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お腹が空いたときのメモ


1 :2018/12/30 〜 最終レス :2020/02/23
夜、寝ようと思ってるのに
何か無性にお腹が空いたときの食べたいものを書いとく

2 :
味噌ラーメン

3 :
ポテトチップ

4 :
凛「やっぱり夜食はラーメンだよねー♪」

絵里「夜食っていうけど、凛の場合は夜に限らずいつでもラーメンなんじゃ…」

凛「え?」

絵里「たとえば休日に二人で出かけるとするでしょう?」

凛「二人で…絵里ちゃんと凛が?」

絵里「たとえばの話よ。それでお昼頃にお腹が空いて、適当にどこかお店に入って食事」
凛「ラーメン!お昼はラーメンがいいにゃ♪」

絵里「…ほらね」

凛「やっぱり外食はラーメンだよねー♪」

絵里「凛は昼でも夜でもいつでもラーメンでしょ?」クス

凛「そんなことないにゃ。お弁当はラーメンじゃないもん」

絵里「それは当たり前だと思うけど…そもそもお弁当は凛が作ってるの?」

凛「ううん。お弁当はお母さんが作ってくれるよ」

絵里「じゃあ、もし凛が自分でお昼を用意するなら」
凛「ラーメン♪」

絵里「…ってなるじゃない?」

5 :
凛「でも朝ごはんはラーメンじゃないし」

絵里「今朝は何食べたの?」

凛「玄米フレーク。時間なかったから…」

絵里「じゃあ時間があったら」
凛「ラーメン!」

絵里「ほら。やっぱり朝も昼もラーメンでしょ?」

凛「でもおやつはラーメンじゃないもん」

絵里「今日のおやつは何食べたの?」

凛「穂乃果ちゃんちの和菓子。美味しかったよー♪」

絵里「じゃあ、もし穂乃果の家に行かなかったら」
凛「もちろんラーメン♪」

絵里「やっぱり全部ラーメンじゃない?」

6 :
凛「もー。絵里ちゃんは凛を何だと思ってるのー?><」

絵里「麺から生まれた、ラーメンの妖精とか?」

凛「ちがうよー!」プンプン

絵里「ふふふ…冗談よ。凛は」
凛「ラーメンはスープに始まりスープに終わるんだから!」ドヤァ

絵里「あ、アハハ。そうなの?」

凛「うん。だからスープから生まれるの!」

絵里(私は、あまりラーメンって食べないけど…凛がラーメンから生まれてくるって想像したら)

凛「食欲上がるにゃー♪」キラキラ

絵里(ちょっとラーメンが好きになりそう…かな?)

7 :
>>4-6
GJ! 次はかよちんとにこの白米編? 穂乃果と海未のパン編?

8 :
真姫「…論外ね」

ことり「どうして?」

真姫「ポテトチップスなんて脂と糖質の塊じゃない。それに塩分と化学調味料、添加物…ただでさえ体に悪そうなものを夜食ですって?」

ことり「ダメかなぁ?」

真姫「私なら絶対に選ばないわよ」

ジュワー パチパチ

ことり「はい、揚げたてだよー♪」

真姫「な、なんですって…!?」

ことり「どうしたの?」

真姫「ポテトチップスを自分で作るなんて発想が無かったわ」

ことり「そういえば真姫ちゃん、お料理は全然できないんだっけ」

真姫「できないんじゃなくて、する機会がなかっただけよ!」

ことり「そっか」

9 :
真姫「これ、食べていいの?」

ことり「論外ね」キリッ

真姫「誰の真似よ!?(全然似てないけど)」

ことり「脂と糖質とか言ってたような…」

真姫「ジャガイモは完全栄養食っていうでしょ?お米やパンに比べてGI値も低いし。それに…」

ことり「手作りだから化学調味料や添加物は入ってないし、塩分も自由に調節できるし」

真姫「そ、そうそう」

ことり「どうぞ♪」

真姫「…ありがと」

真姫(それに…せっかくことりが作ってくれたんだし)

ことり「おいしい?」

真姫「まあまあね」パリパリ

ことり「ふふふ」

10 :
>>8-9
Great job! やん うちはどんなんででてくるんかな〜
リフレ嬢はちゅんちゅん推しが一番多いんやで

11 :
花陽「お夜食?」

希「うん」

花陽「えーと、やっぱり定番はおにぎりかなぁ?でもカロリーが…」ブツブツ

希「ウチが今食べたいものを当ててみてよ♪」

花陽「えぇ!?な、何だろう…?」

希「ヒントは…今日は何の日でしょう?」

花陽「今日?…えっと、2月22日は…」

花陽(そういえば凛ちゃんが言ってたっけ)

『にゃんにゃんにゃーん♪』

花陽「…ひどい」グス

希「え!?」

花陽「確かに苦手な食べ物は無いって言ったけど…猫さんは食べ物じゃないよぉ」フルフル

希「いやいやいや!確かに猫の日もあるけど違うよ!?今日は“おでんの日”でもあるんやって」

花陽「おでんの日…って、10月10日じゃなかったっけ?」

希「そっちは青森発祥のおでんの日やんな。2月22日説は新潟県発なん」

花陽「地域によって違ったりするんだ…知らなかった」

希「猫は食べないけど、根っこは欠かせない!」

花陽「根っこ…って、大根?」

希「そう。根菜を食べると体が温まるやろ?」

花陽「大根の根っこって、どこだか知ってる?」

希「どこ…って、土に埋まってる部分が根っこ…でいいんだよね?」

花陽「うん。光に当たると緑色になる上のほうは茎で、側根っていう細い根が生えてくる白い部分が根っこ(主根)なの」

希「へー。上は茎だから緑色か。言われてみれば確かに…ってあれ、花陽ちゃん?」

12 :
花陽「おでん、できたよ♪」ドーン

希「いつの間に!?」

花陽「エヘヘ。私も食べたいなって思って準備してたんだ」

希「そか。おでんが煮えるいい匂いがしてウチも食べたくなったんかなぁ?」

花陽「そうかもね。じゃあ、一緒に食べよう♪」

花陽(でも…もしかしたら、匂いで気づいただけじゃなくて)

のぞぱな「いただきます♪」

花陽「お野菜や魚介類とか、いろんな具材を一緒に煮込むと、つゆにしみ出した栄養がほかの具材にも染み込んで全体に行き渡るから…おでんは体にもいいんだって」

希「なるほどなあ。お野菜のパワーを注入してるんや…美味しい♪」ハフハフ

花陽(以心伝心、ってこともあるのかなって。希ちゃんと一緒にいると、ちょっと思うの。不思議なこともきっとある…って、これも希ちゃんの影響かなぁ?)

13 :
猫さんは食べものじゃないよーで吹いたw

14 :
にこ「はぁ?夜食?…あんた、まだ懲りてないわけ?」

穂乃果「こり?…にこちゃんは肩こりなんて無縁いひゃい、いひゃい><」ギュー

にこ「余分な脂肪がついてたっていいことないわよ!またブタになりたいの!?」

穂乃果「いてて…ブタはひどくない!?今は気をつけてるもん」

にこ「どうだか。夜食とか言って高カロリーのパンばっかり食べてるんじゃないの?メロンパンとかクロワッサンとか」

穂乃果「んー。パンは朝とお昼に食べれば充分かな。それより、なんか温まる物が食べたいなーって」

にこ「パン…豚…温まる…あ」

穂乃果「にこちゃん?」

にこ「…やってみるか」ガサ

穂乃果「半額の食パンなんかでどうするの?」

にこ「あんたん家、あんこはいつもあるわよね?」

穂乃果「?…うん。たくさんあるけど」

にこ「こしあんがいいわね。持ってきてよ」

穂乃果「いいよ。ちょっと待っててー」パタパタ

にこ「パンの耳を切り落として、水溶き片栗粉に浸して…」

にこ「たけのこ…は無いから、キャベツの茎の部分を刻んで」トトトン

にこ「こんなもんかしらね?」ギュ

穂乃果「持ってきたよー」

にこ「ん。じゃあこれも同じように包んで…あんたのほうが上手いんじゃない?」

穂乃果「おまんじゅう?」

にこ「何このバカでかい蒸し器」

穂乃果「まあ業務用だし…」

ほのにこ「できた♪」

穂乃果「おぉーすごい!本物の肉まんみたい!?」

にこ「材料が多少違うだけで本物と大差ないわよ。しかも、あんまんの中身は神田の老舗和菓子屋の高級こしあん!」

穂乃果「それうちのじゃん…」

ほのにこ「いただきます♪」

15 :
穂乃果「おいしい!ご家庭でこんな肉まんが作れるなんて!」ハフハフ

にこ「あんたは普通に作れるでしょ?これだって饅頭なんだから」

穂乃果「食パンで作れるなんて知らなかったよー。さすがにこちゃん♪」

にこ「そう思うなら感謝の気持ちを行動で示しなさい!」

穂乃果「行動?えーと…にこちゃん大好き♪」ギュー

にこ「こ、こらっ。そういうことじゃなくて…ほら、これ」

穂乃果「パンの耳?」

ジュワー パチパチ

雪穂「なんかいい匂い…何してんの?お姉ちゃん」

穂乃果「できたよー♪」

にこ「余ったパンの耳は揚げて砂糖をまぶして、プラス一品!」

雪穂「パンの耳…サンドイッチでも作ったの?」

穂乃果「おいしかったよ。丸くてふかふかの熱々で♪」

にこ「ふふっ」

雪穂「?」

にこ「さ、これも食べましょ」

穂乃果「そこはかとなく罪悪感が…カロリー的な意味で」

にこ「今更そこなの?…三人で分けるんだから大したことないわよ」

雪穂「何だったらもう一人いるけど…」

にこ「もう一人?」

母(…美味しそう)ジーッ

穂乃果「お母さん!?」

16 :
>>11-15
ありがとうございます。教えてくださり感謝いたします。
さっそく手遅れにならぬうちに、明朝から穂乃果と花陽に特別ダイエット作戦を再始動いたします。
いえ、もちろん貴方から伺ったなどとは申しませんので、ご迷惑はおかけしません。
穂乃果にStart Dash! の衣装を着てみるよう言えば、すべては明らかになります。
では夜も遅いので、今日はこの辺で。おやすみなさい。

17 :
亜里沙「海未さんは…?」

海未「私は基本的に早寝早起きですから、夜食は食べませんね…寝る前に余分なカロリーを摂取するのも良くないですし」

亜里沙「じゃあ…これはどうですか?」

海未「温かい飲み物ですか?…ほのかに甘い香りがしますね」

亜里沙「はい。ココアです♪」

海未「なるほど。適量のカカオポリフェノールを摂取するのはいいかもしれません」

亜里沙「どうぞ♪」

海未「ありがとうございます…いただきます」

亜里沙「お姉ちゃんがチョコレート大好きで…でも、夜に食べ過ぎると良くないから。いつも私がココア作ってあげるの♪」

海未「そうですか。絵里が…あのスタイルを保てるのは亜里沙のおかげなのですね」

亜里沙「えへへ」

海未「温まるだけでなく、不思議と気持ちも落ち着くような…夜に飲む温かい飲み物は特別な感じがします」

海未「…という話を聞いたので」

絵里「あ、亜里沙ったら…それでココアなのね」

海未「ええ。これなら糖質を摂りすぎることもないでしょうし」

絵里「そう…ね」

海未「…絵里?」

絵里「な、なに?」

海未(これは、もしや…そういえば)

『夜に食べ過ぎると良くないから』

海未(食べ過ぎると良くない…なら、そもそもまとめてたくさん買わなければいいはず。それでも食べ過ぎる可能性があるとしたら)

海未「この間のバレンタインデー」

絵里「ぎくっ」

海未「やはり…たくさん貰ったんですね?チョコレート」

絵里「だ、だって…せっかくみんながくれた物だし」

海未「もう一週間以上経ちますが…どれくらい残っているんです?」

絵里「えーと…一人分以上?」

海未「一つか二つってことですか?」

18 :
絵里「いや、その…私が貰った分はほとんど残ってて。それと…」

海未「あまり食べていない?誘惑に負けなかったということですか?」

真姫「逆でしょ?」

絵里「ま、真姫!」

真姫「あなた、まさかあれ全部食べたの?」

絵里「まさか。そんなに一気に食べきれないわよ」

海未「真姫が絵里に、食べきれないほどチョコレートを?」

真姫「別に私がエリーにあげるつもりで買ってきたんじゃないわよ。ただ、私もそんなに食べられないし」

【二月十四日】

絵里「す、すごい量ね…」

真姫「こんなに食べきれるわけないのに。まったく…」

絵里「それ、どうするの…?」

真姫「どうするって…どうしようかしら」

【再び今日】

海未「貰ったんですか?真姫に届いた分も、全部!?」

絵里「全部じゃないわよ。真姫が一口は食べないと、せっかくくれた相手に悪いし…」

海未「つまり、真姫は一口食べただけで残りは全部絵里にあげたと…」

真姫「まあ…そうね」

海未「亜里沙が心配するのも当然ですね…」ハァ

絵里「でも一日で一気に食べたりはしてないわよ?μ'sの練習でカロリーも消費するし」

海未「何かにつけて競走と言ってよく走っていた理由はそれですか」

絵里「な、なんだか走りたい気分ね。ちょっと行ってきます!」

タタタ…

真姫「…逃げたわね」

海未「チョコレートって食べ過ぎても大丈夫なんですか?」

真姫「登山の行動食や宇宙食に使われるのはカカオの割合の低い、甘いチョコレートよ。そのぶんカロリーを消費すれば問題ないはず。…まあ、私は脂質と糖質の塊を大量に食べたりはしないけど」

海未「絵里は真姫たちに比べて本来そこまでトレーニングは必要ないですが…しばらくは練習メニューを強化したほうが良さそうですね」

真姫「御愁傷様」

19 :
ガチの職人さんやん Superb! このドブ板に降臨してくれてありがとう

20 :
凛「餃子!」

花陽「焼売!」

真姫「…何の話?」

凛「餃子は中身のバリエーションも豊富だし、調理法も焼き・蒸し・揚げ・水餃子までいろいろだよ。それにラーメンとの相性も抜群にゃ!」

花陽「相性っていうなら、ごはんに合うのは餃子より圧倒的に焼売だよ。有名な崎陽軒のシウマイ弁当は65年の歴史があるし、日本で一番売れてる駅弁なんだから」

りんぱな「むむむむ…」

真姫「二人とも落ち着きなさいよ。そんなことで熱くなっても」
凛「真姫ちゃんはどうなの!?」

花陽「そ、そうだよ。真姫ちゃんは餃子より焼売だよね…?」

真姫「私は…春巻」

りんぱな「えっ」

凛「は、春巻!?」

真姫「そう。もともと生春巻の皮って米粉で作られたライスペーパーでしょ?でも最近は普通の春巻の皮も米粉で作った物が増えてきてる。その点では餃子や焼売より進んでると思うわ」

花陽「そっか。小麦アレルギーの人でも食べられるから…」

真姫「そういうこと。まあ餃子や焼売の皮も、まだ普及とは言えないけど米粉で作ってるメーカーはあるみたいね」

花陽「やっぱり小麦よりお米だね!」

凛「なんかずるいにゃ><」

真姫「とりあえず私たちはアレルギーもないし、どっちでも普通に食べられるからいいけど」

穂乃果「へー。米粉ってそんなにいろいろできるんだ…」

海未「穂乃果は私たちの中で誰よりも米粉に触れてるじゃないですか」

穂乃果「そうだけど、お菓子以外はほとんど作ったことないよ」

にこ「米粉はわかったけど、なんで餃子や焼売なのよ?」

花陽「えっと、今日って2月23日でしょ?」

ことり「そうだけど…何かあったっけ?」

希「なるほど。223で、つ・つ・み。包む料理といえば餃子や焼売ってことやな」

にこ「だったら別に餃子や焼売じゃなくても…ロールキャベツだっていいんじゃない?」

真姫「確かにそれなら糖質もカットできるわね」

21 :
希「ちなみに223の包みで今日は“ふろしきの日”なんやって」

穂乃果「あー、私あれ大好き♪」

ことり「大好きって…風呂敷が?」

穂乃果「ロシアのパンみたいなやつでしょ?」

絵里「пирожкиのこと?」

穂乃果「そう、ピロシキ♪」

真姫「あれも包む料理ってことになるのかしら?」

絵里「まあ…それだったら水餃子に似たпельмениがあるけど」

花陽「結局餃子に戻っちゃった…」

絵里「そういえば北インドの山奥にも餃子に似た料理があったし…」

希「チベット餃子やな」

凛「やっぱり餃子は世界のゾフルーザってことだよねー♪」

海未「ゾフルーザって…」

真姫「インフルエンザの薬ね」

花陽「えーと…もしかして、ソウルフード?」

凛「そうとも言うにゃ」

希「ソウルフードって、本来はアメリカ南部発祥の黒人の伝統料理のことらしいよ」

ほのにこりん「へー」

22 :
ネ申と呼ばせてください!
ラブライブ板がエロゲネタの巣靴になって幾星霜 やっと出て来た慈雨。
貴殿は我が癒しに他なりませぬ。
押し付ける気は毫もないのですが、AQUOS 抜きですと僥倖です。虹はありかも。

23 :
亜里沙「ふー」ドサ

雪穂「亜里沙。…それは?」

亜里沙「海苔だよ」

雪穂「海苔って、食べる海苔?…これ全部?」

亜里沙「うん。あのね、エホーマキっていうの食べてみたかったから」

雪穂「あれ、節分のときやらなかったっけ?」

亜里沙「花陽さんに教えてもらって作ったよ。美味しかった♪」

雪穂「そうそう、そうだった」

亜里沙「でも、お姉ちゃんが海苔苦手だから…海苔、余っちゃった」

雪穂「へー。絵里さんにも苦手なものってあるんだ」

亜里沙「いろいろあるよ。それより、この海苔で何か作れないかな?」

雪穂「海苔か…やっぱり、おにぎりか海苔巻きかな?」

亜里沙「のりまきって、エホーマキ?」

雪穂「うん。あとはお餅や団子にも海苔を巻いたりするよ」

亜里沙「Хорошо!雪穂、おもち作れる?」ワクワク

雪穂「え?…いや、お餅は普通に買ってきたやつで」

亜里沙「…」

雪穂「そんな絵里さんのスピーチ聞いたみたいな顔しないで」

亜里沙「雪穂寝てたよ」

『体重増えた!?』

雪穂「あ、じゃあ団子にしようか。お餅つくより簡単だし美味しいよ」

亜里沙「ダンゴウ、うまくできるかな?」

雪穂「それだと法に触れそうだね…」

亜里沙「越後屋さんのおもち!ワルよのう♪」

雪穂「越後製菓ね」

ジュー

亜里沙「いい匂い♪」

雪穂「海苔を巻くならやっぱり醤油味だよね」

亜里沙「食べていいの?」

雪穂「どうぞ」

24 :
亜里沙「いただきます♪」

雪穂(これも美味しいけど…同じ味でたくさん食べるのは、ちょっと飽きるかな?)

亜里沙「おいしい♪ダンゴウ、いろいろあるんだよね?」

雪穂「え?…ああ、みたらしやあんこ、ゴマとかあるけど…海苔を使いたいんでしょ?」

亜里沙「!」

雪穂「もしかして…忘れてた?」

亜里沙「えへへ」

雪穂「やっぱり、もっといろいろバリエーションがあって飽きないのは…」

「ごはん!」

ゆきあり「えっ」

亜里沙「花陽さん!」

花陽「恵方巻きだけでもいろいろな具が入ってるでしょ?海苔巻きには無限の可能性があるんだよ!」

雪穂「はあ」

穂乃果「花陽ちゃーん?何してるのー?」

花陽「あ。穂乃果ちゃん…ゴメン、今行くよー!」パタパタ

亜里沙「エホーマキの可能性…?」

雪穂「っていうか、海苔巻きね。恵方巻きだけじゃなくて、お寿司屋さんにもあるし、一年中いろいろな海苔巻きがあるんだよ」

亜里沙「エホーマキじゃない海苔巻き?」

雪穂「うん。鉄火、ツナ、かっぱ、かんぴょう、納豆巻き…シンプルな具材だけでもいろいろ」

亜里沙「ナット…巻き?給食に入ってたら大変なの!」

雪穂「あったね。そんなニュースも…いや、ナットじゃなくて納豆。食べたことあるでしょ?ネバネバするやつ」

亜里沙「だ、大丈夫…?」ドキドキ

雪穂「ごはんと具材の量に気をつければ簡単だよ。亜里沙、これ混ぜといて」

亜里沙「シメジにするんだよね♪」

雪穂「酢飯ね」

雪穂(市販のすし酢を使えば簡単。だけど粉末と液体タイプでごはんの水分量に差が出る。常に同じように作るなら…自分で味付けしたほうがいい!)

雪穂「海苔の上に酢飯を広げて、刻んだ小ねぎを混ぜたひきわり納豆をのせて…」

雪穂「…ここからが難しいんだ」

亜里沙「頑張って、雪穂!」

25 :
雪穂「よし、あとは切り分けるだけ…えーと、確か包丁にキッチンペーパーを…」

穂乃果「包丁を濡らせばきれいに切れるんじゃなかった?」

凛「凛は包丁を加熱するって聞いた気がするにゃ」

真姫「だったら熱いお湯で濡らしたキッチンペーパーを使えばいいじゃない」

雪穂「な、なんでみんな出てきたの?」

穂乃果「雪穂が何か作ってるって聞いたから」

花陽「ご、ごめんね。私も気になってたから…つい話しちゃって」

穂乃果「大丈夫、決めるのは雪穂だから!ファイトだよっ♪」

雪穂「変なプレッシャーかけないでよ。…じゃあ、真姫さんの案で」

真姫「賢明な判断ね」

スススッ

亜里沙「わあ、きれいに切れた♪」

穂乃果「うん、さすが私の妹!」

真姫「穂乃果は何もしてないけどね」

花陽「私たちも食べていいの…?」

雪穂「どうぞ。まだたくさん作る予定なので…」

凛「みんなで食べるにゃー♪」

ほのゆきありまきりんぱな「いただきます♪」

花陽「おいしい♪」
亜里沙「Хорошо♪」
真姫「悪くないわね」

穂乃果「次は何作るの?」

凛「ラーメン巻きがいいにゃー♪」

真姫「いや、それだったら別々に食べたほうがいいでしょ…」

凛「じゃあチャーシュー巻き!」

花陽「まずチャーシューがないとできないと思うけど…」

亜里沙「海苔巻きって楽しいね!雪穂♪」

雪穂「そうだね」

穂乃果「最後のひときれ、とーった♪」パク

雪穂「それ端っこ…ってもう無いし」

雪穂(まあ…お姉ちゃんも喜んでるみたいだし、作ってよかった…かな)

26 :
Молодец!

27 :
【高坂家・穂乃果の部屋】

穂乃果「ほら、こうやると一瞬でむけるの。和歌山むきっていうんだって」

凛「ホントだぁ…和歌山すごいにゃ!」

穂乃果「えへへ。雪穂が教えてくれたんだけどね」

真姫「…」

穂乃果「面白いからついついたくさん食べちゃって…ほら」

凛「わあ、穂乃果ちゃんの手が…」

ほのりん「イエローだよー!」

凛「真姫ちゃんも食べる?みかん♪」

真姫「いらない。それより花陽は?」

穂乃果「あれっ、そういえば…凛ちゃんと一緒に来たよね?」

凛「そのはずにゃ」

真姫(お手洗いかしら?)

【神田明神】

絵里「海未、バテてきたんじゃない?」

海未「絵里こそ、ペースが落ちているようですが?」

絵里「私はまだまだいけるわよ。海未は先に休憩したら?」

海未「ご心配なく。充分に余力を残していますので」

えりうみ「フフフフ…」

ドタバタ

にこ「よくやるわね。あの二人…」

希「エリちの特別メニューのはずやったのに、海未ちゃんのほうが燃えてる感じやな」

ことり「うーん…?」

にこ「何よ、難しい顔して。お腹でも空いたの?」

ことり「あのね、穂乃果ちゃんちにいる花陽ちゃんから連絡が来たんだけど…」

28 :
【高坂家一階】

花陽「セブンイレブンとかで売ってるあれ…ですよね」

ほの母「そうそう。ラッパーズのほうは丸大って覚えてたんだけど」

花陽「ブリトーは伊藤ハムだったと思います」

ほの母「伊藤ハムなのね。ブリトーだから日本ハムって勘違いしてたわ」

花陽「え?ニッポンハム?」

ほの母「っと、お客さん来たみたい。ゆっくりしてってね」パタパタ

花陽(ブリトーだからニッポンハムってどういう…?)

花陽「なんか、いい匂いがする…お醤油?」クンクン

【再び神田明神】

『ニッポンハムにもブリトーってある?』

ことり「ブリトーは伊藤ハムだったと思うけど…」

希「そやね」

にこ「わかってるわよ。日本ハムのブリトーってあれでしょ?」

希「あれやな」

ことり「あれって?」

希「二十年以上も前の話や」

にこ「私たちが生まれる前ね」

ことり(どうして二人が知ってるのか聞かないほうがいいのかなぁ…)

希「1995年の夏から翌96年のシーズン、まだ日本ハムファイターズの本拠地が東京ドームだった時代」

にこ「ドミニカ共和国出身の外野手がいたのよ。その名もバーナード・ブリトー・ペレス!」

希「だから当時を知るプロ野球ファン、特に弱かった頃からの古株ファイターズファンにとってブリトーといえば日本ハムなん」

にこ「まぎらわしいけどね」

ことり「日本ハムのブリトーって、食べ物じゃなくてプロ野球選手だったんだ…」

にこ「ブリトー食べたくなったわ」

希「ラッパーズでもいいけどね」

ことり「アハハ。私も食べたいかも…」

29 :
連続ものだったんだ!
そしてほのママ、きっと東映フライヤーズ時代からのファイターズ・ファン!!!

30 :
穂乃果「脱出の日?」

真姫「Able was I ere I saw Elba. って聞いたことない?」

穂乃果「かるいきびんなこねこなんびきいるか、みたいなやつだよね?」

真姫「そう、回文。2月26日はナポレオンが流刑地エルバ島から脱出した日といわれてるのよ」

穂乃果「ナポレオンかぁ…よし、今日はあれを作ろう!」

真姫(ナポレオンといえば…ナポレオンパイ?)

真姫「穂乃果って洋菓子も得意なの?」

穂乃果「洋菓子?…できなくはないけど、今日は作らないよ」

真姫(ナポレオンパイじゃない…まさか、ナポレオンフィッシュの料理!?)

真姫「どうやって手に入れたの!?」

穂乃果「えーと…何の話?」

真姫(見た目は怪魚って感じのいかつい魚だけど、高級魚だし美味しいらしい…私も食べたことないけど、ちょっと期待できるわね)ワクワク

ジュー ガシャシャ

穂乃果「はい、できたよー♪」

真姫「…なにこれ?」

穂乃果「何って、普通のスパゲッティだけど…」

真姫「これ、ナポレオンじゃなくてナポリタンでしょ!」

穂乃果「ナポレオンは昔はナブリオーネって名前で、トスカーナの貴族の家系だったんだよ。だからイタリアとも深い関係が」

真姫「それくらい知ってるけど、ごまかされないわよ。ナポリタンは日本の料理でイタリアとは関係ないでしょ!」

穂乃果「真姫ちゃん、ナポリタンは嫌い?」

真姫「いや、別に嫌いじゃないけど…」

穂乃果「じゃあ食べてよ。美味しくできたと思うから♪」

真姫「まあいいけど…お菓子以外も作れたのね」

穂乃果「結構いろいろできるようになったよ。いい先生がたくさんいるし♪」

真姫「ふーん…」クルクル

31 :
穂乃果「どうかなぁ?」

真姫「普通のスパゲッティね」

穂乃果「えー?それだけ?><」

真姫「自分でそう言ってたじゃない。…ふふっ」

穂乃果「そうだけど、そうじゃなくて…」

真姫「まあ、穂乃果にしては健闘したと思うわ」

穂乃果「むーっ…」

真姫「冗談よ。割と美味しいんじゃない」

穂乃果「よーし。今度は真姫ちゃんがびっくりするほど美味しいの作るからね!」

真姫「別にびっくりするような物は要らない…いや、ナポレオンフィッシュは食べてみたいわね」

穂乃果「ナポレオン…フィッシュ?」

真姫「なんでもない。次は穂乃果が一番得意なの作ってよ」

穂乃果「え、肉じゃがでいいの?」

真姫「肉じゃが?」

穂乃果「じゃあ、真姫ちゃんの好きなトマトを入れてトマト肉じゃがにしようかな♪」

真姫「いや、それもう肉じゃがじゃないし…」

穂乃果「でも普通の肉じゃがだと普通すぎない?」

真姫「普通でいいから!」

32 :
ナポレオンがトスカーナ家系と知っているのに
貴族って何する人か知らない穂乃果♪

33 :
凛「凛知ってるよ。今日はドラゴンボールのTVアニメが始まった日なんだよねー♪」

海未「ドラゴンボールといえば?」

凛「ブルマ!」

海未「いや、確かに初回に登場したキャラクターはそうなんですが…」

凛「じゃあピッコロ?」

海未「料理と関係ないじゃないですか」

凛「ドラゴンボールで料理…えっと」

希「パイクーハンやな!」

凛「ぱ、パイクーハン!?」

海未「マイナー過ぎませんか…原作には登場しませんよね?」

凛「そうなの?っていうかパイクーハンって誰!?」

希「それで今日は何作るん?」

海未「ラーメン屋の三大メニューといえば!」

凛「ラーメン♪」

希「炒飯!」

海未「そして…!」

花陽「半ライス!」

希「すみませんお客さん。本日ごはんは終わっちゃいまして」

花陽「そんなぁ!?」ガーン

凛「ドンマイにゃ」ポン

希「お米がないだけに…don't 米(まい)!?」

海未「誰がウまい(米)ことをry」

花陽「うぅ…コンビニ寄って帰ろうかな」シクシク

凛「かよちーん!」

希「ホントに帰っちゃったん?」

海未「…い」

34 :
ことり「イエニカエッチャッタノ!?」

真姫「全然似てないわよ」

ことり「頑張ったのに…」クスン

真姫「はいはい。もういいから行きましょ」

ズルズル…\ホノカチャーン!/

希「さて、また三人に戻ったところで…」

凛「えーと、何の話だったかにゃ?」

海未「ラーメン屋の三大メニューといえば!」

凛「ラーメン!」

希「炒飯♪」

凛「冷し中華!」

希「すみませんお客さん。二月は冷し中華やってないんですよ」

凛「えー!?><じゃあ餃子!」

希「チャオズは置いてきた」キリッ

海未「というわけで天津飯…ではなく餃子を作ろうと思います」

希「って、もうあとは包んで焼くだけの状態になってるやん?」

海未「凛知ってるよ。のあたりから作り始めていましたので…」

凛「かよちんたちが命がけで時間稼ぎしてくれたおかげにゃ」

希「うぅ…キミたちの犠牲は決して無駄には」
真姫「いや、誰も死んでないし」

凛「真姫ちゃん!手伝いに戻ってきてくれたんだね♪」

真姫「私は料理なんてしないわよ。じゃあね」

スタスタ

希「真姫ちゃん行っちゃったけど…」

海未「凛が手伝ってくれるので大丈夫ですよ」

凛「え!?でも凛、餃子なんて作ったことないけど…」

海未「焼くのは私がやりますから、包むのだけ手伝ってください。結構な数ですので…」

希「そんなに難しくないから大丈夫や。やってみると楽しいよ♪」

凛「そっか。じゃあ凛もやろーっと♪」

海未「お願いします」

35 :
凛「えーと、この皮に」ベリッ

凛「中身をのせて」ボタッ

希「ちょ、多い多い!これくらいでいいんよ。あと皮破けてる!」

凛「お料理なんて、凛には絶対無理だよ…髪だってこんなに短いし」

希「そんなボロボロの餃子を握りしめてシリアスな雰囲気で言っても…両手ベタベタやし」

海未「アイドルはともかく料理には髪は短いほうがいいのでは?」

希「餃子の皮はもっとやさしく扱わないとアカンよ。海未ちゃんのを見て真似してみたらいいやん?」

海未「ゆっくりでいいですから、落ち着いてやってみてください」

凛「よ、よーし。今度こそ…」

希「いいぞ!みんなが凛ちゃんを見守っている…そう、死んでいった仲間たちも」
真姫「死んでない!」チョップ

希「ぐふっ!?…こ、これまで…か」バタッ

凛「希ちゃん!?希ちゃーん!><」

海未「ドラゴンボールで生き返りますから放っておきましょう」

凛「そうだにゃ」

花陽「じゃあ、代わりに私たちがお手伝いするね」

穂乃果「えへへ。包むのだけは結構得意なんだ♪」

希「再び集結したZ戦士たち!最凶最悪の敵を止められるのか!?」

にこ「何と戦ってんのよ?」

絵里「さあ…?」

凛「こ、これで…どうかにゃ?」

花陽「うん。上手にできたね♪」

海未「やればできるじゃないですか」

穂乃果「お料理も楽しいでしょ?」

凛「まあ…失敗もしたけどにゃ」

海未「あとは焼くだけですね。みんなは席について待っていてください」

のぞほのりんぱな「はーい♪」

花陽「じゃあ手を洗いに行こっか…」

希「石鹸は、もちろん」

のぞほのりんぱな「ミューズ!」

36 :
真姫「そろそろね」

絵里「なんだか悪いわね。私たちは全然手伝ってないのに…」

にこ「ま、宇宙ナンバーワン料理の鉄人にこが手伝ったら海未の出番がなくなっちゃうし」

海未「お待たせしました」

穂乃果「海未ちゃん特製、ドラゴン餃子Zだねっ♪」

海未「普通の餃子ですよ。それに今日は凛たちも手伝ってくれましたし」

希「凛ちゃんも料理の道の第一歩を踏み出した感じやな!」

にこ「今までのことを思えば一歩どころか三段跳び、いや八艘飛びくらいじゃない?」

穂乃果「サイヤ人編ならラディッツくらいは倒してるね!」

花陽「それだと悟空死んじゃってるけど…」

海未「大丈夫ですよ。今回はにんにくを使わなかったので仲間の死亡は回避できます!」

ことり「あ、そうなんだ…」ホッ

凛「ことりちゃんが悟空!?」

ことり「オラに元気をわけてくれー!」

真姫「全然似てないわよ」

にこ「はい。元気の源」コト

穂乃果「おろし生にんにくの瓶詰め?」

ことり「い、いらないよぅ><」

希「にこっち」

にこ「冗談よ。早く食べましょ」

海未「ええ。冷めないうちにどうぞ」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」

37 :
穂乃果「おおっ、これ一番大きい♪」ヒョイ

凛「凛が包んだやつにゃ」

花陽「おいしい♪」ハフハフ

絵里「皮がパリパリで…」サクッ

凛「ど、どう…?」

穂乃果「すっごく美味しいよ♪」

希「よかったね凛ちゃん」

凛「エヘヘ。まあ凛は包んだだけで、作ったのは海未ちゃんだし」

ことり「でも、ちゃんと餃子の形だよね。プリーツもきれいにできてるし♪」

海未「最初は心配でしたが、最後のほうはかなり上達しましたね」

絵里「この部分ってプリーツなの?」

にこ「知らないわよ。ことりが言うならそうなんじゃない?」

穂乃果「またみんなで何か作りたいよね!」

花陽「つ、次こそ焼売を…!」

真姫「まだその争い続いてたの?」

希「焼売でも春巻でも、みんなで作れば楽しいやろな♪」

凛(うん。お料理って結構楽しいかもにゃ♪)

38 :
>>28 でかよちんが探知した醤油の匂い、正体が気になる。
にこまきが常識人で、ドラマCDっぽいのぞりん、
そしてボケにボケ倒すちゅん(:8:)

39 :
>>38
凛「真姫ちゃんも食べる?みかん♪」

真姫「いらない。それより花陽は?」

穂乃果「あれっ、そういえば…凛ちゃんと一緒に来たよね?」

凛「そのはずにゃ」

【高坂家一階】

雪穂「あ、じゃあ団子にしようか。お餅つくより簡単だし美味しいよ」

花陽(ブリトーだからニッポンハムってどういう…?)

花陽「なんか、いい匂いがする…お醤油?」クンクン

ジュー

亜里沙「いい匂い♪」

雪穂「海苔を巻くならやっぱり醤油味だよね」

花陽(おいしそう…)ジーッ

亜里沙「…?」

亜里沙(花陽さんが、すっごい見てる…)

花陽(おだんご…)ダラー

雪穂「亜里沙」

亜里沙「ねえ雪穂、花陽さんが」
雪穂「見なかったことにしよう」

亜里沙「どうして?」

雪穂「花陽さんはアイドルなんだよ。おだんごを見つめてヨダレを垂らしてました、なんてネットにでもアップされたら大変でしょ」

亜里沙「そっか。アイドルは夢を食べて生きてるんだよね」

雪穂「いや、夢を食べるのはバク」

亜里沙「バクバク食べる?」

雪穂「そう、バクバク食べるの」

雪穂「ふふふ」
亜里沙「えへへ」

亜里沙「食べていいの?」

雪穂「どうぞ」

亜里沙「いただきます♪」

花陽(はっ!?…い、いけない)フキフキ

40 :
花陽(そうだ、ブリトーのことを誰かに聞いてみよう…)

花陽「ことりちゃん。ニッポンハムにもブリトーってある?…送信っと」

雪穂(これも美味しいけど…同じ味でたくさん食べるのは、ちょっと飽きるかな?)

雪穂「やっぱり、もっといろいろバリエーションがあって飽きないのは…」

「ごはん!」

ゆきあり「えっ」

亜里沙「花陽さん!」

花陽「恵方巻きだけでもいろいろな具が入ってるでしょ?海苔巻きには無限の可能性があるんだよ!」

雪穂「はあ」

穂乃果「花陽ちゃーん?何してるのー?」

花陽「あ。穂乃果ちゃん…ゴメン、今行くよー!」パタパタ

【穂乃果の部屋】

花陽(おだんご、美味しそうだったなぁ…でもひと口食べたらひと串、もうひと串…って、止まらなくなっちゃいそう)

真姫「なに弛みきった顔してるのよ。何かいいことでもあった?」

花陽「もちもちで、ほどよく弾力があって…ちょっぴり焦げたお醤油が香ばしくて」

凛「お醤油?」

花陽「ああっ、やっぱり今からでも雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんにお願いしてひと口くらい…」

穂乃果「雪穂と亜里沙ちゃんが…どうかしたの?」

【再び一階】

雪穂「よし、あとは切り分けるだけ…えーと、確か包丁にキッチンペーパーを…」

穂乃果「包丁を濡らせばきれいに切れるんじゃなかった?」

凛「凛は包丁を加熱するって聞いた気がするにゃ」

真姫「だったら熱いお湯で濡らしたキッチンペーパーを使えばいいじゃない」

雪穂「な、なんでみんな出てきたの?」

穂乃果「雪穂が何か作ってるって聞いたから」

花陽「ご、ごめんね。私も気になってたから…つい話しちゃって」

穂乃果「大丈夫、決めるのは雪穂だから!ファイトだよっ♪」

41 :
にこ「…なにそれ?」

ことり「バレンタインデーとホワイトデーの中間の日ってことらしいよ」

にこ「そんなの聞いたことないけど…で、何かあるの?」

ことり「んー。特に何かイベントがあるわけじゃないっぽいけど…でも、お祝いするのは個人の自由かなって」

にこ「個人ねえ…けど、恋人っていうからには相手がいることでしょ。あんたは──」
ことり「穂乃果ちゃん♪」

にこ「…あっそ」

にこ(どこまで本気なんだか…それほど長い付き合いってわけじゃないし、今ひとつ何考えてるのかわかんないのよね。ことりって)

にこ「何かあげたの?バレンタイン」

ことり「毎年あげてるよ。海未ちゃんとか、お母さんにもだけど」

にこ「今年はどんなの?」

ことり「パン♪」

にこ「パン?」

ことり「チョココロネってあるでしょ。あんな感じで中にチョコが入ったのを、生地から手作りで」

にこ「へー。割と手のこんだ物作ったのね」

ことり「でしょー。穂乃果ちゃんにも好評だったよ♪」

にこ(バレンタインか…私も)

【二月十四日】

真姫「どうするって…どうしようかしら」

絵里(このとき、私の中で最っ高のアイデアがひらめいた!)

『スタッフが美味しくいただきました、っていうんだよね♪』

絵里(って亜里沙が言ってたんだけどね)

真姫「ふーん…まあいいけど。食べきれるの?」

絵里「冬だし、一日で悪くなったりはしないでしょう?こう見えて私、チョコレート好きだし♪」

真姫「こう見えても何も…」

絵里(こんなにたくさん貰ったの、生まれて初めてだわ♪)

にこ「絵里!」

絵里「えっ。…にこ?」

42 :
にこ「その荷物…いや、聞くまでもないけど」

絵里「あー。アハハ…」

にこ(そうだった…やたら女子にモテるのよね。想定してたつもりだったけど、量が想定外だったわ)

にこ「その様子だと、もう甘い物は要らないわよね」

絵里「え?…まだ何も食べてないけど」

にこ「これから食べるでしょ?飽きるほど、っていうか浴びるほど?」

絵里「にこはどうなの?やっぱりたくさん貰ったんじゃない?」

にこ「あんたほどじゃないわよ。…つーか、貰うほうは別にいいんだけど」

絵里「?」

にこ「あー、もう!いらなかったら返してくれればいいから!」

絵里「これ…私に?」

にこ「そーよ。何百人目か知らないけど、今更一つ増えたって大差ないでしょ!」

絵里「にこ…ありがとう」

にこ「フン。みんなのアイドルにこにーが特別に…いや、特別な意味なんてないけど。とにかく、この私があげるんだから少しは」
絵里「特別よ?」

にこ「えっ。…な、何…が?」

絵里「たくさん貰って、もちろん嬉しいけど…それとは意味が違うっていうか…にこがくれるのは特別嬉しい♪」

にこ「な、何言ってんのよ。あんた誰にでもそういうこと言ってんじゃない?」

絵里「そんなことないわよ。…そうだ、よかったら一緒に食べない?」

【絢瀬家】

にこ(…なんでこんなことに)

亜里沙「Хорошо♪」

絵里「これは何ていうお菓子?」

にこ「Torta capreseっていう、イタリアのチョコレートケーキ」

亜里沙「にこさんはイタリア人ですか!?」

にこ「違うわよ。作り方をTVか何かで偶然見て、実際に作ってみただけ」

絵里「ハラショー!とっても美味しそうね♪」

にこ「美味しいわよ。私が作ったんだから!」

にこ(数えきれないほど貰ったらしい、その中で…私のを一番に食べてくれた。…いや、成り行きっていうか結果的に、ね?)

43 :
【再び今日】

ことり「へー。そうなんだ♪」

にこ「別に絵里だけってわけじゃないわよ。妹…亜里沙?も居たんだし」

ことり「でも絵里ちゃんにあげたんでしょ?直接♪」

にこ「まあ…いや、だから特別な意味はないんだって」

ことり「えー?ものすごく気合いの入ったお菓子って気がするけど」

にこ「いやいや、こんなの序の口でしょ。ケーキは食べたらなくなるんだし…本格的なやつになると手元に残るような物贈ったりするじゃない?」

ことり「そうかなぁ?」

にこ「ことりは特にそっちのほうが得意なんじゃないの?」

ことり「得意だけど…でもほら、ホワイトデーもあるし、何だったら今日でもいいし♪」

にこ「バレンタインにあげて、また今日あげるの?…くどくない?」

ことり「口説く?」

にこ「じゃなくて!今月はあげたんだからもういいでしょ?それでホワイトデーにお返し貰って丁度いいくらいよ」

ことり「でも絵里ちゃん喜ぶと思うよ♪特別嬉しいって言ってたんだよね?」

にこ「まあ…ね///」

にこ(作って楽しい、食べて美味しい。でもそれ以上に…誰かが笑顔になるってことは、やっぱり特別…かもね)

44 :
>>39-40
Благодарю!
同じ日だったんだー
なぜか料理と言えば穂むら♪

45 :
そして銀河宇宙ナンバー・ワン、料理無双のYazawa。
もうすぐ3月3日、銀河宇宙ナンバー・ワンひな祭りにワクワク。

46 :
花陽「なんだか香ばしくて…とってもいい香り♪」クンクン

真姫「また花陽が弛んでるわ」

海未「任せてください!私が活を入れて引き締め」
絵里「いや、締めなくていいから…」

穂乃果「でも確かに何か美味しそうな匂いがするよね。これはひょっとして…パンの焼ける匂い!?」

にこ「できたわよ!ナポレオンといえばこれでしょ♪」

凛「にこちゃん、何か作ってたのー?」

希「それは、もしや…野生のちんすこう!?」

にこ「甘い!ヤワなちんすこうなんて一撃で蹴散らす堅さよ!」カチカチ

穂乃果「おおっ、なんか強そう!?アーモンドがたっぷり入ってて…」

にこ「強いわよ。なんたって宇宙ナンバーワンアイドルの私が作ったんだから!ちんすこうどころか、カロリーメイトだって粉砕するくらい」

凛「すごいにゃ!」

絵里「お菓子って強さを競うものなの…?」

花陽「でも美味しそう…♪」キラキラ

ことり「ビスコッティ…かな?」

にこ「そう、cantucciniっていうトスカーナの伝統的な堅焼きビスコッティよ!


凛「関東チーニ…関東地方のお菓子?」

真姫「いや、関東じゃなくてトスカーナ地方。イタリアのお菓子でしょ」

穂乃果「トスカーナってことは…ナポレオンも食べたのかなぁ?」

真姫「さあ…食べたんじゃない?」

ことり「紅茶でよかったかなぁ?今日はセイロン・サバラガムワを淹れてみたの♪」

凛「モンゴル出身、錣山部屋?」

海未「それは青狼(せいろう)ですね」

穂乃果「おそば屋さんでしょ?」

希「蒸籠(せいろ)やな」

にこ「ラッパのマークの」

真姫「正露丸!」

絵里「セイロンってスリランカの紅茶でしょう?」

ことり「うん。サバラガムワは甘い香りと、ほのかな苦味と渋味が特徴なの。ミルクティーにしても紅茶の味がしっかりしてて…」

47 :
穂乃果「イタリア対スリランカ!どっちが強いのかな!?」

凛「凛はイタリアに賭けるにゃ♪」

希「何を賭けるん?」

凛「にこちゃんのアイドル生命!」

にこ「ぬぁんでよ!?賭けるなら凛のを賭けなさい!」

花陽「強くなくていいから、食べたいなぁ…」ジーッ

にこ「半端な覚悟で手を出したらケガするわよ。カントゥチーニはこの堅さが」
花陽「おいしい♪」ガリゴリ

穂乃果「って、もう食べてる!?」

凛「さすがかよちん!あのカロリーメイトさえ粉砕するというトスカーナの鉄壁の牙城を簡単に噛み砕くなんて…」

希「野生のちんすこう以上にワイルドやな!」

穂乃果「ナポレオンにも不可能はあったんだね!?」

海未「堅い物を食べるのは良いことですよ」ガリゴリ

真姫「厳密には堅い物を食べると結果的によく噛む必要があるってことで、堅くなくても噛む回数が多ければいいんだけど…まあ、歯に負担をかけすぎない程度に」

絵里「確かに堅いけど…美味しい♪」ガリゴリ

にこ「トスカーナではワインに浸して柔らかくして食べるらしいわね」ガリゴリ

凛「お酒は二十歳を過ぎてから!」ガリゴリ

ことり「私たちは紅茶でいいと思うよ」ガリゴリ

希「サバラガムワのミルクティーも美味しい♪」

凛「関東チーニがイタリアのビスコッティで、紅茶はスリランカで、凛たちは千代田区民!」

穂乃果「トスカーナのナポレオンはフランス皇帝で、ミルクティーの牛乳は北海道産!多国籍料理だね♪」

真姫「いや、そういうことじゃないでしょ?多国籍料理って…」

花陽「でも、いろんな国の美味しい物を食べられて…日本に生まれてよかったって思わない?」

海未「確かに、それも日本の良さかもしれませんね」

希「ちなみに2月28日はビスケットの日なんやって」

凛「ビスコッティってビスケットなの?」

にこ「二度焼くって意味で、同じ物から派生した…とか聞いたような気がするけど」

ことり「うん。フランスのビスキュイから、英国のビスケットやイタリアのビスコッティへ…」

48 :
穂乃果「日本へは江戸時代に入ってきたんだよね。当時はビスコイトって言ってたみたいだけど…」

希「ビスコイト…ビスケットのようで、ビスコッティのような…?」

凛「ピッコロと神様の融合みたいなやつにゃ!」

海未「またドラゴンボールですか?」

花陽「そういえば、ビスコっていうお菓子もあるよね」

希「グリコのやつやな」

穂乃果「あー、あれも美味しいよね。結構好きだよ♪堅くはないけど」

にこ「ビスコッティの半分の堅さもないのにビスコだなんて片腹痛いわ!」

凛「ビスコくらいならカロリーメイトに軽く粉砕されちゃうにゃ!」

絵里「いや、粉砕しなくていいから…」

希「でもビスコのパッケージには“つよくなる”って書いてあるやん?」

穂乃果「言われてみれば確かに…じゃあ、実はビスコが最強!?」

花陽「ビスコ自体が強いわけじゃないと思うけど…」

凛「あ、凛わかった♪ビスコを食べると強くなるんだにゃ。ことりちゃんがスーパーサイヤ人に!」

ことり「クリリンのことかー!」

希(どっちかっていうと、エリちのほうがスーパーサイヤ人っぽい色のような…)

真姫「ビスコにはカルシウムやビタミン、乳酸菌なんかが多く含まれてるらしいわ。ビスコ1個あたり乳酸菌は2000万個ですって」

ほのえりりん「へー」

穂乃果「じゃあ乳酸菌で腸が強くなるってこと?」

真姫「たぶんね」

凛「腸が強くなる…超強くなる!?」

真姫「まあ…乳酸菌を摂れる食品はほかにもあるし、お菓子より普段の食事に気をつかったほうがいいと思うけど」

海未「そうですよ。強くなりたければ日々鍛練です!」

絵里「正論ね」

希「セイロンだけに!?」

49 :
にこ「はぁ?…穂乃果が」

花陽「ら、乱心!?」

凛「お肉を棒で叩いてたの!きっとストレスでおかしくなっちゃったんだにゃ><」

真姫「やっぱり穂乃果に生徒会長なんて無理だったんじゃない?」

絵里「そんなことない…と思うけど」

穂乃果「えーい!」ドカッ

海未「それくらいでいいでしょう。あとは任せてください」

穂乃果「うん」

希「お肉を棒で叩いてた…って」

穂乃果「お料理の手伝いだよ」

海未「豚肉の下ごしらえを穂乃果に手伝ってもらったんです。私がやるより安全なので」

絵里「安全?」

穂乃果「海未ちゃんって素手で竹を割ったりできるでしょ?棒を持つと“気”の力で離れた敵も倒せるし」

海未「力加減に気をつけないと余計な被害を出しかねませんから」

にこ「どんな超人よ…」

真姫「女子高生の会話じゃないわね」

穂乃果「今日は“豚の日”だから、海未ちゃんが美味しいの作ってくれるって」

花陽「豚肉かぁ…何だろう?角煮、とんかつ、酢豚、生姜焼き…」

にこ「あんたたちは食べ過ぎてブタにならないように気をつけなさいよ」

穂乃果「ならないよー!><」ブー

ことり「まあ、ちょっと食べ過ぎちゃっても海未ちゃんがいるし…」

海未「家に帰るまでが遠足ですからね。食事を振る舞うからには食べた分のカロリーを運動で消費するまで面倒を見ますよ!」

花陽「そ、そこまで!?」

真姫「じゃあ、私たちはおとなしく待ってましょ。ここにいても戦力にならないし」

凛「凛は手伝いくらいできるよー」

海未「でも下ごしらえはもう終わりましたし…ことりだけ残ってください」

ことり「私?」

穂乃果「適材適所だね♪」

50 :
ことり「えーと…こんな感じでいいのかなぁ?」キュ

海未「上出来です。やはり糸を使わせたら右に出る者はいませんね」

ことり「アハハ。糸っていうより紐みたいだけど…」

花陽「まだかなー」ワクワク

凛「つまんないにゃ」

穂乃果「まあまあ。きっと凛ちゃんの好きな物だと思うよ♪」

凛「凛の好きな物…ラーメン?」

ジュー

海未「表面が焼けたら、今度は下ゆで」

グツグツ…

海未「一度引き上げてから味つけをして…」

花陽「いい匂いがしてきたね♪」

凛「この匂い…やっぱりラーメン!?」

海未「できました!自家製チャーシューです」ドーン

希「おー!本格的やね」

凛「チャーシューを自分で作っちゃうなんて…海未ちゃんはラーメン屋だったんだにゃ!?」

海未「違います。作り方を覚えれば凛にもできると思いますよ」

『じゃあチャーシュー巻き!』
『まずチャーシューがないとできないと思うけど…』

穂乃果「…って言ってたから、作ってみようと思ってたんだって」

凛「凛のために…?」

海未「まあ…みんなでラーメンを食べに行こうという凛の提案をことごとく却下してきましたし、たまには凛の好きな物を食べるのもいいかと思いまして」

希「これだけあればいろいろできそうやね。ラーメン、炒飯、中華まん…」

絵里「まだ何か作るの?」

花陽「早く食べたい…」ダラー

海未「では簡単な炒飯を」
凛「はい!凛お手伝いするにゃ♪」

真姫「大丈夫?」

凛「ふーん。凛はもう食べるだけの人じゃないもんね」ドヤァ

真姫「悪かったわね。食べるだけの人で…」

にこ「ラディッツを倒したくらいで調子に乗っちゃって…」

51 :
ことり「真姫ちゃんにも手伝ってもらえばいいんじゃないかなぁ?」

凛「えー?できるのー?」

海未「(まあ私一人で充分ですが…)では二人に手伝ってもらうことにします。いいですか?」

真姫「…いいけど」

凛「まかせて♪」

花陽「味見だけでも…」

海未「みんなは先に食べていていいですよ」

花陽「みんな食べちゃっていいの!?」

真姫「違うでしょ」チョップ

凛(それから…二人でいろいろ失敗もしたけど、楽しかったにゃ♪)

花陽「お肉が柔らかくて…とろける♪」

絵里「柔らかいのにお肉の存在感もちゃんとあるし、脂っこくないわね」

穂乃果「すっごく美味しい!さすが海未ちゃん♪」

希「ラーメン屋のチャーシューに勝るとも劣らない出来やな」

にこ「やるわね…ま、私ならこれくらいすぐ再現できるけど!」

凛「すごいにゃ!プロの料理人みたいだよねー♪」

穂乃果「プロと同じくらい努力し、真剣にやってきた人たちです!」キリッ

海未「誰の真似ですか!?」

真姫(ちょっと似てるかも?)

ことり「アハハ。もう何だか懐かしいね」

海未(この九人で一緒に居られるのは、あとどれくらいでしょうか…)

52 :
にこ「私たちが卒業したら料理できる人も減るし、しっかり教育してよ?」

海未「わかってます。もう誰も食べるだけの人とは言わせません!」

真姫「…本気?」

希「凛ちゃんと真姫ちゃんは特に伸びしろがあるから教え甲斐がありそうやね♪」

穂乃果「伸びしろ…」

凛「伸びするにゃー」ノビー

花陽「り、凛ちゃん…意味が違うよぉ」

真姫(めんどくさい…けど、まあ…よく考えたら、アイドルよりずっと現実的って気もするし)

穂乃果「ことりちゃんが洋菓子で、私が和菓子でしょ?あとは…」

ことり「和菓子も教えるの?上手に作れる人ほとんどいないと思うけど…」

にこ「私にも教えなさいよ。すぐ穂乃果なんて追い越してやるんだから」

穂乃果「えー!?」

真姫(一人じゃ絶対やらないけど、この人たちと一緒なら…悪くないかもね)

53 :
サンガツデオワッチャウノ⁉
トスカーナのビスコッティは、エスプレッソにつけて子どもは食べるんやで
フランス語の cuir って焼くって意味よ だから kitchen のことフランス語で cuisine っていうのよ 日本では料理って意味だと思われてるけどね

54 :
【きのう】

海未「では、まず具材を細かく刻んでください」

凛「刻む…って」

真姫「シルク・ドゥ・ソレイユでしょ」

海未「キダムではなく刻む、細かく切るんですよ」

凛「えっと…ピーラーは?」

真姫「フードプロセッサでしょ」

海未「ありませんよ。そんな物は…炒飯の具材を切るだけなら包丁で充分ですから」

りんまき「…」

凛「じゃあ凛はごはんやるから、ほかのは真姫ちゃんお願い♪」

真姫「ちょっと待ちなさい!ごはんは切る必要ないでしょ!?」

凛「だって真姫ちゃんはお医者さんになるんでしょ?切るのは得意なはずにゃ」

真姫「バカ言わないで。どこの世界に患者をみじん切りにする医者がいるのよ?医食同源とは言うけど医療と料理の技術は全く別物よ!」

海未「まさかと思いますが、二人とも包丁を使ったことは…?」

真姫「ないわ」
凛「ないにゃ」

海未「えぇ…」

ことり「左手はこんな感じで、猫さんの手だよ♪」

海未「包丁の持ち方はこう…力まかせに叩きつけるのではなく、必要な部分だけを動かすイメージで」

真姫「わ、わかってるわよ!」

凛「にゃんにゃんにゃーん♪」

ことり「いや、両手が猫さんだと包丁持てないから…」

海未「まさか初歩の初歩から教える必要があるとは…小学校で何を学んできたのやら」

真姫「調理実習なんて役に立つと思ってなかったし、あまり記憶に残ってないわ」

凛「凛はラーメンのことをいろいろ考えてたりしてたよ♪」

ことり「アハハ…二人ともちゃんと授業を聞いてなかったっぽいね」

海未「まったく…きちんと教えますから、今日は覚えてください」

りんまき「はーい…」

55 :
海未「お待たせしました。炒飯です」

穂乃果「わあ、海未ちゃんの炒飯大好き♪」

希「具だくさん…というか、お野菜が大きいね」

絵里「これは…飾り切り?」

にこ「切れてないだけでしょ…あと、この黒いのは何よ?」

真姫「タマネギだけど?」

凛「ちょっと焦げちゃったにゃ」

花陽「で、でも美味しそうだよ?」

海未「味は大丈夫だと思いますので…」

ことり「うん。二人とも頑張ったよね。初めてにしては…」

のぞほのぱな「いただきます♪」
えりにこ「い、いただきます…」

凛「ど、どうかにゃ?」

絵里「…美味しい」

にこ「ま、チャーシューの出来がいいからね(多分ほとんど海未が作ったんだと思うけど)」

花陽「これも美味しいよ♪」モグモグ

真姫「当然よ。私が手伝ったんだから」

穂乃果「美味しい♪真姫ちゃんも意外とお料理できるんだね!」

真姫(私は野菜切っただけで、この有り様だけど…ね)

希「サイバイマンくらいは倒せるようになった感じ?」

凛「凛と真姫ちゃんだけだとラディッツにも勝てるか怪しいけどにゃ」

真姫「今日はちょっと準備不足だっただけよ。本気を出せばナッパくらい倒せるし!」

凛(想像以上に大変だった…でも、みんなで作ると楽しいよね♪)

56 :
花陽「おいも?」

希「そう。千葉県香取市産の“紅こまち”や」

穂乃果「サツマイモ…あれ、でも千葉だったら薩摩じゃないよね?」

海未「香取市のあたりは下総国ですね」

凛「シモーサイモ…なんか変な感じにゃ」

絵里「でも土地の名産品をアピールするのに全く違う地域名を出すのも変な話よね…薩摩じゃないんだから」

にこ「何イモでもいいでしょ。紅こまちは紅こまち!」

ことり「サツマイモだったら、パイとかケーキとか…」

花陽「煮物や天ぷらも♪」

穂乃果「穂むら名物、芋ようかんに焼き芋最中もお忘れなく♪」

希「サツマイモの女王といわれる紅こまちは糖度が高くてホクホク。今は幻のイモと呼ばれるほど希少な昔ながらのサツマイモなん」

にこ「凝った料理もいいけど、焼き芋が一番美味しいわよ」

ことほのうみえりまきりんぱな「へー」

パチパチ…

穂乃果「紅はわかるけど、こまち…って、あきたこまちのこまち?」

海未「おそらく小野小町だと思います。何こまち、というのはだいたいそうじゃないですか?秋田にゆかりのある人物なので“あきたこまち”の由来になった…ですよね?」

花陽「うん。小野小町の出身地といわれてるのが秋田県雄勝町なの」

凛「新幹線も“こまち”だもんにゃ」

絵里「ちょっと待って。それじゃ、秋田と関係ないのに“こまち”がつく名前の由来は何なの?」

穂乃果「薩摩じゃないのにサツマイモで、秋田じゃないけど紅こまち…」

真姫「たとえば、希は生まれも育ちも千代田区なのに変な方言を話すでしょ?」

希「へ、変な方言…」

真姫「私たちがよく知ってる希でさえそんな感じなのに、小野小町なんて生没年不詳。少なくとも千年以上前の人よ。どこで生まれていつまでどこにいたかハッキリしないでしょ。だったらどこにルーツがあってもおかしくないんじゃない?」

凛「なるほどにゃ」

にこ「同じ“◯◯発祥の地”を主張する地域が幾つもあったり、案外いいかげんなものよね」

海未「確かに…古ければ古いほど言ったもの勝ちのようなところはありますね」

57 :
ことり「お芋、そろそろいいんじゃないかなぁ?」

希「あ、そやね」

花陽「焼けたかな?」ワクワク

にこ「一つ取り出して割ってみましょ」

海未「割るんですね?」

真姫「い、いや焼き芋割るだけでしょ?そんな身構えなくても…」

穂乃果「そうだよ。海未ちゃんが全力でやったら地球が割れちゃうじゃん!」

絵里「そこまで!?」

海未「大丈夫です。手加減はします!」

ことり「海未ちゃんなら熱いお芋を触らなくても割れるもんね♪」

にこ「だから何者なのよ…」

海未「キエエェェェイ!」シュバッ

希「おおっ、素手なのに刃物で斬ったみたいな切り口…」

凛「すごいにゃ!」

花陽「お芋おいしそう…♪」

にこ「いい感じに焼けてるわね」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」

希「紅こまちは栽培が難しいらしくて、今では千葉県の一部地域でしか作ってないんやって」

花陽「こんなに美味しいのに…」ハフハフ

海未「最近は安納芋を筆頭に、しっとりした食感のサツマイモが人気ですからね…」

にこ「確かにそれも紅こまちが減った原因かもね」モグモグ

穂乃果「でも私はホクホクのお芋が好きだなぁ♪」

絵里「この美味しさを世界中の人々に伝えたいわね」

凛「シモーサイモあらため世界イモ!?」

真姫「ワールドポテト」モグモグ

ことり「お菓子の材料としても人気があるみたいだよ」

穂乃果「μ'sも最初は全然人気がなかったけど今は結構有名になったし…紅こまちだって作る人がやめないかぎり、もっと増えていく可能性もあるはずだよ!」

ことほのうみ「だってー可能性感じたんだ♪」

58 :
花陽「ひな祭りといえば、ちらし寿司…あ、あれ?」

穂乃果「はい、照り焼き♪」

花陽「美味しそう♪…でも、どうして鶏肉なの?」

海未「ひな祭りで桃の節句ですからね」

希「比内地鶏の、もも肉!ひな祭りで桃の節句や♪」

真姫「何そのダジャレ…」

ことり「イミワカンナイ!」

チョップ

ことり「いたーい><」

にこ「からあげもあるわよ」

花陽「いただきます♪」サクッ

絵里「比内地鶏って国産の高級な鶏肉よね?」

凛「ことりちゃんの自撮り?」

ことり「ことりはニワトリじゃないよぅ…」

海未「現在の秋田県北部にあたる地域で古くから飼育されていた伝統的な鶏が比内鶏です」

希「その比内鶏とアメリカ原産のロードアイランドレッドの交雑種が比内地鶏や」

穂乃果「ってことは比内地鶏って日本とアメリカのハーフなんだ?知らなかった…」

花陽「比内地鶏は普通の鶏の三倍、150〜160日かけてじっくり育成されるんだよね」モグモグ

海未「穂乃果。串打ちをお願いします!」

穂乃果「あ、うん」

凛「串ってことは、やきとり?」

希「からあげや照り焼きも美味しいけど、鶏肉そのものを味わうにはこれが一番やろ?」

穂乃果「お店のおだんごで培った串打ちの奥義…千手観音!」シュバババ

のぞにこりん「おおー!」

絵里「は、ハラショー」

花陽「さすが比内地鶏…やきとりができる前におなかいっぱいになっちゃいそう」モグモグ

絵里「確かに普段食べてる鶏肉とはひと味違うって気がするわ」

真姫(普段食べてるけど)モグモグ

59 :
ことり「この照り焼きの味付け…穂乃果ちゃんだよね?」

にこ「食べただけでわかるの?」

ことり「穂乃果ちゃんの料理はだいたいお母さんに教わってるから、昔からよく食べてる穂乃果ちゃんちの味なの♪」

のぞえりにこまきりんぱな「へー」

穂乃果「やきとりもできたよ!」

海未「こちらは塩だけのシンプルな味付けです」

花陽「これも美味しい♪」ハフハフ

真姫「比内地鶏のひな祭り…」

穂乃果「定番のお菓子とかも一応あるけどね」

凛「ひなあられでフィナーレにゃ!」

60 :
穂乃果の千手観音の動画はどこに行けば見られますか?
今日はこころとここあ登場を期待してたんだけどにゃ〜

61 :
にこ「割り箸と…アルミホイル?」

ことり「うん」

にこ「そんなんで本当にできるの?」

ことり「私も作ったことはないけど…要するにクレープみたいに薄く焼いた生地を重ねていけばいいってことでしょ?」

にこ「かかる手間の割に味は地味…完全に見た目重視って感じね」

絵里「トッピングで差をつければいいんじゃないかしら?」

にこ「トッピング?」

絵里「ええ。ロシアのблиныにもсметанаや自家製のвареньеを添えて食べたりするし」

ことり「パンケーキやクレープもそうだよね」

にこ「なるほどね。そういうのもありか…じゃあ分業制でいきましょ。私は生地作り、ことりは芯、絵里はトッピング」

絵里「でも焼くのが一番大変でしょう?」

にこ「そこは時間かかるから三人でやるのよ。ただでさえ九人分作るんだから」

真姫「…工作?」

穂乃果「うん。少し覗いてみたんだけど、ことりちゃんが何か作ってたよ」

凛「料理じゃないのー?」

花陽「料理で工作…何だろう?」

希「何か凄いのが出てきそうやな」

絵里「これでいいの?」

ことり「うん。大丈夫だと思う」

にこ「最初の生地が焼けたわ」

ことり「じゃあ、これに巻きつけて、次の生地を──」

【25分後】

にこ「で、できた…!」

絵里「ハラショー♪」

ことり「あとはトッピングだけど…」

にこ「冷ましてから切り分けるの?」

ことり「せっかくきれいにできたし、切る前にみんなに見せたいなぁ」

にこ「それもそうね…」

62 :
【さらに25分後】

にこ「きりがないから持ってきたわ」

凛「手作りバウムクーヘン!?」

穂乃果「バウムクーヘンって作れるんだ!?」

希「きれいに層ができてて…本格的やな」

花陽「この層が木の年輪みたいだから、Baumkuchen(木のケーキ)っていうんだよね」

ことり「三月四日はバウムクーヘンの日なんだって」

ほのりん「へー」

真姫「きりがないって、巻いていけば幾らでも大きくできるってこと?」

ことり「それもあるけど、絵里ちゃんが…」

絵里「どう?この光沢!我ながら完璧なコーティング♪」

にこ「かけるだけでよかったのに、わざわざ全面コーティングしちゃって…」

絵里「真姫、写真お願い」

真姫「はいはい」パシャ

絵里「一番きれいにできたのはラッピングしておみやげにしましょう♪」

ことり「亜里沙ちゃんに?」

絵里「いや、亜里沙は家に私がいるからいつでも作れるでしょう?…だから」

にこ「…ん?」

63 :
【矢澤家】

ここあ「わー!チョコレートケーキ♪」

にこ「ただのケーキじゃないわよ。中身も手間かかってるんだから…」

こころ「この形…バウムクーヘンですか?」

にこ「そうよ。ことりと絵里と三人で作ったの。最初はここまでやる予定じゃなかったけど、絵里がどうしてもチョコレートコーティングしたいって言い出して…」

こころ「お店で売ってる物みたいです…さすがお姉さま♪」

ここあ「はやくたべたいー!><」

にこ「はいはい。今切り分けるから」

こころ「なんだか切ってしまうのがもったいない気がします…」

にこ「まあ、外側はほとんど絵里一人でやったようなものだし…私が苦労して作った断面も見てよ」

ここあ「だんめん?…おまえに食わせるダンメンはねえ!」

こころ「それはタンメンですね」

ここあ「おいしい♪」モグモグ

こころ「年輪の層もすごいです。お家でも作れるんですか?」

にこ「できるわよ。フライパンで焼けるから、今度みんなでやってみましょ」

ここあ「バンクーバーつくるの?ここあやりたい♪」

こころ「バウムクーヘンですよ」

にこ「今日はもうあるから、また今度ね。コーティングもいろいろできるし…何がいい?」

こころ「白いのはどうですか?」

にこ「ホワイトチョコ?」

ここあ「ピンクがいいよ!おねえちゃんの色♪」

にこ(何時間もかけて作って、あっという間になくなっちゃうお菓子。でも私たちのライブみたいに、一つの物をみんなで作るっていいわよね)

64 :
こころ、ここあ、きたーっ♪───O(≧∇≦)O────♪
桃の節句だから虎太郎はたべられないのか。哀れ。。。

65 :
凛「今日は凛がお料理係だよ♪」

のぞほのまきぱな「えっ」

真姫「凛が料理って…大丈夫なの?」

【先日】

凛「卵は一個でいいのー?」グシャ

真姫「ちょっ…殻!殻ほとんど入ってる!」

海未「当たり前ですが殻はすべて取り除いてください」

凛「えー?先に言ってよー><」

真姫「ああっ、もう!タマネギ焦げちゃってるし」

海未「こういうときは鍋を火から下ろしましょう。止めるのは後でもいいですから」

【再び今日】

花陽「凛ちゃんの料理って…」

真姫「カップめん…とか?」

にこ「袋めんってことも…」

凛「えーとね、今日はミシンの日だから…」

ことり「ミシンと料理って関係ないような…?」

穂乃果「ミシン…ニシン?」

花陽「でも凛ちゃん、お魚は苦手なはずだけど…」

凛「ニシンじゃなくて日清だよー♪」

『すごくおいしい♪』

絵里「じゃあ、やっぱりインスタント?」

凛「違うよー。今日はこれを使うにゃ。ホットケーキミックス♪」

ことり「あ、日清って日清製粉のほうだったんだ」

穂乃果「ホットケーキミックスでお菓子を作るの?」

真姫「…できるの?」

海未「私が教えますから、簡単な物なら大丈夫だと思います」

66 :
凛「えーと、粉をおだんごにして油で揚げればいいんだよね?」

海未「さすがにそれだけでは…今回は卵と黒糖も加えましょう」

凛「コクトウ…あ、美術で使うやつにゃ」

海未「彫刻刀は料理に使いません。黒糖は黒砂糖ですよ」

凛「た、卵を…」プルプル

海未「握り潰すのではなく、机などに軽く打ちつけて殻にヒビを入れるんですよ。あとはそんなに力を入れなくても簡単に割れますから」

凛「卵をかき混ぜて…ここにホットケーキミックス?」

海未「いいえ。先に黒糖を入れてください。卵と砂糖をよく混ぜて、最後に粉を加えるんです。多くのお菓子の基本ですから、覚えておけばいろいろ作れますよ」

凛「わかったにゃ」

ジュワー パチパチ…

凛「も、もういいかにゃ?」

海未「まだです。表面が割れてヒビが入るまで待ちましょう」

凛「え、割れちゃったら中身が出ちゃうよー?><」

海未「生卵じゃないから大丈夫です。火が通って膨らむので割れるんですよ」

67 :
花陽「いい匂いがしてきたね♪」

凛「できたよー♪」

希「こ、これは…サーターアンダギー!?」

海未「ええ。初心者でも作りやすいように、かなり簡略化したレシピですが…」

真姫「海未が作ったんじゃないの?」

海未「私は指示しただけです。今回はほとんど凛一人でやってくれましたよ」

にこ「へー。見た目は案外まともね」

凛「中身も美味しくできたにゃ。食べてよー」

花陽「じゃあ、いただきます…」

ことのぞほの「いただきます♪」
えりにこまき「いただきます」

花陽「おいしい♪」ハフハフ

希「沖縄の風を感じる…これは野生のサーターアンダギー!?」

真姫「イミワカンナイ」

穂乃果「でもホントに美味しい!すごいよ凛ちゃん♪」

凛「えへへ。うまくいってよかったにゃ」

のぞほのにこ「おおー しんじられぬー」

ことり「これができるなら、いろいろ作れそうだね♪」

にこ「ホットケーキミックスの力は偉大ね」モグモグ

絵里「ふふふ。凛の頑張りも認めてあげたら?」

花陽「凛ちゃんもお料理できるようになったんだね…」ホロリ

真姫「ヴェぇ…泣くほど?」

海未「今の凛なら一人で栽培マンを全滅させることも不可能ではないはずです!」

凛「まだナッパには勝てないのー?><」

にこ「当たり前よ。葉もの野菜を使いこなして初めてナッパを料理したことになるんだから」

凛「よーし。次はごはんにも挑戦するにゃ!」

真姫(だいぶ差をつけられた感じ?…美味しいけど)モグモグ

68 :
作家さんは料理人さん?
遺伝子組み換え作物の危険を訴えつつVEGAN料理をにこちゃんに作らせる真姫ちゃんとか、来ないかな〜

69 :
にこ「ハンバーグに目玉焼きは基本よね。見た目も華やかになるし」

希「こころちゃん達に作ってあげたりするん?」

にこ「まあね。ハンバーグはそこそこ手間かかるけど、子供でも手伝いやすいっていうか、手伝いたがるっていうか」

希「よっしゃ。いつも頑張ってるお姉ちゃんのために今日はウチが作ってあげよう♪」

にこ「別に自分で作れるわよ」

希「ハンバーグだけじゃなく、もうひと手間かけてアレンジしようと思ってるん」

にこ「目玉焼きじゃないの?…まあ、あんたがやりたいなら任せるけど」

花陽「今日は希ちゃんの料理?」

絵里「一人暮らしのお手並み拝見ね♪」

希「花陽ちゃん、ごはんお願い。穂乃果ちゃんはこっちや」

花陽「うん」

穂乃果「お手伝い?」

ことり「頑張って。穂乃果ちゃん♪」

凛「凛じゃダメなのー?><」

海未「凛は最近よく頑張っていますし、今日は希たちに任せましょう」

穂乃果「肉だんご?」

希「ハンバーグや」

穂乃果「はっ!?もしや、ピーマンがどこかに隠れて…」

希「ないない。ホンマにハンバーグやって」

【十年前・高坂家】

穂乃果(小1)「ちがうー!><」

ほの母「似たようなものでしょ?」

穂乃果「だって、ピーマン…」フルフル

ほの母「味はハンバーグと同じよ」

穂乃果「ぜんぜんちがうー!」ブー

雪穂(5歳)「おいしい♪」モグモグ

【再び今日】

穂乃果「ハンバーグが食べたいって言うとピーマンの肉詰めが出てきてさあ」シクシク

希「アハハ…まあ、何とかして穂乃果ちゃんにピーマンを食べさせたかったんやろな」

70 :
穂乃果「えーと、普通にハンバーグを作ればいいんだよね?」コネコネ

希「うん。ソースとかはウチが作るから」

穂乃果「ドゥミグラスソース?」

希「それはどうかな。フフフ…」

ジュー

穂乃果「ほっ」パタ

希「そろそろやな。じゃあ目玉焼きを…」

花陽「ごはん炊けたよー♪」

穂乃果「きれいな半熟だ♪」

希「まだまだ、全部で九個焼くんやから」

穂乃果「ハンバーグはこれで大丈夫?」

希「ん、バッチリやんな。いっそウチのお嫁さんに…」

穂乃果「え!?」

希「一人暮らしが長いと時々そう思ったりするんよ」

穂乃果「お嫁さんが欲しいって?」

希「穂乃果ちゃんならいいお嫁さんになってくれると思うんやけど♪」

穂乃果「あ、ソース焦げちゃう!」

希「おっと、危ない危ない…」

穂乃果「ごはんにハンバーグと目玉焼きをのせて…」

希「特製グレイビーソースをたっぷりかければ…」

のぞほの「できた♪」

71 :
真姫「ロコモコ?」

希「そう。日本に居ながらハワイ気分が味わえる一皿♪」

にこ「へー。ハンバーグの肉汁で作ったグレイビーソース…」

凛「ロコモコってどういう意味?」

海未「私は知りませんが…」チラ

絵里「えっ。えーと…ことり?」

ことり「え?…あ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「ロコモコ…って何?」

真姫「知らないわよ。ごはんのことなら花陽でしょ?」

花陽「おいしい♪」モグモグ

にこ「ロコモコって…ダメだ、全然聞いてないわ」

希「まあ何でもいいやん?みんなも食べてよ♪」

ことほのうみのぞえりにこりんまき「いただきます♪」

花陽(言葉の意味はわからなくても、おいしい料理は万国共通だよね♪)

72 :
凛「わあー!これ何!?」

絵里「氷に穴を開けるドリルよ」

穂乃果「えーと…電源が見当たらないけど」

真姫「当たり前よ。手動に決まってるでしょ」

にこ「全然回らないじゃない。壊れてんじゃないの?」

希「氷が硬いから、相当な力が要るんやないかな?」

にこ「ふんっ…ぐぬぬぬぬ…こ、これでどう!?」

ことり「全然回ってないけど…」

にこ「穂乃果!」

穂乃果「え、私!?」

花陽「が、頑張って。穂乃果ちゃん」

穂乃果「よーっし。いっくよー!くーるくるくるくる…」グルグル

海未「穂乃果が回ってどうするんですか…」

絵里「ドリルは全く動いてないわね…」

穂乃果「だ、ダメだぁ…花陽ちゃん!」

花陽「えぇ!?」

希「ごはんのおかずをゲットするため!そう考えたら無限大のパワーが湧いてくるやろ?」

真姫「そうよ。ごはんへの執着で花陽に勝る者はいないわ!」

花陽「そ、そうかなぁ…?」グググ

凛「あ、ちょっと動いたにゃ!」

にこ「氷にヒビが入ったわよ!」

花陽「か、かたい…!」ガチッ

ことり「なかなか動かないね…」

花陽「あ、Apua…(タスケテ)」

絵里「海未、出番よ!」

海未「仕方ありませんね…花陽、代わってください」

花陽「う、うん」

海未「そもそも氷はどんなに厚く硬くても水です。ここは湖なのですから」

穂乃果「そうだね。お魚がいるんだし…」

海未「氷を氷のまま砕こうとすれば硬いのは当たり前です。ならば…!」

73 :
希「おおっ、海未ちゃんの周りに炎のようなオーラが!?」

にこ「だからいったい何者なのよ…」

海未「熱で溶ければ薄くなり、氷は自然に割れるはずです!」バキバキ

のぞほのりん「おおー しんじられぬー」

ことり「きれいな丸い穴ができたね♪」

真姫「やっと釣りを始められるわ」

花陽「美味しい魚が釣れるといいなぁ♪」

【25分後】

凛「釣れないにゃ」

にこ「魚いないんじゃない?」

絵里「そんなはずないわよ。地元の人や他の観光客も釣ってるみたいだし…」

真姫「ロシア人や日本人のグループもいるわね」

海未「まだ30分も経ってないじゃないですか。これからですよ」

穂乃果「ことりちゃん、近くの人に訊いてみてよ」

ことり「え?でもフィンランド人かどうかわからないよ?」

穂乃果「ロシア人だったら絵里ちゃんに話してもらえば…」

希「よっしゃ、ウチにまかせて♪」

真姫「希、フィンランド語わかるの?」

希「いや、占いで魚がいる場所を探せばいいやん?」

絵里「えぇ…」

花陽「ど、どうなの…?」

希「大アルカナの8番、力のカードや」

海未「はあ」

希「強い意志を象徴するカードやな。正位置の場合、このカードの意味は…」

穂乃果「意味は…?」

希「“持久戦”」

74 :
【一時間後】

にこ「こっちは?それっぽい看板じゃない?」

希「いや、それは多分釣具店やないかな」

真姫「エサ用の小魚くらいならありそうだけど」

絵里「うーん…」

ことり「釣れないね…」

穂乃果「そうだねぇ…」

凛「退屈にゃ」

花陽「おなかすいた…」グー

「Moi!」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「えっ」

凛「地元の人が声かけてきたにゃ」

穂乃果「地元の人なの…?」

ことり「え、えーと…Hyvää päivää(こんにちは)」

「Terve♪」

にこ「っていうか…」

花陽「あんじゅ!?」

絵里「え?」

にこ「A-RISEの優木あんじゅでしょ!?」

あんじゅ「?」

穂乃果「アハハ。まさかぁ。フィンランドにいるわけないよ」

海未「確かに似てるような、そうでもないような…?」

凛「フィンランド人じゃないのー?」

希「まあ、世界には同じ顔の人が三人は居るっていうし…」

真姫「Miten menee?(釣果は)どうですか?)」

あんじゅ「Siinähän se...」ドッサリ

凛「すごいにゃ!一人でこんなに釣ったのー?」

真姫「どこがまあまあよ…En ymmärrä.(イミワカンナイ)」

75 :
絵里(親切な地元の人が魚をたくさんくれたわ♪)

ことり「Anteeksi…Kiitos」

あんじゅ「Ei se mitään.Mukavaa lomaa♪」

真姫「Kiitos paljon」

あんじゅ「Moimoi♪」フリフリ

凛「またねー!」

希「また来るん?」

穂乃果「こんなに貰っちゃった♪」

にこ「私たちは結局全然釣れなかったけどね…」

海未「では新鮮なうちに料理しましょう」

ジュワー パチパチ…

希「やっぱり天ぷらやな♪」

ことり「凛ちゃん、お魚だけど食べられる?」

凛「凛が苦手なのは生臭いのと骨っぽいの!」

海未「これくらいのワカサギなら骨も柔らかく臭みもほとんどないと思いますが…」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」

凛「…」サクッ

にこ「どーよ?」

凛「おいしい♪」サクサク

穂乃果「よかった。これは大丈夫みたいだね♪」

花陽「止まりません♪」サクサク

希「この安心感…慣れ親しんだ味やな」

真姫「フィンランドなのに…」モグモグ

絵里「親切な人がいてよかったわね♪」

にこ「見た目はどう見ても優木あんじゅだったけど…あれで日本語が通じないなんて信じられないわね」

花陽「ほ、本当に地元の人だったのかな…?」

76 :
【夜】

英玲奈「こんな偶然があるとは…」

ツバサ「もっと早く教えてくれたら私も行ったのに!」

あんじゅ「九人水入らずを邪魔しちゃ悪いじゃない?あの子たちは学年が違うんだから」

ツバサ「そういえば…」

英玲奈「三年生が卒業したら、これからも九人一緒というわけにはいかないだろう」

ツバサ「そうね。私たちと違って…」

あんじゅ「まあ、私たちは私たちで卒業旅行を楽しみましょ♪」

英玲奈「明日も釣りに行くのか?」

ツバサ「意外な特技ね」

あんじゅ「あの湖、大物も釣れるらしいわよ。見たこともない魚が釣れるかも♪」

77 :
A-RISE キター♪───O(≧∇≦)O────♪
フィンランド語はわからないし、行ったこともないにゃけど、
スカンディナヴィア諸国とフィンランドは税金が高くて、外食はちょー贅沢なんだにゃ。
デンマークやスウェーデン行って泊まったホテルのはキッチンが付いてたにゃ。
だから凛たちが釣りして、自炊するのは、観光客として。。。
釣りは普通じゃないでしょ チョップ
新しい職人さんも参加してきてきてくれて、テンション上がるにゃ〜

でもでも、フィンランドって言えばむぎちゃんだよね?
あたし、いくら食べても太らない体質なの〜
。。。唯、とりあえず謝れ。

78 :
希「片手鍋で卵1個をゆでながらお湯を沸かして、その間に冷凍の焼きおにぎりをレンジへ」

ブーン…

希「鍋のお湯が沸騰したら冷凍うどんを入れて、うどんが茹で上がれば卵もちょうどいい半熟に♪」

希「うどんに熱いつゆをかけて、かまぼこや小ねぎとともにゆで卵をトッピング」

希「おうどんさんと焼きおにぎりのセットや♪」

希「いただきます♪」

trtr

希「美味しい…美味しいけど…寂しい」クスン

【南家】

ことり「え?…冷凍食品の日?」

『そう、今から89年前の1930年3月6日…アメリカで世界初の冷凍食品が発売された日やんな』

ことり「へー」

『食の歴史を変えた大事件や。一人暮らしのウチにとって冷凍食品は偉大な救世主』

ことり「はあ」

『この喜びを誰かと分かち合いたい!』

ことり「えーと…私に電話してきたってことは」

『ことりちゃんに癒されたい気分なん』

ことり「そ、そうなんだ…電話より直接会ったほうがいいのかなぁ?」

『できれば…そうしていただけるとウチの冷えた心も解凍されそうやし』

ことり「ふふふ。じゃあ…えっと、私が希ちゃんちに行ったほうがいい?」

『お家の人に心配かけたらアカンかな…でもウチが行っても迷惑かもわからんし』

ことり「お母さん」

理事長「それは自分で決めることよ」キリッ

希「お、お邪魔します…」

ことり「お帰りなさいませ。ご主人さま♪」

希「まさかのメイド服でお出迎え!?」

ことり「癒し効果アップかなって」

希「愛がアップ!」クルリン

ことり「あい?」

希「こっちの話や。気にしないで」

79 :
ことり「冷凍食品って便利だよね。お野菜とか、シーフードミックスとか」

希「調理品ではなく冷凍食材を使ってお料理する前提とは…!」

ことり「え?…でも、いろいろ使えて便利だよ?」

希「くっ。眩しすぎるその笑顔!」

ことり「ふふふ。何か作ろっか?」

希「ことりちゃんが作ってくれるなら是非、っていうかウチも手伝えるといいんやけど」

ことり「冷凍食品を使えばいいんだよね?」

希「まあ、使わなきゃダメってことないけど…」

ことり「じゃあ希ちゃん、ケトルにお湯を沸かしておいてくれるかなぁ?」

希「お湯ね。了解!」

希(何やろ…ことりちゃんにかぎってカップめんはないよね。それだと冷凍食品は使わなそうやし…飲み物かな?)

シュシュシュ…ピーッ

ことり「お待たせしました、ご主人さま♪紅茶とチーズケーキです」

希「え?…あ、あれ?」

ことり「今日はセイロン・ヌワラエリヤを淹れてみたの。緑茶に似た緑色の茶葉で渋味も似てて、ストレートで飲むと花のような香りが際立つ…って、知ってるよね」

希「うん。ウチもヌワラエリヤは好きや…けど」

ことり「すっきりしたストレートティーは、濃厚なチーズケーキにぴったりでしょ?」

ことのぞ「いただきます♪」

希「おいしい…けど結局、冷凍食品は使わなかったんやね?」パク

ことり「希ちゃん、今食べたよね?」

希「え?…あ、もしかして…これ!?」

ことり「そう。このチーズケーキ、冷凍で売ってるの♪」

希「そっか。チェーン店でよくある冷凍ケーキ!」

ことり「美味しいでしょ?」

希「確かに…これは冷凍ケーキって言われないとわからんなぁ」

ことり「分かち合えたかなぁ?…ふふふ♪」

希(うーん。何というか、ことりちゃんにはかなわないって気がする…)

80 :
絵里「ハラショー♪」モグモグ

にこ「今日はガーナの独立記念日らしいわよ」

絵里「へー。ガーナといえばやっぱりチョコレートのイメージね」パキッ

にこ「ガーナといえば…アカン族でしょ」

絵里「あ、アカン族?」

「あかーん!」

絵里「ガーナには希みたいな人がたくさんいるってこと?」

にこ「いや、アカン族っていう部族だか民族の名前よ」

絵里「なんだか冗談みたいに聞こえるわね…」

希「ウチらはガーナのアカン族や。チョコレートの原料になるカカオを栽培して暮らしてるん」

にこ「カカオなんて作っても儲からないわよ」

真姫「そうね。サメやチョウザメの養殖をしてフカヒレやキャビアを売ったほうがいいんじゃない?」

希「アカンよ。魚は生き物や。何かの拍子に全滅したら損害も半端ないやん?そんなハイリスクな商売はアカン」

凛「広い土地にスタジアムを建設して、アフリカ人の高い身体能力を生かしてスポーツで儲けるにゃ!」

海未「チケットだけでなくグッズの売り上げや飲食物の販売など、多額の収益が見込めますよ」

希「アカン、アカン。ウチらが一番得意なスポーツは長距離走や。スタジアムなんか作るお金があるなら道路を整備するほうが先やろ?広い土地はカカオ農園やから、スタジアムなんてアカン」

穂乃果「それよりみんなでアイドルやろうよ!ガーナの人たちも歌とダンスは好きでしょ?」

花陽「あ、アイドル…」

希「アカン、アカン。ウチらの歌と踊りは神様に捧げる神聖なものや。客を呼ぶ見世物やないんやから、アイドルなんて絶対アカン」

にこ「…こんな感じ?」

絵里「そんなわけない…と言いたいところだけど、希ならガーナに居てもおかしくない気がしてくるわね…」

希「お。にこっちとエリちやん。今日は二人きりでティータイム?」

にこ「出たわね、アカン族!」

希「あ、アカン族?」

81 :
今日は希デーなんだ〜
希ちゃんみたいな人がいっぱい。。。ファイトだよっ!

82 :
穂乃果「今日もパンがうまいっ♪」パク

雪穂「メンチカツのやつだね」

穂乃果「うん。3月7日はメンチカツの日なんだって」モグモグ

雪穂「へー」

穂乃果「パンとの相性も抜群だよね。普通のカツサンドも美味しいけど、メンチカツサンドなら肉汁の旨みも生きてるし」

雪穂「なるほどね。とんかつなら私はごはんのほうがいいけど、メンチカツだったらやっぱりパンかな」

花陽「フフフ…」

ほのゆき「えっ」

穂乃果「花陽ちゃん?」

花陽「メンチカツ…確かにそのままではごはんとパンは互角かもしれない」

雪穂「互角?」

花陽「でも…パンによく合うのはせいぜいソース、ケチャップ、マヨネーズまで」

穂乃果「そんなにあれば充分じゃない?」

花陽「たとえば、おろしポン酢!そして、からし醤油!味付けのバリエーションが広がるほど、よりメンチカツに合うのはごはんなの!」

雪穂「あー、それなら確かにごはんだね」

穂乃果「ゆ、雪穂…裏切るなんてひどいよ!><」

雪穂「いや、そんな大袈裟な…」

花陽「パンに合うものは大抵ごはんにも合うし、やっぱりメンチカツにはごはんだよね♪」

穂乃果「そこまで言うなら…勝負だよっ!」

花陽「勝負?」

雪穂(あー、またお姉ちゃんが妙なこと言い出したよ…)ヤレヤレ

穂乃果「私はパン、花陽ちゃんはごはんに合わせたメンチカツのメニューを作って、みんなに食べてもらうの。食べた人に判定してもらって勝敗を決めようよ!」

花陽「ふーん。…いいよ」

83 :
希「今日は穂乃果ちゃんと花陽ちゃんが作ってくれるん?」

絵里「楽しみね♪」

真姫「ことりと海未は?」

花陽「ごはん。…だよね?」

海未「もちろんです!」

穂乃果「あっ、私も海未ちゃんに手伝ってもらおうと思ったのに><」

ことり「何を手伝ってもらうつもりだったの?」

穂乃果「ほら、海未ちゃんなら手刀でパンをスパッと切れるでしょ?簡単にきれいに切れていいかなって」

ことり「アハハ…別にそんな切り方しなくても…お料理は丁寧にやったほうが美味しくできるよ」

穂乃果「ことりちゃんはパンだよね?」

ことり「うん。一緒に頑張ろう、穂乃果ちゃん♪」

海未「向こうはことりが助っ人ですか。強敵ですね…」

花陽「大丈夫だよ。ごはんがパンに負けるわけないから…フフフ」

凛「今日は凛たち食べるだけの人?」

にこ「ま、たまにはね」

穂乃果「旬の野菜を使って差をつけるの!」コネコネ

ことり「うん、いいと思う。私は好きだな♪」トトトトン

花陽「これを入れれば…」

海未「なるほど。これはパンでは真似できませんね」

花陽「フフフ…海未ちゃんもワルよのう」

海未「いえいえ。花陽ほどでは…」

ジュワー パチパチ…

穂乃果「できたよー♪」

真姫「まずは穂乃果たちのパンメニューね」

のぞまきえりにこりんゆきあり「いただきます♪」

84 :
亜里沙「Хорошо♪」サクッ

にこ「春キャベツと…チーズね」シャキシャキ

希「キャベツ入りメンチカツは定番だけど、チーズと組み合わせるとさらにパンとの相性が良くなるね」

凛「美味しいにゃ♪」

穂乃果「どう?やっぱりパンのほうがいいでしょ?」

雪穂「確かに美味しいけど…まだ花陽さんたちが何を出してくるかわからないし」

花陽「こっちもできたよ!」

希「見た目は普通のメンチカツやな?」

雪穂「ごはんに味噌汁、浅漬けのセットだね」

にこ(時間をかけたのは味噌汁をつけるため?…いや、まだ何かあるはず…)

ことほのまきのぞえりにこりんゆきあり「いただきます♪」

絵里「ハラショー。美味しそうね♪」

うみぱな「…あ」

絵里「!?」

雪穂「メンチカツの中に梅肉と青しそ…これはごはんにぴったりだね」モグモグ

絵里「」プルプル

亜里沙「お、お姉ちゃん!?」

希「やっちゃったなぁ…」

にこ「美味しいんだけどね」

真姫「…忘れてたの?」

花陽「ごはんとの相性を追究しすぎて、ついうっかり…」

海未「すみません…」

にこ「この機会に克服したら?」

絵里「…」フルフル

穂乃果「えーと…私たちの勝ち?」

ことり「そうみたい…」

亜里沙「お姉ちゃんが手も足も出ないなんて…ニッポンの料理ってすごい!」

雪穂「まあ…やっぱり料理は競うものじゃないってことだね」

85 :
ことり「今日の紅茶はセイロン・ルフナだよ♪」

にこ「ああ、大阪に本社がある銀行」

希「それは“りそな”や」

穂乃果「グレムリンをやっつけて船が手に入る!」

絵里「それはルプガナ」

海未「ネパール語で“豊穣の女神”と呼ばれるヒマラヤの山群ですね。最高峰は8091メートル!」

真姫「それはアンナプルナ」

凛「スリランカの紅茶でしょ?」

ことり「うん。ルフナはクオリティシーズンがなくて一年中おいしい紅茶なの。値段もお手頃♪」

花陽「えーと、今日のお菓子は…」

希「ウチのおすすめはこれや。浜松銘菓うなぎパイ!」

穂乃果「うなぎパイは夜のお菓子でしょ?私はこれ、鎌倉銘菓“鳩サブレー”♪」

絵里「ま、また対決?」

凛「どっちも食べればいいと思うけどにゃ」

花陽「おいしい♪」サクサク

ことり「ルフナは濃厚なコクとカラメルのような香ばしい風味の紅茶だから、レモンティーにしてみたよ♪」

真姫「紅茶の存在感とシンプルなお菓子がベストマッチね」

86 :
穂乃果「鳩サブレーは見た目も可愛いでしょ?ことりちゃんみたいで♪」

ことり「え?」

凛「ことりちゃんがいっぱいいるにゃ」

にこ「食べられることり…」サクサク

ことり「ことりは鳩じゃないよぅ><」

絵里「うなぎパイはどうして夜のお菓子なの?」

穂乃果「暗いところで光る!とか?」

花陽「ホタルイカみたいに?」

真姫「光らないわよ。普通のお菓子でしょ?」

凛「きっと昼間のうちに太陽光エネルギーを蓄えてるんだにゃ。だから夜に食べたほうが美味しい!」

海未「昼と夜で味が変わるのですか?」

にこ「変わらないわよ。そんなの聞いたことないし」

希「家族の団欒のひとときに、って意味やったと思うよ。お仕事が昼間なら夜は帰ってくるやろ?」

ことほのえりりんぱな「へー」

花陽「これなら日本茶にも合いそうだよね」

穂乃果「日本茶のお供には当店、穂むらのお菓子がおすすめです!」

真姫「はいはい」

87 :
凛「今日は何作るのー?」

希「作るっていうか…今日はコレや。さば水煮缶!」

凛「うぐっ…お魚の缶詰?」

希「そう。3月8日はサバの日やんな」

凛「サバかぁ…生臭いイメージがあるけどにゃ」

希「やっぱり苦手?缶詰なら骨も柔らかくて全部食べられるんやけど…」

凛「そうなの?」

希「うん。栄養もあるし…ちょっとだけ試してみない?」

凛「じゃ、じゃあ…臭かったら凛はダッシュで逃げるにゃ」

希「アハハ。了解…じゃあ開けるよ」

パカッ

凛「んー?あれ、意外と臭くないにゃ」クンクン

希「ホンマ?…なら、凛ちゃんも食べられるんやない?」

凛「えっと、じゃあ…ちょっとだけ」ペロッ

希「いや、それじゃ味がわからんことない?」

凛「うぅ…えいっ><」パク

希「どない?」

凛「あれ、あんまりお魚っぽくない…ツナみたいだにゃ」モグモグ

希「おいしい?」

凛「思ってたより美味しいかも!?」

希「よっしゃ、ワカサギ天ぷらに続いてさば水煮缶もクリアやな!」

凛「えへへ。サイバイマンくらいは倒せそうだよねー?」

希「どっちかっていうと、たくさんいたワカサギのほうが栽培マンっぽいような…?」

凛「あれっ、じゃあ缶詰がラディッツ?><」

希「そんなところやな。…ふふっ」

88 :
キョウサバカンデオワッチャウノ⁉

89 :
【超悪質!盗聴盗撮・つきまとい嫌がらせ犯罪者の実名と住所を公開】
@井口・千明(東京都葛飾区青戸6−23−16)
※盗聴盗撮・嫌がらせつきまとい犯罪者のリーダー的存在/犯罪組織の一員で様々な犯罪行為に手を染めている
 低学歴で醜いほどの学歴コンプレックスの塊/超変態で食糞愛好家である/醜悪で不気味な顔つきが特徴的である
A宇野壽倫(東京都葛飾区青戸6−23−21ハイツニュー青戸202)
※色黒で醜く太っている醜悪黒豚宇野壽倫/低学歴で人間性が醜いだけでなく今後の人生でもう二度と女とセックスをすることができないほど容姿が醜悪である
B色川高志(東京都葛飾区青戸6−23−21ハイツニュー青戸103)
※色川高志はyoutubeの視聴回数を勝手に短時間に何百何千時には何万回と増やしたり高評価・低評価の数字を一人でいくつも増やしたり減らしたりなどの
 youtubeの正常な運営を脅かし信頼性を損なわせるような犯罪的業務妨害行為を行っています
※色川高志は現在、生活保護を不正に受給している犯罪者です/どんどん警察や役所に通報・密告してやってください

【通報先】
◎葛飾区福祉事務所(西生活課)
〒124−8555
東京都葛飾区立石5−13−1
рO3−3695−1111

C清水(東京都葛飾区青戸6−23−19)
※低学歴脱糞老女:清水婆婆 ☆☆低学歴脱糞老女・清水婆婆は高学歴家系を一方的に憎悪している☆☆
 清水婆婆はコンプレックスの塊でとにかく底意地が悪い/醜悪な形相で嫌がらせを楽しんでいるまさに悪魔のような老婆である
D高添・沼田(東京都葛飾区青戸6−26−6)
※犯罪首謀者井口・千明の子分/いつも逆らえずに言いなりになっている金魚のフン/親子孫一族そろって低能
 老義父は息子の嫁の痴態をオカズに自慰行為をし毎晩狂ったように射精をしている/息子の嫁をいつもいやらしい目で見ているエロ老義父なのであった
E高橋(東京都葛飾区青戸6−23−23)
※高橋母は夫婦の夜の営み亀甲縛り食い込み緊縛プレイの最中に高橋親父にどさくさに紛れて首を絞められて殺されそうになったことがある
F長木義明(東京都葛飾区青戸6−23−20) ※日曜日になると風俗店に行っている

90 :
凛「ポテトチップス(うすしお)には、やっぱりレモンジーナだよねー♪」

海未「…」

凛「どうしたの海未ちゃん?」

海未「いえ…凛は高カロリーの食品を好む割に太らないようなので特に言うことはありませんが」

凛「凛はいつも運動してるからにゃ。カロリーなんて気にしたことないよ」

海未(それにしても…)

凛「海未ちゃんは食べないのー?」パリパリ

海未「食べるのは構わないですけど…」

凛「?」ゴクゴク

海未「問題は飲み物です。炭酸飲料以外でポテトチップスに合う物を選ぶとしたら何ですか?」

凛「炭酸以外?…えーと」

海未「やはり水が無難でしょうか…」

凛「ミルクティーはどうかにゃ?油っこい物には紅茶がいいってことりちゃんが言ってたよ」

海未「紅茶ですか。それならストレートのほうがいいような気もしますが…」

凛「でもミルクティーなら牛乳のカルシウムとかも摂れて、カフェインの量も抑えられるって真姫ちゃんが言ってたし」

海未「なるほど…理にかなった飲み方なのですね」

凛「この紅茶おいしいよ。アッガイ…じゃなくて、ビグザム?」

海未「アッサムですね。インドの紅茶です」

凛「木の上で暮らす有袋類。フクロギツネとか」

海未「それはポッサム」

91 :
凛「レモンジーナも美味しいよ♪」

海未「前にも言いましたが炭酸は苦手なので…」

凛「そうだっけ?海未ちゃんは何が好きなのー?」

海未「よく飲むのは日本茶ですね。和菓子によく合いますし…」

凛「お茶碗をぐるぐる回すやつ?」

海未「それは茶道ですね。日常的に飲むのは抹茶より煎茶、ほうじ茶、玄米茶などが多いです」

凛「穂乃果ちゃんちのお菓子も美味しいよね♪」

海未「ええ。穂むらの和菓子は何でも美味しいですし、昔から気に入っています」

凛「思い出したら食べたくなったにゃ。穂乃果ちゃんちに行こーっと♪」

海未「今からですか?…でも」ギュ
凛「ほらほら、早く行っくにゃー♪」グイグイ

海未「ちょっ…り、凛!><」ズルズル

海未(思いついたら即行動…そんなところは凛も穂乃果と一緒ですね)ハァ

92 :
まったく、しょうがないわねー
にこがいないと缶詰とかポテチとか、まずしい食生活になっちゃって。
ま、紅茶はいいんじゃない?女子力アピールにはコーヒーより効果的ね。
でも海未が緑茶の種類を気にかけないとは。
緑茶って玉露のこと?意味分かんない。

93 :
凛「いい香りのお茶だにゃー」クンクン

穂乃果「ホントだ。何ていうお茶?」

花陽「あっ…ちょっと待って」
ほのりん「」ブーッ

花陽「…遅かった」ガクッ

穂乃果「な、なにこれ!?><」

凛「ものすごくマズいにゃ!」

穂乃果「あれだ、歯みがきの味!」

花陽「う、うん。それ、ペパーミントなの…3月10日はミントの日だから」

凛「ペパーミントってこんな味なのー?><」

穂乃果「ハーブティーみたいな感じ?」

花陽「そうだよ。紅茶と混ぜたりしたら飲みやすくなるかなって考えてたところだったんだけど…」

穂乃果「アハハ。想像してない味だったからちょっとびっくりしたよ…」

凛「香りはいいけど味はマズいよねー?」

花陽「でも、いろいろ体にいいみたいだよ。消化を助けて胃の調子を整えたり、あとは…」

真姫「ペパーミントは心身をリラックスさせて安眠を促す。頭痛や歯痛を和らげたり、乗り物酔いの予防にもなるらしいわ」

ほのりん「へー」

花陽「ミントって繁殖力が強いから、簡単にたくさん増えるの。私はよく飲んでるから、このマズさにも慣れて安心感があるくらいなんだけど…」

真姫「まあ、基本的にハーブティーは単体で美味しいものじゃないわね。料理の香りづけや肉とか魚の臭みを和らげるために使うくらいだし…」

穂乃果「チョコミントのアイスとかあるよね」

凛「チョコミントかあ…それだったら凛はとんこつ味のほうがいいにゃ」

真姫「いや、とんこつ味のアイスなんてあるの?」

穂乃果「アイスはイチゴ味が一番好き♪」

花陽「イチゴは香りもいいし美味しいよね」

花陽(いい香りと美味しい物は必ずしも一致しないけど、美味しい物を美味しく食べるには胃の健康も欠かせないし。一年に一度くらいはミントに感謝しよう♪)

94 :
凛「水戸といえば!」

穂乃果「納豆?」

凛「ちがーう!」

絵里「そういえば…水戸黄門のモデルになった徳川光圀がラーメンを食べたって話は有名よね」

凛「その通り!水戸といえばラーメンだよねー♪」

希「茨城県の特産品、れんこんを麺に練り込んだ水戸藩ラーメンやんな」

穂乃果「そ、そんなのあるんだ…知らなかった」

凛「具材に椎茸、たけのこ。薬味にニラ、らっきょう、生姜が使われてるのも水戸藩ラーメンの特徴にゃ」

花陽(それで“ラーメンといえばニラ”なんだ…)

海未「麺の色が…一見、蕎麦のようですね」

にこ「れんこん麺なんて食べたことないけど…」

凛「基本的な味付けは王道の醤油ラーメン!昔ながらの中華そばって感じだよ♪」

真姫「どうでもいいけど…三月十日だから水戸ってこと?」

花陽「昔は日本で初めてラーメンを食べたのは水戸黄門だっていわれてたんだよね…」

絵里「今は違うの?」

海未「室町時代に京都で中華麺を使ったラーメンのようなものを食べたという資料が最近見つかったそうですよ」

にこ「室町時代ねえ…本当にラーメンだったのか疑問だけど」

凛「きっと昔の人は金閣の金を削ってラーメンに入れて食べたりしたんだにゃ♪」

花陽「えぇ!?世界遺産を食べちゃダメだよぉ」

真姫「わざわざ金閣を削らなくても昔は日本でも金が採れたんじゃない?」

ことり「錬金術で金を作れば…」

希「れんこん麺、いや錬金麺やな!」

95 :
穂乃果「今日もパンダうまいっ♪」サクサク

ことり「パン…じゃなくてパンダ?」

にこ「“さくさくぱんだ”っていうお菓子よ」

絵里「ハラショー♪」サクサク

花陽「ちょうど150年前の1869年にフランス人が中国でパンダの存在を知った日…なんだって」

海未「まあ中国人はもっと昔から知っていたはずなので世界初でも人類初でもない“発見”だったわけですが…」

希「日本人も昔から遣隋使や遣唐使が中国へ行ってたんやし、フランスの千年前にはパンダを見たことがあった人がいてもおかしくないやん?」

真姫「確かに…実際どうだったの?」

花陽「ど、どうなんだろう?」
凛「かよちんでもわからないことはあるんだにゃ」

海未「というわけで中国に因み、今日は祁門紅茶を淹れてみました」

穂乃果「きーむん?」

ことり「世界三大銘茶ってあるでしょ?セイロンのウバ、インドのダージリン。それに中国の祁門紅茶」

穂乃果「悟空とベジータとブロリーみたいな感じ!?」

凛「へー。そんなにすごい紅茶なんだにゃ」

海未「ええ。安徽省で作られる紅茶の中でも祁門県産だけが本物の祁門紅茶と認められているんです」

穂乃果「静岡茶と掛川茶みたいなもの?」

希「国産牛肉と和牛の違いとか…」

にこ「香りは普通の紅茶とはちょっと違う感じがするわね」

海未「祁門紅茶は等級が細かく分けられていて、高級なものほど独特の“燻香”が少なく、花や果実のような甘い香りの紅茶になっているそうですよ」

絵里「中国茶といえば烏龍茶やプーアル茶のイメージだったけど…こんな紅茶もあるのね」

花陽(さくさくぱんだは中国とはあまり関係なさそうな気もするけど…美味しい♪)

ことり「お手頃価格のルフナとかに比べて、いい物を選ぼうとしたら際限なく高価になりそうだけど…」

真姫「…ふーん」

穂乃果「真姫ちゃん、土地ごと買い取ろうとか思ってる!?」

真姫「買わないわよ。毎日同じ紅茶飲むわけじゃないし…運よく手に入ったときに飲むだけで充分」

希「運よく…土地が?」

真姫「茶葉よ!」

96 :
凛「凛知ってるよ。今日はスイーツの日なんだよねー♪」

ことり「え?」

花陽「ことりちゃんが何か作ってくれるのかなって…エヘヘ」

にこ「毎月12日はパンの日でしょ?」

絵里「パンでスイーツってことは…」

希「あんパン、メロンパン、フルーツサンドにフレンチトースト♪」

海未「またパンですか?…太りますよ」

真姫「それより穂乃果は?」

花陽「なんだか、いい匂い…」クンクン

穂乃果「できたよー♪」

絵里「あら、今日は穂乃果の料理?」

穂乃果「うん。毎月12日は“とうふの日”でしょ?」

凛「とうふ…これが?」

穂乃果「高野豆腐のラスクだよ。時間はちょっとかかるけど簡単♪」

にこ「へー。高野豆腐…」

花陽「美味しそう…」キラキラ

穂乃果「パンで作るより低カロリーだし、みんなで食べよう♪」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」

凛「とうふでスイーツで…パン?」サクサク

希「美味しい♪この間のサーターアンダギーと同じ黒糖風味やな」

ことり「高野豆腐だから栄養もありそうだし…」

真姫「大豆サポニンやイソフラボン、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維。普通のとうふより遥かに多くの必須栄養素が摂れるわね」

花陽「おやつを食べるだけで健康になれるなんて…夢の食材だね♪」サクサク

海未「運動も忘れてはいけませんよ。柔らかいとうふが高野豆腐になるように、身を引き締めるのです!」

凛「高野豆腐になるにゃー♪」

希「ならない、ならない」

97 :
高野豆腐ーいつか来ると思ったわ。いま流行りのラスクね。
それにしても、ひところ仕事で水戸に良く通ってたんだけど、
水戸麺って聞いたこともなかったわ。

98 :
真姫「…」ベリッ

ことり「ちょっ…真姫ちゃん、何してるのぉ?」

真姫「何って、このレシピにキャベツをちぎり…って書いてあるから」

ことり「それ、ちぎりじゃなくて千切り(せんぎり)だと思うけど…」

真姫「あ、そう。じゃあ任せるわ」

ことり「えぇ…」

真姫「だって千切りって包丁を使うでしょ。素手じゃできないし」

ことり「包丁の使い方は覚えたでしょ?」

真姫「ちょっと教わったくらいでそんなすぐできないわよ。この間の炒飯みたいに…」

『具だくさん…というか、お野菜が大きいね』
『これは…飾り切り?』
『切れてないだけでしょ…』

ことり「練習すれば上手になると思うよ。頑張って♪」

真姫「練習ね…ま、いいけど」

ザクッ

真姫「こ、これでいいの?」

ことり「(だいぶ大きいけど…)もうちょっと細く切ったほうがいいかなぁ」

真姫「私、パンチェッタよりグアンチャーレが好きなんだけど?」

ことり「そんなのありません」

真姫「モッツァレッラは?」

ことり「ありません。今日使うのは普通のベーコンとスライスチーズだよ」

真姫「切ったパンにベーコンとチーズをのせて、オーブントースターで軽くあたためて…」

ことり「たっぷりの春キャベツをはさめば…」

ことまき「できた♪」

99 :
真姫「フォカッチャを使った春キャベツのサンドイッチよ!」

花陽「今日はパンの日じゃないけど…」

希「3月13日はサンドイッチデーやんな」

にこ「サンドイッチの日って11月3日じゃないの?」

穂乃果「私は毎日パンの日でもいいけどね♪」

凛「見た目はきれいにできてるにゃ」

絵里「真姫もなかなかやるじゃない♪」

真姫「た、食べてから言ってくれる?」

ことほのうみのぞえりにこまきりんぱな「いただきます♪」

絵里「ハラショー♪」モグモグ

穂乃果「おいしい♪パンがいつもとひと味違うね!」

凛「モチモチにゃ♪えっと、このパン…ホノカッチャ?」

真姫「フォカッチャ。っていうか、パンは私が作ったんじゃないし…」

穂乃果「中身も美味しいよ。春キャベツは柔らかいから、食感を生かすために大きめに切ったんでしょ?」

真姫「いや、別に大きく切ろうと思ったわけじゃないけど…」

花陽「くぅ…悔しいけどこれはパンのほうが合うね…美味しい」モグモグ

にこ「だから何と戦ってんのよ…」

海未「真姫も料理が好きになってきたんじゃないですか?」

真姫「まあ、気分転換にはなるわね」

希「こんなに春キャベツを刻んだわけやし、ナッパ相手に善戦した感じやな♪」

凛「凛も負けないよー!先にナッパを倒すのは凛だからねっ」

真姫「じゃあナッパは凛に譲るわよ。私はベジータを倒すから」

凛「えー!?ずるいにゃ><」

花陽(ことりちゃんが悟空なら真姫ちゃんがベジータっぽいような気もするけど…)

穂乃果「キャベツだったらキャベじゃないの?」

にこ「キャベを倒したのは…フリーザ?」

真姫「誰がフリーザよ」

凛「お金持ちだからゴールデンフリーザにゃ!」

希「ゴールデン真姫ちゃん!?」

真姫「安っぽいネーミングやめなさい」チョップ

100 :
雪穂「はい、お姉ちゃん」

穂乃果「え?…なに?雪穂」

雪穂「先月のお返し」

穂乃果「あ、そっか。今日14日…ありがと雪穂♪開けていい?」

雪穂「ん」

穂乃果「あれっ、このお菓子…なんか見覚えがあるような?」

雪穂「去年お姉ちゃんが新商品作るって言い出したとき、あんこを入れたのを作ったでしょ」

穂乃果「あれかぁー!でもこの生地、作るの結構難しかったけど…」

雪穂「再現できてるか微妙だけどね。食べてみてよ」

穂乃果(パリパリしてない、しっとりしたパイ生地だ。中身は…)

穂乃果「この味…レアチーズケーキ!?」

雪穂「そうだよ。意外性のある組み合わせでしょ?」

穂乃果「や、やるなぁ…全部雪穂だけで作ったの?」

雪穂「中身はことりちゃんに教えてもらって作ったけどね」

穂乃果「私の生地に、ことりちゃんのチーズケーキかぁ…すごいよ雪穂♪」

雪穂「おいしい?」

穂乃果「おいしい!パイ生地の完成度も高いし…」

雪穂「ホワイトデーはパイの日でもあるからね」

穂乃果「パイの日?」

雪穂「円周率の近似値ってあるでしょ。3.14…ってやつ」

穂乃果「そっち!?…パイは美味しいけど数学は要らないなぁ」


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