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【空飛ぶタイヤ】 池井戸潤を語れ 【半沢直樹】
JUNKDO 丸善ジュンク堂書店 19店舗目
【雑司ヶ谷】樋口毅宏【タモリ論】
○未来人さんいらっしゃい 65人目 歓迎
【戦後最悪】小林信彦・中原弓彦39【大本営発表】
全人類から嫌われる売れないライターに共通する特徴
この本読んだら賢くなった
齋藤智裕KAGEROUが1円本になる時期を予想
図書館業務に対する怒り。
銀色夏生71
高村薫とかいう社会学者気取りのオバサン
- 1 :2015/08/03 〜 最終レス :2020/03/21
- 何様のつもりなの?
- 2 :
- >>1
そりゃ、作家様だろ
お前より社会への発言力があるのは間違いない
もう少し具体的事例を並べて「ここがおかしい」とか述べてみろよ
それすらできないでスレ立ててストレス発散してるからお前はダメなんだよ
- 3 :
- 恥ずかしい>>1がいると聞いて
- 4 :
- 北村薫と高村薫の区別がついてなくて新聞での辛口インタビュー読み「あんな可愛らしい小説書く人がきっつい事言うんだ」
とか思った。
- 5 :
- 「あんな可愛らしい小説書く」北村薫はおっさん
- 6 :
- 高村薫という人は何をしている人なのか全く分からない。作家らしいが、毎日新聞で時事ネタに関して非建設的な意見だけを述べる。
役立たずコメントのみ。僕が光市母子殺害事件弁護団に対するテレビ発言で、弁護団に訴えられ一審敗訴の時に、「痛快!」というタコメント。
- 7 :
- >>5
それ言ったら有栖川有栖だって。
- 8 :
- ☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < 太陽を曳く馬の文庫版まだ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
- 9 :
- https://www.youtube.com/watch?v=cSkTo6o9fD8
日美 高村薫 私とマーク・ロスコ
- 10 :
- 選考委員会では、満場一致で「流」が選ばれた。選考委員の一人、高村薫氏は、こう絶賛した。「それぞれ好みが違う選考委員が皆絶賛しました。
奇跡のようなこと。心底読んでいて楽しく、終わりに近づくのが惜しい作品というのは決して多くない。
私にとってもこの10年で間違いなくベストです。1970年代の台北の描写を読んでいて、選考委員であることを忘れてしまった。『流』の世界が中国語圏の生活感覚にしっかり密着している。
小説家としての天性の才能を感じます。東山さん、素晴らしい小説を本当にありがとうございました
- 11 :
- http://www.bilibili.com/video/av1528909/
マークスの山
http://www.bilibili.com/video/av494212/
レディージョーカー
- 12 :
- 日本の三権分立は死にかけている」と朝日新聞のコラムで書いた。実際、憲法判断を放棄している司法、さながら大政翼賛会と化している立法府。
民意は無視され、憲法破壊が公然と進んでいるのだから、ひどいものだ。沖縄や憲法問題に真っ向から取り組んできた作家・池澤夏樹氏に、安倍政権の危うさと日本の行く末を聞いてみた。
――安倍政権が言う積極的平和主義って、何だと思われますか?
戦争主義ですよ。つまり戦力を誇示し、威嚇と恫喝によって周囲を黙らせることでしょう。
――しかし、多くの日本人はいまだに安倍政権の勇ましさを支持しているように見えます。日本人って、そういう民族なんでしょうか?
実は3.11の東日本大震災をきっかけに日本という国、日本人に大きな関心が湧いてきたんです。1年ほど東北に通って、惨憺たる場所を見たり、
時にはボランティアの手伝いをして、国土について調べ、日本人はどうしてこんなところで生活してきたのかを考えました。日本は島国で、
異民族支配を知らないで済んできた。そのせいで、少しトロいというか外交下手のところもある。自分たちが起こした戦争ですら、自然災害のように早く忘れてしまう。何なんだろう、日本人って。
アメリカが辺野古の基地建設にこだわるのは、海兵隊の既得権益を放したくないのだと思います。
――経済政策にしても、日本は米国流のグローバルスタンダードというか、新自由主義を全面的に受け入れている。
企業が儲かれば庶民にも恩恵が行くというトリクルダウン説ってあるでしょう。僕はあれを「悲しい流しそうめん」と呼んでいます。下流の方でいくら待っていても何も流れてこない。
沖縄については「後ろ手で縛られた回転ずし」と書きました。目の前を富のようなものが流れていくけど、沖縄の人は手を出せない。結局、この国は主権在民ではなく、主権在企業なんですよ。
すべては企業のお金の尺度になって、企業が栄えて、国はどんどん劣化していく。人間にとって幸福とは何かを、頭から考え直さなければいけないと思います
- 13 :
- ――日本もデモが根付いてきましたね。
やっと日本もデモができる国に戻ったという感じです。積極的意思表示というのはそれだけで力がありますからね。SEALDsの動きも落胆で終わらないようにしなければならない。
ただし、デモを拡散しているSNSというツールには危ない側面もあります。これまでインテリは勉強し、一応の理屈を用意してから発言をした。だから、論争にもなった。
ところが、SNSはきちんと整理された意見ではなく、その場の思い付きや感情が連結されて、炎上したりする。こういうメディアの特徴は知っておくべきです
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163141
- 14 :
-
- 15 :
- 国際情勢は変化しており、安全保障政策は重要な課題だ。それを変えるなら、今後の国のあり方、憲法をどうするかの議論を経てからの話。政府は手順を飛び越えて、今回の安保関連法案を閣議決定して、国会に持ち込んだ。全く筋道が通らずむちゃくちゃな話だ。
国会審議では議論がかみ合わず、首相と防衛相で答弁が変わる。憲法9条の条文解釈を無理に変更しようとしているからで、法案の不備があらわになっている。当然、有権者には意味が理解できない。しかも、国会での審議中に首相がヤジを飛ばす。
自衛隊員の命、日本人の命を左右する戦争に関わる重要法案なのに、あまりに不真面目過ぎる。
私は憲法9条を変えるべきでないし、現状では専守防衛、個別的自衛権の行使でぎりぎり対応できると考えている。今の法案は憲法違反だし、
これまで自民党政権が国会で積み上げてきた議論を一気にほごにするやり方だ。でも、自民党内から反対の声が上がらない。この状況に恐怖を感じる。
戦後70年、日本は一人の戦死者も出してこなかった。不戦に与党も野党もなかったが、法案が成立すれば戦争ができる国になる。日本人の戦死者が当たり前になれば徴兵制だってあり得る。
戦費調達の影響で、社会保障費の削減など生活にも影響が出る。日本人はどうしようもなくなってから気付く。
目の前の生活にしか興味のない「お任せ主義」でなく、国のあり方を自分のこととして考えなければいけない。【
- 16 :
- ◦ニュースサイト「毎日新聞」の有料記事は、1ヵ月間に非会員の方は5ページ、無料会員の方は10ページ読むことができます。
◦デジタル毎日有料会員の方は全ての記事を制限なくお読みいただくことができます。
◦閲覧ページの制限は、毎月1日の午前0時頃にリセットされます
- 17 :
- 【中国】スパイ容疑で拘束された日本人男性、「脱北者」で頻繁に北朝鮮関連情報を収集していた ★2 [転載禁止]©2ch.sc
1 :アフィカス m9(^Д^)定職につけよ ★:2015/10/01(木) 15:04:05.61 ID:???* 【北京・工藤哲】中国滞在中の日本人2人がスパイ行為に関与したとされる問題で、東北部の遼寧省丹東で拘束された神奈川県の男性が、
月1回程度、中朝国境付近を訪れて北朝鮮関連情報を収集していたことが、日中外交関係者の話で分かった。
男性は情報収集活動を活発化させているため「身の危険を少し感じている」と漏らしていたといい、当局による監視を認識していた可能性が高まった。
また、男性は日本政府機関との関係をほのめかす供述をしたため、長期間身柄を拘束されるようになったという情報もある。
男性は50歳代半ばで、かつて北朝鮮からの脱出住民(脱北者)だった人物。その後、日本に滞在するようになり、既に日本国籍を取得している。
丹東は中朝間での物流の拠点で、北朝鮮当局者やビジネスマンらが大勢行き来する。北朝鮮関連の情報が飛び交っており、
各国の情報関係者やその協力者が定期的に訪問し、情報収集に努めている。
加えて、男性は韓国で脱北を手助けする非政府組織(NGO)とも親交があったとの証言がある。
中国当局は脱北者を不法越境者とみなしており、脱北者だけでなくNGO関係者も摘発の対象としている。
- 18 :
- 内閣府職員変死】 「公にできないプライベートな理由で、韓国からゴムボートで日本へ帰ろうとしたのでは」…関係者語る
1 :ばぐ太☆Z 〜終わりなき革〜 φ ★:2014/02/05(水) 18:21:56.32 ID:???0・1月20日、遺体で見つかった内閣府の男性職員。
留学先のアメリカの大学で、1月から始まった新学期の授業の登録手続きをしていなかったことがわかった。
最初から、留学先に戻るつもりがなかったのか。
1月6日、韓国・ソウル市内で、男性職員はボート業者を訪れ、ボートと船外機を英語で注文した。
その際には、「旅行中だ」と話し、くわしい送り先は、翌朝、「アレックス」という名前を使ったメールで指示していた。
一方、「アレックス」の名前で、パスポートなどの荷物を預けていたホテルでは、男性職員を日本人だと思った
ホテルマンが、日本語で話しかけたこともあったというが、その際にも、英語で答え続けていたという。
そして、内閣府の男性職員は、ソウル市内から送ったボートと船外機を、釜山市内のホテルに受け取りに来ていた。
男性職員は、韓国国内で本名のほかに、「アレックス」という名前を使い、単独で行動し、海に出る準備を整えて
いたとみられている。
釜山に来た内閣府の職員が、実際にどのようにして海に出たかは、いまだにわかっていない。
重さが30kg以上あるボートや船外機。これらを1人で海まで運ぶのは、簡単ではない。
4日朝の朝鮮日報には、「日本の内閣府職員は、なぜ真冬の釜山の海でゴムボートに乗ったのか」といった記事が掲載された。
今回の不審死は、韓国メディアで「ミステリー」と紹介されるなど、注目を集めている。
しかし、韓国の趙泰永外務省報道官は「現在、日本政府から、外務省に協力要請はない」と述べた。
この内閣府職員は、2013年7月から、2年間の予定でアメリカに留学していたが、その費用は税金から支出されている。
そのため、研修専念義務が課せられており、合理的な理由がない限りは、日本に戻ってきてはいけないことになっている。
そうした状況の中で、ゴムボートを使ってまで、日本に戻りたい理由があったのか、謎は深まるばかりとなっている
- 19 :
- 釜山から漂着した北九州市までは200キロ以上あり、ゴムボートでたどり着くのはほぼ不可能だった。寒いうえに波も荒く、今回のゴムボートのエンジンなら、最長で7キロまでしか行けず、何度も燃料を補給しないといけない。
職員は低体温症か溺死とされているが、もし途中で亡くなって漂流したとしても難しいらしい。気象予報士によると、この時期の海流なら、島根県か鳥取県辺りに漂着するそうだ。
こうしたことから、職員は、貨物船などの大きな船で北九州市近くまで来て、そこからボートで接岸しようとしたとの推測も出ている。
職員の目的については、専門家からは、北朝鮮や韓国、中国などのスパイではないかとの疑いが根強いようだ。
軍事ジャーナリストの神浦元彰さんは、夕刊紙やテレビでのインタビューで、職員の行動について、単独でやったとは考えられず、背後に巨大組織がある可能性を指摘した。職員は船で沖合まで運ばれ、
そこでゴムボートに乗せられたのではないか、というのだ。また、別の夕刊紙では、政界関係者が取材に対し、職員は同様にして日本に接岸し、他国の工作員を上陸させようとして失敗したのではないか、とのシナリオを示したと報じた。
- 20 :
- 重信容疑者は11月8日朝、大阪府高槻市内のホテルを支援者の男性2名と出てきたところを逮捕された。
「今年7月下旬、大阪府警本部に、『重信房子に似た女がいる』というタレコミがあった。赤軍内部からの情報だ。
高槻は'70年代に赤軍派の拠点があったところで、現在でも支援者が多い。中でも市内のB病院は、
職員のほとんどが日本赤軍の支援者で、一大拠点となっている。この病院関係者の住まいや寮、関連施設などをしらみ潰しにあたっているうちに、
アジトに出入りする中年女性を発見した。最初は重信とわからなかったが、写真や指紋をとり、前日までにようやく確認がとれ、逮捕に踏み切った」(公安関係者
55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/09/14(日) 14:31:52.99 ID:???2000/11/21
オランダ・ハーグ事件を指揮したとして殺人未遂容疑で再逮捕された日本赤軍最高幹部の重信房子容疑者(55)
を大阪市西成区のマンションにかくまったとして、大阪府警と警視庁の合同捜査本部は二十一日、犯人隠匿の疑いで、
支援組織幹部の府立高校教諭片岡明宜(45)=同市城東区=と支援者の自営業大賀太(53)=同市西成区=の二容疑者を逮捕、同日朝から二人の自宅など大阪府内の九カ所を家宅捜索した。
ちなみに高校は高津高校(第五学区で一番良い高校.しかし落ち目)、教科は理科(テレビ局により物理になったり化学になったり)
片岡明宜(あきよし)容疑者(45)が、 夏休みの度に学校に無断で中国・北京に渡航するなど年に
複数回、日中間を往来していたことが21日、大阪府警と 警視庁の合同捜査本部の調べで分かった。捜査本部は、
片岡容疑者が北京で活動家らと接触するなどし、 マンションの家賃を賃貸名義人の大賀太(ただし)容疑者
(53)に渡していたことをつかんでおり、重信容疑者を かくまう中心人物だった可能性が高いとみている
- 21 :
- 池澤夏樹
「スマイリー三部作」では敵はソ連の諜報部だった。ジョン・ル・カレはイギリスの作家だからもちろんイギリス側から書いているけれど、
情報戦の空しさという点では両サイドを同じように扱っていた。そこに人間的な淡い悲しみがあって、それがこの作家のいちばん大事な味だった。
冷戦の後、もうそういう敵はいない。武器商人や製薬会社を敵に仕立てても、人間の心の闇は書けない。勧善懲悪の類型に落ちこんでしまう。
テロリストが相手だと事態はまた違ってくる。テロは人間的だから。この作家なら『リトル・ドラマー・ガール』というパレスティナの話はとてもいい。
テロリストとそれを追求する側の両方の悲しみが伝わる
- 22 :
- 村上春樹が「ぼくは三度読んで、そのたびに興奮した」と絶賛し、ル・カレの最高傑作としたのが本作『スクールボーイ閣下
- 23 :
- 【中国邦人拘束】日本の公安庁、情報収集依頼か 中国で逮捕の2人、当局に示唆 ★2 [転載禁止]©2ch.sc
1 :アフィカス m9(^Д^)定職につけよ ★:2015/10/03(土) 14:01:07.62 ID:???*中国当局がスパイ容疑で日本人男性2人を逮捕した問題で、日本の公安調査庁が2人に、中国や北朝鮮の動静について
中国内での情報収集を依頼していた可能性が高いことが2日、日本政府関係者への取材で分かった。
日中外交筋によると、2人は中国当局に対し、公安庁からの依頼を示唆しているもようだ。
中国政府は9月30日、スパイ活動を行った疑いで日本人2人を逮捕したと発表。菅義偉官房長官は同日の記者会見で、
スパイを中国に送り込んだかとの質問に「わが国はそうしたことは絶対にしていない」と述べていた。
公安調査庁は「お答えする立場にない」とコメントした
- 24 :
- ──あの、もしかして、それで山本さんはいつも経団連の話をするんですか?
たとえば橋下徹が「日教組」「教育委員会」を仮想敵に仕立て上げるみたいに……。
山本 そこは一緒にしてほしくないですよね(笑)。
橋下さんの日教組がどうした、って話では政治生命を奪われることもないでしょう。
日教組で橋下さん支持者、ってほぼいないでしょうし。
橋下さんは結局、構造改革的な話で虎の尾を踏まず、当たり障りなく情熱的に語っている、と言うある意味才能に溢れる方です。
タブーに触れているかの様に見えるけれども大したタブーでもない。
間違いなく彼は、この国の強者、1%側の人間だから、これだけメディアに取り上げられる。
逆に1%側の敵になると、僕のようにテレビにはほぼ出られなくなるんです。
生活の党と一緒になる際に共同代表と言うポジションにこだわったのはここにあります。
呼びたくなくても少なくともNHKは各党討論、といった場面では共同代表である僕を呼ばざる得ない。
話を戻すと、この安保法案を求めているのは経団連であることは間違いないんです。
なにしろ武器開発・製造・輸出は、イージス艦1隻で2500社、戦車1両で1300社、パトリオットミサイル1200社、戦闘機で1100社と、
これだけの国内企業がかかわれる大きなマーケットです。
これを拡大し、国家戦略として取り組めって提言を行っているのが経団連。安保法制を転換する事で、税金を正々堂々と横流しできるわけですよ。
「日本の周辺環境がヤバい!」と言えば防衛費も積み上がります。自分たちに組織票を投じてくれた企業、企業献金をしてくれた企業に対して、
税金で恩返しを正々堂々とできるシステム。賢いですよね。
この先、武器開発・製造・輸出が日本の主な産業となっていった場合、アメリカのようにとにかく戦争をしていないと経済が回らないような状況を
つくってしまうんです。
法案の本質、何の為に必要か、を考えれば99%の人々にとって不要であることはわかって戴けると思うんです。
安保にとって本当に最も必要なのは外交力。
- 25 :
- 劇中で「撃たれる前に撃つ」って言っていた若者は、「撃つ前に考えるのが人間だ」って言う主役の先任伍長の
言葉を聞いて、人間的に応答した結果、工作員に撃たれてしまう。
じゃあ、その若者は馬鹿だったのか。馬鹿だと思う人はおそらく一人もいないでしょう。そこに込めた思いが
思っていたほど伝わっていないなって。ただ、軍備も戦争も永久に放棄することを、俺は考えているわけではない。
完全非武装というファンタジーで国は支えられない。絶対こっちからは撃たないし、最初の一発は我慢する。
平和国家を名乗るには覚悟がいるということです。(つづく)
(続き)日本の国防をよく「槍衾」って言うけど、自衛隊は在日米軍の厚い盾と盾の透き間を補っている。
対潜能力、掃海能力は米軍からしてもギョッとするほど高い。アメリカと日本の国益が一致することはあり得ないん
だから、自分の盾だけで全土を覆えるように体制と変更を進めておかないといけない。対潜能力や掃海能力に注ぐ
力を分散させてでも、自前の広範な盾が必要なんです。
それともう一つ。国が税金でどんな装備を買って、どれだけの能力を持っているのかを小学生レベルで教えないと
いけない。国際社会の荒波を渡っていかないといけないのに、何の戦争教育もしていない。そんな中で、右か左か
選べっていう今の改憲論議は危険です。
自前の広範な盾という「貯金」もなく、自国の防衛体系についての「知識」もないまま、9条を捨てようとしている日本
って、思春期の少年みたい。好きな女の子ができて、「こんなおもちゃで遊んでいるオレってダサい?」って言って
ポンって投げ捨てちゃう。思春期にありがちなヒステリーに近い状況だと思う。俺は平和主義っていうおもちゃを
子細に見ると、意外とよく出来ているって思うんですけどね。
戦後の政治家は9条を言い訳にしてのらりくらり、戦争に巻き込まれないで、一方で国際的にはコミットしてますよ
という姿勢を示してきた。自民党案のように軍にしたら、サボタージュを続けて、いいとこ取りができなくなる。
9条を隠れ蓑に「貯金」と「知識」を増やすのも大人への道。今の解釈で、やれる事はまだあるんです
- 26 :
- 安倍首相ら政府側の国会答弁によって、私たちの日本語が破壊されていった、という感じがする。政治家が言う「丁寧な説明」という言葉に、虫ずが走るようになった。「丁寧」が丁寧ではなくて、「説明」も説明になっていない。中身のない呪文になってしまった。
一連の国会答弁は、一から十まで中身がなければ誠実性も欠いたもので、二種類の欺瞞(ぎまん)でできていたと思う。
一つ目の欺瞞は、事実ではないうその説明。日本人を乗せて避難してくるアメリカの艦船を防護できなくていいのか、という説明、これはうそ。ホルムズ海峡での戦時の機雷掃海の話も、当の駐日イラン大使がそんなことはあり得ない、と言った。
あり得ないうそに基づいた説明を、堂々と国会の場で繰り返すことによって、集団的自衛権そのものへの不信を募らせた。
もうひとつは、事実を隠すための不正確、不透明な文言。何とも結局説明がつかない、「存立危機事態」とか「後方支援」とか。事実をごまかす、隠すために不正確、不透明な文言でそれを説明するから、当然支離滅裂、意味不明なことになる
- 27 :
- もともと不正確な文章というのは、いくら言葉を補っても正確な、明快な文章にはならない。説明すればするほど、ぼろぼろになっていくだけ。そういうものを私たちは聞かされ続けてきた。
ポツダム宣言を「つまびらかに読んでいない」と国会答弁の場で言ってはおしまい。学問とか知識とか歴史に対する尊敬がなさ過ぎる。だからめちゃくちゃな日本語を使うんでしょう。
揚げ句の果てに国民の理解が進まない、と。東アジア、中国の危機を国民は理解しないので、丁寧な説明をしてきたけれども、政治の責任で決める時は決める、というわけだから。
ここまで言葉の論理や物事の筋道を軽んじる政治を私はちょっと想像できなかった。こんな政治があるんだとは。
国会答弁というのは、やじも含めてすべて記録に残る。自分たちの一言一句が公式の記録として半永久的に残る、ということすらもう念頭にない。
だからやじを飛ばせるんでしょう。そこまで国会をなめているし、政治をなめている、としか思えない。もちろん、国会をなめている、ということは国民をなめている。
- 28 :
- 仏教的世界観に私が接近した、というよりも、むしろ「いのち」への接近だったように思います。「いのち」というものは論理だけでは捉えられない。まして数式に落とし込むことなど出来ようはずもない。
その「いのち」に接近する方法として宗教があったということです。宗教の中でも、キリスト教でなく自ずから仏教を選んでいたというのは、
仏教の方がより「いのち」に近い、という点が大きい。西洋の一神教というものは、あくまで世界を作った創造主を中心とした信仰です。宇宙的な巨大なものから微細なものまで、
あらゆる「いのち」を包含することが出来るとなると、やはり仏教しかないんじゃないか。大震災のあと、そういうふうに考えるようになったんです。
空海は「言葉の人」だったと思います。文字の人が、同時に、文字の届かない神秘体験をする――この二つの全く相容れない世界が、
一人の人間の中に存在しているんですね。彼は自らの神秘体験と、同じ自分の中にある言語とを結びつけようとする、
またそうせざるを得ない。言葉で言い当てて初めて、神秘体験はなにがしかの意味をもつからです。だけどこれは完全には出来なかった。最終的には、言葉の論理を飛び越えるほかない
カルト教団が出てきた八〇年代は、反理性の方向、つまり現実に背を向けて神秘的なものに救いを求める方向に全世界が傾いていた時代です。
だけどそこには言葉が欠けていた。空海が力を注いだ言語化という行為は、
世界をちゃんと言葉で説明するという近代精神にもつながるものですが、オウムにはそれがない。もっとも、現代ではそうした神秘性への希求すら消えかかっていますけれど。
- 29 :
- ・スパイの行動原理とは、つまるところ「裏切り」にほかならない。
(p14)・・・自らの中心を空虚化することに悦びを感じるようなマゾヒスティックな人間こそがスパイになる。
・どんなに自らを虚しくしていっても、最後まで決して消すことができないのは、その人間の身体です。
・私は(スパイであった)ル・カレと違って、物書きというのは基本的に白紙の存在だと思っております。(p16)・・・空虚と白紙は違う。
空虚であることに悦びを感じるマゾヒズムは、私にはまったくない。
・(『黄金を抱いて翔べ』の)幸田というどこかしら空虚な主人公は、金塊に蟲惑的なものを感じたのだろうと思います
阪神淡路大震災から)現在までの十九年間に私が何を発見したかと申しますと、スパイとはおよそ真逆のもの、すなわち、
人が生きることの意味や、命があることの重さ、といったものです
- 30 :
- 翻ってスパイ防止法のない日本。現在は中国による産業・経済スパイも日々エスカレートし、守りの甘いわが国は格好の標的にされている。
「中国は民間取引を装い、千歳基地隣接地や横須賀基地を見下ろせる丘を取得するなど露骨です。またソフトランディング路線を巧みに使い、
ターゲットを接待するなどして情報を収集している。海外の大学に留学生に扮した多数の工作員を送り込み、学内に『孔子学院』を開設し、
大学教授や知識人を北京旅行に招くなどして親中派知識人を育成しているのです。日本の基幹産業や官庁などの重要部署にある人、
発言力のある著名人に中国語の個人教師を付け、この人たちを親中派に養成することもやっている。ハニートラップは大の得意技ですしね」
(公安警察関係者)
主権国家として当然の権利である「スパイ防止法」だが、日本ではなぜか一部のジャーナリストや知識人たちから反対され続けている。
しかし、彼らは中国の「反スパイ法」には批判の声を上げなかった。「日本はダメ。中国はOK」では筋が通らない。
今回逮捕された“日本人スパイ”も「法案に反対しているあの人たちは、いったいどこの国の人?」と思っているに違いない。
- 31 :
- 経済学」は、支配者や指導者のために作られた学問だというのです。言い換えれば、「経済」=「支配者のための仕組み」とも言えるのです。
例えば、「大統領はオバマでいいか・・・」とか、「洞爺湖サミットは成功だったか・・・」とか、まるで自分が政治家にでもなったかのようです。
でもこれは、「やっぱり阪神はピッチャーがいいからなぁ」と同じレベル。とにかく人は、支配者や指導者の視点で話すのが好きなのです
吉本さんが言いたいのは、支配者の視点でモノを見ると、経済に限らず、いろんなところで本当のことが見えなくなるということ。
ものごとを俯瞰して眺め、「ああするべきだ、こうするべきだ」とルールを決めてものを見ることは、
結局、自分を鋳型にはめ込むことになる。「お前、そこからはみ出ているよ」と言い合う息苦しい社会を作るばかりなのです。
その分かりやすい例が戦争です。戦時中、戦争を批判すること自体タブーでした
経済人といわれる人の中にも、吉本さんや親鸞と同じような感覚を持っていると感じる人がいます。それがP.F.ドラッカーです。
経済の“次”に来るものは何なのか――その答えは僕もまだはっきりと見えているわけではありません。ただ現在のような、
金融工学などといった、わけのわからない数字に欲情するだけのようなシステムを生み出す社会は、
もう終わりに近づいていると感じます。“次の時代を担うもの”は意外と目に見えない、普遍的なものなのかもしれない。
「信仰」や「心」、「信念」といったものに僕はその可能性を感じています
- 32 :
- 『地を這う虫』は、僕がデビュー後に初めて短編小説の注文を受け、四苦八苦していたときに読んだ本です。
日本人が一様にうつむき加減になっている、バブル崩壊の頃の心境を映し出している。侘しさがいいんですよ。
表題作は、守衛をしている元警官がアパートと工場を往復するだけの生活の中で次第に事件に入り込んでいく物語。判で押したような生活ではあるんですが、
初老の元刑事の人物像を徹底して細部まで作りこんで描いている。人物に寄り添えば、こんなに面白いものになると感服させられました
- 33 :
- >>1
一回も高村本読んだことなさそう
萌えアニメがお似合い
- 34 :
- 世界が機軸を失い、進歩が当たり前だった文明に迷いが生まれ、民主主義の価値観も揺らぎ始めた。
こうした時代に、我々は生きている。近代の価値観が終わりつつある混迷の先に何を見いだすべきか 作家の高村薫氏が提言する。
- 35 :
- 動画レディージョーカー
http://cinema-bank.com/?p=6677
http://blog.livedoor.jp/moviedraani/archives/3119970.html
動画理由
http://www.tudou.com/programs/view/hhaGuynnVTw
http://www.pideo.net/video/tudou/f09d7a66ad0bf4be/
- 36 :
- heat Merchant
炎熱商人
http://www.nicozon.net/search/heat%E3%80%80Merchant
- 37 :
- 小説の中で行政的に南北格差、北が優遇されているのを批判するような表現がありますね。
黒川 大阪の社会資本の投下はもう北ばっかりです。南大阪は同じ府民税を納めていながら、インフラなんかも遅れてます。大阪府のお偉いさんはみな北大阪に住んでるイメージがありますね。
議員連中も北に多い。ま、北偏重ですわ。新御堂筋は北にあって、基本的には高速道路なんですが、これは無料です。南は阪神高速とかみんなお金をとられます。というふうに南が差別されているという感じがあります。
──小説で私立高校の理事長の住んでる佐竹台は北ですか。
黒川 そうです。大阪有数の高級住宅地です。抽選で分譲やったのに、金を積めば当選すると噂になりました。一区画が百坪ほどで、倍率が各区画百倍くらいはあったと記憶してます。
そこに親戚や兄弟が隣同士で当選したり、二、三区画を当てて大きな敷地に住んでいるような人がいたり、もう無茶苦茶です。大阪という土地柄ですね。
- 38 :
- モスキート・コースト/ポール・セロー
奇想天外でラディカルで素晴らしく力強い
村上春樹
- 39 :
- アルジャジーラが報じた最高裁判決は、日本在住のイスラム教徒17人が起こした訴訟に対するものだ。訴訟のきっかけは、2008年7月の洞爺湖サミットのテロ防止のため、警視庁公安部が、都内のモスクに出入りするイスラム教徒の情報を密かに収集していたことだ。
10年、今回訴訟を起こした17人を含むイスラム教徒の顔写真、住所、交友関係を記載した記録が警視庁からネット上に流出。個人情報を収集した捜査は違法だと、17人は訴えていた。原告側弁護団も「問題の本質は、イスラム教徒を狙い撃ちしていること」と批判していた。
ところが最高裁は、捜査は違法ではない、テロの危険を踏まえるとやむを得ないと、訴えを却下してしまった。
その判決に対し、アルジャジーラは〈最高裁、イスラム教徒の監視にゴーサイン〉、インディペンデントは〈日本の最高裁判所、イスラム教徒への無差別監視を是認〉というタイトルで伝えたのだ。イスラム教徒が記事を読んだら、
「日本の警察も裁判所も、イスラム教徒をテロリスト扱いしている」と激怒しておかしくない。ジャーナリストの志葉玲氏が言う。
「最高裁判決を伝えたアルジャジーラの記事が、テロの実行犯が日本人7人を殺害した動機になったかどうかは分かりません。でも、アルジャジーラは、多くのイスラム教徒が見ている。
日本に対して悪感情を抱いたのは確かでしょう。この先、日本人がテロの標的になる可能性は強まったと思います」
- 40 :
- るり渓やぎ農園 片岡明宜
10年前に大阪城のすぐそばから京都府南丹市のるり渓に引っ越してきた。とくにのんびりした生活や自給自足といった生活を求めてやってきたわけではないので、
「山里で暮らす」というテーマからイメージされるような優雅な生活を送っているわけではない。
「共に生きる場」としての農園作りをめざして始めた田舎暮らしである。日々の農作業などに追われているのが実態だ。
関西よつ葉連絡会とは1976年、私たちは、当時の「有機農業運動」と「食品公害追放の消費者運動」の高まりの中で大阪の地に生まれました
- 41 :
- 国際】元スパイが恐怖の自動車ハッキングを実演…ブレーキやハンドルを操作するなど何でもあり(動画あり)
- 42 :
- 北朝鮮の国営ラジオが、国外の工作員に指令を出すときに使う「暗号放送」を再開した。
放送は先月24日と今月15日の2回行われ、「大学の復習課題をお知らせする」とした後、ページ数と番号を次々と読み上げた。
平壌放送「459ページ、35番。913ページ、55番」
韓国メディアによると、放送は、初めて南北首脳会談が開かれた2000年が最後で、16年ぶりに再開された。
北朝鮮としては、工作活動を活発に行っていることを強調し、韓国などを心理的に圧迫する狙いと見られている
- 43 :
- 邦人7人が犠牲になった1日夜のダッカの飲食店襲撃テロに関連し、バングラデシュ当局は10人に上る最重要容疑者を手配したが、
その中に京都の大学の教師として教鞭を取っていたバングラデシュ人が含まれていたことが判明した。
これが事実とすれば、日本にも現実問題としてテロの脅威が忍び寄っていたことになり、政府、警察庁も重大な関心を寄せている。 解雇の立命館準教授か
この情報は19日付の米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。その報道などによると、バングラデシュ当局は今月、ダッカの飲食店襲撃に関して、最重要容疑者10人のリストを公表したが、
その中に3人の外国居住者が含まれ、うち1人は「京都の大学の経営学部の大学教授」としている。
同紙によると、この人物は「モハマド・サイフラ・オジャキ」容疑者。テロの訓練や過激派組織「イスラム国」(IS)のための新兵徴募の手助けをした容疑で手配されており、
バングラデシュ国内の過激派と国外のテロ組織とを結ぶ接点となる役割を担っていたとされる。
オジャキ容疑者はバングラデシュ中部の穏健なヒンズー教徒の家庭に生まれ、奨学金を得て留学し、京都の大学の経営学部で教えるまでになった、という。オジャキ容疑者の父親の話によると、
彼は日本に居住している間にヒンズー教徒からイスラム教徒に改宗し、名前も変えた。
父親のジャナルダン・デブナット氏はオジャキの改宗に驚がくし、彼がイスラム過激派の象徴であるあごひげをはやしているのを見て仰天したという。
息子がテロのネットワークに関与した疑いがあると聞いて「何が起きているのかまったく分からない」と同紙に嘆いている。
立命館大学の広報課によると、「デブナット・サジャド・チャンドラ」という人物が2015年4月から2016年1月まで、衣笠にある国際関係学部で経営学の准教授を務めていた。
しかし、突然大学に出勤しなくなり、連絡もつかなくなった。このため3月に解雇したという。
この准教授は父親と同じ姓であることなどから、オジャキ容疑者と同一人物と見られており、すでに日本から出国しているようだ。
同容疑者は大分・別府にある立命館アジア・太平洋大学に2002年10月に留学。06年3月に卒業後、修士、博士課程を終了。2011年4月から助教になった。
准教授は2015年4月から5年間の契約になっており、4年以上も期限を残しての解雇だった。
- 44 :
- 同容疑者の現在の所在などは一切明らかではなく、実際に今回のダッカのテロにどう関与したのかも不明だ。しかし襲撃犯らが当初から日本人ら外国人を狙い、襲撃直後に日本人を殺害していることなどを考えると、
同容疑者が長年日本に滞在していた事実は無視できないだろう。むしろ、大きな意味を持ちかねない。
しかも日本でテロが発生する危険性についてはこれまで、国内のイスラム教徒の人数が少ないために過激派の受け皿がなく、イスラム世界と距離的にも遠いことから国内でテロが発生する可能性は小さい、と考えられてきた。
しかし「容疑者が日本に滞在中にイスラム過激主義、それもISの思想に傾倒していたとすれば、これまでの認識を変える必要がある。本人が出国していたとしても、教師であることを考えると、
学生や周囲が彼の影響を受けなかったのか、懸念される」(テロ専門家)という見方も出るだろう。
日本にイスラム過激派が滞在していたことは今回が初めてではない。2002年から翌年まで国際テロ組織アルカイダに属していたリオネル・デュモンのケースがある。デュモンはシンガポールから偽造旅券で日本に入国。短期の出入国を繰り返しながら、新潟に潜伏していた。
しかしその存在が明らかになったのは、日本を出国してドイツ当局に逮捕された後だった。デュモンは新潟で中古自動車の輸出などの商売を手がけ、逮捕された後に、仕事仲間や友人らが摘発された。
バングラデシュ当局が手配した10人のリストにはカナダとオーストラリアに居住していた2人も含まれている。特にカナダから2013年に帰国して行方知れずになっているタミン・アハメド・チョウドリ容疑者がダッカ・テロのカギを握る人物と見られている。
捜査当局は、チョウドリがバングラデシュの地元のIS系過激派「ジャマトウル・ムジャヒディン・バングラデシュ」とシリアのISをつなぐ役割を果たし、飲食店を襲撃した実行犯5人の徴募、訓練、武器の調達を仕切り、
テロを背後から操ったと見ている。オジャキがチョウドリとともに今回のダッカ・テロに深く関与した可能性も十分ある。
- 45 :
- 日本で生まれ育った男の裏の顔は、スパイ映画さながらに暗号を操る北朝鮮のエリート工作員だった。大阪府警が10日、北の工作員と断定した兵庫県尼崎市の運送会社社長、吉田誠一容疑者(42)。
押収パソコンからは文書データを画像データに変換する北仕様の特殊暗号化ソフトも見つかり、北スパイが暗躍する実態が生々しく浮かんだ。
平壌は「父」、北京は「母」、防衛省は「京都大」、自衛隊は「大阪大」…。吉田容疑者が北の軍関係者らとやり取りした英語のメール文面には、父母兄弟や大学名の名詞が不自然な形で使用されていた。
いずれも本来の意味を置き換えた工作員間の隠語。およそ半年から1年の期間で隠語を変えていたとみられ、吉田容疑者のパソコン内に、複数の言い換え表が残されていた。
吉田容疑者のパソコンにはデータ隠蔽技術「ステガノグラフィー」も搭載されていた。このプログラムを作動させると、文書ファイルが雪山などの画像データに“化ける”仕組みだったという。
府警によると、吉田容疑者は兵庫県で生まれ、朝鮮大学校在学中に非公然組織「学習組(がくしゅうそ)」のメンバーに認定されたエリート中のエリート。捜査関係者は「学生のうちから学習組に入るのは珍しい。語学堪能で分析力がある」とみている。
吉田容疑者は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙の編集に携わった後、経歴を伏せて北朝鮮情報を取り扱う民間団体や国立大大学院などに潜入。
脱北者情報や日本の軍事関連情報の収集にあたっていたことがすでに判明している。
- 46 :
- その男・吉田誠一(42)は、私にとって朝鮮大学校(東京都小平市)時代の、同じ学部のひとつ上の先輩にあたる。
朝鮮総連の幹部養成を目的とする朝大は全寮制であり、われわれは狭い寮内で3年にわたり寝食を共にした。
卒業後は、総連の傘下組織で同僚だった時期もある。時には、私が中央省庁のクラブ記者たちと「勉強会」と称して開いていた飲み会に同席し、
朝鮮半島情勢について夜を徹して話し合ったこともあった。
その後、われわれはいずれも総連を去った。吉田は家業の運送会社を継ぐ傍ら学究の道へ進み、国籍も朝鮮から日本へ変えている。
もっとも吉田の足跡を知ったのは、つい最近のことである。きっかけは昨年6月21日、
大阪府警外事課によって逮捕された吉田が「北朝鮮の工作員である」と報道されたことだった。公安関係者が話す。
「吉田摘発は、警察の北朝鮮関連事案では久々の『大手柄』とされています。
府警には長官賞が授与され、先日は捜査員ら約150人がホテルの宴会場で打ち上げを行なった。
今後、外事捜査員の教本にも重要事例として載せられる予定です」
吉田は1970年、兵庫県で在日朝鮮人として生まれた。地元の朝鮮学校から朝大に進学。
卒業後は同大学の講師を経て、総連の英字版機関紙で編集長を約2年務めた。同社を退社して家業を継いだのは、2002年ごろのことである。
その後、2006年に神戸大学大学院に入学し、翌年には日本へ帰化した。
総連の機関紙編集長まで務めた人物が帰化するなど、在日社会では滅多に聞く話ではない。
北の特殊機関員と接触し易いよう、海外で自由に動き回れる日本の旅券が欲しかったのだろうか。
だとすると、吉田は一体いつ、本国からリクルートされたのか
- 47 :
- 大阪府警に詐欺容疑で逮捕された男が調べに対し、「2008年以降、北朝鮮の複数の
軍関係者から指令を受け、外交防衛について情報収集し、金を受け取っていた」と供述
していることが11日、分かった。男は計約25万米ドルの報酬を受領していた。府警は北朝鮮
工作員の疑いがあるとみて活動実態や背後関係を調べている。
男は兵庫県尼崎市東大物町、運送会社社長吉田誠一容疑者(41)。10年2月に同県の
中小企業支援制度を悪用し、アスベスト除去装置を購入したように装い、財団法人から融資金
1000万円を詐取したとして、先月21日に逮捕された。
府警警備部によると、吉田容疑者は容疑を認め、「借金返済の他、海外渡航や書籍購入
などに使った」と供述。08年以降、19回にわたり、カンボジアやマレーシア、中国などに出国し、
2〜3日滞在していた。帰国後に計約25万米ドルを両替しており、「北朝鮮の軍関係者から
もらった金だ」と説明しているという。
押収したパソコンの解析で、軍関係者とみられる人物とやりとりした英文メールや、「防衛白書」
などを基に独自に分析した自衛隊や在日米軍に関するリポートが見つかった
- 48 :
- 北朝鮮の工作員だったとされ、アスベスト除去装置をめぐる詐欺事件で逮捕、起訴された兵庫県尼崎市
の運送会社社長、吉田誠一容疑者(41)が、金正日総書記の専属料理人を務めた藤本健二氏=仮名=
の身辺を調査していたことが22日、警察当局などへの取材で分かった。
藤本氏は今年7月に北朝鮮からの招請で訪朝しており、吉田容疑者は北朝鮮の工作機関の指示を受け、
金正恩第1書記にとって安全な人物かどうかを調べていたとみられる。
藤本氏は、面会した金第1書記が「いつわが国に来ても歓迎する」と述べたと説明しているが、北は藤本氏
を警戒して事前に調査していた実態が明らかになった格好だ。
藤本氏は1989(平成元)年ごろから金総書記の専属料理人を務め、幼少期の金第1書記とも親しかった
とされる。その後、2001(同13)年に帰国、著作活動などを行っている。
捜査関係者によると、吉田容疑者は平成18年ごろから北の軍関係者や対外工作機関「偵察総局」などの
指示で情報収集活動を本格化。軍事情報などをまとめたリポートを作成したり、北の情報を扱う民間団体に
潜入したりしていた。
さらに09(平成21)年ごろに金第1書記が金総書記の後継者に内定した後、偵察総局から藤本氏の身辺
を調べるよう指示を受け、平成22年から調査を開始。生活状況やメディアでの言動などを報告していた。
こうした実態は、大阪府警が押収した吉田容疑者のパソコンに痕跡が残されていたという。藤本氏を再び
招請する際に安全な人物かどうか調査した可能性が高いとみられる。
実際、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者よると、吉田容疑者らによる身辺調査の結果、偵察総局
などは、藤本氏が「日本の公安当局や韓国関係者と密接なつながりはなく、北朝鮮への忠誠心を保っている」
と判断し、招請を決定。7月の訪朝前には、朝鮮総連中央本部から傘下の商工会などに対し、金第1書記名
で「藤本氏の招請に際し、必要があれば責任を持って手助けするように」と指示が出されたという。
- 49 :
- 高村さんは3人の元オウム信者を取材。この時代を生きる作家としての覚悟を感じさせる手法で、修験道や密教の身体体験とオウム真理教との差異を浮き彫りにし、
“オウムの堕落”を「入り口は同じでも出口はまったく違う」と断じる。
- 50 :
- すべての詩人、劇作家、小説家、エッセイスト、文芸評論家、そして文学関係の学者のみなさんについて、好き嫌いで判断しないようにしているし、事実、判断は不可能である。判断の基準は、あくまでも個々の作品だ。
退屈の皮をうまくかぶって日々を事なかれでやりすごしている自分が心底から揺り動かされる作品、それがわたしには「いい作品」ということになる。
三島由紀夫の仕事でいえば、彼の小説群や評論群で心を衝き動かされたことはない。しかし、三島戯曲の中にはすごい作品がある。とくに『サド侯爵夫人』は、
その完璧なまでに空虚な構造、噴飯物寸前のみごとな台詞修辞法によって、二十世紀の世界劇文学を代表するに足る一作である。
三島自決の報は、市川市の自宅で聞いた。ちょうど『十一ぴきのネコ』という戯曲を書いている最中で、わたしはとっさに、「この作家は、結局のところ書くという仕事がつまらなくなったのだな」と思った。やがて事情がわかってくるにつれて、
「この偉大な劇詩人は森田必勝という青年によって黄泉の国に強引に連れ去られてしまったのではないか」と考えるようになった。最近、中村彰彦さんの著書を読んで、
この考えは確信に近くなっている。三島さんの真剣めかした遊びは、生真面目な狂気に破れてしまったのである。
三島以後の日本は、ますますアメリカ合衆国のお稚児さんになってきたようだ。そのうちにアメリカの准州になるかもしれないが、それを防ぐためには、三島さんの嫌っていた日本国憲法を攻撃的に駆使するしかない。そのためにも、わたしには筆がある
- 51 :
- 「1972年に、私は抹殺されました。ところがいまになって、国家の〈嘘〉〈密約〉のあったことが芋づる式に証明された。あのとき、メディアも国家も、個人をバッシングすることに血道をあげた。大事なことは、ほかにあったのです。アメリカとまともに正対していれば、
その後の基地移設の問題も、防衛大臣のクビが次々にすげ変わる事態も、なかった。沖縄はなぜ問題をかかえ続けるのか。あのときの国家の〈嘘〉〈密約〉が原点なんです。
当時アメリカは、泥沼化したベトナム戦争の戦費がふくらみ、火の車だった。そこへ、日本は沖縄の施政権を返還してくれたら、いまに換算すれば何兆円かのつかみガネを密かに払いますといった。アメリカは大喜び、このいびつな従属関係がいまだに続いているのです」
ラウンジで向き合って30分ほど経ったころの弁である。身を乗り出し、皺をきざんだ眉間を寄せ、テーブルを指の腹でなんども叩く。
〈沖縄密約問題〉とは、沖縄がアメリカから日本に返還されるにあたって、本来アメリカが負担すべき沖縄の原状回復にかかる費用を日本がつかみ金として払うという〈密約〉だった。
のちに合計6億8500万ドル、いまに換算すると3兆円を越すことが分かった国家の〈嘘〉の氷山の一角であった。
これがいまに続く〈おもいやり予算〉の始まりでもある。このことは、極秘電信文だけに記されて、公けにならなかった。
- 52 :
- 冒頭の毎日新聞の〈本社見解〉は西山記者がその文書を、女事務官を介して手にいれた経緯を指す。この「男女関係」によって、大きなテーマである「知る権利」が、矮小化され、やがて〈密約問題〉そのものが先細った。
毎日の〈見解〉が載った同日、朝日新聞「素粒子」には「西山記者ら二人を起訴。取材方法にのみ集中し、報道の自由の本質を離れることを恐れる」とある。
だが、危惧のとおりになった。「国家公務員法・教唆の罪」に問われた西山氏の判決は二転三転したのち、最高裁で有罪が確定した。敗戦国日本に代わってアメリカが施政権下に置いていた沖縄の「返還」が成ったのは西山氏逮捕から1か月後の5月15日だった。
それでも、権力に抗する西山氏のもとには、共感と声援が寄せられていた。
「メディアは抹殺したが、事の本質を見ている人は少なからずいました。単純にいえば、アメリカは俺たちがお前を守ってやる、だからいうことを聞けといったのです。普天間もこの構造上にある。あの〈密約〉から、日本全体がアメリカの支配下に入った。
いまにしてなお〈普天間〉を解決できないのは、あのときの〈隠ぺい〉と〈曖昧〉に依るものです。この40年、なにも変わらない」
――そのあいだ、ご実家の青果商を手伝われながら、活動や裁判に東奔西走され、山崎豊子さんが『運命の人』を書きました。いまのテレビドラマを見ていますか。
「あまりにフィクションが多いので、ほとんど見ていない。人から伝え聞いたが、私が安川審議官だか、大平正芳(当時・外相)に土下座するシーンがあるらしいが。なんで、彼らに謝らなきゃいかんの、私が。
山崎は、大衆小説で多くの人に読ませるために手練手管を使うわけだ。刺戟して好奇心を煽って読者を増やす、視聴率をあげる、〈密約〉の本質はますます遠ざけられるというわけだよ」
- 53 :
- 2015年の9月末から10月の始めにかけ、公安調査庁・内閣情報調査室のエージェントとされる日本人が、中国国内で拘束される事件が起きた。現在も解放には至っていないが、
彼らは中国入りした直後、情報収集活動もほぼ行っていない段階にも関わらず、公安当局に摘発されたという。
なぜ中国は、異例ともいえる早さでエージェントたちを特定できたのか。「新潮45」7月号掲載の「中国対日工作の最前線 官公庁データベースから中国に流出する個人情報」にて、ジャーナリストの時任兼作氏が中国の情報収集の実態を報告している。
エージェントの正体が“バレた”理由については様々な噂が流れたが、今回、時任氏が着目するのは〈「大多数の日本人の個人情報が中国に漏れ、把握されています」〉というA氏の証言である。A氏は、
日本有数のIT企業でシステム設計等を担当する人物で、この会社では、官公庁や銀行、生命保険会社などを顧客に業務を行っている。※〈〉は本文より引用、以下同
A氏いわく、
〈「わが社の顧客だけに限っても、その気になってデータを悪用しようと思えば、住所・氏名・年齢・生年月日、電話番号に始まり、パスポート・ナンバーや指紋・虹彩といった生体認証データ、
(略)おまけに健康状態などのセンシティブ情報や買い物データなどまで容易に把握でき、(略)]
情報面において個々人を丸裸にできてしまうのです。これを政府規模で行い、公安部でデータベース化して使っているのが中国です」〉
中国は、こうした方法でエージェントを“丸裸”にしていたという。
■障壁とさえ呼べない
- 54 :
- が、そのようなデータの入手が、簡単に可能なのだろうか。疑問を呈する時任氏に、A氏は驚くべき実情を解説する。「オフショア」、つまり人件費の安い中国で作った現地法人から、データが抜けているというのだ。
例えば生命保険会社の場合、氏名や銀行口座、通院歴などが記載された手書きの「保険申込書」が現地法人に送られ、現地の中国人がそれらをパソコンに打ち込む。
その顧客データは、外部接続機器が使用できないホスト・コンピューターに保存され、データは持ち出せないことに“なっている”。
しかしA氏によれば、
「現地法人を監督している中国政府にとってこんなものは障壁とさえ呼べない程度のものなのです。それというのも、セキュリティ管理者に接触すれば、ホスト・コンピューターへのアクセスは容易にでき、さらにここに入っているデータを加工することも可能だからです(略)
管理者が協力する以上、一連の作業の形跡なども一切残らないように消去してしまうことも不可能ではありません」
利益を優先する企業が、安価なオフショア方式を採用したゆえ、中国政府に個人情報データが漏れている――にわかには信じ難いが、
事実、2009年に起きたアリコジャパン(現メットライフ生命)の顧客情報漏洩事件は、システム設計を委託した中国企業の社員によるハッキングが元だった。
時任氏の取材に、捜査関係者は“中国企業の社員は政府に命じられ、個人情報を抜き取っていた”と明かしており、まさにA氏の指摘通りに事は起きているといえる。
「新潮45」ではさらに、総務省や法務省といった官公庁のデータ管理を受注している企業が、中国オフショア方式を活用している点にも言及。それらの企業名を明記した上で、時任氏は日本の情報保全に警鐘を鳴らしている。
- 55 :
- 中国側は、盗んだデータを分析して、日本の公安当局から給与が振り込まれている人物に
着目したりしてるらしい。
- 56 :
- 【社会】トルコ総領事館職員が日本へ クーデター未遂捜査逃れ?©2ch.
トルコのチャブシュオール外相は28日、今月中旬のクーデター未遂事件に関して、ロシア・タタールスタン共和国にあるトルコ総領事館の職員1人が、
政府が事件の首謀者と主張する米国亡命中のイスラム教指導者ギュレン師とその信奉者らに対する捜査から逃れるため、日本へ渡ったと発表した。
トルコ政府関係者によると、日本政府に「適切な対応」を求めているという
- 57 :
- 「北朝鮮帰国事業の初期における一連の評価報道」が日本マスコミ史上最大の犯罪的行為だと思っているが、それに優るとも劣らないのがこの「北朝鮮の日本人拉致問題に対する報道」である。
その中でも朝日新聞やTBSなどの一部「突出」したマスコミの報道は、報道の名に値しない情報操作かつ洗脳行為であった。
そもそも本来外国が仕掛けてきた謀略行為はマスコミの調査・報道によって明らかになり、それを糾弾する国民の世論も高まり、政府はそれを受けて公式に抗議する、というのが民主主義国家におけるプロセスである。
国家の抗議が最後になるのは、政府も外務省も確たる証拠がなければ動けないからだ。
しかしマスコミはもっと早く身軽に動ける。
ところがこの拉致問題に関して、「北朝鮮の犯行」を正式に認めさせたのは「マスコミの報道」ではなく「政府の行動」であった。
2002年9月17日、北朝鮮の首都ピョンヤンを訪れた小泉純一郎首相(当時)は当時北朝鮮のトップであった金正日(キムジョンイル)国防委員会委員長に直談判し、「北朝鮮は日本人を拉致していた」と正式に認めさせた。
国家というものは自国の汚点は滅多に認めず、ましてや独裁者はその傾向が極めて強いのだから、日本側から見れば拉致という犯罪を北朝鮮の最高首脳に認めさせたことは、日本外交の金字塔であり政治家小泉純一郎の不滅の功績といえる。
これに引き替え、情けないのは日本のマスコミだ。本来このような事実を白日の下にさらすのは政治家ではなくマスコミの役割だ。
最終的に事実を確定させるのは政治家であっても、いやしくも民主主義が行なわれ報道の自由が認められている国家のマスコミであるならば確たる証拠を集め、北朝鮮が認めざるを得ないような形に追い込んでいくことが本来の使命である。
しかしこう書けばおわかりのように、実はその反対をやっていたマスコミが日本には存在したのだ。「反対」というのは、いかにも北朝鮮はそんな犯罪行為はしていないように国民に印象づけるような報道である。しかも偶然ではなく明らかに故意である。
- 58 :
- たまたま北朝鮮を訪問した民間の日本人が北朝鮮で日本人妻、つまり北朝鮮への帰国事業の際に北朝鮮人の夫に同行した複数の日本人女性に聞いた、ビデオインタビューと称するものを「ニュース」として放映した。
その中で堂々と顔出しで登場した日本人妻たちは「不満は無いし、差別も無い、生活に困窮してもいない」と口々に語ったのである。
北朝鮮は独裁国家なのである。顔出しで批判をすれば下手をすれば命に関わるし、死刑にならなくても収容所行きは免れない。
北朝鮮のみならず、かつてのソビエト連邦や中国など共産主義を国是とする独裁国家は常にそういうものであることを、戦後日本のマスコミは痛い思いを何度もして学んできたはずなのである。
それなのにそういう常識を故意に無視するジャーナリストがいる。日本にも北朝鮮の工作員は多数潜入しテレビもチェックしている。
だからこそ拉致も可能だったのであり、そういう状況下で顔出しインタビューに登場した人間が本音など語るはずがない。だからこんなインタビューは情報として価値が無いというのが世界のマスコミの常識である。
たとえば北朝鮮について何か不利な状況が報道されると、それを「埋め合わせるように」翌日の朝日新聞には「電車の中で朝鮮学校の女生徒のチマチョゴリが切られた」という記事が載せられた。
それを読んだ日本人の善男善女の中には「右翼ってひどいことするな。やっぱり北朝鮮はかわいそうだ」と思った人も少なからずいただろう。
そういう方々に是非申し上げておきたいのは、こうした一連の事件で私の知る限り「右翼の犯人」が逮捕されたことは一度もない。
そして、これは善意に解釈すれば不幸中の幸いなのだが、カミソリで衣服を切られたらケガをする可能性も高いのだが、これも私の知る限りケガをさせられた女生徒も一人もいない。とても不思議な話である。
報道した記者への取材から、朝鮮総連の発表をそのまま報道していたことを明らかにした。
ジャーナリストなら当然この不思議さに疑問を持ってもおかしくない。フリーの雑誌記者で在日朝鮮人三世のきむ・むい(本名:金武義)は、この問題を取材し真相に迫ろうとしたとき自宅アパートで不可解な死を遂げた。
一応、薬物中毒死というのが公式発表である。それ以後この問題を追及しようというジャーナリストも私の知る限りいない。
- 59 :
- トルコのメリチ駐日大使は20日、日本記者クラブで会見し、トルコ政府がクーデター未遂の「首謀者」と見なすイスラム教指導者ギュレン師の関連団体が日本でも活動し、
同師が率いる「ギュレン運動」の資金源にもなっているとして、国内での摘発を進めるよう日本政府に要請していることを明らかにした。
メリチ大使によると、ギュレン師の傘下組織は日本で1990年代後半から、資金調達を担う貿易と、
仙台や横浜などで学校法人を運営する教育文化事業の主に二つの分野で活動を始めた。大使は「彼らは合法的な組織を装っている。
活動が容認されれば、友好国の日本はトルコの国家体制を転覆させようとする組織を保護していることになる」と指摘。「こうした組織の資格停止と活動中止を求めている」と述べた
- 60 :
- 「日本の情報機関は情報の収集はするが、外地でオペレーション(工作)はしない。日本政府が民間人に仕立てたスパイを
送り込むことなどあり得ない。それが証拠に、対中政策における情報力はお粗末のひと言ですから」(外事警察関係者)
中国政府が日本人男性2人を「反スパイ法」違反(昨年11月施行)で逮捕した問題。実際、スパイ容疑で拘束されている
日本人は他にもいるとのウワサは根強いものの、徐々に明らかになった彼らの素顔から“スパイ”像は見えない。
「北朝鮮国境に接する中国遼寧省丹東市で5月に拘束されたのは、神奈川県大和市在住の55歳になる男性です。
男性は幼少期に北送船で北朝鮮に渡り、'90年代に脱北して2001年に日本国籍を取得している。韓国で脱北を手助けする
非政府組織(NGO)とも交流があった。この地域では中国公安当局が、増え続ける脱北者を不法越境者とみなしており、
脱北者のみならずNGO関係者も摘発の対象にしています。一罰百戒的な意味合いもあるのでしょう」(
問題は旅費や滞在費を どう工面していたかです。公安調査庁などから 資金が出ていた可能性が高い
翻ってスパイ防止法のない日本。現在は中国による産業・経済スパイも日々エスカレートし、守りの甘いわが国は格好の標的にされている。
「中国は民間取引を装い、千歳基地隣接地や横須賀基地を見下ろせる丘を取得するなど露骨です。またソフトランディング路線を巧みに使い、
ターゲットを接待するなどして情報を収集している。海外の大学に留学生に扮した多数の工作員を送り込み、学内に『孔子学院』を開設し、
大学教授や知識人を北京旅行に招くなどして親中派知識人を育成しているのです。日本の基幹産業や官庁などの重要部署にある人、
発言力のある著名人に中国語の個人教師を付け、この人たちを親中派に養成することもやっている。ハニートラップは大の得意技ですしね」
(公安警察関係者)
主権国家として当然の権利である「スパイ防止法」だが、日本ではなぜか一部のジャーナリストや知識人たちから反対され続けている。
しかし、彼らは中国の「反スパイ法」には批判の声を上げなかった。「日本はダメ。中国はOK」では筋が通らない。
今回逮捕された“日本人スパイ”も「法案に反対しているあの人たちは、いったいどこの国の人?」と思っているに違いない
- 61 :
- 、「意図するかしないかにかかわらず、日本の情報収集はすべて民間の性質を持つ。日本の民間調査機関は、企業からの委託を受けるだけでなく、日本政府とも協力関係にある」と語っていたという。
蒋氏は、「日本人のロジックから言えば、情報はすべて経費のかかる売買関係。スパイは使い捨てライターのようなもので、ひとたび問題が起きれば、責任はスパイ本人が負わなければならず、日本政府とは無関係。
それが菅官房長官の言葉に表れている」と指摘している
「日本政府は一貫して他国へのスパイ活動を否定しているが、実際は外務省国際情報局、内閣情報調査室、公安調査庁などの機関を利用して、
対外情報収集を強化している。昨年4月には日本政府が日本版MI6設立の意見書を提出。
- 62 :
- イランの司法府報道官は7日、米国に「機密かつ極めて重要な」情報を提供したとして有罪になったイラン人核科学者シャハラム・アミリ(Shahram Amiri)氏(39)を処刑したと発表した
同報道官はテヘラン(Tehran)で記者団に対し、「シャハラム・アミリは敵に国家の最高機密を漏えいしたため絞首刑となった」と述べた。
アミリ氏は2009年にサウジアラビアでその行方が分からなくなり、一年後に米国で生存が確認された。イランの核開発計画をめぐる国際的な緊張がピークに達していた当時、
アミリ氏の失踪については、拉致と亡命との間で見解が分かれていた。
その後、アミリ氏は2010年7月にイランに帰国。テヘランの空港では英雄として歓迎を受け、自分はサウジアラビアのメディナ(Medina)で、ペルシア語を話す米中央情報局(CIA)員に銃を突き付けられ拉致されたと説明していた。
また、米国当局からは、「自ら亡命し、イラン核開発計画の機密を含む重要な書類とラップトップを携行した」とメディアに話すよう圧力をかけられたと述べ、「だが、神の御意思により抵抗した」と話していた。
イラン当局は、この説明を受け入れなかったとされ、その直後にアミリ氏は再び公の場から姿を消した。同氏の逮捕に関する公式な情報はなかった。
司法府報道官は、イランの情報機関は米情報機関の裏をかき、アミリ氏の行動をすべて監視していたと述べ、「国家の機密、高度な機密情報を入手することができたこの人物は、
わが国第一の敵である米国と結託し、イランの決定的な機密情報を敵に渡した」と記者団に説明した。
- 63 :
- 両親とも大学教授というスネドン氏は優秀で、流暢(りゅうちょう)な韓国語と、多少の北京語を話す。自ら失踪する理由は何もないが、北朝鮮の英語教師としてこれほど最適な人物はいない。
スネドン氏の失踪は、拉致被害者の曽我ひとみさんの夫で、元米兵のチャールズ・ジェンキンス氏が北朝鮮を出国した1カ月後だ。北朝鮮は貴重な米国人英語教師を1人失った直後だった。状況証拠に過ぎないが、無視すべき話とも思えない。
米国務省の公式見解は、今回の報道後も以前と変わらず「拉致を裏付ける証拠はない」と及び腰だ。
しかし、元拉致問題担当相の古屋圭司衆院議員の働きかけもあり、米上下両院には本格調査を求める決議案が今年2月に提出されている。米国内の関心が高まれば、膠着(こうちゃく)状態にある日本人拉致問題も進展するはずだ。
正恩氏による恐怖政治におびえる北朝鮮の政府高官や外交官の亡命が相次いでいる。従来に比べると北朝鮮の内部情報は収集しやすくなった。
スネドン氏の住居や生活パターンなど、十分な情報が収集できれば、米国は特殊部隊を送り込んで奪還作戦が行える。「国民の生命と財産を守ること」は、国家の基本的役割だから当然である。
日本は憲法第9条があるせいで奪還作戦ができない。だから続々と拉致されたのだ。「9条教」の信者たちは、拉致の被害者や家族の気持ちを考えたことがないのだと思う。
- 64 :
- 黒川博行作品は高村薫作品に通じるモノがある。それは大阪を中心とした京阪神エリアの
微妙な土地柄の違いや、それがもたらす人間関係の機微を熟知しているところだと
- 65 :
- >パナマ文書には、元駐レバノン大使で評論家の天木直人さんの名前がありました。
>天木さんは外務省を退職したあとの2005年、
>イギリス領バージン諸島に登記されている会社の取締役になっていました。
>天木さんは「自分の名前がパナマ文書に出ているとは知らなかった。
>外務省を辞め今後の生活に不安を感じていたときに、
>『中国のビル・ゲイツ』と呼ばれているという中国人の男性から
>中国で携帯電話の動画配信サービスをするビジネスの誘いを受けた。
>資本金を2人で折半し1400万円程度を出した。
>しばらく頑張ってみたがうまくいかなくなってその中国人とは連絡がつかなくなった。
>タックスヘイブンを利用して税逃れなどの不正をするつもりなどは全くなかった」と話しています。
- 66 :
- 人気漫画「キャンディ・キャンディ」で知られる漫画家のいがらしゆみこさんの
名前が、カリブ海のタックスヘイブン(租税回避地)にある会社の役員として
「パナマ文書」に載っていることがわかった。事務所によると、いがらしさんは
「まったく身に覚えがない」と話しているという。
南ドイツ新聞と国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手した
パナマ文書によると、いがらしさんの名前があったのは、英領バージン諸島の
会社の登記関連資料。1998年12月から2002年3月まで、役員を務めた
ことになっていた。住所がいがらしさんと一致し、後任の役員に娘の名があった。
事務所によると、いがらしさんは「びっくり。なんじゃらほいっていう感じ」と困惑。
資料には、いがらしさんと娘の署名が同じ筆跡による漢字で記されていたが、
いがらしさん母娘のものとは別の筆跡だという。事務所は「第三者が勝手に
名前を使ったのではないか」としている
- 67 :
- ――今回の作品に見られる農作業はディテール豊かですね。その手順やメカニズムを読んでいると、高村さんが爆弾づくりや金庫破り、
また原発やトロール船の仕組みなどを描かれた時のことを彷彿とさせるものがありました。最新の農学上の研究成果を相当取材されたんだなあと……。
●いえいえ、それは全くの誤解で、この小説で描いた稲作の技術は、ごく一般的に行われているものです。稲の葉が何枚出たら何日後にどういった作業にかかるかといった知識は、
小説に描いたとおりどんな米農家も当り前に持っている。物差やカラースケールで測りながらに作業が行われる。
稲という作物は個体差が小さいので、蓄積された経験が正確に数値化され得るんです。私も資料本には沢山当りましたけれど、
主人公の米作りが何も最先端というわけではない。それだけ日本の農業は知的集約産業だと言うこともできますね。
- 68 :
- ――高村さんの作品群を少し振返ってみながら伺いたいのですが、デビューされてしばらくは国際色を備えた冒険サスペンスといった作品を書かれましたね。
●あの当時は、自分の外に目が向いていました。世界が深刻な問題を抱えているのに日本がそれを全く意識しないのは何故なんだろうといった疑問が常にあった。宗教や民族といった永遠に解決不能な問題を覗き込むという感じでしょうか。
――かつて書かれた「警察小説を解剖する」というエッセイの中で、日本の警察小説は、この組織を村社会の閉鎖的な虚構空間に見立てて物語を作ることに終始していて、それは旧来の探偵小説と同じではないかと指摘しておられます。
●警察機構は組織である以上、実際の捜査情報のやり取りは複雑な手続きを経て行われます。それではまったく面白くないので、旧来の小説では組織から捜査手法まで、すべてを造りかえてきたのですが、
私は警察という組織本来の煩雑さや不合理を描くほうに食指が動いた。私の基盤にあるのは、どこまで行ってもリアリズムなんです。
- 69 :
- 2000年以降を生きる日本人に、野間宏の小説がどんな意味をもつのか、正直なところ私には分からない。なぜなら野間が現代文学の最前線にいたのは半世紀も前であり、
学生や勤め人が当たり前のように野間の作品を読んでいたのも、ほぼ70年代までのことだったからである。私もそのころ野間に出会い、
とくに本書に収められている「暗い絵」や「顔の中の赤い月」などの初期の短編に強い感銘を受けたが、それらは小説が小説家の全実存をかけて書かれるものだった時代の一つの典型であり、その小説空間の独特の濃密さに、一読者として深く感応したのだと思う。
しかし一方で、小説家の実存の営為たる小説は、その小説家が生きた特定の時代と社会と土地、そして人間と渾然一体となって在る。それゆえに年月が経てば、そこに立ち上がっていた空気感や匂いやざわめきなどのすべてが色褪せ、ときには陳腐化し、
もはや何が描かれているのか分からないという状態になることは避けられない。時代を越えて読まれる小説が人間や社会のあれこれを普遍化しているとすれば、野間の小説はあえて普遍化を拒絶して、特定の人間AとそのAが生きる町、
歩く道、そのときAを捉えていた感情や生理の一つ一つを描くのである。だから、読者は「暗い絵」で戦前の学生たちの下宿の息苦しい空気感に触れ、「顔の中の赤い月」で終戦直後の東京の雑踏を彷徨う帰還兵の、
戦死者たちの幻影にまとわりつかれた焦燥を肌で感じるのだが、私を含めて野間の読者は世代的に、そうした野間の時代感覚をある程度共有していたのは間違いない。
ひるがえって今日、若い世代には野間の描きだす全身体的戦争体験や、そこからくる内的必然などは理解できるはずもないが、
それでも野間の小説空間の、官能的なほどの言葉の濃密さはいまも色褪せることはない。その意味で、たとえ内容は古びるとも、野間は時代を越えて圧倒的に小説家なのである。
- 70 :
- ●「照柿」では、野田達夫の叔父、卓郎夫婦が居住。「まるで福生か羽村のどこかに、京王井の頭線沿いの久我山とか松原辺りの住宅地の一部を切り取って据えたような」。
●「LJ」では、日之出の社宅があり城山が住んでいた
- 71 :
- 帝塚山
- 72 :
- 帝塚山東3丁目の万代池公園南に隣接する、白いタイル貼りの豪邸といえば、お近くの方はご存じでしょう。
販売活動を始めることになりました。
今日は植木の剪定業者さんがいらっしゃいましたので、
明日写真とともに物件詳細をUPしますが、普通のご家族では使いきれないくらいの広さです。延べ床面積なんと981u!普通の住宅は98uくらいですので、10倍です。
価格は3億2,000万円です。
敷地は南、東、北三方角地の158坪 上階からは万代池公園も望めます。
部屋は12室とLDK、駐車場は8台以上入ります。さらにプール付!
- 73 :
- 北朝鮮工作員の男がシンガポールに設置した偽装企業を迂回(うかい)し、日本から北朝鮮向けの物資を長期間、大量に不正調達していた疑いの強いことが3日、警察当局への取材で分かった。
日本側では在日朝鮮人らが経営する環境設備関係の企業が、食品や衣類など日本製品の調達に協力し、船で積み出していた。
対北朝鮮制裁の一環で現在、輸出は原則禁じられており、警察当局は外為法違反(無承認輸出)の疑いで先月19日、東京都内の関係先を家宅捜索するなど捜査している。
日本の経済制裁が日朝にまたがる大規模な組織的不正によって平成21年ごろから長期間、骨抜きにされていた実態が明らかになるのは異例。警察当局はシンガポールに大規模な拠点があるとみて全容解明を急ぐ。
関係者によると、不正輸出に関与していたとみられるのは在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下のスポーツ団体幹部らが経営に関与する企業。幹部はパチンコ店などを経営し、資産家として知られる。
警察当局は同社が26年夏、シンガポール向けを装って食料品など約1500箱、申告額にして約700万円相当の物資を海路で北朝鮮に不正輸出したとみている。物資はシンガポールから中国・大連の北朝鮮企業に再輸出され、北朝鮮・南浦で荷揚げされた。
工作員は20年にシンガポールに飲料類の卸売業を開業。日本政府が北朝鮮向け輸出を禁じた直後の21年8月、別の在日朝鮮人の実業家に対し、シンガポールで通関手続きをするので問題ない−などと持ちかけ、
日本国内に調達ルートを開設、拡大していったとみられる。不正輸出された日本製品などは、平壌市内の高級輸入品を外貨で販売する専門店で流通している可能性が高いとみられる。
北朝鮮では日本製の高品質の日用品は政権中枢や党幹部、最近増えた新興富裕層などを中心に需要が高い。特に高価格帯の化粧品や下着、
家電製品などは金正恩党委員長が求心力を高めるための下賜品として利用されることがあり、安定調達は工作機関の重要な役割の一つとみられている。
- 74 :
- 第2次世界大戦の勃発を伝えた英記者のクレア・ホリングワースさんが10日、香港で死去した。
105歳だった。
英紙デーリー・テレグラフの記者だったホリングワースさんは1939年9月1日、ポーランド・
カトヴィツェで、戦争の音を聞いて目覚めた。
テレグラフ紙によれば、ホリングワースさんはすぐに秘書に電話をかけ、「戦争が始まった」と伝えた。
「本当ですか」と聞き返されると、握った受話器を窓から出して「これが聞こえる?」と答えた。
運転手から、その騒音は空襲の演習によるものだと聞かされたときには、大失敗したかと
危惧したという。結局、ホリングワースさんの報告は正しかった。
その後、ホリングワースさんは欧州やアフリカ、アジアから紛争を伝えた。
1968年にはベトナムで、米政府とベトナム政府との和平協議に関するスクープもものにした。
二重スパイだった英対外情報部(MI6)のキム・フィルビーがソ連へ亡命したことも暴いた。
- 75 :
- http://video.fc2.com/content/20110516dHvTsUBX/&tk=T0RNMk5qWTVOVGc9
動画チャイナ・シャドー
- 76 :
- 正恩氏に忠誠を誓う僕(しもべ)の行動は、日本や米国の国益に反する。核開発を続けつつ、数多くのミサイルを日本海に撃ち込んだ北朝鮮に、実は、日本の先端技術や研究情報などが持ち込まれた可能性は高い。だが、日本にはスパイ防止法がない。
13年1月、日本に帰化した元北朝鮮籍の男性が、暗号を用いた軍事リポートを北朝鮮に送信していたことが発覚した。昨年5月2日の産経新聞によると、京都大学原子炉実験所の韓国籍の男性准教授は、
北朝鮮や朝鮮総連と密接な関係がある「金万有科学振興会」から、核技術に関する研究で奨励金を得ていたという。
産経新聞は昨年9月20日、朝鮮大学校が同年5月、日米壊滅を目指す手紙を正恩氏に送っていたと報じた。いまだに、朝鮮学校に補助金を支給する地方自治体があることが理解できない。
正男氏暗殺事件は、要人暗殺テロが日本でも容易なことを証明した
- 77 :
- 作家の高村薫氏や土山秀夫・元長崎大学長らで作る「世界平和アピール七人委員会」は24日、大学や研究機関の軍事化の危険性を訴える声明を発表した。
軍民両用技術研究を推進する政府の動きなどを例に「日本の科学・技術の成果が武器あるいはその部品として諸外国に輸出され、殺りくに手を貸すことになってよいのか
- 78 :
- 朝日新聞が入手した国連安全保障理事会の最新報告書で、エジプト政府が昨年拿捕(だほ)した貨物船から、北朝鮮製のロケット弾3万発が見つかっていたことがわかった。
北朝鮮製の武器の押収としては過去最多。北朝鮮は安保理制裁で武器輸出を禁じられている。
北朝鮮制裁の履行状況を調べる安保理の専門家パネルが最新の年次報告書に盛り込んだ。報告書によると、貨物船に積まれていた鉄鉱石の下に79の木箱が隠され、ロケット推進式の擲弾(てきだん)が計約3万発入っていた。
中国・南京で荷積みされた「水中ポンプの組み立て部品」と虚偽の説明が記されていたという。
貨物船は昨年7月23日に北朝鮮・海州を出港、マラッカ海峡を通過し、スエズ運河で同8月11日に拿捕された。最終目的地は不明。航海中、
位置情報を外部に知らせる船舶自動識別装置(AIS)の電源はほとんど切られていた。旗国はカンボジアで、船長は北朝鮮人だったという。
- 79 :
- http://i.imgur.com/jpoSHT7.png
ぼくも平和に貢献したい
- 80 :
- >>79
R
- 81 :
- 高村薫
司馬遼太郎さん。私はたいへん苦手です。歴史は明治で終わったわけではない。明治か
ら始まったわけでもない。彼の『坂の上の雲』を愛読書だと挙げる人たちというのは、経
団連に代表されるこの国の経済界の人たち、つまりああいう価値観の人たちなわけで、私
がさっき申し上げた、理解できないという人たちと共通のものです。
司馬遼太郎さんの文章というのは一つ一つが、一行一行が断定であり、「何々かもしれ
ない」「何々であろうか」とか語尾はやわらげているのですが、実はすべて断定なんです。
断定をする根拠がどこにあるのか、と私は思います。だから、申し訳ないですが、私は司
馬遼太郎の話はできないです。
《質問者2》Q1:よくわからないとおっしゃった、経営者とか、政治家とか、検察とか、
彼らがなにもないから、中身が空っぽだからこちらが反映するものがないということでし
ょうか。
《回答》
そうではないです。その行動原理が、彼らの価値観がわからないということです。彼ら
が日本のものづくりの方向を間違えたとしか思えない。今でも過去の幻想というものにし
がみついている
- 82 :
- 《質問者2》Q2:自分で考えて行動されているわけではなくて、上からの命令、誰かの利
害を代弁するだけだから、話をするのに当たり所が無いと理解してよろしいでしょうか。
《回答》
そうです。企業にお勤めのサラリーマンがその組織の中で刃向かえない、組織の論理に
染まるほかないというのはわかるのです。私もサラリーマンでしたからわかります。だけ
ども、経営者とかのトップ、経済界のトップの人たちが個人の、あるいは、これからの日
本の行く末、あるいは、日本の経済に対する見識を持つ力もあるし、持つことができる立
場であるはずなのに、彼らのやっていることというのは、例えば、結局、今のソニーもパ
ナソニックもそうですが、日本のものづくりの方向を間違えたとしか思えない。もっと早くに方向転換あるいは、踏み出すべきであったと思うのに、彼らは今でも過去の幻想にし
がみついていて、結局、何万という従業員、もしくは、そのすそ野にある日本の産業界全
部を道連れにして身動きとれない所にいる。その彼らの見識のなさというのに私は理解で きないです。
- 83 :
- 《質問者2》Q3:事実かどうかわからないが、誰かを重役にするのに、トップが最終的に
は占い師の占いで決めるという話を聞いたことがあるのですが、これは事実(かどうか)
はわかりませんが、非常に重大なことを自らの見識で判断せずに、きわめて怪しい人に背
中を押してもらう。これは経営では無い。もしくは政治家でも、自らの見識、努力をおこ
たって、自らの責任ではない形で決断しているのではないかと、ようするに、それは(中
身が)空っぽだから、この人からは何も得られない。ジャッジする能力を持っていないの
では無いかと、お考えになったのではないかと思い、質問しました。
《回答》
何か得ようと思ってお目にかかっているわけではなくて、小説というのは、例えば経済
界の経済人というものを描くためには、中身がひどいことも含めてその人のリアリティを
作りますので、私自身がその方からなにかを得ようとか、そういうことは思ってはいない
のです。ただ、理解ができない。思えば、そういう形で福島の事故も引き起こされたのだ
と思っています。これは私たち日本人にとって痛恨の出来事だと思います。こういう大人、
こういう社会を許してきたことは痛恨の極みです
- 84 :
- http://blog.livedoor.jp/moviedraani/archives/1003135587.html
べっぴんの町 動画
- 85 :
- http://jp.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=gumino1104&prgid=42692085
高村薫サスペンス 去り行く日に
定年退職間近の刑事・松井和郎が警察官人生最後の事件に挑む!ある日、河川敷の階段で不動産会社社長・朝倉幸介の変死体が発見された。
死因は、コンクリートに頭を強打したことによる頭腔内損傷と判明。
被害者が日課にしていた散歩中の事故死と思われたが…。和郎は、朝倉が両手両足を揃えて死亡していたことに疑念を抱き、部下の阿部と聞き込みを開始、事件の真相に迫る。
小林稔侍
- 86 :
- https://www.youtube.com/watch?v=Af8CwLFhNz0
https://www.youtube.com/watch?v=MUzpmipJ4qY
http://video.fc2.com/content/20110516dHvTsUBX/&tk=T0RNMk5qWTVOVGc9
音楽https://www.youtube.com/watch?v=pJop5oO43ik
https://www.youtube.com/watch?v=jUBdgG4QjkQ
https://www.youtube.com/watch?v=8DmY323kuCI
動画チャイナ・シャドー
- 87 :
- 深川図書館特殊部落
同和加配
奇声あげて人をボコボコにぶんなぐってもOK お咎めなし
ガキどもが走り回る 見て見ぬふり
公務員による恣意行為
etc
なんのための施設か? →特殊な関係用
- 88 :
- 深川図書館特殊部落
同和加配
奇声あげて人をボコボコにぶんなぐってもOK お咎めなし
被害者が警察を呼んでくれと何度も言っているのに公務員は無視し続けてた
ガキどもが走り回る 見て見ぬふり
公務員による恣意行為
etc
なんのための施設か? →特殊な関係用
- 89 :
- 947: 名無し募集中。。。 2015/10/21(水) 16:03:15.77 0
お琴ってもう閉経をむかえてるの?
年齢言いたくないならそれだけ教えてくれ
948: 名無し募集中。。。 2015/10/21(水) 16:05:49.58 O
まだ
って答えるとまたネタにでもされるんだろうから
しつこく個人的な事を聞くねは止めてね
キモいから
(◆Dq0510MAKI)
- 90 :
- 朝刊新連載小説「我らが少女A」が8月1日から始まる。東京郊外で起きた未解決事件をめぐり、町の風景と人びとの記憶が交錯する。高村作品ではおなじみの刑事、合田雄一郎が登場し、ファン待望のシリーズ新作となりそうだ。
十数年ぶりの新聞連載とあって、高村さんは苦しんでいた。「1回の文字数が原稿用紙2枚半に満たない。1、2回ごとに人物の視点を変えて書き、それを重ね合わせて最後に1枚の大きな絵が出来上がるように書いていきたい。
が、これが難しい。あと4、5行あればということばかりで絶えず不全感が残る」と、もらす。
20年前ならこんな試みはしなかったという。しかし、「小説とは話法で決まる。ストーリーやテーマはあとからついてくるもの。新聞小説のスタイルにこだわりたい」と自らの足かせとした。
さらにもうひとつ挑戦がある。池袋で起きた撲殺事件と、12年前の殺人事件の関係者「少女A」が思わぬ関連性を見せる。「孫ほど年が離れた10代の少女を書けるだろうか」。これまであらゆる人間を書いてきたが、現代の少女を書くのは実は初めてだ。
作者や読者とともに年を重ねて合田も57歳になった。「彼はいま警察大学校の教授です。刑事としてではなく、1人の男として事件に向き合わせたかった」ため
、たまたま警察大学校がある武蔵野の町が舞台になったそうだが、くしくも作者にとっては大学時代を過ごした「地元」。
「授業中、調布飛行場からきたセスナ機の飛行音を聞くと眠くなった。殺伐としていて、何十年も時が止まっているかのよう」。そんなどこにでもある土地の風景を丹念に描写する。
「いわゆる大事件を書くことに興味が持てなくなった。単純に見えて実は複雑、複雑に見えて実は単純な一般の人びとの暮らし、価値観をありのまま書きたい」
- 91 :
- http://tv6.2ch.sc/test/read.cgi/cinema/1094261687/
祝公開!レディ・ジョーカーさん04/09/04 10:34
- 92 :
- 例えば、映画で『レディ・ジョーカー』で渡哲也さんが物井という主
人公格の老人をおやりになったんですけど、「あ、違う」と思いました。こんなに格好い
いおじいさんであるはずがない、と思いました。そうなので、配役のことは私は全くわからないです。
「検察庁、最近ニュースの舞台になることがあるけれども、その検察庁で加納祐介を主人
公にした小説の予定がありますか」ということなのですが、多分この方はご存じ無いのか
もしれませんけれども、加納というのは小説の中で98年にさっさと検察庁から逃げ出し
ています。検察やめて、判事になっています。ですから『太陽を曳く馬』や去年連載が終
わったばかりの『冷血』の中では、彼は判事です。大阪地裁の、判事で行政訴訟などを担
当している判事になっております。検察も皆さんご存じのように、あのていたらくですか
ら、とてもではないけども私には理解できないので、おつきあいできないと思って、
講演録 - 宝塚市立図書館
(Adobe PDF)
- 93 :
- なにわ金融事件簿―闇に蠢く懲りない面々 単行本 – 1997/11
高村 薫 (著), 宮脇 磊介 (著), 阪本 順治
本書は一九九六年十二月から翌九七年七月にかけて、朝日新聞経済面に随時連載した「なにわ金融事件簿」シリーズの正編、続編、続々編、
それに二回の対談編を、ほぼ全面的に再録したものである
バブル崩壊で様々な問題が噴出した日本金融界。巨額の融資を踏み倒そうとしている名だたる借り手企業が連なる関西の現場で、バブル時代を検証する
- 94 :
- 真スレッドストッパー( ̄ー ̄)ニヤリ
- 95 :
- 於・現代風俗研究会、2015年9月例会
加藤秀俊(社会学者):社会学はインチキで大学では不要ではないか。
高田公理:日本では今までは国が道楽を黙認してきたのでは。
ttps://twitter.com/hikaru_sth/status/645132749817319424
最近、某(自称)社会学者がテレビで差別発言をしたとか話題になっているが、あれは社会学者とはいえない。
そもそも社会学という学問が存在するかどうかもあやしい。
少なくとも私は、デュルケームとウェーバー以外の「社会学者」から学問的に重要なことを学んだ記憶がない。
http://agora-web.jp/archives/1665734.html
「社会学者」が奨学金や学費について不満を述べるほど、奨学金を拡充したり学費を下げたりすることへの
支持が下がっていくとしか思えないので、黙ってた方がいいよね。
学生がああいう人たちの講義を受けたり、彼らに給与を払うために税金を投入したいと思う人いないでしょ。
ttps://twitter.com/rionaoki/status/698348305382658048
学生支援機構の奨学金に対する批判の相当部分は、同機構のウエブサイトすら見ていないレベルのものなのだが、
まともな同業者がそのレベルの議論を相手にするインセンティブは小さいかもしれん。
いやそもそも多くの研究者が○○学者を同業者と認識(略
ttps://twitter.com/mana613/status/697763623633035265
日本の社会学者は3600人、世界の10パーセントと推測されるが、
研究の重要性の指標とされる引用率(ほかの論文で研究が引用される率)は1%をはるかに割っているという。
http://japan-indepth.jp/?p=30462
無価値な学位全米ワースト8
1. 社会学 2. 芸術系 3. 教育学 4. 神学 5. 観光 6. 栄養学 7. 心理学 8. コミュニケーション
http://www.professorshouse.com/the-most-useless-college-degrees/
- 96 :
- https://www.youtube.com/watch?v=rMIT8NPpoEY
1958年日活、、赤い波止場
神戸ロケ
- 97 :
- https://www.youtube.com/watch?v=-Uy52SKsBl4
1966年頃の神戸港・三宮駅付近
新日本紀行
https://www.youtube.com/watch?v=1LBWdzgOVY0
神戸芦屋1986
- 98 :
- 今回の総選挙をメディアは3極が争う構図と報じていますが、違います。小池百合子代表が自民との連立に言及した時点で、
希望は完全に「第2自民党」になった。選挙協力する維新は、
元々官邸と極めて近い関係にある。自公プラス希望・維新は右派、そして、瓦解した民進から希望に合流しなかった
立憲民主は枝野幸男代表を除き明確に左派です。中道がない2極構図になった。
私も含めて有権者の概ね半分は、政治的には穏健な中道のはずですが、その人たちが票を投じる先がない。
小池さんはとことん権力ゲームが性に合っているのでしょう。いろんな政党を渡り歩いて権力ゲームの中に手を突っ込んで、機敏に先端に躍り出てきた。
一方で、政治は自分のステージを上げるための道具であって、ポジションをつかんだ後に具体的に何をしようという信念は感じられない。原発ゼロなのに再稼働OKとか、花粉症をゼロにするとか選挙公約も意味不明です。
都知事就任後も、五輪施設の見直しや、築地市場移転問題では築地も豊洲も生かすと言ってみたり、掲げた公約は中途半端。
極めつきは、築地と豊洲併存の検討記録が残っていないことを、公約でもある情報公開方針と矛盾すると追及されると、政策決定者たる自分は人工知能だから文書が不存在なのだと言い募った。
私が有権者の政治意識で気になるのは、すぐに忘れてしまうことです。昨夏の都知事選で大きく下がった自民党の支持率は、9月には持ち直した。森友・加計問題も
、野党が求める臨時国会召集の要求を2カ月放置し、ようやく召集したと思ったら冒頭解散。この間、これからは丁寧に説明すると頭を下げた安倍晋三首相は、結局それもしなかったのに、支持率が40%台に回復してしまう。
- 99 :
- 私は一有権者として政治家の重大な発言はわりに覚えています。だから小池さんが核武装も検討に値すると発言したことも、防衛大臣時代に喜々として自民党の安保観を代弁していたことも、
靖国神社に参拝を続けてきたことも覚えている。最近とても驚いたのは、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式に追悼文を送らなかったことです。タカ派で知られた石原慎太郎氏でさえ毎年してきたし、歴代都知事は全員が行ってきたことです。
有権者で今の生活に大満足という人がいるでしょうか。好景気の実感は全くないし、非正規雇用者は特に長時間労働を強いられているし、
大金かけて塾に行き倒さないといい学校に進めないような教育格差の拡大。富の再分配がきちんと行われず、経済政策も日銀の金融政策任せ。
新エネルギー政策を本気で推進したらすごい産業構造の改革が起こるはずなのに、グズグズと原子力になし崩しに戻す。沖縄に強いてきた米軍基地負担問題だって、
本来は返還から総括して経緯を理解したうえで議論しなければいけないのに、争点にすらなっていない。暮らしも社会も全て政治のせいで傷んでいるのに、有権者が「不透明だね」という情緒的な疑問で終わらせている。
私が選挙権を得て四十数年になりますが、今回は間違いなく最低の選挙です。仮にどんな結果が出ても、
改憲勢力の大連立でしょう。かつて派閥の均衡のうえにハト派からタカ派までが共存し、長期政権を築いた自民党はマシだったんだなと、振り返ればしみじみと思います。
小選挙区制がその派閥政治を壊し、風頼みで選挙結果が左右され、本来政治家の資質のない人が当選しては問題を起こす繰り返し。揚げ句の果てに5年前まで政権政党だった野党第1党が、
たった一日で消滅するマンガみたいなこと、まともな国では起きませんよ。行政府の長である首相が自分を立法府の長と平気で間違えたり、捜査機関も裁判所も政府にベッタリのこの国は、そもそも三権分立が機能していない。有権者はもっと怒らなきゃいけないんですよ
- 100 :
- (時代のしるし)喪失感の中、見つめ直した昭和史 高村薫さん「レディ・ジョーカー」
http://book.asahi.com/booknews/interview/2017102700005.html
- 101 :
- https://www.youtube.com/watch?v=y8nTceDrQy8
司馬遼太郎
街道をゆく神戸
- 102 :
- これまで四十年以上、投票をしてきましたが、今回ほど頭を抱えたくなる選挙はありません。有権者はなめられたものです。
夏の都議選で自民党が大敗した後、安倍晋三首相は森友・加計学園問題を「丁寧に説明していく」と釈明したはずです。にもかかわらず憲法に基づく野党から
の臨時国会召集の要求を何カ月も引き延ばした上、開いたと思ったら何の審議もせずに解散しました。
「国難」と言うだけで北朝鮮の問題への非難決議もなく、所信表明演説や代表質問すらしなかった。前代未聞の議会制民主主義の否定です。
希望の党を結成した小池百合子代表も、都知事選で約束したことを何一つ実現できていません。「透明性の確保」をうたっていましたが、実際にやっていることは逆でしょう。小池さんは、過去には、
政治家がこのように国民をばかにした態度をとり続けるのは、結局は有権者が、政治を軽く見ていることの裏返しです。問題発言が出てきた時だけ「何だこれは」と反応しても、すぐに忘れる。
だから説明もせずに時間稼ぎするだけのやり方が有効になってしまうのです。有権者が、政治家のこうした言動をしっかり覚えていて、
世論調査などに反映されれば、彼らがいつまでも大きな顔をして出てくることはできないはずです
日本の核武装についても検討する姿勢をみせていました。そういう思想を持ちながら「原発ゼロ」を平然と掲げる。
そして安保法制の反対を訴えていたはずの元民進党の議員たちが、正反対の政策となる希望の党に、するっと入っていきました。
- 103 :
- 政治家がこのように国民をばかにした態度をとり続けるのは、結局は有権者が、政治を軽く見ていることの裏返しです。
問題発言が出てきた時だけ「何だこれは」と反応しても、すぐに忘れる。だから説明もせずに時間稼ぎするだけのやり方が有効になってしまうのです。
有権者が、政治家のこうした言動をしっかり覚えていて、世論調査などに反映されれば、彼らがいつまでも大きな顔をして出てくることはできないはずです。
今回の選挙で、もしも希望の党がそれなりの数の議席を得て、自民党に対して「是々非々」などと言いながら政治のキャスチングボートを握れば、改憲のハードルはぐっと下がります。日本は戦争をする国へとかじを切ることになり、
後戻りできなくなる。米国の要請に応じて、自衛隊がアジアの対中朝の最前線に立たされることにもなるでしょう。
米国の軍事力に頼らざるを得ないことも確かですが、日本は独立国です。本来なら東アジアの国々と、それぞれ独自に良好な関係を結ぶこともできるはずなのに、米国にべったりの政治によって、その道を自ら閉ざそうとしています。
今、台頭しているのは保守というより、右派ですね。これは日本だけの現象ではなく、世界的な流れです。グローバルな資本主義の行き着いた先が、貧富の格差の拡大だった。安定した経済成長も見込めず、中間層がいなくなる中で、
個人的にも、選択肢が少なく悩ましい選挙です。ただ右派の奔流(ほんりゅう)に、有権者がそのまま呑(の)まれてしまうだけではないのでは、という期待もあります。
インターネットの発達した今のメディア環境ならば、政治家のみっともない離合集散の経緯や、
一人一人の顔つきがしっかり映し出されるからです。政治家が過去に何をしたのか、しなかったのか。言動が不確かな人は、見れば分かります。
有権者がそれぞれ、自分にとって本当に守りたいものをしっかり考え、単なる風に流されずに投票するならば、そこまでひどい結果にはならないだろうとも思うのです。
人間社会の理想を掲げて行動しようという余裕はなくなり、リベラルが後退してしまいました。既存のリベラルは、対立を解消する方策を一から考えていくしかないのでしょう。
- 104 :
- 今、台頭しているのは保守というより、右派ですね。これは日本だけの現象ではなく、世界的な流れです。グローバルな資本主義の行き着いた先が、
貧富の格差の拡大だった。安定した経済成長も見込めず、中間層がいなくなる中で、
人間社会の理想を掲げて行動しようという余裕はなくなり、リベラルが後退してしまいました。既存のリベラルは、対立を解消する方策を一から考えていくしかないのでしょう。
個人的にも、選択肢が少なく悩ましい選挙です
- 105 :
- 薫ちゃんなんか賞もらってたね
- 106 :
- 第44回大佛次郎賞
- 107 :
- 一般書籍よりもおすすめてきにネットで得する情報とか
グーグル検索⇒『稲本のメツイオウレフフレゼ
NUL88
- 108 :
- ワシントン(CNN) 米中央情報局(CIA)に10年前まで勤務し、退職後も工作員の実名リストなど極秘情報を手書きしたメモ帳を隠し持っていたとして、香港在住の元職員が逮捕されたことが分かった。米司法省が16日に発表した。
発表によると、ジェリー・チャン・シン・リー容疑者(53)は15日夜、米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で逮捕され、16日に同市ブルックリンの裁判所へ初めて出廷した。
国防にかかわる情報を不法に保持していた疑い。有罪となれば、最大で禁錮10年の刑を言い渡される可能性がある。
リー容疑者はスケジュール帳やアドレス帳に、CIA職員や覆面工作員の実名と電話番号、秘密施設の住所、作戦に関するメモなど、漏出すれば米国の安全保障に極めて重大な支障をきたす恐れのある極秘情報を書き込んでいた。
リー容疑者は米市民権を持ち、CIAに工作担当要員として勤務。1994年から2007年に退職するまでの間、極秘情報を取り扱う権限を与えられていた。その後は香港に住んでいるが、12年8月から13年6月まで家族とともに米バージニア州に滞在した。
米連邦捜査局(FBI)は12年、渡航した同容疑者が滞在していたホテルの部屋を捜索し、旅行用の透明な袋に入ったメモを発見していた。
同容疑者は13年に出国してから15日の逮捕まで、米国に戻っていなかったという
- 109 :
- 台湾の検察は、スパイ活動の罪に問われ裁判を受けている中国籍の男が、中国当局の指示を受け、中国との統一を掲げる少数政党の関係者に接触し、秘密組織を結成していたなどの疑いがあることを明らかにし
、台湾では、台湾の政党関係者をも巻き込んだスパイ事件だとして衝撃が広がっています。
疑いが持たれているのは、スパイ活動の罪で去年9月に台湾の裁判所で実刑判決を受け、現在も控訴中の中国籍の30歳の元留学生の男です。
台湾の検察は2日、記者会見し、この男が中国との統一を掲げる台湾の少数政党の若手メンバーに接触して秘密組織を結成し、資金を提供するなどしていたとして、スパイ活動を行った疑いがあるということです。
検察は、この男に指示をしていたのは中国政府で台湾政策を扱う国務院台湾事務弁公室だとしていて、活動に必要な資金として日本円にして年間5000万円以上の資金の提供が3年間にわたって約束されていたとしています。
検察はすでに2200万円余りが渡ったとしていますが、政党側は関与を否定しています。
また、国務院台湾事務弁公室側も台湾メディアの取材に対し、「根拠の無い話だ」と否定しているということです
- 110 :
- 青山繁晴「北の工作員が一番浸透しているのは日本のメディアです。経済界ではないです」
山口真由「どのぐらいの規模で日本社会に浸透していたりするものなのでしょうか?」
青山繁晴「僕なりに把握している数はありますけど、それは言わないです。こちらの能力が分かってしまうので…」
山口真由「分かりやすい外交官の他に、航空会社が支社をつくってその人達によって金正男の暗殺が行われたんじゃないかという話もありますよね。私たちには分からないけど活動している工作員ってけっこういるものなのでしょうか?」
青山繁晴「普段全く普通のおばさんとして、あるいは学生、アルバイトして働いている人で指示を受け取っている人もいる。日本はスパイ防止法がないので見ているだけなんですよ」
- 111 :
- SNS時代でも「身体に響く言葉、執拗につづる」 大佛次郎賞・高村薫さん講演
- 112 :
- https://www.youtube.com/watch?v=CF6m0dOjnFs
新日本紀行フル・バージョン
https://www.youtube.com/watch?v=YwPOw_cfts0
神戸に息づく外国文化
大震災前の神戸 〜1990年の神戸風景〜
https://www.youtube.com/watch?v=mQmVKwRp6xc
- 113 :
- https://ameblo.jp/beautifulmax/entry-11396712122.html
「小説新潮」&「単行本」&「文庫本」改稿比較
- 114 :
- https://www.youtube.com/watch?v=VO99Y7BgdrQ
1993年の大阪 ナンバ
https://www.youtube.com/watch?v=4HZBHPBOu4A
1990 5 25 大阪出張記録
- 115 :
- あなたの会社が同和に狙われる最終回 同和に対抗できる企業とは?
https://jigensha.info/2015/12/11/dowa-company-5/
三品純
- 116 :
- http://soukeidehanaika.blog2
だが待ってほしい早計ではないか通信(フリーライター三品純)
週刊誌、月刊誌などに寄稿した記事の 補足、追加取材ブログです。 ネットと雑誌メディアの融合を目指します。
週刊朝日報道についての考え
- 117 :
- https://www.youtube.com/watch?v=8xVUf_TOkbs
【須田慎一郎 x 宮崎学】 最新ニュース速報 2018年4月15日
- 118 :
- 『マネーの闇』 一橋文哉
https://restfultime.blogspot.jp/2015/04/blog-post_14.html
●関西新空港をめぐる利権争奪と重大疑惑
和歌山市の中堅デベロッパー会社・和興開発は、前出のS社社長の父親が経営し、S社の元請け業者に当たる。関西新空港開港に伴い、県は空港近隣に大規模ベッドタウンを建設しようと、
総工費約4000億円という宅地開発事業「フオレストシティ計画」をぶち上げたが、その主要工事部分を受注したのが和興開発であった
- 119 :
- 吉本隆明
客観的に考えて、書物は滅亡するメディアです。即時性も同時性もない。新たな性格を与えないと生き延びられないかもしれません。
もちろん開かれた書き方をする作家も必要だが、開かれた読み方をする読者の出現を期待しているんです。
『いま活字は衰退しているか』
- 120 :
- https://www.jpa.gr.jp/about/pr/pdf/201204_takamura.pdf
村 薫 さん本といううつくしいモノ - 日本製紙連合会
- 121 :
- >>120
おもしろかったよ。リンクのアップ、ありがとう(´・ω・`)
- 122 :
- LMU2Y
- 123 :
- 作家の高村薫さんや写真家の大石芳野さんら文化人や科学者ら7人でつくる「世界平和アピール七人委員会」は6日、「安倍内閣の退陣を求める」と題する声明を発表した。
「国民・国会をあざむいて国政を私物化し、外交においては世界とアジアの緊張緩和に背を向ける安倍政権を許容できない」として、安倍内閣の即時退陣を求めている。
委員会は1955年、ノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士らが結成。現在は国際政治学者の
武者小路公秀さんや宇宙物理学者の池内了さんらが委員を務める。内閣の即時退陣を求める声明は発足以来初めてという。
世界平和アピール七人委員会が6日に「安倍内閣の退陣を求める」の題で発表した声明全文は以下のとおり。
委員は武者小路公秀、大石芳野、小沼通二、池内了、池辺晋一郎、高村薫、島薗進の各氏。
5年半にわたる安倍政権下で、日本人の道義は地に堕(お)ちた。
私たちは、国内においては国民・国会をあざむいて国政を私物化し、外交においては世界とアジアの緊張緩和になおも背を向けている安倍政権を、これ以上許容できない。
私たちは、この危機的な政治・社会状況を許してきたことへの反省を込めて、安倍内閣の即時退陣を求める
- 124 :
- https://www.youtube.com/watch?v=-AaBqBwY-KQ
https://www.youtube.com/watch?v=PMyMQKytaOY
https://www.youtube.com/watch?v=LlieoFvqgSU
高村 薫・たかむら かおる・作家 明日へのことば NHK ラジオ深夜便
- 125 :
- ──報道を見て、本当に驚きましたよ。それにしてもいつからなんです?
「そう聞かれたら、10代の頃からと答えるべきやろな」
──それは世界観の形成過程の話でしょう。そんな話を聞きたいんじゃない。本国からの最初の“頼まれごと”は何だったんですか?
「その前に言うておくけど、オレは自分がスパイだなんて認めてへんし、違法な工作活動に手を染めていたわけではないんやで」
吉田は今月末に、大阪地裁での判決言い渡しを控えている。ただし、そこで問われている罪状は「詐欺」だ。
中小企業支援のための公的な貸付制度を悪用。兵庫県と日本政策金融公庫から
融資金計約2500万円をだまし取ったというものだ。ただ、これが吉田の活動を知るための“入口”として立件されたものであることは明らかだった。
「(詐欺は)家業の資金繰りが苦しくてやったことで、非は自分にある。取り調べにも素直に応じた。なのに、ぜんぜん保釈が認められず約100日も拘置された。
取調官は朝から晩まで、工作活動がどうのとそんな話ばっかりや」(吉田)
- 126 :
- 北朝鮮の対外工作機関「偵察総局」は、正恩氏の後継者内定とともに発足し、韓国に数々の工作を仕掛けてきた。男以外にも脱北者を装い、日本に潜入していた工作員がいるとの情報もある。
スパイ行為を直接摘発する法律のない日本が「北の工作天国」となっている実態が浮かぶ。
「あなたの団体に怪しい男がいる。危害を加える恐れがある」。関係者によると、北朝鮮情報を取り扱う民間団体が昨年4月、日韓の捜査当局側からこんな“警告”を受けた。
「怪しい男」こそ、大阪府警外事課が21日、兵庫県から融資金約1千万円をだまし取ったとして逮捕した運送会社社長、吉田誠一容疑者だ。日韓捜査当局は、
吉田容疑者と偵察総局関係者との接触を把握し、マークしていたのだ。
同団体に昨年3月に採用され、スタッフとして活動していた吉田容疑者が中朝国境などで活動中に、団体の責任者を連れ去るなど実力行為に及ぶ恐れが
あると捜査当局は判断、異例の警告を発した。団体側は吉田容疑者を解雇した。
吉田容疑者は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙の編集長を務めていたが、日本国籍を取得した上で、この経歴を伏せて団体に潜入していた。
国立大大学院などにも在籍し、団体を解雇された後も、北朝鮮情報などを伝える東京の報道機関や政府の外郭研究機関に就職しようと画策していたという。
その間も2カ月に1回のペースで北京や香港、タイ、マレーシア、インドネシアへ渡航を繰り返し、偵察総局の東南アジア拠点の責任者と接触していたことが当局の捜査で浮上。
この際に工作についての具体的指示を受けていた疑いが強い
- 127 :
- 長崎県対馬市にある海上自衛隊下対馬警備所厳原分庁舎内で50代の韓国人男性の遺体が見つかった事件で、男性の遺族が遺体に傷があること
などから他殺された可能性を主張しており、現地警察が5日に司法解剖を行う。
遺体に目立った外傷はなかったとされるが、遺族が聯合ニュースに送った写真では、遺体の頭頂部に4〜5センチの傷があるほか、こめかみ付近にも傷があるのが確認できる。
遺族によると後頭部と両膝にも傷があるという。
また、男性の兄は聯合ニュースの取材に対し、旅行で対馬を訪れた先月26日夜から行方不明になっていた男性が、管理が厳しいはずの自衛隊の分庁舎で
30日に遺体で発見されるまで時間がかかったことなどから、他殺された可能性があると主張した。
ただ、現地警察や在福岡韓国総領事館の関係者によると、男性の携帯電話が海の近くで見つかった点、遺体が下着姿で発見された点などから、男性が酒を飲んで海に落ちた後、
暖かい場所を探して分庁舎内に入り、眠っている途中で死亡した可能性があるという。
- 128 :
- 高村
二次元というのは線を引いても色を塗っても何か形があらわれるわけで、意味が必ずくっついてくる。意味というものを拒否するような色の塗り方をして、
なおかつ、ロスコの場合は誰にも真似ができないんですよ。ものすごく薄く溶いた絵の具を幾重にも塗り重ねるんです。前に立った人に、もうこれは何を描いているかということではなくて、何かすごいものを見たという身体経験をさせてしまう。
高村
二一世紀の初頭に、私たちが二〇世紀に蓄積してきた近代理性の言葉が、本当に行き詰まっているというような感覚と現実がある。
一つの例がオウム真理教ですよ。オウム真理教は超能力から始まった。超能力なんてものを大学出の学生たちが信じてしまうこと自体、
まさに近代理性の終わりですよね。同時代に生きた私たちとして一番知りたかったことは、
オウムは宗教なのか宗教でないのかという部分です。結局そのオウムを否定する言葉というのは、人間の言葉なんですね。人間として人間の言葉で彰之は否定をするわけです。
- 129 :
- 高村薫
農村の自然、農民のしたたかさを歌人らしい眼で描いている。日本人は土地があってこその民族だと私はつねづね思っているんです。
近代化につれて、わが国の第一次産業は隅へ隅へと追いやられているけれど、日本人は、体を動かすこと、
あるいは土地に根づくことによって、初めて世界観とか人生観とか、あるいは美的感覚とか、いろんな日本人なりのものを獲得して来たんだろうと思います
ちょっと余談になりますが、そうなった結果現代は、小説を書くのが難しくなっております。ものを考えない人間も悩まない人間も、非常に描きにくいのです。
私はここまで、この高度で複雑に発達した現代社会では、人は自分の状況を把握するために、いろいろな抽象をするという話をいたしました。
物事を見つめることは、現代ではすなわちどう抽象するか、どう簡潔に俯瞰するかに収斂していきます。
大量の情報も物事を記号化し抽象化することを加速しています。そうして、できるだけ簡単な言葉、わかりやすい言葉、広告で言えばキャッチコピーを私たちは待ち望んでいます。
要するに、物事を手際良く抽象化し、それ以上は問わない。問うたら最後、生きることが難しい。そういう時代を私たちは生きております
ttp://www.mmjp.or.jp/machi/52/sp2-takamura.htm
- 130 :
- http://www.mmjp.or.jp/machi/52/sp2-takamura.htm
高村 世の中には「知的」という言葉に抵抗感を示す人もいますが、「世界の中で自分を位置づける」という
作業は最も合理的な生存戦略だと思うのです。世界を、時代をとらえて生き延びることを考えるということ。だから、それができないなら人類は滅ぶと言っているんです。
藤原 「難しくて、できそうにない」という若者には。
高村 とりあえず新聞を読みましょうと言います。いきなり専門書なんて私だって読めません。目の前で起きていることを大半の人はテレビで把握していますが、何年何月何日には世の中で何が起きたかを
網羅的に書いてある新聞の方が、同時代の世界像をつかみやすい。私にとっては、新聞を読んで学校に行く、というのは中学校のころからの習慣でした。
藤原 一方で、テレビによるイメージが与える影響は大きい。
高村 先ほど生存戦略と言いましたが、それには「だまされない」という意味も含みます。為政者にだまされない。
詐欺師にだまされない。怪しいと見抜くには、相手の言っていることを自分の世界像の中に置いてみることです。
その時に「おかしい」と思えばだまされない。人間、生きていくには「見抜く」ということが大事。しかし、テレビの映像だけでは、見栄えとかパフォーマンスでコロッとだまされる恐れがあります。
藤原 活字を通じて事実をつかむということですね。
高村 活字に親しむということは、自分探しをするのではありません。むしろ逆で自分を客観化するということだと思います。世界の、日本の、大阪の中の私を知る。徹底して客観化、相対化する作業です。
藤原 今なら、まだ間に合いますか。
高村 いえ、怪しくなっています。言葉を情報のツールとしか思っていない風潮が広がっています。ツールなら信号と同じ。
言葉とは形になっていないものを形にする。世界像を形にするために言葉がある、ということを強く訴えたい。
- 131 :
- 形而上学的な世界観を身に付けたわけですが、これは存外に動かしがたい背骨のようなものでありまして、まさに私の人とな
りの基本がそうだということであります。例えば、人間とは何かを日常的に考えていると
言えばまるで漫画ですけれども、「人間は何故こうなのか」、「世界は何故こんな風になって
いるのか」、「人間は何故戦争をするのか」、「国民国家は何故必要なのか」、いつもいつもそ
んな問いをたてることを止めることができません。そういう頭と言いますのは、簡単に言
ってしまえば、ものを考える頭であります。たいして立派な答えがあるわけではありませ
んけれども、とにかく問い続けます。問い続けて、考え続けることがそのまま生きている
ことだという、そういう頭であります。
もちろん世の中にはいろいろな頭があります。問いを発する前に放浪をしている頭とい
うのもあります。スポーツで鍛えられた体には、「何故」という問いは無用であります。そ
ういう身体が必要とするのは機敏に反応して判断する頭であって、迷い悩む頭ではありま
せん。政治家の頭もどちらかと言えばそういう筋肉質の頭であって、基本的に迷い悩むの
は不得手、と言うより無用かもしれません。また、健全に生活を営む頭というのも、心身
のバランスに気を配って、無理をしない頭であって、ぐずぐず考え込んでしまう頭ではな
いかもしれません。
翻って、問いを立てて、ものを考え続ける頭というのは、考えるために考えるというよ
うなところがありまして、一般的には生きるのにあまり役に立つものではないと言えます。
最初に、読書でご飯は食べられないと申しましたけれども、ものを考える頭も生きること
にかけては不器用であります。ちなみに、そういう頭が奇跡的に成功すれば、立派な学者
になったり、宗教家になったりすることもありますが、普通は実生活の役に立たないばか
- 132 :
- http://www.mmjp.or.jp/machi/52/sp2-takamura.htm
犯罪被害者の地道な訴えが、法律の改善につながることも、現実にあります。
このように物事を問う市民の力が実際に司法を動かすこともありますので、だからこそ改めて私たち一般の生活者の物事を問う力
はいまどうなっているのかを考えてみなければならないと、自分に言い聞かせている次第です。
物事を問うときの基準は絶えず揺らいでいる
一般人が物事を問うときに、無意識に持っている基準がいくつかあります。
一つは、善悪の基準です。ただし日本人の場合、宗教に裏付けられておりませんから、かなり曖昧で、大岡裁きや判官びいきとかいうものにもなります。
二つめは、好きとか嫌いとかいった感情です。理性よりも感情が先に立って、それが常識として許される場合も市井には多くあります。また逆に許されない場合も多々あります。
三つめは損得の計算です。これも時と場合によっては、何が損で何が得か変わりますから、たいへん曖昧な基準です。
しかもこれらは、個人的な生活感や世界観、またその個人の属している社会のきわめて曖昧な常識を基準にしています。ですから私たちの物事を問う目は、絶えず揺らいでおります。
たとえば凶悪な事件が起こりますと、とにかくこんな犯人は許せないという感情がわきおこります。そういう感情がたくさん集まりますと、今度はそれが常識になっていきます。
このように一般人は物事を問うときに、身のうちにある感情や生活感の常識を絶えず拠り所にしていますが、それではこの常識がどうやってつくられるのかを、もう少し考える必要があると思います。
私自身は、常識というものを一種の抽象と考えております。ある物事の枝葉を切り詰めて、見分けやすい理解しやすい形にする、そういう意味の抽象です。
- 133 :
- あまりに複雑なことを理解するための抽象
ここで、現代の一般人が置かれている社会や生活のなかで、物事を考えるための抽象という作業が行なわれている場面を四つ考えてみたいと思います。
まず一つは、大量の情報に囲まれているときです。現代ではこれは、四六時中迫られている状況です。無数の情報源があって情報が満ちているだけではなく、いろいろな分野の研究や調査が日進月歩ですすんでいます。
おまけに人間の生活や仕事は昔よりはるかに多種多様で繁雑になっております。社会や仕事の仕組が高度になればなるほど、いろいろなものは複雑になっていきます。
こういう現代において、一人の人間は、あまりの複雑さに立ち往生せざるをえません。何がどうなっているのか全くわからない、そういう状況が毎日、私たちの周りにはあります。
その典型は、たとえば経済ですし、国際政治です。産業と経済の仕組が昔と比べものにならないくらい複雑になっておりますため、経済学者でも立ち往生している状況で
、私たち市民にいまの経済状況をどう考えたらいいのか、わかるはずがありません。
そこで私たちが無意識に行なうのが、抽象ということです。難しい経済用語はわからないけれど、かろうじて理解できる言葉を一つか二つ選んできて、そこから全体を眺めるという作業です。
この典型がたとえば不良債権とかデフレといった言葉です。この一○年間ほとんど毎日、銀行の抱える不良債権の話題を耳にしてまいりました。これはもう、刷り込みに近いものがあります。
私たちは、本当は何が起こっているのかを知りません。単に一○年にわたって、問題は不良債権だデフレだと刷り込まれてきただけです。もちろん、私はそんなに簡単な図式で物事が起こっているとは思っておりません。
この国の産業や経済の在り方を、おそらく六○年代の高度経済成長時代にさかのぼって根本的に検証しなければ、なぜこうなってしまったのか本当はわからないでしょう。
そしてこの抽象が、現在の私たちの常識となっているわけです。
ある物事を問うときに、たとえば経済のようにとても複雑で動きの激しい事柄については、こうして抽象の力を借りることがたいへん多いように思います。
- 134 :
- 次に二番目の例として、感情が働く問題があります。昨今で申しますと、アザラシのタマちゃんやクジラです。クジラが浅瀬に打ち上げられるのは、日本の近海ではしばしばあることですが、昔と今の日本人では
同じ光景を眺めるときの常識に違いがあります。昔の人は、近所の浜辺に生きたクジラを見たら、これは端的に食い物でした。
今日では「かわいそう、助けなければ」という常識で動きます。この非常に単純な常識の結果、何が起こるかと申しますと、商業捕鯨の再開ですとか水産資源をどうするかといった現実的な問題に直面したとき、曖昧な感情のなかで宙吊りになってしまうのです。
一人の人間としてもしも真面目に考えていったら、そもそも私たちはなぜ肉を食べるのかというところまで行き着いてしまいます。宗教上の理由で、ブタを食べない国もありますし、ウシを食べない国もあります。
そういう国の人たちがニワトリを食べるのはなぜなのか。考えていくと、答えがでなくなります。
答えはでないのですが、私たちはとりあえず、クジラをRなという常識を選択します。ひとつの常識を選択することで、他の立場は切り捨てるわけです。
拉致問題も、似たようなことであろうと思います。いま賑々しく報じられている北朝鮮による拉致問題を、なすすべくもなく眺めております。最初にわいてくるのは、かわそうだという感情です。次に北朝鮮は悪い国だというこれも感情です。
私たち一般国民は感情という側面でしか理解できず、いずれも非常に単純な抽象を行ないます。少し冷静に振り返りますと、
こういう国民感情が生まれてきた背景には、古くは帰国事業の問題があり、九○年ごろから明らかになった核開発疑惑もあります。
さらに言えば、戦前の朝鮮併合の歴史もあります。こうして考えますと、日本人のなかに非常に複雑な思いがあって、おそらく大阪の猪飼野のように現実の生活のなかでのなしくずしや、
共栄共存というふうななんらかの大義名分による抽象がなければ、とても解決のつかないものであることに思い至りました。
現在ではこの複雑な感情を見つめることすら忍耐の限界にきていたと思うのですが、そこへ劇的な拉致問題の展開があり、かわいそうだ、酷い国だというわかりやすい抽象に飛びついた気がしております。
- 135 :
- https://web.archive.org/web/20050411093622/https://www.kobe-np.co.jp/sinsai/200407takamura/index.html
高村薫神戸に思う
6.考えない。希望的観測で進むこの国。 (2004/07/24)
5.国民の生命以上に大きな財産はない。 (2004/07/23)
4.地震は現在進行形。理性で考える。 (2004/07/21)
3.出口のない恨み。だから閉じ込める。 (2004/07/20)
2.身体に刻んだ揺れ。まじめになった。 (2004/07/17)
1.バブルのにおい。未来像見えない街。 (2004/07/16)
- 136 :
- 「あの頃は、OLがランチを食べながら株の話をしているような時代でした。会社でもシャンパンやキャビアな
どの高級商品がどんどん売れ、お得意先のホテルでは、宴会費用が1人5万円にもなった。
おかげでわたくしも高い給料をもらってはいたのですが、何かおかしい、自分はいったい何をやってるのか…という虚しさをずっと抱えていた。
お金が実態を伴わない、ただの数字として語られる。それが嫌で、札束ではなく金塊を盗む話にしたんです」
https://nakanoshima-daigaku.net/pdf/tomin_vol53.pdf
- 137 :
- ●「照柿」では、野田達夫の叔父、卓郎夫婦が居住。「まるで福生か羽村のどこかに、京王井の頭線沿いの久我山とか松原辺りの住宅地の一部を切り取って据えたような」。
●「LJ」では、日之出の社宅があり城山が住んでいた
h t t p://d o n g u r i.s a k u r a.ne.jp/~s h e l l /godaholic
- 138 :
- 暗い絵・顔の中の赤い月
著:野間 宏
2000年以降を生きる日本人に、野間宏の小説がどんな意味をもつのか、正直なところ私には分からない。なぜなら野間が現代文学の最前線にいたのは半世紀も前であり、学生や勤め人が当たり前のように野間の作品を読んでいたのも、
ほぼ70年代までのことだったからである。私もそのころ野間に出会い、とくに本書に収められている「暗い絵」や「顔の中の赤い月」などの初期の短編に強い感銘を受けたが、それらは小説が小説家の全実存をかけて
書かれるものだった時代の一つの典型であり、その小説空間の独特の濃密さに、一読者として深く感応したのだと思う。
しかし一方で、小説家の実存の営為たる小説は、その小説家が生きた特定の時代と社会と土地、そして人間と渾然一体となって在る。それゆえに年月が経てば、
そこに立ち上がっていた空気感や匂いやざわめきなどのすべてが色褪せ、ときには陳腐化し、もはや何が描かれているのか分からないという状態になることは避けられない
- 139 :
- 時代を越えて読まれる小説が人間や社会のあれこれを普遍化しているとすれば、野間の小説はあえて普遍化を拒絶して、特定の人間AとそのAが生きる町、歩く道、そのときAを捉えていた感情や生理の一つ一つを描くのである。
だから、読者は「暗い絵」で戦前の学生たちの下宿の息苦しい空気感に触れ、
「顔の中の赤い月」で終戦直後の東京の雑踏を彷徨う帰還兵の、戦死者たちの幻影にまとわりつかれた焦燥を肌で感じるのだが、私を含めて野間の読者は世代的に、そうした野間の時代感覚をある程度共有していたのは間違いない。
ひるがえって今日、若い世代には野間の描きだす全身体的戦争体験や、そこからくる内的必然などは理解できるはずもないが、それでも野間の小説空間の、
官能的なほどの言葉の濃密さはいまも色褪せることはない。その意味で、たとえ内容は古びるとも、野間は時代を越えて圧倒的に小説家なのである。
- 140 :
- 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)系の貿易会社が、北朝鮮側と合弁会社を立ち上げ、
レアアース(希土類)の抽出技術を北朝鮮に移転した疑いがあることがわかった。
希土類の採掘、処理の過程で天然ウランの抽出も可能で、実質的に核開発の基本技術が日本から持ち出された形だ
政府関係者によると、貿易会社は「国際トレーディング」(東京都文京区)。同社の周辺に東京工業大大学院で学び、希土類を研究した在日朝鮮人学者が存在しており、
北朝鮮との合弁事業で戦略的技術や知識などを移す環境を整え、希土類の抽出技術を移転した可能性があるという
これまでの安保理北朝鮮制裁委員会や日本政府の調査で、国際トレーディングが北朝鮮側に合弁出資した疑いが浮上。日本の金融当局がさらに調査を進めたところ、
凍結された取引口座の存在が判明した。
決議違反となる合弁への出資企業が実質的に存在していたとしても、法人・個人を罰する法律はなく責任追及や技術移転の経緯、実態解明は困難という。
- 141 :
- マークス読んだが合田と元義兄の関係性がゲイっぽかった まああくまでぽいだが 嫌いじゃなかった
- 142 :
- 池澤夏樹
「スマイリー三部作」では敵はソ連の諜報部だった。ジョン・ル・カレはイギリスの作家だからもちろんイギリス側から書いているけれど、
情報戦の空しさという点では両サイドを同じように扱っていた。そこに人間的な淡い悲しみがあって、それがこの作家のいちばん大事な味だった。
冷戦の後、もうそういう敵はいない。武器商人や製薬会社を敵に仕立てても、人間の心の闇は書けない。勧善懲悪の類型に落ちこんでしまう。
テロリストが相手だと事態はまた違ってくる。テロは人間的だから。この作家なら『リトル・ドラマー・ガール』というパレスティナの話はとてもいい。
テロリストとそれを追求する側の両方の悲しみが伝
- 143 :
- 今週の本棚・この3冊:ジョン・ル・カレ=池澤夏樹・選
<1>スマイリーと仲間たち(村上博基訳/ハヤカワ文庫/1470円)
<2>リトル・ドラマー・ガール 上・下(村上博基訳/ハヤカワ文庫/品切れ)
<3>ロシア・ハウス 上・下(村上博基訳/ハヤカワ文庫/品切れ)
丸谷才一さんはミステリが好きだった。
スパイ小説はミステリの一分野であり、二十世紀後半のイギリスで最高のスパイ小説を書いたのがジョン・ル・カレである以上、
丸谷さんがこれを読んでいないはずはないと思っていた。しかし、新刊の『快楽としてのミステリー』(ちくま文庫)の中にエリック・アンブラーや
イアン・フレミングやグレアム・グリーンは論じているのにル・カレについてはほとんどないに等しい。
『猫のつもりが虎』(文春文庫)の二ページにわたる記述を見落としていたのだ。「冬のアイス・クリーム」の章で『ロシア・ハウス』の中でアイスクリームを
食べる場面のことを実に楽しそうに書いておられた。丸谷さん、やっぱりお読みでしたかとこちらも嬉(うれ)しくなった。
ジョン・ル・カレ、出世作は『寒い国から帰ってきたスパイ』(ハヤカワ文庫)。その後で「スマイリー三部作」を完成させて地位を不動のものにした。ミステリだからゲーム性は充分にある。
しかしそれを覆うほどの人間たちの描写がいい。彼らのふるまいや会話、一瞬のしぐさ、身に着けたもの、性癖、などを通して悲哀が読む者に寄せてくる
- 144 :
- スパイとは結局は信頼の否定であり裏切りである。だからそれをあばく側に訪れるのは勝利感ではなくせいぜい空虚な達成感なのだ。「スマイリー三部作」はソ連諜報(ちょうほう)部を率いるカーラとイギリス
で同じ地位にいて一度は失脚するジョージ・スマイリーの対決の物語で、最後の『スマイリーと仲間たち』でカーラを捕まえる。この結末がなんとも苦い。
三部作が完成したのが一九七九年。対ソ連という舞台を使い切った後、一九八三年に書かれた傑作が『リトル・ドラマー・ガール』。主題はイスラエル=パレスチナ問題だった。ヨーロッパ各地で爆弾を仕掛けるパレスチナ側の
テロリストをイスラエルの諜報部が追う話だが、ジョン・ル・カレのリアリズムはそうそう簡単に一方を悪役にしない。
潜入の任務を負ったイギリスの若い女優が見る難民キャンプの光景は現代の世界を生々しく映している。
ふたたび話をロシアに戻した『ロシア・ハウス』は一九八九年。冴(さ)えない中年のイギリス人が惚(ほ)れたロシア女を救い出すために自分の国の諜報部相手に仕掛けるトリックが見事で読後感も爽快、ですよね丸谷さん。
−−「今週の本棚・この3冊:ジョン・ル・カレ=池澤夏樹・選」、『毎日新聞』2012年12月
- 145 :
- 逮捕前の収入は月1億円ということもあった。事務所(泉井石油商会)には秘書がいてましたけど、基本的には私一人でやっていたビジネスですから」
ということは、年収になおすと単純計算で約12億円。だが、泉井氏は、納税する代わりに交際費として使いまくった。収入の源は石油の「業者間転売(業転)」だ。
過剰な在庫を抱える石油会社に渡りをつけ、引き取り先を紹介する。母校・早稲田大学のサッカー部の人脈もフル活用した。なかでも三菱石油との取引では四十数億円を手にしたという。
最初に政界のスポンサーになったのは1982年。山崎拓氏を紹介されたのが始まりだ。以後、言われるままに金を出し、2億7000万円以上を山崎氏に注ぎ込んでいる。
「すごい金持ちがいる」
そんな評判が伝わったのか、小渕恵三氏、森喜朗氏、武部勤氏といった大物政治家と付き合いが広がってゆく
。料亭はもちろん泉井氏持ち。帰り際に封筒に入れた現金(10万〜20万円)を渡すと、皆そそくさと背広のポケットにしまっていた。その中には、先頃大臣を辞任した甘利明氏もいたという。
■石油の次は「水」
交際はさらに霞が関、プロ野球、芸能界へと広がり、年末には1000万円をかけて大忘年会を開くまでになっていた。その一方で、懐は火の車。株に70億円をつぎ込み、
暴落してしまったのが痛かった。タニマチをやめるわけにもいかず、金は右から左に消えて行く日々。そして破局が訪れる
- 146 :
- 拘束されたと見られているのは滋賀県出身の映像クリエーターの男性(39)。海外の旅行会社が運営するツアーを利用して北朝鮮に入国したという。
平壌の外港である南浦で拘束された。南浦は軍港でもあるため、撮影行為が問題視されたのではないかと見られている。
また「男性は過去にも北朝鮮の渡航歴がある」との報道も多い。
過去にも日本人がスパイ容疑で北朝鮮に拘束されていた事実も、再びクローズアップされた。産経新聞なら8月12日の記事に「北朝鮮では元新聞記者が1999年にスパイ容疑
で拘束され、約2年間抑留された例がある」と付記している。
この「元新聞記者」は、日本経済新聞社に勤務していた杉嶋岑氏(79)だ。一橋大学大学院を卒業して日経に入社。北朝鮮には86年から合計5回、
訪問していた。99年に日経を定年退職し、その5回目となる北朝鮮訪問で拘束された。
杉嶋氏は内閣情報調査室と公安調査庁の協力者だった。詳細な経緯は『北朝鮮抑留記 わが闘争二年二カ月 1999年12月―2002年2月』(草思社)に詳しい
- 147 :
- 西村秀樹 「北朝鮮抑留 - 第十八富士山丸事件の真相 - 」 岩波書店 2004年
紅粉勇 「人生の嵐を越えて - 北朝鮮抑留七年間の真実 - 」 ベラカ出版 2007年
- 148 :
- 高沢皓司「『オウムと北朝鮮』の闇を解いた 1」――麻原彰晃被告の側近は「北朝鮮潜入工作員」だった!
http://freezzaa.com/archives/3587
http://freezzaa.com/archives/3591
http://freezzaa.com/archives/3594
http://freezzaa.com/archives/3599
http://freezzaa.com/archives/3603
http://freezzaa.com/archives/3606
http://freezzaa.com/archives/3611
http://freezzaa.com/archives/3614
- 149 :
- ミトロヒン文書(ミトロヒンぶんしょ、英語:Mitrokhin Archive)は、1992年に旧ソビエト連邦からイギリスに亡命した元ソ連国家保安委員会(KGB)
の幹部要員であったワシリー・ミトロヒンが密かに
ソ連から持ち出した機密文書のことである。25,000ページにわたる膨大な文書はMI6の協力を得てイギリスに持ち出され
この文書には、旧KGBが西側諸国で行っていたスパイ行為が赤裸々に綴られており、西側諸国に衝撃を与えた
レフチェンコ事件(レフチェンコじけん)とは、ソ連国家保安委員会(KGB)の少佐、スタニスラフ・レフチェンコによる日本国内での工作活動が暴露された事件。
レフチェンコは1982年7月14日に米下院情報特別委員会の秘密聴聞会で工作活動を暴露。国内外に大きな衝撃を与えた
- 150 :
- ジョン・パーキンス: 基本的に、私の仕事は、我々の企業が望んでいる資源を持っている国を見つけ出すことでした。資源とは、石油の様なものであったり、あるいは市場だったり、
あるいは交通システムだったりします。実に様々なものが対象です。こうした国々を見つけ出すと、我々は、そうした国々への膨大な融資を手配します、しかし資金は決して、実際にその国には入りません。
そうではなく、金は、そうした国々で、発電所や幹線道路等のインフラ・プロジェクトを建設する我々の大企業に回り、極少数の裕福な連中と、我々の大企業の利益になりますが、こうしたものの株を購入する余裕がない
国民の大半の利益にはならず、現在、ギリシャが負っているものと良く似た驚異的負債という、膨大な負債を抱えた形で取り残される。
[彼等が]その負債で束縛されてしまうやいなや、通常、IMFの形で、我々は再度登場し、現在のギリシャの場合、それはIMFとEU [欧州連合]で、その国に対して、とんでもない要求をするのです。
増税し、支出を削減し、電力会社や、水道や、交通システム等の公共事業を民間企業に売らせ、民営化し、基本的に、我々の、大企業や、IMFや、ギリシャの場合には、
EUの奴隷ににします。基本的に、世界銀行、IMF、EU等の機関は、私が“コーポレートクラシー(大企業支配)”と呼ぶ大企業の道具なのです
- 151 :
- ご本で、実際には、現実とは全く無関係な、こうした余りに楽観的な成長予測が、こうした国々の政治家達に売り込まれるとも書いておられますね。
その通りです。もしこうした投資は、驚異的な高い率で、経済を成長させる発電システムの様なものに対して行われます。事の真相は、こうした巨大なインフラ・プロジェクトに投資すると、経済成長はしますが、そうした成長の大半は、
裕福な人々が更に益々裕福になるのを反映しているだけなのです。成長は、国民の大半を反映しているわけではなく、それを現在、アメリカ合州国で我々は目にしているのです。
例えば、経済成長や、GDPは成長していますが、同時に、失業も増加したり、ほぼ同じままだったりで、住宅の差し押さえが増加したり、一定なのです。こうした数値は、非常に裕福な人々のものを反映しがちです。
統計的に言って、彼等は経済の膨大な比率を占めていますから。それでも、こうしたインフラ・プロジェクトに投資すれば、
経済は成長しますし、しかも、普通考えられるより、ずっと早く成長する様子さえ見せられますが、それも、こうした、すさまじい、信じられない程、経済を衰弱させる融資を正当化するのに利用されるだけなのです。
標的にされる国々について、何か典型的な共通点があるのでしょうか。そういう国々は、例えば資源が豊富だったり、概して権力者にとって、何か他の戦略的な重要性を有したりしているのでしょうか?
- 152 :
- ええ、そうしたもの全てです。資源は色々な形のものがあります。一つはis物的資源like 鉱物や石油; 別の資源には、戦略的な場所もあります。別の資源には、大市場や、低賃金労働力もあります。様々な国々が、
様々な要求をします。今、我々が、ヨーロッパで目にしていることは、何の違いもなく、それには、ギリシャも含まれるのだと思います。
こうした標的にされた国々が、負債をもったら一体何が起きるのでしょう? こうした主要勢力、これらエコノミック・ヒットマン、こうした国際機関が、どのようにして再来し、膨大な負債を抱えている国々から、言わば“肉一ポンド”を奪うのでしょうか?
そうした国々が、電気・ガスなどの公益法人や、上水・下水、あるいは、学校、交通システムや、刑務所までも、大企業に売り渡す政策を採用するように言い張るのです。民営化、民営化。彼らの領土に、軍事基地を建設するのを認めさせます。色々なことが可能ですが、
基本的に、こうした国々は、私が、コーポレートクラシー(大企業支配)というものの、使用人と化するのです。現在、既に、世界帝国ができていて、
それはアメリカ帝国ではないのだということを想起しなければなりません。国民的な帝国ではありません。それはアメリカ国民の為にはなりません。それは大企業帝国で、大企業が支配するのです。
大企業が、アメリカ合州国の政治を支配し、彼等は、中国等、世界中の国々で、政策のかなりの部分を、相当支配しています。
- 153 :
- 手紙の投かん 88年8月、石岡さんが担当指導員と平壌商店でショッピング中、担当指導員が席を外した時に偶然ポーランド人に出会った。石岡さんは同ポーランド人に、
故郷に安否を伝える手紙を託した。
石岡家はメモに書かれていた有本さんに相談→有本さんは地元の土井たか子に相談。北の発表ではその2カ月後に彼女たちが死亡した事になっている
石岡さんが「今、僕たちは北朝鮮にいる。神戸の有本恵子さんと結婚させられて北朝鮮に住んでいる」というメモ書きを、
当時共産主義陣営だったポーランドから来ていた女性に託した。
無事そのメモをポーランドに持ち返った女性が、石岡さん宅に送ったメモ書き。昭和63年(1988)9月6日 に届いた
土井たか子は、パチンコを打つ姿を週刊誌に撮らせ
「休日のレジャーはパチンコ」やら「パチンコはストレス解消」やらと、懸命にパチンコの広報に懸命だった
https://twitter.com/kohyu1952/status/920274190917185536
(deleted an unsolicited ad)
- 154 :
- 1988年に「有本恵子さん、松木薫さんの3人で助け合って平壌市で暮らして居ります」という手紙がポーランドから届いた。それには、英文でPlease send this letter to Japan. our address is in this letter
(この手紙を日本に送ってください。住所はこの手紙の中にあります)というメモが同封されていた。石岡が監視の目を潜り、命がけで旅行者に依頼したものであろう。
引越しを繰り返して転々としていた松木薫の家族が手紙の存在を知るのは、それから2年後のことである。
その間、石岡家からの連絡で、娘恵子が北朝鮮に拉致されたことを知った有本明弘・嘉代子夫妻は政治家や外務省を尋ね、必死に救助を懇願したが、親身になって相談に乗ってくれたのは、安倍晋太郎事務所だけであった。
地元選出の土井たか子は秘書が出てきて、土井さんは東京だというので、安否確認と救出を依頼したが、それっきり返事もこなかった。
夫妻は1990年春、9月に決定した金丸・田辺訪朝団の一員である自民党の石井一(現在は民主党)の事務所を訪ねた。
石井は夫妻の話しを熱心に聞き、石岡の手紙のコピーを金丸に責任を持って渡す。自分も北朝鮮に訴えると言ってくれた。
夫妻はいい人に会えたと喜んで帰郷したのである。
秋になり、先遣隊が出発した。石井はその中心である。
期待に胸を膨らませて明弘は帰国した石井と面会したが、様子がおかしい。「あんな手紙じゃ……」という。北朝鮮に話していないのである。手紙は握りつぶされたのだ。
- 155 :
- 1997年、「朝銀大阪」が破綻した。それに対して3100億円もの公的資金が投入され、京都・奈良・兵庫・滋賀・奈良の各県朝銀が合流して、
新たに「朝銀近畿」に変貌した。「現代コリア」佐藤勝巳氏によると、この3100億円の投入は、当時、自民党の大物だった野中広務の「面倒見てやれ」の一言で決まったという。
周知の通り、野中は金丸・小沢なき後の自民党で最高レベルの実力者であり、森喜朗の総理就任にも主導的役割を果たしたとされる。拉致被害者の家族に対して、
「あんた方が吠えても横田めぐみは帰ってこないんだよ!」などと暴言したことでも有名だ。
ところで、この新生「朝銀近畿」は、早くも2000年に二次破綻した。それで再び3256億円もの公的資金が投入され、救済されることになった。
しかも、1999年、東北、関東、中部、中国、九州地方の朝銀も一斉に破綻した。地方ごとに整理統合が行われ、それぞれ莫大な公的資金で救済されていった。たとえば、
関東各県の朝銀は統合され、4107億円もが投入された。
このようにして、最終的に2002年度までに、約1兆3600億円もの公的資金が、朝銀およびその受け皿の朝鮮系信金へと投入され、救済が図られた
朝銀は独立した金融機関ではなく、朝鮮総連が人事権を握る下部機関であった。そして毎年、朝銀の集めた何百億円という資金が本国へと送金され、金正日政権の核・ミサイル開発資金へと化けていた。
- 156 :
- 在日中国人、及び十二万人を超えた「帰化中国人」が日常情報収集に当たり、駐日大使館のコントロール下にある。中共は、近年、彼らを「日籍華人」と呼び、「日籍華人連誼会」という組織を作って統括するようになった
。彼らの多くは中共の洗脳が十分に解けていない状態にあり、しかも、家族や係累が大陸にいるために中共を恐れ、日本国に忠誠心を持っていない。
著者は、例えば、この「日籍華人」の代表格として、菅直人政権の官房副長官だった『福山哲朗』を挙げる。昭和50年に父、弟とともに帰化した彼は、元の名前を「陳哲朗」という。
「彼は、『従軍慰安婦」解決促進法案の提出を推進したり、その前の鳩山政権では外務副大臣として『東アジア共同体』を進めようとしたりしたが
、普天間基地問題では最後まで「少なくとも県外」に拘り、日米関係を崩壊寸前まで追い込む原動力となった」(27ページ。なお、福山は普通「在日」として扱われることが多いが、ここでは著者の記述に従った。)
民主党に巣くった「日籍華人」は、福山だけではない。議員の「配偶者」、或いは「議員秘書」として情報工作をした例を、著者は実名を挙げて具体的にその工作の次第を描く。
著者がこのように具体的に書けるのは、著者が「あとがき」で断っているように「千代田情報研究会」という背景があるからだ
。「朝日新聞」は「人民日報」と業務提携しており、社内に「支局」があることで有名である。しかし、朝日新聞そのものが中共の外交政策
の「支局化」している実体が、論説主筆若宮啓文を例に取り上げられる
- 157 :
- 【朝日新聞 1986 年 9 月 1 日夕刊】
真国労幹部を同時襲撃 自宅で9 人死傷 動労幹部も改革路線を妨害? 中核派の犯行か
1 日未明から朝方にかけて、埼玉、大阪、兵庫の 3 府県で、真国鉄労組や国鉄動力車労組の
幹部が住む国鉄宿舎など計6ヵ所が、鉄パイプを持ったグループに襲撃され、真国労大阪地本の
前田正明書記長(37)が死亡したほか、同地本の岡野恒雄委員長(44)、真国労東京地本の佐藤
司委員長(48)ら組合幹部とその家族ら 8 人が重軽傷を負った。-(中略)- 警察庁は、国鉄の分
割・民営化路線に反発する中核派の犯行ではないかとみている。
-(前略)- 同日午前 4 時前、兵庫県伊丹市緑ヶ丘、国鉄アパートの国鉄大阪保線区員で真国
労大阪地本書記長前田正明さん方に、ヘルメット、ガスマスク姿の 4∼5 人の男が外からアルミ製
ハシゴをかけて台所の窓ガラスを破って侵入。寝ていた前田さんの妻のAさんに手錠をしたうえ、
二人に鉄パイプのようなもので襲いかかった。前田さん夫妻は市立伊丹病院に運ばれたが、前田
さんは頭を強く殴られ、脳挫創で約 2 時間後に死亡、Aさんも全身打撲で重体。襲撃した男たち
は止めていた白っぽい乗用車で南へ逃走した。周囲の電話線は切断されていた。
- 158 :
- また、同じこ
ろ、大阪府高槻市、国鉄宿舎、大阪車掌区員で真国労大阪地本執行委員の仲千祐男さん(40)
方が鉄パイプを持った若い男二人に襲われ、仲さんは頭部に重傷、妻Bさんも頭に軽いけが。
午前 4 時ごろ、大阪府吹田市片山町、国鉄宿舎、新幹線総局大阪第一運転所職員で動労組合
員の京力正明さん(35)方が鉄パイプらしいものを持った 4、5 人の男に襲われ、一人で寝ていた
妻のCさんが手足に重傷。 約 100 b離れた同宿舎、国鉄宮原機関区勤務で動労大阪地本執
行委員の文中恵さん(39)方も別の 5 人組の男に襲われ、一人で寝ていた妻のDさんが足の骨折
で1 ヶ月のけが。 同時刻ごろ、兵庫県西宮市松山町、国鉄アパート、神戸保線区員で真国労大
阪地本委員長岡野恒雄さん方が 4 人組の男に襲われ、岡野さんと妻のEさんが全身打撲で重傷
を負った。 埼玉県では 1 日午前 1 時半ごろ、大宮市奈良町、真国労東京地本の佐藤司委員長
方に、4、5 人の男が侵入、寝ていた佐藤さんの頭、両手足などを殴り、書類などの入ったセカンド
バッグを奪って逃げた。佐藤さんは両手足の骨折と全身打撲で重体。 -(後略)-
中核派は事件当日に「軍報」なる犯行声明を出し、真国労や動労の役員と妻を「カクマ
ル分子」と名指しして成果を誇示した。当時、社宅の住人は大パニックに陥ったという
- 159 :
- 1980年代後半、バブルに湧く日本ではセメントが不足していました。セメントに使う川砂が不足し、海砂を使う話も出ましたが、塩抜きの手間とコストが課題でした。
そこに、金丸信が目をつけます。北朝鮮は山と川が多く、ここにある砂利を安く仕入れて日本で売りさばきたい、と。
それまで、万年野党と言われていた日本社会党が北朝鮮との国交樹立を目指していたが、金日成は自民党との関係を重視していました。そして、自民党の金丸信は北朝鮮の砂利が欲しい。
一方金日成は、後ろ盾のCHINAが天安門事件、ソ連は冷戦末期で外貨獲得に血眼になっていた時期。
ここで利害が一致し、1990年自民・社会の議員団が訪朝します。
現在、関西地区生コンの連帯ユニオンと新聞労連が中心になり、野党国会議員と共謀し、自作自演により敵国である北朝鮮に対する利敵行為
(沖縄米軍基地建設阻止行動・安保反対・倒閣運動など)を行っていることがネットで知れ渡りつつある
この生コン業界のドンと呼ばれている『武健一』ですが、2000年の総選挙から辻元清美の支援を開始しています。
選挙の度に1000万円の支援があったと、宝島社によるスクープがありました。
- 160 :
- http://info-aki.com/archives/304
ハンナン事件浅田満 その1
http://info-aki.com/archives/375
許永中と石橋産業 その1
http://info-aki.com/archives/178
地上げのやり方教えます!旧三和銀行(東洋プロパティ)ライトプランニング事件1
- 161 :
- 現地メディアによりますと、22日に銃を持った10人前後の男たちがマドリードの北朝鮮大使館に押し入り、職員を縛って数時間、監禁したということです。
隙を見て逃げ出した女性職員の悲鳴を聞いて警察官が駆け付けましたが、中から北朝鮮の金正恩委員長のバッジをつけた男
が出てきて「何も起きていない」と告げたと言います。その後、武装グループを乗せたとみられる車2台が猛スピードで逃走し、大使館からはコンピューターなどの
情報機器が盗まれたということです。大使館側は被害届を出していませんが、警察は捜査を進めています
- 162 :
- 正体不明の暴漢は22日、北朝鮮大使館を襲撃して職員を4時間にわたり縛り、コンピューターや携帯電話を盗んで車2台に乗って逃げた。警察が確認したところ、この車は北朝鮮大使館所属の外交車だったという。
スペイン紙エル・コンフィデンシャルは同日、米シンクタンク・ランド研究所のブルース・ベネット研究員の話として、犯人たちが北朝鮮の特殊工作員である可能性を報じた。ベネット研究員は金赫哲氏が17年に追放された際、
自身や北朝鮮政権にとって重要な文書ファイルを大使館に置いてきた可能性があり、ほかの人物がこれを見ることのないよう、
北朝鮮政権や金赫哲氏が工作員を送り込んで急いで回収したのかもしれない、と語った。同研究員はまた、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が金赫哲氏の忠誠心を確かめるため、金赫哲氏の個人ファイルを大使館から持ち出すよう指示した可能性もあると言っている
- 163 :
- 神の火、江口商、ぷらとん書房
土佐堀1丁目1-5 ビル
設計者は今北乙吉
山内ビル(やまうちびる)は、大阪市西区土佐堀にある歴史的建造物。
鉄筋コンクリート造4階建てのスパニッシュ風褐色タイル貼りのビルである
- 164 :
- 2月に発生したスペインでの北朝鮮大使館襲撃事件について犯行声明を発表した反北朝鮮団体「自由朝鮮」が28日、組織の正体と現状況、今後の活動計画を明らかにした。
自由朝鮮はこの日午前2時12分(協定世界時UTC基準)、ホームページに「我々の組織の現在の立場」として6つの事項を載せた。
まず自由朝鮮の正体とついて「北朝鮮を脱出して世界各国にいる同胞と結集した脱北者の組織」と明らかにした。続いて「我々は行動で北朝鮮内の革命同志と共に金正恩(キム・ジョンウン)政権を根本から揺さぶる」と主張した。
自由朝鮮は現状況については「北朝鮮政権を狙ういくつかの作業を準備中だったが、メディアの数々の推測性記事の攻撃で行動小組の活動は一時中断状態」
とし「メディアは我々の組織の実体や構成員に対する関心を自制してほしい。我々のより大きな仕事が前にある」とも伝えた。
また自由朝鮮は「厳格なセキュリティー上、韓国居住中のいかなる脱北民とも連係したり、通話をしたことはない」とし、韓国国内との連係については否認した。
しかし「金氏一家の世襲を断つという信念で結集した国内外の組織」とも明らかにし、説明が矛盾するという指摘も出ている。
自由朝鮮は2017年に「千里馬民防衛」という名で初めて知られた。2017年2月に暗殺された金正男(キム・ジョンナム)氏の
長男・金漢率(キム・ハンソル)氏を保護していると主張してきた。その後、自由朝鮮に名称を変更し、反北朝鮮活動はしだいに過激化している。
ある国策研究機関の関係者は「国内の脱北団体や個人のうち自由朝鮮について知る人はほとんどいない。自由朝鮮の英語名をChoではなくJoと書いている点からみて、
脱北してから外国に長く定着している人たちが名づけたのではないかと思われる」とし「代案政府を目指すという点で、
従来の脱北団体とは違って非常に大胆だ」と評価した。続いて「脱北者組織の資金と能力だけで大使館襲撃のようなことはできないはず」とし「第3国であれ支援する勢力があるのだろう」と推定した。
- 165 :
- ハノイで第2回米朝首脳会談が開かれる5日前の2月22日午後4時34分(現地時間)。スペイン・マドリードの北西部にある在スペイン北朝鮮大使館前に青年たちが集結した。うち1人が呼び鈴を押した。リーダー格のアドリアン・ホン・チャン容疑者だった。
大使館職員は疑うことなくドアを開けた。同容疑者は2週間前に大使館を訪れたことがあったからだ。内部に入った同容疑者は大使館職員の目を盗んで、仲間9人を大使館構内に招き入れた。大使館内に入ったグループは態度を一変させた。拳銃、木材伐採用のなた、
鉄パイプなどで大使館職員を制圧。さるぐつわをはめて、テープで後ろ手に縛り上げた。スペインの裁判所が26日発表した事件の経緯だ。
世界のスパイ史上まれに見る大使館襲撃事件は、緻密な事前準備に基づいて実行された。アドリアン容疑者は2日前の2月20日から22日午前まで、マドリード市内各地で拳銃6丁、拳銃を入れるホルスター5点、ゴーグル4点、手錠などをあらかじめ購入した。
別のメンバーである韓国系のサム・リュ容疑者(米国籍)、アウラン容疑者(韓国籍)などもマドリード市内で人を縛り上げるための両面テープ33個、はしご、大型のはさみなどを買い集めた。
大使館職員を制圧した時点で、予想外のことが起きた。大使館の女性職員1人が2階から飛び降り、外に飛び出して悲鳴を上げ、助けを求めたのだ。
それを聞いた周辺住民が警察に通報した。ところが、アドリアン容疑者は臨機応変に対処した。自分は大使館幹部であるかのように金正恩(キム・ジョンウン)の肖像が
描かれたバッジを着用し、外に出て、現場に駆けつけた警察官に「何も問題はないが、もし何か起きたならば通報する」と告げ、警察官を撤収させた。
事件を起こしたグループは、2017年の北朝鮮の核実験に対する制裁措置でキム・ハクチョル駐スペイン大使が追放された後、北朝鮮大使館に唯一外交官
として勤務していたソ・ユンソク書記官を地下室に連れて行った。そして、縛られた状態だったソ書記官の手をほどき、「脱北してキリスト教に改宗しろ」と迫った。
- 166 :
- その過程で、グループは「自分たちは北朝鮮解放のために働く人権団体の所属」だと説明したという。ソ書記官が
「裏切ることはできない」と拒否すると、アドリアン容疑者らは再びソ容疑者の手を縛り上げ、頭部に黒いビニール袋を被せた。
そして、パソコン2台、ハードディスク2個、携帯電話1台、多数のUSBメモリーを奪い、大使館の車両3台と自分たちが乗ってきた車に分乗し、大使館を離れた。午後9時40分のことだった。
その後、グループは大使館から近い場所で車を乗り捨てて逃走した。アドリアン容疑者は「オスワルド・トランプ」という
偽名で予約したレンタカーでポルトガルのリスボンに移動。2月23日に米ニュージャージー州ニューアーク行きの飛行機で米国に向かった。
残るメンバーが共に移動したかどうかは確実ではない。米国に到着したアドリアン容疑者は2月27日、米連邦捜査局(FBI)と接触し、北朝鮮大使館から持ち出した物品と情報を手渡した。
ニューヨーク・タイムズによると、アドリアン容疑者が手渡した情報には大使館襲撃当時に入手した映像資料が含まれているという。北朝鮮大使館のパソコンなどに保存されていた動画資料を渡したと推定される。
スペイン現地の消息筋によると、北朝鮮大使館が人影のまばらな郊外の住宅街にあり、普段から警備が緩かったという。スペイン当局は、アドリアン容疑者が北朝鮮大使館から
脱北を希望する職員と事前に接触していた可能性があると指摘した。スペイン当局による事件発表直後、大使館襲撃事件の背後に関与を表明した反体制組織「自由朝鮮」(旧千里馬民防衛)は、
事件の3日後の2月25日にウェブサイトに「我が組織はある西側国家にいる同志たちから支援要請を受けた。危険度が高い状況だったが対応した」との声明を掲載した。
声明やスペイン側の発表からみて、自由朝鮮が脱北を希望した北朝鮮大使館関係者と事前に連絡を取り合い、当事者を連れて逃走した可能性も否定できない。
- 167 :
- 3月30日にトランプ米大統領のフロリダ州パームビーチ郡にある別荘「マー・ア・ラゴ」に中国人の女性が不法侵入したことがわかった。ニューヨーク・タイムズが伝えた。
女性は「マー・ア・ラゴ」のプールを使いたいと嘘をついて敷地内に入った。その後、国連の米中団体のイベントに出席すると主張し、警備官に中国語で書かれた招待状を見せたものの、そうしたイベントの予定がなかったため、不法侵入などの疑いで拘束された。
報道によると、女性は中国のパスポート2通、携帯電話4台、パソコン、ハードディスクとコンピューターウイルスを仕込んだUSBメモリーを持っていた。
捜査当局は、女性の動機を調べている。女性は調べに対し「チャールズという中国人に、イベントに出席して、米大統領の家族と中米経済関係について話をするよう言われた」などと供述している。
事件当時に、トランプ氏は別荘にはいなかったという。
- 168 :
- 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)などは19日、スペイン・マドリードで2月に起きた北朝鮮大使館襲撃事件に絡み、元米海兵隊員クリストファー・アン容疑者が18日に米国内で逮捕されたと報じた。
アン容疑者は金正恩体制打倒を目指し「臨時政府」樹立を宣言した組織「自由朝鮮」のメンバーとされる。
アン容疑者の容疑は伝えられていないが、報道によれば、スペインの裁判所は襲撃事件を受け、複数の容疑者を国際手配している。
同紙が関係者の話として伝えたところでは、捜査当局は自由朝鮮指導者エイドリアン・ホン容疑者宅の家宅捜索も行った。
ホン容疑者は米国在住のメキシコ人で、大使館襲撃事件の首謀者だったと報じられている。
- 169 :
- 中国からの移民は、同国に対する日本の安全保障に直結している。中国は移民や留学生をフルに活用して、世界中で浸透工作を行っているからだ。
そんな中国の“浸透作戦”を白日の下にさらす衝撃的なニュースが、オーストラリアからもたらされた。国営放送ABCなどが制作した『中国のオーストラリアにおける浸透工作』というドキュメンタリー番組だ。
昨年、豪州は中国への危機感から「外国干渉防止法」を可決し、今年に入ってから政界工作を行っていた中国人富豪の永住権を剥奪し、市民権申請も却下したが、中国共産党による大規模で組織的な豪州浸透工作は全く止まっていなかった。
この番組で、トニー・アボット元首相が、同国インテリジェンス機関の警告を無視して中国人富豪グループに自由党への寄付を促していたことが暴露された。
豪州に比べると中国の日本への浸透作戦は鳥の「カッコウ」と言える。
「少子化に喘ぎ、廃校寸前に追い込まれた地方のある高校は中国人留学生に頼ったのですが、入学式で数に勝る彼らは日本国旗を掲げず、
中国国旗である五星紅旗国旗を掲揚したのです。日本の多くの大学にある『孔子学院』は、欧米ではスパイ機関と認定され、
閉鎖や排斥が相次いでいるのに日本では野放しです。また中国人留学生へのビザを規制強化している米国とは反対に、日本はビザ条件を緩和している。
しかも学費負担や海外への留学費に窮する日本人学生をないがしろにするようなことまでやっている。中国人留学生が
10万7260人と全体の40%強もいるのはまだよしとして、このうち1064人が国費留学生、つまり学費から生活費までわれわれの税金で面倒を見ているのです」(中国ウオッチャー)
まるでウグイス(日本)が自分の子を放り出されたことも知らずに、カッコウのヒナ(中国人国費留学生)を育てる姿にかぶるではないか
- 170 :
- 2010年4月、孔子学院を開設する大阪産業大学では、大学の資産運用の失敗がもとで理事長が
孔子学院の廃校を通知し、組合との団体交渉の中で事務局長が自らの孔子学院に対して
「文化スパイ機関」などと批判した[24]。 阿古智子は同学院について、「中華料理や中華圏の伝統文化も広がっているが、たいていは、他の文化の邪魔をしすぎず、
共存するような形をとっているのではないだろうか。中国政府が推進する孔子学院などの教育や文化事業は、
国家主義的で、排他的であるように、筆者は感じてしまう」と述べている[25]。
池上雅子は、特定の社会的価値観やイデオロギーの浸透が覇権安定に必要であり、
国内的には情報操作・世論工作、対外的にはソフトパワーが重要であり、孔子学院は「海外における
中国研究教育を北京政府がコントロールできる体制」として、「中国政府による孔子学院海外展開の手法は、1930年代ファシスト・イタリア政府
が自国の宣伝と外国人教化を目的を狙って米国の学校に「イタリア語プログラム」を国費で
大量に設けた『ムッソリーニ・モデル』に酷似している、という指摘がある」、「『世界革命』普及を図った
旧ソ連のモスクワ・コミンテルンを彷彿とさせる一方、マス・メディアの取り込みや
教育文化事業の活用など米国の洗練されたソフト・パワーの手法も取り入れている」と評している
- 171 :
- ケント・ギルバート
「アメリカでは帰化から9年経たないと上院議員に立候補出来ないし、帰化した時期も含め国籍情報を公表しないと立候補出来ない。
しかし日本は帰化後に直ぐ立候補出来る。帰化して直ぐ議員になれるなら工作員・スパイでもなれる。スパイ防止法もない」
- 172 :
- 5/20(月) 11:24配信
共同通信
千葉県警は20日、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」行方不明者883人のうち、1992年に失踪した50代男性を今年4月に国内で発見したと明らかにした。県警は失踪当時20代だったとしているが
、プライバシーを理由に詳細を説明していない。
警察庁によると、拉致の可能性を排除できない行方不明者は882人になった
- 173 :
- 2019/5/20 20:12 (JST)
©一般社団法人共同通信社
【北京共同】中国海南省の中級人民法院(地裁)は20日、2017年に同省で温泉開発の地質調査中に拘束された50代の日本人男性に対し、国家機密を不法に入手、分析し、
海外に提供した罪で懲役15年と10万元(約160万円)没収の実刑判決を言い渡した。日中関係筋が明らかにした。
中国では15年以降、スパイ行為に関わったなどとして少なくとも日本人9人が起訴され、判決が出たのは今回で7人目。全員が実刑判決を言い渡されており、今回が最も重い量刑となった。
中国メディアは男性の拘束が判明した際、ノートパソコンなどから地図を含む大量の機密関連資料が見つかったと報じていた。
- 174 :
- 中国で3月下旬に日本人技師ら6人が身柄拘束された事件のためだ。中国企業からの受託業務で測量や地質調査をしていたという。
技術的な話であり、スパイ活動を意味する「国家安全危害容疑」とは普通の感覚では解せない。国策映画に描かれたのは「防共ルート」という軍用道路の建設だったが、今回は中国で人気の温泉開発のためという。ますます分からない。
今回も測量に絡んでの拘束だと仮定すれば、似た状況での邦人拘束は初めてではない。2002年あたりから、衛星利用測位システム(GPS)を利用して緯度経度を測定したとして、中国では邦人拘束が繰り返されてきた
過去の拘束を伝えた今年6月1日付の中国紙、中国青年報は「重要な水利施設と道路の座標データを収集した」「考古学研究の名目で勝手に測量活動を行った」などと報じた。
GPS端末機を持ち込んだ日本人が「スパイ行為」をしたと言い立てる内容だ。
読めば読むほど言いがかりにしか思えない。だが地理情報の獲得を「国家安全」に結びつける論拠は、1992年に制定され2002年に第1次改正された測量法にあるようだ。
この法律は、測量活動を国家管理に置き、地理・地質情報を統制するもので、違反には罰則が科される。中国では高精度の地図が市販されず、私製は禁じられるなど発想がまるで違う。
測量法は今年4月に第2次改正が行われ、7月1日に施行されたばかりだ。デジタル化技術の普及を受けて、測量活動や情報統制を一段と強めている。罰金額も大幅に引き上げられた
難を避けるためには、中国で測量とみられる活動を控えるほかないということなのか。だが、それでは測量を必要とする企業活動が成り立たない。測量法の運用は、明らかに「チャイナ・リスク」の構成要因だ
- 175 :
- 米ドナルド・トランプ大統領は5月15日、米国企業に対し、安全保障上の脅威となる外国企業の通信機器の調達を禁止する大統領令に署名した。
ここで述べられた「外国企業」が中国のファーウェイを指していることは明白だ。
それから24時間も経たないうちに、オランダの諜報機関AIVDが、ファーウェイに対する調査を開始したと現地メディアのVolkskrantが報じた。ファーウェイには、
オランダでの中国のスパイ活動に関与した疑いがもたれているという。
記事は関係筋の情報として、「ファーウェイはオランダの大手通信キャリア3社のデバイスに、バックドアを潜ませ、データを収集していた疑いがある」と伝えている。
AIVDは、これらのバックドアと中国政府のスパイ活動の関連を調査中という。
AIVDはかつて「我が国にセキュリティ上の脅威を与えようとする国の企業が製造した、ハードやソフトを用いることは危険だ」と警告していた。これは、中国やロシアを指した発言だと思える。
ただし、今回の問題はオランダだけでなく、さらに広範囲に広がりそうだ。匿名のCIA関係者は英タイムズの取材に対し「ファーウェイは中国政府の諜報機関の資金援助を受けている」と述べていた。
さらに、ブルームバーグは4月30日の記事で、「ボーダフォンが2011年から2012年にかけてイタリアで導入したファーウェイの通信デバイスに、バックドアが見つかった」と報じていた。
仮に今回の報道が事実であるとすれば、ファーウェイはイタリアと同様の行為をオランダでも行っていたことになるが、それを証明するためには何らかの証拠が必要になる。
- 176 :
- 2016年7月にバングラデシュ・ダッカで起きたテロ事件に関わったとして指名手配されている日本国籍の元立命館大学の准教授、
モハメド・サイフラ・オザキ容疑者が、シリアで拘束されていたことがわかった。バングラデシュの複数の治安当局関係者によると、オザキ容疑者は今年3月15日、
シリア東部バグズで拘束された。地元の過激派組織に資金援助をした疑いなどが持たれている。2015年には過激派組織『イスラム国』に加わるため、
家族とともにシリアに渡航したことが確認されていた。現地メディアによると、オザキ容疑者は日本人の妻と子ども2人は空爆で死亡したと話しているという
- 177 :
- 2010年10月28日ごろにファイル共有ソフトのWinnyネットワークに公安部外事第三課を中心とする国際テロ組織に関する公式文書114点のデータが流出し
、翌10月29日に民間会社から神奈川県警察を通して警視庁に連絡されたことで発覚した[2]。
公式文書は、ほぼ全てが国際テロリズムの捜査に関する内容で、テロ関連の捜査対象者又は捜査協力者とされた、在日ムスリムの個人情報(国籍、氏名、生年月日、パスポート番号、職業、出生地、住所、電話番号、家族、出入国歴、出入りモスク)、
中東のイスラーム教国の在日大使館員の口座記録、特定のモスクの出入り者総数などが記録されており、個人情報が記載された人は延べ600人以上に及んでいる。また「北海道洞爺湖サミットの警備体制」
「捜査協力者に育成するまでの心得」「在日米軍の爆発物処理研修」「空軍特別捜査局の機密情報」など日本警察やアメリカ軍の手の内に当たる情報も入っていた。
- 178 :
- 当初は機密情報を共有する各国情報機関との信頼関係などから、
流出した資料を本物と認めていなかった。1ヶ月を超える間、内部の職員からの事情聴取に専念していた警視庁[10]だが、
2010年12月3日、容疑者不詳が資料流出が警察の警備業務に支障を生じさせたとして偽計業務妨害の容疑で強制捜査を開始し
、契約者情報や接続記録などを国内のプロバイダー2社から押収した[11]。
しかし、流出した情報を出版社が本を出版する動きが出てきたことで12月24日に警視庁が内部資料の流出と事実上認め、謝罪した。
しかし、個別の資料の真贋についてはコメントを差し控えた。
1月に警察当局がWinnyを通じて公開した人物の契約者情報や接続記録の保全と照会を目的に、
流出事件で経由されたサーバー会社があるルクセンブルクやアメリカに捜査共助を要請。ルクセンブルクのサーバー会社は
セルビア人男性が経営する通信事業者をレンタル契約し、ベリーズの私書箱を連絡先としていたことが判明した。しかし、住所や決済口座などは
中米や欧州の複数の国のものを登録して偽装されたものとされて有力情報は得られず、発信元に至るまでの中継記録をたどることができなかった。
流出に際しては匿名化技術のTor(The onion router、タマネギルーター)が用いられ、2012年10月時点においても流出ルートを特定できていない[12]。
また流出した情報が記録されていたサーバーは外部のネットとは接続されていないため、警察の内部の人間がデータをパソコン上から
記憶媒体に移して外部に持ち出した可能性が高いという観点から、捜査に従事した警察官400人以上の私有パソコン・携帯電話・口座記録などが調査されたが、犯人の特定には至っていない。
- 179 :
- 大雑把な分類
ヒューミント(HUMINT:人的諜報)
イミント(IMINT:偵察衛星からの情報)
シギント(SIGINT:電子信号による情報収集)
マジント(MASINT:一部SIGINTも含む計測情報)
テキント(TECHINT:外国軍の装備等から得られる情報)
オシント(OSINT:一般的なメディアが公開している情報)
カウンター・インテリジェンス(CI:対情報または防諜、保安、情報保全)
- 180 :
- いま、中国に最も狙われている県は新潟県だといってよいだろう。
5年前、中国は北朝鮮の日本海側最北の港、羅津(ラジン)の50年間の租借権を得た。租借は単なる貸与ではない。その地に行政権も及ぶ、まさに植民地時代の遺物のような契約である。
羅津港から中朝国境まで約60キロ、中国はここに幹線道路を作り、これも租借した。歴史上初めて、中国は自国から日本海に直接出入りする道路と港を確保したのだ。
東シナ海はすべて自国の海だと主張する中国は、日本の富も技術も、人材も自然も、すべて中国のために活用するのが国益だと考える。
日本海に直接、出入り出来るいま、羅津の真向かいの新潟が日本における中国の重要拠点と位置づけられるのは当然だろう。
中国の異常な拡大路線の前に日本が、とりわけ新潟県が、
国土や富を奪われないよう最大限警戒しなければならないゆえんである。にも拘らず、新潟市で起きつつあることは異常である。
中国政府が市中心部の万代小学校の跡地約5,000坪を購入し総領事館を設置し、同時に最近閉店した百貨店の跡地に中華街を作りたいと表明、同構想が篠田昭市長らの支持を得て実現しつつあるのだ。中国による日本の土地や山林の購入実態は把握出来ていないが、
想像以上の規模だと見られている。そうした中で、市中心部の広大な市有地の中国への売却を、篠田市長も新潟市議会も問題だとはとらえていないのだ。
- 181 :
- 反対理由の第一は、横浜や神戸とは全く異なる形の中華街が出来る可能性だった。
「横浜では華僑の人々が地域自治体と長年かけて信頼を築き上げ、中華街が生まれました。しかし、新たに作ろうとする中華街は広大な土地を中国がまず買い取って、必ずしも地元の意思と関係なく
彼らの思い通りに街を作ろうというものです」
世界各地への中国の進出は往々にして中華街の建設から始まる。アジア最貧のラオスの首都ビエンチャンでは、この62万人の町に、2009年、突然、中国政府が広大な土地を入手し、5万人の中華街を作った。人の好いラオス人は、目から鼻へ抜ける中国人に席巻され、
ラオス全体が中国の強い影響下に組み入れられつつある。住民虐殺で悪名高いアフリカのスーダンで、中国は武器と経済援助の見返りに石油資源と土地を手に入れ、大中国人街を作った。町はいま20万人規模に膨張した。
わが国においても、中国人登録者は68万人、国内最大の外国人勢力となった。日本に住む彼らは、場合によっては日本への敵対行動を取らされる可能性もある。在外中国人は、有事の際、中国政府の指示に従うことを定めた国防動員法が、今年7月1日に施行されたのだ。
売った土地は二度と戻ってこない。だから、外国、とりわけ中華帝国的覇権主義で他国を恫喝する中国には、出来るだけ、土地も山林も渡さないことだ
- 182 :
- 2013年12月12日、北朝鮮の金正恩政権は張成沢を死刑に処した。朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国国家安全保衛部の特別軍事裁判では張の罪状の一つとして
「羅先経済貿易地帯の土地を50年の期限で外国に売ってしまう売国行為」を挙げ、羅先特別市の租借は張の意向であり、なおかつ「売国」であるとの認識を示した
- 183 :
- オザキ容疑者は15年、日本人の妻や子どもとともに行方不明になっていた。日本からブルガリアを経て、シリアに入ったとみられている。東南アジアに潜伏しているとの情報もあった。テロ後に当局が、
シリアに人を送り込んだり、過激派に勧誘したりした疑いでオザキ容疑者を手配し、公開捜査していた。
・2016年にダッカで起きたテロの首謀者、日本国籍のオザキを拘束
・オザキは日本で学び、日本で改宗し、日本で過激化し、組織を拡大していったテロリスト
・日本人に囲まれて生活し日本人を敵視する思想を強めていった背景とは・・・
シリアで拘束された初の日本人イスラム国戦闘員
5月20日、モハメド・サイフラ・オザキという日本国籍を持つバングラデシュ出身のイスラム国戦闘員がシリアからイラク北部の都市スレイマニーヤにある刑務所に移送された、とメディアが報じた。
バングラデシュ当局によると、オザキはシリアにおけるイスラム国最後の拠点バーグーズで
拘束されたバングラデシュ人戦闘員9人のうちの1人であり、彼自身は3月15日に投降したとのこと。
日本国籍保持者ということは、オザキは日本人である。ゆえに彼は、「シリアで拘束された初の日本人イスラム国戦闘員」だと言える。
当局筋によると、オザキは2015年に日本人の妻と子供達とともに日本からブルガリア経由でシリア入りしてイスラム国に合流、
子供のうち2人は空爆で死亡、7歳、3歳、1歳の3人の子供は生存しているとのこと。
オザキ容疑者の拘束時に保護されたとみられる子ども3人が、日本に入国したことがわかった。
FNNのカメラは18日、成田空港に到着した子どもの荷物などが、車に積み込まれる様子をとらえていた。
日本政府は、邦人保護の観点から入国させたとみられる
- 184 :
- イスラム国に資金提供をしていた容疑」といったニュアンスの報道をしていた日本のメディアとは異なり、バングラデシュのメディアは、オザキは同事件に関与したというような
レベルではなく、オザキこそが首謀者であると報道している。
2017年にバングラデシュ紙は、オザキはイスラム国バングラデシュ支部の指導者であり、2016年にイスラム国機関紙『ダービク』でバングラデシュ支部指導者アブーイブラヒーム・ハニーフ
としてインタビュー記事が掲載されているのはオザキである、と報じた。
同紙は、オザキが指導者に任命されたのは、2015年6月にトルコに行き日本に帰国した後だとしている。同紙はまた、
オザキの指導者任命に関与した人物の1人として、オザキの師匠でもある日本人イスラム教徒の実名を挙げてもいる。
オザキはバングラデシュ・コミュニティーにおけるリクルートの中核を担っていた人物で、バングラデシュ人イスラム国メンバーのほとんど全員が、
オザキと直接、あるいは間接的につながっているとされる。彼がイデオロギー拡散とリクルートのために使っていた主なツールはFacebookだった。
オザキについての公式な発表はまだどの当局からも出されていない。だが各国のメディア情報を総括すると、
オザキを単に「シリアで拘束された初の日本人イスラム国戦闘員」と理解するのは認識が甘すぎると言えよう。
オザキは日本政府の奨学金で日本に来て、日本の大学で学び、日本でイスラム教に改宗し、日本で過激化し、日本を拠点にイスラム国へのリクルート活動を行い、日本にいるときに
イスラム国バングラデシュ支部の指導者に任命され、日本で同支部のテロ実行グループを
立ち上げる指示をし、日本の大学で給与として得た金などをテロの資金として提供していた。
オザキは初の日本人ホームグロウン型イスラム国テロリストにして、初の日本人イスラム国支部長でもある
日本人は『コーラン』に立脚したイスラム教の論理からすると、不信仰者とカテゴライズされる。日本という異国の地で、日本人に囲まれて暮らし、学び、働いたオザキは、日本の文化や価値観に同化することはなかった。それどころか彼は日本でイスラム教に改宗し、
日本人を敵視する思想を強め、テロ部隊を作り上げ、彼らにバングラデシュで日本人を殺害させた。
前例のない深刻な事案と受け止めるべきであろう。
- 185 :
- 関西の名門、立命館大学(京都市)の現役学生や卒業生8人が、昭和の時代から平成にかけて次々と“謎”の失踪を遂げている。自ら姿をくらませる事情はなく、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない
行方不明者を調べる「特定失踪者問題調査会」が特定失踪者としてリストアップしている。
調査会は9月17日、京都市で立命館大周辺を調査した。その結果、見えてきた失踪の背景は何なのか。
100人中8人が立命館大
調査会は立命館大在学中または卒業後に失踪した行方不明者として、8人をリストアップしている。最も失踪時期が古いのは昭和27年10月、在学中に失踪した渡邊晃佐さん(82)=失踪当時(20)=で、
最も時期が新しいのは、平成22年に行方不明になった卒業生の男性(氏名非公表)となっている。
調査会に届け出があった失踪者約470人のうち、4年制大学の卒業生や在学生は約100人に上るが、そのうち立命館大が8人を占めている。
特定失踪者を大学別に見ると、立命館大に次ぐ明治大学が4人で、残りの大学はそれぞれ1、2人程度しかいない。
調査会の荒木和博代表は「圧倒的に多い数であることは間違いない」と立命館大に特定失踪者が集中している状況を説明する。
- 186 :
- 立命館大の在学中や卒業後に謎の失踪を遂げた8人の中で、調査会は特に昭和40〜50年代に行方不明になった失踪者4人に注目している。
昭和49年1月に在学中に失踪した酒井秀俊さん(62)=同(22)=を皮切りに、54年2月にも在学中の尾方晃さん(58)=同(23)=が失踪、59年には卒業生の
広田公一さん(60)=同(30)=と在学中の男性(氏名非公表)が行方不明に。なぜか5年間隔で失踪している。
特定失踪者に立命館大の現役学生や卒業生が多いことについて、荒木代表は「学内や周辺に拉致に関係のある組織が存在していた可能性がある」と指摘。
その上で、「5年たてば大半の学生が入れ替わり、(拉致の)痕跡が残りづらいと考えたのではないか」と推察している。
9月17日、調査会が京都市内で実施した調査では、新たな事実が判明した。昭和49年に失踪した酒井さんと54年に失踪した尾方さんが、
京都市内の同じ下宿を利用していたのだ。
2人は同じ時期に在学しておらず、下宿に住んでいた期間も異なる。だが、調査会の杉野正治常務理事は「職業や居住地域など、大まかな共通点が見つかることはあるが、
共通の知人や同じ居住場所が見つかることは極めて珍しい」と明かす。
調査に参加した2人の家族が下宿のおおまかな住所や経営者の名前を証言したことで、同じ下宿で暮らしていたことが判明した。今回の調査では、
下宿の詳しい場所や当時の暮らしぶりを把握することはできなかったが、失踪者の多くが通っていた
衣笠キャンパス(京都市北区)に近いことが明らかになった。ほかの立命館大に関係する特定失踪者も居住していた可能性があるとして、
調査会は今後、失踪者の家族に照会する方針だ。
- 187 :
- 麻薬密輸罪に問われているのは、カナダ人のロバート・ロイド・シェレンバーグ被告。地裁は同日の審理で、被告が国際的な麻薬密売組織に関与していたことを示す証拠があると認定。死刑とともに、全財産の没収を言い渡した。
地裁によると、被告は2014年11月、仲間と共謀して大連からオーストラリアに船で麻薬を密輸しようと計画。密輸用のコンテナや倉庫などの手配を仲間に指示した。
ただ、仲間の一人が公安当局に通報したために事件が発覚。被告は飛行機でタイに逃亡を図ったが、経由先の広東省広州で逮捕された。公安はその後、222キログラムのメタンフェタミンを押収した。
大連地裁は16年3月、シェレンバーグ被告の審理を開始した。中国では麻薬密輸罪の最高刑は死刑だ。ただ密輸が未遂に終わったことに加え、主犯でないなどとして18年11月、被告に懲役15年、15万元の罰金の判決を言い渡した。
一方、検察側は「被告は国際的な麻薬密売組織に属しており、今回の事件でも主体的な役割を果たした」とし、一審判決の軽さを不服として、審理の差し戻しを要求。
18年12月に遼寧省高級人民法院(高裁)が大連地裁に対し、審理のやり直しを命じていた。
カナダ当局がファーウェイ創業者の娘、孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕した後、中国はカナダへの報復措置とみられる動きを強めている。カナダメディアによると、
既に元外交官などカナダ人13人を拘束し、うち8人を釈放した。
孟氏の逮捕は米国が要請しており、今後はカナダが米側に孟氏の身柄を引き渡すかが焦点となる。中国の一連の行為は、カナダ政府に揺さぶりをかける意図があるようだ。
ファーウェイを巡っては、ポーランドで同社の中国人幹部がスパイ容疑で逮捕されている。
- 188 :
- あらかじめ裏切られた革命」
岩上安身
https://suzakugarden.net/?p=251
- 189 :
- 竹田恒泰
「昨年、中国で怖ろしい法律、国家情報法が出来た。中国公安から指名されると強制的にスパイ活動をしなければならない。
情報を出さないと逮捕される。会社も断れない。国と喧嘩したら商売できなくなる」
- 190 :
- ◇銃向ける「党中央」に失望
この防衛駐在官は笠原直樹氏(69)。
89年5月25日に着任したが、既に北京市内には戒厳令が敷かれ、天安門広場での学生デモは重大局面を迎えていた。
6月3日未明、目を覚ますと居住する外交官アパートの窓から、大通りを行進する2000〜3000人の兵士の列が見えた。
「あーっ、あれは解放軍だ。衝撃が頭から爪先まで走った」と記した。
3日午後、笠原氏は個別に情報を集める大使館員に対し、街で見た軍や市民の動向について時間、場所、内容などを定型カードに記録するよう要請。
壁に貼っていた大きな北京地図をはがし、館員が入手した情報を書き込んだ。
大使館内の大部屋を「オペレーションルーム」とし、館員の情報共有と組織的行動を徹底させた。
大使館は当時、天安門広場に近いホテル「北京飯店」14階に部屋を確保し前線拠点とした。3日深夜から4日未明、天安門広場の制圧のため戦車と装甲車が前進した。
大使館に陣取った笠原氏の元には北京飯店にいる館員らから刻々と情報が入る。
「午前2時35分 実弾発射はほぼ間違いなく、市民4〜5人が血まみれで重傷。広場はかなり危険」
「3時 戦車が射撃しながら天安門広場に突入。広場にいた学生を一掃」。
館内では「市民に銃を向けるようなこんな(共産党)中央はダメだ。いつかは倒れるよ」という失望の声が漏れた。
- 191 :
- ◇「タンクマン」目撃
天安門事件の本質は、学生の民主化要求運動であると同時に学生を支持した市民と党中央の「闘争」だった。
4日、軍の広場制圧後、笠原氏は自転車で広場周辺の「最前線」に向かった。
「そこには200人ほどの『勇気ある』市民が、解放軍の第一線に対して150メートルほどの距離をとって、いまだに抗議をしている」とメモにある。
さらにこう続く。
「解放軍の第一線方向から射撃が起こった。『勇気ある』市民が一斉に逃げ出す。パニック状態だ」。
流れ弾に当たり、胸から腹にかけて血に染まって倒れた女性を、北京飯店から目の当たりにした。
5日昼には同じく北京飯店から、軍への抵抗の象徴として有名な「タンクマン」(戦車男)を目撃した。
「1人の学生風の男が、つかつかと先頭の戦車の前に出て立ちはだかった。『あっ、ひかれる』。
誰もがそう思った」。しかし戦車は止まり、方向を変えた。
「戦車指揮官の困惑が、戦車の動きを見ただけで分かった」とメモにある。
結局、男性は警察に連行されたが、「見ていた人々からため息がもれたような気がした。市民の抵抗のすべてが終わったのだ。象徴的な出来事だった」と記された
- 192 :
- 2019年5月29日 水曜 午後3:48
2017年に殺害された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の息子、ハンソル氏の保護に、スペインの北朝鮮大使館襲撃事件のリーダーとされる男が関与していたと韓国メディアが報じた。
北朝鮮の体制打倒を訴える団体「自由朝鮮」は、韓国のテレビ局「チャンネルA」の取材に応じ、スペインの北朝鮮大使館襲撃事件のリーダーとされるエイドリアン・ホン・チャン容疑者が
金正男氏の息子・ハンソル氏の保護に関与していたと明らかにした。
「自由朝鮮」は、金正男氏殺害事件の直後にハンソル氏が「父が殺害された」と告白した映像を公開し、当時は関係者の名前が伏せられていたが、今回「チャンネルA」が入手した元の動画では「エイドリアンに感謝する」と述べている。
スペイン当局は、アメリカ在住のチャン容疑者の拘束を求めている
- 193 :
- 人民解放軍が6月3日夜から4日にかけ、民主化要求の学生・市民に無差別発砲し、北京の日本大使館は邦人退避を本格始動させた。5日に軍同士の衝突のうわさが流れ、7日には外交官アパートへの銃乱射事件が起こり、邦人社会の不安と混乱は拡大した。
記者は外務省に情報公開請求し、天安門事件時の「邦人保護措置」報告資料を入手。同資料や当時の複数の大使館員によると、大使館は5〜9日、館員自らが手分けし、北京市内の日本人留学生ら計1464人をバスで各大学まで迎えに行き、
ホテルや北京空港に移送した。資料には、ピークの7日だけで「960人を空港へ。バス20台延べ55回運行」との記述がある。
観光バスも借り上げ、ガソリンを買い集め、嫌がる運転手には通常の何倍もの報酬を与えた。当時、市内では戦車・装甲車が威嚇を続けていた。兵士に日本人だと認識させ発砲しないようバスの前面窓に「日の丸」を付けた。
どの道が危険か情報を入手し、北京の地図に書き込み、安全な道を選んで留学生らを迎えに行った。
携帯電話もメールもない時代だ。当時の館員は「いろんなところから『助けてくれ』と電話が入る。『一度お見合いしておけばよかった』とつぶやく館員もいたが、われわれは自分たちで行くしかなかった」と振り返った。事件に絡む邦人負傷者は2人にとどまった。
日本航空と全日空は臨時便を運航。6〜8日に計10便で3133人を羽田・成田空港に運んだ。
- 194 :
- 約束から9年後の87年に北京市と合弁で「北京・松下彩色顕像管」(BMCC)を設立。89年2月に工場が完成し、当時の社長から工場の写真を見せられた幸之助は病床にあり、もう声が出なかったが、にっこり笑った。
第1号ブラウン管の完成は89年6月3日昼。天安門事件の前日だ。工場には青木ら日本人38人がいた。日本大使館は退避勧告を出したが、駐中国公使とも相談して全員が残る決断を下した。
青木は「帰国して炉が止まったら製品が全部ダメになる。しかし何よりトウさんと幸之助さんの約束があった」と回想する。市内で銃声が聞こえる中、中国人従業員約460人の9割が出勤した。
事件から1週間ほどして工場に鄭拓彬・対外経済貿易相が視察に来た。「職場を離れなかった外国企業」を内外に宣伝するため国営テレビのクルーも一緒だった。日本国内では松下電器の決断に「松下は死の商人か」
と批判が高まったが、「その後の中国ビジネスはスムーズにいった」と青木は語る。
中国で2012年9月に吹き荒れた反日デモでパナソニックは山東省青島の工場が襲撃された。巨大市場であると同時に、社会主義体制の下で政治・社会リスクが付きまとう中国との「距離」は日本企業にとって今も難しい問題であり続ける
- 195 :
- もっとも、魏陽樹にとってデモ警備の体験は、個人の立場で占拠学生の側にいたときと同じく「面白い」出来事でしかなかった。運動はこの5月中旬の時点まではとくに悲壮感や切迫感がなく、とりわけ下っ端の学生たちは、まだまだお祭りムードを漂わせていた。
軍人や中央党校の教員が個人的にデモ隊に加わる例も多くあり、党中央はさておくとしても、末端の治安関係者とデモ隊との関係はそれほど対立的なものではなかったのだ。
「たとえるなら、野球だよね。まずは攻撃側、同年代の学生チームがワーッとこっちを押すので、僕らはスクラム組んで守る。今度は僕らのチームがワーッと押すので、学生チームが守る。で、『おお、勝った勝った。やったぜ』みたいな」
そもそも当時までの中国において、学生運動は(公然と党体制の打倒を主張しない限り)タブーではなかった。大学進学率が数パーセントにとどまった1980年代、大学生はこれから社会を率いていくエリート予備軍だ。
未来を担うインテリ青年たちが国を変えるために声を上げる行為を好ましいとみなす風潮は、官民ともに存在していた。
天安門の学生デモに対しても、5月中旬までは当局側の態度はまだまだ穏健で、学生側にも共産党や政府への信頼が残っていた。警備側との押し合いへし合いも殺気立ったものにはならなかった。
「自分はなぜ権力の側にいるんだろう、みたいな難しいことは何も意識しなかったし、警察大学の学生としての役目が嫌だとも思わなかったな。むしろ運動会みたいで、
非日常的な場にいることを同級生たちと一緒に面白がっていた。きっと学生側もそうだったと思う」
現場のレベルでは、党の長老や保守派の怒りなど知るよしもない
- 196 :
- 趙紫陽は死ぬ前に、密かに回想録をテープに吹き込んだ。それらは孫のおもちゃに紛れ込ませて香港に運ばれ、死後に『趙紫陽 極秘回想録』(邦訳は2010年、光文社刊)として発表された。そこにはこう記されている。
〈 ケ小平の考える政治改革は、政治の近代化や民主化ではなかった。共産党の一党支配を維持することが、ケの考える改革の前提条件だった。改革とは、
まさしく共産党一党支配をより強固にするためのものでなければならなかった。(中略)
国家の近代化を望むなら、市場経済を導入するだけでなく、政治体制として議会制民主主義を採用すべきだ、ということだ。
でなければ、この国は健全かつ現代的な市場経済を持つことはできないだろうし、現代的な法治社会にもなれない 〉
エズラ・ヴォ―ゲル・ハーバード大名誉教授は、大著『現代中国の
父 ケ小平』(邦訳は2013年、日本経済新聞出版社)で、天安門事件について、こう総括している。
〈 われわれ研究者は、人命の大切さと自由の追求に関心を寄せる人々と同じように、あの悲劇の原因を説明する明確な答えを見つけたいと考えている。しかし本当のところ、
もしも別の道がとられていたらどうなっていたのかということは誰にもわからない。(中略)
中国の人々の間に、個人の自由の拡大や、より自分たちの代表としてふさわしい政府を渇望する気持ちが根強く残っていることも、われわれは知っている。腐敗がはびこり、公のためではなく個人の利益追求に走る役人に、大衆は信頼を寄せなくなった。
より独立性の高いメディアと司法制度がなければ、腐敗を抑制するのは難しいと案じる中国人は多い。
そして多くの中国の指導者たちは、ケ小平が急速な経済発展を大衆からの支持拡大につなげた点で正しかったと信じるだけに、明らかに最後の「もしも」を恐れている。――もしも、これらの問題を解決できないうちに
発展のペースが落ちたら、どうなってしまうのだろうか? 〉
- 197 :
- 1989年6月4日に起きた天安門事件から30年を迎え、中国政府は国民に対する警戒と監視を強めていますが、中国の鉄道当局は数字4桁が割りふられた高速鉄道のうち、
8964番の列車をネット上で予約できなくしています。
この列車は内陸部の甘粛省蘭州から天水に向かう高速鉄道で、5日以降は予約を受け付けているものの4日は時刻表になく、鉄道当局が事件を思い起こさせると考えて運休にした可能性があります。
このことは一時、ネット上で話題になりましたが、ネットの書き込みも次々と削除されています。
また中国の動画配信サイト「ビリビリ」は、ふだんユーザーがアニメなどの動画を見ながら感想を書き込んで楽しむコメントの機能を、5月29日から6月6日までの1週間停止すると発表しました。
コメントは一日数百万本に及び、検閲が追いつかないため、あらかじめ天安門事件関連のコメントが書き込まれないよう対応したものとみられます。
- 198 :
- 天安門事件を知る民主活動家らは4日を前に、当局によって北京から遠ざけられた。事件当時、建設労働者として現場に居合わせ、広場近くで戒厳部隊から銃弾2発を浴びて左足を切断した斉志勇さん(63)とも5月下旬に連絡が取れなくなった。
記者(西見)が、腎不全の斉さんが人工透析を週3回行う病院を訪ねると、透析を終えた斉さんが疲れ切った様子で出てきた。5月20日から「家族で山間地に軟禁され」、透析時だけ警察車両で病院に連れて来られるという。
事件後、当局の脅迫や暴行を受けながら犠牲者の名誉回復を求めてきた斉さんは「この30年、多くの苦難があった。でも絶対に闘いはやめない」とつぶやき、警察車両に乗せられていった。
民主化運動を主導した学生21人の一人として指名手配され、3年間服役した馬少方さん(54)も4月、実家のある江蘇省揚州に戻るよう警察に求められ、今も監視状態が続く。電話取材に「公民の権利や自由を認めない
社会では常に人々が権利を求めるデモが起こりうる」と語った。
民主活動家の胡佳さんは4月3日に軟禁が始まり、5月28日からは河北省への「旅行」を強制された。遺族グループ「天安門の母」創設者の丁(てい)子(し)霖(りん)さんも北京を離れるよう求められた。
中国は事件の正当化を図る。共産党系の環球時報は4日付で「30年前の中国社会は痛い予防接種をしたようなものだ。重大な政治的過ちを出現させない免疫力がついた」と主張した
- 199 :
- 虐殺の数日前、人民解放軍の最精鋭部隊である北京軍区第38集団軍の軍長(司令官)だった徐勤先(シュー・チュアンシン、84)は、最高軍事指導機関の中国共産党中央軍事委員会(中央軍委)から、
天安門広場を占拠する市民を「清場(強制排除)」するための出軍命令を受けた。だが彼は「人民に銃口は向けられない」と拒否し、免職。のちに軍法会議で禁錮5年の有期徒刑判決を受ける。
江によると、5月20日に国務院(中央政府)が戒厳令を発令して以降、7人の上将(大将)が連名で中央軍委主席のケ小平に対し、武力鎮圧に反対する手紙を提出した。
「人民解放軍は人民のための軍隊であり、人民に向かって発砲すべきではない」とする内容で、江は手紙の起草やケ小平への伝達を仲介したという。
「当時、軍の上層部は多くが武力鎮圧に反対していたし、私は手紙の内容を広く報道するべきだと思った。そこで中国共産党の機関紙『人民日報』編集部に電話し、旧知の編集者に詳細を伝えたの。
『人民日報』は当時、編集長判断で市民の抗議活動についての記事も出していたからね。でも結局、7人の上将のうちの1人が『公にするために書いた手紙ではない』
と言って掲載に反対したから、記事になることはなかった……」
- 200 :
- 中国でも庶民にカメラが普及し始めた時期。ニコンのコンパクトカメラを持っていたことから、軽い気持ちで「記録しよう」と撮影を始めた。
胡耀邦前総書記が死去し、追悼デモが始まった4月16日から、軍が運動を鎮圧した6月4日まで、劉さんは現場でほぼ毎日撮影。
大半は安いモノクロフィルムを使ったが、一部は高価なカラーフィルムでも撮影した。
軍が運動を鎮圧した6月4日、病院に運ばれた遺体を数枚撮影した後、つらくなって撮るのをやめた。
事件後、当局は各家庭を訪ねてフィルムや写真を回収していった。街の写真店にフィルムを現像に出した人は、そのまま没収されたという。
デザイン系の学生だった劉さんは、自分で現像できる暗室を使えたため、没収を逃れた。1、2年後、ひそかに現像した。
卒業後、商業写真の撮影会社を経営した劉さん。現像したネガは、6、7個の箱に入れて保管し、そのまま忘れていた
- 201 :
- 中国共産党体制を批判する書籍を出版、販売する香港の銅鑼湾書店の関係者5人が連続して失踪した事件で、
24日に香港に戻った同書店の株主、李波氏は、書店が閉鎖される公算が大きいことを明らかにした。複数の香港メディアが
26日伝えた。共産党指導者を批判する書籍を取り扱ってきたことについて、李氏は「責任を感じている」などと語った。
李氏は25日午前、自宅の前で記者団に対し「過去を忘れて、新しい人生を歩みたい。これから取材に応じるつもりはない」
と語った。李氏が香港に滞在したのは24時間足らずで、25日に再び中国本土に戻った。迎えに来た男性と一緒に車に
乗り込み、広東省方向に向かったという。
香港滞在中、李氏は、中国当局を刺激する言葉を慎み、慎重に振る舞っていた。香港に到着した直後、李氏は
地元警察に対し、自分に関する失踪事件の捜査を中止することを要求したという。その後、中国系香港メディア、
フェニックステレビに出演し、「自分は拉致されたわけではなく、捜査協力のため、自らの意思で中国に渡った」と繰り返し
強調した。中国本土で約3カ月間も滞在した感想としては、「経済が発展し強くなった祖国を見た。中国人としての
誇りを感じた」と述べた。
その上で、銅鑼湾書店が共産党指導者を批判する書籍を取り扱ってきたことについて「書店としてはやってはいけないことを
やってしまった。経営者として大きな責任を感じている」と反省の弁を述べた。「これからはでたらめな書籍を出版したり、
販売したりすることはない。でたらめな書籍は言論の自由と関係ない」とも強調した。
銅鑼湾書店は、李氏らが昨年失踪してから営業停止の状態が続いている。倉庫にあった4万冊以上の中国政治と
関係する書籍は、すでに破棄されたという。主な出資者の一人である桂敏海氏が中国国内で拘束されており、
大株主の李氏も撤退すれば、閉店する公算が大きい。
- 202 :
- 法政大学の趙宏偉教授(日本滞在30年。専門は中国政治や国際関係論)が、一時、出張先の中国で失踪した。
趙教授は、今年2月27日から3月1日にかけて北京を訪問している。3月に入って、2日と3日、趙氏家族は教授と連絡が取れたが、その後、教授に連絡が取れなくなったのである。
幸いにも、3月23日、趙教授は当局による拘束を解かれ、親類宅へ戻ったという。
同日、教授から家族へ連絡があった。なお、教授は北京ではなく“遼寧省”瀋陽市で当局に拘束されていたと報道されている。
趙教授の失踪は、2年前に起きた神戸大学大学院の王柯教授失踪時とは、若干、様相が違う。
王教授は、2014年3月1日、少数民族を調査するため福建省泉州市入りし、同月10日、日本へ帰国する予定だった。ところが、同月7日、
王教授は突然“地元警察”に拘束され、18日間にわたり取り調べを受けている。結局、3月24日、上海経由で日本へ戻った。
王教授は河南省南陽市出身である。中央民族学院を卒業し、東大大学院で学術博士を取得した。恐らく王教授の場合、「東トルキスタン独立運動」との関連を疑われたのではないか。
また、王教授は“地元警察”に拘束されただけなので、必ずしも大問題とはならなかった。
今回の趙教授失踪のケースは、2013年7月、東洋学園大学の朱建栄教授が失踪したパターンに近いのではないか。
その年、朱教授は会議に出席するため中国へ出張した。ところが、“国家安全部”(情報収集や防諜、海外での諜報活動や国内の安全等を担当)に拘束されている。結局、翌14年2月、朱教授は約7ヶ月ぶりに日本へ帰国した。
よく知られているように、朱教授は頻繁に日本でテレビ出演し、「北京のスポークスマン」的な役割を果たしてきた。その人物が、中国政府によって拘束されるとは、誰が想像しただろうか
- 203 :
- なぜ朱教授は長期間、拘束されたのか。当時いくつかの憶測が飛び交った。
例えば、朱教授が@中国共産党の秘密文献を使用して論文を書いた Aそのマル秘文件を海外へ横流しした B日中の「二重スパイ」だった、等である。しかし、真の理由は未だにわからない。
一方、趙教授は学生時代、1989年の「民主化要求運動」(その後「6・4天安門事件」の悲劇で幕を閉じる)に参加した経験があるという。その後、来日し、
東大大学院で学術博士を取得している。ところが、趙教授は若い頃とは違って、近年は共産党政府擁護にまわるようになった。
趙教授にしても、朱教授にしても、「愛国主義」的なスタンスを取っている。だからこそ、趙教授も中国当局に日中「二重スパイ」を疑われ、取り調べられた可能性がないとも言えない。
さて、見逃せないのは両教授の共通点である。趙教授は遼寧省(旧瀋陽軍区=現北部軍区の一部)出身である(吉林省の吉林大学卒)。また、朱教授は上海出身である(上海の華東師範大学卒)。
そのため、両教授ともに江沢民の「上海閥」に所属している公算が大きい。
というのも、1994年、朱教授は『江沢民の中国』(中公新書)を上梓した。他方、趙教授は、雑誌『月刊現代』(2005年5月号)に「不気味な胡錦濤とのつき合い方」
を掲載している。仮にも、当時の胡主席(「共青団」)を“不気味”と形容するのは、いささか尋常ではないだろう。
周知の如く、今の北京政府は習近平・王岐山の「太子党」中心で動いている。そして、「習王連合」は「反腐敗運動」という名の下、熾烈な党内闘争を展開中である。
習政権の第1のターゲットは「上海閥」だろう。そのため、北京政府は(朱教授のみならず)趙教授を出身地の遼寧省で拘束して、「上海閥」の弱点・負の部分を調べた可能性を捨てきれない。
そして、それを根拠に他の「上海閥」に属する人間を打倒しようと画策しているのではないか。
もし趙教授が朱教授同様、地元警察ではなく“国家安全部”に拘束されたとすれば、この仮説は有力となるだろう。
ちなみに中国では2014年11月に「反スパイ法」が制定・施行された。また、昨15年7月には「国家安全法」が制定・施行されている
- 204 :
- イさんは8人の少女のグループの1人として豆満江を渡った。
中国に到着すると、イさんは吉林省延吉市にある4階建ての共同住宅に連れていかれた。
さんは仲介業者に、オンラインチャットのポルノサイトの運営者に3万元で売られていた。
イさんによれば、「客の1人が、私が北朝鮮人で捕らわれの身であることに気が付いた」。北朝鮮と韓国ではアクセントや方言が違うため、
多くの男性は女性たちが韓国人ではないことをおそらくわかっているものの、たいていは見て見ぬふりをする。
ただ、この男性は違った。
サイトの運営者に気づかれないでメッセージを送信することができるよう手伝ってくれたという。そして、
韓国のチョン・キウォン牧師の電話番号をイさんに教えた。
チョンさんは北朝鮮女性が中国から脱出する手伝いを専門に行っている。チョンさんが率いるキリスト教の支援団体「ドゥリハナ」は
1999年以来、1000人を超える脱北者を支援してきた。
2018年9月、イさんはチョンさんとメッセージアプリ「カカオトーク」を通じて連絡を取った。
その後、イさんはチョンさんにどうして現在の状況に陥ったのか説明した。チョンさんは共同住宅の
レイアウトやサイト運営者の出入りについて尋ねた。
10月半ばまでに脱出計画が出来上がっていた。チョンさんは、イさんとクワンさんを救出するため、延吉市にチームを送り込んだ
- 205 :
- 10月26日、サイトの運営者が1日外出している際、ドゥリハナのメンバーが建物に到着した。イさんとクワンさんはベッドシーツをつなぎ合わせて窓から外に下した。
シーツにロープが結び付けられるとイさんとクワンさんはロープを引っ張り上げ、ロープを伝って安全に地面に降り立った。
2人が小さなバックパックに入れて持ち出せたものはウェットティッシュとくしというわずかな生活必需品だけだった。2人が飛び乗ると、車は走り去った。
わずか数分の脱出劇だった。
韓国の牧師たちは中国国内に移動網と隠れ家を用意している。これは1700年代後半から南北戦争にかけて米国で奴隷の黒人を逃がすために作られた奴隷亡命組織「地下鉄道」に触発されたものだ。
1998年以前、脱北者は瀋陽市にある韓国総領事館の扉をたたくだけでよかった。
しかし、1998年から2008年にかけての「太陽政策」によって韓国政府と北朝鮮政府の関係が改善に向かうと、一部の難民が北朝鮮へと送り返されるようになった。脱北者はその後、ゴビ砂漠を抜けてモンゴルの
韓国大使館を目指すようになる。しかし、モンゴル政府と北朝鮮政府が外交関係を強化したため、このルートも2010年には閉鎖された。
残った選択肢は中国を通って南に向かい、北朝鮮へ送り返さない国へとたどり着くことだ。
- 206 :
- 延吉市を逃げ出した後、イさんとクワンさんはバスや電車を乗り継ぎ、偽の韓国のパスポートを使って中国国内を移動した。最終目的地は昆明市だ。そこから多くの脱北者は違法に
国境を越えてラオスやミャンマーに出て、韓国大使館を目指す。あるいはタイ・バンコクまで移動する方法もある。
イさんとクワンさんは山を越えて隣国へと彼らを送り届ける中国人男性と出会った。
クワンさんによれば、ジャングルの中を5時間歩いて、自分たちを待つ車のある道路までたどり着いた。その後、チョンさんが真夜中に道路わきで彼らと合流した。
「彼を見てすぐに涙があふれ出た。長い時間の中で初めて、安全だと感じた」(クワンさん)
さらに2日、車とバスで移動した。昆明市から50時間にわたって移動したことになる。
午前5時30分、イさんとクワンさんとチョンさんは韓国大使館の入り口へと歩いて行った。呼び鈴を鳴らす前に黒いシャツの男性が扉を開け、笑顔とともに3人を中に招き入れた。
数分後、チョンさんが1人で出てきた。
当局者によれば、大使館は毎月約10人の脱北者を受けて入れている。女性は事情聴取のために10日間ほどとどめ置かれる。
事情聴取に問題がなければ、自由の身となり飛行機で韓国へ渡る。
- 207 :
- 人口約2500万人の北朝鮮の脱北者の人数について、公式の統計は存在しない。韓国によれば、1998年以降、3万2000人を超える脱北者を迎え入れた。
昨年だけでも脱北者の数は1137人に上る。このうちの85%は女性だった。
ソウルに拠点を置く、北朝鮮の人権問題に取り組んでいる団体NKDBによれば、工場や国営企業に正式に籍を置いている場合は、いなくなればすぐに報告されるが、
女性は在籍していることが少ないため、はるかに容易に脱走できるという。
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サイトの運営者は韓国系で、女性たちを見張るために居間で眠った
「表のドアは常に外側から鍵がかけられていた。内側には取っ手がなかった。男は6カ月ごとに私たちを公園に連れ出した」(クワンさん)
イさんによれば、外出の際に誰とも会話をしないように、男は常にすぐそばにいたという。2015年に窓から金属の排水管を伝って脱出を試みたが、落下し、
背中や脚を痛めてしまった。今でも少し足を引きずっている。
イさんが脱出の可能性を見出したのは2018年の夏だった。
- 208 :
- 検察は2日、この女が中国のパスポート2通を持っていたことを明らかにした。
女は受付で、「国連中国系米国人協会」のイベントに出席すると主張したが、そうした団体は存在していなかった。
受付の通報を受けて駆け付けた係員に対し、女は国連が主催する米国と中国の親善イベントに出席すると説明し、招待状も持っていると主張。中国語だったために係員が内容を読むことはできなかったが、そうしたイベントは予定されていなかった。
女は調べに対し、「『チャールズ』という中国の友人に指示されて上海からフロリダ州を訪れ、イベントに出席して、大統領一家と米中間の経済関係について話をするつもりだった」と話しているという。
「チャールズ」については、メッセージングサービスの「微信(ウィーチャット)」でしか話したことがないと主張。マール・ア・ラーゴでは英語があまり話せない素ぶりを見せていたが、取り調べでは英語が堪能な様子を見せたとされる。
アメリカで、トランプ大統領の別荘に不法侵入した疑いで中国人の女が逮捕された事件で、この女が宿泊していたホテルの部屋から隠しカメラを捜し出すための電子機器などが新たに見つかりました。
アメリカの捜査当局は女が中国のスパイの可能性もあるとみて捜査を進めています。
この事件は、先月30日、アメリカ南部のフロリダ州にあるトランプ大統領の別荘「マー・アー・ラゴ」で、中国人の女が警備にあたっていたシークレットサービスにうその説明をして敷地内に入ったとして、不法侵入の疑いなどで逮捕されたものです。
女は30代前半で、携帯電話4台とパソコンのほかウイルスが入ったUSBメモリーを持っていて、調べに対して「チャールズと呼ばれる中国人の指示を受けて上海から来た」と供述していました。
アメリカの捜査当局によりますとその後、女が宿泊していたホテルの部屋からは、隠しカメラを捜し出すための信号を検出する電子機器やUSBメモリー9個、それに携帯電話の
SIMカード5枚や8000ドル余り、日本円でおよそ90万円の現金が新たに見つかったということです。
電子機器などを所持していた理由は明らかになっていませんが、捜査当局は女が中国のスパイの可能性もあるとみて捜査を進めています。
- 209 :
- 「国防動員法の重要項目を、新華社が報じました。筆頭に掲げられたのが戦略物資の備蓄徴用制度です。戦略物資とは、レアメタルを筆頭とするあらゆる資源と考えてよいでしょう」と田代氏は語る。
「領導」、つまり命令
リチウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、タングステンなど希少金属は全体で31種類、種々の産業の成否を分かつ重要戦略物資である。田代氏の指摘から連想したのがナチスドイツと
中国(国民党)の思いがけない結びつきだった。1940年9月に日本は日独伊三国同盟を結んだが、その前からドイツは日本を敵として戦っていた
中国に軍事顧問団を派遣し、武器、装備を供給していた。その関係は、三国同盟でドイツが日本の同盟国となった後の1941年7月まで続いていたのだ。
日本の同盟国となったはずのドイツが背後で、日本と戦う中国に武器装備を売却し続けていたという衝撃の事態が発生したのは、希少金属のタングステンゆえだった。
中国は世界のタングステンの約90%を産出するが、ドイツは全く産出しない。タングステンは鉄の硬度を顕著に高めるため、
武器や工作機械の生産に欠かせず、同盟国を裏切ってまで、ドイツはこれを手に入れたかったのだ。国際戦略を希少金属が左右した顕著な事例である。
平時においても希少金属の重要性ははかり知れない。現代人に欠かせない携帯電話、パソコン、テレビなども希少金属なしには成り立たない。中国は国防動員法で、こうした希少金属をはじめとする戦略物資を、有事の際には一手に握って支配する法的基盤を整えたのだ。
- 210 :
- 天安門広場で流血はあったのか 防衛駐在官メモが語る「六四天安門事件」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190623-00010001-jij-cn
4日未明、軍が天安門広場を武力制圧する過程で、広場に残った学生らに対して無差別発砲する「虐殺」があったかどうかは、今も大きな論争がある。当時、大部分の外国メディアが最終局面で広場から撤退を迫られたため、「空白」の数時間が存在し、
客観的な情報が限られているからである。事件当初は広場で虐殺や流血があったとの報道があったが、後にノーベル平和賞を受賞する劉暁波や侯徳健(シンガー・ソングライター)らは
最終局面で戒厳部隊と交渉し、広場に残った学生らを広場から撤収させ、流血はなかったというのが定説となっている。
- 211 :
- 梁石日 夏の炎
http://www.books-ruhe.co.jp/kako/2001/01/shihahonoonogotoku.htm
宋義哲はその犬の頭を撫でてやり、路地を抜けて大通 りに出るとバスに乗った。それから今里で別のバスに乗り替えてナンバに出た。右に歌舞伎座を見て、正 面の南海電車が入っている高島屋百貨店前で降りた宋義哲は、
書店に入って地図のコーナーで千里ニュー タウンの地図を購入し、喫茶店に入った。コーヒーを飲みながら広げた地図を丹念に調べ、
これから行く べき団地に赤いボールペンで印をつけた。 いまから二年前、宋義哲は万国博覧会に一度行ったことがあり、そのとき広大な敷地に建設されていた 千里ニュータウンの一部を見た。将来は十五万人を
擁する一大ベッドタウンになるといわれていた千里ニ ュータウンは憧れの的であった。
だが、入居者は日本国籍を有する者に限るという新聞広告を読んで悔し い思いをしたのを憶えている。その悔しさを晴らすためではないが、千里ニュータウンは消火器を販売す る対象としてはうってつけであると判断したのだった
- 212 :
- 韓国の輸出管理体制に疑問符がつく実態がうかがえる資料を、FNNが入手した。
韓国から兵器に転用できる戦略物資が密輸出された案件が、4年間で156件にのぼることが明らかになった。
FNNが入手した韓国政府作成のリストによると、2015年から2019年3月にかけ、戦略物資が韓国から流出した密輸出案件は、156件にのぼることがわかった。
北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏暗殺の際に使用された神経剤「VX」の原料がマレーシアなどに密輸出されたほか、今回の日本の輸出優遇撤廃措置に含まれるフッ化水素もUAE(アラブ首長国連邦)などに密輸出されていた。
国連安保理北朝鮮制裁委員会のパネル委員だった古川勝久氏は、「大量破壊兵器関連の規制品をめぐる輸出規制違反事件がこれほど摘発されていたのに、韓国政府がこれまで公表していなかったことに驚いている」
、「この情報を見る限り、韓国をホワイト国として扱うのは難しいのではないか」とコメントしている。
野上官房副長官は、10日午前、日本政府の方針について、「今回の措置は、WTOで認められている安全保障のための輸出管理制度の適切な運用に必要な見直しだ」とあらためて強調したうえで、韓国からの戦略物資の密輸出について、
「韓国の輸出管理については、適切な輸出管理が行われていないと懸念される事例があると承知しているが、個別の事例について答えることは差し控える」と述べた
- 213 :
- 韓国から兵器に転用できる戦略物資が密輸出された案件が、4年間で156件にのぼることが明らかになった。
「”北朝鮮に密輸した国は日本”…知ってみたら在日の仕業だったことが判明」
https://livedoor.blogimg.jp/kaikaihanno/imgs/a/4/a4d668d8.jpg
http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/55571640.html
- 214 :
- 米シンクタンク、高等国防研究センター(C4ADS)は16日、1台50万ドル
(約5400万円)以上のドイツ製高級車2台がオランダから日本の大阪などを
経由しながら北朝鮮に密輸された可能性を指摘する報告書を公表した。
高級車などぜいたく品の北朝鮮への輸出を禁じた国連安全保障理事会の決議に
違反する疑いがある。
報告書によると、車両はメルセデス・マイバッハS600ガードで、昨年6月に
オランダ・ロッテルダムのターミナルに運び込まれ出港。中国・大連、大阪、
韓国・釜山の順で別の船に積み替えながら10月にロシアにわたり、
北朝鮮に空輸された可能性があるという。北朝鮮情報サイトが今年1月、
平壌を走る同型の車両の画像を伝えている。
大阪には昨年9月18日に到着し、同27日に出港。記録では日本側の荷受人は
不明だが、日本から韓国への荷送り人は「美濃物流」(本社・大阪市)とされ
ていた。
韓国の荷受人は同社の英語名「ミノ・ロジスティクス」を冠する企業だが、
関連会社かどうかなど両者の関係は不明。
大連での荷受人や韓国からロシアへの荷送り人はいずれも日本に登記のある
貿易会社「瑞祥」。瑞祥の登録住所は兵庫県尼崎市とみられ、美濃物流の
執行役員の住所と同じという。
- 215 :
- 代表の徐正健氏は17日、メール取材に「北朝鮮へ行く車とは一切知らなかった」と述べ、北朝鮮への輸出に関与したことを否定した。
徐氏によると、美濃物流は中国・大連の物流会社からの依頼を受け、中国から到着した貨物を日本への
輸入手続きを経ずにそのまま韓国に送る「積み戻し」の申告を手配しただけという。「北朝鮮との貿易は絶対にない」と強調した。
- 216 :
- 我らが少女Aインタビュー
https://wareragashojoa.com/interview.html
- 217 :
- 拙作の漫画化について、リイドコミックの編集者より最初に打診があったとき、わたくしはほんとうにどんな種類の想像も働かなかったと、当時を振り返って思い出す。
この目で出来上がった作品を見るまで、自分が書いてきた小説の世界となにがしかの絵の空間を、結びつけることが出来なかったのである。
『照柿』は、拙作の中でおそらくもっとも七面倒な作品である。男と女の愛憎や、人殺しに至る不毛な狂気に満ち満ちているだけでなく、展開は遅いし、動きに乏しい。わたくしは最初に、
いったいどういう訳で『照柿』なのかとお尋ねしたものだが、編集者の返答は「難しいからこそ挑戦したい」だった。
わたくしは、同時代の漫画の状況については何も分からないが、こうして拙作が、現実に見事な漫画に変身したのを目の当たりにするにつけ、
こうした法外な試みを編集者に思いつかせ、漫画家の久保田氏をして、ここまで執念をもって取り組ませたものは、おそらくこの「挑戦」の一言であったに違いないと思う。
久保田氏は、原作者が想像もしていなかった形で、小説の言語空間に漂っている空気を目に見える絵に写し、新たな空間の中で醸成し直す。
漫画『照柿』の世界から滲み出してくる強烈な情念は、もはや原作者のそれではなく、久保田氏の画筆によるものである。
漫画という表現の恐ろしいばかりの可能性を思うと、物書きは少し怖くなってくる。
高村 薫
- 218 :
- 過去5年間に発生した最悪レベルのハッキング事件の背後には、北朝鮮の政府系ハッカーの存在が指摘されている。北朝鮮のハッカーらは非常に高度なスキルを持ち、
ハッキングから莫大な利益をあげている。
先日公開された、国際連合安全保障理事会の専門家パネルによる報告書によると、平壌のハッカーたちは約6億7000万ドル(約750億円)相当の外貨や仮想通貨を、不正な手段で入手したという。
2016年に報道されたバングラデシュの中央銀行のハッキングにも、北朝鮮ハッカーの関与が指摘され、彼らは8100万ドルを強奪したとされる。2018年にはインドの銀行Cosmos Bankがハッキングされ、
1350万ドルが奪われた。また、今年に入り同じハッカー集団がチリ銀行のATMに攻撃を仕掛け、1000万ドルを盗み取ったとされている。
北朝鮮のハッカーは、世界中の仮想通貨取引所を標的にすることでも有名だ。セキュリティ企業Group-IBは、昨年発生した仮想通貨取引所の
ハッキングの約65%が、北朝鮮によるものだと推定している。2017年1月から9月までの期間のハッキング被害額は、5億7000万ドル(約635億円)に及ぶと見られている。
ハッキングから得られる資金が、金正恩政権を潤していることは明らかだ。北朝鮮に厳しい国際的制裁が下されている中で、ハッキングは貴重な外貨の入手手段となっている。
仮想通貨の利用の世界的広まりは、北朝鮮に大きなチャンスを与えることになった。仮想通貨の取引は多くの国で、当局の管理下に置かれておらず、
北朝鮮に対する制裁も効力を及ぼさない。また、仮想通貨のトランザクションの追跡が極めて難しいことも、北朝鮮ハッカーに有利な材料となっている。
- 219 :
- 全国17都道府県のコンビニATMで、2時間あまりのうちに現金計20億円近くが不正に引き出された事件では、用意された偽造クレジットカードや犯行現場の多さから周到な計画がみてとれる。
発覚後に逮捕された男2人は「指示役」の存在を供述しており、各地に張り巡らされた犯罪網が浮かびつつある。海外カード対応のATMは増加が見込まれる一方、
セキュリティー対策で遅れがあるとされる日本。捜査関係者は「国内が犯罪しやすい場所と思われてはならない」と組織の実態解明を急いでいる。
日曜早朝の犯行…100人以上が一斉に引き出す
「損害額は推定で約3億ランド(約21億円)に上る」
南アフリカのスタンダード銀行は23日、顧客情報の流出を認め、事件の被害額を発表した。
同行が発行するクレジットカード情報1600枚分がなんらかの経緯で漏れ、偽造カードが作られた。それが日本国内のATMで使われ、現金が大量に引き出されたとみられる。事件の実質被害者は同銀行となる。
引き出しに使われたATMは東京、神奈川、愛知、大阪、福岡などの約1800台。海外カードが利用できるセブン銀行、ゆうちょ銀行、イーネットのものだった。
犯行があったのは5月15日の日曜日。午前5時過ぎから約2時間半の間に100人以上の「出し子」がこれらのATMで一斉に限度額を出金した。1枚のカードで複数回引き出したケースや、ATMを渡り歩いた出し子もおり、取引は全国で計2万回近くに上るとみられる。
各地での不審な引き出しを検知したセブン銀は取引を中断。偽造カードと認識された数枚のカードはATMの中に残っており、全て中国系の焼き肉店のカードだった
- 220 :
- https://www.news-postseven.com/archives/20190804_1424052.html
2019.08.04 07:00 女性セブン
【著者に訊け】高村薫の刑事・合田雄一郎シリーズ最新作
- 221 :
- 米国務省のオルタガス報道官は8日の記者会見で、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする香港の「逃亡犯条例」改正案への抗議デモに関し、
デモの学生指導者と接触した米外交官の写真や個人情報を流出させたとして中国政府を「暴力的な政権」と呼んで批判した。
中国系香港紙の大公報は、香港の米総領事館員がデモの学生指導者らと接触する様子を撮った写真を報じた。これについて香港にある中国外務省の出先機関は8日、米国に説明を求めた。
オルタガス報道官は「米外交官の個人情報や写真、子供の名前を流出させることは正式な抗議ではなく、暴力的な政権がやることだ」と批判。「責任ある国家の振る舞いではない」と断じた。
外交官の名前やどのような個人情報が流出したかについては言及しなかった。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、中国国営中央テレビ(CCTV)はこの米外交官が「裏で糸を引いて香港を混乱に陥れた黒幕」だと報じた。
オルタガス氏は、米国やその他諸国の外交官は、反体制派の指導者を含めてさまざまな人々と面会するのが仕事だと強調した。
- 222 :
- 我らが少女A読んだが、起承転結なってない
神の視点と言えばそれまでだが、何を描きたいのかというと、思春期の持たざる者の悲哀かな
持たざる者が美貌に恵まれてたらこうならざるを得なかったのか
この作家はネガティブで隠微な感情を扱うのは上手い
- 223 :
- 「北朝鮮レストラン」は中国やアジア各国に今も100軒以上あるといわれ、北朝鮮の合法的な外貨稼ぎの拠点として知られている。北朝鮮から派遣された容姿端麗な女性従業員による歌や踊りが有名で、
それらを求めて多くの客が訪れる。ここまでは表向きの話で、実際は現地の北朝鮮大使館などと繋がりが深く、北朝鮮工作員らのスパイ活動の拠点として利用されているという疑惑が度々指摘されてきた。
もう一人の実行犯シティ・アイシャ元被告の出身国インドネシアでは暗殺事件直後、ジャカルタ警察当局が「北朝鮮レストランがスパイ活動の拠点になっている疑いがある」として
捜査を開始。その後、ジャカルタの北朝鮮レストランは廃業に追い込まれている。
今回、フオンさんがハノイの北朝鮮レストランに連れていかれたのはなぜか。
おそらくフオンさんが暗殺実行犯としてふさわしいかどうか、店内でミスターYやハナモニ以外の工作員によって品定めされる場となった可能性があるのではないか。
工作機関の中枢にいた元北朝鮮幹部によれば、北朝鮮レストランは通常、政府や党の機関によって運営されているが、中には工作員が身分を隠して
工作活動をするために開店するケースもあるという。工作活動を偽装するために、店を隠れ蓑として使うのだ。
- 224 :
- ──再稼働への動きが加速している。
「国民の間で、福島原発事故の風化が進んでいることがそれを許しているのではないか。本来、国民全体で悲しむべき事故が、福島限定の悲劇にとどまっている。私たちの危機意識が低いからだ。報道で知るだけでは想像力を働かそうにも限界がある。
事故現場に一度でも立てば、誰でも事の重大さに気づくはずなのに、それができていない」
──再稼働一、二番手とされる関西電力高浜原発3、4号機(福井県)は原発テロを題材にした小説「神の火」(1991年)の舞台のモデルだ。
「あの作品はチェルノブイリ原発事故(86年)と湾岸戦争(91年)がきっかけだった。関西生まれの私にとって福井の原発銀座は身近。
そこへミサイルが飛んできたら西日本が全滅すると思い、背筋が寒くなった。北東アジアの国際情勢が平和とは
言えない中で日本が原発を動かすのは人質を取られているようなものだ。あの時初めて日本に原発はあり得ないと思い、世に問うことにした」
──福島の場合、テロではなく地震だった。
「90年代、テロや戦争で原発が襲われたら日本が壊滅するというのは想像できたが、地震までは思いつかなかった。日本の科学者たちもチェルノブイリ後に
『日本の原子炉は多重防護システムで大丈夫だ』と説明していた。ところが、福島の事故では(水没した)非常用電源が本来あってはいけない場所に設置されるなど初歩的な不注意があった。チェルノブイリの時の説明はうそだった」
- 225 :
- ◆「秘密主義」で国民置き去り
──原子力には隠蔽(いんぺい)体質があると。
「私の世代は原子力の火は希望や明るい未来、輝かしい科学技術の象徴みたいな受け止め方をして育ってきた。平和利用が一概に間違っていたとは思わないが、一番欠けていたのは情報公開。不透明で、秘密主義だった。その曖昧さを国民は受け入れてきた。
2月に発覚した福島の汚染水流出で東電が公表しなかったのも国民が許してくれると思ったから。企業の楽観論に政治が乗っかり、国民は置き去りにされている」
「東日本大震災後、日本人は自分たちが築いた文明に懐疑的になり、立ち止まって考えると思った。ところが全然違う。一体、日本人は何人死んだら立ち止まるのか。1万5000人余りでは足りないのだろうか。
だいたい太平洋戦争で300万人も亡くなったというのに、今の政治家は懲りていないというか、戦争への反省がない。本当に愚かとしかいいようがない」
──福島の事故は作家人生に影響を与えたか。
「自分も含め人間は愚かだと思うはんめん半面、よりよく生きる意思を持てると思っている。私は原発を動かしたくないので絶対節電するという意思を持って生活している。価値観は多様であっていいと思うけれど、最終的に人間の生き方はそれほど違わない。
うそをつかないとか、人をだまさないとか。人が住めなくなるようなところをつくっちゃいけないというのも同じ」
「これまで経済とか科学技術とかに目を向けてきたが、今はもう生きているものが大切に思えてしょうがない。私たちは阪神を含め二度の大震災を経験し、生と死が隣り合わせだと感じている。人間はたくさんの人の死と向き合った時、不思議なことに生への意思も芽生える。
土をテーマに作品を書いているが、それは自分の体が立っていると実感できるから。チェルノブイリの汚染地で最も早く回復したのは草木だった。だから、命を考えると、やっぱり土が大事だと思ってしまう」
- 226 :
- 平成は、日本じゅうが土地投機に踊ったバブル経済の崩壊で始まっだ。私たちは誰も予想しなかった不景気の不意打ちを食らって突然将来が見えなくなり、国も企業も停滞から抜け出そうと焦り、もがいた。
それでも1990年代前半、日本経済はいずれまた上向くと国民の多くが信じていたし、この国にはまだ、細川連立内閣を誕生させて55年体制を終わらせるくらいのエネルギーはあったのだ。
とはいえ急激な景気後退は、金融機関が抱える巨額の不良債権や、大企業の不正な会計処理といった日本経済の零落を明るみに出し、90年代後半には山一証券や日本長期信用銀行などが廃業に追い込まれて、日本社会は「失われた10年」とささやかれ始めた。
また、賃金が上がらなくなり、終身雇用が崩れ始めて非一加するにつれヽ生活にも限蓼感が非正規雇用が増加するにつれ、生活にも閉塞感が広がって、日本人は普遍的な価値観より、
内向きで刹那的な生き方へと傾斜していった。死傷者6千人を数えた地下鉄サリン事件でさえ、市井と無縁のカルト教団の話として片付けてしまったことが、それを如実に物語っている。
さらにウィンドウズ95がもたらしたネット社会の爆発的拡大と進化は、私たちが日常的に接する情報量を飛躍的に増大させ、人と人の物理的な距離を不可視化して、コミュニケーションのかたちを一変させた。
そしてIPhoneの発売から11年、スマートフォンはいまや身体の一部になり、私たちはまさに日常と非日常の境目が溶けだした世界を生きている。大人も子どもも日夜スマホで他者とつながり、
休みなく情報を求めて指を動かし続ける。そして現れては消える世界と戯れている間、私たちはほとんど何も考えていない。スマホは、出口が見えない社会でものを考える苦しさを忘れさせる、強力な麻酔になっているのである。
- 227 :
- 平成は、阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ未曽有の自然災害が頻発した時代だが、振り返れば、大都市神戸が震災で火の海になっても、あるいは東北沿岸で1万8千人が津波にのまれても、
またあるいは福島第一原発が全電源を失って爆発しても、日本社会の思考停止は基本的に変わることがなかった。
復興の名の下、被災地では大量のコンクリートを投じた巨大堤防の建設が進み、原発は各地でなおも動き続け、
いつの間にか持続可能な新しい生き方へ踏み出す意思も機会も見失って、私たちはいまに至っている。
思えば、この30年間に世界経済は激変し、中国のGDP(国内総生産)は今や日本の3倍である。白本のお家芸だった製造業の多くは苦境にあり、次世代の5G技術でも米中に遠く及ばない。
世界が猛烈なスピードで変わり続ける一方、この国は産業構造の転換に失敗し、財政と経済の方向性を見誤ったまま、なおも経済成長の夢にしがみついているのだが、老いてゆく国家とはこういうものかもしれない。
自民党の一党支配に逆戻りして久しい政治がそうであるように、この国にはもはや変化するエネルギーが残っていないのだ。
その一方で深刻な少子高齢化も、企業の多くに賃上げの体力がないまま進む貧困と格差の拡大も、とうの昔に破綻している原子力政策も、平成の30年間に私たちが見て見ぬふりをし続けた結果の危機でもある。
平成が終わって令和が始まるいま、何よりも変わる意思と力をもった新しい日本人が求められる。どんな困難が伴おうとも、役目を終えたシステムと組織をここで順次退場させなければ、この国に新しい芽は吹かない。
常識を打ち破る者、理想を追い求める者、未知の領域に突き進む者の行く手を阻んではならない。
- 228 :
- http://mokuou.blogspot.com/2018/05/blog-post_5.html
- 229 :
- (高村さん)「想定外」という言葉が使われましたけれども、今回の場合にはそもそも想定しなければならないことが想定されていなかった、という意味では「人間のやることに限界がある」という以前の話で「問題外」の事態だったと思う。
「これで大丈夫だろうか」というその想定をするときに、非常に恣意的に、自分たちの都合のいいように作ってきたと思います。だからこれは、科学技術のモラルの問題だと思います。
ナレーション)政治家が客観的データを元に論じるより先に、原発を「政争の具」にしてしまったと(高村さんは)感じています。
(高村さん)村が二分されて賛成反対に分かれて対立するような不幸な歴史がずっと続いてきた。その中で本当の技術的な問題が、結局誰も理解できないまま、あるいは、正しい情報が出ないままになってきた。
(高村さん)日本の原子力政策が行われてきた半世紀は、「55年体制」と同時でしたので、原発の問題が常に賛成か反対かに分かれ、常にイデオロギーと一緒にされてきた。
それが非常に不幸なことで、私たちは消費者
としてあるいは国民としてイデオロギーや政党色を置いて、まさに科学技術として、どのような技術的な評価が行われてきたのか、それを知りたい
- 230 :
- 森山は地元同和の大物という話だが何か知っているか?」。「“ 人権(同和)絡み”だから森山はタブー視されてきた」。関西電力の役員が高浜町(福井県大飯郡)の元助役、
森山栄治氏(故人)から多額の金品を受けていた問題で、大手メディアの記者やウォッチャーからこんな連絡を受けたのは先週末のこと。森山の住所と高浜町の同和地区を
照合すると確かに“ビンゴ ”だから関心を寄せていたのだが…。単純な噂だとは思えない。億単位のカネが動き、関電のような巨大企業が恐れ、
役員に金品を提供するという不可解な行為、こんな異常な現象だからこそ根拠と確信を得た。「同和が絡まぬわけがない」。こういう思いを抱いて高浜町に向かった。
部落ネタで女性教師を廃人に追い込む
高浜町と言えば福井県嶺南地方、通称、“原発銀座 ”に位置する自治体だ。と同時に福井県下で最も同和事業が盛んで、森山の自宅がある西三松にしみまつの隣保館「高浜町立三松センター」にはかつて部落解放同盟福井県連合会があった。
関西地方に行けば市役所、町役場、公民館に人権標語が掲げられることは珍しくない。ただ北陸地方は同和のイメージが薄い。しかし高浜町は北陸にあってしっかり“同和推し ”をしている。こんな町だ。
高浜町住民生活課の窓口に設置してある。この町のどこに部落差別があるのか不思議だった。
議会には同和問題対策委員会もあった。
それにしても今回の問題に違和感を覚えた人も多かったのでは? 再稼働や拡張工事など地元の理解を得るため電力会社側が有力者に金品を提供するというシナリオならばありえる話だ。
しかし地元側から電力会社に金品提供とは前代未聞。なぜこんな事態が起こりえたのか? それは“ 同和のドン ” 森山が解放運動を背景に高浜市、そして関西電力を屈服させてきたからだ。
あるいは森山が同和絡みというのは言及されなくても、こんな報道から見て取れる。
10月1日、MBS(毎日放送)によれば関電は森山に原子力担当の幹部職員を対象にした人権教育研修の講師に招いていたと報じた。こうした場合の「人権」とは一般的な「人権」の概念とはかなり異なる。
行政・企業にとって「人権」とは「同和」を示す一種の隠語といった存在だ
- 231 :
- それから森山と解放同盟の関係でもう一つ証言を得たのは「吉田開発」(高浜町関屋)との関係だ。同社はご存知の通り、
関電から20億円超の受注をしていた会社だ。同社・吉田彪社長は高浜町の住民ではなく、
舞鶴市在住。そして現在は帰化しているが元韓国人だ。こういう証言を紹介しておこう。
「吉田さんは舞鶴の解放同盟員に森山を紹介してもらい、1984年頃に高浜に来た。そこから短期間のうちに吉田開発とゴルフ練習場で大儲けした。それも森山の後ろ盾があってのことだ」
- 232 :
- 1969年12月11日に高浜町に入庁。
1971年に総括課長兼建設課長。
1975年10月11日から1977年3月31日まで収入役。
1977年4月1日から1987年5月31日まで助役。
入庁からわずか二年で課長になった上、「統括課長は森山のために作られた肩書き」(町関係者)。という。それから同和マニアならば直感したかもしれない。奇遇なことに同和対策特別措置法が施行された年に入庁し、
その再延長法である「地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」(地対財特法)が制定された年に退職している。助役を退いた月に疑問を抱いた人もいると思うが、これは裏があるので後の話にしよう。
確実に言えることは西三松は原発労働者によって生計を立てていることだ。
解放同盟は旧社会党系だったことから本来は「原発反対」の立場である。ところが西三松は原発で潤い、そして森山は原電マネーで財を成した。仮に森山氏が解放同盟員だったとして、
当時の森山に「解放同盟は原発反対ではないのか」という指摘をできるのは町内誰もいない。というよりもドンはそういう立場を超越している。
- 233 :
- 森山氏が死んだので、数々の後ろ暗いことを暴露されてしまう心配がなくなったので、
とりあえず国税が関電の件をマスコミにリークしたと。そんなところではないかと予想しています。
- 234 :
- ジャーナリストの齊藤真氏によるノンフィクションルポで、舞台は高浜町。内容は、関電のK幹部(当時)が、核燃料を再利用する「プルサーマル計画」に反対する今井理一前町長の“殺害”を、高浜原発の警備を請け負っていた
会社の幹部にほのめかしていた――というもの。K幹部は警備会社が原発の警備のために飼育していた大型犬ベルジアン・シェパード・ドッグ(マリノア)を使うことを提案し、「(町長の)喉元を犬に食いちぎらせたれや」などと発言したとされる。
にわかには信じられない話だが、本には実行を依頼されたK者が実名で登場。今井前町長も齊藤氏のインタビューに応じた際、「ワシの喉笛を凶暴な犬に食いちぎらせるという、あの話や」と、
計画を知っていた場面が出てくるのだ。そして、この本の中で高浜町の「陰の仕切り人」として登場し、「通称エムさん」と呼ばれていたのが森山氏だったという。
いやはや、民間とはいえ、極めて公共性の高い電力会社が、自分たちの意にそぐわないからという理由で町長の“暗殺”を水面下で計画するなんて、ヤクザや半グレと変わらない。サウジ記者殺害事件さながらだ。
「今井さんは保守系ながら、リベラルな考えの持ち主で、本気でプルサーマル計画の危険性を不安視していた。Kは今井さんと怒鳴り合いの喧嘩を繰り返し、周囲に『今井のヤロウを殺してやりたい』と漏らしていた。皆、知っている話です」(地元関係者)
日刊ゲンダイ記者が町内を取材すると、“暗殺計画”は広く知られていて、今井前町長の息子も「本人は高齢ということもあり、見解を示すことは控えたいと申しております」と言いつつも、「過去にそういった報道があったことは承知しています」と否定しなかった。
K幹部はまた、「町をうちのもんにしたらええやないか」とも発言していたといい、原発推進のために町議会の過半数の議員を
関電関係者で押さえることも画策していたらしい。これほどのメチャクチャを、一幹部が独断でできるはずがない。会社ぐるみで動いていたと見られても仕方ないだろう。
八木会長や岩根社長は、森山氏から「オレの顔を潰す気か」とすごまれたため、仕方なくカネを受け取ったみたいな説明をしているが、同じ穴のムジナ。それなのに「死人に口なし」で逃げ切りを図ろうとする姿勢がミエミエだ。検察は一刻も早く動くべきだ。
- 235 :
- 社内調査報告書では、高浜町の「影の町長」とも呼ばれた森山氏が「国会議員に広い人脈を有している」こともあって、関係を深めたと説明。森山氏が筆頭株主とされ、取締役を務めていた警備会社「オーイング」
(本社・福井県高浜町)と、その関連会社の「アイビックス」(本社・福井市)が、自民党の稲田朋美元防衛相に献金していたこともわかった。アイビックスの吉田敏貢会長は稲田氏の後援会長を務めていた。
稲田氏が代表を務める自民党福井県第一選挙区支部の政治資金収支報告書によると、アイビックスは2011、12年にそれぞれ36万円、
吉田氏個人として11年に50万円を献金。オーイングも11、12年にそれぞれ12万円を献金していた。
また、衆院議員の高木毅氏(福井2区)が代表を務める自民党福井県第二選挙区支部は、16年に警備費用としてオーイングに約19万4千円を支払っていた。
本誌が12年春に森山氏を直撃取材していたことはすでに報じた。その時に関電への資金提供、国会議員との関係についても聞いていた。
――森山氏と関電は深い関係にあると聞いている。関電から便宜を受けることはあるのか?
「原発立地町だから、いろいろ聞くことはある。当然のことだ」
――森山氏と関係のある会社が優先的に、関電の仕事を請け負っているとの話を聞いたが?
「私も長く原発にかかわっている。関係ある会社はある。だが、関電に特別なことを頼むことはない」
――関電から便宜を受けたり、逆に接待したりするなどないのか? 金銭授受の噂(うわさ)もある?
「そんなことはあるわけない」
――国会議員との強力な関係を指摘する人もいる?
「地元なんだから当然、先生は知っているよ。それだけだ」
――「影の町長」という人もいる。それは国会議員や関電との特別な関係があるからなのでは?
「影の町長だなんてないよ。嫉妬とかあっていろいろ言う人がいるようだが、何もないよ」
- 236 :
- 文春も新潮も関電と高浜の闇は短期決戦でよく取材してるが、文春は森山氏の孫が特捜部の現役検事だとする話をすっぱぬき。事実であれば、闇の深さハンパないな。
記事化したのは(ネタ元も含め)検察に対して「癒着を疑われたくなかったら、ちゃんと捜査してね」とお尻を叩く思惑があるんだろうな
- 237 :
- 原発の一部は被差別部落に隣接して立地していることが研究者の間では知られています。それを差別的政策として
批判している学者もいます。しかし、原発の立地を決定した為政者が本当に部落に対する「差別的意図」があったたかどうかは、
一つの府県のみで判断し難い問題です。たまたま部落に隣接していただけかもしれません。
しかし、複数の府県で原発が部落に隣接していたとなると話は別です。『解放新聞』の部落探訪記によると、「福島県以北をのぞくとほぼ、すべての原発所在地、もしくは建設工事中のところに、
さらに計画地に、被差別部落が必ずといってよいほどあることが、わかってきた」とあります。
複数の府県で、しかもその殆どの原発が部落に隣接していたとなると偶然では説明できません。為政者の「差別的意図」により、立地が決定されていたことが窺えます。
このような全国的な調査では「あらかじめ」部落の場所を知っておかなければ、
差別の可視化はできなくなってしまいます。解放同盟は全国の部落を「あらかじめ」知っていた為に、差別的意図を指摘できたのです。
部落解放同盟が『全國部落調査』か、それに匹敵する資料を持っていたからこそ可能な調査だったと言えるでしょう。
では、「福島以北」の原発立地はどうでしょうか。東北にはほとんど部落は存在しません。
しかし、やはり「差別」はあるのです。150年前の「戊辰戦争」で敗戦した幕府軍側の藩に原発が集中して立地されているのです。
- 238 :
- 彼らは例外ではない。こういう人々が、昔はもっと多かったのだ。1960年代までは、それには正義があった。私の京都の実家の近所には大きな被差別部落があったので、その実態はよく知っている。就職差別や結婚差別の実態はあった。
70年代には解放同盟が極左的な学生運動と連携し、糾弾活動が激しく行われた。京都府庁や京都市役所では、全員が解放同盟の機関紙を購読させられた。
「同和がらみ」などという言葉を口にしたら、解同に大衆の面前で吊るし上げられ、役所にいられなくなっただろう。
そういう状況を変えたのが野中広務だった。彼は園部町の被差別部落の出身で、京都府の副知事になり、1983年に中央政界に転身して、自民党の幹事長になった。その政治力の背景に、同和があったことは否定できない。
しかし野中は解放同盟の糾弾活動を批判していた。「差別発言が理由でクビになったりすると、かえって同和はこわいという偏見をもたれ、差別が再生産される」というのがその理由だった。
同じ理由で、彼は被差別部落を公共事業で優遇する同和対策事業にも否定的だった。これが2002年に終わったのは、野中がその廃止を強く主張したからだといわれている。彼以外の政治家には、やめることができなかっただろう。
部落差別の実態がなくなってからも森山との癒着を続けていた関電が批判されるのは当然だが、森山との関係は普通の「地元の顔役」との関係を超えた異常なものである。
なぜ小さな町の元助役が、町役場をやめてから30年以上も大企業に影響力を持ち続けたのか。なぜ関電は森山におびえ、彼を切れなかったのか。それを明らかにしないと真相はわからないし、再発を防ぐこともできない。
部落差別が終わっても、差別発言を糾弾して正義の味方を演じる人々は後を絶たない。彼らの糾弾を恐れる大企業は「人権勉強会」などの名目で金を出す。
これは関電だけの問題ではない。差別発言を糾弾する人々が、差別を再生産しているのだ
- 239 :
- 今の若者は人に会うとき、条件反射のように検索サイトを叩きます。それでは皆同じ予備知識と先入観を持ってしまうことになる。真のインテリジェンスは、
検索サイトからは得られない。第二次大戦での英独の情報戦、近くはアメリカの対イラク戦争でも、インテリジェンスは国の命運を左右しました。
ブッシュ政権はイラクが核・生物化学兵器を隠し持っているという誤った情報を信じて開戦し、日本はそんなアメリカを真っ先に支持しました。日本は独自のインテリジェンスも情報要員も持っていなかったからです。
―― アメリカはインテリジェンス大国なのですか。
手嶋 いえ、アメリカは圧倒的な軍事力のゆえに、最後は武力で決着をつけることができます。それゆえインテリジェンス大国でなくてもいいのです。一方、イギリスやイスラエルなど中規模の国家は
インテリジェンスなしには生き抜けません。日本も軍事力に頼れないため、インテリジェンスを武器にすべきなのですが、現実はお寒い状態です。
―― アメリカでは経営トップの右腕に、チーフ・インテリジェンス・オフィサーという仕事を務める人がいるそうですね。
手嶋 経営者が的確な決断を下せるよう、雑多な情報をインテリジェンスに高めるのがその責務です。アメリカの先進的な企業はみなそうですよ。
日本でも優れた企業はインテリジェンス・サイクルが粛々と回っている。精緻な決断はインテリジェンスを武器にすることで、初めて可能です。
- 240 :
- 内閣情報調査室といえば、国家を揺るがすような重要政策や海外情勢、経済情報の調査をする機関で"日本版CIA"ともよばれているのではなかったのか。それが、民主党のちまちました政治資金問題を調べていたとは......。
だが、内調の内部事情をよく知る政府関係者はこう笑う。
「内調は日本のCIAなんていわれていますが、とんでもない。ほとんどが他省庁からの出向者で、しかも、警察出身者が中心。実際は警備公安の出先機関と化しているといってもいい。ですから、政策問題の情報分析能力なんてまったくないし、経済や国際情勢なんて、
新聞や雑誌をスクラップするくらいのことしかしていません(笑)。その一方で、彼らが一番熱心に取り組んでいるのは、定期的に新聞や週刊誌の記者と会って接待し、
内閣や与党の不祥事を報道する動きがないかをチェックすること。それと、逆に野党のスキャンダルを流すことです」
ようするに、内調はもともとが政権の情報謀略がメインの仕事だったというわけだ。しかも、内調のスタッフは200人弱と少ないため、事実上の調査は彼らの出身母体の公安警察に丸投げしているのが現状だという。
- 241 :
- 実は、警察には政治家の情報を収集する目的で作られた「IS」と呼ばれる秘密組織がある。
「公安警察はISの存在自体を認めていないので、現在でもその正体はベールに包まれたままです。正式な名称もインテリジェンス・サポートとか、インテリジェンス・セキュリティ、はたまた当時の警備局幹部でエースと言われた
石川正一郎(現・内閣官房拉致問題対策本部事務局長)のイニシャルをつけたなどの諸説がとびかっているほど。しかし、ISは確実に全国の警察に配置されていて、自民党も民主党も共産党も関係なく片っ端から政治家の情報をかき集めている。組閣の際も、
この組織が内調から指示を受け、入閣候補者の地元で身辺調査を行っています」(公安担当記者)
しかし、その情報は内調にそのまま上がってくるとは限らない。例えば、政治家の女性スキャンダルを握っても、「何かあった時」のための隠し球として隠蔽してしまうこともあるという。
「そもそもISは90年代は冷戦体制の終焉以降、公安警察の存在意義が薄れる中で、余剰人員を有効活用するためにつくられたんですが、警察組織に批判が向いた時のために
政治家の急所を抑えておこうという目的があるんです。ですから、政権への忠誠というより、警察にいかに有利に情報を使うか、ということしか考えていない。むしろ、IS=公安が内調を操っているというのが実情でしょう」(同)
"日本版CIA"のとんでもない実態が次々浮かび上がってくるが、しかし、こんな内情にも関わらず、安倍政権下で内調は権限や組織を一気に拡大しそうな気配だという。
その引き金となるのが、年内に予定されている国家安全保障会議(日本版NSC)の設置だ。これが整備されれば、情報の一括管理の必要性から、内調の予算や人員、そして権限を強化されることが見込まれている
- 242 :
- 話は2017年5月16日にさかのぼる。この日、愛媛県松山市に本店を置く地方銀行の石井支店(松山市)に、同銀行大阪支店の口座を持つ会社経営者が現れて、香港の銀行宛てに970万円の送金を依頼した。この香港の銀行に口座を持つ香港企業への貸し付けのための送金が目的である。
地方銀行は、香港の銀行と取引がなかったため、コルレス契約(外国為替取引のための契約)をしている大手メガバンクに送金を委託して、送金が行われた。
その後も、この経営者は地方銀行の支店に現れて、香港の同じ口座宛てに送金を繰り返し依頼した。6月27日までの間、5回にわたり合計5億5000万円以上が香港に送金されたという。
その後、2018年1月になって事態が進展する。財務省四国財務局に不可解な内部通報の電話が入った。電話の主によると、一連の送金が「不正なマネーロンダリング」だったという。
「不正な海外送金を実行した人物の背後には詐欺師集団が控えている」、「送金の原資が、北朝鮮によって密輸された金塊の不正取引による利益だった」との
情報ももたらされたとのことだ。『選択』は、近年多発している消費税の差益を利用した金塊密輸事件との関連の可能性を指摘する。
送金先の口座名義は、香港に正式に登記されていた企業「K Barun Company」(以下、「K社」と略称)。『選択』によるとK社は、北朝鮮との密貿易で知られる、中朝国境地域の黒竜江省の
商社と頻繁に取引をしていたという。香港企業の代表者の氏名は、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会が指定した制裁対象者の氏名とハングル表記が同一とのことだ。
その後、金融当局の指示で、地方銀行の大阪支店の担当者が、送金者である大阪の経営者のオフィスを訪れたところ、オフィスはもぬけの殻となっており、送金者とも音信不通だったという。
本案件が北朝鮮関連の資金洗浄疑惑事件として報道された後、金融庁は資金洗浄対策の強化を急いでいる
- 243 :
- https://kokusaipress.jp/296324
日本人グループは銀行と共謀して不正送金を請け負い、私たちが送金するたびに巨額の報酬を要求し、
送金ができなくなったら、今度は私たちを逮捕するために警察側に回ったんです。
北朝鮮人たちは、日本にある巨額な資金を北朝鮮に移動できずに困り果てていたという。
東京はもちろん、大阪、名古屋、神戸と、全ての大都市の都市銀行、地方銀行は経済制裁の影響で、
ごく普通の商業送金でさえ、2000万円を超える送金となると、様々な書類、証明書を要求され、二重三重にも調査されて初めて送られる。
それが北朝鮮関連となれば、なおさら難しいのは容易に想像つくであろう。
なぜなら、ただでさえ、海外送金はテロ資金になることを警戒して、巨額の海外送金に対する目が厳しくなっている中で、
とくに北朝鮮においては、世界中が経済制裁のために、その送金を厳しく規制しているからだ。
- 244 :
- https://kokusaipress.jp/296734
雑誌「選択」という雑誌の記事は、いろいろな新聞社の記者たちが、⾃分たち媒体では発表できなかった記事や、
取材した記事を⾃分の所属する新聞社にはわからないような
形に書き換えた記事を、買い取って、その買い取った記事の寄せ集めを掲載している雑誌だという。
そうした記事はアルバイト原稿という⾔葉を略して通称“アル原”と呼ばれ、各新聞社も半ば暗黙の了解で、記者が記事を選択に売るのを
⾒て⾒ぬふりをしているのが現状だという。 その買い取り相場は⼀記事10万円から30万円ほど。
愛媛銀⾏から北朝鮮関連会社に送⾦した原資は、間違いなく北朝鮮⼈たちのものだ。
しかし今回、送⾦をおこなったのは経済犯罪シンジゲートの主犯である菅原節であり、またそのメンバーである吉⽥太郎(仮名)である。
しかし、なぜか雑誌「選択」の記事では、「愛媛銀⾏⼤阪⽀店に⼝座を持つ会社経営者」とし、問題発覚後にこの会社はもぬけのからで、会社経営者も「忽然と消えていた」などとしてる。
これを⽂⾯通り読み取れば、北朝鮮⼈が⽇本に設⽴した会社の⼝座を利⽤して、不正送⾦が
⾏われたということになる。しかし事実は違う。
事実はこうだ。北朝鮮⼈たちが菅原節に海外への巨額な犯罪資⾦移動を相談した際、銀⾏の審査を逃れるために、菅原節の個⼈⼝座から貸付として送⾦することを提案され、その通りに実⾏された。
不正送⾦の実⾏犯であり主犯は菅原節だ。
このことからも、雑誌「選択」の記事は不正送⾦という犯罪を犯した⽇本⼈シンジケートの主犯である菅原節を隠蔽しようとしている意図が読み取れる。
- 245 :
- 月29日 AFP】ドイツの首都ベルリンにある「シティ・ホステル(City Hostel)」は一見、当たり障りのない宿泊施設に見えるだろう。だが今、北朝鮮への制裁をめぐる法廷争いによって閉鎖に追い込まれようとしている。
ベルリンをかつて東西に隔てていた検問所「チェックポイント・チャーリー(Checkpoint Charlie)」の跡地からわずかの所にあるこのホステルは、バックパッカーたちに安い値段で宿を提供している。
しかしドイツ当局は、このホステルが金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-un)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮独裁政権の資金源になっている疑いがあるとしてこの数年間、閉鎖を要求してきた。
2007年に開業したこのホステルは、EGIというトルコの企業が所有しており、北朝鮮大使館の敷地内に建てられている。
ベルリンの行政裁判所は28日、EGIが自治体当局の閉鎖命令に対して起こした訴えを却下した。2017年にEUが採択した国連安保理決議に基づく対北朝鮮制裁の実施に関する指令に、ホステル側が違反しているという見解だ。
裁判所はホステルの閉鎖を命じたが、EGIには控訴する権利があるとも付け加えた。
旧ソ連風の5階建てのホステルは北朝鮮大使館、つまり北朝鮮政府に毎月3万8000ユーロ(約460万円)程度を支払っていたと批判されている。
ベルリンでは近年宿泊料金が急騰しているが、シティ・ホステルは1部屋の1泊料金がわずか17ユーロ(約2000円)だ。
大使館の敷地は、共産主義国だった旧東ドイツ時代の1960年代に北朝鮮政府が取得し、自国外交官の親族らをもてなすために使った
- 246 :
- 2019年1月29日、台湾・中国時報(電子版)は、スパイ活動を行ったとして20年近く服役していた台湾人スパイの楊銘中(ヤン・ミンジョン)氏が、釈放され台湾へ戻ったと伝えた。
記事によると、楊氏はかつて台湾の「警備総部」の士官で、当時の中正空港に派遣されて駐在していたが、法を犯して有罪となり服役。服役中に「国防部軍軍事情報局」の汪希苓(ワン・シーリン)局長、陳虎門(チェン・フーメン)副所長らと知り合い、
出所後に軍事情報局6処を紹介され諜報員となったという。
その後、軍事情報局は中国軍の劉連昆(リウ・リエンクン)少将(当時)と邵正忠(シャオ・ジェンジョン)大佐(当時)から情報を得ることを画策。楊氏は劉少将の連絡係となったという。
1992年から99年までの間に劉少将が流した情報の中で、93年の軍委員会会議の内容と
96年の台湾海峡軍事演習に関する情報が最も重要でナイーブな情報だったという。
記事によると、台湾海峡危機の後、中国側は李登輝(リー・デンホイ)総統(当時)の話の内容から、情報が漏洩している可能性に気が付いた。その後の調査で99年に劉少将と邵大佐を逮捕。連絡係だった楊氏と姚嘉珍(ヤオ・ジャージェン)氏も逮捕された。
劉少将はその後、軍事裁判で有罪となり死刑を言い渡され、99年8月に刑が執行された。台湾の軍事情報局6処の●家鈞(●はまだれに龍、パン・ジャージュン)処長は、
最初の6年間で劉少将が軍事情報局から得た報酬は、合計2500万台湾ドル(約9000万円)前後だったと回想している
- 247 :
- 楊氏については、最初は死刑判決となったが、その後2年の執行猶予付き死刑判決に変更され、さらに無期懲役、懲役20年と減刑され、数カ月の減刑も加わって今年1月に刑期を満了して釈放された。
台湾の軍事情報局は「捕虜の交換」を希望していたが
中国側が応じなかったため、刑期を満了してからの釈放となったという。
記事は楊氏について、「姚氏と並び、中国で最も長く服役した台湾人スパイ」になったと紹介。姚氏も楊氏同様、最初は死刑判決となったが後に懲役20年に減刑され、昨年刑期を満了して釈放されていた。
記事は、「これまで台湾人スパイが中国で逮捕される2回の大きな波があった」と伝えている。1回目は96年の台湾海峡危機の時で、この時は軍事関係者が多く逮捕された。2回目は2003年で、陳水扁(チェン・シュイビエン)元総統が、
中国沿岸部に配置されている巡航ミサイルの数と位置を明らかにした後、30人以上の台湾人スパイが逮捕され、少なくとも17人が10年以上の懲役刑となったという
- 248 :
- https://hanada-plus.jp/articles/239
地域と電力会社の間にいるフィクサー役は高浜町に限らず、どこの原発地域にもいます。すでに亡くなりましたが、東京在住のあるフィクサーは東京電力、東北電力と通じており、電力会社からマスコミ対策、反対派対策を、阿吽の呼吸で任せられていました。
どうやって電力会社がフィクサーに金を落とすのか。彼の場合は、銀座の高級クラブに勤めている愛人を利用しました。フィクサーは電力会社の担当や自らの取り巻きとそのクラブに行き、高額の支払いのツケを電力会社に回す。そのうち半分は店に、
もう半分はフィクサーの事務所に入り、そこからさらに愛人に金が流れる……というシステムになっている。
これはうまい仕組みで、電力会社としては接待交際費ないしは飲食費として使っているので、税務上はクリアできるわけです
- 249 :2020/03/21
- 】「マルクスの亡霊」を眠らせるには 京都大学教授・佐伯啓思 (産経ニュース“正論”)[08/07/31]
1 :やるっきゃ騎士φ ★:2008/07/31(木) 12:31:15 ID:???
[1/2]
≪急速に左傾化する若者≫
若い人を中心に急速に左傾化が進んでいる。しかもそれはこの1、2年のことである。
小林多喜二の『蟹工船』がベストセラーになり、マルクスの『資本論』の翻訳・解説を
した新書が発売すぐに数万部も売れているという。
若い研究者が書いたレーニン論がそれなりに評判になっている。書店にいけば久しぶりに
マルクス・エンゲルス全集が並んでいる。
私のまわりを見ても、マルクスに関心を持つ学生がこの1、2年でかなり増加した。
私のように、マルクス主義左翼全盛の学生時代に知的好奇心をやしなった者にとっては、
マルクスを「卒業」したところから社会科学の研究は始まったはずであった
日販2018その2
【amazonレビュー】醜い嫉妬レビュー【1つ星】
【富士日記】武田百合子【犬が星見た】
さだまさしの小説を語るスレ
日販2018その2
中谷彰宏 総合 Part.3
☆★☆古本が嫌いな人のスレ☆★☆
苫米地英人 議論用その39
【amazonレビュー】醜い嫉妬レビュー【1つ星】
あなたの本棚のある部屋を見せて Part9
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【北海道】北湯沢温泉【伊達市】
【バーチャルYoutuber】にじさんじ有ンチスレ9592【青長上げるからセフィラくれ】
【BACS公認次世代ユニット】B2takes!を応援しよう
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●●● これが極真名物 人間デンデン太鼓だw
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