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電撃文庫・電撃文庫の作品を語るスレ避難所6


1 :2015/10/31 〜 最終レス :NG
・電撃文庫や電撃文庫MAGAZINEについての総合的な話題
・専用スレッドのない新人作家さんの話題
・マイナー作家さんの作品についての話題
・公式発売日の23時59分59秒を過ぎてからのネタバレ
・新刊の内容に触れない感想も公式発売日を過ぎるまでは原則禁止
・次スレは>>980が立てて下さい

前スレ
電撃文庫・電撃文庫の作品を語るスレ避難所 5 [転載禁止](c)2ch.sc
http://mastiff.2ch.sc/test/read.cgi/siberia/1432925379/

2 :
11/10発売
●魔法科高校の劣等生 (18) 師族会議編 <中> 【著:佐島 勤/絵:石田可奈】
●新約 とある魔術の禁書目録 (14) 【著:鎌池和馬/絵:はいむらきよたか】
●ストライク・ザ・ブラッド 14 黄金の日々 【著:三雲岳斗/絵:マニャ子】
●GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 祭と夢 【著:川上 稔/絵:さとやす(TENKY)】
●安達としまむら 5 【著:入間人間/絵:のん】
●竜は神代の導標となるか 3 【著:エドワード・スミス/絵:クレタ】
●いでおろーぐ! 3 【著:椎田十三/絵:憂姫はぐれ】
●マンガの神様 (3) 【著:蘇之一行/絵:Tiv】
●ガーリー・エアフォース IV 【著:夏海公司/絵:遠坂あさぎ】
●叛逆のドレッドノート (4) 【著:岩田洋季/絵:白もち桜】
●乙女な王子と魔獣騎士 2 【著:柊 遊馬/絵:久杉トク】
●戦闘機少女クロニクル 【著:瑠莉丸タクマ/絵:ブリキ 他】
●クロスボーンクリード 【著:多宇部貞人/絵:nyoro】
●迫害不屈の聖剣錬師 【著:天羽伊吹清/絵:ひなたもも】
●MOEれ!えいたんご 【著:旭蓑雄/絵:Keepout】

3 :
12/10発売
●ソードアート・オンライン プログレッシブ 4 【著:川原 礫/絵:abec】
●ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.9 【著:聴猫芝居/絵:Hisasi】
●ゼロから始める魔法の書 V ―楽園の墓守― 【著:虎走かける/絵:しずまよしのり】
●インテリビレッジの座敷童 (9) 【著:鎌池和馬/絵:真早】
●螺旋のエンペロイダー Spin3. 【著:上遠野浩平/絵:巖本英利】
●レベル1落第英雄の異世界攻略 II 【著:真代屋秀晃/絵:紅緒】
●ワールド エンド エクリプス 天穹の軍師 【著:渡瀬草一郎/絵:エナミカツミ】
●機動執事 ―とある軍事ロボットの再就職(セカンドライフ)― 【著:松山 剛/絵:ユメのオワリ】
●SE-Xファイル(仮) 【著:五十嵐雄策/絵:しゃあ】
●クローズドセブン(上) 【著:麻宮 楓/絵:すらだまみ】
●誰も教えてくれなかった 無職から英雄の仲間の商人になる方法 【著:蝉川タカマル/絵:ポップキュン】
●エルフ嫁と始める異世界領主生活 ―俺の住む島に異世界が来ちゃったんだが― 【著:鷲宮だいじん/絵:Nardack】
●一〇八星伝 天破夢幻のヴァルキュリア 【著:逢巳花堂/絵:未来電機】
●黄昏街の殺さない暗殺者 【著:寺田海月/絵:柏井】
●アウトロー×レイヴン 【著:長月渋一/絵:Garuku】

4 :
スレストのコマンドが出回っているらしいねぇ…

5 :
なあ、他レーベルの作品のワード入れてるタイトルがいくつかあるよな。

レベル1落第英雄の異世界攻略 ← 見習い神官レベル1(スニーカー)、落第騎士の英雄譚(GA)
アウトロー×レイヴン ←東京レイヴンズ(富士見)

ワールド エンド エクリプス 天穹の軍師

ワールズエンド(HJ) 天翔虎の軍師(富士見)トータル・イクリプス(ファミ通でノベライズ)
天穹のカムイ(電撃の旧作)

迫害不屈の聖剣錬師

聖剣使いの禁呪詠唱(GA)、聖剣の刀鍛冶(MFの旧作)、クズが聖剣拾った結果(電撃)
最弱不敗の神装機龍(GA)(○○不×の の部分)

6 :
そんな、一般用語のレベルのものにケチつけても……

7 :
「ミミズクと夜の王」は泣いたなー。

8 :
いつもよりAMAZONに書影くるの遅いな

9 :
面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録 2015/12/9 三木一馬 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4048657151

面白ければなんでもあり――電撃文庫の大ヒット作品、その創作術や秘密に迫ります。「面白いとは?」「なぜ作品はヒットする?」「多忙な仕事をどうこなす?」。業界注目の編集者が、その全てを初めて明かします。


こんなのも出すんだな

10 :
その本、
2chでの工作についても語ってるなら立ち読みしてやろう

11 :
ステマについては語ってくれないんだろうなあ

12 :
Twitterで選評が届いたというつぶやきがあったので期待してポストを見に行ったがなかった。
よく調べたら、イラスト大賞の方の応募者だった。

13 :
戦闘機の艦これ、ブリキかよ。トカゲの王の続きも頼むわ

14 :
ガーリーエアフォースがあるのになんでストライクウィッチーズのパクリをやるかね?
それも同じ月にぶつけるなんて馬鹿なの?

15 :
電撃文庫マガジンで連載してて、公式サイトもあるのに
全く話題にならない企画だな>戦闘機少女クロニクル

16 :
書いている瑠莉丸タクマというのは新人?文章は凡だし、時系列を無駄に入れ替えたり構成も下手
設定の都合上最初から女性キャラがたくさんいるから上手く構成して魅せなくてはいけないのに……

あとイラストが複数の人使っているわりに全然増えない。外伝の主人公すら絵が無い
文庫はカバーイラスト/ブリキとなっているから表紙と一部ぐらいであとはほかの人が書くのだろう

17 :
くっだらね
サイコパス三木は中卒社長みたいなイタい自分語り本書いてる暇があるなら
こんな素人の思い付きレベルの企画さっさと打ち切れよ


>>5
一般用語レベルの被りはともかく、明らかに有名作品に被せてるタイトルは電撃に限らず多いな
レンタルビデオ屋いくとSAWシリーズの横にSAWライジングとか題された
SAWとは何の関係もないC級以下の糞映画がしれっと置かれてたりするじゃん
ラノベもそういうレベルの商売してるんだろう

18 :
ここで本を出すって事は三木はもう電撃から出て行く準備してるんじゃないの

19 :
電撃文庫
1/10発売
●未踏召喚://ブラッドサイン 4 【著:鎌池和馬/絵:依河和希】
●ドウルマスターズ 3 【著:佐島 勤/絵:tarou2】
●なれる!SE 14 【著:夏海公司/絵:Ixy】
●やがて魔剱のアリスベル VI 【著:赤松中学/絵:閏月戈】
●クロクロクロック 結  【著:入間人間/絵:深崎暮人】
●レオ・アッティール伝 3 【著:杉原智則/絵:岡谷】
●夜桜ヴァンパネルラ 2 【著:杉井 光/絵:崎由けぇき】
●課外活動サバイバルメソッド 3 【著:水瀬葉月/絵:悠久ポン酢】
●監獄学校にて門番を (3) 【著:古宮九時/絵:やすも】
●魔導書作家になろう! 2 >ならば魔王の誘いに乗っちゃいますか?(はい/いいえ) 【著:岬 鷺宮/絵:こちも】
●サムライ・オーヴァドライブ ―桜花の殺陣― 【著:九岡 望/絵:枕狐】
●俺氏、異世界学園で『女子トイレの神』になる。 【著:周防ツカサ/絵:もくふう】
●セブンサーガ 〜七つの大罪 赤き竜は憤怒に燃えて〜 【著:和泉弐式/絵:まじろ】
●エルフ嫁と始める異世界領主生活 【著:鷲宮だいじん/絵:Nardack】

20 :
クロクロクロックが意外すぎてワロタw
これ、まだ3/6だろ。なに締めようとしてんだ。まぁ出してくれるだけありがたいが
鎌池、入間、杉井は買うが、九岡も気になる

21 :
入間の担当って誰だよ
最初に全6巻とナンバリングして三冊で終了ってアホか

22 :
入間は担当三木だろ

九岡の新作は一応買うつもりだけど一抹の不安もあるな
最近の刀人気に便乗するとしても扱い間違えるとアンチだけ生んで終わりかねん

23 :
>>22
編集者インタビューで別人が出てたこともあったからよく分からん
どっちにしろ見通しが甘すぎるという以前に、見通しなんか立てもしないで適当にやらせてるんだろうな

24 :
作家一人に対して編集一人って決まってる訳では無いだろう
入間は編集二人か三人いたような

25 :
えいたんご面白すぎだろこれw
やっぱこいつ鬼才だわw

26 :
レターズヴァニシングの人か。ぜんぜん気が付かなかった
昨日買いに行ってまた今日ってのはちょっとめんどくさいが、前作面白かった祝儀で買いに行くか…
それにしても、こう言っちゃなんだが売れなさそうな表紙だな…。そういう意味では期待感がまったく高まらん

27 :
完全にギャグだからレターズ期待してるなら買わなくていいと思うよ。
ただなあ…普通二三冊でどんな作家かわかるもんだけど、こいつだけは本当に底が見えないw

28 :
これまたわかりやすいステマwww

29 :
レターズヴァニシング2で才能に惚れ込んだ
あれは並の作家じゃ書けんよ

30 :
>>27
ギャグ大好物だから好都合なぐらいだわ。それなりに売れて続けられる作家になってほしいが…

31 :
Amazon.co.jp: いでおろーぐ! (3) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R38TU7OTGYWYMO/

32 :
「反恋愛」をモットーに「リア充爆発しろ!」とアジりながら何故かやっている事は恋愛そのものと言う実に面倒臭い二人の姿を描いたシリーズ第三弾
二巻が今一つ「闘争劇」としての魅力を欠いていただけに、これで終わる作家さんじゃないだろうと奮起を期待しながら拝読

33 :
物語は新学期、二年生に進級した高砂がクラス分けの発表を見ている場面から始まる。再び盟友である領家と同じクラスになった高砂が
新しい教室に向かうと既に席に着いていた領家は「別にお前の名前なんか探さなかったからな」と言いながら高砂の出席番号も席の場所も把握していた
放課後、部室に集まったメンバーを前に領家は「新入部員オルグ作戦」を提案、新入生しかおらず、なおかつ逃走経路が確保できるという条件に基づき
領家が作戦の舞台として選んだのは講堂での新入生歓迎会。各部活動の紹介が行われる場で西堀がただ一人で所属する第二美術部の
順番が回って来たタイミングを狙って壇上に現れた領家が反恋愛の演説をブチ撒ける。取り押さえようと現れた生徒会長・宮前を振り切って領家は逃走
しかし演説が成功したにも拘らず、肝心の反恋愛主義青年同盟部の窓口を用意していなかった事で新入生は一人も現れない
作戦の欠陥に頭を悩ませていた領家だったが表の顔である風紀委員会の立場を活かした「恋愛意識調査アンケート」を実施する事を思い付く
アンケートを通じ「反恋愛」寄りの考えを示した新入生に的を絞ってオルグする事を目論む。集められたアンケートの中で領家の目を引いたのは
「憂国の士」を自称し反恋愛運動に奉じてこの国に品格を取り戻したいと熱く訴える、明らかに振り切った内容の一枚であった
そのアンケートの主、早くも文武両道で噂になっている女生徒・天沼皐を部室に呼び出した領家だったが、想像以上に熱く反恋愛を語り
領家を「先生」と呼ぶ皐に完全にほだされ、部員として承認、地下の部室の鍵まで与えてしまう。あまりにトントン拍子に進む事態を不審に思った高砂は
地下部室のロッカーに隠れる事に。案の定、無人の部室にドリルを持ちこみ何らかの工作を始めようとした皐を取り押さえようとするが…

34 :
最高!二巻では薄れていた反恋愛闘争劇というカラーが完全復活。その一方で見ている方が恥ずかしくなるぐらいに恋愛してしまっている
高砂と領家の二人の関係も徹底的に掘り下げられており、一巻で惹きつけられた要素がこれでもかと盛り込まれている大満足な内容
読んでいて「そうそう、求めていたのはこれなんだよ!」と何度頷かされたか分からないぐらいに期待通りの、いや期待を上回る出来である

35 :
物語の方は高砂の妹に成り済ましている自称「神」の女児が率いる大性欲賛会のスパイ・天沼皐が反恋愛主義青年同盟部に入部
自分も同じスパイだと半分真実である立場を打ち明けた高砂が領家に強く出られないのを見て「情が移ったんだろ?」と見抜いた事で
高砂をパシリ化。女児直属の精鋭部隊の一員として同じ大性欲賛会の一員である宮前ですら格下扱いする皐が日曜日の領家との約束を
すっぽかさせて高砂を連れ回し、情報交換目的で密室性の高いラブホテルに連れ込んだ挙句、出てきた所を領家に見られた事で
高砂と領家の仲をズタズタにしていく…というのが主な流れ

36 :
母親が原因で反恋愛に拘る領家が相変わらず恋愛脳なのは当然として、面白いのは今回登場する天沼皐のキャラクターである
恋愛を賛美する筈の大性欲賛会の幹部の一人でありながら、「恋愛なんかくだらない」と冷笑的な態度を取る彼女の言動が
領家との対比で非常に巧く描かれている。表面的なキャラ付けも新左翼風味の領家と対を描く様に街宣右翼風味に仕立ててあるのだけど
大性欲賛会での出世の為に「まともな人間」を演じる為に作られた子供、と自分自身を突き放し、同時に全ての人間関係を「巧く立ち回る為の道具」と
割りきって看做してパワーバランスを徹底活用する性格付けはなかなか強烈。実際に社会に出るとこの手の人間は存外あちこちにいる物だけど、
ラノベでこの手の性格の人物が出てくるのはちょっと意外だった

37 :
今回散々このとんでもない後輩・皐に振り回された挙句、領家とも最悪の状態になる高砂だったけど、見せるべき所ではビシッと見せてくれます
特に二ページ以上にわたって改行無しで領家の魅力について語る場面では思わず「おおおお!」と唸らされた。しかも読者が感じ取っているであろう
領家薫という反恋愛的恋愛脳少女の魅力を思う存分に語るので読んでいて顔が真っ赤っかである…素晴らしい

38 :
サブキャラクターの方も領家と最悪の関係になった高砂を諌める反恋愛主義青年同盟部のメンバー、特に神明さんが良い味出してます
普段おっとりしている人ほど、怒らせると怖いというのを実感させてくれるというか…やはりただの鉄オタじゃなかった!
(あとがきでガチンコの鉄オタは作者である事が判明したのもビックリ、こんな濃い後書きは珍しいw)
女児も前回は「妹」というキャラ付けが空回りした感があって、一巻ほどの存在感を示せなかったのだけど、今回は大性欲賛会の黒幕として
強烈な存在感をアピール。常に高砂の一歩先を行き、お釈迦様の掌で遊ばされているという不気味さを改めて印象付けていた

39 :
ストーリーの展開も高砂と領家の関係に天沼皐という厄介な後輩とのやり取りを巧く絡めて、見事に練り上げてある。特に中盤から終盤付近にかけての
畳みかける様なスピーディーな構成とキャラクター描写の見事さには作家としての底力が半端ない事を改めて思い知らされた
「反恋愛闘争」という原点に立ち返り、無駄をそぎ落とした事で一巻のキレを見事に取り戻した第三巻。期待を遥かに上回る素晴らしい一冊

40 :
Amazon.co.jp: いでおろーぐ! (3) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R38TU7OTGYWYMO/
 

41 :
Amazon.co.jp: 安達としまむら (5) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2U8NESCTSOUQT/

42 :
相変わらず空回りしまくる安達と前巻で極端に他人への関心が薄い人間である事が明かされたしまむらの物語
人間としての歪さという点から見ればしまむらの方が面白いよな、と思いつつ拝読

43 :
物語は安達と体育館の二階で出会ってから一年、夏休みを迎えたしまむらが家でゴロゴロしていると
樽見から「来週の花火大会に行かないか」とお誘いの電話が入ってくる場面から始まる
相変わらずヤシロとつるんでいる妹が同じ花火大会に関心を持った事で「妹とその友達を連れて行っても良いなら」と樽見に連絡を入れる羽目に
その頃、「夏休みにやりたい事」リストを二晩掛けて書きあげて内容が「しまむらと〇〇する」ばかりになった安達は
バイト先の店長に頼まれて花火大会に出す屋台を手伝う事になってしまう。「しまむらと花火大会に行く」というアイデアに辿りつけなかった事を
悔む安達だったが、どうしようもなく、しまむらには「いつか二人の都合がつく時のお祭りに」というあやふやな計画を提案するに留まる
何故かしまむらを絵に描きたいという樽見の要望に応じて河原でモデルを務めたりしているうちに迎えた花火大会当日
浴衣を着こんだ妹とヤシロを連れて普通の格好で祭りに出かけたしまむらは「来てくれるとは思わなかった」と誘った側とは思えない感想を述べる
樽見と祭りの会場を歩きまわる事に。しかし、屋台からその姿を見た安達が震える声で「しまむら」と呟いた事には気付けずにいた…
 

44 :
コピペ野郎はR

45 :
さて、今回は皆様お待ちかねの修羅場である。初っ端から夏休みを迎えて「しまむらと〇〇する」を書き連ね、
最後の方は余白不足で「しまむら」で埋め尽くされたリストや「今の私にはしまむら以外、何も無いのだ」「皮の内側は骨と肉では無い、しまむらである」という
狂った独白でそのヤンデレぶりをいかんなく発揮しまくる安達がいまだに「しまむら」としか呼べない絶対の存在を「しまちゃん」と呼ぶ
許し難き存在を目にして遂にプッツンするまでの展開が素晴らしい…が、今回の目玉はやはりしまむらである

46 :
コミュ力の余りの低さを母親に疎んじられて育った事で愛情不足を拗らせてしまった安達が異常な独占欲の塊と化する展開は
ある程度読めていたけど、そんな安達の暴走に対して見せた人間関係に恐ろしく無関心なしまむらのバッサリぶりが素晴らしい
「私だけがしまむらの特別」という想いを祭りの会場で樽見と歩くしまむらの姿に裏切られた安達が4ページ半に渡ってページを埋め尽くす
痛々しい想いをぶつけてきたのを「面倒臭い」の一言でぶった切るとは!ヤンデレさんの一人語りがページを埋め尽くす演出は
昨今のライトノベルでは割とありがちだけど、それをここまであっさり往なすオチは初めて見たw酷い、最高!
 

47 :
安達に対するバッサリが目立つしまむらだけど、むしろその「低体温ぶり」がより強調されるのは樽見との何気ないやり取りかと
小学生の頃のしまちゃんは妹を大切にしていた、という樽見の何気ない一言に心中で「人を大切にするって、改めるとどういう感覚の元に
成り立つのかがよく分からない」、「昔に戻るって、そんなに素晴らしい事だと思えないのだ」「欠けない、朽ちない損なわれない本物の何かが
私たちの間にあるなら、戻らなくても見つけられる筈で」と必死で昔の関係を取り戻そうとする樽見が少々可哀想になってくる程である
 

48 :
このしあむらの感覚は読者によって理解出来る方と出来ない方にきっぱり分かれるだろうな、と思う。それこそ現実でもやれメールだSNSだ
年賀状を出さなきゃ、既読スルーはタブーだと移ろいやすい人間関係を維持する為にエネルギーを注ぐ行為が理解できない人間と言うのは
間違いなく存在すると断言する。何故なら小生自身がそういうタイプだからである。過ぎ去った過去の関係に意味を見出せず、人も過ぎ去れば
無意味と化し、切れた人間関係を惜しまない。こういう人間にとって、たとえ好意の一形態であっても独占欲なんて煩わしいだけなのである
 

49 :
外面は悪くない、一定の距離までなら踏み込ませもするし、コミュニケーションも図れるが、その一定の線を越えると移ろいゆく物に
拘束される面倒さが湧いて、時間の流れの中で変わっていく物に拘るということが理解できない。しまむらというキャラクターを
知れば知るほど、何だか親近感がわいてくる人も多いんじゃなかろうか?

50 :
まあ、そんな性格だから仲直りを図って来た安達に対して「他の人にも視野を広げた方が」などという、ある意味無責任極まりない
アドバイスができるのだとも言える。物語の後半はこの一言を真に受けた安達の独り相撲が延々と描かれるのだけど、
それがどんな結末に辿りつくのかは読んでからのお楽しみ。一応、安達なりに一つの結論は出す、と答えるに留めておこう
その答えを元に安達がしまむらに対してどんなアプローチに出るのか、しまむらは今度はどんな往なし方を見せるのか、楽しみである

51 :
Amazon.co.jp: 安達としまむら (5) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2U8NESCTSOUQT/

52 :
Amazon.co.jp: 安達としまむら (5) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2U8NESCTSOUQT/

53 :
Amazon.co.jp: 安達としまむら (5) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2U8NESCTSOUQT/

54 :
【脅迫・荒らし・ステマ】電撃文庫総合302【角川AMW】 [転載禁止](c)2ch.sc
http://hello.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1446882587/71

71 名前:イラストに騙された名無しさん@転載は禁止[sage] 投稿日:2015/11/14(土) 08:54:18.73 ID:+Tq8iBJu
>>70
そりゃまあ、あの一件に関しては腹も立ったが
書いたレビューの著作権に関してはAmazonさんに移行するもんだから
私が腹立てたって仕方ないしね。今ラノベ板でコピペが貼られまくっているのも
各スレの住人には申し訳ないと思うがどうこう口出しできるものと違うし

そんな事より今月は「いでおろーぐ!」と「あだしま」が最高なんじゃ
つまんねー話するよりこういう傑作について語るべきじゃろ?

55 :
オオカミさんと七人の仲間たちの最終巻って一体どうなったんだろう。

56 :
ちょっと調べてみたけど、わからなかった
作者が病気とかかね

57 :
なんか、風の聖痕を思い出した……

58 :
電撃文庫
2/10発売
●ただ、それだけでよかったんです 【著:松村涼哉/絵:竹岡美穂】
●ヴァルハラの晩ご飯 〜イノシシとドラゴンの串料理(プロジェット)〜 【著:三鏡一敏/絵:ファルまろ】
●俺を好きなのはお前だけかよ 【著:駱駝/絵:ブリキ】
●デュラララ!!SH×4 【著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト】
●ヘヴィーオブジェクト バニラ味の化学式 【著:鎌池和馬/絵:凪良】
●はたらく魔王さま! 15 【著:和ヶ原聡司/絵:029】
●マグダラで眠れ VIII 【著:支倉凍砂/絵:鍋島テツヒロ】
●絶対ナル《孤独者》 3 ―凝結者 The Trancer― 【著:川原 礫/絵:シメジ】
●OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハト II 【著:川上 稔/絵:さとやす(TENKY)】
●竜は神代の導標となるか 4 【著:エドワード・スミス/絵:クレタ】
●コロシアム III 【著:土橋真二郎/絵:白身魚】
●やりなおし魔術機工師の再戦録 II 【著:十階堂一系/絵:嵐月】
●クローズドセブン (下) 【著:麻宮 楓/絵:すらだまみ】
●ブラッドアイズ 北海道絶対防衛戦線 【著:茜屋まつり/絵:白味噌】
●超飽和セカンドブレイヴズ ―勇者失格の少年― 【著:物草純平/絵:シンゴ】

59 :
●やりなおし魔術機工師の再戦録

まさかの二巻

60 :
ちらほらと久しぶりに見かける名前があるなと思ったら
2月は受賞者縛りがあるんだっけか

61 :
物草純平生きとったんかワレ。嬉しいw

62 :
>>60
去年から縛り無くなったっぽい

63 :
電撃で竹岡美穂が挿絵書くのって珍しくね?

64 :
ブリキはトカゲの挿絵を描いてくれ

65 :
珍しいというか初めてだな。ドロドロした作品に合うのかな。

>>61
物草はWebの方で戦闘機少女クロニクルの外伝を書いているよ。今までの作品ほどの面白さではないんだけど。
しっかりとした人物の掘り下げとか戦闘描写のなかで、企画自体のあいまいな設定
(誰も本名に触れない、学園内に戦闘機少女以外の人がいない?、など)の方が浮いてしまってるんだよ。
それでも本編よりはずっと面白いんだけど、正直ミスファーブルの続きを書いてほしかった。まあ新作に期待

66 :
電撃文庫CLUBって意味あるの?

67 :
ポイント貯めてもらえる特典が欲しい人には意味ある

で、特典を見てみたが、特に欲しいのはないなあ
直筆サイン関連って、ヤフオクでどれぐらいで捌けるんだろうか

68 :
>>65
ちゃんと書いてたんだ。戦闘機少女には興味持ってなかったから知らなかった
三度目の正直というか、そろそろ日の目を見ることを願うわ

69 :
今月の新作は黄昏街と機動執事があたりだったみたいだな。

70 :
軌道執事はあかんかった
「男が考える昔の少女漫画テンプレ」で突っ走ってる
本当に何から何まで予想外のことは一つも起こらない
その辺はまあ、好みだからいいんだけど
最後にちょっとだけ意表ついてくるけど、むしろそれは駄目だろ方向

ヒロインが記憶喪失になってしまって、そのおかげで失敗した告白がやり直せるんだけど
その弊害でヒロインが主人公の正体(憎むべき軍事用ロボット)を知ったこととか
それでも主人公を好きだと言い切ったこととかもリセット。しかも記憶は戻らない
敵ボスが顔見せだけで終わったからこれ続刊前提なんだろうけど
読者的にはもう答えの分かってることをこれからまたやらなきゃいけないわけでなんだかなあ

71 :
アウトロー&#10005;レイヴンが相当ひどかったらしいな。
読メとかツイッターでボロクソに叩かれてる。ごくごく一部に絶賛されてるのはステマだろう。

こんなん通す電撃はいよいよご臨終だな。

72 :
らしい

73 :
あたりだった『みたい』とか、
ひどかった『らしい』とか

お前は読んでねーなら黙っとけよ

74 :
少女漫画テンプレなぁ…電撃ってちょいちょい劣化少女小説っぽい作品出すけど
そういうのって今どきのオタ女性も好まないだろうに

75 :
追記
ガガガ編集部の担当は校正もまともに出来んのか?264頁5行目、271頁7行目と誤植連発とか勘弁してくれよ
新シリーズ第1巻のクライマックス部分で読者が萎える誤植とか…目から血が出るくらい気合い入れて校正作業に打ち込めや!

76 :
>>74
古い少女漫画・小説っぽいものの
ターゲットは実は男性だ

少し前のエロ漫画雑誌で、よく一作は
古典少女漫画風味なものがあったのと同じ

77 :
>>75
まず、自分が書き込もうとするスレのタイトルを、目から血が出るくらい気合い入れて確認してね

78 :
このスレに誤爆するって事は
やっぱり一連のコピペの犯人って電撃の関係者だったりするのか?

79 :
ここに居着いて、都合が悪くなると逃げ出すヤボオへのあてつけやで

80 :
このスレに書き込む奴が怪しいというなら、俺も怪しい>>78も怪しい
もちろん、自分が嫌がらせされてるとか延々このスレで演説してたヤボ夫も怪しい

81 :
>>78
全部のレーベルスレと作家スレでやってんだから誤爆はあり得る

82 :
けどそれってラノベ板の中でだろ?
シベリアに誤爆ってのは難易度高くないか?

83 :
>>82
専ブラでタブ多数開いてればやりかねん
逆に言えばここを常時監視してるってことでもあるが
ただこれでも電撃がらみか単なるヤボ夫憎しかは判断できない

84 :
だから>>79の通り、ヤボオへの嫌味や言うてるやろ
好き勝手妄想を膨らませてヤボオとおんなじやな

85 :
>>80
ヤボ夫は別に自分が嫌がらせされたとは書いてなくね?
尼レビューがらみでゆゆこと柴村への嫌がらせがあったとは書いたが

86 :
散々書いてるでしょ
不正(妄想)な「いいえ」を短時間で大量に受けた
こんなことはありえないから
尼に投票者の情報開示を求めるって

87 :
それガガガスレでここじゃないぞ
スレ違いな話を持ち込まないでくれ

88 :
>>87
流れの頭から読み返してこい
すっとこどっこい

89 :
今あヤボ夫ネタがアツいのはGA文庫スレ

GA文庫総合スレッド64 [転載禁止]&#169;2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1448105475/

90 :
そりゃまあ、GAは少なくとも私が手を出すだけの本を出しているからねえ
本業が忙しかったり、年のせいで読書より睡眠を優先したりで購読する本が減っている中
GAはびっくりするぐらい買う作品数が増えているし

ちなみに昨年と比較するとこんな感じで圧倒的に買う作品数が増えていたりする

GA文庫
2014年 2、0、1、0、1、0、2、1、0、2、2、1 計12
2015年 1、1、3、1、1、1、1、3、4、0、2、3 計21
対前年比175%

91 :
>>90
逆に電撃は12月ゼロだったんだよね
電撃に個性がないとは言わないけど、そういう誰が読むんだみたいな作品が減ったのも確か
まあ大賞からしてブタ野郎の二番煎じ臭いんじゃどうしようもないんだけど

92 :
>>90
倍近くにまで増えているじゃないか
という事は他レーベルでガクンと落ちているレーベルがあるって事?

93 :
GAはお目当て作家の一人、望公太が筆を止めてもこれだから…

ちなみにそれ以外だと

HJ文庫
2014年 1、1、1、2、1、1、0、1、0、1、1、0 計10
2015年 0、0、0、1、0、0、0、0、0、0、0、0 計1
対前年比10%

一迅社文庫
2014年 3、1、1、2、2、1、2、1、3、1、1、0 計18
2015年 2、1、0、1、1、1、1、0、1、1、0、0 計9
対前年比50%

非KADOKAWA、非三大出版系のレーベルだとこんな感じかな…
HJはレーベルの方向性が今一つ私の欲求と合わないので元々それほど手を付けてない。
一迅社は実験的な作風や意外な作家の起用が多くて好きなレーベルだったけど
編集者が減り過ぎて、刊行作品数が落ちたのが痛い。
神尾丈二や扇智史、宮澤伊織、棺悠介とかもっと読みたいのに。

94 :
三大出版系はかなりはっきり明暗が分かれている

ガガガ文庫
2014年 1、1、3、1、4、3、3、1、3、1、2、3 計26
2015年 2、2、3、4、2、1、3、3、1、2、1、2 計26
対前年比100%

集英社ダッシュエックス文庫(スーパーダッシュ文庫含む)
2014年 1、0、3、3、0、1、2、0、1、0、2、1 計14
2015年 1、1、1、1、2、1、1、0、0、3、3、1 計15
対前年比107.1%

講談社ラノベ文庫
2014年 0、0、1、2、1、1、2、0、0、1、2、0 計10
2015年 0、1、1、0、0、0、1、1、0、1、0、0 計5
対前年比50.0%

ガガガの尖りっぷりは相変わらずお気に入り。アクは強いが満足感は高い。
江波光則とかここ以外じゃ中々お目にかからんタイプの作家だし。
ダッシュエックスは他社から連れてきた傭兵の効果で微増。
野村美月とか石川博品とかファミ通系作家が流れてきているのが謎。
講談社は…唯一買っていたアウブレも購読切っちゃったので買う物が無い。
タイガの方が読む物が多い感じ。

95 :
で、いよいよKADOKAWA系だけど

富士見ファンタジア文庫
2014年 0、1、1、0、2、0、2、2、1、2、0、1 計12
2015年 2、1、0、0、1、0、0、0、0、0、0、0 計4
対前年比33.3%

スニーカー文庫
2014年 0、0、1、0、1、0、0、1、0、0、0、0 計3
2015年 0、0、0、0、0、0、0、1、0、0、0、0 計1
対前年比33.3%

この2レーベルは方向性が合わないのか買う物が減ってる。
元々少ないけど、富士見も村上凜の新作が今一つだったり、どうにも方向性が…

ファミ通文庫
2014年 3、2、2、2、1、2、2、3、1、2、2、1 計23
2015年 2、1、2、1、2、1、0、2、1、2、2、0 計16
対前年比69.5%

MF文庫
2014年 3、1、0、1、0、1、0、0、2、1、2、1 計11
2015年 2、1、1、1、3、0、0、1、2、1、0、1 計13
対前年比118.1%

ファミ通は昨年のチート技「月間・野村美月」が色んな意味で終わったし
従来の青春路線を捨てつつあるみたいで先行きがかなり不透明。庵田定夏の新作も早期終了だし。
MFは逆にちょっと伸びている。全体的に見ると相変わらず萌え萌えしているけど、
月に一、二冊実験作を入れてきたりしているし。あとさがら総は出せば絶対に買う。
あとは比嘉智康にもうちょっと頑張ってほしいけど。ブランク長かったからなあ…

96 :
最後にこのスレの趣旨に則った2レーベルだけど…

メディアワークス文庫
2014年 3、4、4、2、2、2、3、1、3、1、1、3 計29
2015年 2、3、0、0、0、0、1、2、0、1、1、0 計10
対前年比34.4%

驚異の減少率。2015年3月から連続4ヶ月の購読作品ゼロ。
入間人間と峰守ひろかずいなかったらもっとヤバい数字になってた
入間人間がからかっていた様にカフェものとか多過ぎだろ。
全体的に女性向けに舵切ってるのかも知れんが。柳の下に泥鰌はそういないのでは?

電撃文庫
2014年 2、3、3、4、2、3、2、4、2、4、4、1 計34
2015年 3、4、4、4、2、2、2、2、3、1、2、0 計29
対前年比85.2%

2015年前半は新人のデビューもあって買う物がある程度多かったけど
購読を継続しないシリーズも多く後半で一気に失速。後半だけなら対前年比58.8%の大幅下落。
もっと書かせるべき作家を大勢抱えている筈だと思うのだけど…方向性が(略)

>>91氏の仰る様に電撃はタイトルとあらすじで掴ませる本が減り過ぎだよ。
毎月のラインナップ見ても圧倒的個性で引き付けるような作品が見えて来ない。
これじゃジリ貧は免れない…

97 :
>>96
メディアワークス文庫の下落率ワロタ
そういや俺も半年ぐらい買ってないし

98 :
>>96
離婚届突き付けられた三十路女がヒロインの作品がMW向きとは到底思えないとはいえ
竹宮ゆゆこという飛び道具を失ったのは痛かったと思う
今の電撃はたとえ売れててもカラーに合わない作家には厳しそうだし
13期拾い上げコンビ(入間と鴨志田)もいつまで書き続けられるやら
ああいうどこかブチ切れたのは今の電撃では無理なのかもしれんが

99 :
>>98
少々心配なのは入間人間だね。
来月出るクロクロクロックの扱いが…
これまで綱をつけず放し飼いで好きに書かせてきた作家に
統制が入るのかとちょっと不安。
彼は好きに書いてこそ「色」が出るタイプだと思うのだけど。

100 :
逆に言えば鴨志田は刊行ペース以外は心配してないってことか
まああそこまでレーベルカラーから外れたもん書いて結果出してんだから
誰も文句が言えないってことなのかもしれないが
ただゆゆこの前例があるだけにそれがいつまで続くやら

夏海はがーリーの方がらしさが出てる感じがする
SEで苦手なコメディーやり続けるのが苦しくなってきてるのかも

101 :
水瀬葉月とか実力あるのに露骨に冷遇されているよな
編集の犬になる作家しか要らんというのが角川の体質だってのが
最近の無断改変事件で明らかになったし

102 :
水瀬は脚本家稼業忙しくて小説どころではないんだろ
いつ切られてもいいから無茶できるわけで
まあ杉井の被害に遭ったのも影響してそうだが

103 :
>>90
お、また自分に都合のいい独り語りか?

104 :
あらすじもひでーからな最近
少年と少女が出会いましたレベルの情報しか提示されてない作品はザラだし買うわけないだろそんなん

105 :
>>90
お願いですからガガガからは手を引いてください
あなたがAmazonに投稿する度にスレに張られるんです
他のレーベルやスレはどうでもいいですが
ガガガだけは本当に大好きなので汚されたくないんです

106 :
何言われても改めないでしょこの人
レビューでラストまでネタバレとか
レビューの半分が執拗な業界批判とか、購入予定者をげんなりさせるだけだって理解してないんだもの
人の迷惑顧みず、自説をがなり立てればそれで満足するおっさんなんだから

107 :
気に入らなかった作品をカンボジアの地雷にたとえて大ひんしゅくを買うヤボオ師匠


Amazon.co.jp: サ法使いの師匠ちゃん (GA文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R1LN1IMEPVDTNE/Tx2EQ68MDXOWCXF&store#Mx3NGSRJ74RQT9

108 :
>>106
レビューはもちろん、>>90みたいなオナニー投稿は大好きなくせに
それへの批判が入ると逃げ出すからね
逃げのヤボ夫

109 :
>>105 韓国ソウル特別市中区
>>107 ルーマニア
>>108 オーストラリアクイーンズランド州ブリスベン

相変わらずヤボ夫批判している奴は串だらけだな

110 :
東京からこんにちは
IPアドレス偽装するのって実際何か意味あるの?
内部Kしてる訳じゃなし政治亡命者の書き込みなわけでもなし

111 :
>>109
>>106みたいな例外は無視して
印象操作を図る卑怯者

112 :
>>110
単発で複数に見せかけたいときには有効

113 :
自身の誤字や語彙のなさ、文章のつたなさは棚にあげておいて
ヤ*ザの恫喝まがいのレビューを投稿するヤボ夫さん


追記ガガガ編集部の担当は校正もまともに出来んのか?264頁5行目、271頁7行目と誤植連発とか勘弁してくれよ!「頭身の短い剣」って何!
新シリーズ第1巻のクライマックス部分で読者が萎える誤植とか…目から血が出るくらい気合い入れて校正作業に打ち込めや!

Amazon.co.jp: ふぉーくーるあふたー (ガガガ文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2HF5I1XJ4M8DV/

114 :
>>98
>ああいうどこかブチ切れたのは今の電撃では無理なのかもしれんが
こんなん俺以外の誰が評価すんだよwwwwwっていうのがちょいちょい出てたからこその
「面白ければ何でもアリ」だったはずなんだけどねぇ・・・・・

本スレでグチグチ言いつつも未練がましく新刊チェックしてたけどもう潮時なのかな

115 :
メディアファクトリー・MF文庫J総合スレッド142 [無断転載禁止]&#169;2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1451197604/30

30 名前:イラストに騙された名無しさん@転載は禁止[sage] 投稿日:2015/12/27(日) 19:55:48.71 ID:BQXTy033
ヤボオ氏に質問。、無視されるだろうけど。

以前、短時間で参考にならなかったが集まったことに対して
陰謀論などをぶちまけて激怒していたけど
逆にざるそばで参考になったが急激に伸びている件について
どうお考えですか?

116 :
>>111 ノルウェー
>>113 スペイン
>>115 ベトナム

大概にせーよ
あとこれ
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1446882587/172

>お前らのアホで見当違いな妄想のおかげで
>いろいろと我々も動きやすいです

ガガガスレでも指摘されてたが、語るに落ちてるな
電撃と関係あるのかどうかまでは何ともいえないが

117 :
>>116
それを真に受けてくれたままなら、我が社も動きやすいです

118 :
最近モチベーションが低下気味という事もあって初めてラノベオフ会なる催し物に参加。レビュー活動を始めて初のオフラインで
「レビューを読んでます」という身に余るお言葉を頂き「Peace、Peace」と歓喜する一方、会場内で立て続けに
「今年の新人については…?」と尋ねられ「なんで自分は新人作家のレビュアーというイメージが付いているのだろう?」と
不思議に思いつつ、オフ会から帰って直ぐレビュー。お題は二ヶ月放置していたHJ文庫の大賞受賞作品…あ、新人さんだ!
(中略)
追記
オフ界の会場で「レーベル別新人作家五年生存率」なんて凄い自主研究を発表されている方もおられたが、
小生のレビューが新人作家さんの生存率を下げているなんて事は…あるまいな?

119 :
>>118
台北市からご苦労さん
ヤボ夫が顔出ししているのにお前は陰からコソコソ動くだけなんだな

120 :
>>119
相手すんなよ
おまえみたいなのも同罪やわ

121 :
いつもどおり、>>118から>>120までがワンセットです。

122 :
電撃文庫
3/10発売
●血翼王亡命譚 I ―祈刀のアルナ― 【著:新 八角/絵:吟】
●俺たち!!きゅぴきゅぴ?Qピッツ!! 【著:涙爽創太/絵:ddal】
●魔法科高校の劣等生 (19) 師族会議編 <下> 【著:佐島 勤/絵:石田可奈】
●ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン IV ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス <上>― 【著:時雨沢恵一/原案・監修:川原 礫/絵:黒星紅白】
●エロマンガ先生 (6) 山田エルフちゃんと結婚すべき十の理由 【著:伏見つかさ/絵:かんざきひろ】
●最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリーチェの弱点 その名は「ぶーぶー」 【著:鎌池和馬/絵:真早】
●ブギーポップ・アンチテーゼ オルタナティヴ・エゴの乱逆 【著:上遠野浩平/絵:緒方剛志】
●新フォーチュン・クエスト II (7) エルフの里 蒼の樹冠 【著:深沢美潮/絵:迎 夏生】
●いでおろーぐ! 4 【著:椎田十三/絵:憂姫はぐれ】
●ガーリー・エアフォース V 【著:夏海公司/絵:遠坂あさぎ】
●レベル1落第英雄の異世界攻略 III 【著:真代屋秀晃/絵:紅緒】
●魔導書作家になろう! 3 >それでもみんなで世界を救いますか?(はい/いいえ) 【著:岬 鷺宮/絵:こちも】
●一○八星伝 天破夢幻のヴァルキュリアII 【著:逢巳花堂/絵:未来電機】
●RED ―終末のアウトサイダー― 【著:奈坂秋吾/絵:こぞう】

123 :
まーた鎌池は新作か
はよ禁書終わらせてくれや

124 :
>>508
それは知らんが新作出すらしい

電撃文庫
3/10発売
●血翼王亡命譚 I ―祈刀のアルナ― 【著:新 八角/絵:吟】
●俺たち!!きゅぴきゅぴ?Qピッツ!! 【著:涙爽創太/絵:ddal】
●魔法科高校の劣等生 (19) 師族会議編 <下> 【著:佐島 勤/絵:石田可奈】
●ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン IV ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス <上>― 【著:時雨沢恵一/原案・監修:川原 礫/絵:黒星紅白】
●エロマンガ先生 (6) 山田エルフちゃんと結婚すべき十の理由 【著:伏見つかさ/絵:かんざきひろ】
●最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリーチェの弱点 その名は「ぶーぶー」 【著:鎌池和馬/絵:真早】
●ブギーポップ・アンチテーゼ オルタナティヴ・エゴの乱逆 【著:上遠野浩平/絵:緒方剛志】
●新フォーチュン・クエスト II (7) エルフの里 蒼の樹冠 【著:深沢美潮/絵:迎 夏生】
●いでおろーぐ! 4 【著:椎田十三/絵:憂姫はぐれ】
●ガーリー・エアフォース V 【著:夏海公司/絵:遠坂あさぎ】
●レベル1落第英雄の異世界攻略 III 【著:真代屋秀晃/絵:紅緒】
●魔導書作家になろう! 3 >それでもみんなで世界を救いますか?(はい/いいえ) 【著:岬 鷺宮/絵:こちも】
●一○八星伝 天破夢幻のヴァルキュリアII 【著:逢巳花堂/絵:未来電機】
●RED ―終末のアウトサイダー― 【著:奈坂秋吾/絵:こぞう】

125 :
誤爆したすまん

126 :
3月買うもの全くない。何年ぶりだろう

127 :
ゴミで固めてくれたおかげで新作が捗ると考えるんだ

128 :
ブギーの人も又新作なのな
つか、いでおろーぐとかなんで続いてるんだ……

129 :
>>128
え?「いでおろーぐ!」面白いと思うけどな。去年の新人賞では唯一人満足のいく作家さんだったし。
問題は3月に購買意欲をそそる作品がそれだけしか無い事なんだが。

130 :
>>129
年末のラノベオフで去年の新人でおすすめ聞いたらまっさきに挙げてたよな
他に押してたGAの「路地裏バトルプリンセス」とかノーチェックだったから正月の暇つぶしに良かった

131 :
>>130
あれま、会場におられた方?
ああいう場に顔出すのって初めての事だったので
興奮して誰と何を話したのかいまいち覚えてないのが恥ずかしい。
ともあれ、私のレビューを読んでいる方と直に話す機会が持てたのは貴重。
関西にもああいう場があれば良いんだけどねえ。

132 :
ラノベオフとか、レビュー書いてるだけで有名人気取りとか香ばしいなwww

133 :
>>132
その結果が>>118ですよ
http://www.amazon.co.jp/review/R1DXT47LRY1W8V/

134 :
はたらく魔王さま、結構なペースで新刊出てるな

135 :
>>71
正月に読んだけど「普通に面白い」程度だったな
主人公が未熟すぎてアイタタ杉なのが読んでて不快だったけどそこ以外は及第点と言えるレベル
酷評が多いってことはあの主人公受け付けない人が多かったんだろうなぁ

136 :
未熟なのと愚かなのは違うからなあ

137 :
アイタタレベルの不快さってどんなんだったの?
読メ見てもあんまよくわからんかったから詳しく知りたい

138 :
積ん読パラダイスに詳しすぎるくらい書いてある。

139 :
>>137
煽り耐性皆無で同じ失敗を繰り返す学習能力のなさを棚上げして一人前気取る厚顔無恥なとこだな
そのせいで恩人ぶち殺されたり惑星国家がゲスな巻ボスに侵略されたりろくでもない事態を引き起こす

140 :
5つ星のうち 4.0 最初からフルスピード、最悪の上に最悪が重なる展開の中で繰り広げられるスリリングな合従連衡劇が最高………え?, 2016/1/11

Amazon.co.jp: 課外活動サバイバルメソッド (3) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R3H54FL8TV6JGC/

141 :
「校長」を名乗る謎の存在によって閉鎖空間となりゾンビ同然の元級友たちが蠢く広大な学園の中、与えられた異能を駆使して
この命懸けのゲームを生き残ろうとする少年少女たちの血みどろ物語・第三弾

142 :
物語は放送室の屋上に作られた野菜畑で作物の手入れをしていた猫啼・凛・マナミリィの三人が「首割れ」対策で植物を自在に操るマナメリィの能力で
張り巡らせた蔦をまたいで近付いてくる存在に気付く場面から始まる。屋上から侵入者の顔を確認した三人は相手がかつて枯山水乃愛対策で自分たちを
罠に嵌めようとした刃桜真百合である事に気付く。先手を打って真百合を取り囲んで詰問しようとした凛たちだったが、明らかに以前と違う真百合の雰囲気に
違和感を感じた瞬間、メスが飛んでくる。どんなカラクリか理解できないままに相手の正体が枯山水乃愛だと気付いた凛はかつて乃愛から奪った
EC増幅器で自分の格闘能力「殴打娘々」をパワーアップさせて交戦するが、それでも互角の戦闘力を見せ付ける乃愛を押し切るべく猫啼と接吻して
精気を借り受け更なるパワーアップを図るが増幅された能力で生命維持に必要な分の精気まで吸い取られた猫啼が昏倒。撤退した凛たちは第七保健室で
幸也や夜子と合流。自分のミスで猫啼を危険に晒した事で落ち込む凛を励ます幸也たちだったが、部屋の外に羽音がしたと思った瞬間窓の向こうから
伸びてきた西洋剣が凛の胸を貫く。襲撃者の正体は以前、幸也たちに敗れ乃愛に首を刎ねられた界人の姉・練亜と幼馴染・一春だった。戦闘力のある
凛が一撃で倒され、練亜の剣術の前に窮地に陥る幸也だったが、追い打ちをかけるかの如く乃愛までその場に出現し絶体絶命の状況に。更にそこへ
現れたのは枯山水乃愛の死体を先頭にした「首割れ」とは明らかに別種の動く死体の集団。練亜と乃愛の意識がそちらに向けられた一瞬を突き脱出を
図った幸也たちだったが、意識の無い猫啼を死体たちに連れ去られてしまう…

143 :
通常、物語というのは冒頭ではスローペースで入り、次第に盛り上がっていくというのが常道なのだろうけどこの一冊は違う。最初からフルスピードで
ぶっ飛ばすというある種の掟破りの展開。蘇った殺人鬼・枯山水乃愛一人でもヤバいのに幸也に最愛の弟の仇と復讐心を滾らせる超剣士・練亜、
更には新登場の死体を自在に操る女子学生・隠岐陽花とその妹の氷花、前巻で幸也たちを大ピンチに陥れた三番子犬まで現れるという全方位が敵、
それも一人現れただけでも大ピンチな相手がまとめて襲いかかってくるという普通なら「これもう詰んでいるだろ」と諦めて全てを投げ出す様な展開に
序盤から一気に引きこまれた

144 :
物語の方はこのどっちを向いても絶望しか転がっていない状況の中、目的の見えない隠岐陽花に連れ去られた先輩・武田猫啼を救出するのが
主人公である幸也たちに突き付けられるミッションとなって展開される。今回登場する新キャラの陽花には隠された目的があるのだけれども、
最後の最後で明かされるその「目的」を達成する為に見せる陽花の「まあ、えげつない」と眉を顰めたくなる様な性格や手口の凶悪さ・性格の悪さが
光っている。連れ去られた猫啼が自分の要求を飲まないと見るや「あんた、死体に犯されて喜ぶ趣味ってある?」と最悪の貞操の危機をチラつかせたり、
幸也たちに自分のメッセージを伝える為に幸也たちが助ける事が出来ず埋葬するしかなかった少女の亡骸を弄んでメッセンジャーに使うなど
久しぶりに真っ黒なキャラを堪能させて貰った

145 :
もともと閉鎖空間となった学園の中を「首割れ」というゾンビもどきが蠢いているのがこの作品における舞台設定の一つとしてあるのだけど、
それまで活躍していたキャラがあっという間に無残な死体となるというもう一つの特徴(水瀬葉月作品だから当然こうなるのだけれども)を
活かして陽花のネクロマンサー的能力を最後の最後で「うわ、ここまでやるか」ととあるキャラの死体を最悪の形で使うあたり、今回のテーマの一つが
「死の理解」であり、「人の死」をどう捉え、どう理解するかで残された生者が選択する「その後の生き方」が全く変わってくるという事が
「認めたくない死」を突き付けられた幸也の暴走や一巻で死んだ弟・界人の「死」の意味を覆された練亜の行動を通じて描かれ、「死」が持つ意味を
徹底的に掘り下げてある。

146 :
またキチガイが出てきたのかよ
こんどは台湾か?ベトナムか?

147 :
惜しまれるのは最初から最後までずっとシリアスモードで、これまで深刻になりがちな物語世界でコメディリリーフとして活躍してきた双六・秋津穂の
おちゃらけコンビや前巻ラストで物語のキーとなりそうなキャラクターであるヘムを連れ出した羽影とりリスのコンビが全く出番が無かった事である
「うーん、今回最初からトップスピードで話を展開させたし、こういうキャラを出す余裕が無かったのかな~?」とちょっと残念に思った

148 :
惜しまれるのは最初から最後までずっとシリアスモードで、これまで深刻になりがちな物語世界でコメディリリーフとして活躍してきた双六・秋津穂の
おちゃらけコンビや前巻ラストで物語のキーとなりそうなキャラクターであるヘムを連れ出した羽影とりリスのコンビが全く出番が無かった事である
「うーん、今回最初からトップスピードで話を展開させたし、こういうキャラを出す余裕が無かったのかな~?」とちょっと残念に思った

149 :
陽花が最終目的のトリガーとして使った冒涜的な手段で遂に「戻れない橋」を渡ってしまった幸也がかつて自分が憧れ・恋心を抱いていた
養護教諭の「友利ねえちゃん」から「全てを救う」という途方も無い目標を言い渡され、これまでの「目の前で起きている事態に振り回されるだけの存在」から
「明確な目標を持ち、能動的な主人公」へと終盤で化けた事で、話は一気に面白くなってきた。上にも書いた様に今回出番が無かったキャラや
未だに真の目的が明かされない「校長」や謎の少女ヘムの正体も含めて今後どうなるのか非常に気になる所。大いに盛り上がって来た一冊だった

150 :
    (  本  文  を  読  み  終  わ  り  、  後  書  き  を  読  む  )

151 :
>>149
ID切り替え忘れてんぞ
ちょっと煽られたらこれかよ
荒らしのくせに豆腐メンタルな野郎だな

152 :
………………………………………………………………え?「第一部完」ってどういう事~~~~~???

153 :
 
5つ星のうち 4.0 最初からフルスピード、最悪の上に最悪が重なる展開の中で繰り広げられるスリリングな合従連衡劇が最高………え?, 2016/1/11

Amazon.co.jp: 課外活動サバイバルメソッド (3) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R3H54FL8TV6JGC/

 

154 :
 
5つ星のうち 4.0 最初からフルスピード、最悪の上に最悪が重なる展開の中で繰り広げられるスリリングな合従連衡劇が最高………え?, 2016/1/11

Amazon.co.jp: 課外活動サバイバルメソッド (3) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R3H54FL8TV6JGC/

 

155 :
>>151
上の重複とかもそうですが複数で離れ場所からやってるので大目に見てください

156 :
>>153>>154
同じの二つも貼ってるぞ?
ミス連発とか本当にお豆腐メンタルなんだな

157 :
お願いだからこれ本当にやめて

158 :
>>157
なんでそんな酷いこと言うんですか!!!

159 :
ヤボ夫うぜぇ

160 :
>>158
本当にさ。勘弁して欲しいんだわ全くの冗談抜きに
何でこんなわけわからん真似で荒らされて、またしても話のできる場所潰されなきゃならんの
今度はどこに行けって?もう勘弁してようんざりなんだよ

161 :
荒らしじゃないです

162 :
>>158 マレーシア
>>159 愛知県刈谷市(別人?)
>>161 香港

163 :
>>162 池沼

164 :
来月発売のセカンドブレイヴズの表紙もあらすじも更新されないなーと公式見たら
イラスト担当が変わってる?と驚いた
だけど、こちもって今月でた魔道書作家になろうを担当している人だ。まず誤植だろう
そもそも表紙絵が多少遅れることはあっても一月前にあらすじが更新されなかったことはなかったと思うし
更新ミスなのかな。
あらすじ読んでると誤字あることもあるしチェック体制が無いのかな

165 :
>>139
136だけどどうも
未熟な主人公自体はなんとも思わんのだけど全然学習しないのはキッツいな…

>>138
見てきた、ああいうサイトあるの初めて知ったわ

166 :
いでおろーぐは何気に学生運動をかなり本気でパロディしてるよな
右も左も振り切れたら結論が同じになる辺りとか

167 :
5つ星のうち 3.0 前巻から25ヶ月、一巻からだと41ヶ月。辿り着いたのが打ち切りでも面白いし相変わらずの才能も感じる……だから腹が立つんだよ!, 2016/1/14
Aazon.co.jp: クロクロクロック 結 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2NQ4TJB6QRAW3/

168 :
一巻刊行時の電撃文庫のラインナップを見返すとまあ懐かしい、まだ「青春ラリアット」とか続いているし「なれる!SE」はラノベ史上に残る一冊の7巻だ
……そこから二巻が出るまで何と16ヶ月、刊行ラインナップを見たら「はたらく魔王さま!」はエンテイスラ編の完結巻、佐藤ケイは「魔女は月出づるところに眠る」を書き始めた
……そこからが長かった。本当に長かった。待つ事25ヶ月だ。1/6、2/6と読んで待ちに待った結果が……何と「結」と来た

169 :
何時もの様に導入部のストーリーの紹介と行きたいところだけど、困った事に前巻までのストーリー展開なんか朧気にしか覚えちゃいない
「拳銃が出回っているんだよな」とか、「女子大生とか女子小学生とかが拳銃持ってるんだよな」とか、「大学生が恋敵を撃っちゃったんだよな」とか、
「犬探しがお仕事のロリコン探偵・花咲太郎とか、すっとぼけた殺し屋の木曽川とかお馴染みの面子が出てたよな」とか、その辺を覚えているのがやっと
そんな訳だから今回はストーリーの細かい流れなんかすっ飛ばして読む事にした。こんな状態で楽しめるのかどうか甚だ不安な状態で手を付けた

170 :
……結論から言うと面白い。この作品のオリジナルキャラである陶芸家の緑川とか開業仕立ての殺し屋・黒田とか、おバカな女子大生・岩谷カナとか
鞄に拳銃を忍ばせ物騒な場面に顔出して「危ない場面に遭遇したら撃っちゃえば良いや」ととんでもねー事考えている小学生の時本美鈴とか
入間ワールドじゃお馴染みの歌手・二条オワリとか「みーまー8」で出てきてた青スーツの殺し屋・新条とか出てくるけど圧倒的に存在感を示しているのが
メディアワークス文庫から顔を出してきたロリコン探偵の花咲太郎とそのライバルというか悪友の殺し屋・木曽川の二人である

171 :
この二人は舞台に立たせておけば勝手に話を動かしてくれるのである。それこそ二人を絡ませてしまえばあっという間にドタバタ劇が始まり、
他のキャラクターを巻き込んで話を上に下にとブン回して、登場人物の多い群像劇の中であっという間に一つの方向性を産み出しちゃうパワーがある
全六巻構想が三巻で打ち切りという事で相当無茶な話の詰め込みになるのでは…と危惧したのだけど花咲と木曽川の二人でケリが付いてしまう
これは複数の作品世界に共通するキャラクターを登場させる入間人間にしか出来ない物語の収束方法だと言えよう。上手い事考えたもんだと感心する

172 :
「なんで新城の妹は怪我してるんだっけ?」とか「あれ、岩谷カナは誘拐されたんだったか?」とか「花咲太郎はどうやって二条オワリとコンタクトしたのか?」とか
……完璧に忘れている事もメッチャ多いけど、殺し屋だけど独立開業したての黒田を挟んで入間ファンにはお馴染みの殺し屋木曽川と、黒田の師匠だった
事実が新たに判明した殺人鬼・新城が互いを狙い合い、人を殺してしまった青年・首藤が拳銃の売人と知り合って何故か殺し屋としてスカウトされ、
木曽川と危ない小学生・美鈴が二条オワリのファンという事で意気投合したり、花咲太郎は二条オワリの犬を探す過程で岩谷カナの失踪に行き着き、
そんなこんなで全員が山の中にある陶芸家・緑川のアトリエに集まってくるまでが群像劇特有の語り手の視点をガンガン切り替えるザッピング方式の
スピーディーな展開の中で語られているのである

173 :
全体的な雰囲気を見るとかなりコメディー色が強い、花咲太郎と木曽川がメインを張れば当然ながらドタバタ劇にならざるを得ないのだけど、本当に
コメディータッチである。互いに悪態を突きつつも「お前ら本当は仲良いだろ?」という連中がお互いを出し抜きあいつつ自分の目的や依頼された仕事を
果たそうとくんずほぐれつの騒動を引き起こしまくるので、前回までの細かいストーリー展開なんか忘れていても入間ワールドに馴染みのある方であれば
「おお、賑やかな展開だな」とそれなりに楽しめてしまうのである。前回以外に強い事が判明した木曽川が結構エグい事をするけど、それはそれで
いわゆる「黒入間」に馴染みのある方にはイケてしまうかと

174 :
全体的な雰囲気を見るとかなりコメディー色が強い、花咲太郎と木曽川がメインを張れば当然ながらドタバタ劇にならざるを得ないのだけど、本当に
コメディータッチである。互いに悪態を突きつつも「お前ら本当は仲良いだろ?」という連中がお互いを出し抜きあいつつ自分の目的や依頼された仕事を
果たそうとくんずほぐれつの騒動を引き起こしまくるので、前回までの細かいストーリー展開なんか忘れていても入間ワールドに馴染みのある方であれば
「おお、賑やかな展開だな」とそれなりに楽しめてしまうのである。前回以外に強い事が判明した木曽川が結構エグい事をするけど、それはそれで
いわゆる「黒入間」に馴染みのある方にはイケてしまうかと

175 :
最終的には個展を台無しにされた陶芸家の緑川が新たな弟子を迎え入れる中、登場人物がそれぞれの日常に回帰して「またいつもの日常が始まる」
という形で締めくくられて、その中で「殺人者」になってしまった首藤青年だけがちょっと特別な人生を歩み始める苦味の利いたオチを付けて、意外なほどに
「打ち切りにしてはえらく綺麗にまとまったな」という印象が残った

176 :
最終的には個展を台無しにされた陶芸家の緑川が新たな弟子を迎え入れる中、登場人物がそれぞれの日常に回帰して「またいつもの日常が始まる」
という形で締めくくられて、その中で「殺人者」になってしまった首藤青年だけがちょっと特別な人生を歩み始める苦味の利いたオチを付けて、意外なほどに
「打ち切りにしてはえらく綺麗にまとまったな」という印象が残った

177 :
これだけなら「入間人間のテクニックを持ってすれば打ち切りだろうと面白い作品が書けてしまうのだ!」と胸を張ってお勧めするし、星ももっと増えるのだけど
気に食わないのは一行だけの後書きの次のページに描かれた蜜柑の絵。恐らくは「蜜柑」と「未完」を引っ掛けた自虐気味のジョークなのだろうけど、
読者としては全然笑えない。何を「本作『だけ』は残念な事に未完に終わってしまいました」みたいな顔してるんですか、入間人間さん?
あなたの作品一欄は「ミカン」だらけじゃないですか?「神のゴミ箱」、「おともだちロボ・チョコ」、「美少女とは、斬る事と見つけたり」……続きは何時出るんですか?
蜜柑の山が出来上がっているじゃないか!才能の無いヘボ作家なら簡単に見捨てて他の才能ある作家を探しに行くけど、オリジナリティ豊かなキャラ造形、
巧みなストーリー構成と毎度毎度新しい作品を出す度に「これはすごいのが始まった!」と期待させてた上で「続きは出ません」では生殺し以外の
何物でもないじゃないか!いい加減にしてくれ!未完が悔しいのかもしれないけど、全部御自身が播いた種じゃないですか!いつまでその豊か過ぎる才能を
腐らせて蜜柑ばっかり育てているんですか?いつになったらミカンじゃない「100%の入間人間」を見せてくれるんですか?
ファンは何時まで「完結する作品」を待ちわびながら新作を手に取らされ続けるんですか?気ままに書く事で味が出る作家である事は百も承知で本を買っているけど、
その本を読み終えた時に単巻で無い限り毎回「これ続き出るのか?」と不安を感じなければならない読者の事を意識して作家家業を営めないんですか?
ファンはこのまま貴方が「未完の大器」である事を指を咥えて見ている他ないんですか?

178 :
 
5つ星のうち 3.0 前巻から25ヶ月、一巻からだと41ヶ月。辿り着いたのが打ち切りでも面白いし相変わらずの才能も感じる……だから腹が立つんだよ!, 2016/1/14
Amazon.co.jp: クロクロクロック 結 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2NQ4TJB6QRAW3/

179 :
当然のように、レビューで最後のオチまで書くんだね…………アカンでしょ

180 :
>>167-178
毎回書き込み毎にIP変えてるの何でなん?

181 :
>>179
お役に立てたようで何よりです
ぜひ「参考になった」ボタンをお願いします!

182 :
>>179
お役に立てたようで何よりです
ぜひ「参考になった」ボタンをお願いします!

183 :
エルフ嫁、重版来たな。
レビューはどこも散々だけど、いかに購買層がレビューを当てにしてないてのかがハッキリしたわ。

読者は読みたい本を買う。

レビューなんて便所のラクガキwww

作家の運命を握ってるつもりのお偉いレビュアー様方、お疲れ様でした(笑)

184 :
>>183
レビュー真に受けて新作煽ったり、レビュアー叩いたり忙しいやつだな、二度と来んな。

185 :
>>183ヤボオさんの悪口は許さんぞ


117 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止[sage] 投稿日:2015/12/30(水) 14:21:31.13 発信元:36.226.249.33
最近モチベーションが低下気味という事もあって初めてラノベオフ会なる催し物に参加。レビュー活動を始めて初のオフラインで
「レビューを読んでます」という身に余るお言葉を頂き「Peace、Peace」と歓喜する一方、会場内で立て続けに
「今年の新人については…?」と尋ねられ「なんで自分は新人作家のレビュアーというイメージが付いているのだろう?」と
不思議に思いつつ、オフ会から帰って直ぐレビュー。お題は二ヶ月放置していたHJ文庫の大賞受賞作品…あ、新人さんだ!
(中略)
追記
オフ界の会場で「レーベル別新人作家五年生存率」なんて凄い自主研究を発表されている方もおられたが、
小生のレビューが新人作家さんの生存率を下げているなんて事は…あるまいな?

186 :
>>183-184
あ、お前自演じゃん

187 :
ヤボ夫って今も神戸に住んでるの?

188 :
こいつどんどん雑になってるな

189 :
>>186
げっ、ホントだ(苦笑)

パソコンと携帯で分けて打ったのにipは同じなのか……失礼しました。一生ROMってるわ。

190 :
携帯がwifi接続になってたのを忘れてたパターンか

191 :
自演はダメだぞ!

192 :
>>164にセカンドブレイヴズのイラスト担当が誤植と書いてしまいましたが、Amazonの表紙を見ると本当に変更になっていたようです。
こちらが間違えていました。ごめんなさい。
魔道書作家になろうとはイラストのタッチが違う気がしたので別人かと思いました。

イラストの枚数は少ないようだけど、急遽担当になって締め切りまでたぶん二ヶ月も無いだろうに間に合うもんなんだね。

193 :
どーでもいいことだが、ニコ生でオルフェンズの名前言いまくり>三木
そんなに鴨志田がうらやましいのかな
三木じゃロボ物の設定は無理だと思うんだけれど
エイハブ・リアクターの設定考える前に投げ出しそう

194 :
ヤボ夫って神戸なんや
被ってるわ…

195 :
そういや鉄血アンチスレでやたらと鴨志田に粘着してたやつが鴨志田担当回の前からいたな
鴨志田担当脚本回のたびに何かはしゃいだアンチレスしてたけど毎回スルーされて今じゃ完全に消えてるわ

196 :
まー、Amazonでレビュー活動しているとあれこれクレーム貰うのが日常茶飯事みたいになってくるけど
貰う回数が一番多くて、一番くだらんのが「ネタバレすんな」という奴だね。

Amazonのレビューってのはとどのつまり商品購入の参考材料にしか過ぎんわけだが、レビューを閲覧して
購入するかどうかの判断材料がどこまで必要かってのは当然のことながら閲覧者によって大きく異なる。
詳細な情報が必要な人もいれば、大まかなアウトラインだけ分かれば良い、という人もいる。

ところがこの手のクレームを入れてくる連中はどうやら自分の基準がネタバレの絶対基準だと思い込んでいるらしく
しかもその基準を一方的にレビュアー側に要求してくるのでまことに始末が悪い。

まあ、私自身サッカーなんかが好きで日本時間の深夜に開催されるヨーロッパのサッカーで気になる試合は
録画して翌日仕事が終わってから見ようとするからネタバレによって新鮮味が失われる、という気持ちは分かる。
分かるけれども、結局は新鮮味を守ろうと思うなら自衛する以外にない訳で、ネットの閲覧は極力避けるし
まして自分からスポーツニュースを見ることなんかありえない行動だと思っている。

ところがこの手のクレーマーは目を瞑り耳を塞いで自衛する代わりに他人に口を塞ぐ事を要求し
作品についてのどんな情報が書いてあるか分からないAmazonレビューを閲覧した挙句
「ネタバレだ」と大騒ぎするのである。これって戦場に自分から飛び込んで弾が飛んでくるのに文句言うのと同じではないか?

ここでグダグダ言っても仕方ないんだが、ネタバレに文句言う連中は目を瞑って耳塞いで最低限の情報しか
入ってこない状況を作って最低限の努力をしてから他人に何かを要求することを覚えるべきだね。実にくだらない。

197 :
イヤなら見るな理論ですか。なるほど

まあ、俺なんかは金がないので、気になる本があってもネタバレだけ読んで満足しちゃうからなあ
おかげさまで、それまでラノベを買うのに使ってた金を、他にまわせるようになった
本文を読まないと、小説の面白さなんてわからないっていう人もいるけど、そこまで面白い本なんて滅多にないし
そういう人って結構多いんじゃないかって、俺は踏んでいる

198 :
Amazonならクソ長いレビューだから読むのやめたりヤボ夫だから避けたりができるが
本人か別の人かどっちがやってるのかは知らんが転載されたここじゃただただ迷惑なだけ
だからネタバレレビューすんなって言うし、最悪もうレビュー書くなと言いたい
そうしたら荒らしも消えて万々歳

199 :
多少ネタバレあっても気にしないけどなあ
推理小説で犯人明かされたならともかく
こんな感じのストーリーで、こういうキャラが出てくると説明された方が
初めて買う作家さんとかだと判断しやすい
「おもしろかったです」「つまらなかったです」だけで根拠がない評価なんて
読んでも何も役に立たないし

200 :
>>196
閲覧者によって大きく異なるっておいて
見たくない人がいるってことが理解できないんだね

201 :
>>199
この人の場合多少じゃないからね

202 :
>>197
>イヤなら見るな理論ですか。なるほど

それはちょっと違うと思うけどな
要するに「自分だけの基準でなく、自分以外のレビューを判断材料に使う人間も納得する基準を示せ」って事じゃないの?
実際に>>199みたいに具体的な判断材料を求める人間もいるみたいだし

203 :
ヤボ夫はネタバレどころか、小学生の読書感想文と同じであらすじを延々と書いているだけだから
避けることが出来る

204 :
批判意見者をクレーマー呼ばわりしている時点で視野狭窄もいいところのお察しちゃん

205 :
なぜ情報を求めて覗きに行く場所が弾丸の飛び交う戦場なんだ
それこそ誰も傷つかない安全地帯であるべきだろうよ

まぁいつものニゲ夫らしくあとはだんまり決め込むんだろうけど

206 :
>>202
一瞬、なにをいわれてるのかわからなくて、二度見三度見した
カギ括弧の中の読点の位置がおかしいのかな?まあ、それはさておき

たぶん、ヤボ夫さんは具体的な話されても、納得しないと思う
だって、このあいだ散々レビューが読みづらいっていわれても改善しなかったし

でも、俺としてはヤボ夫さんは、いまのあなたのままでいてください、っていうだけだな
>>197 に書いたとおり、俺はネタバレウェルカム派だし

俺も何度かレビュー書いたことあるけど、あれはあれで精神的なプレッシャーがある
特に酷評して「参考になった」が集まると、心苦しいくらい
信者が多い作家の作品でそれやると、最後にはレビュアーの人格攻撃が始まるし

まあ、作者のショックはもっとだろうけどな

207 :
ヤボオさんは自分のレビューが新人の売上、生殺与奪に影響を与えているとか
寝言を平気でレビューで垂れ流すお方ですよ

208 :
ヤボオのレビューは英数字が全半角混在だったり
句読点があったりなかったり
同じ言葉や接続詞を多用したり
レビュー以前に文章として最低レベル

209 :
読書メータとか他のレビューサイトにあるように
投稿者自らが押すネタバレボタンみたいなのがあって
読者は「それでも読む」みたいなのを選択しないと
読めない仕組みがあれば、ヤボオみたいなチンピラ理論も通用するんだけど
いまみたいな、アクセスしたら丸見え状態ではなぁ

210 :
とは言ったものの、自己顕示欲の塊みたいなヤボオ師匠が
ネタバレボタンを押すわけ無いか

211 :
台湾に韓国と今日も外国からの書き込みが多いな
ここも次から強制コテハンにした方が良さそうだ

212 :
できるの?

213 :
インターネットの世界で、海外からの接続を訝しむとか頭おかしいんちゃうか?

214 :
GA文庫版SAOが3月爆誕()

「ウォーエルフ・オンライン」

全世界で三千万人以上の常時接続アカウントを持つ、体験型MMO。
ネット上の仮想現実空間が唐突に今、脱出不能なデスゲームと化した時、
真の地獄が人類を待ち受けていた…

…せめてタイトルくらいひねれやwww

まあネトゲトにダイブして大冒険・大活躍なんざラノベない時代の大昔のハードSF
の頃からたくさんあったけどな

215 :
あちこちに同じ書き込み張り付けてるけど、GA社員の炎上狙いステマか?

216 :
またヤボオが大口叩いてフルボッコにされたんかw

217 :
>>216
バングラディシュからご苦労さん
あちこちのスレでワッチョイ導入の議論が盛んになってるからって必死だな

218 :
>>217

ワッチョイ議論とのなんの関係があるのかわからんけど
いちいち調べておつかれさん
しょうもない認定行為はヤボさんの十八番やったな

219 :
>>213は韓国
>>218はオランダか

こんな辺境の地に外国から書き込みが大量にあるのは考えにくいんだけどなあ
何でこんなにあるんだろうね?

220 :
>>219
ネット世界で辺境の地もクソも無かろうよ

221 :
>>220は香港

222 :
たくさんの国名が見られてよかったね

223 :
検索サイトにアドレスをコピペするだけの簡単なお仕事です

224 :
2chに書き込む程のファンが色んな国にたくさん居るんだね
さすが電撃文庫ってすごーい!

ってか?
そんな屁理屈じゃ今時小学生でも騙せないんちゃうの?


とこで、電撃以外のレーベルって全部MFみたいなノリかと思ったけど
探せばしっかりした作品もあるんだね
ライトじゃないラノベもあるって電撃だけの専売特許だと思ってたわ

225 :
MFもMFでモーテだのソラリスだのでテンプレ脱却を模索してる真っ最中だぞ失敗したっぽいけど

226 :
>>194
地下鉄沿線らしい

http://www.amazon.co.jp/review/R10EHL42SGWKNH/

227 :
>>225
脱却できる事を望んでおくよ
それとスレチだろうからレーベル名は出さんけど
個人的には電撃以外でも好みに合うラノベがある事が分かって嬉しい。
もう電撃の作品は極力買いたくないんだよね
このスレも卒業かも知れない。

>>226
それ>>224の俺だよ単発香港の方

228 :
>>227
それがどうした

229 :
>>227
神戸の汚物二人

230 :
>>228>>229ってどっちも台湾住みかぁ
結婚しちゃえば?

そういや本スレのほうでここに感想書いたらってあったけど、
今度の金賞ってどないな感じ?

231 :
>>230
発信国が同じなら結婚したほうがいいんだ
頭悪いんだね

232 :
>>231はタイ

233 :
どこの国たと貼っつけるほうがいい加減に鬱陶しい

234 :
部数スレがある避難所に移転した方がいいんじゃないのかこれ

235 :
だからラ板のスレを強制コテハン+IPにしようと提案してるわけで
もうIPだけでは対処しきれなくなってきてるとも思う
実際スマホの飛行機にはIPより強制コテハンの方が効果あるし

236 :
IP+強制コテ導入したところでこいつを防ぐのには役立たないでしょ
被害は電撃スレだけじゃないし

それにしても最近電撃作品あまり買わなくなってしまった
興味持てる新作がない

237 :
>>235
なんで君はIP隠すん?

238 :
>>237
ガラケーの仕様だよ

239 :
>>236
その手の「完璧な対策じゃないからやるべきでない」論法は好きじゃないなぁ

240 :
>>238
じゃあなたにはあまり影響ないやん

241 :
>>240
IPの代わりに付いてくる記号は端末変えない限り一生このまんまだよ
モデム再起動でIPが変わる(例外あり)固定回線や飛行機のあるスマホよりもある意味厄介なんだなこれが
逆に言えばIP表示導入すればガラケーによる工作は難しくなるというわけ
ちなみにプロバイダのIP晒したところで大したリスクはないよ

242 :
スマホの飛行機ってなによ

243 :
機内モードのことでしょ

部数スレ避難所は個人運営だから荒らし対策はきちんとしてるしヤボ夫荒らしには効果あると思うけどなあ
ワッチョイ的な機能もあるし
ラ板の電撃スレに関してはヤボ夫粘着の他にも成田粘着なる別の荒らしが涌いてるな

244 :
>>239
そこまで極端なことは考えてないよww
上で俺が言ったのは、レビュー荒らしに対して効果はないだろうってだけの話

以前も本スレで言ったけど、本スレでIP表示にすると、シベリアと本スレに差異がなくなって、また本スレがステマの温床になりかねないから、本スレにIP+コテ表示導入する案はどちらかと言えば反対
レビュー貼り荒らしに対してはamazonレビュー貼りをテンプレで禁止する方がまだ効果あるんじゃないかな
まあそれをしたところで結局貼られるだろうけど

245 :
機内モードがなんなん?
機内モードやと通信できひんのちゃうの?

246 :
wifiに切り替えれば使えそうだが、
制限等がどうなってるかは、使用経験ないから分かんないや

247 :
>>244
ステマの温床にしないためのIP+ワッチョイの導入案なんだけどね
もしそれでステマの温床になるんならここだって怪しいもんだ
あとステマの源泉になりそうなランキング張りを許可するつもりはないよ
あんなもんデータスレ見れば十分

248 :
ステマの温床以前に作品についての話題がクズレビューコピペぐらいしか無いだろ

249 :
ワッチョイ入れてくれればクソヤボ全部弾けるんで是非
てかそうなると別にIP表示いらないからシベリアの意味もないんだよな
現状荒らしがIP変えまくってやりたい放題して、被害者が何のメリットもなくIP晒してるだけだし

250 :
>>247
おまえの許可なんていらんわw

251 :
電撃文庫
4/10発売
●ソードアート・オンライン 17 アリシゼーション・アウェイクニング 【著:川原 礫/絵:abec】
●新約 とある魔術の禁書目録 (15) 【著:鎌池和馬/絵:はいむらきよたか】
●ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.10 【著:聴猫芝居/絵:Hisasi】
●ゼロから始める魔法の書 VI ―詠月の魔女 <上>― 【著:虎走かける/絵:しずまよしのり】
●GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン IX <上> 【著:川上 稔/絵:さとやす(TENKY)】
●ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン IX 【著:宇野朴人/絵:竜徹】
●天使の3P!×7 【著:蒼山サグ/絵:てぃんくる】
●俺を好きなのはお前だけかよ (2) 【著:駱駝/絵:ブリキ】
●SE-Xふぁいる シーズン2 斎条東高校「超常現象☆探求部」の秘密 【著:五十嵐雄策/絵:しゃあ】
●堕天のシレン III 【著:上月 司/絵:さんた茉莉】
●この大陸で、フィジカは悪い薬師だった 【著:鳩見すた/絵:アマガイタロー】
●彼女と俺とみんなの放送 【著:高峰自由/絵:cuon】
●くじらな彼女に俺の青春がぶち壊されそうになっています 【著:銀南/絵:あめとゆき】

252 :
禁書とホライゾンだけだな

253 :
パラスアテナは打ち切り?

254 :
大分でてないよね

255 :
愛のムチレビュー企画
http://bookmeter-ainomuchi.tumblr.com/


ヤボオさん、出番ですよ!!

256 :
ヤボ夫は255字じゃ書けないだろ

257 :
凄い企画だなーと思ってみたら、読書メーターと一緒にやるのか
じゃあ、それほどキツいことはいわれなさそうだな

258 :
大賞の「ただ、それだけでよかったんです」読んだんだけど、登場人物の殆どが(実は)クズで、終わりも救われないという
終わり方でモヤモヤするアレ。
たしかに巧いけど、読んでも口コミで面白いとかいうタイプでもない気がするので、売れるかどうか微妙だと思ったり。
これは次作以降がどうなるか、ってところかも。

259 :
まあこの物語最大のクズと思われる人物に天罰というか制裁が下らないのがすんげえもやもやするんだけど。
この物語の登場人物の殆どがDQN主人公スレで言及されるキャラとかが聖人に見えてくるぐらいの畜生ぶりだよ。まったく。

260 :
やっぱ今でもブリキの人気は健在で売れるのかねぇ。2巻もすげえ早いし勢いに乗れるか
個人的には物草純平に売れてほしいんだがなー

261 :
>>256
そのようですw
ヤボ夫さんの読書メーター
http://bookmeter.com/u/449158

262 :
ブリキって、数年前は人気すぎて、頼むのにすげー金かかったらしいけど、いまはそうでもないのかな?
しかも、一巻から二巻まで、二ヶ月しかスパンが空いてないし

263 :
愛のムチとやら、なんで特定の作品だけ?
ゴリ押しステマ枠か?

ブリキって昔より画力下がってるし、もう絵柄も新鮮味ないし正直オワコンだと思うわ

264 :
押し は確かなんだろうけどなんでもゴリをつけたらいいってもんじゃない

265 :
前の受賞作でもかなり早く二巻目以降が出版されていたりしたので、最終選考に残った時点で担当がついて
二巻目を書かされていたのだろうね。
作戦としては読者の記憶にあるうちに二冊目以降を出して、ファンになってもらおうというものなんだろうね。

266 :
対象は金賞と電撃MAGAZINE賞の3作か

267 :
大賞は1冊で完結って事でいいんかな
>>255にも入ってないし

268 :
大賞は一冊で完結してるよ
終わり方があんま救いがないから
もう少し希望のある後日譚は読んでみたくはあるけど
受けそうにないし難しいかなー

269 :
ヤボオさん、また尼レビューの何かをリセットした?

270 :
それだけでよかったんです
読んだ
人間力テストもぶち壊せなくて
真実も明らかにならない
ってことで本当に終わりなら辛いなぁ

主人公一人は少しだけ最後うれしくなれたのかもしれないけどそれだけだ……

271 :
5つ星のうち 4.0 「承認欲求」という時代の病を生徒の評価システムと化した悪夢の学校生活に挑んだ一人の少年による革命の物語, 2016/2/11
Amazon.co.jp: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2DWAQ1CS16HS/

272 :
奇跡的なデジタル音痴という事もあって今をときめくSNSにはおよそ縁遠い小生であるけれど、このAmazonレビューも含めて見知らぬ他人からの肯定、
即ち「参考になった」や「いいね」、「ふぁぼ」、「RT」、「友達申請」といった諸々の承認によって己を満たす時代に「奇妙な時代であるなあ」と思う事も多い
同じ様な違和感をふとした瞬間に持たれる方も少なくないかと

273 :
第22回電撃小説大賞の「大賞」受賞作はそんな時代の病とでもいうべき他者承認を評価システムとした「人間力テスト」なる奇妙な制度を導入した学校と
その中で生じた息のつまる様な学生生活に革命を起こそうとした一人の少年の物語。物語の冒頭で語られる状況はスポーツ万能・学業優秀の完璧超人
とでもいうべき中学生・岸谷昌也の自殺とその遺書に残された「菅原拓は悪魔です。誰も彼の言葉を信じてはならない」という言葉。弟を含めて四人の
生徒、それも人間力テスト上位の優秀な生徒が菅原拓という一人の生徒に虐めを受けていた挙句、その中でも最も優秀だった筈の弟が菅原に暴行を受け
菅原と他生徒との直接的な接触が禁じられていたにも関わらず、暴行事件の一ヶ月後に自殺に追い込まれたという状況に納得がいかない昌也の姉、
香苗が調査に乗り出したところから物語は本格的に動き始める

274 :
「教師時代に懐いていた生徒が有名大学を出たにも拘らず、就職活動での面接が不得意だった事で精神を病み自殺した」との理由で昌也や拓の通う
中学校の校長・藤本が導入したガリ勉だけで得た高学歴だけでは通用しない時代の新評価法「人間力テスト」。生徒に第一問で社会で役立つ能力を
挙げさせ、第二問でその能力を持つ生徒を実名で挙げさせる相互評価システム。一見すると非常に奇妙なシステムではあるけれど、個人的には
見事に現代社会を反映していると感じられた。マズローの言う所の「所属と愛の欲求」に基づく高学歴・有名企業への所属が万能では無くなり、
ステータスや肩書が以前ほどの重みを持たなくなった代わりにSNSなどを通じて個人の「生き方」「考え方」で承認・尊敬される事をより多くの人が
求める様になった現代社会の縮図と見ても良いのではないだろうか?

275 :
ストーリーの方は藤本校長への聞き取りから始まった香苗の調査と事件の中核に位置する少年・菅原拓の語りが入れ替わり続ける様な形で進む
特に菅原拓の語りは時系列を作者が意図的にシャッフルしている事もあり、初読では若干の取っつきづらさも感じられるかもしれない

276 :
暴行事件を起こし昌也の遺書で「悪魔」と呼ばれた事や、虐めに対する糾弾に対し「革命は止められないよ」と放言するなど不敵な態度を取り続け
PTAも含めた学校関係者だけでなく、マスコミも世間も敵に回した事で菅原拓が置かれている全教室で土下座をするという現在進行形の異常な状況と、
それとは対照的な絶対的に空気を読まない拓自身の態度をクラスメイトの少女、人間力テストで上位の石川琴美から「菅原君はすごいね」と
誉められた事に始まり、人間力テストの産み出す「友達は重くて潰れそうになる」という閉鎖的な空気に疲弊し切った琴美の事情を知った事から
状況を変えようと立ち上がった過去の回想が入り混じりながら進行する事で虐めの裏に重層的に覆い隠されていた「真相」が明らかにされていく
独特の構成はなかなか楽しませてくれた

277 :
香苗が調べを進めれば進める程、菅原拓という少年の無力さ・存在感の薄さが明らかになり、そんな少年がクラスの中心に居た同級生四人を
虐めると言う事が可能なのか、という疑問が香苗と読者の胸中には渦巻き始まるのだが、明かされていく事実は琴美を助けようとしたものの
「愚図は何をやっても無駄」「昌也との間には超えられない壁がある」という冷たい現実に打ちのめされた拓の経験や有能過ぎる息子に狂った愛情を
注ぎ続けた香苗と昌也の母親にしてPTA副会長の明音の暴走する真の姿であったりと、どうにも胃が重くなってくるものばかりである

278 :
空気を読む事に何の価値も見出せず、無力で誰からも認められない身でありながら「人間力テスト(=他者評価)がビリでも幸せになれるのだ、と。
他人にいくら蔑まれようとも、自分が信じた物を守れるような、空気の読めない様なクズになる事を決意した」と決意し、人間力テストをぶっ壊す革命を
成功させようと、あらゆる憎悪を耐え、革命を成功に導こうとする拓の姿はかなり悲惨。「本物のクズはこんな事で傷付いてはならない」
「人間力テストに縛られて、そのストレスのはけ口を虐めにむけるお前らはカスだ」と信念を抱えボロボロになりながら突き進み続ける拓を
ヒーローとして描く事が可能なのは、やはり現実の日本社会に異常なレベルで他者評価と承認欲求を拗らせている方が多い現状があるからなのでは
ないかと思う次第

279 :
最終的に物語は拓と昌也、二人の少年の生い立ちにまで根源を遡る事になるのだが、考えてみれば「親からの愛情」というのは承認欲求の根源として
不動のものであり、その部分が歪んでしまっていた二人の少年が人間力テストのカギを握り、生徒を疲弊させ続ける「どうでも良い承認の数」ではなく
「自分は誰に承認して欲しいのか?」という問題に行き着くのは当然の流れかと。本作はどこまで行っても承認欲求がベースにある物語なのである
このクラスの対極的な位置にある二人の奇妙な関係はこじれ切ったまま終わり、その点においては何とも救いが無いが、拓自身が誰に認めて欲しかったのかが
明らかにされた事だけでこの重苦しい物語に付き合って来た僅かな救いが拓と読者に齎されるのである

280 :
最終的にカタルシスが得られるわけでもないので万人向けとは言い難いし、伏線の張り方や時系列の置き方などで多少引っ掛かる部分があり、
スムーズに読めない部分もあるので満点とまではいかないが、現代日本の病理の一つを見事にテーマ化した作品という意味で非常に興味深く読めた
作風的に量産は効かないタイプの作家さんである事は分かるし、作家性を強く出すタイプと言う事もあってコアな読者向けではあるのだろうけど、
半年、それが無理なら一年に一作でもこのレベルの尖った作品を発表し続ける事が出来れば、ラノベ界に何がしかの地位を築けるのではないだろうか?
「なかなかの曲者が出てきたな」と期待させてくれる本年度の大賞作品であった

281 :
 
5つ星のうち 4.0 「承認欲求」という時代の病を生徒の評価システムと化した悪夢の学校生活に挑んだ一人の少年による革命の物語, 2016/2/11
Amazon.co.jp: ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2DWAQ1CS16HS/

282 :
電撃文庫・電撃文庫の作品を語るスレ避難所6 [転載禁止](c)2ch.sc
http://mastiff.2ch.sc/test/read.cgi/siberia/1446217619/196

195 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/06(土) 09:49:20.77 発信元:122.221.166.26
まー、Amazonでレビュー活動しているとあれこれクレーム貰うのが日常茶飯事みたいになってくるけど
貰う回数が一番多くて、一番くだらんのが「ネタバレすんな」という奴だね。

Amazonのレビューってのはとどのつまり商品購入の参考材料にしか過ぎんわけだが、レビューを閲覧して
購入するかどうかの判断材料がどこまで必要かってのは当然のことながら閲覧者によって大きく異なる。
詳細な情報が必要な人もいれば、大まかなアウトラインだけ分かれば良い、という人もいる。

ところがこの手のクレームを入れてくる連中はどうやら自分の基準がネタバレの絶対基準だと思い込んでいるらしく
しかもその基準を一方的にレビュアー側に要求してくるのでまことに始末が悪い。

まあ、私自身サッカーなんかが好きで日本時間の深夜に開催されるヨーロッパのサッカーで気になる試合は
録画して翌日仕事が終わってから見ようとするからネタバレによって新鮮味が失われる、という気持ちは分かる。
分かるけれども、結局は新鮮味を守ろうと思うなら自衛する以外にない訳で、ネットの閲覧は極力避けるし
まして自分からスポーツニュースを見ることなんかありえない行動だと思っている。

ところがこの手のクレーマーは目を瞑り耳を塞いで自衛する代わりに他人に口を塞ぐ事を要求し
作品についてのどんな情報が書いてあるか分からないAmazonレビューを閲覧した挙句
「ネタバレだ」と大騒ぎするのである。これって戦場に自分から飛び込んで弾が飛んでくるのに文句言うのと同じではないか?

ここでグダグダ言っても仕方ないんだが、ネタバレに文句言う連中は目を瞑って耳塞いで最低限の情報しか
入ってこない状況を作って最低限の努力をしてから他人に何かを要求することを覚えるべきだね。実にくだらない。

283 :
「ただ、それだけでよかったんです」読んだ

ヤバい、すごく面白かった
たまたま手にとって、あらすじが気になったから買ったものだけど
十年くらい前ラノベにどっぷりはまってた頃に立ち返った気分だわ
1冊だけで、これだけどんどん引きこまれて読み進めたのは本当に久しぶり

284 :
>>271タイ
>>272ベトナム
>>273ベトナム
>>274香港
>>275大韓民国
>>276香港
>>277香港
>>278大韓民国
>>279香港
>>280ベトナム
>>281ベトナム
>>282大韓民国

これが全員別人だと言い張るのかねえ
レス内容も時間も連続しているのに

285 :
>>284
単発が何やら喚いております

286 :
>>284
別人だなんて言うてたっけ?
少なとも一つのレビューは一人でやるように言われてるんだが
全員がそれを守ってるかは確認のしようがないけどな

287 :
>>285
あ、そこは否定しないんだw

288 :
複数IP使って自演に見せかけてるのは否定しない、と

289 :
>>287
こんな細かいこと複数でやるわけないでしょ。
なりすましに釣られたのかもしれないけど
もうちょっと頭使って考えなさいよ。

290 :
>>288
複数IPが自演の見せかけになるって理屈がわからんけど
これは使ってるソフトの設定なので残念ながらよくわからない。
ボタンを押したら何かを取り込んでるっぽいよ。

291 :
>>289
なら何で複数IP、それも海外のを使ってるのか説明してくれるのかな?

292 :
レビューに対してコメントつけるときにIP変えたら
他人のように見せかけられるってことは理解してるけど
レビューの貼り付けで自演もクソもないだろうって話ね。

293 :
>>291
>>290の通り
難しいことは自分にはわからん
起動時や、つながらない時にボタンを押してる。

294 :
じゃあこの辺で
あんまり喋ると怒られるというかこれだけでも十分に怒られそう

295 :
>>293
そういうソフトを使う理由がわからない
使わずに書き込み出来ないのか?

そして他人のクソみたいなレビューをここや他レーベルスレに貼る理由はなんだ?そんなもの誰も見たく無いのだが

296 :
>>295
アホがまたなりすましに釣られとんのか

297 :
>>296
spmodeも使えるのかw
で、理由は?

298 :
>>295
お前も荒らしだから黙れ

299 :
俺は海外鯖の奴とは別。
そんなんだから適当な言い訳に振り回されるんだよ。落ち着け。

300 :
>>298
おう、もう黙るわ

結局レビュー貼ってる理由は聞けなかったな、何かあるんだろうなあ

301 :
IP固定だとNGされて誰の目にも触れない=荒らしにならない
それだけだろこのクズマジR

302 :
>>300
富士見ファンタジア文庫・ドラマガ総合スレッド114 [転載禁止](c)2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1444756273/887-

303 :
大賞特設ページの作中キーワード解説のところ、たぶん「すべての人間を敵に回し」って
書きたかったんだろうけど「すべての人間を的に回し」になってんぞ
早く直したれよ電撃

304 :
>>281
いつものように新人叩きに徹しておけばよかったのに

305 :
>>304書いてることはまともだと思うんだけど、なんであんなに不評なのかね?

306 :
ネタバレを嫌う人間がいる

307 :
それが漫画やアニメ等の周辺板より煩い理由はある

まずバレのサイクルが作家別スレでは早めで3ヶ月毎
(本当の速筆や連載などは毎月になるが希少例)
このため、バレに対する耐性が余り強くない

そして、過去にバレに対して敏感になる事件があった事

10年以上前の話だが、ラ板で
とある作品のバレを爆撃する荒らしがいた

その作品自体は発売後けっこう時が経っていたが、
その騒動の時にラ板住人の多くがネタバレに煩くなり、
汎用ネタバレスレの設置し、多くの作家スレでバレ解禁日を設定、
レーベルスレですら暗黙の了解として、新作感想を
あまり詳細にしないようになった

308 :
>>307
お前の話は長い上につまらん

309 :
ちょっと変な書き込みあると大体は海外だね
分かりやすい

ところで中古で買うなら電撃に金落とさないで読めると思うんだけど
それでもやっぱり中古市場刺激したりとかで電撃にメリット出てしまうんかね?

310 :
>>309
安く買いたいならともかく
たかだか数百円の金落とすのすら嫌だというなら
もう読まないほうがいいんじゃね

俺は面白い本ならどこだろうと買うわ

311 :
>>309
ここまで来るとキモいだけやね

312 :
まあ中身しだいだな
そうやって電撃の購入数落ちまくってるが

313 :
>>305
こういうのって買う前にレビュー読んで、購入の参考にするものだと思うから
警告もなくガンガンネタバレされたらちょっと困るな
ネタバレ注意って最初に言ってくれたらいいんだけど

この作品は、自殺の真相を追うという、ミステリ要素もあるから尚更

314 :
>>313
どうだろうね
本やDVD、CD、ゲームなんかは、購入前の参考にというより
購入後、同じ感想かどうかを求めているような気がするんだけど
参考になったではなく、同意できたかどうかみたいな

315 :
>>313
ネタバレに関する氏の見解については>>196にあるよ

316 :
>>314
そういうもんなの?
確かに読み終わった後の人の感想を見るっていう使い方もあるけど
そういうのは読書メーターとかがメインであって
Amazonレビューは購入の参考にするのがメインって印象持ってるんだけど

>>315
うわあ…………
素直にネタバレ注意と書けばいいのに
なんだこりゃ

317 :
>>316
氏に限らず、レビューとはいいつつも大半は感想だからね
読書メーターと大して役割は変わらない
その感想で購入の参考にする人もいることはいるんだろうけど
多くは、自分の持った感想の確認に訪れることが多いと思う

318 :
>>310
おっさんになると儲かる先も気になんのよ
それに続きが気になる作品もあるじゃん
中古でもいいかな、くらいには熱が冷めてしまったけど

319 :
年齢に関係なく、ただの気持ち悪い粘着体質なだけです

320 :
>>317
「あらすじ」を(ダラダラ)説明するのは、
「感想」の範囲にはいらねーよ、
という話なんじゃないか?

321 :
本人はこれをレビューだと言いはるんだから仕方がない

322 :
妄想N高校ってほんとに現実のN高校と関係ないんだろうか

323 :
串使わなきゃモノが言えない人間の言う事に構うのもアレだが210.150.23.85の言うことは大筋で間違ってない。
レビューに「参考意見」じゃなく「同意」を求めてくる人間が非常に多いってのは間違いないんだよな。
で、その結果レビューが参考になったかどうかじゃなく、自分の意見と同じだったかどうかで
「参考になった」「参考にならなかった」を投票するってのは本当に厄介。

去年暮れのオフ会で私のレビューを読んでいると言ってくれた人も「全てのレビューに同意できる訳ではないが」と
言ってくれたけどそっちの方が当たり前。10人の読者がいれば10通りの評価がある方が当然だと思うんだが、
どうも世間はそう思わんらしい。私自身尊敬する他のレビュアーさんと意見が180度食い違うことなんかザラなんだが、
だからといってそのレビュアーさんが間違っているとか見る目がないとか思わない。
ただ、「そういう読み方もあるのか」と思うだけだわ。自分が気付かなかったポイントを指摘したレビューを見て
自分の読みの浅さを痛感させられる事なんて日常茶飯事だし。

そもそも他人に同意を求めなきゃ自分の感想に自信が持てないってのはどうなんだろうね?
自分の意見がマイノリティだったら他の読者に向かって「自分にはこう読めた」と言うのがそんなに怖いことなのか?
私自身が空気読まない人間だってことは百も承知だが、それにしてもこの「他人の感想で自分の感想を肯定して欲しい」
という考え方はちょっと理解できないな。

324 :
付け加えて言えば、違う意見でも納得できるってのは「根拠の明示」が前提の話。
自分がこう思った、こう考えたのはこの部分が根拠、と明示してあることが絶対の条件。
それ無しにただ「面白かった」「つまらなかった」というのはただの感想文。
レビューには「客観的根拠」が必要だし、その為にある程度中身の詳細に触れるのは仕方ないと思う。
客観的根拠のない感想文で良いなら中身に触れずモノを語ることも出来るのかも知れないが
少なくとも根拠というものが必要なレビューにおいて中身に触れずモノを語るのは不可能。

325 :
>>323
言いたい事は分かる。たしかに他人の意見を自分の意見の補強に使うのは臆病者のやる事かもしれない。
だが、誰もがあんたみたいに心臓に毛が生えてて神経が鉄でできているわけじゃないんだ。
自分の意見を否定されれば傷付く人間の方が多数派なんだ。それだけは理解しろ。

326 :
作品を語るスレなんだから半コテの馴れ合いはよそでやってくれ

大賞読んだけどやべーなこれ
文章はところどころ変だけど読ませる力みたいなのが凄まじいね
あと毒親持ちあるあるネタが結構出てくる
これあえてMWから出さなかったのは正解だと思うわ

327 :
大賞は過去の流れがちょっとわかり辛かった
特に終盤で明かされる主人公が友人と思っていた相手に裏切られターゲットにされていく所が
どこで転換点があったのかつかみ辛いし、香苗が母親の真実を知ってからの流れも急すぎ

328 :
>>323-324
あんたは一体誰なんだよ
特定個人のようないいぶりをしておいて
いつも一切名乗らない
串通してるどうこうを批判できる立場か

>少なくとも根拠というものが必要なレビューにおいて中身に触れずモノを語るのは不可能。

それはあんたの技量不足、読み込み不足なだけ
完全に中身に触れずにってのは難しいだろうだけれど
その上で配慮して書いてるレビュアーはいくらでもいる

批判の体をした関係者へ批判、オフ会に参加してどうこう
これがあんたのレビューとやらに必要なのか?

329 :
訂正

誤:批判の体をした関係者へ批判
正:批判の体をした関係者へ暴言

330 :
独善的で偏ったモノの見方を誰かれ構わず押しつけるので敵は多く理解者は少ないラノベ読み。嫌われまくっても媚びぬ、退かぬ、省みぬなレビューだけは書き続ける偏屈オヤジ。


って言ってるんだから、ここでみっともない言い訳しないで、ずっと黙っててもらえませんか。

331 :
>>323
一行、一文が長いし、句読点も無茶苦茶だし、レビュー以前に自分の文章能力の欠陥は理解しているの?

332 :
>>323
文章評価(http://logoon.org/

評価項目 評価とコメント
1 文章の読みやすさ E 一文が長い
2 文章の硬さ D 文章が柔かい
3 文章の表現力 A とても表現力豊か
4 文章の個性 A とても個性的

333 :
5つ星のうち 5.0 身も蓋も無い本音を晒してこその恋愛だ!ベタな序盤で油断させてから始まる怒涛の展開に驚かされる傑作ラブコメ, 2016/2/13
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/RUCON43ZP7SMW/

334 :
注:本作は序盤の80ページぐらいまでは本ッッ当にベタなラブコメそのもので本をブン投げたくなりますが、「本番」が始まるのは100ページを過ぎてからです

335 :
一応、物語は「僕」こと如月雨露、名前から「ジョーロ」と呼ばれる少年の日常で幕を開ける。彼の日常は幼馴染の元気娘にしてテニス部のエース日向葵、
通称「ひまわり」に腕を引っ張られての全力疾走登校でへとへとになって教室に辿りつく所から始まるが、そんな彼を迎えるのは中学時代からの友人で
笑顔の似合う野球部のエース大賀太陽、通称「サンちゃん」。教室では三人でワイワイやっているジョーロだが、彼の学校でのお楽しみは放課後に始まる
生徒会で書記を勤めるジョーロを生徒会室で迎えてくれるのは一学年上の生徒会長でお淑やかな秋野桜先輩、通称「コスモス」。予算編成のために
野球部とテニス部の視察に出向くという会長のお伴を頼まれイソイソと付いていくジョーロだったが、テニスコートで会長と二人で視察に歩き回っていると
聞いたひまわりは何故かご機嫌斜め。次いで赴いたグラウンドでジョーロは飛んできたボールからコスモス先輩を守ろうとしてスマホを壊してしまう羽目に
落ち込むジョーロだったが、コスモス先輩からお詫びとして土曜日に一緒に出掛けようと声を掛けられ一気に有頂天に。ところが土曜日のお出掛けを
知ったひまわりが「会長だけなんてずるい、日曜日は私とおでかけして!」と強請ってくる。仕方なしに引き受けたジョーロだったが、迎えた土曜日
私服姿のコスモス先輩が一緒に町を歩き、お弁当まで用意してくれた事に舞い上がる。そんなジョーロに突然コスモス先輩は目を潤ませて「私には
好きな人がいるんだ」と打ち明け始め…

336 :
もうね、ここまで読んだ時点でイヤになりましたよ!何すか?このベッタベタな手垢付きまくりのラブコメは?こんな個性の欠片も無い作品に新人賞とか!
「今年の電撃大賞の選考委員はバカなの?死ぬの?」と本気で憤りましたよ………が、ここまで約80ページの展開は前振りに過ぎなかった!

337 :
コスモス先輩が打ち明けた「好きな人」はジョーロでは無く友人のサンちゃん。去年の地区大会、甲子園一歩手前で敗れ、落ち込むチームメイトを
励ましながら、控室で一人悔し涙を流している所に惚れてしまったのだと言う。何とかサンちゃんとの間を取り持って欲しいと懇願するコスモス先輩に
呆然としながらも協力を引き受けてしまうジョーロ。翌日悄然としたままお出掛けに赴いたジョーロにひまわりは「ひまわりちゃんパワーじゅ~~でん」と
抱きついて来た。コスモス先輩はダメだったけど幼馴染が癒してくれる事に感激したジョーロはひまわりをちょっと邪険にし過ぎていた事を反省
こいつもちょっと可愛いじゃないかと思っていたが、ひまわりは雰囲気を変え大切な話があると訴えてくる。展開に既視感を覚えるジョーロだったが、
案の定話の内容は「私の好きな人~昨年の野球部地区大会でサンちゃんが~お願い、協力して!」という流れに。結局引き受ける羽目なったジョーロは
家に帰ると遂にブチ切れ。手料理作ってきて良い雰囲気になったコスモスも、「幼馴染」という鉄板ポジションにいるひまわりも想いを向けるのはサンちゃん
「ざっけんな!こんな『僕』キャラやってられるか!『俺』はこのままじゃモブじゃねえか!」と怒り狂うジョーロだったが、考えてみればどっちかがひっつけば
必然的に一人は余る……二人に協力するフリをしながらコバンザメ作戦を決行する事に!

338 :
うはははははは!これは良い!序盤の80ページの余りにベタな展開にキレそうになったが、100ページ以降のジョーロのキレっぷりで評価は180度反転

339 :
  こ れ は 「 ベ タ 」 な ラ ブ コ メ じ ゃ な い ! 「 メ タ 」 な ラ ブ コ メ だ っ た !

340 :
もうね、主人公がどうにもベタな草食系な振り回され型キャラだと思ってたら、序盤の姿は完全な擬態だったとは迂闊。一人称も「僕」から「俺」に切り替えて
「恋愛漫画で食いっぱぐれたヒロインが何時の間にか現れたモブキャラと付き合うなんて、よくある事!コバンザメに徹して余った方をゲットしてやる」と
世のラノベ主人公にあるまじき恐ろしくせせこましい作戦にレッツラ・ゴーしちゃうとは!自分のポジションを弁えている主人公は数あれど、ここまで卑屈に
本音をむき出しにしてゲスっぽく構える事を良しとする主人公は初めて見た。恋愛は本音を出さなきゃ意味が無いけど、ここまで本音100%だと恐れ入るw

341 :
ストーリーの方はこの自分を袖にした可愛さ余って憎さ百倍なワガママ娘二人をサポートする羽目になったジョーロがライバル意識を剥き出しにする二人に
自分が双方に協力している事を明かした上で恋路の手伝いをするのだけど、元気過ぎて勢いはあるが、何も考えずに突っ込んでは自爆するひまわりと
普段はクールそうなのに実は予習をしてないと物事に臨めず、本番ではポンコツ化するコスモス先輩に振り回されっぱなしの展開が描かれる。しかも
この二人だけでも十分大変なのに、唯一の憩いの時間・昼休みに逃げ込んだ図書館では「貴方をストーキングしているから」とジョーロのややこしい事情を
全て踏まえたうえで「私が好きなのは素の貴方」と「僕キャラ」ではない、やさぐれっぱなしの状態のジョーロに好意を示す三つ編み眼鏡のダサ娘・三色印菫子・
通称「パンジー」があれこれちょっかいを掛けてくるためにジョーロの振り回され方はいよいよ半端ない事に

342 :
一体この恋愛模様はどこに落とし所を見つけるの?と読者としては気になる展開が続くが、三人娘に加えてなんとサンちゃんまでもがジョーロに
「俺の好きな人は…」と始めてしまうので、いよいよ恋愛感情のベクトルは入り乱れ、収拾がつかない状態に至る。ここまで恋愛感情のベクトルが入り乱れる
ラブコメは去年MF文庫で比嘉智康が発表した「たまらん!」以来である。というか二巻が出ない「たまらん!」を待ち草臥れている人には是非本作を
読む事をお勧めしたい。本作もサンちゃんに憧れるひまわり・コスモス、パンジー、ジョーロが見事に二匹の蛇が互いの尻尾を飲み込もうとする「ウロボロス」
を構成しているのである。そしてこのウロボロス的恋愛模様がどの様に破たんして、決着するか、これが本作の見どころ

343 :
恋愛模様だけでも十分に読みごたえはあるのだけれども、本作はコメディーとしても秀逸。序盤のひまわり・コスモスの二人がジョーロに「私の好きな人」を
打ち明けてくる場面で用いられていた、同じシチュを繰り返すギャグ、いわゆる「天丼芸」が要所要所で用いられ、しかもタイミングが絶妙。読者が「来るぞ、来るぞ」と
期待を持ちあげた瞬間に「来たあーーーー!」と炸裂させるセンスが素晴らしい。また文章のテクニックも非常に特徴的。台詞と地の文が浸食し合うのは
ライトノベル表現の一つの特徴なのだけど、本作では地の文と台詞が完全に融合している様な錯覚を覚える程、登場人物が語り手であるジョーロの
モノローグにツッコミを入れまくり、ジョーロもそれに対し「お前はエスパーか!人の心を自然に読むな!」とツッコミを入れ返すのでノリツッコミのテンポに
地の文がブレーキになるどころかより加速させる役割を果たしている。ギャグと言うのはリズムとテンポが何よりも大切と言う事もあり、コメディー作品に
おいてこのラノベ独特の文章表現を見事に活用して見せた作者のセンスはちょっと計り知れない所がある

344 :
ここまで読んで「恋愛物かと思ったら完全にコメディータッチの作品なのか」と思われる方も多いかもしれない。だが、本作の凄い所はこれだけドタバタ喜劇を
演じておいて、終盤に怒涛の恋愛劇が用意されている所にある。自分を取り巻く四人の恋愛感情のベクトルが完全に入り乱れて身動きの取れなくなった
ジョーロがつい隠してしまった「とある事実」が切っ掛けで、それまでギリギリのバランスを保っていたコスモス・ひまわり・サンちゃんとの関係が破綻
他人の恋愛感情を利用して漁夫の利を得ようとした不届き者としてスクールカーストの最下層に突き落とされてしまうのだが、そこからの展開が素晴らしい
曲者・菫子の仕掛けた罠により、関係崩壊の真犯人を知ったジョーロが「お前が何を思おうと勝手だが、本気で人を想う他人の恋心を馬鹿にする事は許さねえ!」と
ゲスに構えて徹していたコバンザメの仮面すら脱ぎ棄てて、恋愛感情を嗤おうとした人間に食ってかかる所は本当の意味で「恋愛は本音が全て」という
恋愛劇の原点に立ち返って剥き出しの感情をぶつけ合う姿に「おう、良い青春劇じゃないか!」と感心させられた。最後の最後に三色院菫子が吐露した
「貴方を想う理由」で明かされる様に本作のベースには恋愛だけでなく、友情劇もしっかりと備わっており読み終わって得る感情には紛れもなく爽やかさがあった。この「本音」を巡って明かされていく二重三重のジョーロのキャラクター構造こそが本作における真の「見どころ」だと言えよう。まったくもって
見事としか言いようが無い

345 :
ぬるぽ

346 :
ベタなラブコメで始まった序盤からは想像もつかない二転三転の展開に、メタっぽい構造のキャラ造形、キレたギャグセンスとそのセンスを充分に活用する
文章表現の練り込み、ドタバタ劇なのに最後には「おー」と唸らされる爽やかな青春劇的要素まで盛り込んだ贅沢な一冊。今年の電撃の新人賞を全て
読んだ訳ではないが、恐らくはある種の秘密兵器として編集部が用意したであろう見事な作品。断然「推し」である。これは読まないと本当に損しますよ?

347 :
 

5つ星のうち 5.0 身も蓋も無い本音を晒してこその恋愛だ!ベタな序盤で油断させてから始まる怒涛の展開に驚かされる傑作ラブコメ, 2016/2/13
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/RUCON43ZP7SMW/

348 :
俺を好きなのはお前だけかよ、確かに面白かったんだけどクソヤボが褒めちぎってるとか最悪な気分だ
あのクズと同じものを気に入るとかまじありえねぇ

349 :
>>348
失礼なことを言うなよ

350 :
ネタバレ満載のクズレビューを垂れ流した上にそこら中のスレにコピペ絨毯爆撃してのうのうとしてるようなクズと同じものを気に入るってのはダメージでかいよ

351 :
>>350
>>196

352 :
「迫害不屈の聖剣錬師」を買おうか迷ってるんだが
あらすじでやけにボカされてるけど聖剣をどこに挿入するの?マ○コなの?
せめてそれだけ知りたい。マ○コじゃなかったら買わん

353 :
>>352
マルチR

354 :
大賞の「それよか」と金賞の「おれおま」読んだ。
どちらも学校カーストな話ではあると言ってよいのかね。
それよかはどこを切っても救いがなくて電撃よりもMW文庫のほうが向いてそうだったな。

おれおまは笑かしてくれたわ。
これ子ヤギたちを匿ってるって、その後の行動見るに
コスモスとひまわりが居たってことなんだよね?
この後続けても蛇足になりそうな気もするけど
ジョーロが革命をおこす話でもやるのかな。
まぁパンジーのエスパー能力笑えるから次も読んでいいかとは思った

355 :
大賞のそれよか読んだけど
まぁ概ねやりたいことは分かるんだけど流石に校長クズ過ぎんだろこれ
フォローは入れてたっつーけどフォローになってなかったからあんな大惨事になってんのに
なんで最後の最後まで偉そうなんだ・・・

356 :
大賞の売れ行きがいいようだが、三木大恥だな
新作の中では「こんなん誰が読むんだ」ってのが当たったわけだから
まあヤボ夫もそうだがブタ野郎読んでる奴が買いそうなことくらいしか予想つかないかな
むしろ萌えもへったくれもない作品が評価されたんだからいい面の皮だな

357 :
>>356
三木が鼻も引っ掛けなかったガガガっぽい硬派な作品が受賞して、しかもウケているってのがねえ
皮肉っちゃ皮肉だな

358 :
文教堂:書籍:週間ランキング 2016年2月8日〜2016年2月14日
電撃文庫
**2位 はたらく魔王さま!15
**4位 絶対ナル孤独者≪アイソレータ≫3 ―凝結者 The Trancer―
**8位 ヘヴィーオブジェクト バニラ味の化学式
*12位 デュラララ!!SH×4
*19位 マグダラで眠れ VIII
*22位 ただ、それだけでよかったんです
*41位 OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハト II
*64位 ヴァルハラの晩ご飯 〜イノシシとドラゴンの串料理〜
*72位 俺を好きなのはお前だけかよ
219位 超飽和セカンドブレイヴズ ―勇者失格の少年―
239位 竜は神代の導標となるか4
293位 コロシアム III

これは大賞売れてるのかね

359 :
良い位置なのは間違いないな
去年のパラスアテナとか沈んでたし

360 :
*12,603部 15/08/08 ***9日 OBSTACLEシリーズ 激突のヘクセンナハト T

これより上位ならそこそこ数字出そうだな

>>356
「こんなん誰が読むんだ」ってことはないと思うぞ
男子中学生の密やかな友情が次第に狂っていく過程とか女にウケしそうな感じがした
いずれにせよ萌え豚ウケしなさそうなのは確実だが

361 :
受賞作の初動は中身の良しあしで売れるわけじゃないからなあ・・・

362 :
>>355
あいつが自分の正義を振りかざす悪人だからこそ
敗北した拓の無様さが際立ってるって図なんじゃないか?


>>361
Twitterや口コミとかでじわ売れしてくれるのが理想かな

363 :
さすがヤボオ師匠が絶賛しただけはあるな

364 :
>>362
独自の教育方針が原因で生徒に死者が出た場合あんな態度取ってられると思う?
普通のイジメで死者が出た場合でさえ校長以下教育者がどんだけ叩かれてるかを考えるとさ
あの校長に「次」なんて無いよね、普通は。
その辺が引っかかってリアリティを感じられなかったわ

365 :
リアリティwwww

366 :
ん?最初からリアリティもクソもない話だって?
まあそれはそうかもしんないね

ただ主人公を始めとする生徒側は社会的立場を確立することの難しさがテーマの一つになってるわけじゃん
一方で校長はそうした問題と無縁であるかのような振る舞いなのが凄い違和感あるというか。
反発を招きやすそうな独自の教育法であるからこそ失敗すれば鬼のように叩かれるのは想像に難くないし、
だからフォローだって組織的にやるだろ普通なら
匿名でネットで相談に乗るのがフォローってそれギャグで言ってんの?とか思っちゃったわ

367 :
ただそれ、の校長は。
中学生時代の俺が持ってたイメージと近い。
今時の中高生がどうか分からないけど。今30、40代の人からしてみると変な感じありそう、

368 :
作者は21歳らしいからなぁ
ある意味リアルなイメージなんだろう

369 :
つーか、ヘビーOって売れてるんだな
なんかすっげぇ意外だ

370 :
5つ星のうち 2.0 説明、説明、また説明。停滞していた話を長い説明台詞だけで動そうというのは余りにも無理があり過ぎる, 2016/2/16
Amazon.co.jp: はたらく魔王さま! (15) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R10DSNZK2DMIJF/

371 :
エンテ・イスラでの傀儡勇者騒動が終わってから恵美の母親との関係を始め、どうにも停滞気味のまま話がダラダラ続いていたシリーズ、第15弾
本編より番外編の短編の方が面白く感じる様ではどうにも…と前巻のレビューで書いたけど、今度こそは話が動くものと信じて拝読

372 :
物語は学校で千穂が友達の佳織から想いを打ち明けた相手から返事を貰えないまま、クリスマスも普通にバイトで過ごす事を責められている場面から始まる
千穂自身、進展の無さに不満を感じながらも恵美や真奥が恵美の母親である天使・ライラから打診されている「仕事」の大きさに自分の無力さを感じたまま
何も出来ずにいた。悩みを抱えながらの学校からの帰り道の途上、千穂は真奥たちが打倒すべき相手として示された天使たちをまとめる「神」・イグノラの
息子である漆原と鉢合わせになる。真奥たちが自分の母親を倒す事になるかもしれないという話にすら大して関心を示そうとしない漆原は千穂に対しても
真奥が動かない可能性が出てきたから余裕が生まれたのではと逆に質問してくる。マグロナルドのバイトであった真奥に遂に巡って来た正社員に登用する
可能性を秘めた研修だったが、その為に真奥自身が留守にする事が増えていたマグロナルド幡ヶ谷店で退勤時間を目前に控えていた恵美の前に芦屋が
現れ、セットメニューを注文する。倹約家の芦屋が外食する珍しい姿に意外さを覚えた恵美は同じテーブルについて目的を聞くが、芦屋の口から出てきた
言葉は意外にも少し前に人間の身でありながら芦屋に想いを告げた梨香のその後の様子をかつての同僚であった恵美に問う物であった…

373 :
結論からざっくりと言えば確かに話は動いた。動いたんだけど、話の動き方…いや、「動かし方」が納得できる出来だったか、話として面白い物であったかと
言ったらかなり疑問だったと答えざるを得ない。もっとはっきり言ってしまえば個人的にはまったく評価できない構成の拙さばかりが目立つ巻になっていた

374 :
実質的な前巻から8ヶ月と決して短いとは言えない刊行間隔を置いて、エンテイスラでの大騒動以降停滞していた話をどう動かすのか?今回の興味は
そこに尽きるのだけど、動きとして目立ったのは世界の運命の行方ではなく、恵美とライラ(および父親ノルド)との親子関係、かつての仇敵でありながら
エンテイスラで助けられてから思いもよらない感情を抱く様になった真奥への恵美の想いの動き、あるいは人間風情と切って捨てようとした梨香に対して
未練を引きずる様な芦屋の動き、そして何より冒頭で展開された千穂の真奥に対する返して貰っていない告白の返事への動き、といった人間関係の変化、
特に恋愛系の動きの方が圧倒的に目立っていたし、これ自体は非常に面白かった

375 :
序盤で恵美がライラに対し天使であるライラが何故、先に死ぬと分かっている人間に過ぎないノルドと結婚するに至ったか、という話は「惚れたが最後」
という恋の本質を巡るやり取りになっていて、「勇者」という立場に縛られて生きてこざるを得なかったエミリアという少女の感情的な部分での解放へと
繋がる重要な要素が込められていたように思われる…実際今回遂に恵美は真奥に対する自分の想いを認めてしまったのでこれ自体は非常に大きな
進歩であり、話の展開としても多いに頷けるものがあった

376 :
同様に今回注力して描かれたのが芦屋である。無力な人間の身でありながら悪魔大元帥であるアルシエルに恋心を抱いていると告白した梨香を
真の姿を晒した上で「人間風情が」と斬って捨てようとしたのに、感謝の意まで示された事で思わぬ逡巡が心中に生じた事を隠せなくなっている
魔王城の主夫の姿は普段のクールな姿との落差もあって顔がニヤニヤしっぱなしのままであった

377 :
表紙からも分かる様に、今回はクリスマスを巡る話であって、来年日本にいるかどうか分からない面々がアラスラムスにクリスマスを教えてあげようと
色々画策するのだけれども、クリスマスの最大のイベントであるプレゼントが話を動かす決定的な要素になるとは…今回驚いた事に主人公である真奥が
ほとんど出て来ないと言う異色の展開になっているのだけれども、彼が「父親」として愛娘に本当に与えるべき物に気付く展開にはちょっと感動

378 :
…と、ここまで誉めたのに何で星二つなんてしょっぱい評価になったのかと言えば、これはもう話の動かし方に呆れたからだ、と申し上げざるを得ない
今回「神」イグノラを中心として天使たちの世界が如何に生じたのか、という背景がセフィロト絡みで明かされるのだけど、これがもう話にならない
全部が長ったらしい説明台詞で片付けるって、どういう事?まあ、小生の劣化の始まった脳味噌が情報処理に追い付かないという事は大いにあるが
下手っぴなSFもどきの話が主としてライラの口から垂れ流されたと思ったら、それが延々と続き、主たる登場人物はその間ほとんど動きもせずに
聞いているだけって…これはもう小説とは言えない。ただの情報の羅列ではないか!登場人物の動きで生じる人間関係の変化を描くドラマとはかけ離れた
SFにありがちな「設定バカ」的な世界観の説明でここまで10巻以上続いて来た話の世界観を更に肥大させた上に読者に納得して貰おうって…
作者自身が停滞した話を一気に動かそうとして焦った挙句、最悪手を打ってしまったとしか思えなかった。世界観が肥大するどころか崩壊したと言っても良いかと

379 :
主たる登場人物の動きを見たいのであって、作者の頭の中で思い付いた設定の羅列なんか読みたいとも思わないし、こんな雑な形で話を動かす事も
期待して無かっただけに、どうにも納得し難いものがあった。実際に恵美や芦屋、あるいは千穂が感情を示し、動く部分ではきっちりと読ませる話に
なっているだけに作者の実力を疑うのは早計なのだが、それでもこれはちょっとあり得ない。確かに小生は「話が動いていない」と文句を言い続けたが
これなら無理に動かさず、現代日本でワチャワチャやってる方が楽しめたのではないかと少々後悔している。期待が大きかっただけに動かし方の拙さに
しょんぼりとし、覚えきれない情報の羅列に絶望感すら覚えた一冊であった

380 :
追記
千穂が終盤で見せたゲートの描写だけど35年ばかり前に映画館でほぼそのままの物を見た記憶が蘇った。正直、出向いた先にギラーミンでもいるのかと…

381 :
 
5つ星のうち 2.0 説明、説明、また説明。停滞していた話を長い説明台詞だけで動そうというのは余りにも無理があり過ぎる, 2016/2/16
Amazon.co.jp: はたらく魔王さま! (15) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R10DSNZK2DMIJF/

382 :
ヤボオ、反論きてるぞコメントしてやれや


【はたらく魔王さま!】和ヶ原聡司 55 [無断転載禁止]&#169;2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1452089403/798

798 名前:イラストに騙された名無しさん@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/16(火) 20:51:15.81 ID:mRw0ag/L
糞読みにくい長文だね
そもそも人物動いてるのに何を読んでるのだろうか

小学生の読書感想文?
>全部が長ったらしい説明台詞で片付けるって、どういう事?
>まあ、小生の劣化の始まった脳味噌が情報処理に追い付かないという事は大いにあるが
>下手っぴなSFもどきの話が主としてライラの口から垂れ流されたと思ったら、それが延々と続き、
>主たる登場人物はその間ほとんど動きもせずに
>聞いているだけって…これはもう小説とは言えない。ただの情報の羅列ではないか

383 :
ここもワッチョイ導入できりゃいいんだけどな
まとめてあぼーん出来ないのめんどくせえわ

384 :
【はたらく魔王さま!】和ヶ原聡司 55 [無断転載禁止]&#169;2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1452089403/804

804 名前:イラストに騙された名無しさん@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/16(火) 21:03:01.78 ID:mRw0ag/L
矛盾した長文なんぞいらない
人の動きが面白い感動したと書いてて人の動きが無かったとか理解できないからね

385 :
総合避難所行けば海外経由の書き込みは弾かれるんだがな
あっちに行くのが一番簡単だと思うんだが

386 :
>>364
そもそもあの世界の世間では、人間力テストが原因とは思われてないんだろ
「全ては生徒Sが悪い」「Sは巧妙に人を追い込む悪魔だ」
教育についての批判は、せいぜい「Sのいじめを見つけられなかった担任にも責任があるのでは」程度

仮に校長自身も叩かれたとしても、校長にしてみれば人間力テストがこのまま立ち消える流れにならなければそれでいいんだよね
校長は「かつての教え子のような自殺者をなくしたい」って考えだから
より良い教育方法ができて世の中に広まればそれでいい

人間力テスト自体はこの事件で批判の対象になってない、なっててもごくわずかなら今後も継続していけるし

387 :
>人間力テスト自体はこの事件で批判の対象になってない

いや不自然すぎでしょそれ・・・
現実にイジメが原因で生徒から死者が出たらえらい勢いで騒がれるじゃない
原因はなんだ教師はなにをやってたんだ生徒側からの訴えはなかったのか
この辺は絶対追求されるよね
であの人間力テストは作品内でも懐疑的に見られてることはインタビューの下りでも分かる
マスコミからしたら絶好のネタでしょこんなの。叩かれないわけがない

388 :
>>387
人間力テストにおいて下位の人間がよってたかっていじめられるのならシンプルだから叩きやすいが
上位の人間達が一人の下位の人間によって支配されてたということになってるのに
むしろ、こんなのどうやって叩くんだ
被害者の遺書も、生き残った被害者の供述も揃って”S”についてしか言ってないのに

現実と違うから不自然だ不自然だっていうけど、現実的に見ればむしろマスコミからは
「Sの反社会性は人間力テストからも現れていた」って使われ方するだろ

389 :
>「Sの反社会性は人間力テストからも現れていた」って使われ方するだろ
んなアホな
人間力テスト自体が懐疑的に見られてることはインタビューの下りからもわかってることでしょ
なら世間一般の視点で「人間力テストからも現れていた」なんて使われ方するわけないじゃない?
「人間力テストが残酷である」という見方が一般に存在することもインタビューの部分からわかってる
ならむしろ「人間力テスト下位という結果に追い詰められた生徒が激発した」が普通の見方になると思うが。

390 :
>>389
インタビューによると懐疑的に見られてるって言っても、当初かつ一部の反応として言われてるだけだからな
作中描写における今回の事件に対しての世間の反応が「SR」に集約されてるのはTwitter検索のページからも明らかなのに
人間力テストは懐疑的に見られてるから批判されないのは不自然だとかいわれてもな


だいたい、散々見るに耐えない罵倒が書かれ、平気でいじめについても書いてた卒業文集が出てきたにも関わらず
事件を起こした加害者だという理由で
「加害者の反社会性に対する同級生の反応が現れている」とかコメントするのがリアルマスコミだぞ
こういう現実と真逆の反応するのが当然っていわれても

391 :
そういや小学生の時、人間力テストと同じ理論でクラス支配してたババア教師がいたわ
「通知表は左側のページ(成績欄)は無意味!右側のページ(コミュ力とかの欄)で評価されることが大事です!」
とか宣言して成績トップの女子をいびり倒したり今思えば完全にキチガイだったなアレは
とある訴訟の原告になって一時期新聞によく出てたけどまだ生きてんのかな

392 :
あんまリアリティを求め過ぎると何故、トイレをするシーンはあってもお尻を拭く描写は無いのかとか、そーゆう類のオチが付きそうなんだけど。
ほどほどが良いんじゃない?

393 :
>>383
串使ってるとワッチョイとかも変わるだろうから無意味じゃね

394 :
>ただそれ
MW文庫じゃなくて電撃文庫からなのは、その辺りのドラマ性重視な作品だからだろうなぁって感じはする

395 :
>>385
の通りに、避難所行って海外からの書き込みを弾くのが一番だと思うよ
SLIPは匿名ネットワーク通すヤツには用をなさない

396 :
総合避難所はIPでないから駄目

397 :
ネタバレ?実にくだらない。>>196
「他人の感想で自分の感想を肯定して欲しい」は理解出来ない。>>323
中身に触れずモノを語るのは不可能。>>324

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ただ、それだけでよかったんです (電撃文庫) 18人中3人のお客様がこのレビューが役立つと述べています
俺を好きなのはお前だけかよ (電撃文庫) 15人中5人のお客様がこのレビューが役立つと述べています
はたらく魔王さま! (15) (電撃文庫) 著者: 11人中3人のお客様がこのレビューが役立つと述べています

398 :
>>360
ip全く機能してないし海外弾いた方がまともになるんじゃないかな

399 :
大賞は、こういうものを対象に選んだことは評価できるけど、作品自体は別に、って感じ
こういうの読みたければ一般にもっと面白いのいくつもあるし
「ラノベなのにラノベらしくない、すげえ」って評価は何か本末転倒な気が
あと描きたいことに対する道具立て、舞台設定は甘い気がするなあ。上で挙がってる学校側の対応なんか特に
これがもっとSFみたいな設定だったら「色々あっておかしなことになってしまった世界」と丸呑みできるけど現代ベースだとやっぱり引っかかる
事件について語る以前に、このシステム自体どうなってんのよ?と

400 :
>>398
「395」の誤字ってことでいいんだよね
IP表示じゃないと電撃がまたステマやりかねん
ヤボ夫のレビューコピペは極論無視してしまえばそれで終わりだけど、ステマは一般読者と区別つかないからどうしようもない

401 :
>>399
俺はラノベらしくないとは思わないタイプだからなあ
むしろ昔のラノベはこういうのが多かったし
読めば読むほど一気に引きこまれたから、俺は作者の実力は本物だと思う

402 :
vvvvvvならワッチョイ導入でVPNをNGしやすくできるしIPも表示できるんじゃない?

403 :
>>400>>402
そうなんだよ、ラ板でIP表示できるんだよ
vvvvvvならばワッチョイとIPの2本立てになる
まあ自分みたいな●持ちは隠すこともできるけど
そんなことしたらかえって目立つのでやらない方がマシ
実際、裕時スレでキチPがID隠しやってるが、むしろNGしやすくなってる

ちなみに●持ちだとIDすら出ないスレも立てられる
「ステマ用」としてジョークで立ててしまうことも頭をよぎったがw
まあそれは完全に荒らしなので、絶対やらないから心配しないように

404 :
「ラノベなのにラノベらしくない」が評価されて、しかも売れてしまうってのは
そんだけ最近の「ラノベらしさ」に対して辟易してた人が多かったんじゃね

405 :
電撃の場合は先行作品があったのも大きいだろ
ある程度受け入れられる可能性は計算できた

406 :
>>402
それもありだね。貼るのは防げなくとも見るのは割と楽に防げるかも
>>403
●持ってる状態でもワッチョイとかは出るんだっけか
>>404
最近のラノベに多い文章タイトルものとかには確かに辟易してる

407 :
作者愛知県民なんだ
それなら教育絡みの人間がマジキチばかりだとしてもしょうがないかな

>>404
二割しかいないみたいだけどねw

ncode.syosetu.com/n3381db/

408 :
>>404
ただそれは読んでないからわからんけどガガガの江波がまさにそういう層の支持得てるんじゃないか?
ちゃんと続刊や新作出せるあたり評価だけじゃなく実際に売れてるんだろうし

409 :
>>403
IDなしでNGしやすくなるってどういう理屈なん?

410 :
>>409
【俺修羅】裕時悠示23【踊る星降るレネシクル】 [無断転載禁止]&#169;2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1454408313/36

36 名前:イラストに騙された名無しさん@転載は禁止 (ワッチョイ 1686-OeBt)[sage] 投稿日:2016/02/03(水) 22:49:58.55 ID:0/sK/yba0
>>34
NGNameに正規表現で、"^@転載は禁止"と入れる

411 :
>>410
いいことを教えてもらった。これ登録しておくわ、ありがとう。

412 :
>>406
変な小細工しなければワッチョイは出るし、IP出る設定ならIPも出る
しかも[上級国民]なんて恥ずかしい肩書ついた状態でなorz

413 :
竹岡美穂の挿絵のせいで、菅原が美少年になってしまったのが、「ただ、それだけでよかったんです。」
の最大の欠点だと思う。
紗世さんが主人公のシリーズが出てほしい。

414 :
ブサイクが主人公のラノベなんて誰も買いたくないし仕方ない

415 :
しかしまあ、今年の受賞作品は読んだ二作ともが好作という当たり年っぽいけど
問題は二作目が書けるか、だな。「これは凄いのが出てきた」と思っても二作目が書けない人多いし。
三年前にデビューした藤まるとか何やってんだか…。あれだけの才能を眠らせているのは余りに惜しい。

しかし某所で目にした「今回の受賞者駱駝の正体が三年前の某レーベルの大賞受賞者じゃないか」という
摩訶不思議な話は消えてしまった作家が再デビューするという夢を持たせる力があったなあ。

416 :
「わたしのおっぱい触らせてあげる代わりに、次の人間力テスト、わたしに投票してくれませんか?」


この台詞だけ見たら、主人公に好意持ってるヒロインのジョークに見えんでもないが
実際はこんなことつい言っちゃうくらい、テストのせいで病んでるだけってのがまた

417 :
あれはいい具合にキチガイじみてたな

418 :
ひねくれてるなぁ

419 :
ラ板の話を引き取る形になるけど、萌えもへったくれもない大賞作品が結構売れてるのな
先行作品である鴨志田のブタ野郎も、最初は全くといっていいほどプッシュされなかったし
ランキング入りすると決まってスルーされるような扱い受けながら
きっちりアニメ化ラインの初動1万5000を超えてきた
三木が言ううところの読み手が見える作品ってのはもはや考え方としては遅れてるんじゃないかなあ

420 :
三木理論はよくわからんからどうでもいいが
いい加減ここ何年も萌え萌え萌え萌えと、そういうのばっかり続いてたからねえ
ラノベ=萌え、ラノベ=馬鹿、ラノベ=つまらない、みたいな嫌なイメージがついて回ってた

この嫌なイメージを吹き飛ばす流れになってほしいな

421 :
前から思ってたけど電撃文庫ってほとんどの作家が電撃小説大賞出身だよな、何か拘りがあるのだろうか
web小説から直接拾い上げはしないし、他レーベル出身の作家もここ3年くらい新たに誰も来ていない気がする
KADOKAWAが運営するカクヨムにも電撃は一切関わってないみたいだし、web小説は相手にしないのかね

422 :
ホントかどうかは知らんが
ステマで風評が悪い電撃はカクヨムから切られて
だからおかゆやクズ聖剣はなろうで投稿してて
んでカクヨム叩いてるのは切られたこと逆恨みした電撃じゃねーの?
とかいうゴシップ記事を見かけた

423 :
>>420
水鏡みたいに「電撃的でない」と言われる未来しか見えんのだが

424 :
大賞がこんだけ売れても三木はしぶとく萌え作品のほうをごり押しそうな気配あるけどな
実際なんかキナ臭い感じになってるし

425 :
大賞のアマゾンレビューおもしろいな。

426 :
ラノベ板でさらに規制強化出来るのにシベリアでやり続ける必要あんの?

427 :
向こうでステマステマってはしゃいでる連中ときっちり棲み分けできるならいいけどな

428 :
規制強化にしても感想にしても現時点では反対が多いから
当面は現状維持でいいんじゃないかなあ
このスレを消化するまでに数カ月かかるから焦る必要もない
レス数800あたりから考えるくらいで十分だろ

429 :
>>428
で、なし崩しに導入に持ち込む作戦ですね。
協力しますよ。

430 :
>>416、416
とりあえず、ただそれ読了
拓と琴海が背中合わせになってる表紙だけど
あれって二人が性根が同じ(というかあの学校生徒全員に言えることだが)
だけど真逆な生き方してることの暗示っぽいなぁと思ったり
拓「他人しか見てないくせに僕を断罪するな」
琴海「友達(他人)の重さを知らない人には分からない」
中盤の決別シーンでそんなこと思った。

431 :
丁度ニコ生やってるしイベントで青春ブタ野郎のアニメ化発表とか?

432 :
>>430
「ただそれ」にかぎらず、たまに背中合わせの絵を表紙に使う本あるけど、
どうも、あの構図が好きになれないんだよなー、なんかカメラに尻向ける芸能人みたいで

まあ、好みの問題といえば、それまでなんだが

>>431
そろそろ、エロマンガ先生あたり、アニメ化しないかね
巻数的には1クールに足りるはずだし

433 :
>>430
あの話は中学生じゃないと成り立たないね
高校生だとある程度世界が学校の外に広がるから
あの糞みたいな体制から何で逃げないんだとなってしまう
>>730
鴨志田のスケジュールがそれどころじゃないだろ
鉄血外伝のシナリオ1人でやることになってるし

434 :
めちゃくちゃ面白そうなあらすじしてた電撃大賞読んだ!
面白いは面白いけどなんかもったいない作品だな
姉に語って聞かせるまでは滅茶苦茶引き込まれたけど最後の校長刺殺未遂とさよデレが意味不明すぎ、唐突すぎィ!
この作風なら都合のいいヒロインとかいらなかったんじゃないの?
逆にウソっぽく聞こえちゃうよ。
元々「羨ましいです」言われたくらいで惚れちゃう奴なんだから最後のご褒美もその程度のささやかなものの方が哀愁漂って良かったんじゃないかなぁ

435 :
でも久々に自分から読みたくなるラノベだったし、金払って良かったと思うわ

436 :
5/10発売
●魔法科高校の劣等生SS 【著:佐島 勤/絵:石田可奈】
●ストライク・ザ・ブラッド 15 【著:三雲岳斗/絵:マニャ子】
●Fate/strange Fake (3) 【著:成田良悟/原作:TYPE-MOON/絵:森井しづき】
●とある魔術の禁書目録×電脳戦機バーチャロン とある魔術の電脳戦機(バーチャロン) 【著:鎌池和馬/絵:カトキハジメ】
●安達としまむら 6 【著:入間人間/絵:のん】
●レオ・アッティール伝 IV 首なし公の肖像 【著:杉原智則/絵:岡谷】
●迫害不屈の聖剣錬師 2 【著:天羽伊吹清/絵:ひなたもも】
●セブンサーガ II 〜七つの大罪 氷の王国は怠惰に眠る〜 【著:和泉弐式/絵:まじろ、安彦英二】
●異邦の探求者 ―イストワール・エトランゼ― 【著:成田杣道/絵:白味噌】
●学園陰陽師 安倍春明、高校生。陰陽師、はじめました。 【著:黒狐尾花/絵:鵜飼沙樹】

437 :
ヘボジェクトの作者がバーチャロンってなんの冗談だ・・・

438 :
ウィザーズ・ブレインまだかよ……

439 :
来年にはきっと出るよ(´・ω・`)

440 :
5月ってこの10作だけ?

441 :
>>440
公式にはこれしか書いてないな

442 :
15冊とかあっても半分無視されるだけだしね

443 :
むしろ今までが多すぎたんじゃないか

444 :
昔は今月発売、来月発売分が
帯の裏面だけで二列並んでるくらい
少なかったからな

445 :
ところで新作の絵師が鵜飼沙樹って
ブラブレはもう諦めるしかないのか

446 :
いや、複数同時展開作品で絵師同じとか普通にあるじゃろ
今だとホライゾンとヘクセンとか

447 :
>>435
すげえ
ガチで1冊も買うものがない月とか久々だよ

448 :
禁書ってだけでバーチャロンのやつ気になるわぁ……

449 :
>>447
俺は今月が買うもの1冊もないわ

450 :
5つ星のうち 4.0 中編二本で描かれる非リア充たちの夏休み!領家の隠しきれない想いにニヤニヤさせられる場面は多いが、ストーリーのパンチ力が若干弱い, 2016/3/12
Amazon.co.jp: いでおろーぐ! (4) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R28PNEV9IKHXKP/

451 :
「リア充爆発しろ!」の声も勇ましくヒロインがアジ演説を繰り広げる反恋愛主義的ラブコメ、反恋愛を謳いながら主人公・高砂への想いを隠しきれていない
自家撞着娘・領家が雨降って地固まるの展開だった前巻から関係をどう進めるのか、今回もニヤニヤ出来る展開を期待しつつ拝読

452 :
物語は一学期も終盤近くとなった7月の昼さがり、領家が例の如く校門の上に立って帰宅中の生徒たちに反恋愛主義を説くアジ演説をぶちかましている
場面から始まる。梅雨の間、部室で特訓を積み重ねていた領家だったが生徒たちの頭の中は目前に迫った期末テストの事で一杯であり、反応は今一つ
憤慨しながら部室に戻った領家は高砂たちを前に「非リア充は試験で好成績を取ってもガリ勉呼ばわりされリア充たちの自己正当化の道具にされる」と
不満を隠そうともしない。そんな領家に同意する反恋愛主義青年同盟部の面々を前に瀬ヶ崎は勉強でリア充を見返す方法として生徒会が開催する
「部活動対抗成績リレー」なる催し物に参加する事を提案する。一位となった部活には伝統的に合宿に使われている旅館の使用権が与えられ、その合宿で
生まれるカップルも多いと聞かされた領家はリア充への反感も露わに参加を表明。高砂の家で勉強会を開催する運びとなるが、他人に頼れない分
自分で勉強する癖が元々備わっていた面々は勉強会そのものが必要無かったのではという状況に直面。こうして他人との関わりがますます減って行く
不毛な非リア充のサイクルに「……どうしてこうなってしまうんだろうな」と珍しく落ち込む領家だったが…

453 :
今回は領家や高砂といったいつもの面々の反恋愛主義者というより「非リア充」という側面に焦点を当てた夏休み会。夏休みこそ「リア充たちが調子に乗る
季節だ」とリア充たちへの怒りを隠そうともしない領家に反恋愛主義青年同盟部、なかんずく高砂が振り回される中編二本から構成されている。前半は
生徒会主催の部活動対抗成績リレーの商品である旅館使用権を得た領家が、仲間を引き連れて海へと出掛ける、いわゆる「水着回」。宿泊先である
旅館の娘の望まぬ政略結婚を防ぐべく高砂が一肌脱ぐ人助け話。後半は反恋愛主義青年同盟部の表の顔である「風紀委員」としてやっている恋愛関連の
相談を頼ってきた「超常現象研究部」の部長・上落合が持ち込んだ「悲恋の果てに消えてしまったかつての映画研究部の女性部員」にまつわる高砂の
調査を描いたある種のホラー話。人類を創造したと自称する女児の理解すら超えた摩訶不思議な現象に飲み込まれた高砂の体験を描いた異色作となっている

454 :
全体的にはラブ度高め。特に前回、新入部員として入ってきた大性欲賛会のスパイ・天沼皐が振り回して一時は高砂と絶交しそうになった領家が
これでもかとばかりに高砂への想いを隠し切れていない態度に徹しているので「反恋愛主義者の恋愛劇」を期待する読者の顔はニヤニヤしっ放しになろうかと
特に高砂がちょっとでも他の女性に目を向けようものなら「自己批判書を提出しろ!」と怒り狂うのに、水着回ではお約束キャラのナンパ野郎から
「俺の恋人だ」と助け出して「やり過ぎたから自己批判書でも何でも出す」という高砂に「これは不問に付す」と嬉しさを隠しきれない辺りは可愛過ぎて
ウヒャヒャと変な声が出そうになる事必至。電車の中で読む際には注意が必要。しかも作中で高砂と二人きりになると顔を紅潮させ目を潤ませて
「良い雰囲気」になるのに事あるごとにお邪魔虫が入るという天丼ネタにも楽しませて貰った

455 :
ラブコメだけで終わるのではなく、反恋愛主義者としての活動もしっかりと行っている辺りは本作らしい。毎度おなじみの領家のアジ演説は回を重ねる度に
バリエーション豊かになるけど、今回は海水浴場や夏祭りの会場でアジ演説。それぞれの場所の特徴を活かした演説芸は見もの。海水浴や夏祭りに興じる
リア充たちを「恋愛という物語」に踊らされているだけ、と断じるその内容は80年代末から90年代前半に大塚英志が語った「物語消費論」をベースにしてあり
単なる煽り芸とは一味違った不思議な説得力を持っていた(煽り芸の方も高砂が海水浴場でナンパ野郎から領家を助けようとした時の「大学デビューの
キョロ充」攻撃は良い味出している)

456 :
斯様に相変わらず反恋愛主義者によるベタ甘なラブコメ劇としては良く出来ているのだけど、星一つ減らした理由は各話ともに共通するオチの弱さで
ストーリーに決定的なパンチ力とでもいうものが欠けていたのが理由。前半の話は旅館の娘・文が直面した望まぬ結婚から助け出そうとして、その相手との
直接対決にまで至ったのは良いが、その相手が意外な正体を露わしたのにそこからその正体の意外さに見合うだけの展開が描かれなかった点がちょっと
気になった。後半の高砂による「映画研究会の消えた女性部員」探しもその怪現象の正体に途中で気が付いてしまい易い点が難。特に一肇の「フェノメノ」
シリーズみたいな「見えてはいけない物が見えてしまう主人公」の話を読み慣れていると怪現象の中心人物が誰であるか気付かずに読み進めるのは厳しい
そういう意味でストーリー展開にもう一捻り欲しかったとも言える

457 :
ちょっと意外だったのはエピローグ。甘々なラブコメで〆るのかな、と思っていただけに、領家の反恋愛主義の根っこの部分にある辛い経験から来る不安と
その不安を露わにした領家に対して「おまえに一生消えない傷を付けてやりたいし、俺もお前に傷を付けて欲しい」と語った高砂の姿からは、本作を甘い
ラブコメに終わらせず、今後何らかの重めの展開になる事も覚悟しておけ、と読者に対して告げる作者の宣戦布告の様な物を感じた

458 :
前巻のハードな展開から一転、読者の顔が終始ニヤニヤする様な甘いラブコメで楽しませた上で、領家と高砂の根っこの部分が見えた事で次巻以降、
二人の関係がどの様に変化していくのか非常に気になる「引き」で締め括られたシリーズ第四弾であった。相変わらずポテンシャルの高さを随所に感じさせる
今一番伸びを期待させる作家さんである

459 :
5つ星のうち 4.0 中編二本で描かれる非リア充たちの夏休み!領家の隠しきれない想いにニヤニヤさせられる場面は多いが、ストーリーのパンチ力が若干弱い, 2016/3/12
Amazon.co.jp: いでおろーぐ! (4) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R28PNEV9IKHXKP/
 
 

460 :
195 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/06(土) 09:49:20.77 発信元:122.221.166.26
まー、Amazonでレビュー活動しているとあれこれクレーム貰うのが日常茶飯事みたいになってくるけど
貰う回数が一番多くて、一番くだらんのが「ネタバレすんな」という奴だね。

Amazonのレビューってのはとどのつまり商品購入の参考材料にしか過ぎんわけだが、レビューを閲覧して
購入するかどうかの判断材料がどこまで必要かってのは当然のことながら閲覧者によって大きく異なる。
詳細な情報が必要な人もいれば、大まかなアウトラインだけ分かれば良い、という人もいる。

ところがこの手のクレームを入れてくる連中はどうやら自分の基準がネタバレの絶対基準だと思い込んでいるらしく
しかもその基準を一方的にレビュアー側に要求してくるのでまことに始末が悪い。

まあ、私自身サッカーなんかが好きで日本時間の深夜に開催されるヨーロッパのサッカーで気になる試合は
録画して翌日仕事が終わってから見ようとするからネタバレによって新鮮味が失われる、という気持ちは分かる。
分かるけれども、結局は新鮮味を守ろうと思うなら自衛する以外にない訳で、ネットの閲覧は極力避けるし
まして自分からスポーツニュースを見ることなんかありえない行動だと思っている。

ところがこの手のクレーマーは目を瞑り耳を塞いで自衛する代わりに他人に口を塞ぐ事を要求し
作品についてのどんな情報が書いてあるか分からないAmazonレビューを閲覧した挙句
「ネタバレだ」と大騒ぎするのである。これって戦場に自分から飛び込んで弾が飛んでくるのに文句言うのと同じではないか?

ここでグダグダ言っても仕方ないんだが、ネタバレに文句言う連中は目を瞑って耳塞いで最低限の情報しか
入ってこない状況を作って最低限の努力をしてから他人に何かを要求することを覚えるべきだね。実にくだらない。

461 :
322 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/13(土) 08:43:09.60 発信元:183.177.134.183
串使わなきゃモノが言えない人間の言う事に構うのもアレだが210.150.23.85の言うことは大筋で間違ってない。
レビューに「参考意見」じゃなく「同意」を求めてくる人間が非常に多いってのは間違いないんだよな。
で、その結果レビューが参考になったかどうかじゃなく、自分の意見と同じだったかどうかで
「参考になった」「参考にならなかった」を投票するってのは本当に厄介。

去年暮れのオフ会で私のレビューを読んでいると言ってくれた人も「全てのレビューに同意できる訳ではないが」と
言ってくれたけどそっちの方が当たり前。10人の読者がいれば10通りの評価がある方が当然だと思うんだが、
どうも世間はそう思わんらしい。私自身尊敬する他のレビュアーさんと意見が180度食い違うことなんかザラなんだが、
だからといってそのレビュアーさんが間違っているとか見る目がないとか思わない。
ただ、「そういう読み方もあるのか」と思うだけだわ。自分が気付かなかったポイントを指摘したレビューを見て
自分の読みの浅さを痛感させられる事なんて日常茶飯事だし。

そもそも他人に同意を求めなきゃ自分の感想に自信が持てないってのはどうなんだろうね?
自分の意見がマイノリティだったら他の読者に向かって「自分にはこう読めた」と言うのがそんなに怖いことなのか?
私自身が空気読まない人間だってことは百も承知だが、それにしてもこの「他人の感想で自分の感想を肯定して欲しい」
という考え方はちょっと理解できないな。

462 :
323 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/13(土) 08:59:36.90 発信元:183.177.134.183
付け加えて言えば、違う意見でも納得できるってのは「根拠の明示」が前提の話。
自分がこう思った、こう考えたのはこの部分が根拠、と明示してあることが絶対の条件。
それ無しにただ「面白かった」「つまらなかった」というのはただの感想文。
レビューには「客観的根拠」が必要だし、その為にある程度中身の詳細に触れるのは仕方ないと思う。
客観的根拠のない感想文で良いなら中身に触れずモノを語ることも出来るのかも知れないが
少なくとも根拠というものが必要なレビューにおいて中身に触れずモノを語るのは不可能。

463 :
5つ星のうち 3.0 良くも悪くも勢いだけで読ませる典型的バカラノベ。元気過ぎる雰囲気は嫌いではないがギャグだけは勢いだけではいかんともし難い, 2016/3/14
Amazon.co.jp: 俺たち!! きゅぴきゅぴQピッツ!! (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R1FFPYLI6Z4HEF/

464 :
第22回電撃小説大賞「電撃文庫MAGAZINE賞」受賞作

465 :
物語は主人公の高校生・陽方朝道が入学式で一目惚れした相手に意を決して告白するも「……無理です。ごめんなさい」という御断りの言葉で無惨に
玉砕した場面から始まる。その場で泣き崩れる朝道だったが、そんな彼に「お前、なかなか良い告白、したじゃねえかよ」と話しかけてきたのは普段は
目立たない日本史の教師で今年四十になる権田八兵衛だった。気が付けば権田以外にも自分と同年代の男子生徒が周りを囲み「よく頑張った」と
朝道を誉め称えていた。訳が分からない朝道に「俺達と一緒に恋路を探し、恋路を守る手伝いをしないか」と持ちかける権田。一週間後、朝道が権田に
連れて行かれたのは「捜査会議室」という看板がぶら下げられた謎の部屋。部屋の中で朝道を待ち受けていたのは99%は相手に想いを告げる事無く
終わってしまう学校生活の中に隠された恋愛感情、そんな恋心を捜査し解決に導く集団、恋愛警察・通称「Qピッツ」。「ファッション」「バリトン」「前歯」と
互いをあだ名で呼び合う、自称・恋愛刑事たちに早くも「サミー」と名付けられ、半ば強引に引き込まれてしまった朝道。そんな中やってきた「ボス」は
生徒会長の香澄歌織、朝道が入学式の朝に出会って一目惚れし、告白して玉砕した先輩だった。想いを殺しきれず泣き始めてしまう朝道を余所に
「一年三組隠れマドンナ純愛事件」についての捜査会議を始める歌織。一年三組の内気なバレー部員・真田由希子が身近な男子に言えない想いを
抱え込んでいる様子だという捜査報告を受けて恋愛警察「Qピッツ」が動き始めるが…

466 :
おう、久しぶりにこの手の純粋に「勢い」だけで読ませるタイプの作品を読んだ。細かい設定や論理的なストーリー展開とか一切無視、とにかくバカだらけの
登場人物に全力でバカやらせて、その勢いで終始駆け抜けるタイプの作品。取り合えず「キン肉マン」に「物理的におかしい」とか「設定が全部後付け」とか
ヤボなツッコミを入れる様な人は回れ右。何があっても「だってゆでだから」の一言で飲み込めてしまうタイプの人しか読めない作品である事だけは確か

467 :
物語は短い学生時代の間、ちょっぴりの勇気が足りずに告げられる事無く消えて行く恋愛感情を探し出し、告白できる様にもっていく、よく考えてみたら
迷惑と言うかおせっかい極まりない集団「Qピッツ」の恋愛刑事となった朝道が日本史教師にしてベテラン恋愛刑事の権田とコンビを組み、一年三組の
真田由希子が想いを向けている相手を探しだし、その想いを告白させる為に奔走する、というのが主な内容

468 :
しかしまあ、刑事が互いをニックネームで呼び合うってどこの七曲署だよ…最近のヤングにはネタのチョイスが古すぎて通用しないんじゃないかと
おっちゃん少しばかり心配になっちまったよ。その上で刑事ドラマはベテランと若手のツーマンセルで進めるという基本はしっかりと押さえているけど
よく考えたら主人公が絡むのは同年代の少年少女ばかりのラノベ界にあって主人公が終始四十過ぎたおっさんと組んでいるってのはかなり斬新では?
しかも基本引っ張り回されるだけの朝道に代わってこの四十代が強引な捜査で目立つ事、目立つ事

469 :
強引に「Qピッツ」に引きずり込まれながら他人の恋路の為に奔走する朝道は結構なナイスガイなんだけど、権田からいきなりダメだしされるぐらいに
歌織先輩への告白はかなりズレている。自作のラブソングをアコースティックギター掻き鳴らしながら歌うって…冒頭の「無理です、ごめんなさい」も
むべなるかな。歌詞を読むだけで「あ、ダメだこりゃ」となる事必至。そんなおバカな朝道が主人公たりえる理由はQピッツにも認められ「告白する勇気」
これだけだと「は?」となる方も多いと思うが。本作のテーマはまさにそこなのである

470 :
Qピッツで捜査活動に従事する事になった朝道は普段はやる気の欠片も無い日本史教師の権田がなんで他は生徒ばかりのQピッツに混じって、しかも
人一倍やる気を出しているかのかと疑問を持つ様に。とにかく捜査が始まってからは基本朝道は振り回され役で、実質的には権田が捜査を引っ張るので
あるが、この強引な理屈と押しの強さだけで捜査を進める権田が四十過ぎた自分がなんで生徒に混じって恋愛刑事なんかやっているのかを告白する
場面で吐いた台詞がリアル中年読者にはかなり強烈

471 :
「いいか!本当に辛い恋愛って言うのはな、始まりも終わりもしなかった、告白できずに卒業しちまった恋愛の事を言うんだよっ!」
「こっちはな、四十になっても夢に見るぐらい辛いんだよ!毎晩毎晩心臓を何度もぶん殴られる様な悪夢に魘されるんだよ!ハッピーエンドだろうと
バッドエンドだろうと、それは一つの物語に出来る!だがな、俺の子の告白すら出来なかった物語を、いったい誰が完結させてくれるっていうんだ?!
スポットライトすら浴びることなく、永遠に終わらない悲劇の物語の中で死を待つ気持ちが、お前らにわかってたまるかっ!」

472 :
 や め て く だ さ い 。 中 年 読 者 の 僕 の ラ イ フ を ゴ リ ゴ リ と 削 る の は 本 気 で や め て く だ さ い 。

473 :
いやー、バカラノベで即死系の台詞が出てくるとは思わなかった。こりゃ、中年読者には本物の劇物だわ。いい歳して独身だと事あるごとに昔の自分を
「なんであの場面でアタックせんかったんや…俺のヘタレ…」とか責めてばっかりだし。若い読者には痛々しいギャグとして笑い飛ばせるのだろうけど
リアル中年には笑うに笑えんわ…小生以外にも年の行ったラノベ読みがいるかもしれないので読まれる際には覚悟が必要だと警告させて頂く

474 :
終盤では権田に感化されたかのようにグダグダな状況の中、意中の相手にアタックした由希子が声を出せなくなるピンチに朝道が大奮戦してQピッツの
本領発揮と行くのだけど、ラノベで主人公が徹頭徹尾、他人の恋を後押しする話ってのは非常に珍しいと感じた。おバカラノベにしては意外なほどに
骨太なテーマを持っているなと感心した次第

475 :
ただ、満点をあげられるほど完成度は高くない。朝道が生徒会に入った経緯などは結局明かされずじまいだったし、脇役も権田を除けば作り込みが甘く
恋愛刑事たちもただ場の盛り上げ役として出て来た様にしか思えなかった。勢いで読ませようとするのは良いが、テンションのコントロールが出来ておらず
ギャグが上滑りしている場面もかなり多い。特に終盤で「恋ジャー部隊」が出てきた辺りからはストーリー上の必然性も大して感じられないモブが幅を
利かせていた為「ここはギャグに逃げる場面じゃないだろ?」とストーリーの流れを阻害するようなギャグの使い方に疑問を感じた。ギャグってのは使う
タイミングを間違えると寒くなるだけなので、この辺りはバカをやるにも計算が必要と言った所。朝道自身の物語にしても想いを寄せる歌織の扱いが
ひどく中途半端で肝心の部分は「以下次号」ではどうにもフラストレーションが溜まる

476 :
「告白する勇気」というテーマを掲げて、勢いで読ませようとする姿勢は良いけど、それでも最低限の作り込みはして欲しかったな、という印象の残った作品
主人公と中年男という珍しいペアで話を進める他の作家さんには無い発想力は惜しいので、もっと細かい部分、特にギャグを入れるタイミングや滑らない
ギャグセンスを身に付けるなど、精進して欲しい所である

477 :
5つ星のうち 3.0 良くも悪くも勢いだけで読ませる典型的バカラノベ。元気過ぎる雰囲気は嫌いではないがギャグだけは勢いだけではいかんともし難い, 2016/3/14
Amazon.co.jp: 俺たち!! きゅぴきゅぴQピッツ!! (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R1FFPYLI6Z4HEF/

478 :
なんか避難所の避難所が必要じゃね?もう。
会話するところじゃなく基地外が長文貼り付けるだけの場所と化してるよね
これじゃ覗く気もほとんど起こらんわ

479 :
この感想を元に話をしてくれてもいいんですよ?

480 :
bbsslipの使える板に移ってワッチョイであぼんするくらいしかないのかも
それでダメならもうどうにもならん

481 :
だったらラノベ板に戻ろう!

482 :
総合避難所使ってもいいんじゃね、あそこなら海外からの書き込みは弾かれる
ただしIPは出ない

483 :
なぜ嫌われるのかがマジでわからない

484 :
総合避難所はIP見えないから駄目だわ。電撃がまたステマしそう
ということで掲示板借りてきた。とりあえずIP強制表示、海外IP書き込み禁止の設定にした
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/10622/1457961659/
使うかどうかの判断は任せる

借りてきたもののヤボ夫荒らしが湧く前からそんなに書き込みはなかったし、今のままシベリアでもいいと思うけどねw

485 :
ワッチョイだけで多分足りるね。海外弾きもできればなおいいけど。IPは何の役にも立ってないからなくても良しw

486 :
シベリアなら結局IP表示でしょ

487 :
ここじゃワッチョイ使えないの?

488 :
使えるじゃん

今度から設定すればいいんじゃない?

489 :
ここをワッチョイ+IPにするわけか
それもいいかもしれない

490 :
>>489
おまえはほとんど影響ないから他人事だな

491 :
いや影響あるよ
この記号って端末固有のものだから調べようによっては個人(所有者)が特定できる
まあ犯罪でもない限りドキュモが開示することはないけど

492 :
タイ人さんこんにちは
>>490みたなレスあると大体は海外だよね
というループ

493 :
誰のせいでこんなクソ面倒話になってると思ってるんだかな

494 :
一番の問題点はそこまで対策やってでも語りたい作品が最近出てこない事だ(´・ω・`)

495 :
とりあえずそんな話ばっかりでも何なので血翼王読了
相当作り込んでる。ただそれだけに気候風土とか暮らしぶりとかの世界観が分かり難い、入りにくい感じもないではない
こっちが大賞で良かったんじゃないかなー。銀なのは人によっちゃバッドエンド扱いされそうなラストのせいだろうか

496 :
>>492
タイから繋いだらタイ人なのか
頭悪いんだな

497 :
ただのレビュワーごときに粘着する麻雀好きの荒らしのせいだな

498 :
>>497
あちこちで思いつきのガセネタをまくのやめな

499 :
>>497
麻雀ってどういうこと?

500 :
血翼王なぁ
タイトルとタイトルロゴのせいか
古臭くて地味な少女小説みたいで手が出にくいんだよな

501 :
そっかな、俺はむしろ如何にもファンタジーっぽい感じがして手が伸びた。血翼王

502 :
神戸の独身中年おる?

503 :
血翼王、世界観作りこむのはいいんだけど
設定の説明をしない、遅いと読んでてわけわからんくなるな

504 :
なんでも説明されてないとわからない僕ちゃんは絵本でもよんでな

505 :
神戸で妄想垂れ流してる独身のおっさんおる?


ライトノベル作家格付け3
http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/ranking/1393664246/750

750 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2016/03/12(土) 08:26:32.36 ID:ZD9gDOHr
まあ、ライトノベルを始め、2ちゃんねる上で起きている一連の出来事と並行して
昨年の秋頃から私が書いたレビューに香ばしいコメントを連投してくれている人物がいるんだが
どうもその人物は適当に付けたアカウント名に趣味が反映してしまうほど麻雀がお好きらしい。
足が付かないように自らカスタマーサービスに中傷コメントとして通報、削除させているようだが
コメントはレビュアーにお知らせメールで届くという事に思い至らん程度には迂闊な人物らしいね。

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org774727.jpg

506 :
>>499
ヤボ夫に粘着してる奴のアカウント名が「一気通貫」だからと思われる
にしても一円にもならんのによくあそこまで粘着できるねあの暇人

507 :
>>506
すぐ上にあることをいまさらw

508 :
闇スバル金特失敗でガラスのハート確定らしいな

509 :
スレ間違えたわ...

510 :
血翼王読み終わったけけど
なんかいま一つだなあ
>>503の言う欠点は確実にあると思う

511 :
>>510
欠点ならお前の想像力のたりなさだ

512 :
>>511
お前の欠点はベトナムから書き込んでる所だな

ここもワッチョイ入れた方がいいんでないの?

513 :
>>512
どこが欠点なの?
相手の接続元を論って何がしたいわけ?

514 :
血翼王、言血まわりの設定はたしかに最初うん?となったな
ただ少し我慢して読み進めば飲み込めるし欠点というほどかというと

515 :
ファンタジーなんだからその見えづらい部分を想像で補うのが楽しみなのに
>>503とか>>510とかはファンタジーはおろか本を読むのにむいてないと思うわ

516 :
ここまでムキになられると作者本人かその関係者なんじゃないかと疑いたくなるな
なんにしても人格攻撃に走るとアンチを生むだけだよ

517 :
>>516
お得意の陰謀論かい?

518 :
荒らしに説教したって効きやしねえよ。スルースルー

519 :
否定的な感想を言えば人格攻撃する奴が現れて
それをたしなめれば荒し扱いか
もう称賛する意見以外は書くなってことだな

520 :
>>519
そりゃしょうもない認定やってるからだろう

521 :
認定なんてしてないだろう
疑いたくなるなって書いただけで

522 :
疑う、思う、推測が免罪符になるとお思いか

523 :
> それをたしなめれば荒し扱いか

もしかして俺があなたを荒らし扱いしてるって言いたい?
だとしたら心外極まりないしあなたちょっと冷静になりなさいと

524 :
あなたは荒らしじゃないかも知れない、少なくとも損夏も花員だろうが
514みたいな「人格攻撃」は、そうやってあなたみたいな人の反応を引き出して雰囲気を悪くするのが狙いなんだから
レスしても無駄、思うつぼって話だよ

525 :
ごめん謎変換w

損夏ry→そんなつもりはないんだろうが

526 :
>>521
121.95.100.224(これも串)は串刺しまくってるみたいだし、相手にしない方がいいよ

527 :
>>524
向いていないってのが人格攻撃になるの?
そりゃあんまりだ

528 :
5つ星のうち 4.0 ジョーロが三股疑惑で再炎上。ギャグのキレは良いし、恋愛物としても王道ではあるが「詰め込み過ぎ」による端折り感が気になる, 2016/4/12
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (2) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2II5N46V1J5TJ/

529 :
5つ星のうち 4.0 ジョーロが三股疑惑で再炎上。ギャグのキレは良いし、恋愛物としても王道ではあるが「詰め込み過ぎ」による端折り感が気になる, 2016/4/12
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (2) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2II5N46V1J5TJ/

530 :
物語は相変わらずパンジーこと三色院菫子にまとわりつかれている主人公のジョーロこと如月雨露の多難な学園生活から始まる。前回の事件の影響で
これまで仲良しトリオだったサンちゃんともひまわりともギクシャクした関係が続き苦い状況が続いている中で、パンジーは何故かジョーロの母親と
仲良くなり、自宅にまで上がり込んでくる始末。自室でパンジーに真の姿を見せろというジョーロの要求をあっさり受け入れたは良いけど、サラシを取ろうと
した所でジョーロの母親が現れ大騒ぎに。てんやわんやの末にパンジーを送って行く事になった帰り道、ジョーロはサンちゃんたちと仲直りをしたいという
本音を漏らしてしまうが、パンジーは自分に見せている「俺」の姿を見せ素直になれば良いじゃない、とアドバイスをくれる。翌日、ひまわりの自宅前で
待ち伏せして土下座して詫びを入れたジョーロは思いの他あっさりと許して貰えるが、問題はサンちゃん。意地っ張りで負けず嫌いな親友と仲直りする為に
一工夫が必要だと判断したジョーロは果たし状を送り付けサンちゃんを屋上に呼び出す。何の用だと現れたサンちゃんにジョーロは定期試験を用いた
勝負を持ちだすが…

531 :
一巻からの刊行間隔が二ヶ月とやたらと早かったので「そんなに早く出して大丈夫なんだろうか?」と多少危惧するする部分が無いでもなかったが
全体を見れば普通に読める出来に仕上がっていた。一巻の驚異的なパンチ力は無かった物の、学園ラブコメというジャンルの中での一冊として見れば
充分に及第点をクリアできているかと

532 :
今回は前回描かれた一年前、サンちゃんが悔し涙を流した球場での事件を通じ、学園を代表する二人の美少女+パンジーという三人の少女と
不思議な縁で結ばれたジョーロが三股疑惑に巻き込まれてしまう姿が描かれている。勉強が苦手なひまわりやサンちゃん、ついでにコスモスさんと
定期試験を前に仲直りできたけれども、厄介な三股疑惑を持ち掛けてくるのは新聞部の女子部員・「あすなろ」こと羽立桧菜。興奮すると何故か
津軽弁になる猪突猛進なあすなろに、ひまわり・コスモス・パンジーの三人を弄んでいるという「三股疑惑」を突き付けられたジョーロは、再び
スクールカースト最底辺の惨めな境遇に落ちたくないと必死で否定するがそれなら密着取材をさせろと付き纏われる羽目に。更に学園の一大イベント、
三人の女子生徒と一人の男子生徒がダンスを舞う花舞展でジョーロが男役に選ばれた事で生徒会長のコスモスさんとも仲直りはできたが花舞展が
近付く程にジョーロの悪評を掻き立てる様な不穏な空気が醸成されていく、というのが主な流れ

533 :
相変わらずこの作者のギャグのセンスは素晴らしい。今回の新キャラあすなろがジョーロに接近して来た場面では、どこからともなくベンチが現れ、
ジョーロに隣に座る事を要求してきたり、前回散々笑わせてもらった天丼ネタを巻を跨いで仕掛けるわ、繰り返される流れにジョーロが「待て」と
ツッコミを入れたりしてメタな笑いを産み出す事で単純な前回の繰り返しにならないよう笑いとしてのパワーアップを図るなどなど、よく分かっているw
思わず「そ…それだよ!読者が求めているモノは!」とクロ高化するぐらい今回も笑わせて貰った。本当に笑いのツボというものをよく知っている
作者さんである。更に今回は遅れて登場してくる生徒会長のコスモスさんが抜群の存在感を発揮していた。頭は良い筈なのに、肝心の所ではポンコツ化
するキャラを今回もフルに発揮。今回はジョーロとペアを組んで動く場面が多いのだけど、一芝居打とうとする度に何故か口調がお武家様の様になり、
ジョーロにツッコミを入れられまくるなど今回もポンコツぶりは健在

534 :
ただ、単純なギャグに頼った作品で終わらない点も前回同様。花舞展という晴れ舞台の主役に選ばれて一緒に踊るパートナーにひまわり、コスモスが
選ばれたのは良いけど三人目の候補として選ばれた女子生徒に「学園を代表する美少女二人が相手では引き立て役にしかならない」という怪文書めいた
メールが配信されたりジョーロの三股疑惑を報じる新聞部の記事が漏れてしまって、再びジョーロが最低人間扱いを受ける羽目になったりと怪事件が
頻発。事件の裏で暗躍する黒幕の正体は割と読めてしまうのだけど、今回探偵役を務めるコスモスさんが明かす女心の厄介さは決して綺麗事では
済まない恋という物の面倒臭さを巧く描いていたし、危機に陥ったジョーロを助けるべく影で大活躍してくれた仲間との友情劇の部分も活きていた
特にジョーロが恋心から事件を起こした犯人に向かって「気持ちは分かるが許せない」と啖呵を切った理由に友情を挙げる事で本音むき出し人間の
ジョーロが単に利己主義者では無い事を印象付ける事に成功している。特に一巻からこの巻での騒動を通じてすっかりと打ち解けた仲になった
ジョーロ・ひまわり・コスモス・サンちゃんの輪にもう一人加えようというジョーロの想いと、その反映として本作の特徴である「あだ名で呼び合う関係」を
入れてきた場面では「巧い!」と賞賛したくなった

535 :
欲を言えば、前回ジョーロをスクールカースト最低に叩き落とした仲間たちとの仲直りがすんなりと成功した辺りは尺の問題もあるとはいえ、いささか
あっさりしすぎた感もあるかと。むしろ後半までギクシャクした雰囲気を引っ張る事でジョーロが再び陥った危機に「友情」を理由にキャラを動かした方が
本作のテーマの一つとしての「友情」は更に印象付けられたのではないか…と思わないでも無い。また、真犯人の恋心も最後の最後で明かすだけではなく
怪事件が頻発している辺りでもう少し明示的に描いても良かったのではないだろうか?ミステリー的要素は本作においては二の次なのだし、犯人探しを
読者が考えるべき主題にする必要はない訳で、伏せ過ぎた事で真相の唐突感を産んでしまった事は否定できない。最後に今回は使わないキャラを
「引き」として登場させるのは疑問を感じる。次巻への期待を煽りたい気持ちは分かるが、ちょっと露骨に過ぎないだろうか?

536 :
疑問を感じると言えば、作中でジョーロがよからぬ妄想に耽る場面があるが、

537 :
親愛なる我らが世界の支配者(イラストレーター)…神〈ブリキ)様!我に力を与えたまえ!
(読者サービスカット)
あざぁぁぁぁす!まじ、あっざぁぁぁぁす!

538 :
親愛なる我らが世界の支配者(イラストレーター)…神〈ブリキ)様!我に力を与えたまえ!
(読者サービスカット)
あざぁぁぁぁす!まじ、あっざぁぁぁぁす!

539 :
この程度の身内ぼめは作者の悪ノリとして「仕方がねえなあ」と苦笑して許せるけど、大して必然性の無い流れで挿入された以下のやりとり、

540 :
「明日からダンスの練習の時、日向さんと秋野先輩に変なことをしようとしたら、スティンガー君にスタバしてもらうから、気をつけてちょうだいね」
「は?スタバ?何でコーヒーショップにクワガタが……」
「何を言っているのジョーロ君?常識で考えてちょうだいな。スタバと言ったら……」
「スタバと言ったら?」
俺がキョトンとして首を傾げると、パンジーが一呼吸した後に、スッと、とある電撃文庫を取りだした。それは川原礫先生の「ソードアート・オンライン」だった。
ま、まさか……スタバとは!
「スターバースト・ストリームに決まっているでしょ?」

541 :
あのさあ…読書の途中でこういうのをやられるとマジで冷めるんだけど?誰のどういう意図が絡んでいるのか知らんが作者がせっかく良い作品を書いても
過ぎた商業主義が足引っ張るとかアカンやろ?このネタ入れる事考えた奴は猛省せい!作品全体の中でも浮まくっとるわ!

542 :
開示命令食らったら一発になったって分かってんのかなこいつ。って愚問だった

543 :
まあ、作品全体を見れば、一巻ほどのインパクトは無かったとはいえストーリーの展開もメリハリが効いていたし、テーマである本音と友情の関係も
掘り下げる事が出来ていたので満足度は高い。ギャグのセンスも読者の笑いのツボを抑え、テンポがよくキレていたのでコメディ作品としても素晴らしい
書くべき部分の取捨選択にまだ改善の余地があるとはいえ、デビュー二冊目でこれだけ書ければ立派なものである。三巻も更なる精進を期待する

544 :
5つ星のうち 4.0 ジョーロが三股疑惑で再炎上。ギャグのキレは良いし、恋愛物としても王道ではあるが「詰め込み過ぎ」による端折り感が気になる, 2016/4/12
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (2) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2II5N46V1J5TJ/

545 :
>>542
え、マジデ?

546 :
俺を好き2巻読了

つまらなくはないが、1巻を越える面白さはなかった
3巻も出るみたいだがヒロイン増量して凡百のヒロインレースで続くっぽいから続きはもういいかな
主人公がクソ過ぎで好感持てないのがダメだ

547 :
5つ星のうち 3.0 古事記由来の「海幸彦・山幸彦」の神話をベースに鹿児島の港町を舞台にした伝奇的要素の濃い異能バトル。発想は面白いが雰囲気の統一感に欠ける, 2016/4/13
Amazon.co.jp: くじらな彼女に俺の青春がぶち壊されそうになっています (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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548 :
タイトルを読む…わけが分からない、あらすじを読んでみる…もっとわけが分からない。わけが分からないなら読むしかない…というわけで拝読

549 :
物語は高校入学を機に関東から東シナ海を臨む鹿児島のとある港町に住む高校生・成瀬海人が新学期を迎えた海宝高校への通学路で新入生と思しき
一人の少女が海を眺めている姿を目にする場面から始まる。少女の面影が自分の知っている誰かに似ているなと思った海人だったが、いきなり背後から
背中を叩かれ仰天。海人の背中を叩いた親友の「笹美々とと」は「俺達もピカピカの二年生だな」と呑気な事を言うが、気が付けば少女は海人に視線を向け
突然「先輩、くじらぶかですよね」と奇妙な言葉を投げかけてくる。訳が分からない海人をよそに少女は「先輩はくじらぶかです。だからマッコウクジラ団に
入ってください」と更に要領を得ない事を告げて去っていった。そのまま半月ほどが過ぎ体育館の部活動紹介の場で壇上に姿を現したのは件の少女だった
海洋生物研究部ことマッコウクジラ団と所属団体を名乗った少女は「笹美々めめ」と名乗り、自分たちは海に関する相談を何でも解決して見せると豪語
唖然とする海人だったが、めめは壇上から海人を指差し「去年の遠泳大会で小魚の群をサメと勘違いしパニックを起こした挙句、溺れましたね」と暴露、
真っ赤になる海人に対して「これ以上恥ずかしい過去を暴露されたくなかったらマッコウクジラ団に入りなさい」と一方的に要求してくる。新入生が何で
自分の秘密を知っているのかと怪訝に思った海人だったが少女が名乗った名前を思い出し詰め寄ると、ととはあっさり彼女が自分の妹である事を認める
放課後、海洋生物研究部の部室に向かった海人だったがめめは海人を誘った理由を海人がくじらぶか、即ちジンベエザメ・恵比寿ザメであり、私たちの
中でも秀でた、選ばれた存在だからと一方的に捲し立てる。めめが普通じゃないと感じ取った海人は遁走するが、翌日には廊下にデカデカと張り紙が
なされ、「ジンベエザメの加護を受けた成瀬海人が入部したのでマッコウクジラ団は安泰、是非ご相談へ!」と書いてある始末。文句を言おうと廊下に
飛び出した海人は一年生に衝突、林陸呂と名乗ったその一年生に何故かマークされる事になるが、向かったマッコウクジラ団の部室は早くも相談者が
押し掛けていた。そんな相談者の中で陸上部の美少女で「高跳びの王子様」と呼ばれる四方屋が陸上部員が一斉に不調に陥った事を相談に来ていたが…

550 :
表紙やタイトル、あるいはカバー絵の雰囲気から中身が読めない作品というのはたまに見かけるけど、ここまで外見的なイメージと読んでみた感想が
かけ離れた作品と言うのもちょっと珍しい。タイトルからやカバー絵からは「ちょっと変わった学園ラブコメ?」みたいな印象を受けていたのだけど、
読み終わってみれば古事記ベースの伝奇系異能バトルだったという摩訶不思議な作品だった

551 :
物語の方は主人公の海人が「先輩はくじらぶか(ジンベエザメ)の加護を受けているからマッコウクジラ団に入りなさい」と強引に勧誘してきた少女、
友人の笹美々ととの妹・めめに無理やり参加させられた海洋生物研究部に入部させられた所から始まる。陸上部員の奇妙な不調に関する調査に
付き合わされた海人が黒い液とアンモニア臭にも似た真っ黒くグネグネと動く何かを目撃。その後も学園内をうろつき、黒い液を口から吐き出す幽霊の
目撃騒動などを通じて学園内の怪現象を調べて行った結果、海人が廊下で衝突した後輩・林陸呂がその中心にいる事に行き着くが、陸呂が
マッコウクジラ団が守っているという「トヨタマヒメの宝」を狙っている事が判明した事から海の生物の加護を受けた人間の集団であるマッコウクジラ団との
間に壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされる…というのが主な流れ

552 :
単純にジンベエザメを始め、海の生き物の加護を受けている特殊能力の持ち主たちが出てくるファンタジーかと思っていたら話の中盤で「トヨタマヒメ」という
名前が出てきた辺りから本作が伝奇系の色を帯びてきた事に驚かされた。最近のライトノベルにしては珍しく、鹿児島という実在の土地を舞台にしていた
理由もマッコウクジラ団の一人、鹿児島弁丸出しの美少女・潤芽先輩ぐらいしか思い当らず、「わざわざこの為に?」と疑問を感じていたのだけど、
古事記に記された神話、「浦島太郎」の原型とも言われる「海幸彦 山幸彦」の物語に繋がっていくとは…確かに豊玉姫を祭った神社は特攻隊で有名な
知覧のある南九州市にあるし、山幸彦の伝説は宮崎・鹿児島から琉球を舞台にしているとされているので鹿児島を舞台にする理由も明確に存在している
海人と陸呂の関係や、陸呂が武器として用いるのが釣り針であったりと色々と凝っている

553 :
序盤こそ学園物っぽい雰囲気だったけど、学園に怪現象を引き起こす黒いネバネバに取り憑かれた生徒の描写に始まり、やがて始まる陸呂との壮絶な
異能バトルはかなり血生臭い。一人一人は常人離れした異能を駆使するマッコウクジラ団だけど、そんな面々を鎧袖一触とばかりに簡単に薙ぎ倒す
陸呂はめちゃんこ残忍。武器である釣針で美少女も多いマッコウクジラ団の面々を殴るわ突くわ切るわ貫くわとやりたい放題。描写も結構エグかったりする
ので血の気が苦手な人は読む時にちょっと注意が必要かも

554 :
お話の方は海幸彦・山幸彦の兄弟という関係を主人公・海人の悲しい過去に絡めて、両親の離婚でバラバラになった家族と、かつては仲が良かった筈の
兄弟が生きて行く上で思い込まなければならなかった偽記憶、再会と悲しいすれ違いと関係の再生という展開へとまとめてあり、中々読ませる部分も多い
特に終盤のバトルでは海人が弟に悲しい想いをさせた事を悔いて必死で「兄ちゃん」たろうとする姿にはホロリとさせられる

555 :
お話の方は海幸彦・山幸彦の兄弟という関係を主人公・海人の悲しい過去に絡めて、両親の離婚でバラバラになった家族と、かつては仲が良かった筈の
兄弟が生きて行く上で思い込まなければならなかった偽記憶、再会と悲しいすれ違いと関係の再生という展開へとまとめてあり、中々読ませる部分も多い
特に終盤のバトルでは海人が弟に悲しい想いをさせた事を悔いて必死で「兄ちゃん」たろうとする姿にはホロリとさせられる

556 :
ただ、古事記に収められている神話の要素を取り入れて伝奇的な話を作ろうという発想は悪くないし、主人公とその家族を巡る基本的なストーリーの
組み立て自体も拾い上げ作家にしてはかなり上手いが、残念だったのは全体的な雰囲気にまとまりというか統一性を欠いている点。分かり易い所では
軽い学園ラブコメ調のタイトルや萌え萌えしたイラストはあまりにも作品内容と乖離している。このタイトルを考えた人間やイラストレーターをチョイスした
人間が本当に作品内容を把握していたのか極めて疑わしい。更にベースが日本の神話なのにモービーディックを登場させたり、異能が造り出す武器が
バズーカ砲だったりするあたりは作中の雰囲気を著しく損ねていたように思われた。せっかく伝奇系の話を作るのであればもっと雰囲気を造り込まねば
損する事に想い至らなかったのだろうか?更に作中で美少女キャラである四方屋に安易なお色気サービスをさせるのもどうかと思う。これも雰囲気を
損なう結果にしかなってないし

557 :
キャラクターも基本的な造りは悪くない。ボーイッシュなのに恋する乙女な四方屋や鹿児島弁でしか話せない事や好きな事を話し始めると止まらない事を
恥ずかしく思う潤芽先輩なんかはかなり個性を感じられた。ただ、その配置と言うか、主人公の相手役としてのヒロインとしての役割がメインヒロインである
めめの存在を食ってしまっている点は頂けない。ハーレム要素を持ち込もうとしたのかもしれないけど、どうにも中途半端さを感じ、キャラの良さを活かし切れて
いないように感じられた

558 :
あれこれ文句は付けたけれども、今時珍しい日本神話ベースの伝奇系の話を作ろうという発想は非常に貴重であるし、ストーリーの組み立て能力や
キャラクター造形にもセンスを感じる。造り込みという部分は書き慣れて行けば解決されるであろうし、今後も精進を続ければ才能を十分に活かして
新人賞受賞作家に負けない作品を創り上げるポテンシャルは感じられた。ちょっと血生臭い部分もあるけど、伝奇的な要素を含んだ話が読みたいという
方には手に取る価値があるかと思われる拾い上げ作家のデビュー作であった

559 :
5つ星のうち 3.0 古事記由来の「海幸彦・山幸彦」の神話をベースに鹿児島の港町を舞台にした伝奇的要素の濃い異能バトル。発想は面白いが雰囲気の統一感に欠ける, 2016/4/13
Ama zon.co.jp: くじらな彼女に俺の青春がぶち壊されそうになっています (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R126GO59KIWGXT/

560 :
 
5つ星のうち 3.0 ニコ生という新しい文化を通じて「ネットの向こうに本物の友人は存在し得るか?」という問いを投げ掛ける一冊。ストーリーにもう一つパンチが欲しい, 2016/4/15
Amazon.co.jp: 彼女と俺とみんなの放送 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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561 :
 
「ニコ生」…正直、おっちゃんはよく知らんのよ。自室で踊っていた女子中学生がはしゃぎ過ぎて親父さんに怒鳴り込まれたり、配信に夢中になり過ぎて
気が付けば背後で部屋が大炎上、というごく一部の目立つ部分は知っているけど、一般的にどんな人がどんな事をやって楽しんでいるの、と聞かれたら
「最近のヤングのやる事はよく分からん」としか答え様が無い。そういう「よく分からん物」を題材にしたラノベが出た事におのれの老いを感じつつ拝読
 

562 :
物語は四月も終わりを迎えつつある時期、主人公の高校一年生・播磨巧翔が教室で独りで、誰とも交流出来ていないという寂し過ぎる現状に愕然と
している場面から始まる。特に不細工というわけでもない巧翔だったが、中学生時代にはニコ生にハマって大物生主になったは良いけどネットに
のめり込み過ぎた結果リアルの友だちが一人もいなくなっていた。これではいかんと生主を引退し、高校デビューを狙った巧翔だったが勝手が違う
リアルでの人付き合いで大苦戦。その結果が入学して数週間経っても友だちが出来ないという現状であった。そんな巧翔が教室内を見回すと窓辺の
席に整った容貌が目を引く女子生徒・御山千遥が他の女子生徒の放課後の誘いを「今日は収録がありますから」と断っている姿が目に入ってきた
同じぼっちでもクラスメイトから声を掛けて貰える千遥ではぼっち同士の共闘も望めないと絶望する巧翔。仕方無しに夕方まで学校の屋上で時間を
潰す事にした巧翔だったが、退屈しのぎに見ていたニコ生に衝撃を受ける。「みんなが大好きな動物が学校をリポートする」というタイトルのその実況に
映し出されたのはライオンの覆面を被った制服姿の生主だった。見覚えのある制服と教室に目を引かれた巧翔は画面の片隅に自分の携帯に付いていた

563 :
筈のストラップが映り込んでいた事で映っている場所が自分のクラスだと気付く。特定される事に対しあまりにも無警戒なまま「外に出てみます」という
生主のおかげで自分の事までバレることを危惧した巧翔は慌てて教室に乱入。ライオン覆面の生主から持っていたパソコンを取り上げる。特定されたら
どうするつもりだと怒鳴る巧翔に「自分はパソコンで筋トレしていただけです」と言い訳していた生主は「ひょっとして貴方は特定厨ですか?」と戸惑いの
色を隠せなくなる。「後は勝手にしろ」と去ろうとした巧翔だったが、生主に呼び止められる。振り返った巧翔が目にしたのは覆面を脱いだ生主の姿、
それはまさかの御山千遥だった。翌日、教室内で関わりの無い筈の巧翔に平然とニコ生についての話を持ち掛けてきた千遥の非常識さに驚いて、
逃げ出す羽目に。その日も友だちが出来ないまま帰宅した巧翔だったが、なんと母親と仲良く話ながら千遥が待ち構えていた。自分に友人がいると
見栄を張っていた母親に真相がバレてはならじと自室に千遥を連れ込んだ巧翔だったが、ふとした事で自分が大物生主「タクエル」であった事が露見
自分の秘密がバレることを恐れた巧翔だったが千遥は突然弟子入りを申し入れてくる。千遥は何とか生主として成功したいのだと訴えてくるが…
 

564 :
 
んー、「ニコ生」という題材自体は珍しいけど読み終わって見れば割と王道のボーイ・ミーツ・ガールだったな、という印象。その上で、「ネットの向こうにいる
人々は真の友人たり得るか?」というネットが張り巡らされた現代社会を反映した様なテーマを掘り下げている辺りはなかなか面白かった
 

565 :
 
物語の方は中学時代は大物生主として多くのリスナーを得ていたけど、リアルの友人はゼロになった巧翔が学校での配信という特定に繋がりかねない
危なっかしい行為に及んだクラスメイトの千遥と関わった事で、巧翔が大物生主「タクエル」だと気付かれ弟子入りを申し込まれた所から始まる。生主として
配信をするのは良いけど、どうにもセンスがズレていて絶望的につまらない配信をやらかす千遥にFPSのプレー実況を手伝う羽目になった巧翔だったが
それが元でかつてコラボを断ったもう一人の大物生主「かりりん」こと峰岸花鈴に特定されてしまう。奇妙な縁からぼっちなのに両手に花の様な境遇に
なりリアルが充実していく巧翔だったが、ある日、千遥の自室での配信を千遥の父親に目撃されてしまった事で幸福な日々は断ち切られてしまう事に…
というのが主な流れ
 

566 :
 
「ネットでの付き合いなんて生身の人間同士の交流に比べれば紛い物に等しい」とその価値を頭ごなしに否定してくる人は少なくない、と感じる方も
多いかと思われるが、千遥の父親がまさにその典型例。面白いのは主人公である巧翔自身も冒頭で生主を引退し、リアルの世界に友だちを求める事に
ばかり価値を見出し、友人が出来ない事で自分を否定的に捉えている点である。つまるところ、巧翔はニコ生を通じて自分がリスナーに与えた物を完全に
否定してしまっているのである。その世間的な価値観に拘り過ぎる姿勢が揺れ動くのが後半でニコ生を禁止され、不登校に陥った千遥とのすれ違い
 

567 :
 
整い過ぎた容姿が仇となって中学時代は女子生徒から「外見だけ」と疎まれ、一人ぼっちになりやがては不登校に陥った千遥がネットの人気者「タクエル」に憧れて再び外に出る勇気を得た、という経緯を「つまらない事」と否定してしまった事で千遥との関係は一度終わりかけてしまうのだけど、自分を
追いかけ続けてくれたもう一人の少女「かりりん」に「自分が他人に与えた影響とその価値を勝手に否定するな!」と叱り飛ばされて、ネットを通じて
自分が作り上げて来たリスナーとの関係は本当に無意味だったのか?と自問するに至る展開は非常に現代的な問題の本質に触れていると思われた
千遥が「外見で人を呼ぶ配信なんてしたくない、自分は内面を見て欲しい」と訴える姿勢も含めて匿名的なネット社会での自己実現の可能性について
決して否定的に捉えない点もユニーク
 

568 :
 
ただ、テーマ的には面白いし、訴えたい事も非常に良く分かるのだけど、ストーリー的にはいささかパンチに欠けるという印象を受けた。ストーリーの
展開が予想通り過ぎるというか、読者の意表を突く様なストーリー構成の工夫をもう少し考えて欲しかった。巧翔が親に対して張ってきた見栄や
千遥が不登校に陥った中学時代何かをもう少し掘り下げてストーリーに絡めれば起伏が生まれたのではないかと思わないでも無い
 

569 :
 
「リアルな交流こそ価値ある物」として否定されがちな現代のネット文化を肯定的に捉えようというテーマは面白いし、そこにニコ生という新しい文化を
取り込もうというアイデア自体は非常に良かっただけに、あとはストーリーをどこまで練り上げられるか、という点を磨き上げれば独特の存在感を持つ
作家さんに成長できるのではないか、とポテンシャルは感じさせてくれた。本作で示したテーマ性の強さを失う事無く、次作に取り組まれる事を期待したい

570 :
 
5つ星のうち 3.0 ニコ生という新しい文化を通じて「ネットの向こうに本物の友人は存在し得るか?」という問いを投げ掛ける一冊。ストーリーにもう一つパンチが欲しい, 2016/4/15
Amazon.co.jp: 彼女と俺とみんなの放送 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R1JBLLUU1Z34VL/
  

571 :
フィジカは知識チート
生物学も医学もまともに成り立ってなさそうな世界感でなぜか一人だけ物知りな奴が上から目線
なろうでやれって感じ
どうでもいいところで行数稼ぎみたいな説明が入るのテンポ悪いし
語られる魔物知識とかがその辺で拾ってきた感じがして何とも薄い
コカトリスの尻尾が本体とかダンジョン飯かよ

572 :
コカトリスの尻尾が本体ネタは昔からのネタじゃね?

573 :
知るかよwチープだからチープだと言ったまでだクソが

574 :
古典ネタをチープと言うのは
本当にネタとして使われすぎている時しか通用せんぞ
今となっては、廃れて一回りして、逆に新鮮ネタに近い
なろうでやれ、と言いたい気持ちだけは分かるが

575 :
パラスアテナ一巻で切ったけど新作もダメなんか
いやもう買っちゃってるから読むしか無いんだけど

576 :
>>573
バカですって自己紹介?

577 :
てst

578 :
5つ星のうち 5.0 「島村抱月」という面白過ぎるキャラクターの内側を描いた、ある種の「愛情論」と言っても良い一編。前巻のネタばらし的な部分はお家で読みましょう, 2016/5/12
Amazon.co.jp: 安達としまむら (6) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2VJMONBLO71WJ/
 
 

579 :
「クレイジーサイコレズ」vs「空気投げの達人」みたいな様相を呈し始めた前巻からいよいよ、物語の行く末が読めなくなってきた入間人間の人気シリーズ
「安達としまむら」だけど、個人的には記号的な部分が感じられる安達よりも中身の読めない女・しまむらの方が興味深い。世間的には安達の方がキャラが
濃いと思われているかもしれないけど、「こいつ何考えて生きてんだ?」という興味がわくのは俄然しまむらである。前巻で電話越しに4ページを超える
大暴走を仕掛けてきた安達を「めんどうくさい」の一言で斬って落とし、妹や樽見に手を引っ張られながらも、その全てを払いのける様な島村抱月という
少女が何を考えているのか?尽きない興味を満たすかの如く拝読

580 :
 
物語は夏休み、しまむらを遊びに誘おうとやって来た安達だったけど、お盆は一家で田舎の祖父母の元に三泊四日の帰省をするから、というしまむらの
素気無い返事にあっさりと機先を制される羽目に。出発間際になっても当然といった顔をして島村家に居座ろうとするヤシロも無事追い出して祖父母の
元に出発したしまむらだったけど、お目当ては祖父母の飼い犬である老犬・ゴンであった。白内障で左目は光を失い、老いも衰えも隠せなくなっている
ゴンの姿を目にした事でしまむらの胸には「来年はあるのか?」と言い様のない不安が立ち込める事に。幼い頃に初めて出会ったゴンに情が移り
帰る間際にはゴンと別れたくないと大泣きをして別れを惜しんだ事を思い出し、ゴンの与えてくれた温かさを忘れたくないと強く願う様になるしまむら
やるべき事も無い祖父母の家での無聊を慰めるべく、ゴンを連れて川へ釣りに出掛けるが、やはり脳裏をよぎるのは幼い頃に川へ出掛けた自分を
迎えに来た祖母が滑って頭を怪我した事に対して芽生えた罪悪感や、他人に借りを作る事が苦手で「優しくなれない」自分への不安だったが…
 

581 :
 
前半丸ごと、しまむら特集だけど個人的には大歓迎。上にも書いた様にあからさまなコミュ障の安達と違い、表面的には人付き合いが良い様に見えて
その内側には安達なんかとは比べ物にならない程、硬い壁を持つ島村抱月という少女が自らをどう捉えているのか、かなり明確に描かれていた
「優しくされるのが辛い」、「優しくなれないのが辛い」、「借りを返せないのが辛い」、「本気で想いを注ぎ続けた対象を失うのが辛い」……祖父母の家に
帰省中のしまむらの内面は思いっきりブルーである。何より来年はもう温かさを与えてくれないかもしれないゴンの事を想うだけで真っ暗な気分になる
しまむらの姿にはこれまで読者に見せてきた顔との落差もあって、何と言うか、非常に意外な印象を受けた
 

582 :
 
どれだけ愛しても、永久に愛を返してくれなくなるかも知れない相手とどう向き合うか?完全にどつぼにハマったしまむらに婆ちゃんが掛けてくれた言葉が
実に良い。「あんたは潔癖過ぎる所があるね」、「そんなに律儀に生きなくても良いんだよ」、「周りとの関係を真っ平らであろうとしすぎる。高さがある事を
不自然に思う。あんたはうちの娘の子供とは思えないぐらいに誠実な子だよ」……借りを作れば返さねばならない、愛を与えられたら同じだけ愛し返さねば
ならない、無意識のうちに島村抱月を縛り、返せるだけの借りしか作らない、という歪んだ人間関係の中にしまむらを閉じ込めていた価値観をあっさりと
突き崩す様な祖母の歪みも含めて受容する様な包容力の描き方が実に素晴らしい
 

583 :
 
「借りを返せないようならば自分に愛される資格は無い」というしまむらの愛情観は何とも生き辛かろうな、と思わざるを得ない。相手本位に過ぎて、自分が
どこにも存在しない様に思われるからである。そんなしまむらに祖母が示したのは相手を好きだから、今与えておかかないと、与えそびれてしまうから、
という自分本位の愛情の在り方、と言うべきかと。相手から嫌われる事も迷惑がられる事も込みで示す愛情の在り方があっても良いのだ、という考え方が
しまむらを根本から変える過程が本作の肝である
 

584 :
 
ぶっちゃけ、狂ったように愛情を与えてくる安達を扱いかねていたしまむらだったけど、安達に見せた冷淡とも思える態度の底にあったのは「そんなに
愛を与えられても、返せないし、迷惑だ」という考え方だったのかな、と思う。そのしまむらが祖母の薫陶を受けて、自己本位な愛の与え方を学び
他人が自分を愛そうが、愛すまいが、そんなのは関係ないという考え方を知った事で、少しずつ安達を受容できるようになり関係がどのように変化するのか
今後の展開に期待するのはその辺りだろうか?
 

585 :
ようやくフィジカ読み終わったけど言われてるほど悪くなかったな
まあ普通に読める
なぜか一人だけ物知りとか言ってる人いるけど
そういう公式チートだって説明されてたがなあ

586 :
 
ぶっちゃけ、狂ったように愛情を与えてくる安達を扱いかねていたしまむらだったけど、安達に見せた冷淡とも思える態度の底にあったのは「そんなに
愛を与えられても、返せないし、迷惑だ」という考え方だったのかな、と思う。そのしまむらが祖母の薫陶を受けて、自己本位な愛の与え方を学び
他人が自分を愛そうが、愛すまいが、そんなのは関係ないという考え方を知った事で、少しずつ安達を受容できるようになり関係がどのように変化するのか
今後の展開に期待するのはその辺りだろうか?
 

587 :
 
こうやって書くとちょいとばかり重い話の様に思われるかもしれないが、実はシリーズ始まって以来、一番笑った回だったかもしれない。特に前回見せた
安達の大暴走電話は「ヤンデレの長語りなんて今や珍しくも無いし、入間人間ほどの作家が随分と平凡な事をするのだな」と思っていたら、今回その
客観的真実が明かされ大爆笑。前回のアレが安達の主観世界だったとはwww客観的に聞くとクトゥルフ的な謎言語と化し「ワンスモア、プリーズ」と
言いたくなる様な代物だったとか…思わず、呼吸困難に陥りそうになったぐらい笑わせて貰った。本作のもうひと組の百合カップル日野と永藤の関係も
更にまた一歩前進。前進するけど永藤の発想が斜め上過ぎて、これまた大爆笑。女同士では永久就職は無理だけど、目指す方向はそっちなのかとw
 

588 :
 
お馴染みの入間ワールドのリンク先は「クロクロクロック」。陶芸家・緑川に弟子入りしたあの娘っ子は意外なぐらいに愛されていたのだなあ、と
しまむらの祖父母のご近所さんを通じて思い知らされた
 

589 :
 
終盤で文字通り「血を吐く様な」一世一代の告白を行った安達だったけど、お盆の帰省を経て人間的に大きく成長したしまむらが彼女をどう受け入れるのか、
その一方でしまむらに「均等に愛を与える必要の無い相手」とでも言うべき扱いを受けた樽見がどう反撃するのか、興味は尽きない。ドラマとしても面白く
愛情論としても十分に楽しませてくれたシリーズ第六巻であった

590 :
5つ星のうち 5.0 「島村抱月」という面白過ぎるキャラクターの内側を描いた、ある種の「愛情論」と言っても良い一編。前巻のネタばらし的な部分はお家で読みましょう, 2016/5/12
Amazon.co.jp: 安達としまむら (6) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2VJMONBLO71WJ/

591 :
>>585
説明があろうがクソはクソだ分かったか糞

592 :
ラ板のgdgdで電撃スレ全部死んだけど、立て直す?

593 :
まだあっちで捨馬だ三木だってわちゃわちゃ騒ぎたいんなら勝手に立てればいいじゃん
好きにしろよんなもん

594 :
次スレ立てたけどオイコラでテンプレ貼れないので、どなたかテンプレ貼りお願いします
【脅迫・荒らし・ステマ】電撃文庫総合305 【角川AMW】 [無断転載禁止]?2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1464037911/

595 :
まだ立て直されてない作家スレがいくつもあるわけだけど、
再生しないときはここで感想語ってもいいのかな?

596 :
来月の新刊、くっそつまんなさそう…

597 :
5つ星のうち 4.0 「生きる」、「生きて在り続ける」。その選択の「尊さ」、「美しさ」、「儚さ」……そして「罪深さ」を真正面から描こうとした一冊, 2016/6/11
Amazon.co.jp: 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R19EU6MZYJL96M/

598 :
「お前が無為に過ごした『今日』は、昨日死んだ誰かが必死で生きようとした『明日』だったんだ」という言い回しは折に触れては耳にする所ではあるけども
そんな重たい言葉を真正面から投げ掛けられても普通の人間には「そんな事を言われても」と途方にくれるか、精々が「他人の事なんか知った事じゃない」
と必死でやり過ごそうとするのが至極普通の受け止め方かと思われる。個人的には実際に「生きて在る」人間であればその受け止め方は尤もだと思う

599 :
自分の未来が他人の未来と交換可能であると考えるのはどうかしているし、仮に交換可能であったとしても交換対象である相手の未来がごく近いうちに
途切れてしまう、先の短い未来だと知って取り換えようとするバカも居るまい、とも思う。誰だって自分に残された時間=可能性を失いたくは無いからだ
他人を見捨てでも「生きて、在りたい」と願い続けるその姿勢は限りある弱い存在である人間が背負った原罪であり、だから人間は自分が生きているという
「罪」をやり過ごし続けている存在なのだ、とも言える

600 :
ただし、その未来の交換相手が自分の過去における掛け替えの無い大恩人であり、それまでの人生における辛い場面で何度も支えとなってくれた相手
であればどうだろう?そう簡単に「やり過ごす」事ができるだろうか?返しようも無い程に恩を受けた相手を見捨てる事を先述した様な「所詮、他人の事
だから」とバッサリ切り捨てられる程に強い人間も中々いないという事ぐらいは知っている人も多かろう。その決断を下せるほどに冷徹になれないからこそ、
この究極の選択を前に人は途方に暮れるのである

601 :
鴨志田一の人気シリーズ「青春ブタ野郎」の第六弾。主人公の咲太が妹の「花楓」を取り戻す代わりに「かえで」を失うという衝撃的な展開を描いた前巻から
9ヶ月待たされて突き付けられたのは、上に延々と書いた何とも途方に暮れる様なテーマであった。前巻の「かえで」の喪失を受け止めきれずにどん底に
落ち込み切っていた咲太の前に二年ぶりに現れて二年分年を取った様な姿を見せてくれた牧之原翔子。「花楓」に対する虐めから始まった乖離性障害と
それに伴う家庭の崩壊でボロボロになった咲太を癒し、「より優しくなるため」という人生の意味を教えてくれた女子高生が女子大生ぐらいの姿となって
梓川家に投宿。運が悪い事にそこへ咲太の年上の彼女である麻衣が現れてど修羅場な状況が生じてしまった場面から物語は始まってしまうのである

602 :
扱うテーマは重たい本作ではあるけれども、序盤の展開は徹底してラブコメその物。ちょっと目を離した隙に「かえで」を巡って咲太が危機的状況に陥った
にも関わらず、それを救ったのが自分では無くある種の「元カノ」だったという事で恋人として立ち場が無くなった麻衣との関係がギクシャクしてしまうのは
当然なのだけど、それに加えて麻衣の誕生日をすっかり忘れるというあり得ないミスが重なった咲太の行動が高校生離れしている。まさか最終便の
北陸新幹線に飛び乗って神奈川県の藤沢から真衣先輩のロケ地である金沢まで行ってしまうとは!そりゃ麻衣先輩も二人羽織ぐらいは許可するってもんで
しかも翔子に張り合って梓川家で寝泊まりし様とするし…あーもう、畜生、リア充爆発しろw

603 :
序盤の軽いラブコメ展開が落ち着くと、いよいよ本番「なぜ牧之原翔子という一人の人物が中学生の姿と女子大生の姿で同時に二人存在しているのか?」
というSF的な問いが読者に投げ掛けられる。投げ掛けられる問いはもう一つ、翔子が姿を露わした途端に再び血を流し始めた咲太の思春期症候群、
胸に生じた三本の傷が生じた理由も謎として立ち上がってくる。前巻までは妹を助けられなかった悔いの象徴であると思われた傷が、なぜか大人の姿の
翔子が姿を現す度に血を流す、その秘密を巡って物語は進行する

604 :
大人翔子が梓川家に居続けたり、果ては咲太を誘い出してデートに連れ出した挙句、見学に訪れたチャペルでウエディングドレス姿を見せてくれるなど
(ちなみにこの場面でいつもの前作キャラのカメオ出演が…あんたらまだ式挙げて無かったんかい!)幸せを満喫する一方で、対照的に悲劇を背負った
キャラとして描かれ続けるのが既に物語の舞台に登場していたキャラである中学生の翔子。生まれつきの心臓の障害で入院生活を送り、医師からは
「中学を卒業できないかもしれない」と過酷な運命を突き付けられた彼女がずっと持ち続けていた一枚のプリント、小学生の時に授業の一環として
渡されたものの高校以降の空白を埋められないままの「将来スケジュール」がこの上なく重い。小学校一年生で「お花屋さんになりたい」と無邪気な夢を
口にした途端、担任の女教師が泣きそうになった姿を見た事で「自分は将来を望んではいけない、望む姿を見せてはならない」という年頃に見合わない
「我慢」を身に付けてしまった翔子という少女の覚悟の痛ましさが読者にとっても身を刻まれる程に辛い。幼い翔子が周りに負い目を抱かせまいと
笑顔で振る舞う姿が、また歯軋りしそうなほどに痛ましい

605 :
幼い翔子が咲太に相談してきた「知らないうちに高校以降のスケジュールが書き込まれていく将来スケジュール」と理央の天才的な頭脳によって意外な
ほど早い段階で大人翔子の正体は露見するのだけれども、それが救いでは無く、新たな絶望へと繋がってしまうのだから、本当にこの作品は救いがない
大人翔子の胸に残る一本の傷跡、心臓のドナーが見つかり、移植手術を受ける事が出来た証明であるそれが、究極の選択を咲太に突き付ける事になる
展開は前作の主人公である空太が函館で突き付けられた選択に似た部分があるけれども、選ぶ相手は自分を想う少女二人でありながら、同時に
自分の恩人の未来と、自分自身の未来なのである

606 :
幼いながらに周りの負担になるまいと過酷な運命に耐え続けてきた「翔子ちゃん」と、二度に渡って自分を絶望の淵から救い上げてくれた「翔子さん」
いつもの年上の恋人としての、当世切っての売れっ子モデルにして天才女優としての余裕の仮面をかなぐり捨てて感情を剥き出しにした麻衣先輩
そしていつものクールな態度を保ち続ける事が出来ずに感情だけの言葉を叩きつけてきた理央…あらゆる想いが咲太を縛り、振り回す後半から
終盤に掛けての展開は「誰かが願った明日の為に、自分の明日を差し出す事が出来るのか?」という究極の選択を突き付けられた、弱く限りのある
人間である咲太の姿を真正面から描いており、読んでいて何度その風景から色が消えて行く様な選択の「重さ」に絶句させられたか分からなかった

607 :
そして絶望的な苦悩の果てに咲太が真実に辿り着き「翔子さん」が企てていた、ある意味罪としか言いようが無い選択を取らざるを得ない咲太が
その罪を負わずに済むよう仕掛けた計略に気付いてしまった事が最終的な悲劇に繋がってしまう…何とも最後の最後まで絶句の続く一冊であった
何をどう選んでも誰かの絶望に繋がってしまう様な「選択」。これ程のテーマををライトノベルという盤上で展開させて見せた鴨志田一の蛮勇とでも言うべき
鋭すぎる作家性は現在の作家性など押し潰されてしまいそうなラノベ界において奇跡と言って良いのではないだろうか?

608 :
…で、これだけの作品を突き付けられて、なぜ星が一つ足りないのか、と疑問に思われる方もおられると思うが答えは簡単。本作は完全なる「引き」で
終わっているのである。つまり一番衝撃的な場面での「次回へ続く」で終わっているのである。次の回は今年十月であるそうだが、果たしてこの「引き」に
見合うだけの次回が用意されるのか、衝撃のあまりの強さに不安は募る一方なので、読者として何とも辛い四ヶ月となりそうである。それなら四ヶ月間
「積ん読」にしようかと思う方もいらっしゃるかも知れないが、バカな事はお止めなさい。今すぐ読んで、辛い四ヶ月を送るべきである。辛さを耐えしのぶ
だけの価値がある一冊なのだから!

609 :
5つ星のうち 4.0 「生きる」、「生きて在り続ける」。その選択の「尊さ」、「美しさ」、「儚さ」……そして「罪深さ」を真正面から描こうとした一冊, 2016/6/11
Amazon.co.jp: 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
http://www.amazon.co.jp/review/R19EU6MZYJL96M/

610 :
5つ星のうち 5.0 感情が高ぶると溶けてしまう奇妙な体質の女の子と希薄すぎる自分の存在感に悩む少年が不器用ながらも少しずつ距離を詰めていく様を丁寧に描いたラブコメディ, 2016/6/12
Amazon.co.jp: 彼女はとても溶けやすい (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3KAY0BSB1P81Y/

611 :
丸山英人という作家について思う所を素直に申し上げれば「個性的なヒロインとハートウォーミングな雰囲気は良いのにストーリー構成が今一つで折角の
個性を活かし切れずにいる作家」という事になるかと。独自性のある作風の持ち主が消えるのは惜しいと思い「今度こそは化けてくれ」と念じつつ拝読

612 :
物語の主人公は久田深弥、高校一年になったは良いけど彼の悩みはどうしようもなく薄い自分の存在感。出産を終えた母親が退院する時に赤ん坊だった
深弥を病院に忘れていったという逸話が残る程の存在感の無さは義務教育期間中に築いたささやかな交友関係を高校入学と同時にリセットされてしまった
事で、半月経っても顔見知りすら出来ないという状況を産み出していた。そんなある朝、途方に暮れたまま教室の机に突っ伏していた深弥が耳にしたのは
「私に触らないで!」という叫び声。声の主である重栖(えすみ)かなたは挨拶代わりに肩を叩こうとしただけと困惑する男子生徒を放置し、傍らにいた
沖島さんと手を繋いでHR前だというのに出て行ってしまう。明るい栗色の髪に類稀な美貌の持ち主でありながら周りを警戒する様な鋭い目つきが全てを
台無しにしたまま、事あるごとに唯一の親友である沖島さんと出て行ってしまう事で有名になっていた。昼休みになり、化学準備室で一人寂しく弁当を
食べていた深夜だったが、そこへ苛立った様子を見せながら入ってきたのは当の重栖かなた。存在感が希薄な深弥に気付かないまま実験用のテーブルに
頬を付け「ああ…冷たい」と気持ちよさそうな笑みを浮かべ油断し切ったかなたの顔を見るのはまずいと思いながら目を離せない深弥の前で信じがたい事

613 :
が起きる。相好を崩していたかなたの顔が比喩では無く、物理的に崩れたのである。テーブルに張り付けられた頬と優美な顎のラインが重力に負けて
粘性の高い液体の様にふにゃりと垂れ下がるという奇妙な光景に思わず声を上げてしまう深弥。ようやく深弥の存在に気付いたかなたは悲鳴を上げて
身を起こすが、かえって余計な脂肪が無い筈の頬がぷるぷると震えてしまうのを見せ付ける事に。どうしたものかと狼狽する深弥だったが、そこへ
かなたの親友である沖島さんが姿を現し混乱するかなたを抱きしめて落ち着かせる。この隙に、と部屋を出て行こうとした深弥だったが、沖島さんからは
「重要な話があるから放課後、またここへ来てくれないか」と持ち掛けられる。放課後、化学準備室に赴いた深弥は沖島さんの口からかなたの体質、
普通の人より融点が低く、興奮すると身体が極端に柔らかくなる上に、極度の人見知りと恥ずかしがり屋の性格のお陰で沖島さんや両親の人間と接すると
すぐに溶けそうになるという秘密を解き明かされる。その上で、深弥を口が堅い人間だと見込んでかなたのコミュ力向上に力を貸してくれないかと
頼みこんでくるが…

614 :
読み終わって思わずガッツポーズ。冒頭でも書いた従来の弱点「個性のある設定を活かせるだけのストーリーが築けない」という弱点を見事に乗り越えて
しっかりと起承転結を付けた、それでいて武器である個性的な設定を十分生かしたストーリーが展開されていたのである。なかなか壁が乗り越えられない
まま、消えて行く作家さんが多い中で研鑽の果てに、見事この作品を産み出した丸山英人氏にまずは拍手を送りたい。従来からの読者であれば間違いなく
「一皮むけた」という印象を受けるだろうと確信する

615 :
物語の方は興奮すると体温が上昇し、融点が極端に低い身体が溶けてしまうという秘密を抱えたクラスメイトの女の子に協力する羽目になった、薄すぎる
存在感故に高校に入っても友達が出来ない事に悩む寂しい少年が互いに低すぎるコミュニケーション能力に悩みながらも、コミュニケーション改善を
目指して模擬デートなどを積み重ねるうちに二人の心の中には仄かな想いが芽生え始まる…という王道のボーイ・ミーツ・ガール系ラブコメとなっている

616 :
設定こそ奇抜であるけれど(興奮すると体温が上がって身体が溶けるって、そりゃどこの冥神慶子だ?…あ、最近のラノベ読者は「メタルK」とか知らんか)
本作の特徴は主人公の深弥とヒロインであるかなた、そしてかなたの親友のクールビューティー、しれっと強烈な毒を吐く沖島さんの三人の思春期らしい
心の揺れを丁寧に描いた点にあるかと

617 :
主人公の深弥は高校入学と同時に人間関係をリセットされてしまい、それまで薄過ぎる存在感を乗り越えて何とか築いて来た友人たちと離れ離れに
なっているのだけど、そんな深弥の携帯電話が中学卒業後、充電されないまま放っておかれている理由を模擬デートの最中、かなたに吐露する場面で
深弥という少年の人間関係に対する恐れと不安、そしてそこから逃げている自分に感じている情けなさを上手く表している

618 :
「中学の頃までは僕も少ないとはいえ友達がいて、ケータイで連絡取ってたんだよ。だけど卒業してからバラバラになって、……怖く、なったんだ」
「怖い……?」
「僕は存在感が薄いから、学校で直接顔を合わさなくなったら、…忘れられちゃうんじゃないかって」
他人からしたら馬鹿らしくなるぐらいどうでもいい心配かもしれないけど。僕にとっては夜眠れなくなるくらいの恐怖だった。
「僕の方から積極的に連絡すれば良いのに、返事が来なかったらって思ったら、それもできなくて。怖くなった僕は、……わざと、ケータイを電池切れにして
放置したんだ。連絡が取れない状況なら、連絡が来ているのか来ていないのか、うやむやのままにできるから」
忘れられているのではないと、自分を誤魔化した。
どこまでも自分本位で、身勝手な行いだ。誰かが電話やメールをしてくれていたら無視する形になるし、もしかしたら心配をさせてしまっているのかもしれない。
それらを全て分かっていながら、怖くて、逃げ出してしまった。しかも能動的にケータイの電源を切るのではなく、切れてしまったのだと自分に言い訳をする
卑怯な方法で。
「影の薄さを嘆いていながら、僕は改善するための努力をするどころか、それと向き合えてすらいないんだよ。だから、そうじゃない重栖さんに協力したいんだ」

619 :
「中学の頃までは僕も少ないとはいえ友達がいて、ケータイで連絡取ってたんだよ。だけど卒業してからバラバラになって、……怖く、なったんだ」
「怖い……?」
「僕は存在感が薄いから、学校で直接顔を合わさなくなったら、…忘れられちゃうんじゃないかって」
他人からしたら馬鹿らしくなるぐらいどうでもいい心配かもしれないけど。僕にとっては夜眠れなくなるくらいの恐怖だった。
「僕の方から積極的に連絡すれば良いのに、返事が来なかったらって思ったら、それもできなくて。怖くなった僕は、……わざと、ケータイを電池切れにして
放置したんだ。連絡が取れない状況なら、連絡が来ているのか来ていないのか、うやむやのままにできるから」
忘れられているのではないと、自分を誤魔化した。
どこまでも自分本位で、身勝手な行いだ。誰かが電話やメールをしてくれていたら無視する形になるし、もしかしたら心配をさせてしまっているのかもしれない。
それらを全て分かっていながら、怖くて、逃げ出してしまった。しかも能動的にケータイの電源を切るのではなく、切れてしまったのだと自分に言い訳をする
卑怯な方法で。
「影の薄さを嘆いていながら、僕は改善するための努力をするどころか、それと向き合えてすらいないんだよ。だから、そうじゃない重栖さんに協力したいんだ」

620 :
この孤独に悩みながら、その孤独を産み出しているのが自分自身だと理解した上で身動きが取れでいる内向的な少年が、自分の進めない方向へと必死で
進もうとしている同級生の女の子に対する素直な憧れを口にしてしまう思春期少年の弱さの描き方、実に良い。この自分の臆病さを思わず口にしてしまう
自意識こそまさに成長期の少年の特徴であり、それを丁寧に描き出す丸山氏の筆致の丁寧さ、弱さに対して向ける眼差しの柔らかさは今のライトノベル界
において実に貴重かと

621 :
かくして少しずつ深弥とかなたの距離は埋まっていくのだけど、そこでかなたの保護者的役割だった沖島さんの苛立ちを入れてくる辺りも実に巧い。模擬
デートにかなたが持ってきてくれたお弁当を誉めた事で毎日弁当を作って来て貰える事になった事で舞い上がりそうになる深弥に「かなたは私以外に
友達ができたの初めてだから、まだ友達との距離感が掴めてないの」と釘を刺す場面を描く事で、二人の少女の関係が、百合というか、微妙な共依存的な
関係として続いて来た事を示し、自分がけしかけたコミュ力向上とはいえ自分の居場所を奪いつつある深弥に対する苛立ちを隠せなくなり始めた沖島さん
の微妙な心境の変化が生じて来た事を表現する辺りも作者の繊細さが感じられる

622 :
この三人の微妙な関係の変化を描きつつ、次第にかなたの深弥に惹かれて行く気持ちが描かれるのだけど、元々が人間関係が極端に不器用な二人の
関係がうまく行く筈も無く、距離感を見誤った深弥のやらかしと、気持ちは完全に深弥に引き付けられながらも、極端に意地っ張りなかなたの性格のお陰で
気まずい状況が生じる中、不意の事故で深弥ともども窮地に陥ったかなたが、何とか脱出しようとした挙句ボロボロになってしまった深弥を守る為に
それまで頬が垂れ下がる程度の溶け方しか見せて来なかった体質をフルに発揮した事で自分自身の化け物ぶりを知られてしまい、深弥に嫌われてしまったと
思い込み、自暴自棄になる展開になるのだけども…そこからの30ページに渡る怒涛の展開を見事にまとめきり、見事にハッピーエンドにまで持って行った
ストーリー展開の巧みさにこそ、これまで作者に足りなかった「終盤力」とでもいうべき物語を締め括るテクニックの向上が確かに感じられた

623 :
個性豊かなオリジナリティ溢れるヒロインの造形と、常に温かさ・優しさを失わない物語の雰囲気作りと言った従来の良さを保ちつつ、これまで活かす事が
できなかったヒロインの個性を展開の中で見事に活用して見せたストーリー展開能力の向上。恐らくは何度も挫けそうになったろうと察するが、それでも
「何とか読者に自作で楽しんで貰いたい」と積み重ね続けた丸山英人の研鑽がしっかりと伝わって来るような、繊細な思春期の心の揺れを丁寧に描いた
珠玉の一冊である。何年も「あと一歩なのだが」と惜しい気持ちを読者に持たせ続けながらも修行を積み重ねる事で遂に壁を打ち破った作家の克己が
詰め込まれた様なこの素晴らしい一冊を是非手に取って頂きたいと強くお勧めする

624 :
5つ星のうち 5.0 感情が高ぶると溶けてしまう奇妙な体質の女の子と希薄すぎる自分の存在感に悩む少年が不器用ながらも少しずつ距離を詰めていく様を丁寧に描いたラブコメディ, 2016/6/12
Amazon.co.jp: 彼女はとても溶けやすい (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/review/R3KAY0BSB1P81Y/

625 :
06/10発売
●アクセル・ワールド 20 ―白と黒の相剋― 【著:川原 礫/絵:HIMA】
●ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.11 【著:聴猫芝居/絵:Hisasi】
●はたらく魔王さま! 16 【著:和ヶ原聡司/絵:029】
●未踏召喚://ブラッドサイン (5) 【著:鎌池和馬/絵:依河和希】
●GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン IX <下> 【著:川上 稔/絵:さとやす(TENKY)】
●青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 【著:鴨志田 一/絵:溝口ケージ】
●エルフ嫁と始める異世界領主生活 2 ―そうだ、この異世界に学校を建てよう― 【著:鷲宮だいじん/絵:Nardack】
●ヴァルハラの晩ご飯 II 〜オオカミとベルセルクの野菜煮込み(ラタトゥイユ)〜 【著:三鏡一敏/絵:ファルまろ】
●血翼王亡命譚 II ―ナサンゴラの幻翼― 【著:新 八角/絵:吟】
●彼女はとても溶けやすい 【著:丸山英人/絵:REI】
●ステ振り失敗!育成計画 ポンコツ勇者のシロとクロ 〜赤魔法教官の災難〜 【著:石川 湊/絵:町村こもり】

626 :
7/09発売
●ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン X 【著:宇野朴人/絵:竜徹】
●ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン V ―サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス <下>― 【著:時雨沢恵一/原案・原作:川原 礫/絵:黒星紅白】
●ドウルマスターズ4 【著:佐島 勤/絵:tarou2】
●最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリーチェの弱点 (2) その名は『ぶーぶー』 【著:鎌池和馬/絵:真早】
●ガーリー・エアフォース VI 【著:夏海公司/絵:遠坂あさぎ】
●マンガの神様 (4) 【著:蘇之一行/絵:Tiv】
●穿天のセフィロト・シティ 【著:平松ハルキ/絵:ぽんかん(8)】
●いもーとらいふ (上) 【著:入間人間/絵:フライ】
●女の子が完全なる恋愛にときめかない3つの理由 【著:土橋真二郎/絵:白身魚】
●あくまで魔王の究極菜譜(ターブル・ドット) 〜行列のできる魔王食堂〜 【著:多宇部貞人/絵:zpolice】
●死想転生 フェオーリア魔法戦記 【著:旭 蓑雄/絵:ニリツ】
●マギアスブレード/異世界剣士の科学都市召喚記 【著:一条景明/絵:冬ゆき】
●もじょと極める異世界仰天生活 ―彼女の作るポーションがいろいろとヤバいんです― 【著:黒沼 昇/絵:フルーツパンチ】

627 :
8/10発売
●ソードアート・オンライン 18 アリシゼーション・ラスティング 【著:川原 礫/絵:abec】
●新約 とある魔術の禁書目録 (16) 【著:鎌池和馬/絵:はいむらきよたか】
●エロマンガ先生 (7) アニメで始まる同棲生活 【著:伏見つかさ/絵:かんざきひろ】
●ゼロから始める魔法の書 VII ―詠月の魔女〈下〉― 【著:虎走かける /絵:しずまよしのり】
●バッカーノ! 1935-D Luckstreet Boys 【著:成田良悟/絵:エナミカツミ】
●俺を好きなのはお前だけかよ (3) 【著:駱駝/絵:ブリキ】
●Babel ―異世界禁呪と緑の少女― 【著:古宮九時/絵:森沢晴行】
●ステージ・オブ・ザ・グラウンド 【著:蒼山サグ/絵:ひのた】
●転職アサシンさん、闇ギルドへようこそ! 【著:真代屋秀晃/絵:nauribon】
●かみさまドクター ―怪医イサナさんの症例報告― 【著:西塔 鼎/絵:人米】
●ラスボスでも出来る! アパートから始める世界征服 【著:犬川陽介/絵:籠目】
●このたび、勇者はモン娘をアイドルへ導くことになりました 【著:哀歌/絵:冬馬来彩】

628 :
旭蓑雄は三度目の正直となるか。もちろん俺は買う

629 :
犯人がわかりますんが良かったからもじょも買うと思うけど
タイトルとあらすじ的に期待できないかな

630 :
>●ヴァルハラの晩ご飯 II 
>●あくまで魔王の究極菜譜(ターブル・ドット) 〜行列のできる魔王食堂〜
こういうニッチでネタ被りって終わってるわ・・・
編集部も分かってるなら止めろよな

631 :
>>630
異世界食事ものってもはやニッチではないのでは

632 :
ネタ被りも勘弁だけど新作の本数多すぎ
売る気ないだろ

633 :
>>630
いや読んでないんだろうけどさ、ヴァルハラの晩ご飯ってメシが主題じゃねえから・・・

634 :
>>633
実際には違うとして、タイトルで被りを連想させるのは
マイナスにはなってもプラスにはならんのではないかい?

635 :
>>633
タイトル詐欺か。余計悪いわw

636 :
上げちゃったよ。まぁどうでもいいんだが
ニッチじゃないにしても変化球の、かなり癖のあるネタなわけでさ
そういう特殊ジャンルがかぶるって王道でネタかぶるのとは全然違うわけよ
いかにも真似しました、後追いしましたと思わせた時点でもう売り方としては失敗
読めば中身は違う?残念だけど読もうという気を起こさせることすらないわけでw

637 :
それは大賞の時にも思ったな
他のレーベルなら思い切ったことするなと感じたかもしれんが
電撃から出ると青春ブタ野郎の二番煎じ臭が半端なかった

638 :
そもそも「ヴァルハラの晩ご飯」と「あくまで魔王の究極採譜」ってタイトル、
言うほど被ってるか?
ファンタジーで食べ物っていうだけでカブリだワーワーっつうんなら
どんな事でも被りだって言えるわな
レオ・アッティール伝と血翼王亡命譚と天空のアルデラミンは全部ファンタジー戦記もの(っぽい)から
ネタかぶりだ! 編集は何考えてるんだ! ってか
ニッチだとかなんだとか後付けの理由で単に文句つけたいだけ、終わってるってことにしたいだけなのが
見え見えなんだよなぁ・・・
 
まぁどうでもいいんだが

639 :
>>638
被ってるかどうかはわからないけれど、新興ジャンルでの被りなら
「二匹目のなんとやら」を揶揄されることはあるだろうね
MW文庫などでよく見る、あやかしとか京都系の作品みたいな感じで
ファンタジ戦記はもはや広まりきった感があるのでそこまでは思われないのでは

640 :
そもそもファンタジー世界の料理系って「ジャンル」より下位の「ネタ」レベルだからな
ジャンプにバトル物が複数あっても誰も文句言わないけど忍者ネタのバトル物が
連発されたらええ加減にせえよって言われるようなもん

641 :
デスゲームとその亜種が5作ぐらい並んで載ってるマガジンは……

642 :
>>638
でたよ極論馬鹿

643 :
青春ブタ野郎最新巻読んだけど、これって事故を知った時点で心臓移植の目は消えてるんじゃないか?
”事故のことを事前に知ってる咲太”が”事故のことを事前に知らない咲太”と全く同じ条件で事故に合うなんて出来ないぞ
絶対に接触箇所や事故直前の反応やらが変わる。そういう条件が変わったら心臓が無事でかつ脳死なんて状態になるとは限らない
つまりただ無為に事故死する可能性がある
なんて細かいことまで考える作者じゃないなら普通に同じ条件で事故死するんだろうけどな
まあもう事故は別の形で起こっちゃったんで考える必要はないんですけどね(時間逆行しなければ)

644 :
5つ星のうち 5.0 三十年近くをかけて「空っぽな人間」が出来るまでの幸福でむごい時間の流れを描いた「妹モノ」の常識を覆す様な一冊。「共依存」の怖さがみっちり詰まってます, 2016/7/12
Amazon.co.jp: いもーとらいふ (上) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
http://www.amazon.co.jp/review/R2Z5RM04PZ58J6/

645 :
世に「妹モノ」と呼ばれるジャンルの小説は数あれど、そのほとんどは肉親であり、家族である筈の妹を「異性」として見てしまった兄のあれやこれやを
描いた作品がほとんどで、結末がハッピーエンドであれ、バッドエンドであれ、その結末はやっぱり異性としての関係の果てにある事が多いかと
さて、この度電撃文庫切っての奇才・入間人間が読者に提示した新作は兄が主人公でメインヒロインが妹というフォーマットだけ見れば間違いなく「妹モノ」の
一つとしてカウントされるべき一冊なのだが、読んでビックリ、まさか男女の関係一切無しの「妹モノ」なんてのが出てくるとは…!

646 :
物語は主人公の「俺」の視点によって語られる。面白い事に本作は登場人物に固有名詞が一切登場しない。語り手である「俺」から見た「妹」であり、
「父・母」、「彼女」、「同僚」は出てくるが彼らには等しく名前が与えられていないのである。物語の始まりは「俺」が三歳の時、「妹」なる存在が自分が
住んでいる家にしばらく病院にいた母親と共にやってくる時点から。「妹」が泣き虫で弱音を吐く以外の自己主張が少ない事もあって、まともに関係を
築く事も無かった「俺」だが、小学校五年生の夏に転機がやってくる。八月も末のある日、「てつだって」と泣きついて来た妹の絵日記ねつ造を助ける
羽目になった「俺」だが、ろくに外に遊びに行く事も無かった妹に友達がろくにいない事に気付く事に。この一件が切っ掛けとなり二学期から同じ子供部屋
で過ごす様になった妹は翌年も夏休みになると絵日記に困り、仕方無しに「俺」が提案した学校の向日葵を観察して日記を書く事に。「にーさんも行くの?」
と当然の様に「俺」の付添を要求する妹に付いて仕方無しに夏休みの誰もいない学校へと向かい絵日記を書く妹に付き合う羽目になるが、たまたま
通りがかった友人の「遊びに行かねえ?」という誘いを普段見せている兄としての顔を見られた気恥ずかしさもあってか、断って妹の付き添いを選ぶが
その年の夏にあまり友人たちと遊んでいない事に気付く。堪りかねて妹に「お前さ、友達いないの?」と聞いた「俺」に「にーさんがいるよ」と前向きを装った
否定の返事を返す妹。そして時間は流れて行き三歳離れた妹が中学に入ると同時に「俺」は高校へ進学し、そして妹が高校に進学した春、「俺」は大学に
進学したのを機に一人暮らしを始め、その六月に大学の近くで体調の悪そうな一人の女性を助けた事をきっかけに、その女性と付き合う事になるが…

647 :
冒頭の50頁ほどで三歳児だった主人公が大学生にまで成長してしまう展開の早さに驚いた。これで大学生の時点で時を止めて本編が始まるのであれば
まだ分かるが、もっと驚いた事に次の100頁で主人公の大学生活は終わり、就職するのだが、更に残された100頁で主人公は三十路一歩手前まで
至ってしまうのである。で、この三十年近い時間の中で主人公がどうなってしまうかと先に結論から申し上げてしまえば「空っぽ」になってしまったとしか
言い様が無いのである。バッドエンドで終わる「妹モノ」は数あれど、ここまで惨い結果に終わる作品はちょっとお目に掛かった事が無い…あ、いや9月に
下巻の刊行が予定されているのでまだ完全にバッドエンドと決まった訳ではないのだが、どう考えてもこの上巻終了の時点で物語がハッピーエンドの
方向に向かって進む絵が見えない

648 :
主人公である「俺」の人生は自己主張が弱く、友達がろくにいない妹が絵日記に困った小学生時代、友人の遊びの誘いも断って妹に付き合う事を選んだ
辺りから狂い始める。それまで母親べったりだった妹が友人の有無を聞かれて「にーさんがいるよ」と答えるぐらいに兄べったりになってしまった事で、
妹を突き離す事が出来なくなり、高校の時点では友人の誘いに乗って遊びに行った事で「妹をほったらかしにした」という罪悪感を感じてしまうほどに
「深み」に嵌っている事を自覚する羽目に。「これは何かおかしい」と感じて大学進学とともに一人暮らしを始め、三年間は「妹抜き」の時間を過ごし、
彼女も作るのだけど、三年後に妹が当然の様な顔をして自分と同じ大学に進学し、アパートに同居し始めた事で全てが崩壊してしまうのである
(ちなみに二人の進学する大学は例によって「長い坂」に苦労させられるあの大学です。入間ファンにはお馴染みですね?)

649 :
三年間付き合い続けたのに、彼女との付き合いよりも妹を大学に送り迎えする事を優先する様な男が彼女から「私は、私より大事に扱う女のいる男なんて
お断りよ」と切り捨てられるのは当然の帰結なのだけど。そういった痛い目に遭い、自分自身も「世間から見たら自分のやっている事はおかしいのだろう」
と自覚しながら、やっぱり「俺」は妹を年齢相応の存在として扱う事も、肉親とはいえ成人した男女として相応しい距離を置く事もできずに小学生の時と
何ら変わらない妹べったりな生き方を変えられずにズルズルと社会人になってしまうのである

650 :
ううううんんううううううクンカクンカパフパフパフパフクンカクンカパフパフパフパフパフパフパフパフクンカクンカクンカクンカモフモフモフモフモフモフおまんまんおまんまんおまんまんううううううおまんまんクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカ
クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカおっぱい付き蛾おっぱい付き蛾おっぱい付き蛾おっぱい付き蛾おっぱい付き蛾やわらかいあったかいかわいいいいにおいふっくら
ふわふわまろやかおっぱい付き蛾おっぱい付き蛾やわらかいかわいいおっぱい付き蛾おっぱい付き蛾んんんいいんああああんんうああクンカクンカモフモフクンカクンカパフパフクンカクンカモフモフモフモフモフモフクンカクンカ
モフモフおまんまんおっぱいおっぱい付き蛾おっぱいおっぱいおまんまんんんんあああクンカクンカパフパフパフパフパフパフパフパフクンカクンカパフパフあああああああああああああああああああああああああああ!!!!あっああ!!!!!!

651 :
通常の「妹モノ」と全く異なる点はこの「俺」が妹を三つ下の庇護するべき存在として捉え続け、男女として対等に付き合うような存在として、性欲の対象と
しての見方を一切しようとしないのである。妹が女性であり、家の外に出れば悪い虫が付くかもしれないと不安になったりはするのだけれども、それは
男と言うよりも「親」に近い見方であってそこに男女の愛は一切介在しないという点が何とも面白く、またそんな関係が切れる事もないまま社会人になっても
ズルズルと続き、同僚やパートのおばちゃん、果ては妹の卒業が一年後に迫った時点で「妹が何を考えているのか、これからどうするつもりなのか
聞き出せ」と命じてきた両親の不安げな視線を受けても何一つ変わらず、変えようも無いまま続いてしまう展開には次第に先の見えない「深み」へと
ハマって行く様な不安を「俺」と読者の胸の内にムクムクと膨らませて行く様な不気味さがあった

652 :
そして、終盤でずっと自分に守られ続ける存在であると思い続けてきた妹に「小説家になる」という目指すべき目標がしっかりと存在し、しかもその目標に
手が届きそうになった時点で「俺」は膨らみ続けた不安の正体を知る事になる。自分が弱い妹が好きなだけであり、そんな妹に頼られる自分が大事であり、
望んでいた物が小説家になった妹では無く、なろうとする妹を支えるという状況の方だった事を突き付けられるのである。それまで自分が妹を庇護して
いたとばかり思い込んできた関係が単なる共依存の様な状態であり、妹が自分への依存から抜け出した事で自分が「妹を庇護する自分」に縋って、
三十路を前に何の中身も無い存在に成り果てていた事が無惨なまでに突き付けられてしまうのである…数々の「妹モノ」を読んできた小生ではあるけど
これほどまでに惨たらしい展開を迎える作品は…ちょっと覚えが無い

653 :
この三十年を掛けて「妹のためなら」以外の物が何も無くなってしまった救い難い男の人生がどうなってしまうのか、ちょっと見当もつかないが、どんな方向
へと転ぶにしても、面白くなるのは間違いない。間違いないから…二ヶ月後にでる下巻をひたすら首を長くして待つ所存である。ありきたりな「妹モノ」が
この奇才の手に掛かれば、かくも残酷で救いの無い物語へと仕立て上げられてしまうのかと改めて入間人間という作家の才能の底知れなさを思い知らされた

654 :
5つ星のうち 5.0 三十年近くをかけて「空っぽな人間」が出来るまでの幸福でむごい時間の流れを描いた「妹モノ」の常識を覆す様な一冊。「共依存」の怖さがみっちり詰まってます, 2016/7/12
Amazon.co.jp: いもーとらいふ (上) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
http://www.amazon.co.jp/review/R2Z5RM04PZ58J6/

655 :
 
5つ星のうち 2.0 恋愛の「価値」を様々な状況で測ろうとした実験的色合いの強い作品。小説を読んだというよりも小劇場の前衛劇を見たかの様な印象が残った, 2016/7/17
Amazon.co.jp: 女の子が完全なる恋愛にときめかない3つの理由 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R11UD2DX25QVN3/

656 :
 
 
随分前からお名前は存じていたけど何故か手が伸びなかった土橋真二郎氏の作品に初挑戦。ゲーム的な要素が強い作風が売りの作家さんだと聞いて
いたけど、今回はタイトルからラブコメ的要素が強いのではないかと思い、この機会に未知の作家さんに触れるのも良いのではないかと思い拝読
 

657 :
 
物語は学校独自のSNSを管理するサークルの部長を務める高校生・神崎京一がサークルの規模が大型化したとの理由から生徒会の立会いの下で
公式に部長を決める投票へと臨む場面から始まる。これまでサークルで果たしてきた役割からこの投票が対立候補の出ない単なる信任投票だと思い込み
安心しきった態度で雑用係の女子と駄弁っていた京一だったが何故か対立候補として他の男子が立候補していた。それでも自分の当選を疑わなかった
京一だったが投票の結果は一人を除けば全員が対立候補に。怒り狂ってサークルを脱退し新規で部を立ち上げる事を表明した京一だったが、票を入れて
くれたと思っていた彼女ですら付いてこようとはせず、付いて来たのは雑用係の女子・鈴木夕凪だけであった。神埼のSNSは男女がコミュニケーションを
取り易くて素晴らしかったと誉め称える夕凪は自分は恋愛のお手伝いがしたいのだと言う。南プロヴァンスで自分を育ててくれた祖母がお祭りで占いを
したり、恋の魔法をかける職業魔法使いだった事からその後を継ぎたいと願った夕凪だったが、断られ、自分の通う学校で多数の男女の仲を取り持ち、
恋を育む事を条件として課されたらしい。夕凪と二人で新規のサークルを立ち上げる事にした京一だったが、あれだけ上手く動いていたサークルから
追放された理由だけが引っ掛かっていた。悩む京一に「禁を犯したのが理由です」と声を掛けて来たのは中学時代の後輩であった青山亜衣。生徒会から
危険分子として睨まれた事が原因だと語る亜衣に、小中高の一貫教育のこの学校で高校から入った外部生である京一は内部の人間関係にも根回しを
怠らなかったし周りのサークルにも利益供与を怠らなかったと反論するが、原因は金では無かったらしい。亜衣が京一に明かした追放の原因、それは
「先輩の失敗は恋愛に手を出した事にある」という意外な物だった。恋愛は何よりも金になるが、その恋愛を金に換えるシステムは既に学園に存在し、
そのシステムを管理しているのは女子だと言う。男子には見えない莫大なルールを運用し、ビジネス化しているのが生徒会だと明かした上で亜衣は
京一と夕凪に自分の所属しているサークルとの提携を申し入れてくる。女子の相談に乗るそのサークルは夕凪の血統を必要としているらしいが…
 

658 :
 
うへえ…これはまた強烈に人を選ぶ作風だなあ。読み終わった後で残ったのが「小説を読んだ」という印象よりも小劇場で上演されている前衛芸術を
売りとした劇団の実験的な演目を見せられた様な「何かよく分からんが、とにかく自分は『何か』を強烈に訴え掛けられたらしい」という違和感たっぷりの
余韻とでも言うべき代物。正直に言ってしまえば、この作品で作者が何を読者に問いかけたかったのかが読み終わった今でもあまり理解できてない
 

659 :
 
構成の方もかなり独特。一応は主人公の京一が自分が立ちあげたSNSサークルから追放した生徒会に反抗するべく、雑用係だった夕凪と二人で新規に
部を立ち上げようと足掻いては小中学校からこの学校に通っていたエリート層に牛耳られている恋愛システムに阻まれてしまう、という流れにあると
思うのだけど、各章の独立性が強いというか、各章ごとにまるで別の作品を読んでいる様な印象を受けた。ある章で記憶障害の女子の前に現れた二人の
元彼氏の争いごとに巻き込まれたと思ったら、次の章ではアニマル村と題したSNSの運営を始めたり、またその次の章では京一が地下に閉じ込められて
女子の支配する監獄を脱出を目指す展開になったり、女性型アンドロイドたちの恋愛学習にモニター役として関わったりとおよそ章の間に連続性とでも
言うべき物が感じられず、読んでいて「これって一続きの話なんだよな……?」と不安感が湧く程、章ごとの毛色が違うのである
 

660 :
 
この一貫性を欠いた章の連続の中で唯一の軸となるのが外部生としてエリートが支配する学園内でのし上がる方法を模索する京一と、恋愛は純粋で
あるべきでお金に置き換えるべきではないと信じて疑わない夕凪の関係かと。亜衣に引っ張られる形で恋愛をビジネス化するシステムを奪い取ろうと
画策する京一とそれに反発する夕凪の純粋さの対比がこの作品のテーマの中心なんだろうけど…困った事に夕凪が中盤でフェイドアウトしてしまう展開に
一応終盤で夕凪が復活するのだけど、後半が京一一人で足掻く展開の連続となり、なんというかパントマイムでも見せられている様な気分になった
本作に限った話なのか、それともこの作者の持ち味なのか知らないけれど、情景描写が最低限で観念的な会話が中心となって話が進むあたりも
舞台装置が簡素な前衛劇っぽいと言うか…好きな人には堪らんのだろうけど、普通の恋愛小説を期待して読むと相当に違和感があるかと

661 :
 
ひたすら思考実験的な内容を追う内容の小説というの読むのはこれが初めてという訳でもないのだけど、とにかくこの手の作品は「合う・合わない」が
極端なので「個人的にはよく分からなかった」という判断しか下し様が無かった。非常に熱心なファンの方も多い様なので(そうでなければ三十冊も
作品を発表できるわけはないのだし)気になる方は手に取って見るのもありかと。ただし、本当に個人差が大きい作品なのでその点を踏まえた上で
読まれるべきかと

662 :
 
5つ星のうち 2.0 恋愛の「価値」を様々な状況で測ろうとした実験的色合いの強い作品。小説を読んだというよりも小劇場の前衛劇を見たかの様な印象が残った, 2016/7/17
Amazon.co.jp: 女の子が完全なる恋愛にときめかない3つの理由 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/review/R11UD2DX25QVN3/
 
 

663 :
電撃文庫を語るスレッド
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1465722632/

664 :
それ荒らしの立てた「正常化」スレだぞ

665 :
>>664
暑さであたまが沸騰でもしましたか?

666 :
5つ星のうち 4.0 滑り落ち続けていた元野球少年が「エース」の帰還を切っ掛けにかつての夢に向かって再上昇を始める物語。熱さはあるが、「つまづき」の説得力がやや弱い, 2016/8/13
Amazon.co.jp: ステージ・オブ・ザ・グラウンド (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R7ORSA6JFE5OC/

667 :
失礼ながら蒼山サグ氏の作品を読むのはこれが初めて。手に取った切っ掛けは明確。見てくださいよ、この女っ気ゼロの少年マンガみたいな表紙!
どこをどう見ても現在のラノベのカバー絵の潮流からは外れているし、ましてこの作者って「小学生は最高だぜ」の名(迷?)文句で売ってた御方なのでは
…と思っていただけに、作者の過去のイメージを覆すような表紙に「いったい、何事?」と興味を惹かれて拝読

668 :
物語の舞台は愛知県常滑市。中部国際空港を沖合に望み「常に滑り続ける」という奇妙な名を関したこの田舎町で、物語は主人公の楠田幸斗が町内の
おっさん達に混じって草野球のキャッチャーとしてプレイしている場面から始まる。敵も味方も酒臭い息を吐き散らす二日酔い同然の状態のオヤジどもに
嫌気がさしながらも五打数四安打五打点の大活躍で自軍を勝利に導くが、試合後は勝利の余韻に浸る事も出来ず、こんな試合に必死になっている
自分自身への嫌悪感に苛まれていた。そんな幸斗を迎えに来たのは親友の筧川卓、互いに野球は「もういい」と口にする二人であったが、さりとてやるべき
事も無く、仕方なしに顔見知りの遊戯施設「ワンダーボウル」に赴くが、お目当ての筈のピンボールも既に二人にとっては興味を引くものでは無く、
屋上のバッティングセンターで悪ふざけをしていた中学生の前で卓の150kmの球を次々にクリーンヒットする姿を見せて追い払う事位でしか無聊を
慰める事が出来ずにいた。「自分探し」としてナンパを試みた卓が捕まえたという彼女らしきものに出くわしたことで卓と別れた幸人だったが、帰り道で
幸斗から離れて行った人間の一人、望月渚と出会ってしまい気まずい思いをする羽目に。そんな幸斗の戸惑いに気を配る様子も無かった渚だったが

669 :
ふと「ねえ、アイツ…帰って来たの?」と聞いてくるが、何も答えられない幸斗に愛想を尽かせてどこかに行ってしまう。自宅であるニューハーフバー
「セブンスヘブン」に帰った幸斗は店の経営者で叔父である「アザナエル」から次の日曜日も草野球の助っ人を頼まれる。いい加減もう腐った野球を
やりたくないと断ろうとした幸斗だったが、次が最後で良いから、という叔父に押し切られ再びマスクを被る事に。一点リードで迎えた9回裏、青息吐息の
ピッチャーに投げさせる球が無くなった幸斗だったが、突然ピッチャー交代が告げられる。マウンドに立ったのはかつて少年スポーツ団から「水商売の子」
として虐められ追い出された幸斗が見返すべく立ち上げたチーム「常滑スライダーズ」のエース、当時と変わらない低身長と少しも悩みが無さそうな
笑顔を浮かべた男・佐原剣だった。「俺を信じてミットを動かすな」とかつてと同じ言葉を吐いた剣が投げた球はプロ野球史上最高の魔球とも言われる
伊藤智仁のスライダー並みのキレを見せて幸斗のミットに突き刺さるが…

670 :
こりゃ驚いた。本当に女っ気ゼロの週刊少年マンガみたいな野球モノの刊行に今の電撃文庫がゴーサインを出したことに驚いた。出てくるの女の子は
幸斗に対してツンツンな(少なくともこの第一巻ではデレがほぼ無い!)渚だけで、あとは幸斗の親友・卓が徒にナンパしたものの持て余し切っていた
名も無き女の子だけって…蒼山サグ=「小学生は最高だぜ」の作家、というイメージが一冊だけで見事にひっくり返ってしまった

671 :
物語の方はかつて自分を追い出したスポーツ少年団を見返すべく、恐るべきスライダーを投げる佐原剣をエースにした「常滑スライダーズ」を立ち上げた
けれども、狭量な大人たちの姿勢に夢を潰され、「野球はもういい」と口にしながらも草野球の助っ人を断る事もできない中途半端な状態で腐っていた
幸斗と卓が剣の常滑への帰還と共に昔の夢をもう一度、と再び野球の道へと戻ろうと立ち上がる前半。立ち上がったは良いけど、愛知県内の公立では
割と強い方の硬式野球部に監督以下、かつての仲間からも「今更なんだ」と一度は入部を断られ、頼みの剣のスライダーも初球ホームランを食らって
グラウンドから追い出されるが、何とかして再び燃え上がった野球への情熱を実現させるべく、野球部への再挑戦を挑む展開が描かれる後半という
大きく二つに分けられている

672 :
一冊を通じて描かれるのは野球を捨てたものの代わりに熱くなる対象を見付けられないまま悶々とした日々を過ごす、幸斗以下、かつての
「常滑スライダーズ」の仲間の姿である。腐った草野球に嫌々ながらも参加し続ける幸斗、「自分探し」と称して女の子をナンパしたものの彼女に何の
興味も示せずにいる卓、かつての男勝りな姿を捨てて女子力が全てと言う生き方をしてはいるが何かに苛立ち続けている渚、そして幼少時の肥満体を
少年スポーツの他のメンバーから馬鹿にされ続けていた自分を助けてくれた幸斗を「二度自分の居場所を奪った」と恨みながら、偶然にもホームランに
なってしまった剣の球の凄さを野球部の面々が理解できていない事に対して「ふざけるな」と苛立ちを感じる朋彦…誰もかれもが野球を捨てた自分や
かつての仲間に対する苛立ちを抱えて悶々としているのである

673 :
悶々としているのは少年少女だけに限らず、渚の父親にして、硬式野球部の監督である穣二もかつては息子の様に才能を開花させることを期待して
いながら野球を捨ててしまった幸斗に苛立ちを隠せずにいたりするのである。そういう意味ではまことに面倒くさい連中によって描かれる物語だとも言える
ただ、共通しているのはどれだけ苛立ちながらも彼らが本気で熱くなれるのは「野球」ただそれだけだという一点である

674 :
そんな彼らに火をつけるのが「ある意味天才」なエース・佐原剣。生まれつき湾曲した中指で投げる球が「伊藤智仁ばりのスライダー」というのが泣ける
90年代のプロ野球が大好きだった人間にはこれだけで本気泣き出来るのである。比較の対象となるのが大魔神のフォーク、高津のシンカー、今中の
スローカーブ、というのが泣ける。この作者中年野球ファンのハートを掴むのが巧すぎるぞ!…それはともかく、この太陽の如き天真爛漫さで
「野球を愛する事に何の迷いも無い少年」の帰還で物語は一気に動き始める

675 :
一般にスポーツは小説と食い合わせが悪いと言われるが、投手が投げるまでは一対一、もといピッチャー&キャッチャー対バッターの二対一である
投球シーンに絞る事が出来る野球は書きようによっては十分小説の題材として使える、という事を証明したのも大きい。キャッチャーと打者の知恵比べ
として描いた辺りは「おお振り」に通じる部分がある。ただし、今回は野球部への入団テストという特殊な状況下でのプレーに絞られていた部分があるので
実際の試合描写に関してはこれから、というところかと

676 :
ただ、幸斗たちが小学生時代に味わった挫折の描き方が若干端折り気味だった点は頂けない。何を投げてもスライダーになる剣の球を反則として
その才能を認めようとしなかった大人たちに失望した、というのは理解できるけれども、その過程が飛ばし気味だったおかげで幸斗たちの挫折感や
鬱屈がどうにも動機を掴み辛い、独り善がりな感じに感じられてしまった部分は勿体なく感じられた

677 :
ともあれ、本当にライトノベルで野球モノを、それも女っ気を極力排し、リアリティ重視で描こうという作者の姿勢だけはしっかりと伝わってきた第一巻
これまでの「ロリコン読者御用達作家」みたいなイメージで敬遠している方には、「とりあえず、読め」と言いたくなるだけの物はある。スポーツ物と言う
ラノベの歴史の中では挑戦者をことごとく退けてきたジャンルに、蒼山サグがどの様に挑んでいくのか、今後を見守りたくなる一冊だった

678 :
 
5つ星のうち 4.0 滑り落ち続けていた元野球少年が「エース」の帰還を切っ掛けにかつての夢に向かって再上昇を始める物語。熱さはあるが、「つまづき」の説得力がやや弱い, 2016/8/13
Amazon.co.jp: ステージ・オブ・ザ・グラウンド (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R7ORSA6JFE5OC/
 

679 :
5つ星のうち 3.0 何の取り柄も無い人間だと突き付けられた少年の劣等感と焦りと意地の張り方の描き方が素晴らしい一冊だが、行き過ぎた商業主義が見え隠れするのが不愉快, 2016/8/15
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (3) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R1LFGWAIOYVZFC/

680 :
時空を超えてどこからともなく現れるベンチによって自分が主人公ではなくモブだと突き付けられ続け、それならいっそモブらしく「おこぼれ」にあやかろうと
モブなりの在り方を追究する少年の物語・第三弾。前巻辺りから既にタイトルとの矛盾が見え隠れし始めたけど、ラブコメとしては面白いので引き続き拝読

681 :
物語は突然クラスにやってきたボクっ子転校生・洋木茅春が主人公・如月雨露に向けて「これから、誠心誠意尽くさせてもらうよ。よろしくね」と言いながら
手の甲にキスしてくる衝撃的なデビューの場面から始まる。前の学校では名前の「木」と「春」を引っ付けて「ツバキ」と呼ばれていたと言う彼女の正体は
一年前、試合に負けて悲嘆に暮れていた親友・サンちゃんを励ますべく好物の串カツを売っているだけ全部買った屋台のイケメン店員だった。当時は
潰れる寸前だった串カツ屋台はジョーロのアドバイスを切っ掛けに店舗を構えるまでになり、「ヨーキな串カツ屋」として二店舗目を開くまでに至ったらしい
クラスのカリスマ群の頂点に立つA子さんからは「いきなり手にキスさせるとか無いわ、キモッ」と再び窮地に立たされるジョーロだったが、冗談のつもりで
言った「ギャルのパンティが欲しい」という願いすらも平然と叶えようとするツバキの本気に早くも戦々恐々、モブたる自分にこんな美味い話が降って沸いた
様に舞い込んでくる筈が無いと「ツバキの本心を知る作戦」を発動させる。校舎を案内している間に化けの皮を剥がそうとするがツバキは中々馬脚を現さず
そのまま昼休みになった事で図書室へ向かう事に。図書室でパンジーやコスモス会長といった面々と昼食を取りつつ、将来の目標などの話題で盛り上がる

682 :
中、突如としてツバキはパンジー、ひまわり、コスモスの三人に向かって「君たちに、ジョーロを賭けた勝負を挑ませて貰うかな!」と宣言する。三人が
いなくても自分一人でジョーロを満足させられるというツバキはジョーロの傍にいるのは自分だけで良いと「誰がジョーロを一番喜ばせるか」という勝負を
持ち掛けてた上で、他の三人が勝ったならばジョーロは煮るなり焼くなり好きにしても良いと尽くされる筈のジョーロの意向を完全に無視した条件を付ける
三人も完全に乗り気で自分が勝った場合にジョーロに何をさせるかを勝手に決めてしまいなし崩し的に勝負開始。自分には何の特典も無いだろうと
パンジーに向かって愚痴るジョーロだったが、パンジーは言う。「今の貴方に取って、洋木さんとひまわりは必要不可欠よね。感謝と友情で好意を
与えてくれる人。彼女達がいれば、他の気持ちから来る好意も受け入れる口実になるもの」「好意を拒絶することで、他人を傷付けるかもしれないと
怯える貴方ならではの手法ね。言っておくけど、それは優しさでは無いわよ?ただ、逃げているだけ」

683 :
今回のっけから、パンジーの辛辣な言葉がジョーロに向かって突き刺さってくるのだけど、好意の拒絶・差しのべられた手の拒絶、といった行動に走る
モブ的人間のプライドの在り方みたいな物をざっくり掘り下げてくる辺り、この作品の一筋縄ではいかない部分が出ていて面白い。一巻でひまわりや
コスモスの好意が自分では無くサンちゃんに向けられているのだと分かった瞬間、自分がモブである事を突き付けられ、モブならモブに徹した生き方を
貫いてみせると宣言したジョーロ君だけど、「自分はモブである」と自覚して生きて行くのはそう簡単な事じゃない…というのが今回の話の骨子

684 :
物語の方は転校生にして串カツ屋の娘・ツバキが転向してくるなりジョーロを取り巻く三人娘に勝負を仕掛けた結果、勝負の景品と化したジョーロが散々に
振り回される中ジョーロがパンジーから借りた本をダメにしてしまうという事態が発生。既に廃刊となっているその本と同じ物を探したジョーロが見つけた
のは「10万2千円」と値札が付けられた希少本。とてもじゃないが手持ちではどうにもならないこの本を買うべく、古本屋の店主に期限を切って取り置きを
頼んだ上で、ツバキの実家が経営する串カツ屋の2号店でオープニングスタッフとしてバイトを始めるが、次々とやってくる顔見知りや隙あらば絡んでくる
酔っ払いのオッサンに振り回される羽目に。そしてバイトに慣れ始めたある日、とんでもないミスをやらかしてしまった事を切っ掛けにドツボへとハマって
やがては3人娘やサンちゃんに対する何も取り得が無く、何の夢も持たない自分への劣等感に沈み込んだ挙句、パンジーと大喧嘩をする羽目に、という
のが主な流れ

685 :
冒頭の方でパンジーから「他人の好意を拒絶する事で相手を傷付ける事から逃げている」と割と辛らつな指摘をされてしまったジョーロだけど、バイトとは
言え、働いて金を貰うという言い訳が出来ない社会人の真似ごとを始めて「いっぱし」の気分に浸っていたけど、蓋を開けてみればツバキが他の応募者の
採用を断って優先的に採用して貰った事を突き付けられ、職場の先輩であるフリーターからは「それだけの魅力が君にはあるって事だよ」と言われるけど
逆にサンちゃんやひまわりは野球やテニスといった打ち込むべき部活動があり、コスモス先輩には医者、ツバキには串カツ屋という将来継ぐべき家業に
相応しい人間になるという目標があるのに、自分はそんな輝いている仲間たちに助けられているだけで何の取り柄も夢も無い人間=彼らと対等の
立場に立っているとは思っちゃいけない人間ではないか、と自分を疑い始める事に。そして慣れ始めたバイト先で大ミスをやらかして家に帰らされた事で
自分はバイトすらろくに勤まらない人間なのかとジョーロの自己評価は大暴落

686 :
しかもそのタイミングで毎日放課後ジョーロにほったらかしにされながらも図書室で待っていたパンジーからは台無しにした本の弁償の為にバイトを
始めた理由を「お詫び」ではなく、「自分の立場を守りたいだけ」と突き付けられるのだから容赦無い。ただでさえ仲間に対して劣等感を抱えている
ジョーロに「弁償なんてしなくて良い、と言われて甘えてしまったら負い目がますます大きくなるから対等でいる為の代償行為としてバイトに打ち込んでいる」
「そんなのは善意の皮を被った自己満足」とまで言われてしまうのである。思春期の少年なんて自分の取り柄の無さに悩んでいる人間が大半だと思うが
その惨めさを糊塗する為の「必死の努力」を自己満足とバッサリ切り捨てるあたり、この作品はラブコメとして「普通」じゃない

687 :
そんなジョーロ君に対してそんな自己満足行為をしなくても立派な人だし、卑下なんてしないで、と優しい言葉を掛けてやってもそれは惨めさという
バックリ口を開けた傷に塩を塗り込む様な好意に過ぎない訳で、遂にジョーロもプッツンして「もう帰れ!」と怒鳴ってしまうのは仕方ないのだけど、
そこからジョーロがモブとしてどう立ち直るのか、どこに自分が果たすべき事を見出すのか、そしてどうやって仲間が本心から差し伸べた手を握れるほど
素直になれるのか、そこが本作のテーマである「モブの在り方」に繋がるのではないのかと。世の中の大半を占めるモブなりに自分の生きる意味を考える、
という意味でコンプレックスまみれの人生を送っている読者には痛々しくも必死なジョーロ君の足掻きが時に愛らしく見えたりするのであります

688 :
ラブコメ、という意味からすればタイトルとはずいぶんかけ離れてしまった本作だけども、一巻の序盤で「ボク」から「俺」へとクラスチェンジし、モブなら
モブなりにせこくても必死で人生を生きてやらあ、と決めたジョーロの覚悟を試す様な話だったけど、主人公が俺TUEEするご都合主義でもなく、かといって
無力なまま命を賭けた殺し合いに直面させられるでもない中で、平凡な事を認めた上で生きる難しさ、という物をこれだけ分かりやすい形で提示して
見せた作者のテーマの掘り下げ方には大満足。今回は出ないのかな?と思っていた時空を超えて現れる「アレ」もしっかり登場して次の話に引っ張って
しまうのでやっぱり、次巻も買わなきゃいかんかな、と思わされた一冊であった

689 :
150P
……はて、おかしいな?「0」が二つほど多いのではないか?
今年発売された電撃文庫を全て購入しても、叶わない額ではないか。
くっ!勝つためには、緑色のカバーが目印のMFさんの力も借りなければ!
おっと、いかんいかん。他にも頼れる仲間たちはいたな。
スニーカーさんとファンタジアさんとファミ通さんにもお願いしよう。
ふっ……巨大組織KADOKAWAの力を今こそって……そんな勝負に勝ってどうする?
…ま、これぐらいなら悪ふざけ、ないしは度の過ぎた調子こきとして見逃さんでも無いんだが。

690 :
25P
そして、その結果として、クラスメートのみんな(主に男子)から俺に対して、嫉妬と殺意に狂った声が聞こえてしまっている。ほら、試しに耳を澄ませてみよう。
えーっと……、なになに『ちょっと今から人間やめてくる』……だと?石仮面をかぶる準備万端だな。これはヒーローズ(株)でバイトをすることを考えた方が
いいかもしれん。
……ふーん。映像化も予定されているだけあって実に宣伝熱心ですな?けど、MW文庫の宣伝ってここでやるべき事なんだっけ?

691 :
333P
そして、小娘の顔が近付いてくる。ゆっくりと、それでいて確実に。
まさに恋する乙女の表情だ。逃げる準備、整えても良いかな?
そして、お互いの吐息がかかる距離まで近付くと、小娘はグッと瞼を閉じた。
ジョロフィーナ、高機動兵装(コンバットオプション)に換装終了(ドレスアップ)!ムッシュ、ご逃亡をどうぞ!
……へー?アニメ化が近いってあちこちで聞く作品だけど、MF文庫作品のパロディがここで顔出す必然性とか無いよね?これラスト直前なんだけど?

692 :
333P
そして、小娘の顔が近付いてくる。ゆっくりと、それでいて確実に。
まさに恋する乙女の表情だ。逃げる準備、整えても良いかな?
そして、お互いの吐息がかかる距離まで近付くと、小娘はグッと瞼を閉じた。
ジョロフィーナ、高機動兵装(コンバットオプション)に換装終了(ドレスアップ)!ムッシュ、ご逃亡をどうぞ!
……へー?アニメ化が近いってあちこちで聞く作品だけど、MF文庫作品のパロディがここで顔出す必然性とか無いよね?これラスト直前なんだけど?

693 :
333P
そして、小娘の顔が近付いてくる。ゆっくりと、それでいて確実に。
まさに恋する乙女の表情だ。逃げる準備、整えても良いかな?
そして、お互いの吐息がかかる距離まで近付くと、小娘はグッと瞼を閉じた。
ジョロフィーナ、高機動兵装(コンバットオプション)に換装終了(ドレスアップ)!ムッシュ、ご逃亡をどうぞ!
……へー?アニメ化が近いってあちこちで聞く作品だけど、MF文庫作品のパロディがここで顔出す必然性とか無いよね?これラスト直前なんだけど?

694 :
192P
密かに役割をチェンジして、そそくさと料理を9番テーブルへ。
それを届けつつ、チラリと横目で確認すると、金本さんがカリスマ群の席に向かっていた。
「ねぇねぇ。そういえばさ、クラスの男子が話しているの聞いたんだけど、最近ゴブリンとかいうとメッチャ倒す小説が流行っているらしいよぉ〜」
「まじでぇ?ってか、ゴブリンって何?」
「あれよあれ!帽子被ったチョビ髭のおっさん!喜劇王とか言われている人!」
それ、ゴブリンじゃなくてチャップリンだから。もう「リン」しか共通点無いから。後、てめぇら。電撃とは言わんから、せめてKADOKAWA系列の話をしろ。
まったく……。ちなみに俺が好きなキャラは剣の乙女な。いいおっぱいだった。

695 :
……どうにもね、話の筋に関係なく、他社の作品ネタとかぶっ込まれてもサムいだけなんだが?何でこういうしょうもない作家同士、会社同士、あるいは
業界人同士の馴合いめいた物を読まされて読者が喜ぶ、とか思えちゃうわけ?さっぱり理解できないんだが?去年ガガガ文庫から出た「妹さえいればいい」
の一巻も似た様な事、ぶっちゃけこの作品の担当編集様に尻尾振る様な事をやってて実に寒々しい物を感じたが、今のライトノベル業界ってこういう
馴れ合い、ないしは業界の有力者に対するご機嫌取り染みたやりとりを作品の中に盛り込むのが流行りなの?ラノベって何時から広告なりコマーシャル
みたいな宣伝媒体に成り下がっちゃったわけ?折角作品自体が良くても、こういう行き過ぎた商業主義がドロぶっかけてダメにするって言われなきゃ
理解出来ないのか?読んでて情けなくなったわ!

696 :
5つ星のうち 3.0 何の取り柄も無い人間だと突き付けられた少年の劣等感と焦りと意地の張り方の描き方が素晴らしい一冊だが、行き過ぎた商業主義が見え隠れするのが不愉快, 2016/8/15
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (3) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/review/R1LFGWAIOYVZFC/

697 :
5つ星のうち 3.0 何の取り柄も無い人間だと突き付けられた少年の劣等感と焦りと意地の張り方の描き方が素晴らしい一冊だが、行き過ぎた商業主義が見え隠れするのが不愉快, 2016/8/15
Amazon.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ (3) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/review/R1LFGWAIOYVZFC/

698 :
ヤボ夫のレビュー読んだけど、個人的には正直こんなの読んで楽しいって思わねえなあ>俺おま
パロディの方じゃなくて主人公惨め展開の方ね。
こういうのを読んで楽しむ読者っていうのもいるけど、ここまでやると個人的にはパスだなーこれ。
救いっていうのは当然あるんだろうけど、次巻でもこういう展開になると思うと続けて読もうとは思わねえなこれ。
1巻は受賞作だし読んだけど、これ個人的には続き買わなくても良いなこれ。
パロディなどに関してもシン・ゴジラみたいに作者が楽しいと思っていろいろ入れるなら歓迎だけど、
読者が受けるだろうという見え透いたパロディというのはあまり関心しないなあ。
まあ最近電撃含めてラノベで読もうという作品はないんだよなあ……。
ベストセラーを1巻だけ読むとかそういう方向性で読もうかな……。

699 :
そんなに主人公惨め展開に見えないんだけど
ゆゆこや鴨志田の主人公に比べたら甘い甘い

700 :
主人公が惨めな話っていうと
ずっと自分にべったりの妹を支えていたつもりでいて
本当は自分が依存していたのだと三十路手前で気づくようなやつも最近あったな

701 :
あいかわらず長文レビューしかなくて開いた瞬間に閉じたくなるスレだな・・・
2chラノベ板から三上延スレが無くなってて割りと驚愕した
まあ本が出ない以上しょうがないんだけどさ。
ビブリア売れて逆にダメになったパターンだなこりゃ

702 :
まぁ最後に新作が出たのは去年の12月だからそれなりに書いてはいるんだが一般寄りすぎてあまりラノベ的な興味がなぁ

703 :
ダークバイオレッツからのファンだから江ノ島写真館も買ったけどかなりイマイチだったわ
もう電撃文庫に戻ってきてラノベ書いとれといいたい

704 :
にっちもさっちも行かなくなって
最悪の選択しちゃって見てられなくなる
ヒロインを書いてくれるなら
ラノベでなくても良いんだけどね

705 :
今月のステージ・オブ・ザ・グラウンドはすげえ面白かった
今までのラノベにない方向性ではあるけれど、内容自体はニッチどころかむしろライト層に受けそうな要素秘めてるんだよな
でも電撃のことだから地味な良作ポジションで終わらせてしまいそうで鬱

706 :
スポーツものはラノベとしてはいったん途切れちゃったからねえ
作者のファンなら買うかもしれんが

707 :
5つ星のうち 3.0 共依存に浸りきった人間関係からの脱却というテーマ自体は面白いが、いささか「計算され過ぎ」で小説と言うよりよく出来たピタゴラ装置を見せられた様な印象, 2016/9/14
Amazon.co.jp: おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R1TZSOQ4D3198N/

708 :
デビュー作「ただ、それだけでよかったんです」が各方面で賛否両論の大きな反応を引き起こした松村涼哉の二作目。相変わらずタイトルだけ読むと
独特の雰囲気を感じさせてくれる作家さんであり、その読者へのアプローチの巧さに何だか分かっていながら騙されている様な不安を感じつつ拝読

709 :
物語は一人目の主人公、大村音彦がある晩中学時代の陸上部の後輩、北崎に呼び出されて滝岡市の中心街からやや外れた文化センターに出向く
場面から始まる。とある事情から北崎たちにリンチを受けるのではないかと警戒しながら文化センターに着いた音彦が目にしたのは惨たらしい殴打の跡を
全身に刻み込まれた北崎とその友人雨宮と木原、そしてその傍らに転がされた一本の特殊警棒だった。慌てて北崎を抱き起こし誰にやられたのかと問う
音彦に北崎が答えたのは「大村音彦」のただ一言。何故北崎が自分を暴行の犯人扱いするのか訳が分からない音彦だったが不意に警備員が現れた事で
その場から逃走してしまう。近くの神社の境内に身を潜めた音彦は滝岡南高校陸上部の仲間である江守を呼び出すが、やってきた江守は音彦を信じると
告げた上でSNSで爆発的に拡散している「enokida haruto」というユーザーによる一つの書き込みを突き付ける。その書き込みは先ほど大村音彦が
自分の友人に暴行を加えた事、そして音彦がこれまで散々彼の友人たちに恐喝を繰り返し3023万円という途方もない額の金を巻き上げた事を告げる
内容の物であった。江守に暴行には覚えが無いと主張する音彦だったが神社に警官が姿を露わした事で江守ともども再び逃走する羽目に

710 :
時間は少し巻戻って視点はもう一人の主人公・榎田陽人が北崎たち三人のクラスメイトを特殊警棒で散々に打ち据えて倒れ伏した三人の姿を目の前に
別の場所で待機している仲間に「北崎たちが大村音彦にやられた」と電話で連絡を入れる場面へと移り変わる。高級住宅街にあるクラスメイト三澤の家に
移った陽人は待機していた三澤や安城に近くで潜んでいた陽人に気付いた音彦が急に暴れ出して三人をボロ雑巾の様にしてしまったと説明するが、
三澤や安城は音彦を絶対に潰してやるとますますいきり立つ。興奮する二人に切り札である動画をアップするタイミングを指示しつつも彼女たちを
結局は北崎たち同様に裏切り、その上で大村音彦を追い詰める決意を固めるが…

711 :
うーん…よく出来ているんだよな、これ。手に取る動機となったタイトルからラストシーンまで凄くよく計算されているんだよな、本当に。ただここまで計算
されてしまって一切の「遊び」を排除してしまうと小説を読んだという印象じゃなくて、予めこのラストに持って行くと決められたコースの上をボールが転がる
ピタゴラ装置でも見せられたような印象になってしまう。ろくな構成も無しに行き当たりばったりに書かれた様な作品は話にならんが、こうまで作者の意図が
明白に表れた構成の作品は「読んだ」というよりも「読まされた」という読後感が残ってしまい、それはそれで別の問題になるんだよな…難しい所だが

712 :
物語の方は自分を呼びだした筈の中学時代の後輩たちがボロボロにされた姿を突き付けられた音彦が、タイミングを見計らったようにSNS上で拡散された
自分が中学生に暴行を加え、それ以前には恐喝で三千万円以上を巻き上げたという情報によって部活仲間はおろか、街ですれ違う全ての人間が敵に
なって行くような状況に追い詰められながら夜の町を逃げまどう形で進む。音彦と語り手を交代しつつ並行して描かれるのは自分を「ボク」と呼び、
特別な存在で在りたいと願ってやまない女子中学生にして剣道の達人・榎田陽人(女の子です、注意!)が音彦を追い詰める為に募った仲間を利用し、
切り捨てながら音彦を追い詰めて行く姿である。追う・追われる関係の二人の存在は陽人のクラスメイトでいじめられっ子であった斉藤由佳を軸に動き、
やがて二人は対決の時を迎えるが、恐喝事件の裏には音彦と由佳が過去に経験した事件と、そこから生じた二人の関係が存在し…というのが主な流れ

713 :
話のベースにあるのは共依存関係。庇護の対象としている相手にとって「特別な存在」であるというアイデンティティが肥大しまくった結果コントロール不能
という状態に陥り、自分が利用されている事を半ば自覚し自分の行動が社会的に認められないと理解しつつも「特別感」の喪失を恐れるがあまり、脱出が
叶わない泥沼へとハマり込んだ二人の主人公の姿と、最終的に真実を突き付けられて苦い目覚めを迎えさせられるまでが描かれている

714 :
結末に救いが無い、という事で好き嫌いは明確に分かれそうな作品である事は間違いない。が、個人的にはこの流れで安っぽい救いなんか与えられても
話の構成が崩れるだけだから誰も救われず、苦い思いをしただけという結末自体には大いに賛意を示したい。特に転校が多く、他人に影響を受けずに
生きられる孤高の存在を目指し「特別な存在」でありたいと願い続けた女子中学生の陽人が周りを利用して音彦を追い詰めていると思い込み続けた上で
一番酷いしっぺ返しを受けて「ボク」という一人称に代表されていたアイデンティティが完全崩壊するまでをきっちり描いた作品はヒロインに甘過ぎる作品が
多いラノベ界では希少かと。タイトルがこのアイデンティティ崩壊劇を表現していると気付いた時には苦笑が止まらなかった。陽人が仕掛けた追跡劇の
中でボコボコにされながらも最終的には気付きながらも脱却できずにいた共依存関係から脱出を果たせた音彦が勝者と言えば勝者になるのかな?
それでも相当に苦い勝利である事には違いないのだけれども

715 :
本当であればこの辺りで各登場人物のキャラクターについて語りたい所なんだけど、どうにもここがネックと言うか…。この作者さんにとって登場人物って
完全に「駒」でありピタゴラ装置で予め仕掛けられた仕組みに従い決まった順路を転がるボールみたいな存在でしかないんだよなあ。どうにも能動感と言うか
キャラクターが一人でに動きだす様な存在感を欠いている。ライトノベルがキャラクター小説である、という指摘は随分昔からなされていると思うけども
そういう意味ではアンチ・ラノベ的作風とでも言うべきか

716 :
中盤で音彦と三人目の主役とでも言うべき存在である斉藤由佳の過去がわざわざ黒バックに白抜き文字で描かれるんだけど、音彦と陽人の語りが
交代しながら進行する作品の中でここだけ由佳の独白になっている。それは良いんだが、この回想の中で小学生が大人をRという重大な事件が
起きるにも関わらず、どんな手法で、どんな状況でが完全に省かれているのは正直首を傾げざるを得ない。音彦と由佳のその後に関わる重大な事件
であるにも関わらず、そこを詳らかに描かないのはちょっとご都合主義臭く「そこはまあ、適当に読者の方で想像してください」と丸投げしている様な
作者の適当さが感じられた

717 :
もっと酷いのは終盤で決定的な真実が明かされる場面なのだけど黒幕がよく喋ること!16頁にわたる独白、まさにワンマンショー!物語のどんでん返しが
黒幕の独り語りで展開されるって!主人公二人の空回りっぷりを強調したかったのかもしれないけど、これは無いわ

718 :
読者に訴えかけたいテーマは新鮮だし、そのテーマを物語にうまく落とし込んでいるとは思うけど、ラストに向かって収束する構成が計算され過ぎて
「遊び」の部分で齎される筈のキャラクターの能動感が完全に失われて登場人物に活き活きした印象が全く感じられないし、肝心の部分の作りが
ボカされていささかご都合主義っぽさが出ている事は否めない。そして終盤の長語りはちょっとあり得ない。もう少しキャラクターを活かして登場人物が
真実に近付く部分を増やした方が良かったんじゃないだろうか?決して「つまらん」とは言わないけど、どうにもこれを小説と呼んで良いのか迷う様な作品
計算された作風を維持したまま、その計算の中に登場人物が生きた人間として感じられる様な「遊び」の部分を混ぜてくれる作家さんに成長してくれる事を
期待したい

719 :
5つ星のうち 3.0 共依存に浸りきった人間関係からの脱却というテーマ自体は面白いが、いささか「計算され過ぎ」で小説と言うよりよく出来たピタゴラ装置を見せられた様な印象, 2016/9/14
Amazon.co.jp: おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/review/R1TZSOQ4D3198N/

720 :
5つ星のうち 3.0 共依存に浸りきった人間関係からの脱却というテーマ自体は面白いが、いささか「計算され過ぎ」で小説と言うよりよく出来たピタゴラ装置を見せられた様な印象, 2016/9/14
Amazon.co.jp: おはよう、愚か者。おやすみ、ボクの世界 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/review/R1TZSOQ4D3198N/

721 :
5つ星のうち 1.0 肩透かし。妹の狂信にも似た兄への依存を描くのは良いが、老いと共に世間から乖離していく客観的悲惨さを描かずしてこの兄妹のヤバさは見えてこないだろ!, 2016/9/15
Amazon.co.jp: いもーとらいふ (下) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RUU69O406UUUA/

722 :
5つ星のうち 1.0 肩透かし。妹の狂信にも似た兄への依存を描くのは良いが、老いと共に世間から乖離していく客観的悲惨さを描かずしてこの兄妹のヤバさは見えてこないだろ!, 2016/9/15
Amazon.co.jp: いもーとらいふ (下) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RUU69O406UUUA/

723 :
友達も求めなければ人間的な成長も見せない、ただ「妹である」という異様なアイデンティティを持つ妹と共依存的な関係に陥ったまま三十路を迎え、
妹が作家としてデビューすると同時に「兄である」「庇護者である」という以外は「空っぽな自分」を発見するに至った悲惨な「兄」の人生物語・後半戦
上巻の唖然とするようなラストシーンからどこまで兄が転げ落ちて行くのか期待しつつ拝読

724 :
普段は序盤の展開を紹介するのが小生のレビューの常なのだけど、今回は色々思う所あって省略

725 :
…ただ、一言で表すならば日和った入間人間には魅力が無い、ただもうそれだけは明確に申し上げておく

726 :
何なんだ、これ?肩透かしも良い所じゃんか!前巻ラストで妹との共依存関係に陥ったまま三十路を迎えるというあれだけ陰惨な「自己発見」を描いて、
読者に「この兄者の人生は下巻でどこまで転げ落ちて行くのだろう?」と期待させておいて大いなるスカを掴ませるって…章タイトルの代わりに使っていた
妹の年齢が30の次は87に跳ぶって何?若くて綺麗な時期の妹の姿を描いて終わらせたら上巻で祖母の葬式で兄が「人間は老いて、死ぬ」という真実を
悟って怯えた描写が丸々無駄になってるじゃないか!

727 :
妹の商業作家としてのデビュー=経済的な自立=兄への依存の終了という事実を前に「庇護者としての自分の役割が失われたら自分には何も残らない」
という真実を突き付けられて、ズルズル続けてきた妹との同居を妹が編集者に東京への移住を勧められた事で終わらせるきっかけを得た兄が大いに迷い
自分の人生の「これから」を考えざるを得なくなる展開までは良かった。ただ、その迷いが恒例の入間ワールドリンクで他作品からカメオ出演してきた
一人の女の子との会話一つで吹っ切れちゃうって…上巻ラストで兄が突き付けられた絶望がこの展開一つで一気に軽くなってしまった

728 :
上巻で同じ大学に進学してきた妹の送り迎えをする様な兄に「妹と自分のどっちを選ぶつもりなのか?」と迫ってきた彼女との別離に代表される様に
この作品のキモは幼少時だけに許される関係性を続けてしまう事で世間的常識や倫理からズルズルとズレていく兄妹の異常性を描く所にあったと思うが
その部分を綺麗さっぱり回避して、幼い頃からあまり変わらないという妹の容姿が加齢とともに変化を隠しきれなくなって中年女性から老女へと変化する
中で兄がそれでも妹を世間より優先する、という所まで描いて初めてこの作品の凄みは産まれるんじゃなかったのか?妹が30歳を迎えたところで
スッパリ切って87歳で迎えた「最終的な結論」を数行だけ書くだけであれだけ期待を抱かされた読者が納得するとでも?そんなに女性が加齢に伴い
若い頃の容貌を維持できなくなる様をリアルに描くのが今のラノベではタブーなのか?そこから逃げるぐらいなら最初から電撃文庫で出すなよ!

729 :
あと書きで「元編集者が〜」と当初の構想には在ったこの二人の悲惨な未来を省いた理由がグチャグチャ言い訳めいた形で書かれていたが凡そ
みっともない以外の印象が残らんかったわ。80頁に渡って描かれた妹視点の狂信にも似た「兄に誉められる事」、「兄と二人だけの世界を守る事」以外の
何ものも求めない依存を描いた部分は確かに良かったかもしれない。だが、二人の未来を不安に思った親からの連絡をあっさりと断ち切り、妹が
「兄以外に大切なものなんてない」と答えるだけだと言うならば本作はただのヤンデレキャラを売りにしたラブコメ以上にはなり得ないのでは?
何度も同じ事を繰り返すけど加齢とともに世間とのズレが開いて行く様を正面から描かないなら何でそんな中途半端な物を出したんだ?

730 :
売れるかどうか分からん物を容赦なく読者に叩きつけてこその入間人間だろう?他の凡庸な作家に無い「骨」を感じさせてこその入間人間だろう?
あと書きであれこれ書いていた様に本当に編集の言いなりになって日和った物を書く作家に堕したなら、そんな入間人間に存在意義なんか無い!

731 :
5つ星のうち 1.0 肩透かし。妹の狂信にも似た兄への依存を描くのは良いが、老いと共に世間から乖離していく客観的悲惨さを描かずしてこの兄妹のヤバさは見えてこないだろ!, 2016/9/15
Amazon.co.jp: いもーとらいふ (下) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/review/RUU69O406UUUA/

732 :
非モテな俺が五日間でry読了
詰まらなくはないが本当にタイトル通りで終わってしまった
読みやすいしキャラいいしこの作者こういうのの方が向いてるなあと思う一方で
乙女ゲーとあんまり変わらないというか縮小再生産的な気がなきにしもあらず。騎士プ

733 :
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1464037911/550
へのレス
そういうバリエーションが少ない状態だから現状の停滞があるんじゃね?
そうでなくても電撃は劣等生と禁書が右肩でジリ貧なんだから
メディアミックスでも思い切ったことやらなきゃいかんはずだったんだがね
今回の発表見てると問題作は表に出したくないと日和ったようにしか見えない
ぶっちゃけSAO頼みになると靴の二の舞いになりかねん
いずれSAOも売り上げ落ちることだけは確実なんだから
それがいつになるのかは知らんが

734 :
*16,887部 14/02/08 ***9日 ゼロから始める魔法の書
*14,047部 14/11/08 ***9日 ゼロから始める魔法の書 U −アクディオスの聖女 上−
*13,071部 15/02/10 ***6日 ゼロから始める魔法の書 V −アクディオスの聖女 下−
*11,358部 15/08/08 ***9日 ゼロから始める魔法の書 W −黒竜島の魔姫−
**8,953部 15/12/10 ***4日 ゼロから始める魔法の書 X −楽園の墓守−
*10,303部 16/04/09 ***9日 ゼロから始める魔法の書 Y −詠月の魔女 上 −
**7,492部 16/08/10 ***5日 ゼロから始める魔法の書 Z 詠月の魔女 下
*25,740部 12/06/08 **10日 天使の3P!
*15,733部 13/10/10 ***4日 天使の3P!×2
*13,795部 14/06/10 ***6日 天使の3P!×3
**9,905部 14/10/10 ***3日 天使の3P!×4
*12,036部 15/02/10 ***6日 天使の3P!×5
*11,129部 15/10/10 ***9日 天使の3P!×6
**9,355部 16/04/09 ***9日 天使の3P!×7
*11,726部 14/04/10 ***4日 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
*13,564部 14/08/09 ***9日 青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない
*14,598部 15/01/10 ***9日 青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない
*15,741部 15/05/09 ***9日 青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない
*12,639部 15/09/10 ***4日 青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
*17,512部 16/06/10 **10日 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
ラ板にも張ったけれど、なんでこの部数でアニメ化作品選んだのか疑問でしかない
単に部数だけ見ると右肩してるのより初動増えてる方が効果出そうなものだけど
よほどブタ野郎にアニメに不向きと見られるような要素でもあるんかね?

735 :
前にもどこかで言われたが、アニメ化って
アニメ制作側から話持ち上がるほうが多いので
部数だけでどうこうなるものでない
アニメに向き不向きも、そこに影響は出るが
絶対じゃないのは、川上の
終わりのクロニクル
(同時期の発行部数発表された作品で唯一アニメ化されず)
境界線上のホライゾン
(終わクロより初動微増程度の売上だがアニメ化)
事例が示す通り

736 :
さくら荘の円盤売れなかったから・・・
ロウきゅーぶの半分くらい

737 :
アニメ化の話あっても作者が断ったとかもありそう
さくら荘あんなことになっちゃったし…

738 :
作家がシリーズ構成やるからスケジュール調整がついてないんじゃね?
今鉄血やってる最中だし
まあ次で終わりとかない限りいずれはやるんだろうけど
今の電撃には新作であれを超える弾がほとんどない

739 :
青春ブタ野郎の尼レビューの数が凄いことになってんだが
発売から4日で13件って、エロマンガの10件より多いし、劣等生の17件と大きく変わらない
5、6巻も20件超えてるしどうなってんの

740 :
相変わらずいでおろーぐ!が面白過ぎる
イメージソングCDも発売されるし、コミカライズも決定するし、
このままアニメ化まっしぐらだな

741 :
あの初動部数でコミカライズって正気か電撃

742 :
>>739
それじゃこっちでやろうか。
シベリアに顔出すのは久しぶりなんだがなあ…。
どこかの暇人さんのお陰でレスは伸びているようだw
で、表で話したことの続きなんだが、レビューの数だけ多いことには何の意味もない。
「誰が」「どんなレビュアーが」語ったかが問題なんだ。
Amazonのレビューはレビュアー名をクリックすればそのレビュアーの過去の投稿レビューが
閲覧できる様になっている。これはアテになるレビュアーを見つけた時には非常に便利で
そのレビュアーの過去を遡ることで自分が読み逃した過去の名作を見付ける事も出来るわけだし。
で、今月刊行された最新刊に投稿されたレビューなんだが、レビュアー名をクリックしたら驚いた。
過去レビュー無しがなんと5人。過去の投稿歴が5件以下が3人と来た。
確かに作品自体はラノベ史に残る大傑作だから感動した読者が「この作品を語りたい」と
Amazonみたいな場所に投稿することも十分にあり得るわけだ。

743 :
けど、以前も語った事だけどAmazonで働く「妙な力」の最大の特徴はその「早さ」にある。
漫画なんかと違ってラノベのレビュー件数は大して伸びないんだが、
その基本的に伸びないレビューが四日間で13件…いくら初心者レビュアーの事を念頭に置いても
これは余りにも不自然。
基本的に私が「臭い」と判断するレビュアーは
・初投稿者
・過去のレビューの件数が少なく、しかも雑貨やゲームソフトが多い
・過去のレビューを意図的に隠している(Amazonのレビューにはそういう機能がある)
こういった所なんだが、今月出た最新刊はもろにそのパターン。全員が「臭い」わけじゃない点が救いなんだが
それでもこうも星5を付けて薄っぺらい称賛の言葉を並べただけの短文レビューを初投稿者がゾロゾロ投稿するのは
異常事態であるわけだ。

744 :
>>742
あんた誰だよ

ともあれ、捨て垢丸出しの絶賛レビューとか
珍しくもない現象を何をドヤ顔で語ってんのさ

745 :
外出先なんでスマホから
まあもしほんまもんのステマなら今回の電撃祭でアニメ化発表されてるだろうしな
このラノや書評サイトをはじめとするこれまでの推しの弱さも引っかかるし
何よりも炎上を放置されたという前歴が普通じゃない
電撃内部で何が起きてるのかは知らんけど
かつてうぇぶらじで鴨志田が他の作家とほとんど面識ないって言ってたのは少し引っかかる

746 :
臭いレビュアーの特徴も別に列挙するまでもない
普通に見てりゃ誰でも察するポイントなんじゃないですかね

747 :
そして前巻のレビューの多さにも驚いておられる様だけど、こっちも調べてみたら案の定、というか。
初回投稿が3人、過去5件以下の投稿歴が5人、投稿歴隠しが1人ときた。
単純に貶めるだけなら、前作のアニメで作者が巻き込まれた騒動を覚えている人も多いから
怪しいと思って投稿歴を探る人間もいると思うが、逆に称賛だと「まあ、いいか」で済ます事の方が多いから
私みたいなAmazonのレビュー欄に、それもラノベという狭いジャンルに限って入り浸っている人間でもない限り
気づくことはほとんど無いだろう。
何となれば、この投稿状況を関係者によるステマの疑いあり、という事でアフィブログの連中あたりに
食い付かせる事も出来るし、前作でネットイナゴどもに良いように嬲られた作家という事で再度の炎上も
それほど難しい事じゃないだろう。前巻はまだ過去の投稿歴があるアカウントを多用しているけど、
最新巻は初投稿者だらけで、工作だとしてもより雑になっている。まるで「早く誰かに気付いてもらいたい」と
裏の誰かさんが思っているみたいにも見える。
まあ、色々語ったけど、この作品に関して妙な気配が絶えないのは間違いない。誰がどんな意図でこんな
回りくどい手を使って「いつでも陥れる事ができる状況」を作っているのかは分からんが、どっちにしても
ひどくキナ臭いことには変わりない。レビュー数が多いからと言って喜べることばかりじゃない、という事で。

748 :
むしろ心当たりが多すぎるんだが
デビュー直前のトラブルに関わった内部関係者や関係の良くない作家
批判食らったアフィカスや黙殺してる老舗書評サイトの関係者
特に書評サイト関係者はゴールデンタイム1巻を談合したかのように雁首揃えて酷評した過去があるから信用ならない

749 :
>>745
「ステマに見せかけた炎上の下地作り」ってのが私の妄想であれば良いんだが…。
仰っておれれるように前作アニメの炎上がちょっと不自然なぐらいに早く、
しかも何の対策も打たれないまま燃え広がった事に疑念を捨てきれずにいるんですよ。

750 :
やボオは陰謀論を語る前に自身の日本語をもっと磨くべきだわ

751 :
それにしても私のレビューは全然アップされんねえ…。
今月の電撃も二冊ばかりレビューしたけど、4日以上アップされんまま放置とか、なんだかもう。
Amazonレビューシステムは先月の大規模なシステムトラブル以降ガッタガタだわ。
審査対象にならない短文レビューなら投稿即アップになるんだけど、私の場合無駄に長いからなあ。

752 :
>>751
無駄と自認しててなんで短くせんの?

753 :
>>749
例えば杉井がやらかした時とか支倉の黒歴史が暴露されたとき
土橋がらみのステマスレが埋め立てられたときやまつりの尼工作疑惑のときと比較しても
明らかに何の対応もされてないんだよね
庵田のときもそうだったけど、あれは裏で編集とトラブルになってたことを庵田が暴露してる
まあ新人作家の担当に新入社員充てればトラブルにならん方がおかしいんだけど
前はこれは編集による差かなと思ってたんだが支倉、土橋、鴨志田の担当は同じなんだよね
ちなみに杉井とまつり、ゆゆこの担当も同じだけど扱いに差があるんだよな
売れてる方が贔屓されるんならまだ理解できるんだけど

754 :
>>753
ちなみに新潮社でのゆゆこの最新作に投稿したレビューは大笑い。
「参考になった」が一票入るたびに「参考にならなかった」を一票ずつ投じて
決して「参考になった」がプラスにならない様にするとかご苦労な事で。
前にここで一般文芸デビュー作のレビューアップ後二日で大量に「参考にならなかった」が投じられた、と
暴露したので学習したっぽい。逆に笑っちゃうぐらいに不自然になっていたがw
来月は文春が露骨に10日にぶつけてくるし、何が起きるか楽しみですなあ。

755 :
さてと、語るべきことも語ったし、また次にキナ臭いネタが見つかったら、という事で。

756 :
文春のは連載中に読んでたけど一般とラノベは登場人物の年齢以外は何の差もないんだなと改めて思った
文章読みやすくなった以外は芸風何も変わってないんだもん
それがちゃんと通用してんだから電撃の一部編集者のように「ラノベらしさ」に拘る理由が全くわからん

757 :
まあ忘れてる人も多いので早漏事件のおさらいを
>>749
炎上云々についての不自然さを書くと以前なら馬鹿げた陰謀論で終わっていたけれど
早漏事件をアフィカスが黙殺したことで電撃がアフィカスを抑えられる力があることがバレちゃった
じゃあなんでこっちは抑えなかったんだっていうことになるんだよね
アフィカスを抑える力がありながら同じネタをやら糞が1週間連続で取り上げるレベルまで放置したのかって
早漏事件から分かることっていろいろあるんだよ

758 :
次あったら1/3くらいに短く書いといて

759 :
1/30でいいよ

760 :
5つ星のうち 5.0 人は人に対していくらでもやさしく出来るわけではない、だからこそ「やさしさ」は尊いという当たり前の事を描いた、これ以上なくやさしい物語, 2016/10/12
Amazon.co.jp: 青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RAGSISXK8O11N/

761 :
5つ星のうち 5.0 人は人に対していくらでもやさしく出来るわけではない、だからこそ「やさしさ」は尊いという当たり前の事を描いた、これ以上なくやさしい物語, 2016/10/12
Amazon.co.jp: 青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RAGSISXK8O11N/

762 :
もうここ数年「宇宙船サジタリウス」のOPテーマ曲「スターダストボーイズ」にハマっている。サジタリウスというとEDテーマの「夢光年」ばかりが持て囃されて
OPの方はどうにも蔑ろにされがちなのだが、年を食ってから聞くとこれがしみじみと良いのである。「危機一髪も救えない、ご期待通りに現れない、
ため息つくほど粋じゃない、子供の夢にも出てこない、大人が懐かしがることもない」…まあ子供の頃に聞いた時には「ダメな大人の自虐の歌だな」とか
鼻で笑っていたのだけど、その後に続く「だからと言って駄目じゃない、結構いいとこあるんだぜ」まで通して聞くと凡人でしかない大人にはこの上ない
名曲として聞こえてしまうという事に気付いてしまうのである

763 :
同じ様に最近ボケーっと福本伸行の「新黒沢」読んでたら、主人公の黒沢がちょっとした縁から知り合った高僧に土建の行(樽に入って土に埋められる
即身仏一歩手前の荒行)の最中に得た気付きについて教えられる場面があるのだが、これが中々「ハッ」とさせられる物があった。例え高僧であっても
樽の中に入って埋められてしまえばどうしようもない孤独と、樽という閉塞空間で気がおかしくなりそうになるのだが、ある瞬間から「あれ、肩も動かせるし
首も回せるし、意外と動かせる部分あって、これって結構自由なんじゃね?」という悟りを得るに至る、という話。これでまた「お?」と感じるものがあった

764 :
同じ様に最近ボケーっと福本伸行の「新黒沢」読んでたら、主人公の黒沢がちょっとした縁から知り合った高僧に土建の行(樽に入って土に埋められる
即身仏一歩手前の荒行)の最中に得た気付きについて教えられる場面があるのだが、これが中々「ハッ」とさせられる物があった。例え高僧であっても
樽の中に入って埋められてしまえばどうしようもない孤独と、樽という閉塞空間で気がおかしくなりそうになるのだが、ある瞬間から「あれ、肩も動かせるし
首も回せるし、意外と動かせる部分あって、これって結構自由なんじゃね?」という悟りを得るに至る、という話。これでまた「お?」と感じるものがあった

765 :
何が言いたいかっていうと…「何にもできねえ、俺ダメだ」と絶望する瞬間は人生で当たり前のように何度も襲ってくるけど、思っているほどダメじゃなかったり
何にも出来る事がないと絶望するほど「出来る事」が無いわけでもない、というそんな事が言いたい

766 :
まあ、ライトノベルというジャンルであれば主人公は「何でも出来ちゃう」「誰でも救える、それこそ世界丸ごと救っちゃう」スーパーマンである事が多いから
「俺には何もできねえ」と落ち込む瞬間はあまり来ないし、ちょっと手詰まりになっても割りとホイホイ便利能力で乗り越えられちゃったりするから
こういう絶望感ってのは襲ってこなかったりする。だからライトノベルの主人公ってのは「やさしさ」を大バーゲンセールのごとく振る舞えるってのが当たり前
誰にでもいくらでも「やさしさ」を与えちゃうのが普通。…でもそんな「やさしさ」って本当に有り難いのかなあ?

767 :
ライトノベルじゃなくてリアルワールドで人間が振る舞える「やさしさ」なんてほんのちょっぴり。「生活」なんていう身も蓋もない現実が伸し掛かってしまえば
他人にやさしさを振る舞う余裕なんか「やるべき事」の前にすっとんじゃうってのが普通。ムーミン谷の大哲学者スナフキン先生も仰っておられるように
「いつもやさしく愛想よくなんてやってられないよ。理由は簡単。時間がないんだ」とばかりに「やさしさ」を求めている人がいても素通りするのが当たり前
そりゃ死にそうになってる人がいれば「何とかしなきゃ」ぐらいは思うかもしれないけど、思いは募れどやれる事は限られているし「それじゃ代わりに死んで
あげます」なんてのは…まあ出来っこないわな。そんな膨大な「やさしさ」は人間のどこを絞っても出て来やしませんって

768 :
結局、「やさしさ」を振る舞える相手なんてのは限られまくっているし、スナフキン大先生のお言葉をもう一回借りれば「本当の勇気とは自分の弱い心に
打ち勝つことだよ。包み隠さず本当のことを正々堂々と言える者こそ本当の勇気のある強い者なんだ。」とばかりに「あなたは救えません。なぜなら
自分にはあなたよりもっと大切な人がいるからです」と言えちゃう事の方が正しかったりする。人間が同じ人間を「救う」「救わない」に分けるのがどれだけ
しんどいかは福知山線の脱線事故でトリアージを担当した医師が後に自殺されたニュースを聞いても分かる通り選んだ方が死ぬほど辛かったりする
それぐらい「やさしさ」を振る舞うってのはしんどいし、そういう限られた存在である人間が振る舞うからこそ「やさしさ」ってのは尊い

769 :
結局、「やさしさ」を振る舞える相手なんてのは限られまくっているし、スナフキン大先生のお言葉をもう一回借りれば「本当の勇気とは自分の弱い心に
打ち勝つことだよ。包み隠さず本当のことを正々堂々と言える者こそ本当の勇気のある強い者なんだ。」とばかりに「あなたは救えません。なぜなら
自分にはあなたよりもっと大切な人がいるからです」と言えちゃう事の方が正しかったりする。人間が同じ人間を「救う」「救わない」に分けるのがどれだけ
しんどいかは福知山線の脱線事故でトリアージを担当した医師が後に自殺されたニュースを聞いても分かる通り選んだ方が死ぬほど辛かったりする
それぐらい「やさしさ」を振る舞うってのはしんどいし、そういう限られた存在である人間が振る舞うからこそ「やさしさ」ってのは尊い

770 :
それじゃ「やさしさ」なんて最初から振る舞わなきゃ良いじゃないか、と思う人も少なくないかもしれないがそれもちょっと違う。人一人救うだけの「やさしさ」の
持ち合わせを持ってる人は少ないかもしれないが、持ち合わせているちょっぴりの「やさしさ」でも出来る事は色々あるだろう、という話。持ち合わせが
足りないからって罪悪感を押し殺して素通りするばかりが全てじゃない。よーく周りを見てみると持ち合わせている「やさしさ」だけでもやれる事は意外に
あれこれと見つかったりする。それがどんな些細な事でもちょっぴりの「やさしさ」をドラゴンボールの元気玉みたいにたくさんの人が持ち寄ればひょっとすれば
人一人を救えるほどの奇跡が起きちゃったりするかもしれない

771 :
あれこれつらつらと書いてしまったけど、これはそういう誰にでも大盤振る舞いするほどの「やさしさ」を持ち合わせていない人間が自分の持ち合わせている
「やさしさ」の少なさと、それで出来る事の乏しさに打ちのめされながらも、ちょっぴりの「やさしさ」の大切さに気付いたことで人一人が救われてしまう奇跡を
描いた、とんでもなく「やさしい」お話だったりする。作者が経験した匿名の悪意から始まったシリーズかも知れないが、人を救うのもほんのちょっぴりの
「匿名の善意」だったりするんじゃなかろうか、とそんな事を考えさせられる一冊だった

772 :
少なめに見積もってもライトノベル史に残っちゃう大傑作

773 :
5つ星のうち 5.0 人は人に対していくらでもやさしく出来るわけではない、だからこそ「やさしさ」は尊いという当たり前の事を描いた、これ以上なくやさしい物語, 2016/10/12
Amazon.co.jp: 青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RAGSISXK8O11N/
 

774 :
少なめに見積もってもライトノベル史に残っちゃう大傑作

775 :
何度もダブらせてしまってすいませんでした

776 :
何度もダブらせてしまってすいませんでした

777 :
ハゲうざい

778 :


779 :
5つ星のうち 5.0 反恋愛主義者によるイチャコラ劇という作品の本質的矛盾に激しくツッコミを入れるかのごとき「リア充爆発しろ!」が最高。やっぱりこのシリーズは真面目に闘争する巻が面白い, 2016/10/14
Amazon.co.jp: いでおろーぐ!5 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R2F2HC6S8X80AC/

780 :
「リア充爆発しろ!」の声も高らかに非リア充(非モテ・ぼっち等)が反恋愛主義の旗を掲げて恋愛至上主義を疑いもしないリア充どもを粉砕するべくアジり
バリケードを組み、ゲバ棒を振るう闘争の物語・第五弾。前巻からしばらく間が空いた事もあり「それほど力を入れて書いているのか」と期待を高めつつ拝読

781 :
物語は主人公の高砂が反恋愛主義青年同盟部の活動に追われて羽を伸ばす間もなかった夏休みを終え二学期を迎えた場面から始まる。新学期早々
全生徒の机の上に楽しかった夏休みの思い出など幻想であり、学園恋愛至上主義の祭典・文化祭の破壊をぶち上げるアジビラが撒かれ、生徒会長の
宮前がそのビラの内容に対抗する全校放送を行うなど同盟部と生徒会の対立は激しさを増していた。毎年十月に開催される文化祭に向けて
反恋愛主義青年同盟部の面々は議長の領家の立てた計画に従い、文化祭の実行に携わる各方面にメンバーを内偵として送り込み、コントロールを
図ろうと試みる。そんなある日の放課後、領家・高砂の二人が校内で目にしたのは一目で分かるほどに疲れ果てた宮前の姿だった。宮前は文化祭の
無事に開催する為に普段以上に反恋愛主義者への対策に追い回されているらしいが、高砂たち二人の事に関してはその正体に気付くことができず、
仲睦まじいカップルであると勘違いしたままであった。学校全体で文化祭への準備が進められる中、クラス企画の買い出しに出たついでに自分たちの
活動に必要な角材などの買い出しも済ませた領家と高砂だったが、学校に戻れば校門で予想もしなかった生徒会による検問に出くわす羽目に。荷物を
調べられてしまえば自分たちの正体が露見しかねないピンチを近くにいた宮前に憧れる下級生のふりをして切り抜けるが、その流れで生徒会室に
二人を招いた宮前から自分の代で反恋愛主義者との闘争に決着をつける覚悟を明かされた上で、領家を文化祭最大のイベントである後夜祭の
企画委員長に任命する旨を告げられる。領家に役割を分担してもらう事で負担が軽くなった宮前はいよいよ反恋愛主義者への弾圧へと注力を始め、
その追及の手は領家や高砂たちの心の拠り所であった地下アジトへと伸びる事になり反恋愛主義青年同盟部に最大の危機が迫るが…

782 :
……最高!二、四巻は今一つの出来だったが、このシリーズ奇数巻で描かれる反恋愛主義者の対リア充=宮前率いる生徒会との闘争劇に的を絞った
話に徹すれば間違いなく大傑作である。反恋愛主義を掲げて「リア充爆発しろ!」と叫び続ける領家と高砂が誰よりもイチャコラしているという矛盾こそが
本作の最大の売りである事はもはや語るまでもないのだが、読者の誰もが心の中で叫んでいる「お前らが一番恋愛に現を抜かしまくってるだろうが!」
というツッコミをまさか本作の中で展開するとは思わなかった。最高に甘酸っぱく、同時に苦笑させられること必至の恋愛劇を文化祭を舞台とした闘争劇を
通じて展開の早いストーリーにこれでもかと盛り込んだ超濃厚な一冊に仕上がっていた。もう一度繰り返す、この物語は最高だ!

783 :
物語の構成は文化祭の準備期間を描いた前編と文化祭が開催される二日間を描いた後編に綺麗に分けられている。どちらも基本的には自分の代で
反恋愛主義者との闘争に決着をつける事にこだわる生徒会長・宮前と領家、そして生徒会のバックにある大性欲賛会の創始者である女児と高砂が
それぞれ一騎打ちを演じるような形で描かれている

784 :
前半はこれまで反恋愛主義者に対して後手に回り続けてきた生徒会が一般の生徒からの反発を覚悟して弾圧を強め攻勢に出た事で、一気に窮地に
陥り地下アジトを失った反恋愛主義青年同盟部とその失策から気弱になった領家の議長辞任騒動が中心。内偵に学内各所へ潜り込んだはいいが、
苦戦続きで活動が思うに任せず弱り切り、あるいはストレスが限界まで溜まった仲間の苦戦を目にした生粋の「非リア充」高砂の爆弾みたいな領家への
告白は過去のラブコメの中でも屈指の「面倒くささ」に苦笑させられた。議長辞任を口にした領家に向かって放った告白のあんまりな内容に唖然とさせられる

785 :
結局、この話は領家と高砂のイチャコラに終始するのか、と思って迎えた後半の文化祭二日目・後夜祭を舞台とした宮前率いる生徒会との最終決戦が
「一周回って」最高。相変わらず領家こそが反恋愛主義者のリーダーだと気付けないままの宮前は文化祭と反恋愛主義者狩りの二つの大仕事に追われて
ボロボロになっていく中、自分以上のリーダーシップの持ち主として次代の生徒会長として領家を推すに至るのだけど、校舎屋上での領家との一騎打ちの
果てに迎えた結果が…まさかの展開に。いや、いつかは誰かが入れると思った領家・高砂のバカップルへのツッコミを入れたのが…本当にまさかの人物
「リア充爆発しろ!」はこの物語のキーワードなのだけど、一番その言葉に縁遠いと思われた人物が口にする事になるとは!しかもその読者を唖然と
させた直後にもっとあり得ない展開を入れてくるのだから恐れ入った。前半で領家が議長辞任を申し入れた時も驚いたけど、後半にそれを踏み台にした
もっと驚くような展開を入れてくるとは完全に予想外

786 :
今回一番キャラクターが掘り下げられたのは間違いなく生徒会長の宮前だけど、反恋愛主義者を追う側こそが非リア充化していくという領家と高砂の
「反恋愛主義者の恋愛」に匹敵するような矛盾をネタに、ここまで面白キャラに仕上げてみせた作者のキャラクター造形能力は群を抜いている。これまで
ただのお邪魔キャラだと思っていた宮前をどう使うのかという読者の疑問を遥かに上回る見事な回答と言えよう。特に領家との一騎打ちの後で見せた
お説教シーンと、生徒会長としての務めの為に自分自身の恋も青春も後回しにしてしまった恨み節を身も蓋もなくブチまけ、その上で領家をリア充と
弾劾して議長の座から追放するなどと誰が予想したというのやら…「リア充対非リア充の対決」という図式はそのままに双方の立ち位置だけを180度
ひっくり返す恐るべき展開はまったくもって想定していなかった

787 :
キャラの掘り下げという点ではこれまで存在感が今一つ薄かった反恋愛主義青年同盟部の面々もかなり掘り下げられていた。特に瀬ケ崎の「イケメン
なのにロリコン」という残念すぎるキャラを徹底的に描いて「うわあ…」とドン引きするほどの熱いロリコントークをさせたのが最高。幼女が出てくるたびに
「今度はどれほどキモい発言をするんだ?」とワクワクさせてくれる。同様に掘り下げられていたのが三巻から登場の一年生部員にして二重スパイの天沼
もともとは生徒会側の人間だった彼女が宮前との対立を通じて完全に反恋愛主義者になり、その上で領家を慕いながらも高砂に対して隠せない想いを
抱くに至る過程が最高に甘酸っぱい。文化祭初日の高砂を強引に誘ってのデートっぽいシーンも良いのだが、最高だったのは生徒会に追い詰められる
中で、一人打って出ようとしたところを引き留めようとした高砂に対して見せたいじらしい乙女っぽさは至高の後輩キャラっぷりであったかと

788 :
これだけでも相当に濃厚なラブコメなのだけど、今回はコメディの方も相当に頑張っている。特に「非リア充」に対する弄り芸はラノベ読者に多いであろう
非リア充が「もうやめて!俺たちのライフはゼロよ!」と叫びたくなるほど容赦ない。前半で追及の手を強める生徒会の一人を反恋愛主義青年同盟部が
捕らえて尋問…というか半分拷問みたいな洗脳をほどこす場面があるのだが、生徒会の一員となったことで「リア充側」になれたと思い込もうとして必死で
儚い夢に縋り抵抗する捕虜の心をへし折る神明さんの「何気ない一言」が本当に強烈。非リア充を自覚されておられる方は覚悟して望まないと本当に
心がポキッと折られかねないので注意が必要

789 :
闘争も恋愛もこれでもかと堪能させてくれた上にストーリーの展開に一部の隙も見当たらないスピーディーかつ次々と読者の想定をひっくり返し続ける
構成を通じて四巻から空いた執筆期間にどれだけ作者の椎田十三が試行錯誤を繰り返し、中身を煮詰めようとエネルギーを費やしてきたかが
ダイレクトに伝わってくるような特濃の一冊だった。一、三巻と描かれてきた反恋愛主義闘争の物語として本作を期待する方には間違いなくシリーズ屈指の
大傑作としてお勧めできる完成度。冒頭から終盤までジェットコースターのように一気に突き進むようなエンターテイメントの塊を「リア充爆発しろ!の
叫びとともに一気に読み進めることを推奨する。間違いなく本作が現在のラノベ界においてトップクラスのラブコメ作品であると証明した様な一冊であった

790 :
闘争も恋愛もこれでもかと堪能させてくれた上にストーリーの展開に一部の隙も見当たらないスピーディーかつ次々と読者の想定をひっくり返し続ける
構成を通じて四巻から空いた執筆期間にどれだけ作者の椎田十三が試行錯誤を繰り返し、中身を煮詰めようとエネルギーを費やしてきたかが
ダイレクトに伝わってくるような特濃の一冊だった。一、三巻と描かれてきた反恋愛主義闘争の物語として本作を期待する方には間違いなくシリーズ屈指の
大傑作としてお勧めできる完成度。冒頭から終盤までジェットコースターのように一気に突き進むようなエンターテイメントの塊を「リア充爆発しろ!の
叫びとともに一気に読み進めることを推奨する。間違いなく本作が現在のラノベ界においてトップクラスのラブコメ作品であると証明した様な一冊であった

791 :
5つ星のうち 5.0 反恋愛主義者によるイチャコラ劇という作品の本質的矛盾に激しくツッコミを入れるかのごとき「リア充爆発しろ!」が最高。やっぱりこのシリーズは真面目に闘争する巻が面白い, 2016/10/14
Amazon.co.jp: いでおろーぐ!5 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R2F2HC6S8X80AC/

792 :
やボオさんよー、ラノベ板のガガガスレでかなりの反論くらっとるぞ
逃げずに出てきてコメントだしてくれや

793 :
いや、おたくがマレーシアから話しかけてくれたおかげで
余計にガガガ周りで何が起こっているか見えて気がする。
ラノベやAmazon界隈でウロウロしている串屋がそう何人もいるとも思えんし。

794 :
上から目線の抽象的な発言が惨めやね
言いたいことがあるならハッキリ言えばいいのに
現時点のフルボッコ状態もあって顔出せないんだろうけど

795 :
まともな電撃文庫スレはないのか?

796 :
電撃文庫がまともじゃないしな
ついでにお前のIPもまともじゃない

797 :
あれはガラケーの個体IDじゃね?

798 :
電撃文庫
2/10発売
●86―エイティシックス― 【著:安里アサト/絵:しらび/メカデザイン:I-IV】
 [第23回電撃小説大賞<大賞>]
●ソードアート・オンライン 19 ムーン・クレイドル 【著:川原 礫/絵:abec】
●魔法科高校の劣等生 (21) 動乱の序章編 <上> 【著:佐島 勤/絵:石田可奈】
●ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.13 【著:聴猫芝居/絵:Hisasi】
●はたらく魔王さま! ハイスクールN! 【著:和ヶ原聡司/絵:三嶋くろね】
●剣と炎のディアスフェルド II 【著:佐藤ケイ/絵:PALOW】
●ヴァルハラの晩ご飯 IV 【著:三鏡一敏/絵:ファルまろ】
●彼女と俺とみんなの放送 (2) 【著:高峰自由/絵:cuon】
●暗極の星に道を問え 【著:エドワード・スミス/絵:クレタ】
●魔法密売人 極道、異世界を破滅へと導く 【著:真坂マサル/絵:巖本英利】
●姫咲アテナは実在しない。 【著:麻宮 楓/絵:くうねりん】
●おことばですが、魔法医さま。 〜異世界の医療は問題が多すぎて、メスを入れざるを得ませんでした〜 【著:時田 唯/絵:オガデンモン】

799 :
5つ星のうち 2.0 大航海時代に発見されたエルドラドを舞台にした侵略者VS先住民族の闘争劇。舞台やテーマは面白いが、あれこれ盛り込みすぎて全てが中途半端。, 2016/12/11
Amazon.co.jp: ディエゴの巨神 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R7X5I6PA74CKA/

800 :
和ヶ原聡司と言えば「はたらく魔王さま!」なんだろうけど、
本編が10巻超えて続くダラダラ作品は基本的に切るというマイルールに従い、そっちは購読カット。
風の噂じゃ「はたまお高校生編」みたいなわけの分からんものまで出すとの事で
「他に書くもん無いんかい」と思っていたら出たのがこれ。
新作らしく序盤は世界観の説明から入るのだけど、これが意外な舞台設定。
完全に世界史における大航海時代真っただ中のヨーロッパや南米をモチーフにしていると思しき世界観。
まさに16世紀のごった煮というか、コロンブスっぽいキャラとドレイクっぽいキャラが同じ時代に生きていたりする。
大洋の彼方に「発見」された新天地を植民地化すべく、スペインっぽい国がローマ法王庁っぽい宗教機関から
「新大陸は好きにしてよろしい」とお墨付きを得たは良いけど、インカっぽい先住民の意外な抵抗に手こずっている間に
フェリペ2世っぽい新国王がお墨付きを出した宗教と不仲になった事で他国の猛追を食らっている、そんな時代。

801 :
物語の方は港町カルディスでひっそりと隠遁生活の傍ら秘密の研究を続けてきた主人公・ディエゴが
社交と語学に長けた友人のアルバロから「一緒に新天地に来てくれ」と強引に誘われる場面から始まる。
新大陸に港湾都市を建設したは良いが、「森の巨神」と呼ばれる存在によって内陸に侵攻できない事で
市民からの追加派兵の兵士の募集に応募して支度金を貰ったアルバロは断るディエゴをしつこく誘うが
新大陸発見の英雄、クリス・コロン提督の名を出してしまった事でディエゴに殴り倒される羽目に。
腹立たしい思いで帰り道についたディエゴだったが、港でアフリカっぽい大陸から奴隷を積んできた奴隷商人の
船から鎖に繋がれた「商品」が降ろされている場に出くわし怒りは頂点へ達するが、奴隷貿易は国が認めた
正当な商売である以上歯噛みするだけで手が出せずにいた。

802 :
そんなディエゴの目の前で突如雷が発生し、雷を受けた奴隷船が真っ二つに裂けるという奇妙な事態が発生。
その隙を突いて奴隷が抵抗を始める中、ディエゴは自分が続けてきた「研究」の成果で奴隷たちを繋いでいた鎖を
ダーツの一投で消し飛ばすという奇跡の技を見せてしまう。
沈む船のマストの上で誰かが自分の研究成果を見ていたと気付いたディエゴは部屋に戻ってから公開する羽目に。
ディエゴの「研究」それは東方から伝わった「陰陽術」を駆使した傀儡の術だった。
「錬金術」を禁じ、「魔女狩り」の様な風習も残る中で危険な研究の成果が外に漏れる事を恐れるディエゴだったが、
その夜、褐色の肌をした一人の女の襲撃を受ける事に。
襲ってきた女に陰陽術で抵抗するディエゴだったが、驚いたことに女はディエゴと同じ術を、より強力に駆使して制圧。
ディエゴの「陰陽術」のベースとなった東方からの書物の事を聞き出すと「今日だけは見逃してやる」と撤退していく。

803 :
そんなディエゴの目の前で突如雷が発生し、雷を受けた奴隷船が真っ二つに裂けるという奇妙な事態が発生。
その隙を突いて奴隷が抵抗を始める中、ディエゴは自分が続けてきた「研究」の成果で奴隷たちを繋いでいた鎖を
ダーツの一投で消し飛ばすという奇跡の技を見せてしまう。
沈む船のマストの上で誰かが自分の研究成果を見ていたと気付いたディエゴは部屋に戻ってから公開する羽目に。
ディエゴの「研究」それは東方から伝わった「陰陽術」を駆使した傀儡の術だった。
「錬金術」を禁じ、「魔女狩り」の様な風習も残る中で危険な研究の成果が外に漏れる事を恐れるディエゴだったが、
その夜、褐色の肌をした一人の女の襲撃を受ける事に。
襲ってきた女に陰陽術で抵抗するディエゴだったが、驚いたことに女はディエゴと同じ術を、より強力に駆使して制圧。
ディエゴの「陰陽術」のベースとなった東方からの書物の事を聞き出すと「今日だけは見逃してやる」と撤退していく。

804 :
そんなディエゴの目の前で突如雷が発生し、雷を受けた奴隷船が真っ二つに裂けるという奇妙な事態が発生。
その隙を突いて奴隷が抵抗を始める中、ディエゴは自分が続けてきた「研究」の成果で奴隷たちを繋いでいた鎖を
ダーツの一投で消し飛ばすという奇跡の技を見せてしまう。
沈む船のマストの上で誰かが自分の研究成果を見ていたと気付いたディエゴは部屋に戻ってから公開する羽目に。
ディエゴの「研究」それは東方から伝わった「陰陽術」を駆使した傀儡の術だった。
「錬金術」を禁じ、「魔女狩り」の様な風習も残る中で危険な研究の成果が外に漏れる事を恐れるディエゴだったが、
その夜、褐色の肌をした一人の女の襲撃を受ける事に。
襲ってきた女に陰陽術で抵抗するディエゴだったが、驚いたことに女はディエゴと同じ術を、より強力に駆使して制圧。
ディエゴの「陰陽術」のベースとなった東方からの書物の事を聞き出すと「今日だけは見逃してやる」と撤退していく。

805 :
そんなディエゴの目の前で突如雷が発生し、雷を受けた奴隷船が真っ二つに裂けるという奇妙な事態が発生。
その隙を突いて奴隷が抵抗を始める中、ディエゴは自分が続けてきた「研究」の成果で奴隷たちを繋いでいた鎖を
ダーツの一投で消し飛ばすという奇跡の技を見せてしまう。
沈む船のマストの上で誰かが自分の研究成果を見ていたと気付いたディエゴは部屋に戻ってから公開する羽目に。
ディエゴの「研究」それは東方から伝わった「陰陽術」を駆使した傀儡の術だった。
「錬金術」を禁じ、「魔女狩り」の様な風習も残る中で危険な研究の成果が外に漏れる事を恐れるディエゴだったが、
その夜、褐色の肌をした一人の女の襲撃を受ける事に。
襲ってきた女に陰陽術で抵抗するディエゴだったが、驚いたことに女はディエゴと同じ術を、より強力に駆使して制圧。
ディエゴの「陰陽術」のベースとなった東方からの書物の事を聞き出すと「今日だけは見逃してやる」と撤退していく。

806 :
次の朝、謎の女の正体を図りかねていたディエゴだったが、その不安を押し流すようにやってきたアルバロが
ディエゴの研究の事が漏れたと告げに来る。異端審問の兵が来るまでにズラかる方法を考えた結果、
ディエゴは苦々しい思いを押し殺しながら新大陸派遣兵団に加わり、未知の天地へと旅立つことになるが…
物語の舞台設定はなかなか面白い。
大航海時代を舞台にしたライトノベル自体がほとんど無い上に、物語の主な舞台を南米っぽい新大陸にするとは。
主人公は侵略者であるヨーロッパ人(作中では「エウーレカ」と言い換えてあるが)の側でありながら、
新大陸開発の歴史上行われていた「三角貿易」の商品である奴隷を見ると怒りを覚えるという青年。

807 :
そんな青年が秘術を駆使して侵略者に抵抗し続ける先住民族が住み続けてきた新天地に
侵略の尖兵として渡るが、海を渡って侵略者の国を探っていた女戦士のローゼンを始めとした
先住民族と関わる中で次第に彼らの立場と文化を理解し、彼らの側に寄っていく…という
何となくケビン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルヴズ」を思い出させる様な内容。
侵略者対先住民というライトノベルとしてはかなり重めのテーマを扱った作品だけあって
「はたまお」とはかなり違った雰囲気の作品に仕上がっていた。
また、単純に侵略だけに拘るばかりではなく、人類の苦役からの解放という明るい側面と軍事技術の発達という
暗い側面を持つ科学技術の両面性みたいな部分にまで踏み込んでいたのも面白い。

808 :
そんな青年が秘術を駆使して侵略者に抵抗し続ける先住民族が住み続けてきた新天地に
侵略の尖兵として渡るが、海を渡って侵略者の国を探っていた女戦士のローゼンを始めとした
先住民族と関わる中で次第に彼らの立場と文化を理解し、彼らの側に寄っていく…という
何となくケビン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルヴズ」を思い出させる様な内容。
侵略者対先住民というライトノベルとしてはかなり重めのテーマを扱った作品だけあって
「はたまお」とはかなり違った雰囲気の作品に仕上がっていた。
また、単純に侵略だけに拘るばかりではなく、人類の苦役からの解放という明るい側面と軍事技術の発達という
暗い側面を持つ科学技術の両面性みたいな部分にまで踏み込んでいたのも面白い。

809 :
ディエゴの研究は幼い頃に出会い、悲劇のうちに分かれる事になった一人の奴隷の少女が発端となっているのだけど、
その「陰陽術」の行きつく果て、として先住民が駆使する「森の巨神」タンカムイが元は戦闘に用いる物で無かった事や、
一度軍事目的で使われた技術が拡散してしまう事で起きる悲劇を先住民と侵略者の双方が危惧していた…という
後半で明かされる皮肉な真相には「おお、ここまで踏み込むのか」とちょっと感心させられた。
それじゃ「名作」なのか…と言えば、これがちょっと微妙。
テーマのはっきりした作品が好きな小生ではあるけど、やっぱり評価の上では物語としての全体的な完成度の方も
外すわけには行かないわけで、そっちの方がかなりアレなのである。

810 :
物語の方は母国での謎の襲撃者との遭遇と秘密の研究の危機から始まり、新天地に向けての船旅、
辿り着いた新天地での「水に包まれたまま眠り続ける少女」との遭遇、港湾都市からの脱出と先住民との接触、
先住民との交流と聖地とされる山岳への旅、侵略者との一大決戦…とかなり盛りだくさんな内容を一冊で片づけている。
展開の早い話が嫌いなわけじゃないけど、やっぱり一冊でこれだけの内容をこなそうとすると
どうしても駆け足気味になってしまう感じは否めないかと。
特に主人公のディエゴが先住民と交流を始め、秘術を認められて聖地へ向かう辺りかは本当に展開が全速力。
ディエゴのトラウマとなり、「陰陽術」を駆使した人の代わりに働く傀儡の研究の目的となった「奴隷」と関わった過去。
父親であるクリス・コロンの非情な仕打ちと、現実主義との対決みたいな部分まで一気に片づけるので
せっかく登場させた諸々の登場人物も右から左へ出ては去り、みたいな感じの掘り下げ不足感が伝わってくる。
「はたまお」も途中から登場人物がやたらと増えて、物語が複雑化していく傾向があったが、本作にも似た部分が伺える。

811 :
特に先住民族側に掘り下げの不足は顕著で前半で登場した水に包まれて眠り続けていた少女・レラや
聖地の山でディエゴを迎えて秘術を授けてくれたイースィなんかはその象徴。
「いったい何を見せてくれるのか」と期待を膨らませて読み進めてみたが「これは」という活躍の場が与えられず
終盤で全体の雰囲気にまるでそぐわない安っぽいラブコメもどきの展開に使われるだけでは出した意味が薄いと
批判されても仕方がないのではないだろうか?
脇役が掘り下げ不足になるのは展開が端折り気味だった事から多少やむを得ないにしても
問題は主人公のディエゴが終盤で存在感を失う事かと。
聖地の山で謎のパワーアップを遂げて(この顛末が端折られたのはどうかと思うが)
侵略者たちに秘術を破られて危機に陥った先住民たちを守るべく登場…という所までは良かったのに
自分を幼い頃、奴隷の悲劇を味わせた憎き父親である提督クリス・コロンと対峙したと思ったら
父親から語って聞かされた「現実」と、突き付けられた自分の掲げてきた理想の書生論的な薄っぺらさに
打ちのめされて木偶の坊と化してしまうのは…実際にクリス・コロンと戦う事になるのは先住民のローゼンでは
「お前謎のパワーアップまでしたのに、いったい何をしに出てきたの?」と読者が呆れるのも仕方ないかと。

812 :
特に先住民族側に掘り下げの不足は顕著で前半で登場した水に包まれて眠り続けていた少女・レラや
聖地の山でディエゴを迎えて秘術を授けてくれたイースィなんかはその象徴。
「いったい何を見せてくれるのか」と期待を膨らませて読み進めてみたが「これは」という活躍の場が与えられず
終盤で全体の雰囲気にまるでそぐわない安っぽいラブコメもどきの展開に使われるだけでは出した意味が薄いと
批判されても仕方がないのではないだろうか?
脇役が掘り下げ不足になるのは展開が端折り気味だった事から多少やむを得ないにしても
問題は主人公のディエゴが終盤で存在感を失う事かと。
聖地の山で謎のパワーアップを遂げて(この顛末が端折られたのはどうかと思うが)
侵略者たちに秘術を破られて危機に陥った先住民たちを守るべく登場…という所までは良かったのに
自分を幼い頃、奴隷の悲劇を味わせた憎き父親である提督クリス・コロンと対峙したと思ったら
父親から語って聞かされた「現実」と、突き付けられた自分の掲げてきた理想の書生論的な薄っぺらさに
打ちのめされて木偶の坊と化してしまうのは…実際にクリス・コロンと戦う事になるのは先住民のローゼンでは
「お前謎のパワーアップまでしたのに、いったい何をしに出てきたの?」と読者が呆れるのも仕方ないかと。

813 :
話の駆け足っぷりは終盤になるほど酷くなり、ローゼンとクリス・コロンの一騎打ちの方も含めて
終幕で猛ダッシュの如く話を巻いてしまって余韻も何も感じる暇が無かったというか…
脇役の一人語りに近い長広舌で一気に話を片づけたり、わけの分からんラブコメ展開まで入れて
最期の二行で新しく生まれた国の行く末を語っちゃうとか何事…と唖然とさせられた。
和ヶ原聡司ってこんなに尺の配分が下手っぴな作家だったっけ?

物語の世界観や舞台は新鮮だし、掲げたテーマも扱い様によっては面白くなり得たかもしれない。
でも一冊の本に収めるにはあまりにも話を膨らませすぎたし、あれこれと盛り込みすぎて収拾が付かなくなった。
その結果肝心かなめの人間ドラマも端折りまくるという結果に終わったのは何とも勿体ない。
やっとこ「はたまお」以外の作品に手を付けたのは良いが、これではどうにも…という一冊。
もうちょっと盛り込む要素の取捨選択を覚えないと今後厳しいよ、と言いたくなる新作であった。
追記
相変わらず電撃文庫の編集者はどこ見て原稿チェックしてるの?
237ページ「しばしの沈黙の後、ローゼンパホつりといった」って…もはや日本語としても成立してないやん。
重要な場面でこういうミスやられると本気で白ける。
同じことで一ヶ月の間に何度も同じこと言いたく無いんだけどなあ。

814 :
Amazon.co.jp: 安達としまむら7 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R2DIQXW1F2LPJQ/
5つ星のうち 4.0 付き合い始めた二人の行く末は…安達の不審行動は顔芸込みでこれまで以上だが、しまむらの内側がより掘り下げられた印象。若干幻想的描写に頼り過ぎ?, 2016/12/11

815 :
夏休みの樽見が絡んだ大騒動を経て(最初から最後まで安達の独り相撲であったが)
めでたくかどうかは分からんが、取りあえずは付き合う事になった安達桜と島村抱月の物語・第七弾。
今回のっけから安達さん大暴走。
「こ、こ、こ」と鶏みたいな声を上げながら「交際」だの「恋人」だのといった言葉を
エッチな言葉を探す中学生みたいに辞書を広げて探しまくったと思ったら
夜討ち朝駆けは当然とばかりに早朝6時から愛しのしまむらにモーニングコールみたいな電話攻撃で愛の確認。
当然ながら寝起きで朦朧としているしまむらからのまともな返しなんかは期待できないのだけど
電話を切る直前に投下された「私も好きだよ」の巨大爆弾に
「あぁだば!あーだば!だ!だだだっだだだだ!」と足をバタバタさせながら人間止めたような奇声をあげまくり。

816 :
いや、毎回毎回しまむらへの重過ぎる愛が高じて大暴走している安達さんだけど、彼女にして貰ったら
余計に酷くなるとはけしからん…いいぞ、もっとやれ。
ぶっちゃけこのシリーズの魅力の半分はしまむらが好き過ぎる安達の奇行を眺めて楽しむためにあるんだし。
そういう意味で今回はイラストレーターののんさんが良い仕事をしております。
安達が挙動不審になる度に、安達の「顔芸」とでも呼びたくなる様な顔のナイスな崩れっぷりをイラスト化。
巻頭のカラーページも含めてここぞとばかりに口元中心に崩れまくった安達の顔を描きまくってる…素晴らしい!
二学期が始まって早々、
早朝のしまむらが起きたかどうかあやしい時間帯から島村家の玄関前で直立不動のブロック化していたり、
永藤と日野の二人ですら話す事が許せなくて、しまむらの手首を掴んでズリズリ引っ張って行ったり、
しまむらの「お弁当を作って交換しない?」という平日の学校でやる事が前提のお誘いに
休日の朝からお弁当持って島村家に突撃するわ、「あーん」を要求するわと安達さんやりたい放題。
終いにはしまむらの携帯に電話を掛かってきた樽見の電話を盗み聞きしようとしたり…

817 :
ここまでやられちゃ、特定の他人を特別扱いする事を避け続けてきたしまむらがキレそうなもんだが、
お付き合いを始めたとはいえ安達に対して何故かダダ甘。
電話を盗み聞きしようとした安達を「でこチュー」で窘めるって…それご褒美にしかなってないやん。
ただ、このダダ甘の雰囲気の裏に色々と危ういものが見えたのも事実。
永藤や日野に対してすら「浮気」と、しまむらへの独占欲を隠さなくなった安達だけど、
やっぱり一番気になるのは夏祭りで目撃してしまった樽見の存在の様で
しまむらとデートに出掛けても行った先にしまむらが来た事があると聞けば
「あの知らない女と一緒にか?」と歯ぎしりしそうになったりと嫉妬めいた感情を燃やしたり…

818 :
今回安達が島村家にやたらと突撃してくるお陰で島村母の出番がやたらと多いのだけど
しまむらが母親と友達みたいな仲の良さを披露してくれるのに対して、
安達の母親が登場するシーンがほとんど無いのが対照的に思われたのだが、
安達のしまむらへの「自分が知らないしまむらは怖い」とまで感じる異常な依存は
以前から何度も繰り返し語られている様に、娘である安達桜を「扱いにくい」と突き放してしまった
母親との関係に起因するのかなあ、と改めて思わされた次第。
で、安達が単純に面白キャラであるのに対して奥が深いのは島村抱月。
祖母から人間関係に潔癖すぎると言われるぐらい「特定の他人を特別扱いしない」という
方針を頑なに貫いてきた島村だけども、安達と交際する事を受け入れる事も含めて
少しずつ自己改革に乗り出している事が端々に伺えた。

819 :
特定の他人を特別扱いする、というのはそれ以外の人を切り捨てていくという事に繋がるのだけど、
安達が求める物を察してやって自ら率先して与えてみたり(おかげで安達はエラい事になってたけど)
安達と出会わなかった未来を想像してみたり(巻頭カラーの社会人版「安達としまむら」は必見!)
色々と試しているうちに島村は変化を見せるのだが、やっぱり安達の望む「二人だけの世界」は
受け入れられないという思いが描かれたり、しまむら依存症の安達と違って島村抱月は一個の独立した
人格として振る舞う事を望んでいるのだな、と二人の違いが強調されていた所は興味深かった。
(興味深いと言えば島村の夢の中に出てきた中学時代の島村の姿はちょっと意外…何があったんだ?)
島村の思い巡らせていた社会人になるまで出会わなかった二人、みたいな想像の部分は良かったけど、
今回、若干幻想的な描写や入間人間の世界にはお約束の「宇宙人」に頼りすぎたかな、という点は感じた。
特にヤシロ絡みでその点は強く感じたというか、ヤシロ以外の宇宙人とか未来世界とかは余計だった様な気が。
ともあれ、付き合いを始めて見え始めた二人の変化や、逆に恋人になっても変わらない・譲れない部分が見えて
二人の関係の行く末がますます目の離せないものに成りつつあるなあ、という予感を持つ回だった。
特に今回出番が少ないながらも安達に不安を抱かせた樽見の存在をどう転がしてくるか、その点は気になる。
次回は修学旅行回との事だが、いよいよ二人きりになるチャンスの多い状況で物事がどう動くのかに期待する。

820 :
特定の他人を特別扱いする、というのはそれ以外の人を切り捨てていくという事に繋がるのだけど、
安達が求める物を察してやって自ら率先して与えてみたり(おかげで安達はエラい事になってたけど)
安達と出会わなかった未来を想像してみたり(巻頭カラーの社会人版「安達としまむら」は必見!)
色々と試しているうちに島村は変化を見せるのだが、やっぱり安達の望む「二人だけの世界」は
受け入れられないという思いが描かれたり、しまむら依存症の安達と違って島村抱月は一個の独立した
人格として振る舞う事を望んでいるのだな、と二人の違いが強調されていた所は興味深かった。
(興味深いと言えば島村の夢の中に出てきた中学時代の島村の姿はちょっと意外…何があったんだ?)
島村の思い巡らせていた社会人になるまで出会わなかった二人、みたいな想像の部分は良かったけど、
今回、若干幻想的な描写や入間人間の世界にはお約束の「宇宙人」に頼りすぎたかな、という点は感じた。
特にヤシロ絡みでその点は強く感じたというか、ヤシロ以外の宇宙人とか未来世界とかは余計だった様な気が。
ともあれ、付き合いを始めて見え始めた二人の変化や、逆に恋人になっても変わらない・譲れない部分が見えて
二人の関係の行く末がますます目の離せないものに成りつつあるなあ、という予感を持つ回だった。
特に今回出番が少ないながらも安達に不安を抱かせた樽見の存在をどう転がしてくるか、その点は気になる。
次回は修学旅行回との事だが、いよいよ二人きりになるチャンスの多い状況で物事がどう動くのかに期待する。

821 :
5つ星のうち 2.0 大航海時代に発見されたエルドラドを舞台にした侵略者VS先住民族の闘争劇。舞台やテーマは面白いが、あれこれ盛り込みすぎて全てが中途半端。, 2016/12/11
Amazon.co.jp: ディエゴの巨神 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R7X5I6PA74CKA/

Amazon.co.jp: 安達としまむら7 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R2DIQXW1F2LPJQ/
5つ星のうち 4.0 付き合い始めた二人の行く末は…安達の不審行動は顔芸込みでこれまで以上だが、しまむらの内側がより掘り下げられた印象。若干幻想的描写に頼り過ぎ?, 2016/12/11

822 :
https://www.amazon.co.jp/review/R3A6AX508AJXJG/Tx2KR3TPO5THHNZ#Mx3P8QYUZPJEAQ9
ヤボ夫さんのコメント:
>***様
コメント頂きありがとうございます。
ネタバレについてのご指摘の件ですが、私のレビューに対してネタバレであるというご指摘は何度も受けておりますが、
これに対しては対処をさせて頂くつもりはございません事を始めに申し上げておきます。
ネタバレというご指摘は受ける事はありますが、どの部分がネタバレに該当しており、どの様な基準でネタバレとして
認定するか、という客観的指標はただの一度も示された事が無い、というのがその理由です。
「自分が読む前にネタバレで楽しみを奪いやがって」という不快感を感じられた事に対してはお詫びもしますが、
個々の読者でネタバレの基準が異なり、客観的な「ここまではOK、ここからはネタバレ」という基準そのものが存在しない状況で、
単なる感想では無く、具体的にどの様な根拠に基づいて作品の善し悪しを判断したかを示すべき「レビュー」においては
作品の内容に触れずしてその根拠を示す事は不可能、というのが私なりのレビュー活動におけるポリシーです。
重ねて申し上げますが、以上の理由により客観的基準を示さない「ネタバレ」に対する個々のご批判に対しては
対処をさせて頂くつもりはございません。

823 :
ヤボ夫(@amareviewer)さん | Twitter
https://twitter.com/amareviewer

824 :
5つ星のうち 4.0 「格差」を前に目が曇っていたのは誰なのか?ディストピアっぽい世界観でありながら誰もがよく知っている世界を描いたラブコメディ、完結編。, 2016/12/14
Amazon.co.jp: 魔王なあの娘と村人A(11) ~魔王さまと俺たちのグラデュエーション~ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RY410TWQS76UU/

825 :
政府から「国の宝」扱いを受ける代わりに将来が限定された存在「個性者」。
その「個性者」の中でもトップクラスの個性である「魔王」と「勇者」の板挟みとなった少年の
悲喜こもごもを描いたラブコメディシリーズ、完結編。
前回、修学旅行の最中に暴走した個性者「西の魔王」に主人公・佐東が暴行を受け
ボロボロにされる中で魔王・竜ヶ峯桜子が「村人A」である自分の名を呼んだ様な気がしながら
意識を失い、気が付いたベッドの上で幼馴染である「勇者」の個性者・翼から
竜ヶ峯が個性者としての政府からの認定を取り消されるかもしれない、という話を伝えられた
ショッキングな状況から物語は始まる。
学校に姿を見せなくなった竜ヶ峯を心配する佐東であったけれども、
教室の中で目に入る風景は既に個性者認定取り消しの噂を知った非個性者であるクラスメイトの
「だからって俺らに何が出来る?」、「連中は迷惑を掛けるばかり」、「お前もその犠牲者だろ?」という
冷淡な態度を取る姿であった。

826 :
個性者である翼や矢刳馬や塚耶の「竜ヶ峯の魔王の個性者としての意識が薄くなっている」という
意見から役所が個性者の気を引き締めるために見せしめとして個性者認定取り消しという
劇薬を投じようとしているのではないかと意見が出る中、「友達」なら助けるのが当たり前、と
佐東は竜ヶ峯の自宅に赴くことを決意。
竜ヶ峯家の屋敷に招かれた佐東は実際に役所から認定取り消しを検討中という通達を受けたと
桜子から知らされ、同時に桜子自身に「人類殲滅を考える時間が減っていたのかも」と感じていた事を
打ち明けられる。

827 :
「魔王」でなくなった、「村人」となった竜ヶ峯はどうなってしまうのか、どう生きていけばいいのか、
そんな不安に捕らわれた佐東だったが、話を聞いたクラスメイトの斉藤からは
「それなら村人としての生き方を経験させてやれば良いじゃないか」と竜ヶ峯を誘っての
ダブルデートに出掛ける事を提案されるが…
発売から一ヶ月も経ってのレビューなので他のレビュアー様の意見も出揃っているようだけど、
圧倒的にこの作品の「ディストピアを舞台にした作品」という部分はかなり共通している様子。
成程、確かに「個性者」の圧倒的な優遇、個性者と非個性者との間に恋愛感情なんか芽生えないという意識付け、
黒服による監視体制…舞台装置だけ見れば確かにディストピアっぽい。
ただ、見方を変えればこれって非常に読者にとって身近な、誰でも知っている世界の
誰もが持つ感情を描いた、ひどく人間臭い話ではなかったのか…とも思えてしまう。

828 :
物語の方は個性者認定を取り消されそうになった竜ヶ峯を模擬デートに連れ出した佐東が
ミラーハウスの中で無数に映し出される自己像を非個性者の将来の無限の可能性に見立てる中で
桜子に「わたしはどこですか?」と意味ありげな言葉を投げかけるシーンが非常に印象的。
どんな将来が待つにしても個人の未来、という見方をされる点では共通しているのに対し、
個性者はその「個性」ばかり見られて、「個人」の方は蔑ろにされていると訴えかけてくる様な
竜ヶ峯の寂しさが伝わってきた。
それじゃあ、その「個人」の部分を蔑ろにしているのが誰なのか、という問題が生じるのだけど、
作中で強調される様な「個性者」を国の財産として保護する国家の側、と思われがちだが
結局のところ、「個性=タレント=才能」を与えられなかった「持たざる者」である非個性者が
「個人」としての「個性者」を見ようとしなかった…そういう事を描こうとしていたのじゃなかろうかと。

829 :
冒頭の学校に復帰した佐東を迎えたクラスメイト木村の「個性者」に対する
「あいつら」、「連中」という呼び方に象徴される様に「個性者」を「自分たちとは違う奴ら」と一括りにして
「個人」として見ようとしない姿勢…現実にも「持たざる者」が「持てる者」に対して見せる
ある種の「ひがみ根性」、「やっかみ意識」によって根強く植え付けられた
「あいつらは俺らを相手にしない」、「だったら俺らもあいつらを相手にするもんか」という
歪んだ意識のあり様という物は読者諸氏にも馴染み深いのではないだろうか?
竜ヶ峯が佐東に好意を持っていたのは読者の誰もが知っていた事ではあるけれども
「持たざる者」の側である佐東が竜ヶ峯の認定取り消しというギリギリの状況に追いやられても
認識可能だったのは「友達だったら助けるのは当たり前」というところが限界だったわけで、
自分が竜ヶ峯桜子という個人にどういう意識を持っているのかという所に辿り着けない悲劇が描かれる。

830 :
終盤で竜ヶ峯が魔王の個性を取り戻すと同時に佐東を認識できなくなったまま時間が過ぎる中、
ようやく自分個人と向き合った佐東が竜ヶ峯桜子にどういう意識を持っていたかに気付き、
自分がどうあるべきだったのか、どういう道を進むべきなのかと思い至る展開はそういう意味で
必然だったのかなあ、と思わされた。
(竜ヶ峯がそうなる事を予期していたのであれば、まさに女の魔性を描いているわけで、
ラブコメディとしても恐ろしくレベルが高いわけだが、その辺りは読者の想像にお任せという所か?)
「格差」を前に「持てる者」を「持たざる者」がどう見るか、どう意識するかを描いたという点において
「格差社会」と呼ばれて久しい現代日本のメタファーとでも言うべき世界を描いた作品であったが
「格差を前に目を曇らせているのは誰なのか?」、「逆差別で持てる者の個性を否定していないか?」という
身近なテーマをうまくラブコメディに落とし込んだ良い作品であった。

831 :
他のレビュアー様が触れておられるように確かに終盤が少々駆け足気味になってしまった点は
勿体なくも感じるが(特に竜ヶ峯が非個性者を認識できなくなってからを飛ばしたのはちょっと勿体ない)
ダラダラと引き伸ばされるよりかはマシだったかな、と。
終盤の刊行ペースが落ちてしまったのは作者の体調というやむにやまれぬ事情があった事もあり、
仕方のない事ではあるが、長く付き合ってきたシリーズが終わってしまうというのは何とも寂しく感じる。
ともあれ、一つの明確なテーマを掲げ続けてシリーズを走り抜けた作者の労に心より賛辞を贈りたい。
追記
なんと巻末に作者であるゆうきりん氏の次回作「迷宮料理人ナギの冒険」が一部分掲載されている!
他レーベルも含めて前作を完結させないまま次作の刊行を始めて前作が死に体となるという
不細工な事になるケースが散見される状況に不満を持っていたのだが、これは実に良い方法。
他の作者もこういう形で次回作へ繋げて貰えばいいのだが…

832 :
 
5つ星のうち 4.0 「格差」を前に目が曇っていたのは誰なのか?ディストピアっぽい世界観でありながら誰もがよく知っている世界を描いたラブコメディ、完結編。, 2016/12/14
Amazn.co.jp: 魔王なあの娘と村人A(11) ~魔王さまと俺たちのグラデュエーション~ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RY410TWQS76UU/
 
 
 

833 :
続き
結局のところワッチョイ+IPだとここ以上に身元担保できるシステムになるのが問題なわけよ
しかもそれでヤボ夫荒らしに対処できるかというとお手上げというのがもうね
ここと向こうの両方をワッチョイ+IPにするのが確実なんだろうけど
レビューはここにしか書けないようにテンプレ変えてね

834 :
これだけ待っても誰も来ないなんてバカみたいなんだけど……

835 :
 
5つ星のうち 4.0 父親は異世界を救った勇者、でも自分自身には何も無い…。「等身大の少年」を描く事に和ヶ原聡司は天才的なセンスを持つことを改めて証明した一冊。, 2017/1/13
Amazon.co.jp: 勇者のセガレ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RKJJJCWNTBOHP/
 

836 :
 
異世界絡みの説明臭い設定が増えるばかりの展開に嫌気がさして作者のデビュー作である
「はたらく魔王さま」は買うのをやめてしまったけど、それでも和ヶ原聡司の新作を買う理由はある。
短編集であった7巻の「働く女子高生 a few days ago」の存在がその理由である、と言いたい。
 

837 :
 
「はたまお」のヒロイン・佐々木千穂がマグロナルドでアルバイトを始めるに至った経緯を
進路に悩むという誰にでもある様な経験をベースに描かれた中編だったのだけど、これが素晴らしかった。
ライトノベルにありがちな過剰なキャラ付けの無い、読者とそのまま重ねられるような
本当に「等身大の少年少女」という主人公を描いて、その上で読ませる話に仕立て上げる…
言うほど簡単じゃない。
 

838 :
 
昨年、ファミ通文庫で久遠侑が発表した「近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係」が
「過剰さ・華美さ」を排したストレートな青春グラフィティとして話題を呼んだけれども
この手の作品を書ける作家は今の派手さばかりを競い合う様なライトノベル界では本当に希少と言って良い。
で、その希少な才能を持った作家の一人が和ヶ原聡司であり、本作はその才能をフルに発揮した作品。
 

839 :
 
主人公は埼玉県・所沢に住む高校三年生の剣崎康雄。
サラリーマンの父と専業主婦の母と中学三年生の妹の四人暮らしという平凡な家庭に育ち、
学業も運動も目立った所が無く、放課後には予備校に通うまさに月並みを絵にした様な少年。
 

840 :
 
物語はある日、母親から急いで帰宅して欲しいという連絡を受けて自宅に戻った康雄が
リビングで目にしたのは見た事も無いほど深刻そうな顔をした家族の面々。
親類の不幸や父親のリストラといった、高校生が想定できる最悪の事態を思い浮かべた康雄に
48歳になる父の英雄は「父さんは異世界で勇者になろうと思うんだ」とあらゆる想定を超えた一言を発する。
 

841 :
 
父の言葉に戸惑う康雄の前に姿を現した外国人としか思えない容貌の少女・ディアナは
父・英雄が三十年前に異世界「アンテ・ランデ」を襲った魔王コールを倒した勇者であり、
今再びアンテ・ランデを襲っている未曽有の危機を乗り越えるべく、英雄を迎えに来たと告げる。
異世界だの勇者だのといった世迷い事としか思えない康雄だったが、英雄は実際に
三十年前に愛用した聖剣を呼び出し、その話が嘘では無い事を証明する。
 

842 :
 
「はたまお」のヒロイン・佐々木千穂がマグロナルドでアルバイトを始めるに至った経緯を
進路に悩むという誰にでもある様な経験をベースに描かれた中編だったのだけど、これが素晴らしかった。
ライトノベルにありがちな過剰なキャラ付けの無い、読者とそのまま重ねられるような
本当に「等身大の少年少女」という主人公を描いて、その上で読ませる話に仕立て上げる…
言うほど簡単じゃない。
 

843 :
 
既存のダイエット食の概念を覆すレシピ本で有名になった身体測定機器メーカー・ヤマハタに勤める
50歳手前の父が会社を辞めて、異世界へという話に「俺も妹の和香も今年受験なのに!」とキレて、
こんなの認めるのかよと母親である円香に詰め寄る康雄だったが、円香は反対できないと言うや、
指先から炎を生じてみせ、「お父さんとは一緒に戦って恋人になったの」と自分が勇者のパートナーである
魔法使いであったことを明かす。
 

844 :
 
理解が付いていかなくなった康雄は遂に気を失ってしまうが、話が全くまとまらないまま迎えた翌日の夜、
剣崎家は急襲を受ける事に…
 

845 :
 
序盤の展開で「またエンテ・イスラみたいなファンタジー系異世界を絡めてくるのか…」と身構えてしまったけど、
少なくともこの一巻で主に描かれるのは「普通の高校生」である康雄の姿であった。
そして「普通の高校生」を等身大のまま描いて読ませる作品として仕上がっているのである。
まさに上記の「はたまお」7巻で和ヶ原聡司が証明した稀有な才能を再び証明しているのである。
…素晴らしい!これこそ小生が求めたものだと言いたい。
 

846 :
 
主人公の康雄だけど、父母が三十年前に異世界を救った勇者だったという事を除けば
本当に普通の少年なのである。
その普通さを件の短編同様、進路に悩む受験生として描いているのだけど、
「どれだけ掘り起こしても自分の中から進路のベースとなる『将来やりたい事』が見付からない」という
学校での進路相談や、あるいは就職活動のエントリーシートに付き物の「志望動機」で
誰もが経験したであろう悩みを抱えている姿はとてもライトノベルの主人公とは思えない。
 

847 :
 
将来が見えないでも、「今やるべき事」、「現在打ち込んでいる活動」があれば良いのだろうけど、
康雄の不幸はその「今現在、自分がやりたくてやっている事」を失っている現状にある。
中学時代から続けていた合唱部での活動を、新入部員の途絶と上級生の引退で失い、
自分が人生の主役として全てを賭けるべき物を失ったままぼんやりと受験勉強を続ける灰色の日々。
友人はいるけれども、どこか色褪せた人生を味気なく送る高校三年生…現実には普通に存在するのに
ことライトノベルというジャンルでこんな中途半端に不幸な主人公を見た事は…正直ほとんど無い。
 

848 :
 
空っぽの自分と対比して「伝説の勇者」として再び異世界に赴こうとする父に反対する康雄が
母親から「自分がお父さんに反対する理由を考えてみなさい」と諭された事で、
ようやく康雄は父親である英雄という一人の大人について「よく知らない」事に気付かされるのである。
 

849 :
 
父親の職業を聞かれて「ただのサラリーマンだよ」と答える学生は多いと思われるが、
「それじゃ、その普通のサラリーマンである父親が毎日どんな仕事をしているか知っている?」と尋ねられて
父親が従事している業務の内容を、自分や家族を養っている方法を答えられる高校生はどれだけいるだろうか?
まして父親がどんな人生を送ってきたのか、そんな事も知らなかった自分に
父がこれまで堅実に積み上げてきたサラリーマンとしての人生を捨ててまで挑もうとしている事に反対する資格があるのか?
そんな悩みが、父親の人生に比べて余りにも「空っぽ」すぎる自分の人生が康雄に突き付けられてしまうのである。
 

850 :
 
高校三年生だから、来年受験だからと「行きたい学部」も「やりたい事」も無しに予備校に通って
続けてきた受験勉強その物が「空っぽ」である自分に何の意味があったのか、
父親の壮絶な人生に比べて、自分が信じてきた「一生懸命」とは何だったのかという問いを前に
もはや異世界救済どころか、自分の人生すら虚しくなり、立ちすくむ康雄だけど
予備校で再会した中学時代の同級生・帯刀翔子がすぐには気付けないほど垢ぬけていた理由を知らされた事で
ようやく「自分が本当にやりたかった事」を思い出すことに。
 

851 :
 
要するに「無目的に生きていた少年が紆余曲折の末に自分のやりたい事を見出す」という
ただそれだけの話なのであるけれども、誰もが長い人生の中で一度ならず直面するであろう
「自分が本当にやりたい事って何?」という悩みに向き合う主人公の姿を
ライトノベルにありがちな過剰な「キャラ付け」を排して丁寧に描くと
これだけ「読ませる話」になるのかと改めて等身大の少年少女を描く和ヶ原聡司の才能を思い知らされた。
 

852 :
 
残念な事に、相変わらず異世界絡みの設定を語り始めると読んでいて目が滑るという
不得意な部分も目立ってしまったので星が一つ減ってしまうのは残念だが、
それでもいきなり主人公が異世界に旅立ってしまうのではなく、一人の高校生として
自分がやるべき事は何か、本当にやりたい事は何なのかを自問させた上で少しずつ前に進ませるという
ある意味非常に地道その物と言って良い姿を描こうとした作者の姿勢には大いに期待したい。
 

853 :
 
地味ではあるけれども、その地味さが何より作者の才能を輝かせるという稀有なシリーズが始まってしまった!

854 :
 
地味ではあるけれども、その地味さが何より作者の才能を輝かせるという稀有なシリーズが始まってしまった!

855 :
5つ星のうち 4.0 父親は異世界を救った勇者、でも自分自身には何も無い…。「等身大の少年」を描く事に和ヶ原聡司は天才的なセンスを持つことを改めて証明した一冊。, 2017/1/13
Amazon.co.jp: 勇者のセガレ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/RKJJJCWNTBOHP/
 
 
 

856 :
5つ星のうち 2.0 「善意」で人を縛り付けるキャラを出すのは良いが、やってる事が「善意」に見えない。新キャラも既存キャラも出し過ぎて持て余してしまっている印象。, 2017/1/17
Amazo.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ(4) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3GJPO50C1C6V2/

857 :
「善意」とは何ぞ?
この第四巻を読み終わって思ったのが、まずこれ。

858 :
完全に個人的解釈になるが、善意と見返りの関係を考えると

859 :
1.見返りを全く求めない完全な善意→理想的だが非現実的
2.「感謝の気持ちぐらいは示して欲しいよな」と思う程度の善意→押しつけがましいが人間臭く、現実的
3.「善意で守ってあげるよ、でも僕の恋人になってね」→え、下心あり過ぎて「善意」でも何でもないじゃん

860 :
この辺りが妥当かと思われる。

861 :
この辺りが妥当かと思われる。

862 :
この4巻で主人公のジョーロ君が珍しくパンジーからSOSを受けるのだけど、
その理由というのが
「中学時代に下心ありきで自分に近付いてきた連中から善意で守ってくれた同級生が言い寄ってきて困っている」という、
「善意」で縛られて無下に拒絶できないから何とかしてくれ、というもの。
読んでいる最中から「ん?なんかおかしくね?」と思ったのだが、
どうも作者が登場人物を通して語っている「善意」というのが小生の思う「善意」と甚だしく食い違っているというのが一因らしい。

863 :
独りよがりの善意の押し付けで困らされる、という展開を描いた小説は珍しくないし、
自分に好意を持つ人間のお仕着せみたいな善意を突っ返すことが出来ずに途方に暮れるという展開は
ある意味王道かも知れない。
でもそれって善意の押し付けが暗黙の裡になされる間においては、という条件付きじゃなかろうかと。
過去にいくら助けられた負い目があっても口に出して「自分の好意に見返りが欲しい」と下心が見えてしまった時点で
そりゃ「善意」でも何でもないし、パンジーが縛られる前提は崩れるんじゃないかと思うんだが…。

864 :
一応、ホースという新キャラの特徴として「相手の裏の気持ちが全然読めない」という説明はなされているんだが、
これが本当に「説明」でしかないというか、「行動の動機」を裏付ける力強さが感じられない。
少なくとも「口に出して見返りを要求しているのに自分の行動が善意だと思い込む」という
矛盾をクリアするほどの説得力があったとは思えない。

865 :
この巻、上述したホース君の他に同じ他校の生徒でホースに恋心を抱きながら
何故かホースとパンジーの恋を後押ししようとする新ヒロインが二人ほど出てくるのだけど、
ジョーロが作中で語っている様に「行動の動機」がさっぱり理解できないのである。
フィクションであるライトノベルにどんなキャラを出しても、それは作者の勝手ではあるけど、
そこに現実感を持たせるためには「作中で登場人物が取る行動に読者が納得できる動機を持たせる」という
条件が付くわけで、この4巻で出てくる他校から来た新キャラ三人は行動の動機が掘り下げてないので
どうにも「登場人物が取る行動の動機としての説得力」という物が感じられない。

866 :
何でこうも行動の動機が説得力を持つまで書き込まれていないのかと言えば、前巻終盤で登場させた
野球部のマネージャーである新ヒロイン・たんぽぽが本巻の序盤から
「パンジー先輩とサンちゃんを恋人にしたいので手伝ってください」とジョーロを振り回し続けるパートが
長すぎて尺を食い過ぎてしまったのが一因じゃないのかと。
しかもこのパートも後半のホースたちが絡んでくるパートもひまわり・コスモス・あすなろ・ツバキ・サザンカと
過去に出したヒロインを全部絡めようとするから余計に尺を食いまくってる。

867 :
巻ごとに新ヒロインとか出し過ぎじゃないのか、と危惧してきたのだがここにきて破綻してしまった印象。
何か物語に動きが起こるたびに各ヒロインが一斉に喋り出して姦しいことこの上ない。
本当に物語を進めるうえで必要なセリフだけに絞ると遊びが無く、息苦しくなるから多少遊びの台詞を入れるのは良いが
いくら何でもこれはやり過ぎ。完全にキャラの多さに振り回され、持て余しているとしか思えなかった。

868 :
むしろこの巻で出す必要があったのはたんぽぽとジョーロの友人であるサンちゃんだけだったのでは?
たんぽぽの行動は下心はあるけど、行動の動機に説得力があったし(その動機をジョーロが探る過程はしっかり描かれていた)
何よりシリーズ開始当初から「主人公の友人キャラ」にしては妙に黒い部分が多く、独特の存在感を示していた
サンちゃんのここ二巻に渡っての行動が伏線として張られていた部分は「おお、こう来たか」と関心もさせられた。
…と、同時にサンちゃんの黒い告白部分は「良い場面なのに、もっと掘り下げて描けなかったのか」と惜しさも感じた。

869 :
たんぽぽやサンちゃんに絞って話を組み立てれば登場人物の行動に説得力も持たせられただろうし、
無駄にキャラを増やすことなく、書き込むべき部分に十分な尺を使う事もできたんじゃなかろうかと。
終盤でジョーロが一巻で目覚めたゲスキャラに立ち返る辺りは良かったし、それを裏切るヒロインたちの行動も
「ここでそうきたか」とここ暫くのタイトル詐欺状態をようやく覆す展開で「あり」ではあるんだが、
物凄く駆け足になってしまったのが本当に勿体ない。

870 :
ラストが完全に「引き」で終わる構成なので「後編」となる次巻で評価が覆るのかもしれないけど、
どうにも尺の配分を間違えて、掘り下げるて描くべき登場人物の行動を掘り下げられず
折角出した新キャラ中心に登場人物が薄っぺらくなってしまったという印象。
ここまで高く評価してきたシリーズだったのだが、急にガタガタになってしまったという期待外れ気味の第四巻だった。

871 :
5つ星のうち 2.0 「善意」で人を縛り付けるキャラを出すのは良いが、やってる事が「善意」に見えない。新キャラも既存キャラも出し過ぎて持て余してしまっている印象。, 2017/1/17
Amazo.co.jp: 俺を好きなのはお前だけかよ(4) (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3GJPO50C1C6V2/

872 :
シベリアってワッチョイに対応してんのかね

873 :
5つ星のうち 3.0 「身の丈を覚える時期」を描いた王道の成長物。ベテランらしい安定感は感じるが若干ストーリーに起伏が乏しい。, 2017/1/22
Amazon.co.jp: 迷宮料理人ナギの冒険 ~地下30階から生還するためのレシピ~ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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874 :
5つ星のうち 3.0 「身の丈を覚える時期」を描いた王道の成長物。ベテランらしい安定感は感じるが若干ストーリーに起伏が乏しい。, 2017/1/22
Amazon.co.jp: 迷宮料理人ナギの冒険 ~地下30階から生還するためのレシピ~ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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875 :
昨年ファミ通文庫とダッシュエックス文庫で「異世界+飯テロ」という作品を立て続けに発表したゆうきりんが
先日「魔王なあの娘」の完結を受けて電撃文庫で発表した新作。

876 :
前作の巻末に次作の触りの部分を掲載するという面白い事をやっておられたが、
「ダンジョンでモンスターを狩り、食料に変える」というコンセプトから
「たぶん『ダンジョン飯の二番煎じ』とかいう批判が来るだろうなあ」と思って先行レビューを見たら案の定というか…

877 :
「ダンジョン飯」が発表された当時、そこそこ話題になった事であるし、昔パソゲー少年だった人なら知ってる事だが、
この元ネタは今からちょうど30年前にアメリカで発表されたゲームソフト「ダンジョンマスター」がベースに在り、
本作を二番煎じと批判するのであれば「ダンジョン飯」自体はどうなのだ、と批判的な意見には疑問を感じる。

878 :
「ダンジョン飯」自体は小生も読んでいるが、実際本作と比べてみれば目指す方向性は全く異なる。
「ダンジョン飯」があくまで主人公たちの食料確保を巡るドタバタ騒動を中心に描いた作品であるのに対して、
本作はかなり王道といっていい少年の成長物語として描かれた作品となっている。
「ダンジョン飯」が食料確保を「目的」として描いているのに対し、
本作における食料確保はあくまで「手段」という位置づけとなっている点が大きく違う。

879 :
物語自体は魔王が封印され、平和が訪れたいわゆるヒロイックファンタジーっぽい時代が舞台。
冒険者に憧れる食堂の息子が、夢を見るなと食堂の手伝いを命じる食堂の主である父親に反発して
出奔しようとした瞬間、町全体を巻き込んだ大崩落によって町の地下に埋もれていたダンジョンへと落ち、
自分の落下地点に落ちていた炊具車(ようするに屋台)に憑いていた炎の精霊エンヒに導かれて
同じ様に崩落に巻き込まれた連中と決死の脱出を図る、というのが主な筋書き。

880 :
父親が日本からの異世界転生者っぽい事が示されたり、妙に和食が誉めそやされる展開は
いかにも昨今のライトノベルの流行を追いかけているなあ、とベテランゆうきりんすらもが追わねばならない
流行の強さを思い知らされたというか…(ゆうきりんがこの流行を追いかけているのは昨年時点で分かってた事だが)

881 :
父親が日本からの異世界転生者っぽい事が示されたり、妙に和食が誉めそやされる展開は
いかにも昨今のライトノベルの流行を追いかけているなあ、とベテランゆうきりんすらもが追わねばならない
流行の強さを思い知らされたというか…(ゆうきりんがこの流行を追いかけているのは昨年時点で分かってた事だが)

882 :
流行りは追いかけていてもベテランらしく、キャラの立て方なんかは上手い。
「くっころ系」の戦闘神官リヴやドジで気弱な魔法使いのクラムなんかも悪くなかったけど、
個人的にはヤギを模った仮面を被った記憶喪失の戦士・ヤァギがお気に入り。
豪放に見えて時に恐ろしくシニカルな言葉を発する底のしれない謎めいた雰囲気が良かった。

883 :
戦士・神官・魔法使いが揃っているので基本的なパーティーは組めてしまう以上、
主人公であるナギがどんな役割を引き受けるのかと気になる方もおられるかもしれないが、
ここが本作のメインテーマとなっている。

884 :
主人公のナギは町の食堂の息子で店に来る冒険者に憧れていたのだけれど、
実際の所は腕っぷしも強くなく、魔法みたいな特殊技術も使えない、要するに父親から
「無理な夢なんか見るな」と言われても仕方のない凡人なのだけど、
自分は平凡な人間として平凡な人生を送るべきだ、と納得できないのが思春期少年の難しい所。

885 :
異世界転生者だった父親が数十年前の魔王退治に加わっていた英雄の一人だったと言われて
舞い上がりそうになるが、担っていた役割が「勇者パーティーの炊事係だった」と聞かされ、
「自分はそんな格好悪い役回りは嫌だ」と反発して、剣を振り回す方になりたいと思うのは仕方ない。

886 :
しかし、現実は厳しい。
ヤァギやリヴが簡単に倒せる雑魚モンスター相手の戦闘にも役に立てない自分を思い知らされ、
食堂でプロの冒険者にバカにされ、父親から窘められていた「冒険者志願」がいかに身の丈を超えた
無謀な願いであったかを突き付けられるという、思春期少年にはまことに辛い展開が続くことに。

887 :
そんな惨めなダンジョン探索の中で、ナギが父親からモンスターの過食部位を見分ける「メキキ」と
調理した食材に付加的な効果を加える「シエフ」なる技術を受け継いでいる事に気付き、
戦闘を担当する事が出来ない代わりに、調理技術でサポートを担当するという自分にしかできない事を
見付けていく、要するに自分に何が出来るかという「身の丈を覚える」王道の成長物となっているのである。

888 :
非常に手堅い、と思う一方で全体的にはキャラクターや世界観の紹介に多くを割きすぎてしまったというか
ストーリーの起伏自体はそれほど感じられない展開に終始していた様な印象を受けた。
確かにナギが無謀な冒険者志願を捨て、自分の役割を見付けるというストーリーの流れはあったけど、
二転三転するダイナミックな話を期待される方には少々物足りなさを感じさせるのではないだろうか?

889 :
様々な伏線が明かされないまま終わった以上、二巻、三巻と続きそうな話ではあるので
ストーリーのダイナミックさという部分は次巻以降に期待するべきなのかもしれないが、
少なくともこの巻だけであれば「随分とおとなしい作品を書いたのだな」と思わずにはいられない一冊だった。

890 :
5つ星のうち 3.0 「身の丈を覚える時期」を描いた王道の成長物。ベテランらしい安定感は感じるが若干ストーリーに起伏が乏しい。, 2017/1/22
Amazon.co.jp: 迷宮料理人ナギの冒険 ~地下30階から生還するためのレシピ~ (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R13CY451Y24LYU/

891 :
【脅迫・荒らし・ステマ】電撃文庫総合306 【角川AMW】 [無断転載禁止]&#169;2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1484800979/23
23 名前:イラストに騙された名無しさん@無断転載は禁止 (ワッチョイ f3db-JQ1R)[sage] 投稿日:2017/01/21(土) 08:30:39.13 ID:5fpbKVgr0
むう、今年は何で新人さんたちがほとんど3月に回されているのだ?
毎年2月は電撃の新人さんを「かわいがる」月だと決めているのに。
…ただ、今年はあらすじだけだと買うかどうか微妙な作品が多いんだよなあ。

892 :
今月の新刊は『姫咲アテナは実在しない。』に期待

893 :
5つ星のうち 4.0 あらゆる尊厳を?ぎ取られた上で、最後に残された「人としての誇り」とは?戦争と人間の暗部・恥部をこれでもかと詰め込んだ世界観が強烈!, 2017/2/12
Amazon.co.jp: 86―エイティシックス― (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3UNJRNWV3GVYL/

894 :
毎年2月は電撃文庫の新人さんをかわいがる季節だと決めていたのに蓋を開けたら新人賞作品は一冊だけ。
これは一体どういう事かと納得がいかないまま拝読する事になった今年の大賞受賞作品。

895 :
物語の舞台はサンマグノリア共和国。
「自由・平等・博愛・正義・高潔」と高邁な理想を掲げて建国された国だが
9年前に東方のギアーデ帝国の侵攻で国土の過半を支配され、とりわけ帝国が繰り出した無人兵器である
「レギオン」の前になすすべも無かったが、現在は自軍の無人兵器「ジャガーノート」で戦線を維持している状況。

896 :
ところが、この「ジャガーノート」ときたら実は人が動かさなきゃならない代物。
何でそんなもんが「無人兵器」扱いされているかと言えば、乗っているのが「人じゃないから」。
国土の半分を奪われるという逼塞した状況で安全な85の行政区に全国民を住まわせるのは無理、
帝国出身でも「白系種」だけが本来の人間で共和国出身でも「有色種」はブタ同然という事で
前線に近い荒れ地のバラックに強制移住された有色種は存在しない86番目の行政区の住人、
「エイティシックス」と呼ばれ従軍すれば身内に市民権を与えるという約束で「ジャガーノート」に乗る羽目に。

897 :
ところが、この「ジャガーノート」ときたら実は人が動かさなきゃならない代物。
何でそんなもんが「無人兵器」扱いされているかと言えば、乗っているのが「人じゃないから」。
国土の半分を奪われるという逼塞した状況で安全な85の行政区に全国民を住まわせるのは無理、
帝国出身でも「白系種」だけが本来の人間で共和国出身でも「有色種」はブタ同然という事で
前線に近い荒れ地のバラックに強制移住された有色種は存在しない86番目の行政区の住人、
「エイティシックス」と呼ばれ従軍すれば身内に市民権を与えるという約束で「ジャガーノート」に乗る羽目に。

898 :
特殊な通信技術ででジャガーノートに乗る兵士たちと言葉をやり取りするレーナは
「葬儀屋(アンダーテイカー)」と異名をとる隊長に率いられたスピアヘッド部隊と
交流を始める事になるが…

899 :
わお、なんとも強烈な作品が出てきたな…。
最初は「年少者だけで構成された精鋭部隊」ってな設定に「かーっ、いかにもラノベだねえ」と思ったのだけど
読み進めるうちに戦闘を有色種に強制し、安全な城の中に閉じこもる白色種の支配のおぞましさと
共和国の高邁な理想を謳い続ける欺瞞のいやらしさに吐き気を覚え、
ブタと蔑まれながら前線で絶望的な戦力を前に戦い続ける有色種たちの置かれた状況に声を失った。
ベースはもろに太平洋戦争開戦と同時に「自由の国」で荒れ地に強制移住させられた日系人と
「自分たちはアメリカ合衆国市民の筈だ」と過剰なまでに激戦に身を投じ続けた日系二世の「第442連隊戦闘団」。

900 :
序盤でレーナが担当する事になった「スピアヘッド部隊」の強制収容所における前線にしては妙に呑気な日常や
レーナへの当たり障りの無いやり取りの描写が続くものだから、
「んだよ、これじゃ学園物のラノベと変わんねーじゃん」と不平を垂れてたら、直後の戦闘で隊員から死者が出てしまい
戦闘終了後にレーナが不用意に口にした「残念でした」の一言がトリガーとなって隊員たちが普段は抑えつけている
白色種への、自分たちは安全な日々を過ごしている連中への、その同じ安全地帯に身を置きながら
聖女ぶって有色種たちに対する「理解」を示そうとする「頭の中がお花畑なお嬢さん」への感情が爆発するシーンは秀逸。
自分が振りまいてきた「始末に負えない悪意の不在」の厭らしさを突き付けられ困惑し、絶句するレーナの姿は実に見もの。

901 :
有色種に理解を示しているつもりで、その実何も分かっていなかった事をレーナが突き付けられてからが
この作品の「本番」と言うべきか。
少しでも自分が担当するスピアヘッド部隊の犠牲者を減らそうと東奔西走するレーナが突き付けられるのは
共和国のどうしようもなく腐敗した現実であり、「我が身に累が及ばない限り」誰も何もしない民主主義の欠陥である。
この現実を「説明」するのではなく、レーナがこれまで信頼を寄せていた女性技術官や軍の高官である叔父の見せる
「誰が何をしても無駄、だから何もしない」という諦観めいた「卑怯な姿勢」を通じてレーナともども読者を
絶望の淵に追いやる手際は新人離れしたものを感じさせてくれた。

902 :
そしてスピアヘッド部隊設立の「真の目的」が明かされる段で軍と共和国の無謬性を守る、というただそれだけの為に
まだ将来がある筈の若者たちがもはや作戦とも言い難い「玉砕」そのものが目的とでも言うべき任務へと追いやられる中、
ようやく理想論を口にするだけであったレーナが自分の手を汚す覚悟を決め、友人と思っていた相手から「悪魔」と罵られながらも
「戦い」へと身を投じる過程で、それまでスピアヘッド部隊の面々が口にしてきた諸々の言葉が意味を持ち始める。

903 :
ブタと罵られ、権利ともどもあらゆる「人としての尊厳」を剥ぎ取られ、前線で戦う事を強制されている
有色種たちが、とりわけレーナに将来の夢を聞かれて「考えた事も無い」と答えたスピアヘッド部隊の隊員たちが、
妙に明るく、はしゃいだ様な姿の下にどれほどの絶望と怒りと憤りを押し殺してきたのか…。

904 :
ごく僅かに存在した自分たち有色種に手を差し伸べ、その権利を守ろうと戦い、自分なりに誇りを守ろうとした
白色種たちの存在を知ってしまっているが故に、白色種にブタと罵り返す事を
「自分たちをブタ扱いする連中ににブタと言い返したら、その時こそブタに堕ちてしまう」とタブーとし、
隊員たちが守ろうとしてきた「人としての誇り」と言うのが本当に、何と言ったらいいのか。

905 :
生き残れる可能性がゼロであるのが有色種であれ白色種であれ変わらないのであれば、
「最後の瞬間まで戦い、力及ばず斃れる」ことのみを「己の誇り」とするエイティシックスたちが
「前も後ろも敵しかいない」という極限状況に身を置く中で辿り着いた究極の死生観は
「ああ、こうも人間とは誇りを求めてやまない存在なのか」と表現する言葉がちょっと思いつかなかった。

906 :
スピアヘッド部隊の隊長だったシンが戦場を彷徨い続ける理由だった一つの戦闘が終わった後、
「さて、行こうか」と再び二度とは戻らない死への旅路を続けようとするスピアヘッド部隊の面々に
「待ってください」「おいていかないで」と声で縋るレーナに返ってきた
「そうだな。俺たちは追われるんじゃない。行くんだ。どこまでも、行ける所まで」という
彼らエイティシックスの最後の矜持が絞りだされた様な言葉でこの「人の誇り」の物語は幕を閉じるのだけど…

907 :
んー…最後の2ページ。これ、必要だったのかなあ?
ライトノベルでここまで救いの無い話を書いてくれたのに最後の最後で「救い」を入れた事で安っぽくなってないか?
直接語られる事の無かった「彼らのその後」を想像させる終盤の流れが良かっただけに、
こういう形で「丸く」おさめて欲しくなかったんだが…ここだけはちょっと残念。

908 :
文章の方はちょっとばかり装飾過剰の気配があるのも気になった。特に単語レベルで妙に背伸びし過ぎというか。
もう少し平易な言葉を使った方が読んでいて引っ掛かりなく読めたと思うのだが…この辺りは書き慣れの問題かな?
文章の運び全体は問題ないのに、こういう単語のチョイスで引っ掛かると損するし。

909 :
ともあれ、電撃文庫の編集部が今年の対象にこれを持ってきた事に異議を挟む事は無い。
それだけの完成度を持っていたし、テーマの深さという点においては「これまでにない物を見せる」という
新人作家に求められる役割を十分すぎるほど果たしていた。
最後の最後で見せたブレや単語のチョイスといった部分は作品を書き続ける事で解決される部分だろうし、
才能その物に疑うべきものは無い。
この安里アサトという新人作家の「次の作品」は購入リストに記入しておこう。
間違いなくそれだけの物は見せてくれたデビュー作であった。

910 :
5つ星のうち 4.0 あらゆる尊厳を?ぎ取られた上で、最後に残された「人としての誇り」とは?戦争と人間の暗部・恥部をこれでもかと詰め込んだ世界観が強烈!, 2017/2/12
Amazon.co.jp: 86―エイティシックス― (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3UNJRNWV3GVYL/

911 :
結局荒らされてるじゃねーか!
迷宮料理人の主人公はいつヒロインをかばったんだろう
エルフ嫁もそうだしシーンまるまる飛ばすのが最近の流行りなの?

912 :
>>907
>んー…最後の2ページ。これ、必要だったのかなあ?

必要に決まってんだろ
馬鹿かこいつ

913 :
決まってるという根拠を

914 :
5つ星のうち 4.0 場末で出会った少年と幼女の「好きな物を好きだと言いたい」という想いの「熱さ」が伝わってくる好作。主役二人の掘り下げが若干浅いのが玉に瑕, 2017/3/12
Amazon.co.jp: キラプリおじさんと幼女先輩 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R1W76OPGNA1WQQ/

915 :
「幼女先輩」という聞き慣れない単語に加え、「おじさん」なる表現に何とも事案臭さが漂うタイトル。
はて、どんなイロモノを読ませてくれるのだろうかと半分怖いもの見たさで拝読。

916 :
物語は下関にある田んぼと畑に囲まれた大型スーパー「マルワ」内のゲームコーナー「わくわくらんど」で
一台だけ設置された女児向けリズムゲーム「キラプリ」の筐体を前に高校生・黒崎翔吾が
自身のハイスコアを塗り替えられた事を示すランキング表示を前に屈辱に打ち震えている場面から始まる。

917 :
自分のプレイヤーキャラである「みゆ」ではなく「ちづる」というキャラが歌って踊るデモムービーが
表示されている事実と「ちづる」のコーデから滲み出るプレイヤーのセンスの良さに
こんな事はあってはならないと速攻でハイスコアの座を取り戻そうとゲームを始める翔吾だったが
目標のスコアにはなかなか達せず連続で100円玉を投入してゲームに没入する。

918 :
肩を指で叩かれた事で後ろに誰かが並んだことに気付いた翔吾だったが、
「もう少しだけ待ってくれ」と順番を譲らないままプレーを続けるマナー違反を犯してしまう。
次の瞬間、翔吾の頭は後ろの人物に蹴り飛ばされあと少しで達成可能なハイスコア奪還は失敗。
何をするのかと不満げに振り返った翔吾の目に入ってきたのは小学校高学年らしい幼女の姿。

919 :
「れんぞくプレイは禁止」と店の注意書きを指差しながら席を譲るよう訴えた幼女が
ゲームを始めた画面に表示されたのは件の「ちづる」というキャラクター名。
この幼女が自分のハイスコアを塗り替えたのかと衝撃を受ける翔吾だったが、
幼女が見せる精密機械の様なプレイと「ちづる」を装うコーデのセンスに更に衝撃を受ける事に。

920 :
ライバル心が芽生えた翔吾は「さっさと変われ」と相手が幼女である事も忘れて強く出てしまうが
防犯ブザーを取り出した幼女が容赦なくそれを鳴らした事で大事なカードを撒き散らしながら逃走。
逃げ帰った自宅で改造した納屋の中、「キラプリ」のイメージトレーニングに打ち込む翔吾だったが、
コーデを学ぶために女性ファッション誌を読み耽る異常な打ち込み方を
幼馴染でかつては共に剣道で汗を流した夏希に「クラスメイトとも付き合わずゲームにハマるなんて良くない」と
窘められ、間近に迫ったクリスマスパーティーに参加するよう要請される羽目に。

921 :
しかしハイスコアの座を諦めきれない翔吾は翌日も「マルワ」に出掛け、
「わくわくらんど」で「キラプリ」の筐体に向き合う幼女・新島千鶴の打倒に挑むが…

922 :
意外や意外。
幼女キャラを出すって事はラノベにありがちなロリ系ヒロインをメインに据えた年の差ラブコメだな、と
タカを括って読み始めたら、男子高校生が女子小学生をまともにライバル視してガチンコでバトルする
熱血系作品だったとは…こりゃ完全に予想外。
女子小学生とまともにバチバチやり合う男子高校生が八級寺真宵を前にした阿良々木暦以外にいたとは!

923 :
物語の方はクラスメイトの名前すらまともに覚えないまま、この「場末」で打ち込んできた女児向けリズムゲーム機に
自分のハイスコアを表示させ自分のプレイヤーキャラクターのデモムービーを映させる事だけが生き甲斐だった
圧倒的な底辺感を纏った高校生・翔吾が都会から転向してきた千鶴から「2位」呼ばわりされながら、
「スコアの為にコーデを弄るなんて本末転倒、自分の好きなコーデでハイスコアを叩き出してこそ本道」という
不思議な拘りに共感を得た事で「好敵手」として認め、バチバチやりあい、限定イベントに挑む中で
最初は生意気な態度を崩さなかった千鶴からもライバルとして認めて貰うに至る…というのが主な流れ。

924 :
ただ、こう書くと非常に良い話っぽく聞こえるかもしれないけど、翔吾の置かれた状況が色々とヒドい。
下関という具体的な土地を舞台にしたことで衰退していく地方都市の「うらびれた感じ」が伝わってくるのに
舞台が「デパートの屋上」と並んで侘しさ大爆発ゾーンである「スーパーの中に設けられたゲームコーナー」って
もう「場末」感が半端ない。草臥れたおっさんサラリーマンが逃げ込む最後の場所で日中から女児向けゲームに
うつつを抜かす高校生…こう書くと世間から見た翔吾の「終わりっぷり」が分かっていただけるだろうか?

925 :
そんな翔吾を幼馴染の剣道少女・夏希が「クラスメイトと付き合おうよ」「ゲームばかりしちゃ駄目だよ」と
本気で心配するのは当然の流れと言えるのだけど、この物語においてはそんな幼馴染が心配する姿を通じて
「本当に自分が好きなものに打ち込むのはダメな事なのか?」「世間が認めてくれる生き方以外は下らないのか?」という
結構重めのテーマが展開される事に。

926 :
実際に翔吾は教室でクラスメイトのアイドルオタクがわざわざ自転車で博多まで遠征して手に入れたグッズを
「オタクとかきめえ」とバカにして窓から捨てたのを見捨てることが出来ず、「お前の方がダセーんだよ」と
啖呵を切るぐらいに自分の生き方を、打ち込んでいる物を認めてくれない周囲に苛立っている様子が描かれている。

927 :
その苛立ちをぶつけるかの如きゲームをプレイするシーンは恐ろしいぐらいの「熱量」が込められている。
元々剣道を続けていただけあって、翔吾は体力的に優れたものを持っているのだけど、その鍛えた体を活かした
連射技で千鶴の正確無比なピアノ演奏の様なプレイに対抗する描写は「ゲームもの」というよりも「スポーツもの」に近い。
そして好きな物に自分のスタイルを貫きながら真剣に打ち込む翔吾と千鶴の関係はスポーツものにおける
「好敵手」の関係その物へと変容していくのである。

928 :
「自分以外の99人が『つまらない』と言っても、自分が面白いと感じたら『面白い』と言え」というのは
非常にエネルギーの要る行為ではあるのだけど、それまで一人で向き合ってきた孤独な世界に「好敵手」を得た事で
「世間的価値観がなんだ、自分にとっては好敵手の待つ舞台の方が大切なんだ」と振り切った翔吾の生き方が
周りに認められていく展開は実に熱いし、その熱を損なうことなく、期間限定のイベントに持てる全てを賭けて
好敵手と認め合った二人が挑む終盤の展開は読者をグイグイと引き込み、「熱量」をぶつける勢いに満ち溢れていた。

929 :
…と、淡白で年の割には達観気味の主人公も多い昨今のライトノベルとしては珍しいほどの熱さのある主人公像は非常に良い。
なんだけど、やっぱり新人さんらしく若干の粗も残っている。
主人公である翔吾や千鶴の抱えた背景がさらっと流されて掘り下げが浅い点はちょっと残念だった。
例えば翔吾が中学まで打ち込んできた剣道を捨て、クラスメイトとのまともな付き合いまで捨てるに至った経緯が
ほとんど触れられていないのは翔吾のキャラクターの厚みを損なっているし、同様に千鶴が抱えている問題、
例えば両親が実質的に不在の生活環境や小学生なのに一人行動が多い理由みたいな部分が流されてしまっている事で
どうにもキャラクターの背景という物が見えてこないという問題を生じてしまっている。

930 :
また、登場人物の出し方も多少疑問。
幼馴染の夏希や、「わくわくらんど」の店員で博多のアイドルを兼任している曾田さんといった辺りは良いのだけど
わざわざイラストまで用意したアイドルオタクの清盛やパーティーで翔吾が出会った女子・白川といったキャラが
ほとんど「出しただけ」で終わってしまっている点は頂けない(清盛は多少活用していたけど出番の少なさは否めない)
これなら上に書いた主役二人の背景を掘り下げるなり、夏希の翔吾への働きかけを増やすなりする方向に尺を使った方が
より深みが出たのではないか…と思わないでもない。

931 :
また、翔吾が千鶴と出掛けた小倉の町の描写も何故かそこだけファンタジーっぽいというかリアリティのレベルに
ズレがあり、この辺りはもうちょっと配慮が欲しかったと思う。

932 :
あれこれ注文は付けてしまったけど、「好きな物を好きだという事の難しさ」や
相手が誰であれ「好敵手」を持つ事の素晴らしさ、真剣に物事に向き合う事でしか得られない「熱さ」
といった部分の描き方は十分に及第点。電撃文庫が賞を与えたのも頷けるだけの完成度であった。
幼女ヒロインや女児向けゲームと言った題材からは想像も付かなかった熱い物語を堪能させる
意外性も非常に良かった。
多少の粗はあるけど、文章力自体も低くは無いので、良さを活かす方向で書き続ければ十分に
今後の活躍が期待できる才能の持ち主である事を感じさせてくれたデビュー作であった。

933 :
追記
いくら何でもあの小倉の町の描写はなあ…「ワンカップ片手に野良犬と喧嘩するおっさん」なんて
北九州市内ではちょっと見かけないでしょ?飯塚とか直方とか田川とかのもっとディープなエリアならともかく…
ただ、「入り口を開けた瞬間にむせ返るほどの豚骨臭さ」、「靴の裏が張り付く床のベタベタ」に
ラーメン屋のレベルが表れる、という点は大いに同意。個人的にはハリガネよりバリカタぐらいが好きだが。

934 :
5つ星のうち 4.0 場末で出会った少年と幼女の「好きな物を好きだと言いたい」という想いの「熱さ」が伝わってくる好作。主役二人の掘り下げが若干浅いのが玉に瑕, 2017/3/12
Amazon.co.jp: キラプリおじさんと幼女先輩 (電撃文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
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935 :
Amazon.co.jp: ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 (電...の ヤボ夫さんのレビュー
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5つ星のうち 5.0 「縁なき読者」にいかにして「面白さ」を伝えるか?という問題をビブリオバトルを通じて掘り下げた全てのレビュアーが刮目して読むべき一冊, 2017/3/16

936 :
レビュー活動を続けていて思うのは「結局、自分のレビューって自分と似た様な読書傾向を持つ人しか読んでないんじゃ?」という事。
小生がメインの活動ジャンルとしているライトノベルだけど、その中には様々なサブジャンルがあるわけで、
その中にはコッテコテな「異能バトル」だったり、「ハーレムラブコメ」だったり、「俺TUEEチート物」なんかもあったりする。
小生自身はあまりこの手の作品を進んで読まないのだけど、ライトノベルの主流となっているこの手のジャンルを愛好している人に
「ちょっとばかりマニアックだけど、読めば面白さが伝わる筈の作品」をどうやって手に取ってもらうか?

937 :
…非常に難しい。
結局、自分のレビュアーとしての非才や努力不足を棚に上げて「縁なき衆生は度し難い」とばかりに
「まー、分かる人だけ良さが分かればいいじゃん」と切って捨てる事が多かった。
でも、それじゃいかんよね。
「これまで手に取る事のなかった傾向の本を手に取ってもらう事」が出来てこそ、レビュアーの存在意義はある。

938 :
そんな壁にぶち当たっている全てのレビュアーにお勧めするべき一冊が、ここに出た。
作者は峰守ひろかず、ここ数年は電撃文庫を離れライト文芸系レーベルであるメディアワークス文庫で活動してきた作家さん。
しかもお題がそのMW文庫の大看板「ビブリア古書堂の事件手帖」のスピンオフときた。
こりゃ、当然読まずばなるまい。

939 :
物語の舞台は「ビブリア」と同じ鎌倉にある高校。
物語は主人公の前河響平が校内である「落とし物」を探している場面から始まる。
響平がそれを見付けたのは校舎の傍らに立つ古い倉庫のような建物の近くだったが、
運悪く一人の女子生徒がその「落とし物」を手に取っていた。

940 :
自分がオタクである事を隠していた響平が学園異能バトル小説を綴っていたそのノートを
読み耽っていた少女に声をかけるや否や「ひゃああああん!」という妙に色っぽい声を上げて
倉庫と思しき建物に逃げ込まれてしまう。

941 :
少女の後を追おうとした響平が目にしたのは入り口に掲示してあった「図書室(旧)」という看板。
中に入った響平はやはり館内で本を読み耽っていた少女に声を掛け件の嬌声を上げさせてしまう。
やっとの事で落ち着いた少女は同じ一年生でこの旧図書室を管理する図書部員の卯城野こづきと名乗るが
この旧図書室は生徒会の決定で近く閉鎖されてしまうらしい。

942 :
年に二、三回しか利用されない状況では仕方ないと諦めた様な事を口にするものの
この旧図書室が大切な場所で絶対に失いたくないというこぐちの本音を感じ取った響平は
それなら生徒会に談判に行こうと気弱なこぐちを急き立てる様にして生徒会室に向かう事に。

943 :
古い本ならデータベースもあるだろうと旧図書室の廃止を譲ろうとしない副会長の理津を前に
再び押し切られそうになるこづきだったが、様子を見守っていた生徒会長の旭山が
「それなら『ビブリアファイト』で勝負しましょう」と持ち掛けてくる。
読書振興ゲームである「ビブリオバトル」を独自に進化させたというその競技で
より多くの判定員に「読みたい」と思わせた方が旧図書室の未来を決めるというその条件を
響平とこぐちは受ける事になってしまうが…

944 :
…たまにレビュー活動をやめたくなるのは「ああ、このレビュアーには逆立ちしても勝てない」という
巧いレビューを読んだ時なのだけど、ライトノベルを読んで「レビュアーやめちまおうか?」と思わされたのは初めて。
峰守ひろかずが一流の作家なのは知っていたけど、レビュアーとしても超一流じゃないのか、この人は?
「縁なき読者」を引き込んでこそレビュアーの存在意義はある、と上に書かせて貰ったが、
峰守ひろかずはまさにそのレビュアーが果たすべき役割をこの作品を通じて見事に果たしているのである。

945 :
短編連作の様な構成で、各話ごとに響平とこぐちの「ビブリアファイト」が描かれるのだけど
お題となる本はコナン・ドイルの「緋色の文字」に中島敦「李陵・弟子・名人伝」、オールコットの「若草物語」、
ル・グイン「ゲド戦記」、エンデの「はてしない物語」…といった誰もがそのタイトルや作家名に
「聞いた事ある」と思いつつ「でも今更読むのもなあ」という微妙なチョイス。
で、ありながら響平とこぐちのレビューの後では「なるほど、そんな魅力を持つ作家・作品だったのか!」と
興味をそそられてしまうのである…恐れ入った!

946 :
この「微妙なラインナップ」、教科書に載っていたり「名作」として名前ぐらいは聞いた事あるけど…という
堅苦しさや古めかしさといった雰囲気が漂う作品を今の高校生にどう読ませるか、というのが
作中で響平やこぐちのビブリアファイトのキモになるわけだけど、これらの作品を「切り口一つ」で
「普段慣れ親しんだ現代オタク文化」に結び付け、「それなら手に取ってみるか」と思わせるやり方が実に巧い。

947 :
主役二人の手に掛かれば中島敦の「悟浄出世」「悟浄歎異」は「異能バトルにおける無能力者視点のスピンオフ」になるし、
「若草物語」に至ってはいわゆる「きらら系」の「女の子だけで構成された優しくゆるい世界」と化すのである。
手に取るまでの高い壁をこうも鮮やかに切り崩すレビューを見せつけられてしまうと「縁なき衆生は度し難い」と
「読まない人ら」を切り捨ててきた自分のレビュアーとしての無芸・非才ぶりが嫌になってくる。
若草物語のレビューに至ってはメグ・ジョー・べス・エイミーの四姉妹が「きららジャンプ」を決める所まで頭に浮かんでしまった。

948 :
主役二人の手に掛かれば中島敦の「悟浄出世」「悟浄歎異」は「異能バトルにおける無能力者視点のスピンオフ」になるし、
「若草物語」に至ってはいわゆる「きらら系」の「女の子だけで構成された優しくゆるい世界」と化すのである。
手に取るまでの高い壁をこうも鮮やかに切り崩すレビューを見せつけられてしまうと「縁なき衆生は度し難い」と
「読まない人ら」を切り捨ててきた自分のレビュアーとしての無芸・非才ぶりが嫌になってくる。
若草物語のレビューに至ってはメグ・ジョー・べス・エイミーの四姉妹が「きららジャンプ」を決める所まで頭に浮かんでしまった。

949 :
主役二人の手に掛かれば中島敦の「悟浄出世」「悟浄歎異」は「異能バトルにおける無能力者視点のスピンオフ」になるし、
「若草物語」に至ってはいわゆる「きらら系」の「女の子だけで構成された優しくゆるい世界」と化すのである。
手に取るまでの高い壁をこうも鮮やかに切り崩すレビューを見せつけられてしまうと「縁なき衆生は度し難い」と
「読まない人ら」を切り捨ててきた自分のレビュアーとしての無芸・非才ぶりが嫌になってくる。
若草物語のレビューに至ってはメグ・ジョー・べス・エイミーの四姉妹が「きららジャンプ」を決める所まで頭に浮かんでしまった。

950 :
しかも対戦相手のレビューを通じて「こういうレビューはダメだよね」というポイントまで指摘してくるから頭の上げようがない。
「前提知識ありの分かる人にしか分からんレビュー」とか「想いばかりが先走って、挙句の果てに自分語りになっちゃうレビュー」とか
穴があったら入って上から砂でも掛けて欲しくなる…駄目レビュアーには猛毒みたいな作品なんである。

951 :
しかも単なるレビューバトルで終わるのではなく、しっかりと出会った女の子の大切な居場所を
主人公が守ってあげようと奔走し、奮闘するタイプのボーイ・ミーツ・ガール系のラブコメとしても読める上に
「自分が本当に好きな物」を人に伝える事の難しさ、怖さ、恥ずかしさ…そして楽しさというメインテーマが
隠れオタクであり、「自分が本当に好きな物」を人に言えないまま過ごしてきた響平を通じてしっかりと掘り下げられている。
ガチンコのオタクである響平がオタク文化に何の知識もないこぐちと「好きな物」を本気で紹介しあう終盤では
「ああ、やっぱり好きな本を他人に勧めるのっていいよなあ」と改めて思い知らされた。
つまり如何様な形においても楽しめる多重構造的作品となっているのだから峰守ひろかずの才能は恐ろしい。

952 :
タイトルに「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ」とあるので「ビブリア読んでない人には取っつきにくいのかな?」と
不安を感じる方もおられるかもしれない…が、心配はご無用。
確かに「ビブリア」の登場人物、栞子さんや大輔といったメインキャラ、あるいは文香、志田といったサブキャラも出てくるけど
あくまで主役は響平とこぐちであり、栞子さんは「北鎌倉にある強面な店員が店番をしている古本屋の人」として、
ちょっとしたアドバイザー程度の役回りに徹しているのでメインキャラを食ってしまう事は無い。
筒井康隆は「優れたパロディは元ネタを知らなくても楽しめる物」と語っていたが、本作は間違いなくオリジナルの、
「ビブリア」からは独立した作品としての体裁を保っており、ミリオンセラーの名声に寄りかかった様な作品では無い。

953 :
本を紹介する、という日ごろ自分が繰り返している行為をこういった形で一つの物語に仕上げられた事で
「手に取って貰えそうもない本」の魅力を伝える上での切り口の大切さ、好きな物の良さを人に伝える事の難しさと楽しさ、
その伝える行為を通じて他人と繋がる事の素晴らしさ…久しく忘れていた事や解決の糸口が見出せないまま
放置し続けてきた問題と改めて向き合わされたような気がした一冊であった。

954 :
小生だけでなく「自分が好きな物」の魅力を他人に伝えたい、でもその方法が分からないとお悩みの
全てのレビュアーにお勧めしたい素晴らしい一冊であった。

955 :
Amazon.co.jp: ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 (電...の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R2YOUXDO7L57II/
5つ星のうち 5.0 「縁なき読者」にいかにして「面白さ」を伝えるか?という問題をビブリオバトルを通じて掘り下げた全てのレビュアーが刮目して読むべき一冊, 2017/3/16
 
 

956 :
test

957 :
『リア充にもオタクにもなれない俺の青春』読了

非常に面白かった
二人のヒロインがとても性格良くて魅力的
目次のカラーページは大変尊い

958 :
>>957
俺も読み終わった。
うぇーいさんマジ天使。
正直オタ語乱発は読んでて辛い所もあるけど概ね楽しめた

959 :
嘘だろ……

作中描写ガン無視して絵師が好き勝手に描いてたエルフ嫁シリーズなのに、最新5巻だけはちゃん描写を考慮して描いてやがる……
いったいなにがあったんや……

960 :
リア充にもオタクにもなれない俺の青春みたいに最近のオタクってリアルでも覇権がとかいうの?
ネット上だけだと思ってた。

961 :
軋む楽園の葬花少女みたいに面白いのに表に出ずに死んでる作品無いかねえ

962 :
その頃の『レターズヴァニシング』『明日ボクは死ぬ。キミは生き返る。』『ミスファーブル』好きだったな

963 :
特に好きって作品に限ってアニメ化とかせずに数巻でひっそりと終わってるよ

964 :
松山剛久しぶりだな。楽しみ

965 :
すこ

966 :
上野遊も久々

967 :
藤まるは電撃から次が出せないのか、出すつもりもないのか、
新作が双葉文庫からなのがなんだかちょっと寂しい

968 :
賭博師は祈らない石灰岩の建物が伏線になるのかと思ったけど何も関係ないのな読み込み不足かもだけど
続編が出るごとに自分の中の期待値が下がっていくな

969 :
賭博師の3巻ってキンドル版出ないの?

970 :
電撃文庫の電子書籍化は、BOOK WALKERが1ヶ月後、他は2ヶ月後

971 :
りゅうおしは2日後とかだったのにって思ったらGA文庫だった
サンクス

972 :
>>970
ttps://bookwalker.jp/de1a039da2-4382-458d-a40f-2e93c4a454d3/
ttp://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893611-8/

今月からは同時発売なんだぜ?

973 :
>>972
ttps://bookwalker.jp/schedule/ct3/?list=1 を見ると、紙で1月10日に出たものが2月9日配信、
2月10日にはその1冊だけが予定されてるな。大賞受賞作だけが特別扱いで、他は従来どおりなんじゃ?

974 :
今年の新人賞作品はもう終わりかな
大賞がコケたら一年おしまいってやっぱりキツいよな
タタみたいな冒険は許されない

975 :
タタは金賞くらいならまぁ有りかなと思うけどこれなら去年の賭博師のほうがよかったなぁ

976 :
終戦ムードだがこのスレ的には3月の受賞作はどうなんだ?

977 :
>>976
3月って時点でワナビ買わないだろ
後はお察し

978 :
沖田雅のスレが消えてたっぽいからここに投げる
オオカミさん後日談、挿絵に矛盾があった。
田貫さん、工事したなんてエピソードはなかったはず…てかあれ田貫さんで合ってるよな…?

979 :
賭博師は祈らないのコミカライズ リーラ幼すぎ

980 :NG
一パーセントの教室まさかの続刊ですかwこれは予想外w五月はSAOのプログレとかエイティシックスとか色々出るなぁーw

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