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違いのわかる男の今月の歌舞伎本気の劇評


1 :2016/02/11 〜 最終レス :2020/05/13
明日死んでも後悔しない

2 :
今月スレ511番
2016/02/11(木) 22:35より一部引用

これから当月の演目について感想を投稿するにあたって
自分の視点を明示しただけなのよ。先輩方は自分の立ち位置も明示せずに「良かった」「悪かった」
って言っているけど、どういう視点か明示したうえで感想を述べないと感想にすらなっていない訳よ、本来は。
だって(殆どの人は気づいていないけれども)全ての人達は全く違う視点から世界を見ているのだから。


2chは「名無し」で不特定多数がテーマごとに雑談する電子掲示板である
通常はトリップ付けずに、誰それとわからないまま会話する場所で
いちいち俺は・私は、どういう立ち位置でどう良かった・悪かったと長文で書くべきではない

名無しだから毎回説明を書かなければならない
殆どの人は気付かないのではなく、あえて実行しないだけである

2chのそういう特性がお気に召さないならば、早々に消えなされ

3 :
511 名前 ◆eNt6YIPX3g は、速やかに通常の今月スレから、
こちらに移動をしなさい

4 :
560 名前:重要無名文化財[sage] 投稿日:2016/02/12(金) 13:24:42.76
松竹丸、一度だけ付き合ってやろう。

「ひらかな盛衰記」を文楽の通しでみたことがないね?
文楽で観てれば、あの場面はあんなもんだと思えるはずだ。
通しでやらないで、みどりばかりで、十年に一度位しかかからない地味な
場面をだすから、こういう意見がでてくるんだよ。
まあ、若手に伝承してるんだと思って大目に見る位がいいさ。
いずれは錦之助がやるんだろうから。

5 :
564 名前:重要無名文化財[sage] 投稿日:2016/02/12(金) 13:51:49.47
「源太勘当」があまり上演されないのは、単独ではあまり面白い場面じゃないしから。
「源太勘当」場は、元々、塩冶判官切腹のような濃いドラマがある場面じゃない。
仮名手本の四段目、熊谷陣屋、盛綱陣屋、大物浦とかとは違う。
濃いのを選んでみればいいだろうよ。

保ちゃんがいうような「型」の面白さも、「源太勘当」のように
上演回数が非常に少なければ、勉強もしづらいだろうし。

源太は、父親の梶原平三(悪者として有名)と共に昔の日本人ならよく知ってた。
箙に梅を挿して戦場に出かけた、侍ながら風流を解する美男として有名で、
能の演目にもなってる。優雅な装束に梅の簪を着けた烏帽子をつけた優雅な美男という設定で、
観客は、始終優雅な物腰で、装束姿の美しい源太をみてうっとりする。
粗末な黒い古布子姿になっても美男で、和事らしい。チャリが笑いをとる。
母の延寿の苦しみは伝わってくるけどね。割と軽いんだよ。

歌舞伎の「ひらかな」では、しばしば上演する「逆艪」が、もうちょっと濃い。
もう一人の主人公である木曽の武将・樋口次郎兼光が船頭に身をやつして
義経に近づき、主君の仇を討とうとする話。
あるいは、これもあまりやらないが、「無間の鐘」(四段目)。
それぞれ調べるといいよ。

6 :
567 名前:重要無名文化財[sage] 投稿日:2016/02/12(金) 14:05:27.07
松竹丸、自らの演劇に関する知識に基づいた視点で歌舞伎をみているのだろうが、
真山青果のような新歌舞伎ならばともかく、歌舞伎や文楽の古典の演目では
全く異なる視点があるんだよ。外国語を学ぶつもりで調べてご覧よ。
筋書位は買って読むべし。
保ちゃんのような劇評家の評や書籍を読むのもいいだろうし、
丸本物なら13代目仁左衛門とか、8代目&10代目三津五郎の本等を参考にするといい。



見方がある。特に丸本物は
ここに来る面々とは、特にそう。

7 :
今月スレ583 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/12(金) 15:51
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

560 564 567 ご指南ありがとうございます。

というか、どっしりとした優しさが有り難いね。
原理的に、歌舞伎を観ていれば、人は大らかになり思慮深くなるはずなのに
このスレで通常表面化している面々は狭量で自己肯定に躍起になっているから
いや、そんな訳はないはずだ、と信じていたけど、やっぱりこういう骨太な知的日本人が
このスレには潜んでいるんだよな。「外国語を学ぶように」ですか。
おいらに足りないのは「梅玉的な様式美」への理解なのかもしれません。

ただなぁ、それって宇宙貫通的なのか、普遍的なのか、あまり良い予感がしないんだけど
先輩のご指南なので一応心に留めておきます。

一つ、先輩方にお聞きしたいんだけど、明日地球が終わるとしても「梅玉物」を
ご覧になりたいですか。「ん、それでも別に構わないよ」ということなら頭(こうべ)を垂れさせていただきます。

8 :
>>7
>おいらに足りないのは「梅玉的な様式美」への理解なのかもしれません。

梅玉がどんだけ嫌いか知らないがこだわり過ぎ
源太勘當は、誰が演じてもああいう感じになる

>一つ、先輩方にお聞きしたいんだけど、明日地球が終わるとしても「梅玉物」を
>ご覧になりたいですか。「ん、それでも別に構わないよ」ということなら頭(こうべ)を垂れさせていただきます。

2chには出入りしていないが、梅玉が1番好きだという歌舞伎・文楽ヲタも、世の中には居る
松竹丸は他の役者ヲタに対して失礼だ

9 :
せっかくのスレ有効活用するように

10 :
>>1
スレ立て乙
引き続きここで頑張ってくれ給え

11 :
スレ名を「違いがわかるアナタ」に変えて。
女性の方が圧倒的に多いんだし。

12 :
松竹丸の隔離スレに女がどうとか言われてもw

13 :
「歌舞伎サークル劇評スレ」がいい!

14 :
違いのわかる男って…

ダバダ〜ダバダ〜

15 :
傳(ry のスレかよw

16 :
ブイブイ言わせてた頃のダバダの御託に似てるじゃん>松竹丸

17 :
その見立ては逆

18 :
今月スレは松竹丸に乗っ取られたままだな
本人は今月スレに居座る気っぽいししょうもないな、ほんま

19 :
おまえもw

20 :
松竹丸よ、頼むから専用スレに移住してくれage

21 :
醤油うこと

22 :
松竹丸への文句は全てこちらへお願いします

23 :
前スレ989が良いこと言った。

松竹丸よ
真面目な話、おたくのせいでスレが残念な事になってるんで
もし荒らしでないなら他住民の事を考えて専スレに移動してくれ
おたくと話したい人は多いから移動してそっちで楽しくやればいいよ

24 :
松竹丸さ〜ん
こっちでお話しましょ(はあと)

25 :
松竹丸は、ちゃんとやる事やってるから、好きな所でやって良し
松竹丸への文句は此処でお願いします

26 :
松竹丸 VS bbおばさん

27 :
松竹丸が起きたようなのでとりあえずage

28 :
今月スレ70番より
松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/17(水) 12:16
52 三度読み返しましたし、また今後も読み返させていただきます。

海老オタではないよ。海老は最近そうなった、あの海老がどうなるか楽しみだね
と書いただけで。保ちゃんも劇評みると何故か好意的だよね。その辺、期待かけてるんだよ。
海老はね、世界観は良いからちゃんと演目を理解できればニンがあったものはきっと良い迫力がでると思うんだけど
その理解力がね、あと技術力。若い頃さぼってきたツケがでてるんだろう。晩成型かな。
海老は取り敢えず18番中心でもいいと思うんだけど、先輩方は長いからもう飽きてるのかな。
自分は、役者のど迫力に自己を喪失する「体験型」の演目が好きだから、正直「勧進帳」だけでも満足なんだけど。
「体験型」なら、今月の籠釣瓶といい何度やっても快感に痺れられるしね。

江戸での海老は不評なようだね。みんな、年末の南座は観なかったのかい?あれ、良かったけど。

29 :
>>28
海老の話題は、今月スレでやるならば
ジャパンシアターを見てから語れ
ここは松竹丸の隔離スレなので、今月から少しはみ出しても問題なかろうと判断した

渡辺保は、基本面食いだし海老蔵を昔から大好きなんだよ
だからどうにかして美点がないかを探して劇評を書く
セリフが悪い点は誤魔化し効かないので悪いと書くけど、他の役者程には貶さない

去年の勧進帳は自分も見たよ
海老蔵は何回かやってるから悪くはないという程度の出来だったし
日によって出来・不出来があったと関西の人らが言ってたね

壱太郎の義経じゃ、役者の力量が違うからやりにくかったとは察するけど
あくまでも義経を主君として仕えるのが弁慶であり、その為に富樫と弁論しているという感情が
海老蔵からは感じられなかった
主役・弁慶としてのテクニックを最低レベルはこなしていますという感じ

30 :
>>28
>今月スレ70番より
>松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/17(水) 12:16
>海老は取り敢えず18番中心でもいいと思うんだけど、先輩方は長いからもう飽きてるのかな。

飽きたとかそんな軽い話では決してない!

古典の継承は、ビデオ先生じゃ不可能だから
義太夫狂言をきちんと演じられる吉右衛門や仁左衛門から
直接細かく指導を受けないとモノに出来ない

仁左衛門は何度も死にかかる程の大病をしているし、吉右衛門も同年齢で70過ぎてる
いつ病などで昇天してしまうか不安だ
だから菊之助は、去年鑑賞教室で碇知盛にチャレンジしているぐらいだ

海老蔵にも、吉や仁左から古典を譲り受けるチャンスを逃すなと真剣に願っているんだよ
菊之助の立役の比重が増しているのは、そういう意味もあるのは
先刻承知なんだよ、本当は…orz

31 :
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

今月スレには物凄い先達がごろごろしているなと驚いていたが、心まででっかい御仁達の好意に心打たれたから、
此処には絶対に書き込まないつもりでいたが(というか見てさえいなかった)、
こういう書き込みに謝意を感じずにはいられないので例外的に書かせてもらう。

>>29 保氏は昔から海老好きだから、ということだけど、それにしても去年の11月と今年1月の劇評であれほど頻繁に
11代目を引き合いに出すのは海老に起こった世界観の革命に確信を持っているからではないですか?
最近の急上昇に手応えを持っているみたいだし。

勧進帳は日によってムラがあったのかもしれないですね。現に自分も三日目と23日の二回行ったけど、
正直最初のは普通だった。23日だけが格別だった。まぁそんなムラがあるようじゃあ駄目なんだけど、
23日は主君のために命がけという感じがした。

もちろん技術不足と理解力不足が厳しいんだけど、今後メキメキと力を伸ばす、化けるかもしれませんよ、
と書いているのです。だって、誰でも凄いと認める役者を凄いと書いても世界観が彼を別人へと変えたことの証明にならないでしょ。

>>30 なるほど。各役者の藝は連綿と続く歌舞伎起源からの全ての人達の関わりの結晶だからね。
海老は11代目を独自研究しているだけのようだけど播磨屋と松嶋屋から指導を受けないなんてあり得ないし
それで良いと思っているとしたら傲慢だよね。
もちろん、18番ひとつやるにも他の古典をやらないと話にならない、という意見にも禿げしく同意する。
自分はとにかく古典好きだから。でも最近は播磨屋の教えを受けるようになったと聞いたけど改心したんじゃないのかな。

俺はね、もうすぐ三津五郎の命日だけど、人は死なないと思ってるんだよ。伝達によってさ。
今までそれに関わってきた全ての人達は受け取った人のなかで生き続けていくと確信している。
生体としての命はそこで解けるよ。でもそれが何だというんだ。一階席の視点では生>死ということになっているが、
三階席からの視点では生=死に転換するんだ。生者はとかく死者を悼む。
でもそれって生>死だという生者の傲りなんじゃないか、そう問い掛けたいんだよ。

32 :
>>31
歌舞伎において

お役や名跡は借りているだけ
引き継いでいくもの
ということを役者の著書やインタビューでよく読む。

なので、型を引き継ぐ=生きる
という見解はわかるが、

人が生き続けるというのは
歌舞伎においては、違うと思う。

33 :
10三津五郎が大好きだった
その芸に取り組む心は息子の巳之助や、親しかった勘九郎・松緑にも受け継がれているとは思うが
三津五郎が体現させた芸は、三津五郎一代で終わったと思う

歌舞伎役者の芸は、基本一代限りだと思う

でも芸の「型」を出来る限り昔通りに伝承し再現させ客を楽しませる
「型」を受け継ぎながら、芝居を洗練させ昇華してきた歴史が
更に客に感動を与えている所も歌舞伎の素晴らしさだと思っている

今、歌舞伎において直面している危機の一つに
江戸の世話物を正しく演じられる役者がほぼ居なくなりつつあること
サラっと粋な江戸っ子の男を、三津五郎のように演じられる役者はゼロかも

34 :
おやぢもお忘れなく

35 :
>>31
きもいよ消えろ

36 :
>>35
おいおいw
ここは元々、松竹丸の隔離スレだぞ
ここで書くのまで避難するなよ

37 :
この世から消えろよ

38 :
310 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/12(火) 00:47:01.48 .net
らくだも良いけど、鳴神と枕獅子が格別。
壱&愛の鳴神は、7&愛のとは別物。
壱の集中、らぶの気合いのほとばしりにびっくりする。
枕もマジぶっ飛んだ。扇雀って、あそこまで舞踊うまかったんか。
最後の毛降り時は劇場全体が異常空間。飛べるわ。

314 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/12(火) 01:04:39.40 .net
>>311 310にて。逆に、あの枕の前シテの凄さが見えない人がいるんだと驚き。
分からない人にはどうせ分からないから、分かるひと向けに究極的に言おうか。
言外の真実性そのもの、いわば「維摩の一念」にあと一歩、という感じ。
嘘だと思うだろうが、方向性は明らかにそれを意識していた。
何回か見たが、今日のは特に。このレベルで語って分かる人がいることを願う。

334 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/12(火) 09:59:16.38 .net
>>331 いや、よく分かるよ。俺も未だに信じられない。
だけど舞踊に見間違えとかあり得ないのはお前さんなら分かるだろう。
チカゲがこんなの見せるとか完全に虚を突かれた。
初役の演目が奇跡のどはまりしたとしか思えん。

巡業の連獅子も見たよ。前も後もさっぱりで言っちゃ悪いけど見る価値ゼロだった。
毛振りだけで異常空間が現出するわけないだろう。いい加減にしろ。
毛振りは最後の一押しに過ぎないのであって前シテでの絶対美の提示があって始めて
異常空間が出現するんじゃないか。このスレには強者ゴロゴロいるんだろうから
たまにはこのレベルで話をしたいもんだ。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:9368c25c0e1fcb4c3420acd807713d27)


39 :
415 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/13(水) 19:35:30.48 .net
>>410 下手だとは書いていないよ。「そこまでめちゃくちゃ上手くない」と
書いているだけ。つまり、この演目は中車にあっているし、結構うまいと思う。

>>410 >>411 んー、そうかなぁ。おいらは大阪本拠だけど江戸歌舞伎大好きだけどねぇ。
もっと、18番とか七五調の黙阿弥ものを沢山やってほしいと思ってるんだけど。
これだけは、他の松竹座本拠の好みを聞いてみたいところだなぁ。
正直俺としては、むしろ上方ものに拘り過ぎてるから上方歌舞伎が再興しないのだと思ってる。
公演回数をみても、江戸対上方は既に勝負有りなのよ、とっくに。
ならば、江戸の人気演目もバランスよくもっとやったらええんやないの?
その上で、やっぱりふけえ話は上方ならではの良さがあるね、って江戸のみなさんにも
認めてもらえるようになる、これが向かうべき線だと思うのはおいらだけかい?


431 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/13(水) 23:12:21.09 .net
まぁそういわんと各人の松竹座インプレッションを気兼ねなく投稿してくれよ。
上手く書かなくたっていいじゃないか。行間から心情は伝わるし、
それを斟酌しようと思いはかる人間だから歌舞伎に惹かれ、そこに集いし者共なんだから。

俺としては特に江戸歌舞伎を松竹座でやることをどう思っているかを聞きたいね。
ほんとに皆、江戸ものが嫌いなのか?もしそうではないのなら、松竹が上方に媚びすぎて
結果ウィン・ウィンならぬルーズ・ルーズになっているんじゃないか、と思ってね。
俺は今月の鳴神といい、江戸もの好きだけどねぇ。「矢の根」とかスカッとして
面白えじゃねぇか、助六とかやったら確実に見に行くけどね、俺は。

40 :
474 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/15(金) 00:25:55.69 .net
こりゃだめだと思うのと、実際に「でえこ」と発するのとでは
物凄い距離の違いがあるだろ。なに大阪の観客をステロタイプ化してんの。
中車は「現時点では」実際にぜんぜん駄目だよ。だけど、それを使って
大阪の客をレッテル貼りしようと稚拙なすり替えをしようとするのは
なんか例の国のやり方くせぇんだけどな。お江戸とはスタイルが違うんだけど
大阪は大阪でわりとあったけぇんだよ。ほんまやで。


478 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/15(金) 01:03:35.23 .net
んーーー、大体さ、ここは歌舞伎スレなんだから、大向こうが屋号で掛かる必然からも
藝には時間が掛かるってことはみんな分かってんだろ。
だったら、中車が下手くそなのも至極あたりめぇなんだよ。
だけど、江戸は江戸、大阪は大阪なりのあったかさで見捨ててないところがあったりすんのよ。
それが歌舞伎好きの共通点だろ。だから歌舞伎はその深い配慮の共有性から
みんなこんなカスみたいな掲示板に投稿したりオチしたりしてるわけで。

中車がもし、彼の経緯からこれ以上の待遇を望んでいるのなら頭がおかしいわけで
きっとそうではないのだろうから、スタート時点のフィールドとしては
至極充分なのではないかと、俺などは思うんだけどね。お前さんたちもそうだろ?

41 :
769 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/24(日) 10:28:52.14 .net
昨日の松竹座昼の鳴神、愛之助がド迫力で良かったわ。
今月の昼は何回か見たけど一番だった。
驚くべきは、ここにきて壱太郎の絶間にも花道の引っ込みで迫力が感じられたこと。
いつもよりたっぷり時間を掛けて引っ込んでいた。だが冗長さは全くなし。

俺は、役者がうめぇのは当たり前で、ド迫力が感じられる役者が好きだね。
17代勘三郎みたいなさ。
そしてそれは、この瞬間があることに対する強い驚きと感謝から生まれる。
つまりハッキリ言ってしまえば、宇宙観・世界観がどれだけ桁違いか、
ということに尽きると確信している。

小手先のテクニックで逃げるような役者など、誰一人しびれさせられねぇんだよ。

42 :
773 : 重要無名文化財[] 投稿日:2016/01/24(日) 13:22:26.07 .net
>>771 だから、うめぇ下手など、てーしたことじゃねぇって書いてるだろ。
日本人のくせにその程度の読解力もないのかい。
芸風どうの、とかも書いてないでしょ。そんなこまけぇことじゃなくて、
その根底にあるド迫力に観客はしびれるんだよ、って言ってんだよ。
役者の持つ桁違いの世界観に観客はふるえる、それが歌舞伎だろ。
ついでにいえば、演目が何か、なんてこともどーだって良いんだよ。
歌舞伎に心酔している感度高き者共なら、共感する者多数だと思うだけどね。違うかい。

>>772 残念ながら、俺も生では見られていない。衛星劇場の法界坊とかの
昭和の名演シリーズを見て驚愕した。ついでに言えば、あの時代に掛かっていた
劇場を震わすほどの気合いのこもった機関銃のような大向こうの五月雨こそが
大向こうの本質だと思う。今日ヌルい芝居をしやがったら絶対に許さねぇ、
という強烈な圧力。そしてその強烈な圧力の機関銃のなかで悠々と気迫のこもった
演技をする17代勘三郎。まるで清流で泳ぐ魚のようだった。
今は播磨屋とか数少ない役者のみがこの波動を受け継ぐ。実に残念だ。
もしかしたら役者が小さくなったのは、件の大向こうに象徴されるように
観客がヌルくなったからなのかもしれない。そうは思いませんか、諸先輩方。

43 :
やっぱりこいつだよなw
あの頃から知ったか独善他人の言ってることを理解しない(できない)とは思ってたんだ

44 :
今月スレから丸を追い出すのはおかしいとがんばってたのは
先月の感想に噛み付いてた中車ヲタだったのかw

45 :
ど迫力も大事だが
歌舞伎を歌舞伎たるものとして存続させるには、テクニックが磨かれないとダメ

播磨屋・松嶋屋・高砂屋並みの、義太夫狂言も真山青果も巧さで
客を唸らせ、何度も見たいと思わせられるようになる事が
未来も歌舞伎を継続させるポイント

迫力だけなら、歌舞伎役者が幼少時から様々に稽古を重ねる必要もない
邦楽のリズムに親しみ、六方で手拍子が合わないのを肌で知る
型を踏襲し、最初は物真似と扱き下ろされても継続する根性が必要
自分はそう考えてるけどな

松竹丸っぽいレスを抽出した人、乙w

46 :
>>44
オモバカは迫害には敏感なので

47 :
>>45
播磨屋の真山青果は崩しすぎじゃねーの?

48 :
>>31
>大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。
>今月スレには (略) 心まででっかい御仁達の好意に心打たれたから、
>此処には絶対に書き込まないつもりでいたが(というか見てさえいなかった)、
>こういう書き込みに謝意を感じずにはいられないので例外的に

IDあり・なしに関わらず今月スレには出入りする癖に
隔離スレだとわかっていると、ROMさえしなかった頑固さ
若いのに松竹丸は、柔軟性皆無

49 :
>>48
そのレスに松竹丸の本質が出てるわな

「気に入らないからって追い出すのは良くない」とか抜かしてるアホは何なんだろうな
松竹丸とかただの荒らしなのに

50 :
218 :重要無名文化財:2016/02/07(日) 21:54:20.60
へいっ、こちら松竹座本拠。さきほど2日間の歌舞伎座遠征から自宅に帰還。
土曜日の夜と日曜日の昼の部を観劇。醒めないうちに感想を書く。

土曜日の夜の部、一演目目、厳しいようだがサッパリ駄目。
孝太郎、秀太郎、錦之助は、まぁまぁであるところからハッキリ言わせてもらうと
結局、梅玉がぶち壊していると言うこと。これから切腹するという場面でも
「ほんとアンタこのあと切腹すんの?」と言いたくなる。全く切迫感が伝わってこない。
阿呆払いになるところでも、母の恩に痛み入るところでも、全然駄目。
心情の移入が全くない。当然観てるこっちも何も痺れない。つうかさ、
ここ数年来梅玉で心底感動したこと一度もないんだけど、この人の何がいいの?
それを問いたい。所作はキレイだよ。だけど、ただそれだけだろ。全く華もない。
伝えるべき内面のマグマが1グラムでもあんのかよ、とさえ思ってしまう。
梅玉を評価する人は何を評価してんのか教えてほしいわ。まじで。

二演目目は絶品。つうか、近年の歌舞伎でこの水準以上ってどれだけあった?
俺は昨日の籠釣瓶なら、人生最期の歌舞伎でも構わないけどね。
菊之助の八ツ橋に対して低い評価があったけど、ホンマかよ。最初の花道での
振り返りの場面を含め三ヶ所ぐらいで時が完全に止まっているじゃないか。
その僅か十数秒がどれだけ無限的で幸福な特異点であったか。
1800人の観客全員が全くの無音で微動だにせずにその永遠を見つめていたか。
ひとひらのまばたきの風さえ起こっていなかったと俺などは信じている。
とにかく今回の菊之助は俺的には絶品だった。諸先輩方は違うご意見かもしれないけどね。
次郎左衛門も物凄い気迫だったよ。もの凄い集中力で全てがド迫力だった。
とにかくね、この二人だけは今日の芝居が一世一代だという覚悟がひしひしと
感じられた。俺はね、こういうものが見てえんだよ。もう今日この後、
地球に巨大隕石が落ちてきて全人類が滅亡しても構わないというものを見るために
大阪からわざわざ行ってるんだよ。少なくとも土曜日の夜の籠釣瓶は
それに値した。菊之助と二代目には本当に感謝している。

長くなったから、続きはまた明日。

51 :
223 :重要無名文化財:2016/02/07(日) 22:42:45.10
あっはっはー。そうだよ。俺の文章は基本的に気持ち悪いんだよ。
どんな文体でも書くことはできるけど、2chみたいな有象無象が跋扈するところに
真面目な文体で書けるかよ。
気に入らないヤツや、シャレの分からんヤツは今後必ず「へいっ、こちら松竹座本拠」
の書き出しで始めるから、それ以降はアボンするなりして読まなきゃいいよ。

でもね、ドストエフスキーが「シャレや冗談が分からなくなってきたら危ない兆候」
みたいなことをどっかで書いていたように、小せえシャレを看過できないようじゃあ
余裕がないんじゃないの?オレ様としては、そんな些末なことで批判されても
「屁のツッパリにもならんですたい(Byキン肉マン)」なのでごぜえます。
世界観で勝負してこいよ。それ以外では一切の批判たりえないから。

52 :
280 :重要無名文化財:2016/02/08(月) 15:32:24.29
松竹座本拠の者にござります。なるほど・・・
想定以上に梅玉丈を評価する先輩方が多いのに少々驚きました。
特にテンション低めの様式美の表現には傑出したところがあり、
それが格調高く感じられる、ということでしょうかね。
ご教示いただきました方々に深謝します。

ただ、私の歌舞伎観劇の基準は、
「今日の歌舞伎が人生最期の歌舞伎となっても良いか悪いか」
という処にあるのです。多くの方々には大袈裟に思えるでしょうが、
これまでもこれからも、その水準を基準に感想その他を投稿するつもりです。
信じてもらえないかもしれませんが、毎回の歌舞伎観劇の際には
そう自分に言い聞かせて観ておりますので、それ以外に感受しようがないのです。
あらゆる多様性を許容するべき2chですので、こういう視点も許容して頂きたくお願いいたします。

頂いたレスは全てじっくりと拝読しました。私のような異端児に対しても
懐深く受け止められるあたり、さすが伝統芸能スレだと唸り声をあげました。
ただ、こういう深層の情報交換には、ある程度の勢いと斬り合いも必定だと考えますので
今後も「従来通りの横柄な態度」で立ち向かうことも多いと思います。
目的と場に与える効果を斟酌いただいてご容赦頂きたく存じます。

その上で、再度「今日の歌舞伎が人生最期の歌舞伎となっても良いか悪いか」
という基準で先日土曜日夜の演目を評価しますと、「一演目目は全く話にならない」
「二演目目は、驚くべきことに、これで最期だとしても構わないほどの素晴らしさ」
ということになります。三演目目については、籠釣瓶があまりにも良いがゆえに
『衝撃的な程に好演だった年末の第九のあとの「蛍の光」』みたいになってしまっており
舞踊好きな人以外は見ても見なくても、という感じでした。
実際、周りでも二演目目で帰った人多数、という状況。
ま、土曜日の夜の感想はこんな感じですかね。追って日曜日昼の感想を投稿します。

53 :
298 :重要無名文化財:2016/02/08(月) 18:45:20.45
なるほどね。今回開陳したおいらの判断基準が多くの人達に鬱陶しく感じられるのは
「全ての人間が次の瞬間死んでいるかもしれない」という当たり前の事実を
お前さんたちが誤魔化しているからじゃないのかい?
少なく見積もっても人間の95%以上はそこを誤魔化して事実を歪曲し
目の前に見えているはずの「残酷な美」を湾曲して見ているから
こういう反応が大勢だったとしても何の驚きもないよ。
だけど、この瞬間が最後の瞬間かもしれない、というのは純然たる事実である。

大阪という地方から大枚をはたいて見にきていたら冷静に見られない、
みたいな書き込みもあったけど、大枚をはたいているのは金額ではなく時間なのである。
自己の死が身近にあった戦中戦後以前には「金かえせ」みたいな声が多く掛かったらしいが
役者が最も言われて困るのは「金かえせ」ではなく「俺の時間を(俺の命を)かえせ」
なのである。このことを大袈裟とか、重いわ、とか思うのなら、貴方は事実から目を背けているのだ。

今回の籠釣瓶を演じた二人の役者は、当然に、本日の舞台が一世一代だと覚悟をもって演じていた。
そうでなければ論理的にあの迫力は生み出せないのだよ。

さて、大阪松竹座本拠の基地外の視点で日曜日昼の部の総括を申し述べる。
端的に言って、お金を取って、1800人の人の時間を奪って上演してはいけないレベル。
初日から6日も経ってあれだけ噛みまくり台詞がかぶりまくるようでは
完全なるオーバーキャパシティだということ。個人的好みでは、おやぢさんのことは好きだったが
今回の身勝手な行為は、かなり悲しくガッカリさせられた。
誠実さを守るには、少なくとも明日以降の昼の部はチケット代を返金して
無料上演とするべき。それぐらいのウォーニングを発した上で同意が得られた人にのみ見せるべき。
なんで役者の試運転にかけがえのないお金と時間を払って見なければならないのか。

どこまでも個人的意見に過ぎませんが、初めて歌舞伎を見に行く人と、
初めて歌舞伎を見に行く大事な人を連れて行く人は、この演目だけは避けて
夜の部に変更することを心底からお勧めする。以上です。

54 :
378 :重要無名文化財:2016/02/09(火) 17:08:31.64
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

前回の「俺は明日死ぬかもしれんと思いながら今日の歌舞伎を見ている」
という書き込みに対して賛同者が殆どなくて非難囂々だったのには
正直びっくりしたわ。歌舞伎板だからもうちょっと骨のあるヤツぞろいだと
思っていたのにオタク達の世界観はそんなもんか。

だいたいさ、「一期一会の精神で次の瞬間死んでるかもしれんと思って生きていく」
というのは歌舞伎のみならず日本国伝統芸能の中心命題だろ。
先輩方は、すぐに観劇歴の長さを主張しはるけど、
今まで長いこと歌舞伎のドコ観てきたの。

あとこの時期になると三津五郎のことを偲んでウジウジするヤツが続出するだろうけど
ホントに三津五郎のことを思うんなら、お前が代わりに生きたらんかい。
全力で生者にしかできんことをやったらんかい。具体的には物凄い集中力で
芝居を観るとか、とにかく明日死ぬことが分かっとったとしても今日やるであろうことを
今日やるってこっちゃ。

オタクら江戸の先輩方は毎月歌舞伎が上演されることをええことに、
今月だめだったら来月でええわ、とかアホなものの考え方になっとんのやろ。
ぬるいわ!!そんなぬるい考え方やから菊五郎が甘くなってしもうて
今月の昼の部みたいなんを平然とだしてくるんや。
今回の昼がグダグダなのはアンタらのせいなんやで!!
歌舞伎座のテンションを高く保てんのは、
お江戸に住まいしアンタらだけやろ、しっかりしてや!!

55 :
445 :重要無名文化財:2016/02/10(水) 15:58:52.86
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>381 本当に歌舞伎がお好きなんですね。実に日本的で優しく、
きっと素敵な女性なんだろうなと感銘を受けました。
こういう方もいるんだなと嬉しく思いました。
でもね、私は一人の「おのこ」で御座いますので、
もう少し能動的に変化を求めたいと思うのです。

もっと他の方にもレスしても良いのですが「長えよ、ボケ」
と言われておりますので、全ての有意義な反応を頂いた方々には、
有難く拝読しました、感謝しておりますと申し述べるに留めます。

あと、保先生と自分は気が合うんじゃないか、という書き込みがありましたが
さすがに先生と私では歌舞伎の造詣に違いがあり過ぎるので
歌舞伎談義自体が成立しそうにありませんが、他の分野、
例えば「インプレッショニズムを端緒とした絵画・彫刻などの総合芸術論」とか
「宿命的孤独を背負った表現者にフォーカスしたコミュニケーション論から展開するこの世界の実相論」とか
「釈迦成道後に遥かに広がるその先の世界論」とかなら、かなり充実した対話が成立するような気がします。

ま、先生も本質的にアツイお方でしょうし、今回の劇評を拝読するに、迫力ある役者や舞台がお好きなようですから、
気は合うだろうな、とは思います。機会があれば一献傾けながら語り合いたいもんだなぁ。

56 :
459 :重要無名文化財:2016/02/11(木) 10:25:25.60
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

以降、書き出しはこれに統一するから、希望者は即あぼん設定して欲しい。
特に今回は、他人を否定して自己を肯定しなければ生きていけない狭量な人間には絶対に理解できない
異次元のことを書くから、そういう人は以下は絶対に読まないで欲しい。
繰り返す、即あぼん。しかも今日は長いよw

たまには桁違いのことを書く。前回、保先生と一献傾けながら語らいたいもんだ、
と書いたことによって、コイツはなんて身の程知らずなヤツなんだ、と顎を外した方も多いだろう。
顎外しついでにさらに身の程知らずなことを言っておくと、私は千利休とだって普通に会話できる。対等に。
もっと言ってしまえば、親鸞とだって道元とだって、さらには釈迦とだって普通に会話できる。友人のように。
なぜか。見えている世界観が同質だからだ。
自分について語るのではない。お互いが見えている同様の世界観について、
その有り様の素晴らしさについて溜息まじりに語るのだ。

この世界観を獲得したものには共通の周波数がある。
共通の周波をもったものは「ああ、貴方もそうなのね」ということが直ぐわかる。
この景色を見ている者にしか言うことのできない言葉を発するからだ。
歌舞伎座で言えば、殆どの人は一階席からの景色でものを語るが、
この周波をもった人は三階席からしか見えない景色を語る。

(今回は長文過ぎて分割投稿)

57 :
460 :重要無名文化財:2016/02/11(木) 10:26:30.93
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。(上の続き)


現代の歌舞伎俳優でこの周波を発しているのは播磨屋と山城屋だ。
音羽屋については、たぶん、とは思うがまだ分からない。播磨屋は120%間違いない。
17代勘三郎も120%。この人は生で舞台を見ていないが物凄く分かりやすいタイプで、
衛星劇場の「法界坊」を見たら10数秒で直ぐに確定した。
保先生が今月の劇評で播磨屋を「(こういう感覚は)初代吉右衛門にも白鸚にも十七代目勘三郎にも」
と比較していらっしゃるから、初代はまぁ間違いなかろうが、白鸚もそうだったのかなと思っている。

私が播磨屋のことが大好きなのは、この世界観からのみ見える残酷な美をもとにした深い人間洞察と、
その根底からのみ発揮されるド迫力の波動を発射して私を徹底的に共振してくれるからだ。
こういう希有な空間に同席できる今月の籠釣瓶はほんとお勧めだよ。

こういう話って面白くねぇかなぁ。滅多にない視点の明示だと思うけど。
じゃあ私が凄い人間なのか。否。私などその辺に落ちている一つの石だ。
私など大したものではなく、ただ、見えている世界観が桁違いなのだ。
見えている世界そのものが桁違いなのだ。
私は、それをありありと語っているに過ぎない。
そういう意味では私は、この宇宙から生えている目であり、口である。

長文完読ありがとう。今回の書き込みを少しでも興味深く読んでくれた人がいたとしたら、幸甚。

58 :
472 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/11(木) 13:52:33.92
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

だから、気に喰わなきゃあぼんしてくれればいいから。誰にでも分かる話をしている訳ではない。
一部の人に少しでも「ん?」って思ってくれればそれで良いんだよ。そんな簡単に理解できたら
紀元前の昔から苦労してない訳よ、こちとらは。

ああそうそう。この同一の周波を持った世界観を獲得した大事な役者を書き忘れていた。
それは・・・我らのアイドル、市川海老蔵さんでーす。これはもう、120%当確。
最近の彼の言動の全てがド真ん中。海老蔵が「お散歩」を趣味として、
毎日のように空の写真をブログにアップするのは最も分かり易いサイン。
この世界観を手に入れた者は皆、空を見上げるのだ。
流れる雲というのは、この瞬間瞬間が二度と訪れないかけがえのない瞬間である象徴であって
すなわちこの世界そのものが美の結晶であることの証左だからだ。

海老蔵が本腰を入れだしたのは近年のことだから本格化するのはこれからだが、
ここからの進化は早いよ。我々同世代の希望の星だね。あいつぁ化ける。
と、こう書くと彼を軽く見ている人からの非難多数だろうが、まぁ見ていなよ。
彼が時々みせるあのイライラ感がまた良いね。瞬間を生きる人は周りの人との決定的温度差から
往々にしてイライラしてしまうもんなんだ。この前もブログで「闘いてぇ、闘いてぇ」と
ガルガルしていた。やったれ、やったれ。闘ったれ、闘ったれ。俺たち「おのこ」だもんな。

59 :
511 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/11(木) 22:35:35.08
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

あっはっは。さすがに皆さん海老蔵についてはアンタッチャブルか。
海老蔵と書くだけで可燃性が高いから、皆さん君子危うきに近寄らずなんだろうね。

劇評を遡ると保先生も海老蔵アゲなんだね。あと播磨屋アゲで高麗屋サゲなんだね、基本は。
今回皆さんのレスで教えて頂くまで保先生の劇評を全く読んだことがなかったので
そりゃあ、おいらが保先生と気が合うんじゃないか、と書かれた先輩は、おいらの文章を
ちゃんと読んでいらっしゃるよね。だっておいらも高麗屋(染も含めて)には
常々辟易しているからね。

今回のおいらの投稿に対するネガティブな反応は、まぁこれくらいはあるだろう
という想定範囲内でした。というかさ、これから当月の演目について感想を投稿するにあたって
自分の視点を明示しただけなのよ。先輩方は自分の立ち位置も明示せずに「良かった」「悪かった」
って言っているけど、どういう視点か明示したうえで感想を述べないと感想にすらなっていない訳よ、本来は。
だって(殆どの人は気づいていないけれども)全ての人達は全く違う視点から世界を見ているのだから。

ま、でも今回おいらの立ち位置は充分明示したので、今後は「自分語り」を少なく「観たもの」を投稿できるとおもうよ、きっと。

60 :
547 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/12(金) 12:12:55.34
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>517
それじゃあ言ってきかせやしょう。

まず、メインとなる四人の役者の熱意が決定的に足りない。ただ単に大過なく演じてるだけ。
次に梅玉の場面ごとの心情の演じ分けが薄い、というか殆ど変化がない。
これから切腹するというのに「人生が終わる恐怖、無念さ」が全く感じられない。
阿呆払いの時の「恥、悲しさ」、母の愛に感じ入るところの「かたじけなさ」、
これらの情感の語りが薄すぎるがゆえに、場面進行に伴う芝居のダイナミズムが失われ、
見ているこっちはただ退屈で白けてしまう。梅玉には昼の信長といい、
「将軍江戸を去る」の慶喜といいリアリズムが欠如しすぎていると思う。

さらに、これが最も重大な問題なのだが、
メインの四人の役者にはインプレショニズムに対する理解が決定的に足りない、あるいは欠落している。
本質的に、役者と観客個々人の間には絶望的なほど底の深いクレバスが横たわっているのに、
その滅多なことでは乗り越えられない隔絶を乗り越えようとする気概がない。
恐らく、このクレバスの存在すら知らないのではないか。
このことは、このスレに投稿している先輩方の80%以上にも言えることである。
だから「伝わっている」「共感を得られている」と大いなる勘違いをして
チョロチョロと短文で傷舐めあって満足しているのだ。

その点、籠釣瓶の二人の芸には、この隔絶を乗り越えようとする確固たる意思と気概が感じられる。
だから伝わり、奇跡的にこのクレバスを乗り越えるのだ。
ド迫力こそ最も大事、というおいらの主張の根拠はここにある。(下に続く)

61 :
548 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/12(金) 12:15:36.31
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。(上の続き)

年末の京都顔見世の勧進帳を観ただろうか。おいらは二回観たが、特に23日の回が良かった。
山伏問答の場面、叱りつけるような大向こうに応え海老蔵が物凄いド迫力を魅せていく。
それに呼応して、搾れば搾るほど力を発揮する愛之助が二重螺旋をみせていく。
さらにそれに叱りつけるような大向こうがさらなる迫力を求め三重螺旋構造となって
劇場全体が一体となって何処までも登り詰めていく。あの夜、起こったことはそういうことだ。
全ての観客が激情の渦に巻き込まれていた。初めて歌舞伎を観に来た初心者たちもすべからく。

このスレの頭でっかちの先輩方には、大向こう否定派もいるんだろう。
だけど、おいらに言わせれば、そういう人間は歌舞伎のカの字もしらない大馬鹿野郎だね。
表現の双方向性という重要事項に対して見識がないんだから。
歌舞伎は大向こうを認めることによって、世界で最も進化した演劇へと進化したんだ。
それをこのスレではその重要事項をあっちのスレへと切り離し、
まるでアカデミックに演目を評価している。
場の雰囲気も描かずにどうやって今月の演目の感想を述べよと言うんだい。
全く陳腐化させてるよ、先輩方はよ!



561 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/12(金) 13:28:48.52
おー、カスみたいなレスしかしてくれない先輩方も時には役に立つもんだね。
ぼく、日本語よく知らなかったよ。ありがとね!教えてくれて。
1個また賢くなっちゃったよ。ぼく、本当に無知だからさ。ほんとありがとう!
儲けた、儲けた。

62 :
583 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/12(金) 15:51:31.23
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>560 >>564 >>567 ご指南ありがとうございます。

というか、どっしりとした優しさが有り難いね。
原理的に、歌舞伎を観ていれば、人は大らかになり思慮深くなるはずなのに
このスレで通常表面化している面々は狭量で自己肯定に躍起になっているから
いや、そんな訳はないはずだ、と信じていたけど、やっぱりこういう骨太な知的日本人が
このスレには潜んでいるんだよな。「外国語を学ぶように」ですか。
おいらに足りないのは「梅玉的な様式美」への理解なのかもしれません。

ただなぁ、それって宇宙貫通的なのか、普遍的なのか、あまり良い予感がしないんだけど
先輩のご指南なので一応心に留めておきます。

一つ、先輩方にお聞きしたいんだけど、明日地球が終わるとしても「梅玉物」を
ご覧になりたいですか。「ん、それでも別に構わないよ」ということなら頭(こうべ)を垂れさせていただきます。

63 :
624 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/12(金) 23:14:41.39
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

先輩方、今回は様々な厚みのある反応を頂きまして誠にありがとうございました。
総括すれば、「お前さんとは観てきた数と歴史が違うのだよ」ということであり、
それについては一葉の他意なく了簡いたしました。
梅玉丈の歌舞伎界における位置づけについても、ああ、そういうことなんだ、と
若輩者の認識を改めた次第でございます。

あともう一つには、皆さん本拠の「お江戸」と私本拠の「大坂」との気風の違いも
好み・価値観の違いに表れているのだろうな、と感じました。
大坂はやはり「こってり」したものを好み、その風潮は歌舞伎の歴史にも、また文楽の
台詞まわしなどにも表れているところであり、お江戸はやはり「さらっと、イキに」という
心境が日常の空気感なのであろうと受け止めた次第でございまする。

いずれにしても、実に考えさせられる数日間にございました。
このスレには違和感ある変人にはございまするが、以降もわたくしなりの愚直な問題意識の提起を
どうか寛容にお許し頂きたくお願いいたします。ま、こういう阿呆もいるということで。

有り難うございました。そしてよろしくお願いします。

64 :
637 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/13(土) 10:16:41.51
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>564 が解説してくれた源太の風流なキャラクターを挿入してゆっくりと演目を思い出してみると
確かに第一印象よりは良く思えてきたな。ありがとね。
ただ、なんであんな盛り上がらない場面をみどりで出してくるのかは未だに全然納得できないけど。

しかし、ここまで浜松風に対しての感想だけ殆どないね。確かにぱっとしなかったもんなぁ。
トッキーの踊り、去年7月の松竹座で「雷船頭」見たときは美しかったけどなぁ。
なんで家元の小6と一緒になるとああなるんだろ。不思議。


655 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/13(土) 16:59:51.71
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>645 やっぱりそうなんだ。小6の踊りあんまり観てないのに批判すると
まったお前は軽々に批判しやがって、と余計な波を起こしてはと遠慮したけど
見てても伸びがないし、スケールが小せえんだよな。
トッキーもそこまで絶品なのは残念ながらおいらの浅い観劇歴じゃあ観たことないけど
今月のはトッキーだけフォーカスしてもさっぱりだった。舞踊物けっこう好きなのにションボリしたわ。
まぁこういうのは有機的で相方とか地方との完璧なハーモニーがなければ直ぐに崩れるし
そういう意味では、里長の声に艶がなくなったのも残念だよね。つうか、里長が良かったのって
いつ頃までなんだい? 先月の松竹座昼の地方は、中日以降絶品だったけどねぇ。

65 :
668 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/13(土) 19:57:38.88
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>658 ああ、そうなんだ。文五郎が「ええ声」やから
里長も若いころは艶があったのかと思っていた。

おいらはもともと、海外上演のクラシックバレエとかオペラとか
クラシックコンサートを渡り歩いてきて邦楽の良さに目覚めたのは最近だから
よく分からないんだけど、じゃあ里長の良さってどこにあるんですか?
人間国宝になり、音楽部顧問になるほどの「なにか」というものはなんなのか、ということです。
おいらは精密な西洋音楽経験からも、「そこそこ」とかでは納得できないんです。
三味線の栄津三郎とか、もっと言えば五三郎の良さっていうのは分かり易いですよね。
でも、大向こうでは「里長!」の声が多く掛かる。その理由が判然としないのです。

66 :
706 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/14(日) 11:59:18.34
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

今月の籠釣瓶に対する評価、だいぶ固まってたみたいだね。
じゃあ、この藝をどうやって次世代に伝えていくの、
みたいな話にもなっているけれど、これがまた絶望的に難しいと思う。
何故なら、藝とは1「役者個人の世界観」が、2「積み重ねられてきた技術力」
によって発露したものだから。教え、鍛えられるのは基本的に2だけなんだよ。
1については各個々人が日常生活や、それまで見・演じた演目に教えられていくしかない。
2というのは、例えば小説家の文章力みたいなもので、あくまで手段に過ぎないんだよね。
内容とはどこまでも1に源泉があるのだ。

当代吉右衛門は以前にも述べたが、その世界観が別物なのである。
暗喩的に「三階席からの視点を獲得した者」と表現したけれど、
どうやら役者のなかでそれを持った者たちが急速に減少傾向にある。
いま残ったものはほんの僅か。昨日、ツベで12代團十郎の襲名披露公演を観たよ。
物凄かった。三階席に座っている役者がごろごろしていたよ。以前言った17勘三郎だけでなく、
2松緑とか、その他にもそれっぽいのがゴロゴロと。
これはきっとその時代の空気感みたいのが重要で、戦後から遠く離れた現代社会では、
役者がどんどん軽薄になり、観客がどんどんヌルくなっていくのは必定なのかもしれない。

(下に続く)

67 :
707 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/14(日) 12:00:15.91
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。(上の続き)

日本というのは、海外を山ほど観られてきた方なら分かると思うが、文化レベルにおいて
世界で断トツに高度だよ。皆さんがそう思っている以上にね。
そしてその中でも歌舞伎を沢山観てきた先輩方は、その日本のアベレージを遥かに上回る教養人の集まりさ。
それでもね、おいらが前回「三階席からの視点を獲得した別世界の者たちがいる」と提示しても、
肯定的な反応は僅かだった(一人大向こうさんらしき人には分かっていたみたいだけどね)。
だから難しいんだよ、上記1の伝達というものが。だから絶望的なんだよ、それを土台とせねば成り立たない藝の伝承というものが。
今回改めて播磨屋の藝に痺れまくりながら、それでもやはり将来の先細りを案じずにはいられません。
だから、今のうちに観ておこうよ。今なら確実に観られるんだからね。

さて、大阪の今日の天気は昨日の大雨から一転して素晴らしい天気。
これからガンバ大阪の新スタジアム杮落としマッチを見に行くところ。
おいらスポーツ観戦も大好きなんだ。皆さんもたまには美しい空と雲の流れを見上げてね。
そこには想像以上の美があるのだから。自然(じねん)というやつだね。ごきげんよう。

68 :
733 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/14(日) 19:58:54.80
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>713 
>「三階席から」か。そういう瞬間ってあるもんだよね。

まぁそれは1等席のお客様へのお試し期間みたいなもので
程なくその興奮は解けちゃうんだけどね。でも件の役者たちは
常にそのゾーンの中にいてドライブしまくっているんだ。
もちろん環境に応じてドライビングメーターはそのゾーンの中でも上下に振れるんだけど
基本的に一階席に戻ってくることは二度とない。
抹香臭く言えば、不退転の位というやつだね。

>後光が差してたよ。

その瞬間、役者はその「存在と形」自体が光り輝く「窓」になっていると思うんだよ。
「Window to the next world」というやつだね。後光は向こうの世界から漏れてくる光さ。
思い切ってその窓に飛び込んでみなよ。「命がけの飛躍」が必要だけどね。

あと、具体的指摘もせずに他人を貶めることばかり考えてるカスなど捨ておいたら良い。
自分の考えを書いて人に否定されるのを怖れている卑怯な臆病者ものなんだから。
まさに「屁のツッパリにもならん」ってヤツさw

昼の「新書太閤記」は、時代が時代なら劇場は非難囂々だったろうね。
「糞みてぇな芝居見せやがって」とね。
でも今の時代にもそういう圧力とか空気感は大事だと思うんだ。

69 :
754 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/14(日) 22:49:28.57
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>748 100%ピュアなレスにマジ好感もった。

>>739 今回みたいなの出してくるのなら、多少行動を起こさないといかんかもしれんね。
だいたい先輩方は御上品だから役者と松竹になめられてんだよ。
「あいつら、これくらいのもの偶に出しても連続じゃなかったら翌月また喜んでホイホイ見に来るからな」とね。
ヨーロッパの熱狂的なサッカーファン(ウルトラス)とかにこんなことやったら、暴動が起きるよ。
御意見箱とやらがあるのなら、夜の籠釣瓶見に行った時に(昼は見に行かない)、
全員で「今度こんなふざけたもん見せやがったら承知しねぇぞ」みたいな投書を一致してやるべきかもね。
圧力を掛ける(これでも充分御上品だけど)という行動こそ歌舞伎を愛する具体的行動じゃないのかな。

70 :
764 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/14(日) 23:44:19.81
>>757 ねぇさん、いい加減にしてよ。「今度こんなふざけたもん〜」って書いてあるから
「二回目の昼は見に行かずに、二回目以降の籠釣瓶見に行った時に」という意味だろうな、
くらいの行間を読んでよ。一度も観ずにこのスレの評判だけで投書するアホはおらんでしょ。

>>758 選挙の一票みたいなもので、そういう具体的な行動は重要かもしれんね。
ブーブー文句言ってるだけの人間よりはよっぽど偉いよ。

>>759 来月遠征したときに(来月も遠征する)、
「先月の昼は観客をなめきったカス中のカスだった。そろそろ堪忍袋の緒が切れるからな」
と投書してくるわ。お江戸の先輩方には今月夜に再訪することがあるならば、一致してやっといて欲しいね。
つうか、現場に定型の用紙があるの?なければ予め用意していくし、あれば現地で書くわ。
とにかく、そろそろ(大阪弁ですみません)シバキ倒したらなあかん時や!!

71 :
811 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/15(月) 10:36:50.31
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

先輩方からもらった追加情報を加えて脳内解析を進めてみると、籠釣瓶ってやっぱり面白い演目だね。
つまり、四カ月の間、始末をつけてから凶行に及んでいる、人間にそういうことが可能なのかということだけど。

全ての人間は、今もこれからも、凶行のみならず主体と客体が一体となって一切の行為に及んでいる。
見方を変えれば「追い込まれて」そう行動しているのだが、そう考えれば、次郎左衛門の生まれてからの全ての境遇を想像すると
この行動も納得できる気もする。彼は平均的人間よりも(金だけはあったけれど)徹底的に女にモテなかったのだ。
彼の責任なのではない。父親からの業なのだ。しかし彼は同じく父親からの業による金を使えば自分の業を跳ね返せる「場所」があるのを知った。
希望の場所だ。その喜びはいかほどのものであったか。ところがある時、予告なくその幸福は終わりを告げる。
またもや、彼に一切の非がないところで。もう、帰るのが嫌になったんだろう。
もう、一切の希望を持つことができなくなったんだろう。
そう考えると、劇の始まりのあの名台詞「宿へ帰るが・・・いやになったぁ」が、遡及して益々効いてきて、輝きを増すような気がする。


「宿へ帰るが・・(チョン)・・いやになった」

72 :
814 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/15(月) 13:18:34.64
>>809 噛みついているわけじゃないから怖がらないでね。
籠釣瓶に深く関連してるから書かせてもらうだけで。

>個人的には自発的じゃないと、続かない気がする。

「自発的」なんてものは無いんです。これこそが籠釣瓶の中心命題の一つです。
能動と受動が同義になる場所、そこが大事な第一の関所なのです。
川というのは突然その場所を流れないのです。上流からそこまでの全ての事象があってこそ、
もっと言ってしまえば、宇宙創世からの一切がもれなくあって、貴方はあの時歌舞伎に行って
今ここにいるのです。それが籠釣瓶の文学です。

73 :
826 : ◆eNt6YIPX3g :2016/02/15(月) 18:41:56.87
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>820 アドバイスありがd。そこなんだよね。そこが悩み処なのよ。
長いって言われるから短くしようと文章を凝縮しようとするとピラミッドの先端にしか分からない。
だからといって85%に読めるようにすると長くなってしまう。いつもそこに悩んでいます。

ちなみに籠釣瓶において次郎左衛門がいつ凶行を決意したかという議論が昨日からありましたが
補足説明として自分の考えを述べておくと、今月の吉右衛門バージョンでは愛想尽かしのあの日に決めた、と見えました。
となりで観ていた私の妻もそのように。ただ、先輩方による「始末をつけてから行為に及んだ」
という補足情報を加算してみると、愛想尽かしのあの日はあまりにも晴天の霹靂すぎて頭がぼーっとなって帰っていった。
そうして田舎に帰ってゆっくりと自分の人生を振り返り熟考して「自分の業から逃れられない自分に絶望し」だいたい2ヶ月後くらいに決意し
それから2カ月掛かって身辺を整理し、4ヶ月後に凶行に及んだというのが「文学としての(原作としての)篭釣瓶」だと自分的には確信しました。

つまり、名台詞「宿へ帰るが・・・いやになったぁ」は即ち、「自分の業へ帰るが・・・いやになったぁ」とバックスピンで読み変えさせられる、ということです。

あと、上に『「自発的」なんてものは無いんです。』と書きましたが、分かり易く
「完全なる自発性なんてものは無いんです」という意味だと補足しておきます。

ちなみに、迎合的説明に過ぎるかもしれませんが、映画マトリックス2で
「我々は自由だから此処にいるのではない。不自由だから此処にいるのだ」という台詞がありましたよね。
あれも、このことを言っているのです。ま、欧米文化の追い付きのいかに遅いことか、ということですけどね。

74 :
906 :松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/16(火) 15:45:21.61
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

>>841 こっちこそありがとね。おかげで考えも深まったよ。

おいらがこのスレで粘るのは、先輩方から有益な情報を頂くとともに、
考えを深めたいからです。そうすれば、より感動できるだろうし、
1回1回をより大事にしたいんです。歌舞伎が大好きなんです。

今までこのスレの雰囲気にびびって読んでただけの人も、気軽に感想など投稿してよ。
どんな失敗してもカスの松竹丸よりはウザくないんだから。
そういう風においらを利用してくれると嬉しいな。
こちらも複眼的になれるから有り難いよ。

75 :
911 :松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/16(火) 16:06:06.39
あ、あと感想を書き込むときには、見たまんまをね。
このスレの住人はカッコつけて書いても、直ぐに浅さを見破るから。
「正直さ」、これが本質的コミュニケーションの最重要点だよ。
他人に対しても、自分に対してもさ。



925 :松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/16(火) 18:51:57.03
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

「西洋演劇のロジック」ではなく、普遍的芸術論をベースに書いているつもりだけど。
クロード・モネが発見したインプレッショニズムは、洋の東西問わず、全ての芸術・演劇・文学
さらには実生活にまで通底する強力なウェポンだということぐらい観劇歴の長い先輩方ならご存知でしょうに。

76 :
929 :松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/16(火) 19:04:37.68
>>923 歌舞伎の見得がなんなのかさえ分からずに松竹丸を批判してんの?
あれこそが印象主義なの。だから歌舞伎はモネなんかよりずっと前に印象主義を知っていたの。
ジヴェルニーのモネの家に行ったことがないのかい?日本の浮世絵が大量に貼られてるんだよ。
彼は日本文化を習って慧眼を得ただけなのさ。



937 :松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/16(火) 19:42:42.35
印象主義って、写実には全く意味がなかったっていうことと、
其処から導き出される「全ての人々の一切の瞬間は全て尊かった」
という本質以上に重要なことってあったっけ?
もちろん、絵画なのに動画を書いたとか、輪郭なんて本来はなく一切が流動していた
などの追加事項はあるけどさ。

77 :
947 :松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/16(火) 20:54:53.28
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

今月の歌舞伎座ギャラリーで上映されてる愛之助の『梅王丸ができるまで』見た?
そのなかで「隈取りは筆で綺麗に描いちゃだめなんです、指先でぼやっと描かなきゃ」
って言ってたよね。あと、歌舞伎の立ち回りが写実じゃなくふわっとやるのも印象主義を知ってるから。
見得については他にもいろいろな意味はあるのだけど手法としては心象に訴えかけているわけでしょ?
ま、こんな基礎中の基礎については何処にでも書いてあるだろうから退屈な話だろうけど。

だけど、その印象主義を掘り下げていくと必ず 「全ての人々の一切の瞬間は全て尊かった」という絶対真実に辿り着く訳で。
まぁ、これについては俺が独自で考え抜いたものだから専門書のどっかには載ってるでしょ、とかの確信はないが。
俺はこれを知ってるから、カスみたいな反応しかせずに他人を否定するだけの糞みてぇな人間も
鷹揚に見てるけど、だけど言ってやりたい。アンタら、長いこと歌舞伎のドコ見てきたの?その程度の知見でさ。
明快に答えてみろよ。手の内見せろよ卑怯者が。俺は上記の本質に気づいているから、お前らがどんなに罵ってきても
全くダメージないんだよ。バーカ、バーカ。

78 :
961 :松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/16(火) 21:44:37.91
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

先輩方と書いていることに他意はございません。人にもよりますが。
最初はそういう所もありましたが、このスレには凄ぇ人がごろごろいるな、
と驚いています。だから此処で書いているのです。

>最後の一行が無ければ少しは賛同するのに。

どうしても一回だけ書いておきたかったのです。
しつこいし、「効いていないから無駄だよ」と。
最後の一行は、すいません。勢いでいってしまいました。
以後気をつけます。充分書きましたので、彼らに二度と反応もしません。

>>954
長文については調整して短くする努力をしているつもりです。
自己耽溺についても極力気をつけていきます。

今夜はこれで、お休みなさい。

79 :
>>49
>「気に入らないからって追い出すのは良くない」とか抜かしてるアホは何なんだろうな
>松竹丸とかただの荒らしなのに

中車スレ仕切ってる婆も自分が荒らしだものw+

80 :
bbおばさんの大量コピペが気持ち悪いスレ。

81 :
松竹丸、この週末も全く来なかったら
2chから撤退したと思っていいのかな
忘れかけた頃に復活しそうでもあるけど

彼の発言100%拒否はしないが、世界観がどうと他の客を見下ろして
こっちに来いと言い始めて閉口した
たかが芝居を楽しむのに宗教の悟りを例題にしたり
役者は上手いのが前提と書いてあったけど、唸らせる程上手い役者は一握りだし

82 :
丸はこのままいなくなればいい

83 :
貼り付いている訳じゃなし

84 :
丸が生きてたみたいなのでとりあえずage
基地外ほどしぶとくてしつこいの典型だわな

85 :
今月スレでは、丸をスルーしませんか?

自分もできるだけ今月の話をするように努めます。
もううんざり。

86 :
あぼん設定すれば目にも入らず楽だよ

87 :
ID表示の新・今月スレより
175 名前:松竹丸 ◆eNt6YIPX3g :2016/02/21(日) 23:52 ID:iHcWPb4S
大阪松竹座のあたりに住まいし者にござる。

上から目線が気に食わない、と言われても。
三階席からの視点を展開している以上どれだけ注意してもそう受け取られるのは不可避だ。
だけど、連続猟奇殺人犯のシャロン・テートが「既に起こったことは全て良いことだ」と言ったように
誰が、どの様に、言ったかということなどなんの意味もない。全ては「何を言ったか」なのだ。
だけど、むしろこの状態は心地良い。反発する者たちに悉くあぼんされている状態というのは気が楽だ。
そもそも、三階席ですら、こちとらとしては既に常住の階層から充分に降りてきているのだ。
この程度くらい理解してくれよ、というのが私の本音である。これでも充分手加減している。

暫く俯瞰していたが、このスレの大勢を占めているのは、「長い目で見てやれよ」というものである。
当たり前のことだが、そういう優しさはヌルさと表裏だ。役者は我々が想像するよりも雰囲気に敏感な生き物であり
そのヌルさを敏感に感じ取る。1階席の住人達の常ではあるが、本人達が「役者のため」と思っているその態度は、
どんどん彼らを堕落させる。本当に役者を愛しているのなら、徹底的に厳しい雰囲気で場を満たすべきだ。

私はこれからも、その厳しさで主観を投じていく。歌舞伎の行く末を心底から案じているからだ。
見たくない者は見なければいい。だけど俯瞰するに、私に好意的な者は傾向として若い人が多いような気がする。
当たり前のことだが、視点の変更はその人を別人にする。
変化を厭わない強い人間しか「過去の否定」を受け入れることは出来ない。
年配の人間で別人になることを厭わないのは相当な知者しかいないだろう。
1階席の住人は常に呑気だ。それは、あの最重要事項を誤魔化しているからに他ならない。
私はこれからこれまで以上に超然と投稿していく。変化を渇望している者だけ見てくれれば良い。

88 :
読めば読む程アホじゃないかとしか思えない長いだけの文章
役者と見物衆には、絶対的に同一にはなり得ない深い溝があるのに
播磨屋等と同じ世界観から芝居を見ていると悦に入った駄文を
これからも垂れ流すと宣言しているだけ

座席の座り方問題でも自説を正論として押し付けていたが
身近にこういう客が生活してなくて良かったよ
歌舞伎座や国立劇場で会いたくない

89 :
「すべからく」
「役不足」
「シャロン・テート」

次は何が出てくるかなw

90 :
>>89
そういう揚げ足取りつまらなくない?
丸の痛いところはもっと根本的なところにあると思うんだけど

知識不足や勘違いとかじゃなくてさ

91 :
どうだってええわw
丸はただの自己満オナニー野郎

92 :
おそらく躁状態。言っても聞かない。

93 :
「超然と投稿する」時は、短く簡潔に頼むよ。
お前さん自分でこう言ってるしね。忘れた?

「長文については調整して短くする努力をしているつもりです。」

できれば3行で箇条書きにして。
歳だからさ、難解?な文章は読むの辛いんだってば。

94 :
>>90
揚げ足取りではまったくないな
いやしくも伝統芸能を語ろうという者が
「すべからく」「役不足」 を平然と誤用していい筈がない

95 :
大塚美術館まで一時間ってことは大阪人ですらないのね
恐らく神戸辺りの住人で松竹座へは電車で数十分かけて通ってるんだろう

96 :
>>90
普通の人相手なら揚げ足取りかもしれんが、松竹丸は小難しい言葉を使うことが知識があると勘違いするタイプ
お前に知識はないんだよとはっきり言ってやることは正攻法だよ
難しい言葉だと思ってるのは本人だけで、実際は手垢のついた言葉でしか語ってないから叩かれるわけだがw

97 :
丸、

まず、常連は一階より三階により多く生息してる。
そして、伝芸においては、「過去の否定」よりもむしろ「過去は絶対的存在」だろうと思う。

お前が感じるその「なまぬるさ」を変えたいと、我々の一部も願っている。
それと、お前のイミフで幼稚な考え(例:「印象派」)を長々と書くことに対する考えは別だ。
あれはやめろ。用語を連発すれば受けると誤解してる、アホなコンサルタントみたいだ。

歌舞伎をとりまく環境は決して楽観視できるものではないこと位、百も承知。
俳優数の大幅な減少、観客の高齢化と観客数の減少、興行システムの問題、
多種多様なメディアの台頭など、構造的問題に直面しているといえる。

中村屋が死んだのは痛かった。カンザはこの状況をなんとかしようとして、奮戦して、死んだ。
コクーンのように成果を残したものも多い。
その上大和屋まで持っていかれた。今はまだリーダーシップを発揮できる男が
いない。染ががんばってはいるが、大御所達が引っ張るしかないのが今の状況。
きっと彼らも、第二のカンザや家元がでてくることを、花形が成長することを
ひたすら願って、毎日毎日勤めているんだろうと思う。老いた肉体に鞭打ってね。

爺さん達を責める気には、到底なれん。
俺は正直、自分が生きてる間やっててくれればいいと思ってんだよ。
その後なんざ、知ったこっちゃない。
どんなに素晴らしい芸能も技術も、死ぬときは死ぬさ。

98 :
丸は三十代か?
あの自己中コミュ障ぶりでは周りの人間はさぞ迷惑だろうな
会社でも困った人扱いであろう

99 :
芝居を遠くから見て語るなんざ野暮も大野暮よ
それもわからんようなバカが「ぼく、ちしきじんですぅ」とか言っても誰に相手にしねぇよ
まあ、会社じゃな困った人どころか白痴扱いかもしれねぇな

100 :
初心者の彼女を教育してるヤツもいたなw
伝芸なんかにはまって薀蓄語る男(60以上はまあ許すがw)なんて
変態ヲタクしかいないんだろうけど


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