風立ちぬ 39
原作・脚本・監督：宮崎駿
作画監督：高坂希太郎
音楽：久石譲
プロデューサー：鈴木敏夫
アニメーション制作：スタジオジブリ、126分 1450cut
興行収入120.2億円、観客動員数1000万人
キャッチコピー「生きねば。」
また「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」と記されている
実在の人物がモデルとなるのはスタジオジブリの長編作品では初めてのこと。
後に神話と化した零戦を完成させた飛行機の設計技師・堀越二郎をベースに、同時代を生きた文学者・堀辰雄のエッセンスを取り込み、ズタズタになりながらも一日一日をとても大切に生きようとした人物を描き出す。
これまでは3〜4日に起こった出来事の話が多かった宮崎作品。しかし、今作は約30年にわたる二郎の半生を描いた壮大な物語であり、二郎の姿はまるで宮崎駿監督そのものを投影しているかのようにも思える(プロダクションノートより)
公式
http://www.kazetachinu.jp/
※前スレ
風立ちぬ 38 [転載禁止]©2ch.sc･
http://kanae.2ch.sc/test/read.cgi/animovie/1424863784/
■まだ風は吹いているか
長篇引退作品 宮崎駿監督『風立ちぬ』
http://purplepig.blog28.fc2.com/blog-entry-28.html
今夏、原作漫画の単行本化決定
ただし、『風立ちぬ』描き下ろし漫画は付かない模様
残念ながら、「未完」のまま出版されるそうです
（月刊モデルグラフィックス2015年8月号）
のような気がする。
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2015年7月11日に公開初日を迎えた細田守監督による長編アニメ映画『バケモノの子』が、好調なスタートを切った。配給によれば、初日15時までの興行収入は、細田守監督の前作『おおかみこどもの雨と雪』の対比162％、約6割増しとなった。
2012年公開の『おおかみこどもの雨と雪』は最終興収42.2億円の大ヒットになったが、これを大きく上回る勢いだ。配給は、今後は興収70億円も視野に入るとしている。2015年夏を『バケモノの子』が席巻しそうだ。
細田守監督は、独立後最初の長編アニメ『時をかける少女』(2012年)で大きな注目を集めた。小規模公開でスタートした本作は、当初の予想を大きく超える2.6億円のヒットになった。
この成功を受けてより大きな興行目指した『サマーウォーズ』（2009年）は16.5億円、さらに『おおかみこどもの雨と雪』が42.2億円と新作が発表されるたびに記録を伸ばしてきた。『バケモノの子』では、さらにその記録が伸びることになる。
http://animeanime.jp/article/2015/07/11/24083.html
細田が完全にパヤオの後釜に座っちゃったなあ
その2倍はないと
二郎がひょうひょうとしてるせいか怖さが伝わらなかった。
その辺りの知識を持っている人を対象にしているんだろうな。手紙を勝手に開けるとか
見に覚えがなくても捕まるとか、セリフだけでも理解できると思うが
こんな人だったんだって思ってるんじゃないかな。
火垂るの墓でも見とけばええんやで
某レビューで薄情な人間の自分勝手な、でも美学だけとことん追求した話
みたいなのを聞いてなるほどなぁ、と思った
そういうのを踏まえて思い返すと、物凄く現実的で嫌な話だなと思う……
というセリフがあったけど、あれは宮崎駿による言い訳だよね。
youtubeの動画で宮崎駿が
「兵器ではなく飛行機をつくりたかっただけとか、つまらない言い訳をしたくない」
というような趣旨の話をしていたけれど、結局駿は言い訳をしてしまったわけだ。
童貞乙
その台詞が実は二郎じゃなくて本庄なのがミソな
カプローニとの綺麗な夢で誤魔化されてるが
二郎は本音では「強い兵器である飛行機」が作りたい男なんだと思うよ
子供のころの夢の中で巨大飛行船に挑む時点でな
またガンダムっぽいカラーリングなのがそれらしいというか
綺麗で優しい女の人だお＼(^o^)／
なっおこさーん＼(^o^)／
こんな名作だったなんて
なんでこんな悲しいラストなの・・・
ずっとアニメ作ってれば良い！！！！
ずっと俺たちに映画みせてくれえ
堀辰雄の婚約者は、元々別に婚約者がいて破談になったらしいが
菜穂子はどうかわかんないね
>>26
二郎はカプローニの
｢君はピラミッドのある世界と無い世界とどちらが好きかね？｣
｢飛行機破壊と殺戮の道具となる宿命を背負っている〜｣
といった問いかけに対して
間接的に認めてるからなぁ、それでもかまわないと。
まぁただ兵器が作りたかったわけではなくて、飛行機が作りたかったんだろうけど
皆お絹さんだと思ってるけど本当は菜穂子さんで二郎の所在が解って破棄して
貰ったか結婚後、結核が解って離婚じゃないかなと。
そのシーンでお絹さんの後ろ姿が映ってるだろ
そこで自分のお嫁に行くことを書く意味もわからん
お絹さんの後ろ姿をおってるのは大学に計算尺を届けたときかと。
↓
お絹泣いて喜んでいました
↓
お絹と私にとって王子様
↓
お絹この前2人目の赤ちゃんを産んだんですよ
流れからして言ってるのは普通に考えてお絹のことだろうと思う
あの後ろ姿の時点でお嫁に行く２日前？と考えると切ない
>>36だとお絹がせつないし>>33なら菜穂子が切ない。
小学生時代のほうがかわいいお＼(^o^)／
ペロペロ＼(^o^)／
大人になっても綺麗だお＼(^o^)／
なっおこさーん＼(^o^)／
ここに限ったことじゃないが、最近は絶望的に読解力や理解力がない人が増えたよね
まあ、この映画の場合は過去の子ども向け作品と違って一定の知識や理解力がない人間を潔く
切り捨てているから無理もないけど
なっおこさーんは僕と結婚したいって言ってたお＼(^o^)／
なっおこさーん＼(^o^)／
・脇役らしからぬお絹のアップシーンの多さ
・「いい男じゃねえか、なぁお絹坊」ってセリフとお絹の表情
・学校に計算尺を届けに来たのが菜穂子じゃなくお絹だったこと
・さらにお絹の後ろ姿の二郎の想像
・下宿に女性が来てますよってので一瞬期待する素振り
ってので最初はお絹にフラグが立ってたんだなと理解してた
二郎は美しいものが好きってのも何度も強調されてるし
そこからふたりめの赤ちゃんを産んだんですよってセリフは憎いな〜と感じたけどな
このスレで菜穂子がお嫁に行くはずだったっていう解釈が何度か挙がってる？のは驚きかも
だからお絹を想像するのはあたりまえ。下宿の後ろ姿で期待したのは菜穂子だと
思う。
二人ともあこがれていたけど、お絹はお嫁へ菜穂子はお嬢様なので親が決めた
人のもとへ結婚が決まっていたって流かな？
夢に出てくる女もお絹みたいなのばかりだし
着物でまとめ髪の女が好きでつい目で追っちゃう
カヨじゃん
ゼロ戦だと思ったんじゃないでしょうか？
実在の人物の名を使用する必要があったのだろうか。
カプローニは出すぎ。最初と最後で良い。
二郎はともかく菜穂子さんはハッピーエンドにしてほしかった。
状況やテーマをセリフでいちいち説明とかそういう無粋な表現は嫌いだろうし
見る側に注意深さを要求してくるけど、かと言って詳しい背景とか分からなくても
つまらないわけじゃないのが良いところかな
で見る人によって菜穂子さんは婚約してたとか二郎は薄情とか意見が分かれそう。
宮崎さんの狙いでもあると思うけど。
出来自体はこれでもいいかな〜って思ったけど
これでジブリの駿がラストと思うと、なんとも面白くない締めだなぁと思ったわ
フィナーレっぽくない……
実は処女で生きてるお＼(^o^)／
なっおこさーん＼(^o^)／
もうラピュタみたいなのは作れないし、求められてないと考えているようだし
本当は処女なんだお＼(^o^)／
なっおこさーん＼(^o^)／
「面白かった」とか「つまらなかった」とか「傑作」とか「駄作」とか、
そういう他人の受け止め方がどうあれ監督には関係なくて、自分の作りたいものをただ作っただけ。
アニメとかディズニーとか、アメリカのアカデミー賞とか、もろもろ全てに対するアンチテーゼでもある。
他人が見て面白がる映画じゃないし、駄作だとこきおろすのも違う。
何か感想を書こうとすれば、それは宮崎監督の術中にハマるだけだし、
どんな美辞麗句を並べても監督は喜ばないし、罵詈雑言を浴びせても監督はヘとも思わない。
だから、ずっと感想は書かなかった。
昨日、劇場公開以来、２度目の鑑賞。
うん、やっぱりこれはあれこれ感想を書き並べてどうこう意見するような映画じゃない。
ひとついえることは、宮崎監督以外にこんなアニメは絶対作れないということだ。
その苦悩を、劇中の登場人物に重ねた。
堀越、カプローニ、ユンカースといった飛行機設計者は、監督のお気に入りなのだろう。
子供時代にあこがれたであろう飛行機といったらそれらの機体で、
旅客機よりも戦闘機や爆撃機の写真を見ては心を躍らせていたはずだ。
でも、理性では戦争反対の立場だから、
「飛行機の設計をすることは悪くない、戦争に使ったのが悪いんだ。」と、
設計者が思ってただろうと想像して、自分に言い聞かせてきた。
それだけが、この映画で監督が言いたかったことだ。
ゼロ戦はかっこいい。戦争に使ったのがいけないんだ、と。
しかし、観客に向かってそれに共感して欲しいと監督は思っていない。
もし観客が「監督のいうとおり、ゼロ戦ってかっこいいですね！」なんて思って、
この映画がヒットしたりしたとしても、監督は嬉しくもなんとも無いはずだ。
映画の中には監督の思想がいろいろちりばめられてる。
映画の時代、日本は外国にくらべて技術が10年以上遅れてると、監督は何度も映画の中で言及してる。
しかし、日本人の勤勉さが震災や戦争を乗り越える力があることにも言及している。
実際、アジアで航空母艦を運用してたのは日本だけで、監督はさりげなく自慢してる。
本当は大日本帝国の軍事力を誇りたいのに、それは表に出せないから自嘲気味に語ってるわけだが。
イタリア・ドイツの飛行機は好きなのにライト兄弟やアメリカの飛行機には言及しない。
ただの敵機として一瞬出るだけ。アメリカの飛行機には監督の魂を動かすものが無いのかもしれない。
アメリカの飛行機メーカーは戦争で華々しい戦果を上げて現在も航空産業の主軸だからだろう。
つまり、監督は、戦争で散っていった飛行機によりシンパシーを感じてるわけだ。
それは日本人の美学そのものでもある。
ヒーローのみが賞賛されるアメリカでは理解しがたい感性だろう。
日本は戦争で破滅するという台詞も、映画の中で言及されているが、
それは反戦というより、むしろ日本的美学を賞賛の裏返し。
そんなわけで戦勝国側の観客がこの映画を褒めるのは何か違う気がする。
ttps://it.wikipedia.org/wiki/Si_alza_il_vento
記事が充実してるのを見ると、イタリア人にウケがよかったかもしれない。
ttps://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E8%B5%B7
中文も意外に記事が多いのは、台湾の人が編集したのだろうか？
ウィキや各国amazonの感想から親日度が計れるかもしれない。
外国で、この映画がウケるとしたら、やはり日本という国がスキだとか、
イタリアのように自国の飛行機をリスペクトされた国だろう。
ドイツはナチにアレルギーがあるかもしれない。
ゼロ戦やカミカゼに嫌悪感を持つ国には受け入れられないだろう。
それでいいだろう。作劇的には、ストーリーは面白くないのだから。
注目されずに消えていくようなマイナーなアニメにすぎない。
しかし宮崎監督が世界的なアニメ作家と認知された立場だからこそ、
大々的に公開することができた。
この映画の存在自体が、枢軸国へのノスタルジアで、連合国へのアンチテーゼ。
そういう稀有な存在感を持つアニメ。
正直、この手の抽象的というか、芸術性を前面
もしくは感傷的になれる感じを出すってんなら今敏とか押井守の方がうまいんじゃないの
ラピュタとかは宮崎駿にしか絶対作れないと思うけど、この手のは他に上手い人がいると思う
アカデミー賞をとった監督が、「ゼロ戦」をリスペクトした「アニメ」を作ったということで、
世界の映画評論家やファンは無視できないわけ。
他の監督なら無視されて終わり。
監督は自分の立場を知った上でアニメで世界に喧嘩売ったんだよ。
反戦を装いながら、枢軸国の戦闘機はかっこいいだろうって。
一般客にそんなこと言っても無理だがな
特にアメリカ側は評価し難いだろう。
良いと評価するにせよ悪いと評価するにせよ、
では、ディズニーアニメは同様なアニメを作れるのかどうかという問いで返される。
「風立ちぬ」のストーリーは甘い。
ディズニーやピクサーならもっと練られた脚本でもっと感動的なアニメを作れる。
優秀なスタッフが揃ってるからな。
原爆開発に関わった科学者が主人公で、大統領はヒーロー扱いするが本人は苦悩し、家族が支えとなる。
プロットは簡単ですぐにでも脚本が出来上がるだろう。
だが、原爆投下は正しかったか否かについて、どうしても答えを出さざるをえない。
それは今のアメリカには無理だ。
無理であるうちは、宮崎の仕事をアメリカのアニメが越えることは永遠に出来ない。
つまり世界のアニメーターは永久に宮崎に追いつけない。
そういうアニメを宮崎は最後に提示して見せたわけだ。
アカデミー賞を逃したといっても、宮崎はアカデミー賞を鼻で笑ってるだろうよ。
クリエイターとしての長年のハヤオの執念や矛盾を素直に込めたんだと思ったけどな
だからハヤオにしか作れないんじゃないかと思う
すまんが正直この長文は目が滑るわw
戦地に行くパイロットの心情について全く言及しないしな。
理想の飛行機はつくった。それがどう使われようと知らん。
ゼロ戦をリスペクトしたアニメ映画を作った。それを他国の観客がどう受け止めようが知らん。
ということだろう。
ディズニーを通じて世界配給したことは、パールハーバーを再現して見せたようなもの。
アメリカ側にしてみればとんでもない奇襲攻撃だよ。
映画の中身がどうこうより、世界の反応のほうが興味あるな。
批判の矢面に監督が立たねばならないはずが、
堀越という実在の人物を立てて、エゴの塊のような性格設定にして、
「この男が理想を追求した結果なんでしょうがないんです」って言い訳してる。
見透かされてるけどな。
を宮崎さん最後の最後に自分の好きなように作っちゃったって感じ。
それをあそこまでの形にしちゃうのがすごいけど
むしろ若手は何をやってるんだよって。いつまで宮崎高畑のシニアジブリに期待してんだよ
問題は、やはりラストシーンだ。
堀越はゼロ戦を作ったが、戦争に加担したという意識は全く無い。
戦争で日本が滅ぶ情景をただ第三者のように眺めていただけだ。
堀越本人への戦争責任の言及がまるでなされていない。
自分の設計した飛行機が一機も戻ってこなかった？それがなんだ？
パイロットは死んでいったが堀越は生きている。
生きているのに、「生きて」と励まされることの陳腐さは無い。
実際の堀越は、戦後に飛行機の設計という仕事を失っただろう。
それこそ自分の存在理由の否定になるわけで、
GHQの尋問を受け、設計図は没収廃棄され、仕事場が閉鎖され、計算尺は燃やされ、
堀越自身の人生が破滅する様子まで描いて、はじめて「生きて」が生きてくるはずだ。
夢だけを追うのはいいが、その代償の描かれ方が中途半端だから、何も感銘を受けるところが無いわけだな。
「華麗なるギャツビー」は成功を手に入れた男が最後には破滅する。
「スーパーマン」に代表されるアメリカンヒーローも、当初は単なる正義の象徴だったが、
ドラマを重視するに従い、代償としての苦悩も描かれるようになった。
「風立ちぬ」はどうかというと、堀越の飛行機への夢はよろしいが、
その代償として奥さんの死とか日本の滅亡をセットしてるようだが、これは明らかに論のすり替え。
堀越が飛行機をつくろうがつくらまいが、奥さんは結核で死ぬし日本は滅亡しただろう。
堀越自身への夢の代償は、やはり飛行機を設計したことによる批判を受け責任を痛感させることにあるはずだ。
それをわかった上で監督が描きたく無いというのもわかるから、もうこれ以上は何も言えないがね。
だから、ドラマ的な演出をきちんとするためには、
堀越は「飛行機なんて作るんじゃなかった」と、自ら自分の夢を否定する必要がある。
そのくだりがあって、第三者が堀越を励まして支えるというのが、普通のドラマの筋書きだが、
映画の堀越は夢を捨てた様子も無いし、「生きて」と堀越を励ましたのは堀越の夢の中の自分の空想した奥さんにすぎない。
これではドラマの体をなしてない。映画的には駄作。
しかし、あえてこういうゼロ戦をリスペクトしたアニメを作ったことは世界の財産になりうる。
いったいどこの国が、自国の作った兵器を自慢するアニメを作れるだろうか？
アメリカが原爆を自慢したらただの嫌味だが、
日本がゼロ戦を自慢するのは、その後の大日本帝国滅亡とセットにすることで、
日本独特の滅びの美学として成立する。
そういうわけで、日本でしか作れないアニメだし、これが世界に受け入れられるかは、
「滅びの美学」が諸外国に理解できるかどうかにかかる。
日本を理解する人が世界で増えれば、じわじわ評価が高まっていくだろう。
いまより評価が下がるということは、無いだろうな。
この調子で大日本帝国の躍進を描く映画ももっと作られればいいのに。
本当のことを書いたら荒らしですか？
文句があるなら、論理的に反論しなさい。
誰も人の考えをここで披露するなとは言って無い。
おまえを除いてな。
つか同一犯か？
むしろ映画の歴史に残るべき財産であると褒めちぎっているのに、
荒らし認定とは心外だな。
もっと冷静になって、映画や人のレスを考察したらいかがかね？
最初に俺が投稿したレスがコピペされてて笑ったね。
結局、俺の意見しかまともなレスが無いってことじゃん。
それこそ、俺の考察が正しいことの証明だ。
間違ってたら、無視されて終わりだからな。
なるほど
あの映画は主人公とヒロインのエゴを咎める大人がいないんだよね
愛とか夢とかなんかキラキラしたものの為って事でお咎め無しみたいなのはモヤっとする
確かに主人公が詰められる場面があるとぐっと映画らしくなってたように思う
ただ、「一機も戻ってきませんでした」という一言が全てなんじゃないかと思うよ
エゴのまま夢を叶える人生を生きた結果、二郎には何も残らなかった
心血注いだ飛行機は戦争の象徴になってしまって賞賛なんてされないし、
かわいい奥さんと子供と暖かい家庭を築くなんてことも無かった
それが二郎のした事の結果というか報いなんだろうなーと自分は思ったよ
長文は歓迎されないんだな、ごめん
>ただ、「一機も戻ってきませんでした」という一言が全てなんじゃないかと思うよ
当然、監督はその一言で全てをチャラに出来ると思ってそういう脚本を書いたんだよ。
監督は、それで映画が成り立つと思った。
俺はそれだけじゃ、ドラマ性が弱すぎると思った。
ただし、歴史に残る映画にはなった。
>>88
>長文は歓迎されないんだな、ごめん
俺のように中身のある長文ならＯＫ。
それで堀越が心の底から悔やんでいるのかどうか、観客はわからずじまいだ。
全てを失ったけど、飛行機が作れて充実した人生だった、と思ってるようにも見える。
そう、監督も考えて脚本にしてるように見える。
それって、中韓から見た「反省してない日本」と同じ構造なんだよ。
心から悔やんで苦しみ抜かないとドラマにはならない。
だけど日本の道徳では他人に迷惑かけない＝他人に苦しみを強要させないという行動規範があるので、
他人に反省を求めるより「もうわかったから、それ以上自分を苦しめなくてもいいよ」という考えが優先される。
これも、日本独自の感性で、世界標準では無いかもしれない。
「父親達の星条旗」なんて見てみると、硫黄島に星条旗を立てただけで、アメリカの欺瞞に対して、
監督はものすごく反省してるみたいなんで驚くくらいだ。
「」の多用、独りよがり、話が飛ぶ、聞く耳を持たない等々。
そのへんの印象からしてもわざと美しい部分しか描写してない映画ではあるね
戦争そのものや葛藤は省略気味で多くを語らない、余白が多い作品なので賛否でるのは当然といえば当然なんだろうな
自分も別にジブリで観たいわけじゃない
夢の世界の代償を連続ドラマみたいなありがちな描写で表現して欲しくないなぁ
そういう気分になりたいなら他の映画を観るよ
ラストの夢の朽ち果てた戦闘機の山や
菜穂子の「生きて」に対しての感極まった「ありがとう」に二郎の内面は省略されてるんだよね
良くも悪くも余白が多いから見る人によって感想が分かれそうな映画ではあるんだろうなあ
子供がいれば子供を育てるために、という明確な動機が生まれるので、
「（子供のために）生きて」でも、問題ない。
しかし、映画では、動機が説明されていない。
その動機こそが、本来ドラマを語る上でのテーマであるべきもの。
いくら余白を楽しめといっても、テーマの根本に関わる部分を余白にしては駄目。
戦争に何らかの形で関わった人の多くは周りだけ死んで自分が生きてることに罪悪感を持っていたし
あの言葉はそういう人間が最も欲しているものなんだろう
これから何のために生きていくかは二郎にしか決められないよ。立ち直って歩き出せば徐々に見えてくるものだろうし
も生きてほしいと思う菜穂子の思いだと思った。原作の「来て」だと、もう十分
だからこちら側に来てになるのかな？
やはり主語とか説明がはっきりしない分、感じ方が相当分かれるわ。
代償を払うことになっても作らずにいられない、クリエイターの情熱と夢なんじゃないか
冷酷だし、狂気でもある
最後はそれを肯定する「生きて」だと思う
観てて宮崎駿の話かと思った
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