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メディアワークス文庫総合スレ17


1 :2017/03/31 〜 最終レス :2019/05/05
「不幸せではないけれど、幸せというほどでもない」
「からだは動いているけれど、心が動いていなかった」
そんなひとりひとりのあなたが、ドキドキして、ワクワクして、
無我夢中の自分と、もう一度出会うために。
かつてないエンタメノベル、登場。

次スレは>>980が立ててください。

■公式
メディアワークス文庫
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メディアワークス文庫 | 新刊情報
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■前スレ
メディアワークス文庫総合スレ16 [無断転載禁止]©2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1464003177/

メディアワークス文庫総合スレ15 [無断転載禁止]©2ch.sc
http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1462359390/

2 :
247 : イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2013/06/14(金) 19:07:46.61 ID:CEpdXblo [1/1回]
なんかおもしろい本ない?
と娘が言うので『ハーブティー』を渡した。
「おもしろかった!他には?」というので『絵画の住人』を渡した。
「すごい好き!他にも!」と言うので『山が私を呼んでいる』を渡した。
「これ面白いよ!次は?」と言うので『なにかのご縁』を渡した。
「すごく面白かった!私はこういうなんていうか心があったかくなるっていうか
ほっとするっていうか、ゆるゆるしたほんわりした話が好きなんだよ!」
と言うので
「『ほっこり』が好きなんだね!それは『ほっこり』だね!」
と言ったら
「はあ?ほっこり?何それ」←鼻で笑いつつバカにした感じで。
と言われたんですが、

私、正しいですよね?

3 :
喫茶併設で、古書店経営の武道の達人の巨乳美女(ハーブティー好き)が、
隠れたいじめ、事故を装った万引き、禁断の同性愛、陰湿なR、そして行き過ぎた殺人を経験、
雇った大男(イチゴショート好き)を助手に、骨董絡みの猟奇事件の殺人犯(ドーナツ好き)を洋菓子店に追い詰めて、
軍師と拳で解決して葬儀屋送りにしたら、妖怪になったのでたいやきを供えて追想した

4 :
混ぜるな危険

・京都、鎌倉、もしくは強めのローカル色
・神さま、妖かしなどの人外系
・カフェ、ショップ、職人、特殊職業、食事
・日常系の謎解き、もしくは上記職業系を絡めた謎解き

5 :
テンプレここまで

6 :
>>3
喫茶併設で、古書店経営の武道の達人の巨乳美女(ハーブティー好き)が、
隠れたいじめ、事故を装った万引き、禁断の同性愛、陰湿なR、そして行き過ぎた殺人を経験、
雇った大男(イチゴショート好き)を助手に、骨董絡みの猟奇事件の殺人犯(ドーナツ好き)を洋菓子店に追い詰めて、
軍師と拳で解決して葬儀屋送りにしたら、妖怪になったのでたいやきを供えて追想した

作者は深見


最後が漏れてたごめん

7 :
早く神様の御用人7読みたい
一年近く出さないんだから、内容がショボかったらガッカリ感半端ないわ

8 :
>>1
もれてたっていうかそれテンプレなのかよw

9 :
月夜も86も売れているんだな
今年の大賞は当たり年であったか

10 :
電撃・MWで計四冊読んだが概ね満足できる新人さんばかりだったな。
ただ今読んでいるMWの新刊が色々とアレ過ぎて…久しぶりに地雷踏んじまった。

11 :
>>10
何を読んだのですか?

12 :
86は七万部いったらしいけど月夜も売れてるの?

13 :
俺も月夜、カレイド、賭博師、キラプリの四冊読んだけど概ね満足できたわ
今年の新人は豊作だった

最近出た地雷と言うとキカイな推理かな
今んとこ悪評しか聞いてないし

14 :
>>13
キカイな推理は悪評が凄すぎて、ちょっと読みたくなる

15 :
悪評っても尼の星1レビューが一つだけで
読目はむしろ好印象なものが多く見えるけど

16 :
>>15
けど、読メも一番目と二番目のレビューは酷評じゃん

17 :
>>16
三番目以降は少なくとも普通以上で、割合ならそっちのほうが多いやん

18 :
5つ星のうち 1.0 登場人物が取る行動に説得力が無さ過ぎ。基本的な説明力がガタガタ。ご都合主義連発。三拍子そろった地雷作。, 2017/4/1
Amazon.co.jp: 一年前の君に、一年後の君と。 (メディアワークス文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R276WF9D8QHY7Q/

19 :
物語は主人公の臨床心理士、浅賀志郎が勤め先である病院の内科医長・金沢から呼び出され
「今の君にはクライエントを任せられない」と通告を受ける場面から始まる。
大学院時代に出会い、交際を始めた女性・山谷櫻の死を契機に精神的に不安定になっていた事で
休職を勧められた志郎は自室のパソコンに「ark」と名乗る人物からメールが届いている事に気付く。

「一年後の君と。」と題されたそのメールには、ただ一枚白い背景に真っ赤な楓の画像だけが貼り付けられていた。
訳が分からない志郎は宛先を間違ったのでは、と返信するがアルケーと名乗るメールの主は
志郎を「あなた誰?」と逆に問い質した上で、「なんでメールの送信時刻が2016年なの?」と重ねて問う。
今が2016年だからだ、とやはり訳の分からないままメールを送り返した志郎にアルケーは
「今は2015年のはず」と更に返信してくる。

「どうしても2016年だと主張するなら明日2015年の4月17日に何が起きるか予言して」と
一方的に要求してきたアルケーに、一年前の記憶が甦った志郎はその日の全国的な荒天を教えてやる事に。
翌日再び連絡してきたアルケーはその「予言」が当たった事に驚き、志郎の「2016年」を信じると言うが、
そんなアルケーに志郎は「そこが2015年なら頼みがある」とその時点の自分に櫻に会いに行くよう伝えてくれと
必死で訴え…

20 :
…まず一言。

  時  間  返  し  て  っ  っ  !  !

21 :
久しぶりに地雷作を踏み抜いた。
代金は授業料として諦めるにしても、読書に費やした時間があまりに悔やみきれない。

上に挙げた冒頭の展開で「ん?」となった方も多いかと。
登場人物が時間を越えてメールの様な連絡を取り合う、というアイデアの作品は時々見かけるし、
それはそれで時間物のSFとして別に構わない。
でも、その「メールが時間を飛び越える」という超常現象が起きている事を知らされた主人公が
その超常現象を「現実」と認めるのに、何で「証明する側」に立たなきゃならないの???

22 :
もうね、この時点で頭を抱えてしまった。
百歩譲って「未来側からしか証明が不可能だから」と認めても、
この主人公、正体もよく分からないメールの相手が
「うわー、本当に一年後の2016年からメールが届いているんだ」と言っただけで
「頼みがある、一年前の俺にメッセージを伝えてくれ」とか言い始めるし…
何なの、この主人公の行動に説得力ゼロの超展開。

そもそも物語の舞台の基本的な情報がさっぱり見えてこない。
冒頭の方から「信州佐久駅」という地名がところどころ出てくるけど、主人公が暮らしている町が
佐久であるという記述は一つも無いし、かろうじて「北陸新幹線で東京に向かった」という記述で
「あ、ひょっとして佐久が主人公の住んでる町なの?」と読者の方で察するしかないというお粗末ぶり。

23 :
主人公の志郎と死んだ恋人の櫻が出会う切っ掛けとなった志郎が泥酔する事になった飲み会で
「辞めるとは残念だな」とか「君なら良い医者になれたろうに」と主人公が医学部を辞めたらしい
…と読者が察する描写が入るのだけど、その描写が後の展開で何らかの形で拾われるのかな、と思っていたら
これが何にも使われないまま終わってしまうのである。
…読者が物語の舞台を把握するのに必要な描写は入ってないのに
物語中で使われもしない描写は入っているって一体どういう事なの、これは?

精神的に不安定になっている志郎の観察役として選ばれた須藤先生という同僚が登場するのだが
メールで連絡を取り続けた「アルケー」に会いに主人公が東京に行く場面で待ち合わせ場所の銀の鈴近くで
「あれは須藤先生?いったいどうして彼女がアルケーとの待ち合わせ場所に?」という描写が入る。
当然の事ながら読者としては「アルケー」とのメールのやり取りに須藤先生が絡んでいるのかな?と
予想するのだけど、これがまたその後の展開で何も使われないのである。
一応、須藤先生が主人公の精神状況の回復具合を確かめる為に行動を見守っていた…という記述はあるが、
それならわざわざ東京駅という舞台を設定して、志郎が須藤らしき人物を目撃した、という描写は必要ないだろう?

24 :
こうなると一から十までダメなところが目に付くのだが、
まず主人公の志郎が医療関係者である病院の常勤臨床心理士という設定なのに、
アルケーの正体を知ろうとあちらこちらの病院に電話しまくって「こういう患者がいませんか」と聞きまくるという
行動がリアリティをまるで欠いている。
医療関係者にとって患者に纏わる情報なんて守秘義務上、外部には絶対に教えられない事は常識なんだが、
登場人物の設定と行動にここまで食い違いがあるって…リアリティをどこに置き忘れてきたのだろう?

やっとの事で「アルケー」の居場所らしい病院を突き止めて会いに行った主人公は
須藤の知り合いである妹尾という人物にアポを取った上でカフェで待たされるのだが、
その病院で櫻の母親と会ったからってまともな社会人であるはずの主人公が
「アポなんてどうでも良い」とばかりにホイホイ院外にお茶を飲みに行くって…
主人公のアレっぷりに再び頭を抱える事に。

25 :
終盤の展開で臓器移植が絡んでくるのだけど、「アルケー」の入院していた病院に向かう道すがら
電車内でたまたま知り合った男が当の病院での移植手術の情報を会ったばかりの志郎相手に
ペラペラ喋って、そのままフェイドアウト。その後の物語に必要な情報を並べる為に
その場限りの使い捨てキャラを出して、主人公と遭遇させるとかどれだけご都合主義なの?

やっとの事で出会ったアルケーと志郎の邂逅シーンとか、もうご都合主義極まれり。
臓器移植の都市伝説みたいな話をネタとして使うのがダメとは言わんが、伏線無しで
奇跡を起こされても「ご都合主義」以外の言葉が読者の頭には浮かばんのよ…もう苦笑いしきりですわ。

26 :
登場人物の行動に説得力が無く、
必要な情報は記述されない一方で、使われもしない描写は入り、
全てのイベントがご都合主義的タイミングで起こる、

…まさに「地雷作」と言うべき要素を満載した一冊。
当然の事ながらまったくお勧めしない。

27 :
 
5つ星のうち 1.0 登場人物が取る行動に説得力が無さ過ぎ。基本的な説明力がガタガタ。ご都合主義連発。三拍子そろった地雷作。, 2017/4/1
Amazon.co.jp: 一年前の君に、一年後の君と。 (メディアワークス文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R276WF9D8QHY7Q/

28 :
電撃文庫・電撃文庫の作品を語るスレ避難所6 [転載禁止](c)2ch.sc
http://mastiff.2ch.sc/test/read.cgi/siberia/1446217619/195

195 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/06(土) 09:49:20.77 発信元:122.221.166.26
まー、Amazonでレビュー活動しているとあれこれクレーム貰うのが日常茶飯事みたいになってくるけど
貰う回数が一番多くて、一番くだらんのが「ネタバレすんな」という奴だね。

Amazonのレビューってのはとどのつまり商品購入の参考材料にしか過ぎんわけだが、レビューを閲覧して
購入するかどうかの判断材料がどこまで必要かってのは当然のことながら閲覧者によって大きく異なる。
詳細な情報が必要な人もいれば、大まかなアウトラインだけ分かれば良い、という人もいる。

ところがこの手のクレームを入れてくる連中はどうやら自分の基準がネタバレの絶対基準だと思い込んでいるらしく
しかもその基準を一方的にレビュアー側に要求してくるのでまことに始末が悪い。

まあ、私自身サッカーなんかが好きで日本時間の深夜に開催されるヨーロッパのサッカーで気になる試合は
録画して翌日仕事が終わってから見ようとするからネタバレによって新鮮味が失われる、という気持ちは分かる。
分かるけれども、結局は新鮮味を守ろうと思うなら自衛する以外にない訳で、ネットの閲覧は極力避けるし
まして自分からスポーツニュースを見ることなんかありえない行動だと思っている。

ところがこの手のクレーマーは目を瞑り耳を塞いで自衛する代わりに他人に口を塞ぐ事を要求し
作品についてのどんな情報が書いてあるか分からないAmazonレビューを閲覧した挙句
「ネタバレだ」と大騒ぎするのである。これって戦場に自分から飛び込んで弾が飛んでくるのに文句言うのと同じではないか?

ここでグダグダ言っても仕方ないんだが、ネタバレに文句言う連中は目を瞑って耳塞いで最低限の情報しか
入ってこない状況を作って最低限の努力をしてから他人に何かを要求することを覚えるべきだね。実にくだらない。

29 :
電撃文庫・電撃文庫の作品を語るスレ避難所6 [転載禁止](c)2ch.sc
http://mastiff.2ch.sc/test/read.cgi/siberia/1446217619/322

322 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/13(土) 08:43:09.60 発信元:183.177.134.183
串使わなきゃモノが言えない人間の言う事に構うのもアレだが210.150.23.85の言うことは大筋で間違ってない。
レビューに「参考意見」じゃなく「同意」を求めてくる人間が非常に多いってのは間違いないんだよな。
で、その結果レビューが参考になったかどうかじゃなく、自分の意見と同じだったかどうかで
「参考になった」「参考にならなかった」を投票するってのは本当に厄介。

去年暮れのオフ会で私のレビューを読んでいると言ってくれた人も「全てのレビューに同意できる訳ではないが」と
言ってくれたけどそっちの方が当たり前。10人の読者がいれば10通りの評価がある方が当然だと思うんだが、
どうも世間はそう思わんらしい。私自身尊敬する他のレビュアーさんと意見が180度食い違うことなんかザラなんだが、
だからといってそのレビュアーさんが間違っているとか見る目がないとか思わない。
ただ、「そういう読み方もあるのか」と思うだけだわ。自分が気付かなかったポイントを指摘したレビューを見て
自分の読みの浅さを痛感させられる事なんて日常茶飯事だし。

そもそも他人に同意を求めなきゃ自分の感想に自信が持てないってのはどうなんだろうね?
自分の意見がマイノリティだったら他の読者に向かって「自分にはこう読めた」と言うのがそんなに怖いことなのか?
私自身が空気読まない人間だってことは百も承知だが、それにしてもこの「他人の感想で自分の感想を肯定して欲しい」
という考え方はちょっと理解できないな。

30 :
電撃文庫・電撃文庫の作品を語るスレ避難所6 [転載禁止](c)2ch.sc
http://mastiff.2ch.sc/test/read.cgi/siberia/1446217619/323

323 名前:いやあ名無しってほんとにいいもんですね@転載は禁止[sage] 投稿日:2016/02/13(土) 08:59:36.90 発信元:183.177.134.183
付け加えて言えば、違う意見でも納得できるってのは「根拠の明示」が前提の話。
自分がこう思った、こう考えたのはこの部分が根拠、と明示してあることが絶対の条件。
それ無しにただ「面白かった」「つまらなかった」というのはただの感想文。
レビューには「客観的根拠」が必要だし、その為にある程度中身の詳細に触れるのは仕方ないと思う。
客観的根拠のない感想文で良いなら中身に触れずモノを語ることも出来るのかも知れないが
少なくとも根拠というものが必要なレビューにおいて中身に触れずモノを語るのは不可能。

31 :
https://www.amazon.co.jp/review/R3A6AX508AJXJG/Tx2KR3TPO5THHNZ#Mx3P8QYUZPJEAQ9

ヤボ夫さんのコメント:
>***様

コメント頂きありがとうございます。
ネタバレについてのご指摘の件ですが、私のレビューに対してネタバレであるというご指摘は何度も受けておりますが、
これに対しては対処をさせて頂くつもりはございません事を始めに申し上げておきます。
ネタバレというご指摘は受ける事はありますが、どの部分がネタバレに該当しており、どの様な基準でネタバレとして
認定するか、という客観的指標はただの一度も示された事が無い、というのがその理由です。

「自分が読む前にネタバレで楽しみを奪いやがって」という不快感を感じられた事に対してはお詫びもしますが、
個々の読者でネタバレの基準が異なり、客観的な「ここまではOK、ここからはネタバレ」という基準そのものが存在しない状況で、
単なる感想では無く、具体的にどの様な根拠に基づいて作品の善し悪しを判断したかを示すべき「レビュー」においては
作品の内容に触れずしてその根拠を示す事は不可能、というのが私なりのレビュー活動におけるポリシーです。

重ねて申し上げますが、以上の理由により客観的基準を示さない「ネタバレ」に対する個々のご批判に対しては
対処をさせて頂くつもりはございません。

32 :
小生のレビューが新人作家さんの生存率を下げているなんて事は…あるまいな?
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1DXT47LRY1W8V/

33 :
【荒らし】電撃小説大賞@文芸サロン92【発覚】 [無断転載禁止]©2ch.sc
http://echo.2ch.sc/test/read.cgi/bookall/1477704404/395

395 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2017/02/12(日) 15:06:32.03 ID:WL+RAUtL
ここでやめてしまったら
私がレビュアーになる前に散々頼ってきた諸先輩方に申し訳が立たないよ。

公式・ステマを問わず売る側の流す情報に左右されず「自分に合う本」を探す上で
「この人の過去レビューを漁れば自分が読み逃した『良い本』が見付かる」と
どれだけ先輩レビュアーたちの「過去レビュー一覧」を漁らせて貰った事か。
探そうと思えば10年前に出た本の情報だって手に入るんだし。
言っておくが、これ全部先輩レビュアーたちが無報酬で書いてくれたんだよ?

そんな人らが「悪意と付き合うのに疲れた」とAmazonを去ったから
(これは投稿が乏しくなった先輩レビュアーから自分が直接聞き出した事)
私みたいな能無しレビュアーが出しゃばらざるを得ない事になってるんだし。
はっきり言ってしまえばAmazonを去った諸先輩方への自分なりの恩返しが
これぐらいしか思いつかなかったんですよ。

多少の悪意に曝されたからって逃げたら誰が過去に私がやってきた様に
自分と好みが近いレビュアーの「過去レビュー一覧」を頼りに本を探す
10年後の読者のためにレビューを残すんだ?

そりゃ私みたいな無能レビュアーを「頼れる」と思って付いてきてくれる人は少なかろうが、
それでも面と向かって「レビュー読んでます」なんて言ってくれた人もいた以上、
ボロボロながらも行ける所まで行く、ただもうそれだけですよ。

34 :
ヤボ夫(@amareviewer)さん | Twitter
https://twitter.com/amareviewer

Amazon.co.jp: ヤボ夫さんのプロフィール: レビュー
https://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/AD2RL9JSU6XK6/

35 :
スレでやるな
それだけだ

36 :
いくら駄作だったとしても、関係者になんの敬意もない
ただ侮辱するだけの感想文を、媚びぬなどと悦に入る滑稽さよ

37 :
こいつに褒められて嬉しい作家なんかいるのかね

38 :
いい年したおっさんが貴重な時間をストーリーなぞっただけの長文に毎日費やしてるんだから滑稽かつ悲しいな

39 :
そのヤボオに粘着している奴はもっと滑稽だな
ヤボオに酷評でもされたのか

40 :
レビューなんて読んでないから中身にイラついてるわけではないんだよなあ
思い上がりのヤボ乙!

41 :
そうやって構うから、いつくんだろ…

42 :
>>40の目欄が空白になってるところを見るとこいつがコピペなんだろうけど
>>39の煽りにまともに反応している辺りこのコピペってやっぱりヤボ夫に対する個人的怨恨?
部外者にとってはどっちも迷惑なだけでしかないけど

43 :
>>42
>目欄が空白になってるところを見ると

さすがにそりゃ暴論かと

44 :
ヤボ夫が読んでほしくて自分で貼ってるんだろ

45 :
>>37
>>32

46 :
5/25発売予定
●オーダーは探偵に 9【著:近江泉美】
●猫と透さん、拾いました 【著:安東あや】
●兼業作家、八乙女累は充実している 【著:夏海公司】
●スイーツ刑事 【著:大平しおり】
●東京バルがゆく 2 【著:似鳥航一】
●僕を導くカーナビの幽霊 【著:伊原柊人】
●時計仕掛けのプロムナード 【著:天沢夏月】

47 :
夏海もとうとうMWに落ちてきたか
今さら作家モノ書いても周回遅れだろ

48 :
誰かと思ったら電撃で鳴かず飛ばずのゴミ作家やん
こんなの持って来られても困るんですけどね

49 :
5月はパス

50 :
>>8
何故そこで深見真の名が出たのかどうにも思い出せないw

51 :
>>50
初出はたぶんこれ
いきなりだった

スレ11

575 : イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2013/08/20(火) 22:18:35.93 ID:nwE2uXg3 [1/1回]
喫茶併設で古書店経営の武道の達人の巨乳美女(ハーブティー好き)が、
雇った大男(イチゴショート好き)を助手に骨董絡みの猟奇事件の殺人犯を洋菓子店に追い詰めて拳で解決
作者は深見

52 :
http://auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/ra218/users/3/7/7/9/cdikaga-img593x600-1372177157r1jooz82889.jpg

まぁ売れたオーダーの人も電撃時代はこんなのですし

53 :
なんでヤフオク画像

54 :
>>50
実際、深見のデビュー作は衝撃だった
その後、だいぶ変わったが

55 :
オーダーとプロムナードは順当に売れるだろ

東京バルは脱サラして男二人で店とか腐女子うけ狙いか

56 :
>>46
ちぇんじって言う気力すらなくなるラインナップ…

57 :
珍しくあやかしも神様もいないラインナップだな
その分食い物系多めだけど

58 :
なるほど
オレは小悪魔ちゃん買ってたからオーダーに手を出せなかったんだな

59 :
>>52
担当次第で化ける可能性がゼロとは言ってないよ
ただMWに「落ちて来た」なんて言うからには、どんな大層な作家様かと思いきや
鳴かず飛ばずのゴミだったというだけの話

60 :
>>10
ヤボオ

61 :
なれるSEは迷走しっぱなし、ガーリーはパッとしない
夏海の低迷も長いな

62 :
>>61
具体的に頼むわ

63 :
>>61
一応夏海も「BLUE REFLECTION」のシリーズ構成に参加してるんだぞ
推測にすぎないけど、それと並行して書いて5月に自分のオリジナル文庫発売って、スケジュール的にすごくね?

64 :
なれるSEがまだ続いてることにちょっと驚いた

65 :
電撃はアニメなくても地味に続けてくれる最後のレーベル

66 :
それは看板だったビブリアすらドラマ化大失敗して
アニメ化もしていなかったからだろ
映画がうまくいったらどんどん後続かけると思うよ

67 :
ビブリアドラマが失敗したのは原作が悪かったから

68 :
   ∩___∩         |
   | ノ\     ヽ        |
  /  ●゛  ● |        |
  | ∪  ( _●_) ミ       j
 彡、   |∪|   |        J
/     ∩ノ ⊃  ヽ
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

69 :
仕事やめてくるは来月映画公開でしょ
ビブリアもやっとドラマの悪夢落として仕切り直しだし
これからいろいろ展開するんじゃないのかね
実写もアニメも今はネタ切れで漫画とラノベを元にするのが当たり前だし

70 :
ビブリアの次がこの前終わった日暮旅人だったんだっけ?
あれは充分成功したと思うよ

71 :
映画も胸板の剛力だったらどうしよう

72 :
ビブリア好きだけどあまり映像向きの作品でもないからなぁ
映像なら神様の御用人とか和菓子栗丸の方がよさげ

73 :
御用人はアニメしか無理じゃん
しかも今夏目友人帳のアニメやってるから当分無理だろ

74 :
夏目友人帳って百鬼夜行抄のパクリ漫画だっけ
御用人とはあまり関係ないと思うけど

75 :
メディアワークス文庫
【担当イチオシ!】早くも8万部突破!話題の『君は月夜に光り輝く』は、選考に関わったすべての人の心をしめつけた感動作。 人生のすべてを優しく包みこむこの感動は、きっと“今を生きる”すべての人の糧になる。 新しく始まる春の季節にこそ、読んでほしい1冊です。

76 :
八万部かよ
すげー

77 :
実用書ってどうゆうこと?

78 :
喫茶系ミステリやご飯ものは今いろいろあるから
実写化は早いもん勝ちかも
でもビブリアでやらかしてるからここの編集部の手腕は期待できないな

79 :
原作に力がないからなぁビブリアは
支えているのはオタクだけ
実写となって夜に広まるととたんに馬脚を現す

80 :
骨董品に執着するだったらまだ見栄えがするが
古書だしな
文字媒体だからウダウダ説明してもいいが映像向けじゃない

81 :
>>80
見栄えするか?

82 :
小汚い本よりは美術工芸品の方が見栄えするだろう普通に

83 :
なんでも鑑定団が長寿番組なことを考えればな

84 :
美術骨とう品ならいろんな価値のあるものを見る楽しみがあるだろ
綴じてないバラバラの古い本をありがたがるような話、映像的におもしろくはないよ
ダヴィンチコードみたいに大がかりな話ならともかく

85 :
まあ、正直、一億円のシェイクスピアの話より、
何年か前の本だが、『ドラフィル』のメサイヤ・コピーの話の方が厨二心をくすぐられたのは確か

86 :
ほっこりターゲットで、厨二は対象外のレーベルだからなあ

87 :
電撃が厨二御用達だからこっちは違うくしないと

88 :
栞子さんの特殊能力だって十分中二の範疇だと思うよ

89 :
仕事やめてきたってコミカライズしてたんだな
全く知らなかった

90 :
三木一馬氏が電撃編集部にいなければMW文庫が創刊されることはなかったのだろうか。
いまの電撃文庫の路線は彼によるところが大きかっただろうし。

91 :
こっちで当たってるの関係ない作家ばっかりだから、関係ないんじゃね

92 :


93 :
オーダー探偵は今でも担当は三木で、作品作りにはストレートエッジの社員がいろいろと手伝ってるぞ
……と最新刊の後書きに書いてた

94 :
オーダー探偵って探偵キャラをもっとひどくしてくださいって担当にアドバイスされたそうだけど
あの馬鹿担当って三木だったの?
貧血で倒れてる女の子を抱えてゴミ捨て場にポイしたのにドン引きしたんだが
その後も読み続けたら意外と面白かったし探偵キャラもキチガイじゃなくなってきたんで良かったけど
最初のあれで脱落した人結構いそうだ

95 :
>>94
前にもそっくり同じ事を書いてたね君

96 :
>>95
三木さん乙

97 :
>>95
で、見事に釣られるわけだ

98 :
綾崎のときもしつこく此処で宣伝しようとしてたし三木て本当糞だわ

99 :
2ch荒らしてバレても知らんぷりの奴だしな

まさにサイコパス

100 :
と思うワナビであった

101 :
ワナビって言葉、数年ぶりに見たわ

102 :
三木がここで担当してるのって三秋ひとりになったのかと思ってた

103 :
「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?」なんてアンケートやってたみたいだが
おまえら投票した?

104 :
http://cdn2.natalie.mu/media/comic/1704/0422/extra/news_xlarge_shigotoyametekuru.jpg

何か違うな

105 :
案の定櫻子さんのドラマ大不評やな
もうフジでやらすなよ

106 :
貴族探偵は好評やんけ

107 :
ラノベじゃないからでは、知らんけど

108 :
貴族探偵、視聴率ボロボロやで

109 :
>>107
どちらもキャラミステリでは?

110 :
同じく嵐がやった鍵のかかった部屋はヒットしたしな
ちゃんと作るスタッフならちゃんとしたものになるってことじゃない?
ビブリアの時みたいにここの会社が口出さないで
舐めくさった作り方されればああなる

111 :
>>108
原作ファンには評判いいらしい

112 :
鍵のかかった部屋はたまにトリックがぶっとんでて面白かったけど
貴族探偵は設定がぶっとんでるけどトリックはわりと普通でなんかがっかりした

113 :
鍵はトリック以上に原作にいない佐藤浩市のキャラが立っていて好評を呼んだ
実質序盤は彼が主役みたいなもんだった
つまりアレンジした脚本家が良かったんだろうな

114 :
>>113
個人の感想です

115 :
どうしてもアイドル主役のドラマは
感想が○○くん○○くんばっかりで単純にキャストのファンだからあてにならない

116 :
メディアワークス文庫
6/24発売
●カミサマ探偵のおしながき 2(仮) 【著:佐原菜月/絵:】
●僕らが明日に踏み出す方法 【著:岬 鷺宮/絵:】
●雨あがりの印刷所(仮) 【著:夏川鳴海/絵:】
●シャンプーと視線の先で 〜夢解き美容師、葉所日陰〜 【著:枕木みる太/絵:】
●さよならの神様 【著:鈴森丹子/絵:】
●奈良町ひとり陰陽師 【著:仲町六絵/絵:】
●座敷童子の代理人 5 【著:仁科裕貴/絵:】

ラノベの杜より

117 :
また神様タイトルが2個に陰陽師に座敷童って……刊行ずらすとかさあ

118 :
ホントに読むものなくなったなあ、ここ

119 :
月夜10万部超えってマジ?そんなに良かったのか?

120 :
内容が良い=売れる

じゃないっていつになったら学習するの?
水嶋ヒロのKAGEROUが最高の文芸だと思ってんの?

121 :
統計的には売れてると内容はいいと思うぞ

122 :
>>121
その統計とやらをみせてくれるか

123 :
売れているものは話題になるから人目につきやすく、さらに売れるという連鎖に乗りやすい
売れているからといって自分に合っているとは限らない

だから、売れているからといっていいとは限らない、というのは読書家なら遭遇しているだろう
実際にそれが駄作であるかどうかとは関係なくね

124 :
月夜読んだけどテンポが良くて読みやすいし割と良くできてるとは思ったよ
あの手の作品が好きな人にはいいんじゃないかな

何にせよレーベルとして一番売りたいであろう大賞作品が売れるのは結構なことだ
カレイドや他の受賞作の売れ行きも知りたいところ

125 :
あの手ってどの手だよ

126 :
君の膵臓を食べたいとか世界の中心で愛を叫ぶとか、いわゆる難病もの好きな層
泣ける!の帯に反応する層
悲恋ものが好きな層

127 :
難病もので売れた人って、その作品以外、売れてないイメージ
セカチューの作者って今でも売れてんのかね

128 :
芸能人でもそうだけど、一発すら上げられない人が大半の中
一つでもヒットがあるのはたいしたもんじゃないのか

129 :
そうなんだが、難病ものって設定的にどこか借り物くささがあってなぁ
セカチューなんてタイトルからして借り物だし

なんか難病ものってだけで、そういう偏見の眼で見てしまう

130 :
その偏見は、>>4に通じるものがあると思う

131 :
喫茶併設で、鎌倉の古書店経営の武道の達人の巨乳美女(ハーブティー好き)が、
隠れたいじめ、事故を装った万引き、禁断の同性愛、陰湿なR、そして行き過ぎた殺人と神様の難病を体験、
雇った大男(イチゴショート好き)を助手に、骨董絡みの猟奇事件の殺人犯(ドーナツ好き)を京都の洋菓子店に追い詰めて、
軍師と拳で解決して葬儀屋送りにしたら、妖怪になったのでたいやきを供えて追想した

作者は深見真

132 :
原因不明の死ぬ病気に見舞いなんか行かせるなよ

133 :
八乙女累、新人作家のお仕事物だと思って読み始めたけど何か期待してたのと違った
というか余計な要素が多すぎた

冒頭の彼氏に振られたとか仕事がどうとかいうごちゃごちゃした描写いらんわ

134 :
>>133
それが作家目指すきっかけになるんやから
しゃーないやろ

135 :
作者の都合として仕方あるないなんて、読者には関係ないんだなあ

136 :
作者の都合って、そりゃ物語は全部そうだろうよ
お前の好き嫌いなんてしったことかよ

137 :
面白かったときには作者の都合だろうが構わんのでしょ?

138 :
きっと、あの大レビュアーが「心が折れる」というレビューを書いてくれるはず

139 :
ただの読者の感想に、なぜか必死になる人がいるな

140 :
本当に ただの読者 なんですかなぁ

141 :
別にお前がただの読者ではない(何鍵付き思惑があって批判している)と思うのは勝手だが、お前がただの読者ではない(何か思惑があって擁護してる)と思われても文句言うなよ

142 :
>>141
くやしいのか

143 :
夏海さん乙

144 :
つか>>133が普通の読者の感想に見えないって、相当病んでるな…大丈夫か?

145 :
誰も133がどうだなんて言ってないんだが
ダイジョブか?

146 :
発端がそこなんだが、10レスも遡れないで小説読めるの?

147 :
>>133のことをどうだとは言ってないな

148 :
とりあえず、八乙女累にマイナスなことを言うと吊るされるってことは理解した

149 :
せやろか

150 :
あれで吊るされてるって弱すぎワロタ

151 :
こうして感想ツイが減って、過疎化が進んでいくと
なるほど、いい仕事してますね

152 :
ツイ?

153 :
レーベルがすでに終わってるようなもんだし、スレが機能してようがしなかろうが、どうでもいいんじゃね

154 :
メディアワークス文庫
7/25発売
●恋するアンドロイド(仮) 【著:土橋真二郎/絵:】
●ひとり旅の神様 2 【著:五十嵐雄策/絵:】
●黒猫シャーロック 〜緋色の肉球〜 【著:和泉弐式/絵:】
●装幀室のおしごと。 2 〜本の表情つくりませんか?〜 【著:範乃秋晴/絵:】
●博多豚骨ラーメンズ 7 【著:木崎ちあき/絵:】
●明日から本気出す人たち 【著:中村 一/絵:】
●花霞紅莉の怪異調書(仮) 【著:織部泰助/絵:】

155 :
ちぇんz…え、土橋でそのタイトル?

156 :
5つ星のうち 2.0 IT業界の営業マンが新人賞に応募して入選したら…IT業界お仕事小説の色が濃過ぎて作家モノ的要素を期待して読むと圧倒的に物足りない。, 2017/6/3
Amazon.co.jp: 兼業作家、八乙女累は充実している (メディアワークス文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3MJPRP154PLGZ/

157 :
 
 
作家モノが大流行りのラノベ業界に引き続き、ライト文芸業界もいよいよ作家モノが出始めたのかと思ったら
本業を抱えたまま執筆する兼業作家モノ、しかも作者がラノベじゃ珍しいサラリーマンを主人公とした
「なれる!SE」の夏海公司とあれば、リアリティも期待できるのでは、と期待。
八乙女に黒松と30年以上前に試験走行中の仙台市営地下鉄を眺めていた身としては
キャラのネーミングに郷愁を感じつつ拝読。
 

158 :
 
物語は主人公の八乙女累が婚約者の泉貴樹から婚約解消したい旨を打ち明けられた場面から始まる。
双方の両親の行き違いから始まったゴタゴタの挙句、迎えたこの状況に打ちのめされる累だったが、
追い打ちをかけるかの如く、営業として勤めるJT&Wでは上司の黒松の不興を買ってしまい
順調に積んできたキャリアが突如として道を断たれた事を思い知らされる。
 
失恋に失脚と何もかも失った累はしばらくの間、高級飲食店やホストクラブに通い詰めて大散財。
その結果送りつけられてきたカードの「36万円」という利用明細を見て蒼褪める羽目に。
死にたい、でもRないと呆然と駿河台を歩くそんな累の目に飛び込んできたのは
「第十四回カグラ文庫大賞」と記された広告看板。
 
 
 

159 :
 
「世界が変わる、あなたが変える」というキャッチコピーを見た累に突如として蘇ったのは
自分の文芸部員として創作に打ち込んでいた記憶と大学の文芸部での下らない諍いで失った創作への意欲。
勢いのまま原稿用紙を買い込んだ累は猛然と執筆を開始、第十四回のカグラ文庫大賞・長編部門に
締め切りギリギリで作品を送り付ける。
 
そして迎えた七月十一日。
携帯電話に掛かってきた「審査員奨励賞受賞」を知らせる神楽坂出版からの電話を切っ掛けにして
累の生活は激変する事に……

160 :
んー…兼業作家モノという事で「作家モノ」的な要素以外に本業の方の
いわゆる「お仕事モノ」の要素を取り込もうとしたのは分かる。
でもバランスよく両要素を取り入れられているかと言えば、これはちょっとアンバランスとしか言いようが無い。
圧倒的に主人公の本業=大手通信業の営業マンとしての部分に尺を取られまくって作家モノの色が薄すぎる。
ぶっちゃけ途中から「なれる!SE」と区別が付かなくなったような印象を受けた。
 
物語の方は結婚を目前とした婚約も順調にキャリアを積んできた筈の出世も未来をバッサリと斬られた
キャリアウーマンの八乙女累がやけっぱちな放埓の果てに高校時代の創作への意欲を取り戻し、
新人文芸賞に応募、見事に受賞してから始まる出版までの修正作業と、その為の時間を容易には与えてくれない
多忙な本業をどうやって両立していくか、という点を軸に展開されている。

161 :
受賞の報告をしてくれた担当になる筈の女性編集者に代わって担当する事になった鬼編集の愛宕が
容赦のない修正要求を突き付けてくる辺りは既に作品を出している作家を主人公とした作品が多い
数多の「ラノベ作家モノラノベ」とは違い、個性と言うべきものを感じさせてくれる。
 
特に担当編集の愛宕の存在感は強烈。
初対面の累にいきなり「出版のレベルに達していない」と吐き捨て、「物語に緩急が少ない」だの
「登場人物の掘り下げが乏しい」とボロクソに欠点を並べ立てる様にはこの人物は
新人作家を虐めて嗜虐欲を満たす事に悦びを感じるサディストなのでは無いのかと寒気がした。
更に累が必死で書き直した修正稿すら「小手先の修正品」と切り捨てる様には
「言葉ってのは容易に人を傷つける刃になるんだし、もうちょっとオブラートに包めよ」と
読んでいて思わずツッコミを入れたくなる。

162 :
そんな累が覆面人気作家青葉索太郎と知り合い少しずつプロの執筆術を身に付けていく…そこまでは良い。
少なくとも「新人作家はこうやってデビュー作を作っていくのだ」というリアリティが伝わってくる。
でも圧倒的に物足りない。
 
描写の大半が「本業と並行して進める修正作業の時間の足りなさ」に集中していくのだけど、
この部分が完全に「なれる!SE」そのまんまなのである。
「顧客要件」「アサイン」「レポートライン」とビジネス用語を問答無用でぶち込んでいき、
営業と技術部隊といった部署間のトラブルが頻発、時間を作り出そうとした累の思惑とは裏腹に
急きょ案件が飛び込んでくるわ、苦肉の策も技術部隊との折衝が上手くいかず暗礁に乗り上げ、
もうダメだ、となった所で救いの神の様な社員が現れる…うん、まんま「なれる!SE」だ。

163 :
新鮮味という点でこれはどうなのよ?
クライマックスで迎えるピンチで味方が全部通信会社の社員連中って
兼業とはいえ「作家モノ」という色が全然感じられんやん。
累と愛宕や索太郎とのやり取りをもう少し増やせなかったのだろうか?
 
ライト文芸であるMW文庫というレーベルに初登場という事でラノベで飽和状態にある
ラノベ作家モノと差別化を図るべく兼業作家モノとして描くという発想は悪くなかったが、
結局作者が書き慣れたシステム業界という舞台で書き慣れたストーリーを焼き直した様にしか見えなかった。
タイトルに「作家」と記す以上、もうちょっと創作の風景というものを取り入れられなかったのかと
少々残念さを感じる内容であった。

164 :
 
追記
195ぺージ最終行「愛宕索太郎」って誰?登場人物が大して多くも無いのに人物名がニコイチになる
どうしようもないミスをやらかし、そのまま刊行ってどういうチェック体制敷いているのさ?

165 :
5つ星のうち 2.0 IT業界の営業マンが新人賞に応募して入選したら…IT業界お仕事小説の色が濃過ぎて作家モノ的要素を期待して読むと圧倒的に物足りない。, 2017/6/3
Amazon.co.jp: 兼業作家、八乙女累は充実している (メディアワークス文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3MJPRP154PLGZ/
 
 

166 :
>>154
隣人の死体〜の伊原がカーナビな彼女の恋愛もの?出したり

167 :
途中送信してしまった

十三湊もデビュー作は警察の特殊部隊ものだったのにちどり亭とかいう食い物屋の話出したり
なんか編集が作家の個性無視して一律にスイーツもの書かせてるような印象あるんだが気のせいだろうか

今の編集長の方針なんかな

168 :
>>167
自分もそう思う

169 :
一般で勝負するなら一般のやり方にしたらいいのにって思ってたけど、
ライト文芸ってジャンルになったからやっぱりラノベなのかね

170 :
その人の持ち味でヒットが出ればいいんだろうけど、
そうでない場合、言い方は悪いが>>4のような路線を書かせるのは、
やむを得ない面はあると思うな

171 :
まあね、所詮ラノベだしね

172 :
ライトノベルよりもっと一般文芸に近いものとして
ライト文芸ってジャンルを形成したのだから
一緒にするのはやめてさしあげろ

173 :
ラノベと同じ売り方してるのにw

174 :
異世界転移転生ものがないのは評価できるが
店かごはん()か人外ばっかりなのはアカンね

仕事やめてくるの映画は本来ターゲットの社会人より福士ファンの女性で伸びてるぽいが
ちゃんと作ってある佳作小品としては良かったんじゃないか
次はいよいよビブリアだがどうなるか
あとは博多豚骨あたりにアニメ化きてほしいな、グンマーの流行を逃さないうちに

175 :
博多トンコツってそこまで売れてないのでは
アニメ化なら神様の御用人の方が先だろう
確か単巻二十万近く行ってたはず

176 :
売れてたらアニメ化ってわけでもないらしいから、そういうの関係ないんじゃね

177 :
どっちも実写は無理でアニメ化むきだけど
前から言われてるように御用人は夏○友人○のアニメが止まっていた数年間にやっちゃうべきだったな

ビブリアのアニメには期待していない

178 :
前から夏目夏目っていう奴いるけどそんなに似てるか?
単に一部の夏目信者が騒いでるだけじゃないの?

似てると言えば百鬼夜行抄と夏目の方がよっぽど似てるぞ
細かい設定まで丸パクと言っていいレベルでそっくりやんけ

179 :
設定が似てるかどうかより
男子+狐みたいな獣のビジュアルで
内容見る前に夏目みたいなのかーと思われるだろうな
あっちは今アニメ6期放送中だから

180 :
ビブリアも全く続報ないのは作るって決めた程度だったのか
仕事やめてくるの上映で予告くらい出ると思ったのに

181 :
スピンオフやら色々進んでるらしいけどね、ビブリア
三上さんが先月半ば頃に近々公式で発表されると思うとツィしてたんだが、さて…

182 :
G力さんとの交渉に手こずってるんだろう

183 :
窓の下で猫の喧嘩がうるさい

184 :
>>183
それ、メディアワークス文庫になりませんか?(八嶋智人風で)

185 :
>>183
喧嘩じゃなくて恋の季節じゃないの?

186 :
A「マーオ」
B「マーオ」
A「マーーオ」
B「マーオ」
A「マーーーオ!」
B「マーーオ!」
A「マーーーーーーーーオ!!!!!!」
B「マーーーーーーーオ!!!!!」
A&B「ギャフベロハギャベバブジョハバ」

187 :
メディアワークス文庫
8/25発売
●絶対城先輩の妖怪学講座 10 【著:峰守ひろかず/絵:】
●彼女は五月の水辺に沈む(仮) 【著:入間人間/絵:】
●刑事と怪物―ヴィクトリア朝エンブリオ― 【著:佐野しなの/絵:】
●神様の御用人 7 【著:浅葉なつ/絵:】
●キネマ探偵カレイドミステリー 〜再演奇縁のアンコール〜 【著:斜線堂有紀/絵:】
●美の奇人たち 〜森之宮芸大前アパートの攻防〜 【著:美奈川護/絵:】
●アリクイのいんぼう家守とミルクセーキと三文じゃない判 【著:鳩見すた/絵:】
●閻魔大王のレストラン 【著:つるみ犬丸/絵:】

188 :
>>187
神様の御用人7やっとだわ 頼むから適当な内容は勘弁してくれ

189 :
キネマ探偵は無事続いて何より。
あとアリクイの鳩見すたって電撃大賞作家なのか
あまりこちらに流れてくるような作風でもない感じだけど果たして

190 :
キネマ探偵は普通に嬉しいな でも続刊というか番外編なのか?
鳩見すたってパレスアテナの人だっけ

191 :
三巻で打ち切られた百合海洋ロマンのパレスアテナ

192 :
絶対城だけかな

193 :
>>187
久しぶりに絶対城が出るのは良いが、ここの所同時刊行だった陰陽課は?
他レーベルで新作を書き始めるあたりを見れば打ち切りになっちゃったのか?

194 :
おおう
キネマ探偵キタ――(゚∀゚)――!!

195 :
キネマ探偵の人、noteで新作も発表してるし速筆だな
デビュー前から書き溜めてたのか?

196 :
あの人電撃大賞にも六作くらい応募してたしな
単純に速筆そう
小説書くの好きだって言ってたし
何にせよ楽しみ

197 :
>アリクイのいんぼう

夫がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました
しか思いつかんかったがどんな話なんだろ

198 :
入間、浅葉、美奈川かな、とりあえず
後はパラ見して考える

199 :
『博多豚骨ラーメンズ』、メディアワークス文庫初となるアニメ化
http://pbs.twimg.com/media/DEWFAvDUIAAPufA.jpg

初はいいけどなぜこれを選ぶ

200 :
そこは御用人かビブリアじゃないのか
まぁビブリアはもう今さらになっちゃうが

201 :
ビブリアはアニメと実写映画化が発表されてたはずだが

202 :
豚骨は初のTVアニメ、ビブリアは初の劇場用アニメということで

203 :
劇場版もアニメだっけ?

204 :
実写&アニメでダブル映画化決定だから、実写もアニメも劇場用でしょう
片方がTVならダブル映画化にならないし

205 :
>>174当たったな

ああいう下町のグループ抗争みたいなのはアニメ向きだもんな

206 :
第二のデュララみたいなの狙ってるんだろうけど、デュララほど腐受けそうなキャラいないんだよな

207 :
他にあるだろと思わなくもないが
大事なビブリア実写ドラマで大失敗してるレーベルだから
作家が渋るのかもしれないな
日暮旅人と仕事やめてくるは好感触だったしアニメもノイタミナ枠あたりで人情ものやってほしい

208 :
ドラマ化するならぼっちーず辺り良さげなイメージ

209 :
見栄えなら若い男揃えてオーダー探偵か
若い子+高齢者の和菓子栗丸堂がよさそうだけどな
どっちも内容にひねりがないからドラマにするには物足りないか

210 :
>>207
アンチ乙
内部は大とはいかないけど成功扱いだよ

211 :
>>210
ビブリアのドラマ成功なの?
世間的にも専スレでも黒歴史扱いだと思うけどなあ

212 :
世間ってのはどこよ

213 :
アニメやるなら御用人じゃないのか。
ラーメンの4倍発行部数多いからそっちが先だと思ってたわ。

214 :
冒涜だーとか言い出すやつらがいるんじゃない?知らんけど

215 :
>>212
世間ってのは視聴率のことじゃないの
8%くらいだったよね、確か

216 :
実写不可能と言われた〜とかって銘打って入間の「昨日は––」と「明日も––」をドラマか映画化

217 :
るんるん

218 :
月夜の作者はいつ新刊出すの?
23回受賞者で新刊出してないのアイツだけだろ?ツイッターで戯れてる暇があるなら書けや

219 :
そもそも続編を書けるような話なのか

220 :
次は真夏日になると輝き出す病が流行る

221 :
あやかしは他社で出してるけど、ひきこもりも出してなくないか

222 :
月夜は完全な単巻作品だが、新人賞受賞者たるもの、そろそろ新作を発表してもいい頃合いだとは思う

223 :
膵臓も映画化したしもしかしたらってのは考えてるかもね

224 :
去年大賞取ったトーキョー下町の人も音沙汰ないな
好きだったんだけどなぁあれ
相棒の男が池沼でイラストがキモイことを除けばかなり面白かった

225 :
>>224
あれは実写化決まってるんじゃなかったっけ?違った?

226 :
あやかし被り


メディアワークス文庫
9/23発売
●スピンガール! 海浜千葉高校競技ポールダンス部 【著:神戸遥真/絵:】
●DOUBLES!! ―ダブルス― 4th Set 【著:天沢夏月/絵:】
●お世話になっております。陰陽課です 4 【著:峰守ひろかず/絵:】
●明治あやかし新聞 2 怠惰な記者の裏稼業 【著:さとみ桜/絵:】
●アヤカシのお悩み解決します(仮) 【著:相原 罫/絵:】
●フレンチ女子マドレーヌさん、下町に暮らす(仮) 【著:由似 文/絵:】
●いすみ写真館の想い出ポートレイト 【著:周防ツカサ/絵:】

227 :
>>225
初耳だけど、どこで言ってたの?
公式ツイッターとか?

228 :
豚骨ラーメンズのアニメ公式が動きだしたな
声優とイベントが発表されたしひょっとしてコミケで駅にずらーっと垂れ幕ポスターやるのか?

229 :
MW公式ツイが駅ポスターの写真のせてるね

230 :
ラーメンズって突っ込みどころ満載だけど大丈夫なのか

231 :
スナイパーがスコープ覗いてたら狙撃対象が刀ブン投げてきたから失明するくだりを
省略せず下手な改変せずに原作準拠でやってくれたら円盤買ってもいい

232 :
ハ○&○ーみたいなわけわかんないのが許されるんだから
別に平気では

233 :
前々から思ってたんだが
このスレってワナビの僻みスレだよな

234 :
>>233
脳波を測ってこい

235 :
ワナビって言葉、まだ生きてたんだ

236 :
5つ星のうち 4.0 印刷業という道を一度降りた青年が「想いを込めた印刷物」を通じて人々と関わり合う事で再び道を歩き始めるまでを描いた成長の物語, 2017/8/15
Amazon.co.jp: 雨あがりの印刷所 (メディアワークス文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2AGI53I7ACBSL/

237 :
作者の夏川鳴海氏の作品は初めて読むのだが、昨年同じメディアワークス文庫で作品を発表されている方らしい。
印刷所というあまり見ない舞台設定と表紙から伝わってくる独特の雰囲気に惹かれて拝 読。

物語は岐阜に住む無職の青年・神田光が職安から帰ってきた後の転寝から目を覚ます場面から始まる。
玄関から聞こえる物音で母親が帰宅した事を知った光はそそくさと家を出て兄の智樹が営む喫茶店に逃げ出すことに。
岐阜駅近くの喫茶店「フォレストリバー」で地元の情報誌を見ながらコーヒーを飲む光だったが、
かつて印刷業界に身を置いていた人間の癖で雑誌の中身ではなく(中綴じで…紙は50sぐらい?)と印刷物として眺めてしまう。

238 :
そんな光の耳に店内にいた他の客の「妻が、むかし本を作ったんですよ」という声が響く。
フォレストリバーのバイト店員の茜と雑談に興じていた六十代半ばぐらいの金治と名乗る男性は
昔妻が自費出版した二冊だけの詩集を水害に遭った事で泥水に漬けて駄目にしてしまった事を明かす。
もう一冊を誕生日プレゼントとして受け取った金治も仕事の忙しさにかまけていつの間にか紛失していたらしい。

妻の誕生日に何とか失われた詩集を贈りたいという金治の願いを耳にした智樹は光を呼びつけ元印刷マンだから、と
金治の相談に乗るよう言いつけてくる。
珈琲をタダ飲みしている弱みから断れない光は金治に「印刷会社に製品見本が残っている可能性もありますから」と
失われた詩集が眠っている可能性を示唆するが、詩集を作ったのも何十年も前で印刷会社も分からないと諦める金治。
それでも泥水に浸かった詩集の奥付から「岐阜北方印刷」という会社名だけは割り出すが情報はそこで途絶えてしまう。

239 :
頼みの綱はフォレストリバーの近くで印刷業を営む父の友人・林二郎だったが、光には自分が印刷会社への就職を決めた際に
わざわざ時間を割いて印刷業のイロハをレクチャーしてくれた二郎に、たったの三年で会社を辞めた事で合わせる顔が無かった。
昼飯を食べにフォレストリバーを訪ねてきた二郎は案の定、岐阜北方印刷の件を尋ねた光を腰抜け呼ばわりした上で
無情にも「あそこはとっくに廃業した」と吐き捨てるが、見かねた金治が割って入った事でようやく元社長の連絡先を教えてくれる事に。

翌日二郎が教えてくれた岐阜北方印刷の元社長を尋ねる事にした光と金治だったが、その車中で金治が訥々と話し始めたのは
詩集を復活させようとする自分の妻に対する自分の暴君ぶりと、その状態で数十年妻を放置していた事への悔恨だった…

240 :
おー、こういう「自分が知らない世界」を見せてくれる作品って好きだなあ。
最近のラノベ・ライト文芸業界では「作家もの」や「編集者もの」、「イラストレーターもの」はあっても
彼らが生み出した創作物を実際に「物」に仕立て上げる印刷の世界を取り扱った作品って皆無じゃないか?
確かに作家や編集者の様な「ギョーカイ的華々しさ」は無いかもしれないが、グーテンベルクの活版印刷発明以降、
世界中で読者の手に本を届ける上で必要不可欠な存在であり続けた印刷業を取り扱った時点で作品の出来云々以前に
本作には価値がある。

本作はそんな印刷業の世界をクライアントの会社案内を請け負いながら肝心の企業名を間違えるという「大やらかし」を起こした結果、
得意先の担当者が自主退職せざるを得なくなった、という話を聞いた事で心が折れてドロップアウトした青年が、
一人の定年退職者がかつて妻から贈られた自費出版の詩集を悔恨の情から取り戻す手伝いをした事をきっかけに、
地元にUターンしてきた和菓子屋の跡取り息子の店の命運を賭けたチラシ作りや、
二人の女子大生の記念碑的な写真集作りに協力した事で彼らの印刷物に込めた想いを知り、
同時に自分に出来る事と出来ない事を突き付けられた上で、一度は諦めた道を再び歩き始めるまでの、いわば成長の記録となっている。

241 :
上に書いた事の繰り返しになってしまうけれども、本作の魅力は何と言っても普段本に、あるいは自宅のポストに投じられる
各種のチラシといった印刷物に触れる事はあっても「それがどう作られたか」という印刷物の製作過程に触れる事が殆ど無い
一般的な読者に「印刷の世界」を見せてくれる、その点にあると言えよう。
自費出版の詩集を復刻しようとしたら実はそれが活版印刷であ る事が分かり、この古めかしいスタイルの印刷を実行するの だけど
現在主流のオフセット印刷との違いを説明した上で文選・植字・組版という実際の工程を追っていく姿はそれだけで
社会科見学をさせてもらっている様なワクワク感が湧いてくる(実に男の子らしい感想かも知れないが)

第二話で挑む、ポストからゴミ箱に直行する事無く、実際に手に取って読んでもらえるチラシ作りで見られた
紙の素材選びから始まって、訴求する相手として誰をイメージするか という点に絞った掲載する情報の選定、
受け取った人間が見てみようと思う形状などを突き詰めていく工程でも同じような楽しさが再び味わえる。
モノづくりに興味のある方であればまず引き込まれるか と。

242 :
こう書くと専門的な知識に寄りかかっている様な印象を持たれるかもしれないが、本作は人間ドラマとしても良く出来ている。
主人公であ る光が少しずつ一度は離れた筈の印刷に向き合っていく様もそうだが、サブキャラクター、例えば厳しいながらも
面倒見だけは良い印刷屋のオヤジ・二郎や第一話に登場する妻への悔恨の情を抱えた定年退職者・金治や、
後を継ぐのが嫌で仕方なかった実家の和菓子屋を何とか再興しようとギリギリまで粘る信二と様々な事情を抱えた人々の
人生が透けて見える様な味のある人物描写は読んでいて大いに楽しませてくれた。

ただ、最終話となる第三話、これだけがちょっと気になった。
フォレストリバーのバイト店員であ る茜が大学で唯一の友人であ る岸みちると一年生ながらに写真集作りを進める話なのだが、
キーとなるキャラクターであ るみちるの描写が若干浅かったという印象が拭えない。
天然キャラで男受けは良いが同性からは嫌われてしまう茜と、その茜のただ一人の友人でありクールなみちるの関係が
軸となる話でありながら、みちるがどういう人物であ るか、自分とは対照的な茜をどう見てきたか という掘り下げが不十分なまま
話を一気に動かすので読者としては置いてきぼりにされてしまったような感じを受けた。

243 :
予め言っておくが、この三話、話のオチは非常に良いのであ る。
甘さやご都合主義を徹底的に抑えたオチにする事で主人公の光に「自分に出来る事、請け負える事と請け負えない事」がある事を突き付け
自責の念からドロップアウトした光を再度印刷業の未知へと戻すというオチ自体は非常に気に入っている。
でも残念ながら、上に書いた様な「置いてきぼり感」がその効果を落としてしまったような残念さがある。

印刷業の奥の深さを通じて読者に「見た事が無い世界」を見せてくれる社会科見学の様な楽しさや、
専門的な知識に負けない人物描写の巧みさとしっかりとしたキャラ立ちは十分水準をクリアしているし、
話の展開にも無理がなく、オチも甘さを徹底して抑えた大人向けの味付けとなっている。
ただし、第三話の人物描写の詰めの甘さが最終的には足を引っ張ってしまったという勿体なさが残った。
主人公がドロップアウトした道を歩き始めた事で続巻は難しいかもしれないが、作者の力量は十分に見て取れる出来であり、
次回作を心待ちにしたくなるそんな一冊だった。

244 :
5つ星のうち 4.0 印刷業という道を一度降りた青年が「想いを込めた印刷物」を通じて人々と関わり合う事で再び道を歩き始めるまでを描いた成長の物語, 2017/8/15
Amazon.co.jp: 雨あがりの印刷所 (メディアワークス文庫)の ヤボ夫さんのレビュー 
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2AGI53I7ACBSL/

245 :
木崎ちあきアニメ化かよ
クソみてーな本ばっかり出してるくせに受賞歴は派手だしなんのコネがあるんだこいつは

246 :
そりゃまあ受賞時はまだ若かったし……な?

それと大賞取ってMWで出版する作家の後書きは大抵痛いのが多くて俺的に素晴らしい
ラーメンズは「就職出来なかったから家で肩身が狭かったけど、電撃大賞ともう一つ受賞した賞金総額知った親が手のひら返ししてきてザマァw」
みたいなので、今年の月夜も後書きで友人が自殺したことを書いてたけどさ、
全国に並ぶ書籍の中に作者に近い人間なら容易にそいつが特定出来て、そいつの親なら自分の子供が自殺したことなんて書かれたくないだろうに

247 :
「第3回 次にくるマンガ大賞」 受賞作発表会
08/23(水) 開場:12:50
lv301981508?ref=qtimetable&zroute=index

248 :
んでビブリアはどうなったんですかね
実写とアニメW映画化って帯に書いてあったような
ハッタリかましただけ?

249 :
アニメの声も当てることになった
あの大物女優待ち

250 :
まさか25才貧乳の?

251 :
>>246
どうだろうね、生前の関係性とか書かれ方にもよると思うけどやっぱ嫌だろうね

252 :
実在した人物なら申し訳ないけど、その「自殺した友人」ってなーんか嘘臭いんだよなぁ。ただでさえ全体的に作者が自分に酔ってるみたいな後書きなのに

・作者の友人の中で、唯一作者の書いた小説を読んでくれてて感想くれるような人間
・作者が大卒後就職して忙しくなったから断筆しようと思っていたけど、そいつだけは「お前なら小説家になれる。だからさ、なってよ」と言ってくれた
・でもそれも作者は仕事が忙しいので忘れてた。その後書き中に友人の自殺した時間帯も大まかながら記載
・それで友人の死を知った時にあの言葉を思い出して、会社を辞めて執筆活動に専念することにして執筆してたら受賞
・「友人の言葉は本当だった、信じない自分が馬鹿だった。みんな、なれるんだよ小説家ってやつには。なりたいって思えば。」

↑こんな書かれ方してたからさ、最初は友人の死を悼んで受賞作の大本である『人の命』について語るのかと思ってたら
単なる自分の強運と才能自慢を収束したので(しかも自己陶酔ぽく語ってた)「なんだこいつ」って思ったな

253 :
その流れの場合、自分の才能自慢って=友人の慧眼自慢でもあるからなぁ

254 :
友人の存在の真偽はわからないけれど、その手法は「イタコ褒め」ってやつだね。
何か自慢したいことがあったときに「他人が自分をこんな風に褒めている」という感じで他人の口を借りて言わせる。

自分で「自分の書いたものはすごい。小説家になれるに違いないとわかってた」と書けば嫌なやつと思われるけれど
「友人が『お前の書いたものはすごい。小説家になれるばず』と言ってくれた」と書けば、友人が褒めたんですと言える。

周囲を観察してるとこれで自分アゲしてる人が時々いるのがわかるよw

255 :
そういうのがまわりによくいるんだな
類友効果ってやつか

256 :
観察眼がない人には見えないからねw

257 :
5つ星のうち5.0取り立て屋兼追い出し屋なヒロインが築五十年のおんぼろアパートで出会った「諦められなかった人々」の物語。美奈川護にハズレ無し!
Customer Review
https://www.amazon.co.jp/review/R8WXOWOYPJNFR/

258 :
ここ二年ほど集英社に活動の場を移していた美奈川護が久しぶりにメディアワークス文庫で作品を発表。
背筋をビシッと伸ばして何かに打ち込むヒロインを描かせたら右に出るものなしの作家が今度は何を見せてくれるのか、
大いに期待しつつ拝 読。

物語はヒロインの黒峰朱里が池袋から各駅停車で数駅揺られて「森之宮芸大前駅」に降り立つ場面から始まる。
高校卒業を境に縁を切った父・一景のアトリエを飛び出して6年、フリーターとして生きてきた朱里が
孤独死した一景の葬儀で再会した母方の祖父・白井耕三から持っているアパートの一つを譲ろうと言われて
やってきたのは美大生のために建てられた築五十年の「森之宮芸大前アパート」。
住人は少なくなったが、近々リノベする予定もあり、そうなれば住人も増えて夢の不労所得生活が始まると
浮かれた朱里だったが、四人の住人が退去してくれない上に家賃も溜め込んでいるらしい。

259 :
今時売れない超写実主義の画家として何も評価されないまま死んだ父と縁を切った朱里が大嫌いなのは
夢を諦めきれない「芸大崩れ」。
かくして取り立て屋兼追い出し屋として練馬の外れにやってきた朱里だったが、
耕三からは入居先の三号室の鍵を渡されるのと同時に「このアパートの伝統だから」と部屋に尊敬する芸術家の
名前を付けるようにと言われ、何かあったら一番の古株で ある八号室の高羽登志也を頼れと言い残される。

三号室に向かったもののドアの前にデブ猫が居座って入れず戸惑う朱里に二階の廊下から声を掛けてきたのは
二十代後半とも三十代半ばとも思われるどてら姿の男だった。
自分が八号室の高羽だと名乗った事から耕三との会話を聞いていたらしい高羽は日本人男性の平均を取ったら
こんな感じになるのでは、という特徴の掴みにくい男であったが、不意に「部屋の名前は決めたの?」と尋ね
「尊敬する芸術なんていませんから」と答えた朱里にそれなら自分が付けてあげようと渡されたプレートに何かを書き込む。
部屋に入った朱里がテレピン油や木炭といった絵具の匂いが染み込んだアトリエの様な部屋に圧倒されるが、
気が付けば高羽の姿は消え、ドア横に高羽が書き込んだ「PICASO」のプレートが差し込んであった。

260 :
翌朝けたたましい鳥の鳴き声に叩き起こされた朱里は部屋の外に飛び出すが、
そこには蒔かれた米粒を無数の鳥が啄む異様な光景が待っていた。
ふと何かの視線に気が付いた朱里が振り向くと一号室の窓からカメラのレンズらしいものが覗き、
ボブカットの女性の姿が見え、一瞬で引っ込む。
これ以上米を撒かれるのも迷惑だと早速6ヶ月分溜め込んだ家賃を取り立てに一号室に向かった朱里だが、
そこには「CAPA」というプレートが掛けられていた…

「キャラの立った普通の人」を描かせれば美奈川護ほど際立った作家もいないんじゃなかろうか と、
作者の相変わらずの安定感に舌を巻く。
何かに打ち込んでいるヒロインが多い美奈川作品にしては珍しく今回はフリーターが主人公なのだ けど、
その主人公を取り巻く登場人物が悉く「奇人」ばかり。
異能みたいな特殊設定を用いず、よくここまでキャラの立った人物を並べられるものだと作者のキャラ造形能力の
底知れなさをまたしても思い知らされた。

261 :
物語の方 は練馬にある森之宮芸術大学…立地と構成する学科を考えればモロに日大芸術学部なのだ けど、
その学生向けに建てられた築五十年のアパートに取り立て屋兼追い出し屋としてやってきたヒロイン・朱里が
大嫌いな芸術家崩れな上に自分の不労所得生活の邪魔をする連中なんて追い出してやると息巻いて住人に立ち向かうのだ けど、
学費が高いのに元が取れない(要するに元々富裕層がほとんど)の芸大生なのにボロアパートに住むのは
当然ながら変人ばかりという事で、コミュニケーションを成立させること自体が困難な連中を退去させようとする
朱里が自分が食い繋ぐためのバイトをあれこれとこなしながら悪戦苦闘する姿が描かれている。

一号室「CAPA」篠倉花衣
卒業制作で最優秀賞を取って写真学科を卒業したけど、折角就職したスタジオを半年で辞めてしまったガチンコの引き籠り
動物愛護をテーマに作品を撮っていたが何故か犬猫恐怖症。日本にいないハミングバードを撮ろうとしている。

262 :
七号室「WAGNER」近江敦司
声楽専門のハンプティダンプティ。両親も兄も音大出身でありながら芸大音楽学科でしか無い事に劣等感を持つコンプレックスの塊。
一年前に折角射止めた「トゥーランドット」のプリモ・ウォーモを放棄。美人で気優しいピアニストの彼女持ち。

六号室「魯山人」川喜多さつき
六百万円の借金を抱えた三十代の酔っ払いラテン女。沖縄に読谷焼きの工房を持ち部屋の中を夫婦茶碗だらけにしている自称「骨董女子」。
勢いのままに結婚し、左薬指に指輪が光る「元」既婚者。部屋の中には誰にも触らせない秘密の壺が。

263 :
…芸大を出たものの、芸術の世界で生きていく事を諦める様な素振りを見せながら、しかし諦めきれずに
ギリギリの所で踏み止まっている怪しい連中が抱えた事情に巻き込まれ、朱里は大苦戦するのだ けど、
苦戦する相手は住人だけでなく無職の自分が食い繋ぐためにはバイトもこなさなきゃならない。
風呂屋の清掃係兼番台、正義の味方・モリノミアンの「中の人」、六十過ぎのママとオカマしかいないバーの店員…
これまた珍奇なバイトをこなしつつ逞しく朱里は生きていくのだ けど、その手助けをしてくれるのが八号室の高羽。
リノベ後のアパートに今と同じ家賃で住まわせる事を条件に住人の身辺調査やバイトの斡旋をしてくれる怪人物。

しかし、上に挙げた三人の家賃滞納者を一人ずつ退去させていく中で少しずつ掘り下げられるのはこの高羽の姿。
日本人男性の平均としか表現しようがない掴みどころの無さが特徴でありながら、
部屋に三面六臂、複数の顔を持つ神「ASURA」のプレートを掲げ
かつて日本最高の舞台演出家と言われる一方、狂気染みた厳しい指導で知られる浮ケ谷誠志郎の劇団「琥珀竜座」に所属し
初舞台を任された「サイコパスの殺人鬼」の演技で客が逃げ出したという伝説を残した男。

264 :
上記の三人の退去を描いた連作短編三本は、この高羽が探し求め、高羽が度々見舞いに訪れている浮ケ谷が依頼し、
そして朱里の父・一景が遺した「あるもの」に辿り着くための前振りでしか無い、とも言える。

恥ずかしながら、この最終章で一景が遺した「あるもの」が明かされる場面を読んだ瞬間、腰が抜けた。
六号室の住人・川喜多が「芸大生にとって卒業式は諦めの儀式」と言い残した様に、
どれだけ精魂を傾け、己を表現しようと「上には上がいる」と自分の才能の限界を思い知らされたり、
示した己をまったく評価の対象にして貰えず心が折れて芸術の世界で生きていく事を諦める事がほとんどの芸大出身者。

265 :
そんな評価されない芸大出身者の一人であり、娘の朱里から親子の縁を切られてなお、自分が持つ能力、
カメラ・オブスキュラ=「時代遅れの投影装置」でしかない超写実主義(スーパーリアリズム)を諦めなかった画家が
演出家・浮ケ谷の依頼を受けて作り上げた「世界」。
執念という言葉を通り越して狂気に等しい想いを注ぎ込んで孤独な芸術家が創り上げた「それ」が
「諦めない事」の凄味というものを読者にこの上なく思い知らせてくれた。

連作短編形式で「キャラの立った普通の人々」が織り成す悪人のいない優しい世界で主人公が
諦めきれない芸術の道を模索する人々と出会う、いつもながらの美奈川ワールドを堪能させながら、少しずつ主役の背景を掘り下げ
最終章で「諦めなかった芸術家」が何を産み出すのかを圧倒的な「世界」で見せ付ける…構成の見事さに息を呑まされた。
美奈川護は寡作ではあるけど、新作を発表するたびに一つ上のステージに登り詰めていく作家だと改めて思い知らされる、
350ページにみっちりと美奈川護にしか描けない世界を詰め込んだ読み応え十分の一冊、大いに堪能させられた。
全力で推させて頂きます。

266 :
5つ星のうち5.0取り立て屋兼追い出し屋なヒロインが築五十年のおんぼろアパートで出会った「諦められなかった人々」の物語。美奈川護にハズレ無し!
Customer Review
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267 :
来月もバラエテーに富んだラインナップでおとどけしゃす

メディアワークス文庫
10/25発売
●あやかし会社の社長にされそう(仮) 【著:水沢あきと/絵:】
●この世界に i をこめて(仮) 【著:佐野徹夜/絵:】
●妖怪のご縁結びます。 お見合い寺 天泣堂 【著:梅谷 百/絵:】
●おとなりの晴明さん 〜陰陽師は左京区にいる〜 【著:仲町六絵/絵:】
●きみに七月の雪を見せてあげる(仮) 【著:五十嵐雄策/絵:】
●おかえりシェア 【著:佐野しなの/絵:】

268 :
買うのないわ

269 :
水沢あきとはあやかしに手出さなくていいのに
佐野徹夜の2作目は楽しみ

270 :
水沢さんは仕事・恋愛が良いなぁ

ていうかこのあやかしカフェ京都押しはいつまで続けるんだろうな
ちょっとずつ減って来ている気がしないでもないが

271 :
>>270
つまり不思議系上司か

272 :
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

さすがガガガと違ってここの奴らはわかってるな

273 :
時雨沢に絵本形式じゃないので書いてもらおう
あと野アの新刊とか欲しい

274 :
他レーベルの人間がここで>>4みたいなのを出したら崖っぷちってことでいいの?

275 :
>>272
中村さんちーっす

276 :
>>271
まさに
アイドルもやくしょも気に入ってる

277 :
iにしちゃうのがなつかしいセンス

278 :
>>274
古野まほろ?

279 :
>>277
ついこないだ西加奈子が i ってのを出したばかりだぞ

280 :
>>252
アイコンが目なのが怖い

281 :
5つ星のうち3.0付き合い始めた絶対城先輩とユーレイの関係にはニヤニヤさせられるが、終盤の展開がいささか強引。やはり十巻となると色々厳しい。
Customer Review
https://www.amazon.co.jp/review/R3QH7J77IU0OFE/

282 :
いよいよ「白澤」という敵の存在が明確化され、モヤモヤした関係だった絶対城と礼音も互いを彼氏彼女と認めたことで
物語がクライマックスに突入するのか と思ったら、そこから待つこと9ヶ月。
巻も重ねて十巻目という事もあり、そろそろ巻きに入って欲しい所。

物語は詐欺師を専門的に狙う天才マジシャン詐欺師「狐」に白澤の調査を依頼したものの、
「狐」たちの乗った車が焼かれるというニュースを表示したパソコンを絶対城たちが眺めている場面から始まる。
白澤が明確に脅しをかけてきた事をいやでも自覚する絶対城たち三人組だったが、
このニュースをパソコンに表示させたのは誰だ、という疑問が持ち上がった所で当の「狐」が姿を現す。
ギリギリの所で脱出したという「狐」は相手が悪いと調査を降りる事を告げてくる。
去り際に絶対城に告白した事を「狐」にからかわれる礼音だったが、絶対城との関係は…さっぱり上手く行ってなかった。

283 :
同級生の友香に「自然体で付き合う事の難しさ」をぼやく礼音だったが、
そこへ通りがかったのは「こそこそ岩」事件で詐欺に引っ掛かる寸前を助けられた後輩の若林。
同じ農学部の先輩の兄の嫁さんがやはり詐欺に引っ掛かりかけているので何とかならないか、と礼音に頼み込む。
礼音から話を持ち込まれた絶対城は「なんでそんな赤の他人の問題に首を突っ込む」と苦々し気な顔を見せるが
「キャパをオーバーしない限りは人を助けたい」という礼音の態度に「それでも俺はお前のそんな所が」と
結局は予言を告げる妖怪「クタベ」を名乗るその予言者もどきへの対応を引き受ける羽目に。

予言者の元に乗り込んでバーナム効果を駆使した典型的なインチキ予言を見破った絶対城と礼音だったが、
やっぱり関係はさっぱり進まないまま夏休みに突入、どこにも出掛けようとしない絶対城を残して
礼音は一人、トラブルを解決して貰った若林の紹介で牧場での短期バイトに泊りがけで従事する事に。

284 :
潰れた体験牧場付のペンションを買い取り、若いのに勘の良さで順調な経営を続ける社長の元で
牛の世話に取り組む礼音だったが、休憩時間に通いの職員から
使われていない筈の裏の倉庫にわけの分からない機材や薬品を持ち込んでいるという話や
山にUFOが出るという奇妙な話を聞かされるが、その翌日件の倉庫の二回に子供の様な顔を見る。
元は獣医だという社長の奥さんからはこの家に子供はいないし、近所にもいないと言われるが…

うん、見事なまでのイチャイチャ回。
コミュ力がゼロの絶対城と女子力がゼロの礼音だから難しいとは思っていたが、ここまでとは!
素直にバカップルしてればまだしも「付き合い方がわからない」と中学生カップルみたいな姿を読者に延々と見せ付けるとか
…呪われてしまえ、というやっかみの言葉が読者の口をついて出てもおかしくないな、これは。

285 :
話の方は「予言獣」をテーマにしたいつもの短編連作形式。
「クタベ」「神社姫」「磯女」「アマビコ」と人の前に現れては豊作になるとか悪い病が流行ると予言を与える
そんな妖怪たちの噂を軸に展開されるのだ けど…話の中心にくるのは小松左京ファンには嬉しい「アレ」ですよ。
そう、終戦間際の昭和20年頃に目撃談が相次いだ「×××」。

そんな予言を残していく物の怪たちの成り立ちを通じて
「バーナム効果と半分ずつ切り捨てていく予言の手紙」みたいな詐欺の手口を取り上げてみたり、
「予言獣ってのは表立って言いにくい事を妖怪の仕業として口にしたい庶民の願望」という流言飛語の
成り立ちみたいなネタを掘り下げていく展開はネタの豊富さを武器とする作者らしさが出ており、これ自体は期待通り。
そういった江戸期以降に増え始めた「予言獣」と対比してメインとなる「×××」の特異性に目を付けたのも悪くない。

286 :
でもいつもながらの「ビックリ生物学」よりも目立つのが絶対城と礼音の関係。
序盤では「何をどうしたら良いかわからない」といいつつもぶっきら棒な絶対城が礼音の良さを認める所を見せたり、
事あるごとに赤面させたりというのは普段の絶対城のクールキャラとの落差でかなりニヤニヤさせられる。
あれこれ理由は言うけど、一人で牧場のバイトに出掛けた礼音を追いかけてきたりと、まあ可愛らしいw
そりゃ登場人物がことごとくからかいたくもなるってもんで。
「自然体で付き合いたい」という問題を話の舞台となる牧場の経営者夫婦が危機を乗り越える姿を通じて
「好きな相手の前では格好いい所を見せたい」という自覚にまで持っていった事で問題にも答えを出した感が。

…とはいえ、やっぱり十巻ともなるとネタ的にも色々ときつくなるのか終盤の展開がかなり強引だったのは否めないか と。
尺が厳しいのは分かるけど、敵があまりにもおバカ過ぎるというか「絶体絶命の危機」を演出するには些か言動が間抜けすぎるか と。
これでは窮地を脱してもカタルシスが得にくい。
しかも今回絶対城が窮地を脱する為に使った方法がある種の「ドーピング」みたいな方法なのでいつもの知恵と知識を駆使した
解決シーンに比べるとご都合主義臭く「なんだかなあ」と微妙な気分になってしまった。

287 :
あとがきによれば、絶対城と礼音の関係と白澤の問題をいっぺんに描けば話が過密になるので二巻に分けたとの事。
確かにラストシーンは非常に気になる「引き」となっているし、その点の判断は正しかったと思う。
ただ、やっぱり終盤の演出が強引だったり、過去のキャラがいささか強引に顔を見せて話を展開させるのも
十巻を超えて、色々とネタを用意するのがきつくなってきたのかな、という裏事情が透けて見えた気がする。

次は敵であ る白澤との決戦となる様なので、これ以上話が薄まる前に完結までもっていって頂ければ、と
作品の長期化を感じた一冊であった。

288 :
5つ星のうち3.0付き合い始めた絶対城先輩とユーレイの関係にはニヤニヤさせられるが、終盤の展開がいささか強引。やはり十巻となると色々厳しい。
Customer Review 
https://www.amazon.co.jp/review/R3QH7J77IU0OFE/

289 :
なにとぞよろしくおねがいしますよ

290 :
さっそく いいえ を入れる嫌がらせが出たか

291 :
オレも いいえ に入れて良い?

292 :
いいわけねーだろうが
はっ倒されてーのか

293 :
こいつ、いいえ押させるのが目的だから思う壺だしコピペした効果あるんだと調子づかせるだけやで

294 :
>>293工作員乙

295 :
>>293
ということにして、「はい」を押させたいヤボオさん

296 :
はいはい、中村は死んでね

297 :
>>296
バレた途端に豹変とはわかりやすいっすなあ

298 :
バレたってなにが
色々暴露しちゃうよ?

299 :
やべwww
いいえ と間違って 違反の報告 を押したったwww

300 :
>>298
なにもないくせに
くちだけはいちにんまえだな

301 :
>>299
あの
報告ボタン無意味やで

302 :
★4 ガール・ミーツ・ガールというか、一人ぼっち・ミーツ・一人ぼっちというか。ダークな世界観が特徴的な百合系SF。
Cus tomer Review 
https://www.amazon.co.jp/review/R31W1CK84KK9PP/

303 :
 
2017年に入ってからめっきり刊行ぺースが落ちた入間人間。
電撃文庫でのお目当て作品の一つ「あだしま」も刊行が一年近くストップしているので百合成分が不足気味の今日この頃。
またしてもミカンの山が大きくなるのか と苦々しく思っていた所に百合っぽい新作が出たので一も二もなく拝 読。
 
物語は語り手であ る「わたし」が集落の長に呼び出される場面から始まる。
凶悪な東の部族の侵攻が活発化している状況で生き残るには彼らの用いる力と同等の力が必要だという長。
その力を持つ「神の岩」に近付かねばならないという事で「わたし」は選ばれたらしい。
もともと「大地を愛せ」という集落古来の教えに背いて海を愛することで浮いた存在だった「わたし」は
近付けば光に焼かれる「神の岩」に近付く「贄」として選ばれたらしい事を察する。
 
来るべき時が来たと覚悟し、海に飛び込み神の岩へと向かった「わたし」は巨大な大蛇の身体を盾にして
神の岩に接近、神の眠る場所として語り継がれてきたその神聖な場所に触れた瞬間、口を開けた神の岩の内部に転げ落ちる。
気が付けば辿り着いていた神の岩の内部は東の部族が用いる道具に似た雰囲気を持つ旧文明の建物に似ていた。

304 :
 
神の岩の内部を当て所もなく彷徨っていた「わたし」の目の前に広間が現れ、そこには細長い水の器が置かれていた。
器に満たされた水の中には「わたし」より頭半分ぐらいは大きい女が眠っていた。
不思議な服を着たその女を引き込まれる様に眺めていた「わたし」だったが、突如「神の岩」全体を激しい振動が襲う。
神の岩の光を避けるために盾にした大蛇が暴れているのだと察した「わたし」は手放さずにいた槍で女が眠る器を壊す事に。
 
目覚めた女は状況を確認しようとして「ここは船?」「あなたの船員番号は?」とわけの分からない事を聞いてくるが、
激しい振動で神の岩が長く持たないと察した「わたし」は状況が掴めないままの女を連れて一旦退散する事に。
神の岩が崩れる寸前に水中から脱出した「わたし」は集落に女を連れ帰るが集落の者は長を始め女を「神」として扱い始める。
だが「わたし」だけは自分が助けなければ我が身を守る事すらできなかった虚弱な女を神とは思えずにいた。
 

305 :
 
女が「神」として集落に迎え入れられて数日後、「わたし」は女に呼び出しを受ける。
女は集落の他の者と違う銀の神と褐色の肌を持つ「わたし」の容貌に興味を抱いた様子を見せた上で、
集落の中でも余所者であ る「わたし」に集落の周辺を案内してくれと頼み込んでくるが…
 
百合であ るとも言えるし、「おともだちロボ チョコ」にも通じるダークな世界観はある種の「黒入間」っぽくもある。
確実に言えるのはこの「胃にくる」感じの読み応えは間違いなく入間人間の作品だなあ、という事。
「どっしり感」の無い作品なんて入間作品じゃない…そういう意味では大いに満足。
「黒入間」は好みがかなり分かれる作風なので万人向けではないかもしれないが、従来のファンなら大いに「あり」か と。
 

306 :
 
上に書いた冒頭部分からもお分かり頂けると思うが、本作は結構ガチめなSF作品。
石器時代みたいな文明レベルの社会に集落のはぐれ者として生きる「わたし」が贄として向かった「神の岩」で
出会った奇妙な女と過ごす中でメイと名乗るその女の言動から少しずつ「わたし」を取り巻く状況が見え始め、
それと同時に各章冒頭に挿入される文明が崩壊する前らしい状況下での語り手であ る「皐月」とメイのやり取りを重ね合わせる事で、
「わたし」たちを殺そうとする異形の種族「東の部族」や旧文明の正体、東の部族に殺意を抱く集落の真実といった
殺伐とした状況の正体が「神の岩」の中で長く眠っていた「神」であ るメイの素性も含めて見えてくる仕掛けとなっている。
 
キーとなるのは「わたし」や「わたし」が暮らす集落の人間が殺し合っている「東の部族」。
「角張った大きな背中」「岩壁の様な肌」「太く逞しい四つ足」「極端に短い首」「潰れた目元」「存在しない鼻」
…と、およそビジュアル化するのが難しいレベルのおぞましい姿を持ったクリーチャー的存在なのだが、
中でも凶悪さが知れ渡っている「顔剥ぎ」を含めて「わたし」たちには恐るべき敵でしかないこの「東の部族」の正体が
メイの反応も含めて明らかになってくるにつれて、世界観の救いの無さに「うわあ…」と絶句させられた。

307 :
 
見えてきたものは…何というか星新一の「善意の集積」と筒井康隆の「幻想の未来」を掛け合わせたような状況。
(どっちも救いが無かったり、かなりグロテスクな部分があるので検索する際は注意)
特に異形の存在であ る「東の部族」とコールドスリープから目覚めた少女メイの関係は一ミリも救いが無い。
特に各章冒頭のメイの皐月との会話やプロローグ部分「暮れゆく星の五月に」の背景が見えてくるにつれて
その悲劇性は一層強まってくる。
 
「望んだもの」が「望まぬ形」で手に入るという「猿の手」的悲劇はありがちではあるけど、
ここまでやるのは入間人間の黒さが全開というか…うーん…凄いな、何度読み返してもどこにも救いが無いw
そんな絶望的な状況を突き付けられたメイに唯一の「救い」として現れるのが唯一人自分を「神」扱いしない「わたし」。
集落のはぐれ者で二十七人の家族との長い旅の果てに辿り着いた場所で海を愛した「異形」。
 

308 :
 
メイと「わたし」の関係はガール・ミーツ・ガールとも言えるし、悲惨な状況に置かれた孤独な存在同士が
惹かれ合う「二人ぼっち」的関係とも言える(「わたし」も冒頭で集落から良いように贄にされるぐらいには孤独なのだし)
ただ、集落の中での扱いで諦観に囚われていた「わたし」の中にメイと喧嘩をすると「気まずさ」が生まれてきたり、
不仲であ る事に抵抗を感じたり、自分が弱くなっていく事に戸惑ったりする「わたし」の内面での変化には
「うん、これは確かに百合だ」と納得させられた上でニヤニヤした次第。
 
後半急転した状況の中で、「わたし」はメイと集落を離れ旅に出る覚悟をするのだけれども、
その後を追ってきた東の部族の中でも最凶の存在「顔剥ぎ」との命の奪い合いは…うん、これも百合の一形態かも知れない。
惚れた相手の「奪い合い」が描かれない百合作品は無いものなあ。
そして「わたし」と顔剥ぎの間で奪い合われる存在であったメイが最後に取った行動は望まぬ形で辿り着いた世界で
「わたし」と二人生きていく「覚悟」を表明するためのイニシエーション(通過儀礼)的行動だったのかな、と。
残酷ではあるが、それ故に気高くもある…

309 :
 
ただ途中で明かされる「わたし」の本名が、うん、まあ入間人間作品だから「そうじゃないかなー」と思っていたけど
やっぱりこういう形で入間ワールドにリンクさせちゃいますか…「これがあってこそ入間作品だ」という人もいるんだろうけど
今回、この作風でリンクを挿入するのは強引さが否めん様な気が。
 
欠乏しかけていた百合成分と「黒人間」成分をたっぷりと補充できたのは間違いない。
救いの無い世界観で出会った少女二人が旅に出るまでを内面での変化の細やかな描写も含めて描いた部分は間違いなく「百合」。
単巻完結作品としてきっちりまとまっている部分にも好感が持てる。
刊行ペースは多少落ちたかもしれないが、入間人間はまだまだ油断のならない作家であ る事を改めて思い知らされた一冊。
入間人間の新作に飢えている方であれば手に取って間違いのない作品であった。

310 :
★4 ガール・ミーツ・ガールというか、一人ぼっち・ミーツ・一人ぼっちというか。ダークな世界観が特徴的な百合系SF。
Cus tomer Review 
https://www.amazon.co.jp/review/R31W1CK84KK9PP/
 
 
 

311 :
>>278
古野まほろは最終手段として警察小説っていう飛び道具があるから

佐野はようやく出すんだな
受賞作だけの一発屋じゃなければいいが……

312 :
神様の御用人7まあ面白かったよ
長編としては4巻の方が好みでした
8巻も楽しみにしてます

313 :
8巻冒頭は天照の来訪シーンだったりするのかな。
最高神オーラを隠した状態でのやりとりを見てみたい

314 :
5つ星のうち4.0大失敗は慣れたと思った頃に…新人公務員のルーキーシーズン物語・完結編。構成は相変わらずの巧さだが主役カップルの描写に既視感を覚える。
Customer Review
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R6DZHM2BK8M1V/

315 :
京都市役所に採用され、いざ市民の為に頑張ろうと思ったら何故か異人さん=妖怪担当の部署に配属。
しかもお目付け役の主任は平安時代から京の町を守り続けた来た陰陽師。
新人らしくメモを取りまくる公務員ガールが京都市内をドタバタと走り続ける公僕物語・完結編。

物語は年の瀬を迎えた12月、陰陽課に遺物鑑定の依頼が舞い込んできた場面から始まる。
枕木課長によれば三条通の改築現場から見つかった平安時代の遺物を呪詛が込められていないか鑑定して欲しいという依頼内容。
京都文化博物館で預かっているという遺物を万が一にも市民を危険に晒さないよう休館日に鑑定しに来て欲しいという依頼だが
枕木は御霊委員会、春明は大祓の儀式に被ってしまい、祈理が一人で出向かざるを得ない事に。

316 :
何かがあったら私じゃ対処できないと尻込みする祈理だったが「入って九ヶ月にもなるのに、いつまでも俺やおやっさんに頼るな」という
春明の突き放す様な言葉に「ついに一人前として認めてくれた」と勝手に盛り上がる。
当日文化博物館で出迎えてくれた館員の田巻はガッチリした体格の一見してボディーガードやSPの様な風貌の男だったが、
正体は煤払いで捨てられた数珠の付喪神「一連入道」らしい。

第二作業室というプレートの掛けられた部屋で祈理が田巻から見せられたのは
土の付いた土器の破片や木片で唯一形を保っているのは古い丸皿ぐらいのものであった。
東洞院沿いの民家で見つかったそれに春明が作ったお札を掲げて鑑定に取り掛かるものの、
何の反応も示さないことで祈理が安堵した瞬間、一枚の木片にお札が激しく反応、ふわりと浮いた木片は
人との形をした木簡に変化し、呪詛が発動。

317 :
傍に立っていた田巻が野獣の様な咆哮を上げて暴れ始め振り払った腕が机の上にあった鑑定中の遺物を薙ぎ払い
唯一形を保っていた丸皿も粉砕するが、人型の木片だけは壊れない。
慌てて棚の影に隠れて春明を電話で呼び出そうとする祈理だったが、生憎の留守電メッセージが返ってくる。
田巻が暴れ出す前に「一番古くて貴重な資料で仲間」と呼んでいた巻物だけを抱えて第二作業室から逃げ出す祈理だったが、
吹き抜け構造のホールに一旦逃れた所で「取りあえず、落ち着きましょう」と声を掛けてきたのは持ち出した巻物だった。

古文書の付喪神で同じ付喪神の仲間たちからは「古文先生」と呼ばれているらしく、古い文献の膨大なデータベースであった。
古文先生の持つ巨大なデータに驚かされた祈理だったが、ふと我に返ると自分が追われる身であったことを思い出す。
ドアをぶち破って現れた田巻を前に窮地に陥る祈理だったが、ホールに「朱雀、玄武、白虎、勾陳、南斗、北斗、三台、玉女、青龍」と
声が響き渡り、九字の印が祈理を結界として取り囲む。

318 :
春明が駆けつけてくれたのか と安堵した祈理だったが、「あいにくと僕は君の『主任』じゃないよ」と語りかけてきたのは
二十歳前後と思しき整った容貌の青年だった。
青年が手を叩くと田巻を狂わせた木片が現れ、そのまま事も無げにへし折ると暴れていた田巻が鎮静化。
そこへ「遅くなった!」と現れた春明だったが、若者の姿を目にするや「主?」と震える声を発する。
「久しぶりだね、白獣。でも僕は主じゃない。強いて言うなら『元主」かな」と青年は安倍晴明という自分の正体を明かすが…

春夏秋と来て、年末から始まるこの冬の巻でシリーズ完結。
ダラダラと引き伸ばしては内容が薄まっていくシリーズが多い中、コンパクトにキリの良い所で纏めた点には好印象。
祈理という「新人公務員」の成長という部分にフォーカスを当てるという意味ではルーキーシーズンが終わった所で
すっぱり話を切るのが一番まとまりが良いわけで、主人公の祈理が公務員として二度目の春を迎えた所で綺麗に落着。

319 :
物語の方 はいつもの通り、短編連作形式で冒頭の遺物鑑定に纏わる騒動から春明の元主・安倍晴明が登場する話から始まって、
記憶喪失の幽霊の正体探し、貴船の山の中に一人で住んでいる鬼の姫君を襲った夜這い騒動と続いたうえで、
前編・後編形式で約120ページに渡るちょっと長めのクライマックスエピソードを迎える形となっている。

上にも本作は新人公務員の成長記録と書かせて頂いたが、冒頭のエピソードで春明が祈理に一人で行動させた所から始まり、
クライマックスエピソードではそんな独り立ちしかけた=職場に馴染み始めた新人・祈理が社会人なら誰でも経験するであろう
「慣れた頃の大失敗」に巻き込まれ、自分も一人前と思っていた所に冷や水をぶっ掛けられる様な経験をする姿が描かれている。

320 :
構成の方は相変わらず「これぞ峰守ひろかず」という伏線の張り方と回収を見せ、本当に無駄という 物を作らん作家だなと感心しきり。
短編連作形式の一つ一つのエピソードはそれ単体で十分に起承転結が付いているにも関わらず、各エピソードに伏線が仕込まれ、
終盤で一気に回収する手際の良さはライトノベル・ライト文芸界でも随一の切れ味を存分に見せ付けてくれる。
特に終盤で強調された「公務員は全体の奉仕者であ る」というフレーズが本シリーズの巻頭に日本国憲法・地方公務員法の
二つの条文として掲げてあったことを考えると、いったい何時からこの終盤の展開を考えていたのか とゾクゾクさせられる。

構成の巧さだけでなく、登場人物の掘り下げという点でも峰守ひろかずは手抜かりがないのだけれども、
今回個人的に気に入ったのが宗旦狐の天全。
いかにも京都の人間らしく(正体は妖怪だけど)すっとぼけた態度で本音を容易に掴ませないタイプの「のらりくらり」という
表現がこれ以上なく似合う優男が、大失敗に落ち込み、全てを諦めそうになった祈理と珍しく打つ手なしといった感じの春明を前に
本音を語る場面は「たまに口にする本音」というのがこれほどの破壊力を秘めていたのか と改めて思い知らされた。

321 :
ただ、キャラの描き方、という点で気になったのは春明と祈理の関係。
今回、春明がやたらと祈理を前に照れた顔を見せ、祈理はそれを見てはしゃぐ姿が描かれるのだけ ど…
これ、完全に絶対城先輩と礼音に被ってるじゃん、というか並行して刊行してきた二つのシリーズで同時に
「これまでぶっきら棒な態度を貫いてきた男が元気系ヒロインにデレて照れた顔を見せる」という同じ図式になっちゃってるじゃん。
おかげで「あれ?今どっちのシリーズを読んでたっけ?」と読者として両作品の区別が付かなくなった印象が残った。
同じ作者が書いているのだから多少似通ったものになるのは仕方ないのかもしれんが、ここまで被っちゃうと、ちょっとなあ。

ともあれ、作者の持ち味は出せていたシリーズだったし、根本的な部分では
絶対城先輩シリーズが「架空の舞台で理系的思考に基いた妖怪の正体を暴く話」であったのに対し、
本シリーズは「現実に存在する京都という町を舞台に妖怪が実在するファンタジー系の話」という実に対照的な話であったか と。
絶対城先輩シリーズもクライマックスを迎えようとしている事を考えれば今峰守ひろかずの頭の中で
どんな次回作の構想がまとまろうとしているのか、非常に気になる所であ る。

322 :
5つ星のうち4.0大失敗は慣れたと思った頃に…新人公務員のルーキーシーズン物語・完結編。構成は相変わらずの巧さだが主役カップルの描写に既視感を覚える。
Customer Review
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R6DZHM2BK8M1V/
 

323 :
11/25発売
●Just Because! 【著:鴨志田一/絵:】
●DOUBLES!! ―ダブルス― Final Set(仮) 【著:天沢夏月/絵:】
●死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録 【著:古宮九時/絵:】
●お点前頂戴いたします泡沫亭あやかし茶の湯 【著:神田夏生/絵:】
●佐々木探偵事務所には、猫又の斑さんがいる。 【著:杜奏みなや/絵:】
●探偵と殺し屋(仮) 【著:真坂マサル/絵:】
●旅籠屋あのこの(仮) 【著:岬/絵:】

324 :
鴨志田一ってアニメのノベライズか
なぜMWで出す

325 :
●お点前頂戴いたします泡沫亭あやかし茶の湯 【著:神田夏生/絵:】

タイトル見ただけで虫唾が走る

326 :
絵はたわわの人が描くのかなあ

327 :
もう「妖怪文庫」に名前変えろよ。ラノベは異世界、ラ芸は妖怪って飽和しすぎだろ。

328 :
よそのライト文芸レーベル、ここまで偏ってないように思うんだけどなあ…

329 :
ライト文芸で飛びぬけて実績のあるここが出した結論だぞ

330 :
スタートダッシュだけじゃん

331 :
野崎と綾崎と紅玉よび戻して

332 :
>>328
アンケートハガキで買った理由で「ジャンル」に○うつ読者が多いんじゃないの
それでさらに妖怪ものが増えるという結果に

333 :
公式はあいかわらず更新なしだが、ビブリアの実写劇場版の撮影が始まったね
公開予定:平成30年、現場で波瑠、夏帆、東出昌大、野村周平が目撃されたという話だ

334 :
このメンツだと
波瑠さんが栞子さん?
またショートカットさんかいな

335 :
波瑠ってそんなにおっぱいないよね……?

336 :
詰めればよい

337 :
らんどろさんよぉ、佐野徹夜の新作の表紙、デビュー作とだだ被りしてませんかねぇ?

338 :
そっくりだよね

339 :
http://images.amazon.com/images/P/4048926756.09.LZZZZZZZZ.jpg
http://images.amazon.com/images/P/4048934147.09.LZZZZZZZZ.jpg


最近、コレッっぽい構図というのかデザインをやたら目にする気が

340 :
水沢あきと、新作面白かったよ
妖怪絡めつつ、仕事のトラブルを力合わせて乗り切ってく展開はいつもの感じ
ラブコメがもうちょっとあるとなお良い

341 :
5つ星のうち5.0世の中が息苦しくて生き辛くて、ども逃げられない場所だからこそ、芸術には、創作活動には意味がある……。佐野徹夜式「草枕」といった所かな?

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342 :
「草枕」かな、と思った。
佐野徹夜の第二作となる本作を読み終えてまず夏目漱石の有名な作品の事が頭に浮かんだ。
芸術とか創作って世の中において何の意味があるんだ、という事を問う人は多いが、
「息苦しく、生き辛く、逃げ場がないこの世を少しでもマシに過ごす上で必要だ」
と言い切っているという意味で漱石の代表作の一つで ある「草枕」と本作は共通している。

主人公は小説が書けなくなった少年・染井。
幼い頃から生き辛さを感じ、俗世に溢れる言葉で自分を汲み取れなかった彼は
中学で同じ様に「人を愛せない」という生き辛さを感じる中で小説を書く事に「居場所」を見付けた少女・吉野と出会い
俗世を離れたかのような文芸部の部室で共に小説を書くようになるが、
やがて吉野が小説の新人賞を受賞し、表舞台に立ったことで複雑な思いを抱く事に。

343 :
遥に先を行ったように思った吉野が二作目の執筆で行き詰り、煩悶したままその短い人生を閉じた事で
小説を読むことも書く事も放棄してしまう染井。
時は流れて高校に進んだ染井は、やはり小説から離れた生活を送り、かつての俗世間を離れたような
「創作生活」を捨てて「普通」の生き方を心掛ける様になったが、その心は満たされないままだった。

ある日、染井のクラスに時期外れの転校生・真白がやってくるが、吉野の事を知っているらしい真白が現れたのと同時に
既に使い手のいなくなった筈の吉野のメールアドレスから吉野を名乗る人間が染井にメールを送り付けてくる。
送り主は現実に期待し、小説から逃げた染井を繰り返し責めるようなメールを送り続けてくるが
……というのが主な話の流れ。

344 :
物 語の方は吉野の生前で ある過去と吉野を失った現在を行ったり来たりしながら語られる形式を取っているのだ けど、
主役となる三人の人物、染井・吉野・真白に共通するのはどうしようもないほどに「生き辛さ」を抱えている事。
そして「小説を書く事、ないしは読む事」を通じて救いを得ていたという事。

「草枕」の冒頭部分はご存知の方も多いように

智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

345 :
…とこの世界が生きていく上で窮屈な場所であり、ままならない事だらけの場所で ある事を訴えている。
「『普通』に生きる事に苦労なんか無い」と仰られるある意味幸福な方もおられるのかもしれないが、
世の中には一定数以上「普通」という枠の中に押し込められそうになると「狭い、苦しい」と心が悲鳴を上げる人間がいる。

それじゃその枠を壊すかのように、あるいは無視するかのように振る舞えば世の中を満たす「他人」との間で
無限に衝突を繰り返す羽目になり「こっちが壊れるか、あっちが潰れるか」という剣呑な事になる。
多くの場合は仕方が無いから必死で「普通」の仮面を被ることになるけど、息苦しさや虚しさが募るばかりで
「何の為に生きているんだっけ?」という事になり兼ねない。

346 :
作中の「現在」パートで小説から逃げ、「普通に友達もいる、マトモな人間」を目指した染井が迎えた結果が、これで ある。
創作にも向き合えない、か といって現実の世界からも砂を噛むような虚しさしか得られない。
そんな染井は挙句の果てにクラスメイトから「現実の軸がゼロの虚数軸上に生きている」と揶揄われる始末。

が、この有名な一説には続きがある。

347 :
住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生れて、絵ができる。
人の世を作ったのは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三件両隣にちらちらするただの人で ある。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国に行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくいところをどれほどか、寛容て(くつろげて)、
束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。
あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。

些か引用が長くなってしまったが、小説を含む芸術や創作活動が冒頭で語られた生き辛い世界を「長閑に生きる」
その為に存在する事を漱石は明言している。
作中でデビューが決まった吉野が染井を相手に「生き辛い世界を壊して、違う世界にしたい」と訴える場面があるが、
二作目での行き詰まりの果てに迎えた結果は悲惨だったかも知れないが、
少なくとも吉野は芸術が持つ力に気付いていた節がある事が描かれている。
「人間嫌い」「世界を壊したい」と公言しながら人に読ませる小説を書く事に拘り続ける事に矛盾を感じる人もいるかもしれない。

348 :
それじゃ、「普通じゃない」吉野がどこへ向かっていたのか と言えば漱石の言葉を借りれば「三角の世界」だったんじゃないか と。
「草枕」は天才にして変人のピアニストで あるグレン・グールドが愛した事で知られているが、
聴衆とピアニストがマウントを取り合う様な関係に陥る演奏会の関係を嫌ったグールドの人間嫌いと
吉野の「人間は嫌いだが小説を通じて世界と触れ合いたい」という矛盾した思いは
「常識=『普通』を四角い世界から削り取った三角の世界に住むのが芸術家」という部分で相通ずる。

人として「普通」には生きられなくても、人が生み出した芸術という虚数の世界を通じて世界と触れ合いたいという
「生き辛い世界」で「自分が」生きていく方法を模索し続ける若い人々の物語。
小説、というよりも佐野徹夜なりの創作論ないしは芸術論みたいなものかも知れないが、

349 :
5つ星のうち5.0世の中が息苦しくて生き辛くて、ども逃げられない場所だからこそ、芸術には、創作活動には意味がある……。佐野徹夜式「草枕」といった所かな?

Customer Review 
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1S9Q4JN4X5OW9/

350 :
いい年したおっさんが博識ぶりたいがために何時間も何日もかけて書くも、
地頭の悪さが露見していることと、トータルで恐ろしいほどの時間をAmazon様の営業活動に奉仕していると考えるたびに、
世の哀れというものを感じると同時に、こうはなりたくないな、と思う

351 :
>>350
嫉妬は見苦しいですよ
あなたがいくら妬んだところで
今回も多くの支持をいただいているのですから

352 :
>>337
きっと編集の指示でわざと似せさせてて、
月夜の続編かIFストーリーかスピンオフだと思って買っちゃうような層を狙ってるんだろ

353 :
佐野の新作どうだった?
気にはなるけど、あらすじに面白さを感じないんだが

354 :
作者はツイッターで暴れてる
新作は知らん

355 :
佐野は少し前、新作の宣伝でツイッターで言っていたことがなんか鼻についたんで買うのはやめようと思った

356 :
ツイッター見たわ。相変わらず痛々しいヤツだな。ダルビッシュも鼻で笑うレベルのTwitter芸人ぶりだったわ
自作の感想ツイートのRTとかヤボ夫のレビューへの言及とか作家としてやっちゃいかんだろ
いずれ精神壊して住野よるみたく新作出すごとに劣化しそう

357 :
そういや映画上映中に本屋で段積みしてた住野よるの「膵臓」の文庫版表紙もらんどろが描いてたろ
あいつが表紙描いた本の作者は精神おかしくなるジンクスでもあんのか

358 :
>>356
ヤボオさんのことを妬むなよww

359 :
佐野はおっさんの癖に痛過ぎる

360 :
>>356
感想TweetのRTなんかは、作家、出版社、結構やってると思うけど

361 :
星5の絶賛レビューで「誠実」とかお花畑すなあ

362 :
>>358
いやいや、ヤボ夫云々じゃなくてAmazonレビューを作者本人が言及するな、と
何というか見苦しいんだよね。
自己顕示欲は刊行ペースを上げることで発散してもらいたいわ

363 :
ヤボオ自身にも言及としとるけどね、褒めちぎってるやん

364 :
作家と絡みたい連中の嫉妬ばかりだな
悔しかったら、作家に届くようなレビューなり感想を書けばいいじゃん

365 :
誰があんなキチガイ一歩手前の作家と絡みたいかよアホか

366 :
だったら黙ってればいいのに
わざわざ一歩手前に近づいて、一歩手前だと喚き立てる
頭おかしいんじゃね?

367 :
長々と粗筋とクソみたいな薀蓄書き連ねたレビューをありがたがる作家って時点でないわ
それと、いちいち噛み付いてきてるのはヤボ夫本人かな?
Amazonレビューで自己表現とTwitterで立憲民主党の宣伝に勤しんでろよw

368 :
>>367
いちいち反応するバカ

369 :
前もよろこんでなかったっけ
別の人だったかな

370 :
まさか本人

371 :
こういうの以外書けるのかな

372 :
佐野はツイッターでいつも自分語りしてんな

373 :
その情報は一切いらない

374 :
またヒロイン死ぬのか?

375 :
ああ、別の女が現れるのか

376 :
ビブリア、黒木華と野村周平が主演だと
写真も公開されたけど、うーん…
ttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171108-00000001-eiga-movi

以前、撮影現場で目撃情報のあった波瑠、夏帆、東出昌大はゲストだったってことか

377 :
それにしても看板作品のビブリアでこんな事になるとは
ドラマ化時点で思ってたが改めてこのレーベル力ないな
これじゃ他の作品のメディア化も期待できないわ

378 :
劇場公開に合わせてだろうな
三上さんの書く『ビブリア』のスピンオフを来年出す予定だそうだ

379 :
>>378
そういうことでなくて

380 :
>>377
「日暮旅人〜」のドラマは結構好きだったし、良かったと思ってる俺は異質か?
でもレーベルは違うど「みーまー」実写映画のときにみーくんの配役や決め台詞が
あんな「嘘だけど!!」みたいな言い方にされたときはAMW全体での実写化に期待しちゃダメだと思ったな
他のまーちゃんの配役や主題歌や劇場グッズなんかは良かったのに

>>378
三上さんもビブリアで搾り取れるだけ搾り取るスタンスで行くのか
まあこの人も「ビブリア〜」があったからこそ次回から?の電撃大賞の選考委員やるそうだけど、なんだかなあ
剛力から黒木に変わっても、レーベル違うが「櫻子さん〜」の二の舞になりそうな予感がしなくもない

381 :
てっきり吉岡里帆がやるものだとばかり

382 :
W映画化はちゃんと細部が決まってない状態で
最終巻の帯のハクづけに発表したんだろうなー
日暮旅人は良かったと思うが桃李を主演にできた事以外は
枠もなにもかも小粒でパッとしなかった

次はアニメの博多豚骨だがどうなるかな

383 :
妄想もたいがいにしとけ

384 :
ビブリア映画もおわったな
キャストが物凄く残念
誰も期待してねーだろな
作るだけ無駄な赤字映画か

385 :
12月に静月遠火がいてうれしいんだけど、サンリオ男子ってノベライズなのか?

386 :
鴨志田脚本構成アニメ、ビーコーズなんちゃら出てた。

387 :
上野遊は電撃文庫に戻っちゃったのか

388 :
5つ星のうち2.0どうしちゃったの鴨志田センセ。アニメ見ない人間がこれ単体で読んだ結果、あっちこっちで引っ掛かりまくり。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2QP3WZ9HA0SXE/

389 :
「青春ブタ野郎」シリーズが昨年10月から止まったままで、
何やってんのさ鴨志田センセと思ってたらどうもアニメの脚本を書いていたらしい。
アニメとか見ないけど、自分で脚本書いた作品をノベライズしてくれるっていうから読んでみた。

……結果から言うと、
どうしちゃったの鴨志田センセ、一年近く書かなかったから小説を書くカンが鈍っちゃったの?
と言いたくなる様な何というか読んでてあっちこっちで引っ掛かりまくりな一冊だった。

390 :
アニメ見ている人はともかく、自分と同じようにこれを単体で読む人向けにレビューしてみると、
中学三年進級時に「青春ブタ野郎」シリーズでもお馴染みの鎌倉から「さくら荘」にも出てきた福岡に
親の仕事の都合で移った少年・瑛太(また「〇太」だよ、鴨志田センセも好きだね、この名前)が
高校三年の二学期終了と言う超微妙なタイミングで鎌倉の高校に転校。
吹奏楽部の森川葉月に想いを寄せるが、いまだ告白に至らないかつての野球部仲間の陽斗や、
その陽斗を中学時代から片思いのまま受験勉強に打ち込んでいる美緒に再会した事で、
自分が中学時代から美緒に片思いを続けていた事を思い出す……という一方通行の多い青春恋愛劇。

うーむ、まず大前提となる主人公・瑛太の境遇に「んあ?」となった。
高校三年生の卒業を間近に控えた二学期終了間際に親の仕事の都合で転校してくるって……どんだけ特殊な仕事してんのよ、その親は?
小学校に三つ通った転勤族の子で、自分自身も全国転勤ありの会社で総務の仕事もしてきたから
ある程度「転勤」っつうのは知ってるつもりだが……所帯持ちでこんなトンチキな引っ越しする奴ぁいねえって!
まず子供が中学校に上がり始めた時点で単身赴任に切り替える人が多いし、
家族と暮らしたい人でも自分だけ先に赴任先に移動して、後からタイミングを見計らって家族を引き纏めるのが普通だって!

391 :
宇宙人や未来人、やれやれ系の主人公が揃ういかにもなラノベ作品だって
入学直後に転校してきた超能力少年に「なんでこんな微妙な時期に」とツッコミ入れてたぐらいなのに、
リアリティ重視の作品でこんなトンチキ設定を「フィクションですから」とサラッと流しちゃダメでしょ。
主人公が通っていた福岡の高校をそそくさと立ち去らなきゃならないヘビーな事情を抱えていたってんなら分かるけど、
物語終盤では普通に福岡時代の同級生と連絡とっているからその線も無いし。

それはそれとしても、冒頭からドカドカと名前付きの登場人物が出てくるのには閉口した。
次から次にヒロインの美緒の知り合いらしい女子高生が現れるのは良いけど、
大してストーリーにも絡まない上に姿格好も含めて「どういう人物か」という描写が無いから覚える前に話が進んじゃう。
アニメだとビジュアルで理解できるんだろうけど、これ小説だよ?ノベライズだよ?

392 :
メインは瑛太と美緒の二人で、サブに潰れかけの写真部部員の小宮恵那、先に書いた陽斗、葉月、
陸上部員の依子といった所が「主な登場人物」という事になるんだろうけど、
瑛太、美緒、恵那がかなりキャラを掘り下げて描かれている一方で、
陽斗・葉月・依子といった所は半分背景に溶け込んでいるかのような存在感の薄さに「うーん?」となった。

ホームランを打たないと葉月に告白できないと思い込んでいる陽斗や、兵庫県の大学に進学を決めている葉月も
それぞれ抱えた事情はあるんだろうけど、そこいら辺はかなり軽く流している感じ。
なので一方通行が多重構造をなす恋愛劇も、そこまでの「重み」を感じるには至らなかった。
ここいら辺のキャラによって妙にキャラの掘り下げの深さに差があるのは
十回ちょっとのアニメを300ページ程度の文庫本一冊にまとめる為に再構成した結果なんだろうか?
あくまで瑛太と美緒、恵那という三人の関係を描いた話として読むべく書いたノベライズって事か。

393 :
そういう「ノベライズ」の事情は推し測らなきゃならんのかも知れんが、
気になったのは終盤で自分一人が残された写真部が廃部かどうかの瀬戸際という事情を抱えた恵那が
金賞を取った写真に救われる場面。

「ま、私の実力じゃないんだけど」
恵那が喜んでいたのはつかの間……決まりが悪い笑顔に変わる。その理由は、トロフィーに刻まれた名前にある。
「小宮恵那」ではなくて「清水徹」と彫られていた。

394 :
誰だよ、「清水徹」って!
そんな名前、この場面に至るまでの288ページのどこにも出てこなかったじゃん!
仕方ないからアニメ公式サイトを見に行ったら、いたよ「清水徹」。
けど、このノベライズに限って言えば欠片も姿を見せてないじゃん。
それでこの場面描いて読者にどう反応しろってのさ!

小説じゃないモノを描き続けてそのクセが出たのか、アニメの脚本と並行して書いたから時間が無かったのか、
三人称で語られる物語の途中で瑛太や美緒の視点に移行して語られる場面が挿入されるのだ けど、
これが切り替えのタイミングがえらく掴み辛い代物で、読んでてカックンカックンとノッキングを起こしまくる。
鴨志田一ってここまで躓く文章書くイメージ無かったんだが……本当にカンが鈍ってるのかなあ。

395 :
アニメのお仕事が楽しいのかもしれんけど、
久しぶりに書いた小説がこんなズッコケノベライズになるんじゃ、近く予定されているらしい
「青春ブタ野郎」シリーズの第二部がどうなるかちょっとばかり心配になる。
カンを完全に失う前に小説の世界に戻ってきてよ、と言いたくなる一冊であった。

396 :
ぬるぽ

397 :
>>395
青春ブタ野郎第8弾は電撃文庫マガジンで連載中
http://dengekibunko.jp/d_blog/20171209/56470-news/

398 :
今月の新刊に富士見Lのひとりぼっちのソユーズって作品の告知が入ってたけど
メディアワークスって他レーベルと連携してたっけ?

399 :
佐野の君月低評価レビュー一つ一つに人格批判コメントしている奴。
こいつ佐野徹夜じゃね?って思っている

400 :
>>399
そんなのワナビの嫉妬だろと思って見てみたら
どのコメントもやたら長文なのでビビった。
何なのこのコメ主、ちょっと怖いぞ。

401 :
w

402 :
ちょっと見たらマジで怖かった

403 :
もしかして褒め殺しか本人と思われるように嫌がらせしてるのかなって思っちゃった

404 :
どれ?全然見れんわ

405 :
Amazonの低評価レビューの下の方のコメントってとこにある

文章の技巧云々とか完全に褒め殺しの域で嫌味にしかなってないと思うんだよな
作者はうれしいんだろうか
普通ならあんなの書かれたら迷惑でしかないだろうけど
誰かさんにレビュー書かれるぐらい迷惑だと思う

406 :
狂犬過ぎてもはや営業妨害のレベルだな

407 :
アマゾンのコメント欄ってこういう狂犬も書き込めるのな

408 :
佐野はAmazonでのべた褒めレビューについてツイッターではしゃいでたような奴だからな

409 :
>>408
ヤボオに誉められたやつだっけ?

410 :
これ嫌がらせなのか信者なのか分からんな

411 :
それ ヤボのレビューに大はしゃぎしてたときとこのコメントの気味悪さが似てる

412 :
>>405
読書メーターでとある作品への批判的な感想に対し
同じように片っ端から反論コメントを付けるキチガイがいて
作者が暗に否定的なツイートを出してたのを思い出した

413 :
軽い気持ちで見て、わりとガチで引いたw

414 :
本人だったら面白いけどさすがにそれはないだろ

415 :
本人は20万部以上も出て笑いが止まらないんだろ

416 :
発光病って

417 :
太陽拳

418 :
佐野って岩沢藍と仲良さそうだね
作家同士でつるむのって楽しいだろうな、羨ましい

419 :
ラーメンズのアニメ始まったよな?
どうなの

420 :
アニメ板の方が感想あんじゃね

421 :
ラーメンアニメ今期多すぎ

422 :
ラーメン大好き小池さんか

423 :
豚骨の後はビブリア映画くらいしか話題がないな
ドラマ化しそうなのってある?

424 :
ドラマより映画だろうけど月夜はいずれ映像化しそうだな
20万部超えしたそうだし

内容的にはカレイドもやり易そうだけどどの程度売れてるのかな

425 :
あれ、骨子はよくある難病物でしかないからなあ。今更映画にしても別に、って感じになりそう
タレント映画作るにはその方が向いてるかもだが

426 :
カレイドは映像化の時に映画の権利が厳しいだろ

427 :
5つ星のうち1.0久しぶりに読了断念の超地雷作。描き分けも出来ないのに名前付きの登場人物が盛り沢山。一貫性ゼロのストーリー展開に頭クラクラ。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R5MLUG0GIHXNB/

428 :
ヒロインが記憶喪失の幽霊という点が
つい先日レビューした集英社オレンジ文庫の「雪があたたかいなんていままで知らなかった」と被り、
「自分が知らんだけで最近このタイプのヒロインが流行っているのか」と気になって拝 読したの だけど……

貧乏性だから「買った本はどれだけ面白くなくても最後まで読む」を旨としているの だけど、
久しぶりに読了する事を途中で断念するレベルの地雷作を引き当ててしまった。
最初に言っておくが、この文章にISBNコード当てて書店やAmazonに流通させるだけの価値が、
要するに「金を取って読ませるに値する」と判断した編集者は職業適性ゼロだから辞めた方が宜しいか と。

429 :
話の概要を説明しようと思ったが、これほど人に読ませる事をまるっきり意識して書いてない悪文の
どこをどう説明した物か と頭を抱えざるを得ない。
ざっと言えば20年ぐらい前に死んだことしか覚えていない記憶喪失の幽霊少女と出会った少年が、
「最恐ヒロイン」として実写化を目指すという彼女の願いを叶えるまで取り憑かれる羽目になり
そのごあれやこれやと騒動に巻き込まれる……というのが主な流 れ。

いい加減な説明をするなと言われるかもしれないが、話の流れを追う事すら極めて困難なのだから仕方ない。
なので何がそこまで読み進めるのを困難にしているのか、という所だけをまとめるに留めよう。

430 :
まず圧倒的に登場人物を、それも名前付きの登場人物を出し過ぎ。
普通一巻完結の作品でまともに掘り下げられる登場人物なんて精々4、5人が限度。
それ以上出してしまうと掘り下げの浅い「このキャラ何の為に出したの?」という人物が増える。

なので登場する人物には名前を割り振るという行為には「このキャラは後で活躍するので覚えておいてください」という
読者に宛てたメッセージが込められ読者の記憶のキャパを割く事を求めるのだが、
この作品、呆れた事に新しい章に進むたびに二・三人は新たに名前付きの登場人物が追加されるのであ る。
最終的には二十人以上の人物が名前付きという事になるのだが、これを把握して読み進められる読者がいるんだろうか?

431 :
例えば群像劇で用いられる登場人物各個の視点を素早く切り替えていくスタイルであれば多少は人物が増えても把握は出来る。
しかしこの作品、ダラダラした三人称で恐ろしい事に名字と名前をやたらと切り替えて各登場人物の動きが描かれるので
読者は名字と名前を分けて読まなきゃいかんのであ る……もうこれだけでストレス溜まりまくり。
それでも登場人物に明確に見分けられるだけの個性があれば多少はマシだったかもしれないが、
極めて没個性的と言うか平凡なキャラ付けの人物しか登場しないので印象その物が恐ろしく薄いのであ る。

二十人近くの印象が薄い登場人物の名前と名字を記憶して読まなきゃならない小説……ほとんど「読む苦行」であ る。

432 :
それなら話の筋だけ抑えていけば何とかなるだろう、と思ったの だけどこれが更に酷い。
冒頭で霊子先輩と名付けられた幽霊少女が主人公に頼んだお地蔵さんへの悪戯の犯人探しから始まるの だけど、
その次の章ではクラス内のSNSを使った虐めの騒動に話がうつり、その次の章では遊園地の悪霊に取り憑かれる騒動、
何の脈絡もないまま話が転がりまくった挙句「最初の霊子先輩を実写化する」という話は行方不明に。

それでも各章ごとに起承転結を付けてカッチリ話を纏めてくれれば良いの だけど、
中途半端に各章が繋がっているので「あれ?今の話はどこで終わったの?」と区切りが不明瞭なのであ る。
ボンヤリと始まってボンヤリと終わる各エピソードをどう追ったら良いのか とここで再び頭を抱える羽目に。

433 :
なんか最後の方は霊子先輩が悪霊化したり、主人公が過去に巻き込まれた自殺未遂騒動みたいな話もあったみたいだが、
そこいら辺に辿り着くころには完全に「目が滑る」という状態に陥ってさっぱり記憶に残らなかった。

登場人物も覚えきれない、話の筋も抑えきれない……この絶望的な文章を読み進めて言った挙句に
「俺は娯楽の為に買った小説を何でこんな苦行僧みたいな気分で読んでいるんだろう?」と思うに至り
本を床に放り投げる事に。

434 :
……いやー、久しぶりに血管切れそうなレベルの地雷作を踏まされた。
調べてみたら作者は「魔法のiらんど」、要するにケータイ小説の分野で活動してきた人らしいが
どうも自分はこのケータイ小説を愉しむ層とはとことん相容れないタイプの読者だったらしい。
時間と金を苦行に費やしたいという方以外にはまったくもってお勧めしない恐るべき一冊。

435 :
5つ星のうち1.0久しぶりに読了断念の超地雷作。描き分けも出来ないのに名前付きの登場人物が盛り沢山。一貫性ゼロのストーリー展開に頭クラクラ。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R5MLUG0GIHXNB/

 

436 :
いい加減仕事しろ

437 :
>要するに「金を取って読ませるに値する」と判断した編集者は職業適性ゼロだから辞めた方が宜しいか と。

何様のつもりだ
作品批評は勝手にやればいいが
こいつのこういうとこが嫌い

438 :
どれだけひどい作品なのかと他の感想探したが
読書メーターすら感想が一つしか上がってない
よほど売れていない作品なのか

439 :
購買層が違うのか、もともとメディアワークス文庫とか富士見L文庫あたりはアマゾンや読書メーター少ないけどね。
売れてないのはたしかだが、発売日からそんなにたってないのもあるだろうね。
もう少したったら誰か登録しだすでしょ。
しかし、前にも人数多くなったら把握できないと書いていたが、オリエント急行殺人事件とかたくさん人数出てくるミステリーがそれじゃ理解できないだろうにw

440 :
件の作品がどうかはしらんが、ただ多いからではなく
多いのに描き分けができてなかったり、どうでもいい人物にまで名前を与えたりすると
混乱することは確かにある


ヤボオのミステリレビュー見てみたいな
ネタバレしまくりなんだろうけどw

441 :
モブキャラと重要キャラが同じような密度で描写されてんのかもな

442 :
こいつが酷評してた作品読んだら普通に面白かったな

443 :
>>439
綾辻の「六角館の殺人」ですら人物把握できなさそうw

444 :
5つ星のうち3.0今を生きる事の意味を学ぶ「王道」の作品ではあるが、「良い子ちゃん」だらけ。善性に従って生きる事の難しさや「奇跡の価値」の描き方が……
https://www.amazon.co.jp/gp/review/R3FXS9C015LZCX/

445 :
2013年以降の刊行作品では電撃とMWの両方に「大賞」を出す様になった電撃小説大賞。
今年のMW文庫の方の「大賞受賞作品」。

主人公は成績優秀で人間関係もソツ無くこなしているが
腹の中では「世の中つまんねえ」「将来やりたい事なんか何もねえ」「自分以外は全員バカ」という
分かり易いぐらいに斜に構えた思春期少女・市塚美鈴
雑木林の中で不法投棄されていたガラクタの山に登っている地味なクラスメイト・東屋と出会い、
彼がそのガラクタを用いて作っているのが「ロケット」であり、東屋自身は本気で宇宙を目指しているという事を知り
一度は担任に「あいつおかしい」と相談に行ったりするけど、人を疑う事を知らない様なおバカさとは裏腹に
夏休みになっても炎天下の中、必死でロケットの完成を目指す東屋に引き付けられていく、というのが主な流 れ。

446 :
……ざっくり言えば「王道」。
斜に構えていた女の子がガラクタでこさえたロケットで宇宙を目指す、理由は幼い頃に出会った宇宙人と約束したからと
宇宙からの電波を受信している様な事を語るクラスメイトの人間の善性だけを表に出した様な生き方と、
その裏にある事情を知った事で「今を生きる」的な人生の意味を学ぶという「青春ドラマ」ではお馴染みのテーマ。

投稿時のタイトルが「ガラクタの王」だったから「尖った作品なのかな?」と思っていたけど、普通。
どこを切り取っても尖った部分とか出てこない。
むしろ「こんな大人しい作品で本当に良いの?」と不安になるぐらいに普通。
悪く言えばパンチ不足。

447 :
ヒロインの美鈴は斜に構えているけれど、問題行動を起こすわけでも無いしむしろかなり「良い子ちゃん」。
大人になってやりたい事が見付からないと悩んでいるけど、それって読者の誰もが経験した事だろうし。
むしろガラクタで宇宙を目指している東屋の方こそが問題児と言えば問題児。
けど、東屋自身もロケットや宇宙人絡みの部分を除けば受け答えはまともな少年であり、
これは後半になって明かされるのだけれどもとある事情から
人間の暗い部分を切り捨てた様な生き方をしているある種の「聖人」キャラ。
サブキャラも美鈴の友人で あるココアなんかも見た目はギャルっぽいけど完全に「良い子ちゃん」なので
棘やクセのあるタイプのキャラがほとんど出てこないという、なんとも平和な世界が描かれている。

等身大の少年少女を描いている、という点では非常にリアル重視な作品とも言えるが
読んでいて「んー?ほら、もうちょっと、こう……なんか色々あるだろ?」とモヤモヤしてくる。
一番期待したのは東屋が作っていたロケットを美鈴が台無しにしてしまってから始まる
中盤のクラス全員を巻き込む形になる展開なのだけ ど……これがまた「良い子ちゃん」だらけなので ある。

448 :
人間関係はソツなくこなしているけど、濃い人間関係を嫌い「私以外はみんなバカ」と思い込んできた
美鈴の態度がバレて困難が生じる展開になるのかな?と思ったけど、クラスメイトがこれまた全員「良い子ちゃん」で
失われたロケットの「代わり」を作ろうとする美鈴の目的があっさり達成されてしまい「なんだかなあ」となる。

「善性の塊みたいな」東屋が「人を許す」生き方をしている事を否定するわけではないけど、
善性の尊さって人間の「悪」や「暗い部分」が描かれないとどうにもその価値が伝わってこないというか
善性に従って生きる事の大変さや、それ故の意味や価値が見えてこないか と。
なので美鈴が東屋が限られた生の中で必死で「今を生きる」価値を追い求めている姿を見せ付けれれ惹かれる展開を描いても
読者としては「そこまで引き付けられるものか?」とピンとこない部分が残ってしまう。

449 :
この作品割と長めのエピローグが特徴的で、そこで大人になった美鈴が一つの奇跡を体験する姿が描かれるのだけ ど、
それまでの「良い人だらけの世界」で善性を貫いていた東屋や美鈴に奇跡が起きても
「え?こんな奇跡を大盤振る舞いしちゃうの?」と「安さ」を感じてしまう。
「厳しいが故に尊い」と誰もが認める生き方を貫いた果てに奇跡が起きるのであれば
読者も「救われた」という気分になるのだろうけど、これだけイージーモードで「奇跡」が起きるのは些か納得するのが難しいのでは?

テーマは王道だし、文章も決して読みにくい代物では無いのだが、読み進めている間も、
読み終わってからも「いや、まだ何かあるだろ?」と作者が出し惜しみをしているんじゃないか と不安になるぐらい
「普通」であり、「これはこの作品にしかない!」という強烈なパンチが欠けている。
悪い作品とは言わないが、「大賞受賞作」という事で期待値を上げ過ぎると「あれ?」となる、そんな一冊。

450 :
 
5つ星のうち3.0今を生きる事の意味を学ぶ「王道」の作品ではあるが、「良い子ちゃん」だらけ。善性に従って生きる事の難しさや「奇跡の価値」の描き方が……
https://www.amazon.co.jp/gp/review/R3FXS9C015LZCX/

451 :
あいかわらず頭の悪さがにじみ出ている文章だなぁ

452 :
ネタバレ見たくないから名前にヤボ夫と入れてくれ

453 :
>>451
君の知性がたらんだけやろ

454 :
ヤボ夫さんちーっすwww
現実に居場所がないからってamazonと2chでの宣伝にしがみ付いてちゃダメだよ

455 :
キチガイ感想をキチガイが投下してるお

456 :
5つ星のうち5.0苦界を生き抜く上で花魁に「夢」を見せる事は正しい事なのか?徹底的にリアルに拘った描写とそれを真っ向から受け止めるテーマの骨太さが見事。
https://www.amazon.co.jp/gp/review/R6MJQV2I0S5GT/

457 :
「漫画は駄菓子、またはジェットコースター。栄養にならない。目的地にも近づけない。
だけど食べているとき、走っているときは、絶対に楽しませる。 漫画は、それでいい」

……漫画家・板垣恵介の言葉だけど、これほど「娯楽」ないしは「気晴らし」が
苦しい現実を生きる上で持つ「意味」を言い当てた言葉もなかなか無いと思う。
第24回電撃小説大賞「メディアワークス文庫賞」受賞作であ る本作はそんな実利は無いが
生きていく上では欠かせない純粋な「愉しみ」の持つ意味をテーマに据えた一冊だった。

458 :
物語の舞台は天明元年(1781年)から二年にかけての江戸・吉原。
中見世であ る「美角屋」の台所で働く太佑は菓子専門という一風変わった料理人だったが、
多くの店が仕出しに頼る吉原に在って、料理で客を呼び込む事で知られる美角屋には欠かせない若者だった。
御大尽が金を出して産ませた遊女の子であ る太佑は料理人の修行から戻ってくるのと時を同じくして
禿として美角屋に連れてこられ、今ではお職(一番の売れっ子花魁)となった朝露に頼まれた菓子を作る日々を送っていたが、
ある日、自分が作った菓子に朝露がまったく手を付けていない事を二階廻しの仁兵衛から知らされる。
かつて初めて自分が作った餡を美味しそうに食べた朝露の為を想って作り続けた菓子を蔑ろにされていた事を知った太佑は
自分が苦界を生きる花魁たちの為に作ってきた菓子に意味などあったのか と悩むことに……

最高!
徹底的にディティールに拘って江戸・吉原に生きる人々の生き様を再現した上で、
「菓子みたいな単なる『愉しみ』に過ぎない物を作る事に意味などあるのか?」というテーマをこれ以上ない所まで掘り下げた一冊。
これこそ電撃小説大賞の受賞作に選ばれるべくして選ばれた作品と呼ぶに相応しい。

459 :
いきなり「後書き」の話に飛んで申し訳ないのだが、なんと作者の江中みのりはこれまで時代小説をろくに書いた事が無かったとの事。
読んでいる間中「ああ、いわゆる歴女系の作家さんか」と勝手に納得させられるぐらいに一分の隙も無い
江戸・吉原の遊郭文化や情景描写はもとより、作中に登場する菓子の製法や歴史、
果ては江戸期後半の角界の事情まで徹底的に拘った文章を堪能させて貰ったのだ けど、最後に明かされた事実に度肝を抜かれた。
その上で後書きに続いて見開き二ページに渡って掲載された参考資料の量に再度仰天。
これだけの資料を精読して創作にあたる几帳面さと真摯さには自然と頭が下がる。

司馬遼太郎が「坂の上の雲」を執筆するにあたって東京の古書店街であ る神保町から
日露戦争関係の資料をトラック一台分買い漁って東大阪の自宅に運ばせたという逸話を残したが、
作品に「厚み」というものを持たせようと思えば一定以上の資料にあたるという行為は避けられない。
ライト文芸の世界でも同じメディアワークス文庫で同時に刊行された峰守ひろかずであったり、
あるいは同文庫で作品を発表している美奈川護なんかは下調べを徹底する作風で知られているけれども、
まさにその系譜を継ぐ作家さんが現れたという所であろうか。

460 :
こういう誉め方をすると「資料の厚みで読者を殴り倒すだけの作品じゃないのか?」という
些か意地悪な見方をする向きも出るものであ るが、描写のリアリティに負けないテーマの深さがあるから
本作は凡百の新人賞受賞作品から頭一つ抜けた存在となっているのであ る。

主人公の太佑は遊女の子として生まれた事で
「苦界を生きる花魁たちにせめて美味い物だけでも食わせてやりたい」という
美角屋の昔の楼主の想いを引き継いで働いているのだけれども
店から出て吉原の中を歩けば遊女の自殺は目に飛び込んでくるし、
年季が明けるまで生き延びられる者が少ないという吉原の、遊女の現実は嫌でも突き付けられる。

461 :
そんな傍で見ていても厳しい現実をいつしか目に入れない様になっていた事に気付かされて物語は動き始める。
太佑が「同期」とも言える美角屋一の売れっ子であ る朝露が自分の菓子に一度も手を付けていなかった事に
全く気が付いていなかった件を通じて
「自分の作っている菓子なんて苦界を生きる人間の役に立たないのでは?」というレゾンデートルの危機に陥る事に。

物語はそんな思い悩む太佑が
妾の子として冷や飯を食わされながら、跡取り息子の急死で店を継ぐことになった商家の若旦那や
大名お抱えの身分になりながらも、新弟子時代に世話になった親方の娘への想いを引きずる力士、
堅気の娘に惚れてしまったが、「忘八」と呼ばれ賤業とされる遊郭で働くが故に身分を明かせない番頭、
様々な悩みを抱える人々に菓子を通じて相談に乗ってやる姿が描かれる。

462 :
そんな経緯を経て、自分が作った菓子に手を付けようとしない朝露に向き合おうとする太佑の姿が描かれるのだ けど、
これで終わってしまえば「美食で全ての悩みが解決」という美〇しんぼみたいな話で終わっちゃうのだ けど、そうじゃない。
終盤で明かされる朝露が菓子に手を付けない理由に息を飲まされた。
苦しい現実を生きているからこそ、「不幸であらねばならない」からこそ、菓子が与えてくれる喜びが許せない、
という朝露の語った真意には華やかで男に「廓のまこと」と呼ばれる疑似恋愛、一夜の夢を与える遊女が
地獄の様な現実を生きている存在なのだと嫌でも思い知らされる凄味があった。

そしてそんな「不幸であらねばならない」という朝露の想いの凄味を読者に突き付けたからこそ、
正面からその想いを受け止めた太佑が自分が遊郭で生まれ、遊郭で働く外の世界を知らない「井の中の蛙」だが
井戸の傍に咲く一輪の花に夢を与える存在で良い、と己の覚悟を伝えて朝露の凍て付いた心を溶かす場面が映える。
自分の作る菓子が苦しい現実を生きる人にとっての「一時の夢」であれば良いという覚悟が引き立つのであ る。

463 :
ライトノベルでも映画でも、ゲームでも菓子でも何でも良いが
どこまで行っても向かい風の中を歩まざるを得ない苦しく苦々しい人生の中でひと時でもその苦しさを忘れさせてくれる
そんな「愉しみ」や「娯楽」の意味を突き詰めたテーマの濃さは十分に作品のリアリティを受け止める骨太さが感じられた。
描写のリアリズムと骨太なテーマの両立をデビュー作で見事に成し遂げた作者・江中みのりの今後が楽しみでならない。

464 :
5つ星のうち5.0苦界を生き抜く上で花魁に「夢」を見せる事は正しい事なのか?徹底的にリアルに拘った描写とそれを真っ向から受け止めるテーマの骨太さが見事。
https://www.amazon.co.jp/gp/review/R6MJQV2I0S5GT/

    

465 :
5つ星のうち4.0民俗学者・柳田国男のエージェントとして日本中で怪異譚を尋ねて回る三人組の物語。最近の峰守作品としてはかなり「電撃文庫寄り」の雰囲気。
https://www.amazon.co.jp/gp/review/R2QFY9IW608J8P/

466 :
「妖怪とは何ぞや?」をテーマに作品を発表し続ける作家・峰守ひろかずの新作。

物語の舞台は今からちょうど100年前の大正6年(1917年)。
鉄道網が日本中に張り巡らされ、電話も急速に普及し自動車も見慣れたものになり始めた、そんな時代。
勤めていたカフェが改装する事になり、その間の食い扶持を稼がなければならなくなった少女・白木静が
「彼誰会(かわたれかい)」と称する何をやっているのかよく分からない団体の記録係募集に応募する所から物語は始まる。
「遠野物語」と表紙に書かれた冊子の朗読を書き留める試験を経て結果を待つ身となった静だったが、
試験官を務めた女性・里魅ロウ子女史は15歳で体格も小柄な静を見てこの団体を私費を投じて運営している「先生」が
婦女子を危険な目に遭わせるのは嫌がるかも知れないと不安を漏らす。

467 :
ところが、静の耳朶に小さな窪みがあるのに気づき、更には五指の第一関節だけを曲げる特技がある、と聞いたロウ子女史は
態度を一変、奥の部屋にいると思われる「先生」と相談するや一気に採用という結論を静に聞かせる。
採用されたはいいものの「彼誰会」が何をする組織なのかも分からない静は自分の仕事について尋ねるが、
ロウ子女史の答えは「百年使える妖怪辞典を作る事」というもの。
この大正のご時世に「妖怪?お化け?」と唖然とする静だったが、具体的には「フォークロアの収集」が目的らしい。
何が何やら分からない静だったが、ロウ子女史は早速明日から調査に入って欲しいと東京駅への集合を指示。
翌日東京駅に赴いた静を待っていたのは西洋人の血が混じっていると思しき容貌で学生服姿の青年・石神射理也。
些か堅苦しい雰囲気の射理也とともに静は四国・徳島の山村へ向かう事にな るが……

相変わらず峰守ひろかずは「ハズレ」を書かない安定感が売りの職人的作家だな、という印象。
テーマは相変わらず妖怪絡みだし、下調べの徹底ぶりは言わずもがな。
物語の展開はメリハリが利いており、ダラダラした感じは微塵も受けない。
即ち誰が読んでも一定以上の「面白さ」を保証してくれる「いつもの峰守作品」という所。
その上で、最近の作品との相違点を挙げれば「これ電撃文庫で出しても良かったのと違うか?」というぐらいに
雰囲気はかなり少年マンガ調というか、ライトな感じになっているのが特徴。

468 :
上に挙げた冒頭部分に「遠野物語」や「フォークロアの収集」と出てくる事からもお分かり頂ける様に、
本作のベースには日本の民俗学を立ち上げた柳田国男の存在がある。
主人公・静たちはその柳田国男(作中では「貴族院の書記官長を務める先生」とボカしてあるが)のエージェントとして
文明の発達とともに急速に失われていく「この国にかつてあったもの」を探して土地の住人に訊いて回るのがお仕事。
その出向いた先で文明の発達・社会の変容に伴う軋轢や社会の歪が巻き起こす騒動に巻き込まれるというのが主な展開。

主人公の少女・静は……まあ、なんというか典型的な峰守ヒロイン。
明るく真っ直ぐな性格だけど、基本的には周りの変人たちや行く先々で起きる騒動に振り回されがちなタイプの女の子。
そして表紙に描かれた二人が静の相方。
学生服姿の石神射理也…真面目・不器用で女性が苦手。元士官学校生で荒事も出来るが若干融通が利かない堅物。
要するに「絶対城先輩」みたいなタイプ
着流しロン毛の多津宮遊淡游……軽薄・いい加減で女の子大好きな噺家崩れ。荒事は苦手だが機転が利くので逆境に強い。
要するに「陰陽課」に出てきた宗旦狐の天全みたいなタイプ。

469 :
この三人が日本のあっちこっちに出向いては「子泣きジジイ」「河童」「一つ目小僧」といった
古来から伝わる「妖怪」についての話を地元住民から聞き取ろうとして騒動が巻き起こるというのが基本パターンの連作短編。
特徴的なのは「絶対城先輩」なんかだとクライマックスでしか起きない荒事系のイベントが毎回起きる点か と。
なんせ四国の山の中で戦車が走り回るわ、和歌山の孤島では人身御供にされかけるわと毎回命懸けの大騒動に。
悪役の方もかなりオーソドックスで分かり易い悪役というか、ちょっとベタな感じ。
まさか今時「学会に復讐してやる!」と叫ぶ成原博士みたいなマッドサイエンティストが登場するとは……

時代背景は下調べの鬼であ る峰守ひろかずらしくしっかりしているのは良いのだけ ど、
ただ気になったのはこの時代の有名人をやたらと出すのは良いが、あまり活躍する人物はいないという点。
南方熊楠や宮沢賢治なんかは名前を出したのは良いけれども、本当に出しただけで終わった感じなのはどうなのか と。
唯一ストーリー展開に直接関わってきたのは最終章に登場する「平井さん」だけだし。

470 :
結構「引き」にした要素も多く、射理也の出自やロウ子女史の正体、静の能力…
あと今回何故か登場しなかった静の勤め先であ るカフェの主人など「次巻を意識した部分」がかなり多い。
もっとも話自体は各章にしても、この第一巻にしてもきっちりとオチが付いているのでそれほど気にはならないが。

ともあれ、安定印の峰守ひろかず作品なので追いかけて損する様な作品では無いだろうし、
若干ライトな雰囲気に寄せたこのシリーズがどういう方向に展開されるのか暫く追ってみようと思う。

471 :
5つ星のうち4.0民俗学者・柳田国男のエージェントとして日本中で怪異譚を尋ねて回る三人組の物語。最近の峰守作品としてはかなり「電撃文庫寄り」の雰囲気。
https://www.amazon.co.jp/gp/review/R2QFY9IW608J8P/

 

472 :
ここまで読む気をそぐレビューも珍しいな

473 :
amazonレビューが生きがいみたいなさみしい人生は送りたくないよな

474 :
四月刊行書籍の発表ていつ頃ですか?

475 :
タイガの「招キ探偵事務所」って映画ミステリーだしなんかキネマ探偵っぽいな

476 :
映画題材でキネマ探偵並のクオリティを出すの難しいだろ

477 :
>>475
あやかしロンダリングしてるレーベルでそれをいうか

478 :
キネマ探偵の配本が一冊しかなかった
もしかして部数減ってる?

479 :
神様の御用人の新作早くでないかな

480 :
>>474
ラノベの杜にはもう四月刊出てたぞ

481 :
今日見たら公式も出てたが、ラノベの杜から引用して…
希望を〜は希望と書いてバケモノ。他にあやかしが二冊で半分がそっち系。

2018年4月刊
発売日 タイトル 著者 イラスト 定価 ISBN
24 希望をレンタルしてみませんか? 朽葉屋周太郎 680 978-4-04-893697-2
24 もうひとりの魔女 入間人間 659 978-4-04-893833-4
24 明治あやかし新聞3 怠惰な記者の裏稼業 さとみ桜 702 978-4-04-893835-8
24 火の中の竜ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿 汀こるもの 680 978-4-04-893836-5
24 七月のテロメアが尽きるまで 天沢夏月 637 978-4-04-893853-2
24 あやかし図書館で待ってます ―新入り司書と不思議な仲間たち― 安東あや 八つ森佳 680 978-4-04-893854-9

482 :
MW文庫にはガチホラーないの?

483 :
初期は牧野修とか書いてたけど
あれがホラーかどうかは微妙な所

484 :
>>480
公式は発売日に当月発売の新刊と翌月刊行予定の情報が更新されるから23日には公式にも出てたよ

485 :
>>482
去年出た「僕の瞳に映る僕」ってのがガチホラーだった
まあまあ面白かったけど次作はまだ出てないな

486 :
>>481
汀こるもの

乾いた笑いが出た。なぜMWに。

487 :
>>486
あらすじ見て買うつもりだったが表紙を見てやめる方向に傾いた

http://mwbunko.com/ss/uploads/978-4-04-893836-5.jpg

488 :
こるもの歓迎
ほっこりほのぼの、あやかしじゃなければ何でもいいわ

489 :
>>486
講談社で売れないから続きも文庫本も出してもらえずキックスターターやってるレベルだからな
声かけたらどこにでも食いつくでしょ

490 :
噺家ものがたりって買った奴いる?
受賞作の中でこれだけほとんど感想見かけないんだけど

491 :
まだ発売から3日だろ

492 :
関係者の観測気球キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

493 :
>>491
他のは発売翌日でもそこそこ感想見かけたのよ

494 :
冒頭のラジオの落語と主人公のモノローグが交互になってるところで読みづらすぎて止めた

495 :
>>493
察して

496 :
噺家の人って、本職の放送作家だってな
つまり、自分の書いた文章で飯を食っているプロの物書き

去年のさとみ桜もそうだが、生え抜きの人以外はあんまり宣伝しないのかな?

497 :
放送作家と小説作家は違うけどね

498 :
アマレビューなし
読メは「正直面白くありませんでした」の一言のみ

もうヤボ夫でもいいから誰か感想書いてやれよ

499 :
個人的には放送作家の書いた小説で面白いものってなかったなあ
まあたいして読んでないだけだがw

500 :
噺家ものがたりラノベブログでようやく感想アップされているのを発見。
読書メーターは相変わらず。

501 :
>>500

5つ星のうち2.0噺家として生き、噺家として死す。新弟子の目を通じて語られる噺家の人生。テーマは良いが、書くべき部分の整理が不十分。作中作の扱いも……
https://www.amazon.co.jp/gp/review/R34ME51884OXMH/

502 :
第24回電撃小説大賞「選考委員奨励賞」受賞作。

「噺家もの」というジャンルはマンガ界ではアニメ化もされた人気作「昭和元禄落語心中」だったり
古い所だと「寄席芸人物語」、マイナーな所だと「風とマンダラ」としばしば取り上げられる所だけど、
ライトノベルやライト文芸じゃまだまだ未開拓な分野か と。

503 :
物語は主人公で就職活動中の大学生・千野願が就活の移動中に乗っていたタクシーの車内で耳にした落語、
創風亭破楽師匠の得意とする「千歳飴」に感動して、そのまま就職活動の放棄と大学中退、そして破楽への弟子入りを決める所から始まる。
それまで住んでいたアパートも引き払い、浅草で破楽が経営する寄席小屋に出向いてチケットブースの売り子相手に
弟子入りを訴える願だが、大声出されちゃ芸の邪魔だと追い払われてしまう。

いきなり挫折した願は浅草をフラフラ歩くうちに首都高の高架下に辿り着くが、そこでホームレスたちを相手に
段ボールの上で談笑していたのが自分の探していたカリスマ・破楽師匠だと気付き突撃、弟子入りを志願する。
にべもなく断る破楽に対し「大学も辞めてきました、覚悟は出来ています」と訴える願に対し、
「それなら包丁で自分の小指を切り落とせ。小指なんかなくたって噺家はできる」と答える破楽。
お前を突き動かしているのは性的衝動と同じで相手がヤクザの女だと分かれば萎む、その程度だと追い打ちをかける破楽だったが、
願は考えるよりも先に自分の小指に包丁をあてがい押し切ろうとする。

504 :
猫太郎と呼ばれた破楽の弟子らしい噺家が間一髪、包丁を蹴り飛ばした事で事なきを得た願を見て、
「悪くねえな、こいつ」と破楽は自分の茶屋へと願を連れ帰る事に……

ふーん……いきなり弟子入りで「指を切り落としてみろ」と覚悟を示す事を求められる作品だけど、
まさかこの「噺家として生きる覚悟」そのものがテーマになっていたとはちょっと意外。
そしてその「噺家として生きる」というテーマが「噺家として死ぬ」覚悟という部分にまで掘り下げてあるとはねえ。
プロのアスリートであれ、ミュージシャンであれ、小説家であれ一芸の世界に生きる厳しさを描いた作品はちょこちょこ見るが、
その芸の道をを貫いたまま死ぬ覚悟まで描いた作品てのはなかなかお目に掛かれない。

505 :
形の上ではあくまで不世出の名人と呼ばれた噺家の新弟子となった青年を描いた物語。
でも主人公が誰なのか、と聞かれるとちょっと答えに困る部分がある。
確かに語り手は新弟子となった願なの だけど、話の展開の中心にいるのが最初から最後まで願なのか と言えばこれがちょっと微妙。

確かに序盤から中盤にかけては願の弟子入りと、破楽師匠の「千歳飴」を聞くまでは落語はおろか人の前で話すという機会さえ
ほとんど無かったという願が芸の稽古を通じて自分の精神的な未熟さや、
ひょっとしたら自分は全く向いていない道を選んだのではという不安に向き合う展開が描かれている。
特に兄弟子の猫太郎から回してもらった水上バスでのアナウンスのバイトで受けを狙ったトークが
まるで受けず、場がどんどんシラケていく場面など読んでいてひどく居た堪れない気持ちになった。

506 :
この辺りまでは確かに願が主人公の物語なの だけど、
中盤のメインエピソードとなる足立区の刑務所への慰問で芸を披露し、水上バスでのバイト同様、
さっぱり受けない辛さを味わった上でギリギリまで追い込まれてようやく一皮剥けた場面を境に
話はそれまで未熟な願に水上バスでのアナウンス係という修行も兼ねたバイトを回してくれたり、
何くれとなく世話してくれた兄弟子の猫太郎と、破楽師匠の過去を中心に描く流れへと移っていく。

そしてある日突然姿を消した兄弟子の行方を追う願が、猫太郎の居場所に辿り着いたはいい物の、
猫太郎が噺家として最後に上がる事を望んだ高座を前に兄弟子が抱えていた秘密を突き付けられる事になり、
猫太郎の姿に「噺家として生きる」という本作のテーマが同時に「噺家として死ぬ」事も意味している事を
読者と共ににこの上なくダイレクトな形で突き付けられる場面では絶句させられた。

507 :
その直前に破楽師匠が茨城に住む願の母親の元に願を連れて挨拶に向かう場面が挿入されているの だけど、
願が「本気で大学を目指すといって許しを得たのに、今度は本気で噺家を目指すって、お前の本気って何?」という母親相手に
何も言えなくなった場面で破楽が願がそれまで見せてきた覚悟について語ってくれるの だけど、
そんな「噺家になる覚悟」なんてのは猫太郎が見せた「最後の瞬間まで噺家であり続ける覚悟」に比べれば
吹っ飛ぶぐらい小さく思える位に猫太郎が見せた覚悟は強烈であり、テーマをギリギリまで掘り下げていた。

ただし……このメインテーマの掘り下げ以外の部分はどうにも微妙な所が多い。

508 :
まず、名人と言われる破楽師匠のトーク、創作落語なのであれこれと自分でネタを考えて
時にはヤクザの事務所に連れ込まれた願を助ける為に振るった弁舌までネタにする辺りは破楽の強烈なキャラが出ていて良いの だけど、
そのネタがイマイチ面白くない。
作中作をどう描くか、というのは難しい問題だし、それ故にボカして直接描写しない作家さんも多いのだが、
直接描写したネタが微妙な上に、その微妙な出来のネタを願が「師匠の芸は素晴らしい」とやたら褒め称えるので
読者としては「は?どこが?」と思い切りシラケるのであ る。
作中作の直接描写というのはこういう部分が怖いの だけど、本作その点で思いっきりスベっているのであ る。

そして猫太郎との別れの場面を描いた後での破楽師匠の過去についての大演説。
これがまたシラケる。
数年前に同じメディアワークス文庫で刊行された「ちょっと仕事辞めてくる」もクライマックスでの
職場に乗り込んだ主人公の大演説に辟易させられたが、自分の想いや過去をさも大した事の様に長々演説されても
読者はちっとも感動しないし、むしろどんどん冷めていく。
この辺り、作者自身が自分の書いている物に感動してしまう浮ついた感情が滲み出ていて読んでいて実に辛い。

509 :
おまけに後半の猫太郎と破楽師匠の関係を描いた部分なの だけど、破楽師匠が落語協会を脱退した一匹狼という事は
序盤から匂わせてあったのに、その原因となった猫太郎絡みの事件であったり破楽にとっての猫太郎の存在という 物が
それまでの展開の中で今一つ掘り下げられていないので、終盤の大演説で破楽師匠が猫太郎への想いを語っても
これが読者に響いてこないのであ る。

前半は破楽師匠の猫太郎以外の弟子たちに関するエピソード、
具体的にはストリップ女優と神社の息子の結婚に絡む事件がやたらと尺を割いて描かれているの だけど、これ丸々要らない。
こんなグダグダしたエピソードを入れる位なら、願と猫太郎、猫太郎と破楽の関係を徹底的に掘り下げるべきだった。
そういう意味で書くべき部分の整理がまるっきり不十分だと言って良いか と。

510 :
テーマ選びや、書こうとしたテーマの掘り下げという部分ではキラリと光る物を感じさせてくれたと思う。
でも作中作みたいな扱いの難しい部分の処理が雑だし、一方的な大演説で読者をシラケさせるような書き方になっているのは
読者を意識しなきゃならないプロ作家としてはまるっきり未熟その物。
そして無駄なエピソードに頁を割いて、本来掘り下げる部分に割く尺が不足している辺りはブラッシュアップが全然足りない。

511 :
5つ星のうち2.0噺家として生き、噺家として死す。新弟子の目を通じて語られる噺家の人生。テーマは良いが、書くべき部分の整理が不十分。作中作の扱いも……
https://www.amazon.co.jp/gp/review/R34ME51884OXMH/
 

512 :
なんか感想を読むかぎり、「俺も読んでみよう」って気持ちが一ミリたりとも思わんな
コンセプトとかテーマの面白さって、新人賞では問われないんだろうか

いや、その結果がこれなのか

513 :
落語ものってとこが評価されたのかな
とりあえず買わんでよかった

514 :
ヤボ夫の低評価はだいだいアタリやぞ
あれは個人の好き嫌いだけで書いてるから

515 :
偉そうなことをいえば、読者の側に「おっ」と思わせる、
フックになる要素があればいいんだけど

噺家を目指す若者が色々がんばる話です――という骨格部分に、まず興味が持てないんだよな
その時点でどんだけ文章が上手かろうと、食指が動かない

せめて『仕事やめてくる』みたいに、タイトルに引きがあればいいんだがなぁ

516 :
タイトルがきもいんだよな
特にサブタイ

517 :
あの手のサブタイってMWはやたら多いけど編集が付けさせてるんかね
もう食傷だし見るだけで買う気が失せるんだけど、販促に繋がってるんだろうか

518 :
ほっこりタイトルなんだろう

519 :
早く神様の御用人8出ないかな〜
待ち遠しいわ

520 :
>>519
こういう層に支えられています

521 :
噺家ものは落語心中とタイガー&ドラゴンがお勧め

522 :
http://images.amazon.com/images/P/4048936980.09.LZZZZZZZZ.jpg

既視感の強いデザインというか構図というかなんというか

523 :
メディアワークス文庫
5/25発売
●おとなりの清明さん 第二集 〜陰陽師は左京区にいる〜(仮) 【著:仲町六絵/絵:】
●過去で君が待っている。 【著:吉月 生/絵:】
●笑う書店員の多忙な日々 【著:石黒敦久/絵:】
●オーダーは探偵に 謎解きいざなう舶来の招待状 【著:近江泉美/絵:】
●休日に奏でるプレクトラム 【著:神戸遥真/絵:】
●真夜中は旦にゃ様 〜モノノケ恋奇譚〜 【著:帆高けい/絵:】

524 :
>>523
近江、仲町以外聞いた事ない人ばっかりだな

525 :
>>523
あやかし物は二つ?かな

526 :
オーダー がここまで残るとは思わなかった

527 :
博多豚骨のアニメ好評だったみたいだし次はオーダーのアニメどうよ
若い美形俳優使ってドラマもいいね

528 :
ビブリアスレまた落ちたのか
映画のスレもないみたいだしここまで空気になってしまったのか

529 :
>>522
http://images.amazon.com/images/P/B07B49P3RZ.09.LZZZZZZZZ.jpg
http://images.amazon.com/images/P/B06ZYQRMRW.09.LZZZZZZZZ.jpg
http://images.amazon.com/images/P/B01GT713AS.09.LZZZZZZZZ.jpg
http://images.amazon.com/images/P/B017R193C0.09.LZZZZZZZZ.jpg

530 :
>>529
nexはタイトル読ませる気皆無だよね

531 :
『キネマ探偵』って、三巻で完結なんだな
打ち切りか、それともネタ切れか

532 :
>>522
俺はこっちを連想した

https://i.imgur.com/Sq1fujA.png

533 :
ネタ切れだといいなぁ
文庫賞とってそこそこ評判も悪くなかったのに打ち切りとなるとレーベルの先行き不安になるから

534 :
キネマ探偵はあとがきに時間かかるかもしれないが次書くって言ってたから気長に待つつもり

ツイッターでよく女ファンが盛り上がってるしメディアミックスこないかな

535 :
男二人の探偵ものは腐ったファンが憑くと強いからな
有栖川の火村シリーズなんてほとんどそっち系のファンでもってるとも言われてたし

536 :
キネマ探偵最新刊はちょっと女に寄りすぎだろとは思ったが面白かったし泣いた

537 :
こういう層に支えられているのがここ

538 :
男がやってる和風喫茶のアニメが始まったな
ここのレーベルあの手のが山ほどあるのにメディア化する力が弱いな

539 :
和菓子栗丸も結構売れてるんだしドラマ化してもいいのにな

540 :
「博多豚骨ラーメンズ」#1〜#12全話一挙放送
2018/04/14(土) 開場:18:30 開演:19:00
/lv311880088?ref=qtimetable&zroute=index

541 :
御用人や和菓子じゃなく、何故ラーメンだったかが全て物語ってる気がする

542 :
ビブリア(爆弾)日暮ときてラーメンだもんなあ

543 :
ビブリアどうなったんだろう

544 :
ビブリアは一区切りでしばらく休みじゃないの?
書物ネタ書くのもつらいだろうし。

545 :
映画は?
実写とアニメやるんじゃなかったっけ?

546 :
>>544
三上さんが去年映画の主役のキャスト発表された時に、
ビブリアのスピンオフを今年出す予定ってツィートしてるのよ
出すとすれば、宣伝かねて映画公開の時期に合わせるんじゃないかと思うが

547 :
スピンオフって他の人が書いたやつならもう出て
コミック化もしてないか

548 :
>>547
今年出す予定のスピンオフは三上さん自身が書くやつだよ
確か、本編(大輔視点)とは違う書き方するとかじゃなかったかな

549 :
同じ事柄の別視点小説って引き伸ばし感が凄いな
それこそ漫画かドラマでやってくれたほうがいいや

550 :
>>549
別に珍しくなかろう

551 :
>>549
本編と同じ時間軸で大輔がいないところで他の登場人物に起こった話を
本編とは違う三人称小説で書くとは考えないのか

552 :
ビブリア実写映画はティザーポスター公開されて11月1日公開なのはわかったが
まだ主役二人以外のキャストは出さないのか

553 :
来月刊発表されないな
大黒さまの福さがしの感想見ないけど、読んだ人どうでしたか?

554 :
誰も読んでいないのでは

555 :
こういう感想見ないけど、みたいなのは当人や近い人物の観測気球と思ってる

556 :
一ヶ月経ってTwitterも読メもゼロってことはマジで誰も読んでないな

557 :
5月は1,2で休めなかったので諦める(´・ω・`)

558 :
5月刊は何がオススメ?

559 :
>>553
過去にこの作者の読んだ事あるやつならほぼ手出さないし、そうでなくてもあの表紙では誰も手出さないからな。そういうことだろ。

560 :
大黒は新人かと思ったら随分昔にデビューしてたんだな

561 :
6/23発売
●霊能相談士・初ノ宮行幸の事件簿 1 【著:山口幸三郎/絵:清原 紘】
●永遠の庭で、終わらない恋をする 【著:マサト真希/絵:】
●レッドスワンの絶命 赤羽高校サッカー部 【著:綾崎 隼/絵:ワカマツカオリ】
●アルケミストの不思議な家(仮) 【著:有間カオル/絵:中村至宏】
●シロクマ係長の奇跡(仮) 【著:鈴森丹子/絵:梨々子】
●さよなら、君のいない海 【著:秀島 迅/絵:】

562 :
ここ半年で一番豪華だな

563 :
絵師が豪華だな。清原とワカマツ

564 :
シリーズものでずっとまえからやん>ワカマツさん

565 :
綾崎作品でワカマツ絵以外だと違和感を覚えるぐらいだ

566 :
綾崎のは文庫落ち

567 :
綾崎だけ文庫じゃなく単行本なのな

568 :
ローソンの企画だからだよ
有間も前に出してた
他社でもやってる綾崎と有間はともかく残り2人は謎だった
あれ売れたのかな

569 :
ビブリアの実写映画の特報映像がやっと解禁された
東出昌大が田中嘉雄、夏帆が大輔の祖母・五浦絹子の若い頃の役で出てる

570 :
大失敗確定のビブリア映画

571 :
完結してるのはともかく、客を呼び込む旬が過ぎてるよな…

572 :
映画に合わせて短編集ぐらいでるやろきっと

573 :
つーか今度のは剛力とは別方向にきついな栞子さん。35歳ぐらいに見える

574 :
>>572
今年、三上さんによるビブリアのスピンオフ作品を出す予定って言ってるのがそれだろうな

575 :
安東あやはそこそこ売れてそうなのに、続刊が出ないな
固定ファンが少ないのかな…
猫と透の続きが出ない

576 :
西尾維新まさかの小説家になろうデビューか。

577 :
結局今月もシリーズ2本以外は厳しいか
なかなかヒット飛ばす新しい作家が出ないな

578 :
そりゃ劣化コピー繰り返してるからねぇ

579 :
お仕事もの増えないかな。マニアックな奴

580 :
ビブリアどうなったんだよ

581 :
月夜コミカライズするらしいが、知り合いの漫画家に描かせるらしいな
佐野は内輪ばかりで盛り上がってて傍から見てると愉快じゃないわ

582 :
京都の骨董屋のアニメやってるがここのじゃないよな
その手の作品展開をどんどんよそにとられているような…

583 :
こるものの作品、このままだと二巻が厳しいらしい
読メでは登録数が270でレビューも結構ついてるしまあまあ好評っぽかったのに、厳しいね
ほとんどレビューがつかない作品なんかもう全然売れてないんだろうな

584 :
評価してるのが信者ばっかりだもの
こるもの節がとか

585 :
大人になり損なっ・・・乙女心を忘れない女子がメインターゲットのMW文庫でネットネタとか炎上()とかやって何がしたいのかと

586 :
山口幸三郎の新作一巻を読んだんだが、これ最初の三話までは面白いのに、
ページ数のおよそ半分を占める、四話目がイマイチだな

オチがうまく落ちてないというか、消化不良というか

二巻目でスッキリするのかな?
一応、続きも買うつもりではいるのだが

587 :
『初ノ宮行幸の事件簿』が思ってたより面白かったので、Amazonレビューでも書こうと思ったんだけど、うまく書けない
「ありふれた設定だけどオモシロイよ!」なんて、半分disってるようなもんだし

Amazonで一巻が売り切れるほど売れてるのに、レビューがないのはこういうことか……

588 :
それは単純に君の作文能力の問題だろう

589 :
可もなく不可もなく斬新でもなく。てか王道展開好きやねん
て、感じでどうよ

590 :
>>588
大体あってる

>>589
うーん、まあそんなところかねぇ
あんまし大絶賛だと、途端にステマ臭くなるし、それが正解か

たぶん客観的に見れば、星四つくらいが妥当な評価なんだと思うが、
小野不由美の『ゴーストハント』を読んで以来、ああいう話が大好物になってしまってな
まあ、もうちょい考えてみるわ

591 :
ビブリオの新刊は9月

592 :
これか
メディアワークス文庫 9月22日刊
ビブリア古書堂の事件手帖〜扉子さんと不思議な客人たち〜

扉子さん…? 誰?

593 :
映画11月なのに9月に出しちゃうのか。直前の方が盛り上がるだろうに

594 :
3ヶ月連続とか?

595 :
■ 中国スパイ、アメリカで日本叩き運動を先導
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53848

8月6日、「デイリー・コーラー」が、「ファインスタイン議員の補佐官でスパイを行っていたのは、
中国系米国人のラッセル・ロウという人物だ」と断定する報道を流した。
ロウ氏は長年、ファインスタイン議員のカリフォルニア事務所の所長を務めていたという。

デイリー・コーラー誌は、ロウ氏が中国政府の国家安全部にいつどのように徴募されたかを報じた。
ロウ氏は、サンフランシスコの中国総領事館を通じて、長年にわたって同安全部に情報を流していたという。

ファインスタイン事務所もFBIもこの報道を否定せず、
一般のメディアも「ロウ氏こそが中国諜報部の協力者、あるいはスパイだ」と一斉に報じた。
主要新聞なども司法当局の確認をとりながら、ロウ氏のスパイ活動を詳しく報道した。

■ 米国に工作員を投入する中国当局

今回、米国において慰安婦問題で日本を糾弾する人物が、実は中国のスパイだったことが明らかになった。
つまり、中国当局が米国に工作員を投入して政治操作を続けている実態があるということだ。

長年、米国議会の意向を反映するような形で慰安婦問題を追及してきたロウ氏が
実は中国政府のスパイだったという事実は、この中国の役割を証明したといえる」と解説していた。

596 :
映画「ビブリア」の8月24日から発売のムビチケ特典が『ビブリア古書堂の事件手帖 〜扉子と不思議な客人たち〜 特別版』、最終7巻のその後、栞子と大輔の後日譚を描いた小冊子だって。表紙に大輔が初登場しとるな。

597 :
映画は見たくないのでそれだけ読ませてくれ

598 :
農村ガール!に期待していい?

599 :
だから扉子って誰よ

600 :
本命 誤植
対抗 娘
大穴 もう一人の古書店探偵

601 :
表紙上がり見て作者が気づかないわけないし、さすがに誤植はないだろう
しかし、表紙の栞子さん胸小さくなってるような

602 :
タイトルについて、わざわざ「栞子と思いきや、「扉子」とは一体誰なのか?」と書いてるぐらいだから誤植ということはないだろう

603 :
表紙出てたのね

604 :
栞子を狙う異次元からの刺客やろ扉子

605 :
本編の「その後」を描く最新刊『ビブリア古書堂の事件手帖 〜扉子と不思議な客人たち〜』が9月22日に発売決定 ? ライトノベル総合情報サイト ラノベニュースオンライン
http://ln-news.com/archives/79607/post-79607/

606 :
カバーイラストのラフ見るに扉子は娘で決定かな
ムビチケ特典の特別版表紙、栞子さんのお腹部分に文字がのって見えにくくなってるのは偶々かなと思ってたが
もしかしてお腹膨らんでるのを隠してるのか

607 :
黒木華と野村周平だと親子に見えるな
少なくても同年代には見えねぇわ
つーか野村周平も大輔にイメージ近づけるために髪型変えるくらいしろよ

書下ろし小冊子の為にイオンシネマで前売り券買おうと思ったけど
うちに近いところでは扱ってなかった

608 :
うちの近所も扱ってなかったわ

あと九月に出るビブリアの新刊あらすじ

ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。
その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。
そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった−−。
女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。
人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。

609 :
                           前売り券を買う前に言っておくッ!
                    おれは今前売り券を買う金で飯でも食えばよかった気分をほんのちょっぴりだが体験した
                  い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       ムビチケが入った封筒に特別版も入っていたんだが
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        本文だけなら6ページというあまりの薄さに入れ忘れられたのかと思ったぜ
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    アニメイトやとらのあななんかで貰える
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    メッセージペーパーと変わらなかった
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  限定版商法の恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…




内容は大輔が栞子と入籍して栞子が妊娠してて絵本について語り合うというやつだった

610 :
>>609
A3にフォント8くらいで両面なんだろ?

611 :
>>610
フォントはわからんがA5の両面4枚を真ん中でホチキス止めしたA6だ

612 :
>>609
あくまでチケットの付録なんだしそんなもんでしょ
7巻と最新巻の間を繋ぐ話ということで最新巻には収録されてないっぽいからそれだけでいいわ

613 :
5つ星のうち3.0「他人との間にある距離の難しさ」をテーマにしたのは良いが、若干の未消化感も。キャラ造形や取材の綿密さは安定。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R23Z1YK0LOQ41D/

614 :
寛政期の江戸・吉原を舞台に「料理が旨い」と評判の遊郭で働く菓子専門職人の若者を主人公にした作品・第二巻。
今年のボロボロな電撃文庫の新人賞の中に在って、数少ないキラリと光る物を感じ事もあって拝読する事に。

615 :
物語は夏を前にして同じ料理番の勘助が足の骨を折ってしまった事で二階に料理を運ぶ者が不在となった状況から。
人手不足の台所をどう回すかと主人公の太佑も悩んでいたが、そんな折に幼馴染にして美角屋のお職・朝露から
朝露が世話をしている振袖新造の成瀬の様子がおかしいと相談を持ち掛けられるが、
そう遠くないうちに遊女として売り出す「突出し」を迎える成瀬がどうにも塞ぎこんでいるという事で様子を見る事に。
菓子でも食わせて話を聞こうとする太佑だが「朝露姉さんに頼まれんしたか」と見抜かれてしまう。
どうしたものかと思案する太佑だったが、そんな折に最近美角屋で不寝番として働き始めた草次郎が
自分に妙な、ある種の敵対的な意識を向けている事に気付く。
草次郎に嫌われる理由に心当たりがなく、戸惑う太祐だったが、
草次郎が仕事をさぼっているのを見咎めた番頭の源右衛門が周りの人間に馴染まない草次郎を何とかしろと
太佑に「勘助の代わりに使って良いから」と台所で働かせて馴染めるようにしろと押し付けてくる事に……

616 :
ふむ、前巻で気に入った要素である人物造形の上手さや巻末の参考資料が示す丁寧な取材に基いた
江戸期の吉原描写の緻密さなんかは健在。そういう意味では「期待を裏切らない」出来にはなっていると思う。

主人公の太佑とメインヒロインである朝露の物語自体は一巻で片付いてしまっているので
当然ながらこの巻ではサブキャラをメインストーリーの中心に据えなければならないのだけども
この巻の中心となるのは上で紹介させて頂いた朝露が世話している振袖新造の成瀬と不寝番の草次郎。
二人ともこの巻で初登場のキャラクターだけど、共通点は「他人との間に壁を作っている」という点。

617 :
成瀬は朝露が期待するぐらいには容姿も優れ、芸も達者な売り出し寸前の遊女見習いみたいな身分だけど
売り出しを前に気が塞いだ様子を見せている。
そして新しく働く事になった草次郎は仕事ぶりは真面目だけど店の人間に全然馴染まないという困ったちゃん。
この二人が他人との間に築いた壁を幼馴染と番頭に頼まれる形となった太佑が何とか乗り越えようとする姿が
この巻のメインストーリーになっている。

四章構成となっている本作ではこの困ったちゃん二人以外にも、太佑を困らせる人物が出てくる事に。
一人はこれまたこの巻で新登場となる登場人物で歌舞伎役者の北山青鶴。
ちょっとした躓きから舞台の上で「大やらかし」をしでかしてしまい、周りから見放されたと自暴自棄の男。
そんな歌舞伎役者の「舞台に戻りたくないが、戻りたい」という相反する想いを描いた短編が一つ。
もう一つの章では前巻で登場した酒問屋の跡取り・徳之進と関取・龍の井。
妾の子として自分を粗略に扱ってきた父親との蟠りを抱えてきた徳之進が迎えた見合いと
親方の娘との恋が破れた龍の井に訪れた新たな春の奇妙な巡り合わせが中心として描かれている。

618 :
「他人との間にある距離の難しさ」というと現代劇では「ヤマアラシのジレンマ」みたいな感じで
「誰かに寄り添いたいが傷付くのが怖い」という現代人の特性を用いて描かれる事が多いのだけど、
本作においては華やかではあっても遊女にとっては苦界でしかないという吉原の暗い部分であったり、
あるいは「家の跡取り」といった前近代的な「身分」というものに縛られて人が生きていかざるを得なかった時代の
「ままならなさ」を活かして描いてあるのが特徴的であるかと。

特に本作のメインキャラクターである成瀬と草次郎を描く上においては「遊女と間夫」という遊郭文化に特徴的な
「偽物の恋を売るが故に真剣な、本心からの恋は身を亡ぼす」という禁断の関係が用いられている。
前巻で太佑は「自分は苦界を生きる遊女にひと時であっても夢を与えられる菓子を作れれば良い」と
どうあっても自分の物にはならない朝露との間にある手の届かない距離を割り切る事にしたのだけど、
成瀬と草次郎の関係は更に難しい。

619 :
二人の間にはより遠い距離が横たわっており、それが故に互いに想いあっていても最後の最後まで通じない、
届ける事のできなかった想いがすれ違い合っていたという終盤の展開は上にも書いた「ままならなさ」と
その末に迎えた悲劇性が上手く描き出されていた。

ただ、このメインとなる二人の関係の描き方は悪くないのだけど、それ以外の部分が若干ごちゃついていた印象。
歌舞伎役者・北山青鶴のエピソードはまだまとまっていた物の、それ以外の部分ではテーマの未消化感が感じられた。
特に酒問屋の跡取り息子・徳之進は最初から最後まで出ずっぱりなのだけど、
何故か太佑と同じ料理番の末吉と仲良くなろうとしてみせたり(その割には最後まで末吉との関係は変化しない)
新たな春を迎えた龍の井との間に生じた問題でも勇気を出して真実を打ち明けたが結局は宙ぶらりんのまま終わるなど
どうにも「スッキリしない感」が残ってしまったのは頂けないかと。
無論、リアルの人間関係として考えれば人間関係がスッキリ片付くなんて事はあまり無いし、
作者の意図もそのリアルを描こうとしたのかもしれないが、読んでいる側としては割り切れなさを感じたのも事実。
この辺りはもう少しうまく処理して欲しかったかと。

620 :
個人的には作者の売りは人物造形の上手さにあると思った次第。
ライトノベル同様にライト文芸も下手な作家だと登場人物に記号臭さというかテンプレートな印象を受ける事が多いが
そういった「ありがちなキャラ造形」に頼らず、それでいてしっかりと個々の登場人物のキャラが立っているのは立派。
特に番頭の源右衛門なんかは堅物ではあるのだけど、時々みせる茶目っ気に人間臭さを感じさせて実に良い。

本作はこの二巻目で完結の様なのだけど、ブラッシュアップするべき点は明確だし
上にも書いた様な今後の作家生活を支えていくだけの武器はしっかりと持っているので期待している。
今後はライト文芸作家として活動するのか、時代物を描くのにより相応しい場所に移るのかは分からないが
どこに舞台を移してもそれなりにやっていけるだけの力量は示したのではないかと思わされた一冊だった。

621 :
 
5つ星のうち3.0「他人との間にある距離の難しさ」をテーマにしたのは良いが、若干の未消化感も。キャラ造形や取材の綿密さは安定。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R23Z1YK0LOQ41D/

622 :
映画までの繋ぎか、ビブリアは10月に角川文庫から『栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック』も出るな

623 :
5つ星のうち4.0「バンドがしたい!」その熱い想いだけでまっしぐらに突き進む高校生たちの眩しい姿を衒いなく描いた良作。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2SK8N41TDQ91X/

624 :
拾い上げでのデビュー作となった「幼馴染の山吹さん」から10ヶ月ちょっと。
前作は主人公の思春期的な「不器用さ・格好悪さ」はよく描けていたけど、サブキャラの使い方などがイマイチで
「確かにこれは拾い上げレベルだなあ」と思わされたが、そこからどれぐらいレベルアップしたかを確かめてみる事に。

625 :
物語は主人公の高校生・稲葉恭一が学校の廊下をエレキギターを弾きながら「軽音部部員募集中です!」と
部員の勧誘をしつつ、他の生徒や教師から追い回されている奇妙な女子生徒と出くわす場面から始まる。
女子生徒が活動場所だと叫んでいた旧校舎の音楽室を尋ねた恭一は無人の教室に置いてあった鞄で
「春夏秋冬ちとせ」という読み方すらよく分からない件の女子生徒の名を知る事に。
翌日女子生徒が自分と同じクラスだと知った恭一だったが担任の山路からちとせとともに呼び出しを食らう事に。
指定日以外の部員勧誘を行ったちとせ共々、何度指示されてもドレッドヘアを切ろうとしない恭一は
実力テストで恭一がドベ、ちとせがブービーという事もあり罰として校庭の草むしりをさせられる羽目に。
互いをブービー、パラッパと呼び悪態を付き合いながら草むしりをしていた二人だったが、
恭一が落としたキーホルダーが「カルーア」というバンドの物であった事に目を付けたちとせは
自分もファンであ る事を名乗った上で部員がゼロになった事で去年廃部になった軽音楽部に入れと誘ってくる。
素気無く断った恭一に残念そうなそぶりを見せながら、ちとせは「カルーア」が近々解散すると告げる。
「音を鳴らせば本音が響く、自分には生音を聞けば演奏者の本音が分かる」と摩訶不思議な事を宣言するちとせだったが
数日後に恭一は幼馴染で同じ高校に進学した萌子から「カルーア解散」の驚くべき報せを伝えられる事に。
まさか、と思う恭一だったが、草むしりの際に手を握ったちとせから恭一がドラムをやっていた事を見抜かれた事で
更にしつこく勧誘を受けた事で、ドラムを、そして音楽そのものを止める切っ掛けとなった
中学時代の「傷」を抉られる様に感じてしまい「何が軽音楽部だ、音楽なんて何も残らねえ、一人でやってろ!」と
辛辣な言葉をちとせに向かって吐いてしまうが……

626 :
おお?随分とまた成長しているじゃないの!
一年足らずでここまで変わるって一体どういう研鑽を積んだんだ、作者は?
前作で見せた「不器用な青春」を描く良さは残したまま、登場人物の描き方が格段に向上しているじゃないか!
こりゃビックリ。

物語の方 は中学時代にそれまで打ち込んできたドラムをある事件が切っ掛けで捨てた少年・恭一が
ムチャクチャな方法で部員を勧誘し、音を聞けば演奏者の秘めた本音を見抜くという特殊能力を持ち
なぜか文化祭での演奏に拘る少女・ちとせに引っ張られる形で再びドラムを叩き始め、バンド仲間を集め
様々な障害を乗り越えながら、ちとせの夢であ る文化祭での演奏を目指す……というまさに王道の青春モノ。

627 :
小 生、普段から「ヒネリが足りない、工夫が無い」とあっちこっちの作品にケチを付けまくっているけど、
この作品に限っては別。下手なヒネリを加えるよりも「まっしぐらな青春」をそのまま、
何の衒いも無しにバシッと書いてみせたこのやり方が間違いなく正解であ るし、それが故に登場人物であ る
ちとせや恭一の「バンドがしたい!」という熱がダイレクトに伝わってくる作品に仕上がったか と。

何よりヒロインであ るちとせのキャラが良い。
序盤は中学時代に信じてきたバンド仲間から手ひどい裏切りを受けた恭一がちとせの軽音楽部への情熱に対して
「音楽なんか何の意味も無い」とボロクソにこき下ろすのだけ ど、そんな恭一に対して取った行動が
「食らった恭一が尻もちをつく位、顔面に思い切りパチキを入れる」ですよ!女子高生のパチキ!
……あ、関西以外の方には「パチキ」言うても分からんか、要するに頭突き、チョーパン!
いやー、世の中には男子にちょっと手を出すヒロインを描いただけで「暴力ヒロインだ」などとキイキイ喚く
アホな男性読者も多い中でこんな元気な女の子を出してくれただけで嬉しくなるねえ。
しかも恭一加入後も足りない部員を補うために小柄な上級生を訳も知らせないまま部室に連れてきて
「確保ぉ!」とかやっちゃう辺り、お前は涼宮ハ〇ヒか と……

628 :
斯様にかなり強引なちとせではあるんだけど、好感が持てるのは「無理強い」はしない人物だからか と。
「音を聞けば本音が分かる」という能力を持つちとせが勧誘するのは様々な理由から音楽を離れていても
心の奥底では「音楽やりたい!バンド組みたい!」と思っている「バンドの魅力に取り憑かれた連中」なのであ る。
そのちとせの情熱に引っ張られる様にして一度はドラムを捨てた恭一を始め、軽音楽部の部員たちがまっしぐらに走る。
文化祭のステージを目指して、自分たちの青春を輝かしい物にしようと脇目も降らずに突き進むのであ る。

無論すんなりその夢が叶ってしまうとお話にならないので当然の事ながら
ちとせの夢には様々な障害が立ち塞がるし、特に元々が問題児であ る恭一やちとせの前には
問題児を文化祭のステージに上げるわけにはいかないと真っ向から反対してくる生徒会の面々や
生徒間の面倒ごとに下手に関わって責任を取るなんて真っ平という事無かれ主義の教師陣といった
無理解な人々も出てくるわけであ るが、そんな物を苦にしないとばかりに抗い
前へ、前へと自分たちの夢に向かって突き進むちとせや恭一たちの姿が周りの傍観者たちを感化して
「夢への協力者」へと仕立て上げていくのが何とも痛快であった。

629 :
まあ、粗が無いわけではない。
軽音学部の面々の中でも萌子みたいなキャラが薄くて埋没気味な登場人物はいるし、
文化祭のステージを目指す上で最大の障害となる生徒会長の紗月が生徒会から軽音楽部に鞍替えした伊吹に対して
異常なまでの拘りを見せた理由が明確でないのでキャラクターとしての動機が今一つ見えてこない。
割と序盤から恭一たちに絡む教師の山路が終盤でそれなりに良い事を言う割にはそれまでのキャラとしての使い方が
全体的にボンヤリとしており、終盤で良い事を言うキャラとしては存在感が弱かった……と色々とある。

しかし、そんな粗があったとしても本作で作者が見せた「熱」だけは本物であ ると断言したい。
青春モノに欠かせない要素であ るだけに若人特有の不器用ながらも、時にはズッコケながらも
まっしぐらに突き進もうとする「無尽蔵の熱」を真正面から読者にぶつける様なスタイルが何とも心地よい。
ヒネリを加えた変化球みたいな作品の楽しさを否定するわけでは無いけど、
やっぱりこういう「ストレートど真ん中」みたいな作品があってこそ変化球も映えるのだなと思わされる。
「若さ」や「眩しさ」みたいな物を吸収して魂をリフレッシュさせたいという方には間違いなくお勧めの一冊。

630 :
5つ星のうち4.0「バンドがしたい!」その熱い想いだけでまっしぐらに突き進む高校生たちの眩しい姿を衒いなく描いた良作。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2SK8N41TDQ91X/
 

631 :
お前が書いた佐野徹夜の感想、星2、3の評価レビューにいいね数ダブルスコア付けられてるぞw

632 :
これが本性やからな


おおッ?!
「ラノベ」「感想」「長文」でググったらここは王女様の巣ではないか!
……ってラノベの感想を一冊につき3000字以内に収めろとか無理に決まってますよ。だいたい、私興が乗ると4000字ぐらいのレビュー書いちゃいますし。(確か石川博品の「四人制姉妹百合物帳」は4500字ぐらいになったと記憶)
短く収められるっていう方は「ラノベについて語りたい」という熱量がその程度なんじゃないですかね?無論、自分も短く収められればより良いと思いますし、そうしようとあれこれ試しているんですけどね。無理無理無理カタツムリ!
私や王女様、あるいは田丸さんみたいな「傑作と思ったラノベを語るのが好き、駄作をこきおろすのはもっと好き!」というどうしようもなくパトスが滾った人種は短く纏めようと思っても、次から次へと「語らなきゃならない事」が湧いてきちゃうし。
こういう人種にとっては読み手の「需要」とか一切関係ナッシング!需要以前に自分が他のラノベファンに聞かせたい事が、なんなら相手の胸倉を掴んででも語って聞かせたい事が山ほどあるし。
なので王女様が滾るパトスで一冊あたりのブログ記事を長々と書いても一切問題は無いかと。むしろ、語りたいだけ語ってこその王女様かと!
我々は「需要」があるから語るんじゃない、自分が語りたいから語りたいんだッ!

……あ、コメントがめちゃくそ長くなってしまった。王女様に見つかったら鞭と蝋燭とハイヒールでボコボコにされかねんからさっさとトンズラしよう(スタコラ‐

http://ranobeprincess.hatenablog.com/entry/2018/08/09/163331

633 :
ここに感想書く奴もいなくなったな

634 :
>>632
うっわ気持ち悪
典型的なオッサン文体だな

635 :
自分の中でこの人は、佐野徹夜とズブズブのイメージがある

636 :
作家がレビュアーと馴れ合ったら終わりだな

637 :
あいつAmazonでボロボロに書かれてるもんなぁ。新刊のペースも遅いし。
月夜でも思ったが無駄なシーンが多いんだよ。そこらへん添削出来る能力身に着けないとだめだと思うわ

638 :
西尾維新とか有川浩くらいの作家だと思ってるんじゃないかな
ツイッターの自分語りをみてると

639 :
二作目の出来が酷かったのに自意識だけが肥大してるからな

640 :
おまえら、著者と交流を持てることが羨ましいんだろ?

641 :
『ビブリア』シリーズは成長していく扉子を中心にして今後も出していく予定だそうな

642 :
ネタバレルールも守らないバカ

643 :
641はツイッターの作者の発言なのでネタバレも何も・・・

644 :
>>642
3日前の作者のツィートなんでもうネタバレも何もないかと思ったんだが悪かったな

645 :
じゃ、本に書いてあることもネタバレにならないのかい?
違うだろ

どこがソースだろうが場所ごとのルールは守らないと
ツイッターに書いてあることはツイッター閲覧者に向けられたもの

646 :
なんだいつものコロコロ荒しマンか

647 :
言い返せなくなると、すぐにコロコロだのなんだの
話とは関係ないことで相手を貶めることを始めるんだよね
似た考えを持つ人らが他にもいるとか、出先で接続先が変わるとか
そういうことに一切頭が回らない2000年初頭で止まってる老人

648 :
>>647
641です、自分の不用意なスレをお騒がせることになって申し訳ない
642さんに悪かったと謝ったところ、645さんにさらにお叱りを受けて反省しましたが
646さんの発言を受け(あれって私宛じゃないんでしょうか?)
これはもう余計なことは言わないほうが良いかなと思い、黙っておりました
ほんとうに申し訳ない

649 :
×自分の不用意なスレをお騒がせることになって申し訳ない
○自分の不用意な発言でスレをお騒がせることになって申し訳ない
方々、重ね重ねほんとうに申し訳ございません

650 :
実際ID変えまくってNG避けしてるクズが何言っても説得力なんてありません

651 :
>>650無知恥ずかしい

652 :
レッドスワンシリーズがやばいくらいおもしろかった

653 :
上野はやっぱ電撃よかこっち向きやね

654 :
5つ星のうち2.0作者特有の「みちのく愛」は感じられるし、生命倫理というテーマも良いが、圧倒的なボリューム不足。ページ数少なすぎ!
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2Z2F0HAMN3962/

655 :
「みちのく」をこよなく愛する作家上野遊の新刊。
一つ前の作品は電撃文庫で刊行されたファンタジーものだったが、明らかに東北っぽい舞台設定が感じられた代物。
今回は再びメディアワークス文庫に戻って実在の東北地方を舞台に。

656 :
物語は新卒ほやほやの新社会人・大神華が就職した月見食品の秋田営業所を目指して車で山中を走っている場面から。
明らかに道は細くなっていき、カーナビの案内がおかしいと思い始めた頃に華は道端に座り込んでいる男を見付けるが、
近寄ってみると大怪我を負って意識を失っており、気が付くと華の目と鼻の先には一頭の熊。
怪我人を助けようとしたものの、足をもつれさせて転んでしまった所に熊が寄ってくる気配を感じ
イチかバチかで死んだふりを試みる事に。
絶体絶命のピンチに死を覚悟した華だったが山の中から現れたもう一頭の熊の様な大男が
華の車で熊に体当たりして撃退してくれたものの、華は「死んだふりなんてするバカがいるか!」と一喝されてしまう。
配属早々熊に襲われたり、車は廃車になったり、助けてくれた男はイヤな奴だったりと大変な目に遭った華だったが、
翌日配属された秋田営業所で所長の西住から指導係として紹介されたのは熊から助けてくれたイヤな男。
本城猛と名乗ったその男は華の指導なんか真っ平だと断ろうとするが仕事の特殊性で他に指導係がいないらしい。
華が秋田で任される事になった仕事、それは猟銃を手に農作物を荒らす害獣を駆除するハンターだった……

657 :
うむ、見事なまでのタイトル詐欺&表紙イラスト詐欺。
表紙に描かれた女の子が農村の畑で農作物相手に奮闘する仕事か と思ったら、農作物を荒らす害獣を狩る仕事とか。
いや、二年ばかり前に物語の舞台となった秋田北部で戦後最大の獣害事件が起きたぐらいだからタイムリーなネタだし
作者らしい東北愛が詰まった、東北ならではの作品ではあるのだが。

導入部分での登場人物の出し方が非常にベタというか、何十年前の少女マンガだよって感じで苦笑。
ヒロインをトラブルに遭わせ(凶暴な熊に襲われそうになるという点は独特だが)
その場に「王子さま」が駆け付けてくれるけど、第一印象は最悪で「なんなのアイツ、サイテー!」となる、と。
そして翌日教室での転校生紹介の代わりに職場での指導係紹介の場面で「アンタはあの時のイヤな奴!」。
印象最悪な出会いからヒロインと王子さまの距離はどうやって近付いていくのでしょう、って……うん、古い。

658 :
話自体は華の猟銃を取り扱うハンターとしての資格取得や不愛想なままの猛による山の中の歩き方の訓練が前半のメイン。
最初は華が住む事になった一軒家に「やたらとガッチリ固定されたロッカー」が置いてある意味が分からない状態から
講習や試験を受け、必要な審査や試験を繰り返して銃を扱う資格を得るまでが細かく描かれる。
ただ、この辺りの描写は新鮮に感じる人もいるのだろうけど、岡本健太郎の「山賊ダイアリー」を読んでいると
「うーん、ま、ここら辺は知ってるからなあ」という感じで「話をもう少し動かして欲しいな」と思わないでもない。

ようやく話に動きが、要するにハンターの本分で ある害獣狩りが始まったか と思ったら生け捕り作戦。
……が、ここで作者による読者サービスが!
なんとメディアワークス文庫での前作「ななもりやま動物園の奇跡」の登場人物がカメオ出演!
しかも「ななもりやま」の物語に出てきた人物の「それから」がそれとなく匂わされているし!
いやー、一人の作家さんを追い続けるとこういうサービスがあるから堪らない!

659 :
……が、このほんわかムードの中で華が自分に与えられた仕事の意味を教えられる事に。
「生け捕り」が必要だったのは二頭で、一頭余った時にはどうするか?
犬や猫なら飼い主を探す事もできるのだろうが、放っておけば害獣となる野生動物はどうなるか?
それまで都会の住人だった華が初めて「自分の仕事は生き物の命を奪う事で ある」と突き付けられる瞬間で ある。
白鳥士郎の「のうりん」でも害獣対策の話は描かれたが、こちらはよりリアル仕様。
おちゃらけで誤魔化さず「生き物を殺してナンボと言う仕事がハンターで ある」という点から逃げる事を許さない。
そして「こちらが殺そうとする以上、野生動物もこちらを殺しにかかってくる」という点からも逃げない。
それを覚悟できない人間には生きていけない世界だという事を真正面から描こうとしているし、
華に対する猛の態度もその辺りに絡めて描いてある。

「命を奪う仕事」が屠殺業を含めて、人の目から遠ざけられている日本でこういうテーマを
女性読者も多いライト文芸の世界に持ち込んだ作者・上野遊の挑戦意欲は高く評価されてしかるべきか と。

660 :
……が、テーマは良いんだけどこの作品の総合的な出来という点を語らせて貰えばメディアワークス文庫での前二作、
「化け猫島幽霊分校の卒業式」「ななもりやま動物園の奇跡」には少々及ばないと言わざるを得ない。
その最大の理由が話の膨らませ方の不足で ある。
本文が260頁弱なのに、上で紹介させて貰った華が「ハンターとは命を奪う仕事」で ある事を突き付けられる場面が
140頁辺りなので ある……この時点で「ここから話を動かすのは少々遅くないか?」と思わされた。
その時点で華と猛の関係は反発し合ったままで あるし、むしろ華の覚悟の不足が露呈してより開いた形になっている。
主役カップルの関係をここから最終的に結び付けるにしても残り120頁というのはいかにも不足している。
そもそも「化け猫島」が380頁、「ななもりやま」が440頁と比較的厚めの本だったのと比べて
この作品は手に取った瞬間から「あれ、薄いな?」と思わされたので、この時点でイヤな予感がした。

そしてそのイヤな予感はその後の展開の異様な速さとして現れる事に。
拗れ切った華と猛の関係が修復され、近付いていく過程がやたらと強引というか……山の中で遭難した華に対する
助けに来た猛の第一声が「よく頑張ったな」というのはその前の展開を考えると少々不自然だし、
そこから東京に出た猛の都会での頼りなさという理由だけで一気に距離が縮まるのは更に強引に映った。

661 :
クライマックスの展開でもキーとなる小学生がそれまで他の登場人物からの伝聞という形でしか登場せず、
現れたと思ったらいきなり物語の中心に飛び込んでくるのでこの展開がひどくご都合主義と言うか
唐突感たっぷりといった感じにしかなっていないのも読んでいて話の繋がりにぎこちなさを感じた理由になっている。

何より華の「命を奪う覚悟」を手に入れる過程があまりにもあっさりとし過ぎていて折角のテーマで ある
生命倫理との向き合い方がものすごく浅い物の様に感じられてしまう辺りが何ともいただけない。

前二作で感じた作者の構成能力はこんな物では無かった筈なのに、なんでこんな風にぎこちない構成になったか と言えば
これはもう圧倒的に与えられたページ数の不足にあるとしか言いようが無い。
前二作と同じぐらいのページ数が与えられていれば、こんなぎこちない強引展開にはならなかったと思うのだが。
どうして実力ある作家に十分な、その才能をフルに発揮できるページが与えられなかったのか理解に苦しむ。
メディアワークス、というか電撃文庫編集部には作家の才能に見合うページ数を与えるよう猛省を促したい。

662 :
5つ星のうち2.0作者特有の「みちのく愛」は感じられるし、生命倫理というテーマも良いが、圧倒的なボリューム不足。ページ数少なすぎ!
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2Z2F0HAMN3962/


 

663 :
>>653
面白かったよ
主人公女だからかなり女子向けにはなってたけど

664 :
5つ星のうち4.0「覚」で始まった物語が「覚」に立ち返って……全キャラ登場と原点回帰の王道展開に燃える最終回……じゃないの?!
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3N526CSPQJ7UB/

665 :
シリーズの中ほどからその姿を見え隠れさせていた「白澤」の正体に近付きつつある中、
主役で ある絶対城と礼音の周りにも危険が迫り、これからどういう展開になるのか とハラハラしつつ次巻を待ってたら
前巻からの間隔が一年以上、13か月とは蛇の生殺し。それでも出たら読んでしまうのが人の性。

物語は……と、いつもの様に序盤の展開をご紹介しようか と思ったの だけど止めておく。
今回序盤から「えっ、まさか」という展開が続くので序盤を紹介する事すら野暮になってしまうので ある。
動いたと思った次の瞬間にアクセルを床までベタ踏みするかの様な「急発進」には些か面食らった。

666 :
今回の物語の中心となるのは「裏切り」で ある。
10巻以上になる長期シリーズの中で絶対城や礼音に対する協力的だった筈の登場人物が次から次へと現れては
二人を窮地に追い込もうとする展開に。
それこそ平野耕太の「HELLSING」で序盤から頼れる執事として活躍してきたウォルターが裏切り者の顔を見せたのと
同じ様な衝撃が、「まさかこの人物まで白澤側に回るなんて!」という衝撃と絶望感が主役二人だけでなく
読者をも包囲していく様な形で押し進められる。

今回は「白澤」との全面抗争。
「高い地位にある者に妖怪に関する完全な知識を授けてくれる」という中国の伝承に登場するだけで、
凡そ正体と いう物が全く掴めない奇妙な妖怪「白澤」が最後の最後に登場するというのは
「妖怪」に関するあらゆる文献や言い伝えを知り尽くそうとして、「妖怪学」なる学問を打ち立てようとする
学級の徒・絶対城先輩の知識を求める姿を描いた物語としてはクライマックスのエピソードにこれ以上は無いか と。

667 :
「白澤」との戦いが単純な殺し合いではない所がミソな訳で、彼らが仕掛けてくるのは「誘惑」。
上にありとあらゆる人物に裏切られる、と書かせて頂いたが自分が追い求めてきた妖怪に関する知識、
なかんずく井上円了が著した伝説の書籍「真怪秘録」の存在までチラつかされて心が揺れるのは誰よりも絶対城先輩。
いつもクールな絶対城先輩の唯一の弱点が「人並み外れた学究への意欲」にあるわけで、
ここに「白澤」はつけ込んでくる事に。
お陰でこの「悪魔の囁き」に揺れる絶対城を傍で支える礼音の献身と健気さがこれまでになく光っている。

同時に周りから孤立した状態に追い込まれていく展開だからこそ二人の仲が急接近するのもこの巻の大きな特徴。
一応は既に彼氏・彼女の関係になった二人ではあるの だけど、絶対城の不器用さと礼音の女子力不足もあって
やっている事はそこらの中学生よりも奥手という読者が「お前ら早くやる事やれよ」と言いたくなる状態。
そんな二人が追われる立場となった事で結果として「手に手を取り合っての愛の逃避行」みたいな形に。

668 :
物語の中盤で遂に絶対城先輩は「陥落」してしまうの だけど、
その直前に礼音と激しく粘膜同士を擦り合わせるシーンまで挿入されているのだから峰守先生超頑張った!
(誤解は招くかもしれないが、嘘じゃないぞ?)
かくて礼音は一人ぼっちで戦う羽目に陥るの だけど、ここからの展開が非常に燃える!

個人的に好きな王道展開は幾つもあるの だけど、その中の一つが長期シリーズの終盤が原点に回帰する展開。
例えば成長して幾つもの必殺技を身に着けた主人公がラストバトルで使うのが序盤で使った技、というのは超燃える。
その意味でシリーズ第一巻で軸となった礼音の「覚」としての能力がこのラストバトルで再び軸となる展開に
胸を熱くしない理由がどこにあろうか?

669 :
「負けて終わるのが常となっている妖怪・覚」が唯一勝って終わる物語に辿り着いた事で
真正面からやり合っても勝つ要素がまるっきり無い「白澤」相手に立ち向かえる様になる辺りに
一巻では自分の能力に振り回されるだけの女の子だった礼音の成長ぶりがよく出ていた。
絶対城と礼音の出会いに始まった物語が最後の最後で礼音の物語に戻ってきたような感動があった。

そして例によって「白澤」自身の正体はビックリ生物学で終わるの だけど……そう来たか。
流石ラスボスだけあって「生物かどうか微妙な存在」を出してきましたか。
知識というか「情報」を巡る物語だけに、これはこれで正解なのかもしれないが……意外過ぎ。
しかも古代中国に端を発する「白澤」が現代中国の一つの特徴となってる「アレ」を武器に使っていたりと
本当に毎回よく思い付くな、と峰守ひろかずの発想の豊かさに驚嘆するばかり。

670 :
ただ、今回ちょっとばかり引っ掛かったのは物語の語り手で ある礼音が登場しないシーンの処理。
これまで基本的に礼音の一人称で語られてきた物語に礼音不在の場面が描かれて、そこは三人称になってるの だけど、
この三人称の部分がえらく説明臭いので ある。
状況を説明する為に登場人物が不自然な会話を交わす「説明台詞」もそれなりに引っ掛かる代物ではあるが、
地の文で説明が延々と続くと「これはちょっと」と読者としては一人称部分との落差に違和感を感じざるを得なかった。
ここはもう少し上手に処理して欲しかったところ。

ともあれ、最強の敵で ある「白澤」との戦いも集結し、「真怪秘録」も登場し、全キャラ再登場も済ませて
主役で ある絶対城と礼音の関係も今までになく深まった……平和な日常に立ち返った場面が最後にやってきて
「はー、全11巻、5年半に及んだ長期シリーズとも遂にお別れかー」と感慨に耽っていたら……終わりじゃない???
後書きによるとなんとまだ一冊出すとの事……ここまでやってまだやる事残ってたっけ???

671 :
うーん、気になる……気になるから次は一年とか読者を待たせずになるべく早く出して頂きたい所。

672 :
5つ星のうち4.0「覚」で始まった物語が「覚」に立ち返って……全キャラ登場と原点回帰の王道展開に燃える最終回……じゃないの?!
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3N526CSPQJ7UB/
 

673 :
しね

674 :
( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン ←>>673

675 :
11/24発売
●ちどり亭にようこそ 4 〜彗星の夜と幸福な日〜 【著:十三湊/絵:イシヤマアズサ】
●心の落としもの、お預かりしています ―こはるの駅遺失物係のにぎやかな日常― 【著:行田尚希/絵:】
●幸せは口座に預けることはできません はみだし銀行員の業務日誌 【著:高村透/絵:】
●詐欺師と御曹司 マネートークス(仮) 【著:木崎ちあき/絵:】
●ヘルハウンド―犯罪者プロファイラー・犬飼秀樹―(仮) 【著:青木杏樹/絵:】
●神様の御用人 8 【著:浅葉なつ/絵:】

676 :
幸せ がどうたらってのが3つ
相変わらずヘドが出そうなラインナップ

677 :
神様妖怪の次は金金犯罪と急にうさんくらいラインナップに切ってきたなw

678 :
話題なし

679 :
月夜映画化だってさ

佐野は今月新作出すんだな。3冊目が本当の実力の分岐点だが大丈夫か?
2冊目でボロクソ評価が多かったがこれでだめなら住野よろしくまぐれ作家って確定されるぞ

680 :
>>679
おまえごときが心配することじゃないよ

681 :
お、本人かな?それともヤボ夫かな?

682 :
突っ込まれたらすぐに認定発言w

683 :
こんなスレに張り付いてるのはヤボ夫くらいしかいないからな

684 :
何秒ものは定番だしな

685 :
出会って何秒で○○

686 :
5つ星のうち5.0哀しきナルシズム。自己愛と自己欺瞞に振り回されっぱなしの思春期少年による自意識全開物語。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RUCPABUSMJVJ9/

687 :
大流行のSNSで「いいね!」を集める事に必死になるのが現代人の精神病理みたいに言われる様になって久しいが、
そんな風潮に皮肉の一つも飛ばす人もこれまた他人からのウケを気にしてなるべく「ウケる皮肉」を口にしようと
言い回しやタイミングにとアレコレ工夫しているという笑うに笑えない状況がそこかしこに見られたりする。

他人から認めて貰う事で初めて「愛される自分」を確認できるし、「自分の価値」みたいなものを実感できる……
現代人を振り回すナルシズムに注目したのは70年代のクリストファー・ラッシュあたりからだと思うが
そう考えてみれば今の「いいね!が欲しい症候群」みたいなのもSNSが作られたから生じた訳ではなく、
元々満たされない自己愛を欲するのが現代人だったから、その必然としてSNSみたいなものが作られたとも言える。
そのSNSでウケる方法が「誰にでも一目で分かる良さ、分かり易さ」である事に皆悩んでいるのだが……

ちと前置きが長くなってしまったが、佐野徹夜の第三作となる本作もこのナルシズムがテーマとなっている。

688 :
主人公は他人の頭の上に二桁の「ポイント」が見えるという悩みを抱えて医者に通い、カウンセリングを受けては
おクスリを出してもらっている高校生・青木直人。
ダメな奴の数字は低く、イケてる奴の数字は高く出る「ポイント」の意味に気付いている青木の目には
クラスのリア充の中心である曽山は「78」に見えるし、
「54」である自分の人生はつまらん会社でつまらん資料を作って終わるのだと割り切っている。
そんな灰色の青木の学生生活で唯一胸が華やぐのは「74」であるクラスのマドンナ的存在・成瀬と
昼休みの視聴覚教室で元からハマっていた少女マンガについて話をする事。
たまたま見られてしまった少女マンガに成瀬も興味を持っていた事から運よく始まった交流だけど
自分のポイントの低さから成瀬とこれ以上の関係にはなれるまいと諦めている青木。
そんな青木は密やかに他人のポイントの詳細を「背が低い(−2)、頭が悪い(−1)」と記録していたが、
ある日教室にその他人に見られたら一大事のノートを置き忘れた事に気付き慌てて学校に戻る事に。
戻った教室で青木の目に飛び込んできたのはバカでダサくて空気の読めない事で浮いている女子・春日。
ノートの秘密を黙っている代わりに自分のポイントを教えてくれと言う春日に仕方なしに「42」と応える青木だったが
人の目を気にして生きている様に思えない春日が何で自分のポイントを気にするのかと不審に思い問い質す。
なんと春日は告白したいと思っている相手がおり、しかもその相手は曽山だと言うのだ。
あまりの格差に「無理だ」と見捨てようとした青木だったが、「それじゃ諦めろと言うの?」と言い返す春日に
口を突いて出た返事は「ポイントを上げれば良い」という自分の意志に反した物だった。
しかも何故か自分の成瀬への想いまで白状してしまった青木は春日が曽山に告れば自分も成瀬に告ると約束してしまい……

689 :
痛々しいという他無いな、と一読して思わされた。
自意識の問題から逃れられないのは現代人の宿命みたいなものかもしれないし、
それをテーマにした作品はもはや珍しくもなんとも無いのだけど、本作で描かれているのは
「自意識ゼロで生きていけるわけ無いのに、自分らしく生きる事の素晴らしさなんか説かれても」と
思春期らしい過剰なまでの自意識を持て余し、矛盾を前に立ち尽くす少年の姿である。

紹介させて貰った冒頭部分だと主人公の青木は高校生の癖に自分の人生を達観した様な
コマっしゃくれた、いけ好かないガキみたいに思われるかも知れないが、
読み終えて見れば、素の青木は人一倍感受性が強くそれ故に自分や他人がポイントを上げる事=素の自分を隠して
世間的価値に擦り寄り、リア充然と振る舞う事へのどうしようもない抵抗感を感じている少年なのである。

690 :
そもそもリア充然と振る舞う事に何の欺瞞も感じない様な少年がダサくて空気の読めない春日に手を貸したり
姉の連れてきた婚約者の社会的成功者としての裏面にある冷徹さに不安を感じたりする筈もあるまい。
本来は少女マンガが大好きでその感想を女の子と語り合う事を楽しいと感じる大人しい少年が
「ポイント」という虚妄に支配されて自分を殺し、無理やり自分をリア充側に寄せる苦しさこそが
どこまでも自分に正直な春日に手を貸すという行為を自らの手で殺し続けている自分自身への救済にしている
……青木の行動に透けて見えるのはそんな所だろうか?

「他人に分かり易い価値」に振り回されているのは青木に限られない。
話の中盤で「そもそも少女マンガなんて大して読んでなかった」という意外な事実が明かされる成瀬もまた
「卑屈すぎる」と青木を評しながらも「付き合うのに大変そうじゃないから」という事で選び、
「若さ」や「美しさ」といった他の誰かを納得させる理由なんか無くなっても自分を一生愛し続けてくれる特別な人を求め続けている。

691 :
要するに本作に登場する少年少女はこの「インスタ映え」する様な他人にも分かり易い価値に擦り寄る事への苦しみに
のたうち回り「素でありたい、素のままで愛して欲しい」と悶えているのだが、
これだけであれば「自分らしく生きる事」に無邪気なバンザイをしてみせる些か楽観主義の過ぎる話で終わるだろう。

素でありたいと心の底で願いながらも青木は姉の元カレであり26歳のプータローであるコウちゃんの様な
徹頭徹尾「GOING MY WAY」な生き方は出来ないと思っているし、青木の姉の口から出てくる
「大人になれば綺麗ごとだけでは生きていけない、ただ子供が出来たら綺麗ごとばかり聞かせて育てる」という
台詞にも世間的価値と素の自分の間で振り回される事に疲れながら逃げられない現代人の本音は滲み出ている。
徳の高いお坊様であればともかく、世俗に生きる人間ならではの苦しみと言うべきかもしれないが。

692 :
思うにこれはガガガ文庫で刊行されている「弱キャラ友崎くん」の対となる作品ではないだろうか?
ガガガ文庫の看板作品「俺ガイル」のリア充キャラ・葉山の人物造形あたりから「過剰な分離性を持つ自我」を
テーマとして扱うラノベ作品が出てきたが、その流れの一つとして
自己愛性パーソナリティ―の権化みたいな少女・日南をヒロインに据えた「友崎くん」みたいな作品が出てきたのではないかという認識を持っている。

ラッシュはナルシストの在り方を
「ナルシストは、人生の意味と空虚さの克服とをうたっているセラピーに通ったりもするのだが、
そのくせ、職業上のキャリアではかなりの成功をおさめていることが多い。
ナルシストには、人に与える印象を自由にあやつれる才能がそなわっている。
――つまり、こんな複雑な芸当をマスターしているため、政治やビジネスの世界でうまくたちまわることができるのだ。
なにしろ、現代の政治やビジネスの世界では、実績などより、「人目につくこと」「いきおい」、あるいは勝利の記録などのほうが大切だからである。」と語っているが、
ナルシストの自我と存在の分離に苦しみ、傷付きやすい自分を他人から供給される「自己愛」で癒す側面に注目すれば本作の様なテーマが生じるし、
時に超人的な努力家となるナルシストの別側面に注目すれば「友崎くん」みたいな作品になるのだろう。

693 :
結局のところ主人公である青木はすったもんだの挙句に「足の速い男の子がモテる」子供世界に
今しばらくは留まれる事に救いを得るのであるのだけど、自意識に目覚めたティーンエイジャーが
自我を引き裂かれるほどのナルシズムに侵されねばならない「分かり易い価値」に支配された現代の病理を描いた作品、
世俗に生きねばならんとはいえ、世間的な価値に競争する様に染まる事を求められる時代を生きる少年たちを描いた
苦みの利いた作品として本作は作者の持ち味が出た作品になっている。
死と向き合ったデビューからの二作品とはまたテーマの方向性を変えてきたが、テーマの掘り下げその物は徹底している。
世間から「いいね!」と言われようとする生き方に疲れを感じている人こそ読むべき一冊であろう。

追記
読み始めて暫くは「えらく作風変わったな」と思わされた。
デビューしてからの二作目まではまさに「我が道を行く」といった感じの佐野徹夜だったけど、
今回はなんというかえらくライトノベル調というか「柔らかめ」な感じ。
特に前半の春日が「ポイント」を上げようとジタバタ悪戦苦闘するコメディー感はこれまでに無かったかと。

694 :
5つ星のうち5.0哀しきナルシズム。自己愛と自己欺瞞に振り回されっぱなしの思春期少年による自意識全開物語。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RUCPABUSMJVJ9/

 

695 :
>>693
追記
読み始めて暫くは「えらく作風変わったな」と思わされた。
デビューしてからの二作目まではまさに「我が道を行く」といった感じの佐野徹夜だったけど、
今回はなんというかえらくライトノベル調というか「柔らかめ」な感じ。
特に前半の春日が「ポイント」を上げようとジタバタ悪戦苦闘するコメディー感はこれまでに無かったかと。
(ただし「無理無理無理無理エスカルゴ(かたつむり)だよ……」あたりで披露した作者のギャグセンスには
かなり難しい顔になった……元ネタになった伊集院808の「童貞マニア」は2001年の代物だぜ?)

696 :
四十を過ぎてこんな文章しかかけないセンスのほうがどうかしてる

697 :
映画化作家様なのに青春ポイントのレビューガイジ二人しか書いてないやんw
このRukiってやつ他の佐野徹夜の作品で低評価付けたやつ全員にクソ長文で反論してたやつでしょ

698 :
>>697
見てきた
君月の低評価レビューにすげえ反論してるな
何もんだ?

699 :
全部表紙がおなじにみえる

700 :
絵面の3分の2以上が空。逆光も多し

701 :
>>698
頭おかしい信者か作者本人かどっちかでしょ
これだけ頑張って反論してるのに一度もAmazonで佐野の本買ってないのが笑えるわ

702 :
>>699
この作者に限らず、あの構図は多い気がする

703 :
ああいう表紙って、編集者が指示してるのかな?
ホントはイラストレーターも、もっと変わった絵を描きたいとか、そういうのない?

704 :
(青)空、男女、でかいタイトル文字

705 :
らんどろのTwitter見ると、割といろんなもの描いてるんだよね。女の子の可愛さ全開の絵とかドジった絵とかフラれてイラついてる絵とか
だけど、MW文庫始め商業は全部空虚な絵なんだよなぁ。そういう注文ばっかりなんだろうな

それはそうと、佐野にガイジレビューしかついてないのは、佐野がガイジだからだろ。類は友を呼ぶってやつだ
先月くらいに「俺は文章力ある」なんてほざいてるんだもの。あんな駄文晒してよく言えるよな。アマレビュでボロクソに言われただろうが
デビューから1年以上経ってるのに失笑ものの絶賛コメにホルホルして、批判には真摯さを持たない。こいつには最早伸びしろなんて無いよ

706 :
今月だと私の大好きな小説家をRまでの表紙好きだな

707 :
>>705
絵師はデザイン会社の指示で描いてるんでしょ
要は決める権利はない

708 :
Ruki君はマジで作者本人っぽいのがね

で、僕は、「苛立ちイラついて」は@韻が踏めてるA意味が重複してマジでイラついてることがよく伝わる、リアル
B世俗的な口語をうまく地の文に溶け込ませられてるC漢字とひらがなとカタカナが混じってて字面のビジュアルがいい
D単に「苛立ち」と書くよりその方が読みやすいなどの理由で、いい文章だと思って採用したりするわけだけど、
そういうのが嫌いな人が一定数いるのは、理解はしてるよ……。

小説における文末は好みが大きいと思います。「た」→「た」→「た」はスピード感を生みますし、韻を踏むようにも感じられて、使い方によってそのリズムは心地よく、詩的な表現になります。
「である」の連続使用と違って、「・・・た」「だった」「した」「思った」「感じた」は悪くない使い方です。だからそれを持って、勢いに任せたとは言えないわけです。むしろ、勢いがあるように
見せる時に使う文末です。これは文章の技巧です。結果的に貴殿に合わなかっただけだと思います。私の場合はそのリズムはストレスには感じなく、むしろ、心地よく感じたくらいです。

上が作者のツイッターで下がRuki君の低評価に対する反論ね
投稿は作者の方が後
佐野徹夜の文章呼んで韻を踏んでるなんて思うやつが本人以外にいるとは思えないんだよなぁ

709 :
てかRukiくん名前ちょっと変えてるなw
昨日まではそのままだったのにスレ見てるのか

710 :
電撃の新人賞デビュー作家が尼でステマ工作するのってもはや様式美みたいになってきたな

711 :
>>710
巣にお帰り

712 :
いま本って売れないんだな
ここ最近、有名シリーズとかフェアしてもらえる作家以外は爆死続きじゃないか?
新規でシリーズ続きそうなのはアリクイぐらい?
厳しいな

713 :
「本が売れた時代」なんてないんだな
稀に意味不明な勢いで売れる本が現れるけど

714 :
ビブリアの映画CMを朝に見たけど、主題歌はサザンか
制作は厚遇されてるみたいだが、果たして興行はどうかな……?

715 :
サザンでもおばちゃんのほうだからな歌

716 :
佐野徹夜@dame_murahito
朝に散歩に出かけて、会社や学校に行く人の流れに逆らうように、
ボサボサの頭で、洗ってない顔を引きずって歩いてると、これが自分の人生なんだなと思う。
一人で大きな鉄橋を渡り、階段を登って高い場所からミニチュアみたいな町を眺め、
何か思いついて、良かったなと思って帰る。毎日一人で生きている

佐野はツイッターでやたらポエム投稿してるんだが、中身がクソだせえ
一方、三秋も同じことしてるけど、センスがすげえ

三秋 縋 @everb1ue
食欲でもスポーツでも読書でもないんです、秋というのはですね、
小雨降る肌寒い夜に、ひと気のない公園や小さな駅のホームに一人佇み、
両手をポケットに突っ込んでコートの襟に顎を埋め、いたずらに人生の暗い側面に思いを巡らせて溜め息を吐いたりなんかして、
心地よく寂しくなるための季節なんです。

717 :
>>716
おまえにセンスがないのはよくわかった

718 :
よし!タイトルは「君は闇夜の公園でポケッとため息をする」だなっ

719 :
どっちもクソだな

720 :
いにおみたいだよな佐野。自分がリア充側なことなんてわかってんだろうにサブカルごっこが臭い

721 :
ヤボ夫界隈ってろくなのが居ないのな

722 :
そういえば映画始まったんだな、ビブリア

723 :
ビブリアなあ

刊行当初はそういう古書を巡る話とかいいと思ったけど、
最近、電子書籍の便利さに慣れると、バカバカしくなってしまったよ

読んだら価値が下がる、アンカット本にウン百万とか、なんだかなって感じ

今なら太宰治とか、青空文庫でいいんじゃないか?
それをいったらお終いなんだろうけどさ

724 :
美術品でしかないからな
それはそうと映画は爆死してる

725 :
Yahoo映画のレビュー点数ひでぇな
3.02とかなかなか無いわ

726 :
>>723
太宰治とかその辺りは流行りの表紙で一部の婦女子に売ってるイメージ
実際姉がデスノ作者のイラストの人間失格買って妹が文何とかの表紙の買ってたわ

727 :
豚骨の人の新シリーズはドラマ化しそう

728 :
まだステマやってんの?

729 :
>>727
マネートラップのアマレビュー見たけど、W主人公の片割れの完璧超人の御曹司は韓国系で
日本人の三流詐欺師が何度も頭下げて金を無心するってマジ?

730 :
>>729
嘘つく意味あるの?

731 :
随分と気持ち悪い話書くなぁ
韓国での翻訳出版でも狙ってんのかね?

732 :
>>731
大丈夫?

733 :
ヘルハウンド読メやツイの感想も少ないし無名の新人なのに
アマゾンで絶賛星5評価が4つとかレビュワー皆見てみたら
案の定1レビューのオンパレードで草。やるならもっと上手くやれ

734 :
三河ごーすとの仲間かな?

735 :
今どき、こんなことやってもマイナスにしかならんのにね

736 :
ヘルハウンドの読メの登録数41
マネートラップが58だから無名の新人のデビュー作としてはまずまずじゃないの
マネートラップがアニメ化作家の新作にしては少なすぎるだけかもしれんが

737 :
作家ツイッター見たら口コミでじわじわ売れてるらしいから
バレバレすぎる自作自演でも効果あるんだな

738 :
小説家をRやつも重版だし

口コミって強いんやな

739 :
POSデイリー見る限り普通の新作の推移だけどな
良くも悪くもなさそうな

740 :
自ら作り出した口コミで盛り上がってる風装わなきゃいけないなんて悲しすぎる

741 :
ツイで検索したけどそこそこ反応あるっぽい
口コミでじわ売れしてるってのも嘘ではなさそうだ

742 :
自演乙

743 :
発売10日ぐらいで「じわ売れ」ってなんだよw
まだ本屋の平台においてあるんだからそりゃ何でもそこそこ売れるわ
尼のレビューが自演くさいのしかない時点で、たいした内容でもないんだろ

744 :
工作云々に反応したあと流石にオール星5はマズイと思ったのか一つ星4にしててワロタ

745 :
しかし星4も1レビュー
なんでこう見え見えの工作するかね

746 :
ちゃんと読まれたっぽいマネートラップあたりのレビューとテンション違いすぎて笑える

747 :
マネートラップはちゃんと読んだうえでボロカス言われてるな
やっぱりコンゲームってのは頭良くないと書けないジャンルなんだと思う
古野まほろの池袋カジノは面白かった

748 :
>>741
コレ自体が嘘なの?

749 :
ステマ頑張ってんでしょ

750 :
発売直後で「じわ売れ」って、ようはたいして売れてないってことだぞw

751 :
今月発売の読メの登録数ざっと調べてみた
無名の新人にしてはまずまずか

星降る家の【613】
神様の御用人8【493】
ちどり亭に4【142】
マネートラップ【65】
ヘルハウンド【53】
心の落としもの【29】
幸せは口座に【17】
きみと詠う【11】

752 :
まあちどり亭以下全部合わせても星降る家の半分程度なんですけどね

つか仕事辞めてくるの人強いわ
一発屋で先細りかと思ってたけどがっつり固定客つかんでる感

753 :
これでいくと先月とか
アオハル【358】
神さま跡継ぎ【33】
斑さん2【6】
せんねん食堂【72】
初恋の彼女【96】
小説家をR【481】
市役所【20】
だしヘルハウンドは好成績な方

754 :
ヘルハウンド擁護キター

755 :
今は発売一ヵ月で3桁いくのも難しいし、先月はアオハルと小説家しかないから指標にならないってハナシ

756 :
ヘルハウンドの作者のツイッターのフォロワーが2桁だったんだけど、
そこは増やさなくていいのかなw
適当に同レーベルの作家フォローしまくりでガンガン増えるだろうに・・・
尼のレビューよりそっちのほうが大事だろうがよ!

757 :
作者ここ見てるんだろうし、今からこの数字が増えるんだろ 応援しようぜ!
https://dotup.org/uploda/dotup.org1709802.jpg

しかし、ツイッターの使い方知らない、尼のレビューが自演くさい、
ここの書き込みにすぐ反応・・・
作者はネットの知識が15年位前で止まってる人なのか?

758 :
>>757
>ここの書き込みにすぐ反応・・・

なんか反応あったっけ

759 :
>>750
普通は何ヶ月も経ってから言うことよな

760 :
>>753
よく見たらアオハルの登録数負けてるのか

761 :
受賞作では圧倒的に佐野>>>斜線堂だったが、最新作では斜線堂>佐野なんだな
確かに小説家をRまではタイトルもキャッチーだし内容も面白かったわ

仕事やめてくるの北川が安定して強い一方、ラーメンズの木崎が悲惨なことになってたり
ここ数年の受賞者も栄枯盛衰やね

762 :
木崎悲惨なん?

763 :
アニメ化したけどラーメンズ自体そんなに受けてなかったからな

764 :
無名の新人と競ってる時点で爆死と言っていいんじゃね
腐ってもアニメ化作家ともなれば書店だってそこそこ優遇しただろうに

765 :
マネートラップは主人公の親父がお人好しじゃなくてクズだったのがなあ

766 :
>>761
斜線堂はメディアワークスでやることか?って思ったが面白かったな。実写化狙いすぎな内容だったが

767 :
最近のMWはほっこりとあやかしに偏り過ぎてた感あったし、こういうのももっと出てきてほしいね

768 :
ほっこりサッカーだったら売れたのかね綾崎

769 :
>>768
>>3 みたいなのじゃないと

770 :
文庫王国でビブリア以外何もないとバカにされてた

771 :
それは言い過ぎ
仕事辞めてくるなんて70万部突破で映画化されたし、御用人も単巻30万超えてるだろ確か

772 :
年間だからね・・・
あれは去年だし

773 :
ヘルハウンド
おまえら叩くからちゃんとレビュー歴のあるやつで★5を入れといたぞ

774 :
内容は別に叩かれてないんだぞ
誰も読んでないからなw

775 :
>>774
そういうはなしちゃうやろ

776 :
>>774
????

777 :
今月発売の法廷ものが楽しみ
試し読みはいつからできるのかな

778 :
>>777
お、今月のヘルハウンド枠か?

779 :
間宮かよパス

780 :
カドブンの書評のタイミング謎過ぎるだろ

781 :
間宮って評判悪いの?

782 :
デビュー作がピーク、以後は駄作のみ
作者買いならぬ「作者除け」の対象

783 :
とぼくはおもいました

784 :
>>782
こういうのがヤボ夫みたいになるんだね

785 :
22日に駅前書店に買いに行ったらMWの新刊置いてなかった
今日もう一度買いに行ったけど置いてなかった
棚差しにすらなってなかった

もしかしてMWの本入荷するのをやめたんだろうか
そんなに売れてないんか……

786 :
緋弾のアリア一冊しか入荷しなかった

787 :
あやかし友人帳って投稿作からの拾い上げなんだな
こんな夏目のぱくりだかつぎはぎだか分からん名前より投稿時の月とたぬきの方が良かったのに

788 :
そっち方面を釣りに行ってんだろう

789 :
>>786
1冊って…

790 :
法廷の王様読んだ
なんか普通に聞き込みして普通に真相が分かって普通に勝った
主人公のキャラは嫌いじゃないけど弁護士としての優秀さがさっぱり伝わってこないのは残念だった

791 :
>>790
法廷に立つだけが弁護士ちゃうんやで

792 :
それは分かってるけど何か一つくらい弁護士ならではの発想や着眼点が欲しかった
この展開なら別に刑事ものでも変わらんような気がする

793 :
あれで弁護士要素が少ないとか、ドラマやマンガしか見てないのかなあ

794 :
弁護士が独自に調査して潔白を証明したなら優秀なのでは?
まあ微妙に感じたってことは見せ方の問題だろうな

795 :
法廷の王様って題なのに法廷シーンが少ないって感想が多いな

796 :
まぁ火サスでも高林鮎子とか霞夕子も法廷シーンなんて無かったし

797 :
>>791 >>793
法廷の王様って面白い?

798 :
>>797
可もなく不可もなく

799 :
5つ星のうち4.0映画を愛する高校生を主役に据えたノーブルチルドレン外伝。良くも悪くも緑葉の存在感がデカ過ぎる。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1HM6T1ZDYV44R/

800 :
「ノーブルチルドレン」シリーズを夢中に読んでいたのは2012年頃だったから、もう7年近く前の事 になってしまうのだけ ど「花鳥風月」シリーズに続いて舞原一族に連なる少年たちを主役に据えた物語として大いに夢中になった記憶が。
その楽しい記憶を蘇らせてくれる様なシリーズ新作が出ると聞くに及びイソイソと読んでみる事 に。

物語は新潟にある美波高校の映画研究部で高校生映画コンクールに出品する作品選定の席で主人公の笹森瑛斗が投票結果に不満をぶちまける場面から始まる。投票結果、瑛斗たち2年生が作る作品は前年度に優秀脚本賞を受賞した藍沢有架里が脚本を書いた作品に。
「藍沢が作る作品は面白くない」と自分の言い分を並べる瑛斗だったが、副部長を中心に我儘を言っているだけと受け止められ遂にブチ切れてしまい映研を退部する事 に。

801 :
一緒に退部してくれた親友の長井涼介と「映画同好会」を立ち上げて、映像で観客を楽しませる自分の映画を撮ろうと決意した瑛斗だったが役者を中心に企画を立てたい、その為には校内一の美人を主役に据えて映画を撮ると宣言。
主演女優が輝くよう逆算でシナリオも作ると考えた瑛斗が候補に挙げたのは音楽家の舞原七虹。七虹をどう説得して出演してもらうか という問題にぶち当たった瑛斗だったが、涼介が共演者に同じ舞原一族で眉目秀麗な男子・吐季を挙げる。問題人物として有名な吐季の説得は七虹以上に難し
いだろうと不審がる瑛斗に対し、涼介はその吐季が琴弾という男子とこの春に演劇部を立ち上げた事を伝える。演劇が出来るなら映画出演も不可能じゃないし、親族で ある七虹の説得にも繋がるだろうという涼介の助言に従って、演劇部の部室を訪ねる事 にした瑛斗。

だが、演劇部の部室の入り口には「保健部」という別の看板が掲げられ、不審がりながらノックしたドアから出てきたのはメディカルコースの奇人・千桜緑葉だった。
あまりの奇人ぶりに同じメディカルコースに所属しながら関わるまいとしてきた緑葉にビクつきながら演劇部に取り次いで貰った瑛斗だったが、吐季が見せたのは「ここは演劇部でもない、俺が寝る場所を確保しただけだ」という取り付く島も無い反応。早速暗礁に乗り上げた役者の選定だったが、同じ部屋で話を聞いていた緑葉が「その案件、保健部に任せなさい!」としゃしゃり出てきてしまう事 に… …

802 :
良くも悪くも千桜緑葉が無敵のヒロインで ある事を改めて見せ付けた様な外伝だなあw
ノーブルチルドレンの主役で ある吐季や緑葉が通う美波高校の元映研部員を主役に据えて描かれる作品なんだけど、読んだ印象は千桜緑葉を出すと物語は勝手に進んでくれるが、どんな話も緑葉が中心になってしまうというもの。兎に角存在感が別格過ぎる!

一応、物語 の方は映画大好き高校生の瑛斗が主人公で退部した映研に、なかんずく自分の気に入らない作品を作る女子・藍沢に認めて貰えなかった自分の映画作りの才能を見せ付けてやろうと親友の涼介や保健部・演劇部の面々の協力を得て映画作りに乗り出しコンクールに出品する一部始終を描いている。

803 :
上に緑葉が全てを持って行ってしまったと書いたが、この作品の主人公・瑛斗もそれなりには存在感を見せている。特に冒頭の映研で不満をぶちまけるシーンは素晴らしい。

「そりゃ、藍沢の話は一見よく出来ていますよ?暗くて、地味で、意味深に見せる事だけは得意な三流邦画監督が、好んで撮りそうな題材だ。でも、そんなの映画でやる意味ないじゃないですか。
不器用で誰にも理解されない彼女の気持ちとか、理不尽な社会の軋轢に傷付く繊細な彼の気持ちとか、興味が湧かないっつーの。内省を描きたいなら、一人で小説でも書いてろよ。映画は総合芸術なんだ」

804 :
… …もう、この台詞を瑛斗が吐いた瞬間に大喝采。これだけの「痛々しさ」を見せてくれるキャラは久しぶり。どれだけ周りを敵に回すのと読者の方が頭を抱える自意識と思い込みの強さに「ビバ!高二病!」となる。
というかこれぐらいアクの強いキャラにしないと本当に緑葉が全て持って行ってしまうからこれはこれで「外伝」」としてのバランスを取るのに必要な人物造形であったか と。

こういう主人公と基本「あほの子」として描かれる緑葉中心なので全体的な雰囲気は完全にコメディ調。
「ノーブルチルドレン」本編は途中から暗い雰囲気に転調する人間の悪意とそれが引き起こす悲劇の物語だったけど、本作はシリーズ序盤の呑気な時期に舞台を設定しているので、そういった「暗さ」とはほぼ無縁。緑葉のトンチキぶりを中心に随所に腹を抱えて笑わせるネタが仕込まれている
… …というか綾崎隼、こんなにコメディ作品を書くのが上手かったのか と非常に意外な印象を受けた。あちらこちらに仕込まれた映画ネタの豊富さも作者の映画愛が感じられ、完全に趣味に走って作った作品だなあと思わされた次 第。

805 :
ストーリーの方も後半に順調に進んだ映画作りがコンクールに出品されて審査を待つ段になって突如理不尽な目に遭いそうになるなど、起伏を付けてあり単なるドタバタコメディで終わらせない辺りは作者のストーリーテラーぶりを見せ付けている。
同時に痛々しい自意識の塊だった瑛斗が自分を日陰者に追いやった藍沢という存在とどう向き合うかを追った青春物語としても描かれてい る。

ただ、欲を言えば瑛斗と対立する存在、というか瑛斗が一方的にライバル視する藍沢というヒロインをもう少し掘り下げて欲しかったな、とは思わされた。
「ノーブルチルドレン」の外伝だけあって緑葉や吐季の出番を確保したいという思惑は分からないでも無いのだけ ど、彼らの強烈な存在感が軸となるべき藍沢や瑛斗のただ一人の味方で ある涼介の存在感を食っていたのは否定できない部分があったか と。特に緑葉は「登場するとその場を
仕切ってしまう」という強烈さがあるので取り扱い注意なキャラだなと思わされる(主役を食ってしまう存在感という意味で「動物のお医者さん」に出てくる漆原教授に近い)

806 :
久しぶりの「ノーブルチルドレン」シリーズだったけど、全体的なコメディ仕立てと軽快なストーリー進行もあって、なんというか「楽しい同窓会」といった味わいに仕上がっていた。
「外伝」として楽しむには十分で あるし、恐らく読まれる方はほぼ「ノーブルチルドレン」本編のファンなのだろうけど、単品として見るならば主要な登場人物が本編のキャラに食われていた部分がある感もある、そんな作品。後書きによれば今年はメディアワークス文庫から「花鳥風月」シリーズの新作を、講談社タイガで新シリーズを発表する様で綾崎隼健在なりをファンにアピールした一冊。

807 :
5つ星のうち4.0映画を愛する高校生を主役に据えたノーブルチルドレン外伝。良くも悪くも緑葉の存在感がデカ過ぎる。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1HM6T1ZDYV44R/
 

808 :
もうええって

809 :
小説家をRまで3刷目か
これ作者自体にカルト的な人気があるよね
ファンの熱量が怖い

810 :
>>809
まだそんな手を使うんだ

811 :
カルトなファンが付きそうな作風ではある

812 :
刷数減らしてる昨今、増刷されないほうがやばいってのw

813 :
作家買いというより作品自体が好評なんだと思うわ
未だに書店で平積みにしてるの見かけるし
キネマ探偵はここまで扱い良くなかった

814 :
久々にMWも攻めた面白いのを出すじゃんと思ったからこのまま順調に売れてほしいわ
野崎まどとかが書いてた頃のMWに戻って欲しい

815 :
近頃のラインナップはタイトルだけで反吐が出そうだ

816 :
>>809
人気のイラストレーターのくっか様が表紙描いてるから売れてるだけでしょ。

817 :
野崎まどみたいに一般文芸いったらMWに帰ってこなさそう

818 :
>>809
キモイ

819 :
信者かな?

820 :
まどって今でも電撃文庫マガジンで書いてるじゃん
……ゆゆこのコラムがまだ続いてるのとか地味に謎

821 :
幸せは口座に預けることはできません はみだし銀行員の業務日誌
心の落としもの、お預かりしています ―こはるの駅遺失物係のにぎやかな日常―


こういう主人公に引っ掛けた文章っぽいタイトルのあとに、そいつの肩書がくるタイトル嫌い

822 :
野崎まどはカドやってから急に書けなくなっちゃったな

823 :
新刊情報見たが、とても売る気があるとは思えないタイトルとコンセプトの羅列で乾いた笑いしか出ない
佐野もデビュー作の番外編集って、つまりは新作のストックが無いってことだろ
MW文庫というより、キャラ文芸全体に言えるけどさ。キャラ文芸そのものが失敗になる日は近いかな

824 :
2作目もアオハルも微妙だったから実力無いのが丸わかり

825 :
>>823
根拠まるでなし

826 :
>>823
佐野はどう見ても三月公開の君月映画の宣伝用だろう
コッミク上巻にイラストレーターさんの画集改訂版も前後して出すし

827 :
月夜の映画は雪の華のパクリ扱いされる気がする

828 :
ここのライト文芸のこと、俺は好きだけどなあ

829 :
そういや映画やるんだったな

830 :
>>824
アオハル微妙か?2作目から盛り返しただろ

831 :
うーん
書くたびにレベルが落ちているからもう次は読まないかなと思ってる

832 :
このiがめちゃくちゃつまんねえでアオハルがつまらんだったから総じてアオハルが一番どうでもよかった

833 :
>>823
キャラクター文芸がいるはずだったポジションに異世界転生もののネット小説がいるイメージ

834 :
ライト文芸に「文芸」ってつけた奴マジ戦犯

835 :
文芸にライトをつけたじゃなくて?

836 :
「小説」っていう単語の成り立ち自体が小ばかにしたようなもんだけどな

837 :
https://pbs.twimg.com/media/Dqb40oWVsAAAT9-.jpg

838 :
佐野ってなんだかんだ言って売れてるんだなー

839 :
ひょうしあが全部同じにみえる

840 :
らんどろさんはMWに限らず同じような絵ばっかり描かされてる
本人のツイッター見ると全然違う趣向の絵も描けるのにもったいない

841 :
この手の空をバックに並ぶ二人を引き気味の絵って
やたらめったら見かける気がする

842 :
まあデザインも含めてある種の記号なんだろうな

843 :
一巻目が一人で二巻目が二人で……
とかだったら面白かったのに

844 :
佐野徹夜て渡航と同じ1987年生まれだったんだな
文体や書くテーマからしてもっと若いと思ってた

845 :
おっさんが高校生主人公の青春もの書いて実際に高校生に受けてるんだから大したもんだ

846 :
受けてる?

847 :
総受けか

848 :
そもそもMW文庫を高校生が読んでいるイメージがない

849 :
佐野のデビュー作の君月は読んだ感じケータイ小説向きかなと思ったので
若い世代には受けるんでないかい?

850 :
MWは小学生高学年女子から読んでるやつは読んでる

851 :
佐野がツイッターで質問募集してたとき
佐野にあれこれ質問してるのが大体高校生だったからなんか高校生に受けてるイメージあったわ

852 :
ずいぶんと狭いサンプルで判断してるのね

853 :
君月改行多いし地の文での自分ツッコミもあるからかなりケータイ小説っぽい

854 :
>>830
愛飛ばして、
君月→アオハルと入ったから、佐野の文章力が一気にLVupしたのかと勘違いした

855 :
鴨志田一のBecauseは青春文学のようなものを書こうとして失敗したんだろう
鴨志田節が感じられない…

856 :
先月発売の奴、どれか読んだ人いる?
お勧めがあったら教えてほしい

857 :
君は月夜に光り輝く+Fragmentsを先日買った
短編集みたいだ

まだ、一つの章しか読んでいないからわからないけど
これが好きな人には読めばわかる

858 :
架空の病気にしてる時点で病気で死ぬ人をばかにしてる

859 :
>>858
なんで?

860 :
余命10年の方が気合い入ってた。

861 :
メディアワークス文庫
2/23発売
●ツバメビルの雛たちへ(仮) 【著:水沢あきと/絵:】
●君は月夜に光り輝く +Fragments 【著:佐野徹夜/絵:】
●探偵先輩と僕の不完全な事件簿 【著:中村一/絵:】
●おとなりの晴明さん 4 〜陰陽師は散る葉を憂う〜(仮) 【著:仲町六絵/絵:】
●ニセモノ夫婦の紅茶店 〜あなたを迎える幸せの一杯〜 【著:神戸遥真/絵:】

3/23発売
●妖怪解析官・神代宇路子の追跡 人魚は嘘を云うものだ 【著:峰守ひろかず/絵:】
●15歳のテロリスト(仮) 【著:松村涼哉/絵:】
●綺羅星王宮曲 【著:七水美咲/絵:】
●百鬼夜行とご縁組(仮) 【著:マサト真希/絵:】
●そして、その日まで君を愛する 【著:似鳥航一/絵:】
●あの日の君に恋をした、そして 【著:似鳥航一/絵:】

862 :
>>856
>>861>>4 でフィルタリングすればOK

863 :
>>858
実在する病気にすると、その患者、関係者、医療関係者がうるさいから

864 :
>>863
この程度のことも想像できんバカがいるとはな

865 :
>>860
とくに文庫版の大幅加筆部分は作者さんが病没される直前に書かれたものだから自分と重なる部分もあったんだろうな
しかし単行本出版から10年後に文庫化、その文庫版発売前にお亡くなりになったとかタイトルまんますぎる…


君月の新刊は書き下ろし二編プラス電撃マガジンに載せた四編の加筆修正版だね
二冊目出るの遅いと思ったら電撃マガジンの方で君月の短編書いてたんだな
新刊買いに行ったら佐野のサイン会の告知があったわ

866 :
>>863
ヒロインRために都合よく病気を作るってふざけてるよ

867 :
>>866
あ  た  ま  お  か  し  い

868 :
ヤボ夫さんか誰かがいってたが、今は医学が進みすぎて、
結核とか白血病みたいな、見栄えのする病気が使えなくなってるらしいな

SAOで使われてるHIVですら、今は薬があるし

リアリティを追求すると、なにも描けなくなってしまうのかも知れない

869 :
風邪も引かない馬鹿「病気の人の気持ちも考えろ!」
こんな世の中だからね

870 :
>>868
> ヤボ夫さんか誰かがいってたが、


真に受けたらだめ

871 :
>>865
死んでたのか(´・ω・`)

やけに、綺麗事じゃすまないとこの感情が現実っぽくてすごいなと思っていた作品だった……

872 :
>>868
そもそもHIV自体は「病気」ではないだろ
HIVが免疫不全を引き起こしてその結果日和見感染になるわけだし

873 :
そもそもと 見当違いを ドヤ顔で

874 :
こういうレスを見ると、やっぱ架空の病気を作るのは正しいな

875 :
たしかに筆力が低い作家は架空でやるのが正しいのかもな
ボロが出てもごまかせるし

876 :
不治の病の話多過ぎ

877 :
安っぽい悲劇を描こうと思ったら小道具として不治の病は便利なんだろ

878 :
難病、不治の病は取材すればいくらでも書けるけど
医療警察がうるさいから架空の病気にしてるんだろ
エースをねらえ!のコーチの病気もよくわからなかったし

879 :
リアリティ警察は自分が知ってることと違ったらリアルじゃないって喚く存在だから手に負えない

880 :
>>878
宗方仁の病気は「再生不良性貧血」っていう血液の病気だったはず(映画だと白血病になってたけど)
昔、入院した彼女から病名聞かされた時「宗方コーチと同じ病気」とすごいショックを受けたのを覚えてるから
『エースをねらえ!』関連のなにかに載ってたんだと思う

881 :
白血病は一口で白血病って言ってるけどその実腐るほど色々なパターンが有ってな……

882 :
>日本はいつまでもなんか難病物の高校生の……とかね。そんなのばっかりやっていて「もういいよ、それは!」っていう(笑)。
>難病映画を日本が作るのはたぶん、本当の社会問題というもの……
>差別だったり、そういったものに隠れているんだけども、それ自体には日本の映画会社は触れたくないから
>だから「難病」っていうものに悲劇を求めるんですよ。本当の悲劇は貧困とか差別の方にあるんだけど、そっちの方は見ない

こういう理由もあるよなと思ったわ

883 :
>>882
それでできたのが万引き家族じゃな・・・

884 :
むしろ差別ものってパッチギ!とか在日系監督が昔からガリガリ作って来た印象なんだが

昔はそういう辛気臭いのばかりだったのが、娯楽としての日本映画を見たい層が出て来て
君月みたいなのが作られるようになった

885 :
君月なんかより、余命10年を映画化してくれ

886 :
実写映画化とか糞の代名詞なんだしかかわらないほうが……

887 :
差別をテーマにした娯楽作品って発想が日本にはないよね
この前アカデミー作品賞獲ったグリーンブックみたいなの作れないだろうし

888 :
>>887
もっと本を読みなさい

889 :
日本では下手に差別を茶化したら解同とか民団とか朝鮮総連とかの怖い人達がやってきて
怖いところに連れていかれそうな恐怖感がある

890 :
マイノリティが反旗を翻したり、それでもしたたかに生きていく話なんていくらでもあるだろう

891 :
4/25発売
●尼御前さまがおっしゃるには(仮) 【著:汀こるもの/絵:】
●あなたの思い出、なおします。 〜宰相おもちゃクリニック〜 【著:雨野マサキ/絵:】
●ふしぎ荘で夕食を 〜幽霊、ときどき、カレーライス〜 【著:村谷由香里/絵:ゆうこ】
●横浜ヴァイオリン工房のホームズ 2(仮) 【著:上津レイ/絵:】
●ヘルハウンド 2 犯罪者プロファイラー・犬飼秀樹(仮) 【著:青木杏樹/絵:】

892 :
●あなたの思い出、なおします。 〜宰相おもちゃクリニック〜 【著:雨野マサキ/絵:】

このタイプのタイトルが大嫌い

893 :
「ふしぎ荘で夕食を 〜幽霊、ときどき、カレーライス〜」
これ新人賞受賞作だけど、改題されてこれなんだよなw

894 :
MWの改題センス好きじゃないわ
大抵改題前より悪くなってる

895 :
>>892
思い出の時、修理します
って時計修理屋の小説がそこそこヒットしたからその客狙いかな

896 :
>>895
今に始まった命名ルールちゃうやろ

897 :
句読点がまずイラッとして止めにサブタイトルを囲む〜〜

898 :
喫茶併設で、鎌倉の古書店経営の武道の達人の巨乳美女(ハーブティー好き)が、
隠れたいじめ、事故を装った万引き、禁断の同性愛、陰湿なR、そして行き過ぎた殺人と神様の難病を体験、
雇った大男(イチゴショート好き)を助手に、骨董絡みの猟奇事件の殺人犯(ドーナツ好き)を京都の洋菓子店に追い詰めて、
軍師と拳で解決して葬儀屋送りにしたら、妖怪になったのでたいやきを供えて追想した

作者は深見真

899 :
探偵先輩がちょっと気になっているんだが、評価は微妙な感じなのかな

900 :
>>899
気になるなら他人の評価とか気にせず買えば?

901 :
他人の評価が気にならん奴がなんでわざわざこのスレに来てるのか純粋に不思議

902 :
>>901
しょうもない使い方してんのね

903 :
評価や感想が知りたいなら
尼とか読目とか個人ブログなりのほうが
充実してるのに
なぜここで聞くのかが純粋に不思議

904 :
感想なら聞くけど点数とか評価だの言い出したら一人で格付けしてろ猿って返す

905 :
すがすがしいまでのイキリオタク

906 :
菜の花工房の書籍修復家 大切な本と想い出、修復します (宝島社文庫) | 日野 祐希 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4800293472/


ここなら
大切な本と想い出、修復します 〜菜の花工房の書籍修復家 〜
だっただろうね

907 :
大切な本と想い出、修復します 〜菜の花工房の書籍修復家 のにぎやかな日常〜
だな

908 :
の、多すぎだから真ん中のは削っておけ

909 :
大切な本と想い出、修復します 〜菜の花工房 のにぎやかな日常〜

よし

910 :
>>909
にぎやかはいらん

911 :
菜の花工房のおもひで書籍修復家

こんなもんでいいだろ

912 :
普通に>>906だろ

913 :
てか、後半いらんよな……

914 :
>>913

915 :
君月映画の評判最悪みたいだな

916 :
評判が最悪らしいです。 〜君月の映画と賑やかな日常〜

917 :
実写映画になんぞ何期待してるんですか……

918 :
キミスイのような可能性を夢見てしまっただけさ

919 :
メディアミックスはやること自体に意味がある
書店で映画化作品として専用棚やポップ作って煽りまくってくれるから
「映画化するくらいならきっと面白いんだろう」と思った通りすがりのお客さんが手に取ってくれる

920 :
キミスイのスタッフが自ら2匹目のなんたらしに行ってるんだから酷評されて当然だろ

921 :
同じような内容を同じ俳優とスタッフでやるんだから間を空ければよかったのにな

922 :
映画板だと量産型死ぬ死ぬスイーツって評価だね
それ以上でもそれ以下でもない

923 :
原作の評価と一緒じゃん

924 :
公開4週目の跳んで埼玉に負けてるじゃねーか
そもそもポスターからしてクソダサい
それでもYahooレビューは3.5だから及第点なんじゃねぇの

925 :
尼レビューは信用しないが、Y映レビューは信用する

926 :
跳んで埼玉は化け物だから、さすがにあれと比べるのはかわいそうだw

927 :
同じミスをしてしまった、翔んで埼玉

928 :
とりあえずペタリ。

メディアワークス文庫 5/25発売
●喫茶黒猫はいつもあやかし日和です 【著:浅月そら/絵:】
●鬼とめおとの古物商 アンティークに思い出を込めて(仮) 【著:藻野多摩夫/絵:】
●後宮の夜叉姫(仮) 【著:仁科裕貴/絵:】
●破滅の刑死者(仮) 【著:吹井賢/絵:】
●ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん 2(仮) 【著:鳩見すた/絵:】
●文具店シエル ひみつのレターセット 【著:さとみ桜/絵:】

929 :
>>928
安定の反吐ラインナップ

930 :
5月死にすぎだろ

931 :
戻ってきてたのかよ
https://www.losershogiblog.net/entry/2019/03/30/131700

932 :
>>930
五月病キャンペーンやろ

933 :
あやかし日和って意味不

934 :
藻野さんもしょうもないやつ書かされるのか

935 :
あやかしが降ってくる天気だろ

936 :
日和 イコール 降ってくる
の外字思考

937 :
降サメ量みたいなパワーワードなんだろ

938 :
そうだね
降サメ量だね

939 :
5つ星のうち4.0著者には珍しい女性の妖怪専門家と「可愛い系」の刑事が主役。どちらかと言えば社会派サスペンス?
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1Q8B92EEWIN1/

940 :
ライト文芸で「妖怪もの」といえばこの人というぐらいに毎度お馴染みとなった感もある峰守ひろかずの新作。

物語は関東某県の太平洋に面した町・豆井戸市が舞台。市内を流れる川の橋桁に死体が引っ掛かっていると報せを受けた豆井戸警察署の刑事・御堂陸が現場で目にしたのは死後大分経っていると思われる上半身だけの死体だった。
署に戻った陸は一時間も経たないうちに上司である刑事課課長の小諸から「自殺として処理しろ」という不可解な指示を受けて反発する。

941 :
刑事課の先輩である伊出に宥めすかされる陸だったが、その際に伊出が課長に確認した「この件はA案件」という言葉が耳に引っ掛かる。誰も触れてはならないというA案件が気になる陸だったが、その場に現れたのは豆井戸署から科学分析を任されている神代解析センターの神代宇路子。
件の遺体を見たという宇路子は真相は分からないと言いながら何故か陸に耳打ちする様に死体が切断されたのは上流でつい最近だと明かす。宇路子のまるで「下半身を探してみろ」とでも言う様な言葉に導かれる様にして下流を漁った陸が発見したのは遺体の上半身に残された切断面とぴったり
合致する巨大な魚の下半身だった。

その夜寮に戻る道すがら陸は複数の男に追われている女性に遭遇するが追っていた男たちは「女が自分たちの持ち物を奪った」と主張。一瞬の隙を突いて反撃に転じた女性は男たちを圧倒的な格闘能力で叩きのめすや奪ったトランクごと川に飛び込む。
地元育ちの陸は先回りをして女性の上がってくる場所で待ち構えるがその場に現れたのは先程男たちを叩きのめした女性、神代宇路子だった……

942 :
峰守ひろかず作品はそれなりに読んできたけど、本作の最大の特徴は峰守作品にはお馴染みの「妖怪の専門家」が女性である点かと。そして専門家に振り回される側が「可愛い系男子」で更に刑事というサスペンスドラマに出てきそうな職業というのも珍しい。
これまでは大学生や市役所職員、編集者といった職業の人物は見てきたけど刑事というのは無かったような……そういう意味で登場人物的にも作風的にも新機軸に挑戦した作品という事になるだろうか?

とはいえ話の軸になっているのは作者お得意の「妖怪もの」である事は間違いないかと。ただし、一冊で複数の妖怪を登場させる事が多かった既存の峰守作品と比べて本作は「人魚」に特化しているのも特徴的。
人魚の遺体を発見しながら「A案件」という壁に阻まれ、まともに捜査させてもらえない刑事の陸が思い切って警察の職を辞し、謎めいた科学分析官・神代宇路子の研究所の世話になりながら舞台となっている豆井戸市の特権階級層が絡む人魚の謎に迫る、という展開に。

943 :
作品のタッチ自体も「特権的権力層に支配され機能しない司法」、「外国人労働者の増大とそれに伴う排外主義の蔓延」みたいな社会派のノリを大いに導入しているのも既存の峰守作品からするとかなり特徴的と言えるかも。
序盤から「A案件」という一刑事が触れようとしても上司の判断一つで不自然な処理を主人公である陸が強要される展開から始まって、その結果義憤から陸が「こんな腐った警察辞めてやる」と実際に警察を退職してしまったりと社会構造に対する疑念みたいな物を真正面から描いた作品はライト文芸では珍しいんじゃないだろうか?

話の方はそんな義憤で刑事を辞めた陸と宇路子が「A案件」として秘匿され、豆井戸市の特権層に流通する「人魚の肉」を追う内容なのだけど、専門家役の宇路子はルパン三世に出てくる女怪盗・峰不二子っぽい。
これまでも「絶対城先輩」の礼音みたいな荒事専門なヒロインはいたけど、もっと色っぽいと言うか大人の色香を纏った活劇ヒロインというこれまでに無かったタイプとなっている。その一方で陸は家庭的でお料理男子的な部分が描かれたりと峰守ひろかずファンにしてみればこれまた目新しいタイプではある。

944 :
妖怪ものとしては上にも書いたように「人魚」一本で勝負しているのだけど、相変わらず資料の鬼というか世界中に伝説が残り、日本でも地方によっては様々な伝説が残り果てはネットロアみたいな物まである人魚にまつわる話をよくここまで集めてみせたな、と改めてネタに対する執着を見せ付けられた感じに。特に文化二年に富山湾に現れた人魚の話なんかは大いに興味をそそられた次第。

まあ、中核にあるのは高橋留美子の「人魚の森」とかの「不老不死の妙薬」としての人魚の存在なのだけど終盤でこの人魚の肉を食べた人間が中心となった展開が些か駆け足気味になったかな、というのがちょっと気になった。
特にヒロインである宇路子の正体に関する部分がかなりあっさりだったというか……(ていうか明治初期の日本陸軍に「女医」っていたのかなあ?)

945 :
最近はレーベルを問わずに執筆する事が増えた峰守ひろかずだけど、今回はえらく冒険して見せたなあ、というのが読み終えての印象。続きがでるかどうかはよく分からない。何しろ話の展開も舞台設定もヒロインの造形も「人魚」に絡め過ぎてて話を膨らませるのはちょっと難しそうだし。
峰守作品を読み続けてきて「たまには毛色が違う物を」というファンには良いかもしれない。

追記
「絶対城先輩」の最終巻は一体いつになったら……?あと「帝都フォークロアシリーズ」は続きでないんだろうか……?なんか今度はメゾン文庫から新シリーズ出すっていうし……

946 :
5つ星のうち4.0著者には珍しい女性の妖怪専門家と「可愛い系」の刑事が主役。どちらかと言えば社会派サスペンス?
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1Q8B92EEWIN1/
 

947 :
>作品のタッチ自体も「特権的権力層に支配され機能しない司法」、「外国人労働者の増大とそれに伴う排外主義の蔓延」みたいな

うわぁ気持ち悪い

948 :
まぁ普通につまらなそうだな

949 :

いちいちこんなん読んでんの?

950 :
読んで、ノートに写して、音読して、お焚き上げまでやれ

951 :
まだコピペバカいたのか

952 :
コピペバカしかいないこんなスレなんて

953 :
似鳥2作品読了した
結局最初に出てきた従妹の親は誰なんだろう
弟妹がいないのに姪の存在を異母妹がいると言われるまで疑問に思わなかった父親って・・・
読む順番で変わる読後感と帯に書いてあるけど、正直【あの日】から読んだ方がいいような気がする

954 :
読了したって頭痛が痛いとおんなじやで

955 :
似鳥の新作いまいちなのか

956 :
はいはい正常化正常化

957 :
12歳になるまで存在を知らなかった亡くなった父方の従妹を迎えに行く【あの日】の主人公ナツキ
過去を変えた事で生存している父親と産まれる事になる従姉妹
未来で一緒に過ごした姪なのにの41歳の時に初めて異母妹の存在を知り混乱する【そして】の主人公愁
ナツキが過去を変える前に存在していた従妹と叔父叔母が誰なのか判明せぬまま
いつまでも初恋を引きずる男と現実を歩く女はタイムスリップのテンプレなのね

958 :
ふしぎ荘はなんか既視感すごいな

959 :
君の名はフォロワーのセカイ系純愛ものと
余命カウントダウンもの流行りはそろそろ終わってると思うんだが

960 :
キミツキ映画でも10億稼いだからまだ続くだろ

961 :
君月10億超えたんか。仕事超えおめでとう。てか仕事コケ過ぎなんだがな。

■MF文庫映画化の興行収入
仕事やめてくる9億
ビブリア2.1億

962 :
仕事ってコケてたのか
原作は馬鹿売れしてるし使ってるのも人気俳優だったのに何がそんなに駄目だったんだろ

963 :
仕事はあれだけ番宣して公開館数も多かったはずなのに10億超えなかったからな。読者層と映画鑑賞層が全然違うからかもしれん。

964 :
ビブリアにも触れてやれや

965 :
仕事、読んでる層は映画見に行く時間とかないんじゃね、知らんけど

966 :
今時の日本映画で
恋愛なしでそんなに延びることがまれ

967 :
そう考えると、返す返すも埼玉はすげーな

968 :
キングダムも恋愛要素皆無だけどヒットしてる
単に映画として面白いかどうかだよ

969 :
タイミングもあるのかな
小説がヒットしたころはまだまだブラック企業に使いつぶされる主人公の話が切実だったけど
映画の頃はもう人手不足で働き方改革だから、そんな酷い職場ならさっさと転職先探せば良くね?となってしまった

970 :
あんなクソコラみたいなポスターでよく10億も行ったな
佐野の勘違いもまだまだ続くのかねぇ

971 :
ただ単に膵臓の劣化コピーだから10億行っただけ。
仕事は映画にするには遅すぎたのかもな。ビブリアは言わずもがな。

972 :
>>971
かわいそうに
特に頭方面において

973 :
つかビブリアってこのレーベルの最初期からの唯一最大のヒット作だったはずなのに
ここまでオワコンにしてしまうとは編集部の罪は深いな
結局ドラマ化時の失敗を挽回できなかったか
アニメは立ち消えかな

974 :
5つ星のうち4.0尼と僧と陰陽師が平安京を舞台に繰り広げるスチャラカ系コメディ……と思っていたら終盤で意外な展開に
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1RXO7RIHYZHQX/

975 :
講談社ノベルスを中心に作品を刊行してきた作家さんらしいが守備範囲外のレーベルだった事もあり作品を拝 読させて頂くのは今回が初めて。舞台が平安京というのは分かったがヒロインが尼だか姫だかよく分からん所に興味を引かれて手を出してみる事 に。

… …気になっていたヒロインの正体は一応は尼なんだけど姫でもあるという何とも中途半端な立場。従五位の命婦の地位を得た事から五位の尼と呼ばれ「預流の前」と呼ばれている。
母親が元東宮妃という名門の生まれで十二歳の時に同年代であった内大臣家の令息・初瀬の少将と結婚したは良いが結婚後まもなく初瀬が牛車から転落してあっさり死亡、未亡人となって尼さんになったはいいが… …なんと平安時代、正式には「尼」が存在していない。女性が仏教に接する事
が憚られ尼寺というものもなく受戒が授けられないので勝手に「尼」を名乗っている様な物。要するに単なる仏教オタクみたいな物と思ってくれれば良いか と。

976 :
物語はそんな仏教オタクの預流が功徳を積むべく鴨川の氾濫で家を流された民に粥を振る舞っている所に陰陽頭の倅・安倍靖晶がやってくる所から始まる。
陰陽師と聞いて派手なサイキックバトルを見せて貰えるのか と期待する預流だったが、靖晶は「そんなもん見せられるわけないでしょう」と素気無く答えた上で「関白様が方違えでこの道を通るので粥を配るのをやめて民を解散させて欲しい」と陰陽寮に勤める小役人の立場から訴える。

「そんなの知らないわよ!」と色めき立つ預流だったが、更にそこへ「尼寺へ行け!」と鋭い声が。声の主の方を見やれば相手は権律師を務める僧・明空。
「粥など配って功徳が積めるなど思うのが女の浅はかさ」と悪意剥き出しで預流の施しを否定する明空に対し「僧なんて護摩でも焚いていれば済むんだから気楽なもんよね」と預流もヒートアップ。粥が手に入らなくなるかもと不安になった民衆が投石まで始める騒ぎになる中、置いてきぼりの状態だった陰陽師の靖晶が意外な行動に… …

977 :
「えらくフリーダムな文章書く作家さんだなあ」というのが読み始めて感じた最初の印象。ライト文芸と言うかライトノベルなのだから時代を超越したはっちゃけた尼さんが出てきてもおかしくは無いのだけ ど、陰陽師であ る靖晶が登場した場面なんかこんな感じであ る。

「陰陽師!?」
その言葉を聞いた途端。
預流の脳内に血沸き肉躍るサイキックバトルのイメージが浮かんだ。
2018年平昌冬季五輪フィギュアスケートを経て、21世紀の皆さんが陰陽師に抱いているイメージはこんな感じであろう。
(中略)
「安倍家の陰陽師は狐の子って本当!?口に筆をくわえて和歌を書くんでしょ!」
「いや、あの、人間ですよ」
「陰陽師って琵琶や笛が上手な風流人で物の怪で困っている人の噂を聞いたら自分の得にならなくても『ゆこう』『ゆこう』『そういうことになった』とか言って助けに行く気持ちのいい男たちじゃないの?」

… …フリーダムだなあ… …パロディもなんでもござれで好き勝手に書いているというか。それじゃ全編こんな感じなのか と言えば冒頭なんかはこれがまた全然雰囲気が違う。

978 :
式部卿の宮の妹姫は十二歳で夫と死に別れ、髪を下ろし尼となったが東宮生母・前弘徽殿女御・朱雀門院を得度、受戒に導いた事から従五位の命婦の位を得、五位の尼と称される様になっていた。

… …中学・高校の古文の時間が苦痛だった人には堪らん様なこういうガチめの文体が上のスチャラカ文体と平然と入り混じっているのだから「え、一体これはどういう作品なんだ?」と面食らう人もかなり多かろうか と。
それじゃ読みにくいのか と言えば会話文のテンポの良さもあって意外とサクサク読めてしまうのだからますます不思議な作品と言わざるを得ない。

979 :
物 語の方は名門の姫君でありながら未亡人にして仏教オタクの預流、陰陽寮の跡継ぎながら小役人気質で預流に振り回されっぱなしの安倍靖晶、女顔の美形ながら権律師で若きエリート僧にして預流の不倶戴天の敵・明空という三人が中心になって話を回す形になっている。

この三人が尼・僧・陰陽師という立場で平安京の偉いさんたちからあれやこれやの相談事(といっても魑魅魍魎を退治、とかではなくスキャンダラスな方の問題)を持ち込まれて対処するというのが基本パターン。
物語が進むにつれてこの三人が応じるトラブルに平安京きってのプレイボーイであ る賢木中将なんかが絡んでさらに事態がややこしく、ドタバタとする方向へと展開されていく。

980 :
序盤から中盤にかけてはこのフリーダムな文体とキャラの立ちまくった登場人物が織り成すドタバタ劇でゲラゲラ笑わせて貰ったのだけ ど、途中から「ストーリー的には割と平坦だし多少毛色は特殊だけどありがちなラブコメだなあ」とパンチの弱さを感じ始める部分もあった。

が、全然パンチの弱い作品なんかじゃなかった。
200頁を過ぎた、終盤が見えてきた辺りでいきなり強烈極まりないパンチがぶっ飛んできた。

981 :
基本的に我儘な預流と明空が小役人気質… …というかデスマーチに追われるSEみたいにトラブルに振り回されてオロオロするだけの気弱な陰陽師・靖晶を挟んでドタバタするだけの話と思っていたというか200頁をかけて「この話は、三人の主要登場人物の関係はそういうもんだ」と思い込まされていた。でもそれは全て作者の思惑通り。

九歳になる幼い姫君が急に姿を消すというトラブルで力を借りようとした預流に対して突如それまで見せていた「弱気な小役人」という印象をガラリと変えて明かされる安倍靖晶の「本当の顔」、平安貴族の暇つぶしみたいな事で延々と振り回される陰陽師という思い込みを一気に覆す「陰陽師の本当の役割」
… …本気で背中に「ぞわっ」と寒気が走った。登場人物に複層的な面を持たせて人物像に厚みを持たせるのはよく使われる手段ではあるけど、200頁をまるまる「この人物は主役カップルに振り回され、ひどい目に遭わされるヨワッキーくんですよ」と読者に思い込ませるために投じてくる作家がいるとは思わなかった。

982 :
しかもこの靖晶の変貌に誘発されたかの陽にヒロインの預流もそれまでの単なる「仏教オタク」「功徳バカ」と思わされていたキャラクターを飛び越える「それまでと全く異なる顔」を見せてくれるのだから仰天させられた。こんな「キャラクターの掘り下げ方」があるんか としばし唖然。
それまでの「スチャラカ平安ラブコメ」という作品全体の印象も吹っ飛び、些かならず度肝を抜かれた。

ただ、このキャラクターの見せ方のインパクトが強烈すぎてストーリーの方が若干尻すぼみ気味というかキャラクターの印象に負けないレベルのインパクトを残せなかったのがちょっとだけ残念。
いや、ここにも別の登場人物が靖晶や預流同様に「全く異なる顔」を持っていた事が絡んでくるのだけ ど、そこはあまり活かせず仕舞いだった事で作品のクライマックスにしては弱さが感じられたというか。

983 :
なんにしても作品の雰囲気を「スチャラカしたラブコメ」と思わせ登場人物も「ドタバタコメディにありがちな騒々しいキャラ」と思い込ませた上で、その思い込みにハマって「なあんだ」と侮った読者に強烈なパンチを食らわせる手管にはまったく以て参った。
こういうやり口で読者の口をポカンと開かせる作家さんをこれまで未読のままスルーしてきたとは自分も不勉強だな、と思わされる憎たらしい一冊であった。

984 :
5つ星のうち4.0尼と僧と陰陽師が平安京を舞台に繰り広げるスチャラカ系コメディ……と思っていたら終盤で意外な展開に
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1RXO7RIHYZHQX/
 

985 :2019/05/05
メディアワークス文庫総合スレ18
https://matsuri.2ch.sc/test/read.cgi/magazin/1557059200/

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