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モロ☆こと諸星大二郎スレッド 60★


1 :2018/11/02 〜 最終レス :2019/08/04

前スレ
モロ☆こと諸星大二郎スレッド 59★
https://fate.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1528441651/
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured

2 :
 モロ☆こと諸星大二郎スレッド
 http://comic.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1055570506/
 モロ 諸星大二郎 ☆★
 http://comic.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1024628834/
 諸星大二郎について
 http://piza.2ch.sc/comic/kako/960/960297624.html
 諸星大二郎
 http://salad.2ch.sc/comic/kako/974/974798720.html
 ∴ぼくとフリオと諸星大二郎∴
 http://salad.2ch.sc/comic/kako/981/981957894.html
 諸星大二郎作品を語るスレ(少年漫画板)
 http://ebi.2ch.sc/ymag/kako/1001/10018/1001841530.html
 須くageよ諸星大二郎
 http://choco.2ch.sc/comic/kako/1001/10019/1001921623.html
 仝諸星大二郎の木の下で仝
 http://salad.2ch.sc/comic/kako/1000/10008/1000806981.html

3 :
過去スレ
モロ☆こと諸星大二郎スレッド
57★http://fate.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1508066805/
 56★http://fate.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1490937604/
 55★http://karma.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1473451777/
 54★http://karma.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1444448444/
 53★http://hope.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1432981635/
 52★http://hope.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1423961546/
 51★http://hope.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1408000871/
 50★http://hope.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1399445499/
 49★http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1392817582/
 48★http://kohada.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1385021402/
 47★http://kohada.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1380157841/
 46★http://kohada.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1362524353/
 45★http://kohada.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1352211761/
 44★http://kohada.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1338727021/
 43★http://kohada.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1328352456/
 42★http://kohada.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1323694329/
 41★http://kohada.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1316282415/
 40★http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1308583160/
 39★http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1302706179/
 38★http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1294999512/
 37★http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1284866373/
 36★http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1272640665/
 35★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1265460805/

おいこら回避

4 :
 34★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1256134244/
 33★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1249361640/
 32★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1244197449/
 31★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1237596757/
 30★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1231411386/
 29★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1224949441/
 28★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1220278143/
 27★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1216452932/
 26★http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1210164981/
 25★http://anime3.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1204199077/
 24★http://anime3.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1198065435/
 23★http://anime3.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1190639137/
 22★http://anime2.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1181058713/
 21★http://anime2.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1172645508/
 20★http://anime2.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1164356352/

5 :
 19★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1158088275/
 18★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1151725902/
 17★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1143564106/
 16★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1137851865/
 15★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1134304217/
 14★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1132636954/
 13★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1130307659/
 12★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1120379939/
 11★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1102772368/
 10★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1093150380/
 09★http://comic6.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1080613076/
 08★http://comic2.2ch.sc/test/read.cgi/comic/1070515997/

6 :
幻大二郎

7 :
 諸星大二郎「マッドメン」(漫画サロン板)
 http://comic.2ch.sc/rcomic/kako/1028/10289/1028979812.html
 諸星大二郎の世界【惑星マクベシア】(801板)
 http://www2.bbspink.com/801/kako/1026/10262/1026205232.html
 帰りゃんせ☆諸星大二郎5☆帰りゃんせ
 http://love6.2ch.sc/test/read.cgi/sf/1217686109/
 諸星大二郎・
 http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/x3/1163761737/
 Ф妖怪ハンター諸星大二郎Ф
 http://changi.2ch.sc/test/read.cgi/rcomic/1190906896/

 他板の現行スレ
 麗華 陰陽を☆諸星大二郎11☆和合するぞ
 http://peace.2ch.sc/test/read.cgi/sf/1405692628/
 暗黒神話【諸星大二郎】
 http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/ranimeh/1161477630/
 【受賞】第64回芸術選奨、水樹奈々、鈴木敏夫、諸星大二郎らが受賞 [14/03/13]
 http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/comicnews/1394781569/
 諸星大二郎しりとりスレ
 http://kanae.2ch.sc/test/read.cgi/csaloon/1384927556/

8 :
次スレは誰がたてるかルールはあったっけ?
980くらい?

9 :
早めにたててくれないとオラだけ行けねのAAが貼りづらい

10 :
乙かれ〜
ワッチョイあった方がID切り替えて自演してるって変な言いがかりつける人も納得するだろう

11 :
今回はギリギリだった。
じゃあ
>>980の人、次スレお願いします。
ワッチョイ入れていいのか分からないけど今回はこれを一行目に入れました。

!extend::vvvvv::

それではまったりとどうぞ。

12 :
この板ってワッチョイできたのか

13 :
>>1
20まで埋めないと即死するで

14 :
         __
        / (゚Д゚)
      / / ̄
     / /
   ./ /
  / /
/ /
 /

あんとく様がこのスレに興味を示されたようです。

15 :
稀にある質問

栞と紙魚子について

  単行本刊行順
    ・生首事件 → 青い馬 → 殺戮詩集 → 夜の魚 → 何かが街にやって来る → 百物語

  文庫版
    ・4巻まで既刊
    ・生首事件〜百物語の途中までを4冊にまとめたもの(未収録は5話)

 新装版
    ・全4巻 全話収録に加え、各巻に描き下ろし新作追加

西遊妖猿伝について

  大唐篇(及び河西回廊篇)
    ・双葉社版(全9巻) 大唐篇のみ
    ・潮出社版(全16巻)加筆修正された大唐篇と河西回廊篇を収録
    ・講談社版(全10巻)潮出社版の内容を収録し、章立て・サブタイトルの一部を変更した上で大唐篇としたもの

  西域篇
    ・現在モーニングtwo誌にて連載中
     http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/02222/1000004707
     http://morningmanga.com/lineup/57
    ・単行本は6巻まで既刊

16 :
稗田礼二郎に関する頻出キーワード

・鰻重
 魔障ヶ岳第4章より。鰻重を奢られてシリーズ最高の爽やかな笑みを見せる。
 直後に鰻重を取り落とし、ことのほか落胆した。
・変な顔
 魔障ヶ岳第4章より。モノに迫られて不敵な笑みを見せる。変。
・花柄
 天孫降臨第1章より。自室ベランダの外壁が花柄である事がPart14で指摘される。
 また同章にて稗田がオンザロックをたしなむ事、所有するTVが縦横比伸縮自在である事が判明。
・すぐつぶれそうな家
 黄泉からの声第1章より。「化物屋敷」と噂される家屋に住む友人に向かって
 「すごい家だな住んでるのか?」「たしかにすぐつぶれそうな家だが…」などと暴言。
・特技他
 裸眼立体視ができる
 スキューバダイビングができる
 携帯はマナーモード。メールの早打ちができる(人差し指使用)
 美少女専門である
 学者らしくないバッグを持つ
 山歩きの際はズボンの裾を靴下にたくし込む
 脱ぐとすごい(映画「奇談」より)
・その他語録
 「海はつながっとるけん」(海竜祭の夜/彦ジイ)
 「深夜の墓あらしか……学会の異端者にはそれもふさわしいだろう」(黒い探求者)
 「ば…ばかな…この番組は録画のはずだぞ…!?」(天孫降臨第1章)

17 :
漫画家、永井豪さんと教育界が“歴史的和解” 「ハレンチ学園」騒動から半世紀 (1/4ページ) - 産経ニュース 2018.6.29 12:00
https://www.sankei.com/premium/news/180629/prm1806290008-n3.html

漫画界のUMA

 また、この日は、公の場に姿を見せないことで知られる諸星大二郎さん(68)が大賞(コミック部門)を受賞して出席した。

 「僕のことを『実在したのか』という声もありました。漫画界のUMA(未確認動物)ならぬ、『未確認漫画家』と思われているのかな」
と語り、会場を和ませた。

 諸星さんは45年に漫画家デビュー。「妖怪ハンター」や「西遊妖猿伝」など、古典や怪奇譚をモチーフにした独特の世界観を持つ作品を手掛け、
多くの漫画家に影響を与えた。選考委員の漫画研究者、ヤマダトモコさんは「デビュー作から最近の作品まで、
ご自身にしか描けない『諸星ワールド』を高いレベルで描き続けている」と評した。

18 :
https://twitter.com/nitiyoutwitt/status/1012277522870857728

??諸星大二郎さん 夜の歩きスマホこそ現代の異形

http://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/

正体のわからないものの怖さ書き込んで届けたい
 日本漫画家協会賞大賞を受賞
 漫画家 諸星大二郎さん

漫画家たちが選ぶ日本漫画家協会賞の大賞に、伝奇・SF漫画で知られる諸星大二郎さんの
『諸星大二郎劇場 雨の日はお化けがいるから』(小学館)が選ばれました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/18070109Morohoshi180.jpg
ーーーー
(deleted an unsolicited ad)

19 :
怪談専門誌『幽』『Mei(冥)』オフィシャルサイト | KADOKAWA
https://promo.kadokawa.co.jp/yoo/

怪談専門誌 幽 29号2018年6月29日発売

〈怪談漫画〉
諸星大二郎 「風の強い日」

20 :
終わり

21 :
>>18
これ当時のGON!にも同じカットでゴジラについて語ってたな

22 :
>>20
ありがとう

23 :
美加と境界の神は単行本に収録されてたっけ?見つからないんだけど。

24 :
>>23
主な未収録作品(なんらかの作品集や他の作家とのアンソロにも入っていないもの)
妖怪ハンター「美加と境界の神」
初期作品「現代間引考」
手塚賞受賞後読み切り「青ひげおじさん」
ナンセンスシリーズ「下宿人の幸福のために」「見ろ、指導者が悪いとああなる」
短編集「あもくん」以降の『幽』連載分
カラームック描き下ろし「波子を探して」(マッドメンの世界) 「雪の祭り」(妖怪ハンター異界への旅)
「カタツムリのはなし」(文芸別冊総特集諸星大二郎・増補改訂版)←多分次の諸星劇場に入る

単行本待ち ビッグコミック増刊連載中のオリオンラジオシリーズ

25 :
ごめん
BOXスピンオフ読み切り「神宮智恵子のハロウィン」が抜けた

26 :
>>25
えっ?
そんなものがあるの?

27 :
そういえば幽も廃刊か

28 :
「昔死んだ男」って単行本化されてた?ぱふに掲載されてたヤツ

29 :
わかい!

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/bunji2/20160104/20160104005353.jpg

http://bunji2.hatenablog.com/entry/2016/01/04/010255

30 :
>>28
コンプレックスシティ (アクションコミックス)に収録されてる

31 :
>>30
THX

32 :
>>29
その時の心臓刺されたTシャツ(江川先生によるとモロ先生自作の可能性)
タイトル忘れたがJSCかYJCのカバー耳に載る著者近影でも着てるね

33 :
ごめん
ウイルス対策ソフトの掃除でsage消えてた

>>26
もしも今夜時間が作れたら一部だけうpるわ

34 :
神宮智恵子のハロウィンは単行本からしばらくは抜け落ちそう
栞と紙魚子をどこかで続けてくれれば載せるのにちょうどいいんだけどなあ

35 :
> 栞と紙魚子をどこかで続けてくれれば
しれっと本編に絡んだりして

36 :
需要があるかどうかわからないが、長い書き込みします。
古いインタビューです。

1978年1月
  プレイガイドジャーナル79号
  プレイガイドジャーナル社


  諸星大二郎電話インタビュー 前半

Q 「お生まれは」
諸星「昭和24年7月6日、長野県の軽井沢で生まれました」
Q 「出身校はどちらですか」
諸星「江北高校です」
Q 「その頃、漫画描いてらしたんですか」
諸星「子供の時からラク書き程度のものは書いてたんですが、高校時代もラク書きの時期で、本格的にストーリーのある漫画を描きはじめたのは20歳前後だと思います」
Q 「ラク書きってのは、やはり人気まんがの真似とか、似顔絵ですか」
諸星「いいえ、全く自分のイマジネーションで自由に描いていました」
Q 「小説は、読まれますか」
諸星「よく読んでいると言われるけど、ぜんぜん読んでないんです。本屋で、おもしろそうだなと思う本はなんでも読むんだけど。今は中国史や日本史が好きで、よく読んでますね。ちょっと歴史に、首をつっこもうかって考えてるし」
Q 「旅はなさいますか」
諸星「ぜんぜんどこも行ってないんです。漫画家どうしのつきあいってのも、あまりしませんしね。僕の漫画で、日本のいろんな地方が出てくるけど、みんな雑誌やなにかのを見て描いてるんです」

37 :
後半
Q 「長編と短編と、どちらが描きやすいですか」
諸星「ある程度まとまったものをやりたいと思いますから、長編でも、最後までストーリーを決めてからでないとやれないので、短編が大がかりになったような感じだと、自分で考えてますし、しいてどちらが好きかってのは、ないですね」
Q 「今、少年ジャンプに連載中の『孔子暗黒伝』は、久しぶりの長編ですが、かなり意気ごんでられるんでしょうね」
諸星「はじめは、読み切りのつもりで考えてたんですが、いつのまにかダンダン延びてきて、長編になりました。
『暗黒神話』の延長線上としてはじめたんですが、あれから2年経ってるしぜんぜん違ったものにしようと思ってるんです。だけど、尾をひいてるのは確かなんですよね」
Q 「今後、どんなテーマで何を書かれますか」
諸星「SF漫画作家だって言われますが、僕はそう思ってません。ただSF的な漫画を書いてくれって頼まれるだけで……。
さっき言いましたが、歴史に興味を持っているので、必ずしもSF的っていう意味じゃなくて、いろいろやってみたいですね。テーマってのは、今これだって言えないけど、なんて言ったらいいか、やりはじめてから解るっていうか、そんなとこですね」
Q 「御自分の作品で一番好きなのはなんでしょう」
諸星「『暗黒神話』です」
Q 「どうも、ありがとうございました」

38 :
>>36
ありがとう!
楽しく読ませていただきました。

39 :
実際に見てきたかのような描写に興奮していたが取材によるものではなかったのか

40 :
>>36
面白かった。
高校の時の落書きというのも見てみたい。
「長編でも、最後までストーリーを決めてからでないとやれないので」とあるので西遊妖猿伝もオチを考えてあるのかと思った。

41 :
78年のインタビューだから
今はまた違うのかも知れないね

42 :
最近仕事してる? もしかして死んだ?

43 :
>>42
短文だけど、にわかでDisな諸星大二郎ヘイターなのはわかった

44 :
>>41
2000年以降のインタビューでも、各記事で取材はせず雑誌や写真集を参考にしていると言及してるけどね

45 :
ヘイトは無いけどなぁ、スレには滅多に来ないけど
西遊妖猿伝の続きどうなったのよ

46 :
>>42
リアルタイム連載の話題をネタバレ禁止だと執拗に叩く馬鹿のせいで
おまえみたいな更なる馬鹿が生まれて悲しいわ

47 :
今はネットでなんでもわかるから資料集めも楽だな

48 :
ネットで調べて簡単に分かった気になってるだけかもしれんけどな

49 :
大二郎先生の仕事場は資料で埋め尽くされていると勝手にイメージ。インターネットとは無縁で書斎には歴史物や文化人類学系の本があって、床やテーブルの上には集めた資料がうずたかく積まれているのではないかと。
仕事場の写真ってでてたっけ?

50 :
ムック本に写真が載ってた

51 :
>>44
西遊のオチの話だよ

52 :
>>44
横だけど、短編と長編どっちが好き(描きやすいか)かとか、
長編の描き方とは変わったかもね
題材やテーマにもよるだろうし

>>47
漫画家に限らず、他の職業もね
あと特に学生にとっては超ラクな時代になった

>>48
それもあるけど、
それはソースがネットじゃなく書籍や史料でも同じ

あまりに手軽すぎるから、
その傾向に拍車はかかっているかもしれないが
また大量の情報が出てくるから、無意識に読みたい方向性のものだけ読むかもね

53 :
レス見てたら懐かしくなって棚から引っ張り出して読み終えたが
コンプレックスシティって定価650円なんだな
いま新装版を出したら2Cをモノクロにした上で1800円くらいか

54 :
コンプレックスシティは珍しいのがいくつか入ってるな

55 :
「むかし死んだ男」と「ジュン子・恐喝」がどこにも再録されなかったせいで
長いこと必須アイテムになってたな>『コンプレックスシティ』

56 :
「現代間引考」だっけ?COMに発表されたヤツ。あれだけがずっと謎のままだ。相当暗い作品らしいけどそろそろ蔵出してくれないかな。スレ住人で読んだ人いるの?

57 :
>>53
当然紙質のいい豪華本なんでしょうな。

58 :
大友克洋を激怒させたコンプレックスシティ

59 :
>>47
漫画の資料専用カメラマンってのもいるらしいが先生の資料は全部自力だろうか
専門的な知識を教えてくれるどっかの教授やブレーンはいないんだろうか

60 :
作画にほんの少しとはいえPCを使ってるのが意外

61 :
>>59
古墳時代以前の歴史と考古学の知識や民俗学分野の知識は
ニワカな新人学者より上だろうからブレーンなんか要らないと思うよ

62 :
>>59
たぶんブレーンはいない。本を読んで知識を蓄えたんだと思う。
実は宗像教授といろいろ話をしてたりして............

63 :
>>61
それはどうかなぁ・・・・

64 :
>>58
両御大に確執あったの?
kwsk

65 :
俺は、例え駆け出しでも大学でちゃんと勉強した学者より知識があるとは思わない
諸星さん本人も言ってるけど、フィールドワークどころか
旅行すらほとんど行かないらしいし
そういう人に本物の民俗学は無理だ

66 :
民俗学や古史研究は諸星にとって創作の素材であってそれ以上でもそれ以下でもないだろう。面白いと思った素材にイマジネーションを膨らませて壮大なホラ話を作るのが作家。

67 :
トコイ〜

68 :
>>66
そうだよ。同意だ

だから>>61のような意見(感想)を見ると、
「それは違う」と言いたくなるんだ

69 :
>>66
だからと言って知識の蓄積がそんなに無いって反証にはならんでしょう?
広く深い知識があるからこそ説得力のある飛躍が漫画として描けるんだと思う
そこそこの古代史・記紀の知識だけでイマジネーションを膨らませた場合の漫画は
「ヒミコーン」「神様ドール」程度にしかならん
そう言えばゲームからメディア展開した「ペルソナ」もイザナミの呪詛とか言ってて
創作の素材止まりにした扱いの好例じゃないでしょうか

70 :
>>69
女神転生は原作があってだな・・・

71 :
だとしたらその原作が「素材止まり」なんですよ
諸星特集本で富士鷹ジュビロが描いてた「諸星さんが描くものは本物!他の(その手合いの)作品はニセモノ!」
というのはうまい言い方だと思う

72 :
デジタルデビルストーリー(1987)

https://youtu.be/pH08E5wzHbU

73 :
>>69
俺は諸星の知識が浅いなどとは一言も言ってないし、むしろインターネットなどない時代に資料を調べ尽くして「暗黒神話」「妖怪ハンター」みたいな話を創作した事は驚嘆に値すると思っているよ。
ただ研究者と作家は目的が全く別だと言いたいだけ。

74 :
司馬遼太郎を読んで学者より知識がある というようなもんだな

75 :
>>73
なるほど
専門性が違うからな。

76 :
1978年12月
  別冊奇想天外No.6 SFマンガ大全集Part.2

『暗黒神話』補論
先日、東北の方へ旅行した時のことだ。
一緒に行った友達が「きれい、きれい」と言っている景色を眺めながら、あの山はベタからアミにボカして、湖にスクリーン・トーンをはって、それにホワイトで波をかいて……などと考えていることに気づいたのである。
一体これはどういうことだろう。
いつからこんな風になったのだろう。

そもそもぼくは大の旅行ベタである。
その時は友達の後にくっついていったから何とかまともな旅行らしくなったが、東京を一歩出ると、もうどうしていいか分らずオロオロしてしまう、お上りさんならぬお下りさん≠ネのだ。
だから、『暗黒神話』で西日本一帯をとびまわり忙しい話をかいても、実際に現地に行ったのは諏訪の尖石遺跡と武蔵野の井ノ頭公園ぐらいのものだ。
他の出雲だの九州だのはどうするのかというと、古本屋で集めまわった写真集なんかを参考にしてかいているので、現地に行っていない負い目からか、そういう場面は必要以上に精密にかきこんでしまう。
ところが、精密にかけばかくほど、それが現実をはなれて、本来のその姿とは全く違った不思議な風景に変貌していってしまうのではないか――そんな気がしてしまうのだ。

一番いい例が装飾古墳の内部で、ぼくは実際に中へ入ったことはないのだから、石室の広さ平石の大きさも正確にはしらないのだし、石壁の文様も写真で見るようにくっきりと鮮かに見えるものではないのかもしれないし、第一そう自由に出入りできるものでもあるまい。
ぼくは本物を正確にかいているつもりでいても、実は地上のどこにもない幻想的な土地をかいているのかもしれないのである。

こういうことは大抵あとで気がつくので、前の『SFマンガ大全集』の解説をかいてくれた人にケチをつけるわけではないけれど、決して異常な風景をかこうとしてかくのではなく、むしろよりリアルに、より正確にと思ってかく結果、そうなってしまうのだ。
そういえば、アンリ・ルッソーも本当はリアリストで、写真を参考にしてアフリカのジャングルなどをリアルにかいたそうだ。

77 :
では、ぼくはリアリストなのかときかれると、そういうわけでもないし、リアルな漫画をかこうってわけじゃない。
なぜこんな事を書いているのかというと、一つには所定の枚数が埋まりそうになくて困っているからなのだが(大体、漫画家に文章を書かせようというのが開違ってる。
編集部が悪い、そうだ、そうだ、そうに決まった)もう一つには、漫画の絵に限らず、あちこちからひっぱってくる何とかいう文献だの、どういう説があるだの、神話や伝説がどうのという類のものにも、似たようなことがあてはまるのではないかと思ったからだ。
ぼくはやたらそういう資料を引用して喜ぶ悪い癖があると思われているようだが(ないともいえないが)少年漫画としての性格上、必要最小限にとどめているつもりだし、やるとしてもゲームとして楽しんでいる所がある。
(もっとも、時としてエスカレートしてしまう事もあるんだが)

そこで、『暗黒神話』の話になるのだが、本当をいうとこういう場所でこんな事を書くのも、どうかとは思った。
この漫画、見ていない人もいるだろうし、実はこれから書くことはそういう人には全然面白くないはずだし、興ざめになるかもしれない。
だから、自分勝手だけれど、本当はあまり読んでほしくない。
などと言いながらも、文章でかくようなネタは他に何にもないので(大体、漫画家にそんなものがあるわけない。
やはり編集部が悪い、そうだ、そうだ)あきらめて書いてしまおう。

『暗黒神話』は、思えば一年以上も前になるが、少年誌という制約に加えてページ数も限られていたため、割愛したネタ、大幅に変更した部分、涙をのんで削ったエピソードなどが、かなりあるのだ。
蛇神聖婚譚をもち、のち菊池家の聟となった大神惟基や、石舞台に関連して蘇我馬子やウマヤドの皇子(聖徳太子)にも触れたかった。
特に馬に関しては結構いろいろあって、馬小屋で生まれたキリストとか、それから『風土記』などにも人形、馬形を作って荒ぶる神を鎮めたというような説が多い。
けれども、そういうネタはそのうち別の作品に使えるかもしれないので、ここでは書かない。
ここで書くのは、そういうフィクションではなく、事実である。

78 :
特にかきあげてしまってから気づいたり新しく知ったりした事に意外な事実があったりして、『孔子暗黒伝』とも関わってくるが、
例えば弥勒と似た未来神としての性格をもつヒンズー教のカルキ――ヴィシュヌの化身で遠い未来に現われて人々を救うというが、その時それは馬頭の巨人の姿で現われるという。
そういわれて本に載っている宗教画をもう一度見てみると、なるほど、確かに長い顔をしていたり、馬の首をぶらさげていたりしている。
とすると、ヴィシュヌの馬頭の化身を仏教にとりいれたという馬頭観音はこのカルキなのだ。
カルキの未来神としての性格が弥勒に、馬頭の姿が馬頭観音に結びつくのなら、主人公が最後に弥勒になるのは、必然的帰結ということになるじゃないか!

弥勒の五十六億七千万年という数字も暗示的で、太陽の寿命を大ざっぱに百億年とすると、現在の地質学では地球の年齢は約四十五億年だという。
太陽の年齢も同じだから、百億から四十五億を差し引くと、残りは五十五億、ほとんどぴったり合う。
もっとも、その前に赤色巨星となった太陽は地球をのみこんでしまうのかもしれないが……。

それからこれは原稿をかいていた時のことだが、施餓飢寺の本堂に馬頭観音の絵をかいたのはいいが、両側がどうもさびしい。
そこで脇侍をかくことにして、何ということもかく一番有名な日光・月光菩薩をかいてしまった。
かいてしまってからこんな仏のおき方はないんじゃないかと思ったが、さらによく考えてみるとこの話は
スサノオ、ひいてはアマテラス、ツクヨミとも関係の深い話なのだから、かえって都合がいいのだと気がついて、これも伏線の一つに加えたのである。

こういう偶然のような、天啓のような符号は他にもいくつかある。
まさに天は自ら助くる者を助くである。

79 :
このように少なくとも『暗黒神話』に関しては、新しく入ってくる材料が一つもぼくの構成を裏切ることなく、かえってその理論(?)を裏付けてくれたりすると、かきながら少々怖くなってきたりもしたものだ。
もしかしたら、ぼくがかいているのは漫画でも空想でもなく、真実なのではないか。
どこかに目に見えない大きな力が働いている(平凡な表現だ)、それが一介の漫画家をあやつり、宇宙の神秘の一端をかいま見せているのではないか。
このような古代妄想にふけっていたりすると、その大きな力に見事に振り回されて、人間のアホさを思い知らされることにもなる。
次にその話をひとつ……。

これも『孔子暗黒伝』と関係してくるんだが、ギリシア神話のオリオンの話なのだ。
オリオンは巨人族の一人なのだが、月の女神アルテミスに愛されて、太陽神アポロンに殺される。
ここで太陽と月がうまく関わってきでいるのは馬頭観音の時と同じだが、それはまあいい。
話を続けると、アポロンは妹が巨人族の男とイチャついているのが面白くないのか、川を泳いでいるオリオンを指して、あの川を渡ろうとしている鹿を射ることができるか≠ニアルテミスに言う。
狩猟の女神でもあるアルテミスはすっかりだまされて、それが自分の恋人とも知らずにオリオンを射殺してしまい、オリオンは天に上げられて星座となる。
オリオン座の起源神話である。
ところで、『暗黒神話』はオリオン座とその真中にある馬頭星雲を扱っているわけで、オリオンと馬頭星雲を同一視する乱暴さが許されるなら、アポロンは馬を指して鹿だといったわけである。
『孔子暗黒伝』が関係してくるといったのは実にここで、鹿を指して馬と為す≠ゥら馬鹿≠ニいう言葉が出たという中国の故事があるからだ。
秦の二世皇帝と趙高に関する有名な話だが、しかしこれは本当は鹿馬≠ノなるはずで、馬鹿≠ヘ馬を指して鹿と為す≠ェ正しいはずだ。

それだけではない。
オリオンが巨人だということは先にも書いたが、神話や民間伝承において巨人というものは当然阿呆だという概念は世界中に普遍的にあって、オリオンに対するヘブライ名は本来馬鹿≠フ意味なのだそうである。

80 :
どれも決して適当に資料を使って読者をだまくらかそうといういつものテクニックを使っているわけではなく、調べているうちに出てきたホントのホントである。
こうなってくると、漫画をかいていても何が本当で、何か自分の空想か、かいている自分にも分らなくなってくる。
古代中国の故事とオリオン神話が関係あるとしたら、古代ギリシア人は20ミリ望遠鏡でやっと見ることのできる馬頭星雲の存在を知っていたことになる。
そんな事があり得るだろうか? そうでないとしたら、ギリシアや中国の歴史を自在に操り、ヘブライ人に言葉を与え、中国人に諺を作らせて、このとんでもない冗談を作り上げた何者かがいるのだ。
これこそ、宇宙の唯一物、偉大なるブラフマンからの人類へのメッセージなのではないか? ぼくは自分でも気づかない間に、神秘的なビジョンを見ていたのではないだろうか?
 四畳半のアパートの一室に突然不思議な光が満ちあふれ、一瞬原稿も部屋も時空の彼方へ消え去り、ぼくは内なる霊的な力に満たされ、
そして天から厳かな声が響きわたるのを、ぼくは確かに聞いたのである。
その声はこう言ったのだ。
「馬鹿!」

81 :
先生らしい自虐と諧謔に満ちた文章だなあw

先生が新人学者よりは知識が上だって昼間の前言はみんな気に入らないようだから取り消すわ
狂信に近いモロ信者が言い過ぎたということで忘れてください

82 :
>>80
これは初めて読んだけど、とても面白かった
ありがとう

83 :
凄いな
最後の締めまでカンペキである

84 :
なんというセンス・オブ・ワンダーに満ちた文章なんだ
まさにSF作家と呼ぶにふさわしいな

85 :
このスレ、ボクだけの諸星大二郎レスがだんだん増えててキモくなってきたな。
気持ち悪いからもうこない、じゃあな。

86 :
85は作品考察より作者賛美が多いから実際はどの程度作品を理解してるか判らん感じか
もっと作品について語れる奴が増えれば臭くなくなる

吾妻ひでおスレもファッション吾妻っぽいのが幅効かせてる
作者周りは気になるが作品は理解できて無さそうなのがわんさかとな
まぁあっちはロリコン絵師としてファンになった奴が多いから仕方ないか

87 :
>>64
>>58じゃないが、コンプレックスシティの装丁が適当すぎると大友が怒ったって話のことだろう。
ギャラいらないから俺にやり直させろと。

88 :
そうそう
ここまで読んできて返レスしようと思ったら最後に先に書いてあった
まぁ、適当過ぎると言うか、諸星作品にこの装丁は合わないだろってことだと思うが

89 :
>>88
なるほどね その話は知らなかったがなんとなく納得
だからといって新装豪華版の暗黒神話みたいのもどうかとは思うけどね

90 :
大友先生は諸星先生を盟友と思ってたんだろうか
新人時代に生物都市やヒルコの衝撃を受けた上に
その作家が自分がフィールドにしてるアクションにたびたび描くんだから

何かのインタビューでジャンプコミックスは小さ過ぎる発言してたな
まだA5やB5の愛蔵版なんか一般的じゃなかった時期に
諸星や星野の漫画は従来の新書サイズでは緻密な絵が潰れてしまうって

91 :
>>87
それは凄い情報だ
新装版が出るとき大友が関わる可能性が高いとは

92 :
>>69
えーと、「モロさんの知識がたいしたことない」
なんて誰も言ってないですよ

93 :
スレ全部読まずに脊髄反射してしまった
今さらなんで92はなかったことに。

94 :
>>92 >>93
自分も相手のレスを過大に解釈してしまってお恥ずかしい限りです
だから無かったことにしたのでその流れはもう収めてください

95 :
小ネタ

1978年7月1日
  だっくす 7・8月号「倉多江美」特集号

巻末特集「ちょっとここらでSFを」 その(13) 
SFって何?――アンケート公開
Q 「SF映画ベスト3、ワースト3」
諸星「(ベスト3)禁断の惑星・宇宙水爆戦・2001年宇宙の旅。
(ワースト3)ソイレントグリーン・日本沈没・未知との遭遇」
Q 「影響をうけた作家(或いは作品)」
諸星「なし」
Q 「SFブームについて一言」
諸星「ただの空騒ぎ」
Q 「SF≠チて何ですか?」
諸星「空想力の最後の砦、今のSFブームは空想力の欠如したブームであり、自然発生的なもりあがりが感じられない」

96 :
1979年1月1日 
  ぱふ1月号 諸星大二郎特集

  サイレント・インタビュー
  諸星大二郎さんの静かな次元を訪ねて
                  おじゃました者 服部隆彦
                          矢野敬子
                    カメラマン 小川春樹
 東武東上線をおりたら、静かな住宅地。
諸星大二郎さんのお部屋もきちんと整えられた静かな空間。
 圧倒されるのは天井までびっしりと壁を占領した膨大な本・本・本………。
それも小説やマンガの本はなくて歴史や資料集のようなむずかしそうなものばかり。
 テーブルの上に、次の作品のためのスケッチらしき紙がおいてある。
 いれてくださったモカのコーヒーを飲みながら、さっそく質問をはじめました。

矢野「諸星大二郎さんというのは本名ですか?」
諸星「ええまあ」
矢野「あのうどちらのご出身ですか?」
諸星「一応長野県の軽井沢と本籍はなってます。
でも東京に居る方が長いから、東京育ちですねえ」
矢野「COMに投稿なさったときは確か諸星大二郎というお名前じゃなかったと思うのです」
諸星「そうですか、でもまあ昔のことだから……(笑)」
矢野「このあたりにはどのくらい住んでらっしゃいますか?」
諸星「ここは2年くらいです」
矢野「長野には何さいのころまでいらしたんですか?」
諸星「そうですね……全然記憶ないから……」
矢野「あ、そんな小さいときにこちらに?」
諸星「もう小学校は東京でしたから……」

 諸星さんは無口ではにかみやさんのようで、うすく笑顔を見せながら、小声でとつとつと語る。
 質問するとしばらく考えこんでからやっと口を開くことの多い寡黙な方です。

97 :
◆古代美術はお好き?

矢野「孔子暗黒伝の連載は描いては載せ、という感じでした?」
諸星「いやあ、あれ描きだめしてあったから………」
矢野「あれを描きだめ?」
諸星「ぼくは週刊誌は描きだめやってないと連載できないですよ……」
矢野「始まる前にもうある程度の分量があったわけですか?」
諸星「まあ半分……描きだめしてあって…………それでも最後は追いつかなくなって……」
矢野「(ため息)週刊誌の連載ってすごいんですね」
諸星「描きなおす、とかね……」
矢野「描きなおすって?」
諸星「うーん……下書きでなおしたり……」
矢野「それは編集の方で絵についてですか?」
諸星「いやあ……構成がまずいとかね……あとでバックを描き足したり……」
矢野「孔子暗黒伝を描いているときに読者層を意識なさいました? 何さいくらい、とか」
諸星「さあ……って(フフッと笑って)……読者、いたんですか?(ものすごくテレて)」
矢野「アハハ、いましたよ。もちろん。あの、暗黒神話、孔子暗黒伝、と暗黒がテーマになっているのですが……」
諸星「…………あれは……テーマ似てますけどねえ……」
矢野「暗黒神話で竹内老人が、古代神は恐れられたものであってありかたいものじゃなかった、と言ってますけど、これは諸星さんの考え出されたことですか?」
諸星「でもないはずで――まあ、やっぱり神さまってのは……ありかたくって拝むものじゃないでしょうね……古代では」
矢野「タケミナカタとか、オオナムチとか……」
諸星「ずっと祖先の霊をまつってたようなもの……ですよね」
矢野「あの、出典があったんですか? あの異様というか……ふしぎな……」
諸星「うーん……いろんな本を読んでみると、そういうイメージが強いんですよね……古い宗教そういうもの自体からしてね」
矢野「あの、タケミナカタさんのね、スタイルのデザインとか諸星さんなさったんですか?」
諸星「ええ」

98 :
矢野「うわあ。迫力だなあ」
諸星「あれよりオオナムチの方が立派でしょ」
矢野「うう。あの、身体のうねうねしたもよう」
諸星「んー一応縄文土器をモデルにしてるんで…(本だなから本をとり出して)…
だいたい、この縄文の土器のグニャグニャとしてるところを………
まあなんとなくこんなイメージで(と火炎土器を指す)」

 ――ペラペラとページをめくって何枚かの写真を見せてくれる。
縄文土器のイメージだなとは思ってたけど、あの紋様と簡単だけど不思議な土偶から、
不気味な像を描き出すのか、とあらためて慄然とする。

矢野「日本の古代美術、というのがお好きなんですか?」
諸星「ええ……まあ、縄文使ってみようと思って……でも実物みるとあんまりぱっとしないんですけどね、写真でみるとなかなか……
(といろいろな古墳の壁画の写真を見せてくれる)」
矢野「ああ……あっ、あの日岡古墳、自己催眠装置。
………あのお、そういった遺跡を訪ねてまわるということは?」
諸星「いやあ、全然やってないんで……」
矢野「あの、施餓鬼観音暴悪大笑面、これ知らなかったんですがほんとにあるんですか?」
諸星「それは十一面観音の後ろについているんだそうですね。
……正面は慈悲にあふれたやさしい表情で、右側に怒ってんのがあって、それでも信じないのは左側にもっと怒ってんのがあるんだそうですね。
それでもどうしようもないのは後ろの方でおとなしくさせようという(笑)……」

 ――さすがに小説よりは文化や歴史やらの本がお好きな方らしく、その方面のことを質問すると返ってくる言葉の量も多い。
心なしかイキイキとさえしてくるので、きっと資料集ふうの本などを心から楽しく読んでおられるのだろうと考える。

99 :
矢野「これは冒頭に書かれてあるように壮大なジグソーパズルですね」
諸星「まあ、遊びといいますか……」
矢野「こういうものをどうやって思いつかれたんですか? これとこれを結びつけて……とか」
諸星「そうですね……だんだんエスカレー卜していったような格好ですね」
矢野「あ、オリオンがでてきますね、参は猛悪にして血を好み……≠アれは何にある文ですか」
諸星「あれは、まあ、デッチ上げですけどね」
矢野「えっ?」
諸星「参というのは中国のオリオンの三ツ星の呼び方ですが、このセリフは――デッチ上げです」
矢野「ホントにあるのかと思った」
諸星「ええ、それをてきとうに混ぜて」
矢野「(服部さんと顔を見合わせてスゴイなあとため息)歴史に興味がおありですか?」
諸星「え――……古代……で止まっちゃってるんですが……」
矢野「古代というと、やはり日本の古代ですか? 中国の古代ですか?」
諸星「まず日本の古代を集めて、だんだん別のところをと思ってたら、中国あたりで止まっちゃってるんですよね」
矢野「そうですか、するとこれから先進むとギリシャとかローマとかのマンガが出てくるのですか?」
諸星「さあ……どうですか……」

100 :
>>95
ありがとー
面白かった。


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