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好きだった人のこと思い出したから勝手に語る


1 :2013/04/07 〜 最終レス :2019/08/18
書き溜めしてないから、ゆっくり書いてく。

2 :
あいつに会ったのは小5の時。

俺は、転入生で小5になると同時に引っ越してきた。

その時にあいつと同じクラスになった。


あいつだとめんどいから、
次からあずさ(仮)にするわ。

3 :
最初の頃はあずさに興味がなく、
話すことはなかった。

でも、あずさはクラスの人気者だった。
あずさの周りにはいつも人が群れてた。

そんなわけか、
名前と顔はすぐ覚えた。

俺は転入生だからあずさと違って独りぼっちw

すると先生が、
「誰か、俺さんに話しかけてあげよう?」
なんて大声で言うしww

4 :
まぁ、先生のおかげで友達できたけど。
そいつら、あずさの話ばっかするんだ。

そいつらの話を聞くと、
あずさはゲームとかが好きらしい。
特にポケモンが好き。

ゲーム好きの男子ばっかのクラスだったから、
あずさは男子に好かれてた。
もちろん女子からも好かれてる。

5 :
俺もポケモンが好きだった。
というかポケモンに関しては超自信あった。

だから、ゲーム好きの奴らと結構話が合った。
それから、いつものようにポケモンの話をした。

6 :
そんで、ゲーム好きの奴らといつも通りポケモンの話をしてた時。

あずさがその会話の中に混ざってきた。
それで、とあるポケモンが欲しいとか言ってた。
確かジラーチだったかな…

それで、俺はジラーチ持ってるからあげよっか?
…って自慢するように言ったんだ。

そしたら、あずさがめっちゃ喜んで、
じゃあ、今日暇?って聞いてきて、
遊ぶ約束をした。

7 :
今まで友達少なかったし、
ましてや女の子と遊ぶなんて初めてだったから、
内心、すごく緊張してた気がする。

それで放課後になった。
すると、あずさが…

「せっかくだから一緒に帰らない?」 

…って言ってきたからびっくりしながらも、

「別にいいよ」

なんとか普通に返事することができた。   

8 :
あずさと一緒に帰ると不思議な気分になった。

あずさって女なのに性格が男っぽくて、
すごく喋りやすかった。

男っぽいのは兄の影響らしい。 
力も強くて握力が30くらいあった。
兄とよくプロレスごっこしてて、
勝ったことがないとか言ってたけど、
十分やばいと思う。

俺なんて握力25だぞw
女に負けるとかww

9 :
あと家が近いことも分かった。

隣同士のマンションだ。

俺のマンションは新築でできたばっかなのだが、
あずさは俺のマンションが建ったせいで、
夏休みに花火みれなくなったってビンタされた。
もちろん痛かった。

10 :
話を戻すが、
お互い家に帰ってDSを持ってきて、
ポケモン交換した。

ジラーチを渡したらププリンが渡されたw
レベルが100だったww

進化させろよって言ったら、
プリン食べれないから〜って言われたw

あずさは甘党だが、
プリンは例外らしい。

11 :
見てる人いないのかな
まぁ、いいや。

今日は寝るわ。
また後で続き書くわ。

12 :
みてるよ

13 :
俺も幼なじみに小さい頃は「大きくなったら結婚しようねー」とか言われてて
ファーストキス(といっても3歳とかだが)もそいつとしたな。
小学校に上がる時俺が引っ越して、それからは年賀状の付き合いくらい
しかなかったんだが、この間結婚式の案内が来たときはなんか悲しかった。
でもまぁ可愛い嫁さんもらえてよかったな。おめでとう。

14 :
小5の女子で握力30はすごいな

15 :
見てくれた人いたみたいだな。
ありがとう。

今からまた書いてくわ。
ペース遅いけど。

16 :
その日から俺はあずさとよく話すようになった。

家が近いから毎日、一緒に帰るようになったし、
雨の日以外はいつも遊ぶようになった。

一緒にDSやったり、
鬼ごっことか秘密基地作ったりもした。

17 :
そうしているうちに小6になった。
クラス替えなかったから、
あずさとまた一緒のクラスだ。 

それは良かったけど、俺には悩みができた。

あずさから恋愛相談された。
あずさの好きな奴はかいと(仮)って人だった。

18 :
かいとも俺と同じクラス。
というより、かいとは俺が転入してきた時に、
初めて話しかけてくれた大切な友達でもある。

かいともゲーム好きだし、
野球やってて運動もできるし、
勉強もそこそこできてた方だった。

だから女子から人気だった。

19 :
それに比べて俺は、
ただのゲーム好きだし。
運動も勉強も平均ってところだった。

あずさがかいとを好きだってことに納得だった。
…というか恋愛相談されて初めて気づいた。

俺はあずさのことが大好きだってことに。

20 :
かいとにめちゃくちゃ嫉妬した。

でも、あずさは…

「協力してくれないかな?」

…っていうから断れなかった。
梓の為なら仕方ないって思った。

21 :
これは良い話の予感

22 :
とりあえず、
ここから協力が始まった。

何か、クラスの半分くらいが、
あずさがかいとを好きってこと知ってたらしい。
俺が引っ越してくる前からずっと好きだったみたいだ。

そんなわけで、
クラスの一部であずさの協力同盟みたいなのができてた。

ちなみに俺はあずさとかいと、両方と仲が良かったから、
強制的に協力同盟のリーダーにされた。

責任は重大だ。

23 :
リーダーっていっても、
何すればいいか分からなくて困った。

だから、あずさと一番仲がよい女に相談した。
そいつは、こゆき(仮)って名前で、
あずさと性格が逆な奴だった。

おとなしくて、目立たない。
でも握力は30以上あったw
負けた…

24 :
こゆきはあずさと同じマンションに住んでいた。
いわゆる幼なじみ。

話しかけてみると、困った顔された。

でも、あずさのことについて…って言ったら、

「協力する」

…って無愛想に言われた。
声も小さいし、背も小さいし、
こんな奴がよくあずさと友達やっていけたなと思ったが、
どこか守りたくなる雰囲気があった。

前に、あずさが弱々しい子って守りたくなる!
と言ってたけどこゆきのことなのかな。 

25 :
そんなわけで、こゆきに相談したら…

「でも、協力同盟できてるけど協力する意味ないかも」

…って言われた。

「え、でも協力するって言ったよね?」

「協力できることがあるなら協力するけど…」

意味分からなかった。
さっき協力するって言ったのに。
なにより、あずさの一番の友達じゃないのかよ。

すると、こゆきは…

「だって、あずさとかいとは両思いだから…」

26 :
嘘だと思いたかった。
俺はすぐにかいとを呼び出して聞いた。

「お前の好きな人って誰?」

そしたら、本当にあずさが好きって答えたんだよ。

27 :
つらいな

28 :
気が狂いそうだった。

その日から俺はあずさとかいとに関わらないようにした。
あの二人を見てると苦しくなる。

そう思って過ごしてたら、
あっというまに卒業式になった。

29 :
心臓痛い…

30 :
卒業式の朝。

一人で登校してたら、
あずさとこゆきを見かけた。

当然のように声もかけず、目の前を通り越した。

31 :
すると、あずさが声をかけてきた。

「学校まで一緒に行こうよ!」

俺の気持ちも知らないで…
と思ったが断りきれず、一緒に学校に行った。

32 :
あずさは前みたいにいつも通り話してくれた。
純粋に嬉しかった。

でも、俺はそっけなく返事してばっか。

何故か、こゆきも俯いていた。

あずさも途中からまったく話さなくなった。

無言の中。
あずさは何を思ってたのかは今も分からない。

33 :
学校に着くと、卒業式の雰囲気が漂った。
余計に空気が重くなった。

すると、あずさが、

「先に行くね」

と言って俺とこゆきを置いていった。

34 :
すると、こゆきは、

「これ、読んで」

そう言って俺に手紙を渡して、
あずさを追いかけに行った。

俺も早足で手紙を持ってトイレに行った。
なんとなく、手紙って他の人に見せちゃだめな気がしたから、
誰もいないトイレで手紙を読んだ。

35 :
手紙には、

「あずさのこと好きだったんでしょ?
 今もあずさのことは好きなの?
 もし、好きなら普通に接してあげて。
 たしかに嫉妬で苦しいと思うけど、
 あずさがあんたに避けられてるって泣いてたもん。
 せめて、あずさを泣かせないで」

確か、こんな感じに書いてあった。

36 :
俺はこの手紙を読んでキレた。
人の気持ちを知ったように書いてんじゃねーよって思った。

手紙はその場でビリビリに破いて、
俺は教室に向かった。

37 :
教室はしーんとしていた。

さすがは、卒業式だと思った。
俺は転入生だから、みんなと違って思い出が少ない。
そんな悲しくはなれなかった。

38 :
ごめん。
一回、休ませて…
また後で続き書く。

39 :
小学校のときは女の子の方が男の子より大人だな

40 :
また続きをゆっくり書いてくわ。

41 :
あずさは机に顔をふせてた。
こゆきはあずさの机の横でじっとしていた。

俺はイスに座ってボーとしてた。

42 :
やがて、先生が教室きて、
泣きながら中学校に行っても頑張れとか、
別れの挨拶をしていた。

最後に写真を撮って、
体育館で卒業式をした。

43 :
卒業式が終わったあと俺はすぐに帰ろうと思った。
すると、

「待って、一緒に帰ろう?」

とあずさが言ってきた。
いい加減、俺から離れればいいのにと思った。

それでも、あずさのことは好きだった。
でも、かいとがいるから諦めなきゃとは思っていた。

44 :
だから、

「かいとと付き合ってるんだろ?
 俺と関わったら誤解されるだろ?」

なんてことを言った。

「まだ付き合ってないよ!
 だから最近、うちを避けてるの?」

まだってことはいつかは付き合うのかな。
なんて思いながらも、俺は…

「お前が好きだから避けてんだよ」

小声で告白みたいなことを言ってしまった。

45 :
そしたら、あずさが泣きながら、

「ごめんなさいごめんなさい」

…って何度も言ってた。

俺もどうしたらいいか分からなくて、
いつの間にか泣いていた。

46 :
「ちゃんと仲直りしたの?」
 
泣いてたら後ろからこゆきが声をかけてきた。

「…まぁ、あとは二人で頑張って」

泣いてるのに気付いたせいか、
こゆきはすぐにどっかに行ってしまった。

とりあえず、
こゆきの言うとおり頑張ってあずさに声をかけた。

47 :
「あずさ、もう帰ろう?」

そう言うと、あずさは黙って頷いた。
俺が歩くとあずさも後ろからゆっくり着いてきた。

しばらく無言だった。

48 :
無言の中。

「また友達に戻ってください」

とあずさが言ってきた。
それを聞いて俺はまた泣いた。

「別に友達やめたわけじゃないし!」

と泣きながら俺は笑った。
俺が勝手にあずさを避けていただけ。

またやり直そうと決意した。

49 :
そして無事に俺は中学生になった。

あずさのことは完全に吹っ切れたつもりだった。
ただ、中学校になると多くの人と関わることになる。

近くの小学校同士から集まる中学校だから、
それなりに人数は多い。実際、知らない奴も多かった。
あとは上下関係が厳しい。

そのせいで、事件が起こった。

50 :
事件はあとになって起こることだが…

中1の頃のクラスは偶然にも、
俺、あずさ、かいと、こゆきは一緒だった。

それと中学生になると同時に、
あずさとかいとは付き合いだした。

少し苦しい感じはしたけど、
笑顔でおめでとうって言えたから満足。

俺はこゆきと二人であずさとかいとを、
からかいまくったのはいい思い出。

51 :
そして、

俺とかいとは野球部に入った。
あずさとこゆきは吹奏楽部に入った。

あずさとかいとは勉強はよくできた。
俺とこゆきはテスト赤点だった。

52 :
それから、
あずさとかいとを気遣って、
二人きりにさせることが多かった。

俺は自然とこゆきといることが多くなった。

こゆきは相変わらず背が小さい。
けど、声は前より大きくなった。

53 :
こゆきは、
吹奏楽部の話をたくさんしてくれた。

こゆきはクラリネットを吹いてるらしい。

クラリネットを落としたこととか。
先輩に優しい人と怖い人と変人がいるとか。
練習が以外と厳しいこととか。
フルートも吹いてみたとか。

楽しそうに話してた。

54 :
毎日、楽しそうに話してたから、
めっちゃ部活好きなんだろうなって思った。

俺もこゆきに野球の話をしたら、
興味深そうに聞いてくれた。

嬉しかった。

55 :
でも、二年生になったら、
俺はこゆきとクラスが離れてしまった。

あずさとかいともクラス離れたし、
少し寂しかった。

56 :
そんな中、
時々、こゆきは廊下ですれ違うたび話をした。

そんなある日、
あずさとかいとが別れたとこゆきから聞いた。

別れた理由は、恋人らしいことができないから。
手はつないだけど、
悪魔で友達としてしか見られなかったらしい。

だから、あずさとかいとは仲良い友達に戻った。

ケンカとかじゃなくてよかったと思った。

57 :
「今はあずさのこと恋愛感情はないんだよね?」

「うん、ただの友達だし」

その時にこんな会話した。
こゆきは俺とあずさのことが心配だったらしい。

58 :
「あ、そうだ!」

「何?」

「明日、土曜日だよね!良かったら遊ぼう?」

まさか、こゆきと遊ぶ約束をすると思わなかった。
土曜日で部活がない日だったから、

「おー!暇だったからちょうどいい!!」

そして、遊ぶことになった。

59 :
二人きりで遊ぶのかなって期待してたら、
あずさとかいともいた。

期待は崩れたけど、
久々に4人で集まれて楽しかった。

60 :
こゆきいい奴じゃないか

61 :
あずさとかいともお互い気まずいってことはなく安心できた。

4人でキャッチボールしたり、
アイス食べたり、大笑いしまくった。

めっちゃ楽しかった。

62 :
やがて、二年生も終わりが近づいた。

冬休みが終わって少したった頃。
異変に気付いた。
こゆきとまったく廊下で会わない。

63 :
どうしたものか

64 :
俺はこゆきのクラスに行って、
こゆきについて聞いてみたら、
しばらく休んでいるらしい。

なんで休んでるのかと聞いたら、大笑いされた。

意味が分からなかった。

話にならないから、
あずさに聞くことにした。
あずさのクラスへ向かうと、あずさもいなかった。

65 :
次にかいとに聞きにいった。
かいとによるとあずさは早退したらしい。

そういえば、あずさのクラス人少なかったな…
風邪でも流行ってんのかなと思った。

66 :
放課後、部活休んで、
こゆきとあずさの見舞いに行った。

最初にこゆきの見舞いに行くと、
こゆきのお母さんが、
ひどい風邪をひいて喉を痛めたらしく声が出なくなったと説明された。
それで、こゆきとは会えなかった。

声でないとか…
異常なほど心配した。

67 :
次にあずさの見舞いに行った。

すると、あずさのお母さんが、
あずさ、まだ帰ってきてないけど…
と驚いた顔された。

俺は早退したはずなんですけどと言うと、
あずさのお母さんは学校に電話してみるねと言って、
慌てた様子だった。

68 :
学校側も早退しましたと言っていて、
あずさのお母さんはかなり戸惑っていた。

俺も戸惑っていた。
だが、俺は衝動的に、

「あずさを探してきます」

とあずさのお母さんにお辞儀をして走った。

69 :
どこに行ったんだろ…

俺は全力で探した。

あずさは学校をサボるような奴じゃない。
まさか、誘拐…なんて考えて怖くなった。

70 :
バッドエンドじゃないことを祈る

71 :
走り回って1時間くらい。
まだ見つからなかった。
そろそろ体力が限界だった。

近くにあった公園の時計を見ると、
18時頃だった気がする。

一回、あずさの家に戻ったが、
まだ帰っていなかった。

その日は、あずさのお母さんが、
学校に頼んで先生が探してくれてるから、
家に帰りなさいと言われた。

72 :
なんとなく嫌な予感しかしなかった。

俺は仕方なく家に帰ったが、
家で何かできることはないかと探した。

とりあえず、俺は、
あずさは吹奏楽部だから、
クラスにいる吹奏楽部の奴にかったぱしら電話した。

だいたいの奴は知らないと言ったが、
一人だけもしかしたらと言った。

73 :
もしかしたらと言った奴はしほ(仮)って奴だった。

電話をして初めて知ったが、しほは吹奏楽部を退部したらしい。
退部した原因はいじめだった。
吹奏楽部は今、やばいらしい。
吹奏楽部は女子ばっかで陰湿な嫌がらせが流行っていた。

74 :
いじめで退部した奴がたくさんいる。
最近、ターゲットにされた子は不登校になってるらしい。
しほは名前は知らないけどと言ってたが…
しほが次に言った言葉で俺は絶望した。

今、ターゲットされた子はひどい風邪で喉を痛めて声出ないらしいけど、
裏ではいじめのストレスで声が出ないと噂になってるらしい。

75 :
さらには、部活だけではなくクラス全体でいじめられてるらしい…と。

俺はそれを聞いて心臓が痛くなった。
涙が止まらなくなった。

しかし、その次のしほの言葉でさらに絶望するはめになった。

76 :
もうやめて…

77 :
しほは昨日の塾帰り、
22時頃にコンビニでこゆきを見かけたらしい。

こゆきはやせ細っていて、
いつもツインテールしてた長い髪もボサボサ。
目も虚ろで幽霊みたいな状態だったと。

78 :
そして、
最近、あずさがこゆきをいじめた主犯に復讐するから協力してと、
裏で協力者を求めていたらしい。

しほも誘われたがあずさが怖すぎて断ったと言っていた。

俺はしほにありがとうと言って電話を切った。

あずさはどうして俺に協力してと言ってくれなかったんだろう。
俺も完全に気が狂いそうだった。
俺も復讐を手伝おうと思った。

79 :
俺は部活で使ってたバットを持って、
素振りの練習してくると言って外に出ようとしたが、
親に夜遅いからやめなさいと言われた。

その日はもう外に出ることもなく、
寝ることもできなかった。

80 :
次の日。
学校でとんでもないことが判明した。

あずさが警察に捕まった。
集団リンチをしている所を先生が見つけたらしい。

あずさのクラスに人が少なかったのも、
みんな復讐に手を貸していたからだって分かった。

正確にいうとあずさと協力者達が捕まった。

俺は復讐を手伝えなかった。

81 :
急展開!

82 :
その代わり、
こゆきを守ろうと思った。

かいとにも事情を話して、
一緒に部活をやめて毎日こゆきの見舞いに行こうと決めた。

ともかく、しほから聞いた話によるとやせ細ってるから、
太ってもらおうと思った。

放課後に、
俺とかいとはコンビニに売っている、
チーズケーキみたいなのを買って見舞いにいった。

83 :
最初はこゆきのお母さんが出てくるだけで、
こゆきとは会えなかった。

毎回、カロリー高そうな物を買って、
こゆきのお母さんにこゆきに食べさせてあげてくださいと渡した。 

84 :
そして春休みになった頃。
あずさと会った。
最近、釈放されたと言っていた。

あずさは集団リンチしたことを反省していた。
だから、こゆきの為にできることをしたいと言っていた。

それから、3人でこゆきの家に見舞いに行った。

85 :
そんなある日、
こゆきのお母さんが、
こゆきから手紙と言って渡してくれた。

86 :
ゴクリ…

87 :
手紙には、

「いつもお見舞いありがとう。
 美味しいものたくさんくれてありがとう。
 友達でいてくれてありがとう。」
 
その手紙を読んで、
俺とあずさとかいとは号泣した。

88 :
そして俺も泣いた・・・

89 :
俺たちは少しでもこゆきを救ってあげられたかな。
これからもたくさん救ってあげるから。

そんな気持ちでいっぱいだった。

90 :
そんな春休みが過ぎて俺たちは進級した。
中3になった。受験生だ。

ただ、あずさは集団リンチの問題があるから、と引っ越すと言った。

91 :
うそだッ!

92 :
…と言ってあずさは引っ越した。

けど、あずさが引っ越したのはすぐ近くの場所。
いつでも、会える場所だった。

お前が引っ越すとか言ったから泣いたんだけど!
会えるじゃん!俺の涙を返せと言ったら、
ビンタされたww
痛いわwww

93 :
こゆきも保健室登校ってことで学校に行くようになった。

まだ声はでないし痩せてるけど、
髪はサラサラなツインテールだし、
目は輝いてるし。
可愛かった。

というか、俺はこゆきに惚れてました。

94 :
それと中3になって、
またあずさとかいとは付き合い始めた。
しばらく離れることで愛が深まったとかw
気持ち悪いこといってたww

95 :
とりあえず俺はこゆきに告白した。

これから絶対に守るから。
俺の側を離れないで下さい。

とかw
思い出すだけでも恥ずかしいわww

こゆきの返事はOKだった。

俺、超幸せ者だーと思った。

96 :
ごめん、もう寝るわ。
実は続きはまだあるんだ。
また後で書く。

あと予告みたいなの言っとくと、
また事件が起こる。

97 :
おぉ!おつ!
楽しみにしてる!

98 :
全然寝れなくて暇だから、
今からまた続き書いてく。

99 :
こゆきと付き合い始めて、楽しいことがたくさんあった。

でも、声でないから常にノート持ってて、 
字がだんだん上手くなってた。

あと、イラストとか書くのが好きになって、
将来は絵本作家になる!ってはしゃいでた。

100 :
夏休みに水族館に行った。
こゆきはペンギンが好きだった。

遊園地も行った。
メリーゴーランドに乗った。
こゆきは楽しそうだけど、俺は恥ずかしかった。


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