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1 :2010/09/12 〜 最終レス :2019/07/09
良い本を選ぶ、と。そゆこと。
落ちたので新しくたてました
wiki
http://www6.atwiki.jp/nasakenai/pages/69.html
前スレ
http://kamome.2ch.sc/test/read.cgi/books/1252923832/

2 :
引き続きご検討おねがいします 前スレで推薦されていたもの
田中利幸『空の戦争史』(講談社現代新書)
中村好寿『軍事革命(RMA)− <情報>が戦争を変える』(中公新書)
安達正勝『物語フランス革命』(中公新書)
越澤明『復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで』 (中公新書)
神野直彦『財政のしくみがわかる本』(岩波ジュニア新書)
竹内淳『高校数学でわかるマクスウェル方程式』(ブルーバックス)
桜井弘 編『元素111の新知識』(ブルーバックス) >>370
牧野雅彦『ヴェルサイユ条約―マックス・ウェーバーとドイツの講和』 (中公新書)
内田義雄 『戦争指揮官リンカーン―アメリカ大統領の戦争』 (文春新書)
小和田哲男 『戦国の城』『戦国の合戦』(学研新書)
泉三郎 『岩倉使節団という冒険』 (文春新書)
津田左右吉『支那思想と日本』(岩波新書)

3 :
岩波ジュニア新書って、ジュニア用というともったいないってのがあるな。
下手な濫造新書より、ジュニア新書の方がわかりやすく、本質的に高度なことを言ってたりする。

4 :
>>3
遅塚さんのフランス革命とかな

5 :
>>3
ただあの語り口が、なんか気持ち悪い

6 :
>>3
岩波ジュニア新書って語り口が辺なの?

7 :
ちくまプリマーにも中公ラクレにも大人向けの内容のものあるぞ

8 :
中公ラクレは、そもそもジュニア向けじゃないでしょ。

9 :
いつのまにか4スレが落ちててビビったw
スレ立て乙

10 :
前スレで推薦されていた新書の感想書く。
平田オリザ『演劇入門』(講談社現代新書)。タイトルから予想されるような、演劇史の概説でもなければ、演劇鑑賞初心者のための作品案内でもなく、
またアカデミックな演劇理論を講じたものでもない。「戯曲を書く・演劇を作る」ためのハウツーを実作者の立場から論じ、
そこから言葉や社会における「リアル」とは何かを考えていこうというスタンス。
戯曲の書き方については、映像作品のシナリオとの違いを明確にしつつ、実にシステマティックというか工学的にその組み立て方を説明している。
どちらかというと理系的・合理的な思考をする人のようだ。後半では、演出・俳優の問題と絡めて、
「他者との対話」「コンテキスト」といった言語論やコミュニケーション論的な方向に分け入っていく。
また演出家と俳優との間にある権力性についても、クリアに考えられている。
通読すると、この人は日本の演劇及び社会において、まずはモダニズムを確立することが必要だと考えているらしいことがわかる。
60年代から続くアングラ系の小劇団などでは、作品は非常に前衛的なのに、劇団の内部は古臭いドロドロした村社会だったりするのが気に食わない、という感じだろうか。
こういうきれいに整理された方法論を持ち、クールで明晰な頭脳を持った芸術家というのは、ある意味ユニークかもしれない。

11 :
ところで、個人的には演劇などほとんど見たことないし、ましてや戯曲を書いてみたいと思ったこともなく、
平田オリザの戯曲も一つも知らないわけだが、この本を読んで特に演劇に興味が出たということもない。
一般的にも、「映画はたまに見るけど演劇なんか見たことない」という人がほとんどではなかろうか。
だいたい上演する場も持っていない素人が戯曲なんか書いてどうしようというのか。
一応、高校の演劇部などが対象だとは言っても、戯曲を書こうなどという人はごく一部だと思うのだが。
どうもこの人は演劇人口の裾野を広げようと企んでいるらしく、なにやら野望の臭いがプンプンする。
実際、鳩山内閣官房参与になったりしてたし、『芸術立国論』などといいう著作もある(これはまだ読んでないが)
別に利権が目的ではなくて、純粋に演劇を広めて社会を良くしようと考えているのだろうが、いずれにしろ理念を上から押し付けるのはちょっと勘弁と言う感じ。

12 :
伊藤之雄『元老・西園寺公望』(文春新書)。従来の西園寺公望像に若干の変更を加えた評伝。
冷静で地道であるが情熱や気迫に欠けた政治家という従来のイメージに対して、頑固で時に激怒する性格であり、決して情熱に欠けていたわけではない点、
粘り強く状況によっては柔軟に事に当たるが、自分が重要と考える事案に関しては決して後には引かないという一面を強調している。
長寿ながら常に病気がちだった体調面の事情や、三号まで抱えた女性関係と家庭の事情なども詳しく書かれていて、美化されざる実像に迫っている。
グルメとして食い意地のはった側面も容赦なく暴露されている。晩年には軍部の増長と粘り強く戦うが、ジリジリと押し切られていく経緯が詳細に描かれている。
穏健なナショナリストというのが著者による西園寺の総評のようだ。
これを読んだ後、岩井忠熊『西園寺公望−最後の元老−』(岩波新書)(書かれたのはこっちの方が先)も読んだ。
いずれにしろ地味な人なので、ある程度日本近代史に興味がないとちょっと退屈。

13 :
ロシア史ってないんですか?

14 :
ロシア史
http://shinshomap.info/theme/history_of_russian.html
こうしてみるとロシア史の新書ってあまりないね。
革命とソ連の歴史はそれとして非常に重要だから通史には組み込みにくいしね。
ソ連終了後のロシア現代史もこれはこれで重要だし。

15 :
>>10
おまえ平田とかww
正気でいってんのか?平田ってどんな奴か知らないんだろ

16 :
>>15
多分このスレに貴方以上に演劇にうるさい人はいないと思うよ。
ぜひ新書を推薦してもらいたい。
>>10-12
ところで、>>10-12 を読むかぎり、
どうもベストに推薦しているようには思えないんだが、
評者としてはどっちのつもりなんだろう。
読んでみた結果、これは自分も推薦します、推薦しません、
という結論の部分も書いてほしい。
明らかに絶賛してれば言わずもがなだが、これはどちらか微妙だ。

17 :
>>16
最初に推薦したのは他の人だからなぁ。
自分も推薦したい時は推薦しますと書くけど、
微妙な時には「推薦しません」とはっきり書くのは気が引ける。
よほどひどいと思わない限りは「いいとこもあるし悪いとこもある」としか言えんな。

18 :
>>17
なるほど、スタンスがよく分かった、ありがとう。
平田オリザについては前スレで、
   220 名前:無名草子さん[sage] 投稿日:2009/11/20(金) 01:36:12
   演劇なら平田オリザ『演劇入門』『演技と演出』講談社現代新書は?
   どちらもだいぶ前に読んだっきりなんでまったく内容覚えてないが。
と名前が挙がっただけなのを覚えていたから、
今度のレビューは初めての積極的な推薦かもしれなくて、
その辺の意向を知りたかった。
レビューは読書の参考にしてます。今後ともよろしく。

19 :
ヨーロッパ史も微妙だよね

20 :
仏教でおすすめの本教えて。

21 :
おまえら仏教好きだな。俺もそんなに嫌いではないが。
新書でも啓蒙書でもないけど、京極夏彦の『鉄鼠の檻』って読んだ?
禅の入門書として最適だと思う。あと鈴木大拙とか無門関とか読めば?

22 :
末木文比士の『日本仏教史』(新潮文庫)でも当たってみたらどうよ。

23 :
聖人になりたい

24 :
普通に生きていくのが一番大変

25 :
ひろさちや
幸せになる禅

26 :
>>25
それって最近CMでやってるやつ?
メガネかけた坊さんのやつ?

27 :
経済本が少ない気がする。
経済といえばマンキューとかスティグリッツだよな

28 :
>>21
頭悪すぎ。あれは禅ではない
それでもとっかかりとして「鉄鼠の檻」を読むのであれば、新書ではないが秋月龍みんの「公案」をすすめる

29 :
経済学はまともな学者が書いた本はエコノミスト様の本に埋もれる。

30 :
>>29
まさに「悪貨は良貨を駆逐する」のね。
経済学以前の言葉だが

31 :
あと教育学もひどいよ。「俺の教育論」が書いてあるだけの本ばかり。大学で研究する先生がかわいそうだよ。

32 :
尾木ママを駆逐しろよ

33 :
テス

34 :
新書が雑誌化しているという指摘はうなづけるね。昔なら総合雑誌の特集で書いてアタ町菜事が新書に置き換わった。

35 :
ネットを見るようになってから、総合雑誌とか論壇雑誌は読まなくなったな。
以前は気になる記事を立ち読みぐらいはしたけど、それすらやらなくなった。

36 :
俺は論壇誌六冊読んでいる。つまり世界以外。ネットの情報などはゴミ。
次号が発売されるまでに読むだけで大変だ。

37 :
「世界」一冊だけを批判的に読んだ方がマシだろ

38 :
世界って岩波が出してるやつだよね

39 :
そう。
昔は大学生の頃、それを読むことがスタンダードだったな。

40 :
何歳だよ、お前w

41 :
アメリカ史にアメリカの20世紀〈上〉1890年~1945 年 (中公新書)はどうかな?
読んだことある人いる?

42 :
「インド文明の曙―ヴェーダとウパニシャッド (岩波新書)」辻直四郎
これは名著だね。
インド勉強しようと思ったら、はずせない本だと思う。

43 :
今、6冊も論壇誌出てるか??

44 :
>>42
その本知ってる

45 :
>>43
文藝春秋中央公論正論WILL新潮45VOICE

46 :
>>42
アマゾンにはレビュー一つもないな。本当に名著なのかよ

47 :
いまでは入門書、専門書ともに良い本が出ているから

48 :
>>46
古い本だから。

49 :
古い本ならなおさら

50 :
一〜二冊しか本を出していないマイナー著者でも名著ならアマゾンにレビューは数件はあるし、
レビューが1つもないとか眉唾すぐる

51 :
アマゾンレビューなんぞを名著の判断にするとはアホすぎだろ。

52 :
辻直四郎(1899-1979)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E7%9B%B4%E5%9B%9B%E9%83%8E
を眺めただけで帝大の偉い先生なのは分かるし、
『インド文明の曙』で検索をしてみれば、
大学新入生向けのブックリストや、
シラバスやレジュメの参考文献にもよく出てくる。
これが名著らしいのは確かだ。
問題は、特にインド学を専攻しない一般読者にとって、
いま読んでも面白い文章なのかどうか。
たとえばウェブ上の文献案内には、
>辻直四郎、「インド文明の曙:ヴェーダとウパニシャッド」(岩波新書)、1967
>ヴェーダに関する入門書。著者渾身の書であるが、
>日本語が難しい。とはいえ、必携。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/sanskrit/washo.htm
とするものもある。
なお、そこでは新書判に近い「CenturyBooks」の
>針貝邦生、「ヴェーダからウパニシャッドへ」、清水書院、2000
のほうを「記述は辻博士の本より明解」な入門書としている。
例えばこれが >>47 のいう
>いまでは入門書、専門書ともに良い本が出ているから
に当たるんだろう。この辺を読み比べれば判断がつくかも。

53 :
名著だって言うから買ったぜ。
古本屋で200円。

54 :
最寄のブクオフに行ってみたけどなかったな。ちょっと探さないとダメみたい。
復刊されてるのかな?

55 :
復刊はまだみたいよ。
http://www.fukkan.com/fk/VoteComment?book_no=30783

56 :
まぁネット通販で買うのが早いんだろうけど、
amazonの古書通販だと、ちょっとプレミア付いてたりするのなw

57 :
amazonのレビューこそ良書を導く羅針盤となる。
それに載ってないってことは駄本決定

58 :
それはない。

59 :
それがあるから困る

60 :
ちょっと古い本だと名著でもアマゾンにレビューがない本なんていくらでもあるよ。

61 :
ネットだとそこそこ良い本が名著扱いになってたりするね。
隠れた本というので誰もレビューしてないとかよくある。

62 :
名作でもレビュー0とかごまんとある

63 :
ぜんぜん人気のない名作、って変な感じ

64 :
既にベスト入りしてる中でAmazonレビューが無いのはこのあたり。
やはり古いものに多いね。
梅原猛『哲学の復興』(講談社現代新書、1972年)
小路田泰直『「邪馬台国」と日本人』(平凡社新書、2001年)
尾佐竹猛『湖南事件』(岩波新書、1951年)
奥井智之『60冊の書物による現代社会論』(中公新書、1990年)
詫摩武俊『性格』(講談社現代新書、1971年)

65 :
>>64
それもし読んだら、そのうち俺がここに感想書くわ。
amazonには書かないけど。昔amazonにレビュー書いたらボツられたり改竄されたりしてムカついたので。

66 :
中公旧版の世界の歴史もレビューないよな

67 :
>>62
例をあげてみろよ。
レビューもないような本に名著はないよ。
勝手に名著って崇めてるだけ

68 :
小田亮『レヴィ=ストロース入門』(ちくま新書)はリストに入ってる?

69 :
>>68
入ってない。俺も良書だと思いますけどね。

70 :
Amazon様最強やな

71 :
アマゾンは変なレビューがけっこうあるから、基地外見たさには楽しめる。

72 :
>>71
どんなレビュー?

73 :
>>41
>有賀夏紀『アメリカの20世紀』上(中公新書)
上だけ読了。あまり期待しないで読んだが割と面白かった。貧富の格差による階級が形成された19世紀末から、
「革新主義」による繁栄と大衆消費社会の成立、そして大恐慌を経て、第二次大戦参戦、日本への原爆投下まで。
経済史・社会史的な叙述が中心。「革新主義」というのは著者も認めているように多義的なので、ちょっと捉えにくい概念だ。
マルクス主義の影響力が強かった日本では「革新」と言うと社民主義的な政治勢力を指していたが、
ここで言う「革新主義」はもっと広い意味で使われている。「技術革新」の「革新」の意味に近いか。
(日本でも80年代以降になると「革新・進歩主義=左翼」という図式は崩れてくるが)
20世紀初頭以来のアメリカ的理念である「革新主義」は科学主義・合理主義でもあったと述べられているが、
一方でアメリカ人というのは非常に宗教的な人々でもあるわけで、その二つの傾向がどのように関係しているのか疑問に思った。
並立しつつ対立しているのか、表裏一体のものなのか。

74 :
大恐慌とニューディール政策に関しては一章を費やして詳しく書かれている。
この辺は現在の世界不況に絡んで、いまだに経済学者の間で議論が絶えない部分でもあり、
「軍需によって恐慌を脱した」という著者の見解がどこまで正しいのかはよくわからない。
しかし第二次大戦下の米国内では豊かさを享受したのは確かなようだ。
戦争に関して、軍事や戦闘についてはほとんど書かれておらず、もっぱら銃後の社会状況に焦点が当てられている。
黒人や女性、貧民、日系移民など、社会的弱者に重点的に注目している。
岩波だったら、もっとイデオロギッシュにアメリカ的な弱肉強食社会を糾弾したりするところだろうが、
変に思想的になることなくバランスがとれた記述。下巻は気が向いたら買う。

75 :
その本は名著だよな。

76 :
水嶋ヒロの小説もベストに入れよう

77 :
>>75
これも読んでおくといいよ
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/mobile?date=20100904

78 :
最近の本で名著はないの?

79 :
http://blogs.dion.ne.jp/morningrain/
↑既出だが、この人は良さそうな新書を上手く選んでレビューしていて参考になる

80 :
既出じゃないだろ。はじめてみたわ。

81 :
既出にも程があるな

82 :
おすすめの本教えてくれよ。

83 :
ベストに入っている竹田青嗣『哲学ってなんだ』(岩波ジュニア)がずいぶん前に問題になってた(アンチも多い模様)ので読んでみました。
体裁としては近代哲学入門なのだが、かなり竹田の思想に偏った特殊な内容だと思う。
岩波ジュニアというのは中高生対象だが、子どもを自分の思想で洗脳してやろうという態度の著者が多いのだろう。
思想的に偏っていると言っても、岩波にありがちな左翼的に偏っているわけではなく(むしろ反マルクス主義的なスタンスが鮮明)、
竹田と西研のほぼ二人だけで共有されている現象学原理主義的な社会思想である。副題に「自己と社会を知る」とあるように、
竹田の在日としての出自を起点としてアイデンティティの問題と近代社会をどう捉えるかという問題が提出されており、
それらに対して答えを出せるのが近代哲学だとしている。2章では哲学の方法の基本原則を三つ挙げている。
@概念を使うA原理を提出するBつねに一からやり直す(再始発)である。この@とBについてはほとんど異論はないと思う。
が、問題となるのはAであって、ここから敷衍して
「哲学とは絶対的な真理を捉えるものではなく普遍的な理解を深く広範なものにしていくための思考方法である」と定式化される。
これは竹田現象学独自の見解であって、明らかに現代哲学の共通見解ではないだろう。

84 :
3章では哲学上の難問として、「嘘つきパラドックス」・「アキレスと亀」・「カントのアンチノミー」が取り上げられる。
カントのアンチノミーについての解釈は、正統的なものなのかどうかはわからないが、これはこれで筋は通っていると思う。
ところが、最初の嘘つきパラドックスの扱いがちょっと不味い。普通は論理学的分析を中心に扱われるものだが、
これに対していきなり現象学的本質観取を適用してしまっている。竹田は、哲学とはパズルを解くことが目的ではない、と言う。
分析哲学でもそれ自体を目的としているわけではないが、パズルを解く事は重要だ。
著者は暗黙のうちに分析哲学・言語哲学的アプローチを切り捨ててしまっており、哲学入門としては偏った態度となっている。

85 :
4章ではカント・ヘーゲル・ルソーについて説明し、キルケゴール・ニーチェ・ハイデガーに少し触れた後、フッサール現象学の説明。
ここでは、自由論・市民社会論に絡んで、ヘーゲルとルソーを高評価している。同意するかどうかは別として、この部分は思想として面白いし有益な議論だと思う。
現象学については、今まで竹田や西研の本を読んできたものにとっては「またか」という感じのものだろう。
アカデミックな現象学と竹田現象学とのズレというのも問題になるのだろうが、素人の自分としてはそこはどうでもいい気がする。
それより現象学を思考の原理とすること自体に疑問がある。例えば「科学」の普遍性と現象学による基礎付けの問題など。これについては色々思うところはあるが省略。
5章では、ヘーゲル・フロイト・現象学を参照しながら、改めて自己とアイデンティティの問題を論じている。
この辺は思春期の頃に読んだら何か感じるところもあったかもしれないが、今は別に〜という感じ。
まとめると、哲学入門書としては偏っていてオススメできないが、思想ヲタ向けの思想本としてはまぁいいんじゃないのというところ。
長文レビューするほどの本じゃないがなぜかすげえ長文になってしまってすいません。

86 :
自分は竹田と西研の本は割と読んでいて、西の『哲学的思考』も読んだし、『完全解読ヘーゲル精神現象学』(講談社選書メチエ)も買って読んだ。
後者はあまり評判良くないが、個人的には樫山欽四郎訳の『精神現象学』を読んでてさっぱり理解できなかったところ、アンチョコとして十分役にたった。
だから哲学アカデミズム方面から差別されている事に関しては擁護したい気持ちもある。
だいたい、アカデミックな哲学者が一般向けに書いてる本も、トンデモっぽいのは山ほどある。
哲学者って自分勝手な妄想を書き連ねても許されるのかと呆れるくらい。その中では竹田・西田の思想はむしろ常識に近く穏健な方だろう。
竹田は最近ヘーゲル関連の新書も2冊ほど出しているが、古本屋で安いのが出たら買うかもしれない。
思想としてはほとんど同意できないし興味も持てないが、柄谷行人あたりと本格的な論争をしたら面白いとは思う。
いままでにも相互批判とかやってきてるんだろうけど、自分はよく知らない。

87 :
>>83
竹田の本はカスだそ。

88 :
>>86
おすすめの本を教えてください。

89 :
>>87
カスじゃない本を教えてください

90 :
>>89
竹田以外のほとんどの本。

91 :
チョンの本を読んでて恥ずかしくないの?

92 :
91のような奴の方が恥ずかしいと思う。

93 :
>>92
お前、在日か?

94 :
違う。

95 :
え?オレ在日日本人だけど

96 :
ひねくれすぎだろ。

97 :
何を読んだらいいか迷ったときには、とりあえず世間で話題になってるのを読んでみるのもいいのではないか。
オレは最近、内田樹の『日本辺境論』を読んだよ。内田は大嫌いだからしんどかったけどw

98 :
「ルポ出所者の現実」面白かったよ。

99 :
犯罪関係だと、浜井浩一・芹沢一也『犯罪不安社会』(光文社新書)の続編である、
浜井浩一『2円で刑務所、5億で執行猶予』(光文社新書)は読んでおくべき。
著者の言い分に同意するかどうかは別として。
あと河合幹雄『日本の殺人』(ちくま新書)ね。

100 :
河合隼雄じゃなくて?幹雄?
初耳やで。


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