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( ^ω^)・・・
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彼氏が他の女連れ込んでたんだけど。の結果。

精神科に1年入院した時の話


1 :2019/10/17 〜 最終レス :2020/01/07
立ったら書く

2 :
ワッチョイ変わったけど1だ

3 :
約20年前、10代半ばの頃、精神科に1年入院した

4 :
まず、詰所の雰囲気が普通の病院と違った

5 :
最初に詰所で手荷物検査受けるんだけど、とにかくなんか詰所の雰囲気が気持ち悪かった

6 :
割れ物はもちろん持ち込めない

7 :
パーカーやスウェットの紐は全部看護師に抜かれた

8 :
イヤホンは詰所預り

9 :
詰所の雰囲気が嫌過ぎて「帰りたい…」と言ったら看護師に羽交い締めにされた

10 :
びっくりして思わず大きな声が出た
そしたらどこからか男性の看護師が何人も来た
(詰所に居たのは全員女性の看護師)

11 :
男性の看護師数人に腕とかがっちり掴まれてどっか連れてかれた
抵抗しても無駄だった
女の私の力では到底敵わない

12 :
薄暗らい廊下?を奥へ奥へ
そして牢屋みたいな所へ連れてかれた

13 :
うつ伏せに寝かされ、ズボンを下ろされた

14 :
そしてお尻に注射を打たれた

15 :
注射のせいで一瞬で寝たんだと思う

16 :
どれくらい寝てたかわからないけど、起きたら暗い冷たい狭い鉄格子の部屋にいた

17 :
床も壁も濁ったオレンジ色っぽい部屋だった

18 :
部屋にあるのはうっすーい敷布団となんの囲いもない和式トイレ

19 :
トイレは部屋の中から流せない仕組み

20 :
トイレを上には小窓があり、外から覗けるようになってた

21 :
とりあえず怖くてさけんだ
「おーーーーい!誰か?」
めっちゃ叫びまくった
他の部屋から誰かが「うるさい!静かにしろ!」とか言ってきた

22 :
それでもめげずに叫びまくり、重い鉄の扉をガンガン殴りまくった
ちなみに扉の下の真ん中に少し隙間があった

23 :
暫くして看護師が来た
中年の女の看護師だったと思う
状況を説明された

24 :
ここは保護室という所
落ちつくまで(大人しくなるまで)ここから出れない
洗面などにも出られない
とにかく暫くここで大人しくするように言われた

25 :
それから少しして夕食の時間
食事は扉の下の真ん中の隙間から渡された
机などもなく、地べたに直に置いて食べるパターン
もちろんそんなの人生発

トイレ自分で凪がせないのも人生発

26 :
人生終わったと思った
本当に絶望的な気持ちで、涙がボロボロ溢れてきた
夕食は喉を通らない
トイレの臭いで食べる気にもなるわけない

27 :
消灯9時前、看護師が薬を持ってきた
口に薬を入れられた
「これ飲んでしっかり寝なさい」とか言われた
わりと大量の薬を飲まされた
何故か下剤も飲まされた

28 :
余裕で幽霊が出るような感じの気味悪い場所で寝れるわけがない
めっちゃ怖かった
とにかく早くここから出ないと
大人しいいい子のふりを全力でをしようと思った

29 :
夜中に二回くらい看護師が懐中電灯持って見廻りにきたかな
顔照らされて「はよ寝なさい」とか言われた
いや、そんな顔照らされたら余計に目が覚めるわと思った

30 :
怖くて寂しくて心細くて見廻りの看護師さんを引き留めて話を聞いてもらったりした
てか無理矢理聞かせてた

31 :
朝は6時とかに看護師が検温に来たかな
お通じ出たら教えてねとか
あのトイレで大をするんか…自分で流せないしめっちゃ嫌じゃん

32 :
朝御飯は8時とかだった
食パンとジャムと牛乳だったかな
トーストしてない食パンにジャム塗って食べるのしんどかった

33 :
トイレ、小はまだしも、大は絶対したくなかった
日中は看護師さんひとり廊下で見張ってたかな

34 :
保護室ではすっごい暇だった
ウォークマンとか持ち込めなかったし、絵を描きたいって言っても鉛筆とかが危ないから駄目って言われた

35 :
看護師さんに何度も「お通じまだ?」って聞かれた
とにかく大をさせたいみたいだった
1日でもお通じなかったら駄目、みたいな

36 :
「お通じないなら浣腸するしかないね!」って看護師さんが言い始めて、もうほんとにめっちゃ嫌で「嫌だ嫌だ絶対嫌だ!」って言ったけど
「言うこと聞かないとここから出られないよ」って言われて嫌だけどやるしかなかった

37 :
浣腸されるじゃん
大するじゃん
それを外から小窓で看護師さんが見てるのよ
ちゃんと出てるかどうかとか
そんな辱しめある?
あれはほんまに屈辱的だったわ

38 :
初めて洗面出来たのはここに来て3日目だったかな
看護師さん付き添いでずっと見られながら顔洗ったり歯磨きも苦痛だった

39 :
4日目くらいに保護室から出れたかな

40 :
それからベッドがふたつある透明なアクリル板で囲まれた部屋に移された
部屋には私ひとり
トイレは個室があった、安心した
洗面台もあった
音楽も聴けたけど、イヤホン使えるのは日中だけで、夜間は詰所預りだった

41 :
その部屋から詰所が見えた
詰所の向こうには大部屋がある病棟があった
って言っても閉鎖病棟なんだが

42 :
その部屋で3日ほど過ごし、閉鎖病棟の大部屋に移れた

43 :
閉鎖病棟は1病棟と2病棟があった
私は2病棟
女性のみの病棟
大部屋は6人部屋
ベッド仕切るカーテンなし…

44 :
詰所の斜め前らへんにトイレがあった
個室が6個くらいあった
和式、洋式どちらもあり
ただ、めっちゃ汚かった
あと、トイレットペーパーがトイレに置いてなかったw

45 :
トイレットペーパーをトイレに置いたら引きちぎってぐちゃぐちゃにする人がいるらしく、トイレットペーパーは詰所の前に吊るしてあり、使うぶんだけ取って行くシステムw
もちろん人生発で後にも先にもこの病院だけだわ

46 :
んでトイレめっちゃ汚い
みんな下剤を飲まされるんで、とにかく常に汚れてる
踏まないように歩くのが大変だった
掃除のおばさんは一日に二回来てくれたけど、それでも即汚れる辛い

47 :
トイレの話ばかりなので、部屋や病棟での話ももちろん書く

48 :
最初同じ部屋でよく覚えてるのは藤田さんと青木さんかな
もちろん仮名
藤田さんは40歳くらいで、青木さんは20歳くらいだったと思う

49 :
藤田さんは美人で物凄く頭が良かった
高学歴で入院する前は大手企業に勤めてた
宗教にはまって親に入院させられたって聞いた

50 :
青木さんは学生で、よく意識がない状態でゆらゆら歩いてた

51 :
藤田さんは人の前世が見えるみたい
前世見てあげようかって言われて、嫌だけど見てもらった
「貴女は前世はとても純粋な白人の娘ね」って言われた
早く退院出来るように謎の呪文?でお祈りしてくれた

52 :
青木さんは意識がある時はよく私と話してくれた
流行りの音楽やドラマや芸能人の話した
楽しかったな

53 :
そもそも何で精神崩壊したの?

54 :
>>53
その時はいじめで不登校だったり親や家族が精神的な病気で家にいてめっちゃストレスでおかしくなってた感じ
当時は医者に病気とか言われてなくて、思春期特有の拗らせみたいに思われてたよ

55 :
眠くて文章めちゃくちゃでごめんよ
今日は珍しく徹夜なのよ

56 :
病棟の話

病棟にはボスが2人いた
1病棟のボス、原田さん
2病棟のボス、金さん
二人とも60代、めっちゃ短気で怖かった
特に金さん
デイルームのテレビのチャンネル権は金さんの物で、テレビのチャンネル権で金さんと原田さんがよく喧嘩してた

57 :
私だって好きなテレビ観たい
他のみんなも自分の好きなの観たいと思う
みんなが譲り合ってテレビ観れるように私は金さんと戦う事にした

58 :
私「なあ、金さん!テレビはあんただけのもんじゃないんよ!」
金さん「は?なんやねん!あんた!私に口答えする気か?」
私「口答えでもなんでもしてやるわ!」

私と金さんが戦ってたら看護師さんが止めに来た

59 :
おはようございます

60 :
看護師さんになだめられて私と金さんの戦いはとりあえず終わった
金さん大嫌いってその時は思った

61 :
>>59
おはようございます
冷えるね

62 :
金さんと戦った翌日とかかな
私がデイルームで絵を描いてたら金さんがやって来てボソッと
「あんた、絵上手いやないの。」
と呟くように言った
私はただ黙って頷いた
それからまた金さんが
「あんた、素直でいい子やな。今度うちの似顔絵描いてーな。」
と言ってきた

私と金さんは仲良くなった。テレビもみんなが譲り合って観られるようになった
その功績を称えられて?1病棟のボス、原田さんとも仲良くなった

63 :
看護師さんの話もしよう

キャラ濃い人多かった
まず、25歳くらいの女の看護師さんの小野寺さん
患者にゴミ箱の缶コーヒーのシールを集めさせる
よく集める患者と自分的に顔が好きな患者を可愛がる
ドルヲタ

64 :
小野寺さんはよくお気に入りの患者に「○○ちゃんは可愛いね〜!」とかお気に入りじゃない患者に「あんたはぶちゃいくよ〜(笑)」とか言ってた
人としておかしかった
ある患者に「ぶちゃいくだね〜(笑)」と言ってる小野寺さんに私は言った
「てか小野寺さんも人の事不細工とか言えなくない?(笑)」

65 :
小野寺さんの表情は凍りついた
そう、小野寺さんはお世辞にも美人とは言えない
むしろけっこう不細工なのだ
私は続けて「あ、小野寺さん脚だけは綺麗だよね(笑)」
と言ったら小野寺さんがキレてきた
「あんた誰に向かってそんなこと言ってるの?」

66 :
私「誰に向かってって小野寺さんじゃん(笑)
てか看護師なのに人に不細工とか、あと他にもあほとかよく言ってるよね?全部師長や主任や医者に言うわ!看護師以前に小野寺さん人としてありえんわ!」
とブチギレた
その後、小野寺さんは師長たちにこっぴどく叱られ、大人しくなった

67 :
おはようございますー
言葉は鏡だから悪口言うとどんどん自分も醜くなると私はずっと信じてます…
看護婦さん、怒られてきっと反省したでしょうね

68 :
>>67
おはようございます
私はいつも人の悪口ばかり言ってるので醜いでしょうねwというかなんでもハッキリ言い過ぎてしまいます
小野寺さん、多分反省したと思います

この病院では患者にき○がいやら暴言を吐く看護師さん多かったんですよ

69 :
普通、病棟の清掃って看護師さんだったり清掃員さんがすると思うんだが、ここの病院は患者が毎日決まった時間に病棟の清掃してた
どれだけ体調が悪くても清掃やらされた
真冬の寒い日、寝る前の1時間しかエアコンつけてもらえず何回も風邪ひいたっけ

70 :
久々に読んでて楽しい

71 :
>>70
ありがとう
そう言われて本望やで

72 :
小野寺さんの話に戻る
小野寺さんはその当時流行ってた女性アイドルグループが大好きだった

ある日、病棟でなんかのイベントがあった
小野寺さんは患者を集め、女性アイドルグループの曲のオリジナル振り付けを考えて患者と一緒に歌って踊るのをみんなの前で披露した

それはもう色んな意味でカオス
あの金さんもノリノリで参加してた

もちろん私はただの傍観者だった

73 :
鬱だった彼女が入院するかしないかって話しが浮かび上がった頃に自殺してしまったから
もし入院してたらどういう生活してたのかって思うと先が気になる
>>1は今はもう大丈夫なのか?

74 :
>>73
それは辛かったね、大丈夫?って言っても大丈夫じゃないかな
私は何度も入院経験があるので、この話みたいに嫌な病院もあれば、ましな所もあるよ
入院中嫌な事もあるけど楽しい事もあるんだぜぇ〜
私は今は入院せずに暮らせてるから、酷い時よりは大丈夫だよ、心配ありがとうね

75 :
入院中の恋愛の話でも書こう
>>40に書いた部屋に居たとき
部屋から詰所をよく見てた
まあ嫌でも見えるんだけどね
そこで私は天使を見つけた
ちなみに私の恋愛対象はずっと女性だけだ

76 :
>>74
精神病棟入院は嫌なことばかりじゃなく楽しいこともあるんだな
彼女は大人しい子だったからどうなっていたかわからないけど
今の>>1が入院の必要なくなったのなら良かったな

77 :
詰所に色白で女優さんみたいな看護学生さんがいた
私は一目惚れしてしまった
早くこの部屋から出てその看護学生さんと話してみたかった

78 :
寂しい(´・_・`)
https://hayabusa9.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1571083745/
みんなでここ埋めよう

79 :
>>76
友達というか話し相手ができたり、カラオケがあったり、色んなレクがあるんよ
大人しい人でも本や雑誌を読んだりとか病院によるけど色々暇つぶしあるよ
多分もう入院はしないね、逆にストレスたまるんやでぇ〜

80 :
初めて看護学生さんと話した時
緊張しすぎてよく覚えてないなあ
私が看護学生さんに「女優さんみたいな綺麗な顔だね」
みたいな事言ったら、看護学生さんが「とんでもない、1さんの方が可愛くて綺麗な顔じゃない」
って言ってくれた
お世辞でも嬉しかった
もちろん、叶うことがない恋だったけれど、看護学生さんの実習が終わる日に主治医の先生が看護学生さんと二人で話す機会を設けてくれた
何を話したか覚えてないけどね

81 :
>>79
彼女の祖母が現実と幻覚の区別がなくて生涯入院が確定しててそれを怖がっていたけど悪いことばかりじゃないんだな
集団生活と看護師からの扱いでストレスは仕方がないとしても死んでほしくなかったよ
てか天使ちゃんとのその先が気になる

82 :
>>80
主治医さん粋な計らいするじゃねーか

83 :
>>81
うちの親と同じような感じなんだな彼女さんのお祖母さん
今回の天使ちゃんの話は終わったけれど、別の病院に入院中に看護師さんとちょっとなんかあったから時間と気力があったら書くよ

84 :
>>82
主治医とは最初は気が合わないと思ったんだけど、話してみたら好きな音楽やファッションとか同じでさ
同性が好きって打ち明けても気にしてなくて
サバサバしてるけど優しい先生だったよ

85 :
>>83
そのうち好きなようにゆっくりでいいからちょっとなんかあった話しはぜひ書いてくれ
>>1の母親も生涯入院なのか?

86 :
おK!
うん、生涯入院
でも毒親なんで関わりたくないから放置ってか任せられる所に任せて逃げて平和に暮らしてるぜw

87 :
大部屋に移って症状が落ち着いてから週に1回くらい病院併設のデイケアに行かないといけなかったのよ
そこには別の病棟の人達が沢山いて
男女、年齢問わずさ
で、私はその中でも一番若かったんだけどね
ある日デイケアで男性患者さんに手紙もらったのよ

88 :
>>86
そうか
でも毒親ならそれでオッケーだから自分が幸せにななることだけ全力注いでくれ
そろそろ仕事行ってくる続き楽しみにしてるよ

89 :
「付き合って下さい」
って書いてあったな
男性は恋愛対象じゃないからその手紙は病棟の看護師さんに渡して処分してもらったけど(そういう決まり)
私が異性に初めて告白されたのが精神病院って思い出な

90 :
>>88
ありがとう
お仕事頑張ってね!

91 :
病院全体でカラオケ大会があった
全病棟から一人ずつ出て歌うみたいなさ
うちの病棟からは金さんだったかな
全員歌い終わって終わりかと思ったら最後に院長(おっさん)がステージに上がったのよ
んで山口百恵の歌熱唱してから
「みなさん、まずまずでしたね〜!みなさんも私のように伸びやかにもっと心を込めて上手に歌いましょうね!」
とか言ったのよ
普通の歌唱力なのにさ
もうこの病院ほんと駄目だと思ったわw

92 :
Interesting

93 :
全然読む気がしねえ・・・

94 :
>>92
ありがとう
>>93
そんなこと言うなって言いたいが嫌なら読まなくて結構よ

95 :
おもろいし読みやすいよ
クワイエットルームにようこそ、みたいだね

96 :
鉄格子なんて今時の病院にはないよね

97 :
>>95
ありがとう
そういう小説と映画があるのか、アマプラにあったら映画観てみるよ

>>96
古いところは未だにあるんじゃないかな?40年前くらい前で時が止まってるような建物の病院あるよ

98 :
浅香山ときいて

99 :
精神病院で恐ろしい患者に追いかけられる夢を見て汗ダラダラで起きてしまった
鉄格子とかの話したからかな
精神病院に縁がないからアウトラストってゲームみたいなイメージがあるのかも
保護室とか身体拘束とか実際どうなんだろう

100 :
続きはよ

101 :
>>98
浅香山が何かわからずググっちまったよ

>>99
大丈夫?
身体拘束で思い出したので夜書くと思う
保護室も病院によって全然違うと思うよ

>>100
ちょっと待っててね寝不足やねん

102 :
フィクションでもノンフィクションでも興味深いスレ

103 :
>>102
時々軽くフェイク入れてるが、ほぼノンフィクションかもね

104 :
身体拘束はこの病院で一回ガッツリ見たことある
この病院の1病棟はお年寄りが多く、認知症などでボケてしまって徘徊したり、暴れたりするお年寄りは個室で身体拘束されるのは日常だった

大部屋で同じ部屋の人がガッツリ身体拘束されてるのは見た

105 :
その人は佐々木さん
多分50代くらいなんだが、めっちゃ幼いというか
顔は皺とかあるんだけど、表情が幼い
背が150もなく、いつもぬいぐるみやお人形を抱きしめてる
しゃべり方も子どもみたい
看護師さんも佐々木さんを子どもの様に扱ってた
私は佐々木さんにめっちゃ嫌われてたみたいで話す事はなかったし、佐々木さんが何がきっかけで身体拘束されたのかわからん
でも腕とか足とか拘束具で縛られ、大部屋のベッドでガッツリ身体拘束されてた

それを見るのが辛かったな、可哀想というか
佐々木さんは昼夜問わず泣きわめくしね

他の病院でも身体拘束の話を聞いたけど、保護室や個室のみんなの目に触れない所でされてたみたいよ

106 :
私がいた病棟は何年も入院してる人が多かった
川田さんという40代、既婚かバツイチだったか、10代後半の息子が二人いるおばさんがいた
背中の真ん中までの白髪混じりのロングヘア
福山○治の熱狂的なファン

何故かつ○くのうちわを常に持っている
季節問わずだ
なんでつ○くのうちわなのか訊いたと思うが、明確な回答は得られなかった

息子はタッキー似らしい

川田さんと同じ部屋だったとき、夜中に部屋がめっちゃう○こ臭くて起きた
川田さんが部屋の真ん中で漏らしてた

夜勤の看護師さんが頑張って片付けてくれたよ

107 :
俺の親父は認知症でサナトリウム入ってたけどやっぱり阿鼻叫喚の地獄だったな
年寄りが多いからだんだん動かなくなっていって飯も食わなくなってガリガリになって最後は肺炎で死んでいくのを見たけど
その間にやっぱり暴れるから拘束されてる人を見たり点滴を外しちゃうから指のないグローブ付けられてたり介護士が無理やり口に食い物突っ込んでお婆さんが泣きながら戻してたり
精神疾患と違って良くなることはないから見舞い行く度に絶望しかなかったよ

108 :
( ^ω^)風紀を乱す者は許さんお!!

109 :
>>73
お互い何歳で自殺なさったん?
美人でしょ? 

110 :
>>97
何年前の話?
今何歳?

111 :
チャカポコチャカポコ

112 :
精神疾患も良くなるとは限らんやろ

113 :
>>107
辛かったな
スタッフとかは慣れてしまうのかな?
介護施設で少し働いた事があるけど私には無理だったな

>>108
病院の?ここの?

>>110
約20年前な
今はだいたいアラフォーいかんくらいかな

>>111
コポカャチコポカャチ!!

>>112
そうだね、私はましになっても治らない病気だから安定させるので精一杯よ
治る見込みのある病気ならどれだけ良かったかと思うが、仕方ない

114 :
元看護師さんが入院してたな
保護室で「小説家になるぞーーーー!!!」とか叫んでた
退院したら小説家になるって熱く語ってた
病棟の看護師さんが手いっぱいの時、その元看護師さんが病棟の看護師さんの代わりに患者さんの検温したり点滴止めたり簡単な処置してたな

いくら看護師の資格持ってても精神疾患ある人に処置されるのは正直その時は怖いと思ったんだけど、別の精神科でけっこう精神疾患患ってる看護師さん働いててまあ大丈夫なのかなあと今は思う

115 :
>>109
19才だったよ
普段と全く変わらないどころかその日もの前日のデートのことすごく楽しそうに話してたり俺が出掛ける間際も笑顔だったんだけとね

116 :
>>113
介護スタッフ全員て訳けじやないんだけどあれが日常の職場だったら俺も狂う自信があったわ

117 :
私の事を自分の娘のように可愛がってくれてた大田さんという60代のおばちゃん
部屋は別だったんだけど、よく大田さんの部屋に行って大田のベッドに腰掛けて一緒にお菓子食べながら話してた

ある日、大田さんが真剣な顔で小声で私に話始めた

「あんた、金さんとあんまり仲良くしたらあかんよ」

118 :
なんで金さんと仲良くしたらいけないのか解らなかったから
「なんで?なんでなの?」って大田さんに何度も訊くと、大田さんが
「金さんはな……韓国人やねん」
と言った
なんで韓国人と仲良くしたらいけないのか、まだ子どもの私にはよく解らなかった
大田さんは続けて
「………金さんはな…人コロしてるんよ……そんでな、ここの病院に入院してきたんやで………」

確かに最初は金さんの事は怖かったし、嫌いだったけれど、話して仲良くなれば優しくて面白くていい人だ

大田さんの話を聞いた後も私は金さんと普通に仲良くしてたし、大田さんとも仲良くしてた

色んな人間模様があったね

119 :
>>116
大変な仕事だよね
誰かの役に立ちたいとか、助けたいとか、そんな気持ちだけじゃできねえ

120 :
お菓子やちょっとした日用品は月に数回、売店で買ってた
売店は商品の値札なくて、全部売店のおばちゃんに値段聞かないといけなかった
私は商品の値段を一度聞いたら覚えてしまって、毎回お小遣い丁度くらいの金額買ってて売店のおばちゃんや看護師さんに「あんたまたピッタリ買ったなw」って驚かれてた

でも決して計算が得意な訳ではないし、むしろ苦手
やたら数字を覚えがちという特性があるみたいだ

121 :
精神病院にいる時点で大田ってのも似たようなもんだろ
精神病の奴は漏れなく自己中
他人の話は訊かないが自分の話は聞け、聞かないと拗ねて暴れる

つまり精神が幼児のままで知識知能が大人

122 :
元々軽い発達障害持ちが躁鬱とか糖質になる確率高いんやろな

123 :
昨日からここまで読んできたけど続いてないのか
1に何かあったのかな?大丈夫かな

124 :
面白おいね
もっと聞きたい

125 :
精神病は医者が作り出したデタラメ

126 :
1だよ
ちょっと急に引っ越す事になってバタバタしてる
レスくれた人にはなるべくレス返したいのでちょっと待ってて
続きとかも書けたら書きたい
放置しててごめんね

127 :
>>1がVIPにスレたててる躁鬱ソープ嬢のタマゴじゃなきゃいいなと思いながら待ってる

128 :
>>121
>精神病の奴はもれなく自己中
概ね同意、私は自分が自己中という自覚がある

>>122
私は遺伝的要因が大きいと医者に言われたが、実際どうなのかな?

>>123
大丈夫だよ、ありがとう
本当にやばくなったら多分来れなくなる

>>124
ありがとう
最初の入院の話はそろそろネタ尽きそうってか昔の話なので思い出すのちょっと大変

>>125
かもしれないね
興味深いけど誰か調べてる人とかいないかな?

>>127
vipは殆ど行かないし、その人は存じ上げないw

129 :
入院中の服装は危なくなければ基本的になんでも良かった
ベルトとかパーカーの紐とかが駄目な感じ
最初の病院に入院した時は、身寄りがない人や、家族があまり面会に来れず(来たがらず)って人は服を病院が指定した所からリースしてた
学校指定の上下ジャージみたいな感じ
病棟によって色が違った

私はまだ年頃で、どうしてもリースが嫌だった
なので、なるべく母に面会に来てもらうか服を送ってもらってた
まあ普通にTシャツにデニムとかね

外泊して美容室行けた時はめっちゃ嬉しかった
人生で初めてパーマかけたんだ
その頃は髪を派手に染めたりするのがかっこいいと思ってて、似合いもしないのに金髪とかだった黒歴史
外泊中、耳と鼻にピアスを空けて病院に戻ったら看護師さんにめっちゃ怒られてすぐ取った
ちなみに今はピアスはしてないし、髪も染めたりしてないよ

130 :
俺もスエットの腰の紐抜くって知ってれば彼女はまだ生きてたのかなとか思っちゃったよ

131 :
>>130
自分で逝くと決めた人はどんな方法使ってでも逝っちゃうから
普通に楽しそうに過ごしてたのにいきなり…ってね
私の場合は友人が自分で逝っちゃった感じだが、自分を責めたりしないでね

132 :
柴田さんっていう看護師さんがいた
40代、既婚、私と同い年くらいの娘さん、息子さんがいた
よく喋り、よく笑う、言いたいことはハッキリ言う、気が強そう、私には優しかったし、私は話しやすかった
見た目はDQNが看護師になって肝っ玉母ちゃんになりました!みたいな見た目
娘さんがある芸能人のファンで、娘のためにその芸能人の絵を私に描いてってよく言ってたし何枚か描いてあげたと思う

ある日、私が風邪をひいて注射しなくちゃいけなくなった
その時手が空いてるのが柴田さんだけだった

柴田さんは看護師なのに注射が苦手だった
いつもだいたい強気なのにその時は青ざめた顔して
「うち注射苦手なのよー、どうしよう…ごめんな1ちゃん…怖い…失敗するかも…」

見事に失敗した
私の血管が浮きにくいってのもあり、柴田さん的にめっちゃプレッシャーだったらしい
柴田さんは
「ごめーん!1ちゃん!うち無理!他の看護師さん呼んでくるから待ってて!」と、泣きそうな顔で詰所に走って帰った

ちなみに注射は他の看護師さん2人にも失敗され、最終的に手の甲からになった

133 :
>>131
やっぱり止めようがないものだったのかな
そういってもらえると少し救われるよ
ありがとうね

134 :
>>132
注射2回失敗はひでぇwww
なんか描いて

135 :
>>133
お兄さんが彼女さんの代わりに長生きしたらよろし
ちなみに注射はその時トータル6回失敗されたw
明日物件の内見で緊張してるから今度気が向いたらなんか描いてうpするかも

家借りるのに初めて保証会社利用するからなんかめっちゃ緊張してる

136 :
私は基本的に好かれる人には好かれるが、初見で嫌われる事もよくある
自分からも合わないと思った人とは関わらない
入院中もそうだった
私の他人から見た第一印象はあまりよくないかもしれない
怖そうとか、暗そうとか、大人しそうとか真面目そうとか
実際話してみて印象がコロッと変わって、面白いとか話しやすいとか言われる事は多い
最初の入院中に初見で私を嫌ってた人は数人いた
こっちから挨拶とか話し掛けても無視されるくらいならまだいいが、いきなり喧嘩売ってきた人もいた

137 :
初見で私に喧嘩を売ってきた長山さんという30代〜40代の背が低くてぽっちゃりふくよかな人

確か私が病棟の廊下を歩いてた時、いきなり喧嘩売られた

「あんたなんなの?気に入らない!むかつく!」

私は意味が解らなかった
私はただ普通に廊下を歩いてただけだと思う
とりあえず私が何も言ってない、してない事は確かだった
なので言い返した

「なんでいきなり喧嘩売られないといけないの?私何もしてないのに」

138 :
長山さんはブチギレていた

「私は太極拳をやってたからあんたなんか一撃で吹っ飛ばせるよ!!!ハーッ!!!!!!」

長山さんはなんか太極拳かわからんがドラゴンボールでいうカメハメハ、はたまたストツーでいうところの波動拳みたいな構えをした

私はただ無表情で立ち尽くし、構えたままの長山さんを見つめていた
もちろん吹っ飛ぶ事はなかった

私と長山さんの闘いは終わり、長山さんは看護師さんに怒られて保護室に入れられた

139 :
小田さんという私と歳が近い人も何故か私に喧嘩を売ってきた
いきなり殴られそうになったので、その腕を振り払った
毎日のように殴ろうとしてきた
てか殴られた事もある
いつも睨んできた
ずっとキレていた

小田さんは脱肛で、毎日看護師さんに処置をしてもらってた
ズボンとパンツを下ろして、脱肛した状態で詰所の前で

「看護師さーん!脱肛した!助けてーーー!」

とか叫んでいた

ちなみに小田さんはジャニヲタだったが、ジャニーズの中でも何故か歳がいってるあまり人気がなさそうな人のファンだった
そのジャニタレの名前は伏せておこう

140 :
精神病院なので、患者がおかしいのは当たり前だが、看護師もおかしい人が多かった

私の注射失敗した柴田さんは、私には優しいが、まともに会話できないある患者さんには
「私はあんたが大嫌い!気持ち悪い!頭おかしい!」
とかハッキリ言っていたし

ある日、金髪の浜○あ○みのようなケバイ新人看護師が首にキスマークたくさんつけて出勤してきた
その人はなんかすぐ辞めたけど

40半ば過ぎても独身の気が強そうな主任さんは、患者に「結婚しないの?」とか何度もしつこく聞かれ、仕事中なのに発狂してむせび泣いてた

141 :
面会室があったが、看護師が休憩中、面会中の患者と家族の前でお菓子食べながら普通に煙草吸ってた

狭い薄暗い緑色に塗られたコンクリの壁の面会室だった

142 :
医者もおかしい人が多かった

ギターで弾き語りが好きな男の医者が急にアコギ持って病棟に来て、患者に無理矢理弾き語り聴かせてた

もちろん誰も頼んでなんかない
まるでジャイアンのリサイタル

143 :
私の主治医はまだ若く、研修医だった
朝早くから夜遅くまで仕事大変そうだった
当直もあったし、いつ休んでるのかわからないくらい

何年も後に知った事だが、その時の主治医は院長のやり方が嫌になって、院長と喧嘩をして病院を辞めたらしい
あの病院は最悪だ、おかしいと言っていた

うん、絶対おかしいと思う

その病院は今は名前を変えてるが、院長はまだ変わってない

保健所が立ち入り調査来る時だけ、病棟を綺麗に掃除してた
トイレ以外は患者に掃除させてたけど

144 :
他にも色んな事があったと思うけど今思い出せない

こんな病院で1年過ごした私は、ちょっとやそっとの事じゃあまり動じなくなった

何かあって不安になっても、この病院で1年過ごせたから大丈夫だろうとか思える時がある

そんなに長く生きてきた訳じゃないが、人生で色んな事がありすぎて、なんか強くなった部分があるというか
うーん、おかしくなったのか?感覚が麻痺してるのか

精神科、病院が全部酷い所じゃないと思う
いい看護師さんやお医者さんもいる

ただ、こういう所もあったんだよって色んな人に知ってほしくてスレ立てた

145 :
>>138
長山さんワロタ

146 :
>>144
当時必要だったことなんだろうけどすげえ経験だよな
親父を認知症で養老院に入れたとき頭おかしいクソババアにいきなりケンカ売られて幼児退行してた親父が怖がって症状悪化したの思い出したけど敵意むきだしの奴って何処にでもいるもんだな

147 :
メンヘラは結構伝染するし、看護師さんに頭おかしい人多かったのももしかしたら周囲の影響によるものだったりもするのかな

148 :
ブラウザからだと書き込めるかな?

149 :
規制かなんかでアプリから書き込めないのでブラウザから書いてる
見辛くて個別でレス中々返せないかもだが許して

150 :
思い出した話が少しあるのと、今まで数ヶ所の病院に何回か入院経験があるので、観てくれてる人がいるならなるべく最後まで書きたい
今日は多分難しい

ちなみに物件は見付かりそうでまあまあ元気だ

もし私のレスが長期間なかったら規制でレス出来ないと思って放置してスレ立てた落としてもらって構わない

151 :
お待ちしております

152 :
お元気そうでなによりです

153 :
1自身のペースが大事だし続きは気長に待ってるから
引越しの件とか体調管理とかも頑張ってね

154 :
まってるぜ
良い部屋見つかるといいね

155 :
書けるかな?

156 :
みんなレスありがとう
2ちゃんになってもvip+にヌクモリティは残ってるんだなw
物件は無事見つかったよ、古いけど安いし広いぞ
Wi-Fiに繋ぐとここに書き込めない

あと>>49に書いた藤田さんsnsで見つけた
見ただけだが元気そうだった

157 :
藤田さん宗教は抜けた感じ?

158 :
>>157
それはわからん
なんか自撮りしか載せてなかった

ちなみに藤田さんは英語ペラペラめっちゃ頭良い
入院中に英語や漢字とか色んな事教えてもらったよ
私が退院した後も藤田さんは入院してて、面会に行った事がある
その時症状が悪化してたと言うか、笑いながら天を仰いでオリジナルソング歌いはじめたよ
瞳孔カーッ開いて「天から歌が降りてきた!」
とか言ってた

まだブラウザからしか書けなくて個別にレス返せないのが申し訳ない

159 :
>>158
すごいね
そう言う誰にも真似できないセンスを持った人って性別とか関係なくすごい興味ある

夜露死苦現代詩って本が面白かった

160 :
>>159
入院中に知り合った人の中で色んなセンスある人、才能がある人とかいっぱいいた気がする
私なんかめっちゃ低学歴だが、入院中に東大卒の人と話したり、アングラな世界で生きてる人と話したり、色んな人と話せて楽しかったよ

殆ど本は読まないんだが、amazonで夜露死苦現代詩調べたら関連商品に出てきたTOKYO
STYLEってやつが気になったよ、ありがとう

161 :
そうそう、最初の入院中に幽霊見た

もちろん精神的におかしくなってたのや薬の影響で幻覚だったって今では思うんだが
保護室で夜中に金縛りで身体が重くて苦しくて目を開けたら男の人が私の身体の上に乗ってたり
リースの服着た女の人が裸足で私の部屋をペタペタ音を立てて歩いてた

真っ暗な保護室でそんな事あったら本当に怖くて看護師さん大声で呼びまくったよ
その翌日、主治医に幽霊見たって話したら薬増やされたw

金縛りで何か見えたり聞こえたりってのは、小学校高学年から20代後半まで続いた

今は昔よりメンクリ安定してるせいか、何年も金縛りとか無いし、幽霊もあんま信じてないよ

162 :
むしろ制御してイケメンの幽霊とか見れるようになれば良いのにね

163 :
思い出した
金さんの話

金さんはデイケアでレザークラフトにハマってて、財布を作ってた
金さんは物凄く手先が器用で、本当に売り物に出来そうなくらい凄い財布を作ったのよ
スタッフも患者も金さん凄い、財布めっちゃ上手いって本気で誉めてた

でも金さん的に失敗作で

「あかん…失敗してしもた…どうしよ…」

って
普段、鬼ババみたいな強面の金さんが、眉毛を八の字に下げて泣きそうな顔で

「失敗や…あかんわ…」

一週間くらい言い続けてた

164 :
>>162
女の人よく見たな
色々憑いてるとか言われたことある
入院の話とは別に、ヤバイ男に御払いしてもらった話ならある

165 :
>>163
金さん職人気質なんだね
何だか切なくなっちゃう
成功してたらどんなお財布になってたんだろね

>>164
ヤバい男のお祓いちょっと興味あるw

166 :
>>165
財布の縫い目がほんのすこーしズレただけだったんだが、めっちゃ落ち込んでたよ

ヤバイ男にお祓いされた話は入院の話が全部済んだ後にしようか
ヤバイ男にお祓いされて食事もろくに捕れなくてガリガリになった時にヤクザと闘ったり意味不明な人生よw

167 :
>>166
何その予告編w別スレレベルだね!
では入院のお話を正座しておとなしく聞きます

168 :
とりあえず最初の入院の話は終わりで、2回目の入院の話をしようと思う
ある看護師さんと色々あった話だ

20代前半の頃かな
私は仕事や友達との人間関係で疲れきっていた
最初に入院した病院とは別の病院に入院する事になった
その病院は県外で家からけっこう離れてた

169 :
病院に着いてロビーの椅子でやお医者さんや看護師さんに呼ばれるのを待っていた
かなり待たされて、とにかく疲れてた
ずーっと俯いてたと思う

ふと目線を上に上げると、とても可愛くて綺麗な女の看護師さんが向こうから歩いてきた

そして通りすぎた
通りすぎる瞬間、その看護師さんは私の目を見て軽く会釈した

とても目が綺麗な人だと思った

170 :
別の看護師さんたちから入院の説明を受け、病棟に向かった
さっきの看護師さんの姿は見えない
入院する病棟とは別の病棟の看護師さんなんだろうか

詰所で荷物検査をスムーズに終え、部屋に移動する時に詰所の奥にさっきの看護師さんがチラッと見えた

ここの病棟なんだなあ…
てか入院生活不安だどうしよーとか色々考えてた

案内された部屋は最初に入院した病院より全然綺麗で快適な保護室だった
それだけでちょっと安心して嬉しかったw

171 :
てす

172 :
続き書くか

そこの病院ではよほど病状が酷くない限り日中少しデイルームに出れた
食事もデイルームでだった

ご飯はわりと美味しかった気がする(最初の病院めっちゃ飯マズ)

看護師さんも最初の病院と比べるとちゃんとしてたと思う

ある日、デイルームで食事中に30代か40代の女の看護師さんがいきなり

「あら!あなた!美人さんね!」

とか言ってきた

私が「???」

みたいになってると、入院初日に見たとても可愛くて綺麗な看護師さんが

「ほんと!可愛い!」

ニコニコしながら私を見て美人だの可愛いだのと言う

私は二人にからかられ、イジリの対象にされてると思ってちょっとイラッとしていた
私は自分の顔が大嫌いだし、不細工だと思っている
現に面と向かってブスと言われた事もある

すると、私の隣に座っていた私と歳が近そうな女の人が

「あなたは可愛いし美人だからもっと自分に自信持ちなさいよ」

何故か上から目線で言ってきた

173 :
とりあえず食事を済ませ、薬を飲んだ
デイルームで少しだけの自由時間だった

私がイラッとしているのを察したのか、可愛くて綺麗な看護師さんが近寄ってきて

「ごめんね、あなたが可愛いから…本当にそう思ったから言ったのよ、でも嫌な気分にさせてしまってたら本当にごめんなさい…」

私の手を握りながら謝ってきた

全体的に距離が近いと言うか、本当に顔と顔を近づけてくる

私は正直どうしていいか解らなかったが

「別にいーよ」

とかスカしてた

それからその看護師さんとよく喋るようになった

その可愛くて綺麗な看護師さんの名前は田中さんとしよう

174 :
田中さんと私は気が合った

共通の好きな物もあった

性格もどこか似ていた
でも違う所もあった

田中さんは笑ったかと思うと、急に真顔になったりする

パッと見陽キャなのに明るそうで暗い

私は田中さんに興味津々だった

デイルームでの自由時間、私たちは毎日の様に話した

田中さんはいつも私を見つけると嬉しそうに抱きついてきたり、頭や頬を撫でる

私ももちろん嬉しかった

田中さんは他の患者さんにはそんな事しないのに、なんで私にだけこんな感じなんだろう

謎だった

175 :
ある日 田中さんに彼氏はいるのか訊いてみた

普通に「いるよ」

そりゃそーだ、こんなに可愛けりゃ

「1ちゃんは?彼氏はいるの?可愛いからモテるでしょ?」

逆に訊かれたので

「彼氏はいないし、モテないよ。てか私、同性しか興味ないもん。」

普通に言ったw

田中さんも一切驚かずに

「そっか、1ちゃん女の子にもモテそう
だもんね」

いつものように私の手を握ったりしながら言う

田中さんが何を考えているのかどんどん解らなくなる

なので、田中さんがいない時、他の看護師さんに田中さんの事を訊けるだけ訊く事にした

176 :
田中さんの同期の女の看護師さんに訊いてみた

その看護師さんの名前をみっちゃんとしよう

「ねえ、みっちゃん、田中さんてどんな人なの?」

みっちゃんは「?」
みたいな顔をして

「どんな…うーん、優しいよ、あ、すっごいモテるよ!」

やっぱモテるんだな
ちなみに田中さんは私より歳上だった

「田中さん…なんで私にだけあんな感じなの?なんでだと思う?」

みっちゃんは少し困った顔をして、

「うーん、人として好きなんじゃないかな?単純に…」



やっぱそうだな、人としてか、うん

177 :
パンツ脱いだ!

178 :
人として…人としてか…そりゃそーだ、なんもないよな
なんもない

私は田中さんの事を好きになっていたんだと思う

患者さんと話してる時に私が

「田中さんて可愛いしいい人だよね」

と言うと、何故かみんな微妙なリアクションをした

「…確かに…可愛いけど…」

「なんか話づらいよね」

「正直苦手だわwてか大嫌いw」

??????


田中さんは患者さんにあまり好かれてなかった

いや、男性の患者さんには好かれてる話をたまに聞くのだが

同性の患者さんは田中さんを嫌ってる人が多かった

179 :
>>177
期待するなw

180 :
なんでみんな田中さんを嫌っているのか、よく思ってないのか
何故か理由を教えてくれなかった

みっちゃんもなんか田中さんの話になると表情が曇る


私の退院が決まった事を田中さんに伝えると、田中さんはとても悲しそうな顔をしながら

「良かったね、1さん…元気でね、またね………大好きよ………」

少し泣きそうな顔をしていたと思う

私は精一杯強がって

「そんなに私の事が好きかw私もだw」


笑いに変えるのに精一杯だった



最後に抱きあって別れた

181 :
ドキドキ

182 :
それから数年、私は田中さんの事を忘れられず引きずっていた

その間付き合った人もいたが、田中さんの事が忘れられなかった

ある日、田中さんがいる病院を外来受診した時に田中さんと同じ病棟にいた看護師さんと少し話した

「田中さんはね…実は病気なのよ、精神的なね…友達もいなくて…だから1ちゃん、田中さんと仲良くしてあげてね」

と言われた

病気だったのか…

「うん!仲良くするよ!」

と言ったものの、その時は田中さんと会う事はなかった

183 :
>>181
動悸か?
うそうそ

184 :
田中さんと知り合ってから何年も経っていた

私は仕事が忙しくなっていたので、田中さんがいる病院に通う時間が取れそうになかった

でも、最後にもし田中さんに会えたら…と思って病院に向かった


でも会えるかどうかわからない


ちなみに患者と看護師が連絡先を交換するのは固く禁じられていた

185 :
うおっめっちゃ気になるぜ

186 :
病院に着いた

外来ロビーの隅々を見渡す


田中さんは居ない…か…


諦めて帰ろうとしたその時だった
後ろから

「1さん?」

声を掛けられた

振り向くと田中さんがいた

「田中さん!」

嬉しくて抱き合った

「1さん、元気だった?久しぶりだね、変わってないね!」

「元気だよ!田中さんも変わってないね」

本当に嬉しかった
でも田中さんに会えるのはこれが最後…

「田中さん…仕事が忙しくて…もうここ来れそうにないんだ、もう田中さんに会えない…最後だから…」

笑っていた田中さんがとても悲しい顔をした
前みたいに私の手を握ってた

私たちは無言で俯いた

田中さんが私の手を急に離して

「ちょっと待っててね」

と言って
数分その場を離れた

187 :
田中さんが走って戻ってきて

「これ…本当は駄目だけど、誰にも内緒よ…」

連絡先を書いた紙をくれた

そして

「またね…」

と言って病棟の方へ走って行った

188 :
続きが気になってリロードしまくってる

189 :
病院から帰りの電車の中で田中さんにメールを送った

めっちゃドキドキした

送信完了

30分後くらいに返信がきた

私たちは連絡を取り合うようになった

最初はメル友だったが、ある日 会う事になった

190 :
待ち合わせ場所に先に着いた私は緊張して少し震えてた
西野○ナかw

外で初めて田中さんに会える

数分後、田中さんが現れた

「ごめん、1、待った?」

「ううん、待ってないよ」

抱き合うのはもはや恒例行事だw

そして、個室になってるカフェに行く事にした

何故か当たり前のように手を繋いでた

191 :
カフェで隣り合わせに座って飲み物を飲んでると田中さんが

「あのね…入院中いつも1にちょっかいかけてごめんね…1の事が本当に可愛くて…」

「うん、いーよ」

少しの沈黙の後、私は

「あの…私ずっと田中さんの事が好きで…」

田中さんは黙って頷く

「他の人と付き合っても忘れられなくて…今でも田中さんの事が大好きだよ…」

田中さんはニコッと笑って

「ありがとう…1…」

と言ってすぐ真顔になった
困らせたかな


「…田中さん…今彼氏とかいるの…?」

192 :
「今彼氏いないよ…」

私は少しホッとした

「田中さん…………私と付き合ってもらえないかな………?」



口から心臓が飛び出そうだった

193 :
「1……1は今まで知り合った人と違うのよ…なんていうか…可愛いし、話してて楽しいし、なんか、今まで会った人とは違う魅力があって………」

「うん…」

「私はね、今まで男の人としか付き合った事しかないし、1への気持ちが恋愛感情かはわからないけど…1だけは特別なのよ………」

「うん…」

「こんな中途半端な気持ちのままでも良かったら…」

「うん…」

「…付き合って下さい」



私たちは付き合う事になった

194 :
寝る前の薬飲んだし、今日はここまでかもしれない

195 :
ああん!いいとこなのにー
続きは楽しみに待ってるわ( ^ω^ )

196 :
>>195
ありがとう
田中さんがここ見てる可能性あるからぼかして書くのが大変なんやで

197 :
ありがとう。文章に臨場感があって引き込まれるー

198 :
>>197
ありがとね
文章は何故かよくほめられる

199 :
それから私たちは月に1、2回会う様になった

田中さんの同僚に見られたらまずいからどこか別の街で会おうかという話になったが、田中さんが病気でしんどいから
できれば近くまで来て欲しいと言うので、田中さんが住んでる街に私が毎回通っていた
私は仕事で疲れてても田中さんが好きだから通うのは苦じゃなかった
好きだから頑張れた

ある日、公園でデートした
田中さんがお弁当を作って来てくれた
ベンチに座りながらお弁当を食べた後、私たちは抱き合ってキスをした

200 :
田中さんの病状は正直よくなかった

いつも仕事を辞めたいと言っていた

私は私で仕事が出来なくて悩んでた
仕事が出来ない事を田中さんに相談したら

「1は仕事を真面目にやってない、努力が足らない」

と、怒られた

ああ、単純に努力が足らないんだな、もっと頑張ろうと思った
頑張った

でも私は仕事が出来なかった


いつからか、田中さんは仕事のストレスを私にぶつけるようになっていた
いきなり
『1なんか大嫌い。別れる。』

と、メールがきたかと思ったら、数時間後には

『やっぱり別れたくない。本当にごめんなさい。』

と、メールがきた


私は田中さんとどう接していいか解らなくなっていた
仕事でいっぱいいっぱいだったし、田中さんに会いに行くのも少ししんどくなってきた

201 :
見てるぞ

202 :
見てるぞすごく読みやすいし続きが気になる
俺の彼女も美人で可愛かったけど何故か周りから褒められても信じなくて俺からの誉め言葉だけ涙を流しながらありがとうって言ってたの思い出した

203 :
>>201
ありがとう
>>202
いつものお兄さんかな?

ブラウザ調子悪いが続き書くね


田中さんからの攻撃的なメールが増えた

『1はいつも人を見下してる』
『仕事が出来ないのを人のせいにするな』
『ムカつく、大嫌い』

そう言って数時間後にはいつも謝ってくる

悲しかった
どうしたらいいんだろう…

ある日、田中さんはメールで

『1は誰とでもそつなく仲良くなれて羨ましい、1は友達も多いし、私とは違うね。』
と、送ってきた


私は泣いた
誰とでもそつなく仲良く?そんなことないよ、パッと見そう見えてるだけで、友達と呼べる友達なんかいない
いつも独りなんだ

部屋で独り 声を上げて泣いた

私が人を見下してる?そんなつもりも無かった
私より下の人間はいないと思っていた
私は小さい頃からいじめられっ子で、人と上手く関われなかった
生まれ育ち悪く、頭も悪いし学歴も無い
私には何もない

ずっと自分の気持ちを、感情を、言葉で上手く人に伝えられなかったんだ

仕事だって頑張っても覚えられない
普通の人がすぐ出来ることが私は何故か出来なかった

とにかく、独りで泣いた
たくさん泣いた

204 :
田中さんとのデートは、いつも1時間だけだった
片道3時間掛けて会いに言っても、1時間くらいで田中さんが

「疲れたね、帰ろっか。」

と、言った

疲れてるなら仕方ない

1時間でも会えるならと、頑張って会いに行ってた

ある日 デートの日の当日の朝
家で支度を終えて出掛ける直前、田中さんから

『ごめん、今日は体調悪い。会えない。』

と、メールがきた

それが何回も続いた

私はネットで知り合った人に相談した
そしたら

『言いづらいけど、相手はあなたの事本気で好きじゃないんじゃない?』

と、言われた


そうなのかな…田中さんは私の事、好きじゃないのかな…

毎日悩んだ

それがちょうど私の誕生日の頃で、田中さんから

『1、もうすぐ誕生日だっけ?誕生日祝うよ、会おう』

とメールがきた

久しぶりに田中さんと会う事になった

205 :
いつものカフェで私たちは会った


「1、誕生日おめでとう、プレゼント何がいい?」

田中さんに貰えるならなんでも嬉しかった

「なんでもいいよ、田中さんが選んでくれた物なら」

「わかった、今度一緒に買いに行こう!」


私は嬉しかった


けど、デートの帰りの電車の中で田中さんからメールがきて

『ごめん、疲れててプレゼント買いに行けない。いつかプレゼント買って郵送で送るね。』




私も疲れていた

206 :
その数日後

田中さんがメールで

『今日は友達と飲み会なんだ!でもしんどいめんどくさい…でも行かないとドタキャンになるから失礼だよね!』


………?私には散々ドタキャン繰り返しといて?
それに毎日友達いない寂しいって言ってたじゃん
ふざけるなと思った
でも言えなかった

『楽しんで来てね』

と返信した

『楽しんで来るよ!私は1と違ってレズなんかじゃないから!男が好きだから男友達と遊ぶんだー!今日は男友達の家に泊まるよ(笑)』


田中さんのそのメールで、私はもう駄目だと思った

田中さんと別れよう

207 :
別れようと思ったものの、なんて言ったらいいか判らない

数日後の朝、6時頃
田中さんからのメール受信音で目が覚めた

メールを開いた

『他に好きな人(男)ができました。これからその人とデートです。
その人と結婚したいので別れてくれませんか?』



は???
ふざけんなや
ふざけんな!


なんなの?なんなんだよ


でも、なるべく平静を装って


『そっか、なら仕方ないね、別れよう。彼氏とお幸せにね、さよなら』



私たちは別れた

208 :
悲しいというか、腹が立つ
泣きたいけど涙も出ない
あー、終わった

携帯を握りしめ、ベッドに仰向けに寝ていたら

田中さんからメールがきた


『別れても1とは友達でいたい!今度遊ぼうよ!』


いやいや!ふざけんな!
本当に頭にきていた


『やだよ』

と返信した

『なんで?』

と言われた

言いたい事は山程あったが

『とにかく嫌だ!もう会いたくない!』

と言うと
『こっちだってやだよ!あんたなんかもう知らない』

メールで喧嘩になってた

最後に田中さんに

『あんたなんか誰からも愛されない、あんたなんかみんなに嫌われてるよ!あんたはこれから一生独りで寂しく生きるのよ』

と言われたのが最後
メールを拒否された

209 :
以上
看護師さんとちょっとなんかあった話は終わり

210 :
ちなみに田中さんと別れて数ヶ月後

夜中2時か3時くらいに田中さんから電話が掛かってきた

「調子悪くて今から精神科に入院する」

と言われた

勝手にしろと思った

それからまた数ヶ月後、田中さんからSMSが届いた

『結婚して幸せに暮らしてます』

知らんがなと思った

数年後、田中さんからLINE追加されて

『なんであんたがいるの!ストーカー!』

と言われたが、私は田中さんの連絡先を携帯から消してたし、田中さんが私の連絡先を消してなくてLINE同期して追加された感じだった



読んでくれてるみなさんごめんね、こんな終わりかたで

211 :
お疲れちゃん
最後まで書いてくれてありがとう
田中さんは結婚してないと思うよ
結婚したというのは田中さんの嘘じゃないのかな?
そんな気がする

212 :
>>211
ありがとう
だと思う
病院関係者も田中さん結婚してないみたいな事を言ってたし、田中さんのSNS見つけたんだが結婚してる気配0だな


ちなみに私は付き合って長いパートナーがいて、一緒に暮らしてる
田中さんにあんたなんか誰からも愛されないって言われて何年も苦しかったけど、今は大丈夫だよ
田中さんの事を正直少し憎んでたけど、ここに書いたら憎しみも消えた気がする

213 :
今が幸せならそれでオッケーだ!

214 :
完走お疲れ様。
辛い過去を思い出してしんどくなかったか気になったけど、楽になれたならよかった。

田中さんが1にいった言葉、ほんとは全部彼女自身に向けてる言葉のような気がするね。

215 :
田中さん読んでてなんか悲しい人だなと思った
結局本心はわからないけどそんな振る舞いをする病気だったから周りの看護師や患者からも距離置かれてたんじゃないかなと勝手に推測

216 :
今の1に素敵なパートナーがいるならよかったわ

217 :
>>213
そうだな!
>>214
ありがとう
>田中さんが1にいった言葉、ほんとは全部彼女自身に向けてる言葉のような気がするね。
そう考えると、なんか悲しいというか、田中さんと付き合ってる時にそれに気付いてたらこんな別れ方になってなかったのかな
私と田中さんはどこか似ていて、私が自分に似ている人が嫌いなように、田中さんも私を嫌ったのかな?

>>215
ありがとう
どこからどこまでが田中さんの本心だったのかわかんないね、病気だから仕方ないのかな
田中さんが今少しでも病気がよくなってたらいいな

>>216
ありがとう
今幸せだよ
毎日いっぱい笑って過ごせてるよ

218 :
さて、変な男にお祓いみたいな除霊みたいな事された話をしようと思ったが、ちょっと話がえぐいので
ヤクザと戦った話を書こう

変な男にお祓いみたいな除霊みたいな事されたすぐ後くらいの出来事

私が20代前半の頃
田中さんと知り合う前だ

その頃の私はとにかくお金が必要だった
母にお金を渡したりしていて、母からもっとお金ちょうだいと毎日の様に言われていたので、デリヘルで働く事になった
嫌だけどそうするしかなかった
友達のルイって娘と二人でデリヘルで働き始めた

219 :
働き始めたお店はくっそ暇だった
電話が1日に1回鳴ればいい方だった
とにかくくっそ暇
全然仕事ない

これじゃ全く稼げない

お店といってももちろんデリヘルなので店舗はなく、マンションの一室に事務所があった

大倉っておっさんと山根っておっさんが仕切ってた

ある日、大倉と山根に言われた

「おい、1とルイ、他の仕事やってくれ」

他の仕事?なんやねん

「なんの仕事ですか?」
「どんな仕事ですか?」

私とルイは大倉と山根に訊いた

すると、大倉が

「俺らが出会い系で女のふりして男釣るから、お前らその男とデートしてこいよ」

ここでいうデートとは、ガッツリ円光だった

嫌だった
でもお金がない

大倉と山根が言う

「貰った金は折半だから、悪い話じゃねえだろう」
「お前ら若いから3〜5万でいけるな、折半だぞ?」


私とルイはやる事にした

220 :
毎日 事務所近くのコンビニやらで大倉と山根に指示されながら動いて男と会ってやる
心も身体も辛かった

でもお金がいる

ある日、大倉と山根に

「他にも仕事あるからやってくれ」

と言われた

それは繁華街のボロい狭いマンションの一室で男の相手をする仕事だった

ヨネというおっさんが夜の街で客引きして客を連れてきた

私とルイはそこのマンションからなるべく出るなと大倉と山根とヨネに言われていた

ヨネが私たちを見張っていた

私はスタイルだけは良いらしく、一番客を取れるようになっていた
ルイより稼ぎ、リピーターも付いた

お金は稼げたが、自由が無かった
辞めたかった
心も身体もボロボロだった

ある朝、コンビニに行くと言ってそこからタクシーで逃げた

それに気付いた大倉、山根、ヨネ、ルイがめっちゃ電話掛けてきた

221 :
ルイにメールで説得され、大倉からの電話に出た

「おい!1!どういうつもりだ!」

私はキレた

「辞めたい!もうやだ!辞めさせろ!」

大倉もキレていた

「誰が辞めさすか!お前面接の時に辞めたら100万罰金払うってサインしたよな!??」

そんなサインしてないので

「してない!絶対してない!証拠あるの?」

そしたら大倉が笑いながら

「は〜!仕方ない(笑) 羽山さんに言うからな!お前覚えとけ!」

とか言ってきた

羽山さんというのは小さい組のヤクザで、店のバックに付いていたらしいが、私は

「言えば?どーぞ!今から警察に行って全部話すわ」



電話を切った

222 :
電話を切った後、大倉が

『おい、やばいぞ1、羽山さんが怒ってる、俺たちが消される、俺たちも今から警察に行く』

とかいうメールがきたがスルー

そして知らない番号から着信
出ると

「もしもし…羽山ですが…」

落ち着いた声が逆に不気味だが

「知るかバーカ!」

と言って電話を切って最寄りの警察署に行き、全てを話した

223 :
数ヶ月後

羽山は逮捕され、組は潰れた
ついでに店も潰れた

私は自由を手に入れた

ちなみにルイのお父さんは有名な組の組長と仲が良く、無事だった


あ、デートの時に車で待合せに来た奴が羽山の組とは違うヤクザの下っ端で同じく出会い系で男を釣って女とやらせて稼いでたにーちゃんで

「お前俺らの邪魔するな、これから事務所連れてくぞ!」

と、脅されたが

「なら今すぐコロして。怖くないから。早くコロして。」

と言うと、にーちゃんは泣きながら

「お前はいいやつだな…」

私を抱き寄せ

「早くこんな仕事辞めな…」


何事もなく解放してくれた

224 :
以上

ヤクザと戦った話

225 :
なかなか壮絶だな
本当に正直に折半してたの?
ごまかしてもバレなさそうだけど
お祓いの話も読みたい

226 :
>>225
デートの金額は大倉たちが交渉して会う前から決まってたのよ
たまに会ってから上乗せしてくれる人がいて、そういう時は大倉たちに言わずにポッケに入れてたよw
ルイにそうしたほうがいいよって言われたからね
私ひとりだけなら正直に全部折半してたと思う

お祓いはちょっと待ってね、思い出してる
2ちゃん繋がりにくいぞ

227 :
なんか話の振れ幅が大きすぎてビックリした!笑

その肝の座り方は病院生活で鍛わった賜物?

228 :
>>227
びっくりさせてごめんね(ハート

小さい頃から色々あったからかな?
でも最初の入院があったからかな?
元々の性格もあると思うしね、どうにでもなれって最終的に開き直る感じ


今日は多分うちのWi-Fiがめっちゃ重くてブラウザ中々開けないぞ

229 :
風俗営業の届け出だしてない闇営業の店じゃね?とんだ女の子がボコボコに殴られた話し聞いたわ

230 :
>>229
詳しくは知らんが、他の店のオーナーたちがあそこは真っ黒だ、ヤバイ、おかしい、関わりたくないって言ってたよ
ボコボコか…暴力反対やで

231 :
思ったよりもヤクザとガッツリと戦ってたけど無事で良かった

232 :
文章上手いね
好きです

233 :
>>231
ガッツリなのかな?
うん、本当にコロされててもおかしくない事たくさんあったけど無事だったよ
ありがとう

>>232
ありがとう
私も(ry

234 :
すすす好きなのは文章のことだから////

235 :
>>234
照れてんじゃねーよw


さて、変な男にお祓いみたいな除霊みたいな事された話を書くか

それはヤクザと戦った話の中に出てきたデリヘルで働いてた時の話

アイさんという先輩がいたんだ
ある日 アイさんにうちに遊びにおいでって誘われたんだ
アイさんは子持ちのシンママ
家計に困ってデリヘルしてるって聞いてた

私はアイさんちに遊びに行くことになった
アイさんの子どもが寝付いてアイさんの手が空いた夜に遊びに行った

236 :
よっ!!
待ってました!!

(照れ隠し)

237 :
何をするでもなく、テレビ観て少し話して…みたいな

アイさんは基本的に無口
殆ど私が喋ってた

30分程経った頃、インターホンが鳴った
アイさんが玄関に向かい、ドアを開けると、知らない男の声がした

「おー!アイ!邪魔するぜー!上がるな〜!」

男が部屋に上がってきた

その男はデブというかガッチリというか
痩せてはないな…イケメンでもない…夜なのに、室内なのに、何故か黒いサングラスをしている
髪は薄いのにツンツンに立てていて、スッカスッカなのが目立つ

「お!アイ!こいつ誰だ?」

男が私を見て言った

アイさんが

「職場の娘よ。」

と言う

私は

「はじめまして!1って言います」

なるべく愛想良く言った

それからアイさんとその男と私の三人でなんか話始めた

どうやらその男はアイさんの親戚らしい
名前はリュウ

リュウはなんかやたらテンションが高く、

「おーい!アイ!ビール持って来いよ!みんなで飲むぞー!」

とか言い始めた

238 :
>>236
可愛いなw

239 :
私はお酒が苦手だ
ひと口飲んだだけで顔が真っ赤になる
体質的に合わないんだが、先輩の親戚のリュウが勧めるお酒を断れず、ビールを飲んだ

「お酒弱いんですよね〜wすぐ顔が真っ赤になるんですよ〜w」

ほんの少しビールを飲んだだけで私は酔っていた

すると、リュウが

「こいつ面白いな〜!いじって遊んだら面白そうだな〜!(笑)こいついじって遊ぼうぜ(笑)」

めっちゃ笑いながら言い出した

アイさんは小さく頷く

私は勘弁してくれよ…と思っていた
こういういじりが一番嫌いなのだ
てかこういう輩が一番嫌いなのだ

でも先輩の手前断れず、アハハと笑っていた

240 :
リュウは私に一発ギャグやれとか無茶ぶりしてきた

断れなかった
やるしかなかった

私は酔ってたし、しんどかった

そしたらリュウが

「頭を揺らしたらもっと酔っぱらって楽しくなるぞ!(笑)」

と言いながら私の頭を両手で挟み、揺らしまくった

目の前がグラグラなった

リュウは笑ってる

『ガサッ………』

ベランダの方で物音がした

!!!!!!
リュウがベランダの方を睨んだ


「………いるな………」

リュウが呟いた


私はなんのこっちゃとポカーンとしていた

241 :
リュウが眉をひそめ私を見た

「……お前………昔動物を飼っていたな………」

私に訊いてきた

私は

「うん、子どもの頃から動物が好きで、色々飼ってたよ」

と言った

リュウは眉をひそめたまま

「お前そいつらに何かしたか?」

と、訊いてきた

「え?何か?何を?」

もはや意味不明だった

「………お前…憑いてるよ…動物だ……ウサギだな?お前ウサギ飼ってたな………」

確かに昔飼っていた

「うん、飼ってたよ?」

「………黒いウサギが見える………そのウサギの名前は………ハリャナ………」

???
ハリャナ???
なんのこっちゃw
でも黒いウサギ飼ってたのは当たってたので

「黒いウサギ飼ってたけど、名前はランだよ」

と言うとリュウが

「そいつの本当の名前はハリャナだ!ハリャナがお前に憑いている!ハリャナはお前を恨んでるんだ!ベランダを見ろ!俺にはハリャナが見える!なあ、アイ!見えるだろ!」

242 :
アイさんは小さく頷く

え………?二人とも見えるの………?
私、ウサギに恨まれてウサギに取り憑かれてるの………???

急に不安になってきた

「どうしたらいいの?」

私がリュウに訊くとリュウが

「俺がお祓いする!除霊する!おい!アイ、部屋に塩を撒け!」


アイさんは無言でキッチンに塩を取りに行き、部屋中に撒いた

「よし、とりあえずこの部屋は大丈夫だ……だがまだ1にハリャナが憑いている…ハリャナの兄弟たちも憑いている…このままだと1が危ない……1、俺に着いて来い」

リュウに言われるがまま、私はリュウに着いてアイさんの家を出た
私は今まで味わった事がない恐怖に包まれていた

243 :
なんでだいじょぶにした部屋を出ちゃうんだ…
B級映画だったら1番ダメなパターンじゃん!!

飼ってたうさぎさんなら可愛いもんでもないのかね??

244 :
>>243
初めて感じた異様な雰囲気に飲まれちゃったんだよ
ウサギはもちろん可愛いけど、なんで恨まれてるん?って思ってさ
とにかくその時はめっちゃ怖かったよ

245 :
リュウと二人でアイさんの家を出て、駐車場へ向かった
外は明るくなり始めていた

リュウが

「これからお祓いしてやるから、お前に憑いてるハリャナたちを除霊するから、俺の車に乗れ!」

と言うので

言われるがままリュウの車の助手席に乗り込んだ

どこへ行くんだろ…
全く検討がつかなかったが、どうやら人里離れた山の方へ向かっているようだ

車で2時間ほど走って外がすっかり明るくなった頃、知らない山の中の駐車場に着いた

周りに人の気配はない

「よし、着いた!ここでお祓いとかするからな!」

「お祓いって、こんな所で何するの?」

246 :
私は怖くて仕方なかった
早くお祓いやら除霊して欲しかった

リュウは真剣な顔で

「俺とS○Xして中出ししたらお祓いと除霊完了だ」

などと言う

え………???

「安心しろ、パイプカットしてるから妊娠の心配はいらない」

いやいや、そういう問題ではない
でもその時の私はとにかく怖くてそれで除霊やらできるならもういいやと思っていた

リュウとヤった
リュウは今まで見た事がない500mlのペットボトルのような巨根の上に遅漏で、とにかくめっちゃ痛かった

1時間程行為に及んで済ませたあと、リュウが

「これでハリャナたちはお前から離れた、多分もう大丈夫だ」

服を整えて、リュウに家まで送って貰った

247 :
家に着いて車から降りようとした時、リュウに

「なんかあったら連絡しろ、俺も連絡するから」

と言われ、連絡先を交換した
それからリュウと別れた

その頃、私は一人暮らしをしていた
部屋に入るやいなや、私はぐったりして倒れ込んだ

≪多分もう大丈夫だ≫

リュウに言われたが、私は本当に大丈夫なのだろうか…
まだ恐怖でいっぱいだった

私はルイに電話して、アイさんの家であった事
リュウの事、全部話した

ルイはオカルト好きで、驚くこと無く私の話を聞いていた
一通り話終わった後、ルイが

「リュウって人に会ってみたいかも、私もなんか憑いてそうだからさ」


私はルイにリュウを紹介する事になった

248 :
>>217
田中さんは1のことすごく好きだったと思うなー。それは最後まで。
ただ、田中さんは1に彼女自身のネガティブな部分を見ちゃってしんどかったんじゃないかな。1に対する好意との間で葛藤してたよう思うね。

(除霊の話ぶった切ってごめんー)

249 :
その日のうちにルイがうちに来て、リュウもうちに来る事になった

私とルイが部屋で待っていると少ししてリュウが来た

「おー!お前がルイかー!可愛いな(笑)」

ドカドカ足音を立てて部屋に上がってくる
片手に持ったコンビニ袋を掲げて

「腹減ってるだろ?飯買ってきたぞ、食え!(笑)」

と言う

私はあまり仲良くない人に奢られるのが嫌なので

「自分のは払うよ」

と言って鞄に手を伸ばし、財布を取ろうとした

あれ………?財布がない…アイさんの家を出る時は確かにあったのに………

「財布がない!」

私が叫ぶと、リュウが

「どっかで落っことしたんじゃねえか?まあ俺の奢りだ!気にせず飯を食え!(笑)」

コンビニ袋を漁りながら言う

私はそれどころじゃない
財布の中には昨日とその前の日の給料、10万が入っていたからだ
母へ渡すのと、自分の家の家賃だった

「財布…10万…」

私がパニックになっていると、リュウが

「なんだ!ピラフ買ったのにスプーンが入ってないじゃねえか!クソコンビニ店員が!!!」

と、ぶち切れ始めた

250 :
リュウは携帯でコンビニの電話番号を調べ上げ、コンビニに電話を掛け始めた

私とルイドン引き

「おい!!!コラァ!!!!俺は○○組の者だ!!!フザケルナァァァ!!!今すぐスプーン持って来いブッコロすぞぉ!!!!!」

物凄い剣幕でコンビニ店員を電話で恫喝する

人んちで何してくれるんだ勘弁してくれよ………
私は泣きたかった

10分くらいしてコンビニ店員がうちにスプーンを持ってきた

「本当にすみません!すみません勘弁して下さい!!!」

251 :
うちの玄関で泣きながら膝から崩れ落ちるコンビニ店員のネーチャン

私とルイは小声で

「ヤバ………」

と呟き、恫喝されて泣き喚くコンビニ店員のネーチャンが帰るのを部屋の奥からただ見る事しか出来なかった

252 :
>>248
私の中では田中さんは私の事本当は好きじゃなかった説が濃厚だったから、こうやって人の意見聞くと色んな考え方か出来るよ
ありがとうね
ぶった切り気にしないでw

253 :
コンビニ店員のネーチャンが無事?帰った後、私とルイはリュウが買ってきたピラフを食べた

正直食欲なんかない
そんな気分ではない

私たちが食べ終わると、リュウが

「なあ…ここの部屋……いるな………女と………獣のような匂いだ………」

リュウは立ちあがり、部屋を見渡しながら呪文のようなものを低い声で唱える

「1にもルイにも憑いてるぞ…女と何らかの動物霊だな……よし、祓うか………」

私とルイはリュウと3Pする事になった

シングルベッドに女二人とデブなのかガッチリなのかとにかくデカイ男が乗って動くと、ベッドは漫画みたいな音を立ててきしんだ

ルイはあまりの痛さに泣いていた
私は1日に2度リュウとヤって、アソコから出血していた
本当に痛かった

行為を終えるとリュウが

「また来るぜ!お前らが心配だからな!」

と言って帰って行った

254 :
リュウが帰った後、ルイが

「私…最近女の霊見てさ…本当に憑いてたんだ…」

なんて言い出すので、私の恐怖心はMAXになった

また何かに取り憑かれるかも…どうしよう…

発狂しそうだった

でもリュウにもう会いたくない

部屋のちょっとした物音で、心臓が壊れそうなほどドックンドックン音を立てて動いた

意識が飛びそうになった
気がおかしくなりそうになった

てか、財布………リュウの車の中でヤった時、リュウに取られた?
鞄の中から財布だけ無くなるなんて、そんな事ないよ
アイさんの家を出る時、確かに財布は鞄の中にあったんだ、間違いない

「ルイ……リュウくんヤバくない?憑いてるとかお祓いとか以前に財布を………」

「まさか……あんた本当に落としてないの?」

「本当に落としてないよ!アイさんち出る時、確かにあったもん!」


ブー、ブー

私の携帯が鳴る

開くとリュウからメールだった

『除霊しきれてないかもしれない、今度またお前の家に行く』


私の精神は崩壊寸前だった

255 :
数日後、リュウが家に来た

「1、大丈夫かー?」

私はベッドに座って

「大丈夫だよ…」

と小声で言った

リュウは部屋中見渡す、というか物色してる?

お金や金目の物は事前にアコーステックギターのサウンドホールの中に隠しておいたw


「…今日は大丈夫そうだな!(笑)」


リュウはアッサリ帰って行った


やっぱりお金目的だったのか…?
お祓いや除霊は嘘だったのだろうか?
…まさかアイさんもグル???

リュウと知り合った短期間で私は5kg痩せ、ガリガリになっていた

ちょっとした物音にも怯え、夜、一人で家に居たくなくて友達の家やらお店やら転々としながら夜が開けるのを待っていた

リュウから

『今日お前んち行くぞ(笑)』

毎日のようにメールがきた

やんわり断ると電話が掛かってくる

256 :
私は気が狂ったように知り合いに電話を掛け

「リュウくんが来る!霊が……!」

意味不明な事を言っていたと思う

心配した知り合いが、その家から引っ越せ、リュウから逃げろと言って、私の部屋の荷物を実家まで運んでくれた

夜逃げのように実家に帰った

リュウから何度もメールや着信がくる

『1!大丈夫か?まだお前憑いてるぞ』
『1!どこにいるんだ!!!』


私は知り合いに言われ、リュウからのメールも電話も拒否した


実家に帰ってからも暫く

「リュウくんが来る!霊が…霊が…」


毎日母の前で泣き叫んでいた




落ち着いてからアイさんに全部話したが、アイさんはまるで他人事のように

「ふーん」


と言いながら、煙草を吹かしていた

257 :
以上

変な男にお祓い的な除霊的な事された話終わり

258 :
う〜ん
どうせパイプカットも嘘でしょ
妊娠しなくて良かったね

259 :
>>258
なにがなんだかどこまでが嘘でどこまでが本当かはよくわからん
霊が見えるとかは確実に嘘だと思う
リュウの歯が変色して溶けてたから変なクスリやってたのかもしれん

260 :
なんとか逃げれて本当によかったな……

261 :
テス

262 :
>>260
ほんとそれ

>>261
テステス


ネタが尽きた

263 :
面白かったおつおつ!

264 :
>>263
ありがとう


スレが余ってしまったので、子どもの頃から今までのちょっとした話を投下するかもしれない

265 :
【大阪】「1000人の男を相手にさせられて疲れてしまった」と警察に相談…17歳と18歳の少女使って売春あっせん 男2人逮捕
https://asahi.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1572490341/

このスレ見てここを思い出したよ
この子も>>1みたいな感じだったのかな

266 :
メール欄
sagetehallohallo

267 :
>>265
どうだろね、珍しい話ではないみたいよ

>>266
これでおけ?

268 :
おつかれさまです!まだ話あるの嬉しい
wktk

269 :
>>268
ありがとう


では書くね

私は小さい頃から絵を描くのが好きだった
なるべく一人で遊びたかった

なのに、周りの大人たちは私を友達と遊ばせたがる
苦痛だった

私は人見知りで大人しく、コミュ力がなかった

自分のペースで自分の好きな事が出来ないのは物凄くストレスだった

大人しいせいか、いじめられやすかった

270 :
3、4歳の頃だったか

母と、母の友達、その子どもらと遊びに出掛けた

母の友達の子どもは男の子二人で私と歳が近い兄弟だった

二人とも格闘技を習っているらしい

2泊3日とかで遊びに出掛けたのだが、そいつら兄弟にずっといじめられていた

私はいじめられてもひたすら我慢していた

2日目の寝る時だったか
眠いのに兄弟の弟の方が私を寝かせないように邪魔してきやがった

私はぶちキレた

そいつの髪の毛を掴み、蹴りまくった

そいつは泣き始めた

その声で親たちが驚いて起きてきた

私は母に怒られたと思う

兄弟の母親は私に

「1ちゃん、何があったの?なんでこうなったか説明してみなさい、おばちゃん怒らないから」

諭すように訊かれたが、私は上手く説明出来なかった

271 :
保育園に入り、そこでも毎日いじめられた

私は相変わらず絵を描くのが好きだった
昆虫や動物や恐竜にも興味を持ち、自分で調べられるだけ調べた

周りの子どもたちからは博士と呼ばれ、からかわれていた

ままごとを強制的にやらされるのが嫌だった
上手くなりきったり話せないからだ
てか、そもそも興味がない
ままごとでは最終的にペットの犬の役をやらされた
適当に「ワン」って言うだけで良かったが、そんな事に時間を使うなら自分の好きな事をしたかった

272 :
保育園の時点でいじめあんのか

273 :
>>272
あったよ
あと、容姿並み以上の女子がやんちゃな男子にトイレに連れ込まれて服脱がされてた
掃除の時間に棚動かしたら、棚の裏で一番モテてた男の子が一番モテてた女の子のパンツ脱がしてアソコ見てたりとか

274 :
いじめられるのが嫌で保育園に行きたくなくて毎朝ぐずってた

休んだ日もあった

何故か私を慕ってくれている年下の子が数人いて、私が休むと

「1ちゃんがいない!」

って泣いてたらしい

初恋は保育園でだった
一個上の女の子だった
私と違って明るくて活発で人気者だった
でも引っ越しちゃった
悲しかったな

保育園を卒園した後、担任の先生に呼ばれて夜、母と保育園に行った

担任の先生が私が毎日のように読んでた恐竜図鑑と、グレープフルーツ一個くれた

275 :
園児でもクズはクズだからな
うちの近所に幼稚園からひとのものとったり殴ったりする奴が上の学年にいて小中と同じ学校でいじめとか万引きしてるってきいてたけどおれが専門学校通ってたときそいつに見つかって話し掛けられたけどカツアゲ紛いの恫喝受けてめんどくさかった思い出

276 :
保育園に2年いたけど事件の記憶はないな
俺が気付かなかっただけなのか?

277 :
>>275
ひとのもの取ったり暴力はいかんな
って言っても私も人のこと言えないんだけどね


小学校に上がり、相変わらず私はいじめられていた
特に保育園から一緒で家が近い太った女の子に毎日いじめられた

突き飛ばされて怪我させられるのは普通だった

小2まで耐えたが、ある日堪忍袋の緒が切れた(遅い)

初めてやり返した
相手を蹴っておでこ引っ掻いた

担任の先生や、その子の親には私がその子をいじめてて、私が全部悪いと言われた

母にも

「あんたがいじめられるのは仕方ない、例え相手が悪かろうが、相手はお金持ちの家の子だから我慢しなさい」

と言われた

意味が解らなかった

だが、その事件がきっかけで私は変わった
なんか言われたりやられたら言い返す、やり返すようになった

あと、面白い事を言うとみんな笑ってくれて仲良くしてくれたから、なるべく面白い事を言ってふざけてみんなを笑わせた

そうしたらあまりいじめられなくなった
むしろクラスのムードメーカーになっていた

278 :
>>276
平和な所だったのかな?


勉強は得意な物は得意、苦手な物は苦手だった
なんでも覚えがち、気になる物はとことん調べるという特性は活かされた

絵や詩ではよく表彰された

スポーツも得意な競技と苦手な競技があった
得意な競技でもっと上手くなりたくて、毎日一人で練習していた

小4くらいになると、友達の影響でファッションに目覚めた
Boonっていうファッション誌とか好きだった
レッドウイングのアイリッシュセッター、マーチンのブーツ、リーバイスのデニム、NIKEのスニーカー
見てるだけでわくわくした

うちは貧乏でお金がなかったので、百貨店のワゴンやフリマでなるべく安くておしゃれな服を探してきて着てた

279 :
すごく興味深くておもしろくって何度も読み返してるよ
1みたいな人と友達になりたい

280 :
それくらいの頃、同級生の女の子に告白された
でも、他に好きな人がいたし、小学生で付き合うとかよく解らなかったので逃げていた

周りに自分が同性が好きだとバレるのは一番怖かったしね

バレンタインデーにたくさんチョコもらったり、人生のピークだったと思う

ただ、毎日面白い事考えて学校で明るく振る舞うのに疲れていた

毎日、朝が来るのが嫌だった

本当の私のまま学校に行けばまたいじめられるから
毎日辛かった

281 :
>>279
ありがとう
友達はやめときなwめんどくさいぞww
でもそう言ってもらえて本当に嬉しいよ

282 :
1年も入院できるの?3ヶ月で一回退院にならない?

283 :
>>282
今はそういうのあるらしいね
ちなみにうちの叔母は20年近くずっと入院してる

284 :
>>277
むしろそれは逆境にあって良く堪えて周りに溶け込む努力をしたなと思う
親のクソさはどうしようもないけど怒れるときは怒るようにしないと自分を守れないから言い返すやり返すは大切だと思うし

285 :
アダルトチルドレン、アダプテッドチャイルドだね
前者が複数形で後者が単数形で呼ばれる理由は分からない

286 :
>>273
幼稚園の虐めも陰湿だな
まぁ俺も幼稚園の頃虐めてた奴居たけどそんなにひどいものじゃなかったな
いつも何かにつけて「先生に言う」とか言って言いつけたり

287 :
そういや>>1は女か?

288 :
って初恋は一個上の女の子って書いてるな
すまん一人称が「私」だったからてっきり女かと思った

289 :
>>288
あわてずにちゃんと読もう

290 :
>>289
すまんかったorz

291 :
>>288
残念だったな恋愛対象が女性の女性だぞ
サッと読みでも良いから1から読めよな
楽しいぞこのスレ

292 :
>>291
そうか…そういう人もいるな
LGBTとかあるしな

293 :
>>284
そう言ってもらえて嬉しいよ
うちの親は本当にクソだったよw

>>285
10年以上前に医者にACだと思うよって言われてACって自覚したよ

>>286
今は大丈夫なの?
先生に言うで済んだなら良かったね
っとババアでしかもビアンでごめんな
良かったら見てって下さいな

>>289
ありがとう

>>291
楽しんでもらえて良かったよ、ありがとうね

294 :
うちの親はクソだった
クズだった

私は不倫で出来た子だった
母子家庭で育った
父は妻子もちだったが、あちこちで女と子どもを作ってた

父から養育費はもらっていない

母はいつも仕事をすぐに辞めてきた
多分、私と同じように仕事が出来なかったのだろう
病気以外に何かしら障害もあるのだろう

小学校の時、授業に必要な物(コンパスやら)も買ってもらえなかったし、誕生日やクリスマスも何もない
給食費を持って行かなきゃいけないのに、母に言うと

「そんなお金ない」

と言われた
なので給食費は祖父にお願いしていた

でも、母は自分の煙草やら嗜好品は買っていた

修学旅行の積立ても解約され、母が使ってた
親戚がお金を出してくれてなんとか小学校の修学旅行は行けた

母は基本的に私に無関心だった
母に認めてもらいたくて、絵や勉強やスポーツを頑張ったが、母は無関心だった

母は物凄く忘れっぽいし、人と会話が上手く噛み合わなかった

私もいつも忘れ物が多かった

295 :
>>293
そいつは小学校に上がって以来会ってない、校区が違ったんだろう
何か冗談で言ったらすぐ「いーけないんだいけないんだ、せーんせにいってやろ」っていうテンプレ通りの発言して言いつけてたよ
そいつはそういう事を友達の間でやってた
だからみんな嫌だったんだろう、ある日先生が「××君に虐められてる子ちょっと来て」って言った
俺はそいつに個人的に疑念を抱いていたからこの際言おうと思ってそいつにされていた事を話そうと思った
俺含め三人が集まってそいつにされて嫌だった事を話していったが、一人は何かある度先生に言いつけるのやめてって言ってた
俺はすれ違うたびにそいつにグーで殴る真似をされることを辞めてくれと言って、「もうしない」と謝罪したわ

296 :
>>295
> 「いーけないんだいけないんだ、せーんせにいってやろ」

このテンプレっていつ頃どこでできたものなんだろね?

297 :
>>295
その後何もなかったなら良かった
先生に言うって言ってもやり続ける人はいるからね

>>296
昭和からあるよね
ちなみに私の地元ではそれを方言に変えたバージョン
方言を書くとさすがに住みがバレるが、色んな方言バージョン聞いてみたいね

298 :
ちなみに、私が小さい頃から好きな食べ物はピーマン、鯖、ハマチの刺身とか

親たちから

「まだ小さいのにこんな物好きとかこの子はおかしいね」

と、笑われていた

今日、親の印鑑証明取りに地元に行って帰ってきた
何もない田舎よ
もう11月なのに暑かったぞ

299 :
またまたどうでもいい話になるが

私が初めて履いたNIKEのスニーカーはズームフライトだったかな、中1の頃だ
目玉にスウッシュがあるやつだった
投げ売りされてたな

その次はエアマックス96
こいつも投げ売りされてた

その次はコルテッツ
これも投げ(ry

憧れはペニー2やベイキン、シェイク、エアマックス95、ジョーダン1などだったが、田舎に無いし高くて買えなかったよ

300 :
徳島か、知らんけど

301 :
貧乏は辛いよな、俺も風呂なしアパート育ちやからわかる

302 :
>>300>>301
徳島かな?どこだろうねw
貧乏とお風呂ないのは辛いね
うちは実家はお風呂あったけどシャワーなし
水溜めて外からガスで沸かすパターン
冬激寒
ある日、湯船に水張ったままにしてたらカエルが卵産んでた

蛇とか家に入ってきてたよ
ヤモリやムカデも部屋にいた

ネズミやGはデフォ

風呂なしアパート経験あり

トイレボットンもデフォ…

303 :
小学校の頃だが、同級生の家で何か無くなると私が真っ先に疑われた
私が盗ったと決めつけられた

本当に盗ってないんだよ

同級生から

「お母さんに1と遊ぶなって言われた」

って何回か言われた
辛かった

学校でも何か事件が起こると私が真っ先に疑われた

何もしてなくても怒られた

自分が一切悪くなくても、何もしてなくても真っ先に謝ってしまう癖がついた
未だにそうだ

304 :
まあなんとか小学校を卒業したが、中学校生活が不安で不安で

小学校の時みたいに明るく振る舞えば、ふざけたり面白いまま行けば上手く行くのか?

知らない人がたくさんいる中で上手くやれるのか

どうしよう
どうしたらいいんだ

不安しかないまま中学校生活が始まった

初日から失敗した
同じクラスに同じ小学校からの仲良い人が一人もいない
忘れ物もした
どうしよう…どうしよう…

入学式翌日、吐き気に襲われ、保健室に駆け込んだ

限界だった

305 :
私が通っていた中学校では、必ず部活に入らなければいけなかった

入りたい部活があった
運動部だった

でも、運動部は物凄くお金が掛かると知った

一応母に訊いた

「○○部に入りたい、どうしてもやりたい、お金はめっちゃ掛かるって、○万とか」

母は間髪いれず

「そんなお金うちにない」

諦めるしかなかった

中学生でも出来るバイトも探してみた
新聞配達があったが、問い合わせると

「男の子しか駄目だ」

と言われた

悲しかった

新しい友達も中々出来なかった

306 :
学校に行きたくない
でも行かなきゃいけない
しんどかった

そんなある日、席が近い男子が話し掛けてきた
なんかノリが合って仲良くなった

そこから他の男子とも話すようになった

普通に話してただけだった

その中に新田という、イケメンで女子からキャーキャー言われてる奴がいた

新田と二人でよく話していた
新田は私と同じ小学校の女の子が好きだからその女の子の事を教えて欲しいと言ってきた
そして、誰にも言うなと

ある朝、学校に行くと、女子全員に無視された

307 :
私が新田を好きだとか、私と新田が付き合ってるとか
他の男子とも付き合ってるとか

そんな噂が広まっているらしい

新田や他の男子が

「大丈夫か?」

と、訊いてきたが、大丈夫なわけない

違う、私と新田は付き合ってない
そもそも私の恋愛対象は同性だ
でもそんな事言えない

新田の好きな人の事も話せない

違う、違う、違う

知らない先輩たちにもからかわれた
机や靴にいたずらをされた
Rとか、色々言われた

もう無理だ、学校に行けない

308 :
忘れ物は頻繁だったし、自分のくつ箱の場所が覚えられない

校内で迷子になる

人に話すと笑われたが、本気で悩んでいた

私は普通じゃないのか?私はおかしい
自分で自分がおかしいと思った

学校に行きたい、でも行きたくない
行けない

中1の一学期が終わる頃から私は不登校になり、引きこもり始めた

ある同級生に言われた

「変わった顔だね」

という言葉で、私は自分が不細工なんだと思った
小学校までは自分の顔がどうとか人の顔がどうとかあまりよく解らなかったが、私は不細工なんだ

引きこもり、毎日鏡を見て泣いた

顔や身体をお風呂で何十分も洗い、夜は寝れなくなった

中2の冬、初めて精神科を受診した


母に高校に行かずに働いてと言われていたので、中学を卒業してすぐ仕事を探した
中々見つからなかった
やっと工場で働くことが決まったが、普通の人が簡単に出来る事が出来なかった
すぐ辞めてしまった

精神的に限界だった
そして、精神科に入院する事になった

309 :
頑張ってたんだね

310 :
>>308
思い出すの辛かったら無理に書かなくてもいいんだよ

311 :
>>296
さあなぁ

>>297
翌日、また同じ事やってたよ
その時は本気で怒って「××君!それやめてって言ったやん!」って言って、ようやくやめた

312 :
1は物書きになりたいのか?

313 :
こんばんはどすえ

>>309
上手く頑張れてないと思うけど、当時は自分なりに頑張ってたつもり
ありがとね

>>310
ちょっと思い出したら一気に色々思い出しちゃうのよ
ありがとね

>>311
やっとったんかいw
でもやめてくれて良かったね

>>312
よくわからん
パートナーに文才があるから何かで活かせたらいいのにって言われてるけどね

314 :
読ませる文章書くよね

315 :
>>314
そうか?
ありがとう
普段はメルカリの商品説明書くくらいしか活かせてないよw

316 :
ショートストーリー的なエピソード書いて
「これはその時金さんからもらった財布です」
みたいな?

317 :
1の文章好きだよ
いろんな経験してて内容もおもしろいし

318 :
>>316
面白いかわからんしショートストーリーかもわからんが財布で思い出したので


18歳の頃、20代半ばの人と付き合ってた

髪がちょっと薄く、おばさんみたいな眼鏡かけた、お世辞にも美人や可愛いとは言えない、ぽっちゃりしていてファッションセンスも皆無な人だった

クリスマスが迫る頃

「プレゼント何がいい?」

と訊かれたので

「財布」

と答えた


クリスマス当日、わくわくしながら彼女が私にくれたプレゼントの包みを開けてみたら、メンズのヌメ革コンチョ付きロングウォレットだった
ご丁寧にウォレットチェーンまで付いていた



誰がバイカーやねん!免許すら持ってないわ!
てかゴツ!でか!重っ!

そんな事言えるはずもなく、精一杯の作り笑顔で

「ありがとう!」

と言って、別れるまで使い続けた



財布はいい感じにエイジングしていたが、別れた当日即棄てた

319 :
>>317
ありがとね
もっと普通に生きてきたかったけど今幸せだし生きるのも昔より楽しいよ

320 :
>>318
メルカリに出す落ちかと思ったw

321 :
>>320
それいいなw
当時メルカリあったら出してたと思うww
『試用期間は1年程で、いい感じに経年変化していると思われます』
とか添えて

322 :
続き

そんなこんなでスレタイ通り精神科に1年入院し、退院した
本当はもっと早く退院出来たらしいが、母がその事をよく知らず、一緒に住んでいた親戚にも

「家に帰ってくるな」

と言われていたので退院が長引いた

退院した私は入院前とは人が変わった様になっていて、元気いっぱいハイテンション!
病気が治ったと思っていた

毎日エネルギッシュに仕事を探し、隣町に電車で遊びに出掛けていた
遊ぶって言っても友達がいないので、隣町の駅前で人間観察したりとかして時間を潰していた

隣町から地元に帰る電車の中で毎日見掛けるOLさんがいた

そのOLさんとは何故かいつも目が合った

ある日、電車で座っていると、隣から

「よく会うね」

と、声を掛けられた

隣を見るといつものOLさんが座っていた
びっくりした

323 :
びっくりしながらも

「あっ、ああ、そうですね」

と答えた

OLさんはニコニコしながら

「いつも可愛い子がいるなー、って気になって見てたのよ」

と言う

私は正直どういうリアクションをしていいか解らなかった

「どこで降りるの?」

OLさんが訊いてきた

「○○です」

と答えると、OLさんが

「私も○○よ、○○のどの辺りに住んでるの?」

なんかよくわからんけど電車を降りるまで色々話し、駅で別れた

324 :
そのOLさんは美人で、いつもパンツスーツを着ていて、仕事が出来そうなきちんとした感じの人だった

何故私に話し掛けてきたのか解らない
でもまあ電車でしか会わないだろうし、電車でまた会えば駅に着くまで暇潰しに話せばいいやと思っていた

その頃少し働いて、給料で携帯を買った
でもメールする相手も電話する相手もいない

暇潰しに地元の本屋に出掛ける事にした

本屋に着いてファッション誌のコーナーに向かうと、見覚えのある人が立ち読みをしていた

電車の中で会ったOLさんだった

私が少しびっくりして立ち尽くしていると、OLさんが私に気付いた

「あら、偶然だね〜!」

「そ…そうですね!」

OLさんは私が右手に携帯を握りしめているのを見て

「私の連絡先教えるよ!」

鞄からメモとペンを取り出して電話番号とメールアドレスをメモにサッと書き、私に手渡した

そして

「じゃあまたね!」

笑顔で去って行った

メモには名前も書いてあった

『木村里絵』

そういや、私名乗ってなかったな

325 :
これは連絡するべきなのか?
でも木村里絵っていうOLさんがなに目的か解らない

私みたいな未成年と話して楽しいのだろうか?

元気いっぱいハイテンションだがコミュ力ない私にはどうしたらいいか本当に解らなかった

一度家に帰ってスケッチブックと鉛筆を持って気分転換に絵を描きに近所の公園へ行った

夕暮れ時、公園のベンチに腰掛けて絵を描いていた

なんの絵を描いていたかは覚えてないが、集中して絵を描いていた

すると

「わあ!上手ですね!」

女の人の声がした

326 :
見上げると知らない女の人が立っていた
小柄で可愛らしい女の人だった

そして、私の隣に腰掛け、私のスケッチブックを覗き込む

「本当に上手!美術系の学生さんか何かかな?」

私は戸惑いながらも

「いえ、違います、ただの趣味というか…暇潰し」

女の人は

「もったいない!何かに活かせばいいのに!」

なんて言ってくる


それからその女の人と話した

この辺の会社に勤めてて、20代後半、彼氏なしらしい

気が付けば日が暮れて公園の照明が私たちを照らしていた


なんかよくわからんが、流れでその女の人とキスをして別れた
ファーストキスだった


木村里絵って人の事といい、さっきの女の人とよくわからんけどファーストキスをしてしまい…
私の頭の中は酷く混乱していた


思考回路がショート寸前…というか、ショートしてたのかもしれない


私以外に誰もいない夜の公園
私はひとり大声で歌っていた

327 :
宗教の勧誘かと思いきや百合展開ですか

328 :
公園で歌いまくって意味不明なテンションのまま家に帰った

頭の中を整理しようと思ったが、どうしたものかぐちゃぐちゃだ

さっきの女の人の連絡先は訊いてないし、また会いたい訳でもない

OLさんに連絡するべきなのか?
OLさんが何目的なのか解らないが、せっかく連絡先や名前を教えてくれたんだし…

まだ触り慣れない携帯で、OLさんにメールを打った

『こんばんは!今日は本屋で連絡先教えてくれてありがとうございました!
私の名前は1って言います!』

みたいな感じだったと思う

一時間後くらいに返信がきた

『1ちゃんって言うんだね、こちらこそメールくれてありがとう!』


それからほぼ毎日、日々の何気ない事を少しずつメールするようになっていた

329 :
短期間で起きた不慣れな出来事を自分の中で上手く処理出来なかった

友達でもいたら相談とか出来たのにな


そんな事を思いながら地元のコンビニに立ち寄ると、小学校と中学校が一緒だった同級生がバイトしていた

私は一瞬どうしようと焦ったが、同級生が

「お!1じゃん!久しぶり!元気?」

普通に話し掛けてきた

「おー!久しぶり!元気だよ!」

同級生に合わせて普通に返した

「もうすぐバイト終わるからさ、外で待ってて!久しぶりに会えたんだから話そうよ!」

私は言われるがまま、外で待つことにした
少し不安だった

330 :
20分ほど外で待ってると、私服に着替えた同級生が現れた

「1!お待たせ!」

この同級生とは小学校の頃、たまに遊んでいたが、特別仲が良かった訳ではない
名前はナツだ

ナツは私の肩をポンッと軽く叩いて

「あんたなあ、入院してたんだって?心配してたんだよ?急に学校来なくなってさ…色々あったみたいだけど…とにかく私は心配してたんだよ!」

本当に心配そうに私に言う

「…心配掛けてごめんな(笑)なんか色々あってね(笑)」

なるべく明るく言った

私はナツに、なんで私が不登校になったかとか、ザックリ説明した

ナツとは中学の頃クラスが違ったし、私と新田の事で私をいじめていた主犯格とも交流がなかったらしい
むしろ主犯格を嫌っていたらしい

私は入院中の出来事もナツに話した

ナツはお腹を抱えて爆笑してた

そして

「まー、元気そうで良かったわ!てか連絡先教えて!今度遊ぼうよ!」


そう言って連絡先を交換し、別れた

…こんな私の事、心配してくれてた人いたんだな…

私は帰り道泣きそうになった

331 :
>>313
癖になってたんやろな

332 :
>>327
期待せず待っててくれw

>>331
よくない癖やなw

333 :
田中さんとSNSで少しやり取りした
元気そうだったよ

334 :
>>333
田中さん落ち着いたの?

335 :
あら、よかったじゃん

336 :
>>334
たぶんね
ゆっくり療養してるって

>>335
喧嘩別れみたいになってごめんねって謝れた
田中さんも謝ってきた


私の事ずっと心配してたって、私が近状報告して今幸せだよって言ったら、1が幸せで良かったって
田中さんに友達になりたいって言われたけど、それはちゃんと断ったし、田中さんも納得してくれたよ

337 :
改めて納得いくお別れをちゃんとできてよかったね

338 :
心根のキレイな人だなあ

339 :
>>337
うん、色々思い出してちょっと泣きそうになったけどね
ありがとうやさよならをちゃんと言えて良かったよ

>>338
そうだね、私は田中さんのそういう所を好きになったんだろうね



ここ数日眠くて、続き書きたいけど頭が回らんw
途中で書くの辞めるの気持ち悪いし、見てくれてる人がいるなら申し訳ない
もちろん、自分の体調とかが一番大切って解ってるよ
今まで何一つ成し遂げた事ないから、ゆっくりでも最後まで書きたい

340 :
楽しみにしています

341 :
>>339
心根がキレイって言ったのは>>1さんのことだよ

気張らず、気が向いた時に書いてね
いつでも待っているから

342 :
>>341の心根も綺麗やで

343 :
ゆっくりでいいんだよ

344 :
>>340
ありがとね

>>341
私かいw
嬉しいよ、ありがとう

>>342も綺麗だぞ

>>343
ありがとう、みんな優しくて泣きそうになっちゃうw



今日も眠いぞ
引越し前の不要品処分を少しずつ頑張ってるよ

345 :
てす

346 :
続き

家に帰り、早速ナツにメールした
3日後くらいに遊ぶ事になった

友達と遊ぶなんて、久しぶりだなあ

ナツに色々相談するべきなのか?
てか、それなら自分が同性が恋愛対象だと打ち明けなければならない

引かれないだろうか
気持ち悪がられるだろうか


不安なままナツと遊ぶ日になった


地元のショッピングモールのフードコートでナツと待ち合わせた

私は先に着いて座ってナツを待っていた


緊張していて落ち着かず、携帯をパッカパッカ開いたり閉じたりを繰り返す

フードコートの入り口にナツの姿が見えた
私を見つけると笑顔で手をぶんぶん振りながら近付いて来た

「1!着くの早いな!(笑)」

ナツは笑いながら椅子に座った

347 :
引っ越しって荷造り以外にもスケジュール管理とかで精神的な疲労も結構感じるから
1が自覚してる以上に疲れてるのかもね
まったり自分のペースで進めてね

348 :
作業所的なのに行ってるのか

349 :
>>347
ありがとね

>>348
行ってないで

350 :
続き

ナツと日常の他愛もない話をした

1時間ほど話して私はだいぶ緊張がほぐれてきた

「あのさー、ナツ…私…」

「何?」

「…私…実は恋愛対象が女なんだよね…」

言ってしまった…どうしよう…

「あっ、そーなんだ!別にいいんじゃない?」

私の心配をよそにナツはニコニコ笑いながら言った

私もホッとして笑った

そして公園での事、OLさんの事を話した
OLさんが何目的なのか、どうしたらいいか解らないと私が言うと、ナツは

「解らないなら訊いてみたら?てか、そんなに悩まなくても適当でいいよ、適当で!そんな事でいちいち悩んでたらまた入院になるぞー!(笑)」

笑いながら言うナツを見て心が軽くなった
よくわからないけど、適当でいいのか

351 :
その日の夜

家に帰った私はOLさんにメールした

『里絵さんは何目的で私とメールしてるの?』

みたいな感じだったと思う

返信は

『結婚予定の彼氏がいる、でも彼氏が忙しくて
中々会えなくて
なんとなくかな』

そんな感じで私とOLさんは何事もなく連絡も自然に途絶えた

352 :
たまにバイトして、暇な時はナツと遊んで、楽しいっちゃ楽しい

けど、恋愛してみたいなあ…
彼女欲しいなあ…
女同士って、どこで知り合うんだろう?
都会に行かないと無理なのかな?

そんな時だった
雑誌を読んでいると一番後ろのページに伝言ダイヤルの広告があった

興味本意で伝言ダイヤルを始めた

同性に向けてメッセージを入れても、男からの冷やかしばかりだったが、ある日女の人からのメッセージが入っていた

『はじめまして、私は隣町に住んでます。
民子っていいます。
50代でレズビアンです。
色々お話ししたいです。
良かったら会ってお話ししましょう。』

私は民子というおばさんと会う事にした

353 :
日中、隣町の駅で民子さんと待ち合わせた
どんな人なんだろう、期待と不安が入り交じる

「1ちゃん?」

目の前に民子さんが現れた

背の低い、ベリーショートというか短髪、黒めのサングラス、スタジャンにジーパン

おっさんみたいなおばさんだった

私は正直帰りたかったがそんな事は言い出せず、民子さんとカラオケに行く事になった

カラオケ店に着いて部屋に入った

民子さんに

「1ちゃん、お腹空いてたら好きな物頼みな、カラオケも好きなだけ歌いな」

と言われたので遠慮なく好きな物頼んで好きなだけ歌った

民子さんは同年代の彼女がいるらしい

「1ちゃんはまだ若いからすぐいい出会いあるよ」

と言って、ある掲示板を教えてくれた

民子さんと数時間カラオケで過ごし、帰り際に

「これ、今日付き合ってくれたお礼ね」

民子さんは私に3万円渡してきた

私はびっくりして

「え…いや、いいですよ…」

とお金を返そうとしたが、民子さんは

「いいから、取っときな」

そう言って去って行った

354 :
>>353
民子さんいい人そうたけど最初から最後までおっさんだな
三万出すとか彼女いるから浮気じゃなく遊びだって自分へのけじめなのかもしれんけどパパ活おじさんみたい

355 :
カラオケでズボン脱いで「舐めな!金やるから、舐めな!」

356 :
>>354
確かにパパ活おじさんみたいだなw

>>355
それはきついw


今日も眠い
寒くなってきたってのもあって家ではだいたいお布団の中よ
あとで続き書けたら少し書くね

357 :
続き

家に帰り、民子さんに教えてもらった掲示板を開いた

完全に女性専用ではなく、色んなジャンルのスレッドがある中に女性同士専用の所がある感じだった

彼氏、旦那の愚痴

趣味友募集

遊び友達募集
etc…

その中に

【レズの人いますか?】

みたいなタイトルのスレを見つけた

私はそれから毎日その掲示板を覗いたり、書き込んだ
やはり、冷やかしが多かった

私は持ち前の?粘り強さを発揮し、冷やかしなどにも負けず、出会いを探し続けた
1ヶ月程経った頃、私の投稿にまともなレスがついた

『はじめまして、同じ県に住んでます。
少し年下でもいいですか?
私も同性が好きです。
1さんと仲良くなりたいです。』

みたいな感じだったかな
私は自分のメアドを晒し、その娘からのメールを待った
何通か冷やかしメールがきたが、ちゃんとその娘からメールがきてめっちゃ嬉しかった

ちなみに民子さんとはたまに他愛ないメールをしていた
ナツに民子さんの事を話したら大爆笑してた

358 :
メールをくれた娘は遥という名前で、私の地元から電車で1時間ちょっとの同じ県内に住んでいる、私より一個年下の女子高生だった

当時はまだ携帯にカメラ機能が付いてない物が多く、会う前のお互いの顔の確認は手紙でプリクラや写真送り合うしかなかった

遥にプリクラを送り合おうと言われ、私は物凄く不安だった
自分の顔に自信が無かった
顔だけじゃなく、自分の全てに自信が無かった

どうしよう、どうしよう、どうしよう

ナツに会って相談した

「私、不細工だし、自分に全く自信が無い…
どうしよう…プリクラ送って遥から連絡途絶えたら…」

そんな私を見てナツは舌打ちをして言った

「あんたなあ、もっと自分に自信を持て!1が思ってるより1は可愛いし、綺麗だし、スタイルいいし、いい奴だし!」

私は何も言えず、無言でナツの話を聞いていた

「とにかく!もっと自分に自信持ちな!あんたなら大丈夫だから!私なんかこんな不細工でスタイルも悪いんだぞ(笑)
私は1が羨ましいよ(笑)
1なら大丈夫、頑張れ!」

ナツに励まされ、私は遥にプリクラを送る事にした

359 :
俺の彼女も美人なのに顔とか自分に自信がなくて色々あったな
てかナツは舌打ちしてイラつくほどには可愛いって思ってくれてたんだなw

360 :
うーむ

361 :
>>359
ナツは見た目大人しそうだけど怒ると舌打ちする癖があってだな

>>360
つまらなかったらごめんよ

362 :
ここに書いてもしょうがないんだが、昨日SNSに知らない人からメッセがきた
田中さんとどういう関係かとか色々訊かれた
嘘か本当かわからないけど知りたくない事を知ってしまった

363 :
田中さんの敵みたいな人?

364 :
田中さん闇深そうだし誰しも隠したいことくらいあるだろうから>>1に言わなかったってことは内心それをやめて変わりたいってことなんじゃないか?
何してたか知らんけど

365 :
>>363
田中さんが働いてた病院の患者さんで、田中さんの元恋人だと

>>364
田中さんが色んな患者さんと付き合ってたって
メッセくれた人も田中さんと付き合ってたって言うし、その人の知り合いの患者さんも田中さんに誘われたと

田中さんは患者さんにしつこく言い寄られてストーカーまがいな事をされて怖くて断ると何されるかわからないから嫌々患者さんと付き合ってたって言ってたらしい
患者さんと付き合って最後は揉めて別れて、別れたあとは患者さんの個人情報や悪口を色んな人にベラベラ話すし、今もSNSで色んな患者さんに連絡してるらしいと聞いた

366 :
田中さんとちゃんとお別れして気持ち整理してスッキリしてた時にこれで、ちょっとびっくりして、でも私は田中さんを信じたい気持ちはもちろんある
そんな人じゃないと思ってる、てか思いたい
田中さんと別れて何年も経って、私の中で田中さんとの思い出が美化されてる所はある
もう気にしないようにしたいけど、なんなんだろうw

367 :
1も田中さんに同じことをされたやん

368 :
田中さんがゲシュタルト崩壊

369 :
>>367
私以外にも色んな人に同じような事してて職場にバレたらクビにならないのかな?クビになったのかな?

>>368
この前やり取りした時は昔より落ち着いてるように思えたけど崩壊してるのか?


旦那と〜って言ってたけどやっぱり結婚してなくてエアー旦那なのかな
田中さんに友達になりたいって言われけど断ったから怒ってるのかな?
色々考えてしまう

370 :
まずなんでSNS知ってるのか謎なんだがw

371 :
>>370
私が田中さんの?

372 :
ゲシュタルト崩壊って
例えば「田中さん」って字をいっぱい見過ぎて
(「田中」って字はこんな字だったっけ…???)
ってなる現象のことだよ

373 :
>>372
田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中田中

的な?

374 :
そう、的な

日中田中の甲虫の目が回った的なね

375 :
>>374
中田に見えて気持ち悪いYO!


さっきSNS開いたら知り合いかもに田中さんの新しいSNSのアカウント?が表示されてたけど友達申請とか来る気配ないし、こっちもする気ないからSNSはこのままでいいのかな?
数日前に田中さんからビデオ通話の着信何回かあってビビったけど間違えて押したらしい

376 :
多分その田中さんに対するメッセージ送ってきた人は田中さんのことが許せなくて
同調してくれる味方を探してるだけなんじゃないかと思う。
1と田中さんの関係と、その人と田中さんの関係は別問題だし
あんまり気にしなくていいんじゃないかな

377 :
保守

378 :
>>376
ありがとう、気にしない事にする

>>377
保守ありがとう


引越し前でジ○ティーで不用品譲ったりで中々気が休まらない禿げそうだw
今月末引越しで来月には落ち着くと思う
書きたい話を思い出したけど引越し終わるまで多分無理だなごめんお

379 :
気にするな
落ち着いたらまた頼む

380 :
まったり保守しながら待ってるぜ

381 :
>>379
ありがとね

>>380
保守ありがとね

382 :
>>358の続き

私が遥にプリクラを送った翌々日くらいに遥から手紙が届いた

手紙を開けるのめっちゃ緊張した
封を止めてある可愛いシールをゆーっくり剥がして慎重に丁寧に封を開けた
ずっとドキがムネムネだった(鈴木宗男っていたよね懐かしい)

まず、中から手紙を取り出した

『1のタイプじゃなかったらどうしよう…でも1のプリクラ見るの楽しみにしてるよ!』

みたいな事が書いてあったと思う

封筒の底を覗くと、数枚プリクラが入っていた
封筒を逆さにし、手のひらでプリクラをキャッチ

目を見開いて手のひらのプリクラの人物の顔を見た

びっくりした
めっちゃ可愛くて笑った
可愛すぎワロタwwwwwwwwワロタwwどーしよ、私どーしたらいーんだwwww
とにかく変なテンションだったと思う

可愛い娘と出会えて嬉しい
しかし、遥は私のプリクラを見てどう思うだろう
連絡が途絶えたりしないか…徐々に不安が押し寄せてきた

383 :
とりあえず遥に

『プリクラ届いたよ!ありがとう!てか遥めっちゃ可愛いね、びっくりした!
遥が私のプリクラ見て不細工で引かないか不安(;o;)』

ってメールした

不安過ぎてお腹が痛かった
でもとにかく遥からメールの返信を待つしかない

何時間か経って、遥からメールがきた

『私可愛くないよ(>_<)でもありがとう!
お母さんに聞いたら1からの手紙届いてたから今から見るね!楽しみ!』

…怖い怖い怖い怖い
大袈裟かもしれんが生きた心地がしなかった

数分後、遥からメールがきた
恐る恐るメールを開くと

『見たよ!
1綺麗でかっこいい(^o^)
でも私なんかでいいのかな…?』

綺麗でかっこいい???私なんかでいいのかな…???
これはお世辞か、お世辞なのか
私こそ私なんかでいいのか…

リアル orz 状態

そしたら遥からまたメールがきて

『良かったら通話しよう!』

遥と通話する事になった
緊張して心臓がドクドクドクドクドク死ぬかと思った(大袈裟w)

384 :
お互い好印象だな

385 :
顔を出し合うってネットから繋がった人との1番盛り上がる瞬間かも知れないよね
好みのタイプで少しでも会話が楽しいまた話したいと思える相手だったら気持ちがどんどん加速していくのもあるある
>>383
忙しい中なのに続きありがとう
風邪ひくなよー

386 :
醜形恐怖症か

387 :
自撮りやプリクラを信じてはいけない。
絶対にだ。。

388 :
>>384
そうだね、夢かと思った
夢じゃなくて良かった

>>385
確かに一番盛り上がる瞬間かも
こちらこそありがとう、風邪はひいてない大丈夫
>>385も風邪ひくなよ〜

>>386
10代の頃は醜形恐怖症だったと思う
元々なんでもこだわりが強くて完璧主義だと思う
今はババアだし昔みたいに気にしてないけど全てにおいて自己評価低すぎて困る

>>387
今の自撮りやプリクラは別人過ぎるよな、怖いw
私が10代の頃のプリクラは美白美肌補修くらいしかなかったから詐欺は少なかった気がする

389 :
続き

通話…何話せばいいんだろう?
上手く話せるかな…上手く話せなくて嫌われたらどうしよう…
携帯を握りしめる手が震える

遥から

『掛けるね?(^-^)』

と、追撃メールがきた

ヤバイヤバイヤバイヤバイwと思ったけど

『うん!』

って返信するしかなかった

少し経って遥から着信がキター!!!!
なんていうんですか 緊張感 (DA ○UMPかw)
ほんとやばかったけど頑張って電話に出た

「……もしもし…1…?」

初めて聞く遥の声
想像より落ち着いた声だった

「………あっ……うん………は…は…遥………?」

「…うん(笑)…なんか緊張するね…(笑)」

「………ゔ…ん゙(笑)」

「あはは(笑) 1緊張し過ぎ!面白いね!(笑)」

「あ゙…お…面白い…?…あはは…(笑)」

緊張し過ぎて笑えてきたw

この頃は今みたいに無料通話なんて無かったから少し話してまたねって切った

私の頭の中はDA ○UMPのFeelin' Good 〜It's PARADISE〜がエンドレスリピートだった(知らない人はググってね)

390 :
遥と通話したことをナツにメールで報告した
ナツは応援してくれてた
それからナツに

『てか友達に男紹介してって言ったら紹介してもらえることになって、今度二人で会うんだけど…1、一緒に付いてきて_(._.)_
お願い、一生のお願い_(._.)_』

一生のお願いをされたので付いて行く事になった
ちなみにナツも私と同じく恋愛経験無しだった
相手の男は私たちと同い年で、某有名進学校に通ってるらしい

地元のショッピングモールのフードコートでそいつと待ち合わせる事になった


当日、私とナツが先に着いて座って待っていた
ナツが珍しく緊張していた
私もちょっと緊張してたけど、ナツにいい人が出来るといいなって思ってた

待ってる私たちの前に制服姿で現れたのは、フツメン眼鏡でこれといって特徴がない男だった
ここでは普男と呼ぶ事にしよう(雑w)

391 :
「ちわ。」

小声で挨拶をして普男は椅子に座った

ナツが笑顔で

「はじめまして!ナツです!」

と言うと、普男は

「あっ、どーも。」

なんか真顔で一切愛想無く言う

私も挨拶をした

「はじめまして、ナツの友達の1です」

普男は私の頭のてっぺんから爪先をくまなく見て

「あんた何してる人?」

と訊いてきた

え?あんた?何してる人?え?え???
なんかちょっとイラッとしたけど、大事な場面だし…
その頃の私は髪が明るめの茶色で、田舎では珍しく流行りの服を着ていたから浮いてたんだと思った
私は普男に

「フリーター的な感じです」

と答えた

すると、普男が鼻で笑って

「って事は中卒とか?(笑) マジか中卒(笑) 初めて見た(笑)」

私とナツは顔を見合わせた

普男は一方的に話始めた

「俺は○○高校に通ってて、知ってる?(笑) 大学は○○大(某有名大学)に行くんだ(笑) 知ってる?(笑) やっぱ、世の中学歴が一番大切(笑) わかる?(笑) 学歴社会(笑)(笑)(笑) 俺みたいに頭いいと〜うんたらかんたら〜(笑)」

こいつヤバイって思った
確かに私は中卒だけど…ナツもドン引きしてた

392 :
ナツがいなかったら私は普男にブチキレてたと思う
普男の機嫌を損ねないように

「そうだよね」

とか言うしかなかった

普男はナツに

「あんたは?将来どーすんの?(笑)」

と訊いた

ナツは

「私は…専門学校に行って…将来の事は自分なりにちゃんと考えてるよ」

と言った

普男はゲラゲラ笑った

「専門学校?(笑) それ意味あるかなー?(笑) やっぱ、大学は行ってないとさ(笑) あ?行けないのか?(笑) そっかそっか(笑) 馬鹿だったり金が無いと大変だよなあ(笑)(笑)(笑)」

黙ってたナツが口を開いた

「確かに私は頭悪いし、うちは母子家庭で大学に行くお金はないよ、でも母親が頑張って働いてくれて…毎日毎日遅くまで私のために…
だから早く働いて母親を楽させたいの!普男君にそんな事言われる筋合いはない!」

笑ってた普男が真顔になった
ナツは続けて言った

「普男君は勉強は出来るだろうけど、人としては最低よ!
…1、帰ろう!」

ナツは椅子から立ち上がった
私も椅子から立ち上がった

普男も立ち上がって言った

「おい、帰るって…え…?」

ナツは普男も睨み付けて言い放った

「普男君なんかと一緒にいたら、大切な時間が無駄になるから!帰る!」

393 :
普男は大声でナツに言った

「なんだよ!ブスの分際で!!!」

私の怒りがピークに達した
私は普男の頭をグーで殴ろうとして右腕を後ろに引いた

「1!駄目!!!」

ナツが私の右腕を思いきり掴んだ

「1、こんな奴のために自分の人生棒に振っちゃ駄目!!!絶対に!!!駄目!!!」

私は右腕を下ろした

「ほら、早く帰るよ!」

早歩きで店の外へ向かうナツの後ろを追った
ナツは泣いていた

「ナツ…ごめん…私…」

「1は悪くない!!あいつがおかしいの!あいつが…」

ショッピングモールの外に出て、ナツは立ち止まって泣いていた
私も泣きたかった

泣きながらナツは言った

「普男君に言われた事、気にしちゃ駄目だよ、学歴の事とかさ、もっと大切な事たくさんあるんだから…」

私も泣いた
二人で泣いた

394 :
相変わらず読ませるなあ

395 :
男紹介してって言ったらこんな男が来るのか
友達も随分いい加減だなあ

396 :
ナツめちゃくちゃ良い子だな

397 :
>>394
ありがとう

>>395
まさかこんな奴が来るなんてなw

>>396
それな!ナツはいい子だったよ

398 :
続き

泣いたらちょっとスッキリした
ナツに普男に言われた事を気にするなと言われたけれど、家に帰ってずっと考えてしまった

私が中卒なのは事実だし、バイトですら高校生や高卒以上でないと断られる事がある
ある程度学歴は必要だよな…

もし普通の家に生まれてきて、普通に生きてこれてたら…今頃私は普通に高校に行ってたのかな
高校行きたかったな、勉強したかったな、部活とかも…
うちの親ですら高卒なのに私は…

ナツから学校での出来事を聞く度
遊ぶ時、たまに制服姿で来るナツを見る度
街中や電車の中で制服姿の高校生を見る度
羨ましかった…胸が苦しくなった

ナツは私が中卒でも気にしてないみたいだけど、世の中そういうの気にする人はきっとたくさんいるよな

友達付き合いならまだしも、恋愛となると、学歴がない事が不利になったりするのかな?

遥はどう思ってるんだろう…?
学歴の事だけでなく、生い立ちや家庭環境、精神科に入院していた事
遥に話したら嫌われるかな

どうしたらいいんだろう…

ひとりで何時間も考えてた

よし!何か頑張ろう!いっぱい頑張ろう!
親に金くれって言われてるってのもあるけど、まずはたくさん働こう!

私はなるべくフルタイムで働ける仕事を探す事にした

399 :
思い立ったが吉日
即行動!

夜中に自転車でコンビニに行き、髪色戻しと履歴書を買った
ついでに無料求人誌も取って帰った

自分で髪を黒く染めながら求人誌とにらめっこだ

多分、私に接客業は向いてない…
レジ業務も見ててとても複雑な作業に見えて、自分には向いてないと思った

10代でも雇ってもらえる仕事…
単純作業…

やっぱり工場くらいしかないか…

交通費が掛からないように、なるべく自転車で通える所で何件か目星をつけて履歴書を書いた

少し寝て、日中面接のお願いの電話を掛けた

ふたつの工場が面接をしてくれる事になった

400 :
ひとつめの工場の面接

学歴や年齢は不問だけど重たいものを持ったりする事が多いので、女の子は雇えないと言われた
雇って下さいって頭を下げたけど駄目だった


ふたつめの工場の面接

ここも学歴や年齢は不問
性別も不問
重たいものがあっても男性に任せるので、女の子でもいいよって言われた

精確さやスピードが求められる仕事内容だった

朝から夕方まで働く事になった
不安もあったけど、嬉しかった

401 :
遥に朝から夕方まで働く事になったって伝えた

遥『そしたらあんまり連絡取れなくなる(T-T)?』

私『仕事終わりや土日はメールとかできるよ(^-^)』

遥『そか、良かった(T-T)
じゃあ今度時間合う時に会いたいな…』


会いたいなキター(゚∀゚)
キタけど…

orz…

実際会って遥に引かれないか…怖い自信ない

それに、遥は私になんで学校行ってないのとか特に訊いてこないけど

…私の方から色々話すべきなのかな
会う前に話すべき?会った時?
どこまで話すべき?

判らなかった…
訊かれた時に話したらいいのかな…

402 :
悩んだ末、会う前に遥に話せることは話しておこうと思った

めっちゃ怖かったけど…
遥に電話を掛けた


遥「もしもし、どうしたの?」

私「あ…あの…」

遥「ん?何?」

私「会う前に話したい事があって…あの…」

遥「…うん」

私「遥は私がなんで学校に行ってないかとか、なんでなんだろうとか…色々気にしてないの…?」

遥「…うーん、気にしてないかなあ(笑) なんで?」

私「えっ、なんか…気になって…」

遥「(笑)
うーん、なんていうか、人それぞれ事情があるじゃん?
例えばさ、不良みたいな悪いこととかしててとかだったらさ、ちょっと怖いけどね」

私「…うん…」

遥「1は、なんていうか、そういう人じゃないんだなーって
むしろ、そういうのとは真逆というか…きっと…真面目で優しい人なのかなって」

私「…うん…」

遥「学校に行けない、やむを得ない事情があるのかなって思って
誰だって多分人に話しづらい事はあるだろうし…
私は気にしてないから、1が話したいなって思った時に話してくれたらいいよ」

私「…うん…」

遥「仕事、頑張ってね、無理しないでね
何かあったらいつでも言ってね、私も言うしさ(笑)
1に会えるの楽しみにしてるよ!」


電話を切ったあと私は泣いた

403 :
ボクも泣いた

404 :
>>403
泣くなw
って私も思い出して目がうるうるしているwww

405 :
>>1の心がキレイ過ぎて眩しくって目が痛くて泣いちゃう

406 :
>>405
よしよしw
>>405も綺麗だぞ、目薬どーぞw

407 :
続き

平日、朝から夕方まで仕事を頑張った
たくさん怒られたけど、自分なりに頑張った

仕事終わりに遥にメール
家に帰ってメール、たまに通話

ナツと会える時は会って、遥に会う時どんな服がいいかなー?とか
緊張するー!とか、話を聞いてもらった

やっぱり実際会って嫌われたらとかめっちゃ怖かったけど
ナツが1なら大丈夫っていつも言ってくれたおかげで、遥に会う決心がついた

私の仕事が休みの日
遥に会う事になった

遥が住んでいる街の駅前で待ち合わせをした
私が先に着いていた

駅前の噴水横の椅子に座って待っていた

不安 不安 不安 期待 不安 …

その姿はまるで考える人状態(だったはずw)
よく晴れた日で、空が綺麗だったのは覚えてる


「1…?」


…遥だ…

408 :
「は…る…か…?」

びっくりした

私の目の前に現れたのは、とてつもない美少女だった
プリクラで見た以上に…

白い肌に、肩までの長さの綺麗な黒髪
長い睫毛に、大きな瞳…


遥「1! 1だ! 本物だ! 1だ!(笑)」


遥はニコニコ笑って私の隣に座った

遥「1! 会いたかった! あ、一応はじめましてって言わないとね(笑)
はじめまして、遥です」

私「は…はじめまして…1…です…」

私はガチガチに固まっていた
てか、遥が美少女過ぎて本当にびっくりして私みたいな不細工じゃ相手にされないとか思ってダッシュで逃げたかった

本気で逃げたかった…orz
…でも逃げれないどうしよう…

遥「1、大丈夫?緊張してる?」

私「…う…ん…緊張してる…ごめん…」

遥「…もしかして、私の事…タイプじゃないとか…?」


ちがーう!違う違う違う違う!!!!
どストライクです!!!!

409 :
私「…違う…あの…遥が…可愛すぎて……私なんかで……いいのかな………?」

……………

遥「私は1がいい!」

私「…?…」

遥「私は1がいい!
だから、私なんかとか言わないで?」

遥が私の瞳をじっと見つめて言う

遥「1、すごく綺麗な顔だよ?スタイルいいし、お洒落だし」

私「……」

遥「見た目だけじゃないよ、性格とかもだよ
私は、1がいい!」


私は無言で頷いた


私の緊張が解れるまでその場で話した
遥は優しくて、よく笑う娘だった
楽しかった

遥「1、プリクラ撮りに行こう?」

駅前のゲーセンにプリクラを撮りに行く事になった
最初より緊張はしてなかったけど、並んで歩く距離感がわからない

410 :
遥の隣を50cmくらい間を開けて並んで歩いた
もっと近寄っていいのかわからなかった

照れて恥ずかしくて遥の顔も見れなかった

ゲーセンに着いた
プリクラ機の前には先客がいたので、座って待つ事にした

遥「1ってさ」

私「えっ?」

遥「いつもそんな真顔なの?真顔っていうか、無表情?
もらったプリクラでも、笑ってなかったよね」

私「え…?」

自分が真顔とか無表情とかって自覚がなかった
至って普通にしてるつもりだった

遥「私といて楽しくない?」

私「…えっ、いや、楽しいよ!」

遥「ほんとに?」

私「うん!楽しい!」

遥「なら良かった(笑)
私とのプリクラでは出来れば笑ってね(笑)」

先客が居なくなり、プリクラ機の中に入った
ここでも遥との距離感がわからんw
ナツとは自然に顔や身体をくっつけれるのに…

遥「1!ほら!もっとくっついて(笑)」

遥が私の手を掴んで引っ張る
くっつく
心臓が爆発しそうだったw


遥「1、笑って」


出来上がったプリクラの遥は綺麗な笑顔だった
私も精一杯笑顔を作ったけれど、もっと上手く笑えてたら良かったな

411 :
その後、カラオケに行った

ほとんど歌わず話してた
並んでくっついて座って、さっきより遥の顔を見れるようになっていた

やっぱり遥は可愛いw可愛すぎるww

私はちょっとふざけて笑う余裕も出来ていた

遥はたくさん笑ってた


外は日が暮れかかってた
帰る事にした

カラオケ店の外に出た
私が向かう駅と、遥の家は逆方向だった
帰りたくなかった

私「じゃあ、また…」

遥「…1…」

私「ん?」

遥「…また会えるよね?」

私「うん」

遥「…1……………
大好きだよ………」

私「………え…あ…うん……」

………………

私「…私も…遥が大好きだよ………」

遥「(笑) 良かった!ほんとにほんとに大好きだよ!気を付けて帰ってね!
1!またね!」



帰りの電車の中で、私の顔はニヤけてたと思う
幸せだった

412 :
それからまた、平日は朝から夕方まで働いた

なんかもっと頑張りたいな
夕方から夜までのバイトとかないかな?
探しても中々見つからなかったんだが

ナツや遥に無理しないでって言われたけど、何か頑張らないと周りに追い付けない
頑張っても頑張ってもどんどん追い越されて、自分だけ置いてけぼりにされる気がしてた

そんな中、また遥に会える事になった
遥の両親が遅くまで帰って来ない日
遥の家に行く事になった

そりゃあもう大緊張w
途中で遥の両親が帰って来ないかとか、もしそうなったら普通に友達として挨拶しなきゃなとか…
ああもうどうしようw

当日、遥の家の近くで待ち合わせた
遥が迎えに来てくれて、遥の家に向かった

…到着

めっちゃ綺麗な家!ww
ボロ家育ちの私には眩しすぎてwww
家の中も綺麗w広いww

私「…すごい…綺麗だね…」

遥「そう?お母さんが綺麗好きだからかな(笑)」

すげー!綺麗な家すげー!ww
二階に上がった

遥「私の部屋!どうぞ(笑)」

綺麗な部屋だった
派手な色や柄物がなくて、シンプルで綺麗に片付いた部屋だった
遥も綺麗好きなんだなあ

遥がベッドに腰掛けた
私はどこに座ったらいいかわからなかった

413 :
遥「1!ここ!座って」

遥が自分の右側をポンポンと叩いた

私「あ…うん…」

遥の隣に腰掛けた

………………………………………………………………沈黙………………

遥「1、大丈夫?ボーッとしてるけど(笑)」

私「あっ、うん、ダイジョウブ…」

遥「1、もっとリラックスしていいんだよ(笑)」

私「…うん…」

遥「(笑) 1、一緒にベッドに横になろう!(笑)」

私「…えっ…?」

遥に促され、二人でベッドに並んで寝た
私は仰向けだった
遥は私の方を向いてた

遥「1(笑)なんで仰向けなの?(笑)」

私「…あっ…天井…ネズミが運動会しそうにない綺麗な天井だなあって」

遥「(爆笑) 何それ!(笑) 1面白い(笑)」

私「(笑)」

遥「…ねえ、1…やっぱり仕事増やしたい…?」

私「………うん…」

遥「そっか…」

………………………………

414 :
私「………頑張りたくて…頑張らないといけなくて…」

遥「…うん…」

私「うち、なんか、小さい頃からなんかよくわからないけど貧乏で、父親もいなくて、母親がおかしくて、家族とかもおかしくて、なんか…」

遥「うん」

私「なんか、私、小さい頃からいじめられる事が多くて、頑張ったけど、駄目で、上手く出来なくて
中学で、不登校になって、引きこもって…」

遥「うん」

私「中学卒業して、頑張ったけど、駄目で、なんか、えっと、疲れて、もう駄目だって思って…」

遥「うん」

私「…精神科に入院して、1年くらい…それで高校行ってなくて、行けなくて、でも頑張りたくて、頑張らないとって、もっと、頑張ろうって…」

私は仰向けのまま、自分の顔を両腕で隠して泣きながら話してた

遥「…頑張ったんだね…
話してくれてありがとう…」

遥は私を抱き締めてくれた
柔らかくて温かかった

415 :
私が落ち着くまで、遥はずっと私を抱き締めてくれてた

遥「もう大丈夫だよ、私がずっと1の側にいるから
私、将来夢があって、高校卒業したら資格取って働いて一人暮らししたいんだ
うちの親厳しくて、この大学行けとかこの仕事しろとかさ
時間掛かると思うけど、親を説得して自分がやりたい仕事したい
1とずっと一緒にいたい
私と一緒にいたら大丈夫だよ、1」

私「…うん…」

嬉しかった
不安もあったけど、遥がいてくれたら大丈夫だと思った

それから遥とキスしたりラジバンダリー(ご想像にお任せするw)


私も遥とずっと一緒にいたかった

416 :
その翌週の休みの日だったか、ナツが私の家に遊びに来てた

ナツに遥との事をノロケたりしてた

ナツ「ノロケムカつく!(笑) うそうそ(笑)
1が幸せそうで良かった(笑)
私も○○(イケメンアイドル)みたいな彼氏欲しいな(笑)」

二人で楽しく話してた
そしたら私の携帯が鳴った 遥からの着信音だった

私「遥だ…」

ナツ「出たら?」

私「大丈夫?」

ナツ「うん」

私「もしもし」

「…もしもし…」

…???
遥じゃない…遥の声じゃない
なんで???

「もしもし…1さん?
遥の母ですが」

私「……あ…はい…」

なんで?遥…何かあったの?

遥母「遥の携帯を見ました。遥から話を聞きました。
ここ数ヶ月、遥の様子がおかしくて。
あなたのせいだったのね。」

私「…え…?あの…」

遥母「二度と遥に連絡しないでもらえますか?二度と遥に会わないでもらえますか?
遥は私たちの大切な娘です。
遥をたぶらかさないで下さい。
あなたのような人と関わってほしくないの。とにかく、金輪際 遥と関わらないで。お願いしますね。じゃ。」

一方的に電話を切られた
私は状況が上手く飲み込めなくて、でもなんか大粒の涙が目からボタボタ音を立てて零れ落ちてて

ナツ「1?!どうしたの??」

私「…遥と…もう…会えない……」

ナツ「え!なんで???」

私「電話、遥のお母さんからで…遥と…」

泣きながらナツに説明した
今まで味わった事のない悲しさとかで頭の中がぐちゃぐちゃだった

417 :
>>1さんの文章すごく好きです。
またゆっくりでいいので続き待ってます。

418 :
何となく遥とは上手くいかない気がしてたけど
まさかの親介入

419 :
悲しい。。。

420 :
>>417
ありがとう、励みになります

>>418
それなw
どうしようもないよなw

>>419
大丈夫?
私も思い出したらちょっと悲しいw



ちなみに引っ越しのストレスで蕁麻疹出て痒くて寝れない
寝ないと治らないけど、ずっと掻いて寝れない
皮膚科の塗り薬は気休め程度だなw
寝るまでちょっと投下しまーす

421 :
続き

息が苦しくなるくらい泣いて
顔も涙と鼻水でぐっちゃぐちゃで

ナツがずっと私の背中をさすってくれてた

なんで…なんで…
私じゃ駄目だった…
私が駄目だった…

泣いても泣いても涙が溢れ出てきた
人間ってこんなに泣けるんだな

ナツ「1…大丈夫?大丈夫じゃないよな、側にいれるだけいるよ」

私「…大丈夫…もう夜だから……ナツ…家に帰らないと……」

大丈夫じゃなかったけど、ナツに申し訳なくて帰ってもらった

もう遥に会えない
声も聞けない
メールも…


疲れて寝落ちたけど、夢の中に遥が出てきて、起きてまた泣いた
でも、仕事に行かないと
頑張らないと

ぐちゃぐちゃのまま仕事に行って帰った

遥からメールがきてた

422 :
『こんな終わり方になって本当にごめんなさい
どうにかしたいけど、今の私にはどうしようも出来ない
1のこと本当に好きだった
今も好きだよ、これからもずっと大好きだよ
悲しいけど、さようなら』

本当に終わった
現実なんだ、悪い夢でもなんでもない
これは現実なんだ

遥のこと、忘れよう
忘れなきゃ

遥からの手紙や一緒に撮ったプリクラ、見たら思い出してしまうから、コンビニのゴミ箱に捨てた

遥の連絡先、メールのやり取り、着歴
全部消した

これでいいんだ
たった数ヶ月の事だから、きっとすぐに忘れられる

夜寝付けなくて、寝たくなくて、遥と知り合った掲示板を開いた
遥を忘れるために、誰かに会いたい
自暴自棄になっていた

423 :
すぐ会える人が見つかった
大学生で男だったけど、バイらしい
夜中にコンビニの駐車場で待ち合わせた

車に疎い私が見てすぐ高級車ってわかるような車が私の側に停まった

「1ちゃん? とりあえず乗って」

私は助手席に乗った
男の名前は良太だ
爽やかイケメンでお洒落で背も高そうだった

良太「元気ないなー大丈夫?失恋的な感じか?」

私「…」

良太「俺も失恋したんだー!(笑) 失恋仲間だな!(笑) ちょっとドライブでもすっか(笑)」

良太は明るく話した

良太「俺ね、バイって書いてたじゃん? まあその通りなんだけど、男も女もいけるんだけどさ
ずーっと一緒にいたいって思えるのは、男なんだよね
先週振られた(笑) 男に(笑)
大好きだったんだー!ほんとに(笑) でもね、振られた(笑)」

私は黙って聞いていた
話す元気もなかった

良太「俺の実家ね、金持ちでさ、好きだった男が金目当てで俺に近付いてきたってわかったんだ(笑) それでも俺は相手の事が好きで(笑) 馬鹿だよな〜(笑) 貢いでさ(笑)
今まで付き合った他のやつも金目当ての奴ばっか(笑) 男も女も(笑)
みんな金、金、金、俺の事なんか好きじゃなかったんだー(笑)」

良太は笑ってたけど、目は涙で潤んでた
1時間くらい良太とドライブをした

424 :
私の家の近くまで良太は送ってくれた
別れ際、良太が笑顔で2万円差し出してきた

良太「これ、俺のうっざい話とドライブに付き合ってくれたお礼(笑)」

私「…いらないよ」

良太「…なんで?(笑)」

私「なんでって、なんでドライブしながら話しただけでお金もらわないといけないの?
前にそういうおばさんいたけど、そういうのよくわからない」

良太「………そっか…
それが多分、普通の反応なんだよなあ…
ごめんな、俺、人に金渡すの癖になっててさ」

私「ううん…」

良太「俺なんかで良かったら、いつでも呼んで!(笑)
ご飯ご馳走するくらい、いーだろ?(笑)」

良太は笑顔で去って行った
私と良太は連絡を取り合うようになった

425 :
ちょっと良太さんをご紹介してくれませんかね

426 :
>>425
お前もカネ目当てか!

427 :
>>426
やだなぁ冗談に決まってるじゃないですかぁ🤑

428 :
>>425
ちーっす!良太でーす!w(嘘)

>>426
お金より大切な物…それは愛w(多分)

>>427
冗談なら良かったw

429 :
良太はいつも明るかった
メールでも電話でも
明るかったっていうか、明るく振る舞ってたんだな

毎週のように良太と会った
良太といると何となく気が楽だった
話しやすかった

私は良太に遥の事を話した

良太「無理して忘れようとしたら余計忘れられなくなるぞ(笑) 俺の経験上な(笑)」

頼もしかった

良太「あ、1、これ」

良太が自分の携帯を開いて見せてくれた

良太「これね、レズビアン専用の出会い系なんだって
ここの方が1が女の人と知り合えると思って、見つけてきたー(笑)」

良太はそのサイトのURLを私に送ってくれた

良太「1にいい出会いがありますよーに!(笑)」

出会い…か…恋愛はもういいや…

私「良太、私、もう恋愛は嫌だ」

良太「なんだよ(笑) もう恋なんてしないなんてー♪(笑)」

私「…辛い…恋愛…女同士で付き合って上手く行ってる人っているのかな…上手く行かないなら、嫌でも男と付き合って結婚して生きて行った方が楽かな…」

良太「……そうだなー、うーん、俺だって色々不安になる
男とずっと一緒にいたくても、親や周りに絶対言えないよな…
………1、試しに俺と付き合ってみるか?
1が嫌だったら断ってもいーんだぞ(笑)」

私「……うーん、うん
試しになら、うん」

私は良太と試しに付き合う事にした
もしそれで楽になれるなら、楽になりたかった

430 :
遥ちゃん!素直で優しくて心も綺麗な人だったんだろなー!
残念だなあ悲しいなあ
今1が前を向いてこれを書いてくれてる事を願うよ
1も遥ちゃんも幸せであれ

431 :
>>433
当時は物凄く悲しかった
今は幸せよん
遥も元気で幸せに暮らしてるらしい

432 :
続き

良太は私を色んな所に連れて行ってくれた

私が映画館に行った事がないと言うと、映画館に連れて行ってくれたり、テーマパークや動物園も小さい頃に一度行っただけと言うと、テーマパークや動物園に連れて行ってくれた(田舎の小さい所だけど)

海や山にも行ったし、私に色んな経験をさせてくれた
普通に楽しかった

ナツにも良太を紹介した
ナツと良太はすぐ仲良くなった
偶然にもナツの高校の先輩と良太が友達だった

3人でよく遊んだ


一度だけナツに

「良太はいいヤツだけど、1はこのままでいいの? 幸せ?」

と訊かれた

幸せではなかった
普通に楽しいけど、良太と一緒にいて楽だけど、幸せとは言えなかった

良太も多分、私と同じ気持ちだったと思う

ある日、良太と身体の関係を持った
遥とした時みたいな感情は一切湧いてこなかった
行為の最中、良太が泣き始めた
終わった後も、良太は泣いていた

良太「1…ごめんな…俺…俺…
1、幸せになってくれな…」

良太の涙の意味が、私にはよく解らなかった
その日以来、私は良太と連絡を取るのをやめた

433 :
それから1ヶ月くらい経った真夜中に、良太から着信があった
私は寝ていて気付かなかった
起きて、なんか用かな?なんだろーと思って電話を掛け直したけど、良太は出なかった

『どうしたの?なんかあった?』

メールを送ったけど、返信はなかった

なんだったんだろう
なんとなくかな、ま、いっか


数日後の夜、ナツから着信があった

ナツ「1…先輩から聞いたんだけど…
良太…亡くなったって…」

私「…え…?」

ナツ「…自殺だってさ…」


良太が…?なんで…?
もしかして私のせい?

ナツ「1、1の事だから自分のせいじゃないかとか考えるだろうけど、それは違うよ」

私「………」

ナツ「悲しいけど…良太が自分で決めた事だから、とにかく1は自分を責めたりしたら駄目だよ」

434 :
もう何も考えたくなかった

遥の事も、良太の事も
何も考えたくなかった
忘れたかった
記憶が無くなればいいのに
でも無くならない

私が居なくなればいいのか
私が消えたらいいのか
なんで私は生まれてきたんだろう

辛かった

良太が教えてくれたサイトを開いた
会える人を探した
募集を載せると20〜40代の女の人からたくさんメールがきた

誰かと会えば、気を紛らせるはず

私は30代の既婚の女の人と会う事にした
既婚者の方がきっと、お互い余計な詮索をしなくて楽だと思った

土曜の日中、私の家の近くで待ち合わせた

435 :
待ち合わせ場所に現れた車は、レトロでお洒落な車だった

運転席に綺麗な女の人が見えた
私を見つけて手招きをする

女の人は助手席の窓を開けた

「1ちゃん?乗って」

言われるがまま助手席に乗る

女の人の名前は由紀さん
歳上の旦那さんがいるらしい
旦那さんと仲は良いけど色々あるのよって言ってた

ファミレスで食事をした
由紀さんが奢ってくれた

その後ラブホに行く事になった

ラブホの部屋に入り、由紀さんは先にシャワーを浴びに行った

私はソファの上に体育座りをして待っていた
私は何をしてるんだろう
てか、どうしたらいいんだろう
女性経験一人………
やばいどうしよう帰りたいでも帰れないw

気付いたら由紀さんがガウン姿で目の前に立ってた

436 :
由紀「大丈夫?」

私「…うん」

なるべく平静を装い、お風呂場に向かった
シャワーを浴びながらずーっとどうしようどうしようって思ってた

えーい!なんとかなる!
時の流れに身をまかせたらいい!(テレ○・テンかw)

ガウンに着替えベッドに向かった
由紀さんはベッドの中で待ってた
私もベッドの中に入った
由紀さんの隣に寝た

……………………………………………

由紀「(笑) 大丈夫?(笑)」

私「…大丈夫…だと…思う…(笑)」

由紀「だと思うって(笑) もしかして、こういう事したことないの?(笑)」

私「…(笑) ほとんどないです…(笑)」

由紀「(爆笑) 可愛いね、私が教えてあげる、私の言う通りにしたらいいから」

437 :
由紀さんとしながら、大人の女の人って凄いんだなーとか思って
遥とは違うなあとか、遥だったら…とか
遥を思い出して悲しくなってしまった

終わったあと、由紀さんが私を心配してた

由紀「1ちゃん…大丈夫?ごめんね、嫌だった?」

私「…元カノ思い出して…」

私は泣いてた

由紀さんは私が泣き止むまで側にいてくれた

由紀「若い頃の事はすぐ忘れるよ、いつか笑い話に出来るよ(笑)」

って言われた

それから月に何回か由紀さんと会った
由紀さん以外の女の人とも会った
食事だけの人もいれば、ラブホに行く事もあった

私は大人の階段を昇った(気がするw)

438 :
サイトで誰と会っても、何をしても、ただ空しくなるだけだった

でもまた募集を載せての繰り返し

ある日、20代半ばの人と会う事になった
スレ>>318の人だ

私が18歳になる数ヶ月前だったと思う

地元のスーパーの駐車場で待ち合わせた
先に着いて待ってた
30分くらい待った

目の前に現れた人を見て、私は本当に帰りたかった
本当に20代半ば…???
でもわざわざ時間作って車でここまで来てくれたんだ

お茶くらいしなきゃ…

私はその人の車に乗った
その人の名前は竜子
本当に20代半ばらしい(もっと上に見えたんだごめん)

竜子は車を運転しながら私の方をチラチラ見る
なんか怖いw

竜子「あ〜(笑) 10代ってほんと可愛いね〜(笑)」

…( ;∀;)コワイ

竜子「10代の可愛い娘と付き合うの夢だったんだ〜(笑)」

私はあなたと付き合いたくない
あなたと何もしたくない!

ファミレスでお茶する予定が、竜子は何をトチ狂ったか、ラブホに入った

439 :
ラブホの部屋に入るなり、竜子はベッドにドーーーン!!!とダイブした

竜子「あ〜(笑) ベッド〜気持ちいい〜(笑)」

私は竜子からなるべく離れたソファの隅に座った

竜子は喫煙者で、しかもワキガだった
申し訳ないがめっちゃ臭かった
でもそんなこと言えない

竜子「1もベッドおいで〜(笑)」

私「…嫌だ」

竜子「なんで〜?(笑) ここが何する所かワカルヨネっ!(笑)」

私「………ごめんなさい…」

竜子「えっ!?」

私「あ、あの、お腹痛くて…あの…」

竜子「じゃあ1のお腹が治るまで待ーつ!(笑)」


…( ;∀;)待つな!

竜子「1はさ〜、今彼女いないんだよね〜?(笑)」

私「…うん」

竜子「じゃ、私と付き合お!(笑)」

…………………

私「…今そういう気分じゃなくて…」

竜子「え!?」

私「今!彼女作りたいとか!そういう気分じゃないの!!!」

竜子「なんで?」

440 :
私「なんでって言われてもそういう気分じゃないからしょーがないじゃん!」

竜子「…もしかして…私のことタイプじゃない感じ…?」

私「……………」

竜子「やっぱそーなの?そっかそっか」

私「ごめんなさい」

………………………

竜子「どうしても駄目?」

私「はい」

竜子「…そっか…」

私「…………」

竜子「じゃあ…私…氏ぬ」

は??????

私「…え…」

竜子「1が私と付き合ってくれないなら!私は!氏ぬ!」

私「え、いやあの、え???ちょっとそれは…」

竜子「私に氏なれたら困るなら!付き合って!」


私は条件付きで竜子と付き合う事にした

441 :
条件

・キスしたくない
・身体の関係を持ちたくない
・私が誰と何しようが干渉するな
・デート代等は全部竜子が負担する

鬼畜の様な条件だが、こんな条件を付ければ竜子は私の事が嫌になり、私から即離れて行くだろうと思った

私は竜子と付き合いながらも、他の女の人と会った

ある日、私は同い年の女の子と会う事になった
その娘は彼女がいた
なので、普通に遊ぶ予定で会った

見た目はちょっとギャルっぽいけど、可愛い娘だった
奈々って娘だ

待ち合わせ場所で先に待ってた奈々は私を見つけて掛け寄ってきた

奈々「1ー?はじめましてー(笑) 行こ!(笑)」

奈々はいきなり腕を組んできた

私「あの、奈々…彼女いるんだよね?」

奈々「うん!なんでー?(笑)」

私「腕…」

奈々「腕? あはは(笑) これくらいいーじゃん(笑)」

私「……あはは(笑)」

442 :
奈々と歩きながら、気付けば繁華街の方に来ていた

奈々「1! ホテル行こー!(笑)」

ホ!ホホホホホホ!ホテルウゥゥゥゥ???

私「えっ、奈々、彼女いるんだよね?駄目じゃん?」

奈々「1って真面目なの?(笑) 面白い(笑) 大丈夫!行こ行こ!(笑)」

私と奈々はラブホに入った

私はベッドに座ってフリーズしてた
奈々…なんか凄いなあ…私と同い年なのに…

ふと前を見ると奈々が服を脱いで下着だけになっていた
すげー!派手な下着…ランジェリー…w


奈々「シャワー浴びてくるね♪」

……………

ランジェリー ランデヴー ランジェリー ランデヴー ランジェリー ランデヴー 狂喜ランデヴー セクシー ランジェリー 狂喜ランデヴー

意味不明な事を考えていた

443 :
奈々「1!お待たせ!(笑)」

ガウン姿の奈々はベッドに座ってた私を押し倒してきた

私「ちょっと待って!待って!」

私は奈々の肩あたりをグッと押さえた

奈々「何っ?」

私「…奈々、彼女いるのになんでこんな事してるの?」

奈々「…(笑)
1だって彼女いるんでしょ?」

私「そーだけどっ!」

奈々「1だって彼女いるのに私と会ってこんな所に来てるじゃん!(笑)」

私「…そうだけど…」

奈々「…私彼女いるけど、彼女が別れてくれないの!
彼女歳上なんだけど、最初は歳上だから包容力とかあるかなって思って付き合ったけど…」

私「…うん…」

奈々「なんか、価値観とか合わない…束縛激しいし、彼女今年30だよ?なのにすっごい子どもっぽくて…嫌になって…でも別れてくれなくて…」

私「…うん…」

444 :
奈々「…1は? なんで彼女いるのにこんな事してるの…?」

私は奈々に竜子の事を話した
奈々は爆笑してた

奈々「そういう理由ならいいよね(笑)
ここまで来といて、何もせず帰るなんてないよね…?」


…奈々とした
本当にこの娘は同い年なんだろうか…
なんていうか、ごきげんだぜっ!(D○ PUMPか!w)

気付いたら奈々は隣で寝ていた
私はまた遥を思い出して泣いていたw



奈々とはそれから何度も会うようになった

445 :
竜子は別れてくれないし、奈々との関係も続いてて
なんか仕事クビになって…

なんでこんなふうになっちゃったんだろう…

気付いたら遥と別れて一年以上経っていた

私は新しい仕事を探していた
18歳になったから、夜の仕事が出来る
でも私なんかに出来るかな…
色々悩んでた

そんな時だった
見覚えのある携帯番号から着信があった


…え…なんで……


私は電話に出た


「…もしもし…」


やっぱり、遥だ…………


私「…遥…」

遥「…1…久しぶり…」

446 :
私「遥…」

遥「1…元気だった?(笑)」

私「…うん…まあ…遥は…?」

遥「私は元気だよ(笑)」

私「…そか、良かった(笑)
…どうしたの…?」

遥「…1…私…まだ1の事好きだよ…
私、あれから頑張って親説得して…まだちゃんと説得出来てないけど…」

私「……うん………」

遥「あんな別れ方になって本当にごめんね…
でも私ずっと1の事が好きで、大好きで…1の事、忘れた日なんてなかったよ…」

私「………」

遥「1は私の事忘れちゃってたかな?私の事、もう好きじゃないかな…?」

私「………私は………」

…………………………

私「…私も……」

遥「1………会いたい…会いたいよ…1…」


…………………

私「…ごめん、遥…ごめんね、ごめん…これから用事だから、後で掛け直す」


私は電話を切った

447 :
どうしたらいいんだろう…
とにかく、今の私のままじゃ遥に会えない
遥に会いたいけど…
私だって遥の事を忘れてない 忘れられない
まだ好きなんだ、大好きなんだ

私は奈々や、他に会ったり連絡取ってたりした人にひとりひとり連絡して、もう会えない、連絡出来ないと謝った


残るは竜子…

私は竜子に電話を掛けた
別れたいお願い本当にごめんなさいって言うと、竜子が今から会いに行くって言ってきた
うちの近所のファミレスで竜子と会った

竜子は先に着いて座って待っていた
腕組んでふんぞり返ってた
めっちゃ怖かった

竜子「なんで?こんなにこんなに大好きで!尽くしたのに!なんで?!」

私「本当にごめんなさい…でももう無理で、竜子の事、どうしても好きになれない」

竜子「…それだけ?(笑)」

私「ずっと好きな人がいました、その人とやり直すとかやり直せるかはわからない、でも私はその人が、その人だけが大好きなんです」

竜子「そんな事言ってどうなるかわかってる?(笑)」

私「氏ぬとか言うのはやめてほしい、でももし竜子が本当に氏にたいなら私には止められないかな…氏んでほしいわけでもなくて…」


バッチーーーーーーーン!!!!!

私は竜子に思いきり頬をぶたれた

448 :
私「…気が済むまでぶって下さい…」

ぶってぶって姫って国会議員じゃないけど、竜子がそれで気が済むなら好きなだけぶって欲しかった

竜子「もういい!あんたみたいなクソガキ知るか!!!!!」

竜子はファミレスを出て帰って行った
私は竜子と別れた


でも、今の私じゃ、遥に会えない…
遥と別れてからの事 遥に話したら遥に嫌われると思ったし
仕事クビになったし

遥に会いたいけど…会えない…

449 :
遥に伝えないと…

私は家に帰る途中の公園で遥に電話を掛けた
外は真っ暗だ

遥「もしもし…」

私「遥………」

遥「どうしたの? 1、泣いてるの?」

私「遥…もう会えない…ごめんなさい、もう、会えない…」

遥「…なんで?…1は私の事もう好きじゃない?嫌い?」

私「…ごめんなさい…」

遥「…1、質問に答えて?私の事、もう好きじゃない?」

私「……好き…だけど………」

遥「じゃあなんでもう会えないの?」

私「もう、無理だから、もう、駄目だから」

遥「なんで?なんで無理なの?なんで駄目なの?」

私「ごめんなさい、会いたいけど、私じゃ駄目なんだと思う、私じゃ…遥を幸せに出来ないと思う………」

遥「1………」

私は電話を一方的に切った
遥から何度も着信があったけど無視した
メールも無視した

この時の私にはこうする事しか出来なかった
会いに行けば良かったって後から後悔ばかりだったけど、この時の私はこれが精一杯だったんだ

450 :
10代で凄まじい経験だな
もし現在進行形の話だったら一緒に泣いてしまいそうだわ

451 :
過去形だとしても泣けてくるよ

452 :
>>453
リアルで人に話すとドン引かれる人生
20代になってもわりとめちゃくちゃだったな、上手く生きられなくてね
今わりと普通に平和に生きてる不思議w

>>454
大丈夫?
私も自分で書いたり読んだりして泣けてきたw昔の話なのになw

453 :
続き

それからまた自暴自棄になったってか病んだっていうか
入院こそしなかったが、週一で精神科に外来通院

仕事は夜の仕事を始めた
顔面偏差値20〜80の、とにかくデブスでもババアでも女なら誰でも働ける(失礼)キャバクラで働き始めた

仕事中、私は客と上手く話せなくて
いや、ノリや話が合う人とは話せるのだが
話すことに夢中になると他の事が出来ない(話ながらライターでお客さんのタバコに火をつけるとか話ながら水割り作るとかね)
笑顔がないっていつも言われてた


店で一番若いから仕事で失敗してもまだ多目に見られてたのかな

そんな感じでも指名してくれるお客さんは出来た
逆に不慣れな所が面白いとか、天然とか、歳のわりに落ち着いてるとか言われた

大変だったけど、指名してくれるお客さんがいるって思うと仕事を頑張れた

店の他の女の子とどう接したらいいかとか常に悩んでた
とにかく女の世界は怖かった
なるべく平和に上手くやりたかった

なのにそうは行かない女の世界…
めんどくさい怖いw

454 :
まだ遥の事を忘れられなくて、でも少しでも前に進もうと思って

久しぶりにサイトで知り合った女の子と会った
同い年くらいで美緒って娘

私の仕事が休みの日、カフェで待ち合わせて会った

なんだろう、お互い人見知りで全然会話が続かない…
カフェを出て美緒とブラブラ歩いてた

そしたらどっかから

「美緒!」

って呼ぶ声がした

めっちゃ笑顔で女の子が近寄ってきた
どうやら美緒の友達らしい

ルイだった(ヤクザと戦った話とか参照)
ルイはすっごいニコニコ笑いながら私に自己紹介してきた

ルイは人見知りしない性格っぽかった
私とルイはすぐ仲良くなった
多分フィーリングが合ったんだろうな

私がボケると必ずルイが突っ込んでくれた
楽しかった

そんな私とルイを見て、美緒は

「…1とルイ、付き合ってるみたい…」

なんか美緒の機嫌を損ねてしまった
謝ったけど美緒は帰っちゃった

私「ヤバイ、どーしよ、美緒怒っちゃったかな、怒ってるよね…」

ルイ「あんた馬鹿か!(笑) 美緒、1のこと好きなんじゃない?(笑)」

私「え?美緒が?そんな訳ないじゃん、美緒、私と話してて全然楽しそうじゃなかったもん」

ルイ「馬鹿(笑)(笑)(笑)」

455 :
良太との話の部分がほんと切ない。。

遥との歯車がズレたところからの怒涛の展開に圧倒される

456 :
美緒にメールで謝り倒したけどなんか許してもらえなかった

私はルイと遊ぶ事が多くなった
とにかく楽しくて楽だった
素でいても許されるというか、素でいられて楽だった

私が馬鹿な事したりしてもルイはいつも笑ってくれてた
ルイはいつも私に

「1は危なっかしい(笑) 面白いけど(笑) 側にいてあげたい(笑)」

とか言ってた

ルイは私ほどではないけど、なんか病んでた
親から虐待がどうのって言ってたかな

ある日、私の家でルイと遊んでた

私「ルイと一緒にいたら楽(笑) ルイが彼女だったらいいのに(笑)」

ルイ「私も楽(笑) 付き合う?(笑)」

みたいな話になった
でもなんかルイとはキス以上の事は出来ない気がして、ルイの事が嫌とかではないんだけど、なんかキス以上の事が無理で付き合わずに友達として仲良くしていこう!ってなった

457 :
>>458
切ないな、良太天国で元気にしてるかな?多分笑ってるんじゃないかな
遥との事も今は色々仕方ないなって思えるんだけど、当時の私にはきつかったな

458 :
ルイの恋愛対象は男7割、女3割くらいだったと思う

ある日、ルイが彼氏が出来たって言ってきた
あー、そっか、じゃあルイとあんま遊べなくなるかなあ
私は少し寂しかったけど、ルイが幸せならいーやって思うしかなかった

ルイに彼氏を紹介された
そいつはFTM(身体は女で心は男)
春斗って奴だった
見た目すっごい男っぽかった
言葉使いや仕草とかもね

ルイの家で春斗と私の3人で遊んだ時があった
ルイはお風呂に入ってて、部屋には私と春斗だけ

春斗「あのさ、俺、お前の事気に入らない」

私「え?なんで?」

春斗「なんか調子に乗ってっから」

意味が解らなかった

ルイがお風呂から上がって部屋に戻ってきた
春斗がルイに抱きついて

「ル〜イ〜! 1が俺の事いじめる〜」

とか言い始めた

459 :
ルイ「は! 1が?」

春斗「うん…1怖い…」

はあ?って思ってさ、こいつ頭イカレとるんかって思った

私「いや、いじめてない」

それから春斗はルイがいない所で私にネチネチ色んなイチャモンつけてきた

ルイと春斗はすぐに別れた
春斗から

『お前のせいでルイと別れた!今からお前んとこ行ってやる!』

ってメールきた
私のせい?アホかお前人のせいにするなって思った

くっそ寒い冬の夜に春斗にコンビニの駐車場に呼び出された
駐車場に停めてあった軽から春斗が降りてきた
運転席には誰かいるみたいだった

春斗「お前調子乗るな!馬鹿でブスのくせに!」

私「調子に乗ってない。私は馬鹿だしブスだと思うけど、あんたみたいな奴に言われたくない。あんた自分の事を男として扱えとか自分は男らしいとか言ってるけど、女の腐ったような奴じゃん。」

春斗は私の胸ぐらを掴んできた

460 :
そこで駐車場に停めてあった軽の運転席から誰かが降りてきて春斗を止めた

美緒だった

私「なんで美緒がいるの?」

美緒「1、最低! 1クソ!」

春斗「クッソ!バーカ!ブース!R!」

春斗と美緒は帰って行った

私はルイにメールで報告した
ルイはもちろん春斗と美緒が私を呼び出したとか知らなくて謝ってきた

ルイは春斗が甘えてくるのがなんかきもくなって、春斗がS○Xの時に爪切らずに攻めてきて、ルイがあそこから血が出て痛いって言ってもやめてくれないから春斗と別れたんだよって言ってた

なのに私のせいかーい!w
めんどくさかったな

461 :
マイノリティの世界は狭いから
どっかで繋がってんだよね

462 :
>>1とルイに変な誤解が生まれなくてホッとした
美緒と春斗は自分勝手同士で外に敵がいればうまくいきそうだし地雷2つそのまま相殺してて欲しいわ

463 :
竜子は1と付き合いたかったって言うより誰でもいいから恋人っていうステータスがほしかったタイプだったのかな
「10代の子と付き合うのが夢だった」っていうのも、1自身よりも1の属性に執着してるように見える

464 :
>>464
そうなんだよね、怖かったなw

>>465
ルイはなんか私の事を信じてくれてたな
美緒と春斗はまた後で出てくると思うw

>>466
ナツに竜子のこと話したら大の大人が未成年に執着して気持ち悪い頭おかしいんじゃない?って笑ってたなw

465 :
続き

この頃の私は仕事柄、見た目がちょっと派手だった
物凄く派手でケバい訳ではないけど、遥と出会った頃と比べたら派手だったと思う
見た目に自信がないからメイクや髪型やファッションには人一倍気を付けてた
中身もクソなんだがw

サイトで女友達もたくさん出来ていた
友達っていうか、知り合いかな、広く浅くの付き合い
セクマイ関係でなんでも話せるのはルイだけだった

ルイに遥のことを話すと

「そんなに好きならそう言え!そんなに会いたきゃ会いに行け!今からでも遅くない!結果駄目でもやらずに後悔するよりやって後悔した方がいい!」

とか言われていたが、私はでもでもだってどうせ私なんかみたいなめんどくさい事を言ってルイを困らせてた

そんな私にルイは

「じゃあもう新しい恋探して遥ちゃんのこと忘れなさい!」

軽くキレながら言われたな
私は新しい恋をしてみようと行動に移した

466 :
とりあえず友達からみたいな募集を載せたんだ
そしたら大学生の娘からメールがきた
すぐ通話してなんか即会う事になった
もう夕方で、待ち合わせる頃には日が暮れててさ

その娘の名前は美香

美香「仕送り使ってお金ないから私の家来て、何もないけど(笑)」

私はお腹空かせてそうな美香にコンビニで適当に食べ物と飲み物買ってあげた
空腹って辛いもんね

美香の部屋はTHE!学生の部屋って感じ
フローリング6帖1K、必要最低限の家具家電みたいな
布団が敷きっぱなしだった

フローリングに直に座って美香と話した

美香「彼女いたけど遠距離で別れて寂しい(笑)」

私「そっか、それは辛いね」

普通に普通の話をしてただけだった
夜遅くなってきて、私は泊まるのもなんか悪いかなって思って、でも終電が出た後で…

私「近くにマックとか朝まで時間潰せるとこある?」

美香「ないよ、ないからうち泊まっていいよ、外寒いよ」

美香の家に泊まらせてもらう事になった

467 :
美香と一つの布団に並んで寝転んだ
私はなるべく布団の端っこにいた
まだ私も美香も眠くなくて、電気はつけっぱで、なんかどーでもいい話をしてたと思う

美香「私、性欲強くて」

私「え?あー、そーなんだ、それは大変だね」

次の瞬間、美香は私の上に覆い被さってキスしてきた
なんでこうなるんだろう、私はそんな気全く無いのにw

美香は可愛いし、でも違うそういうんじゃない、そういうんじゃないんだよぉォォォォ‼

美香「お願い、して!」

私「無理!そういうんじゃなくて」

美香「お願い、お願い、してくれないとずっとキスする!」

( ;∀;)…ワカリマシタァ

なんでこうなるんだろうな、突き飛ばしてでも断れば良かったのかな
なんで上手く断れないんだろう…

翌日、昼
私はコンビニでおにぎりとか買ってきて美香に渡して帰った
お腹空いてるだろうからさ

468 :
それから毎日美香からメールがきた

『またしたい(笑)』『今日会えない?(笑)』

でもスルーした

なんか何故だか誰の事も好きになれないというか、可愛いな、いい人だなとかは思えても、それ以上の事は思えなかった

めっちゃ暇だった時にすぐ遊べる人募集してみた
そしたら20代後半の人からメールきた

奈穂子って人
めっちゃボーイッシュってか男にしかみえない見た目だったな
一人称が「オイラ」だったな

奈穂子と普通にカラオケして遊んだ
その頃やっと携帯にカメラ機能が普及してきてさ

奈穂子「この娘、可愛くない?サイトでこの前会ってさ、好きになったんだよな、オイラの片想いだけど(笑)」

携帯開いて写メ見せてきたんだ

私「どれ?」

…………………………………

奈々だったwwww
でも言えないよね、私、この娘と会ってしましたァ!Rみたいな感じでしたァ!なんて絶対言えないよ

私「可愛いね、上手く行くといいね!」


絶対に、絶対に言えない
絶対に奈穂子に知られてはいけない

469 :
本当に繋がってんなw
ちょっとずつ安価ずれているのは何で?

470 :
>>469
janestyleのアプリから書いてたんだけどバグってたみたいだ
全472レスとかになっててズレちゃったみたい、ごめんお

471 :
続き

私が奈々の事を話してるのはルイだけだった
奈々の名前は出してないし
ルイなら大丈夫、ルイなら誰にも話さない、大丈夫

あとは奈々が誰かに話さない限り…大丈夫
奈々ならきっと…多分…大丈夫


それから私は奈穂子の前で全力で奈々の事を知らない振りをした
奈穂子から奈々と一緒に遊ばないかと言われたが、適当な理由をつけて断った
奈穂子は何度も奈々に告ったが、奈々は断ってたみたいだった

大丈夫だと思ってた

二ヶ月くらい経った

奈穂子から着信があった
最初は出なかったが、何度も何度も掛けてきたので出るしかなかった

奈穂子「もしもし!あのさ、1」

私「うん」

奈穂子「奈々の事…ほんとは知ってるだろ…」

私「え?知らない、なんで?」

奈穂子「奈々の事 知ってるやつから聞いたんだけどさー」

私「………」

奈穂子「お前ほんと最低だな、ほんとクソだな、今から会って話せる?」


…( ;∀;)

奈穂子にファミレスに呼び出された

472 :
ファミレスに着いた

奈穂子が座って待っていた
その隣のテーブルには何故か美緒と春斗がいた
奈穂子の前に大人しく座る私

奈穂子「お前!どういうつもり?」

私「…いや、あの」

奈穂子「奈々ちゃんの気持ち!踏みにじって!」

私「…は?奈々の気持ち…?」

よくわからんが、奈々が私の事を好きだったのに、私が奈々を弄んだ事になっていたw

私「違う、奈々には彼女がいて! 私にも彼女がいて! お互い色々事情があったの!」

奈穂子「ふざけるな!言い訳すんな!」

私「ふざけてない! どこの誰からそんな事聞いたの?」

奈穂子「友達の友達の友達が言ってた!」

友達の友達の友達www誰やねんwwww

春斗「奈穂子、こいつクソだろ!」

美緒「ほんとクソだよね!」

何故か奈穂子、美緒、春斗からボロクソ責められる私

奈穂子「お前一生許さない!オイラの奈々ちゃんに手を出して! オイラと奈々ちゃんの仲引き裂いて!二度とオイラたちの目の前に現れるな!」


奈穂子たちは去って行った
めっちゃ疲れた

473 :
なんなんだもう…
めんどくさいなあ…めんどくさい…めんどくさい…

相変わらず仕事が出来ないし、色んな事で疲れきってた
でも生きなきゃなあ…別にいつ死んでもいいけどさ
生きるのはしんどいから、上手く生きられないから

しんどいけど…頑張らなきゃなあ…

毎日そんな事を考えていた

ルイと遊んで家に帰ると、遥から手紙が届いてた

近状報告と、連絡先変わってないからもし良かったらメールか電話してって書いてあった
連絡先消しちゃった…と思ってたら、手紙にアドレスと番号が書いてあった
プリクラも貼ってあった
遥は少し大人っぽくなっていた

連絡するべきなのかなあ…連絡したいけど…話したら思い出すじゃんか
会いたくなるじゃんか

…………

暫く考えて私は遥に電話を掛けた

遥「もしもし? 1?」

元気そうな声だった

474 :
私「久しぶりかな?」

遥「多分、久しぶりかな?(笑)」

私「元気そうだね、プリクラ見たけど、大人っぽくなったね」

遥「元気だよ!(笑) そうかな?(笑) 髪少し茶色くしたんだ!似合ってるかな?」

私「うん、似合ってるよ、可愛いよ」

遥「嬉しい! 1、ありがとう!」

私「ううん」

遥「1は? 見た目とか変わった?」

私「…うーん、髪が肩くらいの長さで、少しパーマかけてて…少し茶色くて…変わったかな…」

遥「見たい!(笑)」

私「やだよ(笑)」

遥「なんでー?(笑)」

私「なんかやだ(笑)」

…………

遥「1、連絡くれてありがとうね」

私「ううん…」

遥「1…なんか疲れてる?元気ない…?」

私「…元気だよ」

遥「ほんとに?」

私「ほんとに(笑)」

475 :
遥「1…今…好きな人とか…いる…?」

私「……………(笑)」

遥「なんで笑うの?(笑)」

私「ごめんごめん(笑) …遥は…好きな人…いるの…?」

遥「………うん」

私「そっか…」

遥「…1なんだけどね、私の好きな人は(笑)」

私「…………そっ…か…」

遥「…1は…?」

私「…私は…………」

………………………

私「私も遥のことまだ好き…だよ…」

遥「…1…、じゃあ……」

私「…遥……………」

遥「…なに?」

私「…なんでもない!(笑)」


なんでもなくなかった
会いたいって言いたかったけど、言えずに電話を切ってしまった

476 :
遥が好きなのは、今の私じゃない気がした
今の私じゃ、遥にきっと嫌われる

私だって、今の遥を知らない
なんにも…知らない…

会いたいけど、やっぱり会えない

遥が好きって言ってくれた、あの頃の私は…もういないと思った

遥も多分、あの頃より少しは変わったでしょ
私よりは全然あの頃のままなんだろうけど

だから会いたいけど、会わないほうがいい

私じゃ駄目だから、遥も私の事を忘れて、前に進んでほしかった


私は遥の事を思い出しても、前より泣かなくなっていた
こうやって少しずつ、私は遥を忘れて行くんだ
遥もそのうち、私の事を忘れる

477 :
私は職場の先輩とトラブルになって(態度が気に入らないとか言われて)
キャバクラを辞めた

それでルイとデリヘルで働く事になった

私は20代になっていた

その頃、遥から電話があった

身内に不幸があったとかで、遥は泣いて、酷く取り乱していた

流石にこの時は会いに行こうと思ったけど、会いに行こうとしたけど、会いに行かなかった
私は私でいっぱいいっぱいだった

遥を冷たく突き放してしまった
辛かったけど、それで良かったんだと思う
それで遥が私を忘れられるなら、遥が他の誰かを好きになれるなら、それで良かったんだと思う

478 :
安価ズレてほんとごめんな

で、>>218でデリヘルで働き始め、ヤクザと戦った

ちなみにこれくらいの時にナツとちょっと喧嘩して疎遠になっちゃった
私がちゃんと謝れば良かったんだけどさ、その時は逆ギレしちゃった

で、 >>235のお祓いだったかな

その後デリヘルを辞めて>>168で入院、田中さんを好きになる
田中さんは遥となんとなく顔が顔が似てたってのもあって好きになったのかな

で、二回目の入院を終えた後〜田中さんと付き合うまでなんかちょっと色々あった
気力あったら書くと思う

いつも読んでくれてる人、今日初めて見たって人、みんなありがとうね

479 :
ほんと読ませる文章書くよね。うまいなぁ。
一気に引き込まれる

480 :
>>479
ありがとう、素直に嬉しいぞ
また読みにきてくれw

481 :
>>168で人生二回目の入院、短期間で退院


10代の頃って1日1日を生きるのに必死だった
上手く生きなきゃ、なんで上手く出来ないんだろう、もっと頑張らなきゃ、みたいな感じだったけど
20代になって周りの友達たちはちゃんとした社会人になり、私は将来がなんとなく不安になった
夜の仕事や風俗を辞めて普通の仕事に戻ったんだ

ルイも普通に働いててさ
ルイは仕事ができる子で、私はルイが羨ましかったなあ
なんで私は仕事が出来ないんだろう、将来どうなるんだろうって焦りや不安があった
でもどうしたらいいかわからなかった

そんな時、ネットで知り合って友達が出来た
ノンケの少し年下の女の子だった
私は会う前に自分がビアンって話してて、その子も別に気にしないよーって言ってくれた
結衣って名前で、童顔で巨乳、スタイル◎


まあ私は童顔にも巨乳にも全く興味はないんだがw

482 :
バレンタインデー前くらいに結衣と初めて会った

お互い人見知りw
結衣は大人しそうな見た目だった
私は10代の頃みたいに派手ではなく、でも地味でもなく

最初はあまり会話は弾まなかったけど、ゲーセンのゲームで結衣がチョコ獲って私にくれた

結衣「1…これあげる!バレンタインデー(笑)」

私「ありがとー(無表情)」

結衣「1、笑って!(笑)」

私「…(無表情)」

結衣「1…」

私「…(軽くにやける)」

結衣「(爆笑) 1、笑った方が可愛いよー(笑)」

みたいなやり取りがあったと思う
私にとって結衣は友達みたいな妹みたいな存在だった

483 :
結衣は複雑な家庭環境で育ったみたいだった
母子家庭で、クソでクズな母親に育てられたらしい(まともに育ててもらってないけど)

なので私たちは気が合った
お互いの痛みを解り合えるというか
まあ所詮ただの傷の舐め合いなんだろうけどさ


結衣「1…私…円光してるんだ…」

私「…そっか、お金に困ってるの?」

結衣「…うん」

普通に生まれ育った人ならきっとそんな事すぐにやめろと言うだろう
でも私たちは普通じゃないんだ
普通の人にはきっと理解出来ないだろうけどさ


私「…危ないと思う、私も色々あって、やって、でも円光はリスク高いよ
何割か店に取られるけど、まだデリヘルとかの方が安全だと思う
別にデリヘル勧めてる訳じゃないし、結衣が決める事だから」

結衣「…うん…デリヘルかー…
考えてみるよ!(笑)」


だが、結衣は中々円光をやめなかった

484 :
ある日、結衣と遊んでる時
結衣の携帯が鳴った

結衣「あ、豚ゴリラからメールだ」

私「豚ゴリラ?」

結衣「あー、円光のリピーター(笑)
自分で豚ゴリラって名乗ってたから(笑)」

私「…キテレツ大百科の豚ゴリラみたいな見た目ってこと?」

結衣「いや、豚ゴリラに似てるかどうかはわからないwただのキモい40代のおじさんwwwキモいけど他の人より多くお金くれるからさ…w」

私「…豚ゴリラに会ってみたい!(笑) ヤバイ、めっちゃ気になる!見たい!(笑)」


私は結衣と一緒に豚ゴリラに会う事になった
ファミレスで待ち合わせた

485 :
私たちはファミレスに先に着いて豚ゴリラを待ち構えていた

私「豚ゴリラwどんなのなんだろうww」

結衣「いや、ほんとただのキモいおじさんwなんか私に言い寄ってくるww
私が豚ゴリラを好きだと勝手に思い込んでるwww」

私「wwwww」

20分後くらいに豚ゴリラが現れた

豚ゴリラ「あっ、あっ、結衣さん…こ、こんにちは…あっ、隣の方は…?」

結衣「私の友達の1だよ」

私「はじめまして、1です」

豚ゴリラ「…あっ、あっ、お友達…?」

私「てか全然キテレツの豚ゴリラに似てないじゃん、豚ゴリラに失礼だわ、豚ゴリラに謝れ」

結衣「ちょw 1www」

そう、豚ゴリラはただのキモいおじさん
とにかくめっちキモかった
小太りで眼鏡、汗だく、皮脂フケだらけのぐちゃぐちゃの髪、ヨレヨレの服…


豚ゴリラ「ゆ、結衣さん…今日はどうしますか…?ホ…ホテル…行きます?」

486 :
私「wwwww」

豚ゴリラ「あっ、あっ、1さんには申し訳ないけど、帰ってくれません?」

私「は?」

豚ゴリラ「ボ、ボ、ボクと結衣さんの邪魔しないで頂けますか?
結衣さんは…ボクの彼女なんです!
運命の…人…!」

私「wwwww彼女w運命www」

結衣「豚ゴリラ、ほんとにやめて、私豚ゴリラの彼女じゃない、運命でもない」

豚ゴリラ「ゆ、ゆ、結衣さんは相変わらず素直じゃないですね…本当はボクの事…大好きなのに!」

私「wwwwwwwwwwww」

結衣「違うから、ほんとにやめて」

豚ゴリラ「いい加減素直になったらどうですかァ!!!!」

私「豚ゴリラ、頭大丈夫? 結衣はあんたの事好きでもなんでもないから」

豚ゴリラ「…! なんで1さんにそんな事…!」

私「黙れ クソが しばくぞ」

豚ゴリラ「………………
1さんは……ドSなんですか…?」

私「えっ?」

487 :
初対面でガンガン責めるwww

488 :
>>487
イライラしてたんだwww

489 :
豚ゴリラ「……結衣さんみたいな大人しくて優しくて可愛らしい女性もいいですが、1さんみたいなドSで綺麗な大人の女性もいいですね…まあボクの一番は結衣さんだけですけど……」

……………

私「お前頭わいてんのか?
まず、私はドSじゃない
かと言ってドMでもない
特に変わった性癖はない
強いて言うなら恋愛対象 女性だけ
お前みたいなキモいおっさん
一番大嫌い」

豚ゴリラ「…………………………………………………………………………(微笑)
たまりません…………特にその人を蔑むような瞳…………」


結衣「ちょw」


私はなんか豚ゴリラと話すのがめんどくさくなって、豚ゴリラをスルーして結衣と二人で何時間かファミレスで話した
豚ゴリラが口を開いても結衣と一緒に豚ゴリラをスルーした

夜になっていた

490 :
スルーできるのすごいw
俺ならお店出ちゃう

491 :
結衣「あっ、1、終電何時だっけ?」

私「あー、もう間に合わないかも、てか疲れた」

結衣「私も疲れた…」

その頃、私も結衣も実家に住んでいて、電車で街中まで出てきていたのだ

私「あのさ、豚ゴリラ」

豚ゴリラ「…はい…」

私「この辺に3人で入れるラブホある?」

豚ゴリラ「ラ、ラ、ラブフォ?!」

私「勘違いするな、お前は金だけ出せばいい、あと足(車)な」

豚ゴリラ「ふぇ?」

私「結衣に手を出したらしばく
私になんかしてもしばく
解った?」

豚ゴリラ「…はい…」

結衣「wwwwwwww」

492 :
>>490
ほんとに豚ゴリラがうざくてやばかったからスルーが一番いいと思ったのよ

493 :
完全に下僕www

494 :
豚ゴリラの汚いくっさいネズミ色の車に乗ってラブホに向かった

私「お腹すいた、結衣なんか頼も」

ラブホに入るなり私はフロントに電話して食事を頼んだ
大量に頼んだ

私「美味しい!これ」

結衣「こっちも美味しいよ!てか1食べ過ぎじゃない?w 痩せの大食い?www」

豚ゴリラ「…あの…」

私「はぁ?????」

豚ゴリラ「すみません…」

結衣「wwwwwwww」

私「結衣、お風呂入ろう、一緒に入ろう!」

結衣「一緒に?!恥ずかしいよ〜!」

私「大丈夫大丈夫、色や形や大きさが違うだけで造りは同じだから」

結衣「wwww」

豚ゴリラは床に座ってテレビ観てた気がする

私と結衣は二人でお風呂に入った

495 :
>>493
そんなつもりなかったんだけどさ
なんかそうなってたなw

496 :
結衣「女友達とお風呂入るのって高校の修学旅行以来だよww恥ずかしいwww」

私「大丈夫だよ、結衣の顔から下見ないから、好きな人以外の身体に興味ないし」

結衣「ならいーけどw てか1凄いww豚ゴリラwwwウケるwww」

私「やばいよね、なんで結衣が自分のこと好きって思ってんだろう」

結衣「やばいよねw思い込みwww」

私「あいつ仕事何してるの?」

結衣「なんか、無職らしいよ、実家に住んでるんだってさw」

私「そっか、まーどうでもいいけどw」

結衣「wwwwww」

497 :
私と結衣はお風呂から出て部屋に戻った

豚ゴリラは電気を付けず、テレビだけ付けて薄暗い部屋の床に座っていた
電気くらい付けたらいいのに

豚ゴリラ「…あの…」

私「うるさい」

豚ゴリラ「………」

結衣「1、カラオケあるよ、カラオケする?」

私「うん、しよー!」

豚ゴリラ「あっ、あの、1さん…」

私「は?何?」

豚ゴリラ「ボクはどこで寝たら…」

私「床でいいんじゃないかな?床がいいんでしょ」

豚ゴリラ「床…?」

私「床で寝ろ!床で!」

結衣「wwwwwwww」

498 :
豚ゴリラ役でいいからやりたい

499 :
>>498
ドMさん?www

500 :
私と結衣はカラオケをしながら二人で盛り上がってた

それを離れた所から見つめる豚ゴリラ

私「こっち見んな!」

豚ゴリラ「…だって…」

私「は?」

豚ゴリラ「ふ、二人を見てたら…ボ、ボク…なんか…興奮して………」

私も結衣もガウン姿だった

私「おい、お前、なんかしたらち○こ蹴るぞ」

豚ゴリラ「へ……それは…」

私「黙れ!そこから動くな!朝まで喋るな!」

豚ゴリラ「………はい…」

結衣「wwwwwwwww」

カラオケして騒いで疲れきった私と結衣は二人でベッドで寝た

豚ゴリラは床で寝てた

501 :
翌朝

私「あー、わりと寝れた」

結衣「私もー」

豚ゴリラ「ボ、ボクはあまり…」

私「は?」

豚ゴリラ「…………」

私たちはラブホを出た

豚ゴリラ「す、すみません、1さん…ボク、ちょっとコンビニ寄りますね…」

豚ゴリラはコンビニの駐車場に車を停めてひとりでコンビニに入って行った

私「逃げよっか」

結衣「え!?www」

私「行こ、結衣、逃げよ!」

私と結衣は豚ゴリラの車を降りてダッシュで逃げた
コンビニ店内から気付いて焦って追い掛けて来る豚ゴリラ
good-bye ありがとう 豚ゴリラ

私たちは逃げ切った
その後、豚ゴリラは結衣にしつこくメールを送り続けたが、二度と結衣と豚ゴリラは会う事はなかったらしい

502 :
映画化されたらクルマごと逃げるシーン

503 :
今日もどこかで豚ゴリラ

504 :
>>502
私も結衣も車の免許なくてなww

>>503
wwww
豚ゴリラ、この数年後に歳上の彼女出来たらしいよ
本当に彼女か知らんが

505 :
キレッキレwww

506 :
規制くらった?てすと

507 :
>>505
今は昔みたいにキレッキレになる事はないw
Wi-Fiだと書けない来れなくなったらごめん

続き

月に1、2回は結衣と遊んでたと思う

ある日、結衣が円光している理由を話してくれた

結衣「もちろんお金に困ってるけどさ、昼間働いてもお金は母さんに取られちゃうからさ…それもあるけど…
彼氏がいてさ…彼氏って言っても元彼なんだけどね…」

私は結衣の話を静かに聞いた

結衣「私が高校生の時に元彼と知り合ったんだ、圭介って名前で社会人で…
圭介は見た目は普通なんだけど、○大卒で(超有名大学) 実家もお金持ちらしくてさ…最初はすごく優しかったんだよ…」

結衣は泣き始めた

結衣「私の…親や…家の事とか話したらね、そんな育ちが悪い底辺の女はいらないって、お前は身体だけは最高だから、付き合ってやってるんだって…
ママにお前の事話したら、お前なんかと関わるなって言われたとか言ってて…マザコンだよね…(笑)
それでも私は圭介が大好きで、私にとって初めての人だったから…
ある日圭介の携帯見たら、圭介、出会い系で女買ってヤりまくってて…
許せなくて…
お金のためだけじゃなく自分を傷つけるために私は円光始めたんだ…」

………………

私「結衣、そんな奴のために自分を傷つけちゃ駄目だよ、もっと自分を大切にしなきゃ」

結衣「…1………」

私「結衣、そいつの携帯番号教えて!」

508 :
結衣「えっ? 1?圭介の?」

私「うん、教えて」

結衣「えっ?えっ?」

私「いいからいいから!」

私は結衣に圭介の携帯番号を教えてもらった

私「結衣、圭介が使ってる出会い系の名前わかる?」

結衣「○○だけど…」

私「オッケー!」

私は圭介に電話を掛け始めた

結衣「ちょ、1?」

私「…もしもし…圭介さん…ですか…?」

圭介「…えっ、誰?」

私「あの、○○(出会い系)の…忘れたかな…?」

圭介「…あっ!もしかして! 玲香?」

私「そう、玲香!圭介…会いたい…」

圭介「俺も会いたかった!玲香!今から会える?」

私は玲香って女になりすまし、圭介を釣ったったのだ
圭介と待ち合わせる事になった

結衣「1wwwwwww ウケるww」

509 :
暗くなった街中で圭介と待ち合わせた
私が一人で立って待っていた
結衣は少し離れた物陰で待機してた

「玲香…?」

圭介キター(゚∀゚)


私「圭介(*´▽`*)」

圭介「玲香(  ̄▽ ̄) 行こう!」

圭介の後ろに結衣が現れた

結衣「圭介!!!!」

圭介「へっ?」

………

圭介「なんで…結衣が…
まさかお前ら!ハメたな!最低だなお前ら!クソだわ!!!」

私「最低のクソはお前だわ、金で女買わないと女に相手にされないチ○カスマザコンが!結衣に謝れよ!!!!」

圭介「なんで俺がこんな奴に謝らなきゃいけないんだ!俺は悪くない!!!」

圭介 早歩きで逃走
追い掛ける私と結衣
結衣は圭介に追い付き、圭介の目の前に立った

結衣「最低!地獄に落ちろ!!!!」

ビッターーーーーン!!!!!

結衣は圭介にビンタを喰らわせた
圭介は無言で早歩きで去って行った

結衣「…wwスッキリしたぁ………www」

この事件?がきっかけで、結衣は円光をやめた

510 :
ちょうどこの頃かな

うちの母がおかしくなった
元々おかしかったんだが、とにかくおかしくなった
ずっと寝転がって意味不明な事言い始めた

近所の人が家に入ってきたとか、誰々の話し声が聞こえるとか(誰も来てないし何も聞こえないのに)

私は叔母を思い出した
叔母は私が生まれる前に精神疾患を発症し、入退院を繰り返していた
ここ20年はずっと入院してるみたいで死ぬまで病院で過ごすんだと思う

母も同じようになってしまった

私「母さん、病院行こう」

母「私は病気じゃない!病気はあんたよ!」

私「母さん…」

私は母と二人で実家で暮らしてた
母は私が仕事で家にいない時、外に出歩いて近所の人や色んな人に迷惑掛けてた

辛かった、本当に
母をコロして私も死のうかと思った
…コロそうとしたけど出来ないよね

毎日毎日母にお願いだから病院行こうって泣きながら言ってた

やっとの事で母を病院に連れて行き、入院させた

511 :
結衣との話に戻る

結衣は円光をやめ、昼間普通のバイトをし、夜はデリヘルを始めた

彼氏や友達は出会い系で探してたみたいだった
ある日、結衣が出会い系で男だけど心は女、見た目女の子になるために女装手伝って欲しいって人を見つけてきた

結衣「どんな人なんだろ?30代って書いてあるけど…」

私「うーん、普通のおじさん?なのかな、メールしてみる?」

私たちはその人にメールしてみた
3人で会う事になった
どっかの駅のロータリーでその人が来るのを待っていた

私たちの目の前に現れたのは綺麗な車だった
中から現れたのは、普通の男の人だった
身長は男にしては低め、体も細身だった

「は、はじめまして…奏です…」

自己紹介が小声で聞き取りづらいw
奏という名前らしい

私と結衣は奏の車に乗り込んだ
奏にメイクを施すために、ラブホに向かった

私「奏ちゃん、よく女装してるの?」

奏「…うーん、たまに…でも、メイクとか自分で上手く出来なくて…」

結衣「奏ちゃん、普段は男の人の格好?」

奏「そうだよ、会社の人に見られたらやばいからね(笑)」

私「恋愛対象は?」

奏「女の子かな、女の子になって、女の子と付き合うのが夢だね」


世の中、色んな人がいるんだな

512 :
街中からちょっと離れた山の方にあるラブホに向かった
途中、奏はガソリンスタンドに寄った

奏「ハイオク満タンで」

私「ハイオク満タン…久しぶりに聞いたかもw 素敵ww」

結衣「私の元カレとかもいつもレギュラーだったよw」

ラブホに着いて、奏はすぐにお風呂に入った
女の子並みに長風呂ww やっぱ心は女子なんだな

お風呂から上がった奏は、自分で持ってきたメイク道具や女性物の服やウィッグを取り出した

私「本格的wてかメイク道具ww女の私よりいっぱいあるwww」

結衣「私より全然多いw 奏ちゃん凄いww」

奏「あの…メイク…してほしい…」

私「結衣、やって」

結衣「無理ww そこは1がwww」

私が奏にメイクを施す事になった

513 :
私「人にメイクなんて殆どしたことないから怖いw ごめんね、奏ちゃん、失敗したら…」

奏「大丈夫だよ」

結衣「1頑張れw」

私「てか奏ちゃん、綺麗な顔だよね、パーツの造りや配置が素晴らしいわ」

結衣「なんの専門家よw」

奏「(笑)」

私「ああ、難しいw 自分にするのと人にするのって全然違うわww」

結衣「大丈夫大丈夫ww」

1時間くらい掛かっただろうか、いや、それ以上掛かったか、なんとか出来た

私「どう?大丈夫?」

奏「… うん!自分でするのと全然違う!凄い!」

結衣「奏ちゃん可愛い!普通に女の子!」

私「元がいいからだわw」

結衣「1の腕だよw」

奏「1ちゃん、ありがとう!よし、着替えよう」

着替えた奏ちゃんは本当に女の子にしか見えなかった
ラブホを出て私たちはファミレスに向かった

私「誰にもバレてないね」

結衣「うん、ほんとに女の子にしか見えないもん」

奏「1ちゃん、結衣ちゃん、今日はありがとう
僕なんかで良かったらまた遊んでね」

私たちはたまに3人で遊ぶようになったのだった

514 :
私は20代半ばになろうとしていた

私「あー、何年も恋愛してないなぁ…」

結衣「してみたら?恋愛」

私「うーん、田中さんが…」

そう、私は田中さんを引きずっていたのだ

結衣「田中さんは仕方ない、諦めるしかw てか田中さんってそんなに可愛いの?」

私「すっごい可愛いんだって!目がすっごい綺麗でさ!」

結衣「田中さんがいる病院てどこの病院?」

私「○○の○○病院」

結衣「私の親戚の家の近くだw今度行ってみよww」

結衣は仕事や親のストレスから精神科に通院するようになっていた
結衣は田中さんが働いている病院にちょっと行ってみる事になったw

当日、病院帰りの結衣からメールがきた

結衣『田中さんいたよ!物凄く目が綺麗な看護師さんがいてね、名札みたら田中って書いてあった!
可愛かった!
あまりにも目が綺麗で吸い込まれそうで…思わず立ち竦んでしまったよw
1が好きになるのもわかるww』

その話を奏ちゃんにした

奏「いいなあ…そんなに可愛いなら僕も見てみたいなあ(笑)」

だがしかしいつまでも田中さんを引きずってはいけない、敵わない恋なんだ
私は新しい出会いを探すことにした

515 :
私は久しぶりにサイトを開いた
あー、なんて書けばいいかな…てかこんな低スペックな私に出会いなんてあるのだろうか

あっても上手く行くのだろうか
無理な気がした

試しに久しぶりに募集を載せてみた
メールは殆んどこなかった
悲しくて寂しくて切なくて結衣と一緒に奏ちゃんの家に遊びに行く事になった


奏「ここだよ」

私「えっ…これはタワーマンションというやつでっしゃろか〜!!!
そびえ建ってますなあ…」

結衣「やばいwこれはww 賃貸じゃないよね?www」

奏「買ったんだ」

エントランス…綺麗広いやばいwww
エレベーターどこまで昇るのwwwww

奏「ここが僕の部屋だよ」

私&結衣「Σ ゚Д゚≡( /)/エェッ!」


今まで見た事がない広々とした綺麗な部屋だった、凄すぎて笑った
テレビや雑誌に載ってる家を見てるようだった

516 :
リビングにはでっかいテレビとでっかい上質な革のソファがあった
座り心地が良かったw

私「やっぱりいい革は違うね、よく知らんけどw」

結衣「どこもかしこも綺麗すぎw」

奏「(笑)」

3人で夜遅くまで語った

結衣「私、彼氏できたw」

私「そうなの?どんな人?」

結衣「秘密w てか1ならいい出会いあるよ!」

奏「もっと自信持っていいと思う、僕、1ちゃんのこと素敵だと思うよ」

結衣「そうそう、綺麗だし、一緒にいて楽しいし、頼りになるし」

私「…そうかな…」

結衣「大丈夫大丈夫!私が保証するw」

奏「僕も保証する」


二人に励まされ、もう少し頑張ってみようと思った

517 :
1も友達想いのいい奴だし、結衣や奏ちゃんも素敵な子だな

518 :
>>517
ありがとう
結衣と奏ちゃんは本当に素敵だったよ

続き

そんなこんなで再び出会い探しを始めようとサイトを開いた

前の募集を載せたままだったので、消して書き直そうと思っていた時、一通のメールが届いた

うわお!タイミングゥ!少し驚きながらメールを開いた

メールをくれたのはわりと近場に住んでいる、同年代の杏奈という人だった
とても丁寧な自己紹介だった
真面目な性格の人なのかなあ
同年代なら話とか合うかなあ…

私は丁寧に返信をした
いや、2ちゃんとか以外ではいつも丁寧なのだがw
いつも以上に気を付けて丁寧な文章を心掛けた

何回かメールでやり取りした
やっぱり杏奈はとても真面目そうな人だった
そして、写メ交換する事になった

やばいなあ、自撮りなんて普段しないから苦手だ…
何枚も撮り直した
自分ではどれがいいかとかわかんないから結衣に写メ送ってどれがマシか訊いた
結衣にこれがいいよ!って言われたのを送った

タイプじゃないと思われてメールブチられるかも…不安しかなかった

519 :
わりとすぐ返信がきた
怖くてメール見れない…いや、見ないと…

杏奈『物凄く綺麗で素敵な方ですね♪
あとで私の写メも送ります(^-^)』


…お世辞か…きっとお世辞だろうな
あとで写メ送るといいながらフェードアウトのパターンなのだろうか…
なんか悲しくなってきた

3時間ほど経った
杏奈から写メが添付されたメールが届いた

杏奈『すみません、こういうのあまり慣れてなくて、撮るのに時間掛かりましたm(__)m』

添付されたされた写メを見て私はめっちゃびっくりした
杏奈はものすっごく美人だったワロタ

これはヤバイ、私など相手にされないw
私は結衣に電話して相談した

結衣「大丈夫だよw お世辞じゃないと思うよ、相手もちゃんと写メ送ってくれたんだしさ、頑張ろう、1!」


( ;∀;)…頑張れるだけ頑張ってみる事にした

520 :
それからまた何回か杏奈とメールをやり取りし、通話する事になった

大 緊 張 …

杏奈「もしもし、はじめまして、こんばんは、杏奈です」

私「はじめまして、こんばんは、1です」

杏奈「あっ…えへへ、何話せばいいのかな…すみません、本当にこういうのあまり慣れてなくて…(笑)
あ、1さん、写メありがとうございます、本当にお綺麗ですね…」

杏奈もけっこう緊張してたのかな

私「大丈夫ですか?(おまいう)
全然綺麗なんかじゃないですよ…」

小一時間ほど話して、今度会おうってなんかスムーズに話が進んだ
あまりにスムーズ過ぎてブラックメールでもされてんじゃないかとか疑ったわw


数日後の土曜日にとある駅で待ち合わせた

521 :
待ち合わせ場所に先に着いて待っていた
本当に来るのかな…

てか、来て、会って、用事思い出した帰りますねとか言われたらどうしよう
てか、私…自分の学歴やら生い立ちやら色んな事話してないよ
どこまで話したらいいんだ…

もう20代半ばだし、ちゃんとした恋愛しないとな…でもどうしよう

何回か帰ろうかと思った

30分くらいして、杏奈が来た

写メで見た通り美人だった逃げたかった
でも頑張らなきゃ…

杏奈「1? 待った?(笑)」

私「ううん」

すっごい緊張しててなんかよく覚えてないけど、なんかしてカフェ的なのに行った

522 :
最初は私も杏奈も緊張してたと思う
でもやっぱ同年代ってのもあって、話しやすかったな

杏奈「あ、1、私ね、自分の仕事何してるか言ってなかったじゃん?」

私「うん」

杏奈「あのね、○○(お堅い職業)なんだー」

私「へ???」

…マジかよ、私なんかと全然違う世界の人じゃん…

杏奈「1は工場だよね?」

私「うん」

………………

私「あのさ、杏奈」

杏奈「ん?」

私「私、中卒なんだ、色々あって」

杏奈「え、そうなの? グレてたとか?」

私「いや、グレてはない…あと、精神科に通ってる」

杏奈「え? 精神科に通ってるような人に見えないけど…明るいし(笑)」


なんか、何故だかよくわからんが、杏奈とまた会う約束をして帰った

523 :
家に帰った
杏奈からメールがきてた

杏奈『今日はありがとう♪
1、凄く素敵だったし、一緒にいて本当に楽しかった(^o^)
1はどうだった?』

私『こちらこそありがとう
杏奈も凄く美人で話しやすいし、一緒にいて楽しかったよ(^_^)』

杏奈『それってさ、付き合ってもいいって事かな?(笑)』



………付き合う?早くないか?早いよね?
私、杏奈の事まだよく知らないし、杏奈も私の事 よく知らないよね…

ここでまだお互いの事をよく知らないから、もう少しゆっくりとか言えれば良かったんだ
でも私は言えなかったんだ

私と杏奈は付き合う事になった

524 :
実は杏奈は恋愛経験が全く無かった
今まで好きな人すら出来た事が無かったらしい
初めて好きだと思えたのが私らしい

私だってまともな恋愛経験は無い
大切な所で自分の想った事を言えず、相手に合わせたり、相手の要求を断れない、断ってはいけないと思ってしまうのだ

私は見た目以外にも自分に何一つ自信がない
本当に私には何もない

杏奈が私を好きになってくれた事は嬉しかったけど、嬉しい以上にしんどかった
でも言えない
言えば良かった、でも、言えなかった

杏奈の事が嫌とかじゃなくて、私は私自身が大嫌いなのだ

杏奈と付き合っていけば、何か変わるのか?
私は私らしく居られる様になるのかな…

525 :
それからまたすぐ私たちは会った

身体の関係を持ってしまった
杏奈がそれを望んでいたから、応じないといけないと思った

行為の後、杏奈は私に

「責任取ってよね(笑)」

と、言った

私は言われた事を真に受けやすい性格だ
責任を取らないといけないと思った

杏奈「ねえ、1」

私「なに?」

杏奈「1はなんで中卒なの? 親は何してるの?どんな人? どんな家で育ったの?


杏奈は多分、自分が疑問に思った事を率直に私に訊いてただけだと思うんだけど、なんで?なんで?なんで?なんでそうなの?なんでなの?
とにかく何でもズバズバ訊いてきた

526 :
杏奈「1はなんで普通じゃないの?
私は普通だから、まともだから
職業柄、変な人と付き合えないし


私「………」

杏奈「1の友達ってどんな人?
ひとりひとりどんな人か説明して」

私「え?なんで友達を…」

杏奈「1が普通じゃない人と友達付き合いしてたら、私に悪影響あるといけないから」

私は友達の事をなるべくザックリ説明した

杏奈「その友達の親は?何してる人?」

私「………」

杏奈「1、友達と縁切って」

私「え?なんで?」

杏奈「まともな人となら友達でもいいけど、そうじゃない人は駄目だよ
私の友達はみんなまともだから、普通だから」

私「………」

杏奈「1、もっとまともな仕事して?
将来の事考えたら今みたいな仕事じゃ駄目だから」

私はやっぱり普通じゃないんだ
まともじゃないんだ
杏奈は普通でまともな人なんだな
私は私なりに頑張って、普通になれるように努力してきたけど、自分が普通じゃない事を改めて思い知らされた気がした

527 :
杏奈は死ぬまで自分は全て正しいと思ってるんだろうな

528 :
杏奈と付き合って1ヶ月くらい経った
杏奈は相変わらず、私に普通じゃない普通になってまともになってとか言っていた
私は疲れてたけど、杏奈の前では平静を装っていた
本当は心はボロボロだった

杏奈「やっぱ1普通じゃないよ
1、発達障害だと思うから病院行って訊いてみたら?」

発達障害…?
その頃は今みたいにテレビで発達障害が取り上げられる事は少なく、ネットにも情報があまり無かった

私は通っていた精神科の主治医に訊いてみた

私「先生、付き合ってる人に発達障害じゃないかって言われたんだけど…」

主治医「は?あなたが?
そんなわけないじゃない、あなたは普通の人よ、だいたいね、人に発達障害じゃないかって言う人なんておかしくない?
その人と別れた方がいいわよ」

私「でも、その人は私の事をおかしいって言う…普通じゃない、まともじゃない、私は普通でまともなのに、とか…」

主治医「本当に普通でまともな人はそんな事言わないわよ、私はその人がおかしいと思うけどなあ(笑)
さっさと別れなさい、そんな人と(笑)」

この主治医は、初めて入院した時に主治医だった先生で、私が退院した数年後に別の病院で再会したのだ

529 :
主治医には私は普通と言われたけど、そもそも主治医は発達障害の専門医では無かった
この頃は発達障害を診れる病院や医者がまだまだ少なかった

あと、実は、杏奈自身も発達障害の傾向があるみたいな事を本人が言ってた
詳しくは知らないけど

私は周りからみたら普通じゃなくて、まともじゃなくて
きっと言わないだけで、みんな私の事を普通じゃないとか、まともじゃないとか思ってるのかな
私は変なんだ、おかしいんだ

そう言えば私は仕事が出来ない
こう書いただけでは伝わらないと思うけど、早くしろと言われたら雑になる
丁寧にやれと言われたら遅くなる
普通の人が一度言われただけですぐに理解して出来る事が、何度やっても出来なかった

自分が発達障害かどうかはよくわからないけど、私は普通じゃない、おかしいんだと思った

530 :
杏奈と付き合って2ヶ月くらい経っていた
会う約束をしてたから、予定通りで大丈夫か確認したんだ

『忘れてた』

と、言われた

そう言えば杏奈は、毎日仕事に遅刻しそうだった
なんでなんだろう?
杏奈は普通でまともなはずなのに…
家賃を半年滞納してるとも言っていた

私は仕事で遅刻する事は無く、むしろ早く着くし、人と待ち合わせても遅れる事は殆んど無い
家賃はきちんと払わないといけないと思ってるから、きちんと払ってきたし

杏奈がおかしいのか?
でも杏奈は学歴もあるし、きちんとした仕事に就いている

やっぱり私がおかしいんだ

別れを切り出したのは杏奈の方だった
今まで見た事がない長文で論理的な別れのメールが送られてきた

その時は書いてある意味と言うか、杏奈がどんな気持ちでそのメールを書いたのか解らなかったんだ

531 :
杏奈に別れを告げられた私は、正直ホッとした

けれど、自分が普通じゃない、まともじゃない、おかしいと思って苦しかった

人と付き合うのが怖くなった
みんな私の事をまともじゃないとか思ってるんだろうなとかずっと考えてしまって
友達とも少しずつ距離を置く様になっていた

杏奈と別れて、ひょんな事から女の子と出会いがあり、告白されたが
自分が普通じゃない事が、まともじゃない事が、相手にバレてしまったら嫌われると思って拒絶してしまった

杏奈と別れて田中さんと付き合うまで2年間が空いているのだが、人を避け続けた

結衣や奏ちゃんとも連絡を絶った
他の友達とかも

今も怖くて、杏奈に言われた事をずっと気にしてしまって
だから友達を作れないんだ

532 :
>>527
杏奈はきっと自分の普通じゃない所を自分でよく解ってるんじゃないかな
杏奈も私と一緒にいて辛かったと思う
今はそう思えるな

533 :
そんな事もあり拗らせが酷くなったまま田中さんと付き合った
そして別れて、杏奈に言われた事を何年も毎日毎日思い出してた

発達障害に関しても調べた
でも診てもらえる病院とか近くになくてさ

何年も経った今年、私は発達障害と診断された
来年、発達障害の詳しい検査を受ける

なんか暗い話になってごめんw

534 :
ちなみに田中さんと付き合って別れたのが20代後半
拗らせが余計に加速した

田中さんに私が人を見下してると言われた事をずっと気にしていた
私はきっと自分で気付いてないだけで、人が嫌がる事を言ったりしてるんだろうなって思った
なので人を傷つけないためになるべく人を避けた

私は元々思った事をすぐに口に出してしまったりする所がある
それで人に好かれる事もあれば、嫌われる事もあった

とにかく拗らせまくり、20代も終わろうとしていた

私は普通になるために自分なりに頑張っていた
とにかくたくさん働いて、働きながら定時制高校に通おうとしていた

世間の声を聞く限り、30歳になると恋愛で女の市場価値は一気に下がると思っていたので、なるべく30歳になる前に将来の伴侶を見つけようとしていた

30歳過ぎたら恋愛とか諦めて独りで生きて行くと決意していた
身辺整理もしながら、最後の出会いを探した20代最後の年に、今のパートナーと出会う事になる

535 :
やっと良い兆しが
本当に色々大変だったんだなあ
結衣と奏とはそれっきり?

536 :
>>535
田中さんと付き合う前くらいに結衣と少し電話で話したよ
結衣は結婚してお母さんになってた
幸せそうだった
忙しそうだったし、やっと幸せになれた結衣の邪魔とかしたくなくてさよならしたよ
奏ちゃんはそれっきりかな、結衣からも奏ちゃんの話を聞いてない
私が杏奈と別れたあと、結衣も奏ちゃんも私の事を物凄く心配してくれてたのに連絡を絶った事は暫く後悔したよ
これでも色々はしょったんだけど(他の入院中にあった事とか小ネタ)
今のパートナーとの事を書いてスレが残ってたら書くと思う
いつも読んでくれてありがとう

537 :
杏奈は同性愛者だからこそ「普通」に固執してしまってたのかな?

538 :
>>537
どうなんだろう
闇はかなり深かったと思うよ、ここには書いてないけど、育った家庭環境が普通のようで普通ではなかった
女性にしてはけっこうロジカル思考で、でも我が儘というか自己中で人をあまり思いやれない人なんだと思った
杏奈からの長文お別れメールの中に『私は思い上がってた』とか書いてあったと思う
自分は人と付き合ったらいけない人間だと気付いたからもう二度と恋愛はしないとも書いてあった
杏奈自身、普通になりたいのに普通になれなくて苦しんでたと思う

539 :
ちなみに田中さんと別れてすぐくらいに私は携帯をガラケーからスマホに変えた
LINEを入れて遥と繋がった

少し通話した

遥は仕事で知り合った男の人と結婚して幸せに暮らしてた

一度会いたいねみたいな話になったけど、いや、やっぱ会わずに思い出は思い出として綺麗なまま取っておこうと言ってさよならした

540 :
短所も長所もあるのが普通の人だと思うから1は全然まともな人だと思うよ
ちょっとした事に気付けない事で仕事や作業が上手くいかない事もあるんだろうけど1が楽しめて好きだなと思える仕事に就けたらそれでいいじゃん?その為には時には遠回りもあって良いだろうし
焦らず自分のペースで生きよう
ここまで読ませてくれてありがとうね
これからも楽しみにしてます

541 :
>>540
ありがとう
最近やっと少しゆっくり生きるのもいいなって思えてきた
こちらこそ本当にありがとうね、素直に嬉しいよ



明日引っ越しなので適当に頑張りまーす

542 :
引っ越しファイト〜
落ち着いたらまた来てね

543 :
>>542
ありがとう〜


なんとか無事引っ越せた
眠い

544 :
僭越ながらエールを送らせていただきます
引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!

545 :
>>544
ありがとね、シバくぞ!!

騒音おばさん今何してるか気になってググっちまったよw

546 :
>>544
どんなエールwww
あのリズムが脳内再生されたわww

547 :
>>545
引越しお疲れさまでした!
ボチボチやるんだよボチボチと〜

548 :
>>547
ありがとね



騒音おばさんで思い出したけど、子どもの頃に私が家で口笛吹いてたら隣のおばさんがうるさいってキレて凸してきた
うちの伯母がキレて追い返してた
私はその光景を口笛吹きながら二階から眺めてたw

隣のおばさんはガーデニングが好きで道路にガッツリはみ出すくらい玄関前花だらけだったんだが、うちの伯母がガーデニングの苦情言いに何回も隣に凸してたな

549 :
>>534の続き

20代最後の年

私は朝早くから夜遅くまでとにかく毎日仕事を頑張っていた

少しでも学歴つけたら普通に近付けるかなとか思って定時制高校に行く事も考え始めた
更に将来の伴侶探しを始めた

なんか一気に色んな事やり過ぎたせいか、毎日くっそ疲れてたと思う

この頃、ビアンの出会い探しのアプリの掲示板的なのを見つけた
アプリってどんなんだろー、試しにやってみよ☆くらいの気持ちで始めた

アプリ、便利よな、LINEやカカオのID晒してサクサクやり取りしてさ、ほんと便利な時代になったと思った、感動した!

550 :
アプリで色んな人とLINEやカカオでやり取りした

やり取りした中で覚えてる人が数人いる

まず、20代前半のマヤ

ちょっとやり取りしただけで好き!付き合おう!とか言われてLINEのステータスメッセージに

『1と私は運命』

とか書かれて引いてしまいフェードアウト
私が返信忘れてたら即次の運命の人が見つかったみたいだった



次に、20代前半のワカナ

ワカナは地下アイドルらしい
でも私は地下アイドルとか興味ない
ワカナはまるでスタンプ連打するように自撮りを何枚も送りつけてきた

『可愛ね』

とか返信するのに疲れてしまってフェードアウト

551 :
それからちょっと歳上のマコ

写メ交換したら人差し指を寄り目で見つめしてる写メ送ってきて、価値観が合わないと思ったのでフェードアウト


それからそれから、同い年のアミ
やっぱり同い年だと話が合うし、今度会おうよ!ってなってから

「旦那がいるんだけど…」

とか言われた
私は既婚者と付き合う気は無かったのでフェードアウトした


なるべく少し歳上や歳が近い人が良かったのだが、そういう人はもれなく彼氏(男)がいるか既婚者だった

552 :
そうか、同性愛業界にも好きになった人が既婚でした問題はあるんだ

553 :
結婚してから自分が同性愛者だと気づいたタイプの人も結構いるらしいしねぇ

554 :
>>552
らしいね
私は既婚者を好きになった事はないや
>>435の由紀さんとチョメチョメしたくらいかな

>>553
多いみたいね、>>551のアミは旦那さんと別れたいけど別れたら生活していけないから仕方なく旦那さんと一緒にいるみたいな事言ってた

555 :
続き

年下過ぎる人が苦手で、下でも二個下までが限界だった
でも年が近い人やいい感じに年上の人はほんとにほんっとに彼氏持ちや既婚者しかいなくてさ
しかもなるべく会える範囲に限定すると余計にいない現実

出会い探しなんて諦めるべきか…
うーん…

…………………

20代前半とかの人ともう少し積極的に絡んでみるかな…

ほぼ諦めて募集を載せていた


そんなある日、20代前半の人からメッセがきてた

その人とは数ヶ月前に少しやり取りした事があった
花という名前で、大学生だ
花は趣味がダンスとか言ってたからノリとか合わないなって思って私が返信せずにフェードアウトしてた

556 :
花『はじめまして、花です(。・・。)
大学生で、趣味はダンスと料理です
年下でも良かったら返信くれたら嬉しいです』

私『はじめましてじゃないですよね?
前に少しやり取りした事があると思います(笑)』

花『そうでしたっけ?
なんかごめんなさい(´;ω;`)』


花はこの時の私の募集を見て、長文でもなく、普通にシンプルにちゃんと真面目にプロフィールを書いてて気になったから連絡くれたって言ってた


私は前に花に連絡を返さずにフェードアウトしたのを謝って、趣味とかノリとか合わないと思ったからって説明して謝った



花『大学生だけど騒いだりするの苦手だし、自分では大人しいと思ってる(σ´・v・`*)
私は年下とか同年代の人が苦手で、年上の人が一緒にいて落ち着くかなって思って1さんに連絡した』


この日から私と花は毎日連絡を取り合うようになった

557 :
毎日他愛ない話をしてたと思う


私『ただいま!
お腹すいた!ご飯食べる!』

花『おかえりなさい(´・∀・`)
何食べるの?』

私『カレー』

花『作るの?』

私『レトルトwww』

花『カレーだけ?』

私『うんwww』

花『野菜も食べなきゃ(´・д・`)』

私『めんどくさいwwww
花作ってwww』

花『てか、wってどういう意味σ(・ε・`●)?』


なんで私こんなに草生やしてたんだろうって今は思うけど、この時は花になるべく明るい人とか思われたかったな
素だと暗いというか、自分の影の部分は人にあまり知られたくなかった

558 :
なんか花は話しやすくて
なんでなのかわからないけど、他の人よりやり取りしてて楽だった


多分 花はこの段階で私に好意があったんだと思う


花『1、毎日忙しそうで疲れてると思うけど、寝る前はおやすみって言ってほしい(´;ω;`)
じゃないと1が寝たのかわからなくて連絡待っちゃう』


正直なんで付き合ってもないのに寝る報告とかしなきゃいけないんだと思ったけど


私『わかった、今日から寝る時はおやすみって言う』

って返信した


花『1は私の事どう思ってるの?』

私『どう思ってるも何もまだ会った事ないし今はわからない
でも何も考えてないわけではない
今すぐ会ったりはできないけど、ちゃんとゆっくり考えたい、考えさせて』


私は花の事が嫌とかではなかったし、でもまだ会った事も通話した事もないし
だから花とどうなりたいとかあまり考えれなかったし
でも何も考えてないわけでもなくて
とにかく色んな事で忙しくて疲れてた

559 :
花『1って誕生日いつ?』

私『○月○日だよ〜!花は?』

花『えっ!誕生日同じ?


連絡を取り始めて半月くらい経ってから私たちは誕生日が同じって事が判ったんだけど、私は誕生日同じくらいよくあるわなと思って、嬉しがったりするのも変だと思ってさ

私『ウケるw』

花『え…なんで笑ってるの?
1、私の個人情報知ってたの…?』


花に怪しまれたわ

560 :
めっちゃ喋っても陰で根暗って言われるタイプのコミュ障かな
自分がそうだったからなんかわかる

561 :
>>560
根が多分真面目で物静かで全く性格が明るくないのが周りにきっとバレバレなんだけど根暗とか思われたくなくて人前で無理して明るく振る舞ったりしちゃう
お仲間?

562 :
>>561
同志!wwwwww

563 :
>>562
(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマ

564 :
続き

この頃の私は花とやり取りをしてる時が一番楽しかったというか、心を休められた
仕事の愚痴とかは花にあまり話さないようにしてた

仕事や家の事や定時制に行くために色々準備したり、私のメンタルは崩壊寸前だったけどなんとか耐えてた
耐えてたけどある日、職場の上司のマネージャーに呼び出された

マネージャーは社長の奥さんで、私の採用を決めた人だ

社長の家のリビングに呼び出された
家にはマネージャーと私しかいないみたいで静かだった

マネ「仕事頑張ってる?」

私「……自分なりに…頑張ってます…」

マネ「そう。
…………あなたを雇ってちょっと後悔してるの。
あなた…ここで働き始めて何年経ったかしら?
どれだけ物覚えが悪い人でもね、もうちょっと仕事が出来ると思ったのよ。」

私「……………」

マネ「あなた、面接の時に不登校だった事やらね、色々正直に話してくれたわよね?
あなたは真面目で正直で真っ直ぐで…頑張り屋で…
今からでも高校に行ったり仕事や色んな事を頑張りたいって言うあなたを雇った…
私が期待し過ぎたのかしら…」

私「……………」

マネ「この仕事を続けたい?」

565 :
………

私「私は…仕事を続けたいです、この仕事が好きです…
…私が仕事が出来ないことで、いつもみんなに迷惑を掛けている事は解っています…
もっと頑張ります、頑張らせて下さい」


………………………


マネ「…わかりました。
一から仕事を教え直すわ。
高校に行く事は今は辞めておきなさい。
明日からあなたはまた新人です。
また一から仕事をやってみて仕事を覚えられなかったら、出来なかったら…
仕事を辞めてもらうしかないわね…。」



社長の家から出て泣いた
泣きながら歩いて近くのスーパーに行き、お酒が飲めないのにほ○よいを一本買って家に帰った

566 :
私以外誰もいない実家
ひとりには広すぎる家
散らかった薄暗い部屋のベッドでほ○よいを飲みながらテレビをボーッと観てた

THE ○ELLOW MONKEYのJAMが頭の中で流れてきて涙が止まらない

なんで頑張っても出来ないんだろう
なんで…なんで…
いつもみんなに迷惑かけて、いや、迷惑しかかけてない

今年30になるっていうのに、なんで私はこんなに駄目なんだろう

なんで…なんで…

スマホを見ると花からメッセがきてた


『大学を辞めるか悩んでる(´;ω;`)』


こんな時にそんな話するな!って思ったけど私がこんなになってるなんて花は知らないよな知られたくないし

大学…せっかく行ける環境なのに辞めたいとか
なんなんだもう、私と変わってくれよ
なんだよこの世の中は
いや悪いのは私か、私だな、ハハハ

花に返信した

『大学ちゃんと行っておいた方がいいと思う
でも花が辞めたいなら辞めてもいいんじゃないかな
後悔しないようにね』

567 :
花『1、ありがとう(>_<)
なるべく後悔しないようにする!
1、仕事から帰ったの?』

私『うん』

花『お疲れ様\(^o^)/』

私『うん』

花『1…どうしたの?なんかあった?大丈夫(´・ω・`; )?』

私『なにもない
大丈夫』

花『本当に大丈夫?』

私『大丈夫じゃないって言ったら?
どうにかなるの?


完全に八つ当たりだった


花『大丈夫じゃないなら、私には話を聞く事しか出来ないけど聞くよ(>_<)
1、何があったの?(>_<)』

私『悪かったなこんなので
中卒だし、仕事出来ないし
なんにもない
私にはなんにもない
人生詰んだとかよくネットで見るけど私は人生終わってる
産まれた時から人生終わってる
頑張っても無理なんだ
なんで?なんなの』


泣きながら文字を打ってた

568 :
余裕がないと花みたいなタイプの子に八つ当たりしちゃうのめちゃくちゃわかるな…

569 :
>>568
駄目よね、八つ当たり…(´-ω-`)



_

やっと新しい環境に慣れてきた
前住んでた所は大通り沿いでうるさくて、今はわりと静かな所で落ち着く
近所の犬が毎日遠吠えするのが可愛いw

570 :
続き

『私は普通じゃない
頑張っても頑張っても普通になれない
普通になりたい
ただ普通になりたいだけなのに
私には何もない
私は何も出来ない
底辺でごめんなさい
産まれてきてごめんなさい』


今思い返すとなんでこんな事を花に言ったんだろう
怖w
本当に花に申し訳ない


多分、ここまで言えば花が私を嫌ってくれると思ったのかな
花に嫌われて楽になりたかったんだと思う
ひとりになりたかったというか

もちろんひとりは寂しいけれど、ひとりの方が人を傷付けたりしなくて済むし
自分も傷付きたくなかったんだと思う
自分の言いたい事や やりたい事を我慢して、自分を偽って人に合わせて生きる事に疲れ果てていた


花からの返信は期待してなかった

571 :
あー。
終わった
何も始まってないけど 花と終わった

もうひとりで生きて行きまーす
私に人付合いは無理でーす


お酒を飲んだのと、泣き疲れて眠かったけど、マネージャーに言われた事を思い出したり
花に八つ当たりして自己嫌悪に陥って中々寝れなかった


でもこれで良かった
もう花から連絡はこない


少しうとうとしてたらスマホが鳴った
花からだった

572 :
相変わらず読ませるなぁ。投稿の区切りも上手いわー

新居慣れたようでなにより

573 :
>>572
ありがとう
最近集中できないというか、上手く書けなくてわりと適当に書いてるゴメンね
(*´∀`)つ旦 お茶どうぞ

574 :
続き

花『普通って何?
私は1が普通じゃないとか思ってない
1はいつも頑張ってる
私は1と会った事ないから1の事ちょっとしか知らない
でも1が頑張ってるのは毎日のやり取りでものすごく伝わってくるよ

中卒とかも私は気にしない
私のお父さんとお母さんは中卒だよ
でも二人とも頑張って働いて私や兄弟の事を育ててくれたの
私はそんなお父さんとお母さんを尊敬してるよ
だから1がもし自分が中卒って事で引け目とか感じたりしてても、そんなの気にする事ない
少なくとも私は全く気にしない

1はいつも頑張ってるよ
1は真面目だし、私が知らない色んな事を知ってるし、私が今まで出会った誰よりも優しい人だと思う

だから自分に何もないとか、普通じゃないとか言わないでほしい

誰かに何か言われても気にする必要ない』


返信くると思ってなかったし、こんな事言われると思ってなかったからびっくりしたというか、ちょっと拍子抜けしたw

575 :
拍子抜けw
嬉しくなかったの?

576 :
>>575
まさかこんな事言われると思ってなかったからねw
嬉しいとかってよりびっくりしたw

577 :
続き

花からの返信を何度も読み返した


これはなんて返信するのが正解なんだろうか………?????


てかなんなんだろう、この人は
よくわからん…よくわからんよ


私『私は花が思ってるような人間じゃない』
(なんかこんな歌あったよね、ZA○Dだっけ?w)

花『じゃあ1の事もっと知りたい』

私『知らなくていい
知られたくない
知っても何ひとついいことなんてない
私の事を知れば、花は私の事を嫌いになるだけだと思う』

花『なんでそう決めつけるの?


私『とにかく、私からしたら花はまともだし普通だから
花はまだ若いし、もっとまともな人と出会って付き合った方が幸せになれると思う』

花『私の気持ちは無視なの?
私が1の事をもっと知りたいという気持ちは』

578 :
花の気持ち?
花の…気持ち…?????

そんなこと言ったってしょうがないじゃないかー(え○りかよ)


確かに
花の言うように私は花の気持ちを無視しているかもしれない


でも上手く考えられなくて、本当になんて返信したらいいか判らなかった


朝が来たら仕事だし
しかもまた一からだよ…


本当にほっといてほしい訳じゃなかったけど


『もうほっといて』


そう返信するだけで精一杯だった

579 :
朝が来て、仕事に行って
職場の人は私の事を心配してくれてる人が多かったと思う
とにかく仕事をちゃんと頑張るしかなかった

仕事が終わって疲れて家に帰って
でも昨日までみたいに花からメッセがきてない
そりゃくるわけないわな
ほっといてって言ったのは私だし
なんとなく少し寂しいけどこれでいい
これでいいんだ(バ○ボンかよ)

花と連絡を取らなくなって半月くらい経ってたと思う
仕事が終わってスマホを見たら花から連絡がきてた

580 :
>>577
「心を開いて」だな
ピッタリやん

581 :
>>580
それや!ありがとう
歌詞ググって見てピッタリ過ぎて泣けてくるなw
お茶でもどうぞ♪(´∀`)つ□

582 :
続き

花『1、元気かな?




…………

正直、元気なんかじゃなかった
この数日前に同級生から何度も連絡がきてた
20代になってひょんな事から同級生たちとたまに遊んだりするようになっていた

地元で暮らす限り、なるべく同級生たちと上手くやらなきゃいけない
田舎の狭い町だと大変なんだよ

>>277に書いた保育園から一緒だった太った女に電話で

「Aちゃん(同級生)が今度結婚するんだけど!
結婚式は親族のみでやるみたいだから
うちら(同じ小学校だった奴ら)でAちゃんの結婚祝う会するけど1来れるよね?
てか来るよね?
仕事休めるよね?
てか休み取って?
うちら友達じゃん?」

583 :
友達でもなんでもないわ、都合のいい時だけ友達面しやがってと思ってさ

他の同級生に

「子ども頃のいじめなんか大人になっても気にするなんてよくないよ」

とか言われたからいじめられた事を忘れよう、いじめた奴を許そうって思ってたけど
いじめっこ子変わらない、ずっといじめっ子のままのよ
いじめ方が変わっただけでさ(詳しい事ははしょるけども)


私もずっといじめられっ子のままなの
何を言われてもされても無抵抗で笑って受け流すだけ
下手に言い返したりやり返したらいけない

いけないんだけどこの時は言ってしまった

「友達面すんな
お前、一生呪うわ」


そう言って電話切ったあと、もう大後悔、大大大後悔よ

584 :
よく言った!

585 :
>>584
言っちまったなぁ…
まあ実際今も呪ってるんだけどさw
今後も呪い続ける予定(怖いwww)

586 :
続き

そんな事もあって家に帰って泣きながら花に返信した

私『元気ではない
でも、元気じゃなくても元気だよって言ったほうがいいのかな』

花『大丈夫?
元気じゃないなら無理しなくていいんだよ?』


大 号 泣


私『やらかしてしまった
言ってはいけない事を言ってしまった』


私は泣きながら花に同級生との事を説明してた


花『大丈夫だよ、無理してその人たちと付き合う必要ないよ丶(・ω・`) ヨシヨシ』

私『でも地元だから、どっかで絶対会うから、職場の誰かともどっかで絶対繋がってるから』

花『大丈夫だよ、気にする事ないよ
1は堂々としてればいいよ丶(・ω・`) ヨシヨシ』


この日から私と花は再び連絡を取り始めた

587 :
続き

仕事を一からきちんと覚え直すのは大変だったけど、どうやったら私が覚えられるかとか出来るようになるかとか職場のみんなと話し合って、なんとか少しずつ覚えてほんとに少しずつだけど出来るようになっていた

私だけ紙にやることリストみたいなの書いて一個ずつ確認してやるとか
みんなも私にあれやった?出来た?って声掛してくれてた

私は仕事が終わってスマホを見るのが楽しみになっていた
花とのやり取りが楽しかった

書き忘れたけど、花の写メとかは連絡取り始めた時にもらってて、私も花に自分の写メとか送っていた
花は背が高くて大人っぽくて可愛い感じ


ちなみに…
私は自撮りが苦手なので、プリだったら機械が撮ってくれるからまだマシで楽だと思って写メ交換用のプリをひとりで撮りに行った(友達がいないからw)

人が少ない時間を狙ってひとりでゲーセンに行き、プリを撮った
めっちゃ緊張したわ、店員さんにめっちゃ見られた辛かった

そのプリの半分を塗り潰して、隣に友達写ってるの消した風にして友達と撮ったと装ってた(思い出すと氏にたくなるwww)

588 :
そこまでするなら苦手でも自撮りのがマシだろw

589 :
半分塗りつぶすってwww可愛すぎるwww

590 :
微笑ましくも涙ぐましい努力www

591 :
>>588
後から考えたらそう思うwww

>>589
えへへwww可愛いでしょwwww

>>590
謎の努力だわwww

フォルダにプリ残ってたから晒しとくわ
笑ってくれや

ttps://dotup.org/uploda/dotup.org2011829.jpg.html

パス1111

592 :
>>591
ちょwwwwウケる

593 :
誰もいないよ (;д; )

594 :
>>591
スタイルいいなオイ(*´∀`)

595 :
>>592
笑ってくれてありがとう☆

>>593
笑えええええええええ☆

>>594
ありがとうwスタイルだけは褒められる☆

596 :
続き

ちなみに、私は花の写メを見て見た目好みだったというか
派手、童顔、巨乳、背が低い人とかが苦手なので、花は苦手な見た目に当てはまってなかった
写メをめっちゃ加工したりしてなかったので価値観が合いそうだった
花は毎日料理してるみたいで、そういう人と付き合いたかった
何年も食事が毎日レトルトとかだったから手料理作って欲しかった


花は私の写メを見て、綺麗なかっこいいお姉さんで素敵だなって思ってたらしい
めっちゃ女子力があって可愛いみたいに着飾ってないけど、男の人みたいなボーイッシュにしてるでもなく、ちゃんと女性らしくて、でもかっこいいみたいな雰囲気が好きとか言ってた(※本人談)


趣味もお互いアニメや漫画やゲームに興味がなく、インドア派な所が合ってたと思う


花と連絡を取り始めて1ヶ月半くらい経ってたかなあ
花に通話しようって言ったんだけど


『お父さんとお母さんが家にいて会話聞かれたらやだからまた今度ね、ごめん(´;ω;`)』


何度も断られた

597 :
今夜はハンバーグ
https://i.imgur.com/wWGYcO7.jpg

598 :
>>597
美味しそう!!
お箸と茶碗持参で行けば良いんかな?

599 :
異性間の恋愛でも家にパーソナルスペースがあんまりない場合は通話しづらいことあるし
1と花の関係なら尚更やろなぁ

600 :
>>598
お箸とお茶碗とコップ持ってどうぞ(*・ω・)つ
5つ食べたw美味しかった
私作ってないけど

>>599
そうやね
親とかに絶対知られたくないしね



_

同期のサ○ラなんとなく観てた
私もちょっとあんな感じなのかなあ
あそこまで思ったことハッキリ言わないし、動きもあそこまでぎこちなくないと思うけど、だいたい無表情だし、頑なに自分のやり方とか変えないし、嘘が上手く吐けないよw

601 :
続き

ああ、やっぱ親に会話聞かれたくないよね、そりゃ仕方ないよね


私『じゃあまた今度!花の大丈夫な時でいいよ( ゚ー゚)』

花『ほんとごめんね(´;ω;`)
外に出たら大丈夫だと思うけど…』

私『外はやめときな、寒いよ(>_<)』


こんなやり取りが一週間以上続いた


一瞬、花はネカマか何かかと疑ったけど、今までのやり取りからしてそんな感じじゃないし


花が大丈夫になるまで気長に待とう
私 待つわ ハチ公並みに待つわ

どちらかと言うとせっかちなのに、謎に待つのは得意な私
同級生に待ち合わせ3時間待たされても怒らないのが私
(でも行列に並んでなんか食べたり買ったりは絶対無理)


ある日の夜、やっと花と通話出来る事になった

602 :
ハチは焼き鳥屋の匂いにつられて駅に行ってただけやで

603 :
>>602
可愛いwタレ派かな?塩派かな?


_

今日髪切った
眠い

604 :
>>603
お疲れ様
たまにはゆっくり休むんやで

605 :
>>604
ありがとね

コーヒー飲んで少し目が覚めたから少し投下しとく

606 :
続き

やっと花と通話出来る!でも緊張する!
てか何話したらいいんだ…

頑張って発信をタップ!


…♪♪♪♪♪♪


花『………もしもし…』

私『あっ、もしもし…聞こえる? (花がアニメ声とかじゃなくて良かったw)』

花『うん…』

私『あ…はじめましてだね、通話は』

花『うん、そうだね、はじめましてだね』

私『何話したらいいんだろ?(笑)』

花『(笑)
わからない…私…アプリとかで知り合った人と通話した事ないし…
友達ともほとんど通話しないから緊張する…』

この後、ご当地トークをしたんだけど、ご当地グルメの話で花が怒ってたw
詳しくは書けないけど、花は地元愛が強い

私と花は同じ県に住んでるんだけど少し離れてるせいか、ご当地グルメも文化も方言もちょっと違う

私が住んでる地域の方言は花に通じない言葉が多かったw

607 :
いつの間にかお互い緊張が解れて、わりと普通に話してた


花『私の部屋の屋根みたいなとこにね、猫がよく来るの
野良猫か飼い猫かわからないんだけどね
茶色くて少しぽっちゃりした猫
可愛いんだよ』

私『雄かな?雌かな?』

花『どっちだろう…(笑) わかんない(笑)』

私『名前つけよう、ミッツさんね!(適当w)』

花『え!ミッツさん?(笑)』


1時間くらい話してたと思う


花『1、あのね、お父さんとお母さんに会話聞かれたくないから通話出来ないって言ったけどね』

私『うん』

花『確かにそれもあるんだけど…
緊張し過ぎて…ずっと通話出来なくて…ごめんね
でももう大丈夫だよ、1の声聞くとなんか落ち着くから』


私がスマホに付けてた記録によると、初めて通話した日の翌々日に通話
それからまた翌々日に通話

それから5日後に花と初めて会う事になった

608 :
…会う事になったんだけど…

どうしたらいい?めっちゃ緊張する、怖w


こういうので会うのってすっごい久しぶりだった
杏奈と別れた1ヶ月後くらいにラッキー大明神ってのと会って、いやお前ふざけんなと思って
その1年後くらいに話し方がきつい綺麗なお姉さんと会って心が折れまくっていた

それから田中さんと付き合い、数年こういうので会ってないのよ


怖くない?若い頃みたいにフットワーク軽くないしさ、勢いでなんか出来ないじゃん


服何着て行こ…髪どうしよ…
昔みたいに相談できる友達もいない


とりあえず何話したらいいかとかどうしたらいいかとかGoogle先生に訊きまくった、真面目にw

609 :
Google
wwwwwwww

610 :
てす

611 :
>>609
Google先生が大親友だわほんとにw

612 :
続き

急いで花に会う準備をした

見た目に関しては、まず美容室に行き、カット&パーマしてもらった

美容師さんに

「この後なんか予定あるの?」

って訊かれたから

「○○(ドラッグストア)行く!」

って答えたら笑われた


だってドラッグストア行って買い足したいコスメとかあったんだもん!
ドラッグストアだって私にとっては大切な予定や!人の予定を笑うな!


服は若い頃みたいに派手な格好も出来ないし、少しでも好印象を持たれたかったのでGoogle先生が教えてくれた白シャツで清潔感アピる事にした

スニーカーもオールスターのオプティカルホワイト履いて清潔感アピる事にした

花が香水の匂いが苦手って言ってたから香水をゴミ袋にブチこんだ

613 :
【初対面 会話】【初対面 気をつけること】

とかめっちゃググりまくった
ググり過ぎて疲れた

疲れたまま、花と会う日がやってきた

ほんとに緊張し過ぎてお腹痛かった
胃の辺りが痛かった
ドラッグストアで胃薬の試供品もらっといて良かったわw


お昼前くらいに某駅の改札出た所で待ち合わせた
待ち合わせの1時間以上前から待っていた

ああ、緊張する、帰りたい…でも帰れない…
てか花はほんとに来るんだろうか?


約束の時間の5分くらい前


花『着いたよ!
今改札向かってる(。・_・。)ノ』


ああ、ほんとに来るんだ
ヤバイ、緊張で膝が大爆笑してらあ!!!

614 :
ほんっとに緊張し過ぎてヤバかった
柱の裏に半分隠れて改札の方見てた


花『改札出たよ!
1、どこ?』

私『切符売り場側の柱のとこ』


キタ━(゚∀゚)━!


可愛い女の子が手を振りながら私の方へ近付いて来る
花曰く、この時 私は無表情だったらしい


花『1 !?』

私『ふぁ!? うぅんっふ!!!』

花『大丈夫?
緊張し過ぎじゃない?』


花 大爆笑 。:+((*´艸`))+:。


花『緊張してたけど、1が私以上に緊張してて緊張が吹っ飛んだ(笑)(笑)(笑)』

615 :
花「1、ほんとに大丈夫?(笑)」

私「うっフン‼」

花「大丈夫?(笑) 歩ける?(笑)」


花に歩行介助されるように歩いてた


駅の中のカフェに入った


花「お腹減った〜! 何食べようかな〜!
あ、グラタン美味しそう!グラタンにしよ♪」

私「…私は…カレーで…」


別にカレーが食べたい訳じゃなかった
私はこの数年で人前で食事をするのが怖くなっていたのだ
酷い時は食べ物や飲み物が上手く飲み込めず、吐き出しそうになってしまう

カレーだと、スプーンでただひたすら口に運ぶだけなので、他の食べ物より食べるのが楽だと思った

616 :
花「1、カレー好きなの?」

私「普通」

花「普通?(笑)
あ、1のスマホ、うちのお母さんのと同じだ!お父さんは色違いなんだよ♪」

私「ああ、これ、安いわりにいいし
ちなみにスケジュール書くのとアラームは前使ってたガラケー使ってる」

花「なんで前の携帯使うの?(笑) 今のスマホじゃ駄目なの?(笑)」

私「駄目、前のがなんていうか使いやすい
アラームも前の音に慣れてるから、他の音で起きたくない」

花「そうなんだ(笑)」


私の謎のこだわりを、花は笑って聞き流してくれた

617 :
料理が運ばれてきた


花「美味しそう!いただきまーす!」

私「イタダキマス…」

花「1、見て!グラタンのチーズとろとろだよ♪」

私「チーズはあんま好きじゃない」

花「そうなの?(笑)」

私「好きじゃないってか別になくても困らない」

花「(笑) 私はチーズ大好き♪」


花と話ながら、私はスプーンで慎重にカレーを口に運んだ
もうほんとに恐怖よ、吐き出したりなんかしたら大事よ


花「そんなにカレーゆっくり食べる人、初めて見た!(笑)」


私はなんとかカレーを食べきった
付け合わせのサラダは上手く食べれる気がしなくて残してしまった
お店の人に申し訳なかったし、花にもこの人食べ残しやがったとか思われてるかなとか不安だった

618 :
私の不安を尻目に、花は楽しそうに話す


花「私、お肉嫌いなんだ〜」

私「お肉?じゃあ大変じゃない?」

花「うん、大変(笑)
ササミとか鶏胸肉の皮以外はまだ食べれるんだけどね、それ以外のお肉は無理(笑)」


カフェを出て、なんかとりあえずプリを撮りに行く事になった


花「1、まだ緊張してる?(笑)
大丈夫?(笑)」

私「大丈夫…だと思う…」


久しぶりに “人と” プリを撮るw
ずっと棒立ちで花に笑われましたw


それから駅ナカの椅子に座って花と話した


花「1、明日仕事だよね?」

私「うん」

花「じゃあなるべく早く帰らないと駄目だよね?」

私「そうだね」

619 :
花「1ってさ、すっごい動きゆっくりだよね(笑)」

私「…そうかな?」

花「うん、全体的にすっごいゆっくり動いてる(笑)」

私「そう?」

花「うん!
私ね、なんでも早い人苦手なの、友達とかみんななんでも早くて…ついてくのに精一杯で…
1は私と知り合っても通話とか会うのとか急かさなかったし、喋るのもゆっくりで
なんていうか、自分とテンポが同じ人に初めて会った」

私「…そっか(ちょっと眠いな…)」

花「私ね、何故か今まで人を好きになった事がなくて
恋愛経験全くなくて…
自分の恋愛対象が男の人かとか女の人かとかよくわからないの」

私「うん」

花「でも1と話したり、一緒にいるとすごく落ち着く…落ち着き過ぎてなんか眠くなる(笑)」

私「ここで寝たら駄目だよ?(笑)」

花「寝ないけど(笑)
1、また会えるかな?」

620 :
私「………
花はまだ若いし、可愛いし
私と違ってまともで普通だし、恋愛経験ないなら尚更さ、私みたいなのじゃなくてまともで普通でちゃんとした人と出会えるよ」

花「えっ?
どういう事?」

………………

私「私じゃ駄目な気がして
私には何もない
私には何も出来ない
誰かと一緒に生きて行くとか、私には無理だと思う」

花「なんでそんな事言うの?
1は素敵な人だよ?
なんでいつも自分を卑下するの?
なんで私から離れようとするの?」

私「私は花に話してない事が、話せない事が沢山ある
全部話せば、花は私の事 嫌になると思う」

花「なんでそう決めつけるの?
1は私の事 嫌いなの?」

私「嫌いとかじゃない」

花「じゃあ、1は私を信じて
私の気持ちをただ信じるだけでいい
1が私から離れない限り、私は1の側から絶対いなくなったりしない
私は恋愛経験ないからわからない事だらけだけど、私は1とずっと一緒にいれたらいいなって思ってるよ
大丈夫だよ」

621 :
泣ける
いい加減に上手くいってくれえ

622 :
>>621
泣くなw
大丈夫だから(゚ー゚*)

623 :
続き

…………………

私「ごめん、今はどうしたらいいかとかわからない
今日はとりあえず帰るね
帰って自分の気持ちや頭の中を整理したい
…ごめんね、また連絡するね」


花は少し悲しそうな顔をしてた


帰り際、一応「またね」って言って私たちは別々の電車に乗った


帰りの電車の中で色々考えた
でも考え過ぎてよくわからなかった
家に帰ってからも、ずっと考えた


花の幸せを考えると、私じゃ駄目な気がして
まだ若い花の人生を私なんかが邪魔しちゃいけない気がして

私はやっぱり自分に自信がない、私には本当に何もない
私はろくな人間じゃない


だいたい、花とはまだ一度しか会ってない
だから安易に付き合うとかそういう事を今の段階で考えてはいけない


じゃあどうしたらいいんだろう…

わからないからGoogle先生に訊いてみたけど、Google先生にもわからない事があるみたいで

自分で何とかするしかないみたいだ

624 :
何でそこでGoogleだよ!
噴いたじゃないか!

625 :
>>624
心の友だったのよ、Googleがw

626 :
続き

花にまた連絡するって言っちゃったし、連絡しなきゃと思って当たり障りのない返信をした

それからまた何日も花と他愛もないやり取りが続いた


自分なりに色々考えてるつもりだった
自分の幸せとかなんかより、花の幸せとかを一番に考えてるつもりだった



でもどうやら、私は結局 自分の事しか考えてないんじゃないか
私はいつも自分が傷つきたくないから、人から逃げてるんじゃないか

人を傷つけたくないから?
人に迷惑掛けたくないから?
そんな言い訳しながら、ずっと人から逃げてるんじゃないか


花の気持ちも全く考えてなかった
いつも自分の事しか考えてなかった


いつも、誰に対しても、自分勝手で身勝手なのは、私だったんだ
そう気付くと、泣けてきた


…花とちゃんと話そう
花とちゃんと、向き合おう
上手く出来なくてもいいんだ、失敗してもいいんだ

627 :
花に連絡をして、また会う約束をした

この前と同じ場所で、同じ時間に待ち合わせた


当日、緊張したけど、花に会えるのが前より楽しみだった
やっぱり私は待ち合わせよりかなり早く着いてしまうw


花が改札から出てきた
私を見つけると、前みたいに手を振って笑う


花「1、早く着きすぎだよ(笑)
もう少しゆっくりでもいいんだよ?(笑)」

私「先に着いてないと落ち着かない」

花「そっか(笑)」


この前と同じカフェに入った
花はパスタを頼んでた
私はまたカレーを頼んで花に笑われた


花と話すのは楽しい
私のどうでもいい長い話や謎のこだわりを、花はやっぱり笑って聞き流して受け止める

花はいつも楽しい話をしてくれる
それに、花は人の事を悪く言わない人だった
どんな人でもいい所はあるからと、人の悪い所よりいい所を見つけられる人だった

いい意味で楽観的で、花と一緒にいるととにかく楽だった

628 :
>>626
人から逃げているっていうこの部分が読んでて凄く自分の事の様に思えたから思わずスクショしたよ
自分でそこに気付ける1は本当に凄い人だよね

629 :
>>628
スクショしたんかいw
凄いかどうかはわからんけど、褒めてくれてありがとう
人間関係とかで悩みとかあるのかい?

630 :
続き

私と違うものの考え方が出来る花を、決して人を否定しない花を
私は素直に凄いと思った


私はいつも馬鹿みたいにひとりで色んな事を考えていて、考え過ぎていて
いつも勝手にひとりで悩んで、病んで



花と話すと、一緒にいると、もっと物事をシンプルに考えてもいいんだと思えた



私はずっと普通になる事に固執して生きて来たけれど、花ならきっとありのままの私を受け入れてくれると思った


自分の気持ちを、想いを、嘘偽りなく花に伝えよう
上手く伝わらなくても、逃げずに伝わるまで花に伝えよう

631 :
ほどなくして、私と花は付き合い始めた


最初の頃は自分の言いたい事を上手く花に伝えられなくて悩んだけど
花はいつも私の側にいてくれた


私の過去や病気の事や色んな事を花に全部話した
それでも花は気にせず側にいてくれた


花と付き合って数年経って、私は地元を離れて花が住む街に引っ越した
花と一緒に暮らし始めた


同じ誕生日を、二人で何度も祝い合った


今年、花と私の母が養子縁組をした
私と花は家族になった


たまに喧嘩もするけど、毎日笑って暮らしてる
花はこれからもずっと、私の側にいてくれると思う

私もずっと、花の側にいる


ちなみに花は今、私の隣で寝っ転がってテレビ観てるw
長くなったし、めっちゃはしょったけど20代後半から今までのお話でした

632 :
>>631
ひとまずここまで(現在に至るまで)の1の物語お疲れさまです!
読んでて泣きそうになる様な辛い事もいっぱいあったんだろうけど現在の1が少しでも穏やかに心安らげる居場所に居るって知れて良かったよ
いつまでも仲良く有り余る幸せを花さんと一緒に噛み締めてね

>>629
628なんだけど1の話を聞いた後ではおこがましいんだけど生き辛さみたいなのは自分にもあるよww
けど1の経験した事やそこで感じた事学んだ事をこちらも学ばせてもらって生き抜くよ!ありがとう

633 :
お疲れ様でした

634 :
良かった

635 :
お疲れさまでした

636 :
いろいろな事を考えさせられた
1が幸せそうでこちらもなんだか嬉しいです
自分も頑張ろうと思えたよ

637 :
お疲れ様
「もっと物事をシンプルに考えてもいいんだ」ってくだり、
自分もすぐ物事を深刻に考えちゃうからすごくハッとしたよ
1も花もありがとう

638 :
>>632
ありがとう
昔の色んな事を思い出してたまに辛くなって大泣きしちゃうw
でも自分でこのスレ読み返すと面白いとこもあって自分で笑っちゃうw
花とこれからもずっと仲良く幸せでいるよ
>>632も生きる事を頑張り過ぎないで、疲れたら壊れる前に休んでほしい
生きるのは大変だけど、お互いぼちぼちやりましょ
>>632が穏やかに幸せに生きれるよう願ってるよ
って人に偉そうに言える立場じゃないんだけどさw

>>633
ありがとう
今更だけどなんでコテが鴉なの?

639 :
>>634
ありがとう
本当に良かったw
君はワッチョイがわかりやすいからいつもレスくれる人だとすぐわかって助かるw

>>635>>636
ありがとう、そう言ってもらえて私も嬉しい
頑張りすぎ禁止よw

>>637
ありがとう
元々考え過ぎちゃう人間からしたら、シンプルに考えるってホント凄い事よね
考えすぎとか考え方の癖を変える事は難しいと思うけど、なるべく楽に考えれたらいいね
花は「私は何もしてない」って笑ってるw

640 :
まだスレが余ってるから>>608に書いたラッキー大明神の話とか、今まで入院中にあった話とか投下する予定

641 :
ラッキー大明神

杏奈と別れた私は、憔悴しきってた

半月で5kg痩せ、周りからやつれたと心配されていた
結衣や奏ちゃんが心配して、よくご飯やカラオケに連れて行ってくれた


なんとなく結衣が教えてくれた出会い系の、【女の子同士】ってとこ開いて観てた
そしたら女友達募集してる人がいたのよ


『はじめまして♪
和子っていいます!
27歳です(^^)
女の子の友達が欲しいな☆
結婚を考えてる彼氏はいるけど、レズとかにも興味があるから、色々教えてくれる人も募集してます\(^^)/
もちろん、いきなりエ○チとかじゃなく、お茶だけとかでも大歓迎です♪』


こんな感じだったかな、お茶だけならいーかなと思ってメールしてみた

すぐ返信がきて、写メ交換した
和子の写メを見て、正直 私のストライクゾーンギリだと思った(こんな事書いて本当にごめんなさい)

でもお茶だけならお互い見た目なんかどうでもいいよね☆

用事で出掛けるついでに和子と会う事になった

642 :
用事を済ませて和子との待ち合わせまで時間があったので、私はカフェに入った

御手洗いで化粧や髪型を直し、カフェの隅っこの席でコーヒーを飲みながら和子を待ってた
ちなみにコーヒーはブラック無糖派だ


まだかな〜…
…まだかな〜…
って私が時間より少し早く着いて待ってただけなのだがw

やっと和子からメールがきた


和子『待たせてごめんね、近くに着いてるんだけど、ちょっと用事してるからもう少し待ってて(>_<)』


普段待ってても待たされてもイラッとする事は殆んどないんだけど、この時は少しイラッとした
近くまで来てるなら早く来いやと思った

643 :
和子『お待たせ!カフェの外に着いたよ\(^^)/』


私はカフェの外に出て、写メで見た和子を探した


……え?どこ?写メで見た人見当たらなくね?

辺りを見渡しまくる私の前に、一人の女が小走りで近寄って来た


「1っ?
はじめましてっ♪
和子ですっ♪」



私「えっ………」



写メと全く違う顔の人が来た
写メではもっと普通な感じだったし、27歳って書いてあったよね?27歳って言ってたよね?
目の前の女は、明らかに27歳じゃないんだよ
自分より少し年上と思えない…だいぶ上じゃね?
声も作ったような声で…なんていうか女子アナの田○みな実みたいな声と話し方と仕草

田中○な実は綺麗で可愛いからまだ許されると思うんだが…

644 :
>>638
何でだろう、カラスが好きだからかな
コテをつける以前からHNとしても使ってきたのもあるけどなぜ鴉なのかは深く考えたことないやw

645 :
>>644
そうなんだw
カラスは嫌われてる事が多いけど、頭いいしかっこいいよね
同級生が怪我したカラス保護してたけど、人に懐くと普通に可愛いよw

646 :
続き

私がドン引きしてるのを察したのか察してないのか、和子は一方的に話す

和子「あっ、27歳って〜、嘘でぇ〜♪
実は36歳なのっ♪
ごめんねっ♪
もっと早くこの辺に着いてたんだけどぉ〜♪
1に会うから気合い入れようと思ってぇ〜♪
デパートの資○堂の美容部員のお姉さんにメイクしてもらってたのぉ〜♪
でも美容部員のお姉さん腕がイマイチでぇ〜♪」



美容部員のお姉さんの腕がイマイチなんちゃう
お前の顔がイマイチなんやで
美容部員のお姉さんに同情するわ

でもそんな事 口が裂けても言えない


私「そーなんですね!
めっちゃ綺麗ですよ!?」


お世辞を全力投球したわ

647 :
だいたいさ、歳をサバ読むってなんなん?
女性だからちょっとでも若く見られたいとか綺麗に見られたいってのは解るのよ
でも会ったら余程美女でない限りそんな嘘はバレるじゃん?

イラッとしたけど…
私も和子と同じ歳くらいになったらサバ読みたくなるのかな…


私は和子を許したw


和子が美味しいご飯屋さんがあるから私を連れて行きたいって言うんで、近くの駐車場までふたりで移動した


和子の車の助手席のドアを開けた


車の中にある物が、雪崩を起こして落ちてきた
ワロタ…w 汚部屋ならぬ、汚車や…

648 :
和子「ごめ〜ん♪
ちょっと散らかっててぇ〜♪
適当にどけて座ってぇ〜♪」


ちょっとどころじゃないのよ
ペットボトル飲料についてるオマケとかUFOキャッチャーで獲った様々な大きさのぬいぐるみ
ペン、ペン、クリップ、硬い何か、ペン、ドライバー、ゴミ…etc

運転席以外の全てが物で埋めつくされてた
物をどけるとガッシャーッ!!!みたいな音がした


匂いもなんか臭いのを色んな匂いの芳香剤で無理矢理誤魔化そうとしてて、とにかくめっちゃ臭いのよ

少し寒い時期だったから車のエアコンつけるじゃん?
めっちゃカビ臭いのよ


和子は気にせず楽しそうに汚車を運転して私を行きつけの美味しいご飯屋さんとやらに連れて行ってくれた

649 :
ご飯屋さんに着いた

なんていうか、普通の定食屋みたいな感じの見た目のお店
こぢんまりとしたお店

お店に入ると年配の小太りの女の店員さんが案内してくれた
恐らく店主だと思う


和子「ここの鰹のタタキ定食すっごく美味しいんだよぉ〜♪」


私は鰹のタタキが大好きだ


私「じゃあ鰹のタタキ定食ひとつお願いします」

和子「私も〜♪鰹のタタキ定食でぇ〜♪」


お腹が減っていたので、めっちゃ楽しみだった
さぞ美味しいんだろうなあ
少し待って運ばれてきたのは、ごくごく普通の鰹のタタキ定食だった
普通に美味しそうだった

650 :
私「いただきます!」

和子「いただきますっ♪」


私はまずお味噌汁をひと口飲んだ


…うん、なんていうか、ちょっと苦いぞ!


それから鰹のタタキに薬味を少し乗せ、タレをちょんちょんと付けて口に入れた



…シャリッ…



中が凍ってたw
解凍されてるのはどうやら表面だけだった
冷たかった
知覚過敏の人なら思わず「ひゃぁ!」なんて言っちゃうんじゃないかしら、知らんけど

あと生臭かった
私は新鮮じゃない魚や生臭い魚が苦手なのだ
うちの母が海の近くで生まれ育ち、魚の鮮度チェックにめっちゃ厳しく、私になるべく新鮮な魚しか食べささなかったせいか、私はちょっとでも生臭い魚が食べられないのだ

651 :
でも和子がせっかく連れて来てくれたし、店主が何故かずーーーーっとこっち見てるので、なるべく美味しそうに振る舞わないといけない


貧乏育ちだし、食べる物があるだけで幸せなんだ
食べ物を粗末にしてはいけないんだ


店主と、全ての食材に心の中で感謝し、心から謝罪した


ザブングルの人の悔しいです!!みたいな感じで


「美味しいです!!」


と言いながら、私は鰹のタタキ定食を完食した

ちなみにお米も冷めていた

和子がご馳走してくれたから和子にお礼を言って、店主に笑顔全開(自分的に)で


「美味しかったです!ありがとうございます!」


と言って、店を出た

652 :
店を出て和子の汚車に乗った
そのまま駅まで送ってくれると思った

でもどうやら、駅とは真逆の方向へ向かっている


和子「1♪
海と山どっちが好きぃ?」

私「海ですね!」

和子「りょーかい☆」


和子は海の方へ向かい始めた
時間は夜9時前くらいだったと思う


海の近くの駐車場に着いた


和子「1♪
外行こっ?」


はあ?こんな寒いのに?やだやだ嫌ですー!
なんて言えないよね

和子の汚車を降りた
めっちゃ寒かった

和子はなんかはしゃいでた
年甲斐もなくはしゃぎ散らす和子にちょっと腹が立って海に落ちたらいいのにと思った

私は和子から離れた
自販機を見つけたので自販機の方へ向かった
あたたか〜い飲み物が飲みたかった


和子がはしゃぎながら後をついてきた
こむら返りにでもなってこけたらいいのにと思った

普段なら迷わずブラック無糖のコーヒーを買うのだが、この時は和子にイライラしていたせいか、ジ○ージアの甘いコーヒーを買った
高○名人ばりに、自販機のボタンを連打した

653 :
私はコーヒーを持って全力疾走寄りの走りで和子の汚車の方へ向かった
和子はまだ飲み物を選んでいた

外の寒さでコーヒーが冷めるじゃないか!

私は和子に早くこっち来い、早く汚車に乗せてくれ、とジェスチャーした
普段、殆んどジェスチャーなんてしない私が、こんなに必死でジェスチャーをしているのだ

だがしかし、和子は自販機の前で迷っている
ど・れ・に・し・よ・う・か・な・♪ってな具合で


どれだっていいじゃないか!もう!あたたか〜いやつならどれでも!
つめた〜いのでもなんでも!


ようやく和子が汚車の方へ戻ってきた


和子「ごめんね、紅茶○伝かエ○マンかで迷っちゃったぁ♪
紅茶○伝にしちゃったぁ♪」


私「そっか!早く鍵開けて!」


私と和子は汚車の中に乗り込んだ
コーヒーは冷めていた

654 :
和子は話し始めた


和子「結婚を考えてる彼氏いるって言ったじゃんっ?
でも迷ってて…
彼氏は私と結婚したいんだと思うの…でもまだね、私の気持ちが固まらないんだぁ」

私「なんでですか?」

和子「ウフフ、色々あるのよぉ〜♪」

私「へー」

和子「1はさ、今彼女いないんだよねぇ?」

私「そうですね、1ヶ月くらい前に別れましたね」

和子「じゃぁ…傷心中…?」

私「……
傷心中ってか、なんか、疲れてますね」

和子「未練あるってことぉ?」

私「未練とはまた違う感じですね!
説明するとややこしいと思うし、とにかく未練とは違う感じですね!」

和子「ウフフ♪
いいなぁ〜♪若いって♪
元カノさんのどこが好きだったのぉ?」

私「…
正直、よく解りません
好きで付き合ってたとかじゃないと思いますね
多分、お互い」

和子「じゃあ…遊びぃ?」

私「そういう訳でもないですね!」

和子「じゃあ…1はさ、どんな女の子がタイプなのぉ?」

655 :
私「…
正直、見た目がある程度いい人ですかね
顔とかだけじゃなく、身嗜みとかスタイルとか
そこがタイプじゃないと、中身を知りたいとかもっと仲良くなりたいって思わないんです
こんな事言うと酷いとか言われそうですけど
でも見た目より中身とか綺麗事ばかり言いたくないので
人の中身って、けっこう見た目に出ると思ってるんですよ」


普段ならあまり人にこんな事言わないのだが、遠回しに和子にタイプじゃないと伝えたかったのだ


和子「そっかぁ♪
じゃぁ…私はぁ?」


私「…………………」

和子「私ね、女の子とエ○チしてみたいの…ここなら人来ないしぃ…」

私「………………………
私は………………
…車でするのは嫌いですね!」

和子「じゃぁ…ホテル…」

私「ホテルもあまり好きじゃないです!


和子「……………
そんなに…元カノさんの事…引きずってるんだ…」

私「それは違いますね!」

和子「だってそういう事でしょ?」

私「じゃあもうそれでいいです!」

656 :
>>1さんが今幸せに過ごせてて良かったです。
未来に幸あれ〜!!!

良ければ花さんと養子縁組までの事も聞いてみたいなと思います。

657 :
>>656
ありがとう!
あとで花と私の母親が養子縁組するまでの話をざっくり書くよヽ( ・∀・)ノ

658 :
続き

私は早く帰りたかった
終電間に合わなくなって和子と一緒に過ごすとかやだし


和子「1…
若い頃の恋愛はね、本当に色々あるよねっ♪
特に失恋はねっ♪」

私「失恋と言えば失恋ですけど、違う…まあもうなんでもいいんですけど」

和子「素直に失恋を認められない気持ちはわかるよっ♪
未練があると大変だよねっ♪
悲しい恋を乗り越えて、女は魅力的になって行くのよっ♪」

私「そーなんですか?w」

和子「私ねっ♪
周りからラッキー大明神って呼ばれてるのぉ♪」

私「ラッキー…大明神…????」

和子「私と出会った人
みーんなラッキーな事が起こるのっ!
だから私は色んな人にラッキー大明神って呼ばれてるのっ♪」

私「…そーですかw」

和子「だからぁ、1にも近いうちにラッキーな出来事が絶対にあるよっ♪」

私「あればいいですけどねw」

和子「1のラッキーな話聞きたいから、またメールしてねっ♪
また会えたらいいなぁ♪」


それからラッキー大明神に駅まで送ってもらった
その後、ラッキー大明神からラッキーな事があったかとメールで訊かれたが、スルーした

多分、特にラッキーな事はなかったと思うし、二度とラッキー大明神と会う事はなかった

659 :
ラッキー大明神の話終わり

養子縁組するまでの話をざっくり書くよ〜

660 :
>>657
ありがとうございます。
>>1さんの文章、ペースでゆっくりやってください。
壮絶な内容ですが、どこかほっこりさせてくれる書き方、ものすごく好きです( ˙▿˙ )

661 :
>>660
こちらこそ本当にありがとう
顔文字可愛いね(´・∀・)ほっこり


【養子縁組するまでの話】

花と付き合い始めて、花と家族になれたらなあとか自然に考えるようになっていた

一緒に住みたいけど、お金を貯めたりとか私の実家どうするかとか仕事どうするかとか色々考えないといけなかった

すぐ一緒に住むとかは考えてなかった
最低でも2年付き合ってからでないと、お互いの事をちゃんと知れないと思ったから(私がね)

あと、花の両親になんて言われるか…めっちゃ怖かった
花は私と付き合ってる事とか両親に話してなかった、てか話せないよね
いつも両親に友達に会うって言って出掛けてた

うちの母は何言っても気にしないと言うか、どうでもいいって人だからまだいいんだけどさ


花と付き合って2年ちょっと経った頃だった


花「今日、うちの家泊まらない?」

私「え…お父さんとお母さん大丈夫?」

花「お母さんは仕事が夜遅いし、朝も早いから会わないと思う
お父さんも今日は仕事遅くなるって言ってたかなあ…
まあふたりがいても普通に挨拶とかしてれば大丈夫だと思うよ」


緊張して吐きそうだったけど、花の家にお邪魔する事になった

662 :
花「お父さん、友達だよ〜」

私「はっじめまして!
1でっすぅぁ!」

花父「………ふん…」

なんか花のお父さんめっちゃ機嫌が悪かった
仕事で嫌な事があったんじゃないかって花は言ってた、気にしなくていいよって


気にするわ!めっちゃ怖かったもん、目が


ちなみに私の父親と花のお父さんは顔がめっちゃ似てる
どっかで血が繋がってるんじゃないかとか花と何度か話した事がある
まあ、確認しようがないんだけどね

それから花の部屋で一晩過ごした
花のお母さんは夜遅く帰ってきたみたいで、顔を合わせる事はなかった

663 :
その翌年、お金も貯まったし、私の実家の事やら色々なんとかなりそうだったので、花と一緒に暮らすために動き始めようとしてた

花は親に私の事を話した
私の母親と花が養子縁組したいという事も
あと、男の人と結婚とか子ども産んだりとか絶対出来ないです、本当にごめんなさいって

花の両親はめっちゃ怒ってたらしい

花のお父さんが


「同性愛とかは本人の自由だと思うけど、なんでそんなやつと付き合ってるんだ
病気とか障害があるようなやつと付き合わなくてもいいじゃないか
とにかくそいつと一生会いたくない、名前も聞きたくない」


とか言ってたって花から聞いて泣いた
事実を言われたまでだけど、悲しかった
花に本当に私なんかでいいのって何度も訊いたけど、花はいつも1がいいって言ってくれてた

養子縁組の話も花の両親にめっちゃ反対された
うちの母親はわりとすぐいいよって言ってたw

664 :
同性間の養子縁組って、本人同士が養子縁組して親子になるパターンもあるけど

私と花は親子になるパターンは嫌だった
親子だと、例えばふたりで家を借りる時とかに不動産屋とかに親子ですとか言ったら不自然じゃん?
なんか訳ありって思われるんじゃないかとか思ってさ
親子って言わなくても住民票に続柄書いてあるからバレるなあと思った


私も花も自分たちが同性愛者だと言うことを、人に話さなくていいなら絶対話したくないのよ、絶対知られたくない
ひっそり暮らして行きたいのよ


それに親子だといつか日本で同性婚が認められた時に、養子縁組を解消して結婚出来ないってGoogle先生が仰ってたし(今の法律ではね)

死ぬまでに同性婚が認められたら、花と結婚してちゃんとパートナーになりたいけど、それを周りに知られたくないなあ


ちなみにパートナーシップ条例は意味ないと思って私たちの選択肢にはなかった

665 :
花の両親が激おこだったから、もう養子縁組とか無理だと思ってた

でもいい、養子縁組とかしなくても私たちはずっと一緒にいる


私は花の住む街に引っ越した
同性の同棲とか不動産屋に知られたくないし、かと言って同性の友達同士のルームシェアも私たちが住む街では借りれる物件が限られる


私はひとりで住むていで部屋を借りた
ほんとはよくないんだけど、そこに花が転がり込む形にした


二人で暮らし始めたけど、私は不動産屋や大家にバレるのがめっちゃ怖かった
花は気にせず堂々としてたw


花は両親と絶縁覚悟で、私と家族になりたいって言ってくれた
嬉しかったけど、私なんかのために、親と絶縁して欲しくなかった
花と何度も話し合った
花の決意は固かった

666 :
花は両親と絶縁した
って言ってもお父さんはなんかあったらいつでも連絡してこいって花に言ってるみたいなんだけど

花は気まずいからもう親に会いたくないって言ってる
なんか花に申し訳ない
花の両親にも申し訳ないって思っちゃう


花と私の母親が養子縁組する事になった
困ったのは、証人を頼める人がいない事

私はもちろん友達がいない
花は友達がいるし、友達に私の事を話してるけど、証人は頼みづらいよね

証人はふたり必要だ

ひとりは私
もうひとりは、ネットで調べた証人代行サービスの行政書士さんw
数千円だったよ、メールで少しやり取りして、お金振り込んで、養子縁組届を送って、すぐ署名とかして送り返してくれた

花が役所に養子縁組届を出しに行った
私たちは家族(姉妹)になった

667 :
今回の引っ越しで、私たちは不動産屋に姉妹で住むって言って部屋を探した

部屋を契約するのは私なので、私が保証人を立てなきゃいけないんだが、保証人が高齢の私の母だけだと、借りれる部屋が少し限られた
保証会社は必須


保証人の事以外だと部屋はスムーズに借りれたよ
今住んでるとこの大家さんがいい人で、大人しい女の子二人で住むんだったら部屋を綺麗に使ってくれるわ!って喜んでた


ただ、あくまで姉妹なので、家の近所で手を繋いだりは出来ない

でも、花と家族になれて嬉しい
私はずっと家族が欲しかった

私の親はあんなのだし、父親はいないし
私はひとりっ子だ
大好きだった祖父母も亡くなった

家族がいないのがずっと寂しかった
ひとりで実家で暮らすのはめっちゃ寂しかったw

ちなみに、養子縁組に必要な母の戸籍謄本を取った時、父親の本籍がわかった
少し調べた
多分、私の父は亡くなってる
それは別にいいんだけど、戸籍謄本に【認知日】とか書いてあってちょっと辛かった
認知してくれただけましだけど、認知されただけなんだと再確認
私が産まれてから出生届が出されるまで、けっこう日が経ってた
お前ら何してたんや、出生届くらいサッと出せやボケと思ったw

668 :
以上
養子縁組するまでの話

669 :
>>661と>>662の間が抜けてたごめん
書いとく
花の家に着いた
まだ誰も帰ってきてなかった
花「1、一緒にお風呂入ろう〜♪」
私「お風呂入ってる時にお父さんとか帰ってきたら…」
花「大丈夫大丈夫、普通に挨拶しとけば何も言われないよ〜(笑)」

私たちは一緒にお風呂に入った
二人で湯槽に浸かってる時だった

「花、帰ってるのか?
風呂かー?」

花「お父さんだ」
私「…(氏ぬぅ)」

お風呂から上がってリビングの前を通らないと花の部屋に行けない
リビングの前に行くとリビングの扉が開いてた
花のお父さんと目が合った

670 :
てす

671 :
>>670
おす

672 :
>>671
めっす!


ラッキー大明神と知り合った後とかの話投下予定だったけど、入院中に知り合った人の話とかどれがいいか迷ってる

673 :
書けるなら古い順に全部書いてくれるとありがたい

674 :
>>673
おっけー!
入院中以外の話もあるから10代後半に戻る
>>453のキャバクラで働いてた頃の話から行く

675 :
【女の顔面偏差値20〜80のキャバクラで働いてた頃の話】

10代後半の頃にキャバクラで働いてた
ほんとに女ならデブスでもババアでも誰でも働けるようなとこ


中国人やフィリピン人やロシア人の女の人もいて、なんか色んな人がいた


もちろん綺麗で可愛い人もいたよ、ほんの少しだけど


ただ、基本的に私も含めて他の店で雇ってもらえない、なにかしら問題がある人が多かったんじゃないかな

暇な時によく話してたのは、ロシア人のお姉さん
旦那さんは日本人で、子どももいた
そのお姉さんは暇な時によく携帯でテトリスしてた
めっちゃ上手かったw
ロシア人もテトリスするんだなーって思った

676 :
そのロシア人のお姉さんは、片言だけど日本語が話せた

ある日、ロシア人のお姉さんに


「ワタシ、テソウミレル
アナタノテソウ、ミテアゲル」


って言われた

私はロシア人のお姉さんに手相を見せた
ロシア人のお姉さんは私の手相を見て


「ワァオ!」


って驚いた

どうやら私の手相は両手ともマスカケらしい

ロシア人のお姉さんに


「アナタ、ショウライ、シャッチョサンニナルヨ!」


って言われた

それから15年以上経った今、私は社長になる気配なんか全くない

ちなみにデリヘルで働いてた頃も先輩に手相見せたら「あんた将来お金持ちになるよ!」

とか言われた事があるけどお金持ちになる気配もない


自分で手相を調べたところ、私のマスカケはちゃんとしたマスカケじゃなく、両手とも変形マスカケってやつらしい
しかも、マスカケの線が鎖状なのでメンタルが不安定なのかなーとか思ってる


もしこのスレを手相に詳しい人が見てたら手相見てほしいわw

677 :
そのキャバクラのNo.1は、舞子さんって人だった

歳は30過ぎくらいだったかなぁ
20代ってサバ読んでたけど

見た目は普通だったと思う
顔面偏差値50〜60の、特別美人ではなくほんとに普通
話がめっちゃ面白いとか上手いとかでもない

私は正直、なんで舞子さんがNo.1なのか疑問だった
でもそんな事、誰にも言えないw


舞子さんはいつも、取り巻きを何人も連れて行動してた
舞子さんには逆らってはいけないみたいな、暗黙のルールがあった


私は人に媚びるのが嫌いだし、苦手なんだけど、舞子さんには媚びるしかなかった

678 :
お店が暇なある日、私がトイレに行くと、舞子さんがひとりで化粧を直してた
私は舞子さんに挨拶して、トイレに入って用を済ませた

舞子さんはまだ化粧を直してた

私はなんとなく舞子さんに言った


私「舞子さんって、女優の○○に似てますよね」

舞子「えっ!ほんとぉ〜?」


女優の○○に似てるって言われたのがよほど嬉しかったのか、舞子さんはめっちゃ喜んでた
確かにほんに似てるというか、まあ角度によってはなんとなくそう見えたんだw


その日から、私は舞子さんになんか気に入られた

679 :
舞子さんは自分のお客さんに私を指名させるようになった

正直、嫌だった
めっちゃ気を使うw

自分の客なら私がどんなのか知ってるから、私が変でも笑って許してくれる
自分客なら私は自分のペースで仕事が出来るから楽だけど、舞子さんのお客さん相手に下手な事は出来ない

ストレスでしかなかったw

それから舞子さんは、仕事終わりに私を食事に誘ってきた
私は帰りたかった
帰って寝たかった

でも断れない…


舞子さんと食事に行く日が続いた
舞子さんはいつも私にお酒をすすめてきた
でも私はお酒が苦手だ


ある日、舞子さんがあまりにしつこくお酒をすすめてくるので、私は少しお酒を飲んだ

680 :
私は酔ってた
時間的に明け方とかで、めっちゃ眠かった

私はうとうとしていた

うとうとしてたら、隣に気配を感じた
目をうっすら開けると、向かいに座ってたはずの舞子さんが、何故か隣にいた


なんでだろー?と思ったけど、眠かったのでまた目をつむった


次の瞬間、唇に生暖かいムニュッとした感覚を覚えた
少しびっくりして目を開けると、舞子さんが私にキスしてた


ああ、舞子さんも酔ってんだなーって思った


それから起きて、外に出た
外は少し明るかった
始発電車で家に帰ろうと思ってた

681 :
私「今日もありがとうございました
じゃあ私帰りますね」

舞子「なーんーでーかーえーるーのーよー!」

私「なんでって何がですか?」

舞子「ちょっと着いてきなさい!」


私は舞子さんに着いて行った


着いて行ったら
私たちは駅の近くのラブホの前にいたワロタ


舞子「1、行くよ!」


私は舞子さんに言われるがまま、ラブホに入った


部屋に入った私は、眠くて眠過ぎてベッドに横になった

682 :
本当にめっちゃ眠かった
めっちゃ疲れてた
毎日、まいにち、舞子さんに付き合わされで、ろくに寝れてない
いやになっちゃうよ(およげ○いやきくんかよ)


舞子「ちょっと!
1!何寝てんのよ!」

私「( ω ) スヤァ…」

舞子「ちょっと!
1! 起きなさいよ!
1! 私が起きてって言ってるのよ!
起きなさいよ!
起きて!起きろ!」

……………………………


私「…(`・ω・´)シャキーン
なんなんですか、もう」

舞子「なんなんですかじゃないわよ!あんた私にそんな事言っていいの?!」

私「だって眠いんですもん!寝不足なんですよ!疲れてんですよ!」


私はちょっとキレていた

683 :
舞子「私に逆らったらどうなるかわかってるよね?!」

私「なんとなくわかりますね
でもほんっとに眠いんですよ!
私は!眠いんです!!!」

舞子「ふざけんじゃないわよ!
そんなに眠いならずっとここでひとりで寝てればあ?!!!!」


舞子さんは荷物とか持って部屋を出てった
私は寝た
お昼過ぎくらいまで寝て、お風呂入って、メイクとかして、そのまま仕事に向かった

店に着いて着替えた
舞子さんと顔を合わせた
いつも通り普通に挨拶を交わしたけど、舞子さんの表情がなんか不気味だった


その日も私は舞子さんのお客さんに指名された

684 :
そのお客さんが私を指名してくれるのは二回目だった
いつもベージュのスーツを着た、眼鏡で痩せ型の、どっかの会社のお偉いさんらしい

私がそのお客さんの隣に座って挨拶をしておしぼりを手渡すと、お客さんは言った


「舞子の言うことを聞かないなんて、駄目じゃないか
僕の言うことを聞けるかい?」


そう言ってそのお客さんはズボンのファスナーを下ろした


「僕のムスコを気持ちよくさせてくれたら、舞子に君を許すように話をつけてあげるよ」


お店はわりと真っ暗で、視角になるような席だったから多分他のテーブルの女の子からは見えない

685 :
「さあ、気持ちよくさせてくれないか?」

お客さんは私の右手を掴んで引っ張った


私「ここ、そういうお店じゃないんですけど」

客「は?」

私「ここは!そういうお店じゃないんです!
そういう事をしたいなら!
ち○こしごいてほしいなら!
さっさとそういう店に行ったらどうですか?」

客「君、誰に向かって言ってるんだ!」

私「誰とか知らん!
舞子さんはいっつもこういう事してくれるの?
舞子さんはあんたのち○こしごいてくれたとしても、私はやりませんよ!」


私と客が揉めてるのを見てたのか、ボーイが止めに入った

686 :
ボーイに連れられ、店の事務所みたいな所へ行った

そこには店長やオーナーがいた


店長「1、お前、舞子に何したんだ?」

私「え…私…?」

オーナー「舞子からお前の態度が悪いとかどうとか、相談されてるんだよ」


店長やオーナーは舞子さんの味方だった

私はキャバクラを辞める事になった
そしてデリヘルで働き始めた



ちなみに数年前、なんとなく舞子さんの本名フルネームでググった(本名教えてもらってたからね)

そしたら実は、舞子さんは有名人だった
だからNo.1だったのかなとか、店にも守られてたのかなとか思う

687 :
ちなみに
キャバクラで働いてた時、日本人形を彷彿とさせるホラー的見た目の年齢不詳の女の人が働いてた

ある日、同じテーブルについた

普段めっちゃ大人しいってか暗い日本人形女が酔っ払って騒いでた
私の顔を両手で凄い力ではさんで氷を口移ししてきた


気持ち悪くて全力でぶっ飛ばしてしまった
今になってちょっと申し訳なく思う
もう少し優しくぶっ飛ばせば良かった

688 :
テトリスはソ連生まれやで

舞子はどういう有名人だったの?

689 :
デリヘルではお店を転々としたかな
人間関係がしんどかった

その頃はちょっとでも気に入らない女がいたりすると、○サイに名前とか晒されて叩かれるのが普通だった
私も○サイにいっぱい書かれたし、仲良い女の子が書かれた時は削除依頼手伝ってた

私はお店の女の子の前で他の女の子の悪口を言わないってか言えないし、他の女の子が気に入らない女の子の悪口を言ってても否定も肯定もしなかった

ホストにハマってる先輩に一緒にホストクラブ行こうって誘われたけど、いつも断ってた
めっちゃイケメンならまだ見てみたいけど、田舎のホストクラブだからかそんなイケメン正直いないw

そんなんだからか、私は先輩にいじられるというか、いじめられる事は多かった
先輩のパシりとか普通だった
でも、優しくしてくれる先輩とかも少しいた

稼げる店はめっちゃ稼げた
40代の普通のおばさんでも、ほぼ毎日出勤して、月100万以上稼いでた

690 :
>>688
そうなんか!ピロシキ片手にコサックダンスしながらテトリスみたいな?w

舞子さんは元スポーツ選手の日本代表とだけ

691 :
続き

デリヘルは仕事内容だけでなく、女の子との人間関係で病む

病んでる女の子は多かった

私みたいにガチ貧乏金コマは少なかったかなあ
家計の足しにしてる奥さんとか、ブランド物が欲しい学生とか、ホストに貢いでる女の子とか(本人は貢がされてる自覚なし)

指名してくれるお客さんはいた
学校の先生とか、アル中社長とか、元俳優とか、めっちゃイケメンなのにコミュ症で彼女出来ないリーマンとか、壁に向かって独り言言うジジイとか

学校の先生はいつもホテルで一緒に話して過ごすだけだった、何時間もw
ある日、その人の携帯チラッと見たら、消費者金融の名前が見えた
なんか可哀想になった

アル中社長は毎回私に愛とは何か問うてきた
知らんがなと思ったけど、真面目に答えてた
ギ○ソンのエレキギター欲しいって言ったら「今から楽器屋行くぞ!」つってタクシー呼んでエレキギター買ってくれたワロタ

692 :
デリヘルを辞めたのが20代前半
田中さんのいる病院に入院する数ヶ月前に辞めた

デリヘルを辞めた私は夜中寝れなくて暇してて、ビアンの掲示板を見てた
近場の女の子と身体の関係で会う事になった

同い年くらいで、THE DQNって感じ
名前はヒカル

ヒカルがうちの近くまで車で迎えに来てくれた
ホテルに行く途中、コンビニに寄った
ヒカルが酒やタバコ買いたいって言ったから
でもヒカルは会計の時に財布忘れたとか言い始めた
仕方なく私が払った


ホテルに入って、ヒカルは恥ずかしいから電気は付けるなって言ってきた

693 :
そんなDQNな見た目で恥ずかしがるなよって思ったけど、部屋はテレビの明かりだけだった

ヒカルに趣味を訊いたらラップが好きで自分でlyric書いてるとか言われた
笑いそうになった
私は少しヒカルをおちょくりたくなった


私「えっ!lyric?
すご!
ちょっとヒカルのオリジナルラップ?ここで披露して?!」


私は全裸のヒカルにラップを披露させた
笑いを堪えるのに必死だった

そのあとヒカルとチョメって明け方ホテルを出た
もちろんホテル代は私が出すしかない

ヒカルは今度返すから!って言ってたけど、別れた後に「事故って足が折れて暫く会えない!」とか言われた

ヒカルの事を知ってる知人がいたので訊いてみると、ヒカルは事故になど遭ってなく、ピンピンしてるって言ってた

694 :
その後くらいかな、よく行く近所のCD屋があったんだけどさ、週1くらいで通ってたかな

そしたらそこでバイトしてる女の子が話し掛けてきた


「よく来られますね♪」


とかなんとか
名前はりっちゃん

りっちゃんに連絡先書いた紙もらった
それからりっちゃんとメールする事になった

でもりっちゃんはまだ高校生だし、私は年下の子と話すのが苦手だし
なんて返信したらいいか毎日悩んでいた

長年のストレスや他の人間関係やらでめっちゃ疲れてたのよ

ある夜、てか真夜中、急に氏にたくなった
外に出て家の近くの川まで歩いた
橋の上から川に飛び込んだ、Rると思った

でも川が普通の深さで普通に少し流されて、足がついた
何事もなかったかのごとく、私は川から上がり、びしょ濡れで家に帰ってお風呂に入って寝た

695 :
>>694
絶対に笑ってはいけない自殺未遂w

696 :
>>695 アウトーw


で、急に氏にたくなって川に飛び込んだ事を主治医に話したら人生で2回目の入院になった
うちの母は私の主治医から私が川に飛び込んだ話を聞いても無表情で「はー、そーですかー」ってめっちゃ他人事みたいだった

そんな母を見て主治医がキレてた

「あなたねえ!
自分の娘が川に飛び込んで氏のうとしたのになんでそんな他人事みたいなんですか!
1さんがこうなったのは親のあなたにも責任があるんですよ!
あなたは親なのに、我が子を苦しめてるんですよ!
わかってるんですか?!」

って

でもうちの母は

「私はこの娘のために頑張ってきたんですけどねえ
苦労して、育ててやったんですけどねえ
先生はなんで私にそんなこと仰るんでしょうか?
私が悪いんですか?それなら私が悪者で構いませんわ、全部私が悪いんです
私がこの娘を生まなかったら良かったですねえ」

主治医は怒りを通り越して呆れてた
私は母から産まなかったら良かったとか小さい頃からよく言われてたからか、そういう事を言われるのに慣れてしまっていて、自分が生まれてきた事を責めていた

中○美紀 with 坂○龍一の砂の果実って歌を聴くと、今でも泣きたくなるw

697 :
それで人生で2回目の入院になった

>>172に書いた私と歳が近そうな女の人

カナちゃんって名前なんだけど、よく話してたというか、いつも気付いたら側にいて話し掛けてきた

私が話したい気分とかじゃなく、明らかに嫌そうにしててもなんかずーっと一方的に話し掛けてきた


カナちゃんは常に誰かと話してたいみたいで、明らかに忙しそうにしてる看護師さんとかにもずーっと話し掛けてて看護師さんとかも困ってた
たまにカナちゃんがウザくてキレてる看護師さんや患者さんがいた

話し方も独特というか、抑揚がなく、お経とか聴かされてる感じで苦痛だった


多分、カナちゃん的に私は話しやすく、私たちは仲良いと思ってたんだと思う


私的には嫌だと言えず、適当に相槌打ってただけなんだけどさ

698 :
それから、そこの病棟で数日一緒だった少し年上のユリア

金髪で小柄で、舌足らずの話し方で、年上なのに年上と思えない感じだったかな

ユリアはすぐキレて暴れる系
私はキレられてないけどね、なんかユリアに好かれてたし、私もユリアの話が面白くてユリアが好きだった(変な意味じゃなくてw)

ユリアと話してる時、ユリアが看護師さんから視角になる所に私を呼んで、デニムのポッケからデパス(精神安定剤)を出してきた


ユリア「これ舐めると美味しいよぉ♪
1ちゃんも舐めるぅ?」


もちろん、閉鎖病棟で患者が自由にお薬なんて持てないんだけど、ユリアは下着の中に入れて持ってきたらしい

私はお薬を舐める趣味はないので丁重にお断りした

699 :
ユリアは穿いてたデニムをおもむろに下ろし始めた


ユリア「1ちゃんこれ見てぇ!」


ユリアの太股の内側を見ると、火傷みたいな痕があった


ユリア「これ自分で線香でやった!自分で刺青にするんだぁ♪」


なんていうか、この世には私が知らない事が沢山あるんだなあって思ったw
デニムを膝まで下げてるユリアを看護師さんが見つけて怒りにきた
怒り終わって去る看護師さんを見ながら、ユリアは舌を出して中指立ててた


ユリア「あたし、この病院大嫌い!
前も入院したけど、看護師に羽交い締めにされて薬打たれて無理矢理眠らされた!
この病院が大嫌いすぎて自分でホームページ作ったぁ!(笑)
みんなで病院にイタ電してねって書いてやった(笑)
1ちゃんも退院したら○○で調べて観てみて!(笑)」


退院したあと、調べてみた
病院の悪口や電話番号が書いてあって、みんなでイタ電して病院に嫌がらせしようとか書いてあった
もちろん私はイタ電することなく、ホームページをそっと閉じた

700 :
私とユリアが話してると、ガッチリした男の人が話し掛けてきた


「楽しそうだねえ
俺も仲間に入れてくれよ」


そいつはサトルって名前で、30歳くらいだったかな
声が低くて穏やかで優しい感じ

サトルは仕事のストレスでうつになり、入院になったとか言ってたな

ユリアはサトルの事をお兄ちゃんって呼んで懐いてた


その日の夜中かな
保護室だから一人部屋なんだけど、どっかから女の叫び声が聞こえた
叫んで暴れてるっぽい
どうやら、ユリアらしい

それを私が暴れてると勘違いしたサトルが


「おーい!
1!!大丈夫かーーー!!!」


ってどっかの部屋から叫んできた


私「私じゃなーーーーい!!!!」


朝になり、デイルームに出ると、ユリアがいなくなってた
退院したらしい

701 :
ユリアがいなくなって、ちょっと退屈だった
サトルは調子悪いときは自分の部屋で寝てるし
カナちゃんに話し掛けられるのはしんどいし

田中さんが暇なときは田中さんと話せたけど、田中さんだってずっと暇なわけじゃないし


私がひとりでデイルームに座ってると、なんかラリったおばさんが話し掛けてきた


ラリおば「お姉ちゃん、何歳?
あたしは45!
シ○ブやって入院になったあ(笑)」


ヤベーやつに絡まれたw
私が困ってると、サトルが起きてきた


ラリおば「あらー!男前!(笑)
ち○こしゃぶらせてぇ!(笑)」


私とサトルはドン引きしてた
でもラリおばはひとりで楽しそうに


「ち○こー!ま○こー!日照り続きでカッラカラー!!!」


とか笑いながら叫んでた
ちなみにラリおばは小学生の娘がいるらしい

702 :
ユリアがいなくなって、ちょっと退屈だった
サトルは調子悪いときは自分の部屋で寝てるし
カナちゃんに話し掛けられるのはしんどいし

田中さんが暇なときは田中さんと話せたけど、田中さんだってずっと暇なわけじゃないし


私がひとりでデイルームに座ってると、なんかラリったおばさんが話し掛けてきた


ラリおば「お姉ちゃん、何歳?
あたしは45!
シ○ブやって入院になったあ(笑)」


ヤベーやつに絡まれたw
私が困ってると、サトルが起きてきた


ラリおば「あらー!男前!(笑)
ち○こしゃぶらせてぇ!(笑)」


私とサトルはドン引きしてた
でもラリおばはひとりで楽しそうに


「ち○こー!ま○こー!日照り続きでカッラカラー!!!」


とか笑いながら叫んでた
ちなみにラリおばは小学生の娘がいるらしい

703 :
ごめん、バグった

704 :
ラリおばがどっか行って、私はサトルと机に向かい合って座って話してた
楽しかった

サトルと話してる途中、看護師さんがやって来た


「1さん、お部屋移動しましょう!
荷物まとめて下さい」


私は別の病棟に移動する事になった
数日保護室で過ごして安定した患者は、こうやっていきなり病棟移動になる


サトル「看護師さん、ちょっと待ってくれ
まだ1と話してるんだ
お願いだから、もう少し待ってくれよ」


サトルは悲しそうな顔で看護師さんにお願いしてた
看護師さんはほんとに申し訳なさそうにサトルに謝り、私を急かした

私もサトルと話せなくなるのは寂しかったけど、仕方がない

705 :
別の病棟って言っても、同じ階のすぐ側というか
まあ厳重に施錠されてて患者が勝手に外に出たり出来ないようになってるんだけどさ

女性だけの小さな病棟

ちなみに田中さんは保護室やここの病棟行ったり来たりしてるみたいだから、田中さんと話せた


女性だけの病棟なので、独特の苦手な雰囲気があって
私は夜の仕事とかで女だけの世界が少しトラウマになってた

上手くやってけるか不安だった
初日は見事にぼっちだった
不安で寂しくて、夜も中々寝付けなくて


その病棟は部屋が個室だったんだけど、自由に部屋から出入り出来たので、夜中に自分の部屋から出て真っ暗なデイルームにひとり座ってぼーっとしてた


そしたら夜勤の女の看護師さんが心配したみたいで、詰所から出て私の所へ来た
その看護師さんが>>176のみっちゃん

706 :
みっちゃん「1さん、どうしたの?大丈夫?」

私「うーん、まあ…大丈夫…」

みっちゃん「そう? 大丈夫そうに見えないけど…何かあったの?」

私「…ここで…みんなと…上手く話せるかな…上手くやってけるかな…」


みっちゃんは私の背中をポンッと軽く叩いて、笑顔で言った


みっちゃん「大丈夫よ、1さんは周りをいつもよく見てるし、相手がどんな人がよく見てからちゃんと話しかけたり話したり出来てるじゃない」

私「…そうかなあ…」

みっちゃん「そうだよ、大丈夫大丈夫(笑)」


みっちゃんに大丈夫って言われて少し安心して、私は自分の部屋に戻って寝た

707 :
翌日

私はこの病棟のリーダーっぽい年齢不詳の女に話し掛ける事にした
そういう人と仲良くなれば、一気にみんなと仲良くなれると思った

私が話し掛けると、その女はちょっと警戒してた
でもすぐ普通に話せるようになってた
他の人ともすぐ打ち解けた

ほんとに年齢不詳に見えたんだけど、まだ10代後半だったw
名前は朱里


朱里はごりごりのDQNギャルだった(病院では素っぴんで地味に見えた)
茶髪、タトゥー、喧嘩上等みたいな
家に竹刀があって、タイマン強いらしい


朱里はガス吸って警察沙汰になって入院してきたって言ってた
めちゃくちゃな人生を生きてきたけどなるべく普通に生きてきた(つもり)の私には、ガス吸うとかよくわからなかった


自分の知らない世界が知れて、色んな人と話せて
私はなんか入院生活が楽しくなった

708 :
私は朱里とよく話すようになった


朱里「1の話は面白い(笑)
入院生活暇だけど、1の話はマジ面白くてリスペクトする(笑)」

私「人にリスペクトされるような話なんかしてない」

朱里「いや、マジ、1は神(笑)」

私「お前、おちょくってんのか?しばくぞ(ハァト)」

朱里「しばいて(ハァト)」


こんな馬鹿みたいなやり取りをしていた

私と朱里が病棟の隅っこでヤンキー座りして話してると、新しい患者さんが入院してきた


朱里「新入りや」

私「話し掛けるか」

朱里「ちょい、1、行ってきて」

私「やだ!」

朱里「お願〜い、1様(ハァト)」


私は新入りに話し掛ける事にした

709 :
新入りは40歳くらいの綺麗な女の人だった


私「あっ…あの…」

新入り「はい?」

私「はじめまして」

新入り「ああ、はじめまして」


…………………………


新入り「って、なんも言わへんのかいっ!(笑)」


新入りは関西人だった
キレッキレに突っ込まれた


新入り「うち、薫って言うねん!好きなように呼んでや!」

私「じゃあカオルンルンな」

薫「ルンが多すぎや!」

私「すみません、カオルン様」

薫「なんで様付けやねん!」


私と朱里とカオルンはこの日から3人でよく話すようになった

710 :
私は朱里とカオルンには自分がビアンで田中さんが好きとか話していた
朱里もカオルンも普通に受け入れてくれた


朱里「趣味悪いよな、1」

薫「そやで、田中はあかんわ、みっちゃんにしとき」

私「なんで?」

朱里「顔だけよ、田中は」

薫「顔もあかん!」

私「そうかなあ」

朱里「うち、シャバに出たら(退院したら)彼氏ほしー」

薫「うちはシャバに出たらお酒が飲みたいでーす(アル中)」

私「私は銀シャリお腹いっぱい食べたいでーす」

薫「ここでも銀シャリ食べれるやろ!」

私「お腹いっぱいは食べれない!」


こんな馬鹿みたいな会話を毎日楽しんでた

711 :
楽しかったけど、別れはいつも突然で
朱里の退院が急に決まった


朱里「1、短い間だったけどありがとね、田中と上手く行くよう願ってるよ!
これ、はい!」


朱里は別れ際、私に手紙をくれた


朱里「うちが帰ってから読め!はずいから!(笑)
じゃーな、1、愛してるよ(ハァト)」


朱里からもらった手紙を呼んで、私は号泣した


『1はほんとにうちのお姉ちゃんみたいだったよ
出会えてほんとに良かった!
もっといっぱい話したかった…
1の事は一生忘れない!
うちはガスとかやめてこれから真面目に生きて行くよ
1も無理せずぼちぼち病気治してずっと元気でいてね!


p.s 1と田中が付き合えますように(ハァト)』


こんな感じだった

朱里がいなくなっただけで、病棟の雰囲気がガラッと変わったように感じた
カオルンや他のみんなも寂しがってた

712 :
朱里がいなくなった寂しさを紛らせようと、私とカオルンは他の患者さんや夜勤の看護師さんの前でコントをしたりしてた

夜勤の看護師さんが私たちのコントを見て、涙を流しながら爆笑してた

患者さんもみんな、爆笑してた

ある日、消灯直後、カオルンにデイルームに呼び出された


薫「1、あのな、ずっと話せてなかったんやけど」

私「何?」

薫「まずな、うち、元旦那がヤクザやってな」

私「へー」

薫「へーってなんやねん!(笑)」


お風呂の時にチラッと見たけど、カオルンの背中には火傷の痕のような物があった
刺青をレーザーで消した痕らしい
ちなみにどこの精神病院もだいたい、入院中のお風呂は週2


私「それで、元旦那がヤクザだったら何?」

薫「あんた、怖くないんか?」

私「そんなのより私は地震や火事が怖いわ
あとカメムシとか」

薫「wwwwwww あんたって子は!」


私がヤクザと戦った話をしたら、カオルンは爆笑してた


薫「それでな、他にもあってな」

私「何よ?」

713 :
薫「うちな、創○学会員やねんか、家族全員」

私「そうかそうか」

薫「そうかだけにな、ってなんでやねん!」

私「(笑) それで何? 言っとくけど、私、宗教とか全く興味ないよ、神とか信じてないし
でも否定もしないよ、人の自由だと思うし」

薫「(笑)
…あんたには色々、話しておきたかってん
あんたはどうしようもない、アホや!
あんたはほんまにアホや!(笑)
どうしようもない…けどな、憎めへんねん、なんか
どうしようもないあんたやけど、あんたが退院したら、寂しくなるなあ、ほんまに…」

私「…私も退院するの寂しいよ、みんなと話せなくなる
家に帰るのはやだ、でも帰らないと
ずっとここにいるわけにはいかないから
退院して、頑張って生きていかないとね」


カオルンはなんか号泣してた
その数日後、私の退院が決まった

714 :
面白くて切ない

715 :
>>714
いつもありがとう
( ゜Д゜)⊃旦 < 茶飲め

716 :
続き

私の退院の日

カオルンは大号泣しながら私を引き止めてた
私も泣きたかった

でも、退院出来るのはいい事だ
私は入院当初と比べてめっちゃ元気になっていた(気がした)


さよなら、みんな


もう二度と会う事はないでしょう
もう二度と入院なんてしないでしょう












そう思って退院したけど、数ヶ月後

別の病院に入院する事になったw

717 :
人生で3回目の入院

そこの病院ではいきなり大部屋に入院になった
って言っても開放病棟ではなく、閉鎖病棟

女性だけの病棟だ



看護師さんに案内され、病棟に入った

色んな年代の女の患者さんがいた


ああ、不安
入院したばっかだけど、帰りたいw


帰りた〜い 帰りた〜い あったかい我が家が待って…ない…orz


不安しかなかった
荷物を部屋に置き、デイルームに出ると、見覚えのある人が私の方を見て近付いてきた


「1!?
1やん! あんた、何してんねん!(笑)」


カオルンだったw

718 :
世間狭すぎw

719 :
カオルンこそ何してんねんwwww

720 :
>>718
狭いよw
杏奈の家に行ったとき杏奈が大学の時の写真見せてくれたんだけどさ、竜子一緒に写ってるんやで

>>719
ほんとなw
カオルンの話し方は上沼○美子で脳内再生して




Mー1でめっちゃワロてテレビ千鳥で笑い過ぎて鼻水でて関ジャムでス○パラの美しく燃える森聴いて興奮して歌ってたらめっちゃ疲れたけど楽しい

721 :
思い出したから書いとく
暗い話が苦手な人は飛ばしてねw


一番最初の入院を終えて退院した直後、私はある事件に巻き込まれた
被害者側で


母は「示談になったらお金が入る!」
ってめっちゃ喜んでた
私の心配なんか一切してなかった

加害者側の弁護士が示談の話をしにうちに来た時、最初に加害者側の弁護士が「20万で示談にしませんか?」
って言ってきたんだけど、母は
「それじゃ少ないです、困ります、50万にして下さい!」

とか言って50万で示談になった


示談金は30万は母に
残りの20万は叔母や従兄(叔母の息子)に渡した

母も叔母も従兄も私の心配なんか一切してなかった
お金になったってめっちゃ喜んでた

722 :
続き

私「退院してすぐ仕事見つけて働きはじめたんだけど、なんか上手くできなくて…心が壊れて入院になった(苦笑)」

薫「…
駄目じゃないか君は!(笑)」

私「私は駄目だ、アホだ…
って、カオルンはなんでここにいるの?」

薫「うち?
うちはな、あんたが退院したあと他の患者と喧嘩してしもてな(笑)
でな、医者に外出許可もろてんけどな、外出中にコンビニでお酒買うて飲んで酔っ払って病院戻ったら医者や看護師と大喧嘩になってん(笑)
でな、病院追い出されてん(笑)
ほんでここに来てん(笑)」

私「wwwwwwww
私より駄目じゃないかwwwww」


カオルンは病棟を案内してくれたり、ここの病院で仲良くなった患者さんを紹介してくれた

723 :
安定のカオルンw
>>721
辛かったね

724 :
>>723
カオルンはこのあと…Coming Soon!!

暗い話してすまんな、メンヘル板の毒○スレ見てたら色んなこと思い出してしまってなw

725 :
メリクリでーす☆

2ショット〜ってスレ立ってるけど、サクラじゃないけどチ○トレ、メ○レ、テ○レの仕事してたから見てくれる人いて需要あってスレ余ってたら書けるだけ書くよ

726 :
伏せ字にしなくてもたぶんわからないものを
伏せ字にされたら余計わからんがな

727 :
>>726
あのスレ立てた人?
チャトレ、メルレ、テレレ
スレ余ったら書ける範囲で書くわ

728 :
>>727
どのスレだよwwwwww
R、メールレディ、テレフォンレディかな?

729 :
>>728
ああ、ごめん別の人かw
チャトレやメルレの話とか興味あるの?

730 :
ファミマで買うてきたで
https://i.imgur.com/qeiAxIr.jpg

731 :
>>729

732 :
うっかり途中で送信しちゃったよ
>>729
いや全く
でも1の話なら聞きたい
てか俺だよ俺!

733 :
>>732
昨日レスした後に気付いた、君ねw
おんぎゃあの骨一緒に拾おうぜ

734 :
あのスレにいたのかwwwwww

735 :
>>734
ROMってるだけだけどねww一途すぎて応援してるw




便秘でお腹パンパンなのにチキンとかケーキ食べてお腹苦しいwwwww

736 :
>>722の続き

カオルンが紹介してくれた患者さん


・お嬢 30代 名前の通り、お金持ちのお嬢様
頭が良くてスラッとしてて眼鏡が似合う美人さん

・沙羅 私と同い年くらい
髪が金髪ベースに蛍光色のエクステつけて顔にもピアス空けてる

・まーちゃん 50代 森昌○に似てるからまーちゃんw
いつも飴舐めてる

・あーやん 中学生 ガスとか違法なオクスリやって入院してきた子
見た目DQNだけど人懐っこくて可愛い

・美子姉さん 50代 美大卒 絵が上手い
性格や話し方がきつい
正直私は苦手だったw



美子姉さんは部屋にいる事が多かったから、美子姉さん除いた上記メンバーで毎日話してた

737 :
あ、この入院中だと思うけど、便座破壊事件ってのがあった


めっちゃ太った患者さんがいて、その人がトイレで用を足すと様式トイレの便座が割れて壊れた

様式トイレが4つあったと思うんだけど、全部破壊された
業者さんが来て直してくれるまで別の病棟にトイレ借りに行ってた


便座破壊した人は別の病棟に飛ばされた


あと、トイレの個室の壁に『○○教命(某宗教)!!』
って油性マジックで誰かが落書きしてた


看護師さんが半ギレで落書き消してた

738 :
あと、暴れる系の患者さんが部屋で暴れて消灯台(荷物入れたりする小さい棚みたいなの)ぶっ壊したり、壁蹴って穴空けたりしてた

私は相変わらずカオルンとコントして周りを笑わせたりしてた

冬で寒くて、私はケーブルニットのカーディガンを羽織ってたんだけど、よくニットを引っ掻けてた


カオルン「またあんたニット引っ掻けて!
しょうがないやっちゃなあ(笑)」


カオルンはいつも私のほつれたニットを直してくれていた

私的にカオルンは友達みたいなお母さんみたいな存在だったんだけど、周りからは「1はカオルンが好きなんじゃない?」とかからかわれてた


私がビアンだという事を話してるのは、カオルン以外でお嬢だけだった
一応、人を選んで話してた

739 :
わりと平和な入院生活だったと思う


医者や看護師さんの対応や態度で理不尽な事もあったと思うんだけど、私はあんま気にしてなかったというか
なんかあっても言うのめんどくさいし、なるべく問題は起こしたくなかった


カオルンと沙羅とまーちゃんはちょっとした事で医者や看護師とバトルしてたかな


ある日、看護師長さんが私たちが話してるのを見て


「柄が悪い人たちね、あなたたちがいるから病棟の治安が悪くなった」


みたいな事を言ってきた
他にもなんか言ってたと思うんだが、私は聞いてないってか気にしてないってか自分が興味がない事は頭に入らなくてあんま記憶にないw

740 :
ちなみに、入院中はボディピアスとかすぐに外せない物以外はアクセサリーとかつけれなくて全部詰所預りだった

私は若い頃シルバーアクセサリーにハマってて、入院する時もピアス1個、ネックレス1個、ゴツいリング何個もしてった


どうしても入院中アクセサリー着けたくて、看護師さんに「詰所預りの荷物ちょっと見せて♪」とか言って看護師さんが目を離した隙にアクセサリー入ってる袋をガッ!ってポッケにいれて入院中ピアス以外のアクセサリー着けてた


性格がチキンでヘタレだから馬鹿みたいにゴツいアクセサリー何個も着けたり、人と違う個性的な服装して見た目だけでも強く見える様に武装?してたんだと思う

741 :
病棟の治安てw

742 :
でもそういう武装って結構大事な気もする
スーツ着ると気が引き締まるみたいなのもあるし

743 :
てす

744 :
>>741
治安もくそもないyo!!

>>742
若い頃は武装しないと外に出れないし人と話せなかったなw
たぶん今も武装したい気持ちはあるんだけど、なるべくまともで普通の人って思われたいから年相応の普通の格好だよ
でも普通じゃないから普通の人を装うのに疲れてきたw

745 :
続き

カオルンは看護師さんや病院への不満を手紙に認めて、切手貼って院長先生に手紙を何通も出してたw
たぶん院長先生は読んでないと思うw


ある夜、美子姉さん除いたいつものメンバーで話してた時
沙羅が机をバンッ!!!って叩いて立ち上がって話始めた


沙羅「みなさん!!
ちょっと聞いて頂けますぅ!?」


みんな はぁ???? みたいな感じだったな


沙羅「看護師さんや主治医の対応、みなさんどう思われますぅ!?
この病院について、みなさんどう思われますぅ!?」


ちなみに沙羅とあーやんは主治医が同じ
他はバラバラ


沙羅「私は不満だらけです!!!
近々看護師長に直訴するつもりです!!!」

746 :
お嬢「そりゃ、不満とかあるけどさ
私はとにかく早く退院したいからさ
下手な事言ったりできないよ」

沙羅「お嬢はほんとにそれでいいんですかぁ!!!」

お嬢「へ?」

カオルン「沙羅は凄いな!!若いのに立派や(涙目)
そうや、直訴しよう、直訴!!!」

まーちゃん「あんまりやりすぎたら保護室行きになるからほどほどにね」

あーやん「保護室は行きたくないけど、うちも看護師とかムカつく奴いっぱいいる」

沙羅「私はみなさんのために戦います!!!」

カオルン「素晴らしい心意気!!!(泣いてるw)
頑張れ若者!!!」


私は自分が初めて入院した病院に比べると、今の病院にそこまで不満は無かったからなんか沙羅の話が面倒でみんなが食べたお菓子のゴミとか集めてひとりでオブジェ作ってた

747 :
オブジェwwwwww
沙羅はなにが不満だったんだ

748 :
>>747
手持無沙汰だとオブジェったりしちゃうw


沙羅は一部の看護師さんの態度(挨拶なし、タメ口、無愛想)とか、人によって言う事が違ったりとかに腹を立ててたんじゃないかな
主治医がいいって言った事も看護師さんが駄目って言ったりとかね

沙羅やカオルンやまーちゃんは


「ここの病院は医者より看護師の方が偉いのか!」


とか言ってたけど、私は医者が病棟の決まりとかよく知らないのは仕方ないと思ってたかな


私はどうしても看護師さんの言う事に納得行かない時は主治医呼んでもらって看護師長さんや課長さん交えて話し合って確認してた

749 :
続き

翌朝
毎朝看護師さんと患者さんがデイルームに集まって朝礼があるんだけど
看護師さんから


「みなさんから何か意見とかありますか?」


って訊かれた時に沙羅が看護師さんになんか言い始めたのよ


でも私トイレ行きたくてさw
朝礼中なのにトイレ行っちゃった

個人的に朝礼とかやる意味ないんじゃね?とか思ってたし、ラジオ体操とかやらされるのもなんの意味があるんだろうと思っちゃって
ラジオ体操やるくらいなら自分でストレッチしたり筋トレした方がいいやとか思ってた


で、トイレから戻って来たら大声で暴れる沙羅を看護師さん数人が羽交い締めにして保護室に連れて行こうとしてた

あーやんが看護師さんに掴み掛かろうとしてたからカオルンたちと全力であーやん宥めた

750 :
あーやん「沙羅ちゃん悪くない!!!
看護師が100%悪いじゃん!!!
クソじゃん!!!
みんな見たでしょ?聞いたっしょ?」


ごめんあーやん、私は何も見てない聞いてないw


とりあえずみんなの話聞くと、沙羅が看護師さんに不満とか言ったら看護師さんがキレて言い返してきて沙羅が大声で反論したら看護師さんが近寄ってきて

看護師さんの手を沙羅が払いのけたら看護師さんが沙羅を羽交い締めにした的な感じ?

で、沙羅は保護室に連れて行かれた


あーやん&カオルン&まーちゃん詰所前で看護師さんに猛抗議


お嬢「どっちもどっちよw(小声)」

私「…( ゚д゚)ポカーン」

751 :
カオルン「沙羅はうちらのために犠牲になってくれた
みんなのために…」


カオルンは泣き出すし、あーやんは今にも看護師さんぶん殴りそうで

ああ、もう、カオス…


なんとかみんな落ち着いて、私は気付いた

沙羅がいない方がなんか楽!!!

…私は沙羅の事が苦手だったのかな
ごめんよ、沙羅、達者でな


沙羅が保護室に行って大部屋のベッドが空いたから、新しい患者さんがすぐ入ってきた
東大卒の人だった
物凄く頭が良いんだが、ちょっと変わってる人だったな
私はその人の事を純粋に凄いと思ってグイグイ話しかけたけど、話しかけるなオーラ出されたな

その人が院長先生と論破合戦してたワロタ
私は馬鹿だからわからんけど、頭良すぎたら逆に大変な事もありそうだった

752 :
沙羅は犠牲になったのだ
1が意外と薄情で笑った
それでその後沙羅の姿を見た者は?

753 :
>>752
仲良い人のためには必死になれると思うんだけど、なんか沙羅のために必死になれなかったな申し訳ない気持ちはあったけれどw
私が退院する頃に沙羅が保護室から出てきたよ

754 :
あと、入院中に作業療法でレクとかやるんだけどさ

私は何故か自分が興味ない事をやる気になれなかった
自分が興味がある事はノリノリでやるんだけど、興味ないとほんとに出来ない
自分が興味ない映画を観るのが苦痛だからその場を離れちゃう

オセロとかのゲームも子どもの頃から人にやり方を説明されても理解出来なくて入院中も理解出来なくてみんなちょっと引いてた


絵を描いてると周りから勝手に手先が器用とか言われるけど、不器用過ぎてやばいのよ

気が散りやすいのかノリノリでやってた事も途中でほったらかして別の事始めてすぐ飽きて別の事またやり始めてのループ

みんなが楽しめてる事が、私は何故か楽しめない、楽しい振りも出来ない、なんで?悲しい、しんどい

みんなが普通に理解出来る事が、私には理解出来ない

集団行動も出来ない

なんでなんだろう?


でも主治医には「あなたは普通」って言われる

私は精神的な病気だけじゃなくて、知的障害とかあるんじゃないかと思い始めた

755 :
続き

日中暇な時、私はたまにデイルームで絵を描いて暇潰してた

そしたら美子姉さんが私の向かいに座って話し掛けてきた


美子姉「1ちゃん、私の似顔絵描いてくれない?」


>>736に書いた通り、美子姉さんは美大卒で絵がめっちゃ上手い
私なんかが描いた絵と比べ物にならんくらい上手いのよ、次元が違いすぎる


美子姉さんは話し方とかもきついから私はほんとすっごい苦手だった
表情もなんか怖いし
悪い人ではないんだけどね


そんな美子姉さんに自分の似顔絵描いてくれとか言われたらプレッシャーしかなかった

756 :
でも私は断れないw


私「あっ、うん、わかった、描く…(しんどw)」


絵が下手な人とかからしたら私は絵が上手いのかもしれない
でも、自分が絵の才能が無いって小学生くらいに気付いてた


描きたい物が上手く描けないというか、頭の中のイメージを上手く再現出来なかったり、そもそも想像力が無い
集中出来る時と出来ない時があるし、その時は上手く描けたと思っても、数時間後とかにはなんて下手くそな絵なんだと思って破り捨てたりしてた


周りから絵が上手いとか言われたら失敗したらいけないと思って、完璧を目指したら疲れて絵を描くのを挫折した、諦めた

757 :
生きた心地がしない中、美子姉さんの似顔絵を描いた

ほんと緊張してめっちゃ怖かった

目の前で腕組んで私を見つめる美子姉さんもめっちゃ怖かった

出来上がった絵はほんとにめっちゃ下手くそだった


美子姉「ふ〜ん。
粗削りだけどいいじゃない。
あんたは心が優しいんだね、それが絵に出てんねえ。
絵は描いた人の心を写すんだよ。
この似顔絵、もらってもいいかい?」


こんな下手くそな絵なんか人にあげたくないし、即破り捨てたかったけど美子姉さんが怖かったからあげるしかなかった

758 :
図工・美術は大体1だった
記憶力はいいから記憶してそのまま線をなぞるやり方で
クラリスだけは上手く描けるようになったけど
当然静物画等には生かせない

759 :
>>758
今までの人生であった出来事とかも色々覚えてたりするの?
クラリスがわからんからググったらお薬とか出てきたんだけど、どちらのクラリス?

760 :
続き

入院当初と比べてかなり元気になった(気がした)私は主治医から退院許可が出た

みんなに伝えたらみんな寂しがってた(と思う)


特にカオルンw

カオルンは入院中ずっとひとり部屋だった
病気の症状的にひとり部屋じゃないといけなくて、夜も電気つけっぱみたいな感じだったな

入院中は他の患者さんの部屋に出入りしたらいけない決まりがあったんだけど、私はよくカオルンに部屋に呼ばれてたな


もちろん看護師さんに見つかったら怒られるんだけど、怒られても気にしてなかった


退院許可が出たよってみんなに話した日の夜、私にはカオルンに部屋に呼ばれた

カオルンの部屋ノックしてカオルンの部屋に入った

761 :
私「邪魔するでー!」

カオルン「邪魔するんやったら帰ってー!」

私「はいよー」

カオルン「ってなんでやねん!(笑)」


(吉本新喜劇的なやつ)


カオルンの部屋は大部屋と違ってベッドと消灯台以外に机や椅子がある

私はいつも通りカオルンの部屋の椅子に座った


カオルン「1、退院おめでとう!(涙目)」

私「ありがとう」

カオルン「1がおらんようなったらうちは…(号泣)」

私「大丈夫だw みんながいるじゃんww」

カオルン「あんたは…(大号泣)」

私「…え?何?大丈夫?」

762 :
カオルン「あんたは…ほんまに…
アホやなあ…
でもな、あんたはそれでええねん
そのままでええねん」

私「ウルフルズ的な?」

カオルン「知らんけど!(笑)
ウルフルズはバンザーイのやつしか知らんねんけどな!」

私「wwwww」

カオルン「ドアホ!(笑)
…私はあんたが好きや!(笑)
どうしようもないアホなあんたが好きや!」

私「私もカオルン好きー!」

カオルン「性別とか年齢とか関係あらへん!
あんたが好きや!
人としてもやし、この気持ちは恋愛感情やと思う」

私「ふぁ?」


※私とカオルンは20くらい歳が離れてる

763 :
カオルン「1、これあげる」


カオルンは私に青いキーホルダーをくれた
入院中こっそり通販で買ってたらしい


私「…ありがとう」

カオルン「1…
離れてもうちの側におってほしいねん、ずっと
1が身に付けてる物、なんかくれへんか?」

私「…(なんかあるかなぁ)
ああ、じゃあこれ」


私は小指にしてた指輪をカオルンにあげた


カオルン「ありがとう、1
離れてもずっと一緒やで
私が退院して落ち着くまで待っててほしい」


私たちは連絡先を交換した

764 :
私はカオルンに好きって言われて、人としてとか恋愛感情とか言われても正直よくわからなくて
でもカオルンに待っててほしいって言われたからその言葉通り待つ事にした


お嬢とまーちゃんとも連絡先を交換した
(本当は患者同士が連絡先を交換したりするのは駄目なんだけどね)


で、退院当日
みんなに見送られて私は退院した


私が退院してほどなくしてお嬢から退院したってメールがきた

それから数ヶ月後にまーちゃんから退院したってメールがきた

カオルンからは手紙が届いたけど、カオルンの入院は長引いてるみたいだった


ああ、そういやこの入院中に看護助手さんから連絡先書いた紙もらったけど、あんま話した事ない人だから困って主治医に渡しちゃった
看護助手さん主治医に怒られちゃっててなんか申し訳なかったな

765 :
私は入院してた病院に外来通院する様になってた


カオルンからの手紙には近状報告と、できたらテレカとか差し入れしてほしいって書いてあった
入院中は基本的に携帯持てないから、電話は病棟の公衆電話使うしかなくてテレカは必須だったのよ

外来通院ついでにカオルンにテレカとか差し入れしてた
カオルンは病棟から出れないらしく、本人にテレカとか手渡す事が出来なくて、同じ病棟の仲良い人が取りに来てた


カオルンは男女混合の病棟に移動してて、毎回同じ男の人がカオルンに頼まれてテレカとか取りに来てた
チンピラ崩れみたいな中年の男の人

ある日、チンピラ崩れに言われた

766 :
チンピラ「お前、薫とどういう関係?」

私「どういう…
患者友達かなあ…」

チンピラ「ふーん
…お前さあ」

私「何?」

チンピラ「あいつに気をつけたほうがいいぞ」

私「カオルンに?」

チンピラ「うん
あいつ、ろくなやつじゃねえぞ」

私「え…?
なんでそんな事言うの?」

チンピラ「とにかくよ、気をつけな
絶対いつか痛い目見るからよ」


なんでチンピラ崩れはそんな事言うんだろう
その時の私には全くわからなかった

767 :
>>759
変なことばっか覚えてるよ

ルパン三世カリオストロの城のクラリスだよ
薬のクラリスって何?

768 :
>>767
変なこと?私でいえばこのスレの話みたいな事か?w
すまん、ルパンのクラリスさんは存じ上げない
でもお薬のクラリスもググったら出てきたやつだから存じ上げないw気にしないでw

769 :
続き


わからなさ過ぎてお嬢に相談した

お嬢とは退院してからメールだけじゃなく通話もよくしてた
いつもお嬢から電話を掛けてきてくれた


当時はカケホーダイとかもなかったから通話料も馬鹿にならなかったんだけど、流石お金持ちのお嬢


お嬢「お金ならあるからさー!(笑)
気にしないでよ、電話くらい(笑)
私の方が年上だしねえ
素直に甘えてたらいいのよ(笑)」


お金持ちしゅごい!


お嬢にチンピラ崩れに言われた事とか色々話したのよ

770 :
お嬢「あのさー、1」

私「うん?」

お嬢「カオルンにテレカ渡して、カオルンから電話掛かってきた事ある?」

私「…
ほとんどないかも…」

お嬢「でしょう?」

私「お母さんや元旦那さんとよく話してるみたいだから…」

お嬢「1にもらったテレカで?
ありえなくない?」

私「そうかなあ…」

お嬢「ありえないよ、普通の神経してたらさ」

私「……そうかなあ…」

お嬢「あのさ、1
カオルンに指輪あげたよね?」

私「あげたけど、退院する時…」

771 :
お嬢「まーちゃんから聞いたんだけどさ
カオルン、1にもらった指輪、知り合いに頼んで売ったらしいよ」

私「へ?」

お嬢「リサイクルショップで売ったら数百円にしかならなくて、カオルンがこんなお金にならない物いらない、もっとお金になる物くれたらいいのにとか言ってたってさ」


ちなみに私があげた指輪は某シルバーアクセサリーブランドので、定価1万くらいでオークションで売ったら数千円にはなる物


お嬢「カオルン、1が退院してから私にお金の話ばっかしてきたよ
お嬢はいいよね、お金持ちでさ、お金貸してとかね
まーちゃんも一緒にね」

私「………」

お嬢「あんまこういう事言いたくないけどさ
1、カオルンと関わらない方がいいよ
まーちゃんもね
あの人たちクズよ」

772 :
悲しかった

カオルンを信じたい気持ちはあったけど、お嬢がいう通り、カオルンは何かと理由をつけて私に電話を掛けてこない気がした

私からカオルンに電話を掛けたいけれど、カオルンが入院してる限り、カオルンの携帯は繋がらない


カオルンが私に言った事は、どこからどこまで本当なんだろう

全部嘘だったのかな…


カオルンが退院したら訊けるかな…



私はカオルンの退院を
カオルンから連絡がくるのを待つ事にしたw
1年以上もwww
そう、私は待つのが得意

私待つわなあみん的女だwwwww

773 :
このカオルンを待ってる間くらいに結衣と知り合ったかな


カオルン待ってる間も私は短期間入院したりしたんだが、カオルンと同じ病棟になる事はなかった

たぶん、主治医や看護師が同じ病棟にならないようにしてたんだと思う
主治医からもカオルンと関わるなと言われたw


その入院中に他の患者さんからカオルンの話を聞いた
カオルンは自分はヤクザと繋がりがあるとか周りを脅して色んな患者さんに怖がられてた

男の患者さんはカオルンに惚れてる人がたくさんいた
自称カオルンの彼氏がたくさんいたwww


元ヤクザのおっさんとか私がカオルンを知ってると話したらめっちゃ優しくしてくれた

774 :
1年以上待ったある日

カオルンからメールキタ━(゚∀゚)━!

メール開いた



GREEの招待状wwwww
やっとメールきたと思ったらさ、GREEの招待状wwwwwめっちゃ笑った

冗談かな?w
とりあえずカオルンからのメールに記載されてるURLからGREEに登録したよねw

でも私、カオルンにGREEでブロックされてるみたいだったw
GREEで友達招待して友達が登録したら招待した側にポイント入る仕組みだったから私がGREEに登録してカオルンは即私をブロックした感じ


カオルンにメール届くけど返信なし
電話しても繋がるけど出ない

775 :
もうカオルンから連絡くる事はないかな〜とか思ってたらカオルンから電話が掛かってきた

何度もワンギリwww
掛け直せって事ですよね?w

掛け直しましたァwww


カオルン「1、久しぶりやな!元気やった?」

私「久しぶり、元気だったよ」

カオルン「1と話したかったぁ〜
1の事ずっと考えててん
1の事忘れた日なんかないわ」

私「うん(うっそだぁ〜w)」

カオルン「1、会いたい
でもうちお金ないねん
振り込んでくれへん?」

私「なんで?」

カオルン「なんでってあんた…
あ、お母ちゃんがあんたと話したいゆーてるからお母ちゃんに代わるわな」

カオルン母「もしもし1さん?
お水飲んだら元気になるよ
お水たくさん飲みなさい」

私「はい(お水ってwwww)」


さらっと書いてるけど6時間くらい話してたからなw

776 :
結局私はカオルンに真意を訊けず、カオルンと縁を切った(遅いw)

カオルンから何度もワンギリきたけど無視してたらこなくなった


それから数年後、美容室で地元県の情報誌をなんとなく見てたらジュェリーショップの広告ページの【私たち結婚しました!】みたいなコーナーにカオルンとカオルンより若そうな男が載ってたワロタw


お嬢とは私が杏奈と別れた後まで連絡取ってた
杏奈と別れて疲れてた私をお嬢とお嬢の彼氏が励ますよ!って言ってくれてお嬢と数年振りに会った(私がラッキー大明神、和子と知り合った頃かな)
その日私は体調が悪くて、お嬢は体調が悪いのに呼んで申し訳ないって3万くれた
断っても取っとけって言われた

お嬢の彼氏が数万するブーツとか私に買ってくれた
お嬢は他にも色んな高そうな物を私にくれた

私はそういうのがしんどくて、お嬢と縁を切った

777 :
https://kinmaweb.jp/archives/89706
慰めになるかわからんけど
こういう人たちもいる

778 :
>>777
飼い犬よwwwありがとうワロタ

779 :
続き

入院は短期間だけど20代前半から半ばにかけて何回もしてるのよ
その殆どが3回目に入院した病院になんだけどさ

カオルン待ってる間くらいに別の病院に一度短期間入院した
>>510に書いた母がおかしくなって疲れてきってて親戚に病院に連れてかれた


そこは田舎の古い病院でさ、看護師さんの質が悪いというか


夜勤中暇で暇過ぎて暇潰しに自分でへそにピアス空けた金髪の女の看護師さんとか


仕事中にいきなり「あ〜!ぷっちょ喰いてー!」とか叫んだり、「Baby boy わたしはここにいるよ どこもいかずに待ってるよ♪」ってここにいるよ feat.青山テルマ歌い始める太った女の看護師さんとか


おばさんの看護師さんを若い男の看護師さんが「ババアうっせ!黙れ!くそバーカ!」とか言って泣かせたりとか


ぷっちょ喰いてー青山テルマ歌う看護師さんは個人的に大嫌いだったから私が「静かに仕事して」ってキレたら逆ギレしてきたから看護師長さんとかに言って黙らせてもらった

780 :
この頃、住んでる所はかなり離れてるんだけど、ビアンの友達が出来た


優って名前で、同い年くらい
もうほんとに顔が美形、完璧
実際に会う事はなかったんだけど、ガラケーで光で飛ばしたりしてない写メ何枚ももらって、ビアン界であんなに綺麗な顔の人は優以外見た事がない

性格も明るくて優しくて素直でめっちゃいいやつ

優は自分でホームページやってて顔晒してた
毎日色んな女の子から付き合って下さいってメールとかきてた

優は私と同じく中卒だったけど、親が金持ちで親にお小遣いもらって働かず暮らしてた
欲しい物はなんでも親に買ってもらってたな


私は優の見た目と性格が羨ましかった
なれるもんなら優になりたかったw

781 :
ある日、優に一緒にホームページやろうって誘われた

一緒にやる事になった

まあ内容はプロフ、日記、掲示板とか昔よくあったやつ

私は不細工だし自分の顔は晒せなかった
ネットに顔晒すの色んな意味で怖かったし


ホームページから私宛にくるメールが悲しかった

『優さん今彼女とかいるんですか?』

『優さんの事 教えて下さい!』

『優さん紹介して下さい!』


みんな優目的wシンプルに悲しいwww

優は自分の日記に毎日コメントくれる近場の女の子と付き合い始めた

めっちゃ可愛くて美人な子でワロタ…
その女の子の名前を美月とする

782 :
優から美月が私と話したいって言ってるって言われた
優に頼まれて私と美月はメールする事になった

つっても私的に美月と話したい事なんかなかった


美月『優、私の事なんか言ってた?
今日、優何してたか教えて?』

私『優の事勝手にベラベラ話せないよ』


その翌日、優から電話が掛かってきた


優「1、美月に暴力振るわれた…」

私「え!なんで?てか大丈夫?」

優「美月からうちが何してたかとか1に訊いたらベラベラ話せないって教えてくれなかったって言われてさ
でもうちは1の事とか他の友達の事を美月にベラベラ話しちゃって
人の事ベラベラ話すようなやつ大嫌いとか言われて殴ったり蹴られたりしたんだよ…」

私「…理由はどうであれ暴力振るうのは駄目だよ」

優「でもうちは美月の事が好きなんだ
こんなに好きになったのは美月が初めてなんだ」

私「じゃあ美月にもう暴力振るわないって約束してもらいなよ」

783 :
それでも美月は優に暴力を振るい続けた
殴る蹴るだけじゃなく罵声を浴びせたりとかね

しかも美月には他に付き合ってる女の人がいた
そっちが本命みたいだったけど美月は本命にも暴力を振るってるみたいだった


私は何度も優に美月と別れた方がいいって言ったんだが…


優「うちには美月しかいない!」


何を言っても優は聞かなかったし、美月は優に


「あんたは駄目
1を見習え」



とか言いながら優に暴力を振るってた

私は人に見習われるような人間ではないし、私のせいで優が美月に暴力振るわれてるのかなとか思い始めた


優「1のせいじゃないよ…
うちが悪いんだ…
美月も悪くないよ
うちが悪いんだ…うちがちゃんとしてないから…」

784 :
出会った頃はいつも明るくて元気だった優が美月と付き合い始めてどんどん病んで行った

優は毎日自傷行為とかする様になってた


私は優と縁を切ろうかと優と共通の友達に相談した



「友達なら見捨てたら駄目だよ!
1、最低!
優は被害者だよ?
悪いのは美月だよ!」


…私は最低か…
確かに暴力を振るったりする美月が一番悪いけど、そんな美月から離れない優にも問題がある
もちろん、そんな優とバッサリ縁を切れない私も駄目だ

何を言っても聞かない優を見捨てるのはそんなに酷い事なんだろうか?
そりゃあ私だって優を助けたいよ…助けたいけど
まず住んでる所が遠すぎィ…

785 :
美月は私に対しては普通に優しかった

いつも「1、すごーい!」とか言ってきた

でもそれが本心で言ってるとは到底思えなくて、なんか気持ち悪くてさ

美月は最初から私と優を仲違いさせたかったんだろうな

美月の思惑通り、私と優の仲は拗れた


優「美月は1の事が好きなんだよ!
1だってほんとは美月の事が好きなんでしょ?
美月と二人でうちの事おちょくって楽しんでるんでしょ!」


違うと言っても優は聞いてくれなかった
悲しかった


私と優は連絡を取らなくなった

786 :
>>778
喜んでもらえて良かった

見捨てたら駄目って言われても
かわいそうだけどどうしようもないよなあ

787 :
>>786
時には人を見捨てるのも大切な事のかな

788 :
入院の話に戻る

優の事があった前だったか、後だったかなあ
まーたいつもの病院に入院になった

女性だけの病棟に入院になったんだが、何故だかじいさんがひとりいた
なんでじいさんここにいるんだろうと思ったけど、まあいいやって一旦スルーした


すぐ20代後半くらいのカリナちゃんと仲良くなった
カリナちゃんは金髪で浜崎あゆみとか信仰してそうな見た目、元デリヘル嬢で違法なオクスリやって入院してた
退院したら留置所?に行くとかなんとか


私は毎日カリナちゃんと話してた
カリナちゃんはたまにヨダレじゅるっと垂らしてた
オクスリの後遺症?みたいのでヨダレが垂れるんだってさ


カリナちゃんはデリヘルで働く前にキャバ嬢してて、某有名芸人と付き合ってたらしいんだが、そいつのち○こが小さすぎて別れたって言ってた

789 :
ある日、私は売店で買った小岩井のミルクコーヒーをデイルームの机の上に置いたままカリナちゃんとその場を少し離れてたんだ


戻ってきたらボサボサ茶髪ロングの眼鏡でキティちゃんのパチモンの服着たババアが私の小岩井のミルクコーヒー勝手に飲んでた

今なら小岩井のミルクコーヒー勝手に飲まれたくらいじゃ怒らないってか、何事もなかったかの様に過ごせると思うんだが、その時の私はめっちゃ腹立ってブチギレた


私「おいババア、お前人のコーヒー勝手に飲むな!」

ババア「はぁ?ここに置いてあったんです!置いてあったから飲んでもいいでしょ!」

私「なんで置いてあったらお前が勝手に飲んでいいって思うんだ!
泥棒だぞお前!!!」

790 :
カリナちゃんも私と一緒にブチギレてた


カリナ「泥棒ババア!!!
1に謝れや!!!
あ?ゴルァ!!!泥棒!!!!
ブッ○されてーのか!!!謝れやゴルァ!!!泥棒!!!!」


私よりカリナちゃんの方が怒ってる気がしたw


ババア「わかりました!
私が悪いんですね!謝ります!
ごめんなさいね!」

カリナ「ごめんなさいねじゃねえわテメー!!!
誠意が感じられねえんだゴルァ!!!!」

ババア「わかりましたから!お詫びあげますから!」


ババアは一瞬自分の部屋に戻ってなんか持ってきた
ババアが私に差し出したのは生理用ナプキンだった
私はちょっとワロタ

791 :
私「私はナプキンはロリエ派なんだよ!!!
ソフィはいらねえんだよ!!!!」


私はナプキンを床に投げつけた


そこでやっと看護師さんが来た


看護師「どうしたの?何があったの?」

私「こいつが私の小岩井のミルクコーヒー勝手に飲んだ」

看護師「勝手に?盗られたの?」

私「机の上に置いて少しここから離れてたらこいつが勝手に飲んでた」

看護師「ああ、机に置きっぱなしにする1さんが悪いわよ」

私「なんでこっちが悪いの?人のコーヒー勝手に飲む方が悪いじゃん」

カリナ「看護師さんは泥棒の味方なんですかぁ〜?
もしかして、看護師さんも泥棒した事あるんですかぁ〜?」

私「ww
置きっぱなしにした私も悪いと思うけど、だからって人の物を勝手に飲んでいいって法律はない!」

792 :
カリナ「そうだ!!!
こいつは歴とした泥棒だ!!!
私の中では氏刑なのだ!!!」

私「wwwwwwww」

看護師「だからね、こういう所で置きっぱなしにするのは駄目なの
盗られるからね、今度から置きっぱなしはやめなさい」

私「はあ?
盗られる事が前提?」

カリナ「じゃあ私が例えばここで看護師さんの物盗ってもいいんですねぇ!!!」

看護師「………」


私たちが看護師さんと戦ってると、私の主治医が通り掛かったから主治医に話した


主治医「人の物を勝手に飲む方が悪いんですよ(笑)」

看護師「そうですね、すみません…」


こうして小岩井ミルクコーヒー事件は収束した

793 :
>>787
優さんとの件は見捨てると言うよりもタイミングが悪かったんじゃないかな?
1は頑張って何度も忠告したけど相手が聞く耳を持てない状態だったんだろう
いくら正論でもそれを素直に聞ける時と聞けない時って人にはあるよね?だから多分タイミングの問題だったのかなって思うよ

相手が自分で学ぶまで時には待つって事も大切なんだろうね

794 :
>>787
自分を犠牲にして人を助けるのは本末転倒だよ
てか1に最低と言った友達は何か行動してたのかね?

795 :
看護師は患者をそういう目で見てるんだな

796 :
>>793
> いくら正論でもそれを素直に聞ける時と聞けない時って人にはあるよね?だから多分タイミングの問題だったのかなって思うよ

正論振りかざしがちだからよくないと思ってる
自分的には相手の事を思ってやってても、それで人に嫌われたりするからもっと人の話を聞ける人になりたいよw

> 相手が自分で学ぶまで時には待つって事も大切なんだろうね

これも大切だと思う
基本的に思考が極端で、優と仲良くするか離れるかのどっちかでないと落ち着かなかったんだと思う


優の事が羨ましくて妬んでしまったり、優と自分を比べて劣ってる自分が嫌で苦しい気持ちもあった

美月の育った家庭環境の話や美月の親の話を美月から聞いて、美月の生き辛い気持ちも解って、色んな気持ちが混じって苦しくて優や美月から逃げたかったのかもしれない

797 :
>>794
人に嫌われたくなくて自分を犠牲にして人を助けたりしたけど、辛かったなw
友達は美月とバトルしてたよ
>>795
いい看護師さんもいたよ
殆どの看護師さんが仕事のストレスで心が荒んじゃうのかなあ

798 :
人は環境で変わっちゃうからね
よいお年を

799 :
>>798
ありがとねヽ(・∀・)ノ
よいお年を!

800 :
続き

カリナちゃんから>>788に書いたじいさんの事を教えてもらった


カリナ「あのじいさんさ、山田組の元組長の山田さんなんだよ」

私「山田組?」

カリナ「知らないの?この辺じゃ有名な組よ」

私「ふーん、精神の病気なの?」

カリナ「詳しくはわかんないけどさ、他の病棟空いてないから特別にこの病棟に入れてもらってんだって
院長と仲良いらしいよ」


私は山田さんに話しかけてみる事にした


私「山田さん、元ヤクザなんですか?」

カリナ「ちょw 1…」

山田「ふぁっ?」

私「ヤクザって楽しい? なんでヤクザになろうと思ったの?」

山田「…
ふぁっふぁっふぁっ(笑) 面白いやっちゃのう(笑)
お前、名前なんじゃ?」

私「1です!」

山田「1よ、こんなじいさんでも良かったら仲ようしてくれ、ふぁっふぁっふぁっ(笑)」

801 :
山田さんはデイルームでたまに看護師さんに肩とかに軟膏塗ってもらったりしてた
上半身ガッツリ脱いでたから背中とかに入ったゴリゴリの和彫りの刺青が見えた

たまに山田さんと話してたけど、ヤクザの話とかは教えてくれないってか、笑って誤魔化された


ちなみにカリナちゃんにオクスリを勧めたのは、ホストの元カレだった


カリナ「元カレさあ、超イケメンだったの
ある日セ○クスする時に元カレのケツの穴見たらさあ、ガバガバだったの(笑)」

私「ガバガバ?」

カリナ「そう、ガバガバ(笑)
問いただしたらさあ、ゲイのおっさんに身体売ってたんだよね(笑)
オクスリ買うのに給料使い果たして金欠でケツの穴売ったの(笑)
なんか面白くなっちゃって、キッチンにあったニンジンを元カレのケツの穴に突っ込んでやった(笑)」

私「wwwwww」

カリナ「マジシュールだよね、イケメンがラリって四つん這いでケツの穴にニンジン突っ込まれてんだから(笑)」

私「wwwwwwwww」


入院中はちょっとした事でも面白く感じて笑ってしまう

802 :
カリナ「それにしてもさ、私、退院したら留置所だよぅ…怖いなぁ…どんな所なんだろう…」

私「どうなんだろう? 私も入った事ないからなあ」

カリナ「…
山田さんに訊いたらわかるかな?

山田さーーーーん!!!
留置所ってどんな所ですかあーーーーー!?」

山田「ふぁっ?」

カリナ「私、退院したら留置所行くんですけど、不安なんですけど、留置所って怖いですかー?」

山田「…
ふぁっふぁっふぁっ(笑)
わしゃあ怖くなかった(笑)
大丈夫じゃ(笑)」

カリナ「大丈夫らしいね」

私「wwwwww」

803 :
カリナちゃんがお昼寝してる時、私は暇で暇で禿げそうでさ

看護師さんに詰所に預けてある化粧ポーチの中の眉ペン一瞬借りて自分の顔に落書きした
志村けん的な感じのさ


その顔で詰所の前で全力で変顔で変なおじさんダンスとかした
看護師さんは昼食食べながら爆笑してた


「食事の邪魔になるからやめなさい(笑)」


って言われたんだけど、まあやめずにふざけ倒したわな

そしたら看護師さんに詰所の窓を段ボールとかで覆って隠されてさ


私がしょんぼりしてデイルームに座ってたらカリナちゃんが起きてきて爆笑してた

804 :
カリナちゃんより私の方が早く退院したんだけど、その時カリナちゃんに言われた


カリナ「1はちょっと真面目に生き過ぎてる気がする
もうちょっとアングラに生きていーんじゃないの?
その方が楽だよ」


その時はその言葉の意味がよくわからなかったけど、今はなんとなく解る気がする

805 :
で、またその後も短期間入院したんだけどさ

今度は男女混合病棟だった
患者さんの中で地獄と言われてる病院
なんか居心地が悪い病棟


私がデイルームの隅でボーッとしてたら変な女が話し掛けてきた


変な女「うち何歳に見えるぅ?」


は?いきなり?挨拶もなしに?って思ったけどそんな事も言えるはずもなく

私「えーーーーっと…
23くらいですかね?(いや普通に30〜40代だろーよw)」


こういう時にお世辞が下手だと困る
変な女は私を睨み付けてきた
そしたら後ろから北島サブちゃんみたいなヤクザ風のおっさんが私にぶつかってきた


サブ「どけよクソアマがよぉ!」

私「は?」

サブ「はじゃねーよお前よぉ!俺を誰だと思ってんだ!」

私「知らん」


ただの北島サブちゃんみたいなおっさんじゃねえのかよ

806 :
サブ「お前どうなるかわかってんだろうなあぁァァァァ!!!!」


私がサブの相手をするのに困っていると、金髪で小柄なお姉さんが近付いてきてサブに言った


「やめな。その子から離れな。」

サブ「あっ、タマキさん…すみません」


北島サブちゃんみたいなおっさんは逃げるようにその場から去った
なんだこのタマキさんって人は


タマキ「私の側にいたら変なの寄って来ないから
私がいなくても私の名前出せば変なのが来ても何もして来ないから
ここは元ヤクザやチンピラが多い病棟なのよ
私の旦那が右翼だから、みんな私には歯向かえないのよ」


よくわからんが、私はタマキさんに言われた通りなるべくタマキさんの側にいるようにした

807 :
タマキさんは口数が少ない
煙草を吸いながらみんなが話してるのを聞いて静かに笑ってるような人

みんなほんとにタマキさんに敬語で話したりペコペコしてた


私「右翼って、黒バス乗って大音量で音楽流しながらなんかしてる人?」

タマキ「(笑)」

私「あれ、子どもの頃休みの朝とかに家の近くの道路走っててうるさかったなあ」

タマキ「(笑)(笑)(笑)」

私「右翼とヤクザってどう違うの?」

タマキ「(笑)(笑)(笑)(笑)
そんなに知りたいの?(笑)」

私「自分の知らない事は知りたい
退院したら調べてみよう!」


この頃くらいから看護師さんに「1さんはすぐググる人www」とか言われ始めた

808 :
あけおめおみくじ

809 :
あけましておめでとうございます
ヤクザより右翼のが偉そうだよね
知らんけど

810 :
>>675
テトリス開発したのってロシアの人だった記憶

811 :
>>809
あけましておめでとうございます(*゜▽゜)_□
私も知らんけどw

>>810
(。`ゝ艸・)。+゚☆ Д ндρρч Йёщ Чёдγ ☆゚+。
らしいね、このスレの人に教えてもらってびっくりした




インスタで福引き当てたくて普段やらないインスタやったよ
外に出て歩き回って映えそうな所探してさw当たるといいなー

812 :
続き

ちょっとほんとに病棟の居心地が悪すぎて、主治医にお願いして別の病棟に変えてもらった
そこも男女混合の病棟で大部屋


病棟変わって一番最初に話したのは少し年下のサコって女の子
なんか表情が死んでた


サコ「自殺しようとして…練炭で…
失敗して…ここに来たんです…
疲れてしまって、母が嫌で苦しくて辛くて…
私は小さい頃からずっと母の期待に応えようと頑張ってきたんです
母の言う事は絶対で、自分の好きな事なんて出来なくて
全部…母の言う通りに頑張って勉強して、せっかく○○大学に入れたのに…
もう疲れてしまった
私はただ…母に愛されたかった…
普通の家庭に生まれたかった…」


私とサコの生き辛さは似てた
母に愛されたかったとか、普通の家庭に生まれたかったとかね
人に嫌われたくなくて人に合わせ過ぎたり、人にNOと言えない感じ


私はたまにサコと話すようになった

813 :
私「てか敬語使わなくていいよ、気楽に話そう」

サコ「わかりました…」

私「敬語じゃんw」

サコ「あはは(笑) そうです…そうだね(笑)」

私「笑った方が可愛いぞw」

サコ「1さんもあんま笑ってないよw」

私「そう?www」


私たちは主治医が一緒で、お互いACの自覚があった
普通に親に躾られて、地頭がいいぶんサコの方がまともだったと思う(私からしたら)

私は男女問わず色んな患者さんや看護師さんと話したりしてた


サコ「いいなあ、1さんは
すぐ色んな人と仲良くなれる」

814 :
私「そう?サコも話したら?」

サコ「私は…なんかそもそも人にあまり興味がないというか…」

私「そうなの?」

サコ「うん、恋愛感情もないみたいで、人に触られたりするのも苦手かも」

私「そっかぁ、別にいいんじゃない?
世の中色んな人がいるし
人生色々よ」

サコ「なんか…悟ってるね…w」

私「そうかな?寂聴目指そうかな
ちょっと頭丸めてくるわ」

サコ「wwwwww」


私とサコちゃんが話してると、チビで眼鏡のおっさんが話し掛けてきた


「何話してるのー?
俺も仲間に入れてー(笑)」


おっさんは半ば強引に私たちの話に入ってきた
おっさんの名前を糞川とする


サコ「私たち、AC仲間なんです」


糞川「ACって何?(笑) じゃあ俺もAC(笑)」

815 :
名前で大体想像つくな

816 :
>>814
糞川さんは二言目でわかるA(あたま)C(カラッポ)のACだな

817 :
>>815
察しの通りw

>>816
夢詰め込めるなw
笑顔ウルトラZで今日もアイヤイヤイヤイヤイしてるんじゃないか

818 :
続き

サコ「…あはは(苦笑)」

糞川「ふたりともまだ若いっしょ?(笑)いいなあ(笑)
彼氏いるの?(笑)」

私「いないってかいらん」

サコ「私は彼氏いない歴=年齢です…」

糞川「えええええええ!そんなに可愛いのに(笑)」


この日から糞川はサコにつきまとう様になった
私は相変わらず色んな患者さんや看護師さんと話したりしてた

私は主治医に短時間の外出許可をもらい、病院の近くの美容室で髪を切った
真夏で暑かったのと、イメチェンしたくてバッサリショートにした

病棟に戻ると60代の白上って名前の男の看護師さんが私を見て言った


白上「なんだその頭は…女性なら女性らしく髪を伸ばしなさい」


私は一瞬イラッとしたけど、ニコッと笑って白上をスルーした

819 :
主治医からよく感情をコントロール出来るようになりなさいと言われていた
主治医に言われた通り、腹が立ってもなるべく我慢する様に気をつけていた

カウンセリングも受けてたから、本当に言いたい事は心理士さんの前で話してた
思ってる事を全て話せてた訳じゃないけどね


私は主治医や看護師さんとかから表情が優しくなってきたと言われる様になっていた
作業療法では雑誌を読んだり、スポーツをしたり、カラオケを好んでやってた


サコにオセロやろうって誘われて、サコにオセロのやり方を何度も教えてもらったんだけど全く理解できなくて、サコがガチで引いてたw
あの時のサコの表情は今でも忘れられないw


真夏にお風呂が週2ってのがきつかった
サコもしょっちゅうお風呂に入りたいって言ってた
私はどうにかお風呂に入れないかと考えた

820 :
私「サコ、今日午後作業療法で外出よう」

サコ「え…!めっちゃ暑いよ!汗かくよ!」

私「大丈夫、外に出て動いてる振りでもしてて、看護師さんに見えるように」

サコ「でも…」


私たちは外に出た
マジくっそ暑いw サコは日影でちょっと動いてた
私は日向でめっちゃ運動してた
日焼け止めは塗りたくっておいた(o^-')b !

動いて汗だくで病棟に戻る途中、私とサコと緩そうな女の看護師さん3人だけになった

…チャンス到来

私「看護師さん、動いてめっちゃ汗だくで気持ち悪い…
しかも私もサコも女の子の日…(大嘘)」

サコ「(え?w)」

看護師「大丈夫? それはしんどいねえ」

私「お風呂入りたい…マジ辛い…お願い、看護師さん、シャワーだけでも…」

看護師「いいよ、私ちょっと用事してくるから、その間に二人でシャワー浴びておいで(^-^)」

私「ありがとう(。-∀-)」

サコ「wwwwww」


私とサコはシャワーを浴びれた
私はいつもより念入りに頭や身体を洗ったった

821 :
お主もなかなかのワルよのう

822 :
>>821
どうしてもお風呂に入りたかったんだもんw

823 :
続き

作業療法とかなくて暇な日中、私がデイルームで絵を描いてたら、めっちゃ身体がゴツいおっさんが入院してきた

で、私に話しかけてきた


「おお、お姉さん
絵上手だねえ、俺も絵を描くのが好きなんだよ」

おっさんは島田って名前で、40代
病院の近くに住んでいて、入院の常連w

私は島田さんと仲良くなった
島田さんはなんか祈祷とか出来るんだってさ
祈祷されたけど、効果とかよくわかなかったw


島田「1、お前はまだ若いからこれからいくらでも人生やり直せる
俺はもう駄目なんだけどな(笑)」

私「なんで? 40代ならまだ大丈夫じゃない?」

島田「………
俺には…家族がいない
帰る場所もない…」

824 :
私「私も似たようなもんだよw」

島田「(笑)
…病気になって…気付いたらこの病院にいてな、何年も前の話だが…
医者や看護師たちに病院の近くに住むように言われて…俺が知らねえうちに病院のワーカーが病院の近くに家借りて…そこに住むよう言われて…
お前は俺みたいになるなよ」

私「どういう事?」

島田「ここの院長は金儲けの事しか考えてねえ
まあ病院なんかどこもそうだと思うが(笑)」


私は島田さんの話に興味深々だった
ネットには病院の悪口ばかり書いてあるw
島田さんなら色んな事知ってるかな?

島田さんに訊いてみようw


私「ここの病院って患者さん薬漬けにしてるの?」

825 :
島田「…
医者によるかなあ(笑)」

私「電気(電気けいれん療法)は? あれ、ほんとに廃人になるの?(当時のネットの噂)」

島田「…俺は…やった事がある
病院の近くに住んでる患者は殆んどやってんじゃねえかなあ(笑)
やりたいか? 麻酔して寝てる間に終わるぞ(笑)」

私「やって病気はよくなるの?」

島田「俺はここに来たばかりの頃より楽にはなったがな…社会復帰目指せる所か、入退院繰り返してらあ(笑)
本当はここから逃げたいんだよ、病院から逃げたいんだ
…でも無理なんだ
とにかくお前は俺みたいになるな」


確かにこの病院には身寄りのない患者さんがたくさん入退院繰り返してて、その殆んどが病院の近くに住んでたんだ

そういう人たちは、なんていうか重症っぽくて、病院や院長を恨んでる人が多かった

でも真相はわからん


ちなみに私も主治医とかから病院の近くに住まないかとか言われたけど「やだ!」ってキッパリ断ったw

826 :
まるでカッコーの巣の上でだな
本当にあるんだな

827 :
>>826
カッコーの巣の上でって知らなかったからググった、面白そうだけど観たら色々思い出して病みそうw

私が他の患者さんから聞いた話は話半分だと思って

ロボトミーとか電気けいれん療法が気になって主治医とかに訊いたけど教えてもらえなかったよ
昔の精神病院を知ってる患者さんや看護師さんは、昔は酷かったって言ってた
患者さんが看護師さんからの暴力とかもあったって言ってた

何度も話した事のある私と歳の近い患者さんは、病院の近くに引っ越して電気けいれん療法受けてた
電気けいれん療法のせいか薬のせいか病気のせいか知らないけど、私の事や色んな事を忘れてた
悲しかった

病院の近くに住んでる患者さんは呂律が回ってない人が多くて、煙草くらいしか楽しみがない感じかな

828 :
『カッコーの巣の上で』
カッコーって他の鳥に卵を育てさせる“托卵”する鳥だから巣を作らないんだよね

実はそんなことを暗示するタイトルになっています

829 :
何ヵ所か精神科入院してたから病院の雰囲気とかわかるから面白い
でも患者で個性的な人や嫌な人は結構見たけど看護師とかで嫌な人とか全然いなかったんだよね
病院のスタッフからの暴力とか暴言とか差別とか全然されたことなかった
ネット見てると精神科で入院中ひどいことされたみたいな書き込み結構見るけど私は運がいいのかな
電気やると記憶がとぶみたいだね

830 :
>>828
言われてみればそうだな
気がつかなかった

831 :
>>828
なんでカッコーなんだろって思ってたトンクス

>>829
ありがとう、面白いでしょ?w
私もあからさまな暴言とかは最初の入院の時だけだったと思うから、それがだいたい20年前でネットも普及してなかったから看護師さんとかやりたい放題だったのかな
最近は酷い事とかあんまりないんじゃないかな
今書いてる話の病院の看護師さんが色んな患者さんの個人情報を他の患者さんとかにベラベラ話してた事はあったな
電気やった人見たことある?

>>830
私はカッコーのヒナ状態だったのか?


カッコーの巣の上で観たいのに配信がYouTubeとGoogleプレイで750円か…
普段映画殆んど観ないから高く感じるw

832 :
レンタルのが安いかもね
カッコーの巣の上でを見てミリオンダラーベイビーを見ると
一緒やんけ!てなるw

833 :
原題を直訳すると
カッコーの巣を飛び越えた人
なんだな
実在しないものを飛び越える・・・わからん

834 :
>>832>>833
もう何年もレンタルしてないやw
ミリオンダヤーベイビーってのはアマプラにあるな
タイトルの名前調べたら
チーフは病院に留まらずに飛んで行った(自由になった)ということではないかと思います。

髪が長いのがチーフ?

835 :
続き

サコと二人で話したくても、トイレとお風呂と寝る時以外は糞川がずっと着いてきた
気持ちが悪いw

私と糞川が一瞬二人きりになった時


糞川「サコちゃんってぇ、彼氏いない歴=年齢って事はさぁ、処女だよねえ(笑)」


ほんっとに気持ち悪すぎて糞川の眼鏡カチ割ったろかと思った

この入院の途中から私とサコが同じ部屋でベッドが隣同士になった
消灯後に部屋で私とサコはスケッチブックに糞川の悪口を書きまくった

『きもい』『不細工』『ナルシスト』『勘違い』『チビ』『よく見たらハゲwww』etc.


ある日の日中、事件は起きた

836 :
私とサコがデイルームで並んで座って話してると、いつものように糞川が来てサコの隣に座った
糞川 サコ 私の並びで座ってた


私が ああ、また糞川来たわ、他の人と話そうかなって思って立ち上がろうとしたその時

糞川がサコの胸を揉んだw
サコは真っ青な顔で漫画みたいにフリーズしてた
私も一瞬フリーズしたw


糞川「いい胸してるねえ〜(笑) 何カップ?(笑)」


次の瞬間
私は糞川のおでこを強めにチョップした
ほんとは顔面グーで殴りたかったが、グーはいかん
チョップなら…セーフだろ多分


糞川「っ! いってーな! 何すんだ!!!」

私「何すんだじゃねえわ、セクハラすんな!!!」

糞川「何がセクハラだよ!!! お前関係ねーじゃん!!!」

837 :
私「サコが嫌がってるだろうが!!!」

糞川「サコちゃんは嫌とか言ってねえだろうが!!!」


私と糞川がバトルしてたら看護師さん数人駆けつけてきた


私は秋田君っていう少し年上の男の看護師さんに事情を説明した
糞川は別の男の看護師さんに「俺は悪くない!」とか言ってた


サコは私たちと離れた所で女の看護師さんに泣きながらなんか言ってた

私が勝手にサコのためを思ってやった事だけど、サコは自分のせいでとかって自分を責めてるんだろうな…
そう考えると私は泣けてきた


なんかめっちゃ泣けてきて、こんな大事になってしまって、サコに申し訳なくて
秋田君は泣きじゃくる私をずっと宥めてくれた

838 :
秋田「1さん、大丈夫ですよ、ちょっと落ち着く注射しましょうか」

糞川「(少し離れた場所で) 俺にも注射してくれ!」

秋田「ごめんなさいね、糞川さんはあとで…さあ1さん、詰所入りましょう」


秋田君に促され、私は詰所に入った


秋田「ちょっと待って下さいね、これ打ったら落ち着くんで、ちょっとチクッとしますよ」

私「…私が…悪い…」

秋田「はは、大丈夫ですよ〜
泣かなくていいですよ
僕ね、1さんの性格好きですよ
あ、変な意味じゃないですよ(笑)
正義感が強くていいじゃないですか
僕はいつも1さんの味方ですから」


秋田君が優しすぎて余計に泣けてきたw

839 :
私が詰所から出ると、>>818に書いた白上っていう看護師さんがいた


白上「…
君は何も言わなければいい子なのに。」


悲しかったw


何も言わなければいい子…
もう何も言わない方がいいのかな

これからはなるべく、何も言わないようにしよう


サコはやっぱり自分を物凄く責めてた
何度も私に謝ってきた、辛かった


サコとちょっと気まずいまま、私は数日後退院した

840 :
>>831
私が入院していたのも20年前くらいだよ
たぶん>>1と歳は同じくらいだわ
いい病院スタッフに恵まれてたけど凄く看護師や病院に敵意剥き出しの人は多かった
私が入院していた病院は結構電気が多くて何人も見たよ
電気やるのは糖質のひどい人とかなり重度の鬱の人だった
当時関西方面では電気はあまりやってないからとわざわざ転院してきてやってる人もいた
あれは合う人はかなりいいみたいね

841 :
予想以上の糞だった
白上はカッコーの巣の上での婦長みたいだな

842 :
>>840
マジかい!
私が入院してた所がヤバかっただけ?w
ちなみに関西ではないどっかのめっちゃ田舎の病院だから電気自体なかったし電気の存在を知ったのは20代前半よ
もし自分や自分の大切な人が糖質やうつが酷くなった時、電気やれるならやりたい?(なんの質問w)

>>841
糞川はまた後でちょっと出てくるかもね☆
明日たぶんカッコーの巣の上で観る!

843 :
続き

退院して即ドラッグストアに行って、ハイブリーチ3つ買ってきた
自分で髪を白に近い金髪にしたw
一種の自傷行為だと思う

リスカとか昔は軽くしてみた事はあるけど、私には向いてなかったし(向いてないってなんだよw)、痕を人に見られた時の気まずさよ…めっちゃ後悔してる

ODもしんどいだけで無意味だと思った

ピアスも必要以上に空けたくないし、刺青は個人的に絶対やだ

なので頻繁に髪型を変えたり染める事が私にとっての自傷行為だったんだと思う


白に近い金髪だけじゃもの足らず、シルバーにしたw
田舎だと人の視線が痛い

…私自体が痛い…w


わりとすぐ我に帰って髪色戻ししたw

844 :
白上に何も言わなければいい子なのにって言われたのが地味に効いてた


スケッチブックやノートに

辛い R どうせ私なんか くそ バーカ 生きててごめんなさい 生まれてきてごめんなさい

とか毎日毎日書きなぐった
数年後にそのスケッチブックやノートを発掘

自分で見てめっちゃ怖かったw
病んでたんだなあと思いながら破り捨てた


もう入院したくなかったんだが、数ヶ月後かな、また入院w
前と同じ病院の同じ病棟にね


なるべく何も言わないようにする!よし!

845 :
その頃私は何を思ったのかツイストパーマかけてた
ツイストパーマのチリチリ感で強く見せたかったのかな自分を
初めての入院の外泊中にかけたパーマもツイストパーマだった(昔流行ってたしねw)

長めのショートヘアにツイストパーマの茶髪、オークションや古着屋で買った個性的な服を身に纏い、病院へGO‼


病棟に入ると他の患者さん引いてたと思う
違うねん皆の衆、DQNとか輩ちゃうねん

わりと大人しくてちょっと愉快でアホなだけやでえへへ


病室に入って荷物とか置いてると隣のベッドの住人が戻ってきた
私と同い年くらいか…ちょっと下?
色白で黒髪セミロング、スラッとしててめっちゃ可愛くて美人だった
ほんとに引くくらい可愛くて美人

でもなんだろう、怖い
私は遺伝子レベルで拒否反応を起こしてたのかな


その子は私を見てめっちゃ笑顔で話しかけてきた
名前はトモちゃんで10個以上年上だったワロタ…めっちゃ若く見えた、ほんとにお世辞抜きで

846 :
トモちゃんは私に病棟の仲良い人たちを紹介してくれた

男ばっかり(笑)
その中にゴリラみたいな顔の男がいた
20代後半くらいかな
トモちゃんの事が好きらしい


ゴリラみたいな顔の男の名前は五利でいいわ


私は今までの入院より大人しくなってた
てか大人しくしてた

めっちゃ目立つ見た目のくせに大人しいから何考えてるのかわからないとか言われてた


なるべくひとりで過ごしたかった
もう他の患者さんや看護師さんと揉めたくなかったからね

847 :
ひとりで洗面所の前で被ってたニット帽を引っ張って伸ばしてあえてダルダルにして被ってたのよ

五利がそれを見てたみたいだった


五利「それ、何してんの?」

私「…伸ばしてダルダルにして被ったらいい感じになるかなって」

五利「ふーん…」


そこにトモちゃんが現れた


トモ「1ちゃん、ニット帽可愛い!」


五利は自分の部屋に戻って自分のニット帽を持ってきた
そしてニット帽をおもむろに伸ばし始めたんだ、もうグィングィン引っ張ってさ
でも素材や形的に伸びる感じのやつじゃないのよw


五利「くそっ、おっかしーな…伸びねえじゃねえか…」


私は五利に睨まれた
ちょっと嫌な予感がした

848 :
>>842
私は関東のめっちゃ田舎の病院を3つ入院してどこも電気やってたよ
精神科の薬飲んでる人って独特の雰囲気で一目見ただけでわかるんだけど電気をやるとそれが何倍にも強まる感じになるんだよね
自分の大切な人のそういう姿を見るのはきっと凄くつらいし、自分がそうなった姿を大切な人に見せるのもつらい
でも電気は合う人はかなり症状は落ち着くみたいだから電気で楽になれるならやる方を選ぶかも
電気を初めてすすめられた人は皆凄く怖くて不安で悩んでいたよ
当時はやってよかったって言っていたけど今頃どうなっているかわからない
私も自傷行為で髪の毛染めたり切ったりパーマしたりしてた
今の子ってあまり派手な髪の毛の色の子っていない気がする
あの頃はシルバーや真っ赤や緑やら色々あったのに

849 :
知能もゴリラだった

850 :
ようやく追いついた!
みんな言ってるけど読ませる文章書くよね。
今日一日中読んでたw

851 :
>>848
電気やった人たちは飛んだ記憶は戻ってたの?
私も出来ればやりたくないけどもし病気が酷くなって効く薬が何もなかったらやるかもしれない
記憶が無くなるのが一番怖いかな、あとネットちょっと調べても電気で病気よくなったって人なぜかあまりいない気がする
病んでたりすると誰もが通る道なのか、自傷で頻繁に髪型変えたり派手な髪色にしたりw最近はEXITのかねちみたいな髪色の若い子よく見る気がする

>>849
ウホッウホホホホホホッ!ウッホ!
(カッコーの巣の上で観たよ、ビリー( ;∀;))

>>850
読んでくれてありがとう!お疲れちゃん
君の声が力になるw

852 :
続き

私はその場を離れてデイルームの隅でひとりで絵を描いてた

いつの間にか五利が近寄ってきて私の絵を覗き込んでた


五利「ふっ、下手じゃん(笑) 俺の方が上手いわ(笑)」

私「だよね、下手だよねw」


五利は私のスケッチブックを奪ってなんか描き始めた
多分、某アニメのキャラかな、アニメとかよくわからんから知らんけどさ


五利「どうだ?俺の勝ちだな?」

私「そうだね、五利君の方が上手いw 参りました」

五利「へっ、勝った(笑)」


なんだよ、勝ったとかw 勝ち負け関係ないだろうw めんどくさいw
でもそんな事言えない


私「眠いから部屋に戻るね」

853 :
五利「え、寝んの? ちょっとみんなで話そうぜ!こっち来いよ!」


めんどくさいw でも断れず五利に着いてった
廊下の角で五利やトモちゃんやトモちゃんの囲いの男の患者さん数人と話す事になった


五利「俺さ、今は髪短いけど、長い頃はめっちゃモテたんだぜ!
けっこうイケメンって言われてたかな(笑)
みんなは俺の事どう思う?」


どう思う? ゴリラやろ ゴリラに似ているホモサピエンスやろ
でもそんな事 絶対に言ってはいけない

そしたら誰かが小声で「ゴリラみたい」って呟いた
私は俯いて笑いを堪えてた


五利「誰だ今ゴリラっつったのは!ゴリラは禁句!似てないし!金輪際絶対ゴリラって言うなよ!!!言ったらブッ○す!!!」

トモ「まあまあ五利君、落ち着いて」

五利「落ち着いてるよ、俺は(^-^) ごめんねトモちゃん、大声出して…怖がらせたね…」


色んな意味で怖かった

854 :
トモ「私…怖い人嫌い」

五利「マジごめん!どんな人だったら好きになる?」

トモ「優しいイケメン」

五利「俺じゃ駄目?」

トモ「山Pみたいな顔で優しい人がいい」

五利「俺、髪伸ばしてる時、山Pに似てるって言われた事があるよ!写真持ってくるから待ってて!」


五利は自分の部屋に写真を取りに戻った
てか写真持参wwwwめっちゃ笑いそうになった
みんなうっすら笑ってた

五利がダッシュで戻ってきた


五利「どう?山Pに似てね?」


五利は自分の写真をアルバムにまとめてた心の中でめっちゃワロタ
てか山Pには全く似てない
髪型は野ブタをプロデュースの頃の山Pっぽいけど、顔はどの写真を見てもゴリラだった

855 :
トモ「…(笑) まあ…いいんじゃないかな」

私「うん、今もいいけど髪伸ばしてるのもイイネ!」

その他の患者「そうだな、うんうん」

五利「だろ? トモちゃん、俺じゃ駄目かな?」


こいつは正気かwwwww


トモ「ごめんね、すぐには答え出せない
考えさせて」
五利「待ってるから!」


私はトモちゃんに連れられて部屋に戻った


トモ「ごめんね、1ちゃん」

私「ううん、モテると大変だね(笑)」

トモ「(笑)
五利君はね、お菓子とかジュースとかくれるから話してるだけなんだ
五利君に言っちゃダメよ?(笑)」

私「うん、絶対に言わない」


絶対に何も言わないから何もしないから五利ともトモちゃんとも出来れば関わりたくなかった

でも五利が毎日色んな事で私や色んな男性患者に張り合ってきた
めっちゃ疲れたしめっちゃ怖かったw
みんな全力で五利を持ち上げてた


じゃないと五利の機嫌が悪くなるから

856 :
ある日の消灯後

夜中の2時とかかな
私は寝付けなくて詰所に行って夜勤の看護師さんに追加の薬貰って飲んで、トイレに行った

そしたらトモちゃんがトイレで鏡見てた


私「びっくりした(笑)」

トモ「(笑)
ねえ、私の事…好き?」

私「え?なんで?」

トモ「好き?嫌い?」

私「…どういう意味で?」

トモ「意味なんか考えなくていいの
好きか嫌いか
どっち?」


トモちゃんは瞬きせずに私の目をじっと見つめてた


私「…好きだよ、普通に、人として」


…………………………


トモ「1ちゃんは…
すごく綺麗な瞳をしてるね
…でも…とっても悲しい瞳をしてる
今までたくさん辛い想いをして生きてきたのね」


…怖い…

857 :
金縛りにあったみたいに私は体が固まってた
トモちゃんは私の頬にキスして部屋に戻って行った


私は動悸がしてきてトイレの個室に入って立ったまま壁にもたれて休んでた


部屋に戻るとトモちゃんがいる
怖い…
トモちゃんが何を考えてるのか全く解らなくて
でも、誰にも話せない



綺麗な花には棘がある
トモちゃんに近寄ってはいけない、触れてはいけない



動悸が治まって部屋に戻ると、トモちゃんは寝てた(多分)


私は殆んど寝れなかった

858 :
朝が来て
トモちゃんはいつも通り私に接してきた

…良かった…

でも私はトモちゃんから離れて過ごしてた


私が廊下を歩いてると、看護師さんに呼び止められた


看護師「1さん、ちょっといい?詰所に来て」

私「何?」


さっぱり解らない
解らないまま詰所に入って椅子に座った

看護師さん数人に囲まれた


看護師「1さん、他の患者さんからね、あなたに嫌な事されたって相談されてるの
心当たりある?」

私「え…私が…嫌な事?
誰に?どういう事?」


看護師さんが言うには、私がトモちゃんに好意を寄せていて、トモちゃんにキスしたりしてトモちゃんが困ってるって


私「違う…トモちゃんが…昨日夜中に…」


その日の日勤の看護師さんは私をよく思ってない看護師さんばかりで、みんなトモちゃんの味方だった
白上もいた

859 :
看護師「これから先生呼ぶから」

私「だから違う…」


ちなみにその頃 私の主治医が体調不良か何かで休んでて、代わりの全然知らない女の医者がきた


医者「こういう問題を起こされると困るのよ」

私「いや、違うんです、あの…」

医者「あなたの話はよくわからないわ
別の病棟に行ってね
お薬も増やしておくから」


違う…私は…


上手く説明出来なくて、私は泣きそうになりながら詰所を出ようとした

白上が私に近寄って来た


白上「本当に君は。
何も変わっちゃいない。」


何も変わってない…私は…
私が…駄目なんだ…


詰所から出て泣いた
泣きながら部屋に戻る私に五利が「あー、ゴミが歩いてるわ、ゴミ以下かw」とか言ってきた


私はゴミ以下かw 生きてる価値のないゴミ以下wwww
ごめんなさい…生きててごめんなさい

860 :
すぐ別の病棟に移る事になって、急いで荷物をまとめてた

そしたら誰かに肩を叩かれて振り返るとトモちゃんだった


トモ「大丈夫?」



トモちゃんは何故か少し笑ってたってか楽しそうだった
めっちゃ怖かった

大丈夫じゃないわ、お前…お前が…



でももうほんとにトモちゃんと関わりたくなくて逃げるように部屋を出て別の病棟に移動した
退院までただひたすら大人しく過ごした

861 :
精神病院て小学校みたいだな

862 :
あ、規制とけた

幼稚な奴とACが交わったらACが負けるわな
頭数も違うし

医者や看護師は虐待されて育った人の話に出てくる児相の連中にそっくり

863 :
アマプラで、「60デイズ・イン 刑務所潜入60日」ってのがあるんだけど、
精神病院を彷彿とさせるから観てみw

864 :
カッコーの巣の上でどうだった?
あれ本当にRつもりで絞めてたよね

865 :
>>861-862-864
こういう事言っていいんかわからんが、幼稚園みたいな小学校みたいな介護施設みたいな刑務所みたいなとこかな、精神病院
トモちゃんも多分ACかな、親に虐待されてみたいな話をちょっと聞いた
でもトモちゃんは私と違って賢かった、看護師さんとかに絶対本性を見せなかったというか
なんていうかいい子を演じるのが物凄く上手だった

カッコーの巣の上では精神科の独特の雰囲気が面白かったw
ビリーを見てて悲しくなった、バスケのシーンで人数多くて人に譲る所とか見てて辛かったw
母親なんか気にせずに自分の人生を生きてほしかった
あと、マクマーフィーお洒落過ぎワロタ
リーバイスのデニムにアイリッシュセッターか?
チーフもオールスターめっちゃ似合いすぎワロタ
感想になってなくてごめんお

866 :
>>863
時間あったら観てみる
最初の入院の保護室を経験してたら刑務所耐えれそうな気がするw

867 :
トモちゃんと五利の本名とか覚えてるからググってちょっと調べたよw

五利はその後ある事件を起こして逮捕されてるかな


トモちゃんもねw

868 :
続き

退院して月1くらいで外来通院してた

外来でサコに会った
表情が前と比べて活き活きしてて元気そうで安心した
母親から逃げるために一人暮らししたいからバイト頑張ってるって言ってた


私は主治医に知能検査したいって何度も話した
でも主治医に「あなたは普通の人だから知能検査なんか必要ない!」って笑いながら言われた

私が気にしすぎか?

カウンセリングで心理士さんにも相談した


私「私、頭おかしいと思う、知能検査したい
絶対どっかおかしいと思う、普通ではないと思う、ヤバイ」

心理士「…(困惑)1さんは具体的に自分のどういう所がおかしいと思うの?」

869 :
具体的に?
って訊かれたら上手く説明出来ん…

けど自分のおかしい所を話した


「オセロとかが理解出来ない、でもそもそも興味がない
でも普通の人はみんな出来るよね?なんで?

今まで知り合った人の名前漢字フルネームや誕生日とかどうでもいい事ばっかり覚えてる、でも覚えたいわけじゃない

数字が好き、偶数が好き、奇数は嫌い、数字に色が見える、でも算数とか計算は苦手ってか嫌い

みんなだいたいディズニーとか好きだけど、何がいいのかよくわからない
ジブリも興味ない、でもみんなが好きって言うから好きにならないといけない気がする

もし生まれ変われるなら無機質な物になりたい、人間や生き物に絶対に生まれ変わりたくない

腕時計とか早めに設定する、常に10分前行動的な
時計はアナログよりデジタルが見やすい、数字を見るとなんか落ち着く」

870 :
心理士さんちょっと引いてた(気がする)

「ICカードが使えない、使いたくない、チャージが嫌
現金の方がわかりやすい
携帯代とかも引き落としが嫌

大きな駅とか広い建物で迷子になる

人の話が理解出来ない事が多い
自分が思ってる事も人に上手く伝えられない

めっちゃ不器用、料理とか野菜の皮を包丁で剥けない
要領も悪い、悪すぎる
でも自分のやり方を変えたくない

ダンスとか意味がわからない、出来ない、苦痛

色鉛筆を元々並んでたように置くか、グラデーションに置かないと落ち着かない

でも掃除や片付けが苦手
たまに夜中とかに部屋を掃除するんだけど、すぐぐちゃぐちゃになっちゃう」

871 :2020/01/07
心理士「うーん…
先生が仰るように、知能検査は必要ないと思うよ?
あんまり気にしすぎるのはよくないんじゃないかな?
私は1さんをおかしいとは思った事はないけどね、大丈夫よ」


心理士さんに大丈夫って言われて、やっぱり私の気にしすぎなのかなって思ったw

多分大丈夫!


主治医はいつも「あなたは普通、病気でもない
ちょっと変わった所はあるけど大丈夫
生まれ育った環境の影響で人付き合いが下手くそで気分が不安定になるだけ
考え方の癖とかが治ればあなたは大丈夫
とにかくあんまり気にしちゃ駄目よ(笑)」


っていつも言ってくれてた
だから大丈夫だと思った

うだうだだ
最底辺で孤独で苦しい人間だけど社会貢献、生きる理由が欲しい
記憶喪失になってしまった
長く付き合える気の合うネット友達欲しい
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