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三宮


1 :2007/05/25 〜 最終レス :2016/11/09
三宮

2 :
3 名前:1@CLIE ◆GodOnnFcO. [] 投稿日:2007/05/25(金) 08:09:54
>>1は碧南の女の子?

3 :
んまああわれ
みんな気をつけて!!
ここはコテハンドッスレよ!!><

4 :
皆様、お疲れ様です。
スゥーハァースゥーハァー

5 :
嫉妬で人を殺せればいいのに

6 :
生々しい死が気持ち悪いから僕は自分のスイッチを探す
そいつをオフにすれば僕は夢から醒めるみたいにこの世からいなくなれる
いなくなった僕は完全に失われて、誰も僕に気づかないのだ
誰も僕という人間がいたことを覚えていないし
誰も僕という人間がいたことを知らない
僕の死体を見ても、それはただの人間の死体で
誰にとっても僕の死体ではない
誰も僕の死体の名前を知らないし僕の死体の顔を知らない
肉の塊が醜く転がっているだけだ

7 :
僕はあなたの負け犬の気持ちはわかるって言い方が大嫌いなんです
人間が人間を理解できるなんて
思うのは勝手だけど
勝手に僕の気持ちを代弁しようとするのはやめてくれ
死にたくなる

8 :
死にたくなったらRばいい
どこへ行ってもどうせ変わらないんだから
ここにいても死んで逃げても
どうせ一緒だろうよ

9 :
「R!」
「R!」
「R!」
「R!」

10 :
お薬の時間です

11 :
おなにーすると直るよ

12 :
神戸のアキバ

13 :
存在に理由なんかないけれど

14 :
存在に理由なんかないけれど

15 :
存在に理由なんかないけれど

16 :
千野支援sage

17 :
僕が昔いた千野と同一人物とは限らないよ

18 :
昨日の自分と今日の自分と明日の自分が同じ人間かどうかもわからないのに

19 :
昨日だめだった僕は
今日もだめで
だから明日もだめで
これからもずっとだめだ

20 :
自分は劣化を繰り返している

21 :
保守

22 :
保守するけど千野来なくなったりしないでね

23 :
僕という人間は多分存在しているのに
誰にも認識されていない
透明な人間になってしまった
でも僕自身がそれを望んだ
仕方のないことだ
もう自分の存在をアピールしようにも
声が出ない
力がない
全て自分の望んだことだ
仕方のないこと
どうしようもないこと
あとはただ沈んでいく体を見ながら
テレビの中で笑う人々を見ながら
静かに薄く死ぬまで生きるだけだ

24 :
自転車で夜の街を徘徊すると
誰もいない商店街でゴミを漁る猫がいて
僕の存在に気がつくと哀れむような瞳で
僕がいなくなるまで見続ける
僕は消えたい衝動に駆られながらその場から逃げて
草の茂った空き地に迷い込む
そこには黒い塊が幾つもあって
黒い煙を夜の闇に伸ばしている
僕はそのうちの一つに声をかける
「そろそろ僕もそっちに行っていいですか」
黒い塊は何も反応せず、僕はただのばかになる
また僕は逃げ出して公園に忍び込む
街灯の明かりを避け、時計の下に来ると
大声で笑う振りをする
口を開けて肩を揺すり、アハハハハハと笑う振りをする
そのうち悲しくなって僕は冷たくなる
夜が明けるのと同時に僕は死ぬ

25 :
階段を下りているような人生

26 :
何も知らない僕はいつか眠り続けるから

27 :
チノ保守

28 :
逃げたい

29 :
逃げ出したい

30 :
ここからいなくなりたい

31 :
消え去りたい

32 :
そう思いつつも僕は誰かに必要とされたいとも思っていた
もちろんそれに自分がこたえられないことは知っている

33 :
僕は自分を消したい衝動に駆られるのと同時に
自分を明確にしてくれる他者を望んでいた
どちらが本当の自分の気持ちだとかはない
両方が真実で両方が嘘だ
死にたいし生きたい
こんな矛盾を自分の中に許しているのはあまりいいことじゃない

34 :
死ぬことも生きることもできない
半端な生き物として在ることは苦しい

35 :
苦しくて僕は吐いた。
口の中から出てきた汚物は緑色のマイナスドライバーだった。

36 :
マイナスドライバーは僕に言う。
「それは誰だって同じさ」

37 :
       ||
     ∧||∧
    ( / ⌒ヽ
     | |   |
     ∪ / ノ
      | ||
      ∪∪

38 :
信じることと裏切られてもいいと思うことは同じこと

39 :
蝉が煩いので耳を塞いでいます
部屋の窓を閉めてカーテン閉めて
昼でも暗い部屋の中で
ひとり僕は休んでいます
この生活が終わったら次はありません
変化は望めません
救いはありません
絶望もないです
ただゆっくりと夏の暑さが僕を殺してくれるのを
耳を塞いで待っています

40 :
殺した金魚はまだ水槽を泳いでいる

41 :
諦める勇気がない僕は。……

42 :
老婆が営む駄菓子屋の、甘い線香の香りは嫌いじゃない

43 :
この世界の人間を必要と不必要で分けたら
全員、不必要

44 :
退屈な心に粘質の感情を持たせて、僕は自分を人間だと思った

45 :
窓を開けると隣の住人が首を吊っていた。
僕は目が合ったので彼に挨拶をすると「なぜ死んだのですか?」と訊ねた。
彼は少しの沈黙の後、「特に理由はないかな」と言った。
「理由もなく自殺したんですか?」
「そう。例えば人間関係や将来に悩んでいただとか、大きな挫折を味わって
 絶望していただとか、そういうことは特になかった。衝動的な……とも違うな。
 他人から見れば僕は恵まれていた方だったと思う。
 おそらく誰も僕の自殺の理由を知ることはできないだろう。
 自ら命を絶つことにたいして、他人は理由を求めるからね。
 そして理由もなく死ぬことは彼らにとって理由にならない。
 自分自身にも他者にもこの世の全てに対しても、価値を求めない人間の
 命の軽さを知っている人間は少ない。
 僕が死ぬことでおそらく多数に他人に迷惑をかけるけれど、
 それに対しても特に思うこともない」
そのとき、彼の体が風に吹かれてくるくる廻る。僕はそれが可笑しくてニヤニヤしていた。
それを見ていた近所のおばさんが僕に石を投げる。
「アンタには人の心ってもんがないのかい!?」
僕は否定も肯定もせずにいつもどおりの顔で窓を閉めた。
閉塞する。

46 :
自分の体に刃を向ける人の気持ちはわからない。

47 :
自分自身を物理的に破壊したくなる衝動に駆られることはあるけれど。

48 :
毒を飲んで生き続ける意味は?
必要は?

49 :
やめろよ

50 :
責任から逃げた僕を待っているのは確実な破滅だけど
責任から逃げなかった僕を待っていたのも破滅だったと思う
だから後悔はしていない
自分を正しいとは決して思わないけれど

51 :
人間社会での自分の立ち位置で自分を勝ち組か負け組みか判断するのが正常
それより上の視点やそれより下の視点を基準にしてしまったら終わりだ
人間は飽くまで人間にしかなれないのだから

52 :
戦争の醜さや愛の尊さを教えてみろよ^^

53 :
名前:千野 投稿日:04/12/24 23:51:38(sageミ,,゚Д゚彡y━~ 肉うどん定食ウマー)
鍵を失くした。これでは部屋に入れない。
仕方ないので、家の前に立ち尽くしていた。
暇なのでカチッ、カチッ、とライターで火を点けたり
消したりして遊んでいると、向こうから鍵がやってきた。
「どこに行ってたんだ」
「いや、ちょっと、ゴメン」
鍵は悪びれた様子もなく、笑っていた。
腹が立った。
鍵の両端を掴んで、
「折ろうかな……折ろうかな……」
恫喝した。
途端、鍵は事の重大さに気付いたのか
「すいませんすいませんすいません許してください」
泣いて謝った。僕は優越感を覚えた。
「折ろうかな……折ろうかな……」
笑いながら言って、腕に力を籠めた。鍵の体がアーチを描く。
「お願いですやめてください。これ以上やったら私は死んでしまいます。
 死ぬのはイヤです恐ろしいです。どうか助けてください」
鍵がぼろぼろと涙を零す。僕は気持ちよくなっていく。
「折ろうかな……折ろうかな……」
ついに僕は鍵をへし折った。鍵は中心で二つに裂けて、
もう何も僕に懇願しなくなった。僕は胸の中がスッキリするのを感じていた。
掌の中で二つの鍵の欠片がカチカチと音を立てた。
僕は鍵を近くのゴミ捨て場に捨ててしまうと、
家の前で途方に暮れた。
僕の部屋の鍵が失くなってしまった。
部屋に入れない。
どうしよう?
どうしようもない。

54 :


55 :
「死にたい」と僕が呟くと、優しい人が僕の首を絞めてくれた。
僕はそのまま命が消えるのを待った。
もう少し、というところでどこかの誰かが言った。
「そいつはRな」
優しい人が手を離す。
「そいつはR価値もない。死にたいなら自分でとっくにやってる。
 死なないのは誰かの気を引きたいからさ。千野、甘えるなよ」
どこかの誰かが僕の足元にナイフを捨てた。
「誰かに殺されたがるな、卑怯者。
 終わらせたいなら自分の手でやれ、卑怯者」
ニヤニヤしながらどこかの誰かが言う。
僕は優しい人とどこかの誰かをナイフで殺した。

56 :
ノストラダムス、ストトンストトン

57 :
世界に悪があるとすればそれは人の心の中にだけ存在していると思う。
同じに世界に善があるとすれば人の心の中にだけ存在していると思う。
要は神の存在と同じで、人間が定義して初めて善悪は意味を成すのだ。
人をRことそれ自体は悪ではないし
人を救うことそれ自体は善ではない。
それが悪だと誰かが言えば悪で、誰かが善だと言えば善だ。
と、Sが言った。
僕はよくわかりませんと言って、コーヒー牛乳を口に含んだ。
所詮人間の中でしか生きられない者にとってはどうでもいいことだ。
Sは僕を哀れんだ顔をして、それから僕に薬をくれた。
与えられた薬は黒いカプセル剤だった。
指で摘んで眺めると電燈の明かりを反射してまるでゴキブリのようだった。
僕は台所へ行くとコップに水道水を入れて、その中に黒いカプセルを浮かべる。
時計を眺めて10秒、それから飲み干した。味はない。
「これは何の薬だったんですか?」
Sに訊ねると彼は言った。
「何のことはない、区別をつけるための薬だよ」
「区別ですか」
「そう、それを服用した人間は区別される。人間か怪物かに。
 人は人間の姿をしているだけでは人間だとはいえない。
 それを決めるのは心だ。
 心のない人間は怪物に、心のある人間は人間に
 その薬を飲んだ人間は心の形をそのまま姿にする」
Sは僕を見ている。
「……お前は人間ではなかったようだね」
「僕は人間ですよ」
そう言おうとしたが、それはもう人間の言葉ではなかった。

58 :
あーあ

59 :
自分の血の色が思い出せない。
確か赤かった気がするけど、部屋の中を見渡して
見つかる赤はどれも僕の血の色とは違う。
仕方ないのでフォークで自分の掌を刺した。
水が溢れて出た。
赤くない。
僕は水を垂れ流す掌を眺めてしばらく考えていた。
でも何を考えていたのかは次の瞬間には忘れた。
多分特に意味のないことだったのだろう。
水はまだ流れている。
僕の血の色が何色だったか思い出せない。
今度は足をフォークで刺した。
そこからは水が溢れて出た。
舌で舐めると味がしない。ただ生ぬるいだけの水。
僕は水を口の中に含んだまましばらく考えていた。
でも何を考えていたのかは次の瞬簡には思い出せなくなっていた。
多分特に意味のないことだったのだろう。
そのうち頭がぼやけてきて、僕は部屋の中で水没する。

60 :
吐きそう

61 :
Rばいいのに

62 :
死んだら終わり
そこから先は存在しない

63 :
死んだ瞬間全ては失われる

64 :
何度も嘘を言い続けていればいつか真実になるとでも思っているのか?

65 :
僕が死んでいると、その肉を食らいに犬がやってきた。
犬は僕の顔を見て「俺のことを覚えているか」と言った。
僕は知らないと答えた。犬は無表情で僕の右脚を食いちぎった。
僕は死んでいるので何も感じなかった。
もう一度僕の顔を見て、犬はどこかに消えた。
次に僕の肉を食らいに、一匹のカラスが飛んできた。
ガラス球のような眼で僕を見て「私のことを覚えてるかな」と言った。
僕は知らないと答えた。カラスは僕の右目を啄んで、どこかへ飛んで行った。
視界が半分になってしまったけれど、僕は死んでいるので何も感じなかった。
今度は三人の人間が僕の肉を食らいにやってきた。
痩せた男と、太った女と、特徴を全て殺した男だった。
痩せた男が僕のない目玉の方を見つめながら「自分のことを覚えているか」と言った。
僕は忘れたと言う。痩せた男は僕を哀れんだ眼で見て、僕の右腕を引きちぎった。
太った女が僕のあごの辺りを見つめて、「私の名前を覚えてる?」と言った。
僕は少しだけ頭の中を検索してから、知らないと答えた。
太った女は怒ったような泣いているような顔をして僕の内臓を抜き取った。
特徴を全て殺した男は僕のことを他の二人と同じで見ようとせずに
「可哀相な奴だな」と僕をばかにした。僕は知らないと答えた。
特徴を全て殺した男は僕から何も奪わなかった。
でも僕は死んでいるのでそのことにも何も感じなかった。
三人の人間は気が付くといなくなっていた。…

66 :
体が半分なくなった死体が転がっている。
死体は空ろな眼で空を見上げている。空は暗い緑色をしていた。
空だけじゃない、死体を取り巻く全てのものが同じ色をしている。
それは泥の色だった。僕にとって、世界は泥でできていた。

67 :
全ての力をなくして後は腐って消えていくだけの死体に真っ黒なピエロが話しかけた。
でも僕にはピエロが何て言っているのかわからなかった。
言葉の意味を理解することができなかったのだ。
ピエロは嘘の笑いを浮かべる。
そこで僕はピエロの色に気づく。
泥の世界において、ピエロだけが白と黒でできていた。
ピエロがまた何かを言う。今度は聞き取ることができた。
「君の世界が壊れたとき、君はそれを誰にも打ち明けなかった。
 打ち明けることができる人間がどこにもいなかった。
 だから君は自分の崩壊を己一人で抱え込むことにした。
 それが人間として死ぬことであっても、他に方法はなかった。
 君はそれを受け入れた。仕方ないと思った。
 そして君にとって世界は泥に変わった。
 全てに意味を見出せず、全ての境界が曖昧になってしまった。
 君はこれからの人生を泥の中で過ごしていくと思った。
 でもそれはできないんだ。……世界は泥じゃないから。
 君は全く癒されていないし、君の世界は破綻したままだ。
 でも君はRなかった。君は長い時間をかけて絶望すら薄れさせてしまった。
 だからもう君の世界は泥で出来ていない。君はそれに気づかないといけない。
 そのときが来た」 
僕は知らないと答えた。
そんな僕に真っ黒なピエロは笑いながら僕が失った目玉と腕と脚と内臓をくれた。
目玉と腕と脚と内臓を失ったピエロは僕の身代わりに死んでしまった。
失ったものを取り戻した僕は両目で世界が泥ではなくなっているのを見た。
でも僕は生き返ることができなかった。……

68 :
(´・_・`)

69 :
全ての光から逃げ出して、僕は初めて笑えるようになった

70 :
   ||
 Λ||Λ
( / ⌒ヽ あははははははははははははははははははははは
 | |   |
 ∪ 亅|
  | | |
  ∪∪
   :
   :
 ‐ニ三ニ‐

71 :
いつもヘラヘラしている僕の眼が欠片も笑っていないことに気づく人はいない。
誰も僕を見てはいないのだ。

72 :
滝川高校の捕まってない加害者達、事件を隠蔽した教師たち、保身しか考えず
生徒の命を握りつぶした滝川一族のじいさんたちに↓のようなことになればいいのに
http://shinjuku.cool.ne.jp/sarunokosikake/takoyaki.html
↑じっくり読め、スレ主が書いてある最近の事件について思うこと、滝川高校に当てはまる
ていうか実際加害者達や教師が被害者にしてきたことって、こういうことだろ
なんで文部省はほっとくの?しねばいいのに

73 :
希望

74 :
人は誰も色を持っている。
赤だったり青だったり緑だったり黒とか白とか。
その色が人の価値を決めている。
だから僕も自分に価値が欲しくて、色を持とうとした。
赤くなるように、青くなるように。
「ほら見てよ、僕にも価値があるんだ」
僕はそう言って、自分の色を見せびらかした。
でも誰も僕を見ようとしなかった。
皆知っているのだ、僕の色が贋物だと。
僕の持っている色は全て、色のついた水だった。
ただ赤いだけの青いだけの水、
僕はそれで誰かに認めてもらえると思っていた。
それが間違いだと気付いたときには僕の中身は全て水になっていた。
価値のある色を僕はもう認識できない。

75 :
うわぁぁトランスコーダの場所がわかんなくなっちまったぁぁ
また晒してよ千野
とか書き込むとまた来なくなっちゃうのかな

76 :
←花隈 三宮 王子公園→

77 :
←元町 三ノ宮 灘→

78 :
えみるさん好きよ

79 :
三宮 → 貿易センター

80 :
えみるんるん

81 :
うんこぶしゃー

82 :
  / ̄ ヽ  
  |^◇^ ヽ
 (     )  
  ''ゝ'''ゝ´

83 :
テレビでは今日も僕の悪口を言っている。
窓を開ければ無数の目のない顔が僕を笑うし
耳を塞げば謂れの無い暴言を誰かが喚く。
他者の悪意に晒されて、もう長いこと安らかに眠ることができてない。
僕が何をしたって言うんだろう。
僕はただ人間が嫌いだっただけなのに。
心に思うことすらいけなかったんだろうか。
そんな自由なんて僕にはなかったんだろうか。
「そうだね、それがいけなかったね」
僕は僕に語りかける。
「心の中に人間に対する嫌悪感を抱いたのが全ての間違いだったんだ。
 しかも最悪なことに君の嫌悪感には理由がない。
 存在そのものに対しての嫌悪だった。
 それが君の心の核になってしまったからどうやっても取り除くことができない。
 人の優しさに触れてもダメだ。人の悪意に触れてもダメだ。
 君は他の人間が成功か失敗かを決める前にダメになったんだ。
 そして年齢を重ねる毎に歪んでしまった。
 ばかなやつだなあ、本当に」
「僕もそう思います」
「あっはっはっは」
「……」

84 :
僕がつまらないことが原因で人生に絶望していると
いつの間にか周囲を小さな鬼たちに取り囲まれていた。
彼らはしきりに言う。
「代われ」「代われ」「代われ」「代われ」「代われ」「代われ」「代われ」
僕は鬼を見ずに指先で彼らを潰す。
気持ちの悪い感覚を我慢しながら潰す。

85 :
理由なんかないのに
理由なんかないのに

86 :
死んだ人の悪口を言って
生きている人に殺されよう

87 :
どんな死に方がいい?
ナイフで腹を裂かれたい?
血で周りを汚しながらこの世に対する呪詛を吐いて
醜く笑いながら命乞いを一切せず
全てお前達が悪かったと言い残して
死のう

88 :
「僕は悪くない」
「僕は悪くない」
「僕は悪くない」

89 :
そう言いつつも僕は知っていた
善意による行動と同じように
何もしないことが害悪にならないなんて
自分勝手な道理でしかないことに

90 :
25 名前:千野 投稿日:2006/02/20(月) 02:35:31 (sage)
助けてください
僕を助けてください
このままだと悲しいのです
僕だけではいつまでも悲しいままなのです
誰か僕に一言囁いて欲しいのです
「R」
それだけで僕は救われます
全てから

26 名前:名無しちゃん…電波届いた? 投稿日:2006/02/20(月) 07:36:42 (sage)
>>25
イ`

27 名前:千野 投稿日:2006/02/23(木) 22:53:21 (sage)
生きることは悲しいことです
死ぬことは悲しいことです
世の中には悲しみしかありません
辛いです
ただ生き続けている限り悲しみは続きます
Rば悲しみは終わります

91 :
僕は優しさに甘えている

92 :
「死ぬべき人間が生きて、生きるべき人間が死んでいる……、
 理不尽だと思いませんか?」
彼は最初にそう言った。僕は曖昧な笑みを浮かべて
「そうですね、僕もそう思います。世の中は理不尽だ」
と相槌を打った。彼は露骨に不機嫌な顔をして
「君は自分を持っていないんですか?」
と言った。僕は肯定した。彼は溜息を吐くと
「悲しい人ですね」と言った。
僕は否定も肯定もせず、「わかりません」と答えた。彼は
「君は自分を生きるべき人間だと思いますか?
 死ぬべき人間だと思いますか?」
と訊ねた。僕は
「それを誰が決めるんですか?」と返した。
彼は少しだけ空を見上げて、「人間が決めます」
と言ったので僕は「死ぬべき人間だと思います」と言った。
「僕は死ぬべきです」
彼の顔が真っ青になって、鞄からナイフを取り出して言った。
「じゃあ死んでくれませんか? 私は生きるべき人間でした。
 周りから必要とされていました。私自身も生きることを望んでいました。
 でも死んでしまったんです。なのに君は生きている。理不尽でしょう?」
僕はナイフを自分の胸に突き刺す。一滴の血も出てこない。
もう一度突き刺す。何も出てこない。仕方ないのでそのまま腹を割いた。
何も出てこない。彼が僕の空洞に手を突っ込む。
「全然熱がないですね。内臓もない。君は本当に生きているんですか?」
僕は「死んではいないようです。でも生きてもいないようです」と言い、
「でも僕みたいな人間沢山いるんでしょ? だから僕は死ぬべきだけど、
 死んでないみたいです」と言った。
我ながら自分の醜さで狂いそうだった。

93 :
誤差レベルの個性を大事に抱えて、僕は自分を万能だと思っている

94 :
嫌なことから逃げて何が悪いんですか?
良いことなんか一つもないのに、何で心を現実に向けなきゃいけないんですか?
何で人間を愛さないといけないんですか?
声を出すのは嫌なんです
自分の考えを人に伝えるのは嫌なんです
とりあえず笑顔でいるのは楽しいからではないです
苦しいからでもないです
僕はもう自分の表情を制御できなくなっただけです

95 :
お前はまともに生きちゃいけないんだよ
お前はまともになんてなれないんだよ
何をやっても上手くいかないけれど
他人より劣っているけれど
お前はそれでも狂うことが許されない
現実から逃げてもダメなんだよ
お前はダメなんだよ

96 :
空想のロボットが街を破壊する。
僕は醜い怪獣に変身してロボットと戦う。
腕を千切られ、目を焼かれ、やっとロボットを壊したときには
僕の体はぐちゃぐちゃになっていた。
もう人間に戻ることもできない。
元に戻れなくなった僕を街の人たちは哀れんで、
大量の油をかけて焼き殺した。

97 :
遠い場所しか僕にはない

98 :
「あの人はそういう人だから」
僕に下される評価
例外扱い
それは僕の存在に対する許しのようで
完全な拒絶
明るい闇の言葉だ
ケラケラケラケラ

99 :
太陽の光を長時間浴びると僕のような人間は心を灰にされてしまう。
そのことが科学的に証明されてから僕の両親はことあるごとに
僕を太陽の下に連れて行こうとするようになった。
外界を拒絶している僕は太陽光線の害を知らないと思っているのだ。
そのたびに声にならない叫びをあげて暴れて、家の中をめちゃくちゃにしてやった。
幼い頃僕が使っていた学習机、僕が昔読んでいたマンガ本、聞いていたCD、
着ていた服、今使っている体、それらに対して僕は暴力を振るうのだ。
両親はそんな僕をただ泣きながら見ている。
決して止めはしない。
ただ泣きながら見ている。
決して止めはしない。
ただ泣きながら見ている。
決して止めはしない。
ただ泣きながら見ている。
決して止めはしない。
ただ泣きながら見ている。
決して止めはしない。

100 :
ある日僕は灰になりたくなった。
灰になるのが一番いいのだと思った。

101 :
「自分の暗闇の中にいつまでも閉じ篭っていてはいけないのだ」
そう言って一人の男が街に飛び出した。
空は曇り、今にも雨が降りそうな黒い曇り空。
男は空を見上げると、手を伸ばして、しばらく動かなくなった。

102 :
最初に引き金を引いたのは誰だったか

103 :
無理して俺のことを褒めなくていいよ
気にしてないから
俺は敗北者
俺は脱落者
自覚はある
でも這い上がる気が全くしない
もう終わってるんだよ

104 :
屋上で飛び降り自殺した少年がライフガードを飲んでいる。
空ろな瞳で空を見上げるでもなく、地上を見下ろすでもなくただ視線をふらふらと揺らしている。
少年がどんな理由で死んだのかは誰にもわからない。
もう全ては終わったことで、真実など意味をもたないし、彼の死に対する真実を誰も求めていなかった。
少年は既に過去だった。
「君は何で死んだの?」と興味もないのに僕が訊ねると少年は
「生きていても仕方ないと思ったんだ」と答えた。「どうしてだい?」と訊ねると少年は
「何をしても何をされても僕は自分を空っぽだとしか思えなかった。
 心の揺らぎはあった。他人に心があることも理解できた。
 でも僕はそれらを大事だと思えなかった。そしてそれ以外も大事だと思えなかった。
 常に人間の中で人間として生きていたけれど、僕の核の部分はいつも空っぽだった。
 何で自分がそうなのか理由を探してみたけれど、わからなかった。
 自分と同じような人間がいると本で知ったけれど、実際は同じではないな、と思った。
 空っぽなのに他人を求めるんだぜ、あいつら……。
 そして僕は一人ぼっちなんだなあ、と思った。
 これから先も僕は変われない。変わることができない。
 苦しくない苦しみも悲しくない悲しみも常に消えない。
 だから僕はこれ以上生きていても仕方ないと思ったんだ」
いつしか少年は泣き出した。声も出さず、表情を変えることもなく涙だけを流した。
僕は泥を吐き出して、屋上を汚した。

105 :
猫は首を切断されて、鳴くこともできないから僕の足に体を寄せた。
僕は猫を仰向けにして腹を撫でる。白い体毛と肉の感触が心地よい。
ずっとそうしていると猫が飽きたのか僕の腕を引っ掻いて逃げていってしまった。
僕はだらだら血を流して、猫のいなくなってしまった場所でぼーっとする。
何が悪かったのか本気でわからなかった。
どの距離まで近づいて、どの間だけ親しくしていいのか僕にはわからなかった。
ただ僕はそれでも知っていた。
暗闇だけは僕の傍にあって、僕の気持ちの悪い感情も行動も拒絶しない。

106 :
「ある一定の範囲内であれば大概の人間は善人だろうさ」
「それは希望的観測だよ」
「僕は肯定的な意味で言ったんじゃないよ」

107 :
許してください

108 :
ケンタッキーフライドチキンの皮だけを食べて生きて行きたい

109 :
モスバーガーの山ぶどうスカッシュだけを飲んで生きて行きたい

110 :
千野(せんの)
電波板に割りと昔からいるっぽいマイナーコテ
登場頻度は自分勝手すぎて予測不能
性格も能力も最低で死ぬ死ぬ言いつつ虫けらのように生きる
吐き出す言葉はネガティブですらない空気で
同じことを延々延々言い続け劣化だけを繰り返す
ネットでもリアルでも人間関係を上手く築くことができない
黙って俯いていれば何もかもが通り過ぎていくと思い込んでいる
ばかにされることに慣れきってしまっているが
意味のわからないことで腹を立てるが爆発しない
心のどこかで自分を抑えきれなくなって
取り返しのつかないことをするのを望んでいる臆病者
ゆっくり死んでいる

111 :
111

112 :
全部錯覚でした

113 :
屍が生きている理不尽を追求して僕はおかしくなってしまった。
笑顔が完全に張り付いて他人に殊更憎まれることはなくなったが
代わりに他人を自分の傍に置くことができなくなった。
実家を出て一人暮らしを始めたのも一番の原因はそれだった。
僕は自分を見られることを極端に恐れるようになってしまった。
自分の体、自分の言葉、自分の思考。
異常性を自覚しているから拒絶されることを恐れて、
同じに理解されることも恐れている。

114 :
自分が興味のない事柄に対して恐ろしいほど無知であることを知る。

115 :
目覚まし時計が僕に「目覚めよ」と告げる。
僕は眠った頭のままでどうしていいかわからないと返す。
目覚まし時計は僕を無視して「目覚めよ」としか言わない。
僕は目覚まし時計を分解して二度と言葉を喋ることができないように
水の中に沈めた。目覚まし時計はもう僕に「目覚めろ」とは言わない。
邪魔なものがいなくなって、僕はようやく眠れると思ったが
眠った頭と心が上手く接続できなくて眠りに就くことができなかった。
もう誰も僕に「目覚めろ」と言わないのに、僕は自分一人で眠りを失ってしまった。
……。

116 :
光に照らされて蝉の死骸は鳴き出した。
僕は影でそれを見ている。指が震えてしかたなかったけれど
誰もそれには気付かない。いや、多分気付いているけれど
気付かない振りをしている。気付いているのがバレると
面倒なことになると思っているのだろう。くそ。

117 :
「みんな死んでしまえ!」
僕がそう叫ぶと部屋の電気が消えるように皆死んでしまった。
僕だけが生きていて、皆の死体を蹴ったり唾を吐いたりして笑っていた。
今まで自分自身が自分を苦しめていたのだと思ったけれど
それは間違いだった。やっぱり僕を苦しめていたのは他人だったのだ。
道理で幾ら悩んでも苦しんでも掻き毟ってもちっとも楽にならないわけだ。
僕が僕をどうしても原因が他にあるならば解放などされるはずがないのだ。

118 :
部屋の中で男が死んでいた。
彼の部屋には何もなく、ただ黒い手帳だけがあった。
手帳にはびっしりと「みんな死んでしまえ」という言葉が閉じ込められていた。
男を知る者は皆彼の死に驚いて「可哀相な人ですね」と気持ち悪そうに言った。

119 :
結局僕らは僕ら以外の何者にもなれない

120 :
あっはっはっはっは

121 :
何笑ってるんだよ

122 :
お前、自分が一番偉いと思っているんだろ?

123 :
自分に可能性があるなんて思い込んでいられるうちはRない

124 :
「毎日が辛いんです」
「そうですか」
「理由もなく、僕は辛くて仕方がないんです」
「そうですか」
「僕にはやりたいことがありません、やるべきこともありません。
 頼れる人も頼ってくれる人もないです。
 大切なものもないです。ただ捨てられないだけで、いざなくなってしまえば
 僕はすぐ気にしなくなるでしょう。今と同じに」
「そうですか」
「理不尽に対しても怒りをもてません、好意に対しても自然と拒絶してしまいます」
「そうですか」
「ただ毎日が辛くて仕方ないんです」
「そうですか」
「どうすれば楽になれるんでしょうか?」
「甘えるな」
「……、どうすれば、楽に、なれるんでしょうか?」

125 :
夕闇の中に一人の影がいて、意味不明な踊りを踊っている。
でもその踊りは影の中に隠れて、誰にも見えない。
「何してるんですか?」と僕が訊ねると影は踊りながら
「自分を表現しているんだ」と言った。
僕は吹き出しそうになるのを我慢しながら「誰にですか?」
と訊ねた。「黒の中に黒では誰にも見えませんよ?」
影は踊りながら「誰にでも見せればいいというわけじゃないんだ。
希望が全ての人を救うわけじゃないように、
絶望が全ての人をRわけじゃないように人の価値観は一つじゃないからね。
大丈夫、たとえ闇の中に埋もれていても、誰かがきっと気付いてくれる。
そしてその人は僕のことを理解してくれるんだ」
僕はついに失笑して、「意味不明な踊りにしか見えませんよ!」と
手を叩いた。すると影は踊るのをやめ、悲しそうな顔をして
僕の足元に戻っていった。僕は暗い顔で空に手を伸ばしている。

126 :
お前は一体何様なんだ?
普段は滅多に自分の考えを表さないくせに
調子に乗ると善人気取りで言葉だけを吐く。
自分では実行もできない言葉を吐いて
常識人を気取ってどうしようって言うんだ?
クズ人間が、ダメ人間が、そんなんで人に認められるとでも思っているのか?
安心しろよ××、周りはお前の普段の無能振りを知っているサ。
お前の言葉のスカスカっぷりも看破されてる。
逃げ出したお前がようやく辿り着いた場所からも、
お前は逃げ出すしかないんだ。
お前は負けるために生まれてきたんだ。
勝負することからも逃げ出せよ。
ばーか。
ばーか。
ばーか。
……

127 :
僕が鏡に話しかけていると影絵のように
真っ黒の肌と真っ白の髪をした僕が鏡の前の僕に話しかけてきた。
「怖がらなくていいよ」「怖くて仕方ないです」
「君が怖がるようなことは先ず起きない」「それは嘘です。
 僕は先ず起きないことが起きた昨日を知っています」
「あれは君を壊すためにやったわけじゃないと思うよ」「僕もそう思います。
 普通の人間はあんなことで壊れたりしません。普通じゃない人間が
 普通の場所に紛れ込んでいるのだから、それで壊れた僕が一方的に悪いんです」
「自分を責めるのもよくない」「じゃあ誰を責めればいいんですか?
 誰が悪かったんですか? 誰も悪くないなら、僕が悪いことにするのが最も楽です」
「……」「……」
「逃げ出した先に」「逃げ出した先に?」
「何があった?」「何も。どこに行っても新世界などありません。
 どこに行っても、違う人間が似たような役割を演じているだけでした」
「そして同じようにどこに行っても君は壊れて、また逃げる」「はい」
「そろそろおしまいにしようと思わないかい?」「Rばいいですか?」
「逃げるのをやめようと言ってるんだよ」「Rばいいですか?」
「死んだまま生きればいいさ。人間は死体のように生きていける生き物だ」「嘘吐き」
「嘘じゃない。変に生きようとするから君は苦しいんだ。」「……」
「生きるは苦しみ、心の闇だ。
 それを殺せば君は本当の意味で感動も絶望も無い生死人になれる」「それには
 逃げ出すのをやめないといけないですか?」
「そう。壊れてもそこで逃げ出してしまうから再生してしまうんだ。
 逃げ出さず壊れたままでそこにいればいい。皆が君を殺してくれるよ」「……怖いです

「また逃げるんだね」「はい」
「それもいいさ」「ごめんなさい」

128 :
光を探して僕は自分の体を引き裂いた。
でも僕の体からは黒い粘質の塊しか湧き出てこない。
それは光を反射しない完全な闇だった。
僕はそれを全部出してしまおうと思った。
そうすることで僕にも光が手に入ると思った。
だから僕は僕を引き裂き続けた。
黒い闇の塊はとめどなく溢れ続けて、いつまで経っても
僕の体から尽きることはなかった。
僕は仕方がないので部屋中に溢れた闇を塗りこんで
自分も闇になろうと思った。
闇に埋もれてしばらく過ごした。
何も無い、本当に何も無い時間だった。
僕は自分が時間を幾らでも捨てることのできる人間なのだと悟った。

129 :
もう自分で自分を慰めるしかなくなった人
哀れだね
愚かだね
ばかだね
だめだね

130 :
ビンの底には少しだけ水が残っている。
変色して黄色くなったそこに小さな黒色の足の生えた魚が泳いでいる。
魚には目がなく、口がなく、ただぽっかりと大きな円い穴が開いている。
そこから水を吸い込んで、尻から吐き出す。
僕はその魚に人魚と名付けた。
「人魚、今日も僕は上手くできなかったよ」
一日の終わりに僕は人魚に話しかける。
「僕はやっぱりどうしようもないばかな人間らしい。
 いつまで経っても人の言葉を表面だけしか受け取れないから
 他人より行動が遅れるし気が利かない。
 わざわざ面と向かって批難されるまで自分のやっていることが
 間違っていることにも気付けなかったよ。
 僕には自分で考える頭がないんだろうね。
 僕は君が羨ましいよ」
そんな愚痴を吐き出して、ビンの底をゆらゆらしている人魚を見るのが
日課だった。それが楽しいわけでも安らぎを覚えているわけでもない。
「……」
ある日家に帰ると、人魚が死んでいた。
僕は人魚をトイレに流すと、洗面台の鏡を見た。
そこに映る僕の顔は笑顔だった。そんな自分が嫌で嫌で仕方ない。

131 :
イエス

132 :
四月のせいで僕の知り合いたちはほとんどどこかへ行ってしまった。
それほど親しいわけでもない人達、すぐに僕は名前も顔も忘れてしまうだろう。
去年の夏頃僕と係わりを持っていた人々を僕は既に忘れている。
人間の顔と名前を覚えるのが僕はとても苦手だ。
おそらく彼らも僕のことなどすぐに忘れてしまうのだろう。
それでいい。僕の人生はその繰り返しで消費されていけばいいのだ。
時間は二度と戻らないけれど、僕に惜しむ権利はない。

133 :
優しい人たちが円を組んで僕を取り囲む。
「君はまだ大丈夫だよ」
僕はフォークを片手に首を振る。
「いつか変われるなんて思ったときもありました。
 自分が絶対に行かない場所に行ったり、
 自分が絶対に合わない人と親しくしようとしたりしました。
 でも僕は変われませんでした。
 理由を考えれば単純で、僕が自分から変わろうと思わなかったせいです。
 僕は流されることで自分の核も変化すると考えていたのです。
 でもそれは間違いでした。僕の核は僕が自覚している以上に傲慢でした」
優しい人たちは僕がまだ何か言おうとしていると考えたのか、
しばらく見守っていたが、僕が言葉を続けることができないと悟って
「君はまだ大丈夫だよ」と言った。
僕はフォークで自分の腕を刺す。そこから黒い液体が垂れる。
そして指先を伝って地面に落ちる。
周囲にひどい悪臭が漂った。
僕が泣きそうな顔で周囲を見ると、優しい人たちは顔を顰めて
僕に何かを言おうとしていた。しばらく不安な顔で見守っていたが
誰も言葉を発さないことを悟って僕は
「僕はまだ大丈夫ですか?」と言った。
優しい人たちは消えていた。

134 :
冷蔵庫と冷蔵庫と冷蔵庫に取り囲まれて男が自分は大丈夫だと呟いていた。
真っ暗な部屋には飛べない飛行機がぶらさがり、首のないフィギュアが
壁を指差している。散乱したチラシとスーパーのビニール袋が床を支配し
テーブルの上では半分ほど中身の残った温いゲータレード居場所をなくしていた。

135 :
ノー

136 :


137 :
二つ下の弟がいる。僕と違って優秀で、
僕と違って劣等感で人格を作ったりしていない。
弟は僕のことをいつも呼び捨てたが、
別に僕を見下しているわけではなくて、
むしろ僕と親しくしようと心がけているようだった。
家族に対してもいつの間にか無口になっていた僕を
弟は切り捨てたりせず、理解しようとしていた。
僕はそんな弟が嫌いだった。

138 :
僕は僕を理解しようとする人間を
僕に危害を加えようとする者以上に恐れる

139 :
飛べない鳥が僕に言った。
「飛びたい」
僕は首を振る。
「君は飛べない」
飛べない鳥はそれでも僕に言う。
「飛びたい。飛びたいよ。
 昔、僕は飛べるはずだったんだ。
 ちゃんと翼があって……。
 今の僕は飛べないけれど、
 初めから飛べないわけじゃなかったんだ……」
僕はまた首を振り飛べない鳥に言う。
「確かに君には翼があった。
 でもあまり昔のことに縋ってはいけないよ。
 過去は現在に繋がっているけれど、
 現在から過去に繋げることはできない。
 今の君はもう飛べないんだ。その事実に対して過去はただ無力だよ」
飛べない鳥はそれでもしばらく「飛びたい」と
誰に対してでもなく祈り続けていた。
僕は見苦しい鳥を哀れんで、「翼をあげよう」と言った。
「……それは君のかい?」
「僕に翼はないよ。他の人の翼をもいで、君にあげよう」

140 :
僕の足許には両腕を切断された人間がいる。人間は泣きながら
「返しておくれ」と僕に懇願する。
僕は首を振る。
「君はもう飛べない」
人間はそれでも僕に願う。
「返しておくれ。それがないと僕は飛べない……」
僕はまた首を振りながら人間に言う。
「それはできないよ。君は僕に翼をもがれた。
 君は僕に敗北したんだ。君の夢は潰えた。
 いつまでも縋るべきじゃない」
人間はそれでも「返しておくれ」と言い、涙を流した。
僕は人間の切断した両腕を眺めて、
「どうして僕には翼がないのだろう……」
と独り言を言った。
そして僕は人間を捨てた。

141 :
飛べない鳥がはしゃいでいる。他人の翼をぶらさげて、
飛べない鳥がはしゃいでいる。僕はそれを眺めている。
「……」
「これで僕は飛ぶことができる」
飛べない鳥が翼を広げる。僕はそれを眺めている。
飛べない鳥が羽ばたいて、空に舞い上がる。僕はそれを眺めている。
多分、墜ちることを望んでいた。
でも鳥は堕ちて来ない。僕の頭上で円を描いて、僕を見下ろしている。
僕は俯いて呟く。
「継ぎ接ぎの翼で飛べるなんて君は偽物だ。
 自分の翼以外で飛べるなんて君は偽物だ。
 他人の翼で飛べるなんて君は偽物だ……」
その言葉は遠すぎて鳥には聞こえない。
ただ鳥が空を飛んでいる事実だけがあった。
空を見上げると、鳥は既に居なくなっていた。

142 :
こうしてまた一人になった僕は飛べなくなった人間を訪ねた。
両腕のない人間は、暗い部屋の中にいて、端っこで壁に凭れて
窓の外を眺めていた。窓の外の景色は隣のビルの黒ずんだ壁だった。
人間の部屋にあがる。僕の存在に気付いた人間が顔をこちらに向ける。
その表情はただ空っぽだった。
僕は人間に「何か願いはありますか?」と言った。
人間は僕に「殺してやる……」と言った。
僕は「君も飛べない」と喜んだ。
……

143 :
今の僕を彼らが見たら何というのだろう
死んだまま生きかえることなく無為な日を過ごす僕
あの日の僕が一番唾棄していた存在に僕はなっている
彼らは僕を殺してくれるだろうか
もう、連絡のとりようもないけれど

144 :
夕闇に蝉の声が聞こえる。
地面に落ちた桜が汚い。
僕は失くした僕の影を探して街を徘徊する。
僕以外の全ての人は影絵のように真っ黒で
完全に背景と化していた。
僕はついに他人を認識できなくなってしまったのだ。
赤と黒に染まった街で僕は逃げ出した影を探す。
見つけ出して殺さなければならない。
裏切り者は死ななければならない。
影はデパートの屋上で僕を待っていた。
僕をベンチに座らせ、コーラを渡す。黒いコーラ。
氷が揺れて、僕は影に問う。
「どうして僕から離れていってしまうんだ……。
 僕を独りにしないでおくれ」
影は僕の肩に手を置いて、
「どんなに僕が君の傍にいても、どんなに僕が君の傍にいたとしても
 君は孤独なままだ。僕が君を慰めれば慰めるほど、君の孤独は深くなる。
 誰からも相手にされない君は自分を崩壊させないために
 僕に頼るけれど、それが余計に君を崩壊させる。
 全て、君は理解しているはずだよ。
 狂気と歪みでできた君がそれでも
 捨てられない心の弱さ、自分を正しいと思えない君が
 狂気と歪みに染まりきることはできない」
「僕は君を殺しにきたんだ」
「殺せばいいさ」
僕を影を押し倒して馬乗りになる。首に手をかけ、力を入れる。
影は抵抗しない。両手を広げて、僕を待っているようにすら見える。
怖くなって、手を離した。僕は影を殺せなかった。
「殺さないの?」
僕は何も言わず、自分の顔を両手で覆った。

145 :
階段を見ると、これは空に向かってのびているのだと思うようになった。
地下に向かう階段も同じで、僕には階段は死の象徴のように見えた。
影絵になった人々は相変らず僕を排斥せず、受け入れず、
別の生き物として扱った。毎日部屋に帰るたびに体が動かなくなるほど
落ち込む僕を影が慰めてくれる。影はあれから一度も僕から逃げ出さない。
「テレビをつけてあげよう。今なら深夜のバラエティーをやっているよ」
影がテレビをオンにする。他人の悪口と自慢話しかしない女が
「そうなんですよー」と甲高い声で喚き、しらじらしい笑い声が
発生する。「君はこの女性が嫌いだったね。でも多くの人は彼女に好意的だよ」
「君も彼女が好きなのか?」
「僕は人間全てが嫌いだよ、君と同じに」
「……」
その眼差しはどこまでも僕に優しい。
僕はいつしかそれが怖くてたまらなくなった。
影が僕を不安にさせる。
僕は影を殺せない。
テレビの裏側からもう一つ影が出てくる。
「情けない奴め、誰からも相手にしてもらえないから
 そうして毎日毎日自分自身を慰めているのか。
 お前は終わっているんだよ。狂っている。
 死んだ方がいい。生きていてはいけない。生きていても仕方がない」
僕は僕を慰める影とは別に、僕を罵倒する影を作り出した。
優しい影からもう一つの影は見えない。
都合のいい妄想。結局、どちらも僕のための影だった。
僕は僕自身の崩壊をただ待っていた。

146 :
ある朝目覚めると、とても気分が良かった。
少し汗をかいていて、いつも感じていた重力が消えていて
奇妙な浮遊感を持っていた。何か夢を見ていた気がするけれど
どんな夢を見ていたか思い出せない。
朝食にパスタを茹で、野菜ジュースを冷蔵庫から取り出す。
顔を洗うと、鏡の前の僕はとても疲れた顔をしていた。
朝食を食べて着替える。鉛のようだった衣服がとても軽い。
鞄を手に持ちドアを開ける。
陽の光から守るようにイヤホンをつけて音楽を聴く。
駅まで来る。でも僕は改札をぬける気にはなれなかった。
駅を離れて歩き出す。遠くで電車の音がして、僕は歩みを速くする。
当てもなく歩いていると、街の中にぽっかりと穴が開いているように見えた。
そこには階段があった。
僕は階段をかけあがる。
途中出会った影絵が僕をじっと見たが気にしなかった。
長い階段を上ると、ドアがあった。
鍵はかかっていない。僕は自分が運がいいと思った。
屋上には誰もいない。少しだけ風が吹いていた。
太陽の暖かさと空気の冷たさがあった。
「飛べるかな」
と問うけれど、誰からも返事は返ってこない。
屋上に僕を閉じ込める柵を乗り越えて、地上を見下ろす。
車が走っている。影絵が歩いている。信号の光は認識できない。
これは何色だろうか、と考えるけれど上手く表すことができない。
混ぜてしまえば灰色だろうけれど。
そんなことを考えて、僕は落ちた。

147 :
楽園に行きたい

148 :
楽園に行きたい

149 :
楽園に行きたい

150 :
楽園に行きたい

151 :
楽園はありませんでした。
どこにもありませんでした。
どこも僕には楽園ではありませんでした。
僕がそう言うと天使が悲しそうな顔で
「お前は幸せにはなれないね」
と言った。
僕は部屋に乱雑に置かれた形になっていないものたちを指差す。
「これは一体なんなんでしょうか。
 どうして感情は長くもってくれないんですか。
 ほんの一時だけ僕に希望を与えて、まるで価値があるように思わせて
 どうして途中から意味を失ってしまうんですか。
 ……わかっています。全部悪いのは僕です。
 僕が意味がないと失望して捨ててきたもの全て、
 誰かにとっては大いに意味のあるものでした。
 僕は多分錯覚したのです。
 他人の楽園を自分にとっても楽園になる気がしたんです。
 それが僕の愚かさです。
 僕は虚無を抱えて生きているくせに、
 未だ虚無を完全に受け入れることができないでいる。
 だから希望に縋ろうとする。
 でもそれは他人の希望で僕を救ってくれない。
 他人の熱で浮かれても結局は冷めてしまう。
 だから僕には中身のないものしか作れない」
天使が悲しそうな顔で
「お前は幸せにはなれないね」
と言った。天使には顔がなかった。

152 :
http://www.denpark.net/2003log/1045504471.html

たまに自分の昔書いたレスを読むと
今の僕がいかに劣化しているのかがわかる。
内側だけを向いた人間は自分の妄想で肥ることはできても
醜くなることしかできない。

153 :
冷たい幻の中で僕は放課後の教室にいた。
カッターナイフをギチギチと出したりしまったりして
汚れたタイルの間隙を眺めている。何も考えたくなかった。
「殺してください」そう呟く声がして顔を上げると
ぼやけた顔の少年が立っていた。その顔を思い出せないけれど
僕は彼が誰だか知っていた。学生時代のクラスメートだったHだ。
あの頃を思い出す。Hは僕と同じように暗かった。
ただHは僕のように笑顔を顔に貼り付けようとはせず、いつも俯いていた。
表面上の笑いで何とか陰鬱さを隠した僕が教室に透明人間として
存在していたのに対して、異質なオーラを隠さなかった彼は
宇宙人と呼ばれ教室に紛れた異物として扱われていた。
見えない人間と見えないことにされた人間。
僕は密かに彼に対して仲間意識を持っていた。
でも僕はHを助けなかった。たびたびクラスメートたちはHをネタにして
笑い合った。何をされても、何を言われてもHは抵抗せずただ下を向いていた。
僕は彼を気にしつつもヘラヘラ笑っていた。
他人を見下すことで得られるささやかな優越感、その気持ちよさも僕は知っていた。
そしてそのまま、僕は一度もHに近づくことなく、卒業した。
彼がその後どんな人生を歩んだのかなど、知る由もない。

154 :
目の前のHが「殺してください」と呟いている。
僕はHの声を思い出せない。「どうして殺されたいの?」
「殺してください」「H、君は死んでしまいたいの?」
「僕はHではありません」「君はHだよ」
「僕はあなたの罪悪感です。あなたはHという少年を見捨てました。
 そのくせに仲間だと思う、その言い訳を正当化するための存在です」
「Hは僕を恨んでいないだろう。多分、Hにとっても僕は透明人間だった」
「僕はあなたの醜さの欠片です」
Hが僕の傍に寄る。僕は立ち尽す。
Hが僕の腕を取り、カッターナイフがギチギチと鳴いた。
Hの顔が切り裂かれる。裂け目から黒い煙が涙のように垂れて、
床に沈んでいった。煙が失われたHはその存在を維持することができず
どろどろと溶けて、黒い水溜りを残して消滅した。
黒板には白いチョークで大きく「人殺し」と書かれている。
僕はナイフを持っていない手で顔を覆い隠した。

155 :
電車の中で夢を見る。疲れているんだな、と僕は思った。
窓の外は既視感の塊のような景色で、
自分が寝過ごしていないことに安心する。
寝過ごしたところでもう誰かに責められることもないので
何の問題もないのだけれど。
時計を見ると電池が切れているのか
0時5秒前で止まったままになっていた。
最終の列車、乗客は僕と遥か向こうの車両に座っているサラリーマンだけ。
やることがないので携帯電話を開くと、メールが一通届いていた。
学生時代の知り合いからのもので内容は今度同窓会をやるらしく
その出欠の確認と、今の僕の住所を教えて欲しいというものだった。
僕は中吊り広告を見上げる。週刊誌の下品な見出しとサングラスをかけて
下を向く女の白黒写真と赤。電車が揺れる重力。
『僕はもう死んだものと思ってください』
そう返信し、携帯電話をしまう。
ふと遥か向こうを見ると、サラリーマンがいなくなっていた。

156 :
電車の中に僕だけが取り残されて、窓の外は全て闇だと気づく。
逃げるように鞄から文庫本を取り出すけれど、
そこには『僕はもう死んだものと思ってください』と書かれている。
僕はいつ死んだのだろう。思い出せない。
死んだのに何で僕は生きているんだろう。わからない。
ただ自分に力がないのだけは自覚している。
何も変えられないし、変われない。
僕は汗をかき、Tシャツを引っ張って襟から風を入れようとする。
でもダメだった。僕は空気の流れを作ることもできなくなっていた。
「僕はもう、死んだものと思ってください」

157 :
窓を知らない景色が流れていくので僕は自分が乗り過ごしたのだと思った。
それともこの電車は僕の止まるべき駅には止まらないのだろうか。
わからないけれど、どうでもいいと思えた。
僕が帰らないことで誰かに責められることもなければ
僕自身も帰りたいともう思わなくなっていた。
やがて電車が止まる。僕は動かない。
もう終点まで行ってしまおう。
そう思っていると、白い明かりのついたホームに僕が立っていた。
電車は止まったまま発車しない。
僕は何となく納得して、目を閉じた。

158 :
 

159 :
スレタイはなんで三宮?

160 :
おまえ自己顕示欲強すぎ
わかってわかっての固まりだなこんなとこで真似ごとな言葉を並べて
おまえは逃げてるだけのカス
わかってわかっての内はおまえは何もわかってないんだよ
逃げてんなさっさと自分の人生に蹴をつけろ

161 :
保守

162 :
保守

163 :
酔生夢死。

164 :
毒を呑んで生きよう。

165 :
保守

166 :
生きているのか死んでいるのか、自分でもわからないから
死んだ人間の物まねをしていると人々は僕を忘れていった。
僕の存在を忘れ、僕が生きていることを忘れて、死ぬことも忘れた。
僕は透明な生き物になった。誰も僕が自分達と同じ人間だと思わなくなった。
皆が僕を素通りしていく。僕はただ笑っていた。
僕自身、僕がどんな存在だったかをもう忘れてしまっていた。
昔はもう少し、人と上手く付き合っていけた気がする。
昔はもう少し、感情が振れていた気がする。
そんな気がするけれど、昔から僕はこんなだった気もする。
変わってしまってこうなったのか
変われなかったからこうなったのか僕にはわからない。
ただ理解しているのは僕の人生に価値がないことと
緩やかに先伸ばしているだけで破滅しか待っていないこと。
何で生まれて来たんだろう?

167 :
そんなことを考えて、僕はニヤニヤしていた。

168 :
あはははははははははははははははははははははははははははは

169 :
僕が声を出して笑うと皆嫌な顔をする。
はっとなって周囲を見ると、顔の見えない場所から
「気持ち悪い」と声がした。
僕は下を向いて、死にたくなった。
そんな自分がおかしくてまた僕は笑った。

170 :
┗(^o^ )┓三
  ┏┗   三

171 :
☆ミ

172 :
このスレを見てる人にお勧めのCD
ムック「朽木の灯」「是空」
です

173 :
保守

174 :
関東一円の雷雨の夜明けの晩に吉行ちゃんが作者不明になりました。
私達は吉行ちゃんの著作権者を捜しています。
その日の暗い雨は偽物の雨でした、六十八億の醜い細胞でした。
不気味な電灯の下にレインコートで佇む正体不明の吉行ちゃんの最後の姿が確認されました。
不安と憎悪が片岡の胸の中を暴れ彼は見悶えた後に気が滅入ってしまいました。
その時、すぐ近くに雷が落ちました、手招きするようにゆっくりした雷。
精液のような濁った発光をし大気を破って癇癪を起こしました。
アスファルトの水溜まりの中に一匹の魚が打ち揚げられていました。
西から来た雨粒が体に打ち付ける度に無表情にピチピチと死体をくねらせていました。
そっと拾い上げると上半身がポロリと落ちてその断面には骨も臓物も無く、
ただ白いゴムそのものだったのが悲しくて暫く魚の目と見詰め合っていました。
辺りには私物が撒き散らされていました、お人形、三輪車、注射針、絵本、肝油ドロップ。
その時、電柱の影から吉行ちゃんのような何かが粘り付くようにこちらを見ていました。
「あっ」と思い私は駆け出すと吉行ちゃんっぽい物がさっと電柱に隠れ、
そこには体を構成する水分を97%まで高めた判別困難な吉行ちゃん?が突っ伏していたのです。
それは雨水に混ざってとろけだし坂道をずるずると下ってやがて衣服のみが残りました。
吉行ちゃんの最後の言葉は「誰か助けて。私はここにいるよ。三時八分。」でした。
引き続き高梨ちゃんの捜索は続行中ですので情報をお持ちの方は仁科さんまでご連絡ください。

175 :
何もせず何も考えずただ時間だけが過ぎていく。
僕はそれを見て、やっぱり何も思わない。
蓄積のない人生に価値はないと知っている。
虚無に包まれて無感情な毎日は安らかなようで
自分に価値があると信じたい傲慢さが首を絞めるので緩く苦しい。
でも僕は何もしない。
そのうち誰かが助けてくれるとかあるわけないし、
そのうち何かが自分の中に生まれてくるとも思えないけど
僕は何もしない。
最近は無意味に焦ることもあまりなくなった。
これでいいとは思えないんだけど、これでいいかもしれない。
どうせ人生はいつか終わる。待ってれば勝手に終わってくれるなら
もう能動的になる必要はないかもしれない。
一度だって自分から動いた記憶はないけれど。

176 :
            ))
           ((
           __   (:::.:)
           |ニ |  (:::;;)(;;;::)(;;::::)
           | ニ| \ ̄ ̄ ̄ ̄/
       (ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ/ ̄ ̄\
      /※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ / / ̄~  ̄" ー _
     /※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ /  /,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、
    /※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ /  /::::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ
    /※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ /  /:::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/
   /※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ /  /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く
   /※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ /  /:::::::::::::`(:::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ
 /ヽ――────────────────"  /::::::::::::::::::::::::: :●::::::::::::::::::::::: : : :_>
 ヽ____________________ノ ::::::::::::::::::::::::: `' __:::::::::-‐ ´
                               -____,, ----- ―"

177 :
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ
お前は偽物なんだ

178 :
☆ミ

179 :
感情のない人間だと思われているようで、
心の中に激しい劣等感を持っていることは
あまり知られていないようで、
僕はどうやら温厚な人間ということになっているらしい。
他人の悪口を言わないのは興味がないからで
他人と争わないのは自分が正しいと絶対に思うことができないし
勝ち負けに対して意味を求められないからで
他人を憎まないのは自分と他者を同等と思ってないからで
あまり自分の考えを外に漏らさないのはどうせ理解されないと思ってるから
そんな終わってる僕をしかし人々は無害と思い込む。
ばかだぜあいつら。……

180 :
    , -‐――- 、  / /
   /イ# /⌒ ~⌒^ヾ、/
   | ∇イノノハヽ) ソ
   レ'(| | ,Ф Ф、|リ
   N从ゝ''' ワ''ノハ   有為様のケツ毛食べたいですわ☆
    ⊂li|(.゚w゚)|i
     とく_-、___」
        lヲ

181 :
あれ俺は生きてるんだっけ?と呟いて方目をつむる。
開けている方の目が疲れてチカチカ痛い。
閉じている方の目が何を見ているのか僕にはわからない。
開けている方の目はテーブルの上の携帯電話を見ている。
誰からもかかってこない、誰とも繋がっていない僕の携帯電話。
それを手に取り、僕は話しかけた。
「もしもし、××さんですか?」
「……」
「昔君と同じクラスだった千野です。覚えてますか?」
「……」
「いつも独りだった僕に一度だけ話しかけてくれたのを僕は覚えています。
 君にしてみれば特に意味はないんだろうけど、僕はそれがとても怖かった。
 僕は当時から自分を異常だと思っていました。
 僕は他人より、心の中に空白が多いのです。
 そのために感情の流れが阻害されて、ひどく無神経な人間になっていました。
 だから僕は死んだように息を潜めて、いないように生きていこうとしていたのです。
 誰にも見つからないように、僕は適度に無神経な部分を晒して、
 つまらない返答をし、親しくされたり恨まれたり、人の記憶に残ったりしないように
 生きようとしていたのです。それなのに君は僕に話しかけてきましたね。
 あのとき僕は君がとても怖かった。僕を覚えていますか?」
「……、……」
電話からボソボソと奇妙な音がする。
それが何を言っているのかはわからない。
僕は××の顔を思い出せない。
××が本当に存在していたのかも確信が持てない。
××という名前も多分嘘だ。
僕が両目をつむると、ただ恐怖だけが残って何も見えなくなった。

182 :
今の僕には電波も狂気も暗さもクソゲー分も足りない。
生きている価値がない。

183 :
気が付いたら部屋がまた汚くなってる。

184 :
有村竜太朗のいもむしどろっぷがニコニコにうpされてるから見ようよみんな。

185 :
冷蔵庫の中には殺した僕の生首が入っていて、
毎晩僕が眠ろうとすると、冷蔵庫の中から僕を呼ぶ。
だから僕は冷蔵庫の扉を開き、生首に声をかける。
「僕は眠いんだ、眠りたいんだ。静かにしていておくれ。
 全てを閉じて眠りたいそのときに、君の声が聞こえてくると
 僕は思い出したくないことを思い出して
 まったく眠れなくなってしまうんだ。
 考えることを人は重要だと言うけれど、
 僕の思考の大半は過去にしか向いていない。
 そして自分にしか向いていない。
 考えれば考えるほど僕は堂々巡りだけを繰り返して
 無意味な人生を浪費させてしまう。
 何も考えず、できるなら永遠に眠りたい。
 僕にとって一番意味のある時間は僕がいなくなる眠りだけなんだ。
 だから静かにしていておくれ。
 殺した君は何も喋ってはいけないんだ」
僕の生首は眼窩から言葉を吐き出す。
「お前は過去から逃げられない。
 お前は未来に生きられない」

186 :
    |┃三,.、   ,r 、
    |┃ ,! ヽ ,:'  ゙;
    |┃. !  ゙, |   }
    |┃≡゙;  i_i  ,/
    |┃. ,r'     `ヽ、    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃.i"       ゙;  <消えてなくなりたい
    |┃:!. ・     ・ ,!   \____________
    | (ゝゝ.   x  _,::''
.______|┃= ,::`''''''''''''''"ヽ.
    |┃  |      r';
    |┃  ゙';:r--;--:、‐'
    |┃≡ ゙---'゙'--゙'
 ガラッ

187 :
消えてなくなってどこにいくんだい?

188 :
誰にも見えないところへ行って
誰にも気づかれないまま
誰にも忘れられて
誰にも聞こえない声を出して
世界中を呪って死にたい
「消えてなくなりたい」

189 :
僕は壊れていて、黒い油を指先から流すので街の住人からは嫌われていた。
黒い油で汚れた僕の手を街の住人は悪魔の手と呼ぶ。
僕が触ると全てのものが色褪せて輝きを失いただのがらくたと化すからだ。
今までこの手で沢山のものに触れてきた。僕はこの街が嫌いだった。
価値をなくしたものたちは皆絶望して、自ら滅んでいった。
僕はその光景を眺めて、笑っていた。
この街には意味のあるものなんて何一つない。
全部滅んでしまえばいいのだ。いつもそう思っていた。

190 :
道を歩いていると、よく声だけが聞こえる。
街の人々は僕を嫌っていて、僕を見かけると姿を隠して
影から聞こえるように陰口を言った。
僕は聞こえない振りをして全ての陰口を記憶していた。
他人の憎しみが僕の心で時間をかけて変換され、黒い油になる。

191 :
ある日僕は鉄塔の上でラジオを聴いていた。
「R、R、R、R、R…」
ラジオからは悪いニュースと不快な音楽しか流れてこない。
僕が触ったせいでこの街には良いニュースも綺麗な音楽も存在しないのだ。
風が頬に刺さって気持ち良いので空に手を伸ばすと、
風が腐って生ぬるくなった。
「あなたが悪魔ですか?」と声がしたので振り返ると
男が立っていた。僕は「知りません」と答えた。
「黒い油が目印だと聞きました」そう言って男が僕の指から垂れる黒い油を指差す。
「ならそうなのかもしれません」僕はめんどくさそうに笑った。
「あなたに触れられると、全てのものは意味をなくすと聞きました」
「全てのものに意味なんてあると思いますか?」
「それは知りません」
「僕はあると思います」
男は意外そうな顔をして、それから自分の腕時計を見た。
「あなたにお願いがあります。私にその指先で触れて欲しいのです。
 あなたに意味を奪われるために、私は遠くから来たのです」
僕はどうせそんなことだろうと思っていたので
「いいですよ」と言って、黒い油の出ている腕で男の顔を鷲づかみにした。
「勝手に死んでくださいね」
男は顔に被さった僕の指の隙間から僕を見ていた。
「あなたは全てのものに意味があるなんて本当に思いますか?」
「そんなこと、どうだっていいじゃないですか。
どうせ僕が触ったら全部無意味になるんだから…」

192 :
男は鉄塔から飛び降りて死んだ。ラジオはさっきから無音になっていた。
黒い油を引きながら鉄塔から降りると、男の死体に犬が群がっていた。
僕は犬たちに黒い油をかけると、火を放った。
焼かれながら犬が男の周りをぐるぐると廻る。
その光景を見て、僕は笑っていた。
あとには黒い影と悪臭だけが残った。

193 :
聞こえない。

194 :
太陽が、眩しいので空に手を翳すと黒い油が顔についた。
そのまま垂れて僕の顔に太い線を引く。
でも僕は死にたいとは思わない。
どんなに意味を失おうと、僕は死にたいとは思えなかった。
多分僕はこの世で一番醜く意地汚い生き物なのだろう。
「醜いから生きていても平気なんですよ」
そう呟いてへへへ、と声をだした。
僕はもう真っ黒だ。

195 :


196 :
新快速

197 :
ササブチヒロシ脱退か…

198 :
カリガリ復活

199 :
予定を作るとそれに縛られていけない。
やっぱり僕はいつでも終われるくらいがちょうどいいや。

200 :
200

201 :
二宮

202 :
一宮御坂で粉を撒く。

203 :
僕はもう無理だよ。
ネガティブな感情が僕の中で薄れてしまった。
誰かを嫉むほど興味がないし、誰かを憎むほど自分を愛せない。
どこにも行けないけれどどこにも行きたいと思わないし
どんどん腐っていくけれどそうならなかった場合を想像できない。
前まであった僕の中の流れはもう頭の中から消えてしまった。
破滅には色なんてなかった。空っぽだ。

204 :
「誰か助けてください」

205 :
「誰か助けてください」

206 :
ゴミ箱の中から声がする。あれはきっと昨日僕が殺した虫だ。
親指で潰してぐちゃぐちゃに丸まった虫けらだ。
そいつが誰かに助けを求めている。ばかなやつだと思う。
「誰もお前を助けになんて来てくれないよ。
 お前はもう終わったんだ。今更誰にだってどうすることもできないよ」
僕は優越を感情に混ぜ合わせて笑った。
それでも声は止まない。当然だ。
どうすることもできなくなってしまったから、もう助けを求めるしかないんだ。
「うるさいね、うるさいね」
僕は虫を嘲笑うように言う。そのとき
「助けてあげようか」
と声がした。僕は驚いて周囲を見渡す。
電気を消して暗い部屋には果たして生きているものは一つもなかった。
ゴミだけが散乱し、腐敗していくのを壁にかかった時計だけが見ていた。
「助けてあげようか」
もう一度声がして、僕は声の主を見つけることができた。
それは錆びたナイフだった。
「君が虫を助けると言うのかい?」
ナイフが首を振る。
「でも、助けてなんて叫ぶバカな声は虫だよ」
「虫の声はお前の声だよ。どんなに殺そうと、お前の声なんだよ。
 ゴミ箱からは声なんてしてない。お前の中から助けてと声が零れている。
 俺がお前を助けてあげよう」
ナイフがとても優しくて、僕は他人に見せられないようなみっともない顔をした。
「僕はもう無理だよ」

207 :
ジュンク堂とHMVとアニメイトとゲーマーズととらのあなとメロンブックスが
半径5分以内に集中した日本の聖地ですね(゚∀゚)

208 :


209 :
ほっほっほー

210 :
四宮

211 :


212 :
千野待ちsage

213 :
千野ー失恋しちゃったよー
ほしゅ

214 :
三十宮

215 :
「人生に意味なんてないよ。何の意味もない」
そう言って僕は取り返せない過去と
自分が手に入れることのできない他人が持っているものを
見えないようにして、今日を何とかやり過ごす。
吐きそうだ。吐きそうだ。でも何も出てこない。
仕方ないから水を飲む。蛇口から垂れる水を直接口寄せ飲んでいると、
僕は自分を人間以下の畜生のように感じて
なぜかそれで心を落ち着かせることができる。
「人生に、意味があるかどうかなんてわからないけれど、」
そんなときはいつも声が聞こえてくる。
「少なくとも君には意味がない」
僕は水を飲みすぎて、汚く吐く。何も色のない、ただ汚いだけの粘液だ。

216 :
部屋に中には紫色の記憶だけが漂って、僕はそれに手を伸ばした。
届かない。
何度手を伸ばしても、もう届かないんだ。
「それは君が座っているからだよ。動こうとしないからだよ。
 君が立ち上がりさえすれば届くよ。
 でも君はそれに気づけない。
 絶望的な顔をして、希望が何もないということにした方が君には都合がいいからね。
 でも君、本当は知ってるんだろう? 紫色したあれはただのガスで、
 希望でも何でもないことに。君の過去に何かいいことがあったか?
 君の過去に何かがあったか? 何もないだろう?
 君は記憶に浸ることすらできない。だから届かないことにして、
 まるで昔は良かったなんて思いこんで、どうにか生きている。
 本当に希望がないことを自覚しないように。
 君だって死にたくないもんな!」

217 :
名前のない人たちが僕に言う。
「どうしたらそんな風になれますか?」
名前のない僕は言う。
「何がですか?」
名前のない人たちが僕に言う。
「どうしたらそんな風になれますか?」
名前のない僕は眉を顰める。
「だから何がですか?」
名前のない人たちは困った顔をする僕を見て、けらけら笑って言う。
「どうしたらそんな風なのに生きていられるんですか?」
名前のない僕は視界の奥が真っ暗になって
「アー」
言葉にならない言葉を吐いて、名前のない人たちの一人に握手を求める。
名前のない人は怯えて僕の手を振り払い、逃げようとするので
僕はその人の首に手を回す。
「逃げないでください」
力を入れて、首を絞める。
「どうして逃げるんですか? 
 逃げるんだったら初めから僕に興味あるみたいにしないでください。
 初めから僕に触れないでください」
茫然と見ていた周囲の名前のない人たちがようやく止めに入る。
「冗談だって。本気にすると思ってなかったんだ」
でも遅かった。僕に触れられた名前のない人は僕の体温のせいで既に死んでいた。
僕はそれでも首を絞め続ける。
名前のない人たちが僕に怯えて逃げ出して、僕と死体だけが残った。
「アー」

218 :
道を歩いているとよく笑い声が聞こえる。
見知らぬ人が談笑しているのだろうが、僕には僕を嘲笑っているようにしか聞こえない。
「あのばかを見てみろよ、薄汚れた格好をして
 これはもう人の前に出てきてはいけないような暗い顔で
 ニヤついているよ。何が楽しいんだろうね? 何で生きているんだろうね?
 きっと頭が悪いんだろうぜ、でなければ良くなろうとする。
 あれは俺たちとは違う生き物だ。
 その間抜けで情けない仕草は可笑しくてたまらない。
 近づかず、遠くで見ている限りは」
僕は思わず笑い声のする方を見るけれど、見知らぬ人はそもそも僕なんか見ていない。
「あそこにチカチカと明滅する電燈があります」
僕は見知らぬ人に話しかける。
突然得体の知らない男に話しかけられて見知らぬ人はぎょっとする。
「消えたり、点いたり、しているあれは、おそらく僕の正体なのだと思います」
「は?」
「光が消えているとき、僕はこの世にいる実感をもつことができなくなります。
 光が点いているとき、僕は自分が存在していることを思い知らされます。
 僕は気まぐれに明滅するライトのように、生と無を繰り返しているのです」
「何を言っているんだ?」
「でも普通はあの電燈のように消えたり、点いたり、などしません。僕はできるなら明るくなりたい」
僕が両手で顔を覆って蹲ると、見知らぬ人は逃げ出した。

219 :
ジャッキーの「新宿インシデント」は新宿が舞台なのに
なぜか三宮が登場する

220 :
やっぱり僕には人を信じるってのは理解できないなあ

221 :
最近ほんの少し周りとも上手くやっていけるような気がしていたけれど、
やっぱりそんなものは錯覚でしかなかった。
彼らは僕を人格以外のフィルターを通して評価してくれていただけで、
僕個人を評価してる人は一人もいなかった。
それはそうだ。僕は僕の正体は明かそうとはしないのだから。
1:1になることを避けていたし、本音を無数の嘘や一般論で偽装した。
僕の部屋に他人を呼ぶことはできないし、
僕の好みを他人に伝えることもできない。
ネガティブな部分を隠蔽するように逃げ回れば
表面上は弱音を吐かないように見えるだろうさ。
諸悪の根源はいつもと同じ、
ほんの少しでも周りと上手くやっていけるかもなんて錯覚した
僕という劣等感の塊だった。

222 :
せめて終わる前に自分に価値があったかどうかを試すのもいいんじゃないかな?

223 :
それでダメならそれでいいし、もし万が一認めてもらえるなら
それでいいじゃないか。

224 :
それじゃ、ダメなのかな?

225 :
何も形にしていない。
何も残るものがない。
それでは本当に、僕なんかいなかったのと同じなんだよ?
どうせもう普通の人みたく生きられないんだ。
同じ言葉を話していても僕の言葉は通じない。
同じ言葉を話していても僕は言葉を理解できない。
それはもう諦めたろう、とっくの昔に。
迷惑だけかけなければそれでもいることは許してもらえた。

226 :
何年くらいそうしていたんだ?
何度人間関係が拗れるのを自分が消えることで回避した?
バレてないと思っているのか?
気づかれてないと思っているのか?
皆をそんなバカだと思っているのか?

227 :
「僕は僕の正体を気づかれないように、バレないように、
 他人が深入りするような興味をもたれる前に
 いつも逃げ出しました。
 他人と会話するのが下手糞なので無口な僕は
 調子に乗るとすぐ心無い言葉を吐くから無口な僕は」

228 :
何も食べないでいいようになったら
喉の渇きが完全に消えてくれたら
僕は永遠に外に出ないですむのに。

229 :
お金を稼ぐのも他人と話すのも本当はやりたくない。
評価を下されるのも嫌だ。
誰の上にも誰の下にもなりたくない。
味方なんて求めていない。
敵なんて作りたくない。
誰とも関わらず、誰にも気づかれずに消えてなくなりたい。

230 :
「何を言っているんだ?
 何を嘘を吐いているんだ?
 本当は評価されたいんだろう?
 他人より上に立って優越感に浸りたいんだろう?
 味方してくれる者が、保護してくれる人が欲しいんだろう?
 評価されないことが怖いんだろ。
 クズと判断されて捨てられるのが怖いんだろ。
 誰も味方してくれず孤立するのが怖いんだろ。
 だから僕は逃げているんだろうが。ばか」

231 :
もうどーでもいいよ。

232 :
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 どうでもいい……
  (  ⊂彡 どうでも…
   |   |
   し ⌒J

233 :
 
 





234 :
僕のように逃げてばかりの人間でも
ほんの一瞬輝くこともあるようで
その瞬間だけは人々は僕に価値があるかのように錯覚し
でも贋物は光を放つことはできないのだから
やがて皆僕に失望する。
目が覚めた人々は優しい人々は幻滅を隠して僕に接する。
でも僕は透けて見てしまう。
突然期待のはしごをはずされた僕は安堵するけれど
彼らの本音を透けて見てしまう。
こういうとき僕は、自分を何も感じない人間になりたいと思う。
そして後には冷めた人間関係だけが残る。
僕はそこで何をすればいいのか本当にわからない。

235 :
「皆さんすみませんでした。僕は皆さんを騙していたんです。
 僕には皆さんが思っているような優れた部分はないんです。
 それらは全て借り物の贋物で、本当は存在していないものなんです。
 僕はそれがわかっていたのに、黙っていました。
 皆さんの勘違いが加速していくなかで、僕は沈黙していました。
 全て僕が悪いのです。どうとでも罵倒してください。
 何の罪でも受け入れます」
「誰も君を責めていないよ」
遠くを見るように微笑んだその顔で、誰かが言った。
「僕が全て悪いのです。僕を許さないでください。
 僕を責めてください。僕に悪意を向けてください。
 だからどうか皆さん僕から遠くに行かないでください……。
 僕を置いていかないでください……。
 僕を、僕を過去にしないでください、ここにいます、
 僕はここにいます、まだ僕はここにいるんです」

236 :
ああやばい、頭がおかしくなってきた。
色んなことがもう僕には上手く理解できない。
僕はこんなに物覚えが悪かったっけ?
やってはいけないこととやるべきことがよくわからない。
意識が半分沈んだまま生きている。
他人の言葉が全部通り過ぎていく。
息がしづらい。とっさの言葉が何もでてこない。
皆なんで僕を殺してくれない?
それでもお腹だけは減るなんておかしいね。
もうとっくに狂ってるのに、皆なんで僕を殺してくれない?
仕方ないよ、皆忙しいんだ。すぐ逃げる僕をわざわざ追いかけてくれるわけない。
できたら、できることなら何か、何か……何だっけ?
多分どうでもいいことなんだろう。どうでもいいや。
「……」
僕は今日も無口で、従順で、気持ちの悪い笑顔で、生きてる振りをしている。

237 :
不要なものでも捨てられない性格と
興味を失ったものにたいして酷薄になる性格が
僕の部屋に価値のないごみを積み上げさせる。
僕はそいつらに潰される日だけ夢見て蹲るけれど、
終わりの日はやってこない。
時間だけが過ぎていき、僕は自分が捨ててきたものの残骸の中で
捨てられてきた自分の破壊を待ち続ける一つのごみになる。

238 :
僕はだめ人間です。

239 :
メンドクサイ。
もういいや。
僕は全て放棄する。
気にしない。誰の迷惑も気にしない。
どうせもともとクズだったんだ。
どうせもともと同列には見てもらえない生き物だったんだ。
今更。
もういいや。
そうだろ? 僕がまともに人と付き合えない事、みんな知ってるだろ?
僕が他人と距離を取ることで狂うことから逃げてたのも薄々感付いてたんだろ?
もう何かめんどくさい。
直らないなら捨ててしまえばいい。
直らないから捨てておくれ。

240 :
アハハハハハ!!
部屋の中で笑っていると、
隣の住人が壁を叩いた。
「うるさい、R、何時だと思ってるんだ」
アハハハハハ!!

241 :
あの人たちが言うように、僕はもっと前にでるべきだろう。
でないといつまでも僕は人間より一つ下の生き物だ。
でもあの人たちは僕の妄想を知らない。
僕が妄想にどれだけ依存しているかを知らない。
僕が今生きているのは誰のおかげでもなく
何かの理由でもなく、ただ妄想が僕の首に紐をかけて
崖から落ちたがる僕の体を宙吊りにしているからだ。
僕は妄想の中に自分を置き過ぎた。
今更普通にはなれない、空虚を使ってらしく見せることはできても。
だから僕は永遠に人間より一つ下の。

242 :
声には耳を塞ぎ、
視線には目を閉じる。
触れられたらそこから腐って溶けて、
僕は一匹の怪物になる。

243 :
うーん、どうも僕にはミステリー小説は肌に合わないようだ。

244 :
おかしいな。
遊びのはずなのに楽しくない。
遊びのはずなのにやりたくないと思っている。
ならやめればいいのにそれができないのは
人間関係を作ってしまったから。
彼らは僕を仲間だと思っている。
僕は彼らを拒絶したくない。
ただ僕が遊びに価値をもう見出せなくなっている。
いつもみたいにひとりでやってたなら、
いつもみたいに煙のように姿を消せたんだけどなあ。
まるで呪いじゃないか。

245 :
「千野、お前は何を勘違いしているんだ?
 誰もお前のことを仲間だなんて思っていないぞ?
 お前が関係を勝手に惜しんでいるだけで、
 向こうはお前がいなくなってもそうそう気にしない。
 わかるだろ? お前と違って向こうは仲間が沢山いるんだ。
 お前と違って一つのコミュニティからはずれた瞬間
 孤独になんてならないんだよ。
 お前は勘違いしている。誰もお前など必要としていない。
 お前が必要とされたいと願望してるだけだ」
「……」

246 :
「でも楽しくないんです」
「ならやめろ」
「……やめたら彼らとは二度と会うことはなくなるでしょう」
「問題ないさ」
「問題ないですか?」
「だっていつもお前はそうしてきたじゃないか」
「……」
「お前はときどき強い意志をもって行動することがあった。
 俺は知っているよ。お前が何か行動を移すとき、
 お前の決断はいつも拒絶だった」
「……」
「だからお前はいつもいつまでもひとりだった。
 いいじゃないか、どうせ」
「……」
「まだ答えは出せないか? 
 結論を知っていても答えを出すことができないのか?
 とっくに理解してるんだろ。このまま続けてもあとは」
腐っていくだけだ。

247 :
さあみんなの嫌いな僕が笑っているよ。

248 :
 
 
 

 
 
 
 
                                             あ

249 :
部屋の奥に悲しみが横たわっていたのに気がついた。
悲しみはかなり弱っているのかほとんど動かず、
ときおり「ああ、」と溜め息を吐いて部屋の天井を見つめていた。
「こんなところにいたのか」
「ああ、」
「君を探していたんだ。君がいなくなったせいで僕は悲しくなくなってしまった。
 生きていて、日々は悲しみに満ちているのに僕は何も悲しいと思わなくなってしまった。
 涙なんて元から出ない。初めから他人にわかりやすく悲しんだりもしなかった。
 ただ僕は自分の中でだけ悲しみを感じていた。
 嬉しいなんて思えない人生で、怒りなんて手に入れられない人生で、
 悲しみだけが僕の感情だった。君がある日突然いなくなってしまったから、
 僕には感情がなくなってしまったんだよ」
「ああ、」
悲しみは僕を見ない。濁った瞳で虚空を見つめる。
もしかしたら目が見えていないのかもしれない。
「体が悪いのか」
「ああ、」
「僕のこと、わかるか」
悲しみは一瞬間を置いた後、僕の方に手を伸ばした。
そのとき顔をこちらに向けたが、やはりその瞳は焦点が合っていなかった。
悲しみの伸ばした手が宙空で弱弱しく揺れる。
悲しみが何を求めていたのか、おおよそ理解はしていたけれど、
僕は悲しみの手を握らなかった。
「ああ、」

250 :
悲しみが死んだのはそれから一週間後のことだった。
僕は自分の中から感情が失われたというのに悲しくなかった。
死を迎える間際、悲しみは僕に言った。
「あなたはわたしがいなくなったことで感情をなくしたと思っているけれど、
 あなたには初めから感情なんてなかった。
 悲しいということも、怒りも喜びも絶望も、あなたは理解できなかった。
 わたしはあなたが可哀そうだった。だからわたしはあなたの傍にいて、
 あなたが悲しいのだと告げた。あなたはわたしが告げたときだけ、悲しみを持つことができた。
 できればあなたに悲しみ以外の感情も告げるができたら良かったのだけど。……
 これからあなたがどうなるのか、わたしにはもうわからない。
 わたしはもうあなたの傍にはいられない。
 悲しみは元々強いものではないから、長く生きることはできない。
 あなたはわたしが倒れたことにも気付かなかったね。
 もしもあなたがわたしの死に悲しみを抱いてくれたなら、
 わたしは嬉しい」
僕は悲しみの死体を部屋の中に置いたままにして、旅に出ることにした。

251 :
街に夕焼けが降り注ぎ、人々は影を長くして歩いていた。
僕もそれに混じってみるけれど、人々は僕を指差した。
「君には影がないね。誰もが抱える闇が君にはない」
僕は「それは悪いことなんですか」
人々は僕を指差して「君が羨ましいよ」と言った。
僕は彼らが僕を見下しているのを理解して、
「よく、わかりません」と曖昧に微笑った。
人々が溜め息を吐いた。
「本当君が羨ましくて仕方ないよ。
 君は楽でいいね。私たちはいつも苦悩しているんだ。
 毎日は目まぐるしく、人は人の中でしか生きることができない。
 人は人を喜ばせるが、それ以上に傷つける。
 皆自分が大事だからね、自分のためには人を犠牲にしなければならない。
 でも本当はそんなことしたくないんだ。
 できれば全員が笑えれば、それでいいんだ。
 でもそうはならない。欲望はそれぞれが違う。闇を共有することはできない」
僕は「よく、わかりません」と曖昧に微笑った。
そこで夜が来て、人々は一瞬で消えてなくなった。
街にはもう僕だけが取り残されて、でも僕は何を思えばいいのかわからなかった。

252 :
お腹が空いた。そう言えば長いこと、僕は何も口にしていない。
誰もいない街で、夜の闇は深く、でも僕の体は溶けることができない。
空腹感をごまかしながら、僕は歩いていた。
何も見えない闇の中に、月の光が射し込んで、浮かび上がったそれを僕が理解するのに、
少しだけ時間がかかった。それは鏡だった。闇に溶けることのできない僕の姿を映していた。
「迎えに来たんだ」
鏡の僕が話しかけてきた。僕は奇妙な感覚に襲われる。鏡の僕は穏やかに笑っていた。
それは僕のよくやる何の意志も示さない笑みとは違う、感情を持った笑顔だった。
「迎えに?」
「そう、君を迎えに来たんだ。君はそっちの人間じゃない。
 君はいつも自分はこの世界の人間じゃないって考えていただろ?
 それは間違いじゃない、真実だったんだ。
 君がそこにいるのが間違いなんだ。
 君は自分に感情がないなんて思っているかもしれないが、
 それはそっちの世界では君の心が上手く働かないだけなんだ。
 君にもちゃんと感情はある。君はいたって正常だ。
 君はそこにいてはいけない」
「僕はここにいるべきじゃない」
「そうさ」
鏡の僕が握手を求めるように手を伸ばした。
僕はその手は取らず、鏡の僕の右上に手を伸ばす。
こつん、と音がした。
僕と鏡の僕を硬い鏡が明確に隔てる。
鏡の僕の姿が揺れて、そこには何の意志も示さない笑みを浮かべた僕がいた。

253 :


254 :
三ノ宮

255 :
さんみや

256 :
気が付くと、
僕は公園のベンチに仰向けになっていた。
どうやら眠っていたらしい。
焼かれるような感覚があり、世界は朝になったのだと知る。
いつ眠ったのだろう。記憶がない。体が古い機械のように重たく、硬い。
頭が痛い。
けど頭の後ろの方が削り取られたような喪失感は前からだ。
眼を開けると太陽が街を焼いていて、人が何人か死んでいた。
僕は自分も死んでいないかとべたべた体を触ってみるけれど、
どうやらまだ死んでいないようだった。
汗をかいていて、気持ちが悪い。
ベンチから立ち上がり、公園を出る。
空腹感はどんどん増して、僕の中には何もない。

257 :
自動販売機でジュースを買おうと思った。
何でもよかった。自分の中に重さを入れたかった。
財布から硬貨を取り出す。けれど、僕はそれが何なのか理解できなかった。
その金属片たちの価値を僕は理解できなかった。
ジュースは120円。財布の中を覗いてみても、
どれが100円で何が10円なのか僕はわからなくなっていた。
自動販売機の前で停止したまま動かない男に、親切な老人が話しかけた。
「それはもう使えないよ」
「そうなんですか?」
「昨日までは使えたんだけどね、今日からはもう使えないんだ」
「そうなんですか」
「世界は変わったんだよ。昨日の価値はもう何の意味ももたない」
「そうなんですか」
「……。
 朝が来て、世界は明日を迎えた。けれど君は昨日のままだ。
 昨日の服を着て、昨日の思考を引き摺って、昨日から君はやって来た。
 ここは君の世界じゃない。でも君は昨日に戻れない。誰も昨日には戻れない。
 だから他の者は明日に行った。でも君は明日には行けない」
「そうなんですか」
僕は財布の中を見る。これって何だっけ?
「僕は何をすればいいですか?」
振り返ってみるけれど、親切な老人はいなくなっている。

258 :
居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ
居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ
居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ
居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ
居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ居場所モドキ

259 :
今更どこに行けっていうんだよ?
今更どこに行けるんだよ?
自分で潰した道だらけで何も見えないのに

260 :
部屋の中にはドロドロに溶けている。
月が見えるので、まだ自分はマシな方だと思い込む。
腐った何かの臭いがするので僕はゴミ袋にそれを詰め込む。
さあ捨てよう。
「さあ捨てよう」
部屋の中に散らかったゴミ袋を拾い集めて、僕は外に出る。
外は真夜中で、さっき見えていたはずの月は見えない。
腐敗臭に包まれて歩く僕を、一つの影が見咎める。
「おまえはそれをどうするつもりだい?」
「捨ててしまおうと思っています」
「どこに?」
「……、どこに捨てればいいですか?」
影は何も語らない。
頭上で光っていた電灯が消えて、影はなくなった。

261 :
ゴミ袋を一つ、ドブ川に流した。
ゴミ袋を一つ、廃マンションの最上階から落とした。
ゴミ袋を一つ、地面に埋めた。
ゴミ袋を一つ、焼き殺した。

262 :
「多分僕は、昨日より明るくなれたと思う」
そう言うと僕は、部屋に帰ることにした。
ゴミ袋は全部捨てた。腐敗臭はもうしない。
夜の闇の中、僕は笑顔になっていた。
体が軽い。とても軽い。今なら空も飛べそうだ。
体が半分になって笑う僕を、一つの影が見咎める。
「おまえは自分を捨ててしまったのか」
「腐っていたので」
「おまえは自分を捨ててしまったのか」
「持っていても良いことなんて一つもなかったので」
「おまえは自分を捨ててしまったのか」
「捨ててはいけなかったんですか?」
「おまえは自分を捨ててしまったのか」
「……じゃあどうすれば良かったんですか?」
影は何も語らない。
頭上で光っていた電灯が消える。僕も消える。

263 :
デリートしたのでもう戻らない記憶がさっきから僕の名前を呼び続ける。
「××……、××……、××……」
僕は自分の名前が嫌いだったので、耳を塞ぐ。
でも記憶は僕の中から呼んでくるので効果はない。
それどころか耳を塞いだせいで逃げ道を失って、
呼ぶ声は僕の中でぐるぐると、ぐるぐるする。

264 :
僕は理解できない。思い出すことができない。
誰が僕の名前を呼んでいるのか。
誰が僕の名前を呼ぶ必要などあるのか。

265 :
透明になった人間に名前なんていらないだろう?

266 :
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ どうせどこにいたって浮いてるんだよ僕は
 ∪  ノ 他人との交流が疲れるんだから仕方ない
  ∪∪ 

267 :
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ その欠陥を埋められるような能力があればよかったのにね
 ∪  ノ 
  ∪∪ 


268 :

             r'゚'=、
               / ̄`''''"'x、
          ,-=''"`i, ,x'''''''v'" ̄`x,__,,,_
      __,,/    i!        i, ̄\ ` 、
  __x-='"    |   /ヽ      /・l, l,   \ ヽ 
 /(        1  i・ ノ       く、ノ |    i  i, 他人なんてどうでもいいと
 | i,        {,      ニ  ,    .|    |  i, 心から思えたら
 .l,  i,        }   人   ノヽ   |    {   {  僕の中の恐怖が一つだけ
  },  '、       T`'''i,  `ー"  \__,/     .}   |  薄くなるのに
  .} , .,'、       },  `ー--ー'''" /       }   i, 
  | ,i_,iJ        `x,    _,,.x="       .|   ,}
  `"            `ー'"          iiJi_,ノ

269 :
やめろ

270 :
無駄な足掻きは

271 :
何かしんどい。
全部やめたい。
全部捨てたい。
今更リセットしたいなんて思わない。
通りすがりの野良猫よ、僕の電源を意図せず消しておくれ。

272 :
体調が悪いとネガティブになって仕方ない。
調子が良くても前向きになんてなれないけれども。

273 :
過去にすがる。過去にすがる。過去にすがる。
googleで自分が以前使っていた名前を検索する。
僕の話題が出てくる。僕を褒めている。僕を讃えている。
でもそれはある一定の期間のできごとでしかない。
ある日付を境に僕の名前はどこにも出てこなくなる。
僕は他人から忘れられる。いない人間になる。
誰も僕の名前を呼ばなくなる。僕は世界からフェードアウトしている。
僕はニヤニヤしながらそんな過去にすがる。

274 :
もう何年も前からplastictreeには
アルバムの中に一曲は好みの曲あるかなー
程度にしか期待していない。
あの世界観は失われてしまった。
パクリだって何だって僕はよかったのに。

275 :
アルコールを摂取したときのアンバランスな感覚は嫌いじゃない。
でも酒を美味いと思ったことは一度もない。

276 :
もっと気持ち悪くなりたい。
感覚を全て失いたい。
僕をばかにした人たちにあなたたちが全て正しかったのだと言いたい。
壊れたい。
もう少しくらいは素直に喜べるような人間になりたい。
デリートしたい。
僕の感じている恐怖を他人にこすり付けたい。
何もしたくない。

277 :
妥協によって作られる人間関係。
ぼくらがわかりあう必要なんて欠片もない。

278 :
自分が誰かに必要とされているなんて発想が間違いなんだよ。
まして自分自身に価値を見出せないからと
それに縋るのは最悪の行為だ。
空しすぎる。

279 :
前に行こうか戻ろうか
後ろに下がってみても
どうやってもどうせ同じこと
じゃないか
同じところをぐるぐるしているだけの人生が
生きていると言えるのなら

280 :
あははははは

281 :
僕の処世術の結果、誰からも特別信用されない、
誰からも特別敵対されない、誰からも特別不必要とされない、
誰からも特別必要とされない、そんな人間になることができました。
友人も恋人もなく、僕が普段何をしているのかを知っている人間もいません。
僕がどんな思考で動いているのかも誰も知りません。
両親も兄弟も昔友人だった人々も僕がそっと切り離したように、
今、僕は、誰からも切り離されて存在しています。
死ぬのが怖くない。
生きることが怖い。
なのにRない。
まるでゾンビみたいです。
表面だけ最低限の清潔さで覆い隠せば、
僕に興味を持たない人々に、腐臭がバレることはありません。
僕の腐りきった内臓は、裂けた腹は、潰れた眼球は、
足りない肉は、青く白く変色した肌は、黒く窪んだ顔は、
バレないのです。
ボロ切れの服や、帽子や、無言や無表情、その程度で、
誰にも僕がゾンビであることはバレないのです。
僕はそんな人間になることができました。

282 :
うひひ

283 :
全部捨ててしまったので何もない部屋の中心で僕は突っ立って、
昔よくしていたように目を閉じて周囲の音をじっと聴く。
水が流れる音。人が笑う音。車のブレーキ音。……何だかわからない音。
昔と違って僕は怯えない。あんなに怖かった外の雑音が、
今の僕からは恐怖の対象から外れている。
「ああ、」
僕は閉じていた目を開けると、ドアを見た。
鍵を掛けていたはずなのに、ドアは音もなく開いていて、
外の光が僕の部屋を侵略していた。
「……」
ぎらりと何かが輝いて、僕の目を刺した。
ドアの隙間から不安が顔だけ出していて、僕を睨んでいた。
不安の手にはナイフが握られている。それに外の光を反射させて、
僕の目に当てている。僕は眩しくて手で顔を隠す。
「やめてくれ……」
「逃げるなよ。お前は何も克服できていないんだ。
 怖くなくなった? 違うだろ、お前はただ鈍感になっただけだ。
 お前が何をした? 何もやっていないだろ?
 年齢を重ねて、しかしお前は成長なんてしてない。
 ただ鈍くなっていっただけだ。
 恐怖はお前の中にある。お前は恐怖を殺せていない。
 ただ面の皮を厚くさせて誤魔化しているだけだ。
 お前の本質はむしろ劣化しているんだ。
 お前はそのことから目を逸らしてはいけない」
僕は両手で顔を隠して「やめてくれ」と呟く。
その耳には周囲の音が入ってきて、でも僕はやはり怯えない。
ただめんどくさかった。

284 :
不安は部屋に入ってこない。
ただ僕に光を当て付けて、じっと睨んでいる。
僕はそのうち眩しさにも慣れる。
光を直に顔に浴びながら、僕は不安を見る。
そこで不安の顔に憎悪や敵意が感じられないことに気づく。
睨んで歪んだ顔は、どちらかというと苦痛や苦悩を湛えている。
僕はそれをぼんやりとした気持ちで見る。
「お前は今、死体になりつつある。
 自ら死を望むこともできない、生きようともできない、
 死体になりつつある。
 お前はそれでいいと思っている。
 お前はそれが怖い。怖いのだと、思いたい」
僕はなぜか笑い出して、不安のいるドアに近づく。
不安は僕を怖がって、どこかにいってしまった。
僕は開けたままのドアを閉める。
鍵を掛ける。
そしてまた部屋の中心に突っ立って、目を閉じることにした。
こういうとき、昔の僕が何をして何を感じていたのか、
僕はもう思い出せない。

285 :
僕には何もない
僕には何もない
それがいつか僕の最後の希望になる気がしていたけれど
やっぱりそんなわけなかったよ

286 :
僕の部屋に僕がいないのは僕のせいじゃない。
誰のせいでもない。
仕方のないことなんだ。
適正がなかった。
あえて理由をつけるなら、適正がなかった。
だから仕方がない。
理解しようとなんてしてくれなくていい。
納得のいく答えが欲しいなら勝手にしてくれていい。
僕の尊厳なんてどこにもないし、僕は何も持たない。
僕の持ち物から僕をたどることはできない。
だって僕ははじめからいなかったようなものだから。
僕の部屋に僕がいないのは僕のせいじゃない。

287 :
死と再生

288 :
できませんでした

289 :


290 :
野は死んだ

291 :
お前がRるものか

292 :
愛してる

293 :
磯野がRる物かああああああッ

294 :
くさりきっとる三流リーマン

295 :
いつ死んでもいいように
生きよう

296 :
             ∧,,∧
  / ̄ ̄ ̄\  〕二 (・ ェ ・ )
  /  ・   ・   ヘ  ∪⊂   ヽ
 |  ヽ___ノ  |    ヽ  )o
 |ノ       ヽ|     ∪∪
   (___)(___)      |二二二|

297 :
あははははははははははははははははははははははは

298 :
落とさない!絶対!

299 :
寂しい。恋人から連絡が欲しい。

300 :
負担になりたくない
恋人が私がいないと生きていけないくらい私が大好きになりますように

301 :
せんのがずっときてない。
しあわせになれたのかな

302 :
せんの会いたいよせんの
元気ですか

303 :
この間大阪に行きました
三宮方面行きの電車があった
せんのの文章
せんの

304 :
今日もトイレは糞まみれ
今日も私のじゃない糞を掃除する

305 :2016/11/09
三宮なんてない

バクサイの静岡雑談でしずちゃん管理人の中傷してるキリスト教徒が遠隔操作で盗撮盗聴している
肛門毛ハブラシの呪い
ぴころまいう287
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