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こっちむいてよ小狼君2


1 :2005/04/21 〜 最終レス :2020/01/13
小説の続き

2 :
前スレこっちむいてよ小狼くん
http://comic5.2ch.sc/test/read.cgi/sakura/1033184657/l50

3 :
『どう?小狼?』
『・・・・・・・・・』
『おいしい!?』
小狼の表情は凍てついたようにピクリとも動かない。
フォークを支える右腕のみがガクガクと痙攣している。
その原因を作ったと思われる白いクリームが、腕と共に震えるフォークに少量付着していた。
無論そのクリームの片割れは小狼の口の中だ。
テーブルの上の皿には同じものがまだ大量に残っている。
『もぉ〜はっきり言いなさいよ!!』
『たろむ・・めぇーりん・・・・ありみひへはらくわへれくれ・・』
『・・・何言ってんの小狼?』
じれったくなった苺鈴は自ら、殴るように『白き硬直剤』をフォークでえぐり口に含んだ。
数秒後、一組の男女がキッチンの流しで仲良く横に並び口内の『望まぬ栄養』を吐き出していた。
揃って『あ"あ"〜〜〜〜〜』と搾り出す悲鳴から想像してしまうクリームの味は、二人の背後で見守る偉にとっても鳥肌モノであった。
『苺鈴・・今度は味見してから皿にのせてくれ・・』
『わ・・・わかった・・』
まだ放心状態が治らない二人はテーブルの上の悪の残党を振り返る気すら起きなかった。

4 :
グレープフルーツジュースの苦味と酸味のおかげで大分口の中の不快感は薄らいでいた。
家庭科の調理実習でケーキを作って以来、苺鈴は週に1回ほどのペースでケーキを作っている。
その度小狼は生死の境を旅行させられているのだ。
このままではいつか片道旅行になってしまうかもしれない。
『はぁ〜・・・』
自分の部屋に戻った小狼は机の上の便箋を見下ろしながらため息をついた。
母宛の手紙を書かなくてはいけないのだが、昨日の夜からまだ一文字も書き込めていないのだ。
もうすっかり秋になっている。夏休みに香港には帰らなかった。
日本に来て以来、家と学校の往復が主で、この国のことを知る機会が少なかったのだ。
だから夏休みには色んなところへ出掛けた。
しかし遠出するよりも、近場の月嶺神社の夏祭りが一番印象に残っていた。
だが手紙に書くべき事はそんな内容ではない。
『・・・・どうしよう・・』
小狼はボールペンを握る気すら起きなくなってしまったのを半ば苺鈴のケーキのせいにしてベッドに寝転んだ。

5 :
ベッドに仰向けに寝そべったまま虚ろに天井を見上げる。
日本に来て半年、クロウカードに対するモノのとらえ方。そのカタチは当初とは完全に異なる姿に変わっていた。
『(ガチャリ!!)しゃおら〜ん!!』
『な・・・どうしたんだ苺鈴?(ノックしろよ・・・)』
『ケーキの材料なくなっちゃったのよー』
『・・・買いに行けばいいだろ?』
『小狼も一緒に来てー』
『なんで俺が・・・』
『お店で小狼が好きな果物直接選んでほしいの!!』
『・・・わかったよ』
苛立って焦ってる苺鈴に言葉は通じない。小狼は早い段階で頷いた。
気分転換に外へ行くのも良いかもしれない。
小狼は机の便箋にわずかに目をやり、ベッドから腰をあげた。
『行くか』
『モタモタしてたら売りきれちゃうわ!!早く行きましょう小狼!!!』
『大丈夫だから・・・』

6 :
『もぉぉぉ〜!!!!早くしなさいよ!!』
『え・・ちょっ・・まてっ!!!まだ履いてな・・!!』
マイペースで靴紐を結ぶ小狼にしびれを切らした苺鈴は小狼の胴を両腕でがっしりとつかみ
玄関の外へと引っ張り出した。
他人が見たら苺鈴がまるで火事から小狼を救い出したかのように見えるかもしれない。
『ほら、日が暮れちゃう日が暮れちゃう!!』
『(・・・どうしてこいつはこんなに乱暴なんだ・・!!?)』
商店街で色んな物を買った。
卵、牛乳、砂糖、そしてたくさんの果物。
小狼は苺鈴に『どんな果物のケーキが食べたい?』と聞かれ、適当に『苺・・』と答えた。
しかし答えた後にも苺鈴は『他には?他には?』の連続で『もういいだろ?』という小狼の言葉を許さなかった。
案の定、季節的に不自然な果物同士ががいっぱい買い物袋にひしめき合う結果になってしまった。
『苺鈴・・・お前、偉にお金いくら貰ったんだ?』
『ふ〜んふ〜ん♪ケーキ♪ケーキ♪小狼と私だけの〜♪』
『聞いてるのか!?・・・っていうか買い物袋振りまわすな、危ないから』
『ふたりだっけっのぉ〜♪・・・あっ、木之本さんと大道寺さん!!』
『・・・・!!』

7 :
『あ・・さくらちゃん、あちらに・・』
『ほえ?あ、りーくんと苺鈴ちゃん!!』
さくらと知世は右正面十メートルほど離れた文房具屋から出てきた所だった。
小狼と苺鈴とは違い、軽装のさくらと知世の方から駆け寄ってきた。
『お買い物ですか?』
『・・すごい荷物だね・・だ、大丈夫?りーくん?』
『・・はぁ・・』
『果物がいっぱいですわね』
『ケーキ作ろうと思って、ね?小狼?』
『・・・・・』
『これからお作りになるんですの?・・では御夕食はどうなさるんですの?』
『っっ!!!!』
夕焼けが四人を照らしていた。
しかし流石の太陽も、凍りついた苺鈴を溶かせる事が出来るだけの修行は積んではいなかったようだ。
息を切らしながら歩く小狼の少し後を、肩を落とした苺鈴がまるでナメクジのように伸びた影を引きずりながら進む。
『はぁ〜あ〜・・・せっかく材料も買ったのにぃ・・・・』
『お前・・本当に今日作るつもりだったのか?』
『だって早く小狼においしいケーキ食べてほしかったんだもん・・』
『ケーキなんて作ったら台所使えないだろ?偉にこれ以上迷惑かけるな』
『ぷー・・』
『明日は日曜日だから今日は我慢しろ・・な?』
『ぷー・・』

8 :
『・・そういえば家出る前にちゃんと台所の片付けしたのか?』
『・・・・』
『まったく・・』
家に帰ると予想通り台所は偉によってキレイに片付けられており、夕御飯の仕度の真っ最中であった。
その作業もほぼ九割方完了しているようで、焼けた魚のいい香りが苺鈴の罪悪感を増幅させた。
『ごめんなさい・・』
『いえいえ、もうすぐ出来上がりますので、どうぞテーブルでお待ちになっていてください』
苺鈴は何か手伝うことはないか探している様子だったが、食器も箸も全部テーブルに並べられていた。
諦めた苺鈴はテレビのスイッチを入れた。
時を待たずして苺鈴は笑い始めた。
『きゃはははは』
『(落ち込んでたんじゃなっかったのかよ・・)』
『きゃははは、小狼の声にそっくり〜!!』
《かぁ〜つらさぁ〜ん・・・》
『似てないって言ってるだろ!!!』
『きゃはははは♪そっくりそっくり♪』
苺鈴が毎週この時間に観ているアニメの主人公の声が小狼に似てるか似ていないかでいつも言い合いになる。
苺鈴も、小狼に声が似ているからという理由だけで観ているようなものだ。

9 :
小狼にとっては気に食わない過程だったが、苺鈴が立ち直り夕食も明るく終了した。
夕食はそれでもよかったが、苺鈴はもう少し反省すべきだ、と皿を洗いながら小狼は眉を歪めた。
入浴中の苺鈴の鼻歌を、小狼は背中で感じながらリビングを出た。
自分の部屋に戻り扉を閉めても鼻歌は微かに耳に入ってくる。
どこにいても騒がしいヤツだ、と思いつつもなぜかほっとしたものも同時に湧いてくる。
机の上の汚してない便箋。
クロウカードには心があった。人間に準ずる存在といってもいいかもしれない。
小狼が魔法に使う札にはそこまでの繊細さは無い。だからどこか道具として扱ってしまう。
だから初めて木之本に出会った時、無理矢理クロウカードを奪おうとした。
今ではとても恥ずかしい事をしてしまったと心から悔やんでいる。
たかだか半年足らず前の自分だった。
夕方、木之本に会った。
木之本の存在は、確実に自分に大きな変化を齎した。
木之本を通してクロウカードに接することで、まず自分の未熟さ加減というものが段々と見えてきた。

10 :
ひたすらカードを集めることしか頭になかった自分を、小狼は心から恥じていた。
木之本の言動の根本にはいつも周囲に対する優しさがあり、最後までそれを貫き通すだけの粘りもある。
ただ、考えるのではなく悩みこむ、という沼にはまり大事なものを逃がしてまうことも多々あるのだ。
そんなあいつには正直イライラさせられるが、最後に出す答えはいつも非凡なところがある。
小狼の使う魔法の札とは違い、クロウカードには人間の持つ脆さや気難しさも備えていた。
カードを創った者の器の大きさの違いを今でははっきりと感じることができる。
札を創った先祖には失礼だが、その差は自分のあいつとの間にも、同じことがいえるのではないのか。
クロウカードを集めるのは身勝手な自分よりも、苦しみやや悲しみをを共有できるあいつのほうがいいのもしれない、と小狼は思うようになっていた。
あいつに『その程度の力では、お前には無理だ』と言い放った事があった。
カードを集める力など、もしかしたら自分が思っているほど重要なものではないのかもしれない。
優しすぎて見失うもの、苦しみも多いかもしれないが、カード自身は最後には自分よりあいつを選ぶだろう。
カードを魔法を使うための手段としての道具としか見ていなかった自分の心の隙が、数々の愚かな言動に至らせていた。
無理矢理カードを奪おうとした事を、あいつに対して自分ははまだちゃんと謝ってすらいないのだ。
小狼は知らないうちに眠っていた。
『手紙は白いままか・・』小狼は夢の中でつぶやいたが、自分ですら聞き取れなかった。

11 :
色々たいへんだなw

12 :
朝食を終えると、苺鈴はさっそくケーキ作りの準備を始めた。
小言は言いたくはないが、限度というものもある。
しかし苺鈴の一生懸命な姿や、失敗により落ち込む姿を何度も側で見ていると、言葉を失うのだ。
『見てなさい、小狼!!今日のあなたの最初の笑顔は私が作ってあげるんだから!!』
『え・・ああ・・』
苺鈴の、今回の一連のケーキ作りにおける成功率は今のところゼロだった。
苺鈴は料理はとても上手なはずだ。尚の事プライドに障ったのだろう。
小狼も正直なところ、苺鈴の無様な姿に驚いていた。
本人が一番驚いたであろう事は、ケーキに対する異常な執着が物語っていた。
『苺鈴・・手伝おうか?』
『小狼のためのケーキだもん!!小狼が作ってどーすんのよ!?いいからテーブルで待ってなさい!!』
『・・・』
『返事は!?』
『・・わかったよ』
俺が食べるから手伝うんだ、という言葉を小狼は今日も呑み込んだ。
言葉を呑み込んだ果てに、飲み込めるケーキが出来上がった事は、これまでに一度もなかった。

13 :
部屋に戻ると憂鬱になる。
しかしケーキを一人で作るのにはどうしても時間がかかる。
せっかくの日曜日をテーブルで長時間すごすのはどう考えても馬鹿らしい。
外出などすれば苺鈴が怒るかもしれない。結局小狼は部屋に戻るしかないのだ。
昨夜は風呂にも入らず、机で便箋を枕にして眠った。
朝起きると毛布がかけられていて、暖房の独特の匂いと音が小狼を覚醒させた。
偉だ、とすぐに気付いた。
リビングに入ると既に偉は朝食の準備をしており、邪魔にならないタイミングでまず謝り、礼の言葉を述べた。
偉はいつものようにまず小狼に頭を下げ、微笑みながら体を気遣う言葉をくれた。
偉がいなくなってしまう日が、いつかは来てしまうのだろうか。
偉は小狼にとってある意味、母よりも心を許せる相手だった。
故に何につけても頭を下げる偉の態度は、小狼にとっては苦痛であり悲しくもあった。
名前も呼び捨てにして欲しかったが、その気持ちを実際口にしたことはない。
気持ちを口にすることで偉が困る姿は、小さな頃からでも想像できた。
偉と言葉を交わす度に距離を感じ、それがいつのまにか溝や壁までできてしまわないかと不安になることもあったが
今日この日まで特に何も変化はない。
それは立場の違いはあるにしても、偉が自分のことを大切に思ってくれる心は確かなものであったからだ。
小狼に父親はいなかった。

14 :
偉に手紙は書ける。
はたして母に手紙は書けるのか。
今の気持ちを伝えられるのか。
一度、母に頬や頭を優しく撫でられた事があった。
何かを褒められた時で、具体的に何を褒められたかは全く憶えていない。
優しく撫でられた事だけが強く切なく頭に残っている。
魔法を習い始めた時期だった。
それが嬉しくて、再び欲しくて、必死に魔法を勉強した。
母にそれ以降、撫でてもらった記憶はない。
自分で求めに行く勇気は無く、最初に撫でてもらった理由を忘れてしまった自分を心底悔やんだ。
甘えたがる情けない姿を見せれば、母を失望させ、二度とあの柔らかい手のひらは望めない。
そう思い、ひたすら母の期待に答える為に魔法を習得することに心と体を向けるしかなかった。
『母上・・』
ベッドに仰向けになり、小狼は呟いた。
『呟きこそが最大の叫びだ』と、何かの本に書いてあった事を思い出した。
その本を読んだ時の記憶の映像に、偉と湯気の立つお茶の姿も入っていた。

15 :
『木之本さん・・・』
『ほえ・・あ、おはよう苺鈴ちゃん』
『おはようございます』
『・・・おはよう・・あのね・・』
『ほえ?なあに?』
『・・・・なんでもない』
『ほえ?』
(キーン♪コーン♪)
苺鈴は、頭に浮かんだ事は、理詰めより先に行動で道筋をつける。
プライドが邪魔をし、立ち往生している様も含め、とても判り易かった。
小狼は昨日のケーキを思い出し、眉間にシワを寄せた。
昨日の作品は味というよりも、匂いに独特なものがあり、不快な頭痛は一晩明けても残っている。
『おはよー李くん♪』
『おはよう・・』
ここ数週間、さくらの魔力は恐るべき速さで上昇している。
今はまだ自分の方が上回っている、と小狼は心に言い聞かせた。
追い抜かれたら最後、自分には何も残らない、という恐怖も大きくなっていた。
それもあと3日後くらいにはどうなっているかわからない。

16 :
目覚めた。
間違いなくこいつの中で眠っていたものが動き始めた、と小狼には感じられた。
突然堰を切ったかのような成長の速度は、まるで最初から意図された筋書であったような印象すらある。
クロウリード。
かつてその名を持っていた者は全てを想定してこの世を去っていったのだろうか。
クロウカードが収められている本はこいつの家の本棚にあったという。
クロウカードに関しては、つい半年前までは李一族の中でも実在するのか否か、ということにすら結論を出せないでいた。
誰も現物を見た者はいなく、何が真実か判別できない程の身勝手な内容の文献も多すぎ、いつしか伝説化していた。
そのクロウカードが、突然こいつの家の本棚で見つかった。
クロウリードは━━━
『・・ーくん?りーくん?』
『あ・・な、なんだ?』

17 :
『プリントだよ』
『あ・・ああ』
いつの間にかHRが始まっていて、各列プリントが前から順番に後ろの席に回されていた。
上半身を捻りながらこちらに伸ばされたさくらの手の中のプリントを、小狼は慌てて受け取った。
それで終わりかと思ったが、さくらはそのまま小狼の方に身を乗り出してきた。
『な・・・なんだ?』
『ねぇりーくん、今日の苺鈴ちゃんね・・・』
小狼はさくらを睨みつけた。
今聞くなよ、という意味を込めての事だ。
『こら木之本ー、ちゃんと前向けー』
『あっ・・ごめんなさっ・・・ほ、ほぇぇぇ〜!!!』
慌ててバランスを崩したさくらが椅子ごと小狼の方に倒れてきた。
『ほら・・』
さくらに反して小狼は、落ち着いてさくらの椅子の背もたれを腕で支えた。
いつもの事だった。
こんな事に慣れてしまった自分と、学習しようとしないさくらに、小狼は呆れた。
『あ、ありがとうりーくん・・』

18 :
『・・前向いてろ』
『うん』
最初の休憩時間になると、知世と苺鈴の姿が揃って消えた。
木之本にはこういった配慮はできなかった。
心配するあまり、時と場合を考えずその場で話を進めようとする。
苺鈴の場合に限ってはいつ話を切り出しても同じだというような気もするが、
木之本はそこまで考えて聞いてきたわけではないだろう。
大道寺の存在がどれ程あいつにとって重要なものであるかということに、小狼は最近になって気付いた。
ふざけた性格をしているようで、その一方、人の心というものをよく拾う。
あいつと大道寺の会話を注意して聞いていると、大道寺は言葉の細かい部分にまで思いやりがあるのだ。
それはちょっとした喋りの間や、言葉の選び方などから感じることができた。
自分も知らない間に大道寺の言葉に助けられていることがあるかもしれない。
教室に戻ってきた苺鈴の表情はとても明るいものだった。
単純なヤツだ、そう思いながら自分もほっとしていることに気が付いた。
席に戻ろうとする知世の後姿に、小狼は少し目をやった。

19 :
こんなもんかしら?

20 :


21 :
イイ!

22 :
>>3>>4を書き込む際、少々失敗(←名前欄を「1」「2」にしちゃった)しましたが
ログの連続貼りをした私と、このスレを立ててくれた>>1氏は別人です。
>>1乙。

23 :
>>1


24 :
山崎が出てくるシーン抜けてるよ

25 :
まだ続きがあった気がするけどログが無い

26 :
やばいな・・どうしよう
何はともあれ>>1さんありがとうです

27 :
昨日から一人でなにやってんの?

28 :
>>24
前スレ、>>980くらいまでしかログ取得できなかったのよ。
持ってるなら、補完貼りお願いします。

29 :
『・・・!!まってくれ山崎!!』
目をやった知世の背景に、黒板の字を消していく山崎の姿に気付いた小狼は慌てて声を上げた。
『え?李くんまだノート取ってないのかい?』
『ああ・・すまない、もう少しまってくれ』
『うんいいよ、まだチャイムまでは時間あるし』
『あ、りーくん私のノート見せようか?』
『え・・あっ・・』
話を聞いていたさくらは、喋りながら小狼の顔を覗き込む。
なぜこんなに動揺しなくちゃならないんだ。
咄嗟に睨みつけた。睨んだ後で、そうやって動揺を隠そうとした自分に気付き、さらに心は揺れた。
『ほ・・え・・ご、ごめんねりーくん・・おせっかいだよね・・』
『い、いや、すまない・・・違うんだ・・あの・・お前さえよかったら・・ノート見せてくれないか?』
『あ・・うんっ♪いいよっ♪』
『ちょっとーーーーーっっっ!!!!!』
『ほえっ!!!??』
『うあっ!!??』
『わたしだってちゃんとノート取ってるもんっ!!それにっ、字だってキレイなんだからっ!!
 しゃおらぁ〜ん・・どうしてすぐ私に言ってくれないの?』
『い、いや・・俺は・・』
『おーい李くーん、もう黒板消してもいいか〜い?』
小狼は首に巻きついた苺鈴の腕の中から、山崎の声のする方に命がけで頷いた。


30 :
昼休み、小狼はいつものように苺鈴につかまり、手製の弁当を食べさせられた。
今日に限っては一つの不満もこぼさず、全て食べた。
大道寺の行動を無駄にはしたくない、という思いが強くある。
弁当の味は、とても美味かった。本来、苺鈴は料理は上手な方なのだ。
尚更ケーキとの出来の差は奇妙に映る。
昼食を食べた後、苺鈴を振り切り、校庭の芝生に寝転んだ。
苺鈴は小さな頃から、いつも家に押しかけてきて、母上に料理を教わっていた。
母上が、苺鈴や姉上達と楽しそうにしている姿を、小狼はいつも遠巻きに眺めていた。
眺めているうちに、とても苦々しい気持ちになり、そのまま図書室へ篭った。
女の子に産まれればよかった。そう思ったこともあるかもしれない。
『あ、りーくーん♪』
『(またかよ・・)』
さくらと知世、そして仲良し三人組と山崎も一緒だった。

31 :
『ねぇりーくん、みんなでドッヂボールしない?』
『いい・・少し食べ過ぎたんだ、あとまだノート全部移してないから俺は教室に戻る』
『そっか・・』
『ノートっていうのはねえ、昔紙がない時代にはミルフィーユを使ってたんだ』
『ほえ?』
『そして、ミルフィーユの生地と生地を本のように開いて、間に塗ってあるクリームにフォークを使って字を記していたんだね』
『へぇ〜』
『でもね、生地を閉じちゃうとクリームに書いた字が消えちゃうんで、それはそれは大変だったそうだよ
 それにせっかく手紙を書いても、あまりに美味しそうなんで、食べちゃった人も大勢いたんだ』
『(そ、そりゃそうだろうな・・・)』
『それでね、『白ヤギさんたら出さずに食べた』っていう歌がとても流行ったそうだよ』
『ほぇ〜、そうなんだぁ』
『ウソよ、ウソ・・・』
『えっ・・・ウソなの!?』
『(ウソなのか・・・・・!!??)』
『山崎君のもっともらしい話はたいていウソ』
『俺は・・はじめからわかってたぞっ・・!!』
『おほほほほ♪』

32 :
みなさん感謝します

33 :
931 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/17 16:10:52 uEKBE3Tg0
こうしてみると355支持の書き込みって355の自作自演としか思えない。
932 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 00:37:38 udXHmcIG0
こうしてみると355支持の書き込みって355の自作自演としか思えない。
933 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 00:40:09 udXHmcIG0
こうしてみると355支持の書き込みって355の自作自演としか思えない。
934 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 00:42:44 udXHmcIG0
こうしてみると355支持の書き込みって355の自作自演としか思えない。
こうしてみると355支持の書き込みって355の自作自演としか思えない。
935 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:20:08 Q6J+K3VO0
クソスレ皿仕上げ消費
936 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:21:24 /rCdW/9v0
自作自演355晒しage
937 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:22:06 GKpIzVSC0
埋め埋め埋め
938 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:23:57 M0mSKILi0
図星だったんだな355の自作自演は
939 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:25:09 yuXi2sy+0
晒し


34 :
940 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:26:01 /rCdW/9v0
お前の支持者はお前の脳内
941 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:27:41 L/cSw+kh0
埋め
942 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:29:00 L/cSw+kh0
でてこいや355
943名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:39:40 L/cSw+kh0
ミラーのお留守番スレとかさくらと小狼の子供スレのファンの多さに嫉妬する355
思いついたのは自作自演を使って盛り上がってるフリwwwww
プププププwwwwwwww
944 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 10:45:34 JxnRBHOV0
実際どうなの?
ファンているの?
俺も前から胡散臭いと思ってたんだが


35 :
946 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 11:20:37 TiB0jbhh0
ていうか何で355ばっかり叩かれなきゃいけねーんだよ!!
根拠なんてねーだろ!?
ずっとROMってたけど異常だろこんなの!?
何で誰もフォローしようとしてねえんだよ・・まあそういう意味じゃ俺も悪いんだが・・
ただでさえ寂しがりの355なのにさ
荒らしは放置が原則なのはわかってるけどこのまま終わるのは俺は嫌だ!!
355戻ってきてくれ!!

949 名前:355 ◆MFV5elHKgs 投稿日:05/03/18 16:07:46 zTTUlACh0
久しぶりに来て見たら・・なんとまあ・・
これまでと変わらずに書くけどさ、荒らされるのは別にいいんだよ。
それより何の反応もない方が辛いんだな。
荒らされるにろ、応援してくれるにしろ、小説の内容に全く触れられないのが一番堪える。
前にも書いたけど、そういう意味では子供スレとか純愛小説スレが羨ましいよ。
色んな意見や解釈が飛び交っててさ・・批判するにしても具体的な例を挙げて筋を通して批判してるし、見てて楽しい。
まあ、同じものが欲しいと言うのはどう考えても俺の我侭なんだけどね。
950 名前:CC名無したん 投稿日:05/03/18 17:35:45 K9+txNuN0
つまんねえ

36 :
>>32
感謝してるのはこっちです。
これからも執筆(無理をしない程度に)お願いします。

37 :
http://comic5.2ch.sc/test/read.cgi/sakura/1109596504/
http://comic5.2ch.sc/test/read.cgi/sakura/1109596504/74
 これって355じゃねーの?wwww
 
> やっぱ書いたものを推敲もしないで他人に読ませようってのは無茶だよ……
> 前にもやったけど、>>66>>68を洩れが書くとしたらどうなるか。
>
> さくらはいつも通り晩御飯を摂った。まっしぐらに自分の部屋のベットに転がり込と、
> 何かを考え込むかのようにため息をつく……
> 「はぅ〜」
> 「さくら、どないしたんや?」
> 気になってさくらの様子を見に来た黄色い獣のケルベロスが語りかけた。
> 「大きなため息なんかついて……」
> さくらはケルベロスの言葉を右から左へ筒抜けのように聞き流して、あの少年の名前を思い出してみる。
> 『李…小狼…君……』
> すると、彼女は急にドキッとして顔が真っ赤になった。そのまま少し固まってしまう。
> その様子を見たケルベロスはさくらの気持ちがわかったのか、静かに机の中に帰って行った。
> 同時間帯、小狼も丁度寝ようとしていた頃。
> 小狼の守役とおぼしき男が話していた。
> 「今日友枝小学校に転校手続きを致しましたので、明日からお通いになってください」
> 「私は明日、一回香港のお母様にご連絡とお届け物があるので行って参ります」
> 小狼は話を聞き、静かにうなずいた。
> 男はふと何かを忘れていたようにある物を差し出した。
> 「こちらがお金と地図です」
> 小狼は何かに気を取られているのか、おざなりな返事を返した。
> 「あ…ああ……」
 「最近文章力が一線を越えたww」「他と一線を画するwww」355大先生と文章の特徴があまりにも似すぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

38 :
ヲイヲイ・・w
(>74)=(姫君)>>>>>越えられない壁>>(デニーユガミダニ)>>>>>>(>>37の読解力)
頼む夜中にあんまり笑わせないでくれwボロアパートなんだからw
>>37さんずっとここにいてください。355さんの小説のインターバルにあなたのレスでこれからも笑いたいです
健康によさそうだ


39 :
誰よりも355さんを知っているんだね

40 :
あいかわらず必死の355

41 :
全く下らない連中だな・・。
そんなに355さんの文章力がねたましいのかよ・・
どうみたって355さん>>>>>>すみれとかいうの=ミラーのお留守番>>>>>>>>>その他大勢じゃねえかよ・・
気づけよ。
そんなわけで、355さん荒らしに負けないで頑張ってください!!!!

42 :
もうやめてくれよ
俺は静かにまったり楽しみたいんだ
あと>>41みたいに他の書き手さんと比べて355さんを必要以上に持ち上げる連中が過去にも多々・・
こういう奴らの行動に反発が生まれてんじゃないのか?
その反発を355さん本人に向けないでほしい
355さん本人は過去の発言を見ても、どちらかというと自信なさげで頻繁に意見を気にしてる
そんな355さんに憎悪をぶつけるのは間違いだろ

43 :
煽ったり宥めたり忙しい香具師だねwww

44 :
知らないうちになんだ?この空気は?

45 :
355さんの才能を妬んでいる、他のスレ民の攻撃だろ・・。
特に才能もないくせに355さんにからんで貶めようとしているんだな・・。
ふざけてるよな・・。
『馬鹿はこのスレに書き込むな!』
何回も言うけど、
どうみたって355さん>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>(超えられない壁)>>すみれとかいうの=ミラーのお留守番>>>>ミラー、すみれ支持者(自作自演)>>
>>>その他の馬鹿、クズのたてたチンカススレじゃねえかよ・・。
何で早く気がつかないのかなあ・・。
『355さんが気分よく書き込めるようになるまで、粘着妬み厨のあらしは書き込むなよ!』

46 :
>45
はっきり言う、お前も最低だ。すみれやミラースレを見下すような発言をするな、その積み重ねが粘着厨を育てたんだよ!!
お前こそ気づけ!!
それともあんた粘着側の自演か!?

47 :
とりあえず落ち着けよ
放置できない奴も荒らしと同じだと思うよ

48 :
えっ?

49 :
うっ!

50 :
荒らしよばわりを覚悟で書くけど、ここの355さんも当初はさくらたんハァハァの
エロ小説だったんだよ。それが「さくらと小狼の子供たち」を読んで、更生した。
前スレにその影響を認める発言がある。
このように、各SSスレはお互いにいい影響を及ぼしあってるんだよ。

51 :
これ↓ね。http://makimo.to/2ch/comic_sakura/996/996668512.html
426 名前: 355 02/04/22 21:43 ID:bumaEfP6
ちょっと・・ちょっと待って・・
今さくらと小狼の子どもたちスレでじーんときちゃったんで・・
ハァハァできない・・ちょっと待ってください・・

52 :
お、355今日もがんばってんなw

53 :
私が悪かったです
申し訳ありません
二度と来ませんので許してください

54 :
ええっ!?

55 :
とりあえずおいらは355氏の文章が読めればそれでいい。

56 :
同意

57 :
けっ・・!!

58 :
またか・・
なんでこうなるんだよ・・

59 :
自作自演
白々しい
うざい

60 :
構わず書いていけばいいじゃない

61 :
書きもせず、ただチヤホヤされたいだけ
それが355クオリティ

62 :
ttp://ex10.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1115115139/l50

63 :
 アニメ系板総合叩きスレ
http://tmp5.2ch.sc/test/read.cgi/tubo/1113813578/59

64 :
>>58
気にしないでいいです
>>61の書き込みに象徴されるのが荒らし君たち(もしくは荒らし君)の本質

65 :
そうだよ・・!
どうせ愚作ぞろいの他スレの連中の嫌がらせだろう。
何度も言うが、どうみたって355さん>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>(越えられない壁)>>>>>>>>>>>>>>>>すみれとかいうの=ミラーのお留守番>>>>ミラー、すみれ支持者(自作自演)>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>その他の馬鹿、クズ、ゴミ。
つまらん嫌がらせは止めろよ。キモイんだよ!

66 :
まぁこのスレはもう二度と活動はできないだろうな
アンチと厨の煽り合いがバカみたい続くだろうしな

67 :
N即殻来ますt
記念真紀子

68 :
524 名前:CC名無したん 投稿日:03/09/27 23:53 1jqXFHWV
チョコのせいで335さんが消えてしまった・・・(´・ω・`)
楽しみにしてたのに。
自分でスレ立てろよな。
534 名前:CC名無したん 投稿日:03/09/30 13:04 nguqEC3m
チョコっていう人さ〜、自分でスレ立ててから書くべきじゃない?
途中で勝手に意味わからん小説載せて、335さんが書けないの当然じゃん。

535 名前:CC名無したん 投稿日:03/09/30 17:03 WyF0tP5Q
355さん忙しくてROMるので精一杯
ってかいてるじゃないかYO
612 名前:さんごーごー 投稿日:03/12/26 17:08 3ETaacUB
チョコとかいってマジ死んで!
全然面白くないし。
っつーかなにこれ妄想小説???
一般人から言わせてもらうけどあんたらキモい!!

813 名前:CC名無したん 投稿日:05/02/04 22:18:28 OKVujfL70
ここの小説が一番好きなんで355たん頑張ってくれ。
毎日のようにチェックしてるよ。

69 :
828 名前:CC名無したん 投稿日:05/02/13 11:36:01 Rq9n5D2r0
私も書いてもいいですかね?
355さんが現れるまで楽しんでもらえたらいいかなっと思いつつ・・・
みなさんの意見を聞いてから決めたいと思います
829 名前:CC名無したん 投稿日:05/02/13 17:52:14 rC9LOQNi0
↑いらない
864 名前:CC名無したん 投稿日:05/02/24 06:03:57 NIGgOzGh0
なんでこんなに面白いのに他スレほど盛り上がってないんだろ?

865 名前:CC名無したん 投稿日:05/02/24 15:05:40 Q0cp255j0
他スレのノリについていけない自分的にはその方がいい。
958 名前:CC名無したん 投稿日:2005/03/24(木) 16:43:57 i2QtHIHB0
つ、つ、ついに355 ◆MFV5elHKgs氏が来なさった!
さすがは355氏、ホントに文が「パーフェクト過ぎ」る!
続き待ってます。ガンガってください!

962 名前:CC名無したん 投稿日:2005/03/27(日) 05:16:52 KW2OI7+90
うん。やっぱり面白い。
他の方には悪いが・・・一線を画してる。

70 :
前スレから355さんファンの声を集めてみました!
どれだけファンのみんなが355さんの神の領域のSSを待ち望んでいるか理解していただけたかと思います!
さあどうぞ、至高の芸術を355さん!!!!!!

71 :
どうでもいいが他所のスレにまでばら撒きに来るな。

72 :
アンチを生んでしまうようなクソ小説を垂れ流していたのだと早い段階で自覚すべきだった
俺がいなくなれば荒らす意味もなくなるし、小説で不快な思いをする奴もいなくなる
類は友を呼ぶ、とはよくいったもんで
>>ID:afyXJhrn0
今回↑に代表されるように、俺を支持する書き込み内容の方向性は異常だ。
自演だと言われるのも、客観的に見ればそう感じるのかもしれない。
ダラダラ垂れ流し続けた文章については謝らせていただきます。
本当にすみませんでした。

73 :
擁護レスを誘導する文章の書き方は相変わらず見事

74 :

     O000o
     (⌒⌒)
      ) /
     (_/
 o000O
 (⌒⌒)
  ヽ  (
  (_)

75 :
まだN速厨がわいてんのか。
いいかげんにしろ。
355さん、厨房は気にせず続き書いてくださいよ。
みんなあなたのSS待ってますよ。

76 :
落ち着いたらまた書きにきてください。
前スレの時みたいにまったり待ってるから。

77 :
上に同じです。
気にしないでくださいね、ホント。

78 :
 

79 :
ん?

80 :
何ヶ月でも待つよ。

81 :
ん?

82 :
んん?

83 :
んんん?

84 :
んんんん?

85 :
んんんんん?

86 :
死ぬれ

87 :
私も書いてもいいですか?

88 :
>>87
もちろん

89 :
ageときますね

90 :
んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん?

91 :
あげるなよ
一旦過疎スレにする。。。理由は。。。わかるだろ?

92 :
はあ?

93 :
ん?

94 :
ん?

95 :
ん?

96 :
355さんが別の場所で執筆している模様!!
どーせ粘着しつこいから教えないけどさ

97 :
>>96
ん?

98 :
自分が悪かったですすいませんでした
今から自殺します
どうか許してください

99 :
ん?

100 :
これだろ?一部うp
136 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2005/05/07(土) 21:04
《だめだよっ!!これはりーくんのグループの大事なケーキだもん》
『・・どうしたの小狼?』
『い・・いや・・なんでもない・・とにかく今日はもうおしまいだ・・片付けよう』
『うん・・』
散らかった台所を何とか原状回復させ、くたくたになった小狼は部屋に戻りベッドに倒れこんだ。
西日の眩しさに耐えながら時計に目をやる。四時半を指している針を確認し、再び頭の重みをベッドに預けた。
大道寺の配慮は裏目に出ていた。
あの日の放課後、苺鈴は大道寺の家でケーキを作った。当然木之本も一緒だっ(ry


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