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おっぱい

内田樹６


1 ：2019/09/24 ～ 最終レス ：2020/06/23
現代日本の「知の巨人」を語ろう

2 ：
前スレ

内田樹５

http://itest.2ch.sc/lavender/test/read.cgi/philo/1540377056

3 ：
内田樹「日本辺境論」　30秒で読める超要約

辺境とは何か

辺境とは中華を中心とした、周囲の蛮国のことを指す言葉。
中華秩序における辺境のそのまた辺境というポジションを受け入れることで、政治的文化的フリーハンドを獲得するために行った。

辺境日本の劣等感

「日本人にも自尊心はあるけれど、その反面、ある種の文化的劣等感がつねにつきまとっている。
ほんとうの文化は、どこかほかのところで作られるものであって、自分のところのは、なんとなく劣っているという意識である。
そおらくこれは、はじめから自分自身を中心としてひとつの文明を展開することのできた民族と、その一大文明の辺境民族としてスタートした民族とのちがいであろう」

ロジックはいつも被害者意識

状況を変動させる主体的な働きかけはつねに外から到来し、私たちはつねにその受動者であるという自己認識がある。
我々は、日本という国を語る時に他国との比較でしか自国を語ることが出来ない。

4 ：
加藤嘉一と古市憲寿の対談より

加藤嘉一 : 逆に、内田樹さんの「日本辺境論」は、中国ではよく売れている。「あ、日本、辺境。俺ら、中心ね」といったナショナリズムが刺激されて。

古市憲寿 : へえ。本って、いろんな読まれ方をするんだなー。

5 ：
内田樹氏インタビュー

民主党政権のことを人はずいぶんあしざまに罵りますけれど、僕はその理由がさっぱり分からない。
民主党政権の時は僕や高橋源一郎さんのところにも、文科省が意見を聞きに来ていたんですからね。
鳩山総理とも一緒に食事をしたし、国会議員たちのセミナーにも何度も講師として呼ばれました。
僕個人としては、自分の意見が政権中枢に届くなんてことが生きている間に起こるなんて思ったこともなかったから、
「あら、いい時代になったなあ」と思っていましたよ。
なにしろ総理のスピーチライターを平田オリザさんがしていたくらいですからね。
あのまま日本はずいぶんいい方向に向かうと思っていたんですけど…。
普天間基地問題であっという間に風向きが変わってしまった。あれは外務省の陰謀なんです。

・・・鳩山政権を倒すというのは、「対米従属」クラスターにとっては必須の政治課題だったのです。
だから、どんな汚い手を使っても引きずりおろす気でいた。
でも、あの政権交代の影響は大きかったと思います。
その後の第二次安倍政権で、日本の全システムは一気に劣化しましたから。

6 ：
栗原　内田樹も、もう十分稼いで老後の心配もないから「経済成長は要らない」って言えるんだ、
「あんたは要らないかもしれないけど、若い連中には要るんだよ」とよく批判されています。
内田センセイは、ご自分が昼食に食べた鰻重の写真をツイートしただけでなぜ炎上するのか、よくお考えになったほうがいいんじゃないですかね（略）。
『現代ニッポン論壇事情　社会批評の３０年史』２０７ページ

その内田氏が、こんなTwitterを発していた。

levinassien
小島会計事務所から確定申告の税額のお知らせ。はあ?。はあ?。と深くためいき。
毎年「納期に口座の残高が不足しないようにご注意ください」とご注意を頂きます。
「苛政は虎より猛なり」という古諺が身にしみまする。
2016-03-12 09:15:11 via Twitter Web Client

これをくろかわしげる氏が皮肉っている。

kurokawashigeru
「苛政」ねぇ。確定申告だから累進課税のことだと思うのですが、結局、リベラルも、大きな政府が嫌いで、格差がどうのでも、小金稼げば、累進課税がイヤなんだよなぁ。

7 ：
内田樹の「ぽかぽか相談室」より抜粋

中韓の日本に対する謝罪要求が終わらないのは、謝っていないからです。
平和条約でもODAでもけりがつかなかったのは、韓国市民にしてみたら、日本人に謝ってもらった実感がないからです。
だから理屈は簡単なんです。先方が「謝られた」と実感してくれさえすればいい。
「謝罪しろ」と言われる前に「すいませんでした」と言って頭を下げる。
政府や政治家に謝る気がないなら、市民同士でグラスルーツの友好関係を作るしかないんじゃないですか。
僕は韓国の人に会ったら、とりあえず「先祖がいろいろご迷惑をおかけして、すみません」とまず謝りますよ。

8 ：
山田：なるほど。一方で、アリババに代表されるようなITの大企業が中国にいっぱいあって、AIの研究とかでは日本より先にいっているといわれています。

内田：日本よりはずっと先にいっています。でも、日本と比べても仕方ないですよ。日本はもう科学技術国としては二流国に没落しましたから。

山田：要は日本と比較してはだめということなんですね。

内田：日本と中国を比較することは、もう何の意味もないです。日本はもうどの分野についても「世界標準」となるものをほとんど持っていませんから。
政治がダメなのは元からですけれど、それに加えて経済がダメ、最後の頼みの綱だった学術もダメになりましたから。

9 ：
内田樹が言ってる「とりあえず、中国抜きで東アジア共同体を作ろう」ってのは、「日本・韓国・台湾」が構成国なんだそうだが

これじゃ、東アジア共同体というより「大日本帝国」だな(笑)

10 ：
サンデー毎日「嫌韓言説について」
2019-09-24

私が『週刊ポスト』編集部にまず申し上げたいのは「あなたがたには出版人としての矜持はないのか？」ということである。

以前『新潮４５』の騒ぎの時にも同じことを書いた。あえて世間の良識に反するような「政治的に正しくない」発言をなす時には、それなりの覚悟を以て臨むべきと私は思う。
人を怒らせ、傷つける可能性のある文章を書くときは、それを読んで怒り、傷ついた人たちからの憎しみや恨みは執筆したもの、出版したものが引き受けるしかない。
それが物書きとしての「筋の通し方」だと思う。その覚悟がないのならはじめから「そういうこと」は書かない方がいい。

11 ：
>>10
俺も、内田樹の反日親韓言説を見て、いつも怒っている

コイツには、その怒りを引き受ける義務がある

12 ：
左翼と朝鮮人の特徴として、まず、「韓国を批判する」という行為を非難する。
批判の内容よりも、韓国を批判するという行為が道徳的に非難されるべきなんだそうな。

それでいて、日本については言いたい放題のネガティブキャンペーンで良い。
それについては、「反日無罪」ですべて許される(笑)

13 ：
内田樹は、哲学者としても文芸評論家としても、ほぼ何の業績もない。
唯一、「寝ながら読める構造主義」という初心者向けの本が知られているのみだ。

それよりも、常に反日で親韓の論陣を張る「政治評論家」としての方がずっと有名であり、登場する頻度が多い。

14 ：
「嫌韓」がどうのこうのというが、あんな露骨な反日宣伝を展開し、莫大なカネを要求すれば、普通の日本人が怒り出すのは自然だし、分かりきっている。

「反日朝鮮人の皆さんと連帯して、悪い日本と闘います」なんてのは、内田樹みたいに頭がイカれた変な奴だけ。
そういう連中がいるってのも、ある意味では日本の凄さだが、そいつらが主流になることはあり得ない。

15 ：
まあ、韓国では「慰安婦は強制連行されたわけではない」という内容の本を書いた人が裁判にかけられ、「慰安婦侮辱罪」(？)で有罪になったりしているわけだから、それに比べたら日本の言論の自由は驚くべきものではある。

日本では、反日言論を展開するのに、度胸も覚悟も必要ない。内田樹のような軽薄な人間が、じつに気楽にやっている。

16 ：
朝鮮人が反日なのはまだ分からないでもないんだが、日本人でありながら一緒になって反日してる連中、あれは一体なんなの？

17 ：
しかも、朝鮮人に連帯を呼び掛けたりしている。
今までは日本の社会が寛容だったが、今後は風当たりが相当に強くなってくるだろうな。

18 ：
労働組合の幹部が韓国人とかふつうにあるのか？

19 ：
ちょっと前まで歌舞伎町の風俗しきってたのが中国人の半グレだったんでしょ

20 ：
日本共産党も、戦後しばらくは朝鮮総連に支援されていたらしい

21 ：
今はもちろん、そうではないが

22 ：
最近は、韓国でソウル大学の教授が「反日種族主義」という本を出してベストセラーになっている

安全地帯の日本で嫌韓を批判するのは容易だが、韓国で反日を批判するのは大変なことだ。
たいした人物が出てきたものだと思う。

23 ：
欧米の記者からは、なぜこの本を書いたのかという基本的な質問が飛んだ。

「韓国人は日本に対して強烈な敵対感情を持っている。それは歴史的に受け継いだのだ。
多くの韓国人は朝鮮王朝を非常に美しい高尚な人の国だと考えている。
そして非常に不道徳で暴力的な日本帝国主義が入ってきて朝鮮王朝を滅亡させたと考えている」

「これが歴史の本を通じて私たちの幼い世代に教育されている。そういう歴史教育、歴史意識を持っていては、決して大韓民国は先進社会、先進国として発展することが出来ないだろう。
なぜなら先進社会・先進政治になるということは隣国との友好的協力関係を前提にするためだ。
そういう私たちの未来を遮る反日感情が限界に到達したという危機感でこの本を書くことになった」

24 ：
韓国で反日を批判するのは、日本で嫌韓を批判するのとは比較にならぬ強烈な社会的プレッシャーを伴う。

内田樹たちも、安全地帯の日本にいるから「反体制」を気取っていられるんで、これが中国や韓国だったら、同調圧力に屈するのは間違いない。

25 ：
日本では、「反体制の言論人」というものが、一種の必要悪として社会に組み込まれている。
プロレスにも悪役がいるのと同じで、結局は負けるのが彼らの役回りなのだが、存在しなくなることはない。

中国や韓国で反体制の言論人になるほうが、難易度は遥かに高い。
真の愛国心がなければ無理だ。軽薄な日本の反日左翼なんかじゃ、到底無理。

26 ：
続いて、実際にこの書籍を購入した男性にも話を聞いてみた。ソウル市内で旅行業を営む60代前半の男性だという。

「もともと著者についてはネットで発言を見ていたので知っていました。彼の言うことはどれも、これまで自分が信じてきた、教えられてきた内容とは正反対の内容です。ものすごく衝撃を受けました。だから、この本も読んでみたいと思って買いに来ました」と話す。

27 ：
内田樹みたいに、日本じゃ誰も聞いてくれないが、韓国では拍手喝采してくれるから、ますます韓国ベッタリになる左翼言論人が続出

28 ：
最近は日中関係が改善され、中国では反日ムードが以前よりはだいぶ薄れてきた

このため、左翼は中国に幻滅した
かといって、北朝鮮は異世界すぎる
こうして、彼らはますます韓国ベッタリになっていくのであった

29 ：
しかし、韓国人というのは、もともと熱しやすく冷めやすい国民性だ

いまの極端な反日ブームも、いつ沈静化するか分からない

そしたら、「敵の敵は味方」とばかりに喜んで尻尾を振っていた内田樹たち左翼は、肩透かしを食らって居場所をなくすことになる

30 ：
残るのは、「朝鮮人と一緒になって反日してた変な奴ら」というレッテルだ

31 ：
いまの韓国の日本旅行不買運動で、対馬にホテルを建てた朝鮮人とか、大分にゴルフ場を作った朝鮮人とか、そういう連中は閑古鳥が鳴いて壊滅的な打撃を受けている

韓国をアテにした商売など、不安定で脆い

32 ：
和田春樹など、かつては北朝鮮との関係が強すぎるおかげで韓国から入国拒否されていた人物だが、慰安婦問題をキッカケに韓国に食い込み、いまやすっかり「良心的日本人の代表」あつかいだ

いまの韓国は、さすがに異常
こんな状態はいつまでも続かないだろう
内田樹も、もうすぐ居場所がなくなる

33 ：
加藤智大から青葉真司へ・・無敵の人を繋ぐ「媚」の構造を少女達が断罪する

少女達と無敵の人による或る秘めやかな「性的儀式」
無敵の人３．0 ＰＯＳＴ　ＨＵＭＡＮ　ＳＥＸと
量子的シンギュラリティに関する最終報告

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n3344fs/ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3)

34 ：
親韓派＝左翼

35 ：
親韓派＝反日

36 ：
親韓派＝異常者

37 ：
内田樹はもう「韓国」しかネタが無いみたいだな。
最近は「中国」の話もしなくなり、ひたすら韓国一辺倒。
もはや、左翼評論家というより親韓評論家ていうか韓国の反日運動家そのものだ。

38 ：
民主党政権期には反日デモが荒れ狂い、最悪だった日中関係が、安倍政権の数年間でだいぶ良くなってきた。
これは左翼にとっては不都合な真実であり、最近の彼らは「中国」を語りたがらない。

「北朝鮮」については、今さら良いも悪いもない。
いくら左翼でも、さすがに擁護するのは憚られる。

この状況下で、左翼の爺さんたちは「韓国」にしがみついている。
韓国に対する彼らの依存度は、だいぶ上がってきた。
いまや、「日韓関係が悪化した」というのが、ほぼ唯一のネタになっている

39 ：
しかし、韓国の世論というものは、もともと熱しやすく冷めやすいのが特徴だ。
日韓関係だって、いつまた改善するか分からない。
内田樹たち左翼は、せいぜい梯子を外されないように気をつけることだ。

40 ：
そんな中で、日本の社会では、左翼といえば「韓国と一緒になって反日している変な奴ら」というイメージが定着しつつある。
こういうことを計算に入れられないのが、左翼の爺さんたちの弱点だ。

もう、日本の左翼に「社会主義者」とか「平和主義者」とか、そういうイメージは無い。
「韓国と一緒になって反日している変な奴ら」、それ以上でも以下でもない。
左翼政党の支持率がドン底なのも当然だ。

41 ：
しかし、それにしたって、日韓関係が悪化したのも民主党政権の負の遺産であることに変わりはない

２０１２年に李明博が竹島に上陸して気勢を上げ、「天皇謝罪発言」をしてから、日韓関係は急激に悪化した。
これは民主党政権期の出来事だ。安倍政権は、その頃はまだ成立していない。
左翼は歴史に弱くて、歴史上の事件を起きた順番通り、時系列的に並べるのが苦手だ。
だが、この点はちゃんと押さえておいてもらわないと話にならない。

42 ：
哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。
＊　　＊　　＊

前から「東アジア共同体」を提唱している。

日韓連携を中核として、台湾、香港を結ぶ「合従」を以て、米中2大国の「連衡」戦略に対応するというアイデアである。
荒唐無稽な話だが、利点はこのエリアに居住している人々のほぼ全員が「合従連衡」という言葉を知っているということである。

43 ：
内田樹は、中国からはすっかり離れた。
今では、韓国ベッタリだ。
持論の「東アジア共同体」構想からも、中国を外して、「日本と韓国で共同体を作れ」と言っている。

それにしても、「台湾・香港と組んで中国の脅威に対抗しろ」はムチャだ。
それこそ、中国と戦争になる。内田樹は、頭ダイジョーブなのか？

44 ：
実際のところ、「合従」はすでにやっている。
中国の軍拡の脅威に、日本・アメリカ・オーストラリア・インドが海軍力を結集して対抗しようとしている。
韓国が、そこから離れていってるだけだ。

45 ：
パカパヨク内田樹w

46 ：
思い込みと決めつけで、自分の言いたい事に当てはまるように
現実を全て歪めて認識してるからもうこの人は終わり

47 ：
おそらく、香港の反中デモを見て、また安直に「香港市民との連帯を」とかなんとか思い始めたんだろうけど、いくらなんでも安直すぎる。
トランプ大統領が、かつて台湾との国交回復を示唆するような発言をチョロッとしただけでも、国際的に大きな波紋を呼び、外交関係者に緊張が走ったというのに。

「台湾と香港と連帯して、中国の脅威に対抗する」なんて、日本政府が本気で言い出したら、どうなるんだよ。
正気の沙汰じゃないだろ(笑)

韓国にしたって、「日韓で連帯して中国の脅威に対抗し、アメリカから軍事的に自立しよう」なんて話を持ちかけたら、
さすがの韓国も「日本政府はついに、我が国
の大統領より頭がおかしくなったニカ？」とビックリするだけだ。
乗ってくるわけがない(笑)

48 ：
内田樹という人は、国際情勢のことなど、まったく何も理解していない。
幼稚な妄想に取りつかれている。

本人いわく、「もう小学館では書かない」そうだが、大いに結構な話だ。
こんなバカが書く妄想駄文など、誰が読むのか。
読む価値が無さすぎる。

49 ：
保守のパククネ政権でさえ、「韓米同盟は、仮想敵を北朝鮮に限定した同盟であり、中国を対象とするものではない」ということにしようと必死で、いつもアメリカを怒らせていた。
ましてや、左翼のムンジェイン政権は親中・親北で、同盟の意義がウヤムヤになっている。

それを内田樹は、「アメリカ抜きで日韓の連合を作りましょう」というわけだが、韓国側は、それを最も嫌がっている(笑)

例によって内田樹は、自分のバカげた構想が実現しそうもないのを、「アベが右翼だからだ」とか「嫌韓ネトウヨのせいだ」ということにしているが、そうではない。
内田樹という人は、国際情勢について、まったく何も分かっていないのである。

50 ：
思想家・武道家の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、哲学的視点からアプローチします。

＊　　＊　　＊

　未来予測に力点をおいた発表を期待していると、オリエンテーションでゼミ生諸君には申し上げた。・・・ゼミ発表者は「海洋国家中国」というテーマを選んでくれた。
これから、中国は海洋大国となるのか、興味深い問いである。発表者は「なる」という予測を立てた。私は「ならない」と予測した。
一国の世界戦略は必ずしも、軍略や経済合理性に基づいて決定されるわけではない。
あらゆる国はそれぞれに固有のコスモロジーを有し、それに基づいて世界を見ている。
前景化するものと、後景に退くものの遠近法を決定するのは「種族の物語」である。

　カール・シュミットはその『陸と海と』で「陸の人間」と「海の人間」は別の世界に生きていると述べた。
私の見るところ、中国人は「陸の人」である。海洋は彼らを魅了しない。シーレーンを称するに「シルクロード」という陸路の比喩を用いた点からもそれは窺（うかが）える。
中国は「一帯一路」のうちでは陸路を西へ向かう「帯」に政治的資源を優先的に配分する。シーレーンでは防御線を固め、交通を確保する以上の侵出はしないというのが私の予測である。正誤は遠からず判明する。

※AERA　2017年5月15日号

51 ：
「中国は海軍を増強して世界の海洋に進出することはない」という「未来予測」をした内田樹。
「この未来予測の正誤は遠からず判明する」というわけだが、これが１９９７年くらいならどかく、２０１７年に発表した内容なのだから呆れる。

２０１７年といえば、とっくに中国の海軍増強と世界の海洋への進出が世界的な大問題になっていた頃で、かつて大日本帝国海軍が進出したラバウルやガダルカナルへも、アリューシャン列島にも、さらにはインド洋にまで進出していた。
世界的な危機感が高まり、フィリピンやベトナムはもとより、オーストラリアやインドまでが、「日本との連携」を言い出した。
ちなみに、韓国は中国を怒らせることを恐れ、この方面で極めて消極的である。

つまり、内田樹の「未来予測」は予測どころか、「現状認識」の時点ですでに外れている。

52 ：
でもって、内田樹が「中国は海洋進出しない」とする根拠は、「歴史的に見て、中国人は陸の人だから」というのが、ほぼ唯一の理由。
非常に感覚的というか、ナイーブというか、根拠というより願望だ。

歴史的に見て、「陸の民族」が海軍を増強して海洋進出を図ったのは、一度や二度ではない。
他ならぬ中国の前身、モンゴル帝国の元がその最たる例だ。
皇帝ピョートルみずからオランダで造船を学び、ペテルブルグへと強引に首都を移転してまで海洋国家になろうとしたロシア。
イギリスやフランスと衝突した、第一次大戦前のドイツ。
逆もある。本来は「海の民族」でありながら、陸軍を増強して大陸に進出しようとしたのが、大日本帝国だ。

こういうのは、みんな失敗に終わる。
だが、人類は懲りずに同じことを繰り返すものだ。
今は、中国がそれをやろうとしている。

53 ：
しかし、日中関係も、民主党政権の頃は反日デモが荒れ狂って史上最悪だったが、安倍政権の数年間でだいぶ改善されてきた。

これは日本の左翼にとっては不都合な真実で、誰も触れたがらない。
あれだけ「近隣諸国と仲良くしろ！」と騒いでいた割には、露骨に不機嫌なのが笑える(笑)。
内田樹も、露骨に中国から離れてきた。

54 ：
もはや「中国」は攻撃材料にならないと見て、彼らが代わりにすがっている藁が「韓国」。
内田樹はその最たるもので、「歴史問題で韓国の主張を丸呑みして謝罪しろ」というスタンスだ。

しかし、日本人にはもともと韓国嫌いな人が多いし、あの異常な反日は、とくに嫌韓というわけでもない普通が人見たって明らかにおかしい。
いまや、左翼は「韓国と一緒になって反日している変な奴ら」という奇異の目で世間から見られている。
これが、退潮する日本の左翼に、最後のトドメを刺しつつある。

55 ：
それにしても、「日本・韓国・中国で東アジア共同体を作れ」と言ってたのが、中国を外して「日本と韓国で東アジア共同体を作れ」に変わった。

それって、「２１世紀の日韓合邦をやれ」ってこと？

最近は、「台湾と香港も入れよう」と言い出した。
左翼のくせに、大日本帝国を復活させたいのだろうか？
完全に狂っている。

56 ：
最近の日本の左翼は、韓国にベッタリだ。
彼らがあまりにも韓国寄りなので、いまや「左翼」といえば「社会主義者」でも「平和主義者」でもなく、「韓国寄り」を意味するほどだ。
「韓国寄り」に加えて、もうひとつ「憲法改正反対」がある。
もはや日本の左翼には、この２つくらいしかネタがない。

57 ：
なぜ左翼が韓国寄りなのかといったら、韓国が「反日」だからだ。
左翼も同じ「反日」だから、「敵の敵は味方だ」とばかりにスリ寄っている。

しかし、韓国というのは、根が反共を国是とする国。
韓国の主流派メディアは、本当は日本の左翼を嫌っている。
「反日」という一点で結託しているだけだ。

58 ：
なんで、ここにきて「香港も入れよう」と言い出したかといえば、市民や学生が反中デモで盛り上がっているからだ。
ちなみに、韓国についても、反日デモや反パククネ「ろうそく革命」を高く評価していた。
内田樹は、よほどデモに憧れているのだろう。

しかし、「香港も入れて反米・反中の独自勢力を目指す」という内田樹の構想、もし日本が本気で始めたら、一体どうなるのか。

当然のことながら、まず、「台湾と香港は独立国である」ということを日本政府が公式に認めなければならず、その時点で中国政府と真正面から衝突する。
日本どころか、アメリカだって、中国との戦争を恐れて実行不能だ。
まったく、狂気の沙汰でしかない。

59 ：
それとも、内田樹としては、「台湾と香港が独立しなくてもいい」と考えているのかもしれない。
台湾は今まで通りの宙ぶらりんな状態、香港は中国の領土のまま、日韓と連帯して「東アジア共同体」を作る。
そういうことなのか？

しかし、それでも、台湾と香港の独立運動を日本政府が公然と支援することに変わりはないので、中国政府との極めて深刻な対立が、絶対に避けられない。

内田樹は、一体どういうつもりで、こんな無責任な「構想」を語っているのだろう？
ブログやTwitterや、2chのスレとかならともかく、ＡＥＲＡは大新聞社が発行する公的な雑誌だ。
本人としては、マトモなことを書いているつもりでいるはず。
だとしたら、内田樹は本当に頭が悪くて、国際情勢がチンプンカンプンなのかもしれない。

60 ：
内田樹は、「日本はアメリカの属国だが、韓国はそうではない」というのを、しきりに強調していた。
韓国では、ノムヒョン政権の時代に反米デモが荒れ狂い、アメリカとの同盟を解消する一歩手前までいった。
その後は保守勢力が盛り返して、ノムヒョンは自殺した。
だが今、再び反米左翼のムンジェイン政権ができて、韓国はアメリカから離れつつある。

おそらく、内田樹があれほど韓国に心酔する最大の理由はそれなのだろう。
内田樹が最も望んでいることは、日米同盟の解消、そして在日米軍の撤退だ。
日本にも、「韓国をお手本にしろ。この道を進め」というのが、内田樹の考えだ。

61 ：
要するに韓国は、アメリカとの同盟から離れようとしている。
かといって、中国と同盟しようというわけでもない。
ムンジェインが手を組みたがっている相手は、北朝鮮だ。

「たとえ、親兄弟や世間を敵に回しても、北朝鮮と添い遂げよう」というのが、ムンジェインの考え。
言ってみれば、北朝鮮と一緒に世界から孤立する道を進もうとしている。

そんな韓国の後を追って、「日本もアメリカから離れろ。韓国と組め」というのが、内田樹の考えだ。
言ってみれば、世間を捨てて韓国と駆け落ちしようという構想た。

ところが、内田樹の構想の中に、「北朝鮮」は出てこない。
韓国がアメリカとの同盟から離れようとしているのは、アメリカが嫌いだからではなく、アメリカから嫌われている北朝鮮とくっつきたいからだ。
早い話が、アメリカを親とすれば、北朝鮮が禁断の恋人であり、駆け落ちして心中しようとしているのだ。
そんな韓国と一緒に、「日本もアメリカから離れよう」と主張しているのだから、狂気の沙汰と言わざるを得ない。
しかし、内田樹の東アジア共同体構想に、「北朝鮮」は出てこない。

62 ：
「内田樹の研究室」より

韓国のメディアから何度かインタビューを受けたましたが、アメリカから押し付けられた憲法を廃棄しようとすることと、 アメリカに徹底的に従属することがどうして整合するのか、なかなかわからないようです。たしかに説明が難しい。わかりやすくご説明します。

「対米従属を通じての対米自立」というのは戦後自民党政治の基本戦略でした。この場合、「手段としての対米従属」「目的としての対米自立」は経時的に配列されているので不整合は生じません（「面従腹背」という熟語で言い表すことができました）。
　しかし、今の安倍政権では、対米従属そのものが自己目的化しており、対米自立は目的から降ろされました。ですから、安倍「改憲」は「アメリカから押し付けられた憲法から自主制定憲法へ」を意味しません。
安倍政権がめざしているは「さらなる対米従属を国民の反対を押し切っても滞りなく実行できるように全権を官邸に集中させる」という日本の脱民主化です。
　対米従属システムを永遠化させるための手段としての改憲です。
　アメリカに「属国の代官」として信認されることによって日本の為政者はその地位を保全されてきました。情けない話だけれど、それが現実です。
日本国益よりもアメリカ国益を優先的に配慮する政治家がアメリカにとって「最も望ましい日本の統治者」であることは誰にでもわかります。

　問題は、日本国民自身が「アメリカに属国の代官として信認されることが、日本国の総理大臣として最も重要な条件である」と信じていることです。
属国民マインドがそこまで深く内面化してしまったのです。日本の対米自立、国家主権の回復は果てしなく遠い課題となっています。私が生きている間には実現することはないでしょう。

63 ：
これでは、インタビューした韓国メディアも頭を抱えたことだろう。
韓国メディアとしては、「日本の知識人にも、韓国の主張に賛同して安倍政権を批判する人がいる」というネタとして内田樹を取り上げたかったのだろうが、それに対する内田樹の回答は、偏執狂的な「反米」一色。
ひたすら、「日本はアメリカの属国だ」、「安倍政権は対米従属だ」と繰り返すばかりで、実のところ、「韓国にも日韓問題にも、ホントは興味ないんじゃないの？」と思わずにいられない。

韓国メディアも、一部の左派メディアを除けば基本的に保守系だ。
いくら「韓国の歴史主張に同調する日本の知識人」でも、こんなキチガイじみた反米左翼を持ち上げるわけにはいかない。

「内田樹というのは、こんなに頭がおかしい奴だったのか」と、彼らは失望し、落胆したことだろう。

64 ：
それにしたって、日本はやはり幸運だ。

韓国では、鳩山由紀夫みたいな異常者が五年任期の大統領になり、保守政治家や大企業経営者を次々と刑務所送りにして、本気で社会主義革命をやろうとしている。
内田樹みたいな何も考えてない軽薄なアフォが、大威張りで幅をきかせている。

日本では、そんなことあり得ない。
一種の事故で民主党政権ができたし、鳩山由紀夫が首相になり、内田樹がブレーンになったが、そんな異常事態を続けさせる日本国民ではない。

「もう２度と、あんな異常者たちに権力を持たせてはならない」と深く反省した日本国民の総意により、保守の長期安定政権が実現した。

65 ：
日本では、こんなバカ連中が主流派になることなど絶対にない。
そこはやはり、１９世紀からの歴史を持つ民主政治の伝統の力だ。

その点で、本当につらいのは韓国の保守だろう。
韓国で政治・経済がわかってる人たちの、ムンジェイン左翼政権に対する怒りはこんなものじゃないだろう。
あの国は、まだまだモメそうだ。

66 ：
韓国では、ソウル大学の教授が「反日種族主義」を批判する本を出してベストセラーになった。

あの国で「反日」を批判するのは、大変な度胸と覚悟が要る。
日本で「嫌韓」を批判する連中の軽薄さや安直さとは、まったく比較にならない。

世の中には、たいした人物がいるものだ・・・。

67 ：
まあ、それにしたって、「嫌韓」がいいとは思わないが。

「韓国の反日市民団体」に怒るというのなら分かるが、「韓国」に対して怒るのは、物事の見方が単純すぎる。

それよりも、本当に怒るべき相手は、朝日新聞や内田樹のような、日本国内の反日左翼だろう。
アイツらこそは、真の敵だ。

68 ：
世の中には、いろんな人がいる。
日本人だからといって、日本が好きとは限らない。
自分が生まれた家を嫌って家出する人だっているくらいだ。
自分が生まれた国を嫌う人がいても不思議はない。

69 ：
わが魂の故郷は朝鮮半島

70 ：
韓国メディアは、相変わらず和田春樹を持て囃している

内田樹は、なぜか人気がない
おそらく、「アメリカとの同盟を切る」ということに異常にこだわっているところが、韓国の保守に煙たがられるのではないか？

71 ：
「日本と韓国で国家連合を作り、アメリカからは離れ、中国にもつかず、独自勢力になる」という内田樹の「東アジア共同体」構想。
どうみても、韓国人好みの考え方ではない。

韓国人が内田樹に求めているのは、そんなことではない。
彼らは「アベが悪いニダ」、「日本は韓国に土下座するニダ」という意見に同調する日本人を求めているのであって、「離米して日韓連合を」などという見当違いなことを言われても扱いに困る(笑)

72 ：
中国は南船北馬の国だからね
大陸の人とは言い切れない

73 ：
>>72
そうだな

ヨーロッパにも、イギリスやポルトガルもあれば、ドイツやロシアもある
「ヨーロッパ人は陸の民だ」と一括りにするくらい大雑把な話

74 ：
中国には、海洋民も農耕民も狩猟民も、ラクダに乗った砂漠民もいる

一括りにしてレッテルを貼るのは、あまりにも粗雑な議論だ

75 ：
左翼の爺さんは、「漢も唐も、日本に攻めてこなかった」とよくいうが、そんなの当たり前だろ。
長安や洛陽からじゃ、日本は遠すぎる。
せめて、北京を首都にするようになってからの歴史を語らないと参考にならない。

76 ：
このスレを見た人は、「これを書いてる人は、なんでこんなに内田樹に怒ってるんだろ？」という疑問を持つかもしれない。
たまたま、身近な周囲に左翼の爺さんが何人もいるんだよ。
７０歳代後半から８０歳代の人ばかりだが、考え方が内田樹と似ていて、現在の政治経済情勢をまるきり理解しておらず、頑固で人の話を聞かないという共通点がある。
彼らに対する苛立ちを、内田樹にまとめてぶつけているという面がある。

77 ：
しかし、それにしたって、内田樹ほど「韓国、韓国」と言ってる極端な韓国シンパは見当たらない。
その点で、内田樹はやはり異常だ。

もっとも、上にも書いたように、内田樹が本当に心から韓国に興味があるのかどうかは疑わしい。
朝日新聞の若宮啓文だって、日本にいた頃は「竹島に李明博大統領が上陸。みごとな奇襲が決まった」と書くほど反日・親韓だったが、
晩年に韓国に移住してからは、韓国の過剰な反日に疑問を呈し、批判するようになった。
ダテに「知れば知るほど嫌いになる国」と言われているわけではない。
内田樹は、韓国における「離米・反日」の動きを評価しているだけであり、実際にはそれほど興味ないだろう。

78 ：
それにしても、内田樹という人。
本業の哲学での評判は、聞いたことがない。
わずかに、「寝ながら読める構造主義」という本が、「初心者に分かりやすい」と好評なだけだ。
それ以外、哲学者としては何もない。

どうみても、「三流政治評論家」というのが内田樹の本業だ。
というより、内田樹は左翼ブロガーだ。
たまたま、左翼の衰退で人材不足なおかげで持て囃されたにすぎない。

79 ：
>>76
＞７０歳代後半から８０歳代の人ばかりだが

「６０歳代後半から」に訂正

80 ：
同じ左翼評論家でも、金子勝や天木直人、孫崎享とかの言説を見て、こんなに腹立たしくなることはない。
韓国メディアの反日社説を見ても、自分とは考えが違うのは確かだが(笑)、別に怒りは感じない。

なぜか、内田樹のを見ると妙に苛立ちが抑えきれなくなる。
まあ、結局は、個人的な好き嫌いの問題なんだろうけど・・・。

81 ：
ひとつには、天木直人とか孫崎享・佐藤優、朝鮮日報のソヌジョンとかは、考え方は自分から見ると変だけど、国際情勢に関して高度な専門知識を持つプロのアナリストなのは間違いない。
だから、考え方が違っても、参考にはなる。

その点、内田樹は、あまりにも現状認識が稚拙でお粗末でひどい。
そこに苛立ちを覚えるという面は確かにある。

82 ：
根本には、それがあると思う。

あんな、２chのカキコミ以下のレベルの評論をプロとして堂々と世に出すのは、図々しくて厚かましい。
基本がまったく出来てない人間に対する苛立ち。
それは間違いなくある。

83 ：
>>77
そのくせ上野千鶴子と一緒に移民反対していて吹いたｗ
そこはネトウヨと同じように韓国系移民を排斥するのかと

84 ：
>>78
内田はスピリチュアル合気道家だよ
スピと身体性に関しての著書はファンを獲得している
そして、そのファンの大半は女性
従って、スピや身体性だけ書いておけばいいのに、知りもしない国際政治や経済に口出しする
経済でも私は共同体主義です、なら問題ないが、日本は私の言う経済政策を採用しろ、と押し付けるからな

内田ファンの女性はアベニクシーやアメリカの属国や国際政治に興味ないっつーのｗ

85 ：
女がウッチーの本なんて読まいないだろう。武田鉄矢みたいなのがファンだろうｗ

86 ：
>>85
身体性やスピでは多い
ヨガとか瞑想とかニューエイジ系の女
村上春樹好きな連中

今の内田は政治発言が多くて、かつてのファンからも総スカンされつつある
全共闘の爺さんキャラなんてネトウヨだけでなく女も嫌うからな

87 ：
>>85
武田鉄矢も基本は右翼だからな離れたんじゃないのか

88 ：
>>86
スピ系女子はドン引きだな

89 ：
レヴィナスの困難な自由ってどう？

90 ：
タツもアベノセイダーズになって終わったな
レヴィナスや身体性だけ書いておけば良かったのにね
政治活動に夢中になると右も左も魅力がなくなる

91 ：
内田樹も、政治に熱くなりすぎだわな。

「愚かな大衆の意見が通るから、民主主義はダメだ」とか、いくらなんでも言いすぎだろ。
世間の一般人は、内田樹ほど本は読んでないが、世の中を遥かによく知っている。

92 ：
「日本はアメリカの属国だ、属国だ」といつも騒いでる連中は、反米感情を煽ろうと必死なのはわかるが、一般国民の反応がまったく無い。

何か言い方を変えるとか、それなりに工夫してみればいいのに、いつも一本調子だから相手にされない。

93 ：
そんなに日米同盟を破棄したいのなら、具体的に、この同盟のどこが日本にとってプラスであり、どこがマイナスであるかを検討した上で、「明らかにマイナスである」と結論に持っていかなければ意味がない。

それを抜きにして「属国だー、属国だー」と連呼したところで、「なんだか、頭のおかしい人が変なこと言ってるな？」としか思われない。

94 ：
「内田樹の研究室」より

という話を聴くと、２１世紀の「合従」論(中国抜きの東アジア共同体)があながち荒誕な夢物語ではないことがわかってくるはずである。
ではなぜ嫌韓言説がこれほどまでにヒステリックに語られるのか？
それは日韓の間には「同族間の競争」マインドが伏流しているからである。私はそう考える。直系家族では、誰かひとりが「家督」を継がなければならない。だから、「集団の『盟主』は誰か？」という問いがつねに兄弟たちの間の関心事になる。
台湾と香港は、いずれも中国によっては「中国の一部」と見なされている。となると、新しい共同体の中心の座を占めるのは日本か韓国より他にない。
果たして、誰が東アジア共同体の盟主となって、新しい「合従」を率いるのか？
この問いに日本人は「私たちだ」と言い切れるだけの自信をもう持っていない。
経済的成功の指標である一人当たりGDPで日本はいま世界２６位、韓国は３１位である。日本はランキングを転落中で、韓国は上昇中であるから、順位の交替は時間の問題である。
経済だけでなく、学術的発信力や教育レベルでも韓国の後塵を拝することをそれぞれのセクターの人々はもう気づいている。
とりわけ市民の政治的成熟度においては日韓にはすでに乗り越えがたい差がある。一方では市民たちが民主化闘争を経て軍事独裁を廃し、民主制を確立した。
他方ではアメリカに与えられた天賦の民主主義が独裁制に移行するプロセスを市民たちはぼんやり口を開けて見つめている。
東アジア共同体構想が頓挫して進まない最大の理由はおそらくそこにある。
日本人は「日韓連携を基軸とした四政治単位の合従」という選択肢が十分検討に値する解であることを知りつつ、それを選ぶことを忌避している。
それは韓国をリーダーとして頂くような同盟を組むくらいなら、中国であれ米国であれ、強国と「連携」して滅ぼされる方が「まだまし」だと思っているからなのである。

95 ：
・・・このように、内田樹は結論している。

日本の進路を考えれば、「中国抜きの東アジア共同体」、つまり、「日本・韓国・台湾・香港による国家連合形成」しかない。
この中で、どの国が盟主にふさわしいかといえば、経済水準からいっても、市民意識の成熟度からしても、明らかに韓国である。
最近の日本で嫌韓言説が流行しているのは、「韓国を盟主とする東アジア共同体」に対する、日本人の拒否感の表れである。

96 ：
しかし、台湾も香港も、日本と国家連合を組むためには、まず、中国からの独立を正式に宣言し、それを国際社会から認めてもらわなければいけない。
それがないと、「日本は中国から台湾と香港を独立させようとしている」ということになり、国家連合どころではない。
本当に、中国と戦争が起きる可能性もあるので、日本はもちろんアメリカですら、そこまで無謀なことは考えていない。

となると、内田樹の「中国抜きの東アジア共同体」構想とは、早い話が、「日本と韓国による日韓連合」ということになる。
内田樹の考えでは、経済力と市民意識の成熟度において、韓国が盟主となり、日本が韓国に従うことになるのは自明である。

・・・ということはつまり、「今度は韓国が主、日本が従で、21世紀の日韓併合をやれ」ということか？

97 ：
いや、そうではないな。内田樹の考えでは、日本国民は「このままでは日本はアメリカの属国のまま、滅びるのを待つしかない。
米中２大国の狭間で生き延びる唯一の道は、韓国と国家連合を組むことだ」ということを理解している。
しかし、衰退した日本と、躍進する韓国が国家連合を組むということは、必然的に「韓国が盟主となる」ことを意味している。
いまの嫌韓言説の流行は、それに対する日本国民の反発の表れである。

・・・ということのようだ。

98 ：
内田樹がなぜ韓国をこれほど高く評価しているかといえば、親米保守政権を市民のデモで打倒し、反米左翼政権を樹立したからだ。

つまり、内田樹としては、要するに「韓国を模範として、日本もこの道を進め」ということなのだろう。

99 ：
韓国はいま、アメリカを盟主とする同盟体制から離れて、孤立しつつある。

内田樹は、そんな韓国を見て、「韓国を盟主とする同盟体制を作るべきだ」と考えている。
そこに入るのは、日本・台湾・香港である。

こんな考え、ネット上の文章だから書けるんであって、普通の人にこんな話をしたら、いくら「内田樹によれば」という前置きをつけたとしても、ポカンとされてしまうだろう。
マジで頭を疑われる恐れがあるので、とても人には話せない(笑)

100 ：
この内田樹の「韓国を盟主とする東アジア共同体」構想と「それに反発する日本国民の嫌韓」の話、賛成も反対もまったくされてないなあ(笑)
ネット上でも、これに言及しているのは、強いていえば、このスレくらいのものだ。

人材不足に悩まされる左翼マスコミに、寵児として持て囃されてきたが、ここまで相手にされないと、さすがにヤバいんじゃないかねえ？


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●●●　ボク、哲学やったら馬鹿になっちゃったの
哲学板はほとんど死んでるな １年ごとにレベル堕ち
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結局死後の世界ってあるのか？
AIに心は宿るの？
なぜ発狂さんは哲学板で愛され続けるのか
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