TOP カテ一覧 スレ一覧 100〜終まで 2ch元 削除依頼
【エタノール】消毒薬総合17【塩素系】
【エタノール】消毒薬総合16【塩素系】
エボラの流行 2014年 アフリカ PART4
茨城県のインフルエンザ情報
マスクの在庫状況を報告するスレ 128枚目
マスクの在庫状況を報告するスレ 42枚目
【肺炎】2019年新型コロナウイルス総合スレPart76
◆雑談室◇2019新型コロナウイルス情報◇陰圧◆
【新型肺炎】外出装備その1【コロナウイルス】
新型ノロウィルス

ジカ熱総合スレ★1


1 :2016/02/25 〜 最終レス :2018/10/06
厚生労働省によりますと、ブラジルに滞在歴があり、発熱や発疹などの症状を訴えた神奈川県の10代の男性が、ジカ熱に感染していることが確認されました。
海外でジカ熱に感染し帰国した患者は、3年前に3人報告されていますが、去年5月以降、中南米で感染が広がってからは、これが初めてです。
ジカ熱はウイルスを持った蚊を媒介して感染することから、厚生労働省は、この男性の感染経路や、日本に帰国後、どのような場所で過ごしていたかについても、併せて聞き取りを行うことにしています。

以下ソース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160225/k10010421881000.html

2 :
おお丁度立ったか

ジカ熱は人から人へうつるん?
エボラはあれほど騒がれても上陸しなかったのに
ジカ熱あっさり上陸したな

3 :
★現在の本スレ(本スレ更新毎に転載キボン)

【医療】ジカ熱の感染を確認 神奈川県の10代男性 [無断転載禁止]?2ch.sc
ttp://dail y.2c h.net/test/read.cgi/newsplus/1456396113/


●関連スレ(判定時点でdat落ちを除く100レス以上の.netにおける生存スレのみ・勝手に更新キボンヌ)

ジカ熱 日本上陸 [無断転載禁止]?2ch.sc [288887143](ニュー速
ttp://f ox.2 ch.net/test/read.cgi/poverty/1456396022/



ここにスレが立ったからには国内には蔓延させない…

4 :
【まとめ用推奨Wiki】

★2ちゃんねるwiki(現在ジカ熱に関するまとめは立てていません)
http://info.2ch.sc/?curid=1

いろいろな情報を整理整頓するためのページが2ちゃんねるwikiです
アカウントを作れば誰でも編集できます。★とか●とか必要ありません
誰でも簡単にページを作成したり編集できるので是非よろしくね

●2ちゃんねるwiki関連スレ(Q&A等…)

■ 2ちゃんねるWiki Part6.0 [プロジェクト・制度解説・FAQなど]
ttp://qb 5.2c h.net/test/read.cgi/operate/1366640919/

いろいろ散らばってて分かりにくい2ちゃんねるの各プロジェクトや
出来事、よくある質問などを分かりやすくまとめたページです

ページ編集の説明書
http://info.2ch.sc/wiki/pukiwiki.php?HowToEdit
練習用ページ
http://info.2ch.sc/wiki/pukiwiki.php?%CE%FD%BD%AC%CD%D1%A5%DA%A1%BC%A5%B8
テンプレート
http://info.2ch.sc/wiki/pukiwiki.php?%A5%C6%A5%F3%A5%D7%A5%EC%A1%BC%A5%C8

5 :
二月初旬 中国にも入ってる

【北京時事】中国国家衛生・計画出産委員会は9日、南米ベネズエラを旅

行し帰国した江西省の男性がジカ熱に感染したと明らかにした。

6 :
今はいいけど、夏になって蚊が出だすと怖いな

7 :
これは遺伝子操作によって生まれたんだっけ?
太陽活動が観測史上最も弱まってるみたいだし、これからいろんな感染症が出てきそうだな

8 :
家の裏手に小さな水たまりとかできやすい場所があったら
平らに埋めておいたほうがいいかな。
どのぐらいでウイルスが体内から消えるかや消えやすい治療法も知りたい。

9 :
蚊について
・暗い色の服の人、色黒の人は刺されやすい。
・温かいものに寄って来る。妊娠中の人は体温が高い。
・呼気に含まれる二酸化炭素や乳酸、汗に含まれる乳酸に反応して蚊は引き寄せられてくる。
・O>B>AB>Aの順に刺されやすいが、誰でも刺される。

蚊よけ対策
・虫よけスプレーをまんべんなく
・長袖、長ズボンを着用
・飲み残しのビールや炭酸水を部屋に置く
・蚊の嫌うゼラニウム、レモンユーカリ、お酢の香りを使う。
・蚊は酸性の血液を好むため、血液を酸性にする肉、糖類、脂肪分を控える。
・蚊の嫌うパクチーやバジルなどのハーブ類を食べる。
・埋められる生息場所を埋める:水たまり、空き缶、空き瓶、水の溜まった容器、古タイヤ、
竹の切株、墓地の花立、植木鉢の受け皿、放置された子どもの遊具など
・埋められない生息場所には近づかない:下水溝、池など

10 :
厚生労働省は現在
「気温が低いので蚊の活動期でないので落ち着いてください」と言うが
低い確率だが人間の体液から感染しているし
患者の男子高校生が現地の蚊を介しての感染でないなら安心はできなような
罹っても死ぬわけでないが胎児に影響があるのは重い
あと北の核実験の影響でウイルスに予測しない変異が現れる可能性もあると思う

11 :
エボラではどういった感染なのか、接触なのか輸血なのかとかを説明していたよね
今回も、蚊ならそう言ってほしいし性感染ならそう言ってほしいね
ブラジルは暑いのかな今の時期も蚊がいるのかな

特に今回は唾液や尿からもウイルス検出の話もあるし
患者の子の家庭ではどんな注意をしているのだろうか?

12 :
関心の薄さに笑えるし大したことでも無いのかな日本にいるかぎりは

13 :
>>12
マスコミがオリンピック絡みで自主規制している可能性がなきにしもあらず
ジカウイルス感染が一番広がっているのがブラジルだったのが不幸だった

14 :
下火なのは収束厨が蔓延らないのでまったりとしていい感じだけど
まずは蚊取りスレとして始まるのかな
みなさん蚊取り線香や虫よけには何を使っているのかな?

うちの基本は各部屋に120日用の液体蚊取りを1シーズン放置して
外出前にパッチか輪っかの蚊よけをつけていた感じかな
去年気になったのは蚊帳なんだけど買うのは躊躇ってる
一回プッシュすると24時間持つ殺虫剤も気になるけどある意味成分が体に悪そうで見合わせている感じかな

叩いてみたらシマシマの蚊が取れました…って事は毎年結構あるのよね

15 :
CDCは26日、妊娠中にジカ熱が報告された地域に滞在し、
アメリカに帰国後、感染が確認された女性が9人いると発表しました。
9人のうち3人が出産し、2人の子どもには異常は見られませんでしたが、
ブラジルに妊娠12週目まで滞在していた1人の女性は小頭症の子どもを出産。2人は流産。
別の2人は胎児の脳に異常が見られたことなどから中絶を行った。
確率的には、脳の異常が発生すつ確率は、1/3以上

じわじわ蔓延中

16 :
ドトール傘下のエクセルシオールカフェ赤羽東口店では店員が自分の事、好きだと言い始めたので
優しくしたら他の店員のやっかみ、最低の接客だ

17 :
研究報告なんだけど速+に該当スレは立っていないみたいなので転載
ジカウイルスとギランバレー症候群に因果関係が見られるみたい


ジカウイルス、神経疾患の原因に 研究
2016年03月01日 11:14 発信地:パリ/フランス-AFP(リンク先に画像あり)
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3078772


中南米を中心に感染が広がっているジカウイルスについて
危険な神経疾患を引き起こす原因となることを確認したとの研究論文が2月29日、発表された
ジカウイルスをめぐっては、小頭症との関連も疑われている

英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された論文によると、研究チームは
フランス領ポリネシアで2013〜14年にかけてみられたギラン・バレー症候群(GBS)の流行でのジカウイルスとの関連を調べた
その結果、患者の血液検査を通じて、蚊が媒介する同ウイルスがGBSの原因だったことが判明したという

GBSは、体内の免疫系が筋力を制御する神経系の一部を攻撃する稀な疾患で、脚や腕の筋力低下を引き起こす
細菌やデングウイルス、チクングンヤウイルスへの感染が原因でかかることもある

研究では、フランス領ポリネシアで約20万人がジカウイルスに感染後
42人がGBSに罹患していたことが、20人以上の研究者によって確認されている

ただ今回の研究結果については、決定的なものではなく
他のジカ熱発生地域にそのまま適用できるとは限らないという見方も出ている

18 :
蚊による脳炎といえば日本脳炎ウイルス
ジカウイルスも似てるんかね

19 :
蚊による脳炎といえば日本脳炎ウイルス
ジカウイルスも似てるんかね

20 :
【米・伯研究】感染した妊婦の3割、胎児に異常 ジカウイルス

ジカウイルスに感染した妊娠女性の約3割で先天的に頭の小さい「小頭症」などを含む胎児の異常が見つかったと
米国とブラジルの研究チームが4日付米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで発表した

チームは、ブラジルで昨年9月から今年2月まで頭痛などを訴えて受診した妊娠中の女性を対象に調べた
ジカウイルスの感染が確認された妊婦42人の胎児を超音波検査したところ
12人に小頭症や神経系の異常が見つかり、うち2人は死亡した
感染がなかった女性16人の胎児には異常がなかったという

チームは「ジカウイルス感染による妊婦の症状は穏やかでも、胎児には深刻な影響をもたらす恐れがある」と注意を促している

(瀬川茂子-朝日新聞デジタル 2016年3月5日19時15分)
ttp://www.asahi.com/articles/ASJ355FY4J35ULBJ003.html?iref=comtop_6_02

21 :
【検索】Googleはジカ熱ウイルスの拡大に注目しています

@「ジカウイルス」の検索件数の急速なニーズの広がりを世界地図で可視化

まずは次のGoogleマップから確認してください
https://goo.gl/QkO4kN
マップはジカ熱感染者の拡大を地図に起こしたものではありません
マップは日毎に増えた「ジカ熱」の検索数を地図へ可視化を図ったたもので
わずか数カ月間で世界中でどれほどジカ熱が注目されるようになったのかがわかるようになっています

Googleはジカ熱が流行する危険性のある場所を特定するためのプラットフォームを作るためUNICEFと協力関係を結び情報の提供をはじめました
今回のGoogleマップはそのプラットフォームの一環として作られたもので、2015年10月以降、ジカ熱への関心はおよそ3000倍にまで高まっています


A「ジカ熱」を重要な健康検索キーワードとして情報を積極的に提供

Google検索で「ジカ熱」のキーワードを入力して検索してみましょう
1ページ目の検索結果は最新にアップデートされたニューストピックスを織り交ぜた検索結果と健康に関する情報の2列表示となっています

これまでGoogleでは健康に関連した900以上のキーワードの検索結果を強化しています


Bジカ熱に対する正しい知識を高める取り組みについてYouTubeを活用して多角的に提供しています

GoogleはYouTubeとセサミストリートをコラボし31秒間のコマーシャルを作成して提供をはじめました
子どもの視点でもジカ熱に対する感染を予防について理解ができるような取り組みをしています
いまのところ感染が拡大しているポルトガル語の2本に限定して提供していますが
日本の声優さんにも積極的なコラボもしていただきたいものですね
https://goo.gl/rDczPS

22 :
本スレ
 
【速+社会】厚労省、ブラジルから帰国した愛知県の30代女性のジカ熱感染を確認したと発表…中南米で流行後、国内2例目 [無断転載禁止]?2ch.sc

1 :かばほ〜るφ ★ [] :2016/03/11(金) 14:34:06.67 ID:CAP_USER*
ブラジル帰国女性、ジカ熱感染=中南米流行後、国内2例目−厚労省

厚生労働省は11日、ブラジルから帰国した愛知県の30代女性のジカ熱感染を確認したと発表した。
中南米で流行が始まった昨年以降、国内でジカ熱患者が確認されたのは、
今年2月の川崎市の高校生に続き2例目。
 
ジカ熱は、妊婦の感染と、先天的に新生児の頭が小さい「小頭症」との関連が指摘されている。
ウイルスを媒介する蚊の国内の活動期は5〜10月で、現在は感染が拡大する可能性は低いとされる。
(2016/03/11-14:01)

時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2016031100523

23 :
今日の関連スレ1(スレッド作成日時は遅い順)

@愛知の30代女性ジカ熱に感染 妊娠かどうかは公表せず [無断転載禁止]?2ch.sc [609535295]
ニュー速(嫌儲)
ttp://fox .2ch.sc/test/read.cgi/poverty/1457685623/

1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2016/03/11(金) 17:40:23.14
厚生労働省は11日、ブラジルから帰国した愛知県在住の外国籍の30代女性がジカ熱に感染していたことが確認されたと発表した。
中南米での流行拡大を受けた世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言後、日本国内で感染が確認されたのは2人目。
女性は現在、熱が下がって自宅で療養しており、状態は安定しているという。

ジカ熱は妊婦の感染と先天的に新生児の頭が小さい「小頭症」との関連が指摘されているが、
女性の妊娠の有無は明らかにできないとしている。

厚労省によると、女性はブラジルに2週間程度滞在し、2月22日に帰国した。
全身の発疹や38度2分の発熱などの症状が出たことから、今月10日に医療機関を受診。
11日に国立感染症研究所のウイルス検査で感染が確認された。現地で蚊に刺された記憶があるという。

昨年5月以降、ブラジルなど中南米でジカ熱の感染が広がっているとして、
WHOは2月1日に公衆衛生上の緊急事態を宣言。
日本では同月25日、ブラジルに滞在し、帰国した川崎市の男子高校生の感染が判明した。

厚労省は「現在は感染を媒介する蚊の活動期ではなく、国内で感染が拡大するリスクは極めて低い」としている。

ttp://www.nikkei .com/article/DGXLASDG11H5R_R10C16A3CR8000/

A【ジカ熱】日本で二人目の感染者 ブラジルから帰国した女性(30) 妊娠してるかは不明 [無断転載禁止]?2ch.sc
ニュース速報
ttp://hayabusa8 .2ch.sc/test/read.cgi/news/1457678382/

1 : 頭突き(dion軍)@転載は禁止2016/03/11(金) 15:39:42.90
ブラジルから帰国、女性がジカ熱…流行後2人目
2016年03月11日 14時40分
厚生労働省は11日、ブラジルから帰国した愛知県の30歳代の女性がジカウイルス感染症 (ジカ熱)に感染していたと発表した。

発疹や関節痛などの症状はあるが、状態は安定しているという。国内でジカ熱の感染が
確認されるのは5人目で、昨年来の中南米での流行後では2人目。

同省によると、女性は2月22日に約2週間のブラジル訪問を終えて帰国。今月7日に
38度台の発熱と発疹の症状があり、同10日に医療機関を受診。11日に国立感染症研究所の
検査で、女性の血液と尿からジカウイルスが確認された。

女性は現在、自宅療養中。発疹と関節痛の症状は残るが、熱は下がっている。
女性はブラジル訪問中、複数回にわたり蚊に刺されたと話しているという。同省は、
女性はブラジルでジカ熱に感染したとみている。

ジカ熱は、生まれつき頭の小さい「小頭症」との関連が疑われている。同省は、
女性が妊娠中かどうかについては、個人情報を理由に明らかにしていない。
ttp://www.yomiuri .co.jp/national/20160311-OYT1T50113.html

24 :
今日の関連スレ2(スレッド作成日時は遅い順)

B【保健】プエルトリコ、ジカ熱患者「数十万人」発生の恐れ 米CDC 性交渉によっても感染、避妊不十分 [無断転載禁止]?2ch.sc
ニュース速報+
ttp://daily.2ch .net/test/read.cgi/newsplus/1457668171/

1 :蝙蝠傘子 ★:2016/03/11(金) 12:49:31.99

【3月11日 AFP】米疾病対策センター(CDC)は10日、カリブ海の米自治領プエルトリコ(Puerto Rico)が、新生児の先天性異常との関連が示されている蚊媒介感染症、ジカ熱の大流行の危機に直面する恐れがあり、対策のための財政支援が早急に必要だと警鐘を鳴らした。

 CDCのトム・フリーデン(Tom Frieden)所長は電話会議形式で報道陣の取材に応じ、自身が同自治領への現地視察から戻ったばかりであり、そこで目撃した事態に憂慮していると語った。

「プエルトリコは、ジカウイルスとの闘いの最前線にある。これは厳しい環境下での闘いになっている」とフリーデン所長は述べた。

 同所長は「プエルトリコで年内に、数十万人規模のジカウイルス感染者、そして数千人規模の妊婦の感染者が出る恐れがあると非常に懸念している」と続け、「雨季が間近に迫っており、連邦議会からの財政的支援が緊急に必要だ」と訴えた。

 ジカウイルスがすでに猛威を振るっているブラジルでは、頭部が通常より小さい状態で生まれる先天性異常、小頭症の新生児が数千人に上っている。

 一部の小頭症の症例は、母親が妊娠中にジカウイルスに感染したことに直接的に関連するとされている。

 研究者らは、ジカウイルスが先天性異常の原因になると証明されてはないと注意を促しているが、これまでに得られた証拠はその可能性を強く示唆している。

 また、フリーデン所長は、体内免疫系が神経系を攻撃するまれな疾患のギラン・バレー症候群(GBS)とジカウイルスとの関連についても「近い将来に証明される可能性が高い」と述べた。

■不十分な避妊にも懸念

 フリーデン所長はその他の大きな懸念事項として、人口約350万人の島であるプエルトリコで、避妊が十分に行われていない点を挙げている。

 プエルトリコは先月、ジカウイルスに起因する公衆衛生上の緊急事態を宣言した。同ウイルスは、蚊だけでなく性交渉によっても感染する可能性がある。

「先天性異常を大規模に引き起こす恐れのある蚊媒介感染症はこれが初めてだ」とフリーデン所長は指摘する。「プエルトリコでの妊娠の大半は計画外の意図しない妊娠であり、避妊のニーズは十分に満たされていない」

 先月発表された最新統計では、プエルトリコではこれまでに22人のジカ熱感染患者が記録されている。フリーデン所長によると、現時点での最新の数字は今月11日に発表される見込みだという。

 フリーデン所長は 「(保健当局は)プエルトリコの患者数が、ある時点で、徐々にではなく劇的に増加し始める」と予測していると述べた。

 ジカウイルス対策を担当する750人のCDC職員のうちの約100人が現在、プエルトリコで任務に当たっているとフリーデン所長は話した。

「ジカウイルスの制御に関しては、迅速に、容易に進むことなど何もない」と同所長は付け加えた。「ただ一つ迅速なのは、蚊の1刺しでウイルスに感染する恐れがあることで、ただ一つ容易なのは、間違った答えを出すことだ」

(c)AFP/Kerry SHERIDAN


AFP 2016年03月11日 11:48 発信地:マイアミ/米国
ttp://www.afpbb .com/articles/-/3080041


C【社会】ジカ熱、ニューカレドニアも発生地域に [無断転載禁止]?2ch.sc
ニュース速報+
ttp://daily .2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1457617622/l50

1 :じっぷら卒 ★:2016/03/10(木) 22:47:02.22

2016年3月10日、外務省が、中南米等におけるジカウイルス感染症の流行について(その8)、海外安全情報(感染症危険情報)を発表。

ジカウイルス感染症については、2月1日に世界保健機関(WHO)が、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」を宣言したが、以降も各国に広がっている。
今般、ニューカレドニアが発生地域に追加され、感染症危険情報・レベル1(十分注意してください)が発表された。
特に、妊娠中の方、妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航・滞在を可能な限り、控えてください。

http://qnew-news.net/news/2016-3/2016031010.html

25 :
今日の関連スレ3(スレッド作成日時は遅い順)

D【ジカ熱】急性脊髄炎も 向神経性ウイルスなのか [無断転載禁止]?2ch.sc
ニュース速報
ttp://hayabusa8 .2ch.sc/test/read.cgi/news/1457581825/l50

1 : スターダストプレス(dion軍)@転載は禁止 2016/03/10(木) 12:50:25.30

【パリAFP=時事】新生児に脳損傷を、成人に稀な神経系疾患を引き起こす疑いがあるジカウイルスについて、
今度は、まひを引き起こす脊髄炎との関連が指摘された。研究報告が8日、発表された。

 仏専門家チームの報告によると、カリブ海の仏海外県グアドループ島で、1月に急性脊髄炎と
診断された15歳の少女の脳脊髄液、血液、尿などから高濃度のジカウイルスが検出されたという。

 この患者について、同島にあるポアンタピートル大学病院センターのアニー・ラニュゼル氏は
AFPの取材に、中南米とカリブ諸国に広まっているジカウイルスと脊髄炎との関連の証拠を
示す、公表された初の症例だ」と語った。

 今回の症例に関する詳細を記載した研究論文は、英医学誌ランセットに発表された。

 ラニュゼル氏と研究チームは、症例報告の中で、最近まで、ジカ熱は人間に軽症の感染症を
引き起こすと考えられていたが、実際はそうではなく、「今回の急性脊髄炎患者の脳脊髄液中に
ジカウイルスが存在することは、これが(中枢神経系を侵す)
向神経性ウイルスである可能性があることを示唆している」と記した。
ttp://www.jiji .com/jc/a?g=afp_all&;k=20160309033928a


E【WHO】ジカ熱流行地「妊婦は渡航控えて」 WHOが勧告[3/9] [無断転載禁止]?2ch.sc
ニュース国際
ttp://potato .2ch.sc/test/read.cgi/news5plus/1457529095/

1 : 自治スレでスレ立て記者募集中@アフィカス m9(^Д^)定職につけよ ★ 2016/03/09(水) 22:11:35.68

南米などでのジカウイルス感染症(ジカ熱)の大流行について、世界保健機関(WHO)は8日、
新生児の小頭症と関連が疑われることなどから「妊婦は流行地域への渡航を控えるべきだ」との新たな勧告を出した。
ただ、この日開かれた専門家による緊急委員会で議長を務めたデイビッド・ヘイマン氏は記者会見で
「(渡航制限は)あくまで勧告で、妊婦自身が判断できることだ」と述べた。

 また、精液からのジカウイルスの感染もあるため、WHOは妊婦に対して、流行地域の男性との性交渉を控えることやコンドームの使用などを勧めている。

 また、ジカ熱と、新生児の小頭症や、筋力低下などを伴う神経疾患「ギラン・バレー症候群」との関連について、ヘイマン氏は「確かな証明」には至っていない、とした。

ttp://www.asahi .com/articles/ASJ3916DGJ38UHBI03W.html

26 :
今日の関連スレ4(終)(スレッド作成日時は遅い順)

F【WHO】ジカ熱流行地「妊婦は渡航控えて」 WHOが勧告[3/9] [無断転載禁止]?2ch.sc
ニュース速報
ttp://potato .2ch.sc/test/read.cgi/news5plus/1457529095/l50

1 :自治スレでスレ立て記者募集中@アフィカス m9(^Д^)定職につけよ ★2016/03/09(水) 22:11:35.68

南米などでのジカウイルス感染症(ジカ熱)の大流行について、世界保健機関(WHO)は8日、
新生児の小頭症と関連が疑われることなどから「妊婦は流行地域への渡航を控えるべきだ」との新たな勧告を出した。
ただ、この日開かれた専門家による緊急委員会で議長を務めたデイビッド・ヘイマン氏は記者会見で
「(渡航制限は)あくまで勧告で、妊婦自身が判断できることだ」と述べた。

 また、精液からのジカウイルスの感染もあるため、WHOは妊婦に対して、流行地域の男性との性交渉を控えることやコンドームの使用などを勧めている。

 また、ジカ熱と、新生児の小頭症や、筋力低下などを伴う神経疾患「ギラン・バレー症候群」との関連について、ヘイマン氏は「確かな証明」には至っていない、とした。

ttp://www.asahi .com/articles/ASJ3916DGJ38UHBI03W.html


G【フィリピン】米国人女性が比でジカ熱感染。比政府「感染拡大の可能性は低い」と慎重姿勢[03/08] [無断転載禁止]?2ch.sc
ニュース国際+
ttp://potato .2ch.sc/test/read.cgi/news5plus/1457416755/l50

1 : 虎跳 ★ 2016/03/08(火) 14:59:15.01

米国人女性が比でジカ熱感染。比政府「感染拡大の可能性は低い」と慎重姿勢

フィリピンから帰国した米国人女性が比でジカ熱に感染したことが確認された。女性は1月、比に約3週間滞在。最終週にジカ熱の症状を発症しており、帰国後にジカ熱と診断された。
厚生省が6日、明らかにした。中米を中心にジカ熱が世界的に流行し始めてから、比での感染が確認されたのはこれが初めて。厚生省は「即座に国内で感染が拡大する危険性は低い」として慎重な姿勢を見せている。
 厚生省のガリン長官によると、米国人女性はルソン地方を中心に1月2?26日に旅行をしており、最終週に発熱、湿疹、筋肉痛、結膜炎などの症状が出ていたという。
厚生省はアメリカ疫病予防管理センター(CDG)と情報交換、女性の容体や比での詳しい旅行先などについて調べている。
 ブラジルで脳が先天的に小さく発達に遅れが見られる「小頭症」の新生児が増えており、妊婦の感染とジカウイルスとの関連が指摘されているが、比で感染した米国人女性は妊娠中ではないという。
厚生省はCDGから5日午後、女性の比でのジカ熱感染の報告を受けた。
 ガリン長官は記者会見で「女性の感染はたった一例であり、比国内で流行しているわけではない。パニック状態に陥る必要はない」とした上で「地域や家の中を清潔に保ち、蚊の産卵場所を排除するよう。
高熱が2日以上続いた場合は医師の診断を受けるべき」と呼び掛けた。ジカ熱の感染は蚊が媒体だが、性交渉での感染の可能性も高まっており、政府は感染を防ぐため避妊用具利用を推奨している。
 比では、2012年にビサヤ地方セブ州で海外渡航歴や海外旅行客との接触のない男性(15)がジカ熱に感染した前例がある。男性は医療機関で治療、3週間後には回復したという。
 首都圏マニラ市にある世界保険機関(WHO)西太平洋地域事務局の牧野友彦医官(感染症疫学)は「過剰に恐れる必要はない」と冷静な姿勢を見せた上で、
「デング熱と同じ種類の蚊でジカ熱も広まるので、妊婦などは特に、蚊に刺されないようネットや虫よけなどを使用して十分に警戒を」と呼び掛けた。
 WHOによると、07年1月?16年3月に世界55の国・地域でジカ熱感染が報告されているという。感染例の多くは中米諸国だが、比周辺ではタイ、マレーシア、インドネシアなどでも確認されている。(冨田すみれ子)

まにら新聞
ttp://www.manila-shimbun .com/category/society/news222145.html

27 :
このスレの使い方

@投稿・コメントは本スレ・関連スレを優先にしましょう
Aスレタイに沿っていれば論文・英文などなんでもあり
B勢いがある時は投稿950レスからスレ立てをしましょう

                    ,===,====、
                   _.||___|_____||_
..               ∧_∧  /||___|^ ∧_∧
..               (・ω・`)//||   |口| |ω・` )
.             ./(^(^ .//||...||   |口| |c  )
.....            ∧_∧ / //  ||...||   |口| ||し      
.......        (・ω・`) //....  ||...||   |口| ||        楽しく使ってね
         /(^(^ //  ....  .||...||   |口| ||        仲良く使ってね
 ""    :::'' |/   |/ '' "  :::  ⌒  :: ⌒⌒⌒ :: ""  `
 :: ,, ::::: ,, ; ̄ ̄ ̄  "、 :::: " ,, , :::   " :: " ::::  "

                    .    ∧_∧
                   ===,=(´・ω・`)
                   ||___|_゚し-J゚||_
                ∧_∧/ //.___|^∧_∧
               (´・ω・`) /||    |口|(´・ω・`)
              ./(^(^//|| ||    |口|⊂ _)
              ∧_∧ /./  || ||    |口| ||    ∧_∧
   ∧_∧    (´・ω・`)/  ...|| ||    |口| ||  (´・ω・`)
  (´・ω・`) /(^(^/ /      .|| ||    |口| ||    ゚し-J゚
 "" ゚し-J゚:::'' |/  |/ '' " :: ":::::⌒  :: ⌒⌒⌒ :: ""  `
 :: ,, ::::: ,, " ̄ ̄  "、 :::: " ,, , :::   " :: " ::::
      ぼくたちは、なかよくつかってるよ

29 :
 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
 || ○重複スレには誘導リンクを貼って放置。ウザイと思ったらそのまま放置。
 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
 ||  ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
 ||  与えないで下さい。             Λ_Λ
 || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて    \ (゚ー゚*) キホン。
 ||  ゴミが溜まったら削除が一番です。       ⊂⊂ |
 ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_      | ̄ ̄ ̄ ̄|
     (  ∧ ∧(   ∧ ∧(   ∧ ∧     ̄ ̄ ̄
    〜( (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧  は〜い、先生。
       

「荒らしの定義」… 掲示板でまともなやりとりが出きずに煽ったり、不快な切り口でスレの本題を潰す人あるいは反応レス(マジレス・忠告レス含む)をつける人

「荒らしの手口」… 自己中なカキコで相手を感情的にさせて自分のペースに引きこもうとします


■2ちゃんねるを荒らしている自覚はないですがやっていることは荒らしと変わらない人も『荒らし』です

基本的に「スレの空気が読めていない」「基本的な常識や認識が足りない・ズレている」「ローカルルール・削除ガイドライン・>>1以降に続くスレのテンプレ等の説明文も理解ができていない」「自分本位、絶対主義」等が特徴です

「面白いから」「周りの為になると思って」「これがネットでの自由」等と思い込み・決め付けて投稿しますが、実際には迷惑です

「話がまったく噛み合わない同じ話を何ヶ月も繰り返し続けている」のも迷惑です

自覚していないが故に、自主的な改善が期待出来ないという点で、自覚している荒らしよりタチの悪いケースも往々にしてあります

30 :
蚊と性交渉の両方でうつる感染症なんて、今まで無かったと思うが

31 :
  
【病院】専門医療機関の一覧を(社)日本感染症学会 によって公開が始まりました
ttp://www.kansensho .or.jp/mosquito/zika_list.html

感染が疑われる妊婦が一般の医療機関を受診した場合に専門医療機関に連絡をすればどのような検査が必要かなどの助言を受けることができると一部のメディアも報じています

しかしながら。ジカ熱の感染を心配されている心当たりの或る方現時点で医療機関への外来受診について
過去の新型感染症発生事例でも度々報告があったように
いきなりの凸による訪問はできるだけ避けていただき、あらかじめ受診前にお住いの自治体保健所の電話健康相談もしくはかかりつけ医併設の医療相談員もしくは受付担当者に受診前相談という電話相談形式で
受診にはできるだけ他の患者さんへの配慮ができるような外来受診の紹介へ心がけましょう

そのためには国立感染研究所発行の『蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第2版)』 http://goo.gl/tMhgYv を御一読していただき
同様に以下に注釈した■要点:A・B・Cの3つのチェック項目を中心に当てはまる症状を具体的に説明ができるように心掛けましょう
  

32 :
  
【重要】厚生労働省はホームページでジカウイルス感染症について最新の情報に更新しながら提供をしています

ジカウイルス感染症について(厚生労働省ホームページ:現時点)
http://goo.gl/rmzCDD

■ 重要なお知らせ ・国民の皆様へ・妊婦と妊娠のある女性へ・流行地から帰国された男性へ
1ジカウイルス感染症に関するQ&A ・ジカウイルス感染症に関するQ&A ・ジカウイルス感染症の流行地域(重要)
2自治体・医療機関向けの情報(詳報省略)
3検疫所向けの情報(詳報省略)
4報道発表資料(詳報省略)
5リンク
■ 関連情報
(以下省略)
※ 詳しい情報につきましては上記URLリンクを参照ください
 

33 :
  
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)

2016年3月11日公開の文書です(重要)
http://goo .gl/tMhgYv

■要点

診療ガイドラインの構成は、蚊媒介感染症であるデング熱・チングニア熱・ジカ熱について限定して記述されています

A:ジカ熱を疑う患者の定義

診療ガイドラインにおきまして。ジカウイルス病を疑う患者につきましては、以下に示される次の1.〜3.をすべて満たすものを示すと定義しています
(※定義につきましては現状での最新版となる第2版における学術的な診療ガイドラインを掲載しています。詳報につきましては最新版のガイドラインから参照をお願いいたします)

1. 発疹又は発熱(ほとんどの症例で、38.5度以下)
2. 下記のa)〜c)の症状のうち少なくとも一つ
a) 関節痛b) 関節炎c) 結膜炎(非滲出性、充血性(図4))
3. 流行地域(3a)への渡航歴(3b)
3a) 流行地域の定義
ジカウイルス感染症は現在中南米・アジアを中心に世界的に拡大傾向にあることから流行国・地域に関しては厚生労働省ウェブサイト「ジカウイルス流行地域について」http://goo .gl/rmzCDD
を参考にしてください
3b)渡航歴の定義
潜伏期間を考慮し、上記の流行地域から出国後、2〜13日以内の発症であることを条件とします。

※ただし、他の疾患を除外した上で、国内発生を疑う場合はこの限りではありません
(2.1デング熱A診断「鑑別診断」によると。類型疾患につきましてはチクングニア熱、ジカウイルス感染症のほか、麻疹、風疹、インフルエンザ、レプトスピラ症、伝染性紅斑(成人例)、伝染性単核球症、急性HIV感染症、リケッチア症などがあげられます)

B:ジカウイルス病を疑う妊婦

診療ガイドラインにおきましては。ジカウイルス病を疑う妊婦は、以下に示される次の1.2.をすべて満たすものを指すと定義しています

1. 妊娠期間中に流行地域(A診断2.1流行地域を参照 http://goo .gl/rmzCDD )への渡航歴がある
2. 下記のaまたはbに該当する場合
a. 滞在中又は出国後2〜13日以内にジカウイルス病を疑う症候(表7参照)を認める
b. 胎児に先天性ジカウイルス感染症を疑う所見(小頭症や頭蓋内石灰化など(表8参照))

※ ジカウイルス病の検査については医療機関につきましては最寄りの保健所等へ相談することができます。

C:視診上でのポイント(閲覧注意)

視診上での鑑別ポイントとして解熱時期にみられる島状に白く抜ける紅斑点状出血・島状に白く抜ける紅斑・斑状丘疹様の発疹・充血性結膜炎が診療ガイドラインでのp29〜p31の画像によって具体的に示されています
  

34 :
    
【政府】ジカウイルス感染症に関する追加的な対応
https://goo .gl/2kGFnj

内閣官房内閣官房・外務省・文部科学省・厚生労働省・国土交通省では
WHOによるPHEIC宣言後
我が国において2月25日に初めての輸入症例が確認されたこと等を受けて政府においては

「ジカウイルス感染症に関する当面の対応について」
(平成28年2月9日国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議報告)
で取りまとめた対策に5つの措置を追加しました。

@ 検疫体制等の迅速な整備
A 国民への情報提供の強化
B 情報収集の徹底
C ワクチン・治療薬・診断法の研究開発の促進
D 流行国への適切な支援


【情報】国民への情報提供の強化
「感染症エクスプレス@厚労省」は、感染症の診療に携わる全国の医療関係者の皆様へ、
感染症に関する情報を直接かつ定期的にお届けするメールマガジンです。
無料でご利用できますので、URLリンクからメルマガ登録をしていただきぜひご活用ください。
ttp://kansenshomerumaga .mhlw.go.jp/
 

35 :
     
【米CDC】ジカ熱「妊婦は海抜2000m以下の渡航取りやめを」
ttp://www3.nhk .or.jp/news/html/20160312/k10010440811000.html

中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について
アメリカのCDC=疾病対策センターは渡航に関する新たな指針を発表し妊娠している女性について
感染が広がる国や地域の中でも特に海抜2000メートル以下の地域への渡航は取りやめるべきだと呼びかけています

CDCは11日ジカ熱に関する渡航の指針を新たに発表し
妊娠している女性について感染の広がりが報告された37の国や地域の中でも特にジカ熱を媒介する蚊が生息する
海抜2000メートル以下の地域への渡航は取りやめるべきだと呼びかけています
一方で海抜2000メートルより高い地域はジカ熱を媒介する蚊が生息できないとされているため感染するリスクが非常に低いとしています

新たな指針では国土のほぼ全域が海抜2000メートル以下のブラジルなどについて妊娠している女性の場合実質的にはどのような理由があっても渡航を取りやめるべきだと呼びかけていることになります

これに対して海抜2000メートルよりも高いところにあるメキシコの首都メキシコシティーやコロンビアの首都ボゴタなどへの渡航についてはこれまでの指針よりも緩和されたことになります

CDCは、たとえ海抜が2000メートルより高い地域でも
それよりも低い地域を経由して行った場合は感染のリスクがあるとしていて引き続き注意を呼びかけています

(NHK 3月12日 13時01分)
    

36 :
   
【バチカン】ローマ法王「避妊は絶対悪ではない」 ジカ熱予防で見解[2/19] [無断転載禁止]?2ch.sc
ニュース国際+板
ttp://potato .2ch.sc/test/read.cgi/news5plus/1455886425/l50

1 : 自治スレでスレ立て記者募集中@アフィカス m9(^Д^)定職につけよ ★ 2016/02/19(金) 21:53:45.14

ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は18日、メキシコ訪問からの帰路の機中で会見し
中南米を中心に流行するジカウイルス感染症(ジカ熱)の感染予防のための避妊について問われ
「特定の場合には、避妊は絶対悪ではない」と許容されるケースもありうると示唆した

バチカンは避妊や中絶を認めていない。前法王のベネディクト16世はエイズ対策のコンドームについても
「配布は問題を悪化させる」と述べたことがある

フランシスコ法王はこの日1960年代にアフリカで活動する修道女らに対して
Rの危険がある場合の避妊薬使用を許可した法王がいた例を挙げた

ただ、ジカ熱がその特例にあたるかについては明言を避け、医師らがワクチン発見に全力を尽くすよう呼びかけた

ttp://www.asahi .com/articles/ASJ2M35FRJ2MUHBI00N.html
   

37 :
  
【今のうちに私たちができること@】ヒトスジシマカの発生源を叩け

厚生労働省では一般層に向けてデング熱騒動よりポスター等によって注意喚起を積極的に行っています
http://9ch.net/qG


上記でのデング熱のポスターから
蚊が媒介するとされるヒトスジシマカの発生源の一例としてより具体的に示唆しています

@屋外に放置かれた子どものオモチャ等
A植木鉢の鉢および水受け皿等
B雨ざらしのじょうろ等
C排水溝
D屋外に放置された空き瓶・カン・ペットボトル等
E古タイヤにたまった水たまり等
    

@〜Eにつきましてはできるだけ撤去することが望ましいのですが
見つけた時点で「水たまりはひっくり返す行動などから発生源の除去をはじめる」等の
共通した意識を持つことが蚊が媒介する感染症の抑止へ向けて
私たちが今のうちにできる具体的な行動なのかもしれません
   

38 :
   
【衝撃】ジカウイルスが脳細胞を破壊することが判明
ttp://www.afpbb .com/articles/-/3079348

中南米を中心に感染が拡大しているジカウイルスについて
新生児の先天異常である小頭症との生物学的な関連性の証拠を初めて発見したと米ジョンズホプキンス大学細胞工学研究所(Johns Hopkins' Institute for Cell Engineering)などの研究チームが4日発表した
実験でジカウイルスが脳の発達に関連する主要細胞を攻撃し破壊または無能化することが確認されたという

研究を共同で主導した同研究所のグオ・リー・ミン(Guo-li Ming)教授(神経学)によれば
蚊が媒介するジカウイルスと小頭症の関連性を示すものはこれまで状況証拠しかなかったが今回実験で初めて証拠が見つかった

感染拡大地域では脳と頭部が異常に小さい新生児の大脳皮質に異常が確認されたほか胎児の組織からジカウイルスが発見されているという

実験では3種類のヒト細胞をジカウイルスと一緒に試験管に入れた
このうち1種は、脳神経細胞となる前段階のヒト神経前駆細胞で胎児の大脳皮質の発達に重要な役割を果たす

実験ではこの神経前駆細胞に小頭症が引き起こす脳の先天異常と同様の損傷がみられたという

ジカウイルスの攻撃を受けたヒト神経前駆細胞は
実験開始から3日以内に9割がウイルスに感染し3分の1近くが死滅した
また感染した神経前駆細胞はハイジャックされた状態となり、新たに大量のウイルス細胞をコピー作成した
さらに通常ウイルスと闘う役割を果たす遺伝子が機能しないという異常現象も確認された

(3月5日 AFP)

関連スレ
神経前駆細胞に高効率で感染=ジカウイルスで実験―米大学チーム
科学ニュース+板
ttp://potato .2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1457134927/l50
   

39 :
    
【感染症】小頭症の新生児の脳内でジカウイルスを発見したと発表/ブラジルの研究チーム[02/16]

科学ニュース+板
ttp://potato .2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1455632201/l50

1 :白夜φ ★@転載は禁止 ?2ch.sc 2016/02/16(火) 23:16:41.83 ID:CAP_USER

ジカウイルス、小頭症児の脳内で発見 ブラジル

ttp://www.afpbb .com/articles/-/3077029

ブラジルの研究チームは15日小頭症の新生児の脳内でジカウイルスを発見したと発表した
蚊が媒介するジカウイルスと先天異常の小頭症との関連を示す証拠がまた一つ増えることになるという

ブラジル病理学会(Brazilian Society of Pathology)の病理学者ルシア・ノローニャ(Lucia Noronha)氏は
AFPの取材に「ジカウイルスの存在を脳組織内で検出した」と語った

「ジカウイルスは、脳の損傷を引き起こしていた。このことは、ジカウイルスと小頭症の関連を示す証拠を強化している」とノローニャ氏は指摘した

今回の発表に先立ちブラジルのパラナ・カトリック大学(Parana Catholic University)のノローニャ氏の研究チームは妊娠した女性の羊水内でジカウイルスを初めて発見した

これにより脳に損傷を受け頭部が異常に小さい状態で生まれる小頭症新生児とジカウイルスとの関連をめぐる懸念が高まっていた

ノローニャ氏は「われわれは、ブラジルのオズワルド・クルツ財団(Oswaldo Cruz Foundation)から脳組織のサンプルを受け取った

これは米国に送られたのと同じもので米疾病対策センター(CDC)の研究者らも胎児の脳内にジカウイルスが存在するというわれわれと同じ結論に達した」と話した

ブラジルはジカ熱の大流行で最も大きな被害を受けており感染患者数が約150万人に上っている
大抵の場合症状はほとんどないが妊娠した女性が感染すると先天異常を持つ子どもが生まれる恐れがあることが懸念されている

同国保健省によると昨年10月から今年2月までに小頭症の症例が462件発生している
この他小頭症が疑われる事例が3852件に上っているという

(AFPBBNews 2016年02月16日 08:51)
  

40 :
  
【研究】ジカウイルス感染妊婦の出生異常リスク、100人に1人 「最初の3か月が最も危ない時期」 [無断転載禁止]?2ch.sc
ttp://daily .2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1458107925/

1 :蝙蝠傘子 ★ [] :2016/03/16(水) 14:58:45.16
妊娠初期の3か月間にジカウイルスに感染すると、胎児100人に1人の割合で脳に重度の異常が生じる恐れがあることが、16日に発表の研究論文で明らかになった。

研究によると、ジカ熱によって、小頭症、あるいは頭が異常に小さくなる稀な状態となるリスクが約50倍高まることが分かったという。

研究論文の主著者で、仏パスツール研究所(Institut Pasteur)のSimon Cauchemez氏は、「最初の3か月が最も危ない時期」とAFPの取材に述べた。

同氏の研究チームは、2013〜14年に仏領ポリネシアで大流行し、全人口の6割以上にまで感染が広がったジカ熱を対象に調査を行った。
研究チームによる統計解析は、胎児に現れる小頭症リスクを、これまでで最も正確に数値化したものとみられる。

英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載の論文によると、研究では、脳の異常8件が確認され、うち7件はジカ熱流行終盤近くの4か月に現われたという。

だが今回の研究をめぐっては、幾つかの疑問が残る。一つは、ジカウイルスに感染・発症した妊婦のリスクが本当に高いのかが分からないということだ。

ジカ熱の症状そのものは大抵穏やかで、悪い風邪か軽症のインフルエンザと似ているため、ジカ熱の罹患に気づかないケースもあることがその背景にある。

また、中南米および世界各地でみられる現在進行形のジカ熱の流行に、今回の研究対象となった、数年前の仏領ポリネシアでのパターンを当てはめることができるのかも定かではない。

さらには、前回の流行後にウイルスが突然変異し、より悪性になっている恐れも考えられるという。
【3月16日 AFP】(更新)(c)AFP/Marlowe HOOD

AFP 2016年03月16日 10:45 発信地:パリ/フランス
ttp://www.afpbb .com/articles/-/3080526
  

41 :
【FDA】ジカ熱対策の遺伝子組み換え蚊のフロリダ州での放出を許可

FDA(アメリカ食品医薬品局)は12日、バイオテクノロジーのOxitecから申請が出されていたAedes aegypti(ネッタイシマカ)の遺伝子組み換え版「OX513A」の環境放出実験を許可する決定を下した。

OX513Aの環境放出実験は、Oxitecが5年前にFDAに申請を出していたもので、今回のFDAの決定を受けて、遺伝子組み換え蚊を利用した蚊の撲滅は、現実化に向けて大きく前進を遂げたこととなる。

FDAでは、30日間の期間を設定して、今回の決定に関わる公衆意見の募集を実施し、これらの意見を踏まえた上で、実際に遺伝子組み換え蚊の環境放出を許可するかの最終決定を下す予定。

OX513Aは、繁殖能力の遺伝子を組み替えることで、生殖能力を持たない蚊の子供を産ませることで、最終的に蚊を撲滅させようという考えに基づいて開発が進められてきたものとなる。

OX513Aを環境に放出した場合、ジカ熱を始めとする様々な疾患の媒体となっている蚊を撲滅させることで、様々な疾病対策につながることが期待されている。

しかし、今回のFDAの決定に対して、OX513Aの環境放出実験の実施が予定されているフロリダ州の一部の住民の間からは「モルモットになるのはゴメンだ」とする反対意見も寄せられている。

フロリダ州などの南部における蚊の繁殖時期は4〜9月となっており、OX513AではFDAによる最終決定を受けて、この期間中を狙って、OX513Aの環境放出実験を実施することを予定している。

Source: FDA - by Jeremy Reed
http://9ch.net/ms

42 :
   
【在留邦人】リオでジカ熱説明会=在留邦人から質問相次ぐ
 
ブラジルでジカ熱の感染が拡大していることから、日本の国立感染症研究所昆虫医科学部の沢辺京子部長らが14日、リオ・デ・ジャネイロで日本人向けに現状や対策を説明した。
ワクチンがなくウイルスを媒介する蚊を避けることが最善と強調した。

約40人の参加者からは「リオ五輪が開かれる8月には感染が収まるのか」「感染した場合、どのぐらいたったら妊娠しても大丈夫なのか」といった質問が相次いだ。

沢辺氏らは「(8月には)大規模な流行は落ち着くが、なくなりはしない」との見通しを示し、妊娠に関する質問には「(具体的な)数字を提示するのは難しい」と答えた。

同様の説明会は感染が特に深刻な北東部レシフェで12日に開かれたほか、サンパウロなどでも行われる。

【リオ・デ・ジャネイロ共同-ニッケイ新聞】
http://9ch.net/2S
   

43 :
  
【日伯】ジカ熱対策で初の共同研究へ=日本が検査強化に協力―ブラジル

日本の厚生労働省は14日、ブラジルの首都ブラジリアで記者会見し、
中南米で猛威を振るうジカ熱の対策について同国の大学研究機関と初の共同研究に乗り出すと明らかにした。

日本の技術を生かし、早期診断を可能にする検査キットの開発などに取り組む。
厚労省結核感染症課の宮川昭二感染症情報管理官は「日本には遺伝子検査の研究実績や先進的な取り組みがある」と説明。
「ブラジル側からも日本の協力に強い期待が寄せられている」と語った。 

時事通信-biglobenews 3月15日(火)10時16分
http://9ch.net/rz


【報告】中国人研究者、ジカ熱予防の新技術を開発

広州中山大学の奚志勇氏が率いるチームが開発した「ボルバキア顕微・胚注入による蚊媒介性の制御技術」は、ジカウイルスを効果的に予防できる。中国新聞網が伝えた。

ジカウイルスやデング熱ウイルスなどの虫媒介性伝染病には、特効薬も効果的なワクチンもない。
そのためウイルスの数を制御することで、人類と接触する機会を減らす「蚊媒介性の制御」が、ジカウイルスやデング熱ウイルスなどの蚊媒介性伝染病の流行を抑える主な手段となっている。

科学者は2009年、ボルバキアがデング熱ウイルスの蚊の体内における増殖を抑えることを発見した。
異なる系統のボルバキアに感染しているオスとメスの昆虫の交配によって生まれた卵が育つことはない。

奚氏によると、同チームは顕微・胚注入技術を使い、ショウジョウバエ、シマカ、イエカの中からボルバキアを抽出し、
これをデング熱ウイルスの媒介性を持つヒトスジシマカの体内に注入することで、安定的な共存関係を形成した。
ボルバキアに感染した実験室内のオスの蚊と、自然界のボルバキアに感染していないメスの蚊の交配によって生まれる卵は育たない。
実験室内のオスの蚊を大量に放出することで、蚊の数を伝染病の流行に至らない水準まで下げることができる。

この大規模な数の制御により、種が絶滅することはあるだろうか?奚氏は、これについて次のように述べた。

「ボルバキアによる蚊媒介性の制御技術」で抽出されるボルバキアは、自然界に存在する菌であり、ターゲットもはっきりしている。
伝統的な殺虫剤と比べ、この技術は環境に優しく、その他の昆虫や環境にいかなる影響も及ばさない。
また同技術は蚊の数を減らし、蚊と人類の接触を減らすことで、ウイルスの感染を防ぐことができる。
これは蚊の絶滅を目的とするものではない。

「人民網日本語版」2016年3月15日(編集YF)
http://9ch.net/g0
    

44 :
  
【疑問】「遺伝子組み換え蚊」は人類の敵か、味方か?

遺伝子を組み換えられたネッタイシマカ「OX513A」の実地試験がブラジル、ケイマン諸島、パナマ、マレーシアで行われている。
米国の食品医薬品局(FDA)の予備的調査を通過したため、フロリダキーズでも実現するかもしれない。

米国の規制当局が5年間審査してきた「遺伝子組み換え蚊」が、実地試験の承認までに残されたハードルのひとつを通過した。
米国の食品医薬品局(FDA)が3月11日(米国時間)に発表した。

FDAは予備的調査の結果として、
Oxitec社のネッタイシマカ「OX513A」は、同社が試験を申請しているフロリダキーズのコミュニティー、キー・ヘヴンの人や環境に対して重大な脅威は与えないという見解を発表した。
環境評価による「影響なし」との最初の判断を受け、一般からの意見を30日間受けつけ、その後、FDAが最終的に判断する。FDAが予備的調査によるゴーサインを承認すれば、OX513Aはすぐに放たれる可能性がある。

OX513Aのオスは、当該地域の野生のネッタイシマカの数を激減させる目的で、致死遺伝子を組み込まれている。
テトラサイクリン系の抗生物質を与えられなければ生きられないため、管理されたオスは野生のメスと交尾するまで生きられるが、交尾によって生まれた次の世代は生殖機能を持つ前に死ぬ。

米国では南東部に多いネッタイシマカは、ジカ熱、デング熱、黄熱、チクングンヤ熱などのウイルスを媒介する可能性がある。

OX513Aはすでに、ケイマン諸島、パナマ、マレーシア、ブラジルで実地試験が行われている。
ケイマン諸島での実地試験は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の支援を受けて2009年から行われ、330万匹のOX513Aが放たれた。
ブラジルでも2011年から大規模な実験が行われ、85%の減少を報告(日本語版記事)。2014年に規制当局から許可を受けた。

フロリダ州キー・ヘヴンは、キー・ウエストから東に数kmに位置する500世帯足らずのコミュニティーだ。2009年から2010年にかけてデング熱大流行の被害があり、試験地に選ばれた。

ただし、キー・ヘヴンの住民全員が今回のFDAの判断を喜んでいるわけではない。
キー・ヘヴンに住むミラ・デ・ミラーはCNNに対して、「人々はモルモットになることを望んではいません」と語っている。
「コミュニティーのメンバーは容認していません。地方政府と連邦政府が、わたしたちとその願いを保障しないのであれば、最終の手段として司法制度を頼り、裁判所に訴えることになります。
現在のところ法廷闘争はひとつの選択肢となっています」と同氏は言う。
(遺伝子を組み替えても一定の割合の蚊は何らかの形で生き残るため、生き残った蚊が生態系にどのような影響を及ぼすかが不明だという懸念の声がある)

Oxitec社のハディン・パリーCEOはCNNへのコメントで、
キー・ヘヴンからの全面的な支持が得られていないことを認めつつ、公衆衛生問題ではよくあることだとしている。
パリー氏はまた、ジカ熱ウイルスが世界で拡大(日本語版記事)していることから、実地試験が緊急に必要だと述べている。
(Oxitec社は2014年7月、ブラジルにOX513Aを商業生産する世界初の新工場を開設したと報道されている。1週間当たり50万匹の「OX513A」を生産する能力があり、将来的には最高200万匹まで増産できるという)

wired.jp 2016.3.14 MON
http://9ch.net/Mx


【医薬】ジカ熱×バファリン=危険!

ジカ熱にかかったらバファリンの服用は厳禁―!? 

先日、医者からそんな話を聞いて、今後の来伯邦人が心配になった。

バファリンとは日本の代表的な頭痛薬で、必ず一家に一箱あるほどの代物。
最近の弊紙研修生も日本から持ってくるようで、万能薬といった印象だ。

アスピリンという成分が駄目で、発疹や出血などの副作用が出るという。
体調不良になった来伯者は「とりあえずバファリン」とならないか。
「いやむしろ、手っ取り早い判断材料になるんじゃ?」と、意地悪な同僚が横槍を入れる。
いくらなんでも少し危険のような…。

ところで先日、夏風邪に1週間も悩まされたコラム子は、当地の薬が全く効かず副作用を知りながら結局バファリンに頼り完治した。

ジカ熱ではなかったのだと安堵したばかり。薬品の服用は自己責任で!   

(祐-ニッケイ新聞)2016年3月11日
http://9ch.net/2m
   

45 :
    
【社説】東西南北

ここに来て現実味を増して話題を呼んでいる、ルーラ前大統領の閣僚入りの噂。
その目的が、「国のため」ではなく「逮捕を避けるため」というのは、国民の心情を考慮したとは到底思えない行為だ。
とりわけ13日に、伯国史上に残る最大規模の反政府デモを受けた直後であることを考えれば、実現の暁にはさらなる混乱は必至ではないか。
ネット上では、ルーラ氏が1988年頃に言った「この国では貧乏人は犯罪をおかせば刑務所行きだが、金持ちがそれをやれば大統領になれる」と語った言葉が注目を浴びてもいる。
伯国民の反応も含めて、結論が出るまで目が離せない事態だ。

聖市でのデング熱罹患者が、この2週間で約2倍に膨れ上がっていることが明らかとなった。
1月30日現在の罹患者は1076人だったが、それが2月13日には一気に84・3%もアップして1983人となっている。
2015年は1年通じて確認された罹患者が2280人だったので、もしかしたら今頃は既に昨年の数を上回っているのかもしれない。

最も発生率の高いラジェアードなど、極東部での発生が目立っている。
3日までにジカ熱は8人、チクングニア熱は25人の罹患が確認されている。
    
今日16日はサッカーのリベルタドーレス杯の試合があり、コリンチャンスは本拠地イタケラでセロ・ポルテーニョ(パラグアイ)、サンパウロは敵地ベネズエラでトルヒジャノスと対戦する。
また、17日はパルメイラスが、敵地ウルグアイでナシオナルと対戦。混乱の時期はサッカーなどで気を紛らわせたい。

ニッケイ新聞 2016年3月16日
http://9ch.net/UT

【ようこそリオ五輪へ】ジカ熱対策 官民一体

リオデジャネイロ五輪の開幕(8月5日)まで5カ月を切った。
日本とブラジル。1908年に始まった移民事業で東北地方からも戦後4864人が渡り、結びつきは強い。
現地に住む出身者や家族、知人などにスポーツの祭典をどう捉えるか、リポートしてもらった。

◎宮城県人会 守屋善信さんへインタビュー

<過ごしやすい5月>
リオデジャネイロ市街から65キロ離れた住宅地に住んでいます。
2月は連日40度近い猛暑に加え、夕方には激しいスコール。水害が絶えないという地域もありました。
3、4月も暑い日が続き、5月は最高気温27度、最低20度ほどの過ごしやすい気候になります。
今の時季は晴れていれば半袖半ズボンで過ごせますが、簡単にはいきません。

蚊が媒体となった「ZIKA VIRUS」の被害が急増しています。日本では「ジカ熱」として報道されているようですね。
ブラジルでは官民一体となって蚊が繁殖しないような防止策を立てています。
例えば、わが家では植物などを植える鉢の下に置く皿に水がたまらないよう砂を入れています。
とにかく水のたまる所がないように蚊の繁殖を防ぎます。

問題は空き家に放置されたプール。これは最も危険で、必要に応じて行政当局が家屋に侵入してもいいという法令ができました。

<食事は日本人好み>
リオに住んでことしで45年。海が近く、海産物を中心に食事は日本人好みだと思います。
最近のはやりは1キロ当たり60レアル(約1700円)で、好きなものを選ぶバイキング形式の食事。
肉、魚、サラダ、にぎりずしをまねたものなど40〜50種類あり、ほとんどが日本人の口に合います。
私はだいたい400グラムで満足します。日本食レストランは価格が高く、日本人の口に合う本格的な食事を提供する店はリオ市内に数軒しかありません。

昨年、子供用に造った庭のプールを埋め立て、家庭菜園を始めました。
日本でもなじみのサトイモ、キュウリ、オクラなどを植え、どれがよく育つのか観察しています。
サトイモは日本のものより大粒で粘りが少ないのが特徴です。オクラはブラジルでも簡単に手に入ります。

五輪開幕まで5カ月を切りました。交通インフラを含めた受け入れ態勢ができているのか気になる点です。
先日、97%が完工したという報道がありました。しかし、突貫工事で仕上げただけに安全性が心配です。

聖火は5月に首都ブラジリアに到着し、国内3万6000キロを1万2000人でリレーします。
期間中は治安維持のため、警察のほか陸海空軍も出動します。競技場など開催場所付近に関係者以外は立ち入れず、会社や学校も休み。
今から家族と旅行の計画を立てています。そのせいか、リオに住んでいながら五輪が話題になることはほとんどありません。
(河北新報 2016年03月14日月曜日)

46 :
http://wc2014.2ch.sc/test/read.cgi/healing/1443450610/217
        ↑ ↑  ↑ ↑  ↑ ↑ 

47 :
   
【研究】100%有効なデング熱ワクチン、開発進む米研究

現在試験段階にあるデング熱ワクチンが、初期臨床試験で100%の有効性を示したとの研究結果が16日、発表された。
この成果で、ジカ熱に対するワクチン開発のペースが加速する可能性もあるという。

ジカウイルスと同じフラビウイルス属に分類されるデングウイルスは、蚊が媒介するものとしては世界で最も広範囲に影響を及ぼしており、世界120か国以上約3億9000万人が毎年感染している。

年間200万人あまりがデング出血熱を発症している。デング出血熱は、激しい頭痛、目の奥の痛み、発疹、関節や筋肉や骨の痛み、血液成分の血管からの漏出などの症状を伴う場合がある。
軽い症状を伴うがケースが大半だが、毎年2万5000人あまりが、デング出血熱で死亡している。

研究を主導した米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)ブルームバーグ公衆衛生学部(Bloomberg School of Public Health)のアナ・ダービン(Anna Durbin)准教授(国際保健学)は
これまでに判明していることを踏まえると、「ワクチンが効果的であることを確信できる」と話している。

今回の研究では、「TV003」として知られるワクチン候補について、48人のグループを対象とする臨床試験を実施した。
うち半数の24人にはTV003ワクチンを接種し、残りの24人にはプラセボ(偽薬)を与えた。

米国立衛生研究所(NIH)の研究チームが開発したTV003は、デングウイルスの4種の血清型(1型、2型、3型、4型)をそれぞれターゲットとする、生きた弱毒化ウイルス4種の混合物でできている。

ワクチン接種から6か月後に、両グループを弱毒化した2型デングウイルスにさらした。
2型は、4種の中で最も予防が困難なウイルス株だ。

15年にわたり開発が続けられているTV003に関するこれまでの研究では、同ワクチンが1型、3型、4型のデングウイルスに対して有効な予防効果を示すことが判明していた。

だが、ジョンズ・ホプキンス大が発表した声明によると「TV003の2型デングウイルスを予防するように設計された部分が、他の3成分と同程度の強さのヒトの免疫反応を誘発しなかった」という。

研究チームは今回、抗体反応だけにとどまらず「血中ウイルス量、発疹、白血球数の減少などの、実際に感染が起きている兆候」を調査した。

■ジカウイルス

臨床試験を最後まで続けた41人のうち、ワクチンを接種された21人は誰も、デング熱の兆候を何一つ示さなかった。

一方でプラセボ群の20人は全員、血液中にデングウイルスが存在していた。そのうちの80%に発疹がみられ、20%は白血球数の減少を示した。これらは、体が感染と闘っていることを示唆している。

より大規模なTV003の第3相臨床試験が先月、ブラジルで開始された。同国では現在、TV003を含む数種類のワクチン候補の臨床試験が進められている。

今回の研究成果については、ジカウイルスに対するワクチン開発の助けになる可能性があると研究チームは指摘している。
このウイルスは、主にブラジルで急増している出生異常にも関連している恐れがある。

米国の主要な保健衛生専門家らは、蚊媒介性感染症のジカ熱に対するワクチンの開発には数年を要するとの見解を示している。

だが、ダービン准教授は、「今回の成果が、ワクチン開発が実際に加速する手助けとなり、また他のフラビウイルス属にも適用可能なツールとなるとわれわれは考えている」コメント。
「われわれはこれを、ジカウイルスに対して実現したい。ジカ熱ワクチンは今、緊急に必要とされている」と述べた。

(c)AFP/Kerry SHERIDAN 2016年03月17日 11:31 発信地:マイアミ/米国
ttp://www.afpbb .com/articles/-/3080702
  

48 :
   
【仏研究】ジカ熱 妊娠初期感染で小頭症リスク50倍

中南米を中心に流行しているジカ熱について、フランスの研究チームは、妊娠初期の3か月間に母親が感染した場合、子どもが先天的に頭部が小さい「小頭症」を発症するリスクは通常より50倍高まるという研究結果を発表しました。
これはフランスのパスツール研究所の研究チームが発表したもので、イギリスの医学誌、「ランセット」の電子版に15日掲載されました。

研究チームは、中南米より早く3年前からおととしにかけてジカ熱が流行したフランス領ポリネシアで調査し、
小頭症と確認された8人の胎児や新生児の詳しい記録などを基に、妊娠期間のどの時期に母親が感染すると子どもが小頭症を発症するリスクが高まるか調べました。

その結果、妊娠初期の3か月間に母親が感染した場合、子どもが小頭症を発症する確率は100人のうち1人に近い0.95%で、通常のおよそ50倍のリスクがあるという結果になったということです。

フランス領ポリネシアでは当時、人口の7割近くがジカ熱に感染したとみられ、研究チームでは「流行地域では、非常に多くの人が感染する可能性が高く、妊娠中の女性にとってリスクは大きい」と指摘しています。
ジカ熱を巡っては、WHO=世界保健機関が妊娠中の女性に対し流行地域への渡航を自粛するよう勧告を出しています。

NHK 3月17日 9時13分
ttp://www3.nhk .or.jp/news/html/20160317/k10010446161000.html


【視点】流行続くジカ熱、解明に世界が挑む

中南米を中心に流行が続いているジカウイルス感染症(ジカ熱)。
日本でもブラジルから帰国した2人で感染が確認された。胎児の「小頭症」や、手足にまひが出るギラン・バレー症候群との関連が疑われており、その解明が進められている。

■神経に感染しやすい可能性

ジカウイルスは、デングウイルスと同じフラビウイルス科に属する。1947年、ウガンダの「ジカの森」にいたアカゲザルから初めて見つかった。

世界保健機関(WHO)によると、ジカウイルスはアフリカ、東南アジア、太平洋諸国、ブラジルへと広がっていったとみられる。
2013〜14年にフランス領ポリネシアで流行し、ブラジルでは15年5月に地域的な流行が確認された。9日現在、50を超す国・地域から感染が報告された。

国立感染症研究所ウイルス第一部の高崎智彦室長は「ブラジルで見つかったジカウイルスは、遺伝子解析の結果、ポリネシアから持ち込まれたと考えられる」と話す。
感染力が強まったことを示す遺伝子の変異は見つかっていないという。

ジカ熱は、感染しても約8割は症状が出ないとされる。
大きな問題となっているのは、胎児の小頭症や、ギラン・バレー症候群との関連だ。小頭症は先天的に頭が小さく、脳に障害が出ることがあり、ギラン・バレー症候群は手足のまひや筋力低下などの神経障害が起きる。

WHOのマーガレット・チャン事務局長は8日(現地時間)、「ジカウイルスの感染と、胎児の奇形や神経障害の関連を示す証拠は増えている」と語った。

2月の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンには、
妊娠中に感染したとみられる女性が中絶した小頭症の胎児の脳から、ジカウイルスが検出されたとする論文が掲載された。
脳以外の組織からは見つからなかったとし、「ウイルスは(脳などの)神経に感染しやすい可能性がある」との見方を示した。

朝日新聞 南宏美、福宮智代 2016年3月17日07時00分
ttp://www.asahi .com/articles/ASJ3J6R6JJ3JUBQU00R.html
  

49 :
   
【目の付け所が】シャープ、蚊取り機能付き空気清浄機発売へ 世界初の商品?2ch.sc
ttp://daily .2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1458197284/

1 :シャチ ★ <small>転載ダメ?2ch.sc</small> [mail] :2016/03/17(木) 15:48:04.62

日本テレビ系(NNN) 3月17日(木)15時46分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160317-00000051-nnn-bus_all
シャープは世界で初めてとなる蚊取り機能を備えた空気清浄機を発表した。

シャープが17日に発表したのは、蚊をおびき寄せて吸い込んでしまう空気清浄機。
蚊の好むサイズの小窓を備え付け、蚊が近づくと空気の流れで吸い込み、
内部の粘着シートで捕獲する仕組み。東南アジアで蚊に悩む声が多いことから、
去年10月にマレーシアなどで先行発売したところ、予定の2倍の売れ行きとなったという。

日本でも2014年、東京の代々木公園で蚊の駆除が行われるなど社会問題になったことなどから、
需要が多いと見込んでおり、来月、発売する予定。
   

50 :
  
【元CDC所長】ジカ熱流行地への渡航、男性にも自粛呼びかけ

中南米を中心に流行し、新生児の小頭症との関係が指摘されている感染症のジカ熱について、
米公衆衛生の専門家が、妊婦だけでなく父親になる予定の男性も、流行地域への渡航は避けた方がいいと勧告した。

ジカ熱のウイルスは精液に入り込み、性交渉を通じて男性から女性に感染する可能性もあることが分かってきた。
このためジョージア大学のホセ・コルデロ教授は、「子どもをつくりたいと思っている男性がジカ熱の流行地へ行くのは賢明ではない」と指摘する。
同氏は米疾病対策センター(CDC)の出生異常・発達障害国立研究センターの元所長。

現時点でCDCが流行地域への渡航自粛を勧告しているのは妊婦のみ。
しかしコルデロ氏など複数の専門家が、この勧告は誤りだとの見方を示す。

ジカ熱に感染した男性すべての精液にウイルスが入り込むのかどうかは分かっていない。
ウイルスが精液の中にどのくらい長く残るのかも不明。

ジカ熱の症状が出てから少なくとも62日間、精液の中にウイルスが残っていたという男性の症例も報告されている。

【CNN.co.jp-Yahoo!Japanニュース】 3月10日(木)11時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160310-35079279-cnn-int
  

51 :
   
【発症率】妊娠初期感染で小頭症の子生まれる確率14%以上

中南米で流行が続くジカ熱に妊娠初期(0〜12週)の女性が感染した場合、脳の発育が不十分な小頭症の子が生まれる確率が14%以上になるとする推計を、東京大のチームがまとめた。
感染が広がるブラジルの患者データに基づく初めての結果で「小頭症の発生が多い同国北東部では5割近くに上る可能性がある」と、妊婦の渡航に注意を呼びかけている。米国の疫学専門誌電子版に17日発表する。

妊婦のジカウイルス感染と胎児の小頭症との関連が強く疑われ、特に妊娠初期の感染による影響が大きいことが知られる。一方、小頭症の発生確率は明確に分かっていない。

宮松雄一郎・特任研究員(感染症疫学)らは、ブラジル北東部でジカ熱と症状が似ているデング熱の疑いと昨年診断された患者数と小頭症の発生数などから試算。
疑い例からデング熱と診断された人を除き、残る全員がジカ熱だったと仮定すると小頭症の発生確率は14%、別の研究による一部地域の調査を基に約3割がジカ熱だったと仮定すると46.7%となった。

一方、仏パスツール研究所などのチームは15日、
2013〜14年に南太平洋の仏領ポリネシアで流行した際のデータから、ジカ熱に妊娠初期に感染した妊婦から小頭症の子が生まれる確率は約1%と試算。「平常時よりリスクが約50倍高まる」との結果を英医学誌ランセットに発表した。

両研究の違いについて、宮松さんは「1%ではブラジルの状況は説明がつかない。この差の原因が今後議論になるだろう」と話す。

【毎日新聞 千葉紀和 3月18日(金)0時0分配信 】

52 :
  
【生息域】NYやロスにジカ熱の危機 媒介の蚊、生息可能なほど夏の気温上昇も

ジカウイルスを媒介する蚊の生息地域は、北はニューヨーク市、さらに西部を経てロサンゼルスにまで拡大するのに十分なほど、米国の夏季の気温が上昇する可能性があることが、米大気研究センター(NCAR)の調査で明らかになった。

長期予想では、夏季の気温が平年を上回る確率は40〜45%とされており、NCARと米航空宇宙局(NASA)のマーシャル宇宙飛行センターが採用しているモデルによれば、ネッタイシマカの生息範囲が気温上昇に伴って拡大する見込みだ。

調査報告の共同執筆者でNCARの医療人類学者、メアリー・ヘイデン氏は資料で「たとえ米本土でウイルス感染が発生しても、迅速な対応により影響を抑制することができる」と指摘した。

2016.3.18 05:00(ブルームバーグ Brian K.Sullivan-産経ニュース)
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/160318/cpd1603180500004-n1.htm
  

【中絶】ジカ熱流行、問われる中絶規制 中南米、違法堕胎が横行

■小頭症「出産が不安」

「生まれてくる子が小頭症ではないかと心配でならない」。ブラジル北東部ペルナンブコ州の州都レシフェ。
妊娠8カ月のタチアニ・ダシウバさん(18)は、大学病院の一角で不安を口にした。
義理の妹が昨年12月、小頭症の男の子を産んだばかり。
妊娠中、発疹や発熱などジカ熱の症状はなかったが、出産直前の検査で障害がわかったという。

ジカ熱の最大の流行国ブラジルで、同州は感染が原因と疑われる小頭症の報告数が最多だ。
産婦人科医ペドロ・ピレス氏は、超音波検査に来る妊婦の様子が変わったと話す。
「赤ちゃんと対面する喜びの場が強いストレスの場になった。みな出産に不安を抱えている」

小頭症の恐れを理由に違法な妊娠中絶に踏み切る妊婦もいる。
ブラジルで中絶が合法なのは、母体に命の危険があるか性的暴行の場合のみ。
無脳症の胎児についても最高裁が中絶を認めたが、それ以外は摘発されて有罪となれば、禁錮刑が科せられることもある。

サンパウロの医師アルトゥル・チメルマン氏は、ジカ熱に感染した妊婦から「中絶できる医師を教えて」と相談された。
「知らない」と答えたが、後日、この妊婦が中絶したと電話で知った。
「これまでジカ熱の妊婦を4人診察し、全員が中絶した。詳しい方法は聞いていない」

レシフェの産婦人科医ルイザ・メネゼス氏は「統計はないが、ジカ熱流行で中絶が増えた」とみる。
「妊娠6〜7カ月で胎児が小頭症とわかってから中絶する例もあるようだ」と言う。

違法な中絶は、以前からブラジルで横行してきた。
人権団体「アニス」の調査によると、同国では39歳までに5人に1人の女性が中絶を経験する。
計算上は18〜39歳の年齢層の約500万人になる。違法に入手した薬の服用による堕胎が多いという。
手術が行われる場合、地元メディアは5千〜1万5千レアル(約15万〜43万円)が相場と伝えている。

(レシフェ=田村剛-朝日新聞デジタル) 2016年3月18日08時44分
http://www.asahi.com/articles/ASJ3L2SXNJ3LUBQU00C.html

53 :
  
【One Health】「ワンヘルス」ってご存知ですか?

エボラ出血熱や中東呼吸器症候群(MERS)などの、人獣共通感染症は、全ての感染症のうち約半数を占め
医師及び獣医師をはじめとした医療従事者は活動現場で人獣共通感染症に接触するリスクがあります。

こうした分野横断的な課題に対し、人、動物、環境の衛生に関わる者が連携して取り組む
リスクマネジメントの一手法としてOne Health(ワンヘルス)という考え方が世界的に広がってきています。

詳報につきましては、下記の論説を参考にしてください

【論説】ワンヘルスについて(吉村史朗)
http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06504/a1.pdf


【ズーノーシス】厚生労働省が動物由来感染症についてのまとめやポスターを公開

厚生労働省では、ジカ熱を含めた動物由来感染症についてより知識を深めていただくため。啓発ポスターと「動物由来感染症ハンドブック2016」を作成しました。

動物由来感染症ハンドブック2016
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116617.pdf

動物由来感染症防止啓発ポスター
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116626.pdf

動物由来感染症は、動物から人へうつる感染症の総称で、「人畜共通感染症」、「人獣共通感染症」という用語もありますが、厚生労働省では人の健康問題という観点に立って、「動物由来感染症」としています。

動物由来感染症は、人と物の移動や野生動物のペット化、動物や蚊などの節足動物との接触、土壌や水などの環境や食品など様々な経路から伝播します。
ジカ熱も含まれる動物由来感染症を未然に防ぐには、感染症について正しく理解し、その予防を行うことが重要です

厚生労働省では動物由来感染症に関する特設ホームページを設置して啓発をはじめ
Web検索キーワード「動物由来感染症 厚生労働省」と入力しても検索結果のトップに表示されます

厚生労働省ホームページ>動物由来感染症について
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index.html


【感染症エクスプレス@厚生労働省メールマガジン Vol.240(2016年3月18日)】
  

54 :
  
【FORTH】2016年03月15日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新5-その1)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151532.html


2016年3月10日付けでWHOよりジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する情報が報告されています。
ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

註:内容を簡潔に伝えるために、内容を絞って掲載しています。詳細は、原文でご確認下さい。

(原文ソース)
WHO. Situation Report. 10 March 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barr? syndrome
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/204609/1/zikasitrep_10Mar2016_eng.pdf?ua=1


概要

●2016年3月8日に、国際保健規則(2005)に則り、第二回緊急委員会会議が事務局長によって召集されました。

委員会は、ジカウイルス感染症が発生するいくつかの地域で小頭症やその他の神経障害が集団発生していることが国際的な懸念に対する公衆衛生上の緊急事態の構成条件を引き続き満たしており
ジカウイルスと因果関係があることを示す証拠が増えてきていることを助言しました。

●2007年1月1日から2016年3月9日までに、合計52の国と地域(原文どおり記載)でジカウイルスの地域内(国内)感染が報告されています(2015年1月以降は41か国)。

最新のジカウイルスの国内感染はフィリピンで報告されています。
これらの国と地域のうち、現在は5か国で流行が終息したことが報告されています。
また、3か国では、媒介することが知られている如何なる蚊も存在しない中で国内感染が報告されており、性交渉による感染の可能性が高いとみられています。

●2014年にアメリカ大陸で初めてウイルスが発見されて以降、ジカウイルスの地理的な分布は着実に拡大しています。
ジカウイルスへの感染伝播はアメリカ大陸31の国と地域から報告されました。

●これまでに、ブラジルに滞在していたことに関係する2例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認された以外、小頭症及びその他の先天奇形の増加はブラジルとフランス領ポリネシアのみで報告されています。
コロンビアでは、小頭症および/または先天奇形の報告例が調査されています。

●9つの国と地域で、ギラン・バレー症候群(GBS)の発生率の増加、および/またはGBS患者の中でのジカウイルス感染の検査確認が報告されました。

●最近、発表されたブラジルでのコホート研究では
妊娠中のジカウイルス感染に伴い小頭症やその他の先天異常のリスクが増加することが示され、ジカウイルスと小頭症やその他の先天異常との間に因果関係が存在する可能性をさらに支持する情報が提供されています。

●世界における感染の予防と制御の戦略が、対策戦略の基本骨格に基づきWHOによって開始されました。
この骨格は、調査活動、対策活動、研究活動からなり、この発生状況の報告もこれらの項目に基づいて構成されています。
   

55 :
  
【FORTH】2016年03月15日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新5-その2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151532.html

調査活動

ジカウイルスの発生

・2007年1月1日から2016年3月9日までに、合計55の国と地域でジカウイルスの感染伝播が記録されています。
(既に前回報告されているアメリカ合衆国、フランス、イタリアに加えて)アルゼンチンとニュージーランドでも性交渉によるジカウイルルス感染の可能性の報告があり、現在、さらに調査が進められています。

・新たにニューカレドニアで報告されたジカウイルス感染症の確定患者について、この患者が感染輸入か国内感染かが慎重に調査されています。

・2014年末以降、ブラジルでは国内北東地域で発熱性発疹の患者が集団発生しました。
2015年5月に(ウイルスRNAに対するRT-PCR法検査にて)ジカウイルスの診断が確認されました。
ブラジル保健省は、2015年に40万から130万人がジカウイルスに感染したと推定しています。

・最近、このウイルスがこの地域(アメリカ大陸)で急速に拡大しています。
2016年3月9日までに、アメリカ大陸31の国と地域でウイルスの国内感染伝播が報告されました。
中南米では、2015年10月以降、拡大が報告される割合が速度を増しています。

・コロンビアでは、2015年10月1日から2016年2月20日までに、47,771人のジカウイルス疑い感染者が報告されました。
確定診断された患者数は2,090人になります。

・2007年以降、西太平洋地域15の国と地域から、国内感染したジカウイルス感染症患者が報告されてきました。
太平洋の4つの島国と地域(アメリカ領サモア、マーシャル諸島、サモア、トンガ)では、2016年にジカウイルス感染症患者が報告されました。

・カーボベルデ(アフリカ地域)では、RT-PCR法検査によって確認された患者は2人だけですが、
2015年10月1日から2016年2月28日までに、ジカウイルス感染症の疑い患者7,457人が報告されました。

この流行は、2015年11月22日の週にピークとなり、以後は減少してきています。
流行は、プライアで始まり、その後、他の行政地域に広がっていったようです。
予備調査で確認された対象者の情報では、この流行はアフリカ株のジカウイルスによって発生したことが示されています。
現在までに、ジカウイルスへの感染が疑われた妊娠女性165人が経過観察されています。
これらの女性のうち44人(27%)が出産しましたが、どの新生児にも小頭症の徴候は見られませんでした。
神経学的な異常は報告されていません。
    

56 :
   
【FORTH】2016年03月15日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新5-その3)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151532.html

小頭症の発生

・ブラジルでは、2015年10月22日から2016年3月5日までに、小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形6,158例が報告されました。このうち死亡報告が157例でした。

この数値は、2001年から2014年の間に年平均の小頭症患者数が全国で163例と記録されていることとは対照的です。この急激な増加の詳細な説明が、最近発表された論文に掲載されています。
ジカウイルスの伝播が確認された15州における小頭症の発生率(10,000生児出生あたり2.8例)は、ジカウイルスの伝播がない4州における小頭症の発生率(10,000生児出生あたり0.6例)を大幅に上回っています。

・ブラジルで報告される小頭症の発生数の増加は、東北部地域に集中しています。

・ブラジルは、報告された小頭症が疑われる6,158症例のうち1,927例の調査を完了し、745例ではジカウイルスが確認されました。

・小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形が疑われた6,158例のうち、157例は出生時もしくは妊娠中(流産または死産を含む)に死亡しました。

このうち37例で小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形と潜在するジカウイルスの感染が確認されています。
また、102例が検討中で、18例が(小頭症および/または先天性感染が関与する中枢神経系奇形の診断基準を満たしていないため)除外されました。

・フランス領ポリネシアでは、2014年3月から2015年5月までに生まれた子どもで、中枢神経奇形をもって生まれた子どもの増加が観察されました。
全国の年間平均例数0〜2例に比べ、この期間に、小頭症児8例を含む19例が報告されました。

・コロンビアで、小頭症および/または先天奇形が報告された症例が調査されています。

・ジカウイルスは、ブラジルで報告される小頭症の増加の原因とは証明されていません。

しかし、ジカウイルス感染症と時間的・地理的関係が一致すること
胎児の脳組織で繰り返しウイルスが発見されること
有力な代替仮説が存在しないことを踏まえると
調査の段階ではジカウイルスが原因としての役割を果たしている可能性が高くなっています
  

57 :
   
【FORTH】2016年03月15日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新5-その4)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151532.html

ギラン・バレー症候群(GBS患者)の発生

・ジカウイルスが流行する9つの国と地域において、ギラン・バレー症候群(GBS)患者数の増加もしくはGBS患者でのジカウイルス感染症の確認が報告されました。

・フランス領ポリネシアでは、2013年10月から2014年4月にかけて、この国で初めてジカウイルスの流行を経験しました。

流行中に、患者42人がGBSで入院しました。これは、過去4年間にフランス領ポリネシアで発生した患者数と比べて、20倍に増加したことを示しています。
これらのデータ(症例対照研究)から最近発表された正式な解析で、ジカウイルスの感染とGBSの間に強い相関性が示されました。

・2015年には、ブラジル政府がバイーア州でGBS患者42人の発生を報告しており、このうち、26人(62%)にジカウイルス感染症と一致する症状の既往がありました。
全国でGBS患者1,708人が登録されました。発生数の増加は全ての州ではないものの、前年(2014年にはGBS患者1,439人)と比べて平均19%の増加を示していました。

・コロンビアでは、2月14日までの9週間にジカウイルスへの感染が疑われる経過をもつGBS患者201人が報告されました。
これまでのところ、検査では患者の中でのジカウイルスへの感染または他の原因は確認されていません。

・エルサルバドルでは、2015年12月1日から2016年1月8日までに死亡者5人を含む118人の GBS患者が記録されました。
一方、2015年より以前の年間平均患者数は169人に過ぎませんでした。
これまでのところ、検査では患者の中でのジカウイルスへの感染または他の原因は確認されていません。

・スリナムでは、2016年1月29日に2015年のGBS患者発生数の増加が報告されました。
スリナムでは、2015年以前におけるGBS患者発生の登録は毎年平均で4人でしたが、2015年には患者10人が報告され、2016年には最初の3週でGBS患者3人が報告されました。
2015年に報告された患者10人うち2人でRT-PCR法検査によってジカウイルスへの感染が確認されました。

・ベネズエラでも、GBS患者発生数の増加が報告されました。
2015年12月6日から2016年2月14日までに、GBS患者578人が報告され、うち235人がジカウイルス感染症の症状を示していました。
2016年、27人のうちの6人の患者からRT-PCR 法検査によってジカウイルスへの感染が確認されました。

・ジカウイルスへの感染が検査確認されたGBS患者が、マルティニーク(2人)とプエルトリコ(1人)、パナマ(1人)から報告されました。

・最近、グアドループでジカウイルスに感染した15歳の少女が急性脊髄炎を発症したことが報告されました。
これは、ジカウイルスの感染に関係する神経疾患の範囲をより詳しく解明することの必要性を強く示す初めての報告です。

・小頭症と同様に、フランス領ポリネシアでの最近の知見は関連性を強く示唆させるものの、ブラジル、コロンビアエル、サルバドル、スリナム、ベネズエラでみられたGBS患者発生の増加の原因は、まだ解明されていません。

アメリカ大陸ではデング熱、チクングニア熱およびジカウイルス感染症が全て同時に流行し、これらは同じ蚊によって媒介されるという交絡因子をもっています。
GBSと関連する、または潜在的に関連することが知られている(いくつもの感染症を含む)その他の要因に潜在する役割を特定するために、さらなる研究が必要とされます。
   

58 :
   
【FORTH】2016年03月15日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新5-その5)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151532.html


対策活動

・この公衆の保健上の緊急事態に対して、中核となる活動が、WHO、国際、地域、および国内の支援組織と共同で計画されています。

註:WHOから対策戦略の基本骨格と共同活動への対応計画(対策活動)として具体的項目を示した表が提示されています。

・WHOと支援組織は、6つの主要分野に対する活動を組み合わせた統合対策計画を策定し継続するために、共同で(これらに)取り組んでいます。

6つの主要分野は、活動の協調と調整、調査活動、医療、媒介昆虫の駆除、地域住民へのリスク情報の伝達と地域住民の参加、および地球規模および国や地域レベルでの研究です。

・WHOと加盟国は、国際機関に対して、ジカウイルス感染症の拡大及びその後の小頭症や神経疾患患者の急増に取り組むために、5,600万ドルが必要であることを訴えています。

この要求額は、次の6か月間に、この緊急事態に対処する23の加盟組織で必要とされる要件の合算を示しています。
そのうち2,500万ドルはWHO / PAHOが緊急対策を行う資金として、3,100万ドルは支援組織の活動のための資金として、必要とされます。およそ45の支援組織が対策戦略の基本骨格を議論するために会議に集まりました。
支援組織は説明された必要性と要件項目について検討しています。

・世界銀行グループは、2016年2月18日にジカウイルス感染症の流行が発生しているラテンアメリカおよびカリブ海諸国を支援するために、直ちに利用できる1.5億米ドルを準備したことを発表しました。

この資金は、ジカウイルス感染症の流行が拡大する中で、アメリカ大陸で報告される最近の小頭症患者及びその他の神経障害患者の集団発生に対して
WHOが2016年2月1日に国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)を宣言してことに、続いたものです
世界銀行グループは、感染が発生している国へ技術専門家を派遣するなど、各国政府とともに地域全体にわたり関わっています
さらなる資金調達が必要な場合には、世界銀行グループはその支援を増強する姿勢を示しています
これらの最初に見積もられた資金は、健康への最も大きなリスクが妊娠女性にあることを仮定したものです。

・WHOは、ジカウイルス感染症の定義、ジカウイルスの性行為感染の予防、媒介昆虫の駆除、血液の安全性、ギラン・バレー症候群(GBS)の発見と患者管理、ジカウイルス流行地での授乳
ジカウイルス流行地での妊娠管理、ジカウイルス流行地での妊婦や小頭症やその他の神経合併症の子どもを抱えた家族に対する精神的支援
ジカウイルス流行地での小頭症患児の定義と新生患児の評価など

シマカ属の蚊が生息する地域での監視活動と殺虫剤の管理、などについて新しい情報やアドバイスの資料を作成してきました。

・これらの資料は、地域住民へのリスク情報の伝達や地域住民の活動参加を支援するために、また、医療従事者を含む主要関係者が使用することを想定して、さまざまな形式に変換されています。

・今週、ジカウイルスの対策担当者と医療関係者が鍵となる情報、指針、便利道具を利用しやすくするために、WHOから携帯端末に対して2つのアプリケーションが発表されました。
多数の言語によるものが開発されています。このネット上の場所には、今後、トレーニングや説明会の動画やその他の便利道具を格納することになっています。

・ユニセフの主導と、WHO、PAHO、IFRCの連携によって、現地レベルでの対策チームに対するリスクの情報伝達の物資が確定されてきています。

・一般化されたWHOの知識・態度・実践(KAP)の調査が、すべての加盟国によって、使用に対して完成されてきています。

・感染が発生した全ての国、感染のリスクのある国に対する情報のマッピングツールをよりよく作成するために
災害コミュニティとの連絡機関(CDAC)ネットワークとの合意で、ジカウイルスのリスクへの情報交換のために地元の記者が参加しています。
  

59 :
   
【FORTH】2016年03月15日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新5-その6/終)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151532.html

研究活動

・公衆衛生の研究は、妊娠女性のジカウイルスへの感染と小頭症新生児との因果関係を確立しジカウイルス感染症の病原性を解明するために重要です。
重大な疑問点を発見し答えるために、世界中の様々な加盟機関の間で、また感染の発生国どうしで技術支援が調整されています。

・世界規模の感染症に対する警戒と対応ネットワーク(GOARN)も参加した研究集会が、2016年3月2日にワシントンD.C.で開かれました。
支援組織は、3〜6か月の活動期間における支援の要求、技術移転、資材、日用品、訓練、特別調査や特別計画など、各国の対処能力に対する地域検査環境を含む、ジカウイルスの感染対策への準備手続きに入ることで合意しました。

・ジカウイルスの研究に関する初めての世界協議
「アメリカ大陸におけるジカウイルスの感染流行と公衆衛生への影響を特徴づける研究課題の作成に向けて」が
2016年3月1日と2日にワシントンD.Cで開かれました。

研究のための優先度の高い話題には、調査活動を支援するための中心となる検査拠点、この病気の特徴、リスク要因、因果関係の研究、および公衆衛生と臨床上の意義
アメリカ大陸におけるアルボウイルスの流行と媒介昆虫およびジカウイルスの関係にみられる特徴
この3つの領域が確認されました。

・ジカウイルス感染症に関する研究についての世界協議が、2016年3月7日から9日に開催されました。

国際的な専門家らは、ジカウイルスに対する医薬品の研究と開発を促進するための最優先の課題として、以下のことに合意しました。
優先課題は、「フラビウイルス」(ジカウイルスに関連するウイルス。例えば、デング熱とチクングニア熱など)に対する多重検定
さらに古典的な検定、妊娠可能年齢の女性に対する死滅ウイルス(または、さらに活性化されたウイルス)の準備に基づいた予防ワクチン、蚊の生息数を抑制する画期的な媒介昆虫の駆除道具です。

・ジカウイルス感染症の診断テストのために使用する緊急評価とリストの書き出しが開始され、公に投稿のための呼び掛けが行われています。
    

60 :
水耕栽培文化圏で蚊の防疫は難しいですね
日本での対処法として実現可能なのは
妊娠期間中に感染を避けるため北海道で疎開するぐらいかと

61 :
  
【そこが聞きたい1/2】ジカ熱の流行 防蚊対策の徹底を 感染症専門医・忽那賢志氏

蚊が媒介する感染症・ジカ熱が中南米を中心に猛威をふるっている。感染した妊婦が産んだ子どもの異常に関する報告も相次ぐ。
何に注意し、どう対策をとれば良いのか。3年前、日本で初めて海外での感染者を診断した国立国際医療研究センターの忽那賢志医師(37)に最新の知見を聞いた。

昨年5月にブラジルで始まった今回の流行は、中南米を中心に30以上の国・地域に広がっています。
世界保健機関(WHO)は感染者が南米と北米で最大400万人に増えると警告しました。
過去の流行より大規模になっているのはなぜですか。

ジカ熱は約10年前まで、一部の地域でしか見られない珍しい感染症でした。
2007年にミクロネシア連邦のヤップ島で小さな流行があり、その後、13年にフランス領ポリネシアからの流行で約3万人の感染が報告されましたが、ともに人口の多い地域ではありませんでした。
しかし、ブラジルなど中南米諸国は人口が密集し、原因のジカウイルスを媒介する蚊も多いという条件が重なっています。
流行が広がりやすい土壌があったと言えます。日本も人ごとではありません。
人に感染しやすくなるようなウイルスの遺伝子変異は、現在のところ確認されていません。

WHOは今月1日、生まれつき頭が小さい小頭症や他の神経障害の集団発生に関して
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。妊婦の感染との関連が懸念されています。

ジカ熱が流行してから、ブラジルでは小頭症の子どもが急増しています。
昨年3月〜今年1月に例年の20倍以上となる4000人を超す小頭症の新生児が報告されています。
小頭症の胎児がいた妊婦の羊水や、亡くなった小頭症の子どもの組織から、ウイルスも検出されています。
ジカ熱と小頭症との因果関係は科学的には証明されていませんが、非常に疑わしいと言えます。
妊婦の感染で胎児が小頭症になるリスクが最も高いのは妊娠初期です。
ただし、中期以降なら安全というわけではありません。
流行地域では妊娠を控える女性が増えるため、今後は出生率が低下するでしょう。
経済面も含む大きな社会問題になると考えられます。

他にもさまざまな異常との関連性が指摘されていますね。

新生児に見られる症状は小頭症が最も多いですが、生まれつき足が変形していたり、関節が動きにくかったりする事例も確認されています。視覚障害のある子どもも多く生まれてきています。
一方、感染した本人には、手足に力が入らなくなる難病の「ギラン・バレー症候群」を発症するケースが報告されています。
重症になると、呼吸も難しく人工呼吸器が必要になる場合もあり、注意が必要です。
過去にジカ熱が流行した地域でもギラン・バレー症候群の人が増えているので、ウイルスとの関連性は非常に強いと考えられます。

(毎日新聞-聞き手・千葉紀和)
http://mainichi.jp/articles/20160224/org/00m/100/003000c
    

62 :
【そこが聞きたい2/2】ジカ熱の流行 防蚊対策の徹底を 感染症専門医・忽那賢志氏

蚊の媒介だけでなく輸血や性交渉でも2次感染するのですか。

性交渉による感染が疑われる最初の事例は、11年に米国で報告されています。
しかし、非常に珍しいケースのため、私はさほど脅威にはならないと考えています。
今回の流行では、輸血による感染もブラジルで確認されていますが、決して多くはありません。
米食品医薬品局(FDA)は今月、感染の可能性のある人に対し、最低4週間の献血自粛を要請しました。
発症してウイルスが消えるまで約2週間かかるので、余裕をみて安全なラインを示しています。
実際は蚊による感染がほとんどです。蚊の対策を取ることが最優先でしょう。

日本での流行を防ぐために重要な備えは。

大事な点が三つあります。まず蚊を減らすこと。
日本も春先になると、ウイルスを運ぶヒトスジシマカが活動を始めます。
成虫の駆除だけでなく、同じく蚊が媒介する一昨年に流行した「デング熱」の対策と同様に、蚊が卵を産む水たまりをなくしたり薬をまいたりして、成虫にしない対策が求められます。

次に、流行地域に渡航する一人一人が蚊に刺されない対策を徹底する必要があります。
長袖の服を着用し、肌が露出した部分には虫よけ剤を塗りましょう。
ディートという有効成分が20%以上入った虫よけ剤が望ましいですが、日本では最大12%の製品しか販売されていないため、2時間ごとに塗り直さないと効果が続きません。
帰国して発疹などがあれば、すぐ医療機関を受診してください。

最後に、医療従事者が早期診断することが重要です。
ジカ熱はデング熱と症状が似ていますが、違う点もあります。
「ジカ熱」と言っても必ず発熱があるとは限らず、目の充血はよく見られます。
こうした病態や特徴をしっかりと把握し、患者を見逃さないことが流行防止の鍵になるでしょう。

聞いて一言

「正しく恐れよう」。
目新しい感染症が流行すると、こんな言葉をよく耳にする。でも「正しくって?」と戸惑う人も多いのではないか。
報道する側も時に悩む。恐怖をあおっていないか。逆に過小評価ではないか。
事実と推測をしっかり分け、専門用語はかみ砕けているかと。
「インフルエンザなど感染症の流行はメディアの報道で拡大ペースが鈍化する」。
今年1月、理論生物学の学術誌に中国でのこんな論文が出ていた。
日本もそうあることを願いつつ、人々の冷静な判断材料を伝えたい。

■ことば

1 ジカ熱
正式にはジカウイルス感染症。
1947年にアフリカ・ウガンダのジカ森で見つかったことに由来する「ジカウイルス」を持つ蚊に刺されると感染する。
12日以内の潜伏期間後に発症し、発疹や発熱、関節痛などが1週間程度続く。大半は重症化せず数日で回復する。
ワクチンや特効薬はない。日本では過去、海外での感染者が3例確認された。

2 小頭症
同じ世代や性別の子と比べ頭部が小さい症状。
胎児の時点で異常がある先天性と、出生後に頭蓋骨(ずがいこつ)が成長しない後天性があり、先天性の場合は脳の発達の遅れを伴う。
原因として感染症のほか遺伝子異常やアルコールの影響が考えられる。


■人物略歴
くつな・さとし
1978年生まれ。
2012年から国立国際医療研究センター国際感染症センター医師。
日本感染症学会感染症専門医としてエボラ出血熱の疑似症例など診断。
東京都蚊媒介感染症対策会議委員。

(毎日新聞-聞き手・千葉紀和)
http://mainichi.jp/articles/20160224/org/00m/100/003000c

63 :
>>36でローマ・カトリック教会のローマ法王は2月18日に
「避妊は絶対悪ではない」とジカ熱予防に関して異例の見解を示した報道によって避妊議論は一層白熱していますが
現地ブラジルのニッケイ新聞では強く生き抜いている母親たちの様子を次のように伝えています
いずれ日本でも中絶について議論が問われるのはそう遠くはないかもしれません
   

【既報関連】ジカ熱=小頭症児の中絶議論再燃=国民の多くは反対の姿勢=アプリで励ましあう母親達

多くの伯人は、妊娠中にジカ熱にかかり、胎児が小頭症と確認された場合でも、中絶する権利はないと考えていると2月29日付フォーリャ紙が報じた。

同紙によると、ジカ熱罹患、小頭症未確認の場合、中絶反対58%、中絶容認32%で、10%は無回答だった。ジカ熱罹患、小頭症確認の場合は、中絶反対51%、中絶容認39%、10%が無回答だった。

伯国では昨年10月以降、既に583件の小頭症が確認された。内9割は北東部でのものだ。

中絶に関する忌諱感が強いのは女性で、ジカ罹患、小頭症未確認の場合の「中絶反対」は、女性が61%、男性が53%だった。ジカ罹患、小頭症確認の場合の「中絶反対」は、女性56%に対し、男性46%だった。

ジカ熱の脅威は、中絶の是非に関する国内の議論を再び引き起こした。
伯国での中絶は、母体に危険が及ぶ、強姦による妊娠、無脳症という三つのケースに限って認められており、違反した場合は3年以内の懲役刑となる。
現行法では違法にも関わらずジカ熱に罹患したことで、中絶に走る妊婦も出ているという。

一方、2月28日付エスタード(E)紙は、小頭症児を出産したペルナンブコ州の母親達がメッセージ送信アプリケーション「ワッツアップ(WA)」を使い、励ましあっている様子を伝えている。

「みんな、うちのアルトゥールが初めて笑ったわ」―。
真夜中の2時25分にメッセージを送ったのは、小頭症で生まれた生後4カ月の息子を持つマリア・ロジレーネ・メスキータさん(39)だ。
携帯電話の向こう側では同じ境遇の母親達がそれを祝福し、希望を新たにしていた。
WAは小頭症の子を持つ母親達に新たな活力や自己受容の力を与えている。
今では約100人の母親が、互いの経験、心配事、要望、困難の克服体験を共有している。

小頭症児の母親の多くは低収入だが、WA利用者達の「天使の母親連合(UMA)は、非政府団体の「難病の子供を持つ母親や家族連盟(Amar)」と改名。
専門の医療機関のあるレシーフェへの交通の便の制限解消や、一向に進まない母親への経済支援体制確立を目指し、自治体に圧力をかけていく意向だ。

ニッケイ新聞 2016年3月2日
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160302-22brasil.html
     

64 :
  
【伯】ジカ熱=症状が出なくても判別可能=新ジカ熱判定テスト開発

サンパウロ総合大学生物医学研究所(ICB―USP)が、症状が消えた後もジカ熱感染の有無を判定できるテストを開発したと18日付エスタード紙が報じた。

このテストは血清中の抗体を調べるもので、ジカ熱の症状が消えた後でも、感染の有無を確認できる。

このテストを開発したのは、聖州調査研究支援機関(Fapesp)の援助を受けて昨年末に結成されたプロジェクトチーム、Rede Zikaの研究者たち
第3者機関によってテストの信憑性が証明されたら、この技術を公立医療機関に広める予定だ。

現在、多くの公的研究機関はPCRと呼ばれる判定方法を採用しているが、この方法だとジカ熱感染は症状が出ている時しか判定できないため、小頭症児の母親が妊娠初期にジカ熱に感染したか否かを判別できない。

「このテストはジカ感染と小頭症の関連を明らかにするのに役立つし、発症に至らなかったが感染していた例(8割の患者は自覚症状がない)も分かるので、本当の感染規模が分かる」
と言うのは、Fapesp職員で判定テスト開発責任者のエジソン・ルイス・ドゥリゴン氏だ。

ICBは「テストに必要な反応薬は緊急増産体制に入っており、Rede Zikaの研究センターや国内の調査機関に無料配布される」と文書で発表した。
現在、ジカウィルス感染検査は私立病院のみが受け付けている。
検査は国外で行われるため、平均1千レアルの費用がかかる

ニッケイ新聞 2016年3月19日
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160319-25brasil.html
   

65 :
  
【日系社会】専門家によるジカ熱の安全講話などをブラジル4都市で実施


■正しい情報が得られる機会

今年8月にリオデジャネイロ五輪を控えるブラジルをはじめとする中南米等でのジカウイルス感染症の流行拡大を受け
12日から4日間にわたってブラジルの4都市(サンパウロ・リオ・レシフェ・ブラジリア)で国立感染症及び国立国際医療研究センター等の感染症の専門家による在留邦人向けの健康安全講話が実施された。

ジカウイルス感染症は妊娠中感染の場合、胎児への影響(小頭症との関連)が指摘されており、妊婦及び妊娠予定の人には、流行地域への渡航を控えるよう喚起されている。

16日午後3時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区のサンパウロ日伯援護協会5階講堂で
厚生労働省健康局の宮川昭二感染症情報管理官と、国立国際医療研究センター国際医療局の三好知明人間開発部長によるジカ熱安全講話が開かれた。

当日は約50人が講演を聞きに参加した。
専門家による30分の講演の後、質疑応答の時間が設けられた。
聖市から訪れた70代の日系女性は「自分の周囲ではジカ熱に感染している人は見かけないものの、ニュースであまりにも騒がれているので、正しい情報や知識が得られる良い機会であると思った」と参加理由を語った。

今回の安全講話は、日本人の感染症の専門家から、予防策や対処法に関する正確な情報を在留邦人に提供するために実施。講演では次の内容が説明された。

ジカウイルス感染症とは、フラビウイルス属ジカウイルスによる蚊媒介感染症。
稀なケースとして、輸血や性行為による感染が指摘されている。
一般に症状はデング熱よりも軽く、感染に気付かないことも多い。
また、感染者の5人に4人は不顕性感染であり、ウイルスが体内にあっても症状が現れない。

現在、ジカ熱予防のためのワクチンや特別な治療法がなく、研究段階であるので不明な点が多く存在する。
ジカ熱と小頭症との関係が指摘されているが、まだ証明されたわけではないという。

予防法は、蚊との接 触を避けることしかなく、虫除けスプレーの使用や露出の少ない服装、就寝時には蚊帳の使用が促された。
さらに、幼虫発生源を見つけ、成虫の数を減らすことが強調された。
ジカ熱を媒介するネッタイシマカは湖や川などの大きな水域は発生源になりにくく小さな水域を好むため、水たまりができないよう、こまめに清掃することが重要だ。

また、感染時には、静養、十分な水分補給、発熱や痛みが強い場合のみアセトアミノフェンの服用が推奨されている。

安全講話ではその後、約1時間半に及ぶ質疑応答が繰り広げられた。
会場からの「日本の虫除けスプレーは効かないと聞いたが、本当なのか」という質問に対して
「ディートという成分が含まれた虫除け剤が有効であるが、日本製の物はディートの濃度が最大でも12%。一方、海外製の中には20%以上のものがあり、持続時間が長くなる。それでも、4時間に1回は塗り直すことが必要」
という詳しい回答がされた。

講演会に足を運んだ聖市在住の小野由希子さんは
「日本のニュースを見ているとジカ熱が大きく取り上げられ、漠然と蚊に刺されたらいけないという恐怖心が芽生えてしまい、ストレスに感じていた。
今回、正しい知識が得られて非常に良かった。これからは必要以上に神経質にならなくて済みそうだ」
と、講演会の率直な感想を語った。

サンパウロ新聞 2016年03月18日
http://saopauloshimbun.com/archives/51666
   

66 :
   
【WHO】遺伝子組み換え蚊を推奨 ジカ熱対策で声明発表 

世界保健機関(WHO)は18日、ブラジルなど中南米を中心に広がるジカ熱対策で、ジカウイルスを媒介する蚊を抑制するため、遺伝子組み換えの蚊を活用することを推奨する声明を発表した。

生まれた蚊が成虫になる前に死ぬよう、オスの親の蚊を遺伝子操作し放出する実験事業を行うことを求めている。

またWHOは、ボルバキアという細菌の活用も推奨。蚊をボルバキアに感染させると、蚊の体内のジカウイルス増殖を抑えられるという。

WHOは声明で「ジカ熱対策には、ウイルスを媒介する蚊の抑制が最も効果的な方法だ」と強調した。

【ジュネーブ共同-中日新聞】2016年3月19日 10時17分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016031901001306.html
    

67 :
    
ジカウイルスの感染機序について図を多用してわかりやすく説明されています
リンクから足跡を残してご一読をオススメ
   
【Blog's】 おまきざるの憂鬱 ジカ熱の原因ジカウイルスの増え方を「いらすとや」素材で説明する (2016-03-12)
http://browncapuchin.hatenablog.com/entry/zikavirus-20160312
    

68 :
  
【コラム】蚊と血液型の相性?

ジカ熱安全講話の中で、「自分は人一倍蚊に刺されやすいのだが、血液型は関係があるのか」という質問が出た。
これに対する回答は「蚊が血液型を見分けて血を吸うなんてことは有り得ないだろう」というもので、会場からはこの質問に対して、少し馬鹿にした笑いが起こった。

しかしモザイク子は「よくぞ、この質問をしてくれた」と思った。というのも、モザイク子は非常に蚊に刺されやすい。それどころか、たくさんの虫が寄ってくる。

「集団でいたのに、蚊に刺さたのは自分だけ?」という経験をした人も少なからずいるのではないだろうか。

以前、あまりにも虫が寄ってくるのでインターネットで理由を調べてみた。
すると、「考え過ぎ。自意識過剰」という検索結果に終わった。
もし、虫に好かれやすい選手権があれば、モザイク子は上位に入賞できる自信がある。(続く)

「モザイク」サンパウロ新聞 2016年3月18日
http://saopauloshimbun.com/archives/51643
   

69 :
  
【可能性を示唆?】ジカ熱=普通の蚊もウイルス媒介?=事実なら感染拡大急ピッチに
 
ジカ熱と小頭症の関係が最初に指摘されたペルナンブコ州で2日
オズワルド・クルス研究所の研究者達が、普通の蚊もジカウイルス(ZIKV)を媒介する可能性を示唆する研究結果を発表したと2、3日付伯字紙やサイトが報じた。

コンスタンシア・アイレス研究員によると
昨年12月から2月に同研究所内で育てたアカイエカ(Culex)にジカ熱に感染した患者の血を与えてウイルス感染の有無を調べる実験を行ったところ、アカイエカの唾液腺などからZIKVが検出されたという。

実際にジカ熱患者がいる地域のアカイエカもウイルスに感染しているかは追跡調査が必要だが、少なくとも、ネッタイシマカ以外の蚊もZIKVを媒介する可能性がある事が明らかになった。

アカイエカがZIKVを媒介する可能性は、07年にジカ熱が流行したフランス領ミクロネシアでは、伯国でデング熱やチクングニア熱、ジカ熱を媒介するといわれているネッタイシマカが少ない事などから既に指摘されていたが、実験で確認されたのは初めてだ。

アカイエカはネッタイシマカと違い、下水などの汚れた水でも繁殖し、世界中どこにでもいる。
伯国の場合、市街地ではネッタイシマカの20倍はいるとされており、上下水道も含めた基礎衛生部門の管理や整備が急務となる。

アカイエカもZIKVに感染し、ジカ熱を媒介しうる事は、3日にワシントンで開かれた汎米保健機構の会議でも報告された。
同会議では、米州大陸ではジカ熱感染が疑われる人が13万4千人おり、2765人が確認済みである事と、患者の8割は自覚症状がなく、診断も困難なため、実態をとらえきれていない事も報告された。

なお、リオ連邦大学とD,Or研究所の研究員はZIKVが神経細胞を攻撃し、成長を妨げる様子を観察。
ZIKVが小頭症やギラン・バレー症候群を引き起こしうる事を示す例がまた増えた。

ニッケイ新聞 2016年3月4日
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160304-23brasil.html

70 :
   
【ローマ教皇】ジカ熱の流行受け、避妊は「二つの悪より軽い」と教皇フランシスコ

教皇フランシスコは18日、蚊が媒介するジカ熱が流行している地域では、避妊は正当化されると述べた。

ラテンアメリカ諸国で急速に拡大し、妊娠中の女性が感染すると胎児の小頭症を引き起こす疑いが強いジカウィルスとの関連において、避妊は「二つの悪より軽い」と教皇。
小頭症にかかった赤ちゃんは異常に小さい頭を持ち、広範に発達の問題が出る可能性が高い。

教皇はこれまで、たとえジカウィルスに感染していたとしても、妊娠中絶は「絶対的に悪」で選択肢に上るべきではないとの姿勢を崩していなかった。

教皇は現在の危機と、強姦被害のリスクが高いアフリカで、修道女の避妊を認めた教皇パウロ6世の回勅「フマネ・ヴィテ」を比較した。

教皇フランシスコは
「妊娠を避けることは、絶対悪ではありません。今回の件のような一定の事例、例えばパウロ6世様の回勅の時のような事例では明らかです。」
「医師たちには、この病気を媒介する蚊の撲滅のために全力を尽くしてほしいと願います。その尽力が必要です」と語った。

教皇は6日間のメキシコ司牧訪問を終えてローマに戻る途中の航空機内で会見した。

教皇の避妊についてのコメントは、WHO(世界保健機関)がジカ熱の流行している地域の女性に対し、中絶にしろ避妊にしろ、当面の間妊娠を避けるべきとアドバイスしていることを受けてのものだ。

避妊に対する伝統的なカトリックの考え方は、あらゆる人工的な方法を使うことは罪だというもの。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を翻訳・編集したものです。

クリスチャントゥデイ 2016年2月24日16時57分
http://www.christiantoday.co.jp/articles/19379/20160224/pope-francis-zika.htm
     

71 :
  
【コラム】ジカ熱はエボラに匹敵する脅威か?@ (ロイター通信 2016年 02月 2日 08:57 JST)
http://jp.reuters.com/article/column-zika-ebola-idJPKCN0VA3U4?sp=true

ニューヨーク大学メディカルセンターの産婦人科医であるタラネ・シラジアン医師の患者には、過去数カ月に中南米やカリブ諸国に渡航した妊婦がいる。

先天的に頭部が小さい「小頭症」との関連が指摘されている「ジカ熱」感染が明らかに拡大しており、生まれてくる子供が影響を受けているかもしれないと彼女たちは恐れているという。

シラジアン医師は彼女たちが直面するかもしれないリスクについて伝えたいが、情報を得るのに苦労している。そもそもデータが手に入らない。

だが明らかなのは、アメリカ大陸が、2014年に西アフリカで発生したエボラ出血熱の流行に匹敵するほどの規模と複雑さを秘めた感染危機に直面しているように思えることだ。

中南米諸国では、この数カ月の間に小頭症の赤ちゃんが数千人規模で誕生し、蚊に媒介されるジカウイルスとの関連が指摘されている。
世界保健機関(WHO)は、同ウイルスが米国も含めてアメリカ大陸全域に広がる可能性を警告している。

2014年のエボラ出血熱と同様、ジカ熱の流行も、過去には限定的だったものが感染地域を拡大するなど大きな変化を遂げている。
ジカウイルスが初めて確認されたのは1947年だが、ヒトへの大規模な感染が見られるようになったのは2007年以降にすぎない。
その数は昨年、急増した。それ故、すでに余裕のない各国の医療制度や科学的知識が実態に追い付けないでいる。
とはいえ、エボラとの違いもまた明らかだ。そのことが国や個人または家族にとって、対処するのを一段と難しくさせるかもしれない。

ジカの症状はたいてい、エボラよりずっと軽くて済む。軽度の発熱や発疹が出るくらいで、感染者の最大8割が何も外的症状を起こさない。その点では、エボラとは比べものにならない。

エボラは2014年、シエラレオネ、リベリア、ギニアなどで1万1000人以上の命を奪ったとされる。症状も非常に恐ろしく、大量の出血を伴い、ウイルスを含む血や汗によって他者に感染する。

エボラのような感染症の流行を断ち切る方法は比較的容易だが、心理的な残酷さを伴う。

筆者は2005年、アンゴラでエボラに似たマールブルグ病(出血熱)の流行を取材したことがある。
ウイジェ近郊の村で、妊婦が吐血した。流行の初期であれば、夫はほぼ間違いなく、妻を看病し、自分も含め残りの家族全員が感染していただろう。
だが夫は子供たちを家から遠ざけ、妻を隔離した。数日後に医者が到着したときには妻はもう死んでいた。家族は生き延びることができたが、夫が精神的に壊れてしまったことは想像に難くない。

一方、ジカには異なった残酷さがある。それは生まれてくる子供に対する不安であり、症状が軽いが故に感染地域に暮らす女性は手遅れになるまで感染したことに気づかない。

超音波検査が可能だったとしても、小頭症は妊娠最終期まで分からない場合が多い。
また、中絶が合法な国でもそのように遅い時期では違法となることも多いだろう。小頭症は出産時や出産後に判明することもある。

小頭症になると、知的障害や身体障害を伴い、寿命も短くなる。世話をする負担も大きく、貧困家庭や貧しい国にとっては大変な困難となる。

罹患率や障害の程度、感染の地理的範囲はどのくらいなのかなど、まだ知らないことが多過ぎる。
そのような状況のなか、妊娠している可能性のある女性に、中南米やカリブ諸国への渡航を避けるよう警告することは全く理にかなっている。だがそうした地域の国々で生活する多くの人にとっては役に立たない。
  

72 :
  
【コラム】ジカ熱はエボラに匹敵する脅威か? A/終 (ロイター通信 2016年 02月 2日 08:57 JST)
http://jp.reuters.com/article/column-zika-ebola-idJPKCN0VA3U4?sp=true

エルサルバドルは国民に対し、妊娠を2年間遅らせるよう前例のない措置を呼びかけた。非識字率が高く、性教育や避妊手段が非常に限られている同国で、それがどのように達成できるかはまた別の問題だ。
いかなる国でもそれは不可能かもしれない。出産年齢の終わりを迎えようとしている女性は待とうとはしないだろう。

ワクチン開発に取り組んでいる米テキサス州の研究者は、10年かかる可能性を指摘する。
ただ、より多くの研究者が取り組めば、もっと早くできるかもしれない。
差し当たり、ジカウイルスとの闘いは同ウイルスを媒介する蚊に焦点が当てられることになるだろう。

蚊の駆除に、ブラジルはすでに多くの兵士を動員している。西アフリカでエボラが流行したときのように、米国や他の主要大国がそうした取り組みに力を貸すことも考えられるだろう。

結局のところ、エボラのときと同じように、流行が大規模なほど、感染国や感染の可能性がある国が裕福なほど、リソースは集まるものだ。
最悪の事態となれば、国民が安全に子孫を残せるよう米国はどのような手段もいとわないだろう。

ジカウイルス感染が拡大するというWHOの予想が正しいとしたら、それはこれから起こることになる。
それまでわれわれは、エボラのときのように、不可能に近い医療政策課題と、数えきれない数の人々の悲劇とトラウマを目にすることになるのだろう。

*筆者 PeterApps はロイターの防衛担当記者。掲載当時は休暇中で、PS21の理事を務める。

*本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにロイターのコラムニストによって提供されているものであって
商用目的のために提供されているものではありません。
このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。
当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。
このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。
ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。
  

73 :
  
【いのち】ブラジルの家族とジカ熱の苦難、疑われる小頭症との関連

マテウス・マルセリーナ・ダ・シウバさんは、息子に大きな夢を抱いていた。「一緒にスポーツをしたり、遊んだり。健康で強くなってほしいと思ってた」。
だが、その夢は息子が生まれたときに閉ざされた。小さなピエトロ君は他の子どもたちとほとんど同じように見える。
しかし、彼の頭は極端に小さくて固い。ピエトロ君は生まれてすぐに小頭症と診断された。

ブラジルでは小頭症で生まれてくる子どもが急増している。保健当局は母親が妊娠時にジカ熱に感染したことが原因とみている。
マテウスさんの妻のクライセさんも妊娠中にジカ熱のウイルスを媒介する蚊に刺されたために、ピエトロ君が小頭症で生まれたと医師たちは考えている。

ジカ熱自体の症状は比較的、軽症だ。
クライセさんは妊娠5か月のときにジカ熱に感染し、軽いインフルエンザのような症状と発疹に見舞われた。
「病院に行ったけれど、赤ちゃんに影響はないと言われた。でも11月22日に息子が生まれると小頭症だと診断された。彼は普通の男の子とは違うんだと分かった」と24歳のクライセさんは言う。

ジカ熱による打撃が大きいバイーア(Bahia)州の州都サルバドール(Salvador)のカトリック病院「シスター・ドゥルス(Sister Dulce)」の待合室。
クライセさんが話していると、ピエトロ君が父親の腕の中で身をよじらせた。

ピエトロ君の体は硬く、頭も脳が通常の発達を遂げた幼児ほど柔らかくない。小頭症の子どもに典型的な症状だ。ピエトロ君は二人の初めての子で、クライセさんは息子を生んでから泣き続けたという。
「今では落ち着いたけど、まだ息子の将来が心配。動いたりしゃべったりできるようになるのかしら」

■大混雑の小頭症専門クリニック

この病院の小児神経科では毎週水曜日、小頭症の患者だけを診察するクリニックを開設した。以来、水曜日の待合室はいつも混雑している。
最初の週の患者は6人だったが、2週間後には19人に増えていた。今では予約を取るだけでも順番待ちリストに名前を載せないといけない。
小頭症の乳児の治療法としては、可能な限り早いうちに脳の損傷のない部位を刺激することが重要だという。

ブラジルで小頭症に初めて警鐘が鳴らされたのは、北東部で多くの症例が確認された昨年10月だった。
ジカ熱の流行から数か月後のことだった。以来、小頭症と診断された症例は270人で、昨年の147人から激増している。
また疑いがもたれる症例は、3448人に上っている。

マテウスさんとクライセさん夫妻はまだ、現実を受け入れきれていない。
だが、一つ確かなことは、息子が小頭症で生まれたからといって愛情は変わらないということだ。
「彼は自分で願ってこのように生まれてきたわけじゃない。自分で選択できたら、この病気と一緒に生まれてはこなかったはずだ。この子を愛するのは当然のことだ」
こうマテウスさんが語ると、ピエトロ君が頭を父親の方に向けた。「この子は分かってるのよ」とクライセさんが微笑みながら言った。

(c)AFP/Natalia RAMOS 2016年02月03日 16:25 発信地:サルバドール/ブラジル
http://www.afpbb.com/articles/-/3075613

74 :
    
【データベース】 エルゼビアとランセット ジカ熱の最新情報サイトを開設、無料公開中 

オランダに本拠地を置く、医療・科学技術分野における世界最大規模の情報出版社であるエルゼビアと世界五大医学誌のランセットは
ジカ熱の最新情報サイト「Zika Virus Resource Center」(https://www.elsevier.com/connect/zika-virus-resource-center)を立ち上げ無料公開を行っています

世界的な広がりが懸念されているジカ熱に対し、エルゼビアとランセットが持つ専門情報を継続的にアップデートしています
専門家、研究者、行政当局などに専門情報を公開することでジカ熱の拡大防止に役立ててもらうのが目的です
同サイトでは関連論文情報や患者・旅行者向け情報も掲載するほか、米国厚生省疾病管理・予防センター(CDC)など主要サイトともリンクしています

ジカウイルスはフラビウイルス科に属し、蚊が媒介するが、最近は輸血感染例も確認されている。
ジカウイルス感染でよくみられる症状は発熱、発疹、頭痛、関節腫脹、結膜炎。
ただ、妊婦が感染すると小頭症と呼ばれる先天異常の子どもが生まれるリスクが上昇するとされる。
世界保健機構(WHO)や各国の保健当局などが注意喚起している。

ミクスONLINE 2016/02/10 16:15
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/53722/Default.aspx


※「Zika Virus Resource Center」の言語は英文です。
あらかじめ機械翻訳ブラウザとしてGoogleCromeなどをダウンロードとインストール(https://support.google.com/chrome/answer/95346?hl=ja)による日本語の機械翻訳文の参照を推奨します
※※GoogleChromeによる機械翻訳の方法につきましてはこちらから→https://support.google.com/chrome/answer/173424?hl=ja
   

75 :
  
【WHO】アフリカの島国カボベルデで初の小頭症、専門家派遣しジカ熱を監視

世界保健機関(WHO)は18日、西アフリカの島国カボベルデ国内で初めて小頭症の症例が確認されたことを受け
同国におけるジカ熱の発生状況を監視するため、疫学者や母子保健衛生専門家、コミュニケーション要員などを含む専門チームを派遣したと発表した。

WHOは声明で「WHOアフリカ地域事務局(AFRO)と、セネガルの首都ダカール(Dakar)の感染症研究所、パスツール研究所(Institut Pasteur)から、カボベルデに合同専門家チームを派遣する」と述べた。

カボベルデ政府は15日、新生児が頭部と脳が異常に小さい先天異常を持って生まれる小頭症が国内で初めて確認されたと発表した。小頭症は妊婦のジカウイルス感染と関連付けられており、現在研究が進められている。

WHOの報告によると、カボベルデでは3月第1週だけで33件のジカウイルス感染の疑い例が報告されており、昨年10月21日以降では約7500人の感染が確認されている。

大人がジカウイルスに感染した場合、微熱や頭痛、関節痛など、症状は通常軽いものが多い。
しかしジカウイルスは、小頭症やまれな神経疾患であるギラン・バレー症候群を引き起こす可能性が指摘されており、ウイルスの爆発的拡大に警鐘が鳴らされている。

WHOは声明で
「この小頭症例がカボベルデでのジカウイルス感染の急激な発生に関連したものかどうか調査を進めている」と述べた。

ジカウイルスのワクチンは現在のところ存在しない。南米ブラジルでは最多となる150万人のジカウイルス感染が確認され、妊娠中に感染した女性から生まれた745人の新生児に小頭症発症が確認されている。

2016年03月20日 09:50 発信地:ダカール/セネガル(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3081019
   

76 :
   
【The Division】パンデミックを「レッドオクトーバーを追え!」で有名な小説家がストーリー化【PS4/XB1/Win7】@

●『ディビジョン』のシミュレートは研究者の先を行っている
2016年2月上旬にニューヨークで行われた『ディビジョン』プレスカンファレンス。
会場にて、ジャーナリストのナフィーズ・アルメッド氏に話を聞いた。アルメッド氏は直接『ディビジョン』の開発に携わっているわけではないが、危機管理のエキスパートで、パンデミックなどに対する造詣も深い。
アルメッド氏は『ディビジョン』の世界観をどう見たか?

――『ディビジョン』にはどのような形で参加されているのですか?
ナフィーズ 私は研究者・ジャーナリストであり、社会の危機的状況やそこから発生する暴力の問題を専門にしています。
ゲームの開発そのものには関わっていませんが、シナリオについての意見を求められました。現実の社会が持つリスクに沿って、いかに本シナリオが現実に起こり得るものであるかを検証しました。
ゲームに取り入れられたデータや要因の作りからなどを入手可能な科学的研究に照らしあわせたところ、非常にリアリティー溢れるものだとの結論に達しました。

――実際に起こり得るものであると?
ナフィーズ 世界のさまざまな地域での社会の脆弱性や人々の疾病に対する弱さを見れば、いかにパンデミックが現実的に起こり得るものであるかがわかります。それはジカウイルス感染症の例を見れば、一目瞭然ではないかと。
さらには豚インフルエンザ、鳥インフルエンザなどの例も過去にはあります。国際機関や政府機関の調査では、既知のウイルスが一定の形で伝染し、それが一定の性質を持っていれば、パンデミックに至る可能性があるとされています。
そして、社会の一部崩壊や中枢サービス機能の停止に至ることもあるんです。実際にある科学データにもとづいて見た場合、『ディビジョン』は極めて可能性のあるシナリオですね。
もっとも懸念されるのは、今日の文明が、脆弱性をさらに悪化させるような側面を持っているということです。具体的に言うと、社会の相互依存性の高さですね。たとえば流通の流れひとつとってもそうです。
ひとつの流通が停止すれば、より多くの流通に影響を与える。グローバル化した世界の弱い部分です。これは、数百年前にはなかったことです。

――『ディビジョン』の世界観を見て、とくによくできていると思うところは?
ナフィーズ 研究者の目から見ると、ゲームの環境は科学者がテストに利用できるものだということは興味深いですね。
現実社会の耐久能力をテストできる。ニューヨークの場合は、都市のマップや人口、医療インフラなどを取り込んで、崩壊がどう起こるのかをシミュレートしているので、非常に現実的なものになっています。
シナリオを見ることで、人々がどのような選択をするかを、検証できるんです。科学者のリサーチツールとしての役割を果たせるかもしれないですね。これは、ゲームでは極めて珍しいことだと思います。
もちろんあくまでもゲームなので、エンターテインメントとしての側面が強いことは忘れてはいけません。本作では異なる立場の勢力が抗争をくり広げますが、それはエンターテインメント性を高めるためのフィーチャーです。
とはいえ、ベースとなるメカニズムは、なる社会でのさまざまなシミュレーションに使えるほど、信頼性の高いものだと思います。科学者はこれに追いつかないといけないですね。

――ゲームユーザーに『ディビジョン』をプレイしてもらって、パンデミックに対する理解を深めてほしいと思いますか?
ナフィーズ エンターテインメントはリアルじゃないとおもしろくありません。とはいえ、映画もそうですが、逆にあまりに現実的でもうまくいかない。バランスが取れていないといけないんですね。
ゲームには多くの人々を惹きつけており、影響力のあるメディアです。
ふだんはあまり気にしない問題でも、ゲームなどのエンターテインメント系のメディアで取り上げられることで、プレイした人のあいだで現実の課題についての認識が高まり、話題にされます。
『ディビジョン』を通してパンデミックに興味を持っていただくことは、とても有意義なことだと思っています。

ジャーナリスト ナフィーズ・アルメッド氏に聞く シナリオはリアリティーがあって秀逸
http://www.famitsu.com/matome/division/Interview04.html
ファミ通.com 編集部 古屋陽一 2016-03-10 18:30:00


■関連スレ
【PS4/XB1】The Division 崩壊63日目【ディビジョン】 [無断転載禁止]?3ch.net [無断転載禁止]?2ch.sc
家庭用ゲーム板
http://mastiff.2ch.sc/test/read.cgi/famicom/1458447721/
   

77 :
   
【The Division】パンデミックを「レッドオクトーバーを追え!」で有名な小説家がストーリー化【PS4/XB1/Win7】A/終

――ちなみに、『ディビジョン』ではパンデミックによってニューヨークが危機的な状況に陥ってしまうわけですが、このような事態にならないために、私たちはどのようなことを心掛ける必要があるのでしょうか?

ナフィーズ パンデミックの恐ろしいところは、遠方で起きてもすぐに影響を受けるというところです。パンデミックのための準備をして対応するには、いっしょに行動しないといけません。さまざまな危機の中でパンデミックがユニークなのは、協力体制が必要だということです。
ジカウイルス感染症を見ていると、リスクがもっとも大きいのは、医療サービスを受ける手立てのない、貧困層だということがわかります。パンデミックについて言えることは、人間として対応しなければならないということです。
自分も他人も同じだと考えなければいけません。それは、私たちが“ひとつの世界に生きている”ということを教えてくれます。
考えてみると、“ひとつの世界に生きている”ということをしっかりと実践しているのが、まさに『ディビジョン』のエージェントなのかもしれないですね。
『ディビジョン』では、プレイヤーはほかのエージェントと協力して社会や医療のインフラを再構築し、弱い人々を助ける努力を重ねます。
ゲームでは努力を強制はしていませんが、これが成功する(ゲームをクリアーする)唯一のやりかたであることは間違いありません。
パンデミックが起きたとしても世界は終わるわけではなく、社会が崩壊しても助け合う方法はいくらでもあります。『ディビジョン』の世界は、そんな可能性を見せてくれます。

――もし、ナフィーズさんが『ディビジョン』の世界に投げ込まれたらどうします?

ナフィーズ うーん(笑)。穴に入って隠れるかな(笑)。『ディビジョン』の世界では撃ち合いが行われているわけですが、そうはならないことを祈っています。
隣人などのコミュニティーと協力して、リソースを共有するように努力し、崩壊した流通を徐々に再構築しますね。私は、私の得意とするところを提供して、コミュニティーの手助けをしていきたいと思います。
他人を撃つことは、危険が迫ったときの最後の砦です。『ディビジョン』にはアクションとバイオレンスの要素が含まれていますが、ゲームがもっともフォーカスしているのは、エージェントとして世界を平和に導くということです。
私自身は、そういった資質は持っていませんが、ほかにできる人はいます。もっとも大切なことは、平和を取り戻したときにどうなっているかだと思います。
どうしたら新しい社会を作るために協力できるのか、人々の需要に応えられるのか……。そのへんが『ディビジョン』のもっともおもしろい部分だと思いますね。


ジャーナリスト ナフィーズ・アルメッド氏に聞く シナリオはリアリティーがあって秀逸
http://www.famitsu.com/matome/division/Interview04.html
ファミ通.com 編集部 古屋陽一 2016-03-10 18:30:00

【MOVIE】The Division - ディビジョン MOVIE Ubisoft Official Site
http://www.ubisoft.co.jp/division/movie/index.html


■関連スレ
【ディビジョン】なんJ The Division部 [無断転載禁止]?2ch.sc
なんでも実況U板
http://hope.2ch.sc/test/read.cgi/liveuranus/1455865677/

The Division ディビジョン Part1
家ゲーRPG板
http://mastiff.2ch.sc/test/read.cgi/gamerpg/1452724725/
  

78 :
    
>>58
【アプリ】3月19日 WHOより医療従事者のための最新情報アプリを公開しています

公式の世界保健機関(WHO)からZikaアプリが公開されています(Ver1.1)
ジカウイルス病に関するWHOから最新の情報を取得します。
iPhoneはiTunes・AndroidはGooglePlayからダウンロードすることによりジカウイルス病に関するWHOから医療従事者のための最新情報を入手してください。
対応言語は英語・スペイン語・ポルトガル語です。

WHO Zika app on android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.universaldoctor.zika

WHO Zika app on iPhone
https://itunes.apple.com/en/app/who-zika-app/id1090088404?mt=8

79 :
最初に無があった
無は有を生んだ
これが全ての真理

80 :
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載@)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容をジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

はじめに
本ガイドラインは、蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針(平成27 年厚生労働省告示第二百六十号)に基づき、医師がデング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症などの蚊媒介感染症を診断し
確定した症例について直ちに届出を行うことができるよう、疫学、病態、診断から届出、治療、予防に至る一連の手順などを示したものである。
2015 年5 月22 日に発行した「デング熱及びチクングニア熱の診療ガイドライン」にジカウイルス感染症に関する記載を追記し、タイトルを「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」と改め、記載内容を適宜最新のものに更新した。
なお、ジカウイルス感染症に関しては、現在、南太平洋諸国、南北アメリカ大陸で急速に拡大しており、その関連が強く疑われる小頭症を含む先天奇形、ギラン・バレー症候群を含む神経疾患の集団発生について
2016 年2 月1日に世界保健機関は「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC: Public HealthEmergency of International Concern)」として宣言した。
現時点において最新の知見に基づく情報を記載したが、現在進行中の事項であるため、新たな知見が集積し次第、本ガイドラインは適宜更新される見込みである。
なお、感染症法に規定されるその他の蚊媒介感染症(日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、リフトバレー熱、西部ウマ脳炎、東部ウマ脳炎、ベネズエラウマ脳炎、マラリア、野兎病)についてはここでは記載しない。

蚊媒介感染症とは
主な蚊媒介感染症であるデング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症は、ともに、発熱と全身の発疹を特徴とし、同じ種類の蚊(ヤブ蚊属:Aedes spp.)によって媒介される感染症である。
いずれもアフリカを起源とするが、近年では、いずれもアジア、中南米を中心に流行している。いずれも我が国においては主に海外からの輸入感染症としてみられたが、デング熱に関しては2014 年に国内感染例が報告された。
いずれも国内においては有効なワクチンが存在せず、予防には蚊に刺されないようにする防蚊対策が有効である。

媒介蚊について
海外でデング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症を媒介する蚊は、主にネッタイシマカ(Aedes aegypti) とヒトスジシマカ(Aedes albopictus)であるが、日本における媒介蚊はヒトスジシマカである。
日本におけるヒトスジシマカの活動は主に5 月中旬〜10 月下旬に見られ(南西諸島の活動期間はこれよりも長い)、冬季に成虫は存在しない。
ヒトスジシマカの発生数は国内全域で非常に多く、2015 年時点で、本州(秋田県及び岩手県以南)から四国、九州、沖縄、小笠原諸島まで広く分布していることが確認されている。
デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症を疑う際には、臨床所見に加えて、地域のヒトスジシマカの活動状況やそれぞれの患者の発生状況が参考になる。
   

81 :
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載A)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容をジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

1 各疾患の概要
1.3 ジカウイルス感染症

病原体
ジカウイルス感染症はフラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによって起こる疾患で、チクングニア熱同様、単一の血清型である。感染源となる蚊および感染様式もデング熱及びチクングニア熱と同様である。

疫学
ジカウイルス感染症は、近年、南太平洋諸国及び中南米を中心に急速に拡大している。
ジカウイルスは、1947 年にウガンダのジカ森林のアカゲザルから初めて分離された。ジカウイルス感染症は、2007 年にはミクロネシア連邦のヤップ島での流行、2013 年にはフランス領ポリネシアで約1 万人の感染が報告され、
2014 年にはチリのイースター島、2015 年には中央および南アメリカ大陸、カリブ海地域、西太平洋地域等での流行が発生し、急速に地理的な拡大を見せている。
一方、本邦においては、2013 年、2014 年に仏領ポリネシア及びタイからの輸入症例が3 例確認されている。2015 年以降の南北アメリカ大陸における流行では、2016 年2 月に、ブラジルからの輸入症例が1例報告されたほか、
経胎盤及び経産道感染よる事例、輸血 や性行為 による感染が疑われる事例が他国において報告されている。性行為による感染については依然不明な点が多く、今後の報告が待たれる。

病態および分類
ジカウイルスが健康成人および小児に感染した場合、約20%の患者が2〜13 日の潜伏期間を経て症状を呈する。人の症候性感染の場合を、「ジカウイルス病」と分類する。
多くの症例で皮疹を認めるが発熱は軽度にとどまる(38.5 度以下)か、みられない場合が多く、その多くは自然治癒すると考えられている。
2013 年の仏領ポリネシア、2015 以降の中南米の流行時、ギラン・バレー症候群の症例数の増加が報告された。
母体から胎児への垂直感染により小頭症などの先天性異常をきたした場合を「先天性ジカウイルス感染症」と分類する。
2015 年のブラジルでの流行開始後、小頭症児の出生数が急増しており、小頭症による死亡胎児・新生児の髄液・脳組織等からジカウイルスが検出されていることから関連性が強く示唆されている。
こうした事態を踏まえ、ジカウイルス感染症流行地域におけるギラン・バレー症候群を含む神経疾患、小頭症を含む先天奇形患者の集団発生は、
2016 年2 月1 日にWHO により「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」として宣言されている。
     

82 :
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載B)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf
■掲載内容をジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

2 各疾患の診断およびマネジメント 2.3 ジカウイルス感染症
2.3.1 ジカウイルス病

@ 症状及び検査所見
潜伏期間は、2-13 日で多くは2-7 日である。ジカウイルス病の臨床症状は多彩であるが、最も多くみられるのは、斑状丘疹様の発疹(図3)である。発熱を呈するのは6 割前後に過ぎず、大半は軽症で自然軽快する。
表7 に2007 年のミクロネシア連邦におけるアウトブレイクにおけるジカウイルス病患者の臨床症状を示す。

A 診断
ジカウイルス病は、上記の通り発熱は必発ではなく、症状が多彩であることから、診断を想起することが難しい場合がある。
デング熱やチクングニア熱とも流行地域が重なっていることから、その他の蚊媒介感染症を含め、総合的に鑑別診断に挙げる必要がある。
現時点で、国内で製造販売承認された検査法はなく、確定診断には、地方衛生検査所、国立感染症研究所などの専門機関での検査が必須である。
下記の条件を参考に「ジカウイルス病を疑う患者」については、検査について最寄りの保健所に相談するとともに、必要に応じて、適切なマネジメントが可能な医療機関に相談又は患者を紹介する。

【定義】ジカウイルス病を疑う患者
次の1.〜3.をすべて満たすもの

1. 発疹又は発熱(ほとんどの症例で、38.5 度以下)
2. 下記のa)〜c)の症状のうち少なくとも一つ
a) 関節痛 b) 関節炎 c) 結膜炎(非滲出性、充血性(図4))
3. 流行地域(3a)への渡航歴(3b)
3a 流行地域
ジカウイルス感染症は、現在、中南米、アジアを中心に世界的に拡大傾向にあることから、流行国・地域に関しては、厚生労働省ウェブサイト「ジカウイルス流行地域について」を参考とする。
3b 渡航歴
潜伏期間を考慮し、上記の流行地域から出国後、2〜13 日以内の発症であることを条件とする。ただし、他の疾患を除外した上で、国内発生を疑う場合はこの限りではない(2.1 デング熱A診断「鑑別診断」を参照)

【診断手順】
ジカウイルス病を疑う症例における診断は次の手順を参考にする:
1.血液(全血、血清、血しょうでも可)(可能な限り発病後2日以内)及び尿を採取する。
※ 鑑別診断として、デング熱を疑う場合は、血清を用いて、デングウイルス抗原定性〈デングウイルス非構造タンパク(NS1)抗原〉を検査する。(実施可能な場合に限る:2.1 デング熱A診断参照)
2.上記検査が実施できない、あるいは実施し陰性あるいは判定不能である場合:最寄りの保健所に検査の相談を行うことができる。

【臨床検査】
地方衛生研究所、国立感染症研究所では、次の検査が実施可能である。
◎地方衛生研究所及び国立感染症研究所で実施可能なもの
・ ジカウイルス RT-PCR <血液・血清・血しょう・尿>
・ ジカウイルス 特異的IgM 抗体 <血清>
◎国立感染症研究所でのみ実施可能なもの
・ジカウイルス 中和抗体 <血清>
・ジカウイルス ウイルス分離 <血液・血清・血しょう・尿>

【確定診断】
上記の検査により、下記のいずれかを満たすとき、ジカウイルス病と確定診断する。
・ウイルス分離 <血液・血清・血しょう・尿>
・RT-PCR 法によるウイルス遺伝子の検出 <血液・血清・血しょう・尿>
・特異的IgM 抗体の検出※ <血清>
・中和抗体の検出※ <血清>
※ 単血清での抗体価の有意な上昇、ペア血清での抗体陽転化・抗体価の有意の上昇
ジカウイルス感染症ではデング熱やチクングニア熱と同様にウイルス血症が認められる。
我が国における輸入症例では、血液のRT-PCR 陰性で尿RT-PCR で診断した例もある。
血清IgM 抗体については、デングウイルス等の他のフラビウイルス属の感染あるいは約6ヶ月以内の感染既往がある場合は交差反応により陽性を示すことがある。
逆にジカウイルス感染症患者においてもデングウイルス等の他のフラビウイルス属のIgM 抗体が上昇することもあるため、中和抗体法の追加試験による総合的な評価を要する。
黄熱ワクチンの接種によっても交差反応を示すことがあるため、必ず予防接種歴の確認を行う。

83 :
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載C)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください


B 届出
ジカウイルス病及び先天性ジカウイルス感染症を含むジカウイルス感染症は、感染症法上の4 類感染症全数把握疾患として、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る必要がある。
(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令の一部改正平成28 年2 月5 日公布)
なお、届出の詳細は、最新の知見に基づいて更新されることがあるので、厚生労働省ウェブサイト「感染症法に基づく医師の届出のお願い」にて最新の情報を参照されたい。
参考として、2016 年3 月11 日時点のジカウイルス感染症の届出様式を別添に示す。

C 一般的なマネジメント
ジカウイルスに対してもデングウイルスやチクングニアウイルスと同様に有効な抗ウイルス薬はないため、飲水の励行および症状に応じた対症療法を適宜実施する。
なお急性期の解熱鎮痛薬に関しては、デング熱との鑑別が必要となることなどから、アセトアミノフェンが投与される(2.1 デング熱 Cマネジメント参照)。


D 特定の患者に関するマネジメント
1)ギラン・バレー症候群発症患者への対応
ギラン・バレー症候群は両側性弛緩性運動麻痺で、腱反射消失と時に比較的軽い感覚障害がみられる急性発症の免疫介在性多発根神経炎である。
多くの場合、発症前4 週以内に上気道感染や消化器感染等の先行感染がみられるが、病原体が特定されることは少ない。
臨床経過は単相性で,4 週以内に症状の極期を迎え、その後軽快するが、軽症例から重症例まで様々であり、死亡する例もある。
2013 年のフランス領ポリネシアにおけるジカウイルス感染症の集団感染事例において42 例がギラン・バレー症候群と診断された。
このうち41 例(98%)のギラン・バレー症候群の患者においてウイルス学的診断により最近のジカウイルス感染症が確認され、37 例(88%)においてはギラン・バレー症候群の発症前(中央値6 日)にウイルス感染様の症状が認められた。
この調査からジカウイルス感染症がギラン・バレー症候群の発症機序に関連することが明らかになった。なお、ギラン・バレー症候群と同様の急性弛緩性麻痺を示す疾患は数多くあり、鑑別診断が重要である。
診断と治療に関しては、日本神経学会「ギラン・バレー症候群、フィッシャー症候群診療ガイドライン2013」を参照の上、神経内科専門医に紹介されたい。

2)妊娠出産年齢の女性患者への対応
妊娠出産年齢の女性でジカウイルス病の罹患が確認された場合は、妊娠の可能性がある場合は、先天性感染の可能性およびリスクについて十分に説明の上、本人の希望・同意に基づき、妊娠反応検査の実施を検討する。

3)妊娠中の女性への対応
下記の条件を満たす「ジカウイルス病を疑う妊婦」については、必要に応じて、日本感染症学会が公表しているジカウイルス感染症協力医療機関30 などの専門医療機関に紹介を行い
診療結果に基づき必要なジカウイルス病に関する検査を実施する。母児に対する検査手順は下記「母児検査手順」に示す。

【定義】ジカウイルス病を疑う妊婦
次の1, 2 をともに満たすもの
1. 妊娠期間中に流行地域(A診断 2.1 流行地域を参照)への渡航歴がある
2. 下記のa またはb に該当する場合
a. 滞在中又は出国後2〜13日以内にジカウイルス病を疑う症候(表7 参照)を認める
b. 胎児に先天性ジカウイルス感染症を疑う所見(小頭症や頭蓋内石灰化など(表8参照))を認める

その他、ジカウイルス病の検査については医療機関から最寄りの保健所等へ相談することができる。
   

84 :
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載C)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

【母児検査手順】
ジカウイルス感染症協力医療機関30 等の専門機関におけるジカウイルスへの感染を疑う妊娠中の女性の検査は、下記の手順に従い実施する。
・ 母体のジカウイルス感染の評価を実施する。(A診断の手順を参照)
※ 胎児に特定の先天異常(小頭症や頭蓋内石灰化など)を認める場合は、そうした先天異常を来しうるその他の疾患(表9)の鑑別を行い、必要に応じて、適切なマネジメントが可能な医療機関に相談又は患者を紹介する。
a. 母体のジカウイルス検査が陽性である場合
・ 感染症法に基づき、B届出の手順に従い、母体のジカウイルス病の届出を行う。なお、妊娠期間中に明らかなジカウイルス病様の症状を認めなかったが、診断検査が陽性となった場合は、「無症状病原体保有者」の類型で届出を行う。
b. 母体のジカウイルス検査が判定不能である場合
・ 出生児に表8 に示される先天異常等を認める場合の対応は、「2.3.2 先天性ジカウイルス感染症A診断」を参照する。
母体のジカウイルス検査が判定不能である場合
・ 最寄りの保健所と相談の上、必要に応じて、母体のジカウイルス検査が陽性である場合に準じた対応を実施する。
c. 母体のジカウイルス検査が陰性である場合
・ RT-PCR 法による母体のジカウイルス遺伝子の検出検査は急性期を過ぎれば陰性となる。
IgM 抗体は、どの程度の期間陽性が持続するかについて明確な知見はないが、米国CDC によれば4ヶ月程度は持続するとされている。それ以降は陰性であったとしても児の感染を否定するものではない。
このため、中和抗体検査を併用することが望ましい。また、胎児の慎重な経過観察を行う。ただし、中和抗体といえども、黄熱ウイルス、デングウイルス、日本脳炎ウイルスに対して多少の交差反応をしめす。
そのため黄熱ワクチン、日本脳炎ワクチン接種歴は必ず確認する必要がある。


2.3.2 先天性ジカウイルス感染症
@ 症状及び検査所見
現時点で、先天性ジカウイルス感染症による臨床症状は、母体のジカウイルスの感染との因果関係が立証されたものは存在しないが
南太平洋・中南米におけるジカウイルス感染症の流行に引き続いて小頭症等の胎児奇形の発生が急増したこと、死亡胎児・新生児の脳組織・髄液等からジカウイルスが検出されたこと
ジカウイルス感染症以外に胎児奇形の原因となる要因が明らかでないこと等から小頭症や頭蓋内石灰化等との関連性が強く疑われている。
2015 年8 月〜10 月にブラジルで認めた小頭症症例35 例の臨床的特徴(表8)によると、
小頭症の程度は、71%が頭囲‐3 標準偏差(SD)以下の重症例であり、先天性内反足(14%)、先天性関節拘縮(11%)、網膜異常(18%)等を認めたほか、半数で神経学的検査異常(49%)、全例で神経画像検査異常を認めている。

A 診断
ジカウイルスに感染した母体から出生した新生児が、小頭症や頭蓋内石灰化、その他の先天性障害等を来していることから
先天性ジカウイルス感染症を疑う場合は、検査について最寄りの保健所に相談するとともに、必要に応じて、適切なマネジメントが可能な医療機関に相談又は患者を紹介する。
また、ジカウイルス病と同様に、確定診断には、地方衛生研究所、国立感染症研究所などの専門機関での検査が必須である。

【母体の評価】
妊娠中の母体の感染評価については、「2.3.1 ジカウイルス病Dマネジメント3)妊娠中の女性及び胎児への対応」の手順に基づき実施する。
  

85 :
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載E)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

【新生児の評価】
出生後の新生児において、表8 に示すような先天性ジカウイルス感染症と関連があると考えられる先天異常を認めた場合、下記の通りの手順で評価を行う。
評価にあたっては、必要に応じて、日本感染症学会が公表しているジカウイルス感染症協力医療機関 などの専門医療機関に紹介を行い、下記の条件を参考に新生児を評価し、必要な検査を実施する。
・ 下記(ア)および(イ)の条件を満たす場合、母体及び新生児のジカウイルス感染の評価を実施する。
(ア) 妊娠期間中にジカウイルス感染症流行地域(2.3.1 ジカウイルス病A診断 3a 流行地域を参照)への渡航歴がある。
(イ) 該当する先天異常を来しうるその他の疾患(表9 を参照)の鑑別のため、必要な除外診断を行い、説明し得る他の要因が特定されていない。
留意点:
・ 下記に示す評価は、母体の感染が確認された後に行う。
母体の評価については、2.3.1 ジカウイルス病Dマネジメント3)妊娠中の女性及び胎児への対応に基づいて実施する。
(ステップチャート省略)

【新生児の先天性ジカウイルス感染症の診断手順】
先天性ジカウイルス感染症を疑う新生児の検査は、次の通り実施する。
1. 臍帯血、血液又は尿(可能な限り出生後2日以内)を採取し、最寄りの保健所に検査の相談を行う。なお、先天性ジカウイルス感染症の検査は次を実施する。
・ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法)<血液・血清・血しょう・尿>
・ジカウイルス特異的IgM 抗体 <血清>
2. 下記の項目については、必須ではないが、追加的に検査を実施できる。
○ 髄液が利用可能である場合(他の検査目的で髄液を採取した場合):
・ ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法)
・ ジカウイルス特異的IgM 抗体
○ 胎盤・臍帯組織が利用可能である場合:
・ 病理組織学的評価
・ ジカウイルス免疫組織化学染色 (固定組織)
ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法)(固定/凍結組織)

【臨床検査】
なお、地方衛生研究所、国立感染症研究所では、次の検査が実施可能である。
◎地方衛生研究所及び国立感染症研究所で実施可能なもの
・ ジカウイルス 遺伝子検出(RT-PCR 法) <血液・尿>
・ ジカウイルス 特異的IgM 抗体 <血清>
◎国立感染症研究所でのみ実施可能なもの
・ ジカウイルス 遺伝子検出(RT-PCR 法) <臍帯血・髄液・臍帯・胎盤>
・ ジカウイルス 特異的IgM 抗体 <臍帯血・血清・髄液>
・ ジカウイルス 免疫組織化学染色 <臍帯・胎盤>

【確定診断】
上記の検査において、1 つでも陽性を認めた場合は、先天性ジカウイルス感染症と診断する。

【新生児の小頭症の診断】
なお、新生児の小頭症の診断は、頭囲は、左右の眉直上、後方は後頭部の一番突出しているところを通る周径(前後径周囲長)を測定する。
出生時週数に応じた頭囲について、下記の日本小児遺伝学会の示す基準37 に基づき、3パーセンタイル以下であるものを小頭症と診断する。
出生時週数別の頭囲の基準は、日本小児科学会の初産男児在胎期間別出生体重標準値を参照のこと。

B 届出
ジカウイルス病と同様に、「先天性ジカウイルス感染症」として届け出が必要である。詳細は「2.3.1 ジカウイルス病 B届出」を参照のこと。病型については「先天性ジカウイルス感染症」を選択する。
参考として、2016 年3 月11 日時点のジカウイルス感染症の届出様式を別添に示す。
  

86 :
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載F)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

C マネジメント
1. 臨床的評価
先天性ジカウイルス感染症を疑う、あるいは確定診断した新生児については、上記の診断的検査に加え、下記の臨床的評価の実施を検討する。

・ 包括的な身体検査:
頭囲(前後径周囲長)、身長、体重、妊娠週数の評価
神経学的異常、先天奇形、脾腫大、肝腫大、皮疹、その他の皮膚病変
・ 頭蓋内超音波検査
妊娠後期の超音波検査で頭蓋内に異常がないと判断されていない場合のみ実施
(既に異常があると判断されている場合は、適切に治療・経過観察等を実施)
・ 聴力検査
退院前あるいは出生一か月以内に誘発耳音響放射あるいは耳性脳幹反射を実施
・ 眼科的評価
退院前あるいは出生一か月以内に網膜検査を含む眼科的検査を実施
・その他、新生児の臨床所見に特異的な検査

2. 先天異常を認める場合の臨床評価
先天性ジカウイルス感染症を疑う、あるいは確定診断した新生児について、表8 に示す先天異常等を認める場合は
必要に応じて、適切な専門家(臨床遺伝学、先天異常、小児神経科、小児感染症科、小児耳鼻咽喉科、小児眼科等)に相談を行う。


3 予防

防蚊対策

デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症には現時点では、国内で利用可能なワクチンがないため、予防には流行地域において蚊に刺されないような予防対策をとることが重要である。
皮膚が露出しないように、長袖シャツ、長ズボンを着用し、裸足でのサンダル履きを避ける。
しかし、薄手の繊維の場合には服の上から吸血されることもあること、足首、首筋、手の甲などの小さな露出面でも吸血されることがあることにも留意する。
忌避剤の利用も効果的である。
ディート(DEET)は、忌避剤の有効成分としてもっとも広く使われており、国内においてはディート含有率12%までのエアゾール、ウエットシート、ローション又はゲルを塗るタイプなどが市販されている。
必要医薬品又は医薬部外品として承認された忌避剤を、年齢に応じた用法・用量や使用上の注意を守って適正に使用する。
小児(12歳未満)に使用する場合には、保護者等の指導監督の下で顔以外の部分に使用する。
また、6か月未満の乳児には使用せず、生後6か月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1〜3回の回数を目安に使用する。
なお、忌避剤の有効時間は、薬剤中のディート成分の含有率と比例するため、含有量等に応じて、有効性を担保するためには年齢に応じて適切な頻度での塗布が必要である。
海外においては、含有量の高い製品も販売されていることから、海外渡航時においてはこうした製品を必要に応じて用いることにより、塗布の頻度を減らすことができる。
なお、熱帯地方において発汗が著明な場合は、こまめに塗布することに心がける。
2015 年にイカリジンを主成分とする新たな忌避剤が認可された(2016 年3 月に発売予定)。
ディートは小児への使用に際して上記のような制限があるが、本剤の使用に際しては特に年齢制限は設けられていない。
・海外では、デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症等を媒介するネッタイシマカやヒトスジシマカは、都市やリゾート地にも生息しており、とくに雨季にはその数が多くなる。
また、これらの蚊は特に早朝・昼間・夕方(特に日没前後)に活発に吸血する習性があり、蚊の対策はその時間帯に重点的に行う必要がある。
熱帯地域で多くみられるネッタイシマカは屋内侵入性が高く、家の中で吸血されることが多い。
・国内では、ヒトスジシマカが媒介蚊であり、朝方から夕方まで吸血する(特に、早朝・日中・夕方(日没前後)の活動性が高い)
ヒトスジシマカは屋内でも屋外でも吸血するが、屋外で吸血することがはるかに多い。
     

87 :
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載G/終)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください


・医療機関においては、デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症患者が入室している病室への蚊の侵入を防ぐ対策をとると同時に
有熱時にはウイルス血症を伴うため、病院敷地内の植え込みなどで、蚊に刺されないように患者に指導することが重要である。
敷地内に雨水が溜まった容器が放置してあれば、幼虫が発生しないように少なくとも1週間に一度は逆さにして水を無くすなどの対策が必要である。
場合によっては、昆虫成長制御剤(IGR)などの使用も検討する。加えて、病院建物周辺の雨水ますなどの幼虫対策にも留意する必要がある。

【院内感染対策】
上記の医療機関における防蚊対策に加えて、デング熱、及びチクングニア熱及びジカウイルス感染症は針刺し事故などで患者の血液に曝露することで感染する可能性があるため
充分に注意する。
また患者が出血を伴う場合には、医療従事者は不透過性のガウン及び手袋を着用し、体液や血液による眼の汚染のリスクがある場合にはアイゴーグルなどで眼を保護する。
患者血液で床などの環境が汚染された場合には、一度水拭きで血液を十分に除去し、0.1%次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。
院内感染予防のための患者の個室隔離は必ずしも必要ない。

【性感染対策】
ジカウイルスに関しては、性行為により、流行地から帰国した男性から流行地への渡航歴のない女性のパートナーへの感染が疑われている。
2016 年2 月時点で、性行為による感染がどの程度の頻度で発生し、精液中にどの程度の期間残存するかについては、明らかな知見は得られていないが、
性行為感染の予防については、特に、流行地から帰国した男性で妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無に関わらず、性行為を行う場合はコンドームを使用することが推奨される。


おわりに
本ガイドラインは、以下の有識者の協力を得て、国立感染症研究所により作成された。
都立墨東病院感染症科:岩渕千太郎
国立国際医療研究センター病院国際感染症センター:大曲貴夫
東京医科大学病院渡航者医療センター:濱田篤郎
横浜市立大学附属病院産婦人科:平原史樹
国立成育医療研究センター感染症科 :宮入烈
   

88 :
  
【検疫所】春休みに海外へ渡航される皆さまへ!

春休みには多くの方が海外へ渡航されます。
海外に渡航される方に、注意してほしい感染症や予防対策について情報提供いたします。

出発前に確認しておきたいこと

 ・渡航先で流行している感染症について:
  新着情報
   http://www.forth.go.jp/topics/fragment1.html
  最新ニュース(医療関係者向け)
   http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/index.html
 ・渡航先の情報について:
  国・地域別情報
   http://www.forth.go.jp/destinations/index.html
 ・渡航先で体調を崩したときのために、医療機関情報について:

 外務省ホームページ(渡航関連情報 世界の医療事情)
   http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html

旅行中に気をつけたいこと

海外では、日本にはない病気がたくさんあります。海外旅行では、時差や気候の違いなどから、(自覚していなくても)様々なストレスを受けます。
この結果、体の抵抗力が落ち、病気にかかりやすくなってしまいます。
一生治療を続けなければならない病気もあります。
無理のないスケジュールを心がけ、避けられる危険を避け、楽しい旅行にしましょう。

 ・ 生水・氷・カットフルーツを食べることは避けましょう。
 ・ 食事は十分火の通ったものを食べましょう。
 ・ 蚊・ダニに刺されないように、虫よけ剤を使うなどしましょう。
 ・ 動物は狂犬病、MERSや鳥インフルエンザなどのウイルスをもっていることがあるので、むやみに触らないようにしましょう。
 ・ 薬物やゆきずりの性交渉で感染し、一生の後悔をすることのない行動をとりましょう。

帰国時・帰国後に具合が悪くなったら

 帰国時に発熱や下痢などの症状がある方は、最寄りの検疫所にご相談ください。
帰国後に症状が出た方は、病院受診の際に渡航歴を必ず話してください。受診方法で分からないときには検疫所または保健所にご相談ください。

参考になるリンク集

外務省
海外安全ホームページ(スポット情報)
http://www.anzen.mofa.go.jp/

感染症別情報
国立感染症研究所 感染症疫学センター
http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html

厚生労働省検疫所FORTH お役立ち情報
http://www.forth.go.jp/useful/index.html
      

89 :
  
【Blog】ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる 国際エイズ学会(IAS)公式サイトから @

ビギナーズ鎌倉 2016年03月21日
http://miyatak.hatenablog.com/entry/2016/03/21/012927

春とはいえ、日本ではまだ寒いので、主に蚊が媒介して広がるジカ熱の流行はあまり大きな関心事にはなっていません。でも、夏にリオ五輪が開かれるブラジルの流行は深刻です。
さらに症例は中南米だけでなく他の地域の国でも報告され、季節の移行に伴って、日本でも当然、関心というか、むしろ不安が高まり、場合によっては社会的なパニックを巻き起こす懸念もなしとはしません。
もちろん、感染拡大への備えは必要ですが、感染した人が何か犯罪を犯したかのように扱われてしまうことは避けたいと、いまから(いまだからかもしれませんが)ひそかに思っています。

蚊による感染の拡大だけでなく、性感染事例も各国で報告されています。
過不足なく備えられるかというと、それはかなり難しいだろうなあという印象が個人的にはありますが、
日本国内の流行に関して言えば、対応できない感染症の流行とはいえないという印象もまた(個人的な感想レベルに過ぎませんが)持っています。

国際エイズ学会(IAS)の公式サイトにブラジルで蚊を媒介する感染症の対策に長くあたってこられたブラジル・デング・アルボウイルス協会の理事長で、
IAS会員でもあるアーサー・ティマーマン博士のインタビュー記事が掲載されています。その日本語仮訳を作成しました。

ブラジルでは昨年、ジカ熱の流行が拡大しただけでなく、デング熱の流行もこれまで最大だったことが報告されているそうです。
『ブラジルの都市開発モデルが蚊にとって絶好の繁殖環境を与えている』と博士は指摘しています。
また、ブラジル経済の悪化により、研究予算が確保できず、血清学的検査の開発も十分にできない状態だということです。

『ブラジルはいま、ネッタイシマカという単一の媒介生物による3つの大きな感染症の流行を抱えているのだ。1986年以来のデング熱、2013年以来のチクングニア熱、そして、おそらく2014年からのジカ熱である』

性感染に対する新たな報告や知見には周到な注意を払う必要があるものの、現状では感染拡大の最大要因である蚊の対策に全力をあげるというのが、現在のブラジルの予防対策の基本のようです。

HIV/エイズとの関係では、HIVとジカウイルスとの重感染の影響はいまのところ認められないということです。
むしろ、『HIVの流行はいまも大きな教訓として、コミュニティの協力の重要性を示している。
アドボカシーやコミュニティ・アウトリーチ、教育キャンペーンなどを通し、法的な障壁や誤解、スティグマを克服しなければならない。
それこそがまさにジカウイルス感染の流行を終結に導くための対応なのだ』として先行する感染症対策事例としてのHIV/エイズ対策の教訓を重視しています。以下IASのインタビュー記事の日本語仮訳です。
   

90 :
  
【インタビュー】ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる 
        
        アーサー・ティマーマン博士 IAS会員・ブラジルの疫学者
        国際エイズ学会(IAS)公式サイトから A

ビギナーズ鎌倉 2016年03月21日
http://miyatak.hatenablog.com/entry/2016/03/21/012927



ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる

  アーサー・ティマーマン博士 IAS会員・ブラジルの疫学者
 http://www.iasociety.org/IASONEVOICE/Zika-and-HIV-Connecting-the-Science

アーサー・ティマーマン博士は感染症医であり、1994年からIASのメンバーとなっている。現在はブラジル・デング・アルボウイルス協会の理事長としてブラジルで活動している。
ブラジルでは2015年4月に16人の患者が報告されて以降、ジカ熱の流行が続いており、アーサーは社会に向けてこの流行に関する情報提供を続けている。
中南米ではジカ熱の流行が拡大し、30年以上前のエイズの出現を思わせるような厳しい状況をもたらしている。
2015年5月には、ブラジルの保健当局が国内北東地区におけるジカウイルスの感染を確認した。
それから現在までに中南米の18カ国といくつかの地域で感染が報告され、
世界保健機関(WHO)は今年だけで南北アメリカ大陸の400万人に感染する恐れもあると予測しているブラジルの現状はどうなっているか、調査で何が分かったか、そしてこの流行と闘うには何が必要か、などについて。アーサーは語った。

    ◇

医者として働き始めた当時、エイズは死の病だった。何年もたって、それでも闘いは続いている。私たちはいま、同じようにウイルスが原因となる新たな流行に直面している。ジカウイルスだ。
新たな疾病に対し、臨床的にも疫学的にもどう対応したらいいのかよく分からなかった時期のことを思い出す。病因がはっきりしていなかった時代を思い出す。エイズの原因になるウイルスが見つかっていなかった時期を思い出す。
原因は様々に推測されていたが、HIV(当時はHTLV- IIIまたはLAVと呼ばれていた)の発見には4年もかかり、どうして免疫不全を起こすのかを理解するにはさらに時間がかかった。そしていまもなお多くのことを学ぶ必要がある。

私たちはいま、ジカ熱の流行でも同様の試練に直面している。ジカ熱の血清診断マーカーはまだ見つかっていないし、どうして小頭症の原因になるのかも分かっていない。
さらに疫学的にも、臨床診断や予防の面でもいまなおはっきりしないことが多い。

ジカウイルスは主に感染したヤブ蚊に刺されることで人への感染が広がる。デング熱やチクングニア熱を媒介するのと同じ蚊である。
ブラジルはいま、ネッタイシマカという単一の媒介生物による3つの大きな感染症の流行を抱えているのだ。1986年以来のデング熱、2013年以来のチクングニア熱、そして、おそらく2014年からのジカ熱である。

ジカウイルスは感染した男性から性交渉の相手にも広がっており、性感染の可能性が指摘されている。
だが、どのくらい長くジカウイルスが精液中に残っているか、女性から性交渉の相手に感染することはあるのかなど、性感染についてはまだ十分には分かっていないことが多い。
性感染報告例は増える可能性があるので、詳細に監視を続け、感染ルートを追跡していく必要がある。

ブラジルの状況は非常に厳しい。ジカ熱の流行をさらに詳しく把握するには血清診断のための検査法を緊急に開発する必要がある。保健省(MOH)によると2015年のジカウイルスの感染件数は150万件以上だった。
爆発的な件数である。ブラジル社会において最近、想定されていた感染症の流行予測を大きく超えている。

原文ホームページ(英文)
http://www.iasociety.org/IASONEVOICE/Zika-and-HIV-Connecting-the-Science
   
  

91 :
  
【インタビュー】ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる 
        
        アーサー・ティマーマン博士 IAS会員・ブラジルの演u学者
 =@      麹総ロエイズ学会=iIAS)公式サイトから B

ビギナーズ鎌倉 2016年03月21日
http://miyatak.hatenablog.com/entry/2016/03/21/012927


HIVとジカウイルスの関係についての患者レベル調査
私はジカウイルスに感染した2人のHIV陽性者について個人的に症例を検討したが、合併症などはまったくなかった。ウイルス学的、または免疫学的な観点からは、ジカウイルスの感染による影響は認められなかった。

デングウイルスとHIVの重感染に関しても以前、同じような結果が出ていたし、HIV感染のさまざまな段階におけるデング熱の影響を調べた事後調査も同様だった。
デングウイルスとHIVに同時感染しても臨床像に違いは出ないことを明らかにした研究もある。
このことはデングウイルスがHIV感染の症状の進行を促すものではないということを示しているように見えるが、HIVとジカウイルスの重感染については、さらに短期および長期の影響を調べていく必要がある。

しかし、私には、妊娠女性をどう守るか、ウイルスをどうコントロールするか、そして集中的な蚊の対策をどう進めていくかということの方により関心がある。蚊こそが今回の流行において、大量感染の主要因になっているからだ。

母子保健に対するジカ熱流行の影響

今回の流行の第一波はブラジル北東部の最も貧しい地域で発生した。したがって、これまでのところ最も大きな打撃を受けているのは、この地域に住む女性である。
調査を行った結果、妊娠期間中のジカウイルス感染と新生児の重い先天性異常である小頭症の間には相関関係があると私たちは考えている。

この警戒すべき発見により、汎米保健機構(PAHO)や米国疾病管理予防センター(CDC)などの保健当局は、妊婦および妊娠予定の女性に対し、
ジカウイルスに感染するリスクがある国への渡航を延期するよう警告を急ぎ、ジカ熱が流行している地域に住む人には蚊に刺されないよう勧告した。
ブラジル政府は女性に対し、ウイルスが広く残っている状態の間は妊娠を避けるか、または延期するよう警告を発してもいる。
しかし、私はさらに踏み込んで、この環境下で妊娠することの現実的なリスクを伝えるよう男女両方に教育すべきだと考えている。
エビデンスに基づく情報を広く伝えることに力を入れれば、それぞれの人がその情報にしたがって自らの健康を守るにはどうしたらいいかを判断できるからだ。


基礎医学研究強化への警鐘

HIV研究に何が必要だったかという経験をもとに、ジカ熱研究を進めるには基礎医学研究を強化し、病因に関する知見を増やしていく必要があることを認識しなければならない。
それが患者レベルでジカ熱とHIVとの相互作用に関しても、より詳しく知るための基盤となるのだ。

第一段階はいまだに確立されていない血清学的検査の開発だ。
現状ではPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査が適切な検証もないまま使われているに過ぎない。ブラジル経済の悪化により、公的な検査体制に十分な資金が確保できていないことが、流行の拡大を許してきた大きな理由となっている。
ジカ熱の流行拡大が国際社会の関心を高め、資金状況が改善されて、血清学的検査やワクチン開発に向けた中和抗体の発見などの基礎医学研究が活性化することを私は期待している。

30年間にわたり、ブラジルはネッタイシマカと闘ってきた。だが、ジカ熱の流行は拡大し、デング熱も昨年はブラジル国内で過去最大の流行が報告されていることで明らかなように闘いは不成功に終わっている。
ブラジルの都市開発モデルが蚊にとって絶好の繁殖環境を与えている。それがいま直面している課題なのだ。国営企業、各省庁、市長、軍隊を含め、国をあげた対応が必要となっている。
HIVの流行はいまも大きな教訓として、コミュニティの協力の重要性を示している。
アドボカシーやコミュニティ・アウトリーチ、教育キャンペーンなどを通し、法的な障壁や誤解、スティグマを克服しなければならない。それこそがまさにジカウイルス感染の流行を終結に導くための対応なのだ。

私が今日、お話をしたのは、将来の同じような流行に備え、流行と闘うためには研究への投資が大切なことを認識していただきたいからでもある。


Zika and HIV:Connecting the Science



Dr. Artur Timerman,

IAS member and epidemiologist in Brazil
 
原文ホームページ(英文)
http://www.iasociety.org/IASONEVOICE/Zika-and-HIV-Connecting-the-Science
  

92 :
 
【小頭症とは?】赤ちゃんの特徴と頭の形、知能は?治療法は?ジカ熱との関係は?

小頭症とは
脳の発達が遅れる、もしくは停止することにより、頭(頭囲)が異常に小さい状態のことです。
小頭症と診断されるのは、赤ちゃんの頭囲が、年齢の平均頭囲値から標準偏差の3倍を引いた数値より小さいときです。
計算式は次のとおりです。
  赤ちゃんの頭囲<年齢の平均頭囲値−標準偏差の3倍

小頭症は、頭が小さいだけでなく、知的発達の遅れやけいれん発作などの症状を伴うことがあります。

小頭症と狭頭症の違い
小頭症と似た症状に狭頭症があります。
狭頭症とは、頭蓋骨が早く縫合されて完成する(頭蓋骨早期融合)ことにより、頭蓋が大きくならない状態のことです。
辞書によっては、小頭症と狭頭症を同一のものとして扱っている場合がありますが、厳密には区別されています。

小頭症の原因
脳の発達を遅らせる、もしくは停止させると考えられている原因には、次のようなものがあります。
・染色体異常(遺伝)
・胎内感染(妊娠中にお母さんが感染症にかかり、それが赤ちゃんにうつる)
・妊娠中、赤ちゃんの脳に血液や酸素が十分供給されない
・周産期障害(重症仮死など)
・中枢神経感染症
・栄養失調

ただし、原因が特定されているわけではありません。

ジカ熱と小頭症
ジカ熱(ジカウィルス感染症)とは、ヤブカ属の蚊が媒介するジカウィルスによる感染症です。
主な症状は、発熱、発疹、関節痛、関節炎などで、感染から3日〜12日の潜伏期間を経て発症します。
ただし、ごく軽症もしくは発症しないこともあり、感染に気付かない人が少なくありません。
ブラジルの保健省は、妊娠中の女性のジカウイルス感染とお腹の中の赤ちゃんの小頭症に関連があると発表しており、現在、ジカウィルスと小頭症の関連が調査されています。

現時点で、ジカ熱が小頭症の原因だと断定されてはいませんが、十分な注意が必要でしょう。


小頭症の一番の症状は、頭が小さいことです。
生まれたての赤ちゃんの頭囲は約33cmで、月齢を経るにつれて大きくなっていきますが、小頭症の場合、もともとの頭囲が小さい上、成長に見合う大きさにもなりません。
また、頭蓋骨の早期縫合や欠損によって頭の形がいびつになることも多いものです。
代表的な頭の形としては、舟状頭(頭の前後が長くなる)、短頭(頭の前後が短くて横幅が広く、額が扁平になる)、三角頭蓋(額の中央が突出する)などがあり、特に、舟状頭になりやすい傾向があります。
その他、知的発達の遅れや低身長(発育の遅れ)、甲高い泣き声、食欲不振、けいれん発作などを伴うこともあります。

小頭症の検査と診断
小頭症の検査と診断の方法は、赤ちゃんの出生前後で異なります。
赤ちゃんが生まれる前
小頭症は、超音波・高周波やコンピューターを利用した画像診断により、赤ちゃんが生まれる前に診断されることがあります。
ただし、妊娠後期まで診断できないことも少なくありません。
赤ちゃんが生まれた後
赤ちゃんが生まれた後は、頭囲測定、頭部CTや頭部MRI、血液検査や尿検査などによって診断されます。

小頭症の治療
現時点では、小頭症を根本から治療する方法は見つかっていません。
小頭症に伴う知的発達の遅れやけいれん発作などに対するケアが治療の中心になります。


乳児期の子育て
http://akachancare.com/byouki/shoutoushou/
    

93 :
   
【デマ】ジカウイルス感染症に関するウワサの嘘

WHOは特設ページでデマについて公式に見解を発表しています 
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/articles/rumours/en/

@ワクチンが小頭症の原因というのはウソ

A殺虫剤pyriproxyfenが小頭症の原因というのはウソ

B最近のボルバキア蚊(遺伝子組み換え蚊)が小頭症の原因というのはウソ

C不妊化蚊はジカ熱流行に寄与しているというのはウソ

D蚊制御につかわれたバクテリア(ボルバキア菌など)が小頭症の原因というのはウソ

E魚を放てばジカウイルスと止められるというのはウソ

それぞれについて、丁寧な否定の根拠が記されています。クリックしてご覧ください。


流言を否定するWHOのコミュニケーション(新型インフルエンザ・ウォッチング日記〜渡航医学のブログ〜)
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/bbc7b1b5d5a6386dc2bada0f05784e8c


※WHOホームページの言語は英文です。
あらかじめ機械翻訳ブラウザとしてGoogleCromeなどをダウンロードとインストール(https://support.google.com/chrome/answer/95346?hl=ja)による日本語の機械翻訳文の参照を推奨します
※※GoogleChromeによる機械翻訳の方法につきましてはこちらから→https://support.google.com/chrome/answer/173424?hl=ja
  

94 :
  
【韓国】初のジカ熱患者「ブラジルで蚊に刺された」
  
韓国保健福祉部の疾病管理本部は22日、韓国国内で初めて確認されたジカウイルス感染症(ジカ熱)患者について「出張先のブラジルで蚊に刺されたと話している」と明らかにした。

患者は40代の韓国人男性で、先月17日〜今月9日にブラジルに滞在し、ドイツ経由で11日に帰国した。現地でジカ熱感染者と接触したかは明らかになっていない。

男性は16日に発熱や筋肉痛の症状が現れ、医療機関で受診した。19日には全身に湿疹が出て筋肉痛がひどくなり、21日に全羅南道保健環境研究院の遺伝子検査でジカウイルスの陽性反応が出た。

患者の容体は現在安定していて、熱も下がったということで、入院先の大学病院では、配偶者とともに疫学調査や精密検査を受ける見通し。

韓国保健福祉部は「海外で感染した輸入例で、国内では現在、蚊の活動期間ではないので、二次感染のおそれは低い」として、国民に冷静に行動するよう呼びかけている。

同本部は男性と共にブラジルに滞在した会社の同僚に対する疫学調査も進めている。同僚はまだ帰国していない。


韓国内初のジカ熱患者「ブラジルで蚊に刺された」 2016/03/22 13:50
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2016/03/22/0800000000AJP20160322002600882.HTML
韓国でもジカ熱感染 ブラジル渡航歴のある43歳男性 2016年03月22日 11時40分
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/3/13169.html



【関連】中国では8例目のジカ熱感染者を確認、その影響は? ( RecordChina 2016年3月1日(火) 16時50分 配信 )
http://www.recordchina.co.jp/a130159.html

2016年2月29日、新年早々、南米とアフリカのジカウイルスが続々と中国国内に入ってきている。
2月9日に中国本土初のジカウイルス感染症例が確認されて以来、28日までに江西省で1例、広東省で3例、浙江省で4例、合計8例が確認されている。
ジカウイルスが中国に与える影響は大きく、ウイルスがどのような広がりを見せるのかというのは現在、国民が最も関心を寄せている問題である。中国新聞社が伝えた。

中国疾病管理予防医療救急センター(CDC)の倪大新(ニー・ダーシン)副センター長はこのほど、「グローバル化に伴い、都市化が加速し、人と人、人と動物の接触もますます密接になっている。
いかなる場所における健康の脅威も全世界的な健康の脅威へとなり得る。現在、中国各地は冬と春の季節の変わり目で、蚊の数は比較的少ない。一部の輸入感染症例が見つかったとしても、国内で更に広がる可能性は非常に低い」と指摘した。

ジカウイルスは1940年代、アフリカのウガンダで発見された。一般的にはジカウイルス感染者の5分の1が発病すると言われている。
ジカウイルスはイエローウイルス、黄熱病、デング熱ウイルスと同類に属し、主に蚊を媒体として感染する。現在のところ、大多数の人は感染後の症状は軽く、発熱、湿疹、関節痛などを発症している。
一般的には4-7日で自然治癒するため特別な治療は必要なく、幾つかの対処療法を中心的に行うのが大切だ。

倪氏は中国のジカウイルスに話を向けると、
「現在、同センターは国際的な疾病発生状況を追跡し、中国に入るリスク及び中国に入ってきた後の感染リスクをシミュレーションしている。また実験室の診断技術を強化し、予防とコントロールの技術的ガイドラインなどを作成している」
「理論上では、気温の上昇に伴って蚊の発生数が増加するなかで再び輸入症例が出現すると中国本土での流行の可能性も出てくる」
「しかし、蚊による媒体を監視と制御を強化することで、輸入感染症例を制御し、早期発見、早期管理で流行を回避する。従って、ジカウイルスの大規模発生を制御することを確信している」と話す。
CBDのウイルス予防管理センターの李建東(リー・ジエンドン)研究員は
「ジカウイルスは主に蚊を媒体にして感染するが、普通の接触で感染することはなく、空気感染の痕跡も発見されていない。精液もしくは母子での感染が認められているが、症例は非常に少ない」
「このほか、輸血による感染の報道も一部あるが、非常にまれなケースだ」と話す。

注目すべきは中国の専門家がすでに初例の輸入性ジカウイルスの遺伝子情報を解析しており、またウイルスの変異を調べ、ワクチン及び試薬を開発するため、重要な基礎を築いたことだ。

李氏は「中国は現在、積極的にワクチンの研究を行なっている。世界保健機関(WHO)の推計によると、ワクチンは厳格な安全性の評価、臨床検証を必要とするため、ワクチンの使用は早くて1年半の時間を要する」と指摘する。
   

95 :
  
【そこが知りたい@】What's ZIKA ? ジカ熱を知り、ジカ熱に備えよう! Ver 3(2016/02/09 updated)
国立国際医療研究センター 国際感染症センター 忽那賢志先生
http://www.slideshare.net/fullscreen/kutsunasatoshi/ss-55861933/1

>>61>>62でのコメンテーター:国立国際医療研究センター 国際感染症センター 忽那賢志先生によるスライドです
スライドの内容は個人の見解であり 国立国際医療研究センターの? 見解ではありません
全身の発疹例・眼の充血例の画像が含まれますので閲覧には注意してください


【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その1

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
前国立感染症研究所感染症情報センター長であり厚生労働省やWHO等で感染症関係の委員も務めている
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に解説をいただきました。

(1)ジカウイルス感染症ってなに?
(2)ジカウイルスに感染したらどうなるの?
(3)ジカウイルスにはどうしたら感染するの?
(4)感染を媒介する蚊は日本にもいますか?
(5)日本国内でジカウイルスに感染する可能性はあるのでしょうか?
(6)潜伏期間はどのくらい?
(7)ジカウイルスにかからないためにはどうしたらいいですか?
(8)治療薬はありますか?
(9)かかってしまったらどうしたらよいですか?

1本目のYouTubeでは「ジカウイルス感染症に関する基礎知識編」として、以上の内容について解説していただいています。
https://youtu.be/kLR0CvMTz1o
(再生時間7分19秒)

(10)渡航先で注意すべき点はどんなことですか?
(11)どこの国で流行しているのですか?
(12)流行国ではなぜ流行が広まってしまったのですか?
(13)日本で購入した虫除けスプレーは、流行国でも効果がありますか?
(14)海外で蚊に刺されたら感染の危険性が高いですか?
(15)流行国からの帰国後にどんなことに注意すればいいですか?
(16)流行国からの帰国後、心配なときはどこに相談したらいいですか?
(17)流行国からの帰国後、仕事や学校に行ってもいいですか?
(18)ジカウイルス感染症ではないことを証明する検査はしてもらえるのですか?

2本目のYouTubeでは「流行国へ渡航して不安を感じている方へ」として、以上の内容について解説していただいています。
https://youtu.be/MAeRH3xCoiI
(再生時間8分11秒)

(19)妊婦や胎児にジカウイルス感染症はどのように影響しますか?
(20)妊婦ですが、海外旅行をしてもいいですか?
(21)虫よけスプレーを使用してもいいですか?
(22)蚊が発生する時期に向けて何を注意すればいいですか?
(23)蚊に刺されてしまいましたが大丈夫ですか?
(24)性行為でも感染するのでしょうか?
(25)蚊に刺されないためにはどんなことに注意したらいいでしょうか?
(26)全般的にどんなことを気をつければよいでしょうか?
(19)〜(24)は妊婦の方へのメッセージ、(25)と(26)は全体のまとめになります。

3本目のYouTubeでは「妊娠している方やそのご家族で不安を感じている方へ」として、以上の内容について解説していただいています。
https://youtu.be/faqvUyv_RRQ
(再生時間14分35秒)

【川崎市ホームページ】ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 岡部所長による解説動画を公開しています。(トップペ−ジ-重要なお知らせ)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075359.html

96 :
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その2(詳報)

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に解説をいただきました。

@ジカウイルス感染症ってなに?
「ジカ」という名前のついているウイルスが「蚊」によって運ばれ、その蚊に刺されることでウイルスに感染して病気になるという、その病気を総称して「ジカウイルス感染症」といいます。

Aジカウイルスに感染したらどうなるの?
ジカウイルスを持った蚊に刺されると、ある一定の潜伏期間を経て症状が出てきます。
その症状は、熱が出たり、そんな高い熱ではないのですけれども、体にぽつぽつとした発疹が出たり、関節が痛くなったり、筋肉が痛い、頭が痛い、それから結膜炎といって目が赤くなったりします。
でも、八割くらいの人は症状が出ないのでわからないまま終わってしまいます。
症状はデング熱に似ていますが、デング熱よりも軽いといわれています。

Bジカウイルスにはどうしたら感染するの?
もともとは人が持っているのですが、その人を蚊が刺して、その蚊が人を刺してといった具合に、
「人」→「蚊」→「人」というようにうつります。蚊が媒介するということですね。

C感染を媒介する蚊は日本にもいますか?
熱帯地域、亜熱帯地域には、ネッタイシマカというヤブカが多いんですが、これが一番起こりやすい。でもヤブカというのはいろいろな種類があって、各地にあるのですけれども、日本にはヒトスジシマカって言う名前のヤブカがいます。
ネッタイシマカは日本にはいないのですけれども、ヒトスジシマカはデング熱ウイルスも運ぶように、例えばジカウイルスというのがもしいれば運ぶと言われています。
これは、シンガポールでは証明されていますが日本はまだ入ってきていないので、まだ証明はされていないということになります。

D日本国内でジカウイルスに感染する可能性はあるのでしょうか?
日本の中にジカウイルスが入りこんでいるということが証明されていません。
もし、ウイルスが入り込んだ場合にはヒトスジシマカというヤブカはいるので、一昨年代々木公園を中心にデング熱が少し流行したように、ジカウイルスというウイルスを持った人が日本に入って、
その人を刺した蚊が次の人を刺すということはあり得ると思います。
そこからどんどん患者さんが広がるということは、日本の蚊の生息状況とか、人と蚊がそんなに密接にいないとか、人の衛生状態とか、そういうのがきちんとやられていることを考えるとそんなに広がることはないと思います。

E潜伏期間はどのくらい?
短いと2日間くらいで、長いと10日から12日くらい、平均的には数日くらいと言われているので、この辺はデング熱と類似しています。
ただ、8割くらいの人は症状がなく終わってしまうので、まったく気がつかないということのほうが多いのではないかと思います。

Fジカウイルス感染症にかからないためにはどうしたらいい?
ウイルスが体に入ってこなければいいので、蚊に刺されなければいい。できるだけ蚊を避ける、蚊に刺されない、ということが一番大切なことになります。

G治療薬はありますか?
元々軽い病気なので、感染した人も自然に治ってしまう。ということは、薬を開発することが行われていないので、ジカウイルス感染症そのものをぴたっと直す薬はないです。
体の痛みや発熱といった症状が強い場合には、鎮痛解熱剤を使った方が良い場合もあります。ただ、鎮痛解熱薬のアスピリンという薬は、デング熱ではないとわかっていない限り使わないほうがいい。
薬に頼らなくてもすぐに治ってしまうことのほうが多いです。

Hかかってしまったらどうしたらよいですか?
症状がたいしたことがないので、気づかないうちに、風邪かなと思っている間に治ってしまいます。
ただ、症状が強く、発疹がたくさんでている、目が真っ赤である、体中が痛い、熱が高いなどの症状が出ているようであれば、医療機関で診てもらった方が良いと思いますが、
ジカ熱だと思い込むよりも、もっと他にも同じような病気があるので、鑑別をする意味でも診てもらうことがいい。
ジカ熱ということだけを疑うのであれば、流行国から帰ってきて、熱が出て、発疹(ぶつぶつ)が出て、目が赤い、あるいは手足が痛いというような症状があれば、滞在国を医師に伝えてください。診察をする上で貴重な情報となります。
  
ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 1/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075359.html

97 :
    
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その3(詳報)

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。

流行国へ渡航して不安を感じている方へのメッセージを含みます。

I渡航先で注意すべき点はどんなことですか?
蚊からうつる病気なので、蚊に刺されないことが一番大切になります。
例えば、長袖長ズボンをはいて皮膚を外に出さないとか、蚊が来ないようにうちわで扇ぐとか、蚊帳に入って寝るとか、窓にスクリーンがあるところで過ごすと安全です。
外に出るときには肌を露出しないことが大切です。
とはいえ、熱いところですからまったくそのとおりにはできないということもあるかと思いますので、そういう場合には虫除けスプレー(昆虫忌避剤)などを使うことなどして注意をしたほうがいいと思います。
こういった地域は、ジカ熱だけではなく、マラリア、黄熱、デング熱、チクングニア熱などの蚊が原因の病気が他にもたくさんあります。蚊に刺されないようにすることはジカウイルスに限らず、他の病気を防ぐためにも大切なことです。

Jジカウイルス感染症はどこで発生しているの?
もともとは、アフリカにいたウイルスのようですが、タイやインドネシアといったアジアや、南太平洋の島々で見つかったりもしています。
今回は南米や中米、つまり中南米を中心に流行が見られています。これまでは中南米にウイルスは居なかったのですが、ウイルスが媒介する蚊が存在する南米や中米に移っていってしまった結果が今の状況だと思います。

K流行国ではなぜ流行が広まってしまったのですか?
一度ウイルスが入り込んだところに、ウイルスを運びやすい蚊がいっぱいいて、なおかつその蚊が1年中いるというのが、熱帯亜熱帯地方の特徴です。
蚊がたくさんいる地域にウイルスが入ってきてしまったというのが広まった原因であると考えます。

L日本で購入した忌避剤は、流行国でも効果がありますか?
日本で売っている虫除けスプレー(昆虫忌避剤)は、日本の蚊だけに効果があるというものではないので世界中どこでも使うことができます。(ディートという成分が含まれているものを使用してください。)

M海外で蚊に刺されたら感染の危険性が高いのですか?
海外にいる蚊がすべて、ウイルスやマラリアの原虫を持っているわけではないので、蚊に刺されたからすぐに危ないですとか、病気がおきやすいということはないと思います。
でも、どの蚊がウイルスを持っているかというのがわからないので、できる限り蚊に刺されないような工夫をすることが大事になります。

N流行国から帰国後にどんなことに注意すればいいですか?
潜伏期間というものがあり、ウイルスを持っている蚊に刺されてから数日から12日くらい(平均的には数日ですが)、その間に症状が出ることがあります。
ただ、ほとんどの人は症状がないまま、2週間くらい経ってしまうことのほうが多いでしょう。その場合は、ほとんどの場合ウイルスは体内にいないと考えていいと思います。
でも例えば、熱が出る、関節が痛い、体にぶつぶつが出る、目が赤くなるなど症状があれば、軽ければそのまま見過ごされることがほとんどだと思いますが、
「流行国から帰ってきた」ということがあれば、保健所が相談に乗ってくれるので、保健所に相談してみる、または感染症に詳しい先生が居る病院で相談してみるといい。

O流行国から帰国後、心配なときはどこに相談したらいいですか?
何も症状がなければ、相談する必要はない。
例えば、熱が出る、関節が痛い、体にぶつぶつが出る、目が赤くなるなどの症状が2つ3つ重なるようであれば、保健所がどこの地域であっても相談に乗ってくれるはずですので、まずは保健所に相談をしてみると良いです。
どこの病院に行くと良いなどの情報を教えてもらえるかもしれません。
あるいは感染症に詳しい先生に相談してみるといい。


ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 2/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075360.html
   

98 :
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その4(詳報)

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。

流行国へ渡航して不安を感じている方へのメッセージを含みます。

P帰国したあとに、仕事や学校に行っても大丈夫?
症状がなければ、行ってもいいでしょう。インフルエンザやはしかのように人から人にうつるものではありません。
あるいは食べ物から感染するとか、何かにさわってうつるとかいうものではないので、症状がなければ普通にしていていいでしょう。
症状がある場合は、ジカに限らず、熱が出るとか発疹がでるような病気は、人にうつしやすい病気のほうが多いので、医療機関に相談したほうがいい。
もし流行国から帰ってきたということがあるなら、保健所に相談をしてみると良いと思う。

Qジカウイルス感染症ではないことを証明する検査はしてもらえるのですか?
症状がなければ、検査をやっても結果が出にくいので、症状がない人は検査を受ける必要はないと思います。
症状があるなら、医者にかかったほうがいいかもしれないが、ジカウイルスというのは日本に入ってきているわけではありませんので、検査は実施しません。
でも、流行国から帰ってきて、1〜2週間以内に例えば、熱が出る、体にぶつぶつが出る、手足が痛い、目が赤くなるなど症状があれば、先生の方で検査をしましょうか、ということになるかもしれません。
ただ、何も症状がない場合や、流行国から帰ってきただけということであれば、検査をする必要はないでしょう。


妊娠している方やその御家族、今小頭症等について話題になっていますが、そういった方へのメッセージとなります。


医学的によくわかっていないことが多い中ではありますが、ジカウイルス感染症の患者さんが多く発生した、フランス領のポリネシアや今回のブラジル、他の国ではあまり目立っていないのですが、
ブラジルからは、熱などの症状が出た患者さんが多くなり、そのときに小頭症という、頭が小さめで生まれて発達障害なんかが出てくることがあるので注意すべき病気ではあるのですけれども、
その病気の子どもさんがいつもより多く生まれているということがあるので、この関係をきちんと調査しているところです。

ですから、妊娠されている方が、ジカウイルス感染症にかかったということは、すぐにそれで何か起こるという不安は少ないとは思うのですが、やはりそこは慎重にしたほうがいいだろう、というが今の見解です。


R妊婦や胎児にジカウイルス感染症はどのように影響しますか?
全員に症状が出るわけではないが、妊娠している方にウイルスが運ばれてきて感染したとすれば、そのウイルスが体の中で増えて、体中を回ります。
そして、そのウイルスの一部が胎児のほうに行くだろうと言われていますが、そこも確定しているわけではありません。
ただ10数人の流産をした赤ちゃんからジカウイルスが見つかったとか、生まれたばっかりの赤ちゃんの頭が小さいので、その子どもさんの生まれたお母さんの羊水などの成分を調べたところウイルスが見つかったということがあります。
どのくらいの割合かはまだはっきりしていないのですが、
妊婦さんが蚊に刺されてウイルスが入ってきた場合、赤ちゃんへ影響を及ぼす可能性があるので、妊婦さんは蚊に刺されない、流行している国には近づかないということが原則になると思います。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 2/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075360.html
ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 3/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075361.html

99 :
    
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その5(詳報)

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。

妊娠している方やその御家族、今小頭症等について話題になっていますが、そういった方へのメッセージを引き続き含みます。

S妊婦ですが海外旅行をしてもいいですか?
まず1つ、妊娠中の方は、あまり飛行機に長い時間乗らない方が良いというのは妊娠の経過に対する注意ですね。
それから妊娠中はいろいろな病気を防ぐほうがいいので、ジカに限らず、感染症が流行していると考えられる地域は、おなかに赤ちゃんがいる、あるいは可能性がある場合には避けたほうがいい。
また、ジカウイルスと妊婦さん、それから赤ちゃんというのは因果関係が証明されているわけではないのですが、もしかすると、ということもありますので、危険な地域に行くようなことは避けたほうがいいと思います。
どうしても行かなければならない用事が、あるならば蚊に刺されない注意を十分にした方が良い。それほど急がない用事であれば、妊娠中は避けた方が良いのではないかと思います。
21.妊婦ですが虫除けスプレーを使用してもいいですか?
今までの実験や、長い間虫除けスプレーを使用している経験からは、その中で、人体に影響が出た、妊婦が使って影響が出たという報告や実験データはないので、妊婦さんでも安心して使用していいと言えます。
蚊に刺されることで不安を抱えて妊娠期間中を過ごすことよりも、蚊に刺されないようにすることが良いので、使用した方が良いと思います。
これは、ジカウイルスの予防だけではなく、流行地では他の病気もありますので、蚊に刺されることを防ぐために外に出るときに虫除けスプレーを使うことは有用です。流行地では使用したほうがいいと言えます。

22.蚊が発生する季節に向けて何を注意すればよい?
ブラジルはこれから冬になって蚊が減ってくるが、熱帯地域では一年中蚊がいっぱいいるのでそういう地域では年を通して注意したほうがいい。
日本の場合は、蚊が出てくるシーズンに向けて、蚊に刺されないように注意したほうがいい。
ただそうはいっても、蚊に刺されないということは無理なので、蚊が出ないようにする工夫、これは普段回りの清潔を保つことになりますが、
バケツに水がたまりっぱなしですとか、飲み物の缶や古タイヤが放置され水がたまりっぱなしになっているとか、身近なところでこういった蚊が増えやすいところがないか、注意することが大事です。

 蚊に刺されないことと、蚊を増やさないことがポイントです。

23.妊婦ですが、蚊に刺されてしまったけど大丈夫?
国内にいる限りでは、今のところジカウイルスはないですし、デング熱もめったに入ってこないので、蚊に刺されたというだけではそんなに心配はない。
ただ、かゆいとかアレルギーとかはありますし、もし日本にジカウイルスが入ってきたとかそういうことがあるならば、蚊に刺されないに越したことはない。これは妊婦さんに限ったことではないです。
蚊に刺されない、蚊を増やさないそういう工夫を常々みんなでやっていくこと、これがみんなで妊婦さんを守ることになる。

24-1.性行為でも感染するのでしょうか
性行為全てが危ないわけではありませんが、アメリカを中心に10数人くらいの方が、もしかしたら性的な行動でうつったかもしれないという事例があります。
つまり、流行地から帰ってきた人が、流行のない自国に戻った後に、パートナーにうつしてしまって、流行国に行っていないパートナーがジカウイルスの症状が出たということがあります。
これはきちんと証明されたわけではありませんが、できるだけ注意をしたほうがいいとアメリカなどではアナウンスしています。
でも、日本では、ジカウイルスが入り込んでいるわけではないので、日本においてはその注意は今のところ必要ないと思います。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 3/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075361.html
   

100 :
   
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その6(詳報)終

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。

妊娠している方やその御家族、今小頭症等について話題になっていますが、そういった方へのメッセージを引き続き含みます。

24−2.妊娠期間中は性行為を避けたほうがいいのでしょうか?
流行国から帰ってきた人、流行国へこれから行く人で症状が出て、パートナーがいるのであれば、完全に安全だということは言われていないので、防ぐような対策をした方が良いです。
それは、その他の性行為感染症、たとえば、淋菌、梅毒、クラミジアなどそういう病気全般と同様の注意になりますが、やはりコンドームをつけていただく必要があるかと思います。
ジカウイルスを含む性行為感染症全般を防ぐ意味で予防方法になる。
潜伏期は、10日くらいといわれているが、安全域を取った方が良いので、蚊に刺されてからあるいは流行国から帰ってきてから4週間くらいは直接的な性行為は避けて、コンドームなどを利用することが勧められています。
他の国では、そこの期間を厳しく取っていて、全妊娠期間中コンドームをつけましょうとアナウンスをしている国もありますが、現在日本では流行地から帰ってきてから4週間くらいを注意期間としています。

【まとめ】

25.蚊に刺されないようにするにはどうしたらよいでしょうか?

 個人を守るためには、長袖長ズボンを着用する、蚊帳を利用する、網戸を使用する、などがいい。

 ごみための水、ジュースの空き缶にたまった水、花瓶敷きにたまった水などにボウフラが発生しやすいので、
 ごみやたまっている水を捨てたり、取り替えたり、細々としたことですが、日常の生活の中でキレイにすることが、蚊を増やさない、ボウフラを発生させないために大事である。

 一方で、きれいな水、たとえば、小川や大きめの池はボウフラはわきません。水たまりのようなところが増えやすいので、きれいに掃除をしたり、水を取り換えることが大切です。蚊は水たまりで増えるということです。

26.全般的にどんなことを気をつければいいでしょうか?

 ジカウイルスが、今日本で広がるリスクは極めて少ないです。
 流行国へ行くことそのものはWHOも止めてはいませんが、もしかすると、ということを考えると、妊婦さんやその可能性がある人は、流行国へ行くのは避けた方がいいでしょう。
 国内にいる分には、そこまで心配をする必要はないと思います。

 今後、日本の中でも流行国から帰国した患者さんが出ることがあるかもしれないが、インフルエンザや風しん、ノロウイルスのような拡がり方はしませんので、周りの人がすぐに大変だと思う必要はありません。

 ただ、蚊が増えるシーズンと重なると、デング熱のときのように公園を中心に広がってしまったように、ウイルスを持った人を蚊が刺して、その蚊が別の人を刺して、ということもないとはいえないので、
 できるだけ蚊を増やさない対策は有効である。

 蚊を増やさない対策をすれば、蚊が媒介する他の病気であるデング熱や日本脳炎などを含めて対策が取れるので、普段の注意としては、蚊に刺されない、蚊を増やさない注意が必要です。

 熱が出て、発疹が出て、目が赤くなる病気というのは、ジカウイルスという病気以外でも起こりうるので症状が強かったりということであれば医療機関にかかったほうがいい。
 また、症状のある人が今の流行地から帰ってきたということであればこれは診てもらったほうがいいこともあります。
 ただどの先生でも診られるというわけではないので、まずは地元の保健所に相談をしてみていただければと思います。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 3/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075361.html
   

101 :
厚生労働省、ブラジルから帰国した神奈川県の女性がジカ熱に感染していることを確認。
国内で3例目(共同)


100〜のスレッドの続きを読む
国内感染者の推移を議論するスレPart18
マクズの在庫状況を報告するスレ 133枚目
茨城県のインフルエンザ情報
マクスの在庫状況を報告するスレ 327箱目
へんな病気に感染した
【新型肺炎】備蓄スレ【コロナウイルス】Part.74
【新型肺炎】外出装備その1【コロナウイルス】
◆◇2019新型コロナウイルス情報共有所◇◆ No1
マスク実店舗購入報告スレ8
マスクがスグに買えるところ!
--------------------
運動音痴の人はどんな音楽きいてるの?
【i・Ez・S】携帯サイトのSEO【G・Y・B】
Cycle*2019 ツール・ド・フランス part66 第20ステージ
レイヤーとカメコが本音を語り合うスレ53
【Cocoloa】蔵改造
日符同人愚痴専用スレ2
【Switch】Splatoon2/スプラトゥーン2 S帯スレ7【質問/雑談/愚痴】
雪オタにとって、ベストな雪量とは
【胎嚢胎芽】妊娠初期4週〜11週 part176【心拍確認】
平 田 ト シ ヤ 10両編成
【交通】高速道路の“合流マナー”「ジッパー法」に驚きと賛同の声「前に行く方が良くないと」「もっと広めてほしい」[08/16]
夜ひとり布団の中で目を閉じて思うことinRC板
TOEIC800点以上で英語喋れないやつwww
福岡県警、強姦魔から押収した美少女R現場動画SDカードを紛失
hide 179
しんくっく
米大学を卒業した小室圭さん、そのまま同じ大学の法務博士号コースに編入へ [452836546]
E.R.バロウズ だいすっきー その2
SNS金剛ムラカミ
チアイベント情報10
TOP カテ一覧 スレ一覧 100〜終まで 2ch元 削除依頼