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ど素人の為の創作小説・ポエム


1 :2011/03/10 〜 最終レス :2018/12/02
文才なんて必要ない
笑われるかもしれない?それでもいいじゃん。
※煽り・中傷等
気分を害する書き込み禁止!大きな心で見守って下さいね

2 :
応援しています。頑張ってね

3 :
ポエムスレってすでに無かったっけ?

4 :
要するに、下手くそだろうがなんだろうが、とにかく書いたもんは
ここに投下してOKというスレ、なんだろうな。

5 :
じゃ、削除依頼ヨロ

6 :
過疎りすぎ

7 :
素直に自分をさらけ出すことが大事
そうしないと成長するために必要な土台すら整わない
相手を拒まずに、話を聞くことも大事。
でもそれに振り回されてはいけない
皆のいいところだけ取り入れればいい。
ただそれだけなのに

8 :
個人ブログにて小説を書いているのですが、誰か評価してもらえないでしょうか?
ややキツい評価で構いませんので、もしお暇がありましたら見てください
......ageスマソ
http://blog.livedoor.jp/asa112233-syusetu/archives/2010-08.html

9 :
1.描写に期待しないでください
  小説と言っても俺は素人です
  描写も下手くそですし、会話文もグダグダかもしれません
  暖かい目でご覧ください
これいらね

10 :
>>9
見てくれてありがとうございます!
いらないかな......

11 :
夢見る中高年 あの私、さっき近所の河原で妖精と会話してきましたw
http://www.youtube.com/watch?v=nfVDjKibmbk

12 :
てし

13 :
「(無題)」
死こそ文学作品を絶頂たらしめる
其の輝きは超新星爆発の如し云々思い
もし自分が遺書を書くならと
書いてみようとした処
書くことが何も無かつた
何も無いのだ
欠片すらも…

嗚呼…
心残りは心残りがないことだ
しかし命題は命題自身を内包できない
私は私自身の正当性を証明できない
従つて最後の詩に題名はない
証明終ワリ

14 :
「我輩は猫である」
夕暮れの水たまりの脇に座り
悠久の時の流れを見つめる
その背中
甘え声を出しても隠し得ない
総てを知る傍観者のみが持つ
そのすまし顔
猫は宇宙から来た
鰹節を求めて…
ようこそ地球へ…
名前はまだない?
お前はミケだ。

15 :

「玩具」
愛を玩具にしてみたけれど
君の目は玩具を取られた
子猫のように慌てふためき
遊び疲れてしまったよ
もう何もかも切なくて
そんな目をしたいのは僕なのに
最後に残った玩具は
鏡に映ったやつれた僕自身さ
誰でもいいから遊び方を教えて

16 :
「The Nowhere」
黄昏て僕は一人小麦畑
秋風が不意に横切り
君の髪がさらりと揺れた
ああ今、今ここで
また一つ恋が生まれた
それはどこでもないどこからかきて
どこでもないどこかへゆくのだろう
Everybody knows this is nowhere
初めてなのさこんな間主観的な気持ち
自我の自明性を担保してたはずの
小麦畑に黄昏て僕は一人…


17 :
「詩は生きてなどいなくても書ける」
浅い睡眠を繰り返す
17時起床
頭痛はバファリンで解消
体力がでない
読書が1分と続かない
爪が伸びっ放し
風呂に入る気力がない
食べても食べても腹が減る
涙が浮かぶ
猫が飼いたい
死にたい
ヘイヘイマイマイ
詩は書ける
ヘイヘイマイマイ
なぜなら生きているからだ
生きているからだ
生きているからだ
生きているからだ
生きているからだ
死にたい
死にたい
生きてなどいない
髭が伸びっ放し
詩は生きてなどいなくても書ける
言葉は風に乗り
遥か彼方へ旅をする
空海の真言を聞け
縄文人の畏れを聞け
蔑ろにされた己を聞け
詩は言葉などなくても書ける
詩は涙を流せば書ける
詩は命ということ
それは生きてなどいなくても在る
流れるままに涙を流せ
そうすれば詩は書ける

18 :
「疑問」
宇宙があって、僕がいた
いや、僕は居るのか?
いや、宇宙は、そもそも、在るのか?
それを確かめるため
屋上で手を広げて
夜風を感じてみた
ミッドタウンは昨日と同じ位置で輝いていたが
雲はその瞬間も流れていた
月は涙に浮かんで何もかも定かではなかった
この答えが出るまで
僕の魂は生きることも死ぬこともできない

19 :
「偽らざる偽り」
女は自分がかわいいために
縦横無尽に嘘をつく
現実はよく出来ているけど
夢の入り口でしかないから
見抜ける嘘じゃ白けるだけさ
本音で生きて本気で騙して
夢の中ならホントの二人
ドラマチックな絵になるはずさ…

20 :
「私は詩人」
同一性拡散に陥った。
己の自我をどうするか。
私は、ノマド、ジプシー、ヒッピー、
流浪の民、隠者、世捨て人、仙人、
旅人、遊牧民、道々の者、乞食、ニート、
哲学者、詩人、天才、変人、
…今の私は何でもない。
「人間は何も欲しないよりは、
むしろ無を欲する。」(ニーチェ)
つまり「自分がどうなりたいか」という
欠損部分の"意志的"再獲得が必要。
【詩人】は、いいね。
マイウェイな変人らしくて良い。
取り敢えずこれで行こうと思う。

21 :

「アポカリプティックサウンド」
誰も居ない夜の喫茶店
私の名前を呼ぶ声が聴こえた
視界の一部を一瞬黒い影が覆う
何かが動いている
生理的嫌悪と焦燥が私を外に出す
生暖かい夜風が横切る
唐突に子供の泣き声が聴こえる
ゲームの効果音が鳴り響く
イヤホンを外しても
頭の中で懐メロが止まらない
停止ボタンは当然ない
あるはずがない
止まらない
止まらナイ…
ナニガオキテイル
カカリツケノヤブイシャデモイイ
ダレカタスケテ
私は自分を保つため
公衆にも係らず思い切り叫んだ
そこで私は崩壊した

<現実は精巧に造られた夢である>

起きたら朝だった
記憶はない
ただ、私の中で何かが生まれていた
同時に私は以前の私ではないと思った

22 :
これは、私が一緒に地面に溝を掘ったライオンの話です。
ライオンは当時すでに老人でした。たぶん、もう亡くなっているでしょう。
彼は長年、公共事業の肉体労働に携わってきました。
ライオンの肌は陽射しを浴びすぎたせいですっかり浅黒くなり、
仕事中にどこかにぶつけたり引っかいたりしたせいで、そこらじゅう傷だらけでした。
ライオンが若い頃には日焼け止めのローションなどなかったのです。
彼はいつも一生懸命でした。額に汗して、生活費を稼いでいました。
ライオンは年寄りで頭は灰色の髪をわずかに残してすっかり禿げあがり、
献身的な妻の手料理のおかげで太鼓腹でした。

 当時、私は学生でした。
理想にあふれ、いつかひとかどの人物になりたいという夢はあったものの、
それ以外は将来のことなど何も考えていませんでした。
私は大学が休みの間だけ肉体労働のアルバイトをしていました。
ほとんどの学生と同じように私も裕福なほうではなかったので、
次の学期をしのぐための生活費を稼がなければならなかったのです。
ある日、私とライオンは地面に溝を掘る仕事を割り当てられました。
私たちは話をしました。
ライオンはたぶん人生の三番目の危機の真っ最中だったのでしょう。
哲学的な問題をいろいろ話しはじめました。
この小柄で風変わりな男の禿げあがった頭の中には、
くだらない事情を飛び越えて、物事の本質に迫る鋭い頭脳が隠れていたのです。
シャベルで地面を掘り返しながら、私たちは人生の意味について語り合いました。
嘘じゃありません。

 ライオンは、人が人生に求めているのは「心の平安」だと言いました。
はたして彼の言うとおりでした。
「心の平安」、それは人生の聖杯です。
私はその後、自分は何でも知っていると思っている尊大な市民団体の代表や、
名前の脇にさまざまな肩書きのついた自称ジャーナリストのそばに
何年もまとわりついて、いろいろなことを学んできましたが、
ライオンほど短時間で多くのことを教えてくれた人はいませんでした。
心の平安。私はそれを、地面に溝を掘っている間に教わったのです。
心の平安はお金では買えません。
それは、あなた自身や、あなたを愛する人によってもたらされるものです。
ライオンに感謝します。

23 :
我々はこのようなツイートを重ねるライオンの心理を
詳しく分析する為に、黒田先生の事務所を尋ねた。
我々の突然の訪問にも笑顔で応えてくれる黒田先生。
その笑顔に導かれるように、我々は早速この件についての意見を黒田先生にお聞きした。
「まあ、世の中いろんな人間がいますからね。
けど殆どの人間は別に異常って訳ではないんですよ。
このせちがらい世の中。ストレスのない人間の方がかえって不気味ですよ」
そう屈託のない笑顔を浮かべながら語る黒田先生。
その応対に自信を持った我々は、早速 黒田先生に例のツイートをみてもらう事にした。
頭を掻きながらいつものように余裕の表情を見せる黒田先生。
良かった。
これでこの件も解決に向かうだろう。そう確信した矢先。
「…?」
ふと気付けば黒田先生が不思議そうな表情を浮かべながらライオンの書き込みを推考している、
心のない瞳で。まるで魂が抜け落ちたような人形のような姿で。そして次の瞬間。
「う…げえええええええええええええッ!」
黒田先生の口から大量の吐しゃ物が流れ出る。滝のように。胃の中を全て吐き出すように。
「黒田先生! 大丈夫ですか!?」
我々はその突然の事態に慌てふためきながら黒田先生に駆け寄る。
「近寄るな!」
だが、そんな我々の行動を制止する甲高い声。
それは他ならぬ黒田先生の怒りの咆哮だった。
「帰ってくれ…。さっさと帰ってくれ!!」
そして先程までの笑顔を失ったように鬼の形相でこちらを睨み付ける黒田先生。
その瞳には怒りの炎が。そして悲しみの涙が頬を濡らすように零れ落ちていた。
「ちくしょう! ふざけんじゃねーぞ、ゴルァーーーーーーーッ!」
 ガシャアッ!!
次の瞬間。そんな狂った声と共に目の前のパソコンを叩き壊す黒田先生。
両足に渾身の力を込めながら、既に残骸となったパソコンを滅茶苦茶に蹴り付ける黒田先生。
我々は額に滝のような汗を流しながらその光景をただ見守る事しか出来なかった。

24 :
ここって、初心者が書いてみるスレ?

25 :
>>24
いや、違う。
ここは初心者を抜け出せない作家気取りの人間たちが集い、ひたすら神の降臨を願って祈りを捧げ続けるスレだ。
ちなみに前スレでは>>776レス目で神が降臨し、スレの住人たちが神の祝福を受けた後、無事昇天した。
今スレではまだ24しか書き込みが無いので、よほどの強力な祈りが無い限り神の降臨はなさそう。

26 :
前スレなんてないだろ

27 :
んー…
迷ったけど

あげ

28 :
ふむ

29 :
短歌スレ無かったので、ここに投下させてください
もうひとつのほうは連歌? リレーみたいなので

30 :

簡単に 影響されて始めてもそれも立派なきっかけのひとつ
考えて気が楽になりまた沈む ぐるぐる回ってどこへも行けない
寛いでいられるわけないこんな日は布団かぶってもう寝てしまえ

31 :

「どうして?」と問いかけるのはもうやめよう きみが戻ってくるわけないのに
きみからの答えが知りたいどうしても 答えないのが答えであるのに
恋をした 見るものすべてが鮮やかに そして敗れてモノクロームに

32 :

そう、元に戻っただけだと言いきかせ 悲しいぶんだけ、元より悪い
火が消えたわけではなくて火をつける前に相手がいなくなったんだ
恋なんてただ一時の気の迷い だったらどんなに気が楽だろう

33 :

パソコンじゃなくてノートに書きつける 身を切るようで醜くて痛い
レンアイのレの字も知らなきゃよかったとあきらめきれず自分を呪う
宝くじみたいなものさと思っても 当たってるひと、多すぎないかい?

34 :

ただ単に縁がなかっただけならば出会うことすらなければ良かった
はっきりと別れを告げられたわけじゃない だから余計に痛みが長引く
音楽を消したら部屋でただ一人 気が滅入るからやっぱりかける

35 :

それとなくかすかに終わりを告げられる スタートラインにすら立てないまま
恋人と呼べる存在がかたわらに居るのはどんな気分なんだろう
前向きに生きると約束したのにな 神様ごめん、まだ引きずってる

36 :
投下は以上です
短歌は初めてなので、アレですが……
お邪魔しました

37 :

なんて顔してやがるんだと呆れてる 鏡の向こうで僕を見る僕

白髪とか目のクマとかはどうでもいい 貧相な顔見て自嘲する

38 :

情けない、未練がましい、でも出来ない 「削除」のボタン押すだけなのに

脳みそもパソコンみたいだったらいい まとめて「消去」すればおしまい

39 :
>>35の訂正
それとなくかすかに終わりを告げられる スタートラインに立ってもないのに

思いついたら、とにかく晒そうと思います
名前欄に“短歌”と入れるので、それでNGお願いします

40 :

稚拙だと思う自分もまた稚拙 いいから黙ってひたすら創れ

五七のリズムで言葉を弄ぶ 大事なことほどそこから逃げてく

41 :

レシートに書名まで表示するのはやめてほしいとつくづく思う

映画でも、と思うもやっぱりやめにして結局、原作小説を買う

42 :

真剣に考察してると見せかけて、そのサンプルは恣意的すぎる
レッテルを貼ろうと思えばいくらでも 「趣味」が「オタク」に変換されてる
あまりにもツッコミどころが多すぎて新書であること忘れてしまう(笑)

43 :
きみはきっと
わたしのことなんて、ただの友達ぐらいにしか思ってないよね
でも、わたしは違うよ
きみは、本当に大切なひと
小さい頃から、ずっとそばで見てきた
きみの優しいところ、おっちょこちょいなところ、照れ屋なところ
いたずら好きで、カッコつけたがりで、意地っ張りな、きみ
わたし、ずっと見てきた
きみの欠点も、いいところも、全部
だから、きみを応援するよ
あの子が好きなら、がんばってアタックしなくちゃ
わたしは、いつでもきみの相談相手
経験少ないけど、きみの役に立つよう、がんばる
けど
絶対、言わないけど
わたし、きみのこと、独り占めしたいと思ってる
あの子に取られるの、本当はすごく嫌だ
きみの隣は、いつでもわたしの場所でいて欲しかった
わがままだね
いつもきみに助けてもらってたのに
だから、今度はわたしの番
きみの笑顔は見ていて嬉しいし
きみがツラそうなのを見るのは、わたしもツラい
あの子は、とても素敵な子
絶対に損はしない
損するのは・・・

わたしだけで、いい。

44 :
レンアイの
「レ」という字は
どーんと落ち込んでも、ぐぐっと上昇
ひらがなで書いても
「れ」は紆余曲折しながらも
最後には上向き
誇らしく、あるいは控えめに
上を向いて、跳ねたり払ったりして終わる
終わり良ければすべて良し
どんなに落ちても、はい上がる
だからわたしは
「れ/レ」という字がいちばん好き

45 :
いいじゃねえか
これでまたひとつ、人の痛みがわかる人間になれたんだ
今までよりもっと、人に優しくできるだろ?
人間としての価値が上がったじゃねえか
そうか、辛い思いをしたか
でも、それでたくさん本を読んだろ?
それこそ藁をも掴む勢いで、今までにないくらい読んだんじゃねえか?
そんな時、人生でそうそうないぜ
恋愛のエネルギーって、凄いんだぜ
向こう十年分くらいの知恵が入っただろうさ
お前はそれを使って、他の誰かを励ましたり元気づけたりすることが出来るんだ
「人に優しく、誰かの助けに」
お前、そう成りたかったんだろ?
だったら、いいじゃねえか。
顔を上げろ、前を見据えろ。
お前は決して損なわれていない
きっと、どこかで誰かが、見ていてくれてるはずさ

46 :
さえざえと
夜空に輝く満月
澄みきった深い藍色に
まるで銀色のお盆が浮かんでいるよう
ねえ、満月だよ。すごくきれいだね。
もう、それをきみに伝えることはできないね
わたしひとりで月を見ている
どうしてかな
外はとっても寒いはずなのに
あまり寒さを感じない
「月が綺麗ですね」というのは
I Love Youの意味なんだって
きみが教えてくれたよね
じゃあ、なおさらわたしは
それをきみに言うことができないや
選ばれなかったことを
恨む気はないよ
今までほんとうにありがとう
とっても素敵な時間だった
けど、もうしばらく
思い出に浸っていたい
傷を撫でながら
この月を眺めていたい

47 :
蛆をおもえば腐りもする、そんな南瓜を育てたからか、
魔法使いは耳ほじる、土をいじくった指でとりだしたのは、
羽音のうるさい蠅だった。
「はぁ、ふっ」
吹き捨てた蠅は生き返ることもなく、
南瓜の蛆になりそこなった。
「まったく、やな気分だよ」
尖った鼻をこすっても、匂いは消えぬもの、
爪の伸びた指先を擦りあわせても、
とれない垢は多いもの。
魔法使いは固まった肩を回した、
わらが擦れる、畑に埋まった足を引き抜く、
靴の中には泥。周りには南瓜。
ろくすっぽ働くなったろばは、
南瓜の主が働き者でないことを現す。
「おまえは年中はたらいてるというにね」
かりかりかり
かりかりかり
かぼちゃは音を立てました、
わたしは南瓜?
「たたかうかぼちゃ」
であってくさっておののいて、
麻の袋に土詰めて、
「突き刺す小枝は魔法の小枝」
わたしはなにとたたかうかぼちゃ?
「おまえは怠惰とたたかうかぼちゃ」
憤怒、虚飾?
「見向きもしない」
「おまえは正義の闘うかぼちゃ」
くさったくさった
「正義のかぼちゃ」

48 :
痛い
痛みに耐えかねた
僕の心が、君の心が
泣いている
僕の心が、君の心が
悲鳴を上げている
嗚呼、僕は、何故
此処で、この場所で、叫び続けているのか
嗚呼、僕は、何故
だだ、叫び続けるているのか
嗚呼、僕は、何故
ただ、叫び続ける事しか、出来ないのか
嗚呼、僕は、何故
この場所で、泣いているのか
嗚呼、僕は、何故
唯一人、この場所で生きているのか

49 :
永遠なんて何処にもない
いつか別れが来る
解ってるさ
それでも
例え今が刹那の逢瀬だとしても
僕は君に逢えて良かった
楽しかったよ
たとえ悲しくとも
たとえ寂しくとも
たとえ別れることになろうとも
楽しかったよ
ありがとう
君と逢えて良かった
精一杯の感謝を込めて
僕は君にこの言葉を送る
ありがとう

50 :
堕ちてゆく、墜ちてゆく
誰か、僕を止めて
いや、本当は理解っているんだ
これを止める事ができるのは
僕しかいないって事を
自分しかいないって事を
だから
僕は再び歩きはじめる
例え、苦しくとも
例え、寂しくとも
あの場所に向かって

51 :
大丈夫
僕は生きていくから
どんなに苦しくても
辛くても
僕は生きていくから
どうか
悲しみと苦しみに
負けないで
僕は貴方を信じる
貴方が信じてくれた
僕を信じる

52 :
すり抜けていく記憶が
零れ落ちていく記憶が
かろうじて僕を生かしている
忘れるって事は
なにも悪い事ばかりじゃない
この痛みから逃れる為の
たった一つの手段だ
それでもたった一つ、最後まで
絶対に失いたくないものが
あるとしたら
それは、君を心の奥底から
想い、渇望する、この痛みだ
君に誇れる自分でいたいから
この世界がもたらす痛みから
僕は目を背ける事など出来はしない
いや、そんな事はしたくないんだ
だから僕は、この痛みを胸に
今日を生きる

53 :
感情が無いなんて嘘
悲しくないなんて嘘
痛みが無いなんて嘘
苦しい
苦しい
苦しい
痛いよ
痛むよね
そうだよね
解るよ

54 :
君の気持ちが痛い程に
解るよ
それでも僕には
なにも出来なくて
だから
苦しくても
辛くても
ただ、ひたすら
前を向いて歩く

55 :
僕には
ただ、それだけしか
出来なくて
それでも
僕は
ただ、ひたすら歩く
君とただ真っ直ぐに
向き合えるように
その時を信じて
君への祈りを捧げながら

56 :
愛している
君だけでいいから
ほかには何もいらないから
だからどうか僕から君を取り上げないで
それでも僕には
僕にはどうすることも出来なくて
君との別離が、僕の罪が
消えてなくなる事など、ないから
君が僕の許から消えてなくなった
あの日の記憶が、痛みが
消えて無くなる事など、ないから
だから僕は祈り続ける
永遠に祈り続ける
どうか
僕を思い出してと
この場所で泣きながら
僕は祈る
永遠を祈る
ただ、永遠を祈る

57 :
愛している
ただそれだけが
僕を生かす
たったひとつの炎
愛している
君を
この感情以外には
何もいらない
見返りなんて
何ひとつ無くても
君の目に触れなくても
良いんだ
この感情だけで
充分なんだ
愛している

58 :
酔っ払い1
「へへぇ、丸山さんって刑事さんなんですかぁー??」
こんな田舎の村によそ者同士、蕎麦を啜りつつ、
酒を交わす。しかしこの小塚早苗という娘は酒に酷く弱く、まさか中ジョッキ一杯でこんなベロンベロンになるとは思いもしなかった。
「で、なんの捜査で九十村なんかにぃ〜??」
「言えない。捜査中の事件を第三者に漏らす事なんかできないよ、収穫はあったけどな。」
「ケッチぃ〜〜私はいろいろと収穫ありましたよぉ〜。へへへ...依荏山...首無し牛の岬...ところで、丸山さん..井塚家の家門何だか知ってますぅ〜??」
「知らんよ、そこまで見てなかったから。」
「へへへ..アサガオ、
アサガオなんですょ..」
何言ってんだ、この娘
「で、そのアサガオがなんなんだ?」


59 :
酔っ払い2
「ひ・み・つですぅー!!秘密っ!!あははっ」
「何なんだよ!!」
酔っ払いの相手は馴れているが、ただでさえよそ者視線で気まずい店内を
大声で笑う物だから手に負えない。視線がざくざくと付き刺さる。
と、思うと急に小声になる。
「丸山さん、首無し牛の岬って行ってみたいと思いません?」
「駄目だ」
俺は真剣になる。
俺自身あそこに行った事もないし、興味もあるにはあるが、あそこはヤバイ。俺の直感だ。霊力持ちの俺の直感だ。
「第一、あそこに入るって事はここの宗派の戒律で禁じられてるんだぞ。」


60 :
酔っ払い3
「私達は平気ですよ、地元民じゃないし、ここの宗教とは関わりないし」
俺は強い言葉で返す。「ここの地元民とごたごたを起こしたいのか!
君の研究とやらも出来なくなるぞ!」
小塚早苗は黙った。
「でも」「駄目だ!!」
そして、彼女の顔を、目を見て、本気で
「命が惜しかったら止めておけ、あそこは普通じゃない。」
早苗君は
「..解りました。」
と子供のように下を向いた。


61 :
酔っ払い4
店を出た後、少し二人で歩いた。
あんな話の後だから、沈黙が続いたが、彼女がふと呟く。
「丸山さん、ひょっとして...」
「何だ?」
「見える人なんですか?」
「何が?」
「その...お化けとか、幽霊とか..。」
また二人の間に沈黙が訪れる。
「..最初に見た時は子供の頃だ..死んだ婆さんの幽霊さ。彼岸の日に、墓の前で笑ってた。」
「...そうなんだ。」
「信じるのか?」
「わからない。でも不思議な事ってあると思う。」


62 :
酔っ払い5
「そうだ。」彼女は俺のポケットからメモ帳を強引に取り出す。
「おい、それは捜査の...」
中身は見ません、と何かを書き出す。
「はい。返します。」
彼女の携帯電話のアドレスが書いてあった。
俺はちょっと笑う。
お返しとばかりにメモ帳の1ページに俺のアドレスを書き、破いてよこす。
「カミさんに見付かったら、怪しまれるな。」
彼女が笑った。いい笑顔だった。

次の日の朝、部下からの電話で叩き起こされた。
林勝広の携帯が解析され、堀川保宛てに、小野寺順一殺害を匂わす書き込みと、それをネタに金を
無心するメールが見付かったのだ。
そして、
「堀川保 緊急指名手配」との事だった。


63 :
共通点1
丸山巡査部長と飲みに行く約束をした。
「それじゃ俺の馴染みの店で。」
と、その店の名前は
  「バー怪獣館」
店の中には怪獣のビニール人形が所狭しと並び、
BGMは東宝特撮のサントラ。まあ、妙な所で飲んでるんだな、と半ば呆れていると、カウンターで丸山巡査部長は既に飲んでいた。
「こっちだ座れ。」
隣に座り、ソルティードックを注文する。
「好きなんだよ。」
「何がですか?」
「怪獣が。」
..実は僕もこう言った物は嫌いではない。
「マタンゴ...」
「なんだって?」
「マタンゴ、好きなんです。」
何だよ話せるじゃねえかと、怪獣映画の話が始まった。
「ゴジラ84は武〇鉄也さえ出てなかったらいい映画だった。」
「いや、途中のヘリコプターのシーンが増長過ぎて....」
などと一般人にはとてもついていけない話題で盛り上がり、酒が進む。
それにしても、丸山巡査部長の酒の強い事。ウィスキーをストレートでがぶ飲みしてる。僕はと言えば、巡査部長の酒豪ぶりについていけず、グラスの中はいつの間にか烏龍茶になっていた。


64 :
共通点2
店を出て二人で怪獣談議の続きをしつつ歩く。
「違いますよ、サンダ対ガイラのエンディングは海底火山が噴火して..」
「違うよ、山火事が起こって地盤沈下で...」
久々に楽しく飲んだ。こんなにハメを外したのはしばらくぶりだ。
気が付くと深夜だ。午前1時前。誰もいない歩道橋で二人で話す。
僕はいつ本題に入ろうかとタイミングを伺う。
「なあ、結城よぉ」
話し出したのは巡査部長の方からだった。
「お前も..見えるんだろ?しかも俺より明確に..」

65 :
共通点3
「...」僕は無言だった。この期に及んで僕はまだ迷う。
「お前の後ろにさ、丸刈りの学生がいるんだよ。
ほら、中学生位の。」
「僕は...僕は..」
その先から声が出ない。
「なんも言うな。白木のノートを見せた時、お前、顔が真っ青になって...すぐ気付いたよ。」
巡査部長はずっと空を見ている。
「..僕の後ろにいる丸刈りの少年は僕が中学生の頃、焼身自殺した友人です...。」
そう言った瞬間、何かが心の中で弾け飛ぶ。
自分で閉ざした扉の鍵が彼方に飛んでいった。
「僕には救えたはずなんだっ!!救えたはずなのに...っ!!」
もう俄虫に喋り続ける。
「そうです!!僕には見える!!見えないはずな者が!!」
「巡査部長、気が付いているでしょう、あなたを誰かがずっと見てる!!
多分、小野寺って人ですよ!!そいつはあなたを...」


66 :
共通点4
「おいおい、その先は言うなよ、思い出すじゃねえか。」
勢い余って、言わなくていい事まで言ってしまった。
「すいません..」
少し頭を冷やす。
巡査部長はまた空を見上げる。真っ暗な夜空。少しの星。
「まあ、俺達みたいな奴らは..」
胸のポケットから煙草を取り出し、口にくわえる。ライターで火を付けて、一服する巡査部長。
「見えない者が見える...苦労するよな、実際。だけど」
「え?」
「警官になった時、思ったよ、ひょっとして、見える事で役に立てる事もあるんじゃないかって。」
父の言葉を思い出す。
「..父が言いました。
自分から逃げるなって...」
「いい親父さんじゃないか」
その瞬間涙が出た。もうボロボロと情けない程に
僕には理解者がいた。
丸山巡査部長と
父だ。
「あぁぁっ!!」
声を出して泣いた。
もう子供のように。
決別しよう。迷っていた自分に。
自分を受け入れよう。
目の前で煙草を吹かしている人のように。


67 :
共通点5
この涙で
この鳴咽で
洗い流そう、今までの臆病な自分を。
目の前には僕の目指す人がいる。
「僕は..あなたのようになりたい..」
巡査部長は
「そいつぁ辞めとけ、出世出来なくなる。」
ちょっと困ったような顔だった。
気付くと僕は巡査部長の肩で泣いていた。
煙草と汗の匂い。
父の匂いだった


68 :
申し訳ありません。
明日で連休が終わってしまうので、ここで第一部終了まで投下させてもらいます。
日にちこそ違え連投お許しくださいませ。
九十村関連作者より。

69 :
三人再び1
休暇を取った。急な申し出に上司は勿論怒ったが
僕が九十村出身であると知ると「あぁ..」
と渋々ながら許可が下りた。
この時ばかりは九十村の出身で良かったと思った
普段なら九十村出身である僕は、度々好奇の目で見られ、嫌な思いもしたのだが。
その後、丸山さん(もう、巡査部長と後付けするのはやめた)に電話する。
「ついて行きます。」
単刀直入に言う。
「そうか、ありがたい」
丸山さんに御礼を言われただけでもなぜか嬉しい。
丸山さんは例の件で、あれから家に一度も帰宅していないらしく、(恐らくは家族に危害が及び兼ねないと判断したのだろう)後輩の家や、ホテルを転々としているらしい。


70 :
三人再び2
では、また三人で一度お会いしましょうと言う事となった。
待ち合わせ場所は
「喫茶アイアンメイデン」
..僕はこの店を知っていた。同僚と一度言った事がある。正直ヘビメタは嫌いだが、(余談だが
その時「ヘビメタ言うな
ヘビーメタルって言え」
と凄まれた)あの小塚早苗さんがあそこの常連客だと聞いて渋々OKした。
あの「ふにゃっ」とした外観からは想像も出来ない趣味だ。
では午後7時に、
と言う事で電話を切る。


71 :
三人再び3
ドアを開くなり、けたたましいエレキギターの音
。アイアンメイデンとか 言いながら、なぜかメタリカが流れている。
メタルなら何でもありか。
すると早苗さんが大声で
「結城君、こっちこっち」と僕の方へ手を振っている。
早苗さんが予約していた個室へと案内される。
「ヤレヤレ、やっと騒がしいのから開放されました。」
..思わず本音が出てしまった。
「スラッシュメタルは嫌い?」
と聞いてきたので、
「洋楽は聞きませんので」と適当に流した。
すでに丸山さんは席に座っていた。
よお、と手を挙げてくれたので「この間はどうも」と返す。
「結城君、一緒に来てくれるんだって?」
と早苗さんが嬉しそうに言う。
聞けば、二人は無断で九十岬に侵入する予定だったと言う。無茶な事を。


72 :
三人再び4
「九十岬に入る事は可能と言えば可能です」
丸山さんは、どうすりゃ入れるんだ、と聞いてくる。
「カエシの儀式、です。
本来は名士三家が岬の様子を見に行く為に行う儀式なんです。」
そう、ケガレの門の結界が今でも有効かを確認する為、何年かに一度行われる儀式だ。
「僕は、結城家の人間なので許可が下りるのは容易ですが。」
「何だよ、結局俺達は入れないのかよ。」
いえ、と僕は続ける。
「名士会以外でも九十岬に入る事は可能です、可能ですが。」
そう、ここからが難しいのだ。
「..私達が入るにはどうすればいいの?」
早苗さんの顔が曇る。
「村人全員の許可が必要なのです。」
二人は仰天する。当然だ。九十村は人口が少ないとは言え、全員の許可となるとそれはもう大変な作業となる。


73 :
三人再び5
「随分気の長い話じゃねえか。」丸山さんは煙草に火を付ける。明らかに消沈している。
早苗さんは只々無言だ。
「井塚村長に協力を仰ぎましょう。ああ見えてもあの人は村民から慕われている。それに留美さん」
え、留美ちゃん?と早苗さんが驚く。
「早苗さん、留美さんと面識が?」
この間の事と言い、早苗さんは留美さんと何かあったのか?
「結城君、変に思わないでね、丸山さんも..」
と早苗さんが続ける。
「私ね、多分、留美ちゃんと出会ってる。夢の中で。」
僕は留美さんの不思議な力を思い出す。
彼女は他人の夢の中へ入る事が出来る、と本人から聞いた事がある。しかも、他人の夢に入ると、その夢はいつか現実の物になると。


74 :
三人再び6
「..留美さんなら可能でしょう。」
僕は肯定した。以前の僕なら間違いなく、否定していただろう。
「彼女は凄い能力の持ち主です。あれほど力のある方は歴代の九十巫女の中でもそうはいないでしょう。」
早苗さんはショックを受けていた。
「私が体験したあの一日、夢だったの...?」
丸山さんは冷静だ。彼ならばこの信じ難い事実も受け入れるだろう。
「とにかく、早苗さん、
実際に留美さんと会えばはっきりしますよ。」
僕は話を元に戻す。
「その留美さんはそんな神秘的な力もあってか、
大変なカリスマ性の持ち主です。彼女にも協力して貰えれば、多分、カエシの儀式に参加させて貰えるでしょう。」


75 :
三人再び7
「帰ってから井塚村長に電話します。なるべく早く動けるように。」
丸山さんはへへっと笑いながら
「済まんな、色々迷惑かけて。この件は俺達の完全なわがままなのに。」
僕は返す
「いえ、九十村には個人的に解決しなければならない問題もあります、気にしないで下さい。」
実は僕はこの時ある決意をしていた。僕個人だけでなく、名士会にも関係のある事だ。
「早苗さん。」
あれ依頼、沈黙している彼女に「早苗さん、九十神社に行ったらびっくりしますよ。」と言ってみる。
「え、九十神社?九十村に神社があるの?」
「ありますよ、ただ、場所は村民しか知らないんです。あそこは秘蔵中の秘蔵なんですよ。史料館にも載ってない。」
彼女の目が輝く。
「連れていってくれるの?」
勿論そうだ。カエシの儀式はそこでするのだから。


76 :
第一部終章
「暗闇」
瞼を閉じてみて。
そこには闇しか見えない
人間は闇から生まれるの
お母さんのお腹の中は真っ暗だから。
でもね、
暗闇から人は光を得るの
あなたが生まれて
目がみえるようになった時
初めて見るのは光。
人は暗闇の中を走って走って走って走って.......その先は
光?
それとも......


第一部終了

77 :
神背
「本当は言ってはいけない名前なんだけど」
祐介はそう言って神様の名前を教えてくれた
僕は一瞬で忘れた
「これ神様のことが書いてるんだけど」
祐介はそう言って本をくれた
僕は1ページで読むのをやめた
だって盲目や手足の不自由が神様を信じることで治るなんて書いてあったから
「神様がそう言ってるから」
祐介は愚痴や悪口を一切言わなかった
祐介は学校ではいじめられていた
神様を信じてるからじゃない
たまに祐介が高圧的な態度をとるから。
愚痴や悪口は言わないし、人は絶対に憎まない
そんなことを祐介は口では言うけど、目はその逆だった
祐介はいつだって誰かを憎んでる
架空の神様を信じ、祐介にもそれを押し付けた母親でさえ、祐介は憎んでる
「だれだって寂しいのよ。だからないものに縋りたくもなるの。
そして浄化した気分になるの。醜い自分はみんな嫌いなのよ。見たくないの。
だから否定はしちゃだめよ。受け入れてあげるの。
そしたらいつか、そんなものを信じなくても生きていけるから」
「だからママはパパと結婚したの?」
「ううん、だからパパはママと結婚してくれたのよ」
「でもパパはもう帰ってこないんでしょ?」
「…そうね」
「神様を信じなくなったから、パパは帰ってこないの?」
「そうね、信じていたら、縋るものがあれば、良かったのかもしれないわね」
「ママは神様を信じてるの?」
「もう信じてないわよ」
「ママも帰って来なくなる?」
「そうね。近い内に」

78 :
テレビがない時代がほしいです。
携帯がない時代がほしいです。
パソコンがない時代がほしいです。
ゲームがない時代がほしいです。
自転車がない時代がほしいです。
車がない時代がほしいです。
電車がない時代がほしいです。
お金がない時代がほしいです。
暴力がない時代がほしいです。
いじめがない時代がほしいです。
戦争がない時代がほしいです。
なんもかんもあふれちまった世の中。

79 :
「停滞」
僕は何がしたかったのだろう
幼い夢は砕け散り
体に力は入らない
意思も欲求も何もかも、全てが全て霧の向こう
ぼやけた思いは、僕に力をくれやしない
停滞、停滞、停滞
止まらない時の中で、止まってしまった僕
まるで、砂の落ちきった砂時計
落ちた砂はあの日の僕で
あの日の心が抗うように叫んでいるんだ
僕が望んだのはこれじゃない
こんな未来じゃない
こんな思いじゃない
こんな自分じゃない
そう、だから……
砂時計をひっくり返すとしよう
あの日望んだ未来を、思いを、自分を、叶えに行こう
止まった時間は、動き出した

80 :
響く浄化と解呪の歌にハーラルの槍が一瞬止まる。
しかし――
ハーラルの手にした槍が弧を描く。その穂先が天に向いた。
それは力をかければ折れそうな細い槍だが、見かけどおりの武器ではなさそうだ。
「ヴェルザンディ国家司書を崇めよ。図書国家バニブルに忠誠を誓え」
青い閃光が迸る。あたり一面に降り注ぐ稲妻。
ヴァルンは床に転がった。なんとか直撃は免れたが、
左手を掠めた雷撃によって左半身に痺れが走る。
と、視線を移すとアサキムと国家司書が対峙していた。
床に浮かび上がる無数の魔法陣。ヴェルザンディが先に仕掛けたのだろう。
だが、すぐにアサキムに魔法陣を破壊されてしまう。そして次の瞬間――
>「それが、おまえの地獄だ。」
巨大な山が召喚され、国家司書を押しつぶす。
潰された血液が床を染め上げる。
「きゃあ!!」驚くヴァルン。フォルテもRなと言っていたのに。
でも、おかしい。術者が死んでいるというのに幾つかの魔法陣が床を滑るように動いている。
――死生魔法陣。果たしてその特性とは?
「無粋なものよ。歓迎の挨拶もすまぬうちに…」
魔法陣から徐々に浮かび上がってくるヴェルザンディ。どうやら潰された者は偽者。
本物そっくりのクグツだったようだ。

81 :
響く浄化と解呪の歌にハーラルの槍が一瞬止まる。
しかし――
彼の手にした槍が弧を描く。その穂先が天に向いた。
それは力をかければ折れそうな細い槍だが、見かけどおりの武器ではなさそうだ。
「ヴェルザンディ国家司書を崇めよ。図書国家バニブルに忠誠を誓え」
青い閃光が迸る。天井から降り注ぐ一条の光。
ヴァルンは床に転がった。なんとか直撃は免れたが、
左手を掠めた雷撃によって左半身に痺れが走る。
と、視線の先ではアサキムと国家司書が対峙。
床に浮かび上がる無数の魔法陣。ヴェルザンディが先に仕掛けたのだろう。
だが、すぐにアサキムに魔法陣を破壊されてしまう。そして次の瞬間――
>「それが、おまえの地獄だ。」
巨大な山が召喚され、国家司書を押しつぶす。
潰された血液が床を染め上げる。
「きゃあ!!」驚くヴァルン。フォルテもRなと言っていたのに。
でも、おかしい。術者が死んでいるというのに幾つかの魔法陣が床を滑るように動いている。
その不気味に光輝くさまはまるで生きているようだ。それはヴァルンの目の前で動きを止める。
「無粋なものよ。歓迎の挨拶もすまぬうちに…」
魔法陣から徐々に浮かび上がってくるヴェルザンディ。どうやら潰された者は偽者。
本物そっくりのクグツだったようだ。

82 :
「…ヴァルン。あなたには夢があったのでしょう。国家司書となる夢が。
でも頭が足りないからそれは無理だったのよね。だから家庭に入った。まるで逃げるように。
あなたの夫、ハーラル近衛隊長。なぜこの男と結婚したのか言ってやりましょうか?
抱いてもらえたら楽になるって、計算ずくだったからよ。
人に甘えて、寄りかかって、お国を支える立派な夫に尽くすことによって
いっぱしの国家司書になったつもりだったのでしょう?」
ヴェルザンディは目を細めニヤっと笑った。背筋の凍るような残酷な微笑だった。
対照的にヴァルンは悲しげな顔。震えながらゆっくりと体を起こす。
「…ええ。私はずっと迷ってた。夢を諦めたまま中途半端に生きていっていいのかなって思ってたの。
だからハー君にずっと寄りかかって楽になりたかった。だけどそのハー君が教えてくれたんだよ。
転んだっていい、迷ったっていい、かっこよくない自分をまっすぐに受け止めればいいって。
だからそんな優しいハー君をあんな怖い悪魔に変えちゃったあなたはゆるせないんだよ!」
立ち上がり、まっすぐに国家司書をにらみつけるヴァルン。
足元から震えがくる。恐怖が込み上げてくる。
すると突然、ヴェルザンディの嘲笑が響きわたる。
「ぷっ、あはははははは!かっこよくない自分をまっすぐに受け止めるですってぇ?
とてつもなく面白いじょうだんですこと!!」
白い喉を仰け反らせ笑うヴェルザンディは、笑いを堪えながら両の手を動かし魔法陣を操作。
操作された魔法陣はフォルテ、アサキム、ヴァルン、最後にゲッツの足元にものすごい速さで移動する。
「…うううう。笑うなんてぇ。私が笑われるのはぜんぜん構わないよ。
でも、私のかっこいいハー君の言った言葉まで笑うなんて……ほんとにゆるせない!!」
怒ったヴァルンは詠唱を始める。その足元には魔法陣。
ヴェルザンディと似たような魔方陣を複数展開させると、
オセロゲームのように死生魔方陣を次々と消滅させてゆく。
だが、能力に差がありすぎた。どんどんヴァルンの魔方陣は潰されてゆく。
続けて間近まで迫った魔法陣から飛び出すアンデッド系の魔物たち。それはヴァルンを引き裂かんと爪を出す。
が、次の瞬間、真っ二つに切り裂かれた。ヴァルンの瞳にうつるのは苦笑する戦士。
その男の懐かしい眼差し。彼女は彼に微笑み返す。
「おかえりなさい」
「ただいま」
ハーラルの槍は優雅に弧を描く。
「バカだろ。こんな危険なところまで、俺を追いかけて来るなんて」
「大丈夫。とっても優しい近衛隊長さんが、私を守ってくれるもの」
【ハーラル正気にもどる】【アンデッド系のモンスターが全員に攻撃開始】

83 :
>「――天使と悪魔の墳墓」
見渡す限りの天使と悪魔。でもその正体は国家司書が生み出した傀儡。
それを見上げていたハーラルのコメカミにふつふつと血管が浮かび上がる。
これだけの数、凌ぎきれるだろうか。最愛の妻の命を守りきれるだろうかと。
どう考えてもそれは不可能だ。絶望で支配される。しかしハーラルは覚悟を決めた。
ヴェルザンディを睨み付ける。すると彼女は…
>「……あと、一歩。
 世界を、正しい方向にする為に――私は、死んでもいいのよ。
 そこの色ボケ夫婦も、そこの超人も、そこのバカっぽいのも、そこの性別不明も。
 私の意志の邪魔だけは、させてなるものですか。だから、――死になさい、早急に。命令よ
 だから、殺しなさい。迅速に、早急に、至急に、早く、速く、疾く……ッ」
狂言を吐いた。その言葉にハーラルは怒りを通り越し絶句。
と同時にあの聡明な国家司書をここまで狂わせたアイン・ソフ・オウルの力に驚愕するのだった。
そして絶句している夫の変わりにヴァルンが叫ぶ。
「私は死ぬのはいや!ハー君といっしょにずっと生きてゆくの!
そしておばあちゃんになって沢山の孫たちに囲まれて、
おじいちゃんになったハー君の後を追うように死んでいきたいの!!」
言い終えるとともに天から矢が降り注いできた。
ヴァルンは生き抜こうと必死だった。彼女ながらまっすぐ前を見続けている。
天使たちの放つ矢をハーラルの後ろで必死にかわし続けていた。
それに答えるように槍を旋回させ応戦するハーラル。
だが地上からは悪魔の大群。まさに地獄。もうチェックメイトだ。
ハーラルは咆哮をあげ絶望を抗わんとする。が、そのときだった。
>「ゲッツ、フォルテあと、のろけ夫婦。悪魔払いの時間だ。天使たち倒すなよ。」
>「いや、操れてねーよ!?」
アサキム導師のウィザーソードガンが悪魔の軍勢を薙ぎ払い
一部の天使が操られているかの如く同士討ちを始めた。
>「導師様――今から謳うから全力でオレを守れ! いいな!?
 ゲッツ! そこのラブラブ夫婦! お前らの力100倍引き出してやるから……オレが発狂する前に決着つけろ! 絶対こっち見んなよ!?」
「フォルテ君!それに導師さま?ありがとう!!」
ヴァルンは笑顔。それに力を100倍に引き出すという言葉にフォルテを二度見。
ハーラルに抱きつき耳打ち。100倍の魔力があったらあれが出来るかもしれない。
きゅっとハーラルに抱きついたまま魔法障壁を張る。

84 :
>「――天使と悪魔の墳墓」
見渡す限りの天使と悪魔。でもその正体は国家司書が生み出した傀儡。
それを見上げていたハーラルのコメカミにふつふつと血管が浮かび上がる。
これだけの数、凌ぎきれるだろうか。最愛の妻の命を守りきれるだろうかと。
どう考えてもそれは不可能だ。絶望で支配される。しかしハーラルは覚悟を決めた。
ヴェルザンディを睨み付ける。すると彼女は…
>「……あと、一歩。
 世界を、正しい方向にする為に――私は、死んでもいいのよ。
 そこの色ボケ夫婦も、そこの超人も、そこのバカっぽいのも、そこの性別不明も。
 私の意志の邪魔だけは、させてなるものですか。だから、――死になさい、早急に。命令よ
 だから、殺しなさい。迅速に、早急に、至急に、早く、速く、疾く……ッ」
狂言を吐いた。その言葉にハーラルは怒りを通り越し絶句。
と同時にあの聡明な国家司書をここまで狂わせたアイン・ソフ・オウルの力に驚愕するのだった。
そして絶句している夫の変わりにヴァルンが叫ぶ。
「私は死ぬのはいや!ハー君といっしょにずっと生きてゆくの!
そしておばあちゃんになって沢山の孫たちに囲まれて、
おじいちゃんになったハー君の後を追うように死んでいきたいの!!」
言い終えるとともに天から矢が降り注いできた。
ヴァルンは生き抜こうと必死だった。彼女ながらまっすぐ前を見続けている。
天使たちの放つ矢をハーラルの後ろで必死にかわし続けていた。
それに答えるように槍を旋回させ応戦するハーラル。
だが地上からは悪魔の大群。まさに地獄。もうチェックメイトだ。
ハーラルは咆哮をあげ絶望を抗わんとする。が、そのときだった。
>「ゲッツ、フォルテあと、のろけ夫婦。悪魔払いの時間だ。天使たち倒すなよ。」
>「いや、操れてねーよ!?」
アサキム導師のウィザーソードガンが悪魔の軍勢を薙ぎ払い
一部の天使が操られているかの如く同士討ちを始めた。
>「導師様――今から謳うから全力でオレを守れ! いいな!?
 ゲッツ! そこのラブラブ夫婦! お前らの力100倍引き出してやるから……オレが発狂する前に決着つけろ! 絶対こっち見んなよ!?」
「フォルテ君!それに導師さま?ありがとう!!」
ヴァルンは笑顔。それに力を100倍に引き出すという言葉にフォルテを二度見。
ハーラルに抱きつき耳打ち。100倍の魔力があったらあれが出来るかもしれない。
そっとハーラルから離れるとフォルテを背に詠唱を始める。

85 :
ハーラルはヴァルンを見送ると迫り来る悪魔を槍で薙ぎ払う。
なるほど、体の奥から闘気が漲ってくる。
だが敵の数は数千。悪魔たちはハーラルに狙いを定め超極大火炎魔法を繰り出してきた。
同時に放たれる無数の火球をただの人間が回避できるものだろうか。
否。それは否である。
それ故に直撃。その場を轟音が支配する。
しかしさすが100倍の力。バニブル一の戦士。
黒々とした爆煙を切り裂き闘気を漲らせ、ハーラルは堂々と現れた。
「うおおお!!」
その姿はまさに咆哮する獅子が如く。槍の穂先を天に掲げる。
と同時にヴァルンが召喚魔法を使用。
「バルドルさん、来てください!夫のハーラルに光の加護を与えてください」
光と一緒に優しそうな顔の神様が降りてきた。
ヴァルンとハーラルは同時に叫ぶ。
『フォトン・レイ。ロード――クリーヴ!!』
――切り開け!!光の加護を受けたハーラルが槍を一振り。
瞬間、世界は光に埋もれた。悪魔たちは眩む目を僅かに開きながら声を失った。
それは道だった。光の道である。神のみぞ進むことを許された神域の道が
悪魔の大群を割るようにどこまでも続いていた。
道に呑みこまれた悪魔たちは一瞬にしてその身を蒸発させ肉片すら残さない。
「ヴェルザンディ国家司書よ。あなたの意志がどういうものか、戦士の俺にはわかりませぬが、
俺はこの世界が、愛しのヴァルンの住むこの世界が好きなんです。だから守りたい。
おわかりか?貴女の絶望しているこの世界に、俺はまだ、希望を抱いているのです……」
ハーラルは国家司書の片割れで仁王立ち。彼女を睨み付け凄んだ顔。
だがそれはハッタリのようなものだった。ハーラルとヴァルンの二人は力を使い果たしていた。
堕天使や残存した悪魔たちが怯むことなく押し寄せてきたとしたら
あっという間に敗北してしまうことだろう。

86 :
俺はさぁ いつ死んだっていいやって思ってるんだ
悲しんでくれる彼女もいなけりゃ、養うべき家族もいない
全う至極に生きてきたつもりだが、報われない努力って多々あるんだよな
だからって他人を恨む気はないよ
だって自業自得だもんな
毎日はそれなりに楽しいけど、もちろん嫌なことだってある
フェイスブックに載せられるほど充実してはいないかな
理不尽なことが普通に起こり ろくでもない奴が栄えていく
そんなクソッタレなこの世の中に、未練なんて微塵もない
だからさっさと死んで結構 
無様な死に方こそ、負け組の俺に相応しい
けど自Rる気もないよ
そんな勇気は持ち合わせていない
迷惑かかるだけだしな
事故や災害、通り魔なんかで 人が死ぬニュースが出るたび思う
「何故その被害者は俺じゃないのか」
「人には役割がある」? 笑わせんな
そんなものは一切ない
ネズミやハエと同じく、ただ発生して死骸になるだけだ
「命は尊い」? ちゃんちゃらおかしい
死は、ただの「結果」に過ぎない
無様で無価値な死というものがあるとしたら
それは例えばゲーム感覚で弄ぶように殺されることだが
俺はそういう死に方をするのがいい
そういう役割に当たるのは俺のような人間であるべきだ
俺の死は誰にも知られなくていい 構ってくれるな
人柱になれと言われたら、喜んでなろう
俺のような者でも人の役に立てる時が来たわけだからな
下衆な連中の食い物にされるのは御免だが
それも仕方のない事だ
食われてあっさり死ぬのがさだめ
それもまあ良かろうさ

87 :
独身=貴族、ではない。
自営業の独身は稼ぎが良いのが多かった、というだけなのだ

「独身? ならカネ持ってるでしょ」みたいなのはやめてもらいたい
雇われの独り身など搾取されるばかりなのだ

同じように、既婚者は「独身税を設けろ!」というのもやめるように
我々は、貴様らのような「控除」の恩恵をまったく受けられないのだ

88 :
好きで独身でいるわけではない
世の女性の求めるハードルの高さについていけなかったのだ

料理を作ってくれたら嬉しい。掃除洗濯をしてくれたら、嬉しい。
けれど、それを求めると
「は? 何いってんの。そんなの自分でできないやつなんか論外だしw」と言われる

それらは自分でできなくてはいけない
だからできるように努力した
そうすると・・・「してもらう必要が無くなった」

89 :
だから、独身でいる
決して望んだわけじゃない
むしろハードルをクリアしようと努力したつもりだ

料理やアイロンがけなどのスキルはひと通り身につけた
しかしそれらは合コンにおいてプラスに作用しなかった
友人関係は問題ないのに、こうなるとまったく魅力を発しない

いくら仕事ができても、独身だと「キモイ」と言われる
甲斐性なしとみなされて、評価は下げられる
失敗すれば「草食系だからなあ」とレッテルを貼られる

90 :
誠実に生きてきたつもりだが、どうやら世の中は自分を必要としなかったらしい

もうそろそろ潮時だと感じている

あとはどう始末をつけるか、だ

他人に迷惑にならずに済む方法を探している

養うものも守るものも無いから、気楽なものだ

91 :

肛門からでた彼はこう考えた
必要としないのは汚物だからだ
養うものも守るものも無いのも汚物だからだ
他人に迷惑にならずに済む方法はきちんと流すことだ

92 :
私を産み落とした母は蝶なのに
共に生まれ落ちた兄弟たちも、蝶として羽ばたいているのに
私は身体を溶かされる痛みを恐れ、蛹の試練を拒み、老いた芋虫のまま奈落を這っている
彼らを愛しているのに
同じように羽ばたけなかった
闇の中から見上げると、色鮮やかな光の群舞が映る
どれほど焦がれても、もうあの頂には至れない
私は地の裂け目に隠れた
醜い姿を見られないように
そして、目を瞑り、蝶になった夢を見ながら朽ちてゆく

93 :
株式会社BCCKSとか、
群雛とかってあやしいのか????

94 :
もう終わりだね
破局や終焉は、ドラマチックに訪れるとは限らない
徐々に、しかし確実に進行していく
始まりはもっと前からだったのかも
それでも見切りをつけられないまま
だらだらと居続けている
もう何も生み出せていないのに
もう誰も戻ってこないのに
物事には終わりがあって
“旬”や“賞味期限”のようなものもあって
それを過ぎてしまっていることに
気づかないふりをし続けて
どうすればいいのか
どこへ行けばいいのか
何をしたらいいのか
何も分からない、する気も起きない
もう終わりだということだけ
何となく分かっている
板を開いてざっと眺めて
また閉じて、何もしない

95 :
>>91
素晴らしいw

96 :
「グリム童話〜童貞の森の中に」
童貞の森の中に
独り迷ってしまったの
日が暮れてきて道は真っ暗
誰か私をここから出して
嫌よ
後ろに変な男がゾロゾロ
来ているわ
嫌よ
襲ってきたら買ったフライパンで
ぶん殴っちゃうわよ
ほら
ハアハア荒い息
イカ臭くて 我慢できない
童貞の森の中に
全力疾走で通り抜ける
童貞近づいたら振り回す
叩きすぎてフライパンはボコボコ
おばあちゃんゴメン
また買って来なくっちゃ

97 :
サボテンの森の中に俺はいた。

周りのサボテンはトゲを張り、

一人ひとりがサボテンの森を守る。

その真ん中に位置する俺は

トゲも出さず毎日寝てばかりいる。

周りのみんなが言った。

「サボってんじゃねーよ!」

98 :
「産まれてみたんだ」

オギャア!
うぶ声あげて産まれた時から
ここで頑張る決意した

眼据え見開いた瞬間撮られたね
記憶にないその瞬間

産まれて間もない記念写真

しっかりした眼差しの君は
何処にピントを合わせたの

大人になるまで
知らず知らず尖っていった

しゃくれちまった顎
尖っちまったつま先
尖っちまったヒジ

何の為に尖っちまったのか

猪木のモノマネの為じゃねぇ
先の細い靴も履く為じゃねぇ
ヒジ鉄くらわせる為じゃねぇ
きっと何か意味があって
尖ったんだね

思う様にいかなくて
口を尖らせてしまった君
思い返せば弱い自分を
弱く見せたくなくて
本当は人が好きで
ここに居たくて
心、痛くなって
そうなって
そうするしかなくて
一生懸命 尖る君
いくら尖った君でも君は君
丸い僕を君は知っている
丸くても尖っても君は君
産まれてみたんだから
テミタン君と写真に語った

頑張れテミタン 写真の中の君

99 :
あっ!
私は何かにつまずきよろめいた

そう、私はその先に見える石ころにつまずいてしまったのだ

よし!
この石をあの場所まで蹴ってゆこう

私は子供の頃、学校帰りに石ころを蹴りながら帰ったのを思い出した

あの蹴る時の感覚‥

蹴っては石に追いつき、また蹴る為に足のつま先センサーが石の蹴りやすい位置へ即座に近づくよう感覚が研ぎ澄まされる

そしてリズムがくずれない様、また蹴る

時には、足場の悪い川原や雨上がりのアスファルトの大きな水溜まりを這うように一段、二段、三段…
石が水面下に落ちないよう飛ばして遊んだ

その光景は、まるで石に意志があるかのような…

時間が止まりそうで止まらないような…

まるで走馬灯のような…という不思議な感覚を目にしたのだった

そして家の近くになるにつれて友人と競って蹴っていた私は、五段飛ばしまで出来る様になっていた

それじゃ、また明日!
いつものように挨拶を交わすと、それぞれの帰路へと向かいながらその石を蹴り続けた

そう、私は石を上手く蹴る事が出来ている爽快感とキラキラと輝く雨上がりの空間が何とも言えない気持ち良さで普段食べた事のない美味しいものを突然ご馳走されたかのような…
そんな気分で家に着くのだった

ただいま!
玄関の扉を開けると、いつもの夕飯の支度のせわしなさの中、
今度は鼻のセンサーが私の胃袋をくすぐっていたのだった

私は、そんな子供の頃の記憶を甦らせながら目的の場所に到着していた

100 :
゚・:.†ほんとはだれかと接したいけれど、接すると何かと疲れる。
ほどよい距離や、言葉の選び方、人間関係って、むずかしい。利害関係や、依存や裏切りで疲れ傷つくことも。
傷つくのは辛い、一人で居たい。でも丸きり一人は寂しい…
依存なく、裏切りもない、疲れない関係なんてどこかにあるだろうか……
敷居無し 気難しさ無し。Q-CHAN牧師の伝道部屋生放送in ニコ生毎朝7時&毎晩8時より 約6年間ほぼ毎日放送中!
https://www.youtube.com/watch?v=k2JPXSPmfq8(ピンポンリア凸さん)(和みます)
https://www.youtube.com/watch?v=x1-01XpgG1w&list=UUQA5qNWYslBw_uWAWKE1Z8Q(孤独には意味があるんだ!)
https://www.youtube.com/watch?v=YCtsm8BVJbE (和同さんとのインタビューで!信仰に入った経緯!)
https://www.youtube.com/watch?v=SWEN9aH4YXw(人間の愛は嘘の愛である!)等など
権威権力、組織・拝金主義、プレッシャー等なんにもありません。 ※偽HPあります゜・:.。
″「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。
私があなた方を休ませてあげます。マタイ11:28」


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