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あさきゆめみし 第八十九帖


1 :2018/06/14 〜 最終レス :2018/07/31
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↑スレ立て前に冒頭に「!extend:checked:verbose」を2行重ねるのをお忘れなく

いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。

語りませう。

この板は全年齢対板なのでエロ話がしたい人はpink板へ
ここは漫画あさきスレなので専門的な史実ネタや原文ネタはほどほどに
史実ネタは日本史板へ、原文ネタは古文・漢文板へ

『あさきゆめみし』には沢山の登場人物がいてそれぞれ贔屓キャラは違って当然
特定キャラを過度に叩き他人を不快にさせるような書き込みは攻撃されて当然
それ以外はレスした人への攻撃は固く禁止
マタ〜リ楽しく共存し合う事が出来なければ《荒らし》

次スレは>>980なる方が立てる定めなりにけり桜人

前スレ
あさきゆめみし 第八十八帖
https://medaka.2ch.sc/test/read.cgi/rcomic/1525050142/
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2 :
あさきゆめみし 書籍(括弧内の数字は初刷発行年)
KC mimi(1980-1987 1989-1993) 【全13巻】
豪華愛蔵版(1987-1992)      【全7巻】
保存版(1993)           【全7巻】
第1巻 星の章
第2巻 花の章
第3巻 炎の章
第4巻 月の章
第5巻 風の章
第6巻 水の章
第7巻 霧の章
《KC mimi 第1巻から第10巻まで収録》
漫画文庫(2001)         【全7巻】
単行本表紙カラー絵巻を一部併録
完全版(2008)          【全10巻】
電子書籍版もあり配信中
完全版ハードカバー(2017)    【全10巻】
連載時カラーで描かれた扉絵見開きを再現
《宇治十帖(KC mimi 第11巻から第13巻)含む全話収録》

3 :
イラスト集
源氏物語 あさきゆめみし画集          (1984)
大和源氏 あさきゆめみし絵巻 上巻・下巻    (1994)
大和源氏 あさきゆめみし絵巻 新装版 上巻・下巻(2016)

4 :
《名台詞集》
わたしはねなにをしても許される身なんです
……より多く愛した者が負けなのです
生涯一度として心から愛されたことのない后だったのだもの
今度生まれてくるならもっときれいに生まれたい……
いったい なぜわたしはこんなむなしい恋のとりことなってしまったのか
わたくしが琵琶の撥で招いたら月が雲から顔をだしましたよ
こんな人の世の苦しい恋の淵に身を沈めようとは
こんなわたくしを愛してくださったあなたに涙しか残してゆけない……

……あなたが天女なら……
わたしは月読だ……

愛が勇気を与えてくれたから……
その愛をあなたにのこしましょう

あなたはこの世の中に生きて
最上の喜びと最上の哀しみを味わうために生まれてこられた

そんな美しいかたが花を散らせてしまうのを見るのは……
悲しゅうこざいます

わたくしは二度と目ざめることのない
あの夢の中にはいっていきます

やっと実るのだわたしたちの幼かった恋は……
春に遅れて咲くこの藤の花のように……

自分は人とはちがうのだと思ってきた……
その思いあがりがいまははずがしい

5 :
見つけた
わたしがさがしていたもの……
身をこがすような恋……

愛にことばなどいらないのだ
愛したら……
だたやさしくほほえむだけでいい……

あなたの悲しみを……
あなたの涙を……
けっしてむだにはいたしますまい……!

あなたさまのおっしゃるのはうわべだけのいつくしみ……
世間体をつくろうだけのおやさしさ……
わたくしへの愛などではありません……!

桜よ
いまは喪の色に咲け
あの人はもういないのだ
わたしの永遠の恋人は……

わたしたちは
……またいつか出会うことがあるのだろうか……
いつか……
男と女の垣根をこえた
御仏の御弟子として……

その日こそ
わたくしたちは夢の浮き橋を渡り……
静かに手をとりあうことができるだろう

6 :
わたくしは母を知りません
はかなげで少女のようで……
すきとおるように美しい人だったといいます
愛だけによって生き
その生命を断ったのもまた愛であった……と

あなたのお気持ちはよくわかる
わたしを責めておいでなのも
だが わたしはだれよりもあなたを失うのがおそろしいのだ
あなたに見放されるのがつらいのだ……

……ああ……
あなた……
ひとりぼっちの……
かわいそうなあなた……

あなたがわたくしを愛したから
わたくしは生きてきたのに……
あなたこそがわたくしの人生
わたしくのすべてだったのに……

つぎの世に生まれたら……
わたしはべつの生き方を望むかしら……
それともやっぱり
もう一度
あなたのような人に出会って……
……いつまでも愛されて……
……そばにいたいと……

7 :
>>1


名台詞すごいね
アレは?って思ったやつ全部入ってる

8 :
話者とシチュエーションが違うから
不思議ポエムになってる

9 :
夕霧は大君と中の君を東宮と二の宮に嫁がせるのを優先させたせいか
六の君の養育が後回しにされた感じがする

資質も十二分にありながら適切な相手に恵まれず当時の適齢期を過ぎ
薫が宇治大君への想いをこじらせなければ婚約を承諾したのかな

10 :
夕霧のあのぬかりなさで後回しはないと思うけど
六ちゃんの適切な相手に恵まれなかったってのはあるよね

11 :
子だくさんは良いことだけど女子は特に嫁ぎ先に苦労することになるんだね
その辺りの苦労が全くなかった源氏とは対照的

12 :
脇腹の六女だからねえ
普通ならもっと放置されてる

13 :
あさきでは六の君がそこまで婚期遅れた描写なかった気がするけど何歳だったんだろう
六の君本人が優れていたから宮中にって話になったけど、そうでなければ夕霧の一族と縁付きたい少し身分の低い貴族に望まれて早々に結婚してたのかな

14 :
薫や匂レベルにそこまで固執する必要はないように思えてしまうけど
もう少しランク下げて有望そうなのを育てる道はなかったのかな

15 :
>>13
六の君が匂宮と結婚したとき
匂宮26歳六の君21,2歳
玉鬘が20歳過ぎても求婚者にモテモテだったことを考えるとそんな婚期逃したとも思えない

16 :
花散里が育ててた三の君(典侍腹)は誰と結婚したのかな

17 :
六の君、確か一番綺麗で優秀な末娘なんだったっけ?
朱雀院みたいに「もっといい相手を」を選別しすぎて少し歳を重ねちゃったのかな、と
でも(自分の妻の)雲居の雁も遅い結婚だけど、(夕霧本人が言ってはないけど)相当いい相手掴んだし、
早ければいいってわけでもないよね
親心はいつの時代も複雑だ

18 :
男親の、相手の男を見る目と
時期を読む能力にかかってる。
というと今上があげられると思うけど、
薫の場合、断る理由がなかったのと
「(本命死んだし。まーいーやどーでも)」
な気分だったから、いいんだか悪いんだか。
ただし結婚生活は二宮にとって不満はないみたいだけど。今のところ。

19 :
夕霧は正室の雲居との間に儲けた長女を東宮に次女を二宮に早々に嫁がせ
そこに男御子が産まれるのを今か今かと待っている状態
后がねの娘以外にはそこまで気が回らないのでは?
花散里が預かった三の君は独身っぽいし、四の君、五の君も全然出てこない

夕霧としては美女の六の君を見せびらかせば夕霧家の婿になりたい若い男たちが殺到
勿論、匂宮と薫も先を争って求婚するだろうからゆっくり高みの見物するつもりが
両者とも零落した八宮の姫などに関わり合って求婚してこず当てが外れた
こっちから折れてやる必要もないと思っていたら婚期が遅くなった

20 :
>>18
将来、二宮に誰かが忍んできたりしないかな
さすがに二番煎じはウケないかw

21 :
単純に薫と匂以外の公達が出てこないのでそこがつまらない
まあ玉鬘の時みたいに色々登場したら本筋がかすんでしまうけど

22 :
内親王が正妻だと他の妻とか愛人とか持ちにくいのかな?
二宮は全く気にしてなかったけど
源氏も槿に求婚してたけど紫の処遇はどうするつもりだったんだろ

23 :
かつての左大臣のように内親王が正妻でも
外腹に子を生ませているから妻が数人いる。
要は序列でしょ。
正妻の陰に甘んじて出しゃばらなければ
存在も許される。(子の扱いにも序列あり)

24 :
>>22
槿と結婚してたら、やはり寝殿は槿のもの
紫は1番の奥様じゃなく、たくさんいる妻たちの一人になる
どうせそうなっちゃうんだから、あの時なってた方がまだ気持ちも楽だったろうな

25 :
冷静に自分の状況を考えれば紫の上が一の人でなくなる可能性は常にあるんだよね
「(女三宮の降嫁など)有り得ない」と笑い飛ばしていたのが今見ると哀れだ
源氏の一の人の立場を失うのが怖いからその可能性に目を向けないようにしてたんだろうな

26 :
>>25
その可能性に目を向けないようにしてた、のかもしれないけど
娘も入内して一安心し、これから共に出家の準備をしようかと考えていた時に
まさか娘とさして年の変わらない内親王が降嫁してくるなどとは思いもしなかった
んだろうな・・・

現代なら、退職まで夫を支えて、これからともに余生をと思ったら、夫が若い愛人を作った
妻の心境ではないだろうか

27 :
>>24
それか葵が生きてるか
小さい頃から身分的にその他妻の1人として育ってれば、それなりだったと思う

28 :
>>15
玉鬘の行き遅れの記述あるしなあ
それより年上となるとやっぱり選り好みし過ぎて行き遅れた感じはある
ストーリー的にも匂宮の寵愛は中の君に寄ってるし、男子を生んでるし

それより匂宮の将来ってどうなるんだろう?
「いずれ東宮になる立場」って母中宮に言われてたが、同母兄二人もいれば皇位は回ってこないんじゃないかな

29 :
紫の実家とさほど関係が悪くなかった時期なのに露顕しなかったし寝殿に住まわせなかったし
正式な正妻として扱われていないのを紫が認めたくなくて考えないようにしていた印象

30 :
よく考えれば紫が結婚する前から葵はいたし、朧月夜や槿との縁談もあったし、自分の立場が不安定なのはわかってたはず?と思うけどな

>>26
退職まで夫を支えた妻、というより
長いこと事実婚だった内妻がいても、年を取ったら若い女と入籍して法律婚した、の例えの方が近いかも
現代でもどっかの大学教授でそんな話あったよね

紫は立場の他にも実子がいなかったのも致命的
義娘のちい姫が入内する時も「これからは実母でなくては話せないこともあるだろう」とか、愛情はあったにしろ、やっぱり肉親とは違うんだよね

31 :
不安定さの心配はずっとあったけど、女御中宮になる明石姫君を育てたことで源氏の一の人の自負と周囲からの認識を5年10年と築いて心配を遠ざけていて
源氏にこれからは二人で静かに暮らしていこうと言われてやっと不安心配が去ったと思ったら不安定な現実に引き戻されたというところ?

32 :
長年支えてきた内縁関係の夫が定年後に若くて家柄の良い女性と結婚したってか
そりゃ紫にとってキツイな

33 :
夕霧と藤典侍の子供を養子に貰ってまた育てるとかできたらよかったのかも
花散里や落葉の宮だってそうしてたんだから紫の上がしたっていいと思うんだけどな

34 :
>>33
紫はちい姫の産んだ親王や内親王を育てるの優先だから
夕霧の劣り腹の子供と一緒に育てるのは難しい
薫ですら親王とは身分が違うって思われてた

35 :
>>33
源氏が花散里を母親代わりにしているから無理だと思う。
落葉は自分の妻だから無問題だけど。

36 :
花散里が夕霧の娘育ててるのは花散里が夕霧の親代わりになってるからだよね
紫は明石姫君の養母だけど夕霧の養母ではないから無理というか縁がないってことなんだろうな
明石姫君が産んだ女一宮を引き取って育ていて、あなたがいるからおばあちゃまは考えすぎずにすむのねと感謝してるモノローグあったよね

37 :
>>33
仮に夕霧の子を養子にもらったとしても正妻になれるわけでも、中宮の育ての親以上に重みが加わるわけでもない
育ての親と実の親は接触することもあるから、夕霧と紫の間を警戒してた源氏が許すとも思えない

38 :
>>32
でもじゃあなんで内縁(愛人)のままでいたんだ(させてたんだ)って話でもあるよね
愛人、それも子供のいない愛人がお婆さんになっても、愛だけでなんとかするってのはかなーり無理だと思う

一の人、なんて変な立場に祭り上げられないで、始めから側室ポジションなら色々諦めもついたのにね
浮舟なんかも望みすぎなんだなあ
浮舟の場合は妻という地位じゃなく愛だけどさ

39 :
いやちい姫の養母がつまらない女性なら困るじゃない
正妻でも空蝉や落葉宮みたいに他の男に言い寄られることになるし源氏も紫の上がそうならないか心配してたな

40 :
それなりに血筋が良くて美貌で教養もあって〜と源氏の見栄っ張り基準でいくと
確かに妻たちの中だと紫上が養母に最適だな
葵上が存命or朝顔か朧月夜が正妻だったらそっちに預けていただろうけど

41 :
紫と父親の付き合いが続いてたら中宮の養母の父親って中宮の義理の祖父?
いろいろ恩恵受けそうだから紫の味方になってくれたかもしれないのにね

42 :
ちい姫にとっては実子のように育ててくれた紫の上で良かった他の妻だと手放した明石の思いを慮れないから

43 :
>>28
紫の父上 式部卿宮(兵部卿宮)や蛍兵部卿宮と同様に親王のまま終わり
その可能性は無いに等しい

そういえば蛍も第三皇子だったね
薫以外親しい知人もなさそうな匂宮と気さくな蛍
一体何処でこんなに差がついたのだろう

44 :
>>43
母親の実家権力による差?
絶大な権力を持つ弘徽殿朱雀右大臣家と後楯無いけど寵愛は絶大な桐壺更衣光源氏の派閥の中で育ったら人当たりよく波風立てない第三皇子に自然となりそうだ
匂は母明石と叔父夕霧に対抗する勢力もない環境で
蛍兵部卿の母親って詳しい情報あるんだっけ?

45 :
紫と父親の関係って源氏の采配一つでどうにかできた可能性はある?
もし源氏が王女御に塩を送ってやったら
あの父親の正妻も紫と夫の交流に文句つけづらくなってたかも?

46 :
>>38
「一の人」というのは源氏の妻たちが穏便に生活するために
自主的に紫を一番に立て、紫もそれが当然だと受け入れることで
六条院に波風が立たないようにしていたというだけで
源氏が対外的に紫が一の人だと触れ回っていたわけではないよね
花散里なんかは姉が桐壺帝の女御だし付き合いは紫より長いし夕霧・玉鬘の養母だし
紫と喧嘩し始めたら面倒なところだったし
世間は葵が死んで以降、源氏は正室不在と認識していたからこそ
朧月夜や六条、朝顔や女三宮との縁談が持ち上がった

>>42
紫は実子がいなかったから后がねを育てることで優位に立てる利点があったのだし
実子がいるのに継子を実子同様に育てて実子よりもよいところへ嫁にやったわけではないから

47 :
原典で作者は紫の臨終に立ち会ったのは継娘にして夫がいた記述をしないことで夫婦の溝を表してるのだろう

48 :
もし紫の臨終に立ち会えて何らかの意思疎通がなされてしまうと
源氏が徹底的に打ちのめされる展開にならないから

49 :
にしても原典はなんで立ち会えなかったんだろ…

50 :
桐壺帝も更衣が死ぬなら自分の元で死なせたいと思いながら
穢れになるからと泣く泣く里下がりさせてすぐに亡くなって
そのまま会えなかったからそれも踏まえてるのかもね
状況は違ってるけど死に目に会えない事に何かの意味があるのかな

51 :
んー、原典で臨終に立ち会ってないとは断定できないと思うんだけど
和歌を3人で詠み交わし、いよいよ具合が悪くなってきたときには読経の使いが忙しくなった(=源氏が指図した)と考えると普通に立ち会ったんじゃないの?
紫の手を取ったのはちい姫だけど

52 :
>>51
そういうシチュエーションね
ちょっと前まで歌詠み交わしてるのに解釈では上記の内容をよく見たのでなんで??って思ってた
ありがとう

53 :
紫も源氏の一の人として優遇され
周囲もそれなりに扱い、花散里や明石、秋好も玉鬘も紫には気を遣ってただろうし
他の女人達と同じく、気を遣う立場になって初めて気づくこともあるよね

紫って妻になってからは理想の女性像ゆえに迂闊なこともしないし
他の女人に比べて没個性だったけど
苦悩してからは人間味が出て好きになった

54 :
紫上にとって子どもの頃と苦悩を味わう頃が
ドラマのある時期、と円地文子さんは主張してたけど
その間も重要人物として存在感たっぷりに描いてるあさきって
しっかりした造形だなと思うわ。

55 :
>>46
バトル・ロワイアル的には六条が正妻に来たら面白かったと思う
そんな六条院、近寄りたくないわーw

56 :
>>45
王女御に塩を送るっていっても
源氏も秋好の後見やってるし
秋好・新弘徽殿・王女御で立后争いしてたくらいだから
普通に政敵だよね

57 :
政敵なのに紫父は源氏の王女御への力添えを期待してなかったっけ

>>53
自分も最初は紫って欠点もないし没個性よなあと思ってたけど
聡明だから愚行に走らないだけで、結構自我の部分が描かれてない?
あんなに何年もいちいち嫉妬してくれるって情熱的だし
結構勝ち気というか

58 :
あさきの紫は根っからの善人だけど原典はそこまでって感じ
玉鬘のことを父親に似て優美さに欠ける容姿なんだろうなと思ったり

59 :
逆に藤壺は死後噂したら文句言いに来るくらい人間くさくなってた

60 :
紫って勘も鋭いし負けず嫌いだし、多少天然かなとは思うけど
本来お人形さんの良い子ちゃんではないと思う
男性の望む姿を体現しながら内実は別物って現実の女性もそうだと思うし
藤壺もやたら気高いというか、強いw

61 :
というかあさきの藤壺は源氏の為に泣いてくれるもんね

62 :
原作の藤壺は冷泉のことでは泣くけど源氏のためには泣かないんだっけ

63 :
その割には冷泉を可愛い(撫子)と思えないって言うくせに

64 :
現代なら源氏は誘拐監禁洗脳強姦で逮捕

65 :
>>62
「見しはなくあるは悲しき世の果てを  
背きしかひもなくなくぞ経る」

源氏が須磨へ下る直前、藤壺へ挨拶へ来たときに
源氏が桐壺院の山陵に詣でますが伝言はありますかと尋ねた際に
藤壺が詠んだ歌(原作にある)
「桐壺院は亡くなり、源氏は悲しい運命を辿る世の果てとなり、
私は出家した甲斐もなく泣き暮らしています」
この歌を見る限り藤壺は泣いてるよね

66 :
藤壺は冷泉を可愛いと思えないと
源氏との歌の贈答ではっきり言ってる。

67 :
えっ、そうなの・・・?
罪の子とは言え愛する人との子供だし冷泉はめっちゃいい子でハイスペックだし
それでも可愛いと思えないの?悲しいなあ・・・あさきは普通に可愛がってたけどね

68 :
>>65
あの時代の貴族はすぐ涙涙言うから言うからね…

69 :
>>66
そんな歌、あったっけ?

70 :
あった。与謝野晶子誤訳してたやつ

71 :
>>70
何の巻?

72 :
3.3.8
ttp://www.genji-monogatari.net/html/Genji/combined07.3.html#line3.3.7

73 :
>>72
「袖濡るる 露のゆかりと 思ふにも なほ疎まれぬ 大和撫子」

これ?与謝野晶子は和歌の場合は訳さずそのまま掲載しているので誤訳ではないはず
藤壺からの返事をもらった源氏が「胸うち騒ぎて、いみじくうれしきにも涙落ちぬ」
と嬉し泣きしているので「藤壺は冷泉を可愛いと思えない」なら源氏は落胆するはず

74 :
「なほ疎まれぬ」の「ぬ」が否定か終止かで意味が全く逆になるね
専門家の間でも出産直後の藤壺が冷泉を疎んでいたか疎んでいなかったか解釈が分かれるみたい
藤壺から返事が来れば源氏はどんな内容でも喜ぶとの解説を読んだけど確かにそうだなあw
だから藤壺の返事に源氏が嬉し泣きしたからって藤壺が冷泉を疎んじてなかったとは言い切れないと思う
個人的には少なくとも出産直後の藤壺は冷泉を疎ましく思っていたに1票
あさきでも生まれたばかりの我が子を見て「なぜあのまま死んでしまえなかったのだろう」とか
喜んでいないような描写もあったと思う

75 :
あさきの出産直後の藤壺は罪の意識に苛まれたままで、冷泉をどうとかよりも自分が消えてしまえなかった厭世的な気持ちばかりに見える
女三宮は出産直後に薫を捨てて出家してるけど、源氏が桐壺院みたいにたとえ全てを知っていても不問にしたなら出家せず可愛がったんだろうか

76 :
桐壺院は、何も知らないそぶりで藤壺と冷泉に猫っ可愛がりくらいの愛情を注いだからね
そんなことができたのも、愛している桐壺更衣の形代だという自覚があったからなんだろうか
可愛い義理娘と孫って気持ちだったのか・・・?
源氏はいつまでも枯れもせず自分が一番大切なものの自覚もなく、生涯現役気分で勘違いしてたから
三宮の不義(というか押し込まれて脅迫されてレイ○されただけに見えるが、現代とは感覚が違うのか)を許せなかった
三宮への愛とかじゃなく、自分がジジイだと自覚させられたことへの恥ずかしさと怒り的な?

77 :
出産直後の藤壺に関しては>>75に同意
原典も赤子の冷泉を「疎む」というより、反逆罪の象徴にもなりうる赤子を
藤壺が全肯定するスタンスでは書けなかったんじゃないかね

この件の桐壷院による隠匿は
自分の愛する二人の過ちだったからというのも勿論だけど
やっぱり公にしてしまうと国が乱れまくるからってのがあると思う

78 :
紫の上が亡くなるまでの源氏はとんでもない事してものん気と言うか「恐るべき子供たち」みたい
無邪気な残酷さが常にあってそれによって大事なものを失ってようやく大人になったように見える

79 :
罪の子と公表しても何も良い事ないね。
自分たちも排除されるし。

桐壷帝、知ってて受け入れたなら器が大きい。
愛する桐壷と源氏の血が入っている子なら
孫だろうと、それを子と呼ぶ事になろうと同じ、っていう
大らかな肯定があると思う。
桐壷への愛故に隔てられた藤壺と源氏へのすまなさ。
すまなさからもっと進んだ、二人と子を守る愛。
桐壷帝のこういう所が好き。

80 :
>>76
そう、妻である女三宮を害された!許さん!ってのならまあ共感はできるのよ
でもアレ女三宮じゃなくて自分可哀想!許さん!になってるからモニョるんだよ

81 :
桐壺帝、器が大きいってより藤壺は更衣の身代わりで更衣の実子の源氏のほうを愛してたからじゃない?
藤壺と密通したのが朱雀だったらまた違ったと思う

82 :
>>79
実子の源氏への愛は結構だけどろくに叱りもせずに猫可愛がりしたせいで
「私は何をしても許される」傲慢クズ男一丁上がり、というのは笑えないよ
悪い意味で“叱らない育児”とやらで子供を放牧してる馬鹿親そのもの
密通を知っていると暗に仄めかすくらいしておけば
申し訳なさとか居たたまれなさとか学んだと思うけど
不倫を真実の愛だか恋と美化しているクズのまま
晩年になるまで密通された父親の心境に想いを馳せなかったからな

83 :
>>75
>女三宮は出産直後に薫を捨てて出家

女三宮は在宅出家で宇治十帖でもずっと薫と同居している
(源氏の死後、女三宮は自身が朱雀院から伝領した三条宮に移り
ここに薫も住み、薫の正室の女二宮も住んでいる)
それって薫を捨てたことになるの?
女三宮が出家したことで源氏や柏木といった男たちとの性生活を捨てることにはなったけど
その後もずっと薫とは一緒にいるよね
藤壺も出家して女院となった後の冷泉帝の御代に国母として大きな発言権を持ってるし

84 :
出家ってそういうものなんじゃないの
誰かの妻や母という立場よりも御仏の弟子としてのお勤めが第一になるというか
現世で生きる人たちは違うステージに行ってしまう感覚でしょう
藤壺が出家したときは式部卿が「誰が春宮を守るのだ」とか言ってたし

85 :
>>84
うん
でも朱雀院みたいに人里離れた山寺に籠って
後宮の女御更衣たちも皆実家へ帰してしまい
鍾愛の女三宮ともお忍びでしか会えない出家と違って
女三宮や藤壺の出家は世俗的だよね
女三宮も藤壺も息子と公にいつでも会えるし発言権も持ってるし

86 :
世俗の何もかもを捨てるという意志の象徴が出家だと思う
子供と現実的にどうなるかってより捨てましたよという意思表明

>>81>>82
本当にそれ

87 :
藤壺の出家の目的は源氏の自分への執着を抑えて親子3人を守るためだったけど
公には桐壷院の菩提を弔うためとかそういう意味合いにとらえられていたのかな
未亡人は死ぬまで夫の喪に服すべきという考え方は現代より強かったよね多分

88 :
源氏って政治家として偉大で有能って設定なんだよね
政治的に何をしたか書いてないからただの我儘なマザコン男にしか見えないけどね

89 :
桐壷帝と朱雀の会話シーンってあったっけ?
臨終の際に源氏と仲良くするように言ったとかそんなのしかない気がする
朱雀自身は善人なのに弘徽殿の子供ってだけで桐壷帝からは疎まれていたように見えて可哀想

90 :
疎まれてたとは感じないけどなぁ
源氏に対しては特別な思い入れがあって、それが度が過ぎたというだけで

91 :
>>87
六条さんの例もあるし特別喪を強要してたイメージはないな
強要されてない中であえてそれをするって姿勢が
藤壺の場合は称えられたんじゃ

92 :
そういえば弘徽殿は出家しなかった気がする。
後世を願って読経ざんまいなんて非科学的だからかな。
(天候は天の気の流れ、目の患いは気の弱り、病と言っていたから)
彼女が亡くなったのは若菜冒頭辺り。
その頃に朱雀はようやく出家。
彼の姿が変わるのを弘徽殿が嫌がったから。
自分達の時代がはっきり過去になるからだろう。
弘徽殿には頭の良さを活かして、自身を救ってもらいたかった。

93 :
夫が亡くなったら髪をおろすっていうのは江戸時代ぐらいからと聞いたことがある

94 :
>>93
もう再婚はしないってことだからね
その代わり夫側の家が夫の死後未亡人となった正室・側室たちを全員生涯養った
夫が死んでも婚家にとどまれば路頭に迷う心配がないから
出家して菩提を弔う名義でそのまま婚家にとどまり
跡取りが実母も義母も全員まとめて養った
安土桃山頃までは女性の再婚は多いからね
婚家が戦で滅んでしまうことも多かったし
江戸幕府2代将軍徳川秀忠の正室なんて3回目の結婚だった

平安時代は別居婚だし(六条院に妻たちがまとめて住んでいた源氏の場合は特殊)
跡取りは実母以外の義母たちとは面識もなく扶養しないことも多い
夫が死んでしまうと婚家と縁が切れることも多く
そういう場合は再婚になったと思う

ただし江戸時代でも庶民は離婚再婚多かったらしい
未亡人になっても婚家に残りたいほどの財産がないからだろう

95 :
雲居の母って王族だから血筋はよく、正妻に拮抗する存在だったんだろうな。
ふつう女の子は母親が引き取るものなのには雲居を頭中に任せ再婚。
途中で勢力争いに疲れたか?
力が均等だったら2人正妻みたいになってたんだろうか。

96 :
違う違う雲居を連れて再婚
再婚先で子供が何人も生まれたから弘徽殿しか娘がいない頭中将が引き取って大宮に預けた
頭中将が引き取らなかったらそのまま母親と一緒に暮らしてた

97 :
雲居の母の再婚相手って誰だか知ってる?

98 :
>>96
泣いてる雲居を慰めてる夕霧の場面からしたら
引き取られ直されるの早いね。

99 :
>>97
過去スレで触れてる人がいた気がする

雲居母の離婚→再婚て早く感じるよね
初婚前にいた求愛者達が名乗り出たとか?
でも落葉の再婚劇を考えると同じくらいのスピードなのかも?

100 :
雲居も父に捨てられ母に捨てられ、大臣の姫なのに辛い生い立ち
うーんでも仮に入内してたとしても、明石の姫が相手ではなあ…
と思ったけど、あさきを読む限りでは意外とちい姫と雲居は性格似てる気もするから、帝の好みにはあったのかもしれない
雲居も多産系だし

101 :
夕霧と明石の姫君の兄妹関係が結構ほっこりする
幼い頃から割と交流があって大人になっても会話をする良好な関係
現代の仲の良い兄妹とさほど変わらんね

102 :
雲居は母親に捨てられたわけじゃないよ
再婚先に引き取られるよりも大宮の養女扱いとして父方で育てられる方が箔が付く
雲居と夕霧が結婚した時も実の母親は喜んでた

103 :
雲居は実母が頭中に託し、再婚
雲居は実母が再婚にあたり引き取ったが、頭中が引き取り直した

どっちなの?

104 :
雲居は
両親の離婚時に実母が引き取ったが
実母の再婚にあたり実父が引き取った

だと思ってた

>>101
普通に仲良しでいいよね。美しい兄妹だし

105 :
あ、でも雲居の初登場時のセリフだと
両親の離婚と母親の再婚が同時進行してるように思えるね
どうなんだろう

106 :
>>102
とは言っても実母と引き離されるわけだし、実母だって再婚相手との子供の方が大事だろう
引き取った父親だって知らんぷりだし

107 :
>>103
雲居母は元々頭中将と同居してなくて自分の実家に住み続けてた
だから離婚といっても頭中将が雲居母のとこに来なくなっただけ
そこに新しく再婚相手が通い始めた
再婚相手との子供が増えたので頭中将が雲居を引き取ったって流れかと

108 :
母親が再婚相手の赴任地について行くことになり
それで雲居を実父に託したんじゃなかったっけ
大貴族として娘の将来を考えるなら納得の選択だ

109 :
赴任って言っても受領じゃなくて大納言だし
大納言が都を離れるの?

110 :
>>109
あさきにはそんな感じに描かれてなかった?

111 :
按察使大納言なんだっけ雲居母の再婚相手
行っても行かなくても良かったとかかな?
あさきでは遠くに行っちゃったって子供の雲居が言ってたね

112 :
幼児からすれば同じ京に暮らしていても同じ家に住んでいないなら
「遠くへ行っちゃった」って言い方になるのもわかる

113 :
源氏「おお夕霧か、久しく見ないうちに、また大きくなったね」

・・・って、父親なのに、まるで親戚のおじさんみたいな台詞だな。

114 :
公式の嫡男なのに距離を感じるね
左大臣家に配慮して夕霧を自分の屋敷に引き取らなかったとはいえ
貴族は外出するのもいちいち面倒だから同じ屋敷に住んでないとあんなものかな

115 :
そうかと思えば夕霧を引き取った後はシゴキパパになったり。
でも未成年男子の教育はあれぐらいがいいわ。
真面目っ子な夕霧に合っていたから。

>>107
なるほど納得です。
実の父母から離されてちょっと可哀想だったけど、夕霧が居てよかった。

116 :
>>102
当時、頭中将は中納言だし
(このままでは娘の新弘徽殿は女御になれないため、祖父太政大臣の養女として入内)
再婚相手の按察使大納言よりもずっといいというわけではなかったと思う
しかも頭中将は嫡腹の新弘徽殿以外の娘の将来などあまり考えてなかったぽい
雲居は放置で結婚可能な従弟の夕霧と同居させる失態ぶり
玉鬘も近江ちゃんも母親がどこへ行ったか分からず長らく消息不明だった娘たちで
女官になったり新弘徽殿の女房になったり

117 :
>>94
落葉の宮って夕霧に言い寄られてた時に母方の従兄だかから再婚勧められてたけど、
柏木の妻って落葉の宮だけだから彼女は柏木から財産とか相続してるんだろうか
それとも内大臣の息子とはいってもまだ若い柏木にはさして財産なかったのかな

118 :
>>117
管理してくれる男手かしっかりした親がいないと不安ということなのかな
三宮も、母のない子だからとか保護しすぎだったいうくらいだし

身分は違うけど、空蝉も男手ないない家だからと侮られて強盗に押し込まれるわ、伊予介がいないと際堅苦しかったりするわ
更衣としてかもとは言え、入内を望まれた娘ですら、しっかり地位をつける前に保護者がいなくなるとそうなっちゃうんだもんな

119 :
>>118
個人的にな空蝉は義理の息子と再婚しても良かったんじゃないかと思うけどね継娘とも仲いいし

120 :
>>119
継母と息子って再婚難しくないかな
しかも空蝉は愛人のひとりじゃなく正妻だし

121 :
>>120
まあ気が合えばだけどさ
結婚できれば正妻になるわけだから、末摘花あたりと同居しながら源氏の庇護の元に暮らすのとどっちが良かったかはわからないよ

122 :
何で気に染まない継息子と結婚させたがってんの?

123 :
そんな外聞の悪いことを空蝉がするわけないと思う
義理とはいえ、父親の妻を娶るのはタブーでしょ
源氏と藤壺の関係も道ならぬ恋だからこそ悶々としてたし

124 :
むしろ、空蝉はラッキー
あの源氏の庇護下で悠々自適生活

125 :
好きでもない男の正妻格に一体何の価値が…
当代一の男が責任もって庇護してくれる方が断然いいな
源氏の元恋人ってステイタスだろうし完璧な老後に思える

126 :
兄妹は異母までなら結婚出来たけど
母子は義理でもダメなんだっけ

127 :
この時代は異母でも兄妹はダメだと思う

朝顔と源氏の従姉弟婚とか普通にアリっぽかった一方で
頭中将が夕霧と雲居のネガ案件として出してなかったっけ
従姉弟婚自体は問題ないけど何か言う者がいなくはないってことかな?
それ考えると義理でも母子は無理じゃないかな

128 :
玉鬘と異母兄妹(姉弟)だったと判明した後の左大臣家の息子達の反応からして
やっぱり異母兄妹はNGっぽい

129 :
>>127
微妙
例えば、桓武天皇妃の酒人内親王は桓武天皇の異母妹

桓武天皇の息子・平城天皇の妃は朝原内親王・大宅内親王・甘南美内親王
平城天皇の異母姉妹

特に朝原内親王は桓武天皇とその異母妹・酒人内親王との間の娘

平城天皇の次代、嵯峨天皇妃は高津内親王、やはり異母姉妹

さらに次の淳和天皇妃は高志内親王、やっぱり異母姉妹

だから出来なくはないと思うんだよね

130 :
>>127
異母兄妹よりは継親子の方が認められてたはず
父の妻→自分の妻だけじゃなくて
自分の養女→自分の妻もある

131 :
>>129
源氏物語の雰囲気だと藤原氏の中じゃ無理っぽくないかな
従姉弟ですらノークレームじゃない場合もあるなら

上代の婚姻だと、神の結婚が同母兄妹婚なので
神に準ずる一族(王族・皇族)がそれに倣い異母兄弟婚をして
(同母婚は神婚を犯すことになるのでタブー)
貴族から庶民の間にも広まったってことらしいけど
元々は特権的婚姻形態だったそうなので
その例だと帝と内親王のみに許されてるとかだったりしないのかな?

132 :
>>130
血か倫理かの世界ですな

133 :
>>130
父親の正妻と再婚したケースってあったかな
妻のひとりだったら源氏物語のモデルのひとりともいわれる宇多天皇の皇子は
父帝が寵愛した伊勢御息所と結婚したりしてはいるけど
なおこの人物は異母妹とも結婚してる…w

>>131
結婚相手の選択肢が広がったからって説もあるね
昔は皇女は皇族同士じゃないと結婚できなかったけど
平安時代の中期だか後期だかに藤原氏の男性が皇女を娶ってから
皇女の降嫁ができるようになったから

134 :
>>102
父親に捨てられた娘たちが教養がなくて苦労しているの見ると
教育とそれが将来に影響するの考えても
教養のある父親の方がいいって面もあるのかもなあ
まあ雲居は母方が皇族から母親も教養あっただろうけど
浮舟も近江ちゃんもその辺りの描写が痛ましいね

135 :
>>131
異母兄妹婚は少なくとも中央貴族の間では記録があるから天皇家だけでない

>>133
用明の后、穴穂部間人皇女は、用明と別の妃との子・田目皇子と結婚して娘を生んでる
父ではないけど、始め兄に嫁いで次にその弟と結婚した推古天皇とか
儒教が来てないからその辺のタブーは緩そう

内親王と臣下の結婚第一号の醍醐天皇の皇女・勤子内親王と藤原師輔だね
この人は後に同母妹の雅子内親王、さらに異母姉妹の康子内親王とも結婚してるw

136 :
>>135
うんだから貴族も天皇家のそれに倣ったという意味で書いた
てか用明天皇とかもろ上代だし平安期とは分けて考えてる

137 :
空蝉って源氏が忘れそうになった頃に、気の利いた手紙を出して
源氏の気持ちを掻き立てたりして、なかなかの業師。
そんなことがあるにせよ、源氏の気持ちの持続も長い。
夫の赴任先から戻ってきた空蝉を口説くも振られる。
振られた上に、その後出家した女の人生をお世話するなんてなんでまた。

138 :
夕霧と雲居雁のケースは祖母のもとで
兄妹のように近く親しく一緒に育った従兄妹だからこそ
なし崩しの結婚は頭中は外聞が悪いと思ったんだろうね

正式な婚儀前から実は二人が通じてたと邪推されて
雲居雁の貞操を疑う人もいるだろうし
それを許していた大宮、引いては父親で藤原氏の頭領である頭中の価値が下がるよね

139 :
>>138
だから夕霧と雲居は一度引き離す必要があったんだよね
正式に夕霧が頭中将のところに通う形を取った
それ考えると紫がずるずると源氏に育てられていつの間にか嫁になってたって世間に軽く見られても無理はないかな

140 :
初期の女性遍歴の順序は原典でもはっきりしないみたいだけど
葵が最初の女なのは多分確かで六条・空蝉・花散里の順番がちょっとわからない
あさきだと花散里と初めて会ったときは六条や空蝉に初めて会った時より幼く見えるけど

141 :
紫の立場は最初は夢物語みたいな感じで書いてるけど、現実はこんな立場だということを後半で
あからさまに出してるのは話の視点を変えたのかなあとかふと思ったりした

142 :
前半が少女の思い描く夢物語っぽいから余計に後半の無常感が際立ってるよね
紫が臨終の際に考えてた、次の世も源氏のような人と出会って…って疑問はどう答えを出したのかなぁ

143 :
>>128
逆に夕霧は、なんだ実の姉だと思ってたのに違ったのか、じゃあ言い寄ってもいいか
みたいな感じだったっけ

144 :
源氏と頭中の成就っぷりに慣れてるので
柏木は恋の入り口でストップしてばかりだったのはつまらない。
夕霧は藤典侍、雲居と成就したというのに。

145 :
>>140
1巻のもうおやすみになりましたか?すこしお話でもしませんか?
っていうあどけない光る君がもうやることやった後なんて…

146 :
>>143
夕霧は従姉だと知ったとたん玉鬘に言い寄ってたけど
玉鬘は本命の雲居の姉なのにどうするつもりだったのだろう
姉妹丼なんて頭中将は許さないよね
しかも玉鬘が源氏の養女であることに変更はないから
義姉という立場のまま

147 :
>>146
あの時は夕霧15歳玉鬘22歳くらいだから本気で口説いたって感じはしない
夕霧は源氏と玉鬘が性的関係にあると思ってたしやらせてくれたらラッキーくらいじゃないか?

148 :
>>147
柏木が(姉だと知らずに)玉鬘に熱心に求婚していたのを
あのときには他人事としてみていたのですが
実際に(姉ではないと知った)私が
あなたへの想いに苦しむことになるとは思ってもみませんでした
私の想いを哀れと思ってください

夕霧は尚侍になることが決まった玉鬘に
冷泉帝は下心をお持ちだから気をつけろとさんざん言ったあとで
普通に言い寄ってるけど

149 :
そこはイタリア男と同じ感覚なんじゃない
素敵な女性には声を掛けないと失礼っていう
イタリア男はナンパの仕方を練習するとかしないとか

150 :
>>137
潜在的マザコン&完全に自分のものにならない女人フェチだからね、源氏
・更衣としてではあれど入内する見込みありだった
・ハプニングで一度は源氏の手に落ちたけど、そのあとは夫の顔を潰さぬよう世間に顔向けできない事態にならないよう、毅然と拒み通す

と、亡き母と藤壺のちょうどいいところ取りスペックだったから源氏にとって忘れがたい人になれたんだよね
あさがおも、最後の最後まで精神的な一線すら越えさせなかったから、いつまでも憧れの姫になり得た

151 :
>>150
>亡き母と藤壺のちょうどいいところ取りスペック
おお、今まで考えもしなかった。設定、よくできてるね。
(手に落ちた所、その時のやり取りは藤壺のそれと
オーバーラップ出来そう)

152 :
藤壺とは比べ物にならないどっちかと言うとブス寄りなんだが…

153 :
準太上天皇というのが分かるようで分かりにくい。
臣下からこの地位になったのだから皇族の身分に還った?
順列は1帝、2院、3準太上天皇になる?
(今上と朱雀に頭が上がらないから)

154 :
顔も知らない末摘花や老女の源典侍とやっちゃったり見た目の美醜にはさほどこだわってない気もする

155 :
今まで源氏に振り回された朱雀が女三宮出家のくだりで
源氏を凹ませるのは読者にとってもカタルシス

156 :
>>152
美しさ比べじゃなく、心映えや境遇ね

六条御息所なんかも、高嶺の花だから必死で落としたけど。自分にがっつりハマったらあきやがったからね、あの男…
夕顔も、心の底は許してないつかみどころのなさが良かったんだろうなぁ

157 :
>>155
えーそうかな
そんな男にしつこく娘を押し付けてきた朱雀自身の責任はどこ!?と点目になったw

158 :
源氏はガワだけみれば申し分ない男だからな
クズ男メンタルではあるけどそこまで踏み込める女はそもそもいないし

159 :
>>158
死後なら六条が思い切り踏み込んでる。女の苦しみ代表で。
後クズって言うけど、周りの女君に瑕瑾が無いため、愚かさが
クローズアップされてる、作劇上のテクニックだと思うわ。
ときどき本気で源氏を憎んでるみたいな文に出くわすと怖い。

160 :
源氏さんはなんだかんだ読者の心を掴んでるんだよ
どうでもいいキャラならそこまでの感情的反応はないだろうし

161 :
女三宮もだな
優しさはうわべだけ、自分への愛情なんかじゃないって
普段ぼーっとした顔だったためもあってあの顔は印象的

162 :
>>146
親の養女で義姉って点は問題ないんじゃなかったっけ?
義姉弟は結婚もできる

163 :
少し時代を下るけど、
平徳子が後白河院の養女になって息子の高倉天皇に入内したのが非難されたんだから
義理の兄妹婚もタブーなんじゃないの

164 :
>>163
血がつながってなければ現代でも結婚できる
その批判は別の理由じゃないかな

165 :
徳子の身分的な問題が一番だけど、形式上の姉と弟が結婚してしまうことになるのも懸念されてたよ

166 :
>>147
同時期に夕霧は15歳も年上の紫にも見とれてたが
あれもイタリア男みたいな理由か
源氏が警戒して紫には近づけなかったというが
15歳の年齢差をものともせず夕霧と一発やっちゃうかもという懸念があったのか

167 :
>>166
紫はちゃんとした源氏の妻だから
夕霧にとってはプラトニックな対象
夕霧にしてみたら玉鬘は源氏のお手つき女で隠れた愛人
すごい美人だからちょっかい出したけど別に好きでも何でも無い女

168 :
>>166
源氏本人がばあさんとでも寝る上に父親の妃と通じて子供まで産ませているんで…
夕霧をというよりも自分の遺伝子を信用してないんだろう

169 :
>>168
なんか、中国人が
「自分の国ではホテルに荷物預けたらもれなく盗まれるから、日本のホテルも信用しなくてスーツケースを常に持ち歩く」
のを彷彿とさせる
自分基準で物事考えたら、そりゃ信用できないわなw
この世で一番自分を愛してくれた父親すら裏切る男ですもの……

170 :
>>169
そうやって父を裏切り息子も信用せず
それでも上手いことやって美味しい思いしてきた男が
人生の終盤になってこれまで自分のやってきたことの集大成を突きつけられたんだろうけどさ
「信じていたのに裏切られた」ではなく
「馬鹿にしきっていた相手に痛烈な一撃を食らわされた」のが
クズのクズたる所以だよな
そもそも息子すら信用できないってそれだけで親として問題じゃん?

171 :
夕霧との間に親子の普通の信頼関係を築ける時間ほぼなかったよね
だから夕霧も源氏が玉鬘は実の娘なのに手を出してると思っちゃう

172 :
まあ源氏さんは自分が親父を裏切ってるからね…

個人的にはだけど、夕霧が父親への敬愛は生涯ミリも変わらないまま
その父親に何度か冷静にカマかけてるのがドライというかクールというか
何度読んでも不思議な可笑しみを感じる
まあ夕霧というキャラが面白いんだけど

173 :
紫の亡骸を前に二人で涙するとこは親子らしかったね

174 :
>>157
当時は八宮のような男がデフォだったから、空蝉や末摘花まで面倒を見た源氏は「いい人」らしいよ。

175 :
夕霧と源氏の親子関係はけっこうすき
普段甘やかさないのに結婚の招待の時は思いっきり衣装広げてアドバイスとか
親子ともに、期待しすぎず離れすぎずの距離感がいいな
やっぱり自分がベタ甘やかされて育った自覚があるから気をつけてたのかな
(一番可愛い盛りの3歳あたりで会えなかったというのもあるんだろうけど)

176 :
>>113
それ思った
玉鬘が子供連れて源氏に会った時、夕霧は子供(源氏の孫)もうけたのに会わせてくれず残念がってる
場面でも驚いた 当時はそれが普通なのか?

177 :
原典では女二宮の時もこれほど美しいなら浮気も仕方ないと夕霧の容姿をほめてたはず
あさきではどうだったかな
親子というより叔父と甥くらいの距離感あるよね

178 :
>>175
自分も結構好き
もし夕霧がコンプまみれの拗らせ系に育ってたら
源氏との父子関係はちょっとヤバかったかもしれないと思うので
なおさら合理主義でメンタルマッチョな夕霧の個性がおもろいし愛しいw

>>177
あさきでもそのシーンあったと思う
思ったけど源氏に父親臭が薄いのって子供たちに苦労をさせられてないせいかな

179 :
頭中将は夕霧夫婦のとこに気楽に顔出してるのにな
夕霧夫婦の住居は元大宮の邸だから行きやすいのもあるだろうけど

180 :
基本的に妻の家に住むから嫁側の親族寄りになるとか?
夕霧と雲居のケースはまあ特殊だけど

181 :
源氏を舅として付き合いしなくてすんで良かったね>雲居

182 :
雲居「わたくし嫌ですわ。あんな美しい義父様。気後れして」
とでも言ったのかねえ。文の一つもやりとりせず交流ゼロだったな。
(夕霧は源氏より美しい設定だが)

183 :
夕霧は源氏にくらべ実直で華がない描写がある
源氏より美しい設定は冷泉

184 :
実直で華がないっていうのは
単にモテ男特有のナル臭がないって事だと思う

>>182
頭中さんは一応源氏のライバル格だし
大宮を挟んで家同士も対等だし
逆にあまり意識してなかった可能性もあるw

185 :
華というか色気だと思う
ヤってる数が違うもん
フェロモンだよ

186 :
夕霧が生まれてからずっと祖父母の元で育ったから両親代わりみたいなもんだよね
幼い雲居が母が遠くに離れて父が滅多に会いに来てくれないことを泣いてるのを見て
自分は母はとっくに死んで父は遠い須磨に居るとあっけらかんと話すのはなんかすごいタフだねw

187 :
フィクションだからね

188 :
>>186
物心つく前に両親がいなくなったら
親の記憶が一切ないから偲んだりも出来ない
だからドライになるのは仕方がないよ

189 :
もし夕霧が湿っぽい性格だったり
源氏コンプの酷い朱雀のようなスタンスの息子だったら
全体の面白さが半減した気がする
息子がその状態だと読者は気が散るし

190 :
連投すみませんだけど
源氏がやらなかったことを夕霧が全部やってるんだな

191 :
>>189
夕霧は源氏の正室葵から誕生した長男に嫡男にして長男
ずっと後から親子ほど年の離れた弟(ということになっている)薫の誕生までは
ずっと源氏唯一の息子で将来の大出世は約束されていたからねえ

もっと調子に乗っても良いはずなのに源氏よりも湿っぽいのは
母の葵がそれほど源氏の寵愛を受けていなかったこともあって
源氏の夕霧への接し方がドライだったせいかもしれない

192 :
夕霧は湿っぽくないよねという話をしてるのかと思ったw

193 :
うん、源氏はウェット、夕霧はさばさばドライ。

源氏がそうなったのは「桐壷巻」の描写から推察すると
桐壷母が嘆き悲しみ過ぎたからじゃないかな。
ウェットでセンシティブな子に育つよ。
一方、夕霧には大宮、左大臣、ときどき頭中将、左大臣の外子の男子たち、
雲居が居てバランスがいいし、母のない悲劇の子と思わず済む。
父は出張に行ってるくらいの感覚でしょう。

194 :
>>190
真面目に勉強して下積み時代を経験して
ちゃんと実務で評価されるようになって
学友をたくさん作って
子供をたくさんこさえて

こんな息子が欲しかった、て言う息子の見本だね
葵の血かな、と源氏が言いながら夕霧を甘やかさずにかわいがるのが、
亡き妻の惚気に見えた
若気の至りで打ち解けるのに時間がかかったけど、
あの頃のこんがらがったモノ全て取っ払ってフラットに見たら、葵のことも好きは好きだったんだろうな

195 :
出世を約束された身とはいえ
実力主義のスパルタ式たたき上げコースに心折れず乗り越えたし

196 :
紫の上が亡くなった後に距離が縮まった源氏と夕霧の描写が結構好きだな
それまでも父親と息子としては理想的な関係性だったと思うけど
本当に源氏は実子にはこの上なく恵まれていたよねえ

197 :
紫に子供ができてたらどうなってたんだろう

198 :
葵とはずっとすれ違ってたのが改善されて子供が出来た途端に死別だからね
ある意味最もいい時期に失われた永遠の女性でしょう

199 :
葵が生きていたら夕霧は源氏の屋敷に引き取られて育つことになったのかな
というかその場合は葵が実家を出て夕霧と一緒に二条院に移る展開になるのかしら
そうなると夕霧と雲居の雁の関係も全然変わっただろうなあ

200 :
二条院には紫がいるから、六条院ができるまでは実家かもしれない>葵
六条院では当然、春の御殿の寝殿住まいだろうし、
紫は…二条院に住む愛人の一人になったかな?

201 :
正妻の葵が何でその他大勢と一緒にならなきゃなんないの?イミフだよ。

202 :
>>199
葵が生きていたら離婚しない限りは
母親の実家で生活するのではないかい

203 :
>>200
でも葵は春っぽくない

204 :
冬か秋だよね

205 :
秋は中宮の住居だしな
葵より身分が上の中宮優先するだろ
冬を豪華にしてホーム

206 :
葵がいると秋好とか玉鬘とか親のいない娘を手駒にするより葵が親戚から適当な娘を選びそうってのもあるんだよね源氏と恋愛しなくても玉の輿に乗せてくれるって点では当時の女性の夢なのかも

207 :
葵自身があと二、三人産んだかも

208 :
>>199
左大臣か大宮が亡くなるまでそのままじゃない?葵は左大臣家にとって唯一の姫なんだし。
雲居との関係は違ってただろうね。葵は女御になるべく育てられたみたいだから兄弟と遊ぶなんて無かっただろうし、我が子にも同じ扱いをすると思う。

209 :
>>207
姫だったら明石は用無しかな?それとも夕霧みたいにあちこちに嫁がせるんだろうか
(朧との恋愛沙汰が無くなるとは全く思わないw

210 :
ちい姫も葵の養女になってたのかね

211 :
>>210
同じ宮家の血筋でも本妻腹と脇腹だからね。育ちかたも違うし。

212 :
>>210
明石尼君が身分の高い女性から姫が生まれたら
ちい姫などどうなってしまうかわからないと言っていたし
葵に姫がいれば源氏は嫡腹の押しも押されぬ后がねを確保しているので
ちい姫は実母の明石と引き離されないんじゃない?
明石ともども都に引き取られて相応の相手と結婚
(葵存命ならライバル六条の娘・秋好を引き取って養女にはできないだろうから
そもそも六条院はなく、将来的に二条院拡張で正室の葵と夕霧を呼ぶとかだろう
それ以外の妻たちは薫が浮舟にしたみたいに小さな別邸住まいか)

ただし夢占いで源氏の子は3人、帝、后、大臣と若紫巻で書かれてあるから
明石に姫誕生ならそれが后になる娘で、ほかの妻に姫は誕生しないよね

213 :
現代の価値観だと親子が一緒に暮らすのが幸せだと思うけど
治安も健康も現代より遥かに劣る時代だと天皇家に嫁ぐのは最高の生存戦略なんだよね

214 :
源氏は母親似の女性達と関わり続けたけど
夕霧は亡き母系統の女性とは無縁ぽい?
新弘徽殿ちゃんの風貌が葵寄りだなと思うけど関わりはないし

215 :
>>213
実家で充分安全かつ優雅に暮らせる立場にある女性以外は
天皇家に嫁ぐという選択肢が出てこないと思う
明石母子も源氏がセットで引き取るなら入内までしなくてもいいし

216 :
>>214
母親のこともし覚えてたら葵みたいな女性に惹かれてたかも知れない
雲居雁が母親代わりだった大宮に似てるかな

大宮は夕霧と雲居雁の事で息子の頭中将とケンカしてたのが面白かった
同じ皇女なのに女三宮とかなり違う元気さw

217 :
話をずらすけど、大宮も女三宮(三女)なんだよな

218 :
大宮って母親中宮で同母兄弟が天皇だから藤壺よりもずっと高貴な内親王なんだよな
そのわりに普通の人っぽいのがいい

219 :
頭中将の父親の左大臣と大宮の夫妻は作中屈指の人格者だよね

220 :
>>219  
あさきは左大臣(頭中将父)の出番をかなり削ってるから
原作だとさすがは頭中将の父親らしく大宮以外にも多くの側室妾愛人がいて
頭中将には大勢の異母兄弟がいたみたいだし
源氏が二条院に紫を囲っていると知ると桐壺帝に厳重注意を申し入れているしね
葵の物の怪が酷くなると六条や紫の呪いだと左大臣家が噂するので
源氏は紫の待つ二条院に帰るのを辞めて左大臣家に寝泊まりした

葵がいくら政略結婚とはいえ夫の源氏が訪問しても冷たく追い返すのを見て
左大臣は葵を叱ろうともせず自分が源氏の話し相手になるために出てくるだけ
娘を叱れない父親というのもどうなんだろうね

221 :
葵って妃になるよう育てられたけど、対象が桐壺帝でもなさそうだし、朱雀だと右大臣の系統の帝に
入内させるのが嫌だという左大臣の意向に合わない

とりあえず右大臣家系統以外なら誰でも良いから次の帝の妃って事なら
もしかして六条さんの亡き夫の東宮が帝位に付いたら、葵を入内させるつもりだったのかな?
六条さんが東宮妃だったから、もし前東宮が亡くならなかったとしても
葵と六条は結局対立してた事になるね

222 :
え?最初の最初に旧コキデン様が、葵は朱雀の元に入内するはずだったのに!と激怒してたじゃん
右大臣が嫌というのではないだろ
頭中将と右大臣四の姫だって結婚してるし
もともと左右大臣間で決まっていた入内話に桐壺が横やり入れたから大激怒してたんじゃないの?

223 :
弘徽殿がお願いしてたのにと激怒してたけど、一方的に言ってるんだと思ってたよ
頭中将は右大臣の姫君と仲良いわけでもないけど、
お互いに娘を嫁がせ合うほど良好だったなら、桐壷帝のゴリ押しは
左右大臣家に確執生ませたことになるね

224 :
だって、葵は将来の皇后になるべく教育されてきたらしいし、
葵に適齢の春宮といったら朱雀しかいないわけで

それを臣下に下った4つも年下の源氏に嫁がされたともなれば、
朱雀側の実家は面子丸つぶれだし、葵自身もどう対応すればいいのかの戸惑いとプライドをへし折られた微妙な気持ちがないまぜにもなる

225 :
秋好中宮が12歳の時に朱雀帝が24歳で即位してるから
少なくともその13年前までは亡くなった東宮の前坊は存命してて
つまり朱雀が11歳の頃までは前坊は存命していたことになる

その時の葵は12歳で、同じく桐壺帝は25歳なので弟の前坊は20歳前後が妥当
妃として養育してたなら前坊の妃として当初は育てていても年齢的に変じゃないはずだと思ったんだよね
ちなみに藤壺は葵の1歳上で桐壺帝に入内してる

226 :
藤壺はあれ、桐壺更衣に似てるから身代わり人形としての入内だし…

227 :
平安時代じゃ皇族でどんなに手厚くお世話されていてもいきなりどこか病んで亡くなることも少なくなかったろうから、朱雀が東宮帝になれるかは物語だから決まってても本来は保証全くなしだから朱雀以外が立坊するパターンを権力者が考えててもおかしくはなさそうな

228 :
右大臣は左大臣家の長男を自分の四女の婿に。
左大臣は自分の長女を臣下の源氏の妻に。
物語の最初はこれで左右のバランスを取った、と説明してあった。
でも左大臣家と桐壷帝の繋がりが一層密になったという事だよね。
左大臣としては、長男嫡男の頭中将を右大臣に差し出した事で
葵の件もカバーし得ると考えたのかも。

229 :
>>225
自分は普通に朱雀だと思ってたけど前坊でも成立するのね
葵が14歳くらいで20代前半の前坊に入内というパターンは当時としてもありだったろうし
どちらであれ六条や朱雀との因縁があると

230 :
前坊だったとしても中宮になるのは葵の方だろうね
六条は父親が亡くなっているようだから

231 :
>>225
そこは矛盾点で、源氏が6歳の時、兄の朱雀は9歳で立太子しているんだよね
その際に前坊の記述はなく政争で廃太子にもなってない
あさきでは弘徽殿が朱雀の妃にするように約束していたのにと激怒してるし
原作でも源氏が12歳で元服した夜、葵との結婚のために左大臣邸に入る場面で
「春宮よりも御気色あるを」とあり、この時点での東宮は朱雀なので
朱雀から入内の誘いがあったでいいと思う

原作では左大臣が源氏を見込んで朱雀からの入内の誘いに難色を示し
桐壺帝がその想いを入れて源氏の後見を頼み娘との結婚を許したという内容になっていて
左右大臣の間で娘息子の結婚を約束していたのに桐壺帝が横槍を入れて破棄させたわけではない

>>225
頭中将は左大臣の嫡男ではあるけど、長男かどうかはわからないよ
大宮が産んだのは頭中将と葵だけど、他にも大勢異母兄弟がいるから
左大臣には葵以外に娘はいない(一人娘)とは書かれてあるので
葵が長女なのはそうだろうけど

232 :
自分はどの東宮の妃かは正直どうでもいいけど(なので朱雀でおk)
六条さんの私怨で夕顔と葵が呪い殺されるのはあまりに理不尽で酷いと思ってるので
もし源氏を挟まない前坊との関わりであっても対立が生まれた可能性があると思えば
そういう因縁の関係として、葵に関しては仕方ないのかなと思えるかも

233 :
>>232
前坊のキャラは分からないけど、源氏みたいに粗略に扱ってはいけないとわかってる六条も葵も他に女を囲って蔑ろに…みたいなことする人でも立場でもないだろうから、そこまでの確執は生まれない気がする
源氏相手じゃなければ六条もあんな泥沼のような恋に堕ちて生き霊化したりはしなかったと思う

234 :
六条の父大臣って早くに亡くなったんだね。
母親の影も無いからこちらもまた。
前坊が若くして亡くなり、遺されたのは女の子で、
がっくり力を落としてしまったんだろうか。
六条が実業家にして芸術家として一目置かれるぐらいに
しっかりしていたから、両親無しでもよかったけど、
たちまち路頭に迷うパターンだよね。

235 :
>>231
朱雀の立太子が9歳でも葵は10歳で、産まれた時点で父左大臣に将来の中宮を望まれた姫なら
歳の差10歳上程度の前坊を次の帝として幼児期の葵を育ててもおかしくないって事で

前坊が亡くなってからなら朱雀が対象なのはもちろん良いし、
加えて桐壺の巻の時点で六条のキャラはおそらく考えられて無かっただろうから、前坊の存在も無いので
桐壺の巻までは朱雀一択でいい
でも後から六条の設定で前坊を出してきたから、初期の葵には無かった「朱雀の前の東宮の存在」に対して
「それなら当初は前坊の妃を予定して葵は育てられていたかも?」という新しい線が出て来る

236 :
>>235
天皇家の嫡流系が桐壺帝で桐壺帝の弟である前坊は傍系だからね
先帝の嫡男(兵部卿宮)よりも桐壺帝の血筋が優先されているし
将来的には桐壺帝の系統に皇統が返ってくることを考えると
最初から桐壺帝の皇子に入内予定じゃないの
葵が誕生した翌年には朱雀が誕生しているし

10歳も年上の前坊だと葵は最初の妃にはなれず実際に六条が姫宮を産んでいる
前坊が長生きしたところで葵が入内可能年齢になる前に
他の妃が第一皇子を産んでしまう可能性も高い
それも嫡流系の桐壺帝に皇子誕生ならそっちが優先されてしまう

237 :
一応最近の研究では夕顔をとり殺したのは六条ではなく何某院の地縛霊となってたような

葵の生霊の噂は上にもあるように六条や若紫の名前が上がってるけど、他にもう1人六条の父大臣の死霊も上がってるんだよね
娘の為に父親も出てきたと思われたのだろうけど、
なんか六条父大臣って政治的敗北者っぽいよね

238 :
秋好に義兄がいた可能性はないの?

239 :
前坊自体も後盾弱そう。
兄の桐壷帝も強力な後盾って出てこないし、よく帝になれたね。

240 :
藤壺兄の兵部卿宮が后腹なのに東宮になれなかったあたり
このあたりの皇族って全員藤原氏の血を引いてなかったとか

241 :
>>237
そうなるとちょっと話がとっちらかってきそうな…そうでもない?
平たく言えば、夕顔は源氏が妙な屋敷に連れ込んだせいで亡くなったも同然てことだけど

葵の方は愛人の父親まで出てくるんじゃ、貴婦人を狂わせる愛憎の凄まじさが翳んでしまうな

242 :
あさきでは夕顔殺しは六条さんの生霊になってるよ
唐突な地縛霊説より納得できる
原典では「私よりもこんな平凡な女を寵愛なさって」と恨みを述べてたからね

243 :
斎宮は占いで決めるらしいからスピリチュアルな手段で斎宮に決まった娘を持つ六条も
もしかしたら何らかの霊的な力を家系的に備えていたりしてね

244 :
>>239
桐壺帝の外戚って左大臣家じゃないかなあ
桐壺帝と同母の后腹内親王・大宮がまだ若かった頃に臣下の左大臣に降嫁しているよね
余程天皇家とのパイプがないと無理
左大臣は桐壺帝と同年代だし、左大臣の父は初登場ですでに亡くなっているので
桐壺帝も同年代の外戚相手ならば親政できたとか

一応、桐壺帝は摂関を置かず天皇親政を実現させた醍醐・村上朝をモデルにしているんだよね
醍醐天皇も村上天皇も外戚は藤原氏で中宮も藤原氏だけど天皇親政を実現させた

245 :
>>243
占いといっても実際は忖度で事前決定してる

246 :
事前に決まってるとは思うけど忖度?

247 :
忖度ではなくそれこそ政治では

248 :
死んだ前坊の娘は遠く伊勢へ
帝の妹は近くの賀茂へ

249 :
朝顔のような女王クラスが斎院って珍しいんだっけ

250 :
>>249
かなり珍しい
殆どが内親王
朝顔の前も弘徽殿腹の内親王だしね
東宮の姉妹クラスの内親王でも選ばれるのが齋院

251 :
空蝉が女房の中将を呼んだのに源氏(の中将)が来た場面
確信犯だと認識しながら咄嗟にあういう行動をする
ことが上流貴族必須の条件なのだろうか
それとも源氏が頭の回転が良く別格で他の人は簡単に真似できない?

252 :
はじめてとか言ってたけどああいう風にワンナイトラブ(古)を仕掛けたのは空蝉が初めてってこと?
天性のジゴロっぷりが半端ないな

253 :
貴族は常にそういうことしてたんじゃないの
あさきだと空蝉の頃の源氏はまだ
政略結婚の葵に藤壺への恋慕から付き合いだした年上で高貴な元東宮妃の六条といった
上流階級の女たちしか知らずウブな感じだけど
原作のほうは雨夜の品定めの時に源氏に来た女たちからのラブレターを
頭中将が見せろ見せろと迫っていて結構経験ありそうだよね

254 :
一方的に送られた手紙だと思ってたわ。
その中からいい人選んで…みたいな受け身でさ。
雨夜のから、アグレッシブになる決意を固めたみたいな気がする。

255 :
>>251の文章がなんかちょっとイミフだけど会話術のこと?
機転きかせて女に言い寄ってること?

256 :
「いつまでも溶けぬ氷もいつまでもほぐれぬつぼみもありませんわ」
とつぶやいた花散里の顔、頭蓋骨の形状と表情が全然違い別人にしか見えない
紫と間違え描いてしまったのかな

257 :
紫には見えないかな
花散里は作画安定してない方だけど他の人と間違う程では

258 :
あのセリフは花散里の最大の見せ場だけどほっぺた丸いとギャグになってしまうから
あえて顔のラインを引き締めたんじゃない?それで別人ぽく見えたんだと思う

259 :
>>253
ラブレターをもらってよりどりみどりしてた受け身の立場から
雨夜以降、アグレッシブな態度に切り替えたんじゃない?
>>255
機転利かせて女が断れないように上手く事を運ぶ。

260 :
原作花散里は髪も薄い身体も薄いと貧相な容貌なのだけど、ふっくらと優しいイメージのあるあさき花散里も好き

261 :
痩せぎすは末摘花と被るし現代のイメージに合わせてぽっちゃりさせたのは良い改変

262 :
>>259
頭中将が見たがってる源氏宛てのラブレターって
「恨めしき折々」「待ち顔ならぬ夕暮れ」といった
源氏の不誠実(浮気やなかなか来てくれない)をなじったものを見たがっているので
女性たちが一方通行に源氏を思って送り付けているというよりも
交際している女性たちからのラブレターだよね

263 :
あさきで葵が亡くなった直後に源氏を訪れた頭中将が
「この男を遺して亡くなったとしたら俺なら魂が迷ってしまうだろうな」
とかそんな感じのモノローグがあった気がするけど原典にもそんな表現あるの?

264 :
>>263
確認したけどあるね

「雨となり、雲とやなりにけむ、今は知らず」
と、うちひとりごちて、頬杖つきたまへる御さま、
「 女にては、見捨てて亡くならむ魂かならずとまりなむかし」と、
色めかしき心地に、うちまもられつつ、近うついゐたまへれば、
しどけなくうち乱れたまへるさまながら、紐ばかりをさし直したまふ。

265 :
葵さんの魂はその後霊体として音沙汰なかったけど
夕霧が見事に育ってるから特別気がかりはないのかも

266 :
>265
これが源氏の他の妻が育てるなら心配もあるだろうけど、
自分の母親の大宮が育てたわけだし兄も可愛がってくれてたし、
心残りはなさそう
六条さんは秋好を心配している描写はあまりなかったな
源氏が秋好に手を出してたら、六条さんどうなったかな?

267 :
六条院が全滅しそう

268 :
>>266
最後のやつだけど
そういうパターンて母親は娘に嫉妬するとよくいうけど
もしそうなってたらちょっと別の話になってしまうね
母VS娘の方がネタとして濃すぎて

269 :
>>264
ありがとう
男も女もくらくらきちゃう源氏の色気は古すぎて恐縮だけど沢田研二を彷彿とさせる
実際に光源氏をテレビドラマで演じたり源氏物語コンセプトのアルバムを出したりしたんだっけ

270 :
2000年に上演された宝塚版『あさきゆめみし』は最悪だったみたい
観劇した人の話によれば紫の上瀕死なのに「ああ…光が満ちている…」
と言った後に舞を舞ったと語っていたよ
陵王の舞を観た紫の上が「…ああ…光が満ちてまばゆい…」
と独白する場面を元にしたと思うけど改悪でしかないね

271 :
心象表現なんだろうけど難しいね

272 :
例え瀕死でも歌って踊るのが宝塚なんで
そういう宝塚の様式というかお約束知らないと何あれ?だろうな

273 :
>>266
それは六条が娘をあなたの妻にはしないでと源氏に釘を刺して死んだからね
死霊になって出てきた六条さんが源氏に中宮のことは感謝していると言っていたよ
娘が冷泉帝の中宮になれて満足してたんじゃないの

源氏が恋人の娘に執着していたと言えば玉鬘だけど夕顔は出てこなかったね
夕顔の気質だと娘が源氏の妻でもまあよかったのかもしれんが

274 :
あんまり幽霊出過ぎると興ざめだし恐ろしい役割の六条と源氏のアシストの桐壷帝で丁度良かったんじゃないかな
浮舟に取り憑いた霊もどうせなら成仏できない六条が源氏の子孫の愛人に取り憑いて苦しめたとかなら面白かったかも

275 :
夕顔の場合はやっぱりは本命というか拘ってる男君なら頭中将かな
源氏のことも好きだっただろうけどパトロン目的の方が大きいから執着してなかったのでは
どうせ本妻の方が大事なんだろうなという諦観もありそう

276 :
源氏は夕顔の君はいとおしい、大事、せめて娘を探してあげたいと思ってたけど
夕顔にとっては単なる金ツルだよね、源氏…
名前も聞かないというのは奥ゆかしい以上にどうでもよかったのでは
六条に執着され始めて、葵につっけんどんに肩肘張られてた時期だから、
そういうフワフワした対応が新鮮で可愛く思えて癒されるーー!とか言ってたんだろうけど

277 :
>>274
六条の死霊は生きてる源氏を苦しめたいだけだから
源氏死後の子孫とかはどうでもいいのでは
六条って生霊の時も夕霧は無視だったし源氏の子や孫は興味なさそうな感じ

278 :
>>276
夕顔は最終的に源氏とどうなりたかったんだろうね
身売りみたいなことしてたけど何かしら継続的な援助が貰える確約は欲しいところ
子供を作ろうとしてたのかな

279 :
薫は微妙に源氏の子孫かと言われると違うしね

夕顔は贈り物も屋敷もいらないと言ってたし子供も望んでなかったのかな
自分はもう良いけど娘や自分に仕えてくれる女房従者達のために当面の生活をどうにかしたいって感じだよね

280 :
夕顔にはいまいち生きる気力が感じられない
自分が源氏とどうこうとかより娘と家人の面倒だけ見てくれたらそれで良かったんじゃないだろうか

281 :
幸せでしたもの、と、源氏とイチャコラしてる最中にも過去形だからな
頭中将のことは本当に好きで、一緒に過ごした時間が幸せだったんだろうね
源氏はなぁ
「いいのよ、みんなのためですもの」だから…
屋敷や豪華すぎる贈り物はしがらみが付いて回りすぎるし、奥様も不快に思う
(頭中将との付き合いで、あまりに身分が高すぎる相手とは無理だと学んだ)
だから、当座のあれやこれやのイリモノと家族の食い扶持が稼げればいい?てこと?

夕顔って難しい
わかるのは、源氏のことを「愛して」はいないってことだけか

282 :
夕顔は源氏に恋はしていないけど母性愛みたいなものは持ってたように見えるな
苦しい恋をする源氏に過去の自分を重ねて同情か同調してる感じだったのかな
母親の無条件な愛情と恋する相手との恋愛のどっちも一緒に求めちゃう源氏が拘るのも分かる気がする

283 :
夕顔が愛してたのは頭中将で
源氏のことは人柄を信頼はしてたんじゃないかな
女主人として家人の為に通わせる男としては申し分なかったかと
玉鬘が使用人の為に望まぬ結婚を決意してたのと同じだよね

284 :
>>282
あーなるほどね
惚れたはれたより深い情愛がありそうな

285 :
最初にあさきで読んだ時は、なんで源氏は頭中将に夕顔の事すぐ教えてあげないの?
と不満だったわ
源氏の動き次第で2人はすぐにでも再会できたのにと思うと夕顔が可哀想だった
とはいっても雲居雁の母さえ追い出すほどの正妻がいたんじゃ難しいかな

286 :
そもそも夕顔=頭中将が雨夜の品定めで話した女、だと源氏が確信したのは
夕顔が亡くなった後に女房に聞いてからじゃなかったっけ
気付いたとしても迂闊に頭中将に夕顔の存在を知らせたら
また正妻に何されるかわからないし黙っておくのが賢いと思う

287 :
お互いに苦しい恋をしてる(した)源氏と夕顔が、
身分素性を明かさないことで浮世のしがらみから逃れた恋愛に幸せを感じたのかなと思う

288 :
怖い正妻から守ってもくれずに
身寄りもない心細い女の身で
泣く泣く身を隠さざるを得ない境遇に陥らせた張本人だからなぁ
ましてや子まで成した相手なのに

頭中将のようにロマンチックな気持ちを持ち続けてはなかったように思う
源氏に対してもだけど、愛に執着もしないし
男にも期待してないイメージ

289 :
頭中将は手を尽くして探したけど
夕顔自身が見つからないように隠れてたんじゃなかったっけ
相手を思っての離別というか

290 :
>>289
あさきを見る限りではそんな感じだったよね
きついこと言われたと言ってもあの時代身分の落ちる妻の一人や二人、誰にだっているだろうし、
あくまで夕顔の方が身を隠したって感じだ
家人たちも、あんな立派な旦那様がいるのに何故…と嘆くくらいだから、
中将の方から適当に粗略に扱ってたなんてことはないだろう

291 :
儚げで受け身なのに芯の部分は頑固で意志が強いのは桐壷更衣と夕顔は似てると思う
源氏はそういう母に似た部分に無意識に惹かれたのかもしれない

292 :
頭中将に何の相談もなく身を隠すようなのを芯が強いとは言わない
相手の気持ちも聞かず子供の将来も危うい状態にするのは
置かれている辛い状態から逃げたってだけで自分勝手な行動だよ

293 :
芯が強いじゃなくて我が強いんだな

294 :
夕顔は親も早くに亡くしてるし、右大臣に脅されたんだから怖くて逃げてしまうのもわかるよ
簡単に家に入り込める当時のセキュリティひどいもんだし、頭中将もまだ少将で頼りなかったはず

桐壺更衣は弘徽殿に毒盛られたり雨の中外に締め出されたりしても逃げはしなかったから
夕顔より心強いと思う

295 :
頭中将の正妻に苛められるよりは、娼婦生活の方がマシだとは、
正妻はどんだけキツイ性格だったのやら。

296 :
柏木をそそのかした悪霊は六条だけでなく源氏が苦しめた女人の集合体みたいな言い方してたけど
夕顔もその中に居たりして・・・源氏よりもむしろ頭中将の正妻に復讐するためだったりして

297 :
桐壺更衣はどんなにいじめられようとも
更衣という地位を朝廷から保証されたれっきとした桐壺帝の妃の一人だったからね
地位は低くとも桐壺帝最愛の人として世間から認知されており
息子の源氏も桐壺帝最愛の子として誕生し「愛に生きた」

夕顔は頭中将がひそかに通った相手でれっきとした妻として世間にお披露目されていた
わけではなかったし
頭中将も遊び歩いていて夕顔が頭中将最愛の人というお墨付きもない
玉鬘に対してもちゃんと生まれてすぐ何も心配いらないと頭中将が養育に責任を持ったのだか

298 :
確かにね
更衣という身分の保証された帝の妃と若い貴族の愛人以下である夕顔と比較して桐壺更衣のほうが強い!ってのはまた違うね

299 :
桐壺更衣の場合桐壺帝が節度をわきまえていれば
あそこまでいびり殺されなかっただろう
逆に言えば桐壺帝が身分をわきまえた寵愛してれば更衣という地位にいたら餓死とかもないものね

300 :
源氏が夕顔を、桐壷帝が桐壷更衣を熱愛する様は
オーバーラップする。

301 :
オーバーラップする?

302 :
>>300
源氏にとっての夕顔は、それほど熱烈に愛してないでしょ
嫌な顔やや面倒な部分を見る前にあっさり死んじゃったから、
心残りと美化で忘れられないだけ

303 :
夕顔を好きだったのは本当だけど
丁度その頃に求めていた癒しや気安さを与えられたからこその情かな

304 :
話戻して悪いんやけど、最愛の人と別れて娼婦生活した方がマシってどれほどの事をされたのか
頭の中将の北の方は想像を絶するいけずやな〜
脅威にもならない身分低い女人相手にそこまでしたら夫がドン引きして通いが減るだけって姉のコキデン様見て学ばなかったのかね?

305 :
頭中将の北の方と弘徽殿は同母だったっけ?育った環境が同じなら性格が似てるのもわかる
蛍兵部卿宮の北の方は異母かな?性格が違うよね
蛍宮もあちこちに愛人がいたんだろうけど、弘徽殿や頭中北の方のようないけずだったら
あそこまで夫に愛されなかっただろうし

306 :
>>304
正妻がきついこと言っちゃうってのもありがちなこと
(紫母と兵部卿宮妻みたいに)
旦那がのめり込みすぎると妻はキレるよね、キレてもいいだけの対等な立場なら
アサガオ母みたいに押し込めて押し込めてストレスで早死にの方が嫌だわ
娘にトラウマ植え付けてんじゃん

でも時間が経てば男女関係って落ち着くし、頭中将夫婦も壮年期にはちょうどいい夫婦になってた
夕顔はふわふわ夢見過ぎてたんじゃないのかなと
もうちょっと腹括ってドシッと構えてたらもっと違ってたろうにね、もったいない

307 :
さっさと逃げないとそれこそ正妻に子供ごと殺されてもおかしくないくらい危険な状況だったのかもね
頭中将は「妻が気の強い女で何か酷いことを言ったらしくて」とか何があったかろくにわかってなかったみたいだけど

308 :
六条さんの怨霊じゃあるまいし…

時々現れる「正妻は鬼悪魔」な人って怖いよぅ

なんて素敵なジャパネスクで、吉野の君の母君も逃げたなぁ
あれは姉妹で寵を争うのが外聞が悪くなるのと跡取り問題が難しくなるからだけど、
あれも逃げたことが長い目で見たら大失敗の例
夕顔もそうだけど、逃げて隠れても子供にも家来たちにもしんどい思いさせるだけで、なんのいいこともないんだよな
腹括ろうぜ、本当に…

309 :
>>307
同意。
右大臣家は男手がたくさんあるだろうから家を壊したり乳母の娘達に手を出そうとしたかもしれない。
夕顔は自分を犠牲にしてでも家人を守る人だから耐えられないと思うわ。

310 :
>>308
将軍徳川秀忠は娘の和子を後水尾天皇に入内させる際に
後水尾天皇のお手付き女官とその皇女、皇子を宮中から追放させたし
権力者はそのくらいのことは平気でできたんじゃないの
正室を迎えてその間に跡取りもできて何の憂いも亡くなった後で
正室公認のもと愛妾を迎え産まれた子は正室が育てるとかじゃなくて
夕顔は正室より先に頭中将の第一子を産んでいるしね
愛人は男を信じて付いていけば必ず妻に昇格させてもらえるし
家臣も子供も見捨てることは絶対にしないというのもどうなんだか
宇治八宮みたいな男も普通にいたわけでしょう
頭中将は近江ちゃんの母も迎え取っていないし
他にもまだ女性関係はあるはず

311 :
>>310
当時は八宮のやりかたがデフォだったらしいよ。源氏が読者の女性達に人気なのは関わった全ての人を世話してるからって書いてあった。

312 :
身を隠すってリアルな脅し文句でも言われないと行動に移さないと思うなぁ

不思議なのがなぜ「北の方様がこんな事を…よよよ(泣)」と頭の中将に具体的に言わなかったのか
いくらお気楽な頭の中将でも親なんだから姫の事を考えて対策してくれると思うんだけど

313 :
>>312
頭中将も知ってたんじゃないの
妻がきついことを言って…と雨夜の品定めで話していたのだし
でも男は対策しないよね
というか頭中将に右大臣家と対立してまで夕顔を守り切る覚悟があったのか
桐壺帝すら桐壺更衣を守り切れなかったのに
(帝の妻であった桐壺更衣は身を隠せない代わりに早死)

314 :
>>312
> 親なんだから
近江ちゃんにどう接してたのか読んでないのかな。
頭中将にとっての子供ってあんなものだと思うよ。

315 :
>>313
雨夜の品定めの時の口振りでは頭の中将がなんか具体的な事はよく解ってなさそうな感じなので、夕顔がただ怖い怖いしか言ってなかったのかなって思って。

頭の中将が嫁の実家=次代の帝の外戚を完全に敵に回す覚悟はなかっただろうねw

316 :
>>314
そもそも近江ちゃんは生まれたことすら知らないぐらいだから、まぁね
頭の中将にとって近江ちゃんママはワンナイトラブで顔すら覚えてなさそうな気がする
対して夕顔は当時の本命ぽいしその女性が産んだ最初の子なら思い入れはあるんじゃないかな
頭の中将なりに、だけど

317 :
>>306
>頭中将夫婦も壮年期にはちょうどいい夫婦になってた

壮年期の頭中将の妻は唯一、正室四の君だけだからね
雲居母とも離婚しているしお手付き程度がいたとしても
他に妻はいないから安心した夫婦になっていた
娘の女御さま(新弘徽殿)のお話相手として格下の雲居、近江ちゃんといった
異母妹がお仕えするのを許した程度

源氏だって左大臣家の姫・葵と結婚していた頃には他に妻を持っていなかったし
そんなもんだと思うよ

>>316
頭中将って嫡腹の新弘徽殿を立后させるためには苦心してたけど
脇腹の玉鬘は成人後に再会してもそこまで思い入れなさそうだよ
源氏が手を付けたんじゃないかともやもやしながらも放置だし

318 :
>>316
>対して夕顔は当時の本命ぽいし

頭中将はそれほど熱心に夕顔のとこには通ってない
通いも途切れ途切れで夕顔が大人しいのに安心して長いこと放置しては思い出したようにたまに行く感じだった

319 :
>>317
頭の中将の親としての玉鬘への思い入れがあっただろうは夕顔が姿を消した当時の事ね
第二子が生まれてからはそっちに愛情が移ったでしょう。
離れて顔も見れない子よりは側で育ててる子が可愛くなるのは自然だから

320 :
>>318
そうだったっけ?
そりゃ頼りにならんわw

321 :
>>316
いや、顔は覚えてたみたいだよ。近江ちゃんが真顔になった時似てる…と言ってたから。
ていうか、ワンナイトラブでも引き取った以上はしっかり育てるべきだと思うんだよね、親なんだから。
だけど行儀見習いという名目で新弘徽殿に丸投げ、うっぷん晴らしにからかう程度。
玉鬘だって裳着の儀で親子の名乗りをしたのに放置。
ついでに言うと雲居も大宮に丸投げだし。新弘徽殿が立后してたら一生忘れられてたんじゃないかな。

322 :
一生は無いか。少なくとも夕霧との結婚があそこまでこじれることはなかっただろうね。

323 :
>>321
近江ちゃんが似てるのは頭中将だよ
自分と顔が似てるからワンナイトラブでも実の娘だと認めるしかない

324 :
近江ちゃんは俺に似てるな〜という事だと思ってた

右近が夕顔はすごく怖がりだったと死後に源氏に話してたから
逃げたのはそういう性格もあったからかな

325 :
>>323
>>324
そうだったの?それは失礼。

326 :
近江ちゃんが尚侍なりた〜い、て言ってた時に「私だって尚侍に空きがあったらなりたいものだ」
って軽口たたいてたのは、原作では柏木なんだよね
あのきれいな顔で冗談言うところ、見たかった

327 :
柏木のビジュアルは近江ちゃんの頃が好きだな

328 :
落ちぶれたとはいえ深窓のお姫様が
性格のきっつい正妻に強く出られるわ、脅されるわなら恐怖で逃げると思う
恋人も若くて頼りにならない

329 :
正妻がってのもあるけどあの当時の雰囲気なら右大臣家に逆らうことになるようなことは大体の貴族ならしなそうだしね
既に没落してる様子の家の一人娘?じゃまぁ逃げても不思議じゃない

柏木のビジュアルはやっぱり臨終間際の夕霧に逢うところが好きです

330 :
あさきの臨終間際のキャラってみんな色っぽいよなあ

331 :
臨終間近い柏木は気力のありったけを振り絞っているのに
夕霧と顔を合わす段になると、劇中でも一番優雅典麗。
(私は、柏木=塩沢兼人の声で読んでるので、過ちを全て許せちゃう)

332 :
源氏と頭中将や薫と匂宮も仲良かったけど途中からライバル視が強くなってた
柏木と夕霧は仲良いままで柏木が亡くなっちゃったから印象良い

333 :
女三宮との濡れ場は正直気持ち悪いけど臨終のシーンは美しいね

334 :
柏木と女三宮、本気で愛し合ってたわけじゃないもんね
二人とも「なんでこんなことになったんだろう」(実は悪霊のしわざ)
なのに宇治篇になったらまるで命かけて愛し合ったみたいに
美化されてるのがおかしかった

335 :
>>334
三宮はそんな風には思ってなかっただろうよ
柏木が死ぬ前後も、自分に執着する文をみてキモがって払い落とすし、
死んだ後も、可哀想な方と哀れみと、自分の世界を(無理やり)広げた唯一の男に対する複雑な気持ちからくる涙だし

アホみたいに取り次いだあのぽっちゃり乳姉妹が罪の意識から無意識に逃れようとして脳内変換したんでない?

336 :
>>335
「三の宮さまが他人のために涙を流すようになったなんて」
って言ってるけど結局自分のための涙だよね

337 :
>>336
他人のためはためなんじゃない?
>>335の言うようにさ

個人的には女三宮が一番好き

338 :
小侍従は柏木のことが好きだったけど身分が違うから結ばれるべくもなく
柏木の悲願である女三宮との密通を手助けすることで満足感を得るという
歪んだ愛情を抱えていたんじゃないかなあと思ったりする
柏木の性欲処理の相手もしてたみたいだし結構ドロドロしてそう

339 :
手を出された侍女は
正式な妻の一人にしてもらえることはあるのかな

侍女の貞操観念がいまいち分からない

340 :
朱雀院は今上に女三宮の今後を相談したり出家してから公私混同が目立つね
これっていつ世を去ってもいいように配慮してるつもりなのか
桐壺帝の皇子も悪い癖を継承したと表現したかったのかな

341 :
明石中宮を一番に愛しながらも後宮に波風をそんなに立てなかったぽい今上が好き
身分の申し分のない明石を名実共に一の人にするのが一番揉めないよね
描写少ないのもあるけど

342 :
後ろ盾その他盤石な妻を一番に愛してたから波風立たなかっただけでは

343 :
ごり押しの女御だけど一番可愛いしまっいいかー
みたいな?

344 :
冷泉も弘徽殿か秋好の後ろ盾が立派な二択しか選ばなかったね

345 :
>>339
浮舟の母がまさにその手を出された侍女だ
おおかたあんな感じになるんじゃない?

346 :
浮舟の母は八宮の正妻の姪で正妻も亡くなったんだし正式な妻にしてあげても良かったのにね
人格的には結婚せずにさっさと出家した方が周りの迷惑にならなかっただろうに何が俗聖だ

347 :
身分の高い人に言われると断れないって訳でもないよね
紫式部は道長のお誘いを断ったことを自慢して日記に残したし
関係があると身内の出世に口を聞いてもらえるとかそんなんだろうか

348 :
後ろ盾がしっかりしてるか桐壺のように絶対的魅力があるか
そうじゃなければ王の女御とか麗景殿みたいなその他大勢がゴロゴロいたんだろうね
朱雀は二宮母のどこに惹かれたのかな

349 :
>>348
二宮母もわりとその他大勢組じゃないか?
朱雀の寵愛は朧月夜と女三宮母が2トップという感じ
他にも秋好に恋してたし

350 :
若い頃の一条御息所はきっと落葉の宮みたいに綺麗で奥ゆかしいお姫様だったんだろう
父親(空蝉の亡父みたいな)や兄弟(成長した小君みたいな)もがんばっただろうし

源氏も朱雀も本当に子どもができてほしい女性にはできなかったってのが共通点だな

351 :
>>347
紫式部の場合はお褥を断ってもずば抜けた文才という道長にとって超使える武器がある(笑)

352 :
>>346
正妻の姪と言っても紫上みたく脇腹の庶子だったら正妻にはしないんじゃないかな
後で受領の正妻になっているあたり皇統からは遠ざかったとはいえ天皇の息子とは釣り合わないんだろうし
分不相応に正妻の地位を強請る愛人がいたらそりゃ放り出すさ

353 :
やることはやっといてあまりに情がないよね
生きるためには結局、こぶつきだから受領の妻になるしかない

354 :
当時は母系社会だったから男性貴族って
子供と常に一緒にいるわけでも無いから
子供に対する愛情が薄いのが当たり前だったのかな

355 :
源氏が須磨に流されたあとの末摘花に働き口を紹介してあげた
大弐のおばさまってすごいいい人だよね

356 :
>>350
二宮って、朱雀院と母御息所のちょうどいいところを受け継いだ容姿に描かれてて、
個人的には三宮より見た目は好きだな
三宮は源氏に会心の一撃を食らわしたのが好き

357 :
あのハイライトのない目は父親似ってことですかねw

358 :
二宮(落葉の宮)も三宮もちょっと目が霞んでるところが似てて、姉妹っぽい
そういえば朱雀院も目がぱっちりしてるとこ見たことないし、明石の巻では眼病にもなってるし
あの家系は目がウイークポイントなのかな

359 :
>>355
いや、いい人じゃないでしょう

360 :
二宮と三宮が好きなのって、とりあえず絆される平安恋愛脳じゃなく、
現代に近い感覚で「あんたになんで惚れなあかんねん!」
を貫いてるところかな
特に三宮
柏木という不届きレイパーには最後まで心を許してなかった
(そういう態度が柏木側からみたら、「やっと手に入れた恋人はなんとも頼りない」なんていう失礼な感想になる)
源氏に対しても、「散々いびり倒しといて髪を下ろしてからベタベタ甘えてくんじゃねーよ」と一線引いちゃうのがいい
谷には春もでぐさっと刺してやったとことか
あんたの感傷なんてどうでもいい、後見だけしとけ、という上から態度は流石の姫宮
二宮も、夕霧が色々と見舞いに来てても、亡き夫を思い出しはしても夕霧はアウトオブ眼中だったところとか超好き
最初に簡単になびかなかったからこそ年経てもずっと大切な妻でいられたのかな

361 :
落葉宮は現代的というより皇女としてのプライドから夕霧を受け入れるわけにはいかなかったんでは
なまじ母親の身分があまり高くないから皇女はこうあるべき!意識が強かった

362 :
夕霧の迫り方が下手くそだったせいもある
「生娘でもないくせに」的なことも言ってたし、あれはアカン

363 :
夫か亡くなって間もないのに迫る時点でろくでもない

364 :
夕霧が夕霧に紛れて無礼なふるまいに及んだのは、柏木が亡くなって1年半ほどたった頃だよ

365 :
夕霧ってそこ以外に自然になぞらえられる目立った場面がないから夕霧って後世にあだ名つけられたんだよな
母親も愛人とのキャットファイトの場になった葵祭からの名づけだし可哀想な母子だw

366 :
でも葵も夕霧もめちゃ綺麗な名前でいいと思うw

女三宮は源氏にも柏木にも男として興味がなかったと思う
落葉は夕霧の顔を見て一応心を持っていかれたと思う

367 :
>柏木が亡くなって1年半ほどたった頃だよ
女二宮って喪服を泣く泣く脱がされてなかったっけって思ったけど、あれは母の御息所の喪だったか
夫と母が続けて亡くなって、不名誉な再婚をすることになるなんてなかなかハードな人生だな
宇治編で幸せそうでよかったね

368 :
最初から柏木と女三宮の組み合わせならそう問題は起こらなかったろうし、夕霧と女二宮なら雲居の立場や実家との兼ね合いはあるにせよ必要以上の波風も立たなかったろうな
女三宮も柏木もどちらも親が本人のために良かれと思って結んだ縁なのにうまくいかずに出家、早世と親にとって一番の不幸になるって凄い話だね

369 :
柏木があんなに三宮に執着しなかったら、結婚生活ってまーこんなもんか、で済んでた話ともいえる
それもこれもあの猫ちゃんのせい

370 :
猫と言えば今上も猫好きで、柏木が女三宮ゆかりの仔猫借りて返さないから
そろそろ仔猫返してって今上が催促したのに無視したのが狂ってるな〜
仔猫もいい迷惑だなと面白かった

371 :
恋するとどんなハイスペックでも滑稽なんだなと面白かった
そこがやっぱり千年経っても変わらない人間の愚かさ愛おしさだよな

372 :
あの猫、柏木の死後どうなったんだろうね

373 :
頭中将の心慰めになってたと想像する。
裾にまつわったり、膝にのったりして。

女二宮が未亡人になって早々に口説いたのは柏木の兄弟。
ずかずか家に入ってきて「自分も思いを遂げたいですなあ」などと言う。
もちろん手ひどく撥ねつけて、以来頭中家とは疎遠に近くなる。
なので夕霧の下心への警戒は半端なかった。
でも噂になってしまうと頭中はじめ風当り強く、二宮は踏んだり蹴ったり。
肝心の夕霧はかばいもせず放ったらかし。
男達のやり方に腹が立つわ。

374 :
>>368
女二宮と女三宮の降嫁先に関してはやっぱり朱雀さんがあかんかったと思うわ
柏木サイドは最初から女三宮希望だったんだし

375 :
女二宮の降嫁は朱雀は全然考えてなかったんだよね
女三宮の身代わりに頭中将家が熱心に願ったから実現した
もし女三宮が柏木に降嫁してたら女二宮は一生独身だったと思う

376 :
落葉さん素敵な宮様なのにあの扱いの悪さって何だろうね?
母君の更衣さんはちょっと思い込み激しくて怖かったけど
彼女が優れた人物であることは源氏達にまで聞こえてる程の人なのに

377 :
>>374
まぁ朱雀は、三宮の縁組に関しては最初は夕霧狙い(夕霧が最低限ラインって、どんだけハードル高いよ)で、
あれ?源氏いけんじゃね?と思っちゃって周囲からも唆されちゃってからはもう源氏一直線だったからね
将来有望とは言え、結婚する時点で、せめてその世代の最高ランクじゃないと、というこだわりがあり過ぎた

その反省から、柏木両親に熱望されて、(元々母親の妹の息子であり、朧月夜の甥っ子の柏木は婿がねとしては有力候補だし)、
ここまで自分の姫宮を所望してくれてるんなら、三宮の次に可愛い姫を許そうか、となっちゃった
何もかもタイミングが悪過ぎたね

朱雀も、柏木両親も、当初の柏木本人すらも、
「最愛の姫宮をいただきたいだけでなく、三宮という個人に執着してる」
という認識はなかったから、
二宮との縁組は失敗、間違い、といってしまうには残酷すぎるし、神の視点すぎる
世間的にみたら、柏木と二宮は釣り合いの取れた非の打ち所のない理想の縁組だもの

378 :
>>376
更衣腹だからね
女三宮の母親や光源氏みたいに源性になっても不思議は無い立場

379 :
>>376
内親王は生涯独身が通例だけど、熱望されて降嫁
→それなのに熱望していたはずの旦那様の娘に対する扱いが冷たい
→その旦那様に早世されて、娘が世間の目にさらされる
→物の怪に憑かれて体調不良も相まって情緒不安定に
→信頼してる僧都から、娘と夕霧が怪しいぜと聞かされる
→渋々仲を認めようとしたら夕霧の反応がおかしい

元々才ある更衣で帝のお手つきになるくらいだから美しくもあったろうし、
でも他の皇女達よりうちの娘は後見が弱いということを気にも病んでたろうし
こんなコンボが短期間に襲って来たら思い込みが激しくもなるよ

380 :
>>379
落葉宮は本来ならば臣籍降嫁相当の更衣腹で品位もなく
内親王宣下を受けてない可能性があるんじゃなかったっけ

一条御息所は朱雀帝の後宮では目立たなかったし
結婚に期待を抱かず娘の降嫁を希望しなかったのは本人の人生による部分も大きいと思う
柏木は存命中落葉宮以外に妻を持っていなかったので
朱雀院をはじめ世間はとても仲の良い夫婦だと思ってたんだよね
一条御息所も柏木に対する文句は言っていない
夕霧は肉体関係の強行突破を目指すやり方が悪かったからね
夕霧も後ろ盾も有力外戚もいない更衣腹の皇女だからそんなことが可能だったのだろう
夕霧もがっつり面倒な外戚がいる雲居に対してはそんなことできるはずもなかったからね

381 :
>>360
なんと下品な物言い
女三宮や二宮を現代女性に当てはめるなんてアホ

382 :
朱雀さん的に女三宮の降嫁先として激押しだった夕霧のもとへ
朱雀さん的にさほど思い入れの描かれなかった女二宮がおさまり、しかも結構大団円という

383 :
原典はどうか知らないけど、あさきでは
「二宮様は三宮様の次に可愛がられていた姫」
「御息所様は才ある姿も立ち勝った方だったから二宮様も美しいのでは?」
と、源氏と夕霧がどっちもそんな風にいってるということは、
少なくとも柏木風情が落ち葉扱いできるような方ではないんだよね
三宮をチラ見して一目惚れしたからといって、なぜ自分も三宮と同じ地位にでも立った気分で二宮を見下せたんだろうか

384 :
本当にね

形代の恋というのが連綿と描かれるけど
柏木と二宮って結婚という形で代替え関係が成立した二人なんだなあ

385 :
祖母の大宮が后腹で帝の妹という超ハイスペックの内親王だったからじゃない?
伯母の弘徽殿は皇后妹の新弘徽殿は女御だからどうしても更衣腹を軽く見てしまうのはあると思う

386 :
>>373
柏木の弟の一人が求婚したっぽいことは書かれてたけど
家の中にずかずかと入って来たのはまた別のシーンだと思う
夕霧と結婚した後に、父の頭中の手紙の使者として嫌味を言いに来た

387 :
>>359
特別いい人じゃなくても普通の人だよ
没落したお姫様に「もっとしっかりして自分で食べていけるようになれ!」
ってのはそんなに悪い人じゃないと思われ

388 :
そういう風に育った人に変えろって言っても無理でしょ血筋で大事にしてくれそうなところに嫁に出す方がまだ生産的

389 :
末摘花ではなく、もう少し普通の没落姫君だったら
身売りや飢え死にするよりはマシということではあるのかな

「斜陽」でも没落華族の女性に資産家老人との結婚か、宮家での家庭教師か
という選択肢があったけど、末摘花だとどちらも厳しいんだなあ
源氏とのご縁があって本当によかった

390 :
序列。身分。スペック。
それで人を見るのはこの社会の習いだけど
ご本人様がそんな厳しい選別に適うのかと柏木に思う。
あさきでは夕霧も源氏も見下すような視線じゃないのに。

391 :
突然のポエム

392 :
後見を失った女王は結婚以外だと宇治十帖に出てくる宮の君のように宮仕えコース行くのが一番生活的に安定してると思う

393 :
>>387
本当にいい人なら金銭の援助したり引き取るなりお世話するよ
屋敷から出たことのない世間知らずの姫に生活能力ないんだから
それをいきなり身分の低い自分の娘の女房にってのは悪意

394 :
柏木の二宮評はまあ酷いし失礼だしフォロー不可能だけど
あれは二宮を貶めるというよりも
若干卑屈になってて本心では自分を卑下してるんだと思ったな
何より他に想い人がいての強制結婚となると源氏と葵もよそよそしかったし

395 :
>>393
横レスだけど、紫ですら義母の元では同じ仕打ちを受けた可能性大なのだから
後見のない姫の末路としては悪意込みでおばの娘の女房コースもありなんだと思う

むしろ入水失敗後の浮舟が結構庇護されてたのはどうしてなんだっけ
今手元になくて思い出せないけど

396 :
僧都の妹尼が浮舟発見前観音様から「死んだお前の娘の生まれ変わりを授けよう」という夢を見たからだっけ?

397 :
何故か紫の上の継母は昔弘徽殿女御の妹だと思ってた
右大臣の姫は弘徽殿、二女、四女が男から恐れられるような怖いタイプで蛍宮の妻、朧月夜、(出てこない五女もか?)は男に好かれる情の深いタイプって勝手に分けてた

398 :
>>395
助けてくれた尼君が娘を亡くしてる人で
直前に観音様が夢枕に立って「娘を返してあげましょう」と言ったから

>>397
私も、そういう記述はどこにもないけどそうだったら面白いなーと思って読んでた
夕顔→若紫と続けて読んだら、なんだかやってることがが同じだし
紫の父は后腹の皇子だから、右大臣が保険のために二の姫を嫁がせていてもおかしくない
かなって

399 :
>>383
そりゃあ柏木も表向きは落葉を丁重に扱っていたと思うよ
朱雀院も鍾愛の女三宮よりも柏木に嫁いだ姉のほうが幸せそうだと思ってたくらいだし
でも柏木の本命は女三宮なのだから身分も容姿も圧倒的に女三宮のほうが好みで
女三宮には比べるべくもないということでしょう

身の程をわきまえて正室を大事にしろと言っても
源氏も薫も自分より身分の高い姫宮をありがたく正室にいただいておきながら文句ばかりだし
源氏物語ってそういう作品だよね

400 :
他の男性もだいたいそうだ
周囲がお膳立てしてくれた、条件的に申し分のない奥さんに不満を抱いて
禁じられた恋やかなわぬ恋に身を焦がしてる
たまに存在する愛妻家は早くに死に別れててかわいそう(蛍宮と八宮)

401 :
政略結婚じゃそんなもんでしょ
恋愛の結果結婚したわけじゃないもん
本命は妻でなくてもしようがないと思うよ
妻の方だって同じく

402 :
そういうのは平安時代の貴族だけじゃなく、いろんな国の王族やら貴族でもある話だよね

403 :
肉体的には妻と結婚し、精神的社会的には妻の父と結婚する
そう考えると源氏が朧月夜との結婚を断ったのはすごく納得できるし
朱雀院が一番かわいがっている姫宮をもらいたいという柏木の気持ちもわかる
父が亡くなった宇治中の君が夕霧六の君に負ける理由も、父存命だけど今一つ役に立たない
紫の上の立場が弱い理由もわかる

404 :
雲居の雁は父親が元気で仲も改善したからまあ強いことw
正直頭中将が夫と喧嘩して実家に帰った雲居の雁にあんなに甘くなるとは思わなかった
気軽に会える娘はもう雲居の雁くらいしか居なくなったからかしら

405 :
頭の中将、帰ってきた娘をいさめた後で落葉の宮に嫌味な手紙送ってるよね
あれは相手が皇女かつ息子の未亡人だから、少し遠慮してるんであって
もし赤の他人で取るに足りない相手なら、それこそ右大臣が夕顔に対してやったように
恐ろしいことを言ってやったんじゃないかな
だからこそ一条御息所の所に来ていた坊さんが「あまりオススメできない」と言ったのでは

こういうの現代の感覚では判定できないよね

406 :
>>396>>398
あーそっか、ありがとう

>>404
頭中将の家は源氏の家と対等である、という気概も大事なんじゃないかなと思ってた
夕霧と雲居も互いの舅の嫌味を言い合えるくらいだし
こういうのって面倒なようでも言いたいこと言えちゃうから意外とストレス溜まらなそう

407 :
>>403
源氏は10歳の若紫に出会ったときに父の兵部卿宮に挨拶するかという点について
それはあまりにも好色じみていると難色を示しているね
源氏がいったん紫を父のもとへ帰しそこへ婿入りすれば紫が源氏の正室だったと
言っている人がいたけど脇腹の紫では手続きを踏んでも源氏の正室は無理だし
そもそも源氏は兵部卿宮家に婿入りする気はなかったんだよね
たまたま藤壺そっくりの幼女が祖母を亡くし孤児同然に庇護者を求めていたので連れてきただけで
紫が兵部卿宮に引き取られていれば求婚していなかった

408 :
>>406
1000年前でも現代でも、そんなとこは結局変わらないよね
若い時は無い物ねだりしてみたり、障害のある新鮮な恋に夢中になってみても、
長い目で見たら、社会的、知的、精神的に釣り合ってることがどれだけ大事なことか、歳を取るとわかる

紫以外の源氏の女君達は、三宮降嫁までは
「紫の上という愛妻があるのに、ちゃんと生活の保障までしてくれてありがたい」
と、その他大勢ポジなのにそれ以上を与えてくれることに満足してたからストレス少なめだったんだろうな万が一紫が一番じゃなくなったとしても自分の立場が上変わることはないんだものね

ちゃんとした夫婦だと思っていたのに実はそうじゃなかったと突然思い知らされた紫のストレスは半端ねえよね

409 :
紫自身も自分が不安定な立ち位置なのはわかってただろうけど
それでもこのまま勝ち抜け確定でめでたしかなーって時に…

410 :
紫は源氏の愛だけが頼りっていうけど明石姫の養母ってステータスは強味のような
実母の明石は女房に徹して紫を姫の母として立ててるし
でも結局明石姫の養母って立場も源氏から与えられたものだからあまり紫自身の立場を強める意味はないってことなの?

411 :
紫が源氏を愛していたからこその悲劇なんだと思う
不自由のない生活は保障されてるけど、気持ちの上で人生に絶望してしまったわけだし

412 :
物語の中には書かれていないけど、女三宮が懐妊してショックだったろうね
紫の上

413 :
母としての立場と妻としての立場は違うからでは
紫自身も源氏から信頼されてるから明石姫君の養育を任されているというようなこと言ってたし強みとして持っていたかも知れないけど、女三宮降嫁で世間的には源氏の正妻一の人は女三宮になるし
だんだんと身分も高く年若い女三宮への渡りが増えて、そちらに子が生まれる可能性もあったわけだし

414 :
女三宮が妊娠したころにはもう紫の上は源氏に嫉妬することもなく家族としての情だけになり
自身も病で来世のことを考えるようになってたからショックは受けなかったのではと思う

415 :
仕事もないし子供もないし若い女に夫がどんどん入れ込んでいくとなったらそりゃあねえ
アイデンティティクライシスというやつだわな
1000年前に既に現代に通じる社会問題を鋭く描き出した紫式部が凄まじい

416 :
>>414
そういうのもあるけど諦念が勝ってると思うな
女三宮は出産だけでなく出家もさっさと叶えてしまったし、紫としてはもう
せめて余生を高潔に生きようくらいしか意欲わかないよね

417 :
考えてみたら、三宮は紫が得られなかったもの全部持ってんだよな

源氏の正妻という立場
なにを置いても愛してくれる父親
ちゃんとした後見
子供
そして自分の意思で出家するということまで

ただ単に若い妻に目移りしたってだけじゃないんだよ
紫の人生全てを柔らかく優しく踏みにじったんだよな、源氏って…エグい
愛してなければ、生活は安定だしと割り切れたろうけど
とことん愛してたからなお辛い

418 :
まあ紫の上の立場を思えば源氏の一の人と言う立場が恵まれ過ぎていたとも言える
野垂れ死にや尼になってもおかしくなかったのが京で最も華やかな場所の一つで生活できるなんて身に余る光栄だろう
正妻の座を失っても元々相応しい立場になったと割り切って生活できれば良かったんだろうな
そもそも言うほど源氏のこと愛していたんだろうかとも思ったりするんだけど・・・夫婦のきっかけがRだし

419 :
うーん
境遇的にラッキーだったとかは正直終盤の修羅にはあまり関係ないと思うんだよね
事前にお勤め契約して身体だけの関係になったのではないわけで…
売春婦ではなく恋人や妻だから心情的に負うものが全く違う
女君達は皆そうじゃないかな

まあ若紫は非常に初心というかおぼこ?だったから
よく仲の良い大好きなお兄様から愛する夫へと恋愛感情に転化したなとは思うけど

420 :
自分も境遇的なものは切り離すべきなんじゃないかと思う
あの状況的にそこまでの考えに至るのは無理だろ

源氏を愛したのは多少なりの諦めもあったのかもなあと思う
原典では仲直りの経緯が書かれてないだけに
そうまでしてこの場所にいたのに(いざるを得なかったのに)この
仕打ちって感じだな

421 :
あさき久々に読むと初期に源氏が段々紫の上を自分ひとりがいないと生きていけないように
仕向けて行っている感じもあって、そこがなんだか怖かったな…

422 :
生活に困ることもなく
きれいな衣装を着て香を焚いて花を愛で歌を詠み
長らく女主人として人にかしずくこともなく
子供はなくても大事な一人娘の養育を任され夫も醜男ではなく美男

このまま幸せに暮らしました、だと物語にならないよね
ヒロインとして苦悩の末に成長がある

423 :
>>421
まさにそれ
そんな今更、なことが多すぎなんだよね、紫の人生
嫌なら家を出ればという人や、高望みしすぎという人もいるかもしれないけど、
あの歳まで積み重ねてきたものがありすぎる…
でも不満なんて表せない
源氏自身も
「あなただけは不幸からは守ってきたつもりだよ?」
とじんわりやんわり首を絞めるようなこと言うし
これが「本当のお兄様」や対等な夫婦だったなら
「勝手なこと言わないで!」「私から頼んだわけじゃない!」
とか言えたんだけど、そうじゃないからね

424 :
紫を自分だけに依存せざるを得ない立場にして
源氏が紫に依存し続けたんだなあ
所謂ヤンデレ?的な何か

425 :
その紫からも見捨てられるから紫の「ひとりぼっちの可哀想なあなた」につながるんだね
でも直後に「ひどい人!」となじって意識を失う
あの場面は紫の母性と女性性のせめぎ合いが感じられて迫力がある

426 :
>>388
よく考えるとヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」も昔ながらの食い詰めて結婚として身を売るって話だからなー
主人公が可愛い&寝てないからごまかされてるだけで

427 :
>>393
そこまでのいい人なんてそうそう無理
源氏や上級貴族みたいに金が有り余ってればともかく、普通は食べるのに精一杯+アルファくらいだもん
そこまでやれるわけないじゃん
自分なら遠縁をずっとタダ飯食わせて住ませてやれる?

428 :
>>417
>そして自分の意思で出家するということまで

源氏に完全に養われ、源氏の意のままに育てられてきた紫には出家は出来なかった
ちなみに出家ってえらい金かかるんだよね
女三宮や上級貴族の姫君や妻ならまだしも、浮舟とかどうしてたんだろう

429 :
「いい人」という表現に違和感出ちゃうんだろうな
確かに心優しい人ではないから従えば末摘花は虐められるだろうね
でも末摘花だからいかにもな悪意に感じるだけで
紫も玉鬘も浮舟もやはり充分そうなり得る世界で生きているから
ああいうおばさんや継母、義母といった存在は少なくなかったんだろう
姫の命運て紙一重だよなあと思う

430 :
>>421
だからこそ理想の女なんだろうね
悪い意味でも

>>410
養母は養母で実母ではないからね
精神的には紫を慕ってても、紫は「これからは実母でなくては言えない事もあるだろう」って養母の限界もちゃんと把握してる
中宮になって権力を持っても兵部卿宮の一族を取り立てるとかあり得ないだろうし
一方でも明石一族を贔屓するのはありそう
そもそも今の里親とかと違ってオムツ代えたりとか全面的に世話するわけでもないしね

431 :
女三宮は出家後源氏と別居出来るよう朱雀院が邸まで用意してあげた
源氏は女三宮と別居したくなくて六条院に住むよう女三宮を引き留めつつ朱雀院が用意した邸の手入れも源氏の費用でやってあげた

自分の意思で出家すら出来なかった紫との扱いの違いがすごいよね

432 :
>>429
現実には財産掠め取って家も末摘花すら売り払ったりされてもおかしくないからね
はいからさんが通るでも男性主人公が死んだと思われた途端に親戚中が土地や山林を掠め取ってったってあったし

433 :
朱雀もそこまでしつこく浮世をうろつくなら
最初から父娘で出家すればよかったろうにw

434 :
>>410
そもそも平安時代は娘に恵まれた道長じゃないけど、子供を生まないとどうにもならない時代でもあったわけで
戸籍として妻の地位が保全されてたわけでもない
自分に固有財産も実家の援護もなければ、男の気まぐれな恋愛感情に女の全人生全てを託さなきゃならない過酷な時代

そう見ると、空蝉や末摘花まで生涯面倒見てる源氏って現代なら色々言われてるけど理想の男
紫がいくら出来た美人でも今ですらアラフォー、当時は完全なお婆さんだからね
やっぱりあの紫にしてすら思い上がってた節はある、というかそういう風に紫式部は描きたかったのかとか穿ってしまう
源氏物語って因果応報だから

435 :
子を産んだ女性がポイ捨てされて苦労しまくってるのに
子を産まなければどうにもならない時代?矛盾しまくりだろw

436 :
あと式部の持つ物語世界観というのは
たかだかヒロインの思い上がり?を描くとかそんな手狭なものじゃないと思うよ
スケールが全然違う
もしも思い上がりの因果を描くなら
最初からヒロインを籠の鳥設定になどせず人生に自由と選択権を与える筈

自分は、紫式部は多妻婚が一般常識だったあの時代に
そこに人間社会の根源的な孤独の要因を見出して描き切った作家だと思う
物の見方が時空を超えてる

437 :
>>436
多妻婚がテーマってのも安直
孫なの現代のフェミニストでも書けそう

438 :
>>437
多妻婚がテーマとは言ってないしテーマではない
性別も超えた孤独の原理を語る構造的な仕掛けとして多妻婚を扱ってるだけ

439 :
勿論孤独がテーマってわけでもないと思ってるけどね
当時の宗教観ですら、作中にもちいられてはいるけど
作者に真の意味での信仰があったかというと疑問だなあ
作家ってそういうものだと思う

440 :
浮舟が出家して心の安寧を得た一方で薫は新しい男がいるんじゃないかって俗っぽい思考になってるからね当初は出家願望あったのに

441 :
二条東院にいる末摘花のお見舞いに行くと告げた源氏
朧月夜に逢いに行く前に立ち寄ったのだろうか
末摘花これ以降「わたしの愛したすべてのすばらしい女人たちよ…」の右上に後姿
描かれるまで出番無かったしこの頃本当に病弱だったのかもしれないとふと考えた

442 :
式部さん漱石っぽい

あさきの末摘花ならなんだかんだ幸せに暮らして亡くなったのかな
それにしても皆さん本当に短命だわ

443 :
浮舟は一見弱々しいけれど紫のようなバランス力がなくて、過激なまでに両極端に動くまさに平安中期ではなく中世の到来を思わせる女君だと思う

444 :
それはほら
寄る辺なく流される「浮舟」だから…

445 :
浮舟は奇麗なだけで人間的魅力に乏しいもんな他人の意向に流されるまま
そういう人が出家して人生を見つめ直し薫を拒めるだけの自分の意志を持つようになったけど
薫は元の浮舟しか知らないから浮舟の陰に男がいるのではと俗っぽいことを考える
精神的な立ち位置を逆転させるのがまた紫式部の凄いところ

446 :
菅原孝標女は浮舟に憧れてたみたいだけど
それは単に当代一二を争う貴公子に言い寄られる立場への憧れだよね
浮舟自体魅力皆無だもん

447 :
>>446
浮舟は父親こそ皇族だけど育ちは東国の田舎で
孝標女のような受領階級の娘にとっては一番感情移入出来るキャラなんだよね
というか当時の読者は彼女に魅力を感じだから
狭衣物語の飛鳥井女君のような浮舟に似たキャラが
作られた
当時としては人気キャラだったんだよね

448 :
大体のキャラは平均寿命よりは長生きしたんじゃなかったっけ
7歳以上生き延びた人間だけで平均寿命を算出すると30代は早逝の方なのだろうか

449 :
浮舟と薫の噛み合わなさっぷりは最初から最後まで一貫してたね

最後の「男がいるんじゃ」は、自分が出家したいしたい行ってたくせに俗っぽ過ぎて笑っちゃうレベル

450 :
なんか早死にのイメージがあるけど、女性だと
10代で亡くなったのが夕顔、桐壺更衣(20代かも?)
20代が葵上、宇治大君、
30代が藤壺中宮、紫上、六条御息所
40代以上(わかんない)が夕霧祖母の大宮、一条御息所
作中で亡くなったのってこんなもんだっけ
源典侍は槿で、弘徽殿大后は胡蝶で源氏に会って「まだ生きてる」と思われてる

勝手な総括
・10代、20代で亡くなるのは物の怪とか怨念のせい
・30代、40代は病気のせい
・長生きする人はとことん長生きする

451 :
明石と秋好なんか紫と一歳しか違わないのに宇治でも元気
とくに明石なんかバリバリ働いてる

452 :
>>450
紫は44歳没だよ

当時は40歳まで生きれば四十の賀で長寿の祝い
40歳未満で亡くなった主要人物は
夕顔(没年19歳)、葵(没年26歳)、六条(没年36歳)、藤壺(没年37歳)
桐壺更衣(没年10代後半)、宇治大君(没年20代半ば)、柏木(没年30代前半)、桐壺院(没年30代後半)

>>446
そういう中流階級の女性のほうが筆者の筆も映えるし源氏物語の読者層に近いんじゃないの
楽器演奏の練習など自分磨きに励む女というのも当時の需要からするとどうなんだか
紫式部は宮仕えに出た当初「一」という漢字さえ読めないふりをしていたと言っていて
当時の男需要はむしろそういう女性だったと思う
紫式部はそういった男社会に一石投じたくて若くて可愛いだけの女よりも
教養のある中年おばさんのほうがよっぽど男心をつかむという小説を書いた(と思う)

453 :
六条が意外と若かった
1巻の時点で盛りを過ぎただのもう若くないだの言っててもまだ20代半ば
もっとおばさんでも堂々と恋愛してる女君もいるのに…

454 :
>>453
高貴に美しくて、傅かれて憧れられる存在だったからさ
例えば源内典みたいに自分から色目使って行くとかそういうタイプじゃない
それが思いもよらず若い男に求愛されて受け入れてしまったから、
プライドが徐々に削られてったというのが心理的にリアルというか何というか…

455 :
六条さんと藤壺さんの没年齢は実感として若く思える
時代的に普通でも儚いものだなーと

浮舟は、もう散々綺麗で魅力的な女君達が登場済みのあさきで
この上更にヒロイン格って造形的にも難しくないかな?と思ってたから
初登場時にまたえらい可愛い子で個人的に感動したw
何か言いたいけど黙って見つめるだけみたいな表情がいじらしいというか

456 :
>>453
二十代半ばと考えると六条の盛りを〜とかの思考は違和感あるけど、もう嫁いでも不思議じゃない歳の娘がいる母親の思考と思うと源氏の若さが喜びになったり苦しみになったりするのも分かる気がする

457 :
原典では六条と源氏の出会いは描かれていないらしいけど
あさきを参考にすると流されてしまったのが迂闊だったなと思う
何が何でも向こうが正式な妻にするのを待つべきだったんだろうけど
自分が若くないことを知っているから焦りがあったんだろうなあ
それならそれでむしろ自分が源氏を掌の上で転がすくらいの気概があれば良かったんだけど
たまに会ったら嫌味言うだけなんだからそりゃ男も離れるよな

458 :
>>457
六条さん本人も言ってるけど
源氏が六条を想うよりも六条が源氏を愛してしまったのが不幸の元
若く美しい未亡人相手に集まってくる男は多かったのだから
源氏が来ないなら来ないで私は寂しくないのよとふるまっていれば良かったのだろうけど
源氏と関係を持った後は一途に源氏一人を待ち続けたのだろう
先東宮最愛の人と言われた六条の立場からすれば
八歳も年下の臣籍降下した男がいつまでたっても正式な妻問いもせずに
宙ぶらりんな愛人にさせられるとは思ってもみなかっただろうし
それは桐壺帝も源氏を叱っているよね
六条さんは夫で一人娘まで儲けた先東宮のところではなく
死んでも尚源氏のところに魂が彷徨うくらいだし余程のことなんだろう

459 :
愛情だけでなく東宮妃として生きてきた自分の人生まで軽く扱われちゃったもんね
賤しい街小路の女と天秤に掛けられて、しかも負ける
どれだけきついよ
これが正妻、もしくはちゃんと妻問いするような仲だったら
「そんな女と遊んじゃって、あんまり無責任なことしないで下さいよ」
と余裕で釘をさすくらいの器は六条さんにだってあったろうに、まさかの対等扱いだよ

460 :
>>446
私浮舟とか女三宮とか、頼りなくふわふわ流される織んなって魅力的だと思う
顔だけキレイな白痴美とか好きだなあ

461 :
>>458
六条さんのミスとしては簡単に許し過ぎたんだろうね
槿みたいに正式な結婚じゃなきゃやらせない、ぐらいなら良かったのに
サロンで男に囲まれてるってのも源氏にしたら妻にはしにくかったかもしれない
まあ若紫がいたからだとは思うけどさ

462 :
朧月夜もそうだけど、男に囲まれてる女には憧れてるけど、妻にするには自分だけを見つめて自分の言うことにただ従う女なんだよね
女の内心はともかく

紫も花散里も明石も、ちょっと落ちても空蝉も末摘花もそういう系統だもんな
派手な女は遊び相手ってことなんだろう
その辺は昔から変わらない男の心理なのかしら?

463 :
原文だけど、夕顔が亡くなった後で
弱々しい男に頼ってくるような大人しい女が好きだ。と源氏が右近に話してた
源氏の好みって聡明な藤壺みたいなのだと思ってたけど、憧れの女性とは別に
好みは夕顔みたいなのだったんだろうか

464 :
好みっていうか憧れなんだろうかね、藤壷タイプは

465 :
妻にしたいタイプと愛人にしたいタイプか
憧れとかキレイにいってるけど、要はやりっ放しだからなあ
実際に面倒見てるのは自分に逆らわない従順なタイプ

466 :
藤壷とは別の出会いかたをしていたらどうだったんだろう
憧れて言い寄るけど槿みたいにつっぱねられて終わりそうな気がする

467 :
源氏最愛の人は藤壺?紫?

468 :
>>467
紫が亡くなるまでは藤壺
亡くなってからは紫

という印象、あさきでは(原作ではようわからん)

469 :
母親が後見のない儚げな少女だったと聞かされてるだろうから、源氏はそういう愛情深く従順で拠り所のない女性を面倒見ずにはいられないようなところがあるのかなと思う
それでも藤壺や六条みたいな憧れて追い掛けずにはいられない女性もずっと追い求め続けてるし
朱雀は朧月夜みたいな闊達な美女も秋好みたいな儚げな美少女も好きだったね

470 :
>>467
愛してたのは紫
藤壷は憧れと一緒にいられないからこその美化な感じ

471 :
朝顔に求婚してた時は、「藤壺や六条と自分を跪かせる女性を求めてしまうのだ」って言ってなかった

472 :
源氏自身が紫への愛情がどういうものであるかに気づいてなかった
最初に形代として愛したことで自らフェイクにかかってた感じ

473 :
>>461
朝顔は未婚で斎院まで勤めた正真正銘の処女だからね
そこを突破するには男側にもある程度の覚悟が必要だろうけど
皇女の落葉宮ですら未亡人だという理由で
夕霧に処女でもない癖にと暴言吐かれて先に実力行使されてるし
六条は未亡人という点で引け目がありもったいぶると源氏に逃げられると思ったのかもね

六条と付き合いだしたときにはまだ若紫はいないし紫も正室ではなかったし
藤壺出家まで源氏は藤壺に執着して未亡人となった藤壺を貰い受けようと
里第に忍び込んだり色々してたはず

474 :
>>473
なるほど
処女で自分しか男を知らずに身持ちが固くて一途で従順・・
最終的にはそんな女性ばかりが妻となった
家の中にはそんなの揃えて、外では憧れる存在だのナンだのを追いかけ回してモノにする

何千年も前から男の願望って変わらないのかしら

やっぱり六条さん可哀想になってきたわ
現代でもなのに、当時で8歳も年上って終わってるしなあ・・

475 :
>>474
それはどうだろう
当時って年齢より身分が釣り合うかどうかだったのでは
六条の御息所には結婚を推し進めてくれる
兄か父親がいてくれたら違っていたのかなと思う

476 :
源氏に意志さえあれば、夕霧の女二宮みたいにダブル正妻みたいにできなくもなかったんじゃないの
もちろん左大臣側は面子つぶされて激怒するだろうけど
女二宮は更衣腹で後ろ盾は受領階級レベルだったよね

477 :
>処女で自分しか男を知らずに身持ちが固くて一途で従順・・
>最終的にはそんな女性ばかりが妻となった

それ以外の女人は自分の世界や生き方を持ってるから
源氏の世界にからめとられないか、退場する。

478 :
>>476
どうだろう
夕霧と二宮のときは「内親王であれば正妻と同等の扱いになる」と言ってたから、先の東宮妃だと、葵の下、側室扱いじゃないかな
子供もいないし

朧月夜と六条が共に妻になってても権勢上、ハッキリとした後ろ楯がなく格式だけの六条は押されたような気がする

479 :
>>477
源氏が相手を我が物にできてないだけだよね
紫にしても精神までは束縛しきれなかったし

480 :
朧月夜も源氏が初めての相手だったけどまるで百戦錬磨のような貫禄に惚れる

481 :
浮舟は男運が激悪なだけで特別愚かな女性というわけではないような
選択権も拒否権も許されないあの不遇さが痛々しい

482 :
機転は利いたよね、あのまま薫が教育し続ければそれなりの貴婦人になったかもしれないのに
結局宇治に放置したままあまり通わなかったから匂宮に寝取られてそれを知って嫌味しか言わないから
入水を招いた挙句に恋人も親友も同時に失うことになってしまった
薫のその後は描かれていないけど結構孤独な晩年なんじゃないかと思う

483 :
下手に宮様の血を引いてるからとお母ちゃんが高望みしすぎて、
これがまた美しかったもんだから余計望みが捨てられなかった
かといって姫さま教育なんてどうすればいいのかわからないもんだから、
ひたすら周囲から隔離しておっとりまったりとだけ育てられちゃった
そんな育ちの割には頭もいいし人の気持ちに聡いところもあって、
才気の片鱗は見せてたよね、浮舟

薫が、見初めて自分のものにしたいとしたくせに、
無駄に大君と比較して違うだの鄙者だの見下すから、
心に女房たちにも隙間できるんだよ

484 :
もし浮舟が懐妊したら互いに自分の子と認めず通いもなくなるのかな

485 :
あの女もこの女も愛していてどんどん手に入れたい、というのは要するに自己愛で
誰のこともちゃんと見てないからこそ可能な仕打ちなんだよなぁ
源氏は紫のために欲望を我慢したことはほぼないし
薫は浮舟自身の長所(驕らず我を振るわず他者を蔑まず舌禍無し)を認識してなかったと思う
だから愛が始まる前に相手を失ってしまったね

486 :
ああ、ほんとにそうだよねぇ…
相手のことみてたらとてもそんな風にはならないよなあ

487 :
>>478
女二宮は更衣の娘で六条は東宮妃になれる身分の大臣の恐らく正妻の娘で財産持ちだからどちらも正妻扱いになるんじゃないかな
桐壺帝に葵がいても六条を妻として正式に迎えても何も問題ないと源氏自身考えていたし、葵の感情を除けば六条もどちらも正妻にしても扱いに差をつけたりしなければ両立できたんだろうと思う

488 :
>>475
六条御息所
桐壺帝が兄代わり?に気にかけて、源氏に「軽々しく扱ってはならない」って注意してたことがあったね
その後源氏「だが妻とするには…あの人は…」
あの人は何だと言いたかったんだ 気になる

489 :
妻にしたとしたらくつろげない気が休まらないってことじゃないかな
六条の御息所には可愛げというか隙がないというか柔らかいところがない
そういう人とずっと生活を共にしていくのはキツイと思ったのでは

あと六条の御息所は源氏への愛よりも自分のプライドの方が大事って感じがする
自分>源氏 とにかく自我が強い人で平安時代というより現代人っぽい

490 :
コンプレックスがあると、それを補おうとしてプライドが肥大するんだね
六条さんとか明石さんとか

ずっと後で、源氏が紫と一緒にいる時に女三宮の手紙が届いて
源氏「スッ」紫(まあ下っ手くそな字、内親王のくせに)
って所にも、紫のコンプレックスが出てるような気がして読んでて嫌だった
率直な感想だっていうのは理解できるんだけど

491 :
>>489
プライドが大事なら元東宮最愛の妃から
臣籍降下してまだ若いので中将程度の位しかない源氏の妻の座を狙うかな?
桐壺帝からも後宮入りを打診されていたみたいだし上昇志向なら
他にまだ相手はいそうなものだけど

492 :
>>487
左大臣の家も心中穏やかじゃないしだろうけど、
葵だって、心中穏やかじゃない、どころかめちゃくちゃ腹を立てるし傷付くだろうけど、
六条をちゃんと妻として遇してさえいれば、
あんな宙ぶらりんでイライラモヤモヤすることもなかったはず
世間にも知られた恋人なのに、この先どうなるかは知りませーん状態は婚家にも妻にも恋人にも無責任で失礼
あれくらい高貴な立場の女性を世間の噂の場に引きずり出しておきながら、
きっぱり切るのかちゃんと向き合うのかすらはっきりさせてないって卑怯すぎる

お互いの立場が明確になってさえいれば、従者も、愛人の癖にー!なんて酔っ払ってでも暴走せずに済んだかもね
源氏は「葵に紫の半分くらいでも思いやりがあれば…」とかほざいてたけど、
ちがうだろー!!!
若紫にとってお兄様の恋人や奥様は敵じゃないんだから、優しくて当たり前だろが!!

493 :
六条って強調する程高貴か?
藤葵大宮朝顔がいるから違和感があるぞ

494 :
まあ言ったら明石の姫君みたいに大事に大事に育てられたお姫様
それが一女を儲けただけで20歳で東宮に死に別れ
その後年下の気功師、じゃない貴公子が通ってきたけど正式な結婚には至らず
世間で噂になるだけなって、最後別れた
考えてみたら気の毒な人だよ

495 :
源氏が藤壺のような高貴な女人を求めて求愛した六条だから
六条は元東宮の正妃の地位にあったんじゃないのかな
それに自宅で文化サロンを開いて文化人たちと談義する男も舌を巻くような才女なんだよね
源氏が後々まで教養の高い女性として藤壺、六条、朧月夜を上げているくらいだし
女にも教養を求める源氏物語だけど教養がありすぎる女もあまり幸福になっていないね

496 :
>>494
気功師わろたw
イッソ中国に渡ればあっちの国の高級とか六条のキャラに合ってたかも

497 :
中国の後宮って呪いや毒殺しまくりだし

498 :
>>495
東宮に正妃なんてないわよ
教養の高い女性としてって字がうまいのまちがい?字なら六条朧紫だけどさ

499 :
藤壺、六条、葵と
立后されるべくお妃教育を受けた人は素晴らしく教養が高いんだな
そりゃプライドも高くなる

500 :
>>495
男手もなさそうなのに財産をしっかり管理してるところがまた凄い
普通は末摘花のように使用人に騙されたり掠め取られたりする
才色兼備…だけど源氏に従順じゃないから避けられた

501 :
>>490
紫は元々勘も感性も鋭くて源氏の女たち全てに対しても正確な目利きっぷりだから
そこはコンプ云々ではないと思うw
むしろ父親の朱雀どうなんだよ大丈夫かよ?くらい無意識で感じたかもね

502 :
六条は明石の姫と違って母親の身分も遜色なさそうだけどな
てか何もライバルをRことないやん…ってところにはやはり引いてしまう
でもあさきの六条って、そんな自分を恥じるだけでなく
葵殺しなどには自責の思いも抱えてそうな感じなのはバランスいいと思う

503 :
六条自身が呪いたくて呪ったわけじゃないからね…
押し殺したはずのいろんなものが抑えきれなくなっていたと言うのが哀れだった

504 :
なんであの2人つきあいはじめたんだろうね
あさきではあんな風になってたけど、いまひとつ腑に落ちない

六条御息所のビジュアルは、昭和50年代の大和和紀さんが描く美人でややキツイ
奥様キャラだなあ〜と思って、当時見てました
冬星さんのお母様とか、KILLAのパーヴェル男爵夫人とかと同じ系統
だから邪険にされても読者としては当然な気がしてしまう

505 :
>>504
一夜の恋で流しとけば楽だったのにね。
美しく気高い貴公子、だけどまだまだ幼さが残るところに心を掴まれたのかな。

506 :
朱雀院から送られた山菜類を確認しているのは源氏の女房だよね
女三宮に仕えていた女房達は主人が出家したし里帰りしたり
他の邸に移ったりしていなくなったの

507 :
初期の上の品の姫たちはみんな素直になれない気の強い系だけど宇治十帖の上の品の六君や女一宮はパーフェクト系だよね

508 :
六ちゃんや一宮は内面の葛藤?を描くほど出番がないからな…

六条と源氏は、欧州貴族もそうだったように
社交界の女王的存在と美しく前途有望なつばめ風の恋愛スタイルで
六条さん的にもありだったのかも
まさか自分が本気になっての泥沼化は想定外だったのかもしれないね

509 :
期待したほど源氏が六条に夢中にならず、反対に六条が源氏に夢中になって独占したい、けどできない
そして泥沼になったのか
六君と女一宮は、作者があんまり掘り下げて書いてないのと、まだ男女間のいざこざを経験して
ないから気の強さが表に出てないんだと思う

510 :
それなりに蜜月の二人だったと思うけど
六条さんとしては恋愛遊戯に留めたかったのが本音なんじゃないかな
概ねあさきのイメージで合ってる気がしてる

511 :
若い恋人に縋りつくのは貴婦人としてのプライドが許さないから
理性で追わなかったけど
押し殺したはずの激情が夜な夜な浮かれ出てしまったんだよね

512 :
>>511
色っぽいねー
前坊に先立たれて女盛りの性欲を持て余してたところに…ってのもありそう
>執着

513 :
>期待したほど源氏が六条に夢中にならず、反対に六条が源氏に夢中になって独占したい、けどできない
>そして泥沼になったのか

源氏の方から仕掛けなければ恋愛関係になりようもないのに無茶な解釈

ID:qPg1I+kO0さん全体的に読み取りが強引で下品だね

514 :
あさきだと初夜から既に理性でなく女の業に流されている描写だけどね
理性で源氏を手玉に取るつもりなら向こうから正式な婚儀を申し込むまで待つか
源氏が逢瀬に来ても他の男性と繋がりを保つとかしたんじゃないかな
最初っから完全に駆け引きで負けてるよ六条さんは

515 :
>>514
しかし追いかけない理性とか貴婦人のプライドとかいう割には、
婚姻申し込みも待たずに寝ちゃうとか、他の男に乗り換えもせず
>>512説ではセックスに溺れた(ありそう)感もあり、
なんか統一感がないキャラなんだよなあ

だからなれ初めの記載がなかったのかな
想像つかないもん

516 :
財産もある六条の立場で再婚を望んだとも思えないんだよな

ほど良い所で六条から切るなり他の恋人を作るなりすればスマートだったし
生涯付かず離れずの特別の恋人の座を守ってもよかった

六条本人も源氏と出会うまで自分がそれほど情が深い人間だとは知らなかったんじゃないか
恋の罠だな

517 :
しかし源氏と関わった女性がほぼ妻になっていたら、
六条、朧月夜、槿、葵・・
なんだか面倒くさい六条院になりそう
毎日ギスギスしてそうw

518 :
だから4つの町に分けてそれぞれが交流しないで済むようにしたんでしょう
紫・明石・花散里だって生活圏が重なってたら相当ギスギスしていたはず
女三宮は春の御殿の主人の座も紫の上から奪ったことになるんだね・・・
そんな思いをするくらいなら女三宮と入れ替わりで二条院に戻った方が気楽だったかも

519 :
それなー
なんで同じ町に住まわせたんだろう
紫のことを愛しているなら春の町から出してやるべきだった

520 :
>>515
結婚なんて六条にしたら想定外じゃ?身分も資産もあるなら妻の座って逆に厄介じゃないか
ここは入内すれば餓死しないとかトンデモ意見もあってたまにイミフだけど(そんな家に入内支度は無理)
元東宮妃として公達を侍らせつつ優雅に生き抜く予定だったと思う
自己制御不能になるような恋を自分がするとは思いもよらない人生だったんだろう
まあ最後に母親としてきっちり源氏に釘を刺したのは流石に聡明だったわ
女君たちの人生はまず親次第ってとこあるから

521 :
>>518
交流もしないようでゼロじゃないから面倒だよね
妻たちで合奏とか何気にきついかもしれない

522 :
>>520
横だけど時流の変化で上流貴族の娘だったのが妃になった姉妹は普通の生活なのに未婚の姉妹は乞食同然になったとか当時は何個か例があるよ

523 :
>>522
なんとなく元レスを覚えてるけど、それって結果論でしょ
「乞食同然の家から飢えない為に入内した」わけではない
一貴族より帝に嫁げば安心!て発想はないっしょ

浮舟の母は浮舟を貴族のせめて側室にしたかったんだっけ
使用人では母親自身が苦労してるもんね

524 :
側室っていうのは奥様と同じく男系になった中世以降の武士の時代になってからの言い方だよ
平安時代は天皇家を除いて女系社会だから婚姻形態が違うから呼ぶとしたら召人かな

525 :
うーん愛人は愛人でも通い先として成立してる妾みたいな感じ

526 :
>>520
あさきも原作も読んだことない?

527 :
前のスレでよく出てた妾妻という立場でいいんでないの

528 :
平安時代はずっと一夫多妻で習ってきて、最近になって一夫一妻多妾生だって急に変わったからなあ
そんな説なんてまたいくらでも変わりそう

個人的には最近の男女平等&古典流行りで一夫一妻だったってことにしたい雰囲気が微妙に関係あると思うけど

529 :
>>524
源氏物語を見ても各貴族が「女系」だとは思えないんだけど
女の財力で男の面倒見て子供を育てるかもしれないけど

530 :
女系というより母系社会じゃないかな

531 :
>>516
あさきでは「8歳も年上の私のほうから結婚を言い出すことはできない」
と六条は源氏との結婚を望んでいるし、財産といってもどうなんだろうね?
東宮妃になった時点では父大臣がいたのだろうけど
源氏と付き合いだした時点で父も兄弟もいない
見た目には華やかに暮らせていたのはパトロンがいたからかもしれないよ?
死ぬときにも娘を託す相手は源氏しかいなかったし

>>524
紫や花散里、末摘花は後世でいうところの側室で正室ではないけど召人とも違う
召人といったら明石中宮が中の君を指して言ったみたいにお手付き女房のことだよね
正室ではない妻たちのことを何と呼ぶかは微妙だけど
正室も側室も呼称は「妻」のような気もするし(一夫多妻)

532 :
六条さんは伊勢に行くときに財産整理してたよね
荘園持ちだから収入がしっかりしてるんだと思ってたけど
藤原家ではない他氏で裕福な荘園持ちってかなりの名家かな

533 :
六条の遺言に源氏はちゃんと返事してなかったけど
後宮政治に有用でなかったらあっさり秋好に手を出してた気がする

534 :
桐壷院が釘刺すくらいだから相当名家なんだろね
遺言まで無視したら流石にクズすぎるけど
自身のセコムが超強力だから生霊も死霊も平気なのか
日本は古来より女の出自が大問題だから
○系と必死になるのも滑稽だわ


それより源氏ってなりゆきで邪魔が入る展開があっただけで
殆ど誰の言うことも聞いてない気がするw

535 :
薫と浮舟って三日夜の餅?なんて食べてなさそう
出会ってすぐ一晩過ごして翌朝には宇治に連れて行かれたよね
母親に連絡する暇もなく
宇治で餅食べたのかな?

536 :
こんなんでもセコム強力なんだからついていかされる女人はやってられないw

537 :
六条さんの結婚観は謎だけど
彼女自身の資産だから娘の後見指定も自由にできたんでしょう。
一時期でも誰かに援助されてたらそちらを立てなきゃだし、
源氏に世話されてる風でもなかったし。
でも源氏の性質からいけば、女性側が世話の必要な境遇であった方が
形だけでも切れずに済んだのね。

しかし自分の罪を知る男と結婚したいと思うものなのかな。
そういう形をもって現世での赦しを得たかったのかしら。

538 :
六条さんは葵を呪い殺したのを源氏に知られた後は身を引いたじゃん

539 :
>>534
帝が六条を妻にと命令してるのに無視、いいのか?と思った
六条が藤壺の存在に気づかないのが疑問だったが、生霊も人の心までは読めないんだね
>>535
当時の貴族社会の妻じゃないのでは 違う?

540 :
浮舟は正式な結婚はしてないよね
隠れ愛人って感じ

541 :
浮舟は恋人って感じで京に連れてきて妻の一人として迎えようって時に入水って流れと認識してた
正式な結婚じゃなく恋人から妻の一人になってた花散里みたいな感じかと

542 :
身分があれだから花散里のようにはなれないよね
匂宮はきちんと三日通って中の君を正式に妻にしてる

543 :
宇治で貴婦人教育してから京に連れて行くつもりだったんじゃない?
田舎育ちのまま自宅に連れて行くのは女房にすら侮られてしんどいだろうし
桐壷帝は六条を妻にするよう命令とまではしてないんじゃないかなあ
源氏の六条の扱いに苦言を呈してるだけで妻にするも別れるも源氏に任せるって感じ

544 :
そういえば中の君と匂宮の露顕ってどうしたんだろう
京に迎えてからしたのかな?

六条のことは足が遠退いたまま別れるでもなく中途半端にしてるのが失礼ってことで諌められてたんだと自分も思ってた

545 :
>中途半端にしてるのが失礼

これだよね。で、六条も関係修復は無理だと内心わかってた。

546 :
>>545
あ、修復不可能は自分の罪を知られてるからって意味で。

浮舟母娘は特別大それた野望で動いてるわけでもないと思うので
なんだか不憫に感じてしまう。

547 :
しかし正式に別れるってどうするんだろう
季節の挨拶とかしなくなったら世間にも別れたってことが伝わるのかしら

548 :
3ヶ月通わない上に文もなかったら離縁と見なされると聞いたけど、それが季節の挨拶もしないということなんだね。
何ヶ月どころか数年たっても待ってた末摘花はやっぱりいろんな意味ですごいわww

549 :
花散里は穏やかで優しいけど
一方で源氏に「昔見た蛍宮さまも美しかったけれど今は歳を取ってしまったわね」や夕霧に「源氏の君はあなたに恋愛について厳しいけど言える立場ではないわよね」って正直に言ってしまうところも好き

550 :
>>548
ていうか源氏がちょっかいかけなければそのまま朽ちてただろうね。ある意味運がいい人だわ。

551 :
>>532
荘園管理っても当時の女では限界があるよ
実際の管理をする男や荘園側がごまかしてもどうにもならない
結託されたら完全アウト
他人に顔すらみせられない状態で
やられ放題だったんじゃないかな

もっと時代が下ると自分で現地管理する女荘園主とか出てくるけど

552 :
だから六条さんみたいな未亡人は引きこもらず有力政治家と交流する必要があったんだよね
権力者とお友達なら下の者にもなめられない
あの明石入道すら管理人に土地と山荘を取られかけたけど源氏との関係を仄めかし言うことを聞かせた

553 :
>>551
横だけど、そういった描写や六条家が困窮してる描写があるならともかく
憶測で書かれてもさすがに微妙すぎる
少なくとも六条って作中において立場上の不足は無いキャラって点が朝顔と被ってるわ

554 :
>>553
ルール違反を承知で書くけど「微妙」の意味を知ってるのかな。
何でもかんでも「すぎる」をつけるのはどうかと思うよ。

555 :
>>554
微妙すぎる書き込みをしてしまい大変失礼致しました

556 :
>>553
朝顔は父桃園式部卿宮が亡くなった後
叔母の女五宮と一緒に住んでいたけど
嫡腹は朝顔一人で異母兄弟たちとも疎遠だったために男手がなく
屋敷は荒れ果ててしまっていたと書かれてある

六条のほうは伊勢から帰ってきた後も絶えず
風流な男たちが屋敷に出入りしていたと書かれてあるからパトロンがいたんじゃないかな
男手が必要なときにはパトロンたちが我先にとやってくれそう

557 :
>>549
花散里はあさきでも笑顔でサラッと毒を吐くよね
「源氏の君が父親らしい心配をするなんて想像もしていませんでした」
「(夕霧の浮気の話になって源氏に)それはまあ御血筋というものでございましょう」
とかそんなのあったと思うけど熟年夫婦っぽくてこの関係性は好き

558 :
あれって毒だったのか

559 :
>>552
通ってくる貴公子パトロン?もだけど、六条さんは桐壺帝が気にかけてたってのが大きいと思ってる
帝の一声で周りの態度もかなり違うよね。溺愛してる源氏にさえ態度に釘刺すくらいだし
桐壺帝は亡くなった弟の前坊とかなり仲良かったんだろう

560 :
>>552
あーそういうことかあ

561 :
霊魂パワーが出まくるとちとチートっぽくて
六条さんエピソードにはあまり興味がないんだけど
>>552のような信奉者や崇拝者や援助人を囲う才覚というか
サロンの女主人みたいなとこあってキャラ立ってるんだな
>>559にあるような帝の庇護も勿論だけど

562 :
>>552になるほど
あさき的に源氏と結婚したがったのも、桐壺帝が粗末に扱うな発言も、単なる恋愛感情や身分の他にも色んな現実的な意味もありそうに思えてきた

563 :
治安が謎よな

564 :
>>558
毒というと悪い感じだけど穏やかで大人しそうな外見に似合わず遠慮なくズゲズゲ言ってる感じはする
紫上が表に出せる感情は無意識下で源氏の手の内でそれ以上は深いところで抱え込まされているのとは対照的
源氏とはある程度割り切って一線引いた付き合いしないとストレス貯まるんだろうな

565 :
花散里はあさきのキャラデザが
いかにもニコニコと遠慮のないおばちゃん風なので
もうそのイメージになってる
刺してるけど誰にも刺さらない言い流し方なのかな
紫のは相手に刺さらないよう配慮するほど自分に刺さってくる抱え方

566 :
花散里は源氏に恋人になってくれと言われたその場でも源氏の失言に
「たまには私にもお世辞を言わせてくださいね(お世辞で返せるように私にお世辞を言ってください)」
とチクリと刺すなど既に従順なだけではないところを見せていてバランス感覚の良い人だなと思う

567 :
>>566
たまには私にもお世辞を〜は源氏の言葉だと思うよ

568 :
中の君も結構はっきり物言うタイプだと思う
匂宮の妻になってからもズバズバ言ってた

569 :
臭宮じゃなく匂宮、浮舟をどうしたかったんだろう
薫のところから拐える訳でもなく、
もしさらったとして異母姉の中君がご母堂としているのに、どこに置いとくってこともできないし、
アホなの?

570 :
>>569
アホなのです

571 :
>>567
あれは源氏のセリフだね
たまには歯の浮くような口説き文句を言わせてくれと

漫画のキャラにアンチ心理はわかないけど匂さんだけはちょっと…
素で考えるとしみじみなんなんだよコイツとげんなりする
中君との言い合いも内容が底辺DQNぽくてヤバイ

572 :
>>569
使用人(召人)扱いにするつもりだったかと
紫の女房の中納言や中将とも関係持ってたし、八の宮も妻の姪に手をだしてなおしばらくはそばにおいてたから、身分違いならありなのかな

軽々しい扱いでも薫の元にいた方がよかったのに、女二宮も意地悪するようなタイプじゃないというか
「どのように気に病んだらいいかわかりませんのに」とかいうくらいおっとりさんなんだから

573 :
紫の上みたいに今さら事を荒立てたくなくて本心を隠して病む人って現代にも共通するね
今さら騒いで迷惑かけたくない大事な人間関係

574 :
精神的にはともかく
現実問題、源氏の庇護から離れたら生活していけないよね
昔も今もそういう夫婦はいる

そう思うと、生活のために半ば身を売るような境遇に堕ちた夕顔は凄まじい

575 :
それを言うと、頭の中将がしっかり守ってあげてれば…
いやいやまだ若くてたいした力もないのに無理…
てかそもそも本気で惚れてないのに守る気なんて…
の話の流れに戻るw

576 :
>>569
源氏が紫を北山から拐ってきた時みたいに京のどこかに加隈って謎の恋人って隠しとくつもりだったのかな
薫に対する対抗心から来てるから薫から隠せればっていうのが無意識な根底にあって後は考え無しというか
中の君のことも浮舟の親のことも考えてない辺りが「何をしても許される」源氏の孫らしい…

577 :
>>576
匿ってだ
誤変換すみません

578 :
紫の上の不幸中の幸いは大人になった匂宮を知らないで亡くなった事かな

579 :
匂宮さんは友を出し抜きたい一心で恋人を強奪とか頭も性格も残念だなぁ
高嶺の華を共に競うならまだわかるけど、相手は無力で世間知らずの年若い娘で
しかも彼女が全て背負う形になってるし

580 :
匂さんは原作だともうちょい優しいイメージ
最初に宇治の浮舟のとこへ行く道すがら「こんなことはよくないことだ、してはいけないのだと
何度も思いながら、おさえきれずに」と葛藤を見せてる
薫が女二宮を迎えたお祝いの席で、ちょうど中の君の出産とかちあったため、のんきに酒を飲んでられずに
そわそわしてる描写もある
(うろおぼえだから間違ってたらごめん)

581 :
だけど、そんな優しい匂さんだと浮舟を浮舟にのせて離れ小島へ連れて行くなんてできないから
やっぱりあさきの匂さんでいいのかなあとも思う
連投すまん

582 :
>>569
匂宮は浮舟を姉の女一宮のとこに押しつければいいと考えてた
要するに単なるお手つき使用人扱い

583 :
>>579
薫のもとにいたままなら、妻の一人として正式に偶するのは難しくても、
大切な恋人として半ば公認でゆったり暮らせたのにね
強姦して強奪して、そのあとまともに立ち歩いたこともない娘を女房として自分の姉の局に放り込む算段とか、
アホを通り越してアフゥだ、そして鬼だ

ほんと、紫の上(と源氏)、一番可愛がってた臭宮のこんな姿を見ずにすんでよかったね

584 :
しかも浮舟は実母が考えなしだった所為で教養があまり高くないという
才色兼備ばっかりの女房の中に放り込むのはさすがに酷い

585 :
しかも周りには同じような匂宮のお手つきがごろごろいる
顔しかとりえのない田舎者の浮舟が入り込めるような職場じゃないよな

586 :
源氏母の二の舞になりそう

587 :
>>584
ほんとよねー
高貴な血を引いててそれなりのとこに嫁がせたいなら
琴習わせたり明石みたいに教養たっぷりに育てればよかったのに

588 :
>>584
宮様の姫として育てて望みうる最良の結婚の望んでたけど、
姫としての教養をどう身につけさせるかわからなかったんだもんね
ひたすら手に入る中で一番いいもの与えて箱入りおっとりにするしかなかった
そんな育ちのわりには頭の回転は良かったし感受性も豊かだったと思う、浮舟

589 :
宮家の姫君としての教育するにも常陸守の 後妻じゃ伝もなく用意しようもなかっただろうしねぇ
父宮に無視されていたたまれず宇治を去った親子じゃ宮の血筋でと人に知らせる訳にもいかないし
明石の母尼君の言葉じゃないけどほんとに娘の幸せはいかに父親に愛され大事にされるかにかかってる時代だね…

590 :
浮舟は継子だから教育にお金かけてもらえなかったんでしょ
異父妹は音楽の先生雇って習ってたみたいなのに

591 :
それこそ常陸守を持ち上げて「さる宮様のご落胤で〜」で教養その他で箔付けさせてとくべきだったよ
受領で財力は間違いなくあったんだろうから
浮舟が見下していた異父妹の方が見た目はともかく教養あったんじゃないかな
ただでさえ受け身で良縁でなんて期待できないのに女房勤めすら出来そうにないのがなんとも

592 :
前の旦那は皇子でその娘なんですよって言われても現旦那としては面白くないだろうよ
皇子っつっても零落してるし娘はろくな教育も受けてないし年も行ってるし母親が高望みし過ぎ

593 :
正直浮舟母が何をしたかったのかよく分からんのよね
宮様御落胤とはいえ顔しか取り柄のない娘が受け身で待っていたところで結婚相手が釣れるのかと
受領の北の方としての采配が出来るタイプでもないし、せいぜい都の貴公子に見初められても愛人がせいぜい
何かあった時に女房務め出来る教養や機転があるわけでもない
異父弟妹見下すプライドはあっても実際には無能な箱入り娘で育ててどうするつもりだったんだろうって思う
出家してこの後還俗するかはともかく自分の意思で平穏に過ごして欲しいわ

594 :
この時代、自分の意思で人生を選べる人の方が少ないんじゃないの
紫は女一宮に「殿方に左右されない自分の人生を」とかなんとか願ってたけど
そんなこと言ったってどうすりゃいいのさだよ

595 :
>>594
女一宮限定だけど后腹の一品で帝の妹ってスペックだから降嫁も入内もしない、かしら

596 :
>>594
多分、心の持ちようということじゃないかと
自分のように知らない間に身も心も共依存のようになっては行けないよ、と
うまいこと言えないけど、
篠原千絵の漫画の「ヒュッレム」が後宮に入る前に言われた言葉が感覚として近いのかな
(いってる自分もうろ覚えですまんです)

597 :
>>580
その場その場の感情に走ってるだけで自分の気持ちにだけ素直なんだよ
選択が相手を巻き込むんだからとった行動が全てなわけで

浮舟母、自分が勤め先で手酷い仕打ちを食らったから
娘はお勤めに出すよりも有力男の愛人の座が願いだったように読めるんだけど、
せめて「継子なので女房勤めで自立させたいから教育させてくれ、仕送りはさせるから」
みたいなていで娘を守れればよかったのかな
まず八宮さんが手をつけた使用人を腹の子ごと放り出さず、嫁ぎ先なり勤め先なりを
整えてやってから捨てろやと思うけど

598 :
八宮があまりにも親として無責任なんだよなあ
大君中君もいつ宇治で盗賊に強姦殺害されてもおかしくない状況なのに運が良かったとしか
どこか信頼できる嫁ぎ先や勤め先を探すなり尼寺を探すなり死ぬ前に手は打っとくべきだった
薫と知り合わなかったら宇治姉妹は野垂れ死んでてもおかしくなかったかも

599 :
娘をどうしたいのか全く分からなかったよね

600 :
>>598
娘たちに誇りを強要しておきながら、
その誇りを守るためのすべは全く残してやらなかったバカ宮
恥を忍んで人に頭を下げてでもつてを頼ることもせず、
かといって娘がどうでもいいのかというと一応愛して大切に育ててた
バカ丸出しだよ

601 :
何があっても神仏の御心のまま
悪いことが起こったなら前世の自分の行い故に
って曖昧な事言って納得するのが貴族の方々なのですよ
きっと
プライドだけじゃ身を守れないし飯食っていけもしないのにね

602 :
大君があんな厭世的で後ろ向きな性格になったのは
父親のせいだよね

603 :
悪霊のせい

604 :
悪霊って何らかの怨恨じゃなかったっけ
それこそ因果応報的な意味での

605 :
だからといって八の宮が現実的で生活力ある逞しい宮様だと物語的に何か違うんだよね

606 :
浮舟に憑いた悪霊は特に浮舟と関係のないその辺の浮遊霊みたいなもんで拍子抜け
長時間体が冷えて弱っていたのが献身的な看護で持ち直したってだけで良かったような

607 :
夕顔と扱い違い過ぎるよな浮舟

608 :
>>591
あれは継母だけど、落窪物語みたいなのがうじゃうじゃしてんだから、常陸守に大事にされるどころか、強姦殺害されなかったぐらいでもいいと思わないと
現代でも継父の静的虐待とかニュースではザラじゃん

609 :
>>605
生活力に乏しく逞しくもなくていいけど
自分はさておき娘達の行く末はどうするつもりだったんだろうと思う
助けてくれる人なんていないことは
自分のそれまでの人生でわかってる筈なのに

自分は中君と子の未来もとても安泰とは思えない

610 :
匂宮の長男も産んだし薫が目を光らせてるだろうから早々ひどいことにはならないと思う
浮舟の件の罪滅ぼしで薫もせめて中君の息子の出世のサポートくらいはするだろう多分

611 :
そんな風にことが運ぶとは思えないんだよね
妻との蜜月にその義妹に手を出す男が成長する筈もなく
いずれ薫の監視を疎ましく思い出すのが匂宮という男

身分も後ろ盾も盤石な良い女を嫁にと打診されたら
源氏と女三宮の例もあると思い至って話に乗るだろう

何を言っても中君には後ろ盾がない
有力筋に新たな子ができたら終わり

612 :
>>610
>浮舟の件の罪滅ぼし

薫は浮舟を妾として一生面倒みるつもりだったから罪も何もなくないか?
罪があるとしたらその中君の息子の父親の匂宮だろ

613 :
>>609
>自分はさておき娘達の行く末はどうするつもりだったんだろうと思う

(不本意で恥な人生を送るくらいなら)出家しろとかRとか言ってなかったっけ

中野君は六の君に子供が出来たら終わり・・かもしれないけど、
元々匂宮は三男で皇位を次ぐ目はないから、六の君や他の有力姫に子供が出来てもそこまで決定打じゃないかも
長男の東宮が皇位についたら次の東宮は次男の二宮か長男の子供だから目はない
皇族だから娘を入内ってのとあるかもだけど、そうなると夕霧と対立するから無理
匂宮にとっては権力権勢的には子供はそこまで意味ないかも

614 :
中君のポジションの安定は他の姫に子が生まれるかどうかより中君自身の産んだ長男が成人までちゃんと育つかにかかってそう

>>597
浮舟母は最初は薫との縁を身分が不釣り合い過ぎると左近少将と結婚させるつもりだったんだよね
美しさだけが取り柄のおっとりした教養の足りない娘と分かってたから、低すぎない身分の妻や子のいない貴族に嫁がせて子を持てば将来困らないだろうって思ってたのかな

615 :
ID:eYLuwBGL0=ドリーム?

616 :
>>615 雰囲気悪くなるからやめときな

617 :
匂宮の兄達って子供がいるのかも謎だよね
多分いるのだろうけど

618 :
六の君が男の子産んだら中の君に勝ち目はないねぇ

619 :
>>614
私も、伊予親王が出てくる小説を読んで
中の君の産んだ子供こうなるんじゃね?って思った

浮舟母は浮舟のこと、本当に尼にするつもりでいたんじゃないかな
でも美しく成長したし、申し込んでくれる人がいるなら結婚させようか、てな感じでは

620 :
>>614
左近少将って調べたら正五位以下の身分なんだね
殿上人になれるかなれないか程度だから薫とは身分差があるけど
身分高い人の愛人より身分低くても正妻の方がいいんじゃないのかと思うけど
戸籍がある時代じゃないから夫が来なくなれば終了より
身分高い人に愛人として貢いでもらった方が金銭的な負担面でも良かったのかな

621 :
>>620
多分浮舟母もそう考えてたんだと思うよ、あさきでも左近少将と浮舟の結婚を決めてたよね
だけど左近少将はこれからの出世のためにと常陸守の財力目当てに申し込んだ縁談だったから、浮舟が継子と知り浮舟との縁を蹴って守の実子に乗り換えた
で浮舟は傷付いて家に身の置き場もなく二条院に来て〜だよね

622 :
>>619
流石に平安初期の伊予親王と比べるのは…
伊予親王が天皇の御子なのに対して中の君の息子はあくまでも親王の息子
匂宮が親王のままだと中の君の息子は元服迎えたら源氏のように臣籍降下されるのが普通かと

623 :
>>612
実際の「罪」はなくても、適当に扱って心理的に追い詰めたことを申し訳なく思うのが薫
本当の「罪」を持ってても罪悪感を持たずに「可哀想に!」と涙ぐんでそのあと忘れるのが匂宮

罪って本当にあるかどうかじゃなく本人たちがどう思うかどうかなんだね

左近少将、けっして低い地位じゃないよね
まだ若くてあの地位なら、親や妻実家の力と本人の努力次第ではこれからどんどん登っていける
だからこそ正妻には舅が可愛がってる実子じゃないと意味がない、というのは仕方ない事だし責められない

624 :
>>622
誰かに「じゃま」って思われたらこんなふうにあぼーんされるんじゃないか
って思って書いたんだよ
絶対そんなことはありえないっていうならそれでもいい

625 :
>>624
平安時代は初期と中期では邪魔なものへの排除のやり方が違うからね…
初期だと肉体的にもあぼーんで中期だと出家という社会的なあぼーん
怨霊になられては一番困るから社会的敗者の八宮孫の若君は扱いが難しいだろうなとは思う

626 :
娘とか孫の不幸に怨霊となって祟るとかあったもんねぇ
夕霧の孫娘の婿にしとくのが一番無難じゃないかな

627 :
恨みも無念も。長い血統たちの物語の中で
晴らされるってことなのね。諸行無常的な。

628 :
>>626
中の君の息子に夕霧の孫娘は高嶺の花じゃないか?

629 :
>>628
普通に考えて手の届くような相手じゃないよね

630 :
夕霧は子だくさんだから孫といってもピンからキリまでいるんじゃないの

631 :
雲居腹系の孫娘と藤典侍腹系じゃまた違うだろうしな

632 :
夕霧の息子たちってほぼ物語中で紹介されてないよね
たまに出てきても源氏に全然似てなくて雑魚キャラっぽい
源氏の直の子孫だというのに

633 :
中の君の息子でも一応宮様の子供だからナントカ王にはなれるんじゃね?

634 :
どうだろう?末摘花の兄は出家してるけど。

635 :
無位のナントカ王だったら、臣籍降下したほうが、マシじゃないのかな。

636 :
>>593
浮舟母は浮舟を最初普通に身分相応のところへ嫁がせようとしたけれども
常陸守の実子ではないことを知って断られたんだよね
正室なら婿の面倒を嫁の実家でみなければならないから
父親からの経済支援を受けられない浮舟の立場では正室になれない
それは紫と一緒だよね
だからそれなら都の貴人の側室というか妾にするしかない
幸い宮腹で美人なので浮舟が欲しいという貴公子はいるはず、ってことだよね
弟妹たちを見下して…というけど浮舟弟は浮舟を慕ってなかった?
受領の子である異母弟妹たちと同等に育てたところで
常陸守の実子である異母弟妹たちと違って浮舟は義父から支援を受けられないのだから意味がない
紫式部や清少納言が受領の娘でありながら高い教養を身に着けることができたのは
学者である実父に可愛がられて実父が学問に興味を持つ娘に惜しげもなく個人レッスンしたからだし

637 :
630続き
無能な箱入り娘というのも浮舟母がさずける教育には限界がある
薫がなぜ大君や中の君のところで八宮から直接に教育を受けなかったのかとなじっているが
大学がある男子と違って女子の場合は家から出ないのだから
父親がどれほど娘を溺愛して自ら学問を授けるかが大きな差となる
紫は父親から習えなくても源氏がつきっきりで個人レッスンしたからだし
あのまま兵部卿宮に引き取られていれば大した教育は受けさせてもらえてないと思う
父親の庇護のない娘は不遇だったという話であって浮舟や浮舟母のせいではないと思う

638 :
長いけど最後の1行は同意する

薫はなじるというよりボヤいてるんだと思う
若干同情もあるのかな?姉達とこんなに差がついてかわいそうにって
でも浮舟にしたらつらい言葉だ

639 :
なじるんだったら自分で教えりゃいいじゃん

640 :
浮舟母も浮舟と同じでご落胤というか庶子なんじゃないかな
北の方の姪っていうけど仮にも宮家北の方の兄弟の嫡子だったらそう粗略にはされなさそうなだよね
そう教養あるようにも見えないし手がついて妊娠したらポイ捨てと妻に実家に気遣いのない適当な扱いだし
現在に通じる貧困の連鎖っぽいのを感じるわ

641 :
浮舟が妊娠(どっちの子?)して棄てられたら、貧困の連鎖になるね
匂宮なら悪気なくやっちゃいそう
薫なら棄てはしないけど急死したりとかはあるかもしれない

642 :
父親がバカだと娘は苦労する。
八宮は無能だな。

643 :
俗聖とか言って性欲抑えられずに亡き妻の姪に中出しして孕んだら身に覚えなしと実の娘を捨てるサイコパス
正妻との娘たちにも野垂れ死に推奨サイコパス

644 :
一応可哀想だとは思ってるから……

645 :
>>641
貧困の連鎖に同意
浮舟の母自体に知性やコネや金がないから、浮舟に何かして上げたくてもどうにもできないんだよね
そして乏教育ゆえの浅知恵

貧困層の子供が性風俗に落ちたりするのも単なる金じゃなくて、(父親の)愛情不足や判断力のなさゆえだったりするというし、浮舟を責める気にはなれない

646 :
俗聖じゃなく、聖ぶった俗物だね、八宮
その辺は薫と似少してるから波長があったのかも

647 :
父親の右大臣が亡くなった後もきっぱり源氏をはねつける朧月夜は強いな
朱雀帝の寵愛があったとはいえそれも裏切ってきたわけだし拠り所としては不安定だと思うし

648 :
>>647
朧月夜と源氏は源氏が須磨流しになった時に会えなくなって
その後再会するのは朱雀院が出家した後だったはず
源氏は朧月夜と逢瀬を重ねるけど正室として六条院に迎える気はなかったよね
はねつけるも何も妻になれない肉欲関係だけというのは女にとって何のメリットもなし
朧月夜が朱雀院の出家に従って自分も仏門に入ることにしたのは妥当

649 :
朧月夜が源氏と再会してやっちゃった時には…
あの美しい別れは何だったんだ…って思った

650 :
しかもその時って女三宮降嫁で紫が超絶凹んでるときだったよね

651 :
晩年の朧月夜の後見人は甥だったね
出家後も源氏から時々便りや贈り物があったんだろうな
関係があった女たちを見捨てない源氏は優しいね

652 :
せやな

653 :
>>648
須磨から帰ってから朱雀譲位前に会いに行ってるよ
あれきりなんて考えてないだろうと言う源氏に、朱雀が愛してくれる程にはあなたは私を愛していないと断って朱雀についていく決意を告げてる

654 :
>>653
あれは美しい場面なんだけど、その後のことを考えると
朧月夜の「あなたとは終りました(キリッ)」は信用できないなぁ
って思っちゃう
原作では「源氏はまだ尚侍を恋しく思っていたが、女の方ではもう
なびく様子はなかった」程度の記述なんだね

655 :
>>650
そして「朧月夜と浮気してきちゃった。貴女なら俺の気持ちわかってくれるよね?」と勝手にカミングアウトする

656 :
>>655
あの一連の流れのクズさはいっそ清々しくてよかったかも
その後の、自分から出向いて涙ながらにかき口説いてやっちまったくせに、
「靡きやすい性格が疎ましい」とか考えるところとか、
本当にいい意味でも悪い意味でも自分本位過ぎてw

657 :
一度でも関係を持った女人が困窮していたら生涯助けるところは
甲斐性があると褒めてあげたい

658 :
>>656
しかも、女三宮の一件から朧月夜の靡きやすい性格が疎ましくなった、って
朧月夜関係ないじゃん

659 :
しまった

660 :
そのあたりの源氏の迷走っぷり最低すぎるが故に好き

661 :
>>658
それな
言いがかりと八つ当たりで侮辱してんじゃないよと
六条をその場その場の気分で振り回した若気の至り時代から成長しねぇなぁ、源氏のやつ

ま、その後、金銭面にしろ後見面にしろ、他に頼る相手がいない女人にはなんらかの援助をするいい奴なんだけどね
作中クズ2巨頭の匂宮&八の宮と比べると人間できてる

662 :
結局なんだかんだで源氏っていいヤツ

663 :
金は腐るほど持ってたんだろうな政治家時代の蓄財プラス院の年金

664 :
まあ要するに金さえ出せば何してもいいってことだよね
源氏が評価されてるのは「面倒を見る」つまり金を出すことだけで、
言ってしまえば金しか価値がないw(極論)

だって源氏の振る舞い、性格そのままで、1文無しで付き合いたい女いるかって話

665 :
>>664
当時は女性が収入を得る道は限られていたし
金持ち男が複数の女性を養うという形態だったのだからどうしようもない

浮気する男よりも浮気しない無一文男のほうがずっといいわ?
私が王女御付きの女房になって無一文男を一生全責任を持って養うわよ!
と紫が思っていたわけでもあるまいし

666 :
>>653
源氏が須磨から帰ってきた直後はまだ弘徽殿大后が生きてるからね
(弘徽殿大后は乙女辺りでまだ元気)
朧月夜は源氏との恋路がすっかり大ごとになって源氏は須磨行き
右大臣家はその天罰を受けて父大臣死亡、姉大后は病となる
さすがに天罰怖すぎだし父の死にショックを受けていただろうしね
ただ源氏と未練を残して別れたことが若菜での復活愛につながる

667 :
>>665
まあ紫がどう思うかってのすら、源氏に作られた思考形態だから
近江ちゃんみたいに育ってれば紫と言ってもわからない

それにしても母系社会ってのは、男兄弟が離れて行くから、財産管理の細かいところまでできない女は親が死んだら何も当てにできなくなる

よく封建時代の家制度が女を抑圧してたとかいうけど、この時代に比べれば、女を守る制度でもあったんだね
実家、婚家とどこかの家に属していれば女を守ってくれるからね

まして姿をみせるどころか声も聞かせない、直筆の手紙すら乱発できないようじゃキツすぎる

宮家の姫でさえ後ろ楯がいなければ凋落する時代、売春でもなんでもして食いつなぐってのは、むしろ普通の感性なのかな

668 :
プライド捨てるなら売春よりは好き嫌い全く無視で低い身分だけどお金はあるって人と結婚ってのが多かったんじゃないかな玉葛みたいな
夕顔のあの生活ぶりは誰か貴族と結婚して頭中将や正妻に居所とか知られたくなかったからだろうね

669 :
「幸せでしたわ・・・神様のくだすった分だけ・・・」
の言葉が年取ってから沁みるようになったこの頃

670 :
>>668
髭黒でいいなら大夫監でも良かったんじゃないのか

671 :
>>669
しかも過去形だしね
いろんな角度で沁みるわ

672 :
>>670
風流が苦手で髭だけど大臣、時期帝の後見だと言う髭黒と
ど田舎の荒くれ者のゲンは全然違うよ

髭黒右大将は、言うなれば夕霧スペックから美形と若さを除いただけで、夫として超優良だよ

673 :
売春売春いうけど、夕顔のあれはシングルマザーが子供のために再婚相手を探すようなもんじゃないの
(夕顔は主人だから、家来のために)
玉鬘は大出世だよ 髭黒のどこが低い身分なんだか
顔で判断したら駄目だよ

674 :
何だかんだ大切にはしてくれただろうしな髭黒
好みではないけども嫌いになるほど嫌でもない

675 :
東宮の伯父だしな

676 :
なぜ髭黒を低スペック扱いにする人がいるのか
美形で風流じゃないから?

677 :
典雅艶麗が良しとされてた時代の顔だちから
外れてただけで、大和さんはちゃんと良い顔に描いてるね。
武家の時代だったら頼もしくてモテそう。
髭さんは時代を先取りした顔だったんだよ。

678 :
662だけど低い身分は髭黒のことを言ったんじゃなく大夫監のことを言ったつもりでした
紛らわしくてすみません

679 :
>>672
うーん、それでも髭黒には魅力を感じないのは何故なのかしら
現実的に考えれば優良物件なのに

やっぱり真木柱ちゃんの涙があるからかしら
嫁はおいといても、母親が病気で倒れてる時に父親が他所の若い女に血道を上げてるのを見るのは娘の立場からは違って見えただろうし

うちのお母さんババアだし発狂してるし、若い美人に靡いてついでに娘の私も捨てるのは仕方ないわねー
と娘の立場では思えない気がする

680 :
髭黒は好きか嫌いかでいうと嫌い
あんな人が寝所に忍んできたら失禁する

681 :
発狂してる嫁を子供ごと捨てるのはやむを得ないとしても、智恵子抄なんかを見ちゃうとね・・
時代が違うのは承知の上でも

仮に離婚しなかったとしたら、玉鬘をあのまま源氏の屋敷に置いとくわけないし、武骨ものだから女の気持ちなんか無視して玉鬘を自宅に連れてきて、多妻同居になっただろうしなあ

髭黒がモテなかったのは武骨なせいだけじゃないと思う
まあ兵部卿の宮には自業自得感あるけどw

玉鬘は人生の後半も金には困らなくても中々気苦労多くて大変そう

682 :
>>681
訂正
式部卿の宮ね

683 :
>>668
夕顔は別の貴族と再婚できれば頭中将や正室に居所を知られてもいいんじゃないの
娘婿をたぶらかしているから右大臣家に恐ろしいことを言われたのであって
別の貴族の妻になったら頭中将や正室とは縁が切れるからね
夕顔が源氏に頭中将の愛人で娘までいるという経歴を明かさなかったのは
原作の源氏が布で顔を隠し自分の正体を知られないようにしていたためだし
源氏は夕顔が生きていれば明石程度の扱いにはした(六条院に迎えて妻として遇した)
といっているのだから長生きしていれば報われていたかもね

684 :
>>679
髭黒は子供を捨てたのではなく男の子は出世に響くので置いて行き玉鬘が継子を育てている
女子の真木柱だけ先室が連れて行ったんだよね
大事な后がねだから髭黒が取り返しに来たけど先室父に追い返された
原作のほうだと真木柱は父親に引き取られた男兄弟たちから
継母の玉鬘のもとで風流な暮らしをしていると聞いて
私も男兄弟たちみたいに玉鬘のところで生活したかったわ、と思ってるんだよね
あの時代の実母との縁ってどんな感じだったんだろうね?
ここでもちい姫は実母から引き離され継母の紫に育てられて
本当に感謝しかしていなかったというスレが多いけど

685 :
原典だとちい姫は実母より養母の紫を信頼して慕ってるし、そして今自分がこの地位にいるのは紫のおかげなんだと感謝してるね
身分の低い母親じゃなくて一応宮家の姫で源氏の一の人である紫の娘として育てられたことはありがたかったんでは?

686 :
>>685
うん、だから、ちい姫は養母への愛ばかりが強調されて
実母への情が抜け落ちてるんだよね

それが平安時代として一般的なら
真木柱が私は実母と一緒に来るんじゃなかったわ、
父上が若くて綺麗な人と再婚したのならば私もそっちへ引き取られて
新しいお母様と仲良くしたかったわ、という心境なのかと

687 :
>>680
てか養女とはいえ源氏の娘によく出来たもんだね。東宮の叔父だから強気になってたのかな。

>>686
実母があんなだったら言いたくもなるんじゃない?
式部卿も栄えてたのは藤壺が中宮になってた間だけだし、祖母は口を開けば髭黒や紫の悪口だろうし、兄弟が楽しく暮らしてるのを聞けばそっちの方が良かったと思うのは当然かと。

688 :
>>686
髭黒は先妻と娘のところへはその後手紙一本よこさなかったとあるし、実母の記憶がない明石中宮ですら紫に「これからは実母でなくとも言えないこともあるだろう、私の役目はここまで」って言われてる
明石中宮だって空気読むから本当に実母への愛情が抜け落ちてるかはわからない
明石はずっと自分のそばにいるわけで、後年明石一族もなにかと優遇してる

真木柱の単純に「楽しい暮らしが出来るから実母より継母と暮らしたい」って思ってたのかどうか

689 :
玉鬘が賢母であったかは微妙
自分の娘は嫁がせ先間違えるし、大臣の子なのに出世しない実の息子には責められるし、ただでさえ髭黒が死んで凋落してるのに帝の不興までかうとか

690 :
それでも、
乳母が当然のようにいる時代で、
母親を求める源氏や、
娘と引き離されることに嘆く明石は現代と変わらないなぁと思ったけどな。

691 :
養母としての紫は割りとチート気味にいい母親なせいなのもあるかも
あれと比較されるのが分が悪い 紫も全然完璧な人ではないんだけども

692 :
>>688
髭黒は離婚した後も前室や娘に仕送りをしていたし
髭黒は真木柱に会わせてもらえなかったが
玉鬘に引き取られた同母兄弟は常に行き来していたとあるよ
そこで真木柱は同母兄弟から暮らしぶりを聞いている

平安時代には継母に育てられる子は本当に多かったのだろうし
紫のほうはちい姫の世話役を実母と交代しても
ちい姫のほうは紫にべったりで実母よりも慕っている
源氏物語はかなり肯定的に描いていると思う

693 :
>>692
今で言うと養育費は送るけど、メールも電話もしないってことか

694 :
>>692
>ちい姫のほうは紫にべったりで実母よりも慕っている

これ本当にそうかな
毎日一緒にいる明石よりたまに会う紫にいい顔するのは当たり前
それに当時の要望っておむつを変えたり一晩中夜泣きをなだめたりするわけじゃない
手ずからさるぼぼみたいなの縫っただけで噂になるくらいだし今でいう「育てる」とは大分意味がちがうのかも

695 :
>>693
接近禁止を言い渡されてた可能性もあるね。

696 :
>>693
先室の父である式部卿宮が髭黒が来ても追い返したと書かれてあるよ

>>694
ちい姫が実母よりも紫を慕っているというのは書かれてある
ちい姫が産まれたらすぐ源氏は都からちい姫付の乳母を選んで明石へ行かせているし
明石が新宮(ちい姫の第一子)の七日目のお祝いの時に湯あみさせただけで
未来の天皇の祖母がそんなことしなくてもいいのに…と東宮宣旨に思われてるくらいで
明石だって手ずから世話するわけではないので

697 :
>>694
> 毎日一緒にいる明石よりたまに会う紫にいい顔するのは当たり前
何時のことを言ってるの?
何歳か忘れたけど六条院に引き取られて入内するまで明石とは会えなかったんだよ。しかも実の親子と分かったのはちぃ姫が出産で宿下がりしてる時、明石の尼君が部屋に入り込んで喋ったからだし。
それと当時の貴族家庭はあれがデフォ。ちぃ姫だって誕生直後に源氏が送った乳母がいるし、明石がどれだけ世話したか分からない。

698 :
産みの親より育ての親ってのは現代でもそうなんじゃない?

699 :
平安貴族は占いで良くない日に風呂や水浴びで体を洗うと
そこから悪霊が入ると信じてたらしいけど
もしかして使用人の方が清潔だったりするんだろうか
あさきでも空蝉の女房が熱帯夜にお湯を使う描写があったし

700 :
ごめん、もう少しだけ玉鬘の話をさせて下さい
私は髭黒より蛍宮と結婚してほしかったです
愛人が複数いるのは髭黒も蛍宮も同じだし、寿命も同じぐらいだし
髭黒が家庭を壊してまで玉鬘と結婚しなくても
蛍宮との方が万事問題なくいったんじゃないかって思う
そして玉鬘の娘が夕霧の息子と結婚して
真木柱が入内していたらすべて丸くおさまっていたような気がする

701 :
>愛人が複数いるのは髭黒も
髭黒って関係したのは女房のもくの君ぐらいしかいない。

702 :
あさきの真木柱はは元々お父さん大好きって感じの子だったように見えるから、お父様と暮らしたいってだけで玉鬘の方が実母より良い暮らしができるから〜みたいなとこまでは考えてなかたように見えるよ

703 :
>>700
蛍宮は源氏の承諾を得るまで動くつもりはなかったと思うよ。
だから入内が決まった事で手を引いたんだと思う。
源氏が求婚者をおちょくったのが悪かったんだろうね。

704 :
>>701
自分の召使である木工の君と、夫人(式部卿宮長女)の召使である中将の君とが愛人のように暮らしてるとある
その両者が、夫人が実家へ帰るんで別れ別れになるといって残念がってるんだから、平安時代には普通のことだったのかもしれない
でも平成時代の自分にはなんだかなあって感じ

705 :
先妻が気狂いにならなければ髭黒も先妻と娘の世話してたろうし
灰をかけられるまではそのつもりだったんだよね
右大臣の姫君たちも嫉妬がすごいけど
多妻の風習を受け入れないでトラブルになる夫婦は多かったんだろうな

706 :
先妻が出て行かなければ最後まで先妻も真木柱もお世話するつもりだったよね
最初から妻が複数ならうまく対応できるようになるかもしれないけど、自分が老いてから長年連れ添った夫が自分より身分が高い(或いは同等の)若い妻を迎えたら自分は捨てられると考えちゃうだろうな
紫もいつかは若く身分も高い女三宮に寵愛が移るだろうと考えてたね

707 :
>>696
その追い返されたあとは手紙も一度もないと原作にはある

708 :
>>700
>そして玉鬘の娘が夕霧の息子と結婚して
>真木柱が入内していたらすべて丸くおさまっていたような気がする

真木柱の入内は後ろ楯の関係的に微妙だけど、玉鬘長女は夕霧の長男でよかったよね
あれで雲居の雁は激怒で夕霧一家とも疎遠
それがダメならせめて入内させたら帝の不興は被らなかったろうに
中宮だの世継ぎの母にはなれなくても、天皇に目をかけられるだけでまだマシだった

709 :
自己レス
入内したあとは(親が早死にしても)そこまで後ろ楯が問われないなら真木柱の入内はありかな
真木柱の性格的には向いてないかもだけど

玉鬘の次女が気楽に暮らしてるとか趣味人として評判高いと言われてても
それは所詮尚侍で女御より一段劣る、しかも子供いないからライバルとして見なされてないからだとも言えるし
太政大臣の正妻の娘にしちゃちょっと二人ともなあ

710 :
玉鬘の次女が「母は昔から姉ばかり可愛がっていた。父は私を可愛がってくれたけど」って
帝に愚痴っているあたり玉鬘はそこまでいい母親じゃなさそう

711 :
いくら聡いとはいえ、鄙育ちで身内の縁も薄い玉鬘に
大臣の正室は無理だったんじゃないかなと感じる

712 :
>>709
> 入内したあとは(親が早死にしても)そこまで後ろ楯が問われないなら真木柱の入内はありかな
あのー、物語の根本である桐壺更衣を知らないのかなー

713 :
>>1
漫画あさきのスレなので原文ネタはほどほどに
文学板辺りに源氏物語スレあるよね?

714 :
>>712
なんか色々やたら攻撃的だけど、いつもそんなんなの?

715 :
あさきと関係ない玉鬘の娘たちとか夕霧の息子たちとかの話はそこそこで切り上げよう

716 :
紫にも普通に息子や娘が何人か生まれてたらまた違ったんだろうね
雲居みたいな肝っ玉母ちゃんになってそうだけど
肝っ玉妻の顔色をビクビク伺う源氏なんて物語が成り立たないんだろうな

717 :
紫は肝っ玉にはならないんじゃ?

718 :
ちぃ姫を育てた時と変わらないと思う

719 :
紫大好きのちい姫や夕霧も父親が女三宮を正妻に迎えたことに不満や疑問を持っている記述はなかったね
本人の個性はさておき高貴な皇女が正妻として実家に降嫁するのは光栄だという当時のコンセンサスなんかね

720 :
ちい姫にとっては舅の子で夫の妹だから批判しようもないし
夕霧は男社会で働いている貴族だから愛情とは違うと割り切って考えてるのでは

721 :
紫の前で「お父様は三宮様にはお箏を教えるのに私には教えてくれないのよ〜」みたいなこと愚痴ってなかったっけ、明石の姫君
別に嫌がってる風でもないよね

722 :
>>719
ちい姫は自分の実母の身分が低いために
母だと公称できない身の上であることを受け入れているし
入内先の今上の後宮は多くの妃たちが凌ぎを削る場であり
ちい姫は誰よりも早く男子を産むべく12歳の幼い身体を武器に戦いぬいている
六条院内で紫が妻同士の勢力闘争に敗れたなんてあまりにも小さなこと過ぎると思う

723 :
>>719
というか、夕霧もちい姫もそもそも別の妻から生まれているので
どこまでも紫の絶対的な味方で他の妻たちを敵視しているかというと疑問
夕霧は養母の花散里とも上手くやってるし
ちい姫も再会した実母や実祖母たちとも当然上手くやってる

724 :
ちい姫は成人後の薫にも直接顔を晒してるしかなり仲良くやってるよね

725 :
>>724
弟であり叔母でもあるからね

726 :
公式には異母姉弟であり血縁的には叔母でもなんでもないと思うが

727 :
>>726
ちい姫は血縁関係あると思ってるからの親しみでしょ

728 :
>>727
年の離れた弟&甥っ子だもんね、ちぃ姫からしたら

729 :
ああ旦那の妹の子だから明石の姫からしたら薫は(義理の)甥にあたるのか

730 :
父親である源氏もこの世にいないから
姉として引き立ててるんだね

731 :
義理の甥だけど実の弟(表向き)なんて平安貴族の親戚関係って濃いね

732 :
薫は冷泉院と秋好中宮夫妻ともお世話になってるよね
冷泉院は薫を年の離れた弟と思ってるんだよね…

733 :
当時の二代院二人の恥にしかならない薫出生の秘密は露見する訳にはいかないからね
可愛がってくれる人たちにとっても親や恩人の恥になるから、可愛がってくれる気持ちに応えて尽くし恩を返すしかない

734 :
紫を精神的に慕ってるのは確かだけど、絶対的な味方かというと違う
仮に源氏と紫が離婚したら(特に結婚前なら)紫とは縁が切れてそれまで
残るのは源氏のもと

735 :
紫がちい姫やその子供たちを手元に置いてかわいがるのは趣味と実益を兼ねている
子供を大事にして好かれれば身分保証にもなり一石二鳥

736 :
身分保障といえば実の親子だが
藤壺-冷泉親子も互いにwinwinな関係。

737 :
>12歳の幼い身体を武器に戦いぬいている

ごめん気色悪い
例の人の独特な女卑臭がする

738 :
炎上ツイ芸人のひろ○とす○いる?とかいう奴と同じ臭い

739 :
あさきをダシに個人的な男性嫌悪を叩きつけてるだけの人居るよねこのスレに

740 :
>>737
それのどこが男尊女卑臭なのかわからん
紫は男に絶望し女一宮に生涯男に関わらず未婚を貫きなさいと教育した
女一宮は言いつけ通り未婚を貫いて幸せな人生を送ったと言ってるいつもの変な人だよね

741 :
源氏叩きも度がすぎると興ざめと感じる
物語の創作物である源氏に親でも殺されたのかと

742 :
女一宮は弟に捨てられた女たちの守護者のような存在で
孫娘の気高さや美しさにあの世の紫も喜んでるだろう
残念ながら脇役中の脇役なので
もっとこの人を掘り下げてほしかったな
夕霧の娘の六君もだが
二人とも美しさは宇治十帖指折りなので残念
源氏の血を引いた姫たちと比較すれば八宮の姫たちは劣る

743 :
創作物なんだから、どんだけ美人かなんて読む人の想像しだい
まあ日ごろ中君を見てる匂宮が、初めて六の君を見て「好み」と思ってるし、すごい美人かもしれないね

冷泉帝って、実の父が源氏である、つまり母と源氏が関係してるって知っても
「母が浮気した」って思ってる様子ないよね
そんなもんなのかなあ?桐壺帝の記憶があんまりなくて、源氏がお父様で夕霧裏山しい
って思ってて、そこに自分の父も源氏だって知ったら、嬉しいもんかなあ??

744 :
愚かさや自己中なガキくささも含めて、それが源氏という男の魅力になってんだよね
全く源氏め!と思ったり、やっぱり源氏だな、と感心したり
源氏本人も自分の馬鹿さ加減に呆れながら足掻いてもがいて最後達観まで到達したから深みがある
(加えて、源氏のおかげで人生そのもの救われた女人はたしかにいる)

薫は自分は達観してる、一歩引いて世の中を見てる、とかしこぶってる俗物のおバカ
匂宮はクズバカ
やっぱり宇治十帖は本編と比べたら世界観も人間も小さいんだよなぁ
そんな中、最後に自分の足で立つことを決意した浮舟の清々しさに救われた

745 :
やっぱ作者違うよね宇治
作者の性別も違ってるかも

746 :
女が仏道に救いを見出して男は恋愛に固執してるあたり紫式部の若菜以降の作風じゃない?

747 :
>>743
当時は写真も無く記憶にも無い桐壺帝を父親って実感がなくて
それよりも都人憧れのスーバースターの源氏が父親なら嬉しいとのでは
あと母親を亡くしたばかりでもう自分には親身になってくれる肉親がいないと思ってたら
源氏が父親で夕霧が弟というのは心強かったというのもあったんじゃないかな

748 :
薫に世話を焼く人が多いのは、生前に源氏があちこちに頼んでたからっていうのがいいよね
罪の子も愛するほど悟ったんだな、と

749 :
罪滅ぼしみたいなものもあったのかと思うわ
薫は良い香りがして可愛い赤子だったんだろうね

750 :
薫の香りは腋臭だったって説があるけどね

751 :
薫の香りは腋臭だったって説があるけどね

752 :
>>737
それある意味事実だし
実際ローティーンのお産ってかなり危険だし、12歳なら精神的に成熟もない
12差異の体で戦い続けてるってのは卑猥とか女婢なんてものじゃない、もっと過酷な現実だと思う

753 :
武器にしてって言うとなんか、今上が幼い身体好きのロリコンみたいやん

754 :
当時としては数え13歳の妊娠はそこまで珍しくないんじゃないの?
寿命も現代よりずっと短いし出産に関する精神面の成熟も現代とは全然違うと思う
単純に現代の価値観で古典をとらえない方がいいと思うよ

755 :
今上もちい姫より一歳上くらいの同世代だよね?
ロリコンではないだろ
幼い体で…て言い方は語弊を生じるけど

756 :
ちい姫は体もかなり小柄だからな
源氏も明石も長身なのに

757 :
>>754
栄養の足りない当時の方が低年齢出産は少なく、女御や更衣の出産の研究によると
幼くして入内した場合も出産は十八歳以降だそうだ

758 :
入内の平均は15〜16歳くらいでは
13歳はちょっと早いね

759 :
あさきの宇治十帖では明石と紫の間くらいのキャラデザで大人っぽく長身そうに見えたから
当時は少女でその後成長したのかも

760 :
>>758
ちぃ姫が一番乗りだったよね。そのあと程なくして妊娠ってすごいな。

761 :
式部の主人の彰子は入内は12歳と早かったけどなかなか子を授からなかったんだっけ

762 :
>>759
いくら十代でも出産後はほとんど身長は伸びないよ

763 :
>>761
清少納言の主人の定子もそうだよね
あさきで言えばこきでんちゃんもそうだし
明石の姫君はとんとん拍子すぎる しかも第一子が男

764 :
>>763
頭の中将のこきでんちゃんは、しばらくは友達夫婦っぽい描写だったらイメージ
(昼は遊びに来る云々)

765 :
定子は入内したとき15歳だよ
定子は15歳で入内したけど第一子を産んだのは5年後の20歳
彰子は12歳で入内したけど第一子を産んだのは8年後の20歳

平安時代の12歳入内は彰子ぐらいじゃない
ローティン出産も記録上は例がないはず
彰子の妹たちは15~20歳で入内してるし

766 :
定子は第3子を産んだ際に難産のため24歳で死亡
その後一条天皇は定子の妹を寵愛したけど
この妹は17歳の時に妊娠中に胎児とともに死亡
彰子の妹で東宮妃の嬉子は19歳で第一子を産んだ際に死亡
定子や彰子の叔母に当たる村上天皇中宮定子も難産で死んでいる

源氏物語は創作物語なので(出産で死んだのは宇治八宮の正室ぐらい?)
妊娠出産は女の喜びでとにかくめでたいめでたいしかないけど
この時代の女性にとって出産は死と隣り合わせ

767 :
>>753
この時代の大貴族はどんなに娘に教養を身に付けさせたところで
入内させた娘が皇子を産んでくれなければ政権を失うからね
身体を武器にするわけではないとどんなに綺麗事を言っても
妃は家のために皇子を産む使命を背負っている
今上は13歳の時に11歳のちい姫を娶っているけれどもロリコンかどうかは無関係
政略結婚ってそういうもんでしょ
勿論、夫婦仲が良いに越したことはないけど
別に一番寵愛された妃が天皇母になってるわけでもないしね

768 :
明石姫君のお産の前に源氏が、葵をお産で亡くしたから、子がないのは残念だけどあなたにはそんなおそろしい思いをさせなくて良かったみたいなことを紫に言ってたね
あの言葉は慰めになってるのかなぁとか思ってしまうけど

769 :
>>760
ちい姫が入内するってんで、他の姫君が誰も入内しなかったんで
ちい姫の入内をちょっと遅らせて、「後宮には華がないと」とか言って他の姫を何人か先に入内させたんじゃなかったっけ?
本当ならすごい余裕だよね
いくら後ろ楯があっても男児を無事に生めるかわからないのに

770 :
>>768
それもまた本当だと思う
現代でもそれほど子供ほしくない男性だと妻に「痛いとかどうしてもいやだったら子供いなくてもいいよ」
とかいう人もいるくらいだもん

771 :
平安時代はお産の死亡率が高いから
後道長の息子の正室に実年齢13歳で長女を生んで
毎年のように7人生んで24歳の時にお産で亡くなった人もいるね

772 :
子供を切望してた紫だからちょっと微妙な気持ちになってしまうけど、源氏の心配も尤もなんだよねぇ

773 :
紫そんなに丈夫な身体に思えないしなぁ
丈夫で健康そうに見えた葵さえ亡くなってるわけで

774 :
死亡率高いのに産褥で亡くなると成仏できないとかやってられんな

775 :
別に避妊とかしてたわけじゃあるまいし
種無しなら仕方あるまい

776 :
ちょっと話がずれるけど明石の女御のつわりがひどくて明石ちゃんが
『春宮さまがいけないのよ 早く皇子がほしいなんておっしゃるから』
と内心で恨み言言ってるのが普通の夫婦みたいで微笑ましくて好きなシーンだったりする

777 :
ぽんぽん生んでしかも自分で育てるほど元気な雲居雁の体力ハンパない

>>776
私もそこ好きだった
苦しんでるのになかなか里帰り許してくれないとも言ってたかな
離れたくないほど愛されてるのがわかる

778 :
若菜以降、作者は恋愛なんてものにうんざりしてる感じ。
続編は年取った人の作って気がする。達観してるというか。
人物に惚れ込んだりときめいたりはない。
千年後の読者からすれば、真に女の生きる道が世を捨てる一択なのもつまんないね。

779 :
生涯独身を貫くって男に左右されなくてかっこいいかもしれないけど
現代の感覚だからなのか幸せそうには見えないな
朝顔も自分一人を大切にしてくれる人と結婚したら良かったのに
女一宮はあさきでは描かれなかったけど幸せだったのかな?

780 :
>>777
そうですよね

明石の女御は父親のような特別なドラマがない代わりに普通の夫婦のような喜怒哀楽を手に入れてて良い
(宇治十帖編では肝っ玉母さん風になっちゃってるところもww)

781 :
>>776
私はそこ、恵まれた立場なのに自分の義務も立場もわからない若さゆえのわがまま娘、と取ったけどな

それが明石が手放さざるを得なかった経緯や紫の恩など自分のためのいろんな人の心をわかって
ワガママ姫を脱却して、思慮深い大人の女性の女性になって、そして男皇子が生まれた、と取ったけどなあ

782 :
>>777
苦しんでるのに里帰りを許してくれない、という文句も当時の明石女御の傲慢に受け取ったけどね
多くの高貴な女性が帝の寵愛を得ようと凌ぎを削ってるのに、妊娠しても手放さないほどの寵愛をそんなにありがたいとも思ってないという

普通なら、私ごときにこんなにお心を頂くなんてもったいない、だと思う

783 :
表向きはそうでもそら苦しいのは苦しいのに変わりはない

784 :
特定のキャラを下げ過ぎるコメは読んでて気分が良くない
フィクションのキャラをそんなに必死になって憎んで楽しいのかね

785 :
770だけど、同じシーンでも受け取りかた違うんだなーって面白いと思ったよ

作家ですら
田辺聖子さんタイプ(あらゆるキャラに愛情ありそう)とか瀬戸内寂聴さんタイプ(特定のセクシー系キャラが好きっぽい)とか本当永井路子タイプ(四角四面)と千差万別だからね

786 :
何か誤字
ああ恥ずかしや
すみませぬ

787 :
>>781
何においてもネガティブにしか見ない人なんだねえ
ビックリする

788 :
>>787
うーん、このスレは良い面以外の感想はNGなのかな?

あのシーン、源氏が明石女御に「あなたもこれで自分の生まれたときの事情がお分かりでしょう。明石の上やそれにも勝る紫の気持ちを決して忘れてはならない」
的な諭しに明石女御が涙してるのをみて、
人の気持ちを知って涙する→今までのいかに自分が恵まれていたかわかる→今までの自分を反省する
と受け取ったけど


それにしても、あること(例えば紫がもっと自立できてたら、みたいなこと)を書くと
「時代が違うんだから現代の視点で言われても困る」といわれ
「現代の夫婦みたいで微笑ましい」に対して
「時代が違うんだから臣下としては傲慢なのでは」とかくと、
すべてにおいてネガティブと叩かれる

今後はキャラ批判はなしにしてすべて誉めるべき点だけ書くようにするけど、
出来れば誰にでもわかるようにテンプレにも「キャラのマイナス評価やネガティブと取れる発言は禁止」と入れといて欲しいよ

そうしたら加減して書けるからさ

789 :
今までも思ってたけど源氏というか男性キャラクター以外の女性キャラクターに対して全て肯定的でないといけない節はあると思うこのスレ

どの女性キャラクターにもファンがいて、それにダメ出しするといつも荒れてるから、このスレでは女性キャラクターの批判や指摘はやめた方が無難と思う

790 :
>>782
仕方ないよ
並ぶもののない天下の源氏の院の一人娘だよ
幼いことから東宮妃、皇妃、ゆくゆくは中宮の座もと望まれて生きてきたわけだし
妃として愛されるのは当たり前、だからそれ以上のわがままを言っちゃうんだよ
気高く育てられると、別角度から見ると傲慢と取られかねない
(葵は妃として申し分ない姫だけど、その分ただ人の妻となるには気高すぎて冷たいと言われた)

でもそこですぐに、産みの母、そしてお爺様の話を聞いて素直に反省して涙できる明石の姫はすごく良い子だと思った

791 :
私も結構775寄りの読み方してた

私は辛い、私は苦しいという考え方しかできなかったけれど、
他者の忍耐や献身に気付いて、世界を見渡す視点が変わったという成長物語じゃん
悪口かな?これ

792 :
>>788
横からだけど、誰も褒めろなんて言ってないよね
ネガティブって遠回しに優しく書いてくれてる人がいるけど、要はアナタの書き込みが場へ水を指すくらいズレてるって意味よ

793 :
>>781>>782
小学生で妊娠したんだから実家で愚痴るくらい無理は無いんじゃないか?

出産後に源氏と紫は早く宮中に戻れと促したけど母親の明石だけはもう少し実家で休ませてあげようとしたんだよな
実の母親で出産経験のある明石だけが産後のちい姫の体調を理解したのはリアル

794 :
>>793
それ思った!
出産の後の大変さを本当に知ってるのはあの場では明石の方と明石の姫だけなんだな、と、
その辺の描写がリアルだと思った

795 :
>>791
成長物語じゃなくて明石の姫を憎んだゆえの悪口なんだって
ここは素晴らしいって褒めないとネガティブってのが優しいくらい場に水を指すひどいズレた書き込みだと
だからあなたもそんな悪口今すぐ辞めて明石の姫マンセーしないと荒らし認定するよ?

796 :
>>791
スッゴい悪口
そんなにちい姫が憎いの?
そんなに漫画の中のキャラを貶めて叩いて楽しい?
お前性格悪いねー
なにが成長物語だよ

797 :
>>791
つか成長物語とかってやめてくれる?
成長物語ってことは以前はダメだったってことでしょ
どうみても悪口だよ

798 :
>>792
全く同意!
>>788>>791も場に水を指すようなズレた書き込みしてみんな迷惑しています
そういうのすらわからないならネットやる資格ないと思う

799 :
ここに限らず何かの違う感想はレス番つけずに、自分はこう思ったけどそういう読み方もあるんだねーくらいに書かないと荒れるものだと思う、反論になっちゃうから
ましてここはいつでも荒らしたい変な人いるスレだし

>>791
あさきでは明石姫君がそういう思い上がってた自分を反省したって場面に自分も読んでたな
出産後の御所に戻るとなかなか退出を許されないから〜って言ってたり、源氏の琴を聴くために無理に宿下りしてきた話は微笑ましいw

800 :
もっと個性が際立ってほしかったね
ワガママで贅沢で気性が激しく後宮暮らしが苦痛とか
桐壺更衣のような女が出てきてイライラとか

801 :
>>795〜792 までの方がひどいレスだと思う
もっと冷静に否定する理由を書けばいいのに
同一人物みたいな思考形態に見える

802 :
桐壺更衣のような女が出てこなかったのは、明石中宮にとって幸運だったと思う
まあ晩年になって冷泉帝の姫宮とかが入内してきたら、弘徽殿大后のようにも
紫のようにもなるかもな
でもあれだけ子女がいたら安泰っぽくみえる

803 :
>>801
荒らしでしょ

804 :
>>781
そういう流れだよね。まあ、受け取り方は人それぞれだけど。

>>787
> それ以外はレスした人への攻撃は固く禁止
> マタ〜リ楽しく共存し合う事が出来なければ《荒らし》

805 :
782が786の内容に腹立てて、嫌味ったらしくワザと786寄りのレスして荒らしてんでしょ

806 :
>>798
> 『あさきゆめみし』には沢山の登場人物がいてそれぞれ贔屓キャラは違って当然
> 特定キャラを過度に叩き他人を不快にさせるような書き込みは攻撃されて当然
> それ以外はレスした人への攻撃は固く禁止
> マタ〜リ楽しく共存し合う事が出来なければ《荒らし》
レスルールをロクに読まず荒らし認定するよ?と脅すのは間違いなく荒らしだよ。

807 :
×レスルール
○スレルール

ID:84yS/ioo0
スレルール読んでから書いて欲しい。

で、なんで あさきの事を書かないのかというと
既にみんなが書いてるからーww
色んな意見があって楽しいし勉強になる。

808 :
>>799
だからそういう悪口は荒れるからやめてくださいっていってるんですけど

809 :
>>802
桐壺更衣というより桐壺帝の扱いが問題だったんだよ
昼になっても政に出てこないような愛し方はしないだろうさ

810 :
冷泉帝は桐壺帝みたいに新しい女に夢中になって後宮で顰蹙買ってたけど今上は卒なくこなしてそう

811 :
冷泉帝は八宮の姫も所望してたもんなあ

812 :
ちい姫って更衣の孫だしビジュアルも儚げな雰囲気も更衣に似てるよね
源氏の一人娘で、今上も宿下がりを許さない程ちい姫を寵愛してる
桐壺帝ほどの異様なのめり込み方はなさそうだけど

813 :
宿下がりを許さないのは帝自身が心細いからかもね
帝の立場での孤独感は想像絶するくらいだろうし
ちい姫は美しい以外にも六条院の愛娘ゆえの自信も明るさもあって
そういうところも御寵愛の理由かなと思う

朱雀も朧の自信のある所が好きだったよね

814 :
朱雀院の後宮は朧月夜が寵愛ナンバーワンで
その次が女三宮の母だったのかな
皇女なのに女御と言われてるのは源氏のように臣籍降下していたのか

815 :
本編のちい姫より宇治十帖の中宮様の方が好き
まあこれも脇役ゆえ作者都合の性格一変なんだよね
冷泉帝秋好新こきでんなどもそう

816 :
>>814
原作によるとその通り、朧月夜と女三宮の母がツートップだったみたい
順番的には女三宮の母が先に入内してご寵愛を受けてたところに朧月夜が入っていった
承香殿女御(髭黒の姉)はさほどでもなかったけどたまたま皇子が生まれたのが幸運だった

女三宮にしても宇治篇の女二宮にしても、「頼るべき母のいない娘だから」ということで院(帝)が
積極的にお婿さん探しをしてるよね
てことは明石中宮が健在な限り、女一宮の降嫁はないのかなあ

817 :
>>816
もし秋好中宮が朱雀帝に入内してたら
寵愛の順番がどうなったのだろうか

818 :
>>817
いい線行ってたと思う
惜しいなあ
でも六条も源氏も朱雀にやる気は全然なかったみたいだし
こういう運命だったんだね

819 :
>>814
藤壺も身分は女御じゃなかった?輝く日の宮と称されてたけど。

>>817
ググったら御息所が朱雀への入内を反対してたらしいね。冷泉への入内はそれを利用したみたい。
それを抜いたとして…朧が一番、他は同列じゃないかなあ。冷泉の寵愛って父親への孝行もあるからねえ。

820 :
>>819
なんでだろうね
源氏のお手付きになる可能性はそれでだいぶ下がるのに
(ゼロとはいわないw)

821 :
>>820
古い方の弘徽殿がネックじゃない?入内させるとなると後ろ楯が必要だし、物語内では源氏を超える適任はいないから。
しかしまあ、生霊飛ばすぐらい怖い御息所に釘刺されてるのに入内後もちょっかいかけるって何考えてるんだろうね…

822 :
>>821
何も考えてない
藤壺が亡くなって錯乱した
御息所の本当の怖さがわかってなかった

夜中にボロクソ書かれたら嫌だからこれぐらいにしとくw

823 :
>>815
作者都合だろうけど、帝(東宮)の子供を何人も産んで国母となって責任を背負って20年とかだと思うと性格が変わってても不思議ではないかなと思ってる
後宮のトップに君臨してる女性でも己の息子の所業に悩まされてたらあんな感じにもなるだろうねと
匂のしたことを思うと薫に浮舟のことは伝えられないって言ってる中宮は姫君の頃の片鱗が見える気がする

824 :
>>820
朧月夜に対して朱雀に入内予定でも余裕で手を出しその後もずっと関係してたことを考えると、朱雀より冷泉入内の方が安全だったから正しい選択だったかとw

825 :
>>820
朱雀の後宮にはすでに大勢の妃たちがいて父親がいない秋好はとても対抗できない
それに朱雀は源氏が須磨に行っている間に大病となり退位しているので
病がちな朱雀に参院しても娘はすぐに自分のように未亡人になってしまうのではと思い
六条が断ったと原作にあるね

朱雀の大勢の後宮の妃の一人として埋もれるよりは
源氏の後見を得て冷泉帝の中宮というゆるぎない地位に登れたのだから
あの世の六条さんも本望だと思う

六条さんも本望だと思う

826 :
秋好が源氏の正妻に収まっていたら六条さんは嫉妬に狂って祟っていたろうね
約束を違えた源氏には仏のご加護が強くて近寄れないといいながら
母性より女の嫉妬が勝って娘ごと地獄へ突き落とすと

827 :
>>811
それは流石に、先行き危うい姫を引き取ってあげる(それが美人なので嬉しい)
てとこも含まれるんじゃないのかな
自分を廃太子にして東宮に立てようと勝手に画策されて落ちぶれた宮
本来なら自分は帝になんてなれる身分じゃないてことくらいは弁えてるだろうけど、
表立って助けてあげることはできないからね

828 :
>>827
親がいない宇治姉妹が冷泉院のところへ行っても
玉鬘大君の二の舞になるだけでは?
後見人がいないし

829 :
あさきでは八宮の俗聖状態を知って出家の妨げになるなら娘たちを引き取ってあげるのに、というようなこと言ってたかな
女御にって感じじゃなく後見にって感じになってるよ

830 :
大君と中君じゃ女御は無理だから
冷泉のとこの女官になるとかそんな感じじゃない?

831 :
仮にも落ちぶれたとはいえ、宮家の姫を女官にして
かしずかせるのは可哀想
姉妹に釣り合う良縁を見繕って
宮家の姫として恥ずかしくないように支度を整えてあげるとかでは

832 :
>>831
女一宮のとこにも宮家の正妻腹の姫が仕えているよ
ちい姫だって最初は中君のことを召人扱いで十分と考えていたし落ちぶれた宮家の女王なんてそんなもん
女官なら給料出るしいいじゃん

833 :
この時代は皇女ですら女房勤めしてる時代だから
後見のない女王クラスでは尚更ではあるよね

834 :
かしずかせるというよりお話し相手くらいじゃないの
宮家の姫様は気の利いた雑用できないだろうし

835 :
>>834
早い話がお手付き女房
冷泉院はすでに退位しているので
宮中から官位を貰って天皇に仕える尚侍や典侍といった女官ではなく
個人的な女房だろうね

836 :
しっかりした後ろ盾がないんじゃ宮中で酷いいじめにあいそう

837 :
いじめというよりは居づらくなっていきそう
これは人によって解釈がわかれそうだけど、自分はお手付き女房コースだと思う
冷泉院が本当の親切心だけで言ってるとは思えないし
(本当の親切心ではじまった源氏→玉鬘も途中からねちっこいことになってるし)

でも、どんなことになっても大君中君は宇治を出た方がよかったと思う

838 :
お世話したいと言ってたのまだ八の宮が生きてる頃だよね?
八の宮が承知したかな

839 :
あさきの冷泉は八宮の現状に同情して馴染みの僧通して気軽に文送ってるから、そう含みもなく明確なビジョンもなく悩んでるなら面倒見るよ〜って感じじゃない
八宮に普通の親心があれば図々しいと思われようが冷泉を頼ったろうなあ
宇治の姉妹は八宮慕ってるけど父親としてはとんでも物件

840 :
八宮って原作からして身内が早くに亡くなったせいで生まれは高貴でも教育があまりなされてないという設定みたいだよね
右大臣側が冷泉院の代わりに皇太子にしようとしたのも彼にちゃんとした外戚がいなかったからかな

841 :
右大臣の親戚筋だったのでは?
例えば弘徽殿大后のいとこが入内して儲けた皇子とか

842 :
八宮はもしかしたら、自分が浮舟母を捨てた前科があるから
娘たちが同じような境遇にならないように
「一生ここから出ないで過ごせ」と言い残したのかもしれない
それでも大丈夫なように財産は残して、ただ女だけでは心配だから
薫に時々他人として様子を見にきてほしかったんじゃないかな
家に悪霊がついてるとも知らずに

843 :
>>839
妙齢の姫に面倒みるよ〜って求婚以外にないでしょ
桐壺帝は藤壺に私の娘たちと同様に面倒見ますよと誘って女御として後宮に入れたし
朱雀院が秋好へ求婚した時も私の妹たちと同様に面倒みますよだった

八宮正室は中君を産んだときに亡くなっているから姉妹は八宮がシングルファーザーで育てたんだよね
勿論、乳母やお付きの女房はいただろうけど大君・中君が八宮を絶対的に慕うのもわかる
八宮は源氏全盛期に頼りにする人に皆裏切られて宇治に引きこもったから
あまり世間を信用していないところはあったのだろうと思う
世間から見捨てられた自分の娘を大事にしてくれる男はいないと思い
不幸な結婚をして世間から後ろ指さされるよりも娘にここから出るなといったような
薫は仏門に入るというから安全だと思ったんだろうね
薫は八宮は娘を時々訪問してほしい=結婚してほしいってことでは?と妄想させる結果になったけど

844 :
>>842
八宮の考えはそういうことだったかもしれないけど、娘たちが生涯困らないだけの貯えはなかったろうと思われるのがな…
火事の後邸を再建せず宇治の山荘に移り住んで、そこすらあまりにも簡素で日々の暮らしにすら事欠く…と言われる状況を見るに姉妹は早晩窮地に立たされてたろう
そういうところも含め八宮は世間知らずと言われてたんだろうね

845 :
>>844
あのままほっといたらよくて地元の金持ち(受領くらい?)が評判聞いてトロフィーワイフとしてもらってくれる
悪けりゃ山賊にさらわれる(空蝉が未遂で済んだアレ)
でしょ、どう考えても…
ほんとアホ、八宮
俗聖じゃなくて聖になれないおっさん
薫と匂宮が目をつけてくれたおかげで中君は命拾い、大君も辱めを受けることなく妹に看取ってもらえた
たまたま運が良かっただけだよ

846 :
>>843
すごく良くわかった

847 :
結婚も女房勤めもさせずに娘の生活援助だけを期待するって虫がよすぎるというか図々しいというか本当に世間知らずだね

848 :
最後まで源氏に経済援助受けず、ちい姫の入内費用すら捻出することが可能だったぐらい明石に財産持たせてた明石入道のせめて4分の1ぐらいしっかりしてればね…お金になる受領とお金にならない宮家の決定的な差でもあるけど

849 :
六条院の冬の町だけ寝殿造りでないのは明石の身分が低いのもあるけど
明石の持っている財産を保管する蔵を建てるためだからどんだけ金持ちなのかと

850 :
>>845
八宮は姉妹に尼になることを勧めていたから
トロフィーワイフとは違うような?

女のみの世帯は物騒な時代だったから
出家した浮舟も最終的には薫が引き取って面倒みるんだろうしね

851 :
>>850
世間知らずの八宮が薦めたかどうかじゃなく、そうならざるを得ないんじゃないのってことでしょ
後見もなく金もない姉妹が揃って尼になっても、どうやって暮らすのさ・・・
一般庶民が尼になって下働きするのとはわけが違う、仮にも「姫」が・・・
そういうところでもアホだなぁ(by軟式globe)八宮

852 :
>>851
八宮にアホだと言いたいだけの人なんだろうけど
八宮に娘を結婚させるだけの財力と人脈があれば
そもそも自分が宇治になど引きこもってなかったでしょうし
本人が世間に嫌気がさしてたからねえ

それを含んでも娘はたとえ騙されてもいい
声をかけてくれた冷泉院か薫のところへお手付き女房でいいから
娘を差し出すべきだったということなんでしょうけど

そう考えると匂宮だって、もし妻待遇を得られなくても
女一宮付きの女房にしてもらえるのだから極めて良心的だし

853 :
女房というのはメイドさんみたいなもんだろうかね
たとえばパーティーなんかあったとして、男性が「おお美しいお嬢さんでいっぱいですね」
と言ったとしても、それは招待客のことであってメイドさんをさしてるわけがない
そのメイドさんの中に元お嬢さまがいたら「おいたわしや」だろう
そして下手に美人だったら旦那様や若様にもてあそばれて、妊娠して捨てられたら
浮舟母まっしぐら

854 :
まともな結婚をさせる人脈や財力はなかったけど、失踪後の浮舟の所に美人がいると通って来た人がいたように薫たちとの縁がなかったら八宮死後には無理な結婚を迫られてたかもねぇ
高貴な血筋の姫がいると知った物好きな金持ちとか、こんな田舎に美人がいると知った下級貴族に無理に踏み込まれても逃げ道がなさそうだ

855 :
下級貴族や地方の金持ちがいい人で高貴な妻として正妻になり幸福になれば結果オーライ
最高貴族に弄ばれるよりいい

856 :
>>854
女房に包囲網作られてね。
主より自分の生活が大切って感じだし、そのためには姫君を騙す事もいとわない感じがする。

857 :
空蝉の夫みたいな人が見つけてくれれば良いけどね
宇治の姉妹や女房たちは普通の貴族らしい暮らしや習慣をあまり知らないみたいだから、下手に地位のある貴族の正妻は大変だったろう

858 :
桐壺帝は源氏と冷泉の事ばっかりで、
他の子供たちの将来について考えてないっぽいよね。
この当時の帝ってみんなこんな感じ?

859 :
>>858 
考えていても面倒見ることができないんじゃない?
そのための女御更衣の実家だろうし
源氏が元服後に落ちぶれなかったのは、当時の葵実家の左大臣家のおかげだよね

860 :
空蝉も夫の息子に迫られて出家したけど
源氏が面倒みてくれなかったらどうしてたんだろ
最初の結婚も生活のために仕方なくだったのに義理の息子に乗り換えても変わらないじゃない?
世間体悪すぎだけど

861 :
割りとはっきり源氏を拒んだにしては
空蝉も最終的には収まるところに収まるのよね
まぁそれに至るまでの経緯が大変過ぎるけど

862 :
>>119辺りでも言われてたけど、世間体も悪いけど倫理的になしって感じじゃないかな?
義理の母親に迫るような男は生活苦でも結婚したくない気がする、元々仲良くもないし
源氏みたいな誰もが恋せずにはいられないような人じゃないと考えられないんじゃないかなw

863 :
>>860
浮舟みたいに一人の尼として生きるんじゃない?出家したんだから夕顔みたいな事は出来ないし。

864 :
受領の未亡人で、弟も右衛門佐になってるから、生活苦には陥らないと思うけどどうだろうね
最初の結婚も心ならずだったのに、その夫が亡くなったら近い人が下心丸出しで言い寄って
きた、もう出家したい…ってまんま落葉の宮じゃん もしくは浮舟
この頃はいやな結婚とか男女関係から逃れるために(発作的に)出家することがそんなに
よくあったのかな

865 :
>>864
簡単には出来ないんじゃない?
紫は出家を熱望してたけど源氏に許されなかったからかなわなかったし、三宮は源氏に許されず父親に懇願して出家出来たんだし。

866 :
義理の息子にはすでに妻子がいるだろうから正式な待遇は期待出来なさそう
好きな男でも倫理的にタブーなのに
言い寄られてるのが周囲にばれてる(源氏ですら知ってる)なら恥ずかしいだろうな

867 :
>>865
許しを得ないと駄目なのは僧侶にを呼ぶ必要があるからだよね
出家には儀式行うためのお金がいるから男に頼むしかない
勝手に自分で髪切っても物の怪に憑かれた扱いだろうから

868 :
紫出家はまぁたとえ源氏が許しても難しかったろうな……

869 :
紫が出家する唯一のパターンはちい姫に僧侶手配頼むしかないよね…
それも難しそうだし

870 :
源氏の意思を無視して出家したくないって源氏をまだ愛してるからというより源氏の庇護なしじゃ出家後の生活ができないって意味か
空蝉や末摘花みたいな生活がしたかったんだね

871 :
紫の上の私有財産は少なくとも出家できるだけのものはなかったんだねえ
源氏が不在の間も立派に屋敷を取り仕切ってきたのに本当に可哀想

872 :
紫は藤典侍のように才能を生かした女房勤めの方が向いてたね
姉の王女御の老女になって仕切った方が幸せだったかも

873 :
>>864
尼は檀家を持たないから財力がないと出家は大変だよ
高貴の尼君に尼として使える手もあるけど、そうなると女房どころじゃない下働きまでしなきゃならない
今でも女性が出家するには数千万の尼ローン組まなきゃだし

874 :
>>873
尼ローン!
世俗を捨てる為に出家するんだろうに、なんか皮肉だね。
そういえば源尚侍は出家して尼宮(槿叔母)につかえてたね。元気そうだったけど女官だったから大丈夫なのかな。

875 :
しかも源氏の書かれた平安時代中期はまだ尼寺もないんだよね

876 :
そうだっけ
国分尼寺とかなかった?

877 :
>>876
奈良時代に出来たけど平安時代中期には廃れてた
復活するのは鎌倉時代以降

878 :
>>874
ちゃんと働いてお給金貯めてたんだろうね
家庭に収まるのでなければその先どうするか、と、恋愛を楽しみながらもちゃんと考えてたんだろうな

女主とまで言われながら先行きを決める財産すら許されなかった紫って、いろんな角度から見れば見るほど可哀想だ
春の御殿に立派な寝殿はあるのに自分には許されてなかったとか、
もしこのまま私に飽きたらそれこそ過去の情人の一人にすぎないないんだとか、
ちい姫を女御として育て上げていろんな悲喜こもごもを過ごしてきた後につきつけられるの、本当にキツイ
初めからその他大勢の女たちの中ではお気に入りというポジションならストレスもここまで大きくなかったろうに

879 :
どこぞのサイトで紫は出家できないレベルの財力という訳ではなかったとか読んだけど根拠忘れた

出家は憧れた事があったけど、上に書いてるようにお金めちゃくちゃかかるので断念したw

880 :
出家して心の自由が欲しいと願っていたのに
「殿の許しもなく自分の一存で出家してしまいたくない」
と、どこまでも源氏に寄り添うのが紫なんだよな…

881 :
というか、紫が出家を強硬すれば、源氏は金を出さざるを得なかったとは思うよ
俺に逆らって出家したなら明日から路頭に迷え!
とはしないだろうし>源氏

ただ、
私は出家するからつべこべ言わず金を出せ!
とはとても出来ない人だろうからね>紫

882 :
紫が可哀想、可哀想も食傷気味かな
寄る辺ない身でのその他大勢の一人もしんどいと思うけど
源氏物語で一番不幸な女君というわけでもないような

883 :
傍目からは何不自由なく幸福そうに見える人間でも内に深い苦悩を抱え込んでいる場合もあるってことだな
源氏に洗脳されていた紫が現実を目の当たりにして心身を病んでいく運命の暗転が人の心に響く
病に倒れたのは一応六条さんの仕業となっている

884 :
浮舟って親切な老尼君が死んじゃったらどうなるの

885 :
食傷気味いうても事実だし、他の女君がかわいそうではないとは言ってないもんな

886 :
財産なんて持ってなかった浮舟が出家できたのはどうしてなんだろう

887 :
>>882
女房の目を気にして溜め息すらつけないんだから不幸だと思う。
そういう意味では末摘花の方が楽に生きてるんじゃないかな。本人は源氏のお渡りが無くて不満だろうけどw

888 :
>>887
気を遣いすぎて自分の首絞めてるタイプだよね
そういう性格に育てたのは源氏だからまた怖い

雲居雁なんか旦那の浮気相手との恋文奪い取ろうとしてるのもあるのに
結婚時に親が健在で裕福なのかどうかで女性は夫婦間の立場がかなり違うだろうね

889 :
>>884
尼さんの兄弟が有名な坊さんだから、その人がお弟子に面倒見るように言ってくれればどうにかいける
尼さんより先にその人が死んでも、多分周りが気をつかうだろうし

890 :
>>886
老尼の友達の僧侶に髪を切ってもらえたのと
世話をしていたのが尼だったからそのままそこに住めたため

891 :
浮舟を出家させた横川の僧都は浮舟を娘の生まれ変わりと信じて世話している尼の兄じゃなかったっけ

892 :
出家した女三宮に言い寄っていた源氏を見る限り
紫上が尼削ぎ程度で髪切って出家したところで六条院にいる限り大して変わらんと思うけどなぁ
いっそ山奥に引き篭もるか髪切るどころか剃ってしまえば話は別かもしれんけど

893 :
忘れてるかもしれんが紫は源氏に出家を断られた後すぐに危篤状態の大病になってそれからずっと寝たり起きたりの闘病生活
四十近いし出家しても全然おかしくない状況
自分の財産のある他の登場人物ならあっさり出家してるケース

894 :
思い出した ここで源氏は、正式な出家ではないけど受戒を許したんだね
そして自分も紫上の病気平癒のため必死のパッチで祈った
それを見て紫上は、がんばって生きなければならないという気になった
その頃六条院では女三宮がなぜか妊娠していた

895 :
浮舟もあの寺にいたらそのへんの男に攫われるかもしれんね

896 :
>>895
寺って自衛しっかりしてるよ
坊さんって戦闘能力高い

897 :
自分個人的には仮に財力があって、大病して出家が当たり前の状況になっても
心理的に源氏に縛られ続けられてたんだろうしそういう風に育てられてたんだと思う
上にも似たようなこと書かれてるけど

898 :
出家した後で面倒見てもらえてる空蝉や、
色っぽいことはないけど生活を全面的にバックアップしてもらえてる末摘花、
六条院の華やかだけど面倒くさいところにも移らなくて済んで心穏やかで、
長い目で見たら勝ち組だね
同じく色めいたことは期待しなくなっても実子の養母として遇された花散里も、穏やかで幸せそう
明石の方は女御のお部屋付き筆頭としてイキイキ働いてようやく憂のない幸せを手に入れられたみたいだし

一見華やかで奔放で自由そうな朧月夜は、出家を決意するまでは揺れて苦しんで涙を流してたもんなぁ

1000年も前から、女の幸せってなんなんだろうと真っ向から書き上げた紫式部ってやっぱりすごいな
どれが正解とも不正解とも書いてない

あさきの描写の紫の最期の心の声も真実の声なんだろうな、
源氏に愛されたからこそわたしは幸せだったのに、てやつ

899 :
源氏のためだけに生きた人生

900 :
紫の上の臨終の間際に「次の世でもあなた(源氏)に愛されたい」と
感じながら亡くなるのがなんかいいなあと思った
死を目前にしてただ純粋な源氏への愛だけを抱いてあの世へ旅立てるのは羨ましい

901 :
原典に対して救いがあるのがいいね

902 :
>>896
大寺には天皇や大貴族の子弟が入寺して自衛のための僧兵がいたけど尼寺には僧兵いないよ
ましてや浮舟が厄介になっていたところは尼君個人の屋敷を寺にしたものでは
尼君の死んだ娘の元婚約者が浮舟の周りウロチョロしてたし
薫も浮舟にはもう次の男がいるのではと思ってるから警備なんてなさそう

903 :
>>900
誰よりもそばにいながら長いこと気持ちがすれ違っていた二人が、
あの瞬間やっと重なり合ったんだよね
この人を心から愛していると、そばにいてほしいのはこの人なんだと
紫にとっても達観した後の源氏にとっても救いになったと思う
源氏はこの後後悔で苦しむけど、全てが間違いじゃなかったんだよ、と

904 :
源氏のことを愛してなかったら
苦悩はしてないよね
愛し愛されて、女三宮の降嫁はあっても、結局は源氏の一の人=紫という評価

他の女君達は、自分らは源氏の一の人ではないことを自覚しつつ
わきまえて生きてるけどそれもしんどそうではある

905 :
>>882
わかる
この時代は平均寿命30代で庶民は土の上に莚敷いて寝てる時代
よるべのない姫なんて奴隷に売り飛ばされてももっともなのに、なに贅沢言ってんだかって気もする
要求レベルが高すぎるんだよな

906 :
>>888
雲居の雁は後ろから手紙を奪い取るという思いきったことまでしたのになんで肝心の手紙を読まなかったんだろう?

907 :
>>898
なんだか、男を切り捨て(られ)た人生こそが幸せみたいw
亭主?元気で(永遠に)留守がいいってやつかしら

908 :
>>906
夕霧と直接言い合いしたり子供の世話したりしてる内に手紙のことはすっかり忘れた

909 :
>>905
それはあまりにも前提意識が低すぎる
おかしいのは奴隷じゃないだけマシという世相
紫は古典の中ですでに近代的自我を匂わせてるヒロインだから
幸不幸はそこまで問題じゃないと思ってる

あと男は女に知性教養を求めながらも聡くなられすぎても困るから
結局女は無学なまま産む奴隷か愛でる奴隷か雑事係にした方が男は楽というだけ

>>906
浮気相手の実態よりも夫とのガチンコの方が重要だったのかもw

910 :
>>900
臨終は「またあなたに愛されたい」だけかな?
「次の世に生まれたら私は別の人生を選ぶかしら」と前フリにあったから…、うーんどうなんだろう

>>908
いいな雲居の雁w

911 :
>>909
中国とかは本当に無学な女を好む感あるけど、
日本の平安時代は賢い女房を宿って学つけさせたり
女に従順さだけでなく学も求めてた節があるから、その分女の悩みも余計深くなりそう

912 :
求めてるといっても男以上のものを持つなよって牽制あるよな
現代にも通じてる

913 :
あの臨終シーンのモノローグ、あさきのカラーとして疑問形で〆たのは上手いと思う
全肯定ではなく、でも全否定というわけでもなく
単純に言い表せない深い思いがそのまま昇華していく感じで

914 :
>>912
そういうのの他にも、学があれば倫理や客観視も出来ちゃうわけで
国民性が違うとは言え「あの女憎い!手足切って龜に入れてやれ!」
とか習った教育が邪魔してやりにくくなると思う
その分うちにこもるというか

915 :
奴隷と比べたら源氏物語の登場人物は全員幸せだねで話終わっちゃうじゃん

916 :
あなたのような人に愛されて?だったね
あなたに愛されたいとは違うな

917 :
次に生まれ変わったら別の人生を望むかしら
それともまたあなたのような人に愛されたいと望むのかしら…みたいな感じだったね
現世で源氏を愛し源氏に愛された人生だったことは否定してないと思うけどね

918 :
>>905
紫は父親が引き取ろうとしていたじゃないか
奴隷に売り飛ばされるわけないだろう

919 :
源氏との間に子供いないから来世は期待できんしな
まぁその前に三途の川で源氏を待たなきゃならないというと身もふたもないがw
しかも何人か順番待ちで

920 :
でも来世でもまたあなたと、とは言ってないのな

921 :
>>918
紫は父親に引き取られていれば王女御の女房程度にはなれただろうから
奴隷になるわけでなし不倫夫の源氏といる以上の不幸になど遭うはずがない
紫はずっと幸せに暮らせたのにという話?

922 :
あの世で源氏は藤壺と紫どっちを選ぶのかな

923 :
普通にどっちからもお断りされそうな

924 :
>>921
この時代に不倫という概念があるのだろうか?

925 :
紫が王女御について御所にあがってたとして、そこで源氏と出会って恋人になる可能性はあっただろうか
花散里だって麗景殿女御の妹だし、条件的には一緒じゃん
あーでもそうなると王女御の後押しをしないといけなくなっちゃうから源氏は嫌かなあ

926 :
>>924
源氏→藤壺と柏木→女三宮は不倫だと思う
不倫というかスキャンダルというかバレたら絶対まずいケース
その他の源氏のつまみ食いなんかは、浮気だよね

927 :
>>925
王女御の後押ししなかったのは須磨行きの時に兵部卿が紫との交流を保身のために絶ったからだから、それが無ければ親戚付き合いくらいしたんじゃないかな

不倫って感覚があったかは謎だけど、あさきで病に倒れる前に紫が物語の男は結局一人の女のものになるのに、自分は源氏を自分一人のものに出来なかったと考えてたね
槿の母も貴族の正妻としての顔の下に複雑な思いを抱えてたようだし一夫多妻が当たり前でも簡単には納得できないものだったんだろうな

928 :
>>925
そっちの方が自由で楽しく恋ができてよかったかもね
でも地頭が聡いから、源氏の君、私を誰かの代わりと思ってらっしゃる?と気付いてぴしゃりと断ち切りそう

929 :
紫の素地は大輔命婦っぽいし才能豊かなので人気ものになりそう
脇役中の脇役だから語られなかったけど藤典侍や玉蔓の次女も頭の回転が早く有能な女官なんだろう

930 :
紫の上が女官として幸せになれたかは平安の厳しい身分差があるから簡単には言えない
朧月夜も玉鬘中君も華々しく活躍してるけどどちらも家が没落したようなものだし周囲からの扱いは繁栄してる家の娘とは全く違うんだろう

931 :
紫が他人に仕えることもなく何不自由なく暮らせたのは身に余る幸福ではあるけれど…
と言っているから当時は宮仕えして男をとっかえひっかえできるのは万歳という感じでもなかったのだろう
落窪物語もとりかへばや物語も良家の奥様に収まってめでたしめでたしだからね
紫の立場では朧月夜や玉鬘中君みたいな摂関家子女相当の尚侍という高級女官にはなれないだろうし
源典侍も長年宮中に仕え男をひっかえとっかえ自由を謳歌してたけど
晩年は悠々自適というわけでもなく70過ぎてもまだ女五宮に仕えていたね
清少納言が枕草子で男は出世の道がたくさん開かれているのに女は出世すると言っても
帝の乳母になるぐらいしかない(女官で一番の出世は帝の乳母になって従三位を貰う事)だと言ってるから
女官の給与ってあまり高くなかったんではないかと思う

932 :
宮仕えの女性の一番の栄華は裕福な受領の奥方+天皇の乳母になる事だものね…
紫式部の娘はまさにそれになって三位の位を貰ってる
そして玉鬘の侍女も玉鬘にはそうなって欲しいと言ってて右近の君から呆れられるシーンもあった

933 :
乳母になるにはどっかの誰かと結婚して子を産まなきゃならんのではないか
子がいなくても乳母になれるもんなのか

934 :
紫も藤典侍みたいにイイ男とくっついてキャリアウーマン兼母親とか似合いそう

でも、源氏が見初めて幼女誘拐しなきゃ源氏物語にならないものねw

935 :
皇子皇女の乳母は複数着くから(3人くらい)全員が全員子持ちではなかったらしい
勿論乳やる人は既婚かつ先に子供産んでいる必要はあるけど

936 :
>>934
藤典侍は夕霧の最初の妻だけど妻扱いもされず
(雲居と結婚するまで夕霧は独身扱い)
後から結婚した雲居や落葉が家庭に入って夕霧の奥様
紫の性格だと嫉妬しそうだけどね
宮仕えしていれば奥様業は諦めるわ~と
夫が他の女性のもとへ帰って行っても許すのだろうか

937 :
紫って本来は嫉妬してもカラッとした明るい性格じゃないかな
院に籠った粘着な性格とは違うんじゃ

938 :
来世では槿ただ一人の男になれば全て解決

939 :
すさまじきものは宮仕えと清少納言が書いてるよね
紫みたいになまじ才走ってると色々と大変そう

940 :
そういや宇治以降の夕霧は雲居の雁と女二宮の元に通うは月の半分ずつだそうだけど藤典侍は既に故人なのか別れたのか

941 :
>>936
あれ?
雲居雁と結婚してから恋文がきて関係を持ったんじゃなかったっけ>あさき
実際長男長女ともに雲居雁所生だし

>>940
もし藤典侍が困ったら面倒はみるしそこそこ贈り物もするだろうけど、性的関係が日常的に続いてるとは思いにくい

942 :
>>931
源典侍に関しては宮仕えで一流貴族と係わりを持つこと含めて働くことを楽しんでたんじゃないかな
引きこもって悠々自適とか素敵な殿方に会えず恋もできず退屈くらいに考えそうなキャラに見えて面白い

943 :
>>942
求婚されても自由に恋と仕事をする方を選んだんだろうなって感じがする、源典侍

944 :
父親の惟光は喜んでたけど身分違いで正妻になれなくても源氏の息子の愛人にしてもらったらメリットあるの?
中流貴族の正妻になるより夕霧の愛人になる方がいいのかな
惟光が個人的に乳兄弟の源氏に惚れ込んでるからのような

945 :
身分社会だし地位も財産も段違いだろうから子供が出来た時父親が偉い方が有利でしょう

946 :
>>944
個人的には中流貴族の正妻のがいいと思う
浮舟の母親見ても安定してるじゃん

惟光は明石の入道(天皇の曾祖父)を夢見てたところがあると思う
娘の藤典侍の幸せを考えてなかったとは言わなくても、男の考える幸せと女の考える幸せは違うのかもね

947 :
>>944
身分社会だからこそ脇腹の娘は厳しいわけで…
紫だってそれで正妻にはなれなかった
明石の姫や六の君だって養母がいてこそ
藤典侍自身はどう思ってたのかな

当時の側室?がどんな感じだったかはともかく、妻の一人でさえないってのはね
宮仕えでなければ明石のように妻の一人にはなれたのかな?

948 :
相手が帝の場合入内して仮に中宮になれる保証がなくても生まれた子供は皇子皇女だし寵愛を受けたら実家を優遇してもらえるからメリットは大きい

949 :
皇子皇女といっても内親王宣下を受けなければただの王・王女でしかない
そういう場合は男子はどこかの養子に入るか僧になるしかなく
王女はどこかの受領と結婚するか女房になるしかないのでは

950 :2018/07/31
藤典侍の娘が帝の妻になるなんて展開はさすがになかったよね?
六の君が匂宮の正妻になったけど惟光的には満足だったかな
匂宮は第三皇子だけどかなり目をかけられてたみたいだし帝になる可能性もあるのかな

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