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【ドラえもん】ゾイド星にのび太たちが来たら・・・


1 :2013/06/24 〜 最終レス :2015/06/26
ゾイド復活&スパロボ参戦記念
のび太たちがゾイドの星で冒険をしたら...
なんて妄想するスレ

2 :
ドラえもんがオーガノイド扱いされたり
のび太がシールドライガーのったりするのを妄想したんですけど

3 :
上山が好きそうなネタだな
ってかドラえもん風のバン達のイラスト描いてたな

4 :
>>3
おれもそう思った

5 :
のび太の恐竜
のび太の宇宙開拓史
のび太と鉄人兵団
のび太と竜の騎士
のび太とアニマル惑星
この辺りはそのままスレタイに使えそうな気がしないでもない

6 :
―――パチン、カシャカシャ…パチン、カチャカチャ…パチン、カチャカチャ………
………
……

のび太「出来たぁーーー!パパに買ってもらったカノントータス!ついに完成したぞぉ〜!カッコイイなぁ…。さっそく空き地でみんなに自慢しよ〜っと。いってきまぁ〜す」

7 :
―空き地
子どもA「見てよ、僕のレッドホーン。背中の武器を回しながら歩くんだぜ。」
子どもB「僕のゴルドスだってカッコイイぞぉ〜」
ジャイアン「どいつもこいつも弱そうだなぁ。オレ様のゾイドを見ろよ!」
子どもA「すげぇ〜」
子どもB「アイアンコングだぁ」
ジャイアン「へっへ〜、すげぇだろ。家の手伝いして買ってもらったんだぜ」
―ウィーン…ギー、ガガッ、ギー、ガガッ
子どもAB「カッコイイ〜」

8 :
スネ夫「やぁ、みんな。みんなもゾイド作ったんだね」
ジャイアン「スネ夫。おまえもゾイド持ってんのか?」
スネ夫「もちろん。僕のゾイドはこれだよ」
子どもA「これって…サラマンダー?」
子どもB「でもサラマンダーは青色だろ?なんでこれは赤いんだ?」
スネ夫「良いところに気がついたね。これはサラマンダーの海外版さ。」
一同「海外版!?」
スネ夫「そ。パパの知り合いがアメリカにいてね。僕のために買ってきてくれたのさ。ま、こんなの持ってる小学生は日本で僕くらいだろうね」

9 :
ジャイアン「ふぅ〜ん…どうでもいいけどさ、サラマンダーっておまえに似てるよな。鶏ガラみたいでさ」
スネ夫「…自分だってゴリラのくせに」ボソッ
ジャイアン「ん?なんか言ったか?」
のび太「お〜〜い、みんな〜!」
スネ夫「のび太」
のび太「すごいもの見せたげようか」
ジャイアン「おう、のび太。オレ様もすげぇまん見せてやるよ。ほら、オレ様のゾイド、アイアンコングだ」
スネ夫「僕のゾイドはこれだよ。海外版のサラマンダー」
のび太「………アイアンコング………サラマンダー………」

10 :
ジャイアン「で、のび太。すげぇもんってなんだよ?」
のび太「え?……いや、その………」
スネ夫「あ、なんか隠した」
ジャイアン「なんだよ、見せろよ」ガシッ
のび太「い…いたい…。や…やめてよ、ジャイアン!」
ジャイアン「いいから見せろって!」カシャン
のび太「あっ!」
ジャイアン「ん?なんだこれ?ゾイド?」
スネ夫「それカノントータスだ」

11 :
ジャイアン「これ…おまえのゾイド?」
のび太「う…うん」
スネ夫「これが…見せたかったすごいもの?」
のび太「う…うん」
一同「……………」
のび太「……………」
一同「あはははははははwwwww!!!」
ジャイアン「あはははwwこりゃいいやwカメのゾイドかwwのび太にピッタリだぜww」
スネ夫「持ち主に似てトロそうだもんねww」
のび太「うっ……うっ……」ダダッ
ジャイアン「のび太〜カメと仲良くしろよ〜ww」

12 :
凄くそれらしくてわろたwwwww

13 :
雷おやじはマッドサンダーもしくは雷竜ってことでビガザウロだな

14 :
のび太「ドラえも〜〜〜〜〜〜〜〜ん
タララタララ タララタララ タララタララ タラララン♪
タララタララ タララタララ タララタララ ララララン♪
ラララ ラララ ラララ ラララ ラララ ラララ ララララ♪
タララララララララララララン♪ズンッズンズチャッチャッ
こんなこといいな♪
出来たらいいな♪

15 :
声の出演
ドラえもん:大山のぶ代 のび太:小原乃梨子
しずか:野村道子 スネ夫:肝付兼太
ジャイアン:たてかべ和也
バン:岸尾大輔 フィーネ:大本眞基子
アーバイン:藤原啓治 ムンベイ:渡辺久美子
レイブン:斎賀みつき プロイツェン:大塚芳忠
『ドラえもん
のび太と機獣大戦争』

16 :
またスパロボ出るの?

17 :
―パチン、カチャカチャ…パチン、カシャカシャ…パチン…………
……

ドラえもん「出来たぁ〜!うふふふ…同じ猫科のロボットだし、僕に似てカッコイイなぁ〜」
―ッダッダッダッダ、ガラッ!!
のび太「ドラえも〜〜〜ん!!」グスッグスッ

18 :
ウルトラの正面ハッチを四次元ポケットに見立ててもいいかもだ
色々ひみつ道具っぽいもの搭載できるし

19 :
ドラえもん「あ、のび太くんお帰り。またジャイアンとスネ夫に馬鹿にされたんだね?」
のび太「うわぁ〜ん!!ジャイッ……!スネ……グスッグス」
ドラえもん「カノントータスを持っていったら、もっとすごいゾイドを持ってたんだね」
のび太「う………あぁ……グズッ……ヒック……グスン」
ドラえもん「だからもっとすごいゾイドを作って二人を見返したいんだろ」
のび太「…まだ何も言ってないのに」
ドラえもん「言わなくてもわかる」
のび太「…泣きがいがないなぁ。ま、いいや。じゃ、ゾイド出して」

20 :
ドラえもんに一番似てるのはレイズタイガーかしら?

21 :
>>20
シールドライガーもあってない?

22 :
ドラえもん「ないよ」
のび太「無い!?嘘だぁ」
ドラえもん「本当さ。ゾイドは22世紀には無いんだよ。22世紀のマニア達がわざわざタイムマシンで買いにくるくらいだからね」
のび太「じゃそれは何?」
ドラえもん「あ、これ?これはパパが僕にも買ってくれたの。ヘルキャット、カッコイイでしょ。さっき完成したんだよ」
のび太「そんなボールみたいな手でよく作れたね」
ドラえもん「うるさいなぁ…」

23 :
元々ゼンマイ駆動だし、ひみつ道具の「生命のねじ」は使えそうだな

24 :
ドラえもん「じゃ、せっかく作ったんだし、乗って遊ぼうか」
のび太「乗って遊ぶ?」
ドラえもん「そうさ。それが22世紀のゾイドの遊び方なんだ」
のび太「すごい!乗ろう乗ろう!」
ドラえもん「“ガリバートンネル”」タッタラタ タ〜ラ〜ラ〜♪
ドラえもん「これで小さくなってこっちで操縦するんだ。“なんでもそうじゅう機”」タッタラタ タ〜ラ〜ラ〜♪

25 :
―ウィーン、ガシャン、ウィーン、ガシャン
のび太「すごいすごい!ドラえもん!見て!僕のカノントータスが歩いてる」
―カシャン、カシャン、カシャン
ドラえもん「僕のヘルキャットもカッコイイでしょう〜」
のび太「同じ猫型なのに、全然似てないね」
ドラえもん「うるさいなぁ…」
のび太「僕、空き地に行ってみんなに自慢してくる」
ドラえもん「あっ、のび太くん!」

26 :
―ウィーン、ガシャン、ウィーン、ガシャン…
のび太「なかなか進まないなぁ…。小さいし、亀だし、仕方ないか…。…あっ、あれは!」
―ウィーン、ガシャン、ウィーン、ガシャン
のび太「しずかちゃ〜〜〜ん!!!」
しずか「のび太さん?」
のび太「しずかちゃん、こっちこっち、下だよ下」
しずか「下?」
のび太「あっ!!」パンツマルミエ
しずか「キャー!のび太さんのエッチ!!」
のび太「しずかちゃん!待っ!」ガッシャン!

27 :
―数分後
しずか「そうなの。ドラちゃんの道具で」
のび太「そうなんだ。しずかちゃんも一緒に遊ぼうよ」
しずか「楽しそうね。どうせなら剛さんやスネ夫さんも誘って、みんなで空き地で遊びましょうよ」
のび太「え?ジャイアンやスネ夫も!?う〜ん……ま、いっか。大勢の方が楽しいもんね」

28 :
―空き地
しずか「剛さ〜ん、スネ夫さ〜ん」
スネ夫「あ、しずかちゃんだ。お〜い」
ジャイアン「しずかちゃん、それのび太のカノントータスじゃ……あ、のび太!」
のび太「やぁ、ジャイアン、スネ夫」
スネ夫「またドラえもんの道具だな」
ジャイアン「やい、のび太!オレ達もゾイドに乗せろ」
のび太「うん、いいよ。一緒に遊ぼう」
ジャイアン「乗せないと酷い目に………え?いいの?」
のび太「うん、大勢の方が楽しいもんね」

29 :
―20分後、空き地
―ズシン、ズシン
子どもA「レッドホーンの出撃だぁ」
―ガシャンッガシャンッ
子どもB「行けぇ!ゴルドス!」
―バサッバサッ
スネ夫「しずかちゃん、僕が貸したレイノスはどう?」
しずか「えぇ、とっても良い乗り心地よ」
スネ夫「良かった。好きなだけ使っていいからね。僕はいっぱいゾイド持ってるから」
しずか「ありがとう、スネ夫さん」

30 :
―ドッシン、ゴゴゴゴ、ドッシン
ジャイアン「のび太、さっきは悪かったな」
―ウィーン、ガシャン、ウィーン、ガシャン
のび太「うん、もういいよ」
ジャイアン「こうして近くで見ると、おまえのカノントータスもカッコイイじゃん」
のび太「ありがとう。ジャイアンのアイアンコングもカッコイイね」
ジャイアン「そうだろう?」

―物影
?「あれは…ゾイド?…地球にもゾイドが…。イヴが言っていた通りだ…。あの人達なら…」

31 :
ヤバい、遅刻するわ
また夜にでも続き書くかもです

32 :
>>31


33 :
これは良スレ&良SS
しかしのび太は乗り換えとかあるかな?
さすがにいつまでもカノントータスっての無理が出てきそう

34 :
―夕方
スネ夫「あぁ〜楽しかった」
しずか「まさか自分がゾイドに乗れるとは思わなかったわ」
ジャイアン「オレさ、ゾイド作る時にいっつも思ってたんだ。自分がこいつに乗って操縦出来たらいいなぁ〜って。おかげで夢が叶ったよ。ありがとな、ドラえもん」
ドラえもん「うふふふふ。喜んでもらえて良かったよ。また遊ぼう」
一同「うん」
スネ夫「じゃあさ、今度は裏山で遊ぼうよ。空き地より広いし、森の中ならもっと楽しいよ」
一同「賛成〜〜」

35 :
お、続き来た来たwwww

36 :
―翌日、裏山
―ドスン、ドスン、ドスン
ジャイアン「どけどけ〜!ジャイアンコング様のお通りだぁ〜!」
―ヒューン…
しずか「レイノスで飛ぶのは気持ちいいわぁ。あ、兎さんの親子がいる。可愛い」
ドラえもん「僕はこの岩の上で日向ぼっこ」
のび太「ドラえもん、それじゃいつもと変わらないじゃない」
―ヒューン
スネ夫「サラマンダーからの景色は最高だなぁ。…ん?川の向こうで何か光った?ジャイアーン!」
―キーン

37 :
ジャイアン「なに!?川の向こうにお宝?」
スネ夫「いや、お宝かどうかは…」
ジャイアン「よし、さっそく調査に向かうぞ。探検だ」
のび太「探検?僕も行くよ」
ジャイアン「よし、ジャイアン部隊出撃だぁ」
スネ夫「すぐその気になっちゃうんだから…」ボソッ

38 :
―ザアァァ
スネ夫「小さい川だけど、ゾイドに乗ってると結構おっきいね。僕は飛んで渡れるけど、君達はどうする?」
ジャイアン「オレ様のアイアンコングを見くびるでない、スネ夫隊員。これぐらいの川なら、あの木のツルを使って飛び越えられる」
スネ夫「さすがゴリラ…。でものび太はどうする?カノントータスじゃツルは掴めないぞ」
のび太「心配いらないよ。カノントータスは亀のゾイドだよ?こんな川くらいへっちゃらさ」
―バシャバシャ…ズブズブ…ブク…ブクブクブク
のび太「わぁ!!中に水が入ってきた!」
―ザアァァ
のび太「うわぁぁぁぁ」
ジャイアン「大変だ!のび太が流された!ドラえもーーーーん!!」

39 :
ドラえもん「なんだって!?のび太くんが?ダメだよ。僕らが乗ってるのはプラスチックの玩具なんだ。水の中なんて入れない」
しずか「早く追いかけましょう」
ドラえもん「スネ夫としずかちゃんは空から追いかけて。僕とジャイアンは走って追いかけよう!」
一同「うん」

40 :
―ダダッ、ダダッ、ダダッ、ダダッ
ドラえもん「のび太くーーん!!」
しずか「のび太さーーん!!」
ジャイアン「のび太ーー!!」
スネ夫「あ、いた!みんな、あそこだ!」
ドラえもん「この先はどんどん流れが速くなる。ここで追い付かないと!」
―ダダッダダッダダッ

41 :
―ダダッダダッダダッ
ドラえもん「だ…ダメだ…追いつかない!」
スネ夫「あ、前から何かくる!さっきの光ってたやつだ!」
―シュタッシュタッシュタッ……
―バッシャーン、ガシッ、ザバァ…
ジャイアン「なんだぁ?白い豹みたいな奴がのび太のカノントータスを掬い上げたぞ。あれもゾイドか?おいドラえもん、あれ知り合いか?」
ドラえもん「う…ううん。あんなゾイド持ってる人知らないよ」

42 :
―び太くん…のび太くん…のび太くん!
のび太「はっ!ゲホッゲホッ…ど…ドラえも〜ん…」
ドラえもん「のび太くん…良かった〜」
ジャイアン「ったくぅ、心配かけんなよぉ」
しずか「良かったわ、のび太さん」

43 :
ドラえもん「あの…ありがとうございました。おかげで助かりました」
謎の豹型のゾイド「………」
のび太「?」
ドラえもん「のび太くん、この人がこのゾイドに乗って君を助けてくれたんだよ。知ってる人かい」
のび太「ううん。知らないよ。こんな綺麗なゾイド初めて見た。あの…、ありがとうございました」
謎の豹型のゾイド「私の名は…パルス」
ドラえもん「パルスさん?あなたもガリバートンネルを使って、自分のゾイドに乗っているんですか?」
パルス「ガリバートンネル?あなた達が使っている、体が小さくなる不思議な道具のことですか?いいえ、違います。私には誰も乗っていません。私は私自身の思考で動き、話しています」
一同「え!?」

44 :
オーガノイドキター(゜∀゜)ーーーーー!!!!

45 :
ドラえもん「…パルスさん、あなたはいったい…」
パルス「私は惑星Ziという星からやってきた、オーガノイドと呼ばれる生き物です」
ドラえもん「惑星Zi…オーガノイド……」
パルス「ご存知ないのも無理はないでしょう。惑星Ziは地球から遥か彼方の星です。私は時空を飛び越えてやってきたのです。」
ドラえもん「時空を飛び越えて?そんな遠い星から、いったい何をしに来たんですか?」
パルス「…率直に申し上げます。あなた方に惑星Ziを救っていただきたいのです。」
一同「えぇ!?」

46 :
のび太は乗り代えしても最終的にカノントータスがいいな

47 :
ジャイアン「救うって…」
しずか「どういうことですか?」
パルス「順を追って説明しましょう。まず惑星Ziについてですが、地球と同じように多くの人類が生活している星です。そして人類の他にも、あなた達のよく知る物が…」
ドラえもん「よく知る物?」
パルス「ゾイドです。」
一同「ゾイド!?」
パルス「そうです。私もオーガノイドというゾイドの一種なのです。」
しずか「でもゾイドは地球の玩具です。」
パルス「そのようですね。しかし惑星Ziではそれがプラスチックの玩具ではなく、金属生命体として生きているのです。」

48 :
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

49 :
ドラえもん「金属生命体…」
ジャイアン「ってことはさ、アイアンコングとかも?」
パルス「えぇ、いますよ。惑星Ziではアイアンコングもカノントータスも生きています。」
ジャイアン「すっげぇ〜」
パルス「ゾイドとは、その多くが巨大な体躯と金属質の堅い外殻を持つ、強力な生命体です。そして惑星Ziの人類は遥か昔からゾイドを使って戦争を繰り返してきました。」
のび太「ゾイドを使って戦争を?」
パルス「そうです。ゾイドは強い生命体であると同時に、人類にとって強力な武器になるのです。今現在もヘリック共和国とガイロス帝国という二つの国が大陸間で戦争を繰り広げています。」
スネ夫「へ…ヘリック共和国にガイロス帝国?せせせ…戦争だって?」
パルス「あなた方にお願いしたいのはただ一つ、ガイロス帝国の宰相プロイツェンの野望を止めてほしいのです。」

50 :
ゾイドのほうはアニメ無印ベースかね?

51 :
パルス「プロイツェンは摂政という立場だけでは飽きたらず、現ガイロス皇帝を密かに暗殺し、自らがガイロス皇帝になろうとしています。そして果ては、中央大陸及び惑星Zi全土をその支配下におこうとしているのです。」
ドラえもん「摂政が現皇帝を暗殺…?」
パルス「そしてプロイツェンは星を支配するための力として、破滅の魔獣と呼ばれる非常に強力なゾイドを蘇らせようとしています。」
ジャイアン「破滅の魔獣だって?」
パルス「かつて破滅の魔獣が創り出された際には、その時に存在した文明が全て滅ぼされたほどの強力なゾイドです。その上プロイツェンは最近になって、ある不可思議な力を手に入れたのです。」
しずか「不可思議な力?」
パルス「そうです。惑星Ziの現在や未来はもちろん、過去さえも変えてしまうような力です。」
ドラえもん「過去を?それはどんな力なんですか?」
パルス「…私にもわかりません。惑星Ziに生きる者からして、理解の範疇を超えた物なのです。そのため、地球に住むあなた方に助けを求めたのです」

52 :
ドラえもん「あの〜…なんでそれを僕たちに?」
パルス「予言があったのです。」
ドラえもん「予言?」
パルス「惑星Ziには全てのゾイドの母たる存在がいます。ゾイドイヴです。」
のび太「ゾイドイヴ?」
パルス「私もまたゾイドイヴから生まれました。ゾイドイヴはかつて破滅の魔獣が生まれた時に、それを封印するために長い眠りにつきました。その時に予言を遺したのです。
―この星に危機が訪れた時、地球に住む5人のゾイド乗りが救世主となるだろう
と。」

53 :
のび太「地球に住む…」
ジャイアン「5人のゾイド乗り…」
パルス「初めて地球を訪れたとき、この星には生きたゾイドはいないと知り、私は予言を実現させることを半ば諦めていました。
しかし昨日、ゾイドに乗るあなた方を見て確信しました。予言にあった5人のゾイド乗りとはあなた方のことなのだと。
お願いです。私と一緒に来て、惑星Ziを救って下さい!」
一同「………。」

54 :
なるほどドラえもんはタイムトラベル物だからサーガも絡めたのね
ということはライガーゼロとか/0とかも絡むのかな?

55 :
続きまだ〜?

56 :
のび太たちがziに転移する時期はいつ頃になるかな
バン一行との絡みが楽しみだぜ

57 :
勿論歓迎しましょう。

58 :
スネ夫「そんな…」
のび太「そんなこと急に言われても…」
ジャイアン「………」
しずか「私怖いわ…」
ドラえもん「……僕たちじゃないとダメなんですか?」
パルス「…予言の通りならば。地球上でゾイドに乗っていたのはあなた方だけなのです。」
しずか「…でも、私達はまだ子どもです。今操縦してたのも玩具だし…」
パルス「惑星Ziでもゾイドに乗っている子どもはいます。惑星Ziのゾイドは生き物です。動かすのに年齢は関係ありません。ゾイドを動かすのに大切なのは…」
スネ夫「無理だよ!!!」

59 :
のび太「スネ夫…」
スネ夫「戦争なんだよ?遊びやゲームじゃない、本物の戦争なんだ!僕たちみたいな子どもが行って何が出来る!?」
ジャイアン「……」
スネ夫「銃弾が当たったらお仕舞いなんだ!死んじゃうんだよ?ゲームみたいにやり直しは出来ないんだよ?」
のび太「うっ………」
しずか「…私、やっぱり恐い」グスッ
ドラえもん「スネ夫…」
パルス「…」

60 :
ドラえもん「あの…」
パルス「…はい」
ドラえもん「プロイツェンって奴は摂政って言ってましたけど、もしかして皇帝は…」
パルス「…」
のび太「ドラえもん、せっしょうって?」
ドラえもん「もしも国の王様が子どもだったら、政治の仕事が出来ないだろ?だからその代わりにやる人のことさ」
のび太「王様が子ども?」
パルス「…あなたの言う通り。ガイロス帝国の現皇帝ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリン3世は若干10歳の子どもです。」
一同「ええ!?」

61 :
ジャイアン「じゃ…じゃあその…プロなんとかっちゅうやつは、子どもを殺そうとしてんのか!?」
しずか「そんな…!ひどいわ!」
のび太「許せないよ!」
ドラえもん「うん、放ってはおけない」
ジャイアン「行こうぜ、みんな!プロなんとかって悪い奴をやっつけて、子どもの王様を助けてやろうぜ」
スネ夫「ま…待ってよ、みんな!戦争なんだよ?死んじゃうかもしれないんだ!そんなの大人の軍人に任せておけばいいんだよ!」
パルス「それは無理です。プロイツェンだけならともかく、破滅の魔獣や例の不可思議があるかぎり、惑星Ziの人間では彼の野望を砕くことは出来ません。」
スネ夫「…で…でも…。だからって僕たちが…」

62 :
ジャイアン「…スネ夫!!」
スネ夫「!?」
ジャイアン「スネ夫…、オレだって怖いよ。死んじゃうかもしんないって思ったらかあちゃんに叱られるよりも怖い…」
スネ夫「…」
ジャイアン「でもよ、王様はもっと怖いんじゃないか?オレ達よりもちっちゃくて、オレ達みたいな仲間も、ドラえもんもいない。今も一人で震えてるかもしれない。そんなの放っておけんのかよ?」
スネ夫「…そんなの………」ボソッ
一同「………」
スネ夫「そんなの……………………放っておけるわけないじゃないか!!」

63 :
ドラ、のび「スネ夫」
しずか「スネ夫さん」
スネ夫「ぼ…僕は王様を助けるだけだからね。た…戦ったりはしないからね。」
ジャイアン「安心しろ。オレ達にはドラえもんがついてる。」
ドラえもん「任せなさい。」
のび太「調子良いなぁ、ドラえもんは」
一同「はははははww」
パルス「では…皆さん…」
ドラえもん「はい、ガイロス帝国の皇帝陛下を、惑星Ziを助けに行きます!」

64 :
パルス「…ありがとうございます!」
ジャイアン「オレ達の大好きなゾイドを使って悪いことしようとしてる、ってのも許せねぇ」
パルス「ジャイアンさん…。それでは皆さん、早速出発してもいいですか?」
のび太「え?も…もう?」
パルス「異なる時空に存在し続けるのはかなりのエネルギーを要するのです。出来ればすぐに発ちたいのですが…。」
しずか「パパとママに何も言わずに行って平気かしら?」
パルス「心配いりません。私は時空を越えられるのです。私たちが出発して、すぐ後の時間に帰ってくることが出来ますよ。」

65 :
スネ夫「で…でも…もしかしたら、パパやママに会うのも最後になるかも…」
ジャイアン「縁起でもないこと言うなっつーの!!」
のび太「大丈夫さ。僕たちみんなで帰ってこられる。」
スネ夫「う…うん」
パルス「よろしいですか?では皆さん、手を繋いで私を囲うように輪になってください。いいですか?いきますよ。」キューーン
しずか「ぱ…パルスさんの体が光ってる…」
―ギュワァァァァ……

―キィィン!!
………
……

66 :
投下乙

67 :
続き楽しみだな
速く来ないかな

68 :
しかしziについたときにドラえもんの秘密道具は何かの理由で
使えなくなったほうが内容的には面白そう 
そのまんま使えちゃうとちょっとチートなんで

69 :
―ヒィーン………
パルス「ここは時空の狭間です。」
のび太「ドラえもんのタイムマシンと似てるね。」
パルス「タイムマシン?」
ドラえもん「過去や未来を行き来することができる22世紀の乗り物です。」
パルス「なんと…あなた方も時空を越える術をお持ちでしたか…。」
―ガリガリガリ
しずか「きゃあ!」

70 :
パルス「この辺りの時空間には歪みが生じています。私から離れないよう、気をつけてください。時空の狭間で迷子になったら、もう戻れませんよ。」
―バリバリバリ…ガリガリ
のび太「わぁ!」
スネ夫「ママー!!」
パルス「しっかり手を繋いで!私から離れないでください!もうすぐ歪みを抜けますよ」
―ヒュイィーバリバリ…ィー………

71 :
―ヒュイーン…ヒュイーン…
パルス「だいぶ安定してきましたね。そろそろ惑星Ziにつきますよ。」
ジャイアン「まずは王様を助ければいいんだよな?」
パルス「そうです。ルドルフ皇帝はミレトス城という城にいます。ですが、その前にまずはゾイドを手に入れましょう。」
しずか「ゾイドを?」
パルス「えぇ。惑星Ziではゾイドが無ければ移動さえも困難ですからね。そろそろつきますよ。準備はいいですか?」
―キュイィィィ!!!
のび太「わっ!」
ジャイアン「ま…眩しい!」

72 :
―シュウゥゥゥ……
スネ夫「こ…ここは?」
しずか「ここが惑星Zi」
パルス「そうです。ここはレッドリバーと呼ばれる地です。数日前にここで戦闘が行われました。その時に乗り捨てられたゾイドがたくさんいるはずですので、ここでゾイドを調達しましょう。」
ジャイアン「調達ったって…」
しずか「戦闘のあとじゃあ、みんな壊れてしまってるんじゃ…」
パルス「大丈夫です。私達オーガノイドにはゾイドを癒す力があります。完全にコアが停止していない限り、回復して乗ることが出来ますよ。」

73 :
パルス「乗りたいゾイドを見つけたら仰ってください。私が乗れるように回復します。」
ジャイアン「本当か?じゃあ、でっかくて強いゾイド探してくるぜ!やっほぉーぅ!」
スネ夫「あ、ジャイアン待ってよぉ」
のび太「僕たちも探しに行こう」
ドラえもん「うん。」
しずか「ええ。」

74 :
―レッドリバー渓谷
しずか「パルスさん!」
パルス「はい」
しずか「この子…直せますか?」
パルス「コマンドウルフですか。良いゾイドですね。……どうやらまだコアは生きているようですね。直せそうです」
―パアァァ……
―………グ……グググググ……
ゴゴゴゴゴ……
ズシン、ズシン
コマンドウルフ「アオォォォォォーーーン!!」

75 :
しずか「す…すごい…」
パルス「早速乗ってみてください。」
しずか「でも私…ちゃんと操縦する自信が無いんです…」
パルス「しずかさん…大丈夫です。ゾイドはただのロボットじゃない。金属生命体、生き物なんです。ゾイドを動かすのに必要なのは、テクニックではなく心なのですよ。あなたが心を開けば、コマンドウルフもきっとあなたをパイロットとして認めてくれるはずです。」
しずか「…わかりました。やってみます。」
―ウィーン、ガシャン
しずか(コマンドウルフさん、お願い。ルドルフ皇帝やこの星を守るために、あなたが必要なの。あなたの力を貸して。)
コマンドウルフ「…ウォォーーン」
パルス「あなたをパイロットと認めたようです。おめでとう。これでコマンドウルフはあなたのゾイドです。」

76 :
―レッドリバー断崖の麓
ジャイアン「うぉぉ!見つけたぞ、心のゾイドよ!お〜い!パルス〜!こいつを直してやってくれ〜!」
パルス「これは…アイアンコング。これほどの巨大なゾイドまで眠っていたとは…。」
ジャイアン「直せるか?」
パルス「えぇ、任せてください。」
―パアァァァァ……
―ズズゥゥン……ゴロゴロゴロ……ガラガラガラ
ゴゴゴゴゴゴゴ……
ズズゥゥン、ズズゥゥン
スネ夫「すっげぇ〜……」

77 :
パルス「アイアンコングほどの巨大なゾイドと心を交わすのは少し難しいです。しかし…」
ジャイアン「おぉい!オレ様の心のゾイドよ!ジャイアンコングとして、オレ様と一緒に暴れようぜ!プロなんとかって悪い奴をやっつけて、王様を助けるんだ!」
アイアンコング「………グオォォォ!」ドンドンドン
パルス「どうやらアドバイスは必要ないようですね。」
スネ夫「良いなぁ、ジャイアン。僕もアイアンコングに乗りたい!」
パルス「アイアンコングは二人乗りです。スネ夫さんも乗せてもらったらどうですか?」
ジャイアン「よし、行こうぜスネ夫。ジャイアンコングの出撃だ!」
スネ夫「うん!」

78 :
―20分後
ジャイアン「ドラえもんはプテラス…あとはのび太だけか」
スネ夫「でも…」
―ドッスン!ガシャン!ガッシャン!ドゴン!
のび太「あわわわわ!と…止まって!言うこと聞いてぇ」
セイバータイガー「ガアァアアアア!!」
パルス「これは…無理そうですね。」
ドラえもん「のび太くぅ〜ん!!もう諦めなよぉ」
スネ夫「無理しないでカノントータスにしておけよ!」
しずか「のび太さぁ〜ん!危ないわぁ!」

79 :
それでこそのび太だ wwwww

80 :
―ズシン、ズシン
のび太「とほほ…結局またカノントータスか…」
ドラえもん「元気だしなよ、のび太くん。カノントータスだって立派なゾイドじゃないか。」
パルス「強力な大砲と分厚い装甲を持ち、砲撃力と防御力に秀でた優秀なゾイドですよ。」
スネ夫「似合ってるぞ、のび太」
ジャイアン「カノントータスだってカッコイイじゃんか」
しずか「そうよ。素敵よ、のび太さん」
のび太「そ…そうかな。えへへへ…」

81 :
パルス「ルドルフ皇帝の住むミレトス城はここから北西方向にあります。私も同行して案内しようと思っていたのですが…」
しずか「どうしたんですか?」
パルス「はい…。どうやら時空を越えるのに思っていた以上にエネルギーを消耗してしまったようで…もうほとんどエネルギーが残っていないんです。私は一度ゾイドイヴの側に戻って、エネルギーを蓄えなくてはなりません。」
スネ夫「そんな…」
ジャイアン「でも王様はすぐ助けないといけないんだろ?」
パルス「そうですね。プロイツェンはいつ動き出すかわかりません。ルドルフ皇帝の救出は一刻を争います。」
ジャイアン「じゃあ、オレ達だけでも行ってくるぜ。」
のび太「僕たちよりも小さい子が殺されちゃうなんて許せないよ。」
スネ夫「う…うん。」
パルス「皆さん…。」

82 :
パルス「ありがとうございます。皆さんにお任せすることになってしまって、申し訳ありません。しかしヘリック共和国とガイロス帝国は未だ激しい戦闘を繰り返しています。決して無理はなさらないでください。」
のび太「大丈夫さ。こっちにはドラえもんがいるもんね。」
ジャイアン「ジャイアンコングもいるしな。」
ドラえもん「みんなのことは僕が守ります。心配しないでください。」
パルス「心強いですね。もし私の力が必要になったら、心の中で強く思ってください。ゾイド達を通じて私に伝わります。」
しずか「わかりました。」
ジャイアン「よし!じゃあ、行くぞみんな!王様を助けるんだ」
一同「おう!」

83 :
続き待ってるぜ

84 :
―レッドリバーから続く荒地
―ズシン、ズシン
ガシャン、ガシャン
のび太「地球に比べると随分植物がすくないね。」
ドラえもん「うん。荒野や砂漠が多いみたいだね。」
しずか「よく見ると色んな所にゾイドが倒れているわ。」
スネ夫「せ…戦争中だからね。きっとあちこちで戦ってるんだよ。」
ドラえもん「巻き込まれないように気を付けないとね。なるべく他のゾイドに出会わないようにしよう。」
ジャイアン「ちぇ〜。つまんないの。せっかくゾイドの星に来たんだから、色んなゾイドに会いたかったぜ。」
スネ夫「じょ…冗談やめてよ。戦争してるんだよ?ゾイドは戦争の兵器なんだ。そんなの会いたくないよ。」
ジャイアン「バカ野郎。ゾイドは生きてんだぞ。ただの兵器なんかじゃないっつうの。こいつらはオレ達の心の友さ。」

85 :
―荒野、夜
のび太「見てよ。月が二つもある。」
しずか「綺麗ねぇ。」
スネ夫「…ママ。」
ドラえもん「“グルメテーブルかけ”さぁ、皆。ご飯にしよう。」
ジャイアン「やっほぉ〜。オレ、カツ丼!」
のび太「僕はカレーライス!」
しずか「私はスパゲティがいいわ。」
スネ夫「ぼ…僕はステーキ。」

86 :
―……………ザザ、………ザザザザザ
のび太「ミレトス城まではどれくらいかな?」
ドラえもん「このまま行けば明日には着くと思うよ。」
しずか「早くルドルフ皇帝を助けてあげたいわ。」
スネ夫「…まだ生きてればいいけど。」
ジャイアン「縁起でもないことばっか言うなっちゅうの!」
スネ夫「ご…ごめん。」
ドラえもん「まだ大丈夫だと思うよ。皇帝陛下が亡くなったら、きっともっと大騒ぎになっているはずさ。だけど急がないと、プロイツェンが何をしだすかわからな」
―ビビビビビビビビビビビビビ!!!!
スネ夫「わぁ!!」

87 :
ドラえもん「金属探知チョークの音だ!」
のび太「ゾイドが来たのかな?」
ドラえもん「わからない…。とにかくみんな自分のゾイドに乗って!」
ジャイアン「行くぞスネ夫!」
スネ夫「ママーー」

88 :
―ギギギギ、ガシュガシュ

ジャイアン「ガイサックだ。ものすごい数だぞ。」
しずか「地面の下からどんどん出てくるわ。」
スネ夫「ぼ…僕達は敵じゃありません!攻撃しないで。」
ドラえもん「あの〜、僕たちは兵士じゃないんです。戦争する気はありません。どうか話を」
―ギシュギシュギシュ
ジャイアン「お…おい、ドラえもん。なんか様子が変だぞ。」
しずか「ドラちゃん!このガイサック人が乗ってないわ!」
ドラえもん「なんだって!?あ、本当だ。野良ゾイドって奴かな?なら戦わなくても…」
―ピュン…ドゴォーン!
ドラえもん「のび太くん!!」

89 :
ジャイアン「の…のび太ーー!!」
のび太「だ…大丈夫。カノントータスが頑丈で助かったよ。」
スネ夫「なんで攻撃してくるんだ!?野良ゾイドじゃなかったの?」
ドラえもん「わかったぞ!これはヘリック共和国の無人機なんだ!敵のゾイドを発見したら自動で攻撃するように作られてるんだ。」
スネ夫「そ…そんなぁ。」
ジャイアン「どうすんだドラえもん。とても相手出来るような数じゃないぞ。」
―ガシュンガシュン
のび太「く…くるぞ。」
スネ夫「ママーーー!!」
ドラえもん「“スモールライト”!!」
―ビカァーーーー……
―ガシャンガシャン、ガシュン、カシュン、カシュン、カシュクシュ、カチャカチャ、カチカチ、チチチチ……
ジャイアン「た…助かったぁ〜。」

90 :
―ヘリック共和国軍駐屯地
駐屯兵A「スリーパーガイサックが所属不明のゾイドを発見!」
ハーマン「ガイロスか?」
駐屯兵A「わかりません。ただ奇妙なことが…」
ハーマン「奇妙なこと?」
駐屯兵A「ガイサックからの信号が急に小さくなったんです。今も出続けてはいるのですが、ほとんど消え入りそうなくらいになっています…。」
ハーマン「ふむ…。信号が出ているならやられたわけではないのか。よし、様子を見に行こう。」

91 :
ハーマンと合流フラグか

92 :
ハーマン撃墜フラグ

93 :
そのの名もハマシュート

94 :
―ドラえもん一行の夜営地
ドラえもん「危なかったね。きっと僕たちのゾイドに反応したんだ。」
しずか「ゾイドが見つかったらまたさっきみたいに襲われるかもしれないわ。」
ドラえもん「夜の間はゾイド達はしまっておこう。“壁紙格納庫”さぁ、皆。ゾイドをこの中へ。」
―ズシン、ズシン、ズシン……

95 :
―野営地近く、深夜
調査兵A「ハーマン大尉、ガイサックを発見しました…」
ハーマン「む。どこだ?」
調査兵A「そ…それが…。」スッ
―キシキシキシ…
ハーマン「な…なんだ、これは!?」
調査兵A「信号もこいつから出ています。我が軍のガイサックに間違いないようです。」
ハーマン「こ…こんなことがありえるのか?一体何が起こったんだ?」
調査兵B「ハーマン大尉!」
ハーマン「どうした?」
調査兵B「この先の岩山の影で野営をしている4人組がいるようです。青い小さなタヌキ型ゾイドも一緒です。」
ハーマン「そいつらが何か知っているかもしれん。行ってみよう。」

96 :
―野営地
ジャイアン「むにゃむにゃ…もう食えないよ……。」
スネ夫「ママァ…。」
しずか「スー…スー…」
ドラえもん「ぐ〜…ぐ〜…」
のび太「Zzz…。」
ハーマン「これで全員か?」
調査兵B「は。そのようです。」
ハーマン「よし、取り囲め。」
兵士達「は!」

97 :
ハーマン「おい!貴様ら起きろ!」
スネ夫「ん?…ママ…?……ん…んわぁ!!じゃじゃ…ジャイアン!ドラえもぉん!!」
ジャイアン「なんだよ、スネ夫…人がせっかく気持ちよく…うわぁ!!」
しずか「ん…どうしたの…?…あっ!」
ドラえもん「あぁ!」
のび太「…?…うわぁ!ど、ドラえもん…」
ハーマン「全員目を覚ましたようだな。私は共和国軍大尉、ロブ・ハーマンだ。貴様らは完全に包囲されている。我々の質問に答えろ。」
ジャイアン「共和国軍だって?」
スネ夫「ママー!!」
ハーマン「貴様らいったい何者だ?ここで何をしている?」

98 :
しずか「わ…私達は地球から来たんです。」
ハーマン「チキュウ…?」
ジャイアン「オーガノイドのパルスに頼まれたんだよ。」
ハーマン「オーガノイドに頼まれただと?いったい何を言っているんだ?…我が軍のガイサックに…何か妙な細工をして小さくしたのは貴様らか!?」
ドラえもん「あ、それは僕がスモールライトという道具で…」
ハーマン「た…タヌキのゾイドがしゃ…喋った!!?」
―ザワッ!
ドラえもん「たぬ!?…ぼ、僕は22世紀の猫型ロボット!ドラえもんです!」
ハーマン「な…なんだこいつら…?まったくもってわけがわからない…。」

99 :
ハーマン「あ…怪しい奴らめ!い…いったい貴様らここで何をしているんだ!?」
ドラえもん「そ…それはそのぉ…」
ジャイアン「だからパルスに頼まれて、この星とルドルフ皇帝を助けに来たんだって!なんも悪いことしてないっちゅうの!」
ハーマン「ルドルフ皇帝を助けるだと!?やはり貴様ら帝国軍のスパイだな!?」
ドラえもん「し…しまった…」
ハーマン「こいつらを取り押さえろ!連行する!」
―ザッザッザ
スネ夫「ま、ママーー!!」
ジャイアン「や、やめろー…」
―ガチャ、ガチャ

100 :
―翌日、共和国軍駐屯地内の監房
ジャイアン「くっそー!ここから出せぇ!」
ハーマン「ふん。威勢が良いな。貴様らには聞きたいことが山ほどある。だがあいにくと今は作戦中だ。後でゆっくり聞かせてもらうとしよう。」
―スタ、スタ、スタ……
ジャイアン「くっそぉ〜。なんとかなんないのかよ、ドラえもん。」
ドラえもん「こう警備が厳しくちゃあ…。」
スネ夫「だ…だから無理だって言ったんだ!こんな所で死にたくないよぉ…。ママーー!!」
しずか「こうしている間にも、ルドルフ皇帝が…。」


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