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HUGっと!プリキュア〜HugMeたちの物語〜
- 1 :2019/12/14 〜 最終レス :2020/02/21
- https://hayabusa9.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1565424387/
元のスレ【はぐみ「フレフレ!未来のプリキュア・キュアトゥモロー誕生!」】
ごめん!落としちゃった!しかもホストうんぬんでたてられなかった・・・・
再掲載+連載再開
- 2 :
- __2044年・はぐくみ市
野乃はぐみ「フレッフレッ私ー!頑張れ頑張れ私ー!フレッフレッ私ー!頑張れ頑張れおーっ!」
はぐみ「(・・・・えへへ、ママに教えてもらったおまじない、効くかなぁ?)」
はな「はぐみー、朝ごはんできたよー?」
はぐみ「(あ、ママが呼んでる!)すぐ行くー!」
はぐみ「・・・・制服よしっ、寝癖は・・・・ない!よし!そして、元気よし!」
はぐみ「ぃよっしゃぁ!今日も、めっちゃイケてる!」
- 3 :
- __________
『フレフレ!未来のプリキュア・キュアトゥモロー誕生!』
__________
はぐみ「♪〜」トコトコトコ
はな「おはよう!」
はぐみ「うん!おはようの、おはぐみ!」
はぐみ「ママ、朝ごはんなぁに?」
はな「ふっふっふ・・・・なんとですね、すみれおばあちゃん直伝の、オムレツだよ!」
はぐみ「おばあちゃんのオムレツー!やった、ママありがとー!」
はな「なんてったって、今日ははぐみの転校初日だもん!ママ、はりきっちゃった♪」
はぐみ「あーん、むぐむぐ・・・・」パァァ「おいしーぃ!」
はな「でしょー?」
はぐみ「うん!めっちゃイケてるよー!」
はな「・・・・ごめんね、はぐみ。」
はぐみ「え?」
はな「会社の都合で転校になっちゃって」
はぐみ「・・・・」ブンブン「ううん!いーの!」
はぐみ「会社おっきくなるもんね!私も嬉しい!」
はな「そっか。」ハッ「もうこんな時間!ごめんね、ママお仕事いかなきゃ!」
はぐみ「最近、もっと忙しくなっちゃったね」
はな「うん!事業拡大だもん!」
はな「これからも、もーっと忙しくなっちゃう!フレフレ私!フレフレはぐみも!」
はぐみ「そ、っか・・・・フレフレママ!頑張れ!」
はな「よいしょっと」ガチャッ「じゃあ、いってきまーす!」
はぐみ「いってらっしゃーい!」ポツン「・・・・」
はぐみ「・・・・学校、遅れちゃう」
- 4 :
- __とある高層ビルの会議室
エンプティー・マザー社長「花咲き乱れる永遠の理想郷・・・・」
Eマザー「それを邪魔する因子が、まもなく目覚めようとしている」
Eマザー「その因子を、運命から救わなければならない」
???「俺がいきましょか?」
Eマザー「・・・・ハリー」
ハリー「マザーには、この体を与えてくれはった恩があるし」
Eマザー「そういえば、これがハリーの初陣か。戦い方は・・・・」
ハリー「わかってますてぇ。」チラッ「はぐくみ市に行けばええんか」
ハリー「・・・・ほな!」ピシュンッ
Eマザー「・・・・」フゥ「全てを導く白い光・トゥモロー・・・・」
Eマザー「そんな称号は、あの子にはいらない。今のままでいい。」
Eマザー「解放しなければ、枷から・・・・」
__通学路
はぐみ「よし・・・・」トコトコ「今のままで大丈夫!ひとりでも頑張れるもん!」スタスタ
はぐみ「ママにもパパにも迷惑かけてちゃいられない!」グッ「フレッフレッ私!頑張れ頑張れおーっ!」タッタッタッ
はぐみ「(みんな、未来へ向けて頑張ってる)」
はぐみ「(けど、私はきっと、このままであるべきなんだよね)」
はぐみ「うんうん、私は、これでいいのっ!フレッフレー!」
- 5 :
- __ラヴェニール学園・2−1教室
内富士先生「今日は、転校生を紹介します」
内富士「(懐かしいなぁ。この子のお母さんも、たしか・・・・)」
内富士「入っていいよ」
はぐみ「・・・・」ガラッスタスタスタ
はぐみ「みなさん、初めまして!野乃はぐみです!よろしくお願いします!」
はぐみ「(よしっ、無難に決まった!)」
薬師寺ゆうゆ「えー、それで終わり?つまーんなーい!」
はぐみ「へっ・・・・!?」
輝木すぐり「あのあの、えっとえっと・・・・」
すぐり「夢、とか教えてくれるかな?」
はぐみ「ぇ、と」ズキッ「夢・・・?」
はぐみ「それって、未来、のことだよね・・・・」
ゆうゆ「そーだよ?」
はぐみ「・・・・」グッ
はぐみ「よく、わからないや」
すぐり「・・・・え?」
はぐみ「私は、ずっとこのままがいい。目指してるとこは、永遠にここなんだもん」
ゆうゆ「・・・・なんか寂しくなーい?」
すぐり「薬師寺さん、そんなこといっちゃぁ・・・・!」
すぐり「あ、えっとえっと、ごめんなさい!雰囲気悪くしちゃって!」
はぐみ「ううん!いーのいーの!気にしてないよ!」
はぐみ「ってことで!みんな、よろしくねー♪」
内富士「(野乃さん・・・・)」
- 6 :
- __昼休み・教室
ゆうゆ「・・・・野乃さん」
はぐみ「あ、薬師寺さん」
ゆうゆ「・・・・」バッ「ごっめん!」
はぐみ「・・・・ほへ」
ゆうゆ「あの後、すぐりからお叱りを受けまして・・・・」
ゆうゆ「私。人の気持ちに関して、結構疎いから・・・・」
ゆうゆ「っていったら言い訳みたいだけど、ともかく!」
ゆうゆ「無神経すぎたよね、ごめん!」ババッ
はぐみ「あ、ううん!ぜんっぜん気にしてないから!」
ゆうゆ「いいの?やったぁ!」パァァ
すぐり「えっとえっと、反省してるように見えてないよ、それ・・・・」
はぐみ「大丈夫だよ輝木さん、気持ちはちゃんと伝わったから!」
すぐり「あのあの、だったら、いいけど・・・・」
すぐり「ならなら、屋上でご飯、食べたい!一緒に!」
ゆうゆ「いいね!ここからじゃ上るのちょっとつかれるから、たまにしか行かないけど、眺めいいよ!」
はぐみ「へぇー!私、いってみたい!」
- 7 :
- __屋上
はぐみ「うわぁー・・・・!」
ゆうゆ「うっひょー!ひっさしぶりの屋上ー!やっほー!」
すぐり「ほんとにほんとに、素敵・・・・!」
はぐみ「町が、見渡せる・・・・」
はぐみ「風も、吹いて気持ちいい・・・・」
はぐみ「(みんな、生きてる、動いてる、移り変わってる・・・・)」
はぐみ「(だから、こんなにも素敵なんだ。尊いんだ)」
はぐみ「(本当に私は、このままがいいの・・・・?)」
はぐみ「ううん、いいのいいの・・・・」
すぐり「・・・・野乃さん?」
はぐみ「あぁ、ごめん!素敵過ぎて、ぼぉっとしてただけ!」
ゆうゆ「そんなことよりさ、お昼食べよ!おなかすいたー!」
はぐみ「あはは、そーだね!」
はぐみ「(なんだろう、この気持ち・・・・ザワザワって・・・・)」
はぐみ「(私は、このままじゃなきゃ、ダメなのに・・・・!)」
- 8 :
- __学園・校庭上空
ハリー「ほーん?ここが学園かぁ。」
ハリー「なんやアスパワワがいっぱいやな。ここになら『因子』がおるかも
しれへん」
ハリー「・・・・ぉ?」
モブ「うぅー、またひどい点数!怒られちゃうよ・・・・」
ハリー「いいカモ見っけた!・・・・ほな」サッ
ハリー「明日への希望よ、消えろ!ネガティブウェーブ!」ブワァッ
ハリー「発注!オシマイダー!」
オシマイダー「オシ・・・・」ドォーン「マイダーーーー!!」
__学園各地
「うぅ・・・・」バタッ
「くる、しぃ・・・・」ドサッ
はぐみ「・・・・!」ハッ「え、みんな!?」
はぐみ「ね、ねぇ!どうしたの!?」
モブ1「心が、トゲトゲして・・・・」
モブ2「やる気が、でないんだ・・・・」
はぐみ「え・・・・!?」バッ「って、薬師寺さん!輝木さん!」
ゆうゆ「あ、野乃さん!無事だったんだ!ってか、なんじゃこりゃぁ!?」
すぐり「でもでも、なんで私たちだけ、平気なんだろう・・・・」
オシマイダー「・・・・!」ドーン
はぐ・ゆう・すぐ「うわぁっ!?」
はぐみ「めちょっく!何か変なのが外に!?」
ゆうゆ「怪物!?ますますなんじゃこりゃ!」
すぐり「あのあの、ともかく校庭と反対側に移動させなきゃ!」
はぐ・ゆう「「うん!」」
- 9 :
- __移動途中
オシマイダー「オシマイダー!」
ハリー「さぁ、でてこんかい!」
はぐみ「! 怪物の近くに人がいる!」
すぐり「えぇ!?」
ゆうゆ「ヤバいじゃんっ!どーするよ?」
はぐみ「・・・・」ギュウッ「私が」バッ
はぐみ「私がいってくる!」
ゆうゆ「ちょっとちょっと!えっと、なんちゃら取りがなんちゃらになるよ!」
すぐり「えっとえっと、ミイラ、だね・・・・」
すぐり「ていうか、ていうか!それなら、私たちにも行かせて!」
はぐみ「ふたりは、この人たちを避難させなきゃだから・・・・」
はぐみ「だから、ひとりで大丈夫!ひとりでできる!」
すぐり「でもでも・・・・」
はぐみ「『このまま』が夢の私だよ?あんまり危なっかしいことはしないから!」
ゆうゆ「そっか・・・・」コクンッ
ゆうゆ「じゃあ、任せたよ!いってこいやーっ☆」
すぐり「えっとえっと、頑張れー!」
はぐみ「うん!フレフレ!ふたりも頑張れ!」
- 10 :
- __校庭
はぐみ「そこのお兄さん!大丈夫ですかー!?」タッタッタッ
ハリー「ん?お兄さん?俺のこと・・・・?ハハッ」
ハリー「嬢ちゃん、オレも『こっち』側やで?」
はぐみ「・・・・」ボーゼン
はぐみ「・・・・ぇ、えぇっ!?そーなの!?」
ハリー「せやで・・・・ん?」
ハリー「(並の奴よりも、高いアスパワワ値を感じる。ついでにトゲパワワも・・・・)」
ハリー「もしや、お前が・・・・」
はぐみ「へ?」
ハリー「・・・・お前の夢は何や?」
はぐみ「それ訊かれるの、本日2回目ー!」ムスッ
はぐみ「っていうか、お前じゃないもん、はぐみだもん!」
ハリー「ほな、はぐみ。お前の夢は何や?」
はぐみ「それ、は・・・・このままでいること、かな」
ハリー「お、それは俺らの理念にバッチリあっとる!都合がえぇ!」
はぐみ「・・・・へ?」
ハリー「なぁ、はぐみ。俺らのとこに来んか?」
- 11 :
- ハリー「なぁ、はぐみ。俺らのとこに来んか?」
はぐみ「あなたの、とこ・・・・?」
ハリー「ついでにいっとくと、あなたやのーて、ハリーや。」
ハリー「俺らの理想とする世界は、永遠の花園。幸せはそのまま。滅びることが、ない。」
はぐみ「えい、えん・・・・?」
ハリー「そや。時の止まった、写真のように幸福の1瞬間がきりとられた世界や」
はぐみ「時間が、とまる・・・・?」
ハリー「せや、文字通り、や。」
はぐみ「そん、な・・・・」ギュッ
__みんな、生きてる、動いてる、移り変わってる・・・・
__だから、こんなにも素敵なんだ。尊いんだ。
はぐみ「私は・・・・このままがいいの?本当に?」
ハリー「・・・・ぅん?」
はぐみ「たのし、かったもん・・・・みんなと一緒にいるの・・・・!」
はぐみ「ほんとは・・・・!」グスッ「ほんとはひとりじゃ嫌だ!」
はぐみ「みんなと一緒がいい!ママやパパにも、もっと一緒にいてほしい!」
はぐみ「ずっと・・・・寂しかった・・・・!」
はぐみ「みんなの頑張りを邪魔しちゃダメだと思って、我慢して・・・・でも!」
はぐみ「ママのほっかほかのオムレツ、すっごくおいしかった!」
はぐみ「吹き抜けていく風が!揺らめく日の光が!素敵だと思った!」
はぐみ「みんな、動いているの!ずっとそのままなものなんて、ひとつもない、変わっていくの・・・・!」
ハリー「せやから、幸せな今のままきりとるってゆーてるやん」
はぐみ「ごめんね、ハリー。違うの。」
はぐみ「まだまだ私には、やりたいことがある!それができる、時間もある!」
はぐみ「それがとめられるわけには、いかないの!」
はぐみ「私も・・・・未来へ向かって、頑張りたいから・・・・!」
__ホワァァァァァァァ・・・・!
- 12 :
- __ホワァァァァァァァ・・・・!
ハリー「(! はぐみから強いアスパワワが発せられとる!)」
はぐみ「やっぱり私は・・・・!今のままでよくない!このままじゃ、嫌だ!」
ハリー「(トゲパワワが・・・・明らかに弱まっとる・・・・!)」
はぐみ「私はっ!なんでもできる!なんでも、なれる・・・・!!」
__パァァァァァァァ・・・・!!
はぐみ「! ・・・・心が・・・・!」パァァァァァッ・・・・
はぐみ「心が、あふれるっ・・・・!」パァンッ
__ホワァッ
ハリー「白い、ミライクリスタル・・・・!?」
はぐみ「! ・・・・」ハッ「これは、かわいい宝石に、ケータイ・・・・?」
はぐみ「でも、どうすれば・・・・ぁ」
はぐみ「(白い光が、導いてくれる、教えてくれてる・・・・?)」
はぐみ「うん・・・・大体分かった!」
はぐみ「私がこれから、どうしたいか!」バッ「今度は私が、導くの!」
はぐみ「・・・・」スゥ・・・・「未来へ!」
はぐみ「いっくよーーーーっ!!」
__パァァァァァァァァァァァァァァァアッ・・・・!!!!
- 13 :
- はぐみ「ミライクリスタル!ハート・きらっと!」
はぐみ「(暖かい・・・・未来の、光・・・・輝いてる)」
はぐみ「(私も、負けたくない・・・・!)」
はぐみ「(はぐみ__HugMe__愛情をこめてつけてもらったこの名前・・・・!みんなにも・・・・!)」
はぐみ「__はー・・・・ぎゅーーーー・・・・!」
ハリー「なんて、アスパワワの量や・・・・!」
ハリー「・・・・綺麗や、純白の、心・・・・」
?????「輝く未来を、抱きしめて__」
?????「明日はきっと、いい日になってる、夢へ、近づいてる・・・・とめちゃうなんて、もったいないよ」
?????「明日だって、未来なの。遠い遠い未来もいいけど、私は、明日こそ大切にしたい・・・・だから」
ハリー「誰、や・・・・?」
?????「ふふっ・・・・だからね、私の名前は」
「__みんなを導く!未来のプリキュア・キュアトゥモロー!」
- 14 :
- ハリー「・・・・プリ、キュア・・・・キュア、トゥモロー・・・・!」
トゥモロー「そうだよ、それが・・・・」
トゥモロー「私の、名前。私の、願い。私の・・・・夢!」ダッ
トゥモロー「だから、ごめんね!この怪物さん、倒させてもらうね!」
ハリー「別に、謝らんでも・・・・っいったれ、オシマイダー!!」
オシマイダー「オシマイ・・・・ダー!!」
トゥモロー「おしまいじゃないよ!」バッ
トゥモロー「私だってまだ、わからないことだらけ・・・・だけど」グググ・・・・
トゥモロー「一緒に行こうよ、輝く未来へ!」グイッ
トゥモロー「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・!」
トゥモロー「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」
__ドゴォォッ!!
トゥモロー「ごめんね、絶対痛かったかもだけど・・・・」
トゥモロー「今だけちょっと、我慢しててね!・・・・キメるよっ!」
__ピロリロリロピロリロリロ・・・・パァンッ
トゥモロー「フレッフレッ!ハーーーート・フォーーーーーユーーーーーーー!!」
__バッシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!
オシマイダー「ヤメサセテモライマ〜ス・・・・」
ハリー「キュア、トゥモロー・・・・またな、はぐみ」
トゥモロー「うん!夜は眠いから、なるべく日中にきてねー!?」
ハリー「はは・・・・」ピシュンッ
トゥモロー「あ、帰っちゃった。またねー!」
ハリー「(はぐみ・・・・面白いやっちゃ、なぁ・・・・)」
- 15 :
- __野乃家
はな「ただいまー!」
はぐみ「お帰りママ♪」
はな「ん?はぐみ、いつになく明るいね?」
はな「今日、学校でうまくいったの?」
はぐみ「うん!とっても!・・・・あとね、ママ」
はぐみ「近々、一緒にお出かけしたい!」
はぐみ「・・・・パパは海外に研究にいってるから、また今度になっちゃうけど」
はぐみ「ひとりじゃ、寂しいから・・・・」
はな「! ・・・・」ハッ「そうだったんだね・・・・」
はな「ごめん、はぐみ!」
はぐみ「ううん、いーの!」
はな「じゃあ、今度の土日、どこか泊まりで観光してみるー?」
はぐみ「え、ほんと!?どこがいいかなー?」
はな「そうだねー、いろいろ考えてみよっか!」
はぐみ「うん!じゃあ、約束の・・・・」
「「ハグッ!!」」
〜終わり〜
- 16 :
- 【1よりあとがき】
えぇっと、どーもです。
VIP+でこういうことするの・・・・初めてなんですけども。
どうでしたでしょうか。感想下さるとうれしいかな。
まぁ、書き始めた経緯は、ほら、私が脳内お花畑だから(知らんがな)イマジネーションが、ポッ!と。
そもそも、外伝ものとか大好きなんで・・・・着想から2時間半。書ききったぜ!いっえーい!
要望さえあれば、ゆっくりですが続きも書いていきたいなぁ、と。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
以上、1でしたっ!
- 17 :
- __過ぎし日の薬師寺家
TV『天使のしゅわしゅわウォーター♪』
幼き日のゆうゆ「これ、昔のお母さん?テレビにでてるー!」パチパチ
薬師寺さあや「そうだね・・・・子供のころは私、女優さんだったんだよ」
幼ゆうゆ「じょゆうさん、すごーい・・・・!」キラキラ
__2044年・ゆうゆの部屋
ゆうゆ「私だって、私だって・・・・!」ギュウッ
________
「フレフレ!笑顔のプリキュア・キュアソリエ誕生!」
________
- 18 :
- __学園・廊下
はぐみ「ぅわぁーーーーっ♪」キラキラキラ
はぐみ「『25年の時を経て!新たなプリキュア誕生!』」
はぐみ「さっそく学園新聞になってるー!見出しかっこいいー!」
ゆうゆ「はぐみ、おっはよぅ!」
はぐみ「え?あ、薬師寺さん、おはよう!」
すぐり「ちょっとちょっと、薬師寺さん。いきなり呼び捨てはびっくりするよ」
ゆうゆ「あ、今が初呼び捨てだっけ!?ごめん!」
はぐみ「ううん、いーの!」ハッ「あ、おはよう輝木さん!」
すぐり「おはよう」フフ「なんかなんか、安定の薬師寺さんだね・・・・」
ゆうゆ「えっへん!」ドヤ「ま、それはともかくさー?」
ゆうゆ「件(くだん)のプリキュア!」キラキラ「ほんとかっこいいよね!」
はぐみ「えへへ、ありがとー♪」
すぐり「あのあの、なんで野乃さんがお礼を・・・・」
はぐみ「めちょっく!」アセアセ「そ、それはぁ・・・・」
はぐみ「実は私、プリキュアに助けられてね・・・・?」タラタラ
ゆうゆ「えぇー!いいなぁ・・・・(単純)」
はぐみ「それで、薬師寺さんたちがみんなを避難させてくれたのを伝えたら」
はぐみ「ありがとうって言ってたから、プリキュアの代返で・・・・」
ゆうゆ「やったぁ、プリキュアにほめられたー♪(単純)」
すぐり「な、なるほどなるほど・・・・」
ゆうゆ「それにしても、プリキュアって、ちょーかっこいーっ!」
ゆうゆ「私もなりたーい!」ルンルン「キュアゆーゆっ!いっえーぃ!」
はぐみ「あ、あはは・・・・」
- 19 :
- __とある高層ビルの会議室
Eマザー「運命から、逃れられなかった・・・・」
ハリー「あの・・・・すんません」オズオズ
Eマザー「構わないよ。ただ、もうプリキュアとは戦わなくていい」ニコ
Eマザー「ハリーには他にしてほしいことがある。」
Eマザー「代わりに・・・・イシャヨメー、あなたにいってほしい」
イシャヨメー「はい、おまかせを♪」
イシャヨメー「あはははは!ハリーったら、見事に戦力外通告されたわねー?」
イシャヨメー「私なら、ちゃーんとマザーのお力になれますので♪」
イシャヨメー「あははははははは♪」ピシュンッ
未登場幹部1「・・・・こいつだけはボク、生理的に無理」ボソッ
未登場幹部2「そーかい?ワシ的にはタイプなんじゃがなぁー」デレー
ハリー「お前の好みは聞いとらんわ・・・・」
- 20 :
- __昼休憩・無人の家庭科室・全身鏡の前
ゆうゆ「にーんじーんにぃっさーん、ねぎねぇさん♪」ハァ「・・・・」
ゆうゆ「いいなぁ、お母さんはスカウトとかそういうの待たなくても、」
ゆうゆ「れいらおばあちゃんのお陰で子役デビューしちゃってさぁ・・・・」
ゆうゆ「なのに、売れてたのに・・・・なんでやめてお医者さんになったんだろ」
ゆうゆ「う”−っ!私が薬師寺さあやになりたかったぁ!」モンモンモン
はぐみ「よいしょっと」ガラッ「薬師寺さん、お昼ご・・・・あれ?」
ゆうゆ「でも、やっぱり若いころのおばあちゃんやお母さんに比べてもまだまだだし・・・・」
すぐり「・・・・絶対ぜったい聞こえてないね」ヤレヤレ
はぐみ「うんうん・・・・」アハハ・・・・
ゆうゆ「まだまだ・・・・つまりはそーいうことなのかなぁ」フー・・・・
ゆうゆ「いーや!その差を埋めるために、私がどんだけ努力したと思ってんのさ!」グッ
ゆうゆ「頑張るぞー・・・・おーっ!!」メラメラ「って、はぐみにすぐり!?」ビクッ
すぐり「ついについに気づいたんだね・・・・」
ゆうゆ「ぇ、ごめん!どんぐらい待たせた・・・・?」
はぐみ「さっき来たばっかりだから、大丈夫!」
はぐみ「じゃあ、一緒にお昼いいかな?」
すぐり「今日は今日は、屋上じゃなくてココだけどね♪」
ゆうゆ「うん!もちろん!」パァ
- 21 :
- __放課後・講堂
演劇部長「あ・え・い・う・え・お・あ・お」
「「「「あ・え・い・う・え・お・あ・お」」」」
ゆうゆ「(演じるって、こんなにも楽しいのに・・・・)」
__私の、せい?私に、流されちゃった・・・・?
__お願い、ゆうゆには誰からも圧力をかけられることなく夢を探してほしいの!
ゆうゆ「(小さいころ、なんでお母さんはあんなこと・・・・?)」
ゆうゆ「お母さんは、芸能界から逃げたんだよ、きっと・・・・」ボソッ
部長「ゆうゆちゃーん?(^言^)」
ゆうゆ「あ、はい!すみません!」スゥ「や・え・い・ゆ・・・・」
ゆうゆ「(私は、逃げないもん。お母さんとは違う・・・・!)」
- 22 :
- __帰路
ゆうゆ「あーあ、部長に怒られちゃった・・・・」グチグチ
ゆうゆ「うぅ、デッド・オア・アライブ・アイスでもヤケ食いしよっかなぁ・・・・」
イシャヨメー「あら、いいカモ見っけ♪」ニヤァ「でも、このトゲパワワじゃプリキュアには・・・・」
イシャヨメー「あはっ!そぉだ・・・・!」ニィィ
イシャヨメー「ねーぇ、そこのお嬢ちゃん?」ウフーン
ゆうゆ「ぅおっ!変な人!!」
イシャヨメー「むっ・・・・失礼しちゃうわね・・・・」ムスッ
イシャヨメー「ところでお嬢ちゃん、あなた女優をめざしてるんですってぇ?」ネットリ
ゆうゆ「そーですけど何か?」イラッ「おばさんには関係ないでしょ」
イシャヨメー「おばっ!?」ガビーン「あなたそれ今すぐ訂正しなさい」
ゆうゆ「(やっと本性現したなぁ、おばさん)」アハハ・・・・
ゆうゆ「(まぁ、妙にこびてないほうが好きだけど・・・・)」
ゆうゆ「訂正?嫌だよっ」ベー
イシャヨメー「! ・・・・まぁいいわ」ゴホン
イシャヨメー「あなた・・・・どうして女優になりたいわけ?」
ゆうゆ「・・・・は?」キョトン
- 23 :
- イシャヨメー「あなた・・・・どうして女優になりたいわけ?」
ゆうゆ「・・・・は?」キョトン
イシャヨメー「(ヒット!)」グッ「だから、なんでなりたいのよ、女優に!」
ゆうゆ「なんで・・・・なりたい、か?」
イシャヨメー「・・・・あら、あなた自分でも分かってなかったの。」
イシャヨメー「だったら私があててあげようかしらー?」フフン
ゆうゆ「・・・・」
イシャヨメー「あなたのお母さん・・・・元有名子役なようね?」
イシャヨメー「自分だって女優になりたいのに、母親はその母親のコネみたいなもんで芸能界デビュー。」
イシャヨメー「そして有名になって・・・・あんなにも恵まれていたのに、なぜかその後女医になった」
イシャヨメー「それに対して自分は、地道な努力をしているのになぜか女優にすらならせてくれない」
イシャヨメー「あなたはその境遇を嘆いている。そうでしょ?」
ゆうゆ「・・・・」
イシャヨメー「あっ、あなたねぇ、自分の母親が芸能界から逃げたって言ってるけど、あなたも大概なのよ?」
ゆうゆ「・・・・はっ?」キッ
イシャヨメー「あなた、薬師寺さあやのようになりたいんでしょ?こんな自分の人生、嫌なんでしょ?」ニヤニヤ
イシャヨメー「逃 げ て る じ ゃ な い 、 あ な た も 。」ビシッ
イシャヨメー「自分の人生から・・・・ね?」ウフッ
ゆうゆ「! ・・・・」ワナワナ「ぁ・・・・あぁ・・・・!」ボワァァァ・・・・!
イシャヨメー「あはは!濃厚なトゲパワワの、かーんせーい♪」
イシャヨメー「明日への希望よ、消えろ!ネガティブウェーブ!」ブワァッ
イシャヨメー「あはっ♪・・・・発注!オシマイダー!」
ゆうゆ「あ”ぁ”あ”ぁ”ぁ”っ!!!!」トサッ
オシマイダー「オシマイダー!」ドーン
- 24 :
- __野乃家・はぐみの部屋
はぐみ「うわっ、もう6時!おなかすいたなー・・・・ん?」
オシマイダー「オシマイダー!」ドーン
はぐみ「オシマイダーって・・・・昨日の!?」バッ「うん、ママはまだ帰ってきてないし・・・・」
はぐみ「よし!」バッ「いってきまーす!」タッタッタッ
__某所
はぐみ「はぁっはぁっ・・・・あっ!」キキーッ
イシャヨメー「あら、あなたがキュアトゥモロー?」
はぐみ「あ、あれ?ハリーじゃない・・・・?」キョトン
イシャヨメー「あはっ、残念!私はイシャヨメー。もう彼はお役御免なの♪」バッ「いきなさい、オシマイダー!」
オシマイダー「オシ・・・・!」ググッ
はぐみ「やらなきゃ・・・・!」ギュウッ
トゥモロー「みんなを導く!未来のプリキュア・キュアトゥモロー!」パァーン
トゥモロー「はぁっ!」ダッ
オシマイダー「・・・・マイダーッ!」ドゴォッ
トゥモロー「っ!」バシッ!「く・・・・昨日より、強い・・・・!」グググ・・・・
イシャヨメー「あははっ!もっともっとよ、オシマイダー!」
オシマイダー「オシ・・・・!」ギュゥゥッ
トゥモロー「嘘!?さらに力が増した・・・・!」クッ「大丈夫かな、私・・・・フレ、フレ・・・・!」
- 25 :
- __ゆうゆの精神世界
ゆうゆ「(・・・・ここは)」ハッ「(私の、おうち?)」
????『私、お母さんみたいなじょゆうさん、だーいすき!』ニコッ
ゆうゆ「(ぇ・・・・)」ドクン「(あの女の子・・・・!)」
さあや『そっか。それはどうして、ゆうゆ?』
ゆうゆ「(私・・・・!)」
ゆうゆ「でも、あの時の私の、女優になりたい理由って・・・・?」
幼ゆうゆ『それは・・・・』
幼ゆうゆ『うーんとね・・・・』ムムゥ・・・・『見ていて心がキラキラするからっ!』パァッ
ゆうゆ「(! それが、理由なの・・・・!?)」
幼ゆうゆ『キラキラ、わくわくしてね・・・・それで、それで・・・・笑顔になれるの!』
ゆうゆ「(ぇが、ぉ・・・・)」ハッ
幼ゆうゆ『私も誰かを、ううん、みんなを笑顔にしたい!大きくなったら、そんな人になるの!』ニカッ
ゆうゆ「(そうだ、)」ギュッ「そうだ私・・・・!」
- 26 :
- イシャヨメー「それが何だっていうの?」フフン
ゆうゆ「あ! ・・・・あんたっ」ギリッ
イシャヨメー「その理由は、あくまでかつてのものにすぎないでしょう?」
イシャヨメー「今のあなたは、偏見で人を憎み、敵視し・・・・笑顔なんてものとは程遠いのよっ!」キッ
イシャヨメー「あなたは変わった、もう戻れない!キラキラも、笑顔も、今さら目指せるわけがないのよ!!」
ゆうゆ「だから何?」
イシャヨメー「はぁ?」
ゆうゆ「だから、何だっていうのよ!」
イシャヨメー「!」
ゆうゆ「たしかに、私は変わった!あんたの言うことがグサッときたとこ、いくつかあったよ」
イシャヨメー「だったら・・・・」
ゆうゆ「でも!」ポワァ・・・・
ゆうゆ「私は、原点に立ち返ることができた!奥底にある気持ち・・・・それを知ることができた!」
ゆうゆ「今からでも、きっとキラキラした気持ちで目指せる、まだ遅くない!私はそう思う!」パァァ・・・・
ゆうゆ「私は、もう逃げない!逃げずに、這いつくばって、頑張って・・・・!きっと・・・・!」
ゆうゆ「きっと、みんなを笑顔に・・・・!」パァァ・・・・!
ゆうゆ「笑顔に、するんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!」キィィィィィィ!!
ゆうゆ「心が・・・・あふれる・・・・・・・・!!」
- 27 :
- __現実
ゆうゆ「やぁぁぁぁぁぁっ!!」ドォーン!
トゥモロー「や、薬師寺さん!」パァッ「・・・・って!」
トゥモロー「あ、あなたが持ってるの・・・・空色の、ミライクリスタル・・・・!?」
ゆうゆ「その声・・・・はぐみ!?」グッ「今は、それはまぁいいや」
ゆうゆ「新生・薬師寺ゆうゆ!とくとご覧あれっ!」バッ
ゆうゆ「ミライクリスタル!ハート・きらっと!」パァァ・・・・!
ゆうゆ「(暖かい・・・・心が、みなぎる・・・・!)」
ゆうゆ「(私の心を、想いを・・・・このプリハートにこめて・・・・!)」
ゆうゆ「はー・・・・ぎゅ・・・・!」ホワァァァァァァァ!
???「輝く未来を・・・・抱きしめて__」
???「ありがとう、おばさん。結果論になっちゃうけど、あんたのおかげで、大事なことを思い出せたよ」
???「私は、みんなを笑顔にしたい・・・・できれば、あんたもね」
???「そして、新生、ううん、新星・薬師寺ゆうゆ。その名前は・・・・!」
「__みんな最高!笑顔のプリキュア・キュアソリエ!」
- 28 :
-
ソリエ「・・・・いくよっ」グッ
ソリエ「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ササササササ・・・・シュッ!
トゥモロー「ぶ、分身した!」
イシャヨメー「ど、どれが本物なの!?とにかく探しなさい!オシマイダー!」
分身ソリエ「わっかるっかなー?」フフン
オシマイダー「オ、オシ・・・・オシ・・・・!」オロオロ
分身ソリエ「ざんねーん、時間切れー♪」ニコッ「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」バァンッ
オシマイダー「オシマイダー・・・・」ドォォンッ
分身ソリエ「ぃよっし!」シュン・・・・
ソリエ「どぉだ!」ムフー
トゥモロー「すごいよソリエ!めっちゃイケてる!」パチパチ
ソリエ「でしょでしょ?」
イシャヨメー「ふふん、あなたたち忘れてるわね・・・・ここは戦場よっ!」
オシマイダー「オシマイィィッ!!」ブゥンッ
トゥモロー「しまっ・・・・!?」ハッ
ソリエ「まかせてっ!」グッ
__ピロリロリロピロリロリロ・・・・パァンッ
ソリエ「フレッフレッ!ハーーーーート・ディフェンスッ!!」
__ボワァッ!
イシャヨメー「バ・・・・バリア!?」
オシマイダー「マイダー・・・・」ドスーン・・・・
ソリエ「よし、キメちゃって、トゥモロー!」グッ
トゥモロー「任せてー!」
__ピロリロリロピロリロリロ・・・・パァンッ
トゥモロー「フレッフレッ!ハーーーーーート・フォーーーーユーーーーーーッ!!」
__バッシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!
オシマイダー「ヤメサセテモライマ〜ス・・・・」 ポワワァ・・・・
- 29 :
- イシャヨメー「あなたみたいに、前向きになれれば世話ないわよ・・・・」ピシュンッ
__分かれ道
はぐみ「えへへ、プリキュア仲間ができちゃった♪」
ゆうゆ「プリキュア、ねぇ・・・・よくわかんないし、イマイチ実感ないけど、頑張ろ!」ニッ
はぐみ「うん!・・・・じゃあ、私はこっちだから」
ゆうゆ「そうだね、じゃあね!」
はぐみ「うん、また明日!ばいばーい!」
はぐみ「(・・・・なんだろう、これから、めっちゃイケてることが起こる予感!)」フフッ
__野乃家・はぐみの部屋・ベランダ
はぐみ「あー!今日も楽しかった!」
__スゥッ・・・・
はぐみ「あ、流れ星!きれーい!そういえば、今夜は流星群かぁ!」
__パァァッ・・・・
はぐみ「ひときわ大きい流れ星だ!すごーい!」
__ドドドド・・・・
はぐみ「ん?なんか近づい・・・・って、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえっ!?」
__ゴチーンッ☆
はぐみ「のわっ・・・・めちょっく!」ドサッ
はぐみ「うぅ・・・・何ー?」
???「よいしょっと・・・・」ヒョコッ
はぐみ「(え?は、ハムスターさんがしゃべって・・・・!)」オロオロ
???「野乃はぐみ!俺を助けてくれ!」ドーン!
はぐみ「ぇ?え?え!?」
はぐみ「何なのこれーーーーーーー!?」
【2話『フレフレ!笑顔のプリキュア・キュアソリエ誕生!』・終】
- 30 :
- 【3話(きまぐれ)予告】
私、野乃はぐみ、13歳!
ついに週末、ママと神戸におでかけだぁっ!
なんとそこで、輝木さんに会ったんだ!
ママのほまれさん、フィギュアの選手から引退して、有名なコーチになってるんだね!めっちゃイケてる!
すぐりちゃん、そんなほまれさんが大好きみたいだけど、そこには複雑な思いがあって・・・・
『Let'sGo神戸!はぐみとすぐりのママ事情!』
今日もめちゃハグ元気で!フレッフレッみんなー!
- 31 :
- __野乃家・はぐみの部屋
はぐみ「しゃ、しゃべるハムスターさん・・・・!?」アワアワ
???「あっちじゃネズミネズミっていじられとったのに、こっちじゃハムスターさんかい・・・・」ブツブツ
???「まぁ、ええわ。俺の名前は・・・・あれ?えぇっと・・・・」アセアセ「(まずい、忘れた!)」
はぐみ「名前、覚えてないの・・・・?」
???「お、おぅ・・・・」
???「(ま、ある意味そうやな・・・・)」
はぐみ「さっきぶつかっちゃった時に記憶喪失しちゃったのかなぁ・・・・」
???「た、たぶんな・・・・」ホッ
はぐみ「じゃあ、『ハムちゃん』とかはどう?」
???「ハムスターのハムちゃんか、安易やな・・・・いや、まぁそれでええわ」
ハムちゃん「(あながち間違っとらんし・・・・)」
はぐみ「それでハムちゃん、私のとこに何しに来たの?まさかそれも忘れ・・・・」
ハムちゃん「いや、それは幸いにも覚えとる。」グスッ「聞くも涙、語るも涙の、長い長い・・・・」
はぐみ「ごめんね、ハムちゃん!長いなら、また数日後くらいでいい?」
- 32 :
- ハムちゃん「へっ!?」ガーン
はぐみ「単元テストが金曜にあるし、週末の旅行の打ち合わせもしなきゃで、あんまり時間がないの!」
ハムちゃん「う、嘘やろ・・・・まぁ、要点だけ伝えさせてもらうわ。」
はぐみ「うん!なぁに?」
ハムちゃん「これはお前の未来のためやっ!」ビシッ
はぐみ「・・・・ほへ?」ガクッ「ごめんね、アバウトすぎてわけがわからないよ・・・・」
ハムちゃん「まぁ、詳細ははぐみが忙しくないときに語らせてもらうわ。そんじゃ、おやすみ☆」
はぐみ「・・・・」ポカーン「ハ、ハムちゃん・・・・?」
ハムちゃん「すぴー・・・・」
はぐみ「あれぇ・・・・」
はな「はぐみー!そろそろ打ち合わせしよーっ!」
はぐみ「あっ!」クルッ「すぐ行くーーー!」タッタッタッ
はぐみ「(何だろ・・・・もっと波乱の予感がする・・・・!?)」タッタッタッ
________
「Let'sGo神戸!はぐみとすぐりのママ事情!」
________
- 33 :
- __野乃家・はぐみの部屋・AM4:00
__リリリリリリリリ・・・・
はぐみ「むにゃ・・・・時計うるさぁい・・・・」
ハムちゃん「ほーんま、こんな時間になんやねん、はぐみ・・・・」
ハムちゃん「(結局、今日の今日まで一度も聞いてもらえんかった・・・・)」グッ「よっしゃ今日こ」
はぐみ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」ガバァッ
ハムちゃん「そっ!?のわぶっ!!」バコッ
ハムちゃん「何すんねーんっ!」プンスコ
はぐみ「うわっ、ごめんねハムちゃん!でもね、今日はね・・・・」
ハムちゃん「あぁー、土曜かー・・・・」
はぐみ「うん・・・・ママとおでかけなんて、滅多にないから・・・・」シュン・・・・「だからねっ」
はぐみ「今日、めっちゃ楽しみにしてたの!」キラキラ
ハムちゃん「そ、か」ジッ「(・・・・)」
はぐみ「んー?連れてってほしいの?」ムネドンッ「けほっ・・・・」
はぐみ「心配しなくても!置いてけぼりにはしないよ♪ひとりって、なかなか寂しいからねー♪」ルンルン
ハムちゃん「(だ、だいぶ舞いあがっとるな・・・・)」
トリップはぐみ「いやぁ、でも新幹線にハムスターって、大丈夫かなぁ・・・・」ブツブツ
トリップはぐみ「いやいや、ハムちゃんはペットじゃなくて同居人だし!」ブンブン
トリップはぐみ「それに、ほぼ確実に、厳密には動物じゃないだろうし・・・・」ブツブツ
ハムちゃん「(せやったら、なんで俺をハムスターって言ったんや・・・・)」
はな「はぐみー?おき・・・・」ガチャッ「てるね、ごめん・・・・」バタンッ
ハムちゃん「(ついに親にもひかれよったか・・・・)」ヤレヤレ「おーい、はぐみー!」
はぐみ「あっ!」ブンブン「そっかそろそろ準備しなきゃだもんね!」
はぐみ「ありがとハムちゃん!帰ったらしっかり例の話きくからね!」
ハムちゃん「おぅ!」
ハムちゃん?「・・・・」プルルル・・・・「おっ・・・・せや、神戸市の・・・・」ボソボソ
ハムちゃん?「ポーアイがどこかわからん?グーグルがあるやろ!」
ハムちゃん?「・・・・グーグル嫌い?カナヅチな自分にはゴーグルと響きが似てるからなんか無理?」
ハムちゃん「知るかっ!」クワッ!「まぁええ、ゆーたる。中央区の・・・・・」
- 34 :
- __東海道新幹線下り・のぞみ・新富士駅通過前後
はぐみ「ををーっ!富士山きれーい!」パァァッ
はな「こないだの出張以来だー!こっちのほうが晴れてて素敵ー!」パァァッ
ハムちゃん「(ほーんま親子そっくりやなぁ・・・・)」ヤレヤレ
はぐみ「あ、トンネル入っちゃった・・・・」シュン
はな「また帰りに一緒に見ようね♪」
はぐみ「うん♪」
__新神戸駅2F・551新神戸駅店前
はぐみ「あーんっ♪」モグモグミ・・・・「おいしーいっ!」パァァッ
はな「ほんとにねーっ!」モグモグ
はぐみ「新幹線、ちょっと長かったー、ママ、まずどこいくー?」
はな「そうだなぁ・・・・三ノ宮駅に行って、お寿司でも食べる?営業部長さんに勧めてもらったとこがあるの!」
ハムちゃん「(まだ食べるんか・・・・)」
はぐみ「いいねーっ!レッツゴー!・・・・の前に、ちょっと待っててね」タタタッ
はな「・・・・?」
はぐみ「はいハムちゃん、551の肉まんだよ♪」
ハムちゃん「どれどれ・・・・」パクッ「うまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♪」
はぐみ「しーっ!ママにバレちゃう!」オロオロ
ハムちゃん「・・・・ひゃい。」ハッ「ところではぐみ」
はぐみ「ん?」
ハムちゃん「ポーアイ・・・・ポートアイランドにはいつごろつくか聞いてきてくれるか?」
はぐみ「? いいけど・・・・?」タタタッ
はぐみ「お待たせママ!ところで、ポートアイランドにはいつ行くのー?」
はな「よっぽど楽しみなんだねー♪夕方くらいかなー?」
はぐみ「そっか!」
ハムちゃん?「(なるほどな、さっそくアイツに連絡いれとこ・・・・)」
- 35 :
- __神戸市立ポートアイランドスポーツセンター付近
はぐみ「ここがポートアイランド・・・・!」ホォー・・・・
はな「港町だね・・・・」
はぐみ「うん・・・・横浜とは違う雰囲気だね・・・・あっ!」パァッ「クルーズだぁ!」
はな「ルミナス神戸2だね♪あそこでディナー食べられたりするんだよ」
はぐみ「わぁぁ・・・・いいなぁ・・・・!」キラキラ
はぐみ「ねぇママ!しばらくここら辺見てみてもいい?」
はな「そうだね・・・・じゃあ、6時までには、このセンターの入り口前に戻ってきててね?」
はぐみ「うん!ママ、ありがとう!」タタタッ
はな「・・・・そういえば、ほまれもここきてるんだっけ・・・・」フフ・・・・
__センター内
はぐみ「折角だから、まずここに入ってみよっと! ・・・・んーと」
はぐみ「えっ!スケートリンクあるの!?楽しそーう!」パァッ
- 36 :
- はぐみ「えぇっと、おじゃましまー・・・・わぁっ!ちょうど練習してる!あれ?」
???「そこ、難しいところだけど笑顔を絶やさないで!明るい曲にあわせなきゃ!」
はぐみ「あ、あの人はっ!元めっちゃイケてるフィギュアスケーターの輝木ほまれさんっ!今はコーチなんだ!」
はぐみ「あれ?輝木・・・・?」ウーン
ほまれ「あっ、○○○!」
はぐみ「あ、誰かほまれさんのところに来た!選手じゃないみたい・・・・?」ジィッ
はぐみ「うぅーん、見覚えが・・・・?」ジィィッ
すぐり「あのあの、お母さん、お疲れ様。」
ほまれ「あ、ポカリありがと」
はぐみ「か、輝木さんんんんんんん!?」
すぐり「えっとえっと・・・・のっ、野乃さんっ!」ハッ
ほまれ「野乃・・・・?あぁ、なるほどね」ボソッ
ほまれ「すぐり、友達?」
すぐり「うんうん、く、クラスメート・・・・」
ほまれ「行ってきなよ。私のアシスタントはいいからさ」
すぐり「でもでも・・・・わかった。」タッタッタッ・・・・
- 37 :
- はぐみ「輝木さん、神戸に来てたんだー!」
すぐり「えとえと、野乃さんこそ・・・・」
はぐみ「(あれ、元気ない・・・・?)」ハッ「っていうか!ママ、めっちゃイケてる人なんだねー!」
すぐり「そうだね、私のお母さんじゃもったいないくらい・・・・」シュン
はぐみ「ん・・・・?まぁ、せっかくだし、あそこの広場に行ってみる?」
すぐり「えっとえっと、そうだね・・・・」
__中央緑地公園
すぐり「わぁ・・・・!」
はぐみ「素敵だよねー!川があって、散りかけだけど、えっと・・・・オオシマザクラっていうんだー__も咲いてて!」
はぐみ「あと・・・・おひさまに照らされて、キラキラ輝いてる!」
すぐり「輝く・・・・」シュン
はぐみ「・・・・『すぐりちゃん』?どうしたの?」
すぐり「『はぐみちゃん』っ!」バッ「えっとえっと、聞いてほしいことが、あるの・・・・」
はぐみ「すぐりちゃん・・・・うん、何でも相談して」
すぐり「はぐみちゃん・・・・実は」
- 38 :
- はぐみ「・・・・とりえ?」
すぐり「・・・・」コクン「あんなにあんなにお母さんはすごいのに、私は体が弱いし、気も弱いし」
すぐり「私には何もないの。私なんかがお母さんの娘で、はぐみちゃんたちのクラスメートで、いいのかなって・・・・」
はぐみ「そんな!私だって、通知表あんまりよくないし・・・・すぐりちゃん頭いいでしょ?」
すぐり「だけどだけど・・・・!学力だけじゃこの先やっていけないらしいし・・・・」
すぐり「それにそれに、その学力もそんなに秀でてるわけじゃない!」
すぐり「はぐみちゃんはすごいよ、いっしょに話してるだけで楽しいし、心がぎゅっと抱きしめられてる気分になるもん!」
はぐみ「そ、そうなの!?(けっこう嬉しいかも・・・・)」
すぐり「そうだよ!私には何もない!こんなの、ただの名前負けだよ!」
はぐみ「! ・・・・」グッ
はぐみ「それは・・・・違うと思うな」
すぐり「・・・・え?」
はぐみ「そもそもそれ、その名前をつけてくれたほまれさんのこと考えて言ったの・・・・?」
すぐり「!!」ハッ
はぐみ「私はっ、すぐりちゃんは十分すてきだと思うのに・・・・どうし」
すぐり「違う!違うよ・・・・すてきじゃないよ!」キッ
はぐみ「すぐりちゃんっ!!」
すぐり「! ・・・・」
はぐみ「あなた何にも分かろうとしてない!周りのことなんて、なんにも見えてないんだね!」
はぐみ「そうやって人の意見をかたくなに拒んで、偏屈で、独りよがりになってるから自分の事をちゃんと正しく見られてないんだよ!」
はぐみ「私、今のすぐりちゃん嫌い!大っ嫌い!!」
すぐり「・・・・ぅうっ!」ダッ
はぐみ「あ、すぐりちゃんっ!」ボーゼン「・・・・どぅしよ、私、ひどいこと・・・・!」
- 39 :
- すぐり「・・・・っ」ハァッハァッ「私・・・・!」
__そもそもそれ、その名前をつけてくれたほまれさんのこと考えて言ったの・・・・?
__あなた何にも分かろうとしてない!周りのことなんて、なんにも見えてないんだね!
__そうやって人の意見をかたくなに拒んで、偏屈で、独りよがりになってるから自分の事をちゃんと正しく見られてないんだよ!
すぐり「はぐみちゃんの言うとおりだよ」
すぐり「私は、知らない間にみんなに嫌な思いをさせてたのかもしれない・・・・!」
すぐり「うぅっ・・・・私は、私は・・・・!」ギュッ・・・・
イシャヨメー「あらあら、ずいぶんとお悩みのようね?」
すぐり「! 誰・・・・!?」
イシャヨメー「・・・・」ニィッ「明日への希望よ、消えっ・・・・!?」
はぐみ「てぇいっ!」ドガァッ
はぐみ「させない・・・・!」
すぐり「・・・・はぐみちゃん!?」
はぐみ「ごめんね、すぐりちゃん・・・・!」バッ
すぐり「違うよ、はぐみちゃんが誤る必要ないよ・・・・!」
はぐみ「たとえ必要なくても、私が失礼なこと言っちゃったから・・・・」
はぐみ「あのね、すぐりちゃんには他の人にはない力があると思うの」
すぐり「・・・・え?」
はぐみ「転校初日のとき、いっぱい話しかけてくれたよね、あの時・・・・」
すぐり「だけどだけど、自己紹介のとき私、夢があるかって、はぐみちゃんに聞いてへんな空気にさせちゃって」
はぐみ「あれは、意地悪じゃなくて私を気遣ってフォローしてくれたんでしょ?」
はぐみ「それにあの後、オシマイダー・・・・あの怪物が現れたときにさ」
はぐみ「薬師寺さんは背中を押してくれたし、すぐりちゃんは最後まで気遣ってくれて、嬉しかったよ」
すぐり「だけど自己紹介のとき、変な空気になっちゃったのは事実で・・・・!」
はぐみ「あれはあの時謝ってくれて、私もいいよしたから、気にしなくていいのに」
すぐり「でもでも!」
はぐみ「私、今となってはソレにめっちゃ感謝してるんだよ?」
すぐり「・・・・え?」
- 40 :
- はぐみ「私の未来を変えてくれる転換点・第一号になってくれたから・・・・」
はぐみ「それに転校初日、屋上にさそってくれたのはすぐりちゃんだったよね」
はぐみ「あれもきっかけで私、未来を夢見るのもいいなって、思えるようになったんだよ」
すぐり「私が、ほんとに私が、はぐみちゃんのお手伝いできたの・・・・?」
はぐみ「ほんとにほんとのほんと!すぐりちゃんって、めっちゃイケてるんだよ?」
はぐみ「名前負けなんか全然してない!」
はぐみ「ママのほまれさんにはほまれさんの、すぐりちゃんにはすぐりちゃんのイケてるところがちゃんとあるんだよ!」
すぐり「!」ポワァ・・・・
イシャヨメー「(トゲパワワがどんどん薄れていく・・・・!)」チィッ
イシャヨメー「こうなったら・・・・!」キッ「あなたたちっ!」
はぐ・すぐ「!?」
イシャヨメー「ここには、あなたたちの大事な人たちがいるようね・・・・?」
すぐり「え・・・・?」キョトン
はぐみ「っ、まさかっ!?やめっ・・・・!」
イシャヨメー「あははははははは♪」ピシュンッ
__スケートリンク
イシャヨメー「あはっ♪」ピシュンッ
ほまれ「! あんた誰!?」グッ
イシャヨメー「だぁれかしらねぇ?」フンッ「食らいなさいっ!」シュババババッ
フダ
ほまれ「え、なにこれお札・・・・」ボワァ「じゃなくて結界・・・・!?」
イシャヨメー「あははははっ!」スゥゥッ
ほまれ「ちょっとあんた、どこ連れてく気!?」キッ
イシャヨメー「あんたの娘のとこよ?」
ほまれ「すぐりの!?ちょっと、あん・・・・っ!」カクンッ
イシャヨメー「うるさいからちょっと眠ってもらいましょっと」ピシュンッ
- 41 :
- __ポートアイランド内・某所
イシャヨメー「あはっ♪」ピシュンッ
ほまれ「・・・・」
はな「え?」ハッ「・・・・ほまれ!?」
イシャヨメー「・・・・」シュババババッ
はな「ねぇ、あな・・・・っ!」ボワァ・・・・カクンッ
イシャヨメー「はーい、準備完了♪」
はな・ほま「・・・・」
__元の場所
イシャヨメー「ただいまーっ♪」フフン
はぐ・すぐ「ママ/お母さんっ!!」
はな・ほま「・・・・」
すぐり「なんで、なんでこんなっ・・・・!」グスッ
はぐみ「・・・・ごめんねすぐりちゃん、巻き込んじゃって」
すぐり「・・・・え?」
はぐみ「私、ママたちを取り戻してくる」
すぐり「はぐみちゃん・・・・?」
はぐみ「実はね、今、私けっこう怒ってるんだよ・・・・!」バッ
はぐみ「ミライ、クリスタルっ・・・・!」パァァッ
- 42 :
- トゥモロー「・・・・」パァーーーンッ
すぐり「・・・・はぐみちゃんが、プリキュア!?」
トゥモロー「・・・・わからせてあげる、あなた今、どんなに大変なことしちゃったか」スゥッ
イシャヨメー「は、はんっ、いいわかかってきなさいよっ!」
トゥモロー「はぁー・・・・・っ!!」グッ「や”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”っ!!」ダダダダダダタダッ
イシャヨメー「なるほど、怒りの力、ハンパないわね、でも・・・・っ!」ニィッ
ハムちゃん?「(せや、今トゥモローは、がむしゃらに拳をうっとる。そこから生じるスキもある)」
ハムちゃん?「(そして、こいつのアスパワワもいっしょに弱まって・・・・)」
イシャヨメー「ふんっ!」ドンッ
トゥモロー「ぐぅっ・・・・!」ドォーンッ!
すぐり「はぐみちゃんっ!」
トゥモロー「・・・・ま、だだ」グッ「こいつを、どうしても・・・・どうしても・・・・!」ググッ・・・・!
イシャヨメー「・・・・」ニィィィィィイッ
ハムちゃん?「(・・・・)」
すぐり「待ってはぐみちゃん、なんとなく分かるの、このままじゃ、このままじゃ・・・・!」
トゥモロー「・・・・」バッ
トゥモロー「お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”っ、ぅ”り”ゃ”あ”っ!!」バッ!
イシャヨメー「・・・・甘いわね」スッ・・・・トン
トゥモロー「! か、っは」ヒューーーーーン・・・・ドォーーンッ
すぐり「はぐみちゃぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」
トゥモロー「・・・・」シュゥゥゥゥ・・・・
すぐり「こんな、どうしてこんな・・・・!」ポロポロ
イシャヨメー「そうよ、怒りにふるえなさいよ、あなたも・・・・!」フフン
すぐり「・・・・」
- 43 :
- (注釈)
別サイトに投稿した下書きは、イシャヨメーの過去がより具体的に描写されています。
しかし、ニチアサとしてはあまりにも重く、プリキュアだから、もし幼女先輩が見ても大丈夫なものにしようと、こういう形になりました。ご了承ください。
____________
すぐり「どうして、こんなことするの?」ポロポロ
イシャヨメー「・・・・はぁ?」
すぐり「なんでなんで、こんなことするんですか?」
イシャヨメー「くっ・・・・!(こ、この子の瞳に視線がとらえられるっ!?)」ギリ・・・・
__○○○○!
「(! ・・・・あぁ、そうだこれは)」
__○○○○○○○!
「(私の苦い思い出。忘れてしまいたい記憶)」
__○○○○○○、○
「(素敵に思われる時間もあった。だけどそれも一瞬・・・・)」
__・・・・には・・・・よ
「(ぇ・・・・?)」
__・・・・えには・・・・たよ
「(あぁ、これは私が幾度となく言われた・・・・)」
__お前には、失望したよ
「(夢なんか、希望なんか、未来なんか、明日なんか・・・・!)」
イシャヨメー「そんなの・・・・」キッ
すぐり「!? ・・・・」
イシャヨメー「そんなの、あってたまるかぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」ドォーンッ!
すぐり「危なっ!?」サッ「はぁ、はぁ・・・・」
イシャヨメー「私だって、みんなとあそびたかった・・・・!」
イシャヨメー「私だって、夢が欲しかったのにぃっ・・・・!」
すぐり「・・・・」ジッ
- 44 :
- イシャヨメー「な、なによ・・・・!?」
トゥモロー「・・・・」パチッ「っんぁ・・・・」
すぐり「そっか、見つけられなかったんだね、目指すべきものを・・・・」
イシャヨメー「っ・・・・そうよ、正確には探させてくれさえしなかったの!」キッ
イシャヨメー「私は、全部、全部失ったのよ!」
イシャヨメー「・・・・ここからは海がよく見えるわね、でもそれもくだらない。くだらないと教え込まれた!」
イシャヨメー「そんなものを見たり泳いだりする暇なんかなかった・・・・さみしかったけど、これが私の正しい道だと信じて、ずっと歩んできた!」
イシャヨメー「でも、そんなのは無意味だった。盲信した私が馬鹿馬鹿しいわ・・・・私はもう!何も信じない!夢だって見ないっ・・・・!」ウルッ
トゥモロー「・・・・」ハッ
すぐり「そんな、そんな・・・・まだ大丈夫、今からでも見られっ」
イシャヨメー「もう遅いわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」ブィィィィィィン・・・・
トゥモロー「(まずい、すぐりちゃんに何かする気だ!でも・・・・)」
トゥモロー「(っ、体が、動かない・・・・!)」グググ・・・・
イシャヨメー「ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!!」ドォーーンッ
すぐり「っ・・・・!」パァッピカーーーーンッ!!
トゥモ・イシャ・ハム「・・・・!?」
- 45 :
- すぐり「・・・・決めつけは、なしだよ」ニコッ
すぐり「だってだって、あなたは昔、他人を盲信して、決めつけて悲しい目にあっちゃったんだよね」
すぐり「今のあなたも、そう。過去のあなたを盲信してる」
イシャヨメー「あなたに、何がっ・・・・!」
すぐり「ちょっとだけだけど、わかるよ。」
すぐり「さっきまで私、私には何もないって決めつけてたけど・・・・それは違うかもしれないって、わかったの!」
すぐり「それは、今まで信じてきた私の思い込み・・・・それ以外を信じてみたから知ることができた」
すぐり「だから・・・・だからっ!まだ遅くない・・・・私っ」
すぐり「あなたと一緒に、夢を見つけたい!!」パァァァッ!
ハムちゃん「(この輝き・・・・なんちゅうアスパワワの量や・・・・!)」
すぐり「心が・・・・心が、いっぱいに、広がって、満たされて__」
すぐり「あふれるっ・・・・!!」パァァァァァァァァァァアッ!!
【3話『Let'sGo神戸!はぐみとすぐりのママ事情!』・終わり】
- 46 :
- 【4話予告】
すごい!すぐりちゃんがプリキュアになっちゃった!めっちゃイケてる!
私ももう、怒りには飲まれない・・・・すぐりちゃんのこと、応援するよ!
一緒に未来を目指そうね♪
・・・・え?
『フレフレ!勇気のプリキュア・キュアコラージオ誕生!』
今日もめちゃHUG元気で!フレッフレッみんなー!
- 47 :
- すぐり「心が・・・・心が、いっぱいに、広がって、満たされて__」
すぐり「あふれるっ・・・・!!」パァァァァァァァァァァアッ!!
イシャヨメー「なっ・・・・!?」ジリ・・・・!
トゥモロー「クリーム色の、ミライクリスタル・・・・!」
ハムちゃん「プリハートも反応した!」グッ「よっしゃ、お前の覚悟見せたれっすぐりーっ!」
すぐり「私はもう・・・・何もない輝木すぐりじゃ、ないっ!」バッ
すぐり「ミライクリスタル!」カシャッパァーン!「ハート・きらっと!」
すぐり「(すごくすごく暖かい・・・・きっとこれは、私の中の、きらきら・・・・!)」
すぐり「(みなぎってくる、勇気が・・・・!)」
すぐり「(この勇気を、いっぱい、いっぱい込めてっ・・・・!)」
すぐり「__はー・・・・ぎゅーーーー・・・・!」パァァァッ・・・・!
イシャヨメー「っ、あなた!?」ギリ・・・・
?????「輝く未来を、抱きしめて__」
?????「ずっとずっと自分だけの殻に閉じこもってる・・・・それはとても楽に思えるかもしれない。でも」
?????「それじゃ、心が窮屈で・・・・いつかつぶれてしまうかもしれない、だからっ」
?????「だから、私はっ・・・・!」ギュウッ
?????「新しいものを受け入れる勇気、一歩踏み出してみる勇気!あなたにも、伝えたい!」
?????「そして感じてほしい・・・・あなたにもある、未来、可能性、幸せ・・・・!」
?????「そんな願いを込めて私は・・・・お母さんが心を込めて名前をつけてくれたように、プリキュアとして名乗るよ・・・・」
「__みんなの一歩!勇気のプリキュア・キュアコラージオ!」
__________
『フレフレ!勇気のプリキュア・キュアコラージオ誕生!』
__________
- 48 :
- コラージオ「っ・・・・」バァーン!
トゥモロー「コラージオ・・・・すごい・・・・!」
コラージオ「はぐみちゃん・・・・ううん、トゥモロー。憎しみにとらわれたら、自分じゃなくなっちゃうよ」
トゥモロー「コラージオ・・・・」
コラージオ「それにそれに、お母さんたちは眠らされてるだけだから、まずはまずは、落ち着いてほしいの!」
コラージオ「私だって、さっきのすっごく嫌だけど・・・・あの人だって悲しい人なの、消してしまおうとは思ってないよ」
トゥモロー「ってことは・・・・」
コラージオ「私は、さっきも言ったけどあの人にも幸せを感じてほしい!そのためにも、何とか頑張りたいっ!」
トゥモロー「それと、ママたちも取り戻さなきゃだね!」
コラージオ「もちろんだよ!」コクコク
トゥモロー「ぃよっしゃぁ!フレッフレップリキュアー!いっくよーーーー!」ダッ
コラージオ「私が相手だよ・・・・!」バッ
イシャヨメー「驚いたわよ全く。オシマイダーの素体候補がプリキュアに早変わりしちゃうんだから・・・・ねっ!」シュッ!
コラージオ「っ!」シュンッ「あのあの、今の組織を抜けてみない!?」シュシュッ
イシャヨメー「(説得してるにしては容赦ないパンチラッシュね・・・・)」ヒュッ「断固拒否ね!」
イシャヨメー「私はやっと、エンプティマザー社長に居場所をもらったのに!」
コラージオ「居場所って、そんな受動的なものじゃないはずだよ!」ヒュッ「んぇいっ!」ドッ
イシャヨメー「どうかしらねっ!」ヒュンッ「社長の理想は、時を止めてすべてが幸せに包まれたままにすること!」
イシャヨメー「私はこれでいいのよ!もうほっといて!」シュッ
コラージオ「嫌・・・・!」パシッ
イシャヨメー「! は、離しなさいよ、離してっ!」
コラージオ「もし今時を止めたとして、あなた今、本当に心から幸せ?」
イシャヨメー「! ・・・・」ハッ
コラージオ「っ、らぁっ!」ドゴォッ!
イシャヨメー「ぐぁっ!」ヒューン・・・・「くっ!」キキーッピタッ
コラージオ「私はあなたの、これ『が』いいが、聞きたいの!」
イシャヨメー「・・・・」
- 49 :
- トゥモロー「よぉし、コラージオが頑張ってくれてる今のうちにママたちをっ!」ダッ!クルクルクル・・・・
???「綺麗なきりもみジャンプやなぁ。やっぱお前には力業やのーてそっちが似合うで」
トゥモロー「!」・・・・スタッ「その、声・・・・」
???「数日ぶりやな」ニッ
ハリー「はぐみ」
トゥモロー「ハリー! ・・・・ぁ」・・・・フッ「そっか」
トゥモロー「どうしてもママたちを助け出させてくれないんだね」
ハリー「せや、言うまでもない。俺はお前の・・・・プリキュアの、敵やっ!」ダッ
トゥモロー「はぁっ!」ダッ
- 50 :
- イシャヨメー「・・・・」ヘナヘナ・・・・ペタン「(私の本当の幸せって?あの子は何をいってるの・・・・?)」
コラージオ「・・・・えっとえっと、これってこれって、たぶんたぶん・・・・!」チラッ
コラージオ「チャンス、だよねっ!?」ダダッ
コラージオ「(あの人の戦意が消えている間に、トゥモローと・・・・!)」ハッ「あっ!」
トゥモ・ハリ「っ!!」ドンックルクルクル・・・・シュパァッグォアッ
コラージオ「なるほどなるほど、足止めされてるんだね・・・・」
コラージオ「(だけどトゥモロー、なんだか切なそうな顔してるような・・・・?)」
コラージオ「それはともかく・・・・今はっ!」グッ
__ピロリロリロピロリロリロ・・・・パァンッ
コラージオ「ふっ!」バッ
ハリー「なっ!?」
トゥモロー「コラージオ!」パァッ
コラージオ「フレッフレッ!ハーーーーーート・フラァァァァァァァァッッシュ!!」
__バッシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!
ハリー「っ!?」バァーンッ「う、動けへんっ・・・・!?」グググ・・・・
コラージオ「トゥモロー!」
トゥモロー「ありがとコラージオ!」タッ「ふっ!」
はな・ほま「・・・・」グッタリ
トゥモロー「っ・・・・!」ギュウッ・・・・「(今助けるから、どうか、無事でいて・・・・!)」
トゥモロー「ママーーーーーーーーっ!!」ピトッ・・・・パリッ!
__ピキピキピキッ・・・・パァーンッ!
トゥモロー「ママ!」
コラージオ「お母さん!」
はな・ほま「・・・・」ヒューン・・・・
トゥモロー「あっ!・・・・おわっ!?」トスンッ「ふー、ナイスキャッチ!」
ハリー「ぐぅっ・・・・」
トゥモロー「・・・・もう帰っちゃうんだ。」ニコッ「またね!」
ハリー「・・・・ほな」ピシュンッ「(帰るゆーてもなぁ・・・・)」ハハ・・・・
- 51 :
- コラージオ「トゥモロー」ポムッ
トゥモロー「コラージオ・・・・」
コラージオ「まだあの人がいる、切り替えていこうよ」バッ!ヒューン・・・・
トゥモロー「・・・・だね!」バッ
コラージオ「__ょぃしょ・・・・」・・・・スタッ「・・・・ねぇ」スタスタスタ・・・・
イシャヨメー「ぁ・・・・なた・・・・っ」
コラージオ「もう一度、きくよ。それがあなたの本当の・・・・本当の幸せ?」
イシャヨメー「__わからないっ」
トゥモロー「えっ・・・・」ヒューン・・・・スタッ
イシャヨメー「本当の幸せっていったい何?私には今まで、不幸と偽りの幸せしかなかった!そんなの、わかるわけないじゃないっ・・・・!」
コラージオ「ぁ・・・・」グッ「(そうだ、そうだ私・・・・!)」
トゥモロー「じゃあ」ニコッ「どうしたらあなたは笑顔でいられそう?」
イシャヨメー「!・・・・」
- 52 :
- コラージオ「・・・・そうだね、トゥモロー。そうだよね」
コラージオ「確かに私、あなたのこと真に考えられてなくて・・・・今ももしかしたらわかりきってないのかもしれない」
コラージオ「だって、今のあなたになるまでにあなたが味わった苦味・・・・私には想像できないから・・・・」
コラージオ「すごく無責任なこときいてしまって、しかもそれで苦しんで戦えなくなったのを利用してしまって・・・・ごめんなさい」
コラージオ「だけど、トゥモローの言ったこと、あなたにもわかるはず・・・・!」
コラージオ「ここから一歩ずつ歩いていくことは・・・・人生だから。胸がぎゅっと苦しくなること、あると思う」
コラージオ「でもその分、たくさんの新しい、きっと本物だと思える幸せが、心いっぱいの笑顔が・・・・待っているんだよ」
コラージオ「今のあなたが選んでいる道。それは、未来すらない広大な写真の世界の中で数えきれない憎しみと、中に苦みをはらんだ一瞬の甘さを、そのただひとつの身体にはちきれそうなほどに抱えて・・・・」
トゥモロー「(いいなぁ。国語、得意なんだろうなぁ・・・・)」
コラージオ「そして、終わりさえ与えられない円環的な世界で__」
イシャヨメー「__もう、いいわ。聞いて恐ろしくなってきた・・・・」
コラージオ「じゃあ!」パァッ
イシャヨメー「おか、しいわね・・・・未来なんて、信じてやるもんかって思ってたのに」
イシャヨメー「どうして、プリキュアの言葉に心を傾けてしまうのかしらね・・・・」ワナワナ
トゥモ・コラ「・・・・ぇ?」
イシャヨメー「そんなのって・・・・!」
イシャヨメー「そんな、それじゃあ、私が今まで正しいと思ってきたことは・・・・!」グッ
コラージオ「っ・・・・!?」ハッ
イシャヨメー「どう、」ダッ「なっちゃうのよぉぉぉぉぉぉおっ!!」キーーーーーーーン!
トゥモロー「あっ!?」
- 53 :
- コラージオ「危ないっ!」バッ「トゥモロォォォォォォォォォォッ!!」ドゴォッ!
__ブ・・・・ワァッ・・・・!!
イシャヨメー「!! ・・・・・・・・っは__」ヒューーー・・・・・・・・ン
__ボチャンッ ザバァァァァァア・・・・
トゥモロー「・・・・海に」
コラージオ「落ち、ちゃったね・・・・」
ハムちゃん「なんやてっ!?」ガバァッ
トゥモロー「ハムちゃん、どうしたの・・・・?」
コラージオ「今更だけど、このハムスターさんしゃべるんだね?」
ハムちゃん「んな呑気なことゆーてる場合か!あいつ、泳げんぞっ!」
トゥモロー「えっ・・・・!?」
コラージオ「っ・・・・・・・・!!」
トゥモ・コラ「・・・・!」タタッ
コラージオ「たぶんたぶん、ここら辺に落ちたよね!?」
トゥモロー「でも、海の中見えないし、どこにいるのかわかんないよぉ・・・・!」ジワ・・・・
ハムちゃん「流れも、速いしな・・・・」
コラージオ「で、でもでも・・・・しばらくしたら浮かんでくる、よね・・・・!?」
ハムちゃん「ぃ、や。勢いよく落ちてもうたし・・・・服も重そうやったから・・・・」
トゥモロー「そんなっ・・・・!」
コラージオ「っ!」ダッ・・・・バシャーンッ!
トゥモ・ハム「コラージオっ!?」
- 54 :
- __海中
コラージオ「(だめっ・・・・このまま終わっちゃ、絶対絶対だめっ!)」コポコポコポ……
コラージオ「(どうか、どうか見つかって・・・・!)」ハッ「(何これ、大きな洞穴?中が明る・・・・っ!!)」ファァァァァァア……
__回想・金曜の深夜・飛行機内
すぐり「あのあの、神戸ってどんなところなの・・・・?」
ほまれ「結構楽しいとこだよ。前、行ったときに見かけた看板みたいなのには『天国に一番近い町』って書いてあったかな?」
すぐり「へー・・・・」
__きっとどこかにあるはずの世界
すぐり「んぅ・・・・あ・・・・」ムクッ「お花畑?でもでも、何か変。景色が、お花の色合いが目まぐるしく移り変わっていく・・・・」
??? ?「わざわざ追いかけて来なくてもよかったのに、ほんと他人想いなのね?」
すぐり「えっ・・・・?」クルッ「(あの人じゃない。黒髪の、女の子・・・・?)」
- 55 :
- 黒髪の少女「大丈夫、あなたがお探しの人は、幸せを追い求めて別の世界へ行ったわよ」ニコッ
黒髪の少女「もう一度、気持ちを切り替えて未来を歩んでみたいってね」
すぐり「でもっ・・・・!」
黒髪の少女「・・・・」
すぐり「・・・・」
黒髪の少女「やっぱり、自分を勝手に責めてるのね」
黒髪の少女「これは、本人の意志によるものよ。決してあなたが強制したことじゃない」
すぐり「・・・・」
黒髪の少女「ほら、さっさと帰りなさいよ。キュアトゥモローたちが、心配して待ってるんじゃないの?」
すぐり「あっ、うんうん・・・・そう、だね!さようなら」パァァ・・・・!
黒髪の少女「えぇ、じゃあね・・・・」
黒髪の少女?「ありがとう、プリキュア。また会えるといいわね・・・・」ボソッ
すぐり「あな、たは・・・・!?」ファァァァァァア・・・・
__地上
???「__ぐりちゃん・・・・すぐりちゃんっ!」
すぐり「ぅ・・・・ん・・・・」パチッ「あ、あれ?」
はぐみ「よかった起きたー!すぐりちゃん、さっき急に空に現れて、そのまま落ちてきたんだもん」
ハムちゃん「せや。空から女の子が!って思うとったら、お前やったからびっくりしたわー」ウンウン
すぐり「えっとえっと・・・・」
はな「はぐみー!すぐりちゃーん!」
ほまれ「一緒にご飯食べることになったから、早く来なよー!」
ハムちゃん「(いつの間に起きたんや・・・・)」
はぐ・すぐ「わぁ・・・・!」コクンッ「はーい!」
- 56 :
- __ルミナス神戸2・船内
はぐ・すぐ・はな・ほま「・・・・」ウットリ・・・・
はぐみ「夜景、めっちゃきれーい!」
すぐり「だねだね、はぐみちゃん!」
はな「予約してた船が、たまたまかぶってたんだー♪」ルンルン
ほまれ「ほーんと、強い縁だよね・・・・あれ?すぐり、いつの間に名字呼びやめたの?」
すぐり「・・・・え?あ、はぐみちゃんのこと?」・・・・ハッ「本当だ!いつからだろう!」
はぐみ「私も!すぐりちゃんのこと、さっきまで輝木さんって呼んでたのに!」
はな「まぁ、それだけ仲が良くなったってことで!」ニコニコ
ほまれ「そうだね、すぐりも前よりしっかりとしゃべれるようになったし・・・・」ナデナデ
すぐり「「きっときっと、はぐみちゃんのおかげだね」エヘヘ
はぐみ「私じゃなくて、変わろうとしたすぐりちゃん自身のおかげだよ!・・・・あっ!」パァッ
はぐみ「ごはんきたよー!早く食べよっ」
すぐり「もぅ、はぐみちゃんったら・・・・でもでも、おいしそう!」ニコッ「じゃあ!」パンッ
はぐ・すぐ・はな・ほま「いただきまーす!」
__新神戸駅・新幹線口改札付近
ほまれ「ほんと、ありがとうねはな」
はな「大丈夫!」ムネドンッ「明日学校あるしねー!安全運転ではぐくみ市に連れて帰るよっ!」
はぐみ「運転するの、ママじゃないでしょー」
すぐり「あはは・・・・ともかくともかく、私しっかりお留守番してるから、コーチング頑張ってねっ」
ほまれ「すぐりにそう言われると、やっぱ嬉しいなぁ 私よく家空けちゃうから、寂しい思いさせちゃってるし・・・・」
はぐみ「私が代わりに、愛情たっぷり注いだよ♪」ギュムッ
すぐり「あはは、苦しいよ、はぐみちゃん」ニコニコ
ほまれ「・・・・」フフ・・・・
すぐり「あははは♪」・・・・ハッ「・・・・」
- 57 :
- ___________
さぁて、落ちたとこまで再投稿終わっちゃぁっ!ウェーイ!
まぁイシャヨメーのキャラがブレるブレる
しかもイシャヨメー、名乗らせてたことを忘れて3・4話で名前で呼ばせてない(はぐみちゃんに)!
とりあえず、ちょっと手直ししたり誤字を直したりしてみたけども(その結果がお札ルビ事件)どうだろうか・・・・
その内続きの更新もはじめまぁす!もう落とさない!絶対!!
- 58 :
- (´・ω・`)
- 59 :
- がんばれ!!
- 60 :
- あげ
- 61 :
- あげ
- 62 :
- ほしゅん
- 63 :
- 保守神!
- 64 :
- 保守神!
- 65 :
- ただいま学業優先中・・・・
- 66 :
- ほっ
- 67 :
- はぐみ「おっはよーぅ!今日はクリスマスだねー!」
はぐみ「あれ?画面の向こう側とこっちで時間ずれてる?」
はぐみ「まぁいいや!私、今からそっち行くねー!」
・・・・よいしょっと。
で、でられてるかなぁ?
あっ、やっほー!
・・・・あれ?私の姿、見えてないの?
声だけ聞こえるんだ・・・・ま、いいや!こーしてお話でき__!?
べいwかんhxふぇはcexnhihxcbgqwkんxkhhxwにうxwqん
うあんくいれはうcんhくぃlxくぁwhcげあっぁhrcgふんcrgちゃ
__ご・・・・ぼぁっ・・・・! お、お願sdtんfrふdshj
sd た ghjkjlkjh す fdsdfghjklkj け gfdsdfghjklkjhgf て sdfghjklkj
__・・・・。
- 68 :
- 俺はただ、画面で起こった謎の現象に混乱していた。
作者が今日こそ更新してくれてないかなと願いながらこちらをのぞいてみたところ、急に文字が流れるように現れて__そして、はぐみちゃんは助けを求めてきた。
まぁ信じられないことだけど、とりあえずこのままほっとくのも後味悪いし付き合ってやろうかと思う。
だけどどうすればいいのだろうか?
思案しながらスレをスクロールしていると、IDのところに目が留まった
『中止 hugme/resque』
__最近あそこのところが、中止、ってなってるんだっけか。
でもこのレスだけじゃないし、関係ないんだろうけど・・・・と、何気なく、無意識に、マウスポインタをIDのところに乗せてみる。
__ブ・・・・ォンッ!
(開始 hugme/resque)
・・・・!?
こ、これは・・・・!
今起こってることを整理する間もなく、俺は意識を__
__・・・・。
- 69 :
- __ピピピ・・・・カリカリカリ・・・・
そんな電子音で、俺は目覚めた。
「ここは・・・・どこだ・・・・?」
空間が流れるようにうねっており、なんだか混沌としている。
そして、左右両側、はるか遠く、ガラス張りのようななにかを目視した。
「察するに__俺の世界とはぐみちゃんの世界の、狭間?」
もっというと、たぶんここは二つの世界をつなぐ電脳・・・・ネットの空間で、はぐみちゃんはここに迷い込んだんだろう。
「でも、助けて、と言ってたな・・・・何があったんだ?」
教エテアゲルヨ,ソノ答エ.
「!? ・・・・」
- 70 :
- ノイズのかかった女の子の声。
俺が発信源へ振り向くと・・・・
「!? ・・・・は、ぐみ・・・・ちゃん・・・・?」
ソウダヨ,デモ違ウ.
「は・・・・?」
私ハ,バグミ.
「バグ、ミ・・・・?」
イイ素体ヲ見ツケタカラ,コウシテ乗ッ取ッタ.
大丈夫,ジキニ完全ニ蝕ム.コノ子ハ,『野乃はぐみ』デスラナクナル.
「っざけんなっ・・・・!」
そうは問屋・・・・いや、プリヲタである俺がおろさねぇ!!__思わず殴りかかたが、バグミは靄となってするりとよける。
「__はぐみちゃん・・・・!」
- 71 :
- 控えめに言って、マズい。はぐみちゃんも、もちろん俺も・・・・
それに、こいつをこのままほっといたら周りにどういう悪影響があるかわからない。
どうにかしないと・・・・
「・・・・そうだ!いつもプリキュアがやってるように・・・・!」
・・・・。
「はぐみちゃん・・・・!」
俺はバグミの中のはぐみちゃんに語り掛ける。
「はぐみちゃんは、このままでいいのか__聞くまでもねぇ、よくないだろ!?悔しいが、俺にはこうやって君を起こすことしかできない!君が元の君に戻れるかどうかは、君がとらわれてる中でどうにかできるかどうかにかかってるんだ!!」
・・・・。
「起きろよ!そっちは朝だったんだろ!?そんなとこで二度寝するんじゃねぇ!」
黙リナサイ.
「ゆうゆちゃんや、すぐりちゃんのような、はぐみちゃんを大好きな、はぐみちゃんが大好きな人たちだって、待ってるんだ!」
黙リナ__!!!!
・・・・ぉ・・・・
「! ・・・・」
・・・・ぅ、お・・・・!
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!
- 72 :
- うぉぉぉぉぉぉぉぉ__
「__ぉぉぉぉぉぉぉぉぉおっ!!!!」
バグミの内側から薄桃色の光があふれ、爆散する。中から出てきたのは、もちろん__
「はぐみちゃんっ!」
「ありがとう、おじさん!」
許サナイ__
「「めちょっく!?」」
私の・・・・
『餌をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!』
「__任せて、おじさんっ!」
__パァァッ・・・・!
「みんなを導く!未来のプリキュア・キュアトゥモロー!」
「頑張れ、プリキュアー!」
__おじさんが応援してくれてる!
「その応援、無駄にしないからっ!!」
『こ、こちらの形勢が・・・・!』
バグミの言葉を聞いたおじさんが、「こいつ、逃げる気か・・・・!」とつぶやく。
『私はトゲバーグ・・・・この恨み、何倍もの力に変えてお前らをねじ伏せに来る!覚えておけ!!』
「あっ・・・・!?」
そして、おじさんの言葉通り、バグミ__トゲバーグは本当にいなくなってしまった。
そしてそれを認めた瞬間、どっと疲れちゃって、急に意識が遠のいて__
- 73 :
- 「! ・・・・」
俺はいつの間にかパソコンを前にもとのように座っていた。
「はぐみちゃん、大丈夫かな・・・・?」
その返事は、本編の次回が無事に更新されるかどうかであろう。ま、気短に()待っておくか・・・・
それはともかくだ
「はぁ、クリボッチかよ・・・・」
_________________
・・・・あれ、文章がグダグダ・・・・リアタイNO推敲で書いてるせいかな・・・・ごめんなさいね。
これで幕間は終わりです。本編もまた待っててねー
- 74 :
- うっわ、ノリで書いちゃったから一日たって見返したらひどい
- 75 :
- 保険あげ
- 76 :
- HUG未来編が終わってないのにヒープリが始まろうと・・・・
- 77 :
- http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1262
他のスレ経由で面白そうなSS見つけちゃった
- 78 :
- あげ
ただいま帰省中
- 79 :
- あげ ましておめでとう!
- 80 :
- あげ
- 81 :
- あげ豆腐
- 82 :
- アゲイン
- 83 :
- あげ
- 84 :
- あげたこやきぃ
- 85 :
- あげいん
- 86 :
- あげどーなつ
- 87 :
- あげ焼きパイナップル
- 88 :
- あげたまご
(パイナップルさんどうも)
- 89 :
- あげアイス
- 90 :
- はぐみ「フレッフレッ受験生!頑張れ頑張れおーっ!」
ゆうゆ「私たちも明るい未来目指して頑張ってる。それはみんなもそうだよね!」
すぐり「きっときっとみんなの頑張ったぶん実を結んでくれるはずだよ!」
ハムちゃん「想像以上の重圧があるやろうけど、お前はいつものお前や!別人と中身入れ替わったわけやあるまいし、お前の努力の結晶が確かにお前の中に輝いとるはず!」
???「是」ニコッ「今までの分、全部アウトプットしてくるのです」
???「あなたの勇気、くじけない『心』こそが、あなたの中のプリキュアなのですから__」
すぐり「あれあれっ!?」
ゆうゆ「誰だろ今の・・・・」
はぐみ「それも気になるけど・・・・みんな!1日目お疲れ様!今日の不安持ち越しちゃわないように夜はリラックス目で過ごそうね♪」
全員「明日もめちゃHUG元気で、フレッフレッみんなー!!」
- 91 :
- あげだいず
- 92 :
- あげぷりん
- 93 :
- あげオロナミン
- 94 :
- あげレモン
- 95 :
- あげタピ
- 96 :
- あげおいも
- 97 :
- あげ絶対に失敗しないので
- 98 :
- あげじゃが
- 99 :
- あげゼリー
- 100 :
- あげどうふ
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