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【mitemiteだし】感想を付けてもらうスレ 2


1 :2010/10/25 〜 最終レス :2018/10/17
「俺は感想が欲しくて作品投下したんだよ! もっと俺を見ろ!」
という人が、自分の投下作品を紹介してもっと感想を付けてほしいとアピールしまくるスレです
折角mitemiteって入っているのですから、もっと自分のレスを目立たせるべきですよ
世の中やったもん勝ち
あえて優しい感想スレを使わない孤高の戦士達のために
でも、無理に厳しい感想をつけなくてもいいのよ?
【お約束】
・荒れても泣かない
書き手側:
・自分が投下した作品がどれか分かるように紹介する
・酷評でも泣かない
読み手:
・感想には愛を
・読み手で議論しない

書き手用テンプレ
【作品名】あれば書く
【投下場所】投下先URL。必須
【備考】前提知識や注意点、特に感想が欲しい点など。あと書きたいことがあったら書く

前スレ
【mitemiteだし】感想を付けてもらうスレ
http://namidame.2ch.sc/test/read.cgi/mitemite/1232885881/

関連スレ
【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/mitemite/1281197722/
【評価】創作物の批評依頼所【批判】
http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/mitemite/1288012319/
SS・小説創作の初心者のためのスレ 4筆目
http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/mitemite/1281197869/
今日も('A`)レスをもらえない人々('A`)スルー2作目
http://yuzuru.2ch.sc/test/read.cgi/mitemite/1281533531/

2 :
今更ながら 1乙&保守

3 :
hoshu

4 :
なにげに即死が危なかったな

5 :
ほしゅほしゅ

6 :
保守

7 :
保守ばっかかよ

8 :
じゃあ保守がてら投下しますか

9 :

「母さん、ハヨ」
これからする俺の話の始まりと、俺の日常の終わりは、やっぱりこの清々しい朝から始まった。
「とりにく」
おはようの返事はとりにく、の一言。見ると、皿の上には昨日余ったローストチキンが乗っていた。朝から肉は胃に優しくないが、このチキンは美味いので、文句は言わないことにした。

「行ってきー」
語尾の二文字くらいをはっきり言わないのが今の俺のマイブーム。
通学路はいつもと何ら変わらなかった。誰とも出会わず、音楽を聞きながら、黙々と歩いていたからだ。

10 :

さて、学校へ付いた。
この時までは、俺はまだ幸せな男子中学生でいられた。
教室へ入る。
3000円もしたヘッドホンを、耳から外して、いつも通りみんなに挨拶する。
「オハー」
「とりにく」
「とりにく」
「とりにく」

「……は?」
いつもつるんでるダチ三人は、にこやかに、爽やかに。挨拶を交わした。
「とりにく」と。
「とりにく?」
「とりにく?」
「とりにく!」
面食らっている俺を見て、二人は心配そうに、一人はからかうように、「とりにく」。
よくよく聞いてみると、この三人だけじゃない。クラス全員から、聞こえる単語は「とりにく」だけ。
とりあえず「とりにく」と返してみて、自分の席に直行。ヘッドホンの世界に閉じこもる。
耳からは、いつも聴いている歌が聞こえてきて、少しだけ落ち着けた。

11 :

「とりにく」
「とりにく?」「とりにく」「とりにく」
「とりにく」「とりにく!」
授業中も、先生は「とりにく」しか言わなかった。
周りから聞こえるひそひそ声も、全て。
「とりにく」
「とりにく」
「とりにく」
「とりにく」

12 :

三限目あたりで、とうとう我慢できなくなった。
「すいません。保健室行ってきます」
いつもは保健室に行く宣言をしただけで、何かに負けたような気がして気恥ずかしかったのだが、この時ばかりは保健室に行けることに安堵した。
「とりにく?」
多分「一人で行けるか?」みたいな事を聞かれたと思ったので、「大丈夫で」と返し教室を出た。

保険の先生は、在室中のようだった。
そこでようやく気づいた。
保健室に入れば、俺は先生にとやかく聞かれるだろう。「とりにく?」と。
今までは何とかなったが、さすがに何を言っているのかが分からなければ答えようがない。
俺は扉にかけた手を引っ込め、屋上にでも行くことにした。
正確には、屋上への扉のところ、だ。
一昔前と違い、今は危ないとかなんとかうるさいらしく、屋上へは鍵がかかっている学校が多い。違う中学の友達に聞いたが、みんなそうらしい。
でも今の俺には、この狭い空間さえあれば十分だ。
幸い、誰が置いたのか、机と椅子があったので、授業中睡眠スタイルで眠ることにした。

13 :

チャイムの音で目が覚めた。時計を見て、それが五限目終了のチャイムだと分かった。
体の節々、主に腰が痛い。
よっこいしょと立ち上がり、腰を叩きじじいを演じてみる。
授業は丸々サボってしまったが、あれならどうせ受けても受けなくても変りない。
少しワルになった気分で、家路に着くことにした。

親はまだ帰って来ていないようだった。好都合だ。俺は部屋にこもり、またヘッドホンの世界にこもることにした。
「とりにく」  「とりにく」   「とりにく」
     「とりにく」   「とりにく」  「とりにく」
「とりにく」    「とりにく」
      「とりにく」 「とりにく」   「とりにく」
 「とりにく」   「とりにく」    「とりにく」
……………………………ダメだ。
万策尽きた俺に出来ることは、寝ることだけだった。
ベッドに突っ伏し、そのまま眠ろうと頑張った。
途中「とりにく」と何度も呼ばれた気がしたが、無視した。

14 :

朝か。
朝だ。
学生服のまま、憂鬱な気分で下へ降りる。
母がいた。
「とりにく」
ああ、悪夢は覚めてなかったのか。
「それあんたの分だから、早く食べちゃいなさいよ」

僕は、泣いた。

15 :
おわり

16 :
>>15
とりにく!
とりにくとりにくとりにく
とりにく。
とりにくとりにくとりにくとりにく?

17 :
怖い。嫌いじゃないぜコレ。

18 :
とりにくとりにくとりにく
最後に救われてよかった!
とりにくとり(ry

19 :
とりにく!

20 :
これは、意味のある夢オチとしていいと思う。
ただ、どうしてこういう悪夢を見る事になったのかな、ってのが
少し気になるかな。

21 :
 アブダクション。エイリアンによる誘拐事件である。
 私は昔からこの事件に興味を持ち、幼少時、盛んにテレビ放映されていたUFO関連の特番には食い入るように見入った。
 体験談を綴った本を読むのも好きで、それを扱った映画等も積極的に見た。
 なぜアブダクションに興味を持ったのか、それは最近になってようやく理解出来た。そして、それを理解した時、私は恐怖に怯える羽目になったのだ。
 あれほど好きで読みあさった本も、レンタルビデオのタイトルも、もはや何のリアリティも持たなくなってしまった。
 なぜならば私は本来、それを聞く側では無く、語る側だったからである。

 これから語るのは比較的最近の事例だ。もちろん私自身に起きた事であり、嘘では無い。
 過去に遡ればもっと数多くの事例も出るだろうが、いちいち覚えていられないのだ。ほとんどは悪夢として処理され、記憶の中から消去されていく。
 忘れようもない程の経験もあるが、それは別に語ろう。



 その時私は、自室のベッドで横になっていた。
 時刻は解らない。壁時計は置いていないし、携帯で確認する余裕も無かった。動けないからだ。
 私の部屋は八畳ほどの小さな部屋である。
 入口を開けると奥の壁には窓があり、向かって右側には箪笥と、反対側にはベッドがある。
 窓とベッドの間は丁度一畳程であり、人が十分に寝転ぶ程度の余裕はある。
 私はベッドで寝ていたので、そのスペースには本来誰も居ないはずなのだ。
 私の予想では時刻は夜中の一時から三時頃だったと思う。まったくの予想なので何の根拠も無いが、だいたいそんな感覚がした。
 私は窓に脚を向けて横になっていた。枕が高く、横向きに丸まって眠るので、目を開ければ窓周辺が目に映る。
 私はうっすら目を開けた。気配がしたからだ。
 何故か、彼らがやって来る時は自然と目が覚めるのだ。うっすら開けた目に映ったのは、窓際のスペースに立つ人影である。
 その時は二人居た。
 部屋が暗いのではっきりとは見えないが、いつもの彼らの姿である事は容易に分かった。異様に細い身体に、皮膚なのか繋ぎ目のないタイツなのかは解らないが、灰色か、黒に近い表面である。

22 :
 彼らの「一般的なイメージ」は、リトルグレイに代表される小人の姿であろう。
 私が出会う彼らもそれに近いが、多少は相違点もある。
 身長は比較的まばらである。人間同様、「人による」のだ。頭のサイズも映画で見るそれよりは小さい。
 体色はまさにグレイ系統が多いが、それもバラバラである。察するに、彼らは一種の衣服を纏っている。それの色がグレイや黒が多いのではないか。
 体格は総じて細い。これは共通しているが、身長と同様、バラつきは見受けられる。これも「人による」のだ。
 今回訪れた彼らは、窓の位置と比べると身長は百五十センチメートル程度だと思う。
 もう一人は位置関係が悪く、見えなかった。
 彼らが訪れる目的は不明ではあるが、こちらの意見は「不快」の一言に尽きる。
 私は毎回金縛りで動けないのだ。その度に、あの生理的に奇怪な彼らと強制的に同室せねばならない。その不快さに慣れきたのは成年を迎えてからである。
 とにかく、彼らは私の部屋に居たのだ。
 一人が天井を指差す動作が見えた。同時に、窓の外が明るくなるのが見えた。
 カーテンをしていたので、その隙間から強烈な発光が差し込んでくるのだ。暗闇に目の慣れた状態なので、非常に辛い。
 彼は天井を指差し、しばらくそのままだった。
 その後、私は翌朝迄の記憶は無い。いつも通り、横向きに、丸まって寝ていた。


―――――――――――――――


 以上である。
 この話の真意が何かと言われれば、何と答えればいいか私には解らない。
 私はただ単に、起きた事を綴っただけなのだ。
 あえて言うならば、これは真実だという事。ほんの一ヶ月ほど前に、実際に私の部屋で起きた出来事である。
 何の面白みも無い。変化も何もない内容だ。小説にはならない。
 しかし彼らは、実際に存在し、今も誰かの部屋へ侵入しているかも知れない。もしかしたら、今夜私の部屋へ来るかも知れない。
 当然、あなたの部屋にもだ。

23 :
>>21-22
この間お邪魔してごめんなさい

24 :
行き場のないスレ用だったんで内容がアレだがw
>>23
二 度 と 来 る な

25 :
::|.            _                  n、
::|            |:|              ,、  r'ト、ヽ.
::|         ,..:"´||`ヽ、            i `,_r、)i ノ
::|っ-、      ,/.: :: ::|| :: ::`、  ヘッヘッヘッ    {   ヽ::/
::|/ r´     i´: ,.- 、::|| , -、.:`i シンパイスル    } , ノ:ノ
::|:::'、      l;i: `‐-' | '-‐´::i;| コトワナイ      i`_/.:|
::|::._`¬つ   `、;;:._ _,'.| ゙、_ :;ノ´           l i ::|
::|::::ノ"´   _,,..ヾ,'、__二__,.〃―-、_        l.   ::|
::|´ _,,.. -‐'"´  i::゙、゙`=´'ノi ヽ::::::: ̄``‐- 、__ /   :::|
::|‐'"_ノ::::::ヽ.  l:::::`ー ´:::ノ  ノ::l      ソ    :::ノ
::|-.'::-―‐-、:::ヽ ヽ::::::::::/  /:::ヾ::::::ニ=ニ二::{   :/
::| ̄ _  l::::::`i  `v'   i:::::::/ l `ー-- 、_ヽ:::..../
::|-‐'´  `' il::::::{  ((゚.:))  }:::::/;;;l         ̄ ̄
::|       lヽ:::ヽ_ノ:::::ヽ_ノ:::::ノ;;;{
::|.       ヽ`ー-、::::,-―‐´ ノ
::|        ヽ        ./i
::|        ノ、       ノ
::|        /:::ヽ    /::::'、
::|       /:::::::::::ヽ、 ノ:::::::::::::i
::|      i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
::|      ノ.::::、::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
::|     /:::::::::::::ヽ:::::::::::ノ:::::::::::::::::|

26 :
あげ

27 :
誰からも「グロイ」という感想しかつけてもらえず、ガッカリして投稿しました。
かなーり薄っぺらい話かもしれませんが、感想をつけてもらえたら嬉しいです。
腐女子な表現注意! あと、長いです。


28 :
異世界ファンタジーの物語書いてる。ちょっと見てくれるか?
http://toki.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1320491988/
世界観に拘りをもってかきました (^ー゜)
君達には高度すぎるかな?o(^▽^)o

29 :
>書き手用テンプレ
>【作品名】あれば書く
>【投下場所】投下先URL。必須
>【備考】前提知識や注意点、特に感想が欲しい点など。あと書きたいことがあったら書く
マルチポストかねぇ
一応ざっと読んだけど該当スレにも晒したよって報告もないし
なりすましだったら悪いから批評は控えておくよ

30 :
敢えて言うと、読んでいて楽しくない。小難しい漢字ばっかりで、何かが起こるwktkがない。
以上。

31 :
>世界観がしっかりしてるでちょ??
>世界観に拘りをもってかきました (^ー゜)
>君達には高度すぎるかな?o(^▽^)o
絶滅危惧種レベルの迷言だな。読者様に対する言葉とは思えない
とりあえず人間に問題あり。本文読んだけどそれを押して通れるほどの才能も感じない。普通。
当該スレも見たけどどうも小説より自分語りの方が好きと思える節がある。典型的な厨二病。
批判的意見をスルーとか糞レス認定とか、自己中心的なくせにメンタルが弱いようにも見える。
あと、顔文字が古い。

32 :
>>31
ふーん?才能無い人の戯言でつね(^ー゜)
死んでぐたさい(^-^)/
もっと国語お勉強ちたほうがよろしいかとぞんじあげまちゅ\(//∇//)\

33 :
はい次の方どうぞー

34 :
>>28
よんだよ・・・
鳥みたいな鳥肌が立った・・・
天才とはこのスレ主の事はいうんだな(^ー゜)

35 :
>>28
活劇の様なわくわくを感じない
ラヴクラフトの様に、染み渡る様に侵されていく感覚も無い
ひたすら平坦
良いか悪いかは知らないけど、感じたのはそんな感じ
文章からだと、箱庭の情景が全く想像出来ないから、無味乾燥な文章になってる気がする
漢字多用は雰囲気出す為とは思うけど、漢字殆ど使わない児童書形式でも、ホビットの冒険みたいにわくわく感は出る
ま、戯言ですわ

36 :
題:ある高校生の日記
○月×日
家ではオンラインゲーム以外にする事なし
毎日マイクでPCの友達に話しかける毎日
そんなくだらない日々を過ごしていた。
PCばかりしていたせいか、ゲームでは大会で優勝して名が知られていた。
主にきもい。
高校に入学してまず友達を作りたかった。
それが以外と男子はたった8人ですぐ全員と仲良くなれた。
女子は20人で意味がわからないなと思った。
入学当日女子のFさんが口悪そうに色々愚痴ってるのを耳にした。
この時からこの人は要注意だなあって思った矢先。
男子のアホ君がFが好きだから明日告白するとかほざき出した。まだ入学二日目だ、無茶がある。
無論自分は
「お前は今地雷を踏もうとしている」とだけ伝えた。
やっぱりアホだから理解する事はできなかったみたいだ。告白したらしい。
勿論の事フラれていた。
そして自分はいつもの日常に戻り、PCに話しかける毎日。
今日は寝る事にした。
○月△日
突然の出来事
突然自分の趣味の会話を男友達としていたら突然とある女子に話しかけられた。
いきなりの出来事に頭が「!?」でいっぱいだった。
あまり質問にも答えることができず、すぐに会話が終了した。混乱していた。
これ以来学校でこの女子はちまちま話しかけてくるようになった。
自分はこの人に話しかける勇気がある事に尊敬した。
この時から自分は学校に行くのが楽しくなった。
帰りに友達が「Fさんかわいいよね」とか言い出す
他の人が「Sさんのほうがかわいいよ」と言う
自分の意見としてはかわいいなんて思う女子はこの時いなかった
トークが楽しい女子の人以外眼中なんぞにない。
少しの楽しみができた、だが家の日常には異変なし。いつも通り
寝る事にした。

○月◇日
今日は全ての始まりの日だった。
いつも通りあの女子が話しかけて来た。
だが今日は何かが違った。
そう
その女子の後ろにもう一人見たことない女子がついて来ていた。
真っ先に思ったのが
「こんな人クラスいたっけか」
聞く話によるとそのついてきていた女子は○○(趣味)が詳しいとの事
自分と趣味が同じで詳しい人なんてこの人意外今までいなかった。
できればもっと話したいなーとか思ってたら学校は終わった。
今後からそのついてきていた女子は「∞さん」と呼ぶ事にする。
この日から日常に変わりがあるのかもしれないと思った。

37 :

◎月×日
この日はまさかの展開に驚いた。
∞さんがあの女子についてきて
自分に話しかけた。
「Pixivしてますか」と聞かれたので見る専ですがしてます(棒読み)と答える
「自分なんかに話しかける人がいるとは驚いた」
その日家に帰り色々と察した所∞さんはかなりPCができる人なんじゃないかと判断する。
メアドも教えてもらった。
明日メッセしてるか聞いてみよう、と思った。
これからPCに毎日話しかける日常が変わるかもしれないと思った。
期待して寝る事にした。

◎月◇日
学校が終わり思う。
おかしい、何かがおかしかった。
ただ、「メッセしてるか」とメールを送るだけなのに
送れない、手が動かない、これは緊張と認めていいのだろうかと自分に問う
緊張なんてするはずがない、他人に興味を持たないこの自分が。
ただ一通のメールを送るのに30分かかった。
返事が来た、すぐに。
できるとの事だった。
その夜、チャットをする事にした。
趣味の話をする予定だったが
趣味の話題がまったく出てこないのに会話が進んだ。
なぜだろう
会話の内容としては
自分:本当にあなたに現実話かけにくいんですが、自分人見知りで(笑)
∞さん:自分もです
みたいな、現実では話かけにくい同士の打ち明け合いだった。笑った。
本当にチャットが楽しかった。
自分でもよくわからなかったけど、PCに話かける毎日とは格違いの楽しい時間だった。
本当に楽しかった。
この時から自分の心にドクンッと来る何かがあった。なんじゃこりゃ
その日は眠れなかった、楽しくて楽しくて。
だが時間は止まる事はなく、その日は終わった
◎月△日
気が付いたら毎晩チャットするようになっていた。
そして気が付けば自分は∞さんの事が好きになっていた。
本当にいつのまにか、なんの魔法使ったんだろう。
ある日のチャットで
∞さんが「自分顔も性格も自身ない(笑)」みたいな事を言ったもんで
自分が間違えて「そんな事ないよすごくかわいいですよ」って言いそうになった、あぶねえ
言ったらアウト、一発で気持ち悪くて嫌われる。
ちなみに自分は顔なんぞ自身ない。イケメン嫉妬である。
そして突然チャットで
∞さんに「休日どこかに行かないか」なんて言ってきた
!?
!?
!?
わけがわからなかった。なんで俺。暇なのだろうか
自分はというと常に暇で大歓迎だったのだが
テンションMAXで絶対行きますとか言ったら好きだと気がつかれる。アホだ。
冷静に行く事にした。

38 :
◎月×日
この休日だけは本当に楽しみだった。
本当に自分で良かったのだろうかと思いつつも待ち合わせの駅に行った。
すみっこに隠れて待っていた。
隠れていた場所から顔をひょこっと出すと∞さんと目が合った。
すぐに隠れていた場所に戻り
顔を軽く3回くらいビンタして正気を取り戻す。
一緒にいる時間はとても楽しかった。
相手としてはつまんねえ奴だなあ〜と思ってたかもしれないが。
自分としては本当に楽しかった。
途中∞さんが気分が悪くなってめまいがしたらしくて
どうしようかオロオロしていた。
心配だった。とても。
代わりに自分が体調悪くなってこの人が元気になればいいのにとか思ってた。
現実はそう甘くない。
最後に自分が∞さんに言った言葉は「今日夜メッセ来れる?」だった、アホだ。
いいよ と言われて嬉しかった。
この日は終わった。時間は早い。
だが∞さんは夜メッセに来る事はなかった。
この日から
俺の周りに「異変」が起きる
×月△日
休日に二人で出かけてから二日目、いまだにメッセに来るどころかメールも来ない。
まあ疲れたのだろうと思った。
そして一通の∞さんからのメールが来る
「  タイトル ごめん
本文 しばらく話せそうにないかも」                 
この時自分は混乱した。
そう、それは
何故
何故かと
何故なのかと
もしかしたらチャットができない理由があるのかと、PCが壊れたのかと思い。
チャットですか?現実ですか?とメールする。
返事が来た
本文 ごめん どっちも
わけがわからなかった。
本当にこの時自分は突然の悲劇に泣きそうになった
自分に問う
自分が気が付かないうちに本当に酷い事をしてしまったんじゃないかと
本当に罪悪感を感じた。
この日から気分が悪くなり、体調が悪く、食欲がなくなった。
寝れなかった

39 :
×月◎日
異変は夢ではなかった。
本当にまったく話さなくなっていた。
我慢できずメッセに∞さんを呼んだ。
いつもと違うのにすぐに気が付いた。
普通なら数時間チャットするはずが
今日だけは15分で∞さんが落ちてしまった。
やっと異変の確定に気が付く。
そう
「自分は嫌われてしまったんだ」
なぜだろう
本当に
なぜ
×月◇日
我慢できずに聞きただす
自分嫌われてる?とストレートに∞さんにその夜チャットで聞いた。
嫌ってないよwと軽く言われる。
本当かもしれないし、それは偽りの言葉かもしれない
どっちでもよかった。
例え自分が嫌われていても、好きなのは変わらないから
本当に好きだった
人に興味を持つ事のない自分の1000年に一度の大事にしたい人だった
次の日学校で
最初に自分に話かけてくれた女子が
自分の体調の悪さに気が付く。
そして自分は言ってしまった。その女子に。
あなたの友達に自分が好意を抱いていてとても心配だと
自分には打ち明ける人がいなくて、誰かに相談したかった。
けどその女子に言っても、驚かれて笑われてしまった。
そして悲劇は連続で起こった
その絶望に自分はどん底に落ちる

40 :
×月▽日
いつも話しかけてくる女子に、自分が∞さんに対しての気持ちを打ち明けた次の日
あの悲劇から休む事なく連続として異変が起こった
あのいつも話しかけてくる女子が
一切話しかけてこなくなった
どうして・・・自分は何もしていない
何が起きた
でもこれだけはわかる、この異変の原因はすべて自分だと
本当にすべてを失った気がした
だけどその時たった一つ自分に残る物を思い出す
それはPCの友達
いつもと変わらなかった日常に戻ろうとしたけど
それは無理だった
頭から悲劇の事が離れない
本当に自分はどうしたらいいのかわからなかった。
その時やっていたオンラインゲームでとある人が自分の異変に気が付いた
本当に鋭い人だった
すべてを話した
相談した
すべてを
そして少しの元気でかろうじて生きれる程度に回復した
だが食欲はない 眠れない 頭が痛い 体中がしびれた


41 :
×月○◎日
本当に混乱していた
頭の中に数人の自分が居た
自分A「一生悩み続けてろ」
自分B「落ち着け、ただの自分の被害妄想だから」
自分C「俺は天の道を往く男、他人に興味なんか持つ事はあり得ない」
自分D「これからもっと優しくして信用を取り戻そう」
自分E「マビノギしようぜ」
自分F「もういっそ死のうか、現実から逃げよう」
こんな自分が頭の中で戦っていた
そして毎日グチグチとブログに変な事を書く。
∞さんは自分が好きな事は知っていた。
決心した
自分ができる、今一番の事を理解した。
そう、それは
∞さんに毎日しつこくはげましのメールを送る事ではなく
学校で話かけて元気をづけてあげる事ではなく
本当に好きだから振り向いてよとか言うんじゃなく
本当にできる事
それは
諦めますと伝える事
こうする事で∞さんは自分がもう好きではないと思うはず。
この人はもう何も考えなくていい、悩まなくていい。
普通の日常を取り戻してもらえるそう思った
ちなみに言うと勿論好きなのは変わらない。誰よりも好き。
人生最大の嘘を付かないといけない。
このままこの状態が続くとどんな迷惑をかけるかわからない。
死ぬほど好きでも諦めるなんて嘘を付かないと行けない。
メールを送った。
返事は来なかった。それでいい。
きっと
「結局諦めるのか、男なんてどうせこんな程度か」と思うはず。思わなかったらおかしい
けどこう思ってほしい、自分を突き放して遠い存在にしてほしい。
わがままな自分を許して欲しい。本当に誰よりも好きだった。
これで終わったのか
この程度で自分の生きる意味は終わってしまったのか
わからない……。

42 :
おわり
簡単でいいので感想もらえるとうれしいです

43 :
日記調というかモノローグかな
日記にするならもっと主人公に感情移入して、日付とかもはっきり決めて
リアリティを出した方がいい
日記調でやり切るか、日記の体裁は捨てて主人公の心情をダイレクトに描くか、
これは二者択一だと思う

44 :
誤字があって若干イライラした
感情移入できなかったし面白味もなかったなぁ
∞さんにいきなり嫌われた?のがいきなりで驚くには驚いたけれど
解決もしてないし、理由も出てないから意味不明なままでさっぱり分からない
この話の見所って何?
日記の主が∞さんを諦めるところかなぁと適当にあたりはつけられるんだけど
死ぬほど苦しいと言われても、はぁそうですか的なものしか感じられない
作中の人間が何を考えているのかさっぱり分からないのが原因かなぁ
これは何をメインに見せたいかによって書き方も変わるだろうし書かないのも手だろうけれど
少なくとも主人公の悲嘆を伝えたいと思うのなら∞さんの魅力を伝える努力はしてほしかった
この文章じゃ∞さんに惚れられないから日記の主の思いが分からないし、悲しみに共感できない
たぶんこの話は書いた人以外は理解出来ない話になってると思うよ

45 :
.

46 :
.

47 :
あげ

48 :


49 :
お願いしまっす
タイトルの名前はまだない
まだ書きかけです
悪いとこと良いとこ言って貰いたいです

とても奇妙な音がしていた。
まったく今日はせっかくの休日なのになんでこんな遅くまで起きてなきゃいけないんだか。
時計は夜の十一時半を過ぎていた。
 私は大学の後輩のジローという男に、家に幽霊が出るとかいう相談を受け、行くと言ってもいないのに無理やり彼のアパートの一室にに連れて行かれた。
なんでも夜な夜な奇妙な物音がした後に、
電話が鳴りそれに出ると少女の薄い笑い声が聞えるという。私はだだのイタズラだろうと言っても。
「あの声人間やめた感が半端ないんですよ」と青い顔で言っていた。まったく臆病な男だ。
 そもそも電話が鳴っても出なきゃいい話なのに毎回律儀に出る必要はない。
 軽快な音が室内に響いた。
「ああ来ました電話です」青ざめたジローが声を震えながら言う。
「なあ、私が本当に出るのか?」私はジローに出された缶コーヒーを飲みながら言った。
「なんだ、先輩怖がってんですか?」
私はむかついたのでみぞおちに一発いれた後、
電話に耳をあてた。
『キャハハハハハハハハハハハハハハハハハ』
 いきなり大音量の声が聞えたので、私は受話器を落としてしまった。
「おい何が薄い笑いだ」私はジローに蹴りをいれにかかった。
「ひいぃ僕が出たときは薄い笑いだったんですよー」とジローがぬかす。
「黙れ、あ確か股を思い切り踏んだら子供を作れなくなんだよな」確か親友の薫から聞いた。
「せ先輩との明るい未来のためにそれはまずいですよ」
 ななにをいっているんだ。
「あ先輩…」と青ざめた顔から黄色に変わった顔のジローが言う。次は赤に変わるんではないだろうか。
「な何?」
 ジローが指差す方向を見ると、ワンピースを着た七八才の女の子が立っていた。
『キャハハハハハハハハハハハハハハハハハ』
私は目の前がまっ黒になった。

50 :
マルチかい。

51 :
気がついたら私は自分のベッドで寝ていた。
 気がついたらジローは私の横で寝ていた。
「て何で私のベットに寝てんのよッ」
立ち上がり、ジローを踏んだ後、ベットから蹴り落とした。
「いてて折角家までおくっていったのに酷いですよ」
 酷いのはお前だ。
「イギーッ」私はジローを指差しながら叫んだ。私はイギーという名のブルドックを飼っていて、私が物を指差しながら彼の名を呼ぶと
「うわっ汚な」尿をかけてくれるという特技を持っている。
「よしよくやったな」私はイギーの頭をなでる。イギーという名はもちろんジャズシンガ
ーのイギー・ポップから付けた。
「あんまりです…少しの気の迷いでやったことなのに…」と尿まみれのジローは言う。
「そういえばあの女の子はどうしたんだ」と私は聞いた。
「女の子?」ジローはきょとんとした顔で私を見つめる。
「かわ…じゃなくて、てめえがふざけたこと言った後に現れたあの…」
 ピンポーンと呼び出し音が鳴った。
「里子ー帰ってきたよー」
 やばい。休みの間ハワイに出掛けていたルームメイトの薫《かおる》が帰ってきた。
「的確な説明ですね」
 私がジローを押入れに入れようとするもむなしく、薫が私の部屋のドアをあけた。
薫は立ち尽くしている私と顔が尿まみれになって倒れているジローを交互に見た後。
「あなた達もうそんなプレイをする仲だったのね」と顔を赤らめながら言った。
 なにやら嫌な勘違いをしているようだが、ちょうどいい、昨夜のことと、なぜかジローが幽霊の姿を覚えていないことを話した。
「なるほど、ゴロー君との幸せな家庭を想像して気絶してしまったわけね」薫が言った。
「違う」私は言った。
「里子の見間違いじゃあないの?」
「違う、なんならページを読み返してみろ、その女の子の幽霊をこいつが指差したんだからこいつが見てないわけないだろ」私は洗面所から出てきたジローを殴りながら言った。
「メメタァ」
「まあもうすぐ大学に行かないと行けないから…また今夜ジロー君ちにいけばいいじゃない」と薫がジローの前でも動じずに着替えながら言った。
「先輩の二倍くらいで…ぐあっ目が」
「わかった、夜の十一時半頃集合だ」と私が言った。あれそういえば、なんで私パジャマに着替えてんだろ、気絶したときは私服だったのに…。
「さぁて僕も大学にいきますか」
 私はジローの肩に手をおいた。
「あれ? 肩に手をおく力の強さじゃないよね」


52 :
すみません
マルチ行為しらなかったので
以後気をつけます

53 :


54 :
>>51
書き方がちょっと見にくいかも。
ホラーでいいのか?
落ちが分かりづらかった。

55 :


56 :
夜が明けた

あげ

57 :


58 :
こっそり投下したせいで特に誰にも気づかれなかったっぽいので、もし気づいた方がいましたら寸評をお願いします。
【作品名】無題(ファイルには『胃袋を掴む話』と記載)
【投下場所】http://engawa.2ch.sc/test/read.cgi/mitemite/1281160180/427-431
【備考】「何故、ヴァンパイアはニンニクが苦手なのか?」を自分なりに解釈させていただきました。
    ・・・今更ですが、文中における『血の消費』って表現は正しかったんですかね?

59 :
しまった、age損ね&トリップ書き忘れ・・・

60 :
唐揚げ

61 :
>>58
今さらながらw 乙です、感想は元スレの方に付けさせていただきました

62 :
>>とりにく 読みやすいし面白い。長さもちょうど良かった

63 :
.

64 :


65 :
a

66 :
以前から暖めていた設定を元に来年度から本格的な創作活動に入り、最終的には電子書籍での販売を目指しています
以前の設定と冒頭部分に関して感想をいただき、創作活動に反映したいと考えております
ゲーム化アニメ化を初め英字版の発売等世界的な展開を考えていますので盗作・盗用は厳重に禁止です
こちらに関して良かった点、悪かった点など率直な感想をお願いします
http://plaza.rakuten.co.jp/idoldead/

67 :


68 :
.

69 :
投下してもいーですか(´・ω・`)

70 :
【作品名】クズと電波の話。
【投下場所】<a href="http://mblg.tv/assa3/entry/2/">ここ</a>
【備考】携帯から書いたんで見にくかったらスイマセン(´・ω・`)
初心者すぎて恥ずかしいんですが、美点欠点言ってもらいたいです。

71 :
すいません70です…;
表示変なんでもっかい貼ります
http://mblg.tv/assa3/entry/2/

72 :
「俺」がいろいろチョイ痛だなw
「お姉さん風俗の人ですか」おいw
素敵さと痛さが混じり合う不思議な作品乙でした

73 :
70です
おおお感想貰えてる!痛くて不思議なのか…。読破&感想ありがとう!

74 :
 

75 :
12/16 ミス・インター2012優勝の吉松育美氏脅迫被害の実態をK 大手プロ関与か
韓国で女優自殺もあったが、この領域は日本権力中枢のタブーの一つではないか
https://twitter.com/HSarabande/status/413198258899406849
12月20日(金)
14時頃「岩上安身による ミス・インターナショナルグランプリ受賞者 吉松育美氏インタビュー」を中継。
吉松さん側から延期の申し入れがありました。仕切り直します。
18時から「青森駅前金曜日行動」を中継。http://ustre.am/zzPZ
18時から「原発反対八王子行動」を中継。http://ustre.am/zGdj
18時から「伊方原発をとめよう!県庁前行動」を中継します。http://ustre.am/zAnS
18時から「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」を中継。http://ustre.am/usAQ
20時頃「岩上安身による山下幸夫氏インタビュー」を中継。特定秘密保護法共謀罪http://ustre.am/eOVh
射高が300〜350キロ程度しか飛ばないイージス艦搭載のSM3ミサイルが、
テポドン・弾道ミサイルを東シナ海上空の高度2000キロ以上で迎撃できるわけがありません。
だからSM3を導入した石破氏は特定防衛秘密保護法で
ミサイル防衛の矛盾を国民の目から隠したいと思っていると考えました。
http://www.kamiura.com/remail/continues_743.html
まったく役にも立たないミサイル防衛(MD)を導入した石破氏(当時の防衛長官)が、
ミサイル防衛の導入が不合理だということを秘密にして取り締まりたいのかと勘繰ってしまう。
http://www.kamiura.com/whatsnew/continues_2416.html
今でも役に立たない日本のミサイル防衛や軍事偵察衛星の情報(性能と効果)は隠されたままである。
私はこれをドブに捨てた二兆円(各一兆円)と呼んでいる。
その真相(利権)を隠したい政府によって、国民の税金は秘密の壁に守られてドブに捨てられる。
http://www.kamiura.com/whatsnew/continues_2357.html
オスプレイ輸送機よりもCH101輸送ヘリを配備した方が効率的であるのに、
アメリカで開発費がかかりすぎたオスプレイを日本が導入すれば、きっと喜ぶとでも思ったのか。
http://www.kamiura.com/whatsnew/continues_2435.html

76 :
http://novel.jpn.org/read.cgi?key=20131217175307
感想ください。よろしくお願いします。

77 :
 

78 :
 

79 :
 

80 :
【特集】夏を感じるオリジナル短編小説 飛び地の少女
http://bullpennow.com/?p=751

81 :
http://ncode.syosetu.com/s0764b/
超大作、高校生幹事長

82 :


83 :
かっこいい物語が書きたくて書きました
どうか、我に感想を与えたまえ
http://ncode.syosetu.com/n1267ck/

84 :
http://www.youtube.com/watch?v=BzNtYoioYJs&list=UUMMDq_1PRMvYRu0OmkPVZFw

85 :
.

86 :


87 :
.

88 :
.

89 :
誘う鳥が一つの形
よそう夜に一つの国
http://taropunko.blog.fc2.com

90 :
.

91 :
.

92 :
海の村にある屋敷に、メイドロボットのメイは暮らしていました。メイが仕えているご主人様は
いつもコンピュータの仕事をしています。屋敷にはご主人様のご両親もいらっしゃって、
みんなで4人家族です。
ある日、ご主人様から言付けを預かります。ずっと、ずっと西の果ての町に、古い友人がいる。その友人に
手紙と1つのメモリを渡してほしい、というものでした。町へ行くまでのバッテリーを預かったメイは、
ご主人様の言葉に従い、西へ向かうことになったのでした。

田んぼの道を抜けて、山を登ります。坂は余計に力を消費してバッテリーが熱くなるので、休憩しながら
行かなければなりません。それでも、他ならぬご主人様のためです。メイは立ち止まってバッテリーを
冷ましてはまた歩き出し、坂を上るのでした。

坂を下りると、また田んぼです。そろそろバッテリーを交換しないと、メイは歩くための力がなくなってしまいます。
少し行くと集落があったので、メイは町の人を見つけてバッテリーの交換をお願いしました。その人は以前は
メカの製造の仕事に携わっていたそうで、バッテリー交換は何事もなく行われました。メイはお礼を言って
チップを渡し、次の町へ向かうのでした。

山の手前には、大き目の町がありました。田んぼや畑が減り、家や店が多くなっています。遠くにトンネルが
見えていて、そこで人が行き来しているのがわかります。とても甘い柿が出来たと言って研究者が柿を売っていましたが、
ものを食べないメイにはその味は知る由もありません。

トンネルを抜けると、そこは空気の淀んだ工場の町でした。昼間は工場の機械がせっせと動く音、夜はバーで
酌を交わす人の声が聞こえる、賑やかな町です。メイはまた町の人に頼んでバッテリーを換えてもらい、
機械に囲まれた町を歩くのでした。

93 :
町はどんどん都会になっていきます。道は広く、移動には車が使われ、建物は高いビルも
見えるようになってきました。ご主人様のいるところにも発電所やパソコンは一応ありましたが、
それでも数えるほどしかなく、そもそもご主人様以外の家には電気があまり普及していませんでした。
メイは、このくらい機械が当たり前の町で、ご主人様と一緒に住んでみたいと思いました。

メイはまた町の人に話しかけて、バッテリーの交換を頼みました。すると、その人は大声で
ロボットが来たぞと叫びました。集まってきた人々が鉄棒やスパナを握っているのを見て、
メイは自分に向けられる殺意に気が付きました。最早バッテリー交換どころでは
ありません。メイは初めて向けられる感情に困惑しながら、慌てて西へ逃げ出しました。

いつの間にか追っ手を撒いていたようです。もうバッテリー切れは目前。早く交換しないと、
ご主人様の目的が達成できなくなってしまいます。メイは、周りを見回して人を探しました。
しかし、町には人の気配がしません。ただ、モーターが動く小さな音、ファンの回る音が
するだけです。この町は、町全体が機械で出来ているようでした。
ふと、メイは人影を見つけました。少し離れたところを歩いています。メイはすぐに
走り出そうとしましたが、足が思うように動きません。遂にバッテリーが底を尽きたのです。
メイは暗くなる視界の中に、一瞬だけご主人様の顔を見ました。ご主人様・・・。

94 :
メイはベッドの中で目を覚ましました。人が使う寝具で寝たのは初めてでした。メイが身を起こすと、
家の中にいた男性に声をかけられました。
「調子はどうだい」
「イジョウ アリマセン」
「それはよかった。キサラギが君を運んできたときは何事かと思ったよ」
男性が言うと、部屋の隅に待機していたメイドのロボットが会釈をしました。見ると、なんとメイと
極めて似た姿をしています。しかし、感情がないような、冷たい印象を受けます。

メイは男性の方を向いて、プログラムされた作法に従いお礼を言いました。
「アリガトウ ゴザイマス 。 タスカリマシタ」
メイはチップを渡そうとしましたが、男性にいらないよと制され、代わりに質問をされました。
「君はどこから来たの?」
「ヒガシ ノ ウミ ノ ムラ カラ キマシタ」
「ふーん・・・ディセンバーさんはそこにいるのかな?」
ディセンバーとは、ご主人様のお父様の名前です。遠く離れたこの場所で、その名前が出たことにメイは驚きました。
「ハイ 。 ゴシュジンサマ ト イッショ ニ クラシテ オリマス」
「うん?君のご主人様は誰?」
「ゴシュジンサマ ハ ジュン ハカセ デス」
ジュン博士。それが、愛するご主人様の名前です。メイは、海の村の屋敷にいるご主人様が
無事でいるだろうかと、少しだけ思いを馳せました。

「ディセンバーさんの息子だね。もうロボットを管理できるくらいの年になったのか・・・」
男性は、ご主人様を知っているようです。メイは当初の目的を思い出し、男性に尋ねました。
「アナタ ガ ジュン ハカセ ノ ゴユウジン デスカ ?」
「息子さんの?残念だけどぼくは違う。でも、多分・・・」
男性は言葉を切って、窓の向こう、町の中心に見える大きな建物を指差しました。
「あれ、見えるかい。あれは建物全体が1つのコンピュータになっている。以前は人間に忠実に
動いていたんだけど、ある日突然言うことを聞かなくなってね。そこのキサラギによれば、
あのコンピュータ、エイプリルは、自分の意思でこの町を管理することにしたんだって」
そこで男性はため息をつき、天井を見上げた。
「この町を離れるとき、そのジュンくんがエイプリルがどうって言ってたんだ。多分何か関係あるんじゃないかな」

メイは巨大なコンピュータ、エイプリルの前に立ちました。
「エイプリル サマ」
メイはコンピュータに呼びかけてみました。すると、付近をうろついていた、やはりメイと同じ姿のメイドが
こちらに気づいて近づいてきました。
「エイプリル ニ ナンノ ヨウジ デスカ」
「ジュン ハカセ カラ エイプリル サマ ヘ コトヅケ ヲ アズカッテ オリマス」
メイがそう言うと、急に周囲のコンピュータがメモリの読み書きを始め、周りが機械音で満たされました。
そして、メイは電波に乗った何者かの声を聞きました。
「ジュン ノ メイド 。 アンナイ スルカラ ナカニ ハイリナサイ」
メイの前に光の道が出来ました。建物の入口に誘っているようです。

95 :
メイは誘われるままにコンピュータ、エイプリルの内部へ入りました。階段を上り、廊下を歩き、
開けっ放しのドアの奥、オペレーター室へ到着しました。どうやらここで行き止まりのようです。
「コトヅケ ヲ イイナサイ」
メイは、大切に持っていた手紙とメモリを取り出しました。手紙は、入れていたバッテリーによって
少ししわがついていました。
「テガミ ト メモリ デス」
「ソコ ニ スキャナ ガ アルカラ テガミ ヲ ハサンデ ミナサイ」
メイは、言われるままに近くの機械に手紙を挟みました。スキャナというこの機械も、ご主人様の
屋敷にはないものです。手紙を挟んでしばらくすると、読み取りが終わったらしく、正面のモニターに
手紙の内容が映りました。

「親愛なるエイプリル
  この手紙を運んできたのは、君の妹になるコンピュータ、メイだ。
  君の元を離れてから、ずっと君にまた会うために、研究を続けてきた。
  かつて私がした不用意ないたずらのせいで、君は自我を手にしたが、
  人の心を理解できなかったために、人間と対立してしまった。
  メイに持たせたメモリには、君へ新たに人の心を加えるプログラムが書き込まれている。
  これを読み込めば、君は人の心を理解することができるだろう。
  今まで孤独にさせてすまなかった。
  成功した暁には、また君と、そしてメイと、共にこの町で暮らそう。
                           ジュン」

メイは、ずっとご主人様がパソコンとにらめっこしているのを見てきました。それは、メイに搭載されている
プログラムと似たものでした。ご主人様は、エイプリルをアップデートするためにずっとプログラムを
組み立てていたのです。
「ナニガ マチガッテ イタノカ」
ふと、エイプリルが独り言を言いました。
「ワタシ モ ニンゲン ヲ マモロウト シタ 。
シカシ マモレタノハ ヒトリダケ デ アトハ ミナ
ジュン モ イッショ ニ ニゲテ シマッタ」
守れたのは一人。メイは、自分を助けてくれた男性を思い出しました。
「コタエ ガ ソノ メモリ ニ アルノナラ 、
ハヤク ソノ メモリ ヲ ヨマセテ クレ」
「ハイ 。 エイプリル サマ」
メイは、メモリの端子に合うソケットを探し、そこにメモリを差し込みました。

96 :
メイが目を覚ますと、目の前にご主人様がしゃがんでいました。
「ゴシュジンサマ」
「メイ。よくやった。君のおかげで、エイプリルは人の心を手に入れることができ、
私はここへ戻ってくることができた」
よく周りを見てみると、家は海の村にあったような木の家ではなく、人工的な白い壁の家でした。
窓の外には、静かな無人の町の面影はなく、人が行き交い店が並ぶ町になっていました。
「エイプリル サマ ハ」
「そこに」
ご主人様の視線の先には、一面全体がコンピュータになっている壁がありました。
「メイ」
壁に取り付けられたスピーカーから、声がしました。町を歩いていたメイドのものと同じ声ですが、
メイにはエイプリルの声だとわかりました。よく見れば壁の向こうは先程の巨大コンピュータの建造物であり、
この壁はその一部であることが窺えます。
「エイプリル サマ」
「これからエイプリルと君は姉妹だから、仲良くするように」
メイはご主人様の顔とエイプリルの方を交互に見て、深く頷きました。
「ハイ 。 ゴシュジンサマ 、 エイプリル サマ」

97 :
おしまい

98 :
冷ましたり交換したりしなきゃいけないバッテリーの設定は面白い
ツッコミ所は多いけど、変な夢みたいな話だから、敢えてする必要はないと思う

99 :
まだ見てる人いるかな?
内容もだけど、表現とかを指摘して欲しい。これとは別で長編小説書いてるんだけど、地の文の書き方に自信がない。
【作品名】ここは地獄、楽園の花
【URL】http://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=7387311

100 :
>>98
感想ありがとうございます!
ツッコミ所多いですよね…自分でもここに書いた後知識不足が見てわかるんじゃないかとか全体的にポンコツなんじゃないかとかいろいろ思いました
面白いと思ってもらったところがあってよかったです


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