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【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】


1 :2012/07/02 〜 最終レス :2019/07/11
近代タロットの理解にはカバラの知識が必須であることは、割とよく
知られていると思います。
しかしなから、タロットの理解に必要なカバラの知識って、日本に
おいては、あまり紹介されていないのが現実なんですよね。
というわけで、タロットの理解に必要なカバラの基本的知識を得るために
以下の本を引用、翻訳、考察しながら、色々と勉強していきたいと思います。
書名:The QABALISTIC TAROT
   A TEXTBOOK OF MYSTICAL PHILOSOPHY
   カバラ主義のタロット
   神秘主義的哲学の教科書
著者:Robert Wang
※話題への、ソコはちゃうやろ的ツッコミとか、雑談とかは歓迎ですが、
教えて的な質問に答えたりとかは面倒なので、スルーする可能性が高いです。
それでは、みんなでマターリいきましょう(^^)/

2 :
いきなり鯖落ちするなんてヒドい・・・ (^_^;;
とりあえず即死回避ネタとして、参考にする本の超簡単な紹介を書いておきます。
書名:The QABALISTIC TAROT
初版のハードカバーはアメリカで1983年に発行され
ペーパーバック版が1987年に発行されています。
私の手持ちのものは、1987年発行のペーパーバック版の初版です。
Amazonから購入できますので、興味のある方はそちらで購入してください。
タロットも洋書も簡単に安く買えるし、便利な世の中になりましたよね〜(^_^)

3 :
>>1
頑張って下さい-(^-^)/
国書刊行会から訳書が出る話が昔ありましたけど、流れちゃったんでしょうねえ。。。

4 :
>>3
ぼちぼちマイペース(おおよそ10年計画)で頑張りますので、
気が向いた時に立ち寄ってくださいね〜(^_^)/
> 国書刊行会から訳書が出る話が昔ありましたけど
一時期は、色々と魔術関連本が出版されていましたけど、
今では、本格的な魔術や占いの本は、ほとんど売れない時代ですからね。
まあ、出版社という他人に頼るよりは、自分で何とかするのが、本当の魔術ってもんです。(^_^;;
というわけで、超簡単な著者の紹介です。
●ロバート・ウォン
 参考リンク → ttp://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/WANG.htm
占い業界では、ゴールデン・ドーンのタロットやユングのタロットの作者として有名です。
 The Golden Dawn Tarot/ゴールデン・ドーンのタロット 1978年発行
 Jungian Tarot/ユングのタロット 1988年発行
ロバート・ウォン氏はリトアニア人の父とイギリス人の母を持ち、中国人の養子となるという複雑な出生です。
実母が魔術関係者(血筋)で、大学で美術と図像学(学問)を習得し、イスラエル・リガルディー氏から
本格的な魔術を学んだということですので、現代の魔術研究家の中では、かなりのサラブレッド体質と言えますね。
ちなみに、中国人の養子ですので、ウォンという名字は「王」という漢字になりますので、
日本で紹介するときは、「王(おう) ロバート」さんという呼び方になりますかね。
「王」という名字は、日本の球界にも「王貞治」というすばらしい王さんがいます。
まあ、占い業界には、ジュピター・王という、○○な王さんもいますけど・・・・
ということで、皆さんも、ロバート・ウォン氏のことを、お気軽に王さんと呼んであげてください。(^^;;
ところで、ロバート・ウォン氏って、まだ存命中なんですかね?

5 :
改めて、この本のメインタイトルを紹介しておきます。
 The QABALISTIC TAROT/カバラ主義のタロット
ちなみに、このカパラという言葉は、ヘブライ語表記では
 コフ(kof, Q)
 ベート(bet, B)
 ラメド(lamed, L)
 ヘー(he, H)
の4つの子音(ヘブライ文字には母音は無い)で構成されています。
この言葉の本来は「伝承」という意味ですが、神から与えられた秘密の知恵の伝承
という意味で解釈されていますね。
元々がヘブライ文字なので、他言語表記だと、色々なバリエーションが出てきます。
日本語だと、カバラ以外に、カバラーとか、カッバラーとか書かれることがあります。
英語でも、Kabbalah、Cabala、Qabalah とか、様々なパターンで書かれます。
ちなみに、英語での頭文字の K,C,Q は、それなりに使い分けされています。
 K - 本来のユダヤ教のカバラ
 C - キリスト教のクリスチャン・カバラ
 Q - オカルト世界の魔術系カバラ
ということで、欧米では、それなりに棲み分けが出来ているということです。
困ったことに、日本ではどれも同じ「カバラ」ですので、カバラというものの
認知が、かなりカオス状態になっていますよね。
そして、この本のタイトルは、Qabalah の表記を採用しています。
つまり、オカルト世界の魔術系カバラであることを、宣言しているのです。
はっきり言って、この本に書かれているQabalahは、ユダヤ教の伝統的カバラではないし、
クリスチャン向けのカバラではないし、ましてや日本で知られているカバラでもない、
欧米で一つの文化的ジャンルとして認められている「魔術カバラ」であるということです。
んじゃ、日本の占い業界で知られている「カバラ」って、一体何なのでしょうか?
皆さんの、ご想像通りのものですよ、全く・・・・(--;;

6 :
次に、この本のサブタイトルを紹介しておきます。
 A TEXTBOOK OF MYSTICAL PHILOSOPHY /神秘主義的哲学の教科書
PHILOSOPHY/哲学 というのは、元々は「知恵を愛する」という言葉で、学問とか知識というよりも、知恵や理性に従って生きる姿勢のことを指します。
そういう意味では、いわゆる直感とか神託とかインスピレーションとか話術による「占い」に頼る生き方とは、割と対極的な姿勢なんですよね。
MYSTICAL PHILOSOPHY/神秘主義的哲学 という言葉となっても、その基本的な姿勢は変わりません。
ここでの「MYSTICAL」は、基本的には人智を超えた「神」を指すと考えていいので、「神の知恵や理性を愛する」ということになりますが、
これは、盲目的な神への信仰ということではなくて、「人類にとって未知である神の領域を、人間の知恵と努力と勇気と根性で理解していこう」という、
割と科学的な態度であるとも言えます。
ただ、神秘主義が一般的な科学と異なるのは、通常の科学的手法は使わないし、使いたくても使えないという部分なんですよね。
そういう意味では、一般の人にとっては、神秘主義というのは、なかなか理解しずらい領域の学問であるとも言えます。
さて、サブタイトルによると、この本は「教科書」です。
皆さんが「教科書」に持たれているイメージそのままに、
・あんまり自分から読みたいとは思わない。
・読んだだけでは、わからない。
・誰か知ってる人(学校ならば、先生とかクラスメート)に教えてもらわないと、わからない。
・読んでも、すぐには理解できないし、どう実生活に役立つかは、わからない
という特徴を、この本はそのまま持っています。(苦笑)
今まで学校で学んだことは、全く役立たないと考える人にとっては、おそらくこの本は同じように、人生にとって役立たないものとなる可能性が高いです。
でも、学校の教科書で学んだことを実生活で役立たせることができる人には、この本に書かれていることの意味が、そのうち理解できるのではないかと思います。
え、おまいはもうこの本のことを理解できてるのか?って
理解できてないから、知恵と努力と勇気と根性で理解していこうとしてるんじゃないですかww

7 :
本編に行く前に、本のタイトルが
The QABALISTIC TAROT/カバラ主義のタロット
ということですので、タロットについても簡単に触れておきます。
カバラを取り入れたタロットといえば、以下の3つのものが有名です。
(1) ゴールデン・ドーンのタロット
 原案:S. L. マグレガー・マサース(1854ー1918) ttp://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/Mathers.htm
 作画:モイナ・マグレガー・マサース(1865ー1928) ttp://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/Moina.htm
 作成年:不明、1890-1900年頃と推定
 再作画:ロバート・ウォン(1927-) 復刻タロットは1978年発行
(2) ライダー・ウェイト版タロット
 原案:A. E. ウェイト (1857-1942) ttp://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/WAITE.htm
 作画:パメラ・コールマン・スミス(1878-1951) ttp://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/pcsmith.htm
 作成年:1910年
(3) トート・タロット
 原案:アレイスター・クロウリー(1875-1947) ttp://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/Crowley.htm
 作画:レディー・フリーダ・ハリス(1877-1962) ttp://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/FRIEDA.htm
 作成年:1943年
基本的に、ゴールデン・ドーン系の著名タロットは、原案をオカルトヲタクな男性、作画を
美術の専門教育を受けた女性が担当するという、魔術的にバランスのとれた分担となっていますが、
こういう役割分担は、魔術的に見て、決して偶然ではないということです。
でも、魔ヲタの女性と、美術系の男性の逆転コラボのタロットというのも、見てみたいものですね。
ちなみに、上記のタロットは3つとも、本来は占い向けにはデザインされていません。
もちろん、占いに使えないということでは無いのですが、本来は占い向けではないのです。
つまり、
・天文学というものは、星占いのためにあるのではない
・人の名前というものは、姓名占いのためにあるのではない
・血液型というものは、血液型占いのためにあるのではない
と同じようなことです。
まあ、占い業界って、何でも占いのネタにしてしまいますけどね。(苦笑)

8 :
ということで、本論の前に、目次部分の翻訳です。
長いので分割します。
--- ここから (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』 First paper edition, 1987, pp. none) ---
CONTENTS/内容(目次)
PREFACE, xv/序文
INTRODUCTION,/序論(はじめに)、
 Modern Tarot Studies: A Nineteenth Century Legacy/現代のタロット研究:19世紀の遺産 ... 1
 The Search For "Truth"/"真実"の探索 ... 5
 The Golden Dawn/ゴールデン・ドーン ... 10
 The Golden Dawn Tarot/ゴールデン・ドーンのタロット ... 12
 The Rider-Waite Deck/ライダー・ウェイトのデッキ ... 13
 Aeister Crowley's Thoth Tarot/アレイスター・クロウリーのトートタロット ...14
 Book "T"/"T"の書 ... 15
--- ここまで ---

9 :
目次部分の翻訳の続きです。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
THE QABALAH/カバラ
 Origins of the Qabalah/カバラの起源 ... 20
 The Sepher Yetzirah (Book of Formation)/セフェル・イェツィラー(形成の書) ... 21
 Medieval Qabalism/中世カバラの教義 ... 21
 The Renaissance: Hermeticism and Christian Qabalah/ルネサンス:ヘルメス主義とキリスト教カバラ ... 23
 Magus to the Queen/女王の魔術師 ... 25
 Rosicrucianism/薔薇十字運動 ... 25
 Later "Rosicrucians"/"薔薇十字"の後 ... 26
 Hermetic-Qabalistic Deceptions/ヘルメス主義的カバラ主義の欺瞞 ... 27
 Hermetic-Qabalah and The Golden Dawn/ヘルメス主義的カバラとゴールデン・ドーン ... 28
 The Tree of Life/生命の木 ... 29
 Concepts/概念 ... 32
 "Secret" Paths/"秘密"の小径 ... 37
 Negative Limitless Light/否定的な無限の光 ... 39
 The Four Worlds/4つの世界 ... 39
 Qabalistic Symbolism/カバラ的象徴 ... 43
 The Sephiroth and Their Symbols/セフィロトとその象徴 ... 44
 The Minor Cards/小アルカナカード ... 47
 The Court Cards/コートカード ... 50
--- ここまで ---

10 :
目次部分の翻訳の続きです。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
PATTERNS OF THE SEPHIROTH/セフィロトの図案
 Kether, The Crown/ケテル、王冠 ... 53
 The Aces/エース ... 56
 Chokmah, Wisdom/コクマー、知恵 ... 60
 The Twos/2 ... 63
 The Kings/王 ... 66
 Binah, Understanding/ビナー、理解 ... 69
 The Threes/3 ... 71
 The Queens/女王 ... 74
 Daath, Knowledge/ダアス、知識 ... 77
 Chesed, Mercy/ケセド、慈悲 ... 78
 The Fours/4 ... 80
 Geburah, Strength/ゲブラー、力 ... 83
 The Fives/5 ... 85
 Tiphareth, Beauty/ティファレト、美 ... 88
 The Sixes/6 ... 92
 The Princes/王子 ... 94
 Netzach, Victory/ネツァク、勝利 ... 98
 The Sevens/7 ... 101
 Hod, Splendor/ホド、壮麗 ... 103
 The Eights/8 ... 106
 Yesod, Foundation/イェソド、基盤 ... 108
 The Nines/9 ... 111
 Malkuth, Kingdom/マルクト、王国 ... 114
 The Tens/10 ... 117
 The Princesses/王女 ... 120
--- ここまで ---

11 :
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
THE MAJOR ARCANA ON THE TREE OF LIFE/生命の木に基づく大アルカナ
 Applications of the Sepher Yetzirah/セフェル・イェツィラーの適用 ... 125
 The Maternals: Air, Water, Fire/母字:空気、水、火 ... 125
 The Double Letters: Planets, Localities, Days, Gateways, Contrasts/複字: 惑星、位置関係、日、出入口、対照 ... 128
 The Simple Letters: Signs of the Zodiac/単字:黄道の宮 ... 131
 The Cube of Space/宇宙の立方体 ... 131
 Numerology/数秘術 ... 135
 Sets of Paths/小径の集合 ... 137
 The Initiatory Scheme of theTarot/タロットの初歩的な体系 ... 140
 THE UNIVERSE, Tau/宇宙、タウ ... 145
 JUDGMENT, Shin/審判、シン ... 149
 THE SUN, Resh/太陽、レシュ ... 154
 THE MOON, Qoph/月、コフ ... 158
 THE STAR, Tzaddi/星、ツァダイ ... 162
 THE TOWER, Peh/塔、ペー ... 166
 THE DEVIL, Ayin/悪魔、アイン ... 172
 TEMPERANCE, Samekh/節制、サメク ... 176
 DEATH, Nun/死、ナン ... 181
 THE HANGED MAN, Mem/吊られた男、メム ... 186
 JUSTICE, Lamed/正義、ラメド ... 190
 WHEEL OF FORTUNE, Caph/運命の輪、カフ ... 195
 THE HERMIT, Yod/隠者、ヨッド ... 201
 STRENGTH, Teth/力、テト ...205
 THE CHARIOT, Cheth/戦車、ケト ... 210
 THE LOVERS, Zain/恋人たち、ザイン ... 215
 THE HIEROPHANT, Vau/法王、バウ ... 220
 THE EMPEROR, Heh/皇帝、ヘー ... 225
 THE EMPRESS, Daleth/女帝、ダレス ... 230
 THE HIGH PRIESTESS, Gimel/高等女司祭、ギメル ... 234
 THE MAGICIAN, Beth/魔術師、ベト ... 239
 THE FOOL, Aleph/愚者、アレフ ... 245 --- ここまで ---

12 :
目次部分の翻訳の続きです。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
PRACTICAL WORK/実践的な作業
 Skrying/スクライニング ... 251
 Divination/占い ... 252
REFERENCE/参考
 Colors on the Tree of Life/生命の木に基づく色 ... 263
 Colors and Sounds on the Tree of Life/生命の木に基づく色と音 ... 264
 Angels of the Decans/デカンの天使 ... 265
 Divine Names of the Sephiroth/セフィロトの神名 ... 265
 Thirty-Two Paths of Wisdom/知恵の32の小径 ... 266
NOTES,/注釈、 267
INDEX,/索引、 279
--- ここまで ---
それにしても、行数制限とか、容量制限とか、色々と面倒っすよね

13 :
次に、イラストの目次部分の翻訳です。
長いので分割します。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
ILLUSTRATIONS/挿絵
Color. Plate I, The Tarot Symbols on the Tree of Life/カラー図版T、生命の木に基づくタロットの象徴
Color Plate II, The Tree of Life in a "Solid Sphere"/カラー図版U、"球体"で作った生命の木
Fig. 1 The Ten Holy Sephiroth on the Tree of Life/図1 生命の木の上の10個の聖なるセフィロト ... 30
Fig. 2 Development of the Tree of Life diagram/図2 生命の木の図式の発展 ... 31
Fig. 3 The Path of the Flaming Sword/図3 炎の剣の軌跡 ... 32
Fig. 4 The Triangles of the Tree of Life/図4 生命の木の4つの三角形 ... 32
Fig. 5 The Pillars on the Tree of Life/図5 生命の木の上の柱 ... 33
Fig. 6 The Divisions of the Soul/図6 霊魂の分離 ... 36
Fig. 7 Attribution of Elements to the Pentagram/図7 五芒星への元素の帰属 ... 37
Fig. 8 The "Secret Paths" on the Tree of Life/図8 生命の木の上の"秘密の小径" ... 38
Fig. 9 The Four Worlds/図9 4つの世界 ... 40
Fig. 10 The Four Elements/図10 4つの元素 ... 42
Fig. 11 Attribution of the Minor Arcana to the Tree of Life/図11 生命の木への小アルカナの帰属 ... 45
Fig. 12 The Court Cards on the Tree of Life/図12 生命の木の上のコート・カード ... 46
Fig. 13 The Signs of the Zodiac in the Twelve Houses/図13 12の室の黄道十二宮 ... 48
Fig. 14 The Decans/図14 デカン ... 49
Fig. 15 Attribution of the Minor Cards and the Court Cards to the Zodiac/図15 黄道十二宮へのマイナーカードとコートカードの帰属 ... 51
Fig. 16 Attribution of Planets to the Hexagram/図16 六芒星への惑星の帰属 ... 90
Fig. 17 The Symbol of Venus on the Tree of Life/図17 生命の木の上の金星の象徴 ... 100
Fig. 18 Attribution of the Major Arcana to the Tree of Life/図18 生命の木への大アルカナの帰属 ... 126
Fig. 19 Attribution of Maternal/図19 母字の帰属 ... 127
--- ここまで ---

14 :
イラストの目次部分の翻訳の続きです。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
Fig. 20 The Cards on the "Path of the Flaming Sword"/図20 「炎の剣の小径」のカード ... 128
Fig. 21 Planetary attributions to the Tree of Life/図21 生命の木への惑星の帰属 ... 130
Fig. 22 Signs of the Zodiac on theTree of Life/図22 生命の木の上にある黄道十二宮 ... 132
Fig. 23 The Signs of the Zodiac on the Tree of Life as Cardinal, Fixed, and Mutable Elements/図23 活動宮、不動宮、柔軟宮な要素としての生命の木の上にある黄道十二宮 ... 133
Fig. 24 The Cube of Space/図24 宇宙の立方体 ... 134
Fig. 25 Cards considered as Opposites/図25 相反すると見なされるカード ... 137
Fig. 26 The Cards on the Middle Pillar/図26 中央の柱の上のカード ... 138
Fig. 27 The Paths from the Thirty-Two Paths of Wisdom/図27 32の知恵の小径からの小径 ... 139
Fig. 28 Patterns of Form and Force on the Tree of Life/図28 生命の木の上にある形式と力の様式 ... 140
Fig. 29 Parts of the Soul/図29 魂の部分 ... 142
Fig. 30 The Tree of Knowledge of Good and Evil/図30 善と悪の知識の木 ... 165
Fig. 31 Levi’s Interpretation of the Wheel of Ezekiel/図31 エゼキエルの輪のレヴィの解釈 ... 196
Fig. 32 Two Ways of Representing that which is encompassed by Mercury/図32 水星によって包含されているものを表現する2つの方法 ... 242
--- ここまで ---
これで、目次部分は終了です。
全部で280ページを超える量ですね。
1月あたり1ページのペースだと、全部読むのに20年以上かかることになるので、
ダラダラと雑談しながらだと、思ったよりも時間がかかるかもしれませんね。
まあ、先は長いので、のんびりとお付き合いください。 (^_^;
え、こんな魔ヲタ向けのネタ話には興味が無いから、誰も付き合わないだろうって?
・・・ですよね〜 (苦笑)

15 :
>>6
サブタイトルは哲学と訳するより、
形而上学と訳した方がよさそう。

16 :
>>15
形而上というと、ゴキちゃんとか実在OLとかを思い浮かべるワタシは不届き者ですww
魔術カバラのPHILOSOPHYを、形而上学と訳すのは、あまり例が多くはないように思うのですが、
>>15の人は、どうしてこの方が良いと思うのでしょうか?
よろしければ、ご意見をお聞かせください

17 :
>>16
哲学やってました(院退学)。
確かに漫画などの印象は強いですね…。
もともと形而上学は哲学の一分野ですが、
フイロソフィーでも論理実証できない内容は、
形而上学と訳した方が実態に近くなると、
(多分かなり偏ってる)先生にききました…。
もともとは易経にでてくる表現で、
個人的には、オカルト的な事を学問化する際には、
分かりやすい言葉だと思います。

18 :
>>17
ご意見、ありがとうございます。
論理実証できない内容は、 形而上学と訳した方が実態に近くなる・・・ですか
魔術カバラもタロットの分野に限れば、脳内妄想が基本となりますので、
この本では形而上学と訳しても、さほど問題は無さそうですね。
でも、魔術カバラ自体は、色々な分野を総合的に含んでいますので、
魔術系の本であれば、とりあえず哲学と訳しておく方がいいと思っています。
つまり、個人的には、どちらでもいいのかなぁ、と
そして、オカルトヲタクの妄想は、形而上学に含まれると・・・ φ(・ω・ )よし、メモメモ!

19 :
さて、目次の次には、こんなページがあります。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
Dedicated to
A. Bertrand Channon
A. バートランド・シャノン氏に捧げる
--- ここまで ---
この捧げられた人物は、ウォン氏がこの本を書くにあたり大変に尊敬する人、
もしくは大変に感謝している人物なのですが、どんな人なのかが分かりません。
誰だかわかりませんので、おそらく読みも正確ではないと思います。
もし知ってる人がいましたら、教えてください。

20 :
さて、次からは本文だと期待している方も多いかと思いますが、
次のページは、「ACKNOWLEDGMENTS/謝辞」です。
ここも長いので、(諸般の事情により)細かく分割して、のんびりいきたいと思います。
対訳形式で、そして基本的に直訳形式で翻訳していきます。
こういう論理系の文章を意訳すると、間違いなく元情報が欠落してしまい、誤解されることも多いですし、
直訳形態の方が、元のロジックのニュアンスを伝えられやすいですからね。
そもそも、英語と日本語はロジックが違いますので、単純な文でない限りは、
元の文章のロジックを完全に日本語化しようとすることは難しいのです。
まあ、対訳なので、わかんなかったら原文を読め、でいいですしね。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
ACKNOWLEDGMENTS
謝辞
Thanks are due to Marilyn Wang, without whose support and encouragement this and other books would not have been possible,
and to Israel Regardie, a friend and guide through the maze of western esotericism.
感謝の言葉は、彼女の支援と激励が無ければ、これやその他の本は可能では無かったであろうマリリン・ウォン氏に、
そして、友人であり西洋の秘教の迷路の案内者であるイスラエル・リガルディ氏に、与えられるべきである。
--- ここまで ---
いきなりですが、マリリン・ウォン氏って、誰ですかね。
米国圏では、まずは妻をおだて上げることが基本中の基本マナーですので、やっぱり配偶者なのかな?
ちなみに、魔術関係者で知らない人はいないと思われるイスラエル・リガルディ氏は、この本の最大の貢献者ですよね。

21 :
「ACKNOWLEDGMENTS/謝辞」の続きです。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
Sincere thanks are also due to Gareth Knight, Delores Ashcroft-Nowicki and Gerald Yorke
for having provided me with special insights into the mystery tradition.
心からの感謝はまた、私に神秘の伝統の中に特別な洞察を提供してくれた、ガレス・ナイト氏、
デローレス・アシュクロフト−ノーウィッキ氏、そしてジェラルド・ヨーク氏に与えられるべきである。
--- ここまで ---
ガレス・ナイト氏、デローレス・アシュクロフト−ノーウィッキ氏、そしてジェラルド・ヨーク氏は
魔術界では有名人です。
ウォン氏は、魔術界に多くの知り合いがいたということですね。
ちなみにワタシには、魔術界のリアル友人はいません。
少し話をしたことがあるという程度の人なら、若干はいますけどね。
ところで、魔術関係の人で、このスレを覗いてる人って、どれくらいいるのかな?

22 :
「ACKNOWLEDGMENTS/謝辞」の続きです。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
さらなる感謝の意を、ジョン・ドノバン氏、アロン・シーグマン氏、グレゴリー・レーン氏、ジェームズ・ワッサーマン氏、
シルヴィア・カルプ氏、カレン・エーリスマン氏、ロバート・ピンニング氏、ジョーン・フリーデル氏、イヴ・ダナフー氏、
ヴィンセント・メッシーナ氏、ジョン・ワーナー氏、そして原稿に有用な提案を行ったすべての人々に、
そして、私の最初の美術史の教師であり、図像学の学術的な方法を紹介してくれたローレンス・レイテ氏に、
表さなければならない。
--- ここまで ---
感謝すべき友人関係が多いですよね。
こんなに多くの人の協力を得たという自慢でもありますね。
ウォン氏は、美術関係の勉強からオカルト方面に転向していったので、
最後の美術教師には大きな恩義を感じていると思います。

23 :
>>22
あ、原文の部分を張り忘れてましたね。
以下の通り修正しておきます。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
Further appreciation must be expressed to John Donovan, Aron Siegman, Gregory Lehne, James Wasserman,
Sylvia Kalb, Karen Erisman, Robert Pinning, Joan Friedel, Eve Donahoo, Vincent Messina and John Warner,
all of whom made useful suggestions on the manuscript, and to Laurence Leite, my first teacher of art history,
who introduced me to the scholarly methods of iconography.
さらなる感謝の意を、ジョン・ドノバン氏、アロン・シーグマン氏、グレゴリー・レーン氏、ジェームズ・ワッサーマン氏、
シルヴィア・カルプ氏、カレン・エーリスマン氏、ロバート・ピンニング氏、ジョーン・フリーデル氏、イヴ・ダナフー氏、
ヴィンセント・メッシーナ氏、ジョン・ワーナー氏、そして原稿に有用な提案を行ったすべての人々に、
そして、私の最初の美術史の教師であり、図像学の学術的な方法を紹介してくれたローレンス・レイテ氏に、
表さなければならない。
--- ここまで ---

24 :
「ACKNOWLEDGMENTS/謝辞」の続きです。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
Finally, I must thank my understanding publisher, Donald Weiser, and my editor,
Gale Courey, whose suggestions, moral support, and cynical sense of humor have
helped to sustain me over four long years of writing this book.
最後に、私への理解力がある出版者であるドナルド・ワイザー氏、そして、
私の編集者であり、提案、精神的な支援、そして、この本を書く4年の長きにわたって
私を支える助けをしてくれたユーモアの皮肉的な感覚の、ゲイル・コーリー氏に
感謝しなければならない。
--- ここまで ---
この本の出版社である Samuel Weiser Inc./サミュエル・ワイザー社は、
サミュエル・ワイザー氏により1926年に書店として創立され、後に魔術系を含む
オカルト関連本の出版で有名になりました。
そして、この本が出版された当時は、息子のドナルド・ワイザー氏が後を継いでいました。
なお現在では、Weiser Antiquarian Books社という名前になり、経営者も変わっています。
そういえば、こういった硬派の魔術関連本って、欧米でも売れ行きは落ちてるんですかね・・・

25 :
「ACKNOWLEDGMENTS/謝辞」の次は、著名人の本からの一節の引用です。
ここでは、4人の本から引用しています。
--- ここから --- Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
"...the Tarot, the most satisfactory of all systems of divination,
rises from and its explanation in the Tree and nowhere else.
「...タロット、占いのすべての体系の中で最も満足のいくものは、『木』より立ち上がり、
そしてその解釈は『木』の内にあり、それ以外のどこにもない。
That may seem a dogmatic to the scholarly historian searching for traces of
the origin of these mysterious cards, and, we may add, most lamentably failing to find it;
それは、これらの神秘的なカードの起源の痕跡を探している学術的な歴史家にとっては、独断的なものに思えるが、
また、我々は、それを見つけることが最も嘆かわしい失敗であることを追加することができる。
but when it is realized that the initiate works the Tarot and the Tree together,
that they dovetail into each other at every imaginable angle,
it will be seen that such an array of correspondences could be neither arbitrary nor fortuitous."
しかしながら、タロットと『木』を一緒に手ほどきを受けた研究を理解したとき、それらは、
ありとあらゆる角度でお互いにぴったりと符合し、対応の配列は、恣意的でも偶然でもないことが分かるであろう。」
Dion Fortune
ダイアン・フォーチュン
--- ここまで ---

26 :
このネタ元は『The Mystical Qabalah/神秘のカバラ』(1935年発行)で、邦訳もされている有名な本です。
参考として、この部分のプロの翻訳を以下に引用しておきます。
--- ここから --- ダイアン・フォーチュン/大沼忠広, 『神秘のカバラー』初版, 1985, pp. 140-141) ---
「タロット」は、あらゆる占い体系の中で、最も完全なものだが、「木」から発祥し、その根拠を「木」の
中に見い出す。「木」こそ、「タロット」の源泉なのである。こういうと、この神秘的カードの起源を
探ろうと努めている歴史的な学者には、独断的に響くかもしれない。しかし遺憾ながら、歴史家は、その
起源を見つけることはできないと付言しておこう。秘伝家が、「タロット」と「木」を同時に使っている
こと、両者が、想像しうるあらゆる局面で互いに密接に結びついていることを実感すれば、このような
整然たる照応関係は決して、でたらめな偶然なものではないということがわかるだろう。
--- ここまで ---

27 :
次の引用は、この人からです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
"The only theory of ultimate interest about the Tarot is that it is an admirable symbolic picture
of the universe, based on the data of the Holy Qabalah."
「タロットに関する究極に重大な唯一の理論は、それが神聖なるカバラのデータに基づく、
宇宙の見事な象徴画であるということだ。」
Aleister Crowley
アレイスター・クロウリー
--- ここまで ---
このネタ元は『The Equinox(vol.V, no.5)/春秋分点』(1944年発行)の『The Book of Thoth/トートの書』
というタイトルの限定200部の本で、これも邦訳されています。
参考として、この部分のプロの翻訳を以下に引用しておきます。
--- ここから --- (アレイスター・クロウリー/榊原宗秀, 『トートの書』初版, 1991, pp. 30-31) ---
タロットについての根本的に重要な、ただ一つの理論は、タロット・カードが聖なるカバラに示されている
体系的概念に基づいた、宇宙の、みごとな象徴的絵画であるということである。
--- ここまで ---
※諸般の事情により、もしこのスレを見ている人、そしてこれからも見たい人がいるのであれば、
 スレの主旨と関係ない話題でも全然構いませんので、できればカキコしてほしいです。

28 :
みてますよ!
学問では東洋哲学を専攻し、
論文は易経の思想的位置といったところですが、
(東洋オカルトから入りましたので)
結局タロットの方が相性よく、タロット使ってますw
東洋オカルト書も肝心なものは
日本には入ってないんですよね…

29 :
>>28
カキコありがとうございます。
これからも、何かネタがあればお願いしますね。
ちなみに、ワタシは東洋系は、あまり詳しくないです。
そういえば、友達に手相占いやってる人がいて、その人に手をモミモミしてもらうと、
なんかあったかいエネルギーが入ってきて、幸せな気分になれます。
あと、東洋・西洋ともに、オカルトにハマる人って、文系の人が多いんですが、
理系の人がハマると、ちょっと毛色が違うタイプのオカルトヲタになりますよね
東洋系はわかりませんが、西洋系のオカルト書は、今ではamazonのおかげで、
入手はとっても便利になりましたね。
※ただし、イケメン・・・じゃなくて洋書に限る、ですが(^^;

30 :
まだまだ引用は続きます。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
"Without the Tarot the magic of the ancients is a closed book,
and it is impossible to penetrate any of the great mysteries of the Kabbalah."
「タロットを用いなければ、古代の魔術は閉じられた本であり、
カバラの偉大なる神秘を何も見抜くことは不可能である。」
Eliphas Levi
エリファス・レヴィ
--- ここまで ---
このネタ元は『Transcendental Magic: Its Doctrine and Ritual/超越的魔術、その教理と祭儀』 (英語,1896年)、
原著者: Eliphas Levi、原著名(仏語):Dogme et Rituel de la Haute Magie(1855年)、翻訳:A. E. Waiteですね。
これも邦訳されていすので、参考として、この部分のプロの翻訳(仏→日)を以下に引用しておきます。
--- ここから --- (エリファス・レヴィ/生田耕作, 『高等魔術の教理と祭儀 祭儀篇』初版, 1992, pp. 283) ---
「タロット」がなければ、古代人の魔術はわれわれにとって閉じられた書物も同然であり、
「カバラ」の大秘密をなに一つ見破ることは不可能である。
--- ここまで ---

31 :
引用の最後のオチは、これです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. none) ---
"...the activities of French and English occultists contributed nothing and only served to
create considerable confusion between the teachings of the Kabbalah and their own totally
unrelated inventions, such as the alleged kabbalistic origins of the Tarot-cards."
「 ...フランスとイギリスの神秘主義者の活動は何も寄与していないし、
例えばタロットカードのカバラ起源とかを主張し、カバラの教えと、それら自身が
全く無関係の発明の間に、少なからぬ混乱を作り出すことにのみ役立っている。」
Gershom Scholem
ゲルショム・ショーレム
--- ここまで ---
ギャハハハハ(大笑!!)
今までの3人が、魔術カバラをメチャメチャ持ち上げてたのに対して、最後におもいっきりズドンと
落としてくれましたね。(^_^;;
漫才や落語並みに、「お後がよろしいようで〜」的な、刺激的で面白い落とし方です。
ちなみに、「フランスとイギリスの神秘主義者」というのは、魔術カバラが発展している地域であり、
前掲のフォーチュン氏(英)、クロウリー氏(英)、レヴィ氏(仏)も、その地域に含まれています。
このネタ元は『Kabbalah/カバラ』(1974年発行)という本です。邦訳は、されていないようです。
著者のショーレム氏(1897-1982)は、ドイツ生まれのユダヤ系の著名な、魔術カバラではない
本来のユダヤの伝統的カバラ研究家です。
で、これらの引用でウォン氏が言いたいことはおそらく、「魔術カバラ」を盲信することなく、
だからといって頑なな否定もせず、学術的かつ理性的な見地で、これを研究していくことが
大事だということではないかと推測しています。

32 :
>>29
東洋オカルト書は、江戸時代には結構あり、
昭和初期までは結構出版されていました。
ただ、いわゆる戦後オカルトブームでは東洋モノはウケが悪く、
占いとしての易と、
ごく単純化された(日本の)風水くらいが残ったようです。
(本来風水は、ガチな魔術に近いものですが…)

そういえば、紀元数世紀の段階で、
中国にもユダヤ教カバラ思想は流入していて、
道教のオカルト部分には影響されているそうです。
逆に、タロットのゲーム的原型は中国あたりとも考えられていますね。

33 :
>>32
戦後のオカルトブームで、質の悪い商業主義的西洋オカルトが一気に流入しましたからね〜
その後、国書や一部の出版者や関係者が頑張ってくれたけど、あまり事態は改善してなくて、
日本における西洋オカルトの存在は、やはりマイナーのままという感じなのです。
西洋系の人から見ると、商業的なタロット占いや星占いはまずまず繁盛していますが、
オカルトの文化的・思想的な面では、言葉の壁もあって、圧倒的に東洋系が強いですね。
あと、タロットをきちんと文化的・思想的に教えられる人って、日本には皆無じゃないかなぁ。
ユダヤ教の教えって、結構あちこちに広まってますよね。
ユダヤ人は昔は離散していて国家を持たなかった関係で、世界中にユダヤ人とユダヤ教と
その教会があって、色々なところでユダヤ人が活躍していますからね。
ひょっとしたら、気づかないうちに、日本固有と思われている文化にも影響してるのかもしれませんね。

34 :
さて、長い前座が終わり、いよいよここからが真打の登場です。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
PREFACE
序文
The purpose of this book is to demonstrate the relationship between the Qabalah,
a time-honored mystical system, and the Tarot.
この本の目的は、由緒ある神秘主義体系であるカバラと、タロットとの関係を実証することである。
To do so is to pointedly disagree with some very great Jewish scholars,
who state that no such relationship exists.
そうすることは、そのような関係は存在しないと明言する、ある極めて偉大なユダヤの学者に
当てつけるように異議を唱えることである。
--- ここまで ---
ここ、前節最後の部分に関係していますよね。
「フォーチュン、クロウリー、レヴィがやられたようだな…」
「ククク…奴等は四天王の中でも最弱…」
「ユダヤの学者ごときに負けるとは魔術族の面汚しよ…」
あ、これだとウォン氏に死亡フラグが立ってしまう・・・(^_^;;
とりあえず、ウォン氏は、ショーレム氏に対してリベンジする気が満々のようです。
偉大な学者相手にリベンジするには、体力とか知力とか魔力とか色々と整えないといけないですよね。
「そんな装備で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない」
あ、また死亡フラグが立ってしまう・・・(^_^;;;
でも、イロモノにどっぷり浸ったワタシにとっては、こういったツッコミどころの多い方が、
なんとなく色々と期待させてくれる流れなんですよね。
他の魔術本って、ちょっと自己主張が強すぎるのが多くて、読んでて意味わかんないのも多いですしね。

35 :
序文の続きです。
この序文だけでも、4ページありますので、気長にお付き合いください。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
What I have attempted to do in this work is to integrate some of the very complex threads of
Qabalistic symbolism and interpretation, emphasizing the relationship of the Tree of Life
(primary symbol of the Qabalah) and the Tarot as taught in the tradition of the Hermetic Qabalah.
私がこの著作でやろうと試みたことは、カバラ主義の象徴と解釈の非常に複雑な脈絡のいくつかを統合し、
(カバラの主要な象徴である)「生命の木」と、「ヘルメス主義的カバラ」の伝説を受け継いだタロット
との関係を強調することである。
--- ここまで ---
魔術カバラの代表であるタロットは、伝統カバラの「生命の木」と密接な関係性があるという
ことを、ここで明確に宣言しています。
そして、それ以外の関係性については、それほど重要では無いということですよね。
もう一つ言うと、それ以外の関係性については、わかりやすく説明する方法が無くて、
妄想に頼る部分が多いため、初心者向けの教科書には掲載しずらいというのもあります。
魔術ヲタクを目指す人には、こういうマイナーで俺様スゲェ的な枝葉末節要素というのは、
ある意味重要なのですが、ワタシのような一般人向けでは無いということでもあります。
魔の道を極めたい人は、先に出てきたフォーチュン氏、クロウリー氏、レヴィ氏などの
色々と専門的な方面の本を読んで妄想を深めたらいいと思います。
さて、魔術系タロットとカバラの「生命の木」の関係性については、割と知られていますので、
タロット占いをやってる人であれば、「生命の木」の話は聞いたことがあると思います。
カバラといえば姓名占いの「数秘術」しか知らないなぁ、という人は、改めて勉強してください。

36 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
I must emphasize that I am not writing on the Hebrew Qabalah,
but on a separate and distinct system also based on Hebrew texts.
私は、「ヘブライのカバラについて書いているのではなく、ヘブライの聖書に同様に基づいてはいるが、
区別され別個の体系について書いている」ということを強調しなければならない。
--- ここまで ---
ちょっと逃げてるような感じもありますが、きちんと区別しておくことはとても重要です。
こうすることによって、また違った要素を、自由に付加できるからですよね。
つまり、魔術カバラは、伝統カバラの二次作品であり、非公式な作品でもあるということです。
でも、市場的というか業界的には、非公式な作品の方が、はるかに人気が出てますけどね。
つまり、日本のラーメンは、中国の麺に同様に基づいてはいるが、区別され別個の体系に
基づいて調理されている、というのと同じことだと考えたらいいのかな・・・・ちょっと違うかな。
あと、「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません」
的なものは、どんな作品にとっても、今や欠くべからざる定型文ということになってしまってますね。
まあ、そうでないと、原作厨とかソース厨とか、色々と煩わしいのが沸いてきますし・・・

37 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
In my opinion, the Hebrew scholars have been mistaken in their perception
of late nineteenth century occult developments as merely a romantic and
misunderstood pastiche of mystical Hebrew lore.
私の考えでは、ヘブライの学者が、19世紀後半の神秘学の発展の認識が、
神秘的なヘブライの教えを空想的で誤解された単なる模倣作であるとした
ことについては間違っている。
--- ここまで ---
魔術カバラというものは、伝統カバラの単なる劣化コピーではなく、
根っこは同じだけど、独自の進化を遂げたものという考え方ですよね。
どこかの国のように、外観だけ丸パクリで、中身は似ても似つかないような代物と
いうのもアレですが、きちんと区別できて、機能的にもオリジナルには無い
独自の優れたものを持つのであれば、それは劣化コピーというものではなく、
新しい創作物と言えるわけです。
文化や技術のイノベーションというものは、全く新しく生み出されるということはなく、
過去の文化技術の遺産の見直し、改良、進化などから生まれてきます。
そういう意味でも、魔術カバラが伝統カバラから派生すること自体は、何ら問題視する
ことではないんですよね。
そして、それが進化なのか劣化なのかは、後の時代が評価してくれることです。
魔術系タロットが生み出され、カードや関連本が今日まで売れ続けてきたということは、
それなりに評価されていることだと考えます。
ただ、日本での評価は、ちょっと違う方向に向いているような感じですよね。
「ユダヤのカバラのタロットって、何かイケててカッコイイんじゃね」的なノリなので、
こんな日本の現状を見ると、ショーレム氏はきっと怒り狂うと思います。(苦笑)

38 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
Moreover, I have attempted to demonstrate that the principles of the Qabalah are
appropriately applied to any ordinary Tarot deck.
また、私は、カバラの原理が、どのような普通のタロットのデッキにも適切に適用される
ということを実証しようと試みている。
To that end this work reproduces four entire decks, including the Marseilles Tarot.
そのために、この著作では、「マルセイユ版タロット」を含む4種類の全部のデッキを複写している。
--- ここまで ---
仮説検証というのは、学者らしい試みですよね。
・仮説:カバラの原理が、どのような普通のタロットのデッキにも適切に適用されるということ
・検証方法:4種類のデッキを一枚一枚全て参照・分析・検討し、仮説が正しいことを検証していく
ということをやりたいということです。
今までのタロット解説本みたいに、単にダラダラと妄想を記述した(ワタシの文章みたいな)ものでは、
論理的にタロットを学びたい読者にとっては、あまり有益ではなかったので、いい試みですよね。
でも、タロットに限ったことではないのですが、占い業界の人間って、そういう本当の学者タイプは
少ないですので、こういった論理的手法を、逆に煩わしいと感じる人は少なくないんですよね。
             /)
           ///)
          /,.=゙''"/         (占いなんて、しょせん○○○○○なんだし・・・)
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   こまけぇこたぁいいんだよ!!
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |       的な業界ですから(苦笑)
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /

39 :
また鯖が飛んだみたいですね。
復帰したからいいけど、近頃ちょっと不安定ですよね。
とりあえず、序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
Very little discussion is accorded that work, chosen as a comparison with the more
symbolically concise modern decks because it is the most common and popular of
the decks crystallizing the cards' early imagery.
その作品(マルセイユ版タロット)は、カードの初期の絵画的形象を結晶化させた
最も一般的で人気があるデッキであるため、より象徴的に簡明な現代のデッキとの
比較として選ばれたことについては、議論の余地は無い。
--- ここまで ---
とりあえず、マルセイユ版タロットを抜きにしては、一般論としてのタロットを語ることは不可能ですよね。
なお、「concise=簡明な」というのは、おそらく「簡単」という意味ではなく、近代タロットは
作者がはっきりしていて、カードの象徴の意味が作者により比較的明確に定義されていると
いうことですかね。
マルセイユ版タロットは、作者もその象徴の意図もはっきりしているわけではないので、
人によって解釈がバラバラで、研究対象としては複雑でわかりにくいということだと思います。

40 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
The Marseilles Tarot is a “standard” deck, the other three decks used here are those
related to the nineteenth century occult fraternity, The Hermetic Order of the Golden Dawn.
「マルセイユ版タロット」は、「標準の」デッキであり、そしてここで使用される他の3つのデッキは、
19世紀の神秘主義団体である、「ヘルメス主義団体ゴールデン・ドーン」に関連するものである。
--- ここまで ---
「The Hermetic Order of the Golden Dawn」は、一般的には「黄金の夜明け団」と訳されています。
ここで「The Hermetic Order」というのは、ヘルメス主義、つまり魔術に関する団体であることを
示していますね。
カバラを取り入れたタロットは、色々と発行されていますが、ウォン氏はその本流、というか
売れ筋であるゴールテンドーン系の3つのタロットを、ここで題材に選んだということです。
まあ、マイナーなデッキを選んでも、誰も得をしませんので、賢明な選択だと思います。
それにしても、西洋魔術方面の人からのツッコミが無いですねぇ。
2chでは、もう西洋魔術は衰退しちゃったんですかね・・・

41 :
オカルト板なら、もしかしたら…。
法の書の原典と翻訳を持ってますが、
翻訳版もう少しなんとかならんか、とか語りたいですがw

さて、本格風水を謳っているショップに行きましたが、
モノ置いて開運としか言わないので、
なにも買わずに帰りましたw
八卦鏡の凹面、凸面の違いがわからなかったのでききましたが、
店員も使い方知らんかったし…
貯金箱などに入れておくと金を呼ぶらしい
なにやら呪符と八卦紋様が書いてある古銭は買うか迷いましたがw
そもそも風水は家レベルのチンケな開運じゃなくて、
天文(星占い)地理(土地の気の流れなど)を知り
都市や国の興亡をも推測でき、滅亡を防げる、云々…

42 :
>>41
カバラスレだからここでは控えるけどスレ誘導されれば相談乗るよ?
ぶっちゃけグッズより掃除のが効くから掃除板いってみw

43 :
>>42
面白いのは、西洋でも東洋でも掃除なんだよねw
普遍的なんだろうね…

44 :
>>41
オカルト板って、普通の人には、ちょっと行きにくい雰囲気がありますから・・・(^_^;;
あと、この本のネタ的には、魔術系の板よりも占い系の方がふさわしいと思います
法の書は、話題になっていたので買ったことはあるけど、
何が書いてあったのかは、ほとんど記憶に無い状況です。
とはいえ、当時の国書の翻訳は、すさまじかったですからね。
原文無しでは、とても読めないというのが、いくつかありましたよね。
風水も、今や完全に世俗化していますよね
意味わかんなくなってるものも多いですしおすし・・・
まあ゛、西洋占星術だって、元々は個人レベルの幸福追求のためではなくて、
気象や天変地異を予測すめ、国家繁栄のためのものだったですからね

45 :
>>42
諸般の事情により、このスレは、カバラの話題に限らず、どんな話でも結構てすよ(^_^)/
ゆっくりしていってね!!!
あ、掃除って、基本的に苦手ですね。
必要なものは、手近なところに山積みしてしまうタイプです。
でも、他にやるべきことが出来ると、現実逃避的に、片付けを始めてしまいます。
こういう、現実逃避的な掃除行動のため、周囲からは綺麗好きと見られています。

46 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
Those decks are The Golden Dawn Tarot, The Thoth Tarot and The Rider-Waite deck.
これらのデッキは、「ゴールデン・ドーンのタロット」、「トートのタロット」と
「ライダー・ウェイト版デッキ」である。
--- ここまで ---
一応、ゴールデン・ドーン系のポピュラー(売れ筋)なものを、揃えてきましたね。
売れ筋だけあって、それそれ個性的な特徴を持つデッキです。
詳しい紹介は、また後の章に記述がありますので、それまでのんびり待ちましょう。
個人的には、メインとなる占いなどの目的にはライダー・ウェイト版を常用し、
そしてたまにカバラの勉強をする時にはゴールデン・ドーンを、
そしてトートは・・・、ほとんど使うことはないですね。
以前は、マルセイユ系の「マドンニのタロット」というのを使っていたことかありますけど、
いわゆるマルセイユ版というのは、使ったことは無いのでした。

47 :
>>43
スレ主さん的にOKらしいんで遠慮なく。
元々の風水学は国家安寧を目的としています
都の場所に拘るのは都が国家の心臓だからです
ただ熱帯魚を水槽で飼うように、ミニチュア化して考えれば
風水メカニズム自体は利用できるよねというのが現代のお手軽風水だと思います。
掃除は水の入れ替えに相当するのでとても大事です
西洋で掃除がどう重視されてきたかは存じませんが…

48 :
>>47
古代の占いって、風水に限らず、そのほとんどが国家的なもの、
というか、そもそも国の統治者が占い師みたいなものなんですよね。
日本だと、天皇が占いをするようなものだし、ユダヤ教だって
預言者(中身は占い師とほぼ同じ)が指導者になったりしています。
ソロモン王もイエス・キリストも、色々と魔術的なことやってますよね。
タロットに限れば、これはカード遊びから来ているみたいですので、
こちらは希少的な民間発祥という感じですかね。
西洋では、風水のようなおまじない的なものは知りませんが、
建築学や土木学は中国と同様に進んでいますので、おそらく同じような
知恵があったのでしょうね。
「上の如く、下も然り」というのは、占いの共通定理ですので、何にでも
応用が可能ですから。
あと、掃除については、おそらく世界共通の開運のおまじないだと思いますよ。
シンデレラが、いつもお掃除させられていたのは、そういうことではないかと。

49 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
One other deck, not shown, but which I recommend very strongly, is that of the
late Paul Case and his organization, The Builders of the Adytum.
図示していないが、私は非常に強く推奨する、もう一つのデッキは、故ポール・ケース氏と
彼の団体である「聖堂の建築者」のそれ(B.O.T.A.のタロット)である。
--- ここまで ---
B.O.T.A.版タロットは、魔術的には優れており、カバラの勉強には良い教材だと思います。
でも、ライダー・ウェイト版をベースにしているのと、白黒で見た目が地味なのと、
魔術向けで占い用としては適していなくて、さらに売れ筋商品ではありませんので、
この本に掲載しないのは良い判断だと思います。

50 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
This is a deck to be hand colored by each student.
これは、各自の学徒により手作業で着色されるデッキである。
--- ここまで ---
B.O.T.A.版タロットは、B.O.T.A.という魔術団体の中で、魔術の勉強を目的として
作られた「教材」です。
原案は、ポール・フォスター・ケース(Paul Foster Case, 1884-1954)で、
作画は、ジェシー・バーンズ・パーク(Jessie Burns Parke, 1889-1964)です。
このカードも、魔術ヲタの男性と、作画の女性コンビの作品ですね。
このカードは小型で、白黒の線画で印刷されており、購入したものを自分の手で
彩色して仕上げるということになっています。
大アルカナはライダー・ウェイト版をベースとしていますが、小アルカナの数札は
ライダー・ウェイト版のような絵札ではなくて、従来の数札のデザインに戻しています。
これは、ライダー・ウェイト版の小アルカナの数札の絵は、完全に占い向けであり、
魔術カバラとは無関係であるため、その絵柄の印象が魔術の勉強にとっては邪魔に
なるからです。
私も買ったことがありますが、占いの用途には向かないので放置してます。(てへぺろ)

51 :
>>50
それとトートタロットと、あとグリモーのマルセイユ版を、
花札メインのカードコレクターの母が持ってますw
だいぶ前に亡くなった曾祖母の姉妹が
花札占いをやっていたときき、
ヲタ家系だとわかり愕然としました…。

52 :
>>51
カード系の占い遊びって、本当にポピュラーですよね。
というか、どんなものでも占い遊びにしてしまうのが、人間ってもんです。(^_^;;
それに、占いが嫌いな女の子って、いないんじゃないかな〜、と思えるくらいに
みんな占いが大好きですよね。(笑)
カードコレクターも、出回っている安いものを買っている間はいいのですが、
高額のレア物や、骨董品的なものに手を出したりすると、家計に響きます。
ワタシは、タロットに関しては実用主義ですので、あんまり収集はしていないのですが、
数十のタロットを集めている人も、たまにいますよね。

53 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
Besides this deck, Case produced some exceptionally good Tarot literature,
to which I have devoted considerable attention.
このデッキに加えて、ケース氏は、私はかなりの注目を向けている、いくつかの
非常に良いタロットの文学作品を生み出した。
--- ここまで ---
ケース氏は、1900年代の前半に、10冊以上のタロットに関する本を書いています。
残念ながら、邦訳されたものは無いと思います。
日本では、B.O.T.A.って、それほどには人気は無いんですよね。
ちなみに、ワタシも、ケース氏の本は読んだことはありません。

54 :
>>52
面白いこと?に、
花札はおそらくゲームとしてのタロットカードの応用だそうです。
鎖国前に日本に来たヨーロッパ船員が、
おそらく、タロットを持ち込んでいただろう、と。
(過渡期みたいな日本製の、フレンチスートではない数札がみつかっています。)
それが花札になったいきさつとしては、
4スートで点数を付けるものがお触れでNGになり、
代わりに12ヶ月をスートにした、とか。
その過渡期に「うんすんかるた」というのがあり、
宝玉みたいなのが追加され5スート×15種75枚組の
ゲームカードがあります(ありました)。
10までの数札はマルセイユタロットの下手な模写ですし、
コートカード相当の絵札には、
七福神や中国の神様?が書かれています。
今は復刻でありますが、もし、普通に残っていたら、
五行うんたらで占いになっていたでしょうね。

そういえば、タロットも、淘汰された札数のバリエーションが、
占い用ゲーム用両方ありますね。
96枚なんて、シャッフルが大変だったと思います。

55 :
>>54
花札がタロットカード起源というのは、ちょっと無理があると思いますよ。
花札の元ネタであるカルタは、おそらく日本の戦国時代、西洋だと大航海時代に
スペインやポルトガルから、鉄砲と共に日本に伝来していると思われます。
当時は、タロットカードは、イタリア北部とフランス南部で徐々に広まっていましたが、
スペインやポルトガルでは、トランプカード、つまりスペイン語やポルトガル語で
「カルタ」と呼ばれるものが、カード遊びとしては一般的に広まっていたようてす。
ちなみに、タロットカードの起源としては、このトランプカードが小アルカナに、
それとは別のカードが大アルカナとして合体したものであるという説が有力です。
特徴としては、
 ・小アルカナ=数字札であり、数字とスートの組み合わせで遊ぶ
 ・大アルカナ=絵札であり、カード自体に特別な意味を持つ切り札として遊ぶ
となります。
大アルカナには、それぞれを特徴付けるキャラクタ(絵、文字、タイトルなど)が
付けられていますので、現代の日本のカードゲームは
 ・日本の小アルカナ=花札
 ・日本の大アルカナ=いろはかるた、百人一首
という強引な解釈も成り立つわけです。(←強引すぎるか?)
誰か、花札といろはかるたを強引に結合して、日本独自のタロットをデザインしてくれないかな〜。
今は、タロットを元ネタにした遊技用カードは、ほとんど見かけなくなりましたが、
タロットを元ネタにした占い用カードは、今でも色々な枚数のものが新しく作られていますよね。
トランプに代表されるカードゲームそのものは、今でも人気ですが、
タロットは、ゲーム用としてではなく占い用として、現代では認知されているのでしょうね。

56 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
His correspondence courses on Tarot, written more than forty years ago, are still being distributed.
彼のタロット通信教育課程は、40年以上前に書かれ、まだ配布されている。
--- ここまで ---
ポール・フォスター・ケース氏(Paul Foster Case, 1884-1954)は、1922年頃に独立して、
魔術の教団を作っており、これが後のB.O.T.A.になります。
B.O.T.A.は、通信教育に力を入れており、その通信教育の教材として、ケース氏の作成した
ものが、まだ配布されているということですよね。
B.O.T.A.は、アメリカでは割と有名なのですが、当然ながら教材は英語ですので、日本では
あまり知られてはいないのでした。
日本でB.O.T.A.に入会してる人って、どれくらいいるのかなぁ〜。

57 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xv) ---
And, since distribution is restricted, I must quickly note that I am in no way associated with
that organization, having been provided a complete set of his courses by sympathetic friends.
そして、(タロット通信教育課程の)配布は部外秘とされているので、共感する友人たちによって
彼の教育課程の完全な一式を提供しているその組織とは、私は何の関連も無いことを早々に
言及しておかなければならない。
--- ここまで ---
ケース氏は故人ですので、B.O.T.A.は、その後継者である「共感する友人たち」により
運営されているということですよね。
あと、この文章からは、ウォン氏はB.O.T.A.には入会していないようです。
B.O.T.A.に限らず、魔術団の内部資料は原則として団の外部への公開は禁止されていますので、
ウォン氏のB.O.T.A.に関する話は、ケース氏の本や、限定的に公開された情報や、友人から
伝え聞いた話などを基にしているということです。
そして、この後の文章で、ウォン氏はケース氏やB.O.T.A.について色々と書いていますが、
それはウォン氏がB.O.T.A.の関係者としての自画自賛や自己宣伝や自演乙のためではなく、
「勘違いしないでほしいが・・・」これらはあくまでも個人的な興味の対象として
書いているということを、ここで宣言しているのでした。

58 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
Case was a brilliant teacher who must be credited as the first to apply the terms of
modern psychology to the cards, an approach very much like that of Carl Jung.
ケース氏は、カール・ユング氏のそれに非常によく似た研究法で、カードに現代心理学の
用語を適用した最初の者と認められなければならない、素晴らしい教師であった。
--- ここまで ---
カール・グスタフ・ユング氏(Carl Gustav Jung, 1875-1961)は、精神科医・心理学者であり、
分析心理学の「ユング心理学」を始めたことで有名です。
ユング氏は、オカルトにも興味を示し、その著作は、現代のオカルト研究家にも影響を及ぼして
いますね。
そしてウォン氏は、このユング心理学の影響をモロに受けて「ユングのタロット/The Jungian Tarot」と
いうオリジナルタロットと、解説本を出版しています。
ワタシも実をいうと、少し心理学の勉強をしているうちに、なぜかタロットのオカルト世界に
入り込んでいたという経緯があります。
でも、タロットを現代心理学で読み解くというのは、個人的には、ちょっと違和感があります。
なぜなら、心理学というのはミクロコスモス的な世界がメインなので、小アルカナの領域に近く、
大アルカナの真の神世界に適用するのは、ちょっとね〜、などと思ったりするわけですよ。
でもまあ、何にでも適用できてしまうのが、大アルカナであり生命の木であるわけですけどね。

59 :
さすがポム先生!土曜は30万勝ち達成だお
有料会員たちの的中画像が載せられてたおー
「ポムの競馬日記」をチェックだお

60 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
I consider Case to be the first great modern scholar on the Tarot, unrecognized as such
generally because his major works have been available only to corresponding students of
the Builders of the Adytum, who are asked that they be kept confidential.
私は、ケース氏はタロットの最初の偉大な近代的な学者であると考えている。
そのようには一般的には認識されていないが、彼の主要な作品は、「聖堂の建築者」の通信教育学徒
のみが入手できるものであり、それら(の資料)は秘密にしておくことを求められるからである。
--- ここまで ---
「近代的な学者」というのは、近代の学問である心理学を応用し、論理的に、つまり科学的手法を
用いてタロットと魔術を解釈しようと試みたということですかね。
とはいえ、B.O.T.A.の部外秘の資料の話ですし、読んだことはありませんので、詳細はわかりません。
もし知ってる人がいれば解説してほしいんですけど、ここでは、ちょっと難しいかなぁ・・・。

61 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
I have found his ideas, which have influenced my approach, very profound, but with reservations.
私は、条件付きではあるが、非常に深遠であり、私の研究法に影響を与えている、彼の思想を発見してきている。
--- ここまで ---
現在完了形の文ですので、ウォン氏は、まだケース氏の本や資料を勉強中であるような感じです。
この本を書くために、今までも、そしてこれからも色々と勉強しているということですよね。
とはいえ、その思想というものが何なのかは、ここでは明記されていません。
非常に深遠だということですので、我々のような初心者にとっては、あんまり関係の無いこと
のような感じですけど、おそらくはタロットと心理学の関係に関する何かだと推定しときます。
ウォン氏が、「ユングのタロット」という本(1980年発行)を書いたのは、ケース氏の思想に
触発されたということですかね。
えー、まだまだ序文が続きますので、カバラを勉強したい人にとっては退屈な流れですかね。
退屈だったら、雑談でも何でも結構ですので、投下してもらって結構ですよ。
ツッコミを他人任せにするよりは、自ら笑いを取りにいくのが、魔界人ってもんです。(笑)

62 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
I question his dogmatic reliance on Gematria (Qabalistic numerology),
as well as some of his interpretations of Waite’s symbolism.
私は、ウェイト氏の象徴主義についての彼の解釈のいくつかと同様に、
彼のゲマトリア(カバラ主義の数秘術)の教義上の依存を、疑問視している。
--- ここまで ---
ケース氏は、ウェイト氏の象徴主義、つまり大アルカナのデザインについては
かなり高い評価を与え、それに基づいたタロットを制作しています。
あと、ケース氏は、タロットと数秘術との関係についても重要視しています。
ウォン氏は、そういう部分でのケース氏の姿勢については、あまり高く評価して
いないということですよね。
このあたりは、研究者としての方向性や好き嫌いに関係する部分だと思いますので、
あまり深くは追及しないことにします。
ところで、「The QABALISTIC TAROT」の原著を見ながら、このスレを覗いている人って
いるんですかね?
あと、このスレが立ってしばらく経つので、このスレを見て原著を買ってみたという人も、
そろそろ出てきてもおかしくはない頃ではないかと思うのですが・・・
でも、マジメにタロットのことを勉強してみたい人って、いるのかなぁ?

63 :
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毎月給料日と同じ金額を競馬で勝たせてくれるらしいぞ
※3000万の貯金通帳画像あり

64 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
Moreover, at the time Case was writing, our psychological language was in a state of
development, and his courses do not reflect today’s more precise terminology.
さらに、ケース氏が書いていた当時は、我々の心理学的な用語は発展途上の状態にあり、
しかも、彼の学習課程は、今日のより厳密な専門用語を反映していない。
--- ここまで ---
ケース氏(1884-1954)は、1912年頃から本の執筆を始め、1922年頃からは自らが主宰する魔術教団の
ために、様々な魔術の学習教材を執筆しています。
近代心理学の発展に寄与した、精神分析で有名なジークムント・フロイト氏(1856-1939)、および
ユング心理学で有名なカール・グスタフ・ユング氏(1875-1961)と、活動時期がほぼ重なっていますので、
ケース氏の学習教材は、近代心理学の発展途上に書かれたものと言えますね。
逆に言うと、ゴールデン・ドーンの全盛時代は、そういう近代心理学の影響をあまり受けなかった
古き良き時代であったということでもありますね。

それにしても、このスレに参加してくれる人が少ないなぁ。
夏休みのせいなのか、それともオリンピックの影響なのだろうか?
かくいうワタシも、なでしこの試合を見た後に、カキコしているのでした。(眠い)

65 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
A student must “read between the lines,” considering forty years of publications
on the occult since Case wrote his courses.
学徒は、ケース氏が彼の学習課程を書いて以来、オカルトに関する出版物の40年を考えると、
「行間を読む」必要がある。
--- ここまで ---
ケース氏の主張は、今となっては用語的にも内容的にも古くなってきているので、
魔術を学習する者は、新しいネタを取り入れて、自分なりに解釈し直す必要があると
言っているわけですね。
ケース氏(1884-1954)以降の魔術関係の本だと、W.E.バトラー氏(Walter Ernest Butler,1898-1978)、
イスラエル・リガルディ氏(Israel Regardie, 1907-1985)、ガレス・ナイト氏(Gareth Knight, 1930-)
とかの本が有名ですかね。
もちろん、その著名な魔術の著者の中に、ウォン氏も混ざりたいということでもありますね。
ただ、ウォン氏の本は、タロットネタがメインですので、魔術本流の儀式魔術をやってる人々には、
それほど重要視はされてはいないようです。
逆に言うと、儀式魔術とは距離を置いて魔術的解釈を用いてでタロットをやってる人にとっては、
こういう本は割とわかりやすくて使いやすいものであると思います。

66 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
A great deal of what Case did not say to his corresponding students has been published
explicitly by Regardie, Butler and others.
ケース氏が彼の通信教育学徒に言わなかったことの多くは、リガルディ氏やバトラー氏などにより、
明示的に公表されている。
--- ここまで ---
ちなみに、ケース氏の父親は、図書館員で、プロテスタント会衆派教会の執事役もやっていたのと、
母親が音楽を教えており、ケース氏の後の活躍を見ると、オカルティストとして必要な、人の知らない
ことを知る才能、見えないものを見る才能、聞こえないものを聴く才能にも恵まれていたと思います。
そして、ケース氏の魔術ベースとしては、キリスト教、音楽、ヨガ、ゴールデン・ドーン関係、
フリーメーソンという感じで、近代魔術の研究者としては、かなり多芸で多彩な範囲を網羅しており、
B.O.T.Aを長年主宰するには充分な持ちネタではなかったかと思います。
でもまあ、魔術ネタに限れば、バトラー氏やリガルディ氏の方が、より広く公開されていて
一般的に知られていますので、ケース氏の方は、よりマニアックであるという感じですかね。

67 :
日本のAmazonで検索してみたのですが、The QABALISTIC TAROTの在庫はマケプレ出品の物しかないみたいです
米汲フ尼なら普通に在庫あるみたいですね
やはり日本在住の状態で洋書を買うのに一番適した方法は米国の尼から直接買う事でしょうか?
自分はクレジットカードを持っていないので残念ながら米尼からは買えないのですが…機会があったらチャレンジしてみたいです
それ以前に洋書自体買った事ないんですけどね

68 :
>>67
米国のamazonに発注するのは、色々と知識が必要ですので、日本のマーケットプレイスに
あるのなら、若干割高にはなりますが、そこで注文しておくのが、おそらく一番簡単です。
それにしても新品のペーパーバックで1万円超えとは、ちょっと高い感じですね。
ワタシだったら、中古本でいいかなぁ・・・
でもまあ、amazonが出来て、超便利な時代になりましたよね。
本だけでなく、ちょっと○○なCDやDVDや○○なんかも、簡単にポチれますし、
ヲタクにとってのamazonは、なくてはならない生活必需品になってしまっているのでした。
(一見して中身がわからないように、きちんとamazonの箱に入ってくるのが、素晴らしい!)

69 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
Such criticism does not apply to his small work entitled The Book of Tokens, written in 1934.
このような批判は、1934年に書かれた「しるしの本」と題する彼の小さな著作には当てはまらない。
--- ここまで ---
「このような批判」というのは、前述している各種の問題点があって、魔術ネタとしては
不完全で偏った傾向があるため、ケース氏のB.O.T.A.は、魔術の本流には成りきれていない
ということです。
でも、この「The Book of Tokens/しるしの本」というのは、おそらくは別の意味で特筆すべき
魔術ネタの本であるということです。
この本は、魔術というか文学的というか何というか、そういうあっち系のジャンルの本のようです
ので、まだ邦訳はありませんし、原著を見たこともありませんし、おそらくワタシの英語力では、
読んで内容を解釈するのは、ちょっと難しいのかなぁ、と思っています。
米国アマゾンで取り扱っているようなので、誰かヒマな人がいたら翻訳してほしいなぁ、と。(笑)

70 :
old pathタロット(トートの影響もありの魔女術系)の解説書注文したら
3ヶ月待たされてキャンセルされたりしたな日Amazon
米Amazonなら大丈夫だったんだろうか…

71 :
>>68
今の時代は手間とお金と時間をかければ大抵の物は手に入るから便利ですね
自分はカバラとタロット両方に興味があるので、このスレを見ながらどうしても欲しくなったら手をだしてみようかと
翻訳と解説面白いので今後も楽しみにしてます

72 :
>>70
出版されてから年月の経っている本は、在庫が無くなっていることがありますからね。
Old Path は、絵が綺麗でコレクターにはそれなりに人気がありましたが、
他と違うコンセプトなので、簡単に使えるカードではなかったですよね。
ワタシも魔女モノは好きなので、解説書もあったのですが、ほとんど読んでないのでした。

73 :
>>71
現代って、本当に便利になりましたよね。
昔の苦労は何だったんだろうというくらい、情報面や流通面でのインフラ進化が早いです。
タロットとカバラに興味がありましたら、ぜひ原本を買って、一緒に勉強していきましょう。(^_^)/

74 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
If there is one single book which I would recommend, it is that collection of essays
on the Hebrew letters.
私が推薦しようとする本で、ただ1つだけ挙げるとするならば、それはヘブライ文字の随想集である。
--- ここまで ---
この「The Book of Tokens/しるしの本」のサブタイトルは、「Tarot Meditations/タロット瞑想集」
となっており、西洋神秘学、ヘブライ文字、そしてタロットをベースにして、インスピレーションに
より導き出された、22の詩的で神秘的な短編の瞑想集です。
短編集とはいえ、ハードカバーで200ページもあるものですので、文学好きでタロット好きで
物好きな人にお薦めします。

75 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
It is a milestone of philosophical literature, showing the Tarot to be
a key part of the Western Mystery Tradition.
それは、タロットが西洋の神秘の伝統の鍵となる部分であることを示す、
哲学的文学のマイルストーンである。
--- ここまで ---
「The Book of Tokens/しるしの本」は1934年の発行ですが、この元原稿は、1918年頃に出会った、
雑誌編集者のマイケル・ジェームズ・ウィッティー氏(Michael James Whitty, ?-1920)と共同で、
1919年頃に書かれたそうです。
そして、瞑想や自動筆記などの色々な方法で受け取ったメッセージを集めて、書かれている
そうですので、ケース氏は、割と普通の人っぽいのですが、見えたり聞こえたりする人だった
ということですね。
でも、そういう能力は、周囲(見えない人たち)からは良く思われませんので、意見が合わずに
孤立したり攻撃されたりして、独立していくことも多いのでした。
そういえば、クロウリー氏も、見えたり聞こえたりする人だったみたいですが、
こちらは、普通でない人の代表みたいなものですけどね。
でもまあ、たとえ見えたり聞こえたりしても、普通の人のようにさりげなく振る舞って、
一般人に紛れて生きていくのが、賢明ではないかと思うのでした。(←日本人的価値観)

76 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
A comment might also be in order here about my frequent reference to the works of
Aleister Crowley, considered by many to be one of the twentieth century's great fiends,
and by others to be the torchbearer of the religion of the future.
また、多くの人には二十世紀の偉大な魔王の一人であり、一方、他の人にとっては将来の宗教の
聖火ランナーであると考えられている、アレイスター・クロウリー氏の作品への私の頻繁な参照
については、ここで整理して解説しても良いだろう。
--- ここまで ---
クロウリー氏は、良くも悪くも近代魔術界ではトップクラスに有名な人物ですよね。
「将来の宗教の聖火ランナー」という表現は、クロウリーの思想が、宗教的な信仰心に
近い形で、後世に受け継がれて広まっていくということだと思います。
実際、クロウリーの魔術思想は、ごく一部の熱狂的な人には、未だに根強く信仰されています。
ただし、日本におけるクロウリー人気は、その教義に対するカルト的信仰心というよりも、
タロットの絵柄や反社会的な生き方が、ちょっとカッコイイからという、カルい理由が多いですけどね。
ちなみに、ワタシは、クロウリーの思想は、あまり好きではありません。
クロウリーのタロットも、参考用に一応持ってはいますが、占いなどで使うことは皆無です。
体に合わないというか、なんか生理的にイヤだというのが、理由といえば理由ですかね・・・。
※自宅パソコン回線が巻き添え規制を食らいましたので、今回は出先からカキコしています。
 このため、今後は定期的な更新が出来なくなることがあります。
 もし長期間更新が途絶えても、そのうち復帰しますので、見捨てないでくださいね。(^_^;;

77 :
ようやく復帰したのに(´ω`)
のんびり保守もしますよ。

78 :
>>77
今のところ、短いレスなら携帯が、長いレスなら出先の無料LANスポットが使えるので、
大規模規制にならなければ、まだ大丈夫です(^_^;
それにしても、規制大杉!運営糞杉!
このスレを立てるのも、規制のせいで3ヶ月も待たされたもんなぁ

79 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
It is very difficult to be objective about Crowley, but in making the attempt I have been
impressed by the profundity of his writings on the Tarot.
クロウリー氏を客観的に捉えることは非常に困難ではあるが、試みてみるうちに、
私はタロットに関する彼の著作の奥深さに感銘を受けているところである。
--- ここまで ---
ここでの「客観的に捉える」というのは、個人的な好き嫌いを抜きにして、公平な立場で
第三者的に、素直に内容だけを理解していこうということです。
まあ、クロウリー氏って、良くも悪くも、やんちゃ坊主的なところが多々あるのと、
その人生自体が、腐ヲタ大歓喜な超絶濃密あらあらうふふネタにあふれてるので、
公平なジャッジというのは、なかなか難しいところがありますけどね。
というか、そういう腐ヲタ向けのネタを持つからこそ、色々と話題になり、マスゴミ界の
格好のターゲットとなって、結果的に超有名人として君臨しているという面もあります。
まあ、マジメな魔術界の住人から見れば、こういったことで俗世間の注目を浴びるのは、
何だかなぁと思うのでしょうけどね。
ともあれ、そういう個人的な行状は見なかった聞かなかった言わなかったことにしておけば、
彼の残した業績は、決して悪いものではなかったということです。

80 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
His work remains instructive despite criticisms which may be leveled against his personal behavior.
彼の作品は、彼の個人的な行状に向けられるであろう非難にもかかわらず、依然として有益である。
--- ここまで ---
とりあえず、彼の個人的な行状についての背景的なものを、ちょっとだけ紹介しておきますね。
アレイスター・クロウリー氏(Aleister Crowley, 1875-1947)は、敬虔なクリスチャンの家庭に生まれました。
父親はかなりの資産持ちで、クロウリーが生まれた時には、無職セレブ的な生活をしていたようです。
父母は、キリスト教の中でも、超一級に厳格なプロテスタントの一派であるエクスクルーシブ・ブレズレン派
(Exclusive Brethren, 排他的同胞派)に属しており、当時まだ純粋で純情だったクロウリーは、幼少の頃から、
両親から熱心に、(実社会では通用しない理想的で原理主義的で独りよがりな)宗教教育を受けて、
物質的にも精神的にも何不自由なく、純粋培養の理想的なお坊ちゃまとして育てられました。
つまり、出生時から、腐の妄想ターゲットとなりそうなイケショタ属性を備えていたということですよね。
その後は、お決まり定番コピペみたいな腐的ストーリー展開となります。
クロウリーが11歳の時に、父親が病気で他界し、彼は無職セレブだった父親の財産を相続します。
そして、エクスクルーシブ・ブレズレン派の学校に入り、家族の元を離れて、夢と希望に満ちた
宗教学校での寄宿舎生活を始めたのでした。
しかし、そこの校長は、実は俗世間に染まりきった英国国教会の出身者で基地外でドSな変態で、
超絶悲惨な学内イジメが横行する、この世の地獄のような、腐的にとってもおいしい学校だったのでした。
この多感な時期に受けた精神的および肉体的な虐待は、それまでおぼっちゃまとして大切に育てられた
クロウリーの、その後の人生のトラウマになったことは、容易に想像できますよね。
この悪魔の学校は、親戚の助けがあって1年ちょっとで退学することができ、トラウマから逃れるために
しばらくの間は家庭教師を呼んで勉強を教えてもらっていました。
(次に続く)

81 :
そして、17歳の頃、パブリック・スクールに入学して、また寄宿舎生活を始めましたが、またここで
皆さんの期待通りというかご想像の通り、腐的な新展開Part2がスタートします。
当時の男子学校は、実は暖色系がメインで、アッー!な展開がお決まりだったんですよね。
クロウリーも、そういう腐的妄想リアル世界に染まっていったのですが、色々とあれやこれやと、
あっち系のトラブルを起こしながら、大切な青春時代をド変態どもに囲まれて、精神と体を
病みながら、うじゃうじゃなリアル悪魔的青春を過ごしていたのでした。
ちなみに、クロウリーは「攻」のイメージがあるのですが、実際は「受」でしたので、
おそらく、この時期にみっちりと上級生からのレッスンがあったのではないかと想像します。
そして20歳の頃に、ケンブリッジ大学に入学して、やっと精神的・肉体的な自由を取り戻し、
やっと父親のような無職セレブ的には充実した、でも腐的にはもう腹ン中がパンパンだぜ、
なクロウリーの魔術サクセス?ストーリーが始まるのでした。
            , '´  ̄ ̄ ` 、
          i r-ー-┬-‐、i
           | |,,_   _,{|
          N| "゚'` {"゚`lリ  魔術 … やらないか
             ト.i   ,__''_  !
          /i/ l\ ー .イ|、
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
___`\ __ /    _l - ̄  l___ /   , /     ヽi___.|

82 :
まず注目を浴びることで、
結社に人を集めたかったのかも知れませんね。

83 :
>>82
そうですね。
両親が原理主義キリスト教徒だったということから見ても、何となく空気を読めないというか、
オレ様が一番正しいというか、性格的な問題があったのは、おそらく血筋のようなものだと思います。
そして、成金のボンボンということもあり、イジメの対象にもなりやすく、心を許せる親友というのは、
かなり少なかったのではないかとも思います。
こういうこともあって、成長してからは、色々と派手なことをやって目立ちたいという「社会的欲求」と
いうのが肥大していったということは、大いにありそうなことですよね。
そして、クロウリーは色々と魔術に関する団体に加入したり、自分で設立したりしていますが、
色々と問題があって、あんまり長続きしてはいないんですよね。

84 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
I suspect that history will view Crowley as very much a representative of the early twentieth
century, a period which espoused the aesthetic of the avant garde: What was new and shocking
was better, by definition, than what was old.
私は、歴史は、クロウリー氏を、「アバン・ギャルト(前衛芸術)」の美学…古いものよりは、
当然のことながら、新しくて衝撃的なものの方が優れている…を取り入れた期間、20世紀初頭を
非常によく代表するものと見なしているだろうと思っている。
--- ここまで ---
(魔術の)歴史という観点からは、クロウリー氏の魔術は、アバン・ギャルト(前衛芸術)で
あると言いたいわけですよね。
アバン・ギャルトという芸術的な流れは、1900年代全体に漂う風潮みたいなもので、
近代におけるルネサンス的な芸術運動という感じです。
古くて慣習的で退廃してしまった既存芸術に対立し、「お兄さま、あなたは堕落しました」とか
言いながら、より自由で前衛的で革命的で未来的なものを標榜するというイメージがあります。
ただ、クロウリーの魔術理論は、そこまで極端な前衛性はありませんが、既存の原理主義的宗教の
信者から、黒魔術界の代表者となったその生き方は、前衛的で革命的なものとは言えますね。
ちなみに、ワタシは保守的な一般人ですので、前衛的な近代芸術というのは、どうにも理解しづらい
ものがあります。
単純に、過去の否定=未来ということではないですし、占いでもそうですけど、過去→現在→未来と
いう大きな時間の流れを理解していくという姿勢は、常に大切にしたいのでした。

85 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
This idea actually underlies all of modern art, music and literature, not to mention
the behavior patterns of the artistic elite of London, Paris and New York during
the nineteen twenties and thirties.
この考え方は、実際に1920年代から30年代の間に、ロンドン、パリ、ニューヨークの芸術の
精鋭集団の行動様式は言うまでもなく、現代美術、音楽、文学のすべての根底にある。
--- ここまで ---
この1920年代から30年代というのは、第一次世界大戦(1914-1918)と第二次世界大戦(1939-1945)の間、
そして、1917年にはロシア革命、1918年にはドイツ革命と、強国で歴史のある帝国が崩壊し、
一時的な自由と平和がもたらされた期間でもあります。
そして、アメリカは戦争復興特需のため1920年代は大繁栄していましたが、1929年の世界大恐慌により、
1930年代というのは、世界中が再び闇に包まれ始めた時期でもあります。
ちなみに、ロンドンのあるイギリスは清教徒革命(1641-1649)と名誉革命(1688-1689)を経て、
パリのあるフランスは、フランス革命(1789-1799)を経て、ニューヨークのあるアメリカは、
南北戦争(1861-1865)を経て、自由主義や民主主義が既に発達している地域でしたので、
そういう影響も大きかったと思います。
まあ、かなり過激に世界が変化した過渡期とも言える期間であり、古くて歴史のあるものが戦争により
破壊され、新しい世界観と価値観が再構築されていった時期でもあります。
そして、美術、音楽、文学といった芸術面においても、今までとは違った価値観を持つ新しいものが
流行するわけですが、それがアバンギャルドという流れになっていくということですね。
では、この時期クロウリーは何をしていたかというと、まあ色々と人騒がせで大忙しで、それなりに
充実していた頃なのでした。

86 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
Crowley’s behavior fits this pattern, as does the very style of his cards, which is essentially
Cubist, the most important and avant garde of all styles of modern art during his prime.
クロウリー氏の行動は、彼のカードの真の様式であるかのように、この様式に適合している。
そして、その様式というのは、本質的には「立体派芸術」であり、彼の全盛期の間で、現代美術の
全ての様式の中で、最も重要かつ「アバン・ギャルト(前衛芸術)」なものである。
--- ここまで ---
「cubism/キュビスム、立体派芸術」というのは、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso, 1881-1973)が
1907年に描いた『アビニヨンの娘たち』という絵が発端となっており、従来の写実主義を脱却し、
対象を複数視点で分析して概念的に再構成して描くという、今まで誰も思いつかないような手法、
つまり普通の人の脳みそでは、およそ理解できないというのが特徴となっています。
とはいえ、トート・タロットのイメージは、キュビスムが本質というよりも、フォーヴィスム、表現主義、
シュルレアリスムやアール・デコなどを含む、近代の抽象絵画表現の特徴をことごとくパクって、
いやいや、兼ね備えているようにも見えますね。
でもまあ、キリスト教の戒律や魔術師の戒律をことごとく破り、様々な魔術団の内部文書をバラ撒き、
酒とタバコと男と女とクスリをこよなく愛し、周囲に多大な迷惑をかけながら、やりたいことを
好き放題にやったということからも、なかなか前衛的で立体的な生き方ではあったかと思います。
キュビズムの発端となった『アビニヨンの娘たち』も、売春宿の娘たちを描いたものだったので、
そういうアンチ的な意味も含めて、クロウリーはキュビズムであると言っているのかもしれませんね。
ただし、そういう生き方だから「アバン・ギャルト」というのは、ちょっと言いすぎのような気もしますけどね。

87 :
序文の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. xvi) ---
It is important to appreciate this conceptual difference, imbedded in the Crowley deck versus the others.
他のものと対比して、クロウリー氏のデッキに埋め込まれた、この概念的な違いを理解することが重要である。
--- ここまで ---
とはいえ、トート・タロットの芸術面では、作画担当であるレディー・フリーダ・ハリス女史
(Lady Frieda Harris, 1877-1962)の力を無視するわけにはいきませんよね。
ハリス女史は、上流階級の夫人、つまり有閑マダムであり、暇と金を持てあまして、
オカルト関係の団体にも所属して、色々と活動していたようです。
そして、1938年からクロウリー氏と共同でトート・タロットの制作を開始し、金と手間とヒマをかけて、
やっと1944年に完成しています。
そして、もう1つの重要な違いという点では、印刷技術の発展にあります。
マルセイユ版が発行されていた時代の遊技用カードは、見栄えはともかく、安くで多色刷りの
出来る木版印刷が主流でした。
ゴールデン・ドーンのカードは、フルカラーで描かれましたが、これは当時は印刷できない
ものであり、そして団員の間で手書きでコピーされる必要があったため、複雑な図柄には
出来ない制約もありました。
ライダー・ウェイト版は、イラストチックな線画ベースでしたが、当時としては高度な多色刷りの
凸版印刷であり、デザインの新規性もあって、商業的に大成功しています。
トートはフルカラーであり、当時の印刷技術はまだ未熟で、商業出版は出来ませんでした。
商業出版されたのは、クロウリー氏とハリス女史の死後の1967年であり、これ以後、クロウリー氏は
トート・タロットの芸術性の高さのために、一躍有名になり、名誉回復が出来たということです。
つまり、クロウリー氏やハリス女史は、商売目的で、このカードを作ったということではないのです。
金持ちの道楽のワガママ三昧で、金や時間の制約無しで、自分たちの好き放題に作ったという、
究極に自己満足なものであるということなのです。
こういう背景的な違いを理解しておくことも重要だと思うのでした。

88 :
今訳してるのって前書きとか導入部分ですよね?
そういうのは程々にして本題に入ってもいいんじゃないですか?

89 :
>>88
あなたがそう思うのであれば、
あなた自身で訳して勉強するなり、
カキコすればいいと思いますよ
複数の話題が一つのスレにあっても、別に問題ないですので

90 :
ずっと規制でカキコできなくてストレスたまるので、
このスレ放棄していいですか…
2chってたしか便所の落書きのはずなのに、
しょっちゅう壊れて使えない便所なんて大嫌いだぁ!

ということで移転先を検討中ε=ε=┏( ・_・)┛

91 :
次スレです
http://engawa.open2ch.sc/test/read.cgi/uranai/1346550441/
外部板ですので、今のところ規制はありませんが、一部の専ブラ(ギコナビ)は非対応です。
ではではノシ

92 :
そして誰もいなくなった

93 :
1周年記念&規制解除記念カキコww

94 :
次スレです。
【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part3
http://engawa.open2ch.sc/test/read.cgi/uranai/1377994155/

95 :
誰もこないな

96 :
--------------- ここまで Part1 ---------------

おーぷん2ちゃんねるで原因不明で書き込みできなくなる不具合が発生しましたので、
こちらに出戻ってまいりました。
また規制等でカキコできなくなったら、あっちに行くかもしれません。
あしからず、ご了承くださいませ。

前スレ
【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4
http://engawa.openにch.net/test/read.cgi/uranai/1415827871/ (に→2に変換)

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part3
http://engawa.openにch.net/test/read.cgi/uranai/1377994155/ (に→2に変換)

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part2
http://engawa.openにch.net/test/read.cgi/uranai/1346550441/ (に→2に変換)

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】←今ここ
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/uranai/1341180469/

--------------- ここからPart 4.1 ---------------

それでは、あらためて、みんなでマターリいきましょう(^^)/

97 :
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 71) ---
Time measures the process of aging, the migration from birth through life, toward
death, which is the ultimate result of the gift of life which passes through Binah.
時間は、誕生から生涯を通じて死へと向かって移行する、老化の過程を測定し、それは、
「ビナー」を通過する命の贈り物の最終の結果である。
--- ここまで ---

「至高の三角形」の絶妙なバランスの結果として、奇跡的に産み出された我々の宇宙の中で、
この「ビナー」が関わっている「Form/形」と「Time/時」、すなわち「spacetime/時空」
という概念は、一見簡単なようにも思えますが、突き詰めて考えると、実はわからないこと
だらけなのです。
とはいえ、そういう真面目で難しい話は、宇宙物理学や数学の専門家に任せておいて、ここでは
もう少し低次元で実用的なものについての話、すなわちこの宇宙の「時空」の中で産み出された
「the gift of life/命の贈り物」の話で、お茶を濁しておくことにしましょう。

ちなみに、ここでの「life/命」は、我々の認知している「生命体」というよりも、もっと
宇宙的な視点、すなわち「八百万の、ありとあらゆる命あるものの全て」という感じのもの
であり、そして、この宇宙の全ての「命」には、「ビナー」により、あまねく「形」と「時」
が与えられ、それらには、あらかじめ決められた寿命があるというわけです。
つまり、究極には、この宇宙全体が、「ビナー」が産み出した命そのものでもある、と言う
ことも出来るわけですよね。

つまるところ、「ビナー」に「時間」属性が与えられているため、必然的に、そこには
・命を与えるもの(産神)
・命を奪うもの(死神)
という、ほぼ相反する属性が付いてしまうということになってしまうわけです。
そしてその結果、ホワイトホールである「ビナー」から産み出された、この「命あふれる
宇宙」から、改めて我々が産まれた「ビナー」を再び見ることができるのであれば、今度は、
それはまさしく全ての命を奪う、漆黒のブラックホールのような姿として見えるということ
でもあるわけですよね。

98 :
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 71) ---
Binah, Understanding, is called the Sanctifying Intelligence, and the "Parent of
Faith."
「ビナー」、「理解」は、「神聖化する知性」、および「信仰の親」と呼ばれる。
--- ここまで ---

この元ネタは、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・イェツィラー
(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」にあります。
もちろん、「セフェル・イェツィラー」系の電波系文章ですので、全くもって何の根拠も
ありませんし、一般人は、まともに理解することも出来ません。
つまり、我々に可能なことは、誰かが適当に解釈したものを受け入れるか、自分で勝手に
妄想をデッチ上げて解釈して納得するか、ということですよね。

ちなみに、誰かが適当に解釈した例としては、ダイアン・フォーチュン氏の『The Mystical
Qabalah/神秘のカバラー』が有名ですので、魔術系の人は、一度は目を通しておくと良い
かと思います。
とはいえ、これはあくまでも誰かが適当に解釈した一例ですので、それに満足できない人は、
それに捉われることなく、自由に発想を進めていけばいいのではないかと思うのでした。

ちなみに、この「ビナー」と対になる「コクマー」については、
・「コクマー」:the Illuminating Intelligence/照明する知性
・「コクマー」:the Sanctifying Intelligence/神聖化する知性
という感じであり、さらに意味不明、いやいや難解なものとなっており、こういう電波系
なところが、「セフェル・イェツィラー」の醍醐味でもあるわけです。

要するに、実用的ではない意味不明な妄想力、いやいや、雲を掴むような高尚なる思考力を
鍛えることが、この手の電波系、いやいや神秘系の記述に共感し納得できる方法なのかも
しれません。
つまり、まだ全くもって理解の足りない一般人のワタシは、そういう意味では、まだまだ
ヲタク的な妄想力が全然足りていないということなのかもしれませんね。

99 :
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 71) ---
It may be taken to represent the structure underlying established religion of any
sect, without which a "church" could not exist.
それは、どんな宗派であれ創立された宗教の根底にある構造を表しているように受け取られる
かもしれないし、それ無しでは「教会」というものは存在できなかったであろう。
--- ここまで ---

「ビナー」が、「Sanctifying Intelligence/神聖化する知性」そして「Parent of Faith
/信仰の親」と呼ばれている結果として、「ビナー」が「信仰の源流」であるという結論が、
自然と導き出されてくるということですよね。

とはいえ、ここで言う「信仰」というのは、我々が思う一般レベルの「信仰」というもの
とは若干違う意味を持ちます。
つまり、「至高の三角形」における、父なる「コクマー」と母なる「ビナー」の言葉の意味、
すなわち「知恵」と「理解」というものが、我々が日常使っている「知恵」とか「理解」と
いう言葉の意味とは、かなり異なっているというのと同じことです。

そもそも、「父」ではなくて「母」なる「ビナー」が「信仰の親」になっているのかという
ことですが、下界に住む「子孫」である我々にとっては、存在意義のはっきりしない「父親」
よりは、我々を産み出し育ててくれた「母親」の方が、色々な意味で「無条件かつ無意識的
な信仰対象」になりやすいという面があります。
まあ、男性優位の社会においては、社会的な要請もあって、表面的には「男性神」が優位に
置かれることも多いのですが、「子」である人間の基本的属性としては、「父」よりも「母」
との物理的な結びつきの方が、圧倒的な優位にあるのは確かですからね。

とはいえ、「信仰」というものは、「知恵」とか「理解」というものとは、またちょっと
違うレベルの複合的な属性であり、それゆえに様々に語られ、誤解されたり悪用される
ことも多いので、割と取り扱いの難しいものなんですよね。
そして、この「信仰」なるもののせいで、多くの人々が苦しみ殺されるなんてのも、
人間の世界では、昔から良くある話になっていますしね。

100 :
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 71) ---
Students of the history of art may recall the iconographic theme where the Mother
Mary is shown as a large figure within a church, but where it is understood that
Mary is the church, in all of its organization, structure and sanctity.
芸術の歴史の研究家たちは、「聖母マリア」が教会内の大きな肖像として示されていると
いう、図像学の主題を思い出すことができるかもしれないが、しかしここでは、「マリア」
は教会であり、その組織や構造そして神聖なるものの全ての中にあるものと理解される。
--- ここまで ---

いきなり「ビナー」から「聖母マリア」に話が飛びますが、これは「ビナー」の「イシス」
属性が、「聖母マリア」に移行したものと考えることができます。

元々、原始キリスト教においては、「マリア」は信仰対象ではありませんでした。
しかし、後世になって、キリスト教にも大衆受けする「女神」属性が必要とされ、そのため
イエスの母「マリア」が、古代の女神たちの全てのキラッキラ属性を装備し、「聖母マリア」
のブランドで、完全無欠のヒロイン像の肖像画やフィギュアとして現れたということです。

要するに、過去に実在した三次元キャラが、商売目的、いやいや信仰のために二次元化
あるいは(写実的ではなく)象徴的に立体化されたということであり、そこには当然ながら
宗教ヲタクたちの妄想、すなわち巨乳と絶対領域とツンデレ属性というものが、てんこ盛り
にされるわけです。
とはいえ、あからさまにそういうエロ女神たちの萌え要素を「聖母マリア」に付けると、
キリスト教の教義的に色々と不都合なことが起こりますので、「聖母マリア」の自体では
なく、その周囲にあるもの、すなわち教会のインテリアやエクステリア(そして非公式の
薄い本に)、その手の妄想ネタを、こっそりと拡張して絡めているということなのです。

つまり、「わかる人には分かる」、「上の如く下も然り」、「聖と俗は表裏一体」という
ことであり、これこそが、神秘主義の「ビナー:理解」に通じるものであるとも言える
わけなのですよ。←わかる人には分かる文章w


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