったね」

「確かに。というか部活の勧誘から助けたアレ以外は果林が誘ってきたもん」

「そういえば… あれ? ならもしかして今果林ちゃんの交遊関係広くないのって…」

果林「…いや別にそんな広くないわけじゃ」

「果林が人見知りしてるだけなんじゃね?」

果林「ふぐっ…」

「ほら集中して問題解かないと。課題だって今はテスト対策みたいなもんだぞ」

果林「あ、あなたたちねぇ…!」

「あとは…部活入らずにバイトしてる寮暮らしって言われると、ちょっと遊びとかも誘いにくいかも…」

「あーそうかも。仕送り少なくていっぱいバイトしてんのかな、じゃあお金使わせるのはちょっと、みたいな」

果林「そ、そんなのあなたたちだって帰宅部でバイトもしてるじゃない!」

「いやいやあたしらは中等部からニジガクだし、元から知り合いが多いっていうかさ」

14 :
「なら寮の友達は? ご飯のときとか洗濯のときとかで話したりしそうだけど」

果林「ご飯は一緒に食べたり、もちろん普通に話したりもするわ でも…」

「でも?」

果林「私はお風呂で美容トークとかしながら仲良くなりたいんだけど、一部の先輩しか一緒に入ってくれないのよ」

「…おぉ」

「い、一緒ってまさか、果林ちゃんのへ、部屋に…?」モニョモニョ

果林「…え?」

「いや違うでしょ… 寮の風呂って個室にシャワーと、あと共同で使える大浴場みたいなのがあるんじゃなかったっけ?」

果林「ええ。私はシャワーだけだと暖まった感じがしなくて物足りないの」

「そ、そっか…そうだよね…///」

果林「?」

「……」

15 :
「1コ思うのは…一緒の風呂っていうのはやっぱりそれぞれハードルあるんじゃない?」

果林「それは…まぁ確かに女同士でも、誰にでも見せるものじゃないわよね」

「そう、だね。仲良くなるために一緒に入るよりかは、仲良くなったから一緒に入るって方が自然かも」

果林「うーん…」

「あと、果林と比べたら自信もなくなるだろうからね…」ヒソ

「あぁ、そっちの方が理由としては大きそう…」

「特に寮暮らしってことは、連日見せつけられることになってもおかしくないわけだし…」

「連日…見せつけ…」

「…さっきからちょいちょい何妄想してんの」

「し、してない…!///」

果林「…ちょっと、二人で何コソコソ話してるの?」

「果林ちゃんは勉強!」

果林「…え!? このタイミングで!?」

16 :
果林「…というか私、あなたの方から話振られた気がするのだけど」

「そういえば普通に話しかけてたような…」

「と、とにかく! 果林ちゃんは酷い点とったら友達増やすどころか高校自体危ないんでしょ?」

「…それもそうだ。果林は頑張らないと」

果林「なんか納得いかないのだけれど…」

─────
───


「ふわ… 今日はこんなもんじゃない?」

「うん。お疲れ様、果林ちゃん」

果林「はぁぁ終わった… 二人ともありがとうね…」

「お疲れさん。英語もこの感じなら赤点まではないと思うよ」

「このまま続けて頑張ろうね」

果林「…ねぇ」

17 :
果林「1つ思い付いたんだけど、その、お風呂の話」

「え? …えーっと、あんまり一緒に入ってくれないってやつだっけ」

果林「そう。一緒にに入って仲良くなるんじゃなくて、仲良くなった人と一緒に入る、みたいな話になったわよね?」

「うん」

果林「それでね? よかったらなんだけど…今度私の部屋に泊まりに来ない?」

「は?」「え」

果林「それで二人と一緒にお風呂入っちゃえば、それを見た他の子も私と一緒に入る流れができると思わない?」

「……、いやそれはかなり無理やりな──「それと」

果林「それと、その…。二人と、もっと色んな話ができたらなって…」

「お…」「……///」

果林「え、と…」

「この…! どうすんのこの空気!」

果林「わ、悪かったわ…!」

18 :
「はぁ…」

「…じゃあ、お泊まり会はテストがうまくいったら、でいいんじゃないかな?」

果林「!」

「んー…まぁ落とし所としては、その辺かな」

果林「決まりね! そういうことなら私、もっと頑張れると思う!」

果林「じゃあ、また明日ね! 帰って復習もしなくちゃ…!」パタパタ

「あ、果林! …速いなぁ」

「…わたしたちも帰ろっか」

「ん。…ねぇ、その、今度さ」

「うん?」

「か、果林にお子様って思われないようにさ…」

「…お子様?」

「イイ感じのし、下着…買いに行くぞ…」

「あ…」

「……///」

「わ、わたしも、行く…!///」

19 :
・お風呂あがり

「果林ってさ…///」ホカホカ

「うん?///」ホカホカ

「こう…分かってはいたけどさ、あの…///」

「…脱ぐと、もっとスゴかったね…///」

「ほんとそれ…///」

「シャンプーとかコンディショナーとか色々話してもらったけど…///」

「ぜんぜん、入って来なかったね…///」

ガチャ

果林「ごめんなさいね、店長から電話来ちゃって… あら? ひょっとして話し込んだせいでのぼせちゃった…?」

「いや、そういうアレじゃ…///」

果林「嘘ね、二人して顔真っ赤なんだもの。すぐ飲み物用意するわ」

「…この察しの悪さが、今ばっかりはありがたいな…///」

「そうだね…///」

20 :
・プレゼント

「果林ってさ…」

「うん?」

「部屋見た感じ、あんまり物欲とかない感じだったよな」

「ファッションの勉強に来たって言うだけあって、服だけはたくさんあったけど…」

「うん。けどあのくらいならまだオシャレな学生の範疇だよねぇ」

「服以外のファッション…靴とか?」

「お、アリじゃん! …いや、サイズとか甲の高さとか知らないしな…」

「そうだった じゃあハット、も頭の大きさわからないね」

「ピアスは校則でダメ、ネックレスは安っぽいのも高すぎるのも困るし、リングは…やっぱりサイズがわからん!」

「そういう小物なんてもうオーダーメイドの時代だしね… 一旦ファッションから離れようか」

「んー… 誕生日近いし、そろそろ決めときたいんだけどな」

21 :
「他にプレゼントと言ったら…ぬいぐるみ?」

「…お、意外と喜ぶんじゃないか? 果林子供っぽいところあるし」

「冗談のつもりだったんだけど…言われてみるとそうかも…」

「他には…手帳とかペンとかは?」

「ステーショナリーね。無難だけど最終手段みたいなとこあるかも」

「食器…は寮暮らしだから要らないし、水筒とかお弁当箱は…」

「…目につくもの言ってるだけだろうけど、食器は寮関係なく16歳の女子には要らないよ」

「いや、インスタ用にオシャレ目な皿はそこそこ売れてるらしい… まぁでも、果林には要らないね」

「そうなの? 無地のお皿でも映えると思うけど…他には、」

「家電、ホビー、楽器、書籍…果林ってマンガとか読むのかな じゃなかったら小説とか…ファッション誌は購読はしないけどちょくちょく見てるって…ん?」

「……」

「立ち止まって何ボーッと見て…、なるほど」

「これどうかな…アロマグッズ」

「いやベストでしょ! この辺からいいやつ探そう」

「うんっ」

22 :
・6月29日

「果林ってさ…」

「うん?」

「シャンプーの香りなんだっけ、これとケンカしないかな…」

「流石に覚えてないし変態さんっぽいよ…ていうか何を今さら、当日のそれも直前になって」

「いや、あの時はこれしかないって思ったけど、やっぱりさ」

「大丈夫だよ、あなた一人ならともかくわたしも一緒に選んだんだから」

「ん…? いったいどういう意味…」

「ほら着いたよ、ノックして」

「……。果林ー? あたしらだけど、居るかー?」

<…え? ちょ、ちょっと待って!

ガチャ

果林「ふ、二人ともおはよう。なんでこんな土曜の朝早く…」

「わたしたちが一番乗りするため。果林ちゃん、」

「「誕生日おめでとう」」

23 :
おもしろい

24 :
果林「あ、えっと… ありがとう…///」

「……」

「……」 

果林「ええっと…?」

「果林ってさ…」

果林「な、なに…?」

「…うん。片付けできないんだね」

果林「…あっ ちょ、ちょっとまって! すぐ片付け──「お邪魔しまーす」

「手伝うよ、パーティーの邪魔になるもん」

果林「ぱ、パーティーって…」

「うわ、服だけでこんなに散らかせるのすごいな…これ洗濯したやつ? それとも昨日着てたやつ?」

「わ…これ、わたしのとサイズ全然違う…///」

果林「ちょっと! ふ、二人ともっ!///」

25 :
見てるぞ

26 :
即死回避できたろうしこの辺で。ちょっとでも楽しんでもらえたら何よりです
今考えてるネタは
・果林が読モにスカウトされる話
・果林が帰省して二人がモヤる話
くらいしかないんで、こんな話が見たい的なのもあればよかったら書いてみてほしい

27 :
>>23 >>25
ありがとう。原動力です
あんまり見ない形式だと思うから受け入れてもらえてとても嬉しい

28 :
モブがしっかり生きてて好き

29 :
>>28
わかる

30 :
やっぱ綺麗系のやつは親しみやすくてなんぼだわ

31 :
クソつまんね

32 :
凄く好きだ。ネタがある限り投下してくれ。見るぞ

33 :
ほっほぅ

34 :
すき

35 :
スクスタとかではやりづらいネタだから是非こういう創作増えまくって欲しい
すっごく好き

36 :
とてもいい

37 :
だんだん二人のキャラが見えてきて
どっちが喋ってるのかすぐ分かるようになってきてええな

38 :
見ている

39 :
面白かった
続き期待

40 :
評価する

41 :
初めてポンコツ果林も良いなって思った
期待

42 :
短くて果林ちゃんの可愛さがわかってとても好き

43 :
面白かったぞ
個人的には果林さんがスクールアイドルになってからのこの二人とのやりとりが見てみたい

44 :
おっぱいを吸ってない果林が見れる幸せ

45 :
友だち視点って珍しくて面白かったです
今後も楽しみ

46 :
良き

47 :
とても良い

48 :
ネームドキャラ以外ともこういう関係築けてるのいいね
一緒にスクドルやる仲間じゃなくて普段の友達ってのがいい

49 :
キャラクターの人間関係を広げて見せてくれるこういうSS好き
楽しみにしてる

50 :
・美容健康アカ

「果林ってさ…」

「うん?」

「Twitterやってたっけ?」

「…どうだろ。インスタのアカは知ってるけど…」

「それはあたしも。ほらこれ、ちょっと見てみ」

「えっと、『友達からプレゼントしてもらったアロマディフューザーです!コンパクトだけど…』 …わたしたちが選んだやつ?」

「同じ型だね。あたしもこのツイがメーカーにRTされてて見つけたんだけどさ、ほらタイミングも友達のプレゼントってとこも気になってさ…」

「でも、これだけで果林ちゃんとは…いやでも…」

「あたしもね。最初はぐーぜんだと思ってたんだけど、気まぐれに過去ツイも見てみたらさ」

「美容とファッション、ダイエットの話ばっかり…あ、果林ちゃんの趣味っぽいのもあるかも…」

「怪しいでしょ?」

51 :
「まぁこの、自称OLの美月さんって人が実際は誰なのかはさておき、ちょっと覗かせてもらおうってね」

「…でも、紹介しないってことは、わたしたちには知られたくないからなんじゃないの?」

「えーでも鍵かけてないのに知られたくないも何もなくない? 実際企業にRTされてるくらいなんだし…」

「ほんとにそう思う? 果林ちゃんだよ?」

「…まあ、うん…」

「……」

「…いや! でもこの人が果林でもそうじゃなくても、タメになる呟き結構あるのは事実だから! あたしはフォローして様子見てみる」

「…勝手なこと言って。わたしは止めたからね?」

「はいはい」

─────
───


「……」 

「…あ、あーこのネイル綺麗だなー。ちょっと気になるから追ってみようかなー」

*美月*さんをフォローしました

「……。ひとりで何してるんだろ、わたし…」

52 :
・ダイエット

「果林ってさ…」

「……」モグモグ

果林「え?」

「お昼それだけで足りるもんなの?」

果林「ええ。だいたいあなたも似たようなものでしょう?」

「……」ゴクン

「あたしとあんたじゃ体格がちがうでしょーが。というかこっちは今絞ってんの」

果林「あら。ダイエットが必要には…見えないけれど」

「あむっ」

「は? …や、やめろっ…ヘンな目であたしのこと見るんじゃないっ」

果林「し、失礼ね… 誤解されるようなこと言わないでもらえるかしら…!?」

53 :
「だいたいねぇ、疑問に思うべきははあたしじゃなくてこっち」

「……、わはひ?」モグ

「そう。果林もうすうす思ってたでしょ? 食べてる量とついてる肉が全然比例してないってさ」

果林「それは、確かに…。しっかり運動してるからかしら?」

「…ん。ううん、運動苦手だから。でもちゃんと考えてたら太ったりしないよ」

「出たよ。お得意の脳がカロリー消費してます理論」

果林「ふぅん…でもそれ、一概に馬鹿にもできないのよ?」

「……」モグモグ

「ほんとか…? もしそうなら世の女子高生はもっと勉強して頭いいやつ増えるでしょ」

果林「うーん…でもほら、 ね? ここに私とこの子っていうちゃんとした実例があるわけで…」

「……」ピタ

54 :
果林「しっかり考えているからこその、体型維持。健康促進。美容にもいい食事になってるってこと」

「…は? いや、いやいや。 そっちはともかく果林がそれはないね」

果林「だ、だからさっきから失礼なのよ… ねえ、あなたは賛成してくれるわよね?」

「…わたしも、ランニングとかしようかな…」

「ほら」

果林「ちょっと?」

「やっぱり、食べた分は動いた方がいいのかも…」

「そうそう。一緒に頑張ろうな」

「うん」

果林「あ、あなたたちねぇ…!」

55 :
果林「ばぶ…ばぁぶ」ポフポフ

エマ「…ひょっとしてだけど、果林ちゃんいろいろ頑張ってたのかな」

果林「……」

果林「…ぁぅ//」ギュ..

エマ「…やっぱり、そうなのかな」ナデナデ

エマ「…お疲れさま。……大好きだよ」

果林「……うぅ」バブ..

果林「…zzZ」スヤスヤ

56 :
・得意分野

「果林ってさ…」

「うん?」

「こだわり持ってやってるとこは、ほんとにすごいよな」

「選択科目のこと?」

「それとか、学校以外でも。流行ってるもののリサーチとか、ファッションとかさ」

「うん。半泣きで共通科目やってたのと同じ人には見えないくらい」

「言えてる。あと教えるのも上手いよね。ちゃんと理解した上で自分の言葉で喋ってるっていうかさ…」

「うん…」

「あー…」

「…わたしたちも、みんなと一緒に果林ちゃんに教わりにいけばよかったかな?」

「…いや、こないだ教えてもらったしさ。それに…果林だってあたしら以外とも仲良くなってきたし、別に…」

「そう、だよね…」

「……」

57 :
果林「…いた、二人とも!」

「え 果林ちゃん…?」

果林「ほらほら、さぼってないでみんなに説明するの手伝って頂戴」

「、何で…?」

果林「何でって…一回私の説明聞いてるんだからフォローとかできるでしょ? それに…その…」

果林「えーと…もう! あなたたちと一緒じゃないと、私の調子が狂うのよ!」

「…果林」

「ま、た…そういう…」

果林「……/// ほら、わかったら早く行くわよ…みんな待ってくれてるんだから…!」

「…しょーがない。果林の授業は、分かりにくいもんな?」

「…うん」

果林「え!? あ、あなたたちが分かりやすいから皆にも教えてやれって言ったんじゃ…、っていうか何で泣いてるの?」

「なっ、ないてない!/// 果林ちゃんのばかっ」

果林「ば、馬鹿ってあなたね…。いや、その、どうしても嫌なら…」

「嫌とかでもないっ。早くいくんでしょ」

「ふふふ、手伝ってやるから、バイト代はずめよ〜?」

果林「えぇ…どういうことなのよ…??」

58 :
「…果林ちゃんの、ああいう…殺し文句? あれも得意分野だと思う?」

「いやー…あれは天才というか天然というかそういうアレでしょ」

「天然…天然か。そうかも…」

「…だから、被害者が増えないようにあたしらで見張っとかないとな」

「…うんっ」

果林「…ちょっと! なんで置いていくのよ」

「果林ちゃんが遅いのが悪い」

果林「……。まぁ、いいわ。よろしくお願いね? 頑張りましょう」

「はいはい」

「…うん、任せて」

59 :
・もったいない

「果林ってさ…」

「うん?」

「ほらさっき、期末返ってきたでしょ? あれでさ…」

─────
───


果林『……』

『果林ちゃん、どうだった?』

果林『…ん、えぇ。悪くはなかったわよ、はい』

『どれどれ…おお! 芸術基礎とスタイリング入門、服飾史Tも…というか選択科目は全部5位以内じゃん!』

『え、すご…!』

果林『ふふ、ありがとう… でもね』

『うん?』

果林『これ…この前の私の解説がなかったら、ひょっとしたら私がトップとれてたんじゃないかと思うとね… もったいないことしたかなって…はぁ…』

『……』

『……』 

果林『…え? な、何よ2人してその目は…って痛い! 叩くことないでしょ、いたっ痛い!?』


───
─────

「…もったいないのはその性格だって話だよ」

「素直に喜べばいいのにね、私が教えたんだって。あれで友達も増えたんだし」

60 :
・それでも

「果林ってさ…」

「うん?」

「保護者みたいで気持ち悪いけど…みんなに馴染めてきたし、寮でもバイト先でもうまいことやってるみたいだしさ…」

「追試もギリギリ免れたし?」

「そうそう。そんで夏休み! 色んなとこ一緒に回りたいなー」

「うん。他の子とでもいいけど、やっぱり、できればわたしたちで…なんて…」

「…自分で言って照れんなって」

「ご、ごめん…/// でも、果林ちゃんすっかり人気者だし、難しいのかな…」

「そこは…大丈夫じゃない? あたしらが3日でやめた朝香さん呼び、みんなはやめるのに3ヶ月かかったんだからさ」

「…そうだね。最初は照れてたけどね」

「やめてくれ…」

「ふふふ」

61 :
果林「…お待たせ。2人で何話してたの?」

「夏どうしよっかなって話。果林は予定あんの?」

果林「予定は特に決まってないけど…」

「じゃ、じゃあさ、わたしたちで──「ああでも、」

果林「やっぱり帰省しないと…いけないわよね…」

「……」

「…ほんと、あんたって間が悪いよね」

果林「…え? いや私予定言っただけで…」

「帰省、いつ?」

果林「あら…? な、何で怒って…?」

「まぁ、ゆっくり決めてこ?」

「…アイス、果林ちゃんの奢りだから」

果林「いや、ちょっと!? それもなんでなのよ、もうっ!」

62 :
エマ「おちんちん自分で洗えるようになったんだー!果林ちゃんはおりこうさんだねー!」ナデナデ

果林「あら、当たり前じゃない。これでも一応読者モデルやってるのよ」

エマ「凄いねー!果林ちゃんがおちんちん洗ってるところ見たいなー!」

果林「ええ。別にいいわよ、ふふっ」



果林「(ど、どうしよう……ちゃんと上手に洗えるかしら…///)」ポロッ

63 :
エマ「もう準備できたー?」

果林「い、いつでもいいわよ」

エマ「あれー?果林ちゃん、もしかして少し緊張してるー?」

果林「えっ?!そ、そんな事は…」

エマ「う〜ん……やっぱり手伝ってあげたほうがいいのかなー?」

果林「い、いいから!エマはそこに座ってて頂戴!」

エマ「うん!わかったー!」

64 :
たくさんのレスありがとう。気に入ってもらえているようで嬉しい
ゆっくりゆっくりやっていきます、また今度

>>43
かなり先になると思うけどいつか書きます

65 :
果林「(えーと、先ずはボディソープを泡だてて……)」ワシャワシャ

エマ「ええー!?」

果林「んっ?どうかしたの?」

エマ「果林ちゃん、ちん毛でボディソープを泡だててるー!」

果林「知らなかったの?こうすると、きめ細やかで優しい泡が作れるのよ」

エマ「ビックリだよー!」

果林「(ここまでは順調ね)」ワシャワシャワシャワシャ

66 :
果林「(あとは練習通りにさえやれば……)」チラッ

エマ「?」

果林「(で、でも……エマが目の前で見ているとなんだか緊張しちゃうわね……/////)」チラッチラッ

エマ「おーい?果林ちゃん?」

果林「エマ、ちょっとお願いがあるんだけど……」モジモジ

エマ「お願いー?」

果林「ええ……」

果林「やっぱり目を瞑ってもらえないかしら?おちんちんを洗っている間だけでいいから……/////」モジモジ

エマ「そっかー!やっぱり恥ずかしいもんねー!仕方ないよー!」

67 :
がんばれきびだんご

68 :
エマ「わかったー!じゃあ、洗い終わったら教えてねー!」

果林「ありがとう、エマ」

エマ「…………」

果林「…………」ゴクリ

果林「(次は確か、おちんちんを上下に優しくマッサージするように…)」シコシコ



果林「……んふっ///」ガクガクガク

69 :
せつ菜「ま、待って下さい!?まさか果林先輩、お風呂に入る時……!!」

せつ菜「エマ先輩にオチンポ洗ってもらってるんですか?!」ガタッ

果林「ええ。そんなにいけない事……かしら?」

かすみ「ダメに決まってるじゃないですかぁ?!」

しずく「はい。そういうのは、普通自分で洗うものだと思いますよ」

果林「えっ?じ、自分で??」

彼方「う〜ん。彼方ちゃん的にも、今のはちょっとドン引きかな〜」

70 :
歩夢「なんか、意外だね……」

あなた「歩夢ちゃん?」

歩夢「あっ、ううん!ほら、果林先輩ってもっと大人っぽいイメージがあったから」

璃奈「頼れるお姉さんというより、寧ろ生まれたての赤ちゃん?みたい」

せつ菜「皆さんの言う通りです!果林先輩……オチンポは自分で洗うようにして下さい!」

愛「それじゃあ、愛さん!いつものやついっちゃおうかなー!」

愛「ちんこは自分で洗っちゃおう!ガチンコでっ☆」

果林「…………」

璃奈「…………」

あなた「ぶふっwwwくひゃwwwwww」

歩夢「この子は笑いのレベルが赤ちゃんだけどね(笑)」

愛「おっ!りなりーも珍しくちょっと笑ってんじゃーん!」

71 :
>>64
楽しみに待ってるわ
ありがとう面白かったぞ

72 :
果林「でも、おちんちんって実際どうやって洗えばいいのかしら?」

しずく「はい。簡単ですよ、果林先輩」

果林「しずくちゃん?」

しずく「そうですね。わかりやすく言えば」

しずく「陰茎を上下に優しくマッサージするようなイメージ……でしょうか」

果林「上下に?こうかしら?」シコシコ

しずく「あと、ソープや石鹸等は自分の陰毛で泡だてるとキメの細かい泡が作れると思います」

かすみ「へぇ〜!かすみん、初耳ですぅ……中々やりますねぇ、しず子!」

しずく「それから、亀頭の付け根……俗に言うカリ首の部分ですが──」



エマ「あれー?」ガラッ

73 :
果林「お”っ♡ん”お”っ♡」シコシコシコシコ



エマ「あ、あのー、果林ちゃん?」

果林「ハァハァ♡♡♡」ビクッビクッ!!

エマ「大丈夫ー?さっきからへんな声が聞こえてくるよー?」

果林「へっっ♡へいきよぉ♡♡」ガクガクガク

エマ「ダメだよー?おちんちん、あんまり強く擦ったらー」

果林「ゔっっ♡♡っ♡♡♡」ビクッビクッ!!

74 :
果林「お”っ♡ん”お”っ♡」シコシコシコシコ



エマ「あ、あのー、果林ちゃん?」

果林「ハァハァ♡♡♡」ビクッビクッ!!

エマ「大丈夫ー?さっきからへんな声が聞こえてくるよー?」

果林「へっっ♡へいきよぉ♡♡」ガクガクガク

エマ「ダメだよー?おちんちん、あんまり強く擦ったらー」

果林「ゔっっ♡♡っ♡♡♡」ビクッビクッ!!

75 :
果林「ェマァ……♡」ヌチュヌチュ♡

エマ「えー?ど、どうしたのー?」

果林「ェマァア♡ェマァアア♡」ヌチュヌチュ♡ヌチュヌチュ♡

エマ「な、名前を叫ばれても目を瞑ってるから状況がよくわかんないよー?!」

果林「しゅきぃ♡おっぱいしゅきぃ♡」ヌチュヌチュ♡

エマ「……おっぱい?」ボインッ!!

果林「エマのおっぱい♡♡♡だいしゅきぃ♡♡♡お”っ♡♡♡」ヌチュヌチュ♡



果林「ん”お”っ♡……っっるぅ♡♡♡」ゾクゾクッ!!



エマ「出る?!出るって何?!そろそろ目を開けていいかなー?」チラッ

76 :
果林「イグゥウウウ♡♡♡」ドビュルル〜〜〜ッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡

エマ「うわーーーーーーーーーーっ?!」



果林「ん”っ/////ハァハァ……/////」

エマ「…………」ポタポタ

果林「……はっ?!ご、ごめんなさい!!エマ!!」

エマ「何コレー?」クンクン

果林「そ、それはボディソープよ!ボディソープ!」

エマ「ボディソープ?うーん、こんなに臭い匂いだったかなー?」

果林「ええ!!臭いボディソープよ!!」

77 :
エマ「ねぇ果林ちゃん」

果林「なに?」

エマ「そのバケツは何に使うのかな」

果林「搾ったぶんはここに出すのよ」

エマ「え、なんでバケツに出す必要が……」

果林「だって勿体な…ンン……そのまま排水口に流すと色々とアレでしょう!?」クワッ

エマ「色々とアレ……って?」

果林「細かいことは気にしないでいいから、ほら、搾ってあげる」

エマ「待って待って。か、果林ちゃんが搾るの?

果林「っダメかしら!?」

エマ「えぇ……うぅ、いいけど…///」

78 :
果林「……触るわね?」

エマ「うん……っ」プルプル

 たぷんっ……!

果林(ッ!?重っ……!いつもよりハリがすごくて……凄いわ!)

エマ「果林ちゃん……まだ?」

果林「っあ、ごめんなさい……重量感に感動しててつい……」

エマ「はやくっ……ちょっと痛くなってきたから……!」

 もみゅんもみゅん……

エマ「はぁ、はぁ、はぁ……ぁっ///」

果林「私の触りかた、痛くないかしら?」

エマ「うん……優しいよ、果林ちゃんの手……」

 むにゅむにゅ……もみゅもみゅ……

エマ「ふっ……ぅん♡……うっ……んきゅぅ!!」ビクビクッ

 ぷしゃっ!ぷしゅっ!びゅーっ!!

79 :
果林(一瞬でバケツの底が見えなくなった……量も勢いも普通じゃない……)ゴクリ

エマ「はぁはぁ……ねぇ…お願いが、あるんだけど……」

果林「??」

エマ「もっと……もっと強く搾ってほしいな……なんて」

果林「えっ」

エマ「そのほうが一度にたくさん出てすっきりするし……それに……」

エマ「お乳が出るときにね、お腹の奥がむずむずして……」

果林「?」

エマ「き……、キモチヨクナッチャウノ……///」

果林「え!?////」

エマ「あっ!今のナシ!わたしっ、なんだかヘンになっちゃってるみたい////」

果林「……そうね、きっと身体と一緒に気持ちまでヘンになっちゃってるのよ」

エマ「へ…………?」

果林「……大丈夫よ。私に任せて」ニタァ…

80 :
エマ「はぁ、はぁ……もう張ってきちゃってる……すごいね、璃奈ちゃんのお薬……」

果林「続けるわね……」スッ

エマ「ぅんっ、はぁぁぁ……」

 しゅこしゅこ……にゅるにゅる……♡

エマ「あっ!?♡果林ちゃ、んっ!♡」ビクンッ

果林「……なにかしら?」

エマ「それだめぇっ、えっちな触りかた……っ♡」キュンキュン

果林「……我慢しないで……あなたの声を聴かせて」

エマ「んっ……あっ♡果林ちゃんの手でしこしこされるの…好きっ♡」ゾクゾク

 じわぁ……♡

果林「ふふっ……お乳がしみ出してきてる……また出るの?」

エマ「はぁーっ…はぁーっ♡……うん……すごいのクるよぉ……♡」

果林「えぇ、このまま……思う存分吐き出して……♡」

 にちゅ♡…にゅちゅ……♡

エマ「んぁっ!くる♡くるっ♡あぁぁっ!!♡」ビクビクビクッ!!

 びゅるるっ!♡びゅーっ…びゅーっ……♡

81 :
エマ「はぁっ…はぁっ……すごいぃ……♡」グッタリ

果林「ねぇ……もっと刺激的なの、試してみる?」

エマ「えぇっと……」

果林「たとえば……ココとか」アーン…

エマ「く、口で……す、吸うってこと?///」

果林「だって、手でするのも疲れるんだもの」

エマ「お口でなんて……そんなのだめだよぉ……♡」

果林「……そんなとろけた顔で言っても、説得力ないと思うけど?」

エマ「えへへっ///、そうかなぁ……♡」

果林「シてほしい?」

エマ「ん♡」コクコク

82 :
エマ「さ、先っぽ///舌でぺろぺろするのくすぐったいよぉ…♡」ジワァ

果林「…エマの母乳…甘くて美味しいっ♡」

エマ「うぅぅぅ…、焦らさないでよぉ……♡」キュンキュン

果林「あら、すっかり欲しがりさんになっちゃって……」

 ぢゅぅぅぅぅぅぅっ……

エマ「あ゛ぁぁっ!?♡それっ、ひゅごいぃいい!!♡」ビクビクッ

エマ「吸ってっ!♡もっと吸って!あぁぁ!!♡」ゾクゾク

 ぢゅぷっ♡、ちゅぱっ♡、ぢゅぷっ♡……

エマ「あ!きたっ♡きもちいいのっ、出ちゃうぅ!♡うう〜〜〜っ!!♡♡」ビクンッ!!

 ぷしゅっ!……どぴゅるるるっ!♡びゅるっ!♡

83 :
果林「んん゛っ!?……んくっ、んくっ……」ゴクゴク

エマ「あっ……飲んでる……♡」

 どぷっ♡、どぷっ♡、どぷっ♡……

エマ「はぅぅぅ……♡」キュンキュン

果林「んっ……はぁ、……出しすぎ」

エマ「ごめんね…………♡」

果林「まだ……全然足りない、って顔ね?」

エマ「うぅ〜………うん♡」

果林「いいわ…満足するまで付き合ってあげる……♡」

エマ「果林ちゃん……♡」

84 :
一乙

楽しみにしてるぞ

85 :
ほし

86 :
保守

87 :
保守

88 :
保守

89 :
>>64
クラスメイトかわいくて良き
続き期待

90 :
保守

91 :
保守

92 :
・海

「果林ってさ…」

「うん?」

「水着、やっぱり攻めたのでくんのかな…」

「……」

「…これからすぐわかるんだから妄想やめなって」

「してない! …果林ちゃんは、ファッションはその人を一番引き立てるものであるべきって言ってた」

「? あたしらの水着選ぶときに色々言ってたやつ?」

「うん。あなたの金髪とか、わたしの白い肌を映えさせるような、その人が一番魅力的に見えるようなものを選ばないとダメって」

「水着ねぇ… これ、自分でも悪くないとは思うし、そっちも似合ってるけど、その理屈だと果林の武器はあのカラダなわけでさ」

「うん。それ、を…」 

「それをしっかり魅せるってこと、は…」

果林「じゃーん! 待たせたわね、どうかしら? 似合ってる? …それとも言葉もないくらい──」

果林「──お姉さんに、みとれちゃった?」

「…何がおねーさんだ馬鹿。あんたのせいであたしらが霞むだろ」

「調子に乗らないで。…とってもキレイだけど」

果林「もうっ…ありがとう」

93 :
・帰省

「果林ちゃんって…」

「ん? …あんたから果林の話振るの珍しいね」

「…そうかも。果林ちゃん、いま何してるのかな」

「果林ねぇ… 帰省って言ってるんだから地元の友達とかと遊んでたり、お盆も近いしお墓参りしてたりじゃない?」

「そうだよね。…果林ちゃんの昔の話、全然聞いたことないよね」

「あたしらも聞こうとしなかったからね。こっちだって中等部の話とかしてないけどさ」

「それはそうだけど…」

「…そんなに寂しいなら電話でもメッセでも入れなよ」

「寂しくなんて…! ご、ごめん…」

「……。くふふ、そんなに必死に否定したら果林がかわいそうでしょ。あたしだって果林がいなくてちょっとつまんないなって思ってるよ」

「…うん」

「じゃ、夜にまたグループ通話でもしようか?」

「うん。…ありがと」

「はいはい」

94 :
・そういえば

「あ」

「どうしたの?」

「そうだ果林ってさ、あれ…Twitterあったでしょ? ほら、OLの」

「…あぁ、あったね。果林ちゃんのかはわからないけど」

「それはいいとしてさ。もし果林なら帰省中の今ツイが増えると思わない? 例えば『旧友と遊んでまーす』みたいなやつとか」

「果林ちゃんの様子が分かるかもってこと?」

「そうそう。この前は電話してみたけどさ、果林夜更かし嫌がるじゃん。美容が〜ってさ」

「嫌がるというか、後半はすごい眠そうだったよね」

「で、その点…こっちを勝手に見る分には迷惑かかんないってことよ」

「でも美月さん、最近あんまり投稿ないよ」

「…あれ? あたしあんたに止められたような」

「ま」

「…ま?」 

「…いいでしょ別に。ニヤニヤしないで」

「気が変わることも、あるからね」

95 :
・暇潰し

「果林ってさ…」

「うん?」

「電話で言ってたのだと、今日中には寮に戻るんだったよね」

「なんか…すっごく意識してるみたいで照れくさいかも」

「…恥ずかしいのがうつるからやめろ」

「ふふ」

「…あ、そうだ。果林って今ひとりで移動中ってことだからさ、暇潰しでOL美月さんのツイ更新してるかもよ?」

「そうかも。…これ終わったら見てみよっか」

「あたしらも暇潰しになるな」

─────
───


*美月*
新調した水着で海に来ました!
いっぱいナンパされるぞ〜笑

「……」

「……」 

「別人だな…」

「別人だったね…」

96 :
・検証

「果林ってさ…」

「うん?」

「鎖骨のとこ、すっごい特徴的なほくろがあったよね、3つ並んでるやつ」

「うん。*美月*さんにはないね」

「そこにかかってる髪の色も違う、果林は茶髪じゃない」

「あとおっぱいも足りない。果林ちゃんがこの水着着たらもっとすごい谷間になってるはず」

「…外であんまりおっぱい言うな。あと美月さんの名誉もあるから」

「それに果林ちゃんはこの前海行った時にナンパすっごい嫌そうだった」

「うん」

「そもそも果林ちゃんは一人で海行けない。方向音痴だし」

「いや…」

「…あ。ピースの形も、なんなら指の長さも違う。それに海でネイルは危ないからやらないはず」

「はい…それで結論は?」

「*美月*さんと果林ちゃんは別人。気付かなかったのが馬鹿みたい」

97 :
「なんかごめん」
「?」
「その、ほらこのアカ、あたしが見つけて面白がって教えたわけで。まぁ結果としてはあんたを巻き込んで怒らせちゃったしさ」
「…怒ってない」
「いや、」
「別に怒ってない。本当」
「…じゃあ、映画の感想でも話しますか」
「あ、んまり覚えてない…」
「……」
「…なに」
「やっぱ怒ってんじゃん」
「ち、ちがうっ」

98 :
・2本目
「果林ってさ…」
「うん?」
「この映画観に行くの、楽しみにしてたっけ」
「…変に罪悪感持たせるのはやめて。あなただって美月さんのでびっくりしてあんまり感想言えなかったはず」
「いやあたしは」
「そうじゃないなら2本目観ないでしょ。感動が薄れちゃうから」
「……」
「どう?」
「はい…」
「…また今度、1本目の方は果林ちゃんと一緒に来ようね」
「そうするかぁ。ちゃんと観直して語りたいとこはあるしさ」
「ちょっともったいないことしちゃったね」
「まぁ…ストーカーみたいなことしてたんだし反省はしなきゃな」

99 :
・めんどくさい
「果林ってさ…」
「うん?」
「案外2本目より1本目の方がウケいいんじゃないか?」
「うーん、そうかもね。なんか心理戦とか頭脳戦みたいなのよりは分かりやすくアクション!みたいな方があってるかも」
「アレでいて子どもっぽいからね」
「ふふ。そうだね」
果林「…悪かったわね、お子様で」
「え、か、果林ちゃん…!?」
「あ、あんたなんで…!?」
果林「帰省が終わったからよ。二人して連絡つかないなんてこと映画観てるかデートしてるかくらいしかないじゃない」
「んー…デートはないかな」
「うん。デートはないよ」
果林「…あなたたち自分で悲しくならないの?」

100 :
果林「そ・れ・よ・り・も…二人とも、私に何か言うことがあるんじゃないかしら?」
「え?」
「なに?」
果林「私が帰省終わってこっちに戻って来たのよ? ほら…何か…あるでしょ? ね?」
「えぇ…? なんか思い浮かぶ?」
「ん、と…」
果林「……」
「…あ、美月さんがお持ち帰りされるかもだって」
「お、わ…///」
果林「何やって、というかそれ誰なのよ!」

101 :
「ごめんごめん。でも全然思い浮かばないのよね」
「うん。わたしも…」
果林「あ、えっとそんなに気をつかってもらうようなことでもないんだけどね? まぁ、その…」
「どうせならはっきりしてほしいんだけど」
果林「……。ぉ……り、って…」
「果林ちゃん?」
「なんではっきりって言ったのにボリューム下げんのよ」
果林「も、もうっ。だから…お、おかえり、とか…久しぶりとか…あ、あるでしょ…?」
「……。自分で言って照れるならさぁ」
「か、果林ちゃん、そういうところあるよね…///」
果林「うぅぅぅ…///」
「…ま、おかえり。果林」
「ふふふ。おかえりなさい、果林ちゃん!」
果林「! ただいまっ」

102 :
・あたしとお土産
「果林ってさ…」
果林「あら、何かしら?」
「お土産選びもいいセンスしてんのねー」
果林「そう? 悪い気はしないけど…お土産にセンスなんてあるかしら?」
「何ていうかさ、ふつー帰省のお土産なんていいとこ名産のお菓子かインスタントのご当地グルメじゃん」
果林「まぁ確かに。お店も推すから第一候補にはなるわよね」
「次点でご当地キャラとかコラボキャラのグッズみたいな。そういうのに流されずにちゃんといいもの選ぶって、やっぱりなかなか…」
果林「なかなか?」
「……。腹立つかも…」
果林「ちょっと!? あなたにしては珍しくべた褒めな感じだったじゃない! 頑張って選んだのに…」
「うるさい。それこそあたしにしたらもう十分褒めたでしょ」
果林「素直じゃないわね…」
「果林に言われたくない」

103 :
果林「…じゃあそろそろ次に行くわ。また今度ね」
「そういえばそうか、お土産渡しに来ただけだもんな。あと行くのはあいつのとこくらい?」
果林「そうね。寮の知り合いには簡単にお菓子で済ませたし、個人的に渡すのはあの子とショップの店長かしら」
「なるほど。…迷わないで行ける?」
果林「大丈夫よ。最悪日を改めても別に困るものでもないから」
「それ本当に大丈夫なの? というか迷っても流石に日は変わらないでしょ。……。そこで押し黙らないで」
果林「まぁ…なんとかするわ。それじゃあね、また今度」
「うん、また。…ありがと」
果林「どういたしまして。気に入ってもらえて何よりよ」
─────
───

「『竹製の櫛よ。金属でもプラスチックでもないからアレルギーの心配がないし、何より髪にすごく優しいの』…か」
「形状が違うのが4本…。これ高かったのかな…あんまり値段のこと考えるのは失礼か」
「それより、あたしが美容師志望だって話、果林にしてたっけ…?」
「…まぁ、もっかいありがとうってメッセは入れとくか。あとあいつにも…」

104 :
・わたしとお土産
「果林ちゃんって…」
果林「え、えぇ」
「よく言えば信念が強いけど…悪く言えば頑固が過ぎるよね」
果林「ちょっと…何が言いたいのか、見えてこないんだけれど」
「果林ちゃん、もう20時だよ」
果林「あー…」
「あの子から『果林が来るかも』って連絡が来てから5時間くらいだよ」
果林「そ、そんなに経ってた?」
「…わたしの家、何回も来たわけでもないし、果林ちゃんが方向音痴なのも知ってる。ねぇ、果林ちゃん」キュ
果林「え、っと…な、何かしら?」
「…心配、したよ。すっごく」ポス
果林「わ、悪かったわ。あなたに迷惑かけないようにって思ってたんだけど、逆に心配かけちゃったのね…ごめんなさい」
「ばか…」ギュ

105 :
果林「だ、大丈夫?」
「もう無理。終わった。死んじゃう。あんなことしてるのお母さんに見られるなんて」
果林「…それは気の毒だけど、私だって恥ずかしいのよ? あなたを抱き締めて頭撫でてるところ見られ──「あああああああああ」
果林「大声出したらまたお母さまが見に来るわよ?」
「う…で、でも、わざわざ言葉にしなくていいっ///」
果林「はいはい… それで、もう暗いから泊まっていきなさいってお言葉に甘えさせてもらってるのが今じゃない?」
「…うん」
果林「あの…私の寝るところは…」
「………………。…わかってる、けど…ちょっと待って…」
果林「あ、その、別に確認しただけで私はカーペットでも…クッションとか枕にしたらどうにでも…」
「待って。嫌じゃないの。ちょっと、…の、準備がいるだけで…」
果林「何の準備?」
「いいからっ」

106 :
「…よし。果林ちゃん…きて…?」
果林「……。え、えぇ…///」
「……///」
果林「えーと…/// そうだわ!お土産、気に入ってもらえた?」
「お土産… あ、そっか。ちゃんとお礼言ってなかったね」
果林「まぁ、私がタイミング消してたところはあるし…」
「果林ちゃん、ネイルブラシとペン、大切に使うね。ありがとう」
果林「喜んでもらえてよかったわ。私のデザインも今度お願いね」
「うん。いつでも」
果林「うふふ、心強いわね」
「……」
果林「……」
「ち、近いと暑いよねっ…/// その…お、おやすみ果林ちゃん」
果林「あ、わ、私こそ…お休み」

107 :
・血は争えない
「ねぇ」
「うん?」
「そっちの母さんから聞いたんだけどさ、あんた果林とヤったの?」
「ばっ…! な、なに、を…!?///」
「なんだ。やっぱり違うのね…いや、一緒に抱き合って寝てたとか言ってたから」
「違うっ お、お母さんがわたしと果林ちゃんが寝静まってからわざわざ冷房下げて抱き…その…くっつくように仕向けたんだよ!」
「うわぁ…相変わらずすごいことするな…」
「果林ちゃんは朝弱いのもあって覚えてないらしいけど、ほんと、果林ちゃんの顔見るたびわたし、もう…!」
「大変だったねぇ…それでさ。果林が寝てる間にあんたは何したの?」
「…な なにもしてない」
「嘘だぁ。あたしからこの話広めてもいいんだよ?」
「〜〜〜っ…言いふらしたら、ほんとに死んでやるからね…!///」
「あたしは約束は守るって。さ、どうぞ」

108 :
「…さ、」

「さ?」

「さこ、鎖骨を…こう、かぷって…」

「…か…なんて?」

「だから、甘噛み、したの…果林ちゃんの鎖骨…///」

「……」

「だ、誰かに言ったりしたら、いくらあなたでも…!」

「誰にだって言えるか馬鹿! やっぱり母さんと同じでやべーじゃん!」

「一緒にしないでっ わたしはあんな…」

「ベクトルが違うだけだよ一緒だって!」

109 :
遅くなってごめんなさい。それから一週間近くの保守と感想応援レスありがとう
夏休み編が終わりです。次はざっくりと学園祭かなって考えてます

あとフェスは是非わたしの分も楽しんでください

110 :
乙、おもしろい
フェスは不参加か

111 :
乙!

112 :
おつおつです

113 :
ほっほぅ♪

114 :
おつおつ
おかえりって言って欲しい果林さんかわいい…
次も楽しみにしてます

115 :
なんでこんないいss書いてくれる人が行けないんだ
世の中間違ってる

116 :
保守

117 :
最高すぎるよ
こんなのが自分でかけたらな

118 :
最高すぎるよ
こんなのが自分でかけたらな

119 :
連投ごめん

120 :
保守

121 :
保守

122 :
保守

123 :
保守

124 :
保守

125 :
保守

126 :


127 :
保守

128 :
保守

129 :


130 :
保守

131 :
2人のキャラがちゃんと立ってるのすごいな

132 :
保守

133 :
保守

134 :
保守

135 :
保守

136 :
保守

137 :
保守

138 :
保守

139 :
補習

140 :
保守

141 :
保守

142 :
ほしゅっ

143 :
保守

144 :
補修

145 :
保守

146 :
保守

147 :
ほし

148 :
・貼り紙

「果林ってさ…」

「うん?」

「これ、出ると思う?」

「『第○○回ミス虹ヶ咲学園コンテスト』…ミスコン、かぁ」

「あたしは意外と出ないんじゃないかなって。なんだかんだで結構準備いるしさ」

「『みんなの出し物に迷惑かけちゃうから遠慮するわ』、みたいな?」

「そうそう。…やっぱり似てないね」

「……」

「冗談だって。そっちはどう思う?」

「わたしは…寮の先輩とか、前々から目をつけてた人が無理やり出場させそうだな、って」

「あーそれありそう… まぁ本人に聞いてみるか」

「うん」

149 :
・決定事項

「果林ってさ…」

果林「何?」

「ミスコン出んのねー」

果林「当たり前でしょう? 自分が今どの位置にいるのか、こんなに分かりやすいイベントはないじゃない」

「そうかもしれないけど…ねえ?」

「うん。果林ちゃん、エントリーナンバー2番ってすごいね」

果林「ふふふ。驚いた? 本当はトップが良かったんだけど、去年の総合グランプリの人が出るときはその人が1番になるみたいなの」

「…てことは実質トップバッターじゃん。やるねー」

「さすが、熱意が違うんだね」

果林「…? 他人事みたいに言うけど、あなたたちも出るのよ?」

「…は?」

「え」

150 :
・3人で

「果林ちゃんって…」

果林「え、えぇ」

「頑固で強引だし、説明が足りないし、変」

果林「変、ってあなた… 悪かったわ、ごめん」

「アレだと完全にあたしらもミスコンに出るって感じになるもんなー」

「うん。…それで、わたしたち二人が果林ちゃんのサポート役をすればいいってこと?」

果林「…そういうことよ。二人にはヘアアレンジやネイルデザインを主にお願いしたいの。他にも色々相談もしたいし…」

「へぇ。果林のことだしてっきり自分でプロデュースするもんかと思ってたけど、専属サポーターなんて贅沢だねー」

果林「あら、優秀なバックはいくら居ても困らないはずよ?」

「…果林ちゃん、偉そう」

果林「ふふふ、照れないの。あなたたちを買ってるのは本当だもの」

「ふーん… ていうかさ、こういうのってアリなの?」

果林「私も先輩から聞いた話だけど、黙認って感じかしら」

151 :
果林「同じ部活やクラスの子をひいきして票を入れるのも、票を増やすために協力するのも変わらない…みたいなことらしいわよ」

「なんか…分かるような分からないような理屈だな…」

果林「とにかく!私がもっと綺麗になるために力を貸して欲しいの。そして…」

「そして?」

果林「ふふふ…私たち3人で、虹ヶ咲のミスコン史上初、3年連続グランプリの第一歩にするのよ!」グッ

「……」

「……」 

果林「…全く反応がないと流石に私も恥ずかしいんだけど」

「待て待てあたしらのが恥ずいから。いや…声も目標も大きく出たなと思ってさ」

「うん…」

果林「何を言ってるのよ。この私がモデルなんだから、狙うは頂点以外ありえないでしょう?」

「すごい自信…というより負けず嫌い過ぎでしょ果林ちゃん」

果林「さあほらほら、早速作戦会議よっ」

「はいはい」

─────
───


152 :
・前夜

『果林ってさ…』

「うん?」

『明日のミスコン、いけると思う?』

「…果林ちゃんの努力も熱意も知ってるし、わたしたちもクラスのみんなも頑張った。きっとどんな結果でも納得はできる、けど…」

「けど?」

「…わからないよ。わたしは他の人たちの頑張りを知ってる訳じゃないから」

『真面目か。まぁあたしもバイアスかかった評価になっちゃうし、難しいなー』

「うん…」

『でも、あたしは信じるよ。逆にグランプリ獲れなかったらいじり倒してやる』

「い、いじり倒すって…」

『あたしらがやれることは終わったんだから、あとは果林がどれだけアピールして完璧なパフォーマンスできるかでしょ』

「……」

『なら、それで勝てなきゃ果林が本番に弱かったってことだ。存分にいじっていいだろ』

「むしろそっちの方が楽しみに見えるけど…応援はしてあげようね?」

『じゃ、おやすみ』ブツ

「ちょっと!? …もう、おやすみ」

153 :
・開幕

『…はい、ありがとうごさいます! 昨年グランプリというだけあって、今年も熱意十分でしたね! では、次の方どうぞ〜』

果林「はい。…エントリーナンバー2、朝香果林です。身長は162cm、チャームポイントは…」

─────
───


『いいか果林。本番の流れはこうだ』

挨拶
ステージアクト1
<衣装替え
共通課題
選択課題
<衣装替え 
ステージアクト2
最終演説

『挨拶と最終演説はほとんど形だけ。ゆっくり衣装を見てもらう時間になるかな』

『…ただあんたはしっかり練習しとけよ?最初の自己紹介で派手に噛んだくらいだしさ』
 
果林『わ、分かってるわよ!』

154 :
『最終演説は台本ってわけにはいかないけど…最初の挨拶は作るの手伝うよ』

果林『…お願いするわ』


───
─────

果林「この衣装はライダースーツをイメージしていて…私の自慢のボディラインが…見た人の心を熱くしちゃうような…」

「どう? 顔はいつもよりカタいけど…あのくらいの方が真剣っぽくていいか?」

「どうかな…どうせなら衣装に合わせてもう少し挑発する感じのほうが… あ」

「噛んだぞ」

「噛んだね」

果林「〜〜///」

「果林ちゃん、がんばって…!」

155 :
「まぁ…ウケてるみたいだし悪くはないか…?」

果林「も、目標はミスコン三連覇!今日はよろしくお願いします!」

「ん、テンパってちょっとはしょったけど…」

「…お客さん結構沸いてるね」

「まぁビッグマウスのやつは面白いからなー…練習したかいがあったんじゃない?」

「うん。ボロが出る前に終わってよかったね」

『おお〜…クールビューティーかと思えば、可愛らしくも熱いチャレンジャーが現れました。さぁそれでは次の方お願いします』

果林「ふー…」

「めっちゃホッとしてるし」

「もうちょっと隠そうよ…」

156 :
・アピールポイント

『では続いて、ステージアクト1に移ります。ここでは──』

─────
───


『──参加者の一発芸とか特技とか、分かりやすくこんなことができるって強みを見せるパートだ』

果林『強み…』

『その時、衣装と関連したアピールだと評価がいいみたい』

果林『ふうん…たとえば?』

『うーん、アイドル衣装着て踊ったり、着物になって琴を演奏したり、パンクファッションになってギターやったり…』

『1番話題になったのは、忍者の格好した留学生がアクロバットなやつ披露してたときかな』

果林『なんというか…忍者? もうなんでもありなのね…』

『そりゃね。こういうのって年々ハードル上がってくもんだしさ』

『果林ちゃんはどうする?』

果林『そうねぇ。私…私の強みは…』


───
─────

157 :
『…ありがとうございました。魔女の格好でのマジックショー、もとい魔法ショー、素晴らしかったですね』

『それでは次に参りましょう…2番の朝香さん!お願いします!』

「お、ほら来たぞ…顔あげろって」

「う、うん…///」

果林「……」

『ステージアクトでは、事前に申請していたアイテムを使ってのアピールも可能ですが…これはまさか…!』

果林「ええ。私の自慢のボディを最大限にいかした、ポールダンスで虜になって貰うわ!」

『なんと朝香さん、ポールダンスで勝負をかけます!どよめく会場ですが…いきましょう! ステージ、アクション!』

「ほらちゃんと見ろって…というか練習でも散々見てきただろ?」

「わかってるよっ…///」

果林「〜♪」

158 :
えっど

159 :
─────
───


『はい、ありがとうございました! 今年も歌にダンスに落語にショー…非常に盛り上げてくれました。後半にも期待が…』

「やっぱり、グランプリの先輩はすごかったな…バレエかぁ…」

「うん。連続ターンなんて、わたし生で初めて見た」

「あたしも。あと落語もよかったけど映像でコントしてた人も笑ったわー面白かった。…もうちょっと真面目に見てても良かったかも」

「そうだね。でも…でも果林ちゃんも、全然負けてなかったと思う」

「ん…そうだね。ピッチリスーツのエロいダンスで、体のラインとあの憎たらしいほどの長い脚をアピールできたし」

「…うん」

「また妄想?」

「してないったらっ」

『…さて続いては衣装替えを挟んでの共通課題なのですが、今年は…』

『共通課題として、衣装の早着替えに挑戦していただきます!』

「は?」「え」

果林「早…着替え…?」

160 :
・想定外

「果林ってさ…!」

「次は、今のえっちな…!じゃない、色気のある衣装のギャップを狙って、気品のあるロングスカートのメイド服だから…!」

「やっばくないか? 1人で着替えることなかったし、着替えの行程めっちゃ多くてただでさえ不利なのに…!」

「うん。小物も多いし、多分し、下着から変えっ…ないといけないから…」

「ちょいちょい妄想挟んでる場合かっ」

「だ、だからしてないよっ!///」

果林「…!?」

「あーめっちゃ考えてる考えてる…顔に出てるって見られてんぞ果林!」

「果林ちゃん…!」

161 :
『さぁ参加者全員の試着室が揃いました。では、早着替え…スタートです!』

果林「ああもうっ…」

『戸惑いを隠せない人もいる中、全員一斉に入って行きました』

「…どうなると思う?」

「うーん…着物?和服かな、そういう人とかも居るし、一概に果林ちゃんだけが不利ってこともないだろうけど…」

「まぁ運営としても公平にやるだろうから、全員ある程度1人で素早く着替えられる衣装だって認識のもとやってるだろうし…」

「うん…」

「……」

『……』

「…静かだね。当たり前だけど」

「盛り下がるポイント作るって大会として大丈夫なのか」

『…えー、ここで話すことそんなにないですね。どうしましょうか…』

「しかもノープランなんかい」

162 :
・ギャップ

─────
───


『…おっと! 5人目6人目がほぼ同時に出てきました! 順番に衣装のポイントを聞いていきましょうか。ではエントリーナンバー4の…』

「果林ちゃん、遅いね…」

「こうなったらいっそ、最後に登場して印象をかっさらった方がいんじゃない?」

「あ、そっか。作戦としてはありだね」

『…はい、ありがとうございました! さてここで、10人のうち半数が着替え終わりましたので…制限時間を設けます! 残り3分!』

果林「ええ!?」

「…今なんか聞こえなかった?」

「? …作戦としても、なしになっちゃったね」

「ま、まぁ…これ早着替えだもんな…」

163 :
「あと1分…残りは前グランプリ先輩と果林だけか…」

「8人目の人が出てきたけど、インタビューすぐ切られちゃったね」

「…そっか。早着替えすることのメリット、観客に見てもらう時間が増えるからだと思ってたけど」

「うん?」

「物理的にインタビューする時間に差をつけてる。それでバランスとってるんだろうね」

「じゃあ…果林ちゃんのインタビューはあんまり期待できないね」

「ただ、果林はアドリブ弱いたちだから時間あってもだし、メイド服なんて見ればわかるからそこまでのダメージではない、はず…」

「うん。とすればあとは…」

『残り10秒!…9、8、…』

「間に合うかどうか…いや、散々着た衣装だ。もう着替えは終わってて、時間ギリギリで出るためにタイミング図ってるに違いない」

『まだ出てこない!4、3、2──』

果林「お待たせしまし…あうっ!?」

「果林ちゃ…果林ちゃん!?」

『あああ朝香さん!?』

164 :
果林「あ、すみませ…! 大丈夫よ…です!」

『盛大にずっこけたように見えましたが…これは…細部まで小物までこだわったメイド服のようですが…』

「……。ちゃんと着替え終わってる…よな…?」

「うん。さっきこけちゃったせいでいくつかズレてるアクセもあるけど…わたしたちじゃないと気づかないかも」

『しかし、先ほどのセクシー路線とはうってかわっての──』

「よし、それならこれでギャップを狙った作戦も──」

『ドジっ子メイドさんですね!』

「なんとか成、功…あれ?」

果林「あっ…え?」

『いや〜時間ギリギリになるまで着替えに手間取り、そしてようやく出てきたタイミングで派手に失敗。お手本のようなドジっ子メイドでしたね!』

果林「ちょ、ちょっと…!」

「…インタビューがない弊害が出てるな」

「うん…別のイメージがつけられちゃった」

165 :
『さて…時間切れとなってしまった前グランプリの○○さんですが、少し試着室を覗いて見ようと思います』

「おっと。そっか、果林の服に触れてたけど、もう制限時間はオーバーしてたんだった」

「というか、司会の人さらっとすごいこと言ってる気が…」

『では失礼しま…おおお!? これは…なるほど、いやしかし…!』

「うん?」

「なんかあったんかな」

『…いえ、元より私の役目は司会。判断も投票も皆さんに委ねましょう!○○さんの衣装は…これです!』

「…わ」

「…かっこいい、な」

『軽装の鎧に薙刀を構え、微動だにしない山の如き姿…先ほどのバレエとは全く違う、和の出で立ちです!』

果林「……」

「まずいね。タイムアップではあるし、もちろん早着替えとして認めない人もいるだろうけど」

「インパクトもイメージのギャップも、こっちに比べられたら果林ちゃんはちょっと霞んじゃう」

『…さあ、現在投票を受け付けております。前半戦の得票順位を以て以後のプログラムを進行していきますので、しばらくお待ち下さい』

166 :
まだ続きが来てたとはな…

167 :
ミスコン前半戦でした
遅筆で申し訳ない。気付いたらもう2月長い間保守ありがとう
最新のスクスタメインストーリーで、よりにもよって果林の発言から虹ヶ咲でミスコンやってなさげなのが分かってしまって少し萎えた。ミスコンやってる世界線なんだなぁって見ててください

168 :
ええんやで
続きも楽しみ

169 :
おつおつ
待ってましたよ

170 :
待ってたよ 毎日保守って高いがあった
これからも頑張ります

171 :
保守

172 :
保守

173 :
続き来てたか
やったぜ

174 :
保守

175 :
保守

176 :
保守

177 :


178 :
保守

179 :
保守

180 :
保守

181 :
果林ちゃん

182 :
保守

183 :
保守

184 :
保守

185 :
保守

186 :
保守

187 :
保守

188 :
保守

189 :
保守

190 :
・後半戦
『前半の得票結果が出たようです! 現時点の順位はどうなっているのか…モニターにご注目ください!』
果林「く…」
「えーと…グランプリ先輩がトップ、果林は3位か」
「まぁ…さっきの空気は覆せないよね。会場を味方にしたっていうか」
「司会の人さえ利用してた感あったもんなー」
『2連覇のかかる○○さんと、それを追う△△さんや朝香さんは後半のプログラム、どのように攻めるのか、非常に楽しみです!』
果林「……」
「真剣な顔になってんね。緊張がほぐれてきたのと、負けず嫌いスイッチが入ったかな」
「わたしたちのプランは前半2位からの逆転優勝だったから、果林ちゃんもこのままじゃ終われないよね」

191 :
・作戦
『では早速参りましょう! 選択課題のコーナーです! ここでは──』
─────
───

『──挨拶、ステージアクト、共通課題、それに2つの衣装の披露。ここまでの総合得票で順位が低かった人からスタート』
『ちなみに共通課題までが前半、選択課題からが後半って区切りだよ』
果林『うん。続けて?』
『参加人数…今回なら10人だな、それに合わせた10個の課題から、1つ選んで挑戦する』
『最下位の人から順に選んでいくから、前半が良いと不利、前半が悪いと有利になる』
果林『でも、ここって対策のしようがないんじゃないかしら?』
『うん。対策しようにも課題自体が読めないの』
果林『そうよね。サッカーのリフティング、けん玉に暗算、クイズ、早口言葉…誰でもできそうな、でも差ができるようなものが多いって感じね』
『その年の共通課題のボツ案から拾ってくるから、そんな風になるみたい』
『まぁ強いて気を付けるとするなら…』

192 :
『下位なら自分が得意なものを選ぶ。上位なら後の人が得意なことを潰す。中位ならそのバランスってとこかな』
『わたしたちは前半からいい順位でいく予定だから…当日の衣装含めて、他の人のパフォーマンスもしっかり見てないとダメだね』
果林『うん。了解』

───
─────
果林「……」
「果林の後の二人を邪魔するって考えたら、どうすんのがいいかね」
「ううん…正直、前半1位の人は何でもできる感じがある」
「だよねー。いっそ果林も妨害じゃなくて得意分野で勝負した方がいいかも」
「都合よく残ってたらいいけど…」
果林「袴だと少し動きづらいはず…でも運動神経も度胸も並みじゃないわ…としたら…」
「…ぶつぶつ言ってなんか考えてんね。うまいことやれよー」
果林「こっちは最初マジックやってたからたぶん器用で…衣装は特に支障はなさそうだから…」

193 :
・勝負
『…さて、10個用意していた課題も残すは3つ。チャレンジャーも3人となりました。続いては朝香さん!』
果林「はい」
『似顔絵、ダーツ、利きコーヒーから、何を選択しますか?』
「ろくなのが残ってないな…どれ選んでもロングスカートが邪魔にならないのだけマシだけどさ」
「後の人の妨害を考えなくても、得意なもの、盛り上がるもの、分かりやすいものからなくなっていくからね」
果林「…ダーツで」
『朝香さんはダーツを選択! それでは準備をお願いします』
「…果林ってダーツ得意なのか? 絵はそこそこうまいし、利きコーヒーならバイトの経験が活かせると思うんだけどさ」
「わたしもわかんない… それに、ダーツって一人だと何やるんだろう?」
「あ、確かに。対戦競技だしな」
『朝香さんに挑戦していただくのは、10投でのフリースタイルです!』
「フリースタイル…なんてゲームルールあったっけ?」
「ううん…ダーツなんてそんなに詳しい訳じゃないけど、聞いたことない」

194 :
『こちらのルールの解説をしますと、朝香さんは10投だけ矢を投げることができ、その中でパフォーマンスをしてもらうというものです』
「うん?」
『カウントアップに挑戦するもよし、予告したところにスローして場を沸かせるもよし。ダーツの形式の中で、自分をアピールしてください!』
果林「…何でもあり、ってことね」
「…これ、まずい、よね」
「何で? 説明を聞くには一番盛り上がりそうだけど…果林だってダーツ自信あるから選んだはずだしさ」
「でも、ほら。一回一回アドリブ入れていかないといけないよ。それもテンポよく」
「……。そうか、確かにそういうのダメだもんね果林って」
『さあ、それではお願いします! 朝香さんによる、フリースタイルダーツです!』
果林「…でも、これがベスト。妨害と自分の強み、最高のバランスはこれだから…」

195 :
果林「弱気じゃいられないのよ! …あ」
『朝香さん、気合いは十分ですが第1投は大きく外します』
「ひぃぃ…頼むぞ果林」
果林「…れ、練習です! 矢の重さとこの距離に慣れるために、あと数本使わせて貰います!」
『…あっ。練習として数回投げるチャンスを与えるつもりでしたが、うっかり忘れていました』
「正直か」
「…なんかちょこちょこ詰めが甘いよね」
「まぁ運営も大変なんだろうしさ、怒んな怒んな」
『正直時間が押しているのでここから時間をとるわけには──おおおおお!?』
「えっとなんだっけ、50点! ど真ん中! まぐれかもだけどやるな果林!」
「果林ちゃん、すごい…」
果林「よし、ノってきたわよ…!」
『わずか3投目にしてブル! 朝香さんはダーツがかなり得意と見えます!』

196 :
・覚醒
果林「…予告よ! 私の誕生日の6月29日からとって、"6"、"20"、"9"を抜くわ!」
『さぁ朝香さん! 練習は十分だと言わんばかりに予告だ! さてその実力は…』
『6のダブル!』
『20の…ほぼトリプルですが、20のシングル!』
「いけ…!」
『…そして9のトリプル!完璧です!』
「おいおい果林ってさ!」
「うん!」
「ダーツめっちゃできるんだな! いや知らなかったけどマジにすごい! あたしテンション上がっちゃってるよ!」
「うん、わたしもっ!」

197 :
・運命の1投
果林「次は…ミスコン3連覇の景気付けにハットトリックを狙わせて貰うわ」
『さらに重ねてハットトリックの予告! 朝香さん、なんという強気の攻めでしょう! 観客も多いに沸き立っています!』
果林「……」
『少し気を落ち着けてからの…7投目!…有言実行ぉぉ!』
「きゃあああああ! 果林ちゃん! 果林ちゃん!」
「ちょ、ちょっと落ち着けって…! キャーとか言うの初めて聞いたぞ!」
「あ…ご、ごめん…///」
「いや、気持ちはわかるんだけどさ!」
『さぁ深呼吸をして…会場が落ち着くのを待って…』
果林「ふっ…!」
『これもブルズアイ! 朝香さんの勢いが全く止まりません!』

198 :
「そのまま行けよ果林!」
「しゅ、集中して…頑張って…!」
『さぁ歓声も盛り上がりも今日最高潮です!』
「やーすごいなあいつ! なんならメイドじゃなくてタキシードとか、もっと格好いい感じのがよかったかもだな」
「そんなのわかりっこないんだからしょうがないよ。それに、クラシカルなメイド服でダーツ投げてるのも、ちゃんと格好いいもん!」
「はは、確かに」
『…今一度静寂に包まれた会場、全員の視線は朝香さんに、指に、矢に集中しています!』
果林「……」
『目を閉じて息を吸って…吐いて…ダーツボードの中心に狙いを定めます! ──いま、朝香さん運命の1投です!』
「行け!」
「果林ちゃん!」
果林「…!」
───
──


199 :
・表彰
『…第○○回ミス虹ヶ咲学園コンテスト運営委員会委員長より、グランプリを称えて優勝者にはティアラが贈られます』
「……」
「……」 
果林「……」
『そして準グランプリを称えて、準優勝者にはイヤリングが贈られます』
果林「…ありがとうございます」
『連覇を達成した○○さんと、1年生ながら大健闘をした朝香さん、そして全ての参加者のみなさんに、もう一度大きな拍手をお願いします!』
「…優勝、できなかったらいじり倒すって言ったけどさ」
「…うん」
果林「……」フルフル
「まぁ壇上で泣かなかったことぐらいは、誉めてあげるかな」
「うん。お疲れさまって、言いに行こう」

200 :
・リベンジ
果林「…あのね。ダーツのとき、自分でもすごく調子がいいって言うか、ハットトリックも決める自信があったの」
「うん。すごくかっこよかったよ」 
「あの瞬間は間違いなく果林が1位だったね」
果林「ありがとう…けど、結果は少しだけ下にそれて3のシングル。司会の人にはドジっ子メイドだ〜っていじってもらえて、会場も沸いたけど…」
「まぁ…自分で言ってたもんな、3連覇にかけたハットトリックだって。それを逃しちゃうとちょっとなー」
果林「うっ…」
「ちょ、ちょっと! 最後の1投はまた50点に入れてたし、十分すごいよ」
果林「大丈夫、いいの… それより、クラスの皆にもちゃんと報告しなきゃいけないわね」
「それもそうだね…だけど、」
「ん。その前に、しっかり涙の跡は隠しときなよ?」
果林「ば、バレてたかしら…?」
「今さらあたしらに隠し事が通用するかい」

201 :
「ま、とにかく…果林」
「うん。果林ちゃん」
果林「な、何かしら? 改まって」
「お疲れさん。ナイスファイト」
「次こそ獲ろうね、グランプリ!」
果林「… 二人こそ、衣装からプランニングから、本当にありがとうね。助かったわ」
「今度なんか奢ってー」
「あ、わたし果林ちゃんの手料理食べたい」
果林「現金なんだから。でも、精一杯お返しするわね。…それで、実際にやってみて思ったんだけど、次のステージアクトには…」
「ちょいちょい、もう来年の具体的な話始めちゃってるし」
果林「あ…」
「ふふふ。来年も、とことん準備しようね」

202 :
・No.1
「そういえばさ、果林」
果林「?」
「最後、先輩に何か言われてなかった?」
果林「…よく気付いたわね」
「なんだかんだで果林ちゃんのこと心配してたから、泣かないで、って」
果林「泣かな…くはないけど…!」
「うるさい。いじり倒す予定なのに泣いてたらやりづらいから見てたんだって」
果林「あのね…まぁいいわ。あの人からは『次のNo.1はあなた』って言ってもらったの」
「…へぇ」
「励みになるね」
果林「すごい人よ。私、もっともっと綺麗になりたいって思ったわ。そのために…」
「うん?」
果林「その、これからもよろしくね?」
「…はいはい」
「よろしくっ」

203 :
絵がないため全く盛り上がらないミスコン終わり。保守ありがとう。保守があると早く書かなきゃってなるけど、保守がないとそもそも落ちて書けないいやお待たせしてすみません
ユニットCD、フルもドラマも楽しみです。みんな買おう

204 :
予約済みや〜

205 :
難しいかもしれないけど、気が乗った時に書いてくれればいいんやで
今回も楽しかった ありがとう 画力があれば最後の一投前の果林ちゃんでも描きたいんだけどね...

206 :
おつおつです

207 :
保守

208 :
保守

209 :
最後ちょっと外しちゃうのも悔しがるのも果林さんらしい

210 :
保守

211 :
保守

212 :
保守

213 :
保守

214 :
保守

215 :
hsっy

216 :
保守

217 :
保守

218 :
保守

219 :
保守

220 :
保守

221 :
保守

222 :
保守

223 :
保守

224 :
保守

225 :
保守

226 :
保守

227 :
保守

228 :
保守

229 :
保守

230 :
保守

231 :
保守

232 :
ほっしゅ

233 :
保守

234 :
保守

235 :
保守

236 :
保守

237 :
保守

238 :
保守

239 :
保守

240 :
保守

241 :
・反響

「果林ってさ…」

「うん?」

「すげー人気者?有名人?になったなー」

「うん。学園祭は大活躍って感じだったからね」

「あたしらこそ悔しがってるけどさ、ミスコン2位って1年生での過去最高順位タイらしいし」

「…そうだね」

「それに広告効果としては十分だったから、クラスの露店も売れてめっちゃ感謝されたっけ」

「うん」

「おかげで学園祭からこっち、果林モテモテだよ。最近まじで一緒に帰れてないよな」

「……」

「ん、何よ?」

「いや、そっちも大概果林ちゃんのこと好きだよね、って…」

「…うるさい」

242 :
「ま、学園祭フィーバーなんて長くても2週間くらいでしょ。そっからはまた3人でつるめるさ」

「つるむ、ってまた不良みたいな…」

「実際あたしら優等生からは結構遠いぞ。中等部からなのに部活せずバイトしてて勉強もそこそこだし、果林はアレだしさ」

「うぐ…」

「でも、そういうのも人気の後押しになってるのかもね。…お?」

「ん、果林ちゃんからライン…って、え?」

「は、はは…。やっぱ、すごいなあいつ」

「本当。…これも、フィーバー効果だと思う?」

「まさか。実力でしょ」

果林『ファッション誌のマネージャー?さんに声かけられちゃった』

果林『(名刺の画像)』

果林『スカウトってことよね!?っていえかスカウトって言ってたの!』

果林『読者モデルの!』

243 :
・目

「果林ってさ…」

果林「何かしら!」

「……」

果林「なんでもきいて!」

「いや…目キラキラじゃん…」

「メイク変えた?」

果林「? 変えてないけど」

「はは。よっぽど嬉しかったんだね、スカウト」

「すぐ顔とか態度に出るよね」

果林「い、いいじゃない! 嬉しいのは本当なんだから…」

244 :
「やっぱりミスコンが目に止まったの?」

果林「そうね。ただ、実際は少し前から目をつけてたらしくて」

「…ストーカー?」

果林「そ、それがスカウトのお仕事だし、どうなのかしら…。その人が言うには、ミスコンで目立ってくれたから上の人の説得がラクになった、とか」

「ほらやっぱ実力じゃん」

「ふふ、そうだね」

果林「え?」

「こっちの話。果林、もちろん受けるんだよね」

果林「ええ。せっかくのお話だし、断る理由はないわ!」

「じゃあ、また詳しいことわかったら教えてね」

「撮影スタジオ行くときはタクシー使いなよ」

果林「ま、迷子になんかならないわよ」

「……」

果林「ちょっと!」

245 :
・SOS

果林『…もしもし』

「どうかしたの?」

果林『えっと、ほら、今日は撮影があるって言ったでしょ』

「うん。それで?」

果林『言いにくいんだけど、その…』

「なに? 忘れ物?」

果林『まぁ…忘れ物とも言うわね、そう。ちょっと忘れちゃって』

「大変。何持ってけばいいの? 服…はちょっと力になれないね。メイク道具?」

果林『えっと、違うのよ。その…』

「…ねぇ、はっきり言ってくれないと。果林ちゃんにとって大切なお仕事なんでしょ?」

果林『そ、そうよね。白状するわ…』

「うん?」

果林『みっ、道を教えてもらえるかしら…?』

「ばかっ」

246 :
・発破

『果林ってさ…あっはっはははは!』

果林「〜…!///」

『だからあたし言ったじゃん! 初めて行くとこなんだしタクシー使えってさ! はーほんとおっかしー…』

果林「な、なんでバラすのよ〜…! あの子に知られたくないからあなたに連絡したんじゃないっ…」ヒソヒソ

「果林ちゃん、わたしが言ったくらいじゃ絶対反省しないから」

果林「そ、んなことは…」

『そうだぞ、甘んじてあたしにバカにされなって。ふふふふふ』

果林「あなたね…!」

『ひー涙出てきた…あたしもバイトあるっていうのに…果林!』

果林「…なに」

『まぁ頑張れ、緊張は十分ほぐれたでしょ』

果林「…ええ」

247 :
『じゃーね』

「うん」

果林「……」

「はぁ…。ほら果林ちゃん? スタジオここでしょ?」

果林「えっと…そうね。ここ」

「…どんなショットを撮りたいのかわからないし、そもそもわたしは素人だから、なんとも言えないけど」

果林「え?」

「下手に表情つくるよりかは、いっそ真顔の方が真剣な感じがしていいと思うよ」

果林「あなた…」

「わたしと、たぶんあの子も、ミスコン見ててそう思ったから」

果林「…うん。ありがとう、行ってくる!」

「…いってらっしゃい」

248 :
・お仕事

『読者モデルってさ…』

「うん?」

『撮影はわかるけど、何やる仕事なんだろうな』

「わたし今日果林ちゃん案内しながら話したけど、専属かフリーかで全然違うんだって」

『果林はフリーだよね? まだ高校生だしさ』

「フリー…だけど、あんまり歳とかお仕事は関係ないみたい。副業の人も多いって言ってた」

『へぇ』

「それで違いだけど…専属になると、特集なんかで載せてもらうページが増えたり、雑誌や事務所の宣伝活動として別のお仕事もやったりするんだって」

『ふーん…じゃ果林も──の公式アカで動画上げたりすんのかな』

「ふふ。専属になって人気が出たら、もしかしたらね」

『まぁ、まずはフリーでの仕事ぶり次第だなー』

249 :
・露骨

果林「はぁ…」

「……」

「……」 

果林「ふー…、あら。おはよう…」

「果林ってさ…」

「うん…」

「「分かりやす…」」

「絶対なんか言われたか失敗したでしょ」

果林「…うるさいわね」

「なーほらほら、話してみなって。あたしら仲良し友達大好き」

果林「…あなたこそ、もうちょっとその下世話な趣味を隠しなさいよ」

250 :
「何かあったの?」

果林「ん…。単純に、私の実力が他の人より足りなかったのよ」

「当たり前でしょ、向こうはお金貰ってるんだしさ」

果林「ぐっ…! けど、同じ舞台に呼んで貰った以上は負けたくないのよ…誰にも!」

「…あ」

果林「スタイリングも、衣装選びもそれに合わせたメイクやヘアアレンジも、表情作り雰囲気作り、そもそも身体作りだってまだまだだった…!」

「いや、悪い。…凹んで落ち込んでるのかと思ってたけどさ」

「怒って、たんだね…ごめんね」

果林「あっ…! えっと、違うのよ、別にあなたたちに謝って欲しいわけでもなくて…! ただ…」

「…ただ?」

果林「舞い上がって、思い上がったな、って。3人でたくさん準備したミスコンさえ2位止まりだったのに…」

「……」

251 :
「果林ちゃん、で──「だから」

果林「だからリベンジする。スタイリングもファッション研究も身体のコンディショニングも全部やり直してもう一度」

「…うん」

「そうだなー…で、それはそれとしてさ」

果林「…?」

「今回のダメダメショットはいつの号に載るわけ?」

果林「だ…!?」

「あ、それは聞いとかないと」

果林「…バカにされるから嫌」

「はー?」

果林「嫌っ」

「子ども…」

252 :
・プランニング
「果林ってさ…」
果林「…それ、秋の特別号」
「詰めが甘いよな」
「うん。ちゃんと口止めしておかないと、先生に聞いたらすぐわかったよ」
果林「あ、なたたちね…!」
「こういうの買って読むのは久々だけど…あった、これね」
「…別にあんなになるほど見劣りはしてなかったと思うけど」
「そうだぞ。ダメダメとか言ったの謝ろうかと思ったくらいだしさ」
果林「…そこはすっと謝りなさいよ。当たり前でしょ? いくら私が素人レベルでも撮る人編集する人構成する人…たくさんのプロが関わってるんだから」
「…正直、果林の自己評価がめっちゃ低いのは知ってたから予想はしてたけどさ」
「見る人は裏側なんてわからないんだから、元気出してね」
果林「わかってる。今度はちゃんと準備して、納得いく形でオーディションから受けるつもりよ」
「プロ意識〜」
「そっちは詰めに詰めて頑張ってね」
果林「一言多いのよ、もう」

253 :
途中にごめん 待ってたよお帰り

254 :
お久しぶりです。試しに保守をNGしてみたらスレ真っ白になって笑いましたいや笑ってる場合じゃないですよねごめんなさい
モチベーションが死んできたので、完全に失ってしまう前に近いうちに終わらせようと思います。ではまた

255 :
>>253
あっあっこちらこそ大変お待たせしてごめんなさい甘やかしてもらって本当にありがとうありがとう…

256 :
見てるぞ

257 :
待ってました
果林ちゃん可愛いよ果林ちゃん

258 :
復活してたのか
待ってたぞ

259 :
とてもすき

260 :
保守

261 :
保守

262 :
来てたか

263 :
保守

264 :
保守

265 :
保守

266 :
保守

267 :
保守

268 :
保守

269 :
保守

270 :
保守

271 :
保守

272 :
保守

273 :
保守

274 :
保守

275 :
保守

276 :
保守

277 :
保守

278 :
保守

279 :
保守

280 :
保守

281 :
ほしゆん

282 :
保守

283 :
保守

284 :
保守

285 :
保守

286 :
保守

287 :
保守

288 :
保守

289 :
保守

290 :
保守

291 :
保守

292 :
保守

293 :
保守

294 :
保守

295 :
保守

296 :
保守

297 :
保守

298 :
保守

299 :
保守

300 :
保守

301 :
保守

302 :
保守

303 :
保守

304 :
保守

305 :
保守

306 :
保守

307 :
保守

308 :
保守

309 :
保守

310 :
今日明日時間とれそうなので頑張って終わらせます
1年の秋から一気に3年の春になるけど許して

311 :
待ってます

312 :
成長した姿が見れるのは嬉しいね
待ってるよ

313 :
保守

314 :
保守

315 :2020/03/21
どんな形であれしっかりピリオド付けてくれればそれが嬉しいよ

IDにSEXが出るまで書き込むスレ
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