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バス釣り史上3大事件、相羽、田辺あともう一つは?
湾岸ミッドナイト風にバス釣りを語るスレ
- 1 :2016/02/27 〜 最終レス :2017/07/19
- 狙っていたネストの魚を釣られてしまったあとだった・・
・・以来 僕はバス釣り板に来るのをヤメたんです
くくく・・だからどうしたってゆーんだ それが・・・?
無理だろういくら理屈を並べても・・
お前はもう見てしまったんだ悪魔のスレを
お前はまた書き込みするしかないんだヨ
- 2 :
- レベルワインダーを取っぱらってるトコ見ると
マジのワンキャスト仕様ですか
ああ--- 朝一投もてばOKの仕様だ
レベルワインダーって取るとやっぱ飛距離でますか?
巻き取りには良くないよーなきがするんですけど・・・
飛距離は出るだろ ラインに何も抵抗が無くなるしナ
巻き取りには良くないわナ 均等に巻けないし
・・・でも それを引きかえてもあと1mほしいってあるだろ
最近は効率のいいレベルワインだーもあるし
ウォームシャフトをうまく加工するればむしろ飛距離も良くなるわナ
だがそれでもレベルワインダーをハズす あるだろそーゆー時って
どんなに時代がかわっても チューンドってそーゆうトコあるだろ
- 3 :
- カバーにクランクを入れて
あれ何かヘンとリーリングを止める人もいれば
気づかずスタックさせるもいる
ブレイクからのフラットエリア こっちのマンメイドはヤダナ・・・とか?
そ 体でわかるそのカンジ
釣りの世界って大事なんですヨ それって
わからなきゃ簡単にルアー無くしますから
釣り続けてきた奴はみんなわかっているんです
いくら釣れなくても絶対にエビには手を出さないプロのように
頭でなく体で-----その感覚を-----
マジで釣るってそーゆーコトなんですヨ
- 4 :
- ロッド保証書って大事だろ
人と人もそう 婚姻届の紙1枚にサインしただけでガツンと変わる
もうお泊まりや同棲とはワケが違う
保証書に自分の名前が載る―――
それがそのロッドとの販売年月日をハッキリと認めるコトだろ――
- 5 :
- いつもそう・・・ あっという間なんだ
数日前の あの非日常の世界は あとかたもなく消えてゆく
あっけなく まるでユメのように―――
もともとそんな世界はなかったと いつもの朝が顔を出す
長くのびるウィードも弱々しく・・・
ターンオーバーした水の中に もう俺たちの居場所はない
- 6 :
- 軽量コンパクトなボディ? スムーズな回転フィール?
ああ・・・ 大事だろうナ
でも どーでもいーだろ そんなへりくつ
オレがなんでカルカッタ50XTを使ってたと思う?
色だよ 色 カルカッタがいちばん光ってたんだよ
- 7 :
- いいトコでやめておく なんでもコレが大事なんだ
100m巻けるリールなら80mで・・・ 1oz投げられるなら3/4ozまで
それでもう 十分オイシイってわけだ
腹八分め 身の程を知る 本当に大事なことだ
・・・だけど かしこくねーからダメなんだ
1oz投げられる
なら1oz・・・ いや 1oz以上投げてみないと気がすまねえ
1oz投げたら次は2oz その次は3oz いつまでも終わらない
- 8 :
- たとえば大事な生き餌とかそーゆーの 二重バッカンの向こうにあるもんだろ
誰も開けてくれないよナ 自分で開けてこそわかる不正だし
何でもできるその中にいて 何もしないコトもまたアリだし―――
バスのトーナメントもそう―――
すべては本人次第だ
- 9 :
- 幾日も徹夜を重ねて
果てしないトライ&エラーのセッティングをくり返した
最高のロッドが あっという間にゴミになっちまう
忘れちまうわけにはいかないんだ―――
―――それが車のドアに挟む事なんだ
- 10 :
- ムリですヨ バス釣りをいくら正当化しようとしても
やっちゃいけないコトやっているんですから
ドコまでも認められない違法放流ありきの世界でいいじゃないですか
流行とか時代とか関係なく―――
- 11 :
- リールはチューニングで大きく性格が変わる
メーカーも同じでサポートプロで大きく変わる
今江、菊元 アイツらはこのブランドをキチンと売ってきた
だから会社もそれに応えている
- 12 :
- 使い手を選ぶ?奥が深い?
リアルなベイトフィネスリール?
いやいや実はただの欠陥リールだろ
・・かもしれないですね
でもそれでも・・いやだからこそいいんですPX68SPRで
- 13 :
- もっとも本当にデカバス掛けたらバラバラになっちゃうガイドラッピングなら
笑っちゃうよね―――それ
ならね―――よォ
- 14 :
- 遠州灘の帝王がそのまま琵琶湖の帝王だときっちり証明する
―――誰も ギャンブラーの前を走らせない―――
- 15 :
- バス釣りって・・もっと・・あやういカンジなんですヨ
ライトラインとひきかえに必ずブレイクの影がつきまとう
不法侵入すれば必ずドコかで釣り禁になる
いつも最後のトコで心が許せない そういうモンだと・・
それがバス釣りだと思っていたんです
- 16 :
- 根掛かりを外したパワーがスプールをコワしてゆく
多かれ少なかれT3AIRとはそうゆうもんだ
- 17 :
- 投げれば傷はつく
それがイヤならずっとスプールに巻いておくしかない・・
でもそんなのはラインじゃない
ラインのカタチをしたただの置物だ
- 18 :
- カスミでメタルバイブを根掛かりさせる釣りでビギナーをカモにして―――
そしてホットパンツに軽快なトークでワールドシャウラを売る
- 19 :
- 相羽サンもそうだった
最高のセンスで死にかけのモエビを使いこなしてくれた
- 20 :
- 使い手もボートも本物なら―――
タックルチェックの時に二重バッカンはばれない
- 21 :
- あ そーそ
水郷エリアに出てくる時は気をつけてください
もうJBCCじゃないですから きっちり撃墜しますヨ
- 22 :
- 普通の人にはちょっと理解できないですよね
できないよねえ アタマおかしいと言われるでしょ
でも ホラ チューニングって やっぱそーゆーモンだから・・・
スプールとベアリングとハンドル替えて ハイ チューンドリール出来上がりって
やっぱそーゆうのじゃないワケだから
時間と金をきっちりかけて 本気で使えるを求めてるワケだし――
金が用意できる奴は金を できない奴はてめェの時間を全てつぎ込む
金も時間もそれなりじゃあ 使えるチューンドリールなんてそりゃ無理だろ
ありったけのモノをつぎ込んで そしてもう戻れなくなる―――
そこまでいってからわかるコトがあるし――
そして そこから始まる話なワケだから――
- 23 :
- 誇れるのはその技術の高さじゃなく 最後まで投げださなかった技術への
―――そしてマグネシウムへの意地だ
- 24 :
- バットは硬くティップは柔く粘り強い
規格よりはるかに強度で軽量なインスパイアエアリアル
ガイドの種類も思いのまま選べ中古で安く簡単に今は手に入る
あまりのプレミアム化に抱き合わせでオースターSS700を買わされたのはもう昔の話だ
リールもそうガキの頃は一生さわれないと思っていた
ステラでさえ型落ちなら3万で上物が手に入る
エアリアルを切ってデジーノでソリッドティップ化
20年も前ならユメのユメのまたユメの話だ・・・
インスパイアエアリアルもステラも
簡単にいくらでも調達できる
じゃあ価値はオチたのか
高価で貴重じゃないからもう価値はないのか
ちがう
そのモノの価値は何もオチない
ただ気づかない人間が増えただけだ
わかろうとしない限り何もわからない
- 25 :
- アフィ
- 26 :
- メガバスってだけで何でも認めるバカが世界中にゴマンといてサ
それで十分商売としても正しいわけヨ
だがおかしいコトはおかしい
メガバスは欺瞞に満ちた
釣り人に応えていないメーカーだ───
それは事実だ
それでもメガバシストという男たちの心をとらえ
人生を引き換えにするような金額を支払わせる
そしてまわりのすべての者のターゲットとなる
メガバスを追うなら同じバス系メーカーのエバーグリーンだ
となると当時はコンバットスティックとインスパイアのみ
でもオレは迷わずロードランナーをチョイスしたのヨ
Gルーミスのブランクスは何度ブローしても必ず生き返る───
メガバス追撃メーカーはロードランナーのみ───
グリーンの塗料ををめいっぱい吹きつけ
バッドにのみチタンガイドを乗せる
いつだってデストロイヤーが目の前にいる
ロードランナーは
デストロイヤーを直接敵として生まれたんだ──
- 27 :
- 最初はインスパイアを選ぶチューナーも多かった
なにしろ当時最強のバスプロ今江克隆のプロデュースだし
実際当時でもエバーグリーンは全ての部品精度がえらく高かった
ロードランナーはすでに20年前でも古くさかった
ありきたりのダルいアメリカンロッドでバランサー付きで重くって
でもデストロイヤーもアームズはウッドハンドルだったろって
おまけにむこーは手彫りでで
負けるわけないって
引きかえにしたモノが違うのヨ
今のアブのファンタジスタがデストロイヤーを追いかけるのとはワケが違う
20年前のアメリカンロッドがベースなんだよ
デストロイヤーははるか雲の上よ
何度も販売元を変え アウトバックは消え バキュームシリーズも消え
NシステムはVOICEに引き継がれ──
そしてロードランナーはLTTになっていく──
すべてはメガバスを墜落(オト)すため────
ロードランナーLTT発表はその宿命の上にあるんだ────
- 28 :
- ソリッドティップ化だけがロッドチューニングかよ
よく見えないから わかりにくいからやらないのかよ
感度の本質を探して ドコまでもその妥協に手を入れていく
チューニングってそーゆうモンだろ やっぱ
- 29 :
- さめちまった理由ワケなんか・・ さがせばいくらでもある
徹夜でやっと組み上がったリールを あっさり水没させちまうダサい客
てめーの使い方ヘタにゃ気づかず全て店のせいだ
仕方ねーから工賃タダで組み直しても
けっきょくヨソにいって あそこの店はボル といいやがる
そーそォ こーゆうのもあったナ・・
5年前だ REVOオーロラをフルに手を入れ
ピッチングでスキッピングさせ50mたたき出した
覚えてます ボディがアカツキ仕様でしたよね
キレイな水切り音が出てました
ところが客は満足しねえ
あまりに投げやすくて あげくツマンナイといいやがった・・
社長はあの時のブレーキシステム弄って・・
そォ ブレーキブロックに常時接点スポット作ってやったヨ
そしたら客は大よろこびだ
遠投時にグンとウエイトが乗って最後まで伸びるようになった
笑うゼッ 結局なんにもかわっちゃいねーのにナ
・・でもやっぱり客のせいじゃないよナ・・
オレの心が・・ 少しづつ・・ そして確実に・・
リールから離れていったんだ
あの・・ 狂ったようなリールに対するアツさ・・
最後の最後にはそれなんだ
それがなければ 本物のチューンドになれない
- 30 :
- バラシたくなければ掛けなければいい
それがアイツの口ぐせだったろ
- 31 :
- 清原は覚醒剤
オレ達が現役の頃から言われてきたこの言葉に本当にウソはないよ
- 32 :
- 良スレの予感w
湾岸スレとエリパチスレは良スレが多い
- 33 :
- 送迎ありのデカイ食品系工場いけばローザかなりいるな。
- 34 :
- そうだ オレはひきかえた
タックルベリーのカードを捨てて
終わりのない上州屋カードをとってしまった
- 35 :
- なぜKTFチューンが凄いかわかるか?
ボディはもちろん とにかくスプールが軽い
スプールが軽いから ギアも徹底的に軽量化できる
肉抜き加工されたスプールは慣性モーメントを抑えベイトフィネスに優れる
ピッチングはより低弾道になり オーバーヘッドもよく飛ぶ
・・・が そんなコトはどうでもいい・・・
一番大事なコトはただひとつ
数あるチューニングメーカーで KTFチューンを選ぶというその気持ちだ
- 36 :
- 今のリールとか昔のリールとかゆーけど・・
リールのカタチがかわらないなら そんなに飛距離もかわらないと思いますヨ
軸を支えるベアリングに古いも新しいもないでしょ
―――絶対に
- 37 :
- 河辺
なあ今江 あのクランクはどうした?
藤木がIMAKATSUにいた時イレ込んでた あのやたらチドるクランクだよ
時々沢村とも話してたのヨ アレどうしたのかナって
あれだけのチューンドだろ 誰でも使えるってワケじゃないし・・
沢村
いいクランクだったよナ
綺麗なウォブリングで無数のレイダウンをかわしきる
2012年のプラでかなり使ってたただろ
今江
知らないですねもう何も・・
とゆーかもう全然興味もナイですから
くだらないあんなヤツはもォゴメンです
口の悪いのルアービルダーはいないんですよ
- 38 :
- ・・そんなにスゴイんですかそれ―――?
今江さんいつもハッタリカマすし―――
それ―――ストームのあのウィグルワートみたく釣れますか?
伝えてくんなきゃわかんないですヨ ビルダーとしては―――
・・水押しがいい
そうだ このクランクは水押し感がイイんだ
そしてリトリーブで左右へと千鳥を重ねてゆくこのウォブリング感
「藤木い―――ッ どーして今お前トナリにいないんだア 伝わんねーよォ こんなのォ」
ウォブリングが強いとかそーゆうんじゃなくて・・・・
―――強さ
ルアーのチカラそのものの強さだ――――
一つ一つの鼓動に生命感がはっきりとある――――
「信じねェだろーなお前はッ」
お前は今ドコにいる
何してる―――
あのワドルバッツシリーズはどうなった――――
- 39 :
- 繊細さと はかなさの弱小メーカー フラッシュユニオン
安定志向の問屋系メーカーじゃない
経営に優れているわけでもない
IMAKATSUとは違うと証明する
フラッシュユニオンを選ぶというコトはそういうことなんだ―――
- 40 :
- 菊元
な ひとつ聞いていーか?
お前はこのロッド手に入れてどーするわけ?
ただスポンサー契約が残ってるから使いたいとか
使えば昔のコト思い出して楽しそうとかそーゆーの?
藤木
・・・・止まってしまったんです・・・・時間が
IMAKATSUを退社して 今江サンとも別れた1年前からずっと・・・
フラッシュユニオンなんてメーカー立ち上げて
今に不満なんてあるわけないハズなのに・・・・
少しも前に進んでいないんです 時間が・・・
- 41 :
- 12でサ バスロッドを買って釣りし始めた頃
まわりのツレや先輩たちと話すといつもオカシイナと思ったのヨ
ルアーの話やロッドの話とか・・・
なんかわかんないけど間違ってるんじゃないかって・・・
正しいコトが知りたくていろんな本を読んでみたり
上手いヤツと釣りしてその釣りを分析したり
そして少しずつわかってきてサ
見たりさわったり痛い目にあったりして
でイロイロとあって今じゃウンチク満載のバスプロでメーカー社長ヨ
理論武装じゃもう誰にも負けないって
で気付くのヨ また
アレコレと知ってからまた―――
正しいコトとか本当のコトって案外つまんないなって
少なくてもオレは正しいコトを求めてなんかいないんだって
- 42 :
- 誰にでもできて そして誰にもできない
お前もよく知ってるだろ
ただのクランクでも全然違う
リップを削ったチューンドクランクのあの感覚を―――
だが リップに手が入れば寿命は確実に縮まる
それこそあっという間にくずれる・・
どうしてリップに強化パーツがないのか
その意味があるわけだ
リップは精度の高い特殊加工な工作品なんだ
マグドライブやラトルの重心移動みたいに
ちょっとそこいらの技術のある町工場で削り出しで作れるってモンじゃないのヨ
シンプルだけどチャチじゃない
クランクは精密でシビアなルアーなんだ
だからチューニングのダメージもモロに受ける
その精密さに手を入れる罪深さを 忘れちゃあいけないだろう
いっきに散る花でもあるんだ―――
- 43 :
- オレはサ 餌釣りが好きなのヨ
ザリガニがいいよナ とくに 仕事帰りにこむつかしいリグなんか作りたくねーもんナ
おもしろくおかしくてテキトーに釣れて できるだけ頭も使わず
でもサ 他のコトはそーはいかないよナ なかなか
仕事とか人間関係とか 大きくいって人生とか・・・・
おもしろおかしくじゃ済まないもんナ
ていねいに作られたドラマみたいに時々はちゃんと考えなきゃ理解できない
バス釣りもそーだろ
ただおもしろおかしくじゃあ 結局何もわかんないだろ
それじゃあツマんないよな
釣りにハマって バスにハマって
金いっぱい使って 命もけっこーすり減らしてサ
で 年くってポンとふり返った時
やっぱ心から楽しかったと思いたいワケよ
おもしろおかしくはお気楽だけど 楽しくは少し努力がいると思うのヨ
楽しくしようとしなければ やっぱ楽しくならないと思うワケよ どんなコトも
人生ってホラいろいろあるだろ けっこーキツイ時とか・・
そーゆー時 助けられたり救われたりしたら いいよナ
たかがホラ 魚釣りだけどサ
- 44 :
- 金もかけて命もかけているからこそ
そういう会話が見えるまで知ってほしいのヨ
ルアーというオモチャを―――
そしてバス釣りの世界を―――
オレは救われたヨ ずいぶん
とくにクランクというルアーには
けっこーヤバい事もやったし ムダな金もいっぱい使った
・・でも
救われたし 助けられた
オレはバス釣りに感謝してる
- 45 :
- いろんな奴と知り合って いろんな奴と釣った―――
そして教わった―――
モリゾーがいつまでアメリカで釣るのか知らない
ずっとかも知れないし あと1年くらいかも知れない
でもオレのそばにいる以上 そして釣っている以上
オレに出来るコトはしてやりたい
大事なコトを見れず そして知らず去っていくんじゃさみし過ぎるだろ
教えたい―――
少し先に釣り出した 仲間として―――
- 46 :
- トーナメント一戦目、バスのウエイトが上がるプリスポーンシーズン
が 初日で叩かれすぐに頭打ちにする
フツーならネスト絡みのシャロー で様子をみてランガンがいい
―――だが コイツはちがう
一気ににディープエリアの漁礁までとぶ―――
この位置がそーゆーポジションだとまわりにしめすように―――
そこからタコ粘り
ティップ振りぱなしの超ロングシェイク―――
目がついていかない
――いや
まだ見えてこない
ただの無謀じゃあナイ
どこかにキメられた約束事はある
オレにはそれがまだ見えない―――
- 47 :
- 藤木
でも結局使いこなせなかったですね その時の僕には・・
仲間内じゃあいちばん釣ったんですヨ
ショボいルアーでも琵琶湖じゃあけっこー敵なしで
でも いつもなんか違うナって・・・・どんなに釣れてもいつもドコか違和感あって・・
いちばん大事なコト―――それがルアー―――
ルアーだというコトがわからなかった
半年もせずにルアー一式に後輩に売って そいつもすぐ別の奴に売る
みんな長く持たなかったですね
根掛かりで無くなったり ハリが折れたままだったり
そうやって仲間内を動いていって・・・・
ずいぶんたって再びあのルアー達を見た時はヤレまくってもうゴミ箱寸前でしたね
ちょっと泣きそーになりましたヨ
バス釣りの窮屈さや外来魚という背徳感―――
そんなデメリットばかりしか見えてなかった気がして―――
菊元
こわかったワケだ ルアーフィッシングのドコかセンの細さが・・
センの細さのその意味がわからなくて ひいてしまったんだ
たしかにルアーは万能でに優れた釣りじゃあナイ
ましてソレがクランクならなおさらだ
だが ヤワじゃあナイ―――
センの細さを感じるのは
使い手がクランクの発するシビアな要求に応えられないからだ―――
- 48 :
- ナラシ? 大事だろうやっぱ
でもやらなくても平気って奴多いよな
ま 人それぞれなワケだから別にいいけど・・
よーするにクランクというルアーに対するそいつの考え方なワケよ――
新品で買ってとりあえず投げるって奴はそこまでしか考えないし
10年使い続けたい て奴は風呂場で動かしてから考えるだろう
オレは大事と思う
たとえ新品でなくても―――
たったひとつでもスプリットリングが換われば ルアーである以上なじませるのが当然だろう
たとえ1投しかしなくても――
それとナラシは自分に対してでもあるよナ
新しいパーツの組まれたルアーに自分の体をなじませてゆく
新しいルアーとの距離は ていねいにていねいにツメていくんだ―――
- 49 :
- TDXで本気のリールになって 99年TDZにチェンジ
ある意味ダイワはソコが頂点なのヨ
あの頃マジにシマノにもABUにもTDZ以上のリールはなかったから
ジリオンでもっと良くなったが もうDCシリーズやREVOがいるワケだろ
もうダイワは突出したってカンジじゃあないのヨ
なんかくやしいわけヨ
シマノやABUにナメられちゃイカんのヨ
ダイワ命って奴は世の中にまァゴマンといるが
ことダイワがリールとして最高と思ってる奴は少ないと思うヨ
中身が無いとかスカスカとだとかプラスチックとか
みーんな自嘲的に笑ったりしてナ
で 他社に乗り換えたとき 気付くのヨ
アレよかった って
そして戻れる奴は再びダイワに戻るし 事情が許さず戻れない奴もずっと忘れない車になるのヨ
突出していたのはダイワの性能だけじゃなく その存在そのものなんだったと気づくのヨ
- 50 :
- シンプルだけど精密――――
たしかにオールドアブにはありますよね そーゆうの
ボクは自分ではリールを組んだりはできないですが リトリーブしてそーゆうの感じますよね
機械式の精密なクロノグラフのよう と言ったらホメすぎですか
いや 本当にかわりはナイもんだから
シンプルなメカをあれほど技術的に高めていけたのはアブだけ
国産はもちろん 外国勢にも1台もナイだろ
アブだからできる技術の高みであり あくなき進化への求心だろう
・・と同時に
アブガルシアだから許された欺瞞行為がある―――
ありますよね
限定モデルに対しては特にイロイロと
あるよナ 確信犯的なほとんど犯罪行為が
わかっていたのにやらなかった
ユーザーへの背任――――
ごまかし――――
ブランド故の裏切り行為――――
それゆえにまたコレクターという人間の心を掴みその気にさせた
―――それもまた事実
そして手を入れればはっきり応えてくれる
それがアンバサダーというリールだ―――
- 51 :
- アンバサダーは欺瞞に満ちたアングラーに応えていないリールだ―――
それは事実だ
それでもアングラ−という男たちの心をとらえ
人生を引きかえにするかのような金額を支払わせる
そして まわりのすべての者のターゲットとなる
アンバサダーを追うなら同じベイトリールで丸型 それもマシンカットだ
となると当時はシマノとケンクラフトのみ
オレは迷わずシマノをチョイスしたのヨ
シマノのモノコックは何度ブローしても必ず生き返る―――
アンバサダー追撃マシンはカルカッタのみ――――
SVSをめいっぱい削り クリアブロックを1基かける
いつだってアンバサダーが目の前にいる
カルカッタXT改はアンバサダーを直接敵として生まれたんだ―――
- 52 :
- 最初はケンクラフトのDスパイカーを選ぶアングラーも多かった
なにしろ当時最安定価だったし
実際当時でもDスパイカーは店頭価格がえらく安かった
カルカッタはすでに20年前でも古臭くて高かった
ありきたりのSVSブレーキで 牛のように重ったるくて
でもアンバサダーも遠心で2ブロックだろって
おまけにむこーは金属むき出しのレベルワインダーで
負けるわけないって
引きかえにしたモノが違うのヨ
今のカルコンDCがREVOを追いかけるのとはワケが違う
20年前のリールなんだ アンバサダーははるか雲の上よ
何度もバックラッシュさせては復活させ
ラインはつき 釣りに飽きて リールはヤフオクに流れ―――
そしてチューンドカルカッタは本物になっていく―――
すべてはアンバサダーを撃墜すため―――――
丸型チューンドはその宿命の上にあるんだ―――
- 53 :
- エアメタルボディを続けていればダイワはもっと良くなっていましたか?
なってるだろ 少なくてもザイオンはないだろ
巻きのフィールは結局剛性との戦いだろ
ザイオンはマグネシウムを比較すればオチるんだから
お前だってそんなダイワに嫌気さしてシマノにいったろ
そーですね
サードパーティもアフターパーツ出さないし
純正で擦り合わせ
それがあの頃のオレのダイワの限界だ
よく考えるとそーとースゴいですよね
パーツもケミカルもロクなもんじゃないあの時代に
本当にそのスゴさがわからなかった
シマノのリールを持って次々と名のある有名チューニングショップに出入りし
高価なパーツを使いまくって結局バックラッシュの繰り返し
ウンザリしましたヨ リールにもバス釣りそのものにも・・
- 54 :
- じゃ自分でちゃんとしたショップやろうってZPIを設立して
信頼できるABUで リールは持ち込みで
パーツはコンプリートキットで自社で組み込む
店も客もソレが1番効率いいはずだって
でも そーゆうのはチューニングじゃナイですよね
あの頃 お前とダイワやれてよかったヨ
やらせてもらわなきゃナ 結局何もわかんないから
よかったですよね
ハブリのいい時のオレに会えて
いや そーゆーチューニングを依頼してくれたお前に会えてよかったヨ
お前は自分のTDZを本当に良くしたいと思ってたし
BFC930PROは立派なチューニングだ
ZPIはいいチューナーと聞いている―――――
- 55 :
- 今江プロて仕事がらいろんなリール使いますよね
やっぱりアブが1番いい?
全然 もし順番つけるならアブはほとんど後ろでしょ
またまた
マジだって アブなんて全然いいと思ってないもん
ただし 前にも言ったけど
いい わるいと 好き 嫌いはちがうよね
めちゃめちゃ好きと・・
好きだねえ もうどうしようもなく
スウェーデンが本当に世界に誇れるリールでしょ アブは
たしかにアブて王室献上のリールなんですよね
やっぱすごいですよね 欧州の技術って
あ 誤解しないように言っとくけどABUは今はスウェーデン製じゃないよ
- 56 :
- 誰が思った
アブの現行モデルにプレミアムがつくなんて
アブのチューニングスプールが27000円で当たり前のように売られるなんて
REVOシリーズは日本のトーナメントシーンを席巻し
そして街の釣り具屋は当たり前のようにチューンドREVOを造る
かつての世界中のアングラーの中で いったい誰がそれを想像できた
アブは奇跡のリールじゃあないんだ―――
メーカー技術者の意地と―――
そして街の釣り具屋の意地で 使われ続けたリールなんだ―――
- 57 :
- どうよ正直ABUは
うーん スキとかキライとか別にして・・・・
コレでなきゃいけないってゆー人の気持ち
なんかわかりますよね
色々さがしてケチつけて否定するのはカンタンだけど
それじゃ大事なコト見えないですもんね
本気になれるリールですよね アブは
ZPIさんはどう思ってんですか・・?
オレねえ・・
正直言ってアブはギア系がなあ
くくくリールとして納得いかないゾって(笑)
アブってサ オレがガキの頃スウェーデンの誇りって言われてたのヨ
アンバサダーに貼られてるエンブレム、あれはスウェーデン王室御用達の証なの
シンプルでトラブルレス そして安定して飛ばせると評判でサ
アブが街に出て30年 オレはオレの目でずっと見てきた
この30年たしかにアブは進歩したが 旧態のはずの国産勢はもっと進歩した
スウェーデンの誇り?
ちがうだろ「ショーケースの中で埃を被ったリールだろ」って
すっかりナメてたのヨ 心の中で
だけど 今ここまでのモノ見せられたら認めざるを得ないだろ はっきりと
- 58 :
- もし何かあったら―――
今まで積み上げたモノはみんな無くなってしまう
違法放流で逮捕されれば1週間は帰ってこれないし
深夜のリザーバーで落水すればなおのコトおしまいだ―――
積み上げてきたモノ・・・・
金か仕事か
ほかに何があった――?
- 59 :
- ―――藤木 お前の言葉を・・
そしてクランクの言葉を聞かせてくれ
言葉に出さなければ何もわからない
たとえばルアーを好きになる
思うだけじゃ何も伝わらない
その店のレジで金を出して そして本当の自分の気持ちに気づく
言葉にしてくれ―――
お前のワドルバッツとオレのikシリ−ズ――
釣るコトでわかるし―――
釣るコトでしかわからない――――
言葉にしてくれ―――
お前もオレと同じ
オレ達はそーゆー釣りの人間だろ――――
ブラックバスをラージ、フロリダなんてシャレた呼び方しなかった頃から
こっちはサ釣ってきたわけヨ
半年前でも 半年後でもない―― 今
誰が今 琵琶湖で
そして日本で一番か――だろォ
- 60 :
- マスの集中 グリップの安定
そして確実な感度増幅だ
ブランクタッチシートはその構造上ロッドと手の間に不純物が介在しない
直接ブランクスが触れることにより 数パーセント感度は上がる
1%か2%か―――
超高弾性カーボンシートを使ったロッドにとってそれはわずかなコトかもしれない
だがそれをわずかと笑える者はロッドビルドを語る資格はナイ
ガイド加工に フォアグリップ リアグリップ、バランサーの追加
グリップ変更は口で言うほど簡単じゃナイ
目をそらすいいわけはいくらでもできる
チューニングはすべて小さな積み重ねだ―――
そんな造り手の地道な作業に
わずかな感度増幅に必ず応える
造り手でも 乗り手でも
壁を乗り越えるその気持ちに必ず応える―――
- 61 :
- TDZシリーズ
グリッピングレフトモデル103、105 ミラーレフトモデル103、105
15年前の日本でこのラインナップはスゴイですよね
あー すぐにもっとスゴイのがシマノから出るじゃないか
シマノの怪物リールが
オーバー100mに向けて作られたカルカッタコンクエストDCですね
発売がずれなければフィッシングショーでカチあってたハズ
メタメタにヤラれてたって くくく
でしょうね
トヨタの旧式なマグフォースに対しシマノのDC レベル違いますよね
・・でも もしやれば最終的には必ずダイワが勝ってましたヨ
駆動系そのものはともかく ことリールに関してはダイワが世界一でしょう
スピンキャストからソルティガエクスペディションまで多種多様な量産リール
そしてトーナメントISOシリーズのレバーブレーキリールの圧倒的なトラブルレスさ
カベラスのオリジナルリールもダイワのOEMだからコワれないでしょ
シマノだってSVSにこだわらず マグを使えばもっと良くなりますヨ
そしてハイエンドのSTEEZにTWSをつけて売り出す
そんなコトができるのはダイワだけですヨ
リールの難しさは飛距離も出すコトじゃなく
いかにそれを制御するか ですよね
大メーカーだけでなく 小さなチューニングショップもやってしまう
3gのルアーが簡単に飛ばせるリールが中古ショップで簡単に手にはいる
そんなの世界中ドコにもないですヨ
もっと我々は日本のリールを評価すべきです
そうでしょ
- 62 :
- なんか知らんけど感動した
- 63 :
- 何この良スレww
- 64 :
- そのシャッドテールは
まるで
狂おしく
身をよじるように
泳ぐという━━━
- 65 :
- 命をのせて投げるんだ
一番好きなリールでいくのが当然だろう
- 66 :
- バザーの心は すべてルアーの動き方にあらわれる
不安な時には不安な動き
釣れてる時には釣れてる動き
そして ルアーをロストしてもかまわないと思えば そーゆう動きをする
どんな小さな心の動きも隠せない
バザーの心は すべてルアーに出てしまう
- 67 :
- 誰がいつ売り出してもいい・・
すべては自由・・約束事なんか何もねえ
・・そしてパクるのも自由だ
・・・・
永遠に勝者なんかいねえ
パクるヤツと残るヤツ・・それだけだ
- 68 :
- ああ・・・やっぱり琵琶湖はちがう
いつでもここは特別だ
野池もいい
管釣りもおもしろい
でも結局オレは
何も満たされない
だが
琵琶湖だけはちがう
ここだけはとびきりだ
今までも
そしてこれからも
オレのすべてだ
・・・だからこそ
ここで退くわけにはいかない
- 69 :
- アキオ、そいつはヤバすぎる
悪いことは言わない やめておけ
オーナーがかわる度に数々のバックラッシュを重ねてきた
悪魔のZ2020だ
- 70 :
- 落水は無知ゆえの結果だ
助ける必要はない
- 71 :
- ドコかで仕入れた知識や本で拾ってきたリクツ並べて
そんなコトは知っていた・・
とっくにわかっていた・・
釣らない奴はいつもそう言う
他の世界は知らねえが
ことバスフィッシングの世界じゃ
ソレは通じねえ・・
自分の手で
そして自分の体で
釣り上げた者だけが
モノを言えるわけだから
- 72 :
- 心が痛むか・・? ヤナギ
すみません・・
ここまで育てて貰ったのに
くくく・・ しょーがねェよナ
独立するはこうゆうコトなんだから
自分で使いたいモノが無ければ作るしかない
それがイヤならずっとスポンサーの提灯記事を書くしかない・・
でもそんなのはプロじゃない
バスプロのカタチをしたただのサラリーマンだ
- 73 :
- ヤナギは釣るためだけに生まれた人間だ
タックルが受けるダメージは他のプロの数倍とみなきゃいけない
ティップ バット フォアグリップそしてリール
ボートデッキによる無数の置き傷がある
とてつもない速度域でなきゃつかないキズばかりだ
当然目に見えないダメージもあるだろう
荒れた湖面を走るほど傷はつくし ダメージはさらに深く刻まれてゆく
なのに速く走らなければ 生まれてきた意味がない
そうゆう世界で生きている人間なんだ・・
お前はわかっている・・すべてをわかっていて
そして お前は願う
いつまでも釣り続けてゆくと・・・・
- 74 :
- いっしょに釣っててもはっきりわかったろ?
ハガネの様に硬いバットにしなやかなMMHのティップ
このDEEZはオレに勇気を与えてくれたんだ
実売アンダー3万ですべての評価を受けとめるロッドが
オレはまだやれるといってくれるんだ
・・で
お前はオレに何を与えてくれるんだ?
お前のアンタレス
ベアリングをオープン化してゴマかすコトも簡単だ
が それ以外のコトもできるかもしれない
事実を教えてあげますヨ
あなたに勇気をくれたこのDEEZよりも・・
蠍座の主星と呼ばれた
銀色のアンタレスが上だという事実を
- 75 :
- ・・で どうすると言うんだい?
昔の仲間がよってたかって正しいプロの釣り方を教えてやるのか?
いつからそんなヤワな考えになったんだお前ら?
負けたくなければ出なければいい
それがアイツの口ぐせだっただろ
もう15年たったと思うヤツもいれば・・
まだ15年しかたってないと思うヤツもいるよナ
この15年 忘れたコトは1度もなかったし
これからも忘れるコトはないだろう
幻の最強ト―ナメンターと呼ばれた
柳栄次のコトを
- 76 :
- 同じ目をしている・・
ロッドはナッソのエバリエンス
それは・・
夢と希望と狂気が作りあげたロッド
何のデータもなく 誰もノウハウなどしらない
あまりにも現実離れした途方もないその数字
10年以上も前―――
本気でその領域へ・・
日本で名前を売ってアメリカへ
あの男は本気でそれを手にしようとした
- 77 :
- 13m・・・14mから更に5m以上のドロップオフ・・
荒れた湖上で綺麗にボトムを刻んでいく
ウマいもんだ
ほとんどカッコだけのツインパワーMgにバカみたいなアクションのロッド・・
センスはある
柳さんもそうだった
最高のセンスで最悪のロッドを乗りこなしてくれた
流れるボートポジション ふくらむライン
テンションが一瞬抜けるようなバイトが続発するタフコンディション化
それでもよくここまでリミットメイクしてきていると言うべきだろ
柳サンと同じだ
よく似ている・・
だが・・
もっと似ている 奴がいる・・
そうだったんだ
ダイスケは似ていたんだ
はじめてダイスケとあった時 ずっと前ドコかであったような気がした・・
似てたんだ
バスに魅せられたその横顔・・
――そして
どんな状況でも釣ってくるそのセンス
ダイスケは似ている
- 78 :
- 沢村幸弘―――
その男は漆黒の宝石のようなリールを組む
はじめて見た時からそう思った・・
ベイトで4gを投げる、ベースはスーパーテクナ
最終目標はアンダー2gだ
それを使えるロッドを作ってくれ
スーパーテクナ
スーパーアラミドヴェールで補強を施したフェンウィック最強とも謳われたブランクス
それをベイトフィネス仕様にチューニング
2gの超軽量リグを使いこなし 10パウンダーの暴力的なパワーに耐える
あの2人が教えてくれた
そうゆうコトをしてもいいんだと・・
ロッドを作る
単純なロッドリペアにはアキていた
そして自分の腕におそろしいほどの自信を持っていた
河口湖10パウンダ―
夢と希望と
そして狂気・・
- 79 :
- ・・シンは あの時まだマスターズだったから
そんなに深くは覚えてないと思っていた
2003年ロードランナーを操り JBワールド年間優勝を獲る
そして柳と同じくメガバスからスポンサードを受け アメリカへ戦場を移す
器用なのか不器用なのかわからない
――ただ
シンはずっと柳をみている
そして柳をわかろうとしている
シンが渡米したいと言ってきた時 止めなくてくてよかったヨ
どんなコトもみんな知ってほしい
お前と柳は同じであり
―――そして 違うんだとわかってほしい
- 80 :
- 流し方みりゃあ少しはわかる
スモラバでごまかさないタイプとみた―――――ッ
- 81 :
- ただ感度を上げるだけがチューニングじゃあないんだ
増幅した感度をキチンと伝えるために
Sicからトルザイトリングへ、そしてマイクロガイド化
感度を殺さないチューニング
当たり前のコトをきっちりとやってゆく
チューニングにマジックはないんだ
わかりやすくいえばリールチューニングだ
同じチューニングキットを使っても
ZPIのチューナーと訳知り顔の素人じゃあ完成品は天と地だ
トラブルレスは当たり前
大事なコトは いつもその先なんだ――――
- 82 :
- たしかに上手くなった
これだけのタックルで河口湖であそこまで釣る
見事だったヨ
――だが
見方を少しかえれば 放流モノがメインの河口湖だったから
あそこまで釣れたとも言える
ほとんど20から30
たまに40が混ざってもほんの数匹だ
60オーバーの領域までは踏み込めてないよナ まだ・・
- 83 :
- 下野さん そのクリンクルカッツのジグヘッドが組んであるトゥルーパー2・・
ストレージにまわしていいですか
デジーノのカラーと違うロッド ボートデッキに置かれては・・
- 84 :
- 近所の量販店でサードパーティのスプールを安く買う
それを自分でつける ちょっとオイルを混ぜてみたりしてナ
さっそく試し投げたら なんかノーマルより飛距離が出てない
よくよく見たら取り付けミスでブレーキにオイルが回ってる
まーよくある話だ
だけどそーゆうのはけっこう楽しいんだ
自分の手でバックラッシュを直し リールとの対話みたいでサ・・
だけど
もう君はそうゆうレベルじゃあないだろ?
ささいな取り付けミスを笑ってすまされない ――その釣り
小さなミスがクラシックの出場権に直結するような
そうゆう領域で 釣りをしているんだ
- 85 :
- カンペキです・・
理想どおりのアンタレスに・・
理想どおり・・?
そりゃアンタレスのネガな部分が消えたってコトか・・?
逆風時にSVSは機能せず
ルアーはすぐに失速し まっすぐ飛ぼうとしない
それでいて無風じゃ立ち上がりの悪さからいきなりのバックラッシュ
ついでにスプールはベイトフィネス的に不利な大口径37mmだ
使い手を選ぶ?
奥が深い?
前人未到の飛距離?
いやいや実はただの欠陥リールだろ
- 86 :
- ・・かもしれないですね
でもそれでも・・
いや だからこそいいんですアンタレスで
沢村サンの組むSUPERSHIPはドコまでいってもやっぱりアンタレスなんですヨ
たとえを70mオーバーを叩き出していても
それは僕にとって大切なコトなんです
今回ZPIサンがハンドルをヤルことになって実は少し心配していたんです
もしかしたらアンタレスじゃあなくなってしまうかも・・と
実際そういうのをたくさん見てきました
ボディもハンドルもまるきり別モンになって―――
結局ワケわかんなくなったチューンドを
それでも飛べばいいんじゃねーか?
いえ・・
数字的には飛んでいても最終的には使いこなせません
少なくとも僕はソレじゃ振り抜けない
機械を機械として正しく操るために いちばん最初のもとの姿が見えないのはイヤなんです
ほんの小さな不安が出てしまうから・・
投げ出してすぐわかりました
おそろしいほどの高剛性・・でもちゃんとアンタレスです
圧倒的飛距離を叩き出すGフリースプールも
それを受けとめるベアリングも
それはどこまでいっても
蠍座の主星アンタレスなんです
- 87 :
- おされるようなプレッシャー
前鬼筋に入ったとたんコレだ・・
琵琶湖の白浜 七色のバックウォーター
イヤというほどこのサイドワインダーで釣りこんだ
――だが
それは池原ではほとんど役に立たない
認めろ はっきりと
池原ではヤツが数段上だと―――
そして挑め―――
非合法のルールの上で
撃墜すか 撃墜される―――か
- 88 :
- バスプロてのはけっこー矛盾した人間でナ
ルアーデザイナーの時はダメとわかってれば絶対にムリはしない
だが釣り人になった時にはちょっとちがってくる
ここで掛けても100%フックアウト
もしくは確実にラインブレイク―――
が それでも掛ける時がある
つまんねえプライドでな・・
てめえの造ったルアーは最高であり 一番でなきゃ気がすまねェのナ
そして そのつまんねェプライドが
時として命より重い時があるのヨ
- 89 :
- ・・社長 このサイドオコせませんか・・?
ガイドももしかしたらなんとかなるかも・・
シュミのロッドならいーヨ
でもお前はプロだろ
もしこのサイドが客のロッドならどーする?
大金かけて直せと言えるか?
直ればそれできっちり振れるのか?
一度大ダメージを受けたブランクで 何が起きるかわからない池原で
一瞬の迷いもなく振り切れると客に言えるか?
そりゃあそんなロッドを操れる奴もいる
あのDEEZの彼や もちろんスコーピオンも
さらに島津のような天才職人の手が入れば新品より良くなるコトもあるだろう
が それは普通の客には薦められない
金額的にも客のレベルにも そしてどうしても消せないリスキーさも
このサイドワインダードムドライバーは終わった
プロならはっきりと認めろ オク
うんと後悔しろ
後悔して後悔して
そして絶対に忘れるナ
幾日も徹夜を重ねて果てしないトライ&エラーのセッティングをくり返した
宝石のようなロッドが あっという間にゴミになっちまう
忘れちまうわけには いかないんだ・・
―――それが 池原で釣りをする事なんだ
- 90 :
- 学校出てすぐライズに就職した
釣りだけが好きだから 釣具にさわれるならどんな仕事でもよかった
寒い日も暑い日も一日も休まず
とにかくはやく仕事を覚えたくて
仕事はキツく 店長にどなられちゃいつも半ベソだ
だけどますます釣りが好きになっていってサ
同時に釣具を使う人間はよけいキライになった
人間のつまらないミスでゴミになったロッドを新品以上の姿にもどす
気の遠くなる作業をくり返し 本当に最高の仕事をした時だけ―――
はっきりとオレとロッドが一本の線でつながるんだ
声・・ みたいなもんかな・・
その時はっきりとロッドがオレに何かを語りかけてくれるんだ
それは 「ありがとう」かもしれないし 「もっといい仕事してくれヨ」かもしれない
が アンリパを立ち上げどんどん仕事をこなしだしたら そんな声はきこえなくなった
利益率のいいフレイム中心の仕事を回し 頭の中は金儲けばかり
気づいたらそんなコトがあったコトさえ忘れてたヨ
アオキに
あのDEEZに再び会うまでは
- 91 :
- 若いお前はピンとこないと思うが ずっとチューニングをやってきた人間には
このLTXは奇跡のようなリールなんだ
ノーマルですでにアンダー5gは当たり前
チューンすればあっという間にアンダー2gがキャスティングバンドに入る
おそろしく軽くなっても それでも飛ばしていける
本物の使い手なら使いこなしにくいリールは いつか必ず使いこなす
だけど使いにくいリールはいつまでもダメだ
- 92 :
- な 島津ってなんでテーパー&シェイプ立ち上げたのヨ?
結局そこでも雇われチーフデザイナーだろ
仕事以外じゃ案外 ロッドはスキじゃあ・・
いや大好きだろ
あんまり大好きだからサ
デザイナーなんだよアイツ
- 93 :
- な お前のはじめてのリールて何だったヨ?
スコーピオンの赤いメタニウムです
くく・・最初から赤メタかよ
すげーヤローだ ――ったく
あの頃のメタニウムならそう凄くはなかったろ
そうですね 思ったより
まずSVSを削って それからギアを5:1カルカッタのギアに組み換えました
改造るとけっこーかわったろ
かわりましたねスゴく
まだ若くて専門的な知識も知らなかったので
本当に何にでも感動しましたヨ
一つ一つ手を入れるたびに どんどん世界が広くなるようで
でも それは逆でしたね
ローギアは当時流行りのラバじぃ&LAキングパドルの撃つ釣りには不向きで
加工したSVSは軽くピッチングで流すだけでも気が抜けない
チューニングは釣りの世界をせまくし
釣果を求めていけば釣りのエリアは限られていく
- 94 :
- そのとおり
チューニングはタックル 本来が持つ自由を奪う
常吉がダウンショットなんて呼び方にかわっても
かつてのパラダイスが今はリリ禁となっていても
やっぱりSVSを弄ったリールの不自由さにかわりはない
その他の改造もすべて同じだ
自由はなくなり 世界はせまくなる
が そのせまい世界がおそろしく深いコトに気付くのも事実だろ
- 95 :
- 1年間だ ――シン
この1年間でモノにできなければ
お前はこのゾディアスを永遠に使いこなせない―――
まず波長があうコト
そしてセンス
時間があれば解決できるモンじゃあない
ダメならばあのDEEZのコトは忘れてもらう
――それがロッドをひきわたす条件だ
- 96 :
- たしかにバス釣りはオモシロかったヨ
みんなでワイワイやってサ
だけど終わりってあるだろ 何にでも・・
覚えてるかシン?
琵琶湖がリリ禁になった頃 先輩達がよく言ってたコト
短くて2年・・ 長くても4年・・か
そうだ
短くて2年 長くても4年で気づく
バスプロとかトーナメントとかいうモンが
いかに無意味でバカらしいか てコトに
ちょうど4年
お前以外みんな気づいたぜ
アイバ みんなとワイワイやってた時ホントに楽しかったよナ
でもアメリカに来た今でもまだオレはさめなくてサ
やっぱり楽しいヨ
・・いや 1人じゃないナ
オレには今でも仲間はいるヨ
1人じゃないよオレ
- 97 :
- FLWに参戦、試合が終われば移動を繰り返す
果てしないハイウェイ
一瞬自分が何をしているのかわからなくなってしまう
たとえ1ozでも自分の方が上に
誰よりも上に立てると思っていた
すべてが広大 圧倒される感覚――――
どこまでも馴染めないぎこちなさ
――だけど
だけど―――
オレのゾディアスなんだ
コイツはオレのロッドなんだ
――もっと
もっと―――
使い込んでいくしか ないだろ―――
- 98 :
- シンは気付いた
ラフウォーターのロングラン 猜疑心の中で一瞬見えるマイウォーター
ケイは一気にFLWの表彰台に登る
使いこなせば DEEZはシンにはかなわない
――なのに
騒ぐ心が隠せない
お前もそうだろ
――――DEEZ
- 99 :
- じゃあ・・ 本当にコレでいいんだね
グラスコンポジットして
マジで8ozを振り切れるロッドに仕上げるコトもできるんだヨ
コレでいい
この仕様でちゃんと使えるようにする
3ozより4oz
4ozより5oz 6oz
ずっとパワーのあるロッドが欲しかった
あのデプスのドムドライバー使った時なんか
まるきり自分のロッドは子供だましにも思えて―――
だけど沢村サンが少し手を入れて
それは社長がワザと抑えていたモノを ただモトに戻しただけと言うのに―――
それをダイスケくんが信じられない速度域までもってゆく
難しい理屈なんか抜きで
あそこまでいくと6ozも10ozも関係ないって
・・彼が言ってたヨ
もっとパワーを与えてもいいって
ソノはわかっているって
同じ水域に棲んでいるから
ソノは大丈夫だって―――
- 100 :
- かつての琵琶湖や池原ダムにあったあの魔が
この利根川水郷エリアにはまだある
ほとんどの者はそんなコトには気付かない
ごく少数が無意識に避け
さらに少数が強く惹かれる
24時間中釣り人が途切れなくても
艶やかな菖蒲が咲き乱れても
日常を離れたほんの一瞬にその時はある
シン――
あの柳栄次の背中をお前が追っているのなら
震える空気で そいつがどれほどの場数を踏んできたプロなのかわかる
飛び込んでこい
バサーオールスタークラシックという
非日常の一瞬の魔の時に
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