マリとカヲルを一つのベッドに閉じ込めてみた ４
え？
前のスレは？
マリ「まだ全然人が少なくて実感湧かないにゃ。まーでもとりあえず、”さよなら、縁側鯖。お役目ご苦労さん。”って感じ？」
マリ「またカヲル君お得意の素人占星術？…てか、”しばらく状況がロスト→発見した時には全部リセットされてました。てへ♪”って、例のビットコインの会社と一緒じゃん！やっぱ関係あんの？」
カヲル「さあ。僕はてっきりタイミング的に初代波平のたたりかと思ったんだけど。四十九日が明けるまではまだ魂がこの辺りを彷徨っていてもおかしくない訳だから」
カヲル「ああ。歌手としての活動を休止して海外に留学するんだってね。そのための区切りとしてベスト盤を出す宣伝用のビジュアルだとか。眼鏡の有無で歌手としてのオンとオフを使い分けるという。つまりは”リセット”だろうけど」
マリ「そうなんだけどさ、何よもったい付けちゃって。じゃあ何、アタシの中の人が引退する時は眼鏡かけなきゃいけない訳？てか、アタシが眼鏡外してもライトにゃんが出て来るだけなんだけど！それってどうなのよ？」
カヲル「・・・・・もうFF-13も流石に打ち止めみたいだから、そろそろライトニングさんは田舎に帰ったということにして解放してあげたらいいんじゃないかな。どうせ今年の夏以降はアイギスに体を乗っ取られる事が確定なんだし」
マリ「えー、もうこっちでいいじゃん。せっかく引っ越したのにさ、面倒くさいでしょ？それに、前のスレっていきなり永井さんのお悔やみから始まってるんだよ。何だか縁起悪いじゃん」
マリ「そんなの放っとけばいいじゃん。とにかく、アタシはもう向こうに戻るつもりはないから。戻りたかったらカヲル君一人で行けば？」
カヲル「・・・・・・・・・前にも確かこれと同じ状況があったような気がする…そうだ、最初のスレの最後の方でどっちが次のスレを立てに行くかという話になって、結局僕が立てたんだっけ」
マリ「そう。あん時は確かアタシとカヲル君がじゃんけんして、カヲル君が負けたんだにゃ。どうする、今回もまたじゃんけんする？言っとくけど、アタシはカヲル君には負ける気がしないにゃ♪」
カヲル「…分かったよリリン。碇司令も言ってたように、”時計の針は元には戻らない、だが自らの手で進めることは出来る”だからね。それにもし前のスレに戻ることになったら…」
マリ「なったら、何？波平の怒りを鎮めるためにお祓いしたり塩まいたりしなきゃいけないって？」
カヲル「いや。”たてかべ和也”と”肝付兼太”について説明するのが億劫だなあって。しかも”肝付”が正しいのに間違って”肝月”と書いてしまっていたと。まあ、『灰は灰に、塵は塵に』という事で」
マリ「何だかにゃ、カヲル君」
カヲル「さっき、録りためておいた先週のズヴィズダーを観たんだけど」
カヲル「先週までいなかった新キャラが登場してね。で、”どこかで聞いた事のある声だなあ。一体声優さん誰なんだろ？”と思って。で、エンドロールを観て”あー、そうだったか”と納得したんだけど」
マリ「・・・・・・ふっふっふ。そう、それは良かっただにゃ。ちなみにそのキャラの名前は？」
カヲル「えーと、確かピエールだったかな。洋菓子職人の。あ、声は梅津秀行さんだよ。『00』でおやっさんことイアン・ヴァスティ担当で、”刹那、トランザムするなよ！絶対するなよ！”の名セリフでおなじみの」
カヲル「…ああ、そう言えばいたような。ホワイトファルコンだっけ。ちょっと作品の世界観をはき違えたようなイラっとくる感じの、でもバトルシーンになると急に活き活きとして場数踏んでます的なオーラが…それがどうかしたかい？」
マリ「”どうかしたかい”じゃないわよ。もっかいエンドロール観てみたら？ほい」
カヲル「どれどれ・・・”隼房 香織/ ホワイトファルコン：坂本真綾” だって。ふーん・・・・・・えっ！？さっ、坂本真綾？って事は…真綾タソじゃないか！どうしてそれを先に…」
マリ「呆れた。全く気付かなかっただなんて。まあでも、カヲル君が気付かなかったって事はそれだけ普段と違う声が出てたってことだにゃ。あ、一応９話以降も出番ある予定だからね。忘れずに録画しておくことだにゃ♪」
マリ「何だかにゃ、カヲル君」
カヲル「今日放送のガンダムビルドファイターズが歴代ガンダムシリーズの集大成のような内容で、かつ用意周到に種死だけが避けられていたのは知っているかい？」
カヲル「いや、いきなりそう言ってメガネを外されても俺が困るんだがルナ…って、僕も口調が変わっちゃってるね。要は、お台場みたいな場所でガンダムフェスみたいなイベントが開催されていたんだけど、モブキャラがことごとく歴代の登場人物で固められていたと」
マリ「ふーん。例えば？普通の人はシャアとかアムロとか主人公レベルしか分からないと思うけど」
カヲル「それがね、確かにシャア大佐は出てるんだけどララァと待ち合わせ中、でアムロ抜きのカイとミハルとカツ・レツ・キッカ、という完全にマニア狙いのチョイスだったんだよ。Zなんてヘンケン艦長とシンタとクムなんだから。エマさん抜きで、だよ。どう思う？」
カヲル「ああ、そう言えばフォウとロザミーもいたっけ。ハマーン様はミネバ様と一緒だったけど、たぶんあれはZZ枠だと思うよ。他には逆シャアのハサウェイとクェス、Vガンのウッソと両親、Gガンのドモンと両親＆兄…」
マリ「…Wはキャラ無しでウイングガンダムの色違いの改修機、Xはフロスト兄弟、∀は金色のターンX。00からは１期の最後で死んじゃったクリスとリヒティ、と。…次回予告じゃあエクシアダークマターが大暴れ、と」
カヲル「外伝系を含めるとF91の鉄仮面一家や0083のガーベラテトラ、ポケ戦のバーニィ＆クリス＆アル、おまけにビギニングガンダムまで登場、と。普段の主役機はビルドストライクだから、かろうじて種は被ってると言えるんだけど」
カヲル「AGEは確か、レベル5とMBSが版権を所有していてサンライズと言えど勝手には使用できないはず。UCはまあ、ミネバ様が出ている時点で…ね。どうだい、この見事なまでの種死ハブりは？」
マリ「ビルドファイターズの脚本って誰だっけ？確かあの、00でもシリーズ構成と全話の脚本担当してた・・・・・やっぱり。黒田洋介じゃん。アイツとはいつか決着付けなきゃいけないと思ってたんだよねー」
カヲル「…坂本真綾の声優人生における最大の汚点にして唯一の黒歴史、『臣氏魔法劇場リスキー＆セフティ』での遺恨は思った以上に根深いと。♪こんなにー、小さなー、あかりーが灯るのー…」
マリ「それ以上歌ったらR。別に黒歴史でも汚点でもないし。単に、OPのシングルがいつもと違うレコード会社から出てただけだし。まー、そのおかげでライブでも歌えないしベスト盤にも収録できないから、実際無かったことになってるんだけどさー」
カヲル「まあまあ。しかしこのまま行くと、スタービルドストライクとエクシアダークマターの一騎打ちがラストバトル、正に種と00の代理戦争だけど脚本は00の黒田担当という…福田とその嫁が吠え面をかくのが目に見えるようだよ、リリン」
マリ「どれどれ…”ガンダムシリーズに登場する全てのキャラクターが幸せに暮らしている世界”？”原作では不幸な結末を迎えたキャラクター達が…”・・・・そっか。理解できたわ」
カヲル「何が理解できたんだい？結局、種死の登場人物達にはBFの世界でも幸せになる資格がないという黒田洋介の悪意がかい？」
カヲル「なるほど。・・・・・え、鈴村夫妻についてはそれでいいとして、肝心の僕は一体どうなるんだい？」
マリ「さあ。カヲル君はここでアタシと一緒にいて幸せなんでしょ？だったらいいじゃん。アスランはアスラン、カヲル君はカヲル君。はい、この話は終了。分かった？」
カヲル「うーん・・・・・・・・・・・・・」
カヲル「そうだねえ・・・・あ、久しぶりにエヴァに関係のある話でもしようかな。なんと、東京アニメアワード2014で我らが庵野カントクが声優賞を受賞したみたいだよ。どう思う、リリン？」
カヲル「・・・・映ってる面子の中で明らかに一番若くて知名度も低いのに、どうしてこんなに大御所みたいなオーラを発することが出来るのか…理解に苦しむよ」
マリ「大きなお世話だにゃ！…で、庵野カントクがその何とかアワードで声優賞穫ったのがどうかしたの？もしかして今度始まるアニメでまた何かのキャラの声やるとか」
カヲル「いや。そうじゃなくて、カントクの奥さんのモヨコ先生が原作で二人の夫婦生活を漫画化した『監督不行届』がアニメになるんだよ。この４月からテレ東の深夜枠で放送予定で。すごいと思わないかい？」
カヲル「いや、それはないよ。そんな、まさか僕が庵野カントクの声を担当するなんて畏れ多い…いや、それはまずいだろ流石にww…何てことを言うんだいリリンwwwwい、いい加減にしたまえwwwwハハ、ハハハハ」
マリ「…何か変なツボに触っちゃったみたいね。てか、カントクの声も気になるけど肝心のモヨコ先生の声も気になるにゃ。どうせたぶんアタシらの身内なんだろうけど…分かった。めぐさんでしょ？それしか考えられないにゃ」
マリ「簡単じゃん、そんなの。まずみやむーはあり得ないでしょ、どう考えても。で次に浮かんだのが三石さんだけど、もしオファーしても余裕で断るだろうなって。独身の時にストーカーしてきた相手の奥さんの役なんて死んでも受ける訳ないじゃん、普通だったらさ」
カヲル「…で残ったのが林原嬢という訳か。まあ、『巨神兵』でもナレーションを引き受けてたからね。流石に彼女に対しては純粋に仕事上の信頼関係で、変な下心は初めからなかっただろうし。あ、ちなみにカントクの声は加持さんだよ。ちょっと美化しすぎな気もするけど」
マリ「ええええええーーーーっっっっっっ！！！！・・・・・アタシ、てっきり立木さんだと思ってたにゃ。それもゲンドウ君じゃなくてマダオよりの演技で、でパヤオが清川さんで幾原監督がカヲル君で…」
カヲル「いや、原作にはパヤオも幾原監督も鶴巻監督も出て来ないから。基本、登場人物は庵野カントクとモヨコ先生だけで、その二人が延々とオタトークを繰り広げるという…」
マリ「何よそれ、まるでここでのアタシとカヲル君そのまんまじゃん。・・・・もしかしてパクった？あるいはオマージュ的な何か？所謂リスペクトってやつ？」
カヲル「…たぶん、登場人物が二人だけで延々と脈絡のない会話を展開する創作物は全て、『ゴドーを待ちながら』のパスティーシュとの誹りから逃れられないんだろうね。まあ、それこそがある意味”補完”の形なんだろうけど」
カヲル「と、おもむらに教育テレビ…もといEテレをつけてみるといきなり加持さんの映像が出て来て驚いてるうちに、山寺さんとコロッケの対談の番組が始まった訳だけれど」
カヲル「まあまあ、ラクスの事は関係ないじゃないか。でも、よく見ると山ちゃんとコロッケって何とな似てるね。何となくオカマっぽい雰囲気の割に、二人共離婚→再婚を経験してるところとか」
マリ「あー、分かる分かる！何か、妙に目と唇に色気がある感じ？オッサンなんだけど、女性ホルモン過多みたいな印象だにゃ」
カヲル「真綾タソが女性なのに男性ホルモン過多なのとは対照的だね。…あ、今のは褒め言葉だからね。戦闘的というか、刀を振り回して敵をバッサバッサとなぎ倒していくタイプの役が似合うというか」
マリ「オホン。今週の金曜日の夕方４時２０分からのアンパンマンにオカリナ姫が登場するにゃ。もちろん、声はアタシの中の人だにゃ。カヲル君は当然録画するんでしょ？」
マリ「『かつぶしまんとおくらちゃん』だにゃ。かつぶしまんは井上和彦さんで、おくらちゃんが水谷優子さん？間違ってたらめんごだけど」
カヲル「…『Z』のジェリドとサラ・ザビアロフ（TV版）じゃないか！確かかつぶしまんは一度だけ芳忠さんが代役を務めたことがあって…その場合はヤザンだよ全く。全ガノタは刮目して観るべし、だね」
カヲル「…確かに。調べてみたら関西は日曜朝６時１５分〜、１週遅れの放送で『アンパンマンとバルーンアートさん』『メロンパンナと鉄火のコマキちゃん』になってるよ。がっかりだね」
マリ「”バルーンアートさん”？初耳だにゃ。中の人は一体誰よ・・・へえ〜、うえだゆうじさんじゃん。前のスパロボの主役だったよね。メロンパンナはかないみかさんでしょ、で鉄火のコマキちゃんが…」
カヲル「沖佳苗。キュアピーチの子だね。…せっかく初代のマチルダさんに『00』のビリー・カタギリ、『X』のティファと続いたのにまさか最後でガンダム繋がりが壊れるとは…信じられないよ」
マリ「や、だからガンダムは関係ないでしょ？…あ、沖佳苗ちゃんのwiki見たら”『ガンダムW』のカトル役の折笠愛に憧れて声優に興味を持った”って書いてあったわ。・・・結局ガンダムから逃れられない運命なのね、アタシ達」
マリ「あー、土曜日からの続きな訳ね・・・なんかすごい懐かしい感じがする。これってやっぱ、『プリンプリン物語』とか『三国志』とかを思い出すからかにゃ？」
マリ「『できるかな』とかわくわくさんとかとは格が違うって感じ？すごいにゃ、これ髪の毛の色とか見てたらまるで『コードギアス』意識してるみたいじゃん。なんか、ひさしぶりにNHKの本気を観た感じだにゃ」
カヲル「明らかに、BBCこと英国国営放送の『シャーロック』を意識してるんだよね。ベネディクト・カンバーバッチがブレイクするきっかけになったあれに対して、あえて人形劇で対抗するところにNHKの心意気を感じるよ」
カヲル「…もちろん、高木さんは『X』の主役のガロード役だし山ちゃんも『逆シャア』でギュネイだった訳だけど…メインは職業声優で固めつつ、ゲストに宮沢りえを起用するセンスが流石NHKだというか。え、8月には藤原竜也がゲストの回まで用意してるのかい！？」
マリ「パヤオだったら職業声優を排除して有名どころの芸能人でキャストを固めるところを、あえてメインは声優で固めてゲストに知名度のある芸能人を投入するってことね。まー、民放とNHKとでは予算が違うからにゃあ」
カヲル「それ以前に、民放だったら夜７時台に人形劇を放送するなんて暴挙がまかり通る訳がないという・・・・加持さん、『シン』で出番あるのかなあ。あったとしても回想シーンだけみたいな予感がするんだけど」
マリ「何だかにゃ、カヲル君」
カヲル「今日封切りになった『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 featスーパー戦隊』を明日あたり観に行こうと思うんだけど」
カヲル「・・・・・・”オリキャスじゃない声優ライダーなど仮面ライダーとは認めん！”みたいな？」
マリ「だってさぁ〜…どう考えたって今更水嶋ヒロとか佐藤健くんとか、『あまちゃん』でブレイクした福士蒼汰くんの事務所がOKしてくれる訳ないじゃん。ギャラの折り合いも付かないだろうし」
カヲル「その結果、特撮好きを公言していてかつ東映との付き合いも良好な特定の声優がライダーの声をアテるのが当然のようにまかり通る、と。その代表格がお鈴と神谷君とダブル関氏だという」
マリ「そ。だって子供は気付かないじゃん？Blackの声が倉田てつをなのかどこかの特撮好きのオタ声優なのかなんて。…その恩恵をわずかでも被ってる立場だからあんまり大きな声では言えないんだけどさ。大きなお友達的に不満なのはそりゃ分かるけど」
マリ「そもそも、オダギリジョーと細川茂樹が召還不能な時点でどうかと思うけど。キバの中の子がEテレで土曜の夜中にお菓子作る番組に出てるのが分水嶺のような気がするにゃ」
カヲル「うーん・・・・・そもそも、藤岡弘さんが事故でリタイアした時点で納谷六朗さんが声をアテる方式で半クールしのいだ実績を持つだけにね。ライダーらしいと言えばらしいんだけど」
マリ「そ。文句言われるの承知で、神谷クンもうちの旦那もてつをとか福士君の代わりを務めてるんだからさ。東映ってのはそういう会社なんだから文句言うだけ無駄じゃない？少なくとも白倉がトップの間は諦めた方がいいと思うにゃ」
カヲル「・・・・・・・・・・」
マリ「どうしたの、黙りこくっちゃって。あー、アタシがウチの旦那と神谷クンの悪口言っちゃダメって言ったからコメントできないんでしょ？そんなに酷かったんだ…」
マリ「ふーん。でも、それって音響監督の意向じゃないの？あの二人は東映のラジオもやってるし白倉Pとも仲いいみたいだからさ。声オタを釣るためのエサと割り切って起用したようなもんじゃん。オリキャスに似てるかどうかは二の次でさ」
カヲル「…唯一良かったのは、以前から”もう一度ZXをやりたい”って公言してた菅田俊さんにその機会が与えられたことだね。役者としての菅田俊さんのすごさを知ってる者からすれば、そのためだけにでも撮った甲斐のある作品だと思うよ」
マリ「言われなくても分かってるにゃ。アタシの中の人の誕生日、すなわちアタシの誕生日でしょ。毎年よく分からないプレゼントをもらってるけど、今年は何？アイギスのフィギュアか何か？」
マリ「…”ご注文ありがとうございます”？何コレ、すぐにダウンロードできるんじゃないの？あー、入金確認した後でそれ用のアドレスをメールで教えるって仕組みね。…て、ことは今日届かないじゃん！！」
カヲル「そうみたいだね。まあ何にせよ主旨には賛同して身銭を切ったのは事実だから、その心意気をプレゼントとして受け取ってくれると嬉しいんだけど。何かご不満でも？」
マリ「いや、そうじゃないんだけど…まあいっか。誕生日記念ライブとか言って何時間も歌わされるのに較べたらね。よし、お返しにちょうど500円分、肩でも揉んであげるにゃ♪」
カヲル「いいホモ〜♪」
マリ「・・・・・・・・何？」
マリ「何なのよ一体。あ、”ウソ”と言えばさ、『Vガンダム』の主人公のウッソ・エヴィンの名前の由来ってそのまんま”ウソ”なんでしょ？Wikiに書いてあったにゃ」
マリ「うん、知ってる。”ライオン”でしょ？確か」
カヲル「・・・・いや、だからそこで”カエル”とか”ワニ”とか”スズメ”とか言えばいいのにどうして正解を言うのかと。ちなみにルナマリア・ホークのホークは…」
カヲル「・・・・・とことん僕の邪魔をするつもりだね。果たしてその意図は？」
マリ「だってさあ、佐村河内とかSTAP細胞の小保方さんとか見てたらカッコ悪いでしょ？本人が自己都合でついたウソでも、騙された周りの人にしたらたまったもんじゃないじゃん？だから正直が一番だな、って。当たり前の事かも知れないけどさ」
カヲル「…そうか。まさかキミがそこまで考えていたなんて、正直驚きだよ。これからは僕も出来るだけ嘘や偽りのない正直な生き方を…」
マリ「・・・・・・・まんまと騙されただにゃ。”ウソも方便”って言葉知ってる？真実には真実の、嘘には嘘のメリットとデメリットがあるんだから状況に応じて使い分けていかないとね〜。ということで、この勝負はアタシの勝ち！」
マリ「へー、そうなんだ。ちなみにボーカルは誰？まだあのポール・ロジャースとかいう激シブのおじさん？フレディとは似ても似つかないブルースっぽい歌い方の」
カヲル「いや。アメリカン・アイドルで注目を集めたアダム・ランバートだって。既にゲイであることをカムアウト済みで、いかにもそれ風のハイトーンボイスが印象的だからちょっと期待できるかもね」
カヲル「これはまた随分と手厳しいね。フレディ追悼コンサートでD・ボウイやG・マイケルがQueenの曲を歌ってたのはすごく良かったんだけど」
マリ「それはその人達の個性とか歌い手としての技量がフレディと同等かそれ以上だったからでしょ。どうせ日本でやるなら氷川きよしとか平井堅に声かけたらいいのに。あるいは徳永英明とか沢田研二あたりなら、流石に誰も文句言わないでしょ？」
マリ「え、そうなの？”地獄へ道づれ”とか”ブレイク・フリー”とか時々いい曲書くから好きだったのに。…そうそう、ベースと言えばめぐさん、って言うかQの黒波さんがベース持って映ってる柄のTシャツ知ってる？rockin'starってブランドが出してるやつなんだけどさ」
マリ「そ。それでさ、次に出るのがなんと『アスカ×ギター』と『マリ×ヴォーカル』なんだにゃ！当然この流れだとあと二人も楽器付きで出ると思うんだけど。どう？」
カヲル「…僕はほぼ確実にキーボード。そうなると残るのはシンジ君とドラム。・・・・・・何と言うか、どうにも心配なメンバー構成だね。果たしてシンジ君にドラムみたいな体力的に負担の大きい楽器を任せていいものか…僕でよければ替わってあげたいところだけど」
カヲル「僕の好きなドラマーねえ…キング・クリムゾンのジェイミー”太陽と戦慄”ミューア、DAFのロベルト”水中ラヴ”ゲアル、最後にメタリカのラーズ・ウルリッヒ…いや、やっぱり佐野さんで」
マリ「佐野さん、てもしかしていつもアタシの中の人がお世話になってるあの佐野さん？そんなにすごい人だったんだにゃ…てか、もし実際にアタシら５人でバンド組んだらどんな音になるんだろ。ちょっと想像してみてよ、カヲル君」
マリ「あー、分かる。日本のバンドだとラルクのベースみたいな感じ？それじゃあさ、次は姫のギターなんだけど。Nirvanaのカート・コバーンみたいな感じ？結構攻撃的な感じだと思うんだけど。椎名林檎っぽいっていうか」
マリ「ふーん。じゃあ最後にさ、アタシのヴォーカルはどう？流石に女の子だから男性ボーカルで例えるのはカンベンしてほしいけど」
カヲル「・・・・・・”真綾タソ〜〜〜〜〜〜♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪”」
カヲル「いや、ヴォーカリストとしての坂本真綾に何か注文をつけるなんて、おこがましくて出来ないよ。ただ”真綾タソ〜〜〜〜♪♪♪♪♪♪”以外に言うことは何もないね。声優としては言いたいことがたくさんあるけど」
マリ「…なるほどね。所謂80年代のエレポップって二人組で、片方がボーカル担当で、もう一人が打ち込みでオケを全部仕上げるってパターンが多かったもんね。実際、アタシの中の人の曲でもそういうパターンの曲がたまにあるし」
カヲル「そう。・・・・今気付いたんだけど、別に僕は鈴村健一には全く嫉妬してないんだけど、実は菅野よう子には密かにジェラシーを抱いているんだな、って。真綾タソの声と菅野センセイのピアノがあれば、それで一つの世界が出来上がってしまうという」
カヲル「うん。最近のライブでも、河野さんのピアノに合わせて”さいごの果実”を歌うパートがあったけど、あの時の河野さんが自分だったらなあ…とは思ったよ。もちろん、バンドにはバンドの良さがあるのは分かってるつもりだけど」
マリ「・・・・・・・いつかさ、ホントにカヲル君のピアノに合わせてアタシが歌える時が来るといいね。その時は、”夜明けの風ききながら”と”右ほっぺのニキビ”も歌ってあげるにゃ。てことはつまり、それまでは絶対歌わないってことなんだけどさ♪」
マリ「何よ、そのテキトーな紹介の仕方は！？…あーあれでしょ、敵側のレギュラーでアタシの中の人とウチの旦那がコンビ組んで共演してるのが気に入らないんでしょ？ホントにもう、相変わらず素直じゃないんだからカヲル君は」
マリ「何？主人公達のパイロットスーツが露骨にエヴァのプラグスーツ意識したデザインだとか？あるいは主役機の肩の出っ張りがガンバスターまんまじゃないか、とか」
マリ「ふーん。・・・・・・・え、それだけ？そんなの別にどうだっていいじゃん。まさかそれだけの理由で『キャプテンアース』視聴をボイコットするつもり？」
カヲル「…これだから素人は困るよ。”足首がない”がないということはつまり、”接地できない”ということだよ。”宇宙戦専用だから足首は必要ない”だなんて、それならそもそも人型である必要もない訳で。MAや重機動メカでいいはずじゃないか」
マリ「・・・・・何だかよく分からないけど、とりあえずカヲル君的には”足首のないロボットはダメ！”ってことね。まー、もしプラモとかガレージキットとか出たら立たせるのに苦労するからねー。でも、トリコロールがダメっていうのはどうしてなのよ？」
マリ「確かにそうかも知れないけど、でもそれならガンダムはどうなのよ？初代ガンダム以降、ほとんどの主役機は基本トリコロールじゃん？νガンとかDXとかの例外はあるかも知れないけどさ」
カヲル「その方がスポンサーを騙すのに都合がいいから、だよ。必ずしも連邦軍が正義でジオンが悪じゃないからこそ、逆にRX-78がトリコロールだったことに意味があるというか。ただ、少なくとも庵野カントクならそうはしないだろうね」
マリ「…そう言われればガンバスターもディスヌフも、初号機もトリコロールじゃないにゃ。一体どうしてなんだろ？カヲル君はどう思う？」
カヲル「白という色が象徴する純粋さ。およびトリコロールが象徴する『自由、平等、友愛』。でも、現実にロボットが行う暴力と破壊と殺戮。庵野カントクはその辺に自覚的だからこそ、主役機を黒とか紫にするんだと思うよ」
カヲル「…あの合体シークェンスは新しいね。空間上に固定された３つのパーツを順番にコアファイターが通過していって最後に頭部のアンテナが開いて完成するという。ロボット物の１話を観て視聴継続を決めたのは久しぶりだよ」
カヲル「敵側の”キルトガング”の最初の使徒がまさかキミだったとはね。あれは普段の人間態の姿が”アバター”で、巨大化したロボット形態が本来の姿なのかい？人類を滅ぼす機械生命体みたいな」
マリ「そ。ちょうど普段のアタシとエヴァ７号機みたいな関係？だにゃ、たぶん。…それを先にこっちでやっちゃって大丈夫なのか、というのは心配ではあるけど」
カヲル「明らかにエヴァを意識はしてるんだよね。エヴァにおける”母の喪失”が”父の喪失”に置き換わってたり、綾波レイ的なポジションが女子ではなく男子、しかも声が神谷クンと」
カヲル「”二人はそういう関係なの？” "そんなんじゃないですよ〜”って、どの顔をして言うという話だね。というか、エンドロールを見て気付いたんだけど…”音響制作：ピアレスガーベラ”って書いてあったんだよね。実は」
マリ「カヲル君の中の人の事務所じゃん！！…あー、これ絶対途中でカヲル君も出てくるわ。まさかアタシらの上司？あるいは最終回の手前で１話だけ出て ”え、もしかしてあれがラスボス？あの白くてホモっぽいやつが？”みたいな」
カヲル「…そうなったらそれこそ”ルナ・シン・アスラン揃い踏み”という気がするんだけど。でも出来れば登場話数は多い方がいいね。他のレギュラーと較べてギャラが26分の1なのに、代表作で一番に挙がるのは正直どうかと思うよ」
マリ「どうしたのかにゃ、カヲル君。もしかしてあれ？大阪のマンションのトランクルームから山口組系の暴力団の所有する大量の銃器やダイナマイト、それとロケットランチャーの砲弾が押収された件？」
マリ「あー、『Saved/Be Mine!』のCD買った人限定で、しかも東京・仙台・京都の３会場それぞれ500人ずつ抽選で当たった人しか招待されないやつね。来週日曜ってことは…え、もしかしてカヲル君当選したの？しかも京都じゃん！」
マリ「余計なお世話だにゃ！てか、なんでわざわざ京都なのよ。”サクラの散る季節の京都は格別だからねえ、日本の文化の極みだよリリン”みたいな？」
カヲル「それもあるけど、そもそも冬月先生が教鞭を取っていたのが京都の某大学で。独身時代の碇司令やユイさんが学生時代を過ごした町でもあり。つまり、エヴァの物語の萌芽にまつわる土地で僕が真綾タソを観る、と。ロマンチックだと思わないかい？」
カヲル「まあ、その場合僕も君も存在しなかったと思うけどね。そもそも、主人公であるシンジ君のパパとママが出会わなければ話自体が始まらない訳で。京大様様ということだよリリン」
マリ「ふーん。…そんな事より、せっかく当選者限定のスペシャルライブに来るんだからさ、何かリクエストとかない？何でも好きな曲言って欲しいにゃ」
マリ「どうしたのカヲル君。遠慮しないで何でもリクエストしていいんだよ？ほれほれ」
カヲル「そう言いながら僕が”右ほっぺのニキビ”とか”夜明けの風ききながら”をリクエストしたら、どうせ『却下。』とか『R』とか返すつもりだろう？」
マリ「ちっ、バレてたか。・・・・まあいつもみたいなちゃんとしたバンド編成じゃなくって、ギターかピアノにパーカッションと歌みたいな感じだからさ。自ずと絞られてはくるんだけどね〜」
マリ「まるで地元民みたいな物言いだにゃ。もしかしてカヲル君って京都出身？まあ一応今の意見は参考にさせてもらうにゃ。…あ、こないだ京都の民家の庭にあったロッカーからダイナマイト４本と銃弾1,240発が見つかった話知ってる？」
カヲル「またそんな物騒な話を…あれ、その現場の民家は来週の会場から10kmも離れてない所じゃないか。当日は何も起こらないことを祈るばかりだね。僕と言えば爆発、爆発と言えば僕だから」
マリ「あ、そ、そう？・・・・アタシの出番はどうだった？とりあえず主人公の初戦の相手で、正直かませもいいとこだったんだけど。自分で観てて『弱っ！！』って思ったぐらいで。相手はロクに動かし方も分かってない状態なのにさ」
マリ「えーっ！？一生懸命頑張って演ってんのにそれはないでしょ！…たぶんカヲル君だけだって、そんな風に思いながら観てるのは」
カヲル「何と言うか、自然体じゃないんだよね。いかにも”演じてる”というか、記号的な感じ…たぶん、”女子力の高さ”とか”コケットリー”的なものを心のどこかで軽蔑してのかなって。まあ、素人分析だけどね」
マリ「ふーん・・・・・・あ、あれはどうだった？その、えーと・・・・旦那のキャラとキスしたじゃん。既に”鈴村夫婦のキスシーンが観れるのはキャプテンアースだけ！”とかってTwitterとかで騒がれてるけど」
カヲル「いやあ、身を削って話題作りに貢献してるなあと。万が一離婚した時には確実に黒歴史になるリスクも承知の上で。”ウチは大丈夫です”という自信があるからだろうね。古谷さんとか池田さんとは違うという」
マリ「そう？まあ作曲が鈴木祥子さんだから、それと分かるように洋楽ネタ仕込んでても全然おかしくないんだけど。♪気が付いてない〜、君はまだ〜Oh、っと」
カヲル「それにしても…前のEDがYesの"Roundabout"だったから、てっきり今回はそれと似た感じで80年代にヒットした曲、例えばFrankie Goes To Hollywoodの"Two Tribes"あたりを予想してたんだけど。意外だったね」
マリ「えー、それだったら"Relax"の方がよくない？でも、あの曲は散々バラエティやCMで使い倒されてるしなー。アタシはU2の"Where The Streets Have No Name"が来ると思ってたんだけどさ。見事にハズレだったにゃ」
カヲル「何より驚いたのは、視聴者の反応が概ね好評だったことだよ。”三部の雰囲気にあってる”とか、”この曲かっこいい”みたいな。今回もBanglesのベスト盤とかが品薄になったりするのかな…ちょっと想像しにくいんだけど」
マリ「前回は"Roundabout"がきっかけで70年代プログレの再評価に火がついたじゃん？今回は何だろ…80年代ガールズポップ？C・ローパーとかプリテンダーズとか。そこまで波及するかはどうか微妙かも、だけど」
マリ「おっかえり〜♪どうだった？京都でのアタシの中の人のスペシャルライブは。どーせまた"５曲だけかよ！？"とか、”ポニーテール似合ってない”とかロクな事言わないと思うけど」
カヲル「…歌はいいねえ。歌は心を潤してくれる。 リリンの生み出した文化の極みだよ。そう感じないか、真希波マリイラストリアスさん？」
カヲル「失礼な。単純に今日の真綾タソのパフォーマンスに敬意を表そうと思っただけだよ。何というか…厳かな気持ちになったね。ピアノと歌だけであれだけの世界が作り出せるなんて。素晴らしかったよ」
マリ「えー、何かそこまで褒められると照れちゃうにゃ〜♪って、別にアタシが褒められてる訳じゃないんだけどさ。選曲はどうだった？"Be Mine!"は結構意外だったと思うんだけど」
マリ「あ〜、もうあれから１年経つんだにゃ。”男二人でピアノの連弾って、どう？どうなの？”って、自分がやらせといて容赦なく突っ込む坂本真綾、みたいな」
カヲル「そう。自分のコンサートでファンを前に庵野秀明にケンカを売る真綾タソ、みたいな。…ポニーテール似合ってたなあ。今度の『ペルソナ３』の第二章の舞台挨拶も是非ポニテで。よろしく」
カヲル「そうだね…”SAVED”は改めて歌いにくい曲というか、気持ちが入りすぎて音程を外しがちなんだなと思ったけど。でも、それも込みで今日はいい感じだと思ったんだけど」
マリ「あー、そうなんだよね。去年の年末のCOUNTDOWN JAPANで歌った時もそんな感じだったし…何か歌ってるうちに感情が入りすぎちゃうんだよね〜あの曲の場合。不思議なことに」
マリ「…そっか。たぶん、単にメデタシメデタシじゃない過去の恋愛を何年か経って振り返ってる曲なんだよね。でも、”あの時があるからこそ今がある”みたいな…MCも含めて曲の世界観？が伝わったならよし、だにゃ」
カヲル「”本気度”が伝われば多少音が外れてても、ね。ソツのない上品な歌よりも、気迫とかオーラが直接おヘソの下あたりに響いてくる歌唱だったよ。あと、最後にやった”シンガーソングライター”だけど…」
マリ「何？後半キーが上がるたんびに歌いづらそうな顔になるのが面白かったって？大きなお世話だにゃ」
カヲル「いや。あの曲の最後で”♪ラーララララーラ…”のパートを聴く度に、何故か君がパジャマでラジオ体操してる姿が頭に浮かぶんだよね。真綾タソじゃなくて君がだよ、リリン。それが久しぶりに生で聴けて僕は満足だよ」
カヲル「どうしたんだいリリン。一人でパソコンの画面を見ながら何を納得してるんだい？」
マリ「や、前から何となく思ってはいたんだけどさ…カヲル君ってスナフキンに似てるなー、って。ネットでも結構そういう意見が出回ってるのを見て”やっぱり”と思ったんだけど」」
マリ「や、歌って現実逃避してごまかすのはライトにゃんの『プラチナ』だけでたくさんだにゃ。どうなの、カヲル君的には。”な、何を言ってるんだいリリン…”みたいな感じ？」
カヲル「・・・・その通りだと思うよ。うん。自分でもそう思う。と言うか、自分でも”日本ロボットアニメ界における数少ないスナフキニズムの正統なる継承者”だと思うよ、リリン」
カヲル「いや。スナフキニズムを構成する四大要素は、『自由』『孤独』『旅』『音楽』なんだよ。かつ、”物を所有することを嫌う”という点が作者の資本主義批判を象徴していると」
マリ「ふ〜ん。新劇でのカヲル君はどうか分かんないけど、昔のカヲル君は”自由意志を司る天使＝タブリス”だったんだよね。かつ、”歌はいいねえ”と。わんこ君ともそんなにベタベタしてなかったし…」
カヲル「原作でのスナフキンも、孤独を愛すると言いながら結構ムーミントロールに対しては”自分を暖かく受け入れてくれる存在”として執着してるんだよ。それこそ、”好意に値するよ”ぐらいのレベルで」
カヲル「何を言ってるんだいリリン。しっかり月から地球までMark.06に乗って遠路はるばるやって来たじゃないか。そもそも、棺桶から目覚めてのこのこネルフにやって来て首チョンパに至るまでの過程が”旅”じゃなくて何なのかと」
マリ「だんだんこじつけめいてきただにゃ。や、別に共通点を挙げつらわなくても雰囲気とか作品中のポジションとかで十分スナフキンだと思うんだけど。でもさ、原作のスナフキンってアニメ版みたいにクールじゃなくて結構毒舌なんでしょ？」
マリ「”お前はしらみの卵だ”とか”この腐れネズミめ！”とか。何か、アンゴスツーラとか言うやつのことをボロカス言ってたみたいじゃん。それ聞いてムーミンが”試しに僕の悪口も言ってみてよ”ってリクエストした結果が…」
カヲル「…”お前はサナダ虫にも劣るカバだな。”・・・・・だね。そのせいでムーミンはしばらく引きこもる羽目になったと」
マリ「そ。…あ、いいこと思いついたにゃ。カヲル君、アタシの悪口言ってみてよ。普段散々ロクな事言われてないから今更多少の事じゃあ動じないからさ。ほれ」
マリ「いいからいいから。怒らないって約束するから。さあ、何でもどうぞ♪」
カヲル「・・・このハゲメガネ。棒声優。ちょっと歌がうまいからって調子に乗ってんじゃねぇよ。何が『超人タイツ』だよカッパみたいな面しやがって。一生神谷浩史と戦隊のEDで踊っとけ！・・・みたいな？」
マリ「あ、あ、あ、ああああああああ・・・・・・アタシ的には”何言ってんの？”で済むけど、中の人的には一番触れたくない所を突かれたんじゃないかにゃ〜…”ぼっちで平気”な人に本音を言わせるとどれだけ危険かという事がよく分かっただにゃ」
カヲル「…スナフキニズムを甘くみない方がいいと思うよ。”究極の個人主義”がどれだけ日本的な”和を尊ぶ”馴れ合いの集団主義にとって破壊的な作用をもたらすかという。…いや、嫁を攻撃するのに旦那の悪口を持ち出すのは明らかにアンフェアだね。反省するよリリン」
カヲル「どうしたんだいリリン」
マリ「７月から始まるセーラームーンの新作のさ、主役が葛城艦長なんだって。要するに旧作と同じ、『月野うさぎ＝三石琴乃』で行くらしいよ。どうなのこれって？」
マリ「ちなみに、うさぎ以外のセーラー戦士は総とっかえだにゃ。イカ娘に平成ヤッターマン２号に、ギアスのカレンとAGEのエイナス艦長だにゃ」
カヲル「…他のキャストが20代〜30代なのにまさかの主役が40代とは。公開処刑もいいとこだね。せめて、セーラーマーズが北川景子なら何とか…」
カヲル「ああ、なるほど…月野うさぎの娘が主人公の続編とは違うんだね。ということは、僕がフィッシュアイで登場したり緒方さんがウラヌスで出る可能性も…」
マリ「さあ。三石さん以外総とっかえだからどうなるか分かんないけど。ていうか、アタシも出たい！セーラープルートとか何となくいい感じじゃん。ねえ、カヲル君もそう思うでしょ？」
マリ「じゃあ誰だったらいいのよ？…あー、あの４人の中だったら一番若くて未熟なセーラーサターンあたりが…」
カヲル「いや、『エスカフローネ』の神崎ひとみや『SW』のパドメを演ってた頃の真綾タソならともかく、34才の人妻にあのロリキャラはちょっと…。そもそも、プリキュア未経験の時点で東映的には対象外だろうと。残念だったねリリン」
マリ「そう？基本歌手としては神認定されてても、声優としては常にボロカスじゃん。これまではその矛先がライトにゃんとかに向かってただけで」
カヲル「まあまあ。結論から言うと、あまりにもアウェーというかリスキーな気がしてね。そもそも真綾タソが主役なりヒロインの作品ならこんな事は言わないんだけど」
マリ「ふーん。確かに『空の境界』とか『攻殻』とかだと自分が主役、っていうか座長みたいな感覚だから演りやすいのは事実だけど。その点『セラムン』は明らかに三石さんが座長で、既に世界観が出来上がってるからにゃあ」
カヲル「そう。既に世界観が出来上がっていて、根強いコアなファンがいて…その中には庵野カントクも含まれるんだけど、その人達のオリジナルへの愛着と思い入れを考えるとね。ちょっと真綾タソには荷が重いんじゃないかという」
カヲル「それは仕方ないよリリン。監督の境さんが『ハートキャッチ』と『スイート』と『スマイル』と３年連続プリキュアに携わってきた人なんだから」
マリ「え、そうなの！？…ホントだ。他には『ドラゴンボールZ』の映画とか『ONE PIECE』のストロングワールドとか『トリコ』とか、要するに東映アニメの生え抜きじゃん」
カヲル「その通り。だから余計に君を参加させたくないんだよ。今の東映アニメーションはかつて幾原監督が『セラムン』を作っていた東映動画とは別の会社に成り果ててしまったからね」
カヲル「正解。結果的にテレ東さんが『銀魂』から手を引いたのも、あの時の東映アニメーションとのいざこざが一番の原因だと思ってるからね。流石の集英社でも庇いきれなかったという」
マリ「…何かさあ、今のプリキュアって作画崩壊がひどいらしいじゃん？”たかがジャリ番”って意識が透けて見えるっていうか、いかにコストを安く抑えて金儲けするかが最優先っていうか」
カヲル「ある意味、東映らしいと言えば東映らしいんだけどね。でも僕的には”東映アニメーション＝サンライズと高松監督にケンカを売って『銀魂』を潰した会社”だから。そういう事なんだよ、リリン」
カヲル「確かに。１ヶ月かけてやっと48話まで進んだ結果がこれだからね。あ、一応説明しておくと『第3次スパロボZ 時獄篇』のアスカ離脱ルートの話だよ」
カヲル「ゼルエルも出て来ないし、零号機の特攻もない。シンジ君は他のメンバー、確か兜甲児あたりに説教されてあっさり戦線に復帰すると」
マリ「そうそう、『破』でアタシがシェルターの中のわんこ君連れ出す場面あるじゃん？あの辺り丸ごとカットだよ、信じられる？」
カヲル「…”けどまあ、そうやっていじけてたって何にも楽しいことないよ”の所だね。あの役割を君から奪ったら何が残るのかという。そうそう、セリフと言えば…」
カヲル「何と言うか、君の持ち味である”マイペースで飄々とした感じ”が全然なかったんだよね。単にテンションの高い女ガキ大将というか…まあ真綾タソに再現性を求めるのがそもそも間違いなんだけど。ねえリリン？」
マリ「・・・・・・ぐうの音も出ないわ。あー、出る前はアタシとカヲル君がどうルナマリアとアスランに絡むのかとか期待してたんだけどにゃ〜。そうそう、今回のルナマリアとアスランの扱いどうなのよ？」
カヲル「シンとキラは機体ごと登場するのに、ルナアスはグラフィックのみ、インターミッションで顔は見せても音声つきの会話なし。・・・・・干されたんだね、要するに」
100〜のスレッドの続きを読む
